米国・欧州株概況0(4月29日)
【市況】NY株式:ダウは57ドル安、軟調な経済指標や企業決算を嫌気
【NY概況】
29日のNYダウ平均は続落した。終値は前日比57ドル12セント安の1万7773ドル64セントだった。
欧州ではドイツの株価指数が3%近く下げるなど主要国の株式相場が軒並み下落した。欧州の株安などを嫌気した売りが広がった。
3月の米個人消費支出(PCE)や4月の米消費者態度指数(確報値)が予想を下振れたほか、軟調な主要企業決算を受けて米景気への警戒感が強まり、終日軟調推移となった。
米個人消費は力強さに欠くとの警戒も米株式相場の売りにつながりダウ平均は下げ幅を178ドルまで広げる場面があった。
もっとも、ダウ平均は取引終了にかけて下げ幅を縮めた。相場を方向付ける新たな材料に欠くなか、来週は4月の米雇用統計など主要な米経済指標の発表が相次ぐ。週末を前に持ち高調整を目的とした買い戻しも入りやすく、相場を支えた。
ナスダック総合株価指数は7日続落した。前日比29.933ポイント安の4775.358で終えた。アップルやインテルなど大型株に売りが続いた。前日夕に発表した四半期決算や業績見通しが市場予想を下回ったバイオ製薬のギリアド・サイエンシズが急落したのも指数を押し下げた。
セクター別では、小売や公益事業が上昇する一方で半導体・半導体製造装置や自動車・自動車部品が下落した。
石油大手のシェブロンが小幅に下落した。取引開始前に発表した1〜3月期決算で最終損益が赤字となり、市場予想よりも赤字幅が大きかったため、売りが優勢だった。
製薬のバリアント・ファーマシューティカルズは年次報告書を提出し、債務不履行(デフォルト)を免れたものの大幅安。小売り大手のウォルマート・ストアーズやネットワーク機器のシスコシステムズなども下げた。
一方で、ネット小売のアマゾンは好決算を発表し、上昇。デジタル・ホームエンターテインメントを手がけるロヴィは同業のティーボの買収で合意し、ともに買われた。
1〜3月期決算は大幅な減収減益だったが、1株利益などが市場予想を上回った石油のエクソンモービルには買いが優勢だった。スポーツ用品のナイキなども買われた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,773.64 −57.12
S&P500種
2,065.30 −10.51
ナスダック
4,775.358 −29.933
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は大幅続落し、1万6000円を割り込んで引けた。6月物は前日比415円安の1万5860円で引けた。28日の大取終値を640円下回った。日銀の金融政策維持を受け円高が進んだうえ米株が続落し、売り圧力が強まった。この日の6月物安値は1万5825円、高値は1万6355円。
【29日の欧州株式市場】
英FT100
6241.89 -80.51
英国の連休を前に、いったん利益を確定しようとする売りがかさみ、構成銘柄の約9割が下落した
独DAX
10038.97 -282.18
配当落ちとなった航空のルフトハンザを中心に幅広い銘柄が売られた。ドイツ銀行や自動車のダイムラー、BMWも下げた。
半面、工業用ガスのリンデは上昇。市場予想を上回る四半期利益を発表したことが好感された。
仏CAC40
4428.96 -128.40
04月29日個別銘柄情報
個別銘柄情報を7銘柄更新しました。
[3093]トレジャー・ファクトリー
[2708]久世
[3762]テクマトリックス
[3280]エストラスト
[3777]ジオネクスト
[4763]クリーク・アンド・リバー社
[2122]インタースペース
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
【今週の相場展開】
今週の東京株式市場は、弱い動きとなった。
前週、観測報道により追加緩和の期待が高まったが、今週は、FOMCと日銀金融政策決定会合の日米中央銀行イベントを前に、様子見姿勢が強まる展開だった。
FOMCで4月利上げが見送られたことは日本株の買い材料となったものの、注目の日銀会合では追加緩和は見送られ、失望から円高・株安が加速した。
日経平均は週間では約906円の下落となり、週足では3週ぶりに陰線を形成した。
■28日ポイント
1.日経平均は624円安、4日続落
2.日銀の金融政策“現状維持”で失望売り
3.ドル円相場が108円台後半に急激な円高
4.東証全33業種、東証1部の86%の銘柄が下落
5.輸出株・金融株が売られ、好決算株の一角が買われた
【来週の相場見通し】
東京株式市場は、大型連休谷間の2日間となって動きづらい展開か。
日経平均株価の想定レンジは1万6200~1万7000円とする。
日経平均は今週、週間で900円強下落しており、リバウンドに期待したいところではあるが、GW突入で立ち合いは2日(月曜)と6日(金曜)の2営業日のみ。
市場参加者が限定されるなかで、外国為替相場での円相場の動向に警戒感が強まりそうだ。
間隔があくことから上げ下げも海外市場次第となりやすく、日銀会合が失望材料となった状況下では積極的な売買も期待しづらい。
谷間となる2日の晩から5日の間には米国では4月ISM製造業景況指数や3月製造業受注、3月貿易収支など注目の経済指標の発表が予定されており、6日の晩には4月の雇用統計が控えるなど、為替の動意材料も多い。薄商いが予想されるなか指数の動きは荒くなりそうで、方向感に乏しい展開が想定される。
【経済指標・イベント】
【5月1日】
・G7エネルギー相会合(北九州市、2日まで)
・4月の中国製造業PMI(10:00)・4月の中国非製造業PMI(10:00)
【2日】
・4月の大手百貨店売上高速報
・3月期決算=オリンパス
・1〜3月期決算=サントリBF、JT
・中国(上海・深セン)、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、タイなどが休場
・4月のインドネシア消費者物価指数
・英国市場が休場
【個別開示銘柄】
■新日鉄住金[5401]
16年3月期決算を発表。営業利益は前期比52%減の1677億円、純利益は同32%減の1454億円で着地した。中国向け鋼材の需要が減少したうえ、原油安に伴いエネルギー産業向けの鉄需要も減ったという。「鋼材価格の動向が不透明」として、17年3月期予想は非開示。QUICKコンセンサスは営業利益1901億円(15社)、純利益は1594億円(16社)。
28日終値は2339.0円(▲107.5)。
■ダイニチ工業[5951]
16年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来予想比4.6倍の3億7000万円(前期実績3億6700万円)、純利益は2.5倍の2億円(同2億8800万円)とした。記録的な暖冬の影響で一度は業績予想を下方修正したが、1〜2月の寒波で業務用ストーブの売り上げが例年並みに戻り、今回上方修正した。28日終値は601円(▲4)。
■名工建設 [1869]
名証2部上場でJR東海向けに鉄道工事などを手がける。16年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来予想比11%増の51億円(前期実績36億円)、純利益は同10%増の33億円(同24億円)とした。完成工事高が増加して会社想定より増収となるうえ、工事利益率改善で利益も上振れる。28日終値は796円で前日と変わらず。
米国・欧州株概況0(4月28日)
【市況】28日NYダウは210ドル安、米国景気に不安広がる
【NY概況】
28日のNYダウ平均は3日ぶりに反落し、前日比210ドル79セント安の1万7830ドル76セントと、12日以来ほぼ2週ぶりの安値で終えた。下げ幅は2月11日以来ほぼ2カ月半ぶりの大きさ。
日銀が追加緩和を見送ったことでアジア・欧州株が軟調となり、米国株にも売りが先行した。
著名投資家カール・アイカーン氏の発言を受けてアップル株が下落した。アップル株が下げ幅を広げるとシスコシステムズ、IBMなどIT(情報技術)関連株に売りが広がった。ダウ平均は取引終了にかけて一段安となり、下げ幅は一時245ドルに達した。
日銀の政策据え置きを受けた売りが一巡すると、ダウ平均は昼にかけていったんは5ドル安程度まで下げ渋る場面があった。日本株安につれて下げていた欧州株式相場が下げ幅を縮めたため、投資家のリスク回避姿勢がやや和らいだ。
1〜3月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は年率換算で前期比0.5%増だった。成長率は2015年10〜12月期の1.4%から一段と小さくなった。設備投資、輸出などを中心とする米景気回復の鈍化が改めて意識されたが、相場の反応は限られた。
ナスダック総合株価指数は6日続落し、同57.850ポイント安の4805.291と3月28日以来1カ月ぶりの安値で終えた。前日夕に好決算を発表した交流サイト(SNS)のフェイスブックが急伸した。ハイテク株に買いが先行しナスダック指数は高く推移する場面もあったが、アップルの下落をきっかけに下げに転じた。
セクター別では、商業・専門サービスや家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が下落した。
アップルは3%安。医薬品のアボット・ラボラトリーズ(ABT)は医療機器のセント・ジュード・メディカル(STJ)との買収合意を発表したものの、軟調推移した。
傘下企業を通じてアニメ制作のドリームワークス・アニメーションを買収すると発表したCATVのコムキャストも取引終了にかけて売られた。減益決算を発表したクレジットカードのマスターカードも下げた。ダウ平均を構成する30銘柄はすべて下げた。
一方、大幅な増益決算を発表した自動車大手のフォード・モーターが上昇。ドリームワークスも大幅高だった。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,830.76 −210.79
S&P500種
2,075.81
ナスダック
4,805.291 −57.850
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は急落した。6月物は前日比1220円安の1万6275円で取引を終えた。同限月の終値として約2週間ぶりの安値をつけた。28日の大阪取引所の終値を225円下回った。
日銀の金融政策維持を受けた日本の株価急落が波及した。急速な円高や米株安も相場を下押し、6月物は一時1万6120円まで下げた。一方、高値は1万7575円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16275(-225)
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16335(-165)
( )は大証比
【28日の欧州株式市場】
英FT100
6322.40 +2.49
独DAX
10321.15 +21.32
仏CAC40
4557.36 -2.04
04月28日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
28日の日経平均株価は急落した。終値は前日比624円44銭安の1万6666円05銭だった。
株式市場の昼休み時間中に、日銀は28日まで開いた金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決めた。
市場では追加緩和への期待が高まっていたため、失望した売りが膨らんだ。日経平均の日中値幅(高値と安値の差)は919円と15年9月9日以来の大きさだった。
午前は金融緩和期待が根強く、投資家が運用リスクを取る姿勢を強めた。昼休み中に日銀が追加の金融緩和を見送ると、相場の空気は一変した。
幅広い銘柄に売りが強まり、後場寄り付き直後に日経平均は下げに転じた。
円相場が1ドル=108円台後半まで急速に円高・ドル安が進んだ。企業の輸出採算が悪化するとの警戒感もくすぶり、日経平均は大引けにかけ下げ幅を広げた。
JPX日経インデックス400は4日続落し、前日比412.17ポイント安の1万2124.68だった。東証株価指数(TOPIX)も4日続落した。終値は43.75ポイント安の1340.55で終えた。
東証1部の売買代金は概算で3兆1868億円。3兆円の大台を超え2月12日以来。売買高は31億5932万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は全体の8割を超える1681、値上がりは228、変わらずは41だった。
個別では、円高・ドル安を受け、トヨタや富士重、日産自など自動車株の一角が下げた。三菱UFJや三井住友FGなどメガバンクも下げた。前日に慎重な業績見通しを発表したファナックや任天堂が大きく水準を切り下げた。このほか、野村ホールディングス、コロプラ、神戸製鋼所、IHIも個別に値を下げた。
一方、前日に2017年3月期の年間配当を引き上げると発表したアルプスや富士フイルムが高い。今期業績見通しが大幅に改善する見通しを示した日新製鋼も買われた。アルプス電気、富士電機、山崎製パン、花王は買われた。
東証2部株価指数は3日続落した。大引けの2部指数は、前日比40.63ポイント安の4292.72となった。
個別銘柄では、日華化、アルメディオ、ぷらっと、ピクセラ、システムソフ、朝日インテク、象印が下げた。一方、ブルボン、セントラル総、マルコ、RVH、Jミートが上げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,666.05 |
-624.44 |
日経平均先物 |
16,500.00 |
-770.00 |
TOPIX |
1,340.55 |
-43.75 |
TOPIX先物 |
1,326.50 |
-54.50 |
東証2部指数 |
4,292.72 |
-40.63 |
JASDAQ |
2,458.20 |
-7.11 |
マザーズ |
1,131.56 |
-30.97 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
3159320 |
3186892 |
東証2部 |
81110 |
16076 |
【市況】日経ジャスダック平均株価は反落、FVCなどが売られる
日経ジャスダック平均株価は小幅に反落した。
終値は前日比7円11銭安い2458円20銭だった。日銀は28日まで開いた金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決めた。追加緩和期待を織り込んでいた東証1部の大型株が急落し、新興企業向け株式市場でも売りが優勢になった。
3連休前に買い持ち高を解消する目的の売りも出た。大型株の急落を受け、個人投資家が追い証(追加担保の差し入れ義務)の発生に備えて含み益の出る新興企業株を売りに出した面もあるようだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で480億円、売買高は1億1614万株だった。
個別銘柄ではFVC、BBタワー、ドーン、田中化研、プロパスト、トレイダーズが下落した。半面、アスコット、アルファクスFS、チエル、ガーラ、山田コンサルがストップ高。
J・TEC、野村マイクロ、日本電技、神田通機が上昇した。
【市況】東証マザーズ指数は反落
東証マザーズ指数は反落した。
終値は前日比30.97ポイント安い1131.56だった。
大型株の下落を受け、マザーズ市場でも売りが膨らんだ。個別銘柄ではグローバルウェイ、オークファン、ITM、そーせいやグリンペプ、アクセルMが下落した。一方、アウン、LITALICOがストップ高。UBICやブランジスタ、CRIミドル、比較、アクトコールが上昇した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,666.05 |
-624.44 |
日経平均先物 |
16,500.00 |
-770.00 |
TOPIX |
1,340.55 |
-43.75 |
TOPIX先物 |
1,326.50 |
-54.50 |
東証2部指数 |
4,292.72 |
-40.63 |
JASDAQ |
2,458.20 |
-7.11 |
マザーズ |
1,131.56 |
-30.97 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
3159320 |
3186892 |
東証2部 |
81110 |
16076 |
【市況】日経ジャスダック平均株価は反落、FVCなどが売られる
日経ジャスダック平均株価は小幅に反落した。
終値は前日比7円11銭安い2458円20銭だった。日銀は28日まで開いた金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決めた。追加緩和期待を織り込んでいた東証1部の大型株が急落し、新興企業向け株式市場でも売りが優勢になった。
3連休前に買い持ち高を解消する目的の売りも出た。大型株の急落を受け、個人投資家が追い証(追加担保の差し入れ義務)の発生に備えて含み益の出る新興企業株を売りに出した面もあるようだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で480億円、売買高は1億1614万株だった。
個別銘柄ではFVC、BBタワー、ドーン、田中化研、プロパスト、トレイダーズが下落した。半面、アスコット、アルファクスFS、チエル、ガーラ、山田コンサルがストップ高。
J・TEC、野村マイクロ、日本電技、神田通機が上昇した。
【市況】東証マザーズ指数は反落
東証マザーズ指数は反落した。
終値は前日比30.97ポイント安い1131.56だった。
大型株の下落を受け、マザーズ市場でも売りが膨らんだ。個別銘柄ではグローバルウェイ、オークファン、ITM、そーせいやグリンペプ、アクセルMが下落した。一方、アウン、LITALICOがストップ高。UBICやブランジスタ、CRIミドル、比較、アクトコールが上昇した。
【速報】日経平均先物16600円まで下げ幅を拡大、「現状維持」を受けて
28日午後の日経平均先物は下げに転じた。
中心限月の6月物は前日比640円安の1万6630円まで売られる場面があった。日銀が28日まで開いた金融政策決定会合で現状のマイナス金利付き量的・質的金融緩和を維持することを決めたと伝わり追加緩和に期待していた参加者から失望売りが膨らんだ。
日銀は27日から28日に開いた金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決定した。この決定を受け、外国為替相場では一時1ドル=108円70銭台をつけ急激な円高が進行している。
04月28日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
28日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発した。前引けは前日比243円32銭高い1万7533円81銭だった。
前日の米国市場でNYダウ平均や原油先物相場が上昇し、投資家心理が改善した。日銀の追加緩和への期待が根強く、投資家が運用リスクを取る姿勢を強めた。
午後に発表される日銀の金融政策決定会合の結果、何らかの追加緩和策が発表されるのではとの期待から買いが先行している。
また、前日の米株式市場で、米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利上げについて慎重姿勢を示しているとの受け止めが広がったことも買い支援材料となっている。
外国為替市場で円相場が1ドル=111円台半ばまで円安・ドル高が進み、企業の輸出採算が改善するとの期待も高まった。一部では日銀の金融政策決定会合の結果を見極めようとする空気も強まり、上げ幅を縮める場面があった。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)もそれぞれ4日ぶりに反発した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1894億円、売買高は11億4341万株。東証1部の値上がり銘柄数は1572、値下がりは273、変わらずは105だった。
個別銘柄では、前日に17年3月期の業績見通しで2ケタの営業増益予想を公表した富士フイルムホールディングスが大幅高に買われ、配当性向の引き上げを発表した京セラも大幅反発している。
このほか、アルプス電気日本航空電子工業の電子部品株や、富士電機、日立国際電気、ミネベアも買われている。トヨタや三菱UFJなどの主力株も上昇した。三菱自動車は7日ぶりに大幅反発している
半面、慎重な業績見通しを発表したファナックや任天堂が安い。前期の実績が振るわず、今期も減益となる見通しを示した日野自が大幅に下落した。コロプラ、日立金属、野村ホールディングスも個別に軟調な推移となっている。
東証2部指数は3日ぶりに反発した。前引けの2部指数は、前日比11.39ポイント高の4344.74となった。
個別銘柄では、朝日インテク、RVH、ケイアイ不、ブルボン、大興電通、セントラル総、日タングスが上昇した。半面、日華化、アルメディオ、アイレップ、ぷらっと、システムソフ、象印、アートSHDが下げた。
【市況】新興株前引け 日経ジャスダック平均株価は続伸
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日に比べ7円54銭高い2472円85銭となった。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が後退し、投資家心理が改善。新興企業向け株式市場でも買いが先行した。ただ3連休前とあって積極的に上値を追う投資家は少なく、上げ幅は限られた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で256億円、売買高は6134万株。
個別銘柄では2015年10月〜16年3月期の増益を発表したアスコット、ガーラがストップ高。Dガレージ、チエル、アスコット野村マイクロ、日本電技、太洋物産、神田通機もが上昇した。半面、FVCやドーン、ラクオリア創薬、シンバイオ製薬が下落した。
【市況】東証マザーズ指数は反落
東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比24.36ポイント安い1138.17だった。
連休を前にそーせいなど主力銘柄に目先の利益を確定する売りが出た。
個別銘柄では、グリンペプやブランジスタ、アクセルマーク、グローバルウェイ、オークファン、フルッタフルッタなどが下落した。一方、アウンがストップ高。米国での特許取得を発表したUBIC、りたりこ、アウン、Trends、CRIミドル、アライドアーキなどが上昇した。
04月28日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は上昇が一服した。前日比200円程度高い1万7500円近辺で推移している。
朝方発表の3月の全国消費者物価指数(CPI)や家計支出は市場予想を下回った。日銀が追加の金融緩和に動くとの期待が高まった面があるという。
日銀の追加緩和への期待が高いが、結果を見極めようという空気も強まっている。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も上げが一服した。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6973億円、売買高は6億5730万株。東証1部の値上がり銘柄数は1523、値下がりは321、変わらずは100。
業種別では33業種中31業種が上昇し、下落は証券・商品、その他製品の2業種のみ。値上がり率1位は鉱業で、以下、石油・石炭、電気機器、輸送用機器、非鉄金属、電気・ガスと続いている。
日経平均プラス寄与度トップは、ファストリで、日経平均を29.81円押し上げている。次いで京セラが21.57円、花王が11.53円、東エレクが11.45円と続く。
マイナス寄与度は40.99円の押し下げでファナックがトップ。以下、日野自が4.86円、信越化が2.12円、ディーエヌエが1.25円と続いている。
個別では、前日に17年3月期の増益見通しを示した富士フイルムが高い。配当性向を引き上げると発表した京セラも大幅に上昇した。
主力のトヨタや三菱UFJなどが上昇。20年度までに東京ディズニーリゾートに大型投資をすると発表したOLCが小高い。
一方、慎重な業績見通しを発表したファナックや任天堂が引き続き安い。日野自が大幅に下げ下落率は10%を超えた。
東証2部指数は3日ぶりに反発した。朝日インテク、象印、ピクセラが上げ、システムソフ、サイオスが下落した
225先物はモルスタ・ドイツ・ニューエッジ・JP・カブコムが買い越し。
メリル・三菱・クレディ・バークレイズ・シティ・大和が売り越し。
TOPIX先物はクレディ・野村・モルスタ・ニューエッジ・アムロが買い越し。
大和・メリル・ドイツ・JP・三菱が売り越し。
外資系等はフィルム(4901)、JESCO(1434)に注目。
テクニカル的には海洋掘削(1606)、不二家(2211)、キリン(2503)、コカウェスト(2579)、ニチレイ(2871)、東亜合成(4045)、信越化学(4063)、積水化(4204)、EPS(4282)、レッグス(4286)、理研ビタ(4526)、平金(5541)、古河電(5801)、KeePer(6036)、東亜DKK(6848)、KYB(7242)、メタウォータ(9551)が動兆。
<兜町カタリスト>
「オープンリーチに振り込むか?」
NYダウ51ドル高の18041ドルと続伸した。
FOMC声明で6月利上げが明確でなかったことを好感。
FRBは引き続き世界経済の動向を注視するとした。
前回3月の声明にあった「世界経済が引き続きリスクをもたらす」の表現は削除。
このため当初はややタカ派寄り(利上げ推進的)になったと解釈。
しかし最終的には「決定的な変化ではない」との解釈が優勢になり無難に通過。
支配的な見方は「利上げは9月までない」となった。
所詮通過するだけが課題だった今回のFOMC。
事前に騒ぐ必要もなかったということになる。
「過ぎてしまえば何もなかった」というのが経済指標やイベントの宿命だろう。
業績低迷が昨日の決算から懸念されたアップルは6%下落。
NASDAQの5日続落の主因となった。
S&Pが1930年以来のAAAの格付けを引き下げたエクソンモービル、
増配と原油先物高を背景に上昇。
SNS大手のフェイスブックの第1四半期決算は売上高1.9%増。
市場予想を上回って着地し 時間外取引で6%上昇した。
オンライン決済サービスのペイパルの第1四半期決算は19%増収で着地。
日経朝刊でも「アップル曲がり角、ハードからソフトへ」、
そして「成長モデル転換急ぐ」という見出し。
モノをつくる事業ではなくモノの利用法や付加価値=見えないソフトに分がある。
これは経済は日米共に一緒。
市場はこの動きを先取りしてきたし、この動きを見逃してはいけない。
昨日まで3日続落の日経平均株価。
下を売り込む動きもなくザラバ安値を付けて大引けには戻るという動きが継続。
米FOMCを通過して迎えた4月最終日。
昼過ぎに日銀金融決定会合の結果発表があり、前場は動きずらいだろう。
シカゴ225先物の終値は17495円。
この3日間シカゴでは225を売り込む姿勢ではない。
東京だけがザラバで右往左往する不思議な展開となっている。
日銀金融政策決定会合の結果が12時半を過ぎて1時を越えてくれば、
何らかの緩和措置があるとみた先物買いが登場してくるのだろう。
そして結果が見えれば、例え追加緩和であっても
「出尽くし感」という解釈が出てくる可能性もある。
既に外資系通信社の報道などで最大限近い緩和観測がされており、
どんなものが出てきても「物足りない」という声は必ず聞こえてくる筈。
ただ日銀も事前観測されたものをそのまま踏襲するほど人が良いとは思えない。
言いかえればオープンリーチに振り込むほどお人よしではない。
中央銀行としての矜持もあろう。
その意味では注目される黒田節という形になる。
4月22日現在の信用評価損率はマイナス8.01%まで好転。
裁定買い残は1738億円増加したとはいえまだ2兆390億円。
信用買い残も2兆4624億円と低水準で需給は悪くない。
日経平均採用銘柄のPERは15.56倍でEPSは1111円と少し増加した。
昼下がりのサプライズへの期待感と連休前のポジション整理の対立予想。
「持つリスク」と「持たないリスク」のせめぎ合いは大引けまで続こうか。
シカゴ225先物の高値17515円を抜ければ雲は晴れそうな気がする。
25日線と75日線のゴールデンクロスは早ければ月曜にも実現する。
1月13日のデッドクロスから約3ヶ月半を要したことになる。
4月1日終値は16164円だったから月足は2か月連続陽線。
少し風景は変わろうか。
経済産業省が興味深い試算を出している。
AIやロボットなど技術革新によって何も対応しなければ、
2030年の国内雇用は労働力人口の1割に該当する735万人減少するという。
第4次産業革命のための規制緩和や企業連携があれば雇用減少は161万人。
高度なコンサルを伴う営業・販売職は変革シナリオで114万人増化。
データ分析などの技術を持った人材の必要性は増加するシナリオとなっている。
営業・販売職についてレジ係などはロボットが代替し60万人以上の労働減少。
いずれにしてもAI化、ロボット化は労働を奪うものではある。
結論はICT化に対応できないと、わずか15年ほどで職はなくなるということ。
まさにザ・セカンドマシン・エイジの世界がやってくる。
もうひとつ興味深いのは衆院財務金融委員会。
フィンテックの促進に向けた銀行法改正案を賛成多数で可決した。
銀行や銀行持ち株会社による事業会社への出資制限を緩和。
IT企業に出資しやすくするのが柱だという。
「銀行とIT企業による連携を促し、利便性向上につなげる」という。
話としては確かに間違っていない。
しかしアメリカで起きているフィンテックは一味違う。
シリコンバレーによるウォール街支配戦争のスタートということ。
日本でいえば丸の内や大手町そして兜町と渋谷や恵比寿、大井町や大崎の戦い。
ブルックスブラザーズが似合う旧来の金融機関とジーンズのIT関連のバトル。
にもかかわらず、金融界はIT系にせせりよる構図にしか見えない。
多少はそれで利便性は高まろうが、IT系が見据えているのは大きな変革
そして劇的な利便性増加とコストの低減というのがブロックチェーンの存在意義。
呉越同舟という言葉がふさわしいし、この勝負はIT系の勝ちになるに違いない。
そうなると日本の金融の構図は変わる。
財務金融委員会も財務省マターから経産省マターに移行する可能性もある。
豊臣秀頼に上洛を迫る徳川家康のような気がしてならない。
日経産業新聞の報道が二つ。
一つは17日に米ニューオーリンズで開かれた米国がん学会、
がん免疫療法セッションでの米製薬大手ブリストル・マイヤーズスクイブの発表。
「がん免疫薬オプチーボとヤーボイ併用臨床試験で患者のがん細胞ほぼ消えた」。
世界は驚いたという。
末期患者の割合にして22%で消滅。
2年生存率は69%に向上。
夢の薬はようやく現実化してきた感。
バイオ応援団もようやく花咲いてくる予感がする。
そしてCRIミドルウェア(3698)。
ゲーム開発会社向けに、タッチパネルの振動で作り出せるソフトを発売。
米イマージョンと提携し120種類使えるようにするという。
音声や動画に加え、多彩な「触覚」も使えるとうたって開発需要取り込む方向。
CRIは仮想現実(VR)分野も強化する方針、
いずれ触覚技術生かしたソフトの提供も検討するという。
ゲームだけではない同社のもうひとつの存在意義が加わった印象。
総務省が発表した3月の完全失業率は3.2%。
2月の3.3%から改善した。
厚生労働省が発表した有効求人倍率は1.30倍と前月から上昇。
24年3カ月ぶりの高水準。
労働関係の指標は悪くないが、消費に結びつかないのは何が悪いのか。
賃金の問題なのか、あるいは供給側の魅力ある製品サービスの提供はが不足なのか。
どうも後者のような気がする。
日経平均の25日線は16638円で3.92%のマイナスかい離。
50日線は16607円で4.11%のプラスかい離。
75日線は16681円で3.65%のプラスかい離。
100日線は17248円で0.24%のプラスかい離。
これが日経平均をアシストしている。
200日線は18244円で7.21%のマイナスかい離。
一目均衡の雲の勝手雲も白くねじれた。
さあ、というところだが・・・。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
白鳩(3192)・・・動兆
白鳩に注目する。
同社は京都発のインナーネット通販大手。
越境ECに加え媒体の多様化などで業績は好調。
今期売上高は9.9%増、営業利益は25.5%増の見通し。
本社隣地の購入は業容拡大見通しの証と見る。
(兜町カタリスト櫻井)
04月28日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
28日の東京株式市場は、欧米株式の上昇、シカゴ先物にさや寄せする格好から買いが先行するとみられる。その後は、日銀金融政策決定会合の結果待ちとなり、売り買いが交錯する展開で個別株物色が中心となりそう。
日経平均株価予想レンジは、1万6800円-1万7800円を想定する。
日銀結果発表後に弱い動きが出た場合には、大型連休を控えていることもあり、売りが売りを呼びやすい点は要警戒したい。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1470万株、買い870万株で、差し引き600万株の売り越し。売り越しは6営業日連続。金額も売り越し。売りセクターに、銀行、輸送用機器、電気機器、機械、証券商品先物、卸売業など。買いセクターに、銀行、化学、輸送用機器、電気機器、その他製品など。
【注目の材料銘柄】
■花王 <4452>
1-3月期(1Q)税引き前は41%増益で着地。
■富士フイルム <4901>
今期税引き前は13%増で16期ぶり最高益、5円増配へ。発行済み株式数(自社株を除く)の3.8%にあたる1500万株(金額で500億円)を上限に自社株買いを実施する。
■アーレスティ <5852>
前期経常を43%上方修正、配当も2円増額。
■MrMax <8203>
前期経常を12%上方修正、配当も5円増額。
■アスコット <3264>
上期経常が5.1倍増益で着地・1-3月期も2.8倍増益。
■デジタルガレージ <4819>
東証が5月9日付でデジタルガレージ <4819> [JQ]を市場1部に市場変更する。
■UBIC <2158>
人間が分別した結果を人工知能が再現できるように再学習する技術について、米国で特許を取得。日本、韓国に続く特許取得となる。
■トランスジェニック <2342>
酸化ストレス可視化マウスが欧州特許庁から特許査定を受けた。
■ハウスドゥ <3457>
今期経常を47%上方修正・最高益予想を上乗せ。
【予定】
28(木)
【国内】
日銀政策金利発表
黒田日銀総裁会見(15:30)
日銀「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)
3月失業率・有効求人倍率、家計調査、消費者物価指数(8:30)
3月商業動態統計、鉱工業生産(8:50)
《決算発表》
野村不HD、富士通、村田製、ソニー、パナソニック、大東建託、ヤフー、アサヒ、キリンHD、ヒューリック、MonotaRO、スタートトゥ、トヨタ紡織、ガンホー、コーセー、TOTO、ガイシ、新日鉄住、神戸鋼、豊田織、ナブテスコ、栗田工、ジェイテクト、三菱電、NEC、エプソン、TDK、デンソー、日東電工、アイシン、ホンダ、リコー、ヤマハ、豊通、日立キャピ、大和証G、JPX、東武、相鉄HD、小田急、京王、京阪HD、ヤマトHD、郵船、商船三井、JAL、ANA、NTTドコモ、関電など電力各社、Jパワー、東京ガス、東邦ガス、SCSKなど
【海外】
NZ準備銀行金融政策決定会合
独4月失業者数(16:55)
独4月消費者物価(21:00)
米1-3月期GDP(21:30)
米7年国債入札
《決算発表》
フォード、UPS、ダウ・ケミカル、マスターカード、ギリアド・サイエンシズ、リンクトイン
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
27日のNYダウ平均は続伸し、前日比51ドル23セント高の1万8041ドル55セントで終えた。22日以来3営業日ぶりに1万8000ドル台を回復して終えた。
朝方は売り優勢で、下げ幅を70ドルに広げる場面があった。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えた持ち高調整売りのほか、26日夕に13年ぶりの減収決算を発表したアップルの急落が重荷となった。
注目のFOMCでは賛成多数で政策金利が据え置かれた。声明文では、引き続き世界経済とインフレ動向に注視する姿勢が示されたが、6月の利上げについては明言を避けた。発表後は追加利上げ観測の後退を受け、緩やかに上昇したものの、相場を押し上げるには至らなかった。
ナスダック総合株価指数は5日続落し、前日比25.142ポイント安の4863.141で終えた。FOMCの結果発表で買いがやや強まったが、上げに転じるほどの勢いはなかった。
セクター別では、電気通信サービスやエネルギーが上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や自動車・自動車部品が下落した。
航空機のボーイングが上昇した。朝方発表した1〜3月期決算で売上高が市場予想を上回り、好感した買いが入った。機械・航空機関連のユナイテッド・テクノロジーズも増収などを好感した買いが優勢となった。
ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリルは決算内容が嫌気され、売られた
アップルは6%安で終え、ダウ平均の採用銘柄では下落率が最も大きかった。ほかに医療保険のユナイテッドヘルス・グループやマイクロソフト、ナイキが下げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
18,041.55 +51.23
S&P500種
2,095.15
ナスダック
4,863.141 −25.142
【シカゴ日本株先物概況】
27日の日経平均先物は小幅に続伸した。6月物は前日比10円高の1万7495円で取引を終えた。27日の大取終値を225円上回った。ダウ工業株30種平均の続伸を受けて買いが優勢となった。
27日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、米連邦準備理事会(FRB)は追加利上げを急がないとの見方が広がり、買い材料視された。もっとも、市場参加者は28日まで開く日銀の金融政策決定会合の結果にも注目しており、買いの勢いは限定的だった。
27日の6月物高値は1万7515円、安値は1万7225円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
17495 ( +225 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
17555 ( +285 )
( )は大阪取引所終値比
【27日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6319.91(+35.39)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4559.40(+26.22)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10299.83(+40.24)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
あす(28日)の東京株式市場は、日銀金融政策決定会合の内容しだいで波乱展開も予想される。
市場関係者からは、先週、日銀の追加緩和観測を織り込んで上昇している
もし、“現状維持”ならもちろん、追加緩和実施でも、市場がその内容を“もの足りない”と受け止めれば、株安・円高が進行する可能性もある」との見方が出ている。
また、大型連休入り目前とあって持ち高調整の売りが出やすい地合いが予想される。
しかし、日米中央銀行イベント通過が日本株再上昇の契機となる可能性は高いとみており、そうなった場合、指数との連動が高い大型株に妙味があると考える。
04月27日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
27日の日経平均株価は3日続落し、前日比62円79銭安の1万7290円49銭で終えた。
前日の欧米株市場が高安まちまちの展開だったこともあって、寄り付きから買い手控えムードが漂っていた。きょう、あすに控える米連邦公開市場委員会(FOMC)および日銀の金融政策決定会合の結果を前に、これを見極めたいとの思惑からキャッシュポジションを高める動きが優勢となった。
2016年1〜3月期決算を発表した米アップルの株価が時間外取引で大幅安となり、ファナックなど関連銘柄が売られたことも相場を押し下げた。一方、16年3月期の連結決算が従来予想を上回ったと発表した三菱ケミHDが上昇に転じるなど、好業績銘柄を物色する動きが下値を支えた。
前日のWTI原油先物価格の急反発に加え、足もと為替が1ドル=111円台の円安水準でもみ合っていることなどから、下値を売り込むような動きもみられず、日経平均は1万7300円を軸に強弱感が交錯した。
米アップルの1〜3月期決算悪を受けて電子部品株などが売られる一方、ディフェンシブの食品や、原油高などを受けて商社株などが買われ全体相場を支えた。
JPX日経インデックス400も3日続落し、前日比78.19ポイント安の1万2536.85で終えた。東証株価指数(TOPIX)も3日続落した。
業種別TOPIXは33業種中21業種が下落した。「陸運業」や「電気機器」「鉄鋼業」などの下げが目立った。
東証1部の売買代金は2兆2630億円、売買高は20億4047万株だった。値下がり銘柄は978、値上がりは840、変わらずは132。
個別では、決算発表の本格化を受け、業績で個別銘柄を選別する動きが目立った。キヤノンと同じく前日に16年12月期の業績予想を下方修正したシマノが大幅安で、17年3月期の営業減益見通しを発表したキッコマンが下げた。
三菱自動車が下げ止まらず、トヨタやホンダ、日産自など自動車株も軟調だった。三菱UFJや三井住友FGなどメガバンク株の一角も売られた。村田製作所、SMK、イビデン、信越ポリマーも下落した。
半面、経営統合で基本合意したコカ・コーライーストジャパン、コカ・コーラウエストの両銘柄が急伸。スズキが買われたほか、16年3月期の純利益が従来予想を上回った信越化が大幅高。16年3月期の営業利益が市場予想を上回った川重も買われた。ゆうちょ銀や日電産、JTも上げた。マネースクウェアHDはストップ高。大豊工業、山洋電気も値を飛ばした。
東証2部株価指数は小幅ながら続落した。大引けの2部指数は、前日比10.84ポイント安の4333.35となった。
個別銘柄ではサイオス、ラオックス、山喜、シシステムソフ、朝日インテクが下げた。半面、アルメディオ、象印、ローツェ、ピクセラ、理経、マーチャントが上げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
17,290.49 |
-62.79 |
日経平均先物 |
17,270.00 |
-30.00 |
TOPIX |
1,384.30 |
-7.39 |
TOPIX先物 |
1,381.00 |
-5.00 |
東証2部指数 |
4,333.35 |
-10.84 |
JASDAQ |
2,465.31 |
5.08 |
マザーズ |
1,162.53 |
22.60 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2040470 |
2263098 |
東証2部 |
150690 |
27888 |
【市況】日経ジャスダック平均株価は反発、短期資金が流入
日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比5円8銭高い2465円31銭だった。日銀の金融政策決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、東証1部銘柄には積極的に手掛けづらい雰囲気が広がっており、値幅取り狙いの資金が新興市場の主力株に向かった。ただ、日経平均株価が下落するなど株式相場全体の模様眺め気分は新興市場にも波及し、全体では小幅な上昇にとどまった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で450億円、売買高は1億1409万株だった。個別銘柄ではアスコット、ネクストジェン、田中化研がストップ高。野村マイクロ、山加電業、ヒーハイスト、ドーン、ノジマが上昇した。半面、FVCやBBタワー、アイサンテク、エフアンドエム、ハーモニック、パスポートは下落した。
【市況】東証マザーズ指数は4日ぶり反発、グリーンペプタイなどがストップ高
東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反発した。終値は前日比22.60ポイント高い1162.53だった。マザーズ市場ではバイオ関連株が買いを集めて上昇した。
個別銘柄ではアウン、比較、アクセルM、グリーンペプタイがストップ高。そーせい、REMIX、LITALICO、デザインワン、フルッタフルッタ、アカツキが上昇した。一方でサイバダインやHamee、GW、データHR、プラッツ、ドリコム、アライドアーキは下落した。
「スケジュール」
25日(月)は下ヒゲが目立つ陰線引けでいわゆる「カラカサ」。
高値圏で出ると上昇一服を暗示するという。
26日(火)は「やや長い下ヒゲを持つ十字線は典型的な気迷い足」。
そして27日(水)は寄りは一応小幅反発。
細かい足で相場判断をするのは、現象を捉えるということなのだろう。
これもまた必要なこと。
そして皮相的な紙芝居の対極にあるのは大局感。
例えば・・・。
自民党はAIの研究開発や産業振興の戦略を練る司令塔の会議の設置を提言する。
欧米ではAIに膨大な研究開発投資が行われている。
「今、ここで策を講じなければ取り返しがつかなくなる」との思考法。
間違ってはいない。
AI研究予算を現行10倍の年1000億円程度に増加することを求めるという。
自動運転、自動翻訳、ロボット、医療、農業などでの活用に期待感。
世界の大きな変化を先取りするのが株式市場でなければならない筈。
5月の変形スケジュール
2日(月)ロンドン休場(メーデー)、ISM製造業
東京騰落確率54%(90年〜)・60%(08年〜)
3日(火)東京休場(憲法記念日)
4日(水)東京休場(みどりの日)、ECB理事会
5日(木)東京休場(こどもの日)、立夏(TOPIXが高値を付けやすい)
中国環境博覧会(上海)
6日(金)米雇用統計、東京騰落確率55%(90年〜)
7日(土)新月
9日(月)水星日面通過、変化日
東京騰落確率28%(90年〜)・20%(08年〜)
10日(火)水星日面通過
11日(水)木星順行開始
13日(金)オプションSQ
17日(火)上げの特異日(下げ止まり?)
18日(水)1〜3月GDP、ECB理事会
19日(木)日本再興戦略第4弾
20日(金)変化日、G7財務相・中央銀行総裁会議(仙台)
22日(日)満月
23日(月)水星順行開始
25日(水)人とくるまのテクノロジー展(パシフィコ横浜)
26日(木)伊勢志摩サミット、変化日
27日(金)伊勢志摩サミット
30日(月)NY休場(メモリアルデー)、
ロンドン休場(スプリング・バンク・ホリデー)
31日(火)コンピューテック台北(〜4日)
「3月に上昇したら5月は下落しやすい」=「3月と5月は逆相関する」
「4月に上昇したら8月は下落しやすい」=「4月と8月は逆相関する」
格言「セルインメイ」=「鯉のぼりをおろしたら、株は売り」
ヘッジファンド等は6月中間決算を控え損益確定売り
因みにオリンピックと株価のアノマリー
↓
1988年ソウル:1989年末に日本株天井
1992年バルセロナ:日本で不動産バブル崩壊
1996年アトランタ:1997年にアジア通貨危機
20000年シドニー:ITバブル崩壊
2004年アテネ:2009年からギリシャ危機
2008年北京:9月リーマンショック
2012年ロンドン:欧州ソブリン危機の最中
2016年:リオ・デ・ジャネイロ
2020年:東京
(櫻井)
04月27日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
27日午前の日経平均株価は続落した。午前の終値は前日比100円27銭安の1万7253円01銭だった。
引き続き買い手控えムードのなか下値を探る展開となった。前日の欧米株市場は高安まちまちで方向感を欠いたものの、原油市況が反発したことや、為替が円安水準でのもみ合いとなっていることで、押し目買いも期待されたが、寄り後は次第安の展開となっている。
2016年1〜3月期決算を発表した米アップル株が時間外取引で大幅安となり、関連銘柄への売りが指数を押し下げた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合の結果判明を28日に控えて様子見姿勢も強く、積極的な買いは見送られた。半面、前日に市場予想を上回る16年3月期決算を発表した信越化など業績に安心感のある銘柄が買われ、指数を支えた。
JPX日経インデックス400も続落し前日比109.04ポイント安い1万2506.00で終えた。東証株価指数(TOPIX)も続落した。
業種別TOPIXは33業種中26業種が下落した。「電気機器」や「医薬品」、「空運業」の下げが目立った。半面、「水産業」や「鉱業」などが上げた。
前引けの東証1部の売買代金は9786億円、売買高は9億5330万株、東証1部の値下がり銘柄数は1187、値上がりは605、変わらずは157だった。
個別では、トヨタやホンダ、日産自など主力の自動車株が安い。前日に2016年12月期の業績予想を下方修正したキヤノンやシマノが大幅安。三菱UFJや三井住友FGなどメガバンクが安く、村田製やファナック、キーエンス、セイコーエプソン、ジェイ エフ イー ホールディングスも売られた。SMKが急落、信越ポリマーも大きく売られた。
半面、信越化学工業が買われ、日日電産が高く、ファストリ、スズキも買われている。11時に16年3月期決算を発表した川重も上昇した。コカ・コーライーストジャパン、コカ・コーラウエストが揃って急伸、日本電子材料、KYB、小糸製作所なども値を飛ばした。
東証2部株価指数も続落した。前引けの2部指数は、前日比10.83ポイント安の4333.36となった。
個別銘柄ではラオックス、サイオス、朝日インテク、山喜、郷鉄工所、技研興が下げた。半面、システムソフ、ピクセラ、アルメディオ、象印、アイレップが上げた。
【市況】新興株前引け 日経ジャスダック平均株価は小幅に反発
日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。前引けは前日比39銭高い2460円62銭だった。足元でやや調整する場面が目立っていたとあって、個別の材料などを手掛かりに押し目を拾う動きがみられた。日経平均株価の下落も投資心理の重荷で、ジャスダック平均は下げる場面もあった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で259億円、売買高は7626万株。
個別銘柄ではアスコット、ネクストジェン、田中化研がストップ高。BBタワー、野村マイクロ、ノジマ、NJHD、山加電業、ドーンが上昇した。
半面、FVCやラクオリア、アイサンテク、パスポート、ハーモニック、アパマンショップが下落した。
【市況】東証マザーズ指数は反発
東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比9.79ポイント高い1149.72だった。
個別銘柄ではアクセルMが一時ストップ高。アウン、グリーンペプタイ、そーせい、アカツキ、ブランジスタ、LITALICOが上昇した。一方で、ドリコム、プラッツ、データHR、HameeやGW、サイバダインは下落した。
04月27日個別銘柄情報
個別銘柄情報を5銘柄更新しました。
[2925]ピックルスコーポレーション
[3670]協立情報通信
[4563]アンジェスMG
[8946]ASIAN STAR
[2186]ソーバル
04月27日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は前日比23.円38銭の1万7329円90銭で推移している。
シカゴ日経225先物清算値は1万7485円となっていた。こうした流れを受けて本日の東京株式市場では買いが先行したが、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日本銀行・金融政策決定会合の結果を見極めたいとするムードに加え、米アップルの決算が市場予想を下回り、時間外取引で急落、アルプスや太陽誘電など関連銘柄が売られたことが相場全体の重荷となっている。
半面、前日に増収増益決算を発表した信越化など業績に安心感のある銘柄は買われ、指数を支えている。
ファストリなど日経平均の値動きに与える影響が大きい値がさ株の一角に買いが入った。もっとも、前週まで大幅高が続いたことから高値圏では利益確定目的の売りも出やすく、先物主導の相場押し上げ余地は現時点で限定的だ。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5720億円、売買高は5億6155万株。値下がり銘柄数は944、値上がりは820、変わらずは184。
業種別では33業種中17業種が値上がり。1位は水産・農林で、以下、食料、ガラス・土石、鉱業と続く。値下がり上位には電気機器、保険、空運が並んでいる。
JPX日経インデックス400は1万2500台半ばを中心に推移している。東証株価指数(TOPIX)も続落している。
日経平均マイナス寄与度は18.04円の押し下げでファナックがトップ。以下、キヤノンが10円、東エレク <8035>が8.51円、ソフトバンクが5.88円、トヨタが2.67円と続いている。
プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を13.34円押し上げている。次いで信越化が10.59円、電通が3.14円、KDDIが3.06円と続く。
トヨタやホンダなど主力の自動車株の一角が安い。三菱UFJや三井住友FGなどメガバンクにも売りが優勢になっている。三菱自が下げに転じたほか、前日に2016年12月期の業績予想を下方修正したキヤノンやシマノの下げがきつくなっている。半面、日電産やファストリ、スズキが高い。NTTやNTTドコモ、KDDIなど通信株も上げている。
東証2部株価指数も続落。システムソフ、ラオックス、サイオスが安い。半面、アルメディオ、象印、RVHが高い。
225先物はJP・ドイツ・クレディ・三菱・ニューエッジ・が買い越し。
野村・みずほ・UBS・シティ・SBI・アムロが売り越し。
TOPIX先物は野村・三菱・バークレイズ・モルスタが買い越し。
ドイツ・クレディ・メリルが売り越し。
外資系等はABC(2670)、エムスリー(2413)、三井住友トラ(8309)、キューピー(2809)に注目。
テクニカル的にはシミック(2309)、壱番屋(7630)、コクヨ(7984)、ルック(8029)、キャノンMJ(8060)、中京銀(8530)、アプラス(8589)、KINK&M(2170)、野村不(3231)、日東網(3524)、USS(4732)、富士石油(5017)、富士通ゼ(6755)、ヒロセ電(6806)、
サノヤス(7022)、阪和興(8078)、木曽路(8160)、ダイビル(8806)、上組(9364)が動兆。
<兜町カタリスト>
「静謐は次の嵐の前触れ」
NYダウは13ドル高の17790ドルと小幅反発。
耐久財受注は前月比プラスだったが
自動車や家電などが市場予想を下回り消費者信頼感も低下。
足もと経済指標は弱い数字が多い。
これを米経済の停滞と見るか、利上げ遠のくと見るかで相場の読みは違ってくる。
自社株買いを好感されたデュポンの上昇でダウはかろうじてプラスとなった印象。
ただNASDAQは5日続落となっており成長株に対する懸念が表現されている。
イーベイの決算は予想を上回ったもののツイッターは市場予想に届かず。
待ちの材料とされていたアップルの第2四半期決算は、
売上高が505.6億ドルと前年同期の580.1億ドルから減少。
予想の519.7億ドルを下回って着地。
iPhoneの販売台数は5120万台。
前年同期の6120万台から減少したが減少は初めて。
予想の約5000万台を上回ったとはいえ、良くない着地。
市場では「アップルの急成長神話は終わった」との声も聞かれる。
明日の朝のNYがどう評価するかが懸念として残る。
ATTの増益が打ち消してくれるかどうかが課題。
特に理由もなく続落して終わった昨日の日経平均株価。
外部材料ではなく、自立反落とでも表現するべきなのだろう。
「やや長い下ヒゲを持つ十字線は典型的な気迷い足」という指摘は絶妙だった。
シカゴ225先物は終値は17485円、為替も111円台で推移。
さすがに今日は3日ぶりの反発期待が漂う。
一目均衡の雲が白くねじれていることも補強材料。
もっとも・・・。
アップルは軟弱な決算。
明日のNYへの懸念があり元気に上値を追う訳にもいかないだろう。
加えてFOMCの結果は明日の早朝。
期待感の高い日銀金融政策決定会合の結果は明日の昼過ぎ。
その後に控える3連休とGW。
このスケジュールで上値を追う期待は薄い。
「明日のランチタイムまであと20時間余りは動けない投資家は多い」
という声も聞かれる。
市場の静謐は次の嵐の前触れでもある。
「先週金曜のヘッドライン勝負系の外資系通信社の配信記事に
市場が振り回されっぱなし」と市場関係者。
25日線のプラスかい離は4.4%まで低下。
騰落レシオは98.7%。
松井証券経由の信用評価損率は売り方マイナス8.3%、
買い方マイナス7.8%と再接近。
空売り比率で36.5%。
30%台が定着してきたことが救いだろうか。
信用買い残が3週連続で減少。
2兆4624億円まで減少してきたことは需給面の好材料。
だたキャノンの9%減益。
そして想定為替レート120円→111円への引き下げを嫌気するかどうか。
これが前場の課題となろうか。
日経では「資源開発、資金枠3兆円」の見出し。
今後5年間で大規模油田や天然ガスの開発を進める資金枠を用意するという
資源分野は投資の急減で数年内の供給不足が懸念。
開発後押しで価格の急反発防ぐ狙い背景だという。
世銀は原油価格の予想をバレル37ドルから41ドルに上方修正。
原油安でウカウカしているといつ油断になるかはわからない。
その意味で備えは必要だろうし、再度資源バブルになる可能性も否定はできない。
不思議な気がするのは特定秘密保護法に関する公務員の身辺審査への拒否の存在。
内閣官房7人、外務省1人、防衛省28人。
対象者は9万6714人だからわずかな数。
それでも拒否というのは理解しがたい。
京急がお台場のグランパシフィックの売却を発表した。
買い手はヒューリック。
昨日日経朝刊でも報道されていたが、売却額600億円程度の観測。
その金額も大きいが京急の譲渡益は発表資料によれば約270億円。
そして売却理由。
「今後大規模投資が予定されている品川駅周辺開発にむけた準備の一環」。
品川拡大に向けての第一歩となるのだろう。
同社はすでに横浜への本社移転も表明している。
となると個人的には・・・。
統合型リゾート(Integrated Resort)は横浜方向が濃厚と読めなくもない
今後の動きが楽しみになってきた。
因みに羽田増便の発着枠は「全日空に傾斜配分」との記事。
羽田ーNY直行便も登場するだろう。
「都心に近い羽田の人気は高く、訪日観光客の増加などで発着枠は足りない」。
今後さらに都心上空ルートの採用などで発着枠はさらに増加の方向。
ここ数年全日空優勢JAL劣勢の展開が続いている。
さらにANAの優勢が続くのだろうか。
いずれにしても羽田ー品川路線を運航している京急にとっては追い風になる。
「相場の行方は神のみぞ知る」とう謙虚で真摯なな姿勢。
あるいは「自分は相場のプロ」と言う自信にあふれ傲慢な姿勢。
どちらが良いのだろうか。
聞く方にしれみれば後者だろうが、話す方にしてみれば前者。
この違いが相場観の違いにもつながる。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
アークン(3927)・・・動兆
アークンに注目する。
同社は情報サセキュリティサービスの開発・販売が中核。
ウィルス対策でのビジネスホン向けが堅調。
一部販売店での販売停止の影響も減少。
今後に期待。
(兜町カタリスト櫻井)
04月27日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
27日の東京株式市場は、引き続き買い手控え姿勢が継続することから、方向感に乏しい推移となりそうだ。
日経平均株価予想レンジは、1万7100円-1万7500円を想定する。
26日の通常取引終了後、アップルが1−3月期決算を発表。さえない決算を受け時間外取引で急落していることから、同社関連株には重しとなる可能性もある。
日銀金融政策決定会合がきょうからあす28日にかけて開催されることから、会合の内容を確認したいとして、全体的には様子見気分が広がるとみられる。
日本は大型連休入りすることもあり、多くの投資家は手仕舞い売りのスタンスに傾いている。個別株物色が中心となろう。
【注目の材料銘柄】
■アルメディオ <7859>
前期経常を一転10%増益に上方修正。
■ケイブ <3760>
スマートフォンゲーム制作の韓国Mobirix社と業務提携。同社タイトルの世界展開を目指し、現地語化や配信、プロモーションを委託。第1弾として、「怒首領蜂一面番長」の配信を開始する。
■ブロードバンドタワー <3776>
決済端末の販売などを手掛けるLyudiaの株式70%を仏Ingenico Groupに6.2億円で譲渡。Lyudiaは同社の連結子会社から持分法適用関連会社となる。
■GMOクリックホールディングス <7177>
業務提携の検討を進めていた大和証券グループと業務提携することで合意。動画コンテンツやウェブマーケティングのノウハウ共有、株券貸借取引で協業する。また、配当方針を変更。目標配当性向を連結純利益の40%→50%に引き上げる。前期経常は37%増で2期連続最高益、今期業績は非開示。
■アウンコンサルティング <2459>
フィリピンから日本への富裕層向けの旅行会社Primer Travelへ出資する。
■アンジェス MG <4563>
ワクチンと感染症の研究開発で世界有数の施設であるカナダのサスカチュワン大学と、DNAワクチン技術を使ったエボラ出血熱対策医薬品の開発で提携。エボラ出血熱抗血清製剤の早期実用化を目指す。
【予定】
27(水)
【国内】
日銀金融政策決定会合(〜28日)
2月全産業活動指数(13:30)
2年国債入札
《決算発表》
三菱自、川重、任天堂、山パン、キッコーマン、コロプラ、協和キリン、積水化、NRI、花王、OLC、富士フイルム、日立金、コマツ、日立建機、マキタ、オムロン、アルプス、キーエンス、スタンレー、ファナック、京セラ、日野自、マツダ、ダイハツ、日立ハイテク、野村HD、JR各社、中国電、北陸電、大阪ガスなど
【海外】
中国3月工業利益(10:30)
豪1-3月期GDP(10:30)
独5月消費者信頼感(15:00)
仏4月消費者信頼感(15:45)
英1-3月期GDP(17:30)
米3月中古住宅販売仮契約(23:00)
ブラジル中銀政策金利発表
FOMC政策金利発表(27日3:00)
《決算発表》
ボーイング、ユナイテッド・テクノロジーズ、フェイスブック、テキサス・インスツルメンツ、マリオット、ペイパル・ホールディングス、サンディスク
休場:南ア
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
26日のNYダウ平均は小反発した。前日比13ドル08セント高の1万7990ドル32セントで終えた。
原油相場の上昇を受けて、買いが先行した。マーケット終了後に発表されるアップル決算や明日の連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表を控えて、上値の重い展開となった。
化学のデュポンは1〜3月期決算で利益が予想を上回ったうえ業績見通しも上方修正し買われた。上昇率はダウ平均の中で最も大きく、指数を支えた。
一方、家庭用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は軟調な業績見通しが嫌気された売りが優勢となり、下落率はダウ平均採用銘柄の中で最大だった。
ナスダック総合株価指数は4日続落。終値は同7.478ポイント安の4888.308ポイントとなった。グーグルの持ち株会社にあたるアルファベットを筆頭にフェイスブック、アマゾン・ドット・コム、動画配信のネットフリックスなどインターネット関連のハイテク株の一角に下げが目立った。決算発表を目前に控えたアップルも安かった。
セクター別では、自動車・自動車部品やエネルギーが上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品や医薬品・バイオテクノロジーが下落した。
市場予想を上回った決算が評価され高級皮革のコーチや航空防衛大手ロッキード・マーチンが買われた。航空機のボーイング、建機のキャタピラー、石油のシェブロンもしっかり。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がトリプルAからの信用格付けの引き下げを発表したエクソンモービルも上げた。
一方、契約者数の伸びに対する警戒感から携帯電話のTモバイルUSが下落。米通信大手のベライゾン・コミュニケーションズや医療品・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソンも下げた。
携帯端末のアップル(AAPL)はマーケット終了後に1-3月期決算を発表し、売上高、一株利益ともに予想を下振れた。時間外取引で下落して推移している。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,990.32 +13.08
S&P500種
2,091.70
ナスダック
4,888.283 −7.503
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は小反発した。6月物は前日比30円高の1万7485円で取引を終えた。26日の大阪取引所の終値を185円上回った。円相場の下落やNYダウ平均の上昇を背景に買われた。
27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表や27〜28日の日銀の金融政策決定会合を前に、市場には模様眺めムードが強かった。
6月物は安く始まった後、取引終了にかけてはじりじりと上げに転じ、一時は1万7520円まで上げた。一方、安値は1万7200円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
17485 ( +185 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
17540 ( +240 )
( )は大阪取引所終値比
【26日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6284.52(+23.60)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4533.18(-12.94)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10259.59(-34.76)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
あす(27日)の東京株式市場は、日米の金融政策決定会合の内容発表を目前にして、引き続き買い手控え姿勢が継続することから、方向感に乏しい推移となりそうだ。
市場全体に売り圧力が強まっている点は警戒材料。
先週金曜に追加金融緩和観測が流れ、銀行株主導で株高の動きが見られたにもかかわらず、きょうは銀行株が大きく売られるなか、押し目買いも限定的だった。様子見相場で期待感が下支えとならず売りが優勢となるならば、あすもまだ動きづらい地合いは続くことから、下げを警戒しておく局面か。
日本時間27日早朝、米国でアップルの中間期決算が発表されます。市場予想は第2Q単独の売上高が520億ドル、1株あたり利益は2.0ドルとなっています。
【注目の開示銘柄】
■キヤノン[7751]
16年12月期通期予想の修正を発表。営業利益は従来予想比16%減の3000億円(前期実績3552億円)、純利益は同13%減の2000億円(同2202億円)とした。レーザープリンター需要が低水準にとどまるほか、アジアでの一眼レフの売り上げが想定以上に下振れるという。同時に発表した16年12月期第1四半期決算は営業利益が前年同期比39%減、純利
益は同17%減だった。26日終値は3381円(▲12)。
■矢作建設工業[1870]
16年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来予想比4%増の73億円(前期実績67億円)、純利益は同10%増の46億円(同36億円)とした。手持ち工事の施工が想定以上に進んだ。営業利益、純利益とも3期連続で過去最高となる。
26日終値は798円(▲15)。
■信越化学工業[4063]
16年3月期決算を発表。営業利益は前期比12%増の2085億円、純利益は15%増の1488億円で着地した。化粧品、自動車向けシリコン、建材用セルロースなどが好調だった。
17年3月期予想は「為替動向が不透明」として開示していない。あわせて、斉藤恭彦副社長(60)が社長に昇格し森俊三社長(78)が相談役となる人事も発表した。26日終値は6272円(▲7)。
04月26日 相場概要(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
26日の日経平均株価は続落した。前日比86円02銭安の1万7353円28銭で終えた。
週末に控える日銀の金融政策の結果発表を前に買いが手控えられた。
前週の日経平均大幅上昇の反動から、引き続き利益確定の動きに押される展開となった。前日の欧米株市場が総じて軟調だったほか、WTI原油先物価格が反落、為替も1ドル=111円を割り込むなど円高に振れたことから、全般は主力株中心に向かい風の環境を強いられた。
週を明けて様子見姿勢が強まり、金融や不動産などに売りが目立った。
小口の売りで下げ幅は一時200円を超えたが、売りが一巡すると下げ渋った。売り方もいったんポジションを手仕舞う動きをみせ、日経平均の下値抵抗力に反映された。
東証1部の売買代金は約2兆円程度と低調だった。
軽自動車の燃費データ改ざん問題で売りが続いていた三菱自は昼過ぎに前日比6%高まで上げる場面があった。その後に日本経済新聞社の「三菱自動車が軽自動車の燃費データを改ざんした問題で、同社が1990年代から国が定める方法とは異なる方法で燃費計算をしていたことが26日、関係者への取材で分かった」との報道が伝わると急落し、連日で株式併合を考慮した事実上の上場来安値を更新した。
JPX日経インデックス400も続落した。終値は前日比88.37ポイント安の1万2615.04だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、10.14ポイント安の1391.69で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆804億円だった。売買高は22億2042万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1424と全体の73%を占めた。値上がりは417、変わらずは107銘柄だった。
個別では、金融の三菱UFJやみずほFGが下落した。三井不や野村も下げた。ペプチドリームも軟調。トヨタやマツダも下落した。国際石開帝石や新日鉄住金も下げた。日立国際電気が、gumi、ネクシィーズグループも大幅安。横河ブリッジホールディングスの下げも目立つ。
一方、NTTやJTが上昇した。17年3月期の連結純利益(米国会計基準)が前期比7%増の見通しだと発表した日電産は上げた。キーエンス、花王やJR東日本が上昇した。
日本エム・ディ・エムはストップ高。信越ポリマーもストップ高目前まで買われる場面があった。日本製鋼所、コクヨなども大幅高に買われた。パソナグループ、ラクーンも物色人気になった。
東証2部株価指数は6営業日ぶりに反落した。大引けの2部指数は、前日比46.05ポイント安の4344.19となった。
個別銘柄では、システムソフ、RVH、アートSHD、Gダイニングが下げた。一方、鶴弥が一時ストップ高。マルコ、ラオックス、ヨネックス、竹本容器が上げた
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
17,353.28 |
-86.02 |
日経平均先物 |
17,300.00 |
-150.00 |
TOPIX |
1,391.69 |
-10.14 |
TOPIX先物 |
1,386.00 |
-14.00 |
東証2部指数 |
4,344.19 |
-46.05 |
JASDAQ |
2,460.23 |
-27.32 |
マザーズ |
1,139.93 |
-59.13 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2220420 |
2080426 |
東証2部 |
135260 |
29345 |
【市況】ジャスダック反落、NJHDがストップ安
日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比27円32銭安い2460円23銭だった。週内に日米の金融政策決定会合を控え、持ち高を整理するための売りが広がった。このところ相場のけん引役だったバイオやフィンテックといったテーマ銘柄の下げが目立った。
ジャスダック市場の売買代金は概算790億円、売買高は1億5539万株だった。個別銘柄ではNJHDがストップ安。ドーンは一時ストップ安と急落し、サン電子、カルナバイオ、シンバイオ製薬、サンオータス、マツモト、ヤマックスが下落した。
半面、アスコットがストップ高。FVCや3DM、USEN、新東、セレスポ、マクドナルドは上昇した。
【市況】東証マザーズ指数は3日続落
東証マザーズ指数は3日続落した。終値は前日比59.13ポイント安い1139.93だった。
個別銘柄ではブランジスタが一時ストップ安。メドレック、そーせいやグリンペプ、ジグソー、CRIミドル、アライドアーキが安い。
一方、フルッタフルッタ、Hamee、ドリコム、プラッツがストップ高。GWやロックオン、アクセルM、ベステラ、LITALICOは上げた。
「場況」
以下は今朝のストボのブログ。
所属しているストックウェザー社のHPで4月から場況を書いています。
たとえば昨日の前場は「左脳で過熱感を感じつつ右脳で『もう一息』を願う」。
降ってわいたような通信社の報道が相場を一変させた週末。
混沌としていた日経平均株価は眠気とやる気が覚めて一気に208円高の17572円と高値引けで4日続伸となった。
報道の中身は「日銀が金融機関への貸し出しにもマイナス金利を検討」。
メガバンクや不動産、REITなどが上昇し、みずほの売買高は4.5億株まで増加した。
シカゴ225先物は終値は17740円で高値は17770円。
3月14日の高値17291円は軽く抜いて、2月1日終値17865円(高値17905円)が視野に入ってきた。
場合によっては絶望のスタートとなった大発会1月4日終値18450円も見えてくる。
そうなると200日線18290円だって射程になってくる。
ただ問題は過熱感。
25日線からのかい離はプラス5.94%。
3月14日の5.49%を越えており明らかに過熱。
日経平均のPERは15.99倍(EPSは1098円)。
S&P500の17倍台まであと少しで追いつく。
ただ今年は日米共に4日続伸までがレコードだが今日NYに先駆けて5日続伸すると風景が変わる可能性もある。
加えて一目均衡の雲は27日に白くねじれており悪くはないし、日経平均そのものが雲の上限(16989円)を越えており青空飛行状態。
松井証券経由の信用評価損益率で買い方がプラスになるまで(週末マイナス5.219%)と言う欲も出てくる状況。
あるいは日経VIが20%台前半(週末29.09%)になるまでは行けるかもという心理もあり得なくはない。
空売り比率は34.2%。左脳で過熱感を感じつつ右脳で「もう一息」を願う相場。
日銀の金融緩和を先取りしたとするならば、金融政策決定会合結果の発表される3連休控えの木曜後場で「出尽くし感」となるのかも知れない。
後場は「4連敗の月曜のあとは4月2勝1敗の火曜」。
↓
日経平均株価は133円19銭安の17439円と5日ぶりの反落。
これで4月月曜は全敗。
NYに先駆けての5日続伸もできなかった。
東証1部の売買代金は2兆2600億円。
「原油先物価格が1バレル43ドル台を一時下回ったことも買い手控えムードを強めた」という声も聞こえるが、基本は高値警戒感とみてよかろう。
ただ中央銀行イベントを控えてい売りたたく動きもなく、前場の132円安に対して後場は133円安とほとんど動きはなかった印象」。
富士通ゼが大幅高。
KDDI、ソニー、スズキが下落。
東証2部指数は5日続伸。
東証マザーズ指数は続落となり、今年初の 連続陰線。
東証REIT指数は1970ポイントと静かに年初来高値を更新。
4月の火曜は2勝1敗。
明日からは5月受け渡し。
月初安のアノマリーを5月は払拭してほしいところ。
今朝のNY場況は「FOMC前の一休み」。
↓
週明けのNYダウは26ドル安の17977ドルと小幅反落。
NASDAQは3日続落となった。
FOMCやアップルの決算発表を控えており新たなポジション構築という訳にもいかない中、売り物優勢の展開。
「それぞれ行方を見極めたい」というお定まりの解釈ばかりが聞かれる。
原油先物相場が軟調なことからシェブロンなど資源関連銘柄が下落。
業績下方修正のゼロックスや赤字決算のKKRなどが下落。
ただマクドナルドやウォールマートなどが上昇。
2年国債利回りは0.83%上昇し3月29日以来の水準。
10年国債利回りも1.9%水準まで昇。
株安・債券安の展開だったがいずれどちらかが優勢の方向には収束する筈。
今回FOMCでの利上げ確率はほぼゼロながら「NY株市場はFOMC前は短期的にいったん調整の動きがお約束」との声。
そして寄り前の場況は「続落の理由も見当たらず」。
↓
連騰をリセットしてのスタートを迎える東京市場。
米FOMC、日銀金融政策決定会合、GWのまずは3連休控えと買う材料に乏しく様子見モードは漂う。
振り返ってみれば4月月足陽線基準は16164円。
4月SQ値は15507円。
いずれも遥か下の水準にありここまで売り叩こうという勇気ある資金もないだろう。
シカゴ225先物終値は17455円とほぼ大証比ほぼ変わらず。
安値は17330円、高値は17770円。
早朝のGLOBEXは17470円水準にあり、ややプラスからのスタートとなろうか。
25日移動平均からのかい離はプラス5%まで低下したがそれでもまだかい離幅は大きい。
日銀は昨日もETF買いに動いており、多少の下げであれば日銀ETF買いが期待できよう。
大きな下げには見舞われず、むしろ後場高に期待してみたいところ。
これを「右脳と左脳の会話」にまとめると・・・。
(1)ネガな市場関係者(左脳)「25日線から6%近くプラスかい離は限界」。
ポジな市場関係者(右脳)「25日から5%プラスかい離したら次は10%かい離」。
(2)ネガ(左脳)「松井証券経由の信用評価損率が買い方はマイナス5%だから限界か」
ポジ(右脳)「2月に売り方はプラス1.2%まで行ったからまだまだ」
(3)ネガ(左脳)「日経平均のPERは15.99倍。もう限界」。
ポジ(右脳)「S&P500の17倍くらいまでは行ける行ける」。
(4)ネガ(左脳)「みずほの売買高は4億5000万株で過熱感」
ポジ(右脳)「法則は破られるためにあるし27日に一目の雲は白くねじれている」。
(5)ネガ(左脳)「日米共に今年は4日続伸までで限界。注意しましょう」。
ポジ(右脳)「相場は新たな境地へ入った。何を注意すればいいのか。ハッキリ下がると言ったら?」。
(6)ネガ(左脳)「悪魔の囁きに騙されてはいけない」。
ポジ(右脳)「株価の今日や明日、来週の動きは単なる気まぐれでしかない」。
まもなく美しい5月。
「4月が高くなければ、セルインメイが成立しない」なんて声も聞かれますが・・・。
(櫻井)。
04月26日個別銘柄情報
個別銘柄情報を2銘柄更新しました。
[6086]シンプロメンテ
[7172]ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA)
04月26日 相場概要(前引け)
【前引け概況】
26日午前の日経平均株価は続落した。前日比219円86銭安の1万7219円44銭で前場を終えた。
前日の欧米株市場が総じて軟調に推移したことに加え、原油先物価格の反落や外国為替市場で1ドル=111円台を割り込むなど円安進行が一服したことで、主力株には逆風となった。また、週末に控える日銀の金融政策決定会合の発表を前に手じまい売りが優勢だった。
25日の海外市場で原油先物相場は下落。時間外の取引では上昇しているものの、先週上昇が目立った資源関連株には利益確定の売りが優勢だった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で9691億円だった。売買高は10億7306万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1628と、全体の84%を占めた。値上がりは242、変わらずは77銘柄だった。
個別では三菱UFJや三井住友FGなどメガバンクが安く、野村など証券や保険など金融関連セクターが下げた。三井不、トヨタやマツダも下げた。国際石開帝石や新日鉄住金が下落した。
日立国際電気、ファーストリテイリングも売られた。ペプチドリームも値を下げている。東邦チタニウムが大幅安となったほかGMOクラウドも下落した。
一方、NTTやキーエンスが上昇した。17年3月期の連結純利益(米国会計基準)が前期比7%増の見通しだと発表した日電産の上げが目立った。燃費不正問題で売りが続いた三菱自は、午前は上げて終えた。日本エム・ディ・エム、日本製鋼所、日立化成、コクヨなども値を飛ばした。
東証2部株価指数は6営業日ぶりに反落した。前引けの2部指数は、前日比53.82ポイント安の4336.42となった。
個別銘柄ではシステムソフやRVH、アートSHD、Gダイニング、サイオスが下げた。一方、鶴弥がストップ高。ラオックス、ウインテスト、スリープロが上げた。
【市況】新興株前引け ジャスダック反落
日経ジャスダック平均株価は反落した。午前終値は前日比30円64銭安の2456円91銭だった。
26日の日経平均株価が下落し、投資家心理の悪化が新興企業向け市場にも及んだ。このところ買いが集まっていたバイオ関連株などに持ち高を整理する売りが増えた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で497億円、売買高は1億323万株だった。個別銘柄ではドーンがストップ安。シンバイオ製薬、チエル、ニッピ、ラクオリア、リプロセルが下落した。半面、アスコットがストップ高。FVCやBBタワー、フジプレアム、テクノ・セブン、USENが上昇した。
【市況】東証マザーズ指数は大幅続落
東証マザーズ指数は大幅に続落した。午前終値は前日比71.62ポイント安の1127.44だった。個別銘柄ではメドレック、ALBERT、データHR、CRIミドル、そーせいやグリンペプ、ジグソーが下落した。一方、Hameeがストップ高。アウン、フルッタフルッタ、ドリコム、プラッツは一時ストップ高と値を飛ばし、GWやGunosy、NVC、ベステラなどは上昇した。
04月26日 相場概要(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は前日比61円74銭安の1万7377円56銭で推移している。
外国為替市場で円相場が小動きで円高・ドル安進行での企業業績の懸念が薄らいだ。一方で、原油先物相場の下落で資源関連の下げも目立つ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は下げ幅を拡大している。
25日のNY原油先物相場は反落した。原油需給の改善には時間がかかるとの見方は多い。東京株式市場でも国際石開帝石など資源関連は前週まで堅調な値動きだったため、原油価格の反落をきっかけにした利益確定売りも出た。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5317億円だった。売買高は5億8438万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1272と、全体の66%を占めた。値上がりは527、変わらずは141銘柄だった。
業種別では33業種中9業種が値上がり。1位はパルプ・紙で、以下、電気・ガス、空運、水産・農林と続く。値下がり上位には保険、銀行、海運が並んでいる。
日経平均マイナス寄与度は8.47円の押し下げでKDDIがトップ。以下、日東電が4.98円、ソフトバンクが4.47円、ファストリが3.92円と続いている。
プラス寄与度トップは花王 で、日経平均を4.12円押し上げている。次いでNTTデータが3.53円、セコムが2.12円、エーザイが2.00円と続く。
個別では、三菱商や住友商が下落した。新日鉄住金やJFEが下げた。ソフトバンクやKDDIも下落した。燃費不正問題の三菱自は実質の上場来安値に並んだが、その後は前日終値をはさんで推移している。一方、NTTや小野薬が上昇した。東電HDやIHIは上げた。16年1〜3月期の増益決算は発表したキヤノンMJの上げが目立つ。
東証2部株価指数は反落した。システムソフやアートSHDが下げた。一方、ラオックスやピクセラが上げた。
診療業務の効率化システムなどのソフトマックス(3671)は26日、出直りを強める相場となり、10時過ぎには1873円(91円高)なで上げて4月18日につけた年初来の高値2045円に迫った。本社は東京都品川区だが、本店は鹿児島市のため、熊本県を中心に発生した同時多発地震の復興関連銘柄として注目されている。
225先物はモルスタ・メリル・HSBC・岡三・シティ・ドイツが買い越し。
野村・大和・みずほ・JP・マネ・ナティクスが売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・GS・アムロ・三菱が買い越し。
大和・野村・UBS・モルスタ・UBSが売り越し。
<兜町カタリスト>
「ゴールドマン」
日経平均株価は5日ぶりの反落。
これで4月月曜は全敗。
NYに先駆けての5日続伸もできなかった。
東証2部指数は5日続伸。
東証マザーズ指数は続落となり、今年初の 連続陰線。
東証REIT指数は1970ポイントと静かに年初来高値を更新。
4月の火曜は3勝1敗。
今日からは5月受け渡し。
月初安のアノマリーを5月は払拭してほしいところ。
まあ、それにしても強気台頭なのがウォールストリート。
NYダウもS&P500指数も過去最高値目前。
投資心理が強気に傾く気持ちはわからないでもない。
「アナリストの目標株価の平均値を使うと。NYダウは18772ドルになる」。
こんな目標も飛び出してきた。
あるいは直近の株価がアナリストの目標株価から大きく下方かい離しているのが6銘柄。
もしこの6銘柄がアナリストの目標株価の平均値に近付くと・・・。
NYダウは718ドル上昇するという。
因みにこの6銘柄とはゴールドマン、アップル、ユナイテッドヘルス、
ナイキ、ディズニー、JPモルガン。
165ドルのゴールドマンが188ドルまで上昇すればダウへの寄与度はプラス176ドル。
105ドルのアップルが133ドルまで上昇すればダウへの寄与度はプラス185ドル。
2銘柄だけで360ドルになる計算。
そんな指数を信じて動くことに疑問が生じない方が不思議である。
そのゴールドマンの試算による2016年のNY株の売買主体。
【買い】
自社株買い:4500億ドル(20%減)←2015年5619億ドル
ETF:2250億ドル(29%増)←2015年1750億ドル
投信:1000億ドル(2.1倍)←2015年470億ドル
【売り】
国内年金:1500億ドル(34%増)←2015年1120億ドル
外国人:500億ドル(51%減)←2015年1030億ドル
個人:250億ドル(84%減)←2015年1570億ドル
【合計】
2016年2250億ドルの資金流入
2015年1230億ドルの資金流入
2014年1630億ドルの資金流入
2013年1580億ドルの資金収入
2013年1330億ドルの資金流入
・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
★「買いを止めないで」
「やさしくしないで」株はあれから
新しい下落を恐れている
買いが相場心の扉を叩いてる
株のトレンドそっとそっと揺れ始めてる
買いを止めないでここから逃げないで
甘い投げは一人でしないで
株の行き先が二つに分かれてる
その一つがまっすぐに上の方へ
なだらかな明日へのチャートを駆け上って
いきなり君はストップ高
買いを止めないでそこから逃げないで
眠れぬ夜はいらないもういらない
★「Yes−No」
今どこを向いたの
他のこと考えて
板なんかぼんやり見てた
上がる理由あるの
答えたくないなら
聞こえないフリをすればいい
君を買っていいの
持ち続けていていいの
君を買っていいの
材料は今どこにあるの
言葉がもどかしくて
うまく言えないけれど
買いのことばかり気になる
ほらまた誘うんだね
ふざけているみたいに
今新値の匂いがしてる
君を買っていいの
好きになってもいいの
君を買っていいの
板が通り過ぎてゆく
ああ時は音を立てずに
板を刻んで流れて行く
ああそうだね少し高いね
今日はありがとう
あした会えるね
何も聞かないで
何も何も来ないで
株価哀しませるもの
何も来ないで
君を買っていいの
材料は今どこにあるの
君を買っていいの
持ち続けていていいの
(兜町カタリスト櫻井)
04月26日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
26日の東京株式市場は、様子見気分が広がりそうだ。
日経平均株価予想レンジは、1万7300円-1万7500円を想定する。
現地26日から行われるFOMCや、27日から開催される日銀金融政策決定会合などの重要日程を前に、ポジションを一方に傾けづらいとみられる。
主力株を避ける格好で、短期的な資金が値動きの軽い小型株へ向かう可能性もある。
日経平均は1万7500円近辺で小動きが続くと予想する。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1080万株、買い970万株で、差し引き110万株の売り越し。売り越しは4営業日連続。金額も売り越し。売りセクターに、通信、化学、電機、保険、情報通信、商社、電子機器、機械など。買いセクターに、化学、機械、自動車、商社、薬品、非鉄など。
【注目の好材料銘柄】
■東急建設 <1720>
前期経常を28%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額。
■アイロムグループ <2372>
子会社IDファーマが保有するセンダイウイルスベクター技術を中核としたGMPベクター製造施設の建設を開始。遺伝子治療・再生医療などに用いる臨床用ベクター、遺伝子治療製剤・再生医療等製品を製造する。来年初めの生産開始を目指す。
■日本エム・ディ・エム <7600>
人工股関節新製品「Alpine Cemented Hip System」が米国食品医薬品局(FDA)薬事承認を取得。5月から販売開始。
■エルミック <4770>
前期最終を95%上方修正。
■ベクター <2656>
スマートフォン向け3Dゲーム「東京ダンジョンRPG ひめローグっ!」の事前登録者数が開始から6日目で累計5万人を突破。また、ソフトウェア・ライブラリサイト「Vector」からダウンロードされたソフトの累計本数が20億本を突破した。
■リプロセル <4978>
慶応大、順天堂大との共同事業「iPS細胞由来神経細胞を用いた創薬支援のためのアプリケーション開発」が京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区「横浜プロジェクト」に採択された。製薬企業が使用しやすいアプリケーションを開発し、ヒトiPS細胞由来神経細胞を用いた新薬の開発を普及させることで、新薬開発の期間短縮や低コスト化につなげる。
■ヒロセ通商 <7185>
前期経常を25%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額。
■スリー・ディー・マトリックス <7777>
新規自己組織化ペプチド配列「PM03」の組織閉塞剤としての特許が国内で成立。同社が開発した吸収性局所止血材「PuraStat」に続く次世代止血材として研究開発を進めている「PM03」に関するもので、手術などで損傷した組織や臓器からの出血の損傷部位を塞ぐなどの止血効果を持つ組織閉塞剤としての特許。
■アパマンショ <8889>
上期経常が2.3倍増益で着地・1-3月期も2.1倍増益。
■Hamee <3134>
多言語に対応した越境ECサイト「Live Commerce」を提供するデジタルスタジオと業務提携する。
■エンカレッジ <3682>
前期経常を24%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額。
■イグニス <3689>
今期経常を43%上方修正・最高益予想を上乗せ。
【予定】
26(火)
【国内】
《決算発表》
エムスリー、コカウエスト、信越化、JFEHD、小糸製、シマノ、キヤノン、東エレク、東北電、コメリ、GMOクリック、メタウォーター、積水樹、四国化、日本トリム、不二家、日車輌、昭和飛、東陽テク、岩井コスモ、だいこう、ソフトバンテク、東エレデバ、FFE&C、Vコマース、トーメンデバ、伊勢化、小野測、ジャパンFなど
【海外】
韓国1-3月期GDP(8:00)
FOMC(〜27日)
米3月耐久財受注(21:30)
米2月S&Pケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米4月サービス業PMI(22:45)
米4月CB消費者信頼感指数(23:00)
米4月リッチモンド連銀製造業指数(23:00)
米5年国債入札
《決算発表》
アップル、3M、コーチ、P&G、コーニング、フリーポート・マクモラン、AT&T、イーベイ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
25日のNYダウ平均が小反落し、前週末比26ドル51セント安の1万7977ドル24セントで終えた。
今週の連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合の発表内容を見極めたいとの思惑からアジア・欧州株がほぼ全面安となり、米国株も売りが先行した。軟調な原油相場や主要企業決算も嫌気された。
原油先物相場が軟調に推移しシェブロン、エクソンモービルなど石油株を含む資源関連の銘柄が下げたことも重荷となった。
取引終了にかけては下げ渋って終えた。様子見ムードが広がり、売りの勢いも限られた。
ナスダック総合株価指数は3日続落し、同10.442ポイント(0.2%)安の4895.786で終えた。
セクター別では、食品・生活必需品小売や食品・飲料・タバコが上昇する一方で運輸やエネルギーが下落した。
