12月31日 休日コメント
【来週の見通し】
年明けの東京株式市場は、堅調な展開を予想する。
海外では経済指標の発表が多く、国内も週末にオプションSQが控えるなど、新年早々動意材料は多い。なかでも米国利上げ後初となる米雇用統計が注目される。
利上げ前には良好な結果が米国株の売り材料になることもあったが、利上げ実施後は結果が良ければ米国株は素直に買いで反応するとの見方が強まりやすい。そのため、米国株は週末にかけて期待感が高まりやすく、日本株にも好影響を及ぼすと予想する。
個別ではやはりアベノミクスに即した「一億総活躍社会」の実現に向けた、「子育て支援や介護などの関連銘柄」、その他では「フィンテック関連」や「自動運転車関連」などは注目されるだろう。特に「フィンテック関連」では大化けする銘柄がでてきそうだ。
【NY概況】
30日のNYダウ工業株30種平均は反落した。終値は前日比117ドル11セント安の1万7603ドル87セントだった。
原油価格の下げや欧州の株安が嫌気されて米株式には売りが優勢だった。年末とあって商いは閑散のなか、売りの勢いが増し、相場は取引終了にかけて下げ幅を広げた。
新たな取引材料に欠くなか、手じまい売りとみられる売りが増えて相場を下押しした。
NY原油先物相場は米原油在庫が市場予想に反して前週から増えたため、1バレル36ドル台半ばに反落した。エネルギー関連株に売りがかさみ、相場を押し下げた。
ドイツの株価指数が1%超下落するなど欧州主要国の株式相場は軒並み軟調だった。米市場でも投資家心理が悪化し、幅広い銘柄の売りにつながった。
ナスダック総合株価指数は反落し、前日比42.092ポイント安の5065.846で終えた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,603.87 −117.11
S&P500種
2,063.36
ナスダック
5,065.846 −42.092
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は反落し、1万9000円を割り込んで引けた。3月物は前日比195円安の1万8910円で引けた。30日の大取終値を120円下回った。原油相場の反落や欧州株安を嫌気し、米株とともに売られた。3月物は一時1万8905円まで下げた。この日の3月物高値は1万9110円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
18910 ( -90 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
18935 ( -65 )
( )は大阪取引所終値比
<兜町カタリスト>
「大納会ご挨拶」
未辛抱の年もまもなく終焉。
終りよければすべて良しと言う訳ではないでしょうが、昨年と違い大納会に向けての3連騰。
どこか期待を持たせてくれる歳末でした。
昨日の日経平均は前場8銭安、大引け108.88円高の末広がり。
相場は時に御茶目な数字を表現してくれるものです。
15年ぶりに遭遇出来た2万円。
ヒヤッとしたチャイナショックの夏。
なかでも市場のいい加減さが登場したのはシェール問題だったでしょう。
シェールがアメリカを救うと声高く市場関係者が唱えていたのはわずか2年前。
真っ向から対抗して「シェールは希代のペテン師」と言っていたのがようやく正しいことが証明できました。
シェールであろうが不動産であろうがマネーの嗅覚はマネーの香りに集まるもの。
つまりビジネスチャンスあるいは投機チャンスのある場所には金融の影が付きまとい、それが仕組み債などに姿を変えて潜むものというのがよくわかった年でもありました。
それは株価指数のETFでも同じようなもの。
今年の相場の特徴の2つ目はこの指数と個別株の頂上争いでもあったような気がします。
特に妖怪のように育った日経レバ(1570)が個別株のトップの売買代金をはるかに凌駕したことは記憶に新しいところ。
来年は、これはJPX日経レバにとって代わるのかどうか興味深いところです。
ああだこうだと言っても所詮は「ハイ・アンド・ロー」的な上か下かの丁半博打の顔を持っているのも市場。
ここを認識せずに「株式市場は産業資金の長期的調達の場とか国民金融資産の健全な育成」などと言っても所詮は空想の世界。
欲と欲がぶつかりあう鉄火場というのが真の顔ということは忘れてはならないでしょう。
そのために呈したテーマが「株を買っているのか、株価を買っているのか」ということです。
今年新たに作成した「投資のチカラ八策」のPART3。
新年はPART4に挑もうと考えています。
(1)株価を買わず株を買う、株価を売らず株を売る
(2)銘柄選択とタイミングの重要性は同等
(3)相場はリズムとスケジュールの産物
(4)動兆シグナルを見逃さない
(5)株価変動の因果関係はえてして逆に考えられる
(6)仮説の実証の継続が掌理への道
(7)政府資料は宝の宝庫
(8)企業には訴えたいメッセージがある
大納会のゲストは指揮者の佐渡裕氏。
音楽界からは初めてのゲストです。
昨日も書きましたが・・・。
今年は株式のリズムということに結構こだわって相場をみてきました。
続落のあとの反発タイミングが2拍子なのか3拍子なのか。
続伸の限界は奈辺にあるのか。
などなどをテーマとして観察してきました。
分かったことは、時々に同じリズムで動くことは多いけれど、一気にリズムが崩れて別のリズムに移行するという単純なことだけ。
どんな法則でどんな感じで移行するのかは皆目見当がつきませんでした。
テレビのドラマを見ていて「ハッ」とさせられたのは、
立川談志師匠が弟子の立川談春に向かって「落語を練習するなら談志のリズムとメロディーでしかやってはいけない」と言った言葉でした。
相場にも当然ながらリズム(拍子)だけでなくメロディ(旋律)があります。
リズムだけでは当然見逃しもある筈。
「反復、緊張、解決」というのがメロディならば、相場にも反復・緊張・解決がきっとあるのでしょう。
旋律の上下運動のように株価の上下変動があるのかも知れません。
そして音楽の三要素はリズムとメロディとハーモニー(和音)。
ハーモニーは音の調和ですから、相場のハーモニーだって、たとえば輸出関連と新興株とか、
あるいはETFとバイオ株とか意外なところに共鳴があってもおかしくはないでしょう。
落語にさえ「リズムとメロディ」があるのですから株にもきっと存在しているに違いありません。
バッハのインベンションとか、あるいは対位法がもしもチャート上に展開しているとしたらこれは結構面白いことなりそうです。
チャートと楽譜を結び付けてみると結構興味深いかも知れません。
印象的な音のつながりを直感的に認識しメロディとして楽しむように株価の推移や連動を観察・学習することは結構必要な気がします。
来年はこのメロディとハーモニーを具体的に体感することから始めようと思います。
2005年の頃に言っていたのは「マーケットはシンフォニー」ということ。
たくさんの調べが奏であい形成されるのは株式市場でも一緒。
これは再び来年の大きなテーマの一つとなることでしょう。
いずれにしても日はまもなく未年相場は終了。
ある市場関係者は「相場、きれい」との声。
未曾有の5年連続高に向けての戦いはすぐにはじまります。
記憶に残る銘柄を今年もいくつかは見つけることができました。
来年も記憶の残る銘柄探しを続けて行こうと思います。
今年1年おつきあいいただきありがとうございました。
株式市場を相手にしての終りのない旅はまだまだ続きます。
つかの間の4連休は戦士の休息。
良いお年をお迎えください。
(2015年12月30日10時30分記)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
本年は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
皆様におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
皆様に喜んでいただける情報提供が出来るように誠心誠意努力する所存ですので、来年も変わらぬご愛顧を賜りますようスタッフ一同心よりお願い申し上げます。
日経平均は19000円処でのこう着だったが、自動運転車、フィンテックといった2016年も期待されるテーマ株の一角に、掉尾の一振を意識した動きもみられた。個人のセンチメントは良好であり、これらテーマ株のほか、マイナンバー、TPP、電力小売自由化、女性活躍、ロボット、ジュニアNISAなど期待されるテーマは多く、年明け以降も活発な取引が続くことが期待される。
国内調査機関、日経平均妥当レンジは1万7750〜1万9150円
株価低迷は実体経済の回復感が極めて弱く、通期の企業業績見通しも緩やかに下方修正されつつあることが効いているように思われると指摘。引き続き、積極的に株価が上昇する材料は見当たらない
業績面と株価水準に魅力がある銘柄として、HOYA<7741>、太陽ホールディングス<4626>、ニコン<7731>、クボタ<6326>、シチズンホールディングス<7762>を紹介している。
2015年大納会の日経平均は前日比51円高の1万9033円と1万9000円台で取引を終えた。年間(対年末比)でみると、
■2012年12月末→13年12月末=約5900円上昇
■13年12月末→14年12月末=約1200円上昇
■14年12月末→15年12月末=約1580円上昇
安倍政権がスタートした2013年は日経平均が6000円近い上昇となってアベノミクスを好感した。14年、15年はスタートの時ほどの勢いはないが、それでも1000円を超える値上がりとなった。
相場格言の、『大回り3年』の1つのサイクルが過ぎた。来年はアベノミクスの実力が試され・求められる、新しいサイクルの新年である。
12月30日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=51円高、最終日に1万9000円台乗せ
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
2015年の大納会30日の日経平均株価は3日続伸した。終値は前日比51円48銭高の1万9033円71銭で2015年の取引を終えた。
17日以来2週間ぶりに大台の1万9000円台を回復した。原油先物価格の上昇を受けた前日の米株高で、投資家心理が改善した。
食料品や陸運、小売りなど、好業績期待のある内需銘柄のほか、このところ軟調だった精密機器や電子部品に買いが入った。
日経平均株価は、朝方一時、1万9100円台に上昇した。このところ軟調だった鉄鋼などの資源関連株や電気機器株に買いが先行した。今月中旬に大幅に下げたため、値ごろ感に着目した買いが入ったとの指摘もあった。ただ、積極的に上値を買い上がる雰囲気には欠け、個別株を物色する動きに終始した。高値圏では利益確定売りも出て、日経平均は急速に伸び悩む場面もあった。
東証株価指数(TOPIX)は1547.30で終え、年間では9.9%上昇した。JPX日経インデックス400は1万3951.93で終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆6505億円、売買高は14億9001万株。東証1部の値上がり銘柄数は全体の62%にあたる1207、値下がり銘柄数は597、変わらずは131だった。
個別ベースでは個人投資家主導で中小型材料株物色の動きが目立ち、値を大きく飛ばす銘柄も多かった。
個別では、業績回復見通しの日本紙は上昇した。トヨタ自動車が売買代金トップで堅調。パイオニアやカシオ、東芝、シャープも買いが優勢だった。高島屋や丸井Gの上げも目立った。アダストリアが急伸、さくらインターネットは値幅制限いっぱいに買われた。
半面、日本郵政が軟調、任天堂も冴えない。三菱UFJや野村、大和が小幅安に転じた。保険株や医薬品、素材株も軟調だった。
東証2部株価指数は4日続伸した。2部指数は、前日比43.67ポイント高の4729.85となった。キーウェア、アートSHD、中北製作所、象印や朝日インテク、日精機が上昇した、半面、アルメディオ、いであ、アルチザ、JトラストやSFJが下落した。
日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前日比23円67銭高の2647円60銭だった。米株高を背景に日経平均株価が上昇し、投資家心理が改善。運用リスクを取りやすくなった投資家は大型株に加え、資金を振り向ける矛先を新興市場にも広げた。ジャスダック平均は年間で12%高、4年連続で上昇した。
午後に入ると上げ幅を拡大した。小型無人機ドローンや金融とIT(情報技術)を融合させた「フィンテック」などの将来性をはやしたテーマ物色の勢いが増し、それぞれの関連銘柄に短期的な資金が集まった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で683億円、売買高は1億4917万株だった。ドローン関連で石井工研やアクモスが買われた、トレイダーズHD、日本ライトン、T&CHD、
など買われた。FVCやクルーズ、ヤマト・インダ、マクドナルドが売られた。
東証マザーズ指数も3日続伸した。終値は前日比12.90ポイント高の887.14だった。年間では2.5%安、2年連続で低下した。
フィンテック関連のインフォテリやアイリッジ、セレスなどが上昇した。
夢展望、インフォテリ、ダブルスタンダードがストップ高、ロックオン、DDS、インベスターズC、セレスが買われた。半面、そーせいやミクシィなど主力株は下落、アークン、ファーストロジ、ASJ、アウン、サイジニアが売られた。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
19,033.71
51.48
日経平均先物
19,000.00
20.00
TOPIX
1,547.30
3.91
TOPIX先物
1,545.00
1.50
東証2部指数
4,729.85
43.67
JASDAQ
2,647.60
23.67
マザーズ
887.14
12.90
出来高
東証1部
1490010
1650599
東証2部
106120
30405
「あと半場」
あと半場。
2008年までは半場だったが09年からは一日立ち会いとなり世相感が遠のいた印象。
大納会のゲストは指揮者の佐渡裕氏。
因みにこの制度は2002年から導入された。
以下は歴代ゲスト。
2002年長嶋茂雄氏(プロ野球)
2003年毛利衛氏(宇宙飛行士)
2004年野村忠宏氏(柔道)
2005年為末大氏(陸上)
2006年井口資仁氏(プロ野球)
2007年茂木健一郎氏(学者)
2008年鈴木孝幸氏(水泳)、小椋久美子氏、潮田玲子氏(バトミントン)
2009年石川遼氏(プロゴルファー)
2010年川口淳一郎氏(工学博士)
2011年佐々木則夫氏、安藤梢氏(サッカー)
2012年吉田沙保里氏(柔道)
2013年佐藤真海氏(パラリンピック陸上)、安倍晋三氏(首相)
2014年シャーロット・ケイト・フォックス氏(女優)
指揮者の佐渡氏がゲストということから読めばやはり来年のテーマは「リズム・メロディ・ハーモニー」
ここに「シンフォニー」が加わると考えたいところ。
因みに大納会の最後は手締め。
物事が無事に終わったことを祝うしきたりで関係者が掛け声とともにリズムを合わせて打つ手拍子。
最近は一本締めが蔓延しているが兜町のしきたりは格調高く正調三本締め。
因みに江戸締めは「タンタンタン タンタンタン タンタンタン タン」。
拍数の「3回・3回・3回・1回」となる。
3回の拍が3回で「九」になり、もう1回手を打つと「九」に点が打たれて「丸」になる。、
丸く納まる」の意味になるからという説もあるという。
知らなかった。
2015年のIPOは92社。
2016年も100社前後が想定される。
先回りしてみると・・・。
文京区のZMPは自動運転関連のベンチャー。
山形県鶴岡市のスパイバーは鋼鉄の340倍の強度を持つ人工のクモ糸素材を手掛けている。
JP九州は今年の郵政並みの話題に。
名古屋のコーヒー店コメダも俎上。
フリマのメルカリ(港区)や通販のジュピターショップチャンネル(中央区)も候補。
(櫻井)。
12月30日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=3日続伸、61円高。心理改善で1万9000円台
【前引け概況】
30日午前の日経平均株価は3日続伸した。午前の終値は前日比61円78銭高の1万9044円01銭だった。前日の欧米株市場が総じて高かったことで投資家心理が改善し買いが優勢となった。電子部品や資源関連を中心に幅広い銘柄に買いが入った。
日経平均は一時130円超上昇し、取引時間中として18日以来ほぼ2週間ぶりに1万9100円台に上昇した。一方、1万9000円の節目を回復したことで上値では利益確定を目的とした売りも出た。前場後半にかけて株価指数先物に断続的な売りが出ると、日経平均も一時急速に伸び悩んだ。
JPX日経インデックス400は前日比0.29%高い1万3967.37、東証株価指数(TOPIX)は0.31%高の1548.20で午前を終えた。
■日経平均株価 19,044.01(+61.78)
■日経平均先物 19,040(+60)
■東証1部出来高 7.54億株
■東証1部売買代金 0.78兆円
■TOPIX 1,548.20(+4.81)
■騰落 上昇1,105/下落679
■日経JQ 2,641.29(+17.36)
■マザーズ指数 882.62(+8.38)
前引けの東証1部の売買代金は概算で7808億円、売買高は7億5424万株。東証1部の値上がり銘柄数は1105、値下がり銘柄数は679、変わらずは151だった。
個別では、トヨタ自動車が堅調、シャープや東芝が大幅上昇。指紋認証ATMの需要拡大で思惑買いが入ったOKIのほか、カシオ、新生銀の上げも目立った、富士フイルムホールディングスも高い。さくらインターネットが値を飛ばしたほか、アダストリアが大幅高、キーエンスも上昇した。一方、新日鉄住金やJFEは下げに転じた。急騰していた日水は反落。大手建設株も軟調に推移した。日本郵政が軟調、小野薬品工業も冴えない。大日本住友製薬、日本触媒も下落した。
東証2部株価指数は4日続伸した。前引けの2部指数は、前日比20.81ポイント高の4706.99となった。 個別銘柄ではインタートレ、RVH、中北製作所、ラオックス、象印やSFP、ベネ・ワンが買われた。半面、アルチザ、SFJ、いであ、日抵抗器が売られた。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比17円36銭高の2641円29銭だった。前日の米株高や円高一服を背景に投資家心理がやや強気に傾いた。
大型株に加えて中小型株に資金を振り向ける姿勢が強まった。個別の売買材料のほか、小型無人機ドローンの商用利用の環境整備が伝わったことで、同関連を中心にテーマ物色の動きもみられた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で370億円、売買高は8606万株。総務省が商用ドローンの環境整備を実施すると伝わり、石井工研やアクモスなど関連銘柄が買われた。JHDがストップ高。日本ライトン、T&CHD、倉元やラック、ノジマも高かった。半面、FVC、ARM、カルナバイオやセプテニHDも売られた。
東証マザーズ指数も続伸した。前引けは前日比8.38ポイント高い882.62だった。 個別銘柄ではインフォテリ、ロックオン、DDS、サイバダインやロゼッタ、メタップスが上げた、半面、アークン、ファーストロジ、ミクシィやそーせい、アークンが下げた。
12月30日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価=10時、高値圏でもみ合い /font>
【10時の概況】
日経平均は前日比104円96銭高の1万9087円19銭で推移している。
きょうこれまでの高値圏でもみ合っている。一時は上げ幅を約130円に広げ、1万9100円台前半に上昇した。前日の米株高や円高一服で、銀行株や資源関連などこのところ軟調だった銘柄に買いが入って指数を支えている。
値がさのファナックやソフトバンクのほか、電気機器やゴム製品の上昇も目立つ。ただ、国内で年末年始の連休を控えて高値圏では利益確定売りも出やすく、上値の重さも意識されている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も、それぞれ高値圏で推移している。
■日経平均株価 19087.19(+104.96)
■日経平均先物 19,080(+100)
■TOPIX先物 1,553.50(+10.00)
■日経JQ 2,635.74(+11.81)
■マザーズ指数 884.00(+9.76)
■騰落 上昇1,247/下落526
東証1部の売買代金は概算で4556億円、売買高は4億4227万株。東証1部の値上がり銘柄数は1247、値下がり銘柄数は526、変わらずは162。
業種別では33業種中27業種が値上がり。1位は電気機器で、以下、鉄鋼、ゴム製品、鉱業と続く。値下がり上位には医薬品、倉庫・運輸、空運が並んでいる。
日経平均プラス寄与度トップはファナック で、日経平均を13.14円押し上げている。次いでソフトバンクが8.47円と続く。
マイナス寄与度は3.53円の押し下げでトレンドがトップ。以下、エーザイが3.1円、大日本住友が2.31円と続いている。
個別では、山パンが上場来高値を付けた。野村証券が投資判断と目標株価を引き上げたことが手掛かり。パイオニアが大幅高。三菱UFJ、ソフトバンクグ、ソニー、さくら、富士フイルムや日立、東芝も高い。一方、大塚商会は反落している。15年12月期の連結営業利益が会社計画や市場予想に届かないとの観測が売りにつながった。東急や小田急など私鉄株が安い。
東証2部株価指数は続伸。朝日インテクや中北製、RVHが高い。半面、アートSHDやSFJが安い。
12月30日 相場概況(寄り付き)
日経平均株価=続伸し1万9000円台 米株高で心理改善
【寄り付き概況】
2015年の大納会である30日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比88円60銭高の1万9070円83銭。
24日以来、4営業日ぶりに節目の1万9000円台を回復した。上げ幅は一時100円を超えた。前日の米株高を受け、投資家心理が改善した。パナソニックやアルプス、TDKが高い。神戸鋼も上げている。
個別では、日本紙が大幅高。15年10〜12月期の連結営業利益が前年同期並みを確保したもようと伝わり、4〜9月期からの収益回復を好感した買いが入った。アダストリアも急伸した。前日発表した3〜11月期の連結純利益が急増し、通期計画を達成したことが買い手掛かり。一方、大日本住友や第一三共、古河電は安い。
■日本製紙<3863>
12月3日以来の2000円台復帰を果たし、マドを開けて25日移動平均線を上に抜いてきた。30日付の日本経済新聞が「(同社)の2015年4〜12月期の連結営業利益は前年同期から2割減の150億円強となりそうだ。主力の洋紙の販売が落ち込んでいるうえ、円安で海外から輸入する木材チップなどの原燃料コストが膨らむ」と報じた。
■ラオックス<8202>
前週末引け後に、中国人留学生の不法就労による書類送検という悪材料と、中国不動産最大手の緑地控股集団と共同で千葉の大規模商業施設取得という好材料の2つが同時に出たかたちとなったが、週明けは強弱感が対立し売買が交錯していた。
225先物はSBI・野村・マネ・日興・パリバ・メリル・アムロが買い越し。
ニューエッジ・モルスタ・クレディ・日産・みずほ・楽天・バークレイズが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・野村・UBS・JP・バークレイズが買い越し。
GS・メリル・パリバ・大和・ニューエッジ・クレディが売り越し。
外資系等は武田(4502)、大日住友(4506)、大塚HD(4578)、山パン(2212)、ヤマ発(7272)、川船(9107)に注目。
テクニカル的には東洋建(1890)、日ビルド(1916)、JBR(2453)、日清オイリオ(2602)、ローソン(2651)、味(2802)、ニチレイ(2871)、ケンコー(2915)、ココカラ(3098)、マクニカ富士(3132)、東レ(3402)、ファインデク(3649)、ヒトコム(3654)、Minori(3822)、JSR(4185)、ダイセル(4202)、PI(4290)、ロート(4527)、参天(4536)、フジキカイ(6134)、ダイキン(6367)、IDEC(6652)、ワコム(6727)、アルバック(6728)、カシオ(6952)、フタバ(7241)、ガリバー(7599)、スクリン(7735)、マネパ(8732)、ドーム(9681)、アークス(9948)、極洋(1301)、コムシス(1721)、サーラ(2734)、さくら(3778)、日軽金(5703)、住友鉱(5713)、キトー(6409)、アルパイン(6816)、パスコ(9232)、イーレックス(9517)、ミロク(9928)が動兆。
<兜町カタリスト>
「一里塚」
先週と打って変って相場は続伸。
しかも火曜の後場までプラス転換で3ケタの上昇。
先週の下落を取り戻した。
これは少し流れが変わったと言っても良いかも知れない。
前場は8銭安、大引けは108.88円高。
八が続いて末広がりの暗示だとしたら喜びである。
市場の声は「ホップ・ステップ・ジャンプ」。
週末のゴルフの上がり3ホール連続パーのような展開に期待だろうか。
実現すれば2012年以来3年ぶりとなる。
もっとも26年前の12月30日の日経平均株価は38915円。
まだま道のりは遠く「門松は冥土の旅の一里塚」に過ぎない。
「めでたくもありめでたくもなし」という無感動ではいけないのだが・・・。
日銀のレポートは「2020年東京オリンピックの経済効果」。
訪日観光需要については訪日観光客数が「20年に3300万人に達するペースでの増加が続く」と予想。
2020年までの投資総額が10兆円に達するとの前提から試算すると・・・。
15〜18年の国内の実質GDP成長率を「毎年0.2〜0.3ポイント程度押し上げる」という分析。
「オリンピック関連需要により追加的に必要となる労働力」は、15年の17万人。
16年が31万人、17年52万人、18年73万人と想定。
建設業やサービス業を中心に「さらなる人手不足」が見込まれるという。
そのため「労働生産性の向上にしっかりと取り組んでいく必要があろう」と指摘。
「東証・建設株指数は8月18日の1149.23ポイントを新春相場でトライ」との声も聞かれる。
気になるのは企業の預金の伸び。
今年は10月末までに8兆円増加し、201兆円になった。
2013年の7兆円を抜いてリーマンショック後最高の伸び。
前期の営業利益は6兆円の増加だが賃金や設備投資が減って預金が増える構図は良いとは思えない。
リスクを取れない企業が増えれば経済は当然停滞する。
市場では2017年の消費増税を控え、2016年は前半高との声が多い。
しかし特に根拠のあるものでもないだろう。
面白い見方は大和。
(1)安倍政権の誕生以降、これまで選挙に向けて相場堅調とのリズムを繰り返してきた。
1997年の消費増税の前年には6月に株価がピークアウトした。
(2)同じ消費増税前年の2013年は1996年の6月ピークに対して5月に一旦ピーク。
しかし年末に高値を更新した。
通常、株価は企業業績の悪化を半年から9ヵ月くらい先行して織り込み始める。
しかし2013年は春の異次元緩和やそれに伴う円安が年末まで続いたことで景気悪化懸念が和らいでいた。
結果的に株価は2013年末が高値だった。
基本的には消費増税再延期がベストシナリオだがネクストシナリオは政策期待となる。
やはり永田町からは目が離せない。
そのトップはグランドハイアットで既に年末年始の休暇中。
土曜は虎ノ門のアンダーズ東京で情報官夫妻、財務次官夫妻、外務省欧州局長夫妻。
日曜はスリーハンドレッドでキャノンの会長、JXの顧問、三井不の会長と3カ月ぶりのゴルフ。
月曜はグランドハイアット東京のステーキ「オークドア」で友人。
昨日は終日グランドハイアット。
どんな構想が固まってくるのだろうか。
日経平均の25日線は19342円で1.65%のマイナスかい離。
75日線は18881円で0.91%のプラスかい離。
200日線は19506円で2.69%のマイナスかい離。
一目均衡の雲の上限は19260円。
勝手雲の下限は19102円で上限が19287円。
3月月中平均19197円、あるいは3月期末10206円が欲しいところ。
昨年末17450円は上回り大発会終値17408円は上回って年足は陽線。
12月1日終値20012円は遠く月足は陰線。
12月メジャーSQ値18943円はクリア。
騰落レシオは80.05%。
サイコロは5勝7敗で41.7%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス9.919%。
買い方はマイナス8.395%。
空売り比率は35.6%。
日経VIは19.18。
日経平均採用銘柄のPERは15.54倍でEPSは1221円。
「しはすには抹雪(あわゆき)降ると知らねかも梅の花咲く含(ふふ)めらずして」
(万葉集巻八)。
「目出度さもちう位也おらが春」(小林一茶)。
「おいしさも中くらいなり大納会(読み人知らず)。
12月30日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
30日大納会の東京株式市場は、欧米株式が堅調に推移した動きを受け、買いが先行するとみられる。
日経平均株価予想レンジは、1万8900円−1万9250円
直近での東証1部の売買代金は5日連続で2兆円を割り込み、低位にとどまっている。市場エネルギー不足が続くなか、引き続き値動きの軽い小型株が物色の中心になるとみられる。
掉尾の一振を意識した流れから、自動運転車、フィンテック、ドローンといった2016年を意識したテーマ株が注目されよう
主要外国証券経由の注文動向は、売り500万株、買い510万株で、差し引き10万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額は売り越し。
売りセクターに、通信、金属、サービス、ゴム、輸送用機器、化学、卸売、小売、電機、電力など。
買いセクターに、電機、精密、建設、自動車、輸送用機器、金属、ガスなど。
【予定】
■30(水)
【国内】
大納会
《決算発表》
シベール、きょくと、セキド
【海外】
韓11月鉱工業生産(8:00)
ユーロ圏11月マネーサプライM3(18:00)
南ア11月貿易収支(21:00)
米11月中古住宅販売仮契約(31日0:00)
米7年国債入札
休場:フィリピン
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
29日のNYダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発した。前日比192ドル71セント高の1万7720ドル98セントで終え、昨年末終値(1万7823ドル07セント)を再び視野に入れた。原油先物相場の上昇を好感してエネルギー関連株が買われた。
WTI期近物が大幅反発したのは、石油在庫統計の公表を30日に控え持ち高を調整する買いが入ったためだという。
最近まで原油安を嫌気した売りが優勢だったため、関連株の買い戻しが相場を押し上げたようだ。
欧州や日本、アジアの株式相場が上昇したことも追い風だった。
ただ、年末を控え市場参加者が少ないため、相場が一方向へと傾きやすかった。
セクター別では全面高となり、小売やテクノロジー・ハード・機器の上昇が目立った。
ナスダック総合株価指数は反発し、同66.953ポイント(1.3%)高の5107.938となった。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,720.98 +192.71
S&P500種
2,078.36 +21.86
ナスダック
5,107.938 +66.953
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は続伸し、3営業日ぶりに1万9000円台を回復した。3月物は前日比245円高の1万9105円で終え、同日の大阪取引所の終値を125円上回った。原油先物相場の反発を背景に、米株式とともに買われた。3月物は1万9150円まで上昇する場面があった。この日の3月物の安値は1万8775円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19105 ( +125 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19150 ( +170 )
( )は大阪取引所終値比
12月29日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=108円高 TOPIX組み入れに絡んだ反対売買
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
29日の日経平均株価は続伸し、前日比108円88銭高の1万8982円23銭で終えた。前日の欧米株市場が総じて軟調に推移したことで買い手掛かり材料に乏しく、朝方は買い手控え感が強かった。
しかし、売りが一巡すると、個人投資家中心に中小型物色の流れが強まり、全体も徐々に買いが優勢となった。遅れて始まる中国・上海株市場などアジア株が堅調な動きをみせたことも投資家心理にプラスに働いた。
年末で新規材料に乏しく売り注文が細るなか、このところ下げが目立っていた銘柄を中心に買い戻す動きが活発化した。
JPX日経インデックス400は続伸。終値は前日比129.97ポイント高の1万3926.95だった。
東証株価指数(TOPIX)も続伸し、14.17ポイント高の1543.39で終えた。
日本郵政グループ3社は30日にTOPIXの構成銘柄に追加される。TOPIXに連動させて運用するファンドは29日の大引けにかけて3社を組み入れ、他の指数採用銘柄の一部を売却したようだ。こうした動きを見込み、「あらかじめ郵政グループ株を買い、TOPIX先物を売っていた短期志向の投資家が利益確定のために反対売買に動いた」(大手証券)といい、TOPIX主導の株高につながったようだ。日本郵政、ゆうちょ銀、かんぽ生命は軟調な値動きが続き、3銘柄そろって安値引けとなった。下落率は日本郵政が4.15%に達した。
東証1部の売買代金は概算で1兆7689億円。売買高は15億7873万株だった。日本郵政グループ3社のTOPIX採用に絡んだ売買が大引け時点であったものの、全体的に低調な商いが続いた。
東証1部の売買代金は5日連続で2兆円を割り込んだ。東証1部の値上がり銘柄数は1557と全体の8割を占めた。値下がりは277、変わらずは101だった。
個別では、日本水産が物色人気となり、村田製作所、アルプス、任天堂なども大きく買われた。三菱UFJなど3大銀行グループがそろって上昇。武田やアステラスなど医薬品株も総じて堅調だった。値上がりも目立った。一方、ファストリやソフトバンク、ファナックといった値がさ株は下落。トヨタも売られた。新日鉄住金やJFEも下げた。リニカル、アイスタイルが急落、ミツバ、東京製鉄も大きく値を下げた。
東証2部株価指数は3日続伸だった。ラオックスと象印が上げ、ヨネックスと日本エスコンが下げた。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比13円41銭高の2623円93銭だった。アジア株高などを追い風に、日経平均株価は一時100円超上昇。投資家心理の改善は新興市場にも広がった。フィンテックなどのテーマ株に資金が集中した。ただ、にぎわったのは一部の銘柄で物色に広がりはなく売買は盛り上がりに欠けた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で617億円、売買高は1億4041万株だった。個別銘柄ではJHDがストップ高。FVCやフィスコ、アクモスなどが上昇した。一方、トレイダーズやアイサンテク、クルーズ、ハピネス&D、ミナトHDなどが下落した。
東証マザーズ指数も続伸した。終値は前日比12.25ポイント高い874.24だった。個別銘柄ではASJ、アークンがストップ高。そーせい、夢展望、ロックオン、ITbook、サイバダイン、インフォテリなどが上昇した。半面、マイネット、ソーシャルワイヤ、Hamee、ソネットMN、ミクシィなどが下落した。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
18,982.23
108.88
日経平均先物
18,980.00
80.00
TOPIX
1,543.39
14.17
TOPIX先物
1,543.50
13.50
東証2部指数
4,686.18
37.33
JASDAQ
2,623.93
13.41
マザーズ
874.24
12.25
出来高
東証1部
1578730
1768994
東証2部
98170
25680
「対位法」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
あと2日で2015年相場も終了。
毎年思いますが、このあと2日というのは付け足しのようで余計なようで何ともいえない盲腸みたいな感じがしてなりません。
取引機会の提供という意味では、それなりに意味があるのでしょう。
でも大納会は28日の前場という長い習慣で育った身ではいまだシックリ来ないというのが実感です。
28日の前場で1年が終わり。
あとは明るいうちからお酒を飲み歩くという兜町の風物詩はいつの間にか消えてしまいました。
30日の後場まであるので必然的に年内最終受け渡しは26〜27日。
受け渡しベースの新年入りが28日。
昔は概ね24日のクリスマスイブか25日のクリスマスが年内最終。
翌月受渡しは26日でしたからクリスマスイブとかクリスマスの夜なんて翌日の株式の売買予約の注文取りの時間。
騒ぎを羨ましく思いながら横目で見ていました。
現場の営業時代にもっと恐ろしかったのは大発会の半日立ち合い。
休み明けで且つ9時〜11時の2時間という半日立ち合い。
注文など滅多に取れる訳もなく、多少勢いでの注文などそれこそ僥倖。
周到な準備がなければ、正月だっておいそれとは休めなかったとう頃もありました。
あの2時間の恐怖など既に記憶の彼方の産物と化してしまいましたが・・・。
今年は株式のリズムということに結構こだわって相場をみてきました。
続落のあとの反発タイミングが2拍子なのか3拍子なのか。
続伸の限界は奈辺にあるのか。
などなどをテーマとして観察してきました。
分かったことは、時々に同じリズムで動くことは多いけれど、一気にリズムが崩れて別のリズムに移行するという単純なことだけ。
どんな法則でどんな感じで移行するのかは皆目見当がつきませんでした。
昨夜、テレビのドラマを見ていて「ハッ」とさせられたのは、
立川談志師匠が弟子の立川談春に向かって「落語を練習するなら談志のリズムとメロディーでしかやってはいけない」と言った言葉でした。
相場にも当然ながらリズム(拍子)だけでなくメロディ(旋律)があります。
リズムだけでは当然見逃しもある筈。
「反復、緊張、解決」というのがメロディならば、相場にも反復・緊張・解決がきっとあるのでしょう。
旋律の上下運動のように株価の上下変動があるのかも知れません。
そして音楽の三要素はリズムとメロディとハーモニー(和音)。
ハーモニーは音の調和ですから、相場のハーモニーだって、たとえば輸出関連と新興株とか、
あるいはETFとバイオ株とか意外なところに共鳴があってもおかしくはないでしょう。
落語にさえ「リズムとメロディ」があるのですから株にもきっと存在しているに違いありません。
バッハのインベンションとか、あるいは対位法がもしもチャート上に展開しているとしたらこれは結構面白いことなりそうです。
チャートと楽譜を結び付けてみると結構興味深いかも知れません。
印象的な音のつながりを直感的に認識しメロディとして楽しむように株価の推移や連動を観察・学習することは結構必要な気がします。
来年はこのメロディとハーモニーを具体的に体感することから始めようと思います。
ところで・・・。
今年の地方行商を振り返ってみたら大阪が8回、福岡が6回、札幌が5回、名古屋が4回。
年初に「今年は大阪の数を増やす」と宣言していましたからその通りの結果になりました。
来年はどこを増やそうかと考えつつ、来年も公私ともに終わりのない旅は続きそうです。
良いお年をお迎えください。
(櫻井)。
12月29日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=東証前引け、8銭安 短期資金は掉尾の一振を意識した動きに
【前引け概況】
29日午前の日経平均株価は横ばいだった。前日比8銭安の1万8873円27銭で午前の取引を終えた。年末を迎えて手掛かり材料に乏しく、売買を見送る投資家が多かった。
クリスマスの祝日明けの米国市場が原油安を嫌気して下げていたこともあり、東京株式市場は利食い先行ではじまった。ただし、市場参加者が限られており、日経平均は寄り付き直後に1万8800円を下回る局面もみられたが、売り込む流れにはならず。反対に前引けにかけて切り返すなど、前日終値を挟んでのこう着相場が続いている。
個人投資家を中心に、下値での押し目買いや年末に株高となる傾向を意識した買いも入り、底堅く推移した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅ながら続伸した。
■日経平均株価 18,873.27(-0.08)
■日経平均先物 18,850(-50)
■東証1部出来高 7.06億株
■東証1部売買代金 0.73兆円
■TOPIX 1,532.06(+2.84)
■騰落 上昇1,219/下落567
■日経JQ 2,614.36(+3.84)
■マザーズ指数 867.11(+5.12)
前引けの東証1部の売買代金は概算で7341億円、売買高は7億602万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の63%にあたる1219、値下がりは29%の567、変わらずは144だった。
規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも上昇しており、昨日同様、小型株指数の強さが目立つ。セクターでは日水が動意付いているインパクトにより、水産農林が上昇率トップ。その他、医薬品、建設、その他製品、空運がしっかり。半面、鉄鋼、海運、石油石炭、非鉄金属、輸送用機器などが小安い。
個別では、村田製やTDKが上昇。セブン&アイも買われた。武田やアステラスなど医薬品株は総じて堅調だった。一方、トヨタやホンダが下落。ソフトバンクやKDDIも安い。きょうの大引け後にTOPIXに組み入れられる郵政グループ3銘柄はそろって下落した。
東証2部株価指数は続伸。前日比22.64ポイント高の4671.49となった。個別銘柄では、日抵抗器、ウインテスト、アートSHD、象印や朝日インテクが上げ、半面、小島鉄、ランドコンピュータ、日精機とインテリクスが下げた。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前場終値は前日比3円84銭高の2614円36銭だった。材料がある一部の銘柄が買われ指数を支えた。ただ、個人投資家買いに広がりはみられず、売買は盛り上がりを欠いた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で377億円、売買高は8453万株。個別銘柄ではJHDがストップ高。ジェクシード、トレイダーズやアクモス、フィスコなどが上昇した。一方、FVCやアイサンテク、クルーズ、T&CHD、ハピネス&D、アイセイ薬局などが下落した。
東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比5.12ポイント高い867.11だった。個別銘柄ではアークンがストップ高。サイバダイン、ASJ、夢展望、インフォテリなどが上昇した。半面、カイオム、みんなのWED、マイネットやソネットMN、ミクシィなどが下落した。
12月29日 相場概況(寄り付き前)
日経平均株価=10時、下げ渋り 材料難で売り一巡
【寄り付き概況】
29日の日経平均株価は小幅に反落して始まった。始値は前日比29円96銭安の1万8843円39銭。前日の米国株式相場や原油先物相場の下落を受け投資家心理が悪化し、運用リスクを回避するための売りが優勢となっている。
【10時の概況】
日経平均株価は、前日比26円67銭安の1万8846円68銭で推移。
前日の米原油先物相場や米株式相場の下落を背景に運用リスクを回避する機運が高まっており、売りが優勢となっている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もそれぞれ小反落している。
■日経平均株価 18,846.68(-26.67)
■日経平均先物 18,830(-70)
■TOPIX先物 1,527.50(-2.50)
■騰落 上昇778/下落988
■日経JQ 2,609.59(-0.93)
■マザーズ指数 859.92(-2.07)
東証1部の値上がり銘柄数は779、値下がりは985、変わらずは148。
業種別では33業種中12業種が値上がり。1位は水産・農林で、以下、小売、医薬品、空運と続く。値下がり上位には鉄鋼、非鉄金属、パルプ・紙が並んでいる。
日経平均マイナス寄与度は9.77円の押し下げでソフトバンクがトップ。以下、ファナックが9.22円、東エレクが3.26円、信越化が2.39円、京セラが2.28円と続いている。
プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を4.71円押し上げている。次いで塩野義が4.55円、セブン&アイが3.88円、アステラスが3.73円、日東電が3.69円と続く。
市場が注目していたクリスマス休暇明けのニューヨーク原油先物相場が反落し、投資家心理がやや悪化した。小幅ながら米株式相場が下落したのも重荷となっている。ただ、市場では「年末に株高となる傾向を意識した買いも入っている」との指摘も聞かれ、大きく売り込む動きは見られない。日経平均の下値は限定的だ。
個別では、自動車のトヨタやホンダが下落。大引け後にTOPIXに採用される日本郵政やゆうちょ銀、かんぽ生命も売られている。NTTやKDDI、ソフトバンクの通信大手もそろって安い。2016年2月期の業績予想を下方修正したしまむらも下げている。一方、塩野義や武田など医薬品株は総じて堅調。村田製やTDKも買われている。キヤノンやエプソンも上げている。
■JHD <2721>
子会社のフクロウがエーネットと開発業務委託契約を締結すると発表。
9月7日にはエーネット及びクロスウォークと業務提携基本契約を締結し、メディカル・ケア、ヘルス・ケア、美容関連商品に関する広告分野における事業展開について、フクロウの企画、立案のもと、3社にて協業に関する協議を始めていた。この契約で、フクロウは美容医療に関する総合情報サイト「美容整形魂」の設計・開発及び導入支援を行う。
■トライSTG<2178>
急反発。15年3-11月期(第3四半期累計)決算と期末配当の増額を発表。
売上高は前年同期比14.8%増の278.13億円、営業利益は同28.6%増の7.71億円と2ケタ増収増益で着地した。16年2月期の通期営業利益見通しは前期比16.0%減の7.72億円とされているが、第3四半期までにほぼ達成した形となる。
期末配当予想については従来の54.00円から60.00円。
■インテリックス<8940>
25日、2016年5月期の業績予想及び配当予想の修正を発表。第2四半期累計の連結業績では、売上高で前回予想比11.6%増の193.01億円、営業利益で同43.6%増の10.28億円、経常利益で同83.1%増の9.33億円、親会社株主に帰属する四半期純利益で同80.2%増の6.16億円と売上高、利益とも大幅な上方修正予想となった。
<兜町カタリスト>
「DVD」
広告めくが、以下はラジオNIKKEI「投資知識研究所」のこの1年。
7月の大暴落の研究などは今感げると結構タイムリー。
毎月頑張るプロデューサさんに脱帽。
↓
【2016年1月号】
チャートは本当は何を語るのか? 英明流チャートの真実と実践!
櫻井英明の“チャート”の真実と実践大特集!】
櫻井英明はよく、「チャートは未来を語らない。紙芝居だ」と言う。
多くの投資家はこの発言を聞いて、櫻井英明はチャートを否定していると思っているようだ。
しかし、実は、櫻井英明はチャートを全面的に否定しているのではない。
使い方を間違えるとチャートは未来を語らず、紙芝居になると言っているだけなのだ。
ファンダメンタルズの知識なしには相場に対応できない。
市場の動向を握る外国人投資家は基本的にファンダメンタルズに従った投資活動を展開している。
従って、相場もファンダメンタルズに基づいて動くようになる。
しかし、相場はファンダメンタルズだけで動くのかといえばそうでもないし、
個別株にいたってはファンダメンタルズを気にかけない動きをするものも多い。
櫻井英明は、「特に個別株の売り買いで、リスクを最大限に軽減するにはチャートは大きな力を発揮する」と見ている。
英明流チャートの真実、実践を学び、個別株売買に強くなろう。
櫻井英明流のチャートは何をどのように使うのか。重視するのか。
英明流のチャート活用術を知れば、貴方もャートは使えると思うはずだ。
【2015年12月号】
「プレ新年特集! アノマリーで2016年相場動向先掴み! 櫻井英明・2016年相場アノマリー特集!」
昨年、今年の相場は上下動はあるものの基調的には上昇を辿った。
しかし、来年2016年は、アベノミクスの頓挫、日本の景気、そして、米国の景気、金融、債務問題、
中国景気、欧州景気など相場に大きな影響を与える不確定要因が噴出。
相場の先行きも不透明感に包まれる。
日本株に限らず、米国、ヨーロッパ、中国等すべての市場も先が読めない。
不透明な相場の先を読む手がかりには、ファンダメンタル分析、テクニカル分析などがある。
多くの投資家はこうした分析手法を当てにしていることだろう。
しかし、こうした分析法は、これからの時代には適応できなくなる恐れがある。
こうした中にあっても、ITを使ったアルゴリズム投資は隆盛を極めそうだ。
IT投資にもアノマリーは組み入れられている。
人間の本質に根ざしたとも言えるアノマリーを無視することはITを用いても当面は不可能なためだ。
櫻井英明は投資をするにはアノマリーの知識を持つことが必要と話す。
「投資アノマリー」は、ファンダメンタルズでもチャートでもない投資の判断手法、材料で、
「何故だか分からないが相場はそのように動く」ものを指しており、
その有効性は多くの投資専門家が投資を行ううえで拠り所の一つとしていることからもうかがい知れる。
櫻井英明は色々な観点から有効な投資手法、材料探し手法を長年にわたり研究、追求してきた。
ファンダメンタルズの分析、各種情報の集め方、銘柄の選び方、更には、チャート、指標の読み方などだ。
しかし、櫻井英明はこのような所謂“理詰め”といわれるの投資の他にも意外と投資に有効なのが『アノマリー(理論的な裏づけはないが何故だかそうなる)』であると主張している。
アノマリーは「何故こうなるか理論的な裏づけはないが、どうしてかそうなる」事を指している。
相場にはこのようなアノマリーが満ちており、欧米などではコンピューターにアノマリーを組み込んでいる大手投資家も多いと言う。
先の読めない時代だからこそアノマリーが力を発揮するかもしれない。
櫻井英明が2016年に的を絞り、一部投資専門家だけが知っている投資必勝のアノマリーを完全紹介する。
因みに・・・。
来年2月号は《2016年、誰もが経験したことのない、予想不能の時代が始まる!!
そんな時代に生き残るのはこのノウハウ!!》
2016年春の特集!!
2016年は日経平均を無視しろ!! 断固! 絶対! 個別株だ!!
英明流爆騰しそうな個別株の探し方、買い方、売り方を徹底的に明かす!!
『櫻井英明・“爆騰”しそうな個別株発見法、そして、売り買いベスト対処の極意!!』
〜2016年の全体相場には期待できない!
自分の才覚だけで爆騰株を見つけよう!!
そして、買い時、売り時をシッカリ掴み最大のリターンを手にしよう〜
以下は紹介分。
↓
2015年も櫻井英明の足で稼ぐ「稼足銘柄」はストップ高になるものが出る等盛況な動きを見せるものが出た。
2016年も稼足銘柄に期待が高まる。
2015年は、新年の急落で日経平均が16000円台になったが、8月には20800円台に上昇。
しかし、9月には再び16000円台に急落し、その後は一応堅調な推移。
年末には2万円円を窺う水準になった。
右肩上がりとも言える相場だが、投資家はあまりリターンを得ていないという声もある。
銘柄、そして、その買い時、売り時を間違えると、天井で買い、底で売る、損失が大きく膨らむ投資となってしまったかもしれない。
2016年の相場は全体では期待できないかもしれない。
しかし、そういうときだからこそ、選ばれた一部の個別株が大きな上昇を見せる可能性は高い。
選ばれた銘柄をどうして探すのか。
実例が示すように、櫻井英明は、選ばれる銘柄を事前に察知することに関しては凄い才覚を持っているのかもしれない。
英明の稼足銘柄のノウハウを徹底的に自身が披露する。
さらに、銘柄は、買い時、売り時を間違えないことが賢い投資には絶対に必要だ。
選ばれた銘柄をいつ買えばよいのか、いつ売ればよいのかも櫻井英明がベストと思えるタイミングの計り方を伝授する。
12月29日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
29日の東京株式市場は、年末を控え手掛かり材料難から、自律反発の買いがやや優勢となりそうだ。日経平均株価予想レンジは、1万8700円−1万9100円
当面のターゲットとしては、節目の1万9000円よりも、13週線(1万9125円、28日時点)や26週線(1万9220円)が注目どころ。1万9000円回復で市場参加者がガラッと強気に傾いた直後に、これらの水準が抵抗となる可能性がある。
引き続き、個別銘柄物色が中心になるとみられる。30日付でTOPIXの算出銘柄に採用される日本郵政、かんぽ生命、ゆうちょ銀行の動きに、注目が集まることも想定される。
主要外国証券経由の注文動向は、売り750万株、買い550万株で、差し引き200万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、化学、金属、自動車、通信、情報通信、銀行など。
買いセクターに、不動産、電機、小売、空運、情報通信、サービス、銀行など。
【予定】
■29(火)
【国内】
《決算発表》
アダストリア
【海外】
米10月S&Pケース・シラー住宅価格指数(23:00)
米12月CB消費者信頼感指数(30日0:00)
米5年国債入札
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
28日のNYダウ工業株30種平均は小幅に続落した。
クリスマスの祝日前24日と比べて23ドル90セント安の1万7528ドル27セントで終えた。原油価格の下落や世界的な株安が嫌気されて米株式相場の重荷となった。
朝方から米株式には売りが優勢だった。中国・上海や欧州主要国などの株価指数が下げたことも投資家心理を悪化させた。
中国の11月工業利益が6ヶ月連続の減少となったほか、同国の新規株式公開(IPO)における新制度導入で既存上場株への需要懸念が広がり、中国株が下落した流れを受けて米国株も売られた。
NY原油先物相場は1バレル36ドル台後半に反落した。業績への悪影響が懸念されてシェブロンやエクソンモービルなどの大手石油株が売られ、ダウ平均を押し下げた。
ただ、年末が近いほか、新たな売り材料も乏しかったため、下値を探る動きは限られた。
取引終了にかけてダウ平均は下げ幅を縮めた。年末が近いとあって市場参加者が少ないほか、この日は主要な米経済指標の発表もなく取引材料に欠いた。次第に持ち高調整を目的とした買い戻しが増え、相場を支えた。
セクター別では、商業・専門サービスやソフトウェア・サービスが上昇する一方でエネルギーや素材が下落した。
ナスダック株価指数も小幅に続落し、24日と比べて7.507ポイント安の5040.985で終えた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,528.27 −23.90
S&P500種
2,056.50
ナスダック
5,040.985 −7.507
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は小幅反発した。3月物は24日比60円高の1万8860円で引けた。28日の大取終値を40円下回った。
原油安を手がかりに売り先行で始まった米株が引けにかけて下げ渋り、日経平均先物もつれて買われた面もあった。年末を控え市場参加者は限られ、取引は低調だった。この日の3月物高値は1万8940円、安値は1万8760円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
18860 ( -40 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
18910 ( +10 )
( )は大阪取引所終値比
日経平均株価(大引け)=6日ぶり反発 値ごろ感と円弱含みで、売買1年ぶり低水準
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【大引け概況】
28日の日経平均株価は6営業日ぶりに反発し、前日比104円29銭高の1万8873円35銭で終えた。
前週末まで5日続落し日経平均には値ごろ感が強まったとの見方が浮上し、見直し買いが優勢だった。
商社の三井物や住友商、中国関連とされるコマツや日立建機などの上昇が目立った。足元で資源関連には売りが続いたため、売り方の買い戻しが入りやすかった。
外国為替市場で午前には対ドルで円高方向に振れた円相場がやや円安・ドル高に戻したのも投資家心理の改善につながった。主力の輸出関連には断続的に買いが入り、富士重やマツダは後場に一段高となった。トヨタも小幅に上げて終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆5433億円にとどまった。年末を控えて休暇に入った投資家も多く、2014年12月26日以来、1年ぶりの低水準だった。
東証1部の売買高は15億5526万株だった。値下がり銘柄数は1570、値上がりは327、変わらずは29だった。
JPX日経インデックス400は3日ぶりに反発し、終値は前日比104.33ポイント高の1万3796.98だった。東証株価指数(TOPIX)も上昇し、13.03ポイント高の1529.22で終えた。
個別では、 パナソニックや日立が上げた。経営再建を巡る思惑が広がりシャープとJディスプレの上昇が目立った。30日からTOPIXに組み入れられる日本郵政、かんぽ生命、ゆうちょ銀もそろって上げた。一方、12月期決算企業のキヤノンやブリヂストンが下げた。セブン&アイやファストリが下落した。村田製や日東電も下げた。
東証2部株価指数は続伸し、前日比+56円45銭高の4648円85銭。アートSHDや抵抗器が上げた。一方、象印やSFJが下げた。
ジャスダック平均株価6営業日ぶりに反発した。大引けは前週末比45円45銭(1.77%)高の2610円52銭。
ジャスダック市場の売買代金は概算で682億円、売買高は1億3955万株。FVCやアイサンテク、クルーズが上昇した。一方でマクドナルドやメッセージ、大塚家具が下落した。
東証マザーズ指数も6営業日ぶりに反発。大引けは前日比34.26ポイント高の861.99だった。個別銘柄ではサイバダインやミクシィ、インフォテリアが上げた。半面、アークンやそーせいが下げた。初値を下回る推移が続くソネットMNは見切り売りが出たことで大幅安となった。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
18,873.35
+104.29
日経平均先物
18,870.00
+150.00
TOPIX
1,529.22
+13.03
TOPIX先物
1,532.0
+2.00
東証2部指数
4648.85
+56.45
JASDAQ
2,610.52
+45.45
マザーズ
861.99
+34.26
出来高
東証1部
1555260
1543333
東証2部
151960
33442
日経平均株価(前引け)=東証前引け、6日ぶり反発 割安感から見直し買い、商いは低調
【前引け概況】
28日午前の東京株式市場で日経平均株価は6営業日ぶりに小幅に反発し、前日比39円29銭高の1万8808円35銭で前場を終えた。
ただ、2015年の最終週にあたり年末休暇に入った投資家も多く、商いは低調だった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反発した。
■日経平均株価 18,808.35(+39.29)
■日経平均先物 18,800(+80)
■東証1部出来高 8.23億株
■東証1部売買代金 0.77兆円
■TOPIX 1,523.79(+57.27)
■騰落 上昇1403/下落451
■日経JQ 2,596.01(+30.94)
■マザーズ指数 856.22(+28.49)
東証1部の売買代金は概算で7739億円と、低調だった。
東証1部の売買高は8億2342万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1403と、全体の7割強を占めた。値下がりは451、変わらずは71銘柄だった。
個別ではソニーやソフトバンクが上げた。経営再建を巡る思惑が広がりシャープとJディスプレが上昇した。日本郵政やゆうちょ銀も高い。一方、ファストリや村田製が下落した。12月期決算企業のブリヂストンやアサツーDKが下げた。Jフロントや三越伊勢丹が下落した。
東証2部株価指数は続伸。アートSHDやインテリックスが上げた。一方、ラオックスや象印が下げた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で407億円、売買高は7844万株だった。
個別銘柄では信用取引規制が解除されたFVCが大幅高。政府が自動運転の工程表の検討を始めると伝わり、関連製品を手掛けるアイサンテクが上昇した。クルーズも高い。一方でマクドナルドやフィスコ、メッセージは下落した。
東証マザーズ指数は反発。前引けは前日比28.49ポイント(3.44%)高い856.22だった。個別ではサイバダインやインフォテリ、モルフォが上昇した。半面、そーせいやアークン、ソネットMNが下げた。
日経平均株価=10時、日経平均は伸び悩み 鉱工業生産の3カ月ぶり低下が重荷
【寄り付き概況】
28日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は伸び悩んでいる。前週末終値(1万8769円)を下回る場面もあった。前週末までの続落で日経平均には割安感が出たとの見方が浮上し、押し目買いが入って上げ幅は一時100円を超えた。一方、寄り付き前に発表された鉱工業生産指数が3カ月ぶりに低下し、投資家心理を冷やした。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上げ幅を縮小している。
■日経平均株価 18,812.12(+43.06)
■日経平均先物 18,800(+80)
■TOPIX先物 1,524.12 (+7.93)
■騰落 上昇1352/下落498
■日経JQ 2,592.56(+27.49)
■マザーズ指数 855.25(+25.83)
10時現在の東証1部の売買代金は概算で4543億円と低調だった。1年ぶりの低水準だった前週末25日の同時刻(4955億円)より売買が細っている。売買高は5億1823万株。
東証1部の値上がり銘柄数は1352と、全体の7割を占めた。値下がりは498銘柄、変わらずは74銘柄だった。
個別では、日本郵政やかんぽ生命が上げた。東芝やシャープの上昇が目立つ。ソニーやパナソニックが上げた。一方、村田製や富士重が下げた。前週末まで大幅に続伸した日水が下落した。武田や小野薬が下げた。
東証2部株価指数は続伸した。アートSHDや抵抗器が上げた。一方、ラオックスや象印が下げた。
12月28日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
今週の東京株式市場は、年末特有の個別株物色が強まる可能性がある。国内外ともに正月休みを控え、材料難もあって、薄商いで小動きの展開になりそうだ。
「新年受け渡しとなり、来年のテーマに沿った個別株が物色されるのではないか」との声が聞かれる。
本日の東京株式市場は、海外投資家を中心に年末休暇入りで市場参加者は少なく、手掛かり材料難のなかでは、値動きの良い銘柄に資金が集まりやすいとみられる。
売り買いともにエネルギー不足で薄商いのなか方向感に乏しい展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、1万8400〜1万9250円。
原米国株が持ち直しの動きを見せていることや、原油価格の下落に一服感が見られることは好感材料だが、原油動向をも踏まえ、機敏な対応が要求されよう。
重要イベントとしては、28日朝に発表される11月鉱工業生産がある。
日程面では、11月の鉱工業生産指数、11月の商業動態統計(28日)、大納会(30日)に注目。海外では、米12月のCB消費者信頼感指数(30日)が焦点となる。
【投資部門別売買動向】
東証が25日に発表した12月第3週(12月14日〜18日)の投資部門別売買動向によると、日米の金融政策が波乱要因となり相場が乱高下し3週続落となったこの週は、海外投資家が9週ぶりの売り越しに転じたほか、個人投資家も3週ぶりに売り越した。証券会社の自己売買部門は4週連続で売り越したものの、売越額は前の週比88%減の699億円に急減した。
一方、年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行部門は4週連続で買い越し、買越額は1070億円と前週から減ったが高水準を持続し、一手買いとなった。
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
今週は軟調な展開となった。
国内は立ち合いが4日、海外もクリスマス休場が多く全体的に商いが閑散となるなか、前半は下落が続く原油価格への警戒感が強まり海外市場が大きく下げたことから、弱い動きとなった。
日経平均は4営業日全て下落で先週18日から5日続落。週間では約217円の下落となり、週足では陰線を形成した。
さて、来週は、もみ合いの展開を予想する。2015年も残りあと3営業日、市場参加者の減少から薄商いは続くと想定される。
円高進行は警戒材料である一方、米国株が持ち直しの動きを見せていることや、原油価格の下落に一服感が見られることは好感材料。海外市場が極端にリスクオフの様相を強めるような動きとならなければ、日本株は今週が軟調であった分、一定の反動は期待できる。
2015年も残すところ来週の3営業日となった、株式市場関係者は年末株高を期待する声が高く、残りの年末3営業日が注目されている。
大和証券では売り圧力も期間限定で「掉尾の一振」へとリポートで紹介している。特に市場関係者の間では、「年末5営業日の日経平均株価は過去20年間で17回上昇している」が話題となった。
1995年〜2014年の20年間データでは、17回上昇、3回が下落。下落したのは1996年、2010年、2014円の3回のみで高確率で上昇が圧倒的に多いという。最後の最後までマーケット関係者は「掉尾の一振」に期待をしているようだ。
【個別開示銘柄】
■大光[3160]
東証2部上場の食品卸。16年5月期通期業績予想の上方修正を発表した。外商事業で新規開拓が進んだほか、食品スーパー事業で品ぞろえを充実したことなどが寄与し、営業利益予想を従来の5億7000万円から8億1000万円に引き上げた。25日終値は875円(△9)。
■東武住販[3297]
ジャスダック上場で中古住宅の再生販売事業を展開。16年5月期上期(6−11月期)着地見通しの上方修正を発表。不動産販売事業の売上高が好調に推移し、営業利益予想を前回の2億100万円から2億9900万円に引き上げた。通期予想は据え置いた。25日終値は1598円(▲6)。
■日本スキー場開発 [6040]
16年1月31日時点の株主を対象に、1対2の株式分割を実施すると発表。分割後も従来り1単元(100株)以上を保有する株主を対象に株主優待を行うため、実質的に株主優待制度の拡充となる。25日終値は3930円(▲20)。
12月25日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=5日続落、円高や消費指標の低迷で。売買代金は今年最低
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【大引け概況】
25日の日経平均株価は5日続落し、前日比20円63銭安の1万8769円06銭で終えた。
終始方向感を欠きプラス圏とマイナス圏を往来する動きとなった。
外国為替市場で円相場が円高・ドル安方向に振れ、11月の家計調査で実質消費支出が低迷。投資家心理を冷やした。25日が受け渡しベースの年内最終売買日で、節税目的で損益通算するための手仕舞い売りがかさんだ面もあった。東証1部に上場する銘柄のうち7割が下落した。
家計調査では2人以上の世帯の消費支出は物価変動の影響を除いた実質で前年同月比2.9%減少した。落ち込みは市場の想定と比べて大きくなり、個人消費の勢いの鈍さを映し出した。
ただ、最近の下落で値幅面での調整一巡感も浮上。短期的な戻りを期待する買いが入り、日経平均は小高く推移する場面もあった。個人投資家は足元で下げがきつかった村田製などに買いを入れたという。大手資産運用会社が消費関連ファンドを設定し、小売り株などの業種を押し上げたとの見方もあった。
東証1部の売買代金は概算で1兆6049億円にとどまった。年末休暇をとる海外投資家が多く、年内では最も少なかった。
JPX日経インデックス400は続落し、終値は前日比48.79ポイント安の1万3692.65だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、7.43ポイント安の1516.19で終えた。
東証1部の売買高は19億1288万株だった。値下がり銘柄数は1362、値上がりは509、変わらずは65だった。
個別では、トヨタやマツダが下落。キヤノンやブリヂストン、東芝、東電も下げた。鉄鋼の新日鉄住金や、石油の国際石開帝石も売りに押された。一方、日本水産が続急騰で値上がり率売買代金ともに東証1部トップ。日本ペイントホールディングスが買われ、生化学工業、日本光電、村田製や日電産、ファストリ、日本郵政も上げた。
東証2部株価指数は5営業日ぶりに小反発した。2部指数は、前日比2.62ポイント高の4592.40となった。個別銘柄ではイトーヨーギョーがストップ高。アートSHD、ロイヤルホテル、ラオックスが上げた、半面、ピクセラ、天昇電、ネポン、日本KFCと象印が下げた。
きょう東証2部市場に新規上場した一蔵<6186.T>は、寄り付きと同時に公開価格1210円を26円(2.1%)上回る1236円で初値をつけた。直後に1259円まで上昇したが、その後、ほぼ換金売りに押される展開となり、結局1120円と公開価格の水準を下回って引けた。
日経ジャスダック平均株価は5日続落した。大引けは前日比18円92銭安の2565円07銭だった。売買材料に乏しく、買い手控えムードが広がった。年末とあって損益確定を意識した売りも出やすかった。午後に売り圧力が強まり、ジャスダック平均は下げ幅をやや広げた。値動きの軽い中小型株には短期の値幅取りを目的とした個人の買いが入り、相場を下支えした。
ジャスダック市場の売買代金は概算で708億円、売買高は1億7156万株。個別銘柄ではJALCO HD、オプトエレ、FVCやフィスコが下落した。一方でシンバイオ製薬がストップ高。アエリア、アクモス、クルーズやマクドナルドが上昇した。
東証マザーズ指数も5日続落。大引けは前日比6.02ポイント安の827.73だった。個別銘柄ではシグマクシス、AppBank、アライドアーキ、イミクシィやマイネット、モルフォが下げた。半面、ブランジスタ、ソネットメディアがストップ高。アークンやそーせい、マルマエが上げた。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
18,769.06
-20.63
日経平均先物
18,720.00
-90.00
TOPIX
1,516.19
-7.43
TOPIX先物
1,513.00
-10.50
東証2部指数
4,592.40
2.62
JASDAQ
2,565.07
-18.92
マザーズ
827.73
-6.02
出来高
東証1部
1912880
1604901
東証2部
189780
36115
12月25日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=22円高の1万8812円、商い薄もプラス圏で着地
【前引け概況】
25日午前の日経平均株価は小幅ながら5営業日ぶりに反発し、前日比22円49銭高の1万8812円18銭で前場を終えた。
商い薄のなか“閑散に売り無し”を地で行く展開となり前場後半はプラス圏で推移した。
前日の米国株市場は4日ぶりに小幅反落となったが、日経平均は前日まで4日続落で約3%の下落をみせており、目先値ごろ感からの短期的な戻りを期待する買いが優勢となった。ただ、戻り待ち売りの圧力も強く、JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落した。
