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買い優勢で始まったが、前場中ごろから日経平均株価は伸び悩み、商い薄が際立つなかで後場も上値の重い展開を強いられた。ただ、下値に対する売り圧力も限定的だった。
きょう午後閉幕した主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の議論を受けて、今後の政策期待が広がり、相場を支えた。前日の原油先物相場が堅調に推移したことで資源関連にも買いが入った。ただ、6月の米利上げの動向を見極めようと投資家の様子見気分は強く、東証1部の売買代金は今年最低だった。
サミットは27日午前、世界経済の危機回避に向けて「財政戦略を機動的に実施し、構造政策を果断的に進める」などとする首脳宣言に合意した。安倍晋三首相は26日に世界経済の現状についてリーマン・ショック並みの危機が起きてもおかしくないとの認識も示していた。消費増税の先送りの観測が強まり、国内景気の落ち込みの懸念が和らいだ。
今夜に予定されるイエレンFRB議長の講演なども意識され、模様眺めムードは依然強い。
JPX日経インデックス400は反発した。終値は前日比65.94ポイント高の1万2180.00だった。
東証株価指数(TOPIX)も反発し、7.06ポイント高の1349.93で終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆6581億円と今年最低だった。7営業日連続で2兆円を下回り、2014年9月2日の17営業日連続で2兆円を下回った以来の低調な商いが続いた。売買高は18億568万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は988と全体の51%を占めた。値下がりは773銘柄、変わらずは188銘柄だった。
個別では、前日急落のソフトバンクや村田製が上昇した。前日に2017年3月期の業績見通しを発表したアイシンも上げた。主力のスマートフォン(スマホ)ゲームの中国版の事前登録を開始したと27日に発表したガンホーが売買を伴い大幅高した。キーエンス、東芝は急伸した。日本アジア投資、ラクーンなども値を飛ばしている。
一方、ファストリやファナックが下落した。トヨタやホンダも下げた。前日の午後に米投資ファンドが支援する方針と伝わり大幅高だったタカタは朝高後に下げた。
新日本科学も商い高水準のなか大幅安。イーレックス、ブレインパッドも値を下げた。ノーリツ鋼機、日立建機、ヤマトホールディングスなどが下落。ここ連日水準を切り上げてきた銭高組も利益確定の売りに大きく下げた。
東証2部株価指数は続落した。大引けの2部指数は、前日比8.04ポイント安の4348.83となった。
個別銘柄では、RVHやアートSHD、エスクローAJ、ぷらっと、アシードHDが下げた。一方、光陽社やセントラル総、日鍛バル、丸八倉、ランドコンピュータが上げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,834.84 |
62.38 |
日経平均先物 |
16,820.00 |
30.00 |
TOPIX |
1,349.93 |
7.06 |
TOPIX先物 |
1,350.00 |
5.00 |
東証2部指数 |
4,348.83 |
-8.04 |
JASDAQ |
2,517.96 |
0.00 |
マザーズ |
1,091.46 |
3.36 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1805680 |
1658160 |
東証2部 |
46990 |
15528 |
日経ジャスダック平均株価は横ばいだった。終値は前日と同じ2517円96銭。売買代金は約3カ月ぶりの低水準だった。
東証1部の売買代金も今年最低で「主力株は手掛かりに欠ける状況が続き、商いの縮小が新興株市場の銘柄にも波及しているのではないか」との声があった。
ジャスダック市場にはマザーズ市場ほど短期売買が集まりやすいバイオ関連株が多くなく、相対的に売買が細った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で307億円、売買高は5817万株だった。売買代金は2月29日の298億円以来の低水準となった。
個別銘柄ではカルナバイオ、カーディナルがストップ高。ドーンやサン電子、日本ラッド、ネクストジェン、チエル、SE H&I、佐藤食品が上昇した。
半面、ガーラやブロッコリー、ウッドフレンズ、AKIBAHD、アスコットは下落した。東証1部に上場しているが同指数の最も構成比率の高い銘柄であるガンホーが一時、制限値幅の上限(ストップ高)まで上昇し指数をけん引した。
東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比6.46ポイント高い1094.56だった。
個別銘柄ではソネットメディアがストップ高。そーせいやアカツキ、sMedio、デザインワン、ネットイヤー、エボラブルアジア、JIGSAWが上昇した。
一方で、ヒューマン・メタボ、ブランジスタ、ハイアス&Co、グリンペプ、DMPは下落した。
受け渡しベースでは6月入りの週末。
前場の日経平均株価は73円高の16846円と3日続伸。
NY原油先物の堅調を背景に資源セクターが上昇。
伊勢志摩サミットはG7首脳宣言を採択。
世界経済の危機回避に向けて「適時に政策対応する」。
財政政策の重要性で合意したと報じられ一段と強含む場面があり100円以上上昇した場面もあった。
東証1部の売買代金は7816億円と低水準。
週末終値16736円35銭を終値で上回れば3週続伸になる。
また16845円を上回ればSQ値の幻が解消。
少なくとも5日連続の日足陰線だけは避けたいところ。
サミットイベントを通過すれば視点は消費増税延期と成長戦略の具体性に移行する。
今年前半、ネットの世界では「日経ヘイキンズ」とう呼び方が流行したという。
「日経平均をひとつのプロ野球チームに見立てて、その値動きを見届けようという風潮」という。
最初に注目を集めたのは、日経平均が戦後初となる年初からの5日連続下落を記録した1月8日。
「2002年 千葉ロッテマリーンズ 開幕11連敗
2016年日経ヘイキンズ 開幕5連敗まだまだ新記録には遠い」。
前場が好調で後場で失速した日には「中継ぎ大炎上」。
寄り付きで株価が天井をつけその後下落が続いて終わると「初回ビッグイニングもダラダラ失点して負け」。
1月22日に941円上昇した日も、場中は「日経ヘイキンズにとってプラス500円は僅差」。
あるいは「大量リードがあるのにこの不安感」。
「日経ヘイキンズ」の主要メンバーは、エースがトヨタ。
4番打者がファストリテイリングだという。
DHは日経ダブルインバースになろうか。
もっとも最近はダブルインバースの不振が目立っており助っ人の補強が望まれる。
本物のプロ野球はそろそろ交流戦だが、市場は既に日経ヘイキンズVSマザーズ指数の交流線状態。
日々の見出しを考えるのは面白いかも・・・。
アノマリーは広島東洋カープの首位独走。
同率2位の中日と巨人に3.5ゲームの差をつけている。
いつもは鯉のぼりの季節で諦めモードになるのが定石。
最近の粘り強さはすごい。
ネットで見つけた三井住友アセットの宅森昭吉さんの指摘。
↓
興味深いのは、プロ野球・広島東洋カープの成績だ。
1975年から2014年までの名目GDP成長率平均は3.4%。
広島がAクラス入りした20年間の平均は5.8%。6
回のリーグ優勝時には7.4%と広島が強い年の数値が群を抜いている。
その背景には、広島が親会社のない市民球団で補強や収入に景気の影響を受けやすいこと。
1997年を最後に下位に甘んじていた。
しかしデフレ脱却を目指すアベノミクスが本格スタートした2013年にはAクラスに復帰。
名目GDPはインフレを加味した数値なので、広島は「デフレ脱却のシンボル」ともいえる。
残念ながら2015年は勝てたはずの試合が引き分けとなり、0.5ゲーム差で4位。
実質的にデフレは脱しているのに原油価格の下落で数値上の結果が出せない日本経済と重なるようだ
因みにカープの優勝は1975年、79年、89年。
そして84年、86年、91年。
バブルに向けて優勝を重ね崩壊とともに縁遠くなった印象。
21世紀発の優勝となると結構面白いかも・・・。
スケジュールを見てみると・・・
27日(金):消費者物価、米1〜3月GDP改訂値、オバマ大統領広島訪問
30日(月):NY、ロンドン休場(メモリアルデー、スプリングバンクホリデー)
31日(火):失業率、鉱工業生産、米メースシラー住宅指数、個人所得、
CB消費者信頼感、シカゴ購買部景気指数
1日(水):1〜3月期法人統計、米ISM製造業、ベージュブック、中国製造業PMI
2日(木):マネタリーベース、米ADP雇用レポート、ECB理事会、OPEC総会
3日(金):米雇用統計、ISM非製造業、貿易収支、製造業受注
【6月】
1日 通常国会会期末、1〜3月の法人企業統計、
世界経済フォーラム東アジア会議(クアラルンプール)
ポイントの日
2日 ECB理事会・記者会見、OPEC総会
3日 G20農業相会合(西安)
5日 新月
6日 イスラムラマダン入り(〜7月7日)
7日 WTO知的所有権協定理事会(ジューネーブ〜8日)
10日 メジャーSQ、ポイントの日
14日 米FOMC(記者会見あり〜15日)、世界最大のゲーム見本市E3(ロス〜16日)
15日 日銀金融政策決定会合(〜16日)、海王星逆行開始
17日 ポイントの日
19日 選挙年齢18歳に引き下げ
20日 満月
21日 ポイントの日、上げの特異日
23日 EU首脳会議(〜24日)、改正風俗営業法施工、英国EU離脱是非投票日ポイントの日
27日 テニス・ウィンブルドン(〜10日)
28日 大幅高の特異日
29日 石田浩二日銀審議委員の任期満了、ポイントの日、上げの特異日、G20エネルギー相会合(北京)
6月中、世銀・世界経済見通し発表
(櫻井)
きょう前場の東京株式市場は、前日の欧州株が総じて堅調だったほか、米国株市場でもNYダウが上昇一服もナスダック指数は小幅続伸するなどリスク選好ムードが優勢だった。伊勢志摩サミットは午前中にG7首脳宣言が採択され、財政を伴う景気刺激策への期待が高まったことも下値を支えた。
安倍晋三首相は26日、サミットで世界経済の現状についてリーマン・ショック並みの危機が起きてもおかしくないとの認識を示した。消費増税の先送りの観測が強まり、国内景気が落ちこむ懸念が薄れた。
原油先物相場が堅調に推移して資源関連に買いが入った。朝方から外国為替相場が対ドルでやや円安・ドル高に振れて輸出株にも買いが入った。
もっとも、日経平均は一時1万6900円台まで上昇したが、その後は伸び悩んだ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で7816億円と今年最低の売買代金だった24日の前引けの7736億円とほぼ同水準だった。売買高は8億6798万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は987と、全体の51%を占めた。値下がりは795、変わらずは162銘柄だった。
個別では、金融の三菱UFJや三井住友FGが上昇した。国際石開帝石や石油資源が上げた。前日に2017年3月期の業績見通しを発表したアイシンが上昇した。東芝やガンホーも上げた。FPG、コナミホールディングスなども高い。
一方、ファストリやファナックが下落した。トヨタやホンダは下げた。花王やファミリーMも下落した。新日本科学が大幅安、タカタも売られた。ノーリツ鋼機、日立建機などの下げも目立っている
東証2部株価指数は続落した。前引けの2部指数は、前日比6.86ポイント安の4350.01となった。
個別銘柄ではぷらっと、エスクローAJ、三機サービス、アートSHDやRVHが下落した。一方、光陽社やセントラル総、ランドコンピュータ、トレックスセミが上昇した。
日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比3円28銭安い2514円68銭となった。新興株式市場の銘柄は最近、値動きが突然激しくなる傾向が見らるため、「同じ小型株でも東証1部を手掛ける個人投資家が増えている」という。
買いが手控えられ、薄商いのなか小口の売りで下落する銘柄が目立った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で174億円、売買高は3443万株。個別銘柄では、ガーラやブロッコリー、FVC、ウッドフレンズが下落した。半面、ドーンやサン電子、構造計画、リバーエレテク、チエル、シーシーエスは上昇した。
東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比6.46ポイント高い1094.56だった。
個別銘柄ではソネットメディアがストップ高。そーせいやアカツキ、sMedio、デザインワン、ネットイヤー、エボラブルアジア、JIGSAWが上昇した。
一方で、ヒューマン・メタボ、ブランジスタ、ハイアス&Co、グリンペプ、DMPは下落した。
S&P500は0.44ポイント安の2090ポイントとマチマチの動きで上昇一服というところ。
3市場の売買高も58億株と減少。
「過去2日で相場が大きく上昇した後だけに、買いの勢いが鈍った。
次の指標の発表待ちの状態」という観測が聞かれる。
4月の耐久財受注は前月比3.4%増と市場予想の0.5%増を上回って着地。
3月分は1.3%増→1.9%増と上方修正。
部門別では、輸送機器が8.9%、民間航空機・部品が64.9%、自動車・部品が2.9%増加した。
ただ民間設備投資の先行指標が3カ月連続で減少。
油田観連の設備投資削減や在庫削減の動きが重石になっていることは伺われる。
週間新規失業保険申請件数は前週比1万件減の26.8万件。
27.5万件という市場予想を超える大きな改善となった。
申請件数は30万件を切ると雇用市場が引き締まっている状態。
64週連続でこの水準を下回っており、1973年以来の長期間となった。
市場予想を大幅に上回る在庫急減からWTI原油先物は一時バレル50.21ドルまで上昇。
中古住宅販売仮契約は5.1%の伸びで予想を遥かに上回る数字。
米国経済指標は軒並み良い数字となった。
かといって早期利上げ観測が増大した訳でもなく買い疲れの1日だったということだろう。
あるいは週末の3連休を控え動けずというところか。
金先物が7日続落していることはリスクオンの裏返しと解釈できよう。
英ポンドの上昇基調は6月23日の英国EU離脱投票での残留の可能性。
これは悪くない。
昨日の日経平均株価は200円以上の上昇幅を急速に縮小。
幻のSQ値16845円を終値で上回ることはできなかった。
新高値銘柄はそれでも68。
前日の101銘柄からは減少したがそれでも風景は変わりつつある。
伊勢志摩サミット関連警備での不審物観測報道なども嫌気された面での下落だったかも知れない。
そのサミットで安部首相から打ち出されたのは「世界経済の下振れリスク」。
リーマンショック並みの世界経済危機の可能性があるという「参考データ」が登場した。
ただ観測は「消費増税延期の地ならし」。
どちらのウェイトが高いかを市場が判断するにはもう少し時間が必要だろう。
もっとも16957円から16743円まで下押した日経平均株価。
大引け後にすぐ16800円台を回復していた。
東京時間のプレイヤーは下値を欲しがったが、世界のプレイヤーは上値を求めたという構図に映る。
シカゴ225先物終値は16875円。
高値16965円だったから17000円につっかける動きに期待感は残る。
課題は今年初の6日連続となった売買代金の2兆円割れ。
三角もちあいからの脱却は売買高の増加が伴う必要があることは異論のないところだ。
サミットで話されたのは自国通貨安競争を回避するという方向。
日本政府は「議論はなかった」とされるが、観測は「釘をさされた」。
これはジワジワ効くかもしれないし、秘め事のままで終わるかも知れない。
日経レバの売買代金減少は肌で感じているが、指数ではなく個別の本質回帰の傍証だろう。
後場は都知事会見、夕刻は広島での共同声明。
夜のイエレンFRB議長の講演もFX関係者は気にしたいところ。
相場よりも目を惹く予定が多い週末の一日。
先週末終値16736円35銭を終値で上回れば3週続伸。
何となく目に映った記事は「保育士の叙勲2倍に」。
栄典制度検討の有識者会議の提言である。
13年ぶりの制度改革だそうだが、保育者の叙勲は昨年秋が27人。
これを段階的に50人規模にするという。
そして自治会長が2.5倍の50人。
外国人が2倍の150人。
お金のほとんどかからない政策だが小手先すぎるように思える。
というか、今でも勲章で人は動くのだろうか。
日刊工業新聞では「インターネットを置き換える潜在力秘めた革新的な技術としてブロックチェーンが脚光」と。
ブロックチェーンはビットコインなどの仮想通貨の基盤技術。
用途は金融取引に限らず、様々な産業へ展開期待される。
注目される理由の一つは、「ピア・ツー・ピア(P2P)」と呼ばれる分散型ネットワーク環境。
知らない者同士がやり取りしながら、情報のコンセンサス(合意)を全体として形成できる。
もう一つは、従来型のシステムに比べ100分の1ともいわれる優れたコストパフォーマンス(費用対性能)。
個人が持つ住宅や自動車などの資産貸し借りする「シェアリングエコノミー」にも合致。
IoT(モノのインターネット)との相性も良い。
P2Pはインフォテリア(3853)の3つのD(データ、デバイス、分散と協調)の世界。
シナリオが決まってきた印象。
そして「シェア」の世界。
日経ではパーク24(4666)の好業績観測が報じられている。
背景はカーシェア事業の好調。
拠点は約8000で、1年で1200増加したという。
23区内のほぼすべての駅と新幹線の駅前6割に拠点を設置。
法人の出張や営業関連需要の喚起で平日昼間の需要が増加したという。
需要がなければ創造すればいい。
この発想がもっと浸透すると経済は良い回転になる筈。
また、昨日取材したマーケットエンタープライズ(3135)。
同社はインターネット型リユース事業が中核。
決算短信等を見てみると・・・。
「リユース市場では従来から続く低価格志向・かしこい消費への意識が向上。
シェアリングエコノミーの思想が徐々に浸透。
購買時にその商品の売却を考えて購入する消費者が若年層中心に増加」。
1.6兆円のリユース市場は「エコ」・「もったいない」という国家的背景から拡大している。
そして「3R」。
Reduce(リデュース):使用済みになったものがごみとして廃棄されることが少なくなる
Reuse(リユース):もう一度使えるものはごみとして廃棄しないで再使用
RECYCLE(リサイクル):廃棄されたものでも、再生資源として再生利用
因みに・・・。
売却を想定して購買する比率は60歳以上で13.3%、50歳代18.4%。
これが20歳代30.7%、30歳代31.1%と高い。
新たな消費思想ということになろうか。
そういえば・・・。
不動産でもシェアハウスという概念が登場してきて久しい。
所有も利用もシェアする思想で不動産投資商品を創造したのはインテリックス(8940)。
中古マンションの「リノベーション」という思想を発想。
そして「アセットシェアリング」という商品を提供したにはちょうど1年前のことだった。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
テクノプロ(6028)・・・動兆
テクノプロHDに注目する。
同社は技術系人材サービス大手。
産業界が必要とする全ての技術領域をカバー。
製造業が研究開発や製品設計を支えている。
旺盛な派遣需要を背景に業績は好調。
IT・化学分野中心に拡大基調。
(兜町カタリスト櫻井)
米国株は高安まちまちも、消費増税先送り観測が高まったことで東京市場はしっかりとしたスタートだった。
前日のニューヨーク原油先物相場が堅調に推移し、東京株式市場でも資源関連にじわりと買いが入って相場を押し上げた。きょう閉幕の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)での政策期待も相場を下支えした。
26日のNYマーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は期近の7月物が50ドル台を回復し7カ月半ぶりの高値をつける場面があった。2月半ばの安値からは2倍の水準で、東京株式市場でも資源関連に買い戻しが入った。
サミットは同日午前、G7首脳宣言を採択した。世界経済の危機回避に向けて、「適時に政策対応する」とし、財政政策の重要性で合意したことが伝わると、日経平均は一段と強含む場面があった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小高く推移している。
東証1部の売買代金は概算で4430億円だった。売買高は4億8444万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1049と、全体の54%を占めた。値下がりは715、変わらずは175銘柄だった。
日経平均プラス寄与度トップはソフトバンクで、日経平均を12.24円押し上げている。次いでコナミHDが5.69円、塩野義が4.43円、東エレクが3.96円と続く。
マイナス寄与度は3.14円の押し下げでファストリがトップ。以下、日立建機が2円、京成が1.18円、ヤマトHDが1.02円と続いている。
個別では、商用車の自動運転技術を共同で開発すると伝わったいすゞと日野自が上昇した。前日に2017年3月期の業績見通しを発表したアイシンの上げが目立つ。東芝も上昇した。一方、野村や大和が下落した。米投資ファンドが支援すると伝わり前日から買いを集めたタカタは朝高後に下げた。
東証2部株価指数は反発した。光陽社とアートSHDが上げた。半面、RVHとぷらっとが下げた。
マザーズ指数はそーせい上昇が影響して上げ幅を拡大している。
225先物はアムロ・ソジェン・バークレイズ・岡三が買い越し。
野村・UBS・JP・シティ・みずほ・三菱・メリル・パリバが売り越し。
TOPIX先物はGS・クレディ・アムロ・モルスタ・JPが買い越し。
バークレイズ・ドイツ・日興・パリバ・シティが売り越し。
外資系等はコスモエネ(5021)、双日(2768)、スクエニ(9684)に注目。
テクニカル的にはショボンド(1414)、新日本科(2395)、ウィンパ(3183)、あさひ(3333)、ジーテクト(5970)、東芝(6502)、京三(6742)、フタバ(7241)、ケーヒン(7251)、トランザ(7818)、西華産(8061)、しまむら(8227)、阿波銀(8388)、スターツ(8850)、山九(9065)、アークランド(9842)、アークス(9948)が動兆。
日経平均株価予想レンジは、1万6500円-1万7000円を想定する
要人発言や観測報道、為替動向などから短期的に上下に振らされる可能性はあるが、政策期待から大きく売り込みづらい地合いでもあり、引けにかけては上方向に向かいやすい展開を予想する
安倍首相が伊勢志摩サミットで、「世界経済はリーマンショックの前と似た状況にある」という認識を示した。同首相は、リーマンショック並みの経済状況にならない限り、増税を実行するとしていたことから、17年4月に予定される消費増税を先送りする決断をするとの見方も浮上するとみられ、消費関連株に関心が向かう可能性もありそう。
また、現地27日には、イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を控えることから、様子見気分が広がることも想定される。
主要外国証券経由の注文動向は、売り900万株、買い980万株で、差し引き80万株の買い越し。買い越しは3営業日ぶり。金額は売り越し。売りセクターに、商社、陸運、精密、情報通信、薬品、電機、その他製品、食品、保険など。買いセクターに、機械、食品、電機、情報通信、鉱業など。
【好材料銘柄】
■光陽社 <7946>
非開示だった17年3月期の最終利益(非連結)は前期比17倍の7億8000万円を見込み、26期ぶりに過去最高益を更新する見通しと発表。
■そーせい <4565>
子会社ヘプタレス社と世界大手製薬会社アラガン社とのアルツハイマー治療薬などの開発・販売提携について、米関係当局の承認を受けた。これにより、1億2500万ドルの契約一時金を含む同提携契約の効力が発生する。
■エボラブルアジア <6191>
イマジカ・ロボットホールディングス <6879> 傘下でウェブサイト制作事業などを手掛けるロボット社に対して、ITオフショア開発ソリューションを提供開始。
【予定】
27(金)
【国内】
オバマ米大統領が広島訪問
4月消費者物価指数(8:30)
《決算発表》
日本駐車場開発、スリープログループ、大和コンピューター、日本スキー場開発、エイチ・アイ・エス、アインホールディングスなど
【海外】
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が講演(ハーバード大学)
米1-3月期GDP改定値(21:30)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
26日のNYダウ工業株30種平均は3日ぶりに小反落した。終値は前日比23ドル22セント安の1万7828ドル29セントだった。
NY原油先物相場は早朝に一時1バレル50ドル台に乗せ、約7カ月半ぶりの高値を付け買いが先行した。連日の株価上昇に加えて、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、4月耐久財受注が予想を大幅に上振れたことで利益確定の売りも散見され、下落に転じた。明日のイエレンFRB議長の講演内容を見極めたいとの思惑から引けにかけて下げ幅を縮小した。
4月の米耐久財受注額など、この日発表された米経済指標は軒並み市場予想を上回って改善した。米景気回復への期待が高まる半面、米利上げが早まるとの見方にもつながりやすく、米株式相場は膠着感を強めた。
27日には米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長がイベントに出席する。「米金融政策に関して発言する可能性もあり、市場の様子見ムードを強めた」との指摘もあった。
ナスダック総合株価指数は3日続伸。前日比6.875ポイント高の4901.766で終え、4月22日以来およそ1カ月ぶりの高値を付けた。フェイスブックなど時価総額の大きい主力のハイテク株が堅調に推移し、指数を押し上げた。
セクター別では、公益事業や小売が上昇する一方で素材や銀行が下落した。
個別ではカジュアル衣料品大手のアバクロンビー・アンド・フィッチが急落した。取引開始前に発表した2〜4月期決算が最終赤字となり、1株あたりの赤字が市場予想よりも悪化したのを嫌気した売りが膨らんだ。
早期の米利上げで利ざやが改善するとの期待から、このところ上昇基調にあったゴールドマンサックスやJPモルガン・チェースなど金融関連が安い。化学のデュポンや建機のキャタピラーも売られた。
一方で、ディスカウントストアのダラー・ツリー(DLTR)は通期見通しを引き上げ、大幅上昇。PCメーカーのHPインク(HPQ)は決算内容に対するワイズラーCEOの発言を好感し、堅調推移。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)はコーヒー焙煎施設を米国外で初めて上海に建設する計画を発表し、買われた。
前日夜発表した3〜5月期決算が増収増益で1株利益などが市場予想を上回った会員制卸売大手コストコ・ホールセールも上昇。米コカ・コーラやホームセンターのホーム・デポなども買われた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,828.29 −23.22
S&P500種
2,090.10 −0.44
ナスダック
4,901.766 +6.875
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴの日経平均先物(円建て)は小反落した。6月物は前日比55円安の1万6875円で取引を終えた。26日の大阪取引所終値(1万6790円)は85円上回った。
現物市場が伸び悩んだことを映し、利益確定の売りが優勢となった。原油先物相場が1バレル=50ドル台をに乗せた後は軟調に推移したため、失望売りも出やすかった。この日は円が上昇し、売り材料視された。
26日の高値は1万6965円、安値は1万6735円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16875 ( +85 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16890 ( +100 )
( )は大阪取引所終値比
【26日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6265.65(+2.80)
26日のロンドン株式相場は小動き。FTSE100種総合株価指数は前日終値に比べ2.80ポイント高の6265.65で引けた。構成銘柄の約6割が上昇。鉱業株が上がる一方で、銀行株が下落した。
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10272.71(+67.50)
26日のフランクフルト株式相場は続伸。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前日比67.50ポイント(0.66%)高の10272.71と、終値ベースで4月下旬以来、約1カ月ぶりの高値水準となった。
フランス・パリ株価指数
CAC40 4512.64(+31.00)
消費増税の有無、衆参同時選挙の可能性、財政出動や経済対策の有無など、どれか一つとってもマーケットを大きく刺激する材料だが、それらの答えが全ておあずけとなっている状況では、なんとも動きようがない。
伊勢志摩サミット通過後にはいよいよそれらが明らかになる予定。
あす27日、株式市場は週末控えということもあり買い気の薄いなか軟調な推移が予想される。
あすの取引時間中までには明確なものは出てこないと思われる。
観測報道などからマーケットが大きく刺激される可能性はある。商いが細っているだけに指数は上下に振れやすくいだろう。
市場関係者からは「サミット首脳宣言については、財政出動で参加各国の足並みが予想以上にそろうなどの結果が出ない限り株式市場への影響は限定的となりそうだ。それよりも、引き続き外国為替市場での円相場に株価が左右される動きとなりそうだ」としていた。
27日晩にはイエレンFRB議長の講演が控えていることから、今晩の米国株も様子見姿勢が強まりやすく、日本も同様に動きづらい地合いも考えられる。
きょうも日経平均は1万6900円台まで上昇したものの1万7000円には届かずで、終値では5月SQ値の1万6845円を下回るなど微妙な動きとなった。ただ、大きくは下げづらい地合いが続いていることで、週足ベースは下値を切り上げる動きとなっていることは好材料である。先週末の終値1万6736.35円を上回って終えれば3週続伸となる。
今週は方向感のない動きが続いたが、その中で来週への期待を高められるかどうかに注目したい。
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前日の欧米株が総じて高かったことに加え、上昇基調にある原油市況を好感してリスクオンの流れに乗って始まった。しかし、寄り後は外国為替市場でドル売りの動きが強まり1ドル=109円台半ばまで円高に振れ、これを横目に上げ幅を縮小する展開となった。
伊勢志摩サミットの結果を見極めたいとの思惑も積極的な買いを手控えさせた。
セクター別では資源関連などに物色資金が向かっている。後場終盤はポジション整理の売りがかさんで、日経平均はマイナス圏に沈む場面もあったが、大引けはかろうじてプラス圏で着地した。売買代金は今週に入って最も膨らんだが、1兆8000億円台にとどまるなど閑散相場が続いている。
JPX日経インデックス400は小幅に反落し、前日比4.37ポイント安の1万2114.06で終えた。
東証株価指数(TOPIX)の終値は前日比0.01ポイント安の1342.87だった。
東証1部の売買代金は概算で1兆8343億円と、2兆円の大台を6日続けて下回った。2015年12月22〜30日まで6日連続の2兆円割れ記録に並んだ。売買高は17億6943万株。東証1部の値上がり銘柄数は930、値下がりは844、変わらずは179だった。
個別では、リニア中央新幹線の大阪への延伸時期が前倒しされる可能性が伝わったJR東海が上げた。米投資ファンドが支援する方針と伝わったタカタが急伸した。トヨタや富士重、ホンダなど自動車株の一角も高い。ファーストリテイリングが上昇、ペプチドリーム、新日本科学が高く、武田薬品工業も買い優勢。
半面、出資する中国インターネット通販大手のアリババ集団に米証券取引委員会(SEC)の調査が入ったと伝わり、ソフトバンクが下げた。村田製作所も安い。KDDI、NTTなどの通信株の一角も安い。SBIホールディングス、あい ホールディングスが大幅安、クックパッド、新光電気工業の下げも目立つ。
東証2部株価指数は小幅に反落した。大引けの2部指数は、前日比5.99ポイント安の4356.87となった。
個別銘柄では、システムソフト、タカトリ、イムラ封筒、朝日インテク、アートSHD、システムソフトが売られた。一方、フライト、ケイアイ不、象印、プラズマ、エスクローAJ、ケミプロ化成が上昇した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均 |
16,772.46 |
15.11 |
日経平均先物 |
16,790.00 |
20.00 |
TOPIX |
1,342.87 |
-0.01 |
TOPIX先物 |
1,345.00 |
0.00 |
東証2部指数 |
4,356.87 |
-5.99 |
JASDAQ |
2,517.96 |
-8.48 |
マザーズ |
1,088.10 |
-10.89 |
ドル/円 |
109.7 |
-0.49 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1769430 |
1834381 |
東証2部 |
52390 |
17811 |
日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比8円48銭安い2517円96銭だった。マザーズ上場のバイオベンチャー、アキュセラが急落し新興企業株全体の重荷となった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で342億円、売買高は7527万株だった。売買代金は2月29日以来、約3カ月ぶりの少なさだった。
個別銘柄ではアルファクスFS、ハビックス、リーバイス、FVCや平田機工、アイサンテクが下落した。半面、カーディナル、高橋ウォール、ガーラ、IPS、ガーラやドーン、イリソ電子は上昇した。
東証マザーズ指数は3日続落した。終値は前日比10.89ポイント安い1088.10だった。アキュセラが制限値幅の下限(ストップ安水準)まで下落した。新薬候補の臨床試験で病気の進行を抑える効果が確認できなかったと発表した。グリンペプやアンジェスなど他のバイオ株に売りが及んだ。
アカツキ、エクストリームがストップ安。エンバイオHD、LITALICO、ロゼッタ、中村超硬が売られた。
一方、ヒューマン・メタボがストップ高。そーせいやブランジスタ、セレス、パス、デザインワン、sMedio、アクロデアなどが買われた。
タカタ<7312>はストップ高。
米投資ファンド大手のKKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)が同社を支援する方針であることが分かったと報じられている。KKRでは約6割の株式を握る創業家に代わって、経営再建を主導していきたい方針のもよう。同社では本日、米投資銀行ラザードを財務アドバイザーに起用したと発表していた。KKRの支援による今後の業容再建期待などが高まる形になり、売り方の買戻しなども急がれる状況のようだ。
前日の欧米株高や原油市況の上昇を受けてリスク選好ムードのなか始まり、日経平均は一時200円高で1万6900円台半ばまで上値を伸ばし、1万7000円大台復帰を意識する展開となったが、その後は上げ幅を縮小した。
外国為替市場で円相場が1ドル=109円半ばまで円高・ドル安が進み、企業の輸出採算改善への期待にブレーキがかかり、小口の売りに押された。
前引けにかけては上値の重さを嫌気した売りや目先の利益を確定する売りに押され、日経平均はじりじりと伸び悩んだ。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はそれぞれ小幅に続伸した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で9333億円、売買高は9億2151万株。東証1部の値上がり銘柄数は1083、値下がりは693、変わらずは177だった。
個別では、トヨタやホンダ、富士重などの自動車株の一角が上昇した。前日に日産自と資本・業務提携で基本合意書を締結したと発表した三菱自が高い。原油価格の上昇を受け、国際石開帝石や石油資源などの鉱業も上げた。新日本科学、あすか製薬も値を飛ばしている。
半面、傘下の中国インターネット通販最大手のアリババ集団が会計処理を巡って米証券取引委員会の調査を受けていると伝わったソフトバンクが安い。KDDIやNTTドコモも下げた。村田製作所も軟調。SBIホールディングス、あい ホールディングスが急落したほか、イビデン、デジタルガレージも安い。
東証2部指数は小幅に反落した。前引けの2部指数は、前日比6.89ポイント安の4355.97となった。
個別銘柄ではイムラ封筒、エスクローAJ、タカトリ、システムソフト、アートSHD、朝日インテク、ぷらっとが売られた。一方、ケイアイ不、フライト、土木管理試験所、郷鉄工所が上昇した。
日経ジャスダック平均株価は反落した。午前終値は前日比6円30銭安の2520円14銭だった。マザーズ上場のバイオベンチャー、アキュセラに売りが膨らみ、バイオ関連株だけでなく新興企業株全般の重荷になった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で208億円、売買高は4434万株だった。
個別銘柄ではハビックス、アバール、アイビー、アルファクスFS、アスコットやFVC、クルーズが下落した。半面、高橋ウォール、カーディナルがストップ高。ガーラ、リバーエレテク、ショーエイコーポ、タツモ、インテリW、ドーン、平田機工は上昇した。
東証マザーズ指数は3日続落した。午前終値は前日比7.04ポイント安の1091.95だった。アキュセラは、新薬候補の臨床試験で病気の進行を抑える効果が確認できなかったと発表し売りが急増した。取引は成立せず、気配値は値幅制限の下限(ストップ安水準)まで下落した。
アンジェスやヘリオスといった他のバイオ株にも売りが及んだ。アカツキ、エクストリーム、エンバイオHD、LITALICO、ロゼッタなど売られた。
そーせいは午前の取引終了直前に上げに転じた。ヒューマン・メタボがストップ高。セレスやモルフォ、パス、デザインワン、sMedioが高い。
特にS&P500の2日間の上昇率は2%で3月初旬以の上昇率。
主因は原油先物価格の上昇によるリスクオンの動き。
週間在庫統計で原油の在庫が予想を上回る減少となりWTI原油先物は49.56ドル。
清算値の49ドル台回復は昨年10月9日の49.63ドル以来約7カ月半ぶりとなった。
これを好感してエネルギー関連株が上昇。
一方でS&P金融株指数は1%上昇し今年の最高値を更新。
利上げの恩恵を受けるとの解釈でバンク・オブ・アメリカやJPモルガン、シティグループが上昇。
「今、目に見えているのは、利上げが本当に起きるという認識。
投資家たちはそのことを一段と心地良く感じている。
経済成長は大丈夫だという認識がある」という声がある。
また「コモディティー価格の下落局面が終わったかもしれない」とも言われている。
ゴールドマン・サックスのエコノミストは第2四半期の米経済成長率見通しを、
従来予想の2.7%から3.0%に引き上げた。
4月の貿易赤字が予想ほど膨らまなかったことが背景だという。
欧州では独IFO業況指数は107.7と予想を上回り、年初来の高水準に上昇。
フランスの4月の失業者数は351.11万人で、前月比1.99万人減少。
減少は2カ月連続。
ギリシャ向け追加融資をユーロ圏が承認。
欧州の火種は6月23日の英EU離脱の投票になってきたが離脱の可能性は薄いと見る向きが多い。
NYは週末にメモリアルデーの3連休を控えており売買エネルギーは依然低調。
VIX(恐怖)指数は13.90まで低下してきており静かな上昇という印象だ。
サマーラリーへの序章という言葉が不思議に似合っている。
懸念は5年ぶりの安値になった人民元の行方だろうか。
残念ながらNY主導系で上昇してきた日経平均株価。
昨日の日中値幅約70円と言うのが自分で決められない東京市場を象徴しているようだ。
「海外要因で大きく上げて盛り上がらずの薄商い」という声は正しい。
シカゴ225先物の終値は16930円。
高値は16995円。
移動平均集合地域やなかなか抜けなかった5月幻のSQ値(16845円)を抜けてきた。
一昨日39.1%だった空売り比率は昨日36.4%まで低下。
騰落レシオも97.84%と2ケタになってきており良いタイミングを迎えた格好。
サミットを待つ、雇用統計、FOMCや日銀金融政策決定会合を待つという声も聞かれる。
「しかし待つ材料は未来永劫続くのだからどこかで待ちの姿勢は変化しなければならない筈」との声。
6月1日に消費増税引き上げ延期というのが各紙の報道。
民進党は増税延期法案を国会に提出した。
昨年末から今年の最大の好材料は「消費増税延期」だった。
これが実現することが見えているのに自信がない東京市場という印象。
年初来高値が101銘柄という1年半ぶりの高水準を真摯に捉えるべきだろう。
裁定買い残は495億円増加したとはいえまだ1兆8602億円で邪魔はしない水準。
マイクロソフトがクラウドを主軸にし、トヨタが配車アプリに出資し。
銀行がIT事業に進出する理由は「稼ぐのはモノではなくソフト」という未来感。
この流れも真剣に受け止めたいところ。
格言は「昨日の高値は今日の安値」。
日経平均株価の25日移動平均は16732円。
4%のプラスかい離水準は17401円。
3月期末配当落ち前の17134円はこの範疇に入ってきた。
日銀の追加金融緩和期待が高まってしぼむ前の水準の4月28日高値17572円も見えてきた。
12月1日高値20012円と2月12日安値14865円で形成された三角もちあい。
その結合点16500円水準は上への動きでようやく明確に抜け出せそうになってきた。
まずは26週移動平均17136円がターゲットになろうか。
課題は3日連続陰線からの脱却。
日足陽線で視界はさらに変わろうか。
一目均衡の雲は30日に白くねじれ。
勝手雲は20日に黒く転換していて雲の上限は16794円。
勝手MACDは24日に中途半端に買い転換。
週刊新潮の見出しは「日経平均は千鳥足の季節に。資産防衛ガイド」。
上げ下げ上げの連続が千鳥足だが、昨今は3上げ拍子で下げ4拍子みたいな動き。
少し風景が違うような気がする。
しかし週刊誌の弱気は相場の強気。
良いサインと捉えたいところ。
一番悪いのは相場をムードで捉えることだろうか。
一般論で相場を認識するとしばしば間違うということもある。
「天底では小数意見につけ」という格言がある。
天井は総強気。底では総弱気が市場を支配している。
天井や大底では大勢の意見よりも少数の意見のほうが正しい。
相場で勝つには、少数意見に耳を貸す必要があるという格言。
「専門家はしばしば理路整然と間違う」というのもある。
市場関係者というのは「○○証券」とか「××研究所」というようなタイトルが多い。
給料を保証された安穏とした世界から相場を眺めることは悪くはない。
ただ、そこで比較されるのはそれこそリスクオンの個人投資家とリスクオフの専門家。
強烈なリスクオンの相場観は待ったなしの悲壮な相場観。
必死の相場観に勝るものはない。
大切なのは空理空論ではなく具体的に相場を見通すこと。
時間つぶしのような過去の検証も必要なこともあるが、本当に大事なのは未来感。
未来予想図というか相場予測図であろう。
相場における「5W1H」というのを常に考えたいものである。
「いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように」。
見通しにくいのは「いつ」と「どこ」と「だれが」。
時間軸とタイミングはなかなか見通せない。
そして手口もない今は「誰が」も結構難しい」。
しかし、「何を」「なぜ」は自分で推論できる。
その延長線上に「どのように」がある。
曖昧模糊としたムードではなく、必死の相場見通し。
実践すれば少しは相場観が明るくなるかも知れない。
加えれば・・・。
マトリックスにして好材料と悪材料を並べてみることも一考。
年初に「SMAPの功罪」としてアチコチで使ったが頭の整理に役だつことがわかった。
バラバラに登場する材料をひとまとめにして俯瞰すると何かが見えてくる。
そしてシナリオを作る作業をすれば、結構スッキリするような気がする。
参考になる格言は「大取りより小取り」。
大相場というのはそうそう出るものではない。
大相場であればあるほど、押し、戻りもまた大きい。
相場に小取りの機会は多々あるもの。
小取りを反復できればやがて大をなすもの。
換言すれば「一擢千金を狙うより、少しずつ計画的に利益を増やしていく方が賢い」。
「勝ちグセをつけろ」に通じる格言。
「負けなければ勝てる」でもある。
「利食い千人力」としてしまうと何か面白くないのだが、結局相場は地道とマメが勝つのだろう。
ヒューマンメタボ(6090)はエムスリーとの資本業務提携で昨日ストップ高。
カイオム(4583)が基盤技術である「ADLibシステム」に関して欧州で特許査定を受領。
昨年末から「今年はバイオ」と言ってきたが、「バイオまだまだ」と思う。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ユーグレナ(2931)・・・動兆
ユーグレナに注目する。
同社はミドリムシを活用した機能性食品、化粧品を販売。
バイオジェット燃料や自動車燃料に期待感。
業績は絶好調。
バイオ燃料の原料となる油脂を多く含むユーグレナを選抜取得することに成功したと発表。
バイオ燃料の生産性向上に寄与することに期待感。
ミドリムシは相場を救うかも知れない。
6月2日に茅場町の証券会館でIR説明会予定。
(兜町カタリスト櫻井)
寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まった。一時、日経平均の上げ幅は200円を超え、心理的な節目の1万7000円の大台に迫った。
円相場は9時すぎに円高・ドル安に振れた。短期で円を売り持ちしていた投資家の損失確定(ストップロス)の円買いが入った。足元では企業の輸出採算が過度に悪化するとの警戒感が和らいでいたが、一転して円相場が急伸したため投資家心理の改善にブレーキがかかった。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)もそれぞれ上げ幅を縮めた。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を18.04円押し上げている。次いでファナックが11.37円、テルモが6.28円、塩野義が5.53円と続く。
マイナス寄与度は21.77円の押し下げでソフトバンク >がトップ。以下、KDDIが4.94円、NTTデータが2.35円、トレンドが1.57円と続いている。
業種別では33業種中29業種が値上がり。1位は鉱業で、以下、保険、陸運、石油・石炭と続く。値下がり上位には情報・通信、証券・商品、海運が並んでいる。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5792億円、売買高は5億9141万株。東証1部の値上がり銘柄数は1193、値下がりは562、変わらずは194だった。
トルコの大手建築用塗料メーカーへの資本参加に向けて交渉を始めたと発表した関西ペが高い。主力のトヨタや三菱UFJ、ソニーも上昇した。半面、ソフトバンクが大幅安となり、KDDIやNTTドコモなどの通信株が安い。小野薬や村田製も下げた。
東証2部指数は小幅に反落した。アートSHD、朝日インテク、ぷらっとが下げ、アルチザやMCJが上昇した。
225先物はシティ・ソジェン・野村・JP・大和・UBSが買い越し。
クレディ・アムロ・三菱・松井・ナティクス・メリルが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・ソジェン・UBS・バークレイズが買い越し。
パリバ・ドイツ・モルスタ・GS・クレディが売り越し。
外資系等はJR東(9020)、スクエニ(9684)、PCデポ(7618)、六甲バター(2266)、雪印メグ(2270)、小野薬(4528)に注目。
テクニカル的にはウェルネット(2428)、ホギメディ(3593)、ソフトバンクテク(4726)、富士石油(5017)、イソライト(5358)、愛知鋼(5482)、古河電(5801)、ノーリツ(5943)、テクノプロ(6028)、蛇の目(6445)、東光高岳(6617)、ソニー(6758)、航空電子(6807)、日CMK(6958)、日東電(6988)、タカラトミー(7867)、南都銀(8367)、SBI(8473)、学研(9470)が動兆。
日経平均株価予想レンジは、1万6700円-1万7000円を想定する。
欧米株はそろって上昇。欧州は原油高やギリシャ追加支援承認を好感して英FT100や独DAXが約1カ月ぶりの高値水準。米国も欧州株高の流れを受けた上に、早期利上げ観測の高まりから金融株が買われ、ダウ平均は連日で3桁の上昇を記録した。
欧米株式の上昇を受けて買いが先行するとみられ、5月SQ(特別清算指数)値の1万6845円67銭を上抜き、投資家心理が好転することが期待される。ただ、もう一段の上昇には、売買代金の増加が必要となりそう。
一方、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)がきょう26日から27日にかけて開催されることから、討議内容を確認したいとして、模様眺めムードが広がる可能性もある。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(25日終値110円02−04銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の後半(同122円62−66銭)と円安に振れている。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1000万株、買い910万株で、差し引き90万株の売り越し。売り越しは2営業日連続。金額は買い越し。
売りセクターに自動車、電機、不動産、機械、食品、商社、銀行、薬品など。買いセクターに、食品、小売、電機、化学、薬品、自動車、機械など。
【注目の好材料銘柄】
■土木管理総合試験所 <6171>
上場1周年記念の株主優待を実施。6月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、日本酒もしくは信州千曲の杏和菓子(1200円相当)を贈呈する。
■ガーラ <4777>
Android向けスマートフォンゲーム「アーケイン(Arcane)」英語版を米国・カナダなど英語圏でダウンロード配信を開始。
■UBIC <2158>
ウエブサイトの書き込みを監視する人工知能技術について、国内で特許を取得。少数の教師データに基づいて、人工知能「KIBIT」が監視すべき情報の特徴を正確に学習し、その特徴に合ったニュアンスを含む文章を抽出する技術。潜在的なリスクを発見する次世代のネット書き込み監視を実現。
■アクロディア <3823>
スマートフォン向け時代劇恋愛シミュレーションゲーム「恋スル龍神サマ」を配信開始。
■パス <3840>
伊藤忠商事 <8001> 傘下の伊藤忠ファッションシステムと業務提携。メディア事業と通信販売事業を融合させたコミュニティ型マーケットの成長拡大に向けて協業する。
■カイオム・バイオサイエンス <4583>
基盤技術である「ADLibシステム」の多様な抗体を持つ細胞ライブラリーを生成させる方法に関する発明について、欧州で特許を取得。日本、中国に続く特許成立となる。
【予定】
26(木)
【国内】
4月企業向けサービス価格指数(8:50)
40年国債入札
G7首脳会合 伊勢志摩サミット(〜27日)
《決算発表》
プラネット
【海外】
英1-3月期GDP改定値(17:30)
米4月耐久財受注(21:30)
米4月中古住宅販売仮契約(23:00)
5月カンザスシティ連銀製造業活動(27日、00:00)
米7年国債入札
《決算発表》
アバクロンビー&フィッチ、ダラー・ゼネラル
休場:ブラジル
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
25日のNYダウ平均は続伸し、前日比145ドル46セント高の1万7851ドル51セントで終えた。
原油相場の上昇を受けてアジア・欧州株がほぼ全面高となり、米国株にも買いが先行となった。
複数の連銀総裁が追加利上げに積極的な姿勢を示しているほか、前日の好調な住宅関連指標を受けて米景気に楽観的な見方が広がっていることから銀行株に買いが広がり、終日堅調推移となった。
欧州の株式相場もギリシャへの追加の金融支援の承認などを背景に軒並み上げた。ニューヨーク原油先物相場は心理的節目の50ドルに迫る水準に上昇し、投資家が運用リスクを取って株式を買う動きを強めた。
米連邦準備理事会(FRB)による利上げが収益増につながるとの思惑を背景に、ゴールドマン・サックスなど金融株への買いが続いた。原油高を受けてシェブロンなど石油関連株も堅調に推移した。ダウ平均の上げ幅は一時185ドルに達した。
ナスダック総合株価指数も続伸し、同33.835ポイント高の4894.891と4月25日以来1カ月ぶりの高値で終えた。
セクター別では、銀行やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で公益事業や消費者・サービスが下落した。
ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は携帯電話部門を中心に最大1850人の人員削減を発表し、堅調推移。
減収減益決算と同時に収益見通しを引き下げた宝飾品のティファニーには売りが先行したが、相場全体の上げにつれて小幅高で終えた。IBMや建機のキャタピラー、アップルも高い。
一方、会計処理を巡り米証券取引委員会(SEC)の調査を受けていると公表した中国の電子商取引最大手のアリババ集団が売られた。スポーツ用品のナイキや外食のマクドルドが下げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,851.51 +145.46
S&P500種
2,090.54 +14.48
ナスダック
4,894.891 +33.835
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は続伸し、1万7000円に迫った。6月物は前日比165円高の1万6930円で引けた。25日の大取終値を160円上回った。世界的な株高や原油先物相場の続伸を受け投資家心理が改善し、買われた。円安の進行も支援材料になり、6月物は一時1万6995円まで上げた。この日の6月物安値は1万6730円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16930 ( +160 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16940 ( +170 )
( )は大阪取引所終値比
【25日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6262.85(+43.59)
25日のロンドン株式相場は続伸。FTSE100種総合株価指数は前日終値に比べ43.59ポイント高の6262.85で引けた。構成銘柄の半数以上が上昇した。終値ベースで4月下旬以来、約1カ月ぶりの高値水準となった
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10205.21(+147.90)
25日のフランクフルト株式相場は続伸。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前日比147.90ポイント(1.47%)高の10205.21と、終値ベースで約1カ月ぶりの高値水準となった。ギリシャを巡る金融懸念が後退したことで欧州各国の株式相場が上昇した。
フランス・パリ株価指数
CAC40 4481.64(+50.12)
ただ、参加各国首脳がそれぞれの財政や金融政策、外国為替市場への対応など、株式市場から見て関心の高い課題について、どの程度具体的な姿勢を示すかは明確ではない。したがって、手掛かり材料難からの見送りムードは継続しそうだ。
最近抵抗となっている1万6800円どころできっちり上値を抑えられたことで、明日は市場心理が売りに傾きやすいと考える。
消費増税に対する政府の判断を確認するまでは、まだグロース株優位の流れは続くとみるが、ここから先は徐々にバリュー株への資金シフトが進むと予想する。
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欧米株高に加え、外国為替市場でのドル高円安傾向、WTI原油先物価格も5日ぶりに上昇するなど、リスクオンのムードに包まれ、主力株中心に買い戻される展開となった。
あすから始まる伊勢志摩サミットでの合意内容を見極めたいとの思惑はあるが、サミット後の財政を伴う政策発動に対する期待が、買いを後押ししている。
前日に2017年3月期の連結業績(米国会計基準)見通しを発表したソニーが6%高と急伸。
また、ファストリやファナックなど値がさ株に裁定取引に絡んだ買いが入り、指数を押し上げた。
日経平均の取引時間中の高値と安値の差(値幅)は74円91銭と2015年11月26日以来、約半年ぶりの小ささだった。
東証1部の売買代金は1兆7826億円と、5日続けて活況の目安とされる2兆円を下回り昨年末にかけての6日連続以来の長さとなった。市場では「円相場が110円台で定着しないうえ、サミットなどを控えて積極的な売買が手控えられている」との指摘があった。
東証1部の売買高は16億1834万株だった。値上がり銘柄は1333と全体の7割弱を占めた。値下がりは474、変わらずは146だった。
JPX日経インデックス400も3日ぶりに反発し、前日比143.84ポイント高の1万2118.43で終えた。
東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反発した。
業種別TOPIXは33業種中31業種が上昇した。「保険業」や「鉄鋼業」「情報通信業」などが上昇した。半面、「医薬品」と「その他金融」が下げた。
個別では、ソニーが17年3月期業績予想の発表を受け、売買代金トップで大幅高に買われた。トヨタやホンダ、富士重などの自動車株がそろって買われた。アドテストや東エレク、スクリンといった半導体関連株は年初来高値を相次いで更新。三菱UFJや三井住友FGの銀行株も買われた。NTTやKDDIといった通信株も上昇した。
半面、投資判断引き下げのあった小野薬やアステラス、武田など医薬品株が安い。村田製が売られ、花王やOLCも下げた。ネクシィーズグループが朝高後安くなり、日清紡ホールディングス、ダブル・スコープも値を下げた。
東証2部株価指数は反発した。大引けの2部指数は、前日比19.93ポイント高の4362.86となった。
個別銘柄ではアートSHD、朝日インテク、RVH、ヨネックス、インターアク、ケミプロ化成、アルチザが上げた。半面、システムソフ、ぷらっと、フマキラー、アイスタディ、イムラ封筒、が下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,757.35 |
258.59 |
日経平均先物 |
16,770.00 |
290.00 |
TOPIX |
1,342.88 |
16.38 |
TOPIX先物 |
1,345.00 |
19.00 |
東証2部指数 |
4,362.86 |
19.93 |
JASDAQ |
2,526.44 |
0.81 |
マザーズ |
1,098.99 |
-6.55 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1618340 |
1782617 |
東証2部 |
61780 |
19656 |
日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。終値は前日比81銭高の2526円44銭だった。買いが先行したが、新興市場では高値警戒感による利益確定売りも目立ち、上値は重かった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で445億円、売買高は1億755万株だった。
個別銘柄では野村マイクロ、アルファクスFS、アバール、ハビックス、ネクストジェン、フィスコが上昇した。
新薬で特許査定を受けたと発表したラクオリアが上げた。一方、トレイダーズやアスコットが下落した。半面、プロパティA、夢の街創造委員会、アエリア、ドーンやマクドナルドも下げた。
東証マザーズ指数は続落した。終値は前日比6.55ポイント安い1098.99だった。
主力のそーせいやアキュセラが下落した。ブランジスタは朝方上昇したものの後場は急落した。アカツキやJIGSAW、デザインワン、中村超硬、CRIミドルも下げた。
半面、エクストリームがストップ高。グリンペプやオンコリスが上昇した。改正銀行法の成立を受けてセレスなど「フィンテック」関連とされる銘柄が買われた。
前日にエムスリーとの資本業務提携を発表したHMTは制限値幅の上限(ストップ高)で終えた。
成長ではなく資産に注目するのは邪道かも知れない。
しかしこの思考法は東京市場を席巻したのも事実。
Qレシオなんて奇妙な相場指標まで登場して業界を巻き込んだ。
大手証券会社の支店長連中が東京湾を視察して「あの株この株」といったもの事実だ。
現在のPBRは米国が2.7倍、欧州が1.6倍、新興国は1.4倍。
昨日段階で日経平均採用銘柄は1.12倍。
日経平均が16498円だったからBPS(1株あたり純資産)は14730円となる。
ROEや配当性向が今のままなら2020年のBPSは19800円という試算。
計算したのはJPモルガンアセット。
PBRが過去10年平均の1.4倍なら日経平均は27700円という試算。
アプローチ方法や尺度を変えると相場はいかようにも試算できるということだろうか。
もっとも・・・。
「赤字にさえならなければBPSは間違いなく増加する」のも事実ではある。
今年はVR(バーチャルリアリティ)元年との指摘。
野村のレポートはVRとAR(Augmented Reality=拡張現実)を紹介している。
銘柄はヒビノ(2469)、グリー(3632)、コロプラ(3668)、
IGポート(3791)、gumi(3903)、サイバネット(4312)、
ピクセラ(6731)、サン電子(6736)、イマジカロボ(6879)、
乃村工藝(9716)。
ヒビノやサイバネットは大きな建物に映像を投影するプロジェクションマッピング。
IGポートはSFアニメ。
ゲームだけではないVRもある。
ネット広告やゲームが中核の面白法人カヤック(3904)のVR寿司も紹介されている。
視覚だけのお寿司ってどうなのだろう。
アボガドを大トロとして味わうというが・・・。
REITで話題なのは日銀名義。
12のREITの保有比率が5%を超えているという。
日本プライム(8955)、JRE(8952)、東急REIT(8957)など。
最も買い入れ制限は5%から10%へと引き上げられている。
因みに日銀が筆頭株主のREITというのも多い。
JRE(8952)、日プライム(8955)、フロンティア(8964)、
日本アコモデーション(3226)など。
ETFもREITも日銀の独壇場となってきた。
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《兜町ポエム》
「花瓶の株」
相場が花瓶にさした株が
しおれちゃわないように
永遠という名前の買いを
幸せという名前の売りを
あがるよあがるよ株価みんなあがるよ
こんな株が誇れること
相場愛していること
何年も何十年も何百年も君を探してたんだ
どこに行く?どこへ行こう?
どこまでも
どこに行くどこまでも行ける
何年も何十年も何百年も何万年も前から
ずっと探していたんだ
満開きっと見てみたいんだ
相場が花瓶にさした株を
塩漬けにして旅に出よう
チャートには君の買い値
いつかたどり着く時まで
歩もう歩もう
みなで未来握ろう
だから別に何も言わずただ笑っていて欲しい
何年も何十年も何百年も僕は一人ぼっちで
押しの陰、ヒゲの裏、雲の上、足の底
夢の中でも
何年も何十年も何百年も何万年も前から
ずっと探していたんだ
株の音が聞こえたんだ
あがるよあがるよ株価みんなあがるよ
こんな株が誇れること
相場愛していること
(櫻井)
朝方から大きく買いが優勢で、日経平均は一時300円を超える上昇で1万6800円台に歩を進めた。前日の欧米株市場が高かったことに加え、為替が足もと1ドル=110円台に入るなど円安方向に傾き、主力株中心にリスクを取る動きが強まった。トヨタやパナソニックなど主力の輸出関連株を中心に買われた。
米原油先物相場が時間外取引で一段高となり、投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から株価指数先物が買われた。ファストリやソフトバンクなど値がさ株が買われたことも相場を押し上げた。
買い一巡後にやや伸び悩む場面があったが、200円超の上げ幅は維持した。
あすから始まる伊勢志摩サミットでの合意内容を見極めたいとの思惑もあって、売買代金は盛り上がりを欠いている。
JPX日経インデックス400も続伸し前日比176.82ポイント高い1万2151.41で終えた。東証株価指数(TOPIX)も反発した。
業種別TOPIXは33業種中32業種が上昇した。「保険業」や「鉄鋼業」「情報・通信業」の上昇が目立った。半面、「医薬品」が下げた。
前引けの東証1部の売買代金は8623億円、売買高は8億2576万株、東証1部の値上がり銘柄数は1496、値下がりは328、変わらずは128だった。
個別では、ソニーが大幅高、ソフトバンクグループ、ファーストリテイリングも大きく買われ全体指数上昇に寄与。ホンダやマツダなど自動車株は軒並み上昇。三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなどの銀行株も高い。NTTやKDDIなど通信株が買われたほか、東エレク、アドテスト、スクリンなど半導体関連株がそろって年初来高値を更新した。
半面、小野薬やアステラスなど医薬品の一角が逆行安、村田製が下げ、花王、OLCが安く、
ダブル・スコープも軟調。カルソニックカンセイ、日清紡ホールディングスなども値を下げた。
東証2部株価指数も反発した。前引けの2部指数は、前日比26.45ポイント高の4369.38となった。
個別銘柄ではインターアク、MCJ、象印、ケミプロ化成、朝日インテク、アートSHD、ラオックスが上げた。半面、ウィル、アイスタディ、システムソフ、ぷらっと、リックスが下げた。
日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日比6円66銭高の2532円29銭だった。前日の米株式相場が大幅に反発し、投資家心理が改善。新興市場でも時価総額の大きい銘柄などが堅調だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で224億円、売買高は5546万株だった。
個別銘柄ではネクストジェンがストップ高。テックファームHD、アルファクスFS、野村マイクロ、アバール、フィスコ、ガーラや平田機工などが上昇した。
一方、プロパティA、鴨グランド、サンキャピタル、トレイダーズやブロッコリーが下落した。マクドナルドやドーンも下げた。
東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比8.68ポイント高い1114.22だった。
そーせいやアキュセラが上昇した。エムスリーとの資本業務提携を発表したHMTはストップ高まで上昇し、午前は売買が成立しなかった。エクストリームがストップ高。グリンペプやオンコリス、インフォテリ、リアルワールド、Hameeも上げた。
半面、マルマエ、メドピア、CRIミドル、DMPやデータセクが、ミクシィや中村超硬は下げた。
櫻井英明セミナー
直接の背景は米商務省が発表した4月の新築1戸建て住宅販売件数。
61.9万戸は前月比16.6%増で08年1月以来8年超ぶりの高水準。
価格も中央値で32万ドルと前月比7.8%上昇し過去最高を記録。
高級住宅建設のトール・ブラザーズが大幅高となった。
またマイクロソフトやグーグル親会社のアルファベットなどハイテク関連、銀行株等も上昇。
「住宅統計は良好な数字だった。
経済は依然力強く、利上げは可能だと市場が喜んでいるようにも見受けられる」という声も聞かれる。
利上げ観測の解釈が好転したことも買い要素となった。
「新築住宅販売の急増を受け、経済は利上げに持ちこたえられる」。
従来の見通しよりもずっと早い6月の利上げが想定される一方で
「早期に利上げする可能性をめぐる過度な不安が和らいだ」と緩やかなペースとの見方も拡大。
どちらに転んでも良いような体制が構築されつつある。
「投資家は0.25%の利上げで終わらないことに気づき始めたのかもしれない」。
これが冷静な見方だろうか。
3市場の売買高は約69億株だったが前日の60億株割れからは増加。
WTI原油先物がバレル49ドルまで上昇したことも好感された。
因みにS&P500は過去1年間高値更新がなく「ベアマーケット1周年」との指摘。
昨年5月21日に過去最高値2130ポイントを更新してから1年経過。
2013年に年間45回、14年が45回、15年が10回の高値更新があったがこの1年はゼロ。
「2月11日の安値1829ポイントは過去最高値から14.1%しか下がっておらず依然ブル相場」
この声とどちらが市場に響くかの時期を迎えた印象。
ネックラインの2040ポイント近辺を下に割らなければ相場の底強さは続こうか。
16500円を割れ込んだ昨日の日経平均株価。
東証1部の売買代金は1兆6658億円と前日に続き今年最低を更新。
格言は「閑散に売りなし」とか「ジャンプの前のすくみ」だったが、夜のシカゴで巻き戻してくれた。
225先物の終値は16765円で高値は16800円。
煮詰まりからの下落局面は跳ね返される壁の手前まで戻ってきてくれた。
因みにココは移動平均線の集中地域。
5日線16636円、10日線16593円、25日線16738円、50日線16661円、
75日線16568円、90日線16653円、100日線16837円と地雷原のように並んでいる。
13週線16654円も同様だ。一目均衡の基準線16794円と転換線16607円もある。
抜けそうで抜けない5月SQ値16845円チャレンジがどうしても求められるし、
その先には26週線17126円、200日線17957円という遠大な野望も秘めている水準。
日経朝刊では「株先物、影響力薄れる」の見出し。
225先物とTOPIX先物のラージ・ミニの合計売買代金は3月25日以来の低水準となった。
5月の東証1部売買代金に対する先物売買代金の比率は1.2倍。
昨年5月の1.1倍以来の低さとの指摘。
当然決算発表等の時期的要素もあろうし、低下したものはいずれ増大する。
海外機関投資家や投信会社が裁定取引を止めた訳ではなかろう。
いずれ裁定買い残が1.8兆円の低水準から増加していけば指数は自然に上昇する。
「6月FOMCの結果次第で先物のポジションをしまう可能性」と言う声がある。
しかしもう閉じるポジションもほとんどなかろう。
「月欠ければ満つ」も格言。
あれこれのスケジュールを邪推するよりは足元のPER14倍割れの水準を正視。
PBR1.12倍を謙虚に受け止める必要があろう。
ポイントは売買エネルギーの増加。
5日ぶりの売買代金2兆円になるかどうか。
売買単価が1週間前は950円台で1000円割れ。
先週末は997円。
月曜が987円だったが昨日は1023円と1000円台に戻ってきているのは良い印と考えたい。
クリントン前国務長官のトランプ批判。
2006年の「トランプ大学」宣伝用のトランプ氏のコメント。
「バブル崩壊は起きればいいと思う。
そうすれば、私のような人々が(不動産を)購入して、大金を稼ぐことができる」。
これに対するトランプ氏の反論。
「あれは抜け目のない取引の話。
大統領に当選した場合には、こうした鋭いビジネス上の判断力をホワイトハウスに持ち込むことになる。
非常に悪い状況、悲しい状況からいかに良い結果を出すのかということ。
これこそがわが国が必要とする思考法だ。
政治家たちはどうして良いのか分からず、手掛かりすら持たない」。
このディベートは結構機知に富んでいる。
少し機知があったのは不信任をめぐる永田町のコメント。
秀逸だったのは高村自民党副総裁。
「野党から不信任案が出た場合、国民に聞いてみようという立派な大義名分になる」。
大阪維新の「セレモニー的不信任案で解散という大事につながればどうしよう」と民進党を批判。
余裕の与党、危機感の野党という印象はぬぐえない。
今朝の日経だけでも良いシナリオは作れようか。
一つは「貸出金利低下、地銀にも」の見出し。
サブは「マイナス金利、競争拍車、3月平均最低の0.69%」。
日銀短観の銀行融資態度での「緩いマイナス厳しい」の指数。
大企業はプラス28。
中小企業プラス20でバブル期の89年以来の水準。
当然設備投資や住宅購入が期待される。
一方でキャッシュを持った企業は借りなくても済む状態。
これは心地よいに違いない。
その下には朝日生命が資本基金を完済。
金融危機は明確に去った証拠にもなる。
そして企業の海外直接投資残高は昨年150兆円まで拡大。
ボトムは2010年末の68兆円だったから倍。
稼ぐ姿勢が認められよう。
そしてソニーの今期業績見通しは営業増益。
わずか2%増益の3000億円にしか過ぎない。
しかし熊本の地震がなければ36%増の4000億円とも。
モバイルとゲームがけん引してきた。
想定為替レートは110円。
部品のドル建て調達を増やしてきた同社。
対ドルで1円円高になると営業利益は年70億円増加するという。
サル年はやはりウォークマンのソニーだろうか。
昨日ラジオNIKKEI「株とびら」に登場いただいたコムチュア(3844)の向会長。
前期は6期連続増収、5期連続増益で過去最高。
今期も2ケタの増収増益見通しと絶好調。
ROE27.7%、配当性向38.9%。
昨年夏に東証の企業価値向上TOP49に選ばれた理由はここにある。
そして今期からの四半期配当。
標榜する企業は多いが実践する企業は少ない。
今期は12期連続増配計画で年72円。
3か月に18円ずつの配当となる。
中間配当を導入した2013年年は11円プラス15円で26円。
その直前は年1回12.3円の配当だった。
企業の成長は配当の歴史に映ることは間違いない。
今後は市場が年30%拡大しているビッグデータ・AI・IoTを柱に成長を継続するという。
興味深かったのはフィンテックに対する考え方。
同社の業容から当然のターゲットである。
「フィンテック的なものは遊び心レベルではもう見えてきたし当社のターゲット。
頭の中の構想はもう少しでまとまりそう」と放送前の打ち合わせ。
重要なのはこの「遊び心レベル」という考え方。
ITツールやITソフトは、最初この「遊び心」からの誘惑であることが多い。
「ささやきをカタチに」の歴史に1頁が加わるような気がする。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ソーシャルワイヤー(3929)・・・動兆
ソーシャルワイヤーに注目する。
同社はプレスリリースの配信代行「アットプレス」。
そして国内外のレンタルオフィス「クロスコープ」が中核。
翻訳事業・マッチング事業を運営するトランスマートを子会社化。
アジアBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)プラットホームの構築がテーマ。
業績は好調。
(櫻井)
前日の米株式相場が大幅に反発し円相場が1ドル=110円台前半に下落したことを受け、主力の輸出関連株に買いが広がった。原油先物相場が時間外取引で一段高となったこともあって投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方も広がり、トヨタやパナソニックに買いが先行した。
朝方は先物に買いが膨らんだ。ファストリやKDDI、ソフトバンクなど日経平均の値動きに与える影響が大きい値がさ株に裁定取引に絡んだ買いが入り、指数の押し上げ要因となっている。半面、医薬品株などには利益確定売りが出て指数の重荷になっている。
日経平均は、上げ幅を広げた後が、節目の1万6800円が迫り、利益確定や戻り待ちの売りが上値を抑え上昇が一服している。
JPX日経インデックス400は1万2100台前半を中心に推移している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5171億円、売買高は5億295万株。値上がり銘柄数は1544と全体の8割近くを占めている。値上がりは271、変わらずは137。