業績見通しを下方修正した事務機器のゼロックスが13%の大幅安。決算が赤字となった投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)も安い。新最高経営責任者(CEO)を指名したと発表したカナダの製薬バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルも下げて終えた。
ダウ平均では建機のキャピタラーやクレジットカードのビザの下げが目立った。
一方、メディアのトリビューン・パブリッシング(TPUB)はニュース・情報会社のガネット(GCI)が買収提案を行い、50%超の大幅上昇となった。マクドナルドや小売りのウォルマート・ストアーズが高い。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,977.24 −26.51
S&P500種
2,087.79 −3.79
ナスダック
4,895.786 −10.442
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は反落した。6月物は前週末比285円安の1万7455円で取引を終えた。25日の大阪取引所の終値は5円上回った。
円相場の上昇や米株安を手がかりに売られた。ただ、26〜27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や27〜28日の日銀金融政策決定会合といった重要日程を前に、市場では模様眺めムードが強かったという。
6月物の安値は1万7330円、高値は1万7770円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
17455 ( +5 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
17500 ( +50 )
( )は大阪取引所終値比
【25日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6260.92(-49.52)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4546.12(-23.54)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10294.35(-79.14)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
日経平均株価が前週末までの4日間で、合計1296円と短期間に急騰していたことから、目先的な高値警戒感が意識され、利益確定売りが優勢となった。
日経平均は3桁の下落とはなったものの、5日線(1万7231円)よりは上で終わっており、先週の上昇度合いを考えると、調整の範囲内の下げといえる
テクニカル的には、上抜けが期待された26週線(1万7651円)がきょうに関しては抵抗となった。ここを抜けるか今回も壁となるかが今週の重要ポイントとなりそうなだけに、あす以降の動向は注目される。
あすは日米の中央銀行イベントを前にやや材料難の地合いとなる。売り買いともに手控えムードが強まり値固めの動きとなりそうだ。
04月25日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
25日の日経平均株価は5営業日ぶりに反落し、前週末比133円19銭安の1万7439円30銭で終えた。
外国為替市場で一時1ドル=111円90銭近辺まで円安が進行したことを受け、朝方は買い優勢で始まったものの、すぐにマイナス圏に沈む展開となった。
前週末のシカゴ日経平均先物の清算値は1万7700円台まで上値を伸ばしていたが、きょうの日経平均は寄り付きに1万7613円に買われたところが天井となった。
前週末にかけて4営業日連続で上昇したため高値警戒感が強まり、手仕舞い売りが広がった。NY原油先物が時間外取引で、前週後半に保っていた1バレル43ドル台を一時下回ったことも買い手控えムードを強めた。
27、28日の日銀の金融政策決定会合を控えて、この結果を見極めたいとの思惑もあって買いが手控えられた。決算発表本格化に伴う企業のガイダンス・リスクも意識され、熊本工場被災の影響でソニーが発表を延期し、大きく売られたことなどが地合いを悪くした。
JPX日経インデックス400は5営業日ぶりに反落した。終値は前週末比49.64ポイント安の1万2703.41だった。
東証株価指数(TOPIX)も5営業日ぶりに反落し、5.67ポイント安の1401.83で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆2600億円。売買高は23億4987万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1097と、全体の約56%を占めた。値上がりは704、変わらずは150銘柄だった。
個別では、決算発表の延期を発表したソニーは大幅安。通信のKDDIとNTTは下落し、スズキと東エレクが下げた。味の素とファストリの下げも大きかった。横河ブリッジホールディングス、エイチ・アイ・エスなどの下げもきつい。ユアテックが急落したほか、ジャフコも売られた。
一方、一転して最高益となる前期決算を発表した富士通ゼは大幅高。保険のMS&ADとT&Dは上昇。マツダと住友電の上げも目立った。トヨタ自動車が堅調、村田製作所も買いが優勢だった。シミックホールディングスが急伸、ピーシーデポコーポレーションも大きく上昇した。シャープが物色人気を継続したほか、住友不動産販売も上昇した。
東証2部株価指数は小幅ながら5日続伸した。大引けの2部指数は、前週末比0.15ポイント高の4390.24となった。
個別銘柄では不二サッシ、システムソフト、イクヨ、KIHD、システムソフとアートSHDが買われ。半面、DNA研、カネミツ、SYSKEN、ジオスター、ローツェと朝日インテクが下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
17,439.30 |
-133.19 |
日経平均先物 |
17,450.00 |
-120.00 |
TOPIX |
1,401.83 |
-5.67 |
TOPIX先物 |
1,400.00 |
-5.50 |
東証2部指数 |
4,390.24 |
0.15 |
JASDAQ |
2,487.55 |
2.84 |
マザーズ |
1,199.06 |
-22.44 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2349870 |
2260096 |
東証2部 |
166150 |
46868 |
【市況】ジャスダック小反発、FVCなどがストップ高。
日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。終値は前週末比2円84銭高の2487円55銭だった。金融商品の取引記録を低コスト管理できる「ブロックチェーン」技術の需要拡大への期待で日本サードが上昇するなど、個別の材料を評価する買いが入った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で510億円、売買高は1億705万株だった。
個別銘柄では日本サード、BBタワー、FVCがストップ高。テックファームHD、チエル、平賀、リーバイス、イナリサーチも買われた。自動運転技術関連でドーンが上昇した。半面、日本フォームがストップ安。アクシーズ、パスポート、ニッピ、ラクオリアやアイサンテク、メディシノバは下落した。
【市況】マザーズ指数は続落、ジグソーなどが売られる
東証マザーズ指数も続落した。終値は前週末比22.44ポイント安い1199.06だった。マザーズの時価総額首位のそーせいをはじめ主力株に売りが出た。グリンペプやジグソー、プラッツ、メディネット、Gunosyも安い。一方、アクセルM、ALBERT、グローバルウェイ、STUDIOUS、アイリッジ、データHRなどがストップ高。ブランジスタやロックオン、ホットリンク、CRIミドル、ショーケースTVは買われた。
【市況】14時点の日経平均は先週末比137円安
【14時の概況】
日経平均は先週末比137円84銭安の1万7434円65銭で推移している。
ここまでの高値は9時00分の1万7613円56銭、安値は13時49分の1万7403円87銭。
東証一部の売買代金は1.6兆円と商いは低迷している。
週明けのアジア株式市場で中国・上海株などが前週末終値を下回り、買い手控えムードが強まっている。
業種別では33業種中7業種が値上がり。1位は保険で、以下、ゴム製品、非鉄金属、不動産と続く。値下がり上位にはパルプ・紙、情報・通信、鉱業が並んでいる。
NTT、KDDI、NTTドコモなど通信関連が弱い。
JR東海と味の素も一段安。ソニーとスズキは日中の安値圏で推移している。
日経平均マイナス寄与度は32.01円の押し下げでKDDIがトップ。以下、ファストリが27.85円、東エレクが8円、ソニーが7.22円と続いている。
プラス寄与度トップはトヨタで、日経平均を2.78円押し上げている。次いで安川電が2.55円、MS&ADが1.80円、東京海上が1.73円と続く。
マザーズ指数が後場一段安で先週末比2%下落。
04月25日個別銘柄情報
個別銘柄情報を10銘柄更新しました。
[4760]アルファ
[2471]エスプール
[3919]パイプドHD
[3071]ストリーム
[3753]フライトホールディングス
[3917]アイリッジ
[4326]インテージホールディングス
[3751]日本アジアグループ
[3021]パシフィックネット
[4829]日本エンタープライズ
「進化」
先週金曜に外苑前のマイネット(3928)での企業研究会。
ゲームと言うのはどちらかというと異分野だけに新鮮だった。
株式市場では同社の「リビルド事業」が評価されている。
要は「他社のゲームを買収・再生し運営すること」。
誰も手掛けていないからこそ、その価値がある。
その背景は大手ゲーム事業者による寡占化での優勝劣敗。
大手は月間何十億円ものコストをかけて新ゲームの開発にまい進。
それだけの資金力のあるメーカーしか参加できない。
一方で、
その大手も何十億円ものコストをかけて世に出したゲームが儲からないと意味がない。
ハイトップクラスの製作者を儲からないゲームに張り付けるより
新規に開発することを優先。
そこにセカンダリー市場の存在意義があるという。
因みにセカンダリー市場の成長率は3年で22バイトの予測。
昨年218億円→今年563億円→来年1056億円。
まさに売買ゲームが倍々の伸びをしている。
同社はすでにランキング大手のゲーム事業者の3割と取引。
残る7割も当然ターゲットとなる。
特に評価されるのは「クロプロ」。
ゲーム事業者向けに提供している相互送客ネットワークで80社が参加している。
クロプロの活用で同社1社で15万人の新規ユーザーが獲得できるという。
広告効果にして年1.6億円。
この独自の集客基盤は大きい。
業績は絶好調でこちらも倍々ゲームの目標。
経営ビジョンは「オンラインサービスの100年企業」。
AI・IoT・VR・アドテクなどが視野に入っている。
日経ヴェエリタスでは「AI革命、勝ち組探せ」。
人工知能関連の主な企業。
↓
UBIC(2158)膨大なテキストから目的のデータ抽出。
ロゼッタ(6182)英語や韓国語などの高精度・短時間の翻訳に強み。
データセクション(3905)ネット上の書き込み解析し、消費者ニーズを探る。
ジグソー(3914)ネットワーク監視や制御を行うシステム開発。
ホットリンク(3680)ツイッターなどソーシャルメディアのデータを解析。
そして人工知能普及へのロードマップ。
2016年:世界トップ棋士に勝利。完成度の高い小説を書く。
レントゲン画像などから病気発見。
防犯画像から不審者発見。
2020年:自動運転車の普及が進む。
人間の感情が読めるようになる。
家事・介護サービスで導入加速。
東大に合格。
2025年:同時通訳サービスが普及。
2030年:教育現場で先生役になる。
秘書やアシスタントの仕事をこなす。
2045年:人間の知能追い抜く。
今日の後場は東証アローズでストボの実況。
・・・・・・・・・・・
「先人の十戒」
(1)「人間の欲望を満たしてくれる銘柄こそが上昇する。これがバフェット氏の流儀」
(2)「量=質×時間」の方程式
(3)「買う理由と売る理由を自分で明確化:クレヨンで説明できる銘柄を相手にする」
(4)「どんなときも成長株は不死鳥のように登場する」
(5)「観察こそ原点・会社に電話をかけてみる」
(6)「株価の今日や明日、来週の動きは単なる気まぐれでしかない」
(7)「大幅に値上がりするいくつかの銘柄は、期待外れの銘柄の損失を埋めてあまりある」
(8)「時間を味方につける=1日中バッターボックスに立ち野手が眠りかけたら振る」
(9)「『ミスター・ミスマーケット』を見つけよう」
(10)「株式投資は難しく考えない。そんなに立派なものでもない」
・・・・・・・・・・・・・・
「右脳と左脳の会話」
(1)ネガな市場関係者(左脳)「25日線から6%近くプラスかい離は限界」。
ポジな市場関係者(右脳)「25日から5%プラスかい離したら次は10%かい離」。
(2)ネガな市場関係者「松井証券経由の信用評価損率が買い方はマイナス5%だから限界か」
ポジな市場関係者「2月に売り方はプラス1.2%まで言ったからまだまだ」
(3)ネガ「日経平均のPERは15.99倍。もう限界」。
ポジ「S&P500の17倍くらいまでは行ける行ける」。
(4)ネガ「みずほの売買高は4億8000万株で過熱感」
ポジ「法則は破られるためにあるし27日に一目の雲は白くねじれている」。
(5)ネガ「日米共に今年は4日続伸までで限界。注意しましょう」。
ポジ 「相場は新たな境地へ入った。注意した何をすればいいのか。ハッキリ売りと言ったら?」。
(6)ネガ「悪魔の囁きに騙され手はいけない」。
ポジ「株価の今日や明日、来週の動きは単なる気まぐれでしかない」。
・・・・・・・・・
★「晴れたらいいね」
上へ行こう次の火曜昔みたいに
売りが降ればチャートに沈む板越えて
胸まである売り分けてぐんぐん進む株価を
追いかけていた見失わないように
抱えられて渡った高値はひらり飛び越えられる
一緒に行こうよう新高値をまた取ってね
かなり頼れるナビが欲しい
一緒に行こうよいつも眠った相場道
今度は兜町が運転するから
一緒にねいろんな株見よう
晴れたらいいね晴れたらいいね晴れたらいいね
(櫻井)
04月25日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
25日午前の日経平均株価は反落し、前週末比132円87銭安の1万7439円62銭で前場を終えた。
前週の日経平均急騰を受けていったん利益を確定しようとする動きが広がった。ドル円相場が海外で1ドル=111円90銭近辺まで円安が進行、朝方はこれが主力株中心に買いを誘導する材料として注目されたが、前週末までの4営業日で日経平均は1300円の上昇をみせていたこともあって、上値が重かった。
朝方はトヨタなどの輸出関連企業の一角が上げたが、買いは広がらなかった。先物が下げ幅を広げると現物株にも裁定解消売りが出た。株価指数は徐々に弱含み、前週末に年初来高値を付けたKDDIやコマツに手じまい売りが出た。
今週27、28日に日銀の金融政策決定会合を控えており、これを見極めたいとの思惑も手控えムードにつながった。株式市場では追加緩和を事前に織り込んでいる部分もあり、買い方も慎重な姿勢が垣間見える。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1482億円、売買高は12億7335万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1231と、全体の約63%を占めた。値上がりは579、変わらずは141銘柄だった。
決算発表の延期を発表したソニーは大幅安となり、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクにも売りが先行している。NTTとJR東海、旭化成が下げた。SCREENホールディングスとニコンの下げも大きかった。
一方、一転して最高益となる前期決算を発表した富士通ゼは上昇。保険のMS&ADとT&D、第一生命も上げた。シミックホールディングス、富士通ゼネラルなどが急伸、低位株では日本カーバイド工業やシャープなどが物色人気となっている。
東証2部株価指数は5日続伸した。前引けの2部指数は、前週末比15.89ポイント高の4405.98となった。
個別銘柄では不二サッシ、システムソフト、マルコ、ぷらっと、アートSHDが買われた。
半面、DNA研、カネミツ、SYSKEN、瑞光、ハイレックスとローツェが下げた。
【市況】ジャスダック小反発、Sシャワーなどが一時ストップ高
日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。午前終値は前週末比5円28銭高の2489円99銭だった。自動運転技術に関連した銘柄などテーマを手掛かりにした買いが入り、指数を支えた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で316億円、売買高は6452万株。
個別銘柄ではSシャワー、テックファームHDが一時ストップ高。チエル、日本サード、菊池製作所、大和コン、ドーンやチエルに買いが入った。半面、日本フォーム、トリケミカル、アクシーズ、日本アイエスケイ、サン電子、シンバイオは安い。
【市況】東証マザーズ指数は続落、そーせいなどが主力株売られる
東証マザーズ指数は小幅に続落した。午前終値は7.45ポイント安の1214.05だった。個別銘柄ではそーせいやグリンペプ、ジグソーなど主力株が下落した。プラッツ、グラン、MRT、パスなど売られた。一方、Hamee、STUDIOUS、アクセルM、グローバルウェイがストップ高。モルフォやGW、ロックオンは高い。
日経平均株価(前引け)132円87銭安の1万7439円62銭と反落
25日前場の日経平均株価は前週末比132円87銭安の1万7439円62銭と反落して引けた。
小高く始まったものの、すぐ下げに転じた。22日までの4日続伸で約1300円上昇したことで、いったん利益を確定する目的の売りが膨らんだ。
業種別では33業種中5業種が値上がり。1位は保険で、以下、ガラス・土石、ゴム製品、非鉄金属が続いた。値下がり上位にはパルプ・紙、海運、情報・通信が並んだ。
日経平均マイナス寄与度は26.59円の押し下げでKDDIがトップ。以下、ファストリが21.97円、ソニーが7.45円、東エレクが6.71円と続いた。
プラス寄与度トップはソフトバンクで、日経平均を3.41円押し上げ。次いで安川電が2.35円、トヨタ <が1.61円、MS&ADが1.18円、ガイシが1.14円と続いた。
04月25日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価はふたたび弱含んでいる。
前週末比110円ほど安い1万7400円台半ばで推移している。
売り買い共に明確な手がかり材料に欠ける中、前週末までの株価上昇を受け当面の利益を確定する売りが優勢となっている。
外国為替市場で円相場が1ドル=111円台前半と、前週末の海外市場に比べ円高・ドル安方向に振れており、支援材料としての力に欠けている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は前週末終値をはさんで一進一退している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7189億円、売買高は8億3519万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1158と、全体の約59%を占めた。値上がりは630、変わらずは161銘柄だった。
業種別では33業種中6業種が値上がり。1位は保険で、以下、不動産、ガラス・土石、輸送用機器と続く。値下がり上位にはパルプ・紙、情報・通信、海運が並んでいる。
日経平均マイナス寄与度は21.42円の押し下げでKDDIがトップ。以下、ソニーが6.51円、テルモが5.1円、電通が4.31円と続いている。
プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を3.92円押し上げている。次いでトヨタが1.84円、安川電が1.53円、東京海上が1.43円と続く。
決算発表の延期を発表したソニーとKDDIは下げ幅を広げた。クボタとスズキ、JR東海も一段安している。一方、第一三共と大塚HDは上げ幅を拡大。
保険のT&Dは日中の高値圏で推移している。
東証2部株価指数は5日続伸している。システムソフとアートSHDが上げ、ハイレックスと朝日インテクが下げた。
225先物はメリル・アムロ・三菱・大和・JPが買い越し。
みずほ・ドイツ・野村・ニューエッジ・バークレイズ・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・メリル・アムロ・バークレイズ・野村が買い越し。
UBS・大和・パリバ・GS・クレディが売り越し。
外資系等はスクリーン(7735)、JT(2914)に注目。
テクニカル的には、アウトソ(2427)、博報堂DY(2433)、SRGタカミヤ(2445)、フージャース(3284)、飯田(3291)、オルトプラス(3672)、HUG(3676)、リケンテク(4220)、ケネディクス(4321)、東邦鉛(5707)、アマダ(6113)、大崎電(6644)、シャープ(6753)、いすゞ(7202)、レオパ(8848)、サンフロンティア(8934)、小田急(9007)、三菱倉(9301)、ミスミ(9962)が動兆。
<兜町カタリスト>
「左脳で過熱感を感じつつ右脳で『もう一息』を願う」
週末のNYダウは21ドル高の18003ドル。
NASDAQは39ポイント安の4906ポイントと反落しマチマチの動き。
週間ベースでみてもNYダウが0.6%、S&P500が0.5%上昇。
NASDAQは0.6%下落。
決算発表が佳境。
期待外れだったマイクロソフトやアルファベット(グーグル)の株価が軟調。
フェイスブックも下落。
インテルなどハイテク関連が相場の足を引っ張った。
一方、原油価格の1%超の値上がりを好感しエネルギーセクターが堅調な展開。
今週は26日のアップルの決算が本命。
フェイスブック、マスターカード、ATTなども予定されている。
S&P500の予想PERは17.8倍で2004年以来の最高水準まで上昇。
過去30年平均の15倍を上回っていることから警戒感も高い。
「2月に付けた年初来安値から15%上昇。
約1年前に付けた終値ベースの史上最高値まであと2%弱」という声も聞かれる。
今週のFOMCは通過するだけだろうが、一応控えており売りにくい状態。
秋の大統領選挙を控えて「セル・イン・メイ」の格言通りに
「5月に株売り債券買い」の投資スタンスがうまくいくかどうかは結構微妙。
降ってわいたような通信社の報道が相場を一変させた週末。
混沌としていた日経平均株価は眠気とやる気が覚めて
一気に208円高の17572円と高値引けで4日続伸となった。
週間では724円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成。
報道の中身は「日銀が金融機関への貸し出しにもマイナス金利を検討」。
メガバンクや不動産、REITなどが上昇。
みずほの売買高は4.8億株まで増加した。
シカゴ225先物は終値は17740円で高値は17770円。
3月14日の高値17291円は軽く抜いて、
2月1日終値17865円(高値17905円)が視野に入ってきた。
場合によっては・・・
絶望のスタートとなった大発会1月4日終値18450円も見えてくる。
そうなると200日線18290円だって射程になってくる。
ただ問題は過熱感。
25日線からのかい離はプラス5.94%。
3月14日の5.49%を越えており明らかに過熱。
日経平均のPERは15.99倍(EPSは1098円)。
S&P500の17倍台まであと少しで追いつく。
ただ今年は日米共に4日続伸までがレコード。
今日NYに先駆けて5日続伸すると風景が変わる可能性もある。
加えて一目均衡の雲は27日に白くねじれており悪くはない。
日経平均そのものが雲の上限(16989円)を越えており青空飛行状態。
「松井証券経由の信用評価損益率で買い方がプラスになるまで。
(週末マイナス5.219%)」と言う欲も出てくる。
「日経VIが20%台前半(週末29.09%)になるまでは行けるかも」
という心理もあり得なくはない。
空売り比率は34.2%。
左脳で過熱感を感じつつ右脳で「もう一息」を願う相場。
日銀の金融緩和を先取りしたとするならば、
金融政策決定会合の結果が発表される3連休控えの木曜後場で
「出尽くし感」となるのかも知れない。
その日銀金融政策決定会合についてのGSのレポートは「追加緩和予想」。
ETFの買い増しが柱で「現状2倍強の7兆円程度が目安」という。
となると毎日300億円弱買う計算となる。
これが実現するならば「マイナス金利融資」にオンされることになろうか。
相場がそんなに予定通りなるものではないというのも分かっているのだが・・・。
「量=質×時間」の方程式。
「株価の今日や明日、来週の動きは単なる気まぐれでしかない」。
ピーターリンチさんは言う。
こんなときに「悪魔の囁きに騙されない法」が必要なのだろう。
「何を買うではなく何をどう利益確定するのか。
180度異なるこの視点は結構新鮮。
ベテラン投資家さんの含蓄に満ちた言葉に聞こえる。
ゴールからスタートする視点を持てればいいということだろう。
つまり何を買うかではなく、どう売るか。
言いかえれば呪縛からの解放投資戦略。
これが今年度のテーマとなる」。
そうは言ってみたものの、「もう一文の欲」は消えるものではなかろう。
月内最終受け渡し日。
明日から風景が変わらないでいて欲しいもの。
東証マザーズ指数は先週9.6%上昇で10週続伸(期間累計83%上昇)。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
デンヨー(6517)・・・動兆
デンヨーに注目する。
同社は可搬型エンジン発電機・溶接機大手。
震災機に非常用電源の用途は拡大する。
前16年3月期の配当は従来予定の28円→30円に増配。
PBR1倍割れ。
リバウンド期待。
(兜町カタリスト櫻井)
04月25日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
25日の東京株式市場は、シカゴ日経平均先物(1万7740円:大阪比170円高)のにさや寄せする格好から、続伸でのスタートとなろう。その後上値を試す場面もありそう。
日経平均株価予想レンジは、1万7600円−1万7800円を想定する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ばと円安に振れている。輸出関連銘柄を中心に堅調な動きとなりそう。好地合いのなか、幅広い銘柄に物色の矛先が向かう可能性もありそう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1150万株、買い870万株で、差し引機280万株の売り越し。売り越しは3営業日連続。金額は買い越し。
売りセクターに、電機、食品、小売、銀行、情報通信、建設など。買いセクターに、通信、機械、化学、小売、不動産、その他金融、商社、自動車、非鉄など。
【注目の材料銘柄】
■シミックHD <2309>
上期経常を3倍上方修正。
■サイバーコム <3852>
前期配当を1.5円増額修正。
■JVCケンウッド <6632>
前期最終を2.1倍上方修正。
■スクロール <8005>
前期最終を83%上方修正・16期ぶり最高益更新へ。
■不二サッシ <5940>
前期経常を54%上方修正。
【予定】
25(月)
【国内】
3月企業向けサービス価格指数(8:50)
《決算発表》
JSR、日立化成、オービック、日本電産、さくら、アパマンショ、石塚硝、OBC、コクヨ、コア、アンジェスMG、高純度化、アマノ、メルコ、A&T、アクセル、アトム、SPK、キヤノン電、信越ポリ、キヤノンMJ、KABU.COM、センチュリー21、KIHD、日立国際、エクセディ、篠崎屋、蝶理
《株式分割》※権利取最終日
ジェネパ、テクノスJPN、ロックフィール
【海外】
北京モーターショー(〜5/4)
独4月Ifo景況感指数(17:00)
米3月新築住宅販売件数(23:00)
米4月ダラス連銀製造業活動(23:30)
米2年国債入札
《決算発表》
ハリバートン、アップル
休場:豪、NZ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【米国株式市場】
NYダウ 18003.75(+21.23)
高値 18026.85
安値 17909.89
ナスダック総合指数 4906.228(-39.658)
S&P500 2091.58(+0.10)
【シカゴ日本株先物概況・22日】
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
17740 ( +170 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
17800 ( +230 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6310.44(-71.00)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4569.66(-13.17)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10373.49(-62.24)
【NY概況】04月22日
22日のNYダウ工業株30種平均が小反発し、前日比21ドル23セント高の1万8003ドル75セントで終えた。
前日発表した決算で4四半期連続の減収となったマイクロソフトや、この日の決算で通期業績予想を下方修正したビザなどが売られ、ダウ平均を押し下げた。1株当たり利益が市場予想を下回ったグーグルの持ち株会社アルファベットをはじめとするハイテク株の下げもきつかった。
ただ、マイクロソフト、グーグルの持ち株会社アルファベットといった一部の大型IT(情報技術)銘柄を除くと、市場予想を上回る業績をあげた企業が目立った。決算発表前の強い懸念がやや和らいだことも買いを誘った。
この日の原油先物相場は、投資家の過度な先行き不安の後退や、前日の下落の反動などから上昇した、収益改善期待などからエネルギー株を中心に買いが入った。
ナスダック総合株価指数は同39.658ポイント安の4906.228で終えた。前日夕の決算で業績が市場の期待に届かなかったグーグルの持ち株会社アルファベットが5%あまり下げ、マイクロソフトとともにナスダック指数の重荷となった。
セクター別では「エネルギー」「金融」など8業種が上昇し、「IT(情報技術)」「一般消費財・サービス」が下げた。
ダウ平均では飲料のコカ・コーラや保険のトラベラーズ、化学のデュポンが上昇した。
四半期決算で主力の工業部門の業績が低迷したと受け止められたゼネラル・エレクトリック(GE)が安い。決算が大幅減益だった建機のキャタピラーも売られた。大幅増益の決算だったマクドナルドは買いが先行したが、小安く終えた。
前日夕に業績見通しの引き下げを発表したクレジットカードのビザも2%あまり下げ、ダウ平均の重荷となった。決算が予想に届かなかったコーヒーチェーンのスターバックスも下げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
18,003.75 +21.23
S&P500種
2,091.58
ナスダック
4,906.228−39.658
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は急上昇した。6月物は前日比505円高の1万7740円で取引を終え、中心限月として2月1日以来およそ2カ月半ぶりの高値をつけた。22日の大阪取引所の終値を170円上回った。
日銀がマイナス金利の適用拡大を検討しているとの一部通信社の報道などを受けて円が急落し、日経平均先物には買いが膨らんだ。6月物は一時1万7770円まで上げた。一方、安値は1万7140円だった。
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
今週は、強い動きとなった。産油国会合の増産凍結見送りや、G20通過後の円高進行、熊本震災影響の深刻化から週初こそ日経平均は大幅安となったが、
原油は急伸、欧米株は上昇し為替も円安に振れる動きとなったことから、急速に値を戻す展開。1万7000円回復からその上をうかがう動きとなった。週後半には追加緩和に関する観測報道が金融株を刺激し指数は一段高。
日経平均は週間では約724円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
さて来週(25〜28日)の東京株式市場は、日米で金融政策決定会合が相次ぐうえに、3月期決算企業の決算や業績見通しの発表が本格化することから、これらの内容によって波乱含みながらも上への期待を高める週になると予想する。
日経平均株価の想定レンジは1万7000〜1万7900円と予想する。
【注目の開示銘柄】
■SCREENホールディングス [7735]
16年3月期着地見通しを上方修正。セミコンダクターソリューション(半導体機器)事業の売上高が想定を上回ったとして、営業利益予想を前回の205億円から235億円に引き上げた。QUICKコンセンサス(11社)は208億3600万円。SCREENは同時に、前3月期期末配当予想を従来の1株当たり10円から12円に増額した。22日終値は939円(△6)。
■シミックHD[2309]
16年9月期中間期(15年10月−16年3月期)着地見通しを上方修正。営業利益予想を従来の8億円から20億5000万円に引き上げた。売上高がほぼ計画通りとなった一方、生産性向上の施策が進展したほか、販売管理費のコスト低減などの効果があったという。通期営業利益予想(23億円)の89%を達成した格好。通期予想は28日の決算発表時に公表する予定としている。22日終値は1371円(△6)。
■ソニー [6758]
28日の16年3月期決算発表の時点では、17年3月期業績予想の公表を見合わせる予定と発表した。熊本地震の影響により、業績見通しの策定が困難になっているため。5月中には公表する予定としている。同社では、デジタルカメラや監視カメラ向けイメージセンサーの基幹工場である子会社ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングの熊本テクノロジーセンター(熊本県菊池郡)が地震発生直後から生産活動停止を余儀なくされている。現時点で同センターの活動再開時期は未定という。
22日終値は3017円(▲53)。
04月22日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
22日の日経平均株価は大幅に4日続伸した。終値は前日比208円87銭高の1万7572円49銭で、高値引けとなった。2月2日(1万7750円68銭)以来約2カ月半ぶりの高値を付けた。
今日の東京市場は安く始まったものの、後場に入り買いの勢いが増した。
日経平均は前日までの3日間で約1100円弱の上昇をみせていたこともあり、前日の米国株市場でNYダウが4日ぶり反落したことや、円高含みに推移する為替動向を横目に朝方は利益確定の動きが目立った。
27〜28日に日銀の金融政策決定会合を控え、これを意識して売り込みにくい地合いだったといえる。
後場になると景色が一変した。一部通信社が「日銀は金融機関への貸し出しにマイナス金利の適用を検討している」と報じ、銀行株や不動産株などに買いが膨らんだ。
外国為替市場で円相場が1ドル=110円台前半と円安・ドル高方向に転じたことで、輸出関連株に採算の改善を期待した買いも入った。
JPX日経インデックス400は4日続伸して前日比132.85ポイント高の1万2753.05、東証株価指数(TOPIX)も4日続伸して終値は13.82ポイント高の1407.50だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆7889億円。売買高は30億1111万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1175と全体の60%超を占めた。値下がりは637、変わらずは140だった。
個別では、日銀の追加緩和期待が高まる中で、三菱UFJやみずほFGのメガバンク株、住友不や三井不の不動産株に買いが入った。円安進行を受けてトヨタやホンダ、日産自も上昇した。値がさ株のソフトバンクグループ、ファストリやファナックも上げた。
テイクアンドギヴ・ニーズが大幅高、新日本理化、東京製鉄が高く、プリマハム、日本カーバイド工業ども上値を伸ばした。
一方、三菱自は燃費不正問題を警戒して急落し、同社に部品を供給するGSユアサや明電舎も大幅安。前期の営業利益を下方修正したソニーも下げた。日新電機、明電舎が大きく値を下げ、エービーシー・マートも下落した。さくらインターネットが売られたほか、サンドラッグ、ポーラ・オルビスホールディングスなども安い。
東証2部株価指数は小幅に4日続伸した。大引けの2部指数は、前日比6.3ポイント高の4390.09となった。
個別銘柄ではDNA研がストップ高。ピクセラ、システムソフトは一時ストップ高と値を飛ばし、タカトリが上げ、マルコ、インタートレ、インターアクが買われた。
半面、エルミック、イクヨ、アイレップ、サイオス、象印やRVHが下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
17,572.49 |
208.87 |
日経平均先物 |
17,570.00 |
160.00 |
TOPIX |
1,407.50 |
13.82 |
TOPIX先物 |
1,405.50 |
12.00 |
東証2部指数 |
4,390.09 |
6.30 |
JASDAQ |
2,484.71 |
-0.89 |
マザーズ |
1,221.50 |
-4.92 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
3011110 |
2788933 |
東証2部 |
204090 |
47597 |
【市況】4日ぶり小幅反落、シンバイオ製薬などが売られる
日経ジャスダック平均株価は4日ぶりに小幅反落した。終値は前日比89銭安い2484円71銭だった。このところ新興市場には個人投資家を中心とする資金が流入していたため、目先の利益を確定する売りが優勢だった。大引けにかけて日経ジャスダック平均は下げ幅を縮めて終えた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で520億円、売買高は1億123万株だった。
個別銘柄では、このところ買いを集めていたシンバイオ製薬、やリプロセルに売りが広がった。前日までの2日間で株価水準切り上げていたアパマンショも安い。フジタコーポ、オンキヨーも売られた。
一方、16年3月期の業績が従来予想を上回ったと発表したSシャワー、日本フォーム、パスポート、ラクオリア創薬、チエル、FVCなどがストップ高。ドーンやチエル、ヤマックス、テラも高い。
マザーズ指数は反落、グリーンペプタイが一時ストップ安
東証マザーズ指数は小幅に反落した。終値は前日比4.92ポイント安い1221.50だった。個別銘柄では、グリンペプが大幅に下げ、MDV、リアルワールド、アンジェス、ジグソーやサイバダインが売りに押された。
半面、22日の売買分から信用取引の規制がかかったそーせいは朝安後に上昇に転じた。医薬品や医療機器の卸売りを手掛ける会社と業務提携を発表したデータHR、グラン、アクセルM、データHR、メディア工房がストップ高。ロゼッタは一時ストップ高と値を飛ばし、データセクション、BEENOS、いい生活、パスも買われた。
東京為替:ドル堅調、一時110円43銭まで上昇
日銀が金融機関に対する貸し出しにマイナス金利を適用することを検討しているとの報道を受け、日経平均株価は引けにかけて上げ幅を拡大。ドル・円は一時110円43銭まで上昇した。欧米市場でも円売りは強まりそうだ。
ここまでドル・円は109円27銭から110円43銭、ユーロ・ドルは1.1282ドルから1.1309ドル、ユーロ・円は123円41銭から124円74銭で推移した。
Bloombergの報道によると、
日本銀行は金融機関が資金を預ける当座預金の一部にマイナス金利を適用しているが、金融機関に対する貸し出しに対しても、マイナス金利を適用することを検討する案が浮上している。
日銀は成長基盤強化と貸し出し増加に向けた取り組みを支援するため、貸出支援基金を設けて金融機関に対して現在0%で資金供給を行っている。複数の関係者によると、今後、日銀当座預金の一部に適用している0.1%のマイナス金利(政策金利)を拡大する際は、市場金利のさらなる引き下げを狙って、貸出支援基金による貸出金利をマイナスにすることを検討する可能性がある。
複数の関係者によると、これにより市場金利の一層の低下を促し、経済全体を押し上げる効果が見込まれる。一方で、マイナス金利での貸し出しは金融機関への補助金ではないかという批判を招くリスクがあるほか、金利全般の低下により収益悪化懸念が強まっている金融機関にとっては、企業から一段と低利での貸し出しを求められる可能性もあるため、日銀は導入の是非を慎重に検討する方針という。
「3年に一度?」
ふと振り返ってみると「世にも奇妙な物語」は3年ごとに訪れている。
2010年の春から初夏にかけて。
注目銘柄がガンガンストップ高となった。
Eストア(4304・H)、ビリングシステム(3623・M)、桧家住宅(1413・名2)、インフォコム(4348)、ザインエレ(6769)、京写(6837JQ)などなど。
次が2013年の春から初夏。
注目銘柄がバイオ系中心にやはりガンガンストップ高となった。
伏線は前年秋から25倍に急騰したカイオムバイオだったような気がする。
全体相場にアベノミクスと言う追い風もあったことは否めない。
銘柄的にはカナモト、カイオムバイオ、アールテックウエノ、IRジャパン、夢真、コムチュア、システムインテグレーション。カルビー・ポーラオルビスなども
挙句の果てにアスラポートダイニングのストップ高だった。
そして2016年春。
今回もバイオ中心にガンガンストップ高もあったが加えてIoTというのも加わった。
過去2回は7月頃まで続いたが、さて今回は?というところだろうか。
3年に1度しかないのだからせいぜい謳歌したいというのが本音だが・・・。
4月20日に「MSCI日本株人材設備投資指数」が公表された。
企業のガバナンスの観点から、経営戦略と整合的な企業の設備投資や人材投資が
妥当に行われている企業をベースとして指数を構築している。
簡単にいえば、ガバナンスが優れた企業とは資金配分が適切。
つまり設備投資と人材投資(これらはROEを高め将来の収益拡大につながる)、
そして配当・自社株買いなど株主還元。
そんなにうまくできる経営者がいるのかどうかは不明だが・・・。
一応ウェイトづけると結論的には以下のような銘柄群になるという。
KDDI(9433)、トヨタ(7203)、アステラス(4503)、BS(5108)、ドコモ(9437)、花王(4452)、ホンダ(7267)、ソフトバンク(9984)、キャノン(7751)、村田(6981)、三菱UFJ(8306)、JPX(8697)、武田(4502)、日立(6501)、NTT(9432)、みずほ(8411)、ダイキン(6367)、大東建託(1878)、三井不(8801)、クボタ(6326)。
あまり面白みのある銘柄群でもない。
ご愛敬はそのトラッキング。
3月末までの過去5年でMSCI日本株人材設備投資指数は11.55%の上昇。
一方TOPIXは11.06%の上昇。
その差は5年で0.49%。
1年あたり0.098%。
だったら別にTOPIXベンチマークでも良かろうに・・・。
スケジュールを見てみると・・・
22日(金):第3次産業活動指数
週末:衆院北海道5区、京都3区補選
25日(月):企業向けサービス価格指数、米新築住宅販売、独Ifo景況感
26日(火):米FOMC(〜27日)、CB消費者信頼感、耐久財受注
27日(水):日銀金融政策決定会合(〜28日)、英GDP
28日(木):日銀総裁会見、展望レポート、失業率、家計調査、消費者物価、米1〜3月GDP
29日(金):昭和の日で休場、米個人所得、シカゴ購買部景気指数、ギリシャ休場、ユーロ圏GDP、失業率
1日(日):G7エネルギー相会合(北九州)、中国製造業PMI
2日(月):自動車販売、米ISM製造業、建設支出、ASEAN+3財務相・中央銀行総裁会議、英・中国等休場
3日(火):憲法記念日で休場、米新車販売
4日(水):みどりの日で休場、米ADP雇用レポート、貿易収支、ISM非製造業
5日(木):こどもの日で休場、スイス、タイ、韓国休場
6日(金):マネタリーベース、米雇用統計、消費者残高
(櫻井)
04月22日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
22日午前の日経平均株価は4日ぶりに小幅に反落した。前引けは前日比16円26銭安の1万7347円36銭だった。
前日の米国株市場でNYダウが4日ぶり反落したことや、原油市況安、円高がリスク回避ムードをもたらし利益確定売り優勢で始まったが、下値に対しても底堅さを発揮した。
朝方に170円超下げると日経平均は下げ幅を縮小し、上げに転じる場面もあった。市場では「海外の短期筋などが買い戻しを入れた」との声があった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も4日ぶりに反落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆610億円、売買高は11億2520万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1254と全体の64%超を占めた。値上がりは531、変わらずは163銘柄だった。
個別では、燃費不正問題を嫌気して三菱自に売りが殺到した。前期の営業利益を下方修正したソニーは下げた。キーエンスやファナックも安い。小野薬品工業、ペプチドリームも軟調。日新電機大きく売られたほか、ベリサーブ、ネクシィーズグループなども下落した。
一方でソフトバンクグループが堅調に推移したほか、ファストリは上昇した。トヨタやホンダは朝安後に上昇に転じた。みずほFGや三井住友FGも上げた。JR東海が買われ、サイバーエージェントも物色人気となった。テイクアンドギヴ・ニーズが大幅高、SUMCOも高い。
東証2部株価指数は4日ぶりに反落した。前引けの2部指数は、前日比16.73ポイント安の4367.06となった。
個別銘柄ではぷらっと、サイオス、エルミック、ウィル、サイオスや象印が下げた、一方、DNA研がストップ高。システムソフトやタカトリ、北日本紡績、マルコが上げた
【市況】ジャスダック平均は、4日ぶり反落
日経ジャスダック平均株価は4日ぶりに反落した。前引けは前日比8円28銭安の2477円32銭だった。
新興市場には個人投資家を中心に資金流入が続いていたため、目先の利益を確定する売りに押された面もある。
ジャスダック市場の売買代金は概算で301億円、売買高は5877万株。
このところ買いを集めていたシンバイオ製薬やリプロセルなど売りが広がったほか、前日までの2日間で株価水準を大幅に切り上げていたドーンも下落した。そのほかでは、フジタコーポ、日本アイエスケイ、EAJも下げた。
半面、前日に16年3月期の業績が従来予想に比べて上振れたと発表したSシャワーが大幅上昇した。ラクオリア創薬、Sシャワーがストップ高。免疫生物研、チエル、GMOペパボ、ヤマックス、ベクターも高い。
【市況】マザーズ指数は反落
東証マザーズ指数は反落し、前引けは前日比32.29ポイント安い1194.13だった。
個別銘柄では、22日の売買分から信用取引の規制がかかったそーせいのほか、グリーンペプタイが一時ストップ安。モルフォ、MDV、アンジェス、MRT、ブランジスタが下げた。一方、メディア工房、アカツキやロゼッタ、テラスカイ、アイビーシー、データセクションが上昇した。
<兜町カタリスト>
「4日続伸の権利はあるが」
NYダウは113ドル安の17982ドルと4日ぶりの反落。
S&P500指数もあと1%で昨年5月の最高値に迫る水準まできていた。
過去最高値を前にしての足踏みといったところ。
原油動向よりも決算を気にする傾向になってきたが、5四半期ぶりに増収のアメックスは上昇。
減益のトラベラースや売上高が減少した玩具のマテルなどが下落。
「決算はそこそこアウトパフォームしている。
しかし劇的に下振れした予想を上回っているだけ」という声も聞かれる。
引け後に発表のアルファベット(グーグルの親会社)の第1四半期は17.4%の増収で着地。
背景はモバイル端末の広告の好調。
明日の株価への影響に期待したいところ。
それにしてもS&P500指数採用銘柄の第1四半期予想は7.2%減益、
第2四半期は2.6%減益の見通しながら株価は史上最高値水準。
NY株式は業績動向に神経質に支配されているように見えるが、
実は業績以外のファクターに影響されて動いているということが良くわかる。
来週のFOMCでは利上げなしがコンセンサス。
原油先物価格の堅調やギリシャの財政収支の黒字化などを背景に
10年国債利回りは1.87%水準まで上昇。
リスクオンの傍証ともなろう。
昨日寄り前に書いたのは・・・。
「25日移動平均からプラス5%かい離の17372円程度までの上昇は想定しても良さそう」。
日経平均株価の昨日終値は457円高の17363円。
高値は17381円とほぼその水準まで上昇した。
明けてNY株は反落。
シカゴ225先物終値は大証比175円安の17235円。
大証比はマイナスと見えるが、シカゴ225先物としての終値は昨日と全く一緒。
つまり昨日持ち上げた分の剥落はあろうが、そこから売り崩す動きにはならないとみたい。
安値の17225円割れに注意といったところだろうか。
もっとも「3月14日の終値17233円(ザラバ高値17291円)を上抜いたことで、
相場の風景が一変した」という声も聞かれる。
また「一つ前の谷(2月12日の14865円)を下回ることなく、
一つ前の山(3月14日の17291円を上回ったのは下げ局面が始まってから今回が初めて。
明確な底打ちが示唆された」という指摘もある。
今年の連騰は4日まで。
条件的には4日続伸までは許されている。
ただ17000円台台の定着路線は変わらないものの、さすがに週末は一服というところか。
主力が休憩したときのマザーズに期待したいところ。
先週の個人は3週ぶりの売り越しだったが外国人は3848億円と大幅買い越し。
前々週にわずか326億円の買い越しに転じた数字からはだいぶ飛躍した。
過去3か月売り越しだった外国人、過去3か月買い越しだった個人。
この構図は4月に変化する可能性がある。
もしそうなればオイルマネーの執拗な現物売りが止まった証拠になろう。
日経では「マイナス金利、影響拡大」の見出し。
個人の資金需要が2年ぶりの高水準になったという。
1〜3月の個人資金需要DIはマイナス1→プラス9に上昇。
上昇は3四半期ぶり。
プラス9という水準は消費増税の駆け込み需要のあった2014年4月以来。
今回の背景はマイナス金利導入での住宅ローンの急回復。
これはいずれ効いてくるのだろう。
そしてゆうちょ銀は外債や株投資に積極的姿勢に転じた。
リスク資産残高は15年度末で60兆円の目標に達したという。
日本郵政の長門社長のコメント。
「目標額は必然的に増えてくる」。
5月の決算発表時に新たな目標が提示されるというから期待感。
REIT投資も視野に入っており楽しみなこと。
興味深かったのはハウステンボスのロボット王国。
「世界の企業を巻き込んでロボット開発を進める」とHISの澤田社長。
サービス業の生産性の低さや人出不足はロボットが課題を解決してくれるという。
スターウォーズみたいな未来写真が現実のものとなる日は遠くない気がする。
ハウステンボスも企業研究会のターゲットになってきた。
ソニー(6758)が前期連結営業利益を従来予想から300億円下方修正。
前期比4.2倍に回復したがスマホ市場の減速が響いた。
スマホ向けカメラ部品事業で596億円の減損損失計上。
もっとも最終損益は1450億円の黒字(前期1259億円の赤字)。
従来予想を50億円上回ることになる。
そして豊田通商(8015)の前期連結最終損益は440億円の赤字(前期は675億円の黒字)。
従来予想は350億円の黒字だったが16年ぶりの赤字。
背景は資源関連で450億円、関係会社処理で110億円損失。
臭いものは前期に詰め込んでしまえば丸紅や商事、物産だけではないようである。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
テラ(2191)・・・動兆
テラに注目する。
同社は東大医科研発のバイオベンチャー。
樹状細胞治療の契約医療機関数は増加傾向。
膵臓がん対象とした治験申請、がん免疫保険に期待。
(兜町カタリスト櫻井)
04月22日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は前日比62円47銭安の1万7301円15銭で推移している。
前日の米株安を受けて運用リスクを避ける動きと前日までの3日間で1000円超上げており、利益確定を目的とした売りが先行した。
売りが一巡した後は、目先の戻り基調に変化はないとみた押し目買いが入っている。市場では「来週の日銀の金融政策決定会合を見据えて、追加緩和への期待が株価を下支えしている」との声があった。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6347億円、売買高は6億8417万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1239と全体の63%超を占めている。値上がりは523、変わらずは186銘柄だった。
業種別では33業種中11業種が値上がり。1位は保険で、以下、海運、証券・商品、銀行と続く。値下がり上位にはその他製品、医薬品、小売が並んでいる。
日経平均マイナス寄与度は4.51円の押し下げでファナックがトップ。以下、ソニーが4.43円、エーザイが4.28円、東エレクが4.08円と続いている。
プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を12.55円押し上げている。次いでソフトバンクが9.30円、セコムが1.77円、JR東海が1.65円と続く。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を縮めている。
燃費不正問題の三菱自が急落している。ソニーも大きく下げている。小野薬やペプドリが売られている。自動車株ではトヨタや日産自が小動きだ。東芝は上げに転じた。ソフトバンクやNTTは上昇している。
東証2部株価指数は4日ぶりに反落している。象印やアートSHDが下落し、システムソフやローツェが上げた。
225先物はモルスタ・ニューエッジ・みずほ・JP・ドイツ・大和が買い越し。
三菱・アムロ・岡三・バークレイズ・野村・SBIが売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・GS・JP・アムロ・クレディが買い越し。
みずほ・ニューエッジ・ドイツ・大和が売り越し。
外資系等はコニカ(4902)、リコー(7752)、エンジャパン(4849)に注目。
テクニカル的にはホクリョウ(1384)、大林組(1802)、積ハ(1928)、協和エクシオ(1951)、日揮(1963)、ヤマト(1967)、トラスト・テック(2154)、丸大(2288)、アイロム(2372)、オプト(2389)、ヒューリック(3003)、三交(3232)、日商開発(3252)、コーエー(3635)、ヒトコム(3654)、エイチーム(3662)、北越紀州(3865)、大王紙(3880)、レンゴー(3941)、セ硝(4044)、日立化成(4217)、ジャスト(4686)、フュージョン(4845)、東ゼネ(5012)、浜ゴム(5101)、BS(5108)、住友ゴ(5110)、日新製鋼(5413)、淀鋼(5451)、冶金工(5480)、リブセンス(6054)、洋エンジ(6330)、グローリー(6457)、ソニー(6758)、キーエンス(6861)、オプテックス(6914)、フランスベッド(7840)、マーベラス(7844)、菱鉛筆(7976)、忠(8001)、内田洋行(8057)、福井コン(9790)、ソフトバンク(9984)が動兆。東陽テク(8151)、ライフコーポ(8194)、オークワ(8217)、住友不(8030)、タカラレ(8897)、トーセイ(8923)、西武(9024)、セコム(9735)が動兆。
04月22日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
22日の東京株式は、週末要因もありポジション調整で売り先行の展開が想定される。
ただ、ドル円がそれほど円高に振れてはいないことや、来週の日米中央銀行イベントへの期待感は残ることから、大きな押しにはなりづらいと考える。底堅い動きになると予想する
日経平均株価予想レンジは、1万7100円−1万7400円を想定する。
きのう21日の上昇で、3月中にもみ合いとなっていた上限の水準を上抜けたが、市場では「ここから上を狙うには、新たな材料の後押しが必要」との声も聞かれた。手掛かり材料難のなか、マザーズやジャスダックの銘柄を中心とした小型株物色が続きそうだ。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1250万株、買い550万株で、差し引き700万株の売り越し。売り越しは2営業日連続。金額も売り越し。
売りセクターに、自動車、電機、食品、銀行、電子機器、ゴム、小売、情報通信など。買いセクターに、小売、通信、電機、情報通信、薬品、陸運、不動産、空運など。
【注目の個別銘柄】
■新日本理化 <4406>
前期最終を一転黒字に上方修正。
■サイバーエージェント <4751>
上期経常が13%増益で着地・1-3月期も31%増益。子会社のマイクロアドがソフトバンクグループ <9984> 傘下のソフトバンクと資本業務提携。同社が保有するマイクロアド株式の一部をソフトバンクに譲渡するほか、マイクロアドはソフトバンクを割当先とする第三者割当増資を実施する。異動後の議決権比率はサイバーが68.9%、ソフトバンクが20.0%。業務面ではスマートデバイス向けの新規広告サービスを共同開発する。
■DNAチップ研究所 <2397>
今期最終はトントンに回復へ。
■鶴弥 <5386>
前期経常を74%上方修正、配当も2.5円増額。
■システム情報 <3677>
上期経常を一転17%増益に上方修正、通期も増額、未定だった配当は18円実施。また、22日付で貸借銘柄に選定された。流動性の向上により売買活発化が期待される。
■スペースシャワーネットワーク <4838>
前期経常を2.7倍上方修正。
■免疫生物研究所 <4570>
埼玉医科大学が権利を所有するバイオマーカーを利用した外リンパ瘻(難聴、めまいを発生する病気)の体外診断用キット開発について、コスミックコーポレーションと再実施許諾契約を締結。これにより一時金および販売金額に応じたロイヤリティを受領する。
■データホライゾン <3628>
医薬品・医療機器卸のフォレストホールディングスと業務提携。九州・沖縄でのデータヘルス事業の受注拡大を目指す。
■アプリックスIPホールディングス <3727>
同社開発のIoTソリューションが米アマゾンの人工知能搭載ハンズフリースピーカー「Amazon Echo」に対応。
【予定】
22日(金)
【国内】
4月日経PMI製造業(11:00)
2月第三次産業活動指数(13:30)
《決算発表》
中外薬、富士通ゼ、ジャフコ、モバファク、アクシーズ、ユアテック、サーティワン、ベクター、JIEC、アジュバン、太洋工業、東邦レマック、モーニングスタ
【海外】
ユーロ圏財務相会合(アムステルダム)
EU財務相理事会(アムステルダム、〜23日)
仏・独・ユーロ圏4月PMI速報値(16:00〜17:00)
米4月製造業PMI(22:45)
《決算発表》
GE、マクドナルド、キャタピラー
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比113ドル75セント安の1万7982ドル52セントだった。
軟調な原油相場を受け、売りが先行した。3月のシカゴ連銀全米活動指数や景気先行指数が予想を下振れたことが嫌気され、下げ幅を拡大した。
欧州中央銀行(ECB)理事会で政策金利が据え置かれたことで、ユーロ高が進むとの懸念から欧州株が弱含む場面もあり、米国株の重しとなった。
1〜3月期決算で1株利益が市場予想を下回ったトラベラーズは6%安となった。売上高が市場の期待を下回った通信のベライゾン・コミュニケーションズは3%強下げ、2銘柄だけでダウ平均を59ドル程度押し下げた。
ダウ平均が前日に約9カ月ぶりの高値を更新するなど、株式相場が水準を切り上げる局面で堅調だった通信関連や公益関連株を中心に目先の利益を確定する動きも広がった。相場は午後にかけて下げ幅を広げ、ダウ平均の下げ幅は一時132ドルに達した。
朝方発表された週間の米新規失業保険申請件数は約43年ぶりの水準に減少したが、4月のフィラデルフィア連銀の製造業景況指数はマイナス圏に落ち込んだ。この日発表された米経済指標はまちまちの内容となり、株式相場の反応は目立たなかった。
ナスダック総合株価指数は反落し、同2.244ポイント安の4945.886で終えた。
セクター別では、自動車・自動車部品や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で電気通信サービスや公益事業が下落した。
玩具メーカーのマテルは赤字決算となり、軟調推移。四半期決算が大幅減益となった航空会社のユナイテッド・コンチネンタルが売られた。外食のマクドナルドや飲料のコカ・コーラのほか、アップルも下げた。
一方、決算が大幅増益となった自動車のゼネラル・モーターズ(GM)が買われた。増益決算を発表したバイオ製薬のバイオジェンが大きく上昇。衛星テレビのディッシュ・ネットワークとの提携延長を発表したメディアのバイアコムが急伸した。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,982.52 −113.75
S&P500種
2,091.48
ナスダック
4,945.886 −2.244
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は横ばいだった。6月物は前日と同じ1万7235円で終え、同日の大阪取引所の終値を175円下回った。大取で上げた流れを継いで買いが先行したが、米株安を意識した売りも出て相場は膠着感を強めた。前日には中心限月の終値として約2カ月半ぶりの高値を付けており、上値を追う動きも限られた。この日の6月物の高値は1万7415円、安値は1万7175円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
17235 ( -175 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
17280 ( -130 )
( )は大阪取引所終値比
【21日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6381.44(-28.82)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4582.83(-9.09)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10435.73(+14.44)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
あす(22日)の東京株式市場は、きょうまでの3日続伸で日経平均株価が合計1087円と短期間に急上昇したことで、もみ合い展開か。
ただ、当面の上値メドとして意識されてきた3月14日高値の1万7291円を上回ったことで、中期的には相場が新たな上昇段階に入る可能性が出てきた。
円安や原油高、欧米株高に引き上げてもらっているような上昇が続いているが、ダウ平均が史上最高値更新基調にあり、独DAXなども年初の水準に戻している今、上昇続きとはいえやっと17000円台が定着した程度の日経平均には依然上昇余地がある。
テクニカルのさらなる改善を受け、短期間で一気に値を戻す可能性も出てきている。
東証主体別売買動向・4月第2週、外国人は3848億円の買い越し
東証が21日発表した4月第2週(11〜15日)の部門別動向によると、外国人は2週
連続で買い越し、買越額は3848億円。信託銀行も2週連続で買い越し、買越額は8
91億円。個人は3週ぶりに売り越し、売越額は3465億円でした。
【開示銘柄】
■ソニー[6758]
16年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来予想比9%減の2900億円(前期実績685億円)、純利益は同3%増の1450億円(前期は1260億円の赤字)とした。デバイス事業の業績悪化で営業利益は減るが、地方税の評価引当金戻し入れで純利益は増加する。
21日終値は3070円(△43)。
■サイバーエージェント[4751]
16年9月期中間期決算を発表。営業利益は前年同期比16%増の242億円、純利益は同14%増の112億円だった。スマホの普及を背景に動画広告やゲームが好調だった。通期計画に対する第2四半期時点の進捗率は営業利益86%、純利益80%だが、通期見通しは据え置く。あわせて、子会社のマイクロアド(東京・渋谷)がソフトバンクグループ
[9984]傘下のソフトバンクと資本業務提携すると発表。ネット広告事業を共同
で行う。21日終値はサイバーが5390円で前日と変わらず。ソフトバンクは6088円(△86)。
■ひらまつ[2764]
東証1部上場。大都市圏で高級フランス料理店などを展開している。16年3月期第4四半期(16年1〜3月)の売上高を公表。第4四半期は前年同期比11%増の27億円。通期累計では前期比4%増の118億円だった。21日終値は714円(△19)。
04月21日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
21日の日経平均株価は3日続伸し、前日比457円08銭高の1万7363円62銭で終えた。
主力株をはじめ広範囲に物色資金が流入した。前日の欧米株市場が総じて堅調な展開をみせたことに加え、原油市況上昇や為替の円安傾向もリスクオンの流れに味方している。
円相場が1ドル=109円台後半と円安・ドル高に振れ、輸出関連株に採算悪化懸念の後退を手掛かりにした買いが入った。
日本時間今晩にECB理事会を控え、これを見極めたいとの思惑などから前場は日経平均が伸び悩む場面もあったが、午後になって「外国人投資家とみられる買いが入った」との声があり、主力株を中心に上値を追う動きが加速し、日経平均の上げ幅が拡大した。
これまで上値のメドとされていた3月の高値である1万7291円を上回ったことで、買いの勢いに弾みが付いた面もある。
原油高を好感して資源開発大手の国際石開帝石が上げたほかに、資源株全般に見直し買いが入った。中国などの経済成長が減速するとの警戒感が後退し、非鉄の三菱マと住友鉱が大幅高となり、鉄鋼の新日鉄住金は1月に付けた年初来高値を更新した。
富士重やいすゞなどの自動車株には円安を好感した買いが入ったが、三菱自には燃費試験データの改ざんを嫌気した売りが集中した。大引けにストップ安で売買が成立した。三菱自に部材を提供する三菱電も下げた。
JPX日経インデックス400は3日続伸。終値は前日比266.73ポイント高の1万2620.20だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、27.90ポイント高の1393.68で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆4742億円。売買高は22億8362万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1753と、全体の約9割を占めた。値下がりは149、変わらずは50銘柄だった。
個別では、トヨタ自動車が堅調、2017年3月期に営業最高益を更新すると伝わった富士フイルムは大幅に上昇。旭化成とコマツは上げ、東芝と住友電が上昇した。ファストリと東エレク、キーエンスの上げが大きかった。
竹内製作所が急伸、テクノスジャパンも値を飛ばした。低位株では日本冶金工業やIHIなども物色人気を集めた。gumiが大幅上昇したほか、KLabの上げ足も目立った。
一方、17年3月期が4期ぶりの営業減益になる安川電は下落。明電舎、ヤマダ電、東京製鉄が下げ、THKとオムロン、科研製薬の下落が目立った。
ビックカメラ、マネーパートナーズグループが軟調、東京個別指導学院も下落した。
東証2部株価指数は3日続伸した。大引けの2部指数は、前日比11.51ポイント高の4383.79となった。
個別銘柄では北日本紡績、システムソフトがストップ高。エルミックは一時ストップ高と値を飛ばし、ランドコンピュータ、ぷらっと、マルコ、ラオックスが買われた。半面、富士ピー・エス、コーアツ工業、イクヨ、象印、ヨネックスが下げた。
きょう東証2部に新規上場したJミートは公開価格を30円(3.0%)上回る1040円で初値を付けた。終値は初値を72円(6.9%)上回る1112円だった。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
17,363.62 |
457.08 |
日経平均先物 |
17,410.00 |
540.00 |
TOPIX |
1,393.68 |
27.90 |
TOPIX先物 |
1,393.50 |
31.50 |
東証2部指数 |
4,383.79 |
11.51 |
JASDAQ |
2,485.60 |
16.78 |
マザーズ |
1,226.42 |
41.01 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2283620 |
2474238 |
東証2部 |
75800 |
20633 |
【市況】日経ジャスダック平均株価3日続伸
日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前日比16円78銭高い2485円60銭だった。新興市場の株価指数もじり高基調となった
ジャスダック市場の売買代金は概算で638億円、売買高は1億4546万株だった。
個別銘柄では大井電気、日本フォーム、GFAがストップ高。
ドーン、ユビキタス、エムケイシステム、オンキヨー一時ストップ高と値を飛ばし、アパマンショ、Dガレージが上昇した。半面、SOLHD、グラファイトD、パスポート、マクドナルドやメディシノバ、トリケミカルは下落した。
【市況】マザーズ指数は9年3カ月ぶりの高値
マザーズ指数は反発。終値は前日比41.01ポイント高い1226.42と年初来高値を更新し、2007年1月22日(1235.15)以来の高水準となった。
個別銘柄では鎌倉新書、アクセルM、エボラブルアジア、ロゼッタ、sMedio、リアルワールドなどがストップ高。APLIX、サイバーS、メドレック、ブランジスタが値を飛ばした。また、そーせいやグリンペプ、ジグソーなど時価総額の大きい銘柄の値上がりが目立った。
半面、INSPEC、グローバルウェイ、大泉製、データHR、アンジェスやアキュセラ、GWは下げた。
【市況】株式(後場寄り付き)=日経平均株価は上昇幅を拡大
日経平均株価は前日比367円52銭高の1万7274円06銭で寄り付いた。
上昇幅を拡大させている。
外国為替市場では、1ドル=109円70銭台での値動き。アジアの主要株式市場は、総じて堅調な値運びとなっている。
ランチバスケットは22件、275.83億円。
差引き売り買い均衡との観測。
中小型株ではSOSEIをはじめとするバイオ関連が動意づいている。
バイオ関連株の上昇が際立ち、東証マザーズ指数上昇の原動力となっている。前日は短期筋の利益確定の動きが顕在化して押し目を形成する銘柄が相次いだが、きょうは仕切り直すかたちで物色資金を呼び込んでいる。
また、フィンテックやVR、自動運転、ドローンといったテーマ株の循環もみられており、個人主体の需給が良好である。
4月1週の投資主体では海外勢が現物で買い越しだった(先物合算では売り越し)。連続で買い越しともなっていれば、海外勢の動きにも変化がみられてくるとの期待から、トレンドが強まりやすいだろう。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
デジアド(4772)・・・動兆
デジタルアドベンチャーに注目する。
同社はテレビ、携帯など通じた韓流スターのコンテンツ事業が中核。
関電系光CATV「eo光テレビ」へ提供通期化は好材料。
ストックオプションの発行内容決定もあり株価は週末ストップ高。
長い間40円を挟んだ動きからいきなり一時68円まで上昇し出来高3000万株超。
第一波となったような気がする。
「降伏=幸福?」
クレディの指摘。
過去1年以内の主要国の株式市場で時価総額の1%以上の売りでの大幅下落。
この場合「買い方の降伏」による反発が出やすい」という。
「大幅下落で割安感の漂った日本株は、この買い方の降伏の発生もサポート要因。
日本株では09年2月に時価総額の1.9%の売り→1年後に33%上昇。
12年7月時価総額の0.6%の売り→1年後57%上昇。
結論は1年以内の時価総額の1%売りでその後1年は大きく戻る」。
今回もこれに該当するならば14日終値16911円〜30%程度の戻りの可能性。
22000円水準が想定される。
年初来安値からの30%相当の戻りならば19500円水準。
降伏という不幸な事態の先には幸福が待っているのかも知れない。
アナリストの見る適正水準は18772ドルなんていうNYダウよりも楽しみになってくる。
そろそろ決算発表の時期、やや常識的なことを調べてみた。
★期初予想の特徴。
(1)企業は外部環境を意識しながら慎重な数字を出してくる傾向がある。
3月時点の外部環境を織り込んだ形で慎重な数字が出てきやすいので注意が必要。
(2)日本企業は期初予想で慎重な予想を立て四半期ごとの決算で上方修正していきたいもの。
これも企業が期初予想を慎重に出してくる要因。
★本決算発表後の株価の動き
デイトレの「決算プレー」があり株価の動きが早くなり乱高下しやすくなる。
この時期の株価の動きは読みづらく5月下旬までは株価は落ち着かない状態になりやすい。
★決算発表前の株価の動き
主力株や大型株は、決算発表日の前から決算の株価への織り込みが進む。
ただ「出尽くし」の動きが出やすくなる。
好調な決算を投資家はそれまでに先回りして買っているので、決算発表と同時に材料出尽くし。
決算発表前に売り込まれている銘柄は、決算発表時に「出尽くし」でショートカバー 。
中小型株はサプライズが多い。
アナリストが注目していない銘柄が穴場。
★想定為替レートと実勢為替レート
輸出企業は、想定為替レートより実勢為替レートが円安に進んでいれば上振れ余地。
★決算発表前の指数採用銘柄はヘッジの売りが出るので上がりにくく売られやすい傾向。
ただし、決算発表後はアンワインドの買戻しが入りやすくなる。
(櫻井)
04月21日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
21日、午前の日経平均株価は3日続伸し、前日比329円83銭高の1万7236円37銭で前場を終えた。前日の欧米株高や原油市況の上昇、円安傾向に振れる為替相場などを横目にリスクを取る動きが強まった。
外国為替市場で円相場は1ドル=109円台後半まで円安・ドル高に振れ、輸出関連株に採算改善につながると期待した買いが入った。
運用リスクを取る動きが広がり、金融大手の野村や第一生命や不動産の住友不や三井不の上げが目立った。円安を買い手がかりに、富士重やいすゞなどの自動車株に買いが入ったが、三菱自には燃費試験データの改ざんを嫌気した売りが集中した。気配値はストップ安まで切り下げた。三菱自に部材を提供する三菱電も軟調に推移した。
ただ、日経平均1万7,000円台は売り物も厚く、当面のフシとして注目される3月14日の戻り高値1万7291円を意識する展開ながら、朝方に上値を大きく出した後はやや伸び悩んでいる。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆675億円、売買高は10億5897万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1721と、全体の約88%を占めた。値下がりは162、変わらずは67銘柄だった。
個別ではトヨタ自動車が商いを伴い堅調。ファーストリテイリングが大幅高、2017年3月期に営業最高益を更新すると伝わった富士フイルムは大幅高。住友電と東エレクは上昇した。東芝、竹内製作所、ベリサーブ、エイチーム、gumi、テクノスジャパンなども値を飛ばした。ソフトバンクは年初来高値を更新した。
一方、17年3月期が4期ぶりの営業減益になる安川電は下落。日東電とファナックが下げた。アルプス電気も軟調。THKが値を下げ、明電舎なども売られた。
東証2部株価指数は続伸している。前引けの2部指数は、前日比16.64ポイント高の4388.92となった。
個別銘柄では、エルミック、システムソフトが一時ストップ高。ぷらっと、日鋳造、ローツェ、アイレップ、ラオックスが買われた。半面、富士ピー・エス、コーアツ工業、イクヨ、象印とケイアイ不が下げた。
きょう東証2部に新規上場したJミートは公開価格(1010円)を約3%上回る1040円で初値を付けた。
【市況】ジャスダック平均3日続伸、オンキヨーが一時ストップ高
日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。前引けは前日に比べ14円20銭高い2483円02銭だった。
新興市場にも個人投資家を中心とする資金が流入し、主力株は軒並み堅調に推移した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で401億円、売買高は9263万株。
個別銘柄ではドーン、オンキヨーが一時ストップ高。GFA、大井電気、ユビキタス、ドーンやリプロセル、アパマンショが上昇した。
半面、SOLHD、パスポート、麻生フオーム、アイサンテクやマクドナルド、メディシノバは下落した。
【市況】マザーズ指数は反発、一時3%超上昇
東証マザーズ指数は反発し、前引けは前日比33.74ポイント高い1219.15だった。上昇率は3%を超える場面があった。
2007年1月以来、9年3カ月ぶりの高値圏となる。個別銘柄ではアクセルM、リアルワールド、APLIX、sMedioがストップ高。サイバーSは一時ストップ高と値を飛ばし、グリーンペプタイ、ロゼッタ、テラスカイ、そーせい、ジグソーの値上がりが目立った。
一方、グローバルウェイ、プラッツ、INSPEC、アンジェスやアキュセラ、GWは下げた。
【市況】日経平均21日前引け=3日続伸、329円高の1万7236円
21日前引けの日経平均株価は3日続伸。前日比329円83銭高の1万7236円37銭で前場の取引を終了した。
東証1部の値上がり銘柄数は1720、値下がりは162、変わらずは67と、値上がり銘柄の割合は80%を超えた。
業種別では33業種すべてが上昇。値上がり率1位は鉱業で、以下、不動産、非鉄金属、海運、保険、輸送用機器と続いた。
04月21日個別銘柄情報
個別銘柄情報を4銘柄更新しました。
[7587]PALTEK
[2404]鉄人化計画
[2438]アスカネット
[4976]東洋ドライルーブ
04月21日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
21日前場中ごろの日経平均株価はやや伸び悩んでいる。
上げ幅は300円前後で、1万7200円台前半を中心に推移している。
米株高や原油相場の上昇、円安が好感される格好となるなか、シカゴ先物にさや寄せするか形で、幅広い銘柄が買い先行でスタート。円安基調の一服を受け、上値における利益確定売りの勢いがやや強まった。
市場では1万7000円台前半では上値が重くなりやすいとの見方もある。3月は1万7000円を挟んで膠着していたため、戻りを待っていた投資家の手じまい売りが出やすい。14日の取引時間中に付けた高値の1万7291円が目先の上値メドになりやすいとの声があった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上げ幅をやや縮めた。
東証1部の売買代金は概算で6678億円、売買高は6億6409万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1779と、全体の約91%を占めた。値下がりは106、変わらずは65だった。
日経平均構成銘柄はほとんどの銘柄が値上がりし、値下がりは8銘柄にとどまっている。プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を48.83円押し上げている。次いでソフトバンクが17.77円、KDDIが9.88円、東エレクが9.57円と続いている。
マイナス寄与トップは安川電 で、日経平均を3.77円押し下げ。次いでファナックが3.53円、明電舎が1.77円、三菱電が0.78円のマイナス寄与で続く。
業種別では33業種すべてが上昇。値上がり率1位は鉱業で、以下、不動産、保険、海運、非鉄金属、倉庫・運輸と続いている。
個別では、いすゞと伊藤忠、東芝は上げ幅を拡大。菱地所と住友不も一段高。
富士フイルムは日中の高値圏で推移している。一方、三菱自は売買が成立しないまま、ストップ安水準まで売り気配を切り下げた。ファナックは下げに転じ、三菱電とTHKは下げ幅を広げた。
東証2部株価指数は続伸している。ラオックスとシステムソフが上げ、象印とケイアイ不が下げた。
21日上場のジャパンミート(3539)は北関東地区を中心にスーパーマーケットなどを展開し、公開価格は1010円。取引開始と同時に1040円で初値がつき、その後1065円まで上げて売買をこなしている。
精肉などの生鮮品に特色があり、会社発表の2016年7月期の業績予想(連結)は、売上高が前期比4.7%増の958.07億円、純利益は同45.3%増の26.94億円、1株利益は115円35銭。
225先物はJP・アムロ・マネ・日興・日産・楽天が買い越し。
野村・大和・バークレイズ・パリバ・三菱・GS・クレディが売り越し。
TOPIX先物はGS・JP・ニューエッジ・モルスタ・バークレイズが買い越し。
大和・パリバ・クレディ・メリルが売り越し。
外資系等はペプチド(4597)、コーナン(7516)、そーせい(4565)、ベクトル(6058)に注目。
テクニカル的には五洋(1893)、東芝プラ(1983)、塩水糖(2112)、いちご(2337)、マンダム(4917)、Nフィールド(6077)、マキタ(6586)、日新電(6641)、日トリム(6788)、京急(9006)、京阪(9045)が動兆。
<兜町カタリスト>
「25日線の5%プラスかい離までは」
NYダウは42ドル高の18096ドルと3日続伸。
S&P500指数とともに過去最高値にヒシヒシと迫った。
S&P総合500種は2月半ばからの上昇率が15%。
昨年5月につけた史上最高値まであと30ポイント弱。
背景は原油先物価格の上昇。
WTI原油先物はバレル42.68ドルまで上昇した。
クウェート石油労働者のストライキ終了による需給悪化懸念が和らいだことに加え、
米原油在庫が想定を下回ったことを好感した格好。
10年債利回りは利回りは1.85%まで上昇。
リスクオフの動きでの債券売り・株買いのトレンドは明確になっている。
もっとも「S&P500指数の予想PERは約17.8倍。
2004年以降で最も割高な水準。
相場が上値を追うには好材料が出続ける必要がある」 という指摘もある。
仮想化技術ソフトウエアのVMウェア、クレジットカードのディスカバー・ファイナンシャル、
医療機器のセント・ジュード・メディカルが好決算を背景に急騰。
このセクターの流れが今日の東京に波及する期待感がある。
続伸とはなったもの上昇幅を縮小しやや失望感の漂った昨日の日経平均株価。
先物手口を見ても大した手口も見られず傍観の印象。
円安一服、マザーズ失速、上海急落、不祥事発生で三菱自が急落でも日経平均は下げず。
実に不思議な強さとなった。
「売り材料に鈍感になっただけなのか。
それとも日本株を売りたい人がいなくなったのか」と言う声も聞かれる。
1〜3月の欧州経由の外国人売りは3兆6218億円と過去10年で最高になった。
オイルマネーの多くは欧州経由。
オイルの売りが消えたことの好影響が出ているのかも知れない。
ドル換算の日経平均は150ドル台で年初来高値水準。
外国人投資家の弱気も衰退したと考えたい。
シカゴ225先物の終値は17235円。
昨日段階で3月月中平均16897円は抜いていたし、
夜のシカゴで3月権利配当付き最終値17134円、
一目均衡の雲の上限16989円も明確に抜けた。
「一目均衡の雲が27日に白くねじれていることを好感したい」という声も聞かれる。
25日移動平均からプラス5%かい離の17372円程度までの上昇は想定しても良さそうだ。
「安部首相は衆参同時選挙見送り」との報道があったが、
見送るということはやる気があったということ。
「選挙なしで消費増税延期の素地が固まった」という穿った見方もあり、
それならば株高路線でおかしくはなかろう。
オイルマネーの日本株売りの傍証はサウジの25年ぶりの外銀からの借入。
金額は約1兆円程度。
背景は当然原油安であるが、軍事費の増大も影を落としている。
中東の政情不安は恒常的なことだが、ここに原油資金を導入させる手法。
英米どちらのシナリオかは不明ながら絶妙なハンドリングに見えてならない。
この報道がFTからでたことからするとロンドン主役なのだろうか。
因みにロンドンのFT100指数は資源価格反発を背景に年初来高値を更新した。
逆に興味深いのはタイの石炭大手バンプーが米シェールガス田の権益に出資すること。
122億円を逆張り投資してシェール事業に進出するという。
エネルギーを核にするタイ、エネルギー依存を減らして金融で生きようとするサウジ。
どちらも必死である。
日本にこの必死さがあれば、そんなに体たらくでいることはないのだろう。
マイナス金利を材料に公社債を9524億円も買ったのは都銀。
1998年以降最大の1兆3860億円も売り越した信託の裏側のGPIF。
おかみの方が民間銀行よりもよりアグレッシブと言う不可解な現実では勝てない。
日経平均の25日線は16545円で2.18%のプラスかい離。
75日線は16728円で1.07%のプラスかい離。
200日線は18317円で7,70%のマイナスかい離。
4月SQ値は15507円、3月SQ値は16586円。
どちらもはるか下。
しかもSQからの反発は2月以来3カ月連続、。
騰落レシオは95.36%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス8.454%(前日マイナス8.533%)。
買い方マイナス7.729%(前日マイナス7.532)。
日経平均は小幅高だったがマイナスは売り方減少、買い方増加という変な構図。
Quick調査の信用評価損率(4月15日現在)はマイナス10.54%と3週ぶり改善。
裁定買い残は534億円増加し1兆8651億円。
カラ売り比率は35.9%。
日経VIは30.18。
日経平均採用銘柄のPERは15.37倍でEPSは1099円。
EPSは依然として改善されていないのだが・・・。
PCI(3918)のリリース。
「連結子会社のアマネク・テレマティクスが提供するV−Lowマルチメディア放送
「Amanekチャンネルにおいて、九州地方に向けた通行実績情報の提供を開始」。
もうひとつ考えたことは「600兆円経済に向けた総務省の取り組み」。
教育ICTの推進の中で「教育に利用可能なWI−Fi」というのがある。
現在普及率24%だが教育拠点での整備を支援する方向。
となるとワイヤレスゲートの業務範囲も拡大しようか。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
マイネット(3928)・・・動兆
マイネットに注目する。
同社は買収や協業で取得したスマホゲームを再生・運営が中核。
ゲームのタイトル数は増加傾向。
世界のオンライン化に期待。
(兜町カタリスト櫻井)
04月21日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
21日の東京株式は続伸後、堅調となりそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所終値比365円高の1万7235円で取引を終了。朝方は、同清算値にサヤ寄せするスタートとなろう。
日経平均株価予想レンジは、1万7000円-1万7500円を想定する。
3/14の戻り高値1万7291円を上回る展開も期待でき、そうなれば2/12の1万5000円割れが大底であったとの見方も一段と強まりやすい。
米国株式では良好な企業決算も好感され堅調な動きを示した。ドル円が一段と円安に振れており、輸出関連株には、買い戻しの動きが強まりそう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り970万株、買い750万株で、差し引き220万株の売り越し。売り越しは3営業日ぶり。金額も売り越し。売りセクターに、小売、商社、建設、自動車、銀行、ガラス、陸運など。買いセクターに、薬品、鉄鋼、自動車部品、銀行、自動車、電子機器、情報通信、不動産、その他製品など。
【個別材料銘柄】
■日本エム・ディ・エム <7600>
日本特殊陶業 <5334> と資本業務提携。伊藤忠商事 <8001> が保有する同社株794万2764株(発行済み株式の30.0%)を特殊陶が取得。医療機器分野での製品開発や販売で協業する。なお、伊藤忠との資本業務提携は解消する。
■日鋳造 <5609>
前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は11%増益へ。
■免疫生物研究所 <4570>
抗体医薬品の研究開発に特化したバイオベンチャーCUREDに対し、資本提携先のトランスジェニック <2342> [東証M]と共同出資。同社が開発した遺伝子組換えカイコを用いた抗体医薬品の実用化を目指し共同研究を進める。
■ラクオリア創薬 <4579>
過敏性腸症候群の治療薬候補「5-HT2B拮抗薬」について、韓国で物質特許の特許査定を受領。日本、米国、欧州、中国などに続く特許取得となる。
■SOL Holdings <6636>
中期経営計画を策定。19年3月期に営業損益55.7億円の黒字(16年3月期計画は17億円の赤字)を目指す。
■リアルワールド <3691> [東証M]
金融領域への事業展開を目指し、ブロックチェーンなどの新技術を研究する子会社「REAL FINTECH」を設立。
【予定】
21日(木)
【国内】
20年国債入札
4月の月例経済報告
《決算発表》
サイバエージ、光世証、BEENOS、スーパーツール、小松ウオル、DNAチップ、総合メディ
《新規上場》
ジャパンミート
【海外】
インドネシア中銀政策金利発表
英3月小売売上高(17:30)
ECB理事会(政策金利発表、20:45)
ドラギ総裁会見(21:30)
米4月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(21:30)
米3月シカゴ連銀全米活動指数(21:30)
米2月FHFA住宅価格指数(22:00)
米3月CB景気先行総合指数(23:00)
米5年インフレ連動国債入札
《決算発表》
パルト・グループ、D.R.ホートン、アンダーアーマー、ベライゾン、GM、スターバックス、ビザ、シュルンベルジェ、トラベラーズ・カンパニーズ、アルファベット、ニューコア、マイクロソフト
休場:ブラジル
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
20日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比42ドル67セント高の1万8096ドル27セントで終えた。2015年7月20日以来9カ月ぶりの高値を連日で更新した。
原油高を受けてシェブロンなど資源株が上昇。IBMやゴールドマン・サックスも大幅高し、相場上昇に寄与した。
上げ幅は一時、110ドルを超えた。決算発表を前にクレジットカードのアメリカン・エキスプレスが上昇した。発表が本格化している16年1〜3月期の企業決算が予想ほど悪くないとの見方も相場を下支えした。
クウェートでのストライキ終結を受けて原油相場が下落したものの、3月中古住宅販売件数が予想を上振れるなど朝方はもみ合う展開となった。エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計が前週から減少し、原油相場が反発した流れを受け、株式相場も上昇に転じた。
ナスダック総合株価指数は反発し、前日比7.800ポイント高の4948.130で終えた。
セクター別では、銀行や各種金融が上昇する一方で公益事業や家庭用品・パーソナル用品が下落した。
検索サイトのヤフーはマリッサ・メイヤーCEOがネット事業を含む中核事業の売却を最優先とする姿勢を示したことが好感され、上昇。半導体のインテルは1万2000人規模の人員削減策を発表し、堅調推移。衛星テレビのディッシュ・ネットワークも朝方発表した16年1〜3月期決算で1株利益が市場予想を上回り、買いが優勢だった。
半面、飲料のコカ・コーラは16年1〜3月期の減収減益が嫌気され下落。航空機大手のボーイングや日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)も大幅に下げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
18,096.27 +42.67
S&P500種
2,102.40 +1.60
ナスダック
4,948.130 +7.800
【シカゴ日本株先物概況】
日経平均先物は3日続伸し、中心限月物終値ベースで2月2日以来、約2カ月半ぶりの高値をつけた。6月物は前日比210円高の1万7235円で引けた。20日の大取終値を365円上回った。円安進行に加え、原油相場の続伸を背景に米株が上昇し、買われた。6月物は一時1万7320円まで上げた。この日の6月物安値は1万6850円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
17235 ( +365 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
17280 ( +410 )
( )は大阪取引所終値比
【20日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6410.26(+4.91)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4591.92(+25.44)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10421.29(+71.70)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
今日は、円安一服、マザーズ失速、上海急落、不祥事発生銘柄の急落、これら一つの材料だけでも日経平均をマイナスに押し下げるには十分な材料だった。しかし日経平均は下げなかった。
結論は、ただ売り材料に鈍感になっただけなのか、日本株を売りたい人がいなくなったのか?