「村田製など足元で下げていた銘柄や、配当利回りが高い銘柄を物色する動きがみられた」という。
朝方発表の11月の家計調査で、実質消費支出が市場の想定を上回る落ち込みとなった。外国為替市場で円相場が円高・ドル安に振れたことも心理面での重荷となり、日経平均は小安い場面もあった。
■日経平均株価 18,812.18(+22.49)
■日経平均先物 18,790(-20)
■東証1部出来高 9.77億株
■東証1部売買代金 0.82兆円
■TOPIX 1,519.44(-4.18)
■騰落 上昇594/下落1,238
■日経JQ 2,572.81(-11.18)
■マザーズ指数 828.06(-5.69)
東証1部の売買代金は概算で8248億円と、低調だった。
東証1部の売買高は9億7743万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は594と、全体の3割にとどまった。値下がりは1238、変わらずは104銘柄だった。
個別では前日ストップ高の日本水産が続急伸で値上がり率トップ、
好業績観測が出たセブン&アイが上昇。日本郵政がしっかり、アルプス電気、村田製作所、神戸物産、生化学工業、なども買い優勢。一方、輸出株の代表であるトヨタやマツダが下落。旅客機の納入が遅れる三菱重や、東芝、ブリヂストン、キヤノンも売りに押された。
東証2部株価指数は5営業日ぶりに反発した。2部指数は、前日比6.38ポイント高の4596.16となった。個別銘柄ではロイヤルホテル、スリープロ、カネミツ、ラオックスや日精機が上げた。半面、ピクセラ、ケミプロ化成、アートSHDと日本KFCが下げた。
きょう新規上場した一蔵<6186.T>は、公開価格1210円に対して、寄り付きと同時に公開価格を26円(2.1%)上回る1236円で初値をつけ、前場は1190円で引けている。
日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比11円18銭安の2572円81銭だった。クリスマス休暇で市場関係者が減少していることもあり、買い控えムードがあるものの、好材料の出た中小型株には個人の短期の値幅取りを目的とした買いが入り、相場を支えた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で409億円、売買高は1億541万株。
個別銘柄ではJALCO HD、オプトエレ、FVCやフィスコが下げた。一方でシンバイオ製薬、ロジコム、トレイダーズやマクドナルド、アクモスは上昇した。
東証マザーズ指数も続落。前引けは前日比5.69ポイント(0.68%)安い828.06だった。 個別銘柄では、グリーンペプタイ、インフォテリ、マイネットやミクシィ、シグマクシスが下げた。半面、ソネットメディア、ソーシャルワイヤ、ブランジスタ、アークンやそーせいが上昇した。
12月25日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価=10時、小安い 円高や消費低迷が重荷
【寄り付き概況】
25日寄り付きの日経平均株価は一進一退となり、前日終値(1万8789円)を挟んでの小幅な値動きで始まった。
前日までの4日続落で水準を切り下げたため、短期的な戻りを期待した買いが先行。ただ、戻り待ちの売りの圧力も強く、取引入り一巡後は小安い場面が目立ち始めた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小安い。
寄り付き前発表の11月の実質消費支出は低迷した。
減少率は市場の想定より大きくなり、心理面での重荷となった。朝方には11月の全国消費者物価指数(CPI)や11月の完全失業率、11月の有効求人倍率なども発表。「有効求人倍率を含め全般的に改善しており、(同日発表の経済指標が与えた)影響は限られる」との見方もあった。
【10時の概況】
日経平均株価は前日比21円16銭安の1万8768円53銭で推移。
外国為替市場で円相場が円高・ドル安に振れ、企業の輸出採算が悪化するとの連想につながった。個人消費の低迷を示す経済指標も投資家心理を冷やす要因になった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小安い。
日経平均マイナス寄与度は4.24円の押し下げでソフトバンクがトップ。以下、ファナックが3.33円、ホンダが2.9円、信越化が2.79円と続いている。
プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を8.63円押し上げている。次いでKDDIが7.06円、エーザイが5.69円と続く。
■日経平均株価 18,768.09(-21.60)
■日経平均先物 18,740(-70)
■TOPIX先物 1,515.00(-8.50)
■騰落 上昇557/下落1,266
■日経JQ 2,575.33(-8.66)
■マザーズ指数 825.74(-8.01)
朝方発表の11月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は前年同月比で2.9%減だった。落ち込み幅は市場予想を上回り、総務省は消費支出の基調判断について「弱い動きがみられる」に下方修正。消費の勢いの鈍さを映し出し、心理面で重荷となっている。
東証1部の売買代金は概算で4955億円、売買高は6億2212万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1266と、全体の65%を占めた。値上がりは557、変わらずは111銘柄だった。業種別では33業種中8業種が値上がり。1位は水産・農林で、以下、小売、医薬品、保険と続く。値下がり上位には鉄鋼、銀行、電気・ガスが並んでいる。
輸出株のトヨタやマツダが下落。金融のみずほFGや野村が下げ、新日鉄住金や石油資源、ブリヂストンが売りに押されている。一方、セブン&アイが上昇。ファストリやゆうちょ銀、武田が上げている。
東証2部株価指数は5営業日ぶりに反発している。ラオックスやアートSHDが上げ、日本KFCが下げた
■日本水産<1332>
昨日ストップ高比例配分で引け、本日は買い気配スタート。寄り付いた後も上値を追う展開となっており、昨日に続き、SMBC日興証券とみずほ証券のレーティング引き上げの動きが好感されている。
みずほ証券では、鮭鱒相場の底入れを背景としたチリ鮭鱒養殖子会社の業績改善見通しと、米国など海外市場開拓を目指すEPA事業の中期ポテンシャルに注目して、22日付でレーティングを「中立」から「買い」に、目標株価を340円から910円に引き上げ。
■シンバイオ製薬 <4582>
抗悪性腫瘍剤「トレアキシン」について、「初回治療の低悪性度非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫」と「慢性リンパ性白血病」の効能追加のための承認申請を行ったと発表している。また、臨床使用量を考慮した小容量の25mg製剤の製造販売承認申請も行っている。
225先物はニューエッジ・楽天・日産・メリル・三菱が買い越し。
アムロ・UBS・野村・GMO・SBI・GSが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・バークレイズ・アムロ・メリルが買い越し。
野村・クレディ・三菱・JP・クレディ・モルスタが売り越し。
外資系等は味(1802)、ヤマ発(7272)、富士重工(7270)、JR東(9020)、JR西(9021)、ニトリ(9843)、JR東海(9022)、富士機械(6134)に注目。
テクニカル的には東鉄工(1835)、ヒューリック(3003)、DI(4310)、生化学(4548)、日水薬(4550)、JFE(5411)、キャノン(7751)、藤田観(9722)が動兆。
<兜町カタリスト>
「アレコレ」
日経1面では「税収増頼み、歳出削減進まず」の見出し。
来年度の予算案96.7兆円を受けてのコメントである。
中身を見ていくと「財政再建、欧米に後れ」との記事。
有識者の採点は55点〜70点となっている。
興味深いのは「歳出削減進まず」とはいうものの、補正予算や真水の予算を望むマスコミや市場関係者は多い。
この逆説的感覚はどうなのだろう。
終始一貫して「歳出削減」を唱えるのなら理解できるが、ある時は予算を求めあるときは批判する。
これでは永田町だって迷う。
本当に予算を削減した時に喝采ができるのならばそれはそれで理解もできる。
しかし揺れ動くマスコミのコメントに信頼性は薄いような気がする。
好感されるのは「TPP、新規雇用80万人」の発表。
GDPを実質的に14兆円(2.6%)押し上げる効果があるという。
試算の仮定条件によって可変の数字なのだろうが、TPPは決して亡国への道程ではないだろう。
もう一つ明るかったのは「日本株投信にマネー回帰」の見出し。
2015年の資金流入額は1.6兆円で15年ぶりの高水準となった。
海外投信は解約増加で17ヶ月連続での資金流出。
人気はやはり「高配当」。
そして意外だったのは「運用期間が既に長い投信」への人気。
過去のパフォーマンス重視の姿勢は変わらないのだろうしたこ足でない分配金期待は依然残っている。
それでも、郵政民営化の背景にあった「国民金融資産の海外流出期待」は見事にはぐらかした格好。
悪くはない。
米労働省が発表した新規失業保険週間申請件数は、季節調整済みで前週比5000件減の26万7000件。
予想の27万件を下回った。
しかも1973年終盤以来の低水準。
節目とされる30万件を下回るのはこれで42週連続で1970年台初頭以来の長さ。
悪くはない。
一方で民間エコノミストが算出した中国の2016年のGDPは6.4%に減速する見通し。
来年もこの鍔迫り合いが続くのだろう。
安倍首相は昨夜18時42分から4時間余り鉄鋼ビルに滞在。
同社専務と三井住友銀行の副頭取、そして夫人らが同席。
これで4時間というのは何だったのだろう。
「夫人ら」の「ら」が気にかかる。
因みに鉄鋼ビルの専務氏は鳩山一族系列で夏のゴルフ仲間でもあるが・・・。
電子端末では2015年のマーケットを振り返っている。
(1)東芝・旭化成・三井不動・・・ブランドへの信頼傾く
(2)シャープ・スカイマーク・・・経営危機、優勝劣敗は鮮明に
(3)15年ぶり日経平均2万円回復
(4)中国経済や米利上げタイミングに右往左往
(5)高まる株主還元への機運・・・モノ言う投資家も再び注目
(6)郵政上場、28年ぶり大型案件無事通過
以下は個人的今年の振り返り
(1)日経平均2万円が見れた。
(2)1億総活躍の世界への期待感
(3)羊辛抱だったが、さほど辛抱でもなかった。
(4)指数と個別株の争いが顕在化した
(特に1570日経レバの活躍)
スケジュールを見てみると・・・
28日(月)鉱工業生産
29日(火)ケースシラー住宅価格指数、CB消費者信頼感
30日(水)大納会、米中古住宅仮契約
31日(木)おおみそか、ASEAN経済共同体発足、米シカゴ購買部協会景気指数
1日(金)元日、マイナンバー開始、証券税制統一、国連安保理非常任理事国就任、中国製造業PMI
主要国上場企業の業績予想とPERを見てみると・・・。
日本(TOPIX)EPS10.8%増、PER14.3倍。
アメリカEPS8.2%増、PER16.7倍。
英国EPS4.1%増、PER14.7倍。
ドイツEPS8.2%増、PER10.6倍。
香港EPS7.9%増、PER14.0倍。
世界はEPS7.9%増、PER15.2倍。
日本のPERでの割安感は否めない。
因みに世界平均のPERでいけば日経平均は19152円。
GSの見通しは2015年度14.1%、2016年度16.7%のEPS成長
前期末EPS=1250円
今期14.1%増益=1426円×16倍=22820
来期16.7%増益=1664円×16倍=26626
高値24723円(上記の中間)。
安値18000円(2・5・8の法則から)。
日経平均株価の25日移動平均からのかい離はマイナス3.4%。
騰落レシオは78.88%トソロソロの水準。
サイコロは3勝9敗で25.0%。
松井証券信用評価損益率速報は売り方マイナス7.854%。
買い方マイナス10.447%。
Quick調査の信用評価損率(12/18現在)はマイナス10.27%。
裁定買い残は659億円増の3兆2668億円。
「高水準続き警戒感」という声も聞かれるが所詮3兆円程度。
ピークの6兆円を知らない市場関係者が増えたのだろうか。
空売り比率は35.3%。
日経VIは20.68。
日経平均採用銘柄のPERは15.42倍でEPSは1218円。
先週末終値(18986.80円)が課題。
18845.50円が週足陽線基準。
75日移動平均線18777円をキープできるかも課題。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
PCI(3918)・・・動兆
PCIホールディングスに注目する。
同社は自動車・家電などの組み込みソフトが主力でIoT関連。
V−Lowマルチメディア放送向けと再生可能エネルギー向け管理システムに期待感。
リバウンド期待。
12月25日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
25日の東京株式市場は、欧米市場のクリスマスによる休場や週末を控え、様子見気分が広がる展開となりそう。
日経平均株価予想レンジは、1万8600円−1万8950円
昨日は特に後場にかけて、個別に年間での損益通算を意識したような売りが散見された。
今日は、年内受け渡し最終日に当たることから、節税対策として評価損のある銘柄を処分し、実損を計上することで全体の納税額を圧縮する動きが継続する可能性もあり「上値は追いづらい」との声が聞かれた。
大きく下げる場面があれば押し目買いも入りやすいと考える。
消去法的に、値動きの軽い小型株に物色の矛先が向かうとみられる
主要外国証券経由の注文動向は、売り350万株、買い310万株で、差し引き40万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、金属、電機、薬品、ガラス、機械、精密、情報通信、商社など。
買いセクターに、サービス、REIT、電機、自動車、輸送用機器、銀行、小売、陸運、鉱業など。
【予定】
25日(金)
【国内】
11月失業率・有効求人倍率(8:30)
11月家計調査(8:30)
11月消費者物価指数(8:30)
11月企業向けサービス価格指数(8:50)
11月住宅着工件数(14:00)
《決算発表》
Jフロント、高島屋、ダイユーエイト、KTK、大光、ミタチ、ニイタカ、WNIウェザー、ライトオン、ナガイレーベ、ジンズメイト、象印、さが美、オークワ、UCS、セキチュー、タキヒヨー
《株式分割》※権利取最終日
ハンズマン、エーワン精密、ヨシックス、ハイパー、ロゼッタ、ジグソー、マーケットエンタ、船総研HD、サカイ引越、IBJ、T&KTOKA、DNC、ブイキューブ、ALサービス、NSSOL、リニカル、大阪工機
《新規上場》
一蔵
【海外】
クリスマスで主要市場は休場
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
24日のNYダウ平均は4営業日ぶりに小反落し、前日比50ドル44セント安の1万7552ドル17セントで終えた。今週に入り上昇が続いていたため、反動の売りが出た。
ダウ平均は23日までの3日間で470ドル強上げており、上昇一服感から利益確定売りが出やすかった。原油先物相場が上昇したが、エクソンモービルやシェブロンの石油株にも売りが優勢だった。
24日はクリスマスの祝日の前日で午後1時までの短縮取引だった。クリスマス休暇を取得した市場参加者が目立ち、手掛かり材料も乏しい中で、利益確定の売りが広がり、小動きとなった。
朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数は市場予想以上に減少したが、相場の反応は限られた。
セクター別では、運輸や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で耐久消費財・アパレルやエネルギーが下落した。
ナスダック総合株価指数は小幅に4日続伸し、前日比2.560ポイント高の5048.492で終えた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,552.17 −50.44
S&P500種
2,060.99 −3.30
ナスダック
5,048.492 +2.560
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は4営業日ぶりに反落した。3月物は前日比260円安の1万8800円で引けた。24日の大取終値を10円下回った。クリスマスの祝日を前に米株とともに利益確定の売りに押された。3月物の安値は1万8700円、高値は1万9080円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
18800 ( -10 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
18840 ( +30 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
本日の日本市場は特に小型株の弱さが目立った。
ゲームやIPO銘柄、直近で急伸したテーマ株など、個人投資家の注目度が高いと思われる銘柄に急落する銘柄が目立ち、指数ではマザーズの下げが突出している。
薄商いのなか、年内の損益通算に絡む売り、およびそのような動きを意識した仕掛け的な売りが下げを加速させたという感は強い。
明日は週末に加え25日の海外主要市場は休場で積極的な買いは入りづらく、足元の米国株高の動きについていけない動きを見て、警戒売りが強まる可能性もある。
ただし、今日までの4営業日続落で、日経平均株価が合計563円安と短期間に大幅下落となっていることへの反動から自律反発期待の買いが優勢となりそうだ。
受け渡しベースの年内最終売買日となる明日を前に、個人投資家の節税売りが出た可能性がある。明日は12月末が権利確定日の銘柄の権利付き最終日となっている。
予定では、きものの販売・レンタル事業、結婚式場の運営などを手掛ける一蔵<6186>が東証2部に新規上場する。
また、11月の消費者物価指数・家計調査・完全失業率・有効求人倍率・新設住宅着工戸数・企業向けサービス価格指数、10月の景気動向指数確報、11月の外食売上高、気象庁の3カ月予報に注目。海外では、クリスマスの祝日で、欧米、香港、韓国、シンガポールなど主要都市の株式市場が休場となる。
【注目の個別開示銘柄】
■壱番屋 [7630]
16年5月期中間期、通期業績予想の修正を発表。通期は営業利益が従来予想比2.5%増の45億5000万円(前期実績45億9600万円)、純利益は同17.4%増の33億円(同27億2600万円)とした。人件費、製造原価でコスト増が見込まれるが、上半期の売り上げ増でカバーでき、収益が押し上げられる。24日終値は5550円(▲100)。
■ハイデイ日高[7611]
16年2月期第3四半期決算を発表。営業利益は前年同期比10.8%増の35億円、純利益は同16.8%増の21億円だった。季節メニューやアルコール類の売り上げが増えた。豚肉、小麦粉などの購入価格は上昇したが、光熱費の節約で販管費も抑制できた。通期計画に対する第3四半期時点の進捗率は営業利益が81%、純利益は84%だが、通期見通しは据え置く。
24日終値は3360円(▲95)。
■アスモ[2654]
25日付で貸借銘柄に選定されると発表。これまでは信用買いのみ可能な制度信用銘柄だったが、今後は信用売り(空売り)もできるようになる。同社は東証2部上場で、介護施設や病院向け給食を手がける。24日終値は74円(▲3)。
【引け後のリリース】
川崎重工が同社としては初めて米国に航空機部品の製造ライン
■2017年に製造を開始するボーイング777Xに対応
川崎重工業<7012>(東1・売買単位100株)は24日付で、米国の現地法人Kawasaki Motors Manufacturing Corp., U.S.A.のリンカーン工場(ネブラスカ州)に、ボーイング社の最新鋭民間旅客機ボーイング777X用貨物扉の組立ラインを新設すると発表した。米国での航空機用部品製造は同社として初めてという。24日の株価終値は450円(2円高)だった。
発表によると、2017年3月までにリンカーン工場にある既設建屋内の約2800平方メートルのエリアを整備し、同年5月より組立作業を開始する。
ボーイング777Xは、ベストセラー機として航空輸送市場をリードする大型双発旅客機ボーイング777シリーズの後継機で、2017年に製造を開始、初号機の引き渡しは2020年を予定している。
同社は、ボーイング777Xの開発・製造において、前部胴体、中部胴体、主脚格納部、後部圧力隔壁および貨物扉を担当している。今回、リンカーン工場に自動打鋲機(オートリベッター)や自社製塗装ロボットを導入することにより、製造の自動化や高速化、および品質の安定化を推進し、貨物扉の効率的な組立作業を行う。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
12月24日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=4日続落、97円安。円高進行、買い続かず朝高後値を消す
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
24日の日経平均株価は4日続落した。終値は前営業日の22日比97円01銭安の1万8789円69銭だった。前日の欧米株市場が総じて買われたことや原油市況が目先下げ止まる動きをみせたことで、リスク選好ムードのなかでスタート。
外国為替市場で円相場が1ドル=120円台半ばまで円高・ドル安に振れ、企業の輸出採算が悪化するとの懸念が浮上。相場の戻りの鈍さを嫌気した投資家の売りにも押された。
海外勢を中心として年末休暇を取る市場参加者が多く、買いが続きにくかったとの指摘もある。
年内商い大詰めで駆け込みの損益通算の売り切りも出たようだ。全般は大型株よりもむしろ中小型株の下げがきつくなった。また、手掛かり材料難のなかで、証券会社の投資判断に左右され明暗を分ける銘柄が目を引いた。
JPX日経インデックス400は反落した。終値は前営業日比78.84ポイント安の1万3741.44だった。
東証株価指数(TOPIX)も反落し、9.98ポイント安の1523.62で終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆9362億円と、22日に続いて2兆円の大台を割り込んだ。売買高は19億8707万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の8割近い1523、値上がりは326、変わらずは86だった。
個別では、主力のトヨタが大引けにかけて下げ幅を拡大、東芝や野村、ファストリが売りに押された。証券会社が投資判断を引き下げた協和キリンが大幅安。大成建や大林組、鹿島など建設株も安い。小野薬品工業も下落した。NTTドコモ、enish、リニカルも大きく利食われた。
一方、日本水産、イマジカ・ロボット ホールディングスがストップ高に買われ、商品相場の上昇を好感して三井物や三菱商などの商社株、新日鉄住金や住友鉱などの資源関連株が上昇した。預入限度額の引き上げが伝わったゆうちょ銀や業績が上振れるとの観測が伝わった花王も上げた。
東証2部株価指数は4日続落した。個別銘柄ではピクセラ、ウインテスト、キーウェア、ラオックス、朝日インテク、象印が下げた。一方、アートSHDがストップ高。フォーシーズ、アイレップ、スリープロ、ヨネックスが上昇した。きょう東証2部に新規上場したケイアイ不は公募・売り出し価格(公開価格)を上回る初値を付けたが、終値は初値を下回った。
日経ジャスダック平均株価は4日続落した。終値は22日に比べ24円64銭安い2583円99銭だった。午後になって日経平均株価が下げに転じ、新興企業市場にも買い手控えムードが高まり、ジャスダック平均は下げ幅を広げた。
ジャスダック市場で時価総額が最大のマクドナルドが連日で大幅安となったことも運用リスクを避ける姿勢を強めた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で736億円、売買高は1億7815万株だった。
個別銘柄ではプロパティA、アイフリーク、NaITO、フェローテクやDガレージ、アパマンショが下落した。半面、アイサンテクノがストップ高。クルーズやネクスG、フィスコ、トレイダーズHDは上昇した。
東証マザーズ指数は4日続落した。終値は22日に比べ25.75ポイント安い833.75だった。個別銘柄ではメディビ、ビジョン、ダブルスタンダード、そーせいやミクシィ、FFRIが下落した。一方、アークン、マイネット、CANBAS、シグマクシスがストップ高。サイバダインやインベスターズC、フルスピードが上昇した。
きょう東証マザーズに新規上場したSワイヤーは公募・売り出し価格(公開価格)を57%上回る2511円で初値を付けた。寄り付き後には一時ストップ高を付ける場面もあった。大引けは2094円で、公開価格を31%上回った。
22日に東証マザーズに新規上場したソネットMNは、上場2日目に公開価格の2.4倍にあたる5500円で初値を付けた。寄り付き後は売りが広がり、ストップ安まで売られた。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
18,789.69
-97.01
日経平均先物
18,810.00
-60.00
TOPIX
1,523.62
-9.98
TOPIX先物
1,523.50
-9.00
東証2部指数
4,589.78
-64.20
JASDAQ
2,583.99
-24.64
マザーズ
833.75
-25.75
出来高
東証1部
1987070
1936284
東証2部
191130
31608
「びっくり」
以下は日経Quickニュース社がまとめた2016年びっくり予想。
↓
【経済・マーケット】編
(1)郵政3社株、追加売却
(2)日銀総裁提案の追加緩和が日銀金融政策決定会合で否決
(3)トヨタ株1万円超え
(4)香港ドルの利用が細り消滅観測拡大
(5)シェール撤退相次ぎ原油がバレル70ドル台に急反発
(6)アイフォン失速、アップル株が急落
(7)米経済低迷でゼロ金利に回帰
この他にはブラジルが五輪開催後にデフォルト、欧州の政治混乱で1ユーロ100円、
財務省が日経平均連動型国債を検討など。】
【社会・政治・経済】編
(1)ホテル不足で東阪出張の宿泊禁止拡大
(2)企業からマイナンバー大量流出相次ぐ
(3)安部首相、消費増税を再延期
(4)中国の李克強首相が権力闘争で失脚
(5)英国でEU離脱論が急拡大
(6)高橋巨人は41年ぶり最下位
(7)ハロウィーンさらに過熱、バレンタインはレトロな風習に
この他には米大統領選トランプ氏勝利、松山英樹プロメジャー優勝、孫氏が米メジャー球団買収、
新国立建設暗礁に。
因みに昨年のものは全部ハズレ、一昨年のものは1年遅れで中国の二人っ子政策が実現したという。
今年はどれかがありそうな気がする。
ところで・・・。
気にかかるのは英国王立国際問題研究所。
別名は所在地から「チャタムハウス」。
世界に影響力がある1番目はブルッキングス研究所、2番目がチャタムハウス。
しかしこのランキングはペンシルバニア大学が発表したものなのでアメリカに傾斜的。
たぶん本当の1位はチャタムハウスだろう。
創設は1920年で外交問題評議会の姉妹機関とされている。
かつては、イギリス勢力圏の秘密結社と言われたこともある。
事実としては、ロックフェラー、ロスチャイルド、モルガン商会、カーネギーなどを結び付ける働きをしたという。
そのチャタムハウスが2014年1月に発表したのは「日本復活を本物に」の研究プロジェクト。
これがアベノミクスの背景だとしたら結構面白い。
(櫻井)。
12月24日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=日経平均は小幅反発、中小型株も利食い優勢
【前引け概況】
24日午前の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに小幅に反発した。午前の終値は22日の終値に比べて48円95銭高い1万8935円65銭を終えた。取引時間中としては18日以来、およそ1週間ぶりに1万9000円台を上回る場面があり、一時は1万9071円まで上昇した。
22〜23日の2日間に米株式相場でダウ工業株30種平均が約350ドル上昇したことで投資家心理が改善。運用リスクを取る動きが広がった。ただ、海外投資家を中心にクリスマス休暇を取る投資家も多く、積極的な売買は限定的。外国為替市場で円相場が22日夕時点より円高・ドル安となったことも輸出関連株などの重荷となり、買い一巡後は徐々に上げ幅を縮めた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸した。
■日経平均株価 18,935.65(+48.95)
■日経平均先物 18,920(+50)
■東証1部出来高 10.23億株
■東証1部売買代金 0.97兆円
■TOPIX 1,534.83(+1.23)
■騰落 上昇693/下落1126
■日経JQ 2,600.59(-8.04)
■マザーズ指数 847.21(12.29)
前引けの東証1部の売買代金は概算で9726億円と低調、売買高は10億2374万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1126と、全体の6割近くを占めた。値上がりは693、変わらずは115銘柄だった。
個別では主力のトヨタが下げ、東芝も下落。野村やJT、任天堂が売りに押された。大型買収を発表したリクルートも下げた。一方、ソニーが上昇。金融のみずほFG、三菱UFJ、三井住友FGが上げた。業績が上振れするとの観測が伝わった花王が堅調に推移した。
東証2部株価指数は4日続落。ラオックスと象印が下げ、アートSHDとヨネックスが上げた。24日に上場したケイアイ不は公開価格を上回る初値をつけた。
日経ジャスダック平均株価は4日続落し、午前の終値は同8円4銭安の2600円59銭だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で425億円、売買高は1億323万株。主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20は4日続落した。ノジマやエンジャパン、アパマンショが下落した。半面、クルーズやハーモニック、アイサンテクが上昇した。
東証マザーズ指数は4日続落した。前引けは22日に比べ12.29ポイント安い847.21だった。ミクシィやそーせい、ジグソーが下落した。一方で、サイバダインや中村超鋼、Aimingは上昇した。
きょう東証マザーズに新規上場したSワイヤーは10時42分、公募・売り出し価格(公開価格)を57%上回る2511円で初値を付けた。寄り付き後には一時、値幅制限の上限を付ける場面もあった。前引けは公開価格を82%上回る2905円だった。
12月24日 相場概況(寄り付き)
日経平均株価=4営業日ぶり反発して始まる 1万9000円を回復
【寄り付き概況】
24日の日経平均株価は4営業日ぶりに反発して始まった。
始値は22日の終値に比べて184円71銭高い1万9071円41銭。取引時間中に1万9000円台を回復するのは18日以来。22〜23日の2日間で、ダウ工業株30種平均が350ドル上昇したことで投資家心理が強きに傾いた。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比190円高の19060円と節目の19000円を回復しており、日経平均はこれにさや寄せする格好からのスタートとなった。
セクターでは鉱業、鉄鋼、水産農林、石油石炭、ガラス土石、卸売、電気機器、非鉄金属、機械、その他金融などが上昇。一方で、証券が小安く始まっている。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに2ケタの上昇。
■シグマクシス<6088>
カイ気配スタートとなっている。同社は22日取引終了後に、ローソン<2651.T>とコンビニ事業に関するデジタル化およびシステム開発で合弁会社を来年1月に設立することを明らかにした
■倉元製作所 <5216>
24日付の朝刊で「東証が信用規制を解除」と一部報じられたことが買い材料視された。
■ピクセラ <6731>
22日に発表した「債務超過解消で猶予期間の指定解除」が買い材料。
15年9月期に債務超過を解消したことに伴い、猶予期間入り銘柄から解除された。
■ケミプロ化成 <4960>
24日付の朝刊で「東証が信用規制を解除」と一部報じられたことが買い材料視された。
225先物はニューエッジ・野村・三菱・メリル・大和・パリバが買い越し。
クレディ・みずほ・UBS・アムロ・モルスタ・ドイツ・GSが売り越し。
TOPIX先物は野村・メリル・大和・GS・UBSが買い越し。
バークレイズ・モルスタ・パリバ・みずほ・三菱が売り越し。
外資系等はアステラス(4503)、第一三共(4568)、日水(1332)、ツルハ(3391)、TOTO(5332)、クミアイ(4996)、クスリのアオキ(3398)、積水化(4204)、TCリース(8439)に注目。
テクニカル的にはマルハ(1333)、日新糖(2117)、ネクスト(2120)、ツクイ(2398)、積水化(4204)、扶桑化(4368)、ロート(4527)、ダイト(4577)、大正薬(4581)、OLC(4661)、山特鋼(5481)、ベクトル(6058)、安川(6506)、シマノ(7309)、第一興商(7458)、島津(7701)、ロイヤル(8179)、北陸電(9505)、東宝(9602)、甜菜糖(2108)、M&A(2127)、キューピー(2809)、クオール(3034)、ウェルシア(3141)、テクマト(3762)、応化工(4186)、DNC(4246)、マンダム(4917)、シーテクト(5970)、日機装(6376)、堀場(6856)、FPG(7148)、小野建(7414)、アニコム(8715)、リロ(8876)、KDDI(9432)、CEC(9692)、Tナカヤマ(9830)が動兆。
12月24日 相場概況(寄り付き)
日経平均株価=4営業日ぶり反発して始まる 1万9000円を回復
【寄り付き概況】
24日の日経平均株価は4営業日ぶりに反発して始まった。
始値は22日の終値に比べて184円71銭高い1万9071円41銭。取引時間中に1万9000円台を回復するのは18日以来。22〜23日の2日間で、ダウ工業株30種平均が350ドル上昇したことで投資家心理が強きに傾いた。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比190円高の19060円と節目の19000円を回復しており、日経平均はこれにさや寄せする格好からのスタートとなった。
セクターでは鉱業、鉄鋼、水産農林、石油石炭、ガラス土石、卸売、電気機器、非鉄金属、機械、その他金融などが上昇。一方で、証券が小安く始まっている。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに2ケタの上昇。
■シグマクシス<6088>
カイ気配スタートとなっている。同社は22日取引終了後に、ローソン<2651.T>とコンビニ事業に関するデジタル化およびシステム開発で合弁会社を来年1月に設立することを明らかにした
■倉元製作所 <5216>
24日付の朝刊で「東証が信用規制を解除」と一部報じられたことが買い材料視された。
■ピクセラ <6731>
22日に発表した「債務超過解消で猶予期間の指定解除」が買い材料。
15年9月期に債務超過を解消したことに伴い、猶予期間入り銘柄から解除された。
■ケミプロ化成 <4960>
24日付の朝刊で「東証が信用規制を解除」と一部報じられたことが買い材料視された。
225先物はニューエッジ・野村・三菱・メリル・大和・パリバが買い越し。
クレディ・みずほ・UBS・アムロ・モルスタ・ドイツ・GSが売り越し。
TOPIX先物は野村・メリル・大和・GS・UBSが買い越し。
バークレイズ・モルスタ・パリバ・みずほ・三菱が売り越し。
外資系等はアステラス(4503)、第一三共(4568)、日水(1332)、ツルハ(3391)、TOTO(5332)、クミアイ(4996)、クスリのアオキ(3398)、積水化(4204)、TCリース(8439)に注目。
テクニカル的にはマルハ(1333)、日新糖(2117)、ネクスト(2120)、ツクイ(2398)、積水化(4204)、扶桑化(4368)、ロート(4527)、ダイト(4577)、大正薬(4581)、OLC(4661)、山特鋼(5481)、ベクトル(6058)、安川(6506)、シマノ(7309)、第一興商(7458)、島津(7701)、ロイヤル(8179)、北陸電(9505)、東宝(9602)、甜菜糖(2108)、M&A(2127)、キューピー(2809)、クオール(3034)、ウェルシア(3141)、テクマト(3762)、応化工(4186)、DNC(4246)、マンダム(4917)、シーテクト(5970)、日機装(6376)、堀場(6856)、FPG(7148)、小野建(7414)、アニコム(8715)、リロ(8876)、KDDI(9432)、CEC(9692)、Tナカヤマ(9830)が動兆。
<兜町カタリスト>
「やはりビートルズ」
米マクドナルドが日本マクドナルドとの資本関係を見直す方向が週初報じられた。
これを受けて日本のマックの株価は下落。
一方米国マックの株価は上昇した。
「米国流の効率重視経営で成長してきた巨大チェーンの世界的陰り」。
「特に日本事業の不振が目立つ」。
もともと凋落していた日本のマックの業績はフラインチャイズへの事業売却などで繕ってきた。
それももう無理になってきたからトップも交代したという声があった。
個別的にはたぶんそうなのだろう。
ここに異物混入などの事件が重なったという不幸な側面もあろう。
しかし視野を広げれば、効率を重視した経営モデルと過去の成功体験への過度の依存があったように思う。
個の時代に画一的サービスは敬遠されるというのが世の流れ。
価格の安いハンバーグだって、この流れには沿わざる得ない。
しかも、顧客までが機械のように番号札を持って待つ姿勢は、どう考えても顧客重視ではない。
ここが根本の問題であって、米国流の効率モデル敬遠→日本的サービスへの移行なのではなかろうか。
20世紀のモデルは21世紀には通じない。
国内のシャープでも東芝でもあるいはソニーでもパナソニックでも同じことが起きたような気がする。
そう考えた方が良いのだろうし、ひょっとすると四半期経営だっていつかは間違いになるのかも知れない。
21世紀モデルがひょっとすると日本的なものの優位性があるとすると、これはむしろ望ましい。
「徹底的なサービス」とか「技術立国」、あるいは「顧客重視の経営」。
御題目でなく本物になったときに世界の中での日本の株価は位置を変えているに違いないと思う。
そもそも・・・。
発展途上国を軍事力で圧倒し、文化的にはコーラとハンバーガーで先進国文化を見せつけてきたアメリカ。
ピザやチキンを蔓延させてロックンロールで魅了したのは50年〜60年代のモデル。
これが永続してきた方はおかしい。
プレスリー人気はまだあるが、ビートルズの方が人を引き付けているような気がする。
国債の発行額が162.2兆円となり当初予算より7.8兆円減ったという。
2年連続の減少で6年ぶりの低水準になった。
背景は税収増。
消費増税もあろうが、所得税と法人税が伸びたことの方が大きいだろう。
こうなると基礎的財政収支の問題はどうなるのだろう。
社会保障費と国債返済で国家財政は悪化するという財務省的シナリオはどうも違ってきた。
政策を間違わずばら撒きを止めて規制緩和を行うことで財政は取り戻せそうな気配。
だからこそ欧米の景気不安があるとはいえ、外国人は日本の国債を買うのだろう。
ちなみに外国人の国債保有額は100兆円を越えた。
前年同期比16.5%増。
10年国債で0.3%程度の日本国債を買うのだから相場観がないこと甚だしい。
これは何かかが間違っているのかも知れない。
しかし買っているというのが現実。
日銀が毎年80兆円買っているから安心というのでは心もとないが・・・。
だから・・・
という訳ではなかろうが政府の2016年度の経済見通しは実質1.7%、名目3.1%成長。
意外と達成できそうな気がする。
名目3%が続くのであれば名目GDP600兆円も夢ではなくなってくる。
最近頻繁に危機管理監や国家安全保障局長と会っている安部首相。
火曜の夜は雷門の「鷹匠寿」で茂木自民党選対局長と3時間。
参院選候補者の話もあったのだろうがいかにも時間が長すぎる。
夏の選挙の相談だったと勘繰りたくもなる。
昨夜は赤坂の中華「Wakiya」で麻生財務相と甘利経済再生相と2時間半。
こちらは政策的期待が出来るのかも知れない。
日経平均株価の25日移動平均は19486円で3.08%のマイナスかい離。
75日線は18768円で0.63%のプラスかい離。
20日線は19506円で3.18%のマイナスかい離。
15日に捻れた一目均衡の雲の上限は19632円で株価はまだ雲の中。
ここを抜ければ青空になる。
22日に黒くねじれた勝手雲の上限は19632円でまだ上。
そして1月4日にまたねじれそうな気配。
12月SQ値18943円は何とかキープしてきたというところ。
しかし月足陽線基準20012円まではあと1000円。
騰落レシオは87.69%。
サイコロは4勝8敗で33.3%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス9.060%。
買い方はマイナス9.746%。
カラ売り比率は36.8%。(火曜は41.4%)。
日経VIは20.48。
日経平均採用銘柄のPERは15.49倍でEPSは1219円。
月曜はPER15.02倍でEPS1259円だったからいきなり40円の減少。
今年のピークは12月8日の1270円。
東芝の5000億円の赤字は大きかったということだろう。
市場では「サンタクロースラリー」の声。
↓
米「ストック・トレーダーズ・アルマナック」によると・・・
年間最後の5日間と年初の2日間の合計7日の期間騰落率の調査。
過去45回のうち34回がプラス。
09年から6年で、25日のクリスマスを含む週とその前後の3週間のダウ平均は5勝1敗。
この間の騰落が大きなマイナスとなったのは1999年と07年。
それぞれITバブル崩壊とリーマン・ショックの前年。
ダウ平均が7年連続、年間プラスで終えるには年内あと約220ドルの上昇が必要。
(昨年12月末終値17823ドル)。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
Criミドル(3698)・・・動兆
Criミドルに注目する。
同社はゲームや遊技機向けミドルウェア大手。
スマホの拡大は追い風。
海外展開では中国での家庭用ゲームに期待感。
ウィズパートナーズの投資は医療関連への先行投資の面もあろうか。
リバウンド期待。
12月24日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
24日の東京株式市場は堅調展開か。欧米株はそろって上昇。原油価格上昇を受けエネルギー・資源株が上昇をけん引した。米国株は前日も上昇しており、ダウ平均は3営業日連続で3桁の上げ幅を記録した。
日経平均株価予想レンジは18900円−19150円。
日経平均は1万9000円台を回復しそうだ。現地23日のシカゴ市場日経平均先物の清算値は、22日の大阪取引所終値比190円高の1万9060円。同清算値にサヤ寄せしてスタートとなりそう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り900万株、買い920万株で、差し引き20万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、通信、ゴム、自動車、情報通信、紙パ、石油、電機、空運、薬品、食品、自動車部品など。
買いセクターに、銀行、サービス、電機、小売、食品、陸運、自動車、精密など。
【予定】
24日(木)
【国内】
11月18・19日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨
黒田日銀総裁が講演
《決算発表》
ハイデ日高、シーズメン、瑞光、オプトエレクト、パルコ、平和堂
《新規上場》
ケイアイスター不動産、ソーシャルW
【海外】
メキシコ11月貿易収支・失業率(23:00)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
23日のNYダウ平均は3日続伸した。終値は前日比185ドル34セント高の1万7602ドル61セントだった。3日間の上げ幅は合計で474ドルとなった。原油先物相場が戻り歩調を強めたことを好感。年末前の節税対策の売りに一巡感が出たことも株式需給の改善につながった。
NY原油先物市場となるWTIの期近物が続伸し、1バレル37ドル台を回復した。エネルギー関連株は買われ、石油のシェブロン株の上昇率は最も大きくなった。
12月に入り、米株式相場は軟調な場面が目立っていた。年末を前に株式や投信を売却し、損を出して節税対策をする「タックスロス・セリング」の取引が相場を押し下げていたが「売り圧力がピークを超えたことで需給が改善した」という。
セクター別では全面高となり、特にエネルギーや素材の上昇が目立った。
ナスダック指数も3日続伸した。44.822ポイント高の5045.932となった。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,602.61 +185.34
S&P500種
2,064.29
ナスダック
5,045.932 +44.822
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は3日続伸した。3月物は前日比150円高の1万9060円で終えた。期近物の終値としては4営業日ぶりに1万9000円台を回復し、大阪取引所の終値を190円上回った。原油先物相場の上昇を手掛かりに米株式相場が続伸し、日経平均先物も買われた。
ただし、年末やクリスマスの祝日を控えて市場参加者は少なく、取引は低調だった。この日の3月物の高値は1万9090円、安値は1万8820円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19060 ( +190 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19125 ( +255 )
( )は大阪取引所終値比
休日マーケット通信
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
米国株式市場は24日に短縮取引となり、25日はクリスマスの祝日で休場となる。
さて、24日の東京株式市場は、クリスマス休暇入りしている海外投資家が多いこともあり、引き続き市場エネルギー不足の展開となりそうだ。目立った手掛かり材料もないことから、売買ともに手控えられ方向感に乏しい値動きとなる可能性もある。
22日と同様、下値では押し目買いが入るものの、積極的に上値を買い上がることもないとみられる。なお、薄商いであるため、意外と値幅が大きくなる可能性はある。
市場関係者からは、「オイルマネーなどの海外ファンドや、国内機関投資家が主要な投資対象としている日経平均株価寄与度の高い値がさ株は、手控えムードが強く株価は軟調推移となっている。半面、個人投資家はNISA(少額投資非課税制度)の投資期限が迫るなかでの駆け込み買いや、12月期決算企業の配当や株主優待狙いという投資行動が表面化している」との見方がある。
【注目の開示銘柄】
■サイボウズ[4776]
15年12月期業績予想の修正を発表。営業損益は従来予想が8億円の赤字だったが5億円の赤字に縮小。最終損益も8億円の赤字から4億円の赤字に改善する。クラウドサービスの売り上げが増加するうえ、オフィス移転費用の一部を固定資産に計上することで収支が改善する。配当予想も修正。期末一括配当で従来は1株あたり5円70銭としていたが、5円87銭に増額した。22日終値は311円(▲1)。
■リクルートHD [6098]
オランダの人材派遣大手「USGピープル」をTOB(株式公開買い付け)で完全子会社化すると発表。買収により欧州における人材派遣事業を強化する。USG社側もTOBに同意しており、取得総額は14億2000万ユーロ(約1885億円)の込み。
USG社の2014年12月期の連結売上高は23億5500万ユーロ(約3100億円)。22日終値は3620円(△5)。
■西松屋チェーン[7545]
12月次の売上高を発表。既存店ベースでは客数が前年同月比0.2%減と減ったものの、客単価が同4.3%増。この結果、売上高は4.0%増となった。冬物衣料や育児用品、衛生用品の売り上げが堅調だった。22日終値は1036円(△7)。
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
22日のNYダウ工業平均は大幅に続伸した。前日比165ドル65セント高の1万7417ドル27セントで終えた。NY原油先物相場が上昇したことが投資家心理の改善につながった。前週末にかけて大きく下げていたため、値ごろ感からの買いも入った。
21日に約6年10カ月ぶりの安値を付けたWTI期近物が大幅続伸した。原油相場が底入れしたとの期待が株式市場で買い安心感につながった。世界経済の先行き不安の後退にもつながった。
7〜9月期の米実質国内総生産(GDP)確定値は前期比年率2.0%増と小幅に下方修正された。ただ、市場予想の範囲内だったため、相場の反応は限られた。
セクター別では全面高となっており、特に食品・生活必需品小売や自動車・自動車部品の上昇が目立った。
ナスダック総合株価指数も続伸。同32.187ポイント(0.6%)高の5001.110だった。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,417.27 +165.65
S&P500種
2,038.97
ナスダック
5,001.110 +32.187
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は小幅続伸した。3月物は前日比60円高の1万8910円と、この日のほぼ高値で引けた。22日の大取終値を40円上回った。朝安で始まった後、原油高を手がかりに投資家心理が上向き、米株とともに買われた。この日の3月物高値は1万8915円、安値は1万8680円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
18910 ( +40 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
18955 ( +85 )
( )は大阪取引所終値比
12月22日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=29円安、商い低調のなか小幅続落、祝日前の手仕舞い売り
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【大引け概況】
22日の日経平均株価は小幅に3日続落し、前日比29円32銭安の1万8886円70銭で終えた。23日に祝日を控えて手じまい売りがやや優勢だった。
目新しい材料が乏しかったほか、クリスマス休暇入りする海外投資家が多く、売買は盛り上がりに欠いた。
日経平均は11円高からスタートしたが、寄り付き後は、前日比91円37銭安で下落する場面があったが、売りが一巡すると、前日終値を挟んだ狭いレンジでのもみ合いが続いた。売買も低調で、方向感に乏しい展開となった。
JPX日経インデックス400は3日ぶりに反発した。
終値は前日比24.46ポイント高の1万3820.28だった。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反発し、2.32ポイント高の1533.60で終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆9347億円。7日以来、約2週間ぶりに2兆円を下回った。売買高は19億7459万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1004と全体の52%を占めた。値上がりは809、変わらずは120だった。
業種別では、パルプ・紙、卸売業、食料品が下落率上位だった。一方、空運業、陸運業、建設業が上昇率上位だった。
個別では、トヨタや日産自が上昇。三菱UFJやKDDIも上げた。キヤノンやOLCも買われた。JR東日本やJR西日本の上昇も目立った。日本ビューホテ、ウェルネットなども買われた。
一方、東芝は大きく売られて年初来安値を更新。前日後場に業績予想の修正を発表したキリンHDの下げが目立った。三井住友、ソニーソフトバンクグ、ファーストリテ、村田製などが軟調。直近で急伸していたさくらが利益確定売りに押され、ミツミとの経営統合を発表し
東証2部株価指数は3日続落した。2部指数は、前日比5.27ポイント安の4653.98となった。個別銘柄ではSFJ、システムソフト、アピクヤマダ、ラオックスとSFJが下げ、スガイ化学工業、アートSHD、朝日インテクと象印が上げた。
日経ジャスダック平均株価は3日続落し、前日比14円69銭安い2608円63銭とこの日の安値で終えた。祝日を前に持ち高を手仕舞い売りに押された。
米本社が株式売却の打診を始めたと伝わったマクドナルドや、金融と情報技術(IT)を融合したフィンテックなど個別に材料が出た銘柄を中心に、売買は盛り上がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で726億円、売買高は1億7939万株だった。個別銘柄ではNJHD、ブロードメディア、マサル、マクドナルドやクルーズ、アパマンショが下落した。半面、フィスコがストップ高。エイシアンスター、イナリサーチ、メッセージ、FVCは上昇した。
東証マザーズ指数も3日続落し、前日比8.92ポイント安い859.50とこの日の安値で終えた。個別銘柄ではインベスターズCが一時ストップ安。オウチーノ、ダブルスタンダード、マイネットやセレス、ミクシィが下げた。一方、アークンがストップ高。シグマクシス、イトクロ、そーせいやFFRI、ジグソーの値上がりが目立った。
きょうジャスダックに新規上場したプロパティAは13時46分、公募・売り出し価格(公開価格、1400円)の2.2倍にあたる3010円で初値を付けた。買い一巡後は伸び悩み、ストップ安の2310円で取引を終えた。
今日東証マザーズに新規上場したソネットMNは終日買い気配が続き、取引が成立しなかった。最終の気配値はきょうの気配値上限にあたり、公開価格2300円の2.3倍にあたる5290円だった
【指標一覧】
終値
日経平均株価
18,886.70
-29.32
日経平均先物
18,870.00
30.00
TOPIX
1,533.60
2.32
TOPIX先物
1,532.50
7.50
東証2部指数
4,653.98
-5.27
JASDAQ
2,608.63
-14.69
マザーズ
859.5
-8.92
出来高
東証1部
1974590
1934747
東証2部
154160
22702
「クレヨンでも」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
日経平均株価の昨日の前日比は2ケタに低下。
12月4日から18日までの11営業日は前日3ケタが続いてました。
日中値幅は依然として3ケタですが、終値ベースではしばし静謐というところでしょうか。
日々激動の中にいると感覚が麻痺してしまって200円高とか300円安なんて大したことはないと感じがちなもの。
日経平均は18000円台ですから0.5%の値動きで100円の値幅。
それくらいの動きはあっても不自然ではないでしょうし、驚いたり慌てたりする必要はないのでしょう。
日経平均7000円の時の100円は率にして1.4%ですから同じ100円の値幅でも3倍近い開きがあるということ。
値幅だけで物事を考えると、毎日がびっくり相場になってしまう水準にいることは否定できません。
「きわめて」とか「大きく」なんて大袈裟なレトリックに騙されないことも大切でしょう。
日銀が来年も3兆円のETFを買うことになりました。
しかもこれと別途に来年からは従来の保有株売却が年3000億円あるので、新たに3000億円の購入枠を設定しました。
単純に差し引きすれば、3000億円ー3000億円=ゼロ。
しかし3兆円のETF購入枠は残っていますから3兆円の買い越しの筈。
しかもETFの時価総額というのは15兆円程度しかありませんから結構なインパクトの継続であることは確かでしょう
この単純な計算すら出来ないのが株式市場。
あまり賢い場所ではありません。
あるいは原油安が新興国景気の不安を掻き立てシェールファンドなどの崩壊を招くのではないかという説。
確かに無格付けの債券を集めたファンドの苦戦は伝えられています。
しかし原油安の恩恵は消費者に及んでいて、全米自動車協会の数字では、米国のレギュラーガソリンがガロン2ドルを割り込んだことで米国のドライバーは一人当たり年間550ドルの恩恵を受けるという数字が出てきました。
さらに恩恵を受けるのは原油を輸入に頼らざるを得ない日本の経済。
それでも原油安→世界株安→日本株安のシナリオが容易に信じられていますからやはり株式市場は賢くない場所に思えてきます。
多くのことが多勢の解釈で彩られその大半はのちのち何もなかったの如くすり替えられ市場関係者はいつも正しかったかの様相を呈している株式市場。
むしろ多数派はいつも解釈を間違ってきたような気がします。
その意味では「通説と多数意見を疑うこと」は実は投資における重要なファクターでしょう。
「大袈裟な心配や大きな声の悲観・楽観論はしばしば間違っている」というセオリーにこそ真実があるような気がします。
「変なこと、怪しいこと、不思議に思うこと」をそのままにせず疑う姿勢が求められるが相場。
難しい言葉や横文字がちりばめられた相場解釈には何か別のことが隠れていると考えた方が良いのかもしれません。
クレヨンで説明できる投資シナリオが正しい、と言ったのはピーターリンチ氏。
誰もが納得できる簡単なシナリオこそ正しいという立場。
これは疑義の生じる多数派意見を超越した正論は難しくは語られないということの言い換えになるのでしょう。
「やさしく語って」というのが市場の願い。
キラリと輝くガウディ銘柄はきっとそんな論理の延長線上に存在しているような気がします。
こねくり回したシナリオよりは簡単なもの。
あるいは単純なもの。
賢くない株式市場は、難しい論理を語る場所ではなく誰でも理解できるやさしい論理が潜む場所。
これを隠すための鎧や化粧を脱いでしまえば結構単純でしかないような気がするのですが・・・。
(櫻井)。
12月22日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=祝日前で売買代金低調、小幅続落
【前引け概況】
22日午前の日経平均株価は小幅に続落し、前日比23円21銭安の1万8892円81銭で前場を終えた。朝方は若干買いが先行して始まったが方向感に乏しく、その後は弱含みで推移した。
前日の米国株市場でNYダウが反発したものの、下げ止まらない原油市況の動向や、円高傾向で推移する為替の動向などを横目に上値は重い。クリスマス休暇で市場参加者が限定的なところに、明日23日の祝日を前に積極的な売買は見送られ、物色人気は盛り上がりを欠いている。
ただ、全般売り物も薄く下値に対しても底堅さをみせている。東証1部の前場の売買代金は1兆円を下回った。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅に反発した。
■日経平均株価 18,892.81(-23.21)
■日経平均先物 18,860(+20)
■東証1部出来高 9.56億株
■東証1部売買代金 0.93兆円
■TOPIX 1,533.15(+1.87)
■騰落 上昇862/下落918
■日経JQ 2,615.94(-7.38)
■マザーズ指数 867.95(-0.47)
前引けの東証1部の売買代金は概算で9336億円、売買高は9億5616万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の47%にあたる918、値上がりは862、変わらずは153だった。
個別ではミツミ電機が商いを伴い急伸、ネクストも値を飛ばした。トヨタ自動車や日産自が堅調、大成建設も物色人気に。JAL、オリエンタルランドも上昇した。
半面、三井不など大手不動産株は総じて下げた。連騰していた、さくらインターネットが急反落、村田製作所、富士通が軟調。東芝は年初来安値を更新した。キリンホールディングスが大幅安、日本コンクリート工業、テルモなども安い。
東証2部株価指数は反発。2部指数は、前日比0.8ポイント高の4660.05となった。
個別銘柄ではアイレップ、日アビオ、コスモス電、象印、朝日インテクや日精機が上げ、半面、サイオス、トレックスセミ、カネミツ、ラオックス、日本KFCが下げた。
日経ジャスダック平均株価は3日続落した。前引けは前日に比べ7円38銭安い2615円94銭となった。主力銘柄は堅調だったものの、祝日を前に手仕舞い売りに押された。
ジャスダック市場の売買代金は概算で405億円、売買高は1億791万株。個別銘柄では米本社が株式売却の打診を始めたと伝わったマクドナルドやクルーズ、アパマンショ、アイフリーク、NJHD、トレイダーズHDの値下がりが目立った。一方、フィスコが一時ストップ高やメッセージ、FVC、アクモス、シンワアートが上昇した。
東証マザーズ指数も小幅に3日続落。前引けは前日比0.47ポイント安い867.95だった。個別銘柄ではダブルスタンダード、インベスターズC、インフォテリ、ミクシィ、ビジョンが下げた。一方、マイネット、シグマクシスがストップ高。そーせい、セレス、ブランジスタ、AppBankが買われた。
きょう東証マザーズに新規上場したソネットMNとジャスダックに上場したプロパティAは買い気配が続いている。前引け時点の気配値は、ソネットMNが公募・売り出し価格(公開価格、2300円)を1610円(70%)上回る3910円、プロパティAは公開価格の1400円を980円(70%)上回る2380円だった。
【セミナー動画】
セミナー動画を視聴する
12月11日に行われた野村IR資産運用フェアで行われたセミナーです。
2015年はどのように終わるか、2016年はどこを目指すのかを解説します。
(展示ホール撮影の為、音声が若干悪いです)
動画時間:[30分54秒]
日経平均株価 00分42秒〜
月のアノマリー 05分18秒〜
ETF 10分52秒〜
JPX400 12分39秒〜
相場の主役交代 13分38秒〜
消費税について 15分29秒〜
インバウンド 16分44秒〜
個別銘柄群 18分00秒〜
株の思考法 27分00秒〜
相場テーマ 28分7秒〜
12月22日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価=10時、前日終値付近で推移 材料乏しく売買見送り
【寄り付き概況】
22日の日経平均株価は小幅に反発して始まった。始値は前日比11円84銭高の1万8927円86銭。前週末に大幅下落した米株が21日には反発し、投資家心理が改善。運用リスクを取る動きが優勢となっている。
寄り付き直後には前日比27円高の1万8943円まで上昇する場面があったが、すぐに伸び悩んだ。海外投資家を中心に休暇を取る市場参加者が多く、積極的な売買が限られている。
【10時の概況】
■日経平均株価 18,902.77(-13.25)
■日経平均先物 18,870(+30)
■TOPIX先物 1,530.00(+5.00)
■騰落 上昇866/下落905
■日経JQ 2,619.53(-3.79)
■マザーズ指数 871.19(+2.77)
日経平均は前日比13円25銭安の1万8902円77銭で推移している。米国株の上昇を受けて反発でスタートしたものの、クリスマスを目前に積極的な売買は手控えられて失速。
日経平均は1万8900円レベルでのもみ合いとなっている。
一方、マザーズ指数は小幅ながらプラス圏で推移するなどやや小型株優勢の地合いに。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小動きとなっている。
相場全体に影響するような材料に乏しいほか、23日は祝日とあって積極的な売買は見送られている。「足元の日経平均が夏の急落以降のもみ合い相場におけるちょうど中間の価格帯にあることも、様子見姿勢につながっている」という。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5530億円、売買高は5億9566万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は905、値上がりは866とほぼ拮抗した。業種別では33業種中、19業種前後が高く、値上がり上位に建設、空運、鉱業、陸運、サービス、医薬品など。半面、値下がりで目立つのは紙パルプ、食料品、電力ガス、海運、不動産、その他製品など
個別では、ソフトバンクとNTTは売りが優勢になる場面が目立つ。ファストリは引き続き安い。三井不など不動産株の値下がりも目立つ。一方、トヨタは引き続き買われている。三菱UFJ、みずほが買われているほか、エーザイや武田も高い。ミネベアとの経営統合を発表したミツミは上げ幅を広げている。
政府は2016年度予算案の一般会計の総額を過去最大規模の96兆7200億円程度とする方針を固めたと各メディアが報じており、大成建設、大林組、鹿島など大手ゼネコンをはじめ、西松建設、前田建設工業など建設株に買いが集まり、業種別値上がり率でも上位に買われている。
東証2部株価指数は反発。ラオックスと朝日インテクは上げ、日本KFCとSFJは下げた。
■マクドナルド<2702>
米マクドナルドが約5割を保有する同社株の売却に向け、大手商社や国内外の投資ファンドに打診を始めたことがわかったと一部メディアで報じられている。最大約33%分を売却する方針で、譲渡先は筆頭株主として経営の主導権を握る可能性があるという。売却額は1000億円規模の見通しとしている。
■トランスG 751 <2342>
グローバルヘルスケア企業1社との間で、この企業がGANPマウス技術により作製した特定抗体を用いた診断薬について、全世界における独占的製造・販売実施権の許諾に係るライセンス契約を締結したと発表している。
■インフォコム <4348>
IoT領域の事業創出に向けて、IoT向けのクラウドサービスを手掛ける米Afero社と事業提携すると発表したことで動意。同社はAfero社が開発したセキュリティの確保とネットワークへの接続性に優れたIoTサービス基盤を活用し、IoT領域の事業創出を推進する。
<兜町カタリスト>
「もろもろ」
野村のレポートの結論。
(1)2016年末の日経平均は22500〜23500円を想定。
参院選前まで上昇、その後反落するも年末回復へ。
(2)相対的に外需製造業に期待。注目セクターは機械・鉄鋼、金融。
(3)変化する企業、変わるべき日本企業に注目。
(4)夏場以降の業績予想の下方修正は限定的。
(5)16年度企業業績見通しは「増益」が基本。
(6)自動車生産は増加見通し。
(7)主役は外国人と自社株買いと年金・日銀
(8)キーワードはROEとスチュワードシップコード
(9)投資家とのコミュニケーションの改善余地は期待
12月22日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
22日の東京株式市場は、米株高の流れを受けて、買い先行のスタートとなろう。
日経平均予想レンジは、1万8800円−1万9100円
節目の19000円処での強弱感が対立することになりそうである。
手掛かり材料難のなか、個別株物色が中心となりそうだ。
海外投資家のクリスマス休暇入りが想定され、主力株には積極的な売買が期待しづらいことから、値動きの軽い小型株へ物色の矛先が向かうだろう。
ただ、海外投資家や国内機関投資家の売買が手控えられるなか、株価指数先物に仕掛け的な売買が入る可能性もあり、注意したい。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1330万株、買い1470万株で、差し引き140万株の買い越し。買い越しは5営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、電機、精密、サービス、自動車、情報通信、陸運、化学、商社など。
買いセクターに、サービス、化学、建設、小売、銀行、情報通信、その他金融、商社など。
【予定】
22日(火)
【国内】
2年国債入札
《決算発表》
NaITO、ニトリHD
《新規上場》
SMN、プロパティA
【海外】
独1月Gfk消費者信頼感(16:00)
トルコ中銀金融政策決定会合(政策金利発表、21:00)
米7-9月期GDP確報値(22:30)
米10月FHFA住宅価格指数(23:00)
米11月中古住宅販売件数(23日0:00)
《決算発表》
ナイキ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
21日のNYダウ平均は3営業日ぶりに反発した。終値は前週末比123ドル07セント高の1万7251ドル62セントだった。
前週末に約2カ月ぶりの安値を付けたとあって買い戻しや押し目を拾う動きなどから買いが先行。ただ、原油先物相場が安値を更新したためエネルギー株には売りが優勢で、相場の上値も限られた。
ダウ平均は下げに転じる場面もあった。NY原油先物相場は一時1バレル34ドルを下回り、約6年10カ月ぶりの安値を更新した。業績への悪影響が懸念される石油大手のシェブロンやエクソンモービルに売りが増え、ダウ平均を押し下げた。欧州株が取引終了にかけて下げたことも米株式の売りを誘った。
セクター別では半導体・半導体製造装置や食品・生活必需品小売が上昇する一方でメディアが軟調。
ナスダック指数は3日ぶりに反発し、前週末比45.841ポイント高の4968.923で終えた。
【NY概況】
NYダウ工業株30種(ドル)
17,251.62 +123.07
S&P500種
2,021.15
ナスダック
4,968.923 +45.841
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は小反発した。3月物は前週末比70円高の1万8850円で取引を終え、21日の大阪取引所の終値を10円上回った。前週に下げ進んだ反動から米株が反発し、日経平均先物も買われた。
午前中の取引では原油相場が一時約6年10カ月ぶりの安値をつけ、米株とともに売られる場面もあった。3月物高値は1万8950円、安値は1万8615円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て) 18850 ( +10 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て) 18900 ( +60 )
( )は大阪取引所終値比
12月21日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=70円安で続落。米株安を嫌気、午後は値ごろ感から下げ渋る展開に
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【大引け概況】
21日の日経平均株価は続落した。終値は前週末比70円78銭安の1万8916円02銭だった。
前週末の米国株市場でNYダウが370ドル近い下げをみせたこともあって、朝方は主力株中心に売り圧力の強い地合いだった。
原油市況が下げ止まらずリスク回避ムードを誘発、外国為替市場で円高に振れたことも輸出株中心に嫌気された。
クリスマス休暇を前に海外勢の換金売りや短期筋の売りが出て、一時は下げ幅を300円超に広げた。ただ、下値では値ごろ感から買い戻しも入り、終盤には急速に下げ渋った。
前場に空売りを入れた短期筋の買い戻しの動きなども戻り足に反映され、引け際にプラス転換目前まで下げ幅を狭める場面があった。
JPX日経インデックス400は続落。終値は低い1万3795.82だった。東証株価指数(TOPIX)は続落し、0.38%低い1531.28だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆5382億円、売買高は23億5580万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の72%にあたる1400、値上がり銘柄数は438、変わらずは92だった。
個別では、東芝が商いを伴い値下がりトップに売られた。ファストリや東エレクなど値がさの一角が下落。トヨタやパナソニックなど主力の輸出株も軒並み下げた。キリンHDは持ち直して引けた。15年12月期の最終損益が初の赤字に転落する見通しだと発表。当初は嫌気した売りが先行したが、徐々に買いが優勢になり上げに転じた。ミネベアはミツミと17年4月をメドに経営統合する方針を固めたと伝わり、きょうの高値圏で取引を終えた。
また、中小型材料株人気が続き、さくらインターネットが4日連続ストップ高テクマトリックス、ペプチドリーム、サンセイランディックなどが大きく値を飛ばした。