東証株価指数(TOPIX)も反発している。業種別TOPIXでは33業種中32業種が上昇し、「保険業」「鉄鋼業」「情報・通信業」の上昇が目立つ。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を33.93円押し上げている。次いでKDDIが24.24円、ソフトバンクが13.89円、ファナックが9.41円と続く。
マイナス寄与度は4.31円の押し下げでアステラスがトップ。以下、トレンドが1.96円、日清紡HD が1.88円、塩野義が1.26円と続いている。
前日に2017年3月期の業績見通しを発表したソニーが商いを伴って急伸している。トヨタやホンダなど自動車株が高く、三菱UFJやみずほFG、三井住友FGなどメガバンクも上げている。ファナックやキーエンスも高い。半面、村田製が安く、小野薬やアステラス、花王が下げている。
東証2部株価指数も反発。朝日インテク、ラオックス、アルチザが高い。半面、システムソフ、ぷらっと、アートSHDが安い。
225先物はJP・アムロ・クレディ・モルスタ・日産・SBI・シティが買い越し。
三菱・ドイツ・GS・UBS・ソジェン・マネ・ナティクスが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・ソジェン・バークレイズが買い越し。
三菱・メリル・JP・アムロ・クレディ・野村が売り越し。
外資系等はアサヒ(2502)、キリン(2503)、山九(9065)、メック(4971)、Wスコープ(6619)、サカイ引越(9039)に注目。
テクニカル的にはSMS(2175)、大王紙(3880)、三ツ星ベ(5192)、リズム(7769)、ライフ(8194)、テレ東(9413)、ヤマト(1967)、Sフーズ(2292)、GDO(3319)、テクマト(3762)、ゼオン(4205)、JCRファーマ(4552)、エアーテック(6291)、コーナン(7516)、マーベラス(7844)、スクロール(8005)、アジア投資(8518)、京急(9006)が動兆。
日経平均株価予想レンジは、1万6400円-1万6800円を想定する。
シカゴ日経225先物は、24日の大阪取引所終値比285円高の1万6765円だった。
同清算値へサヤ寄せする動きから1万6700円近辺からのスタートが示唆されており、月曜、火曜の弱い動きを修正する流れとなりそうだ。
買い一巡後は、伊勢志摩サミットを控えた模様眺め商状が続きそうだ。
主要外国証券経由の注文動向は、5社ベースで、売り1430万株、買い1080万株で、差し引き350万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、電機、化学、機械、自動車、建設、銀行、薬品など。買いセクターに、REIT、陸運、建設、機械、電機、化学、小売、情報通信、商社など。
【好材料銘柄】
■ネクシィーズ <4346>
東証が25日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
■アルファクス・フード・システム <3814>
山口県山陽小野田市の本社隣接地に、100%自家発電のデータセンターを建設。現データセンターの建物老朽化に伴い移転拡大する。
■データセクション <3905>
東証が25日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
■ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ <6090>
エムスリー <2413> と資本業務提携。うつ病バイオマーカーの実用化を加速させるとともに、新薬候補化合物を共同開発する。また、43万株の第三者割当増資を実施。割当先はエムスリーに28万株、平田牧場・山形銀行・荘内銀行に各5万株。発行価格は829円で調達資金約3億4000万円は開発資金などに充てる。
■ブランジスタ <6176>
東証が25日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
【予定】
25(水)
【国内】
《決算発表》
ウチダエスコ、内田洋行など
【海外】
EU財務相理事会
独5月Ifo景況感指数(17:00)
米3月FHFA住宅価格指数(22:00)
米5年国債入札
《決算発表》
コストコホールセール、ティファニー
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
24日のNYダウ工業株30種平均は大幅反発した。終値は前日比213ドル12セント高の1万7706ドル05セントだった。
欧州株が全面高となった流れを受けて買いが先行。原油相場が上昇したほか、好調な4月新築住宅販売件数が好感された。
4月の米新築住宅販売件数が前月から大きく増え、8年3カ月ぶりの高水準となった。市場予想も上回り、米住宅市況の改善が改めて確認された。この日発表した四半期決算が市場の期待を超えたのもあり、住宅建設大手のトール・ブラザーズが9%高で取引を終えた。
原油先物は反発して取引を終了。投資家心理の改善につながると米株式市場でも好感された。
米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げも引き続き意識されたが、この日はゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースといった業績面で恩恵を受けやすいとされる金融株の上昇も相場をけん引した。
ナスダック総合株価指数も大幅反発。終値は同95.274ポイント高の4861.056となった。時価総額の大きいマイクロソフトやグーグルの持ち株会社アルファベットの上昇が指数を押し上げた。
セクター別では全面高となり、半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスの上昇が目立った。
種子メーカーのモンサント(MON)はドイツの化学大手バイエルからの買収提案を拒否したものの、取引成立に向けて継続的に交渉する姿勢を示しており、株価は上昇している。
国際事業の再編計画を発表した飲料のコカ・コーラが堅調。クレジットカードのビザやインテル、ネットワーク機器のシスコシステムズも高い。
一方で、家電量販店のベストバイ(BBY)は軟調な業績見通しが嫌気され、下落した。靴専門の小売りチェーンのDSWは業績予想の下方修正を嫌気し急落した。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,706.05+213.12
S&P500種
2,076.06+28.02
ナスダック
4,861.056+95.274
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は反発した。6月物は前日比255円高の1万6765円で終え、同日の大阪取引所の終値を285円上回った。好調な4月の米住宅関連指標を受け、早期の米利上げ観測から円安・ドル高が進んだため買われた。米景気の改善期待で米株式相場が大きく上げたのも日本株先物の買い材料となった。この日の6月物の高値は1万6800円、安値は1万6470円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16765 ( +285 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16780 ( +300 )
( )は大阪取引所終値比
【24日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6219.26(+82.83)
24日のロンドン株式相場は大幅反発。FTSE100種総合株価指数は前日終値に比べ82.83ポイント(1.35%)高の6219.26で引けた。最新の世論調査で、欧州連合(EU)離脱のリスクが低下したとの受け止めが広がり、指数への影響が大きい金融関連株や、不動産株など内需銘柄が幅広く買われた。構成銘柄の約9割が上昇した。
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10057.31(+215.02)
24日のフランクフルト株式相場は大幅反発。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前日比215.02ポイント(2.18%)高の10057.31だった。全銘柄が上昇した。
フランス・パリ株価指数
CAC40 4431.52(+106.42)
あす(25日)の東京株式市場は、伊勢志摩サミットの開催を目前にして買い手控え姿勢が一段と強まりそうだ。そのなかで材料視されるのは外国為替市場での円相場の動向。円高・ドル安基調が続けば、輸出関連の主力株中心に売り優勢となりそうだ。
いよいよサミット間近のタイミングで東証1部の売買代金が連日で最低を更新するというのは、警戒が強まる動きだろう。
仮に消費増税が予定通り実施となったとしてもその場合は大型補正などが打たれるという見方も強く、政府の判断が売り材料になるとは限らない。にもかかわらず期待買いはほとんど入らず、政策関連銘柄を先回りして買うような動きも限定的。逆に失望から大きく売られるということもないため、きょうもあすも相場は対して変わらないとの見方が日に日に強まりつつある。
個人的には、東京株式市場が「政策相場」を迎えつつある。伊勢志摩サミット、7月の参院選を視野に「1億総活躍社会」を含めた成長戦略の中身が再度、脚光を集めそうだ。
「働き手を増やす」には、これまで働いていなかった人が働ける環境を作ることが考えられ、介護・保育・家事支援サービス、クラウドソーシングサービスなどが恩恵を享受するか。人材の流動化を促す観点から人材サービスや教育サービスにも商機になろう。
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薄商いのなか買い意欲に乏しい展開に終始した。朝方売り先行で始まった後もみ合い、後場に入ると次第に下値を切り下げる展開となった。
円高への警戒感を背景に買い控えムードが広がった。26日からの主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)での合意内容を見極めるため、持ち高を調整する売りも出た。
外国為替市場で円相場が1ドル=109円台前半の円高・ドル安に振れ、自動車や電機などに輸出採算の悪化を懸念した売りが広がった。前日の海外市場で銅、亜鉛、ニッケル相場が下げたため、非鉄の住友鉱や三井金も売られた。
商いは閑散だった。サミットの合意内容が明らかになるまでは積極的な売買を手控えたいと考える投資家が多く、積極的な売買は乏しかった。
JPX日経インデックス400は続落した。終値は前日比116.06ポイント安の1万1974.59だった。東証株価指数(TOPIX)は続落し、12.18ポイント安の1326.50で終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆6658億円と前日に続き今年最低を更新した。売買高は16億2783万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1272と、全体の約65%を占めた。値上がりは529、変わらずは152銘柄だった。
個別では、為替の円高基調を嫌気してトヨタ自動車が軟調、引け後に今期業績予想開示を控えていたソニーも売買交錯のなかやや売り物に押された。
三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも冴えない。日産自が全株式売却を検討すると伝わったカルソカンセは大幅安となり、機械のIHIと三菱重、農機のクボタが下げた。東京海上とユニチャームの下げも大きかった。
一方、NTTドコモとOLCは上昇。いすゞの上げも目立った。
東京製鉄が買われ、ブイ・テクノロジーも大幅高。日本アジア投資が急騰、タカラトミーの上昇も目立った。デジタルガレージ、ユーグレナ、保土谷化学工業も高い。
東証2部株価指数は4営業日ぶりに反落した。大引けの2部指数は、前日比5.06ポイント安の4342.93となった。
個別銘柄ではサイオス、郷鉄工所、エスクローAJ、ローツェ、朝日インテクと象印は売られた。一方、アイスタディ、リックスがストップ高。Jトラストとカネコ種、ウィル、タカトリ、星和電機、光陽社が上げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,498.76 |
-155.84 |
日経平均先物 |
16,480.00 |
-170.00 |
TOPIX |
1,326.50 |
-12.18 |
TOPIX先物 |
1,326.00 |
-12.00 |
東証2部指数 |
4,342.93 |
-5.06 |
JASDAQ |
2,525.63 |
-5.45 |
マザーズ |
1,105.54 |
-13.69 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1627830 |
1665893 |
東証2部 |
56440 |
19430 |
日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比5円45銭安い2525円63銭だった。
円高への警戒感を背景に、投資家心理の改善にブレーキが掛かった。新興企業向け株式市場も売りが優勢になった。手掛かり難の様相が強まる中、積極的に持ち高を傾ける投資家は少なく、新興市場の主力株には持ち高調整の売りが出た。
ジャスダック市場の売買代金は概算で418億円、売買高は8749万株だった。個別銘柄ではMAGネットHDがストップ安。アスコットやトレイダーズ、ドーン、リーバイス、構造計画、プロパティA、シーシーエスもが下落した。
半面、ハビックスがストップ高。夢の街創造やガーラ、マクドナルド、アルファクスFS、サンキャピタル、アイビー、ニューテック、大井電気は上昇した。
東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比13.69ポイント安い1105.54だった。
個別銘柄ではそーせいやアカツキ、UNITED、グリーンペプタイ、エディア、モルフォが下落した。一方、オンコリスバイオがストップ高。白内障治療に関する臨床試験を2017年に始めると伝わったアキュセラが堅調だった。エボラブルAやサイバダイン、DMP、sMedio、メドレック、メドピア、総医研、エンバイオHDが上昇した。
このハザマで揺れ動いている日経平均株価という印象。
ああだこうだと言っても2013年5月23日バーナンキショック1143円安3周年。
まさか再来はないでしょうし、
イエレンさんが「金利を上げたい誘惑にかられる」といったとことですでに織り込んでいます。
当時の日経平均はアベノミクス相場のスタートで加熱気味。
200日移動平均線から47%もプラス乖離という歴史的水準にいました。
つまり熱を冷まさなければ沸騰してしまう状態。
今200日線は17976円と遥か上の世界。
ダメ押しの売り浴びせに怯える必要はないだろうし、不幸は幸福の絶頂でやってくるものでしょう。
欲求不満という不幸の最中に不幸は来ないものでもありそうです。
以下は最近書いている場況
「アップルは買われた」
週明けのNYダウは8ドル安の17492ドルと小幅反落。
ただ秋に発売予定の新型スマホへの期待でアップルが買われた。
独バイエルンによるい買収効果期待で農業種子のモンサントが上昇するなど小高く推移する場面もあった。
もっともマイクロソフトや通信大手のベライゾンの下落が足を引っ張り結局マイナスとの解釈。
NYダウの日中値幅は70.65ドルで4月15日の70.24ドル以来今年2番目の小ささ。
アップルがNYダウを8ドル押し上げた。
傍らでフェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、アルファベット(GOOGLE)が下落。
「アップル株高をFANG銘柄下落で打ち消した」との声が聞かれる。
全体的には方向感の薄い展開で3市場の売買高は約59億株と低下した。
「個別が主力」
東証一部の売買代金は今年最低となる1兆7092億円。
三角持合いの最終局面での方向感の薄い展開が継続している。
225先物の手口をみると野村売りのアムロ買い。
「アムロの短期売買観測は17000枚を超えておりHFTの短期売買を連想させる」との声も聞かれる。
TOPIX先物でもアムロやメリルの短期売買が拡大。
薄商いの中で方向感のない売買が反復されているだけという印象だ。
相場観も市場に対する愛情もない機械の売買だけに方向感が出ないし、商いも薄いだけのこと。
そんな東証大型銘柄に愛想を尽かしたように続伸しているの新興・中小型株。
「マザーズ指数はセルインメイの洗礼を受けているから今週は主力大型株」なんて見通しは一蹴。
やはり個別株動向が主力となっている。
昨日の松井証券経由の信用評価損率速報では売り方マイナス8.582%(前日マイナス8.325%)、
買い方マイナス9.937%(前日マイナス10.460%)。
日経平均は下落したが、売り方は悪化し買い方は好転。
信用面では指数に関係ない取引が多いことになろうか。
ちなみに市場全体は昨年11月〜12月高値の信用期日明けまであと数日。
期日明けの6月に期待するには、まだ早過ぎようか。
シカゴ225先物終値は16510円。
安値は16410円まであった。
5月SQ値16586円を意識しながら75日線16586円がサポート。
0.5%マイナス乖離した25日線16734円奪還が求められる日。
2013年5月23日の急落記念日は通過した。
日経平均採用銘柄のPERは13.49倍と14倍割れ。EPSは1194円。
あと80円回復してくれれば、昨年12月の1270円台復活となる。
「商い薄で続落」
前場の日経平均株価は111円安の16543円と続落。
NY株安と109円台の円高トレンドを受けた格好。
東証1部の売買代金は7736億円と昨日の前場段階よりも減少。
4日連続の2兆円割れの可能性は高い。
NTTドコモ、積ハウス、いすゞが上昇。
日産自が全株式売却を検討すると伝わったカルソカンセは大幅安。
鉄鋼の過剰生産とダンピングへの対応協議を背景に鉄鋼セクターが軟調。
「6月1日の今国会会期末に向けて動く可能性があろうか」との市場関係者の声もある。
ただ、あまり期待しないのが得策かも知れない。
(櫻井)
前日の欧米株市場が総じて軟調だったことや、為替が円高傾向に振れたことなどを背景にリスク回避ムードが強まり、続落となった。
米6月利上げの思惑浮上を引き金に、前週からドル円相場ではドル買いの動きが活発化し1ドル=110円台に入っていたが、足もとは再び109円台前半まで押し戻されている、円安基調が鈍ったことを嫌気した売りが広がった。海外事業の収益が目減りすると懸念され、自動車や電機などが下げた。
ただ押し目買い意欲は根強かった。鉄鋼や非鉄など市況関連株が売られる一方、食品や医薬品の一角などディフェンシブセクターが相対的に強い動きをみせている。また、今週26〜27日に伊勢志摩サミットを控え、公共投資拡大などの政策期待を背景として建設株などにも買いの矛先が向いた
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で7736億円、売買高は8億1960万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1206と、全体の約62%を占めた。値上がりは572、変わらずは175銘柄だった。
個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが冴えず、ソフトバンクグループも軟調。日産自が全株式売却を検討すると伝わったカルソカンセは大幅安となり、鉄鋼の新日鉄住金とJFE、非鉄の住友鉱が下げた。東京海上とユニチャームが下落し、クボタとIHIの下げも大きかった。
一方、NTTドコモと積ハウスは上昇し、いすゞ自動車が堅調、ブイ・テクノロジーも高い。ここ急速人気化している日本アジア投資も大幅高。リズム時計工業、東京製鉄も買われた。
東証2部株価指数は小幅反落した。前引けの2部指数は、前日比5.06ポイント安の4342.93となった。 個別銘柄ではサイオス、エスクローAJ、郷鉄工所、ローツェ、朝日インテク、象印が売られた。一方、アイスタディがストップ高。ウィルは一時ストップ高と値を飛ばし、タカトリ、Jトラストやカネコ種が上げた。
日経ジャスダック平均株価は反落した。
前引けは前日に比べ3円73銭安い2527円35銭だった。外国為替市場で円安・ドル高が一服し日経平均株価が下落。投資家心理の改善にブレーキがかかり新興企業向け株式市場でも買いが手控えられた。
東証マザーズ市場で時価総額が大きいそーせいが反落したことも、投資家心理を冷やした。
ジャスダック市場の売買代金は概算で250億円、売買高は5229万株。
個別銘柄ではプロパティA、リーバイス、チエル、DIT、ドーン、イリソ電子が下落した。半面、無料通話アプリLINEとの業務提携締結を発表した夢の街創造がストップ高。
ハビックスもストップ高。アルファクスFSは一時ストップ高と値を飛ばし、ブロッコリー、アイビー、ガーラ、リバーエレテクも買われた。
東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比12.63ポイント安い1106.60だった。
個別銘柄ではエクストリーム、UNITED、ヘリオス、アウン、そーせい、UNITED、JIGSAWが下落した。一方、ブランジスタやアキュセラ、エボラブルA、DMP、メドレック、エボラブルアジア、総医研が上昇した。
日経平均株価は続落して始まったが下げ渋っている。
23日の東証1部売買代金が今年最低を更新し、市場では膠着感が強まっているとの声が多い。26日からの主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を控えて積極的な売買が期待できないことに加え、日経平均のチャートは25日移動平均と75日移動平均が現在の水準近くで収束し方向感が出にくくなっているという。
外国為替市場で円高・ドル安に振れていた円相場が109円台前半で落ち着き、輸出採算の悪化を懸念した売りが弱まっている。
景気の影響を受けにくい食品や医薬品の一角に買いが入り、相場を下支えした。たばこ大手のJTは軟調に始まった後にじりじりと上げ、味の素やキリンHDにも買いが入った。医薬品では大塚HDなどがしっかりだ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を縮小している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で4845億円、売買高は5億4076万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1139と、全体の約58%を占めた。値上がりは621、変わらずは193銘柄だった。
業種別では33業種中30業種が下落し、上昇は食料、空運、建設の3業種にとどまっている。値下がり1位は保険で、以下、鉄鋼、海運、非鉄金属、銀行、電気機器と並ぶ。
日経平均マイナス寄与度は14.32円の押し下げでファストリがトップ。以下、ソフトバンクが8.71円、ファナックが7.06円、セコムが4.75円と続いている。
プラス寄与度トップはJTで、日経平均を1.02円押し上げている。次いでいすゞが0.75円、大和ハウスが0.63円、ヤマハが0.59円と続く。
個別では、クボタは下げ幅を拡大し、ユニチャームとセコムも一段安となった。
日産自が全株式売却を検討すると伝わったカルソカンセは大幅安となり、鉄鋼の新日鉄住金とJFEが下がり、東芝と東京海上の日中の安値圏で推移している。
一方、野村は上げに転じ、いすゞの上げも目立つ。
東証2部株価指数は小幅反落している。朝日インテクと象印が下げ、Jトラストとカネコ種が上げた。
一方、朝方上昇したマザーズ指数は小幅ながらマイナス圏で推移している。
【6月】
1日 通常国会会期末、1〜3月の法人企業統計、
世界経済フォーラム東アジア会議(クアラルンプール)
ポイントの日
2日 ECB理事会・記者会見、OPEC総会
5日 新月
6日 イスラムラマダン入り(〜7月7日)
10日 メジャーSQ、ポイントの日
14日 米FOMC(記者会見あり〜15日)、世界最大のゲーム見本市E3(ロス〜16日
15日 日銀金融政策決定会合(〜16日)、海王星逆行開始
17日 ポイントの日
19日 選挙年齢18歳に引き下げ
20日 満月
21日 ポイントの日、上げの特異日
23日 EU首脳会議(〜24日)、改正風俗営業法施工、ポイントの日
27日 テニス・ウィンブルドン(〜10日)
28日 大幅高の特異日
29日 石田浩二日銀審議委員の任期満了、ポイントの日、上げの特異日
【7月】
参議院選挙、火星順行開始
1日 日銀短観
4日 ポイントの日、新月、米独立記念日で休場
5日 イスラム圏がラマダン終了
6日 下げの特異日
8日 NATO首脳会議(ワルシャワ〜9日)
9日 上げの特異日
15日 ポイントの日
18日 海の日で休場、米共和党全国大会
19日 株価指数オプション等取引時間延長、東証マザーズ指数先物上場
21日 ECB理事会・記者会見、ポイントの日
25日 米民主党全国大会
26日 米FOMC(〜27日)、下げの特異日
28日 日銀金融政策決定会合(〜29日)、日銀展望リポート
29日 上げの特異日
31日 天王星逆行開始
【8月】
2日 ポイントの日
3日 新月
5日 リオ五輪(〜21日)
10日 ポイントの日
11日 新しい祝日「山の日」
15日 終戦記念日、土星逆行開始
18日 新月
19日 ポイントの日
22日 大幅高の特異日
25日 ポイントの日
29日、サマーバンクホリデーでロンドン休場
31日 欧州最大の家電見本市IFA(ベルリン〜9月7日)、ポイントの日、水星逆行開始
中旬 4〜6月期GDP速報値
下旬 カンザスシティ連銀経済シンポジウム(ジャクソンホール)
【9月】
1日 4〜6月期の法人企業統計、金環日食(日本不可視)、ポイントの日
4日 G20首脳会議(中国、杭州〜5日)
5日 リオデジャネイロ・オリンピック(〜21日)、レイバーデーでNY休場
7日 リオ・パラリンピック(〜18日)
8日 ECB理事会・記者会見
9日 メジャーSQ、ポイントの日
11日 G7保険臣会議(神戸〜12日)
15日 ゲーム見本市東京ゲームショー(幕張〜18日)、上げの特異日
16日 ポイントの日
17日 満月
18日 上げの特異日
19日 敬老の日で休場
20日 米FOMC(記者会見あり〜21日)、
世界最大の鉄道技術見本市イノトランス(ベルリン〜23日)
世界最大の写真・映像機器見本市フォトキナ(ケルン〜25日)
21日 日銀金融政策決定会合(〜22日)
22日 秋分の日で休場、ハノーバー国際自動車ショー(〜29日)、水星順行開始
24日 G7交通相会合(軽井沢〜25日)
26日 米大統領選第1回テレビ討論会
28日 ポイントの日
29日 パリ国際自動車ショー(〜10月16日)
【10月】
上旬ノーベル賞の発表
1日 中国・国慶節(〜7日)、新月
3日 日銀短観、ポイントの日
4日 投資の日、上げの特異日、米大統領選副大統領候補テレビ討論会
7日 IMF・世銀総会(ワシントン、〜9日)
10日 体育の日で休場、コロンブスデーでNY為替休場
11日 ポイントの日、大幅高の特異日
14日 大幅高の特異日
16日 満月、上げの特異日
17日 IAEA核融合エネルギー会議(京都〜22日)
19日 文部科学省が「スポーツ・文化・ワールドフォーラム」開催
米大統領選テレビ会議
20日 ECB理事会・記者会見、EU首脳会議(〜21日)
21日 ポイントの日
27日 ポイントの日
28日 大幅高の特異日
30日 EUがサマータイム終了
31日 日銀金融政策決定会合(〜1日)、展望リポート、新月
【11月】
中旬 7〜9月期GDP速報値
1日 米FOMC(〜2日)、IMFが人民元をSDR採用、築地市場営業終了、ポイントの日
3日 文化の日で休場、憲法発布70周年
4日 上げの特異日
6日 アメリカがサマータイム終了
7日 豊洲新市場開場、国連気候変動枠組み条約国会議(モロッコ〜18日)、ポイントの日
下げの特異日
8日 米大統領選挙・上下両院選
10日 サンパウロ国際自動車ショー(〜20日)
11日 ベテランズデーでNY為替市場休場
14日 満月
17日 APEC閣僚会議(リマ〜18日)
18日 ポイントの日
21日 海王星順行開始、大幅高の特異日
23日 勤労感謝の日で休場
24日 サンクスギビングデーでNY株式市場休場
25日 ブラックフライデー、ポイントの日
28日 サイバーマンデー
29日 ポイントの日、新月
【12月】
17年度税制改正大綱
17年度政府予算案を閣議決定
1日 7〜9月期の法人企業統計、ポイントの日、上げの特異日
5日 ポイントの日
8日 日本最大の環境展示会エコプロダクツ2016(東京ビッグサイト〜10日)
ECB理事会・記者会見、ポイントの日
9日 メジャーSQ
10日 ノーベル賞受賞式
13日 FOMC(記者会見あり〜14日)
14日 日銀短観、満月
15日 EU首脳会議(〜16日)
19日 日銀金融政策決定会合(〜20日)
20日 水星逆行開始
22日 ポイントの日、上げの特異日
23日 天皇誕生日で休場
26日 クリスマスでNY、ロンドン休場、上げの特異日
27日 ロンドン休場
29日 ポイントの日
30日 大納会、ニューイヤーズイブでロンドン休場
31日 天王星順行開始
・・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「明日への手紙」
元気でいますか
大事な株は出来ましたか
いつか夢は叶いますか
その株を持って
覚えていますか
揺れる225、あの値動き
マザーズで好きな株を探し続けていた
明日を描こうともがきながら
今夢の中へ
形ない株の輝きを
そっとそっと抱きしめて
進むの
笑っていますか
あの頃のように無邪気な目で
寒い夜も雨の朝もきっとあったでしょう
兜町の株は帰る場所ならここにあると
いつだって変わらずにあなたを待っている
明日を描くことを止めないで
今夢の中へ
大切な株のぬくもりを
ずっとずっと忘れずに
進むの
相場は迷いながら揺れながら
歩いて行く
二度とない時の輝きを
見つめていたい
明日を描こうともがきながら
いつも夢の中へ
形ない未来の輝きを
そっとそっと夢見て
進むの
「確かめたくて(17歳)」
誰もいない板
相場の行方確かめたくて
上の売り物をチョット買ってみたの
走る株価のまぶしさ
息もできないくらい
早く強く新値を越えて
待っているのよ
明日はきっとストップ高
眩い兜町
株価への愛抱きしめたくて
相場の中へ溶け込んでみたの
いつかカモメになるのよ
売りは出てくるけれど
吹かれないでお願いだから
いつかはきっと
相場は今始まったばかり
(櫻井)
シカゴ日経225先物に寄せて安く始まった後は1万6500円近辺で一進一退の動きが続くと予想する。
日経平均株価予想レンジは、1万6400円-1万6700円を想定する。
積極的に売買を手掛けるだけの材料に乏しく、引き続き、模様眺めムードが広がりそうだ。
伊勢志摩サミットを前に様子見姿勢の強い地合いは続くなか、海外市場は日本株にアゲインストで売り優勢の展開が想定される。一方、きのうも大きく下げる場面では買いが入ったが、16500円は一定のサポートとして意識されると考える。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1510万株、買い1870万株で、差し引き360万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、電機、化学、自動車、建設など。買いセクターに、電機、鉄鋼、機械、薬品、小売、紙パなど。
【好材料銘柄】
■ホットランド <3196>
株主優待制度を拡充。ホットランドグループ各店舗で利用できる優待券の金額を1.5倍に引き上げる。100株以上500株未満保有する株主には半年ごとに優待券1500円分、500株以上1000株未満の株主には同7500円分、1000株以上の株主には同1万5000円分の贈呈に変更する。
■リズム時計工業 <7769>
発行済み株式数(自社株を除く)の9.75%にあたる937万5000株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施。買い付け期間は6月1日から9月30日まで。また、取得した全株式数と2000万株の自社株を10月20日に消却する。
■カネコ種苗 <1376>
東証はカネコ種苗を30日付で市場1部に指定替えする。
■リックス <7525>
東証はリックスを30日付で市場1部に指定替えすると発表した。
■santec <6777>
光学式眼内寸法測定装置「ARGOS」の国内販売認証を取得。ヨーロッパ、米国に続き国内で販売を開始する。
■夢の街創造委員会 <2484>
提携に向けて協議を進めていたLINEと業務提携契約を締結。共同でLINEのアカウント基盤を活用した新たなビジネスモデル構築を行う。7月からLINEユーザー向けの「出前館」サービスを開始する。
■フュートレック <2468>
NTTアイティと音声認識事業で業務提携。アジアパシフィック圏向け多言語音声認識ソリューションの提供や新規市場への展開などで協業する。
■エボラブルアジア <6191>
インベスターズクラウド <1435> [東証M]と業務提携。民泊運営企業向けサービス展開の第3弾として、インバウンド向け国内移動最適化サービスを開発する。
【予定】
24(火)
【国内】
ソニー業績見通し発表
【海外】
ユーロ圏財務相会合
独5月ZEW景況感指数(18:00)
米4月新築住宅販売件数(23:00)
5月リッチモンド連銀製造業指数(23:00)
4月北米半導体製造装置BBレシオ
米2年国債入札《決算発表》
トール・ブラザーズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
23日のNYダウ平均は小反落し、前週末比8ドル1セント安の1万7492ドル93セントで終えた。新規の買い材料に乏しく、取引終盤にかけて売りに押された。マイクロソフトや通信大手のベライゾン・コミュニケーションズが大きく下げ、相場を下押しした。
米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の講演を週末に控え、投資家の様子見姿勢が強かった。原油相場の下げが重荷になったほか、欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が排ガス試験で違法ソフトウエアを使っていた疑いがあるとの独紙報道も、自動車株の売りを促し相場を押し下げたとの声があった。
今秋に発売するとみられる新型スマートフォンへの期待でアップルが上昇。ドイツの化学大手バイエルから種子メーカーのモンサント(MON)が買収提案を受けたことで、素材セクターに買いが広がったものの、引けにかけて上げ幅を縮小し、下落に転じた。
ナスダック総合株価指数は反落し、前週末比3.776ポイント低い4765.782で終えた。
セクター別では、素材やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で公益事業や食品・生活必需品小売が下落した。
メディアのトリビューン・パブリッシング(TPUB)はニュース・情報会社のガネット(GCI)による買収提案を拒否し、大幅下落。
ダウ平均の採用銘柄では娯楽のウォルト・ディズニー、クレジットカードのビザ、アメリカン・エキスプレスなども下げた。
一方、メディアのバイアコムは上昇。鉱業大手のフリーポート・マクモランは原油・ガス事業の分離上場を断念したと明らかにし、買いが優勢だった。化学のデュポンや建機のキャタピラーも上げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,492.93 −8.01
S&P500種
2,048.04 −4.28
ナスダック
4,765.782 −3.776
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は反落した。6月物は前週末比215円安の1万6510円で取引を終えた。23日の大阪取引所の終値を140円下回った。円高や米株安を嫌気した。
6月物の高値は1万6735円(気配値)、安値は1万6410円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16510 ( -140 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16535 ( -115 )
( )は大阪取引所終値比
【23日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6136.43(-19.89)
ロンドン株式相場は小反落。FTSE100種総合株価指数は前週末終値に比べ19.89ポイント安の6136.43で引けた。構成銘柄の約半数が下落した。
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 9842.29(-73.73)
23日のフランクフルト株式相場は反落。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前週末比73.73ポイント(0.74%)安の9842.29だった。
医薬・化学のバイエルが大幅安。種子・農薬製品大手の米モンサントに対し、7兆円近い巨額の買収案を提示したことを背景に売りがかさんだ。
フランス・パリ株価指数
CAC40 4325.10(-28.80)
ただ、売り圧力も限定的であり、一時、前週末比300円を超える下落幅となる場面があったものの、前場後半から下げ渋り、終値は前週末比81円75銭安の1万6654円60銭と反落した。東証1部の売買代金は、1兆7092億円と今年最低を更新した。
あす(24日)の東京株式市場は、引き続き手掛かり材料不足の地合いが想定されることから、売り買いともに極端に手控え姿勢が強まり、日経平均株価はもみあい商状となりそうだ。外国為替市場での円相場が、1ドル=109円台後半や同110円台で推移していれば、相場が大崩れする懸念は限定的だ。半面、政策が具体化するまでは買い進むことも難しいのが現状といえる。
あすは開示が遅れていたソニーの今期見通し発表が注目されるが、全体的には日米とも材料に乏しく、きょう同様に方向感のないなか、動きのあるものに短期資金が集中するという流れが続きそうだ。
市場関係者からは「伊勢志摩サミット開催までは、日本国内から全体相場に影響を与えるような材料が出ることは想定しにくい。海外市場での円相場の変動や原油価格の推移といった外部要因に左右されることになりそうだ」との見方が出ていた。
証券ジャパンでは、今週の東京市場は伊勢志摩サミットを控えて政策期待が高まりやく、足もとの円高一服も追い風となり、戻り歩調が続くと指摘。それでも、戻り売り圧力が強くサミット後の材料出尽くし感への警戒も徐々に意識されそうなことから、主力大型株を買い上げるエネルギーは乏しいとみて、好業績の中堅銘柄や中小型の材料株が物色の中心になると解説。
日経平均のテクニカルでは、5月SQ値を上回れば1万7000円や26週線を目指すとみて、SQ値を抜けないと、日足一目均衡表の転換線や抵抗帯上限、5月2日安値などが意識されると解説している。
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物色意欲に欠けるなか、日経平均株価は下値を模索する展開。ただ、売り圧力も限定的であり、前場後半から下げ渋った。
21日に閉幕した主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、特に目立った成果がなかったために失望売りが出た。円相場が前週末に比べて強含んだことも市場心理の悪化につながった。下げ幅は午前に一時320円に迫った。
G7財務相・中央銀行総裁会議では財政出動について、各国がそれぞれ判断すると確認するにとどまった。積極的な財政出動の必要性では一致できず、物足りないとの見方が広がった。
為替が1ドル=109円台後半へと円高傾向に振れたことも重荷となった。もっとも前場の午前10時を過ぎたあたりから風向きが変わり、全体指数は一貫して下げ渋る展開となった。
26〜27日に主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を控え、一部の根強い政策期待が相場を下支えした。
JPX日経インデックス400は反落し、前週末比45.52ポイント安の1万2090.65だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、4.72ポイント安の1338.68だった。
東証1部の売買代金は概算で1兆7092億円と、今年最低を更新した。3営業日連続で売買代金が2兆円を下回るのは、3月25〜29日以来およそ2カ月ぶりだ。売買高は17億3082万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1018と全体の52%強を占めた。値上がりは773、変わらずは162銘柄だった。
個別では、円高警戒からトヨタや富士重の自動車株に売りが目立ったほか、ライオンやファストリが大幅安となった。原油安を背景に国際石開帝石や石油資源の鉱業株も下げた。値がさのファナックや京セラも安い。
enishが急落、あい ホールディングス、大陽日酸なども値を下げた。
一方で東エレクや日立国際、スクリンなど半導体製造装置株が逆行高となった。ソフトバンクや武田、KDDIも上げた。ノーリツ鋼機がストップ高に買われ、日本アジア投資、新日本科学<も急伸。タカラトミーが物色人気となり、東映、ダイビル、イーレックスなども買われた。
東証2部株価指数は3日続伸した。大引けの2部指数は、前週末比5.75ポイント高の4347.99となった。
個別銘柄ではサイオス、ぷらっとがストップ高。エスクロAJ、タカトリ、イムラ封筒、ケイアイ不、システムソフト、セブン工も買われた。
が下げた。
半面、朝日インテク、アートSHD、郷鉄工所、中央ビルト、Fastep、ヨシックスなど売られた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,654.60 |
-81.75 |
日経平均先物 |
16,650.00 |
-90.00 |
TOPIX |
1,338.68 |
-4.72 |
TOPIX先物 |
1,338.00 |
-5.50 |
東証2部指数 |
4,347.99 |
5.75 |
JASDAQ |
2,531.08 |
14.84 |
マザーズ |
1,119.23 |
38.41 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1730820 |
1709274 |
東証2部 |
80220 |
15635 |
日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前週末比14円84銭高の2531円08銭だった。23日は主力の輸出関連株が売られ日経平均株価が下落し、小型の内需関連株に資金を移す動きがみられた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で474億円、売買高は8596万株だった。
個別銘柄ではトレイダーズHDがストップ高。日本ラッド、構造計画アルファクスFS、アエリアトレイダーズやドーン、プロパティAなどが買われた。
半面、アスコットやマクドナルド、シンバイオ、ミューチュアル、FVCは下落した。
東証マザーズ指数は3日続伸した。終値は前週末比38.41ポイント高い1119.23だった。
個別銘柄ではイード、UNITED、JMNC、アクロデア、エクストリーム、オンコリスバイオなどがストップ高。アキュセラ、いい生活、ネットイヤー、エンバイオHDも上昇した。半面、ブランジスタやアカツキ、JIGSAW、エディア、ジグソー、ハイアス&Coは売りが優勢だった。
黒字は3カ月連続。
因みに2015年通年の貿易収支は2兆8322億円の赤字。
貿易赤字は5年連続。
原油安による輸入額の減少を受けて赤字額は14年(12兆8161億円)から大きく縮小。
輸出額は前年比3.5%増の75兆6316億円、輸入額は8.7%減の78兆4637億円。
教科書的に貿易黒字の拡大は円高要因。
貿易黒字が増えると相手の国から受け取る外貨が増える
↓
それを日本円に交換するために外貨を売って円を買うことになるので、円高へとつながる。
一方で・・・。
国内の景気が良いと貿易黒字は減少。
国内の景気が悪いと貿易黒字は増化。
内需が不振の裏返しでもあることは間違いない。
しかし、景気が悪いと本来は円安にならなければならない。
にもかかわらずクローズアップされるのはこの本筋でなく、皮相的なドル換金でのドル安円高。
どうも市場の見方は偏光しているような気がしてならない。
円安だから貿易黒字が増加した訳ではなく、原油安の恩恵で輸入金額が減っただけのこと。
また原油高になり、為替の円安が進めばこの国の景気はさらに悪くなる。
これは全く理解されないから不思議なもの。
イロハの「イ」は「景気の強弱によって、通貨の強弱も決まる」。
好景気な国の通貨が買われ(通貨高)、不景気な国の通貨が売られる(通貨安)。
つまり日本が不景気ならば、円安。
日本が好景気ならば、円高。
このイロハの「ロ」でさえ逆に動いている。
経済学者も市場も同時に誤謬に苛まれているのだろうか。
日経ヴェリタスの特集は「急騰バイオベンチャー株」。
「第三の波。大化けは少数、戦略見極め」となっている。
一般に株式上場が2000年以降の企業を指し、現在は約40社。
再生細胞・遺伝子情報・免疫機構など生物物質活用した「バイオ医薬品」を手掛けるのが特徴。
化学物質を合成して作る従来の「低分子医薬品」と区別される。
そのビジネスモデルは創薬・創薬技術の提供・創薬を支援の3つに分類。
★ビジネスモデル(1)薬をつくる
アンジェスMG(4563)血管疾患の遺伝子治療薬
OTS(4564)がん向けの分子標的治療薬
そーせいグループ(4565)アルツハイマー治療薬
メディシノバ(4875)気管支疾患の治療薬
ジーエヌアイ(2160)肺疾患治療薬。遺伝子解析技術に強み
J・TEC(7774)皮膚や軟骨の再生医療製品
ナノキャリア(4571)がん治療薬、高分子技術利用。
UMN(4585)インフルエンザワクチン
アキュセラ(4589)網膜疾患の治療薬
サンバイオ(4592)脳梗塞の再生細胞薬
ヘリオス(4593) iPS細胞使った再生医療製品。
グリーンペプ(4594)免疫機構応用したがん治療薬。
★創薬技術
カルナバイオ(4572)創薬で使う「キナーゼたんぱく質」
カイオム(4583)抗体作製する技術。
ペプドリ(4587)ペプチド使った候補物質の探索技術
★創薬を支援・その他(素材提供)
新日本科学(2395) 治験の受託、試料分析
タカラバイオ(4974)バイオ医薬品向けの研究用試薬
3DM(7777)再生医療で使う素材
ユーグレナ(2931)「ミドリムシ」を使ったバイオ素材
リプロセル(4978)iPS細胞分野の研究試料
こう書いてしまうと証券コードと銘柄名だけの表になってしまう。
もっとも多くの市場参加者は証券コードと銘柄名だけで投資することも事実。
しかし、どの銘柄もその歴史の重みと未来の行方は深いもの。
例えば・・・。
先週末に行われたナノキャリア(4571)の企業研究会。
テーマは「ドラッグデリバリーシステムから創出される革新的ナノメディシン」。
進化を感じたものがいくつかあった。
例えば次世代ADCM。
抗腫瘍効果を発揮する細胞内の必要な場所に薬物を大量に運ぶシステムだ。
これは多様ながんの増殖を阻害。
効果の増大と副作用の軽減が見込まれている。
従来は効きにくいとされていた薬でも、効果は強いが副作用が強すぎて使えなかった薬でも、
患部に直接運ぶことで再利用できる可能性が出てくる。
当然治療領域の拡大が見込めることになろう。
興味深かったのは「iCONM(ナノ医療イノベーションセンター」。
すべての医療機能が人体内に集約される「体内病院」の実現を目指している。
ウィルスサイズのスマートナノシステムが体内の微小環境を自律巡回。
24時間の治療・診断を行うシステム。
検出・診断・治療の機能が人体内に集約化されるという研究。
まさにSFの世界の現実化につながる研究と映った。
いずれは脳疾患など難治がんへの応用が期待される。
私立文系にはわかりにくい話でもあるが、少なくともこういう研究が進んでいることは現実。
バイオからITの世界に目を移せば・・・。
日曜に品川で行われたラジオNikkeiとプロネクサス主催IRセミナー。
登場したのはインフォテリア(3583)の平野社長。
新しく登場したのはこれから起こることとした「3つのD」。
(1)Data(Big Data&AI)
データのみがIT資産になる。
(2)Device(Smart&IoT)
デバイスが不可欠なインフラになる。
(3)Decentralized
分散して協調できるようになる。
これだけではなかなか理解できないかも知れないが来るべきITの世界を集約している。
そして従来はまだ見えていなかった新製品グラビティ。
徐々にその骨格が現れてきた。
アプリ系のホーキングも進んでいる印象。
課題はバイオにしてもITにしても未来の技術。
足元の収益との整合性の一致は未来に託されることになる。
しかし、このギャップもむしろマーケット的んは心地よいのかも知れない。
市場関係者のメール。
「マザーズなど新興系、バイオ系の銘柄大暴落予測を声高に言っている人たち。
調べてみたら、何のこともない、今回の新興系、バイオ系の相場に乗れていない連中ばかり」。
そういうこともあるのかもしれない。
ある意味市場は「羨望と憧憬と嫉妬が同居している場」でもある。
先日見聞きした光景。
「この銘柄は何回も勧めているのです」と言いながら、IR担当者と話したこともない評論家。
AIをエーワンと読んで気がつかないのにブロックチエーンを語る面白さ。
語る側も聞く側も似ているのだとしたら残念な気がする。
「動くと乗っかり下がると寡黙」。
動く前に注目して動く前の時間が重たいのが現実。
動いてからだけ注目すれば銘柄探しは結構楽なのかもしれない。
生みの苦しみは、残念ながら成長後の苦労に勝る。
そういえば・・・。
土曜日の夕刻のセミナー帰り。
地元の駅前で老齢の紳士が立ち止まられて「櫻井さん、こんにちわ」とお辞儀をされた。
一体誰なのかわからなかった。
きっと東京マーケットワイドを見ておられるのだろうと勝手に認識した次第。
見知らぬ方にご挨拶いただくことは最近多くなった。
(櫻井)
前場の東京株式市場は、手掛かり材料難から売り優勢の展開になった。
21日閉幕の主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で特に成果がなかったとの見方から、失望した売りも膨らんだ。下げ幅は一時300円を超えた。
半ば予想されたとはいえ財政出動で結束するというコンセンサスは得られず、やや失望売りの様相を呈した
円相場が一時1ドル=109円台半ばと円高・ドル安が進んだのも輸出関連株への売りにつながった。
売り一巡後は下げ渋った。26〜27日の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の結果を見極めたいなどの見方から、下値では買いが入ったようだ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で8444億円と低調だった。売買高は8億6345万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1384と全体の7割強を占めた。値上がりは436、変わらずは131だった。
個別では、トヨタや富士重の自動車株の一角が下げたほか、ファーストリテイリング、キーエンス、ファナックや村田製も下落した。三菱UFJやみずほFGなどメガバンク株も総じてさえない値動きだった。enishが大幅安、あい ホールディングス、日本アジア投資なども値を下げた。
一方でブリヂストンが上昇するなどゴム製品株は比較的しっかりした動きだった。武田やヤフーも高い。東京エレクトロンも堅調。ラウンドワン、ブレインパッドが大幅高、ノーリツ鋼機も上昇した。東映、タカラトミーなども買われた。
東証2部株価指数は3営業日ぶりに反落した。前引けの2部指数は、前週末比1.82ポイント安の4340.42となった。
個別銘柄では中央ビルト、セントラル総、アートSHD、朝日インテク、ヨシックスが下げた、一方、サイオス、セブン工、ケイアイ不、イムラ封筒、システムソフやエスクロAJが上げた。
23日午前の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は続伸した。午前終値は前週末比5円87銭高い2522円11銭だった。外国為替市場で円相場が底堅く、23日の東京株式市場では輸出関連株を中心に大型株が売られた。為替相場に左右されにくい新興企業株に運用資金を移す投資家もおり、株価を支えた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で284億円、売買高は5317万株だった。
個別銘柄ではトレイダーズHDがストップ高。ドーン、プロパティA、IGポート、アルファクスFS、セプテーニHD、構造計画が上昇した。
半面、アスコット、ミューチュアル、アバール、FVC、マクドナルド、シンバイオは下落した。
東証マザーズ指数も続伸した。午前終値は21.93ポイント高の1102.75だった。
個別銘柄ではDMPがストップ高。そーせいやアキュセラ、UNITED、いい生活、エクストリーム、ロゼッタ、アクロデア、ネットイヤー、が上昇した。
一方でブランジスタやアカツキ、JIGSAW、ジェネパ、アスカネットは下落した。
日経平均株価は3営業日ぶりに反落して始まった。
8時50分に発表された4月の貿易収支が8235億円の黒字。市場予想を上回ったほか、3ヶ月連続の黒字となったことで、為替市場ではドル・円は109円台80銭台と円高に推移、東京市場は売り優勢となっている。
G7財務相・中央銀行総裁会議は積極的な財政出動による成長促進では結束できず、失望した売りが先行した。日経平均は最近、戻り基調が続いていたため利益確定を目的とした売りも出やすくなっている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反落している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で4640億円、売買高は4億7569万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は396、値下がりは1401、変わらずは143と、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回っている。
業種別では33業種すべてが値下がり。下落率1位は鉱業で、以下、電気・ガス、保険、不動産、海運、ガラス・土石と並ぶ。
日経平均マイナス寄与度は27.06円の押し下げでファストリがトップ。以下、ファナックが11.37円、ソフトバンク が8円、京セラが6.59円と続いている。
プラス寄与度トップは東エレクで、日経平均を3.33円押し上げている。次いでコナミHD が0.98円、パイオニアが0.16円、武田が0.12円と続く。
個別では、トヨタなど自動車株、ファナックや京セラの電機株が下げ幅を拡大している。東芝テックやミネベア、アルプスも売られている。一方で武田や東エレクが堅調に推移している。
東証2部株価指数は3営業日ぶりに小反落。アートSHDやラオックスが下落し、システムソフやローツェが上げた。
マザーズ指数は先週末比3%高と強い動きが目立っている。
外資系等はドコモ(9437)、明治(2269)、KDDI(9433)、日新薬(4516)、テルモ(4543)に注目。
テクニカル的にはティア(2485)、ケンコーマヨ(2915)、薬王堂(3385)、ツルハ(3391)、DLE(3686)、ステラケミ(4109)、サカタインク(4633)、ヤフー(4689)、シーズ(4924)、昭和シェル(5002)、東燃ゼ(5012)、三井ハイテク(6966)、三井造(7004)、IHI(7013)、ノーリツ鋼(7744)、光通信(8435)、ソフトバンク(9984)が動兆。
S&Pは4週間ぶりの反発、NASDAQは5週間ぶりの反発。
堅調な業績見通しの半導体製造装置大手アプライド・マテリアルズが上昇。
全体をけん引したとの解釈。
FRBによる6月利上げ確率は約30%まで上昇。
「市場はFRBが6月に動く可能性を織り込み始めている」と言う声が高まってきた。
ただ「利上げ可能性の高まりにつれた相場の上昇は良い流れかもしれない」という解釈も聞かれる。
仙台市で開かれていたG7財務相・中央銀行総裁会議。
世界経済の成長確保に向けて各国が金融・財政・構造政策を活用していくことで合意。
しかし「大きな決定はしなかった」という参加者もいる。
またルー米財務長官も「各国によって立場が異なる」とコメント。
財政出動での「協調」は合意できなかった。
今週は27日発表予定の1〜3月期実質GDP改定値が待たれている。
市場予想は0.8%。
もし1%を超えるようなら6月利上げの可能性が意識される展開となろうか。
27日にはイエレンFRB議長がハーバード大学で講演予定。
米金利の行方に神経質な展開は続こう。
ただ、規模的市場的には些末なギリシャの財政問題に焦点がすり替えられる市場展開よりは、
本筋を見据えた動きにとなることは当然の動きでもある。
英国の世論調査では英国のEU残留支持が44%となり、先月末の42%から上昇。
一方、離脱支持は1ポイント低下の40%だった。
英ブックメーカー(賭け業者)による残留確率は79%〜85%。
1カ月前の66%から上昇している。
週末の日経平均株価は89円高の16736円と続伸。
週間では約324円の上昇。
週足では2週連続で陽線。
先週は4勝1敗、先々週も4勝1敗。
この2週間では8勝2敗とGW明け以降の日経平均は実はしっかりした動き。
25日線(16705円)と不即不離の動きの継続で一目均衡表の雲を抜けてきた。
気になってくるのが機関投資家の株価値洗いの基準ともいえる3月月中平均の16897円。
そして3月28日の終値は17134円。
これは3月期末権利落ち前の終値。
ここを抜けて権利配当落ちを埋めたことになるスタートラインである。
売買代金は2兆円割れ水準と低迷。
だがもうそろそろ三角もちあいから脱却する雰囲気になってこよう。
週末に控えた伊勢志摩サミットを待つモードとその後への期待感のせめぎ合いの時間帯になろうか。
シカゴ225先物終値は16725円。
高値16810円だからシカゴでもまだ膠着感だった流れは引き継ぐのだろう。
5月SQ値16845円が上値を抑えている構図に変わりはない。
仙台でのG7では何も決まらなかったが、何も決まらないのがG7とすれば別に問題はなかろう。
為替に翻弄されなくなりそうな気配は好感。
売買代金の低下は次のステップへのすくみとみたい。
IMFの報告書。
「日銀の金融緩和について、成長率や株価の上昇などアジア新興国に前向きな影響を及ぼした」と指摘。
「大半の(東南アジア)諸国では、生産が拡大。
インフレ率が一時的に上昇した。
資本流入も多くの国で急増した。
日銀の金融緩和はアジア新興国の株価を大幅に押し上げた。
ほぼすべての国の通貨が対円で上昇したが、経済成長への影響は概ね前向き。
株高を背景に信頼感が回復。・
経済成長が加速したことで、自国通貨高の影響が打ち消された」と分析。
中国経済への影響については「人民元相場が対円で上昇したものの、影響はマイナスではなかった。
株式市場の上昇で明らかな信頼感回復や、輸入コストの低下がプラスに働いた」との見方。
国内では不発のマイナス金利もアジアでは人気があるのかも知れない。
先週の安部首相がすこぶる元気な様子。
16日(月)は18時39分から東京・内幸町の日本プレスセンタービル。
「安倍晋太郎氏をしのび安倍晋三総理と語る会」。
20時37分、東京・銀座の中国料理店「飛雁閣」。
大久保好男日本テレビ社長、秋山光人日経映像社長らマスコミ関係者と会食。
で22時23分に自宅。
17日(火)は19時3分、東京・虎ノ門の虎ノ門ヒルズで「ものづくりなでしこ設立パーティー」に出席。
19時34分、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ。
レストラン「石心亭」でブッシュ米前大統領と食事。
岸信夫自民党衆院議員同席。21時34分に自宅。
18日(水)は18時41分からマハマ大統領と首脳会談。
19時40分から公邸で首相夫妻主催の夕食会。
19日(木)19時5分から東京・芝公園のホテル「ザ・プリンスパークタワー東京」。
日本料理店「芝桜」で加藤勝信1億総活躍担当相、茂木自民党選対委員長、
岡本毅東京ガス会長、冨田哲郎JR東日本社長らと食事。21時47分に自宅。
20日(金)18時27分、東京・赤坂の日本料理店「佐藤」。
森喜朗元首相、萩生田光一官房副長官らと会食。20時44分、公邸。
土曜はスパだけだが22日(日)は大相撲観戦中にアルマーダ・ロペス駐日メキシコ大使。
表彰式で優勝した横綱白鵬関に表彰状と40キロの内閣総理大臣杯を授与。
18時41分、東京・上原のレストラン「セララバアド」。
河野雅治外務省中東和平担当特使、昭恵夫人、母親の洋子さんらと食事。
21時37分自宅。
因みにこの河野氏は東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事。
ドトール・日レスホールディングス取締役、三井住友フィナンシャルグループ取締役。
オンコリスバイオファーマ(4588)が週末にプレス。
同社が持つ抗がん剤について。
中国製薬企業江蘇恒瑞医薬(江蘇省)に、中国での開発販売権付与で基本合意。
正式契約は11月までに締結するという。
寄りつきは買い気配。
ストボの岩本デスクの指摘は「サミットの年は転機の年」。
↓
日本でサミット(先進国首脳会議)が開かれたのは過去に5回。
(1)1979年(第5回)6月28日〜 大平政権での「東京サミット」
第二次オイルショック:6250.04→6569.47 △5.1%
(2)1986年(第12回)5月4日〜 中曽根政権での「東京サミット」
「世界一の債権大国」バブル相場始動:15869.57→18701.30 △17.8%
(3)1993年(第19回)7月7日〜 宮沢政権での「東京サミット」
自民党が衆院選で大敗し結党来初の下野:19828.88→17417.24 ▲12.2%
(4)2000年(第26回)7月21日〜 森政権での「沖縄サミット」
ITバブル崩壊:16811.49→13785.69 ▲18.0%
(5)2008年(第34回)7月7日〜 福田政権での「北海道・洞爺湖サミット」
リーマンショック:13360.04→8859.52 ▲33.7%
コメントは「星取りは2勝3敗。
とにかく負け方が半端ではありません(リーマン時が散々でしたが…)。
時の政権がサミットまでにエネルギーを使い尽くしてしまうのか。
サミット開催は年半ばですから、その年後半の相場はこれで決まってしまうことが多いようです」。
来週はいよいよ伊勢志摩サミット。
息切れ、あるいは終焉論がいわれるアベノミクスにとって、その効果たるやどうでしょう。
中曽根政権時の例を踏襲してくれるといいのですが…。
相場的には、1993年以降3回のジンクスに逆らえない、という可能性も。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ペッパー(3053)・・・動兆
ペッパーフードサービスに注目する。
同社はステーキのファストフード店展開が中核。
「ペッパーランチ」に加え、立ち食い店の「いきなりステーキ」が急成長。
立ち食い店のマイレージ会員は20万人突破、アプリ登録数も7万人超。
業績は好調で中間期通期ともに上方修正。
(櫻井)
日経平均株価予想レンジは、1万6500円-1万6900円を想定する。
引き続き、日経平均先物の5月限SQ(特別清算指数)値の1万6845円67銭が上値として意識されるとみられる。ただ、為替が対ドルで円安方向に進む動きとなった場合には、SQ値を超える場面もありそう。
一方で、底堅さが意識される相場展開になりそうだ。26-27日に伊勢志摩サミットが開かれる。先週は政策期待が相場の底堅さにつながっていたが、今週も政策期待相場が続くことになりそうである。
またサミット後にも安倍首相が決断するとみられている消費増税の実施の有無に向けて、増税延期観測が高まっており、思惑が強まりそうである。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1250万株、買い900万株で、差し引き350万株の売り越し。売り越しは4営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、機械、小売、不動産、精密、薬品、自動車、電機など。買いセクターに、通信、機械、薬品、電機、化学、小売、商社、海運など。
【注目の好材料銘柄】
■フライト <3753>
16年3月期の連結最終損益は1億6200万円の赤字(前の期は8400万円の赤字)に赤字幅が拡大したが、従来予想の2億円の赤字を上回って着地。17年3月期は3000万円の黒字に浮上する見通しとなった。
■トレイダーズ <8704>
提携先のLiquidが同社と共同開発した生体認証を利用した金融機関向けのインターネットログイン管理サービス「Liquid-Trade」の販売を開始。また、トレイダーズ証券で指紋認証によるログインツールの実証実験を始めた。
■アクロディア <3823>
集合住宅用「インターホン向けIoTシステム」を戸建て住宅向けに販売開始。個別玄関対応で民泊ビジネスでの鍵の管理にも活用できる。
■オンコリスバイオファーマ <4588>
中国ハンルイ社と腫瘍溶解ウイルス「OBP-301(テロメライシン)」の同国における導出を前提とした基本合意書を締結。11月末までにライセンス契約締結を目指す。また、血中浮遊がん細胞検査薬「テロメスキャン(OBP-1101)」のライセンス先である韓国ウォニック・キューブ社に対し、新たに製造権を付与。これによりロイヤリティを受領するほか、今後ウォニック・キューブ社が製造するウイルスに関して販売収入を受け取る。
【予定】
23(月)
【国内】
4月貿易統計(8:50)
5月月例経済報告
《決算発表》
タカショーなど
【海外】
EU外相理事会(ブリュッセル)
休場:カナダ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
20日のNYダウ平均は4日ぶりに反発した。終値は前日比65ドル54セント高の1万7500ドル94セントだった。
アジアや欧州の株価指数が上昇し、市場心理が改善。株高の流れを受け、下落基調にあった米株式相場には買い戻しが優勢だった。ダウ平均は上げ幅を136ドルまで広げる場面があった。
次の米利上げ時期が想定より早まるとの見方から、ダウ平均は前日に約2カ月ぶりの安値を付けていた。下げの勢いを強めていた米株式には、週末とあって持ち高調整を目的とした買い戻しが広がった。
米株式相場は取引終了にかけて伸び悩んだ。米利上げの悪影響を受けやすい内需株に売りが出て、相場の重荷となった。相場を方向付ける新たな取引材料に欠き、上値を追う動きも限られた。
ナスダック総合株価指数は大きく反発し、前日比57.025ポイント高の4769.558で終えた。半導体関連株の上げが大きかったほか、バイオ製薬株の上昇したのも指数を押し上げた。
セクター別では、半導体・半導体製造装置やメディアが上昇する一方で食品・飲料・タバコや消費者・サービスが下落した。
個別ではカジュアル衣料のギャップが高い。前日夕に発表した2〜4月期決算は減収減益だったが、低価格衣料品店「オールドネイビー」の日本撤退を含む75店舗を閉鎖する計画を示し、経営合理化が進むとの期待から買いが優勢だった。
電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は約15億ドルの資金調達に成功し、上昇。ガスパイプライン大手のキンダー・モルガン(KMI)はカナダでのパイプライン拡張計画を発表し、堅調推移。半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ(AMAT)は決算内容が好感され、大幅上昇。
AMATの決算を受け、半導体のマイクロン・テクノロジーも大幅高。化学のデュポンやクレジットカードのアメリカン・エキスプレス、IBMなどが買われた。
一方で、農機メーカーのディアが安い。取引開始前に発表した2〜4月期決算が減収減益となり、あわせて示した売上高見通しが市場の予想を下回ったのを嫌気した売りが膨らんだ。
四半期決算で売上高が市場の期待に届かなかったスポーツ用品・衣料小売りのフットロッカーが下げた。一部報道で分離を検討している中核事業の売却額が想定より低くなる可能性があると伝わった米ヤフーも下落したほか、米マクドナルドやスポーツ用品のナイキが売られた。
今週の米株式相場は神経質な展開か。市場ではイエレン議長をはじめ米連邦準備理事会(FRB)高官の講演に関心が集まりそう
NYダウ工業株30種(ドル)
17,500.94 +65.54
S&P500種
2,052.32 +12.28
ナスダック
4,769.558 +57.025
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は反発した。6月物は前日比130円高の1万6725円で引けた。20日の大取終値を15円下回った。欧州とアジアの株高を受け、米株とともに買われた。早期利上げへの警戒感が根強いなか、週末を控えて低調な取引になった。この日の6月物高値は1万6810円、安値は1万6545円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16725 ( -15 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16740 ( 0 )
( )は大阪取引所終値比
【20日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6156.32(+102.97)
ロンドン株式相場は大幅反発。FTSE100種総合株価指数は前日終値に比べ102.97ポイント高の6156.32で引けた。指数に占める割合の多い資源株を中心に幅広い銘柄が買われ、ほぼ全面高で引けた。前日に欧州株が軒並み下落したこともあり、週末を控えた買い戻しも入ったようだ。
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 9916.02(+120.13)
フランクフルト株式相場は大幅反発し、全面高で引けた。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前日比120.13ポイント(1.23%)高の9916.02だった。欧州株全体が上昇した。
フランス・パリ株価指数
CAC40 4353.90(+71.36)
【今週の展開】
今週は堅調な展開となった。消費増税延期観測が伝わったことから政策期待が高まり、下げづらい地合いが醸成された。市場予想を大幅に上回る1-3月期GDPは指数への好影響は限定的も、軟調推移が続いていた銀行株に買いが入った。
一方、マザーズ市場では主力銘柄がこぞって売られる場面があるなど、トレンドの変調をうかがわせる動きが見られた。
週後半は、伊勢志摩サミットを前に様子見姿勢は強く、東証一部の売買代金は連日低水準となった。日経平均は週間では約324円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
【来週の展望】
当面の日経平均株価は、堅調に推移するだろう。26〜27日の伊勢志摩サミットを通過し、消費増税に対する判断が正式決定されるまでは引き続き様子見姿勢の強い地合いが想定される。
日経平均は2月の1番底、4月の2番底を形成したあと、今は上昇トレンドを描くまでの強さはないものの、安値圏でもち合いながら、日柄をかけて下値ならし(底練り)をしているように見受けられる。
政策期待などから今週同様に底堅い展開は予想され、政府要人の発言や観測報道などが市場全体や特定のセクター、テーマ銘柄を刺激する展開も期待できる。今週、FOMC議事要旨や連銀総裁発言などから米国の6月利上げが強く意識されたことで、円高一服感が強まっている点もサポート材料になるだろう。
来週、米国では4月耐久財受注や1-3月期GDP改定値など、注目度の高い経済指標もいくつか控えている。指標結果を受けドル高・円安の流れが強まるようなら、日本株は水準を大きく切り上げる可能性もあるとみる。
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寄り後は押し目買いが入り次第高の展開となった。全体商いは薄いものの売り圧力も限定的だった。
きょうは“閑散に売りなし”を地で行く展開となった。為替が取引時間中に円安方向に振れたことも、主力株には追い風となった。
市場では、「企業による自社株買いが相場全体の需給を引き締めた面がある」と指摘していた。
主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、財政出動などの経済政策で各国が協調姿勢を確認するとの期待が先行し、買いが優勢になった。ただ、重要イベントを控えた週末とあって積極的な買いは続かず、手じまい目的の売りが一段の上値を抑えた。
JPX日経インデックス400は反発し、終値は49.80ポイント高の1万2136.17だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、6.84ポイント高の1343.40で終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆8831億円と、節目の2兆円を連日で下回り5月9日以来の低水準だった。売買高は18億8727万株。東証1部の値上がり銘柄数は全体の7割弱の1332、値下がりは481、変わらずは139だった。
個別では、2016年3月期決算と同時に自社株買いを発表した損保JPNKが上げた。子会社が心疾患向けの再生医療製品の治験を始めたと発表したノーリツ鋼機も高い。トヨタや三菱UFJ、ソフトバンクも上げた。
パスコが急騰、ブレインパッド、日本アジア投資、enishなども値を飛ばした。リゾートトラスト、フルキャストホールディングスなども大幅高。
半面、銅などの商品相場の下落による収益悪化懸念から住友鉱、三井金が安い。港湾の地盤を改良する公共工事でデータの改ざんがあったと伝わった東亜建も売られた。
ブリヂストン、JTが軟調、ソフトブレーンも利益確定の売りに下落。パイオニア、日本精工などの下げも目立っている。楽天が値を下げ、日本製鋼所、日立建機も安い。
東証2部株価指数は続伸した。前日比20.52ポイント高の4342.24となった。
個別銘柄では、ぷらっとがストップ高。エスクロAJ、アートSHD、朝日インテク、セブンシーズ、ケイアイ不、システムソフトが上昇し、セントラル総、タカトリ、RVH、ヨシックスが下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,736.35 |
89.69 |
日経平均先物 |
16,740.00 |
100.00 |
TOPIX |
1,343.40 |
6.84 |
TOPIX先物 |
1,343.50 |
8.50 |
東証2部指数 |
4,342.24 |
20.52 |
JASDAQ |
2,516.24 |
9.26 |
マザーズ |
1,080.82 |
12.74 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1887270 |
1883187 |
東証2部 |
58050 |
18917 |
日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比9円26銭高い2516円24銭だった。政府による財政出動への思惑などで日経平均株価が堅調に推移し、投資家心理が改善した。新興企業向け株式市場でも買いが優勢になった。
「政府が2020年に乗用車の無人自動運転を解禁する」との報道で自動運転関連銘柄に個人投資家の買いが膨らんだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で517億円、売買高は8616万株だった。
個別銘柄ではドーン、プロパティAがストップ高。アスコットやシンバイオ、アバール、リーバイス、エムケイシステム、SOLHDが上昇した。
半面、エイジスが一時ストップ安。ハビックス、特殊電極、セプテニHDやシノケンG、イリソ電子は下落した。
東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比12.74ポイント高い1080.82だった。売買代金は1707億円と、6日以来2週間ぶりの低水準だった。
個別銘柄ではエクストリーム、イードがストップ高。メドレック、ネットイヤー、カヤック、バルニバービ、アカツキ、JIGSAW、サイバダインが上昇した。
一方ブランジスタストップ安。そーせい、イグニス、マルマエ、DMP、アークン、モルフォが下落した。
(1)高採算のIoT/IoE事業が着実に成長
(2)技術力と知的資本を生かし、既存事業をベースに新規事業を積極開拓
(3)V2Xユニット実証実験、V-LOWマルチメディア放送試験開始、
(4)独自技術「A-ya」を活用した新しいコミュニケーションの提案
目新しいのはドローン、ロボット、デジタルサイネージなど。
「ロボットはもうオフィスにいますよ」には驚いた。