明日(21日)の東京株式市場は、売り買い拮抗が予想され日経平均株価は1万7000円を巡る攻防となりそうだ。
今日は、1万7000円台を回復する場面もあった。ただ、取引時間中に円高・ドル安傾向が強まり、米原油先物価格が取引時間外で下落したこともあり、上昇幅が大きく縮小した。
市場関係者からは「1万7000円台に乗せた後に、上昇幅が縮小した背景は、フシ目を回復したことによる戻り待ちの売りもあったようだ。この水準は、ほぼ3月の1カ月間、小幅な株価変動で滞留し売買代金の膨らんだ価格帯となっており、今後も戻り売りが続く可能性がある」との見方が出ていた。
政府が20日発表した3月の訪日外国人客数は、前年同月比31.7%増の200万9500人。単月としては2015年7月の191万8000人を上回り、過去最高。1〜3月期の訪日外国人による旅行消費総額は前年同期比32%増の9305億円。
【開示銘柄】
■安川電機 [6506]
16年3月期決算を発表。営業利益は前期比16%増の367億円、純利益は同9%減の223億円だった。主力事業のロボット、コントローラは増益を確保したが、フィンランド子会社ののれん償却負担などで純利益は減益となった。
17年3月期予想は営業利益が前期比23%減の280億円、純利益は同19%減の180億円。年間配当は前期と同じ20円。想定為替レートはドル円が110円、ユーロ円が125円。QUICKコンセンサスは営業利益348億円(14社)、純利益235億円(13社)。
年間配当は21円85銭。20日終値は1336円(△24)。
■日本特殊陶業[5334]
医療部材販社の日本エム・ディ・エム[7600]との資本業務提携を発表。現在、伊藤忠商事[8001]が保有している日本MDM株794万2764株(発行済み総数の30%)を約62億円で取得。MDMを持ち分法適用会社とし、成長が期待される医療事業分野での製品開発の加速を目指すという。MDMは株式移転に伴い、伊藤忠との資本業務提携を解消する。
20日終値は特殊陶業が2240円(△26)、MDMが614円(▲2)、伊藤忠が1413.0円
(△18.5)。
■ファンケル[4921]
3月の売上高を公表。全セグメントでは前年同期比15.1%増の83億8100万円。化粧品は同10.8%増の50億2800万円、栄養補助食品は同24.9%増の27億1100万円だった。
20日終値は1544円(△1)。
04月20日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
20日の日経平均株価は続伸し、前日比32円10銭高の1万6906円54銭で終えた。
米国株式相場が上昇しWTI原油先物価格が急反発したこともポジティブに働いた。ただ、日経平均は寄り付きに1万7000円台を回復したものの、その後は外国為替市場で円が買われ、ドル安円高傾向となるなかで徐々に伸び悩んだ。全体売買代金は依然として盛り上がりを欠いている。
日経平均1万7000円近辺は滞留出来高も多く、ヤレヤレの売りが観測されるなか上値も重い。
また、燃費試験の不正行為で社長が会見すると午後に伝わった三菱自は一時、制限値幅の下限(ストップ安水準)まで売られた。
熊本地震の災害復旧や景気のてこ入れを優先するため、安倍晋三首相が衆参同日選を見送る意向を固めたと伝わった。市場では「補正予算を編成しやすくなるという点で評価できる」との声があった。
JPX日経インデックス400は続伸し、前日比28.42ポイント高の12353.47で終えた。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、終値は2.75ポイント高の1365.78だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆2393億円。売買高は20億8836万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は834と全体の約43%を占めた。値下がりは993、変わらずは125銘柄だった。
個別では、ソニーや村田製、日電産など電機株に上げが目立った。取引終了後に決算発表を控えた安川電も上昇。国際石開帝石や石油資源も買われた。海運株では商船三井や川崎汽も高い。さくらインターネット、マネーパートナーズグループが値を飛ばし、テクノスジャパンも大幅高。
一方でトヨタや日産自は朝高後に下げに転じた。三菱自の急落で三菱重もつられて下げた。セブン&アイも安い。東京ドームも大幅安。新日本科学が値を下げ、ペプチドリームも売りに押された。日本通信も安い。
東証2部株価指数は続伸だった。大引けの2部指数は、前日比32.19ポイント高の4372.28となった。
個別銘柄ではマルヨシセンター、システムソフトがストップ高。
ウィル、マナック、タカトリ、Gダイニング、ローツェや理経が上げた、半面、富士ピー・エスがストップ安。コーアツ工業は一時ストップ安と急落し、SYSKEN、DNA研、篠崎屋、土木管理試験所、ぷらっと、象印が下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,906.54 |
32.10 |
日経平均先物 |
16,870.00 |
0.00 |
TOPIX |
1,365.78 |
2.75 |
TOPIX先物 |
1,362.00 |
0.50 |
東証2部指数 |
4,372.28 |
32.19 |
JASDAQ |
2,468.82 |
2.87 |
マザーズ |
1,185.41 |
-20.12 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2088360 |
2239324 |
東証2部 |
84090 |
18577 |
【市況】日経ジャスダック平均株価続伸、ニッピなどがストップ高
日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比2円87銭高い2468円82銭だった。新興企業株にも買いが先行した。
アイサンテクやドーンなど自動運転関連とされる銘柄への買いが目立った。ただ、東証1部の主力株が伸び悩むと、新興市場でもバイオ株の一角などに目先の利益を確定する目的の売りが出た。
ジャスダック市場の売買代金は概算で807億円、売買高は1億5284万株だった。
個別銘柄ではドーン、パスポート、グラファイトD、ニッピ、GFAがストップ高。シンバイオ製薬やサン電子、アパマンショが上昇した。半面、リプロセルやDWTI、フォーサイド、麻生フオーム、ACKG、ヤマウは下落した。
【市況】マザーズ指数は6日ぶり反落、グリーンペプタイドなどが売られる
東証マザーズ指数は6営業日ぶりに反落した。終値は前日比20.12ポイント安い1185.41だった。個別銘柄ではカイオム、Hamee、MDV、そーせいやグリンペプ、アンジェスが下落した。メドレック、ロゼッタ、エボラブルアジア、プラッツがストップ高。モルフォやジグソー、インフォテリ、Gunosy、フェニックスバイオが上昇した。
上場2日目のGW(3936)は午後に公募・売り出し価格(公開価格、2960円)の4.7倍となる1万4000円で初値を付けた。終値は1万4300円で、初値を約2%上回った。
04月20日個別銘柄情報
個別銘柄情報を9銘柄更新しました。
[3688]VOYAGE GROUP
[6034]MRT
[7992]セーラー万年筆
[8508]Jトラスト
[9419]ワイヤレスゲート
[9878]セキド
[2749]JPホールディングス
[3630]電算システム
[4792]山田コンサルティンググループ
東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は上昇幅を縮小
後場寄り付きの東京株式市場では、日経平均株価が上昇幅を縮小している。外国為替市場では、1ドル=109円を挟んでの小幅な値動き。アジアの主要株式市場は、高安まちまちの値運びとなっている。
ランチバスケットは17件、152.76億円。
差引き60億円の売り越しとの観測。
上値の重さは想定内であり、ファーストリテの弱い動きをみると、後場もこう着感の強い相場展開が続きそうである。しかし、追加緩和期待などから先高期待は根強く、TDK、京セラの強い動きなどをみると、売られていた銘柄への買戻しの流れは意識されやすい。
「書き込み」
昨日のラジオNIKKEI「かぶとびら」への書き込み。
たくさんいただいた。
全部読めないのが心残りだった。
★「今から10年前の今日。
みずほが103万円(1030円)を記録した日です。
懐かしいです。
あの頃の日記を見たら、「みずほ、ミリオン、高い要注意!」っていうメモが。
正しい判断でしたね。
確かにあの頃は100万は通過点というより到達点。
ちょっと買いづらいよね、って雰囲気はあったと思います。
でも、そんな過去のことより今が大事。
これから大事ですね。
先週、櫻井さんが「持ち株は常に相場の主流でいてほしい」とおっしゃいました。
本当にそうですね。
注目されたいと、自分の存在証明を株を通じてあるかもしれません。
そういう意味では去年の前半は、
コーポレートガバナンスコードで相場を牽引したメガバンク、
そして今年はマイナス金利のせいでネガティブに反応したメガバンク。
ある意味、銀行セクターは目が離せない銘柄ではあります。
いい意味でも悪い意味でも。
いい意味で、先週の火曜日は銀行セクターが上昇率ランキング1位でした。
今日も、この時間まで1位ですね。
黒田さんが「マイナス金利」っておっしゃるたびに
メガバンクは下がるので、予断は許せません」。
もう一つ。
★「久々にお便りします。
3年ぶりのバイオブームすごいですねー。
3年前に天国から地獄に落とされて、しばらく株価を見ない生活をしてましたが、
ようやくここへ来て明るい日差しが見えてきました。
毎日株価やIRをチェックする生活、楽しいです。
ラジオもかかさず聞きますんで」。
そして。
★「日本市場は何故これほどに乱高下するのでしょうか?
最大の要因はどこにあるのでしょうか。
正常な株式市場に悪影響を及ぼすのでないでしょうか。
それは個人投資家が育たないのではないですか」。
因みに電子端末ではこんな記事も・・・。
↓
年始からのトヨタの週間の騰落率。
1月第1週に週間で8.3%安。
2月第2週に週間で3.8%安。
3月第1週に週間で5.3%高。
4月第1週に5.2%安。
往年のトヨタ株のイメージはアベノミクスが始まる前までは3000円台でガチガチ。
これとはかなりかけ離れている。
トヨタ株のボラティリティーはこの数年でそれまでと比べ格段に高まっている肌感覚。
東証の裁定残は直近1兆8117億円。
2012年12月以来、3年4カ月ぶりの2兆円割れ。
「アベノミクス」開始前の水準に戻っている。
市場参加者の「厚み」が減っているということ。
裁定買い残、信用買い残の減少はともに裁定業者と個人の指標。
これらの数値が「アベノミクス」前の水準に戻っているということは、
それだけこれら投資家から逆張りの動きは減少していること。
裁定業者と個人はともに逆張りの投資家。
上がったら売る、下がったら買うを繰り返す市場参加者。
この逆張り参加者の減少、投資余力の低下が個別株の激しい動きにつながっている可能性。
言い換えれば「株価の平均回帰性が失われている」といった現象。
それがヘビーウエイトの主力株の想定外の乱高下を招いている。
・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「歩き続ける限り」
赤い買いは過ぎて
あぁ消えちまった
誰もいなくなった
そしてひとりぼっち
キツい道のりだと
あぁ覚悟してた
無茶は百も承知
だけどこんな時は
前略、株の神
お元気ですか?
考え出せない注文ばかり増える
いまだ夢は覚めず胸焦がすならば
相場に終わりはない
歩き続ける限り
あるぜ可能性はああゼロじゃないぜ
余計タチが悪い
だから離れられない
明けない夜などないから、なんて
相場の隅っこに落書きしたの誰だ?
いまだ夢は覚めず胸焦がすならば
相場に終わりはない
歩き続ける限り
(櫻井)
04月20日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
20日午前の日経平均株価は続伸した。午前終値は前日比102円86銭高の1万6977円30銭だった。
224円高の1万7099円と3月31日以来、ほぼ3週間ぶりに1万7000円を上回る場面があった。
原油市況の急反発や前日の欧米株高を受けて買い優勢で始まり、日経平均は終始プラス圏で推移したが、寄り付きに大きく買われた後は物色意欲も今一つ盛り上がりを欠き、上値に重さもみられた。
買い一巡後は、外国為替市場で円相場が前日比で上昇に転じると、主力株には利益確定目的の売りも出て伸び悩んだ。
戻りの速さに対する警戒感から先物を中心に高値圏で目先の利益を確定する目的の売りが出た。トヨタや三菱UFJなど主力株の一部は下げに転じるなど、戻り待ちの売りも上値を抑えた。
JPX日経インデックス400は続伸し、前日比82.85ポイント高い1万2407.90だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
業種別TOPIXは33業種中28業種が上昇した。「石油石炭製品」や「鉱業」、「その他金融」の上げが目立った。半面、「空運業」や「保険業」などが下げた。
東証1部の売買代金は1兆36億円、売買高は9億9570万株、東証1部の値上がり銘柄数は1241、値下がりは565、変わらずは146だった。
個別では、マツダや富士重など円相場が収益に与える影響が大きい自動車株が上昇した。ソニー、村田製、日電産が高く、キーエンスも物色人気を集めた。三井住友FGやみずほFGなどメガバンク株の一角が上げた。小野薬やペプドリも高い。いちごグループホールディングスが大きく買われ、さくらインターネット、テクノスジャパン、マネーパートナーズグループなども値を飛ばした。
半面、ファストリが下げに転じ、セブン&アイや任天堂、NTTが安い。JALが冴えず、コナミホールディングも軟調。東京製鉄が大幅安となったほか、日本鋳鉄管、日本コンクリート工業なども値を下げた。
東証2部株価指数も続伸した。前引けの2部指数は、前日比43.44ポイント高の4383.53となった。
個別銘柄ではマルヨシセンター、システムソフトがストップ高。アートSHD、RVH、朝日インテク、ウィル、タカトリ、PALTEKが上げた。半面、象印、ラオックス、アイレップ、コーアツ工業、富士ピー・エス、SYSKEN、篠崎屋が下げた。
【市況】ジャスダック平均続伸、ニッピなどがストップ高
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日に比べ12円21銭高い2478円16銭だった。新興市場でも主力株の一角に買いが継続し、指数を押し上げた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で482億円、売買高は8198万株。個別銘柄ではドーン、グラファイトD、ニッピがストップ高。シンバイオ製薬は一時ストップ高と値を飛ばし、リプロセル、GFA、フォーサイド、SOLHD、アイサンテクが上昇した。半面、DWTIやメディシノバ、3DM、麻生フオーム、ACKG、ヤマックス、ヤマウが下落した。
【市況】マザーズ指数は6日続伸、上場2日目のGWは買い気配続く
東証マザーズ指数は6日続伸し、前引けは前日比13.66ポイント高い1219.19だった。個別銘柄ではモルフォ、エボラブルアジア、プラッツがストップ高。メドレック、フェニックスバイオは一時ストップ高と値を飛ばし、メドピア、テラスカイ、グリンペプやモルフォ、ジグソーが上昇した。一方で、そーせいやアンジェス、アカツキ、ハイアス&Co、トライSTG、INSPEC、STUDIOUSは下落した。
19日に東証マザーズ市場に新規上場したGW(3936)は上場2日目のきょうも買い気配が続いており、まだ初値を付けていない。前引け時点の気配値は公開価格(2960円)の約4倍にあたる1万1710円だった。
04月20日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は前日比141円38銭高の1万7015円82銭で推移している。
1万7000円前後に伸び悩んでいる。
原油高などを手掛かりに19日の米国株が上昇し、円相場は1ドル=109円台前半で上昇が一服した。運用リスクを回避する投資家の姿勢が一段と後退し、東京市場ではトヨタやホンダなど主力の輸出関連株などに買いが入った。
ただ、時間外取引で原油先物相場が下げに転じたほか、相場の戻りの速さに対する警戒感もあって戻り待ちの売りが出て、買い一巡後は上値が重くなっている。
日経平均の上昇幅は朝方には200円を超える場面があった。日経平均先物に買いが先行し、ファストリやファナックなど日経平均の値動きに与える影響が大きい値がさ株に買いが入った。買い一巡後はファストリが下げに転じるなど荒い値動きになっている。
JPX日経インデックス400は1万2400台半ばを中心に推移している。東証株価指数(TOPIX)も朝高後は伸び悩んでいる。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6309億円、売買高は6億5516万株。値上がり銘柄数は1441と全体の7割を超え、値下がりは376、変わらずは134だった。
業種別では33業種中31業種が上昇し、下落は空運、情報・通信の2業種のみ。値上がり率1位は鉱業で、以下、石油・石炭、その他金融、海運、非鉄金属、不動産と続いている。
日経平均プラス寄与度トップはファナックで、日経平均を10.00円押し上げている。次いで京セラが8.71円、中外薬が6.08円、アステラスが5.39円と続く。
マイナス寄与度は11.18円の押し下げでファストリがトップ。以下、KDDIが4.24円、JTが2.82円、コナミHDが2.35円と続いている。
海外市場で金融株が買われた流れを受け三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなどメガバンクが上昇している。ソニーや村田製、日電産も高い。クボタが高く、新日鉄住金や神戸鋼など鉄鋼株も買われている。半面、ペプドリが安く、JTやKDDIも売られている。ヤフーや東エレクも下げている。
東証2部株価指数も続伸している。象印、朝日インテク、ローツェが高い。半面、アートSHD、ぷらっと、TOREXが安い。
225先物はニューエッジ・みずほ・モルスタ・大和・JP・野村・パリバが買い越し。
アムロ・メリル・バークレイズ・GMO・GS・松井・日産が売り越し。
TOPIX先物はGS・ニューエッジ・JP・アムロが買い越し。
メリル・大和・野村・ドイツ・クレディ・松井が売り越し。
外資系等は出光(5019)、リロ(8876)、アスカネット(2438)に注目。
テクニカル的には東急建設(1720)、リニカル(2183)、ディップ(2379)、ロックフィール(2910)、スタートト(3092)、TOKAI(3167)、ファインデク(3649)、サイボウズ(4776)、ノーリツ(5943)、津田駒(6217)、アイチ(6345)、IFIS(7833)、シーイーシー(9692)が動兆。
<兜町カタリスト>
「バイブル登場」
NYダウは43ドル高の18053ドルと続伸。
過去最高値(2015年5月29日の18351ドル)更新水準まで迫った。
NASDAQは反落とマチマチのうごき。
ただS&P500指数は2100ポイントに乗せ、あと30ポイントあまりで最高値更新水準。
ダウ輸送株の8000ポイント台復活も米景気好調の傍証となろう。
クウェートで石油労働者のストライキが行われている影響で同国の石油生産量が減少。
原油先物相場が反発しエネルギー関連セクターが上昇。
もっともクウェートのスト終了観測も聞かれ予断は許さない。
四半期決算が若干の増収で着地したJ&Jが上昇。
四半期利益が市場予想を上回ったゴールドマン・サックスが大幅高。
一方で動画配信のネットフィリックスが大幅安。
時間外では第1四半期の売上高が市場予想を上回ったヤフーが上昇。
全体的に決算が良い訳ではない。
しかし市場予想よりも悪くいないという投資心理での高値接近という印象。
昨日の日経平均株価は前日の下落幅(572円)を引けの598円高で埋めた。
25日線(16554円)と75日線(16756円)を上抜けた。
シカゴ225先物の終値は17025円、高値は17150円。
17000円台復活になろう。
そうすると一目均衡の雲の上限(16989円)も抜けることになる。
記憶しておきたいのは機関投資家が目途とする3月月中平均の18897円。
そして3月期末権利配当付き最終日の終値17103円。
ココを抜ければようやく権利配当落ち分を埋めることになる。
松井証券信用評価損益率で売り方はマイナス8.533%、
買い方はマイナス7.532%と完全に逆転した。
しかも信用買い残は2兆5815億円、裁定買い残は1兆8117億円、
空売り比率は35%まで低下し3月11日(33.2%)以来の低水準。
「買い方優勢・売り方劣勢の構図に再逆転」との声も聞かれる。
騰落レシオも95.59%と悪くない。
政府の産業競争力会議は成長戦略の概略を発表した。
「ロボット・ITでの第4次産業革命を軸にGDP600兆円を目指す」という方向。
具体論と市場の反応が待たれる。
昨日のマザーズ指数の7.5%高で5日続伸はこの先取りだろうか。
産業競争力会議が昨日開催され、「GDP600兆円に向けた成長戦略(案)」が出た。
たった1枚の紙だが、今後の相場シナリオのバイブルみたいなもの。
多くの投資シナリオはこれに基づいて作成されることが多い。
でも原典を見る人はほとんどいないから不思議なもの。
キーワードを拾ってみると・・・。
【新たな有望市場の創出】
(1)第4次産業革命(2020年に30兆円創出)
《Iot・ビッグデータ・AI・ロボット》
自動走行、即時オーダーメイド生産、スマート工場、Fintech、ドローン
データ活用プラットフォーム、シェアリングエコノミー、サイバーセキュリティ
(2)世界最先端の健康立国へ(2011年16兆円→2020年26兆円)
保険外サービス促進、IoT活用による医療診断、電子カルテ
ロボット・センサー活用での介護
(3)環境エネルギー制約の克服と投資拡大(2014年度18兆円→2030年度28兆円)
省エネ、再生エネ、節電量市場の創設(2017年)、
資源安全保障の強化
燃料電池車普及と水素社会の実現(2017年)
(4)スポーツの成長産業化(2015年5.5兆円→2015年15兆円)
施設の多機能化、スポーツとIT・健康・観光・ファション等との融合と拡大
(5)既存住宅流通・リフォーム市場の活性化(2013年11兆円→2015年20兆円)
資産価値を評価する流通・金融等の仕組み構築、
インスペクション・瑕疵保険普及
【ローカルアベノミクスの深化】
(6)サービス産業の生産性向上(2014年343兆円→2020年410兆円)
トラック・旅館・スーパー等7分野の生産性向上、固定資産税軽減
(7)農業改革・輸出促進(2013年度4.7兆円→2020年度10兆円)
農地集約、生産資材のコスト削減、農産品の流通構造改革
スマート農業(遠隔監視、無人自動走行)、産業界と農業界の連携
(8)観光立国(外国人消費額15年3.5兆円→20年8兆円→30年15兆円)
訪日外国人と日本人の旅行消費額は15年25兆円→30年37兆円
地域観光経営の推進、広域観光周遊ルートの世界水準への改善
国立公園のブランド化、文化財の利用促進、休暇改革
(9)2020年オリンピック、パラリンピック見える化プロジェクト
PPP/PFIによる公的サービス、資産の民間開放拡大
10年間でPPP/PFI事業規模を12兆円に拡大
「改革2020プロジェクト」(自動走行・分散型エネルギー・先端ロボット等)
【国内消費マインドの喚起】
(10)官民連携により消費マインド喚起
その他で目に付くもの
世界的研究拠点5ヵ所創出、人工知能司令塔設置、ベンチャー支援コンソーシアム設置
初中等教育でのプログラミング教育必修、日本版高度外国人材グリーンカード
長時間労働に向けた取り組み強化
女性の活躍促進(待機児童解消、ダイバーシティ経営)、高齢者の活躍水神
TPPによる中堅・中小企業の海外展開支援
インフラシステムの輸出
議員である楽天の三木谷氏は「世界の潮流を追いかけるのではなく先手を打つベき。
必要なのは徹底的な規制改革」と。
シェアリングエコノミーやフィンテックの環境整備、観光立国などを提言。
国土交通大臣提出資料の中にあったのが渋滞のピンポイント政策。
毎週悩まされる東名高速大和トンネルの渋滞解消もあった。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
リボミック(4591)・・・動兆
リボミックに注目する。
同社は東大発の創薬ベンチャー。
RNA(リボ核酸)を利用した分子標的薬(アプタマー医薬)を開発。
抗FGF2アプタマーを用いた軟骨無形成症治療薬の開発」は
日本医療研究開発機構(AMED)が公募した創薬支援推進事業に採択。
東京大学および東北大学との共同研究の
オートタキシン(ATX)を阻害する核酸アプタマーに関する論文が、
英科学誌の電子版に掲載されたことも好感。
(兜町カタリスト櫻井)
04月20日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
20日の東京株式市場は、シカゴ市場日経平均先物の円建て清算値(1万7025円:大取終値比155円高)これにさや寄せする格好で買いが先行しよう。フシ目の1万7000円台を回復するだろう。
日経平均株価予想レンジは、1万6800円-1万7200円を想定する。
価格帯別売買高では商いが膨れている1万6900-1万7100円レベルを捉えてくることになり、強弱感が対立する一方で、これをクリアしてくるようだと、トレンドが強まりやすくなる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半と円安に振れている。輸出関連銘柄を中心に堅調な展開が期待される。
主要外国証券経由の注文動向は、売り620万株、買い1350万株で、差し引き730万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、銀行、陸運、通信、電機、化学、卸売、空運、機械、食品、精密など。買いセクターに、電機、薬品、自動車部品、機械、化学、銀行、輸送用機器、サービス、REIT、不動産など。
【注目材料銘柄】
■塩水港精糖 <2112>
前期経常を69%上方修正。
■いちごグループホールディングス <2337>
今期経常は18%増益、2円増配へ。中期経営計画を策定。19年2月期に営業利益250億円(16年2月期実績は154億円)を目指す。また、東証が設立したインフラファンド市場上場に向け、太陽光発電を運用資産とした投資法人の設立など準備を開始。
■イソライト工業 <5358>
前期経常を一転52%増益に上方修正、配当も1円増額。
■トライステージ <2178>
双日 <2768> と資本業務提携。双日を割当先とする144万5600株(発行済み株式の18.96%)の第三者割当による自己株処分を実施。調達資金30億円は海外を対象としたM&A資金などに充てる。未定だった今期配当は1円増配。
■じげん <3679>
不動産事業者向けサイト制作や集客支援を手掛けるエリアビジネスマーケティングの全株式を3億円で取得し子会社化する。
【予定】
20日(水)
【国内】
3月貿易統計(8:50)
3月コンビニエンスストア売上高(16:00)
3月訪日外客数
《決算発表》
安川電、日鋳造、エンプラス、KOA
《新規上場》
スターアジア不動産
【海外】
豪3月景気先行指数(9:30)
英3月失業率(17:30)
トルコ中銀金融政策決定会合(金利発表、20:00)
ブラジル3月経常収支(22:30)
米3月中古住宅販売件数(23:00)
《決算発表》
U・S・バンコープ、コカ・コーラ、クアルコム、アメリカン・エキスプレス、ニューモント・マイニング、ヤム・ブランズ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
19日のNYダウ平均は続伸した。前日比49ドル44セント高の1万8053ドル60セントとなり、2015年7月20日以来およそ9カ月ぶりの高値を連日で更新した。
クウェートで石油労働者のストライキが発生し、原油相場が上昇した流れを受けてアジア・欧州株が概ね全面高、米国株にも買いが広がった。しかし、昨夕の軟調決算を受けてハイテク株に売りが広がるなど、午後にかけて上げ幅を縮小し、上値の重い展開となった。
金融大手のゴールドマン・サックスは機関投資家向け事業の不振から大幅減益となった。ただ、1株利益が市場予想を上回ったことが支えとなり、株価は上昇して終えた。上昇率はダウ平均の中で最も大きかった。
半面、IBMが5%超安となった。18日発表の1〜3月期決算が16四半期連続の減収となり、業績低迷に反転の兆しがみられなかったことを嫌気した。IBMはダウ平均採用銘柄の中で下落率が最大だった。
決算が市場予想を上回っても減益となる企業も目立ち、米企業の収益に対する投資家の警戒感は根強い。
ナスダック総合株価指数は小反落。終値は同19.687ポイント安の4940.330ポイントとなった。
動画配信のネットフリックスが急落した。決算とあわせて開示した利用者数見通しが市場予想に届かず、先行きの成長期待が剥落。株価は13%安となりナスダック指数を押し下げた。
セクター別では、素材やエネルギーが上昇する一方で小売や半導体・半導体製造装置が下落した。
原油先物相場の反発を受け石油のシェブロンや建機のキャタピラーがしっかり。
医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソンや医療保険のユナイテッドヘルスは、決算内容が好感され、上昇した。
たばこのフィリップ・モリス株は四半期決算で1株利益が市場予想に届かず売られた。大型バイクのハーレー・ダビッドソンは1〜3月期の販売台数の伸び悩みを警戒した売りに押された。グーグルを傘下に持つアルファベットのほかアップルやアマゾン・ドット・コム、マイクロソフトも安い。
半導体のインテルはマーケット終了後に1-3月期決算を発表、売上高は予想に一致し、一株利益は上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
NYダウ工業株30種(ドル)
18,053.60 +49.44
S&P500種
2,100.80
ナスダック
4,940.330 −19.687
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は続伸し、1万7000円台を回復して取引を終えた。6月物の終値は前日比380円高の1万7025円だった。19日の大阪取引所の終値を155円上回った。
原油高やNYダウ平均の上昇を手がかりに買われた。
外国為替市場での円安・ドル高も支援材料になった。6月物は一時1万7150円まで上げた。一方、安値は1万6640円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
17025 ( +155 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
17065 ( +195 )
( )は大阪取引所終値比
【19日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6405.35(+51.83)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4566.48(+59.64)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10349.59(+229.28)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
明日(20日)の東京株式市場は、きょうの急反騰によって市場ムードがかなりの改善をみせており、日経平均株価は続伸となりそうだ。
日経平均は、昨日の下げ分(572円安)を取り戻し598円高と大幅上昇。
引け間際にきょうの高値をつけ、1万6900円台を回復する場面もあった。
前日に割り込んだばかりの5日、25日、75日の各移動平均線を一気に上回ってきた。
25日線を再び上に抜け、一目均衡表の雲下抜けも回避するなど、先高期待が高まる上昇であったといえる。この勢いで日経平均1万7000円やドル円の110円台をすんなり回復できるかが当面の焦点となる。
1万7000円を上回ってくれば、一目均衡表の雲上抜け(雲上限:1万6989円、19日時点)ともなり、買いが買いを呼ぶ展開も期待できる。
東証が19日発表した15日申し込み時点の信用取引の買い残高は2兆5815億円と、8日申し込み時点に比べ1096億円減少。2週連続で減少した。一方、信用売り残は前週比859億円多い6646億円と2週連続の増加。
【注目の開示銘柄】
■東京製鉄[5423]
16年3月期決算を発表。営業利益は前期比34%増の177億円、純利益は同82%増の191億円だった。鋼材出荷価格が下落し減収だったが、原油価格や電気料金の下落で利益段階は増益となった。17年3月期予想は営業利益が前期比49%減の90億円、純利益は同58%減の80億円。年間配当は前期比2円増の10円とした。QUICKコンセンサス(11社)は営業利益156億円、純利益141億円、年間配当は8円55銭。
19日終値は701円(△43)。
■神戸発動機[6016]
16年3月期予想の修正を発表。営業利益は従来予想比53%増の2300万円、純利益は同52%増の7600万円とした。船舶用エンジン本体の売り上げが好調だったほか、関連部品も伸びた。前期実績は営業損益が20億2200万円の赤字、純損益も21億900万円の赤字だった。業績改善に伴い、復配も決定。16年3月期は年間1円とする。
19日終値は70円(△1)。
■情報企画[3712]
東証2部上場で金融機関向けに会計ソフト、担保不動産鑑定ソフトなどを手がける。16年9月期中間期予想の修正を発表。営業利益は従来予想比37%増の4億8000万円(前期実績3億6200万円)、純利益は同44%増の3億1700万円(同2億1200万円)とした。納品までのシステム工事の進捗率が会社側予想を上回り、売り上げが増加する。
19日終値は1741円(△71)。
04月19日個別銘柄情報
個別銘柄情報を10銘柄更新しました。
[3199]綿半ホールディングス
[3435]サンコーテクノ
[3908]コラボス
[4674]クレスコ
[4847]インテリジェントウェイブ
[8095]イワキ
[9678]カナモト
[3176]三洋貿易
[3180]ビューティガレージ
[3394]ネットワークバリューコンポネンツ
04月19日 相場概要(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
19日の日経平均株価は3日ぶりに大幅反発した。終値は前日比598円49銭高の1万6874円44銭だった。
為替や原油など外部環境の好転を受け、急落相場の裏返しで日経平均株価は大幅高、前日下げた分をそのまま取り返す格好となった。
前日の米国株式相場が上昇し、投資家心理が改善した。外国為替市場で円相場が1ドル=109円台前半まで円安・ドル高が進み、企業の輸出採算悪化への懸念も後退した。
投資家が運用リスクを取る動きにつながり、東証1部の上場銘柄の9割が上昇するほぼ全面高の展開となった。
日経平均は前日に572円も下げていたこともあり、短期的な買い戻しも誘った。前日の東京市場で投資家心理を冷やす原因となった原油や銅など商品価格の下落が一服したことで、19日は一転、市場で買い安心感が広がった。前日に大きく水準を切り下げたトヨタやソニーなどが大幅反発したことが、相場全体の地合い改善にもつながった。
もっとも後場に入ってからは、積極的な売買は手控えられた。主要企業の2016年3月期の決算発表を目前に控え、市場参加者の間ではその内容を見極めようとの機運が高まり、様子見ムードも広がった。
JPX日経インデックス400は3日ぶりに反発した。終値は前日比390.56ポイント高い1万2325.05だった。
東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反発し、同42.88ポイント高の1363.03できょうの取引を終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆863億円、売買高は20億9797万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1792、値下がりは118、変わらずは42だった。
個別では、三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなどメガバンクがそろって大幅上昇した。前日18日に16年3月期の業績が従来予想を上回ったと発表したヤマトも高い。ソニー、TDKやアルプス、村田製など電子部品株の一角も大きく水準を切り上げた。
ファナック、ファーストリテイリングも大きく上値を伸ばした。ペプチドリームが値を飛ばし、ビーアールホールディングスはストップ高となり、日本通信も一時値幅制限いっぱいに買われた。
半面、前日に上昇が目立っていた若築建や大林組、鹿島などの建設株が売りに押された。
不動テトラ、日本鋳鉄管、日本コンクリート工業など、前日人気の銘柄が利益確定売りに値を下げ、日本合成化学工業、プレナス、東祥も下落した。
東証2部株価指数は3日ぶりに反発した。大引けの2部指数は、前日比47.05ポイント高の4340.09となった。
個別銘柄では富士ピー・エスがストップ高。コーアツ工業は一時ストップ高と値を飛ばし、DNA研、RVH、ローツェ、ラオックス、朝日インテク、アートSHDが上昇した。半面、ネポン、SYSKEN、土木管理試験所、象印が下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,874.44 |
598.49 |
日経平均先物 |
16,870.00 |
550.00 |
TOPIX |
1,363.03 |
42.88 |
TOPIX先物 |
1,361.50 |
40.50 |
東証2部指数 |
4,340.09 |
47.05 |
JASDAQ |
2,465.95 |
21.48 |
マザーズ |
1,205.53 |
84.11 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2097970 |
2086372 |
東証2部 |
61020 |
14308 |
【市況】日経ジャスダック平均株価、反発、リプロセルなどがストップ高
日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比21円48銭高い2465円95銭だった。新興市場で最近値動きの軽い銘柄に内外の投資家の買いが集まった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で557億円、売買高は1億1970万株だった。
個別銘柄では麻生フオーム、シンバイオ製薬、リプロセル、パスポート、ニッピがストップ高。ACKG、カイノス、ヤマウは一時ストップ高と値を飛ばし、トリケミカル、3Dマトリックス、サン電子が上昇した。
半面、日本興業、テクノアルファ、DWTIやドーン、レイ、コンセックは下落した。
【市況】マザーズ指数は5日続伸、メドレックなどがストップ高
東証マザーズ指数は5日続伸し、連日で年初来高値を更新した。終値は前日比84.11ポイント高い1205.53で、2007年1月以来となる9年3カ月ぶりの高値だった。
売買代金は3287億円と14年11月以来およそ1年5カ月ぶりの高水準に膨らんだ。
個別銘柄ではブランジスタ、メドレック、メディネット、プラッツ、INSPEC、アクセルMなどがストップ高。フルスピード、Hamee、データセクションは一時ストップ高と値を飛ばし、そーせいやグリンペプ、ジグソーが上昇した。一方で、ハイアス&Co、アウン、アライドアーキ、mbs、地盤HDやメタップス、先週新規上場したエディアは下落した。
【市況】日経平均株価3日ぶり反発、598円高の1万6874円
19日の日経平均株価は前日比598.49円(3.68%)高の1万6874.44円と3日ぶりに反発し取引を終了した。
前日の米株式相場が上昇し、投資家心理が改善。
外国為替市場で円相場が1ドル=109円台まで円安・ドル高に振れ、企業の輸出採算が悪化するとの懸念が後退した。前日に日経平均は500円を超える下げとなっていただけに、短期的な買い戻しも誘い、前日の急落分を埋めた。
【市況】14時、日経平均は547円高、高値圏で小動き
【14時時点】
日経平均は前日比562円09銭高の1万6838円04銭で推移している。
後場ここまでの高値は13時05分の1万6845円30銭、安値は12時42分の1万6785円95銭。値動き60円と膠着感が強まっている。
一方、マザーズ指数は後場一段高となっており前日比7%超に。07年以来となる1200ポイント台乗せとなっている。
東証1部の値上がり銘柄数は1730、値下がりは162、変わらずは58と、値上がり銘柄の割合が80%を超えている。
日経平均構成銘柄はほとんどの銘柄が値上がりし、値下がりは9銘柄にとどまっている。プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を67.27円押し上げている。次いでKDDIが31.77円、ファナックが26.28円、ソフトバンクが26.01円と続いている。
マイナス寄与トップは中外薬で、日経平均を1.57円押し下げ。次いでコナミHDが0.59円、ニコンが0.47円、大林組が0.24円のマイナス寄与で続いている。
後場寄り付き直後に欧州の事業会社を設立したと発表した日本通信が大幅に上昇した。
海外の景気動向に左右されないとの見方から物色が入ったサッポロHDも高い。
一方、昼休み時間中に16年3月期の連結純利益が従来予想を上回ったと発表した大林組のほか、大成建や鹿島など建設株の一角が下げた。
本日の日経平均は25日線を上回って始まると、あっさり前日の下落部分を吸収している。
連日インデックスに絡んだ商いが中心のため手掛けづらさはあるが、寄付きから上げ幅を広げているため、市場のムードは悪くない。
また、三菱UFJが6.6%に上げ幅を拡大させているほか、三井住友、みずほも6%超の上昇と銀行株の強さが目立つ。
熊本地震の影響から4月28日の日銀金融政策決定会合では、追加緩和策が出ることが予想されていることが、銀行の買戻しにつながっているとの見方もされている。
「工夫」
週明けのNYダウは106ドル高の18004.16ドルと反発。
7月21日以来の18000ドル台回復となりました。
VIX(恐怖)指数は13.35と5日続落。
先行き不安感の少なさのある数字です。
WTI原油先物はクウェートでの石油労働者のストを背景に下げ渋り。
「発表が本格化している企業決算への期待も相場を支えた」
といった投資心理の好転を表現した声も聞こえてきました。
自社株買いは控えられる時期ですが、それでも買いが入っているということは
自社株買い以外の買い主体がいるということ。
市場ではヘッジファンドの買い戻しや投信の資金流入が囁かれています。
「日本株売り/米国株買い」の構図という指摘もあります。
NYとはお友達になれない東京市場という構図でもありそうです。
昨日は突出して売られた日本株。
日経平均の下落率は3.4%。
でもNYダウは反発。
サウジ株までが上昇しました。
昨日悪役となったドル円は108円台後半までドル高円安トレンド。
シカゴ225先物は16245円から16685円まで上昇。
終値は16645円。
週明けの世界株安を先回りした懸念した昨日の騒動は世界に伝播しませんでした。
結局週末の状況に戻った格好。
昨日の先物手口をみてもアムロ・メリル・ニューエッジ・クレディが
枚数は少ないながらも買い越し。
CTA等の相場観は下落での「買い」だったことになります。
踊る踊らないは勝手ですが、結局間違った方向に踊った東京市場という構図。
世界で一番最初に開く市場の宿命といってしまえばそれまでですが・・・。
経済紙のコラムでは「買い戻していた売り方が再び売りに回ったようだ」という
当たり前のコメントが登場。
今日は「昨日売った向きの買い戻し」とうこれも当たり前のコメントが登場するのでしょう。
もちろん誰が売買したは大切なこと。
でも本当は「なぜ売買した」の方が重要。
結論は「昨日の東京市場は間違った相場観が勝った」なのかも知れません。
そもそも・・・。
日本株の保有比率3割程度の外国人投資家が6〜7割の高い売買比率を維持していることが
問題でもあるでしょう。
東証の1日の売買代金はせいぜい2兆円程度。
その7割としても1.4兆円。
毎日1.5兆円〜2兆円程度の売買を国内投資家が行えるようになれば
海外投資家の横暴も影は薄くなるでしょう。
たかが2兆円とみるか、されど2兆円と見るかではあります。
日経で紹介されたいた民進党の細野豪志氏が囲碁を始めて悟ったこと。
「囲碁は相手が取りたいところを先にとればいいんだよ」。
政治の世界での言葉ですが、これは相場にもつながる気がします。
相手の打ちたい手を先に打つか相手の手を止めればいい。
「買いにくるのを待ってたよ。売りにくるのを待ってたよ}。
舞ってはいけませんが、圧倒的物量は持っている訳ですから、
不可能ではないでしょうが・・・。
そんな夢を見たいものです。
熊本出身のインフォテリア平野社長のコメント。
「自粛ではなく工夫を。
自粛の連鎖が続くと経済が停滞し復興支援のパワーすら失われていきます。
自粛ではなく工夫をして停電や交通機関の状況に配慮しながらできる限りの活動をしましょう。
被災地の周りが元気に活動することが間接的に復興にもつながります」と。
(櫻井)
04月19日 相場概要(前引け)
【前引け概況】
19日午前の日経平均株価は大幅反発した。前引けは前日比565円90銭高の1万6841円85銭だった。
前日の地合いから一変し朝方から広範囲に買いが流入した。原油価格が下げ止まり、前日の欧米株市場が総じて堅調な動きを示したことや、外国為替市場でドルが買い戻され1ドル=109円台まで円安方向に押し戻されたことが追い風材料となった。
主力株中心に買い戻され急速に切り返す展開。日経平均は一時600円を超える上昇をみせる場面があった。メガバンクをはじめ銀行株が買われたことで全般の地合いを良くした。一方、前日に集中的に買われた建設関連や資材関連は利食われるものも多かった。
熊本地震が国内経済に与える影響には不透明感が強いが、前日に九州地方での生産停止を材料に急落していたトヨタやソニーがしっかりとした値動きとなったことで、目先の下値不安が後退。相場全体の地合い改善につながったとの指摘もある。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)もそれぞれ3日ぶりに上昇に転じ、上昇率は3%を超えた。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆191億円、売買高は10億9364万株。東証1部の値上がり銘柄数は全体の9割にあたる1767、値下がりは117、変わらずは67だった。
個別では、円相場が円安・ドル高に振れたため、輸出採算の悪化に対する懸念が後退し、富士重やホンダなど自動車株の一角が高い。三菱UFJ、三井住友FGなどメガバンクの上げも目立った。前日に2016年3月期の連結純利益が従来予想を上回ったと発表したヤマトが大幅高となった。
ファーストリテイリングも大幅高。ペプチドリーム、新日本科学などバイオ関連の上げ足が目立つ。アイフィスジャパンがストップ高に買われたほか、TDK、ソニーなども大きく上値を伸ばした。
半面、前日に上げの目立った若築建など建設株の一角が売られた。アウトソーシング、日本CMKも値を下げた。日本カーバイド工業も下落した。
東証2部指数は3日ぶりに反発した。前引けの2部指数は、前日比43.13ポイント高の4336.17となった。
個別銘柄ではコーアツ工業が一時ストップ高。篠崎屋、築地魚、ローツェ、ラオックスや朝日インテク、アートSHDが上昇し、SYSKEN、ネポン、土木管理試験所、中央ビルトが売りに押された。
【市況】反発、バイオ・医薬関連銘柄に買い
日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日比18円66銭高い2463円13銭となった。米株高を背景に投資家心理が改善し、東証1部の大型株を中心に買い戻しが活発になり、上昇に弾みが付く銘柄が目立った。
地合いの改善を反映し、新興市場では最近値動きの良いバイオ・医薬関連銘柄に買いが集まり、指数を押し上げた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で338億円、売買高は7853万株。
個別銘柄ではACKG、シンバイオ製薬、リプロセルがストップ高。ヤマックス、野村マイクロ、トリケミカル、サン電子が上昇した。半面、DWTI、コンセック、テクノアルファ、ドーン、レイは下落した。
【市況】マザーズ指数は5日続伸、メドレックなどがストップ高
東証マザーズ指数は5日続伸した。前引けは前日比58.86ポイント高い1180.28とここまでの高値で、18日に付けた年初来高値を上回る。個別銘柄ではアクセルM、データセクション、メドレック、INSPECがストップ高。Hameeは一時ストップ高と値を飛ばし、そーせいやグリンペプ、サイバダイン、エディア、ブランジスタ、そーせい、レントラックスが上昇した。一方で、アウン、mbs、アライドアーキ、ハイアス&Co、メタップスやMDVは下落した。
きょう東証マザーズ市場に新規上場したGW(3936)は買い気配が続いている。前引け時点の気配値は公開価格(2960円)の1.7倍にあたる5060円だった。東京証券取引所が定めるきょうの気配値の上限は6810円で、これに通常の更新値幅である100円を加えた6910円までで売買が成立しない場合、初値は翌日に持ち越される。
【日経平均株価 19日前引け】
19日午前の日経平均株価は大幅に反発した。午前の終値は前日比565円90銭高の1万6841円85銭だった。
18日の米原油先物相場が小幅安にとどまり、同日の米国株は9カ月ぶりの高値を付けた。外国為替相場も円安・ドル高となり東京株式市場の投資家心理が改善し、買い戻しが集まった。日経平均は午前の取引終了時点では18日の572円安という急落分をほぼ埋めた。
【注目】メガバンク一斉高。急落の反動、米金融決算で安心感
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、みずほフィナンシャルグループ(8411)が大きく買われ、いずれも前日の下げ幅を大きく上回る戻り足をみせている。
メガバンク3社を中心に、業種別上昇率でも銀行セクターは33業種中で断トツのパフォーマンスをみせ反騰相場を主導している。
三井住友は一時250円超の上げ幅をみせるなど、前日の下げに対する倍返しとなった。
市場関係者は「日銀が当座預金のうちゼロ金利が適用されるマクロ加算残高の算出に用いる基準比率の見直しを行うなど、マイナス金利の影響を圧縮する動きをみせていることで、ひと頃と比べ日銀とのわだかまりが改善している」という指摘がある。
また、27、28日に行われる日銀の金融政策決定会合では、追加緩和期待が高まっているが、マイナス金利幅の拡大に手をつけないのではないかとの思惑があり、ここから銀行株を売りで仕掛けるには売り方も材料不足との見方が根強いようだ
04月19日 相場概要(寄り付き後)
[10時の概況]
10時現在の日経平均株価は前日比586円88銭高の1万6862.83円で推移している。
日経平均株価はじりじりと上げ幅を広げた。前日終値に比べ610円程度高い1万6800円台後半まで上昇した。幅広い銘柄への売りが相次いだ前日から一転、きょうは取引開始直後から買い戻しが膨らんだ。
JPX日経インデックス400や東証株価指数(TOPIX)も大幅反発しており、上昇率は3%を超えている。
前日の米株高や原油価格をはじめとした商品価格の上昇で、市場参加者の間で買い安心感が広まった。熊本地震の影響が懸念され、前日に大幅安となったトヨタやソニーなどを買い戻す動きが広がったことも、相場全体の地合い改善につながったようだ。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6322億円、売買高は6億9793万株。東証1部の値上がり銘柄数は全体の92%にあたる1797、値下がりは100、変わらずは52だった。
業種別日経平均は全36業種が上昇しており、中でも、自動車、銀行、海運などの上げが目立つ。
日経平均構成銘柄はほとんどの銘柄が値上がりし、値下がりは3銘柄にとどまっている。プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を58.05円押し上げている。次いでKDDIが36.24円、ファナックが33.93円、ソフトバンクが24.48円と続いている。
マイナス寄与トップは住友大阪で、日経平均を0.27円押し下げ。次いで太平洋セメが0.2円、清水建が0.2円のマイナス寄与で続く。
前日に2016年3月期の連結純利益が従来予想を上回ったと発表したヤマトが大幅に上昇した。三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなどメガバンクも高い。一方、前日に大幅上昇していた日コン、若築建が売りに押された。
東証2部指数は3日ぶりに反発した。ラオックス、朝日インテク、象印が上昇し、土木管理やアイレップが下げた。
225先物はアムロ・メリル・GMO・モルスタ・IBが買い越し。
野村・バークレイズ・JP・大和・みずほ・シティ・GSが売り越し。
TOPIX先物はメリル・みずほ・クレディ・ニューエッジが買い越し。
シティ・バークレイズ・野村・モルスタ・GSが売り越し。
テクニカル的には、BRHD(1726)、飛島(1805)、不動テト(1813)、西松(1820)、矢作(1870)、PS三菱(1871)、若築(1888)、日ビルド(1916)、コスモス薬(3349)、PI(4290)、三協立山(5932)、ホクシン(7897)、宝印刷(7921)が動兆。
<兜町カタリスト>
「草枕」
「罫線を辿りながら、こう考えた。
株価が上がると人生が変わる人がいる。
投資家、経営者、社員、取引先etc。
企業の成長の裏返しが株価の上昇だからである。
一方で・・・。
株価が下がっても人生が変わる人がいる。
投資家、経営者、社員、取引先etc。
要は株価が動くと、誰もが影響を受ける。
日本の大半の人々が間接的に受ける影響は将来の年金。
株価が下がって年金が増える訳はない。
そういう意味では冷酷な智に働けば金銭に角が立つ。
情に棹させば株価の奔流に流される。
意地を通とおせばとにかく窮屈だの世界。
とかくに人の世は、そして相場は住みにくい。
住みにくさが高じると、良い所へ引き越したくなる。
しかし・・・。
どこへ越しても住みにくいと悟った時、相場の詩が生れて、株価の画が出来る。
人の世、相場を作って司る者は神でもなければ鬼でもない。
やはりそのほとんどが向う三軒両隣りょうどなりにチラチラするただの人である。
ただの人が作った人の世や相場が住みにくいからとて、越す国はあるまい。
あれば人でなしの国、人でなしの相場に向かうばかりだ。
人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう」。
なんていう「草枕」はなかったが・・・。
激動の相場展開の中で、各企業のIRプレスが多い。
一つはコムチュア(3844)。
「今後さらに成長が期待されるビッグデータ・AIサービスへのシステム開発を含むサービス展開をすべく、
新たな子会社、コムチュアデータサイエンス(株)を設立することを発表しました。
コムチュアデータサイエンスの経験豊富なデータサイエンティストは、
ビッグデータ及びAIの専門家として、お客様の周りにあふれるIotを含めたビッグデータが、
どのようにすれば意思決定につながる情報になるのか、
お客さまと一緒に考え、試行し、新しい価値を創造いたします。
これにより、コムチュアグループは、新たなグループ体制の下で一体となり、
ビッグデータ及びAI事業の推進を図ってまいります」。
そしてナノキャリア(4751)は「新たな美容液発売に関するご案内」。
これまで、当社が持つ最先端医薬品技術と
株式会社アルビオン(以下「アルビオン社」)が持つ化粧品技術をコラボレーションし、
共同開発を進めて参りました。
このたび、製品群を拡大し、アルビオン社から新たな美容液が4月18日に発売になりました。
今回発売された美容液は美白※にフォーカスした美容液です。
アルビオン社が厳選した成分を、当社の化粧品用ミセル化ナノ粒子技術によって
肌の内部の必要な場所に効果的に送り届けることを可能にし、
冴えわたるような透明感に満ちた、キメ細かくハリのある肌へとみちびく薬用美白美容液です。
※美白とは、メラニンの生成を抑えて日やけによるシミ・ソバカスを防ぐことです。
また建機レンタルのカナモト。
「弊社は4月18日16時40分に
『熊本県熊本地方で発生した地震の影響と対応に関するお知らせ』
を発表いたしましたので、お知らせさせていただきます」。
円高トレンドでも原油安でも株安でも企業は動いている。
だから相場の明日に期待ができるとも言えよう。
加えれば・・・。
企業トップやIR担当氏の悩みは「個人向けIRをどうすればよいか」。
これは大方の企業の悩みでもあろう。
移り気な個人に振り向いてもらうための、あるいは腰の重いプレスに気が付いてもらうための手法。
極論すれば地道な努力しかない。
しかし、こまめにIRプレスを継続して実行している会社ほど株価は高くなりやすい傾向はある。
市場とまじめに対峙しているかどうかは株価だけのことではないような気がする。
手を抜け場ば市場からは見放される恐怖感を感じる筈。
このこまめさの必要性が女性のIR担当の増加につながっているような気がする。
(兜町カタリスト櫻井)
04月19日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
19日の東京株式は堅調な展開となりそう。
シカゴ市場日経平均先物の円建て清算値(1万6645円:325円高)にサヤ寄せする動きが先行すると見られる。
日経平均株価予想レンジは、1万6400円-1万6900円を想定する。
寄り付きから大幅高となりそうだが、昨日の売りの買い戻し加速も期待でき、昨日の下げ幅(572円安)の全値戻しまでの上昇は十分あり得ると予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半と円安に振れている。円高の動きが一服したことから、輸出関連株に買い戻しの動きが出るだろう。
日経平均の25日線は、1万6568円(18日時点)で推移しているが、同線前後では戻り待ちの売りも控えているとみられ、終値ベースで同線を上回ることができるかがポイントになりそう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り820万株、買い930万株で、差し引き110万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、鉄鋼、薬品、食品、電機、建設、自動車、銀行、ガスなど。買いセクターに、ゴム、電機、その他製品、建設、陸運、小売、薬品など。
【注目の材料銘柄】
■ヤマト <1967>
前期経常を36%上方修正。
■レカム <3323>
人工知能事業を展開するAI insideと資本業務提携。AI社の人工知能技術を搭載した商品を開発するほか、AI社に3400万円出資する。
■リプロセル <4978>
島津(香港)有限公司と中国における販売業務提携。市場規模が大きく再生医療の産業化に積極的な中国での販売網拡大を目指す。
■野村マイクロ <6254>
前期経常を58%上方修正。
■パスポート <7577>
973万株の第三者割当増資を実施。払込日は5月27日。全株を健康コーポレーション <2928> に割り当てる。発行価格は117円で調達資金約11億2200万円はブランドの再構築、EC事業の強化資金などに充てる。
■そーせい <4565>
子会社ヘプタレス・セラピューティクスがヒトモノクローナル抗体の主要バイオ医薬品会社であるカイマブリミテッドと、がん免疫療法の領域で複数のGタンパク質共役受容体をターゲットとした新規抗体薬の研究開発・商業化に関する戦略的共同研究を開始。
■メドレックス <4586>
経産省の公募事業に採択された「生分解樹脂製マイクロニードルアレイのディスポーザブル型装着技術の開発」の成果の一部をマイクロニードル国際学会で発表する。使用者がマイクロニードル(微小針集合体)を確実に皮膚に刺すことができるようにする装置を開発。
【予定】
19日(火)
【国内】
5年国債入札
《決算発表》
東製鉄、いちごHD、アコモF
《新規上場》
グロバウェイ
【海外】
韓国中銀政策金利発表
独4月ZEW景況感指数(18:00)
米3月住宅着工件数(21:30)
米3月建設許可件数(21:30)
米大統領選NY州予備選
《決算発表》
ジョンソン・エンド・ジョンソン、ゴールドマン・サックス、インテル、VMウェア、インテューイティブ・サージカル
休場:インド
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
18日のNYダウ工業平均は反発した。
終値は前週末比106ドル70セント高の1万8004ドル16セントと2015年7月20日以来およそ9カ月ぶりの高値を付け、節目の1万8000ドル台を回復した。
昨日の主要産油国による増産凍結が合意に至らなかったことを受けて、原油相場が急落した。アジアの株式相場が下落した流れもあり、売りが先行した。その後、主要企業の堅調決算が好感され上昇に転じた
朝方は米株式の売りが優勢だった。17日にカタールのドーハで開かれた主要産油国による協議は原油の増産凍結で合意できなかった。NY原油先物相場は一時37ドル台まで急落し、投資家がリスク回避姿勢を強めるとの見方が米株式相場の重荷となった。
しかし原油価格は次第に下げ渋った。目先の重要イベントを過ぎたことや原油価格の下値が限られたことでシェブロンなどエネルギー関連株には買い戻しが入り、相場を押し上げた。
また、米主要企業による発表が本格化している1〜3月期決算では金融大手を中心に業績が市場予想を上回る例が続いた。米企業業績に対する慎重な見方が薄らいでいるのも米株式の買い安心感につながった。
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発。前週末比21.801ポイント高の4960.017で終え、昨年12月31日以来およそ3カ月半ぶりの高値を付けた。
セクター別ではテクノロジー・ハード・機器を除いて全面高となり、エネルギーや自動車・自動車部品の上昇が目立った。
個別では、玩具メーカーのハズブロは決算内容が好感され、上昇。新作映画の北米興行収入が好調だったメディア大手のウォルト・ディズニーのほか、クレジットカードのビザやマイクロソフトなども買われた。
一方で、金融大手のモルガン・スタンレーが安い。1〜3月期の1株利益などが市場予想を上回ったのが好感されて買いが先行したものの、次第に目先の利益確定を目的とした売りに押された。四半期決算で1株利益などが市場の期待を超えた飲料大手のペプシコも小幅安で終えた。
最高経営責任者などから現状の株価を下回る水準でのMBO(経営陣が参加する買収)の提案があったと発表した中国のネット自動車販売のオートホームが下落。アップル、化学のデュポンなども売られた。
NYダウ工業株30種(ドル)
18,004.16 +106.70
S&P500種
2,094.34 +13.61
ナスダック
4,960.017 +21.801
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は反発した。6月物の終値は前週末比40円高の1万6645円だった。18日の大阪取引所の終値を325円上回った。
米株式市場が上昇し、ダウ工業株30種平均は節目の1万8000ドル台を回復した。好感した買いが日本株先物に入った。円が対ドルでやや下げたのも買い材料視された。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16645 ( +325 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16690 ( +370 )
( )は大阪取引所終値比
【18日の欧州株式市場】
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6353.52(+9.77)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4506.84(+11.67)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10120.31(+68.74)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
円高・原油安・震災影響の深刻化と日本株にとってネガティブな材料が続出し、きょうの日経平均の大幅下落は仕方のないところ。今晩の米国株の動向が目先の方向性の鍵を握るだろう。
14日に上回ったばかりの25日・75日の両移動平均線を一気に割り込んだことから、「1万6000円が目先的な攻防ラインとなりそうだ」との見方が出ている。
震災対応も急務のなか、政府と日銀が歩調を合わせて円高阻止に向けた対策を打つ可能性もある。
きょう日経平均が大きく下げるなかでもマザーズ指数がプラスで終えたのは頼もしい限りで、新興市場の堅調は引き続き日本株の下支え材料となる。
外部環境の悪化で売りが先行したものの、個人投資家を中心とした値幅取りの動きは活発化バイオ関連や震災復興関連などが総じて買い優勢だった。
【個別開示銘柄】
■阪神内燃機工業[6018]
16年3月期期末配当予想の変更を発表。従来予想は5円だったが、業績動向を考慮し、7円に増額した。期末一括のため年間配当も同額。前期は5円だった。18日終値は206円(▲3)。
■健康コーポレーション [2928]
ジャスダック上場で雑貨販売を手掛けるパスポート[7577]を5月27日付で子会社化すると発表。健康コーポは「ライザップ」のほかにもデザイン雑貨事業を手掛けており、パスポート買収で業容拡大を図る。健康コーポはパスポートの実施する第三者割当増資を引き受け、増資後の発行済み株式総数の64.87%にあたる973万株を取得。取得価格は18日終値(271円)より57%安い1株あたり117円で、払込額は約11億円となる。パスポートはジャスダックへの上場を維持する。18日終値は健康コーポが654円(△1)、パスポートは271円で前週末と変わらず。
■ヤマト[1967]
東証1部上場で群馬県を地盤とする空調工事会社。16年3月期業績予想の修正を発表した。営業利益は従来予想比36%増の30億円(前期実績16億円)、純利益は同40%増の19億円(同10億円)とした。受注環境の好転や生産システムの合理化で工事採算が改善した。
18日終値は443円(▲5)。
04月18日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
18日の日経平均株価は大幅に続落した。
リスク回避ムードに包まれ、主力輸出株や金融関連株などを中心に売りがかさみ、日経平均株価は一時600円安に迫る下げをみせる波乱安展開となった。前週末比572円08銭安の1万6275円95銭で終えた。
週を明けての原油価格の急落と外国為替市場での円高進行で投資家心理が悪化した。熊本で相次いだ地震への影響も懸念され、東証1部の9割近い銘柄が下げるほぼ全面安の展開だった。
原油安と円高・ドル安が相場の重荷だった。17日にカタールのドーハで開いた産油国会合では増産凍結が見送られ需給の緩みが懸念されて原油相場が急落した。東京株式市場でも資源関連に売りが膨らんだ。
外国為替市場では円相場が対ドルで1ドル=107円まで強含む場面があった。円高傾向で輸出採算が悪化するとの懸念から主力の輸出企業には売りが膨らんだ。
週末に起きた熊本地震の被害が徐々に明らかになり企業の生産活動に影響が出るとの懸念も相場の重荷となった。一方、大手ゼネコンには被災地の復興に絡んだ思惑買いが入った。日経平均は前週に約1000円上昇したことから利益確定売りが出やすかった面もある。
JPX日経インデックス400も続落した。終値は前週末比378.20ポイント安の1万1934.49だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、41.25ポイント安の1320.15で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆1312億円だった。売買高は21億8206万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1696と全体の86.8%を占めた。値上がりは209、変わらずは47銘柄だった。
個別では、主力のファストリやファナックが下落した。トヨタやソニーも下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも売られた。東京海上や第一生命も下落した。米アップルのスマートフォン(スマホ)、iPhoneの苦戦が伝わり村田製や太陽誘電が下げた。ルネサスエレクトロニクスが急落したほか、九州電力、DMG森精機も大幅下落となった。
一方、日本鋳鉄管、日特建設、日本基礎技術がストップ高まで買われ、若築建設も商いを伴い急騰、大林組、大成建設などゼネコンも買われた。太平洋セメや不動テトラも上げた。GMOクラウド、ベクトル、ディップなども上昇した。
東証2部株価指数は続落した。大引けの2部指数は、前週末比40.14ポイント安の4293.04となった。個別銘柄ではサイオス、アートSHD、ぷらっと、RVHやラオックスが下げた。一方、長大、富士ピー・エス、土木管理試験所、ネポン、SYSKEN、コーアツ工業がストップ高。技研興、大日本コン、中本パックスが上げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,275.95 |
-572.08 |
日経平均先物 |
16,320.00 |
-440.00 |
TOPIX |
1,320.15 |
-41.25 |
TOPIX先物 |
1,321.00 |
-30.50 |
東証2部指数 |
4,293.04 |
-40.14 |
JASDAQ |
2,444.47 |
-4.90 |
マザーズ |
1,121.42 |
7.27 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2182060 |
2131295 |
東証2部 |
66740 |
15833 |
【市況】日経ジャスダック平均株価は8営業日ぶりに反落
日経ジャスダック平均株価は8営業日ぶりに反落した。終値は前週末比4円90銭安の2444円47銭だった。
円高・ドル安進行と原油安で、東京株式市場全般に投資家心理が悪化し新興企業株も売りが優勢になった。もっとも、海外の経済要因などに業績が左右されにくい内需株には買いも目立った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で470億円、売買高は9582万株だった。主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20は続落した。
個別銘柄ではレイ、ナガオカがストップ安。日本色材、プロパスト、EAJ、サン電子、アイサンテク、トレイダーズが下落した。半面、福山コンサル、ヤマウ、サムシングHD、ヤマックス、ACKG、麻生フオームなどがストップ高。DWTIやシンバイオ製薬、ドーン、日本興業は買われた。
【市況】マザーズ4日続伸し、連日の年初来高値
東証マザーズ指数の終値は、前週末比7.27ポイント高の1121.42だった。個別銘柄ではアクセルM、INSPEC、グラン、mbs、Hamee、地盤ネットHDがストップ高。モバファク、エディア、アライドアーキ、そーせいやグリンペプ、アンジェスが上昇した。一方でジグソーやサイバダイン、インフォテリ、AMBIT、シリコンスタジオ、メドピア、CRIミドルは売られた。
04月18日個別銘柄情報
個別銘柄情報を10銘柄更新しました。
[2483]翻訳センター
[4319]TAC
[4559]ゼリア新薬工業
[5162]朝日ラバー
[5956]トーソー
[6309]巴工業
[6837]京写
[7781]平山
[2222]寿スピリッツ
[2397]DNAチップ研究所
04月18日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
18日午前の日経平均株価は大幅に続落した。前週末比503円94銭安の1万6344円09銭で前場を終えた。
前週末の海外株軟調や原油安、円高進行に加えて、熊本で発生した地震の影響が大手製造業の生産活動にも及んでおり、これを嫌気するかたちで広がり幅広い銘柄に売りが出た。
トヨタなど自動車、輸出関連やファストリなどの主力銘柄が軒並み下げた。
日経平均は一時600円近い下げをみせたが、寄り付き直後から建設関連セクターの一角に買いが入り、全体波乱相場も、値上がり上位に建設や道路会社、建設資材を手掛ける銘柄に物色資金が集中する異色の地合いとなった。
主要な産油国が17日にカタールのドーハで開いた会合では増産凍結に至らなかった。18日の時間外取引でWTI原油先物が急落、東京株式市場でも資源開発関連に資源関連に売りが膨らんだ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も大幅に続落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆263億円だった。売買高は11億3372万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1715と、全体の88%を占めた。値上がりは194、変わらずは40銘柄だった。
個別では、主力のファナックやファストリが下落した。トヨタやマツダが下げた。ソニー、ソフトバンクグループなども売られている。エイチ・アイ・エス、ルネサスエレクトロニクスが大幅安、九州電力、国際石開帝石や三菱商も下落した。
米アップルのスマートフォン(スマホ)、iPhoneの伸び悩みが伝わり村田製や太陽誘電などアップル関連とされる銘柄の下げが目立った。
一方、大手ゼネコンの大林組や大成建が上昇した。鹿島や太平洋セメが上げた。若築建や不動テトラ、西部電気工業、日本コンクリート工業など復興に絡む銘柄群に買いが集中した。
東証2部株価指数は続落した。引けの2部指数は、前週末日38.24ポイント安の4294.94となった。
個別銘柄ではグリーンランド、サイオス、ぷらっと、エリア、RVHやラオックスが下げた。一方、土木管理試験所がストップ高。中本パックスやSYSKEN、長大、技研興、中央ビルトが上げた。
【市況】日経ジャスダック平均株価は8営業日ぶりに反落
日経ジャスダック平均株価は8営業日ぶりに反落した。
前引けは前週末比4円56銭安い2444円81銭となった。円高・ドル安進行と原油先物相場の急落を受け日経平均株価が大幅安で推移。
新興市場でも投資家心理の悪化による売りが広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で294億円、売買高は6149万株。
個別銘柄では、サン電子やアイサンテク、日本色材、EAJ、昭栄薬品、ゲンダイAGが売られた。
半面、サムシングHD、DWTI、福山コンサルがストップ高。エスイーは一時ストップ高と値を飛ばし、日本興業、シンバイオ製薬、協和コンサル、コンセックも買われた。
【市況】東証マザーズ指数は4日続伸、INSPECなどストップ高
東証マザーズ指数は4日続伸した。前引けは前週末比2.95ポイント高い1117.10だった。
個別銘柄ではmbs、Hamee、INSPECがストップ高。モバファク、エディア、地盤ネットHD、アライドアーキは一時ストップ高と値を飛ばし、アウン、STUDIOUSなども買われた。半面、グリンペプやジグソー、メドピア、AMBIT、MDV、アクロデアは売られた。
日経平均(前引け)=続落、503円安の1万6344円
18日前引けの日経平均株価は続落。前週末比503円94銭安の1万6344円09戦で前場の取引を終了した。
東証1部の値上がり銘柄数は194、値下がりは1714、変わらずは40と、値下がり銘柄の割合は80%を超えた。
業種別では33業種中32業種が下落し、上昇は建設の1業種のみ。値下がり1位は保険で、以下、鉱業、輸送用機器、海運、その他金融、証券・商品が並んだ。
18日の中国・上海総合指数は前週末比19.6537ポイント安の3058.4629で寄り付いた。
道路株、復興関連が軒並み高、熊本地震の復興需要に期待
NIPPO(1881)や日本道路(1884)、大林道路(1896)など道路株が軒並み高。
熊本地震で道路など交通網に大きな被害が発生したことから、道路各社には震災復興需要が見込めるとの見方が出ている。
NIPPOは一時、前週末に比べ7%高に上昇している。道路舗装のアスファルト乳剤などを手掛けるニチレキ(5011)も急伸している。
地盤ネットホールディングス(6072)が一時ストップ高。
熊本地震を受けて、地盤に対する関心の高まりから、地盤調査需要が増えるとの思惑が引き続き働いているようだ。同様に地盤保証などを行うサムシングホールディングス(1408)にも買いが入りストップ高となっている。
補正予算策定などによる公共投資の拡大が期待されたところに、復興需要思惑が上乗せされた格好であり、買い人気が高まっている。
また、熊本本社のSYSKEN(1996)が熊本地震の復興需要など期待し連日急伸している。
<兜町カタリスト>
「現実」
週末のNYダウは28ドル安の17897ドルと4日ぶりに反落。
原油価格下落を背景にエネルギー関連セクターが下落。
減産を理由にアップルが2%下落したことが指数の足を引っ張った。
主要産油国の会合では凍結に応じないイランとサウジの対立が解消せず。
供給過剰で低迷する原油価格の押し上げに向けた増産凍結は見送り。
再び原油がクローズアップされてきた格好。
一方で、決算発表は事前予測が8%程度の減益と元々悲観的。
むしろバーが低いことに期待する声も聞かれる。
FOMCを控えて売り込みにくい週でもありこの綱引きになろうか。
先週末の日経平均は反落。
しかし奇妙だったのは松井証券経由の信用評価損率。
売り方マイナス8.814%、買い方マイナス8.566%と逆転。
需給面は好転の兆し。
加えた個人投資家の動向が指数に連動してないことが明確になってきた印象。
日経平均採用銘柄のPERは15.27倍でEPSは1103円。
EPSが底打ちと見れば上値を追うムードも出てくるのだろうが、それはもう少し先のことになろうか。
シカゴ225先物の終値は16605円と大証比マイナス。
週末開催の産油国会合では増産凍結見送り。
G20でルー米財務長官が円売り介入けん制。
これらを背景とした円高トレンドに警戒感。
九州での予期せぬ震災。
宇宙の悠久さから見ると地球は生きている。
またそこに人が棲息していること自体が奇跡というのを改めて考えさせられる。
市場とか政治経済なんて皮相的なものであり、地球に対して発揮できる力は少ない。
しかし現実的には市場は震災関連銘柄なんてものを常に持ち出すもの。
この非条理さというのは拭いようはない。
被災地の現実を乖離して現象面から見るとゼネコンとか復興関連銘柄のプラス。
阪神淡路でも、東日本でもいつもそうだった。
市場の冷徹さという他はない。
あるいは市場は本当に人の役に立っているのかという疑問も生じる。
欲と欲のせめぎあいが市場ではあるが、慎みとか節操なんて思考はたぶんない。
一方で、米軍のオスプレイが支援に参加する方向だという。
期せずしてオスプレイが役に立つことになる。
これはどういう波及効果をもたらすのだろうか。
あるいは、九州がこんな状態であるのに消費税を上げようなんてことができるのかどうか。
フツーに考えれば無理となったとしか思えない。
復興増税、消費増税見送りという大義名分は十分に成立する。
不謹慎な表現ながら・・・。
アベノミクスにとっては奇貨ということなのかも知れない。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
萩原工業(7856)・・・動兆
萩原工業に注目する。
同社はブルーシート大手。
原油安で原料費は低下。
農業用シートなどに期待感。
(兜町カタリスト櫻井)
04月18日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は前週末比497円56銭安の1万6350円47銭で推移している。
原油価格の下落と外国為替市場の円高・ドル安で投資家心理が悪化、東証1部の9割の銘柄が下げるほぼ全面安となった。
16日付の日本経済新聞朝刊が米アップルのスマートフォン(スマホ)、iPhoneについて「国内外の部品メーカーによると、1〜3月期に続き、4〜6月期も前年同期比3割程度の減産を継続する」と報じた。相場全体の地合いが悪化したところへ減産の観測が流れ、アップル関連とされる銘柄に売りが膨らんだ。太陽誘電は9.6%安まで下落する場面があった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も安値圏で推移している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6547億円だった。売買高は7億4422万株。東証1部の値下がり銘柄数は1757と、全体の9割を占めた。値上がりは152、変わらずは40銘柄だった。
値下がり銘柄の割合が90%超に達する全面安商状となっている。
業種別では33業種すべてが値下がり。下落率1位は鉱業で、以下、保険、輸送用機器、証券・商品、その他金融、電気機器と並ぶ。
日経平均構成銘柄の値上がりは5銘柄にとどまり、220銘柄が下落。マイナス寄与度トップはファストリで、日経平均を39.62円押し下げ。以下、ファナックが27.85円、ソフトバンクが18.71円、KDDIが15.06円と続く。