東証2部株価指数は続落した。2部指数は、前週末比49.27ポイント安の4659.25となった。
個別銘柄では摂津製油、ランドコンピュータ、Fastep、OATアグ朝日インテクや象印、アートSHDが下落。が値下がり率上位に売られた。一方、キーウェア、SFJ、システムソフト、綿半HD、ベネ・ワンが買われた。
日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前週末比21円89銭安の2623円32銭だった。投資家心理の悪化は新興市場にも広がり、直近で上昇が目立っていた銘柄を中心に売られた。指数は11月20日以来、約1カ月ぶりの安値で終えた。また、新規株式公開(IPO)が今週7社とピークを迎えており、個人投資家の換金売りも続いたようだ。
日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前週末比21円89銭安の2623円32銭だった。投資家心理の悪化は新興市場にも広がり、直近で上昇が目立っていた銘柄を中心に売られた。指数は11月20日以来、約1カ月ぶりの安値で終えた。また、新規株式公開(IPO)が今週7社とピークを迎えており、個人投資家の換金売りも続いたようだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で534億円、売買高は1億2990万株だった。
個別銘柄ではFVC、ミズホメディー、インテリW、クルーズ、アイサンテクなどが下落した。一方、メッセージ、アイフリーク、アクモスがストップ高。ハンズマン、NJHD、エトレイダーズ、アパマンショなどが上昇した。
東証マザーズ指数も続落した。終値は前週末比7.45ポイント安い868.42をつけた。個別銘柄ではインベスターズCラ、クーンやインフォテリ、モルフォなどが下落した。半面、リアルワールド、INSPECがストップ高。ロックオン、そーせいやミクシィ、アイリッジなどが上昇した。
きょう東証マザーズに上場したビジョンとマイネット、18日に上場したアークンは午前に初値を付けた。ビジョンの終値は初値を下回ったが、マイネットとアークンは初値を上回って推移し、終値はストップ高となった。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
18,916.02
-70.78
日経平均先物
18,840.00
-110.00
TOPIX
1,531.28
-5.82
TOPIX先物
1,525.00
-8.50
東証2部指数
4,659.25
-49.27
JASDAQ
2,623.32
-21.89
マザーズ
868.42
-7.45
出来高
東証1部
2355800
2538299
東証2部
150440
22943
「見つけかた」
成長株の見つけ方という考え方。
見つけ方は以下の2つに分けられようか。
(1)積極的発掘法=観察の継続。
誰でも可能な方法。
企業観察と政策観察、そして社会観察から構成される。
フツーのアプローチ方法。
(2)消極的発掘法=スクリーニング
ひずみを発見しようというアプローチだが効率的市場仮説には反する。
もしも市場が効率的であるならひずみや見逃しはない筈だから。
しかし効率的市場仮説で学んだファンドマネージャーがこのアプローチをするからややこしい。
結局、相場観と銘柄発掘は少数派に勝ちが訪れることが多い。
株式市場はケインズの言うような美人投票の場であるにもかかわらず、である。
おそらく美人投票派は、付和雷同派だからだろう。
自分の銘柄間を持つと、少数派にならざるを得ない。
そして徒手空拳の戦いの後に多数派が訪れて株価が大化けする可能性大。
ここがタイミングの難しさにつながろう。
一方で銘柄が先かタイミングが先かの議論がある。
方向性・値幅・時間軸・タイミングの4つの項目で一番難しいのは間違いなくタイミングである。
日経ヴェリタスの「日銀、次の一手はいつ」。
JPX日経400構成銘柄で影響受けそうなもの。
買い入れによって株価が動きやすい銘柄。
日清食(2897)、アルフレッサ(2784)、メディパル(7459)
ヒューテック(3003)、日テレ(9404)名鉄(9048)
過去の買い入れ分がなく、購入のみで売却がないとみられる銘柄
ネクソン(3659)、カルビー(2229)、大塚HD(4578)、
第一生命(8750)、クックパッド(2193)、グリー(3632)。
買い入れ上限が近かった大型REIT。
日本ビルファンド(8951)、ジャパンリアルエステイト(8952)、
ジャパンエクセレント(8987)、日本リテールファンド(8953)、
福岡リート(8968)。
米国株の今後の動きを過去の経験則から探ると・・・。
第2次世界大戦後、1年間に2回以上利上げする「連続利上げ」局面は10回。
金融政策の仕組みが現在に近い94年以降の3回の利上げ局面平均すると、
利上げ4か月前から調整入りした株価は開始後2か月で底入れ。
利上げが始まって1年後には平均で11.4%%上昇。
因みに・・・。
主要国上場企業の業績予想とPERを見てみると・・・。
日本(TOPIX)EPS10.8%増、PER14.3倍。
アメリカEPS8.2%増、PER16.7倍。
英国EPS4.1%増、PER14.7倍。
ドイツEPS8.2%増、PER10.6倍。
香港EPS7.9%増、PER14.0倍。
世界はEPS7.9%増、PER15.2倍。
日本のPERでの割安感は否めない。
因みに世界平均のPERでいけば日経平均は19152円。
「政策に売りなし」で行くならば以下の資料は役立ちそう。
↓
(内閣府)
第5期科学技術計画基本計画(答申案)
エネルギー・環境イノベーション戦略の策定について
規制改革会議について(健康医療WG資料、農業WG資料、地域活性化WG資料)
新宇宙基本計画
(首相官邸)
補正予算の概要(経済産業省関連)
振り返れば昨年の正月の予測。
↓
日経3日朝刊の恒例アンケート「経営者が占う2015年」。
滅多に当たらないことで有名でもある。
日経平均株価予想は最高値は22000円。
「晴れた日には38915円が見える」というレポートを出している大和。
その社長としては当然の22000円なのだろう。
最安値は16000円。
数名が年前半にあるという見通し。
しかし大半の最高値は21000円となっている。
日経の見出しは「年後半2万円台」。
これがコンセンサスならばさらにポジなサプライズが欲しいところ。
個別ではトップがトヨタ、2位が信越、3位が日立。
面白くも何ともない。
少数意見はエムスリー、豊田織機、ヤマト、ユーグレナ、OLC、
オリンパ、富士電機。
こちらの方が興味深いし、ユーグレナが異色な印象。
東レが5位に入ったのも興味深い。
そもそも・・・。
12月は17450円で終了し月足陰線。
(前月比基準11月末17540円、月足陽線基準17590円)。
しかも25日移動平均(17515円)を下回った。
感覚的には前年末比1159円の上昇で3年連続上昇だったが、近視眼的には安値終わり。
良かったのか悪かったのが微妙ではあった。
大発会前場の全体相場は日経平均が一時200円安。
昨年の1月の下落の記憶が残っているのだろうか。
もっとも後場は下落幅縮小。
クリスマスに黒くねじれた「勝手雲」は1月8日に白くねじれているのだが・・・。
そんななかで昨年来高値を更新してきたのがヒビノ(2469)。
東京五輪人気のさきがけだろうか。
あるいは、サイネックス(2376)、HMT(6090)、コムチュア(3844)、ムゲンエス(3299)、明治電機(3388)、京写(6837)、インスペック(6656)、アウトソ(2427)、Bガレージ(3180)、カナモト(9678)、乃村(9716)などは逆行高。
大発会逆行高銘柄として記憶しておきたい。
大引け後は渋谷のマザーズ上場企業に取材。
明日は朝から東証アローズでストボの実況。
・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「おさるの株屋」
えっさえっさえっさほいサッサ
おさるの相場だほいさっさ
ドタバタ相場はまだ騒ぐ
アベノミクスをぶらさげて
それやっとこどっこいほいサッサ
ほーいほいほいほいサッサ
えっさえっさえっさほいサッサ
木の葉の株価でほいサッサ
材料アチコチごんぎつね
つんと澄まして湧いている
それやっとこどっこいほいサッサ
ほーいほいほいほいサッサ
えっさえっさえっさほいサッサ
元気な株屋だほいサッサ
滑っちゃいけないガラ相場
そらそら売り物つまづくな
それやっとこどっこいほいサッサ
ほーいほいほいほいサッサ
えっさえっさえっさほいサッサ
上って下ってほいサッサ
ちらちら明りはみえるけど
向こうの2万はまだ遠い
それやっとこどっこいほいサッサ
ほーいほいほいほいサッサ
(櫻井)
12月21日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=大幅続落、9割の銘柄が値を下げる
【前引け概況】
21日午前の日経平均株価は大幅に続落した。午前の終値は前週末比322円48銭安の1万8664円32銭だった。
原油安を背景に前週末の欧米株が軒並み下げ、週明けの日本株にも嫌気した売りが広がった。円高・ドル安も重荷になり、電子部品など輸出株を中心に主力株がほぼ全面的に下げた。寄り付きからじり安となり、前引けにかけて下げ幅を一段と広げた。
市場参加者不足が指摘されるなか、クリスマス休暇を控え海外投資家が換金売りを進めているとの観測も出ている。東証1部の9割に相当する銘柄が安くなり、日経平均は300円を超える下げとなった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もそろって続落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆960億円、売買高は11億439万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の約9割にあたる1727、値上がり銘柄数は149、変わらずは54だった。
■日経平均株価 18,664.32(-322.48)
■日経平均先物 18,650(-300)
■東証1部出来高 11.04億株
■東証1部売買代金 1.09兆円
■TOPIX 1,513.41(-23.69)
■騰落 上昇149/下落1,727
■日経JQ 2,621.56(-23.65)
■マザーズ指数 859.23(-16.64)
個別では、値がさのファストリやファナックが大きく下げ、指数を押し下げた。足利HDや九州FGが年初来安値を付けた。主力のトヨタや三菱電、ソニー、東芝も大幅安。TOWA、日本アジア投資も急落した。一方、さくらインターネットが一時4連続ストップ高に買われる人気となったほか、JFEは続伸。NTTや安川電、シャープも上げた。ペプチドリームも値を飛ばした。
東証2部株価指数は続落した。2部指数は、前週末比67ポイント安の4641.52となった。個別銘柄ではOATアグ、摂津製油、日本KFCやランドコンピ、ベネ・ワンが下げた半面、キーウェア、Minori、サイオスやカワタが上昇した。
日経ジャスダック平均株価は続落した。前場終値は前週末比23円65銭安の2621円56銭だった。投資家心理の悪化は新興市場にも広がり、個人投資家の売りを誘った。マザーズ市場でとくに直近で上昇が目立っていたモルフォやインフォテリなどフィンテック関連が売られ、心理悪化に拍車をかけた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で304億円、売買高は7914万株。個別銘柄ではプロパスト、ミズホメディー、インテリW、クルーズやDガレージ、アイサンテクなどが下落した。一方、トレイダーズHDやアイフリーク、アパマンショ、アクモスなどが上昇した。
東証マザーズ指数も続落した。前引けは前週末比16.64ポイント安い859.23だった。個別銘柄ではインベスターズCがストップ安。そーせいやアイリッジ、モルフォなどが下落した。半面、INSPECがストップ高。ロックオン、カイオムやサイバダインなどが上昇した。
18日に東証マザーズに新規上場したアークンは上場2日目のきょう、公開価格の3.6倍にあたる4925円で初値を付けた。その後は制限値幅の上限(ストップ高水準)まで上げて、買い気配となっている。きょう東証マザーズに上場したビジョンとマイネットも初値を付けた。ビジョンの初値は公開価格を11%上回る2213円、マイネットは19%上回る2005円だった
12月21日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価=10時、下げ幅拡大 海外勢の換金売りで
【寄り付き概況】
21日寄り付きの日経平均株価は続落して始まった。一時、前週末比230円超安い1万8700円台前半に下落した。
前週末の米国株市場では原油安などを背景にNYダウが360ドル強の下落をみせ、約2カ月ぶりの安値水準に売られており、これを受けて東京市場でもリスク回避の動きが強い。
電子部品や電子機器など、主力の輸出関連株が売られている。
原油価格の下落や米利上げ後の米株の上値の重さが意識され、大幅に下げた局面でも「主力株には買いが入りづらい」との声がある。ソニーやミツミ、パイオニアが3%を超える下げとなっている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続落して始まった。
【10時の概況】
の日経平均株価は前週末比281円62銭安の1万8705円18銭で推移している。
一時は下げ幅が300円を超え、1万8600円台後半に下落した。
クリスマス休暇を前に、海外勢から換金売りが出やすいという。株価指数先物に売り圧力がかかり、現物株との裁定解消を通じて日経平均の下げに波及した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を広げた。
日経平均構成銘柄の値上がりは9銘柄にとどまり、214銘柄が下落。マイナス寄与度トップはファストリで、日経平均を32.17円押し下げ、ファナック が11.77円、ソフトバンクが8円押し下げと続く。
プラス寄与トップは凸版で、日経平均を1.45円押し上げ、安川電が0.59円、大成建が0.43円で続いている。
■日経平均株価 18,705.18(-281.62)
■日経平均先物 18,670(-280)
■TOPIX先物 1,514.00(-19.50)
■騰落 上昇257/下落1,593
■日経JQ 2,630.36(-14.85)
■マザーズ指数 867.62(-8.25)
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6621億円、売買高7億663万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の82%にあたる1593、値上がり銘柄数は257、変わらずは80。
業種別では33業種すべてが値下がり。下落率1位は保険で、以下、電気機器、不動産、倉庫・運輸、海運、機械と並ぶ。
個別では、トヨタの下げ幅が2%を超えた。三菱UFJや日本精工、スクリンも安い。日本オラクルが急落した。6〜11月期の経常利益が市場予想を下回ったことが売り材料。
一方、ポーラHDは16年12月期の営業利益が7期連続で最高を更新すると伝わり、逆行高となっている。大成建や凸版も堅調。
東証2部株価指数は続落している。朝日インテクや象印、アートSHDが下落。綿半HDやMinori、SFJは上げている。
■マイネット <3928> [東証M]
東証マザースに新規上場。初値は2005円で公開価格1680円を19.3%上回った。
同社はスマートフォン向けのゲームアプリを運営する。他社作品を買収などを通じて運営する「リビルド事業」で成長。
■ビジョン <9416> [東証M]
東証マザーズに新規上場。初値は2213円で公開価格2000円を10.7%上回った。
同社は海外旅行者を対象に無線通信のWiFiサービスを手がける。サービスに対応する国・地域は200を超え、世界のほぼ全域をカバーする。
■インスペック<6656>
ストップ高の609円まで買われている。この日朝方、がんなどの病理検査などに使用する高倍率・高解像度の顕微鏡画像をコンピューターに取り込み、デジタルデータ化して病理専門医による診断や、遠隔地での診断を可能とするバーチャルスライドシステムの販売を今月から開始すると発表した
■インフォテリア<3853>
波乱展開となっている。
東証が21日売買分から、インフォテリア株の信用取引の委託保証金率を70%以上(うち現金40%以上)に引き上げると発表している
225先物は、JP・クレディ・メリル・ドイツ・パリバ・アムロが買い越し。
野村・ニューエッジ・モルスタ・三菱・バークレイズが売り越し。
TOPIX先物はメリル・パリバ・三菱・ドイツ・野村・アムロが買い越し。
バークレイズ・ニューエッジ・GS・JP・日興が売り越し。
外資系等は凸版(7911)、クスリのアオキ(3398)、そーせい(4565)、ライドオン(6082)に注目。
テクニカル的にはJACR(2124)、一パン(2215)、東海染(3577)、クミアイ(4966)、ワイエイシイ(6298)、電気興(6706)、河西工(7256)、萩原電(7467)、タカラス(7981)、4℃(8008)、スターツ(8850)、鴻池運(9025)、TKC(9746)、ベネッセ(9783)、イオンディ(9787)が動兆。
<兜町カタリスト>
「ガウディ」
ECBで荒れ、FOMCで荒れ、日銀金融政策決定会合で荒れ。
アレコレ解釈は施されるが結局はイベントドリブンに振り回されただけの感がないでもない。
ECBは既定路線継続だったが不満足の売り。
FOMCは、瞬間米景気好調を好感したがなぜか原点に立ち戻っての「金利上昇懸念」台頭。
日銀金融政策決定会合は瞬間的な追加と補完の錯覚で湧いて沈んだ。
これは金融当局が悪いのではなかろう。
それを解釈する側=市場の頭の悪さが表れたと考えた方が良いかも知れない。
事を日銀に限ってみれば期待のしすぎでの失望とでも言えようか。
市場はこれ以上の金融緩和など本当に望んでいるのかどうか不明ながら誰かが望んでいるという観測。
主役の回りでワイワイ騒いで、事が過ぎれば黙る輩はデモ隊の群衆のようなものだろう。
そもそも・・・。
来年もETFを3兆円買い、従来の日銀持ち株売却年間3000億円の受け皿としての年間3000億円の買い。
しかもこの3000億円については「設備投資や賃上げに積極的企業のETF」とまで言っている。
ターゲットをJPX日経400の買いを拡大すると言っているのに他ならない。
そして差し引きすればETF3兆円買いが残る。
この計算すら出来ないとすれば市場は相当愚か者の集団になってしまおう。
またREITについても900億円買い継続とともに1銘柄の5%ルールを10%に拡大した。
それでも不満ならばこの上市場は何が欲しいのだろうか。
なんでも欲しがれば良いというものでもない。
洋の東西を問わず市場と言うのは頭の悪い世界なのかも知れない。
原油が安くて日本株が売られるのは円高で日本株が売られるよりも奇妙に映る。
日経平均株価は週間で243円の下落。
ただし3週間ぶりの週足陽線。
月足陽線基準の20012円ははるか遠いが、ボラの高さに期待は捨てたくないところ。
先週火曜に下げたところは18565円。
25日移動平均からはマイナス5.3%のかい離。
日経平均のPERは14.67倍だった。
そして水曜に反転し木曜は窓を空け金曜は2万円にもう一歩まで近づいた(18982円)。
あと少しで近づけるところで届かない訳はない。
ドラマの世界ではガウディだって最後に勝った。
とはいえ・・・。
金曜は一目均衡の雲の上限(18961円)で踏みとどまった。
今日はまた75日移動平均(18771円)攻防戦。
22日に勝手雲が黒くねじれているのはダマシであって欲しい。
ガウディ銘柄はいろいろある。
例えばインスペック(6656)。
細胞の病理診断などに使う顕微鏡画像処理システムの販売を開始。
撮影時間従来の半分に短縮。
画像処理高速化することで手術中に病変部以外の組織切除するリスク抑えられる。
弘前大発ベンチャー、医療用光学機器手掛けるクラーロ(青森県弘前市)と開発。
あるいは日経ヴェリタス発掘実力企業に載ったアイリッジ(3917)。
「オンライン・ツー・オフライン(O2O)」サービス展開。
長期で成長エンジンになりそうなのは金融とIT(情報技術)融合した「フィンテック」分野。
銀行向け導入やスマホによる決済サービスに期待感。
17日には暗号通貨技術テックビューロ(大阪市)と提携。
そして週末にIRを行ったリオン(6823)。
補聴器は国内トップシェア。
スーパーカミオカンデで水中生物粒子計数器が使われ宇宙ステーションには微粒子計が積まれいるという。
つまりノーベル賞関連で宇宙関連ということになる。
松井証券NISA口座で買い付け金額の多い銘柄。
1位みずほ(8411)2位三井物産(8031)、3位三菱UFJ(8306)、4位イオン(8267)5位キャノン(7751)、6位ゆうちょ銀(7182)、7位日本郵政(6178)、8位日経レバ(1570)
◇━━━ カタリスト ━━━◇
FFRI(3692)・・・動兆
FFRIに注目する。
同社は標的型攻撃のセキュリティ対策に特化。
車載、iOSの情報セキュリティ研究に期待感。
富士通子会社との業務提携を拡大。
「FFR yarai」の月額課金型マネージドサービスの販売拡大方向。
12月21日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
21日の東京株式市場は続落後、下値模索の展開になりそう。シカゴ市場日経平均先物同清算値にサヤ寄せする動きが先行するとみられる。
日経平均株価予想レンジ:1万8600円−1万9000円
その後は先週末の大幅下落による反動も意識されるため、底堅い相場展開が見込まれる。
今週は、欧米など海外株式市場はクリスマス休暇で休場や取引時間短縮が実施され、市場参加者が減少し全体的に薄商いが想定されろ。
物色については個人主体の材料株や中小型株が中心になるだろう。また、IPOが本格化しているが、参加者が限られているため、初値後の急伸を狙った短期的な売買も多いだろう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1410万株、買い710万株で、差し引き700万株の売り越し。売り越しは4営業日連続。金額は買い越し。
売りセクターに、機械、化学、サービス、小売、金属、食品、電機、不動産など。
買いセクターに、自動車、電機、石油、サービス、小売、食品、不動産、輸送用機器、REITなど。
21日
主な経済指標・スケジュール
【国内】
10月全産業活動指数
11月コンビニエンスストア売上高
IPO(新規上場)=ビジョン<9416>、マイネット<3928>(マザーズ)
【海外】(時間は日本時間)
米11月シカゴ連銀全米活動指数
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
米国株式相場は下落。ダウ平均は367.29ドル安の17128.55、ナスダックは79.47ポイント安の4923.08で取引を終了した。原油価格が続落となったことが嫌気され、引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。セクター別でも全面安となっており、特に銀行や各種金融の下落が目立った。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
18780 ( -170 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
18835 ( -115 )
( )は大阪取引所終値比
【休日TIMES】
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
今週は大荒れの展開となった。FOMC前は、原油安と円高進行でリスクオフの様相が強まり、日経平均は1万8500円台まで下げる場面があった。
注目のFOMC発表を受けた米国株が上昇したことから、日本株も連れ高の動きとなった。
日銀会合において、量的緩和に対する補完措置が発表されたが、これを受けて日経平均が乱高下。一時500円超の上昇で2万円に迫ったが、一転急落の動きで終値では1万9000円を割り込んだ。日経平均は週間では約243円の下落、ただし、週初が大幅安で始まったことから、週足では3週ぶりに陽線を形成した。
来週の東京株式市場は、23日天皇誕生日の休場があり立ち合いは4日で、欧米など海外株式市場はクリスマス休暇で休場や取引時間短縮が実施され、市場参加者が減少し全体的に薄商いが想定され方向感に乏しい展開を予想する。
また、日銀会合を受けた日経平均が大荒れの動きとなり急落したことなどから、ボラティリティは大きくなりやすく、下落基調が続くNY原油先物の動向も波乱要因だろう。
利上げを実施した米国では、7-9月期GDP確報値や11月耐久財受注など、注目の経済指標が多く、指標結果に対する米国株及び為替の反応が大きく注目される
現在、米株式市場に最も影響を与えているのは、原油価格であり、外国為替市場のドル相場と合わせてその動向が注目される。来週の日経平均株価の想定レンジは1万8500〜1万9500円とする。
物色については個人主体の材料株や中小型株が中心になるだろう。また、IPOが本格化しているが、参加者が限られているため、初値後の急伸を狙った短期的な売買も多いだろう。日替わり的に資金が循環しやすく、マネーゲーム的に動きやすい。そのほか、NISA(少額投資非課税制度)枠を使い切る動きなども意識される。
【個別開示銘柄】
■スター・マイカ [3230]
前15年11月期着地見通しを上方修正。中古マンション事業でリノベーションマンションの販売が好調だったことなどが寄与し、経常利益予想を従来の16億1500万円から17億9700万円に引き上げた。18日終値は1389円(△14)。
■エイチ・アイ・エス [9603]
発行済み株式総数の3.08%に当たる200万株、100億円を上限に自己株式を取得すると発表した。取得期間は12月21日から16年4月28日まで。18日終値は3730円(▲55)。
■綿半HD [3199]
東証2部上場で、ホームセンターを展開する。東証から25日付で1部指定を承認されたと発表した。同社は昨年12月に新規上場。わずか1年での1部指定となる。18
日終値は1318円(▲61)。
【NY概況】
18日のNYダウ工業株30種平均は大幅続落し、前日比367ドル29セント安の1万7128ドル55セントで終えた。10月14日以来、約2カ月ぶりの安値。アジアや欧州の株式相場が大きく下げたほか、原油先物相場の下げが続いて投資家心理が悪化。運用リスクを避ける動きにつながり、この日の安値圏で引けた。
ダウ平均の下げ幅は、9月1日(469ドル)以来3カ月半ぶりの大きさとなった。
原油先物相場は先安観が根強い。石油輸出国機構(OPEC)が18日まとめた石油市場の長期見通しの要旨では、OPEC産原油の生産が2040年までに大幅に増加すると予測している。
市場では米連邦公開市場委員会(FOMC)を終え年内に大きなイベントはなくなり、手じまい売りが出やすかった。先物やオプションの取引期限満了日が重なって商いが膨らみ、値動きが大きくなった面もあった。
セクター別でも全面安となっており、特に銀行や各種金融の下落が目立った。
ナスダック総合株価指数も大幅に続落し、前日比79.471ポイント安の4923.082で終えた。10月22日以来ほぼ2カ月ぶりの安値水準。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,128.55 −367.29
S&P500種
2,005.55
ナスダック
4,923.082 −79.471
シカゴ日経平均先物は大きく続落した。3月物は前日比450円安の1万8780円で取引を終え、18日の大阪取引所の終値を170円下回った。原油相場の下げを嫌気し米株とともに売られた。欧州とアジアの株安も弱材料。3月物の安値は1万8750円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
18780 ( -170 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
18835 ( -115 )
( )は大阪取引所終値比
12月18日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=大幅反落 1万9000円割れ、日銀決定会合後に乱高下
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【大引け概況】
18日の日経平均株価は3日ぶりに反落し、前日比366円76銭安の1万8986円80銭で終えた。
原油安と米国株安を受け軟調展開ながらも、前場は底堅い動きをみせていたが、後場は日銀の金融政策決定会合の結果発表を境に地合いが一変、乱高下となった。
日銀の金融政策決定会合では、ETFの買い入れ額を、これまでメドとしていた年間3兆円に加え3000億円の買い入れ枠を設定、これを一度は好感するかたちで日経平均は一時500円を超える上げをみせ、2万円大台も視野にとらえた。
しかし、措置の分析が進むにつれて失速。日銀がかつて買い入れた株式の売却に伴う市場への悪影響を吸収する目的と認識が浸透すると、需給面では中立要因との見方が急速に広がった。
日経平均は結局、急反落となり、1万9000円台を割り込んで着地した。心理的な節目の1万9000円を割り込むのは3日ぶり。
JPX日経インデックス400も3日ぶり反落し、前日比264.11ポイント安の1万3833.27で終えた。
東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反落し、終値は27.61ポイント安の1537.10だった。
東証1部の売買代金は概算で3兆5971億円と、8月26日以来、約4カ月ぶりの大商いだった。売買高は29億8751万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の8割を超える1578。値上がりは279、変わらずは72銘柄だった。
個別では主力のトヨタ、ファーストリテイリング、村田製作所が下落。石油資源や住友鉱など資源関連に値下がりが目立った。スイス企業の買収を発表したTDKや、介護大手を買収すると伝わった損保JPNKも売りに押された。三井住友フィナンシャルグループなど銀行も売られた。一方、業界再編への思惑からニチイ学館やツクイが上昇。増益決算を発表したクミアイ化の値上がりが目立った。さくらインターネットがストップ高、アイスタイル、JACR、日機装も上昇した。
きょう新規上場したフリューは低迷。公開価格を小幅に上回る初値を付けたが、次第に売りに押された。
東証2部株価指数は3日ぶりに反落した。2部指数は、前日比1.90ポイント安の4708.52となった。
個別銘柄ではラオックスとコメ兵、RVH、ランドコンピュータ、オリチエン工業が下げた。一方、摂津製油がストップ高。フライトは一時ストップ高と値を飛ばし、ピエトロ、SFJ、朝日インテク、日精機が上げた。
日経ジャスダック平均株価は3日ぶりに反落した。終値は前日比11円13銭安い2645円21銭だった。13時前に日銀が発表した金融緩和策について見方が分かれ、荒い値動きになった。発表直後に上昇していた日経平均株価が一転して下落すると、投資家心理が冷え込み、新興企業株も売り優勢となった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で620億円、売買高は1億4351万株だった。個別銘柄ではトレイダーズHD、FVC、アイサンテクノ、クルーズやノジマ、マクドナルドが下落した。半面、メッセージがストップ高。博展は一時ストップ高と値を飛ばし、シダー、Dガレージや田中化研、アパマンショは上昇した。
東証マザーズ指数も3日ぶりに反落した。終値は前日比17.32ポイント安い875.87だった。個別銘柄ではミクシィやサイバダイン、FFRI、ブランジスタ、ラクス、あんしん保証が下落した。一方、ラクーン、ビリングシス、リアルワールド、アイリッジがストップ高。メタップス、UBIC、セレス、そーせいは上昇した。
きょう東証マザーズに新規上場したアークンは、終日買い気配のまま取引が成立しなかった。大引けの気配値は公募・売り出し価格(公開価格)の2.3倍にあたる3130円だった。きのうジャスダックに上場したミズホメディは2日目で公開価格の2.6倍にあたる2822円で初値を付け、終値は2.3倍の2480円だった。名古屋証券取引所のセントレックス市場にきょう上場したアートGは公開価格を46%上回って初値を付け、終値は25%上回る526円だった。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
18,986.80
-366.76
日経平均先物
18,950.00
-390.00
TOPIX
1,537.10
-27.61
TOPIX先物
1,533.50
-29.00
東証2部指数
4,708.52
-1.90
JASDAQ
2,645.21
-11.13
マザーズ
875.87
-17.32
出来高
東証1部
2987510
3597164
東証2部
161670
29395
「丙申」
後場寄り段階で日銀金融政策決定会合の結論は出ず。
しかし前場マイナスだった日経平均は後場プラス展開。
12時50分過ぎに現状維持が発表されると日経平均は400円以上上昇。
一時19800円台をつけた。
「異次元緩和の保管措置」「ETF買い入れ枠拡大」などの見出しだけでも買い物となった。
志の輔落語の面白さの一つはストーリーの反復のような気がする。
最初のシーンでのストーリーの立場が逆転する「みどりの窓口」。
最初のシーンでのストーリーが通用しない「質屋暦」。
最初のシーンで話の進行がわかるのだが、その逆転の面白さ。
これは株式市場にも通用しよう。
一度見た光景が次も一緒になる訳はなく、想像以上の展開になることは多い。
あるいは、次の展開では逆になるオチがある場合もある。
同じストーリーを二度話して通用するほど株の世界もやさしくはない。
だから同じ進行の立場を変えたり、行方が変わったりする。
その意味ではストーリーのリフレインやリピート、転換の行方を日々模索することが必要になる。
大和のレポートは「干支と相場」。
↓
申年の株価はかつて右肩上がり。
近年は年央にトレンドが転換するケースが多い。
歴史的には、満州国建国、ブレトンウッズ会議、日本の国連加盟、
NAFTA・EUの発足と、国際政治の転換点が多い。
2004年(平成16年)
<内閣>首相:小泉純一郎
<市場>外国人買い、出来高共に過去最高(当時)
米中金融引き締めと景気不透明感で保合い
<記事>カネボウ、ダイエー産業再生機構活用
ダイムラークライスラー、三菱自支援停止
UFJ銀、三菱東京FGと統合へ。西武鉄道株、上場廃止
プロ野球新球団は楽天に決定
自衛隊が多国籍軍参加、イラク派遣
1992年(平成4年)
<内閣>首相:宮澤喜一
<市場>株式市場に公的資金本格出動
<記事>米・カナダ・メキシコが北米自由貿易
協定(NAFTA)合意
マーストリヒト条約調印、EU発足へ
ASEAN自由貿易地域(AFTA)締結
金融規制バーゼル1導入
クリントン氏、米大統領に当選
1980年(昭和55年)
<内閣>首相:大平正芳、鈴木善幸
<市場>オイルマネーなど外国人主導で堅調
<記事>物価沈静化、金融緩和へ
初の衆参同日選挙、自民党圧勝
モスクワオリンピック開催
イラン・イラク戦争
米大統領選、レーガン氏が圧勝
1968年(昭和43年)
<内閣>首相:佐藤栄作
<市場>いざなぎ景気で活況
<記事>3億円事件
十勝沖地震
キング牧師暗殺
ニクソン氏、米大統領に当選
1
1956年(昭和31年)
<市場>マネービル、技術革新で神武景気到来
<記事>フルシチョフがスターリン批判
日ソ国交回復、共同宣言及び議定書調印
「もはや戦後ではない」
日本が国連に加盟
1944年(昭和19年)
<内閣>首相:東條英機、小磯國昭
<市場>空襲による立会い休止頻発
<記事>連合軍、ノルマンディー上陸。ブレストンウッズ会議
1932年(昭和7年)
<内閣>首相:犬養毅、高橋是清、斎藤実
<市場>戦時工業株人気
<記事>上海事変。満州国建国。5・15事件
F.ルーズベルト氏、米大統領に当選
1920年(大正9年)
米、禁酒法施行。国際連盟発足。
株式、米、綿糸、生糸各市場、未曾有の大暴落
1908年(明治41年)
米国恐慌の余波で東京株式市場が大暴落。日本で初の経済恐慌
十干で見ると、丙(ひのえ、西暦末尾が6の年)の景気は良いことが多い。
これを受けて、その前年の株価は戦後全勝だが、翌年の西暦末尾が7の年のパフォーマンスは悪いことが多い。
西暦末尾が7の年の株価は1勝5敗と分が悪く、上昇した1回もブラックマンデーの1987年。
西暦末尾が6の年の株価は、前半は堅調な傾向。
近年の日経平均は西暦末尾が0の年頃から大きく下落する。
現在は西暦末尾が2の年頃のボトムと、7の年頃の調整の間。
過去にも末尾6の年か7の年のどちらかに天井を打つことが多い。
丙の年は、「もはや戦後ではない」、「人口一億人突破」、「VHSビデオ1号機発売」、
「男女雇用機会均等法施行」など勇気が出る話が多かった。
近年は、「消費増税閣議決定で株価天井」や、「ライブドアショック」、
「日銀の量的金融緩和解除」などで株価が天井を形成した。
そのほかにも見てみると・・・。
「西暦末尾に6、7、8のつく年は、5のつく年に比べてパフォーマンスが悪化する」というのもある。
《2016年の水星の逆行情報》
2016年01月05日〜2016年01月26日
2016年04月29日〜2016年05月22日
2016年08月30日〜2016年09月22日
2016年12月19日〜2017年01月07日
以下は「2016年非相場スケジュール」。
2016年
1月15日:ユニバーサル・スタジオの「クールジャパン開催」(〜6月26日)
1月28日日銀金融政策決定会合が年8回に。
2月7日NFLスーパーボール
中国春節(〜13日)
2月JAXAがロケットH−2Aを打ち上げ
3月1日米スーパーチューズデー
3月11日東日本大震災から5年
3月26日北海道新幹線一部開業
3月大名古屋ビル全面オープン
JR新宿ミライナタワー完成
寝台特急カシオペア廃止
4月1日地球温暖化課税増税
女性活躍推進法が施工
4月15日東京ディズニーシー「ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ」がスタート。
4月27日ルノワール展(〜8月22日)
4月28日京都鉄道博物館開業
4月福岡三越に空港型免税店開業
神戸に人工サーフィン施設「コウベレイーズ」開業
5月三菱地所が大手町温泉を開放
6月6日イスラムラマダン入り(〜7月7日)
7月4日アメリカ独立宣言から240年
7月大手町に「星のや東京」が開業。
8月11日初の祝日「国民の日」
9月7日リオ五輪(〜18日)
10月1日〜7日国慶節
10月19日文部科学省が「スポーツ・文化・ワールドフォーラム」開催。
11月7日豊洲新市場会場
11月8日米大統領選挙
11月インドネシアで世界最大の地熱発電所稼働
(櫻井)
12月18日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=米株安受け反落も下げ渋る
【前引け概況】
18日午前の日経平均株価は3日ぶりに反落し、前日比46円50銭安の1万9307円06銭で終えた。
売り優勢の展開を強いられたが、下値も限定的で後半は次第に下げ幅を縮小した。
原油市況が低迷し、17日の米株式相場が大幅下落。投資家心理が悪化した。前日までの2日間で800円近く上昇したこともあり、目先の利益を確定する目的で売りが優勢となった。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反落した。
日銀が同日まで開いた金融政策決定会合の結果を昼ごろにも発表する見込みで、その内容を見極めたいとの雰囲気も模様眺めムードにつながった。
■日経平均株価 19,307.06(-46.50)
■日経平均先物 19,290(-50)
■東証1部出来高 9.78億株
■東証1部売買代金 1.1兆円
■TOPIX 1,560.75(-3.96)
■騰落 上昇745/下落1,034
■日経JQ 2,655.96(-0.38)
■マザーズ指数 893.53(+0.34)
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1030億円、売買高は9億7869万株。東証1部の値下がり銘柄数は1034と、全体の5割強を占めた。値上がりは745、変わらずは150銘柄だった。
個別では金融の三菱UFJが下落。村田製やアルプスなど電子部品株の一角に値下がりが目立った。スイス企業の買収を発表したTDKや、介護大手を買収すると伝わった損保JPNKも売りに押された。
一方、トヨタ自動車がしっかり、小野薬品工業が大幅高。また、さくらインターネットが3日連続のストップ高となったほか、クミアイ化学工業も値を飛ばした。ツクイやニチイ学館などが上昇。介護業界の再編が加速するとの思惑から買いが入った。
新規上場したフリューは低迷。公開価格を上回る初値をつけたが、その後は売りに押される展開が目立った。
東証2部指数は小幅に3日続伸した。2部指数は、前日比12.49ポイント高の4722.91となった。個別銘柄では摂津製油がストップ高。フライト、ピエトロ、インタートレ、SFJが買われた。半面、ラオックス、RVH、アピクヤマダ、日本KFCは売られた。
日経ジャスダック平均株価はわずかながら反落した。前引けは前日に比べ2銭安い2656円32銭となった。連日買われた大型株が売られた一方で、小型株が底堅くなったことから、中小型の多い新興企業銘柄も下げ渋る動きになった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で353億円、売買高は8509万株。個別銘柄ではトレイダーズHD、FVC、クルーズやアイサンテク、ヨシックスが下落した。半面、博展がストップ高。シダー、Dガレージや田中化研、アパマンショが上昇した。
東証マザーズ指数は3日続伸した。前引けは前日比0.18ポイント高い893.37だった。個別銘柄ではラクーン、アイリッジがストップ高。ビリングシスは一時ストップ高と値を飛ばし、パス、セレス、GMOメディア、そーせい、FFRI、メタップスが上昇した。一方で、比較、ITbook、ミクシィやサイバダイン、モルフォは下落した。
きょう東証マザーズに新規上場したアークンは、買い気配が続いている。前引け時点の気配値は公募・売り出し価格(公開価格)を70%上回る2312円だった。きのうジャスダックに上場したミズホメディは2日目も買い気配で始まり、公開価格の2.6倍にあたる2822円で初値を付けた。名古屋証券取引所のセントレックス市場にきょう上場したアートGも買い気配で始まり、公開価格を46%上回って初値を付けた
12月18日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価=10時 弱含む 一時150円安、円安一服で
【寄り付き概況】
18日の日経平均株価は3日ぶりに小反落して始まった。始値は前日比33円10銭安の1万9320円46銭。
原油相場の下落を背景に前日の米株式相場が下落したことで投資家心理が悪化した。前日までの2日間で日経平均は大幅上昇しており、目先の利益を確定する動きも出ている。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)は小幅ながら下げている。
【10時の概況】
■日経平均株価 19,221.55(-132.01)
■日経平均先物 19,190(-150)
■TOPIX先物 1,553.00(-9.50)
■騰落 上昇573/下落1,219
■日経JQ 2,652.85(-3.49)
■マザーズ指数 886.12(-7.07)
10時現在の日経平均株価は前日比132円01銭安の1万9221円55銭で推移している。
下げ幅を一時150円超まで拡大し、1万9200円を割り込む場面もあった。
外国為替市場で円相場が下げ渋り、投資家心理がやや悪化。前日までの2日間で800円近く上昇した反動もあり、目先の利益確定を目的とした売りの勢いが増した。
JPX日経インデックス400は、東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を広げた。
東証1部の売買代金は概算で6935億円、売買高は6億2383万株。
東証1部の値上がり銘柄数は573、値下がりは1218、変わらずは135と、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回っている。
業種別では33業種中7業種が値上がり。1位は空運で、以下、医薬品、水産・農林、精密機器と続く。値下がり上位には石油・石炭、鉱業、保険が並んでいる。
日経平均マイナス寄与度は14.51円の押し下げでファナックがトップ。ソフトバンクが13.18円、TDKが7.85円、ダイキンが5.88円と続いている。
プラス寄与度トップはアステラスで、日経平均を3.63円押し上げている。次いで中外薬が3.53円、エーザイが3.26円、テルモが2.75円と続く。
個別では、主力のトヨタが下落。金融の三菱UFJ、三井住友も下げた。村田製やアルプスなど電子部品株の一角が安い。一方、大幅な増益決算を発表したクミアイ化が上昇。好業績観測が伝わったアダストリアが上げ、小野薬が高い。
東証2部指数は上昇。朝日インテクとアートSHDが上げ、ラオックスと日本KFCが下げた。
225先物はみずほ・パリバ・ドイツ・バークレイズ・JP・GMO・クレディが買い越し。
三菱・アムロ・野村・UBS・GS・シティが売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・JP・ドイツ・大和・野村が買い越し。
ニューエッジ・パリバ・モルスタ・三菱・日興が売り越し。
外資系等はアスクル(2678)、日野(7205)、サッポロ(2501)、ツルハ(3391)、ダイヘン(6622)、サンドラッグ(9989)に注目。
18日に新規上場の3銘柄のうち、
東証マザーズ市場に新規上場したアークン(3927)は公開価格と同じ1360円カイ気配でスタート。同社は、情報セキュリティー製品の開発・販売・保守サービスの提供などが主な事業。マルウエア(悪意のあるサイバー攻撃ソフト)に対するセキュリティー対策などを提供し、米国の先端企業とも複数、提携している。
2016年3月期の業績見通し(単体)は、売上高が前期比24.2%増の12.30億円、純利益は同35.8%増の1.47億円、1株利益は83円71銭。公開価格でのPERは16.2倍になり、たとえばマルウエア対策などのFFRI(3692)(東マ)のPER450倍との比較では大きく割安になる。
フリュー (6238) が東証1部に新規上場。初値は3220円で公開価格3200円を0.6%上回った。同社はプリントシール機を開発、販売を手掛ける。
名証セントレックス市場に新規上場したアートグリーン(3419)は公開価格と同じ420円カイ気配でスタート。同社はコチョウランを中心とした生花の生産・卸売りが主な事業。
■クミアイ化学(4996)
急伸し、6月4日につけた年初来高値1148円を更新した。東証1部の値上がり率ランキングでベストテン入りしている。同社は17日引け後、16年10月期の連結業績見通しについて、売上高は前期比21.6%増の743億円、営業利益は同20.9%増の45億円と発表した。農薬メーカーは、期初に保守的な見通しを示すのが一般的とみられているなか、大幅な増収増益見通しを示した。
12月8日号稼足銘柄で紹介の
■ラクーン(3031) 547 +80
一時ストップ高。同社が運営するBtoB掛売り・請求書決済代行サービス「Paid(ペイド)」が、LINEが運営するコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」の公開型アカウント「LINE@(ラインアット)」への対応を開始したと発表している。12月17日より「LINE@」利用料金の支払いにPaidの決済サービスが利用可能となった。今回のサービス提供によって、更なるユーザー数の増加と認知向上を見込んでいるという。
テクニカル的には日水(1332)、三井松島(1518)、世紀東急(1898)、中電工(1941)、日本粉(2001)、グリコ(2206)、カカクコム(2371)、ウェルネット(2428)、ジェイコム(2462)、サッポロ(2501)、コケウエスト(2579)、フィールズ(2767)、キッコーマン(2801)、アリアケ(2815)、JT(2914)、なとり(2922)、ブロンコB(3091)、クリエイト(3148)、TOKAI(3167)、コスモス(3349)、クリレス(3387)、ブレイン(3655)、ネクソン(3659)、三井化学(4183)、ダイセル(4202)、タキロン(4215)、積水化成(4228)、PI(4290)、持田薬(4534)、沢井製薬(4555)、サカタインクス(4633)、ラウンドワン(4680)、サーバーエージェ(4751)、ミルボン(4919)、オカモト(5122)、共英製鋼(5440)、東プレ(5975)、テクノプロ(6028)、ライドオン(6082)、福島工業(6420)、新晃工(6458)、リオン(6823)、三井ハイテク(6966)、東海理化(6995)、フタバ(7241)、FCC(7296)、ゼンショー(7550)、フランスベッド(7840)、ウッドワン(7898)、天馬(7958)、岡村製(7994)、山善(8051)、ユアサ商(8074)、三愛石(8097)、リンガハット(8200)、MrMAX(8203)、丸井(8252)、クレセゾン(8253)、小田急(9007)、京王(9008)、近鉄(9041)、ゼンリン(9474)、沖縄電(9511)、共立メンテ(9616)、丹青社(9743)、ニトリ(9843)、プレナス(9945)が動兆。
<兜町カタリスト>
「さて日銀」
FOMCでの利上げを材料とした饗宴の木曜日だった。
ただ日経平均は一時19507円まで上昇したものの終値は19353円。
週足の一目均衡表の雲上限(19438円)や26週線(19373円)を下回った格好。
東証1部の売買代金は2兆7809億円。
ソコソコ出来たところが救いだろうか。
騰落レシオの92.3%もまだまだ低い水準ではある。
戻りのNY株は前日の上昇を消しての着地。
海の向こうは今週末がSQであることを考えると、致し方なしかも知れない。
あとは日銀金融政策決定会合待ちというところ。
金融緩和など望まないが、ETFとREIT購入に対する来年の方針だけは決めておいて欲しい。
頑張ってきた個人の逆張りの構図。
12月第2週の投資部門別株式売買動向で個人は1867億円の買い越し。
買い越し額は3カ月ぶりの高水準となった。
因みに個人は9月第5週から9週連続の売り越しだったが、先週の軟調で逆張りに動いた。
海外投資家は82億円の買い越し。
信託銀行は1751億円の買い越し。
そして事業法人が1022億円の買い越し、投信が923億円の買い越し。
主役は外国人ではなく国内勢の構図。
それでも外国人動向を気にしなけらば相場展望が開けないところが情けない。
幕末以来のこの舶来信仰がなくなれば相場も自信を取り戻せるのだろうが・・・。
今日から野村アセットの日経レバ(1570)の設定申し込みが再開される。
運用停止から2か月での再開。
設定停止でETF売り・先物買いの裁定取引が減少し進んだ割高感が是正されると言う声がある。
また設定再開は2つの先物買いを復活させるという声もある。
一つは設定会社の先物買い。
相場下落時に個人の押し目買いが入ると設定者は先物を買うので相場の下支えになる。
そして裁定業者の「ETF買い・先物買い」ポジションの復活。
多少小手先の期待感に過ぎないが、妖怪の設定復活に期待したいところ。
そういえば昨日投資家さんから頂戴したメール。
↓
「第3週火曜日引け前に1570買いました。
アノマリー見事に的中しました!
DVDも数回繰り返しみて1570買って見事的中!
狙い目は第4週金曜日に売却予定!
櫻井さんの誕生日に売り!」と。
そういえば・・・。
今年の2月にも感じたことがあった「世にも奇妙な物語」。
↓
今の相場は決して「芝浜」ではないような気がする。
富くじに当たった夢ではなく、これは現実。
「明烏」の若旦那のように「相場は下がるもの」なんて堅物ぶらないほうが良いようだ。
久しぶりに「世にも奇妙な物語」が始まったような気がする。
2013年の秋にもあったが、実際は2010年3月以来。
取材にいった銘柄や注目銘柄が乱舞した。
ここ数日の展開はそんな感じ。
2010年3月頃の日経平均は10000万円乗せの状態。
4月に11408円の高値をつけて反落した。
今の相場が「猫の茶碗」という訳ではなかろうが・・・。
今回もそんな感じの展開で指数はともかく、個別は百花繚乱。
インフォテリア、一休、FFRI、ラクーン、アイリッジ、Vキューブ。
イーレックスやアウトソーシングもそうだった。
セックやカイオムも復活感。
秋の頃はモバファクにMDVもあった。
悲しいのはそれが永遠に続くわけではなく、一度通過すると半年は沈黙の世界。
場合によっては大周り3年でしか現れないこともあるから厄介なもの。
もっとも成功体験があった方が相場への期待感が醸成されて良いのだろうが・・・。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ワイヤレスゲート(9419)・・・動兆
ワイヤレスゲートに注目する。
同社は高速無線通信サービスが中核。
業績は下方修正されたが国内外での拠点拡大での捲土重来に期待感。
東証本則市場への市場変更を11月に申請済み。
1億円の自社株買い実施も好感。
(1996円)
12月18日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
18日の東京株式市場は米株安を受け軟調な展開が想定される。その後は模様眺めの展開となりそう。
日経平均予想レンジは、1万9200円−1万9500円。
日銀金融政策決定会合が控えているため、前場は様子見姿勢が強まりやすく、政策変更がなければ後場は売り圧力が強まりやすい。
引け後に予定される黒田東彦総裁の記者会見を控え、様子見気分が広がりそう。市場では「日銀の政策に変更はないもよう」との声も聞かれた。週末でもあり積極的な買いは期待しづらいだろう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1960万株、買い1860万株で、差し引き100万株の売り越し。売り越しは3営業日連続。金額も売り越し。
売りセクターに、電機、建設、食品、薬品、小売、情報通信、商社、REIT、銀行など。買いセクターに、自動車、精密、電機、銀行、薬品、不動産、その他金融、食品、情報通信など。
【予定】
■18(金)
【国内】
日銀金融政策発表
黒田日銀総裁会見
11月日本製半導体製造装置BBレシオ
日韓国交正常化50周年
《決算発表》
日ヘルスケア、プレミア投
《新規上場》
フリュー、アークン、アートグリン
【海外】
カナダ11月消費者物価(22:30)
米12月マークイットサービス業PMI速報値(23:45)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
17日の4営業日ぶりに大幅に反落した。NYダウ平均は前日比253ドル25セント安の1万7495ドル84セントとこの日の安値圏で終えた。
原油先物相場が下落し、投資家心理が悪化した。米利上げを受けて外国為替市場でドル高が進み、米国外で事業を展開する企業の業績を押し下げるとの警戒感も売りを誘った。
WTIの期近物が節目の35ドルを下回る場面があった。原油安が収益を圧迫するとしてシェブロンやエクソンモービルなど石油関連株が下落した。
朝方は買い優勢で推移する場面もあった。米連邦準備理事会(FRB)が前日、9年半ぶりの利上げを決めた。米金融政策の先行き不透明感が和らぎ、買い安心感が広がった。
11月景気先行指数が予想を上回ったものの、相場を押し上げるには至らず、引けにかけて下げ幅を拡大、前日の上昇分は帳消しとなった。
セクター別では公益事業を除き全面安となっており、エネルギーや自動車・自動車部品の下落が目立った。
ナスダック総合株価指数は68.579ポイント安の5002.553と安値引けした。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,495.84 −253.25
S&P500種
2,041.89
ナスダック
5,002.553 −68.579
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は4営業日ぶりに反落した。3月物は前日比90円安の1万9230円で取引を終え、17日の大阪取引所の終値を110円下回った。原油安を手掛かりに米株が取引終了にかけて売り進まれ、日経平均先物も下げた。3月物の安値は1万9220円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19230 ( -110 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19295 ( -45 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
明日の東京株式市場は、今日までの2日間で日経平均株価が合計787円と大幅上昇した反動に加え、週末のポジション調整の売りも想定されることから、日経平均株価は上昇一服となりそうだ。
イベントでは、日銀金融政策決定会合の結果発表と引け後の黒田日銀総裁会見が注目される。今回も直近で金融株や不動産株など、金融緩和期待が高まる局面で上昇しやすいセクターに強い動きが見られたが、これらのセクターはあす日銀会合がノーサプライズとなれば軟調となりやすく、指数の上値も抑えられやすい。
上昇波動本格復帰の確率を高めるためには、25日移動平均線(1万9562円)や、200日移動平均線(1万9504円)の奪回が必要となる」との見方が出ていた。
【注目の開示銘柄】
■TDK[6762]
スイスの磁気センサー製造会社「ミクロナス セミコンダクタ」をTOB(株式公開買い付け)で買収すると発表。TDKの磁気センサーとのシナジー効果を狙う。TOB期間は2016年1月12日から同年2月10日まで。買収総額は約2億1400万スイスフラン(約262億円)の見通し。買収資金は全額借り入れる。ミクロナスは自動車や産業機械向け磁気センサーに強みがあり、14年の売上高は1億5845万スイスフラン(約194億円)。TDKの17日終値は8040円(▲340)。
■メルコHD[6676]
自社株買いを発表。発行済み総数の13.51%にあたる300万株、63億円を上限に実施する。取得期間は18日から来年12月16日まで。同社は東証1部上場で「バッファロー」ブランドの無線LAN機器などを製造。17日終値は2009円(△39)。
■Jトラスト[8508]
自己株消却を発表。29日付で発行済み株式数の5.27%にあたる625万株を消却する。これらは以前の自社株買いで取得したものだが、株主利益の観点から消却を決めた。同社は東証2部上場で商工ローン、消費者ローンを手がける。17日終値は1025円(▲22)。
【引け後のリリース】
日清オイリオGの調査で8割の人がモノ忘れやド忘れを自覚
■40歳以上の男女1200人に「認知症予防に関する意識調査」を実施
日清オイリオグループ<2602>(東1・売買単位100株)は17日、「中鎖脂肪酸・認知症リスク対策PJ(プロジェクト)」の一環として40歳以上の男女1200人に対して「認知症予防に関する意識調査」を実施。その結果、約8割の人がモノ忘れやド忘れを自覚していることが分かったと発表した(詳しくは同社ホームページ)。
■「何をしようとしたのか忘れた」は59.4%に
発表によると、今回の調査で、モノ忘れやド忘れに関する調査をしたところ、79.5%の人が「もの忘れやど忘れをすることがある」と回答。さらに、55.5%もの人が週に一回以上、モノ忘れやド忘れをしていることが明らかになった。また、具体的にどのようなことを忘れるかを調査した結果、第1位は「ドラマや映画のタイトルが思い出せない」(62.5%)、第2位は「何かをしようと思って立ち上がったのに、何をしようとしたのか忘れた」(59.4%)と、昔のことだけでなく、直前に考えた事を思い出せない人も半数以上にのぼることがわかったという。「歳」かなと感じる人は86.8%という結果になった。
今年の株価は年初の400円前後から8月に542円まで上げ、その後は中国株の波乱による全体相場の急落を受けて9月に411円まで下げたが、あと次第に回復して12月17日の終値は489円(17円高)となった。17日の大引け後、約20%出資するピエトロ<2818>(東2)が12月24日から東証1部に指定替えになると東証が発表。一段高の要因になる可能性がある
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
12月17日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=303円高、FOMC通過、米利上げで大幅続伸
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【大引け概況】
17日の日経平均株価は大幅に続伸した。
前日比303円65銭高の1万9353円56銭で終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)は16日、9年半ぶりの利上げを決めた。米景気の回復が進んでいるとの見方から、東京株式市場でもリスク資産である株式を買う動きが強まった。
円安進行も追い風に主力株を中心に幅広い銘柄が買われた。業種別では不動産や陸運、保険、食料品など内需関連の上げも目立った。
一時450円超上昇した日経平均は、1万9500円近辺では上値が重く、後場は戻り売りに押され気味となった。
JPX日経インデックス400も続伸した。終値は前日末比217.70ポイント高の1万4097.38だった。
東証株価指数(TOPIX)も続伸し、23.99ポイント高の1564.71で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆7809億円だった。売買高は22億4852万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1589と、全体の82%を占めた。値下がりは251、変わらずは88銘柄だった。
個別では、主力のファナックやファストリが上昇した。円安進行を受けトヨタやマツダ、富士重など輸出関連が上げた。新型電池の投入が伝わったソニーも上昇した。ブレインパッドが連日の人気、マネーパートナーズグループ値を飛ばした。一方、TDK、村田製、日東電工が下落した。子会社が手掛ける国産ジェット旅客機「MRJ」の納入延期が伝わった三菱重は下げた。一部事業の売却が伝わったシャープは下落した。コア、日新製鋼、日本通信、神栄も安い。
東証2部株価指数は続伸した。大引けの2部指数は、前日比51.80ポイント高の4710.42となった。
個別銘柄ではアピクヤマダ、キーウェア、ラオックスや朝日インテクが上げた。一方、サイオス、システムソフやJトラスト、マルコ、が下げた。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比19円27銭高の2656円34銭だった。資金を振り向ける矛先が新興市場にも広がった。
午後の取引でIT(情報技術)や機械、ゲーム関連の一角が一段高となり、相場全体を押し上げた。ジャスダック市場は取引終了にかけ、じりじりと上げ幅を拡大した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で611億円、売買高は1億4390万株だった。
個別銘柄ではプロパストがストップ高。クルーズ、セプテニHD、イーター電機、トレイダーズHD、コンセック、アルファクスFS、カルナバイオなどが上昇。
半面、CSロジネット、ラクオリア創薬、イリソ電子、アパマンショ、石井工研が下げた。
東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比6.42ポイント高の893.19だった。個別銘柄ではインベスターズC、アイリッジがストップ高。フルスピード、セレス、ビリングシス、モルファやミクシィ、サイバダインが上昇した。一方、ダブルスタンダード、AppBank、そーせい、インフォテリ、カイオムが下落した。
きょう新規上場したオープンドア<3926.T>は公開価格と同じ3820円カイ気配でスタートし、9時45分に公開価格を890円(23.3%)上回る4710円で初値をつけ、午後2時6分には初値水準を大きく上回る5400円まで上昇。結局5120円で上場初日の取引を終えた。
ジャスダックに新規上場したミズホメディーは公開価格と同じ1100円カイ気配でスタートし、終日値がつかず、結局、公開価格2.3倍にあたる2530円カイ気配で引けた。
【指標一覧】
終値
日経平均
19,353.56
303.65
日経平均先物
19,340.00
250.00
TOPIX
1,564.71
23.99
TOPIX先物
1,562.50
21.00
東証2部指数
4,710.42
51.80
JASDAQ
2,656.34
19.27
マザーズ
893.19
6.42
ドル/円
122.43
0.22
出来高
東証1部
2248520
2780974
東証2部
144270
23691
「連想」
中国人民銀行の2016年実質GDP見通しは6.8%。
これは想定の範囲内。
日本政府が来週発表予定の政府経済見通しは実質1.7%、名目3.1%。
背景は「景気が足踏み状態を抜け出し、賃上げの波及による個人消費の増加や
設備投資増で回復する」。
そして「17年4月に実施予定の消費増税前の駆け込み需要も見込む」。
ただ実現は不透明というのが解釈。
実際に名目3%成長が可能ならば2021年のGDP600兆円も可能になろう。
FOMC通過後に市場の興味を惹くのは今日から始まる日銀金融政策決定会合。
追加の金融緩和など期待するのは無理筋だろう。
しかし弾切れとなったETFとREITの継続購入は何らかの手が求められる。
因みに一昨日の前場のTOPIXは0.76%の下落だったがETF購入はなし。
今年累計で3兆325億円のETFを買い既に枠は使い切ったからだろうか。
もしも弾切れを見透かされ、兵站がないとするとこれは悪材料。
常識的には従来の延長戦上のETF3兆円なのだろう。
逆に来年は5兆円も買うというように増額してくれれば吉。
市場の話題はこのETFやREITの出口戦略。
日銀は資産運用業務をしているわけではなく未来永劫にETFを買ってくれる訳ではない。
先行き誰が日銀保有のETFを買ってくれるのだろうか。
かつて昭和証券恐慌の時には投信が売り続ける株を日銀が融資した共同証券が1896億円買ったという。
当時の日経平均(ダウ)は1200円攻防戦だった。
ただ買い入れは当時のダウ指数に寄与度の大きい大型株だけ。
不公平という世論を配慮し1964年1月に共同証券が買いを止めたあとは日本証券保有組合が登場。
証券界主導で1965年1月に設立され1969年1月に解散した。
この間に投信組み入れ株や二部株を中心に2327億円の株を買ったという。
株の売却益228億円を母体として資本市場振興財団が設立されたというのがおまけだった。
何かが起これば国家は市場を守るというのは古今東西変わらない鉄則ではある。
朝からソニー(6758)が強い展開。
全面高の中で紛れてしまうが背景はおそらく今朝の日経報道。
大した記事ではないが「スマホ動作時間1.4倍。
ソニー、20年に新型電池、シェア上位企業追い上げ」だろうか。
携帯の使い勝手が良くなるのは当然としてその先にはリチウム電池の拡大があろう。
オーバーラップするのはCOP21を受けた政府の対応。
昨日書いたように「興味深かったのはCOP21以降の動向。
「エネルギー・環境イノベーション戦略」を策定の方向が打ち出された。
この延長線上で2050年を見据えた革新的なエネルギー・環境技術開発を推進。
高出力地熱発電、電気自動車用蓄電池などの工程表を作成するという。
IoTや自動運転、ロボットなどが話題になっている政策にまた環境関連が加わることになる。
これはいずれ相場の話題にもなると読みたいところ」。
まさに政策の則って材料化されたのではなかろうか。
こういう連想が市場では必要とされる。
(櫻井)
12月17日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=大幅続伸 436円高の1万9486円、買いムード強まる
【前引け概況】
17日、日経平均株価は大幅続伸でスタートし取引時間中に買いの勢いが一段と増した。前日比436円87銭高の1万9486円78銭で前場を終えた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は16日に利上げを決めた。9年半ぶりの利上げで米景気の回復が進んでいるとの見方から東京株式市場でも投資家心理が改善し、ほぼ全面高だった。
ビッグイベントの通過で不透明感が払拭され、買い安心感が広がった。
1日に2万円台を回復してから16日終値では約1万9000円まで下落、PER(株価収益率)など投資指標面で割安感も出ていたため押し目買いも入りやすかった。日経平均は心理的な節目の1万9500円を上回る場面があった。
外国為替市場で円相場が対ドルでやや弱含み、輸出採算の改善期待からトヨタなど輸出関連に買いが入り相場を下支えした。
■日経平均株価 19,486.78(+436.87)
■日経平均先物 19,470(+380)
■東証1部出来高 10.98億株
■東証1部売買代金 1.32兆円
■TOPIX 1,575.39(+34.67)
■騰落 上昇1,700/下落141
■日経JQ 2,653.90(+16.83)
■マザーズ指数 896.57(+9.80)
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸し、2%超上昇した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆3219億円、売買高は10億9860万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1700と、全体の88%を占めた。値下がりは141、変わらずは84銘柄だった。
個別では主力のファストリやファナックが上昇した。円安進行を受けてマツダ、富士重が上げた。金融の三井住友FGや三菱UFJも上昇した。マネーパートナーズグループが値上がりトップに買われた。一部事業の売却が伝わったシャープも上げた。ダイキン工業、キーエンスも値を飛ばした。一方、TDKや太陽誘電が下落、アルプスや村田製も下げた。かんぽ生命も安い。コアが大きく利食われ、アサツーディ・ケイ、ぐるなびも値を下げた。
東証2部株価指数は続伸した。2部指数は、前日比52.31ポイント高の4710.93となった。個別銘柄ではアピクヤマダ、岡野バルブ、共成レンテム、ラオックスや朝日インテクが上昇した。一方、サイオス、システムソフト、天昇電、日ピグメン、Jトラストが下落した。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比16円83銭高の2653円90銭だった。目先の不透明要因が一つなくなったことを受け、投資家心理が改善した。日経平均株価が大幅上昇し、大型株に加えて中小型株を選好する動きが広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で380億円、売買高は9150万株。
個別銘柄ではプロパストがストップ高。イーター電機は一時ストップ高と値を飛ばし、トレイダーズHD、コンセック、セプテニHDやクルーズ、マクドナルドが上げ、半面、CSロジネット、ラクオリア創薬、イメージワン、FVCや石井工研、アイサンテクが下げた。
きょう新規上場のミズホメディー<4595>は公開価格と同じ1100円カイ気配でスタートし、前場は1870円カイ気配で引けている。
東証マザーズ指数も続伸した。前引けは前日比9.80ポイント(1.11%)高い896.57だった。個別銘柄ではインベスターズC、アイリッジがストップ高。ミクシィやサイバダインなど主力株が相場を押し上げた。フルスピード、比較、セレス、ネオジャパンなども買われた。一方、そーせいやカイオム、ダブルスタンダード、インフォテリ、ブランジスタなどは下落した。
きょう新規上場したオープンドアは買い気配で始まり、9時45分に公募・売り出し価格(公開価格、3820円)を890円(23.3%)上回る4710円で初値を付け、前場は4415円で引けている。
12月17日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価=10時 10時、高値圏で推移 米利上げで安心感、円安も追い風
【寄付き概況】
17日寄り付きの日経平均株価は大幅に続伸。前日比370円程度高い1万9400円台まで上げる場面があった。
注目された米FOMCは市場の事前予想通り9年半ぶりの利上げを決めたが、米国株市場では今後の利上げペースが緩やかなものになるとの見方からNYダウが224ドル高と大幅高で3日続伸しており、これを受けて東京市場でも主力株中心に買い戻す流れが加速している.