また参入障壁が高いとされる自動車産業向け組込み系(エンベデッド)ソフトウェア開発に強み。
これは「車車間通信(V2X)」、「テレマティクス」、「自動運転」、「デジタルサイネージ」、
「再生エネルギー」、「情報セキュリティ」、「ロボット」、「ドローン」、「フィンテック」へ。
話題としては総務省の「非常時のアドホック通信ネットワークの活用に関する研究会」へ参画。
大規模災害の発生時等に、自動車に搭載された通信システムやスマートフォンの無線LAN機能を利用。
また神戸市バスを情報通信基地とする実証実験ではPCIソリューションズが「実証事業主体」。
ソフトバンクも参加しており期待感。
第一段階は「リアルタイムの市バス運行情報をオープンデータ化(政令市初)の実証。
第二段階は「市バス車両にデジタルサイネージ・車外カメラを設置した更なる情報発信」実証を予定。
また株式会社TCSI との協業では秘密分散ソリューション取り扱い開始。
幅広くソフト開発をインフラと結び付けている。
前場、秋葉原のインテージ(4326)の決算説明会。
IR担当から呼び込みがあったので、今期唯一の決算説明会出席。
呼ばれるほどだから閑散かと思えば満席。
業績の順調な推移がうかがわれ、成長戦略もしっかり。
AI分野の拡大とビッグデータの価値化に期待感があった。
一番記憶に残ったのは「ものづくりだけでは生きていけない。
プロダクトだけでなく、情報に対応する製造業でなくてはいけない」。
やはりハードからソフトへは世の流れである。
スケジュールを見てみると・・・
20日(金):コンビニ売上高、G7財務相・中央銀行総裁会議(仙台)、米中古住宅販売
23日(月):貿易統計、カナダ休場
24日(火):米新築住宅、独ZEW景況感、ユーロ圏財務相会合
25日(水):3か月気象予報、米FHFA住宅価格、独IFO景況感
26日(木):G7首脳会合(伊勢志摩サミット〜27日)、米耐久財受注
27日(金):消費者物価、米1〜3月GDP改訂値
22日(日)満月
23日(月)水星順行開始
25日(水)人とくるまのテクノロジー展(パシフィコ横浜)
26日(木)伊勢志摩サミット、変化日
27日(金)伊勢志摩サミット
30日(月)NY休場(メモリアルデー)、ロンドン休場(スプリング・バンク・ホリデー)
31日(火)コンピューテック台北(〜4日)
前場は秋葉原のインテージ(4326)の決算説明会。
夕刻は京橋のナノキャリア(4571)で企業研究会。
夜は大正10年創業・小津安二郎監督が愛した焼き鳥の老舗でパワーミーティング。
明日は品川でラジオNIKKEI・プロネクサスのIRセミナー。
登場するのはインフォテリア(3853)の平野社長。
そしてサンセイランディック(3277)の松崎社長。
良い週末を・・・。
(櫻井)
きょう前場の東京株式市場は、やや売り先行でスタートしたものの下値は固く、寄り後は下げ幅を縮小し、前引け段階で前日終値を上回っている。
市場エネルギーは引き続き乏しいものの、きょうから始まる主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議を巡り、経済政策への期待から買いが入った。
ただ、前日の米国株安などは投資家心理の重荷となり、上値を追う動きは限られた。
円相場が1ドル=110円台前後で膠着し、輸出採算の改善を見込んだ買いは限定的だった。週末とあって大きく持ち高を傾ける動きも少なかった。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はそれぞれ小幅に反発した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で8637億円、売買高は8億9501万株。東証1部の値上がり銘柄数は1222、値下がりは560、変わらずは163だった。
個別では、ソフトバンクグループがしっかり、自動車のトヨタのほか、日産自やマツダが上昇した。鋼材原料の鉄くずの購入価格を引き下げたため原価低減につながるとの期待から東京製鉄が買われた。堅調な業績を評価してヤマハも高かった。フルキャストホールディングス、リゾートトラストなども高い。
一方、港湾の地盤を改良する公共工事でデータの改ざんがあったと伝わった東亜建が安い。三井住友FGやブリヂストンも下げた。JT、ALSOKなども売りに押されている。ソフトブレーンが利食われ、楽天、日本精工、日本製鋼所なども値を下げた
東証2部指数は続伸した。前引けの2部指数は、前日比24.39ポイント高の4346.11となった。
個別銘柄では、エスクロAJ、アートSHD、朝日インテク、システムソフト、IJTT、ケイアイ不が上昇した。半面、タカトリ、日本KFC、ニチリン、相模ゴムが下落した。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日に比べ4円82銭高い2511円80銭だった。
下落して始まった日経平均株価が上昇に転じ、投資家心理の悪化に歯止めがかかった。新興企業向け株式市場でも買いがやや優勢になった。自動運転など個人投資家が注目する銘柄が物色された。
ジャスダック市場の売買代金は概算で273億円、売買高は4626万株。
個別銘柄ではドーン、アスコット、プロパティAがストップ高。アバール、エムケイシステム、原田工業、シンバイオ、アイサンテクが上昇した。半面、違法な時間外労働をさせていたとして厚生労働省が行政指導したと伝わったエイジスが一時ストップ安。テイン、ハビックス、ラック、クルーズ、アルファクスFSが下落した。
東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比8.02ポイント高い1076.10だった。
個別銘柄ではエクストリームがストップ高。メドレックは一時ストップ高と値を飛ばし、ジェネパ、カヤック、ネットイヤー、JIGSAW、グリンペプが上昇した。
一方、そーせいやブランジスタ、エディア、アークン、イグニス、Hameeが下落した。
S&P500は反落し3月28日以来の安値となった。
基本は前日のFOMC議事要旨での早期利上げ観測を嫌気した流れとの解釈。
FRBのフィッシャー副議長。
講演で6月に利上げするかどうか言及しなかったことが市場の失望を誘ったという解釈もある。
ニューヨーク連銀のダドリー総裁。
「米経済は6月か7月に利上げを正当化するほど十分に力強い可能性がある」とコメント。
これが早期利上げ懸念となり株価下落の誘因との解釈もある。
米国株と原油価格の下落で、円の需要が高まったという指摘。
ドルはユーロやスイスフランに対して小幅上昇。
「リスク志向が弱まったため、安全通貨とされる円は堅調となった」という意味不明の解釈も聞かれる。
要は株式も為替もトレンドが見いだせないから上げ下げの理由も不明瞭ということだろう。
GMはカー・シェアリングサービス「Maven」を拡大すると発表。
アメリカで起きたことはいずれ日本でも起こる。
「シェアリング」とういう概念は東京でもさらに拡大しようか。
やや見落とされているのがギリシャ問題。
IMFは「ギリシャの債務軽減をめぐる協議について、
猶予期間と償還期限の延長のほか非常な低金利に焦点をあてて交渉する必要がある」とコメント。
ほとんど進歩してないギリシャ債務問題がフォーカスされる可能性もあろうか。
昨日の日経平均株価は16646円。
先週木曜も16646円だったから結局も何も動かなかった1週間ということになる。
おそらく市場は伊勢志摩サミットまでの様子見なのだろう。
そこを通過すると今度は参院選挙が控えている。そうこうしているうちに夏枯れ。
東証1部の売買代金2兆円割れという商いの低調さから脱却しないと三角もちあいからの脱出も見通しにくい。
GDP600兆円にむけた成長戦略の素案が発表された。
「AI・ロボで生産性向上」と言うのが柱だが特に目新しいものでもない。
5月第2週の投資部門別売買動向では海外投資家が3週ぶりの買い越し。
3142億円の売り越しから567億円の買い越しに転じた。
主役は事業法人の648億円の買い越し。
NY同様企業の自社株買いが相場の下支えになっている構図。
トレンドが明確でない相場では、それでも貴重な買いとなっている。
空売り比率でさえ30%台後半であまり動かなくなってしまった。
裁定買い残が1兆8000億円程度では悪さもできずのレベル。
シカゴ225先物の終値は16595円。
高値は16845円まであったから少しは1週間後のSQ値奪還に期待はしたいが、市場は停滞感。
「五里霧中で心理的に金縛りにあったような相場。
8円安、1円高という煮詰まりはどちらかに放れる前兆かもしれない」と市場関係者。
週末要因を考えるとあと1日の一休みだろうか。
昨日は第63回規制改革会議が開催された。
日経でも報じられているが特に目新しいものは見当たらない。
民泊関連の規制改革くらいだろうか。
「例えば、食卓にバターが十分に届くように、
売り惜しみが疑われる場合には国が輸入したバターを売り渡さないこととします。
さらに、どうすれば酪農家の経営意欲が高まるか、抜本的な改革を考えていきたいと思います。
規制改革に終わりはありません。
世界はどんどん変化していきます。
その中から新しい要請が出てくる。
それに答えていかなければ日本は成長していくことができないわけであります。
今後更にギアを上げて
規制改革課題を発掘・解決していくことで経済成長につなげていきたいと思います」と安部首相。
また産業競争力会議も開催され「日本再興戦略2016」(素案)について議論。
「成長戦略第2ステージの鍵は、第4次産業革命の実現であります。
IoTやロボットを活用して、一人一人の状況に応じた個別化サービスや新しいビジネスが生まれます。
全ての工場や店舗がIoTでつながり、在庫ゼロ、即時オーダーメイド生産が可能となります。
あらゆる産業が一変する可能性があります。
大きなチャンスである反面、乗り遅れれば日本の主要企業が世界の先行企業の下請となり、
日本経済全体にとってピンチとなるおそれがあります。
スピード勝負で改革に取り組むため、司令塔として『第4次産業革命官民会議』を設置します。
まずは、3つの重点課題に取り組みます。
第1に、健康医療など有望な分野を特定し。
企業や組織の垣根を越えて、データを共有・活用するプラットフォームの形成を促します。
第2に、技術革新の動向を踏まえ、先手先手で規制・制度を改革します。
第3に、第4次産業革命の時代を勝ち抜ける人材を育成します。
初等中等教育でのプログラミング教育を必修化し、ITを活用した習熟度別学習を導入します。
第4次産業革命を新たな成長のエンジンとして、『GDP600兆円』を実現するために、
更に全力を尽くしてまいります」。
「IoT推進コンソーシアム」、「ロボット革命イニシアティブ協議会」。
「Iot推進ラボ」などは既に登場している。
面白そうなのは「キャッシュレス化等によるビッグデータの利活用促進」。
そしてITタグを利用した実証事業。
高齢者の移動手段などは自動走行運転につながっている。
目新しい言葉は「2020年のショーケース化」。
意味不明ながら何かありそうな言葉。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
コムチュア(3844)・・・動兆
コムチュアに注目する。
同社は独立系SI。
クラウド、Web構築、ネット運用強化
業績は絶好調で最高益更新。
教育関連も注力。
ビッグデータやAIのための新会社「コムチュアデータサイエンス」に期待。
(櫻井)
米国株の下落が影響して東京市場はやや売り優勢で取引をスタート。
きょうから仙台市で始まる主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議について、一部の投資家の間では各国が財政出動で協調するとの期待が広がっているといい、買いが優勢になった。ただ、引き続き前日の米株安が重荷となり、上値を追う動きは限られている。
日経平均は前日終値水準でのもみ合いとなっている。
先物、オプション市場も商いが少なく海外投資家は静観している様子。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)は前日終値近辺での小動きが続く。外国為替市場で円相場が1ドル=110円近辺で膠着しており、企業の輸出採算の改善を見込んだ買いは続いていない。
東証1部の売買代金は概算で5106億円、売買高は5億6654万株。東証1部の値上がり銘柄数は1126、値下がりは610、変わらずは203だった。
業種別では33業種中18業種が値上がり。1位は繊維で、以下、情報・通信、不動産、石油・石炭と続く。値下がり上位にはゴム製品、空運、海運が並んでいる。
日経平均プラス寄与度トップはソフトバンクで、日経平均を8.12円押し上げている。次いで東エレクが7.22円、ヤマハが5.30円、NTTデータが4.31円と続く。
マイナス寄与度は8.04円の押し下げでファナックがトップ。以下、JTが4.28円、日東電が3.92円、ブリヂストンが3.26円と続いている。
個別では、トヨタや日産自が上げ、ソニーやTDK、東エレクが上昇した。一方、三井住友FGや三菱UFJは下げている。港湾の地盤を改良する工事でもデータを改ざんし、計画通りに工事が完了したと報告していたと伝わった東亜建が大幅安。
東証2部株価指数は続伸している。エスクロAJ、アートSHD、Jトラストが上げ、セントラル総、タカトリが下落した。
また、乱高下しているマザーズ指数は前日終値水準でのもみ合いになっている。
225先物はSBI・バークレイズ・ソジェン・モルスタが買い越し。
GS・三菱・パリバ・ドイツ・アムロ・みずほが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・三菱・メリル・SBIが買い越し。
ドイツ・みずほ・JP・クレディ・ソジェン・モルスタが売り越し。
外資系等は東芝プ(1983)、コナミ(9766)、日写(9715)に注目。
テクニカル的には東急建(1720)、飛島(1805)、新日建(1879)、寿(2222)、アウトソ(2427)、Jオイル(2613)、東洋水産(2875)、ネクステージ(3186)、保土谷(4112)、第一三共(4568)、日製鋼(5631)、三浦工(6005)、ユニデン(6815)、日写(7915)、共栄タ(9130)、関西スパ(9919)が動兆。
シカゴ225先物は円建てが大証日中終値と比べて45円安の1万6595円取引を終えている。同水準にさや寄せされるだろう。
日経平均予想レンジは、1万6500円-1万6800円を想定する。
政策期待は引き続き一定の支えになり、日経平均の16500円レベルはサポートとして意識されると考える。
ただし、為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半とやや円高に振れている。
週末要因も重なり、主力の輸出関連銘柄は軟調な展開となることが想定される。
また、21日まで仙台で開催されるG7(先進7カ国)財務相・中央銀行総裁会議での討議内容を見極めたいとして、模様眺めムードが広がる可能性もありそう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1220万株、買い1300万株で、差し引き80万株の買い越し。買い越しは3営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、REIT、化学、機械、自動車、銀行、その他金融、不動産、保険など。買いセクターに、薬品、電機、機械、銀行、情報通信、保険など。
【注目の好材料株】
■ウェルネット <2428>
6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■カヤック <3904>
6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■イード <6038>
ソニーミュージックエンタテインメント(SME)と資本業務提携。デジタルコンテンツマーケティング事業で連携を図る。資本面ではSMEが同社の発行済み株式の2%〜5%未満を取得する。
【予定】
20(金)
【国内】
G7財務相・中央銀行総裁会議(仙台、〜21日)
《決算発表》
損保JPNK、MS&AD、光通信、東京海上、イチケン、鶴見製、ビルト工、東北新社、ミューチュアル、ラサールロジ、インテアHD、フライトHD、TYK、フリージアマク、ヨシタケ、アジア開発、サハダイヤ、テクノセブン、地盤ネットH、桂川電、東芝テック
【海外】
米4月中古住宅販売件数(23:00)
休場:タイ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落した。終値は前日比91ドル22セント安の1万7435ドル40セントと、3月16日以来およそ2カ月ぶりの安値を付けた。
前日に続いて米連邦準備理事会(FRB)による早期の利上げ懸念からアジア・欧州株がほぼ全面安となり、米国株にも売りが広がった。
新規の取引材料に乏しいなか、市場の関心は引き続きFRBの追加利上げに向かった。NY連銀のダドリー総裁は19日、6月か7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げに踏み切る可能性に言及した。
市場が想定する時期よりも前倒しで追加利上げを決定する可能性が改めて意識された。
発言を受け、ダウ平均は下げ幅を一時195ドルまで拡大した。採用銘柄ではゴールドマン・サックスやボーイング、IBMの下げが目立った。
売りが一巡すると、米株式相場は取引終了にかけて下げ渋った。
四半期決算が市場予想を上回った米小売り最大手のウォルマート・ストアーズの上昇率は9%を超え、ネットワーク機器のシスコシステムズも買われ、ダウ平均を支えた。
ナスダック総合株価指数は反落し、終値は同26.586ポイント安の4712.533ポイントだった。グーグルの持ち株会社アルファベットなど時価総額の大きいハイテク株の一角やバイオ製薬株が軒並み下落したのが指数を押し下げた。多くの機関投資家が運用の参考指標とするS&P500種株価指数は続落し、昨年末の水準を下回った。
セクター別では、食品・生活必需品小売や公益事業が上昇する一方で自動車・自動車部品や資本財が下落した。
自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)は燃費誤表示を巡る販売停止について、スポーツ多目的車(SUV)所有者13万人への補償計画が報じられ、売られた。
自動車部品チェーンのアドバンス・オート・パーツが安い。市場予想を下回った決算を嫌気した売りが出た。建機のキャタピラーや米通信大手のベライゾン・コミュニケーションズも下げた。
一方で、スポーツ用品販売のディックス・スポーティング・グッズは予想を上回る決算が買い材料視されて上げた。
ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は決算内容が好感され、上昇。小売最大手のウォルマート(WMT)は減益ながら予想を上回る決算を発表し、大幅上昇。種子メーカーのモンサント(MON)はドイツの化学大手バイエルから買収提案を受け、堅調推移した。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,435.40 −91.22
S&P500種
2,040.04 −7.59
ナスダック
4,712.533 −26.586
【シカゴ日本株先物概況】
シカオ日経平均先物は反落した。6月物は前日比120円安の1万6595円で終え、同日の大阪取引所の終値を45円下回った。NY連銀のダドリー総裁が6月か7月に利上げする可能性を示唆するなど早期の米利上げへの警戒感から米株式相場が下げ、日本株先物にも売りが及んだ。外国為替市場での円安・ドル高の勢いが一服したのも相場の重荷となった。この日の6月物の安値は1万6485円、高値は1万6845円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16595 ( -45 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16610 ( -30 )
( )は大阪取引所終値比
【19日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6053.35(-112.45)
ロンドン株式相場は続落。FTSE100種総合株価指数は前日終値に比べ112.45ポイント(1.82%)安の6053.35と3月10日以来の安値で引けた。資源株を中心に構成銘柄の約9割が下落した。
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 9795.89(-147.34)
フランクフルト株式相場は反落。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前日比147.34ポイント(1.48%)安の9795.89と4月12日以来の安値だった。
フランス・パリ株価指数
CAC40 4282.54(-36.76)
18日の現物株式市場終了後の時間帯に、外国為替市場で1ドル=109円台半ばへと円安・ドル高が進行していることもあり、この円安傾向が持続するようであれば19日の株式相場は堅調な推移が予想される。
きょう強い動きが見られた銀行株や、原油高がメリットとなる銘柄群に引き続き注目か。市場全体へのインパクトを考えると、特に銀行株に強い動きが続くかどうかがあすの焦点と考える。またそうなれば、保険や地銀、リース、ノンバンクなど、金融関連セクター全般に見直し買いが入りやすいと予想する。
市場関係者からは「18日の終値で、日経平均株価の25日移動平均線(1万6632円=18日)と75日移動平均線(1万6609円=同)が、昨年11月以来のゴールデンクロスを達成し、先高期待感が高まってきた」との見方が出ていた。
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強弱感が拮抗して方向感の定まらない動きが続いた。日経平均株価は前日比プラスとマイナスの間を行き来する展開で結局小安く引けている。
寄り前発表の1〜3月GDPは前期比年率1.7%増と市場コンセンサスを上回り、6月に予定される日銀金融政策決定会合での追加緩和期待が後退したことが、朝方は売り優勢の背景となった。しかし、その後マイナス金利拡大の影響が遠のいたとしてメガバンクが売買代金を伴い大きく買われ、全体相場のムード改善にひと役買った。
昼に燃費データ不正の可能性が伝わったスズキ株が午後に急落し、日経平均を押し下げる場面もあった。中国・上海総合指数などアジアの主要な株価指数の下落や新興企業の株価急落も投資家の警戒感を誘い、取引終了にかけては売りが優勢になった。
日経平均の日中の値幅(高値と安値の差)は300円近くと乱高下した。日経平均は午後に140円近く下落する場面があった。
スズキ株が一時15%安と急落し、自動車株全体に売りが広がった。東証マザーズ指数の下落率が9%に迫り、信用取引の担保となっている主力株に売りが広がるとの思惑も相場の重荷になった。日経平均先物に断続的な売りが出たのも響いた。
時価総額の大きいメガバンク株などが大幅高となり、JPX日経インデックス400は3日続伸し前日比17.66ポイント高の1万2104.18で終えた。
東証株価指数(TOPIX)も3日続伸した。
業種別TOPIXは33業種中15業種が下落した。「電気・ガス業」や「情報・通信業」が下落した。半面、原油価格の上昇で「鉱業」が上昇。「銀行業」なども上げた。
東証1部の売買代金は2兆3366億円と3日ぶりに2兆円を上回った。売買高は23億4197万株だった。値下がり銘柄は1056、値上がりは778、変わらずは117だった。
個別では、スズキは1銘柄で日経平均を10円あまり押し下げた。KDDIやNTTなど通信株が売られ、富士重や日産自など自動車株の一角も下げた。武田やペプドリ、小野薬など医薬品株も軟調だった。ALSOK、J−POWER、イーレックスが安く、新日本科学、マネーパートナーズグループ、ネクストなどの下げも目立つ。
半面、トヨタは小幅高で終え、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンク株は大幅高。ソニーや村田製、TDKが買われた。ソフトバンクも上げた。
国際石油開発帝石も大きく買われた。gumiが急伸、日本写真印刷、日本製鋼所も高い。
東証2部株価指数は続落した。大引けの2部指数は、前日比42.04ポイント安の4294.92となった。
個別銘柄ではぷらっとがストップ安。タカトリ、マルコ、NVC、アートSHD、朝日インテク、RVHが下げた。半面、セントラル総がストップ高。帝国ホテル、カネミツ、安川情報、ベネ・ワン、フマキラが上げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,644.69 |
-8.11 |
日経平均先物 |
16,590.00 |
-110.00 |
TOPIX |
1,338.38 |
2.53 |
TOPIX先物 |
1,335.50 |
-5.00 |
東証2部指数 |
4,294.92 |
-42.04 |
JASDAQ |
2,495.45 |
-19.43 |
マザーズ |
1,050.68 |
-89.36 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2341970 |
2336658 |
東証2部 |
72160 |
18891 |
日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比19円43銭安い2495円45銭だった。バイオ関連など一時人気化していた新興市場銘柄の一角が急落し、信用取引の追加担保差し入れ義務(追い証)発生に備えた個人投資家の手じまい売りなどが加速した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で537億円、売買高は1億244万株だった。
東京証券取引所が信用取引規制を強化したFVCがストップ安。チエルは一時ストップ安と急落した。 個別銘柄では、アスコットがストップ安。アルファクスFS、DIT、日本アイエスケイ、不二精機も売られた。ドーン、アイサンテクなど自動運転関連として注目されていた銘柄も下げた。
半面、プロパティA、ハビックス、テイン、ショーエイコーポがストップ高。マクドナルドや構造計画、シノケンG、ガーラ、オリコン、ハンズマンが上昇した。
東証マザーズ指数は急反落した。終値は前日比89.36ポイント安い1050.68だった。下落率は2月12日(8.19%)以来の大きさだった。時価総額が大きいそーせいに売りが膨らみ、指数の下落を主導した。
個別銘柄ではモルフォ、テラスカイ、ブランジスタ、ロゼッタがストップ安。CRIミドル、アンジェス、鎌倉新書、メドピア、エボラブルアジア、JIGSAW、サイバダインが下落した。一方、DMP、イグニス、INSPECがストップ高。ジェネパは一時ストップ高と値を飛ばし、マルマエ、パス、アークン、GMOリサーチが上昇した。
スズキ が後場に入り売り気配。2014年2月以来の2500円割れとなっている
同社が燃費データを取得する際、法令と異なる走行試験を実施した疑いがあることが分かったと報じ、嫌気されている。
三菱自動車の燃費不正問題が広がりを見せた直後でもあり、警戒感が先行する格好になっている。なお、スズキではデータの改ざん行為はなかったと説明しているもよう。本日、同社の鈴木修会長が、国土交通省に報告する方針という。
日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日比4円28銭安い2510円60銭だった。日経平均株価の上げ幅が100円を超えるなど東証1部の大型株に対する投資家の注目度が高まった。
半面、新興企業向け株式市場は手掛かりに乏しく、最近の主力株の値動きの悪さも重荷となり、次第に利益確定の売りが優勢になった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で312億円、売買高は5409万株。
個別銘柄では、東京証券取引所が信用取引規制を強化したFVCやアスコットが一時ストップ安。チエル、アルファクスFS、太洋工業、不二精機、日本アイエスケイが下落した。半面、プロパティA、ハビックス、構造計画、テインがストップ高。マクドナルド、フジタコーポ、オリコン、NaITO、精養軒、トリケミカルが上昇した。
東証マザーズ指数は大幅に反落した。前引けは前日比62.17ポイント安い1077.87だった。循環物色の対象になっていたバイオ関連株などの売りが膨らんだ。
個別銘柄ではブランジスタがストップ安。データセクション、そーせい、ロックオン、ロゼッタが下落した。一方、ジェネパ、INSPECがストップ高。イグニスは一時ストップ高と値を飛ばし、アイビーシー、サンバイオ、パス、アークン、アカツキが上昇した。
寄り前に発表された1〜3月GDPは前期比年率1.7%増と市場コンセンサスを上回り、6月に予定される日銀金融政策決定会合での追加緩和期待が後退し、マイナス金利の拡大による収益悪化懸念が和らいだ銀行株が大幅高となった。
また、マイナス金利による運用難に直面する保険株などが買われ相場全体を支えた
政府の景気対策に対する期待も根強い。このため不動産株などにも買いが入った。
日経平均の底堅さから日経平均先物にまとまった買い注文が断続的に入った。裁定取引に絡んだ買いがソフトバンクやファストリなど値がさ株に入ったのも指数を押し上げた。
JPX日経インデックス400も続伸し前日比91.08ポイント高い1万2177.60だった。
東証株価指数(TOPIX)も続伸した。業種別TOPIXは33業種中28業種が上昇した。「鉱業」や「銀行業」「石油・石炭製品」の上昇が目立った。半面、「電気・ガス業」や「情報・通信業」などが下落した。
午前の取引終了時点の東証1部の売買代金は1兆436億円、売買高は11億999万株、東証1部の値上がり銘柄数は1056、値下がりは761、変わらずは134だった。
個別では、三菱UFJが5%超上昇し、三井住友FGやみずほFGも3%超上昇するなどメガバンクに買いが集まった。トヨタや富士重など自動車株の一角も買いが優勢になった。ソフトバンクやファストリなど値がさ株の一部は朝安後に上げに転じた。
ソニー、TDK、アルプスも高い。gumiが急伸、ワイエイシイも大幅高。国際石油開発帝石、日本写真印刷などの上昇も目立つ。
半面、KDDIやNTTなど通信株が安く、ALSOK、ネクシィーズグループが大幅安となった。小野薬や武田など医薬品株も安い。新日本科学、J−POWER、ソフトブレーンなども大きく下げた。
東証2部株価指数は続落した。前引けの2部指数は、前日比6.32ポイント安の4330.64となった。
個別銘柄では、ぷらっと、サイオス、マルコ、アートSHD、RVH、朝日インテクが下げた。半面、セントラル総がストップ高。帝国ホテル、ピクセラ、スリープロ、象印、ベネ・ワン、は買われた。
米国株が下落したなか、寄り前に発表された1-3月期GDP速報値は前期比年率+1.7%と市場予想(同+0.3%)を上回る格好になった。
うるう年による押し上げ効果が1%前後あるとみられ、「消費税率引き上げの先送りや追加緩和の観測を打ち消すほどではない」との声があった。
9時半すぎに130円あまり下落する場面があったが、その後は下げ幅を縮小している。
想定外の上振れを受けて、政策への期待感はやや低下したものの、メガバンクは好調な経済状況を素直に受け止め強含みの格好となっている。
一方、円相場が上昇し輸出関連株に売りを促した。連日で大きな動きが目立っているマザーズ指数は前日比2%超下落している。
JPX日経インデックス400は1万2000台半ばを中心とする動きとなっている。時価総額の大きい銀行株の上昇で、東証株価指数(TOPIX)とともに日経平均と比べた底堅さが目立つ。
業種別TOPIXでは33業種中24業種が下落し、「電気・ガス業」「情報・通信業」「鉄鋼業」などが下落している。半面、「鉱業」や「銀行業」「石油・石炭製品」が上げている。
東証1部の売買代金は概算で5570億円、売買高は6億252万株だった。値下がり銘柄数は1194、値上がりは601、変わらずは153だった。
日経平均マイナス寄与度は15.69円の押し下げでファストリがトップ。以下、KDDIが15.3円、ファナックが7.84円、日東電 が6.31円と続いている。
プラス寄与度トップは東エレクで、日経平均を5.02円押し上げている。次いでアルプスが2.98円、コナミHDが1.77円、ソフトバンクが1.77円と続く。
個別では、トヨタやホンダ、日産自など主力の自動車株が安い。NTT、NTTドコモやKDDI、ソフトバンクなど通信株にも売りが優勢になっている。ALSOKが安く、ファストリや武田も下げている。半面、三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなど銀行株が上昇している。三井不や住友不、菱地所など不動産株も高い。原油先物相場の上昇を受け国際石開帝石や三菱商が上げている。
東証2部株価指数は続落している。アートSHD、タカトリ、RVHが安い。半面、システムソフ、セントラル総、ベネ・ワンが高い。
225先物は野村・パリバ・大和・メリル・UBS・SBIが買い越し。
JP・みずほ・アムロ・モルスタ・バークレイズが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・日興・GS・UBSが買い越し。
メリル・大和・JP・GSが売り越し。
外資系等はシップ(3360)、ツクイ(2398)、日新薬(4516)、トリドール(3397)に注目。
テクニカル的にはサカタのタネ(1377)、安藤ハザマ(1719)、大林(1802)、松井建(1810)、積水ハ(1928)、ネクスト(2120)、不二家(2211)、明治(2269)、ラクーン(3031)、太陽日酸(4091)、住友ベ(4203)、PI(4290)、セリア(4559)、洋インキ(4634)、パーク24(4666)、メック(4971)、TOTO(5332)、大紀アルミ(5702)、井関(6310)、三菱電(6503)、日セラ(6929)、日産車(7222)、小野建(7414)、ナガイレ(7447)、A&D(7745)、ニプロ(8086)、中部電(9502)、AOI(9607)、アイン(9627)が動兆。
月曜に上昇した火曜のNYダウは180ドル安の17529ドルと反落。
S&P500もNASDAQも下落したが結局先週末の水準に戻しただけのことと考えてもよかろう。
4月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%上昇。
2013年2月以来3年2カ月ぶりの大きな伸びとなった。
ガソリンと家賃の値上がりが全体水準を押し上げた形。
加えてダラス地区連銀のカプラン総裁は「早期の利上げを支持する」とコメント。
アトランタ地区連銀のロックハート総裁とサンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁。
「年内に2回もしくは3回の利上げが妥当になる」と指摘。
年内複数利上げ論復活を嫌気した格好での株価下落となった。
11月のFOMCで利上げが実施される確率が42%→58%と上昇した。
「現時点では口先だけでは重みがない。
市場はこうした発言に耳を傾けるのをやめ始めており、実際の行動を伴うまでは反応しない」
というもっともな意見もある。
11月の利上げ確率が持ち出されれるくらいだから6月や7月はおそらく話題になっていないのだろう。
増収増益で通期上方修正したホーム・デポが下落したのが響いたとの声もある。
S&P500採用銘柄のの第1四半期売上高は前年同期比1.9%減。
2014年第4四半期の2.1%増以来の水準。
前四半期は3.5%減少していたから好転ではあるが、減少は減少に他ならない。
NYダウは75日移動平均17848ドルを抜けてくると明確なトレンドがでてくるのだろう。
気になるのはダウ輸送株指数の逆行高。
本来ダウ輸送株指数の上昇は景気好調の前触れでもある。
WTI原油は一時7カ月ぶり高値の48.42ドルまで買われたが見えないフリ。
5月17日株高の特異日は続伸で通過。
「今朝は午前8時50分に内閣府が発表する今年1〜3月のGDP統計でヨーイドン」と市場関係者。
市場予想は実質年率伸び率が0.28%増の見通し。
うるう年効果を考慮すれば実質マイナスとされている。
ただ連続のマイナスでデフレとなれば今度は消費増税延期期待が高まるという不思議な構図。
安部首相は、午後に公明党の山口代表らと今日「自公会談」を予定。
消費増税延期の可能性が高まってきたところだ。
昨夜安部首相とブッシュ米前大統領の会食が行われたこともいずれ意味を持ってくるのかも知れない。
本来であれば株高要因だが立ちはだかったのはNY株式の下落。
為替は109円台なので邪魔はしないだろう。
25日線は昨日40円上昇、75日線は6円下落。
そろそろ短期線が長期戦を下から上抜くゴールデンクロスが示現されそうな気配。
その25日線水準で三角もちあいが収束しており、上下どちらかに動くタイミングとなってきた。
東証一部売買代金の低水準を懸念する声もあるが、トレンドが出れば自然に増加してくるだろう。
騰落レシの116.70%へ上昇。
加えて一目均衡の雲が明日黒くねじれているのが気にかかるところ。
シカゴ225先物の終値は16555円。
高値の16780円を抜ければSQ値16845円奪還が視野に入ってくる。
下値は16510円だったから下値限定、上値期待とみたいところ。
1〜3月GDPは前期比プラス0.4%、年率換算プラス1.7%で着地。
想定より悪くなかった着地。
さて株価と消費税というところ。
「三菱電機が月面探査機」とか「ソニー、好奇心持つAI」とか眩い活字。
日本製のロケットが月に行き、人が気付かない「解」を探すAIが登場する。
ソニーは2006年、15万台の販売実績があったAIBOから撤退。
と開発中だったヒト型ロボット「QRIO(キュリオ)」も封印された。
「ブーム再来でAIと親和性の高いロボットにソニーが再参入する期待も高まりそう」との声。
「感動や好奇心を引き出せる商品にしていく。
単に役に立つというだけの機能ではない何かだ」というコメントは楽しみである。
陳腐だったコメントはトランプ氏。
100億ドルを超える個人資産の明細を記録した新たな報告書を提出した。
実際は過大申告という見方もある。
本当に大統領選挙を戦えるマネーがあるのかどうかが興味の対象なのだろう。
「私は素晴らしい企業を築き上げ、偉大な不動産ポートフォリオを構築した。
その多くは世界有数の優れた象徴的な建物と見なされている」とのコメント。
あまり期待ができる人物ではなさそうな気配。
仙台で週末に開催される予定のG7財務相・中央銀行総裁会議。
特になにかが起きる訳ではなかろうが「G7は冷酒のように効く」というストラテジストもいる。
為替と財政出動とパナマ文書。
これを三題話にするのは結構難しそうだし、結論の出る話でもない。
アメリカンのルー財務長官の強硬姿勢と麻生財務相のつばぜり合いはあるのだろう。
通貨安競争でもないが、世界中が通貨安を求めるというなかで通貨高容認というのはないのだろうか。
「ええ、円高結構。そのかわり強くなった円でまた世界を買いますよ」。
そう言ったところで民がリスクを取らない以上、強気論も打てない哀しさ。
「どうか円安をお認め下さい、お代官」。
なんて卑屈な屈辱を味わうくらいなら堂々と「円高結構」とはいかないものだろうか。
どうせなら「人民元安迷惑」とでも・・・。
政府が月末に閣議決定する「1億総活躍社会の実現に向けた工程表」。
2025年度に204万人の雇用増や24.3兆円の可処分所得増加につなげたい考えだという。
(1)子育て支援の充実
(2)介護支援の充実
(3)高齢者雇用の促進
(4)非正規雇用者の待遇改善
(5)最低賃金の引き上げ
これらの施策を実現することで、労働者数が2020年度に117万人、
25年度に204万人増加。賃金総額は2014年度時点の240兆円から20年度に20.5兆円、
25年度に29.5兆円増加する。
賃金増により可処分所得も20年度に13.7兆円、25年度に24.3兆円増加すると試算。
さすがディレクターというかディレッタントという感じ。
↓
2015年も櫻井英明の足で稼ぐ「稼足銘柄」はストップ高になるものが続出した。
2016年も稼足銘柄に期待が高っている。
ストップ高になるのは、特別の材料があるわけではないケースが目立つ。
なぜ、英明注目銘柄がストップ高になるのか、その肝は社長の個性、人格、やる気と業績だ。
中でも、業績の将来像は企業株価の上昇に大きな力を発揮している。
今週の稼足銘柄5月17日号に注目!!
・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「たしかなこと」
上がり下がりの場を見ていた
通り過ぎてゆく株価の中で
哀しみは絶えないから
小さな囁きに気づかないんだろ
時を超えて株を愛せるか
本当に市場を守れるか
値動きを見て考えてた
市場のために今何が出来るか
忘れないでどんなときも
きっと市場にいるから
そのために僕らはこの兜町で
同じ風に吹かれて同じ時を生きているんだ
銘柄のこと大切にして
自分の未来そっと想うみたいに
切ない時ひとりでいないで
遠く遠く離れて行かないで
疑うより信じていたい
たとえ塩漬けの傷は消えなくても
失くしたもの探しに行こう
いつかいつの日か見つかる筈
一番大切なことは
特別な材料ではなく
ありふれた日々の中で株価を
今の気持ちのままで見つめていること
市場にまだ言葉にして
伝えてないことがあるんだ
それはずっと出合った日から
株を愛しているということ
君は場を見てるか
板の音を聞いているか
もう二度と今日へは戻れない
でもそれを哀しいと決して思わないで
一番大切なことは
特別なことではなく
ありふれた日々の中で株価を
今の気持ちのままで見つめていること
忘れないでどんなときも
きっと市場にいるから
そのために僕らはこの兜町で
同じ風に吹かれて同じ時を生きているんだ
(櫻井)
日経平均株価予想レンジは、1万6400円-1万6800円を想定する。
ドル・円が円高に振れている。主力の輸出関連株を中心に、軟調な動きとなりそう。反落後、下値を試す場面もありそう。
取引開始前に発表される1−3月期GDP(国内総生産)速報値の市場予想平均は、前期比0.1%のプラス、同年率0.3%のプラスとみられている。仮に、市場予想の平均を下回った場合には、景気対策を期待する動きが出て、上昇する可能性もある。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1450万株、買い1550万株で、差し引き100万株の買い越し。買い越しは3営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、銀行、通信、薬品、電機、小売、鉄鋼、証券、保険など。買いセクターに、電機、ゴム、機械、食品、情報通信、薬品、建設、ガス、電子機器、化学、その他製品など。
【注目の好材料株】
■オリコン <4800>
発行済み株式数(自社株を除く)の6.83%にあたる100万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月18日から11月30日まで。
■ジェネレーションパス <3195>
ECマーケットプレイスの構築を手掛ける北京移動納維信息科技服務有限公司と資本業務提携に向けて基本合意。中国での販売シェア拡大を目指す。4月売上高は前年同月比6.6%増と、今期に入り6ヵ月連続で前年実績を上回った。
■アイビーシー <3920>
野村総合研究所 <4307> グループのNRIセキュアテクノロジーズとセキュリティソリューション連携で協業。インフラ可視化による情報漏洩対策強化を実現。
■アクトコール <6064>
株主優待制度を拡充。現行は一律クオカード3000円相当の贈呈だが、新たに人気ベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」優待券6000円相当を選択できるようにする。
【予定】
18(水)
【国内】
1-3月期GDP速報値(8:50)
4月首都圏新規マンション発売(13:00)
4月訪日外客数(15:00)
《決算発表》
旭コンクリ、相模ゴム、チヨダウーテ、大同信、ニレコ、創健社、アイレックス、ノーリツ鋼機、光陽社
【海外】
豪4月景気先行指数(9:30)
ユーロ圏4月消費者物価指数(18:00)
4月26・27日開催のFOMC議事録(19日3:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
17日のNYダウ工業株30種平均は反落し、前日比180ドル73セント安の1万7529ドル98セントで終えた。
4月の消費者物価指数(CPI)が前月比で市場予想を上回って上昇し、4月の住宅着工件数と鉱工業生産もそれぞれ増えた。予想を上振れたことで年内の追加利上げ観測が拡大し、売りが先行した。
アトランタ連銀総裁とサンフランシスコ連銀総裁が利上げに積極的な姿勢を示したことも嫌気され、終日軟調推移となった。
ダウ平均の下げ幅は一時240ドルに達した。
相場は前日に大幅に上昇していたため、目先の利益を確定する目的の売りも出やすかった。
ナスダック総合株価指数は反落し、同59.726ポイント安の4715.733で終えた。
セクター別では、エネルギーや運輸が上昇する一方で食品・飲料・タバコや食品・生活必需品小売が下落した。
ホームセンターのホーム・デポ(HD)は好決算を発表したほか、通期見通しも引き上げたものの、軟調推移。事務用品小売のオフィスデポ(ODP)は一部欧州事業の売却を計画していることが明らかとなり、売られた。
前日に買われたアップルは反落した。クレジットカードのアメリカン・エキスプレスや飲料のコカ・コーラ、IT(情報技術)のマイクロソフトも安い。
一方、大株主の投資ファンドが身売り検討を要請したインターネットラジオ局を運営するパンドラ・メディアは大幅高。四半期決算が増収増益となった安売り衣料などを扱うTJXも買われた。建機のキャタピラーや化学のデュポンは上昇した
NYダウ工業株30種(ドル)
17,529.98 −180.73
S&P500種
2,047.21 −19.45
ナスダック
4,715.733 −59.726
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は反落した。6月物は前日比55円安の1万6555円で取引を終えた。17日の大阪取引所終値を145円下回った。4月の米消費者物価指数(CPI)や複数の米地区連銀総裁の発言を手がかりに利上げ観測が広がり、米株とともに売られた。
この日の6月物安値は1万6510円、高値は1万6780円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16555 ( -145 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16575 ( -125 )
( )は大阪取引所終値比
【17日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6167.77(+16.37)
ロンドン株式相場は小幅続伸。FTSE100種総合株価指数は前日終値に比べ16.37ポイント高の6167.77と2週間ぶりの高値で引けた。構成銘柄の約6割が上昇した。
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 9890.19(-62.71)
フランクフルト株式相場は反落。ドイツ株式指数(DAX)の終値は休日前の13日に比べ62.71ポイント安の9890.19だった
フランス・パリ株価指数
CAC40 4297.57(-14.71)
日経平均株価は途中伸び悩む場面はあったものの、終始買いが優勢で推移しほぼ高値引けで続伸となった。
あす(18日)の東京株式市場は、寄り付き直前に発表される1〜3月期の国内総生産(GDP)速報値の内容によって左右される可能性がある。
事前予想では、前期比年率換算でゼロからわずかのプラス程度の見方が多い。ただ、これまで株価上昇の足かせとなっきた原油価格と円相場が、それぞれ原油高、円安の方向に進んでいることが市場参加者の買い安心感を支えている。
市場関係者からは「今回のGDPの内容は、消費増税先送りの判断材料とされるとの見方が強いことから注目度が高い。
予想に比べて悪い内容となっても、消費税見送りの公算が強まり、そのほかの経済政策発動の期待も高まるとの思惑から、全般買い優勢となる可能性もある」との見方が出ていた。
市場参加者が少ないと不安定な相場が続き新たな資金も入りづらい。GDPを確認し、その上で先高期待を高められるかどうか。きょうの上昇が続くかと同時に、売買代金の大幅な増加が見られるかに注目したい。
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前日の米国株市場が高かったことやWTI原油先物価格の急反発を受けリスク回避姿勢が後退、外国為替市場では1ドル=109円近辺で円安含みに推移したこともあって、広範囲に物色の矛先が向いた。
米国株高や円安を受けて市場心理が改善した。商品市況の改善や政策期待も支えに、個別の材料株を物色する動きが続いた。
輸出企業の採算が悪化するとの懸念も薄らいだ。外部環境の改善を受け、自動車など輸出関連株を中心に幅広く買いが入った。
日経平均は伸び悩む場面もあった。18日朝発表の1〜3月期国内総生産(GDP)速報値を見極めたいとの気分が広がり、様子見姿勢が強まった。しかし指標が悪化すれば政策期待が高まるとの見方も根強いなか、先物主導で取引終了にかけて再び買われる展開となった。
JPX日経インデックス400は続伸して前日比124.68ポイント高の1万2086.52、東証株価指数(TOPIX)も続伸し、14.20ポイント高の1335.85だった。
東証1部の売買代金は概算で1兆8988億円と、前日に続いて2兆円に届かなかった。売買高は17億8445万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1505と全体の77%強を占めた。値下がりは350、変わらずは95銘柄だった。
個別では、原油高を受けて国際石開帝石や石油資源が上昇した。鉄鋼株の新日鉄住金やJFE、海運株の商船三井や川崎汽も上げた。
三菱UFJは自社株買いを好感した買いが入った。トヨタや日産自、値がさ株のソフトバンクグループ、ファストリやファナックも高い。小野薬品工業、塩野義製薬も買いが先行している。エー・アンド・デイ、gumiがストップ高に買われ、東映も大幅高となった。
一方でKDDIやNTTが下げた。セブン銀やソニーFHが大幅安となった。前日ストップ安のネクシィーズグループも下値模索が続いた。テンプホールディングス、レンゴー、東洋ゴム工業なども安い
東証2部株価指数は3営業日ぶりに小反落した。大引けの2部指数は、前日比3.32ポイント安の4336.96となった。
個別銘柄ではぷらっと、RVH、ダイヤモンド電機、帝国ホテルが下げた。一方、セントラル総がストップ高。アートSHD、マルコ、日インター、NVC、フォーシーズが上げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,652.80 |
186.40 |
日経平均先物 |
16,700.00 |
180.00 |
TOPIX |
1,335.85 |
14.20 |
TOPIX先物 |
1,340.50 |
14.50 |
東証2部指数 |
4,336.96 |
-3.32 |
JASDAQ |
2,514.88 |
6.95 |
マザーズ |
1,140.04 |
14.67 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1784450 |
1898880 |
東証2部 |
75030 |
19754 |
日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに小幅反発した。終値は前日比6円95銭高い2514円88銭だった。
16日に急落し新興市場の投資家心理を冷やした東証マザーズの時価総額首位のそーせいが反発したことで、投資家心理の悪化に歯止めがかかった。日経ジャスダック平均とマザース指数はともに寄り付きの値を上回った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で519億円、売買高は8027万株だった。個別銘柄ではチエル、テインがストップ高。FVC、イリソ電子、構造計画、大崎エンジ、東テク、トレイダーズHDが上昇した。半面、アスコットが一時ストップ安。セプテニHD、アイサンテク、アルファクスFS、グリムス、ARM、システム ディは下落した。
東証マザーズ指数は反発した。終値は前日比14.67ポイント高い1140.04だった。個別銘柄ではロゼッタ、DMP、アカツキ、大泉製、アライドアーキ、MDVなどがストップ高。そーせい、カヤック、エディアが上昇した。
一方でALBERT、中村超硬、ブランジスタがストップ安。ジグソーが大幅続落、UBIC、メドピア、クロスマーケ、グリンペプも下げた。
日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日比7円92銭高い2515円85銭となった。
16日に3カ月ぶりの下落率を記録したマザーズ指数が反発したことで、新興市場全体の市場心理の悪化に一定の歯止めがかかった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で299億円、売買高は4958万株。
個別銘柄ではチエルが一時ストップ高。構造計画、大崎エンジ、東テク、五洋インテ、FVC、イリソ電子が上昇した。
半面、アスコットや日本ライフL、シノケンG、アルファクスFS、グリムス、ARM、セキュアヴェイルは下落した。
東証マザーズ指数は反発した。
前引けは前日比26.85ポイント高い1152.22だった。
個別銘柄ではアカツキ、大泉製がストップ高。16日に急落したそーせいが7%高、ロゼッタ、インベスターズC、アライドアーキ、カヤックが上昇した。一方で、中村超硬がストップ安。ブランジスタは制限値幅の下限(ストップ安)まで下落、UBIC、メドピア、クロスマーケ、グリンペプも下げた。
前日の米国株高や原油市況高に加え、円安含みで推移するドル円相場を横目にリスク回避ムードが後退、日経平均は高く始まった寄り後は目先筋の利益確定売りに上げ幅を縮小した。
1万6600円台は戻り待ちの売り圧力も強い。ただ、全般緩んだ場面では政策期待などを背景に買いが入り、前場後半に日経平均は再び締まり、1万6600円近辺で売り物をこなした。
米主要7カ国(G7)財務相/中央銀行総裁会議や主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を控え政策に期待した買いも入ったようだ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で8442億円、売買高は8億6102万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1406と全体の72%を占めた。値下がりは410、変わらずは134だった。
個別ではソフトバンクグループが堅調、値がさ株のファストリやファナックもしっかりだった。ペプチドリームも上昇。三井住友フィナンシャルグループなどメガバンクも買い優勢。商品市況の改善を受けて新日鉄住金やJFEの鉄鋼株の一角が買われた。国際石開帝石や石油資源の鉱業株も上昇した。商船三井や川崎汽の海運株も高い。
一方でNTTが下落したほか、大東建や洋ゴムも下げた。ソニーFHやセブン銀も安い。
ネクシィーズグループなどの下げが目立つ。日本製鋼所が急落した。
東証2部株価指数は3日続伸。 前引けの2部指数は、前日比1.89ポイント高の4342.17となった。
個別銘柄ではセントラル総がストップ高。日インター、スリープロ、昭和化、NVC、アートSHDが買われた。半面、ぷらっとアイレップ、ダイヤモンド電機、アップルインターが下げた。
その時225に入るのはおなじ技術セクターから。
大和のレポートでは本命ヤマハ発動機(7272)。
日経平均パッシブ連動資産のリバランスに伴う7月29日終値で発生予定。
日経平均の連動資産は各銘柄2300万株程度との観測。
つまり2300万株の買い需要が生まれる可能性があることになる。
その他候補としては、ジャパンディスプレイ(6740)、JVCケンウッド(6632)、
セイコーエプソン(6724)、大塚HD(4578)など。
日経ヴェリタスでは「逆風越える成長企業。社会の変化を勝機に」。
対象は時価総額2000億円以上の企業。
過去3期の売上高の伸び率、売上高営業利益率の改善度、
3社以上のアナリスト予想の営業利益が会社予想上回る比率。
この3つの指標を組み合わせて、偏差値で企業の力測っている。
総合ランキング
1位全国保証 <7164>偏差値71.35
2位スクエニHD <9684>60.95
3位東エレク <8035>57.85
4位ミネベア <6479>56.59
5位日本電産 <6594>55.50
6位シスメックス <6869>55.08
7位スクリーン <7735> 55.01
8位TDK<6762> 54.87
9位スタートトゥデイ <3092>54.73
もうひとつは過去3年の増収率平均
1位日立キャピタル <8586>52.4%
2位エムスリー <2413> 35.5%
3位ミネベア <6479> 29.3%
過去3年間の営業利益率の改善度平均
1位全国保証 <7164>11.95ポイント
2位スクエニHD <9684> 5.42
3位東エレク <8035> 5.02
火曜前場は東証アローズでストボの実況。
5月17日は上げの特異日。
さて・・・。
・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「買い物を君に」
普段から目立たない君が薄化粧した朝
寄り付きと大引けのはざまで
忘れぬ値動きした
買い物を君に贈ろう
愛しい株愛しい株
どんな言葉並べてもストップにはならないから
今日は贈ろう
涙色の買い物を君に
毎日の人知れぬ苦労やさびしみもなくただ
楽しいことばかりだったら
追い証なんて知らずに済んだのにな
買い物を君に贈ろう
言いたいこと言いたいこと
きっと山ほどあるけど
神様しか知らないまま
今日は贈ろう
涙色の買い物を君に
両手でも抱えきれない
眩い風景の相場をありがとう
世界中がリーマンでも
君の笑顔が僕の太陽だったよ
今は伝わらなくても
材料には変わりないさ
値を上げてよ
たった一度テンバーガーの前に
買い物を君に贈ろう
愛しい株愛しい株
どんな言葉並べても君を讃えるには足りないから
今日は贈ろう
涙色の買い物を君に
(櫻井)
16日のNYダウが175ドル高となったほか、原油相場が約半年ぶりの高値を付けるなど外部環境の改善が好感され、日経平均は152円55銭高の16618円95銭でスタートした。その後、上げ幅を一時183円まで広げたものの、買いが続かず上げ幅を縮めている
市場では「日経平均が1万6500円を超えた局面では売りたい投資家が多い」との声があった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も一時上げ幅を縮小している。
主力株が伸び悩むなかで中小型の個別材料株を物色する動きが目立ち始めている。
日経平均プラス寄与度トップはソフトバンクで、日経平均を8.71円押し上げている。次いでテルモが7.45円、ファストリが6.28円、塩野義が5.84円と続く。
マイナス寄与度は3.33円の押し下げでトレンドがトップ。以下、日東電が3.18円、電通が3.14円、KDDIが2.82円と続いている。
業種別では33業種中28業種が値上がり。1位は鉱業で、以下、海運、不動産、石油・石炭と続く。値下がり上位にはパルプ・紙、その他金融、情報・通信が並んでいる。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で4990億円、売買高は5億2494万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1189と全体の6割を超えた。値下がりは594、変わらずは166銘柄だった。
個別では、前日決算発表した三菱UFJや三井住友FGのメガバンク株に買いが入っている。コマツや日立建機も上昇。小野薬や塩野義も高い。一方でセブン銀やソニーFHが大きく下げている。NTT、富士重、ホンダ、大東建などが軟調。グリコや洋ゴム、ALSOKも下げている。
東証2部株価指数は3日ぶりに小反落。RVHやぷらっとが下落し、セントラル総やアートSHDが上げた。
そーせいグループが1000円を超える上昇をみせたほか、カイオム・バイオサイエンス、サンバイオ、アンジェス MG、アキュセラなど東証マザーズに上場するバイオ関連株が総じて反発に転じている
全般的にはあすの1-3月期GDP発表を前に様子見姿勢が強まりそうで、高く寄った後、小動きが続くと予想する。
ただ、16日時点で、日経平均の25日線が1万6559円、同75日線が1万6616円で推移していることから、両線付近では戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となる可能性もありそう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り910万株、買い900万株で、差し引き10万株の売り越し。売り越しは2営業日連続。金額も売り越し。
売りセクターに、通信、不動産、銀行、薬品、機械、電子機器、小売など。買いセクターに、薬品、化学、銀行、機械、情報通信、電機、サービス、REITなど。
【注目の好材料銘柄】
■省電舎 <1711>
収益性の改善や財務体質の強化に伴い、16年3月期に「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消。
■日本インター <6974>
8月1日付で京セラ <6971> が同社を吸収合併。同社株1株に対して京セラ株0.032株を割り当てる。
■インベスターズクラウド <1435>
6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■大泉製 <6618>
今期経常は4.8倍増で5期ぶり最高益更新へ。
【予定】
17日(火)
【国内】
5年国債入札
《決算発表》
アイコム、ナガホリ、昭和化、フジプレアム、ムサシ、グロバルRE、シャクリーGG
【海外】
英4月消費者物価(17:30)
ユーロ圏5月貿易収支(18:00)
米4月建設許可件数・住宅着工件数(21:30)
米4月消費者物価(21:30)
米4月鉱工業生産・設備稼働率(22:15)
《決算発表
ホーム・デポ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
16日のNYダウ平均は前週末比175ドル39セント高の1万7710ドル71セントで終えた。
ゴールドマンサックスが原油相場の見通しを引き上げ、原油相場が約半年ぶりの高値となったことで買いが先行した。
期近の6月物はほぼ半年ぶりの高値を更新した。エネルギー企業の業績落ち込みや破綻に歯止めがかかるとの見方から市場心理好転につながり、素材関連株だけでなく幅広い銘柄が買われた。
このところ株価低迷が鮮明だったアップルが買われたことも相場を押し上げた。
アップルは3.7%上げ、ダウ平均で上昇率が最大だった。
米証券当局への四半期報告で、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが1〜3月期に初めてアップル株を10億ドル強(約1160億円)取得したのが明らかになった。
業績の先行き不透明感などから約2年ぶりの安値圏に下げていたこともあり、割安感が意識されてアップルに買い戻しが膨らんだ。
ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発し、同57.783ポイント高の4775.459で終えた。
セクター別ではメディアを除いて全面高となり、テクノロジー・ハード・機器やエネルギーの上昇が目立った。
メディアのトリビューン・パブリッシング(TPUB)はニュース・情報会社のガネット(GCI)が買収価格を引き上げ、大幅上昇。
医薬品のファイザー(PFE)はバイオ医薬品のアナコールと52億ドルで買収合意し、買われた。アナコールも急騰。
ダウ平均では化学のデュポンや小売りのウォルマート・ストアーズ、ホーム・デポなどが高い。
一方、保険のトラベラーズやスポーツ衣料のナイキ、映画・娯楽のウォルト・ディズニーが小幅安だった。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,710.71 +175.39
S&P500種
2,066.66 +20.05
ナスダック
4,775.459 +57.783
【シカゴ日本株先物概況】
16日の日経平均先物は反発した。6月物は前週末比220円高の1万6610円で取引を終え、16日の大取終値を90円上回った。
外国為替市場で円が売られたうえ、原油の急反発を手がかりに投資家心理が改善して米株とともに買われた。
16日の6月物高値は1万6675円、安値は1万6280円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16610 ( +90 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16635 ( +115 )
( )は大阪取引所終値比
【16日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6151.40(+12.90)
16日のロンドン株式相場は続伸。FTSE100種総合株価指数は前週末終値に比べ12.90ポイント高の6151.40で引けた。構成銘柄の約6割が上がるなか、石油株と鉱業株の上げが指数上昇に大きく影響した。
フランス・パリ株価指数
CAC40 4312.28(-7.71)
ドイツ・フランクフルト株価指数
休場
日経平均株価は9日から12日まで4日続伸となり、この間に25日線を上回る場面があり一目均衡表では雲の下から中に入り込むなど、目先の底打ち感が強まった。
その後は売買に盛り上がりを欠いた、薄商いのなか指数は荒い動きが続いた。週末にかけては上昇一服で売り圧力が強まったものの、日経平均は週間では約305円の上昇となり、週足では3週ぶりに陽線を形成した。
【来週の相場展望】
来週(16〜20日)の株式相場見通しは、3月期決算企業の前期決算や今期業績見通しの発表が一巡することから、個別銘柄にとっては手掛かり材料不足となることが予想される。
来週は18日発表の1-3月期GDP速報値に大きな注目が集まる。
予想に比べて弱い結果が出れば消費増税先送りの機運が高まる可能性もある。
結果発表後の指数は観測報道などから不安定な動きとなりやすい。
正式決定が出てくれば、延期なら上、実施なら下に反応すると考えるが、その判断は伊勢志摩サミット後との見方が大勢である。
26〜27日開催の伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)を翌週に控えて具体的な政策が出されることから、こうした政策に関連した銘柄が物色対象となる可能性もある。
日経平均株価は5営業日ぶりに反落し、前日比234円13銭安の1万6412円21銭で終えた。
前日の欧米株市場が総じて売りに押されたほか、日経平均はここ続伸歩調にあったことで、買い手控えムードが強かった。寄り付きこそ、オプションSQに絡む買いが全体指数を押し上げたが、それに追随する実需の買いがみられず、主力株中心に利益確定の売りが重荷となり、漸次値を消す展開を強いられた。
きょう上昇すれば今年に入り初めての5日続伸だったが、買いは続かなかった。
下落に転じると、下げ幅を200円超に広げた。日本時間の今晩には4月の米小売売上高や5月の米消費者態度指数が発表される。米経済指標の発表を前に買いが手控えられたところに、大引けにかけてややまとまった売りがでて、この日の安値圏で終えた。
JPX日経インデックス400は反落し159.09ポイント安の1万1928.21、東証株価指数(TOPIX)も反落して終値は17.08ポイント安の1320.19だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆5395億円。売買高は25億197万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1487と全体の76%強を占めた。値上がりは410、変わらずは54銘柄だった。
個別では、三菱ケミHDが決算を嫌気して売られたほか、国際石開帝石や石油資源の鉱業株、浜ゴムやブリヂストンのタイヤ株に売りが目立った。トヨタやホンダも下げた。値がさ株のソフトバンクグループ、ファストリやファナックも安い。12日に日産自が出資を正式に発表した三菱自は大幅高で始まったが、下げて終えた。
楽天、村田製作所も値を下げた。カドカワ、日本水産が大幅安、パイオニアも売り込まれた。
一方、日産自は大幅に上昇した。ソニーが堅調、決算を手がかりにハウスや大成建も上げた。小野薬や塩野義の医薬品株の一角も上げた。
日本写真印刷はストップ高で買い物を残した。トクヤマ、ネクソン、カルソニックカンセイもネクストも値を飛ばした。
東証2部株価指数は小幅に反発した。大引けの2部指数は、前日比2.82ポイント高の4322.11となった。個別銘柄では星和電機がストップ高。ケイアイ不、ニチリン、中西製作所、クリヤマHD、アイレップやタカトリが買われた。半面、サイオス、ダイヤモンド電機がストップ安。マーチャント、NVC、ケーエフシー、Jトラストが下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,412.21 |
-234.13 |
日経平均先物 |
16,340.00 |
-370.00 |
TOPIX |
1,320.19 |
-17.08 |
TOPIX先物 |
1,313.00 |
-29.50 |
東証2部指数 |
4,322.11 |
2.82 |
JASDAQ |
2,525.41 |
-0.13 |
マザーズ |
1,207.02 |
8.60 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2501970 |
2539521 |
東証2部 |
68070 |
18157 |
日経ジャスダック平均株価は小幅ながら6営業日ぶりに反落した。終値は前日比13銭安い2525円41銭だった。
新興企業株も買い手控えムードが広がった。週末で個人投資家などの利益確定売りが出やすかった。ただ午後は取引終了後に決算発表を予定しているハーモニックや田中化研といった主力株の一角が期待感から買われ、ジャスダック平均が上げに転じる場面もあった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で652億円、売買高は1億398万株だった。
個別銘柄では、マクドナルドやDAC、平田機工が上昇した。半面、アイビー、栄電子、ハビックス、大崎エンジ、ギャバン、平田機工などがストップ高。アルファクスFS、ユニマットRC、五洋インテ、ドーンやエンジャパン、アパマンショは下落した。
一方、前日まで大きく水準を切り上げていたドーンが売りに押された。前日発表した16年1〜3月期の業績が振るわなかったカルナバイオ、アルファクスFS、テリロジー、YKT、ベクターも安い。
東証マザーズ指数は反発した。終値は前日比8.60ポイント高い1207.02だった。
個別銘柄ではMDV、アカツキ、アクトコールがストップ高。そーせいやブランジスタ、サイバダイン、ベステラ、フィックスターズ、ビジョンが上昇した。
半面、マーケットエンタ、ロックオン、アルファポリスがストップ安。ミクシィやロゼッタ、エボラブルA、フィット、マイネット、メドレック、リボミックが下落した。
「基本は政策」
13日の金曜日はSQがお約束。
9時20分過ぎに出たきた暫定SQ値は16845.67円。
前月4月SQ値15507円からは1338円の上昇となった。
しかし前場の日経平均は179円安の16466円。
高値も16804円で久々に下に幻のSQ値。
この克服が後場の課題だし来週への宿題でもある。
大和のレポートは「5月相場、過去のパターンからは反騰に期待」。
1〜3月が大幅下落で4月が軟調だったときの5月相場。
例年は新春→春相場が堅調なことが多いので今年は例外的。
「こういうときは4月の下落分を取り返して上昇で終わったことが多い。
通常の季節性に逆らうような株安にも限界があるといえよう」とのコメント。
今年は1〜3月マイナス12%、4月マイナス0.6%。
過去を見てみると・・・。
2014年1〜3月マイナス9.0%、4月マイナス3.5%、5月プラス2.3%。
2003年1〜3月マイナス7.1%、4月マイナス1.8%、5月プラス7.6%。
1992年1〜3月マイナス15.8%、4月マイナス10.1%、5月プラス5.5%。
1990年1〜3月マイナス23.0%、4月マイナス1.3%、5月プラス12.0%。
1955年1〜3月マイナス1.3%、4月マイナス1.6%、5月プラス1.1%。
一方で「日本の大規模な景気刺激策が来週後半から再来週前半頃に発表されよう」との声。
実現すれば良い話。
期待はいつも膨らんでしぼむものだが・・・。
↓
5月18日(水)の1〜3月期GDP発表後で、26日(木)のサミット前の可能性。
既に米国は昨年12月に米陸上交通再生(FAST)法が成立。
5年間で3050億ドル(約34兆円)の支出が決まっている。
中国でも交通運輸省は今後3年間に約4.7兆元(約79兆円)を投じる。
国内の鉄道や高速道路、空港など303のインフラ事業を行うと発表した。
日本も数十兆円規模の景気刺激策が求められる。
そうなると、消費増税の実施と引き換えになると見られる。
今年度補正で5〜8兆円、来年度消費増税対策で10兆円。
再来年度は劇変緩和処置で5兆円程度のパッケージが考えやすい。
3年度に渡って合計20〜23兆円の発表となると株価には効果的だろう。
政府は今夏の電力需要の最盛期に全国どの地域でも節電要請をしないことを決めた。
東日本大震災以降、夏と冬の需要期には節電を要請してきたが初めて見送ることになる。
節電の定着に加え、太陽光発電の普及や九州電力川内原子力発電所の再稼働で供給が増えたのが理由。
需要が最も多い8月でも予備率は大手電力9社の合計で安定水準の9.1%を確保。
安定供給に必要な3%を大きく上回るとの見通し。
節電自体を見送るということは、電気は足りているということ。
今までの節電はなんだったのだろうと言う気もする。
それよりも4年前くらいまでは日本の三重苦の一つは電力不足と言われたことが覆される。
この意味は実は大きいような気がする。
そして政府の総合科学技術・イノベーション会議。
2017年度予算案で科学技術分野の概算要求の指針となる「科学技術イノベーション総合戦略」をまとめた。
人工知能(AI)やロボット分野を強化する方針だという。
若手や女性研究者の登用など人材育成も進める方向。
来週以降は市場の材料に使われる可能性は高かろうか。
スケジュールを見てみると・・・
16日(月):企業物価指数、米NY連銀製造業景気指数
17日(火):鉱工業生産確報値、米住宅着工、鉱工業生産
18日(水):1〜3月GDP速報値、訪日外国人客数、
19日(木):機械受注、米CB景気先行指数
20日(金):コンビニ売上高、G7財務相・中央銀行総裁会議(仙台)、米中古住宅販売
17日(火)上げの特異日(下げ止まり?)
18日(水)1〜3月GDP、ECB理事会
19日(木)日本再興戦略第4弾
20日(金)変化日、G7財務相・中央銀行総裁会議(仙台)
22日(日)満月
良い週末を。
(櫻井)
05月13日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
13日前場の日経平均株価は5営業日ぶりに反落した。前引けは前日比179円70銭安の1万6466円64銭だった。
朝方は日経平均が高く始まったものの、その後は急速に値を消す展開でフシ目の1万6500円台を下に抜けた。
「寄り付きはオプションSQに絡む買いが全体指数を押し上げたが、市場参加者が限定された流動性を欠く相場ならではの現象で、その後はそれに追随する実需の買いが入らなかった」と指摘される。
市場では今年初めてとなる5日続伸に対して、懐疑的な投資家が売りを出したとの見方もあった。戻り待ちの売りや利益確定を目的とした売りが出やすく、下げ幅は一時200円を超えた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆3199億円、売買高は13億848万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は1513と全体の約78%を占めた。値上がりは366、変わらずは72だった。
個別では三菱自動車が日産自動車の出資正式発表を受け、朝方は買い気配で始まるなど人気だったが、その後は利益確定の売りが出て反落。ソフトバンクグループ、ファナックやファストリの値がさ株も安い。
国際石開帝石や石油資源の鉱業株、大和や野村の証券株も下げが目立った。
楽天、アイフル、ツムラ、カドカワ、パイオニア、三菱マテリアルも安い。
一方で日産自は大きく上げた。ソニー、新日本科学、小野薬、日本写真印刷、トクヤマ、博報堂DYホールディングスも上昇した。
東証2部株価指数は続落した。前引けの2部指数は、前日比5.98ポイント安の4313.31となった。個別銘柄ではNVC、マーチャント、シャルレ、Jトラストやラオックスが下げた。一方、ケイアイ不、ニチリン、ノザワ、ぷらっとやタカトリが買われた。
【市況】日経ジャスダック平均は反落、利益確定売り