プラス寄与トップは大林組で、日経平均を1.10円押し上げ。太平洋セメが0.47円、住友大阪が0.39円、大成建が0.24円で続いている。
個別では、三菱UFJや三井住友FGが下落した。ソニーやソフトバンクが下げた。米アップル関連銘柄とされるアルプスやTDKも下落した。富士重や日産自も下げた。一方、大手ゼネコンの鹿島や大成建が上昇した。北九州が地盤の若築建の上げが目立つ。
東証2部株価指数は続落した。ラオックスやアートSHDが下げた。一方、RVHや中本パックスが上げた。
225先物はアムロ・ニューエッジ・メリル・ドイツ・松井・三木・モルスタが買い越し。
みずほ・GS・日興・JP・大和が売り越し
TOPIX先物はメリル・ニューエッジ・ドイツ・アムロ・GS・クレディ・野村が買い越し。
バークレイズ・モルスタ・みずほ・JP・大和が売り越し。
外資系等は昭和産業(2004)、あさひ(3333)、ブロンコ(3091)、
イオンファンタ(4343)、パスコ(9232)に注目。
テクニカル的には清水建(1803)、松井建(1810)、前田建(1824)、九電工(1959)、IKK(2198)、宝(2531)、キャンドゥ(2698)、フジッコ(2908)、ドトール(3087)、クリレス(3387)、GMOクラウド(3788)、トーモク(3946)、三菱ガス(4182)、大有機(4187)、群栄化(4229)、大塚(4578)、ソフトバンクテク(4726)、資生堂(4911)、三浦工(6005)、キャリアリンク(6070)、栗田工(6370)、エスペック(6859)、良品計画(7453)、Vテク(7717)、トーセイ(8923)、NTT(9432)が動兆。
・・・・・・・・・・・・・・
(おもな復興関連銘柄)
<橋りょう>
ショーボンド(1414)
PS三菱(1871)
OSJBホールディングス(5912)
駒井ハルテック(5915)
横河ブリッジ(5911)
川田テク(3443)
富士PS(1848)
コーアツ工業(1743)
<道路>
大林道路(1896)
NIPPO(1881)
日本道路(1884)
東亜道路(1882)
日本乾溜工業(1771)
<地質・地盤調査>
地盤ネット(6072)
応用地質(9755)
土木管理総合試験所(6171)
福山コンサルタント(9608)
<コンクリート>
麻生フオーム(1730)
ヤマウ(5284)
日本興業(5279)
トーヨーアサノ(5271)
日本ヒューム(5262)
ゼニス羽田(5289)
シオスター(5282)
<測量・地図情報>
パスコ(9282)
アイサンテクノロジー(4667)
ドーン(2303)
ゼンリン(9474)
<土木・基礎工事>
不動テトラ(1813)
ライト工業(1928)
日特建設(1929)
<建機レンタル>
南陽(7417)
西尾レントオー(9699)
ジェコス(9991)
カナモト(9678)
<鉄道>
鉄建建設(1815)
東鉄工業(1835)
日本電設工業(1950)
<建機>
コマツ(6301)
日立建機(6305
クボタ(6326)
竹内製作所(6432)
加藤製作(6390)
オカダアイヨン(6294)
<通信建設>
コムシスホ(1721)
SYSKEN(1933)
西部電気工業(1937)
<水道>
水道機工(6403)
前澤給装(6485)
日本鋳鉄管(5612)
栗本工業(5602)
<発電機>
デンヨー(6517)
北越工業(6304)
澤藤電機(6901)
<その他>
エスイー(3423)
04月18日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
18日の東京株式市場は、シカゴ日経225先物にさや寄せする格好から利食い先行の展開となろう。続落後は、もみ合いとなりそう。
先週の上昇で25日線を突破しているが、同線が支持線として意識されやすいとみられる。
まずは25日線を固めたいところであろう。
日経平均株価は、1万6500-1万6800円のレンジを想定する。
17日にカタールで行われた主要産油国による増産凍結をめぐる協議は、合意に至らなかった。それにより、NY原油先物WTI価格が時間外取引で一時、1バレル=37ドル台の半ばまで急落していることも重しになるとみられる。
14日から断続的に発生している熊本県を中心とした地震で、業績への影響を警戒する動きも強まる可能性もある。
(25日移動平均線 1万6594円91銭)
主要外国証券経由の注文動向は、売り870万株、買い720万株で、差し引き150万株の売り越し。売り越しは4営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、鉄鋼、機械、食品、通信、建設、化学、銀行、小売など。
買いセクターに、化学、通信、サービス、精密、電機、小売、陸運、不動産、建設、その他金融。
【好材料銘柄】
■天昇電 <6776>
前期経常を67%上方修正。
■守谷商会 <1798>
前期経常を32%上方修正。
■アンジェス MG <4563>
原発性リンパ浮腫を対象とした「HGF(肝細胞増殖因子)遺伝子治療薬」の第1/2相臨床試験における症例登録を完了。リンパ管新生作用によるリンパ浮腫治療薬の開発を目指す。
■日本ライフL <7575>
前期経常を27%上方修正。
■トレイダーズ <8704>
出資先のLiquidが次世代ITインフラ基盤技術を創出するための研究開発機関として設立した「Recreation Lab」で共同研究を開始。
18日予定
【国内】
《決算発表》
ライフフーズ、東天紅
【海外】
インド3月卸売物価(15:30)
米4月NAHB住宅市場指数(23:00)
《決算発表》
モルガン・スタンレー、ネットフリックス、IBM
休場:ベトナム
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
15日のNYダウ工業平均は4日ぶりに小反落した。
終値は前日比28ドル97セント安の1万7897ドル46セントだった。週末に開催される主要産油国の会合を控えて原油相場が下落し、欧州株が全面安となった流れを受けて、米国株にも売りが広がった。3月鉱工業生産や4月ミシガン大学消費者景況感指数が軟調となり、下げ幅を拡大した。
ただ、積極的に下値を探る動きは限られ、ダウ平均は前日の終値を挟んでもみ合う場面も多かった。
NY原油先物相場は一時1バレル40ドルの節目を下回る水準まで下げた。17日には主要産油国がカタールのドーハで増産凍結などを巡って協議する。会合を前に原油安が進んだことで、米市場ではエネルギー関連株に売りが出やすく相場の重荷となった。
一方で、ダウ平均は小幅な上げに転じる場面もあった。中国国家統計局が15日発表した1〜3月期の実質国内総生産(GDP)や3月の工業生産高は市場の予測を上回った。中国景気に対する過度に悲観的な見方は和らぎ、米株式には買いも入った。
来週はマイクロソフトやグーグルの持ち株会社アルファベットなど米主要企業による四半期決算の発表が本格化する。業績を見極めたいとして持ち高を積極的に一方向に傾ける市場参加者も少なく、相場は方向感に欠いた。
ナスダック総合株価指数は小幅に続落し、前日比7.670ポイント安の4938.216で終えた。
セクター別では、公益事業や不動産が上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器やエネルギーが下落した。
米銀大手のシティグループが安い。取引開始前に発表した1〜3月期決算では1株利益などが市場予想を上回り買いが先行したものの、決算発表前から上昇していたため利益確定の売りに押された。
通信機器のポリコムを約19億6000万ドル(約2140億円)で買収すると発表した通信プロバイダーのマイテル・ネットワークスは急落した。ネットワーク機器のシスコシステムズのほか、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなども下げた。
一方で、保険のトラベラーズが上げたほか、コカ・コーラやマイクロソフトなどが高い。15日に自社の取引所で新規株式公開(IPO)した私設電子取引所大手のバッツ・グローバル・マーケッツは23ドルで終え、公開価格(19ドル)を2割近く上回った。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,897.46 −28.97
S&P500種
2,080.73
ナスダック
4,938.216 −7.670
【シカゴ日本株先物概況】
日経平均先物は4日ぶりに反落し、この日の安値圏で引けた。6月物は前日比200円安の1万6605円で終えた。15日の大取終値を155円下回った。原油相場の続落を背景に米株が下げたほか円相場が反発し、売りが優勢になった。この日の6月物安値は1万6590円、高値は1万6930円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16605 ( -155 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16650 ( -110 )
( )は大阪取引所終値比
【NY株式見通し】
今週の米国株式相場は上値が重そうだ。NYダウ平均は14日に9カ月ぶりの高値をつけ、短期的な過熱感が意識されている。
注目は、17日にドーハで開かれる主要産油国による増産凍結交渉だ。決裂すれば原油相場は急落する可能性がある。株式市場でも投資家のリスク回避姿勢が強まり、株価が下がりそうだ。
一方で、今週発表されるマイクロソフトやインテルの1〜3月期決算が好調なら、投資家心理にはプラスになる。
04月15日個別銘柄情報
個別銘柄情報を6銘柄更新しました。
[4832]JFEシステムズ
[2479]ジェイテック
[7837]アールシーコア
[7456]松田産業
[8893]新日本建物
[7600]日本エム・ディ・エム
04月15日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
15日の日経平均株価は4日ぶりに反落し、前日比63円2銭安の1万6848円3銭で終えた。
前日の米国株市場の上値が重かったことや、前夜に発生した熊本県を震源とした地震の影響もあり、一部の建設株を除いて買い手控えムードが強かった。
きょうまで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議や、原油相場に影響を与える17日の主要産油国の関係閣僚会合などを控え、これを見極めたいとの思惑も足かせとなった。
前日までの上昇で日経平均は、節目の1万7000円に接近し、利益確定の売りを誘った。
短期的な過熱感も意識された。外国為替市場で円相場が1ドル=109円台後半の円安・ドル高水準を保つ中で輸出関連株には採算改善を意識した買いが入り、株価指数の下げ幅は小さかった。
JPX日経インデックス400は4日ぶりに反落し、終値は前日比90.40ポイント安の1万2312.69だった。
東証株価指数(TOPIX)も4日ぶりに反落し、9.95ポイント安の1361.40で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆592億円。売買高は19億8537万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1262と、全体の約65%を占めた。値上がりは565、変わらずは125銘柄だった。
個別では、売買代金トップの小野薬品工業が大幅安、パソコン事業の統合交渉が白紙になったと伝わった富士通は下落し、日電産と村田製、キーエンス、ファナック、ソニーが下げた。国際石開帝石、アデランスの下げも目立った。一方、ソフトバンクグループがしっかり、大塚ホールディングスも買いが先行した。株価低位の若築建設、レナウン、新日本理化なども値を飛ばした。テーマパーク設備の刷新が伝わったサンリオは上昇し、JR東海と積ハウスの上げも目立った。
東証2部株価指数は7営業日ぶりに反落した。大引けの2部指数は、前日比3.08ポイント安の4333.18となった。
個別銘柄では、丸八倉、サイオス、スリーエフ、鉄人化朝日インテクとラオックスが下げた。一方、コーアツ工業、富士ピー・エス、中本パックスがストップ高。ベネ・ワンとRVH、篠崎屋、オリチエン工業、Gダイニング、トラストが上げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,911.05 |
529.83 |
日経平均先物 |
16,900.00 |
480.00 |
TOPIX |
1,371.35 |
38.91 |
TOPIX先物 |
1,362.50 |
25.00 |
東証2部指数 |
4,336.26 |
27.65 |
JASDAQ |
2,443.14 |
18.79 |
マザーズ |
1,104.32 |
24.36 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2502730 |
2668900 |
東証2部 |
86680 |
13971 |
【市況】ジャスダック平均株価は7日続伸
日経ジャスダック平均株価は7日続伸した。終値は前日比6円23銭高い2449円37銭だった。
時価総額の大きな主力銘柄には持ち高調整の売りがやや優勢だったが、成長期待が高まっているバイオ関連銘柄などには資金流入が続き、全体として小幅ながら続伸した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で478億円、売買高は1億218万株だった。
個別銘柄ではヤマックス、ヤマウ、麻生フオーム、DWTIがストップ高。シスロケ、リーバイスは一時ストップ高となり、アイサンテクやシンバイオ、アパマンショが上昇した。
半面、サン電子やドーン、カルナバイオ、市進HD、アクサスHDは下落した。
【市況】東証マザーズは3日続伸。年初来高値。
東証マザーズ指数は3日続伸し、前日比9.83ポイント1114.15とこの日の高値で終えた。2日連続で年初来高値を更新し、2007年2月27日以来の水準を付けた。
個別銘柄ではGunosy、アライドアーキ、INSPEC、プラッツがストップ高。テラスカイ、地盤ネットHDは一時ストップ高と値を飛ばし、アンジェスやそーせい、インベスCが上昇した。
一方でグリンペプやアカツキ、ナノキャリア、PCNET、メドピア、エボラブルアジアが下落した。
きょう東証マザーズに新規上場したエディア(3935)は前場で取引が成立せず、12時57分に公募・売り出し価格(公開価格、1630円)を1535円(94%)上回る3165円で初値を付けた。その後は上げ幅を縮小し2790円で終えた。
【市況】(後場寄り付き)=日経平均株価は下落幅を縮小する動き
後場寄り付きの東京株式市場では、日経平均株価が下落幅を縮小する動きとなっている。外国為替市場では、1ドル=109円60銭台での推移。アジアの主要株式市場は、総じて軟調な値運びとなっている。
ランチバスケットは22件、259.47億円。 差引き売り買い均衡との観測。
規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも下落。セクターでは海運、パルプ紙、空運、建設が小じっかり。半面、電気機器、鉄鋼、銀行、繊維、非鉄金属、鉱業、不動産、輸送用機器が冴えない。
Gunosy<6047>
大幅続伸。KDDI<9433>のグループ会社であるSupership及びアップベイダーと広告領域において業務提携すると発表している。
「17134円へのこだわり」
IMFのラガルド専務理事のコメントは「世界経済の成長は脆弱だ」。
各国に適切な財政政策、構造改革などの実行を促した。
急激な円相場の変動について「注意深く見ている」。
過度の変動が続けば、為替介入措置などが選択肢となり得ることを示唆したとの報道。
選択肢になり得るというのだから悪くはない筈。
日経平均の3月29日の終値は17134円。
なにかというと3月権利落ち前の終値。
ここまで戻れば権利配当落ちをようやく埋めたことになるのだが誰もこんな数字を気にしない。
ひょっとすると・・・。
株式市場というのはリアルっぽさを保持しているバーチャルな世界かも知れない。
中国の景気、あるいはシェールガス・オイルなどの行方。
あるいはギリシャの財政動向や中東情勢など。
多くの人は事実を確かめることなく、報道や映像や活字だけで判断する。
実際に見にもいかないし聞くことも滅多にない。
確認することなく多数論理に従う格好。
あるいは他人の意見を疑うこともなく信じての行動。
お金という大切なものを投じる割にはその予測行動は驚くほど簡素な印象。
これは実によくない傾向ではなかろうか。
海外の世界は見聞コストも高いが、せめて国内の企業の状態くらいは電話でも聞ける筈。
さほどでないコストを惜しむべきではないだろう。
少なくとも疑って考える時間くらいは持っても良いような気がする。
皮相的な現象面やムード的心理だけにとらわれると減少に束縛されてしまうような気がする。
ワイヤレスゲート(9419)の取材で脳裏に刻まれたこと。
未来予想図としては結構重要だろう。
↓
○シリコンバレーでは「情報は通信帯域を欲しがる」という言葉があります。
情報があれば帯域が必要になります。
帯域が広ればコンテンツがリッチ化していきます。
コンテンツはリッチになっていかなければならないでこのトレンドは変わりません。
○スマホの誕生は産業革命でした。
スマホに限らず情報通信機器の進化は産業革命を拡大します。
時間をかけて人がやらなければならなかったことを
情報通信機器を介して簡単にできるようになりました。
業務効率は明らかに改善されました。
○IoTもM2Mでも何でもそうですが通信インフラがなければ成り立ちません。
○既存の無線通信サービスを劇的に変化する可能性を秘めています。
従来はキャリア中心の提供側の論理の中でのインフラ提供でしたが、
大きく通信の世界を変えることになる可能性があります。
テクノロジーの観点からの大きな変化は
従来のキャリアとも共存共栄できる仕組みになるでしょう。
「安くて早くてどこでも使える」の実現のためには
いろいろな会社の技術の共存共栄が必要。
我々の位置は潤滑油のようなもので、常にアレンジャーの立場です。
○機能ごとに機器が細分化され、データはクラウドが当たり前になるでしょう。
パーソナルデバイス間の通信の充実とパーソナル通信間で
インターネットに抜けるための通信技術は進むでしょう。
脳波に限らず目の動きからどこがポイントかわかる技術も出てきています。
認証やセキュリティの観点からの生体認証なども進化しました。
デバイスだけでなく人体の認証もからめてネットワーキングは高度化して行くでしょう。
音声入力も進化しており、シニアの方などは便利に使われています。
まだまだスマホ進化は進みます。
でもいずれ電話を表すスマホという名前は変わるでしょう。
進化はとどまることなく目に見えないところで
自動的なネットワークとかの世界に入り込んでいくでしょう。
つなぐ=コミュニケ─ジョンのお手伝いはいろいろなところでなくてはなりません。
で我々のやるべき分野はまだまだあります。
最近は技術・政策・顧客のニーズがついてきました。
いったん火が付いたものは消しようがありません。
自動車は自動運転、受け付けはペッパー君などと想像以上の世界が広がってくるはずです。
介護看護の領域でも必要不可欠な存在であることもまちがいありません。
ICTの一番の価値は人の苦労を和らげること。
付加価値をつけること。
単に通信だけでなく、例えば不正を予防できるICTというのも今後必要にされる筈です。
そんな場所でも当社の技術は貢献できる会社になれるでしょう。
○技術はツールだしその先は社会が良くなる筈です。
つまり「テクノロジーは世の中の役に立つツール」が我々の大前是。
我々はプロダクトアウトではなくマーケットインの会社です。
お客様のニーズがどこにあってそれを解決するために我々の技術が役立つようであれば
そこにの技術を提供するというのがワイヤレスゲートです。
こういう技術があるから使ってくださいではなく
ニーズを吸い出してそれに対応できるソリューソンを提供しているのが
我々ワイヤレスゲートと考えていただければありがたいです。
○従来はものづくり日本でIT=デバイス・情報通信機器をつくることでした。
日本は上の付加価値を提供するフェーズに行かなければなりません。
ITはコミュニケーションを通じてICTとなりましたが、
いろいろなものをコミュニケートするのが我々の提供するサービスです。
いずれは常時スマホを持つ必要がなくなってくるかもしれません。
スマホやディスプレイ、スピーカー、カメラ、キーボードなどが
デバイス上の制約から一つになっています。
でも通信技術の進展で本来一番得意な部分に機能ごとに特化していくのが正しい方向。
ウェアラブルはその進化形の一つでしょう。
人の身近な空間間でコミュニケーションさせる技術やデバイスの細分化も進みます。
想像できない社会がそう遠くない時期にやってきます。
これはSFの世界ではきっとないと思います。
スケジュールを見てみると・・・
15日(金):米鉱工業生産、NY連銀製造業、ミシガン大消費者信頼感、中国1〜3月GDP、鉱工業生産、小売売上高、他経済指標
週末:OPECと非加盟産油国会合(カタール)
18日(月):米NAHB住宅市場指数
19日(火):全国学力テスト、米住宅着工、独ZEW景況感
20日(水):貿易統計、コンビニ売上高、訪日客数、米中古住宅販売
21日(木):米CB景気先行指数、ECB理事会(ドラギ総裁会見)
22日(金):第3次産業活動指数
(櫻井)
◆中国GDP、1〜3月6.7%増 7年ぶり低水準
中国国家統計局は15日、2016年1〜3月期の国内総生産(GDP)が物価変動を除く実質で前年同期比6.7%増えたと発表した。
リーマン・ショックに直撃された09年1〜3月期(6.2%増)以来7年ぶりの低い伸びで、成長減速に歯止めがかからない状況。中国経済への不安が再燃しそうだ。
政府が16年の成長率目標とする6.5〜7.0%の範囲には収まった。だが、このまま減速が続けば目標達成は危うくなり、雇用不安が起きかねない。国際通貨基金(IMF)は年間で6.5%との厳しい予測を示している。
04月15日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
15日午前の日経平均株価は4日ぶりに反落し、前日比56円68銭安の1万6854円37銭で前場を終えた。
前日までの3日間で1100円あまり上げ、節目の1万7000円に接近したため、短期的な過熱感が意識され、利益確定の売りが優勢になった。
米国株市場の上値が重かったことや、前夜に発生した熊本県を震源とした大地震の影響も一部の建設株を除いて買い手控えムードにつながった。
きょうまで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議や、原油相場に影響を与える17日の主要産油国の関係閣僚会合を前に持ち高調整の売りが出やすかった。
外国為替市場で円の対ドル相場が円安に振れた局面では日経平均が上げる場面もあったが、買いの勢いは続かなかった。
中国が11時に発表した2016年1〜3月期の実質国内総生産(GDP)は市場予想をやや上回ったが、投資家の反応は限定的だった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で9845億円、売買高は10億2130万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1328と、全体の68%を占めた。値上がりは504、変わらずは120銘柄だった。
個別では、村田製とファナックが下げた。みずほFGとMS&ADも軟調で、小野薬と富士通の下げが大きかった。アデランス、富士通、サイバネットシステム、ジャパンディスプレイ、東邦チタニウムなども売られた。一方、建設の清水建と大林組は上昇し、アステラスと楽天が上げた。JR東海が堅調、築建設、不動テトラなどが上昇した
東証2部株価指数はわずかながら7日続伸した。前引けの2部指数は、前日比0.49ポイント高の4336.75となった。
個別銘柄では、コーアツ工業、中本パックスがストップ高。SYSKENは一時ストップ高と値を飛ばし、RVH、篠崎屋、土木管理試験所、ベネ・ワンやアートSHDは上げた、半面、丸八倉、スリーエフ、サイオス、朝日インテクと象印が下げた。
【市況】ジャスダック市場(前引け)=7日続伸、全体として小幅な上昇
日経ジャスダック平均株価は小幅に7日続伸した。前引けは前日比6円35銭高い2449円49銭となった。
東証1部の大型株を中心に最近の上昇で利益確定売りが先行しており、新興市場でも目先の利益を確定する目的の売りが目立った。
一方で、創薬ベンチャーなど短期的な期待から資金流入が続いた銘柄もあり、につながった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で295億円、売買高は6050万株。
個別銘柄では麻生フオーム、シスロケ、リーバイスが一時ストップ高。シンバイオ製薬、マークラインズ、アイサンテク、カルナバイオが上昇した。
半面、市進HD、EAJ、サン電子やドーン、テイツーが下落した。
【市況】東証マザーズ(前引け)=マザーズ指数は反落。
東証マザーズ指数は3営業日ぶりに小幅反落した。
前引けは前日比0.09ポイント安い1104.23だった。
個別銘柄ではアカツキ、グリーンペプタイドやそーせい、ナノキャリア、PCNET、ヨシムラフードが下落した。一方で、アライドアーキ、INSPEC、プラッツがストップ高。テラスカイ、地盤ネットHDは一時ストップ高と値を飛ばし、アンジェスやインベスC、アキュセラは上昇した。
04月15日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は前日比37円84銭安の1万6873円21銭で推移している。前日終値(1万6911円)をはさみ一進一退で推移している。
外国為替市場で円相場が1ドル=109円台後半まで円安・ドル高に振れ、自動車など輸出関連株に押し目買いが入った。
ただ、週末に加え、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議や主要産油国の関係閣僚会合の結果を見極めたいという空気も濃い。散発的に出る持ち高調整の売りが上値を抑えている。
前日夜に発生した熊本県を震源とする地震の影響でホンダやブリヂストンの工場は操業を停止したと伝わった。市場では「相場全体への影響は小さく、個別企業への懸念にとどまる」との声が聞かれた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6008億円、売買高は6億3287万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1221と、全体の約63%を占めた。値上がりは573、変わらずは156銘柄だった。
業種別では33業種中5業種が値上がり。1位はパルプ・紙で、以下、海運、陸運、建設と続く。値下がり上位には鉄鋼、保険、非鉄金属が並んでいる。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小動き。
日経平均マイナス寄与度は13.34円の押し下げでファナックがトップ。以下、KDDIが3.53円、TDKが2.75円、アルプスが2.43円、スズキが2.43円と続いている。
プラス寄与度トップはトレンドで、日経平均を6.08円押し上げている。次いで東エレクが3.26円、アステラスが3.14円、コナミHDが3.14円と続く。
個別では、富士通と大東建が下げ幅を拡大した。ファミリーMも一段安だ。小野薬の下げが目立つ。一方、三井住友トラと楽天、JR東海は上げ幅を広げた。
東証2部株価指数は7営業日ぶりに反落した。朝日インテクとローツェが下げ、RVHとアートSHDが上げた。
225先物はニューエッジ・大和・アムロ・バークレイズ・岡三・マネが買い越し。
野村・SBI・GS・クレディ・日興・日産・メリル・JPが売り越し。
TOPIX先物はGS・シティ・岡三・アムロ・カブコム・JP・みずほが買い越し。
野村・パリバ・ニューエッジ・大和・メリルが売り越し。
外資系等は4℃(8008)、サンエー(2659)、
ロック・フィールド(2910)、三井住友トラ(8309)に注目。
テクニカル的には東鉄工(1835)、DeNA(2432)、カゴメ(2811)、ヨコレイ(2874)、JT(2914)、オープンH(3288)、東急不(3289)、クスリのアオキ(3398)、日産化(4021)、ステラケミ(4109)、協和キリン(4151)、アイカ(4206)、ファンタジー(4343)、メディカルシス(4350)、あすか薬(4514)、日新薬(4516)、テルモ(4543)、栄研化学(4549)、大正薬(4581)、ヤフー(4689)、BML(4694)、オラクル(4716)、昭和シェル(5002)、ホッカン(5902)、OSJB(5912)、ワイエイシイ(6298)、コマツ(6301)、日立金(6305)、ダイキン(6367)、ダイフク(6383)、モリタ(6455)、ホシザキ(6465)、THK(6481)、明電舎(6508)、GSユアサ(6674)、アルバック(6728)、ホシデン(6804)、船井電(6839)、日CMK(6958)、大真空(6962)、双葉電(6986)、ニチユ(7105)、全国保証(7164)、コーナン(7516)、前田工繊(7821)、エフピコ(7947)、任天堂(7974)、4℃(8008)、岩谷(8008)、ユニチャーム(8113)、コメリ(8218)、しまむら(8227)、アコム(8572)、相鉄(9003)、東急(9005)、京成(9009)、丸和運輸(9090)、KDDI(9432)、スクエニ(9684)、アイネス(9742)、NSD(9759)が動兆。
<兜町カタリスト>
「せめて4日くらいは」
NYダウは18ドル高の17926ドルと3日続伸。
NASDAQは1ポイント安の4945ポイントと3日ぶりの反落とマチマチの動き。
3月のCPIが前月比0.1%上昇と市場予想を下回ったことから
短絡的に「利上げに慎重」とのモードが広がってダウは小動きだった。
バンカメメリルの決算は18%の減益だったが株価は2.5%上昇。
一方同様に減益だったウェルズ・ファーゴが0.5%の下落。
NYダウは25日移動平均(17521ドル)と
200日移動平均(17110ドル)がサポートした形で上昇。
その途中の一休みというところだろうか。
週末のOPECと非加盟産油国の会合で原油の減産方向でも打ち出せれば
来週はまた明るくなりそうだが・・・。
21日(木)のECB理事会を控えて売り向かうのは結構難しそうだ。
NYでは4月15日は確定申告納税期日。
その4月15日のNYダウは昨年まで過去37回のうち下落は6回。
上昇しやすいアノマリーに期待したいもの。
日経平均株価は177円高、452円高そして昨日は529円高の高値引け。
3日間の上昇幅は1159円となった。
3月1日〜4日の4日続伸は988円高だったからそれよりも大きい上昇となった。
今年は4日続伸が最大なのでこれに挑戦というマインドだろう。
上向きに転じた25日移動平均(16595円)を一気に抜いた。
そしてまだ下向きの75日移動平均(16844円)も抜いてきた。
市場心理(25日)と需給(75日)面での不安は払しょくされ、
あとは200移動平均(18399円)が表現する景気と業績に対する懸念を
払しょくできるかどうかとなろう。
シカゴ225先物の終値は16805円と昨日の大証終値よりも100円近くマイナス。
高値は16920円であったのでシカゴでは頭を押さえられた格好。
17000円回復に期待はあるがシカゴはこれを否定しており難解な局面。
中国の1〜3月GDPの発表が予定されているが、わずか2週間で集計された数字などあてになるものではない。
計画地での着地であろうからサプライズは少なかろう。
週末要因もあり新興中小型のテーマ株物色に分があろうか。
その新興市場のマザーズ市場での外国人の売買動向。
3月以降外国人投資家は買い越し。
3月の月間買い越しは140億円。
週間ベースでは毎週30億円台の買い越しだった。
4月第1週の売買は170億で円、3月月間を上回る規模での買い越し。
「ETF組成に絡む買いの可能性」という指摘も聞かれるが・・・。
いずれにしても7月19日のマザーズ指数先物上場までの新興市場は目が離せない。
というか、日経レバ(1570)に代表される指数主役の市場展開もほぼ2年。
そろそろ飽きてくるタイミングでもあろうから、その意味では「木」や「草」に目が行こうか。
東証投資主体別売買動向で外国人は145億円の買い越し。
なんと14週ぶりの買い越しとなった。
個人は237億円の買い越しで2週連続。
落ち着いてきた印象。
4月SQ値15507円ははるか下に見えるようになった。
これは3月のSQ以降の動きと似ている。
SQ値決定後は〇〇〇〇〇で5勝0敗。
騰落レシオは115.01%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス9.379%。
買い方はマイナス7.740%。
空売り比率は35.9%と久々の水準まで低下。
日経VIは26.11でNYの13%台と比べるとまだ高い。
日経平均採用銘柄のPERは15.36倍でEPSは1100円。
興味深かったのはシャープの新製品であるロボット携帯「RoBoHon」。
AIとIoTを組み合わせた商品だという。
話した内容の記憶や学習が可能で家族の顔などを認識して名前を呼ぶことができるという。
価格は21万3840円とやや高め。
月産5000台で半年での黒字化計画。
ビデオでもコンピュータでも、携帯でも最小は遊び心からスタートしたのが歴史。
独創的なヒット商品が「シャープらしさ」とされる。
どうせならホンハイの傘下入りする前に発表して欲しかった。
水曜日経の神奈川・首都圏経済版では「再生・細胞医療最先端へ」の記事。
川崎市殿町地区での「ライフ・イノベーションセンター」の完成を報じている。
夏をめどに本格稼働する方向だが、これもバイオ関連の起爆剤だろう。
木曜日経1面では「インフラにゼロ金利融資」の見出し。
経済対策の柱にというサブ見出し。
当面は「新幹線・都市鉄道整備・保育介護施設整備・奨学金」などに使われる方向。
いずれにしてもインフラ整備も忘れてはならない存在。
「追加経済対策」、「選挙対策」、「増税延期」、「伊勢志摩サミット」。
スケジュール的には悪くない。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
イナリサーチ(2176)・・・動兆
イナリサーチに注目する。
同社は医薬品非臨床試験受託が中核でサルでの試験に強み。
信州大学とiPS細胞を使った再生医療の非臨床試験で連携協定。
そろそろ10ヶ月程度の周期的上昇時期という見方もある。
カニクイサルは申年銘柄でもある。
(兜町カタリスト櫻井)
04月15日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
15日の東京株式市場はもみ合い展開か。
14日夜の熊本の震災の影響を見極めたいと見方から、やや弱含みのスタートも想定される。
また、今年に入り上値抵抗線として意識されている75日線(14日時点で1万6844円)を上抜けたことや週末要因もあり、目先的な達成感から利食い売りも考えられる。
日経平均株価の予想レンジは1万6600円−1万7000円を想定する。
円安基調や原油高の流れに大きな陰りは見られず、為替が極端に円高に振れない限りは、押し目があれば買いが入る可能性が高い。
11時に予定されている1-3月期GDPなど中国経済指標が波乱材料ではあり、内容によっては調整色を強める可能性はあるが、波乱のない内容となれば、中国関連株などには改めて買いが入りやすく、総じて底堅い推移を予想する。
熊本地方の地震が発生したことを受け、インフラ補修などの関連銘柄に向かう可能性もありそうだ。
主要外国証券経由の注文動向は、売り510万株、買い2250万株で、差し引機1740万株の大幅買い越し。買い越しは3営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、小売、ガラス、鉄鋼、銀行、電機、薬品、陸運など。買いセクターに、建設、電機、機械、自動車部品、海運、ゴム、化学など。
【注目の材料銘柄】
■Rフィールド <2910>
4月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■レナウン <3606>
今期経常は15%増益へ。
■キャリアL <6070>
5月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。また、今期経常は17%増で4期ぶり最高益、実質増配へ。
■PALTEK <7587>
業務用映像機器向けインターフェースの伝送レート変換ボード「GearBox ボード」を開発。4K映像の非圧縮伝送が可能な12Gb/sへの変換を実現。
■中本パックス <7811>
前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は1%増益、27.5円増配へ。また、配当方針を変更。これまで年1回の期末配当のみだったが、17年2月期から毎年8月末を基準日とする中間配当を実施することを決定。
■インベスターズクラウド <1435>
不動産投資型クラウドファンディング「TATERU FUNDING」事業を開始。一棟のアパートを小口化し、共有持分で販売することで不動産投資の間口を広げる。
■テラスカイ <3915>
5月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。また、今期経常は10%増で3期連続最高益更新へ。
■Gunosy <6047>
KDDIグループのSupership、アップベイダーと広告領域で業務提携。広告配信や動画広告で連携するほか、広告商品の共同開発、データ関連などで協業する。12-2月期(3Q)経常は8%減益。
4月第1週の投資部門別売買動向
4月第1週(4月4−8日)の投資部門別売買動向によると、現物株は外国人投資家が14週ぶりに買い越した。外国人の売り越しは今年初。公的年金の動きを示すとされる信託銀行は2週ぶりの買い越し、個人は2週連続の買い越しとなった。
自己・個人・外国人・信託の4主体を現物と先物で合計した投資家動向は信託銀が8週連続買い越し、個人は2週ぶり売り越し。外国人は先物で大きく売り越したため14週連続の売り越しとなった。
なお、同週の日経平均株価は342円64銭(2.1%)安、TOPIX(東証株価指数)が13.71ポイント(1.1%)安。
【予定】
15日(金)
【国内】
《決算発表》
ゲンダイAG、ゲンキー、日置電、安川情報、ハウスリート、レイ、トーヨーアサノ、ハウスレジ
《新規上場》
エディア
【海外】
中国1-3月期GDP(11:00)
中国3月鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資(11:00)
国際通貨基金(IMF)・世銀春季総会(〜17日ワシントン)
米4月NY連銀製造業景気指数(21:30)
米3月鉱工業生産・設備稼働率(22:15)
米4月ミシガン大学消費者信頼感指数(23:00)
米2月対米証券投資(16日5:00)
《決算発表》
シティグループ
休場:インド、タイ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
14日のNYダウ工業株30種平均は小幅ながら3日続伸した。終値は前日比18ドル15セント高の1万7926ドル43セントと、2015年7月20日以来およそ9カ月ぶりの高値を付けた。
金融大手が相次ぎ減益決算となる中で、週間新規失業保険申請件数が予想より減少するなど、朝方からもみ合う展開となった。3月消費者物価指数が予想に届かず、利上げへの警戒感が縮小したことで上昇したが、引けにかけて上げ幅を縮小する展開となった。
米銀大手バンク・オブ・アメリカの1〜3月期決算は減収減益だった。しかし、1株利益が市場予想を上回った。前日にもJPモルガン・チェースが決算をきっかけに買われ、連日で大手銀株を物色する流れが強まった。
日欧の株式市場では主要な株価指数が上昇した。世界的な株高の様相が色濃くなったことも米株式の買い安心感につながった。
ただ、来週から米主要企業による四半期決算の発表本格化し内容を見極めたいとする投資家も多い。積極的に相場の上値を追う動きは限られ、利益を確定する売りも出やすかった。
ナスダック総合株価指数は小反落し、終値は同1.534ポイント安の4945.886ポイントとなった。
セクター別では、銀行や運輸が上昇する一方で不動産や食品・飲料・タバコが下落した。
航空会社のデルタ航空は決算内容が好感され、堅調推移。半導体・太陽光技術メーカーのサンエジソンは会計慣行に不正が無かったことを発表し、大幅上昇となった。
アップルやグーグルを傘下に持つアルファベット、アマゾン・ドット・コムも高い。
一方で、大手銀ウェルズ・ファーゴは下落した。決算では利益が市場予想を上回ったものの、エネルギー関連企業への与信に警戒感が高まり、売りが優勢だった。インテルや映画・娯楽のウォルト・ディズニー、日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)も下げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,926.43 +18.15
S&P500種
2,082.78
ナスダック
4,945.886 −1.534
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は3日続伸した。6月物は前日比205円高い1万6805円で終え、3月末以来およそ2週ぶりの高値を付けた。同日の大阪取引所の終値を95円下回った。小幅ながら円安が進んだほか、NYダウ平均が堅調に推移し、買いを誘った。ただ、積極的に上値を追う手掛かりには欠き、利益確定の売りも出やすかった。
この日の6月物の高値は1万6920円、安値は1万6610円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16805 ( -95 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16845 ( -55 )
( )は大阪取引所終値比
【14日の欧州株式市場】
FTSE100が3日続伸、DAXは5日続伸
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6365.10(+2.21)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4511.51(+21.20)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10093.65(+67.55)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
あすは大幅上昇の週の週末に加え、G20、週末の産油国会合など、為替や原油価格に関しても思惑が絡みやすく、引き続きボラティリティの大きな展開が想定される。
週末に伴うポジョン調整の動きも想定されることから利益確定の売りが優勢となり、上昇一服となる可能性がある。
特に原油動向には注目で、足元原油高が金融株高を巻き込みリスクオンの流れを醸成してきただけに、逆の動きが出てくると、直近の上昇が急であったぶん、警戒が強まるだろう。ただし、ここまでの大きな動きが出た以上、下げ局面でも売り一辺倒とはなりづらい。
買いエネルギーの増加が先高期待感を示唆するものとなっている。中期的には、上昇波動に復帰する動きを継続しそうだ。
市場関係者からは「きょうの大幅上昇で、25日移動平均線(1万6595円=14日)を突破し、さらに今年になって初めて75日移動平均線(1万6844円=同)も一気に抜き去った意義は大きい。今後は急騰後の若干の波乱は想定されるものの、3月14日につけた高値1万7291円の奪回が焦点となってきた」との見方が出ていた。
東証が14日に発表した4月第1週(4〜8日)の部門別動向によると、外国人は14週
ぶりに買い越し、買越額は326億円でした。信託銀行も2週ぶりに買い越し、買越
額は1541億円。個人も2週連続で買い越し、買越額は110億円。
【注目の材料銘柄】
■三谷産業[8285]
16年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来予想比8%増の19億円(前期実績13億円)、純利益は同10%増の13億円(同16億円)とした。住宅設備機器事業で納入物件の引渡しが順調に進み、収益が押し上げられた。14日終値は338円(△13)。
■北の達人コーポレーション [2930]
17年2月期予想を発表。営業利益は前期比27%増の5億700万円、純利益は同51%増の3億4300万円とした。年間配当予想は前期比1円増の9円50銭。入浴剤やクリーム育毛剤の売り上げ増が期待できるという。
同時に発表した16年2月期決算は営業利益が前期比13%減、純利益が同15%減で着地した。
あわせて自社株買いを発表。発行済み総数の3.61%にあたる40万株、2億円を上限に実施する。14日終値は505円(△9)。
■ロック・フィールド[2910]
株式分割を発表。4月30日を基準日、5月1日を効力発生日として1対2の分割を行う。
両日とも休日のため、実質的な効力発生日は2日(月曜)となる。同社は東証1部上場。百貨店に総菜や揚げ物を納入している。14日終値は3260円(△15)。
04月14日個別銘柄情報
個別銘柄情報を5銘柄更新しました。
[7942]JSP
[2594]キーコーヒー
[8059]第一実業
[2599]ジャパンフーズ
[3097]物語コーポレーション
04月14日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
14日の日経平均株価は大幅に3日続伸した。前日比529円83銭高の1万6911円05銭で終え、4月の高値を付けた。日経平均は3日間の上げ幅が1159円に達した。
前日の欧米株が軒並み大きく買われたことに加え、為替も1ドル=109円台半ばまで円安が進み、前日に続きリスクオフの巻き戻しが進んだ。
17年3月期業績への円高の影響が懸念されていた自動車や電機など輸出セクターが買い戻されたほか、前日の欧米市場で金融株が大きく上昇した流れを受け、保険や銀行株にも物色資金が向かった。鉄鋼をはじめ市況関連の上げも目立つ。東証1部の9割超の銘柄が上昇した。
日経平均は後場いったん伸び悩む場面もあったが、先物主導のインデックス的な買いも後押しして、後場終盤に再び買い直される展開となった。きょうは全体の92%の銘柄が値上がりしており、大引け時点の東証1部の騰落レシオは115%まで上昇している。東証1部の
3月31日以来、約2週間ぶりに500兆円台に戻した。
JPX日経インデックス400も3日続伸した。終値は前日比368.07ポイント高の1万2403.09だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、同38.91ポイント高の1371.35で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆6689億円、売買高は25億273万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1797、値下がりは125、変わらずは29だった。
個別では、ファストリやファナック、村田製作所が急伸し、日経平均を押し上げた。三菱UFJや三井住友FG、新日鉄住金、JFEが買われ、今期(2017年3月期)の連結営業利益が前期比1割増と伝わった菱地所が高い。保土谷化学工業が大幅高、ネクシィーズグループ、日本ガイシも高い。DMG森精機が物色人気をみせたほか、協和発酵キリン、T&Dホールディングスなども値を上げた。
一方、ガリバーやサイゼリヤが下落した。前日まで5日続伸していた小野薬は反落し、前期(16年2月期)の純利益が減益となったローソンが売られた。SUMCO、スタートトゥデイ、イオンフィナンシャルサービスも安い。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,911.05 |
529.83 |
日経平均先物 |
16,900.00 |
480.00 |
TOPIX |
1,371.35 |
38.91 |
TOPIX先物 |
1,362.50 |
25.00 |
東証2部指数 |
4,336.26 |
27.65 |
JASDAQ |
2,443.14 |
18.79 |
マザーズ |
1,104.32 |
24.36 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2502730 |
2668900 |
東証2部 |
86680 |
13971 |
【市況】2部指数は6日続伸
東証2部株価指数は6日続伸した。大引けの2部指数は、前日比27.65ポイント高の4336.26となった。
個別銘柄では北陸電話工事が一時ストップ高。ケミプロ化成、ぷらっと、サイオス、セイヒョー、朝日インテクや象印が上げた。
一方、カワセコンピュ、日シス技術、SFPダイニング、ラオックスやアートSHDが下げた。
【市況】日経ジャスダック平均株価は6日続伸
日経ジャスダック平均株価は6日続伸した。終値は前日比18円79銭高い2443円14銭だった。円相場の下落を受けて日経平均株価が大幅に上昇し、投資家心理が改善した。
ジャスダック市場でもバイオ関連銘柄を中心に買いが集まった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で854億円、売買高は1億4276万株だった。個別銘柄は、リーバイスがストップ高。日特エンジは一時ストップ高と値を飛ばし、EAJやカルナバイオ、トリケミカルが上昇した。半面、ケイブ、フォーサイド、サン電子やドーン、セプテニHDなどが下落した。
【市況】【市況】マザーズ指数は9年1カ月ぶり高値
東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比24.36ポイント高い1104.32と、2007年2月28日以来およそ9年1カ月ぶりの高値を付けた。
バイオ関連銘柄の循環物色の流れが続いた。個別銘柄ではブランジスタ、アライドアーキ、グリーンペプタイ、アウン、アンジェス、MDVなどがストップ高。JMNC、アカツキ、ナノキャリアが上昇した。一方、エニグモ、マイネット、そーせいやサイバダイン、インベスCが下落した。
「地理的方向かも間違ってはいなかった」
東証2部株価指数、日経ジャスダック平均株価は6日続伸。
東証マザーズ指数は続伸。
2007年3月1日の1119ポイント以来の1100ポイント台。
約9年1カ月ぶりに心理的節目の1100を上回った。
日経平均株価は3日続伸。
上向いた25日移動平均(16589円)とまだ下向きの75日線(16843円)のはざま。
一目均衡の雲の中に入り上限は17017円。
黒くねじれた勝手雲の上限(16702円)は抜けた。
月曜は下落だったが先週木金も続伸。
つまり○○●○○○
最初の○の木曜は西の鳥取まで遠征して西向いた日。
そして●のあとの火曜の○の日にストボで紹介した兜町ポエムが「はじまりの時」。
「売りものが優しさに変って
利食いが出逢いを呼び寄せる
そんなこと繰り返してくたび
相場になっていくのかな
何を買って、どこで売り指値?
誰も誰も知るはずのない
未来へ向かい
Life株で生きる
もがきながらでも自分と言う相場観で
Life泣いた昨日立ちとまった昨日
すべて明日につながる
目の前にある扉を開けば
はじまりのとき」。
地理方向感のタイミングと株の相場観はそんなにずれてはいないと自負できるかも・・・。
今日の夕刻はDVDの収録。
ラジオNIKEI叶内アナとのかけあい銘柄DVD。
因みに昨年末から取り上げた記憶のある銘柄を抽出して見ると・・・。
↓
フロイント産業(6312)。
アイリッジ(3917)。
PCIホールディングス(3918)。
ショーケース・ティービー(3909)。
サンセイランディック(3277)。
アイビーシー(3920)。
イード(6038)。
モス(8153)。
マーケットエンタープライズ(3135)。
マイネット(3928)。
ファンデリー(3137)。
グリーンペプタイド(4594)。
ヒビノ(2469)。
セック(3741)。
MDV(3902)。
インベスターズC(1435)。・・・動兆
ラクス(3923)。
インテージホールディングス(4326)。
ラクーン(3031)。
動物高度医療(6039)。
星光PMC(4963)。
エスクローAJ(6093)。
インフォテリア(3853)。
FFRI(3692)。
オプティム(3694)。
これが源ちゃん相手だと少し違ってくる。
↓
メドレックス(4586)。
オンコリスバイオファーマ(4588)。
オプティム(3694)。
オプトエレ(6664)。
エンカレッジ・テクノロジ(3682)。
デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916)。
インベスターズC(1435)。
イード(6038)。
京急(9006)。
スカパー(9412)。
ベルパーク(9441)。
ヒビノ(2469)。
アイリッジ(3917)。
ショーケース・ティービー(3909)。
カイオム・バイオサイエンス(4583)。
ファンデリー(3137)。
PALTEK(7587)。
J.TEC(7774)。
フロイント(6312)。
インフォテリア(3853)。
MKシステム(3910)。
PCI(3918)。
アルプス技研(4641)。
ワイヤレスゲート(9419)。
CRI・ミドルウェア(3698)。
(櫻井)。
04月14日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
14日午前の日経平均株価は大幅に3日続伸した。前日比400円80銭高の1万6782円02銭で前場を終えた。
欧米株高や為替の円安基調などを背景にリスクオフの巻き戻しが続いている。海外で金融関連株の戻りが顕著となり、これが波及するかたちで銀行や保険、不動産、証券などに買い戻しが入り全体相場を押し上げた。また、鉄鋼セクターにも買いが目立ち、全般はリターンリバーサルの流れが形成されている。
日経平均は前日(452円高)に続く急伸となったが、短期筋を中心に先高期待の上値追いや売り方の買い戻しなどが継続しているといい、過熱を警戒した利益確定や手じまいの売りは目立たない。
外国為替市場で円相場が対ドルで1ドル=109円台半ばまで弱含んだ。11日に年初来安値を付けていたトヨタなど、割安感に着目した買いが膨らんだ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も3日続伸した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2122億円だった。先物を絡めたインデックス買いによる影響はあるものの値上がり銘柄数が全体の87%を占めるなど、買い気の強さが目立つ地合いとなっている。
売買高は11億9632万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1690と、全体の86.6%を占めた。値下がりは202、変わらずは59銘柄だった。
個別では、ファストリやファナックの上昇が目立ち、日経平均を押し上げた。三菱UFJや三井住友FGなどメガバンクも物色人気を集めた。JR東海、JR東日本が買われた。2017年3月期の連結営業利益が前期比1割増との報道があった菱地所が高い。保土谷化学工業が買われ、ホクリヨウも急伸、竹内製作所、DMG森精機上げ足も目立つ。
一方、このところ上昇基調にあった小野薬が反落し、大東建や東芝が下げた。16年2月期の連結純利益が減益となったローソンが安い。
ガリバーインターナショナル、サイゼリヤが大幅安となったほか、SUMCO、スタートトゥデイなども値を下げた。
【市況】2部指数は続伸、北陸電話工事が一時ストップ高
東証2部株価指数は6日続伸した。前引けの2部指数は、前日比22.41ポイント高の4331.02となった。
個別銘柄では北陸電話工事、マルコ、ケミプロ化成、ぷらっと、朝日インテクや象印が上昇した、半面、カワセコンピュ、トレックスセミ、SFPダイニング、日シス技術が下落した。
【市況】日経ジャスダック平均株価は6日続伸
日経ジャスダック平均株価は6日続伸した。
前引けは前日に比べ16円31銭高い2440円66銭だった。外国為替市場での円安・ドル高を受けて、新興企業向け市場でも投資家のリスク選好姿勢が強まり、買いが優勢だった。バイオ関連株などを物色する動きが広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で547億円、売買高は8718万株。
個別銘柄では倉元、平田機工、田中化研、シンバイオ製薬、EAJやカルナバイオ、アイサンテクが上昇した。半面、ケイブ、ファンドクリG、ニューテック、セプテニHDやフォーサイドなどが下落した。
【市況】マザーズ指数は続伸9年、1カ月ぶりに1100上回る
東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比20.82ポイント高い1100.78だった。取引時間中としては2007年3月1日(1119.72)以来、およそ9年1カ月ぶりに心理的節目の1100を上回った。主力株の一角に循環物色の流れが続いた。
個別銘柄ではHamee、MDV、アンジェス、ブランジスタ、INSPECがストップ高。アウン、ジェネパ、グリーンペプやアカツキ、ナノキャリアが上昇した。
一方、CRIミドル、エニグモ、ALBERT、そーせいやインベスC、FFRIは下落した。
04月14日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は、大幅続伸となり前日比348.07円高の16729.29円で推移している。
前日の海外市場からの強い流れをそのまま引継ぎ、買い優勢での開始となった。また、為替市場でも109円半ばまで円安が進んでおり、
主力の輸出関連株が軒並み高となっている。
JPX日経インデックス400は1万2300台をつけ高値圏で推移。東証株価指数(TOPIX)も高値圏で推移している。
東証1部の売買代金は概算で7073億円、売買高は7億2280万株。値上がり銘柄数は1625と全体の83.3%を占めている。値下がりは233、変わらずは91。
業種別では33業種全面高で値上がり上位に保険、鉄鋼、証券、ガラス土石、不動産、銀行など。
日経平均構成銘柄はほとんどの銘柄が値上がり。プラス寄与度トップはファナックで、日経平均を27.85円押し上げている。次いでファストリが23.53円、京セラが11.30円、ダイキンが9.34円、テルモが7.45円と続く。
マイナス寄与トップはヤマハで、日経平均を1.96円押し下げ。次いでJTが0.27円、川崎汽が0.16円、日水が0.08円、東洋紡が0.08円のマイナス寄与で続いている。
個別では、マツダや富士重、新日鉄住金やJFEが上昇している。また、JR東海やJR東日本も上昇した。一方、川崎汽やニトリHDが下落している。
東証2部株価指数は続伸している。朝日インテクやサイオスが上がっており、一方、スリーエフが下げいてる。
225先物は野村・大和・GS・モルスタ・みずほが買い越し。
ニューエッジ・メリル・アムロ・カブコム・ナティクスが売り越し。
TOPIX先物はGS・野村・大和・ドイツ・三菱・UBSが買い越し。
メリル・アムロ・三菱・ニューエッジ・バークレイズが売り越し。
特に目立つ手口は見られない状況。
外資系等は、鉄(5401)、JFE(5411)、ハマキョウ(9037)、
良品計画(7453)、そーせい(4565)に注目。
テクニカル的にはマルハ(1333)、JACR(2124)、新日本科(2395)、ファンコミ(2461)、ABC(2670)、グリー(3632)、コロプラ(3668)、メディアドゥ(3678)、ティーガイア(3738)、コムチュア(3844)、日本紙(3863)、扶桑化学(4368)、塩野義(4507)、ダイト(4577)、関ペ(4613)、TOW(4767)、ナブテスコ(6268)、井関(6310)、アマノ(6436)、東芝(6502)、WSCOPE(6619)、メルコ(6676)、日セラ(6929)、ピジョン(7956)、オンワード(8016)、東エレ(8035)、アイフル(8515)、静岡ガス(9543)、コナミ(9766)、ニトリ(9843)、アークス(9948)が動兆。
<兜町カタリスト>
「下ごしらえは整った」
NYダウは187ドル高の17908ドルと続伸。
昨年11月6日以来の水準を回復。
S&P500指数は昨年12月4日以来の高値水準となった。
NASDAQも75ポイント高の4947ポイントと5000ポイントを視野に入れてきた。
ダウ輸送株平均が2.6%上昇したことも市場心理の強さの裏返しと考えられよう。
背景はJPモルガンが発表した四半期利益が市場予想を上回ったこと。
「低めの市場見通しが奏功した」との声も聞かれる。
中国の輸出が9カ月ぶりに増加したことも一晩かかってNYに届いて好感された。
ベージュブック(地区連銀報告)での「2月下旬から4月上旬にかけて米経済活動が引き続き拡大。
低い失業率が賃金上昇につながっている」とのコメントも好材料視された。
もっとも一部では「企業業績の悪化と株高が一緒に起きている。
これは良い組み合わせではない。
市場は低めのハードルを越えることで活気づいているが、
こうした状況が長期にわたって持続する見込みは低い」というネガな指摘もある。
一方、昨日後場の日経平均の日中値幅は一時225円50銭。
「225GO」という語呂合わせだったのはご愛敬だった。
結局16000円台を回復して終わった。
一夜明けたシカゴ225先物終値は16600円と大幅に上昇幅を拡大。
225現物の25日移動平均(16584円)を抜けてきた。
相関が高いとされるドル円は109円台を回復。
3日続伸への下ごしらえは整った朝。
「今年の主力株は「さぁここから!」という所で動きが鈍り、
その後崩れるというパターンを繰り返している」との声もあるが、
一気に25日線を抜き去る動きには期待できよう。
時折相場に水を差す原因となる裁定取引の買い残は前週末段階で1兆8117億円まで減少。
需給面での足かせにはならなくなった。
一方でマザーズ指数が25日移動平均からプラス10%かい離との指摘もある。
昨日は満開となった主力と中小型株。
どちらかに人気が傾くのがどうかがポイントでもあろうか。
淡いピンクはサクラの色、次がイチョウの緑でその先には濃いピンクのツツジが待っているのは自然界。
市場もそんな感じだろうか。
昨夕取材したロックオン(3690)。
業務の内容は「インターネット広告の運用サポートサービスを提供。
ECサイト構築関連も」と会社四季報。
柱の広告運用サポートは効果測定・活用システム「アドエビス」。
ECサイト構築・運用は中核サービス「EC−CUBE」。
しかしなかなか理解できない。
岩田社長に聞くと「うちはインターネット広告領域の体温計です」。
マーケッティングとか広告の効果というのは従来は計測不能の世界。
これを可視化したことに意味がある。
「体温計であるとともに体重計でもあり血圧計でもあるんです」。
ヒトの購買行動を研究することによって消費拡大を狙うのが存在意義。
またECサイトについては効率から質を重視。
「ECに色を」として単なるECサイトからの進化をねらうのだという。
これも消費行動の拡大につながる。
その先にあるのはデータを活用した人工知能アルゴリズム。
そしてその育成だという。
テックビューロと共同でのブロックチェーン技術を応用した受注エンジンの実証実験も開始。
最終的には「マーケッティングロボットカンパニー」を目指している。
面白かったのは「アナリスト以外の市場関係者が取材に来たことはありますか」。
と伺ったところ「ないですね」とキッパリ。
その割にはアチコチで記事を見るから不思議なもの。
足で稼がない人は結構多いようである。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
インフォマート(2492)・・・動兆
インフォマートに注目する。
同社はクラウドを活用した受発注、規格書、請求書システム運営が中核。
電子請求書が拡大基調。
(兜町カタリスト櫻井)
04月14日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
14日の東京株式市場は続伸後、堅調展開か。
日経平均株価予想レンジは、1万6400円−1万6800円を想定する。
欧米株はそろって上昇。中国の輸出指標改善などを好感し、世界景気に対する警戒が緩和方向に向かい、株高基調が継続した。
朝方は欧米株式の上昇を受けて、買いが先行するとみられる。
日経平均も初動から25日線回復が期待できそうで、テクニカル面でも株高を後押しするだろう。
依然年初の水準からは大きく水準を切り下げている銘柄も多く、買い戻しの流れが加速し、強い動きが続くと予想する
引き続き、為替動向には神経質な動きを示す可能性もある。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1950万株、買い2360万株で、差し引き410万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額は売り越し。
売りセクターに、小売、鉄鋼、鉱業、建設、食品、薬品、その他製品、電機、REIT、陸運、金属など。買いセクターに、精密、薬品、証券、電機、化学、陸運、ガス、銀行、海運、情報通信、精密など。
【注目の材料株】
■ホクリヨウ <1384>
今期経常を一転34%増益に上方修正・最高益、配当も2円増額。また、液卵および温泉たまご製造事業を開始。業務・加工用市場への事業を強化する。
■トレファク <3093>
今期経常は5%増で12期連続最高益、3円増配へ。
■TSIHD <3608>
今期経常は77%増益へ。発行済み株式数(自社株を除く)の1.8%にあたる200万株(金額で16億円)を上限に自社株買いを実施する。また、株主優待制度を拡充。自社ECサイト割引券の贈呈枚数を増加するほか、長期保有株主を対象とした優待制度を導入する。
■スリーエフ <7544>
ローソン <2651> と資本業務提携。ローソンが同社株の発行済み株式数の最大5%を取得、商品開発や店舗運営などで協業する。また、同社が会社分割で新会社を設立し、発行済み株式の30%をローソンに譲渡。「スリーエフ」ブランドで展開する約90店を「ローソン・スリーエフ」に転換する。
■リーバイス <9836>
12-2月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過。
■ありがとうサービス <3177>
今期経常は微増、11円増配へ
■PRTIME <3922>
今期経常は20%増で2期連続最高益更新へ。
【予定】
14日(木)
【国内】
3月首都圏新規マンション発売(13:00)
30年国債入札
《決算発表》
日本リテール、NMF、東宝、ウエルシアHD、ヒューリックRE、松竹、クリレスHD、ドトル日レス、SFoods、松屋、ブロンコB、ベクトル、SIAリート、千代インテ、キャンドゥ、モリト、アデランス、テラスカイ、古野電、ヤマザワ、ウエストHD、ヤマダSXL、アオキスーパー、シニアリビンク、佐鳥電機、タマホーム、ロゼッタ、ヴィレッジV、Gunosy、SHIFTなど
【海外】
豪3月失業率(10:30)
BOE金融政策委員会(政策金利発表、20:00)
米3月消費者物価(21:30)
米30年国債入札
G20財務相・中央銀行総裁会議(〜15日ワシントン)
《決算発表》
バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ
休場:インド、タイ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
13日のNYダウ工業平均は続伸した。終値は前日比187ドル03セント高の1万7908ドル28セントと、2015年11月6日以来およそ5カ月ぶりの高値を付けた。
中国で3月の輸出が大幅増となり、アジア・欧州株が全面高となった流れを受け、買いが先行。米金融株への弱気の見方が後退し、相場をけん引した。世界景気の先行きへの不安が和らいだことも米株式の買いを後押しした。
米市場では建機のキャタピラーなど製造業が買われ、相場を支えた。
米銀最大手JPモルガン・チェースが発表した1〜3月期決算は減収減益だった。ただ、1株利益などが市場予想を上回ったのを好感した買いが入り、上昇率は4%強とダウ平均を構成する30銘柄で最大になった。今週は14日にバンク・オブ・アメリカ、15日にシティグループなど金融大手の決算発表が相次ぐ。業績への期待から金融株には買いが入りやすく、相場を押し上げた。
3月の米小売売上高は前月比0.3%減と市場予想に反してマイナスとなった。米個人消費の弱さが意識されたものの、過去発表分は小幅に上方修正された。バークレイズなど1〜3月期の米実質国内総生産(GDP)の予測を引き上げる金融機関もあり、米株式の売りは限られた。
ナスダック総合株価指数は続伸。前日比75.329ポイント高の4947.420で終え、15年12月31日以来およそ3カ月半ぶりの高値を付けた。
セクター別では、銀行や自動車・自動車部品が上昇する一方で食品・飲料・タバコや電気通信サービスが下落した。
個別では自動車部品のデルファイ・オートモーティブが高い。最大15億ドル(約1640億円)の自社株買いを新たに実施すると発表し、株式需給の引き締まりを見込んだ買いが入った。
前日夕に発表した3月の旅客輸送実績が前年から伸びた格安航空会社(LCC)大手のジェットブルーも上昇。ダウ平均銘柄では金融のゴールドマン・サックスやクレジットカードのアメリカン・エキスプレスなども買われた。
一方、調味料のマコーミックは安い。英食品大手プレミアフーズへの買収提案を撤回したと発表し、業績拡大の期待がしぼんで売りが出た。
労使交渉が不調に終わり、4万人規模の従業員がストライキに入ったと伝わった通信大手のベライゾン・コミュニケーションズが売られたほかコカ・コーラ、マクドナルドなども下げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,908.28 +187.03
S&P500種
2,082.42
ナスダック
4,947.420 +75.329
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は続伸した。6月物は前日比535円高の1万6600円で取引を終え、3月末以来およそ2週間ぶりの高値をつけた。13日の大阪取引所の終値を180円上回った。
中国景気の先行き警戒感がやや和らぎ、米株とともに買われた。円高の一服も買い材料になり、6月物は一時1万6660円まで上げた。一方、安値は1万6065円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16600 ( +180 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16655 ( +235 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
FTSE100続伸、DAXは4日続伸
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6362.89(+120.50)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4490.31(+144.40)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10026.10(+264.63)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
14日の東京株式市場は、きょうの大幅上昇に対する反動から利益確定の売りが想定されるものの、円相場が1ドル=108円台後半を上回る円安・ドル高水準で推移すれば、株式市場で買い戻しの勢いが上回り日経平均株価は続伸となりそうだ。
ここ2日は為替や原油の動きが日本株にポジティブに働いたが、逆に振れた時に、株式市場にしっかりした動きが見られるかどうかだろう。
特に為替は、明確な材料がないなかで円安に振れているが、今晩はベージュブックや3月の米国小売売上高など、ドル円に影響を与えそうなイベントも控えており、内容によっては足元の円安にブレーキがかかる可能性はある。
そのような外部環境の変化に対して耐性がつくようになってくれば、この先の東京株式市場にも期待が持てる。もう一段上を試せるかどうかは、商いが盛り上がってくるかどうかが重要と考える。
強い動きが出たこのタイミングで、売買代金の増加が見られるかに注目しておきたい。
日経平均も25日線(1万6584円、13日時点)より下に位置しており、もう一段の上昇余地はあるとみる。
04月13日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
13日の日経平均株価は大幅に続伸し、終値は前日比452円43銭高の1万6381円22銭だった。
3月31日以来ほぼ2週間ぶりの高値を回復し、上げ幅は3月2日(661円04銭)以来ほぼ1カ月半ぶりの大きさになった。
前日の米国株市場が高かったことに加え、WTI原油先物価格が急伸、さらに外国為替市場で1ドル=108台後半まで円安が進行したことを受け、主力株中心に広範囲に買いが優勢となった。
トヨタなど自動車、輸出セクターだけでなく、銀行や保険など内需株にも物色資金が回り、ほぼ全面高商状となった。輸出関連株が買われた。
中国の3月の輸出が市場予想を上回る伸びを示し、中国景気に底入れ期待が高まると買いの勢いが増した。
日経平均が3月14日の取引時間中に付けた高値と4月8日に付けた安値の半値戻しや一目均衡表の基準線にあたる1万6381円を上回ると、売り方の買い戻しも誘い日経平均は1万6400円台に上げ幅を広げる場面があった。
円が1ドル=109円ちょうどに下落するなど円売り圧力が強まった場面で先物が買われ、ファストリやKDDI、ソフトバンクなど値がさ株に裁定取引に絡んだ買いが入ったことも相場を押し上げた。
中国の税関総署が発表した3月の貿易統計で、米ドルベースの輸出が前年同月比11.5%増と、市場予想の8.5%増を上回った。中国景気の底入れ期待が広がり、クボタやコマツ、ユニチャームなど中国関連銘柄が総じて買われたことも相場を押し上げた。信用リスクに対する警戒感が和らぎ三菱UFJなどメガバンク株にも買いが膨らんだ
JPX日経インデックス400も大幅に続伸し、前日比317.99ポイント高の1万2035.02で終えた。東証株価指数(TOPIX)も大幅に続伸した。業種別TOPIXは全33業種が上昇した。「保険業」や「海運業」「非鉄金属」などこれまで下げが目立っていた業種の上昇が目立った。
東証1部の売買代金は2兆3482億円、売買高は22億5541万株だった。値上がり銘柄は1683、値下がりは195、変わらずは73。
個別では、ホンダやマツダ、富士重、日産自など自動車株が全面高。小野薬が前日に続いて買われ、村田製やセブン&アイ、NTTも上げた。ファナックや京セラ、TDKなども高い。低位株では津田駒工業が活況裏に急伸、IHI、オリエントコーポレーションも買いを集めた。
半面、前場に年初来高値を付けたソニーが下落し、任天堂やJR東海、大東建が軟調。
明治ホールディングスも冴えない。パスコ、ベルシステム24ホールディングスが大幅安となった。日経平均採用銘柄では高島屋や京成の下げが目立った。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,381.22 |
452.43 |
日経平均先物 |
16,420.00 |
490.00 |
TOPIX |
1,332.44 |
33.09 |
TOPIX先物 |
1,337.50 |
38.50 |
東証2部指数 |
4,308.61 |
34.56 |
JASDAQ |
2,424.35 |
18.28 |
マザーズ |
1,079.96 |
26.90 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2255410 |
2348205 |
東証2部 |
108710 |
14592 |
【市況】東証2部指数は5日続伸、日シス技術がストップ高
東証2部株価指数は5日続伸した。大引けの2部指数は、前日比34.56ポイント高の4308.61となった。
個別銘柄では日シス技術がストップ高。スリーエフ、サイオス、ラオックス、朝日インテク、ローツェが上げた。
半面、トレックスセミ、オンリー、ニフティ、象印、ベネ・ワン、アイレップが下げた。
【市況】ジャスダックは5日続伸
日経ジャスダック平均株価は5日続伸した。終値は前日比18円28銭高い2424円35銭だった。
原油高や外国為替市場での円安進行を背景に、投資家のリスク選好姿勢の強まりを映した買いが優勢になった。「決算発表の本格化を前に、大型株には買いを入れにくいと判断した個人投資家などが個別物色を進めた」との声が聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で460億円、売買高は1億2750万株だった。
個別銘柄ではEAJ、国際刑事警察機構(ICPO)とパートナーシップ契約を結んだと発表したサン電子がストップ高。ドーン、アスラポート、トリケミカル、フジプレアムが上昇した。半面、イナリサーチ、ULSグループ、クラスターT、アイサンテクやマクドナルドが下落した。
【市況】マザーズは年初来高値を更新、Hameeなどがストップ高
東証マザーズ指数は反発し、年初来高値を更新した。
終値は前日比26.90ポイント高い1079.96と、2007年3月1日以来およそ9年1カ月ぶり高値を付けた。
個別銘柄ではHamee、ジェネパ、MDV、アライドアーキ、INSPECがストップ高。前日に利益確定売りに押されてたバイオ関連銘柄を再び物色する動きが目立った。
メドピアは一時ストップ高と値を飛ばし、グリーンペプタイ、そーせいやジグソー、インベスCが上昇した。
半面、新株予約権の大量行使が嫌気されたアンジェスは下げた。GNI、総医研、マイネットなど売られた。
04月13日個別銘柄情報
個別銘柄情報を15銘柄更新しました。
[3135]マーケットエンタープライズ
[2352]エイジア
[7621]うかい
[4548]生化学工業
[3762]テクマトリックス
[2874]ヨコレイ(横浜冷凍)
[2763]エフティコミュニケーションズ
[2761]トシン・グループ
[8075]神鋼商事
[9179]川崎近海汽船
[4712]アドアーズ
[4358]ティー・ワイ・オー
[3799]キーウェアソリューションズ
[3371]ソフトクリエイトホールディングス
[3036]アルコニックス
「真田昌幸」
IMFの支援悪材料?で株高。
と考えた方がシックリする。
月曜にブラックロックが日本株見通しをニュートラルに引き下げたことも悪材料。
「世界の投資家と安部首相は離婚状態」とまで言われた。
市場というのは不思議なところで、悪材料も好材料も「出尽くし」と受け入れる。
相場が悪い時に与党が選挙で負ければ「出尽くし」。
株価が安値の時に減益が出ると「出尽くし」。
株価が高値のときに増益が出ると「出尽くし」。
本当は出尽くすことなんてないのに便利な言葉として使われている。
だからニュースを額面通りに受け止め「大変だ」。
あるいは「大きいニュースだ」なんてまじめに考えると寝首をかかれる。
大きく見えるニュースも明日には消化され常識になる。
だから妙に驚くこともないし、妙に焦る必要もない。
淡々と冷静にニュースを評価すれば良いのに毎日大げさに解釈するからおかしくなる。
ニュースを語るものは大げさでなければ振り向いてもらえないから大きな声になる。
そして中身がない事柄ほど大きな声で語られがち。
ここは理解しておくべきだろう。
市場関係者のコメント。
「東証1部市場の弱さは消費税増税先送り意向を持つ米国からの圧力も無縁ではない。
株高でワイワイ熱くやっていると増税が先送りできないでしょ」。
相場で勝つには、真田幸村の父の真田昌幸のような老獪さが必要。
「面従腹背」というのが適宜だろうか。
あるいは「二枚舌」とか「怜悧狡猾」なんていう方が良いのかも知れない。
戦国絵地図のように相場を眺めることが意外と効くような気がする。
東京株式市場は地図でいえば関ヶ原ということになろうか。
もう一つ必要なのは5年も10年も上げ続ける株はないということ。
逆に5年も10年も下げ続ける株はないということ。
せいぜい賞味期間は3か月〜半年。
これが信用取引の期日と妙に一致する。
人のうわさも75日なら、我慢の限度も75日。
忘れ去る、あるいはあきらめがつくにはちょうど良いタイミングなのだろう。
場合によっては49日でもいいのかも知れない。
もし永遠に上がり続ける株があれば商いは薄くなる。
値もほとんどつかなくなり証券業界は商売にならない。
これも相場の本質の一つだろう。
沸騰時間は3カ月程度と考えるとテーマの行方も見やすくなろうか。
因みに為替介入期待が多少あるような市場。
前回介入したのは2011年10月31日〜11月4日。
ドル円の水準は75円31銭。
今は108円台。
それでも介入すると思いこむ方が間違っている気がする。
なんでもねだるのはもういい加減にやめにしたらどうなのだろうか。
・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「2万円になったら」
2万円になったら
朝はサッサカ買い気配
ニューヨークにも差をつけて
さすが東京ねってとこ
見せちゃう
バイオ・IT・フィンテック
いろいろいろいろ新しい
アナリストたちも知らないこと
たくさんたくさん仕入れるぞ
2万円になったら
みんなで利食い一緒だね
インバースだって食べてやる
好き嫌いないねってとこ
見せちゃう
ドローン・イバウンド・民泊
いろいろいろいろならったら
ヘッジファンドもびっくり
すごいねすごいね言わせるぞ
2万円になったら
銘柄うんと見つけるぞ
円高とか雇用統計
みんな関係ないってとこ
見せちゃう
ロボット・AI・ビッグデータ
いろいろいろいろ持ち寄れば
