日経平均は大幅安。14時まではプラス・マイナス、どちらで終えるか分からないような雰囲気があったが、半導体株が崩れて一気に弱気に傾いた。ASMLの決算が良ければ大幅高のシナリオもあったのかもしれないが、こればかりは仕方ない。あすは台湾のTSMCが決算を発表予定。目先は半導体株の振れ幅が無駄に大きくなり、他の多くの銘柄もそれに振り回されることになりそうだ。
日経平均は前日の3万8500円割れ、本日の3万8000円割れと下落基調が続いているだけに、中東情勢がさらに悪化すれば、もう一段安もあるとの声も聞かれ始めるなど、先行き懸念が強まりつつある。また、米国の早期利下げ観測も後退しているだけに、米金利上昇が一段と強まれば、米国株の不安定さから東京株式市場にもネガティブ材料になるとの見方も増え始めるなど不安心理が増幅し始めている。
きょうも大きく下げたことで、75日線(3万7780円、17日時点、17日終値は3万7961円)に接近してきた。今週に入って3日間で約1500円水準を切り下げており、値ごろ感は出てきている。流れが変わるとするならこのテクニカルの節目辺りが有力で、反転できれば地合いが一変する展開も期待できる。3万8000円まで割り込んでしまったのはさえない動きであったが、これでアク抜け感が出てくるかに注目したい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(17日現在)
39638.58 25日移動平均線
39524.78 均衡表転換線(週足)
39524.78 均衡表基準線(日足)
39035.63 6日移動平均線
38995.13 ボリンジャー:+1σ(26週)
38894.84 ボリンジャー:-1σ(25日)
38868.31 均衡表転換線(日足)
38767.56 均衡表雲上限(日足)
38648.86 13週移動平均線
38151.09 ボリンジャー:-2σ(25日)
37961.80 ★日経平均株価17日終値
37780.97 75日移動平均線
37407.35 ボリンジャー:-3σ(25日)
37132.12 ボリンジャー:-1σ(13週)
36582.65 均衡表雲下限(日足)
35977.56 26週移動平均線
35813.02 均衡表基準線(週足)
35615.39 ボリンジャー:-2σ(13週)
34471.00 200日移動平均線
34098.66 ボリンジャー:-3σ(13週)
32959.98 ボリンジャー:-1σ(26週)
31706.67 均衡表雲上限(週足)
【大引け概況】
17日の日経平均株価は3日続落した。前日比509円40銭安の3万7961円80銭とこの日の安値で終えた。終値で3万8000円を割り込むのは2月14日以来。
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きょうは大荒れの地合いとなった。前日の米国株市場ではナスダック総合株価指数は続落歩調となったものの、NYダウが上げ幅は限定的ながら7日ぶりに反発し、下げ止まる動きをみせた。これを受け日経平均は、朝方は空売り筋の買い戻しなどが利いて高く始まった。しかし、それに続く実需の買い意欲に乏しく、その後はすぐに値を消し下値を模索する展開に変わった。半導体関連株への売り圧力が強く、全体相場を押し下げる形に。緊迫化する中東情勢に加え、日本時間午後に発表されたオランダの半導体製造装置大手ASML<ASML>が発表した2024年1〜3月期決算で売上高が市場予想を下回った。半導体製造装置の需要拡大期待が後退し、取引終了にかけ関連銘柄には売りが膨らんだ。
半導体と製造装置需要の先行きに対する懸念からレーザーテクやアドテスト、スクリンなど関連株が取引終了にかけ下げ幅を広げた。市場関係者は「半導体世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)の決算を18日に控えていることも警戒感を強めた」と話した。
日経平均は自律反発狙いの買いが先行し、朝方は上昇する場面があった。ただ、買い一巡後は次第に売りに押される展開だった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は16日、金融政策について「必要な限り現在の引き締め的な水準を維持する」とインフレ抑制に時間がかかると発言し同日の米長期金利が上昇した。国内債券市場でも長期金利が上昇傾向にあることから足元のバリュエーション(投資尺度)の水準を維持するのが困難との見方が強まった。