日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日に比べ5円75銭安い2519円79銭となった。日経平均株価が反落し、新興株市場にも運用リスクを避ける動きが広がった。投資家の利益確定売りも散見された。
ジャスダック市場の売買代金は概算で369億円、売買高は6041万株。
個別銘柄ではユニマットRC、アルファクスFS、昭和真空、五洋インテ、エンジャパンやアイサンテク、サン電子が下落した。半面、ミサワ中国、イメージ情、クルーズや平田機工、カルナバイオスーパーV、オーデリックは上昇した。
【市況】マザーズ指数は続落、フィットが一時ストップ安

東証マザーズ指数は続落した。前引けは前日比2.76ポイント安い1195.66だった。
個別銘柄ではフィット、マイネット、メドレック、データセクション、ミクシィ、モルフォ、ロゼッタが下落した。一方で、MDV、アカツキがストップ高。そーせい、ブランジスタ、アクトコール、総医研、ビジョン、フィックスターズ、CRIミドルアなど上昇した。
05月13日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
10時時点の日経平均は前日比108円01銭安の16538円33銭で推移している。
米国株は高安まちまちだったものの、SQ値算出に絡んだ売買が約20万株買いに傾いたとの観測から円建てCME先物16635円を大幅に上回ってスタート。
5月限SQ概算値
1万6845円67銭(暫定値)
前日比 +199円33銭
買いが一巡した後は戻り待ちの売りや利益確定を目的とした売りに押される展開となっている。下げ幅は一時180円を超えた。
市場では「日経平均がきょうも上げれば今年初の5日続伸になるが、そこまで相場は強くないとみた投資家が売りを出している」との見方もあった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を広げている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で8669億円、売買高は8億4353万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1479と全体の75%強を占めた。値上がりは368、変わらずは102だった。
業種別では33業種中32業種が下落し、上昇はその他製品の1業種のみ。値下がり1位は非鉄金属で、以下、鉱業、ゴム製品、金属製品、その他金融、証券・商品と並ぶ。
日経平均マイナス寄与度は21.65円の押し下げでKDDIがトップ。以下、ソフトバンクが11.41円、ファナックが10.39円、ダイキンが5.49円と続いている。
プラス寄与度トップはセコムで、日経平均を4.82円押し上げている。次いで丸井Gが4.79円、テルモが4.31円、塩野義が3.84円と続く。
個別では、買い優勢でスターとした三菱自は下げに転じた。トヨタやホンダも軟調に推移している。値がさ株のファストリやファナックも安い。KDDI、武田薬、ブリヂストン、村田製がさえない。一方で日産自は引き続き高い。富士重、ソニーや東エレクも上昇している。
東証2部株価指数は続落している。Jトラストやタカトリが下落し、アートSHDやニチリンが上げた。
日経平均予想EPSは、5月6日の1,091.2円で目先の底を打ったと確認できれば、伊勢志摩サミットに向けて堅調相場が期待出来そう。
5/12日経平均予想EPS 1,140.9円 −13.6円
225先物はドイツ・アムロ・HSBC・GS・モルスタ・SBIが買い越し。
メリル・みずほ・ソジェン・パリバが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・モルスタ・UBS・SBI・ソジェンが買い越し。
メリル・GS・JPが売り越し。
外資系等はKDDI(8433)、ソフトバンク(9984)、
ムゲン(3299)、DeNA(2432)、地所(8802)に注目。
テクニカル的には、鹿島(1812)、鉄建(1815)、前田建(1824)、NIPPO(1881)、前田道(1883)、パナホーム(1924)、東芝プ(1983)、亀田製菓(2220)、デジア(2326)、日清オイリオ(2602)、Jオイル(2613)、双日(2768)、東洋水産(2875)、シキボウ(3109)、飯田(3291)、GDO(3319)、クスリアオキ(3398)、共和レ(3553)、ティーガイア(3738)、IIJ(3774)、gumi(3903)、デンカ(4061)、サイバネット(4312)、花王(4452)、フュージョン(4845)、日軽金(5703)、ホッカン(5902)、三洋工(5958)、東プレ(5975)、アマダ(6113)、住友重(6302)、渋谷工(6340)、荏原(6361)、栗田工(6370)、福島工(6420)、アルバック(6728)、EIZO(6737)、堀場(6856)、シスメックス(6869)、いすゞ(7202)、スクリン(7735)、パラベッド(7817)、大建工(7905)、ピジョン(7956)、ナカバヤシ(7987)、ニフコ(7988)、Fマート(8028)、第一実(8059)、ユニー(8270)、アイフル(8515)、ジャクス(8584)、サンフロン(8934)、日新(9066)、沖縄電(9511)、ダイセキ(9793)、日鉄住物(9801)、ベルーナ(9997)が動兆。
<兜町カタリスト>
「今年初の5連騰に期待」
MMCとトクヤマの買い気配、SUMCOの売り気配があって推定SQ値発表まで時間がかかる。
いつもはファーストリテが邪魔していたのだが・・・。
NYダウは9ドル高の17720ドルと小幅反発。
NASDAQは4日ぶりの反落。
S&P500は小動きだった。
相場の足を引っ張ったのはアップルで2014年以来初めて90ドルを下回った。
同社に部品を供給する台湾のサプライヤーの下期の受注状況が昨年水準を下回る見通し。
これが伝えられたことを悪材料視。
秋に発表される予定の新アイフォンに対する期待が薄くなった。
百貨店のコールズが大幅安で依然として小売りセクターは軟調。
S&P500はここ2週間ほど上昇パワーが弱まった印象。
市場から聞こえてくる声。
「株の売り方も買い方もトレンドに確信を持ったトレードをしていない」。
WTI原油先物は一時バレル47ドルと半年ぶりの高値まで上昇。
黒田日銀総裁と親しいとされる米コロンビア大学の伊藤隆敏教授のコメント。
「日銀が6月か7月の金融政策決定会合で追加緩和を行う可能性」を指摘。
ドル円は一時109.39円まで売られた。
国連は「世界の経済状況と展望2016」を発表。
今年の世界経済の成長率予想を12月時点の2.9%から2.4%に下方修正した。
特にアフリカや旧ソビエト連邦諸国、ブラジルなどの下振れが要因としている。
「先進国の需要低迷や商品価格安、財政、経常収支の不均衡拡大などが成長の足かせ」との指摘。
運用対象としてのNYと言う姿勢はまだ続く可能性があろうか。
日経平均は骨のない動き。
水曜は一時250円近く上昇し大引けは13円高と失速。
昨日は200円以上下落し大引けは67円高の16646円と強い動き。
連休前の4月28日終値16666円というオーメンみたいだった数字にあと20円まで戻してきた。
「連休明け4日続伸と全勝ペース。
ただ強いのか弱いのかつかみどころのない地合い」という声も聞かれる。
昨日の市場では日経平均のEPSの上昇が話題になった。
火曜1098円→水曜1154円→木曜1140円。
昨日までに3月決算企業の65%が決算を通過。
今期売上高は前期比1%減ながら経常利益は2.2%増、純利益は12.7%増。
今期経常利益は前日ベースは0.3%減だったからプラ転。
意外と頑強な推移だ。
松井証券信用評価損益率は売り方マイナス9.324%、買い方8.345%と逆転。
空売り比率は39.1%と3日ぶりに40%を割れ込んだ。
25日移動平均(16518円)と75日移動平均(16617円)を両方上回った。
これは4月19日以来のこと。
シカゴ225先物終値は16635円。
安値の16360円はほとんど無視しても良いような水準に映る。
高値の19790円を抜けるかどうかが課題だろう。
13日の金曜日はオプションSQ。
2月3月4月とSQ前に下落。
SQでほぼ安値をつけその後月末にかけて株価上昇の展開が続いてきた。
今月はやや様相が異なっている。
SQ通過で春休みの部室みたいな雰囲気になるのかどうかが気にかかる。
ただマインドとしては「今年初の5連騰」に期待したいところ。
日経では「経常黒字5年ぶり高水準」の見出し。
財務省は15年度の国際収支速報を発表。
経常収支は17兆9752億円の黒字だった。
黒字額は前年度から倍増。
年度末に東日本大震災が起きた10年度(18.2兆円)以来の水準に戻ったことになる。
背景は原油安と企業の海外展開、訪日客の増加の3つ。
モノの貿易で稼いできた日本経済は投資やサービスで稼ぐ格好になったきたとの指摘。
日本企業が海外から受け取る配当を含む第一次所得は20.5兆円。
これは1985年度以降で最大となった。
自動車や薬品メーカーの特許料や著作権料も増加しているという。
加えてインバウンド効果の旅行収支は1.2兆円の黒字。
今後は原油安や円安の一服で悪化する見通しが嫌気されるが、去年は悪くなかった。
日経マーケット面では「原油上昇、乗れぬ日本株」の見出し。
世界の主要株式市場では原油高→株高。
背景は投資家のリスク先行姿勢の高まり。
だが日本では原油価格と株価の連動性が薄れている。
「原油高の背景にドル安があり、ドル安の裏返しで進む円高が嫌気される」のも一つの理由。
これは首肯できる。
「原油輸入国の日本は原油高が悪い物価上昇につながる」との分析もある。
これは当たり前のこと。
「投資家は円高や原材料高による収益圧迫を懸念」というもっともらしい声もある。
ここでは円高が悪役になっているが、円安原油高になったらさらに原材料価格は上昇する。
どう考えてもそうなる。
円高と原材料高のどちらがイヤなのかを明確にする必要があろう。
原油安の時に「原油安だから日本株も株安」と言った声は今どうなったのだろうか。
理路整然と間違った解釈がまかり通るから刹那的な解説に流される傾向があるマーケット。
原油が下がればこの国は喜べるという当たり前のことを忘れた市場関係者がどれほど多かったことか。
「財政終始を健全化しなければ国債の格下げにつながるから消費税を上げなくては」。
という愚かしい声と一緒のような気がする。
もしも150円以上の円安になったとき。
「為替は円安でなくてはならない」という市場の常識論が通じるのかどうか。
見てみたい気がする。
市場関係者の常識がしばしば一般社会の非常識であることは今更指摘するまでもない。
活字や映像が理路整然と間違える典型でもあろうか。
連休前の企業研究会でウェブアルゴスのデモを見てびっくりしたDIT(3916)。
昨日今6月期業績の上方修正と増配を発表した。
売上88億→93億、経常利益4.43億→5.43億。
前期配当20円→今期配当24円。
「金融系業務システム開発案件および車載機器組込開発・検証案件の受注が好調に推移。
自社商品につきましても代理店数増・業務提携推進等の施策により売上高が堅調に推移」。
2月29日の日刊ゲンダイでの「倍返し株はコレだ」。
「まずは初値4500円奪還から高値7200円挑戦のステージに上がると見る」。
当時2000円水準だったから約2か月半でダブルバーガーとなった。
昨日のランチは虎ノ門の「いきなりステーキ」。
300グラムのワイルドステーキが1350円。
立ち食いステーキは確かに常識を打ち破った印象だった。
時間の節約にはいいらしく近隣のサラリーマンとOLで大繁盛の様子。
アメリカンビーフは結構美味だったしディナーメニューのヒレステーキにも惹かれる。
調べてみたらこの「いきなりステーキ」はペッパーフードサービス(3053)の傘下。
4月28日に今12月期第2四半期と通期の単体業績予想を上方修正。
第1四半期の営業利益は前年同期比88.9%増の1.99億円で着地。
第2四半期営業利益を2.28億円(前年同期比8.7%増)→3.99億円(同90.2%増)。
通期営業利益を7.66億円(前期比0.6%増)→9.37億円(同23.1%増)。
12年11月から16年3月まで41カ月連続で既存店売上高が前年同月比を上回った。
「いきなり! ステーキ業態」の売上も好調に推移。
立ち食い店のマイレージ会員は20万人突破、アプリ登録数も7万人を超えたという。
<MSCI定期銘柄見直しについて(速報版)>
◎ 日本銘柄ではスタートトゥ(3092)、ツルハHD(3391)、ポーラHD(4927)、
サイバダイン(7779マザーズ)、サンドラッグ(9989)の5銘柄が新規採用
◎CTC(4739)、シチズンHD(7762)、サンリオ(8136)、
群馬銀(8334)、ほくほくFG(8377)の5銘柄が除外
◎5月31日の引け値段階で指数反映
◇━━━ カタリスト ━━━◇
キャンバス(4575)・・・動兆
キャンバスに注目する。
同社は抗がん剤開発が中核。
静岡県産業振興財団と共同研究契約。
米提携先同社から導入した抗がん剤候補化合物CBS9106の臨床第1相試験を開始。
(兜町カタリスト櫻井)
05月13日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
13日の東京株式市場は、手掛かり材料難のなか、個別銘柄への物色が中心になりそう。
日経平均株価予想レンジは、1万6500円-1万6800円を想定する。
5月ミニ先物・オプションSQ(特別清算指数)値の算出で、市場推定値を意識する場面もありそう。
3月期決算企業の決算・業績見通しの集中発表日となるため、好調な業績見通しを示した銘柄への関心が高まるとみられる。
主要外国証券経由の注文動向は、売り750万株、買い960万株で、差し引き210万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、自動車、電機、不動産、証券、情報通信、電子機器、通信、繊維、サービス・倉庫など。買いセクターに、電機、サービス、機械、不動産、輸送用機器、食品、化学、薬品、情報通信など。
【注目の好材料銘柄】
株価の動向が注目されるのは、日産自動車と資本業務提携に向けた協議を開始する三菱自動車工業 。1→2の株式分割を実施するメディカル・データ・ビジョン、今期経常は52%増で5期連続最高益更新を見込むアカツキなど。
■GCA <2174>
1-3月期(1Q)経常は20倍増益で着地。
■リニカル <2183>
前期経常を18%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■三菱自動車工業 <7211>
日産自動車 <7201> との資本業務提携に向けた協議を開始する。日産自に対し第三者割当で新株5億662万株を発行、2373億円を調達する。日産自は議決権比率34.0%の株式を保有する筆頭株主となる。
■トランスG <2342>
今期経常は6.1倍増で3期連続最高益更新へ。
■メディカル・データ・ビジョン <3902>
6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。また、株主優待制度を新設。12月31日時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円分を贈呈する。
■オープンドア <3926>
今期経常は37%増で6期連続最高益更新へ。6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。また、同社が運営する旅行プランサイトの「トラベルコちゃん」が、ヤフートラベルの国内宿泊予約サービスとの連携を開始した。
■アカツキ <3932>
今期経常は52%増で5期連続最高益更新へ。
■ジーンテクノサイエンス <4584>
バイオ後続品(バイオシミラー)を中国で事業化することで、長春長生生物科技と合意した。また、千寿製薬とは眼科治療領域のバイオシミラーの日本における製造販売承認取得に向けた共同事業化契約を締結。
【予定】
13(金)
【国内】
4月マネーストック(8:50)
黒田日銀総裁講演(12:30)
3月第三次産業活動指数(13:30)
オプションSQ
《決算発表》
大成建、長谷工、鹿島建、熊谷組、日本道路、大和ハウス、カルビー、シップHD、イグニス、FFRI、王子HD、日本製紙、レンゴー、三菱ケミHD、アズジェント、ケネディクス、持田薬、そーせいG、大塚HD、資生堂、横浜ゴム、横河ブリッジ、井関農機、セガサミー、日立、明電舎、かんぽ生命、ゆうちょ銀、コナカ、ニコン、CYBERDYNE、ラオックス、三井住友FG、セブン銀行、みずほFG、第一生命保険、レオパレス21、阪急阪神HD、日本テレビ、ニチイ学館、王将フードなど
【海外】
韓国中銀政策金利発表
独1-3月期GDP(15:00)
ユーロ圏1-3月期GDP(18:00)
米4月小売売上高(21:30)
米4月生産者物価(21:30)
米3月企業在庫(23:00)
米5月ミシガン大学消費者信頼感指数(23:00)
《決算発表》
シスコシステムズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
【市況】NYダウは9ドル高、アップルは2年ぶり安値