遊びもっと増やせるから
しっかりしっかり楽しいぞ
(櫻井)。
04月13日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
13日午前の日経平均株価は大幅に続伸した。午前の終値は前日比421円03銭高の1万6349円82銭ときょうこれまでの高値だった。
前日の米株高や原油市況の上昇、また為替が1ドル=108円台後半まで円安方向に押し戻されたことなどリスク選好の条件が揃い、主力株を中心に広範囲に買いが流入した。
トヨタやホンダなど主力の輸出関連株に買いが膨らんだほか、先物への買いを受けて値がさ株も買われた。
先物にこの水準を意識した買いが先行し、裁定取引に絡んだ買いがファストリやKDDI、ファナックなど値がさ株に入ったことも指数を押し上げた。
資源価格の上昇を受けエネルギー関連企業の信用力が改善するとの思惑や、海外市場での金融株高の流れを引き継ぎ、三菱UFJや三井住友FGなど銀行株が買われ、相場をけん引した。
中国税関総署が発表した3月の貿易統計で輸出が市場予想以上に伸びたことで中国景気の底入れ期待がじわりと高まり、買い安心感を誘った。
JPX日経インデックス400も大幅続伸し前日比303.63ポイント高い1万2020.66で終えた。
東証株価指数(TOPIX)も大幅に続伸した。業種別TOPIXは全33業種が上昇した。「保険業」や「鉱業」、「銀行業」などが大幅高になった。
前引けの東証1部の売買代金は1兆1056億円、売買高は11億3428万株、東証1部の値上がり銘柄数は1731と全体の9割に迫った。値下がりは156、変わらずは62だった。
個別では三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが買われ、マツダや富士重など円相場が収益に与える影響が大きい自動車株が大幅に上昇。小野薬が高く、ソフトバンクも買われた。村田製やTDK、京セラなど電子部品関連株も上げた。良品計画、津田駒工業、コメリ、ニッケなども値を飛ばした。
半面、朝方に年初来高値を更新したソニーが安く、楽天も下げた。大東建が軟調で、パイオニアも下げている。高島屋が大幅安となったほか、ベルシステム24ホールディングスの下げも目立つ。ネクソン、ラウンドワンも下落した。
【市況】東証2部指数は続伸、日シス技術がストップ高
東証2部株価指数も続伸した。前引けの2部指数は、前日比25.52ポイント高の4299.57となった。
個別銘柄では日シス技術がストップ高。エルミック、ローツェ、DNA研、ラオックス、象印、朝日インテクが上げた。
半面、トレックスセミ、オンリー、RVH、ヨネックス、ぷらっとが下げた。
【市況】ジャスダックは続伸
日経ジャスダック平均株価は5日続伸した。前引けは前日に比べ16円03銭高い2422円10銭だった。原油高を受けて日経平均株価が大幅に上昇し、投資家のリスク選好姿勢の強まりを映した買いがジャスダック市場でも優勢になった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で277億円、売買高は7975万株。日本医療研究開発機構が公募する事業に採用されたと発表したセルシードが上昇した。
個別銘柄ではアスラポート、キムラが一時ストップ高。小僧寿し、セルシード、ドーン、カルナバイオが高い。半面、ULSグループ、イナリサーチ、アルバイトタイ、プロパストやアイサンテクが安い。
【市況】東証マザーズ(前引け)=マザーズ指数は反発
東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比18.62ポイント高い1071.68だった。
前日に下落した銘柄を中心に短期的な戻りを見込んだ買いが入った。
個別銘柄ではMDV、アライドアーキがストップ高。Hamee、メドピアは一時ストップ高と値を飛ばし、そーせいやグリンペプ、ジグソーが上昇した。
一方、アンジェスやモルフォ、総医研、GNI、MRTが下落した。
【市況】日経平均前引け、続伸 421円高の1万6349円
13日午前の日経平均株価は続伸し、午前の終値は前日比421円03銭高の1万6349円82銭だった。
取引時間中としては4月1日以来の水準を付けた。
東証1部全体の9割近い銘柄が値上がりしている。
前日12日の海外市場で原油先物相場が約4カ月半ぶりの高値をつけ、円相場が1ドル=108円台後半まで下落し、運用リスクを回避する姿勢が和らいだ。
海外市場で金融株が買われた流れを受け、三菱UJFJや三井住友FGなど銀行株が買われ相場を押し上げた。
日経ジャスダック平均株価は続伸し、午前の終値は同16円03銭高の2422円10銭だった。
04月13日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は1万6100円台半ばを中心にやや伸び悩みで、前日比243円05銭高の1万6171円84銭で推移している。
前日の海外市場で原油先物相場が約4カ月半ぶりの高値を付け、円相場が一時1ドル=108円台後半まで下落するなどで、主力の輸出関連株などに買いが入った。
海外市場で金融株が買われたこともあり、三菱UFJや三井住友FGなど銀行株も買われ相場を押し上げた。買い一巡後は円相場が108円台半ばで底堅く推移していることもあり、輸出関連株を中心に買いの勢いが鈍っている。
朝方は大幅高で始まった。日経平均先物に買いが先行し、ファストリやKDDIなど日経平均の値動きに与える影響が大きい値がさ株に買いが入った。ファストリは3日続伸し、1銘柄で日経平均を30円強押し上げている。
JPX日経インデックス400は1万1800台後半を中心に推移している。東証株価指数(TOPIX)も朝高後はやや伸び悩んでいる。
東証1部の売買代金は概算で6453億円、売買高は6億8532万株。値上がり銘柄数は1584と全体の8割を超え、値下がりは246、変わらずは119。
業種別では33業種中、証券、陸運を除き高い。値上がり上位にその他金融、保険、機械、非鉄、ガラス土石、銀行など。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を37.26円押し上げている。次いでKDDIが19.42円、アステラスが6.77円、東エレクが6.75円と続く。
マイナス寄与度は2.12円の押し下げで高島屋がトップ。以下、ソニーが0.86円、ヤマトHDが0.69円、京成が0.67円と続いている。
個別では、トヨタ、ホンダ、富士重や日産自の自動車株が買われている。外市場の金融株高を受けメガバンクに加え地銀株もほぼ全面高。小野薬が買われソフトバンクや村田製も高い。半面、朝方に年初来高値を付けたソニーが下げに転じ、野村や大和など証券株が安い。OLCも下げている。
東証2部株価指数も続伸。象印、朝日インテク、ローツェが高い。半面、アートSHD、ぷらっと、TOREXが安い。
225先物は野村・JP・三菱・シティ・岡三・パリバが買い越し。
大和・メリル・ドイツ・モルスタ・みずほ・GS・アムロが売り越し。
TOPIX先物は野村・メリル・三菱・大和が買い越し。
ニューエッジ・みずほ・パリバ・JP・クレディが売り越し。
外資系等はヘリオス(4593)、ABC(2670)に注目。
テクニカル的にはタケエイ(2151)、シュッピン(3179)、リソー教育(4714)、サイバー(4751)、出光興(5019)、ASB機械(6284)、酉島(6363)、ソニー(6758)、PCデポ(7618)、フジ(8278)、アクリーティブ(8423)、
ポケットC(8519)、ワイヤレス(9419)、MTI(9438)、ダイセキ(9793)、プレナス(9945)、ショーボンド(1414)、三晃金(1972)、ツクイ(2398)、エムスリー(2413)、サッポロ(2501)、ビックカメラ(3048)、ブロンコ(3091)、薬王堂(3385)、テクノスJ(3666)、モバクリ(3669)、ベリサーブ(3724)、テクマト(3762)、GMOPG(3769)、gumi(3903)、第一三共(4568)、りらいあ(4708)、日エンタ(4829)、タカラバイオ(4974)、住阪セ(5232)、パイオニア(6773)、Fマート(8028)、ケーヨー(8168)、ユニー(8270)、ドコモ(9437)、乃村工(9716)、福井コン(9760)が動兆。
<兜町カタリスト>
「どちらがバトンの手を離すか」
NYダウは164ドル高の17721ドルと反発。
3市場の売買高も約75億株と増加した。
17日の主要産油国による会合を前に
サウジアラビアとロシアが増産凍結で合意したと伝えられたことを好感。
WTI原油先物はバレル42ドル台まで上昇。
これを好感しての資源セクターが上昇、このところ動きの鈍かった金融セクターも上昇した。
格付け会社フィッチが米国長期債格付けを「AAA」で据え置いたことも追い風。
昨日のアルコアの減収減益決算はほとんど無視された。
「S&P総合500採用銘柄の利益は前年同期比で7.8%減少する見通し。
予想が下振れしている分、ポジティブサプライズが起こりやすくなっている」。
あるいは「期待値の低下が株価上昇の素地」などという解釈も聞こえ始めた。
リスクオンリスクオフという珍妙な解釈の往来で相場は動いている。
だが大統領選を控えて株安を求めない風潮があるのも間違いない。
潮目が少し変化したのは昨日のマザーズ指数の反落とここまで値動きの鈍かったトヨタの上昇。
そのトヨタを売買代金でバイオの王者小野薬品が抜いて1位になったことも象徴的だった。
市場では「相場の主役をいったん主力株にバトンタッチしたような動き」との声も聞かれる。
しかしどちらがバトンの手を離すかの段階。
決算発表を控えた様子見モードや円高懸念による市場心理の悪化を払しょくできるほど
東京市場は強く育ってはいなかろう。
ポイントはオールド指数225とヤング指数マザーズのつばぜり合い。
シカゴ225先物の終値は16065円。
高値16105円は抜けてくるだろう。
先週末のSQ値は15507円だったがこれに対して金・月・火と3日間上回っての推移。
今後2週間程度の強さを示していると見る。
25日移動平均からのかい離もまだマイナス4%、騰落レシオは91%とまだ反発圏の域。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス7.214%、買い方はマイナス11.5%。
差を締めてきており売り買いの評価損率逆転の可能性=株価上昇はまだあろう。
気になるのは昨日は1102円まで低下した日経225採用銘柄のEPS。
株価が上昇してもPERが上がらないということ。
逆に言えばEPSの低下はPERの上限を下に向けてくる。
当たり前のことながら、今期業績の見通しが夏相場の上昇の雌雄を決することになる。
ウィリアムズ・サンフランシスコ地区連銀総裁のコメント。
「金融とITを融合した先端技術フィンテックについて。・
オンライン融資やデジタル通貨など革新的な利用法で大きな将来性が見込める」。
結構ノー天気だが「予期せぬ結果から消費者を保護するために規制が必要」とも。
「革新に向けた潜在力があると考えているが、われわれはその裏の面も見ている。
フィンテックの利用が消費者の大規模な搾取につながることがあってはならない。
フィンテック関連企業が伝統的な金融機関と類似のサービスを提供する場合、
規制を逃れられると考えるべきでもない」。
ココはノー天気ではない。
フィテックは実は伝統的な金融機関と革新的なシリコンバレーの戦い。
ブルックスのスーツ姿の金融ではなくジーンズの金融を目指そうという流れ。
これがフィンテックの本質である限り、トラッドな金融界の抵抗は続こう。
この抵抗に打ち勝つかどうか。
類似のサービスへの規制がどこまで適用されるのか。
バイオの世界でも起こっている既成や規制との戦いの行方は株価にも大きな影響となる。
大切ないのち、大切なお金。
ここに関わるITの進歩はそれこそ成長性を秘めていることは間違いない。
だがメインストリートに進む障壁は高いことがよくわかる。
このバトルの最前線が株式市場であることもまた間違いない。
IMFが世界経済見通しを3.4%→3.2%に下方修正した。
米国16年2.4%、17年2.5%。
ユーロ圏16年1.5%、17年1.6%。
中国16年6.5%、17年6.2%。
これに対して日本は16年0.5%、17年マイナス0.1%。
背景は消費増税の影響でのマイナス。
財務相や日銀からの出向者が多いIMFの見通しは少し甘かろうから実態はもっと悪い。
それでも消費増税ですか?という気になってくる。
そして14日からのワシントンでのG20財務相・中央銀行総裁会議。
G20で何かが動くことは滅多にないので盲腸みたいなもの。
それでも麻生財務相は「必要な措置はG20の合意内容に沿って行える」。
世界の通貨安競争のバトルは少し行われそうな雰囲気は感じられる。
もう一つの課題はOECDと協調した「節税策防ぎの課税強化」。
これはジワジワトした株価インパクトになりそう。
そのOECDのグリア事務局長の考えは「消費増税の悪影響を財政出動で緩和する」。
あるいは「構造改革が日本の将来には絶対不可欠。
これに成功して成長が勢いづけば、税収も増える」。
そのための方策は「女性の労働参加率を引き上げ、高齢者が長く働けるようにする」。
財政出動で政府債務を悪化させえることが消費増税の見返りになるのだろうか。
あるいは既に高い女性の労働参加率やシニア雇用が本当に構造改革なのだろか。
現役世代の負担軽減などには見向きもしないことが、砂上の楼閣論に聞こえてならない。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ワイヤレスゲート(9419)・・・動兆
ワイヤレスゲートに注目する。
同社はWi−Fiサービス提供が中核。
業績は順調。
株価は2000円台まじかまで上昇、出来高も少し増加基調。
インバウンド含め展開に期待感。
(兜町カタリスト櫻井)
04月13日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
13日の東京株式市場は続伸後、戻りを試す場面もありそう。その後は、1万6000円台の値固め相場になると考える
日経平均株価予想レンジは、1万5900円−1万6300円を想定する。
為替相場は、ドル・円相場が1ドル=108円台の半ばと円安に振れ、為替相場の落ち着きから、輸出関連株に見直し買いが入ることも想定される。
また、ニュースで、中国が経済の活性化を図るため税制改革を実施し、年間で5000億元(約8兆円)規模の減税を行うことを明らかにしたと報道、中国関連株に関心が向かいそう
4/8高値1万6027円や4/5高値1万6066円を上回ってくれば、4/1の日銀短観ショックで急落する前の水準である1万6700円近辺までは抵抗も少ない。
主要外国証券経由の注文動向は、売り2020万株、買い2640万株で、差し引き620万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、商社、通信、鉱業、ガス、鉄鋼、電機、食品、小売、銀行など。買いセクターに、サービス、ガラス、銀行、不動産、海運、小売、薬品、通信、機械など。
【注目の材料銘柄】
■日本毛織 <3201>
12-2月期(1Q)経常は41%増益で着地。また、株主優待制度を拡充。現行の優待カタログによる特別価格販売に加え、100株以上を保有する株主を対象に、一律クオカード500円分を年2回追加で贈呈する。
■リソー教育 <4714>
今期経常は10%増で10期ぶり最高益、6円増配へ。
■津田駒工業 <6217>
上期経常を2倍上方修正。
■オリエントコーポレーション <8585>
前期経常を20%上方修正。
■アスラポート・ダイニング <3069>
コメ卸大手の神明ホールディングと資本業務提携。神明HDを割当先とする第三者割当増資を実施し、12.6億円を調達。外食事業で協業するほか、神明HDから米を含む食材の供給を受ける。また、アサヒビールを割当先とする第三者割当増資で6.1億円を調達する。
■石井工作研究所 <6314>
前期経常を90%上方修正。
■セルシード <7776>
日本医療研究開発機構(AMED)が公募した平成28年度「再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業」に、事業テーマ「体性幹細胞シート製品における迅速品質管理法の開発」が採択された。東京女子医科大学と、(自己)培養上皮細胞シート製品(食道再生上皮シート)における最終製品の迅速品質管理の評価技術開発を進める。事業期間は4月から19年3月まで。
■アイビーシー <3920>
組み込みプラットフォームの開発メーカーのアットマークテクノと、IoTを活用した製造ラインの統合管理ソリューションで協業。IoT活用における可用性向上、予兆検知、予防保全の実現に向けて連携。
【13日予定】
【国内】
3月国内企業物価指数(8:50)
3月マネーストック(8:50)
《決算発表》
イオン、ローソン、オリックスJRE、イオンモール、GLP、イオンディライ、ディップ、ガリバー、サイゼリヤ、TSIHD、歌舞伎、SFPダイニン、わらべや、ファンタジー、MV各社、ジーフット、大庄、リテールPT、進和、サンデー、トレファク、ワッツ、天満屋ス、モバクリ、コックス、リーバイス、ファンドクリG、ホクリヨウなど
【海外】
中国3月貿易収支
韓国総選挙
ユーロ圏2月鉱工業生産(18:00)
米3月小売売上高(21:30)
米3月生産者物価(21:30)
カナダ銀行翌日物貸出金利(23:00)
ベージュブック
米10年国債入札
《決算発表》
JPモルガン・チェース
休場:タイ(旧正月、〜15日)、韓国
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
12日のNYダウ工業平均は反発し、前日比164ドル84セント高の1万7721ドル25セントで終えた。
原油先物相場の急伸を好感した買いがシェブロンなどエネルギー株を中心に入り、相場を押し上げた。エネルギー企業への融資焦げ付きへの懸念が後退し、ゴールドマン・サックスなど金融株も上げた。
ロシアのインタファクス通信は主要産油国のロシアとサウジアラビアが増産凍結で一致したと伝えた。WTI原油がおよそ4カ月半ぶりの高値に上げ、好感した買いが広がった。
朝方は下げる場面もあった。非鉄大手アルコアが11日の通常取引終了後に発表した1〜3月期決算が市場予想を下回り、本格化する主要企業の業績に警戒感が広がった。
国際通貨基金(IMF)が世界経済の見通しを引き下げたことで朝方は売られる場面もあった
ナスダック総合株価指数は反発し、前日比38.692ポイント高の4872.091で終えた。
セクター別では消費者・サービスを除いて全面高となり、エネルギーや銀行の上昇が目立った。
原油相場の上昇を受けてサウスウエスタン・エナジーやデボン・エナジーなどエネルギー関連会社が大幅上昇。中国の電子商取引(EC)最大手アリババ集団が上昇した。同業大手の株式を取得すると発表したことがきっかけ。製薬のアッヴィは当局から慢性リンパ性白血病治療薬の承認を受け、買われた。
ダウ平均採用の30銘柄はすべて上昇しウォルマート・ストアーズやキャタピラー、デュポンなどの上げが目立った。
半面、コーヒーチェーン大手のスターバックスは売り優勢だった。証券会社の投資判断引き下げを受けた。ネットワーク機器のジュニパーネットワークスは前日に1〜3月期の売上高見通しを下方修正し、売りがかさんだ。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,721.25 +164.84
S&P500種
2,061.72
ナスダック
4,872.091 +38.692
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は反発し、6営業日ぶりに1万6000円台を回復して終えた。6月物の終値は前日比355円高の1万6065円で、12日の大阪取引所の終値を135円上回った。原油高を背景に米株が上昇とともに買われた。6月物は一時1万6130円まで上げた。安値は1万5650円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16065 ( +135 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16115 ( +185 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
12日の日経平均が大幅反発。
国内年金筋と見られる買いが主力株に向かい、市場の雰囲気は序盤から明るさを取り戻していった。
ただ、マザーズ指数は後場に下落に転じており、相場の主役をいったん主力株にバトンタッチしたような動きにも見える。とはいえ、今年に入っての主力株は、スイッチは入るのが遅い上に、強い動きが続かない。
マザーズ銘柄はこの辺りでいったんガス抜きをした方が中長期的な上昇が期待でき、主力株の上昇を受けて売られるというのは、下げ方としては悪くない。
恐らく主力の上昇が単発にとどまった場合は、再び資金が向かうであろう。
1万6000円の大台を捉えるには至らなかったが、事前の想定を超える反発を見せたことで、日経平均の1万5500円絡みの下値の堅さが意識され始めている。
04月12日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
12日の日経平均株価は反発し、前日比177円66銭高の1万5928円79銭で終えた。
前日の欧米株市場は高安まちまちだったものの、円高・ドル安に一服感が広がって投資家心理が改善した。
4月以降に短期間で1万6000円割れの水準まで下がったことで、短期的な戻りを期待した買いが入りやすい面もあった。取引終了近くに上げ幅は210円を超え、節目の1万6000円にあと36円あまりに迫る場面があった。
朝方は前日の米国株安や1ドル=107円台の円相場を嫌気して下げて始まった。次第に外国為替市場で円相場が1ドル=108円台前半と円安・ドル高方向に振れ、自動車セクターやメガバンクが大きく切り返したことから投資家の不安心理が後退、徐々に上げ幅を拡大して一時1万6000円回復を指呼の間に捉える場面もあったが、そこからは上値も重かった。
JPX日経インデックス400は反発し、終値は前日比167.69ポイント高の1万1717.03。東証株価指数(TOPIX)も反発して終値は前日比19.56ポイント高の1299.35だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆848億円。売買高は21億3832万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1331と全体の68%を占めた。値下がりは515、変わらずは105銘柄だった。
個別では、輸出関連株に戻りを期待した買いが入り、トヨタや日産自の自動車株や新日鉄住金やJFEの鉄鋼株が上昇した。三井住友FGや三菱UFJなどメガバンクも大きく上げ、TOPIXをけん引した。がん免疫薬の今期売上高が6倍に増えると11日に発表した小野薬に買いが膨らんだ。海外で大幅な人員削減に踏み切ると伝わった野村が大幅高となった。
村田製作所、ファナック、日本カーバイド工業が活況高となった。
一方、内需株の下げが目立った。食品株ではキッコマンや明治HD、小売株でセブン&アイや島忠が下落した。ペプチドリームも軟調。JSRが大幅安、クックパッド、アイスタイルも売られた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
15,928.79 |
177.66 |
日経平均先物 |
15,930.00 |
190.00 |
TOPIX |
1,299.35 |
19.56 |
TOPIX先物 |
1,299.00 |
20.00 |
東証2部指数 |
4,274.05 |
30.52 |
JASDAQ |
2,406.07 |
3.35 |
マザーズ |
1,053.06 |
-22.14 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2138320 |
2084847 |
東証2部 |
54190 |
13569 |
【市況】東京株式2部指数は4日続伸。
東証2部株価指数は4日続伸した。
個別銘柄では大引けの2部指数は、前日比30.52ポイント高の4274.05となった。
個別銘柄ではツインバード、バナーズ、長大、東邦金属、ラオックスや技研製が上げた、半面、日シス技術、アイレップ、RVH、サイオスやアートSHDが下げた。
【市況】ジャスダックは4日続伸
日経ジャスダック平均株価は4日続伸した。終値は前日比3円35銭高の2406円07銭だった。円高一服を受けて日経平均株価が一時200円を超える上げ幅となりジャスダック市場でも買いが優勢だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で615億円、売買高は1億2686万株だった。個別銘柄ではIGポート、ULSグループがストップ高。市進HDは一時ストップ高と値を飛ばし、ドーンやカルナバイオ、レイが上げた。半面、このところ自動運転関連として物色されていたアイサンテクが下げた。プロパストがストップ安。サン電子、テイツー、シンバイオ製薬、下落した。
【市況】東証マザーズは、5営業日ぶりに反落
東証マザーズ指数は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比22.14ポイント安の1053.06だった。市場では「円高進行が一服し、円高のあおりを受けにくいとみて新興株に買いを入れた投資家が利益確定の売りを進めた」との声が聞かれた。
そーせいなどバイオ関連株の軟調さが目立った。個別銘柄ではGNIがストップ安。ジグソーやアンジェス、モルフォが下落した。メドピア、ケアネット、総医研、ブランジスタ、MRT、ジェネパなどがストップ高。グリンペプやサイバダイン、ブランジスタが上昇した。
朝方は堅調に推移していた。一時は1089.12と、取引時間中として2007年3月1日以来およそ9年1カ月ぶりの高値を付けた。
「人の行く道しかないのか相場道」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
4月新年度ももう11日経過。
年次が上がり、階級があがり、
そしていつものように「除目」を通過して時間が経っていきます。
この繰り返しは相場もたぶん一緒なのでしょう。
世相に囲まれた季節感と相場の展開の反復。
毎年同じような風景を見ながら、少しづつの変化があるとはいえ、
大学の老教授たちの講義のような解釈に対する既視感はなかなか消えません。
本来は、日々新しくなる相場の筈なのに不思議なことに既視感にさいなまれることばかり。
そして相場解釈は、未来へ向かってではなく過去に饒舌になるばかり。
日々移ろい変化の渦中にいるようで、実は釈迦の手のひらを回っているばかり。
市場解釈がこんな状況では相場はきっと飽きられてしまうでしょう。
ポジであれネガであれ「驚き」を求めているのが市場。
確かに日々の政治経済動向によって解釈は猫の目のように変わりますが、
それは驚きでもなんでもないもの。
本来の驚きこそが、相場の流れを醸し出してくれ心理を演出してくれるもの。
櫻の花が散れば銀杏の若葉が芽吹くのは自然界の掟ですが、
相場はそう簡単には秩序を保てません。
時折訪れるイレギュラーな出来事こそ、相場心理の深層に刻まれてきました。
下げの記憶、上げの記憶。
どちらかを期待して、右往左往しているのが株式市場。
下げは早く上げはじっくりというのは実は地球の引力のなせる自然界のワザなのか知れません。
相場参加者の心理の一つが金銭欲であることは間違いないでしょう。
一言でいえば「儲けたい」。
それで何ができるかというと「欲しいものを買いたい」。
あるいは「良い生活をしたい=贅沢をしたい」。
これが充足されているかというと
長い間相場や投資家さんを見てきましたがどうも違うようです。
願いとは裏腹に「充たされない投資成果」に右往左往という方が多い印象。
それでも市場から離脱しない人が多いようです。
その理由は、おそらく投資の相場において「主人公」の気分になれるからでしょう。
極論すれば・・・。
自分が社会と直結しているという満足感が投資行動によって再認識されるということ。
だからこそ持ち株は常に相場の主流でなくてはならないことになります。
騒がれない銘柄を持っていても社会の最前線にいる気はしないもの。
下げでも上げでも商いが多く、活字や映像になる銘柄こそ自己の存在証明なのだから当然。
こういう心理がどうもあるような気がしてなりません。
そしてその心理の対象が約3年ぶりにバイオのセクターに回ってきました。
昨年末から今年の新春にかけていくら「バイオ相場説」を唱えても白けたモードばかりでした。
それでも株価が上昇してると市場心理は「お、久々にバイオ」に変化。
明るい陽射しが増えて、日々商いと値動きが目立つようになるとあちらもこちらもバイオ。
誰も見向きをしない時に株を仕込んで、騒がれ始めたら売るというのが、
おそらく相場の鉄則の筈。
しかし実際は誰も見向きをしない時には目を向けず、騒がれ始めるとムズムズしてくるもの。
この投資のタイミングを変えることは容易ではないようです。
もっとも「人の行く裏に道」があるとはいえ、自分一人が誰も注目しないセクターに注目するというのは結構つらいもの。
今、この瞬間にバイオやIoTなどには視線を向けず、
水素自動車とか新素材などを丹念に調査するというのはよほど強靭な心理と体力がなければ難しいことでしょう。
「人の行く道しかないのか相場道」なんて格言は未来永劫できないのでしょうが・・・。
「先駆者の悲劇」を選ぶのか、あるいは「常に騒動の渦中にいたい者」を選ぶのか。
これは結構難しい選択ですが、恐らく大半は後者。
他人よりも儲けたいし他人よりも早くシーンや銘柄に気が付きたいというのが投資心理。
でも他人と同じに喜怒哀楽を表現し苦楽をともにしたいという気持ちは抜けないのでしょう。
やはり相場心理というのは難しいものです。
(櫻井)。
04月12日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
12日午前の日経平均株価は反発した。前引けは前日比186円67銭高の1万5937円80銭だった。
外国為替市場の円高警戒ムードが根強いなかで売り優勢でスタートしたが、売り一巡後は押し目買いが優勢となりプラス圏に切り返した。
先週半ばまで大幅な下落が続いていた反動が出やすく、短期的な戻りを期待した買いが優勢だった
朝方は売りが先行した。1ドル=107円台まで円高・ドル安が進み、投資家心理に影を落とした。売り一巡後は割安感などに着目した買いも入り、間もなく上げに転じた。
為替が1ドル=108円台に押し戻されると、日経平均の上げ幅は200円を超える場面もあった。
自動車など主力輸出株が物色されたほか、3月下旬以降は一貫して下げ歩調にあった銀行株が満を持して切り返した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆107億円、売買高は10億7633万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1530と全体の78%を占めた。値下がりは331、変わらずは89銘柄だった。
個別では、小野薬品工業が大商いで急騰、トヨタやホンダ、日産自の自動車大手がそろって大きく上げた。銀行株もそろって買いが入り、三井住友FGや三菱UFJなどメガバンクが大幅上昇した。ファナック、ソフトバンクなど値がさ株の一角も高く、日経平均を押し上げた。日本カーバイド工業、新生銀行など低位株にも物色の矛先が向いている。
一方で食品株がさえず、明治HDやJTが下落。買い手控えが響き、セブン&アイやサンドラッグなどの小売株が下げた。KDDIも売りに押された。JSR、クックパッド、LIXILグループなども値を下げた。
【市況】東証2部指数は続伸、サイオスなどが買われる
東証2部株価指数は4日続伸。前引けの2部指数は、前日比28.18ポイント高の4271.71となった。
個別銘柄ではサイオス、ビケンテクノ、バナーズ、ラオックスが上げ、アートSHDやRVH、アイレップが下げた。
【市況】新興株前引け、ジャスダックは続伸
日経ジャスダック平均株価は4日続伸した。前引けは前日比9円27銭高い2411円99銭だった。ジャスダック市場でも買い意欲が強まった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で368億円、売買高は7300万株。
がん治療薬の売上高が増える小野薬が筆頭株主であるカルナバイオに買いが集まった。個別銘柄ではULSグループがストップ高。市進HDは一時ストップ高と値を飛ばし、2016年5月期の期末配当を増やす見通しと発表したドーンも上昇した。半面、アイサンテク、フジタコーポやサン電子、プロパストが下落した。
【市況】マザーズ指数は5連騰、9年1カ月ぶりの高値圏に
東証マザーズ指数は5日続伸した。前引けは前日比9.68ポイント高い1084.88だった。一時は1089.12と、取引時間中として2007年3月1日以来およそ9年1か月ぶりの高値を付けた。個別銘柄ではケアネット、メドピア、ブランジスタがストップ高。そーせいやジグソー、アカツキが上昇した。一方、UMN、GNI、モルフォやアンジェス、FFRIが下落した。
【市況】日経平均12日前引け=反発、186円高の1万5937円
日経平均株価は反発し、午前の終値は前日比186円67銭高の1万5937円80銭だった。前日の米株安や外国為替市場の円高を嫌気した売りが先行したものの、売り一巡後は割安感の出た銘柄を買う動きが優勢となった。日経ジャスダック平均株価は続伸し、午前の終値は同9円27銭高の2411円99銭だった。
04月12日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は上昇が一服し、前日比70円程度高い1万5800円台前半で推移している。根強い円高・ドル安基調への警戒感から、上値では戻り待ちの売りも出やすい。
一方、市場では「これまで大きく下げた反動でメガバンクが大幅上昇しており、株主が多いだけに全体の買い安心感につながっている」との声もあり、下値は堅くしている。
主力株には積極的な買いが入りづらい。米企業の四半期決算本格化を前に米国企業業績に対する警戒感もある。新興市場など中小型株のテーマ物色の流れが続くかどうかが注目される。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上げ幅を縮小している。
東証1部の売買代金は概算で6076億円、売買高は6億4730万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1391と全体の約71%にのぼっている。値下がりは454、変わらずは105だった。
業種別では33業種中24業種が値上がり。1位は鉄鋼で、以下、銀行、海運、非鉄金属と続く。値下がり上位には水産・農林、小売、精密機器が並んでいる。
日経平均プラス寄与度トップはファナックで、日経平均を26.48円押し上げている。次いで京セラが9.57円、ホンダが6.82円、トヨタが5.81円と続く。
マイナス寄与度は9.18円の押し下げでKDDIがトップ。以下、セブン&アイが4.28円、ファストリが2.94円、オリンパスが2.35円と続いている。
個別ではみずほFGや三菱UFJなど銀行株の上昇が目立つ。新日鉄住金、JFEの鉄鋼株も大きく上げている。小野薬や大塚HDが東証1部の値上がり率ランキング上位に顔を出している。
村田製作所が一時前日比5%高で1万3300円台まで上値を伸ばしたほか、アルプス電気、TDKなど電子部品メーカーが切り返しに転じている。為替の円高進行に加え、スマートフォン向け部品需要の減速などを背景に株価は年明け以降調整局面にあった。
一方で前日に急伸したヤクルトが下げている。セブン&アイやヤフーも下落した。
東証2部株価指数は4日続伸。ぷらっとやTOREXが上昇し、ローツェやアートSHDが下げた。
<兜町カタリスト>
「マザーズ指数」
東証マザーズ指数が07年以来の高値水準。
ライブドアショックが06年だったから、10年経ってようやく払しょくの感。
中小型株は大型株の露払いという声もある。
つまらなそうに見える東証1部市場のさきがけとなってくれるだろか。
というか・・・。
今年は「東証マザーズが上がる」といったのが昨年秋。
理由は「東証マザーズ指数の先物取引」の開始。
指数先物取引の開始前には原資産そのものが上げてきたのが歴史。
そう考えると、夏場まで東証マザーズ指数任期はつづくのかも知れない。
そういえば・・・。
ライブドア事件の頃の大阪。
セミナー終了後に中年のご夫婦が質問に現れた。
「ライブドアをたくさん持っているのですがどうでしょう」。
当時の答えは「ライブドアは投資の対象と考えていません。
ダメなものはダメでしょう」。
ご夫婦がガックリと肩を落として変えられる後ろ姿が印象的だった。
そういえば・・・。
ライブドアに注目しなかった理由は単にホリエモン嫌いだけではなかった。
当時の決算短信でIT企業にもかかわらず金融関連の売り上げが全体の7割。
どうかんがえても不自然だったからである。
新興企業といえども、決算短信の行間を読むことは大切。
これを教えてくれたことには感謝している。
投資家さんからのメール。
↓
4月24日ポイントの日で北海道衆議院補欠選挙
投票結果で接戦になると株価もピンチ
翌日25日(月)に影響する。
7月10日 衆参選挙の予定日(まだ未定)
7月19日 東証マザーズ先物取引スタート
7月18日 海の日祝日月曜日で3連休
7月15日 金曜日にマザーズ関連はそれまでに売り!
3か月先を予想しながら取引しないと
はしご外されたら大変なことになる。
選挙前日高値の花なら1357を買い。
1570はバイバイ・・・。
市場関係者さんのメール。
↓
先輩がこう言っていました。
「マスコミは円高と騒ぎすぎ。民主党政権時は80円台。
アベノミクスはリーマン前の100〜120円台のもみ合いに戻したもので、
依然として円安水準」
とは言っても、円安のピークから見て、円高トレンドが続いているし、
円高のピーク水準がどこかを試している場面なんで、それが確認できるまでは動きづらい。
何で円高を放置し、為替介入にも踏み切れないのかというと、
「理由は分からないけど、
どこまで円高が進むか試しなさいと米国に言われているんじゃないですか。
だから日本株だけがひとり負けになっている。
米国の属国だから言う通りにしなくてはいけない(笑)」と某先輩。
ただ、理由としては「サミットも近づいてきた。
「『増税先送り』の舞台をつくれ」という米国の圧力なのかもしれません
・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「はじまりのとき」
売りものが優しさに変って
利食いが出逢いを呼び寄せる
そんなこと繰り返してくたび
相場になっていくのかな
何を買って、どこで売り指値?
誰も誰も知るはずのない
未来へ向かい
Life株で生きる
もがきながらでも自分と言う相場観で
Life泣いた昨日立ちとまった昨日
すべて明日につながる
目の前にある扉を開けば
はじまりのとき
下げの時あなたの存在が
こんなに大切だと知った
損切りも利食いも本当は
隣り合わせにいるんだね
何を買ってどこで損切り?
自分以外の誰かを信じることも
Life株で生きる
板と板つないだらシナリオ変える力がある
Life悔やんだ昨日逃げ出した昨日
すべて明日につながる
弱さを相場にそっと映し出す
はじまりのとき
(兜町カタリスト櫻井)
04月12日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
12日の東京株式市場は、手掛かり材料難で様子見気分が広がるなか、もみあい展開となりそう。
日経平均予想レンジは、1万5600円−1万5900円を想定する。
為替相場は、ドル・円相場が1ドル=107円台の後半とやや円高に振れている。
引き続き、為替相場にらみの神経質な展開になることが予想される。
口先介入なども入りやすい状況であることを考えると、極端な円高にも振れづらい。良くも悪くも動きづらいなか、1万5700円近辺で狭いレンジでの推移が続きだろう。
一方で、為替動向の影響を受けにくいバイオや内需などに関連する小型株への物色が継続されそう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り880万株、買い870万株で、差し引き10万株の売り越し。売り越しは6営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、食品、化学、鉄鋼、非鉄、機械、銀行、商社、情報通信、電機、サービスなど。買いセクターに、自動車、通信、機械、サービス、薬品、情報通信、石油、空運、ゴムなど。
【好材料銘柄】
■小野薬品工業 <4528>
抗悪性腫瘍剤「オプジーボ」の販売が絶好調。「オプジーボ」の16年3月期売上高実績は2回上方修正した計画を上回る212億円だった。17年3月期は5.9倍の1260億円を目指す。
■市進ホールディングス <4645> [JQ]
前期経常を一転2.2倍増益に上方修正。
■コジマ <7513>
上期営業が黒字浮上で着地・12-2月期は3.3倍増益。
■パスポート <7577> [JQ]
今期最終は黒字浮上へ。
■ヨンドシーホールディングス <8008>
今期経常は12%増で6期連続最高益、10円増配へ。
■吉野家ホールディングス <9861>
今期経常は62%増益へ。中期経営計画を策定。19年2月期に営業利益60億円(15年2月期実績は16億円)を目指す。
【予定】
12日(火)
【国内】
10年物価連動国債入札
《決算発表》
良品計画、イズミ、高島屋、ビックカメラ、ライフコーポ、アークス、近鉄百、ホギメディ、プレナス、ベル24HD、大黒天、ニッケ、パル、コーナン商事、スター精、ハローズ、ダイト、CSP、住江織、ユーシンリソー教育、MORESCO、OlympicG、中北製、リベレステ、アルバイトタイ、オオバ、津田駒、イワキ、ラクトJPNなど
【海外】
英3月消費者物価(17:30)
ブラジル2月小売売上高(21:00)
インド3月消費者物価指数・2月鉱工業生産(21:00)
米3月輸入物価(21:30)
米3月財政収支(13日3:00)
米3年国債入札
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
11日のNYダウ工業平均は前週末比20ドル55セント安の1万7556ドル41セントと反落で終えた。原油先物相場の上昇などにつれて高く推移する場面が多かったが、米主要企業の決算発表を前に見極めたいとの思惑から上げ幅を縮小し、引けにかけて下落に転じた。株価指数はいずれも下げに転じ、安値圏で終えた。
日中は買い優勢の場面が目立った。WTIの期近5月物が1バレル40ドル台を回復。原油価格の上昇が世界景気や企業業績の先行き不透明感の後退につながったといい、米国株の買いを誘った。ダウ平均は午前に154ドル高まで上げ幅を広げた。
外国為替市場で円の急伸がやや一服しており、相場急変への過度の警戒感は和らいで、市場心理の改善につながったとの指摘もあった。
ナスダック総合株価指数も小反落し、同17.290ポイント安の4833.399で終えた。
セクター別では、自動車・自動車部品や銀行が上昇する一方で耐久消費財・アパレルや食品・生活必需品小売が下落した。
鉄道のノーフォーク・サザン・コーポレーションが下落。同業のカナディアン・パシフィックが同社の買収を断念したと発表した。慎重な業績見通しを示したレンタカーのハーツ・グローバル・ホールディングスも大幅安だった。ダウ平均の採用銘柄ではスポーツ用品のナイキや製薬のファイザーの下げが目立った。
一方、石油ガス生産会社のチェサピーク・エナジー(CHK)は難航していた40億ドルの融資枠の更新協議で銀行と合意に達し、大幅上昇した。カナディアン・パシフィックは高い。ノーフォーク・サザンの買収取りやめで当面の財政負担はなくなったことに着目した買いが入った。検索サイトのヤフーは英大衆紙デイリー・メールがネット事業の買収を検討していると報じられ、堅調推移した。
ダウ平均ではゴールドマン・サックス、ユナイテッド・テクノロジーズなどが上げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,556.41 −20.55
S&P500種
2,041.99 −5.61
ナスダック
4,833.399 −17.290
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は小反落した。6月物は前週末比65円安の1万5710円で取引を終えた。11日の大阪取引所の終値を30円下回った。上げて始まった米株が取引終了にかけて下げに転じ、安値圏で終えた。こうした米株相場の流れを受けて、日本株先物でも売りが優勢となった。円相場が高値圏で推移したことも弱材料とされた。この日の6月物安値は1万5515円、高値は1万5895円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
15710 ( -30 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
15755 ( +15 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
FTSE100反落、
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6200.12(−4.29)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4312.63(+9.51)
DAXは続伸
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 9682.99(+60.73)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
円高・原油安・震災影響の深刻化と日本株にとってネガティブな材料が続出し、きょうの日経平均の大幅下落は仕方のないところ。今晩の米国株の動向が目先の方向性の鍵を握るだろう。
14日に上回ったばかりの25日・75日の両移動平均線を一気に割り込んだことから、「1万6000円が目先的な攻防ラインとなりそうだ」との見方が出ている。
震災対応も急務のなか、政府と日銀が歩調を合わせて円高阻止に向けた対策を打つ可能性もある。
きょう日経平均が大きく下げるなかでもマザーズ指数がプラスで終えたのは頼もしい限りで、新興市場の堅調は引き続き日本株の下支え材料となる。
外部環境の悪化で売りが先行したものの、個人投資家を中心とした値幅取りの動きは活発化バイオ関連や震災復興関連などが総じて買い優勢だった。
【個別開示銘柄】
■阪神内燃機工業[6018]
16年3月期期末配当予想の変更を発表。従来予想は5円だったが、業績動向を考慮し、7円に増額した。期末一括のため年間配当も同額。前期は5円だった。18日終値は206円(▲3)。
■健康コーポレーション [2928]
ジャスダック上場で雑貨販売を手掛けるパスポート[7577]を5月27日付で子会社化すると発表。健康コーポは「ライザップ」のほかにもデザイン雑貨事業を手掛けており、パスポート買収で業容拡大を図る。健康コーポはパスポートの実施する第三者割当増資を引き受け、増資後の発行済み株式総数の64.87%にあたる973万株を取得。取得価格は18日終値(271円)より57%安い1株あたり117円で、払込額は約11億円となる。パスポートはジャスダックへの上場を維持する。18日終値は健康コーポが654円(△1)、パスポートは271円で前週末と変わらず。
■ヤマト[1967]
東証1部上場で群馬県を地盤とする空調工事会社。16年3月期業績予想の修正を発表した。営業利益は従来予想比36%増の30億円(前期実績16億円)、純利益は同40%増の19億円(同10億円)とした。受注環境の好転や生産システムの合理化で工事採算が改善した。
18日終値は443円(▲5)。
04月18日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
18日の日経平均株価は大幅に続落した。
リスク回避ムードに包まれ、主力輸出株や金融関連株などを中心に売りがかさみ、日経平均株価は一時600円安に迫る下げをみせる波乱安展開となった。前週末比572円08銭安の1万6275円95銭で終えた。
週を明けての原油価格の急落と外国為替市場での円高進行で投資家心理が悪化した。熊本で相次いだ地震への影響も懸念され、東証1部の9割近い銘柄が下げるほぼ全面安の展開だった。
原油安と円高・ドル安が相場の重荷だった。17日にカタールのドーハで開いた産油国会合では増産凍結が見送られ需給の緩みが懸念されて原油相場が急落した。東京株式市場でも資源関連に売りが膨らんだ。
外国為替市場では円相場が対ドルで1ドル=107円まで強含む場面があった。円高傾向で輸出採算が悪化するとの懸念から主力の輸出企業には売りが膨らんだ。
週末に起きた熊本地震の被害が徐々に明らかになり企業の生産活動に影響が出るとの懸念も相場の重荷となった。一方、大手ゼネコンには被災地の復興に絡んだ思惑買いが入った。日経平均は前週に約1000円上昇したことから利益確定売りが出やすかった面もある。
JPX日経インデックス400も続落した。終値は前週末比378.20ポイント安の1万1934.49だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、41.25ポイント安の1320.15で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆1312億円だった。売買高は21億8206万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1696と全体の86.8%を占めた。値上がりは209、変わらずは47銘柄だった。
個別では、主力のファストリやファナックが下落した。トヨタやソニーも下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも売られた。東京海上や第一生命も下落した。米アップルのスマートフォン(スマホ)、iPhoneの苦戦が伝わり村田製や太陽誘電が下げた。ルネサスエレクトロニクスが急落したほか、九州電力、DMG森精機も大幅下落となった。
一方、日本鋳鉄管、日特建設、日本基礎技術がストップ高まで買われ、若築建設も商いを伴い急騰、大林組、大成建設などゼネコンも買われた。太平洋セメや不動テトラも上げた。GMOクラウド、ベクトル、ディップなども上昇した。
東証2部株価指数は続落した。大引けの2部指数は、前週末比40.14ポイント安の4293.04となった。個別銘柄ではサイオス、アートSHD、ぷらっと、RVHやラオックスが下げた。一方、長大、富士ピー・エス、土木管理試験所、ネポン、SYSKEN、コーアツ工業がストップ高。技研興、大日本コン、中本パックスが上げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,275.95 |
-572.08 |
日経平均先物 |
16,320.00 |
-440.00 |
TOPIX |
1,320.15 |
-41.25 |
TOPIX先物 |
1,321.00 |
-30.50 |
東証2部指数 |
4,293.04 |
-40.14 |
JASDAQ |
2,444.47 |
-4.90 |
マザーズ |
1,121.42 |
7.27 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2182060 |
2131295 |
東証2部 |
66740 |
15833 |
【市況】日経ジャスダック平均株価は8営業日ぶりに反落
日経ジャスダック平均株価は8営業日ぶりに反落した。終値は前週末比4円90銭安の2444円47銭だった。
円高・ドル安進行と原油安で、東京株式市場全般に投資家心理が悪化し新興企業株も売りが優勢になった。もっとも、海外の経済要因などに業績が左右されにくい内需株には買いも目立った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で470億円、売買高は9582万株だった。主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20は続落した。
個別銘柄ではレイ、ナガオカがストップ安。日本色材、プロパスト、EAJ、サン電子、アイサンテク、トレイダーズが下落した。半面、福山コンサル、ヤマウ、サムシングHD、ヤマックス、ACKG、麻生フオームなどがストップ高。DWTIやシンバイオ製薬、ドーン、日本興業は買われた。
【市況】マザーズ4日続伸し、連日の年初来高値
東証マザーズ指数の終値は、前週末比7.27ポイント高の1121.42だった。個別銘柄ではアクセルM、INSPEC、グラン、mbs、Hamee、地盤ネットHDがストップ高。モバファク、エディア、アライドアーキ、そーせいやグリンペプ、アンジェスが上昇した。一方でジグソーやサイバダイン、インフォテリ、AMBIT、シリコンスタジオ、メドピア、CRIミドルは売られた。
04月18日個別銘柄情報
個別銘柄情報を10銘柄更新しました。
[2483]翻訳センター
[4319]TAC
[4559]ゼリア新薬工業
[5162]朝日ラバー
[5956]トーソー
[6309]巴工業
[6837]京写
[7781]平山
[2222]寿スピリッツ
[2397]DNAチップ研究所
04月18日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
18日午前の日経平均株価は大幅に続落した。前週末比503円94銭安の1万6344円09銭で前場を終えた。
前週末の海外株軟調や原油安、円高進行に加えて、熊本で発生した地震の影響が大手製造業の生産活動にも及んでおり、これを嫌気するかたちで広がり幅広い銘柄に売りが出た。
トヨタなど自動車、輸出関連やファストリなどの主力銘柄が軒並み下げた。
日経平均は一時600円近い下げをみせたが、寄り付き直後から建設関連セクターの一角に買いが入り、全体波乱相場も、値上がり上位に建設や道路会社、建設資材を手掛ける銘柄に物色資金が集中する異色の地合いとなった。
主要な産油国が17日にカタールのドーハで開いた会合では増産凍結に至らなかった。18日の時間外取引でWTI原油先物が急落、東京株式市場でも資源開発関連に資源関連に売りが膨らんだ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も大幅に続落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆263億円だった。売買高は11億3372万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1715と、全体の88%を占めた。値上がりは194、変わらずは40銘柄だった。
個別では、主力のファナックやファストリが下落した。トヨタやマツダが下げた。ソニー、ソフトバンクグループなども売られている。エイチ・アイ・エス、ルネサスエレクトロニクスが大幅安、九州電力、国際石開帝石や三菱商も下落した。
米アップルのスマートフォン(スマホ)、iPhoneの伸び悩みが伝わり村田製や太陽誘電などアップル関連とされる銘柄の下げが目立った。
一方、大手ゼネコンの大林組や大成建が上昇した。鹿島や太平洋セメが上げた。若築建や不動テトラ、西部電気工業、日本コンクリート工業など復興に絡む銘柄群に買いが集中した。
東証2部株価指数は続落した。引けの2部指数は、前週末日38.24ポイント安の4294.94となった。
個別銘柄ではグリーンランド、サイオス、ぷらっと、エリア、RVHやラオックスが下げた。一方、土木管理試験所がストップ高。中本パックスやSYSKEN、長大、技研興、中央ビルトが上げた。
【市況】日経ジャスダック平均株価は8営業日ぶりに反落
日経ジャスダック平均株価は8営業日ぶりに反落した。
前引けは前週末比4円56銭安い2444円81銭となった。円高・ドル安進行と原油先物相場の急落を受け日経平均株価が大幅安で推移。
新興市場でも投資家心理の悪化による売りが広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で294億円、売買高は6149万株。
個別銘柄では、サン電子やアイサンテク、日本色材、EAJ、昭栄薬品、ゲンダイAGが売られた。
半面、サムシングHD、DWTI、福山コンサルがストップ高。エスイーは一時ストップ高と値を飛ばし、日本興業、シンバイオ製薬、協和コンサル、コンセックも買われた。
【市況】東証マザーズ指数は4日続伸、INSPECなどストップ高
東証マザーズ指数は4日続伸した。前引けは前週末比2.95ポイント高い1117.10だった。
個別銘柄ではmbs、Hamee、INSPECがストップ高。モバファク、エディア、地盤ネットHD、アライドアーキは一時ストップ高と値を飛ばし、アウン、STUDIOUSなども買われた。半面、グリンペプやジグソー、メドピア、AMBIT、MDV、アクロデアは売られた。
日経平均(前引け)=続落、503円安の1万6344円
18日前引けの日経平均株価は続落。前週末比503円94銭安の1万6344円09戦で前場の取引を終了した。
東証1部の値上がり銘柄数は194、値下がりは1714、変わらずは40と、値下がり銘柄の割合は80%を超えた。
業種別では33業種中32業種が下落し、上昇は建設の1業種のみ。値下がり1位は保険で、以下、鉱業、輸送用機器、海運、その他金融、証券・商品が並んだ。
18日の中国・上海総合指数は前週末比19.6537ポイント安の3058.4629で寄り付いた。
道路株、復興関連が軒並み高、熊本地震の復興需要に期待
NIPPO(1881)や日本道路(1884)、大林道路(1896)など道路株が軒並み高。
熊本地震で道路など交通網に大きな被害が発生したことから、道路各社には震災復興需要が見込めるとの見方が出ている。
NIPPOは一時、前週末に比べ7%高に上昇している。道路舗装のアスファルト乳剤などを手掛けるニチレキ(5011)も急伸している。
地盤ネットホールディングス(6072)が一時ストップ高。
熊本地震を受けて、地盤に対する関心の高まりから、地盤調査需要が増えるとの思惑が引き続き働いているようだ。同様に地盤保証などを行うサムシングホールディングス(1408)にも買いが入りストップ高となっている。
補正予算策定などによる公共投資の拡大が期待されたところに、復興需要思惑が上乗せされた格好であり、買い人気が高まっている。
また、熊本本社のSYSKEN(1996)が熊本地震の復興需要など期待し連日急伸している。
<兜町カタリスト>
「現実」
週末のNYダウは28ドル安の17897ドルと4日ぶりに反落。
原油価格下落を背景にエネルギー関連セクターが下落。
減産を理由にアップルが2%下落したことが指数の足を引っ張った。
主要産油国の会合では凍結に応じないイランとサウジの対立が解消せず。
供給過剰で低迷する原油価格の押し上げに向けた増産凍結は見送り。
再び原油がクローズアップされてきた格好。
一方で、決算発表は事前予測が8%程度の減益と元々悲観的。
むしろバーが低いことに期待する声も聞かれる。
FOMCを控えて売り込みにくい週でもありこの綱引きになろうか。
先週末の日経平均は反落。
しかし奇妙だったのは松井証券経由の信用評価損率。
売り方マイナス8.814%、買い方マイナス8.566%と逆転。
需給面は好転の兆し。
加えた個人投資家の動向が指数に連動してないことが明確になってきた印象。
日経平均採用銘柄のPERは15.27倍でEPSは1103円。
EPSが底打ちと見れば上値を追うムードも出てくるのだろうが、それはもう少し先のことになろうか。
シカゴ225先物の終値は16605円と大証比マイナス。
週末開催の産油国会合では増産凍結見送り。
G20でルー米財務長官が円売り介入けん制。
これらを背景とした円高トレンドに警戒感。
九州での予期せぬ震災。
宇宙の悠久さから見ると地球は生きている。
またそこに人が棲息していること自体が奇跡というのを改めて考えさせられる。
市場とか政治経済なんて皮相的なものであり、地球に対して発揮できる力は少ない。
しかし現実的には市場は震災関連銘柄なんてものを常に持ち出すもの。
この非条理さというのは拭いようはない。
被災地の現実を乖離して現象面から見るとゼネコンとか復興関連銘柄のプラス。
阪神淡路でも、東日本でもいつもそうだった。
市場の冷徹さという他はない。
あるいは市場は本当に人の役に立っているのかという疑問も生じる。
欲と欲のせめぎあいが市場ではあるが、慎みとか節操なんて思考はたぶんない。
一方で、米軍のオスプレイが支援に参加する方向だという。
期せずしてオスプレイが役に立つことになる。
これはどういう波及効果をもたらすのだろうか。
あるいは、九州がこんな状態であるのに消費税を上げようなんてことができるのかどうか。
フツーに考えれば無理となったとしか思えない。
復興増税、消費増税見送りという大義名分は十分に成立する。
不謹慎な表現ながら・・・。
アベノミクスにとっては奇貨ということなのかも知れない。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
萩原工業(7856)・・・動兆
萩原工業に注目する。
同社はブルーシート大手。
原油安で原料費は低下。
農業用シートなどに期待感。
(兜町カタリスト櫻井)
04月18日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は前週末比497円56銭安の1万6350円47銭で推移している。
原油価格の下落と外国為替市場の円高・ドル安で投資家心理が悪化、東証1部の9割の銘柄が下げるほぼ全面安となった。
16日付の日本経済新聞朝刊が米アップルのスマートフォン(スマホ)、iPhoneについて「国内外の部品メーカーによると、1〜3月期に続き、4〜6月期も前年同期比3割程度の減産を継続する」と報じた。相場全体の地合いが悪化したところへ減産の観測が流れ、アップル関連とされる銘柄に売りが膨らんだ。太陽誘電は9.6%安まで下落する場面があった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も安値圏で推移している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6547億円だった。売買高は7億4422万株。東証1部の値下がり銘柄数は1757と、全体の9割を占めた。値上がりは152、変わらずは40銘柄だった。
値下がり銘柄の割合が90%超に達する全面安商状となっている。
業種別では33業種すべてが値下がり。下落率1位は鉱業で、以下、保険、輸送用機器、証券・商品、その他金融、電気機器と並ぶ。
日経平均構成銘柄の値上がりは5銘柄にとどまり、220銘柄が下落。マイナス寄与度トップはファストリで、日経平均を39.62円押し下げ。以下、ファナックが27.85円、ソフトバンクが18.71円、KDDIが15.06円と続く。
プラス寄与トップは大林組で、日経平均を1.10円押し上げ。太平洋セメが0.47円、住友大阪が0.39円、大成建が0.24円で続いている。
個別では、三菱UFJや三井住友FGが下落した。ソニーやソフトバンクが下げた。米アップル関連銘柄とされるアルプスやTDKも下落した。富士重や日産自も下げた。一方、大手ゼネコンの鹿島や大成建が上昇した。北九州が地盤の若築建の上げが目立つ。
東証2部株価指数は続落した。ラオックスやアートSHDが下げた。一方、RVHや中本パックスが上げた。
225先物はアムロ・ニューエッジ・メリル・ドイツ・松井・三木・モルスタが買い越し。
みずほ・GS・日興・JP・大和が売り越し
TOPIX先物はメリル・ニューエッジ・ドイツ・アムロ・GS・クレディ・野村が買い越し。
バークレイズ・モルスタ・みずほ・JP・大和が売り越し。
外資系等は昭和産業(2004)、あさひ(3333)、ブロンコ(3091)、
イオンファンタ(4343)、パスコ(9232)に注目。
テクニカル的には清水建(1803)、松井建(1810)、前田建(1824)、九電工(1959)、IKK(2198)、宝(2531)、キャンドゥ(2698)、フジッコ(2908)、ドトール(3087)、クリレス(3387)、GMOクラウド(3788)、トーモク(3946)、三菱ガス(4182)、大有機(4187)、群栄化(4229)、大塚(4578)、ソフトバンクテク(4726)、資生堂(4911)、三浦工(6005)、キャリアリンク(6070)、栗田工(6370)、エスペック(6859)、良品計画(7453)、Vテク(7717)、トーセイ(8923)、NTT(9432)が動兆。
・・・・・・・・・・・・・・
(おもな復興関連銘柄)
<橋りょう>
ショーボンド(1414)
PS三菱(1871)
OSJBホールディングス(5912)
駒井ハルテック(5915)
横河ブリッジ(5911)
川田テク(3443)
富士PS(1848)
コーアツ工業(1743)
<道路>
大林道路(1896)
NIPPO(1881)
日本道路(1884)
東亜道路(1882)
日本乾溜工業(1771)
<地質・地盤調査>
地盤ネット(6072)
応用地質(9755)
土木管理総合試験所(6171)
福山コンサルタント(9608)
<コンクリート>
麻生フオーム(1730)
ヤマウ(5284)
日本興業(5279)
トーヨーアサノ(5271)
日本ヒューム(5262)
ゼニス羽田(5289)
シオスター(5282)
<測量・地図情報>
パスコ(9282)
アイサンテクノロジー(4667)
ドーン(2303)
ゼンリン(9474)
<土木・基礎工事>
不動テトラ(1813)
ライト工業(1928)
日特建設(1929)
<建機レンタル>
南陽(7417)
西尾レントオー(9699)
ジェコス(9991)
カナモト(9678)
<鉄道>
鉄建建設(1815)
東鉄工業(1835)
日本電設工業(1950)
<建機>
コマツ(6301)
日立建機(6305
クボタ(6326)
竹内製作所(6432)
加藤製作(6390)
オカダアイヨン(6294)
<通信建設>
コムシスホ(1721)
SYSKEN(1933)
西部電気工業(1937)
<水道>
水道機工(6403)
前澤給装(6485)
日本鋳鉄管(5612)
栗本工業(5602)
<発電機>
デンヨー(6517)
北越工業(6304)
澤藤電機(6901)
<その他>
エスイー(3423)
04月18日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
18日の東京株式市場は、シカゴ日経225先物にさや寄せする格好から利食い先行の展開となろう。続落後は、もみ合いとなりそう。
先週の上昇で25日線を突破しているが、同線が支持線として意識されやすいとみられる。
まずは25日線を固めたいところであろう。
日経平均株価は、1万6500-1万6800円のレンジを想定する。
17日にカタールで行われた主要産油国による増産凍結をめぐる協議は、合意に至らなかった。それにより、NY原油先物WTI価格が時間外取引で一時、1バレル=37ドル台の半ばまで急落していることも重しになるとみられる。
14日から断続的に発生している熊本県を中心とした地震で、業績への影響を警戒する動きも強まる可能性もある。
(25日移動平均線 1万6594円91銭)
主要外国証券経由の注文動向は、売り870万株、買い720万株で、差し引き150万株の売り越し。売り越しは4営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、鉄鋼、機械、食品、通信、建設、化学、銀行、小売など。
買いセクターに、化学、通信、サービス、精密、電機、小売、陸運、不動産、建設、その他金融。
【好材料銘柄】
■天昇電 <6776>
前期経常を67%上方修正。
■守谷商会 <1798>
前期経常を32%上方修正。
■アンジェス MG <4563>
原発性リンパ浮腫を対象とした「HGF(肝細胞増殖因子)遺伝子治療薬」の第1/2相臨床試験における症例登録を完了。リンパ管新生作用によるリンパ浮腫治療薬の開発を目指す。
■日本ライフL <7575>
前期経常を27%上方修正。
■トレイダーズ <8704>
出資先のLiquidが次世代ITインフラ基盤技術を創出するための研究開発機関として設立した「Recreation Lab」で共同研究を開始。
18日予定
【国内】
《決算発表》
ライフフーズ、東天紅
【海外】
インド3月卸売物価(15:30)
米4月NAHB住宅市場指数(23:00)
《決算発表》
モルガン・スタンレー、ネットフリックス、IBM
休場:ベトナム
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
15日のNYダウ工業平均は4日ぶりに小反落した。
終値は前日比28ドル97セント安の1万7897ドル46セントだった。週末に開催される主要産油国の会合を控えて原油相場が下落し、欧州株が全面安となった流れを受けて、米国株にも売りが広がった。3月鉱工業生産や4月ミシガン大学消費者景況感指数が軟調となり、下げ幅を拡大した。
ただ、積極的に下値を探る動きは限られ、ダウ平均は前日の終値を挟んでもみ合う場面も多かった。
NY原油先物相場は一時1バレル40ドルの節目を下回る水準まで下げた。17日には主要産油国がカタールのドーハで増産凍結などを巡って協議する。会合を前に原油安が進んだことで、米市場ではエネルギー関連株に売りが出やすく相場の重荷となった。
一方で、ダウ平均は小幅な上げに転じる場面もあった。中国国家統計局が15日発表した1〜3月期の実質国内総生産(GDP)や3月の工業生産高は市場の予測を上回った。中国景気に対する過度に悲観的な見方は和らぎ、米株式には買いも入った。
来週はマイクロソフトやグーグルの持ち株会社アルファベットなど米主要企業による四半期決算の発表が本格化する。業績を見極めたいとして持ち高を積極的に一方向に傾ける市場参加者も少なく、相場は方向感に欠いた。
ナスダック総合株価指数は小幅に続落し、前日比7.670ポイント安の4938.216で終えた。
セクター別では、公益事業や不動産が上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器やエネルギーが下落した。
米銀大手のシティグループが安い。取引開始前に発表した1〜3月期決算では1株利益などが市場予想を上回り買いが先行したものの、決算発表前から上昇していたため利益確定の売りに押された。
通信機器のポリコムを約19億6000万ドル(約2140億円)で買収すると発表した通信プロバイダーのマイテル・ネットワークスは急落した。ネットワーク機器のシスコシステムズのほか、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなども下げた。
一方で、保険のトラベラーズが上げたほか、コカ・コーラやマイクロソフトなどが高い。15日に自社の取引所で新規株式公開(IPO)した私設電子取引所大手のバッツ・グローバル・マーケッツは23ドルで終え、公開価格(19ドル)を2割近く上回った。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,897.46 −28.97
S&P500種
2,080.73
ナスダック
4,938.216 −7.670
【シカゴ日本株先物概況】
日経平均先物は4日ぶりに反落し、この日の安値圏で引けた。6月物は前日比200円安の1万6605円で終えた。15日の大取終値を155円下回った。原油相場の続落を背景に米株が下げたほか円相場が反発し、売りが優勢になった。この日の6月物安値は1万6590円、高値は1万6930円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16605 ( -155 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16650 ( -110 )
( )は大阪取引所終値比
【NY株式見通し】
今週の米国株式相場は上値が重そうだ。NYダウ平均は14日に9カ月ぶりの高値をつけ、短期的な過熱感が意識されている。
注目は、17日にドーハで開かれる主要産油国による増産凍結交渉だ。決裂すれば原油相場は急落する可能性がある。株式市場でも投資家のリスク回避姿勢が強まり、株価が下がりそうだ。
一方で、今週発表されるマイクロソフトやインテルの1〜3月期決算が好調なら、投資家心理にはプラスになる。
04月15日個別銘柄情報
個別銘柄情報を6銘柄更新しました。
[4832]JFEシステムズ
[2479]ジェイテック
[7837]アールシーコア
[7456]松田産業
[8893]新日本建物
[7600]日本エム・ディ・エム
04月15日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
15日の日経平均株価は4日ぶりに反落し、前日比63円2銭安の1万6848円3銭で終えた。
前日の米国株市場の上値が重かったことや、前夜に発生した熊本県を震源とした地震の影響もあり、一部の建設株を除いて買い手控えムードが強かった。
きょうまで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議や、原油相場に影響を与える17日の主要産油国の関係閣僚会合などを控え、これを見極めたいとの思惑も足かせとなった。
前日までの上昇で日経平均は、節目の1万7000円に接近し、利益確定の売りを誘った。
短期的な過熱感も意識された。外国為替市場で円相場が1ドル=109円台後半の円安・ドル高水準を保つ中で輸出関連株には採算改善を意識した買いが入り、株価指数の下げ幅は小さかった。
JPX日経インデックス400は4日ぶりに反落し、終値は前日比90.40ポイント安の1万2312.69だった。
東証株価指数(TOPIX)も4日ぶりに反落し、9.95ポイント安の1361.40で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆592億円。売買高は19億8537万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1262と、全体の約65%を占めた。値上がりは565、変わらずは125銘柄だった。
個別では、売買代金トップの小野薬品工業が大幅安、パソコン事業の統合交渉が白紙になったと伝わった富士通は下落し、日電産と村田製、キーエンス、ファナック、ソニーが下げた。国際石開帝石、アデランスの下げも目立った。一方、ソフトバンクグループがしっかり、大塚ホールディングスも買いが先行した。株価低位の若築建設、レナウン、新日本理化なども値を飛ばした。テーマパーク設備の刷新が伝わったサンリオは上昇し、JR東海と積ハウスの上げも目立った。
東証2部株価指数は7営業日ぶりに反落した。大引けの2部指数は、前日比3.08ポイント安の4333.18となった。
個別銘柄では、丸八倉、サイオス、スリーエフ、鉄人化朝日インテクとラオックスが下げた。一方、コーアツ工業、富士ピー・エス、中本パックスがストップ高。ベネ・ワンとRVH、篠崎屋、オリチエン工業、Gダイニング、トラストが上げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,911.05 |
529.83 |
日経平均先物 |
16,900.00 |
480.00 |
TOPIX |
1,371.35 |
38.91 |
TOPIX先物 |
1,362.50 |
25.00 |
東証2部指数 |
4,336.26 |
27.65 |
JASDAQ |
2,443.14 |
18.79 |
マザーズ |
1,104.32 |
24.36 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2502730 |
2668900 |
東証2部 |
86680 |
13971 |
【市況】ジャスダック平均株価は7日続伸
日経ジャスダック平均株価は7日続伸した。終値は前日比6円23銭高い2449円37銭だった。
時価総額の大きな主力銘柄には持ち高調整の売りがやや優勢だったが、成長期待が高まっているバイオ関連銘柄などには資金流入が続き、全体として小幅ながら続伸した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で478億円、売買高は1億218万株だった。
個別銘柄ではヤマックス、ヤマウ、麻生フオーム、DWTIがストップ高。シスロケ、リーバイスは一時ストップ高となり、アイサンテクやシンバイオ、アパマンショが上昇した。
半面、サン電子やドーン、カルナバイオ、市進HD、アクサスHDは下落した。
【市況】東証マザーズは3日続伸。年初来高値。
東証マザーズ指数は3日続伸し、前日比9.83ポイント1114.15とこの日の高値で終えた。2日連続で年初来高値を更新し、2007年2月27日以来の水準を付けた。
個別銘柄ではGunosy、アライドアーキ、INSPEC、プラッツがストップ高。テラスカイ、地盤ネットHDは一時ストップ高と値を飛ばし、アンジェスやそーせい、インベスCが上昇した。
一方でグリンペプやアカツキ、ナノキャリア、PCNET、メドピア、エボラブルアジアが下落した。
きょう東証マザーズに新規上場したエディア(3935)は前場で取引が成立せず、12時57分に公募・売り出し価格(公開価格、1630円)を1535円(94%)上回る3165円で初値を付けた。その後は上げ幅を縮小し2790円で終えた。
【市況】(後場寄り付き)=日経平均株価は下落幅を縮小する動き
後場寄り付きの東京株式市場では、日経平均株価が下落幅を縮小する動きとなっている。外国為替市場では、1ドル=109円60銭台での推移。アジアの主要株式市場は、総じて軟調な値運びとなっている。
ランチバスケットは22件、259.47億円。 差引き売り買い均衡との観測。
規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも下落。セクターでは海運、パルプ紙、空運、建設が小じっかり。半面、電気機器、鉄鋼、銀行、繊維、非鉄金属、鉱業、不動産、輸送用機器が冴えない。
Gunosy<6047>
大幅続伸。KDDI<9433>のグループ会社であるSupership及びアップベイダーと広告領域において業務提携すると発表している。
「17134円へのこだわり」
IMFのラガルド専務理事のコメントは「世界経済の成長は脆弱だ」。
各国に適切な財政政策、構造改革などの実行を促した。
急激な円相場の変動について「注意深く見ている」。
過度の変動が続けば、為替介入措置などが選択肢となり得ることを示唆したとの報道。
選択肢になり得るというのだから悪くはない筈。
日経平均の3月29日の終値は17134円。
なにかというと3月権利落ち前の終値。
ここまで戻れば権利配当落ちをようやく埋めたことになるのだが誰もこんな数字を気にしない。
ひょっとすると・・・。
株式市場というのはリアルっぽさを保持しているバーチャルな世界かも知れない。
中国の景気、あるいはシェールガス・オイルなどの行方。
あるいはギリシャの財政動向や中東情勢など。
多くの人は事実を確かめることなく、報道や映像や活字だけで判断する。
実際に見にもいかないし聞くことも滅多にない。
確認することなく多数論理に従う格好。
あるいは他人の意見を疑うこともなく信じての行動。
お金という大切なものを投じる割にはその予測行動は驚くほど簡素な印象。
これは実によくない傾向ではなかろうか。
海外の世界は見聞コストも高いが、せめて国内の企業の状態くらいは電話でも聞ける筈。
さほどでないコストを惜しむべきではないだろう。
少なくとも疑って考える時間くらいは持っても良いような気がする。
皮相的な現象面やムード的心理だけにとらわれると減少に束縛されてしまうような気がする。
ワイヤレスゲート(9419)の取材で脳裏に刻まれたこと。
未来予想図としては結構重要だろう。
↓
○シリコンバレーでは「情報は通信帯域を欲しがる」という言葉があります。
情報があれば帯域が必要になります。
帯域が広ればコンテンツがリッチ化していきます。
コンテンツはリッチになっていかなければならないでこのトレンドは変わりません。
○スマホの誕生は産業革命でした。
スマホに限らず情報通信機器の進化は産業革命を拡大します。
時間をかけて人がやらなければならなかったことを
情報通信機器を介して簡単にできるようになりました。
業務効率は明らかに改善されました。
○IoTもM2Mでも何でもそうですが通信インフラがなければ成り立ちません。
○既存の無線通信サービスを劇的に変化する可能性を秘めています。
従来はキャリア中心の提供側の論理の中でのインフラ提供でしたが、
大きく通信の世界を変えることになる可能性があります。
テクノロジーの観点からの大きな変化は
従来のキャリアとも共存共栄できる仕組みになるでしょう。
「安くて早くてどこでも使える」の実現のためには
いろいろな会社の技術の共存共栄が必要。
我々の位置は潤滑油のようなもので、常にアレンジャーの立場です。
○機能ごとに機器が細分化され、データはクラウドが当たり前になるでしょう。
パーソナルデバイス間の通信の充実とパーソナル通信間で
インターネットに抜けるための通信技術は進むでしょう。
脳波に限らず目の動きからどこがポイントかわかる技術も出てきています。
認証やセキュリティの観点からの生体認証なども進化しました。
デバイスだけでなく人体の認証もからめてネットワーキングは高度化して行くでしょう。
音声入力も進化しており、シニアの方などは便利に使われています。
まだまだスマホ進化は進みます。
でもいずれ電話を表すスマホという名前は変わるでしょう。
進化はとどまることなく目に見えないところで
自動的なネットワークとかの世界に入り込んでいくでしょう。
つなぐ=コミュニケ─ジョンのお手伝いはいろいろなところでなくてはなりません。
で我々のやるべき分野はまだまだあります。
最近は技術・政策・顧客のニーズがついてきました。
いったん火が付いたものは消しようがありません。
自動車は自動運転、受け付けはペッパー君などと想像以上の世界が広がってくるはずです。