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
米連邦準備理事会(FRB)は16日のFOMCで、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0〜0.25%から0.25〜0.50%に引き上げることを決めた。
【10時の概況】
10時時点の日経平均は前日比417.42円高の19467.33円で推移している。
米金融政策を巡る不透明感が薄らぎ、買い安心感が広がった。主力株を中心にほぼ全面高となっている。
米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長はFOMC後の記者会見で「緩やかな利上げが適切な政策」としたうえで「金融政策は依然として緩和的」と述べた。
日米金利差も緩やかに拡大するとの見方から、外国為替市場では円相場が対ドルで1ドル=122円台半ばまで下落した。日本企業の輸出採算が改善するとの思惑からトヨタなど輸出関連に買いが続いた。
■日経平均先物 19,467.33(+417.42)
■日経平均先物 19,440(+350)
■TOPIX先物 1,572.00(+30.50)
■騰落 上昇1,736/下落102
■日経JQ 2,649.58(+12.51)
■マザーズ指数 897.12(+10.35)
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も高値圏で推移している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で8232億円、売買高は7億736万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1736と、全体の9割を占めた。値下がりは102、変わらずは87銘柄だった。
業種別では33業種全面高、値上がり上位に保険、食料品、ゴム製品、不動産、陸運、紙パルプなど。
プラス寄与度トップはファストリ で、日経平均を36.48円押し上げている。次いでファナックが26.87円、ソフトバンクが19.54円、KDDIは17.18円が12.44円と続いている。
マイナス寄与トップはTDKで、日経平均を3.92円押し下げ。次いで太陽誘電が2.47円、アルプスが1.96円で続く。
個別では、円安進行を受けてマツダや富士重が買われた。金融の三菱UFJやみずほFGも上昇した。ソニーやダイキンも上げた。一方、村田製やTDKが下落した。日触媒やぐるなびも下げた。
東証2部株価指数は続伸した。ラオックスや朝日インテクが上げた。一方、ランドコンピやJトラストが下げた。
東証マザーズにきょう新規上場したオープンドアは公開価格を23%上回る初値4710円をつけた。
225先物は野村・大和・日興・パリバ・モルスタ・三菱・SBI・ドイツが買い越し。
GS・アムロ・カブコム・マネ・ニューエッジ・バークレイズが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・JP・日興・モルスタ・クレディが買い越し。
UBS・野村・みずほ・GS・アムロが売り越し。
外資系等はエフアンドアエム(4771)、西尾レント(9699)、大気社(1976)に注目。
17日に新規上場となった2銘柄
ミズホメディー(4595)は公開価格と同じ1100円カイ気配でスタートした。同社はインフルエンザ検査薬を中心とした医家向け体外診断用医薬品や、妊娠検査薬など一般用検査薬、植物(カンキツ)のウイルス検出試薬などの開発・製造・販売が主な事業。
オープンドア (3926)東証マザーズに新規上場。初値は4710円で公開価格3820円を23.3%上回った。
■一休(2450)
前日ストップ高配分で取引を終えたが、この日もストップ高水準でカイ気配となっている。ヤフー<4689>が15日、同社の完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、引き続きTOB価格の3433円にサヤ寄せする格好となっている。
■西武HD (9024)
SMBC日興証券が16日付での投資判断を「2(中立)→1(強気)」に引き上げたことが買い材料。
■サイバダイン (7779)
急伸。医療ロボットベンチャーの海外展開支援を始めると一部専門紙で報じられている。16年度に川崎市に新設予定の医療産業イノベーション拠点で、臨床開発や医療経済効果評価、医療ビッグデータ解析などの支援機能を設け、ベンチャーを呼び込むという。また、19年度に予定していた官民連合体「サイバニクス・エクセレンス・ジャパン(CEJ)」の設立を17年度に前倒しするとしている。
テクニカル的にはダイセキソ(1712)、東芝プ(1983)、学情(2301)、カネカ(4118)、ペプチド(4587)、太陽HD(4626)、星光PMC(4963)、リソル(5261)、帝国電機(6333)、オプテックス(6914)、太平洋(7250)、相鉄(9003)、西鉄(9031)、コナミ(9766)、イノテック(9880)が動兆。
<兜町カタリスト>
「変わり身」
FOMCは予定通りに約10年ぶりの利上げ通過。
FF金利の誘導目標をゼロ〜0.25%→0.25〜0.5%に引き上げる。
解釈は「米経済は2007〜09年の金融危機よる打撃を概ね克服した」。
そして株価は上昇。
米利上げ→株安の論調は夏頃から既にようやく是正されていたが出口戦略株安警戒論の誤謬は証明された。
米利上げ株安論を唱えていた市場関係者が唱えていた間違った相場観は何もなかったのごとく消えた。
これは昨年の消費税の時も同様で、消費増税株高論はいつのまには消費増税株安論にすり替えられた。
この巧妙な変身の仕方には頭下がる。
声明は「今後の経済動向について、FF金利の緩やかな上昇しか正当化しないような状況を想定している」。
株高はイエレン議長の「緩やかなプロセスとなる公算が大きい」が奏功したのだろう。
これは「市場に不安を抱かせないように配慮した」との解釈となっている。
ただ2016年の金利見通しは中央値で1.375%。
来年0.25%の利上げが4度実施されることを示唆。
市場関係者の解釈。
(1)金融政策は当面、依然として緩和的
(2)将来の政策行動は指標内容次第
(3)経済状況は段階的利上げを正当化するような流れとなる見込み
これで来年は1%の利上げの見込み。
3月、6月、9月、12月のFOMCで0.25%ずつ利上げの公算。
これが基本シナリオとなった。
後だしジャンケンとはいえ日経スクランブルの「FOMC後経験則2つ」が面白い。
タイトルは「FOMC発表後のドリフト」。
一つはFOMCが声明文を出す前の24時間は株が上がる安いというアノマリー。
これは利上げを警戒し持ち高を減らした投資家が直前に買い戻すのが背景だという。
今年8回あったFOMC前の日経平均も前日比6勝2敗と勝率は高いという。
もうひとつつは「FOMC開催日から数えて奇数の週は株安で偶数の週は株高傾向」のアノマリー。
そうなると、再来週の大納会の週は株高に期待できる週となる。
「米利上げ後は円高・ドル安傾向」というのもある。
本来は金利差の上昇から円安・ドル高が定石なのだろう。
しかし米利上げ後に米株を売った資金が日本株に向かい円高要因となるとの解釈。
だから円安株高論ではなく円高株高論でなくては説明がつかないという場面を迎えるかもしれない。
そもそも円安は日本の輸出企業は潤うかも知れないが、円安では海外から投資した日本株の上昇益は減る。
これは誰が見ても正当な思考法。
従来の小数意見がいつの間にか支配的相場観となるということでもある。
何もなかったの如く、相場観が変わる世界というのは不可解且つ面白い。
一夜明ければ昨日の理論は今日は通用しないというのは市場の特色だろうか。
メジャーSQ値18943円は昨日上回った。
〇●●〇で2勝2敗。
騰落レシオは89.86%。
サイコロは5勝7敗で41.7%。
松井証券信用評価損益率速報は売り方マイナス9.564%。
買い方マイナス8.522%と再逆転。
Quick調査の信用評価損率(12月11日現在)はマイナス8.57%。
裁定買い残は11週ぶりに4249億円減少し3兆2026億円。
空売り比率は37.3%。
日経VIは24.57。
日経平均採用銘柄のPERは15.13倍まで上昇しEPSは1259円に低下。
日経平均の25日移動平均は19576円で2.69%のマイナスかい離。
75日移動平均は18753円で1.58%のプラスかい離。
200日移動平均は19560円で2.31%のマイナスかい離。
12月9日19020円と14日18911円の窓は埋めた。
その上の窓は12月3日19862円と4日19660円のマド。
12月15日に白くねじれた一目均衡の雲は18849円が上限で抜けた。
そしてその12月15日185562円を安値に日経平均は反発した。
勝手雲は12月21日に19655円で黒くねじれている。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ワイエイシイ(6298)・・・動兆。
ワイエイシイに注目する。
同社は各種自動化機器の製造販売が中核。
スマホ・タブレット端末向け液晶加熱装置が拡大。
電力の制御通信システムにも期待感。
加えてM&Aも奏功。
業績は絶好調。
前期50億円だったディスプレイ関連受注残高は今期139億円。
43.8億円だったメカトロ関連受注残高は47.75億円。
(934円)
12月17日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
17日の東京株式市場は続伸スタートで上値を試す展開だろう。
日経平均予想レンジは、1万9000円−1万9600円
米国株式が3日続伸したことを受け、米シカゴ市場日経平均先物の清算値にサヤ寄せする動きが強まるだろう。目先の底を打ったとの見方も強まりやすく、25日線(1万9576円)近辺までの戻りを予想する。
物色に関しては、イベント通過でこれまで手がけづらかった大型株に資金が向かいやすくなると考える。
ただ、日銀があす18日まで、金融政策決定会合を開催することから、内容を見極めたいとして、様子見気分が広がる可能性もある
主要外国証券経由の注文動向は、売り1620万株、買い1590万株で、差し引き30万株の売り越し。売り越しは2営業日連続。金額は買い越し。
売りセクターに、通信、サービス、食品、薬品、不動産、電力、銀行、情報通信、証券など。
買いセクターに、ゴム、保険、化学、機械、自動車、サービス、陸運、その他金融、電力、薬品、商社、銀行など」(外資系証券)という。
【注目の個別銘柄情報】
■西松屋チェーン[7545]
16年2月期第3四半期決算を発表。営業利益は前年同期比11.9%増の53億円、純利益は同15.7%増の34億円だった。早めの品揃えが奏功し秋物衣料の売り上げが好調だったうえ、広告費、物流費などの収益に寄与した。第3四半期時点での通期計画に対する進捗率は営業利益81%、純利益85%だが、通期見通しは据え置く。
■船井電機[6839]
特別利益の計上を発表。2011年に発覚したオリンパス[7733]の粉飾決算をめぐる訴訟で、16日に和解が成立。オリンパスが船井に約9億7000万円を支払うことになり、必要経費を引いた約9億円を特別利益として計上する。船井はオリンパスの有価証券報告書の虚偽記載で損害を受けたとして、13年に約15億円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴していた。
■共成レンテム[9680]
自社株買いを発表。発行済み総数の5.19%にあたる40万株、4億1480万円を上限に実施する。同社は東証2部上場で、北海道を中心に建機、農機などのレンタルを手がける。
■三井松島[1518]
16年3月期の連結純利益予想を引き上げ、未定としていた期末配当予想を4円(前期実績4円)に
■岡野バルブ[6492]
原子力発電所向け大型案件で当初予想を上回る利益を計上、15年11月期の連結利益予想を上方修正
【予定】
■17(木)
【国内】
日銀金融政策決定会合(〜18日)
11月貿易統計(8:50)
20年国債入札
《決算発表》
クスリのアオキ、トーセイ・リート、クミアイ化、オハラ
《新規上場》
ミズホメディ、オープンドア
【海外】
NZ7-9月期GDP(6:45)
インドネシア中銀政策金利発表
EU首脳会議(〜18日)
プーチン・ロシア大統領の年次記者会見
独12月Ifo景況感指数(18:00)
英11月小売売上高(18:30)
ブラジル11月失業率(20:00)
ロシア11月小売売上高(22:00)
米7-9月期経常収支(22:30)
米12月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(22:30)
米11月CB景気先行総合指数(18日0:00)
米5年インフレ連動国債入札
メキシコ中銀金融政策決定会合(政策金利発表、18日4:00)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に3日続伸した。
前日比224ドル18セント高の1万7749ドル09セントとこの日の高値圏で終えた。
米連邦準備理事会(FRB)は、予想通り、約9年半振りに利上げを全会一致で決定した。
金融政策を巡る目先の不透明感が薄らいだとして、幅広い業種に買いが広がった。
利上げの発表直後は今後の金融引き締めペースに対する警戒感などから売買が交錯し、下げに転じる場面もあった。
その後、次第に米景気の回復が堅調に進んでいることを裏付けるとの見方が広がり、投資家が運用リスクをとる動きが強まった。ダウ平均は会合後のイエレンFRB議長の記者会見中にも上昇幅を広げ、一時は259ドル高となった。
政策金利の引き上げペースについてイエレンFRB議長は緩やかになるとの認識を示しており、緩和的な金融政策が続くとの見方も支えとなった。
セクター別では自動車・自動車部品や公益事業が上昇する一方でエネルギーが軟調となった。
ナスダック指数も大幅に3日続伸し、前日比75.775ポイント高の5071.132で終えた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,749.09 +224.18
S&P500種 2,073.07 +29.66
ナスダック 5,071.132 +75.775
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は大きく続伸した。3月物は前日比475円高の1万9320円で取引を終え、16日の大阪取引所の終値を230円上回った。
米連邦準備理事会(FRB)が9年半ぶりの利上げを決めた。事実上のゼロ金利解除は米景気の堅調さを示すものとの見方から米株とともに買われた。3月物は一時1万9380円まで上げた。一方、安値は1万8805円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19320 ( +230 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19380 ( +290 )
( )は大阪取引所終値比
休日マーケット通信
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
米国株式市場は24日に短縮取引となり、25日はクリスマスの祝日で休場となる。
さて、24日の東京株式市場は、クリスマス休暇入りしている海外投資家が多いこともあり、引き続き市場エネルギー不足の展開となりそうだ。目立った手掛かり材料もないことから、売買ともに手控えられ方向感に乏しい値動きとなる可能性もある。
22日と同様、下値では押し目買いが入るものの、積極的に上値を買い上がることもないとみられる。なお、薄商いであるため、意外と値幅が大きくなる可能性はある。
市場関係者からは、「オイルマネーなどの海外ファンドや、国内機関投資家が主要な投資対象としている日経平均株価寄与度の高い値がさ株は、手控えムードが強く株価は軟調推移となっている。半面、個人投資家はNISA(少額投資非課税制度)の投資期限が迫るなかでの駆け込み買いや、12月期決算企業の配当や株主優待狙いという投資行動が表面化している」との見方がある。
【注目の開示銘柄】
■サイボウズ[4776]
15年12月期業績予想の修正を発表。営業損益は従来予想が8億円の赤字だったが5億円の赤字に縮小。最終損益も8億円の赤字から4億円の赤字に改善する。クラウドサービスの売り上げが増加するうえ、オフィス移転費用の一部を固定資産に計上することで収支が改善する。配当予想も修正。期末一括配当で従来は1株あたり5円70銭としていたが、5円87銭に増額した。22日終値は311円(▲1)。
■リクルートHD [6098]
オランダの人材派遣大手「USGピープル」をTOB(株式公開買い付け)で完全子会社化すると発表。買収により欧州における人材派遣事業を強化する。USG社側もTOBに同意しており、取得総額は14億2000万ユーロ(約1885億円)の込み。
USG社の2014年12月期の連結売上高は23億5500万ユーロ(約3100億円)。22日終値は3620円(△5)。
■西松屋チェーン[7545]
12月次の売上高を発表。既存店ベースでは客数が前年同月比0.2%減と減ったものの、客単価が同4.3%増。この結果、売上高は4.0%増となった。冬物衣料や育児用品、衛生用品の売り上げが堅調だった。22日終値は1036円(△7)。
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
22日のNYダウ工業平均は大幅に続伸した。前日比165ドル65セント高の1万7417ドル27セントで終えた。NY原油先物相場が上昇したことが投資家心理の改善につながった。前週末にかけて大きく下げていたため、値ごろ感からの買いも入った。
21日に約6年10カ月ぶりの安値を付けたWTI期近物が大幅続伸した。原油相場が底入れしたとの期待が株式市場で買い安心感につながった。世界経済の先行き不安の後退にもつながった。
7〜9月期の米実質国内総生産(GDP)確定値は前期比年率2.0%増と小幅に下方修正された。ただ、市場予想の範囲内だったため、相場の反応は限られた。
セクター別では全面高となっており、特に食品・生活必需品小売や自動車・自動車部品の上昇が目立った。
ナスダック総合株価指数も続伸。同32.187ポイント(0.6%)高の5001.110だった。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,417.27 +165.65
S&P500種
2,038.97
ナスダック
5,001.110 +32.187
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は小幅続伸した。3月物は前日比60円高の1万8910円と、この日のほぼ高値で引けた。22日の大取終値を40円上回った。朝安で始まった後、原油高を手がかりに投資家心理が上向き、米株とともに買われた。この日の3月物高値は1万8915円、安値は1万8680円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
18910 ( +40 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
18955 ( +85 )
( )は大阪取引所終値比
12月22日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=29円安、商い低調のなか小幅続落、祝日前の手仕舞い売り
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【大引け概況】
22日の日経平均株価は小幅に3日続落し、前日比29円32銭安の1万8886円70銭で終えた。23日に祝日を控えて手じまい売りがやや優勢だった。
目新しい材料が乏しかったほか、クリスマス休暇入りする海外投資家が多く、売買は盛り上がりに欠いた。
日経平均は11円高からスタートしたが、寄り付き後は、前日比91円37銭安で下落する場面があったが、売りが一巡すると、前日終値を挟んだ狭いレンジでのもみ合いが続いた。売買も低調で、方向感に乏しい展開となった。
JPX日経インデックス400は3日ぶりに反発した。
終値は前日比24.46ポイント高の1万3820.28だった。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反発し、2.32ポイント高の1533.60で終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆9347億円。7日以来、約2週間ぶりに2兆円を下回った。売買高は19億7459万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1004と全体の52%を占めた。値上がりは809、変わらずは120だった。
業種別では、パルプ・紙、卸売業、食料品が下落率上位だった。一方、空運業、陸運業、建設業が上昇率上位だった。
個別では、トヨタや日産自が上昇。三菱UFJやKDDIも上げた。キヤノンやOLCも買われた。JR東日本やJR西日本の上昇も目立った。日本ビューホテ、ウェルネットなども買われた。
一方、東芝は大きく売られて年初来安値を更新。前日後場に業績予想の修正を発表したキリンHDの下げが目立った。三井住友、ソニーソフトバンクグ、ファーストリテ、村田製などが軟調。直近で急伸していたさくらが利益確定売りに押され、ミツミとの経営統合を発表し
東証2部株価指数は3日続落した。2部指数は、前日比5.27ポイント安の4653.98となった。個別銘柄ではSFJ、システムソフト、アピクヤマダ、ラオックスとSFJが下げ、スガイ化学工業、アートSHD、朝日インテクと象印が上げた。
日経ジャスダック平均株価は3日続落し、前日比14円69銭安い2608円63銭とこの日の安値で終えた。祝日を前に持ち高を手仕舞い売りに押された。
米本社が株式売却の打診を始めたと伝わったマクドナルドや、金融と情報技術(IT)を融合したフィンテックなど個別に材料が出た銘柄を中心に、売買は盛り上がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で726億円、売買高は1億7939万株だった。個別銘柄ではNJHD、ブロードメディア、マサル、マクドナルドやクルーズ、アパマンショが下落した。半面、フィスコがストップ高。エイシアンスター、イナリサーチ、メッセージ、FVCは上昇した。
東証マザーズ指数も3日続落し、前日比8.92ポイント安い859.50とこの日の安値で終えた。個別銘柄ではインベスターズCが一時ストップ安。オウチーノ、ダブルスタンダード、マイネットやセレス、ミクシィが下げた。一方、アークンがストップ高。シグマクシス、イトクロ、そーせいやFFRI、ジグソーの値上がりが目立った。
きょうジャスダックに新規上場したプロパティAは13時46分、公募・売り出し価格(公開価格、1400円)の2.2倍にあたる3010円で初値を付けた。買い一巡後は伸び悩み、ストップ安の2310円で取引を終えた。
今日東証マザーズに新規上場したソネットMNは終日買い気配が続き、取引が成立しなかった。最終の気配値はきょうの気配値上限にあたり、公開価格2300円の2.3倍にあたる5290円だった
【指標一覧】
終値
日経平均株価
18,886.70
-29.32
日経平均先物
18,870.00
30.00
TOPIX
1,533.60
2.32
TOPIX先物
1,532.50
7.50
東証2部指数
4,653.98
-5.27
JASDAQ
2,608.63
-14.69
マザーズ
859.5
-8.92
出来高
東証1部
1974590
1934747
東証2部
154160
22702
「クレヨンでも」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
日経平均株価の昨日の前日比は2ケタに低下。
12月4日から18日までの11営業日は前日3ケタが続いてました。
日中値幅は依然として3ケタですが、終値ベースではしばし静謐というところでしょうか。
日々激動の中にいると感覚が麻痺してしまって200円高とか300円安なんて大したことはないと感じがちなもの。
日経平均は18000円台ですから0.5%の値動きで100円の値幅。
それくらいの動きはあっても不自然ではないでしょうし、驚いたり慌てたりする必要はないのでしょう。
日経平均7000円の時の100円は率にして1.4%ですから同じ100円の値幅でも3倍近い開きがあるということ。
値幅だけで物事を考えると、毎日がびっくり相場になってしまう水準にいることは否定できません。
「きわめて」とか「大きく」なんて大袈裟なレトリックに騙されないことも大切でしょう。
日銀が来年も3兆円のETFを買うことになりました。
しかもこれと別途に来年からは従来の保有株売却が年3000億円あるので、新たに3000億円の購入枠を設定しました。
単純に差し引きすれば、3000億円ー3000億円=ゼロ。
しかし3兆円のETF購入枠は残っていますから3兆円の買い越しの筈。
しかもETFの時価総額というのは15兆円程度しかありませんから結構なインパクトの継続であることは確かでしょう
この単純な計算すら出来ないのが株式市場。
あまり賢い場所ではありません。
あるいは原油安が新興国景気の不安を掻き立てシェールファンドなどの崩壊を招くのではないかという説。
確かに無格付けの債券を集めたファンドの苦戦は伝えられています。
しかし原油安の恩恵は消費者に及んでいて、全米自動車協会の数字では、米国のレギュラーガソリンがガロン2ドルを割り込んだことで米国のドライバーは一人当たり年間550ドルの恩恵を受けるという数字が出てきました。
さらに恩恵を受けるのは原油を輸入に頼らざるを得ない日本の経済。
それでも原油安→世界株安→日本株安のシナリオが容易に信じられていますからやはり株式市場は賢くない場所に思えてきます。
多くのことが多勢の解釈で彩られその大半はのちのち何もなかったの如くすり替えられ市場関係者はいつも正しかったかの様相を呈している株式市場。
むしろ多数派はいつも解釈を間違ってきたような気がします。
その意味では「通説と多数意見を疑うこと」は実は投資における重要なファクターでしょう。
「大袈裟な心配や大きな声の悲観・楽観論はしばしば間違っている」というセオリーにこそ真実があるような気がします。
「変なこと、怪しいこと、不思議に思うこと」をそのままにせず疑う姿勢が求められるが相場。
難しい言葉や横文字がちりばめられた相場解釈には何か別のことが隠れていると考えた方が良いのかもしれません。
クレヨンで説明できる投資シナリオが正しい、と言ったのはピーターリンチ氏。
誰もが納得できる簡単なシナリオこそ正しいという立場。
これは疑義の生じる多数派意見を超越した正論は難しくは語られないということの言い換えになるのでしょう。
「やさしく語って」というのが市場の願い。
キラリと輝くガウディ銘柄はきっとそんな論理の延長線上に存在しているような気がします。
こねくり回したシナリオよりは簡単なもの。
あるいは単純なもの。
賢くない株式市場は、難しい論理を語る場所ではなく誰でも理解できるやさしい論理が潜む場所。
これを隠すための鎧や化粧を脱いでしまえば結構単純でしかないような気がするのですが・・・。
(櫻井)。
12月22日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=祝日前で売買代金低調、小幅続落
【前引け概況】
22日午前の日経平均株価は小幅に続落し、前日比23円21銭安の1万8892円81銭で前場を終えた。朝方は若干買いが先行して始まったが方向感に乏しく、その後は弱含みで推移した。
前日の米国株市場でNYダウが反発したものの、下げ止まらない原油市況の動向や、円高傾向で推移する為替の動向などを横目に上値は重い。クリスマス休暇で市場参加者が限定的なところに、明日23日の祝日を前に積極的な売買は見送られ、物色人気は盛り上がりを欠いている。
ただ、全般売り物も薄く下値に対しても底堅さをみせている。東証1部の前場の売買代金は1兆円を下回った。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅に反発した。
■日経平均株価 18,892.81(-23.21)
■日経平均先物 18,860(+20)
■東証1部出来高 9.56億株
■東証1部売買代金 0.93兆円
■TOPIX 1,533.15(+1.87)
■騰落 上昇862/下落918
■日経JQ 2,615.94(-7.38)
■マザーズ指数 867.95(-0.47)
前引けの東証1部の売買代金は概算で9336億円、売買高は9億5616万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の47%にあたる918、値上がりは862、変わらずは153だった。
個別ではミツミ電機が商いを伴い急伸、ネクストも値を飛ばした。トヨタ自動車や日産自が堅調、大成建設も物色人気に。JAL、オリエンタルランドも上昇した。
半面、三井不など大手不動産株は総じて下げた。連騰していた、さくらインターネットが急反落、村田製作所、富士通が軟調。東芝は年初来安値を更新した。キリンホールディングスが大幅安、日本コンクリート工業、テルモなども安い。
東証2部株価指数は反発。2部指数は、前日比0.8ポイント高の4660.05となった。
個別銘柄ではアイレップ、日アビオ、コスモス電、象印、朝日インテクや日精機が上げ、半面、サイオス、トレックスセミ、カネミツ、ラオックス、日本KFCが下げた。
日経ジャスダック平均株価は3日続落した。前引けは前日に比べ7円38銭安い2615円94銭となった。主力銘柄は堅調だったものの、祝日を前に手仕舞い売りに押された。
ジャスダック市場の売買代金は概算で405億円、売買高は1億791万株。個別銘柄では米本社が株式売却の打診を始めたと伝わったマクドナルドやクルーズ、アパマンショ、アイフリーク、NJHD、トレイダーズHDの値下がりが目立った。一方、フィスコが一時ストップ高やメッセージ、FVC、アクモス、シンワアートが上昇した。
東証マザーズ指数も小幅に3日続落。前引けは前日比0.47ポイント安い867.95だった。個別銘柄ではダブルスタンダード、インベスターズC、インフォテリ、ミクシィ、ビジョンが下げた。一方、マイネット、シグマクシスがストップ高。そーせい、セレス、ブランジスタ、AppBankが買われた。
きょう東証マザーズに新規上場したソネットMNとジャスダックに上場したプロパティAは買い気配が続いている。前引け時点の気配値は、ソネットMNが公募・売り出し価格(公開価格、2300円)を1610円(70%)上回る3910円、プロパティAは公開価格の1400円を980円(70%)上回る2380円だった。
【セミナー動画】
セミナー動画を視聴する
12月11日に行われた野村IR資産運用フェアで行われたセミナーです。
2015年はどのように終わるか、2016年はどこを目指すのかを解説します。
(展示ホール撮影の為、音声が若干悪いです)
動画時間:[30分54秒]
日経平均株価 00分42秒〜
月のアノマリー 05分18秒〜
ETF 10分52秒〜
JPX400 12分39秒〜
相場の主役交代 13分38秒〜
消費税について 15分29秒〜
インバウンド 16分44秒〜
個別銘柄群 18分00秒〜
株の思考法 27分00秒〜
相場テーマ 28分7秒〜
12月22日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価=10時、前日終値付近で推移 材料乏しく売買見送り
【寄り付き概況】
22日の日経平均株価は小幅に反発して始まった。始値は前日比11円84銭高の1万8927円86銭。前週末に大幅下落した米株が21日には反発し、投資家心理が改善。運用リスクを取る動きが優勢となっている。
寄り付き直後には前日比27円高の1万8943円まで上昇する場面があったが、すぐに伸び悩んだ。海外投資家を中心に休暇を取る市場参加者が多く、積極的な売買が限られている。
【10時の概況】
■日経平均株価 18,902.77(-13.25)
■日経平均先物 18,870(+30)
■TOPIX先物 1,530.00(+5.00)
■騰落 上昇866/下落905
■日経JQ 2,619.53(-3.79)
■マザーズ指数 871.19(+2.77)
日経平均は前日比13円25銭安の1万8902円77銭で推移している。米国株の上昇を受けて反発でスタートしたものの、クリスマスを目前に積極的な売買は手控えられて失速。
日経平均は1万8900円レベルでのもみ合いとなっている。
一方、マザーズ指数は小幅ながらプラス圏で推移するなどやや小型株優勢の地合いに。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小動きとなっている。
相場全体に影響するような材料に乏しいほか、23日は祝日とあって積極的な売買は見送られている。「足元の日経平均が夏の急落以降のもみ合い相場におけるちょうど中間の価格帯にあることも、様子見姿勢につながっている」という。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5530億円、売買高は5億9566万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は905、値上がりは866とほぼ拮抗した。業種別では33業種中、19業種前後が高く、値上がり上位に建設、空運、鉱業、陸運、サービス、医薬品など。半面、値下がりで目立つのは紙パルプ、食料品、電力ガス、海運、不動産、その他製品など
個別では、ソフトバンクとNTTは売りが優勢になる場面が目立つ。ファストリは引き続き安い。三井不など不動産株の値下がりも目立つ。一方、トヨタは引き続き買われている。三菱UFJ、みずほが買われているほか、エーザイや武田も高い。ミネベアとの経営統合を発表したミツミは上げ幅を広げている。
政府は2016年度予算案の一般会計の総額を過去最大規模の96兆7200億円程度とする方針を固めたと各メディアが報じており、大成建設、大林組、鹿島など大手ゼネコンをはじめ、西松建設、前田建設工業など建設株に買いが集まり、業種別値上がり率でも上位に買われている。
東証2部株価指数は反発。ラオックスと朝日インテクは上げ、日本KFCとSFJは下げた。
■マクドナルド<2702>
米マクドナルドが約5割を保有する同社株の売却に向け、大手商社や国内外の投資ファンドに打診を始めたことがわかったと一部メディアで報じられている。最大約33%分を売却する方針で、譲渡先は筆頭株主として経営の主導権を握る可能性があるという。売却額は1000億円規模の見通しとしている。
■トランスG 751 <2342>
グローバルヘルスケア企業1社との間で、この企業がGANPマウス技術により作製した特定抗体を用いた診断薬について、全世界における独占的製造・販売実施権の許諾に係るライセンス契約を締結したと発表している。
■インフォコム <4348>
IoT領域の事業創出に向けて、IoT向けのクラウドサービスを手掛ける米Afero社と事業提携すると発表したことで動意。同社はAfero社が開発したセキュリティの確保とネットワークへの接続性に優れたIoTサービス基盤を活用し、IoT領域の事業創出を推進する。
<兜町カタリスト>
「もろもろ」
野村のレポートの結論。
(1)2016年末の日経平均は22500〜23500円を想定。
参院選前まで上昇、その後反落するも年末回復へ。
(2)相対的に外需製造業に期待。注目セクターは機械・鉄鋼、金融。
(3)変化する企業、変わるべき日本企業に注目。
(4)夏場以降の業績予想の下方修正は限定的。
(5)16年度企業業績見通しは「増益」が基本。
(6)自動車生産は増加見通し。
(7)主役は外国人と自社株買いと年金・日銀
(8)キーワードはROEとスチュワードシップコード
(9)投資家とのコミュニケーションの改善余地は期待
12月22日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
22日の東京株式市場は、米株高の流れを受けて、買い先行のスタートとなろう。
日経平均予想レンジは、1万8800円−1万9100円
節目の19000円処での強弱感が対立することになりそうである。
手掛かり材料難のなか、個別株物色が中心となりそうだ。
海外投資家のクリスマス休暇入りが想定され、主力株には積極的な売買が期待しづらいことから、値動きの軽い小型株へ物色の矛先が向かうだろう。
ただ、海外投資家や国内機関投資家の売買が手控えられるなか、株価指数先物に仕掛け的な売買が入る可能性もあり、注意したい。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1330万株、買い1470万株で、差し引き140万株の買い越し。買い越しは5営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、電機、精密、サービス、自動車、情報通信、陸運、化学、商社など。
買いセクターに、サービス、化学、建設、小売、銀行、情報通信、その他金融、商社など。
【予定】
22日(火)
【国内】
2年国債入札
《決算発表》
NaITO、ニトリHD
《新規上場》
SMN、プロパティA
【海外】
独1月Gfk消費者信頼感(16:00)
トルコ中銀金融政策決定会合(政策金利発表、21:00)
米7-9月期GDP確報値(22:30)
米10月FHFA住宅価格指数(23:00)
米11月中古住宅販売件数(23日0:00)
《決算発表》
ナイキ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
21日のNYダウ平均は3営業日ぶりに反発した。終値は前週末比123ドル07セント高の1万7251ドル62セントだった。
前週末に約2カ月ぶりの安値を付けたとあって買い戻しや押し目を拾う動きなどから買いが先行。ただ、原油先物相場が安値を更新したためエネルギー株には売りが優勢で、相場の上値も限られた。
ダウ平均は下げに転じる場面もあった。NY原油先物相場は一時1バレル34ドルを下回り、約6年10カ月ぶりの安値を更新した。業績への悪影響が懸念される石油大手のシェブロンやエクソンモービルに売りが増え、ダウ平均を押し下げた。欧州株が取引終了にかけて下げたことも米株式の売りを誘った。
セクター別では半導体・半導体製造装置や食品・生活必需品小売が上昇する一方でメディアが軟調。
ナスダック指数は3日ぶりに反発し、前週末比45.841ポイント高の4968.923で終えた。
【NY概況】
NYダウ工業株30種(ドル)
17,251.62 +123.07
S&P500種
2,021.15
ナスダック
4,968.923 +45.841
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は小反発した。3月物は前週末比70円高の1万8850円で取引を終え、21日の大阪取引所の終値を10円上回った。前週に下げ進んだ反動から米株が反発し、日経平均先物も買われた。
午前中の取引では原油相場が一時約6年10カ月ぶりの安値をつけ、米株とともに売られる場面もあった。3月物高値は1万8950円、安値は1万8615円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て) 18850 ( +10 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て) 18900 ( +60 )
( )は大阪取引所終値比
12月21日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=70円安で続落。米株安を嫌気、午後は値ごろ感から下げ渋る展開に
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
21日の日経平均株価は続落した。終値は前週末比70円78銭安の1万8916円02銭だった。
前週末の米国株市場でNYダウが370ドル近い下げをみせたこともあって、朝方は主力株中心に売り圧力の強い地合いだった。
原油市況が下げ止まらずリスク回避ムードを誘発、外国為替市場で円高に振れたことも輸出株中心に嫌気された。
クリスマス休暇を前に海外勢の換金売りや短期筋の売りが出て、一時は下げ幅を300円超に広げた。ただ、下値では値ごろ感から買い戻しも入り、終盤には急速に下げ渋った。
前場に空売りを入れた短期筋の買い戻しの動きなども戻り足に反映され、引け際にプラス転換目前まで下げ幅を狭める場面があった。
JPX日経インデックス400は続落。終値は低い1万3795.82だった。東証株価指数(TOPIX)は続落し、0.38%低い1531.28だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆5382億円、売買高は23億5580万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の72%にあたる1400、値上がり銘柄数は438、変わらずは92だった。
個別では、東芝が商いを伴い値下がりトップに売られた。ファストリや東エレクなど値がさの一角が下落。トヨタやパナソニックなど主力の輸出株も軒並み下げた。キリンHDは持ち直して引けた。15年12月期の最終損益が初の赤字に転落する見通しだと発表。当初は嫌気した売りが先行したが、徐々に買いが優勢になり上げに転じた。ミネベアはミツミと17年4月をメドに経営統合する方針を固めたと伝わり、きょうの高値圏で取引を終えた。
また、中小型材料株人気が続き、さくらインターネットが4日連続ストップ高テクマトリックス、ペプチドリーム、サンセイランディックなどが大きく値を飛ばした。
東証2部株価指数は続落した。2部指数は、前週末比49.27ポイント安の4659.25となった。
個別銘柄では摂津製油、ランドコンピュータ、Fastep、OATアグ朝日インテクや象印、アートSHDが下落。が値下がり率上位に売られた。一方、キーウェア、SFJ、システムソフト、綿半HD、ベネ・ワンが買われた。
日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前週末比21円89銭安の2623円32銭だった。投資家心理の悪化は新興市場にも広がり、直近で上昇が目立っていた銘柄を中心に売られた。指数は11月20日以来、約1カ月ぶりの安値で終えた。また、新規株式公開(IPO)が今週7社とピークを迎えており、個人投資家の換金売りも続いたようだ。
日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前週末比21円89銭安の2623円32銭だった。投資家心理の悪化は新興市場にも広がり、直近で上昇が目立っていた銘柄を中心に売られた。指数は11月20日以来、約1カ月ぶりの安値で終えた。また、新規株式公開(IPO)が今週7社とピークを迎えており、個人投資家の換金売りも続いたようだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で534億円、売買高は1億2990万株だった。
個別銘柄ではFVC、ミズホメディー、インテリW、クルーズ、アイサンテクなどが下落した。一方、メッセージ、アイフリーク、アクモスがストップ高。ハンズマン、NJHD、エトレイダーズ、アパマンショなどが上昇した。
東証マザーズ指数も続落した。終値は前週末比7.45ポイント安い868.42をつけた。個別銘柄ではインベスターズCラ、クーンやインフォテリ、モルフォなどが下落した。半面、リアルワールド、INSPECがストップ高。ロックオン、そーせいやミクシィ、アイリッジなどが上昇した。
きょう東証マザーズに上場したビジョンとマイネット、18日に上場したアークンは午前に初値を付けた。ビジョンの終値は初値を下回ったが、マイネットとアークンは初値を上回って推移し、終値はストップ高となった。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
18,916.02
-70.78
日経平均先物
18,840.00
-110.00
TOPIX
1,531.28
-5.82
TOPIX先物
1,525.00
-8.50
東証2部指数
4,659.25
-49.27
JASDAQ
2,623.32
-21.89
マザーズ
868.42
-7.45
出来高
東証1部
2355800
2538299
東証2部
150440
22943
「見つけかた」
成長株の見つけ方という考え方。
見つけ方は以下の2つに分けられようか。
(1)積極的発掘法=観察の継続。
誰でも可能な方法。
企業観察と政策観察、そして社会観察から構成される。
フツーのアプローチ方法。
(2)消極的発掘法=スクリーニング
ひずみを発見しようというアプローチだが効率的市場仮説には反する。
もしも市場が効率的であるならひずみや見逃しはない筈だから。
しかし効率的市場仮説で学んだファンドマネージャーがこのアプローチをするからややこしい。
結局、相場観と銘柄発掘は少数派に勝ちが訪れることが多い。
株式市場はケインズの言うような美人投票の場であるにもかかわらず、である。
おそらく美人投票派は、付和雷同派だからだろう。
自分の銘柄間を持つと、少数派にならざるを得ない。
そして徒手空拳の戦いの後に多数派が訪れて株価が大化けする可能性大。
ここがタイミングの難しさにつながろう。
一方で銘柄が先かタイミングが先かの議論がある。
方向性・値幅・時間軸・タイミングの4つの項目で一番難しいのは間違いなくタイミングである。
日経ヴェリタスの「日銀、次の一手はいつ」。
JPX日経400構成銘柄で影響受けそうなもの。
買い入れによって株価が動きやすい銘柄。
日清食(2897)、アルフレッサ(2784)、メディパル(7459)
ヒューテック(3003)、日テレ(9404)名鉄(9048)
過去の買い入れ分がなく、購入のみで売却がないとみられる銘柄
ネクソン(3659)、カルビー(2229)、大塚HD(4578)、
第一生命(8750)、クックパッド(2193)、グリー(3632)。
買い入れ上限が近かった大型REIT。
日本ビルファンド(8951)、ジャパンリアルエステイト(8952)、
ジャパンエクセレント(8987)、日本リテールファンド(8953)、
福岡リート(8968)。
米国株の今後の動きを過去の経験則から探ると・・・。
第2次世界大戦後、1年間に2回以上利上げする「連続利上げ」局面は10回。
金融政策の仕組みが現在に近い94年以降の3回の利上げ局面平均すると、
利上げ4か月前から調整入りした株価は開始後2か月で底入れ。
利上げが始まって1年後には平均で11.4%%上昇。
因みに・・・。
主要国上場企業の業績予想とPERを見てみると・・・。
日本(TOPIX)EPS10.8%増、PER14.3倍。
アメリカEPS8.2%増、PER16.7倍。
英国EPS4.1%増、PER14.7倍。
ドイツEPS8.2%増、PER10.6倍。
香港EPS7.9%増、PER14.0倍。
世界はEPS7.9%増、PER15.2倍。
日本のPERでの割安感は否めない。
因みに世界平均のPERでいけば日経平均は19152円。
「政策に売りなし」で行くならば以下の資料は役立ちそう。
↓
(内閣府)
第5期科学技術計画基本計画(答申案)
エネルギー・環境イノベーション戦略の策定について
規制改革会議について(健康医療WG資料、農業WG資料、地域活性化WG資料)
新宇宙基本計画
(首相官邸)
補正予算の概要(経済産業省関連)
振り返れば昨年の正月の予測。
↓
日経3日朝刊の恒例アンケート「経営者が占う2015年」。
滅多に当たらないことで有名でもある。
日経平均株価予想は最高値は22000円。
「晴れた日には38915円が見える」というレポートを出している大和。
その社長としては当然の22000円なのだろう。
最安値は16000円。
数名が年前半にあるという見通し。
しかし大半の最高値は21000円となっている。
日経の見出しは「年後半2万円台」。
これがコンセンサスならばさらにポジなサプライズが欲しいところ。
個別ではトップがトヨタ、2位が信越、3位が日立。
面白くも何ともない。
少数意見はエムスリー、豊田織機、ヤマト、ユーグレナ、OLC、
オリンパ、富士電機。
こちらの方が興味深いし、ユーグレナが異色な印象。
東レが5位に入ったのも興味深い。
そもそも・・・。
12月は17450円で終了し月足陰線。
(前月比基準11月末17540円、月足陽線基準17590円)。
しかも25日移動平均(17515円)を下回った。
感覚的には前年末比1159円の上昇で3年連続上昇だったが、近視眼的には安値終わり。
良かったのか悪かったのが微妙ではあった。
大発会前場の全体相場は日経平均が一時200円安。
昨年の1月の下落の記憶が残っているのだろうか。
もっとも後場は下落幅縮小。
クリスマスに黒くねじれた「勝手雲」は1月8日に白くねじれているのだが・・・。
そんななかで昨年来高値を更新してきたのがヒビノ(2469)。
東京五輪人気のさきがけだろうか。
あるいは、サイネックス(2376)、HMT(6090)、コムチュア(3844)、ムゲンエス(3299)、明治電機(3388)、京写(6837)、インスペック(6656)、アウトソ(2427)、Bガレージ(3180)、カナモト(9678)、乃村(9716)などは逆行高。
大発会逆行高銘柄として記憶しておきたい。
大引け後は渋谷のマザーズ上場企業に取材。
明日は朝から東証アローズでストボの実況。
・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「おさるの株屋」
えっさえっさえっさほいサッサ
おさるの相場だほいさっさ
ドタバタ相場はまだ騒ぐ
アベノミクスをぶらさげて
それやっとこどっこいほいサッサ
ほーいほいほいほいサッサ
えっさえっさえっさほいサッサ
木の葉の株価でほいサッサ
材料アチコチごんぎつね
つんと澄まして湧いている
それやっとこどっこいほいサッサ
ほーいほいほいほいサッサ
えっさえっさえっさほいサッサ
元気な株屋だほいサッサ
滑っちゃいけないガラ相場
そらそら売り物つまづくな
それやっとこどっこいほいサッサ
ほーいほいほいほいサッサ
えっさえっさえっさほいサッサ
上って下ってほいサッサ
ちらちら明りはみえるけど
向こうの2万はまだ遠い
それやっとこどっこいほいサッサ
ほーいほいほいほいサッサ
(櫻井)
12月21日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=大幅続落、9割の銘柄が値を下げる
【前引け概況】
21日午前の日経平均株価は大幅に続落した。午前の終値は前週末比322円48銭安の1万8664円32銭だった。
原油安を背景に前週末の欧米株が軒並み下げ、週明けの日本株にも嫌気した売りが広がった。円高・ドル安も重荷になり、電子部品など輸出株を中心に主力株がほぼ全面的に下げた。寄り付きからじり安となり、前引けにかけて下げ幅を一段と広げた。
市場参加者不足が指摘されるなか、クリスマス休暇を控え海外投資家が換金売りを進めているとの観測も出ている。東証1部の9割に相当する銘柄が安くなり、日経平均は300円を超える下げとなった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もそろって続落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆960億円、売買高は11億439万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の約9割にあたる1727、値上がり銘柄数は149、変わらずは54だった。
■日経平均株価 18,664.32(-322.48)
■日経平均先物 18,650(-300)
■東証1部出来高 11.04億株
■東証1部売買代金 1.09兆円
■TOPIX 1,513.41(-23.69)
■騰落 上昇149/下落1,727
■日経JQ 2,621.56(-23.65)
■マザーズ指数 859.23(-16.64)
個別では、値がさのファストリやファナックが大きく下げ、指数を押し下げた。足利HDや九州FGが年初来安値を付けた。主力のトヨタや三菱電、ソニー、東芝も大幅安。TOWA、日本アジア投資も急落した。一方、さくらインターネットが一時4連続ストップ高に買われる人気となったほか、JFEは続伸。NTTや安川電、シャープも上げた。ペプチドリームも値を飛ばした。
東証2部株価指数は続落した。2部指数は、前週末比67ポイント安の4641.52となった。個別銘柄ではOATアグ、摂津製油、日本KFCやランドコンピ、ベネ・ワンが下げた半面、キーウェア、Minori、サイオスやカワタが上昇した。
日経ジャスダック平均株価は続落した。前場終値は前週末比23円65銭安の2621円56銭だった。投資家心理の悪化は新興市場にも広がり、個人投資家の売りを誘った。マザーズ市場でとくに直近で上昇が目立っていたモルフォやインフォテリなどフィンテック関連が売られ、心理悪化に拍車をかけた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で304億円、売買高は7914万株。個別銘柄ではプロパスト、ミズホメディー、インテリW、クルーズやDガレージ、アイサンテクなどが下落した。一方、トレイダーズHDやアイフリーク、アパマンショ、アクモスなどが上昇した。
東証マザーズ指数も続落した。前引けは前週末比16.64ポイント安い859.23だった。個別銘柄ではインベスターズCがストップ安。そーせいやアイリッジ、モルフォなどが下落した。半面、INSPECがストップ高。ロックオン、カイオムやサイバダインなどが上昇した。
18日に東証マザーズに新規上場したアークンは上場2日目のきょう、公開価格の3.6倍にあたる4925円で初値を付けた。その後は制限値幅の上限(ストップ高水準)まで上げて、買い気配となっている。きょう東証マザーズに上場したビジョンとマイネットも初値を付けた。ビジョンの初値は公開価格を11%上回る2213円、マイネットは19%上回る2005円だった
12月21日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価=10時、下げ幅拡大 海外勢の換金売りで
【寄り付き概況】
21日寄り付きの日経平均株価は続落して始まった。一時、前週末比230円超安い1万8700円台前半に下落した。
前週末の米国株市場では原油安などを背景にNYダウが360ドル強の下落をみせ、約2カ月ぶりの安値水準に売られており、これを受けて東京市場でもリスク回避の動きが強い。
電子部品や電子機器など、主力の輸出関連株が売られている。
原油価格の下落や米利上げ後の米株の上値の重さが意識され、大幅に下げた局面でも「主力株には買いが入りづらい」との声がある。ソニーやミツミ、パイオニアが3%を超える下げとなっている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続落して始まった。
【10時の概況】
の日経平均株価は前週末比281円62銭安の1万8705円18銭で推移している。
一時は下げ幅が300円を超え、1万8600円台後半に下落した。
クリスマス休暇を前に、海外勢から換金売りが出やすいという。株価指数先物に売り圧力がかかり、現物株との裁定解消を通じて日経平均の下げに波及した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を広げた。
日経平均構成銘柄の値上がりは9銘柄にとどまり、214銘柄が下落。マイナス寄与度トップはファストリで、日経平均を32.17円押し下げ、ファナック が11.77円、ソフトバンクが8円押し下げと続く。
プラス寄与トップは凸版で、日経平均を1.45円押し上げ、安川電が0.59円、大成建が0.43円で続いている。
■日経平均株価 18,705.18(-281.62)
■日経平均先物 18,670(-280)
■TOPIX先物 1,514.00(-19.50)
■騰落 上昇257/下落1,593
■日経JQ 2,630.36(-14.85)
■マザーズ指数 867.62(-8.25)
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6621億円、売買高7億663万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の82%にあたる1593、値上がり銘柄数は257、変わらずは80。
業種別では33業種すべてが値下がり。下落率1位は保険で、以下、電気機器、不動産、倉庫・運輸、海運、機械と並ぶ。
個別では、トヨタの下げ幅が2%を超えた。三菱UFJや日本精工、スクリンも安い。日本オラクルが急落した。6〜11月期の経常利益が市場予想を下回ったことが売り材料。
一方、ポーラHDは16年12月期の営業利益が7期連続で最高を更新すると伝わり、逆行高となっている。大成建や凸版も堅調。
東証2部株価指数は続落している。朝日インテクや象印、アートSHDが下落。綿半HDやMinori、SFJは上げている。
■マイネット <3928> [東証M]
東証マザースに新規上場。初値は2005円で公開価格1680円を19.3%上回った。
同社はスマートフォン向けのゲームアプリを運営する。他社作品を買収などを通じて運営する「リビルド事業」で成長。
■ビジョン <9416> [東証M]
東証マザーズに新規上場。初値は2213円で公開価格2000円を10.7%上回った。
同社は海外旅行者を対象に無線通信のWiFiサービスを手がける。サービスに対応する国・地域は200を超え、世界のほぼ全域をカバーする。
■インスペック<6656>
ストップ高の609円まで買われている。この日朝方、がんなどの病理検査などに使用する高倍率・高解像度の顕微鏡画像をコンピューターに取り込み、デジタルデータ化して病理専門医による診断や、遠隔地での診断を可能とするバーチャルスライドシステムの販売を今月から開始すると発表した
■インフォテリア<3853>
波乱展開となっている。
東証が21日売買分から、インフォテリア株の信用取引の委託保証金率を70%以上(うち現金40%以上)に引き上げると発表している
225先物は、JP・クレディ・メリル・ドイツ・パリバ・アムロが買い越し。
野村・ニューエッジ・モルスタ・三菱・バークレイズが売り越し。
TOPIX先物はメリル・パリバ・三菱・ドイツ・野村・アムロが買い越し。
バークレイズ・ニューエッジ・GS・JP・日興が売り越し。
外資系等は凸版(7911)、クスリのアオキ(3398)、そーせい(4565)、ライドオン(6082)に注目。
テクニカル的にはJACR(2124)、一パン(2215)、東海染(3577)、クミアイ(4966)、ワイエイシイ(6298)、電気興(6706)、河西工(7256)、萩原電(7467)、タカラス(7981)、4℃(8008)、スターツ(8850)、鴻池運(9025)、TKC(9746)、ベネッセ(9783)、イオンディ(9787)が動兆。
<兜町カタリスト>
「ガウディ」
ECBで荒れ、FOMCで荒れ、日銀金融政策決定会合で荒れ。
アレコレ解釈は施されるが結局はイベントドリブンに振り回されただけの感がないでもない。
ECBは既定路線継続だったが不満足の売り。
FOMCは、瞬間米景気好調を好感したがなぜか原点に立ち戻っての「金利上昇懸念」台頭。
日銀金融政策決定会合は瞬間的な追加と補完の錯覚で湧いて沈んだ。
これは金融当局が悪いのではなかろう。
それを解釈する側=市場の頭の悪さが表れたと考えた方が良いかも知れない。
事を日銀に限ってみれば期待のしすぎでの失望とでも言えようか。
市場はこれ以上の金融緩和など本当に望んでいるのかどうか不明ながら誰かが望んでいるという観測。
主役の回りでワイワイ騒いで、事が過ぎれば黙る輩はデモ隊の群衆のようなものだろう。
そもそも・・・。
来年もETFを3兆円買い、従来の日銀持ち株売却年間3000億円の受け皿としての年間3000億円の買い。
しかもこの3000億円については「設備投資や賃上げに積極的企業のETF」とまで言っている。
ターゲットをJPX日経400の買いを拡大すると言っているのに他ならない。
そして差し引きすればETF3兆円買いが残る。
この計算すら出来ないとすれば市場は相当愚か者の集団になってしまおう。
またREITについても900億円買い継続とともに1銘柄の5%ルールを10%に拡大した。
それでも不満ならばこの上市場は何が欲しいのだろうか。
なんでも欲しがれば良いというものでもない。
洋の東西を問わず市場と言うのは頭の悪い世界なのかも知れない。
原油が安くて日本株が売られるのは円高で日本株が売られるよりも奇妙に映る。
日経平均株価は週間で243円の下落。
ただし3週間ぶりの週足陽線。
月足陽線基準の20012円ははるか遠いが、ボラの高さに期待は捨てたくないところ。
先週火曜に下げたところは18565円。
25日移動平均からはマイナス5.3%のかい離。
日経平均のPERは14.67倍だった。
そして水曜に反転し木曜は窓を空け金曜は2万円にもう一歩まで近づいた(18982円)。
あと少しで近づけるところで届かない訳はない。
ドラマの世界ではガウディだって最後に勝った。
とはいえ・・・。
金曜は一目均衡の雲の上限(18961円)で踏みとどまった。
今日はまた75日移動平均(18771円)攻防戦。
22日に勝手雲が黒くねじれているのはダマシであって欲しい。
ガウディ銘柄はいろいろある。
例えばインスペック(6656)。
細胞の病理診断などに使う顕微鏡画像処理システムの販売を開始。
撮影時間従来の半分に短縮。
画像処理高速化することで手術中に病変部以外の組織切除するリスク抑えられる。
弘前大発ベンチャー、医療用光学機器手掛けるクラーロ(青森県弘前市)と開発。
あるいは日経ヴェリタス発掘実力企業に載ったアイリッジ(3917)。
「オンライン・ツー・オフライン(O2O)」サービス展開。
長期で成長エンジンになりそうなのは金融とIT(情報技術)融合した「フィンテック」分野。
銀行向け導入やスマホによる決済サービスに期待感。
17日には暗号通貨技術テックビューロ(大阪市)と提携。
そして週末にIRを行ったリオン(6823)。
補聴器は国内トップシェア。
スーパーカミオカンデで水中生物粒子計数器が使われ宇宙ステーションには微粒子計が積まれいるという。
つまりノーベル賞関連で宇宙関連ということになる。
松井証券NISA口座で買い付け金額の多い銘柄。
1位みずほ(8411)2位三井物産(8031)、3位三菱UFJ(8306)、4位イオン(8267)5位キャノン(7751)、6位ゆうちょ銀(7182)、7位日本郵政(6178)、8位日経レバ(1570)
◇━━━ カタリスト ━━━◇
FFRI(3692)・・・動兆
FFRIに注目する。
同社は標的型攻撃のセキュリティ対策に特化。
車載、iOSの情報セキュリティ研究に期待感。
富士通子会社との業務提携を拡大。
「FFR yarai」の月額課金型マネージドサービスの販売拡大方向。
12月21日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
21日の東京株式市場は続落後、下値模索の展開になりそう。シカゴ市場日経平均先物同清算値にサヤ寄せする動きが先行するとみられる。
日経平均株価予想レンジ:1万8600円−1万9000円
その後は先週末の大幅下落による反動も意識されるため、底堅い相場展開が見込まれる。
今週は、欧米など海外株式市場はクリスマス休暇で休場や取引時間短縮が実施され、市場参加者が減少し全体的に薄商いが想定されろ。
物色については個人主体の材料株や中小型株が中心になるだろう。また、IPOが本格化しているが、参加者が限られているため、初値後の急伸を狙った短期的な売買も多いだろう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1410万株、買い710万株で、差し引き700万株の売り越し。売り越しは4営業日連続。金額は買い越し。
売りセクターに、機械、化学、サービス、小売、金属、食品、電機、不動産など。
買いセクターに、自動車、電機、石油、サービス、小売、食品、不動産、輸送用機器、REITなど。
21日
主な経済指標・スケジュール
【国内】
10月全産業活動指数
11月コンビニエンスストア売上高
IPO(新規上場)=ビジョン<9416>、マイネット<3928>(マザーズ)
【海外】(時間は日本時間)
米11月シカゴ連銀全米活動指数
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
米国株式相場は下落。ダウ平均は367.29ドル安の17128.55、ナスダックは79.47ポイント安の4923.08で取引を終了した。原油価格が続落となったことが嫌気され、引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。セクター別でも全面安となっており、特に銀行や各種金融の下落が目立った。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
18780 ( -170 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
18835 ( -115 )
( )は大阪取引所終値比
【休日TIMES】
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
今週は大荒れの展開となった。FOMC前は、原油安と円高進行でリスクオフの様相が強まり、日経平均は1万8500円台まで下げる場面があった。
注目のFOMC発表を受けた米国株が上昇したことから、日本株も連れ高の動きとなった。
日銀会合において、量的緩和に対する補完措置が発表されたが、これを受けて日経平均が乱高下。一時500円超の上昇で2万円に迫ったが、一転急落の動きで終値では1万9000円を割り込んだ。日経平均は週間では約243円の下落、ただし、週初が大幅安で始まったことから、週足では3週ぶりに陽線を形成した。
来週の東京株式市場は、23日天皇誕生日の休場があり立ち合いは4日で、欧米など海外株式市場はクリスマス休暇で休場や取引時間短縮が実施され、市場参加者が減少し全体的に薄商いが想定され方向感に乏しい展開を予想する。
また、日銀会合を受けた日経平均が大荒れの動きとなり急落したことなどから、ボラティリティは大きくなりやすく、下落基調が続くNY原油先物の動向も波乱要因だろう。
利上げを実施した米国では、7-9月期GDP確報値や11月耐久財受注など、注目の経済指標が多く、指標結果に対する米国株及び為替の反応が大きく注目される
現在、米株式市場に最も影響を与えているのは、原油価格であり、外国為替市場のドル相場と合わせてその動向が注目される。来週の日経平均株価の想定レンジは1万8500〜1万9500円とする。
物色については個人主体の材料株や中小型株が中心になるだろう。また、IPOが本格化しているが、参加者が限られているため、初値後の急伸を狙った短期的な売買も多いだろう。日替わり的に資金が循環しやすく、マネーゲーム的に動きやすい。そのほか、NISA(少額投資非課税制度)枠を使い切る動きなども意識される。
【個別開示銘柄】
■スター・マイカ [3230]
前15年11月期着地見通しを上方修正。中古マンション事業でリノベーションマンションの販売が好調だったことなどが寄与し、経常利益予想を従来の16億1500万円から17億9700万円に引き上げた。18日終値は1389円(△14)。
■エイチ・アイ・エス [9603]
発行済み株式総数の3.08%に当たる200万株、100億円を上限に自己株式を取得すると発表した。取得期間は12月21日から16年4月28日まで。18日終値は3730円(▲55)。
■綿半HD [3199]
東証2部上場で、ホームセンターを展開する。東証から25日付で1部指定を承認されたと発表した。同社は昨年12月に新規上場。わずか1年での1部指定となる。18
日終値は1318円(▲61)。
【NY概況】
18日のNYダウ工業株30種平均は大幅続落し、前日比367ドル29セント安の1万7128ドル55セントで終えた。10月14日以来、約2カ月ぶりの安値。アジアや欧州の株式相場が大きく下げたほか、原油先物相場の下げが続いて投資家心理が悪化。運用リスクを避ける動きにつながり、この日の安値圏で引けた。
ダウ平均の下げ幅は、9月1日(469ドル)以来3カ月半ぶりの大きさとなった。
原油先物相場は先安観が根強い。石油輸出国機構(OPEC)が18日まとめた石油市場の長期見通しの要旨では、OPEC産原油の生産が2040年までに大幅に増加すると予測している。
市場では米連邦公開市場委員会(FOMC)を終え年内に大きなイベントはなくなり、手じまい売りが出やすかった。先物やオプションの取引期限満了日が重なって商いが膨らみ、値動きが大きくなった面もあった。
セクター別でも全面安となっており、特に銀行や各種金融の下落が目立った。
ナスダック総合株価指数も大幅に続落し、前日比79.471ポイント安の4923.082で終えた。10月22日以来ほぼ2カ月ぶりの安値水準。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,128.55 −367.29
S&P500種
2,005.55
ナスダック
4,923.082 −79.471
シカゴ日経平均先物は大きく続落した。3月物は前日比450円安の1万8780円で取引を終え、18日の大阪取引所の終値を170円下回った。原油相場の下げを嫌気し米株とともに売られた。欧州とアジアの株安も弱材料。3月物の安値は1万8750円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
18780 ( -170 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
18835 ( -115 )
( )は大阪取引所終値比
12月18日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=大幅反落 1万9000円割れ、日銀決定会合後に乱高下
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
18日の日経平均株価は3日ぶりに反落し、前日比366円76銭安の1万8986円80銭で終えた。
原油安と米国株安を受け軟調展開ながらも、前場は底堅い動きをみせていたが、後場は日銀の金融政策決定会合の結果発表を境に地合いが一変、乱高下となった。
日銀の金融政策決定会合では、ETFの買い入れ額を、これまでメドとしていた年間3兆円に加え3000億円の買い入れ枠を設定、これを一度は好感するかたちで日経平均は一時500円を超える上げをみせ、2万円大台も視野にとらえた。
しかし、措置の分析が進むにつれて失速。日銀がかつて買い入れた株式の売却に伴う市場への悪影響を吸収する目的と認識が浸透すると、需給面では中立要因との見方が急速に広がった。
日経平均は結局、急反落となり、1万9000円台を割り込んで着地した。心理的な節目の1万9000円を割り込むのは3日ぶり。
JPX日経インデックス400も3日ぶり反落し、前日比264.11ポイント安の1万3833.27で終えた。
東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反落し、終値は27.61ポイント安の1537.10だった。
東証1部の売買代金は概算で3兆5971億円と、8月26日以来、約4カ月ぶりの大商いだった。売買高は29億8751万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の8割を超える1578。値上がりは279、変わらずは72銘柄だった。
個別では主力のトヨタ、ファーストリテイリング、村田製作所が下落。石油資源や住友鉱など資源関連に値下がりが目立った。スイス企業の買収を発表したTDKや、介護大手を買収すると伝わった損保JPNKも売りに押された。三井住友フィナンシャルグループなど銀行も売られた。一方、業界再編への思惑からニチイ学館やツクイが上昇。増益決算を発表したクミアイ化の値上がりが目立った。さくらインターネットがストップ高、アイスタイル、JACR、日機装も上昇した。
きょう新規上場したフリューは低迷。公開価格を小幅に上回る初値を付けたが、次第に売りに押された。
東証2部株価指数は3日ぶりに反落した。2部指数は、前日比1.90ポイント安の4708.52となった。
個別銘柄ではラオックスとコメ兵、RVH、ランドコンピュータ、オリチエン工業が下げた。一方、摂津製油がストップ高。フライトは一時ストップ高と値を飛ばし、ピエトロ、SFJ、朝日インテク、日精機が上げた。
日経ジャスダック平均株価は3日ぶりに反落した。終値は前日比11円13銭安い2645円21銭だった。13時前に日銀が発表した金融緩和策について見方が分かれ、荒い値動きになった。発表直後に上昇していた日経平均株価が一転して下落すると、投資家心理が冷え込み、新興企業株も売り優勢となった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で620億円、売買高は1億4351万株だった。個別銘柄ではトレイダーズHD、FVC、アイサンテクノ、クルーズやノジマ、マクドナルドが下落した。半面、メッセージがストップ高。博展は一時ストップ高と値を飛ばし、シダー、Dガレージや田中化研、アパマンショは上昇した。
東証マザーズ指数も3日ぶりに反落した。終値は前日比17.32ポイント安い875.87だった。個別銘柄ではミクシィやサイバダイン、FFRI、ブランジスタ、ラクス、あんしん保証が下落した。一方、ラクーン、ビリングシス、リアルワールド、アイリッジがストップ高。メタップス、UBIC、セレス、そーせいは上昇した。
きょう東証マザーズに新規上場したアークンは、終日買い気配のまま取引が成立しなかった。大引けの気配値は公募・売り出し価格(公開価格)の2.3倍にあたる3130円だった。きのうジャスダックに上場したミズホメディは2日目で公開価格の2.6倍にあたる2822円で初値を付け、終値は2.3倍の2480円だった。名古屋証券取引所のセントレックス市場にきょう上場したアートGは公開価格を46%上回って初値を付け、終値は25%上回る526円だった。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
18,986.80
-366.76
日経平均先物
18,950.00
-390.00
TOPIX
1,537.10
-27.61
TOPIX先物
1,533.50
-29.00
東証2部指数
4,708.52
-1.90
JASDAQ
2,645.21
-11.13
マザーズ
875.87
-17.32
出来高
東証1部
2987510
3597164
東証2部
161670
29395
「丙申」
後場寄り段階で日銀金融政策決定会合の結論は出ず。
しかし前場マイナスだった日経平均は後場プラス展開。
12時50分過ぎに現状維持が発表されると日経平均は400円以上上昇。
一時19800円台をつけた。
「異次元緩和の保管措置」「ETF買い入れ枠拡大」などの見出しだけでも買い物となった。
志の輔落語の面白さの一つはストーリーの反復のような気がする。
最初のシーンでのストーリーの立場が逆転する「みどりの窓口」。
最初のシーンでのストーリーが通用しない「質屋暦」。
最初のシーンで話の進行がわかるのだが、その逆転の面白さ。
これは株式市場にも通用しよう。
一度見た光景が次も一緒になる訳はなく、想像以上の展開になることは多い。
あるいは、次の展開では逆になるオチがある場合もある。
同じストーリーを二度話して通用するほど株の世界もやさしくはない。
だから同じ進行の立場を変えたり、行方が変わったりする。
その意味ではストーリーのリフレインやリピート、転換の行方を日々模索することが必要になる。
大和のレポートは「干支と相場」。
↓
申年の株価はかつて右肩上がり。
近年は年央にトレンドが転換するケースが多い。
歴史的には、満州国建国、ブレトンウッズ会議、日本の国連加盟、
NAFTA・EUの発足と、国際政治の転換点が多い。
2004年(平成16年)
<内閣>首相:小泉純一郎
<市場>外国人買い、出来高共に過去最高(当時)
米中金融引き締めと景気不透明感で保合い
<記事>カネボウ、ダイエー産業再生機構活用
ダイムラークライスラー、三菱自支援停止
UFJ銀、三菱東京FGと統合へ。西武鉄道株、上場廃止
プロ野球新球団は楽天に決定
自衛隊が多国籍軍参加、イラク派遣
1992年(平成4年)
<内閣>首相:宮澤喜一
<市場>株式市場に公的資金本格出動
<記事>米・カナダ・メキシコが北米自由貿易
協定(NAFTA)合意
マーストリヒト条約調印、EU発足へ
ASEAN自由貿易地域(AFTA)締結
金融規制バーゼル1導入
クリントン氏、米大統領に当選
1980年(昭和55年)
<内閣>首相:大平正芳、鈴木善幸
<市場>オイルマネーなど外国人主導で堅調
<記事>物価沈静化、金融緩和へ
初の衆参同日選挙、自民党圧勝
モスクワオリンピック開催
イラン・イラク戦争
米大統領選、レーガン氏が圧勝
1968年(昭和43年)
<内閣>首相:佐藤栄作
<市場>いざなぎ景気で活況
<記事>3億円事件
十勝沖地震
キング牧師暗殺
ニクソン氏、米大統領に当選
1
1956年(昭和31年)
<市場>マネービル、技術革新で神武景気到来
<記事>フルシチョフがスターリン批判
日ソ国交回復、共同宣言及び議定書調印
「もはや戦後ではない」
日本が国連に加盟
1944年(昭和19年)
<内閣>首相:東條英機、小磯國昭
<市場>空襲による立会い休止頻発
<記事>連合軍、ノルマンディー上陸。ブレストンウッズ会議
1932年(昭和7年)
<内閣>首相:犬養毅、高橋是清、斎藤実
<市場>戦時工業株人気
<記事>上海事変。満州国建国。5・15事件
F.ルーズベルト氏、米大統領に当選
1920年(大正9年)
米、禁酒法施行。国際連盟発足。
株式、米、綿糸、生糸各市場、未曾有の大暴落
1908年(明治41年)
米国恐慌の余波で東京株式市場が大暴落。日本で初の経済恐慌
十干で見ると、丙(ひのえ、西暦末尾が6の年)の景気は良いことが多い。
これを受けて、その前年の株価は戦後全勝だが、翌年の西暦末尾が7の年のパフォーマンスは悪いことが多い。
西暦末尾が7の年の株価は1勝5敗と分が悪く、上昇した1回もブラックマンデーの1987年。
西暦末尾が6の年の株価は、前半は堅調な傾向。
近年の日経平均は西暦末尾が0の年頃から大きく下落する。
現在は西暦末尾が2の年頃のボトムと、7の年頃の調整の間。
過去にも末尾6の年か7の年のどちらかに天井を打つことが多い。
丙の年は、「もはや戦後ではない」、「人口一億人突破」、「VHSビデオ1号機発売」、
「男女雇用機会均等法施行」など勇気が出る話が多かった。
近年は、「消費増税閣議決定で株価天井」や、「ライブドアショック」、
「日銀の量的金融緩和解除」などで株価が天井を形成した。
そのほかにも見てみると・・・。
「西暦末尾に6、7、8のつく年は、5のつく年に比べてパフォーマンスが悪化する」というのもある。
《2016年の水星の逆行情報》
2016年01月05日〜2016年01月26日
2016年04月29日〜2016年05月22日
2016年08月30日〜2016年09月22日
2016年12月19日〜2017年01月07日
以下は「2016年非相場スケジュール」。
2016年
1月15日:ユニバーサル・スタジオの「クールジャパン開催」(〜6月26日)
1月28日日銀金融政策決定会合が年8回に。
2月7日NFLスーパーボール
中国春節(〜13日)
2月JAXAがロケットH−2Aを打ち上げ
3月1日米スーパーチューズデー
3月11日東日本大震災から5年
3月26日北海道新幹線一部開業
3月大名古屋ビル全面オープン
JR新宿ミライナタワー完成
寝台特急カシオペア廃止
4月1日地球温暖化課税増税
女性活躍推進法が施工
4月15日東京ディズニーシー「ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ」がスタート。
4月27日ルノワール展(〜8月22日)
4月28日京都鉄道博物館開業
4月福岡三越に空港型免税店開業
神戸に人工サーフィン施設「コウベレイーズ」開業
5月三菱地所が大手町温泉を開放
6月6日イスラムラマダン入り(〜7月7日)
7月4日アメリカ独立宣言から240年
7月大手町に「星のや東京」が開業。
8月11日初の祝日「国民の日」
9月7日リオ五輪(〜18日)
10月1日〜7日国慶節
10月19日文部科学省が「スポーツ・文化・ワールドフォーラム」開催。
11月7日豊洲新市場会場
11月8日米大統領選挙
11月インドネシアで世界最大の地熱発電所稼働
(櫻井)
12月18日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=米株安受け反落も下げ渋る
【前引け概況】
18日午前の日経平均株価は3日ぶりに反落し、前日比46円50銭安の1万9307円06銭で終えた。
売り優勢の展開を強いられたが、下値も限定的で後半は次第に下げ幅を縮小した。
原油市況が低迷し、17日の米株式相場が大幅下落。投資家心理が悪化した。前日までの2日間で800円近く上昇したこともあり、目先の利益を確定する目的で売りが優勢となった。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反落した。
日銀が同日まで開いた金融政策決定会合の結果を昼ごろにも発表する見込みで、その内容を見極めたいとの雰囲気も模様眺めムードにつながった。
■日経平均株価 19,307.06(-46.50)
■日経平均先物 19,290(-50)
■東証1部出来高 9.78億株
■東証1部売買代金 1.1兆円
■TOPIX 1,560.75(-3.96)
■騰落 上昇745/下落1,034
■日経JQ 2,655.96(-0.38)
■マザーズ指数 893.53(+0.34)
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1030億円、売買高は9億7869万株。東証1部の値下がり銘柄数は1034と、全体の5割強を占めた。値上がりは745、変わらずは150銘柄だった。
個別では金融の三菱UFJが下落。村田製やアルプスなど電子部品株の一角に値下がりが目立った。スイス企業の買収を発表したTDKや、介護大手を買収すると伝わった損保JPNKも売りに押された。
一方、トヨタ自動車がしっかり、小野薬品工業が大幅高。また、さくらインターネットが3日連続のストップ高となったほか、クミアイ化学工業も値を飛ばした。ツクイやニチイ学館などが上昇。介護業界の再編が加速するとの思惑から買いが入った。
新規上場したフリューは低迷。公開価格を上回る初値をつけたが、その後は売りに押される展開が目立った。
東証2部指数は小幅に3日続伸した。2部指数は、前日比12.49ポイント高の4722.91となった。個別銘柄では摂津製油がストップ高。フライト、ピエトロ、インタートレ、SFJが買われた。半面、ラオックス、RVH、アピクヤマダ、日本KFCは売られた。
日経ジャスダック平均株価はわずかながら反落した。前引けは前日に比べ2銭安い2656円32銭となった。連日買われた大型株が売られた一方で、小型株が底堅くなったことから、中小型の多い新興企業銘柄も下げ渋る動きになった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で353億円、売買高は8509万株。個別銘柄ではトレイダーズHD、FVC、クルーズやアイサンテク、ヨシックスが下落した。半面、博展がストップ高。シダー、Dガレージや田中化研、アパマンショが上昇した。
東証マザーズ指数は3日続伸した。前引けは前日比0.18ポイント高い893.37だった。個別銘柄ではラクーン、アイリッジがストップ高。ビリングシスは一時ストップ高と値を飛ばし、パス、セレス、GMOメディア、そーせい、FFRI、メタップスが上昇した。一方で、比較、ITbook、ミクシィやサイバダイン、モルフォは下落した。
きょう東証マザーズに新規上場したアークンは、買い気配が続いている。前引け時点の気配値は公募・売り出し価格(公開価格)を70%上回る2312円だった。きのうジャスダックに上場したミズホメディは2日目も買い気配で始まり、公開価格の2.6倍にあたる2822円で初値を付けた。名古屋証券取引所のセントレックス市場にきょう上場したアートGも買い気配で始まり、公開価格を46%上回って初値を付けた
12月18日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価=10時 弱含む 一時150円安、円安一服で
【寄り付き概況】
18日の日経平均株価は3日ぶりに小反落して始まった。始値は前日比33円10銭安の1万9320円46銭。
原油相場の下落を背景に前日の米株式相場が下落したことで投資家心理が悪化した。前日までの2日間で日経平均は大幅上昇しており、目先の利益を確定する動きも出ている。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)は小幅ながら下げている。
【10時の概況】
■日経平均株価 19,221.55(-132.01)
■日経平均先物 19,190(-150)
■TOPIX先物 1,553.00(-9.50)
■騰落 上昇573/下落1,219
■日経JQ 2,652.85(-3.49)
■マザーズ指数 886.12(-7.07)
10時現在の日経平均株価は前日比132円01銭安の1万9221円55銭で推移している。
下げ幅を一時150円超まで拡大し、1万9200円を割り込む場面もあった。
外国為替市場で円相場が下げ渋り、投資家心理がやや悪化。前日までの2日間で800円近く上昇した反動もあり、目先の利益確定を目的とした売りの勢いが増した。
JPX日経インデックス400は、東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を広げた。
東証1部の売買代金は概算で6935億円、売買高は6億2383万株。
東証1部の値上がり銘柄数は573、値下がりは1218、変わらずは135と、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回っている。
業種別では33業種中7業種が値上がり。1位は空運で、以下、医薬品、水産・農林、精密機器と続く。値下がり上位には石油・石炭、鉱業、保険が並んでいる。
日経平均マイナス寄与度は14.51円の押し下げでファナックがトップ。ソフトバンクが13.18円、TDKが7.85円、ダイキンが5.88円と続いている。
プラス寄与度トップはアステラスで、日経平均を3.63円押し上げている。次いで中外薬が3.53円、エーザイが3.26円、テルモが2.75円と続く。
個別では、主力のトヨタが下落。金融の三菱UFJ、三井住友も下げた。村田製やアルプスなど電子部品株の一角が安い。一方、大幅な増益決算を発表したクミアイ化が上昇。好業績観測が伝わったアダストリアが上げ、小野薬が高い。
東証2部指数は上昇。朝日インテクとアートSHDが上げ、ラオックスと日本KFCが下げた。
225先物はみずほ・パリバ・ドイツ・バークレイズ・JP・GMO・クレディが買い越し。
三菱・アムロ・野村・UBS・GS・シティが売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・JP・ドイツ・大和・野村が買い越し。
ニューエッジ・パリバ・モルスタ・三菱・日興が売り越し。
外資系等はアスクル(2678)、日野(7205)、サッポロ(2501)、ツルハ(3391)、ダイヘン(6622)、サンドラッグ(9989)に注目。
18日に新規上場の3銘柄のうち、
東証マザーズ市場に新規上場したアークン(3927)は公開価格と同じ1360円カイ気配でスタート。同社は、情報セキュリティー製品の開発・販売・保守サービスの提供などが主な事業。マルウエア(悪意のあるサイバー攻撃ソフト)に対するセキュリティー対策などを提供し、米国の先端企業とも複数、提携している。
2016年3月期の業績見通し(単体)は、売上高が前期比24.2%増の12.30億円、純利益は同35.8%増の1.47億円、1株利益は83円71銭。公開価格でのPERは16.2倍になり、たとえばマルウエア対策などのFFRI(3692)(東マ)のPER450倍との比較では大きく割安になる。
フリュー (6238) が東証1部に新規上場。初値は3220円で公開価格3200円を0.6%上回った。同社はプリントシール機を開発、販売を手掛ける。
名証セントレックス市場に新規上場したアートグリーン(3419)は公開価格と同じ420円カイ気配でスタート。同社はコチョウランを中心とした生花の生産・卸売りが主な事業。
■クミアイ化学(4996)
急伸し、6月4日につけた年初来高値1148円を更新した。東証1部の値上がり率ランキングでベストテン入りしている。同社は17日引け後、16年10月期の連結業績見通しについて、売上高は前期比21.6%増の743億円、営業利益は同20.9%増の45億円と発表した。農薬メーカーは、期初に保守的な見通しを示すのが一般的とみられているなか、大幅な増収増益見通しを示した。
12月8日号稼足銘柄で紹介の
■ラクーン(3031) 547 +80
一時ストップ高。同社が運営するBtoB掛売り・請求書決済代行サービス「Paid(ペイド)」が、LINEが運営するコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」の公開型アカウント「LINE@(ラインアット)」への対応を開始したと発表している。12月17日より「LINE@」利用料金の支払いにPaidの決済サービスが利用可能となった。今回のサービス提供によって、更なるユーザー数の増加と認知向上を見込んでいるという。
テクニカル的には日水(1332)、三井松島(1518)、世紀東急(1898)、中電工(1941)、日本粉(2001)、グリコ(2206)、カカクコム(2371)、ウェルネット(2428)、ジェイコム(2462)、サッポロ(2501)、コケウエスト(2579)、フィールズ(2767)、キッコーマン(2801)、アリアケ(2815)、JT(2914)、なとり(2922)、ブロンコB(3091)、クリエイト(3148)、TOKAI(3167)、コスモス(3349)、クリレス(3387)、ブレイン(3655)、ネクソン(3659)、三井化学(4183)、ダイセル(4202)、タキロン(4215)、積水化成(4228)、PI(4290)、持田薬(4534)、沢井製薬(4555)、サカタインクス(4633)、ラウンドワン(4680)、サーバーエージェ(4751)、ミルボン(4919)、オカモト(5122)、共英製鋼(5440)、東プレ(5975)、テクノプロ(6028)、ライドオン(6082)、福島工業(6420)、新晃工(6458)、リオン(6823)、三井ハイテク(6966)、東海理化(6995)、フタバ(7241)、FCC(7296)、ゼンショー(7550)、フランスベッド(7840)、ウッドワン(7898)、天馬(7958)、岡村製(7994)、山善(8051)、ユアサ商(8074)、三愛石(8097)、リンガハット(8200)、MrMAX(8203)、丸井(8252)、クレセゾン(8253)、小田急(9007)、京王(9008)、近鉄(9041)、ゼンリン(9474)、沖縄電(9511)、共立メンテ(9616)、丹青社(9743)、ニトリ(9843)、プレナス(9945)が動兆。
<兜町カタリスト>
「さて日銀」
FOMCでの利上げを材料とした饗宴の木曜日だった。
ただ日経平均は一時19507円まで上昇したものの終値は19353円。
週足の一目均衡表の雲上限(19438円)や26週線(19373円)を下回った格好。
東証1部の売買代金は2兆7809億円。
ソコソコ出来たところが救いだろうか。
騰落レシオの92.3%もまだまだ低い水準ではある。
戻りのNY株は前日の上昇を消しての着地。
海の向こうは今週末がSQであることを考えると、致し方なしかも知れない。
あとは日銀金融政策決定会合待ちというところ。
金融緩和など望まないが、ETFとREIT購入に対する来年の方針だけは決めておいて欲しい。
頑張ってきた個人の逆張りの構図。
12月第2週の投資部門別株式売買動向で個人は1867億円の買い越し。
買い越し額は3カ月ぶりの高水準となった。
因みに個人は9月第5週から9週連続の売り越しだったが、先週の軟調で逆張りに動いた。
海外投資家は82億円の買い越し。
信託銀行は1751億円の買い越し。
そして事業法人が1022億円の買い越し、投信が923億円の買い越し。
主役は外国人ではなく国内勢の構図。
それでも外国人動向を気にしなけらば相場展望が開けないところが情けない。
幕末以来のこの舶来信仰がなくなれば相場も自信を取り戻せるのだろうが・・・。
今日から野村アセットの日経レバ(1570)の設定申し込みが再開される。
運用停止から2か月での再開。
設定停止でETF売り・先物買いの裁定取引が減少し進んだ割高感が是正されると言う声がある。
また設定再開は2つの先物買いを復活させるという声もある。
一つは設定会社の先物買い。
相場下落時に個人の押し目買いが入ると設定者は先物を買うので相場の下支えになる。
そして裁定業者の「ETF買い・先物買い」ポジションの復活。
多少小手先の期待感に過ぎないが、妖怪の設定復活に期待したいところ。
そういえば昨日投資家さんから頂戴したメール。
↓
「第3週火曜日引け前に1570買いました。
アノマリー見事に的中しました!
DVDも数回繰り返しみて1570買って見事的中!
狙い目は第4週金曜日に売却予定!