【NY概況】
12日のNYダウ平均は反発した。終値は前日比9ドル38セント高の1万7720ドル50セントとなった。
週間新規失業保険申請件数が予想より増加したことで利上げ観測が後退したほか、原油相場も上昇し、買いが先行。しかしながら、ハイテク銘柄や運輸関連に売りが広がったことで上値の重い展開となった。
原油先物市場でWTIの期近物である6月物は一時、約半年ぶりとなる1バレル47ドル台に乗せた。原油高を追い風にシェブロンやエクソンモービルといった石油株を中心に資源関連株の一角に上げが目立った。
取引時間中にダウ平均は下落する場面もあった。指数を下押ししたのがアップルだった。株価は一時90ドルを割り込み、約2年ぶりの安値を付けた。前日から米小売大手の決算が相次いで市場予想を下回り、米国の消費に対する懸念が強まった。アップル製品の販売に対する警戒感にもつながった。
アップル株安が影響しナスダック総合株価指数は続落。終値は同23.354ポイント安の4737.334ポイントとなった。
セクター別では、電気通信サービスや不動産が上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が下落した。
種子メーカーのモンサント(MON)はドイツの化学メーカーBASFによる買収観測が浮上し、上昇した。衣料品のラルフローレンも高い。四半期決算で1株利益が市場予想を上回り、評価した買いが入った。化学部門の分離を発表した機械のハネウェル・インターナショナルはしっかりで引けた。
小売のコールズ(KSS)は決算内容が嫌気され、軟調推移。建設機械のキャタピラー(CAT)はCEOがキューバ市場に進出するとの発言が報じられたものの、売られた。
また、インテル、ゴールドマン・サックスも安い。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,720.50 +9.38
S&P500種
2,064.11 −0.35
ナスダック
4,737.334 −23.354
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は反発した。6月物は前日比205円高の1万6635円で引け、前夜の大取終値を75円下回った。原油高を受けNYダウ平均が反発したことで好感、また、日銀の追加金融緩和観測を背景に円相場が反落し、買われた。この日の6月物高値は1万6790円、安値は1万6360円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16635 ( -75 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16655 ( -55 )
( )は大阪取引所終値比
【12日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6104.19(-58.30)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4293.27(-23.40)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 9862.12(-113.20)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
あすは、決算が集中、取引時間中に決算を発表する銘柄も多い。
きょう引け後に決算を発表した銘柄も含めて個別の材料は満載になっている。
オプションSQ、週末と指数の動きはここ数日同様荒くなる展開も想定されるが、来週18日の1-3月期のGDP発表や、月末の伊勢志摩サミットを前に思惑的な買いも入りやすいタイミングであるということも鑑みると、一方的に売りには傾きづらい局面だろう。
的には底堅い展開を予想する。
今年初の5連騰に期待したい。
■本日のポイント
1.日経平均は4日続伸
2.朝安後下げ渋り、後場プラス転換
3.円安基調を足がかりに相場反転
4.前日に続き、値下がり銘柄数が値上がりを上回る
5.日産自の傘下入りが報じられた三菱自に買い殺到、S高配分
05月12日 相場概況(大引け)
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【大引け概況】
12日の日経平均株価は4日続伸した。前日比67円33銭高の1万6646円34銭で終えた。
前日の米国株市場でNYダウが前の日の上げ幅を帳消しにする下落をみせたことや、外国為替市場で1ドル=108円台前半の推移と円高傾向にあったことで、朝方は目先リスク回避の売りに押された。
しかし、為替が取引時間中に108円後半へ漸次円安方向に押し戻される展開となり、これが株式市場にとっては望外の追い風となった。円相場が対ドルで下げに転じ、後場は輸出関連株に買い戻しが増えた。
11日に今期の大幅減益見通しを発表したトヨタ自動車が朝方ウリ気配で始まったが下げ渋ったことも投資家心理にプラスに働いた。また、日産自が資本支援に乗り出すと伝わった三菱自には買いが殺到した、ストップ高カイ気配のままで大引け比例配分となった。
主要企業の2016年3月期決算発表がヤマ場を迎える中、株主配分や設備投資に積極的な銘柄を物色する動きも目立った。
JPX日経インデックス400は反発した。終値は前日比27.79ポイント高の1万2087.30だった。
東証株価指数(TOPIX)も反発し、2.97ポイント高の1337.27で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆1713億円だった。売買高は20億6771万株といずれも低調だった。東証1部の値上がり銘柄数は898と全体の46%を占めた。値下がりは925、変わらずは128銘柄だった。
個別では、今期大幅減益見通しのトヨタは大商いのなか軟調だったが、下げ幅は小幅にとどまった。ソニーやディー・エヌ・エーが上昇した。三菱UFJやみずほFGも上げた。前日に16年3月期純利益が過去最高だったと発表した明治HD、12日に前期決算と自社株買いを発表した富士重は急伸した。
ネクシィーズグループがストップ高、ベルーナ、ブイ・テクノロジーも買われた。
一方、ソフトバンクやNTTが下落した。カシオや小野薬も売られた。前日に16年1〜3月期の純利益が前年同期比21%減と発表したブリヂストンが安い。第一三共、ヨロズ、田淵電機、ウシオ電機なども下落した。
東証2部株価指数は5営業日ぶりに反落した。大引けの2部指数は、前日比7.24ポイント安の4319.29となった。
個別銘柄ではキョウデン、安川情報、トレックスセミ、ラオックスやマーチャントが下げた。一方、タカトリがストップ高。アートSHDやぷらっと、NJK、カーチスHD、大同信号、テクノアソシエが買われた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,646.34 |
67.33 |
日経平均先物 |
16,710.00 |
130.00 |
TOPIX |
1,337.27 |
2.97 |
TOPIX先物 |
1,342.50 |
10.00 |
東証2部指数 |
4,319.29 |
-7.24 |
JASDAQ |
2,525.54 |
3.68 |
マザーズ |
1,198.42 |
-26.98 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2067710 |
2171329 |
東証2部 |
69330 |
21717 |
【市況】ジャスダック平均株価5日続伸、ハビックスがストップ高