日経平均は前日の3万8500円割れ、本日の3万8000円割れと下落基調が続いているだけに、中東情勢がさらに悪化すれば、もう一段安もあるとの声も聞かれ始めるなど、先行き懸念が強まりつつある。また、米国の早期利下げ観測も後退しているだけに、米金利上昇が一段と強まれば、米国株の不安定さから東京株式市場にもネガティブ材料になるとの見方も増え始めるなど不安心理が増幅し始めている。
東証株価指数(TOPIX)は3日続落し終値は33.96ポイント(1.26%)安の2663.15だった。JPXプライム150指数は3日続落し、13.57ポイント(1.16%)安の1154.53で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆5024億円、売買高は17億7851万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1388。値上がりは226、横ばいは38だった。
業種別株価指数は(33業種)は電気機器、輸送用機器、石油・石炭製品、パルプ・紙などが下落。上昇は海運業とその他製品。
個別では、売買代金トップのレーザーテックが大幅安で値下がり率トップとなり、アドバンテスト、ソシオネクストなども軟調に推移した。東京電力ホールディングスが前日に続き大きく利食われたほか、トヨタ自動車、ファナック、ダイキン、丸紅が安い。三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほFGなどメガバンクが冴えず、三井E&Sが値を下げた。マネーフォワードが大幅安、富士石油の下げも目立った。
半面、ディスコが商いを伴い上昇、三菱重工業も買いが優勢だった。川崎汽船が上値を伸ばし、レゾナック・ホールディングスは商いを膨らませ急騰した。ネオジャパンが値上がり率トップに買われ、TOWAも物色人気。タツモも大きく水準を切り上げた。インターアクションも値を飛ばした。
東証スタンダード市場は米国の金利が高止まりするとの懸念から幅広い銘柄が売られた。
スタンダードTOP20は下落。出来高4億3860万株。
値上がり銘柄数352、値下がり銘柄数1092と、値下がりが優勢だった。
個別では、AGSがストップ高。山大は一時ストップ高と値を飛ばした。三東工業社、北海道コカ・コーラボトリング、アイ・ピー・エス、北興化学工業、倉元製作所など18銘柄は年初来高値を更新。ベクターホールディングス、エヌアイデイ、シキノハイテック、明豊エンタープライズ、グッドライフカンパニーが買われた。
一方、オプティマスグループがストップ安。ホクリヨウ、サンヨーホームズ、ダイセキ環境ソリューション、錢高組、大成温調など159銘柄は年初来安値を更新。放電精密加工研究所、ネクスグループ、さくらケーシーエス、コレック、東京衡機が売られた。
東証グロース市場は買い材料に乏しく終日軟調な展開となった。値動きの小さい中、個人投資家の積極的な動きが見られなかった。
国内外で金利上昇圧力が強まるなか、高PER(株価収益率)のグロース(成長)銘柄が多い新興株市場では相対的な割高感を意識した売りが膨らんだ。17日の日経平均株価が下落したことも投資家心理の冷え込みにつながった。
グロースCore、東証グロース市場250はともに下押し。東証グロース市場250指数は5日続落した。終値は前日比11.48ポイント(1.74%)安の650.12で、連日で年初来安値を更新した。2023年11月以来5カ月ぶりの安値となった。
グロース市場ではフリーやQPS研究所、JTOWERが下落した一方、トライアルやソラコム、スマレジが上昇した。
値上がり銘柄数149、値下がり銘柄数371と、値下がりが優勢だった。
個別ではASJ、エコモット、ジーネクスト、トリプルアイズ、アジャイルメディア・ネットワークなど6銘柄がストップ高。パワーソリューションズ、リンクバルなど4銘柄は年初来高値を更新。コンヴァノ、オキサイド、ビザスク、tripla、ラストワンマイルが買われた。
一方、データセクション、エフ・コードがストップ安。イオレ、トランスジェニック、ユナイテッド、クリアル、夢展望など102銘柄は年初来安値を更新。ファーストアカウンティング、ジェイドグループ、ジェイフロンティア、笑美面、Kudanが売られた。
東証スタンダード市場は米国の利下げ期待後退で売り優勢となった。
スタンダードTOP20は弱含み。出来高は3億1412万株。