櫻井さんの誕生日に売り!」と。
そういえば・・・。
今年の2月にも感じたことがあった「世にも奇妙な物語」。
↓
今の相場は決して「芝浜」ではないような気がする。
富くじに当たった夢ではなく、これは現実。
「明烏」の若旦那のように「相場は下がるもの」なんて堅物ぶらないほうが良いようだ。
久しぶりに「世にも奇妙な物語」が始まったような気がする。
2013年の秋にもあったが、実際は2010年3月以来。
取材にいった銘柄や注目銘柄が乱舞した。
ここ数日の展開はそんな感じ。
2010年3月頃の日経平均は10000万円乗せの状態。
4月に11408円の高値をつけて反落した。
今の相場が「猫の茶碗」という訳ではなかろうが・・・。
今回もそんな感じの展開で指数はともかく、個別は百花繚乱。
インフォテリア、一休、FFRI、ラクーン、アイリッジ、Vキューブ。
イーレックスやアウトソーシングもそうだった。
セックやカイオムも復活感。
秋の頃はモバファクにMDVもあった。
悲しいのはそれが永遠に続くわけではなく、一度通過すると半年は沈黙の世界。
場合によっては大周り3年でしか現れないこともあるから厄介なもの。
もっとも成功体験があった方が相場への期待感が醸成されて良いのだろうが・・・。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ワイヤレスゲート(9419)・・・動兆
ワイヤレスゲートに注目する。
同社は高速無線通信サービスが中核。
業績は下方修正されたが国内外での拠点拡大での捲土重来に期待感。
東証本則市場への市場変更を11月に申請済み。
1億円の自社株買い実施も好感。
(1996円)
12月18日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
18日の東京株式市場は米株安を受け軟調な展開が想定される。その後は模様眺めの展開となりそう。
日経平均予想レンジは、1万9200円−1万9500円。
日銀金融政策決定会合が控えているため、前場は様子見姿勢が強まりやすく、政策変更がなければ後場は売り圧力が強まりやすい。
引け後に予定される黒田東彦総裁の記者会見を控え、様子見気分が広がりそう。市場では「日銀の政策に変更はないもよう」との声も聞かれた。週末でもあり積極的な買いは期待しづらいだろう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1960万株、買い1860万株で、差し引き100万株の売り越し。売り越しは3営業日連続。金額も売り越し。
売りセクターに、電機、建設、食品、薬品、小売、情報通信、商社、REIT、銀行など。買いセクターに、自動車、精密、電機、銀行、薬品、不動産、その他金融、食品、情報通信など。
【予定】
■18(金)
【国内】
日銀金融政策発表
黒田日銀総裁会見
11月日本製半導体製造装置BBレシオ
日韓国交正常化50周年
《決算発表》
日ヘルスケア、プレミア投
《新規上場》
フリュー、アークン、アートグリン
【海外】
カナダ11月消費者物価(22:30)
米12月マークイットサービス業PMI速報値(23:45)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
17日の4営業日ぶりに大幅に反落した。NYダウ平均は前日比253ドル25セント安の1万7495ドル84セントとこの日の安値圏で終えた。
原油先物相場が下落し、投資家心理が悪化した。米利上げを受けて外国為替市場でドル高が進み、米国外で事業を展開する企業の業績を押し下げるとの警戒感も売りを誘った。
WTIの期近物が節目の35ドルを下回る場面があった。原油安が収益を圧迫するとしてシェブロンやエクソンモービルなど石油関連株が下落した。
朝方は買い優勢で推移する場面もあった。米連邦準備理事会(FRB)が前日、9年半ぶりの利上げを決めた。米金融政策の先行き不透明感が和らぎ、買い安心感が広がった。
11月景気先行指数が予想を上回ったものの、相場を押し上げるには至らず、引けにかけて下げ幅を拡大、前日の上昇分は帳消しとなった。
セクター別では公益事業を除き全面安となっており、エネルギーや自動車・自動車部品の下落が目立った。
ナスダック総合株価指数は68.579ポイント安の5002.553と安値引けした。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,495.84 −253.25
S&P500種
2,041.89
ナスダック
5,002.553 −68.579
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は4営業日ぶりに反落した。3月物は前日比90円安の1万9230円で取引を終え、17日の大阪取引所の終値を110円下回った。原油安を手掛かりに米株が取引終了にかけて売り進まれ、日経平均先物も下げた。3月物の安値は1万9220円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19230 ( -110 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19295 ( -45 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
明日の東京株式市場は、今日までの2日間で日経平均株価が合計787円と大幅上昇した反動に加え、週末のポジション調整の売りも想定されることから、日経平均株価は上昇一服となりそうだ。
イベントでは、日銀金融政策決定会合の結果発表と引け後の黒田日銀総裁会見が注目される。今回も直近で金融株や不動産株など、金融緩和期待が高まる局面で上昇しやすいセクターに強い動きが見られたが、これらのセクターはあす日銀会合がノーサプライズとなれば軟調となりやすく、指数の上値も抑えられやすい。
上昇波動本格復帰の確率を高めるためには、25日移動平均線(1万9562円)や、200日移動平均線(1万9504円)の奪回が必要となる」との見方が出ていた。
【注目の開示銘柄】
■TDK[6762]
スイスの磁気センサー製造会社「ミクロナス セミコンダクタ」をTOB(株式公開買い付け)で買収すると発表。TDKの磁気センサーとのシナジー効果を狙う。TOB期間は2016年1月12日から同年2月10日まで。買収総額は約2億1400万スイスフラン(約262億円)の見通し。買収資金は全額借り入れる。ミクロナスは自動車や産業機械向け磁気センサーに強みがあり、14年の売上高は1億5845万スイスフラン(約194億円)。TDKの17日終値は8040円(▲340)。
■メルコHD[6676]
自社株買いを発表。発行済み総数の13.51%にあたる300万株、63億円を上限に実施する。取得期間は18日から来年12月16日まで。同社は東証1部上場で「バッファロー」ブランドの無線LAN機器などを製造。17日終値は2009円(△39)。
■Jトラスト[8508]
自己株消却を発表。29日付で発行済み株式数の5.27%にあたる625万株を消却する。これらは以前の自社株買いで取得したものだが、株主利益の観点から消却を決めた。同社は東証2部上場で商工ローン、消費者ローンを手がける。17日終値は1025円(▲22)。
【引け後のリリース】
日清オイリオGの調査で8割の人がモノ忘れやド忘れを自覚
■40歳以上の男女1200人に「認知症予防に関する意識調査」を実施
日清オイリオグループ<2602>(東1・売買単位100株)は17日、「中鎖脂肪酸・認知症リスク対策PJ(プロジェクト)」の一環として40歳以上の男女1200人に対して「認知症予防に関する意識調査」を実施。その結果、約8割の人がモノ忘れやド忘れを自覚していることが分かったと発表した(詳しくは同社ホームページ)。
■「何をしようとしたのか忘れた」は59.4%に
発表によると、今回の調査で、モノ忘れやド忘れに関する調査をしたところ、79.5%の人が「もの忘れやど忘れをすることがある」と回答。さらに、55.5%もの人が週に一回以上、モノ忘れやド忘れをしていることが明らかになった。また、具体的にどのようなことを忘れるかを調査した結果、第1位は「ドラマや映画のタイトルが思い出せない」(62.5%)、第2位は「何かをしようと思って立ち上がったのに、何をしようとしたのか忘れた」(59.4%)と、昔のことだけでなく、直前に考えた事を思い出せない人も半数以上にのぼることがわかったという。「歳」かなと感じる人は86.8%という結果になった。
今年の株価は年初の400円前後から8月に542円まで上げ、その後は中国株の波乱による全体相場の急落を受けて9月に411円まで下げたが、あと次第に回復して12月17日の終値は489円(17円高)となった。17日の大引け後、約20%出資するピエトロ<2818>(東2)が12月24日から東証1部に指定替えになると東証が発表。一段高の要因になる可能性がある
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
12月17日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=303円高、FOMC通過、米利上げで大幅続伸
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【大引け概況】
17日の日経平均株価は大幅に続伸した。
前日比303円65銭高の1万9353円56銭で終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)は16日、9年半ぶりの利上げを決めた。米景気の回復が進んでいるとの見方から、東京株式市場でもリスク資産である株式を買う動きが強まった。
円安進行も追い風に主力株を中心に幅広い銘柄が買われた。業種別では不動産や陸運、保険、食料品など内需関連の上げも目立った。
一時450円超上昇した日経平均は、1万9500円近辺では上値が重く、後場は戻り売りに押され気味となった。
JPX日経インデックス400も続伸した。終値は前日末比217.70ポイント高の1万4097.38だった。
東証株価指数(TOPIX)も続伸し、23.99ポイント高の1564.71で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆7809億円だった。売買高は22億4852万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1589と、全体の82%を占めた。値下がりは251、変わらずは88銘柄だった。
個別では、主力のファナックやファストリが上昇した。円安進行を受けトヨタやマツダ、富士重など輸出関連が上げた。新型電池の投入が伝わったソニーも上昇した。ブレインパッドが連日の人気、マネーパートナーズグループ値を飛ばした。一方、TDK、村田製、日東電工が下落した。子会社が手掛ける国産ジェット旅客機「MRJ」の納入延期が伝わった三菱重は下げた。一部事業の売却が伝わったシャープは下落した。コア、日新製鋼、日本通信、神栄も安い。
東証2部株価指数は続伸した。大引けの2部指数は、前日比51.80ポイント高の4710.42となった。
個別銘柄ではアピクヤマダ、キーウェア、ラオックスや朝日インテクが上げた。一方、サイオス、システムソフやJトラスト、マルコ、が下げた。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比19円27銭高の2656円34銭だった。資金を振り向ける矛先が新興市場にも広がった。
午後の取引でIT(情報技術)や機械、ゲーム関連の一角が一段高となり、相場全体を押し上げた。ジャスダック市場は取引終了にかけ、じりじりと上げ幅を拡大した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で611億円、売買高は1億4390万株だった。
個別銘柄ではプロパストがストップ高。クルーズ、セプテニHD、イーター電機、トレイダーズHD、コンセック、アルファクスFS、カルナバイオなどが上昇。
半面、CSロジネット、ラクオリア創薬、イリソ電子、アパマンショ、石井工研が下げた。
東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比6.42ポイント高の893.19だった。個別銘柄ではインベスターズC、アイリッジがストップ高。フルスピード、セレス、ビリングシス、モルファやミクシィ、サイバダインが上昇した。一方、ダブルスタンダード、AppBank、そーせい、インフォテリ、カイオムが下落した。
きょう新規上場したオープンドア<3926.T>は公開価格と同じ3820円カイ気配でスタートし、9時45分に公開価格を890円(23.3%)上回る4710円で初値をつけ、午後2時6分には初値水準を大きく上回る5400円まで上昇。結局5120円で上場初日の取引を終えた。
ジャスダックに新規上場したミズホメディーは公開価格と同じ1100円カイ気配でスタートし、終日値がつかず、結局、公開価格2.3倍にあたる2530円カイ気配で引けた。
【指標一覧】
終値
日経平均
19,353.56
303.65
日経平均先物
19,340.00
250.00
TOPIX
1,564.71
23.99
TOPIX先物
1,562.50
21.00
東証2部指数
4,710.42
51.80
JASDAQ
2,656.34
19.27
マザーズ
893.19
6.42
ドル/円
122.43
0.22
出来高
東証1部
2248520
2780974
東証2部
144270
23691
「連想」
中国人民銀行の2016年実質GDP見通しは6.8%。
これは想定の範囲内。
日本政府が来週発表予定の政府経済見通しは実質1.7%、名目3.1%。
背景は「景気が足踏み状態を抜け出し、賃上げの波及による個人消費の増加や
設備投資増で回復する」。
そして「17年4月に実施予定の消費増税前の駆け込み需要も見込む」。
ただ実現は不透明というのが解釈。
実際に名目3%成長が可能ならば2021年のGDP600兆円も可能になろう。
FOMC通過後に市場の興味を惹くのは今日から始まる日銀金融政策決定会合。
追加の金融緩和など期待するのは無理筋だろう。
しかし弾切れとなったETFとREITの継続購入は何らかの手が求められる。
因みに一昨日の前場のTOPIXは0.76%の下落だったがETF購入はなし。
今年累計で3兆325億円のETFを買い既に枠は使い切ったからだろうか。
もしも弾切れを見透かされ、兵站がないとするとこれは悪材料。
常識的には従来の延長戦上のETF3兆円なのだろう。
逆に来年は5兆円も買うというように増額してくれれば吉。
市場の話題はこのETFやREITの出口戦略。
日銀は資産運用業務をしているわけではなく未来永劫にETFを買ってくれる訳ではない。
先行き誰が日銀保有のETFを買ってくれるのだろうか。
かつて昭和証券恐慌の時には投信が売り続ける株を日銀が融資した共同証券が1896億円買ったという。
当時の日経平均(ダウ)は1200円攻防戦だった。
ただ買い入れは当時のダウ指数に寄与度の大きい大型株だけ。
不公平という世論を配慮し1964年1月に共同証券が買いを止めたあとは日本証券保有組合が登場。
証券界主導で1965年1月に設立され1969年1月に解散した。
この間に投信組み入れ株や二部株を中心に2327億円の株を買ったという。
株の売却益228億円を母体として資本市場振興財団が設立されたというのがおまけだった。
何かが起これば国家は市場を守るというのは古今東西変わらない鉄則ではある。
朝からソニー(6758)が強い展開。
全面高の中で紛れてしまうが背景はおそらく今朝の日経報道。
大した記事ではないが「スマホ動作時間1.4倍。
ソニー、20年に新型電池、シェア上位企業追い上げ」だろうか。
携帯の使い勝手が良くなるのは当然としてその先にはリチウム電池の拡大があろう。
オーバーラップするのはCOP21を受けた政府の対応。
昨日書いたように「興味深かったのはCOP21以降の動向。
「エネルギー・環境イノベーション戦略」を策定の方向が打ち出された。
この延長線上で2050年を見据えた革新的なエネルギー・環境技術開発を推進。
高出力地熱発電、電気自動車用蓄電池などの工程表を作成するという。
IoTや自動運転、ロボットなどが話題になっている政策にまた環境関連が加わることになる。
これはいずれ相場の話題にもなると読みたいところ」。
まさに政策の則って材料化されたのではなかろうか。
こういう連想が市場では必要とされる。
(櫻井)
12月17日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=大幅続伸 436円高の1万9486円、買いムード強まる
【前引け概況】
17日、日経平均株価は大幅続伸でスタートし取引時間中に買いの勢いが一段と増した。前日比436円87銭高の1万9486円78銭で前場を終えた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は16日に利上げを決めた。9年半ぶりの利上げで米景気の回復が進んでいるとの見方から東京株式市場でも投資家心理が改善し、ほぼ全面高だった。
ビッグイベントの通過で不透明感が払拭され、買い安心感が広がった。
1日に2万円台を回復してから16日終値では約1万9000円まで下落、PER(株価収益率)など投資指標面で割安感も出ていたため押し目買いも入りやすかった。日経平均は心理的な節目の1万9500円を上回る場面があった。
外国為替市場で円相場が対ドルでやや弱含み、輸出採算の改善期待からトヨタなど輸出関連に買いが入り相場を下支えした。
■日経平均株価 19,486.78(+436.87)
■日経平均先物 19,470(+380)
■東証1部出来高 10.98億株
■東証1部売買代金 1.32兆円
■TOPIX 1,575.39(+34.67)
■騰落 上昇1,700/下落141
■日経JQ 2,653.90(+16.83)
■マザーズ指数 896.57(+9.80)
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸し、2%超上昇した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆3219億円、売買高は10億9860万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1700と、全体の88%を占めた。値下がりは141、変わらずは84銘柄だった。
個別では主力のファストリやファナックが上昇した。円安進行を受けてマツダ、富士重が上げた。金融の三井住友FGや三菱UFJも上昇した。マネーパートナーズグループが値上がりトップに買われた。一部事業の売却が伝わったシャープも上げた。ダイキン工業、キーエンスも値を飛ばした。一方、TDKや太陽誘電が下落、アルプスや村田製も下げた。かんぽ生命も安い。コアが大きく利食われ、アサツーディ・ケイ、ぐるなびも値を下げた。
東証2部株価指数は続伸した。2部指数は、前日比52.31ポイント高の4710.93となった。個別銘柄ではアピクヤマダ、岡野バルブ、共成レンテム、ラオックスや朝日インテクが上昇した。一方、サイオス、システムソフト、天昇電、日ピグメン、Jトラストが下落した。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比16円83銭高の2653円90銭だった。目先の不透明要因が一つなくなったことを受け、投資家心理が改善した。日経平均株価が大幅上昇し、大型株に加えて中小型株を選好する動きが広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で380億円、売買高は9150万株。
個別銘柄ではプロパストがストップ高。イーター電機は一時ストップ高と値を飛ばし、トレイダーズHD、コンセック、セプテニHDやクルーズ、マクドナルドが上げ、半面、CSロジネット、ラクオリア創薬、イメージワン、FVCや石井工研、アイサンテクが下げた。
きょう新規上場のミズホメディー<4595>は公開価格と同じ1100円カイ気配でスタートし、前場は1870円カイ気配で引けている。
東証マザーズ指数も続伸した。前引けは前日比9.80ポイント(1.11%)高い896.57だった。個別銘柄ではインベスターズC、アイリッジがストップ高。ミクシィやサイバダインなど主力株が相場を押し上げた。フルスピード、比較、セレス、ネオジャパンなども買われた。一方、そーせいやカイオム、ダブルスタンダード、インフォテリ、ブランジスタなどは下落した。
きょう新規上場したオープンドアは買い気配で始まり、9時45分に公募・売り出し価格(公開価格、3820円)を890円(23.3%)上回る4710円で初値を付け、前場は4415円で引けている。
12月17日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価=10時 10時、高値圏で推移 米利上げで安心感、円安も追い風
【寄付き概況】
17日寄り付きの日経平均株価は大幅に続伸。前日比370円程度高い1万9400円台まで上げる場面があった。
注目された米FOMCは市場の事前予想通り9年半ぶりの利上げを決めたが、米国株市場では今後の利上げペースが緩やかなものになるとの見方からNYダウが224ドル高と大幅高で3日続伸しており、これを受けて東京市場でも主力株中心に買い戻す流れが加速している.
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
米連邦準備理事会(FRB)は16日のFOMCで、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0〜0.25%から0.25〜0.50%に引き上げることを決めた。
【10時の概況】
10時時点の日経平均は前日比417.42円高の19467.33円で推移している。
米金融政策を巡る不透明感が薄らぎ、買い安心感が広がった。主力株を中心にほぼ全面高となっている。
米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長はFOMC後の記者会見で「緩やかな利上げが適切な政策」としたうえで「金融政策は依然として緩和的」と述べた。
日米金利差も緩やかに拡大するとの見方から、外国為替市場では円相場が対ドルで1ドル=122円台半ばまで下落した。日本企業の輸出採算が改善するとの思惑からトヨタなど輸出関連に買いが続いた。
■日経平均先物 19,467.33(+417.42)
■日経平均先物 19,440(+350)
■TOPIX先物 1,572.00(+30.50)
■騰落 上昇1,736/下落102
■日経JQ 2,649.58(+12.51)
■マザーズ指数 897.12(+10.35)
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も高値圏で推移している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で8232億円、売買高は7億736万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1736と、全体の9割を占めた。値下がりは102、変わらずは87銘柄だった。
業種別では33業種全面高、値上がり上位に保険、食料品、ゴム製品、不動産、陸運、紙パルプなど。
プラス寄与度トップはファストリ で、日経平均を36.48円押し上げている。次いでファナックが26.87円、ソフトバンクが19.54円、KDDIは17.18円が12.44円と続いている。
マイナス寄与トップはTDKで、日経平均を3.92円押し下げ。次いで太陽誘電が2.47円、アルプスが1.96円で続く。
個別では、円安進行を受けてマツダや富士重が買われた。金融の三菱UFJやみずほFGも上昇した。ソニーやダイキンも上げた。一方、村田製やTDKが下落した。日触媒やぐるなびも下げた。
東証2部株価指数は続伸した。ラオックスや朝日インテクが上げた。一方、ランドコンピやJトラストが下げた。
東証マザーズにきょう新規上場したオープンドアは公開価格を23%上回る初値4710円をつけた。
225先物は野村・大和・日興・パリバ・モルスタ・三菱・SBI・ドイツが買い越し。
GS・アムロ・カブコム・マネ・ニューエッジ・バークレイズが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・JP・日興・モルスタ・クレディが買い越し。
UBS・野村・みずほ・GS・アムロが売り越し。
外資系等はエフアンドアエム(4771)、西尾レント(9699)、大気社(1976)に注目。
17日に新規上場となった2銘柄
ミズホメディー(4595)は公開価格と同じ1100円カイ気配でスタートした。同社はインフルエンザ検査薬を中心とした医家向け体外診断用医薬品や、妊娠検査薬など一般用検査薬、植物(カンキツ)のウイルス検出試薬などの開発・製造・販売が主な事業。
オープンドア (3926)東証マザーズに新規上場。初値は4710円で公開価格3820円を23.3%上回った。
■一休(2450)
前日ストップ高配分で取引を終えたが、この日もストップ高水準でカイ気配となっている。ヤフー<4689>が15日、同社の完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、引き続きTOB価格の3433円にサヤ寄せする格好となっている。
■西武HD (9024)
SMBC日興証券が16日付での投資判断を「2(中立)→1(強気)」に引き上げたことが買い材料。
■サイバダイン (7779)
急伸。医療ロボットベンチャーの海外展開支援を始めると一部専門紙で報じられている。16年度に川崎市に新設予定の医療産業イノベーション拠点で、臨床開発や医療経済効果評価、医療ビッグデータ解析などの支援機能を設け、ベンチャーを呼び込むという。また、19年度に予定していた官民連合体「サイバニクス・エクセレンス・ジャパン(CEJ)」の設立を17年度に前倒しするとしている。
テクニカル的にはダイセキソ(1712)、東芝プ(1983)、学情(2301)、カネカ(4118)、ペプチド(4587)、太陽HD(4626)、星光PMC(4963)、リソル(5261)、帝国電機(6333)、オプテックス(6914)、太平洋(7250)、相鉄(9003)、西鉄(9031)、コナミ(9766)、イノテック(9880)が動兆。
<兜町カタリスト>
「変わり身」
FOMCは予定通りに約10年ぶりの利上げ通過。
FF金利の誘導目標をゼロ〜0.25%→0.25〜0.5%に引き上げる。
解釈は「米経済は2007〜09年の金融危機よる打撃を概ね克服した」。
そして株価は上昇。
米利上げ→株安の論調は夏頃から既にようやく是正されていたが出口戦略株安警戒論の誤謬は証明された。
米利上げ株安論を唱えていた市場関係者が唱えていた間違った相場観は何もなかったのごとく消えた。
これは昨年の消費税の時も同様で、消費増税株高論はいつのまには消費増税株安論にすり替えられた。
この巧妙な変身の仕方には頭下がる。
声明は「今後の経済動向について、FF金利の緩やかな上昇しか正当化しないような状況を想定している」。
株高はイエレン議長の「緩やかなプロセスとなる公算が大きい」が奏功したのだろう。
これは「市場に不安を抱かせないように配慮した」との解釈となっている。
ただ2016年の金利見通しは中央値で1.375%。
来年0.25%の利上げが4度実施されることを示唆。
市場関係者の解釈。
(1)金融政策は当面、依然として緩和的
(2)将来の政策行動は指標内容次第
(3)経済状況は段階的利上げを正当化するような流れとなる見込み
これで来年は1%の利上げの見込み。
3月、6月、9月、12月のFOMCで0.25%ずつ利上げの公算。
これが基本シナリオとなった。
後だしジャンケンとはいえ日経スクランブルの「FOMC後経験則2つ」が面白い。
タイトルは「FOMC発表後のドリフト」。
一つはFOMCが声明文を出す前の24時間は株が上がる安いというアノマリー。
これは利上げを警戒し持ち高を減らした投資家が直前に買い戻すのが背景だという。
今年8回あったFOMC前の日経平均も前日比6勝2敗と勝率は高いという。
もうひとつつは「FOMC開催日から数えて奇数の週は株安で偶数の週は株高傾向」のアノマリー。
そうなると、再来週の大納会の週は株高に期待できる週となる。
「米利上げ後は円高・ドル安傾向」というのもある。
本来は金利差の上昇から円安・ドル高が定石なのだろう。
しかし米利上げ後に米株を売った資金が日本株に向かい円高要因となるとの解釈。
だから円安株高論ではなく円高株高論でなくては説明がつかないという場面を迎えるかもしれない。
そもそも円安は日本の輸出企業は潤うかも知れないが、円安では海外から投資した日本株の上昇益は減る。
これは誰が見ても正当な思考法。
従来の小数意見がいつの間にか支配的相場観となるということでもある。
何もなかったの如く、相場観が変わる世界というのは不可解且つ面白い。
一夜明ければ昨日の理論は今日は通用しないというのは市場の特色だろうか。
メジャーSQ値18943円は昨日上回った。
〇●●〇で2勝2敗。
騰落レシオは89.86%。
サイコロは5勝7敗で41.7%。
松井証券信用評価損益率速報は売り方マイナス9.564%。
買い方マイナス8.522%と再逆転。
Quick調査の信用評価損率(12月11日現在)はマイナス8.57%。
裁定買い残は11週ぶりに4249億円減少し3兆2026億円。
空売り比率は37.3%。
日経VIは24.57。
日経平均採用銘柄のPERは15.13倍まで上昇しEPSは1259円に低下。
日経平均の25日移動平均は19576円で2.69%のマイナスかい離。
75日移動平均は18753円で1.58%のプラスかい離。
200日移動平均は19560円で2.31%のマイナスかい離。
12月9日19020円と14日18911円の窓は埋めた。
その上の窓は12月3日19862円と4日19660円のマド。
12月15日に白くねじれた一目均衡の雲は18849円が上限で抜けた。
そしてその12月15日185562円を安値に日経平均は反発した。
勝手雲は12月21日に19655円で黒くねじれている。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ワイエイシイ(6298)・・・動兆。
ワイエイシイに注目する。
同社は各種自動化機器の製造販売が中核。
スマホ・タブレット端末向け液晶加熱装置が拡大。
電力の制御通信システムにも期待感。
加えてM&Aも奏功。
業績は絶好調。
前期50億円だったディスプレイ関連受注残高は今期139億円。
43.8億円だったメカトロ関連受注残高は47.75億円。
(934円)
12月17日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
17日の東京株式市場は続伸スタートで上値を試す展開だろう。
日経平均予想レンジは、1万9000円−1万9600円
米国株式が3日続伸したことを受け、米シカゴ市場日経平均先物の清算値にサヤ寄せする動きが強まるだろう。目先の底を打ったとの見方も強まりやすく、25日線(1万9576円)近辺までの戻りを予想する。
物色に関しては、イベント通過でこれまで手がけづらかった大型株に資金が向かいやすくなると考える。
ただ、日銀があす18日まで、金融政策決定会合を開催することから、内容を見極めたいとして、様子見気分が広がる可能性もある
主要外国証券経由の注文動向は、売り1620万株、買い1590万株で、差し引き30万株の売り越し。売り越しは2営業日連続。金額は買い越し。
売りセクターに、通信、サービス、食品、薬品、不動産、電力、銀行、情報通信、証券など。
買いセクターに、ゴム、保険、化学、機械、自動車、サービス、陸運、その他金融、電力、薬品、商社、銀行など」(外資系証券)という。
【注目の個別銘柄情報】
■西松屋チェーン[7545]
16年2月期第3四半期決算を発表。営業利益は前年同期比11.9%増の53億円、純利益は同15.7%増の34億円だった。早めの品揃えが奏功し秋物衣料の売り上げが好調だったうえ、広告費、物流費などの収益に寄与した。第3四半期時点での通期計画に対する進捗率は営業利益81%、純利益85%だが、通期見通しは据え置く。
■船井電機[6839]
特別利益の計上を発表。2011年に発覚したオリンパス[7733]の粉飾決算をめぐる訴訟で、16日に和解が成立。オリンパスが船井に約9億7000万円を支払うことになり、必要経費を引いた約9億円を特別利益として計上する。船井はオリンパスの有価証券報告書の虚偽記載で損害を受けたとして、13年に約15億円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴していた。
■共成レンテム[9680]
自社株買いを発表。発行済み総数の5.19%にあたる40万株、4億1480万円を上限に実施する。同社は東証2部上場で、北海道を中心に建機、農機などのレンタルを手がける。
■三井松島[1518]
16年3月期の連結純利益予想を引き上げ、未定としていた期末配当予想を4円(前期実績4円)に
■岡野バルブ[6492]
原子力発電所向け大型案件で当初予想を上回る利益を計上、15年11月期の連結利益予想を上方修正
【予定】
■17(木)
【国内】
日銀金融政策決定会合(〜18日)
11月貿易統計(8:50)
20年国債入札
《決算発表》
クスリのアオキ、トーセイ・リート、クミアイ化、オハラ
《新規上場》
ミズホメディ、オープンドア
【海外】
NZ7-9月期GDP(6:45)
インドネシア中銀政策金利発表
EU首脳会議(〜18日)
プーチン・ロシア大統領の年次記者会見
独12月Ifo景況感指数(18:00)
英11月小売売上高(18:30)
ブラジル11月失業率(20:00)
ロシア11月小売売上高(22:00)
米7-9月期経常収支(22:30)
米12月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(22:30)
米11月CB景気先行総合指数(18日0:00)
米5年インフレ連動国債入札
メキシコ中銀金融政策決定会合(政策金利発表、18日4:00)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に3日続伸した。
前日比224ドル18セント高の1万7749ドル09セントとこの日の高値圏で終えた。
米連邦準備理事会(FRB)は、予想通り、約9年半振りに利上げを全会一致で決定した。
金融政策を巡る目先の不透明感が薄らいだとして、幅広い業種に買いが広がった。
利上げの発表直後は今後の金融引き締めペースに対する警戒感などから売買が交錯し、下げに転じる場面もあった。
その後、次第に米景気の回復が堅調に進んでいることを裏付けるとの見方が広がり、投資家が運用リスクをとる動きが強まった。ダウ平均は会合後のイエレンFRB議長の記者会見中にも上昇幅を広げ、一時は259ドル高となった。
政策金利の引き上げペースについてイエレンFRB議長は緩やかになるとの認識を示しており、緩和的な金融政策が続くとの見方も支えとなった。
セクター別では自動車・自動車部品や公益事業が上昇する一方でエネルギーが軟調となった。
ナスダック指数も大幅に3日続伸し、前日比75.775ポイント高の5071.132で終えた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,749.09 +224.18
S&P500種 2,073.07 +29.66
ナスダック 5,071.132 +75.775
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は大きく続伸した。3月物は前日比475円高の1万9320円で取引を終え、16日の大阪取引所の終値を230円上回った。
米連邦準備理事会(FRB)が9年半ぶりの利上げを決めた。事実上のゼロ金利解除は米景気の堅調さを示すものとの見方から米株とともに買われた。3月物は一時1万9380円まで上げた。一方、安値は1万8805円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19320 ( +230 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19380 ( +290 )
( )は大阪取引所終値比
12月16日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=484円高、不安心理後退で急反発
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【大引け概況】
16日の日経平均株価は大幅に反発し、前日比484円01銭高の1万9049円91銭で終えた。3営業日ぶりに1万9000円台を回復した。
米株高や円高一服で投資家心理が改善した。前日の米国株市場が原油市況の上昇などを受け続伸したことで不安心理が後退、主力株を中心に広範囲に買われた。
短期的な戻りを期待した買いが優勢だった。幅広い銘柄が買われ、東証1部の8割以上が上昇した。上げ幅は今年4番目の大きさだった。
JPX日経インデックス400は3日ぶりに反発した。終値は前日比366.34ポイント高の1万3879.68だった。
東証株価指数(TOPIX)は3日ぶりに反発し、38.17ポイント高の1540.72で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆5293億円。売買高は21億2914万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1641、値下がりは225、変わらずは60だった。
個別では、トヨタやソニーが上昇した。野村や三菱UFJ、三井住友FGなどメガバンク株が買われ金融株が総じて堅調。ソフトバンクやNTTドコモ、KDDIの携帯3社も高かった。また、ヤフーによる買収が発表された一休<がストップ高比例配分となり、さくら、ブレインパッドなどとともに東証1部上昇率上位となった。
一方、村田製、アルプス電やシャープが下落した。楽天、JALベリサーブ、日新電、綜合臨床HDなども売られた。
東証1部に上場したツバキナカの終値は1595円だった。買い気配で始まり、初値は売り出し価格を5%上回る1620円だった。
東証2部株価指数は3日ぶりに反発した。2部指数は、前日比15.33ポイント高の4658.62となった。個別銘柄ではアピクヤマダ、天昇電、アイレップ、象印、日精機が上げ、半面、アルデ、朝日インテク、Gダイニング、アートSHDが下げた。
日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比2円85銭高の2637円07銭だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定を目前に、売られてきた銘柄が買い戻された。中小型株は売り圧力が弱かったため戻りも限定的で、日経平均株価に比べて上げ幅は小さかった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で620億円、売買高は1億3214万株だった。個別銘柄ではラクオリア創薬、石井工研がストップ高。インテリW、BBタワー、Dガレージなどが上昇した。一方、FVCがストップ安。アイサンテク、テーオー、ワイエスフードなどが下落した。
東証マザーズ指数も反発した。終値は前日比13.63ポイント高い886.77をつけた。個別銘柄ではASJ、モルフォ、インフォテリがストップ高。ビリングシス、メタップス、カヤック、そーせい、ミクシィなどが上昇した。半面、エニグモ、ダブルスタンダードがストップ安。カイオムやダブスタ、インベスCなどが下落した。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
19,049.91
484.01
日経平均先物
19,090.00
540.00
TOPIX
1,540.72
38.17
TOPIX先物
1,541.50
40.00
東証2部指数
4,658.62
15.33
JASDAQ
2,637.07
2.85
マザーズ
886.77
13.63
出来高
東証1部
2129140
2529369
東証2部
128580
20968
「安」
今週の安部首相の行動と発言は結構興味深い。
月曜も火曜も防衛次官とあっている。
昨日は防衛政策局長、整備計画局長も同席しており、中身はキナ臭いものではなく沖縄基地問題だろう。
ただ昨日は国家安全保障局長、情報官、公安調査庁次長もあっており多少はなにかあるのかも知れない。
一昨夜は公邸でキッコーマンの名誉会長、ソニー社長、JR東日本社長と面談。
この組み合わせはゴルフ仲間でもなさそうで読みにくい。
昨夜は南麻布の「有栖川清水」で東京都議関連。
19時15分からは六本木の豚料理「豚組しゃぶ庵」で成蹊の同窓生。
帰宅は22時2分。
すこしはリラックスしているのかも知れない。
傍証は南京占領78年追悼式典に習国家主席が欠席したことでもあるかもしれない。
解釈は「改善傾向にある対日関係に配慮」。
外は少し落ち着いてきたのかもしれない。
むしろ内憂は税。
昨日日経の5面「検証・軽減税率」。
結構なドキュメンタリータッチで面白かったが麻生財務相の言葉が残る。
「菅は官房長官としての『のり』を越えた」。
14日の講演では「1票の格差」のもとでの衆院解散は「否定されるものではない」とコメント。
来年夏の同時選については否定したものの煙がなければ否定する必要はなかろう。
興味深かったのはCOP21以降の動向。
「エネルギー・環境イノベーション戦略」を策定の方向が打ち出された。
この延長線上で2050年を見据えた革新的なエネルギー・環境技術開発を推進。
高出力地熱発電、電気自動車用蓄電池などの工程表を作成するという。
IoTや自動運転、ロボットなどが話題になっている政策にまた環境関連が加わることになる。
これはいずれ相場の話題にもなると読みたいところ。
日本漢字能力検定協会が選定した2015年を表す漢字は「安」。
安保の「安」や安倍の「安」、円安の「安」という解釈が聞かれる。
しかし、株の世界で「安」は禁忌。
直前の株安も効いたのだろうか。
・・・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「HOLY NIGHT」
売り物が舞うこの兜町に
描いた株と夢を追いかけた
探してたものは
どこにあるのか
いつまでたっても
辿りつけなかった
うつむいていた相場を
そっと支えて見守りながら
材料と買い物で
包んでくれた板が贈り物さ
HOLY NIGHT
儚い夜に輝きだす
株たちと新世界
株がいてくれれば
それだけでいい
株が僕の幸せだよ
HOLY NIGHT
舞い落ちる板とこの夢は
相場の愛に解かされ
春にまた新しい芽を
息吹かせ
いつか花を咲かすだろう
相場の笑顔が兜町にあるから
株は強く生きていける
株の存在、僕の夢が
探していたものさ
(櫻井)
12月16日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=3日ぶり大幅反発、395円高。米株高・円安
【前引け概況】
16日午前の日経平均株価は3日ぶりに大幅に反発し、前日比395円93銭高の1万8961円83銭で前場を終えた。
前日までの大幅下落を受け、原油市況の下げ止まりを背景とした米株高や為替の円高一服を受けてリスクオフの巻き戻しが表面化した。短期的な戻りを期待した買いが優勢だった。
上げ幅は一時400円を超え、東証1部の8割の銘柄が上昇した。
ただ、日本時間あす未明に判明するFOMCの結果とイエレンFRB議長の今後の金融政策に対する姿勢を見極めたいとの思惑もあり、1万9000円近辺では売りも厚い。
■日経平均株価 18,961.83(+395.93)
■日経平均先物 18,940(+390)
■東証1部出来高 10.94億株
■東証1部売買代金 1.21兆円
■TOPIX 1,535.97(+33.42)
■騰落 上昇1,581/下落248
■日経JQ 2,644.56(+10.34)
■マザーズ指数 884.24(+11.10)
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反発した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2184億円、売買高は10億9441万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1581、値下がりは248、変わらずは95だった。
個別では、トヨタやホンダが大幅高。3大メガバンクや野村など金融株の上げが目立った。ヤフーが買収を発表した一休は値幅制限の上限(ストップ高水準)まで気配を切り上げたが、取引は成立しなかった。三井不、武田、ソニーが高く、NTTドコモも上昇した。さくらインターネットがストップ高、コアも値を飛ばした。半面、一方、村田製やアルプスが下落。JALなど空運株も安かった。日新電機が大幅安、日本航空電子工業、楽天なども売られた。
東証2部株価指数は3日ぶりに反発した。2部指数は、前日比20.64ポイント高の4663.93となった。個別銘柄ではビケンテクノ、天昇電、アピクヤマダ、アートSHDと象印が上げ、半面、アルデ、朝日インテクと鳥貴族、AGCap、サイオス、トラストが下げた。
日経ジャスダック平均株価は反発した。前場終値は前日比9円84銭高の2644円06銭だった。投資家心理の改善は新興市場にも広がり、買い優勢となった。ただ、16日まで開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、売られてきた主力株を中心に買い戻されているため、新興市場の中小型株の上昇幅は限定的だ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で341億円、売買高は6790万株。個別銘柄ではラクオリア創薬がストップ高。CSロジネット、BBタワー、アイサンテクや石井工研、クルーズなどが上昇した。一方、ワイエスフード、テーオー、山加電業、FVCやSEHIなどが下落した。
東証マザーズ指数も反発した。前引けは前日比10.85ポイント高い883.99だった。 個別銘柄ではASJがストップ高。そーせいやインフォテリ、インベスC、中村超硬、BBT、などが上昇した。半面、エニグモがストップ安。マルマエ、サンバイオ、カイオムやダブスタなどが下落した。
12月16日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価=10時 下げ幅広げる 一時100円超安、FOMC控え様子見
【寄付き概況】
16日の日経平均株価は反発して始まった。
始値は前日比302円30銭高の1万8868円20銭。前日の米株高を背景に投資家心理がやや改善。前日までの2日間で日経平均は660円強の下落をみせていたこともあり、値ごろ感からの買いも誘導しやすくなっている。円高進行が一服したことも相場を押し上げている。
トヨタやファナックが上昇。京大とのiPS研究開始の発表を受け、武田も上げた。ヤフーによる買収発表を受け、一休が買い気配で始まった。非鉄金属株や鉱業株が買われた。一方、JALやオムロンが下落した。
東証1部に上場したツバキナカは買い気配で始まり、9時6分に売り出し価格を5%上回る1620円で初値を付けた
【10時の概況】
10時時点の日経平均は前日比321円82銭高の1万8887円72銭で推移している。
米国株の上昇などを材料に買戻し優勢でスタート。
短期的な戻りを期待した打診買いが先行したが、節目の1万9000円の手前では戻り待ちの売りが増えた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は高値圏で推移している。
■日経平均株価 18,887.72(+321.82)
■日経平均先物 18,860(+310)
■TOPIX先物 1,529.50(+28.00)
■騰落 上昇1,516/下落307
■日経JQ 2,647.15(+12.93)
■マザーズ指数 884.06(+10.92)
東証1部の売買代金は概算で7403億円、売買高は6億9066万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の79%にあたる1516、値下がりは307、変わらずは100だった。
業種別では、空運を除く全セクターが上昇しており、証券、銀行、不動産、鉄鋼が強い
日経平均プラス寄与度トップはKDDI で、日経平均を37.54円押し上げている。次いでソフトバンクが20.12円、ファナックが12.16円、ダイキンが10.98円と続く。
マイナス寄与度は2.75円の押し下げでアルプス がトップ。太陽誘電が1.96円、丸井Gが0.51円と続いている。
主力株のトヨタやマツダが堅調。みずほ、三菱UFJが上昇しているほか、ソフトバンクなど携帯電話大手3社も買われている。一休や武田、キヤノンも高い。一方、村田製、アルプス電が下落。JALやANAHD、コーセーは売られている。
東証2部株価指数は3日ぶりに反発した。アートSHDとリアルが上げ、朝日インテクと鳥貴族が下げた。
225先物はニューエッジ・アムロ・JP・メリル・日産・みずほが買い越し。
GS・クレディ・ドイツ・シティ・野村・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はメリル・JP・アムロ・みずほ・パリバが買い越し。
ドイツ・クレディ・野村・バークレイズ・UBSが売り越し。
外資系等は星野リ(3287)、ツルハ(3391)、日賃貸(8986)、愛知鋼(5482)、小野薬(4529)に注目。
■一休(2450)
16日、買い気配のままストップ高の2911円(500円高)に達し、9時50分現在はこの値での注文が売り5万3400株に対し買い株数20880万株となっている。15日の取引終了後、ヤフー(4689)が一休に対し1株3433円でTOB(株式公開買い付け)を発表。TOBの成立後に一休の株式は上場廃止になる見込みだが、TOB価格に向けて一直線となった。ヤフー株式は497円(2円安)前後となっている。
■インフォテリア(3853)
取引開始後早々に863円(150円高)まで上げて6日連続ストップ高となった。4日付で仮想通貨「ビットコイン」関連技術を持つフィンテック(金融IT)企業テックビューロ(大阪府大阪市、)との提携を発表してから動意を強めている。
11日の売買から信用取引規制が掛かった。古いジンクスに「一次規制(急騰し始めてから最初の規制)は待ったなしの買い」というのがある、二度目の規制が掛かるとその限りではないようで注目されているようだ。
■ラクオリア創薬 (4579)
ストップ高。旭化成ファーマとの共同研究におけるマイルストーン達成に伴う一時金の受領が確定したと発表。同社と旭化成ファーマは特定のイオンチャネルを標的とした創薬研究を推進してきたが、今回、旭化成ファーマにより共同研究の成果に基づくマイルストーンの早期達成が認定された。
テクニカル的にはノエビア(4928)、日新電(6641)、ケーヒン(7251)、メニコン(7780)、カプコン(9697)、福井コン(9790)、リニカル(2183)、くら(2695)、ケンコーマヨ(2915)、神栄(3004)、GMOPG(3769)、
SRA(3817)、ステラケミ(4109)、ネツレン(5976)、グローリー(6457)、東光(6801)、ヤマト(9064)、郵船ロジ(9370)、Jパワー(9513)が動兆。
<兜町カタリスト>
「蟷螂の斧」
昨日の日経平均株価は寄り付きこそほぼ変わらずだったがじり安展開で317円安。
値下がり銘柄1683で全面安の展開。
その中で目立った新興市場のストップ高銘柄。
例えばインフォテリア(3853)、カイオム(4583)、ラクーン(3031)。
ここ数年にわたって企業研究会を行ってきた銘柄が目立っていた。
知った銘柄ばかりが数少ない上昇銘柄という現象。
こうなると心理的に相場が悪いとは思えないところが実は悪いところなのかも知れない。。
いいとこしか見ないのが株屋と言われればそれまでだが・・・。
ただ、イーレックス(9517)は東証1部に指定換え。
そしてこれも企業研究会を行った一休(2450)。
日経1面では「ヤフー、一休を買収」の記事。
サブ見出しは「宿泊サイト大手、1000億円で」。
昨日終値2411円に対して1株3433円でのTOBは1.42倍。
昨日の時価総額は702億円だった。
甦るのは4月に赤坂の同社本社に森社長を取材したときのこと。
以下は当時の文章。
「当然ながら業績は絶好調。
最近は旅館・ホテルはもとよりレストランの予約数の増加が目立っているという。
面白かったのは今後の目標。
「時価総額で1000億円を1度超えたことはあるが、再度超えることが目標」と森社長。
600億円台→1000億円は約1.5倍。
時価総額という基準は結構これからアチコチで登場するかも知れない」。
まさに有言実行となった格好。
記憶に残る言葉は記憶に残る事実となった。
というか、経営トップへの取材の場合は発言の一言一句に意味があることが多い。
市場では能弁雄弁でも記憶に残らない言葉は多いが、トップの声はたとえ寡黙でも重い。
ある先輩氏の言葉。
「相場っていうのは演出家がいるみたいに見える。
ストップ高している銘柄の昨日と今日の状況が相当違うかといえばそうでもない。
でも現実には株価が動き買い物がイナゴのように集まる。
どんな企業もIRも努力はしているのは一緒。
でも気がつかれる銘柄と気がつかれない銘柄の差はある意味演出家の脚本の有無ではないか」。
その昔競馬には演出家がいるのではないかという思考法が流行したことがある。
コンピュータを用いてサインが出ているのではないかという説。
ただここでいう演出とはこの類とは全く違う種類の演出ということ。
誰かが気がつくから買い物が入り相場が誕生する。
しかしどんなに努力してもこの演出家というのは見えないし存在ら疑義がある。
それでも現実に同じようなことをしている銘柄に差が出るのはこの演出の差と考えたくもなる。
相場演出説とでも言えばいいのだろうか。
「演出家のすべき仕事は戯曲、脚本の解釈」という定義がある。
株式市場に換言すれば「成長シナリオや未来予想図の解釈」とでも言えばいいのだろうか。
これらはアナリストレポートに存在する訳ではない。
財務や業績動向の枝葉末節にこだわる人間に大局的なシナリオなど読み取れる訳はない。
ただ問題は財務分析のアナリストの作成した四半期至上主義によって企業の未来は狭くなる。
そうではなくて本当に求められるのは自由奔放な発想を持った相場脚本。
企業側もアナリストレポート迎合主義に陥ると小粒になって自分自身で先が見えなくなりがちなもの。
せめて10年先の自社の理想像くらいは語ってくれれば相場もスッキリするかも知れない。
些末なことではなく大胆な未来こそ本来市場が望んでいるものに他ならない。
求められるのは普段はバカにされがちな蟷螂の斧そのものなのかも知れない。
あるいは「夢の創造」と言い換えてもよかろうか。
重箱の隅をつついてみれば・・・。
日経平均株価は25日移動平均からマイナス5.3%のかい離。
騰落レシオは82.69%まで低下。
松井証券信用評価損益率速報で売り方マイナス8.062%。
買い方マイナス10.143%と逆転した。
空売り比率は40.0%。
今年のレコード43.4%に近づいた。
日経平均採用銘柄のPERは14.67倍でEPSは1265円。
昨年は12月メジャーSQ翌週の火曜を底に反発連騰し日経平均は1000円高。
歴史は繰り返しそうな気配も漂ってきた。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
オプトエレ(6664)・・・動兆。
オプトエレくトロニクスに注目する。
同社はバーコードリーダー大手。
業績は完全復調で前期第3四半期は対通期高進捗率。
パスポート読み取り装置等が拡大基調で16年11月期に期待感。
(636円)
12月16日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
16日の東京株式市場は、反発となりそう。欧米株高を受け、米シカゴ市場日経平均先物の清算値にサヤ寄せしてのスタートとなろう。
日経平均株価予想レンジは、1万8600円−1万8950円
急ピッチの下げに対する自律反発が期待される。
ただし、16日にFRB(米連邦準備制度理事会)が開催され、ゼロ金利政策を解除するとの見方が大勢のなか、実際に解除されるかどうか「結果を確認してから動いても遅くはない」との慎重な声も聞かれ、様子見気分が広がる可能性もある。
5日線レベルが上値抵抗として意識されやすいだろう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1330万株、買い1300万株で、差し引き30万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額は買い越し。
売りセクターに、自動車、サービス、電機、建設、食品、陸運、空運、不動産、銀行、証券、商社など。
買いセクターに、空運、電子機器、通信、化学、薬品、電機、自動車、商社、銀行、情報通信、その他金融、陸運など。
【予定】
■16(水)
【国内】
11月訪日外客数(16:00)
《決算発表》
西松屋チェ、いちごオフ、TOPリート
《新規上場》
ツバキナカシマ
【海外】
韓国11月失業率(8:00)
豪11月ウエストパック景気先行指数(8:30)
タイ中銀金融政策決定会合
仏・独・ユーロ圏12月PMI速報値(17:00〜18:00)
英11月失業率(18:30)
ユーロ圏11月消費者物価(19:00)
ブラジル10月小売売上高(20:00)
米11月住宅着工件数・建設許可件数(22:30)
米11月鉱工業生産・設備稼働率(23:15)
米12月マークイット製造業PMI速報値(23:45)
FOMC政策金利(17日4:00)
イエレンFRB議長会見(経済見通し)
休場:南ア
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
【NY概況】
15日のNYダウ平均は続伸した。終値は前日比156ドル41セント高の1万7524ドル91セントだった。原油先物相場の大幅上昇を受け投資家心理が改善し、幅広い米株式に買いが入った。
約6年10カ月ぶりの安値圏で推移していたWTIの期近物が大きく上げた。新規の買い材料は見当たらなかったが、値ごろ感からの買いが優勢となった。
石油のエクソンモービルの上昇率が最も高く、同業のシェブロンが続いた。ダウ平均の上げ幅は259ドルに達する場面もあった。
16日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、米株式には買い戻しも優勢となったようだ。
セクター別では、銀行やエネルギーが上昇する一方で食品・生活必需品小売やテクノロジー・ハード・機器が下落した。
ナスダック指数も続伸し、同43.129ポイント高の4995.357となった。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,524.91 +156.41
S&P500種 2,043.41 +21.47
ナスダック 4,995.357 +43.129
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は続伸した。3月物は前日比80円高の1万8845円で終え、同日の大阪取引所の終値を295円上回った。米株とともに買われた。16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、売り持ち高を調整する買い戻しも入ったようだ。3月物は日中に一時1万8935円まで上げた。この日の安値は1万8495円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
18845 ( +295 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
18915 ( +365 )
( )は大阪取引所終値比
12月15日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=317円安と大幅続落 FOMC前に売り続き2カ月ぶり安値
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【大引け概況】
15日の日経平均株価は大幅に続落した。終値は前日比317円52銭安の1万8565円90銭だった。10月22日以来、ほぼ2カ月ぶりの安値を付けた。
前日の米国株市場でNYダウが100ドル高と反発したものの、これを好感する展開とはならなかった。
16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて持ち高を手仕舞い売りが続き、ほぼ全面安となった。
市場参加者不足で実需商いに乏しいなか、先物主導のインデックス売りも全体を押し下げた。日経平均は寄り付きから大引けまで漸次水準を切り下げる次第安の展開となり、ほぼ安値圏で着地した。
円高・ドル安傾向が続いていることも輸出株などの重荷になった。薄商いのなか、株価指数先物に断続的な売りが出て現物株相場を押し下げた。値がさのファストリやファナックが下げ、トヨタやホンダなど主力の大型株に売りがかさんだ。
JPX日経インデックス400は続落し、終値は前日比232.92低い1万3513.34だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、前日比25.33低い1502.55で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆2806億円、売買高は20億6806万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の87%にあたる1683、値上がり銘柄数は182、変わらずは60だった。
個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが安く、松屋が年初来安値を付けた。11月の売上高の伸びが急減速したことが嫌気された。楽天も年初来安値に下落した。トヨタ自動車も軟調。任天堂、村田製作所などの値がさ株の下げもきつい。一方、平和不やクレセゾン、NTTなど内需株の一部は買われた。コアが急騰、日新電機、東芝テックも値を飛ばした。軽減税率の対象に持ち帰り食品を含める案を了承し、ゼンショHDも上昇した。
東証2部株価指数は続落した。2部指数は、前日比66.23ポイント安の4643.29となった。個別銘柄では、ゼロ、石井表記、アートSHD、朝日インテク、象印が下落した。半面、サイオスがストップ高。RVH、正栄食、スター・マイカは上昇した。
日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前日比23円67銭安い2634円22銭だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を前に、積極的に押し目を買う動きは限られ、売りに押された。ジャスダック市場の売買代金は概算で782億円、売買高は1億5861万株だった。
個別銘柄ではテリロジー、山加電業、昭和真空、アイサンテクやクルーズ、カルナバイオが下落した半面、イメージワン、CSロジネット、テーオーがストップ高。FVCや石井工研、太陽工機は上昇した。
東証マザーズ指数も続落。主力銘柄の下げに伴って後場に一段安となり、前日比25.83ポイント安い873.14で取引を終えた。個別銘柄ではそーせいやミクシィ、FFRIなど、時価総額が大きく売買代金の多い銘柄の値下がりが目立った。ブランジスタ、モバファク、U−NEXTなど売られた。一方、ラクーン、モルフォ、インフォテリ、カイオムフリークアウトがストップ高。インベスCやロゼッタなど直近の新規株式公開(IPO)銘柄が上げた。
きょう東証マザーズに新規上場したダブスタは14時13分、公募・売り出し価格(公開価格、2190円)の2.3倍となる5010円で初値を付けた。大引け間際には制限値幅の上限(ストップ高水準)の6010円まで上げる場面があった。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
18,565.90
-317.52
日経平均先物
18,550.00
-290.00
TOPIX
1,502.55
-25.33
TOPIX先物
1,501.50
-24.00
東証2部指数
4,643.29
-66.23
JASDAQ
2,634.22
-23.67
マザーズ
873.14
-25.83
出来高
東証1部
2068060
2280688
東証2部
139690
23975
「演出」
Jフロントの奥田相談役が今朝の日経朝刊「私の履歴書」でも触れられていましたが12月15日早暁4時頃が赤穂浪士討ち入りの時刻。
1年半かけて主君の仇を彼らが果たしてから213年が経過したことになります。
もっとも雪の積もった場面は今の季節感とは程遠いもの。
当時は太陰暦でしたから、今の暦に置き換えれば1月30日の出来事。
暦というのはややこしいものです。
しかし旧暦ということを考えると彼らの主君である浅野内匠頭が吉良上野介に刃傷沙汰を起こしたのは元禄14年3月14日。
現代に直せば1701年4月21日。
この年は江戸の桜の開花が遅かったのかも知れませんが、桜吹雪の切腹場面はたぶんに劇的要素を取り入れたのでしょうか。
それにしても1月30日の雪にしても、4月21日のサクラにしても歌舞伎としては格好の演出効果です。
株式市場でもこんな演出効果は結構あるような気がします。
特にネガな記憶を呼びさましてくれる小道具には事欠かない世界
最近の例でいえばエネルギー関連のハイイールド債やジャンクボンドに投資していたサード・アベニューというファンドの破たん劇。
運用資産は9590億円程度ですから、たいした規模ではありませんが、2007年夏のパリバショックを多分に連想させてくれます。
そして大袈裟にもその1年後に起こったリーマンショックまでをも思い起こさせてくれる演出。
相場は記憶の延長線上に存在し、相場は推論の積分で存在していますから、当然なのかも知れません。
アメリカの南北戦争という風とともに南部の従来型構造が消えたことを象徴的に取り扱った「風とともに去りぬ」がニューヨークで封切られたのは1939年12月15日。
一方で1966年12月15日はウォルト・ディズニーの命日。
そのウォルト・ディズニー社が週末に公開するのはスター・ウォーズの10年ぶりの新作「エピソード7フォースの覚醒」。
今後2年ごとに新作が披露される予定となっています。
過去を見るのか未来を見るのかで方向性は違いますが、演出効果はそれぞれにあるもの。
因みに1年半の時間を雌伏しようやく本懐を遂げたのが赤穂事件。
25年以上も潜伏してきた東京株式市場もそろそろ覚醒の時期を迎えて主人公の座を占めても良いような時期になってきたのでしょうが・・・。
スポットライトを浴びると、また崩壊しそうなモードが漂うのはやはり過去の記憶からの連鎖なのでしょうか。
今年の営業日数もあと11日。
それでも忘年会にクリスマスと用事はなくならないもの。
考えてみれば今年の大納会は後場担当。
ポジに演出されて明るい大団円を迎えたいものです。
そして来年は「相場の本懐」となって欲しいもの。
(櫻井)
12月15日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=138円安 続落。円高とFOMC目前で買い手控え
【前引け概況】
15日午前の日経平均株価は続落した。前引けは前日比138円85銭安の1万8744円57銭だった。
売り買い交錯で始まった後、徐々に下値模索の動きを強める展開となった
利上げが予想されている15〜16日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて持ち高を整理する目的の売りが優勢だった。
前日の米株高を受けた買いで小幅高に転じる場面もあったが円高への警戒感もあって上値は重く、前引けにかけて下げ幅を広げた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もそれぞれ続落した。
日経平均の寄与度への影響が大きいTDKやファナックが下げたほか、主力のトヨタや三菱UFJも軒並み売られた。東証1部では全体の7割近い1292銘柄が下げた。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆581億円、売買高は10億1636万株。東証1部の値上がり銘柄数は526、変わらずは115だった。
個別では三井住友フィナンシャルグループなど銀行株が軟調、16年5月期の連結業績見通しを下方修正したコーセルが急落した。シャープの液晶部門との経営統合案が伝わったJディスプレも安い。ソニー、任天堂日、東電工、村田製作所も下げた。一方、コナミHDは小幅高。NTTや中部電、ヤフーも高い。コアが急伸、アイスタイル、日新電機も値を飛ばした。
東証2部株価指数は続落した。2部指数は、前日比30.23ポイント安の4679.29となった。個別銘柄では石井表記、ランドコンピュータ、ゼロ、鳥貴族やベネ・ワンが下落。一方、サイオス、森尾電、アマテイ、RVHや正栄食は上昇した。
日経ジャスダック平均株価は小幅に続落した。前引けは前日に比べ2円39銭安い2655円50銭だった。内需株が多い新興銘柄は総じて下値が堅く、小幅な下げにとどまった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で449億円、売買高は8634万株。
個別銘柄ではテリロジー、山加電業、クルーズ、倉元、カルナバイオが下落した。一方、CSロジネットがストップ高。アイサンテクやアパマンショ、イメージワン、石井工研、FVCは上昇した。
東証マザーズ指数も続落。前引けは前日比7.41ポイント安い891.56だった。個別銘柄ではモバファク、ブランジスタ、サイジニア、そーせい、サイバダイン、FFRIが下げた。半面、一方、ラクーンがストップ高。インベスターズC、フルスピード、ロゼッタ、カイオム、UNITED、ペプドリの値上がりが目立った。
きょう東証マザーズに新規上場したダブスタは買い気配が続いた。前引け時点の気配値は公募・売り出し価格(公開価格、2190円)を70%上回る3730円だった。
12月15日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価=10時 下げ幅広げる 一時100円超安、FOMC控え様子見か
【寄付き概況】
15日の日経平均株価は小動きで始まった。小幅に下げて始まり前日比14円38銭安の1万8869円04銭で寄り付いた。
円相場が円高・ドル安方向に振れていることを嫌気した売りが先行した。ただ、前日の米株式相場が上昇し、前日に大きく下げた日本株は買い優勢に転じる場面もある。日東電やTDKなど電子部品株が安い。一方、アステラスや中外薬など医薬品株が高い。
【10時の概況】
■日経平均株価 18,816.85(-66.57)
■日経平均先物 18,790(-50)
■TOPIX先物 1,521.00(-4.50)
■騰落 上昇872/下落905
■日経JQ 2,662.43(+4.54)
■マザーズ指数 901.43(+2.46)
10時現在の日経平均株価は前日比66円57銭安の1万8816円85銭で推移。
日経平均株価は下げ幅を広げた。一時は下げ幅が100円を超え、1万8700円台後半に下落した。「米連邦公開市場委員会(FOMC)後の株式相場の反応が読みづらく、まずは持ち高を減らす動きにつながっている」という。売り買いが交錯する株価指数先物が主導する形で不安定な動きになっているとの声がある。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下げ幅をやや広げた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6304億円、売買高は6億4247万株。東証1部の値下がり銘柄数は905、値上がり銘柄数は872、変わらずは138。
業種別では33業種中、11業種前後が高い。値上がり上位に空運、水産、小売、サービス、陸運、情報通信など。半面、値下がりで目立つのは紙パルプ、銀行、海運、非鉄、電気機器、鉄鋼など。
日経平均マイナス寄与度は11.77円の押し下げでTDKがトップ。以下、日東電が9.85円、ファナックが9.81円、アルプスが4.32円と続いている。
プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を13.34円押し上げている。次いでコナミHDが3.26円、エーザイが2.94円、トレンドが2.75円と続く。
個別では、アルプスや村田製など電子部品株が下げている。主力のトヨタや三菱UFJ、三菱電は軒並み安い。一方、スズキと富士重が堅調。東芝が株式の持ち分を売却する検討に入ったと伝わった東芝テックは反発した。
東証2部株価指数は小幅続落。象印や日本プラストが安く、アートSHDやSFJが高い。
■サンバイオ(4592)
14日取引終了後、16年1月期第3四半期累計(2〜10月)の連結決算を発表。売上高は10億9900万円(前年同期比64.8%減)、営業損益は5億6600万円の赤字(前年同期24億1100万円の黒字)、最終損益は4億7000万円の赤字(同19億1300万円の黒字)だった。売上高の大幅減少は前期の大日本住友製薬との共同開発契約締結に伴う契約一時金の反動であり、損益の赤字は新薬の研究開発コストによるもの。
■イメージワン(2667)
一時ストップ高。聖マリアンナ医科大学の神経内科と、同社が販売するテレメトリー式心電送信機「duranta」の特徴を活かし、不整脈を早期発見することで重大な脳卒中の発症や再発を予防するための共同研究を開始したと発表した。
<兜町カタリスト>
「見出し」
★以下は日経元旦朝刊の見出し。
ここに相場の流れのヒントがあったように思える。
06年「強い日本の復活」
07年「富が目覚め経済まわす」
08年「沈む国と通貨の物語」
09年「危機が生む未来」
10年「成長へ眠る力引き出す」=基本テーマは変らない
11年「先例なき時代に立つ」
12年「開かれる知、つながる力」の意味=「C世代を駆け抜ける」。
・・・その「C」はComputer、Connected、Community、Change、Create。
13年「5割経済圏:アジアに跳ぶ」
14年「空恐ろしさを豊かさに」
15年「変えるのはあなた」
年始恒例の連載テーマ「リアルの逆襲」
★バフェットやソロスの成功する投資の習慣23ヶ条。
(1)元本の確保こそが常に最重要事項。
(2)能動的にリスクを回避する。
(3)自分の性格、能力、知力、好み、目的に基づいて独自の投資哲学を作り上げる。
(4)投資を選び、自分独自の銘柄選択および売買手法を開発する。
(5)得意分野に集中する。分散投資は無知な者がすること。
(6)税金(や取引コスト)を嫌い、合法的に税金を最小化するべく手段を講じている。
(7)自分で理解できるものにだけ投資する。
(8)自分の基準に合わない投資は拒絶する。
(9)自分の基準に合った新しい投資機会を探し、自分自身で積極的に調査する。
(10)自分の基準に合う投資対象が見つからないときは、見つかるまで待つ。
(11)決めたらすぐに行動する。
(12)うまくいった投資は事前に決めた手仕舞う理由が現実になるまで手放さない。
(13)神に従うがごとく自分のシステムに従う。
(14)自分があてにならないことを意識している。間違いがわかったらすぐさま正す。
その結果、損はほとんどの場合少しですむ。
(15)いつも間違いを学習経験として扱う。
(16)経験を積み、経験から学んでいるため、今では金儲けのために使う時間は減ったように見える。
「修行を積んでいる」
(17)自分が今やっていることをほとんど人に言わない。
自分の意思決定について他人がどう思おうが気にしないし、心配もしない。
(18)他人にまかせられる仕事のほとんどは他人にうまくまかせている。
(19)稼ぎにくらべてずっとつつましく暮らしている。
(20)投資は刺激と自己充足のためにやっている。金は結果としてついてくる。
(21)投資のプロセスに深い思い入れを抱く(また自己充足もそこで得る)。
個別の投資対象には思い入れをもたない。
(22)一日中投資のことを考えている。
(23)全財産を賭けて投資をする。
★「株病の兆し」というのを数例挙げたことがある。
(1)仕事中でも必ず株価のチェックを行う。
(2)売買ができないとイライラする。
(3)値動きの少ない銘柄はつまらないと感じる。
(4)企業名を目にすると証券コードが脳裏に浮かぶ。
(5)ゴルフのハーフを終えて「前場は46でした」と言ってしまう。
(6)相撲の番付を格付けと間違えてしまう。
(7)「クジラ」は極洋、「マッチ」は兼松日産と思って何の疑問も抱かない。
(8)ニュースで「今日のトピックス」と聞くとつい「いくら?」と言う。
(9)嘘の話を「風説」と言ってしまう。
(10)寝言で「ストップ高」と呟く。
このうち半分以上該当すれば「株病の資格アリ」
12月15日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
15日の東京株式市場は、落ち着きどころを探る展開となりそう。
NY株高、原油の反発やドル円相場の円高一服なども材料視され、主力株中心に買い戻しが予想される。
日経平均株価予想レンジは、1万8750円−1万9100円
上海株やアジア株全般の上昇が確認できれば値ごろ感の買いも見込まれる。
一目均衡表では雲のねじれを捉えたものの、長い下ひげで割り込まずにいる。雲上限は18850円辺りに切り上がるが、これを上回っての推移となれば、安心感につながろう。
個人主体の売買は活発で中小型株などに資金が向かいやすい。
ただし、現地15−16日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)や原油相場動向などの不透明要因もあり、様子見気分が広がることも想定される。
主要外国証券経由の注文動向は、売り680万株、買い970万株で、差し引き290万株の買い越し。買い越しは3営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、卸売、電力、ガス、金属、電機、商社、化学、薬品、鉱業、輸送用機器、銀行、機械、精密など。
買いセクターに、自動車、小売、薬品、サービス、銀行、情報通信、電力など。
【予定】
■15(火)
【国内】
5年国債入札
《決算発表》
神戸物産、パーク24、アスクル、銚子丸、ジェネパ、星野RR、インベスコ、ツルハHD、稲葉製作、システムディ、イハラケミカル、ウインテスト、3Dマトリックス、MICS化学、アルデプロ、明豊エンター、スターツPR、OS映、アークランド、クロガネヤ
《新規上場》
ダブスタ
【海外】
インドネシア11月貿易収支(13:00)
トルコ9月鉱工業生産(17:00)
英11月消費者物価(18:30)
独12月ZEW景況感指数(19:00)
FOMC(〜16日)
米11月消費者物価指数(22:30)
米12月NY連銀製造業景気指数(22:30)
米12月NAHB住宅市場指数(16日0:00)
米10月対米証券投資(16日6:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
【NY概況】
14日NYダウ平均は反発した。終値は前週末比103ドル29セント高の1万7368ドル50セントだった。
NY原油先物相場は、一時1バレル34ドル台半ばと約6年10カ月ぶりの安値を付けた後、36ドル台まで持ち直した。エネルギー企業の業績への過度の懸念がひとまず和らいだ。シェブロンやエクソンモービルなどの大手石油株に買い戻しが入り、ダウ平均を押し上げた。
ダウ平均は取引終了にかけて上げ幅を広げこの日の高値圏で終えた。
割安とみた買いが入りやすかったほか、15〜16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)などの重要日程を前に持ち高調整を目的とした買いも入り、相場を支えた。
ただ、米株式相場は下げる場面もあった。14日は欧州主要国の株価指数が軒並み下落した。米市場でもエネルギー関連企業の信用力の悪化を背景に、格付けの低い高利回り債(ハイイールド債)で運用する上場投資信託(ETF)が約6年9カ月ぶりの安値圏で推移している。ハイイールド債で運用するファンドの清算が相次いだのも投資家心理に影を落とした。
セクター別では、ソフトウェア・サービスや小売が上昇する一方で素材やテクノロジー・ハード・機器が下落した。
ナスダック総合株価指数は反発し、前週末比18.763ポイント.の4952.228で終えた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,368.50 +103.29
S&P500種2,021.94 +9.57
ナスダック4,952.228 +18.763
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は反発した。3月物は前週末比85円高の1万8765円で取引を終え、14日の大阪取引所の終値を75円下回った。原油相場の反発を手掛かりに米株とともに買われた。この日の3月物高値は1万8955円だった。
午前中に米株が下げた場面では売られ、3月物は1万8505円まで下げた。市場は15〜16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目している。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
18765 ( -75 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
18820 ( -20 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
日経平均の寄り付き(1万8887円)と大引け(1万8883円)は、ほぼ同値で、“ほぼ十字足”を形成したことで下げ止まり感が出ている」との見方が出ている。
海外要因で下に振らされた後は、市場は強気にも弱気にも傾かなかったともいえる。
取引時間中に割り込んだ75日線を引けでは上回り、日足一目均衡表では、ちょうど雲がねじれたところまでで下げ止まって切り返すなど、節目を意識した動きも見られた。
指数が値幅を伴った下げとなった割には、パニック売りは限定的となった点は好感材料。FOMC前の様子見相場が続くなか、あすも海外しだいの展開となりそうだが、上海総合などは強い動きをみせており、世界的株安連鎖というような動きとはなっていない。あすは全体的に戻りを試す展開を予想する。
【注目の個別情報】
■石井表記[6336]
16年1月期第3四半期決算を発表。営業利益は前年同期比38.5%増の8億1300万円純利益は同3.6%増の7億800万円だった。液晶関連の電子機器部品であるインクジェットコーターの売り上げが堅調だったうえ、部品修理に伴う収入が増加した。第3四半期時点で営業利益、純利益とも通期計画をすでに上回っているが、通期見通しは据え置く。14日終値は583円(△24)。
■日本商業開発[3252]
16年3月期通期業績予想の修正を発表。営業利益は従来予想比27.6%増の61億円(前期実績35億円)、純利益は同40.0%増の35億円(同18億円)とした。利益率の高い案件を早期に売却できたといい、過去最高益を更新した。配当予想も修正。期末配当を従来予想の35円から45円に引き上げる。期末一括配当のため年額も同額。14日終値は1770円(▲5)。
■シーズHD[4924]
自己株消却を発表。発行済み総数の7.2%にあたる約366万株を29日付で消却する。
同社は化粧品、健康食品の製造・販売を手がける。14日終値は2053円(▲81)。
【引け後のリリース】
「はやぶさ2」に明星電気の観測機器3基が搭載
明星電気<6709>(東2・売買単位100株)は14日、「小惑星探査機『はやぶさ2』地球スイングバイに成功」と題して、「はやぶさ2」には明星電気が開発・製作に関わった次の観測機器3基が搭載されていると発表した。
「はやぶさ2」は2014年12月3日に打ち上げられ、太陽系を回る小惑星「リュウグウ」への着陸やサンプル取得、回収が計画されている。12月3日、地球の引力を利用し軌道を変えるスイングバイを行い、14日までに、目的とする軌道へ入ることに成功した。
搭載されている観測機器は、小惑星「Ryugu(リュウグウ)」において太陽系形成時に存在していた水を調査する近赤外分光計「NIRS3」、「はやぶさ2」から分離し衝突実験中の状況を撮影する理学観測分離カメラ「DCAM3」、衛星推進のイオンエンジン部分に2式搭載し、エンジン周辺の汚染を質量変化で計測するセンサー「宇宙用QCM」。
明星電気の株価は8月の95円を下値に出直っており、回復軌道に乗った印象がある。10月に137円まで上げた。その後は中段もち合いを形成しながら120円前後で推移している。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
12月14日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=リスク回避の売りで大幅反落 347円安 市場心理が悪化
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
14日の日経平均株価は大幅に反落し、前週末比347円06銭安の1万8883円42銭で終えた。11月2日以来、ほぼ1カ月半ぶりの安値を付けた。
世界的な株安の連鎖で主力株中心に大幅な下げに見舞われた。
前週末の欧米株市場では総じて波乱含みの下げとなり、NYダウが300ドル超の下げをみせた。原油市況が下げ止まらず、WTI原油、アジア指標のドバイ原油ともに終値で1バレル=35ドル台に下落、これがリスク回避の流れを増幅させている。
一時は前週末比の下げ幅を619円まで広げた。15〜16日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では米連邦準備理事会(FRB)が9年半ぶりの利上げに踏み切るとみられている。「決定後の金融・資本市場の反応を見極めたい」との声は多く、積極的な買いが見送られた。
8時50分に日銀が発表した全国企業短期経済観測調査(短観)によると、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)は前回9月調査から横ばいと、市場予想を上回った。一方、3カ月後の先行きについては前回調査から悪化し、市場予想も下回った。短観は強弱まちまちの内容で、市場での目立った反応は限られた。
一方、足元で人民元安が進むなか、市場の関心が高い中国株が堅調に推移したのは相場の下支え要因となった。
JPX日経インデックス400も反落。終値は前日比196.71ポイント安の1万3746.26だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、21.63ポイント安の1527.88で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆3882億円。売買高は20億3912万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1531と全体の8割を占めた。値上がりは334、変わらずは60だった。
個別では、自動車のトヨタやホンダが下落した。値がさ株のファストリやファナック、ソフトバンク、日立製作所、ダイキン工業も下げた。国際石開帝石や富士石油、新日鉄住金の下げも目立った。一方、オリエントコーポレーションが商いを伴い上昇、神栄も物色人気。JT、味の素は上昇。大林組や清水建も買われた。セブン&アイやローソンも買われた。
東証2部株価指数は反落だった。大引けの2部指数は、前週末比26.6ポイント安の4709.52となった。
個別銘柄ではマーチャント、ランドコンピュータ、カワタ、ラオックスが下げ、一方、サイオス、宮入バル、寺岡製、日精機とSFJが上げた。
日経ジャスダック平均株価は反落した。大引けは前週末比19円15銭安の2657円89銭だった。東証1部の主力銘柄が大幅安となり、投資家心理が悪化。新興企業向け市場でも時価総額の大きな銘柄を中心に売りが広がった。半面、好材料の出た銘柄や値動きの良い中小型株には個人の消去法的な買いが入り、相場を下支えした。