介護看護の領域でも必要不可欠な存在であることもまちがいありません。
ICTの一番の価値は人の苦労を和らげること。
付加価値をつけること。
単に通信だけでなく、例えば不正を予防できるICTというのも今後必要にされる筈です。
そんな場所でも当社の技術は貢献できる会社になれるでしょう。
○技術はツールだしその先は社会が良くなる筈です。
つまり「テクノロジーは世の中の役に立つツール」が我々の大前是。
我々はプロダクトアウトではなくマーケットインの会社です。
お客様のニーズがどこにあってそれを解決するために我々の技術が役立つようであれば
そこにの技術を提供するというのがワイヤレスゲートです。
こういう技術があるから使ってくださいではなく
ニーズを吸い出してそれに対応できるソリューソンを提供しているのが
我々ワイヤレスゲートと考えていただければありがたいです。
○従来はものづくり日本でIT=デバイス・情報通信機器をつくることでした。
日本は上の付加価値を提供するフェーズに行かなければなりません。
ITはコミュニケーションを通じてICTとなりましたが、
いろいろなものをコミュニケートするのが我々の提供するサービスです。
いずれは常時スマホを持つ必要がなくなってくるかもしれません。
スマホやディスプレイ、スピーカー、カメラ、キーボードなどが
デバイス上の制約から一つになっています。
でも通信技術の進展で本来一番得意な部分に機能ごとに特化していくのが正しい方向。
ウェアラブルはその進化形の一つでしょう。
人の身近な空間間でコミュニケーションさせる技術やデバイスの細分化も進みます。
想像できない社会がそう遠くない時期にやってきます。
これはSFの世界ではきっとないと思います。
スケジュールを見てみると・・・
15日(金):米鉱工業生産、NY連銀製造業、ミシガン大消費者信頼感、中国1〜3月GDP、鉱工業生産、小売売上高、他経済指標
週末:OPECと非加盟産油国会合(カタール)
18日(月):米NAHB住宅市場指数
19日(火):全国学力テスト、米住宅着工、独ZEW景況感
20日(水):貿易統計、コンビニ売上高、訪日客数、米中古住宅販売
21日(木):米CB景気先行指数、ECB理事会(ドラギ総裁会見)
22日(金):第3次産業活動指数
(櫻井)
◆中国GDP、1〜3月6.7%増 7年ぶり低水準
中国国家統計局は15日、2016年1〜3月期の国内総生産(GDP)が物価変動を除く実質で前年同期比6.7%増えたと発表した。
リーマン・ショックに直撃された09年1〜3月期(6.2%増)以来7年ぶりの低い伸びで、成長減速に歯止めがかからない状況。中国経済への不安が再燃しそうだ。
政府が16年の成長率目標とする6.5〜7.0%の範囲には収まった。だが、このまま減速が続けば目標達成は危うくなり、雇用不安が起きかねない。国際通貨基金(IMF)は年間で6.5%との厳しい予測を示している。
04月15日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
15日午前の日経平均株価は4日ぶりに反落し、前日比56円68銭安の1万6854円37銭で前場を終えた。
前日までの3日間で1100円あまり上げ、節目の1万7000円に接近したため、短期的な過熱感が意識され、利益確定の売りが優勢になった。
米国株市場の上値が重かったことや、前夜に発生した熊本県を震源とした大地震の影響も一部の建設株を除いて買い手控えムードにつながった。
きょうまで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議や、原油相場に影響を与える17日の主要産油国の関係閣僚会合を前に持ち高調整の売りが出やすかった。
外国為替市場で円の対ドル相場が円安に振れた局面では日経平均が上げる場面もあったが、買いの勢いは続かなかった。
中国が11時に発表した2016年1〜3月期の実質国内総生産(GDP)は市場予想をやや上回ったが、投資家の反応は限定的だった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で9845億円、売買高は10億2130万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1328と、全体の68%を占めた。値上がりは504、変わらずは120銘柄だった。
個別では、村田製とファナックが下げた。みずほFGとMS&ADも軟調で、小野薬と富士通の下げが大きかった。アデランス、富士通、サイバネットシステム、ジャパンディスプレイ、東邦チタニウムなども売られた。一方、建設の清水建と大林組は上昇し、アステラスと楽天が上げた。JR東海が堅調、築建設、不動テトラなどが上昇した
東証2部株価指数はわずかながら7日続伸した。前引けの2部指数は、前日比0.49ポイント高の4336.75となった。
個別銘柄では、コーアツ工業、中本パックスがストップ高。SYSKENは一時ストップ高と値を飛ばし、RVH、篠崎屋、土木管理試験所、ベネ・ワンやアートSHDは上げた、半面、丸八倉、スリーエフ、サイオス、朝日インテクと象印が下げた。
【市況】ジャスダック市場(前引け)=7日続伸、全体として小幅な上昇
日経ジャスダック平均株価は小幅に7日続伸した。前引けは前日比6円35銭高い2449円49銭となった。
東証1部の大型株を中心に最近の上昇で利益確定売りが先行しており、新興市場でも目先の利益を確定する目的の売りが目立った。
一方で、創薬ベンチャーなど短期的な期待から資金流入が続いた銘柄もあり、につながった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で295億円、売買高は6050万株。
個別銘柄では麻生フオーム、シスロケ、リーバイスが一時ストップ高。シンバイオ製薬、マークラインズ、アイサンテク、カルナバイオが上昇した。
半面、市進HD、EAJ、サン電子やドーン、テイツーが下落した。
【市況】東証マザーズ(前引け)=マザーズ指数は反落。
東証マザーズ指数は3営業日ぶりに小幅反落した。
前引けは前日比0.09ポイント安い1104.23だった。
個別銘柄ではアカツキ、グリーンペプタイドやそーせい、ナノキャリア、PCNET、ヨシムラフードが下落した。一方で、アライドアーキ、INSPEC、プラッツがストップ高。テラスカイ、地盤ネットHDは一時ストップ高と値を飛ばし、アンジェスやインベスC、アキュセラは上昇した。
04月15日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は前日比37円84銭安の1万6873円21銭で推移している。前日終値(1万6911円)をはさみ一進一退で推移している。
外国為替市場で円相場が1ドル=109円台後半まで円安・ドル高に振れ、自動車など輸出関連株に押し目買いが入った。
ただ、週末に加え、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議や主要産油国の関係閣僚会合の結果を見極めたいという空気も濃い。散発的に出る持ち高調整の売りが上値を抑えている。
前日夜に発生した熊本県を震源とする地震の影響でホンダやブリヂストンの工場は操業を停止したと伝わった。市場では「相場全体への影響は小さく、個別企業への懸念にとどまる」との声が聞かれた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6008億円、売買高は6億3287万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1221と、全体の約63%を占めた。値上がりは573、変わらずは156銘柄だった。
業種別では33業種中5業種が値上がり。1位はパルプ・紙で、以下、海運、陸運、建設と続く。値下がり上位には鉄鋼、保険、非鉄金属が並んでいる。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小動き。
日経平均マイナス寄与度は13.34円の押し下げでファナックがトップ。以下、KDDIが3.53円、TDKが2.75円、アルプスが2.43円、スズキが2.43円と続いている。
プラス寄与度トップはトレンドで、日経平均を6.08円押し上げている。次いで東エレクが3.26円、アステラスが3.14円、コナミHDが3.14円と続く。
個別では、富士通と大東建が下げ幅を拡大した。ファミリーMも一段安だ。小野薬の下げが目立つ。一方、三井住友トラと楽天、JR東海は上げ幅を広げた。
東証2部株価指数は7営業日ぶりに反落した。朝日インテクとローツェが下げ、RVHとアートSHDが上げた。
225先物はニューエッジ・大和・アムロ・バークレイズ・岡三・マネが買い越し。
野村・SBI・GS・クレディ・日興・日産・メリル・JPが売り越し。
TOPIX先物はGS・シティ・岡三・アムロ・カブコム・JP・みずほが買い越し。
野村・パリバ・ニューエッジ・大和・メリルが売り越し。
外資系等は4℃(8008)、サンエー(2659)、
ロック・フィールド(2910)、三井住友トラ(8309)に注目。
テクニカル的には東鉄工(1835)、DeNA(2432)、カゴメ(2811)、ヨコレイ(2874)、JT(2914)、オープンH(3288)、東急不(3289)、クスリのアオキ(3398)、日産化(4021)、ステラケミ(4109)、協和キリン(4151)、アイカ(4206)、ファンタジー(4343)、メディカルシス(4350)、あすか薬(4514)、日新薬(4516)、テルモ(4543)、栄研化学(4549)、大正薬(4581)、ヤフー(4689)、BML(4694)、オラクル(4716)、昭和シェル(5002)、ホッカン(5902)、OSJB(5912)、ワイエイシイ(6298)、コマツ(6301)、日立金(6305)、ダイキン(6367)、ダイフク(6383)、モリタ(6455)、ホシザキ(6465)、THK(6481)、明電舎(6508)、GSユアサ(6674)、アルバック(6728)、ホシデン(6804)、船井電(6839)、日CMK(6958)、大真空(6962)、双葉電(6986)、ニチユ(7105)、全国保証(7164)、コーナン(7516)、前田工繊(7821)、エフピコ(7947)、任天堂(7974)、4℃(8008)、岩谷(8008)、ユニチャーム(8113)、コメリ(8218)、しまむら(8227)、アコム(8572)、相鉄(9003)、東急(9005)、京成(9009)、丸和運輸(9090)、KDDI(9432)、スクエニ(9684)、アイネス(9742)、NSD(9759)が動兆。
<兜町カタリスト>
「せめて4日くらいは」
NYダウは18ドル高の17926ドルと3日続伸。
NASDAQは1ポイント安の4945ポイントと3日ぶりの反落とマチマチの動き。
3月のCPIが前月比0.1%上昇と市場予想を下回ったことから
短絡的に「利上げに慎重」とのモードが広がってダウは小動きだった。
バンカメメリルの決算は18%の減益だったが株価は2.5%上昇。
一方同様に減益だったウェルズ・ファーゴが0.5%の下落。
NYダウは25日移動平均(17521ドル)と
200日移動平均(17110ドル)がサポートした形で上昇。
その途中の一休みというところだろうか。
週末のOPECと非加盟産油国の会合で原油の減産方向でも打ち出せれば
来週はまた明るくなりそうだが・・・。
21日(木)のECB理事会を控えて売り向かうのは結構難しそうだ。
NYでは4月15日は確定申告納税期日。
その4月15日のNYダウは昨年まで過去37回のうち下落は6回。
上昇しやすいアノマリーに期待したいもの。
日経平均株価は177円高、452円高そして昨日は529円高の高値引け。
3日間の上昇幅は1159円となった。
3月1日〜4日の4日続伸は988円高だったからそれよりも大きい上昇となった。
今年は4日続伸が最大なのでこれに挑戦というマインドだろう。
上向きに転じた25日移動平均(16595円)を一気に抜いた。
そしてまだ下向きの75日移動平均(16844円)も抜いてきた。
市場心理(25日)と需給(75日)面での不安は払しょくされ、
あとは200移動平均(18399円)が表現する景気と業績に対する懸念を
払しょくできるかどうかとなろう。
シカゴ225先物の終値は16805円と昨日の大証終値よりも100円近くマイナス。
高値は16920円であったのでシカゴでは頭を押さえられた格好。
17000円回復に期待はあるがシカゴはこれを否定しており難解な局面。
中国の1〜3月GDPの発表が予定されているが、わずか2週間で集計された数字などあてになるものではない。
計画地での着地であろうからサプライズは少なかろう。
週末要因もあり新興中小型のテーマ株物色に分があろうか。
その新興市場のマザーズ市場での外国人の売買動向。
3月以降外国人投資家は買い越し。
3月の月間買い越しは140億円。
週間ベースでは毎週30億円台の買い越しだった。
4月第1週の売買は170億で円、3月月間を上回る規模での買い越し。
「ETF組成に絡む買いの可能性」という指摘も聞かれるが・・・。
いずれにしても7月19日のマザーズ指数先物上場までの新興市場は目が離せない。
というか、日経レバ(1570)に代表される指数主役の市場展開もほぼ2年。
そろそろ飽きてくるタイミングでもあろうから、その意味では「木」や「草」に目が行こうか。
東証投資主体別売買動向で外国人は145億円の買い越し。
なんと14週ぶりの買い越しとなった。
個人は237億円の買い越しで2週連続。
落ち着いてきた印象。
4月SQ値15507円ははるか下に見えるようになった。
これは3月のSQ以降の動きと似ている。
SQ値決定後は〇〇〇〇〇で5勝0敗。
騰落レシオは115.01%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス9.379%。
買い方はマイナス7.740%。
空売り比率は35.9%と久々の水準まで低下。
日経VIは26.11でNYの13%台と比べるとまだ高い。
日経平均採用銘柄のPERは15.36倍でEPSは1100円。
興味深かったのはシャープの新製品であるロボット携帯「RoBoHon」。
AIとIoTを組み合わせた商品だという。
話した内容の記憶や学習が可能で家族の顔などを認識して名前を呼ぶことができるという。
価格は21万3840円とやや高め。
月産5000台で半年での黒字化計画。
ビデオでもコンピュータでも、携帯でも最小は遊び心からスタートしたのが歴史。
独創的なヒット商品が「シャープらしさ」とされる。
どうせならホンハイの傘下入りする前に発表して欲しかった。
水曜日経の神奈川・首都圏経済版では「再生・細胞医療最先端へ」の記事。
川崎市殿町地区での「ライフ・イノベーションセンター」の完成を報じている。
夏をめどに本格稼働する方向だが、これもバイオ関連の起爆剤だろう。
木曜日経1面では「インフラにゼロ金利融資」の見出し。
経済対策の柱にというサブ見出し。
当面は「新幹線・都市鉄道整備・保育介護施設整備・奨学金」などに使われる方向。
いずれにしてもインフラ整備も忘れてはならない存在。
「追加経済対策」、「選挙対策」、「増税延期」、「伊勢志摩サミット」。
スケジュール的には悪くない。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
イナリサーチ(2176)・・・動兆
イナリサーチに注目する。
同社は医薬品非臨床試験受託が中核でサルでの試験に強み。
信州大学とiPS細胞を使った再生医療の非臨床試験で連携協定。
そろそろ10ヶ月程度の周期的上昇時期という見方もある。
カニクイサルは申年銘柄でもある。
(兜町カタリスト櫻井)
04月15日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
15日の東京株式市場はもみ合い展開か。
14日夜の熊本の震災の影響を見極めたいと見方から、やや弱含みのスタートも想定される。
また、今年に入り上値抵抗線として意識されている75日線(14日時点で1万6844円)を上抜けたことや週末要因もあり、目先的な達成感から利食い売りも考えられる。
日経平均株価の予想レンジは1万6600円−1万7000円を想定する。
円安基調や原油高の流れに大きな陰りは見られず、為替が極端に円高に振れない限りは、押し目があれば買いが入る可能性が高い。
11時に予定されている1-3月期GDPなど中国経済指標が波乱材料ではあり、内容によっては調整色を強める可能性はあるが、波乱のない内容となれば、中国関連株などには改めて買いが入りやすく、総じて底堅い推移を予想する。
熊本地方の地震が発生したことを受け、インフラ補修などの関連銘柄に向かう可能性もありそうだ。
主要外国証券経由の注文動向は、売り510万株、買い2250万株で、差し引機1740万株の大幅買い越し。買い越しは3営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、小売、ガラス、鉄鋼、銀行、電機、薬品、陸運など。買いセクターに、建設、電機、機械、自動車部品、海運、ゴム、化学など。
【注目の材料銘柄】
■Rフィールド <2910>
4月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■レナウン <3606>
今期経常は15%増益へ。
■キャリアL <6070>
5月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。また、今期経常は17%増で4期ぶり最高益、実質増配へ。
■PALTEK <7587>
業務用映像機器向けインターフェースの伝送レート変換ボード「GearBox ボード」を開発。4K映像の非圧縮伝送が可能な12Gb/sへの変換を実現。
■中本パックス <7811>
前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は1%増益、27.5円増配へ。また、配当方針を変更。これまで年1回の期末配当のみだったが、17年2月期から毎年8月末を基準日とする中間配当を実施することを決定。
■インベスターズクラウド <1435>
不動産投資型クラウドファンディング「TATERU FUNDING」事業を開始。一棟のアパートを小口化し、共有持分で販売することで不動産投資の間口を広げる。
■テラスカイ <3915>
5月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。また、今期経常は10%増で3期連続最高益更新へ。
■Gunosy <6047>
KDDIグループのSupership、アップベイダーと広告領域で業務提携。広告配信や動画広告で連携するほか、広告商品の共同開発、データ関連などで協業する。12-2月期(3Q)経常は8%減益。
4月第1週の投資部門別売買動向
4月第1週(4月4−8日)の投資部門別売買動向によると、現物株は外国人投資家が14週ぶりに買い越した。外国人の売り越しは今年初。公的年金の動きを示すとされる信託銀行は2週ぶりの買い越し、個人は2週連続の買い越しとなった。
自己・個人・外国人・信託の4主体を現物と先物で合計した投資家動向は信託銀が8週連続買い越し、個人は2週ぶり売り越し。外国人は先物で大きく売り越したため14週連続の売り越しとなった。
なお、同週の日経平均株価は342円64銭(2.1%)安、TOPIX(東証株価指数)が13.71ポイント(1.1%)安。
【予定】
15日(金)
【国内】
《決算発表》
ゲンダイAG、ゲンキー、日置電、安川情報、ハウスリート、レイ、トーヨーアサノ、ハウスレジ
《新規上場》
エディア
【海外】
中国1-3月期GDP(11:00)
中国3月鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資(11:00)
国際通貨基金(IMF)・世銀春季総会(〜17日ワシントン)
米4月NY連銀製造業景気指数(21:30)
米3月鉱工業生産・設備稼働率(22:15)
米4月ミシガン大学消費者信頼感指数(23:00)
米2月対米証券投資(16日5:00)
《決算発表》
シティグループ
休場:インド、タイ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
14日のNYダウ工業株30種平均は小幅ながら3日続伸した。終値は前日比18ドル15セント高の1万7926ドル43セントと、2015年7月20日以来およそ9カ月ぶりの高値を付けた。
金融大手が相次ぎ減益決算となる中で、週間新規失業保険申請件数が予想より減少するなど、朝方からもみ合う展開となった。3月消費者物価指数が予想に届かず、利上げへの警戒感が縮小したことで上昇したが、引けにかけて上げ幅を縮小する展開となった。
米銀大手バンク・オブ・アメリカの1〜3月期決算は減収減益だった。しかし、1株利益が市場予想を上回った。前日にもJPモルガン・チェースが決算をきっかけに買われ、連日で大手銀株を物色する流れが強まった。
日欧の株式市場では主要な株価指数が上昇した。世界的な株高の様相が色濃くなったことも米株式の買い安心感につながった。
ただ、来週から米主要企業による四半期決算の発表本格化し内容を見極めたいとする投資家も多い。積極的に相場の上値を追う動きは限られ、利益を確定する売りも出やすかった。
ナスダック総合株価指数は小反落し、終値は同1.534ポイント安の4945.886ポイントとなった。
セクター別では、銀行や運輸が上昇する一方で不動産や食品・飲料・タバコが下落した。
航空会社のデルタ航空は決算内容が好感され、堅調推移。半導体・太陽光技術メーカーのサンエジソンは会計慣行に不正が無かったことを発表し、大幅上昇となった。
アップルやグーグルを傘下に持つアルファベット、アマゾン・ドット・コムも高い。
一方で、大手銀ウェルズ・ファーゴは下落した。決算では利益が市場予想を上回ったものの、エネルギー関連企業への与信に警戒感が高まり、売りが優勢だった。インテルや映画・娯楽のウォルト・ディズニー、日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)も下げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,926.43 +18.15
S&P500種
2,082.78
ナスダック
4,945.886 −1.534
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は3日続伸した。6月物は前日比205円高い1万6805円で終え、3月末以来およそ2週ぶりの高値を付けた。同日の大阪取引所の終値を95円下回った。小幅ながら円安が進んだほか、NYダウ平均が堅調に推移し、買いを誘った。ただ、積極的に上値を追う手掛かりには欠き、利益確定の売りも出やすかった。
この日の6月物の高値は1万6920円、安値は1万6610円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16805 ( -95 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16845 ( -55 )
( )は大阪取引所終値比
【14日の欧州株式市場】
FTSE100が3日続伸、DAXは5日続伸
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6365.10(+2.21)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4511.51(+21.20)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10093.65(+67.55)
04月14日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は、大幅続伸となり前日比348.07円高の16729.29円で推移している。
前日の海外市場からの強い流れをそのまま引継ぎ、買い優勢での開始となった。また、為替市場でも109円半ばまで円安が進んでおり、
主力の輸出関連株が軒並み高となっている。
JPX日経インデックス400は1万2300台をつけ高値圏で推移。東証株価指数(TOPIX)も高値圏で推移している。
東証1部の売買代金は概算で7073億円、売買高は7億2280万株。値上がり銘柄数は1625と全体の83.3%を占めている。値下がりは233、変わらずは91。
業種別では33業種全面高で値上がり上位に保険、鉄鋼、証券、ガラス土石、不動産、銀行など。
日経平均構成銘柄はほとんどの銘柄が値上がり。プラス寄与度トップはファナックで、日経平均を27.85円押し上げている。次いでファストリが23.53円、京セラが11.30円、ダイキンが9.34円、テルモが7.45円と続く。
マイナス寄与トップはヤマハで、日経平均を1.96円押し下げ。次いでJTが0.27円、川崎汽が0.16円、日水が0.08円、東洋紡が0.08円のマイナス寄与で続いている。
個別では、マツダや富士重、新日鉄住金やJFEが上昇している。また、JR東海やJR東日本も上昇した。一方、川崎汽やニトリHDが下落している。
東証2部株価指数は続伸している。朝日インテクやサイオスが上がっており、一方、スリーエフが下げいてる。
04月14日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
14日の東京株式市場は続伸後、堅調展開か。
日経平均株価予想レンジは、1万6400円−1万6800円を想定する。
欧米株はそろって上昇。中国の輸出指標改善などを好感し、世界景気に対する警戒が緩和方向に向かい、株高基調が継続した。
朝方は欧米株式の上昇を受けて、買いが先行するとみられる。
日経平均も初動から25日線回復が期待できそうで、テクニカル面でも株高を後押しするだろう。
依然年初の水準からは大きく水準を切り下げている銘柄も多く、買い戻しの流れが加速し、強い動きが続くと予想する
引き続き、為替動向には神経質な動きを示す可能性もある。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1950万株、買い2360万株で、差し引き410万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額は売り越し。
売りセクターに、小売、鉄鋼、鉱業、建設、食品、薬品、その他製品、電機、REIT、陸運、金属など。買いセクターに、精密、薬品、証券、電機、化学、陸運、ガス、銀行、海運、情報通信、精密など。
【注目の材料株】
■ホクリヨウ <1384>
今期経常を一転34%増益に上方修正・最高益、配当も2円増額。また、液卵および温泉たまご製造事業を開始。業務・加工用市場への事業を強化する。
■トレファク <3093>
今期経常は5%増で12期連続最高益、3円増配へ。
■TSIHD <3608>
今期経常は77%増益へ。発行済み株式数(自社株を除く)の1.8%にあたる200万株(金額で16億円)を上限に自社株買いを実施する。また、株主優待制度を拡充。自社ECサイト割引券の贈呈枚数を増加するほか、長期保有株主を対象とした優待制度を導入する。
■スリーエフ <7544>
ローソン <2651> と資本業務提携。ローソンが同社株の発行済み株式数の最大5%を取得、商品開発や店舗運営などで協業する。また、同社が会社分割で新会社を設立し、発行済み株式の30%をローソンに譲渡。「スリーエフ」ブランドで展開する約90店を「ローソン・スリーエフ」に転換する。
■リーバイス <9836>
12-2月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過。
■ありがとうサービス <3177>
今期経常は微増、11円増配へ
■PRTIME <3922>
今期経常は20%増で2期連続最高益更新へ。
【予定】
14日(木)
【国内】
3月首都圏新規マンション発売(13:00)
30年国債入札
《決算発表》
日本リテール、NMF、東宝、ウエルシアHD、ヒューリックRE、松竹、クリレスHD、ドトル日レス、SFoods、松屋、ブロンコB、ベクトル、SIAリート、千代インテ、キャンドゥ、モリト、アデランス、テラスカイ、古野電、ヤマザワ、ウエストHD、ヤマダSXL、アオキスーパー、シニアリビンク、佐鳥電機、タマホーム、ロゼッタ、ヴィレッジV、Gunosy、SHIFTなど
【海外】
豪3月失業率(10:30)
BOE金融政策委員会(政策金利発表、20:00)
米3月消費者物価(21:30)
米30年国債入札
G20財務相・中央銀行総裁会議(〜15日ワシントン)
《決算発表》
バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ
休場:インド、タイ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
13日のNYダウ工業平均は続伸した。終値は前日比187ドル03セント高の1万7908ドル28セントと、2015年11月6日以来およそ5カ月ぶりの高値を付けた。
中国で3月の輸出が大幅増となり、アジア・欧州株が全面高となった流れを受け、買いが先行。米金融株への弱気の見方が後退し、相場をけん引した。世界景気の先行きへの不安が和らいだことも米株式の買いを後押しした。
米市場では建機のキャタピラーなど製造業が買われ、相場を支えた。
米銀最大手JPモルガン・チェースが発表した1〜3月期決算は減収減益だった。ただ、1株利益などが市場予想を上回ったのを好感した買いが入り、上昇率は4%強とダウ平均を構成する30銘柄で最大になった。今週は14日にバンク・オブ・アメリカ、15日にシティグループなど金融大手の決算発表が相次ぐ。業績への期待から金融株には買いが入りやすく、相場を押し上げた。
3月の米小売売上高は前月比0.3%減と市場予想に反してマイナスとなった。米個人消費の弱さが意識されたものの、過去発表分は小幅に上方修正された。バークレイズなど1〜3月期の米実質国内総生産(GDP)の予測を引き上げる金融機関もあり、米株式の売りは限られた。
ナスダック総合株価指数は続伸。前日比75.329ポイント高の4947.420で終え、15年12月31日以来およそ3カ月半ぶりの高値を付けた。
セクター別では、銀行や自動車・自動車部品が上昇する一方で食品・飲料・タバコや電気通信サービスが下落した。
個別では自動車部品のデルファイ・オートモーティブが高い。最大15億ドル(約1640億円)の自社株買いを新たに実施すると発表し、株式需給の引き締まりを見込んだ買いが入った。
前日夕に発表した3月の旅客輸送実績が前年から伸びた格安航空会社(LCC)大手のジェットブルーも上昇。ダウ平均銘柄では金融のゴールドマン・サックスやクレジットカードのアメリカン・エキスプレスなども買われた。
一方、調味料のマコーミックは安い。英食品大手プレミアフーズへの買収提案を撤回したと発表し、業績拡大の期待がしぼんで売りが出た。
労使交渉が不調に終わり、4万人規模の従業員がストライキに入ったと伝わった通信大手のベライゾン・コミュニケーションズが売られたほかコカ・コーラ、マクドナルドなども下げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,908.28 +187.03
S&P500種
2,082.42
ナスダック
4,947.420 +75.329
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は続伸した。6月物は前日比535円高の1万6600円で取引を終え、3月末以来およそ2週間ぶりの高値をつけた。13日の大阪取引所の終値を180円上回った。
中国景気の先行き警戒感がやや和らぎ、米株とともに買われた。円高の一服も買い材料になり、6月物は一時1万6660円まで上げた。一方、安値は1万6065円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16600 ( +180 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16655 ( +235 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
FTSE100続伸、DAXは4日続伸
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6362.89(+120.50)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4490.31(+144.40)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10026.10(+264.63)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
14日の東京株式市場は、きょうの大幅上昇に対する反動から利益確定の売りが想定されるものの、円相場が1ドル=108円台後半を上回る円安・ドル高水準で推移すれば、株式市場で買い戻しの勢いが上回り日経平均株価は続伸となりそうだ。
ここ2日は為替や原油の動きが日本株にポジティブに働いたが、逆に振れた時に、株式市場にしっかりした動きが見られるかどうかだろう。
特に為替は、明確な材料がないなかで円安に振れているが、今晩はベージュブックや3月の米国小売売上高など、ドル円に影響を与えそうなイベントも控えており、内容によっては足元の円安にブレーキがかかる可能性はある。
そのような外部環境の変化に対して耐性がつくようになってくれば、この先の東京株式市場にも期待が持てる。もう一段上を試せるかどうかは、商いが盛り上がってくるかどうかが重要と考える。
強い動きが出たこのタイミングで、売買代金の増加が見られるかに注目しておきたい。
日経平均も25日線(1万6584円、13日時点)より下に位置しており、もう一段の上昇余地はあるとみる。
04月13日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
13日の日経平均株価は大幅に続伸し、終値は前日比452円43銭高の1万6381円22銭だった。
3月31日以来ほぼ2週間ぶりの高値を回復し、上げ幅は3月2日(661円04銭)以来ほぼ1カ月半ぶりの大きさになった。
前日の米国株市場が高かったことに加え、WTI原油先物価格が急伸、さらに外国為替市場で1ドル=108台後半まで円安が進行したことを受け、主力株中心に広範囲に買いが優勢となった。
トヨタなど自動車、輸出セクターだけでなく、銀行や保険など内需株にも物色資金が回り、ほぼ全面高商状となった。輸出関連株が買われた。
中国の3月の輸出が市場予想を上回る伸びを示し、中国景気に底入れ期待が高まると買いの勢いが増した。
日経平均が3月14日の取引時間中に付けた高値と4月8日に付けた安値の半値戻しや一目均衡表の基準線にあたる1万6381円を上回ると、売り方の買い戻しも誘い日経平均は1万6400円台に上げ幅を広げる場面があった。
円が1ドル=109円ちょうどに下落するなど円売り圧力が強まった場面で先物が買われ、ファストリやKDDI、ソフトバンクなど値がさ株に裁定取引に絡んだ買いが入ったことも相場を押し上げた。
中国の税関総署が発表した3月の貿易統計で、米ドルベースの輸出が前年同月比11.5%増と、市場予想の8.5%増を上回った。中国景気の底入れ期待が広がり、クボタやコマツ、ユニチャームなど中国関連銘柄が総じて買われたことも相場を押し上げた。信用リスクに対する警戒感が和らぎ三菱UFJなどメガバンク株にも買いが膨らんだ
JPX日経インデックス400も大幅に続伸し、前日比317.99ポイント高の1万2035.02で終えた。東証株価指数(TOPIX)も大幅に続伸した。業種別TOPIXは全33業種が上昇した。「保険業」や「海運業」「非鉄金属」などこれまで下げが目立っていた業種の上昇が目立った。
東証1部の売買代金は2兆3482億円、売買高は22億5541万株だった。値上がり銘柄は1683、値下がりは195、変わらずは73。
個別では、ホンダやマツダ、富士重、日産自など自動車株が全面高。小野薬が前日に続いて買われ、村田製やセブン&アイ、NTTも上げた。ファナックや京セラ、TDKなども高い。低位株では津田駒工業が活況裏に急伸、IHI、オリエントコーポレーションも買いを集めた。
半面、前場に年初来高値を付けたソニーが下落し、任天堂やJR東海、大東建が軟調。
明治ホールディングスも冴えない。パスコ、ベルシステム24ホールディングスが大幅安となった。日経平均採用銘柄では高島屋や京成の下げが目立った。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,381.22 |
452.43 |
日経平均先物 |
16,420.00 |
490.00 |
TOPIX |
1,332.44 |
33.09 |
TOPIX先物 |
1,337.50 |
38.50 |
東証2部指数 |
4,308.61 |
34.56 |
JASDAQ |
2,424.35 |
18.28 |
マザーズ |
1,079.96 |
26.90 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2255410 |
2348205 |
東証2部 |
108710 |
14592 |
【市況】東証2部指数は5日続伸、日シス技術がストップ高
東証2部株価指数は5日続伸した。大引けの2部指数は、前日比34.56ポイント高の4308.61となった。
個別銘柄では日シス技術がストップ高。スリーエフ、サイオス、ラオックス、朝日インテク、ローツェが上げた。
半面、トレックスセミ、オンリー、ニフティ、象印、ベネ・ワン、アイレップが下げた。
【市況】ジャスダックは5日続伸
日経ジャスダック平均株価は5日続伸した。終値は前日比18円28銭高い2424円35銭だった。
原油高や外国為替市場での円安進行を背景に、投資家のリスク選好姿勢の強まりを映した買いが優勢になった。「決算発表の本格化を前に、大型株には買いを入れにくいと判断した個人投資家などが個別物色を進めた」との声が聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で460億円、売買高は1億2750万株だった。
個別銘柄ではEAJ、国際刑事警察機構(ICPO)とパートナーシップ契約を結んだと発表したサン電子がストップ高。ドーン、アスラポート、トリケミカル、フジプレアムが上昇した。半面、イナリサーチ、ULSグループ、クラスターT、アイサンテクやマクドナルドが下落した。
【市況】マザーズは年初来高値を更新、Hameeなどがストップ高
東証マザーズ指数は反発し、年初来高値を更新した。
終値は前日比26.90ポイント高い1079.96と、2007年3月1日以来およそ9年1カ月ぶり高値を付けた。
個別銘柄ではHamee、ジェネパ、MDV、アライドアーキ、INSPECがストップ高。前日に利益確定売りに押されてたバイオ関連銘柄を再び物色する動きが目立った。
メドピアは一時ストップ高と値を飛ばし、グリーンペプタイ、そーせいやジグソー、インベスCが上昇した。
半面、新株予約権の大量行使が嫌気されたアンジェスは下げた。GNI、総医研、マイネットなど売られた。
04月13日個別銘柄情報
個別銘柄情報を15銘柄更新しました。
[3135]マーケットエンタープライズ
[2352]エイジア
[7621]うかい
[4548]生化学工業
[3762]テクマトリックス
[2874]ヨコレイ(横浜冷凍)
[2763]エフティコミュニケーションズ
[2761]トシン・グループ
[8075]神鋼商事
[9179]川崎近海汽船
[4712]アドアーズ
[4358]ティー・ワイ・オー
[3799]キーウェアソリューションズ
[3371]ソフトクリエイトホールディングス
[3036]アルコニックス
「真田昌幸」
IMFの支援悪材料?で株高。
と考えた方がシックリする。
月曜にブラックロックが日本株見通しをニュートラルに引き下げたことも悪材料。
「世界の投資家と安部首相は離婚状態」とまで言われた。
市場というのは不思議なところで、悪材料も好材料も「出尽くし」と受け入れる。
相場が悪い時に与党が選挙で負ければ「出尽くし」。
株価が安値の時に減益が出ると「出尽くし」。
株価が高値のときに増益が出ると「出尽くし」。
本当は出尽くすことなんてないのに便利な言葉として使われている。
だからニュースを額面通りに受け止め「大変だ」。
あるいは「大きいニュースだ」なんてまじめに考えると寝首をかかれる。
大きく見えるニュースも明日には消化され常識になる。
だから妙に驚くこともないし、妙に焦る必要もない。
淡々と冷静にニュースを評価すれば良いのに毎日大げさに解釈するからおかしくなる。
ニュースを語るものは大げさでなければ振り向いてもらえないから大きな声になる。
そして中身がない事柄ほど大きな声で語られがち。
ここは理解しておくべきだろう。
市場関係者のコメント。
「東証1部市場の弱さは消費税増税先送り意向を持つ米国からの圧力も無縁ではない。
株高でワイワイ熱くやっていると増税が先送りできないでしょ」。
相場で勝つには、真田幸村の父の真田昌幸のような老獪さが必要。
「面従腹背」というのが適宜だろうか。
あるいは「二枚舌」とか「怜悧狡猾」なんていう方が良いのかも知れない。
戦国絵地図のように相場を眺めることが意外と効くような気がする。
東京株式市場は地図でいえば関ヶ原ということになろうか。
もう一つ必要なのは5年も10年も上げ続ける株はないということ。
逆に5年も10年も下げ続ける株はないということ。
せいぜい賞味期間は3か月〜半年。
これが信用取引の期日と妙に一致する。
人のうわさも75日なら、我慢の限度も75日。
忘れ去る、あるいはあきらめがつくにはちょうど良いタイミングなのだろう。
場合によっては49日でもいいのかも知れない。
もし永遠に上がり続ける株があれば商いは薄くなる。
値もほとんどつかなくなり証券業界は商売にならない。
これも相場の本質の一つだろう。
沸騰時間は3カ月程度と考えるとテーマの行方も見やすくなろうか。
因みに為替介入期待が多少あるような市場。
前回介入したのは2011年10月31日〜11月4日。
ドル円の水準は75円31銭。
今は108円台。
それでも介入すると思いこむ方が間違っている気がする。
なんでもねだるのはもういい加減にやめにしたらどうなのだろうか。
・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「2万円になったら」
2万円になったら
朝はサッサカ買い気配
ニューヨークにも差をつけて
さすが東京ねってとこ
見せちゃう
バイオ・IT・フィンテック
いろいろいろいろ新しい
アナリストたちも知らないこと
たくさんたくさん仕入れるぞ
2万円になったら
みんなで利食い一緒だね
インバースだって食べてやる
好き嫌いないねってとこ
見せちゃう
ドローン・イバウンド・民泊
いろいろいろいろならったら
ヘッジファンドもびっくり
すごいねすごいね言わせるぞ
2万円になったら
銘柄うんと見つけるぞ
円高とか雇用統計
みんな関係ないってとこ
見せちゃう
ロボット・AI・ビッグデータ
いろいろいろいろ持ち寄れば
遊びもっと増やせるから
しっかりしっかり楽しいぞ
(櫻井)。
04月13日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
13日午前の日経平均株価は大幅に続伸した。午前の終値は前日比421円03銭高の1万6349円82銭ときょうこれまでの高値だった。
前日の米株高や原油市況の上昇、また為替が1ドル=108円台後半まで円安方向に押し戻されたことなどリスク選好の条件が揃い、主力株を中心に広範囲に買いが流入した。
トヨタやホンダなど主力の輸出関連株に買いが膨らんだほか、先物への買いを受けて値がさ株も買われた。
先物にこの水準を意識した買いが先行し、裁定取引に絡んだ買いがファストリやKDDI、ファナックなど値がさ株に入ったことも指数を押し上げた。
資源価格の上昇を受けエネルギー関連企業の信用力が改善するとの思惑や、海外市場での金融株高の流れを引き継ぎ、三菱UFJや三井住友FGなど銀行株が買われ、相場をけん引した。
中国税関総署が発表した3月の貿易統計で輸出が市場予想以上に伸びたことで中国景気の底入れ期待がじわりと高まり、買い安心感を誘った。
JPX日経インデックス400も大幅続伸し前日比303.63ポイント高い1万2020.66で終えた。
東証株価指数(TOPIX)も大幅に続伸した。業種別TOPIXは全33業種が上昇した。「保険業」や「鉱業」、「銀行業」などが大幅高になった。
前引けの東証1部の売買代金は1兆1056億円、売買高は11億3428万株、東証1部の値上がり銘柄数は1731と全体の9割に迫った。値下がりは156、変わらずは62だった。
個別では三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが買われ、マツダや富士重など円相場が収益に与える影響が大きい自動車株が大幅に上昇。小野薬が高く、ソフトバンクも買われた。村田製やTDK、京セラなど電子部品関連株も上げた。良品計画、津田駒工業、コメリ、ニッケなども値を飛ばした。
半面、朝方に年初来高値を更新したソニーが安く、楽天も下げた。大東建が軟調で、パイオニアも下げている。高島屋が大幅安となったほか、ベルシステム24ホールディングスの下げも目立つ。ネクソン、ラウンドワンも下落した。
【市況】東証2部指数は続伸、日シス技術がストップ高
東証2部株価指数も続伸した。前引けの2部指数は、前日比25.52ポイント高の4299.57となった。
個別銘柄では日シス技術がストップ高。エルミック、ローツェ、DNA研、ラオックス、象印、朝日インテクが上げた。
半面、トレックスセミ、オンリー、RVH、ヨネックス、ぷらっとが下げた。
【市況】ジャスダックは続伸
日経ジャスダック平均株価は5日続伸した。前引けは前日に比べ16円03銭高い2422円10銭だった。原油高を受けて日経平均株価が大幅に上昇し、投資家のリスク選好姿勢の強まりを映した買いがジャスダック市場でも優勢になった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で277億円、売買高は7975万株。日本医療研究開発機構が公募する事業に採用されたと発表したセルシードが上昇した。
個別銘柄ではアスラポート、キムラが一時ストップ高。小僧寿し、セルシード、ドーン、カルナバイオが高い。半面、ULSグループ、イナリサーチ、アルバイトタイ、プロパストやアイサンテクが安い。
【市況】東証マザーズ(前引け)=マザーズ指数は反発
東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比18.62ポイント高い1071.68だった。
前日に下落した銘柄を中心に短期的な戻りを見込んだ買いが入った。
個別銘柄ではMDV、アライドアーキがストップ高。Hamee、メドピアは一時ストップ高と値を飛ばし、そーせいやグリンペプ、ジグソーが上昇した。
一方、アンジェスやモルフォ、総医研、GNI、MRTが下落した。
【市況】日経平均前引け、続伸 421円高の1万6349円
13日午前の日経平均株価は続伸し、午前の終値は前日比421円03銭高の1万6349円82銭だった。
取引時間中としては4月1日以来の水準を付けた。
東証1部全体の9割近い銘柄が値上がりしている。
前日12日の海外市場で原油先物相場が約4カ月半ぶりの高値をつけ、円相場が1ドル=108円台後半まで下落し、運用リスクを回避する姿勢が和らいだ。
海外市場で金融株が買われた流れを受け、三菱UJFJや三井住友FGなど銀行株が買われ相場を押し上げた。
日経ジャスダック平均株価は続伸し、午前の終値は同16円03銭高の2422円10銭だった。
04月13日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は1万6100円台半ばを中心にやや伸び悩みで、前日比243円05銭高の1万6171円84銭で推移している。
前日の海外市場で原油先物相場が約4カ月半ぶりの高値を付け、円相場が一時1ドル=108円台後半まで下落するなどで、主力の輸出関連株などに買いが入った。
海外市場で金融株が買われたこともあり、三菱UFJや三井住友FGなど銀行株も買われ相場を押し上げた。買い一巡後は円相場が108円台半ばで底堅く推移していることもあり、輸出関連株を中心に買いの勢いが鈍っている。
朝方は大幅高で始まった。日経平均先物に買いが先行し、ファストリやKDDIなど日経平均の値動きに与える影響が大きい値がさ株に買いが入った。ファストリは3日続伸し、1銘柄で日経平均を30円強押し上げている。
JPX日経インデックス400は1万1800台後半を中心に推移している。東証株価指数(TOPIX)も朝高後はやや伸び悩んでいる。
東証1部の売買代金は概算で6453億円、売買高は6億8532万株。値上がり銘柄数は1584と全体の8割を超え、値下がりは246、変わらずは119。
業種別では33業種中、証券、陸運を除き高い。値上がり上位にその他金融、保険、機械、非鉄、ガラス土石、銀行など。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を37.26円押し上げている。次いでKDDIが19.42円、アステラスが6.77円、東エレクが6.75円と続く。
マイナス寄与度は2.12円の押し下げで高島屋がトップ。以下、ソニーが0.86円、ヤマトHDが0.69円、京成が0.67円と続いている。
個別では、トヨタ、ホンダ、富士重や日産自の自動車株が買われている。外市場の金融株高を受けメガバンクに加え地銀株もほぼ全面高。小野薬が買われソフトバンクや村田製も高い。半面、朝方に年初来高値を付けたソニーが下げに転じ、野村や大和など証券株が安い。OLCも下げている。
東証2部株価指数も続伸。象印、朝日インテク、ローツェが高い。半面、アートSHD、ぷらっと、TOREXが安い。
225先物は野村・JP・三菱・シティ・岡三・パリバが買い越し。
大和・メリル・ドイツ・モルスタ・みずほ・GS・アムロが売り越し。
TOPIX先物は野村・メリル・三菱・大和が買い越し。
ニューエッジ・みずほ・パリバ・JP・クレディが売り越し。
外資系等はヘリオス(4593)、ABC(2670)に注目。
テクニカル的にはタケエイ(2151)、シュッピン(3179)、リソー教育(4714)、サイバー(4751)、出光興(5019)、ASB機械(6284)、酉島(6363)、ソニー(6758)、PCデポ(7618)、フジ(8278)、アクリーティブ(8423)、
ポケットC(8519)、ワイヤレス(9419)、MTI(9438)、ダイセキ(9793)、プレナス(9945)、ショーボンド(1414)、三晃金(1972)、ツクイ(2398)、エムスリー(2413)、サッポロ(2501)、ビックカメラ(3048)、ブロンコ(3091)、薬王堂(3385)、テクノスJ(3666)、モバクリ(3669)、ベリサーブ(3724)、テクマト(3762)、GMOPG(3769)、gumi(3903)、第一三共(4568)、りらいあ(4708)、日エンタ(4829)、タカラバイオ(4974)、住阪セ(5232)、パイオニア(6773)、Fマート(8028)、ケーヨー(8168)、ユニー(8270)、ドコモ(9437)、乃村工(9716)、福井コン(9760)が動兆。
<兜町カタリスト>
「どちらがバトンの手を離すか」
NYダウは164ドル高の17721ドルと反発。
3市場の売買高も約75億株と増加した。
17日の主要産油国による会合を前に
サウジアラビアとロシアが増産凍結で合意したと伝えられたことを好感。
WTI原油先物はバレル42ドル台まで上昇。
これを好感しての資源セクターが上昇、このところ動きの鈍かった金融セクターも上昇した。
格付け会社フィッチが米国長期債格付けを「AAA」で据え置いたことも追い風。
昨日のアルコアの減収減益決算はほとんど無視された。
「S&P総合500採用銘柄の利益は前年同期比で7.8%減少する見通し。
予想が下振れしている分、ポジティブサプライズが起こりやすくなっている」。
あるいは「期待値の低下が株価上昇の素地」などという解釈も聞こえ始めた。
リスクオンリスクオフという珍妙な解釈の往来で相場は動いている。
だが大統領選を控えて株安を求めない風潮があるのも間違いない。
潮目が少し変化したのは昨日のマザーズ指数の反落とここまで値動きの鈍かったトヨタの上昇。
そのトヨタを売買代金でバイオの王者小野薬品が抜いて1位になったことも象徴的だった。
市場では「相場の主役をいったん主力株にバトンタッチしたような動き」との声も聞かれる。
しかしどちらがバトンの手を離すかの段階。
決算発表を控えた様子見モードや円高懸念による市場心理の悪化を払しょくできるほど
東京市場は強く育ってはいなかろう。
ポイントはオールド指数225とヤング指数マザーズのつばぜり合い。
シカゴ225先物の終値は16065円。
高値16105円は抜けてくるだろう。
先週末のSQ値は15507円だったがこれに対して金・月・火と3日間上回っての推移。
今後2週間程度の強さを示していると見る。
25日移動平均からのかい離もまだマイナス4%、騰落レシオは91%とまだ反発圏の域。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス7.214%、買い方はマイナス11.5%。
差を締めてきており売り買いの評価損率逆転の可能性=株価上昇はまだあろう。
気になるのは昨日は1102円まで低下した日経225採用銘柄のEPS。
株価が上昇してもPERが上がらないということ。
逆に言えばEPSの低下はPERの上限を下に向けてくる。
当たり前のことながら、今期業績の見通しが夏相場の上昇の雌雄を決することになる。
ウィリアムズ・サンフランシスコ地区連銀総裁のコメント。
「金融とITを融合した先端技術フィンテックについて。・
オンライン融資やデジタル通貨など革新的な利用法で大きな将来性が見込める」。
結構ノー天気だが「予期せぬ結果から消費者を保護するために規制が必要」とも。
「革新に向けた潜在力があると考えているが、われわれはその裏の面も見ている。
フィンテックの利用が消費者の大規模な搾取につながることがあってはならない。
フィンテック関連企業が伝統的な金融機関と類似のサービスを提供する場合、
規制を逃れられると考えるべきでもない」。
ココはノー天気ではない。
フィテックは実は伝統的な金融機関と革新的なシリコンバレーの戦い。
ブルックスのスーツ姿の金融ではなくジーンズの金融を目指そうという流れ。
これがフィンテックの本質である限り、トラッドな金融界の抵抗は続こう。
この抵抗に打ち勝つかどうか。
類似のサービスへの規制がどこまで適用されるのか。
バイオの世界でも起こっている既成や規制との戦いの行方は株価にも大きな影響となる。
大切ないのち、大切なお金。
ここに関わるITの進歩はそれこそ成長性を秘めていることは間違いない。
だがメインストリートに進む障壁は高いことがよくわかる。
このバトルの最前線が株式市場であることもまた間違いない。
IMFが世界経済見通しを3.4%→3.2%に下方修正した。
米国16年2.4%、17年2.5%。
ユーロ圏16年1.5%、17年1.6%。
中国16年6.5%、17年6.2%。
これに対して日本は16年0.5%、17年マイナス0.1%。
背景は消費増税の影響でのマイナス。
財務相や日銀からの出向者が多いIMFの見通しは少し甘かろうから実態はもっと悪い。
それでも消費増税ですか?という気になってくる。
そして14日からのワシントンでのG20財務相・中央銀行総裁会議。
G20で何かが動くことは滅多にないので盲腸みたいなもの。
それでも麻生財務相は「必要な措置はG20の合意内容に沿って行える」。
世界の通貨安競争のバトルは少し行われそうな雰囲気は感じられる。
もう一つの課題はOECDと協調した「節税策防ぎの課税強化」。
これはジワジワトした株価インパクトになりそう。
そのOECDのグリア事務局長の考えは「消費増税の悪影響を財政出動で緩和する」。
あるいは「構造改革が日本の将来には絶対不可欠。
これに成功して成長が勢いづけば、税収も増える」。
そのための方策は「女性の労働参加率を引き上げ、高齢者が長く働けるようにする」。
財政出動で政府債務を悪化させえることが消費増税の見返りになるのだろうか。
あるいは既に高い女性の労働参加率やシニア雇用が本当に構造改革なのだろか。
現役世代の負担軽減などには見向きもしないことが、砂上の楼閣論に聞こえてならない。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ワイヤレスゲート(9419)・・・動兆
ワイヤレスゲートに注目する。
同社はWi−Fiサービス提供が中核。
業績は順調。
株価は2000円台まじかまで上昇、出来高も少し増加基調。
インバウンド含め展開に期待感。
(兜町カタリスト櫻井)
04月13日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
13日の東京株式市場は続伸後、戻りを試す場面もありそう。その後は、1万6000円台の値固め相場になると考える
日経平均株価予想レンジは、1万5900円−1万6300円を想定する。
為替相場は、ドル・円相場が1ドル=108円台の半ばと円安に振れ、為替相場の落ち着きから、輸出関連株に見直し買いが入ることも想定される。
また、ニュースで、中国が経済の活性化を図るため税制改革を実施し、年間で5000億元(約8兆円)規模の減税を行うことを明らかにしたと報道、中国関連株に関心が向かいそう
4/8高値1万6027円や4/5高値1万6066円を上回ってくれば、4/1の日銀短観ショックで急落する前の水準である1万6700円近辺までは抵抗も少ない。
主要外国証券経由の注文動向は、売り2020万株、買い2640万株で、差し引き620万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、商社、通信、鉱業、ガス、鉄鋼、電機、食品、小売、銀行など。買いセクターに、サービス、ガラス、銀行、不動産、海運、小売、薬品、通信、機械など。
【注目の材料銘柄】
■日本毛織 <3201>
12-2月期(1Q)経常は41%増益で着地。また、株主優待制度を拡充。現行の優待カタログによる特別価格販売に加え、100株以上を保有する株主を対象に、一律クオカード500円分を年2回追加で贈呈する。
■リソー教育 <4714>
今期経常は10%増で10期ぶり最高益、6円増配へ。
■津田駒工業 <6217>
上期経常を2倍上方修正。
■オリエントコーポレーション <8585>
前期経常を20%上方修正。
■アスラポート・ダイニング <3069>
コメ卸大手の神明ホールディングと資本業務提携。神明HDを割当先とする第三者割当増資を実施し、12.6億円を調達。外食事業で協業するほか、神明HDから米を含む食材の供給を受ける。また、アサヒビールを割当先とする第三者割当増資で6.1億円を調達する。
■石井工作研究所 <6314>
前期経常を90%上方修正。
■セルシード <7776>
日本医療研究開発機構(AMED)が公募した平成28年度「再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業」に、事業テーマ「体性幹細胞シート製品における迅速品質管理法の開発」が採択された。東京女子医科大学と、(自己)培養上皮細胞シート製品(食道再生上皮シート)における最終製品の迅速品質管理の評価技術開発を進める。事業期間は4月から19年3月まで。
■アイビーシー <3920>
組み込みプラットフォームの開発メーカーのアットマークテクノと、IoTを活用した製造ラインの統合管理ソリューションで協業。IoT活用における可用性向上、予兆検知、予防保全の実現に向けて連携。
【13日予定】
【国内】
3月国内企業物価指数(8:50)
3月マネーストック(8:50)
《決算発表》
イオン、ローソン、オリックスJRE、イオンモール、GLP、イオンディライ、ディップ、ガリバー、サイゼリヤ、TSIHD、歌舞伎、SFPダイニン、わらべや、ファンタジー、MV各社、ジーフット、大庄、リテールPT、進和、サンデー、トレファク、ワッツ、天満屋ス、モバクリ、コックス、リーバイス、ファンドクリG、ホクリヨウなど
【海外】
中国3月貿易収支
韓国総選挙
ユーロ圏2月鉱工業生産(18:00)
米3月小売売上高(21:30)
米3月生産者物価(21:30)
カナダ銀行翌日物貸出金利(23:00)
ベージュブック
米10年国債入札
《決算発表》
JPモルガン・チェース
休場:タイ(旧正月、〜15日)、韓国
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
12日のNYダウ工業平均は反発し、前日比164ドル84セント高の1万7721ドル25セントで終えた。
原油先物相場の急伸を好感した買いがシェブロンなどエネルギー株を中心に入り、相場を押し上げた。エネルギー企業への融資焦げ付きへの懸念が後退し、ゴールドマン・サックスなど金融株も上げた。
ロシアのインタファクス通信は主要産油国のロシアとサウジアラビアが増産凍結で一致したと伝えた。WTI原油がおよそ4カ月半ぶりの高値に上げ、好感した買いが広がった。
朝方は下げる場面もあった。非鉄大手アルコアが11日の通常取引終了後に発表した1〜3月期決算が市場予想を下回り、本格化する主要企業の業績に警戒感が広がった。
国際通貨基金(IMF)が世界経済の見通しを引き下げたことで朝方は売られる場面もあった
ナスダック総合株価指数は反発し、前日比38.692ポイント高の4872.091で終えた。
セクター別では消費者・サービスを除いて全面高となり、エネルギーや銀行の上昇が目立った。
原油相場の上昇を受けてサウスウエスタン・エナジーやデボン・エナジーなどエネルギー関連会社が大幅上昇。中国の電子商取引(EC)最大手アリババ集団が上昇した。同業大手の株式を取得すると発表したことがきっかけ。製薬のアッヴィは当局から慢性リンパ性白血病治療薬の承認を受け、買われた。
ダウ平均採用の30銘柄はすべて上昇しウォルマート・ストアーズやキャタピラー、デュポンなどの上げが目立った。
半面、コーヒーチェーン大手のスターバックスは売り優勢だった。証券会社の投資判断引き下げを受けた。ネットワーク機器のジュニパーネットワークスは前日に1〜3月期の売上高見通しを下方修正し、売りがかさんだ。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,721.25 +164.84
S&P500種
2,061.72
ナスダック
4,872.091 +38.692
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は反発し、6営業日ぶりに1万6000円台を回復して終えた。6月物の終値は前日比355円高の1万6065円で、12日の大阪取引所の終値を135円上回った。原油高を背景に米株が上昇とともに買われた。6月物は一時1万6130円まで上げた。安値は1万5650円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16065 ( +135 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16115 ( +185 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
12日の日経平均が大幅反発。
国内年金筋と見られる買いが主力株に向かい、市場の雰囲気は序盤から明るさを取り戻していった。
ただ、マザーズ指数は後場に下落に転じており、相場の主役をいったん主力株にバトンタッチしたような動きにも見える。とはいえ、今年に入っての主力株は、スイッチは入るのが遅い上に、強い動きが続かない。
マザーズ銘柄はこの辺りでいったんガス抜きをした方が中長期的な上昇が期待でき、主力株の上昇を受けて売られるというのは、下げ方としては悪くない。
恐らく主力の上昇が単発にとどまった場合は、再び資金が向かうであろう。
1万6000円の大台を捉えるには至らなかったが、事前の想定を超える反発を見せたことで、日経平均の1万5500円絡みの下値の堅さが意識され始めている。
04月12日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
12日の日経平均株価は反発し、前日比177円66銭高の1万5928円79銭で終えた。
前日の欧米株市場は高安まちまちだったものの、円高・ドル安に一服感が広がって投資家心理が改善した。
4月以降に短期間で1万6000円割れの水準まで下がったことで、短期的な戻りを期待した買いが入りやすい面もあった。取引終了近くに上げ幅は210円を超え、節目の1万6000円にあと36円あまりに迫る場面があった。
朝方は前日の米国株安や1ドル=107円台の円相場を嫌気して下げて始まった。次第に外国為替市場で円相場が1ドル=108円台前半と円安・ドル高方向に振れ、自動車セクターやメガバンクが大きく切り返したことから投資家の不安心理が後退、徐々に上げ幅を拡大して一時1万6000円回復を指呼の間に捉える場面もあったが、そこからは上値も重かった。
JPX日経インデックス400は反発し、終値は前日比167.69ポイント高の1万1717.03。東証株価指数(TOPIX)も反発して終値は前日比19.56ポイント高の1299.35だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆848億円。売買高は21億3832万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1331と全体の68%を占めた。値下がりは515、変わらずは105銘柄だった。
個別では、輸出関連株に戻りを期待した買いが入り、トヨタや日産自の自動車株や新日鉄住金やJFEの鉄鋼株が上昇した。三井住友FGや三菱UFJなどメガバンクも大きく上げ、TOPIXをけん引した。がん免疫薬の今期売上高が6倍に増えると11日に発表した小野薬に買いが膨らんだ。海外で大幅な人員削減に踏み切ると伝わった野村が大幅高となった。
村田製作所、ファナック、日本カーバイド工業が活況高となった。
一方、内需株の下げが目立った。食品株ではキッコマンや明治HD、小売株でセブン&アイや島忠が下落した。ペプチドリームも軟調。JSRが大幅安、クックパッド、アイスタイルも売られた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
15,928.79 |
177.66 |
日経平均先物 |
15,930.00 |
190.00 |
TOPIX |
1,299.35 |
19.56 |
TOPIX先物 |
1,299.00 |
20.00 |
東証2部指数 |
4,274.05 |
30.52 |
JASDAQ |
2,406.07 |
3.35 |
マザーズ |
1,053.06 |
-22.14 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2138320 |
2084847 |
東証2部 |
54190 |
13569 |
【市況】東京株式2部指数は4日続伸。
東証2部株価指数は4日続伸した。
個別銘柄では大引けの2部指数は、前日比30.52ポイント高の4274.05となった。
個別銘柄ではツインバード、バナーズ、長大、東邦金属、ラオックスや技研製が上げた、半面、日シス技術、アイレップ、RVH、サイオスやアートSHDが下げた。
【市況】ジャスダックは4日続伸
日経ジャスダック平均株価は4日続伸した。終値は前日比3円35銭高の2406円07銭だった。円高一服を受けて日経平均株価が一時200円を超える上げ幅となりジャスダック市場でも買いが優勢だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で615億円、売買高は1億2686万株だった。個別銘柄ではIGポート、ULSグループがストップ高。市進HDは一時ストップ高と値を飛ばし、ドーンやカルナバイオ、レイが上げた。半面、このところ自動運転関連として物色されていたアイサンテクが下げた。プロパストがストップ安。サン電子、テイツー、シンバイオ製薬、下落した。
【市況】東証マザーズは、5営業日ぶりに反落
東証マザーズ指数は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比22.14ポイント安の1053.06だった。市場では「円高進行が一服し、円高のあおりを受けにくいとみて新興株に買いを入れた投資家が利益確定の売りを進めた」との声が聞かれた。
そーせいなどバイオ関連株の軟調さが目立った。個別銘柄ではGNIがストップ安。ジグソーやアンジェス、モルフォが下落した。メドピア、ケアネット、総医研、ブランジスタ、MRT、ジェネパなどがストップ高。グリンペプやサイバダイン、ブランジスタが上昇した。
朝方は堅調に推移していた。一時は1089.12と、取引時間中として2007年3月1日以来およそ9年1カ月ぶりの高値を付けた。
「人の行く道しかないのか相場道」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
4月新年度ももう11日経過。
年次が上がり、階級があがり、
そしていつものように「除目」を通過して時間が経っていきます。
この繰り返しは相場もたぶん一緒なのでしょう。
世相に囲まれた季節感と相場の展開の反復。
毎年同じような風景を見ながら、少しづつの変化があるとはいえ、
大学の老教授たちの講義のような解釈に対する既視感はなかなか消えません。
本来は、日々新しくなる相場の筈なのに不思議なことに既視感にさいなまれることばかり。
そして相場解釈は、未来へ向かってではなく過去に饒舌になるばかり。
日々移ろい変化の渦中にいるようで、実は釈迦の手のひらを回っているばかり。
市場解釈がこんな状況では相場はきっと飽きられてしまうでしょう。
ポジであれネガであれ「驚き」を求めているのが市場。
確かに日々の政治経済動向によって解釈は猫の目のように変わりますが、
それは驚きでもなんでもないもの。
本来の驚きこそが、相場の流れを醸し出してくれ心理を演出してくれるもの。
櫻の花が散れば銀杏の若葉が芽吹くのは自然界の掟ですが、
相場はそう簡単には秩序を保てません。
時折訪れるイレギュラーな出来事こそ、相場心理の深層に刻まれてきました。
下げの記憶、上げの記憶。
どちらかを期待して、右往左往しているのが株式市場。
下げは早く上げはじっくりというのは実は地球の引力のなせる自然界のワザなのか知れません。
相場参加者の心理の一つが金銭欲であることは間違いないでしょう。
一言でいえば「儲けたい」。
それで何ができるかというと「欲しいものを買いたい」。
あるいは「良い生活をしたい=贅沢をしたい」。
これが充足されているかというと
長い間相場や投資家さんを見てきましたがどうも違うようです。
願いとは裏腹に「充たされない投資成果」に右往左往という方が多い印象。
それでも市場から離脱しない人が多いようです。
その理由は、おそらく投資の相場において「主人公」の気分になれるからでしょう。
極論すれば・・・。
自分が社会と直結しているという満足感が投資行動によって再認識されるということ。
だからこそ持ち株は常に相場の主流でなくてはならないことになります。
騒がれない銘柄を持っていても社会の最前線にいる気はしないもの。
下げでも上げでも商いが多く、活字や映像になる銘柄こそ自己の存在証明なのだから当然。
こういう心理がどうもあるような気がしてなりません。
そしてその心理の対象が約3年ぶりにバイオのセクターに回ってきました。
昨年末から今年の新春にかけていくら「バイオ相場説」を唱えても白けたモードばかりでした。
それでも株価が上昇してると市場心理は「お、久々にバイオ」に変化。
明るい陽射しが増えて、日々商いと値動きが目立つようになるとあちらもこちらもバイオ。
誰も見向きをしない時に株を仕込んで、騒がれ始めたら売るというのが、
おそらく相場の鉄則の筈。
しかし実際は誰も見向きをしない時には目を向けず、騒がれ始めるとムズムズしてくるもの。
この投資のタイミングを変えることは容易ではないようです。
もっとも「人の行く裏に道」があるとはいえ、自分一人が誰も注目しないセクターに注目するというのは結構つらいもの。
今、この瞬間にバイオやIoTなどには視線を向けず、
水素自動車とか新素材などを丹念に調査するというのはよほど強靭な心理と体力がなければ難しいことでしょう。
「人の行く道しかないのか相場道」なんて格言は未来永劫できないのでしょうが・・・。
「先駆者の悲劇」を選ぶのか、あるいは「常に騒動の渦中にいたい者」を選ぶのか。
これは結構難しい選択ですが、恐らく大半は後者。
他人よりも儲けたいし他人よりも早くシーンや銘柄に気が付きたいというのが投資心理。
でも他人と同じに喜怒哀楽を表現し苦楽をともにしたいという気持ちは抜けないのでしょう。
やはり相場心理というのは難しいものです。
(櫻井)。
04月12日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
12日午前の日経平均株価は反発した。前引けは前日比186円67銭高の1万5937円80銭だった。
外国為替市場の円高警戒ムードが根強いなかで売り優勢でスタートしたが、売り一巡後は押し目買いが優勢となりプラス圏に切り返した。
先週半ばまで大幅な下落が続いていた反動が出やすく、短期的な戻りを期待した買いが優勢だった
朝方は売りが先行した。1ドル=107円台まで円高・ドル安が進み、投資家心理に影を落とした。売り一巡後は割安感などに着目した買いも入り、間もなく上げに転じた。
為替が1ドル=108円台に押し戻されると、日経平均の上げ幅は200円を超える場面もあった。
自動車など主力輸出株が物色されたほか、3月下旬以降は一貫して下げ歩調にあった銀行株が満を持して切り返した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆107億円、売買高は10億7633万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1530と全体の78%を占めた。値下がりは331、変わらずは89銘柄だった。
個別では、小野薬品工業が大商いで急騰、トヨタやホンダ、日産自の自動車大手がそろって大きく上げた。銀行株もそろって買いが入り、三井住友FGや三菱UFJなどメガバンクが大幅上昇した。ファナック、ソフトバンクなど値がさ株の一角も高く、日経平均を押し上げた。日本カーバイド工業、新生銀行など低位株にも物色の矛先が向いている。
一方で食品株がさえず、明治HDやJTが下落。買い手控えが響き、セブン&アイやサンドラッグなどの小売株が下げた。KDDIも売りに押された。JSR、クックパッド、LIXILグループなども値を下げた。
【市況】東証2部指数は続伸、サイオスなどが買われる
東証2部株価指数は4日続伸。前引けの2部指数は、前日比28.18ポイント高の4271.71となった。
個別銘柄ではサイオス、ビケンテクノ、バナーズ、ラオックスが上げ、アートSHDやRVH、アイレップが下げた。
【市況】新興株前引け、ジャスダックは続伸
日経ジャスダック平均株価は4日続伸した。前引けは前日比9円27銭高い2411円99銭だった。ジャスダック市場でも買い意欲が強まった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で368億円、売買高は7300万株。
がん治療薬の売上高が増える小野薬が筆頭株主であるカルナバイオに買いが集まった。個別銘柄ではULSグループがストップ高。市進HDは一時ストップ高と値を飛ばし、2016年5月期の期末配当を増やす見通しと発表したドーンも上昇した。半面、アイサンテク、フジタコーポやサン電子、プロパストが下落した。
【市況】マザーズ指数は5連騰、9年1カ月ぶりの高値圏に
東証マザーズ指数は5日続伸した。前引けは前日比9.68ポイント高い1084.88だった。一時は1089.12と、取引時間中として2007年3月1日以来およそ9年1か月ぶりの高値を付けた。個別銘柄ではケアネット、メドピア、ブランジスタがストップ高。そーせいやジグソー、アカツキが上昇した。一方、UMN、GNI、モルフォやアンジェス、FFRIが下落した。
【市況】日経平均12日前引け=反発、186円高の1万5937円
日経平均株価は反発し、午前の終値は前日比186円67銭高の1万5937円80銭だった。前日の米株安や外国為替市場の円高を嫌気した売りが先行したものの、売り一巡後は割安感の出た銘柄を買う動きが優勢となった。日経ジャスダック平均株価は続伸し、午前の終値は同9円27銭高の2411円99銭だった。
04月12日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は上昇が一服し、前日比70円程度高い1万5800円台前半で推移している。根強い円高・ドル安基調への警戒感から、上値では戻り待ちの売りも出やすい。
一方、市場では「これまで大きく下げた反動でメガバンクが大幅上昇しており、株主が多いだけに全体の買い安心感につながっている」との声もあり、下値は堅くしている。
主力株には積極的な買いが入りづらい。米企業の四半期決算本格化を前に米国企業業績に対する警戒感もある。新興市場など中小型株のテーマ物色の流れが続くかどうかが注目される。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上げ幅を縮小している。
東証1部の売買代金は概算で6076億円、売買高は6億4730万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1391と全体の約71%にのぼっている。値下がりは454、変わらずは105だった。
業種別では33業種中24業種が値上がり。1位は鉄鋼で、以下、銀行、海運、非鉄金属と続く。値下がり上位には水産・農林、小売、精密機器が並んでいる。
日経平均プラス寄与度トップはファナックで、日経平均を26.48円押し上げている。次いで京セラが9.57円、ホンダが6.82円、トヨタが5.81円と続く。
マイナス寄与度は9.18円の押し下げでKDDIがトップ。以下、セブン&アイが4.28円、ファストリが2.94円、オリンパスが2.35円と続いている。
個別ではみずほFGや三菱UFJなど銀行株の上昇が目立つ。新日鉄住金、JFEの鉄鋼株も大きく上げている。小野薬や大塚HDが東証1部の値上がり率ランキング上位に顔を出している。
村田製作所が一時前日比5%高で1万3300円台まで上値を伸ばしたほか、アルプス電気、TDKなど電子部品メーカーが切り返しに転じている。為替の円高進行に加え、スマートフォン向け部品需要の減速などを背景に株価は年明け以降調整局面にあった。
一方で前日に急伸したヤクルトが下げている。セブン&アイやヤフーも下落した。
東証2部株価指数は4日続伸。ぷらっとやTOREXが上昇し、ローツェやアートSHDが下げた。
<兜町カタリスト>
「マザーズ指数」
東証マザーズ指数が07年以来の高値水準。
ライブドアショックが06年だったから、10年経ってようやく払しょくの感。
中小型株は大型株の露払いという声もある。
つまらなそうに見える東証1部市場のさきがけとなってくれるだろか。
というか・・・。
今年は「東証マザーズが上がる」といったのが昨年秋。
理由は「東証マザーズ指数の先物取引」の開始。
指数先物取引の開始前には原資産そのものが上げてきたのが歴史。
そう考えると、夏場まで東証マザーズ指数任期はつづくのかも知れない。
そういえば・・・。
ライブドア事件の頃の大阪。
セミナー終了後に中年のご夫婦が質問に現れた。
「ライブドアをたくさん持っているのですがどうでしょう」。
当時の答えは「ライブドアは投資の対象と考えていません。
ダメなものはダメでしょう」。
ご夫婦がガックリと肩を落として変えられる後ろ姿が印象的だった。
そういえば・・・。
ライブドアに注目しなかった理由は単にホリエモン嫌いだけではなかった。
当時の決算短信でIT企業にもかかわらず金融関連の売り上げが全体の7割。
どうかんがえても不自然だったからである。
新興企業といえども、決算短信の行間を読むことは大切。
これを教えてくれたことには感謝している。
投資家さんからのメール。
↓
4月24日ポイントの日で北海道衆議院補欠選挙
投票結果で接戦になると株価もピンチ
翌日25日(月)に影響する。
7月10日 衆参選挙の予定日(まだ未定)
7月19日 東証マザーズ先物取引スタート
7月18日 海の日祝日月曜日で3連休
7月15日 金曜日にマザーズ関連はそれまでに売り!
3か月先を予想しながら取引しないと
はしご外されたら大変なことになる。
選挙前日高値の花なら1357を買い。
1570はバイバイ・・・。
市場関係者さんのメール。
↓
先輩がこう言っていました。
「マスコミは円高と騒ぎすぎ。民主党政権時は80円台。
アベノミクスはリーマン前の100〜120円台のもみ合いに戻したもので、
依然として円安水準」
とは言っても、円安のピークから見て、円高トレンドが続いているし、
円高のピーク水準がどこかを試している場面なんで、それが確認できるまでは動きづらい。
何で円高を放置し、為替介入にも踏み切れないのかというと、
「理由は分からないけど、
どこまで円高が進むか試しなさいと米国に言われているんじゃないですか。
だから日本株だけがひとり負けになっている。
米国の属国だから言う通りにしなくてはいけない(笑)」と某先輩。
ただ、理由としては「サミットも近づいてきた。
「『増税先送り』の舞台をつくれ」という米国の圧力なのかもしれません
・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「はじまりのとき」
売りものが優しさに変って
利食いが出逢いを呼び寄せる
そんなこと繰り返してくたび
相場になっていくのかな
何を買って、どこで売り指値?
誰も誰も知るはずのない
未来へ向かい
Life株で生きる
もがきながらでも自分と言う相場観で
Life泣いた昨日立ちとまった昨日
すべて明日につながる
目の前にある扉を開けば
はじまりのとき
下げの時あなたの存在が
こんなに大切だと知った
損切りも利食いも本当は
隣り合わせにいるんだね
何を買ってどこで損切り?