値上がり銘柄数434、値下がり銘柄数939と、値下がりが優勢だった。
個別では、AGSがストップ高。北海道コカ・コーラボトリング、アイ・ピー・エス、北興化学工業、ナガオカ、前澤工業など14銘柄は年初来高値を更新。ベクターホールディングス、山大、エヌアイデイ、シキノハイテック、鈴与シンワートが買われた。
一方、オプティマスグループがストップ安。ホクリヨウ、サンヨーホームズ、ダイセキ環境ソリューション、錢高組、大成温調など139銘柄は年初来安値を更新。さくらケーシーエス、ネクスグループ、魁力屋、JMACS、サインポストが売られた。
17日午前の日経平均株価は続落し、午前終値は前日比66円75銭(0.17%)安の3万8404円45銭だった。
前日の米国株市場でNYダウが下げ止まったことを受け、寄り付きは買い優勢で始まり、日経平均は3万8600円近くまで水準を切り上げたが、その後は不安定な値動きとなった。
米長期金利の急上昇に加え、国内金利も上昇傾向をみせており市場センチメントを冷やしている。もっとも下値に対する抵抗力も発揮し、前場段階では、日経平均はほぼ寄り付き天井の形となっているものの、値を消した後に先物を絡め買い戻され一時プラス圏に迫る場面もあった。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は16日、金融政策について「必要な限り現在の引き締め的な水準を維持する」とインフレ抑制に時間がかかると発言した。同日の米長期金利が上昇し、17日午前の国内債券市場でも長期金利が上昇したことから足元のバリュエーション(投資尺度)の水準を維持するのが困難との見方が強まった。中東情勢に対する警戒感も引き続き相場の重荷となった。
売り一巡後は下げ幅を縮小した。東京外国為替市場で円相場は1ドル=154円台後半で推移しており、輸出関連の一角には今後の採算改善を見込んだ押し目買いが入った。市場からは「日経平均が心理的節目の3万8000円に接近する場面では、これまでの上昇で乗り遅れた投資家が押し目買いを入れやすかった」との声があった。
前場の日経平均は、3月12日の取引時間中の直近安値38271.38円を一時下回る場面が見られた。一気に38000円台を割り込み、75日移動平均線が位置する37786円水準を意識した大幅安も警戒されたが、前引けにかけては下げ渋る恰好となった。半導体関連の上昇が日経平均の下支えとなっており、日経平均は相対的にTOPIXよりもしっかり。後場は引き続き為替睨みの展開となりそうだが、売り一巡後に値を戻した東京エレクトロンの動向次第では、日経平均は後場切り返す可能性もあるだろう。
東証株価指数(TOPIX)は続落し、前引けは15.57ポイント(0.58%)安の2681.54だった。JPXプライム150指数も続落し、4.20ポイント(0.36%)安の1163.90で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆2487億円、売買高は9億4881万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1206。値上がりは392、横ばいは54だった。
業種別株価指数(全33業種)は電気・ガス業、石油・石炭製品、鉱業が下落。上昇は海運業、化学、その他製品。
個別では、売買代金トップのレーザーテックが売り買い交錯もやや売り優勢、アドバンテストも軟調に推移した。ファナック、ソニーG、OLC、キーエンスが安い。中部電力、関西電力、東京電力HDなど電力株も売られた。ENEOSホールディングス、オムロン、三菱自、さくらインターネットが下落。オムロン、第一三共も売られた。マネーフォワードが大幅安、総務省が3月に続き2度目の行政指導を行ったと伝わったことからLINEヤフーも安い。
半面、ディスコが商いを伴い高く、ソシオネクストも売り物をこなし頑強。好業績を材料にレゾナック・ホールディングスが商いを伴い大幅高、川崎汽船、商船三井、日本郵船の海運株もそろって上昇。フジクラ、三菱重工業、川崎重も買いが優勢だった。サービス値上げなどを発表したネオジャパンが値を飛ばし、TOWAも物色人気。インターアクションも大きく上昇した。
東証グロース市場は米長期金利の上昇を背景に国内でも金利上昇圧力が強まるなか、PER(株価収益率)の高いグロース(成長)株の多い新興株市場では相対的な割高感を意識した売りが優勢だった。
グロースCore、東証グロース市場250指数はともに下落。