日経ジャスダック平均株価は小幅に5日続伸した。終値は前日比3円68銭高い2525円54銭と、1月13日以来約4カ月ぶりの高い水準となった。
新興市場銘柄に短期的な値幅取りを狙った資金が流入した。IT(情報技術)関連のほか、最近人気化している材料株の一角が買われ、指数を押し上げた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で566億円、売買高は9509万株だった。個別銘柄ではアスコット、アルファクスFS、ハビックス、エイジス、大崎エンジがストップ高。子会社株の一部売却益を計上し、今期業績を上方修正したBBタワーが上昇した。テノックス、ブロッコリー、HABA、FVCやドーンが急伸した。半面、チエルがストップ安。今期業績を下方修正したサン電子も売られた。ネクストジェン、神田通機、日本サード、ヤマウも下げた。
【市況】東証マザーズ指数は反落、フィットがストップ安

東証マザーズ指数は反落した。終値は前日比26.98ポイント安い1198.42だった。
個別銘柄ではフィットがストップ安。そーせい、ミクシィ、アクセルM、DMP、アライドアーキ、Hameeも売られた。一方でソケッツ、アークン、フリークアウト、ブランジスタ、マルマエがストップ高。ロゼッタ、リアルコム、マイネット、エボラブルアジアも高い。
「素直に」
欲の渦巻く株式市場で「素直」なんて言葉は相応しくないと言われる。
戦国乱世のような魑魅魍魎相手に真田昌幸のような手腕が問われることは間違いない。
確かに225の動きなどはそれなりの理論武装を持った解釈が必要だろう。
あるいは敵の手の内の裏をかくようなトレードも要求される。
一つの場を相手にして戦っているのだからそれも必要だろう。
しかし個別株については、むしろ「素直」な気持ちで対峙してもいいような気がする。
その銘柄が好きなのか嫌いなのか。
嫌いならば手を出さなければ良い。
そして企業の業容やさらには雰囲気が好きなのか嫌いなのか。
あるいは「これは伸びる」と直感できるかどうか。
この勘がないと個別はむしろ戦えないような気がする。
銘柄は数え切れないほどたくさんあり、225のようにひとつの場にこだわる必要はない。
気に入らない銘柄は敬遠し、気に入った銘柄だけを対象にすればいいだけのこと。
他人の動きに左右される必要もない。
天上天下唯我独尊。
FXや商品という外野の雑音・騒音に惑わされず、ただ素直に銘柄を見つめれば良い筈。
あるいは相性がパフォーマンスを決める筈。
これこそ個別株を見極める秘訣のような気がする。
参加せざるを得ない市場と参加は自由で束縛されない市場は明らかに違いがある。
幸せになるコツは好きなものを並べればいいだけのことでもあろうか。
因みに・・・。
ドル円が103円を割れてくると日本の輸出産業は赤字になる。
そして1ドル100円になると経験則からは日経平均13000円。
こういう計算はあまり欲しくないところだが・・・。
ところでアノマリー的によく言われる「セルインメイ」。
1896年以降のNYダウのパフォーマンスを見てみると・・・。
5〜10月のパフォーマンスは1.3%の上昇。
しかし大統領選挙の年は4.2%の上昇。
大統領選の年の5月はマイナス1%超だが7〜8月に戻すという経験則。
むしろ「バイ・イン・メイ」にでもなるのだろうか。
5月以降のパフォーマンスはその前の1〜4月のパフォーマンスに準じるという。
1928年〜2015年のS&P500の1〜4月を見てみると・・・。
マイナス〜プラス2%の時は5〜10月はプラス0.2%。
1〜4月がプラス2%以上だった時の5〜10月はプラス3%。
今年の1〜4月はプラス1.0%。
アフターメイは微妙なところ。
「次世代超高速交通のハイパーループ、ネバダ砂漠で初の走行実験」というロイター報道。
次世代の超高速交通システム「ハイパーループ」の開発を手掛ける米ロサンゼルスのハイパーループ・ワン。
ネバダ砂漠で初の走行実験を実施し、実験は成功したと発表した。
ハイパーループは減圧されたチューブ内を乗り物が走行する次世代の交通システム。
最高時速は750マイル(約1200キロメートル)とされる。
今回の実験では、短距離を時速160キロ超まで加速して走行した。
すでにフランス国鉄やGEベンチャーなどがハイパーループ・ワンに8000万ドル出資している。
ハイパーループ・ワンのロイド最高経営責任者(CEO)のコメント。
「2019年までに貨物の輸送、2021年までに旅客の輸送が実現する」。
これはすごい。
昨日の毎日新聞。
「お国言葉で産直食材販売 日比谷公園で14、15日」
↓
熊本地震を受け、首都圏に住む熊本県出身者らが14、15の両日、
東京・日比谷公園で開かれるイベントに「熊本支援ブース」を開設する。
被災して営業できなくなった生産者から直接仕入れた食品や酒などを販売するが、
「応対はすべて熊本弁」というユニークな決まりをもうけた。
「お国なまりを聞きたい人も来てください」と呼びかけている。
ブースを設置するのは、熊本県人751人でつくる「熊本弁ネイティブの会」。
フェイスブック上で熊本に関する情報を交換するほか、首都圏在住者で酒をくみ交わし、
方言で交流を深める懇親会を不定期に開いている。
同会の平野洋一郎会長が地震の後、見舞いを兼ねて現地へ入り、
知り合いの生産者や酒蔵などを訪ね歩いて「被災して売りたくても売れない」商品を調達した。
産地直送のトマト、シイタケ、馬刺しなどのほか、
平野さんが経営するIT企業を通して交流がある熊本県小国町の「小国杉」を使った木工品も並べる。
同会のメンバー40人以上がボランティアで販売。
利益は全額、現地の復興支援に寄付する。
当日は義援金も受け付ける。
日比谷公園では14、15日、「みどりとふれあうフェスティバル」が開催予定で、
熊本支援ブースはメインステージの脇。
14日は午前11時〜午後6時、15日は午前10時〜午後5時。
そして「馬か焼き肉寿司」というイベントも・・・。
(櫻井)
05月12日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
12日前場の日経平均株価は4日ぶりに反落した。前日比68円20銭安の1万6510円81銭で終えた。
朝方に1万6300円台まで水準を切り下げたが、その後は押し目買いが入り下値に対する底堅さを発揮し、前引け段階では1万6500円台まで戻して着地した。
前日の米株安をきっかけに利益確定売りに押された。外国為替市場で円高傾向に振れていることから目先リスクを回避する売りが優勢となった。
11日に今期の大幅な減益見通しを発表したトヨタは3%安だった。半面、日産自が資本支援に乗り出すと伝わった三菱自には買いが殺到。値幅制限の上限まで気配を切り上げたが前場は取引が成立しなかった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆383億円だった。売買高は10億336万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1249と全体の64%を占めた。値上がりは576、変わらずは123銘柄だった。
個別では、トヨタが下値模索となっているが、下げ幅は限定的なものにとどまり売買代金断トツで市場の注目度の高さを反映した。主力のソフトバンクやファナックが下落した。マツダやホンダが下げた。カシオ、ブリヂストン、小野薬も売られた。日産自は続落した。
ネクストが大幅安、ルネサスエレクトロニクス、スカパーJSATホールディングス、ワコムなども売られた。
一方、ソニーや村田製が上昇した。16年3月期の純利益が過去最高だったと発表した明治HDが商いを膨らませて大幅高。三菱商や国際石開帝石は高い。UACJ、ネクシィーズグループ、ブイ・テクノロジーも値を飛ばした。
東証2部株価指数は5営業日ぶりに反落した。前引けの2部指数は、前日比12.65ポイント安の4313.88となった。
個別銘柄では、ラオックスやアイレップ、キョウデン、安川情報、IJTT、マルコが下げた。半面、タカトリがストップ高。ぷらっと、マーチャント、NJK、大同信号、カーチスHD、三浦印が上げた。
【市況】日経ジャスダック平均は小反落、ネクストジェンなどが売られる

日経ジャスダック平均株価は小幅に反落した。前引けは前日に比べ78銭安い2521円08銭だった。前日の米国株安やトヨタなどの今期減益見通しを受けて投資家の心理が悪化し、新興市場の銘柄にも利益確定の売りが出やすかった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で274億円、売買高は5194万株だ。個別銘柄ではネクストジェン、神田通機、チエル、セリアが下落した半面、アルファクスFSがストップ高。ドーン、ブロッコリー、エイジス、HABA、UEXなど買われた。前日に1〜3月期の7四半期ぶりの営業黒字化を発表したマクドナルドも上昇した。
【市況】マザーズ指数は反落、主力のそーせいが下げに転じ

東証マザーズ指数も反落した。前引けは前日比15.27ポイント安い1210.13だった。
朝方は一時上昇したが、主力のそーせいが下げに転じたため、指数も下げに転じた。ミクシィ、アクセルM、DMP、Hamee、パートナーAも安い。
半面、ソケッツ、アークンがストップ高。フリークアウト、データセク、ブランジスタ、マルマエは上昇した。
05月12日個別銘柄情報
個別銘柄情報を1銘柄更新しました。
[6070]キャリアリンク
05月12日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
12日の東京株式市場は売り先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比119円安の1万6,459円と反落スタート。
10時現在、日経平均株価は前日比111円94銭安の1万6467円07銭で推移、下げが一服している。
注目されたトヨタが前日に今期の大幅減益見通しを発表したが、株価は4%安程度で下げ渋り、ひとまず株式相場全体の過度な下振れ懸念が後退した。
朝方に日産自との資本提携について12日開催の取締役会で議論する予定だと発表した三菱自は気配値をストップ高水準まで切り上げた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小安く推移している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6135億円だった。売買高は5億9118万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1275と、全体の66%を占めた。値上がりは517、変わらずは150銘柄だった。
日経平均マイナス寄与度は14.59円の押し下げでソフトバンクがトップ。以下、ファストリが11.96円、ブリヂストンが9.57円、カシオが8.94円と続いている。
プラス寄与度トップは明治HDで、日経平均を6.75円押し上げている。次いでトレンドが4.71円、コムシスHDが4.12円、テルモが3.53円と続く。
業種別では33業種中6業種が値上がり。1位は鉄鋼で、以下、鉱業、その他製品、非鉄金属と続く。値下がり上位にはゴム製品、輸送用機器、情報・通信が並んでいる。
個別では、武田や小野薬が下落した。ホンダや村田製が下げた。17年3月期の純利益が2%減と発表した住友化も売られた。一方、ソニーやディーエヌエが上昇した。16年3月期の純利益が過去最高だったと発表した明治HDの上げが目立つ。原田泳幸会長兼社長が退任すると発表したベネッセHDは上げた。
東証2部株価指数は反落。アイレップやRVHが下げた。一方、ぷらっとやタカトリが上げた。
225先物はパリバ・ソジェン・大和・みずほ・クレディ・UBSが買い越し。
メリル・野村・アムロ・モルスタ・ドイツが売り越し。
TOPIX先物はJP・三菱・メリル・パリバ・GSが買い越し。
ドイツ・野村・モルスタ・みずほ・クレディ・バークレイズが売り越し。
外資系等はキーエンス(6861)、出光(5019)、タカラトミー(7867)に注目。
みずほはトヨタを8100円→5500円に引き下げ。
テクニカル的にはタマホーム(1419)、コムシス(1721)、大成建(1801)、清水(1803)、大末建(1814)、PS三菱(1871)、東洋糖(2107)、三井製糖(2109)、M&A(2127)、リニカル(2183)、博報堂(2433)、ぐるなび(2440)、モノタロウ(3064)、ディアライフ(3245)、ムゲン(3299)、ITHD(3626)、ネオス(3627)、enish(3667)、Vキューブ(3681)、豆蔵(3756)、コムチュア(3844)、日産化(4021)、大日住薬(4506)、あすか薬(4514)、久光(4530)、扶桑薬(4538)、JCRファーマ(4552)、マンダム(4917)、ファンケル(4921)、コニシ(4956)、ガイシ(5333)、フジミイン(5384)、淀鋼(5451)、洋カン(5901)、OSJ(5912)、ノーリツ(5943)、DMG森(6141)、ソディック(6143)、ホソカワミク(6277)、クボタ(6326)、JUKI(6440)、サンデン(6444)、大和冷(6459)、マキタ(6586)、日電産(6594)、サクサ(6675)、OKI(6703)、エプソン(6724)、エスペック(6859)、センショー(7550)、シークス(7613)、Vテク(7717)、永大産(7822)、ダンロップス(7825)、エイベクス(7860)、フジシール(7864)、エフピコ(7947)、オンワード(8016)、MrMAX(8203)、ヤオコー(8279)、オリコ(8585)、FJネクスト(8935)、ハマキョウ(9037)、日本通信(9424)、インプレス(9479)、イチネン(9619)、イエロハ(9882)、バロー(9956)が動兆。
昨日の値動きの割には銘柄数が多いのが意外感。
<兜町カタリスト>
「鏡ではなく足元をみる」
NYダウは217ドル安の17711ドルと反落。
前日の200ドル超の上昇を帳消しにした格好。
特に悪材料があった訳ではない。
前日の上昇の背景と解釈されたネット通販大手アマゾンの事業拡大。
そのあおりを受けた格好で百貨店のメーシーズなど伝統的な店舗型小売が軒並み下落。
WTI原油先物はバレル46.09ドルと堅調な推移。
しかし石油・天然ガス生産会社リン・エナジーは連邦破産法チャプター11を申請。
これで破産法申請は2014年半ば以降約60社となった。
興味深いのはNYの市場関係者のコメント。
「過去2日間で見られた『行って来い』の展開は、決算発表が終盤を迎える中で
マクロ経済指標に注目が集まる今後数日間の値動きを暗示している可能性がある。
上下どちらかにもそれなりに動く可能性はあるが、
必ずしも長期的なトレンドと確認できない」。
一見、もっともらしい解釈だが、相場がどちらを向いているのか全く理解できない玉虫色。
所詮ウォールストリートでもこの程度のコメントしかない。
そう考えれば、針小棒大にNYを恐れる必要もない。
米財務省が実施した230億ドルの10年債入札は旺盛な需要に支えられた格好。
10年債利回りは1.7%で推移しており4月26日につけた1.94%からは大きく低下。
「英国のEU離脱をめぐる懸念も、安全資産とされる米国債への投資妙味を高めている」
という声が聞かれる。
ドル円は108円台。
シリコンバレー・バンクのシニアFXトレーダーのコメント。
「日本政府からの介入に関する発言がなかったことが円の大きなプラスになった」。
FXの世界に散見される鏡を見る習慣からは脱却して足元を見たいもの。
昨日の日経平均株価はかろうじて小幅に3日続伸。
ただ心理的にはTOPIXの反落の方が似合う展開だった。
昨日発表されたトヨタの決算は「今期4割減益。円高で9000億円超目減り」で着地。
ここへの評価が今日の相場の柱だろう。
もっとも同社の営業利益こそ4年ぶりの2兆円割れ観測ながら販売台数は1015万台。
前期比5.6万台増加見通し。
加えて5億円、1億株の自社株買いも発表しており多少は相殺されるかも知れない。
相場の支えは日経平均株価のPERが14.36倍(前日は15.08倍)まで低下したこと。
トヨタの減益見通しにもかかわらず日経平均採用銘柄の予想EPSは前日の1098円から
1154円まで上昇しており意外感が漂う。
昨日段階で全体の47.2%が決算発表を通過した。
今期の経常利益は0.3%減、純利益は11%増の見通し。
(前日は36.3%通過で純利益19.7%増、
あと半分の行方がこのままならそう悪くはないことになる。
需給面では5月6日現在の裁定買い残が2週連続で減少し1兆7989億円。
アベノミクス相場スタートの2012年末以来初めての1.8兆円割れとなった。
週末のSQも波乱なく通過するに違いない。
シカゴ225先物終値は16430円。安値は26420円、高値は前日同様16820円。
下値は16420円程度で限定的なのだろうが、上値はまだ重そうな気配。
そういえば一昨日のシカゴ225の高値は16420円だった。
もっとも兜町界隈は日本晴れ。
快晴の天気で木曜後場の悪魔は手出ししにくかろうとみたい。
気になるのは空売り比率の40.8%。
三菱が日産の軍門に下る自動車業界。
結局ホンハイからは3888億円しかもらえすトップも交代予定のシャープ。
金融では日立と三菱の連携。
大同合併とは言わないまでもグループの合従連衡の報道ばかり。
群雄割拠を維持してきたが、もはらパワーの力が必要になってきたというところだろうか。
昨日の取材で印象深かったのはエスイー(3423]の森元峯夫会長。
同社はグローバルエンジニアメーカーであり日本のみならず海外のインフラを構築している。
例えばベトナムの橋や道路など発展途上国向けのインフラなどである。
そして長寿命化インフラへの道を歩んでいる。
いわゆる「ものつくり」のカテゴリーにはいる企業。
その創業会長さんの言葉は「これからはハードの時代ではなくソフトが重要な時代」。
大切なコメントとなった。
どんなに良いものを作っても使い方がわからなればビジネスにはならない。
だから世界の先進国市場ではものつくりではなく、みえないものを売っている銘柄が上昇している。
例えばゲームだってSNSだってあるいは通販だってスマホというものを介してのビジネス。
でもスマホの成長よりスマホを介したビジネスの方がどうみても成長している。
これからの相場を見るのに必要不可欠な視点である。
日経平均の25日線は16499円で0.48%のプラスかい離。
75日線は16614円で0.21%のマイナスかい離。
200日線は18135円で8.75%のマイナスかい離。
一目均衡の雲の上限は16727円で下限は16385円。
今は雲の中。
勝手雲の上限は16885円で下限は16522円。
こちらも雲の中。
結局このレンジで動いている。
どちらの雲も19日に黒くねじれているが・・・。
昨日京急(9006)は総合経営計画を発表した。
日経朝刊でも紹介されている。
「この5年間で長期ビジョンの実現に向けた土台つくりを進める」と原田一之社長。
5年間の設備投資額は2600億円で直近5年の5割増。
京急EXインや賃貸オフィスの拡大。
不動産を中心とした成長分野への投資が好循環を生む事業ポートフォリオを構築。
横浜本社移転と横浜IR(統合型リゾート・カジノ構想)への参画。
京急の最大の改革期がようやく実現に向かい始めた印象。
中計の中にある「お客様に選ばれる商品・サービス水準を常に追求し提供する」。
当たり前のことだが素敵なポリシーに映る。
一昨日コムチュア(3844)が決算発表。
2ケタの増収増益で着地した。
↓
2016年3月期決算(連結/累計)
売上高 11,349百万円(前年同期比 15.1%増)
営業利益 1,293百万円(前年同期比 22.5%増)
経常利益 1,295百万円(前年同期比 22.2%増)
当期純利益 823百万円(前年同期比 28.4%増)
今期は売上高130億円(前期比14.5%増)、経常利益15億円(同15.8%増)。
純利益9.9億円(同20.25増)の見通し。
同時に発表された中期計画。
2019年3月期の売上高は172億円(年平均15%増)、営業利益は20.2億円(同16%)。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ヨシムラ・フード(2884)・・・動兆
ヨシムラ・フード・サービスに注目する。
同社は食品分野に特化したM&A、再生ビジネスが中核。
「チルドシウマイ」でトップシェアの「楽陽食品」などが傘下。
業績は好調。
既存企業の収益改善によって利益面は着実な増益基調。
(兜町カタリスト櫻井)
05月12日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
12日の東京株式市場は、軟調な展開となりそう。
欧州株はまちまちで米国株は下落。ダウ平均は企業決算の軟調が嫌気され217ドル安と、前日の上昇分(222ドル高)をほぼ失った。
11日の米シカゴ市場日経平均先物の円建て清算値(1万6430円:大取所終値比150円安)にサヤ寄せする動きが先行するとみられる。
日経平均株価予想レンジは、1万6300円-1万6600円を想定する。
きのう決算を発表したトヨタがADRでは5%を超える大幅下落となっており、買い材料には乏しい。同社株の動きに注目が集まりそうだ。
一方、原油価格は上昇するなど海外市場はリスクオフ一色というほどではなく、日経平均は今週に入ってからは戻り基調にあることなどから、押し目では買いが入ると考える。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1010万株、買い620万株で、差し引き390万株の売り越し。売り越しは4営業日ぶり。金額は買い越し。
売りセクターに、機械、保険、自動車、不動産、食品、電子機器、紙パなど。買いセクターに、電機、通信、金属、化学、不動産、その他製品、紙パ、陸運など。
【注目の好材料銘柄】
■ディアライフ <3245>
東京都大田区に宿泊対応型マンション開発用地取得を取得。また、オンライン旅行事業を手掛けるエボラブルアジア <6191>と業務提携。民泊市場の拡大を睨み、航空券と宿泊施設のパッケージ提供などを行う。
■KLab <3656>
ブロッコリー <2706>とスマートフォン向けリズムアクションゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」を共同開発する。
■UACJ <5741>
前期経常が上振れ着地・今期は67%増益へ。
■日本エム・ディ・エム <7600>
人口股関節新製品「Alpine セメンテッドヒップステム」の薬事承認を取得。6月から販売を開始する。
■新生銀行 <8303>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.76%にあたる1億株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月12日から17年5月11日まで。
■カーチスホールディングス <7602>
発行済み株式数(自社株を除く)の5.23%にあたる120万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月12日から9月23日まで。
■ブロッコリー <2706>
KLab <3656> とスマートフォン向けリズムアクションゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」を共同開発する。
■BBタワー <3776>
今期経常を53%上方修正。
【予定】
12(木)
【国内】
3月国際収支(8:50)
4月都心オフィス空室率(11:00)
4月27・28日開催の日銀金融政策決定会合「主な意見」
4月景気ウォッチャー調査
30年国債入札
《決算発表》
国際帝石、大林組、ピーエス三菱、五洋建設、日揮、博報堂DY、マツモトキヨシ、すかいらーく、SUMCO、オルトプラス、ホットリンク、科研製薬、JCRファーマ、沢井製薬、第一三共、楽天、コニカミノルタ、星光PMC、住阪セメ、住友金属鉱山、ソディック、日機装、THK、カルソニックカンセイ、メニコン、AOKI、H2Oリテイル、丸井、三井住友トラスト、アイフル、住友不動産、西武HD、ミスミGなど
【海外】
ユーロ圏3月鉱工業生産(18:00)
BOE金融政策委員会(金利発表、20:00)
インド4月消費者物価指数(21:00)
米4月輸入物価(21:30)
米30年国債入札
《決算発表》
ラルフローレン、シマンテック、コールズ、クレディ・アグリコル
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
【市況】NYダウは217ドル安、軟調な企業決算を嫌気

【NY概況】
11日のNYダウ平均は大幅に反落し、前日比217ドル23セント安の1万7711ドル12セントで終えた。
個人消費関連株を中心に売りが広がった。ダウ平均は午後にかけて下げ幅を広げ、この日の安値圏で終えた。
ディズニーが前日夕に発表した決算は増収増益だったが、1株利益が市場予想に届かず株価は4%下落。
決算と同時に17年1月期通期の収益見通しを引き下げたメーシーズのほか、17年1月期通期の1株利益見通しが市場予想を下回った腕時計やハンドバッグなど革製品を扱うフォッシルが急落した。
米個人消費の先行き不透明感が意識され、スポーツ用品のナイキやディスカウントストアのウォルマート・ストアーズなど小売関連株全般に売りが広がった。
ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落し、同49.192ポイント安の4760.688で終えた。
セクター別では、公益事業やエネルギーが上昇する一方で耐久消費財・アパレルや不動産が下落した
事務用品小売のステープルズ(SPLS)と同業オフィス・デポは、FTC(連邦取引委員会)が独禁法に抵触するとの判断を示し、合併計画を撤回したことで両社とも大幅下落。決算が市場予想を上回ったハンバーガーチェーンのウェンディーズは買いが先行したが、相場全体の下げにつれて利益確定目的の売りに押された。
S&P500種株価指数の構成銘柄への採用が決まったアラスカ航空の親会社であるアラスカ・エア・グループも下げた。
一方、ネット小売のアマゾン(AMZN)は1-3月期決算が過去最高益を更新し、一部アナリストが目標株価を1000ドルに引き上げた。グーグルの「Youtube」に類似した動画共有サービスの提供を開始したことなども好感され、決算発表以降、株価は連日の最高値更新となっている。電気自動車(EV)のテスラ・モーターズは買われた。ダウ平均の構成銘柄ではマイクロソフトのみが上昇した。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,711.12 −217.23
S&P500種
2,064.46
ナスダック
4,760.688 −49.192
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は5営業日ぶりに反落した。6月物は前日比350円安の1万6430円で引け、前夜の大取終値を150円下回った。円相場の反発と米株安を嫌気した。6月物はこの日の午後に入り、一時1万6420円まで下げた。この日の6月物高値は1万6820円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16430 ( -150 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16450 ( -130 )
( )は大阪取引所終値比
【11日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6162.49(+5.84)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4316.67(-21.54)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 9975.32(-70.12)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
日経平均株価は、取引時間中の円高進行もあり失速の動きになった。マイナスで終わるのかというところで買いが入りプラスは確保するなど、底堅さも見せている。
さて、12日の東京株式市場は、3日続伸の後を受けて利益確定の売りが予想されるため、上昇一服となりそうだ。
きょう引け後に発表されたトヨタの決算は、今期は40%営業減益計画と厳しいものとなった。減益幅も大きく、あすの株価反応や市場全体への影響が注目される。
また、円高を伴うと日本株は厳しい展開も予想されるが、市場が過度に悲観に傾くようなら押し目買いの好機と考える。
市場関係者からは、「個人投資家は、外国為替相場と関連性の薄いマザーズ市場のバイオ関連銘柄に物色の矛先を向けたようだ」との見方が出ていた。
【開示銘柄】
■トヨタ自動車[7203]
17年3月期業績予想を発表。営業利益は前期比40%減の1兆7000億円、純利益は同35%減の1兆5000億円を見込む。想定為替レートは1ドル=105円、1ユーロ=120円。今期は「円安の追い風がなくなる」(豊田章男社長)として減益予想を立てた。トヨタの減益は東日本大震災、タイ洪水の影響を受けた12年3月期以来5期ぶり。
16年3月期決算は営業利益が前期比3%増、純利益は6%増だった。同時に自社株買いを発表。発行済み株式数の3.24%にあたる1億株、5000億円を上限に実施する。取得期間は5月18日から11月17日まで。
11日終値は5634円(▲43)。
■東急不動産HD[3289]
17年3月期業績予想を発表。営業利益は前期比6%増の730億円、純利益は同9%増の315億円とした。年間配当予想は前期比1円増の13円。国内マンションの売り上げ増や海外事業の売り上げ増を見込む。16年3月期決算は営業利益が前期比8%増、純利益は同13%増。
11日終値は746円(▲2)。
■酉島製作所[6363]
17年3月期業績予想を発表。営業利益は前期比5.3倍の20億円に拡大、純損益は15億円の黒字(前期は24億円の赤字)に転換する。配当は前期と同じ年18円。今期は国内で火力発電所の建設や災害対策の公共工事が見込まれ、プラント向けポンプの販売が伸びそうだという。
11日終値は1035円(▲15)。
05月11日 相場概況(大引け)
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【大引け概況】
11日の日経平均株価は小幅ながら3日続伸し、前日比13円82銭高の1万6579円01銭で終えた。
前日の欧米株市場が総じて高かったことや、1ドル=109円台前半の推移と円安が進んだことで、朝方は広範囲にリスクを取る動きが優勢、日経平均は一時1万6800円台まで上値を伸ばす場面があった。
ただし、日経平均が直近高値と安値の半値戻しにあたる1万6794円を上回ったことで、達成感が広がった。戻り待ちや持ち高調整目的の売りが優勢になり、日経平均の上値は重くなった。
取引終了にかけて円相場が上げ幅を広げると、日経平均は28円安の1万6536円まで水準を切り下げる場面があった。前日に16年3月期決算を発表したソフトバンクと前期の営業利益が従来予想を上回ったと伝わったKDDIが買われ、2銘柄で日経平均を約30円押し上げた。
JPX日経インデックス400は3営業日ぶりに反落し、前日比10.38ポイント安の1万2059.51で終えた。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反落した。
業種別TOPIXは33業種中14業種が上昇した。「機械」や「情報・通信業」が上昇した。半面、「その他金融業」や「石油石炭製品」などの下げが目立った。
東証1部の売買代金は2兆1875億円、売買高は21億2864万株だった。値上がり銘柄は899と値下がり銘柄の925を下回った。変わらずは127だった。
個別では、決算発表を受けソフトバンクグループが商いを伴い堅調、ソニーや村田製、クボタが買われた。スズキや三菱自も上げ、日電産、ダイキン、塩野義、キリンHDも高い。イーブックイニシアティブジャパン、ネオスはストップ高となり、渋谷工業も値を飛ばした。インプレスホールディングスが活況高を演じたほか、住友重機械工業も買われた。
半面、朝高で始まった三菱UFJや三井住友FGなどメガバンクが下げた。トヨタやホンダ、日産自も取引終了にかけて下落に転じた。業績予想が市場の期待に届かなかった武田が安く小野薬も下げた。
日東電工が利食われたほか、味の素も軟調。日本商業開発、ジャムコはいずれも一時値幅制限いっぱいまで売られた。岩崎電気、日本マイクロニクスなどの下げも目立つ。
東証2部株価指数は横ばい圏ながら4日続伸した。大引けの2部指数は、前日比0.02ポイント高の4326.53となった。
個別銘柄では、ぷらっと、NJKがストップ高。安川情報、ラオックス、郷鉄工所、カネミツ、西菱電機、IJTT、マーチャントが上げた。半面、象印、システムソフ、RVH、岡県運送、一蔵、システムソフト、アジア航測が下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,579.01 |
13.82 |
日経平均先物 |
16,580.00 |
0.00 |
TOPIX |
1,334.30 |
-0.60 |
TOPIX先物 |
1,332.50 |
-4.50 |
東証2部指数 |
4,326.53 |
0.02 |
JASDAQ |
2,521.86 |
12.16 |
マザーズ |
1,225.40 |
28.8 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2128640 |
2187518 |
東証2部 |
75030 |
16432 |
【市況】ジャスダック平均株価4日続伸。

日経ジャスダック平均株価は4日続伸した。終値は前日比12円16銭高い2521円86銭だった。円相場が対ドルで上げに転じ、日経平均株価も伸び悩んだため、ジャスダック平均の上値も重くなった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で449億円、売買高は1億1807万株だった。
個別銘柄ではドーン、アスコット、アルファクスFS、エイジスがストップ高。santec、ネクストジェン、日本ラッド、セキュアヴェイル、チエルやセプテニHDが上昇した。半面、シンバイオやDIT、Eストアー、和井田、守谷商会、データアプリは下落した。
【市況】東証マザーズ指数は反発。年初来高値を上回る場面も

東証マザーズ指数は反発し、終値は前日比28.80ポイント高い1225.40だった。
マザーズ市場の時価総額が大きい銘柄は軒並み高となった。東証マザーズ指数は4月21日に付けた年初来高値(1226.42)を上回る場面もあった。
個別銘柄では、アクトコール、エナリス、アライドアーキがストップ高。そーせい、ミクシィ、アスカネット、アイビーシー、データセクション、みんなのWEDが上昇した。一方でロックオンやジグソー、インベスC、エンカレッジ、データHR、MRT、ハウスドゥは下落した。
05月11日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
11日、前場の東京株式市場は、前日の欧米株高に加え、外国為替市場で1ドル=109円台前半と一段と円安に振れたことを受けて大きく買い優勢でスタートした。午前の終値は前日比47円80銭高の1万6612円99銭だった。
輸出関連株に買いが先行した。前日の米株高もあって株価指数先物に買いが膨らみ、ソフトバンクやKDDIなど値がさ株が買われたことも相場を押し上げた。半面、直近高値から安値までの半値戻しにあたる1万6794円を上回ると達成感が広がり、利益確定や戻り売り圧力も強く日経平均は下げに転じる場面があった。
ただ、前引け近くにやや持ち直し、結局50円弱のプラス圏をキープして着地している。
4月28日に日銀が金融政策の現状維持を決めたことで急落する直前の日中取引の高値である1万7613円と、5月2日の安値である1万5975円の半値戻しの水準を上回ったうえ、円相場が一時上昇に転じたことから買い一巡後は上値が重くなった。
JPX日経インデックス400も続伸し前日比7.71ポイント高い1万2077.60で終えた。東証株価指数(TOPIX)も小幅ながら続伸した。
業種別TOPIXは33業種中14業種が上昇した。「機械」や「情報・通信業」「鉱業」の上昇が目立った。半面、「その他金融」や「医薬品」など19業種が下落した。
前引けの東証1部の売買代金は1兆848億円、売買高は11億333万株、東証1部の値上がり銘柄数は769と4割弱にとどまり、値下がりの1045を下回った。変わらずは131だった。
個別ではソフトバンクグループが売買代金を膨らませて上昇、トヨタやホンダは下げに転じる場面もあるなど上げ幅は小幅にとどまった。三菱UFJやみずほFGなどメガバンクも伸び悩んだ。スズキは買われ、ダイキンや東エレクも上昇した。日本電産も堅調。サンデンホールディングス、住友重機械工業がいずれも活況高となり、イーブックイニシアティブジャパン、ネオスなどがストップ高に買われた。
半面、武田が安く、テルモも値を下げた。三井住友FGも下げに転じた。丸紅や村田製、ファストリも下げた。ジャムコは一時ストップ安に売られたほか、東京応化工業、岩崎電気が急落、クックパッドの下げも目立つ。
東証2部株価指数は小幅に反落した。前引けの2部指数は、前日比3.55ポイント安の4322.96となった。
個別銘柄では岡県運送、一蔵、フォーシーズ、ラオックス、システムソフ、象印が下げた。半面、安川情報、郷鉄工所、ぷらっと、IJTT、西菱電機、中西製作所が上げた。
【市況】日経ジャスダック平均は続伸。ドーンなどがストップ高

日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比4円98銭高い2514円68銭だった。買いが先行した。ただ、円相場が一時108円台半ばと上昇に転じ、日経平均株価も一時下げに転じたため、歩調を合わせて新興株も上げ幅が縮小し、午前の取引は小幅高で終わった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で272億円、売買高は7650万株。
個別銘柄では株式分割を発表したドーンやアルファクスFSがストップ高。santec、ネクストジェン、セキュアヴェイル、セリア、セプテニHD、マクドナルドが上昇した。半面、チエルやシンバイオ、Eストアー、和井田、守谷商会、DITが下落した。
【市況】マザーズ指数は反発、年初来高値に迫る

東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比11.62ポイント高い1208.22だった。1225.08まで上昇し、4月21日に付けた年初来高値に迫る場面もあった。
個別銘柄ではアクトコールがストップ高。ミクシィやデータセク、PCNET、エナリス、アライドアーキ、みんなのWED、ブランジスタが上昇した。一方で、そーせいやロックオン、グリンペプ、データHR、MRT、エンカレッジ、MDVは下落した。
05月11日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
11日、前場の東京株式市場は、前日の欧米株高に加え、外国為替市場で1ドル=109円台前半と一段と円安に振れたことを受けて大きく買い優勢でスタートした。午前の終値は前日比47円80銭高の1万6612円99銭だった。
輸出関連株に買いが先行した。前日の米株高もあって株価指数先物に買いが膨らみ、ソフトバンクやKDDIなど値がさ株が買われたことも相場を押し上げた。半面、直近高値から安値までの半値戻しにあたる1万6794円を上回ると達成感が広がり、利益確定や戻り売り圧力も強く日経平均は下げに転じる場面があった。
ただ、前引け近くにやや持ち直し、結局50円弱のプラス圏をキープして着地している。
4月28日に日銀が金融政策の現状維持を決めたことで急落する直前の日中取引の高値である1万7613円と、5月2日の安値である1万5975円の半値戻しの水準を上回ったうえ、円相場が一時上昇に転じたことから買い一巡後は上値が重くなった。
JPX日経インデックス400も続伸し前日比7.71ポイント高い1万2077.60で終えた。東証株価指数(TOPIX)も小幅ながら続伸した。
業種別TOPIXは33業種中14業種が上昇した。「機械」や「情報・通信業」「鉱業」の上昇が目立った。半面、「その他金融」や「医薬品」など19業種が下落した。
前引けの東証1部の売買代金は1兆848億円、売買高は11億333万株、東証1部の値上がり銘柄数は769と4割弱にとどまり、値下がりの1045を下回った。変わらずは131だった。
個別ではソフトバンクグループが売買代金を膨らませて上昇、トヨタやホンダは下げに転じる場面もあるなど上げ幅は小幅にとどまった。三菱UFJやみずほFGなどメガバンクも伸び悩んだ。スズキは買われ、ダイキンや東エレクも上昇した。日本電産も堅調。サンデンホールディングス、住友重機械工業がいずれも活況高となり、イーブックイニシアティブジャパン、ネオスなどがストップ高に買われた。
半面、武田が安く、テルモも値を下げた。三井住友FGも下げに転じた。丸紅や村田製、ファストリも下げた。ジャムコは一時ストップ安に売られたほか、東京応化工業、岩崎電気が急落、クックパッドの下げも目立つ。
東証2部株価指数は小幅に反落した。前引けの2部指数は、前日比3.55ポイント安の4322.96となった。
個別銘柄では岡県運送、一蔵、フォーシーズ、ラオックス、システムソフ、象印が下げた。半面、安川情報、郷鉄工所、ぷらっと、IJTT、西菱電機、中西製作所が上げた。
【市況】日経ジャスダック平均は続伸。ドーンなどがストップ高

日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比4円98銭高い2514円68銭だった。買いが先行した。ただ、円相場が一時108円台半ばと上昇に転じ、日経平均株価も一時下げに転じたため、歩調を合わせて新興株も上げ幅が縮小し、午前の取引は小幅高で終わった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で272億円、売買高は7650万株。
個別銘柄では株式分割を発表したドーンやアルファクスFSがストップ高。santec、ネクストジェン、セキュアヴェイル、セリア、セプテニHD、マクドナルドが上昇した。半面、チエルやシンバイオ、Eストアー、和井田、守谷商会、DITが下落した。
【市況】マザーズ指数は反発、年初来高値に迫る

東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比11.62ポイント高い1208.22だった。1225.08まで上昇し、4月21日に付けた年初来高値に迫る場面もあった。
個別銘柄ではアクトコールがストップ高。ミクシィやデータセク、PCNET、エナリス、アライドアーキ、みんなのWED、ブランジスタが上昇した。一方で、そーせいやロックオン、グリンペプ、データHR、MRT、エンカレッジ、MDVは下落した。
05月11日個別銘柄情報
個別銘柄情報を3銘柄更新しました。
[7501]ティムコ
[7564]ワークマン
[9621]建設技術研究所
05月11日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
11日前場中ごろの日経平均株価はじり高となっている。
日経平均は10時過ぎに249円高の1万6814円まで上げ幅を広げる場面があった。円相場が1ドル=109円台前半と4月28日以来ほぼ2週ぶりの円安・ドル高水準で推移しているのを受けた輸出関連株への買いが続き、株価指数先物への買いを受け値がさ株に裁定取引に伴う買いが入り、引き続き相場を押し上げている。
半面、直近高値から安値までの半値戻しにあたる1万6794円を上回ったことで達成感もみられており、高値圏では利益確定目的の売りが上値を抑えている。
前日の米シカゴ市場の日経平均先物6月物(円建て)の清算値が大阪取引所の日中取引の清算値を200円上回ったことを受けて先物に買いが膨らみ、ソフトバンクやファストリなど日経平均の値動きに与える影響が大きい値がさ株に裁定取引に絡んだ買いが入り指数を押し上げた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6058億円、売買高は6億1984万株。値上がり銘柄数は1367と全体の7割を超えている。値下がりは453、変わらずは122。
業種別では33業種中28業種が値上がり。1位は機械で、以下、海運、情報・通信、電気機器と続く。値下がり上位には医薬品、その他金融、水産・農林が並んでいる。
JPX日経インデックス400は1万2200台前半を中心に推移している。東証株価指数(TOPIX)も大幅に続伸している。
日経平均プラス寄与度トップはソフトバンクで、日経平均を31.30円押し上げている。次いでファストリが22.55円、KDDIが18.36円、ファナックが10.98円、東エレクが10.94円と続く。
マイナス寄与度は10.98円の押し下げでテルモがトップ。以下、武田が8.43円、NTTデータが4.71円、日東電が2.9円と続いている。
個別では、トヨタやホンダ、マツダ、スズキなど主力の自動車株が高い。三菱UFJや三井住友FGなどメガバンクにも買いが優勢になっている。前日に初の最終赤字となる2016年3月期決算を発表した三井物や三菱商も買われている。村田製やソニー、TDKも買われている。半面、前日に17年3月期の連結純利益が10%増える見通しを示した武田が安く、オリックスやテルモも売られている。前日に日経平均を押し上げた日東電も安い。
東証2部株価指数も続伸。ぷらっと、郷鉄工、IJTTが高い。半面、システムソフ、RVH、象印が安い。
225先物はGS・みずほ・日興・SBI・クレディが買い越し。
ソジェン・JP・アムロ・シティ・三菱・モルスタが売り越し。
TOPIX先物は日興・SBI・パリバ・三菱が買い越し。
メリル・アムロ・モルスタ・クレディ・みずほが売り越し。
テクニカル的には、矢作(1870)、大東建(1878)、東京エネ(1945)、協和エク(1951)、日ハム(2282)、スタジオアリ(2305)、ディップ(2379)、アサヒ(2502)、ABC(1670)、キューピー(2809)、あい(3076)、ココカラ(3098)、トヨタ紡(3116)、バイタル(3151)、キリン堂(3194)、オープンH(3288)、グリー(3632)、イーブック(3658)、セ硝(4044)、アミューズ(4301)、油脂(4403)、小野薬(4528)、第一三共(4568)、ラウンドワン(4680)、CTC(4739)、ソフトブ(4779)、ライオン(4912)、旭硝子(5201)、ニチアス(5393)、アーレスティ(5852)、駒井ハ(5915)、三和(5929)、中国工(5974)、IBJ(6071)、エラン(6099)、ペガサス(6262)、ワイエイシイ(6298)、TOWA(6315)、ホシザキ(6465)、日光電(6849)、双信電(6938)、コーナン(7516)、西松屋(7545)、アシックス(7936)、信越ポ(7970)、東リ(7971)、しまむら(8227)、近鉄百(8244)、ポケットC(8519)、アコム(8572)、アプラス(8589)、京急(9006)、ゼンリン(9474)、イーレックス(9517)、西ガス(9536)、ニトリ(9843)、オプティム(3694)、インターワークス(6032)、ワイヤレス(9419)が動兆。
<兜町カタリスト>
「強くなってきた」
NYダウは222ドル高の17928ドルと反発。
原油先物の反発とアマゾンなど個別企業の好決算を好感しての上昇との解釈。
NYダウとS&P500は3月11日以来、NASDAQは4月13以来の上昇幅となった。
ただ商いは低調で3市場の売買高は約66億株。
11月の大統領選で共和党候補がトランプ氏になる可能性が高まっている。
「不透明や想定外が登場してきた印象でリスク資産には不利な状況」という声も聞こえる。
市場はFRBによる今後の利上げの可能性を多くても2回と見ている。
6月利上げの可能性は4%程度まで低下してきており市場にとっては快適な状態。
微妙な均衡の延長戦。
「セルインメイ(株式から債券へ)」のポートフォリオ格言は今年こそ該当しないかもしれない。
連休明けの日経平均株価は続伸。
ようやく25日移動平均線を回復し0.4%のプラスかい離となった。
松井証券信用評価損益率も売り方マイナス7.694%、買い方マイナス8.628%と接近。
連休前の日銀追加金融緩和への期待感の剥落は通過。
相場は次の期待に走り始めた格好。
金融政策の限界を成長政策で補うシナリオが優勢となってきた。
需給面でも新興市場の好調さがキャッシュポジションを高めていることも指摘される。
シカゴ225先物終値は16780円。
連休前4月28日の終値16666円を抜けてきた。
シカゴ225先物高値は16810円。
昨日もシカゴ225の高値16420円と上抜けてから上昇に拍車がかかった。
今日も買い方のターゲットは16810円と見て良いだろう。
SQ週の荒れる水曜日は上に荒れて欲しいところ。
空売り比率の40%台は気になるところだが・・・。
オバマ米大統領は27日に広島を訪問することになった。
オバマ氏にとっては卒業旅行みたいなもの。
安部氏にとっては、政権浮揚のエンジンみたいなもの。
呉越同舟の構図だろうか。
政治的面は別にして、マーケット的には日米同盟強化への一環。
株も為替も呉越同舟ながら関係強化すると映る。
片務的債務から脱却になれるのかどうか。
昨日の安部首相は久々にJR東海の名誉会長さんと赤坂の浅田。
オバマ氏広島訪問で一端官邸に戻って記者会見があったが、前日夕刻は歯医者。
久々に動き始めた安部総理という印象。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
マーケットエンタープライズ(3135)・・・動兆
マーケットエンタープライズに注目する。
同社はWeb上でリユース品買い取る「高く売れるドットコム」等展開。
家電、楽器、趣味・嗜好品、音響機器が拡大基調。
海外展開に期待。
(兜町カタリスト櫻井)
05月11日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
11日の東京株式市場はシカゴ日経平均先物の円建て清算値(1万6780円)にサヤ寄せする買い先行のスタート展開だろう。戻りを試す場面もありそう。
日経平均株価予想レンジ:1万6500円-1万6900円を想定する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半と円安に振れ、輸出関連株を中心に堅調な展開が期待される。
ただ、SQ(特別清算指数)値算出週の「水曜日は荒れやすい」とのアノマリー(論理的に説明できない動き)もあり、値動きには注意したい。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1550万株、買い1770万株で、差し引き220万株の買い越し。買い越しは3営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、通信、薬品、不動産、機械、商社、紙パ、電機、食品、小売、情報通信、自動車など。買いセクターに、機械、自動車、化学、銀行、紙パ、情報通信、食品、電機、陸運、通信、その他製品、電力、ガスなど。
【好材料銘柄】
■ムゲンエステート <3299>
6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。また、株主優待制度を新設。第2四半期末に100株以上を保有する株主を対象にクオカード1000円分を贈呈する。
■ネオス <3627>
サイト・アプリパフォーマンス監視・分析システム「ARGOS」を提供するアルゴスサービスジャパンと業務提携。同社は「ARGOS」の独占総販売代理店事業を展開するほか、アルゴス株9.4%を取得する。
■WSCOPE <6619>
上期経常を50%上方修正、通期も増額。
■Vテク <7717>
今期経常は70%増で6期ぶり最高益、30円増配へ。
■インプレス <9479>
前期経常を2.4倍上方修正、配当も0.5円増額。
■ドーン <2303> [JQ]
5月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■UNITED <2497>
前期経常は2.7倍増益で着地・1-3月期(4Q)経常は14%増益、今期業績は非開示。
■アクトコール <6064>
5月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の3分の1に低下する。
■エナリス <6079>
1-3月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
【予定】
11(水)
【国内】
3月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
清水建、西松建、カカクコム、DENA、ぐるなび、三越伊勢丹、東急不動産HD、旭化成、アステラス製薬、小野薬、ワタベウェディング、トレンドマイクロ、JXHD、ブリヂストン、古河電気工業、ルネサス、シスメックス、カシオ、いすゞ、トヨタ、島津製作所、三菱地所、京浜急行、帝国ホテル、ベネッセHDなど
【海外】
豪5月消費者信頼感(9:30)
タイ中銀金融政策決定会合
英3月鉱工業生産(17:30)
ブラジル3月小売売上高(21:00)
世界経済フォーラム・アフリカ会議(〜13日ルワンダ)
米4月財政収支(12日3:00)
米10年国債入札
《決算発表》
メーシーズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
【市況】NYダウ大幅反発 222ドル高 原油反発

【NY概況】
10日のNYダウ平均が大幅反発し、前日比222ドル44セント高の1万7928ドル35セントで終えた。上げ幅は3月1日以来、およそ2カ月ぶりの大きさとなった。
原油相場の上昇でアジア・欧州株がほぼ全面高となった流れを受け、米国株にも好感した買いが入った。
原油相場が反発したのを受け、石油のエクソンモービルなど資源関連株が上げた。建機のキャタピラーなど業績が世界景気の動向に左右されやすい銘柄にも買いが入った。
ナスダック総合株価指数は続伸し、同59.671ポイント高の4809.880で終えた。
セクター別では全面高となり、資本財やエネルギーの上昇が目立った。
動画共有サービスに参入したと発表したインターネット小売りのアマゾン・ドット・コムが上昇。株式分割を考慮した過去最高値を付けた。大規模な自社株買いを発表したアイルランドの製薬アラガンも上げた。韓国企業からガス・タービン関連事業を買収すると発表したゼネラル・エレクトリック(GE)も高い。
アパレルのギャップ(GPS)は4月既存店売上高が予想を下振れ、慎重な業績見通しを示したことで大幅下落となった。四半期決算が黒字だった乳製品のディーン・フーズは下げに転じて終えた。ダウ平均では小売りのウォルマート・ストアーズが下げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,928.35 +222.44
S&P500種
2,084.39 +25.70
ナスダック
4,809.880 +59.671
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は4営業日続伸し、中心限月物終値ベースで約2週間ぶりの高値をつけた。6月物は前日比505円高の1万6780円で引け、前夜の大取終値を200円上回った。円安進行に加え、原油反発を背景に投資家心理が上向き、米株とともに買われた。この日の6月物高値は1万6810円、安値は1万6190円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16780 ( +200 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16805 ( +225 )
( )は大阪取引所終値比
【10日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6156.65(+41.84)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4338.21(+15.40)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10045.44(+64.95)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
日経平均は300円を超える大幅高で、一目均衡表では雲の下から中に入り、5日移動平均線や25日移動平均線を上に抜けた。テクニカルの好転などから、一目均衡表の雲は薄く、雲上抜けとなれば一段と買いの勢いが増す展開も期待できる。
あす(11日)の東京株式市場は、市場参加者のあいだに先高期待感が持続することが予想され、日経平均株価は続伸となりそうだ。
9日の参院決算委員会で麻生太郎財務相が急激な為替相場の変動が起こった場合に「当然、(為替市場に)介入する用意がある」と述べたことがきっかけとなり、同日の海外市場で円安・ドル高が加速。10日の東京でも、1ドル=108円80銭台へと円安がさらに進行した。
市場関係者からは「円安・ドル高が加速したことで、自動車、電機、精密機器など輸出関連の主力銘柄に見直し買いが入った。10日終値で4月28日以来4営業日ぶりに25日移動平均線(1万6506円=10日)を回復したことで、先高期待感が浮上している」との見方が出ていた。
05月10日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら

【大引け概況】
10日の日経平均株価は大幅に続伸し、前日比349円16銭高の1万6565円19銭で終えた。外国為替市場で円相場が1ドル=108円台後半まで下落し、輸出企業の採算悪化や海外収益の目減りといった懸念が後退。自動車など輸出関連株に見直し買いが入った。
午前中に発表された中国の経済指標が市場コンセンサスを上回る内容だったことも買い安心感につながった。買いの主体として市場では年金系資金の買いも観測されていた。
機関投資家が運用資金を国内株式に振り向ける動きがあったもようで、時価総額の大きい保険や銀行など金融株の上げも目立った。
JPX日経インデックス400は大幅に続伸した。終値は前日比257.31ポイント高の1万2069.89だった。
東証株価指数(TOPIX)は大幅続伸し、28.24ポイント高の1334.90で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆4297億円。売買高は23億7282万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1663と、全体の約85%を占めた。値下がりは240、変わらずは48銘柄だった。
個別では、円安を追い風にトヨタ自動車が商いを膨らませ上昇、富士重とマツダ、ソニーも買われた。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも買い優勢で全体相場を盛り上げた。
投薬新技術で治験を始めると伝わった日東電が大幅高となり、第一三共は年初来高値を更新した。通信のNTTドコモとKDDIの上げも目立った。
イーレックスも急騰した。このほか、メディカルシステムネットワーク、新日本科学、JUKI、イーブックイニシアティブジャパン、スターティアなどストップ高銘柄が相次いだ。
一方、今期の減益予想を発表したホトニクスは大幅安。商社の三井物と住友商が下落した。後場中ごろ過ぎに2016年3月期決算を発表した丸紅とロームの下げも目立った。
ヤクルト本社も大きく下落した。サンケン電気、ユナイテッドアローズが急落、日本通運、IHIなども値を下げた。
東証2部株価指数は3日続伸した。大引けの2部指数は、前日比27.55ポイント高の4326.51となった。
個別銘柄ではスリープロ、ぷらっとがストップ高。NVC、安川情報、日本エスコン、高松機械、朝日インテクと象印が買われた。半面、フォーシーズがストップ安。PALTEK、ヨシックス、アイレップ、アートSHDとRVHが下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,565.19 |
349.16 |
日経平均先物 |
16,580.00 |
360.00 |
TOPIX |
1,334.90 |
28.24 |
TOPIX先物 |
1,337.00 |
29.50 |
東証2部指数 |
4,326.51 |
27.55 |
JASDAQ |
2,509.70 |
16.37 |
マザーズ |
1,196.60 |
-16.84 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2372820 |
2429729 |
東証2部 |
82560 |
16603 |
【市況】日経ジャスダック平均株価は3日続伸。

日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前日比16円37銭高い2509円70銭だった。日経平均が大幅続伸し、投資家心理が改善した。ジャスダック市場でも運用リスクを取る動きが強まり、大引けにかけて上げ幅を広げて終えた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で501億円、売買高は1億1610万株だった。
全国の小・中・高校に無線LANを導入する方針と伝わり、業績が上向くとの期待から前日にも急騰したチエルに10日も買いが続いた。チエル1銘柄だけでジャスダック市場の売買代金の約20%を占めた。
個別銘柄ではシンワアート、チエル、NIC、ARM、アスコット、DITなどがストップ高。業績見通しを上方修正したエスケーエレのほか、アクモス、日本サード、ハンズマン、イリソ電子も買われた。
一方、前日まで大きく水準を切り上げていたドーンが売りに押された。前日発表した16年1〜3月期の業績が振るわなかったカルナバイオ、アルファクスFS、テリロジー、YKT、ベクターも安い。
【市況】東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反落した。

東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反落した。終値は同16.84ポイント安の1196.60。マザーズ指数への影響度が大きいそーせいが下げ、指数を押し下げた。
市場では新興株の一角から主力株に資金を振り向ける物色の変化を指摘する声もある。グリンペプなどのバイオ関連株も下落し、Hamee、アクトコール、アクセルM、ケアネット、データセク、りたりこも安い。
半面、PCNET、リアルワールドがストップ高。開発技術が欧州で特許査定を受けたと発表したナノキャリアが上昇し、16年1〜3月期の業績が好調だった日本アクアが買われた。
オンコリスバイオは一時ストップ高と値を飛ばし、ダブルスタンダード、カヤック、大泉製、フュートレックなども買われた。
05月10日個別銘柄情報
個別銘柄情報を4銘柄更新しました。
[3031]ラクーン
[9928]ミロク情報サービス
[4769]インフォメーションクリエーティブ
[3154]メディアスホールディングス
「がまだぜ」
昨日は7日ぶりに反発した日経平均株価。
課題は1兆7317億円と今年最低を記録した売買代金でしょうか。
ただ売り物がないから売買エネルギー低下とも考えたいところ。
為替市場では麻生財務相の昨日の「介入する用意があるということを申し上げる」との発言を警戒しドル円は108円台半ば。
これを受けた形でシカゴ225先物は一時16420円まで上昇し終値は16275円。
昨日の大証比55円高となっており火曜日としては珍しく小幅反発からのスタートでしょう。
政府は「熊本地震対策に1兆円」との方針を打ち出してきましたから好感されそうです。
伊勢志摩サミットまで1ヵ月を切っており、日銀動向よりも政策期待感が相場のけん引役になる時期となってきました。
その熊本に関して、昨夜熊本出身のインフォテリアの平野社長からメールを頂戴しました。
「熊本地震から1か月が経とうとしていますが熊本ではようやく復旧が端緒についたばかりです。
熊本を離れても熊本弁を愛してやまない有志が、熊本応援のために、被災地や被災メーカーから色々な物産を集めました。
ぜひ買っていただき、一緒に熊本を応援しましょう。
そしていつか熊本の森と緑を見に来てください。
<東京日比谷公園にて>
5月14日(土)11時〜18時
5月15日(日)10時〜17時
熊本弁ミュージシャンのブース前ライブも実施」。
まさしく「がまだぜ熊本」。
土曜日に行く予定です。
連休中、何度か東名高速を走りました。
2日と5日は大渋滞。
でも7日と8日は全く渋滞なしでスカスカ。
高速は渋滞を避けて通るのがお約束ですから、7日と8日のガラガラ状態を予測したのはアタリでした。
考えてみれば・・・。
株式投資はこの逆で、交通渋滞が発生するタイミングとその心理を読むようなもの。
いつどこで誰がどうして集まるのかを読むことが、自分の相場シナリオつくりになるのでしょう。
ガラガラスイスイでは相場になりません。
渋滞が発生する直前に高速道路に入る感覚を身に付ければ遠回りながら少しは相場観の育成に役立つかも知れません。
次の大渋滞の時期のお盆には今度は渋滞を読んでみようかと思いました。
話は変わりますが、フィンテックとかビッドコインなどが登場してきた昨今。
仮想通貨はポイント制度を含めてジワジワと広がってきました。
日経ヴェリタスでも「見えない通貨広がる。ビットコイン・ポイント・・・「お金」変えた」の特集。
ビットコインで支払いできる国内の店舗は飲食店から美容室や語学教室、歯科医院まで1000店以上。
米国では今では12万〜15万社がビットコインでの支払い受付。
新たな通貨として広がるのは買い物などで貯まるポイントも日本国内の発行額は年1兆円規模に拡大しているそうです。
一般にはあまり知られていませんが資金決済システムの一部を担うのが国際銀行間通信協会(スイフト)。
ベルギーに本拠をおく国際資金決済システムです。
15年12月に国際送金サービスの改善プログラムを発表。
加盟行は3営業日ほどかかっていた決済を即日に短縮化。
不透明だった手数料も開示することになりました。
一つの背景は仮想通貨の浸食への警戒。
仮想通貨の拡大で国際送金システムがスイフトなどだけで捕捉できなくなる可能性も出てくるでしょう。
仮想マネーが百花繚乱となれば、行方はますます見えなくなります。
数十カ国のタックスヘイブンなどの話ではなくなってきます。
幾千万の魑魅魍魎の資金の行方が消える話。
スピード感を持って出てきたブロックチェーンを使った新たな国際送金サービス。
これでは、アメリカも監視できなくなるでしょう。
これは異常事態の発生でしょうす金融決済の無法地帯。
三題話的にいえば「だからこそのパナマ文書」と言えるのかも知れません。
これがたぶん本質のような気がします。
マネーが政治経済の中心である以上、これは各国の国策と密接な関係があるところ。
地政学は軍事だけでなく、マネーの面でも大きな影響を持っているということ。
ゴシップ的な単なる脱税詮索に呆けている場合ではなく大きな流れの本質と考えるべきなのでしょう。
そしていつの間にか導入されたマイナンバー制もこの一環と考えるべきなのでしょう。
(櫻井)
05月10日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
10日午前の日経平均株価は大幅続伸、前日比243円89銭高の1万6459円92銭で前場を終えた。外国為替市場で円相場が108円台後半まで円安・ドル高に振れ、採算悪化懸念が後退した自動車など輸出関連株を中心に買いが広がった。
朝高後はやや上値が重くなったが、10時半に中国が発表した4月の工業生産者出荷価格指数(PPI)は前年同月比3.4%減と、市場予想の3.8%減を上回る内容だった。
これを受けて、中国景気後退を背景に売りが先行していた鉄鋼株が上げに転じた。非鉄株や建機株も下げ幅を縮小し、投資家の心理が改善した。
企業の3月決算発表が佳境となるなかで、今期業績見通しの好調な銘柄を中心に物色資金が集まっている。個別では固有の好材料発表に反応する買いも目立ち、物色意欲の高まりを反映している。前場の売買代金は1兆円を上回るなどやや増勢傾向にある。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆822億円、売買高は11億1282万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1626と、全体の約83%を占めた。値下がりは245、変わらずは78銘柄だった。
個別ではトヨタ自動車が堅調、ソフトバンクグループ、ソニーも買いが先行している。投薬新技術で治験を始めると伝わった日東電は大幅高。電機の三菱電とパナソニックが上がり、保険の東京海上とMS&ADの上げも大きかった。ネクシィーズグループ、イーレックスが急騰、イーブックイニシアティブジャパン、スターティアは値幅制限いっぱいに買われた。
一方、今期予想を減益に修正したホトニクスは大幅安。日立と三菱重、住友商の下げも目立った。サンケン電気が急落、浜松ホトニクス、ユナイテッドアローズの下げも目立つ。
東証2部株価指数は続伸した。前引けの2部指数は、前日比15.17ポイント高の4314.13となった。
個別銘柄では、ワールドHDや日本エスコン、スリープロ、ぷらっと、NVCが買われた。半面、フォーシーズが一時ストップ安。ヨシックス、PALTEK、アジア航測、システムソフとアートSHDが下げた。
【市況】ジャスダック平均は続伸。シンワアートなどがストップ高

日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比13円61銭高の2506円94銭だった。新興市場でも運用リスクを取る動きが強まった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で278億円、売買高は7285万株。
全国の小・中・高校に無線LANを導入する方針と伝わり、前日急騰したチエルに引き続き買いが集まった。個別銘柄ではシンワアート、アスコット、NICがストップ高。
9日の取引終了後、2016年9月期の業績見通しを上方修正したエスケーエレも買われた。DIT、ハンズマン、ジェイテックも買われた。
半面、16年1〜3月期の業績が振るわなかったカルナバイオが売られた。アルファクスFS、YKT、メディアGL、テリロジーなどが売られた。
【市況】マザーズ指数は反落、Hameeなどが売られる

東証マザーズ指数は反落した。個別銘柄ではアクトコール、Hamee、ソフトMAX、アクセルMや指数への影響度が大きいそーせいのほか、グリーンペプなどのバイオ関連株の下げが目立った。一方、PCNET、リアルワールドがストップ高。16年1〜3月期の業績が好調だった日本アクアが上昇したほか、ダブルスタンダード、フュートレック、ロックオン、りたりこなどに買いが集まった。
05月10日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は前日比71円76銭高の1万6287円79銭で推移している。
外国為替市場で円相場が1ドル=108円台半ばと、円安・ドル高方向に一段と振れており、輸出採算の悪化懸念の後退を手掛かりにした買いが継続している。
市場では個別の選別物色が目立ち、好材料が出た銘柄が堅調だ。痛みなく皮膚から投薬できる新技術の治験を始めると伝わった日東電、13年ぶりに前期純利益が最高益になると前日に発表したライオンに買いが集まっている。
ただ、朝方の買い一巡後は前日終値近辺まで伸び悩む場面もあった。主要企業の決算内容を見極めたいとの雰囲気が一段の上値を抑えている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も高い。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5975億円、売買高は6億3155万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1278と、全体の約66%を占めた。値下がりは530、変わらずは141銘柄だった。
業種別では33業種中23業種が値上がり。1位はガラス・土石で、以下、その他金融、ゴム製品、空運と続く。値下がり上位には鉱業、石油・石炭、鉄鋼が並んでいる。
日経平均プラス寄与度トップはKDDIで、日経平均を10.12円押し上げている。次いで日東電が9.18円、ソフトバンクが6.82円、日ハムが4.94円と続く。
マイナス寄与度は8.43円の押し下げでファストリがトップ。以下、ファナックが4.9円、TDKが4.71円、日立建機が2.94円と続いている。
個別では、JALとANAHDは上げ幅を拡大。ユニチャームといすゞも一段高し、NTTドコモと味の素は日中の高値圏で推移している。一方、富士通は下げ幅を広げた。村田製とファナックが小安い。
東証2部株価指数は続伸している。ワールドHDと日本エスコンが上げ、アートSHDとシステムソフが下げた。
<兜町カタリスト>
ところで・・・。
小野薬の罫線を見ていたら分割を挟んで過去約3年で5倍。
過去約1年半で2倍になっている。
この辛抱ができるのかどうかなのだろう。
傍から見れば、1年半で2倍というころは年利50%近い。
マイナス金利の時代にそんな確定利付き商品はない。
しかし下落リスクと背中合わせの株式市場で1年半という時間リスクが取れるかどうか。
そして、ある程度の達成感からの目移りがないのかどうか。
これは難しい問題である。
売れば上がるし買えば下がるのけもの道に入りこまずに投資の世界を渡り歩くのは至難の業。
それでも3年で5倍を達成できる信念があれば持ちこたえられる。
雑念に苛まれずに済むし妙な弱気のDNAも登場しない。
この信念こそが危険リスクと裏腹な存在でややこしい。
悲願達成も頑固の意地も紙一重に他ならない。
東京市場の不毛のスタートはもちろん89年12月のバブル崩壊。
しかし90年代はまだまだバブルの余韻を残した戦闘意欲があった。
しかし2000年のITバブルの崩壊以降はこの戦闘意欲すら消滅した。
その原因の一部はネット証券の台頭とその画面を彩る罫線効果だろうか。
自己ポジがないのでネット証券そのものに相場と対峙する姿勢はない。
当然市場と対話しようなんて謙虚な人間らしい体質もなく無機質。
しかも、そのネット上の画面で眺められるのは罫線。
昔を知らないと、株は罫線で動くものという錯覚にさえ陥りそうな感じである。
しかもこの罫線という代物は時系列に沿った値動きだけを売買の根拠とする。
それを皆が見て投資判断をするのだから、当然動きは一方向になろうし、相場は面白みがなくなる。
ワクワクドキドキを語るテクニカル分野の人間はすくない。
「気を付けましょう。注意しましょう。警戒しましょう」のオンパレード。
株の行方の見間違いの責任を取りたくないから分析は安全安心的。
リスクなど取れないないほどのネガコメントが満載される。
株価が上値を追うことは罪悪で下値に叩かれることが安心感みたいな雰囲気。
そんな分析ばかりを目にして誰が真剣に株式投資を考えるのだろうか。
滅多にないほどの上昇トレンドは「異常」という言葉で解釈される。
大化け株など彼らの視点からは生じる可能性は少ないだろう。
もちろんファンダメンタルズを極めたところで投資パフオーマンスが完璧になる訳ではない。
「テクニカルは集団心理を利用したもの。
過去の経験に基づいて将来こうなるだろうの予測の多数決によって決まる」。
あるいは「テクニカルはファンダをも飲み込む」など罫線至上主義はどんどんはびこってくる。
15年も経過すると、罫線そのものが既にかつての日蔭者の位置から日あたりの良い場所に潜むようになった。
これがいいのか悪いのかは不明。
しかし、誰もが同じ罫線を見て同じ判断をするようになったとき、株価は上値を抑えられる。
だから軽くは上がらないし、上がれば懐疑だけは増してくる。
この繰り返しが続くと、株式など投資の対象ではなくなってくるのかも知れない。
そうなったときに株式相場の逆襲上昇があってくれればよいのだが・・・。
それがいつかという時間軸が見えないところが哀しさでもある。
逆に、罫線至上主義に立つならば、野菜や魚の値段の未来が見えても良いような気がする。
価格のあるものすべての未来が罫線で推理できるならば信用もできようか。
他に材料がないから経済指標だけを相手にしてFXの「ハイ&ロー」的な存在になり下がるのもイヤだが・・・。
一つ一つ業容も売り上げも沿革も異なる銘柄が同じ罫線だけで分析されるのも哀しさの一つではある。
以下は兜町むかし話「225長者」。
↓
むかしむかし、ある若者が、お寺で観音様にお願いをしました。
「どうか、お金持ちになれますように」
すると、観音様が言いました。
「ここを出て、兜町に行きはじめて勧めてもらった銘柄が、お前を金持ちにしてくれるだろう」
喜んだ若者は、お寺を出てすぐに兜町に向かいました。
一番最初に目についた証券会社にはいってカウンターに座りました。
女性社員がでてきて「225投信はいかがですか」
「はじめて勧めてもらったものってこれのことかなあ?
とても、これで金持ちになるとは思えないが・・・」
男は225投信を買って首をひねりながら歩いていると・・・。
ターバンを巻いた中東人が立派な車に乗って近づいてきました。
中に乗っている子どもが言いました。
「あの225が欲しいよう」
「ああ、いいとも」
男と子どもにわずかばかりの225を渡してあげると執事がお礼にガソリンのボトルをくれました。
「225が、ガソリンになったな」
また歩いていると、道ばたで女の人が、車が止まってしまったと言って、悩んでいます。
「さあ、このガソリンをどうぞ」
女の人の車はガソリンを入れてもらって走るようになりました。
そしてお礼にと、ファーストリテの株をくれました。
「今度は、ガソリンがユニクロになったな」
すると今、株を買いたいのに証券会社がお休みで困っている男の人がいました。
「どうしました?」
「株を買って儲けようと思ったのですが、休日で口座も開けません。
今日中に株を手に入れたいのです」
「では、ファーストリテイリングの株を売ってあげましょうか?」
若者が言うと、男の人は大喜びしました。
そして「お金では何ですから何年も上がたないこの塩漬け株を上げましょう」。
と言って200円のインフォテリアと200円のアンジェスの株をくれました。
若者がこれらの株に水をやったり証券コードをさすったりすると、株価はたちまち4倍〜5倍になりました。
よく見ると、大変立派な株です。
「今度はユニクロが材料株になったな」
その株を持っていると今度は老人が近づいてきました。
「急に旅に出ることになって、もう株を見ていられない。
たった700円のワシの小野薬も一緒に育ててもらえんかね」。
若者はその小野薬品も育てているとやがて10倍近くの値になりました。
たった1単位の225から大金持ちになったのです。
みんなはこの若者を225長者と呼びました。
おしまい。
・・・・・・
《兜町ポエム》
「揺れる想い」
揺れる相場、体じゅう感じて
板と歩き続けたい
in market dream
相場が忍び足で近づくよ
きらめく波がマーケット潤して
こだわってた相場観をすべて捨てて
今カイと決めたの
こんな自分に合う銘柄はもう
いないと半分あきらめていた
揺れる株価、体じゅう感じて
このままずっと持ち続けたい
青く澄んだあの空のような
マーケットと歩き続けたい
in market dream
カイと合図送る板の奥
覗いてみる振りしてエンターした
すべてをなくすのが怖いから
株式から逃げてたの
運命の出逢い確かねこんなに
相場が変わっていくなんて
揺れる株価、体じゅう感じて
このままずっとそばにいたい
いくつあやしい材料が来ても
ときめき抱きしめていたい
in market dream
(兜町カタリスト櫻井)
05月10日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
10日の東京株式市場は続伸からのスタートだろう。その後は、底堅い展開となりそう。
日経平均株価予想レンジは、1万6000円-1万6400円を想定する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の半ばと円安に振れていることから、輸出関連銘柄に買い戻しが先行するとみられる。買い一巡後は、好決算や堅調な業績予想を示す銘柄へ物色の矛先が向かいそうだ。
午前10時30分には、中国で4月消費者物価と同卸売物価の発表が予定されている。波乱のない内容となれば、買い戻しの勢いが強まる展開も期待できる。
主要外国証券経由の注文動向は、売り960万株、買い1030万株で、差し引き70万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、卸売、化学、通信、電機、精密、情報通信、食品、自動車、銀行など。買いセクターに、陸運、建設、化学、小売、その他製品、電機、自動車など。
【好材料銘柄】
■ネクシィーズ <4346>
上期経常が3倍増益で着地・1-3月期も2.9倍増益。
■メディシス <4350>
日本郵便の「ゆうパック」を活用し、在宅医療患者向けに処方薬などの宅配サービスを開始する。
■小林製薬 <4967>
6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■ケーズホールディングス <8282>
5月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。今期経常は5%増益、実質増配へ。
■アコム <8572>
今期経常は4倍増益へ。
■イーレックス <9517>
今期経常は52%増で2期連続最高益更新へ。また、中期経営計画を策定。19年3月期に経常利益70億円(16年3月期実績は16.1億円)を目指す。
■ヤマダ電 <9831>
今期経常は28%増益、前期配当減配も今期増配。
【予定】
10日(火)
【国内】
10年国債入札
《決算発表》
東急建設、ミクシィ、クックパッド、綜合警備保障、セリア、セプテーニ、ぴあ、武田薬、日医工、テルモ、ペプチド、出光興産、DOWA、エナリス、クボタ、ダイキン工業、ミネベア、ジーエス・ユアサ、クラリオン、IHI、SCREEN、三菱商事、オリックス、三井不動産、NTTデータ、応用地質など
【海外】
中国4月消費者物価・生産者物価(10:30)
独3月鉱工業生産・貿易収支(15:00)
仏3月鉱工業生産(15:45)
英3月貿易収支(17:30)
米3月卸売在庫(23:00)
米3月卸売売上高(23:00)
米3年国債入札
《決算発表》
アラガン、ウォルト・ディズニー、エレクトロニック・アーツ、クレディ・スイス
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
【市況】NYダウは34ドル安、原油相場の下落が重し

【NY概況】
9日のNYダウ平均は3営業日ぶりに反落し、前週末比34ドル72セント安の1万7705ドル91セントで終えた。
サウジアラビアのヌアイミ石油相の退任で、主要産油国の増産凍結が困難との見方を受けた原油相場の下落し、エネルギー株や素材株を中心に売りが出た。週末に発表された中国の経済指標が相次いで市場予想を下回り、世界景気の鈍化に対する警戒感が出て投資家心理が悪化した面もあった。
下げ幅は一時70ドルを超えた。建機大手のキャタピラーや石油大手のシェブロンなど資源関連株が大幅に下落。エネルギー安による融資焦げ付きへの警戒感からゴールドマン・サックスなど金融株も売りに押され、相場全体の下げにつながった。
半面、ヘルスケア株などが買われ、相場を下支えした。市場では、原油安に伴う関連銘柄の下げがあす以降も継続するのか見極めが必要だとの見方があり、ダウ平均は下げ渋る場面もあった。
ナスダック総合株価指数は続伸し、前週末比14.054ポイント高の4750.209で終えた。
セクター別では、医薬品・バイオテクノロジーや食品・生活必需品小売が上昇する一方で素材やエネルギーが下落した。
インターネット金融サービス会社のレンディングクラブ(LC)は社内調査で不正が発覚したルノーCEO及び複数幹部の更迭を発表し、大幅下落。メディアのトリビューン・パブリッシング(TPUB)はニュース・情報会社のガネット(GCI)の買収提案を拒否し、軟調推移した。
半面、イスラエルの後発薬メーカー、テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズは1〜3月期の1株利益が市場予想を上回り、好感した買いが入った。ドーナツチェーンのクリスピー・クリーム・ドーナツは投資ファンドへの身売りで合意したことを明らかにし、好感した買いが殺到した。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,705.91 −34.72
S&P500種
2,058.69 +1.55
ナスダック
4,750.209 +14.054
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は3営業日続伸した。6月物は前週末比195円高の1万6275円で引け、前夜の大取終値を55円上回った。円売り介入への警戒感から円相場が反落し、買いを支えた。引けにかけては、原油安や、ダウ平均が下げに転じたことが上値を重くした。この日の6月物高値は1万6420円、安値は1万6105円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16275 ( +55 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16300 ( +80 )
( )は大阪取引所終値比
【09日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6114.81(-10.89)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4322.81(+21.57)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 9980.49(+110.54)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
あす(10日)の東京株式市場は、外国為替市場での円高・ドル安傾向一服を拠り所に、買いが先行し、日経平均株価は続伸となりそうだ。
先週のドル円の105円台突入や日経平均の1万6000円割れは、突っ込みすぎの感はあり、それだけに今週は強い反発に期待したい局面だろう。
日経平均株価の5日移動平均線が1万6485円、25日移動平均線が1万6519円で、デッドクロスとなってしまったものの、反転上昇相場が持続すれば、この両移動平均線の奪回も射程圏に入ってきそうだ。
すんなり上に抜ければ戻りを強める展開も期待できる。一方、抵抗となるようだと、もうしばらくもみ合いが続く可能性が高い。
3月期決算企業の前期決算と今期業績見通しの発表が佳境を迎えていることから、それらの内容を反映しての個別株物色の流れは継続しそうだ。
【注目の開示銘柄】
■ニチアス[5393]
17年3月期業績予想を発表。営業利益は前期比2%増の155億円、純利益は同52%増の102億円を見込む。配当は同1円増の22円。工業製品向け、自動車部品向けシール材、断熱材などの業績が伸びそうだという。
同時発表した16年3月期決算は前期比31%増、純利益は同11%減だった。あわせて自社株買いを発表。発行済み総数の2.26%にあたる300万株、15億円を上限に実施する。
9日終値は705円(△11)。
■パラカ[4809]
東証1部上場で時間貸し駐車場を運営する。16年9月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来予想比4%増の23億円(前期実績20億円)、純利益は同3%増の13億円(同11億円)とした。期末一括配当の年間配当予想も従来の33円から36円に改めた。足元の業績が会社計画以上に好調に推移しているという。
16年9月期中間期決算は営業利益が前年同期比24%増の12億円、純利益が同34%増の7億円。通期計画に対する進捗率は営業利益53%、純利益55%。
9日終値は1426円(▲4)。
■小林製薬[4967]
16年3月期決算を発表。営業利益は前年同期比1%増の182億円、純利益は同8%増の134億円。歯磨き粉や栄養補助食品、トイレ芳香剤などの売り上げが好調だった。
今期から12月末に決算期を変更する。今16年4月〜12月期(9ヶ月間)の業績予想は営業利益が169億円、純利益は135億円。あわせて株式分割を発表。6月30日を基準日、7月1日を効力発生日として1対2に分割する。
9日終値は8570円(△20)。
05月09日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら

【大引け概況】
大型連休明けとなった9日の日経平均株価は7営業日ぶりに反発した。終値は前週末比109円31銭高の1万6216円03銭だった。
ただし、商いは低調で上値の重さも意識された。
きょうの東京市場は終始買いが優勢。前週6日まで日経平均は6連続安でこの間に約1400円以上の下げをみせたこともあって、自律反発の展開となった。
6日発表の4月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数の増加が市場予測を下回り、米国の早期利上げ観測の後退で同日の米国株が上昇した。一方、外国為替市場で円高・ドル安が一服し、輸出企業の採算悪化への過度な警戒感が後退したのも相場の支えになった。
買い一巡後に日経平均は伸び悩んだ。積極的に上値を買い進む動きはみられず、買い主体の不在を反映している。
東証1部の売買代金は概算で1兆7317億円と今年最低を更新した。トヨタなど主力企業の2016年3月期決算の発表を見極めたいとして様子見ムードが強まった
JPX日経インデックス400は前週末比75.22ポイント高の1万1812.58と7日ぶりに反発した。東証株価指数(TOPIX)も7日ぶりの反発で、終値は前週末比8.34ポイント高の1306.66だった。
東証1部の売買代金は概算で1兆7317億円と、15年12月30日以来の低水準にとどまった。売買高は17億1849万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1283、値下がりは567、変わらずは101だった。
個別では、小野薬品工業が物色人気となり、セブン&アイ・ホールディングスも上昇した。円高一服でトヨタやホンダ、富士重が買われた。三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなどメガバンクが買われた。今期業績が大幅に改善する見通しを示した三菱重が買われた。
双日が大幅高、ファーストリテイリングも買われた。中小型株物色意欲も旺盛で、ネクシィーズグループ、インターワークス、イーブックイニシアティブジャパンなどストップ高を演じるものが相次いだ。
一方、16年3月期が2期連続の最終赤字に落ち込んだベネッセHDが売りに押された。NTTやKDDIなど通信株の一角も下げた。東亜建設工業も大きく値を下げた。ジェイ エフ イー ホールディングスなど鉄鋼株も軟調。ニチイ学館、ワコールホールディングスなどの下げも目立つ。日本特殊陶業、東京電力ホールディングスも安い。
東証2部株価指数は続伸した。大引けの2部指数は、前週末比22.94ポイント高の4298.96となった。
個別銘柄ではアイスタディ、NVC、アライドHDがストップ高。パルステック、ベリテ、ケイアイ不、仁丹、ラオックスやアートSHD、象印が上昇した、半面、野崎印、リード、ヨネックスやJミート、マルコが下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,216.03 |
109.31 |
日経平均先物 |
16,220.00 |
140.00 |
TOPIX |
1,306.66 |
8.34 |
TOPIX先物 |
1,307.50 |
12.00 |
東証2部指数 |
4,298.96 |
22.94 |
JASDAQ |
2,493.33 |
24.10 |
マザーズ |
1,213.44 |
33.06 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1718490 |
1731734 |
東証2部 |
84960 |
16441 |
【市況】ジャスダックが続伸。チエルなどがストップ高

日経ジャスダック平均株価は続伸した。
終値は前週末比24円10銭高い2493円33銭だった。
新興企業向け株式市場でも投資家のリスク運用姿勢が高まった。決算発表の本格化で東証1部の主力株の上げ幅が限られるなか、バイオ関連などテーマ物色が広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で507億円、売買高は1億1277万株だった。
個別銘柄ではYKT、チエル、アズジェント、イリソ電子がストップ高。
「総務省が全ての小・中・高校に無線LANを導入する」との報道をきっかけに買いが入った日本ライフL、テリロジーも上昇した。半面、FVCや、セリア、ぱど、GFA、ナ・デックス、ベクターなどが下落した。
【市況】東証マザーズ指数大幅に3日続伸、中小型株人気で年初来高値に迫る

東証マザーズ指数は3日続伸した。終値は前週末比33.06ポイント高い1213.44だった。先月21日につけた1230.82の年初来高値に迫っている。
株式分割を考慮した実質的な上場来高値を更新したそーせいの上昇が指数をけん引した。個別銘柄ではロックオン、データセクション、MRT、アクトコール、メドピアがストップ高。ブランジスタやカヤック、Hamee、メドレック、モルフォが上昇した。半面、メタップスが一時ストップ安。アクセルMやアカツキ、UBIC、プラッツ、JIA、アウンが下落した。
「国際資金決済」
日経ヴェリタスで気になる記事が二つ。
一つは「見えない通貨広がる。ビットコイン・ポイント・・・「お金」変えた」。
仮想通貨のビットコインを個人向けに売買するビットフライヤー(東京・港)。
円売り・ビットコイン買い」の注文が相次いでいるという。
ビットコインで支払いできる国内の店舗は飲食店から美容室や語学教室、歯科医院まで1000店以上。
投資マネーも流入していうという。
米国では今では12万〜15万社がビットコインでの支払い受付。
さらに投資対象としては「割高になった金の代替になりつつある」とも。
因みに・・・。
新たな通貨として広がるのは買い物などで貯まるポイントも同様。
日本国内の発行額は年1兆円規模に拡大しているという。
マイナス金利とかFRBの利上げなどをアレコレ類推しているうちに社会が一歩前に進んできた印象
仮想通貨は続々登場してきている。
ビットコイン:時価総額69億ドル 特徴:利用者・取引量とも世界最多。
イーサリアム:時価総額7.9億ドル 特徴:契約書のやり取りもできる。
リップル:時価総額2.2億ドル 特徴:送金の時間を大幅短縮。
ライトコイン:時価総額1.7億ドル 特徴:ビットコインの改良版。
ダッシュ:時価総額0.43億万ドル 特徴:セキュリティーに強み。
一般にはあまり知られていないが資金決済システム担うのが国際銀行間通信協会(スイフト)。
ベルギーに本拠をおく国際資金決済システムである。
15年12月に国際送金サービスの改善プログラムを発表。
加盟行は3営業日ほどかかっていた決済を即日に短縮化。
不透明だった手数料も開示することになった。
つまり・・・。
国際送金システムがスイフトなどだけで捕捉できなくなる可能性を恐れたということだろう。
マネーが百花繚乱となれば、行方はますます見えなくなる。
数十カ国のタックスヘイブンなどの話ではない。
幾千万の魑魅魍魎の資金の行方が消えるのである。
逆にいえば米国のマネロン、反テロ規制を嫌う決済需要はユーロ振替を選好し始めたと言う現実。
ECBはこれを意識。
インフラの整備=決済サービスの充実に努めている。
それ以上にスピード感を持って出てきたのがブロックチェーン使った新たな国際送金サービス。
これでは、アメリカも監視できなくなる。
これは異常事態だし金融決済の無法地帯となる。
三題話的にいえば「だからこそのパナマ文書」と言えるのかも知れない。
これがたぶん本質だろう。
そのパナマ文書は明後日の朝詳細版が発表される。
パナマ文書の意図するものは節税・脱税ではなく、おそらくマネロン。
マネーが政治経済の中心である以上、これは各国の国策と密接な関係がある。
地政学は軍事だけでなく、マネーの面でも大きな影響を持っているということ。
ゴシップ的な単なる脱税詮索に呆けている場合ではない。
大きな流れの本質と考えるべきであろう。
そしてマイナンバー制の導入この一環と考えるべき。
もうひとつはバークシャー・ハザウェイ株主総会。
ウォーレン・バフェット氏は米国の未来に自信を示した。
そのコメント。
「誰が大統領になろうとも米国の成長を終わらせることはない」
政権は4つのリスク「CNBC」に応じるべき。
Cyber(サイバー)
Nuclear(核)
Biological(生物)
Chemical(化学攻撃)
「低金利は、保険会社にとっても退職者にとっても問題だ」
「原油価格で投資の判断を決めたことはない。
原油安自体は「一部の業種、労働者にとっては良くない話だが、
消費者には恩恵与え、全体としては良いニュースだ」と評価。
面白いのは「投資助言に手数料を支払うべきではない」。
そして「何も未来を予想できるものはない」。
重い言葉でもある。
(櫻井)
05月09日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
9日午前の日経平均株価は7営業日ぶりに反発した。午前終値は前週末比86円75銭高の1万6193円47銭だった。
買い優勢でスタートし終始プラス圏で推移したが、寄り後早々に1万6300円近辺まで上昇したあとは上値の重い展開を強いられた。
注目された4月の米雇用統計の結果は事前の市場予測を下回る内容だった。利上げの後ずれ観測からドル売り要因として意識されるものの、足もとは1ドル=107円台前半の推移と円高基調に歯止めがかかっていることで、買い安心感が浮上した。
ただ、平均賃金は上昇し利上げへの方向性そのものは変わらないとの見方もくすぶった。
6日まで日経平均は大幅に続落していた反動で、買い戻しを誘った。もっとも、朝方の買い戻し一巡後に日経平均は伸び悩んだ。
引き続き今期企業業績予想への円高影響を見極めたいとの思惑もあって積極的に上値を買う動きにも乏しい。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)もそれぞれ7営業日ぶりに反発した。
午前の東証1部の売買代金は概算で7728億円と低調が際立っている。売買高は8億1140万株とやや低調だった。東証1部の値上がり銘柄数は1259、値下がりは566、変わらずは124だった。
個別では、円高一服でトヨタや富士重、日産自などの自動車株が上昇した。セブン&アイ・ホールディングスも買いが先行している。小野薬品工業も上昇した。2017年3月期の業績が急回復すると伝わったIHIが高い。6日に発表した16年1〜3月期決算で収益が改善した三井海洋も高い。
パイロットコーポレーション、ワイヤレスゲート、グリーなども物色人気となった。低位ではインプレスホールディングス>やサクサホールディングスが買いを集めている。
半面、16年3月期が2期連続の最終赤字に落ち込んだベネッセHDが売りに押された。羽田空港の地盤改良工事で地震発生時の液状化を防ぐ薬剤のデータ注入量を改ざんしていたと発表した東亜建も安い。
ジェイ エフ イー ホールディングス、新日鉄住金など鉄鋼株が軟調、三菱自動車の下げも目立っている。
東証2部指数は続伸した。前引けの2部指数は、前週末比17.73ポイント高の4293.75となった。個別銘柄では、アイスタディ、アライドHDがストップ高。パルステック、仁丹、工藤建設、ベネ・ワン、朝日インテクが上昇した。半面、リード、マルコ、JミートやアートSHD、ヨネックス、FUJIKOが下げた。
【市況】日経ジャスダック平均は続伸。アズジェントなどがストップ高

日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前週末に比べ20円01銭高い2489円24銭となった。新興企業向け株式市場でもリスクを取りやすくなった個人投資家などから買いが入った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で303億円、売買高は6723万株。
個別銘柄ではYKT、アルファクスFS、アズジェント、イリソ電子がストップ高。6日に発表した4月の既存店売上高をきっかけに買いが集まったマクドナルドや、アスコット、ビーマップ、テリロジー、細田工務が上昇した。半面、GFA、アグレ都市デザ、FVCやシンバイオ、ぱど、ナ・デックスが下落した。
【市況】マザーズ指数は続伸、MRTなどがストップ高

東証マザーズ指数は3日続伸した。前引けは前週末比26.08ポイント高い1206.46だった。個別銘柄ではデータセクション、MRT、アクトコールがストップ高。そーせいやブランジスタ、フィンテック、ソケッツ、Hamee、カヤック、モルフォが上昇した。一方、グリンペプやアクセルM、ロックオン、メタップス、JIA、アクセルM、プラッツ、アウンが下落した。
05月09日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は高値圏でもみ合いとなっている。
前週末に比べ100円強高い1万6200円台前半の動きとなっている。6日まで大幅な下落の反動で買い戻しが先行した。買戻しが一巡した後、上値を追うような買いは限られている。
17年3月期も営業最高益になる見通しだと伝わった東急不HDや三井不など不動産株が高い。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)は7日ぶりに反発している。10時時点で上昇率はそれぞれ前週末比1%弱となっている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で4515億円、売買高は4億9549万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の7割を超える1421、値下がりは411、変わらずは109だった。
業種別TOPIXでは不動産業やその他金融業の上昇が目立ち、鉄鋼や石油石炭製品などの資源関連が安い。
日経平均プラス寄与度トップはソフトバンクで、日経平均を12.59円押し上げている。次いでファストリが10.39円、ファナックが8.24円、セブン&アイが6.08円と続く。
マイナス寄与度は6.59円の押し下げでKDDIがトップ。以下、アステラスが2.65円、TDKが1.18円、日東電 が1.02円と続いている。
6日に2016年3月期の連結業績予想の上方修正を発表した小野薬が高い。2016年1〜3月期決算が好調だった三井海洋も高い。
円高一服でトヨタや日産自などの輸出関連株に買いが先行している。
羽田空港の地盤改良工事で地震発生時の液状化を防ぐ薬剤のデータ注入量を改ざんしていたと発表した東亜建は、売りが膨らんでいる。16年3月期決算で2期連続の最終赤字に落ち込んだベネッセHDも売り気配となっている。燃費不正データ問題に揺れる三菱自も安い。
東証2部指数は続伸した。アライドHDやベネ・ワン、ケイアイ不が上昇した。アートSHDやヨネックス、Jミートは下げた。
225先物は野村・大和・JP・三菱・シティ・日興が買い越し。
ドイツ・モルスタ・バークレイズ・GSが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・UBS・ソジェン・パリバ・メリル・三菱・JPが買い越し。
モルスタ・ドイツ・野村が売り越し。
外資系等はキューピー(2809)に注目。
テクニカル的には関電工(1942)、Sフーズ(2292)、メディアドゥ(3678)、DLE(3686)、ファンタジー(4343)、島精機(6222)、マックス(6454)、コネクシオ(9422)、アイエスビー(9702)、NSW(9739)が動兆。
<兜町カタリスト>
「政府資料」
週末のNYダウは79ドル高の17740ドルと反発。
米労働省が発表した4月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が16万人増。
7カ月ぶりの低い伸びで予想の20.2万人増を下回って着地。
失業率は5.0%で変わらず。
これを受けて下落した局面もあった。
ただ平均週間労働時間は34.5時間で前月比変わらず。
時間当たり賃金は25.53ドルで前月(25.45ドル)よりも増加。
「中身を精査すればさほど悪い内容でもない」という解釈が支配的となり結局続伸となった。
加えて「雇用の伸び鈍化で米国の早期利上げ観測が後退」との声も聞かれ、
相変わらずの解釈のシーソーゲーム。
雇用統計は騒ぐ材料ではあるが、所詮通過することだけが重要な経済指標に過ぎない。
週間では全ての指数が下落。
NYダウは0.2%、S&P500は0.4%、NASDAQは0.8%の下落。
NYダウとS&P500は2週連続のマイナス。
S&P500採用銘柄のうち438社が決算発表を通過。
利益が市場予想を上回った企業は73%。
長期平均の63%と、過去4四半期の平均である68%をともに上回った。
売上高が市場予想を上回った企業は53%。
長期平均の60%を下回っているが、過去4四半期平均の46%は上回っている。
第1四半期決算は前年同期比5.1%減の見通しだが、7%台からは低下してきた。
S&P500採用銘柄の予想PERは16.7倍。
前週末まで6日続落の日経平均株価。
ゴールデンウィークを挟んだことで続落の記憶は薄れている。
そのGWも終了し、今後68日間祝日はない。
決算を背景に様子見モードは続こうが、ようやくやる気の出る時期になってきた印象。
GW期間中に一時15800円台まで下落したシカゴ225先物。
週末は16080円と16000円台をキープした。
25日移動平均(16554円)からのかい離はマイナス2.7%。
PERは14.76倍でEPSは1091円。
PER14倍割れは15274円。
25日移動平均からマイナス5%かい離は17726円。
ここまで売り込む動きは少ないと見る。
「株式バブルがはじけて、行き場の失った投機マネーは商品先物に殺到」と言う指摘も見られる。
この撒き戻りもあろうか。
5月9日は勝率20%と下落の特異日だが、今年はないとみたい。
空売り比率は4月11日以来の41%台で気になる。
しかし、売りこんだエネルギーが拡散しての反発の可能性に期待したい。
因みに・・・。
今年に入り6日以上の続落は、1月4日〜12日の6日続落。
3月29日〜4月6日の7日続落。
今回で3回目。
4日続落は2回あった。
一方東証マザーズ指数は1月6日〜12日の4日続落が記録。
日経平均株価は今年5月6日までマイナス15.4%。
東証マザーズ指数はプラス33.1%。
森ではなく木を見た方が気分は良さそうな年となっている。
総務省は2020年までに全国すべての小・中・高校に無線LAN「Wi−Fi」を導入する方針。
「デジタル教科書」の普及に向け、導入費用の半分を補助するという。
現在、無線LAN環境が利用できる小・中・高校の教室は24%。
来年度政府予算の概算要求に必要経費の一部盛り込むという。
3年間で計100億円確保し設置費用の5割補助の方向。
災害対策の狙いもあるという。
ところでこの話は既に4月半ばに首相官邸のHPで紹介されている。
「600兆円経済実現にむけた成長戦略」。
その総務省の取り組みの中で「教育ICTの推進」案の中にある「教育プラットフォーム」。
そして「教育に利用可能なWiFi」。
もしもワイヤレスゲート(9419)が今日上昇するならば・・・。
材料は3週間前に政府資料から読み取れたことになる。
因みに同社株は2日、6日と続伸している。
(兜町カタリスト櫻井)
05月09日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
9日の東京株式市場は、もみ合い展開となりそう。
日経平均株価予想レンジは、1万5900円-1万6300円を想定する。
為替動向には神経質な展開となる可能性もあり、好調な業績見通しや自社株買い計画などを示した銘柄への個別物色が中心になりそう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1640万株、買い1740万株で、差し引き100万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、電機、銀行、通信、不動産、食品、ゴム、自動車、紙パ、薬品、自動車、建設など。買いセクターに、陸運、鉄鋼、化学、機械、食品、電機、自動車、不動産、小売、サービスなど。
【好材料銘柄】
■名糖産 <2207>
前期経常を90%上方修正。
■小野薬 <4528>
前期税引き前を25%上方修正。
■スターゼン <8043>
前期経常を一転19%増益に上方修正・最高益、配当も10円増額。
■細田工務 <1906> [JQ]
前期経常を2.4倍上方修正。
■YKT <2693> [JQ]
1-3月期(1Q)経常は2.4倍増益・上期計画を超過。
【予定】
9(月)
【国内】
日銀金融政策決定会合の議事要旨(3/14-15)(8:50)
3月毎月勤労統計調査(9:00)
4月消費動向調査(14:00)
《決算発表》
極洋、マルハニチロ、協和エクシオ、日本ハム、宝HD、ライオン、旭硝子、日本特殊陶業、JUKI、ブラザー工業、浜松ホトニクス、三菱重工業、ドンキホーテ、HOYA、住友商事、アコム、東京建物、GMOインタ、カプコンなど
【海外】
独3月製造業受注(15:00)
米4月労働市場情勢指数(23:00)
「パナマ文書」の情報公開
フィリピン大統領選挙
《決算発表》
エクセル・エナジー、タイソンフーズ
休場:フィリピン、ロシア
【市況】NYダウ続伸79ドル高。利上げ観測の後退を好感
NYダウ工業株30種(ドル)
17,740.63 +79.92
S&P500種
2,057.14 +6.51
ナスダック
4,736.155 +19.061
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16080 ( 0 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16110 ( +30 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6125.70(+8.45)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4301.24(-18.22)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 9869.95(+18.09)
米国株概況0(5月06日)
【市況】NYダウ続伸し79ドル高 値ごろ感の買い