自分以外の誰かを信じることも
Life株で生きる
板と板つないだらシナリオ変える力がある
Life悔やんだ昨日逃げ出した昨日
すべて明日につながる
弱さを相場にそっと映し出す
はじまりのとき
(兜町カタリスト櫻井)
04月12日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
12日の東京株式市場は、手掛かり材料難で様子見気分が広がるなか、もみあい展開となりそう。
日経平均予想レンジは、1万5600円−1万5900円を想定する。
為替相場は、ドル・円相場が1ドル=107円台の後半とやや円高に振れている。
引き続き、為替相場にらみの神経質な展開になることが予想される。
口先介入なども入りやすい状況であることを考えると、極端な円高にも振れづらい。良くも悪くも動きづらいなか、1万5700円近辺で狭いレンジでの推移が続きだろう。
一方で、為替動向の影響を受けにくいバイオや内需などに関連する小型株への物色が継続されそう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り880万株、買い870万株で、差し引き10万株の売り越し。売り越しは6営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、食品、化学、鉄鋼、非鉄、機械、銀行、商社、情報通信、電機、サービスなど。買いセクターに、自動車、通信、機械、サービス、薬品、情報通信、石油、空運、ゴムなど。
【好材料銘柄】
■小野薬品工業 <4528>
抗悪性腫瘍剤「オプジーボ」の販売が絶好調。「オプジーボ」の16年3月期売上高実績は2回上方修正した計画を上回る212億円だった。17年3月期は5.9倍の1260億円を目指す。
■市進ホールディングス <4645> [JQ]
前期経常を一転2.2倍増益に上方修正。
■コジマ <7513>
上期営業が黒字浮上で着地・12-2月期は3.3倍増益。
■パスポート <7577> [JQ]
今期最終は黒字浮上へ。
■ヨンドシーホールディングス <8008>
今期経常は12%増で6期連続最高益、10円増配へ。
■吉野家ホールディングス <9861>
今期経常は62%増益へ。中期経営計画を策定。19年2月期に営業利益60億円(15年2月期実績は16億円)を目指す。
【予定】
12日(火)
【国内】
10年物価連動国債入札
《決算発表》
良品計画、イズミ、高島屋、ビックカメラ、ライフコーポ、アークス、近鉄百、ホギメディ、プレナス、ベル24HD、大黒天、ニッケ、パル、コーナン商事、スター精、ハローズ、ダイト、CSP、住江織、ユーシンリソー教育、MORESCO、OlympicG、中北製、リベレステ、アルバイトタイ、オオバ、津田駒、イワキ、ラクトJPNなど
【海外】
英3月消費者物価(17:30)
ブラジル2月小売売上高(21:00)
インド3月消費者物価指数・2月鉱工業生産(21:00)
米3月輸入物価(21:30)
米3月財政収支(13日3:00)
米3年国債入札
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
11日のNYダウ工業平均は前週末比20ドル55セント安の1万7556ドル41セントと反落で終えた。原油先物相場の上昇などにつれて高く推移する場面が多かったが、米主要企業の決算発表を前に見極めたいとの思惑から上げ幅を縮小し、引けにかけて下落に転じた。株価指数はいずれも下げに転じ、安値圏で終えた。
日中は買い優勢の場面が目立った。WTIの期近5月物が1バレル40ドル台を回復。原油価格の上昇が世界景気や企業業績の先行き不透明感の後退につながったといい、米国株の買いを誘った。ダウ平均は午前に154ドル高まで上げ幅を広げた。
外国為替市場で円の急伸がやや一服しており、相場急変への過度の警戒感は和らいで、市場心理の改善につながったとの指摘もあった。
ナスダック総合株価指数も小反落し、同17.290ポイント安の4833.399で終えた。
セクター別では、自動車・自動車部品や銀行が上昇する一方で耐久消費財・アパレルや食品・生活必需品小売が下落した。
鉄道のノーフォーク・サザン・コーポレーションが下落。同業のカナディアン・パシフィックが同社の買収を断念したと発表した。慎重な業績見通しを示したレンタカーのハーツ・グローバル・ホールディングスも大幅安だった。ダウ平均の採用銘柄ではスポーツ用品のナイキや製薬のファイザーの下げが目立った。
一方、石油ガス生産会社のチェサピーク・エナジー(CHK)は難航していた40億ドルの融資枠の更新協議で銀行と合意に達し、大幅上昇した。カナディアン・パシフィックは高い。ノーフォーク・サザンの買収取りやめで当面の財政負担はなくなったことに着目した買いが入った。検索サイトのヤフーは英大衆紙デイリー・メールがネット事業の買収を検討していると報じられ、堅調推移した。
ダウ平均ではゴールドマン・サックス、ユナイテッド・テクノロジーズなどが上げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,556.41 −20.55
S&P500種
2,041.99 −5.61
ナスダック
4,833.399 −17.290
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は小反落した。6月物は前週末比65円安の1万5710円で取引を終えた。11日の大阪取引所の終値を30円下回った。上げて始まった米株が取引終了にかけて下げに転じ、安値圏で終えた。こうした米株相場の流れを受けて、日本株先物でも売りが優勢となった。円相場が高値圏で推移したことも弱材料とされた。この日の6月物安値は1万5515円、高値は1万5895円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
15710 ( -30 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
15755 ( +15 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
FTSE100反落、
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6200.12(−4.29)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4312.63(+9.51)
DAXは続伸
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 9682.99(+60.73)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
本日の日経平均の下げ幅は一時300円近くに達し、安値は1万5525円と1万5500円割れに迫ったが、後場に値を戻し、引けでは70円安の1万5751円。
格好としては下げ渋ってはいるのだが、そもそも先週末の欧米株は上昇しており、持ち直したというよりは、前場の動きが弱すぎるという印象だった。
あす(12日)の東京株式市場は、引き続き外国為替市場の円相場を意識しながらの推移となりそうだ。売り買いともに手控えムードが増し、売買代金の低水準な状態も継続しそうだ。G20(主要20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議(14−15日開催)までは大きな動きは出ないとみられ、指数はもみ合いになるのではないか。
ただ、売り飽きムードも強まっており、円高に一服感が出れば買い戻しが優勢となる場面も想定できる。
市場関係者からは「円高が進行すれば売りが優勢となり、一服すれば買い戻されるという、為替連動性の高い値動きが続いているうちは、積極的な売買姿勢で臨みにくいという投資家が多いようだ」との見方が出ていた。
為替動向次第の側面は否めないが、「円高に対する織り込みが進み、ここから対策も出てくるとみられ、さらに下ブレするようなら割り切り買いもありではないか」と考える。
【注目の材料銘柄】
■オーエスジー[6136]
自社株買いを発表。発行済み総数の5.36%にあたる38万株、106億円を上限に実施する。12日の取引前に時間外買い付けを行う。同社は東証1部上場の切削工具大手。11日終値は1869円(▲51)。
■LIXILグループ[5938]
16年3月期予想の修正を発表。営業利益は従来予想比8%減の570億円(前年同期実績516億円)、純損益は従来予想の50億円の黒字から250億円の赤字(前期実績は220億円の黒字)に転落する。子会社の退職給付債務で株式市況悪化による運用損や金利低下の影響が出たうえ、不採算事業で減損損失を計上した。11日終値は2190円(▲33)。
■小野薬品工業[4528]
新規がん治療薬「オプジーボ」の売上高見通しを発表。17年3月期は前期比6倍の1260億円に拡大する。投薬する患者数が急拡大しており、1万5000人を超えるという。悪性黒色腫(メラノーマ)向けだったオプシーボは昨年12月、肺がん治療薬として承認され、投薬対象となる患者数が大幅に増えた。11日終値は5136円(△116)。
04月11日個別銘柄情報
個別銘柄情報を5銘柄更新しました。
[7955]クリナップ
[2915]ケンコーマヨネーズ
[4769]インフォメーションクリエーティブ
[9368]キムラユニティー
[4348]インフォコム
04月11日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
11日の日経平均株価は3日ぶりに反落した。
終値は前週末比70円39銭安の1万5751円13銭だった。
前週末の欧米株市場が総じて高かったものの、外国為替市場で円相場が1ドル=107円台後半まで上昇し、輸出企業の業績下振れ懸念から幅広い銘柄に売りが出た。日経平均の下げ幅は300円に迫る場面もあった。
今月下旬から発表が本格化する3月期企業決算で17年3月期業績は保守的な計画が予想され、ガイダンスリスクに先んじた売りが全体指数を押し下げた。ただ、後場終盤は1ドル=108円近辺までドルが買い戻され、これに歩調を合わせて日経平均も下げ幅を縮小する展開となった。市場では公的年金による買いなどの思惑も支えになったとの見方もあった。
目立った手掛かりに乏しく、投資家の様子見ムードが強かった。来週から発表が本格化する主要企業の2016年3月期決算を前に、積極的な買いが手控えられた。
東証1部の売買代金は概算で1兆8604億円と、2兆円を下回って今年4番目の低水準だった。
JPX日経インデックス400は3日ぶりに反落した。前週末比72.96ポイント安の1万1549.34で終えた。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反落し、終値は同7.90ポイント安の1279.79だった。
東証1部の売買高は18億2657万株。値下がり銘柄数は1116、値上がりは698、変わらずは136だった。
円高による輸出採算の悪化懸念からトヨタやホンダ、富士重など自動車株が売りに押された。業績見通しの修正を発表したパソナGと島忠がそろって大幅安。ワキタ、ネクスト、メディカルシステムネットワークも売られた。
半面、主力商品の値上げを発表したヤクルトが大幅に上昇した。政府が自動運転車の実現に向けたインフラづくりに官民で乗り出すと伝わり、パイオニアやゼンリンが買いを集めた。
ペプチドリームも買いが優勢だった。gumiがストップ高となったほか、ヒト・コミュニケーションズ、ベリサーブも値を飛ばした
東証2部株価指数は小幅に3日続伸した。大引けの2部指数は、前週末日4.12ポイント高の4243.53となった。
個別銘柄では日シス技術がストップ高。ノダは一時ストップ高と値を飛ばし、アートSHD、アイレップ、ノダが上げた、半面、C&R社、象印やラオックス、エスクローAJ、インテリックス、が下落した。
【新興株大引け】
日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前週末比22円99銭高の2402円72銭だった。円高で買い手控えムードの広がるなか、動きの軽い新興企業銘柄は堅調。内需関連銘柄が多くを占めることも買いやすさにつながった。新興株の盛り上がりについて市場には「投機的な個人の物色が入ったほか、主力株への買いを控えた海外投資家が成長性のある新興銘柄に資金を投じた」との声があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で555億円、売買高は1億7273万株だった。個別銘柄ではドーン、EAJがストップ高。テイツーやドーン、アイサンテクが上昇。けん引役となったドーンとアイサンテクは、ともに自動運転での成長期待の買いが広がった。半面、三光合成、フジタコーポ、プロパストやイリソ電子、日本ライフLは下落した。
東証マザーズ指数は4日続伸した。終値は前週末比32.95ポイント高の1075.20で、2007年3月以来となる約9年1カ月ぶりの高値だった。個別銘柄ではグリーンペプタイが一時ストップ高。MDV、FFRI、ALBERT、そーせいやジグソー、モルフォが上昇した。一方でシリコンスタジオがストップ安。ブランジスタやUMNは下落した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
15,751.13 |
-70.39 |
日経平均先物 |
15,740.00 |
-90.00 |
TOPIX |
1,279.79 |
-7.90 |
TOPIX先物 |
1,279.00 |
-7.50 |
東証2部指数 |
4,243.53 |
4.12 |
JASDAQ |
2,402.72 |
22.99 |
マザーズ |
1,075.20 |
32.95 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1826570 |
1860445 |
東証2部 |
58500 |
13262 |
「ストップロス狩り」
いつも悪役にされるのがヘッジファンド。
かといってすべてのヘッジファンドが人でなしである訳もない。
彼らの代表的な投資手法は3つとされる。
ひとつは「ロングショート戦略」。
伝統的な投資手法である。
割高になっている株の売りと同時に割安な株を買い。
価格が適正な価格になるのを待って利益を上げようとする戦略だ。
買いと売りを同時に持つことでどちらかの損失をどちらかがヘッジする役割。
だからヘッジファンドというし、もっとも運用されている戦略。
昔の兜町では「ツーショット商い」なんて表現もされていた。
もうひとつは「グローバルマクロ」。
世界全体の経済状況を把握しそこから将来の金融市場の動向を予測。
そのうえでさまざまな金融商品に投資をする手法。
経済の流れをつかんでの投だから先物、為替、株式と様々な金融商品を複雑に組み合わせる。
そして利益を狙う手法は多種多様。、
大きな資金を使用した攻撃的な運用が」が特徴。
時に通貨危機のような歴史的な金融危機を起こす引き金になってしまうこともある。
そして「マーケットタイミング」。
株価が上昇基調の時には買うタイミングを選んで買いを選択。
下落相場の時には安全な金融資産を持つことで資産を守るという戦略。
タイミングを計るという点では個人投資家の戦略によく似ている。
ただ決定的に異なるのはその資産規模の違い。
規模の大きなものに成ると、自ら流れを作り出す事も可能となるからややこしい。
この特殊なものが「ストップ狩り」と言われるという。
株でも為替でも価格が下落し割安感が醸し出されると相場観的安値認識から買い注文を入れる。
ところがここでさらに価格の下落を狙って大量の売り注文を入れれば相場観的安値認識は崩壊。
売りが売りを呼ぶ商いは昨年からのWTI原油先物で見た通り。
あるいは直近のドル円の円高でも一緒だろう。
つまり「抜けるときには一気に抜きさらなければならない」のは個人もヘッジファンドも一緒。
強制決済や追い証を巻き込んでの「唯一の勝者」となる。
池におぼれた犬を叩いた後に自らが買い戻しにはいって一件落着。
不当に売りたたかれた価格を買い戻すのだから、当然ドテン買いでも儲かることになる。
正確には「ストップロス狩り」と言った方が正しいのだろう。
まじめな個人投資家にとっては忌まわしい取引としか思えない。
しかしこの手法、あちこちに見られる気がするからややこしい。
というか、こういう手法があるなかで正直に経済指標などをアレコレ論じる空しさを感じる。
結局、最初にシナリオがあるのだから、コマゴマとした指標など所詮スケジュール的目印。
そこを忘れてまともに経済指標などを論じるから相場が誤解と錯覚に陥ることになる。
ハナから牢屋入りを目論んでいる奉行に、何を言っても詮無いことと一緒のような気がする。
これは高速取引云々の問題ではない。
相場参加者の心理の一つは金銭欲であることは間違いない。
一言でいえば「儲けたい」。
それで何ができるかというと「欲しいものを買いたい」。
あるいは「良い生活をしたい=贅沢をしたい」。
これが充足されているかというと長い間相場や投資家さんを見てきたがどうも違う。
願いとは裏腹に「充たされない投資成果」に右往左往という印象の方が多い。
それでも市場から離脱しない人が多い。
その理由は、おそらく投資の相場において「主人公」の気分になれるからだろうか。
極論すれば・・・。
自分が社会と直結しているという満足感が投資行動によって再認識されるのだろう。
だからこそ持ち株は常に相場の主流でなくてはならないことになる。
騒がれない銘柄を持っていても社会の最前線にいる気はしない。
下げでも上げでも商いが多く、活字や映像になる銘柄こそ自己の存在証明なのだから当然。
こういう心理がどうもあるような気がしてならない。
一方で仮儒の創造にもつながるつながるのが株式投資だろう。
日常必需品を株の利益で充当する人は少ない。
新しいもの、贅沢品、嗜好品、高額品を買うのは額に汗したマネーではたぶんない筈。
濡れてにアワとは言わないまでも、株式投資から生じる利益こそ大きな消費拡大の源泉。
しかし、株価の上昇がほとんどない世界ではこれらの商品も売れなくなる。
3万円の商品券では、消費行動の拡大にはならない。
なかったはずのお金があってこそ消費は拡大する。
だから株高は必要なのだが、霞が関も永田町もココを顧みない。
だから消費が覚束ないような気がする。
前場取材したナノキャリア(4571)。
制がん剤等の取材ではなく趣旨は男性用の「Depth(デプス)」。
3月30日に育毛剤製品を新しく発売した。
エクラフチュールに続く、アルビオンとの共同開発商品で男性向け化粧品だ。
「Depth(デプス)」は男性向けのヘアケア商品。
メンクラやブルータスでも紹介されている。
育毛のカギとなる肌の健康を熟知したアルビオンのスキンケア技術。
そして成分を効かせたい場所に的確に届けるナノキャリアの医薬品技術。
この結晶はブランドコンセプトとなっている。
スタートは毎日行っているシャンプー。
髪の毛だけではなく、頭皮をスッキリさせることが重要だという。
そのためのシャンプーとトリートメント。
意外なところに意外なものがあったような気がした。
シャンプー・トリートメントの次が「スカルプケア・エッセンス」。
これが健やかな頭皮の土台を整えるプレケア・エッセンス。
ポイントは「cPA-Na (環状リゾホスファチジン酸Na:毛髪保護成分)」。
これをナノキャリア社の最先端技術であるナノセスタDDSで頭皮に届ける仕組み。
その後に育毛剤を使用するための触媒のような効果がありそう。
美容の世界にはブースト効果というのがあるという。
英語のブーストの意味は「押し上げる」「高める」。
ブースト効果と言うのは、その後の使う化粧品の効果がアップすることを表すという。
まさにヘアケアのブーストという印象。
しかも香りまでもが好印象な大人トラッド風。
モニターをしていた方から「モニターは終わるのは残念」と言う声があったとか・・・。
年初に東京の一部の美容室で販売したところ関西から買いに来た人がおられたという。
今はネット通販が出てきたので買いやすくなっている。
女性用美容液エクラフチュールで人気を博しているナノキャリア。
「Depth(デプス)」は同社の新しいラインアップとなった。
同社のHPには「最先端を走る、ナノキャリアの医療技術」
ナノメディシン創薬に挑戦するナノキャリア。
その代表的な技術である「ミセル化ナノ粒子(ナノセスタ)」は、
活性の高い抗がん剤をナノ(10億分の1)メートルサイズのカプセルへ封入し、
血液中に投与することで特定の腫瘍に対してダイレクトに薬剤を送り届けることを可能とした。
抗がん剤はカプセルに封入されて血液中を流れるため、
正常細胞は薬剤からのダメージから免れ、副作用は軽減。
この技術が実用化されれば、これまで入院が必要だった治療も通院で事足りるなど、
治療の効果を高めるだけでなく患者さんのQOLの向上も期待できる。
ナノキャリアは、この技術を必要とする世界中すべての人々に向けて、開発を進めている。
そして「東京大学・東京女子医科大学の注目研究がナノセスタDDSのルーツ」。
東京大学の片岡一則教授と東京女子医科大学の岡野光夫教授らは、
医薬品を封入したミセル化ナノ粒子を発明。
がん細胞に結合させる工夫がなされた粒子は、静脈内に投与すると、
がん組織など病変が存在する標的細胞に集積し、
医薬品が患部で直接的な効果を発揮することを助ける。
ミセル化ナノ粒子の役割は大きく2つあり、
1つ目は、ミセル化ナノ粒子が医薬品を内包し保護することによって、
医薬品は分解されることを免れ、
血液中やがん組織そのものに長時間とどまることが可能になったこと。
2つ目は、ミセル化ナノ粒子から医薬品が徐々に放出されることによって、
持続的に強力に作用することができるようになったことだ。
ナノセスタDDSは、この革新的研究に基づいた技術によって構成されている。
朝8時過ぎに頂戴した投資家さんのメール。
「以前お話にでましたイナリサーチ(2178)
そろそろ周期的(9〜10カ月おきの)に急騰しそうな時期に入ってきましたね」。
確かに今日は10%近く上昇。鋭かった。
カニクイサルは申年銘柄でもあるのだが・・・。
(櫻井)
04月11日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
11日午前の日経平均株価は3日ぶりに反落した。前引けは前週末比201円09銭安の1万5620円43銭だった。為替の円高進行を嫌気して寄り後に下げ幅を広げる展開を余儀なくされている。1ドル=107円台後半まで円高・ドル安が進み、企業の輸出採算が悪化するとの懸念から幅広い銘柄に売りが出た。日経平均は下げ幅を300円近くまで拡大する場面があった。
その後はドルがやや買い戻されたことで、日経平均も下げ渋っている。企業の業績予想の修正にも敏感で好業績銘柄の一角には買いが入るものの、今期業績予想の下方修正や2月決算企業で17年2月期業績見通しが冴えない銘柄などに売りがかさんでいる。前引け時点で東証1部売買代金は8800億円と1兆円を下回った。
取引開始前に内閣府が発表した2月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標である「船舶、電力除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比9.2%減の8487億円だった。QUICKが事前に集計した民間予測の中央値(12.0%)減からは上振れたが、減少には変わりないため、相場全体への影響は限られた。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反落した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で8813億円、売買高は8億8823万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の75%にあたる1472、値上がりは386、変わらずは89だった。
輸出株の代表格であるトヨタが連日で年初来安値を更新し、富士重やマツダの下げが目立つなど、自動車株の一角が売りに押された。目立った手掛かりに乏しく、当面の日本株は円相場に振られやすい展開が続くとの指摘がある。
今期の業績見通しを下方修正したパソナGや島忠がそろって大幅安。三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなどメガバンクが軒並み下げ、地銀株も軟調。2017年3月期の連結業績について営業減益になる公算が大きいと伝わった旭化成も下げた。ファナック、日立製作所、ネクスト、オリンパスなどの下げも目立っている。
半面、原油価格の上昇を受け昭和シェルやJXが小幅に上昇した。8日に主力製品の値上げを発表したヤクルトが大幅に株価水準を切り上げた。ソニーが頑強な動きで目を引く。gumiが急騰、西松屋チェーンなども値を飛ばした。
東証2部指数は3日ぶりに反落した。前引けの2部指数は、前週末比15.82ポイント安の4223.59となった。
個別銘柄ではエスクローAJ、インテリックス、ラオックス、象印、朝日インテクが下げた一方、日シス技術がストップ高。ノダは一時ストップ高と値を飛ばし、アートSHD、アイレップが上げた。
【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は小幅に続伸した。前引けは前週末に比べ7円46銭高い2387円19銭だった。1ドル=107円台まで円高基調が進行。主力株の買い材料が乏しく日経平均株価が下落する一方で、値動きの良い新興企業銘柄に買いが向かった。なかでも成長期待が高まる投資テーマのある個別株に物色が広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で318億円、売買高は1億763万株。個別銘柄ではドーン、EAJがストップ高。ドーンやテイツー、アイサンテクが上昇した。半面、三光合成、フジタコーポ、イリソ電子、サン電子やプロパスト、フィスコは下落した。
東証マザーズ指数は4日続伸した。前引けは前週末比13.8ポイント高い1056.05だった。取引時間中としては、2007年3月12日以来、約9年1カ月ぶりの水準に上昇した。個別銘柄ではそーせいやアンジェス、MDV、FFRI、グリンペプが上昇した。一方、シリコンスタジオがストップ安。Fブラザーズ、アウン、インベスCやサイバダイン、ブランジスタは下落した。
04月11日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は前週末比198円20銭安の1万5623円32銭で推移。
取引開始前に内閣府が発表した2月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標である「船舶、電力除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比9.2%減の8487億円だった。QUICKが事前に集計した民間予測の中央値(12.0%減)からは上振れた。市場では「想定ほど悪くないが、現時点での相場への影響は限られる」との指摘があった。
外国為替市場で再び1ドル=108円台前半まで円高・ドル安が進み、企業の輸出採算が悪化するとの懸念から売りが優勢になった。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)もそれぞれ反落で始まった
日経平均マイナス寄与度は12.75円の押し下げでファナックがトップ。以下、ソフトバンクが10.71円、京セラが10.2円、TDKが7.84円と続いている。
プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を3.33円押し上げている。次いで味の素が0.82円、パイオニアが0.47円、ニチレイが0.47円と続く。
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は464、値下がり銘柄数は1335、変わらずは144名柄だった。業種別では33業種中、鉱業、石油、海運を除き安い。値下がりで目立つのは銀行、精密機器、輸送用機器、証券、金属製品など。
円高進行を受けて、主力輸出株のトヨタや富士重が安い。前週末8日に2016年8月期の業績見通しを引き下げた島忠が大幅安。一方、8日に業績悪化から大幅安となっていたファストリが反発。8日発表の15年6月〜16年2月期の決算が好調だったサカタタネが高い。
東証2部指数は反落している。ラオックス、象印、朝日インテクが下げ、アートSHD、ノダ、アイレップが上昇した。
東証2部指数は反落している。ラオックス、象印、朝日インテクが下げ、アートSHD、ノダ、アイレップが上昇した。
225先物はみずほ・JP・野村・日興・三菱・マネ・ぱりばが買い越し。
ニューエッジ・ドイツ・シティ・アムロ・大和・ナティクスが売り越し。
TOPIX先物はメリル・ドイツ・大和・ソジェン・パリバが買い越し。
GS・ニューエッジ・クレディ・JP・三菱が売り越し。
外資系等は西松屋(7545)とそーせい(4565)に注目。
テクニカル的にはスクロール(8005)、名鉄(9048)、ミロク(9928)、いちご(2337)、ウェルネット(2428)、ニチレイ(2871)、スタートト(3092)、ライオン(4912)、ダンロップス(7825)が動兆。
<兜町カタリスト>
「譲れない」
NYダウは35ドル高の17576ドルと反発。
「原油価格の持ち直しでエネルギー株が買われ相場を下支え。
決算発表時期を前に投資家は慎重」という玉虫色の解釈。
11日のアルコアを皮切りに決算発表は本格化する。
S&P500構成銘柄の業績は3四半期連続で落ち込み7.6%減少の見通し。
これが投資姿勢をやや慎重にしている面は否めない。
週間ベースではNYダウとS&P500が1.2%、NASDAQが1.3%の下落。
S&P500の下落幅は2月上旬以来の大きさだった。
原油先物はバレル39ドル台まで復調。
在庫の減少とカナダから米国に原油を輸送するパイプラインの閉鎖が材料。
増産凍結への思惑がどこまで効くかが課題の週。
欧州とともにCPIの数字に神経質にはなっている。
しかし所詮過去の数字の発表で通過することだけが大切。
中国GDPもどうせ良くはない。
突発的事項でもない限りNY株式の大きな崩れは想定しにくいところ。
NYダウは2月16日以降、右肩上がりの展開。
25日移動平均線(週末で17410ドル)がサポートしている。
市場人気は悪化していないという証拠になろうか。
市場が忘れているのは大統領候補選挙真っただ中に株安を容認するものは少ないということ。
パナマ文書問題がペリカン文書みたいにならないことが前提だが。
一方、先週の日経平均株価は週間で342円下落で2週続落。
一時15500円を割り込み、
14年10月31日の日銀の追加金融緩和を実施する前の水準(15658円)を下回った。
ここはアベクロ路線にとっては譲れない線だろう。
ということで一応反発して終った週末だった。
ただ「円安の宴は終わった」という声もある。
「昨年11月の上昇局面で日経レバを買った向きの期日が5月にくるので警戒」
という指摘もある。
しかも東証1部企業の決算は下方修正の方が多い見通しで予断は許さないという印象。
とはいえ静かに変化しつつあるのは外国人動向。
東証主体別売買動向では、3月第5週に外国人は13週連続売り越し。
しかし売越額は79億円と大幅減少。
財務省の対外及び対内証券売買契約などの状況。
3月27日〜4月2日の海外投資家による日本株への投資は13週ぶりの買い越し。
買越額は4152億円。
海外投資家の売り姿勢は逆転してきた。
3月28日の直近高値17167円から8日安値15471円まで下落幅は1696円。
多少の戻りに期待したいもの。
円高を憂い、海外動向を懸念し、最後に日本企業の業績をアレコレ不安に思う心理。
相場演出シナリオにうまく乗らされているという気がしないでもない。
週末の日経225のSQ値15507円はサポートになるだろうし、
25日移動平均線(16690円)からマイナス5.1%かい離はまだ下すぎる印象。
森でなく気を見れば東証マザース指数は8週続伸。
この間累計で56.1%上昇しており市場が求めているのが成長性であることの裏返しだろう。
市場では時折「ヘッジも大切」という言葉が聞かれる。
ヘッジとはリスクヘッジのことだろう。
解説をひも解いてみると・・・。
「リスクヘッジとは、起こりうるリスクの程度を予測して、
リスクに対応できる体制を取って備えることです。
単にヘッジと呼ぶこともあります。
例えば、資産運用において、資産価値が一方的に下落することを最小限に食い止めるために、
先物取引を使ってリスクを回避する方法があります。
現物(株式など)を買い付けると同時に、先物市場で同量の売り注文を出して、
現物の値下がりが続きそうなときに、先物市場で先に売ったものを安く買い戻せば、
現物取引で生じた損失をカバーできます。
利益追求より価格変動リスクを抑え安定した運用をするために使われます。
これがリスクヘッジです。
理論的には何となく理解はできよう。
しかし具体例と言うのは以下のようなもの。
↓
先物取引でのヘッジとは
例えばA社株を300円で1万株(300万円分)買った場合、
思惑どおりA社株は、1カ月後350円まで上昇しました。
そこで、この50万円の利益を確保するために、
先物取引で同社の株を350万円で1万株売っておきます。
もし、ここからA社の株価が下がり始め320円まで下がっても、
先物として350円で売っていた分は、30万円の利益が出ています。
すべて清算すれば50万円の利益となるわけです。
ただしこの場合A社の株が350円以上に値上がりをしても、その分の利益は享受できません。
話の流れは具体的でよくわかる。
しかし実践例として、わざわざこんなことをする意味がよくわからない。
値上がり益を享受できず利益確定をする必要はどこにあるのだろうか。
機関投資家などで現物での名義を欲しがる向きにとっては、先物で売る意味はあろう。
個人にとって350円でヘッジする意味は何なのだろう。
しかも350円以上に値上がりしても儲けは増えない。
もちろん値下がりしても利益は50万円でしかない。
微々たるものとはいえ手数料と金利の損。
だったら350円で利益確定して投資枠を拡大した方が良いのではなかろうか。
言葉だけに惹かれる投資行動は結構多い。
しかし現実的必要性のない空理空論に聞こえるのは気のせいだろうか。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
デジアド(4772)・・・動兆
デジタルアドベンチャーに注目する。
同社はテレビ、携帯など通じた韓流スターのコンテンツ事業が中核。
関電系光CATV「eo光テレビ」へ提供通期化は好材料。
ストックオプションの発行内容決定もあり株価は週末ストップ高。
長い間40円を挟んだ動きからいきなり一時68円まで上昇し出来高3000万株超。
第一波となったような気がする。
(兜町カタリスト櫻井)
04月11日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
11日の東京株式市場は、円相場は落ち着きをみせていることや原油相場の上昇の流れもあり、しっかりのスタート展開になりそうだ。日経平均は先週末に心理的な節目の1万5500円を下回っていたこともあり、いったんは自律反発も意識されやすいところであろう。
日経平均株価予想レンジは、1万5600円−1万5900円を想定する。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1170万株、買い1430万株で、差し引き260万株の買い越し。買い越しは5営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、薬品、化学、鉱業、通信、電機、食品、REIT、電子機器など。買いセクターに、通信、電機、精密、銀行、石油、情報通信、サービス、輸送用機器、建設、自動車部品など。
【注目の材料銘柄】
■ファステップス <2338> [東証2]
前期経常が一転黒字で上振れ着地・今期は5倍増益へ。
■薬王堂 <3385>
今期経常は10%増で2期連続最高益、前期配当を5円増額・今期は5円増配へ。
■フェリシモ <3396>
今期経常は52%増益へ。発行済み株式数の31.86%にあたる320万株(金額で29億3080万円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施する。公開買い付け期間は4月11日から5月12日まで。買い付け価格は8日終値を9.73%下回る909円。
■DLE <3686> [東証M]
東証がDLEを15日付で市場1部に市場変更する。
■ノダ <7879> [東証2]
12-2月期(1Q)経常は3.4倍増益で着地。
【予定】
11(月)
【国内】
2月機械受注(8:50)
《決算発表》
ABCマート、コスモス薬品、U.S.M.H、吉野家HD、ベルク、フジ、4℃HD、ヒトコム、ジェイコムHD、三栄建築、柿安本店、東武ストア、ローツェ、プロパスト、北興化、ダイヤD、ノダ、ドーン、シーヴイエス、三機S、一六堂、マルマエ、京進、サダマツ、東武住販、アクトコール、パスポート、買取王国
【海外】
中国3月消費者物価・生産者物価(10:30)
《決算発表》
アルコア
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
8日のNYダウ工業株30種平均は小反発した。終値は前日比35ドル00セント高の1万7576ドル96セントだった。原油価格の上昇で欧州株が全面高となり、米国株にも買いが先行した。昨日の急激なドル安が一服したことで、投資家のリスク回避姿勢が緩和されたことも相場を押し上げる要因となったものの、アパレル企業に売りが広がったことで上げ幅を縮小し、前日終値を挟んで揉み合う展開となった。
ダウ平均は午前に上げ幅を152ドルまで広げた。米原油在庫の減少などを背景にニューヨーク原油先物相場は一時1バレル40ドルに迫る水準まで急反発した。業績改善への期待からシェブロン、エクソンモービルなどの石油大手に加え、資源関連株にも買いが入った。
ダウ平均は取引終了にかけては下げに転じる場面もあった。週明け11日の非鉄大手アルコアから米主要企業による1〜3月期決算の発表が始まる。新たな取引材料に乏しいなか、決算内容を見極めたいとして米株式には売りも出やすかった。
NY連銀のダドリー総裁は8日の講演で、物価や経済見通しの下振れリスクを指摘したうえで「金融政策の正常化は慎重で緩やかなアプローチが適切だ」などと述べた。この日発表された2月の米卸売在庫は市場予想より大きく前月から減ったが、ともに相場の反応は限られた。
ナスダック総合株価指数は小反発し、前日比2.323ポイント高の4850.689で終えた。
セクター別では、エネルギーや運輸が上昇する一方で耐久消費財・アパレルや医薬品・バイオテク
ノロジーが下落した。
個別では医薬品のデポメッドはアクティビスト(物言う株主)のスターボード・バリューが経営改善を求める書簡を公開し、大幅上昇となった。
ダウ平均の採用銘柄ではクレジットカードのアメリカン・エキスプレスやコカ・コーラなども高い。
一方、アパレルのギャップは3月既存店売上高が予想を下振れ、大幅下落となり、同業のLブランズや革製品のコーチも売られた。前日発表した3月の売上高が前年を下回り、業績の先行きを警戒した売りが広がった。スポーツ用品のナイキや医療保険のユナイテッドヘルス・グループ、製薬のファイザーなどの下げが目立った。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,576.96 +35.00
S&P500種
2,047.60 +5.69
ナスダック
4,850.689 +2.323
【シカゴ日本株先物概況】
8日の日経平均先物は反発した。6月物は前日比330円高の1万5775円で取引を終えた。8日の大阪取引所の終値は55円下回った。麻生太郎財務相の発言を受けて外国為替市場では円安で推移する場面が多く、好感された。原油高を手がかりに米株が上げたことも支援材料になった。
6月物は一時1万6030円まで上げた。一方、安値は1万5405円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
15775 ( -55 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
15825 ( -5 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
今週は、軟調な展開だった。
急速に進む円高が売り材料となった。
米雇用統計やFOMC議事録などがドル売り・円買い材料となり、ドル円は107円台をつける場面もあった。日経平均は16000円台を割り込み、4月6日まで7日続落を記録するなど、下振れ警戒感が強まった。
日経平均もやや値を戻したが、週間では約342円の下落となり、週足では2週連続で陰線を形成した。
来週の見通しは、もみ合い展開か。
急速な円高に対する修正の動きは期待できる一方、投機マネー主導でもう一段の円高進行も警戒され、円相場の動きに大きく影響される推移となりそうだ。
日経平均株価の想定レンジは1万5300〜1万6300円とする。
急速に円高・ドル安が進行するなかでも、日経平均株価は7日、8日と終値では続伸となっており、ある程度の底堅さを示したといえそうだ。
来週の2月(8月)決算銘柄の業績発表で、利益率の改善が見られる企業が多く出てくるか、また、そういった企業に株価が好反応を示すかに注目しておきたい。
米国でもアルコアを筆頭に企業決算が控えており、米企業決算が足元堅調な米国株のトレンドに影響を与えるかが注目される。
米国や中国では経済指標の発表が多く、ベージュブックやG20など為替に影響を与えそうなイベントも多い。材料難であった今週とは一転して材料満載となるなか、各種材料に一喜一憂の展開を予想する。
04月08日個別銘柄情報
個別銘柄情報を6銘柄更新しました。
[2714]プラマテルズ
[4662]フォーカスシステムズ
[2122]インタースペース
[2492]インフォマート
[4963]星光PMC
[9621]建設技術研究所
04月08日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
8日の日経平均株価は続伸し、終値は前日比71円68銭高の1万5821円52銭で終えた。海外の為替市場で1ドル=107円台まで急速に進んだ円高を背景に、朝方は売り一色の展開で始まった。きょうはオプションSQ算出日にもあたっており、需給的にも売り圧力が意識された。しかし、その後は円買いの動きが一服し、1ドル=108円後半に円安方向に押し戻されたことを背景に、主力株中心にプラス圏に切り返すものが多くなった。
麻生財務大臣など政府要人の円高牽制発言が投機筋の円買いにいったん歯止めをかけ、円高とリンクさせた株売り筋の買い戻しが反映された格好だ。
円高への警戒感から売りが先行で朝方はトヨタやホンダなど自動車株に輸出採算の悪化を改めて材料視した売りが出た。前日の海外市場で金融株が売られたことを受け、メガバンク株なども売られ278円安の1万5471円と、節目の1万5500円を下回る場面があった。
円買い・株価指数先物売りを仕掛けていた短期筋が買い戻しを入れた。GLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が堅調に推移したことも買い安心感を誘った。ファーストリテイリングの指数押し下げ効果を考慮すると実質的には強い地合いだったといえる。
JPX日経インデックス400も続伸し、前日比137.87ポイント高の1万1622.30で終えた。東証株価指数(TOPIX)も続伸した。業種別TOPIXは全33業種中32業種が上昇した。「ガラス土石製品」や「機械」などこれまで下げが目立っていた業種や、「水産」の上昇が目立った。半面、「不動産」が下落した。
東証1部の売買代金は2兆5798億円と、1日以来の高水準だった。売買高は25億458万株だった。値上がり銘柄は1388、値下がりは464、変わらずは98。
個別では、トヨタや富士重、日産自など自動車株は売り先行後に上げに転じて終えた。三菱UFJ、三井住友FGなどメガバンクも高い。セブン&アイが堅調でソフトバンクも上昇した。ソニーも朝安後に上昇した。ファナックやKDDIなど値がさ株の一角にも買いが優勢になった。DMG森精機、ビックカメラが値を飛ばし、五洋建設も物色人気。ヤフーが買いを集めたほか、オークマ、古河機械金属などの上げ足も目立つ。
半面、ファストリが急落し、日経平均を150円あまり押し下げた。NTTが小安くキーエンスも安い。日産化やハウスも下げた。日本カーバイド工業も値を下げた。オープンハウス、アダストリアなども売りに押された。
東証2部株価指数は続伸した。大引けの2部指数は、前日比41.78ポイント高の4239.41となった。個別銘柄では、アサヒ衛陶、象印、ラオックス、朝日インテクが上げた。半面、インテリクス、C&R、ぷらっとが、インタートレ下げた
【新興株大引け】
日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比14円93銭高い2379円73銭だった。ジャスダック市場の売買代金は概算で506億円、売買高は2億3556万株だった。
個別銘柄ではEAJがストップ高。フジタコーポ、デジタルアドベは一時ストップ高と値を飛ばし、テイツーやアイサンテク、Dガレージが上昇した。半面、放電精密、ニューテック、サン電子やカルナバイオ、アパマンショは下落した。
東証マザーズ指数は3日続伸した。終値は前日比47.39ポイント高い1042.25と、2013年5月14日(1052.95)以来およそ3年ぶりの高値を付けた。
後場に日経平均株価が上げに転じると、東証マザーズ指数は一段高となった。ミクシィやサイバダインなど時価総額の大きい銘柄が後場に強含んだことが寄与した。
東証マザーズ市場の売買代金は概算で2542億円と、14年11月6日(3335億円)以来の大商いだった。
けん引役となったのは上場来高値を更新したそーせい(4565)だ。同社子会社が製薬大手のアラガンとアルツハイマー病の治療薬の開発・販売をめぐって提携したと7日午前に発表し、好感した買いが続いた。そーせいの売買代金は1195億円と、過去最高を記録した。これまでの最高は15年12月2日の595億円だった。
東証全体の売買代金ランキングでも日経レバ(1570)に次ぐ2位に立った。
個別銘柄ではメドレックがストップ高。アライドアーキは一時ストップ高と値を飛ばし、アカツキ、GNIは買われた。半面、ファーストコーポ、グリンペプやブランジスタ、サンバイオは下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
15,821.52 |
71.68 |
日経平均先物 |
15,830.00 |
100.00 |
TOPIX |
1,287.69 |
15.05 |
TOPIX先物 |
1,286.50 |
12.00 |
東証2部指数 |
4,239.41 |
41.78 |
JASDAQ |
2,379.73 |
14.93 |
マザーズ |
1,042.25 |
47.39 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2504580 |
2579894 |
東証2部 |
77170 |
14300 |
04月08日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
8日午前の日経平均株価は反落した。午前の終値は前日比88円21銭安の1万5661円63銭だった。
きょう前場の東京株式市場は、外国為替市場での円高進行を嫌気して続落歩調で始まったが、売り一巡後は買い戻しが入り下げ渋った。
日経平均はプラス圏には届かなかったが、日経平均寄与度の高いファーストリテイリングが急落しており、マイナス寄与度は135円で、これを差し引いて考えた場合は、実質的に高く引けたかたちとなる。
売り一巡後は、閣議後の会見で麻生太郎財務・金融相と菅義偉官房長官が円高の急速な進行に対し「場合によっては必要な措置を取る」と相次いで発言し、円が108円台後半に下落、自動車など輸出関連株が下げ渋った。食料品などディフェンシブセクターが買いを集めた。
JPX日経インデックス400も反落し、前日比22.96ポイント安い1万1461.79で終えた。東証株価指数(TOPIX)も反落した。
業種別TOPIXは全33業種中22業種が下落した。「鉱業」や「海運業」、「輸送用機器」の下落が目立った。一方、「食料品」や「水産業」が上げた。
前引けの東証1部の売買代金は1兆1444億円、売買高は11億2663万株、東証1部の値下がり銘柄数は1077、値上がりは709、変わらずは163だった。
個別では自動車株は下げ渋ったが、トヨタや富士重など一部が引き続き安い。メガバンクは三菱UFJが下げる一方、みずほFG、三井住友FGが上げに転じるなどまちまち。ソニーが安く、NTTや菱地所も安い。日本カーバイド工業、トプコン、堀場製作所なども売られた。半面、スズキが上げに転じ日産自も小幅高。ソフトバンクが高くセブン&アイは大幅に上げた。小野薬やファナックも高い。DMG森精機が値を飛ばし、ビックカメラ、五洋建設、ヤフーなども人気を集めた。
東証2部株価指数は反落して始まったが、上昇に転じた。前引けの2部指数は、前日比1.83ポイント高の4199.46となった。
個別銘柄ではSFPダイニング、日本精機、エスクローAJ、象印、朝日インテク、SFPが上げた。半面、インテリクス、アートSHD、アイレップ、ツインバード、C&R社が下げた。
【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は小反落した。前引けは前日に比べ4円54銭安い2360円26銭となった。ジャスダック市場の売買代金は概算で276億円、売買高は1億4196万株。個別銘柄ではニューテック、三機サービス、エプコ、サン電子やアイサンテク、アパマンショが下落した。半面、デジタルアドベが一時ストップ高。EAJ、カルナバイオや日本ISK、日本ライフLは上昇した。
東証マザーズ指数は3日続伸した。前引けは前日比39.70ポイント高い1034.56だった。一時は1042.27まで上げ、2013年5月15日以来約3年ぶりの高値を付ける場面もあった。
東証1部の主力銘柄を手がけづらい地合いが続くなか、個人投資家に加え国内外の機関投資家の資金が流入した。マザーズ市場の売買代金は概算で1538億円と前日7日の1690億円に迫る水準に膨らんだ。
そーせいの上場来高値更新が東証マザーズ指数をけん引した。同社子会社が製薬大手のアラガンとアルツハイマー病の治療薬の開発・販売をめぐって提携したと7日午前に発表し、好感した買いが続いた。そーせいの前引け時点の売買代金は780億円と、マザーズ市場全体の売買代金の半分をしめた。東証全体の売買代金ランキングではトヨタを抜き、日経レバ(1570)に次ぐ2位にたった。このほか、メドレック、アライドアーキ、アンジェスやジグソーの値上がりも目立った。半面、ファーストコーポ、エクストリーム、グリンペプやモルフォ、FFRIは下げた。
04月08日 相場概況(寄り付き後)
[10時の概況]
日経平均株価は前日比198円89円銭安の1万5550円95銭で推移。
1万5500円台半ばを中心に推移している。
前日の海外市場で円相場が一時1ドル=107円台後半と約1年5カ月ぶりの安値を付け、輸出企業の採算が悪化するとの警戒感が改めて強まった。
前日に2016年8月期の連結純利益(国際会計基準)の見通しを下方修正したファストリが急落し、1銘柄で日経平均を100円あまり押し下げていることも響き一時は1万5471円と節目の1万5500円を下回った。
売り一巡後は麻生太郎財務相の発言を受けて円が前日比で下げに転じたことなどから、下げ足は鈍っている。
麻生財務相は8日午前の閣議後記者会見で、足元の円高進行について「場合によっては必要な措置を取る」と発言。市場では「円買い・日本株先物売りを仕掛けている短期筋の動きが鈍った」との指摘が出ていた。
日経平均先物中心限月の6月物は朝方に1万5460円まで売り込まれたが、その後は1万5600円まで下げ渋る場面があった。
株価指数オプションとミニ日経平均先物4月物の特別清算指数(SQ)算出値は試算で1万5507円だった。日経平均採用銘柄ではファストリが最後に寄り付いた。
JPX日経インデックス400は1万1300台前半を中心に推移している。東証株価指数(TOPIX)も下げが一服している。業種別TOPIXでは33業種中全業種が下落し、「鉱業」や「不動産業」の下げが目立つ。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6824億円、売買高は6億7029万株。値下がり銘柄数は1612、値上がりは229、変わらずは108。
業種別では33業種中32業種が下落し、上昇は水産・農林の1業種のみ。値下がり1位は鉱業で、以下、不動産、その他金融、電気・ガス、空運、証券・商品と並ぶ。
日経平均マイナス寄与度は116.3円の押し下げでファストリがトップ。以下、日産化が5.77円、ダイキンが4.04円、トヨタが3.45円と続いている。
プラス寄与度トップは京セラで、日経平均を4.39円押し上げている。次いでセブン&アイが3.77円、ソフトバンクが2.47円、ファナックが2.35円と続く。
海外市場の金融株安を受け三菱UFJやみずほFGなどメガバンク株が安い。KDDIやソニーにも売りが優勢になっている。住友不や三井不、菱地所など不動産株も安い。半面、ソフトバンクが上昇。セブン&アイやファナックにも買いが優勢になっている。
東証2部株価指数も反落。インテリックス、アートSHD、アイレップが安い。半面、東京衡機、アライドテレシスホールディングス、象印、朝日インテク、サイオスが高い。
デジタルアドベンチャー(4772)やレッド・プラネット・ジャパン(3350)、RISE(8836)などジャスダック市場の低位株が人気化している。東証1部の主力株が軟化するなか、値動きの軽さを求めた短期の退避的資金がこれら新興株市場の低位株に向かっている。
<兜町カタリスト>
「歴史」
東証の隣にあるのが兜神社。
小さな敷地で毎年4月1日に例大祭が行われる証券界の守り神。
この兜人社には平将門の兜が埋まっているといわれる。
「お参りしないと災難に見舞われる」、
「兜町は平将門にまつわる結界の一部になっている」どがささやかれている。
将門の首を祀ったとされる「首塚」は三井物産の隣。
将門の首が飛び越えたといわれる「鳥越神社」
将門の鎧が埋められているといわれる「鎧神社」、
将門の“体”が由来とされる「神田明神」。
東証のある兜町はこうしたパワースポットの南東端となっている。
そして・・・。
東証と野村證券本社の間には、野村の記章“ヘトヘト”が描かれたマンホールがある。
これは地下の秘密トンネルと囁かれる。
実際に東証から北西に向かうと、公道なのにヘトヘトのシルシがついたマンホールが点在。
その先は、野村本社の軍艦ビル。
しかし実はアナログ時代に野村と東証を結ぶ専用回線を通すために掘られたという。
兜町に対した伝説はないのかも知れない。
一方のNYウォール街。
17世紀に、現在のニューヨークに入植したオランダ人が外敵からの攻撃に備えて木材の壁を作ったのが始まり。
それからそこに商人が集まって非公式に木材の取引が行われていったのが歴史。
これが発展してニューヨーク証券取引所ができていったという。
因みに・・・。
1792年。
ウォール街のスズカケノキ(プラタナス)の下で売買手数料を定めた「すずかけ協定」ができた。
そして24人の仲買人が始めた株式売買が起源。
1817年に「NYSE」に改称。
1903年に現在の重厚な取引所建物が竣工。
ウォール街は米国の株式市場の代名詞となったという。
「3つの願い」
《兜町むかし話》
むかしむかし。
小さな村の小さな家に、ある夫婦が暮らしていました。
今日の晩ご飯は、いつものように薄いスープと小さなパンだけです。
「さあ、いただきましょう」。
「はい、いただきます」。
その時、
トン、トン、トン、トン、トン
と、戸を叩く音がしました。
おかみさんが戸を開けてみると、背の低い男が立っていました。
「わたしは旅の者です。
何か食べ物をわけてもらえないですか?」
ちょっと怪しい男でしたが、おかみさんはニッコリ笑って言いました。
「ちょうどいま、ご飯にするところなんですよ。
といっても、スープとパンしかありませんけど。それでよければ一緒にどうぞ」
「スープとパンですか。それはありがたい」
男が喜んで家に入ると、おかみさんは自分たちのスープとパンを少しづつ分けて男にごちそうしました。
男は食べ終えると、夫婦に言いました。
「ごちそうさま。とても助かりました。
食事のお礼に、三つの願い事をかなえてあげましょう。
明日の朝になったら、どんな事でも三つ願い事がかないますよ。
では、さよなら」
そして男は、出て行ってしまいました。
「ねえ、あなた。願い事がかなうって、本当かしら?」
「さあ、どうだろうね。まあ、明日になればわかるさ」
夫婦はそう言って、さっさとベッドに入って寝てしまいました。
次の日の朝。
だんなさんがパソコンを開くと持ち株が売り気配になっていました」。
だんなさんはつい、一人言を言いました。
「やれやれ、また塩漬けが増えたか。
たまには、大化け株を持ちたいものだ」。
すると不思議な事に、売り気配だった株が寄って、買い気配になってストップ高買い気配。
「おお、これは素晴らしい」
だんなさんは喜びました。
今度はおかみさんが言いました。
「何をしているのよ! まったく、あんたって人は本当に考えなしね。これで願い事が一つ、無駄になったじゃないの!」
「何を言う。無駄なんかじゃないぞ。ストップ高の株を持てたじゃないか」。
「ストップ高が何よ! そんなもの、たった1銘柄じゃない。全部ストップ高すればいいのに」。
すると持ち株の株価がピョコンと跳び上がって、みなストップ高になりました。
「あっ!」
だんなさんは株を売ろうとしましたが、しばらく持っていた株に思いが湧いてきました。
「アレもコレも残したい」。
すると、ストップ高していた株は一斉に値を下げ売り気配に。
「アレ、元の黙阿弥で何も利食いがなくなっちゃった」。
パソコンの画面は何もなかったかのようにひっそりと点滅しています。
「やれやれ、これで前と一緒だ。
でもよかった。君たちがいなくなってしまうとさびしいからね」。
うれしそうに言うだんなさんを見て、おかみさんは頭をかきながらニッコリ微笑みました。
「あなたってば、本当に欲がないんだから。
・・・でも、まあいいわ。
お金持ちにはなれなかったけど、株を楽しむことが続けられるのだから」。
二人が見つめた株価は、今まで見た事がないほど、とても輝いていたそうです。
おしまい
(兜町カタリスト櫻井)
04月08日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
8日の東京株式市場は続落後、下値模索の展開となりそう。
円高が一段と加速し、ドル円はNY時間で一時107円台に突入。原油価格が下落し、欧米株も下落とリスクオフの様相が強まっている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所終値比285円安の1万5445円。同清算値にサヤ寄せしてのスタートとなろう。
日経平均株価予想レンジは、1万5300円−1万5700円を想定する。
安寄りした後はドル円の動向に大きく左右される展開となりそうだが、足元の為替の荒い動きを見ては、突っ込み買いも期待しづらいところではある。
主要外国証券経由の注文動向は、売り860万株、買い870万株で、差し引き10万株の買い越し。買い越しは4営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、不動産、ゲーム、電機、ゴム、化学、サービス、情報通信など。買いセクターに、銀行、証券、電機、自動車、小売、REIT、サービス、薬品、農林水産、その他製品など。
【注目の材料銘柄】
■ビックカメラ <3048>
上期経常を30%上方修正・5期ぶり最高益更新へ。
■シーシーエス <6669> [JQ]
オプテックス <6914> が同社に対してTOB(株式公開買い付け)を実施し、子会社化を目指す。TOB価格は1400円、買付期間は4月8日から5月25日まで。なお、TOB成立後も同社の上場は維持する方針。また、オプテックス・エフエー <6661> [JQ]と画像処理LED照明事業で業務提携をする。
■セルシード <7776> [JQG]
15年12月3日付で医薬品医療機器総合機構に提出後取り下げていた、食道再生上皮シートの治験届を再提出した。
■マーベラス <7844>
スマートフォン向けアクションRPGゲーム「スマッシュドラグーン」を今春から配信する。配信に先駆けて7日からAndroid版のオープンβテストを実施。
【予定】
04月08日(金)
【国内】
2月国際収支(8:50)
3月消費動向調査(14:00)
3月景気ウォッチャー調査(15:00)
オプションSQ
《決算発表》
久光薬、ユニーGHD、福岡リート、島忠、サカタのタネ、チヨダ、オンワードHD、DCM、竹内製作、マニー、ワキタ、コシダカHD、パソナ、明光ネット、サムティ、薬王堂、マルゼン、ブロッコリー、大有機、ファーストコポ、エコス、デザインワン、マックハウス、Fブラザース、フェリシモ、ハブ、IGポート、ANAPなど
《新規上場》
丸八HD
【海外】
仏2月鉱工業生産(15:45)
英2月鉱工業生産・貿易収支(17:30)
ブラジル3月消費者物価(21:00)
米2月卸売在庫(23:00)
休場:インド
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
7日のNYダウ工業株30種平均は反落した。終値は前日比174ドル09セント安の1万7541ドル96セントだった。原油安などで高値圏にあった米株式には目先の利益確定を目的とした売りが優勢だった。ダウ平均は下げ幅を231ドルまで広げる場面もあった。
NY原油先物相場は一時1バレル36ドル台後半まで下げ、欧州主要国の株価指数も軒並み下落し、景気動向に敏感な金融株を中心にして幅広い銘柄に売りが広がった。
一時1ドル=107円台後半と、約1年5カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けた。低金利のため投資資金の調達先としてリスク資産への投資が活発になるときに売られやすい円が、このところ急伸していることも市場心理に影を落とした。
ナスダック総合株価指数は大きく反落し、前日比72.349ポイント安の4848.366で終えた。アップルやマイクロソフトなど時価総額の大きい主力ハイテク株に売りがかさみ、指数を押し下げた。
業種別S&P500種株価指数は全10業種が下落した。「金融」の下落率が最も大きかったほか「IT(情報技術)」や「電気通信サービス」の下げも目立った。
個別では米銀大手のJPモルガン・チェースが安い。株主総会の招集通知で会社分割の可能性を却下し、株主に反対票を投じるように呼びかけたが、相場全体の下げにつれて売りが優勢だった。
3月の売り上げが増収で人員削減を含むリストラ策を公表した女性下着メーカーのエル・ブランズも下落。金融のゴールドマン・サックスや通信のベライゾン・コミュニケーションズなども売られた。
一方で、カナダの製薬バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルが高い。債権者から融資にかかわる契約修正や権利放棄の承認を取り付けたと発表し、当面の債務不履行(デフォルト)が避けられたことが買いを誘った。
航空機・機械のユナイテッド・テクノロジーズやマクドナルドも高い。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,541.96 −174.09
S&P500種
2,041.91 −24.75
ナスダック
4,848.366 −72.349
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物(円建て)は大幅反落。6月物は前日比300円安の1万5445円で引けた。同日の大取終値を285円下回った。
世界的な景気動向への懸念に加え米市場では円高が一段と進んだ。米株式相場も下落し日経平均先物にも売りが波及した。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
15445 ( -285 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
15495 ( -235 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
日経平均は為替をにらんで一進一退の動きを続けながらもプラスを確保し、続落は7日でストップした。
市場関係者からは「7日の東京外国為替市場では、円相場が1ドル=108円台後半と、14年10月以来、約1年5日月ぶりの高値水準に一気に上昇した。しかし、後場の東京株式市場では、医薬品、建設、情報・通信、陸運など内需系銘柄が底堅い動きを示した。
ただ、引け後に発表されたファストリの決算は、上期(9-2月)の着地が33.8%営業減益で、通期見通しを下方修正し減配も発表と、なかなかショッキングな内容で少なからず明日の市場にも影響を及ぼしそうだ。
明日(8日)の東京株式市場は、週末控えのポジション調整の売りが想定されるうえに、外国為替市場での円高・ドル安進行に歯止めが掛からないことから、輸出関連の主力銘柄を中心に売りが優勢となることが予想され、日経平均株価は反落となりそうだ。
寄り付いて以降、値を戻す動きが見られるかどうかを注視しておきたい。
突っ込みは思い切って拾ってみる場面だろう。
04月07日個別銘柄情報
個別銘柄情報を4銘柄更新しました。
[3242]アーバネットコーポレーション
[6186]一蔵
[3137]ファンデリー
[7564]ワークマン
04月07日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
7日の日経平均株価は8営業日ぶりに小幅に反発した。前日比34円48銭高の1万5749円84銭で終えた。
米株高の流れを受け、日経平均は前日まで7日続落した反動で23円高からスタートした。
内需関連に押し目買いが入って相場を押し上げた。一方、円高・ドル安進行で輸出関連には売りが続いて上値は限られた。
為替市場で1ドル=108円台まで円高が進んだことが重しとなり、寄り付き後は度々マイナスに転じる場面があった。
ただ、年金による買い観測に加え、内需・ディフェンシブ関連株が買われたことから、円高が進行するなかで底堅さを見せた
7日付の日本経済新聞朝刊で「セブン&アイは中核子会社の社長交代が取締役会で提案される」と伝わり、午前にセブン&アイの株価は一時8.6%下落した。その後、取締役会での社長交代の否決と、セブン&アイの鈴木敏文会長の退任意向が伝わると買い戻され、後場は下げ幅を急速に縮めた。
JPX日経インデックス400は3日ぶりに反発した。終値は前日比52.67ポイント高の1万1484.43だった。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反発し、4.89ポイント高の1272.64で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆898億円だった。売買高は21億1241万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1023と全体の52.4%を占めた。値下がりは776、変わらずは151銘柄だった。
個別では、ソフトバンクやKDDIが上昇した。小野薬やエーザイ、ペプチドリームが上げた。国際石開帝石や三井物も上昇した。gumiが値を飛ばし、ウェルネット、日本カーバイド工業が買われた。
一方、トヨタや富士重が下落した。ファストリや三越伊勢丹も下げた。三井住友FGや第一生命は下落した。大和工業が急落、すかいらーく、カシオ計算機も大幅下落。
東証2部株価指数は8日ぶりに反発した。大引けの2部指数は、前日比14.85ポイント高の4197.63となった。個別銘柄ではぷらっと、ケイアイ不、ベネ・ワン、Cラオックスや象印が上げた。一方、技研製作所、ヨシックス、サイバーコム、朝日インテクや技研製が下げた。
【新興株大引け】
日経ジャスダック平均株価は8営業日ぶりに小幅反発した。終値は前日比1円3銭高の2364円80銭だった。日経平均株価も8営業日ぶりに反発するなど、前日の米株式相場や原油先物相場の上昇を受けて市場心理の悪化が一服した。個人投資家を中心に値動きの軽い新興株を物色する動きが広がった。ただ、外国為替市場で1ドル=108円台まで進んだ円高・ドル安が新興市場でも重荷となり、午後のジャスダック平均は伸び悩んだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で368億円、売買高は9181万株だった。個別銘柄ではテイツーがストップ高。ジオネクストは一時ストップ高と値を飛ばし、カルナバイオやサン電子、リプロセルが上昇した。半面、ニューテック、大和コン、IGポート、アイサンテクやEAJ、セリアが下落した。
東証マザーズ指数は大幅に続伸した。終値は前日比46.93ポイント高の994.86だった。英子会社とアイルランド製薬大手のアラガンとの提携を発表したそーせいがストップ高まで上昇し、指数をけん引した。そーせいの急伸を受け、個人の買いがバイオ関連株に幅広く波及した。アカツキもストップ高。ファーストコーポ、アンジェス、グリーンペプタイやジグソーが上昇し、ミクシィ、PRTIMES、エクストリームや5日上場のHyAS&Cが下落した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
15,749.84 |
34.48 |
日経平均先物 |
15,730.00 |
-10.00 |
TOPIX |
1,272.64 |
4.89 |
TOPIX先物 |
1,274.50 |
6.00 |
東証2部指数 |
4,197.63 |
14.85 |
JASDAQ |
2,364.80 |
1.03 |
マザーズ |
994.86 |
46.93 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2112410 |
2089898 |
東証2部 |
52940 |
11320 |
04月07日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
7日午前の日経平均株価は続落した。前日比39円40銭安の1万5675円96銭で前場を終えた。円高・ドル安を嫌気し、自動車株や機械株などの輸出関連株の下げが目立った。方向感の乏しい展開を続けた。
円相場に神経質な展開が続いた。朝方の財務省幹部の円高けん制発言を受け円相場が伸び悩んだ場面では日経平均も一時上げに転じたが、買い手控えムードは依然として強い。
前日までの7日続落を受けて目先値ごろ感と6日の米株高や米原油先物相場の上昇を受け、三菱商など資源関連株に見直し買いも観測されたが、外国為替市場で1ドル=109円20銭前後まで円高が進行していることを受け、輸出主力株中心に冴えない動きを強いられている。前場段階で売買代金は1兆円を下回った。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で9982億円だった。売買高は10億6364万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は968と全体の49.7%を占めた。値上がりは821、変わらずは158銘柄だった。
個別では、トヨタや日産自、富士重が下落した。ファストリやファナックも下げた。三井住友FGや第一生命保険が売られた。大和工業が大幅安、マネーパートナーズグループの下げも目立つ。中核子会社の社長交代が取締役会で提案されると伝わったセブン&アイが安い。一方、ソフトバンクやKDDIが上昇した。村田製作所も大幅上昇、NTTドコモも買いが先行している。国際石開帝石や三井物は上げた。武田や小野薬も上昇した。ペプチドリームが堅調、JCRファーマも値を飛ばした。
東証2部株価指数は8日続落した。前引けの2部指数は、前日比1.82ポイント安の4180.96となった。個別銘柄では技研製作所、サイバーコム、ヨシックス、ラオックスや象印が下げた。一方、日本精機、サーラ住宅、アートSHDやAGCapが上げた。
【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日に比べ3円88銭高い2367円65銭だった。新興市場でも個人などの買いが先行した。ただ、円相場が約1年5カ月ぶりに1ドル=109円台前半まで上昇し、日経平均株価も前引けにかけ下げに転じた。上値では戻り待ちの売りも出て、日経ジャスダック平均は前引けにかけて伸び悩んだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で218億円、売買高は6026万株。個別銘柄ではジオネクスト、アビックス、カルナバイオやリプロセルが上昇し、3月の既存店売上高の増加を好感してマクドナルドが買われた。半面、ニューテック、ケイブ、サン電子やトレイダーズ、メディシノバが下落した
東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比34.33ポイント高い982.26だった。
そーせいがストップ高となる前日比3000円(21%)高の1万7180円まで上昇し、指数をけん引した。
ファーストコーポ、ソネットメディア、ジグソーやモルフォ、サンバイオが上昇した。一方、PRTIMES、インベスCやミクシィ、5日上場のHyAS&Cが下落した。
04月07日 相場概況(寄り付き後)
[寄り付き概況]
日経平均は反発で始まり、その後は下げに転じてきている。米株高の流れを受けて買い先行の展開に。前日まででアベノミクス初の7日続落となっていたこともあり、日柄的にも自律反発が期待されやすいところ。一方で、円高が重しになることから、自律反発の域は脱せない状況になっている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も一進一退で推移した。
セクターでは石油石炭、情報通信、陸運、サービス、建設、医薬品、海運、鉱業などがしっかり。半面、小売が下落率トップのほか、証券、保険、鉄鋼、非鉄金属、銀行、機械、輸送用機器などが冴えない。
マツダや富士重が自動車株が下げた。三菱UFJや三井住友FGが下落した。中核子会社の社長交代が取締役会で提案されると伝わったセブン&アイの下げが目立つ。
一方、国際石開帝石や石油資源が上げた。NTTドコモやKDDIが上昇した。2016年3月期の連結純利益が従来予想を上回ったと伝わったOLCは上げた。
225先物はシティ・クレディ・メリル・JP・日興・UBSが買い越し。
ニューエッジ・ドイツ・バークレイズ・SBI・野村・GSが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・みずほ・ソジェン・日興・モルスタ・JPが買い越し。
メリル・バークレイズ・ニューエッジ・GSが売り越し。
テクニカル的には九電工(1959)、東京個別(4745)が動兆。
<兜町カタリスト>
「成長」
日経新聞左肩の連載「市場の力学」のスタートは月曜日。
第1回目は「荒れる相場、変動率が支配」。
変動率をモノサシに投資するファンドも資産総額は約130兆円に及ぶ。
日本の公募投信の残高を上回る規模だ。
金融危機をきっかけに急速に普及したリスク管理手法。
「これがかえって市場を不安定にした」。
安全志向の高まりが不安定な相場を生む皮肉。
投資手法の高度化が進んでも、リスクは形を変えて市場につきまとう。
第2回目は「熟練トレーダーAI参上」。
株価が適正価格以下になったと判断したら、
自動で株式を買うシステムを開発したSMBC日興。
同社のエクイティ本部長のコメント。
「機械が支配する市場で先を行くには機械が必要」。
機械が支配し始めた投資の世界の先がけが超高速取引。
米投資会社の1238日の取引で1237勝1敗という数字。
99円の買いと100円の売りの同時商い。
スピードだけが左右するが論理は昔の場立ちの商いみたいなもの。
まだ相場観というには遠いのだろうか。
3日目は「スター銘柄どこ行った」。
「成長への夢よりも、配当を通じたリターンを追う時代が訪れようとしている」。
ストラテジストのコメント。
しかし・・・。
「マイナス金利下で投資先をみつけにくい時代。
原石を見抜く目が一般の投資家に求められる」。
論理は機械とヒューマンに平等になっているが、どうも洗脳されそうな特集である。
一方で成長というのをまざまざと見せてくれたのは日本セラミック(6929)。
たまたま鳥取に行くので思いだしたが、20年ほど前に一度だけ訪問したことがある。
鳥取空港から車で行った山の中の旧本社はそれこそ町工場。
「空港の滑走路の脇に鳥のセンサーがあったでしょ。
あれがうちの製品」と創業社長。
それが今は赤外線センサーで国内9割、世界6割のシェア。
超音波センサーでも世界的な企業に育った。
防犯向けセンサー、車載向けに超音波センサー、LED照明用モジュールなどに拡大。
創業者の谷口社長の名言。
「金がなきゃ遣わなきゃいい、自分で作りゃいい。
日本がダメなら世界で売りゃいい」。
「適正価格を確保しなければ、お客様に納得していただけるような商品は作れません。
最高の製品を適正な価格で提供することが、私たちの使命です」。
「とにかくウチの製品はすごいんだ」と言われて20年。
やはり企業は成長するもの。
因みに寿スピリッツ(2222)も鳥取県米子市に本社がある。
(兜町カタリスト櫻井)
04月07日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
7日の東京株式市場は、しっかりの展開となりそう。
欧米株はそろって上昇。欧州は薬品株の上昇がけん引し、米国は原油高でエネルギー株が上昇し、FOMC議事録内容も好感された。
日経平均株価予想レンジは、1万5500円−1万5900円を想定する。
直近7日間で1400円を超える下げを演じていることから、短期的なリバウンドを狙う買いも流入するとみられ、売り買いが交錯する場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半と円高に振れている。一段の円高進行による業績への影響を警戒する動きが出そうだ。引き続き為替相場にらみの流れは続くだろう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り880万株、買い1350万株で、差し引き470万株の買い越し。買い越しは3営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、精密、鉄鋼、不動産、通信、REIT、薬品、銀行、証券、小売、電機、情報通信など。買いセクターに、銀行、証券、化学、自動車、食品、小売、精密、商社、サービス、建設など。
【注目の材料銘柄】
■東京個別指導学院 <4745>
16年2月期の経常利益(非連結)は前の期比28.6%増の22.2億円になり、17年2月期も前期比17.1%増の26億円に伸びを見込み、10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。同時に、今期の年間配当は前期比2円増の26円に増配する方針とした。
■技研製作所 <6289> [東証2]
16年8月期第2四半期累計(15年9月-16年2月)の連結経常利益は前年同期比54.0%増の25.9億円に拡大し、従来予想の22.2億円を上回って着地。
■サーラ住宅 <1405> [東証2]
サーラコーポレーション <2734> が7月1日に株式交換で同社を完全子会社化する。同社株1株に対してサーラ株1.30株を割り当てる。同社は6月28日付で上場廃止となる見込み。
■Hamee <3134>
従来無配としていた16年4月期の期末一括配当は3円(前期は1→4の株式分割前で無配)実施する方針とした。
■サンバイオ <4592>
外傷性脳損傷を対象とした再生細胞薬「SB623」の臨床試験について、日本での実施許可がおりた。同試験は米国で既に開始しており、国内治験者の組み入れにより早期製品化を目指す。
【予定】
04月07日(木)
【国内】
日銀支店長会議
さくらレポート
3月都心オフィス空室率(11:00)
《決算発表》
Jフロント、7&iHD、OSG、ファミリーマート、ファーストリテ、KG情報、北雄ラッキー、シーズメン、ワンダーCO.、メディアドゥ、創 通、トーセ、クリーク&リバ、放電精密、エコトレディン、くろ工、タカキュー、リンガハット、ポケットC、UCS、毎コムネット、インテリックス、AIT、乃村工、テーオー、カンセキ
【海外】
ECB理事会の議事要旨(3月10日開催分)
仏2月貿易収支(15:45)
米2月消費者信用残高(8日4:00)
イエレンFRB議長がパネル討議に参加(8日6:30)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
6日のNYダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発し、前日比112ドル73セント高の1万7716ドル05セントで終えた。
原油相場の上昇を受けて欧州株が全面高となり、米国株にも買いが先行した。
原油相場の上昇を好感した買いがシェブロン、エクソンなどのエネルギー株を中心に入った。ファイザー株などヘルスケア銘柄も大きく上げ、相場全体を底上げした。
FOMC議事録の発表を控えて揉み合う場面も見られたが、午後にかけて上げ幅を拡大した。FOMC議事録では経済見通しの下振れリスクが残るなか、4月の利上げは利上げを急いでいるとの不適切な印象を与えることになると数人の委員が主張したことが好感され、発表後も堅調推移となった
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前日比76.783ポイント高の4920.715で終えた。昨年12月31日以来の高値となった。
セクター別では公益事業を除いて全面高となり、医薬品・バイオテクノロジーやエネルギーの上昇が目立った。
合併見送りを発表した製薬大手のファイザーとアイルランドの同業アラガンが上昇。2015年12月〜16年2月期決算が市場予想を上回ったビール・ワイン大手のコンステレーション・ブランズも高かった。
メルク、クレジットカードのビザ、アップルなどが堅調だった。
一方、ゼネラル・エレクトリック(GE)やゴールドマン・サックス、保険のトラベラーズなどは売りが優勢だった。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,716.05 +112.73
S&P500種
2,066.66
ナスダック
4,920.715 +76.783
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は6営業日ぶりに反発した。6月物の終値は前日比130円高の1万5745円だった。6日の大阪取引所の終値を5円上回った。
米国市場で原油先物や株式相場が上げたのを受けてリスク資産に資金が流れ込み、日経平均先物も買われた。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
15745 ( +5 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
15790 ( +50 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
今日は、ドル円が一時109円台に突入した動きを受けて、大幅安もあるかと思っていたが、日経平均株価はそれほど下げず、小幅安で終えた。しかし底堅いと言える動きではなく、特に後場は市場参加者が不在と思えるほど動意が少なかった。
今日唯一好感できる動きがあったのはマザーズ指数がプラスで終えたことで、為替に落ち着いた動きが見られれば、中小型株は明日以降、仕切り直しで堅調な動きに戻ると考える。
明日(7日)は、今日まで日経平均株価が7日続落となったことで、市場には売り飽き気分も浮上しており、自律反発する可能性が高いだろう。今日も、前場引け間際から後場前半の時間帯を中心に、日経平均株価は前日比プラス圏で推移し、一時前日比95円高まで買い進まれる場面もあった。
ただ、外国為替市場で、円高・ドル安が進行する場面では、売り直される傾向が続いている。
04月06日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
6日の日経平均株価は7日続落し、終値は前日比17円46銭安の1万5715円36銭だった。年初来安値を付けた2月12日以来およそ2カ月ぶりの安値を付けた。
7日続落は2012年11月13日まで7日続落して以来、3年5カ月ぶりで安倍晋三首相による経済政策が株高の原動力となった「アベノミクス相場」で初めてとなる。
前日の欧米株市場が総じて軟調だったほか、外国為替市場では円買いが進み、海外で一時1ドル=110円を割り込む急速なドル安・円高となったことを受けて買いが手控えられた。
ただ、前日までの6日間で日経平均は約1400円の下落をみせていたこともあって、突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いが下値を支え、途中プラス圏で推移する時間帯も長かった。後場は株価指数先物を絡めたインデックス売りが重荷となり漸次水準を切り下げ、引け際に下げ渋ったもののプラス圏には切り返せなかった。
市場では「手掛かり材料が乏しく、持ち高を大きく傾けにくい」との声があった。
6日午前には中国メディアの財新と英マークイットが発表した3月の中国の非製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月から改善した。中国景気の不透明感が和らいだ場面もあったが、買いは続かなかった。
JPX日経インデックスは小幅に続落した。終値は前日比8.63ポイント安の1万1431.76だった。東証株価指数(TOPIX)も小幅に続落し、前日比0.62ポイント安の1267.75で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆1149億円、売買高は21億4727万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1083、値上がりは730、変わらずは137だった。
個別では、円高で収益圧迫の懸念が強まった三菱ケミHDや三井化学が安い。5日に16年3月期に約670億円の減損損失を計上すると発表した国際石開帝石も売りに押された。セブン&アイ・ホールディングスが軟調、村田製作所も冴えない。東洋電機製造、トクヤマが急落、マネーパートナーズグループも大幅安となった。
半面、5日に開いた事業説明会をきっかけにインド事業の成長期待が高まったスズキは大幅に上昇した。トヨタ、日産自、ホンダも上げた。経営統合に向けた協議を始めると発表したDCMとケーヨーも高い。ペプチドリームもしっかり。武田薬品工業も買いが優勢だった。九州電力、北海道電力が大幅高、アダストリアも値を飛ばした。
東証2部株価指数は7日続落した。大引けの2部指数は、前日比18.19ポイント安の4182.78となった。
個別銘柄ではサンコーテクノ、RVH、象印、日精機が売られた。一方、サイバーコム、朝日インテク、アートSHD、サイオス、瑞光が上げた。
【新興株大引け】
日経ジャスダック平均株価は7日続落した。終値は前日比14円68銭安い2363円77銭と、3月1日以来約1カ月ぶりの安い水準を付けた。7日続落は2015年7月22〜30日以来となる。株式相場全体の地合い悪化を映し、新興市場でも個人投資家などによる換金目的の売りが優勢だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で440億円で、3月3日以来約1カ月ぶりの少なさだった。売買高は1億5742万株だった。
個別銘柄では大和コン、ウイルプラスHD、EAJ、サン電子やフィスコが下落した半面、IGポート、ニューテック、テイツーがストップ高。日本ISKやDガレージが上昇した。米企業との共同研究契約を結んだと発表したヘリオスや、3月の既存店販売が堅調だったセリアも買われた。
東証マザーズ指数は反発し、終値は前日比4.75ポイント高い947.93だった。上場2日目のHyAS&Cは公募・売り出し価格(公開価格、950円)の2.9倍となる2750円で初値を付けたものの、前場中ごろから売りが優勢になり、終値は初値比で制限値幅の下限(ストップ安)となる2250円だった。個別銘柄ではシリコンスタジオ、PRTIMES、エクストリームがストップ高。そーせいやジグソーが上昇した一方で、INSPECがストップ安。イントランス、アカツキやグリンペプが下落した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
15,715.36 |
-17.46 |
日経平均先物 |
15,740.00 |
10.00 |
TOPIX |
1,267.75 |
-0.62 |
TOPIX先物 |
1,268.50 |
0.50 |
東証2部指数 |
4,182.78 |
-18.19 |
JASDAQ |
2,363.77 |
-14.68 |
マザーズ |
947.93 |
4.75 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2147270 |
2114933 |
東証2部 |
50150 |
12882 |
「輪唱」
輪唱というのがある。
「かえるのうた」とか「カッコウ」などが代表的な曲。
合唱で、同一の旋律を二つ以上の声部が一定の間隔をおいて追いかけるように歌うこと。
あるいは・・・。
それぞれのグループを多少ずらして同じ旋律と歌詞を歌いハーモニーを楽しむもの。
特に学校で、あるいは子供たちの集まりで盛んに歌われる。
学校などでの輪唱はほほえましいが、これが株価の紙芝居となると不愉快になる。
どうも罫線の輪唱が市場で起きているような気がする。
1月第4四半期初かつ新年の売りスタート。
4月第1四半期新年度の売りスタート。
25日線からの5%上下かい離の旋律。
こちらは対位法といってもいいかも知れない。
対位法とは・・・。
2つ以上の声部の旋律を、それぞれの声部が対等に独立性を持つように作曲する技法。
それぞれのパートは、メロディーと和音という構造ではない。
カノンやフーガのように独立した旋律を持つ。
対位法よりも輪唱と言った方がわかりやすいが・・・。
NY株に対する強気アノマリー。
S&P500指数で見てみると・・・。
2月11日に昨年5月の過去最高値2130ポイント→1828ポイントまで下落。
下落率は8.7%となったが、3月にはプラス圏を回復した。
第2次世界大戦以降S&Pが第1四半期に5%以上下落。
その後3月までに下落分を完全に埋めたのは過去9回。
今年で10回目になった。過去9回のS&Pの平均騰落は平均でプラス2.2%。
このアノマリーの結果は年末まで待たなければならない。
ただ懸念される企業収益。
S&P500の前第3四半期は前年同期比0.8%減と6年ぶりの減益。
前第4四半期は2.9%減。
エネルギー関連の減益(75%減益)を除けば3%程度の増益だった。
今期第1四半期は6.9%減、第2四半期は1.9%の減益と4半期連続の減益見通し。
ただ第3四半期は5%増益、第4四半期は10.6%増益。
これを背景に米株は強いとも言えるのだろう。
円高進行で減益見通しの日本との差はここにある。
期末の株価の鈍さの原因をGPIFのリバランスに求める声もある。
それは「パッシブ売りのアクティブ買い」との指摘。
これを巻き戻してくれても仕方がなかろう。
そのGPIFの2015年度運用報告を7月29日にすると予定を変更。
もともとは7月3日や10日の予定だったのの後ろ送り。
その途中に参院選をはさんでの動きとなった。
「過去最大の損失」なんて活字が出ないようにとの配慮だとしたら情けない。
「いろいろ報告するものがあるので遅れる」なんて理由は理由にもならない。
期初から出鼻をくじかれたのは95年と一緒。
期初の21年ぶりの下げ幅というのは95年以来ということになる。
その95年の日経平均は7月の安値から12月には6000円以上の上昇となった。
前にも後にも気の長いアノマリー。
「ガリガリ君値上げのCMを見て下さい」と市場関係者。
(CMは下の方に出ています)。
「こんな国の株価がひとり負けなんてあっちゃいけないとつくづく思うはずです」。
御意。
(櫻井)
04月06日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
日経平均株価は反発した。午前終値は前日比44円31銭高の1万5777円13銭だった。
朝方は売り買い交錯で始まり、その後は強弱感が対立するなか方向感に乏しい展開となったが、後半になって買いに厚みが加わった。
中国メディアの財新と英マークイットが6日午前に発表した3月の中国の非製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月から改善し、中国景気の不透明感が和らぎ株価を支えた。
前日までの6日続落で日経平均が大きく値下がりしていた反動もあって買いが入った。6日の東京市場で急速な円高進行が一服したのも、企業の輸出採算悪化への懸念の後退につながった。
ただ、上値を買う動きも限定的で値動きは重く、値下がり銘柄数が値上がりを上回るなど、地合いはそれほど良くないようだ。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も反発した。
午前の東証1部の売買代金は概算1兆367億円、売買高は11億2771万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は846、値下がりは958、変わらずは145だった。
個別では5日に経営統合に向けた協議を始めると発表したDCMとケーヨーが上昇した。2016年3月期に約670億円の減損損失を計上すると発表した国際石開帝石のほか、トヨタや日産自、マツダも高い。三井住友フィナンシャルグループなどメガバンクもしっかり。武田薬品工業も買い優勢。九州電力など電力株が物色人気を集めたほか、アダストリア、トーセイなどの上げ足も目立つ。
半面、5日に発表した2017年2月期の業績見通しが慎重だと受け止められたスギHDが安い。NTTドコモやソフトバンクなど通信株の一角が売りに押された。
パナソニックが安く、村田製作所も冴えない。ペプチドリームが軟調、マネーパートナーズグループも朝高後に急反落となった。
東証2部指数は7日続落した。前引けの2部指数は、前日比33.36ポイント安の4167.61となった。
個別銘柄ではRVH、象印、日本精機、ベネ・ワンが売られた。一方、サイバーコム、瑞光、サイオス、神島化学工業、アートSHDが買われた。
【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比14円90銭安の2363円55銭だった。新興市場でも運用リスクを回避するための売りが優勢だった。投資家心理の悪化に加え、相場の上昇をけん引するような買い材料の乏しさも重荷だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で260億円、売買高は8035万株。個別銘柄では大和コン、3Dマトリックス、EAJ、サン電子やフィスコが下落した半面、ニューテックがストップ高。日本ISKやDガレージが上昇した。
東証マザーズ指数は続落した。前引けは前日比0.87ポイント安い942.31だった。個別銘柄ではイントランス、アカツキ、リボミック、グリンペプが下落した。一方でエクストリームがストップ高。シリコンスタジオ、アイビーシー、そーせいやブランジスタは上昇した。
上場2日目のHyAS&C(6192)が公募・売り出し価格(950円)の2.9倍となる2750円で初値を付けた。前引けは2301円だった。
04月06日 相場概況(寄り付き後)
【10時の概況】
6日10時現在の日経平均株価は前日比51円50銭安の1万5681円32銭で推移。
朝方は底堅い展開で始まった。企業業績の鈍化懸念が強く次第に売りが優勢になった。
「前日まで6日続落した反動で、押し目買いが入った」と指摘する。だが、企業業績への懸念で「積極的に上値を追う買いは期待できない」という。5日の欧米株式相場の下落も日本株の重荷になっている。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も下げ、10時過ぎに一段安となっている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6083億円、売買高は6億7065万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1299、値上がりは525、変わらずは124だった。
業種別では33業種中7業種が値上がり。1位は空運で、以下、鉱業、ゴム製品、精密機器と続く。値下がり上位には電気・ガス、倉庫・運輸、水産・農林が並んでいる。
日経平均マイナス寄与度は11.37円の押し下げでファストリがトップ。以下、KDDIが8.83円、ソフトバンクが6.71円、NTTデータが4.31円と続いている。
プラス寄与度トップは京セラで、日経平均を6.82円押し上げている。次いでスズキ <7269>が2.90円、武田が2.39円、TDKが2.35円と続く。
トヨタが下げに転じる場面があった。富士重も安い。5日発表した2017年2月期の業績見通しが慎重だと受け止められたスギHDも安い。半面、米政策会社の抗エイズウイルス(HIV)薬を国内で販売する見通しとなった鳥居薬が上昇した。自動車株のなかではスズキが高い。
日本郵政が堅調。ファミリーマートと業務提携すると発表した。
両社はゆうパックの受け取りやゆうちょATMの設置で協力してきたこれまでの関係を強化する。日本郵便との取り組みについては、国内外のファミリーマート店舗を基点として配送する「越境eコマース」サービスや宅配ロッカー「はこぽす」の設置を進める。
東証2部指数は7日続落した。象印、朝日インテク、日精機が下げ、サイバーコム、瑞光が上昇した。
225先物はニューエッジ・バークレイズ・三菱・フォリップ・日産・SBIが買い越し。
ドイツ・モルスタ・岡三・みずほ・ソジェン・メリルが売り越し。
TOPIX先物はHSBC・メリル・ニューエッジ・みずほ・パリバが買い越し。
UBS・野村・JP・バークレイズが売り越し。
テクニカル的には、アダストリア(2685)、東洋紡(3101)に注目。
<兜町カタリスト>
「稼ぐ力が減った日本企業と割安感との拮抗」
NYダウは133ドル安の17603ドルと続落。
世界的株安傾向や本格的な決算発表を控えての利食い売りが背景との解釈。
過去7週間で13%上昇していたS&P総合500種は1.01%下落した。
楽しみにしていたISMの非製造業総合指数は54.5と、前月の53.4から上昇。
市場予想の54.0をわずかに上回った。
景気指数は59.8と、前月の57.8から上昇。
市場予想の57.4を上回り、昨年10月以来の高水準となったがほとんど影響なし。
株式にしても為替にしても市場は経済指標を気にする。
スケジュールを相場解釈の理由にする。
しかし結果についての反省などは見られないことが多いから不思議なもの。
所詮、経済指標は通過することが大切な数字と認識した方が負担は少なかろう。
IMFラガルド専務理事のコメント。
「政策当局がより強力な手段を打ち出さなければ世界の経済成長に対するリスクが増大する」。
これを景気不安材料視したという声もある。
ドル円は一時110円を割り込み1年5か月ぶりの安値を付ける場面があった。
安倍首相のウォール・ストリート・ジャーナルのインタビュー。
「通貨安競争は絶対避けなければならない。
恣意的な為替市場への介入は慎まなければならない」が背景とされる。
ただむしろ材料は商務省が表した2月の貿易収支。
赤字額が前月比2.6%増の470億6000万ドル。
市場予想の462億ドルを上回ったことがドル安の原因となり円高にむかった。
そう考える方がまだマシだし説得力はある。
6日続落のあとのSQ週の荒れる水曜日。
頼みの綱のマザーズ指数も昨日は6%安と四面楚歌の状態。
松井証券信用評価損益率速報でも売り方マイナス4.218%、
買い方マイナス15.589%と圧倒的売り方有利の状態。
空売り比率も一昨日から40%台に乗ってきた。
日経VIもプットの商いが増加しており28.07まで上昇。
不穏な状態は継続。
「売りが売りを呼び罫線の姿の悪化から負の連鎖が加速」という声も聞かれる。
「日銀や政府の対策催促」という指摘も見られる。
しかしいつまでも他人頼りだからこそ、外から見透かされるというのがこの市場の弱点だ。
シカゴ225先物の終値は15615円。
安値は15535円まであったから15500円割れ覚悟という値動き。
ただ相場にはリズムがある。
投資心理は悪化しているが7日続落を容認できるほどまででもなかろう。
ドル円の一時109円台は大きくクローズアップされようか。
ドル売り株売りというAI的シナリオと人間的な相場循環リズムとの戦いの日となろうか。
昨日の日経平均株価は390円45銭安の15732円82円と6日続落。
寄り付きは79円04円安だったので語呂は「泣く投資」。
よくない数字とストボの実況でいったが、語呂合わせ通りになってしまった。
6日続落は年初以来。
4月の3日で1011円の下げとなった。
2月12日の時は4日で2412円の下げ。
年初は1月12日まで6日続落で1815円の下げ。
どこか似ていると言えば似ている。
日経平均株価の25日線は1月21日にマイナス11.67%(日経平均16107円)、
2月12日にマイナス11.87%(同14592円)。
今日はマイナス6.9%(同15732円)で多少のりしろはある。
25日線からのかい離だけで見ればまもなく反発と期待したいところ。
200日線からのかい離がマイナス15%台と中途半端ではある。
問題は・・・。
米経済好調→NY株高→円高トレンド→日本株安という二律背反のシナリオが主流である点。
この是正がなされないといつまでも振りまわされることになる。
一目均衡の雲の下限16128円は下抜けた。
勝手雲は13日に黒くねじれそうな気配とあまり良い構図ではない。
JPX400指数のPERは13.48倍。
東証1部全銘柄の加重平均利回りは2.23%。
株式予想益回りは6.72%、PBRは1.04倍。
日経の「株年初から17%下落」の指摘はトヨタのPBR0.96倍。
アベノミクススタート以来「初の1倍割れ」。
稼ぐ力が減った日本企業と割安感との拮抗。
「構造改革にしびれを切らした海外マネーの流出」。
なんて言われると、そうかなと錯覚しがちだが、構造改革はテーマではなかろう。
単純に四半期の期初に売らなければいけないマネーがあるという方がわかりやすい。
それよりもやはり成長力をイメージできる銘柄を抽出することが必要だろう。
日経全面広告ではメディネット(2370)。
コピーは「免疫が変えるがん治療の世界」。
因みにバックミラーのように過去の結果論を遡れば・・・。
日経平均の25日移動平均線は3月14日にプラス5.49%。
日経平均は17233円だった。
その後の安値は昨日の15698円で下落幅1535円。
その前は11月9日にプラス5.89%。
日経平均は19642だった。
その後の安値は2月12日14952円で下落幅4690円。
結局25日線のプラス5%以上のかい離で売るというセオリーは今のところ効いている。
次に5%プラスかい離したときの教訓になるかも知れない。
「呪縛解放投資戦略」の第1鉄則?