東証グロース市場250指数の前引けは前日比7.31ポイント(1.10%)安の654.29だった。
グロース市場ではフリーやカバー、JTOWERが下落した一方、トライアルやQPS研究所、インテグラルが上昇した。
値上がり銘柄数164、値下がり銘柄数350と、値下がりが優勢だった。
個別では、トリプルアイズがストップ高。エコモット、ジーネクストは一時ストップ高と値を飛ばした。パワーソリューションズ、リンクバルなど4銘柄は年初来高値を更新。アジャイルメディア・ネットワーク、ASJ、オキサイド、ラストワンマイル、triplaが買われた。
一方、エフ・コードがストップ安。トランスジェニック、ユナイテッド、クリアル、cotta、アズームなど98銘柄は年初来安値を更新。GRCS、Kudan、ジェイドグループ、ジェイフロンティア、GMOフィナンシャルゲートが売られた。
【寄り付き概況】
17日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前日比116円27銭高の3万8587円47銭。
前日の米国株市場では主力大型株に買い戻しが入りNYダウが7日ぶりに反発した。ただ、自律反発で上値は重く、米長期金利の上昇を背景にハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅ながらマイナス圏で引けている。
東京株式市場では日経平均株価が前日に先物主導で760円あまりの大幅安となり、3万8000円台半ばまで一気に水準を切り下げたが、足もとで突っ込み警戒感からの買い戻しを誘導し切り返しに転じている。
外国為替市場で円安が進んでいることは輸出セクター中心に株価の下支え材料となっているが、上値の重さも意識されやすく、上げ幅は限定的なものにとどまっている。
米長期金利は一時、2023年11月以来の高水準を付け、相対的にバリュエーション(投資尺度)の高い銘柄の重荷となっている。キーエンスやOLCなどが安い。
東証株価指数(TOPIX)は続落している。
個別では、ファナックやソニーG、オムロンは安い。一方、富士フイルムと信越化が高い。三井不、フジクラも買われている。
「消化不良を避けて」
「恐怖と欲望指数は41→38」
火曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
昨年6月16ー26日以来の6連敗だったNYダウは7日ぶりに小幅反発。
20年2月以来の7連敗は免れた。
ただS&P500とナスダック総合は3日続落。
いずれの指数も先月付けた過去最高値からの下落幅が4%近くに達した。
パウエルFRB議長は「予想されていたよりも長期間、高水準の金利を維持する可能性」に言及。
利下げ期待が後退した。
ユナイテッド・ヘルスの予想を上回る四半期決算がNYダウを押し上げただけという見方もある。
モルガン・スタンレーが2.5%上昇。
バンク・オブ・アメリカは3.5%下落。
J&Jは2.1%安。
3月の鉱工業生産指数は、製造業の生産指数が前月比0.5%上昇。
自動車組立工場の生産量の増加などを背景に市場予想の0.3%を上回った。
2月の指数は1.2%上昇と0.8%上昇から上方修正された。
3月は前年同月比では0.8%上昇。
3月の一戸建て住宅の着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比12.4%減の102万2000戸。
住宅ローン金利の上昇で買い手が購入を躊躇している印象。
中国国家統計局が16日発表した第1四半期GDPは前年同期比5.3%増。
市場予想(4.6%増)を上回ったが影響は限定的。
2年国債と10年国債の利回り格差はマイナス0.309%。
10年国債利回りは4.669%。
5年国債利回りは4.697%。
2年国債利回りは4.985%。
ドル円は154円台後半。
WTI原油先物5月限は前日比0.05ドル(0.06%)安の1バレル=85.36ドル。
ビットコインは0.31%安の6万2873.63ドル。
SKEW指数は142.31←137.72→135.60。
恐怖と欲望指数は41→38。
(昨年10月5日が20)。
火曜のNYダウは63ドル(0.17%)高の37798ドルと7日ぶりに反発。
高値37992ドル、安値37713ドル。
サイコロは2勝10敗。
騰落レシオは88.61%(前日93.01%)。
NASDAQは19ポイント(0.12%)安の15865ポイントと3日続落。