ジャスダック市場の売買代金は概算で652億円、売買高は1億4931万株。
クルーズやSEHI、テリロジーが下落した。一方で倉元は個人投資家の買いが集まったことで、大幅高となった。11時30分に米家電見本市で車載関連システム向け伝送技術を展示すると発表したザインも午後に上げた。アイサンテクも高い。
東証マザーズ指数は3営業日ぶりに反落した。大引けは前週末比4.49ポイント安の898.97だった。個別銘柄では夢展望、INSPEC、Aiming、ミクシィやサイバダイン、FFRIが下落した。半面、インベスターズC、フルスピード、モルフォ、インフォテリがストップ高。そーせいやカイオム、ネオジャパンが上昇した。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
18,883.42
-347.06
日経平均先物
18,840.00
-370.00
TOPIX
1,527.88
-21.63
TOPIX先物
1,525.50
-22.50
東証2部指数
4,709.52
-26.60
JASDAQ
2,657.89
-19.15
マザーズ
898.97
-4.49
出来高
東証1部
2039120
2388257
東証2部
141020
23406
「思いは夏に」
金融市場の問題での株安の傍証。
ストボの岩本デスクも指摘しているが・・・。
一つは高利回りの低格付け社債(ハイイールド債)を運用していたヘッジファンド。
「サード・アベニュー・フォーカスド・クレジット・ファンド」が償還不能・清算に追い込まれたという話。
運用会社のCEOが辞任したと報じられている。
同じく高リスク資産を運用していた「ストーン・ライオン・キャピタル・パートナーズ」というファンドも償還停止との報道。
著しく規模が大きいファンドではないようですが、突然の償還停止はリーマンショック以来のこと。
市場心理に与える影響は少なくないのでしょう。
大和のレポートでは・・・。
「米国では7億8800万ドル(約958億円)相当の資産を運用する投資信託
(サード・アベニュー・フォーカスト・クレジット・ファンド)が、顧客の解約申し込みを停止した。
運用対象であるハイイールド債・ジャンク債の流動性が低下している中で、資産の投げ売りを回避するための処置。
かつてリーマン・ショックに向けて同様の現象が2007年8月9日に発生した(パリバ・ショック)。
1週間強で為替レートは8円/ドル以上の円高となり、米国10年債利回りは0.22%の利回り低下。
日経平均は2000円以上、NYダウは1000ドル以上の下落(ザラ場ベース)となった。
その後の大事に至る兆候であるか否かは、今週のマーケットの反応を見る必要がある。
一部のヘッジファンド(Stone Lion Capital Partners)も換金停止処置をとったと報じられている。
こうした金融システムに連鎖が広がるかも重要。
この流れていけばFRBの判断が重要との話。
ひょっとして利上げはこの問題で延期になるとすれば、このところの下げは理解できる。
しかし利上げ延期の可能性は5%程度なのだろうが・・・。
少し長い視点でみれば、2017年4月の消費税増税が気にかかる。
もし増税ならば昨年同様の軟調さもあるだろう。
しかし衆参同時選挙で「消費増税延期を問う」などでも登場してくれれば来年も安泰なのだろうが・・・。
日経平均大幅下落の中で前場逆行高銘柄はインフォテリア(3853)、カイオム(4583)。
長らく追い続けた銘柄だから個別では明るい面もあるのだが・・・。
そしてリオン(6823)。
土曜日経の2面「ノーベル賞の影に超純水・センサー技術」の記事。
ニュートリノ研究のスーパーカミオカンデ。
オルガノや浜ホト、クラレは書かれていたが、超純水の分析はリオンの分析機が使われていた。
「ノーベル賞関連銘柄と言ってもいいですね」と話したのは先週水曜だった。
(櫻井)
12月14日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=大幅反落 473円安 9割が下落。原油安警戒で急反落
【前引け概況】
14日午前の日経平均株価は大幅に反落し、前週末比473円16銭安の1万8757円32銭で終えた。
先週末の欧米株安のほか、為替市場での円高の流れが嫌気され、心理的な節目の19000円を大きく割り込んで始まった。その後は、15・16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、リスク回避姿勢からじりじりと下げ幅を拡大。一時は前週末比の下げ幅を600円超に広げた。
中国・上海総合指数が底堅く推移したこともあり、前引けにかけてはやや下げ幅を縮めた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も大幅反落した。
■日経平均株価 18,757.32(-473.16)
■日経平均先物 18,740(-470)
■東証1部出来高 11.02億株
■東証1部売買代金 1.25兆円
■TOPIX 1,516.17(-33.34)
■騰落 上昇121/下落1,770
■日経JQ 2,645.10(-31.94)
■マザーズ指数 892.53(-10.93)
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2528億円、売買高は11億285万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の92%にあたる1770、値上がりは121、変わらずは34だった。東証33業種全てが下げており、鉱業、保険、非鉄金属、石油石炭、証券、機械が3%を超える下落に。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1700を超えており、全体の9割を占めている。朝方に日銀が発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、企業の景況感は横ばいとなり、市場の反応は限られている。
値がさ株のファストリやファナックが下落。自動車のトヨタやホンダも売られた。国際石開帝石や新日鉄住金の下げも目立った。一方、大林組や安藤ハザマは上昇。ヤマトHDやJT、日水も買われた。
東証2部株価指数は反落。2部指数は、前週末比52.67ポイント安の4683.45となった。個別銘柄では摂津製油、マーチャント、ウイルコHD、朝日インテク、象印が売られた。一方、サイオス、SFJ、トラスト、日ギアなどが買われた。
日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前週末比31円94銭安の2645円10銭だった。新興企業向け市場でも時価総額の大きな銘柄を中心に売りが広がった。一方で好材料の出た銘柄には個人投資家による短期の値幅取りを目的とした買いが入り、相場を下支えした。
ジャスダック市場の売買代金は概算で380億円、売買高は8315万株。
個別銘柄ではエヌジェイHD、日本テレホン、デジタルデザイン、FVCやクルーズ、カルナバイオが下落した。11日の取引終了後に業績予想の下方修正を発表した日本テレホンも安い。一方でアパマンショップがストップ高。倉元、ワイエスフード、アイサンテク、SEHIは上昇した。
東証マザーズ指数は3営業日ぶりに反落。前引けは前週末比10.93ポイント安い892.53だった。個別では、そーせいやミクシィ、FFRIが下げた。個別銘柄では、前週末に15年8〜10月期決算を発表したアイリッジも安い。INSPEC、アイビーシー、ラクスなどが売られた。半面、15年5〜10月期決算を発表したフルスピードは制限値幅の上限(ストップ高水準)まで買われ、インフォテリもストップ高。マルマエ、メタップス、カイオム、インベスCが上昇した。
12月14日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価=10時 下げ幅拡大 一時600円超安 ファストリ一段安
【寄り付き概況】
14日の日経平均株価は大幅に反落して始まった。始値は前週末比343円39銭安の1万8887円9銭。前週末の欧米株安や円高・ドル安進行を嫌気した売りが出た。原油安が止まらず、世界的に投資家心理が弱気に傾き、日本株にも運用リスクを回避するための売りが広がっている。
【10時の概況】
14日10時現在の日経平均株価は前週末比589.98円(-3.07%)安の1万8640.50円で推移。一時は下げ幅を600円超に広げた。円高・ドル安を背景に市場心理が悪化し、内需・外需問わず、幅広い銘柄に売りが広がっている。
自動車、電機、機械など輸出関連の主力銘柄を中心にほぼ全面安商状。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は下げが加速している。
■日経平均株価 18,640.50(-589.98)
■日経平均先物 18,600(-610)
■TOPIX先物 1,505.00(-43.00)
■騰落 上昇52/下落1,845
■日経JQ 2,642.82(-34.22)
■マザーズ指数 889.96(-13.50)
アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油が11年ぶりの安値を付けるなど、原油価格が下げ止まらず、リスクオフ(リスク資産の回避)の様相が一段と濃くなっている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7704億円、売買高は6億7652万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1845と全体の96%を占めた。値下がりは52、変わらずは28だった。
業種別では33業種すべてが値下がり。下落率1位は鉱業で、以下、非鉄金属、保険、機械、鉄鋼、その他金融と並ぶ。
個別では自動車のトヨタやマツダが下落。値がさ株のファストリは一段安。三菱UFJなどメガバンクも安い。一方、ユニーGHDは上昇、くらとファミリーMも上げている。
東証2部株価指数は反落。朝日インテクと象印が下げ、アートSHDとSFJは上げている。
野村ホールディングスが前週末比4%を超える下げで10月2日以来の700円台割れとなったほか、大和証券グループ本社も3%下落し9月29日の年初来安値735.4円に急接近となった。大手をはじめ証券株は総じてきつい下げとなっている。証券セクターは、年末で市場参加者の少ないところに、リスクを回避した投資資金の離散により手数料収入の減少や投信など運用成績の悪化を懸念した売りが集まった。
225先物はパリバ・JP・野村・大和・アムロ・モルスタ・みずほが買い越し。
ドイツ・メリル・クレディ・日産・三菱・バークレイズ・GSが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・クレディ・GS・バークレイズ・JPが買い越し。
ニューエッジ・モルスタ・大和・三菱・ドイツ・UBSが売り越し。
■インフォテリア(3853)
14日、約18%高の605円(92円高)まで上げてストップ高の613円に迫り、今世紀(2000年以降)に入って初の600円台に進んでいる。引き続き、ビットコイン基盤技術を応用した国内唯一の「プライベート・ブロックチェーン」の開発技術を有するテックビューロ(大阪府大阪市)との協業が材料視されており、これを発表した12月4日にストップ高となってから急伸相場が続いている。
■アパマンショップホールディングス(8889)
年初来高値。一時、前日比68円高の925円まで買われた。同社は9日、「民泊」および「短期・中期」賃貸のサイトをオープンしたと発表。11月17日に12月からの参入を既に発表。このサイトでは契約期間2年の従来の賃貸物件に加え、中期賃貸(契約期間1年から)の区分となる「ダブル0」、短期賃貸(同1カ月から)の区分となる「マンスリー」、民泊の区分となる「APAMANB&B」ごとに検索することが可能。「ダブル0」の現在の公開件数は18.1万件で、「マンスリー」は来年1月から物件情報を公開する予定。「APAMANB&B」は条例制定、省令改正または法令改正に伴う認可に準じて開始する。
外資系等は山特鋼(5481)、FCC(7296)、大和工(5444)、タカキタ(6326)、ジーフット(2686)、メニコン(7780)、神奈中(9081)、東海理化(6995)に注目。
テクニカル的にはコムシス(1721)、大林組(1802)、日本電設(1950)、塩水港(2112)、ひらまつ(2764)、大阪ソーダ(4046)、高圧ガス(4097)、小野薬(4528)、合同鉄(5410)、OSJ(5912)、長府(5946)、アネスト(6381)、モリタ(6455)、WSCOPE(6619)、エフテック(7212)、木曽路(8160)、タカラレ(8897)、南海電(9044)、アオイ(9607)が動兆。
<兜町カタリスト>
「真のバトル」
年の瀬の荒れた相場。
先週の日経平均株価は5日間毎日3ケタの値動きだった。
前々週末の金曜も435円安だったから6日連続3ケタ。
そして週間では274円の下落。
週足では2週連続で陰線を形成。
SQ値は18943円で着地し、金曜時点(終値19230円)では下に「幻のSQ値」。
しかし週末のシカゴ225先物の終値は18680円。
急転直下で「上」に幻になりそうな気配。
先週末の指摘にあった「昨年はSQ(12月12日)の翌週、16日(火)が安値(16755円)。
そこから12月24日の17854円まで1週間で1100円上げてほぼ年末高で終了」。
なんかそんな気配も漂ってきた。
SQ値が一つの目途ならば良いのだが・・・。
ミシガン大学消費者信頼感指数は91.8で前月の91.3から上昇した。
市場予想の92.0にはとどかなかったが消費者の主な家庭用品に対する購買意欲は2005年以来の強さ。
しかも12月の景気現況指数は107.0で予想の103.5を上回っている。
しかしこれは見えないふり。
米原油先物1バレル=35ドル台に下落。
背景は国際エネルギー機関(IEA)が、年明けには供給過剰が悪化する可能性があるとした報告。
そして人民元は中国景気の減退を背景に4年半ぶりの安値。
とってつけたような材料だが、見えないふりではなくなった。
加えて「米国の利上げに対する警戒感も強まり、市場心理の重し」との解釈。
ついこの間までは「利上げ賛同」だったマスコミ論調の七変化なのだろうか。
ダウとデュポンの下落の影響も大きかったとも言われる。
しかしこれは表の材料。
矢面に立つ材料は概ね一過性のものであり、さしたる意味はないことも多い。
むしろ、表面上の売り材料の傍らにいるのが米規制当局と金融機関の長い戦い。
リーマンショック以降、材料の背景に隠れているこの規制とのバトルはあまり指摘されない。
週末は米証券取引委員会(SEC)が2つの規制案を発表した。
一つはファンドのデリバティブ(金融派生商品)利用を制限する規制案。
これはファンドに対し、デリバティブでの損失をカバーするための手元資金の保持を求める内容。
ファンドは、デリバティ運用を純資産の150%までに制限するとされる。
これに対する解釈は「新たな規制が導入されれば、多数の人気ETFが機能しなくなる可能性」。
SECの提案が通過した場合、ETFはレバレッジを低下させるか、ファンドの閉鎖、または投資家に魅力的に映らない異なるストラクチャーへの変更を余儀なくされるとの解釈。
市場が暴れ抵抗する案に見えてならない。
SECのもうひとつの案は石油やガス、鉱業各社に外国政府への支払い内容の開示を義務付ける規制。
外国政府への納税や採掘権料など、資源の探査や採取などに関する各種料金の支払額の開示を義務付ける内容。
背景は「資源国の汚職と闘う上で有力な手段」との解釈。
エネルギー業界各社は、重要な財務情報を公にすると外国の競合相手を利することになりかねないとの考え。
金融も資源もがんじがらめを嫌う場所。
だから週末のNY株は資源セクター中心に下落したと考えた方が精神衛生上はよさそうな気がする。
材料の吟味や上昇下落の背景を探ることはもちろん重要な作業である。
しかし大切なことは他人の解釈や活字・映像の解釈を疑うこと。
マスコミ解釈は日々七変化。
金利の問題や景気の問題、あるいは政治情勢など有象無象のものが登場するのが相場。
しかしいつも底流にあるのは金融規制当局と金融機関の抵抗のバトルであるということ。
ここを押さえておくと風景は少し変わって見えることもある。
先週の大和のレポートは「米国の利上げ開始は日本株にポジティブ」。
↓
中長期的には、米国で利上げが始められるほどの景況の改善は、日本株にはポジティブに働いたことが多い。
過去の米国の利上げ局面は、総じて日本株高の場面と重なっている。
今回と類似性が高いのは1994年や1997年の利上げ開始場面だ。
日経平均が警戒感などを受けて事前に21000円水準から16000円水準まで下落するなど、株価の動きが良く似ており参考となる。
この場面では、利上げ開始の前後から日本株は上昇基調となり、日経平均はほどなく20000円水準を回復していた。
この日本株の動きは、利上げ前後から米国株が波乱含みの展開となっても大きな影響は見られない。
一方、為替市場では事前に進んだ円安/ドル安が一巡して、利上げの前後からは円高推移となった。
米国で利上げが開始されるならば、日本株にとってはポジティブなサインといえる中で、株式物色面では為替の円高の影響を受けにくい内需関連銘柄が当面は優位になりやすいと考えられよう。
そして「日銀短観」についての考察。
↓
これまでの東京市場の株価にとっては、日銀短観の発表時期が短期のポイントとなったことが多い。
昨年以降の日銀短観の発表日前後において、日経平均は短期的に方向が変わるパターンが続いている。
具体的には、大企業製造業・業況判断DIが前回比で改善した場合、
株価は短期的にピークアウトする。
一方で同DIが前回比で悪化または横ばいの場合、株価は短期的なボトムを形成している。
前回の9月調査では同DIが15から12に低下したものの、株価はそこから戻り歩調になった。
これはこのパターン通りといえる。
日銀短観そのものがマーケットで注目される中で、
その発表によって当面の材料出尽くしになるといった株価の反応と考えられる。
日銀短観着地は大企業製造業DIは12で横ばい。
設備投資はさほど落ちずにまあまあ。
12月14日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
14日の東京株式市場の寄り付きは、シカゴ市場日経平均先物の清算値の1万8680円に接近する動きで先行するとみられる。その後は、落ち着きどころを探る展開となりそう。
日経平均予想レンジは、1万8700円−1万900円
先週末の欧米株が原油安を嫌気してそろって大幅下落となっており、東京株式市場もその余波を受ける格好となりそうだ。
寄り前の日銀短観の結果によっては、週後半の日銀金融政策決定会合での追加緩和期待が高まる可能性があり、日銀イベントは下支え要因となりやすい。
輸出関連株には弱含みの展開が想定される。一方で、海外要因に左右されづらいバイオ関連株や、上値での売り圧力が比較的小さいとみられる直近IPO(新規上場)銘柄に物色の矛先が向かう可能性もありそう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1450万株、買い1090万株で、差し引き360万株の売り越し。売り越しは2営業日連続。金額は売り越し。
売りセクターに、食品、化学、情報通信、輸送用機器、商社、通信、銀行、小売、精密、機械など。
買いセクターに、紙パ、輸送用機器、その他金融、海運、空運、電機、自動車、薬品、機械、化学など。
【予定】
【国内】
12月調査日銀短観
11月首都圏新規マンション発売
10月第三次産業活動指数
【海外】
10月ユーロ圏鉱工業生産
インド11月消費者物価指数
【休日TIMES】
【NY概況】
11日のNYダウ平均は大幅に反落した。終値は前日比309ドル54セント安の1万7265ドル21セントと、11月13日以来およそ1カ月ぶりの安値を付けた。原油相場の下げが止まらず、エネルギー株が大きく下落。資源価格の下げで世界的な景気の減速が改めて意識されたことも相場の重荷となった。
NY原油先物相場は一時1バレル35ドル台前半と約6年10カ月ぶりの安値を付けた。需給の緩みへの警戒が根強く、原油価格は下げ止まりの兆しをみせていない。業績が圧迫されるとの観測からシェブロンやエクソンモービルといった大手石油株が売られ、ダウ平均を押し下げた。
また、ジャンク(ハイイールド)債に投資する債券ファンドが流動性の枯渇を理由に解約を制限し、清算する方針を明らかにしたことも嫌気された。
米商務省が11日発表した11月の米小売売上高は前月比0.2%増と市場予想(0.3%増)を下回った。ただ、変動の大きい自動車や関連部品を除いたベースでは市場の予想を超えて増えた。12月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ)は市場予想並みの低下にとどまったこともあって、ともに相場の反応は限られた。
セクター別でも全面安となっており、特にエネルギーや各種金融の下落が目立った。
ナスダック指数は大きく反落し、前日比111.707ポイント安の4933.465で終えた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,265.21 −309.54
S&P500種2,012.37 −39.86
ナスダック4,933.465 −111.707
【シカゴ日経平均先物】
日経平均先物は反落し、1万9000円を割り込んだ。3月物は前日比360円安の1万8680円で引けた。11日の大取終値を530円下回った。原油安を材料に米株が大幅に下げ、日経平均先物も売られた。3月物は一時1万8585円まで下げた。この日の3月物の高値は1万9260円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
18680 ( -530 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
18750 ( -460 )
( )は大阪取引所終値比
【来週の展望】
今週は軟調な展開だった。週初こそ米国株大幅高を受け上昇したが、NY原油が2009年2月以来の安値をつけ、国内外で石油関連銘柄が大幅安となったことから売り圧力が強まった。週末にメジャーSQ、翌週にFOMCを控え、下げ局面でも押し目買いは限定的。
SQ通過後には米国株の下げ止まりや円安進行を受けて切り返す動きも見られたが、週を通しては上値の重さが強く意識された。日経平均は週間では約274円の下落、週足では2週連続で陰線を形成した。
さて来週前半は、米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを見極めたいとの様子見ムード、なにより不安定な値動きが続く原油先物相場の不透明感を背景に調整色の強い相場展開だろう。その後堅調な展開を予想する。
米連邦公開市場委員会(FOMC)(15〜16日)を迎える。大方の見方通り利上げは実施されると考える。
FOMC前後で荒い動きは出てくる可能性はあるが、FOMCの後には日銀金融政策決定会合が控えていることなどを鑑みると、下げづらく上げやすい地合いが醸成されやすいと予想する。また、IPOが7社予定されており、個人投資家の売買活況が期待できることも、株式市場の下支え要因になると考える。
【個別開示銘柄】
■東京ドーム [9681]
9月に続き2度目となる16年1月期通期業績予想の上方修正を発表。コンサートイベント開催日数が大幅に増加したほか、円安などを背景にホテルも好調で、営業利益予想を従来の113億円から117億円に引き上げた。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(3社)は119億6700万円。11日終値は560円(▲1)。
■クロスプラス [3320]
東証2部上場のアパレルメーカー。16年1月期営業損益が1億円の黒字になる見通しと発表。従来予想は3億円の赤字だった。製造卸売事業の粗利益の改善に加え、経費削減が寄与したという。11日終値は690円(変わらず)。
■モルフォ [3653]
デンソー(6902)と資本業務提携すると発表した。モルフォの画像処理技術を応用した電子ミラーの研究開発などを行う。同社はデンソーを引き受け先とする第三社割当増資を実施し、約12億円を調達。研究開発投資費用やマーケティング費用に充てる。モルフォは同時に、15年10月期営業利益が前期比151.4%増の7億4200万円になったと発表。今16年10月期営業利益予想は28%増の9億5000万円とした。11日終値は4115円(△15)。デンソーは5792円(△100)。
【投資部門別売買動向】
東証が10日に発表した12月第1週(11月30日〜12月4日)の投資部門別売買動向によると、足踏みを続けていた日経平均が一時2万円を回復する場面もあったものの、週末に欧州金融緩和策が失望され大幅安となったこの週は、海外投資家が7週連続で買い越したほか、年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行部門も2週連続の買い越しとなった。個人投資家は個人現金が10週連続で売り越したが、個人信用が大きく買い越し、個人全体では10週ぶりに買い越しに転じた。個人信用は週末の急落時に買い向かった可能性がある。
日経平均株価(大引け)=日経平均は4日ぶり反発、米株高を受けて自律反発の流れ
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
11日の日経平均株価は4日ぶりに反発し、前日比183円93銭の1万9230円48銭で終えた。
10日の米株式相場が上昇し、外国為替市場で円相場が円安・ドル高方向に振れた。投資家心理が改善し、輸出株を中心に見直し買いが入った。
東証株価指数(TOPIX)は4日ぶりに反発した。終値は前日比9.16ポイント高の1549.51となった。
JPX日経インデックス400も4日ぶりに反発し、終値は前日比87.03ポイント高の1万3942.97で終えた。
東証1部の売買代金は概算で3兆659億円だった。株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数算出に伴う売買により、日本郵政グループが上場した11月4日以来、約1カ月ぶりの水準に膨らんだ。売買高は24億521万株。東証1部の値上がり銘柄数は1260と、全体の65%を占めた。値下がりは547、変わらずは117銘柄だった。
個別では、主力のトヨタやファナックが上昇した。持ち合い株式を売却する方針を示した大林組が上げた。証券会社が強気な投資判断を示した小野薬の値上がりが目立った。一方、金融の三菱UFJや三井住友FGが下落した。赤字決算を発表したgumiの値下がりが目立ち、増益決算を発表した積ハウスも利益確定売りに押された。
東証2部株価指数は4日ぶりに反発した。朝日インテクや日精機が上げ、ラオックスやアートSHDが下げた。新規上場したランドコンピは公開価格の2倍となる初値を付けた。
日経ジャスダック平均株価は4日ぶりに小反発した。終値は前日比4円30銭高の2677円04銭だった。日経平均株価が心理的な節目の1万9000円を割り込まずに上昇を続けたことを受け、投資家心理が和らいだ。
東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比9.97ポイント高の903.46だった。そーせいが株式分割後で初めて1万円を超えるなど堅調。株式分割を発表したジグソーやサイバダインも上昇した。半面、元役員による業務上横領の疑いを発表したアップバンクが大幅安。ミクシィやFFRIも下落した。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
19,230.48
+183.93
日経平均先物
19,210.00
+200.00
TOPIX
1,549.51
+9.16
TOPIX先物
1,544.5
-11.5
東証2部指数
4,736.12
+16.85
JASDAQ
2,677.04
+4.30
マザーズ
903.46
+9.97
出来高
東証1部
2405210
3065902
東証2部
149490
30248
日経平均株価(前引け)=反発 188円高の1万9235円
【前引け概況】
11日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発した。午前の終値は前日比188円75銭高の1万9235円30銭だった。
心理的な節目である1万9000円近辺まで水準を切り下げたことによる調整一巡感も追い風に、前場中ごろから一段高となった。
主力の自動車や電機株が上昇した一方、原油先物相場の先安観から資源株の一角が下落した。
■日経平均株価 19,235.30(+188.75)
■日経平均先物 19,190(+180)
■東証1部出来高 15.30億株
■東証1部売買代金 2.06兆円
■TOPIX 1,549.87(+9.52)
■騰落 上昇1360/下落436
■日経JQ 2,682.54(+9.80)
■マザーズ指数 903.63(+10.14)
日経平均への影響が大きい値がさのファストリやファナックが上げた。大林組や京セラ、村田製が上昇した。一方、金融の三菱UFJや三井住友FGが下げた。赤字決算を発表したgumiの値下がりが目立つ。増益決算を発表した積ハウスも売りに押された。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も4日ぶりに反発した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で2兆661億円、売買高は15億3076万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1360と、全体の7割強を占めた。値下がりは436、変わらずは128銘柄だった。
東証2部株価指数も4日ぶりに反発した。アートSHDや朝日インテクが上げ、ラオックスやJトラストが下げた。
ジャスダック平均株価も反発し、午前の終値は同9円80銭高の2682円54銭だった。前引けは前日比9円80銭高の2682円54銭だった。
東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比10.14ポイント高い903.63だった。そーせいや株式分割を発表したジグソーが買われ、元役員による業務上横領の疑いが判明したと発表したアップバンクは大幅安。鎌倉新書やネオジャパンなど新規上場銘柄の売りが目立った。
日経平均は前日比154.95円高、12月SQ値は下に残す格好に
【寄り付き】
11日の日経平均株価は上げ幅を200円超に拡大した。前日までの3日間で約650円下落し、心理的な節目である1万9000円に接近した。調整一巡感が広がり、打診買いが広がりやすい面もある。
外国為替市場で円相場が円安・ドル高方向へじわりと振れた。投資家心理が強気に傾き、輸出株を中心に打診買いの勢いが増した。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上げ幅を拡大している。
【10時の概況】
東証1部の売買代金は概算で1兆6762億円。日経平均先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出に伴う取引で膨らんだ。売買高は11億9444万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1301と、全体の68%を占めた。値下がりは476、変わらずは147銘柄だった。
■日経平均株価 19,212.44(165.89)
■日経平均先物 19,210(+200)
■TOPIX先物 1,547.97(+3.49)
■騰落 上昇1301/下落476
■日経JQ 2,680.29(-10.58)
■マザーズ指数 900.81(+7.32)
規模別株価指数では中小型株が相対的に強い。業種別では医薬品、繊維、空運、電気機器、倉庫・運輸、精密機器、海運がしっかり。
一方、保険、水産・農林、銀行、鉱業、不動産がさえない。売買代金上位銘柄では、ファーストリテ、トヨタ自、ファナック、電通、日東電が強い。
一方、三菱UFJ、ソフトバンクグ、三井住友、ホンダがさえない。
東証2部株価指数は上昇。アートSHDや日精機が上げた。一方、JトラストとSFPが下げた。
【オープニングコメント】
11日の東京株式市場は、1万9000円を挟んだもみ合いか。
日経平均株価予想レンジは、18900円-19200円。
12月限先物・オプションSQ(特別清算指数)値の算出日にあたり、SQの市場推定値を意識する展開も想定される。
FOMC前にメジャーSQが転機となって売り方の買い戻しが強まる可能性もあり自律反発の機運が高まりそうだ。
一方では、15−16日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の通過までは「ポジションを取りづらい」との声もある。
原油価格急落の影響が、どういう形で世界経済及び企業に現れてくるのかは心配なところである。また、一部では、日銀が追加の量的緩和に慎重であるとして強気になれないと指摘する向きもある。
【予定】
11日(金)
【国内】
メジャーSQ算出日
安倍首相がインド訪問(13日まで)
《決算発表》
ドーム、ベルグアース、フルスピード、ケア21、くらコーポ、ファーマフーズ、Hamee、丸善CHI、アールエイジ、クロスプラス、シーアールイー、モルフォ、エイチーム、ザッパラス、フリービット、アイリッジ、ジャストプラ、ロングライフ、共和工業、イトクロ、ウエスコHD、インスペック、ハイレックス、オーエムツー、サンオータス、ウイルコHD、ナイガイ、ファースト住、精養軒
《株式分割》※権利取最終日
クリエイトSDH
《新規上場》
ランドコンピュータ
【海外】
独11月消費者物価確報値(16:00)
ロシア主要金利発表(19:30)
インド10月鉱工業生産(21:00)
米11月小売売上高・生産者物価(22:30)
メキシコ10月鉱工業生産(23:00)
米12月ミシガン大学消費者信頼感指数(12日0:00)
【NY概況】
10日のNYダウ平均は4営業日ぶりに反発した。終値は前日比82ドル45セント高の1万7574ドル75セントだった。一部の資源関連株に買い戻しが入ると投資家心理が改善。幅広い銘柄に買いが波及した。
相場をけん引したのは石油株だった。前日に来年の設備投資額を削減させると発表したシェブロンが2%高となり、ダウ平均を構成する30銘柄の中で上昇率が最も大きくなった。
原油先物相場は5日続落となったが、資源関連企業が財務戦略の転換を示したことで買い戻しが優勢となった。
ダウ平均の上げ幅は205ドルに達する場面があったが取引終了に欠けて伸び悩んだ。
ナスダック指数も4日ぶりに反発し、同22.307ポイント高の5045.172で終えた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,574.75 +82.45
S&P500種 2,052.23 +4.61
ナスダック 5,045.172 +22.307
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
12月に入り初日(1日)に2万円を回復した日経平均は、その約1週間後にはあわや1万9000円割れと荒れた動き。
今日の下げでも1万9000円台は保ったこともあり、明日は戻りを強める展開を予想する。
FOMC前にメジャーSQが転機となって売り方の買い戻しが強まる可能性もあるとみる。
自律反発の機運が高まりそうだ。
市場関係者からは「11月上旬に上昇が加速した場面があり、やや買われ過ぎた分の調整段階といえる。株価指数先物との裁定取引に伴う現物株の買い残高が高水準だったため、解消売りへの警戒感が市場心理を悪化させた」との見方が出ていた。
【個別開示銘柄】
■積水ハウス[1928]
16年1月期第3四半期決算を発表。営業利益は前年同期比22.9%増の1116億円、純利益は同26.8%増の711億円だった。賃貸住宅、戸建て住宅が好調だったうえ、都市再開発事業も伸びた。第3四半期時点の通期計画に対する進捗率は営業利益が69%、純利益が72%。通期見通しは据え置く。10日終値は2079.5円(▲25.0)。
■TASAKI[7968]
15年10月期通期業績予想の修正を発表。営業利益は従来予想比4.5%減の25億円(前期実績14億円)、純利益は同36.9%増の33億円(同11億円)とした。海外での新規出店の遅れなどで営業利益は減少するが、繰延税金資産を計上することで純利益は上場来最高益となる。10日終値は1655円(▲41)。
■マーケットエンタープライズ[3135]
株式分割を発表。12月31日を基準日、来年1月1日を効力発生日として1対2に分割する。同社はマザーズ上場。ネットを通じた中古品の売買を手がけている。10日終値は2519円(△19)。
12月10日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=3日続落で1カ月ぶり安値 254円安、欧米株安と円高で大幅続落
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【大引け概況】
10日の日経平均株価は大幅に3日続落した。終値は前日比254円52銭安の1万9046円55銭だった。
前日の欧米株安に加えて、為替が1ドル=121円台前半まで円高が進行しリスクオフの流れにさらされた。米株安や急速に円高・ドル安が進んだことで投資家心理が悪化した。投資家が運用リスクを避ける姿勢を強めた。東証1部の8割超の銘柄が下げた。
輸出採算が悪化するとの見方から精密機器や電気機器株など輸出関連株が売られた。
日経平均は9月下旬に付けた安値からは2000円あまり高い水準にあるため、利益確定の売りも進んだ。
トレンドの下方転換が意識され見切り売りを誘ったほか、あすにメジャーSQ算出を控え、先物主導のインデックス売りも下げ足を助長した。サウジアラビア政府系ファンドなどオイルマネーの日本株売りの思惑を背景に、原油安に対する警戒感が強まり、主力株の押し目を拾う動きも限定的だった。
東証株価指数(TOPIX)は3日続落した。終値は前日比15.23ポイント安の1540.35と、11月2日以来およそ1カ月ぶりの安値で終えた。
JPX日経インデックス400は3日続落し、終値は前日比139.35ポイント安の1万3855.94だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆1913億円、売買高は18億6561万株。東証1部の値下がり銘柄数は1617、値上がりは232、変わらずは74だった。
個別銘柄では、トヨタ自、三菱UFJ、三井住友などのメガバンク、ソフトバンクグなど全般軟調。投資判断の引き下げがあった浜ゴムや三越伊勢丹が大幅安。訪日観光客関連への売りも続き、ドンキHDやマツキヨHDが下げた。
傘下の杏林製薬が開発した新薬の候補物質を米社に売却する契約を結んだと発表したキョーリンは大幅高。預入限度額が引き上げられるとの期待からゆうちょ銀が上昇した。東京海上が切り返したほか、東芝もプラスを確保した。原油安や円高などを受けて電力株が買われた。
東証2部株価指数は3日続落した。2部指数は、前日比52.86ポイント安の4719.27となった。
個別銘柄ではアピクヤマダ、エルミック、イトーヨーギョー、象印、ラオックスが売られた。一方、マーチャント、郷鉄工所、PALTEK、アルデ、アートSHDは買われた。
日経ジャスダック平均株価は3日続落した。大引けは前日比5円38銭安の2672円74銭だった。新興企業株にも売りが広がったが、日経平均株価に比べて下げ幅は限られた。バイオ関連株の上昇が目立った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で694億円、売買高は1億3077万株。個別銘柄では、久世、テリロジーがストップ高。カルナバイオ、環境管理、エージーピー、C&R社、FVCが上昇した。一方でSE H&I、アンドール、クルーズ、プロルートが下落した。
東証マザーズ指数は3日ぶりに反発。大引けは前日比9.28ポイント高の893.49だった。個別銘柄ではそーせい、ペプドリといった時価総額の大きなバイオ関連株が大幅高となり、指数を押し上げた。そーせい、カイオム、マルマエがストップ高。インフォテリ、FFRIも上げた。半面、サイバダインやミクシィ、ネオジャパン、ブランジスタは下落した。インベスCなど直近に新規株式公開(IPO)した銘柄の下げも目立った。
9日に新規上場したラクスは上場2日目のきょう10時23分に公募・売り出し価格(公開価格、1080円)のおよそ3.3倍にあたる3550円で初値を付けた。午後は利益確定売りが優勢となり、制限値幅の下限(ストップ安水準)である2850円で取引を終えた。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
19,046.55
-254.52
日経平均先物
19,020.00
-280.00
TOPIX
1,540.35
-15.23
TOPIX先物
1,544.50
-11.50
東証2部指数
4,719.27
-52.86
JASDAQ
2,672.74
-5.38
マザーズ
893.49
9.28
出来高
東証1部
1865610
2191367
東証2部
165280
28496
「やさしく語って」
面白い動きは自民党税調が了承した第3の年金「リスク分担型確定給付企業年金」。
従来型の確定給付型は利回り保証みたいなもので多くの企業が撤退。
次に出てきた確定拠出型は損失リスクは個人だがリスクはあまり取られず運用利回りはゼロに近い。
今度登場する「リスク分担型」は20年に1度程度の運用損失に備えて特別な事前掛け金を義務付ける。
嫌がる企業もあろうから、前倒し積立金は非課税という飴もついているのはミソ。
外堀をがんじがらめにしてサラリーマンには年金を自分で運用してもらおうという国策なのだろう。
それにしても・・・。
事前に「リスク対応掛け金」を企業側が積み立てる制度。
仕組みとしては悪くいはないのだろうが、どうも付け焼刃感。
GPIFも共済もあるいはゆうちょなども動員しても一億総投資家体制への歩み。
そもそも本質的に投資好きではない国民性を仕向けるのは無理がないでもない。
制度を整えれば人は動くわけではなかろう。
だから確定拠出の運用を預金型でしか行わない人が多いのである。
教育とかFPなんてものがいくら説得しても動かない。
結局、何もわからず株式積極運用型にした人が年金原資を増やしたというのが現実。
無知がむしろ利をもたらしたというパラドックスでもある。
器作って魂入れ忘れたような年金制度に見えるのは気のせいだろうか。
そもそも・・・。
全く反対のことを言っている2人の学者が、ノーベル賞を取れる唯一の分野。
二人の経済学者を部屋に招けば、結論が二つ出てくる。
次のような予想は経済学者が予想したものであると考えてよい。
「5プラスマイナス10」。
このように揶揄される経済の世界。
時間軸のない社会現象の分析をご丁寧にしているのだが、この結論の出ない世界では難解な単語が飛び交う。
それを受けて経済活動の一部でもある市場社会も同様に難しい説明が多い。
株式市場関係者は横文字を多用し、為替市場関係者は経済スケジュールを口にする。
商品業界関係者は、世界情勢を理路整然と語る。
しかも最近ではREITの世界が登場したためにREIT畑の不動産関係者は金融世界に負けじとさらに難しい理論を語りがち。
投資家さんにとってはどれもが難解な言葉ばかりになってきている。
そしてその横文字や専門語が村言葉や符牒と化しているからさらに訳がわからなくなる。
ところが投資家さんの方も「知らない」ということが格好悪いからか「わかったふり」をして時間を過ごしがち。
せっかく時間を使ってきっと有意義な論を吐いて聞いてもらっているのだからお互いやさしさを求めるべきではなかろうか。
話す方もなかなか理解できていない言葉を理解してもらうのはペンシルロケットで月に行くよりも難しいだろう。
解剖してみれば結局単純な論理になってしまうことが怖いから、長い専門用語で化粧する市場会話。
あるいは、結論の空虚さを糊塗するための便利な用語が経済用語や市場言葉かも知れない。
何の意味もないし、時間の無駄でさえある。
そもそもあることを説明するのにワンセンテンスで説明できるというのが理想。
ピーターリンチ氏も「子供にクレヨンで説明できないような銘柄には投資してはいけない」と述べている。
「知らないことは知らない」
「わからないことはわからない」
「もっとやさしい言葉で語って」
「もっとやさしく語るためにはどうするか」。
所詮市場は人間が行う思考と行為の集積物。
難解な横文字ではなく、耳や脳がついていけるような日常会話で語られるべきだろう。
大和のテクニカルレポートの結論は「下値メドに到達へ。押し目買いのチャートポイントに」。
↓
テクニカル面で騰落レシオが140%台まで上昇した後は、1ヵ月後には下落場面となることが多い。
今回はまさにこのパターンとなった。
こうした下落場面を最近3回で見ると、終値ベースで日柄面では6営業日から11営業日、
価格面では720円〜1059円の下落で終了。
ザラ場ベースではそれぞれ6営業日から10営業日、851円〜1322円の下落で終了している。
この調整パターンを今回の高値20012円(12月1日)に当てはめると、
下値メドは19292円〜18690円、底入れ時期は12月9日〜12月16日となる。
チャートのフシからは19100円どころが下値のメドとなる。
7月の急落時の安値が19115円、8月急落後の戻りが19192円だった。
11月の押しでは19100円どころまで下がらなかったが、
海外株式ではこの7月安値や8月以降の戻り高値の水準で、11月の押し目がサポートされた指数が多い。
(櫻井)
12月10日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=リスク回避ムード強く大幅続落
後場の展開は、明日、先物オプションSQを控えており、権利行使価格の19000円と19200円とのレンジ内での推移が続きそうである。
【前引け概況】
10日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続落した。前引けは前日比251円41銭安の1万9049円66銭だった。
前日の海外株安に加え、円高・ドル安進行を受け、投資家心理が冷え込んだ。引き続きリスク回避の売りが優勢となった。原油市況の下落が投資家心理にマイナスに働いている。
「サウジアラビア政府系ファンドなどオイルマネーの日本株売りの思惑も、全般地合い悪を助長している」との市場関係者の話もある。
■日経平均株価 19,049.66(-251.41)
■日経平均先物 19,050(-250)
■東証1部出来高 9.58億株
■東証1部売買代金 1.07兆円
■TOPIX 1,541.58(-14.00)
■騰落 上昇259/下落1,557
■日経JQ 2,670.62(-7.50)
■マザーズ指数 897.29(+13.08)
円高・ドル安水準に振れた関係で、輸出採算が悪化するとの見方から電気や輸送用機器、精密機器株など輸出関連株の重荷となった。9月下旬に付けた安値から日経平均は高い水準にあるために、利益確定の売りも進んだ面もある。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)は3日続落。ともに日経平均より下落率は小さかった。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆787億円、売買高は9億5839万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の8割を超える1557。値上がりは259、変わらずは107だった。
個別では、前日発表の2015年5〜10月期の連結決算で、建設事業の総受注高が計画を下回ったことが分かった東建コーポが大幅安。米タイヤ販売店大手のペップ・ボーイズ(ペンシルベニア州)の買収価格を引き上げる方針と伝わったブリヂストンも安い。横浜ゴムも大幅安。値嵩株のファーストリテイリング、ファナックも値を下げた。マツダが軟調、アルプス電気、ディップも値を下げた。
半面、傘下の杏林製薬が新薬候補の物質を全世界で開発・販売する権利を米社に売却する契約を結んだキョーリン製薬ホールディングスが大幅高。東電などの電力株や大成建や清水建などの建設株の一角も上昇した。日本写真印刷、テー・オー・ダブリューも上昇した。
東証2部指数は3日続落した。個別銘柄では菊水化、アピクヤマダ、ラオックスや朝日インテク、象印が下げた。一方、マーチャント、アートSHD、郷鉄工所、PALTEK、長大が上昇した。
日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日に比べ7円50銭安い2670円62銭となった。ジャスダック市場でも売りが優勢だった。ただ、一部の値がさ株が堅調に推移したことなどから、下落率は日経平均株価に比べて小さく、底堅かった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で384億円、売買高は7387万株。個別銘柄ではアンドール、シーシーエス、メッセージや倉元、マクドナルドが下落した。半面、環境管理、SEHIやカルナバイオ、FVCが上昇した。
東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比13.08ポイント高い897.29だった。
個別銘柄ではそーせいがストップ高。カイオム、インフォテリ、ペプドリ、クラウドワークスが上昇した。一方、サイバダインやミクシィ、インベスC、ネオジャパン、ブランジスタ、鎌倉新書、は下落した。
きのう東証マザーズに新規上場したラクスは上場2日目にあたるきょうも買い気配で始まり、10時23分に公募・売り出し価格(公開価格、1080円)の約3.3倍の3550円で初値を付けた。その後、3620円まで上昇する場面もあったが、徐々に利益確定売りに押された。
12月10日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価 10時、272円安。値圏で推移、米株安・円高で心理悪化
【寄り付き】
10日の日経平均株価は大幅に3日続落して始まった。
始値は前日比231円05銭安の1万9070円02銭。下げ幅は250円を超え、1万9000円の節目近くまで下落した。原油安が止まらないうえ、米株安や円高・ドル安が進み投資家心理が一段と悪化した。投資家の間で価格変動リスクを回避する動きが強まり、幅広い銘柄に売りが出た。
【10時の概況】
日経平均株価は前日比272円48銭安の1万9028円5銭で推移。
日の米株安や急激な円高・ドル安進行を受け、投資家の価格変動リスクを回避する売りが続いている。東証1部の銘柄のうち8割超が下げている。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに前日終値から約1%安い水準で推移が続き、日経平均よりは下落率は小さい。
■日経平均株価 19,028.59(-272.48)
■日経平均先物 19,030(-270)
■TOPIX先物 1,537.50(-18.50)
■騰落 上昇227/下落1,577
■日経JQ 2,667.54(-10.58)
■マザーズ指数 900.13(+15.92)
日経平均マイナス寄与度は46.29円の押し下げでファストリがトップ。ファナックが27.46円、ホンダが9.1円と続いている。
プラス寄与度トップは塩野義で、日経平均を1.18円押し上げている。次いで清水建が0.78円、ソフトバンクが0.59円と続く。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6858億円、売買高は6億3473万株。東証1部の値下がり銘柄数は1577、値上がりは227、変わらずは118。業種別TOPIXでは全33業種中、電気・ガス業や鉱業、空運業を除く30が下落。ゴム製品の下げがきつい。
「下値では個人投資家が押し目買いを入れている」との声もある。「個人投資家は主力株には押し目買いを入れる一方、値動きの軽さから小型株や新興株の上値を追う動きもみられる」と指摘する声もあった。
個別銘柄では、投資判断の引き下げがあった浜ゴムが急落。前日に2015年12月期の業績見通しを引き下げたキヤノン電子も安い。
野村ホールディングス、大和証券グループ本社など大手をはじめ証券株が軒並み安い。証券セクターは、投信などの運用成績悪化や市場参加者の減少に伴う手数料収入の低下などが想起され、全体地合い悪を反映するかたちで売り優勢となっている。
半面、テレビの海外事業から撤退すると伝わった東芝が高い。東電や関西電など電力株の一角も上昇している。
東証2部指数は3日続落。ラオックスや朝日インテク、象印が下げた一方で、マーチャントやPALTEKが上昇した。
10日、上場2日目のラクス (3923:東証M)が公開価格1080円比を3.3倍の3550円で初値を付けた。同社は問い合わせメール共有・一元管理システムなどのクラウド技術を利用した管理ソフトを開発・販売する。
■SOSEI(4565)
9460 +1500ストップ高。みずほ証券が投資判断「買い」を継続し、従来の目標株価8360円から16450円に引き上げている。また、前日にNVA237(グリコピロニウム臭化物)の導出先であるノバルティス社がNVA237を含有する新規3剤配合型吸入喘息治療薬QVM149の第III相臨床試験を開始したと発表しており、買いを集めている。なお、東証は同社株について、本日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施している。
■アプリックスIPホールディングス(3727)
4日ぶりに反発。一時、前日比80円高の1191円まで買われた。同社は9日、防災情報対応IoTソリューションがブラザー工業(6448)子会社のブラザーエンタープライズに採用されたと発表、これが買い手掛かり。
225先物はニューエッジ・パリバ・ナティクス・JP・GS・三菱・日興・クレディが買い越し。
野村・みずほ・大和・バークレイズ・アムロ・メリル・UBSが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・大和・ソジェン・日興・クレディ・メリルが買い越し。
バークレイズ・ニューエッジ・JP・ドイツ・モルスタ・UBSが売り越し。
外資系等は、サイゼリア(7581)、日写(7915)、ディスコ(6146)、日立造(7004)、大東建託(1878)、アリアケ(2815)、そーせい(4565)、スタンレー(6923)に注目。
テクニカル的には、物語(3097)、シキボウ(3109)、酉島(6363)、日CMK(6958)、プロネク(7893)、モス(8153)、オリコ(8585)、スバル興(9632)、吉野家(9861)が動兆。
<兜町カタリスト>
「動機」
日経平均株価は営業日数6日で1000円近くの下落。
世界の株価も下落しているが、その理由はECBの金融緩和への過度な期待、原油安、中国景気不安。
そして米利上げ問題などだが、これは世界の話。
日本株が一番売られる要素でもなかろう。
でも実感は日本株への過度な売り圧迫の継続感。
しいて言えば121円台になった円高ドル安の嫌気なのだろう。
いじけた視点ではないがどうもそう見える。
日経朝刊ではとってつけたように「サウジ系、日本株運用縮小」の見出し。
サブは「原油安、資金引き上げ」。
原油価格の下落でサウジアラビア通貨庁(SAMA)が日本株を売っているという記事。
既に秋口から報じられたいたことだが検証した結果。
9月末時点でサウジの対日投資の時価総額が3分の1に減少していた。
夏から秋にかけて外国人投資家は現物株を4兆円売っていたから、つじつまはあう。
しかし最近の外国人は買い越し基調で感覚にタイムラグがあるような気もする。
とはいえ・・・。
昨日の日経平均は続落だったし、今日のシカゴ222の終値が19000円台を割り込んだのも事実。
昨日段階で日経平均の25日線は19650円で1.78%のマイナスかい離。
75日線は18770円で2.83%のプラスかい離。
200日線は19479円で0.95%のマイナスかい離。
25日線と200日線を割れ込んだ。
ただ、これはNYダウも一緒。
25日線からは1.17%のマイナスかい離、75日線からは2.40%のプラスかい離。
そして200日線からは0.45%のマイナスかい離。
25日マイナスかい離、75日プラスかい離、200日マイナスかい離は結局一緒の動きに過ぎない。
20012円から7日目。
19000円を割れ込んできた日経平均を紙芝居チックに見れば・・・。
26週線(19407円)が期待感の第一弾。
一方、下は13週線(18903円)、75日線(18770円)が下の微かな支え。
力強さに欠ける紙芝居に見える。
一目均衡の雲が12月15日に白くねじれているのは救い。
勝手雲の上限は19755円、下限は19336円で昨日は雲の中に入った。
22日には黒くねじれているというのが懸念。
週足の一目均衡の雲の上限は19290円で一応昨日は雲入りをこらえたが・・・。
週足の雲の下限は17592円。
10月の16901円は週足の雲の下限にタッチしてリバウンドしたが、
あの時ほどの覚悟はまだ市場にはなさそうだ。
俯瞰してみれば株価は陽気な右肩あがり。
しかし微分してしまうと株価は陰気な右肩下がり。
この相場観の時間軸の対立が相場をわかりにくくする。
さらに買いも売りもその動機は一つではない。
例えば買いは、上っているから買う、下がり切ったように見えるから買う、利益がでたから買う。
すくなくとも3つの動機が存在している。
逆に売りは、下がっているから売る、上がり切ったように見えるから売る、利益が出たから売る。
こちらも少なくとも3通りの背景が存在する。
つまり正解は9個のうちから1個を選ぶという作業。
正当確率は約1割だから複雑な連立方程式にならざるを得ない。
アナリストやFPなどが考えるように単純な買い手や売り手だけの世界なら困惑もないのだろうが・・・。
理想と現実はあまりにも食い違っている。
それをないものとして相場を考えると間違わざるを得ない。
明日はメジャーSQ。
11月のSQ値は19496.87円(9月メジャーSQ値は18119円)。
SQ値決定後の6日間は〇●〇〇〇〇で5勝1敗。
アノマリー的には勝ち越しで翌月SQはそれよりも高い。
しかし現実は勝ち越しでも前月SQ値よりも安い。
ここはやや理不尽感。
メジャーSQの渡り鳥は9月SQ値18119円を意識しているのだろうか。
騰落レシオは110.79%。
サイコロは5勝7敗で41.7%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス9.403%。
買い方は7.509%。
Quick調査の信用評価損率(12月4日現在)はマイナス7.74%で4週連続の改善。
裁定買い残は929億円増加し3丁6306億円で10週連続増加。
空売り比率は39.6%と上昇。
日経VIも21.91と上昇傾向。
個別ではインフォテリア(3853)が昨日逆行ストップ高。
FFRI(3692)の戻りにしてもしかり。
日経を見ればオプティム(3694)が佐賀県、佐賀大と共同で、ドローン使った農業振興で連携協定締結。
昨日2部上場したPALTEKは12月期の期末一括配当予想を従来の8円から記念配当3円を含む15円に増額。
昨日公開されて買い気配値付かずだったラクス(3923=Thank You NISA)。
中小企業を「楽」にするという理念は共鳴感が多いし、IPO後の落ち着きには注目したいところ。
昨日夕刻の取材した補聴器大手のリオン(6823)。
日本の補聴器市場は装用率が先進国では低い上に団塊世代の高齢化で市場拡大傾向。
加えて騒音検査機器や微粒子計器が中核。
タブレット型騒音振動系や半導体用クリーンルーム関連の微粒子計測器は拡大基調。
「ニッチな市場のトップシェア」であり成長性は高い。
新幹線線路や発電所などの地震計も同社製。
生物粒子計数機は国内の浄水場で使われており環境インフラ関連でもある。
しかも宇宙での活用も想定されており「武蔵野ロケット」銘柄でもある。
業績は好調で4期連続増収増益見通し、6期連続増配。
欲得利がぶつかり合うのが株式市場だが、訴えたいメッセージを持った企業は動じてないような気がする。
これが株式市場の救いでもあり清涼剤やホカロンやホッカイロでもある。
12月10日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
10日の東京株式市場は、引き続き弱含みの展開が予想される。
シカゴ日経平均先物の清算値は、9日の大阪取引所終値比350円安の1万8950円だった。同清算値にサヤ寄せする格好となろう
日経平均株価予想レンジは、1万8900円−1万9200円
昨日の下げで、日経平均株価がこれまでの下値抵抗ラインを割り込んだことから、市場参加者の警戒感は強まっており売り優勢で続落となる可能性が高い。
200日移動平均線(1万9485円)と一目均衡表の基準線(1万9326円)の二つの主要な抵抗線を割り込み、下値警戒感が強まっている。
ただ、短期的な戻りを狙った押し目買いに下げ渋りの動きをみせる可能性もありそう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1550万株、買い1620万株で、差し引き70万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額は売り越し。
売りセクターに、サービス、電機、自動車、銀行、保険、情報通信、薬品、機械、商社、金属など。
買いセクターに、化学、自動車部品、情報通信、金属、電機、小売、自動車、薬品、電子機器、不動産など。
「予定】
12月10日(木)
【国内】
10-12月期法人企業景気予測調査(8:50)
11月都心オフィス空室率(11:00)
《決算発表》
積水ハウス、ベステラ、アスカネット、テンポス、アヲハタ、トーエル、菊池製作、ソフトウェアサー、gumi、神島化、TYO、ナトコ、DR.シーラボ、サムコ、トミタ電機、エイケン工業、泉州電
【海外】
NZ準備銀行金融政策決定会合
韓国中銀政策金利発表
豪11月失業率(9:30)
仏11月消費者物価・10月鉱工業生産(16:45)
トルコ7-9月期GDP・10月経常収支(17:00)
スイス中銀政策金利発表(17:30)
英10月貿易収支(18:30)
BOE金融政策委員会(政策金利発表、21:00)
米11月輸入物価(22:30)
米11月財政収支(11日4:00)
米30年国債入札
休場:タイ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
【NY概況】
9日のNYダウ平均は3日続落した。終値は前日比75ドル70セント安の1万7492ドル30セントだった。
午前はダウ平均の上げ幅が200ドルに迫る場面があった。約6年10カ月ぶりの安値圏で推移していた原油先物相場がいったん反発したことで、業績の警戒感が根強かったシェブロンやエクソンモービルなどの大手石油株に買いが入った。
化学メーカーのダウ・ケミカルとの経営統合に向けた交渉を進めていると伝わった同業のデュポンが経営合理化への思惑から10%を超えて急伸。大型のM&Aが市場を活性化させるとの期待も相場を支えた。終値ベースではデュポン1社でダウ平均を52ドル近く押し上げた。
ただし買い一巡後は下落した。上昇していた原油相場が下げに転じたため、大手石油株に対する買いが一服。上昇基調にあったハイテクやバイオ製薬株に利益確定を目的とした売りがかさみ、相場を押し下げた。
セクター別では、素材やエネルギーが上昇する一方で耐久消費財・アパレルやテクノロジー・ハード・機器が下落した。
ナスダック指数は大幅に3日続落し、前日比75.378ポイント安の5022.865で終えた。時価総額の大きいアップルやマイクロソフトなどが大きく下げて指数を押し下げた。前日に上昇していたギリアド・サイエンシズやアムジェンなどバイオ関連が下げ、重荷となった。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,492.30 −75.70
S&P500種 2,047.62 −15.97
ナスダック5,022.865 −75.378
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は大きく続落した。12月物は前日比440円安の1万8950円で終えた。期近物の終値として約5週ぶりに1万9000円を割り込んだ。9日の大阪取引所の終値を350円下回った。原油安を手掛かりに投資家心理が悪化し米株とともに売られた。円相場の急伸も弱材料。
12月物は一時1万8875円まで下げた。一方、この日の高値は1万9475円だった。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
18950 ( -350 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
18950 ( -350 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
明日の東京株式市場は、フシ目である日経平均株価1万9500円を巡る攻防となりそうだ。
引き続き売買代金が低水準で、薄商い状態のなか欧米、中国など海外株式市場や外国為替相場、さらに原油先物価格など外部要因への依存度が強まって翻弄される流れが続きそうだ。ポイントとなるのは、200日移動平均線(1万9479円)を巡る動きだろう。
【個別開示銘柄】
■カイオム・バイオサイエンス(4583)
取引終了後、現在開発を進めているTrop−2抗体が国内で特許付与を受けたことを発表した。この特許はヒトTROP−2を標的としたモノクローナル抗体に関するもの。現在、欧州を含む各国で特許出願中であり、これまで米国、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアで特許が成立している。
■トランスジェニック(2342)
熊本大学および医化学創薬(札幌市)と新規前立腺がんマーカー抗PSA糖鎖抗体開発に関する共同研究契約を結んだと発表した。
この共同研究は、同社のGANPマウスを用いた抗体作製技術と医化学創薬の糖鎖ペプチド合成技術、熊本大学の前立腺がんの解析技術を融合させ、前立腺がんに対する特異性の高い抗体を作製し、新規前立腺がんマーカーによる診断応用を目指すもの。がん診断の精度向上などが期待されている。
■ペプチドリーム(4587)
取引終了後、東京証券取引所の承認を得て、12月16日付で東証マザーズから東証1部へ市場変更することになったと発表した。同社は、特殊ペプチド医薬に特化した基盤技術系の創薬ベンチャー。
■インフォテリア(3853)
4日にビットコイン基盤技術を応用した国内唯一の「プライベート・ブロックチェーン」開発技術を有するテックビューロ(大阪府大阪市)との協業を発表し、この日から2日連続ストップ高。本日は、主製品のモバイルコンテンツ管理ソフト「Handbook」が民間調査会社アイ・ティ・アール(東京都新宿区)調べで4年連続、国内モバイルコンテンツ管理市場でシェア1位を獲得したとの発表などが好感されている。
12月09日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=続落 1カ月ぶり安値 SQに絡んだ商いで230円超安い
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
9日の日経平均株価は続落した。終値は前日比191円53銭安の1万9301円07銭だった。11月6日以来、約1カ月ぶりの安値を付けた。
8日の米国市場では、中国経済に対する警戒感に加え、原油相場に下げ止まりの兆しが見られないことが嫌気され、NY株安となった。こうした流れを受けてスタートした。一方、日経平均は下げ渋る場面もあった。朝方発表された10月の機械受注が市場予想に反して前月比で増加し、国内景気の先行きに対する警戒感が後退。午後には日銀による上場投資信託(ETF)買いへの期待が相場を下支えしたとの声が聞かれた。
しかし、日経平均は午後に230円超安い1万9200円台半ばに下げる場面があった。
11日に株価指数先物・オプションとミニ日経平均先物12月物の特別清算指数(SQ)算出を控え、株価指数先物に売りが出るとの警戒感も下値での買い手控えにつながった。
値がさのファストリやファナックが下落。食品や医薬品、保険株への売りが目立った
東証株価指数(TOPIX)は続落し、終値は前日比13.15ポイント低い1555.58だった。
JPX日経インデックス400は前日比128.10ポイント低い1万3995.29で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆3940億円、売買高は20億4346万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の約75%にあたる1442、値上がり銘柄数は371、変わらずは110だった。
個別ではパナソニックが大幅に下げ、三菱UFJ、ソフトバンクグ、みずほ、キヤノンやソニーも安い。明治HDや日ハムなど食品株の下げも目立った。中国事業の減速でピジョンが売られた。また、SKジャパン、KLab、ファインデックなどが下げた。
一方、トヨタや日産自が上昇。原油安で採算改善期待が高まり、住友ゴや浜ゴムが上昇した。
みずほ銀行の保有株売却に対応し自社株買いを行ったクレセゾンが3%高、思惑からオリコも8%高と急伸した。株主還元策が評価されたアサツーDKも上昇した。
東証2部株価指数は続落した。大引けの2部指数は、前日比45.58ポイント安の4772.13となった。個別銘柄ではアートSHD、綿半HD、マーチャント、摂津製油、カネミツ、ラピーヌが売られた。一方、TOREX、セメダイン、Gダイニング、日本パワーファス、セコニックHDに買われた。
日経ジャスダック平均株価は続落した。大引けは前日比11円77銭安の2678円12銭だった。原油安や海外株安を受けて東証1部の主力銘柄が総じて軟調に推移し、投資家心理が冷え込んだ。新興企業向け市場でも主力銘柄を中心に売りが広がった。一方で好材料の出た銘柄には個人の短期の値幅取りを目的とした買いが入り、相場を下支えした。
ジャスダック市場の売買代金は概算で627億円、売買高は1億2044万株。個別銘柄ではメッセージ、田中化研、毎コムネット、倉元やFVC、テリロジーが下落した。一方で環境管理がストップ高。SEHIやクルーズ、石井工研、アンドールが上昇した。
東証マザーズ指数は続落。大引けは前日比12.21ポイント安の884.21だった。個別銘柄ではストリーム、APLIX、鎌倉新書、サイバダインやそーせい、FFRIが下げた。半面、インフォテリがストップ高。3日に新規上場したインベスCが上げた。フリークアウト、エナリス、ケアネット、ブランジスタも高い。
きょう東証マザーズに新規上場したラクスは、買い気配のまま上場初日を終えた。大引けの気配値は公開価格(1080円)の2.3倍にあたる2484円だった。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
19,301.07
-191.53
日経平均先物
19,300.00
-190.00
TOPIX
1,555.58
-13.15
TOPIX先物
1,556.00
-12.00
東証2部指数
4,772.13
-45.58
JASDAQ
2,678.12
-11.77
マザーズ
884.21
-12.21
出来高
東証1部
2043460
2394092
東証2部
158790
25697
「見ている人は・・・」
原油安の影響はマネー社会にも表れている。
中東湾岸地域の政府系ファンドの投資資金引き揚げ観測をFT紙が報じている。
7〜9月期だけで190億ドルの資金流出観測。
これは過去のものなのか現在進行形なのかは定かではないが、8月にはあったのだろう。
モルガンスタンレーの観測ではブラックロックからは4〜9月に310億ドルの流出観測。
これは原油安の悪い面ではあるが、所詮一過性のものの筈。
またヘッジファンドにも今年は苦難の年だったとFTが報じている。
ただ見出しは「ヘッジファンドは厳しい年の傷を癒やす」。
年初からのユーロ安・ドル高戦略が不発になりパフォーマンスは悪化。
昨年30%儲けたファンドが今年は20%近くのマイナスだという。
これだけのバッドパフォーマンスを前にしての姿勢が面白い。
「厳しい2015年も終わりに近づき多くのヘッジファンドは来年について楽観的」。
そんなものだろうか。
それにしても日銀は昨日もETFを369億円買った。
これで今年の累計は2兆9218億円。
枠はあと783億円。
今日も369億円買うとゲームオーバー。
前場は大幅安で玉尽きたになるのだろうか。
因みにREITは既に4日に12億円買った段階で今年の累計が897億円で枠はあと3億円。
玉のなくなった日銀に魅力はあるかといえば、残念ながらない。
どうする?というところ。
もっとも前場の日経平均は211円安。
しかしトヨタは76円高と逆行高。
見ている人は見ているということだろうか。
(櫻井)
12月09日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=続落 200円超下げ、原油安受けリスク回避の売り
【前引け概況】
9日午前の日経平均株価は続落した。午前の終値は前日比211円14銭安の1万9281円46銭だった。原油市況急落を警戒した世界的な株安の流れのなかで終始売りに押される展開を余儀なくされた。
WTI原油先物価格は前日に一時37ドル台を割り込むなど約7年ぶりの安値圏で水準を切り下げており、これが株式市場にもリスクオフの流れとなって波及し一時は、下げ幅が230円を超え、1万9200円台後半に下落した。
11日に株価指数先物・オプションとミニ日経平均先物12月物の特別清算指数(SQ)算出を控えていることも株価指数先物に思惑的な売りを誘ったとの見方もある。先物への売りが強まった場面では、現物株も連れて下げ幅を広げた。
■日経平均株価 19,281.46(-211.14)
■日経平均先物 19,280(-210)
■東証1部出来高 10.17億株
■東証1部売買代金 1.14兆円
■TOPIX 1,554.69(-14.04)
■騰落 上昇287/下落1,529
■日経JQ 2,675.48(-14.41)
■マザーズ指数 886.42(-10.00)
寄り付き前に発表された10月の機械受注が市場予想に反して前月から大幅に増え、国内景気に対する過度な懸念は後退した。トヨタや富士重など自動車株の一角や精密機器株の一部に買いが入り、指数を下支えする場面もあった。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1479億円、売買高は10億1758万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の8割近い1529、値上がり銘柄数は287、変わらずは107だった。
値がさのファストリやソフトバンク、三菱UFJやパナソニックなどの主力株が下げた。
ピジョンが大幅安となったほか、ファーストリテイリングも軟調。アルプス電も下落した。
神戸鋼やJFEがそれぞれ2%超下げた。保険株や医薬品株も軒並み下落した。
一方、モノタロウが反発。18年12月期の連結売上高を1000億円にする計画が明らかになったことが手掛かり。トヨタ自動車が堅調、オリエントコーポレーションも買いを集めた。タカラトミー、積水化学工業、オリエンタルランドなども上昇している。JXや横浜ゴムも高い。
東証2部株価指数は続落した。2部指数は、前日比44.71ポイント安の4773.00となった。個別銘柄ではマーチャント、摂津製油、エルミック、TOREXや朝日インテクが下げ、一方、日本パワーファス、セメダイン、鉄人化、セメダイン、ヨネックスが上げた。
日経ジャスダック平均株価は小幅続落した。前引けは前日比14円41銭安の2675円48銭だった。新興企業株向け市場でも主力銘柄を中心に売りが広がった。一方で好材料の出た銘柄などには個人の買いが集まり、相場を下支えした。
ジャスダック市場の売買代金は概算で348億円、売買高は6972万株。
個別銘柄では、メッセージ、アルファクスFS、朝日ラバー、倉元やFVC、クルーズが下落した。一方でアンドールがストップ高。SEHIやDガレージ、アイサンテクが上昇した。9日付の日本経済新聞が「海外生産拠点を集約する」と伝えたオンキヨーは大幅高となった。前日に11月の既存店売上高を発表したマクドナルドは底堅く推移した。
東証マザーズ指数は続落。前引けは前日比10.00ポイント安い886.42だった。個別銘柄では、FFRIやそーせい、ストリーム、APLIX、比較、Aimingが下げた。前日に15年2〜10月期連結決算を発表したストリームも安い。半面、インベスCやサイバダイン、インフォテリ、ブランジスタ、Jストリームが上昇した。ゲーム事業への期待からブランジスタも上昇した。
きょう東証マザーズ市場に新規上場したラクスは、買い気配が続いた。前引け時点の気配値は公募・売り出し価格(公開価格、1080円)を70%上回る1836円だった。
12月09日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価 10時、やや下げ渋る 一時1万9400円台後半、
【寄り付き】
9日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比101円10銭安の1万9391円50銭。原油価格の一段安で投資家心理が悪化。前日の欧米株安や円高・ドル安も重荷になり、主力株をはじめ幅広い銘柄に売りが出た。鉱業株や商社株が下げている。
8時50分に発表された10月の機械受注は「船舶・電力を除く民需」が前月比10.7%増と、減少を見込んでいた市場予想に反して大きく伸びた。ただ、相場の反応は鈍い。ファナックや三菱電など関連銘柄は相場の地合い悪化が響き売りに押されている。
【10時現在】
日経平均株価は前日比63円87銭安の1万9428円73銭で推移。やや下げ渋った。
トヨタや富士重が上昇。三井住友FGなど大手銀行株の一角も上げに転じ、指数を支えている。国内景気は底堅いとの見方も、相場の底堅さにつながったとの声がある。
きょう寄り付き前に発表された10月の機械受注が市場予想に反して前月比で大幅に増加。前日も7〜9月期国内総生産(GDP)改定値が速報値から大幅に上方修正されていた。
市場では「原油安や中国景気への警戒感は強いが、目新しい材料ではなく、買い場を探る投資家が多い」との声がある。
■日経平均株価 19,428.73(-63.87)
■日経平均先物19,430(-60)
■TOPIX先物 1,565.50(-2.50)
■騰落 上昇584/下落1,136
■日経JQ 2,684.45(-5.44)
■マザーズ指数 893.85(-2.57)
日経平均マイナス寄与度は11.06円の押し下げでソフトバンクがトップ。以下、ファストリが7.45円、アステラスが4.9円、エーザイが4.67円と続いている。
プラス寄与度トップはトヨタで、日経平均を4.12円押し上げている。次いで富士重が2.16円、NTTデータが1.96円、クレセゾンが1.92円と続く。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もともに下げ幅を縮めた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6668億円、売買高は6億1945万株。東証1部の値下がり銘柄数は1136、値上がり銘柄数は584、変わらずは201。
業種別では33業種中、9業種前後が高い。値上がり上位に石油、鉱業、その他金融、ゴム製品、輸送用機器など。半面、値下がりで目立つのは保険、鉄鋼、医薬品、水産、陸運、非鉄など。
個別では、ソニーFHや第一生命は一部外資系証券が目標株価を引き下げ、大きく下げている。新日鉄住金やJFEも軟調。一方、クレセゾンは上げに転じ、一時2%近く上昇した。沖縄県宜野湾市がディズニーリゾートを誘致していることが明らかになり、運営するOLCが逆行高となっている。
東証2部株価指数は続落している。セメダインはカネカが連結子会社化すると発表したことが手掛かりとなり、大幅に上げている。
225先物は、HSBC・モルスタ・三菱・ナティクス・メリル・UBS・GSが買い越し。
野村・大和・みずほ・アムロ・ニューエッジ・ドイツ・クレディが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・パリバ・大和・三菱・メリル・みずほが買い越し。
GS・ニューエッジ・バークレイズ・シティ・モルスタが売り越し。
外資系等はレンゴー(3941)、すかいらーく(3197)、ディスコ(6146)、ミスミ(9962)、酉島(6363)、パナホーム(1924)に注目。
きょう東証マザーズ市場に新規上場したラクス(3923)は、公開価格と同じ1080円カイ気配でスタート。同社は問い合わせメール共有・一元管理システムや、交通費・旅費・経費精算システムなどについて、クラウド方式によるシステムの開発から販売・保守を提供。また、ITエンジニアの派遣なども行っている。
■鉄人化計画 (2404) [東証2]
モバイル向け音楽配信を手掛けるレコチョクと共同出資の企画会社を設立することで合意したと発表したことが買い材料。
両社は共同出資会社を通じ、新サービスに関する協議を適宜実施する。その一環として、映像と音楽を活用した新しい音楽体験サービスの提供する事業会社を設立し、来年度に開始することを目指す。
■モノタロウ (3064)
日経新聞が9日付で「工具通販大手のMonotaRO(モノタロウ)の鈴木雅哉社長は日本経済新聞に対し、2018年12月期の連結売上高を1000億円にする計画を明らかにした」と報じた。報道によると「15年12月期予想(575億円)に比べ7割増える。中小企業向けの通販が好調で、目標を2年前倒しで達成する。その時点の営業利益は今期予想(69億円)に比べ9割増の130億円以上を目指す」という。
テクニカル的には、世紀東急(1898)、山パン(2212)、綜合HD(2399)、横河ブ(5911)、マクセル(6810)、東亜DKK(6848)、コーナン(7516)、穴吹興(8928)、アイネス(9742)、富士ソフト(9749)、システナ(2317)HUG(3676)、IIJ(3774)、ヨーカネツ(6369)、池上通信(6771)、ハークスレイ(7561)、イオン(8267)が動兆。
<兜町カタリスト>
「七変化」
市場に「神の見えざる手」なんてものは存在しないのだろうが、巧みな誘導には舌を巻かざるを得ない。
アダム・スミスは「投資家は全体を見渡さずに自己利益に導かれた行動をする。
安全且つ効率的であろうとすることが結果的に見えざる手に導かれるかのごとく行動する」と言った。
この「見えざる手」とは少し意味合いが違うが市場の視点を巧みに変える技はすごいものがある。
ウクライナ問題や中東問題を注視してスタートした2015年。
途中でギリシャ問題を熱視し、それが過ぎると既に新しくもない中国の景気後退が主要なネガテーマ。
そのうちアメリカの利上げを問題にし、それが逆転ポジ要因になると今度は原油価格の下落を問題視。
財政危機の問題が金融に移行し、アッと言う間に資源価格に論点を転嫁。
株式市場は移ろう場だが、それにしてもこの七変化のような動きは特有のもの。
参加者に深く考える間を与えずに次の論点に移行すれば事の本質は露呈しないという利口な方法でもある。
そもそも・・・。
どんなに奇抜な衣装をいくつも纏っても中身は一緒。
手品だって小さな驚きでは満足せず、大がかりな変化に観客は酔い痴れる。
これが市場の本質の一部なのかも知れない。
新興国景気と米金利問題をメインディッシュとしてきた市場。
今度は原油価格という問題が厚みを増してきただけに過ぎない。
そもそも原油価格は下落の継続。
たまたまバレル40ドルを割れたからといって下落は今に始まったことではない。
しかし、それでも重要課題としてクローズアップされれば市場は敏感にならされる。
「敏感になる」のではなく「敏感にならされる」という表現の方が妥当だろう。
ただ、シェールバブルに端を発した今回の原油安。
ポルトガルやギリシャの財政問題などとは異なり、結構大きな意味を持っている気がする。
それは新興国と先進国。
産油国と消費国の立場が逆転する可能性が出てきたということ。
特に・・・。
原油のない日本はオイルショックに見るまでもなくエネルギー源確保のために涙ぐましい努力を続けてきた。
しかし需要と供給で決まる価格が高低逆転すれば当然立ち位置は変わる。
「原油が足りなくなると戦争が出来なくなるから、原油確保のために戦争をする」と真珠湾攻撃があったという説もある。
本末転倒の論理だが、原油が死命線であるこの国にとって原油安はどう考えても悪くない。
シェールなどで産油国への復活を夢見たアメリカとは訳が違う。
日経1面の見出しは「原油安止まらず」。
「原油安は資源国通貨や資源株にも下落圧力をかけ、減速が鮮明な新興国景気を一段と冷やしかねない」。
もっともらしい解釈だが、これは本当にわるいことなのだろうか。
まずは、ゼロサム社会のような市場にとってマネーの置き場が変わるということ。
目先暗雲の漂う新興国よりも原油安のメリットを享受できる国にマネーは向かう。
となれば東京市場はその第一候補となろう。
安全通貨として円が買われ円高になるという声もある。
しかし、125円で精いっぱいの円だし、これ以上の円安を望む声は少ない。
そもそも通貨が売られて繁栄した国はない。
バブルの頃は「円高株高」が常識だったのだから市場論理は原点回帰しても良い筈。
あるエコノミストの分析は「原油安は日本経済にとってプラス」。
7〜9月の法人企業統計では製造業の経常利益は前年同期比0.7%減。
売上高、売上数、人件費などがマイナス要因だったが交易条件は改善。
前年同期のマイナス4483億円→3兆31476億円。
2012年以降最大の改善となっている、
この原動力は原油価格安だというのである。
付和雷同で「大変だ」というのではなく、底流を見据えることが重要だろう。
だれが考えても資源価格の下落は資源輸入国の日本にとって悪くないに決まっている。
本来はこれを1面トップにしたかったのだろうというのが「公的年金自前で株運用」。
もっとも全面的に個別株のアクティブ運用を解禁するのではなく、パッシブ限定との見方。
これならば専門家もさして必要としないし無難な案だろう。
面白いのは反対意見が企業側にあるということ。
議決権行使に懸念があるというのは如何なものだろう。
誰が見ても正しい経営をしていれば、横やりはそうははいらないだろう。
あんたの会社の株を買うかも知れないと言っているのに不可解な反対意見に聞こえる。
7〜9月の実質GDP改定値は年率換算プラス1%に上方修正。
速報値はマイナス0.8%だった。
個人消費は鈍かったが設備投資は拡大との印象。
でもここで面白かったのは麻生財務大臣の「あまりに差がつきすぎ。
いい方に外れたからという類の話ではない」というコメント。
日本のGDPも所詮中国並みの信頼性しかないのかも知れない。
そして経済統計という数字そのものの信ぴょう性は常に疑うべきなのだろう。
発表直後に短絡的に騒ぎたければそれはそれでいいのだろうが・・・。
12月09日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
9日の東京株式市場は、欧米株式の下落を受けて売りが先行するとみられ、売り一巡後は、もみ合いとなりそう。
日経平均予想レンジは1万9250円−1万9550円
NY原油先物価格が続落した動きから、石油関連株は軟調な展開が続くとみられる。一方で、値動きの軽い小型株には、短期的な値幅取りを狙った資金が向かう可能性もありそうだ。
主要外国証券経由の注文動向は、売り2130万株、買い1160万株で、差し引き970万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、建設、サービス、薬品、鉄鋼、化学、輸送用機器、銀行、機械、小売など。
買いセクターに、ゴム、化学、サービス、小売、金属、機械、電機、商社、自動車、その他製品、鉄鋼など。
【予定】
12月09日(水)?