【NY概況】
6日のNYダウ平均が続伸した。終値は前日比79ドル92セント高の1万7740ドル63セントだった。
米4月雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比16万人増と、市場予想(20万人程度の増加)を下回った。賃金の伸びは加速しており、労働市場の改善が続いていることを評価する見方があったものの、雇用者数の伸びは過去発表分も下方修正されるなど雇用回復の勢いは鈍化しているとの懸念が広がった。
米株式には売りが出て、ダウ平均は下げ幅を80ドルまで広げる場面があった。
取引終了にかけて次第に買いの勢いが増した。2週続けて下げてきたため、米株式の短期的な割安感が意識された。週末を前に売り持ち高の整理を目的とした買い戻しが広がったのも相場を押し上げた。
米雇用統計の発表後には米連邦準備理事会(FRB)による次の利上げ時期の予想を遅らせる大手金融機関が相次いだ。FRBが6月の追加利上げ観測がさらに後退し株式相場を支えた。
ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反発し、同19.061ポイント高の4736.155で終えた。
業種別S&P500種株価指数(全10業種)では「素材」や「資本財・サービス」など7業種が上昇し、「公益事業」など3業種が下げた。
ダウ平均の採用銘柄ではIBMが上昇した。小売りのウォルマート・ストアーズやネットワーク機器のシスコシステムズなども買われた。
アップルは一時、節目の92ドルを割り込み、2014年6月下旬以来およそ1年10カ月ぶりの安値を付けた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,740.63 +79.92
S&P500種
2,057.14 +6.51
ナスダック
4,736.155 +19.061
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は小幅に続伸した。6月物は前日比35円高の1万6080円で終え、同日の大阪取引所の終値に並んだ。4月の米雇用統計の結果を受け、緩和的な米金融政策が長引くとの見方から米株式相場が上げたのにつれて買われた。
もっとも、朝方は米景気の先行き不透明感から米株式相場が下げていたため、日本株先物にも売りが優勢となる場面があった。この日の6月物の高値は1万6270円、安値は1万5840円。
【06日の欧州株式市場】
独DAX
9869.95 +18.09
英FT100
6125.70 +8.45
仏CAC40
4301.24 -18.22
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
【今週の概況】
今週は、2日と6日の2営業日のみで手がけづらい地合いのなか、前の週の日銀追加緩和見送りへの失望から弱い動きで軟調な展開となった。
為替市場では円高・ドル安の動きが加速。2日は全面安の展開で日経平均は700円近く下げる場面もあり、節目の16000円を一時割り込んだ。
ドル円は105円台に突入した後107円台に戻すなど荒い動きが見られた。6日の日経平均は円高一服を受け買いが先行したものの、上値は重くマイナス転換。
米雇用統計を前に模様眺めムードが強く一時16000円を下回る場面もみられた。
ただ、16000円処での底堅さが意識されてきており、大引けにかけては下げ渋る展開となった。
日経平均は週間では約559円の下落となり、週足では2週連続で陰線を形成した。
【来週の相場見通し】
来週は米雇用統計の結果を受けてのスタートとなろうが、全体的にはもみ合い展開か。
日経平均6日続落の反動もあり、下値では買いも入りやすいと考える。
大型連休明けで市場参加者も増えると考えられ、決算を手掛かりとした個別材料株のほか、テーマ株などの循環が続きそうである。
来週も為替動向は引き続き警戒材料。伊勢志摩サミットを前に日本は為替介入しづらいとの見方が強まっており、国内要人発言などが円高を抑えられるかが焦点となる。週前半には中国において4月の貿易収支や消費者物価指数などの発表が予定されており、結果を受けた中国株の動向にも目を向けておく必要がある。
週末にはオプションSQが控えており、指数のボラティリティが高まる展開も想定しておく局面と考える。
05月06日 相場概況(大引け)
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【大引け概況】
大型連休谷間の6日の日経平均株価は6日続落した。
連休前の2日に比べ40円66銭安の1万6106円72銭で終え、4月12日以来約3週間ぶりの安値を付けた。
朝方を除き総じてマイナス圏推移が続いた。連休中に外国為替市場で1ドル=105円台まで円が買われる場面があり、ドル安円高を背景とした企業業績への圧迫懸念が上値を押さえている。
日本時間今晩に発表予定の米4月の雇用統計を前に、これを見極めたいとの思惑も買いを手控えさせた。
午後は、日銀の上場投資信託(ETF)買いを意識して、徐々に下げ幅を縮小した。また、連休の谷間とはいえ個人投資家を中心に個別物色のニーズは根強いものがあった。小型株は買いを集めるものも多かった。
JPX日経インデックス400は6日続落し12.13ポイント安の1万1737.36、東証株価指数(TOPIX)も6日続落で1.64ポイント安の1298.32だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆2385億円。売買高は21億4094万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は843と全体の43%強を占めた。値上がりは993、変わらずは114銘柄だった。
個別では、NY原油先物相場が時間外取引で軟調に推移したため、国際石開帝石や石油資源の鉱業株が売りに押された。新日鉄住金やJFEの鉄鋼株、郵船、川崎汽の海運株も売りが目立った。三菱UFJや三井住友FGのメガバンク株、ソニーやオリンパスも下げた。日本電産の下げも目立つ。シャープが売られ、ショーワ、JPホールディングスが大幅下落した。
一方でトヨタや日産自、ホンダの自動車株は上昇した。KDDIやNTTの通信株、JALやANAHDの空運株の一角も上げた。JR東日本も終始買いが優勢だった。ネクシィーズグループが値幅制限いっぱいに買われたほか、伊藤忠テクノソリューションズ、島精機製作所、アイスタイル、サントリー食品インターナショナルも高い。
東証2部株価指数は5営業日ぶりに反発した。大引けの2部指数は、前営業日比20.07ポイント高の4276.02となった。 個別銘柄ではリード、ジャパンミート、ニフティ、アジア航測、マミヤオーピー、ニフティが上げた、半面、マルコ、タカトリやラオックスが下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,106.72 |
-40.66 |
日経平均先物 |
16,080.00 |
-60.00 |
TOPIX |
1,298.32 |
-1.64 |
TOPIX先物 |
1,295.00 |
-4.50 |
東証2部指数 |
4,276.02 |
+20.07 |
JASDAQ |
2,469.23 |
+20.23 |
マザーズ |
1180.38 |
+47.89 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2140940 |
2140940 |
東証2部 |
72290 |
18796 |
【市況】日経ジャスダック3日ぶり反発

日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反発した。
終値は連休前の2日と比べ20円23銭高い2469円23銭と、ほぼきょうの高値だった。週明けに主力企業が決算発表を控えるうえ、日本時間今晩には米雇用統計の発表があり、東証1部の主力株には買いが手控えられた。一方、新興市場では「先物がない分、材料があって値動きの良い銘柄には個人投資家の資金が向かった」という。
ジャスダック市場の売買代金は概算で365億円、売買高は8572万株だった。
個別銘柄ではアスコット、アルファクスFS、チエル、ぱど、日本ライフLがストップ高。サンメッセ、ウッドフレンズ、マークラインズ、FVC、シンバイオが上昇した。半面、野村マイクロが一時ストップ安。リプロセルやDガレージ、フィスコ、イリソ電子、明豊ファシリもは下落した。
【市況】東証マザーズ指数は続伸

東証マザーズ指数は続伸した。終値は同47.89ポイント高い1180.38だった。
個別銘柄ではデータセクション、Hamee、ソフトMAX、ソケッツ、アトラ、GMOリサーチなどがストップ高。そーせいやグリンペプ、ロックオン、Gunosy、マイネット、ロゼッタが上昇した。一方でアクセルMがストップ安。インベスC、シグマクシス、LITALICO、ジェネパ、MRTは下落した。
05月06日個別銘柄情報
個別銘柄情報を3銘柄更新しました。
[2492]インフォマート
[3918]PCIホールディングス
[3022]山下医科器械
05月06日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
連休谷間の6日午前の日経平均株価は6日続落した。前引けは連休前の2日に比べ115円66銭安の1万6031円72銭だった。
朝方に突っ込み警戒感から買い戻しが先行し高く始まったが、それが一巡すると売り物に押される展開を余儀なくされた。為替の円高に対する警戒感から模様眺めムードが強く、市場参加者不足からジリ安基調になった。
主要企業の決算発表のピークを来週に控え、買いを見送る空気が強まった。日本時間今晩発表の4月の米雇用統計を警戒した売りが出た。下げ幅は一時150円を超え、節目となる1万6000円を取引時間中として連日で割り込む場面があった。
ただ、下値では押し目を拾う動きもみられる。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も6日続落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1101億円、売買高は10億9339万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1129と全体の58%近くを占めた。値上がりは667、変わらずは153だった。
個別ではオリンパスやソニー、シャープ、日本電産も値を下げている。東芝、千代田化工建設なども売りに押されている。メディカルシステムネットワーク、ショーワは大幅安となった。牧野フやオークマの機械株、新日鉄住金やJFEの鉄鋼株も下げが目立つ。トヨタは朝高後に下げに転じた。
半面、任天堂が堅調、JR東日本にも買いが先行している。ホンダや日産自は上昇した。JALやANAHDも上げた。伊藤忠テクノソリューションズが大幅高に買われているほか、ネクシィーズグループは値幅制限上限でカイ気配に張り付いている。島精機製作所も物色人気を集めた。
東証2部株価指数は5営業日ぶりに反発した。前引けの2部指数は、前営業日比14.43ポイント高の4270.38となった。
個別銘柄ではニフティ、神島化学工業、マミヤオーピー、ヨネックスが買われた。半面、マルコ、システムソフト、NVC、ラオックスが下げた。
【市況】日経ジャスダック平均株価反発 日本ライフLなどがストップ高

日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反発した。前引けは連休前の2日に比べ18円87銭高い2467円87銭となった。日経平均株価が軟調に推移する中で、好材料があり先物市場のない新興市場で個別銘柄が物色されている。
ジャスダック市場の売買代金は概算で210億円、売買高は4845万株。
個別銘柄ではチエル、ぱど、日本ライフLがストップ高。サンメッセ、ウッドフレンズ、マークラインズ、シンバイオ製薬、プロパティA、FVC、BBタワーが上昇した。
半面、野村マイクロが一時ストップ安。リプロセル、イリソ電子、パスポート、フィスコ、Dガレージは下落した。
【市況】マザーズ指数は続伸、ブランジスタなどがストップ高

東証マザーズ指数は続伸した。前引けは同29.20ポイント高い1161.69だった。
個別銘柄ではHamee、GMOリサーチ、ブランジスタ、あんしん保証がストップ高。そーせいやグリンペプ、ロックオン、データセクション、アトラ、ショーケースTV、ハイアス&Coが上昇した。一方で、アクセルMがストップ安。シグマクシス、ダブルスタンダード、MRT、インベスC、ナノキャリアは下落した
05月06日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は前営業日比47円34銭安の1万6100円04銭で推移している。
外国為替市場で円が1ドル=107円30銭と円高進行が一服しており、日経平均はプラス圏へ切り返す場面もあった。
JPX日経インデックス400は1万1700台でやや値を下げ、東証株価指数も下げている。
業種別では33業種中12業種が値上がり、1位は空運で、以下、ゴム製品、輸送用機器、食料と続く。値下がり上位には証券・商品、非鉄金属、石油・石炭が並んでいる。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6960億円、売買高は6億9630万株。日経平均構成銘柄の値上がりは819銘柄、値下がりは958銘柄が下落。変わらずは171となっている。
マイナス寄与度トップは7.84円の押し下げでオリンパス。以下、日東電が6.98円、ソフトバンクが6.71円、TDKが5.88円、ファストリが5.69円と続く。
プラス寄与度トップはKDDIで、日経平均を8.00円押し上げ。次いで東エレクが3.22円、ホンダが3.22円、セコムが2.82円、電通が2.35円と続いている。
東証2部株価指数は5営業日ぶりに反発。ニフティや瑞光が上昇し、タカトリやアートSHDが下げた。
<兜町カタリスト>
「甘言に膨らんだ風船がしぼんだだけのこと」
東京休場中のNYダウは2日117ドル高、3日140ドル安、4日99ドル安、5日9ドル高。
先週末の17773ドル→17660ドルと110ドル余りの下落となった。
同様にNASDAQは58ポイント、S&P500は14ポイントの下落。
ドル円は一時105円台まで約1年半ぶりの円高トレンドとなったが直近は107円台。
「海外は微妙な状況。3連休中にひどい状態でなかったことはホッとするところ」という声が聞かれる。
今夜発表の米雇用統計を待つ姿勢も見られる。
昨日発表されたADP雇用レポートは民間部門雇用数が15.6万人増と3年ぶりの小幅増で着地。
雇用統計は非農業部門雇用者数が20.2万人増と予測されている。
雇用統計通過後はトランプ氏の大統領候補の可能性や英国のEU離脱問題、
ギリシャの財政健全化計画など地雷は多く、どこで薄氷を踏むかは微妙な状況。
3市場の売買高は約73億株と通常ペースだった。
安倍晋三首相はロンドンで記者会見。
「伊勢志摩サミットでは必要に応じて為替についても議論されることになるのではないか。
為替市場については急激で投機的な動きが見られている」とコメント。
3日には麻生財務相がフランクフルト。
「投機的かつ急激な円高を懸念しており、必要なら対応する」とコメント。
円高トレンドについての懸念を示しており多少の決意は感じられたのか円高トレンドは小休止。
それでも107円台だから東京株式市場にとって優しくない状況は継続。
シカゴ225先物は16045円で3連休前の大証先物比95円安。
とりあえずGW後半戦はネガティブサプライズはなかった格好。
あとは米雇用統計を待ち、米利上げの姿勢を探る展開になろうか。
日経平均株価は25移動平均(16595円)からマイナス2.7%のかい離。
騰落レシオは88.98%。
松井証券信用評価損益率は売り方マイナス4.645%、買い方マイナス11.615%。
大きく売り方優勢に変化した
指数は軟調展開が継続しているが、中小型銘柄や新興市場株は個別に物色。
バイオやIoT関連、ゲームなど「森ではなく木を見る」が必要となろう。
今回の急落の背景はGWというスケジュールに乗じた格好で日銀の追加緩和期待という
悪魔のささやきのような途方もない甘言に膨らんだ風船がしぼんだだけのこと。
4月の安値を切っていないところを見るとこの剥落も一過性のもの。
大きく震えることもないだろう。
アノマリー的には6日反発、9日下落となっている。
今月は「ニッポン一億総活躍プラン」の骨格が発表される。
日本再興計画に昨年失望感が漂ったのは記憶に新しいところ。
今回はどうだろうか。
「一億総活躍」のポイントは「少子・高齢化による労働力人口の減少で、日本経済の成長力喪失阻止」。
(1)高齢者の継続雇用や定年延長策
(2)待機児童問題の解消
(3)長時間労働の是正
(4)非正規雇用の待遇改善
社会的要請も背景に感じられるが、選挙的要素が多いような気がする。
どうもマーケット的インパクトには欠けそうな気配。
むしろGDP600兆円計画に期待だろうか。
というか、いっそのこと「マーケット総活躍プラン」でも発表してほしいところ。
GWの225(2001年以降)の推移。
↓
☆GW前からGW後に上昇(9回)
01年、03年、05年、06年、07年、08年、09年、11年、13年。
★GW前からGW後に株価下落
02年、04年、10年、12年、14年、15年。
☆GW後に上昇、その後1カ月上昇(5回)
03年、05年、07年、08年、09年。
★GW後に上昇、その1カ月後下落(4回)。
01年、06年、11年、13年。
☆GW後に下落、その1カ月後上昇(3回)。
02年、14年、15年。
★GW後に下落、その後1カ月後下落(3回)。
04年、10年、12年。
特にトレンドはないが、この2年はGW後に下落、その1カ月後上昇のトレンド。
今年も14年、15年タイプとすればGW後の下落→上昇。
特に「5月17日下げ止まり上昇」は覚えておきたいところだろうか。
4月 3220万株買い越し 買い11日,売り9日
3月 230万株買い越し 買い9日,売り13日
2月 9220万株売り越し 買い7日,売り13日
1月 4740万株売り越し 買い4日,売り15日
2015年 1億1638万株買い越し 買い140日,売り103日
(兜町カタリスト櫻井)
05月06日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
6日の東京株式市場は、落ち着きどころを探る底堅い展開となりそう。
日経平均株価予想レンジは、1万5900円-1万6300円を想定する。
5日のNYダウは反発したものの、日本が連休中の間に約230ドル下落している。週末要因も重なり、積極的に上値を追う展開にはなりづらいとみられる。
政府要人のマーケットを注視する旨の発言も多く出ており、これらは株式市場を一定程度下支えすると考える。ただ、大型連休の谷間で市場参加者も少ないと想定されるなか、米雇用統計を控えた週末とあっては売買も盛り上がりづらいだろう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り2520万株、買い1790万株で、差し引き730万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、陸運、機械、商社、不動産、電機、ETF、情報通信、化学、自動車、食品、銀行、小売、サービスなど。買いセクターに、輸送用機器、空運、薬品、機械、サービス、電機、通信、化学、陸運、精密など。
【予定】
06日(金)
【国内】
4月マネタリーベース(8:50)
《決算発表》
帝人、伊藤忠、パイロット、長瀬産、Tナカヤマ、ニッコンHD、ジョイ本田、ベネ・ワン、三井海洋、アース製薬、OBARA−G、イリソ電子、扶桑化学、チムニー、中国塗、日東工器、夢真HD、JIA、TOA、六甲バタ、大塚家、トーモク、フルサト、T&KTOKA、ハウスドゥ、アサンテ、魚 力、フィックスターズ、ダイドリミなど。
【海外】
米4月雇用統計(21:30)
米3月消費者信用残高(7 日4:00)
ブラジル4月消費者物価(21:00)
休場:インドネシア、タイ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
米国株概況0(5月05日)
【市況】NYダウは9ドル高、雇用情勢への懸念やドル高を嫌気

【NY概況】
5日のNYダウ平均が3日ぶりに小反発し、前日比9ドル45セント高の1万7660ドル71セントで終えた。6日発表の4月の米雇用統計の中身を見極めたいとの様子見ムードが強く、方向感に乏しかった。
カナダのアルバータ州で発生した森林火災の影響で原油相場が上昇し、買いが先行。
原油先物相場の上昇を受けてエネルギー株などが上げ、午前中には買いが優勢となる場面があった。相場の下げが続いていたため、自律反発を狙った買いも入りやすかった。
一方、午後にかけては雇用統計を前に持ち高調整を目的とした売りが出て、下げに転じる場面があった。
ナスダック総合株価指数は3日続落し、同8.545ポイント安の4717.094で終えた。
セクター別では、メディアやエネルギーが上昇する一方で小売や耐久消費財・アパレルが下落した。
四半期決算が増収増益だった中国の電子商取引(EC)最大手のアリババ集団が上昇。ダウ平均ではIBMや映画・娯楽のウォルト・ディズニーが高い。
フィットネス関連機器のフィットビット(FIT)は軟調な4-6月期の業績見通しが嫌気され、大幅下落。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は18年までに50万台を生産するという新たな目標を打ち出したが、目標達成に懐疑的な見方が広がったほか、更なる資金調達の必要性があることが懸念され軟調推移した。
朝方に発表した決算で売上高が市場予想に届かなかった製薬のメルクや食品のケロッグも安い。アップルなどにも売りが続いた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,660.71 +9.45
S&P500種
2,050.63
ナスダック
4,717.094 −8.545
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は反発した。6月物は前日比155円高の1万6045円で引けた。朝方に原油高を背景に米株とともに買われた。その後は6日発表の4月の米雇用統計を控え模様眺め気分が広がり持ち高調整の動きが中心になった。この日の6月物高値は1万6130円、安値は1万5895円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16045 ( -95 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16085 ( -55 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株概況】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6117.25(+5.23)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4319.46(-4.77)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 9851.86(+23.61)
米国株概況0(5月04日)
【市況】NYダウ平均が続落 3週ぶり安値

【NY概況】
4日のNYダウ平均は続落した。終値は前日比99ドル65セント安の1万7651ドル26セントとなった。
4月11日以来およそ3週ぶりの安値を付けた。この日発表された経済指標の一部が市場予想を下回るなど、米国内外の景気に対する不透明感が引き続き意識され米株式売りにつながった。
ナスダック総合株価指数も続落。同37.585ポイント安の4725.639ポイント(速報値)となった。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,651.26 −99.65
S&P500種
2,063.37 −18.06
ナスダック
4,763.224 −54.370
【欧州株概況】
フランクフルト株式相場は続落。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前日比98.52ポイント安の9828.25だった。
通期の輸送見通しを引き下げた航空のルフトハンザが安い。自動車のBMWは、四半期減益決算の発表を手掛かりに売られた。
ロンドン株式相場は3営業日続落。FTSE100種総合株価指数は前日終値に比べ73.57ポイント安の6112.02とほぼ1カ月ぶりの安値で引けた。同指数に占める比重の大きい鉱業株を中心に売られ、構成銘柄の8割近くが下落した。
[2016年4月28日] 櫻井英明氏 株式講演会
4月28日に都内で行われたセミナーです。気になる相場動動向、今狙える個別銘柄など紹介します。
米国株概況0(5月03日)
【市況】NYダウは140ドル安と反落。世界経済を懸念

【NY概況】
3日のNYダウ平均は前日比140ドル25セント安の1万7750ドル91セントと反落で終えた。中国の経済指標の悪化や原油先物相場の下落を背景に、世界経済の減速懸念が強まり売りが優勢となった。
中国の4月製造業購買担当者景況指数が14ヶ月連続で景況判断の分かれ目となる50を下回る軟調な結果となり、欧州株が全面安となった流れを受け、米国株にも売りが広がった。軟調な原油相場も嫌気され、終日軟調推移となった。
原油先物相場が午後にかけて下げ幅を広げると、投資家心理が悪化した。石油や素材関連など業績が景気動向に左右されやすい銘柄を中心に売りが加速した。ダウ平均は昼前に220ドルまで下げ幅を広げた。
ナスダック総合株価指数は反落し、同54.370ポイント安の4763.224で終えた。
セクター別では、食品・生活必需品小売やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方でエネルギーや銀行が下落した。
四半期決算で赤字幅が拡大した資源開発関連サービスのハリバートンが売られた。4月の新車販売台数が前年同月比で市場予想ほど増えなかったフォード・モーターと、同台数が市場予想を下振れ、ゼネラル・モーターズ(GM)はともに下げた。機械・航空機関連のユナイテッド・テクノロジーズや銀行のJPモルガン・チェース、石油のシェブロンが安い。
一方、決算と同時に2016年12月期通期の業績見通しの引き上げを発表した製薬のファイザーが買われた。決算が市場予想を上回ったドラッグストアチェーンのCVSヘルスは高い。アップルは9営業日ぶりに反発した。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,750.91 −140.25
S&P500種
2,063.37−18.06
ナスダック
4,763.224−54.370
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴの日経平均先物は反落し、1万6000円を割り込んで終えた。6月物の終値は前日比195円安の1万5935円となり、2日の大阪取引所の終値を205円下回った。
中国の製造業関連の景気指標が悪化し、世界景気の先行き警戒感が広がった。リスク資産である米株とともに売られた。3日の6月物安値は1万5825円、高値は1万6150円だった。
日本が連休期間中とあって取引は低調だった。推定売買高は2万5352枚(夜間電子取引、日中電子取引を含む)と少なかった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
15935 ( -205 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
15975 ( -165 )
( )は大阪取引所終値比
米国株概況0(5月02日)
【市況】NY株式:ダウは117ドル高、軟調な経済指標も買い戻しが広がる

【NY概況】
2日のNYダウ平均は3営業日ぶりに反発した。終値は前週末比117ドル52セント高の1万7891ドル16セントとなった。
朝方は前週の下落を受けた買い戻しが広がった。この日発表された経済指標は市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)の低金利政策が長期化するとの思惑から幅広い米株式の買いにつながった。
2日発表した4月ISM米製造業景況感指数は前月から低下し、市場予想も下回った。米製造業の回復期待がやや後退し、「FRBが追加利上げに踏み切るまで時間がかかると受け止めた投資家が多かった」という。
加えて最近まで売り圧力が強かったハイテク株の一角が買われたことも投資家心理の改善に寄与した。マイクロソフトは5営業日ぶりに反発。市場の期待に届かなかった決算をきっかけに下げていたグーグルの持ち株会社アルファベットは続伸した。
アマゾン・ドット・コムが4%高となった。著名投資家のウォーレン・バフェット氏が米経済番組でアマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏を称賛したことも市場で話題となった。
ナスダック総合株価指数は8営業日ぶりに反発。終値は同42.236ポイント高の4817.594ポイントとなった。
セクター別では、小売や消費者・サービスが上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や自動車・自動車部品が下落した。
資源開発関連サービス大手の米ハリバートンが続伸。同業のベーカー・ヒューズの買収を取りやめると発表し財務負担の懸念が後退した。ベーカーヒューズは下げた。
製紙大手のインターナショナル・ペーパーが高い。米林業大手ウェアーハウザーのパルプ部門買収を決定し収益の拡大期待が買いを集めた。また、電力データを解析する米オーパワーはIT(情報技術)大手のオラクルによる買収に合意し、買収価格へさや寄せする形で急伸した。
食品卸売大手のシスコ・コーポレーションは市場予想を上回る決算を好感して上げた。
一方、ボーイングやIBMは下げた。アップルは小幅ながら8日続落した。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,891.16 +117.52
S&P500種
2,081.43 +16.13
ナスダック
4,817.594 +42.236
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は3営業日ぶりに反発した。6月物は前週末比270円高の1万6130円で取引を終えた。2日の大阪取引所の終値は10円下回った。米株高を好感した買いが入った。ただ、円高が進んだ場面では伸び悩んだ。
2日の6月物高値は1万6185円、安値は1万5865円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16130 ( -10 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16175 ( +35 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
日経平均の安値は9時11分につけ、大幅安ではありながらも下げ渋った格好となった。1万6000円は一時割り込んだものの、その時間は短く、一応節目が意識されたような動きも見られた。前の週(4/25〜28)に900円超下落していたことを考えると、押し目買い意欲は力強さにかける。一方でマザーズ指数がプラス圏で終えるなど、主力のクラッシュ的な動きを受けても局地的な物色意欲はうかがえた。
6日の東京株式市場は、3連休と土・日曜日の休日谷間の営業日となる。
市場参加者の懸念は、日本市場が休場中の3〜5日の3日間の外国為替市場での円相場だ。日本の市場参加者が休暇中に、海外の投機筋などの売買で、さらなる円高・ドル安が進行することへの警戒感が強まっている。
祝日明け6日の相場は海外市場次第となるが、連休中にドル円が105円を割り込むような円高局面があるか、また、日本のリスクオフの流れが海外市場にまで波及しないかどうかが注目される。米国が崩れなければ、直近の下落度合いが大きかったぶん、大きく値を戻す可能性もあると考える。
市場関係者からは「日経平均株価はきょうまでの5日続落で、終値ベース合計で1425円の急落となり、25日移動平均線(1万6595円=2日)を大きく割り込んだ。
通常であれば、短期間の急落により“突っ込み警戒感”が台頭して自律反発への期待も高まるが、円相場の先行きに不透明感が強いだけに、押し目買いの動きも限定的となりそうだ」との見方がでている。
05月02日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら

【大引け概況】
2日の日経平均株価は大幅に5日続落し、日本が連休前の4月28日に比べ518円67銭安の1万6147円38銭と、4月12日以来ほぼ3週ぶりの安値で終えた。
円相場が一時1ドル=106円台前半と、前営業日から2円超の円高・ドル安水準に急伸、これが自動車や電機セクターなど主力輸出企業の採算悪化や海外資産の目減りを警戒した売りが膨らんだ。
日経平均は690円安の1万5975円と4月12日以来、ほぼ3週ぶりに1万6000円の節目を下回る場面があった。
売り一巡後は日本の3連休を控えて売り方の買い戻しが安値圏で入り、相場を下支えした。NTTドコモなど好材料が出た内需関連株の一角が買われたことも指数の一段安に歯止めをかけた。
原油先物相場が時間外取引で1バレル=45ドル台と高値圏で推移したほか、24時間取引が可能なGLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が底堅く推移したことも投資家心理の一定の支えになった。
決算発表を受け、明暗を分ける銘柄が相次いだ。また、バイオなど中小型のテーマ株物色の動きは継続している。
JPX日経インデックス400も大幅に5日続落し、前営業日比375.19ポイント安の1万1749.49で終えた。
東証株価指数(TOPIX)も大幅に5日続落した。業種別TOPIXは全33業種が下落した。「海運業」や「ガラス土石製品」「電気機器」など5業種の下落率が4%を上回った。
東証1部の売買代金は2兆6239億円、売買高は24億9517万株だった。値下がり銘柄は1758と全体の9割を占めた。値上がりは168、変わらずは24。
個別では、トヨタ、ホンダやマツダなど自動車株のほか、三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなどメガバンク株も軒並み下落した。ソフトバンクグループ、TDKや村田製、ソニーも売られた。取引終了後に2016年3月期決算の発表を控えたJTが下げたほか、小野薬やコーセー、三井不動産など内需関連株の一角も軟調だった。トプコンはストップ安、日本電気硝子も下落した。
半面、三菱自が逆行高となり、日東電やNTTドコモ、NTTが買われた。キリンHDが急伸したほか、ANAHD、大東建、スタートトゥデイ、ネクシィーズグループ、エス・エム・エスなどが上げた。
東証2部株価指数は4日続落した。大引けの2部指数は、前週末比36.77ポイント安の4255.95となった。個別銘柄ではSFJ、中西製作所、川崎近船、ジオスター、システムソフ、ラオックス、朝日インテクが下げた。半面、ニフティ、マルコがストップ高。アートSHD、RVH、タカトリ、コマニー、長大、キョウデンが上げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,147.38 |
-518.67 |
日経平均先物 |
16,140.00 |
-360.00 |
TOPIX |
1,299.96 |
-40.59 |
TOPIX先物 |
1,300.00 |
-26.50 |
東証2部指数 |
4,255.95 |
-36.77 |
JASDAQ |
2,449.00 |
-9.20 |
マザーズ |
1,132.49 |
0.93 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2495170 |
2623902 |
東証2部 |
57320 |
16081 |
【市況】日経ジャスダックが続落 Dガレージなどが売られる

日経ジャスダック平均株価は小幅に続落した。終値は前週4月28日終値に比べ9円20銭安の2449円00銭だった。
新興市場でも投資家心理が悪化した。一方で、東証マザーズ指数は反発するなど、円高による東証1部銘柄の値動きの悪さを嫌気した個人の資金が新興市場に流入した面もあった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で391億円、売買高は8807万株だった。
個別銘柄では、Dガレージ、ガーラ、イリソ電子、ARM、Mipoxが下落した。BBタワーやトレイダーズも下げた。一方、アスコット、アルファクスFS、チエル、ぱどがストップ高。パスポート、リーバイス、トリケミカル、3Dマトリックス、FVCが上昇した。前週28日に「ブロックチェーン」技術を持つテックビューロ社に出資すると発表したフィスコは上げた。
【市況】東証マザーズ指数は反発。個人の資金流入で
東証マザーズ指数は小幅に反発した。終値は28日比0.93ポイント高い1132.49だった。個別銘柄ではGMOリサーチ、オンコリスバイオがストップ高。そーせいやグリンペプが上昇し、ブランジスタ、CRIミドル、データHR、エスティック、ロックオンも買われた。が急伸した。半面、アクセルM、前週28日に16年1〜3月期の減益決算を発表したAimingはストップ安まで下げた。アウン、ドリコム、比較、プラッツ、モルフォやインベスCが下落した。
【投資戦略】
連休の谷間となることから参加者は限られ、積極的な売買は限られているであろう。
そのため、日経平均は1万6000円処での下げ渋りをみせているが、明確な底入れは確認しづらいところ。ただし、ショートポジションを積み上げる向きも限られることもあり、基本的には1万6000円近辺でのこう着が続きそうである。
<海外>
・休場:中国、香港、シンガポール、独、英国
(櫻井)
05月02日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
2日午前の日経平均株価は大幅に続落した。午前の終値は東京市場が連休前の4月28日に比べ604円03銭安の1万6062円02銭だった。
リスク回避ムードが強まり続急落。
円相場が1ドル=106円台半ばと円高進行が加速したことなどを背景に主力株中心に広範囲に売りがかさんだ。
日経平均は朝方に1万6000円大台を4月12日以来割り込んだが、その後は値ごろ感からの押し目買いも入って下げ渋り、前引け段階では大台をキープして着地している。
ただ、戻り足も限定的で下値形成場面を積極的に買い向かう動きもみられない。自動車や電機機器セクターなど輸出依存比率の高い業種への売りが目立っている。
裁定取引の買い持ち高を解消する目的の売りがファストリやTDK、ファナックなどに膨らんだ。
JPX日経インデックス400も続落し前営業日比442.22ポイント安い1万1682.46で終えた。
東証株価指数(TOPIX)も大幅に続落した。業種別TOPIXは全33業種が下落した。「電気機器」や「輸送用機器」、「ガラス土石製品」が5%超下落し、「ゴム製品」や「証券商品先物」など12業種の下落率が4%を超えた。
前引けの東証1部の売買代金は1兆3900億円、売買高は13億6935万株、東証1部の値下がり銘柄数は1813と9割を超えた。値上がりは107、変わらずは30だった。
個別では、三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなどメガバンクが商いを伴って下げ、ファーストリテイリング、キーエンス、村田製やソニー、キヤノンにも売りが膨らんだ。JTや小野薬、花王も安い。トプコンストップ安に売られ、日本電気硝子、フォスター電機の下げなどもきつい。半面、三菱自が逆行高。NTTドコモやNTTが買われ、日東電やキリンHD、ネクシィーズグループも高い。
東証2部株価指数も続落した。前引けの2部指数は、前週末比44.43ポイント安の4248.29となった。
個別銘柄では、SFJ、三住道路、三社電機製作所、ラオックス、朝日インテク、象印が下げた。半面、コマニー、キーウェア、タカトリ、システムソフ、アートSHD、RVHが上げた。
【市況】ジャスダック平均株価は続落 投資心理悪化
日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前週4月28日終値比14円82銭安の2443円38銭だった。連休明けの東京外国為替市場でも円相場が対ドルで高止まりし、日経平均株価は大幅に続落している。投資心理の悪化を映し、新興市場でも主力株を中心に売りが波及した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で246億円、売買高は5651万株だった。ガーラ、Dガレージ、野村マイクロ、サン電子、イリソ電子、ARMが下落した。一方、チエルはストップ高。パスポート、ぱど、EAJ、トリケミカル、FVCやドーンが上昇した。まで上昇した。
【市況】東証マザーズ指数は続落

東証マザーズ指数は続落した。前引けは前の営業日比5.93ポイント安い1125.63だった。個別銘柄では、ジグソーやモルフォが下落した。サイバダインやインベスCも下げた。前週28日に16年1〜3月期の減益決算を発表したAimingの下げが目立った。半面、オンコリスバイオがストップ高。そーせいやグリンペプは上昇した。ブランジスタやりたりこ、ジェネパ、GMOリサーチ、CRIミドル、Hamee、データHRも上げた。
05月02日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は前営業日比620円75銭安の1万6045円30銭の安値圏でもみ合いとなっている。
外国為替市場で円が1ドル=106円台前半と、円高・ドル安が急速に進行していることを嫌気して、自動車、電機、機械など輸出関連の主力銘柄を中心に、全面安商状となっている。
さらに、株価指数先物への売りを受けた値がさ株への裁定取引解消に伴う売りが引き続き相場を押し下げている。
半面、1万6000円の心理的な節目を下回る場面では、売り方の買い戻しも見られるといい、一方的に下値を探る展開にはなっていない。
日経平均は朝方に690円安の1万5975円と取引時間中で4月12日以来ほぼ3週ぶりに心理的な節目の1万6000円を下回ってからはやや下げ渋っている。大型連休の谷間とあって市場参加者が限られるうえ、6日には5月の米雇用統計の発表を控え「売り買いとも新規の持ち高を構築しにくい」との指摘があった。
JPX日経インデックス400は1万1600台後半を中心に推移している。東証株価指数(TOPIX)も大幅に続落している。
業種別TOPIXでは全33業種が下落し、「ガラス土石製品」と「電気機器」の下落率5%を超え、「輸送用機器」や「鉱業」も大幅安となっている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で9106億円、売買高は9億3745万株。値下がり銘柄数は1845と全体の約95%にのぼっている。値上がりは85、変わらずは20。
日経平均構成銘柄の値上がりは7銘柄にとどまり、218銘柄が下落。マイナス寄与度トップはファストリで、日経平均を45.5円押し下げ。以下、TDK が23.53円、ソフトバンクが20.59円、ファナックが19.22円の押し下げと続く。
プラス寄与トップは日東電で、日経平均を14.20円押し上げ。キリンHDが4.16円、NTTドコモが0.40円、中部電が0.11円で続いている。
トヨタやホンダなど主力の自動車株が安い。三菱UFJや三井住友FGなどメガバンクにも売りが優勢になっている。村田製やソニー、TDKも大幅に下げている。半面、三菱自が高く、NTTドコモやNTT、キリンなど内需株の一角も買われている。
東証2部株価指数も続落。ラオックス、朝日インテク、象印が安い。半面、システムソフ、アートSHD、タカトリが高い。
225先物はアムロ・HSBC・UBS・ドイツ・GMO・バークレイズ・ニューエッジが買い越し。
野村・JP・モルスタ・日興・パリバ・大和・GS・クレディ・みずほが売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・メリル・みずほ・大和・UBS・アムロが買い越し。
GS・ドイツ・シティ・モルスタ・クレディ・JPが売り越し。
テクニカル的にはコカEJ(2580)、カワチ薬品(2664)、DVx(3079)、CIJ(4826)、東光高岳(6617)、コジマ(7513)、関西スパ(9919)、ジェコス81606)が動兆。
<兜町カタリスト>
「行き過ぎもまた相場なり」
木曜のNYダウは210ドル安の17830ドルと大幅反落。
1〜3月のGDP速報値が年率換算0.5%と予想よりも低めだったことを嫌気。
前日の日銀による現状の金融政策を維持を受けて市場は為替・株式市場は混乱。
マイナス金利の適用拡大の可能性の報道で高まっていた期待感が東京市場で一気にしぼんた流れを受け継いだ。
またアップル株の下落も響いた。
前日の期待外れの決算発表を通過。
著名投資家アイカーン氏がアップル株を売却したことが明らかになったことも売り材料視された。
もっともフェイスブック過去最高値を更新、。
M&A関連で医療機器のセント・ジュード・メディカル、
映画制作会社ドリームワークス・アニメーションが20%超の上昇となった。
金曜のNYダウは57ドル安の17773ドルと続落。
業績発表を嫌気されたバイオのギリアドがS&P500とNASDAQの足を引っ張った。
アップルへの売りは止まらず、過去11日で10日の下落となり週間ベースでは11%超の下落。
2013年1月以来の下落となった。
週間ベースではNYダウが1.3%、NASDAQが2.7%、S&P500が1.3%の下落。
月間ではNYダウとS&P500は上昇、NASDAQは下落。
ただ金曜の3市場の売買高は90億株を超えており商いは活発化している。
「行き過ぎもまた相場なり」というのは上でも下でも聞かれる格言。
木曜前場は根拠のない金融緩和期待での反発。
木曜後場はそれが剥落しての全面安となって4日続落。
日経平均株価の値幅は919円と1日でほぼ1000円動いた
。売買エネルギーも拡大し、東証1部の売買代金は3兆円超。
売買高も31億株を超えた。
週間ベースで日経平均株価は5.2%、TOPIXが4.8%下落となり3週ぶりの大幅反落。
東証マザーズ指数は7.4%安で11週ぶりの反落となった。
木曜の日経平均は一目均衡の基準線(16542円)水準で止まった。
しかし休み中のNYダウは続落。
ドル円の106円台を背景にシカゴ225先物終値は15860円と16000円割れ。
木曜段階の25日移動平均は16638円なのでマイナス5%乖離水準の15806円にほぼ接近。
スピード違反的な下落幅となっている。
勝手雲の下限16319円も大きく割り込んできた。
松井証券信用評価損益率で売り方マイナス6.095%、買い方マイナス9.890%と再逆転。
金曜日経1面の見出しは「企業業績減速一段と」。
上場企業の2016年1〜3月期の経常利益は前年同期比20減で2四半期連続の減速。
3月期通期は4年ぶりの減益になる可能性も指摘されており「まさに泣きっ面に蜂」。
3連休後の3連休控えという曖昧な月曜だけに予断は許さない。
ただシカゴ終値を大きく下回る可能性よりはシカゴ終値よりも反発する可能性の方が大きいと見る。
アノマリー的にはバブル崩壊以降の5月9日の上昇確率が20%台というのが先で気にかかる。
嫌なアノマリーはゴールデンウィーク中の円高アノマリー。
08年→昨年まで過去8年間のGWW前後のドル円相場の動き。
↓
★08年:円高進行
GW期間中はほとんど動きがなかった。
しかしGW明け直後5月7日105.60円→9日102.60円。
★09年:円高進行
5月5日から15日までの10日間で99.70円→94.70円。
★10年:円高進行
ギリシャのソブリンリスクが発生で5月5日94.90円→5月6日87.90円。
★11年:円高進行
4月27日から5月5日までの8日間で82.70円→79.50円。
★12年:円高進行
4月25日〜5月1日の6日間で82.70円→79.50円。
☆13年:円安進行
アベノミクスを背景。
4月29日97.33円→5月7日99.43円。
★14年:若干の円高進行
4月28日102.20円→5月2日103.20円。
☆15年:円安進行
118円台→120円台
トヨタが最高決算を発表した後というのはなぜか円高になるケースが過去にあったというアノマリーもある。
(兜町カタリスト櫻井)
05月02日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
2日の東京株市場は、連休の谷間にあたり市場参加者の減少が予想されることから、値動きの荒い展開が予想される。米シカゴ市場日経平均先物の円建て清算値(1万5860円:大証終値比640円)にサヤ寄せするスタートとなろう。
日経平均株価予想レンジは、1万5800円-1万6800円を想定する。
東京株式市場が休場の間の米国市場は連日弱い動きで、欧州市場も29日は軒並み安。
海外株式市場に好材料が見られない上に、米政府が日本の為替政策を監視対象に指定したこともあり、為替市場では円高が急加速、ドル・円が1ドル=106円台の半ば、目先の円高圧力が強まったことが大きな警戒材料となる。
ただ、売り一巡後は、28日にも大幅安を演じていただけに、短期的な戻りを狙った買いが入ることも想定される。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1710万株、買い2290万株で、差し引き580万株の買い越し。買い越しは7営業日ぶり。金額も買い越し。売りセクターに、銀行、機械、電機、不動産、その他製品、自動車、化学、情報通信、鉄鋼など。買いセクターに、不動産、機械、自動車、精密、陸運、銀行、情報通信、薬品、ゴム、金属など。
【注目の材料銘柄】
■スタートトゥ <3092>
今期経常は24%増で14期連続最高益、13円増配へ。
■日本エマージェンシーアシスタンス <6063>
骨格筋芽細胞シートのカタールと日本での細胞輸送実験に成功。航空機での長時間移動が可能となることで、海外での臨床応用実施の可能性が高まった。
■アートSHD <3663>
1-3月期(1Q)経常は4.7倍増益・上期計画を超過。
■ニフティ <3828>
富士通 <6702> が同社に対してTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化する。TOB価格は1495円、買付期間は5月2日から6月15日まで。
■マルコ <9980>
5500万株の第三者割当増資を実施。払込日は7月5日。全株を資本業務提携先の健康コーポレーション <2928> [札証A]に割当。発行価格は50円で調達資金約27億円はRIZAP社の株式取得資金などに充てる。
■NTTドコモ <9437>
今期税引き前は17%増益、10円増配へ。発行済み株式数(自社株を除く)の2.55%にあたる9913万株(金額で1925億円)を上限に自社株買いを実施する。また、ニューヨーク証券取引所に対し、米預託証券(ADR)の上場廃止を18年3月をメドに申請する。
【予定】
2(月)
【国内】
4月自動車販売台数(14:00)
《決算発表》
サントリーBF、JT、ポーラオルHD、オリンパス、CTC、大和工、日新製糖、アルテHD、メディカルシス、ITFOR、アルインコ、長府製、アトラ、島精機、デイトナ、初穂商事、東北化学、日本ライフL、コネクシオ、KSK、アイエスビー、植松商、EPS、スパークスG、ユーラシア、アイスタイル、ロイヤルHD、アクシアル、プロルート
【海外】
米4月ISM製造業景況指数、3月建設支出(23:00)
ASEAN+3財務相・中央銀行総裁会議(〜3日フランクフルト)
ADB年次総会(〜5 日フランクフルト)
《決算発表》
AIG
休場:英、中国、香港、台湾、シンガポール、マレーシア、タイ、南ア
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【シカゴ日本株先物概況】
29日 シカゴ日経平均先物は大幅続落し、1万6000円を割り込んで引けた。6月物は前日比415円安の1万5860円で引けた。28日の大取終値を640円下回った。日銀の金融政策維持を受け円高が進んだうえ米株が続落し、売り圧力が強まった。この日の6月物安値は1万5825円、高値は1万6355円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
15860 ( -640 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
15925 ( -575 )
( )は大阪取引所終値比
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