高値15955ポイント、安値15822ポイント。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは83.48%(前日84.44%)。
S&P500は10ポイント(0.21%)安の5051ポイントと3日続落。
高値5079ポイント、安値5039ポイント。
サイコロは4勝8敗。
騰落レシオは87.22%(前日91.15%)。
ダウ輸送株指数は142ポイント(0.92%)安の15246ポイントと3日続落。
SOX指数は41ポイント(0.89%)高の4720ポイントと3日ぶりに反発。
VIX指数は18.40(前日19.23)。
NYSEの売買高は10.12億株(前日10.48億株)。
3市場の合算売買高は114.8億株(前日は115.3億株、過去20日平均は110.5億株)。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比75円高の38455円。
ドル建ては105円高の38495円。
ドル円は154.71円。
一時154.79円と、34年ぶりの高値を付けた。
10年国債利回りは4.609%。
2年国債利回りは4.924%。
「下に2空」
火曜の日経平均は寄り付き482円安。。
終値は761円(▲1.94%)安の38471円と続落。
高値38764円。
安値38322円。
一時900円近く下落した場面があった。
3月12日のザラバ安値38271円は割らなかった。
日足は2日ぶりに陰線。
4月5日安値38774円は下抜けた。
15日は39457円→39232円にマド。
16日は38820円→38764円にマドで下に2空。
SQ値39820円は上回らず「幻」のSQ値で0勝3敗。
3月権利配当落ち埋め水準は日経平均で40762円。
TOPIXで2799ポイント。
TOPIXは56.09ポイント(▲2.04%)安の2697ポイントと続落。
過去最高値は1989年12月18日の2884,80ポイント。
ザラ場高値は同日の2886.50。
TOPIXコア30指数は続落。
プライム市場指数は3.33ポイント(▲0.23%)安の1417.14と3日ぶりに反落。
東証スタンダード指数は4日続落。
東証グロース250指数は19.15ポイント(▲2.81%)安の661.60と4日続落。
25日移動平均線からの乖離は▲8.22%(前日▲5.96%)。
プライム市場の売買代金は4兆7836億円(前日3兆9858億円)。
2日ぶりに4兆円超。
売買高は19.78億株。
値上がり169銘柄(前日690銘柄)。
値下がり1465銘柄(前日910銘柄)。
新高値54銘柄(前日134銘柄)。
6日ぶりに2ケタ。
新安値184銘柄(前日116銘柄)。
2日連続で3ケタ、。
プライム市場の騰落レシオは111.56(前日112.29)。
東証グロース市場の騰落レシオは78.71(前日78.71)。
NTレシオは14.26倍(前日14.25倍)。
サイコロは5勝7敗で41.66%。
TOPIXは5勝7敗で41.66%。
東証グロース市場指数は3勝9敗で25.00%。
下向きの25日線(39672円)からは▲3.03%(前日▲1.14%)。
5日連続で下回った。
上向きの75日線は37718円。
84日連続で上回った。
上向きの200日線(34445円)からは△11.69%(前日△14.92%)。
259日連続で上回った。
上向きの5日線は39533円。
2日連続で下回った。
25日線を下抜けたまま。
13週線は38688円。
26週線は35997円。
いずれも上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.383%(前日▲21.057%)。
買い方▲6.520%(前日▲4.543%)。
東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲10.518%(前日▲9.939%)。
買い方▲20.738%(前日▲18.18%)。
空売り比率は42.7%(前日39.9%、3日ぶりに40%超)。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は8.5%(前日7.3%)。
8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
4月12日時点の信用売り残は171億円増の7762億円。
3週ぶりに増加。