【国内】?
10月機械受注(8:50)?
11月マネーストック(8:50)?
《決算発表》?
カナモト、大盛工業、サトウ食品、アゼアス、ミサワ、イムラ封筒、ミライアル、巴工業、シーシーエス?
《新規上場》?
ラクス?
【海外】?
豪12月ウエストパック消費者信頼感(8:30)?
中国11月消費者物価・生産者物価(10:30)?
独10月貿易収支(16:00)?
南ア11月消費者物価・10月小売売上高(17:00、20:00)?
ブラジル11月消費者物価(20:00)?
メキシコ11月消費者物価(23:00)?
米卸売在庫(10日0:00)?
米10年国債入札?
《決算発表》?
コストコホールセール?
休場:インドネシア
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
【NY概況】
8日のNYダウ工業平均は続落し、前日比162ドル51セント安の1万7568ドル00セントで終えた。
石油輸出国機構(OPEC)による減産見送りを受けて、原油相場に下げ止まりの兆しが見られないことからアジア・欧州株が全面安となり、米国株も軟調推移となった。
下げ幅は一時250ドルに迫った。
原油相場はWTIの1月物が、期近物として約6年10カ月ぶりの安値水準を連日でつけた。資源安による収益圧迫を懸念し、石油大手のエクソンモービル、建機のキャタピラーなどが大きく売られた。
8日発表の中国の11月の貿易統計は輸出、輸入とも前年同月比で減った。中国の景気減速への警戒感が強まり、売りに拍車がかかった。
セクター別では、小売や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で運輸や素材が下落した。
ナスダック指数も小幅に続落し、前日比3.569ポイント(0.1%)安の5098.243で終えた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,568.00 −162.51
S&P500種
2,063.59
ナスダック5,098.243 −3.569
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は反落した。12月物は前日比345円安の1万9390円で取引を終え、8日の大阪取引所の終値を100円下回った。原油安や中国の景気減速の懸念を背景に米株とともに売られた。
朝方に米株が下げ進んだ場面では12月物は一時1万9240円まで下げた。一方、高値は1万9775円だった。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
19390 ( -100 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
19395 ( -95 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
本日は、原油価格の下落がネガティブとなる鉱業や石油関連、商社などが売られた。興国経済懸念から鉄鋼や機械なども軒並み軟調となった。
一方でディフェンシブ色の強い食品関連や、原油安メリットが期待できる運輸関連が相対的にしっかり。個別では、「IoT」分野でルネサスと提携すると報じられた銘柄がそろって買われた。
明日の寄り付き前に10月の機械受注統計が発表されるが、引き続き手掛かり材料に乏しい。日経平均株価は、11日の株価指数先物・オプション12月物のSQ(特別清算指数)算出を前に、先物主導で振らされやすい展開が継続しそうだ。
200日線(1万9479円)に下値を支えられた格好でもあり、9日には戻りを試す買いが入る場面もありそうだ。
【個別開示銘柄】
■アサツー・ディ・ケイ[9747]
15年12月期通期業績予想の修正を発表。経常利益は従来予想比88.5%増の115億円、純利益は同2.4倍の92億円とした。連結子会社からの配当金受け取りなどで利益が増える。従来「未定」としていた期末配当は238円とした。自社株買いも発表。発行済み総数の0.95%にあたる40万株、10億円を上限に実施する。8日終値は3060円(△25)。
■丹青社[9743]
16年1月期通期業績予想の修正を発表。営業利益は従来予想比19.2%増の28億円、純利益は同10.8%増の40億円とした。商業施設でのディスプレー事業の収益性が向上し、利益が押し上げられる。QUICKコンセンサス(2社)は営業利益33億円、純利益43億円。配当予想も修正。従来8円としていた期末配当を10円に増額する。同時に発表した第3四半期決算は営業利益が14.2%減、純利益が85.8%増だった。8日終値は953円(▲21)。
■クレディセゾン[8253]
自社株買いを発表。発行済み総数の11.41%に当たる2100万株、487億2000万円を上限に実施する。8日の立会い外取引で買い付ける。筆頭株主であるみずほ銀行が約2000万株を売却することに伴う措置。8日終値は2320円(▲19)。
【引け後のリリース】
日本マクドナルドHDの11月は既存店売上高2.5%減
■24時間営業店舗の減少により約4%売上高に影響
日本マクドナルドホールディングス<2702>(東1・売買単位100株)は8日の大引け後、11月の月次動向(月次IRニュース)を発表し、11月の全店売上高は前年同月比3.8%減となり3カ月連続減少し、既存店売上高も3カ月連続減少して同2.5%減となった。8日の株価終値は3060円(25円高)だった。
発表によると、11月は「おてごろマック」と期間限定メニューが好調だったことにより11月の売上高に大きく貢献したが、前年同月に比べ土日が1日少ないことや、24時間営業店舗の減少により約4%売上高に影響が出た。
「おてごろマック」は10月26日に販売を開始し、お得感と満足感の高い3つの新しいバーガーを導入した。また、11月は人気の期間限定商品「チキンタツタ」「チキンタツタ 和風おろし」に加え、100円で楽しめる「三角チョコパイ」を昨年に引き続き販売した。さらに期間限定のサイドメニューとして、これからの寒い季節にぴったりの「コーンクリームスープ」「ミネストローネ」、映画に登場するキャラクターがおもちゃになったハッピーセット「I Love スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」を新発売した。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
12月08日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=反落 205円安、原油安とアジア株安嫌気
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【大引け概況】
8日の日経平均株価は反落した。終値は前日比205円55銭安の1万9492円60銭。
取引開始前発表の7〜9月期GDPの改定値が速報値から上方修正されたこともあり、寄り付きは強弱拮抗したものの、その後は漸次下げ幅を拡大する展開を余儀なくされた。
原油安を背景に7日の米国株が下落した流れが波及し、資源関連株を中心に幅広い銘柄に売りが出た。中国・上海株式相場などアジア株が総じて下落したのも重荷となった。
今週末11日にメジャーSQを控えており、先物絡みで不安定感が増しており、押し目を積極的に拾う動きも見られなかった。
日経平均はチャート分析で長期的な基調を示すとされる200日移動平均(1万9479円)の手前で下げ止まった。市場では下値のメドとして意識されていた。
JPX日経インデックスと東証株価指数(TOPIX)も反落した。
東証1部の売買代金は概算で2兆1093億円。売買高は19億2185万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1430と全体の74%を占めた。値上がりは377、変わらずは116だった。
個別では、自動車のトヨタやホンダが下落。値がさのファストリやファナックも売られた。国際石開帝石、三菱商、日揮、信越化の下げも目立った。KLabが大幅安、電通も売られた。SUMCO、ピジョン、クスリのアオキの下げもきつい。一方、ANAHDやJALは上昇。ニトリHDや味の素、JR東海と京成も買われた。富士フイルムホールディングスもしっかり。神栄が値上がりトップに買われ、タカラトミーも大幅高。
東証2部株価指数も反落した。大引けの2部指数は、前日比12.01ポイント安の4817.71となった。個別銘柄では東邦金属、ラオックス、郷鉄工所、ヨネックス、明治機が売られた。一方、エルミックがストップ高。マーチャント、トレックスセミ、アルデなどが買われた。
日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比12円37銭安い2689円89銭だった。東証1部の大型株が売られ、投資家の慎重姿勢が広がった。ただ、午後はやや下げ渋った。日経平均株価が1万9500円付近で下げ止まると、新興企業株の一部には押し目買いが入った。個人投資家による中小型銘柄の物色が目立つようになりやすい」との見方があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で631億円、売買高は1億4141万株だった。個別銘柄では石井工研、リーバイス、SE H&I、倉元、メッセージが下落した。半面、テリロジー、アンドールがストップ高。日出版貿、セプテニHDやマクドナルド、ユビキタは上昇した。
東証マザーズ指数は反落した。終値は前日比9.60ポイント安い896.42だった。 個別銘柄ではインフォテリ、MRT、Bガレジ、ミクシィやそーせい、タカラバイオが下落した。一方、インベスターズCがストップ高。鎌倉新書、ネオジャパン、大泉製、サイバダインやFFRI、ACCESSが上昇した。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
19,492.60
-205.55
日経平均先物
19,490.00
-260.00
TOPIX
1,568.73
-16.48
TOPIX先物
1,568.00
-21.00
東証2部指数
4,817.71
-12.01
JASDAQ
2,689.89
-12.37
出来高
東証1部
1921850
2109336
東証2部
157660
24989
「注意?」
以下はストボのブログ。
↓
株式相場は売りと買いが織りなすもの。
だから、どうしてもアンチテーゼや対立軸が存在するようです。
買わなければいけない時に買わない。
売らなければいけない時に買う。
これも良く遭遇すること。
あるいは・・・。
ECBの追加金融観測が市場の買い要因と言っていたのに結果に失望で株価は大幅な下落。
アメリカが金融緩和を終えれば株安と観測していたのに、実際にやめたら株高。
シェールがアメリカを救うと言っていたのにそのシェールがアメリカの足かせ。
アンチテーゼというよりも多数派の解釈は大きく間違っていることが多いということでもあるのでしょう。
「人の行く裏に道あり花の山」という格言は多数意見の反対論つまり少数派に正義とは言わないまでも正しさがあるということ。
おそらく『専門家はしばしば理路整然と間違える」と言い換えてもよさそうです。
もっとも・・・。
バブルの頃の日経平均10万円説、リ─マンショック直後の日経平均5000円割れ説。
そのどれも当時は比較的極端な見方でしたからこれは少数意見の中でも実現しませんでした。
しかし、売り買いの方向性の少数派意見は意外と実現しているような気がします。
本来、株式市場はケインズの言うように美人投票のような場ですから多数意見の方向性を持つものなのでしようが、
時にはそうでないところが株式市場の深淵なのかも知れません。
ただ、心地良い解釈や耳にやさしく聞こえる未来展望は得てして実現しないもの。
最悪なのは、上下どちらとも取れる玉虫色の方向感があってその都度違う方向に向かう傾向。
「上がりそうだけど下がるかも知れないから注意しておきましょう」。
この相場観はいったい何の意味を持っているのかそれこそ意味不明です。
でも市場の相場観測の多くはこういう対立軸が混載されて形成されがちなもの。
だから「株はわかりにくい」とか「株は難しい」となるのかも知れません。
余計な飾りを取り去って相場を見ることの大切さを知りながらも、どうしても枝葉に目が行く修正は治らないものでしょうか。
残念ながら・・・。
「ピュアな視点で物事の裏側を探る」という二律背反的な視点はなかなか持てそうもありません。
相場は上がっては下がり、寄せては返す波のようなもの。
そして引いた波を追いかけても届かないですし寄せてくる波からは逃げたくなるもの。
たとえ砂地であっても、足を大地に踏み込んで波をやり過ごせばいつかは帰っていくにもかかわらず・・・。
そう知っていても、波が来ればサーファーでなければ後方に下がりるし、引いていけば追いかけたくなるもの。
波が来る前に波を捉え引く前にサヨナラを言えるような相場観を持ちたいものです。
日経の騰落率カレンダーを見ると12月8日は28勝24敗で勝率53.85%。
因みに12月のベストは26日の40勝14敗で勝率74.07%。
今年は26日は休場なのでその次は28日の36勝14敗勝率73.0%。
ワーストは10日の23勝29敗勝率44.23%です。
興味深いのは1月12日。
24勝24敗1分け。
そして2月20日の24勝27敗1分け。
6月1日の29勝23敗1分け
6月20日の30勝21敗1分け。
7月7日の22勝31敗1分け。
9月18日の20勝29敗1分け。
「分け」というのは前日比変わらずということ。
過去6回もあったとは知りませんでした。
SQ週の火曜日。
株屋的に言えば・・・。
「さほど荒れそうでもないような、でも予測できないような突発的出来事には注意しましょう」。
とはいえ、いったい何に注意するのか予測はできませんが・・・。
(櫻井)
12月08日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=反落 203円安 米株安やアジア株安を嫌気
【前引け概況】
8日午前の日経平均株価は反落し、前日比203円17銭安の1万9494円98銭で前場を終えた。
7日の米株安を背景に投資家心理が悪化、運用リスクを回避する動きが優勢だった。アジア株式相場が総じて下落したのも重荷だった。
日経平均株価は前引け時点で心理的なフシ目である1万9500円を割り込んだ。
朝方発表の7〜9月期の実質国内総生産(GDP)改定値が市場予想を上回り、好感する買いが優勢となる場面があったものの、相場の上値が重く、次第に売りが膨らんだ。
原油安など海外情勢の不透明感が強い中で押し目買いを入れる動きが鈍く、先物主導で日経平均は下げ幅を広げていった。
為替市場では取引時間中に円が強含んだほか、中国・上海株が安く推移していることも下値模索の動きを助長している。
■日経平均株価 19,494.98(-203.17)
■日経平均先物 19,500(-250)
■東証1部出来高 9.92億株
■東証1部売買代金 1.06兆円
■TOPIX 1,568.98(-16.23)
■騰落 上昇309/下落1,495
■日経JQ 2,686.04(-16.22)
■マザーズ指数 892.42(-13.60)
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆622億円、売買高は9億9260万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の78%あたる1495、値上がりは309、変わらずは119だった。
個別では、トヨタやホンダなどの自動車株が下落。値がさのファストリやソフトバンクも売られた。三井住友フィナンシャルグループも値を下げた。ピジョン、クスリのアオキも大幅安。国際石油開発帝石、日本精工なども下落。日本郵政グループ3銘柄もそれぞれ下げた。一方、味の素やキッコマンは買われた。JALやANAHDも上昇。ニトリHDも上げた。
神栄が値を飛ばし、タカラトミー、日本水産、ビックカメラ、森永製菓も買われた。
東証2部株価指数は反落。前引けの2部指数は、前日比23.83ポイント安の4805.89となった。個別銘柄では東邦金属、明治機、郷鉄工所、ラオックス、象印が下げ、一方、エルミックがストップ高や浜井産、アルデ、アピクヤマダ、カネミツが上げた。
日経ジャスダック平均株価は反落した。午前終値は前日に比べ16円22銭安い2686円04銭となった。日経平均株価の下げ足が強まると新興企業株にも売りが広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で428億円、売買高は9936万株。個別では、SE H&I、石井工研、リーバイス、倉元、クルーズや田中化研が下落した。半面、アンドールがストップ高。日出版貿一時ストップ高と値を飛ばし、セプテニHDやマクドナルド、ブロッコリーが上昇した。好業績報道のあったシグマ光機や業務提携が伝わったユビキタといった材料株も朝方に上昇した後は伸び悩んだ。
東証マザーズ指数は反落し、午前終値は前日比13.60ポイント安い892.42だった。個別銘柄ではインフォテリ、MRT、Bガレジ、INSPEC、そーせいやミクシィが下落した。一方で、インベスターズC、大泉製、ネオジャパン、鎌倉新書、FFRIやサイバダイン、ACCESSは上昇した。
12月08日 相場概況(寄り付き)
日経平均株価 10時、弱含み GDP改定値上振れの影響は限定的か
【寄り付き】
8日の日経平均株価は小幅に反落して始まった。始値は前日比8円28銭安い1万9689円87銭。原油安を背景に7日の米株式相場が下落した流れが波及し、売りが先行。
ただ、原油安は日本経済全体にとってはプラスに働く面が大きいとの見方もあり、売りは限られた。
内閣府が8時50分に発表した7〜9月期の実質GDP改定値は前期比年率1.0%増と速報値の0.8%減から大幅に上方修正された。市場予想(横ばい)も上回ったことで投資家心理が改善し、運用リスクを取る動きにつながった。
【10時現在】
10時時点の日経平均は前日比37円42銭安の1万9660円73銭で推移している。米株が下落したものの、為替市場ではドル・円が123円20銭台で推移していることから東京市場は高安まちまち。
週末にメジャーSQ値算出を控えていることで先物市場も売買手掛けにくく静かな相場展開となっている。
7-9月期GDP改定値が予想を上振れたものの、影響は限定的で東証一部の売買代金は5600億円程度と商いは閑散。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小幅に下げている。
■日経平均株価 19,660.73(-37.42)
■日経平均先物 19,670(-80)
■TOPIX先物 1,580.50(-8.50)
■騰落 上昇669/下落1,068
■日経JQ 2,699.88(-2.38)
■マザーズ指数903.56(-2.46)
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5619億円、売買高は5億3810万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の56%にあたる1068、値上がりは35%の669、変わらずは183だった。
業種別では33業種中、10業種前後が高い。
値上がり上位に水産、空運、食料品、小売、保険など。半面、値下がりで目立つのは鉱業、石油、鉄鋼、非鉄、機械、海運、卸売など。
売買代金上位銘柄では、トヨタ自、三菱UFJ、みずほ、日本郵政が弱い。一方、ソフトバンクグ、マツダ、ファーストリテがしっかり。
ファストリやソフトバンクが引き続き買われている。味の素や花王も上げている。ニトリHDや大塚HD、楽天も上昇。一方、自動車のトヨタやホンダは下落。国際石開帝石や石油資源も安い。郵船など海運株も下げている。
東証2部株価指数は反落。朝日インテクとJトラストが下げ、象印とカネミツが上げている。
■ツクイ (2398)
介護サービス利用状況を発表。11月のサービス利用者数が前年同月比6.5%増に伸びたことを材料。今期に入り8ヵ月連続の前年比プラスで、伸び率も前月の同6.4%に続き好調を維持していることが好感
■ネオジャパン(3921)
急反発。一時12450円まで上昇した。15年2-10月期(第3四半期累計)決算を発表している。売上高は14.10億円、営業利益は3.45億円で着地した(同社は11月27日上場のため前年同期実績の記載なし)。営業利益は通期計画3.32億円(前期比32.5%増)を上回り、経常利益、純利益も第3四半期までに通期計画を達成する格好となった。
■ハンズマン (7636)
12月31日現在の株主を対象に1→1.5の株式分割を実施すると発表したことが材料。
最低投資金額が現在の3分の2に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。株価は上場来高値を更新した。
■タカラトミー(7867)
取引開始後に約6%高の725円(41円高)まで上げて、7月以来約5ヵ月ぶりの700円台回復となった。7日付で、12月18日に一斉公開される最新映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に登場する注目の新キャラクター「BB−8」を自由自在に操作できる赤外線コントロールトイ「フォースの覚醒リモートコントロールBB−8」を一斉発売すると発表。クリスマス商戦での「スター・ウォーズ効果」などに期待が高まっている。
<兜町カタリスト>
「タイムラグ」
火曜日も今年はあと4回。
週末の日経春秋でも書かれていたが日没は16時半前。
「じつは当時を前に短日はピークを過ぎる。
東京で今月14日、札幌で同16日、福岡で同11日から日没が遅れ始めるのだ。
おおみそかは今日よりも9分も長い」。
相場もこんなものではなかろうか。
9月の秋分の日から短くなり始めた昼は冬至で底を打つ。
しかし気温の低さのピークは2月の節分・立春の頃。
過ごしやすさは3カ月後の御彼岸過ぎ。
このタイムラムが相場と似ているのである。
気がついたときにはもう事は進んでいるということ。
嘆きの中に希望があるということ。
ココがなかなか納得できないが、実際にそういうことになる。
欧米の資産家は暴落で資産を作るという。
日本でもこれが出来ない訳はない。
不思議なことに天井で資産を形成するという方策は聞いたことはない。
種をまいて刈るのは秋の彼岸の頃。
だから前倒しで動くことも場においては必要なのかもしれない。
12月08日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
8日の東京株式市場は、上値が重い展開となりそう。
米株安の流れを受けて売りが先行しそうだが、その後は底堅さが意識されよう。
日経平均予想レンジは、1万9500円−1万9800円。
買い手掛かり難の状況が続くなか、海外要因に左右されにくい小型株への個別物色が中心になるとみられる。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1360万株、買い2220万株で、差し引き860万株の買い越し。買い越しは5営業日ぶり。金額は売り越し。
売りセクターに、建設、サービス、情報通信、鉄鋼、自動車、輸送用機器、保険、薬品、精密、電機、商社、銀行、機械など。
買いセクターに、ゴム、不動産、情報通信、精密、機械、電機、輸送用機器、陸運、化学、小売、その他金融など。
【予定】
12月08日(火)?
【国内】?
7-9月期GDP改定値(8:50)?
10月国際収支(8:50)?
11月景気ウォッチャー調査?
30年国債入札?
《決算発表》?
サーラ住宅、土屋HD、ストリーム、コーセーアールイ、イーブック、日ビュホテル、マツモト、スバル興、きんえい、シーイーシー、丹青社?
【海外】?
中国11月貿易収支?
仏10月貿易収支(16:45)?
トルコ10月鉱工業生産(17:00)?
南ア7-9月経常収支(17:00)?
EU財務相理事会(ブリュッセル)?
英10月鉱工業生産(18:30)?
ユーロ圏7-9月期GDP改定値(19:00)?
南ア10月製造業生産(20:00)?
米3年国債入札?
《決算発表》?
トール・ブラザーズ?
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
【NY概況】
7日のNYダウ平均は反落し、前週末比117ドル12セント安の1万7730ドル51セントで終えた。原油先物相場の急落を受けてエネルギー株が売られた。投資家心理が冷え込み、幅広い銘柄に売りが広がった。米雇用統計の改善を背景に前週末に大幅上昇した後とあって、持ち高調整が目的の売りも出やすかった。
ダウ平均の下げ幅は一時208ドルに達した。
WTIの期近物が一時1バレル37.50ドルと、期近物として約6年10カ月ぶりの安値を付け、シェブロン、エクソンモービルなど石油株全般に売りが広がった。
原油など商品先物相場の下落は世界的な需要減退を示すとして、景気の先行き不透明感につながった。石油企業の業績が悪化すれば、石油生産に関連する設備や輸送を手掛ける企業の業績にも悪影響が及ぶと警戒され、投資家心理を冷やした。
セクター別では、食品・生活必需品小売や家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方でエネルギーや素材が下落した
ナスダック指数も反落し、同40.459ポイント安の5101.812で終えた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,730.51 −117.12
S&P500種 2,077.07 −14.62
ナスダック5,101.812 −40.459
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は小幅続伸した。12月物は前週末比25円高の1万9735円で取引を終え、7日の大阪取引所の終値を15円下回った。
原油相場の急落を受けて世界景気の先行き懸念が強まり、米株とともに売りが出た。取引終了にかけては米株がやや下げ渋り、反発に転じた。
この日の12月物高値は1万9825円、安値は1万9625円だった。
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
市場関係者からは「きょうの上昇で、200日移動平均線(1万9471円)割れを回避できたことに加え、25日移動平均線(1万9609円)を直ちに上回ってきたことで、深押し懸念が緩和されてきた」との見方が出ていた。
年末株高を想定するなら「ここで買わなければいつ買うの?」という局面だが、きょうの東証1部の売買代金は、6日ぶりに2兆円を下回る1兆8918億円と、10月20日以来約1カ月半ぶりの低水準となった。買い手控え姿勢が根強いことは考慮しておきたい。
【個別開示銘柄】
■東建コーポレーション[1766]
16年4月期中間期、通期業績予想の修正を発表。通期の営業利益は従来予想比18.0%増の126億円、純利益は同17.8%増の83億円とした。賃貸建物の完工が前倒しできたため、完成工事高が予想を上回った。販売管理費の圧縮も効いた。QUICKコンセンサス(2社)は営業利益115億円、純利益75億円。7日終値は9690円(△70)。
■クスリのアオキ[3398]
16年5月期中間期、通期業績予想の修正を発表。通期の営業利益は従来予想比14.9%増の87億円、純利益は同14.1%増の60億円とした。調剤部門の売り上げ好調に加え、人件費の抑制が収益改善に寄与した。QUICKコンセンサス(6社)は営業利益89億円、純利益60億円。7日終値は6680円(△200)。
■パンチ工業[6165]
8日付で貸借銘柄に指定されると発表した。従来は信用買いのみできる「制度信用銘柄」だったが、貸借指定で信用売り(空売り)も可能になる。同社は自動車、産業機械向けの金型部品を製造、販売している。7日終値は1021円(△9)。
【話題】
ビューティガレージの第2四半期は店舗設計・その他周辺ソリューション事業が好調
■物販事業は為替差損あるがオンライン販売は大幅伸長
ビューティガレージ<3180>(東マ)は7日、16年4月期第2四半期連結業績を発表した。本日の株価終値は、3円高の927円だった。通期の予想1株利益が50円54銭のため、予想PERは18倍台になり、市場平均と比較して割高感はないと言える。
同社グループは、プロ向け美容商材ネット通販の最大手であり、ITとリアルを融合連携させ、美容商材の物販事業と開業・経営ソリューション事業を手掛ける。発表によると15年10月末時点でのアクティブユーザー(過去1年間に1回以上購入したユーザー)は82,355口座(前年同期比9,925口座増)に伸長し、売上高は前年同期比17.4%増の41億2600万円となり堅調に推移した。
利益面では、販管費の圧縮に努力したことで営業利益は同0.1%増の1億7600万円となったが、為替差損の計上もあり、経常利益は同5.9%減の1億7200万円、四半期純利益は同4.5%減の1億800万円となった。
セグメント別に見ると、物販事業は売上高が同14.0%増の31億66百万円、営業利益が同10.6%減の2億4百万円だった。円安に伴う原価率の上昇などで減益だったが、主力のオンライン経由の売上高は同約125%の伸長と好調に推移した。
店舗設計事業は売上高が同35.4%増の8億11百万円、営業利益が75.0%増の43百万円だった。新規顧客開拓や大型案件の獲得が寄与した。その他周辺ソリューション事業は居抜き不動産仲介サービスなどが好調に推移して、売上高が同8.0%増の1億48百万円、営業利益が同81.6%の29百万円だった。
同社の業績面での特色としては、美容サロンの新規開業が春先に集中する傾向があることなどから、第4四半期の構成比が高いという季節要因がある。今期通期の連結業績予想は期初予想を据え置き、売上高は前期比16.7%増の84億8800万円、営業利益は同24.3%増の4億6700万円、親会社に帰属する純利益は同21.2%増の3億100万円、1株利益は50円54銭。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
【引け後のリリース】
富士フイルムHDが甘いもの好きな方などサポートする機能性食品
■糖の吸収を抑える機能性が報告される成分を配合した同社初の機能性表示食品
富士フイルムホールディングス<4901>(東1・売買単位100株)は7日、甘いものや炭水化物が好きな方をサポートするサプリメント「メタバリアスリム」を機能性表示食品として12月11日リニューアル発売すると発表した。本日の株価は4950円(26円高)となり、前週末比で反発。この3年は傾向的なジリ高基調が続いており、基調としては今年末から来年初にかけて15年8月につけた2007年以来の高値5293円を更新する可能性がありそうだ。
発表によると、「メタバリアスリム」は、糖の吸収を抑える機能性が報告されている機能性関与成分「サラシア由来サラシノール」を配合し、同社初の機能性表示食品として発売になる。機能性関与成分「サラシア由来サラシノール」は、インドやスリランカなどで古くから健康維持のために愛飲されている天然植物「サラシア」に含まれる成分。食事から摂取した二糖類が単糖に分解されるのを阻害し、糖の吸収を抑える機能性が報告されている。
「サラシア」は水分を吸収して変質しやすいため、扱いが非常に難しい素材だが、同社では、独自の安定化技術によって、高濃度かつ安定した品質でサプリメントに配合することに成功した。さらに本製品には、植物由来の「食物繊維」や「赤ワインポリフェノール」、「ケルセチン配糖体」などの成分を理想的なバランスで配合している。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
12月07日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=193円高、米国株高を受け上昇するも利益確定売りで伸び悩み
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【大引け概況】
7日の日経平均株価は反発し、前週末比193円67銭高の1万9698円15銭で終えた。
前週末の米国株市場が大幅高となったことを受け、広範囲に買い戻される展開となった。
注目された米11月の雇用統計は市場予測を上回る改善をみせ、今月のFOMCでの利上げが濃厚となった。
金融政策の不透明感の払拭が、米国株式市場で大きく好感されたことや、為替が1ドル=123円台で円安方向に振れたこともプラスに働いた。日経平均は一時1万9800円台に買われる場面もあったが、大引けにかけ上げ幅を縮小し1万9700円台をわずかに割り込んで着地。目先利食い圧力が顕在化し後場は上値が重くなった。
売買代金も市場参加者不足で減少傾向にあり、2兆円台を6日ぶりに下回った。
東証1部の売買高概算は16億5760万株、売買代金概算は1兆8918億5000万円。値上がり銘柄数は1275、対して値下がり銘柄数は486、変わらずは161銘柄だった。
個別では、村田製作所、TDKが高く、ネクストが活況裏に大幅高。丸栄、共栄タンカー、市光工業、日本化学工業などの低位株も大きく上昇した。アマダホールディングス、トリドールも人気。半面、国際石油開発帝石、三菱商事が軟調、セガサミーホールディングス、日本ガスなども大きく下げた。東鉄工業が安く、JVCケンウッド、日本駐車場開発も売りが優勢だった。
東京株式2部市場は反発。大引けの2部指数は、前週末比26.41ポイント高の4829.72となった。個別銘柄ではカネミツがストップ高。浜井産、アートSHD、郷鉄工所などが買われた。半面、綿半HD、東邦金属、鳥貴族、摂津製油は売られた
日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反発した。終値は前週末比19円71銭高い2702円26銭だった。前週末の米株高で投資家心理は改善。新興市場にも個人投資家の資金が流入した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で750億円、売買高は1億3765万株だった。個別銘柄では、ユークス、倉元がストップ高。五洋インテ、FVC、イメージワンや、第一興商が上昇した。NaITO、山王、ヨシックス、リーバイス、石井工研、イリソ電子は下落した。
東証マザーズ指数も反発。終値は前週末比19.97ポイント高い906.02だった。個別銘柄では、インフォテリ、クラウドワークス、メディアS、MRT、INSPECがストップ高。FFRI、テラスカイ、ベステラやミクシィの値上がりが目立った。一方、半面、APLIX、UMN、バルニバービやネオジャパン、アップバンクなどのIPO銘柄が下げた。
マザーズに、前週末4日に新規上場した鎌倉新書(6184)は、初日は2300円カイ気配で取引を終え、上場2日目のこの日9時43分に公開価格(1000円)の2.8倍に当たる2806円で初値をつけた。10時前にはストップ高の3310円まで上昇。結局、ストップ高配分で引けた。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
19,698.15
193.67
日経平均先物
19,750.00
290.00
TOPIX
1,585.21
11.19
TOPIX先物
1,589.00
20.00
東証2部指数
4,829.72
26.41
JASDAQ
2,702.26
19.71
マザーズ
906.02
19.97
出来高
東証1部
1657600
1891851
東証2部
166240
29528
「強気の反論」
ゴールドマンのレポートは「2016年の相場展望:申年も強気スタンス継続」。
サブタイトルは「懐疑論者への反論:6つの理由6つのテーマ」となっている。
そのさわり。
「2倍近い利益増により日本株は2013年以降、先進国で最も高いパフォーマンスを示してきた。
2016年も高リターンが見込まれ、TOPIXは14%上昇して1800ポイント。
(日経平均で22700円)に達すると見る。
(1)2015年度14.1%、2016年度16.7%のEPS成長
(2)2016年度予想PER14倍、PBR1.3倍と割安なバリュエーション
(3)コーポレートガバナンスの向上が促す持ち合い解消やM&A,過去最高の株主還元
(4)構造改革の進展
(5)財政/金融両面からの景気刺激策
(6)国内投資家主導の買い等が株価上昇を促す
面白いのは「3つの反論」。
(1)さらなる円安進行がなければ利益は成長できない
(2)構造改革はほとんど進展していない
(3)日本の投資家は今も日本株に無関心である
↓
利益成長に一段の円安は必要ない
GDPを上場企業の収益の代理とみなすべきでない
ドル円120円〜125円、実質GDp成長率は1.5%見通しだが
2018年まで累計32%のEPS成長を見込んでいる
改革は進展(スチュワードシップコードとコーポレートガバナンスコード)など。
株主還元は過去最高
法人実効成立は低下
日本の女性の就業率は65%でアメリカの63%を超えた
訪日外国人は増加
マイナンバーの導入により課税基盤の拡大と徴税の効率性向上が見込まれる
TPPの進展で輸出品は2倍以上に増加の可能性
コーポレートガバナンス・税制改革・ウーマノミクス・インバウンド観光・貿易自由化
農業改革・外国人の就労機会拡大・電力規制緩和の各分野で具体的な成果があがっている
日本株の主な買い手は2014年から国内勢に移行
事法、信託、日銀が買い越してきた
事業法人による自社株買いは2015年度5.9兆円、2016年度7.5兆円
GPIFと3共済からは最終的に約5兆円の資金が株式市場に流入する可能性
日銀のETF年間3兆円買いは継続方向
投信への資金流入やNISA拡大で個人資金流入
そして「2016年の注目テーマ」
(1)景気敏感株ではインダストリアルよりも消費関連
(2)ヘルスケア:再生医療
(3)M&A
(4)インバウンド観光
(5)小型株
(6)ウーマノミクス
GSは米株よりも日本株に強気な様子が見て取れようか。
市場ではフィンテックという言葉が増大してきた。
フィンテック革命とも言われる。
スマートフォンやビッグデータなどの技術を使った便利な金融サービスで個人の生活や会社の取引慣行が変化していく未来を模索している。
このフィンテックとは「金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた米国発の造語」。
フィンテックで先行する米国では、決済、送金、不正監視、口座管理などで新しいサービスが続々と登場。
人工知能が資産運用に関して助言するサービスまであるという。
その意味で金融はビッグデータを基に大きく変貌する可能性があると考えたいところ。
これも2016年のテーマの一つになる。
(櫻井)
12月07日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=リスクオフの巻き戻しで大幅反発、一時300円高
【前引け概況】
7日午前の日経平均株価は大幅反発し、前週末比292円17銭高の1万9796円65銭で前場を終えた。米11月の雇用統計発表を受け、今月のFOMCでの利上げが確実視されるなか前週末の米国株市場が大幅高したことから、東京市場でも広範囲に買い戻しの動きが強まった。先週末に大きく下げた反動もあり、大型株を中心に幅広い銘柄に買いが広がった。東証1部の8割以上の銘柄が上昇した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。
■日経平均株価 19,796.65(+292.17)
■日経平均先物 19,810(+350)
■東証1部出来高 8.15億株
■東証1部売買代金 0.89兆円
■TOPIX 1,593.96(+19.94)
■騰落 上昇1,600/下落217
■日経JQ 2,703.26(+20.71)
■マザーズ指数 902.15(+16.10)
円相場が円安・ドル高に進んだことも相場を押し上げた。寄り付き後に大幅上昇した場面では目先の利益を確定する売りも出たが、投資家の買い意欲は強かった。午前の取引終了にかけて上げ幅を広げ、日経平均の上げ幅は一時300円超えた。
「今週末の株価指数オプションなどの特別清算指数(SQ)算出を控え、先物主導で現物株にも買いが入った」と指摘の声もあえる。
前引けの東証1部の売買代金は概算で8999億円、売買高は8億1517万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1600、値下がりは217、変わらずは105だった。
半面、国際石油開発帝石、JVCケンウッドも軟調。
個別ではファーストリテイリングが大幅高、村田製作所も物色人気。トヨタや日立など主力株が軒並み上昇。三菱UFJなどのメガバンクや野村などの証券株も買われた。3〜11月期の営業益が過去最高と伝わった良品計画やHIS、日触媒も高かった。
丸栄、中外炉工業が急伸、ベリサーブ、アマダホールディングスなども買われた。
一方、セガサミーホールディングスが安く、大阪チタニウムテクノロジーズも値を下げた。石油輸出国機構(OPEC)が4日の総会で減産を見送ったことで原油価格が下げ、国際石開帝石など石油関連が下落。三菱商や住友商など商社株も売られた。
東証2部株価指数は反発した。
前引けの2部指数は、前週末比29.82ポイント高の4833.13となった。
個別銘柄では明治機、郷鉄工所、トレックスセミ、アートSHD、ラオックスやケミプロなどが買われた。半面、東邦金属、摂津製油<、鳥貴族、綿半HDが売られた。
日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前週末に比べ20円71銭高い2703円26銭となった。前週末の米株高を背景に新興市場にも個人投資家の資金が流入した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で447億円、売買高は8364万株。個別銘柄ではユークス、倉元がストップ高。田中化研、SE H&I、日本一S、アイル、第一興商が上昇した。半面、山王、エーワン精密、ULSグループ、石井工研やイリソ電子、燦キャピタルが下落した。
東証マザーズ指数も反発。前引けは前週末比16.10ポイント高い902.15だった。個別銘柄ではインフォテリ、クラウドワークス、MRTがストップ高。そーせい、イーレックス、ベステラ、FFRIの値上がりが目立った。一方、アプリックスやUNITED、比較、UMNは下げた。
東証マザーズに4日新規上場した鎌倉新書は上場2日目にあたるきょうも買い気配で始まり、9時43分に公募・売り出し価格(公開価格、1000円)の2.8倍の2806円で初値を付けた。その後、制限値幅の上限(ストップ高水準)となる公開価格の3.3倍の3310円まで上げた。
<兜町カタリスト>
「鼓動」
週末はECBの追加金融緩和について「小粒で失望感」とか「肩透かし」との解釈での大幅安。
NYは252ドル安、日経平均は435円安となった。
一方NYでは21.1万人増となった雇用統計で景気実態の良さを好感しての大幅高。
NYダウは360ドル高、CMW225先物は250円高の19710円での終値。
結局一晩悩んで地球が1週したら相場観は変わっていたということだろうか。
だから付和雷同は慎むべきとも言える。
そもそも・・・。
どうして日によって相場観は変わるのだろうか。
外部材料の変化に対応しているという理由は間違っていない。
日々刻々動くのが材料であり相場でもある。
しかし、このリズム観は何なのだろう。
上げれば下げ、下げれば上がるという真逆の心理を織りなしているのは、材料ではなく期待と不安。
あるいは「恍惚と不安の二つ我にあり」の投資心理だろう。
上がれば不安、下げても不安、でも上がればさらに上がる期待、下げればリバウンドへの期待。
4つの心理を読まなくてはならないし、この4つの心理が相場変動要因の最たるもの。
ECBの追加金融緩和も雇用統計の数字もむしろ刺身のツマみたいなもの。
よしんば経済指標や業績発表のスケジュールがなかったとしても相場は鼓動のように動くに違いない。
だからエコノミストのように数字をあれこれ斟酌することは、無意味ではないにしても労多く益少ないもの。
買う心理と売る心理、そこに空売りする心理と買い戻す心理を加味することが必要になる。
これは素直な幼児の心理といってもいいかも知れない。
期待には失望が伴い、不安には朗報も伴う。
何もなくとも相場が動くことはその証拠かも知れない。
市場を素直に眺めて、素直に強弱感を立て、リズムを図る。
なまじ知識だけが多くなってくるとこれが難しくなってくるのだろう。
そして難しい言葉に妙に惹かれることで、相場はさらに見えにくくなるのかも知れない。
木曜日経朝刊のスクランブルは「AIが読む政策と株価」。
↓
能力の高さが証明されたのは、大勢のエコノミストが追加緩和を事前に予想していた10月30日の日銀金融政策決定会合だった。
同指数は日銀が抱く景況感が改善していることを明示、緩和に動かないのを示していた。
エコノミストは消費者物価ばかりに目を奪われていた。AIはこうした先入観にとらわれない。
これってAIの凄さを表現しつつエコノミストの愚かさも実証しているようにも見える。
そもそもAIでなくてもフツーに考えれば10月の日銀追加緩和なんてアリと予想した方が悪い。
木を見て森を見ないのが経済?とも思えてくる。
依然として続いているのは大幅安の時の押し目買い。
フツーは押し目は蜃気楼のように遠ざかっていくものだが日本の個人投資家はそうではなかった。
金曜は日経レバに対して321億円の買いが見られた。
(1日の総売買代金は2000億円程度だから結構大きい)。
「逆張り投資」が市場の下支え要因となり「逆張り投資」は市場の上値を抑える要因にもなる。
理屈など関係なく下げれば買い、上がれば売るの反復投資。
こういうマネーに対してもっともらしく解釈しようとする事が間違っているようにも思えてならない。
付け足しのような解釈は「郵政の上場などで利益を得た個人も多い。
投資余力は大きく、今後も株価の下支え役となりそうだ」。
こういう世論を市場が求めているという迎合的な解釈に見えないこともない。
週間ベースでNYダウは2週ぶり反発。
NASDAQ、S&P500は3週続伸。
週間ベースで日経平均株価は1.9%安で7週ぶりの反落。
TOPIXは1.3%安で2週続落。
東証マザーズ指数は2.7%高で3週続伸。(累計12.4%高)、
日経ジャスダック平均は0.5%高で4週続伸(同4.8%高)、
東証2部指数は0.3%高で4週続伸(同2.6%高)。
東証1部は軟調だが、新興中小型は隆盛というのは師走要因でもあろうか。
因みに・・・。
日経平均の25日線は19578円で0.38%のマイナスかい離。
下回ったのは10月15日以来(この時は2日だけ下回った)。
75日線は18812円で3.68%のプラスかい離。
200日線は19462円で0.21%のプラスかい離。
金曜の安値19444円は200日線で止ったとの印象。
一目均衡の雲は12月15日に白くねじれている。
そして「勝手雲」の下限は19300円、上限は19728円。
シカゴ225先物の終値19710円はここを意識したのかも知れない。
騰落レシオは113.98%。
サイコロは7勝5敗で58.3%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス9.943%(前日マイナス10.940%)。
買い方はマイナス6.695%(前日マイナス5.507%)。
Quick調査の信用評価損率(11月27日現在)はマイナス8.60%で3週連続改善。
裁定買い残は329億円増加し3兆5983億円と8週連続増加。
空売り比率は36.3%。
日経VIは22.00。
個人的には・・・。
週末金曜の日経平均が19500円を上回って終ったのが大きかったように考える。
19800円〜20000円のレンジの上限をなかなか抜けずに下への圧力だった金曜日。
19500円〜19800円のレンジ、その下が19200円〜19500円のレンジ。
いきなり2ノッチのレンジ切り下げでは修復に時間がかかる。
それを回避するためには19500円レンジが欲しかった。
そのように相場を見ることも必要だろう。
法人税は29%台、中小企業の設備投資の固定資産税は減税。
悪くない方向が出てきている。
国内の出回る現金は年末に100兆円を突破の見通し。
背景はインバウンドでの買い物需要。
10月は前月末比5.9%増加で97兆2500億円。
ペイオフが実施された2002年以来の伸び率となったという。
年末時点では103兆円との見通し。
現金が出回るということはある意味多少のインフレ期待が高まるのかも知れない。
金曜日にインフォテリア(3853)が急伸してストップ高。
背景はテックビューロ(非上場)との事業提携。
テックビューロはビットコインなど暗号通貨の中核技術である「ブロックチェーン技術」を保有。
異なるコンピューターシステムのデータを連携できるインフォテリアのミドルウェアと
テックビューロのソフトウェアを組み合わせる専用接続アダプタを開発。
金融システム構築・運用コストを10分の1以下にするプラットフォームを実現することなどを計画。
市場の注目テーマの1つである「フィンテック」関連の話題とあって注目を集めた面もあるという。
12月07日 相場概況(寄り付き)
日経平均株価 10時、上昇一服 目先の利益確定売り
【寄り付き】
7日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前週末比205円91銭高の1万9710円39銭。雇用環境の着実な改善を受け、前週末4日の米国株式相場が急反発した。東京市場でも投資家心理が温まり、運用リスクを取る動きが出ている。
円相場が円安・ドル高に振れていることも相場の支えとなっている。
4日に開かれた石油輸出国機構(OPEC)総会で減産が見送られ、原油価格には低迷打開の糸口がみえない。業種別TOPIXで「鉱業株」や「石油株」が値下がりしている。
値がさ株のソフトバンクやファナックが上昇。3〜11月期営業利益が過去最高を更新すると伝わった良品計画が買われ、メガバンクの三菱UFJや野村など金融株も買いが先行している。
【10時頃】
10時時点の日経平均は先週末比250円76銭高の1万9755円24銭で推移している。
上昇がひとまず一服。労働市場の改善を受け、米経済が回復基調を続けているとの受け止めが広がり、東京市場でも投資家の買い安心感を誘った。
寄り付き後から買いが優勢となったものの、1万9800円手前で目先の利益の確定する売りも増え、上昇の勢いが鈍った。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は高値圏で推移している。
■日経平均株価 19,755.24(+250.76)
■日経平均先物 19,760(+300)
■TOPIX先物 1,593.00(+24.00)
■騰落 上昇1,635/下落174
■日経JQ 2,702.13(+19.58)
■マザーズ指数 900.71(+14.66)
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が4日、金融政策の運営にあたり「いかなる手段を使うにも特別な制限はない」と述べ、追加緩和の可能性を強調した。
東証1部の売買代金は概算で5570億円、売買高は5億2578万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の85%にあたる1635、値下がりは174、変わらずは113だった。業種別では33業種中、鉱業を除きほぼ全面高で、値上がり上位に小売、食料品、サービス、空運、医薬品、精密機器、不動産など。
規模別株価指数では、中型株の上昇が目立つ。業種別では鉱業以外全セクターが上昇。売買代金上位銘柄では、村田製、TDK、JAL、イオンが上昇している。このほか、三菱UFJ、ソニー、ファーストリテ、ホンダがしっかり。一方、KDDI、三菱商事、三井物産などの商社株がさえない。
輸出関連株を中心に幅広い銘柄が買われる展開は変わっていない。
個別では、HISが大幅高。トヨタや村田製など大型株も買われている。日本郵政やゆうちょ銀、かんぽ生命の郵政3社はそろって上昇している。
東証2部株価指数は反発している。ラオックスと日本プラストが上げ、JFLAと鳥貴族が下げた。
ハンズマン(7636)
大幅反発。いちよし経済研究所が4日付で投資判断を新規に「A」とし、フェアバリューを5100円とした。九州を地盤に大型店を展開する高収益力ホームセンター(HC)で、圧倒的な品揃えと接客販売が強み。強い競争力を背景として既存店売上が高伸長しており、16年6月期、17年6月期ともに過去最高益更新が続くと予想している。
MRT (6034)1903カ -
ストップ高買い気配。光通信(9435)、アイフラッグと資本提携及び業務提携に関する基本合意書を締結すると発表している。予約・送客システムのノウハウに強みのあるアイフラッグと、医科歯科の予約・送客サイトを運営する合弁会社を設立する。また、光通信、アイフラッグを割当先とする第三者割当増資を実施する。光通信、アイフラッグに各13万5000株を割当てる。差引手取概算額は約3.9億円で、新規サービスの拡充などに充当する。
鎌倉新書 (6184) [東証M]
7日、上場2日目、公開価格1000円比2.8倍の2806円で初値を付けた。
同社は葬儀、仏壇、霊園墓地などの利用者と業者の仲介サイトの運用や書籍販売を手掛ける。公募15万株、売り出し35万株のほか、オーバーアロットメントによる追加売り出し7万5000株を実施した。
12月07日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
7日の東京株式市場はシカゴ先物にさや寄せする格好のスタートとなろう。
日経平均予想レンジは1万9600円−1万9900円
先週末に割り込んだ25日線を上回ってくる可能性がある。10月に割り込んだときも、翌日には同線を回復しており、25日線が支持線として機能している。
また、甘利明経済再生担当相は、中小企業の設備投資を後押しするため、新たに購入する機械などの固定資産税を50%軽減する考えを示した。工作機械やロボットなどの設備投資関連株に関心が向かう可能性もある。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1660万株、買い1390万株で、差し引き270万株の売り越し。売り越しは4営業日連続。金額も売り越し。売りセクターに、建設、自動車、食品、薬品、機械、輸送用機器、銀行、通信、情報通信、電機など。
買いセクターに、薬品、銀行、小売、輸送用機器、自動車、卸売、機械、化学、情報通信、証券、その他金融、陸運など。
【予定】
【国内】
10月の景気動向指数(速報値)
決算発表=ピジョン<7956>
【海外】(時間は日本時間)
独10月の鉱工業生産
ユーロ圏財務相会合
タイ市場が休場
NYダウ 17847.63 ( +369.96 )
S&P500 2091.69 ( +42.07 )
NASDAQ 5142.27 ( +104.74 )
【シカゴ日経225先物 12月限(4日)】
円建て 19710 ( +250 )
ドル建て 19720 ( +260 )
休日マーケット通信
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
4日発表の米雇用統計の結果を受けた米国株高の影響を受けてのスタートとなる。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比250円高の19710円と切り返しをみせており、週明けの東京市場はリバウンドが期待される。
足もとの急落は一過性のものであり、早晩下げ過ぎ是正の買い戻しが入る公算が大きいとみる。年内に日経平均は再度2万円台を回復し、さらに一段高を目指す展開を想定している。
国内経済指標では、7-9月期GDP改定値や10月機械受注などが注目されるが、翌週(15〜16日)にFOMCを控え、株価の方向性は米国株のモメンタムに大きく左右されやすくなる。
週末には先物・オプション特別清算指数算出(SQ)を控えている。
4日の急落によって少なからず需給面に影響を与えていると考えられ、先物主導による不安定な相場展開になりやすいところ。SQが通過すると機関投資家は本格的な休暇に入るだろう。商いが細りやすいなか、全体としても方向感が出難くなる可能性もある。
【11月30日〜12月4日】
軟調な展開となった。全体的に様子見姿勢は強まりながらも、地合いの良さから日経平均は2万円を回復する場面もあった。ECB理事会では、追加金融緩和は実施されたものの、市場の期待ほど踏み込んだ内容とはならなかったとの見方から欧州株が大幅下落。
米国株も大幅安を受け、4日の日経平均株価は400円超の下げを記録した。同日の下げの影響が大きく、日経平均株価は週間では約379円の下落、週足では7週ぶりに陰線を形成した。
東証が3日に発表した11月第4週(11月24日〜27日)の投資部門別売買動向によると、日経平均が2万円大台乗せ目前で足踏みが続いたこの週は、海外投資家が6週連続で買い越したものの、買越額は7億円にとどまった。年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行部門は5週ぶりに買い越しに転じた。
一方、個人投資家は9週連続で売り越したが、売越額は230億円と大幅に縮小。前週まで6週連続で買い越していた証券会社の自己売買部門は一転して売り越しとなった。
【個別開示情報】
■日東製網[3524]
5−10月期営業利益が前年同期比12.9%増の4億200万円になったと発表。従来は同1.7%減の3億5000万円を計画していたが、一転して増益着地となった。定置網の受注が下期にずれ込んだ一方、施網の受注が順調に推移したほか、新製品の発売、経費削減が寄与したという。16年4月期通期営業利益予想(6億7000万円)に対する進捗率が60%と高いが、予想は据え置いた。4日終値は151円(▲3)。
■ティーライフ[3172]
東証2部上場で、お茶や健康食品などの通信販売事業を展開する。8−10月期(第1四半期)営業損益が6300万円の黒字(前年同期は200万円の赤字)になったと発表した。粗利益率の高い自社製造商品の販売が好調だったことに加え、販管費の削減が進んだ。第1四半期の好調を受け、早くも16年7月期通期業績予想を上方修正。営業利益予想を前回の4億7200万円から5億2700万円に引き上げた。4日終値は976円(△4)。
■鳥貴族 [3193]
4日に決算を発表。16年7月期第1四半期(8-10月)の経常利益(非連結)は前年同期比98.2%増の3.3億円に拡大し、8-1月期(上期)計画の6.1億円に対する進捗率は55.6%に達し、さらに前年同期の42.9%も上回った。4日終値は2,738円(▲56)
■第一興商[7458]
ジャスダック上場で、業務用通信カラオケ機器「DAM」や、直営カラオケ店「ビッグエコー」を展開。東証から11日付で第1部への市場変更を承認されたと発表した。4日終値は4185円(▲40)。
■丸千代山岡家 [3399]
4日に決算を発表。16年1月期第3四半期累計(2-10月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.3倍の3.7億円に急拡大し、通期計画の4.9億円に対する進捗率は75.5%に達し、5年平均の36.0%も上回った。4日終値は1,604円(▲19)
【NY概況】
4日のNYダウ工業株30種平均は前日比369ドル96セント(2.1%)高の1万7847ドル63セントで3営業日ぶりに急反発した。ダウ平均の上げ幅は9月8日以来およそ3カ月ぶりの大きさだった。
4日発表された11月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回る21万1千人増、失業率は前月と同じ5.0%となり、12月の利上げが確定的となり、金融政策の不透明感が後退したことが好感され、終日堅調推移となった
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は同日の講演で、必要であれば追加の金融緩和に踏み切る考えを示した。前日にはマイナス金利の拡大や量的緩和の延長などの追加緩和策を決めたが、想定よりも小規模だったとして市場の失望を招いていた。
ドラギ総裁が改めて一段の緩和を辞さない姿勢を示したことで、株式市場に資金が流入しやすい環境が続くとの期待感が高まった。投資家心理を改善し、午後に入ると米株式相場は上げ幅を広げた。
前日までの2日間でダウ平均が410ドル下げていたことも押し目とみた買い戻しを誘いやすかった。
セクター別では銀行や消費者・サービスが上昇する一方で、エネルギーが下落した。
ナスダック指数は同104.744ポイント高の5142.271で終えた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,847.63 +369.96
S&P500種
2,091.69
ナスダック5,142.271 +104.744
【シカゴ日経平均株価】
シカゴ日経平均先物は反発した。12月物は前日比165円高の1万9710円で終え、同日の大阪取引所の終値を250円上回った。11月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が好調な伸びを示し、米景気は堅調との見方が広がった。米株式相場が急反発し、日本株先物にも買いが及んだ。
この日の12月物の高値は1万9745円、安値は1万9390円。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
19710 ( +250 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
19720 ( +260 )
( )は大阪取引所終値比
12月04日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=大幅反落 3週ぶり安値、欧州中銀の追加緩和の影響
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【大引け概況】
4日の日経平均株価は大幅に反落した。終値は前日比435円42銭安の1万9504円48銭と、11月16日以来、約3週間ぶりの安値を付けた。下げ幅は9月29日以来の大きさだった。
欧州中央銀行(ECB)が決めた追加金融緩和が市場期待に届かなかったことが下げの背景で、主力株中心に全面安商状となった。為替が円高傾向に振れたことや、中国などアジア株市場が総じて軟調で後場に入り、日経平均は一段と下値を模索する展開を余儀なくされた。
下げ幅は一時500円に迫り、心理的な節目の1万9500円を下回る場面もあった。
米国の利上げ時期を見極める上での材料となる11月の米雇用統計が日本時間今晩に発表される。非農業部門の雇用者数は前の月から20万人程度増えたと予想されている。12月の米利上げがすでに織り込まれたとの見方から「(予想通りなら)雇用統計の発表後も相場の反応は大きくない」との声があるが、米国株相場の反応を見たいとの指摘もあった。
JPX日経インデックス400は反落し、前日比271.08ポイント安の1万4160.85で終えた。
東証株価指数(TOPIX)は4日ぶりに反落し、終値は28.92ポイント安の1574.02だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆4314億円、売買高は20億4719万株。東証1部の値下がり銘柄数は1696と、全体の9割近くを占めた。値上がりは160、変わらずは65銘柄だった。
主力の三菱UFJや野村が下落。東芝も下げた。パソコン事業を富士通、ソニーから独立したVAIOと統合する検討に入ったと報じられたが、相場全体の地合いの悪さが響いた。値がさのファーストリテイリングが大幅安、ファナック、ソフトバンクグループ、セブン&アイ・ホールディングスも安い。自動車のトヨタや富士重が下げた。一方、日本郵政が堅調、アイスタイルが大幅高、堺化学工業、クミアイ化学工業、富士通なども上昇。証券会社が投資判断を引き上げた日水も上げた。
東証2部株価指数は4日ぶりに反落した。大引けの2部指数は、前日比44.08ポイント安の4803.31となった。
個別銘柄ではアートSHDや朝日インテク、東邦金属、郷鉄工所、ラオックスが下げた、一方、オーミケンシ、丸尾カルシウム、綿半HDやアオイ電子が上げた。
日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前日比12円59銭安の2682円55銭だった。前日の欧米株安を背景に日経平均株価が下落し、投資家心理が弱気に傾いた。
ただし、個人投資家が個別材料株を物色する姿勢は根強く、値動きが良い銘柄を中心に短期的な資金が流入した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で722億円、売買高は1億3651万株だった。個別銘柄ではFVCがストップ安。倉元、プロルート、IPS、石井工研が下落。一方、ベクター、山王、リーバイスがストップ高。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を引き上げたセプテニHDが上昇した。クルーズやガーラ、SE H&I、アビックスも買われた。
東証マザーズ指数は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比10.94ポイント安の886.05だった。相場環境の悪化を映し、そーせいやミクシィなど主力株が売られた。インベスターズC、ネオジャパン、シリコンスタジオなどが下げた。半面、インフォテリがストップ高。事業拡大を期待させる好材料が出たアプリックスやUNITED、オンコリスバイオなどが上昇した。
きょう東証マザーズに新規上場した鎌倉新書は買い気配のまま上場初日を終えた。大引けの気配値は公開価格の2.3倍の2300円だった。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
19,504.48
-435.42
日経平均先物
19,460.00
-480.00
TOPIX
1,574.02
-28.92
TOPIX先物
1,569.00
-32.00
東証2部指数
4,803.31
-44.08
JASDAQ
2,682.55
-12.59
マザーズ
886.05
-10.94
出来高
東証1部
2047190
2431423
東証2部
180030
33207
12月04日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=先物主導で大幅安
【前引け概況】
4日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落し、前日比383円40銭安の1万9556円50銭で終えた。
前日の欧米株急落を受けて大幅安。前日は欧州中央銀行(ECB)理事会を前に方向感を欠いていたが、追加緩和実施も結果的に相場はネガティブサプライズに見舞われた格好だ。先物主導で指数への影響度が大きい値がさ株が売られ、全体相場を押し下げた。
日本時間今夜発表の11月の米雇用統計を見極めたいとの見方から下げ渋る場面もあったが、幅広い銘柄に売りが優勢となった。
JPX日経インデックス400は反落、東証株価指数(TOPIX)は4日ぶりに反落した。
値がさのファストリやソフトバンクが大幅安となったほか、トヨタや三菱UFJ、パナソニックなど主力の大型株も軒並み下落した。
■日経平均株価 19,556.50(-383.40)
■日経平均先物 19,550(-390)
■東証1部出来高 10.31億株
■東証1部売買代金 1.15兆円
■TOPIX 1,575.22(-27.72)
■騰落 上昇123/下落1,729
■日経JQ 2,682.95(-12.19)
■マザーズ指数 886.80(-10.19)
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1581億円、売買高は10億3162万株。東証1部の値下がり銘柄数は1729と、全体の90%を占めた。値上がりは123、変わらずは68銘柄だった。
個別ではトヨタ自動車が売られ、ソフトバンクグループ<も安い。ファーストリテイリングが大幅安、三井住友フィナンシャルグループなども軟調。新日鉄住金やJFEが安い。鉄鋼原料の値下がりが続き、取引先からの値下げ圧力が強まるとの懸念が売りを誘った。6〜11月期の連結純利益が従来予想を上回ったと発表したアスクルも下落。一方、日本郵政がしっかり、富士通も高い。アイスタイルが急伸、証券会社が投資判断を引き上げた日水が大幅高。トレンドや住友大阪も上昇した。
東証2部株価指数は4日ぶりに反落した。日精機やベネ・ワンが下落し、フォーカスやアオイ電子が上昇した。
日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比12円19銭安の2682円95銭だった。緩やかに上昇していた新興市場でも目先の利益を確定する売りが優勢となった。ただし、新興市場の下げ幅は日経平均株価と比べ小幅にとどまった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で475億円、売買高は9292万株。
個別銘柄では、FVCが一時ストップ安。プロルート、石井工研、日本ラッド、倉元が下落。今期業績を下方修正したワンダコーポも下げた。一方、ベクターがストップ高。再生医療製品の治験届を提出したセルシードが大幅高。東証2部に市場変更し株式分割も発表したヨシックスや田中化研、クルーズも高かった。
東証マザーズ指数は5営業日ぶりに反落した。前引けは前日比10.19ポイント安い886.80だった。相場環境が悪かったことが響き、そーせいやミクシィなど主力株が下落。個別銘柄ではシリコンスタジオ、サンバイオ、インベスターズCが売られた。半面、インフォテリがストップ高。アプリックスやジグソーが買われた。
きょう新規上場した鎌倉新書(6184)は公開価格1000円に対して1.7倍の1700円カイ気配で前場の取引を終えた。
12月04日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価 10時、安値圏でもみ合い ファストリ安い
【寄り付き】
4日の日経平均株価は大幅反落して始まった。始値は前日比323円38銭安の1万9616円52銭。
欧州中央銀行(ECB)が前日の定例理事会で決めた追加の金融緩和策が市場の期待に届かず、前日の欧米株式相場が軒並み急落。外国為替市場で円相場が円高方向に振れたことも重荷となり、幅広い銘柄に売りが優勢となった。
【10時現在】
■日経平均株価 19,588.58(-351.32)
■日経平均先物 19,570(-370)
■TOPIX先物 1,576.00(-25.00)
■騰落 上昇127/下落1,721
■日経JQ 2,682.44(-12.70)
■マザーズ指数 887.18(-9.81)
10時時点の日経平均株価は前日比351円32銭安の1万9588円58銭で推移している。欧米株の大幅安を受けて東京市場は売り優勢でスタート。東証一部全銘柄の9割が下落する前面安の展開となっている。
25日移動平均(1万9582円)を下回る場面があったが、朝方の取引が一巡した後は下値も堅い。押し目買いで1万9600円台まで下げ渋る場面もあった。
日経ボラティリティ・インデックス(VI)は21p台とさほど上昇していない。欧州のボラティリティはむしろ低下していることなどを考慮すると市場の不透明感はさほど高まっていないと言えよう。
25日移動平均が目先の下値メドとして意識され、調整がひとまず一巡したとして押し目買いを入れる動きがある。11月の米雇用統計の発表を日本時間今晩に控え、持ち高を一方向に傾けづらい雰囲気もある。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も安値圏での小動きとなっている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7296億円、売買高は6億7782万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の約9割にあたる1721に達した。値上がり127、変わらずは72銘柄だった。
規模別株価指数では相対的に大型株が弱い。全ての業種が下落するなか、海運、不動産、その他金融、情報・通信、証券、鉄鋼の下げが目立つ。
売買代金上位銘柄では、トヨタ自、三菱UFJ、三井住友、ソフトバンクグ、みずほがさえない。一方、富士通<、日本郵政がしっかり。
日経平均への影響が大きい値がさのファストリやKDDI、ソフトバンクが下落。東京建物など不動産株や、味の素など食品株の下げが目立つ。新株予約権付社債(転換社債=CB)発行と自社株買いを発表したコナミHDは一進一退。12月末時点の1株を3株に分割すると発表したIBJの上昇が目立つ。
東証2部株価指数は下落。アートSHDや象印が下げ、綿半HDと稀元素が上げた。
■日本郵政(6178)
小幅ながら続伸し上場後の高値を更新。日経平均が一時380円の下げをみせるなか、その間隙を縫って異彩の強さをみせている。きょうで上場後1カ月を迎えるが、公開価格1400円に対し1631円で生まれ、セカンダリーでも順調に上値を追っている。3日に3億8330万株の国内最大規模となる自社株買いを行った。
■リーバイ・ストラウス ジャパン(9836)
前日のストップ高に続き、この日も一時ストップ高の413円まで買われている。米グーグルが11月26日、服に触れることでスマートフォンを遠隔操作できる「スマート生地」を日本の一部メディアに公開したことを受けて、来年中にもこれを用いた製品を米リーバイ・ストラウス(リーバイス)社が製品化する予定であることから、日本法人の同社にも買いが入っている。
■雪印メグミルク(2270)
高値を更新。一時、上場来初となる株価3000円台を記録する場面も見られた。
みずほ証券では、8月25日発売の機能性表示食品「恵megumiガセリ菌SP株ヨーグルト」がヨーグルト売上を牽引する他、家飲み需要の増加でおつまみとしてのプロセスチーズやナチュラルチーズも好調に推移していると指摘。
■鎌倉新書(6184:東マ)(売買単位100株)
4日新規上場となった。「いい葬儀」「いい仏壇」「いいお墓」などのサイトを運営し、葬儀に関する24時間体制の電話窓口も設置。公開価格は1000円。売り約17万株、買い約60万株が集まり、買い気配のスタートとなった。
2016年1月期の業績見通し(単体)は、売上高が前期比17.4%増の10.77億円、純利益は同約10倍の1.05億円、1株利益は58円02銭。
公開価格でのPERは17倍。類似銘柄としては、ある業界に特化するサイトを運営するという点で弁護士ドットコム(6027)がイメージでき、弁護士ドットコムのPER80倍台との比較では大きく割安になる。
<兜町カタリスト>
「八策」
改めて「投資のチカラ八策」。
(1)「踊らない。騒がない。慌てない。諦めない」
(2)自分の投資方針を持つ=他人シナリオに乗らない
(3)誰が一番得をするのか考える=マーケットだけではなく政治も経済も一緒
(4)クセを知る=銘柄・値動き・市場参加者のシナリオ
(5)見えないものには手を出さない=背伸びをした投資はしない
(6)「私」だけにいい話は絶対来ない=「もう一文の欲望心理」との戦い
(7)常識の範囲で考える=限界を知ることの重要性
(8)方向性・時間軸・値幅を考える=一番難しいのはタイミング
そのPART2。
(1)専門家は理路整然と間違えることが多い=「変」なことをそのまま鵜呑みにしない
(2)完全に正しい投資理論はない=誤解と錯覚から逃れる
(3)市場で重要なのは「心理」=比較多数のトレンドを読む
(4)世界マネーの中心のマインドで市場を見る=主人公は自分自身
(5)話題やニュースは追いかけない=勘(記憶の産物)と度胸(推理の産物)を重視する
(6)下がった銘柄は必ず見切る=ナンピン撲滅運動の奨め
(7)銘柄は増やさず、管理できるのは5銘柄まで=塩漬け撲滅運動の奨め
(8)誰にも覚られないよう静かに投資をする=「下って乱れず、上がって騒がす」