しかし5%もかい離すると心理は「ホッ」ではなく「イケイケ」になっているのだろう。
この心理の綾が相場観を間違えさせてくれるから厄介なもの。
昨夜の安部首相は六本木の鳥料理「鶏匠たけはし」で秘書官らと3時間以上滞在。
いかにも長い時間であやしさがある。
月曜は虎ノ門の「アンダーズタヴァン」で塩崎厚労相と世耕官房副長官。
こちらは2時間弱だからフツーのミーティングだったのだろう。
相場は安部首相とオバマ会談の前後での株安。
たぶんキーポイントは先週の訪米だったと考えるのがうがちすぎだろうか。
「円高容認、消費増税延期なし」など想像は広がる。
覚えておきたいのは世界の軍事費。
総額186兆円で1位はアメリカの5969億ドル(2.4%減)。
これは世界の軍事費の36%。
2位中国2150億ドル(7.4%増)。
3位サウジ872億ドル(5.7%増)。
4位ロシア664億ドル(7.5%増)。
日本は500億ドル程度というのが実態。
多いと見るか少ないと見るかだが・・・。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
エイジア(2352)・・・動兆
エイジアに注目する。
同社はネット・メールの販売支援パッケージが中核。
LINE関連。
将来予測エンジンやIoT、ビッグデータ関連に期待感。
04月06日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
6日の東京株式市場は、シカゴ日経平均先物の円建て清算値(1万5615円)にサヤ寄せする動きが先行するとみられ下値を探る展開となりそう。
日経平均株価予想レンジは、1万5450円−1万5800円を想定する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半で推移している。NY外国為替市場では一時109円台後半を付ける場面があり、対ドルでの円高進行を警戒して輸出関連株の買いポジションを減らす動きが強まる可能性もありそう。
また、中国で日本時間の午前10時45分に、3月財新・中国サービス業PMIの発表を控え、模様眺め気分が広がることも想定される。
ただ、昨日まで6日続落で日経平均株価が合計1401円安と急落したことに対する反動から自律反発の動きも期待したいところである。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1150万株、買い1400万株で、差し引き250万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、薬品、保険、機械、銀行、証券、電機、陸運、サービス、小売、REITなど。買いセクターに、銀行、小売、食品、機械、電機など。
【注目の材料銘柄】
■新日本科学 <2395>
再生医療支援を展開するリジェネシスサイエンスと業務提携。リジェネシスサイエンスに安全性試験、海外展開、知財管理、経営支援など総合コンサルティングサービスを提供するほか、500万円を出資する。
■ケーヨー <8168>
DCM <3050> と経営統合に向け協議。DCMホールディングスが同社を子会社とする方針で、17年4月末までの合意を目指す。同時に発表した17年2月期の業績予想では、経常39%増益を見込んだ。また、中期経営計画も策定。2021年2月期に売上高1800億円(2016年2月期実績は1577億円)、営業利益率3%を目指す。
■トーセイ <8923>
12-2月期(1Q)税引き前は79%増益で着地。
■サイバーコム <3852>
東証が12日付で市場1部に指定替えする。
■ヘリオス <4593>
米バイオ企業のユニバーサルセル社とライセンス契約に移行するオプション権を含む共同研究契約を締結。ユニバーサルセル社が持つ免疫拒絶反応を抑えた万能ドナー幹細胞の技術をiPS細胞に応用。免疫拒絶反応を抑えた再生医療等製品の開発を目指す。契約締結により、今期以降約2.6億円を販管費に計上する見込み。
【予定】
04月06日(水)
【国内】
2月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
エヌピーシー、ダイセキ、ダイセキソリュ、暁飯島、サーラ、東京個別、技研製、小津産業、パルコ、BS11
【海外】
中国3月財新PMIサービス業(10:45)
独2月鉱工業生産(15:00)
3月15・16日開催のFOMC議事録
《決算発表》
モンサント、ベッド・バス・アンド・ビヨンド
休場:タイ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
5日のNYダウ工業株30種平均は前日比133ドル68セント安の1万7603ドル32セントで終えた。下げ幅は2月23日以来ほぼ1カ月半ぶりの大きさだった。
欧州株や日本株が大幅安となったことが運用リスクを回避する動きにつながり、米国株にも売りが膨らんだ。
日経平均株価が2%あまり下げたほか、受注統計など景気指標の悪化を受けてドイツ株式指数(DAX)も2%超下げた。原油先物相場も軟調に推移する場面が目立ち、世界景気の先行き不透明感が意識された。
3月ISM非製造業景況指数が予想を上振れたことで下げ幅をやや縮小したものの、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が世界経済の見通しの引き下げを示唆したことが嫌気され、終日軟調推移となった。
ナスダック総合株価指数は同47.863ポイント安の4843.932で終えた。
セクター別では全面安となり、特に公益事業や銀行の下落が目立った。
前日夕に最高経営責任者(CEO)候補とされていた最高執行責任者(COO)が退任すると発表したエンターテイメントのウォルト・ディズニーが安い。米フットボールのストリーミングの権利を獲得したと明らかにしたツイッターは買いが先行したが、続かなかった。
ファイザーとの合併で合意している製薬のアラガンは、米政府が企業の租税回避を制限する規制案を発表し、大幅下落。一方、アラガン買収がなくなれば、当面の財務への負担は軽くなるとしてファイザーは買われた。
ダウ平均の採用銘柄ではボーイング、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)もしっかり。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,603.32 −133.68
S&P500種
2,045.17 −20.96
ナスダック
4,843.932 −47.863
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は5日続落し、期近物の終値として2月12日以来の安値をつけた。6月物は前日比480円安の1万5615円で取引を終えた。5日の大阪取引所の終値を115円下回った。世界景気の減速懸念を背景に米株とともに売られた。外国為替市場で円高が進んだことも弱材料になった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
15615 ( -115 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
15665 ( -65 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
4月に入って3営業日で日経平均の下げ幅は1000円を超えた。ちなみに今年1月4日から6日までの3営業日の下げは約842円で、気味の悪い急落をみた年初の時よりも厳しい下げとなっている。
1401円安と急落したことに対する反動から自律反発の動きが想定される。
ただ、外国為替市場での円高進行に明確な歯止めが掛からない限り、買いの勢いは限定的となりそうだ。
今晩のNYダウや原油相場の動向が注目されるほか、米3月ISM非製造業景況感指数や米2月貿易収支の発表があり、その結果も関心を集めそうだ。
米国経済指標が円高一服の材料となってくれることを期待するのみで、さらなる円高進行となれば、あすは15500円割れからその下を意識しておく局面もあるだろう。
東証が5日発表した1日申し込み時点の信用取引の買い残高は2兆7555億円と、3月
25日申し込み時点に比べ765億円増加。信用売り残は前週比828億円少ない5564億
円でした。
【注目の開示銘柄】
■DCMホールディングス [3050]
千葉県中心のホームセンター、ケーヨー(8168)と経営統合に向けた協議を始めると発表。ホームセンター業界の競争が激化するなか、規模拡大による事業基盤の強化を目指す。
DCMが株式交換方式でケーヨーを子会社とする方針で、2017年4月末までの合意を目指す。5日終値はDCMが764円(▲41)、ケーヨーが498円(▲11)。
■国際石油開発帝石[1605]
16年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来予想比6.9%増額するが、純利益は同50%減額し260億円とした。原油価格下落に伴い、生産中の鉱区などを査定した結果、事業用資産の回収可能評価額が簿価を下回り、特損が発生したという。5日終値は778.0円(▲33.9)。
■薬王堂[3385]
3月次業績速報を発表。既存店ベースでは売上高が前年同月比7.3%増。客数は6.3%増、客単価も0.5%増だった。5日終値は3080円(▲60)。
04月05日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
5日の日経平均株価は6日続落し、前日比390円45銭安の1万5732円82銭で終えた。年初来安値を付けた2月12日以来、約2カ月ぶり安値を付けた。
6日続落は、年初の1月4日から12日まで下げて以来、約3カ月ぶり。外国為替市場で1ドル=110円台後半に円高・ドル安が進行し、企業業績への影響を懸念した売りが幅広い銘柄に出た。
終始売り優勢の展開で、日経平均株価は寄り後も漸次水準を切り下げる展開。後場に入って下げ幅を広げ、安値圏に近い水準で着地した。
NY原油先物相場が時間外取引で軟調に推移したことも世界経済の成長減速懸念を強め、投資家が運用リスクを避ける目的の売りを急いだ。主力株の日立、住友電などには断続的な売りが出て、時価総額の大きい銀行や証券など金融株、商社株も大幅に下げた。一方、景気に業績が左右されにくい水産や医薬品の一角は底堅い値動きだった。
JPX日経インデックス400は反落。終値は前日比302.93ポイント安の1万1440.39だった。東証株価指数(TOPIX)は反落し、34.34ポイント安の1268.37で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆2797億円。売買高は22億3387万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1896と2月9日以来、約2カ月ぶりの高水準で、全体の約97%を占めた。値上がりは43、変わらずは11だった。
個別では、原油安を嫌気して資源開発大手の国際石開帝石や石油元売り大手のJXが大幅安となった。3月の既存店売上高と客数が減少したファストリも下げた。トヨタ自動車、三菱重やクボタ、スズキ、マツダの下げも目立つ。キーエンス、ファナックも安い。メディカルシステムネットワークが急反落、さくらインターネット、KLabも大きく下落した。一方、前日に決算を発表したキユーピーが大幅高。ソフトバンクとソニーは逆行高となり、大東建の上げが目立った。アダストリアも買われた。日本水産、東洋紡なども物色人気となった。
東証2部株価指数は6日続落した。大引けの2部指数は、前日比90.93ポイント安の4200.97となった。個別銘柄ではサイバーコム、省電舎、アートSHD、ラオックスと象印が下げ、一方、ぷらっと、エリア、土木管理試験所、ヨシックスと指月電が上げた。
【新興株大引け】
日経ジャスダック平均株価は6日続落した。終値は前日比39円30銭安い2378円45銭だった。運用リスクを避けるための売りが新興株市場でも膨らんだ。市場では「個人投資家が主力株の取引で生じた損失を補うため、テーマ物色で買っていた中小型株に利益確定の売りを出した」との声があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で630億円、売買高は1億2806万株だった。個別銘柄ではフジタコーポ、昭栄薬品、トレイダーズHD、サン電子やカルナバイオ、プロパストが下落した。半面、大和コン、プラザクリエがストップ高。EAJや3DM、ラクオリア創薬は上昇した。
東証マザーズ指数は大幅に反落した。終値は前日比59.97ポイント安い943.18だった。そーせいは大幅に反落し、前日比1390円安い1万3930円とこの日の安値で引けた。売買代金は概算で1937億円と2014年12月2日以来およそ1年4カ月ぶりの水準に膨らんだ。個別銘柄ではアカツキ、グリーンペプタイ、MRTがストップ安。ジグソーやエボラブルA、サイバダインが下落した。一方、mbs、ジェネパ、エクストリーム、INSPECがストップ高。アンジェスやリボミック、シリコンスタが上昇した。
きょう東証マザーズに新規上場したHyAS&Cは、買い気配のまま上場初日を終えた。大引けの気配値は公開価格(950円)の2.3倍にあたる2185円と上限まで切り上げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
15,732.82 |
-390.45 |
日経平均先物 |
15,730.00 |
-320.00 |
TOPIX |
1,268.37 |
-34.34 |
TOPIX先物 |
1,268.00 |
-29.00 |
東証2部指数 |
4,200.97 |
-90.93 |
JASDAQ |
2,378.45 |
-39.30 |
マザーズ |
943.18 |
-59.97 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2233870 |
2279710 |
東証2部 |
80150 |
16386 |
04月05日個別銘柄情報
個別銘柄情報を3銘柄更新しました。
[8946]ASIAN STAR
[9928]ミロク情報サービス
[3154]メディアスホールディングス
「日々是新」
日経平均株価は昨日まで5日続落。
年初の6日続落に並ぶところまできました。
ただTOPIXは5日ぶり反発。
東証1部の単純平均株価は13.79円高の2553円21銭と反発。
単に日経平均株価だけが売られたという印象はぬぐえません。
加えてザラ場32%まで上昇した恐怖(VIX)指数も大引けでは25.63%まで低下。
ややチグハグ感が漂いました。
株価下落の材料を海外に求めがちなのが東京市場。
でも日経平均採用銘柄のEPSは日々低下してきました。
昨年12月7日に1270円をつけたのが昨日段階で1115円。
日経平均は12月7日が19698円で昨日が16123円。
下落幅は3575円。
EPSの低下は155円ですからPER15倍と計算して2325円。
考えてみれば企業業績悪化での下落が65%、その他要因が35%の比率。
65%をあまり語らず35%の中の米金利や原油・中国動向などばかりを解釈しての相場推移。
本質を離れ皮相的で大きな声で語られる現象だけを見つめると
こういうことになってしまうのかも知れません。
因みに日銀はJPX400中心にETFの購入を始めました。
NYダウの除数0.2程度に対し除数が25にもなっている日経平均の成長性よりも
JPX400の成長性の方が高いと読んだのでしょうか。
いずれにしても・・・。
2000年の銘柄入れ替えで除数がいきなり10から21まで上昇したという歴史の日経平均。
それよりはJPX400、あるいはTOPIXの方が相場実感は伴っているような気がします。
日経平均はNYダウと同じようなものとはいいながらNYで凝視されるのはS&P500指数。
同じ指数でも氏素性が違うことは明らかなのでこの差異を明確化することは必要でしょう。
興味深いのは相場の時間軸。
今年初めて3日続伸したのは3月3日。
それよりも遅かったのは95年の3月6日。
4月1日新年度初日の日経平均株価は594円安と今世紀最悪の新年度の幕開け。
それ以前の最悪はやはり95年の4月3日の758円安でした。
機会が歴史を学び過去の紙芝居チックな動きを取られると考えるなら、その通りを真似た展開。
株価は「日々是新」な筈ですが、実は過去の絵解きをしているというパラドックス。
過去に例を見ない展開でなければ機械の呪縛から解放されないのだとしたら、
これは結構大変なことです。
相手の術中にはまらずの戦うためには日々是新。
その方が過去の饒舌未来の寡黙よりは気分がよさげですが・・・。
(櫻井)
04月05日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
5日午前の日経平均株価は続落し、前日比353円46銭安の1万5769円81銭で終了。
引き続き買い手控えムードの強いなか下値模索を余儀なくされ、日経平均は取引時間中としては3月1日以来、約1カ月ぶりとなる1万6000円台割れとなった
一時1万5758円まで下落し、取引時間中では2月24日以来、約1カ月ぶりの安い水準を付けた。
外国為替市場で1ドル=110円台まで円高・ドル安が進行し、輸出採算の悪化などによる企業業績への影響を懸念した売りが幅広い銘柄に出た。
今後発表される主要企業の今期(2017年3月期)見通しが慎重な内容になるとの懸念が広がった。
MY原油先物相場は時間外取引でも下値を模索しており、世界経済の成長が鈍化するとの懸念を強めている。資源開発大手の国際石開帝石が大幅安となり、資源安が業績の下振れ要因となっている商社株も軟調で、三菱商と三井物の下げが目立った。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆500億円、売買高は10億8551万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1871と、全体の約96%を占めた。値上がりは62、変わらずは15銘柄だった。
個別では、3月の既存店売上高と客数が減少したファストリは下落。今期(17年3月期)の減益観測が伝わった三菱マが下げた。富士通や三菱重が売られ、メガバンクの三菱UFJとみずほFGの下げが目立った。メディカルシステムネットワークが急反落、サイバネットシステム、さくらインターネットなどの下げも目立つ。
一方、決算を発表したキユーピーは大幅高。ソフトバンクと大東建は上げた。東洋紡、アコム、日本水産なども上昇した。
東証2部株価指数は続落。前引けの2部指数は、前日比78.97ポイント安の4212.93となった。
個別銘柄では省電舎、アートSHD、サイバーコム、ラオックスと象印が下げ、一方、RVH、MV西日本、ぷらっと、指月電が上げた。
【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は6日続落した。午前の終値は前日に比べ31円62銭安い2386円13銭だった。外国為替市場で進んだ円高・ドル安を受けて日経平均株価が大幅安となり、投資家心理が悪化した。相場全体の地合い悪化のなかで、個人投資家などが中小型株に目先の利益を確定する目的の売りを出した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で404億円、売買高は8505万株。個別銘柄では昭栄薬品、フジタコーポ、サン電子やトレイダーズ、カルナバイオが下落した。半面、プラザクリエ、3Dマトリックス、EAJやラクオリア、3DMが上昇した。
東証マザーズ指数は大幅に反落した。前引け時点は前日比60.71ポイント安の942.44だった。個別銘柄では、そーせいやジグソー、グリンペプなど主力株が軒並み下落した。Aiming、アカツキ、MRT、エボラブルアジア急落した。上昇はエクストリームがストップ高。ジェネパ、APLIX、シリコンスタなど9銘柄にとどまった。
04月05日 相場概況(寄り付き後)
【10時の概況】
日経平均株価は前日比247円57円銭の1万5875.70円で推移している。
一段安となり、前日比の下げ幅は一時、300円に迫った。
外国為替市場で円相場が1ドル=110円台を付けるなど円高・ドル安が進行しており、輸出採算の悪化などによる企業業績への影響を懸念した売りが広がった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を拡大している。
円相場の一段高を受け、今後発表される主要企業の今期(2017年3月期)見通しが慎重な内容になるとの懸念が強まり、投資家の心理は冷え込んでいる。ニューヨーク原油先物相場が時間外取引で、1バレル35ドル台で下値を模索する値動きになっていることも、買い手控えムードを強めた。
業種別では33業種中31業種が下落し、上昇は水産・農林、医薬品の2業種のみ。値下がり1位は鉱業で、以下、銀行、石油・石炭、鉄鋼、ゴム製品、証券・商品と並ぶ。
東証1部の売買代金は概算で6369億円、売買高は6億7037万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は1780と、全体の9割超を占めた。値上がりは123、変わらずは45だった。
日経平均マイナス寄与度は37.65円の押し下げでファストリがトップ。以下、KDDIが32.71円、ファナックが13.34円、東エレクが7.22円と続いている。
プラス寄与度トップはソフトバンクで、日経平均を3.41円押し上げている。次いで塩野義が2.82円、エーザイが2.51円、アステラスが2.16円と続く。
個別では、ブリヂストンと富士通は下げ幅を拡大し、KDDIとNTTドコモも一段安。原油安が嫌気され、国際石開帝石とJXは日中の安値圏で推移している。
一方、楽天とソニーは上げ幅を広げた。医薬品の塩野義と小野薬は前日終値を上回って推移している。
<兜町カタリスト>
「シルレル」
フィンテックに関する事実と誤解。
自民党は金融とITを融合した「フィンテック」の促進を政府に求める提言をまとめた。
「日本発のフィンテックが世界で拡大、成長していくことを目指すべきだ」と指摘している。
しかし・・・。
このフィンテックというものの正体は、シリコンバレーとウォールストリートの対決。
シリコンバレーはウォールストリートに生息する旧来型の金融機関の解体が狙い。
そしてウォールストリートはフィンテックこそ自分たちの未来の領域と意気込む。
まさに呉越同舟の感。
ウィール街解体を目指すものに乗るウィール街というパロディでもある。
この帰趨が決着したときに残るものが金融の勝者かというとまたそうでもない。
15年前にネット証券の企画担当で画策したのは手数料の引き下げ競争。
目論見通りに安くなりすぎるほどになった。
証券会社の機能はリテールではほぼ発注機能だけが残ったことになる。
次の段階で起こるベきことは、過多な手数料競争による証券会社の自然淘汰。
これが残念ながらまだ起きてはいない。
そしてその先に見据えていた未来の最終段階は「ネットからヒューマンへ」。
そろそろ投資家層もふれあいを求めてきている気がする。
「株屋さんの話は聞きたくない」から「誰かと話したい」への移行。
この流れをゲットできれば、次の10年で勝てる証券会社ができるのだろうと思う。
それは無機質なシステムだけでなく、ヒューマンな部分を持った証券会社。
コスト競争の次はおそらく未来透視競争になる筈。
ところで・・・。
ITバブルや不動産バブルの崩壊を予言したエール大学のロバート・シラー教授。
コメントは「米国株はとても割高だが、投資を止めるべきでもない。
発案した『CAPEレシオ』は20倍台半ば。
株式投資のリターンとしては5%と物足りない。
しかし米10年物国債利回りが2%以下に下がっている中では魅力的」。
日本株のCAPEは1990年前後に100倍近くで世界最高記録となった。
当時日本経済に最も強気だったのは日本人。
だからこそバブルが起きた。
過去20年の平均から見れば、現在のCAPEの水準は高くない。
買いのタイミングだろう。
欧州も悪いニュースが多いが、株価は割安だ」。
現在、日本経済に最も弱気なのは日本人という気がするが・・・。
因みにCAPEレシオとは・・・。
CAPEでは過去10年間の平均利益に物価変動を加味した値を一株利益として指数を算出。
景気循環の影響を調整した株価の割高、割安を見ることができることも特徴の一つ。
景気変動調整後のPERとも言われる。
CAPEでは割高、割安の分岐点は25倍程度と言われている。
26倍を超えたのは、
(1)1929年の大恐慌直前
(2)2000年4月にはじけたITバブル
(3)2008年のサブプライムローン・バブル
ところで・・・。
以下は株式市場の傾向。
株価が上がる始めるまで市場参加者は見向きもしない。
商いの薄さや業績の不満足感を漂わせるコメントばかり。
しかし上がり始めるとマーケットはその銘柄に気がつく。
あちらもこちらも一気にそのテーマや材料を囃したて多くの場合は過熱感。
そして信用規制が入り一端相場は終焉。
でも本物はここで押しても規制などお構いなし。
「我こそはテンバーガー」と糸の切れた凧のように上がり続ける。
でもこうなると、最初に付けた人たちはもう株価についていけない。
だからさらに上がる。
手替わりが何度か行われると、さすがに過熱に気がつきようやく相場も沈静化。
これがフツーの相場なのだろう。
買って売ってさらに上がれるとまた買うことはできない投資心理。
つまり銘柄の成長は1幕のドラマであり売ったあとはいつもエピローグ。
プロローグよりも前日練習などで訓練すればエピローグを迎えるのも先になるのかも知れない。
多くの人に気がつかれるまで我慢できるか、あるいは恐怖の絶頂の高値で持ち続けられるか。
究極の選択ではあるが、どちらかに参加しないことには、市場に乗ることはできないもの。
《兜町むかし話》
「売り声」
むかしむかし。
きっちょむさんと言う、とてもゆかいな人がいました。
ある日の事。
きっちょむさんはふるいを仕入れると、町へ売りに行きました。
久しぶりに町へ来たので、どの道順で売り歩いたらいいのか分かりません。
するとそこへ、一人の魚売りがやって来て、
「ええ、魚はいらんかなー、魚はいらんかなー」
と、大声で売り歩いたのです。
「よしよし、あの魚売りの後ろからついて行けば、うまい具合に町を一巡り出来るだろう」
そこできっちょむさんは、魚売りの後ろをついて歩きました。
まず魚屋が、
「魚、魚はいらんかなー」
と、言うと、きっちょむさんがあとから、
「ふるいー、ふるいー」
と、続けるのです。
「魚はいらんかなー」
「ふるいー」
「魚はいらんかなー」
これを聞いた町の人は、くすくすと笑い出しました。
なぜなら、二人の売り声を続いて聞いていると、
「古い魚は、いらんかなー」
と、聞こえるからです。
これでは、魚が売れるはずがありません。
そこで魚屋は、きっちょむさんにお金を渡して、帰ってもらったのです。
それから数日後、きっちょむさんはメガネを仕入れると、また町へ売りに行きました。
このときは株屋さんが株を売り歩いているのに出会いました。
今度は、この株屋さんの後をついてメガネを売り歩く事にしたのです。
株屋さんが、
「株はいらんかなー」
と、言うと、きっちょむさんは、
「めがね─」
と、売り声をあげます。
「株はいらんかなー」
「めがね─」
「株はいらんかなー」
これを聞いた町の人は、またくすくすと笑い出しました。
なぜなら、二人の売り声を続いて聞いていると、
「芽がねえ(無い)、株はいらんかなー」
と、聞こえるからです。
これでは、株が売れるはずがありません。
そこで株屋さんもまた、きっちょむさんにお金を渡して、帰ってもらいました。
株屋さんに勝てるきっちょむさんはひょっとすると最高のファンドマネジャーかも知れません。
おしまい。
(兜町カタリスト櫻井)
04月05日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
5日の東京株式市場は、弱含みの展開か。軟地合いのなか様子見気分が広がりそうだ。
外部環境からは新たな買い材料に乏しく、円高進行は市場全体の重しとなる。
日経平均は前日終値近辺で寄り付いた後は、為替や休場明けの中国株にらみの展開となりそうだ。節目の1万6000円はサポートにはなると考える。
昨日、一目均衡表の雲を下に抜けており、上値の重さも意識される局面。上にも下にも行きづらく、指数は小動きを予想する。
日経平均株価予想レンジを1万5900円−1万6200円想定。
主力の大型株を避けて、値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かうとみられる。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1610万株、買い1620万株で、差し引き10万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、通信、機械、電機、精密、鉱業、情報通信、食品、小売、電子機器など。買いセクターに、自動車、化学、薬品、その他製品、その他金融、電機、REITなど。
【注目の材料銘柄】
■エコス <7520>
前期経常を45%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■バイテックH <9957>
パナソニック <6752> と資本業務提携。パナソニックグループが調達する部材や原材料の調達関連業務を行う。資本面では子会社PTTの19.99%の株式をパナソニックに譲渡する。
■3DM <7777>
米国子会社が出願していた自己組織化ペプチド技術について、心臓の組織再生による心疾患の治療に関する特許が日本で成立。同特許は心疾患に起因して損傷を受けた組織部位に対し、細胞増殖のための3次元足場構造を構築する自己組織化ペプチド組成物を用いた処置法に関するもの。
■ラクオリア <4579>
マイケル・J・フォックス財団パーキンソン病研究機関から「5-HT4部分作動薬」の米国医師主導治験への助成金を受けることが決定。3年間で総額86万8000ドル。
■エボラブルA <6191>
訪日旅行事業とITオフショア事業の営業拠点として、米シリコンバレーに支店を設立。
【予定】
04月05日(火)
【国内】
2月毎月勤労統計調査(9:00)
3月日経PMIサービス業(11:00)
10年国債入札
《決算発表》
サンエー、スギHD、エスプール、バイク王、川口化、瑞光、フロイント、東洋電、マルカキカイ、ハイデ日高、ケーヨー、トーセイ
《新規上場》
HyAS&C
【海外】
豪2月貿易収支(10:30)
豪州準備銀行理事会(金利発表、13:30)
インド準備銀行金融政策決定会合(金利発表、14:30)
独2月製造業受注(15:00)
ユーロ圏2月小売売上高(18:00)
米2月貿易収支(21:30)
米3月ISM非製造業景況指数(23:00)
休場:台湾
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
4日のNYダウ工業平均は反落した。前週末比55ドル75セント安の1万7737ドル00セントで終えた。新規の買い材料に乏しく、軟調な原油や商品相場が重しとなる一方で、好調な雇用統計や製造業景況指数を受けて米国経済への楽観的な見方から下値も限定的だった。しかしながら、引けにかけてやや下げ幅を拡大する展開となった。
市場では「3月の雇用統計の発表を終え、投資家の関心は来週から始まる米主要企業の1〜3月期決算に向かっている」との指摘があった。
原油先物相場は需給懸念が引き続き重荷となって下落。原油安は米株式市場でも嫌気され、石油のシェブロンや建機のキャタピラーが売られた。
ナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反落。終値は同22.747ポイント安の4891.795ポイントとなった。
セクター別では、ヘルスケア機器・サービスや医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で自動車・自動車部品や耐久消費財・アパレルが下落した。
半導体・太陽光技術メーカーのサンエジソンは破産申請の検討が報じられ、株価が半減した。外部記憶装置・通信機器のブロケード・コミュニケーションズはラッカス・ワイヤレスの買収を発表したが財務負担を警戒する売りに押された。出版大手のタイムも一部で「米ヤフーの中核事業の買収を検討」と伝わり債務面の不安から下げた。
フェイスブックやマイクロソフト、スポーツ用品のナイキ、グーグルを傘下に持つアルファベットも安い。
一方、米中堅航空会社のヴァージン・アメリカが高い。同業のアラスカ航空への身売りを好感した買いが入った。製薬のファイザーやメルク、アップルがしっかり。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,737.00 −55.75
S&P500種
2,066.13−6.65
ナスダック
4,891.795−22.747
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は4日続落し、6月物は前週末比65円安の1万6095円で取引を終えた。期近物の終値として2月末以来ほぼ1カ月ぶりの安値をつけた。4日の大阪取引所の終値は45円上回った。原油安を背景に米株が下げ、投資家心理が悪化した。取引材料に乏しく動意薄の展開になった。この日の6月物安値は1万6020円、高値は1万6230円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16095 ( +45 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16150 ( +100 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
週明けの市場は日経平均が5日続落。と小幅安。下げて戻してまた下げて、引けにかけてはやや戻してと、方向感が定まらない動きだった。
日足一目均衡表の雲下限を意識した動きが見られるかと注目していたが、同水準は抵抗となった格好となり、きょうの下落で雲の中から下に抜けた。さらなる下振れが警戒される動きではある。
ただ、きょうの安値は早い時間につけ、節目の16000円は一度も割り込まなかった。また、TOPIXはプラスで終え、新興市場の強い動きは継続するなど、悪くはない動きも見られる。
あすは海外からの材料が少ないことに加え、きょうの東京株式市場が微妙な動きとなったことで、引き続き不安定な展開が想定される。
足元マクロ経済や円高が日本株の警戒材料となっていることを考えると、FOMC(26〜27日)や日銀金融政策決定会合(27〜28日)が控える4月下旬まで、はっきりしない地合いが続く可能性もあると考える。
04月04日個別銘柄情報
個別銘柄情報を3銘柄更新しました。
[6264]マルマエ
[3022]山下医科器械
[3031]ラクーン
04月04日 相場展望(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
4日の日経平均株価は5日続落し、前週末比40円89銭安の1万6123円27銭と3月1日以来およそ1カ月ぶりの安値水準で終えた。
きょうの株式市場は方向感が定まらず、気迷い相場の様相を呈した。
外国為替市場で円高・ドル安が進み、企業の輸出採算が悪化するとの見方から投資家心理が悪化した。下げ幅は朝方に一時130円を超える場面があった。
前週末1日発表の3月の米雇用統計は堅調だった半面、早期の利上げに踏み切れるほどの内容ではないとの見方が広がった。円相場は1ドル=111円台前半まで円高・ドル安が進んで投資家がリスク回避姿勢を強め、主力の輸出関連株を中心に売りが出た。
日経平均は上げに転じる場面もあった。前週末1日まで4営業日の下げ幅が970円に達していたため、目先の戻りを期待した買いが入った。1万6000円を前した底堅さを確認し、投資家の警戒感が和らいだ面もあった。前週末のニューヨーク原油先物相場の急落を受け、原油安で恩恵を受ける銘柄への買いも支えとなった。
しかし買いは続かなかった。「前週末終値を上回った場面での戻り待ちの売り圧力が強く、次第に上値の重さが意識された」との見方があった。
市場エネルギーは不足するなかも小型株が買われるなど、全体の地合い自体は悪くなかった。
JPX日経インデックス400は5営業日ぶりに反発し、前週末比4.92ポイント高の1万1743.32で終えた。東証株価指数(TOPIX)も5営業日ぶりに反発。終値は1.31ポイント高の1302.71だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆896億円。売買高は20億6849万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は600と全体の30%強にとどまった。値上がりは1251、変わらずは99銘柄だった。
個別ではトヨタや日産自、マツダの主力の自動車関連株に売りが膨らんだ。ブリヂストンや浜ゴムのゴム製品株も下落した。TDK、エス・エム・エス、ワコムの下げも目立つ。
日経平均への影響度が大きいファストリも下げた。
一方で景気変動の影響を相対的に受けにくいとされる内需・ディフェンシブ株には買いが目立った。第一三共や小野薬の医薬品株が上昇。JTや味の素の食品株の一角も上げた。
メディカルシステムネットワークが連日のストップ高に買われ、マネーパートナーズグループも商いを伴い急伸。日本水産が値を飛ばしたほか、サンケン電気、JPホールディングスなども物色人気となった。
東証2部株価指数は5日続落した。大引けの2部指数は、前週末比2.20ポイント安の4291.90となった。
個別銘柄では富フロンテック、宮入バル、バナーズ、ラオックスやアルチザが下げた、一方、省電舎や象印、三住道路、トレックスセミが上げた。
【新興株大引け】
日経ジャスダック平均株価は5日続落した。終値は前週末比4円98銭安の2417円75銭だった。米アップルのiPhoneのロック機能解除の技術が注目されたサン電子が利益確定の売りで続落したことなどが指数を押し下げた。
ただ、「大型株の値動きが鈍るなか、個人投資家は動きの軽い中小型株を引き続き買っている」との声があり、バイオ関連株などを中心に上昇した銘柄も目立った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で630億円、売買高は1億1852万株だった。個別銘柄ではフジタコーポがストップ安。レーサム、SOLHD、アイサンテクやイリソ電子が下落した。半面、大和コン、EAJ、プラザクリエがストップ高。ニューテック、カルナバイオやメディシノバ、ハーモニックは上昇した。
東証マザーズ指数は反発した。終値は前週末比11.91ポイント高い1003.15と3月31日以来、2営業日ぶりに心理的な節目の1000を上回った。そーせいなどバイオ銘柄の上昇に支えられた。個別銘柄ではMDV、アンジェス、エボラブルアジア、ロゼッタ、mbs、INSPECなどがストップ高。グリンペプやナノキャリア、アンジェスが上昇した。半面、フュートレック、ケアネット、ブランジスタ、アカツキやジグソー、ミクシィが下落した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,123.27 |
-40.89 |
日経平均先物 |
16,050.00 |
-130.00 |
TOPIX |
1,302.71 |
1.31 |
TOPIX先物 |
1,297.00 |
-4.50 |
東証2部指数 |
4,291.90 |
-2.20 |
JASDAQ |
2,417.75 |
-4.98 |
マザーズ |
1,003.15 |
11.91 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2068490 |
2089618 |
東証2部 |
54940 |
15856 |
「62〜63%」
62%〜63%。
何のことかというと百戦錬磨の投資家さんと超ハイテク投資ソフトの勝率。
どちらも同じような勝率というのがこの数字である。
「たかが60%」と見る向きもあるだろう。
しかし、もしも65%を実現できたとしたら人知を超えたような素晴らしい成績。
もしも自分の勝率が常に60%を越えていたら自分で自分を誉めてあげるべき。
そしてたぶん他人にも誇れるだろう。
因みに下記のトラッキング。
先週末から「タッチ」(上昇率7%)が6個。
この6個になると相場が反落してきた歴史が約10年。
どんなに頑張っても10個にはならないし過去最高は8個。
やはり通常は6個で反落のアノマリーに従えばよいのだろう。
邪魔するのは「今回は違う」の思い。
どんなに「今回は違う」と思っても「今回は違った」ことはめったにない。
先日取材したオプトエレクトロニクス(6664)。
話題は決算短信の表現のむずかしさだった。
3月24日に発表された同社の第1四半期の決算短信。
「利益面では、売上高の増加に伴い、営業利益は1億83百万円(前年同期比20.3%増)
となったものの急激な円高の影響により、
経常利益は一億45百万円(前年同期比7.4%減)、
四半期純利益は67百万円(前年同期比28.8%減)となりました」。
これだけ読むと円高の影響が永続的に続き今後もたいへんなように読める。
しかし実際は・・・。
「2月の急速な円高の影響により、生産に係る外貨債権の為替差損が31百万円発生」。
というのが正しい解釈なのだろう。
そもそも同社は円高リスクを低下させるために海外生産を増加してきた歴史。
どうも不可解な数字と表現だった。
おそらく期すれの影響が大きく永続的なものではないと考えたいところ。
面白かったのは「IoTの未来」。
言いかえればFAの未来。
同社のバーコードリーダーが目指しているのはゲーム・端末・医療・工場生産など。
組み込み関連である。
そして自動車・電子部品・食品包装・マテハンなどのFAライン。
そして今後の方向はウェアラブルやセンサー。
AIだってIotだってターゲットとなってくる。
社会の変化はおそらく企業の変化につながるに違いない。
追加経済対策での話題はおそらく子育て関連。
まとめてみると・・・。
【育児サービス】
幼児活動研究会(2152)、JPHD(2749)、東海染工(3577)、明光ネット(4668)、サクセス(6065)、グローバル(6189)、ビジョン(7956)、東急(9005)、学研(9470)、ベネッセ(9763)、ステップ(9795)。
【資格支援等】
パソナ(2168)、テンプ(2181)、ヒューマン(2415)。
【家事代行】
ダスキン(4665)。
【宅配サービス】
セブンアイ(3382)、イオン(8267)。
【ベビー用品】
花王(4452)、西松屋(7545)、ピジョン(7956)、ユニチャーム(8113)。
(櫻井)
04月04日 相場展望(前引け)
【前引け概況】
4日の前場の日経平均株価は5営業日ぶりに反発した。前引けは前週末比33円63銭高の1万6197円79銭だった。前週末1日までの4営業日で970円下げていたため、目先の戻りを期待した買いが優勢になった。
為替相場のドル安・円高進行や、原油市況が再び下落基調を強めていることなどを背景にリスク回避の売り優勢でスタートしたものの、売り一巡後は空売り筋の買い戻しや値ごろ感からの押し目買いが入り、日経平均はプラス圏に浮上した。
米国で緩和的な金融政策は当面続くとの見方が円買い・ドル売りを誘い、円相場は1ドル=111円台半ばまで上昇。企業の輸出採算が悪化するとの懸念が膨らんだ。
自動車株の下げなどに反映されているが、注目された米3月の雇用統計が市場コンセンサスを上回ったことで全般は買い安心感も浮上している。上値は重い一方で、下値に対しても底堅かった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も5営業日ぶりに反発した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で9863億円、売買高は10億1445万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1433と全体の73%を占めた。値下がりは430、変わらずは87だった。
個別ではソニーが堅調、小野薬品工業も買い優勢。第一三共やエーザイの医薬品株に上げが目立った。メガバンクの三井住友FGや三菱UFJも買いが優勢。電機ではソニーやパナソニック、シャープが上昇した。日本水産が大幅高、メディカルシステムネットワークは連日のストップ高となった。ウェルネット、テクノスジャパンなども値を飛ばした。
一方でトヨタや日産自、マツダ、富士重工業などの自動車関連株に下げが目立った。値がさ株のファストリやKDDIも下落した。エス・エム・エスが急落、アルプス電気も売られた。
東証2部株価指数は5営業日ぶりに反発。前引けの2部指数は、前週末比11.92ポイント高の4306.02となった。
個別銘柄では省電舎、象印やローツェ、サイオス、トレックスセミが上げ、半面、大和、富フロンテック、技研製作所、アラオックスやベネ・ワンが下げた。
【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は反発した。午前終値は前週末比63銭高の2423円36銭だった。動きの軽い中小型株が多い新興市場に入りやすくなっている。前週末に大幅に続落した反動もあって、押し目買いも入りやすかった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で361億円、売買高は6666万株だった。個別銘柄ではニューテック、ナ・デックス、カルナバイオやリプロセル、メディシノバが上昇した。半面、フジタコーポ、レーサム、AKIBAHD、アパマンショやアイサンテク、レーサムは下落した。
東証マザーズ指数は反発した。午前終値は前週末比21.64ポイント高い1012.88だった。そーせいが5営業日ぶりに反発し、指数をけん引した。個別銘柄ではMDV、アンジェス、エボラブルアジア、INSPECがストップ高。サイバダイン、日本アクアが上昇した。半面、ケアネット、鎌倉新書、AMBIT、アカツキやジグソー、モルフォが下落した。
04月04日 相場展望(寄り付き後)
【10時の概況】
日経平均株価は前週末比25円01銭安の1万6139.15円で推移。
円高進行を受けた朝安後、心理的な節目の1万6000円を前に相場が底堅さを増し、運用リスクを回避する動きが弱まった。
1日までの営業日で970円下げていたため、下値では押し目買い意欲が根強い。一方で日経平均が上げに転じると戻り売りも出て上値を抑えている。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は上昇している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6389億円、売買高は6億8814万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1390と7割を超えた。値下がりは460、変わらずは100銘柄だった。
業種別では33業種中26業種が値上がり。1位は水産・農林で、以下、医薬品、食料、電気・ガスと続く。値下がり上位には輸送用機器、ゴム製品、証券・商品が並んでいる。
日経平均マイナス寄与度は27円46銭の押し下げでファストリがトップ。以下、KDDIが7.53円、トヨタが5.61円、ソフトバンクが5.41円、富士重 と続いている。
プラス寄与度トップはアステラスで、日経平均を4.51円押し上げている。次いで第一三共が3.79円、塩野義が3.65円、味の素が3.65円と続く。
個別では、原油安を受けて東電HDや関西電が上昇している。三菱商など商社株も高い。ソニーやパナソニック、シャープも上げている。値がさ株ではファナックが上げに転じた。一方でトヨタや日産自は下げ幅が拡大。ファストリも下げている。
東証2部株価指数は反発している。象印や省電舎が上昇し、フマキラやラオックスが下げた。
iPS細胞の研究試薬などを手掛ける創薬ベンチャーが依然として市場の注目度は高い。
そーせいグループが5日ぶり急反発したほか、サンバイオが一時10%を超える上昇。また、カルナバイオサイエンス、リプロセル、JCRファーマ、ペプチドリーム、ヘリオスなどバイオ関連株が買われている。
225先物はアムロ・メリル・ニューエッジ・三菱・日産・パリバが買い越し。
野村・バークレイズ・ドイツ・マネ・クレディ・大和・ソジェンが売り越し。
TOPIX先物はメリル・みずほ・大和・ソジェン・アムロ・ニューエッジが買い越し。
バークレイズ・三菱・モルスタ・野村・GS・JPが売り越し。
外資系等はすかいらーく(3197)、第一三共(4568)、インベC(1435)、フルヤ金属(7826)に注目。
テクニカル的にはユニゾHD(3258)に注目。
<兜町カタリスト>
「ないないシナリオ」
週末のNYダウは107ドル高の17792ドルと反発。
雇用統計の非農業部門雇用者数は21.5万に増で着地。
失業率は5%と悪化したものの背景は労働参加率の上昇であり懸念なく通過といった印象。
利上げに至る根拠を持てないものの景気の悪化を示すものではない。
この快適な状態が好まれた。
NASDQも5000ポイント目前、S&P500も今年の高値を更新中。
週間ベースはNYダウが1.6%、S&Pは1.8%、NASDAQが3.0%の上昇。
WTI原油先物は4%程度値下がりしバレル36.79ドルとなったが依然視野の外。
またISM製造業景気指数は51.8で着地。
新規受注が好調だったことで前月の49.5から上昇し、予想の50.7も上回った。
決算発表の時期となってきた。
第1四半期の1株利益について。
悪化もしくは市場見通しを下回ると予測している企業は103社。
改善もしくは市場見通しを上回ると予測した企業は26社。
予想PERは17.2倍。
「春の日の釣瓶落とし」なんて言葉はないが、日経平均は金曜まで4日続落。
しかも堅調な欧米株式と比較すると逆行安の展開。
為替の円高傾向による企業業績の悪化と言うのが売り材料との解釈。
悪役は外国人投資家。
年初から3月第4週までの売越額は総額5兆円超と暦年ベースで29年ぶりの規模。
市場は所詮ゼロサムゲームの世界だからどこがが良くなればどこかが悪くなる。
マネーの置き場として現在の東京株式市場は他市場と比較すれば、
消去法的にふさわしくないということになろうか。
4日(月)中国清明節(掃墓節)、5日(火)変化日、6日(水)ECB理事会、7日(木)新月、8日(金)SQ。
スケジュール的には5日の変化で反転というのが望ましい。
5日にトレンド加速、7日の新月で底打ちパターンとも考えられる。
因みに新年度初日に下落したのは4年連続。
「調整のシグナルは連続陰線か大きな陰線。
25日線割れと前日にサインはあった」と市場関係者。
「ただ、2月12日までの相場に比べれば大したことはないだろう」とも。
「週足はもう一段調整の可能性がありますが、月足が今月末に陽線となって終わるようなら、
まだ反発が続く可能性があります」とテクニカルアナリスト。
3日、4日というのが今年のリズムであり、5日連続というのは避けたいところ。
土曜の日経で塩崎恭久厚生労働相。
「80時間超える残業のある事業所に調査対象広げる」と表明。
長時間労働減らすよう監視強める方向を打ち出した。
そして電機大手などが人材不足のために初任給を2割程度引き上げるという方向も報じられた。
長時間労働など問題は多いことは事実。
しかしどうも「働くな」と霞が関が言っているとしか聞こえないのは気のせいだろうか。
日本経済はどうも休日が多くなってから衰退してきたような気がするのも錯覚だろうか。
というより・・・。
大切なのはたぶん今朝の日経朝刊の「経営の視点」。
「スマホアプリなど消費シーンの多くは無料化。
本当に欲しい商品にしか、購買意欲が高まらない構図」というのは当たっている。
ヒットのキーワードは「売れるか売れないかよりは面白いか面白くないかを追求」。
パンの表面がカラッ、中は水分たっぷりというトースターが売れているという。
販売している会社の社長のコメント。
「モノではなく、その先の体験にお金を支払っていることに気がついた」。
アップルが軟調でグーグルが好調という構図が象徴的だろうか。
モノという可視商品ではなくサービスやアプリ、ソフトという不可視商品の優勢。
モノづくりは、発展途上国、ソフト化製品こそ先進国の生きる道。
ここを読み間違えたのがシャープだろう。
いつまでもモノとかつくるにこだわると失敗する気がする。
この大きな構図の変化を株式市場は先取りしているのだろう。
米国訪問中の安倍晋三首相の消費増税見送りについてのコメント。
「延期をするためには法改正が必要となる。
「法改正」に初めて言及した。
言及したということは頭の中にあるということ。
そして衆院解散については「解散の『か』の字もない」。
増税しない、解散しない。
この「ないないシナリオ」がありそうな気がする。
明るいのはサウジアラビアのムハンマド副皇太子。
石油時代の終幕を視野に、2兆ドル規模の公共投資ファンドの設立を計画しているという。
悪いことばかりではない。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
メドレックス(4586)・・・動兆
メドレックスに注目する。
同社は香川県発の創薬ベンチャー。
経皮吸収型製剤技術が強み。
「ヨードコート軟膏」が好調。
消炎鎮痛貼付剤に期待感。
帯状疱疹後の神経とう痛治療薬MRX─5LBTを米国で臨床試験開始。
(兜町カタリスト櫻井)
04月04日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
4日の東京株式市場は、落ち着きどころを探るもみ合い展開となりそうだ。
日経平均株価予想レンジは、1万6000円−1万6400円を想定する。
前週末1日の日経平均株価は、3月調査日銀短観での景況感悪化が嫌気され594円安だった。売り一巡感から押し目を拾う動きがでることも期待される。
ただ、米雇用統計は予想を上回ったものの、早期利上げ観測が高まらず、為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ばと円高に振れている。前週末に続き、輸出関連株を中心に下値を探る動きとなる可能性もある。
原油先物相場も不安定な動きをみせてきており、上値の重しになるだろう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1180万株、買い850万株で、差し引き330万株の売り越し。売り越しは3営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、銀行、精密、その他製品、自動車、薬品、食品、機械、小売など。買いセクターに、商社、小売、食品、サービス、非鉄、薬品、電機、情報通信、保険など。
【注目材料銘柄】
■アダストリア <2685>
前期経常を13%上方修正。
■パイプドHD <3919>
今期経常は77%増で2期ぶり最高益、3円増配へ。
■大和コン <3816>
大阪府立大学、デンソー <6902> と「植物工場の栽培環境実測と統合環境制御による作物の品質・生産性向上に関する研究」を研究題目とした共同研究契約を結んだ。
■EAJ <6063>
「平成28年度産油国石油精製技術等対策事業費補助金」に係る補助事業者の公募に採択された。採択されるのは5年連続で、実施する事業は「アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国と我が国の医療分野における協力強化事業」。
■ローツェ <6323>
韓国子会社がサムスン・ディスプレーから総額約28億円分のディスプレー製造装置を受注。
■トレイダーズ <8704>
子会社のトレイダーズインベストメントが生体認証技術を使った決済サービスなどを手掛けるLiquidと資本業務提携。
【予定】
【国内】
日銀量的・質的金融緩和導入から3年
3月マネタリーベース(8:50)
《決算発表》
アダストリア、キユーピー、クリエイトSDH、しまむら、カネコ種、KTK、あさひ、三協立山、不二越、ナガイレーベ、西松屋チェ、オークワ
【海外】
豪2月小売売上高(10:30)
米2月製造業受注指数(23:00)
休場:中国、香港(清明節)、台湾
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
1日のNYダウ工業平均は反発し、前日比107ドル66セント高の1万7792ドル75セントとなり、2015年12月4日以来、約4カ月ぶりの高値を付けた。
原油相場の大幅下落を受けて欧州株が全面安となり、米国株にも売りが先行。
朝方発表された米経済指標が軒並み堅調な結果となり、米景気に対する警戒感が後退した。
発表された3月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想をやや上回った。失業率は上昇したものの、労働参加率が上昇し労働情勢の改善を印象づけた。3月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数も市場予想を上回った。新興国を中心とする世界景気の鈍化で懸念された米製造業の回復期待にもつながった。
ナスダック総合株価指数は4日続伸し、前日比44.695ポイント高の4914.542だった。15年12月31日以来3カ月ぶりの高値で終えた。
セクター別では、医薬品・バイオテクノロジーや家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方で自動車・自動車部品やエネルギーが下落した。
電気自動車のテスラ・モーターズは、昨日発表した新型車「モデル3」の予約数が約20万台となり、上昇した。ゴールドマン・サックスやホームセンターのホーム・デポ、米マクドナルドも高かった。
一方、原油安を受けてシェブロンが軟調。3月の米新車販売台数が市場予想を下回り、フォードなど自動車株も下げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,792.75 +107.66
S&P500種
2,072.78 +13.04
ナスダック
4,914.542 +44.695
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は3日続落した。6月物は前日比605円安の1万6160円で引けた。1日の大取終値を20円下回った。日銀の全国企業短期経済観測調査(短観)の悪化を嫌気し売られた地合いを引き継いだ。円相場の反発も売り材料になった。この日の安値は1万6085円、高値は1万6795円。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16160 ( -20 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16210 ( +30 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
今週は経平均は買い先行のあとは週後半にかけて下げ幅を広げた。
権利付き最終日の28日は円安一服で17000円を割り込む場面があったが、引けにかけては権利取り狙いの買いやTOPIX主導で上昇基調を強める展開となった。
年度末となった31日は欧米株高を好感して買い先行だったが円高への動きが上値を抑え、後場はお化粧買いへの思惑も後退し、日経平均は25日線を割り込んで取引を終了。
新年度入り早々1日、いきなり急落に見舞われた。日経平均株価終値は、前日比594円51銭安の1万6164円16銭と大幅安で4日続落。寄り付き前に発表された日銀短観3月調査の内容が、事前の市場予想に比べて悪化したことに加え、外国為替市場で円高・ドル安が進行したことも株価下落を加速させた。
今年4番目に大きい下げ幅となり、約1カ月ぶりの水準に落ち込んだ。
さて、来週(4〜8日)の東京株式市場は、きょうの日経平均株価大幅下落の後遺症が尾を引く展開となりそうだ。良くも悪くも波乱含みの展開か。
日経平均株価の想定レンジは1万5700〜1万6700円とする。
下値メドは1/21安値(16017円)処、1/21安値から2/1高値(17905円)までの上昇幅(1888円)を3/14高値(17291円)からの下落幅とみた15403円処などが考えられる。15403円処までの調整でおさまれば下値固め(二番底)の範ちゅうだが、2/12安値を下回ると下値模索につながる公算が大きい。
短期的には調整が長引く可能性が高くなった局面といえる。週明け早々に反発に転じ、反発の大きさ次第では直前のもみ合いレンジに復活する可能性もある。
週末は4月限オプションSQ算出日で、それまでは薄商いのなか思惑的な売買が相場を左右しやすい。
ただし、今回の株価下落を“政策催促相場”と受け止める向きもあり、緊急景気対策、日銀による量的追加金融緩和、消費増税の先送りといった政府主導の経済対策が前倒しされる議論が浮上すれば、全体相場の買い戻しを誘発する可能性もあるだろう。
[6664] (株)オプトエレクトロニクス
会社に行ってみた。
過去のマーケット動画はこちら
04月01日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
1日の日経平均株価は大幅に4日続落した。終値は前日比594円51銭安の1万6164円16銭だった。
名実ともに新年度入りとなった東京市場は、思わぬ波乱展開でスタートした。
寄り前に日銀が発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)で企業の景況感が悪化し幅広い銘柄に売りが広がった。
3月の短観によると、企業の景況感を示す業況判断指数は大企業製造業がプラス6だった。前回2015年12月調査のプラス12から悪化し、市場予想を下回った。
中国国家統計局と中国物流購入連合会が発表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は8カ月ぶりに景気判断の境となる50を回復したものの、市場の反応は鈍く、時間と共に日経平均は下げ幅を拡大した。
東証1部に上場する銘柄の合計時価総額(政府保有株を除く)が484兆4376億円と、3月18日以来およそ半月ぶりに500兆円の大台を割り込んだ。
4日間合計で日経平均は1000円近い下げをみせた。120%台の推移が続いていた東証1部の騰落レシオも一気に100%トビ台まで下がった。
JPX日経インデックス400は4日続落した。終値は前日比423.39ポイント安の1万1738.40だった。東証株価指数(TOPIX)も4日続落し、前日比45.80ポイント安の1301.40で終えた。業種別TOPIXでは全33業種が下落し、電気機器、電気・ガス業、鉱業の下げがきつい。
東証1部の売買代金は概算で2兆6570億円、売買高は25億7927万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の95%超の1860、値上がりは70、変わらずは17だった。
個別では、前日に16年度からの事業計画を示したパナソニックが大幅に下げた。主力のトヨタやソニー、三菱UFJやみずほFGなどのメガバンクも下げた。クックパッド、ベクトル、サイバネットシステムなどが急落した。
半面、ソフトバンクグループが頑強、KDDIも底堅い。植物由来の次世代繊維「セルロースナノファイバー(CNF)」の商業生産を始めると発表した中越パが高い。ビットコインの関連企業に出資すると発表したマネパGも上げた。
東証2部株価指数は4日続落した。個別銘柄ではRVH、クリヤマHD、Oak、ラオックス、朝日インテク、アートSHDが下げ、アイレップや三谷商が上げた。
【新興株大引け】
日経ジャスダック平均株価は4日続落した。終値は前日比37円33銭安い2422円73銭だった。日経平均株価の下げ幅が一時600円を超えると、株価の先行きに対する不透明感が強まり、新興株にも個人投資家などの売りが膨らんだ。日経ジャスダック平均はチャート分析上の目安となる25日移動平均(約2422円56銭)に迫った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で693億円、売買高は1億2914万株だった。
個別ではテイン、トレイダーズHD、神田通機、サン電子やカルナバイオ、セプテニHDが下落した。ANAP、EAJがストップ高。アパマンショやラックなどが上昇した。
東証マザーズ指数は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比29.56ポイント安い991.24だった。4日ぶりに節目の1000を割り込んだ。前日に9カ月ぶり高値(1020.80)を付けた反動で、目先の利益を確定する目的の売りが広がった。売買代金は概算で1880億円と、2014年12月2日以来およそ1年4カ月ぶりの水準に膨らんだ。
個別銘柄ではそーせいやモルフォ、リンクバル、メドピア、sMedio、FFRIが下落した。一方、日本アクア、アカツキやジグソー、アンジェスが上昇した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,164.16 |
-594.51 |
日経平均先物 |
16,180.00 |
-580.00 |
TOPIX |
1,301.40 |
-45.80 |
TOPIX先物 |
1,301.50 |
-46.00 |
東証2部指数 |
4,294.10 |
-87.32 |
JASDAQ |
2,422.73 |
-37.33 |
マザーズ |
991.24 |
-29.56 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2579270 |
2657037 |
東証2部 |
82580 |
18579 |
「呪縛からの解放投資戦略」
昨日、市場関係者より「億円単位の価値のある保存版内容」というメール。
「でも、無料で配信します(笑)」とあった。
題して
「相場の世界で『「大横綱白鵬』いや、史上最強と言われている『雷電』になる方法(笑)」。
↓
回りを見ると、今回の相場で大きく取れている人、取れていない人と両極端になっています。
どうしてそうなっているのか、分かりやすく解説します。
シンプルに言えば、今の相場って数年に1度訪れる相場だからです。
相場で取る有力なやり方は「利食い千人力」。
1カイ2ヤリでもいいから、バントヒットでもいいから、とにかく塁に出る。
(細かくていいから、とにかく売却益を積み上げる)。
これなら大きな損失も出づらく、トータルでプラスにしやすい。
しかも、バントヒットでも何でもいい。
細かく塁に出ているうちに長打(大幅高銘柄)も出るようになる。
時々長打が出れば、トータルの売却益がさらに膨らむ。
ほとんどの相場、こうした売買法が最も効果的なやり方。
ただ今回の相場はそんな普通の相場での有力な売買法が通用しづらい例外的な相場。
こうした相場は数年に1度あります。
押し目らしい押し目をつくらないから利食ったあと買い戻そうとしても買い戻しづらい。
だけでなく、仮に押し目を入れても、上げが大きい分、大きな幅で突っ込むことが多い。
(上昇トレンドが崩れていない場合、その後、切り返すケースが多いことが分かっていても)買い戻しづらい。
そうこう様子を見ているうちに切り返してしまい、押し目買いのチャンスを逃してしまう。
いや、押し目狙いどころではなく、逆に行けると見ればストップ高まで買いに行く。
実は新興系、バイオ系の相場ってこういう相場です。
本格的に火がつくと、呆れるほど上に行くところまで行く。
最後はもちろん大きく崩れるけど(悲惨なほど下げるものも出て来ますが)。
上昇トレンドが崩れるまで割り切って行くしかない。
新興系、バイオ系の相場は数年に1度ありますが。
こうした相場のときは上昇トレンドが崩れるまで持っていいと言う度量を持って臨まないと貯められません。
回りを見ると、今回の相場で大きく取れている人、取れていない人は両極端となっています。
それは新興系、バイオ系の投資ノウハウを知っているか、実践しているかの差です。
ただし、新興系、バイオ系とともに3本の矢としている低位系については、
連続して一気! 一気! と大幅高する銘柄が少ない。
基本的に普通の相場での売買法(利食い千人力)が有力です。
バントヒットでもいいから、とにかく塁に出る。
(細かくていいから、とにかく売却益を積み上げる)。
そのうちに長打も出るようになる。
この着実なやり方です。
ただし、星占いみたいですが、お互い影響し合うのも相場。
今の相場、新興系、バイオ系のリズムの影響も受けていて、
低位系も慌てて1カイ2ヤリをするより、ひと息入れて、
どーんと構えていた方が好結果をもたらしています。
北斗の拳が求められた時代と同様、千変万化の相場の世界での戦い方もあります。
しけの海には漁に出ない。
勝てる確率の高いときに行く。これらは負けない戦い方。
一方で北陸の投資家さんの手法。
↓
「わたしの投資方法は14時前後で売られた銘柄を拾い1泊2日。
翌日寄りから9:10の間で昨日より上がっていれば利益確定。
火曜日に買い 木曜日に売る。
または金曜日 前場で売却。
そして・・・。
第三火曜日に多めに買い第四金曜日にほとんど売却する。
株は時間軸と板との戦いです。
無理せず自分のお財布と時間を相談して今年もそこそこ利益確定しています。
株価は自分のセオリーと勝くせをつければいいんです。
売りが得意な人は日経一面14版の記事を売り!
配当優待銘柄などで奥様が好きな食品食べ物などは
配当1か月前に下がっているときに仕込み
配当権利数日前から様子をみて権利確定前に利益確定を繰り返し。
こうすれば勝率は上がります。
プロ野球でも・・・。
予告先発投手がわかれば相手投手に強い過去データで選手を起用し勝率上昇。
相手が人間だとなかなかできませんが、株価は数字の戦い。
自分の好きなようにできるのが楽です。
仕事は人間関係で気を使いますが株価は気にしない利益確定あるのみです」。
★何を買うではなく何をどう利益確定するのか。
180度異なるこの視点は結構新鮮。
ベテラン投資家さんの含蓄に満ちた言葉に聞こえる。
ゴールからスタートする視点を持てればいいということだろう。
つまり「何を買うか」ではなく「どう売るか」。
言いかえれば「呪縛からの解放投資戦略」。
これが今年度のテーマとなる。
スケジュールを見てみると・・・
1日(金):日銀短観、電力小売り自由化、女性活躍推進法施行、ジュニアNISA導入、米雇用統計、ISM製造業景況指数、中国製造業PMI、ユーロ圏失業率
4日(月):マネタリーベース、米製造業受注、中国休場
5日(火):米貿易収支、ISM非製造業景況指数
6日(水):景気動向指数
7日(木):都心オフィス空室率、米消費者信用残高、鳥取サンセイランディック(3277)IRセミナー
8日(金):SQ、景気ウォッチャー調査、国際収支
過去26年間。
4月は15勝11敗で3位。
1日(金)エープリールフール、日銀短観、米雇用統計、電力小売り自由化、ジュニアNISAスタート、年初来高値スタート
4日(月)中国清明節(掃墓節)
5日(火)変化日
6日(水)ECB理事会
7日(木)新月
8日(金)SQ
15日(金)変化日、中国1〜3月GDP
17日(日)下げの特異日
18日(月)火星逆行開始
21日(木)変化日
22日(金)満月
25日(月)月内最終
26日(火)変化日、FOMC
27日(水)FOMC、日銀金融政策決定会合
28日(木)日銀金融政策決定会合、米1〜3月GDP速報値
29日(金)昭和の日、ユーロ圏GDP速報値
30日(土)水星逆行開始
アノマリーは結構微妙。
3月上昇→5月下落、3月下落→5月上昇(3月と5月は逆相関)。
4月上昇→8月下落、4月下落→8月上昇(4月と8月は逆相関)。
(櫻井)
04月01日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
きょう前場の東京株式市場は、1ドル=112円台攻防の様相をみせた為替の円高進行を嫌気するかたちで続急落となった。日本時間今晩に予定される3月の米雇用統計の発表を控え、積極的な買いが入りにくいことに加え、きょう朝方に発表された3月の日銀短観が市場予測を下回ったことや、前日までのドレッシング買いの反動も出たかたちだ。全面安商状で東証1部全体の約94%の銘柄が下げている。
1日午前の日経平均株価は大幅に4日続落した。午前の終値は前日比470円92銭安の1万6287円75銭だった。3月1日以来、約1カ月ぶりに1万6300円台を割り込んだ。
取引開始前に日銀が発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)を受け投資家心理が悪化。投資家がリスクを避ける売りが続き、下げ幅は一時500円に迫った。
3月の短観によると、企業の景況感を示す業況判断指数は大企業製造業がプラス6だった。前回2015年12月調査のプラス12から悪化し、市場予想の平均も下回った。
これまで良好な業況感を示していた非製造業も6四半期ぶりに悪化した。「業況悪化は見込まれていたが、改めて相場に後ろ向きな内容との受け止めが広がった」との指摘があった。先行きについても警戒感が根強い。
日本時間今晩に予定される3月の米雇用統計の発表を控え、積極的な買いが入りにくいことに加え、きょう朝方に発表された3月の日銀短観が市場予測を下回ったことや、前日までのドレッシング買いの反動も出たかたちだ。
10時過ぎに中国国家統計局などが発表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は予想を上回り、8カ月ぶりに景気判断の節目となる50台を回復した。
発表直後には地合い好転を見込んで日本株を買い戻す動きもあったが、戻りの鈍さを嫌気して見切り売りも広がった。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)もそれぞれ4日続落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2136億円、売買高は12億2210万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の93%にあたる1823、値上がりは94、変わらずは29だった。
個別では三井住友フィナンシャルグループなどメガバンクが売られ、ファーストリテイリングも大幅安。前日に16年度からの事業計画を示したパナソニックの下げも際立つ。前日に16年3月期の業績見通しを引き下げた板硝子も安い。半面、ソフトバンクグループやKDDIがしっかり、マネーパートナーズグループが大幅高、植物由来の次世代繊維「セルロースナノファイバー(CNF)」の商業生産を始めると発表した中越パが高い。
東証2部指数は4日続落した。前引けの2部指数は、前日比61.22ポイント安の4320.20となった。
個別銘柄ではクリヤマHD、サイバーコム、ヨシックス、ラオックス、朝日インテク、アートSHDが下げ、一方、マナック、アイレップ、象印が上昇した。
【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は4日続落した。前引けは前日に比べ29円06銭安い2431円00銭となった。新興株市場でも運用リスクを避ける売りが優勢だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で445億円、売買高は8391万株。個別銘柄ではテイン、フジタコーポ、サン電子やカルナバイオ、アイサンテクが下落した。半面、ANAPがストップ高。アパマンショやハーモニックなどが上昇した。
東証マザーズ指数は5営業日ぶりに反落した。前引けは前日比28.02ポイント安い992.78だった。前日に約9カ月ぶりの高値(1020.80)を付けたため利益を確定する目的の売りが出た。個別銘柄ではショーケースTV、リンクバル、ダブルスタンダードやそーせいやインベスC、ミクシィなど主力銘柄の下げが目立った。一方、エボラブルアジアがストップ高。アカツキ、アンジェスが、日本アクア、上昇した。
04月01日 相場概況(寄り付き後)
【10時の概況】
日経平均株価は前日比339円98銭安の1万6418.69円で推移。
日経平均株価はじりじりと下げ幅を広げた。一時は前日比396円安の1万6362円まで下げ、取引時間中として3月1日以来1カ月ぶりの安値水準をつけた。
朝方に日銀が発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)で企業の業況感が悪化。投資家心理が冷え込み、リスクを避ける動きが続いている。
株安と歩調を合わせるように円相場が1ドル=112円台前半まで円高・ドル安が進み、企業の輸出採算が悪化するとの警戒感も重荷となった。3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表まで買いを手控える動きもあって下げ幅が広がった。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を広げ、ともに前日終値からの下落率は2%を超えた。
業種別では33業種すべてが値下がり。下落率1位は電気機器で、以下、医薬品、保険、ガラス・土石、電気・ガス、空運と並ぶ。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6988億円、売買高は7億2212万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の9割を超える1787、値上がりは110、変わらずは48だった。
日経平均構成銘柄の値上がりは4銘柄にとどまり、217銘柄が下落。マイナス寄与度トップはファストリで、日経平均を36.53円押し下げ。以下、ファナックが12.37円、アステラスが10.51円、京セラが10.29円の押し下げと続く。
プラス寄与トップはKDDIで、日経平均を10.13円押し上げ。ソフトバンクが9.43円、コナミHDが1.18円、トクヤマが0.08円で続いている。
主力のトヨタやソニーが下落した。2016年度からの事業方針を利益重視に転換する姿勢を示したパナソニックが大幅安。半面、KDDIやソフトバンクが上昇し、マネパGも高い。
東証2部指数は4日続落。ラオックス、朝日インテク、アートSHDが下げ、アイレップが上昇した。
225先物はアムロ・バークレイズ・UBS・ドイツ・松井・SBIが買い越し。
野村・クレディ・シティ・大和・メリル・みずほ・日興が売り越し。
TOPIX先物はメリル・みずほ・バークレイズ・アムロ・シティが買い越し。
三菱・HSBC・JP・日興・大和が売り越し。
外資系等は、クルーズ(2138)
テクニカル的には、あい(3076)、シュッピン(3179)、プレサンス(3254)、ヤマシン(6240)、マーベラス(7844)、藤田観光(9722)が動兆。
<兜町カタリスト>
「前門の虎、後門の狼」
NYダウは31ドル安の17685ドルと5日ぶりの反落。
もっともNASDAQは0.55ポイントながら続伸とマチマチの動き。
第1四半期を終えたNY株式市場はダウが1.5%、S&P500は0.8%の上昇。
NASDAQは2.7%の下落となった。
もっともS&P500は2月半ば以降13%の上昇となっておりムードは悪くない。
週末の雇用統計を控えて売買エネルギーは低調。
3市場の売買高は約68億株。
シカゴ地区購買部協会景気指数は53.6と、前月の47.6から上昇したことは好感。
新規失業保険申請数は30万件を下回っており雇用統計に対しては結構ポジティブな観測が目立っている。
表面的とはいえ米中首脳が核安全保障での協力強化で合意したことは悪くはない筈。
第1四半期末ということから債券にはドレッシングが入ったのか10年債利回りは1.77%まで低下した。
2015年度の日経平均は前年度末比で2448円32銭。
アベノミクス相場で初の下落となった。
年度ベースでの下落は2010年度以来5年ぶり。
特に昨日は大引け直前に急速に失速して安値引け。
「陰の大引け坊主では験が悪い。
昨日も同じような足。
今日もう一本同じような陰線が続けば『三羽烏』という売り線が出現する」というイヤな声も聞かれる。
25日移動平均も下回った。
下回るのは3月1日以来のこと。
シカゴ225先物終値は16765円と方向感はない。
高値の17035円を抜けば上方向のトレンドとなるのだろうが、前門の虎は日銀短観。
事前予想は製造業DIプラス8程度だが、注目は大企業製造業の想定為替レート。
12月短観では119.40円だった。
「日銀短観を嫌気して下落ならば押し目」という声も聞かれる。
むしろあく抜けした方が良いだろう。
重荷は日経平均採用銘柄のEPSの低下。
昨日段階の1123円は1年前とほぼ一緒で元の黙阿弥。
ここが上値の重さの一番大きい原因だが、どうも市場は米金利や中国景気などばかり気にするから本質が見えなくなる。
後門の狼は今夜の米雇用統計。
悪くはないのだろうが様子見モードは出てこよう。
大引けにかけて買い物優勢の展開ならば4月前半相場は堅調とみたい。
日銀短観の結論は大企業製造業DIがプラス6。
2四半期ぶりの悪化で着地した。
昨年12月の前回調査はプラス12。
3カ月後の見通しはプラス3となった。
2016年度の大企業設備投資は3.1%。全産業はマイナス0.9。
想定為替レートは117円46銭。
さて押し目となるかどうか。
むしろ期待したい悪い数字と考えたいところ。
需給面では海外投資家は3月4週に日本株(先物・現物合算)を12週ぶりに買い越し。
(現物だけだと2042億円の売り越し)。
直前の11週分の売り越し額は5兆1875億円となった。
週間ベースではトレンドとしては売り越し額が減少傾向。
(3月2週はメジャーSQで特殊要因)。
直近3年間では4月1週に買い越し額が膨らむ傾向があるという指摘もある。
元気なのは東証マザース指数。
「マザーズ指数は元気です。
昨日まで4日続伸。
3月は18勝4敗。
サイコロは10勝2敗。
月足でろうそく足の実体が1000ポイント乗せは、なんと2007年3月以来、9年ぶり。
この1000ポイントを固めたら、1200ポイント目指せそう」。
今年の予測で「2016年はマザーズ指数先物登場」と言っていたことが甦る。
その露払い的動きもあろうか。
★2015年度値上がり率ランキング(東証1部)★
(1)WSCOPE(6619)値上がり率533.49%
(2)さくらネット(3778)同526.30%
(3)アイスタイル(3660)同396.03%
(4)リニカル(2183)同306.46%
(5)べリサーブ(3724) 同292.66%
(6)テクノスJPN(3666)同226.34%
(7)ジェイコム(2462)同209.25%
(8)ペプチド(4587)同207.86%
(9)寿スピリッツ(2222)同202.01%
(10)テクマトリックス(3762)同183.90%
★2015年度値下がり率ランキング(東証1部)★
(1)タカタ(7312)下落率66.71%
(2)アジア投資(8518)同65.12%
(3)SUMCO(3436)同64.94%
(4)日本通信(9424)同61.69%
(5)田淵電機(6624)同61.58%
(6)サンケン電気(6707)同59.37%
(7)IHI(7013)同57.72%
(8)enish(3667)同57.69%
(9)第一精工(6640)同57.39%
(10)東芝(6502)同56.56%
これが時価総額3000億円以上にすると風景は少し変わる。
(値上がり銘柄)
ペプチド、小野薬、ライオン、コーセー、ヤマハ、モノタロウ、ネクソン、綜合警備、コナミ、飯田。
(値下がり銘柄)
IHI、東芝、神戸鋼、ミネベア、富士通、楽天、NOK、川重、日空港ビル、日ペ。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ファンデリー(3137)・・・動兆
ファンデリーに注目する。
健康食通販カタログ「ミールタイム」「ミールタイムファーマ」が同社の中核。
健康食宅配サービス、栄養士によるカウンセリングなどが特色。
少子高齢化の進展、生活習慣病患者の急増から、食事コントロールのニーズは拡大。
マスコミなどの紹介で会員数は増加。
業績は絶好調。
前3月期は売上高30.15億円(前期比13.0%増)の見通し。
4ケタ復活に期待。
(兜町カタリスト櫻井)
04月01日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
4月1日の東京株式市場は、狭いレンジでのもみみあい展開か
3月調査の日銀短観に注目。
日銀短観の内容が市場予想よりも良い場合、買い戻しの動きを誘い上値を試す場面もありそう。一方、悪い場合は、景気対策への期待感が浮上する可能性もあり、下値は限定的に留まることも想定される。
市場では、「3月米雇用統計の内容を確認して動いても遅くはない」(中堅証券)との声も聞かれ、様子見気分が広がりそう。
日経平均株価予想レンジは、1万6600円−1万7000円を想定する。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1390万株、買い2310万株で、差し引き920万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額は売り越し。
売りセクターに、鉄鋼、サービス、鉱業、食品、小売、電機、陸運、情報通信、自動車、銀行、精密、ガラス、建設、保険、商社など。
買いセクターに、銀行、電機、情報通信、食品、金属、空運、ゲーム、サービス、精密、商社、陸運など。
【注目の材料銘柄】
■アイロムG <2372>
子会社IDファーマが米ステモニクス社と、iPS細胞作製キット「CytoTune-iPS」を用いた研究用分化細胞の販売を目的とする、iPS細胞作製技術の実施許諾契約を締結。これにより、ステモニクス社から契約一時金や受託サービス開始時のマイルストーン、売上に対する一定料率のロイヤリティを受け取る。
■日本メディカルネットコミュニケーションズ <3645>
6-2月期(3Q累計)経常は84%増益・通期計画を超過。
■中越パ <3877>
総額12億円を投じて、川内工場にセルロースナノファイバー(CNF)の第1期商業プラントを建設する。17年4月に稼働開始する予定。
■ワコム <6727>
米マイクロソフト社から「Microsoft Pen」プロトコルのライセンス供与を受ける。今年後半のホリデーシーズンでの導入を目指し、同社独自の「アクティブ ES方式」と「Microsoft Pen」のプロトコルを使用したデジタルペンを開発する。
■ピクセル <2743>
半導体製品の開発・製造を手掛ける中央電子工業の持株会社フジブリッジを買収。取得価額は8.1億円。
■パレモ <2778>
今期最終は黒字浮上へ。
【予定】
01日(金)
【国内】
3月調査日銀短観(8:50)
電力小売全面自由化
女性活躍推進法が施行
未成年向けの少額投資非課税制度(ジュニアNISA)導入
東京電力が持ち株会社、東京電力HDに移行
横浜銀行と東日本銀行が経営統合、コンコルディア・FGを設立
伊藤ハムと米久が経営統合、伊藤ハム米久HDを設立
《決算発表》
地域新聞、
トシンG、パイプドH、日フイルコン、ジンズメイト、象印
【海外】
中国3月製造業PMI(10:00)
中国3月財新PMI(10:45)
ユーロ圏2月失業率(18:00)
ブラジル2月鉱工業(21:00)
米3月雇用統計(21:30)
米3月ISM製造業景況指数(23:00)
米2月建設支出(23:00)
米3月新車販売台数
ブラジル3月貿易収支(2日3:00)
休場:インド
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
31日のNYダウ工業平均は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比31ドル57セント安の1万7685ドル09セントだった。
週間新規失業保険申請件数が2か月間で最大の増加となったものの、為替相場でドル安が進行したほか、原油相場も上昇し、小動きとなった。
一時下落する場面もあったが、明日の雇用統計の内容を見極めたいとする動きや、月末・四半期末でポジション調整の売買も多く、引けにかけて下げ幅を縮小した。
新規の売買材料に乏しく、相場は前日終値を挟んだ水準での動きにとどまり方向感に欠いた。ダウ平均の日中の高値と安値の値幅は85ドルで、2015年12月24日以来およそ3カ月ぶりの狭さだった。
ナスダック総合株価指数は小幅ながら3日続伸。終値は同0.553ポイント高の4869.847ポイントとなった。
セクター別では、自動車・自動車部品や公益事業が上昇する一方で素材や半導体・半導体製造装置が下落した
高級時計メーカーのモバード・グループが売られた。市場予想に届かなかった業績見通しを嫌気した。ゼネラル・エレクトリック(GE)は金融当局に金融部門の規制解除を求めたと発表し、業績面の負担軽減を期待し買いが先行。ただ、上値で利益確定売りが出ると下げに転じた。アップルやグーグルを傘下に持つアルファベット、フェイスブック、アマゾン・ドット・コムも安い。
種子メーカーのモンサントは一部アナリストによる目標株価引き下げを受け、下落した。
一方で、コンサルティング会社の買収を決めたIBMが高い。中国で出店を加速すると発表した米マクドナルドも朝方は買いが優勢だった。クレジットカードのアメリカン・エキスプレスやマイクロソフト、ウォルト・ディズニーも買われた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,685.09 −31.57
S&P500種
2,059.74 −4.21
ナスダック
4,869.847 +0.553
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は続落した。6月物は前日比220円安の1万6765円で終え、同日の大阪取引所の終値を5円上回った。
円相場をにらみ、朝方は売りが先行。米株式相場が軟調だったことも相場の重荷となった。ただ、円相場が伸び悩むにつれて買いも入った。3月の米雇用統計の発表を翌日に控え、様子見気分の動きだった。6月物の安値は1万6720円、高値は1万7035円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16765 ( +5 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
16820 ( +60 )
( )は大阪取引所終値比
2016年03月 マーケットコメント
2016年02月 マーケットコメント
2016年01月 マーケットコメント
2015年12月 マーケットコメント
2015年11月 マーケットコメント
2015年10月 マーケットコメント
2015年09月 マーケットコメント
2015年08月 マーケットコメント
2015年07月 マーケットコメント
2015年06月 マーケットコメント
2015年05月 マーケットコメント
2015年04月 マーケットコメント
2015年03月 マーケットコメント
2015年02月 マーケットコメント
2015年01月 マーケットコメント
※ 株式投資は全て自己責任でお願いします。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。