そしてPART3。
(1)株価を買わず株を買う、株価を売らず株を売る
(2)銘柄選択とタイミングの重要性は同等
(3)相場はリズムとスケジュールの産物
(4)動兆シグナルを見逃さない
(5)株価変動の因果関係はえてして逆に考えられる
(6)仮説の実証の継続が勝利への道
(7)政府資料は宝の宝庫
(8)企業には訴えたいメッセージがある
スケジュールを見てみると・・・。
4日(金)米11月雇用統計、貿易収支、OPEC総会(ウィーン)
週末:皇居乾通り一般公開
7日(月)10月景気動向指数、米消費者信用残高
8日(火)GDP改定値、景気ウォッチャー調査、国際収支、ユーロ圏GDP、中国貿易収支
9日(水)機械受注、マネーストック、中国消費者物価、生産者物価
10日(木)法人企業景気予測調査、都心オフィス空室率、BOE金融政策委員会
11日(金)メジャーSQ、米小売売上高、生産者物価、ミシガン大学消費者信頼感
12月04日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
4日の東京株式市場は、シカゴ市場日経平均先物サヤ寄せする動きが強まり反落スタートだろう。その後、下値模索の展開となりそう
日経平均株価予想レンジは1万9500円−1万9700円。
週末要因から積極的な売買は見送られる可能性もあるだろう。
また、今晩米国の雇用統計を控えていることから、方向感が定まらない動きとなることも想定される。
物色は、短期的な資金が値動きの軽い小型株に向かいそうだ。
主要外国証券経由の注文動向は、売り2670万株、買い1550万株で、差し引き1120万株の大幅売り越し。売り越しは3営業日連続。金額も売り越し。
売りセクターに、銀行、商社、食品、化学、機械、輸送用機器、サービス、建設、情報通信、商社、小売、海運など。
買いセクターに、小売、サービス、機械、電機、化学、薬品、金属、保険、証券など。
【予定】
■4(金)
【国内】
10月毎月勤労統計調査(10:30)
11月消費動向調査(14:00)
《決算発表》
エイチ・アイエス、モロゾフ、クリムゾン、ロックフィール、ティーライフ、鳥貴族、山岡家、日東網、ポールHD、アイル、ユークス、トップカルチャ
《新規上場》
鎌倉新書
【海外】
豪10月小売売上高(9:30)
独10月製造業受注(16:00)
米11月雇用統計(22:30)
米10月貿易収支(22:30)
カナダ11月失業率(22:30)
メキシコ11月消費者信頼感指数(23:00)
OPEC定例総会(ウィーン)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
3日のNYダウ工業株30種平均は大幅続落し、前日比252ドル01セント安の1万7477ドル67セントで終えた。3日に欧州中央銀行(ECB)が決めた追加緩和が小規模にとどまり、欧州株が大幅下落する中で米国株にも失望売りが広がった。
市場では欧州中央銀行(ECB)が発表した金融緩和策が期待外れだったとの見方から、欧州株が全面安となった流れを受け、下落に転じた。イエレンFRB議長の議会証言を受け、利上げへの警戒感も強まり、終日軟調推移となった。ダウは一時300ドルを越す下落となった。
米サプライマネジメント協会(ISM)が午前に発表した11月のISM非製造業景況感指数は、前月比3.2ポイント低下した。2カ月ぶりの低下で市場予想を下回ったことも投資家心理の悪化につながった。
セクター別では全面安となり、特に耐久消費財・アパレルや医薬品・バイオテクノロジーの下落が目立った。
ナスダック指数も大幅続落し、前日比85.695ポイント安の5037.527で終えた。
NYダウ工業株30種(ドル)
17,477.67 −252.01
S&P500種 2,049.62 −29.89
ナスダック5,037.527 −85.695
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は続落した。12月物は前日比325円安の1万9545円で引けた。3日の大取終値を395円下回った。欧州中央銀行(ECB)の追加金融緩和策に失望感が広がり米株とともに売られた。この日の12月物安値は1万9430円、高値は1万9980円。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
19545 ( -395 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
19545 ( -395 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
いよいよ注目のECB理事会を迎える。今回は事前のドラギ総裁発言から市場は追加緩和ありきで動いている。期待値が高まっている分、ECBに課せられたハードルも高い。あすは
ECBの追加緩和の有無が焦点となるが、追加緩和実施が見送られる可能性も「ゼロではない」との慎重な声も聞かれた。
市場では「既にある程度織り込み済み」との見方も多いため、極端なプラス評価は期待できそうもない。
米国では3日、週間の新規失業保険申請件数、10月製造業受注・出荷、11月ISM非製造業景況指数が発表される。イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長が上下両院合同の経済委員会での議会証言に臨むほか、フィッシャーFRB副議長がワシントンで講演を行う。証言や講演などでの発言が株価に影響を与える可能性もありそうだ。
また、4日に発表される米11月雇用統計の内容を見極めたいとの姿勢から、手控えムードも広がりそうだ。
【個別開示情報】
■アスクル[2678]
16年5月期中間期(6−11月期)着地見通しの上方修正を発表。B to B事業で商材拡大やWebサイトにおけるマーケティング効果があったほか、個人向け通販「ロハコ」事業もテレビCMや大型販促が奏功して伸長。営業利益予想を前回の36億円から44億円に引き上げた。通期営業利益予想(80億円)は据え置いた。3日終値は5190円(▲20)。
■H2Oリテイリング[8242]
和食店を運営する梅の花[7604]の子会社化を断念すると発表。両社は2月13日に子会社化に基本合意し協議を続けてきたが、「シナジー効果を巡り一部合意に至らなかった」(両社)という。詳しい理由は非開示。今後は従来の関係を維持し、H2Oが梅の花株式の5.0%を保有し続ける。3日終値はH2Oが2547円(▲10)、梅の花は2670円(△13)
■IBJ[6071]
株式分割を発表。12月31日を基準日、来年1月1日を効力発生日として1対3に分割する。同社は婚活サイトや美容サイトの運営を行っている。3日終値は1674円(△72)。
【引け後のリリース】
セルシードが食道癌に関する食道再生上皮シート
■患者の術後の生活の質(QOL)向上などに期待
再生医療のバイオベンチャー、セルシード<7776>(JQG・売買単位100株)は3日の大引け後、食道再生上皮シート[ヒト(自己)口腔粘膜由来細胞シート(開発名:CLS2702C)]の治験届を2015年12月3日に(独)医薬品医療機器総合機構に提出し、早期食道癌の内視鏡的粘膜下層剥離術後の食道狭窄を予防する再生医療等製品としてヒト(自己)口腔粘膜由来細胞シートとそのシートを移植するための器具(開発名:CLS2702D)を開発すると発表した。
発表によると、近年、消化器外科領域における内視鏡を用いた手術の急速な進歩により、表在性食道癌に対しては、内視鏡的粘膜下層剥離術 (endoscopic submucosal dissection :ESD)が普及しつつある。だが、広範囲にわたるESD後に於いては、高い頻度で食道狭窄が起こるため、患者さんの生活の質(QOL)を著しく低下してしまい、これを解決する必要性があった。
東京女子医科大学の臨床研究により、患者さんの口の粘膜細胞を、温度応答性培養皿を用いて作製した細胞シートを移植すると、ESD後の傷の治りが早まり、食道の狭窄を抑制できる研究結果が報告された。同社は、この成果を基にヒト(自己)口腔粘膜由来細胞シート
を用いたESD後の創傷治癒の促進、ならびにその過程で起こる食道狭窄を予防することを目的として、このたび、日本国内で治験を実施するために本日、(独)医薬品医療機器総合機構に治験届を提出した。
今年の株価は年初の1000円台を高値として上値が重く、全体相場が中国株の急落を受けて下げた8月には515円まで下げた。しかし、以後は下値固めを経て回復が目立っている。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
12月03日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=小反発1円高、ECB理事会前に手控えムードも
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【大引け概況】
3日の日経平均株価は小反発し、前日比1円77銭高の1万9939円90銭で終えた。
前日の米国の株式相場の下落を受けて、売り先行でスタートしたものの下値も堅く、後場後半は買いが優勢となり、結局日経平均株価はわずかながら前日比高く引けた。
円相場が円安・ドル高方向に振れたことも支えとなり、海外投資家らによる買いが大型株を中心に広がった。
日本時間今晩のECB理事会や日本時間明晩に予定される米11月雇用統計の結果を見極めたいとの思惑が買いを手控えさせた。ただ、下値を売り込む動きもみられず、個人投資家を中心に個別物色意欲は旺盛だった。
JPX日経インデックス400は反発。終値は前日比7.77ポイント高の1万4431.93だった。東証株価指数(TOPIX)は3日続伸し、0.68ポイント高の1602.94で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆1139億円だった。売買高は18億6336万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は全体の41%にあたる785、値下がりは974、変わらずは162だった。
個別では、三菱UFJ、三井住友、村田製、ファナックなどが堅調。トヨタや日本郵政、ゆうちょ銀が上昇。経営統合を目指すことで基本合意したと発表したJXと東燃ゼネも買われた。石油や鉱業、保険株も高かった。業績予想の修正を発表したハウス食Gは4%超の上昇。一方、ファストリが下落。みずほ、ソフトバンクグ、日本電産、富士重などが軟調。転換社債型新株予約権付社債(CB)による資金調達を発表したパイオニアは4%近い下落。
東証2部株価指数は3日続伸した。朝日インテクとJトラストが上げ、ラオックスとケミプロが下げた。
日経ジャスダック平均株価はわずかながら4営業日ぶりに反落した。終値は前日比4銭安い2695円14銭だった。午後の取引で東証1部の主力株が買われると、中小型銘柄の多い新興企業株に対する投資家の関心が薄らぎ、買いが鈍った。目先の利益を狙った売買が多く、相対的に時価総額が小さい中小型銘柄を物色する動きが目立った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で839億円、売買高は1億6832万株だった。個別銘柄では太洋工業、アパマンショップ、DガレージやセプテニHD、田中化研が下落した。半面、リーバイス、石井工研がストップ高。クルーズやセリア、フェローテクは上昇した。
東証マザーズ指数は小幅に4日続伸した。終値は前日比2.33ポイント高い896.99だった。個別銘柄では、APLIXがストップ高。ベステラ、シリコンスタジオ、そーせいやミクシィ、FFRIが上昇した。サイバダイン、UNITED、シュッピン、ブランジスタが下落した。
きょう東証マザーズ市場に新規上場したインベスCは買い気配で始まった後に、12時56分に公募・売り出し価格(公開価格、1870円)を1745円(93%)上回る3615円で初値を付けた。寄り付いた後は売りに押され、終値は公開価格を1050円(56%)上回る2920円だった。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
19,939.90
1.77
日経平均先物
19,940.00
-10.00
TOPIX
1,602.94
0.68
TOPIX先物
1,601.00
-2.50
東証2部指数
4,847.39
16.61
JASDAQ
2,695.14
-0.04
マザーズ
896.99
2.33
出来高
東証1部
1863360
2113990
東証2部
134160
30638
12月03日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=続落も押し目買いに底堅さ発揮
【前引け概況】
3日午前の日経平均株価は続落し、前日比43円29銭安の1万9894円84銭で前場を終えた。
前日のNYダウが158ドル安と反落したことを受けて引き続き利益確定の売り優勢でスタートした。今週末に11月の米雇用統計の発表や石油輸出国機構(OPEC)の総会など重要イベントを前に、買いを手控える投資家が多かった。
もっとも売り一巡後に下げ渋った。
寄り付き後に日経平均株価が予想ほど下落しなかったことを受け、下値の堅さが意識された。海外投資家らから散発的な買いが大型株を中心に入り、日経平均は上げに転じる場面もあった。
値がさ株のファストリが大幅下落し、1社で相場全体を約50円押し下げたことを考慮すれば全体的には底堅い展開だった。
■日経平均株価 19,894.84(-43.29)
■日経平均先物 19,890(-60)
■東証1部出来高 9.49億株
■東証1部売買代金 1.03兆円
■TOPIX 1,598.83(-3.43)
■騰落 上昇649/下落1,119
■日経JQ 2,695.75(+0.57)
■マザーズ指数 897.74(+3.08)
東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反落し、JPX日経インデックス400は続落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆392億円で、売買は盛り上がっていない。売買高は9億4999万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の58%にあたる1119、値上がりは649、変わらずは153だった。
個別では、ファーストリテが急落、日本電産、ヤフーも軟調。トヨタや任天堂が下落。CB発行で希薄化懸念が意識されたパイオニアは売られ、三菱UFJやみずほFGなどメガバンクも売りに押された。ガスや繊維、鉱業株も安かった。一方、自社株買いを発表した日本郵政は上場来高値を付けた。日清食HD、村田製、ファナック、モバクリ、レオン自動機なども買われた。
東証2部株価指数は続伸した。前日比2.3ポイント高の4833.08となった。
個別銘柄では郷鉄工所が一時ストップ高。東邦金属、朝日インテク、ベネ・ワン、Jトラスト、SFJなどが買われた。半面、ケミプロ化成、省電舎、スリープロ、ラオックス、コメ兵などが下げた。
日経ジャスダック平均株価は小幅ながら4日続伸した。前引けは前日に比べ57銭高い2695円75銭となった。東証1部の主力株よりも値動きの良い中小型銘柄に投資家の関心が向いている。ただ、日経平均が前引けにかけて下げ幅をやや広げると、投資家心理が冷え込んで伸び悩んだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で465億円、売買高は9572万株。
個別銘柄では倉元、エーワン精密、石井工研、田中化研、クルーズ、フェローテクが上昇した。半面、アルファクスFS、アパマンショップ、カルナバイオやDガレージ、アイサンテクが下落した。
東証マザーズ指数は4日続伸した。前引けは前日比3.08ポイント高い897.74だった。個別銘柄ではベステラ、UMN、DLE、そーせい、UBIC、中村超硬が上昇した。一方で、オンコリスバイオ、ITM<、アクトコール、サイバダインやブランジスタ、アップバンクは下落した。
きょう東証マザーズ市場に新規上場したインベスCは、買い気配が続いている。前引け時点の気配値は公募・売り出し価格(公開価格、1870円)を71%上回る3190円だった。
12月03日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価 10時、一時上げに転じる 下値の堅さを意識した買い ファストリが安い
3日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比43円50銭安の1万9894円63銭。前日の欧米株式相場の下落を受け、投資家心理がやや弱気に傾いた。週末に11月の米雇用統計の発表などの重要イベントが控えていることも買いを鈍らせた。
【10時現在】
■日経平均株価 19,932.90(-5.23)
■日経平均先物 19,940(-10)
■TOPIX先物 1,602.50(-1.00)
■騰落上昇 679/下落1,071
■日経JQ 2,697.52(+2.34)
■マザーズ指数 899.65(+4.99)
10時現在の日経平均株価は前日比5円23銭安の1万9932円90銭で推移。
寄り付き後、指数が大方の参加者の予想ほど下落しなかったことで、下値の堅さが意識された。東証株価指数(TOPIX)が底堅く、大型株を中心に買いが入った。JPX日経インデックス400も下げ幅を縮小している。
日経平均マイナス寄与度は、ファストリ1社で相場全体を50円近く押し下げている。以下、東エレクが2.55円、花王が2.2円、太陽誘電が1.49円と続いている。
ファストリを除けば、日経平均はプラス圏で推移している計算になる。
プラス寄与度トップはKDDIで、日経平均を14.12円押し上げている。次いでファナックが11.38円、エーザイが3.02円、京セラが2.98円と続く。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6242億円、売買高は5億7895万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の56%にあたる1071、値上がりは679、変わらずは170だった。
業種別では33業種中17業種が値上がり。1位は保険で、以下、情報・通信、金属製品、空運と続く。値下がり上位には鉱業、その他金融、海運が並んでいる。
個別では、ソニーや東エレク、パナソニックが下落。国際石開帝石などの鉱業株や郵船など海運株が売られ、証券株や銀行株の下落も目立つ。一方、ファナックや日本郵政、村田製などが上昇している。
東証2部株価指数は3日続伸した。朝日インテクと東邦金が上げ、ラオックスとケミプロが下げた。
225先物はGS・アムロ・みずほ・大和・バークレイズが買い越し。
メリル・クレディ・野村・JP・三菱・UBSが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・三菱・GS・バークレイズが買い越し。
ニューエッジ・アムロ・JP・クレディが売り越し。
■エーワン精密 (6156)4235 +700
ストップ高で年初来高値更新。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は12月31日(実質的には12月30日)。投資単位当たりの金額を引き下げることで、流動性の向上や投資家層の拡大を図るという。
■リニカル(2183)
11月30日には1:2の株式分割を発表している。
1日には岩井コスモ証券が投資判断を引き上げ、目標株価を1600円から3000円に引き上げた。
■マーベラス(7844)
10時頃、人気アニメ「東京喰種トーキョーグール」のOVA(オリジナルビデオアニメ)最新作2作品を、DVDなどパッケージ商品の販売と同時にインターネット配信を行うと発表
テクニカル的には、ショーボンド(1414)、コムシス(1721)、大成建(1801)、鹿島(1812)、大東建(1878)、大林道(1896)、トーエネク(1946)、協和エクシオ(1951)、昭和産(2004)、ウェルネット(2428)、一休(2450)、JBR(2453)、コカE(2580)、ゲオ(2681)、ユーグレナ(2931)、野村不(3231)、日調剤(3341)、サンマルク(3395)、セーレン(3569)、ブレイン(3655)、ポール(3657)、モバクリ(3669)、カーバイド(4064)、日化学(4092)、キッセイ(4547)、JCR(4552)、大塚(4548)、アルプス技(4641)、フューチャー(4722)、大塚商会(4768)、ソフトブ(4779)、ウェザー(4825)、フルキャスト(4848)、ポーラ(4927)、リソル(5261)、東京製鉄(5423)、洋鋼板(5453)、OSJ(5912)、OKK(6205)、日機装(6376)、竹内製作(6432)、タムラ(6768)、新電元(6844)、アズビル(6845)、日光電(6849)、太平洋(7250)、西松屋(7545)、大研医器(7775)、パラマウント(7817)、アーク(7873)、日写(7915)、アデランス(8170)、ジャフコ(8595)、トーセイ(8923)、KDDI(9433)、メタウォータ(9551)、東宝(9602)、NTTデータ(9613)が動兆。
<兜町カタリスト>
「格言」
素人がプロに勝てるのは時間である
ついた値段は正しい
相場は夢と現実の間で揺れ動く
下げるときは一株でも下げる
本業を忘れた企業は投資家に捨てられる
二番底は黙って買え
顔色の悪い社長の株は買うな
アナリストの説明できない相場がおもしろい
幽霊と仕手は正体の分からないのがいい
上がる株が優良株
天まで届く相場はない
指し値は取り消すな
市場にいる必要はない
松井証券信用評価損益率速で売り方はマイナス10.940%。
買い方はマイナス5.507%。
信用評価損率(11月27日現在)はマイナス8.60%。
裁定買い残は329億円増加し3兆5983億円(9週連続増加)。
空売り比率は33.0%。
日経VIは20.23。
12月03日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
3日の東京株式市場は続落スタートだろう。NY株式の反落を受け、米シカゴ市場日経平均先物の円建て清算値にサヤ寄せするスタートになりそう。
日経平均株価予想レンジは、1万9750円−2万円。
寄り付き後は、落ち着きどころを探る展開となりそう。
下げても11月30日安値の1万9707円までで、売り一巡後は欧州追加緩和期待が下支えとなり下げ渋る展開を予想する。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1810万株、買い1720万株で、差し引き90万株の売り越し。売り越しは2営業日連続。金額は買い越し。
売りセクターに、化学、機械、サービス、輸送用機器、銀行、情報通信、空運、紙パ、その他製品など。
買いセクターに、電機、小売、化学、自動車、食品、薬品、証券、機械、輸送用機器、銀行、保険など。
【予定】
■3(木)
【国内】
11月日経PMIサービス業(10:35)
《決算発表》
三井ハイテ、スリープロ、綜合HD、アマガサ、不二電機、アルチザ、ピープル
《新規上場》
インベスC
【海外】
韓国7-9月期GDP確報値(8:00)
豪10月貿易収支(9:30)
トルコ11月消費者物価(17:00)
仏・独・ユーロ圏11月サービス業PMI確報値(17:50〜18:00)
ユーロ圏10月小売売上高(19:00)
ECB定例理事会(政策金利発表、21:45)
ドラギ総裁会見
米11月マークイットサービス業PMI確報値(23:45)
米10月製造業受注(4日0:00)
米11月ISM非製造業景況指数(4日0:00)
イエレンFRB議長が米上下両院合同経済委で証言(4日0:00)
フィッシャーFRB副議長が講演(4日3:10)
《決算発表》
ダラー・ゼネラル
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
NYダウ工業株30種(ドル)
17,729.68 −158.67
S&P500種 2,079.51 −23.12
ナスダック 5,123.222 −33.084
2日のNYダウ平均は前日比158ドル67セント安の1万7729ドル68セントと大幅反落で終えた。ニューヨーク原油先物相場が午後にかけて下げ幅を広げ、エクソンモービルなどの石油や素材株が売られた。
WTI期近の1月物が1バレル=40ドルを割り込んだ。石油や素材関連を中心に米国株に売りが及んだ。鉄道のカンザスシティー・サザンが10〜12月期の業績に慎重な見通しを示し、米景気が想定ほど強くないとの見方が浮上したことも幅広い銘柄に売りを誘った。
午後にカリフォルニア州で銃乱射事件が発生したと伝わったことも市場心理を冷やし、投資家が運用リスクを避ける姿勢につながった。
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は米景気の現状や先行きに自信を示し、12月の利上げの可能性を改めて示唆した。目新しい内容ではなかったとして、相場の反応は目立たなかった。
セクター別では全面安となり、特にエネルギーや自動車・自動車部品の下落が目立った。
ナスダック指数は同33.084ポイント安の5123.222で終えた。
シカゴ日経平均先物は反落した。12月物は前日比120円安の1万9870円で取引を終え、2日の大阪取引所の終値を80円下回った。米株が下げ、日経平均先物も売られた。この日の12月物安値は1万9795円、高値は2万0005円だった。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
19870 (?-80?)
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
19875 (?-75?)
( )は大阪取引所終値比
12月02日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=反落、2万円回復で利益確定売り優勢
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【大引け概況】
2日の日経平均株価は反落した。終値は前日比74円27銭安の1万9938円13銭だった。前日に約3カ月ぶりに日経平均が2万円大台を回復した反動もあって利食い優勢の展開。
ガラス土石製品やパルプ・紙などの業種が安い。日経平均への影響度が大きいファストリが下げ指数を押し下げ、電子部品株の一角に売りが膨らんだことも響いた。
日本時間あす夜のECB理事会の結果や週末の米11月の雇用統計の発表を控え、主力株には積極的な買いが入りにくい環境だった。ただ、下値では補正予算編成など政策期待を底流に建設セクターなど内需株が買われた。
東証株価指数(TOPIX)は小幅続伸した。前日比0.31ポイント高の1602.26で終えた。
JPX日経インデックス400は小幅反落し、前日比11.62ポイント安の1万4424.16だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆3057億円、売買高は18億9807万株。東証1部の値下がり銘柄数は885、値上がりは873とほぼ拮抗。変わらずは163だった。
個別では、ソニー、ファーストリテ、みずほ、日本電産などが軟調。
11月の月次売上高がさえなかったJフロントなど百貨店株が安い。11月の発光ダイオード(LED)バックライト事業の売上高が落ち込んだと発表したミネベアが大幅安。
半面、トヨタ自、三菱UFJ、ソフトバンクグ、三井住友、ファナックなどが堅調。ミドリムシから搾った油を航空機向け燃料に精製するプラント整備をすると発表したユーグレナが売買を伴い大幅高。投資判断の引き上げがあった沢井製薬が上昇。産業革新機構が株式の過半取得を検討すると伝わったシャープも買われた。
2日の東京株式2部市場は続伸。大引けの2部指数は、前日比29.77ポイント高の4830.78となった。個別銘柄では摂津製油がストップ高。ケミプロ化成、アートSHD、森組、朝日インテク、コメ兵などが買われた。半面、ヨネックス、スリープロ、象印、ラオックス、カネミツ、バリューHRなど売られた。
日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。大引けは前日比6円95銭高の2695円18銭だった。8月20日(2711円52銭)以来およそ3カ月半ぶりの高値を付けた。
相対的に出遅れ感の目立っていた新興企業株に関心が向かった。好材料の出た銘柄を中心に買いが集まった。
市場では、「そーせいなどの売買が活況で個人の関心が新興企業株に向かいやすかった」との声が聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で680億円、売買高は1億1092万株。個別銘柄ではアイビー、倉元、石井工研、太洋工業がストップ高。FVC、田中化研、BBタワー、エスケーエレクが上げた。一方でアルトナー、SOLHD、テーオー、カルナバイオや日ダイナミク、ノジマは下落した。
東証マザーズ指数は3日続伸。大引けは前日比16.88ポイント高の894.66だった。8月18日(904.82)以来およそ3カ月半ぶりの高値を付けた。
個別銘柄ではAPLIX、オンコリスバイオがストップ高。そーせいやミクシィ、サイバダインなど時価総額の大きな銘柄の上昇が目立ち、指数を押し上げた。半面、ロックオン、ロゼッタ、ブランジスタやOTSが下落した。12月に相次ぐ新規株式公開(IPO)を控え、ネオジャパンなど直近IPO銘柄の一角には換金売りが出た。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
19,938.13
-74.27
日経平均先物
19,950.00
-70.00
TOPIX
1,602.26
0.31
TOPIX先物
1,603.50
0.50
東証2部指数
4,830.78
29.77
JASDAQ
2,695.18
6.95
マザーズ
894.66
16.88
出来高
東証1部
1898070
2305722
東証2部
123100
31359
12月02日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=前場後半に下げ渋り小幅安
【前引け概況】
2日午前の日経平均株価は小幅に反落した。前引けは前日比10円28銭安の2万0002円12銭だった。
前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック指数とも大幅高だったものの、シカゴ日経平均先物12月物が軟調だったことで、これにサヤ寄せするかたちで売り優勢となった。
しかし、値上がり銘柄数が値下がりを上回るなど地合いそのものは悪くない。前場後半は戻り歩調を強め、前引け時点では小幅マイナス圏ながら高値引けとなり2万円台に乗せて着地している。
欧州中央銀行(ECB)が追加緩和に踏み切るとの観測から、投資資金が日本株に流入するとの期待が根強い。
市場では出遅れ修正の買いが入っていたと指摘する声もあった。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに小幅に続伸した。
■日経平均株価 20,002.12(-10.28)
■日経平均先物 19,990(-30)
■東証1部出来高 9.73億株
■東証1部売買代金 1.09兆円
■TOPIX 1,607.27(+5.32)
■騰落 上昇897/下落832
■日経JQ 2,692.59(+4.36)
■マザーズ指数 897.87(+20.09)
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆982億円、売買高は9億7359万株。東証1部の値下がり銘柄数は832、値上がりは897、変わらずは192だった。
個別ではトヨタが堅調、ファナックもしっかり。藻の一種のミドリムシからつくる航空機向け燃料を実用化するためにプラント設備を建設すると発表したユーグレナが商いを伴い大幅に上昇した。新日本無線は値上がりトップに買われた。リョービ、東急建設なども値を飛ばした。
半面、11月の発光ダイオード(LED)バックライトの売上高が会社計画を大幅に下回るようだと発表したミネベアが大幅安。スタンレー電、アルプス電も売られた。東ソー、イビデンなども値を下げている。
11月の月次売上高がさえなかった高島屋やJフロントなど百貨店株も安い。
東証2部指数は続伸した。前引けの2部指数は、前日比20ポイント高の4821.01となった。
個別銘柄ではケミプロ化成、アートSHD、ベネ・ワン、朝日インテクが上昇した。半面、ヨネックス、タカキタ、IJTT、KIHD、象印が下げた。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比4円36銭高の2692円59銭だった。投資家の関心が値動きの軽い新興企業株に向かった。好材料の出た銘柄に買いが集まった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で434億円、売買高は7215万株。個別銘柄では倉元がストップ高。FVC、クルーズ、石井工研、グリムス、五洋インテなどが上昇した。前日に自社株買いを発表したエスケーエレは大幅高となった。一方でカルナバイオや日ダイナミク、フーマイエレ、トレイダーズHDは下落した。東証証券取引所が信用取引規制の措置をとったアパマンショも下落した。
東証マザーズ指数は続伸。前引けは前日比20.09ポイント高い897.87だった。8月に急落する直前、20日の高値である890.69を上回った。個別銘柄ではオンコリスバイオがストップ高。11月30日に米ファイザーと医薬品開発で資本業務提携すると発表したそーせいに買いが続いた。エナリス、AMBIT、ミクシィやブランジスタも高い。8日付で東証1部に市場変更すると発表したシュッピンも上昇した。半面、ファンデリー、ロゼッタ、DDS、ネオジャパンやOTS、ジグソーは下げた。
12月02日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価 10時、やや下げ幅広げる 1万9900円台半ばで推移
【10時現在】
10時時点の日経平均は前日比70円36銭安の1万9942円04銭でやや下げ幅を広げて推移している。
米国株が上昇したにも関わらず、2万円到達による達成感が意識されて東京株式市場は弱いスタート。
日経平均先物12月物が前日清算値に比べて100円安まで下げると、日経平均も連れ安して下げ幅を広げた。
朝方は小幅に上昇していたJPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も下げに転じる場面がある。
ただ、TOPIXコア30指数がプラス圏で推移していることからTOPIXが相対的に強く、NT倍率は縮小している。なお、マザーズ指数は前日比1%高としっかり。
■日経平均株価 19,942.04(-70.36)
■日経平均先物 19,950(-70)
■TOPIX先物 1,602.00(-1.00)
■騰落 上昇627/下落1,134
■日経JQ 2,695.39(+7.16)
■マザーズ指数 887.61(+9.83)
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6763億円、売買高は6億3088万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の6割近い1134、値上がりは627、変わらずは157。
業種別では33業種中、12業種前後が高い。値上がり上位に不動産、空運、建設、電力ガス、保険など。半面、値下がりで目立つのは精密機器、倉庫、紙パルプ、非鉄、電気機器、機械など。
売買代金上位銘柄では、ソニー、村田製、ミネベアがさえない。一方、トヨタ自、三菱UFJ、三井住友、大成建が買われている。
個別銘柄では日経平均への影響度が大きいファストリが下げ、日経平均を大きく押し下げている。村田製やアルプスなどスマートフォン(スマホ)関連株が安い。
半面、一部報道で産業革新機構が株式の大半を取得する検討に入ったと伝わったシャープが大幅に上昇。藻の一種であるミドリムシから絞った油を燃料に精製する国内初のプラント設備を建設すると発表したユーグレナが大幅高となり、東証1部の売買代金首位にも顔を出している。
東証2部指数は小幅続伸。アートSHD、コメ兵、朝日インテクが上昇した一方、象印やFエスコが下げた。
ゴールドマン・サックス証券(GS)の最新リポートで、景気低迷の継続に伴い、中国政府が追加の金融緩和を実施するとの見方を示した。年内25bp(ベーシスポイント)の利下げと50bpの預金準備率の引き下げが追加されると予測した。
■オンコリスバイ<4588> 754 +100
ストップ高。同社が開発中のがん検査薬OBP-401(テロメスキャン)を用いた血液循環がん細胞(CTC)の測定が、米創薬会社ディサイフィラの抗がん剤開発の臨床試験で有効性の検証に用いられることが決定したと発表している。
■エスケーエレク<6677> 875 +65
大幅反発。10万株、1.0億円を上限に自己株式取得を実施すると発表している。発行済株式総数(自己株式を除く)の0.90%に相当する。期間は15年12月2日から16年1月8日まで。需給面の支援材料。
【寄付き概況】
2日の日経平均株価は小幅に反落して始まった。
始値は前日比54円90銭安の1万9957円50銭。前日に2万円の大台を約3カ月ぶりに回復したことで、達成感からの利益確定の売りに押された。
今週はECB理事会や週末の米雇用統計発表など重要イベントを控えており、上値を積極的に買いにくい環境にある。
ただ、一方的に売り急ぐ向きは少なく、寄り付き後も小幅安で推移している。
欧州中央銀行(ECB)による追加の金融緩和観測が根強く、投資マネーの日本株への流入期待が相場の支えとなっている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、15業種前後が高く、値上がり上位に鉄鋼、電力ガス、保険、不動産、空運など。値下がりでは紙パルプ、海運、精密機器、小売など。
主力株では三菱UFJや三井住友FGなど銀行株が高い。トヨタや日産自、ホンダなど自動車株の一角も上昇。前日に藻の一種であるミドリムシから絞った油を燃料に精製する国内初の設備を横浜市に建設すると発表したユーグレナが買い気配。一方、11月の月次売上高が振るわなかったJフロントや高島屋など小売り株の一角が安い。
225先物はGS・クレディ・大和・シティ・三菱・モルスタが買い越し。
パリバ・メリル・アムロ・ニューエッジ・野村・日産・松井が売り越し。
TOPIX先物はパリバ・ドイツ・ニューエッジ・みずほ・日興が買い越し。
メリル・クレディ・GS・シティ・モルスタが売り越し。
外資系等は東京網(5981)、スクリーン(7735)、グンゼ(3002)、三井化(4183)、住大セ(5232)、ベネワン(2412)、前田工繊(7821)が動兆。
テクニカル的には、大気社(1979)、いちご(2337)、Vコマース(2491)、インフォマート(2492)、オエノン(2533)、ヨコレイ(2874)、クラボウ(3106)、UKC(3156)、旭化成(3407)、住江織(3501)、アツギ(3529)、デンカ(4061)、戸田工(4100)、大日精(4116)、三菱ガス(4182)、応化工(4186)、日立化成(4217)、ソースネク(4344)、生化学(4548)、関ペ(4613)、日特塗(4619)、ダスキン(4665)、フジ(4676)、JX(5020)、オカモト(5122)、有沢(5208)、東洋炭素(5310)、鉄(5401)、JFE(5411)、栗本鉄(5602)、菱製鋼(5632)、リョービ(5851)、東京綱(5981)、テクノプロ(6028)、アサンテ(6073)、アマダ(6113)、島精機(6222)、やまびこ(6250)、日樹工(6293)、コマツ(6301)、日立建(6305)、シンニッタン(6319)、新東工(6339)、タダノ(6395)、平和(6412)、日ピス(6461)、ホシザキ(6465)、大豊工(6470)、日トムソン(6480)、日立(6501)、安川(6506)、山洋(6516)、日立工(6581)、東光(6617)、サンケン(6707)、アイホン(6718)、EIZO(6737)、富士通ゼ(6755)、マイクロニクス(6871)、デンソー(6902)、レーザテック(6920)、三井造(7003)、川重(7012)、KYB(7242)、ホンダ(7267)、ショーワ(7274)、エクセディ(7278)、ミツバ(7280)、愛三工(7283)、三菱食(7451)、ネットワン(7518)、スター精密(7718)、ノーリツ鋼(7744)、ニチハ(7943)、岡村(7994)、スクロール(8005)、長瀬産(8012)、Fマート(8028)、ユアサ商(8074)、GSIクレ(8101)、ユニー(8270)、ゼビオ(8281)、日証金(8511)、イオンモール(8905)、郵船ロジ(9370)、スカパー(9412)、ドコモ(9437)、邦ガス(9533)、アサツー(9747)、ニトリ(9843)、ミロク(9928)、プレナス(9945)が動兆。
「仮説」
引け際の魔術師がいたのかどうかは不明だが8月20日以来の日経平均2万円。
後講釈的には前場寄り前から予感はあった。
しかし抜けるには一気に外でという予想は外れジワジワと国内時間帯での達成。
起爆剤は外ではなく法人企業統計での設備投資の伸びを好感。
もっとも先物主導の展開は他力本願が自力本願になった訳ではなく戦場が変更しただけのこと。
それでも起きて予感するより実感で体験できることの方が気分は良い。
ワープマド空け相場よりは実戦継続で地に足のついた格好は悪くない。
09年以降12月1日は負けなしの特異日だったということもあろうか。
アノマリーは7月上昇→12月上昇。
もしも12月の月足が陽線と仮定すれば、20012円以上で終わる大団円のシナリオとなった。
NY株は反発しての戻り。
「サイバーマンデー」に、米国内のオンライン売上高が30億ドル相当を突破。
過去最高となったことを好感した格好。
割引額が事前予想を上回ったことという理由もあろうが電器・玩具への需要が堅調。
売れ筋はサムスンの4Kテレビやアップルのアイパッドミニ、相変わらずのレゴやバービー人形。
トラッディショナルな需要に支えられて年は更けゆくという感じだろうか。
一つの計算は日銀のETF買い。
11月30日にも362億円買った。
前場の下落率は0.38%。
20日は前場の下落率0.41%、27日は同0.45%でも362億円買った。
11月は合計8回の買いで2870億円。
これで今年は累計2兆8593億円で残りの枠は1407億円。
362億円だとあと4回しか買えない。
大納会までの営業日数はあと20日。
4勝16敗で行けるのだろうか。
あるいは日銀金融政策決定会合の18日までの営業日数は17日。
13勝4敗ならば行けるのかも知れない。
となると、市場は次回会合でのETF枠の増加を期待しているとも言えようか。
興味深かったのは日経スクランブル。
今年9月末の世界の機関投資家が保有する日本株の比率は3%弱。
時価総額に占める日本株の比率は世界株の9%であるからかなり小さい。
となれば「あと3兆〜4兆円の買い余地がある」との声も引用されている。
確かに計算上は間違っていないだろう。
今年度の税収は56兆円台前半に上振れする見通し。
好調な企業業績や賃上げが背景だという。
因みに場バブル直後の90年が過去最高で60.1兆円、91年度が59.8兆円。
これに次ぐ規模となってきた。
消費税を上げなければプライマリーバランスが不安とか法人税を下げて財政は大丈夫かとの声と反対の動き。
既成概念の固まった経済感覚のエコノミストの意見はしばしば間違うことになる。
そもそも、市場は仮説と検証の反復の場所。
偏った仮説のみで反証がないから一方的な専門家の意見が幅を聞かせるがしばしば予想と違う現実に遭遇する
もの。
株式市場だって同じようなもの。
反証を検証してみることも重要だろうし、そもそも仮説のないままでの投機が多いような気もする。
その意味では「大機小機」も「地方衰退の一因は円安」と面白い。
「円安の恩恵は輸出企業に生じるが、それは大都市に集中する傾向。
一方、地方経済は中小企業が主体で仕入れる原材料など輸入への依存度が高く円安の悪影響が及びやすい。
もっと丁寧に政策効果を検証すべきではないか」。
至極もっともである。
「訪日客の急増は購買力平価で円安に振れている証である」。
これも一理ある。
円安株高の幻想はそろそろ捨ててもいいような気がする。
そうでないとSDRにようやく組み込まれた人民元の後塵を拝す時間が永遠に続くのではなかろうか。
(櫻井)
<兜町カタリスト>
「ICT」
市場関係者というのは政策には敏感なところがあります。
それは市場動向が政策の方向に向かうことは多いからというのが理由。
だから首相官邸とか内閣府などのホームページをサーフィンすることも当然多くなります。
すると時々。活字や映像にはまだ表れていない秘宝が時々あることもあります。
11月24日に内閣府が発表したのは「科学技術基本計画について」の答申素案。
その現状認識で語られているのはこれからの社会とともに株式市場で話題になるであろうことばかりのような気がします。
大前提は「情報通信技術(ICT)の急激な進化により、グローバルな環境において、情報、人、組織、物流、金融など、あらゆるものが瞬時に結び付き、相互に影響を及ぼし合う新たな状況が生まれてきている。それにより、既存の産業構造や技術分野を軽々と超えて、これまでにはない付加価値が生み出されるようになってきており、新しいビジネスや市場が生まれ、人々の働き方やライフスタイルにも変化が起こり始めている」。
そして「世界的な規模で急速に広がるネットワーク化は、これまでの社会のルールや人々の価値観を覆す可能性を有しており、派生するセキュリティ問題への対応、個人情報の保護等の新たなルール、行動規範作りが不可欠となっている。また、Internet ofThings(IoT)、ロボット、人工知能(AI)、再生医療、脳科学といった、人間の生活のみならず人間の在り方そのものに大きな影響を与える新たな科学技術の進展に伴い、科学技術イノベーションと社会との関係を再考することが求められている」。
これらはおそらく来年の市場テーマとなるに違いありません。
そして「我々は、エネルギーや資源の安定的かつ低廉な供給が我が国の経済・社会の基盤を支える重要なものであることを改めて経験したところである。
また、人口減少時代の中で、高齢化の進行やインフラの老朽化等に伴う社会保障費をはじめとする将来の社会コストの増大は、我が国の経済や国民の生活水準の維持・向上に対する大きな制約となりつつある。さらに、大規模地震や火山噴火などの自然災害のリスク、我が国を取り巻く安全保障環境の変化などにも適切に対応し、国土や社会機能の強靱性(レジリエンス)を高めていくことが求められている。東日本大震災からの復興再生もまだ道半ばであり、着実に対応していくことが必要である」。
この他にも「超スマート社会の実現」や「地方創生」なども盛り込まれていますが、全体を貫いているキーワードは「ICT」。ICTとは、情報通信技術を表すITに、コミュニケーションの概念を加えた言葉。Information and Communication Technologyの略で、ITの概念をさらに一歩進め、IT=情報技術に通信コミュニケーションの重要性を加味した言葉とされてます。
IoTは市場で使われ始めましたがたぶん日本ではICTはこれから。
来年はICT元年みたいなことになるのでしょうか。
時間があれば政策を見ることも株式投資の重要なファクターであると言えます。
そういえば、寒風が吹き始めた中で霞が関も頑張っていますが、永田町では解散風が吹き始めました。
内閣支持率の復調を受けた格好での衆参同時選挙観測。
1年前に選挙があったばかりですから「えっ」という印象ですが、結構真剣に論じられているようです。
ここで考えたいことは景気が悪く株価が低迷している中では与党は選挙などしたくないもの。
それでも選挙という事態が想定されるということとは・・・。
多少楽観的すぎるのかも知れませんが、景気にも株価にも永田町は自信を持っているということの裏返しと考えたいものです。
市場では目先の小さな渦に溶け込むのではなく、あるいは月を宇宙と思うだけでなく天の川を宇宙と考えるような姿勢は必要なのかも知れません。
(櫻井)
12月02日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
2日の東京株式市場は、日経平均株価の2万円を挟んだもみ合いとなりそう。
日経平均株価の予想レンジは、1万9900円−2万100円。
明日のECB理事会を前に独DAXが下落となっていることもやや警戒材料となりそうで、米国株高を素直に好感できない
フシ目の2万円を終値ベースで3カ月半ぶりに回復。先高期待が高まるとみられる半面、利益確定売りも出ることも想定され、強弱感の対立から売り買いが交錯する可能性もありそう。
今後は、日経平均株価が2万円を突破したことで、今後年末にかけて、6月24日の取引時間中につけた年初来高値2万952円の奪回が視野に入ってくる。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1510万株、買い1210万株で、差し引き300万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、化学、機械、食品、電機、輸送用機器、ゴム、通信、精密、銀行、その他製品、空運など。
買いセクターに、電機、建設、食品、情報通信、ガラス、機械、サービス、小売、不動産、非鉄、薬品など。
【個別材料銘柄】
■ユーグレナ<2931> [東証]
2020年に向けた国産バイオジェット・ディーゼル燃料の実用化計画を始動すると発表した。横浜市や千代田化工建設<6366>、伊藤忠エネクス<8133>、いすゞ自動車<7202>、ANAホールディングス<9202>傘下の全日本空輸と協力し推進するとしており、18年の稼働を目指すとしている。
計画では、横浜市が「環境・エネルギー分野の拠点形成」を目指す京浜臨海部の旭硝子<5201>京浜工場内(予定)において、16年夏からバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントの建設を開始。17年内の竣工と18年前半の稼働開始を目指すというもの。
■トランスG <2342> [東証M]
10万3000株の第三者割当増資を実施。払込日は12月17日。割当先は同社福永健司社長に10万3000株、発行価格は777円で調達資金約8000万円はライフサイエンス分野のM&Aや提携関連費などに充てる。
■インタワクス <6032> [東証M]
既存株主による105万株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限15万株の売り出しを実施。売り出し株式数が最大で120万株と発行済み株式数の12.4%におよぶ規模。売出価格は9日から14日までのいずれかの日に決定される。
■シュッピン<3179> [東証M]
東京証券取引所から8日付で市場1部銘柄に指定される。カメラや時計の中古品を店舗やネット経由で買取・販売するのが主な事業。16年3月期連結業績予想は、売上高231億2100万円(前期比20.6%増)、経常利益11億円(同26.5%増)を見込む。
また、市場変更に伴い立会外分売を実施するとあわせて発表した。25万株を12月16日から22日に実施する予定
【予定】
■2(水)
【国内】
11月マネタリーベース(8:50)
《決算発表》
ダイサン、楽天地、ナガノ東
【海外】
韓国10月国際収支(8:00)
豪7-9月期GDP(9:30)
ユーロ圏11月消費者物価速報値(19:00)
米11月ADP雇用統計(22:15)
カナダ銀行翌日物貸出金利(3日0:00)
イエレンFRB議長が講演(3日2:25)
ベージュブック(3日4:00)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【NY概況】
NYダウ工業株30種(ドル)
17,888.35 +168.43
S&P500種 2,102.63 +22.22
ナスダック 5,156.306 +47.640
1日のNYダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比168ドル43セント高の1万7888ドル35セントだった。
米国の経済指標が概ね堅調な内容となったことも好感され、終日堅調推移となった。11月ISM製造業景況指数は予想を下振れたものの、12月の利上げに影響を与える内容ではないとの見方が優勢となった。
1日の欧州の株価指数はまちまちだったが、ECBの追加緩和への観測が米市場の心理を強気に傾けた。
欧州中央銀行(ECB)による追加の金融緩和への観測から米株式にも資金流入を見込んだ買いが入った。年末にかけて米株式相場の先高観が根強いことも相場を支えた。
もっとも、相場は伸び悩む場面もあったが、12月は過去に相場が堅調に推移した例が多く、米株式は年末にかけて上がるとの見方が多い。
前日まで下げた反動に加え、年末商戦の序盤でネット通販が好調だったとして米株式の買いを誘い、ダウ平均は取引終了にかけて上げ幅を広げた。
セクター別では全面高となり、ヘルスケア機器・サービスやソフトウェア・サービスの上昇が目立った。
個別銘柄ではインターネット小売り大手のアマゾン・ドット・コムが高い、前週末にタブレットなど自社製端末の売上が過去最高を更新したと発表し、上昇。ファストフードのヤム・ブランズ(YUM)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、堅調推移。アメリカン航空(AAL)は、地上スタッフの賃上げで労働組合と合意に達したことが好感され上昇。
ナスダック総合株価指数は反発。前日比47.640ポイント高の5156.306で終え、7月22日以来およそ4カ月ぶりの高値を付けた。検索大手グーグルの持ち株会社アルファベットやマイクロソフトなど時価総額の大きいハイテク銘柄が大幅高となり、指数を押し上げた。
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は3営業日ぶりに反発し、期近物の終値として8月19日以来、約3カ月半ぶりの高値をつけた。12月物は前日比200円高の1万9990円で取引を終え、1日の大阪取引所の終値を30円下回った。
米株とともに買いが優勢になった。12月物は前夜の夜間取引で一時2万40円まで買われた。一方、安値は1万9775円だった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
19990 ( -30 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
20000 ( -20 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
12月最初の取引となる本日の市場は日経平均が3日ぶりに大幅反発。
日経平均は大引けで2万円に到達した。引けにかけてじわじわと上昇し、最後の最後で2万円に乗せる動きだった。
先週は2万円目前で跳ね返される動きが続いたことで上値の重さが強く意識されたが、節目回復で動きが軽くなる展開が期待できる。
この先は大型、小型問わず、買い材料のある銘柄には素直に資金が入りやすくなると考える。地合い改善を投資家が実感できるかどうか、あすは2万円の値固めが進むかどうかが焦点となる。
【開示情報】
■松屋[8237]
11月の売上高を発表。銀座店、浅草店の合計で前年同月比5.4%増だった。歳暮用ギフトや防寒用マフラー、手袋などの売れ行きが好調だった。ただ、浅草店だけみると、生鮮食品が不調で同5.3%減だった。1日終値は1481円(△3)。
■オンワードHD[8016]
特別利益の計上を発表。11月11日〜26日に保有している上場株式3銘柄を売却しており、売却益22億7900万円を第3四半期決算で特別利益に計上する。オンワードの通期純利益予想は43億円だが、今後、修正が必要な場合は公表する。1日終値は783円(△18)。
■アスクル[2678]
11月の売上高を発表。全体の売上高は前年同月比13.3%増の256億円、主力のオフィス向け事業は前年同月比8.0%増の225億円、家庭向け事業は同78.9%増の30億円だった。
12月01日 相場概況(大引け)
日経平均株価(大引け)=3日ぶり反発 264円高、引け際買われ2万円回復
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【大引け概況】
1日の日経平均株価は3日ぶりに反発し、前日比264円93銭高の2万12円40銭で終えた。8月20日以来、ほぼ3カ月ぶりに2万円台を回復した。
前日の米国株市場が軟調だったものの為替が円安傾向で輸出株に追い風となった。
財務省が朝方発表した2015年7〜9月期の法人企業統計で設備投資の伸びが加速していることが示され、買い安心感が広がった。アジア株式相場が総じて堅調に推移したのも追い風となった。
法人企業統計によると全産業の設備投資額は前年同期に比べ11.2%増え、伸び率は07年1〜3月期以来の大きさとなった。これまで設備投資の遅れが懸念されていただけに、関連銘柄をはじめ幅広い銘柄に買いが入った。
前場取引時間中に発表された中国PMIは市場予想を下回り、これを受け日経平均もいったん伸び悩む場面があったが、下値も堅く前場後半にかけて買い直された。
大引けにかけて日経平均先物にまとまった買いが入ると、先物に比べ割安になった日経平均採用銘柄をまとめて買う動きが活発化し、日経平均株価が押し上げられ高値引けにつながった。
週内には欧州中央銀行(ECB)理事会や米雇用統計発表という重要行事を控える。市場では「イベント通過後の株高をにらみ、先回り的に日本株を買う動きが出た可能性がある」との声が聞かれた。
チャート分析の面では、11月30日に日経平均が日足で、25日移動平均線(短期線)が200日移動平均線(長期線)を下から上に突き抜けるゴールデンクロスを形成。「市場の先高観が強まった」という。
JPX日経インデックスと東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反発した。
東証1部の売買代金は概算で2兆4304億円。売買高は20億5018万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1338と全体の7割を占めた。値下がりは458、変わらずは125だった。
個別では、自動車のトヨタやホンダが上昇。ファナックやキーエンスも買われた。三菱UFJや三井住友FG、みずほFGの三大銀行グループもそろって上げた。野村HD、日立、三菱重も物色された。東京製綱が急動意、信越ポリマ、DICなども値を飛ばした。
一方、ソフトバンクとKDDIは下落。日産自も下げた。東芝やOKIも売られた。ライオンが急落、ハローズ、長野計器も大幅安。ネクスト、日清紡HDの下げもきつい。
東証2部株価指数も3日ぶり反発。大引けの2部指数は、前日比14.58ポイント高の4801.01となった。個別銘柄では省電舎、摂津製油がストップ高。東邦金属、インターアク、田岡化学工業、朝日インテク、ヨネックスが上げ、半面、ラオックス、象印、ケミプロ化成、日本パワーファス、アピクヤマダ、スガイ化学工業が下げた。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比11円95銭高い2688円23銭で、8月20日以来、約3カ月ぶりの高値となった。日経平均株価が堅調に推移する中で投資家心理が改善。新興企業株にも買いが入った。ジャスダック市場の売買代金は概算で652億円、売買高は1億3446万株だった。
個別銘柄ではグリムス、倉元がストップ高。フーマイエレ、環境管理、アパマンショップ、クルーズ、ハーモニック、エンジャパンが上昇した。半面、メッセージや菊池製作、田中化研は下落した。
東証マザーズ指数は続伸し、同じく3カ月ぶり高値をつけた。終値は前日比10.75ポイント高い877.78だった。 個別銘柄ではAPLIX、そーせい、アルファポリスがストップ高。FFRIやタカラバイオ、中村超硬が上昇した。半面、ネオジャパン、ファーストコーポ、ロゼッタ、サイバダインやペプドリ、ACCESSが下落した。
【指標一覧】
終値
日経平均株価
20,012.40
264.93
日経平均先物
20,020.00
270.00
TOPIX
1,601.95
21.70
TOPIX先物
1,603.00
21.00
東証2部指数
4,801.01
14.58
JASDAQ
2,688.23
11.95
マザーズ
877.78
10.75
出来高
東証1部
2050180
2430430
東証2部
111860
23320
12月01日 相場概況(前引け)
日経平均株価(前引け)=買い意欲強まり大きく切り返す
【前引け概況】
1日午前の日経平均株価は反発し、前日比199円8銭高い1万9946円55銭で前場を終えた。財務省が朝方発表した2015年7〜9月期の法人企業統計で設備投資の大幅な伸びが確認され、買い安心感が広がった。アジア株式相場が総じて堅調に推移したのも追い風となった。
前場取引時間中に発表された中国PMIは市場予想を下回り、これを受け日経平均もいったん伸び悩む場面があったが、下値も堅く前場後半にかけて買い直された。
法人企業統計によると金融業・保険業を除く全産業の設備投資は前年同期に比べて11.2%増えた。伸び率は07年1〜3月期以来の大きさとなった。15年7〜9月期の国内総生産(GDP)速報値は設備投資の下振れが響いて2四半期連続のマイナスだった。8日発表のGDP改定値では法人企業統計の結果を踏まえて、上方修正されるとの期待が広がった。
11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)と財新の中国PMIがいずれも好不況の分かれ目である50を下回り、相場の上値を抑える場面があった。
■日経平均株価 19,946.55(+199.08)
■日経平均先物 19,960(+210)
■東証1部出来高 11.06億株
■東証1部売買代金 1.23兆円
■TOPIX 1,598.82(+18.57)
■騰落 上昇1,265/下落507
■日経JQ 2,683.24(+6.96)
■マザーズ指数 876.86(+9.83)
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2347億円、売買高は11億653万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1265と全体の66%を占めた。値下がりは26%の507、変わらずは149だった。
個別では、ファナックや京セラが上昇。自動車のトヨタやホンダも買われた。三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGの三大銀行グループもそろって上げた。キーエンス、アルバック、信越ポリマ、Vテクも物色人気。一方、ファストリやソフトバンクは売られた。日本郵政やパナソニックも下げた。カシオが軟調、ライオンも大きく値を下げた。日産自、日清紡HDも安い。
東証2部株価指数は反発。前日比6.4ポイント高の4792.83となった。
個別銘柄では省電舎、摂津製油がストップ高。東邦金属、郷鉄工所、FUJIKO、朝日インテクとコメ兵が上げ、半面、ケミプロ化成、日本パワーファス、ラオックスや象印が下げた。
日経ジャスダック平均株価は小幅に続伸した。午前の終値は前日に比べ6円96銭高い2683円24銭となった。円安進行などで投資家心理が改善するなか、新興市場にも個人投資家を中心とする資金が流入した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で367億円、売買高は8646万株。個別銘柄ではグリムス、アクモス、倉元、カルナバイオ、クルーズが上昇した一方、日ダイナミクやアイサンテク、アルファクスFS、日本ライトン、菊池製作が下落した。
東証マザーズ指数も続伸。前引けは前日比9.83ポイント高い876.86だった。個別銘柄では、OTSや中村超硬、FFRI、イーレックスが上げた。半面、2 7日に新規上場したネオジャパンやジグソー、ファーストコーポ、モバファク、ロゼッタの値下がりが目立った。
12月01日 相場概況(寄り付き後)
日経平均株価10時、200円高から中国製造業PMIが予想下回る、上げ一服
【寄付き概況】
1日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比51円61銭高の1万9799円8銭。外国為替市場で進んだ円安・ドル高を好感した買いが入った。
財務省が発表した2015年7〜9月期の法人企業統計で、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期に比べて11.2%増と、4〜6月期(同5.6%増)から伸び率が拡大したのも追い風となった。
■日経平均株価 19,947.67(+200.20)
■日経平均先物 19,950(+200)
■TOPIX先物 1,599.00(+17.00)
■騰落 上昇1,259/下落484
■日経JQ 2,680.02(+3.74)
■マザーズ指数 881.82(+14.79)
10時現在の日経平均株価は前日比200円20銭高の1万9947円67銭で推移している。
11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回り、株価の上値を抑えている。朝方発表された法人企業統計で示された設備投資の伸びを好感した買いが広がり、一時は前日比の上げ幅を200円超に広げる場面もあった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上昇が一服している。
この後、11月の財新の中国PMIが発表される。中国景気に対する市場の関心は引き続き高く、PMIや、その発表を受けた中国・上海株式相場の動向を見極めたいとの雰囲気が出ている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7619億円、売買高は7億1799万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の66%にあたる1259、値下がりは25%の484、変わらずは178だった。
業種別では33業種中31業種が上昇し、下落は水産・農林、金属製品の2業種のみ。値上がり率1位は電気・ガスで、以下、証券・商品、機械、卸売、鉄鋼、電気機器と続いている。
日経平均株価プラス寄与度トップはファナックで、日経平均を15.30円押し上げている。次いで京セラが7.92円、東エレクが7.69円、ホンダが7.45円が7.45円と続く。
マイナス寄与度は6.67円の押し下げでファストリがトップ。以下、大和ハウスが3.53円、ソフトバンクが2.35円、エーザイが1.57円と続いている。
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は1259、値下がり銘柄数は484、変わらずは178銘柄だった。
個別では、ファナックは上げ幅を拡大。自動車のトヨタやホンダも高い。三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGの三大銀行グループがそろって上昇している。一方、値がさ株のファストリやソフトバンクは下落。日産自とハウスも安い。
東証2部株価指数は反発。コメ兵と朝日インテクが上げ、ラオックスと象印が下げた。
国家統計局と中国物流購買連合会はきょう12月1日、11月の製造業購買担当者指数(PMI)が49.6となり、前月の49.8を下回ったと発表。市場予想は49.8だった。
■河西工 (7256)
大幅続伸。日経産業新聞が1日付で、「自動車部品の河西工業はドアなどの内装品に埋め込んだ照明で車内空間を演出する『イルミネーション内装』の試作品を開発した」と報じた。
■SOSEI(4565)
7060円ストップ高買い気配。子会社の英Heptares社が米製薬大手Pfizer社との間で、複数の領域における最大10種のGPCRターゲットに関する新規医薬品の戦略的提携契約を締結したと発表している。また、SOSEIはファイザー製薬を割当先として新株式50万8656株を発行する。差引手取概算額は約40億円で、「StaR」(GPCR構造ベース創薬技術)を活用した新規医薬品の研究に充当する予定。
■APLIX (3727)
ストップ高買い気配。家電機器をIoT(Internet of Things)製品にするために必要となるアナログインタフェースを1チップにしたIoT用アナログ半導体を世界で初めて開発したと発表している。1チップでジェネリック家電をIoT化する半導体として家電機器メーカーや家庭用品メーカーに提供するほか、既にIoT用のデジタル半導体を発売している大手半導体メーカーやファウンドリ等にもライブラリーとしてライセンス提供する。
<兜町カタリスト>
名言集。
「金融政策は魔術的である」。
「独善的な信念と仕組まれたナンセンスを見つけることに、大いなる喜びがある」。
「政治の世界においては、もの忘れの才ほど珍重されるものはない。
記憶力の悪さほど政治の世界で重宝なものはない。
政治は可能性の芸術ではない。
悲惨なことと不快なことのどちらかを選ぶかという苦肉の策である」。
「あらゆる階級の中で、金持ちは最も注目されるが、最も学がない」。
「バブルがいつ崩壊するか予測するのは誰にもできない。
ただ、過去のバブルは例外なくはじけている」。
(ジョン・ケネス・ガルブレイス)
「供給はそれみずからの需要を創造する」。
(ジャン=バティスト・セイ)
「成功した企業は、きまって誰かがかつて勇気ある決断をした」
「将来についてわかっている唯一のことは、今とは違うということだ」。
「経済的発展において最大の資源となるのは人間である。
経済を発展させるのは、人間であって、資本や原料ではない」。
(ピーター・ドラガッガー)
「この世で一番むずかしいのは新しい考えを受け入れることではなく、古い考えを忘れることだ」。
「船は港にいれば安全だが、それでは船の用をなさない」。
「アメリカ人には、金融以外の分野ですら、『平均的な意見に関する平均的な意見』を見つけ出すことに
意味もなく関心を持つ傾向がある。
そして、アメリカのこの弱みが顕著に表れているのが株式市場である」。
(ケインズ)
12月01日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
1日の東京株式市場は名実ともに師走相場を迎えるが買い手掛かり材料不足の地合いのなかで動意に乏しい展開は続きそう。
日経平均株価予想レンジは、19600円―19900円。
市場関係者からは「先週後半に日経平均株価が2万円を目前にしながら、大台回復を達成できなかったことで、参加者の心理がやや弱気に傾いているようだ」との見方が出ていた。
また、今週は現地3日に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会で、ドラギ総裁の量的緩和に向けての姿勢が注目されるなど、重要なイベントが相次ぐことから、投資家は慎重な投資姿勢で臨まざるを得ない。
ただし、昨日は売り圧力が弱いのか押し目買い意欲が強いのか深押しとはならず、じり安ながらも上昇基調が崩れたという感はない。短期的に調整色を強めているといったところ。
物色対象は、蚊帳の外にあった小型株の出遅れが目立ちはじめ、ようやくそれを見直す動きが顕在化してきた小型株優位の流れが一段と強まると予想する。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1370万株、買い1430万株で、差し引き60万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、化学、薬品、サービス、陸運、銀行、ガラス、電機、輸送用機器、空運、情報通信、小売、不動産など。
買いセクターに、電力、ガス、陸運、建設、銀行、海運、機械、その他製品、化学、電機、自動車、食品、サービスなど。
■トリケミカル(4369)
16年1月期第3四半期累計(2-10月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.3倍の5億7000万円に急拡大して着地。スマートフォン用などの半導体製造向け高純度化学品の販売が伸び、28.4%の大幅増収を達成したことが寄与。製造工程見直しによる生産効率化や合理化効果が増益に貢献した。
通期計画の6億4500万円に対する進捗率は88.4%に達しており、通期上振れが期待される。
■フェンオール (6870)
東証はフェンオールを12月7日付で東証2部に市場変更する。
【NY概況】
NYダウ工業株30種(ドル)
17,719.92 −78.57
S&P500種 2,080.41 −9.70
ナスダック 5,108.666 −18.859
11月30日のNYダウ平均は続落した。前週末比78ドル57セント安の1万7719ドル92セントで終えた。
欧州中央銀行(ECB)理事会やイエレンFRB議長による議会証言、雇用統計など週後半に重要イベントを多く控えて様子見ムードとなった。11月シカゴ購買部協会景気指数や10月中古住宅販売仮契約が予想を下振れたことも上値を抑えた。
27日から本格化した年末商戦の動向を気にかける市場関係者が多かった。週末の店舗販売が盛り上がりに欠けたのを受けて消費関連株に売りが出た。
消費関連株は期待が先行する格好でこれまで上昇基調にあっただけに米株式相場の重荷となった。小売り世界最大手のウォルマート・ストアーズやネット小売りのアマゾン・ドット・コムが売られた。
セクター別では、半導体・半導体製造装置やエネルギーが上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーや運輸が下落した。
ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落。同18.859ポイント安の5108.666となった。
【シカゴ日経平均先物】
シカゴ日経平均先物は続落した。12月物は前週末比100円安の1万9790円で取引を終え、同日の大阪取引所の終値を40円上回った。米株が下げ、上値の重い展開になった。
週内に11月の米雇用統計など重要指標の発表を控え、取引の手控えムードか濃かった。この日の12月物安値は1万9710円、高値は1万9895円だった。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
19790 ( +40 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
19795 ( +45 )
( )は大阪取引所終値比
【予定】
12/1(火)
【国内】
7-9月期法人企業統計(8:50)
11月日経PMI製造業確報値(10:35)
10年国債入札
《決算発表》
伊藤園、ゼネパッカー
【海外】
韓国11月消費者物価・貿易収支(8:00、9:00)
豪10月住宅建設許可件数(9:30)
中国11月製造業・非製造業PMI(10:00)
中国11月財新PMI(10:45)
豪州準備銀行理事会(政策金利発表、12:30)
インド準備銀行金融政策決定会合(政策金利発表、14:30)
独11月失業率(17:55)
仏・独・ユーロ圏11月製造業PMI確報値(17:50〜18:00)
ユーロ圏10月失業率(19:00)
ブラジル7-9月期GDP(20:00)
米11月マークイット製造業PMI確報値(23:45)
米10月建設支出(2日0:00)
米11月ISM製造業景況指数(2日0:00)
ブラジル11月貿易収支(2日2:00)
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