同信用買い残は219億円増の4兆5953億円。
3週連続で増加。
18年ぶりに高水準を維持している。
信用倍率は5.92倍(前週6.03倍)。
日経VIは22.09(前日20.80)。
日経平均採用銘柄のPERは16.69倍(前日17.05倍)。
6日ぶりに16倍台。
前期基準では18.72倍。
EPSは2305円(前日2301円)。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
225のPBRは1.52倍(前日1.55倍)。
BPSは25310円(前日25311円)。
日経平均の予想益回りは5.99%。
予想配当り利回りは1.69%。
指数ベースではPERは22.87倍(前日23.32倍)。
EPSは1682円(前日1682円)。
PBRは2.10倍。
BPSは18319円(前日18333円)。
10年国債利回りは0.865%(前日0.855%)。
プライム市場の予想PERは16.53倍。
前期基準では18.68倍。
PBRは1.43倍。
プライム市場の予想益回りは6.04%。
配当利回り加重平均は2.11%。
プライム市場の単純平均は59円安の2909円(前日は2968円)。
プライム市場の売買単価は2417円(前日2477円)。
プライム市場の時価総額は949兆円(前日968億円)。
ドル建て日経平均は249.34(前日255.01)と続落。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比75円高の38465円。
高値38770円。安値38300円。
大証夜間取引終値は日中比110円高の38500円。
気学では水曜が「戻り売り方針の日なれど後場の突込みは買い狙え」。
木曜が「転換日にして後場急変すること多し」。
金曜が「前場安いと後場高の日。逆なら見送れ」
ボリンジャーのプラス1σが40366円。
プラス2σが41040円。
マイナス1σが38988円。
マイナス2σが38303円。
マイナス3σが37619円。
週足のプラス1σが40193円。
プラス2σが41698円。
マイナス1σが37183円。
3月月中平均は日経平均39844円。
TOPIXは2728ポイント。
(9月日経平均32725円。TOPIX2397ポイント。
昨年3月の日経平均27693円、TOPIX1989ポイント)。
水星は逆行中(→4月25日)。
11日にラマダンは明けた。
アノマリー的には「下げの特異日」そして「変化日」。
《今日のポイント4月17日》
(1)火曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
10年国債利回りは4.669%。
5年国債利回りは4.697%。
2年国債利回りは4.985%。
ドル円は154円台後半。
SKEW指数は142.31←137.72→135.60。
恐怖と欲望指数は41→38。
(昨年10月5日が20)。
(2)火曜のダウ輸送株指数は142ポイント(0.92%)安の15246ポイントと3日続落。
SOX指数は41ポイント(0.89%)高の4720ポイントと3日ぶりに反発。
VIX指数は18.40(前日19.23)。
NYSEの売買高は10.12億株(前日10.48億株)。
3市場の合算売買高は114.8億株(前日は115.3億株、過去20日平均は110.5億株)。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比75円高の38455円。
(3)プライム市場の売買代金は4兆7836億円(前日3兆9858億円)。
2日ぶりに4兆円超。
売買高は19.78億株。
値上がり169銘柄(前日690銘柄)。
値下がり1465銘柄(前日910銘柄)。
新高値54銘柄(前日134銘柄)。
6日ぶりに2ケタ。
新安値184銘柄(前日116銘柄)。
2日連続で3ケタ、。
プライム市場の騰落レシオは111.56(前日112.29)。
東証グロース市場の騰落レシオは78.71(前日78.71)。
NTレシオは14.26倍(前日14.25倍)。
サイコロは5勝7敗で41.66%。
(4)下向きの25日線(39672円)からは▲3.03%(前日▲1.14%)。
5日連続で下回った。
上向きの75日線は37718円。
84日連続で上回った。
上向きの200日線(34445円)からは△11.69%(前日△14.92%)。
259日連続で上回った。
上向きの5日線は39533円。
2日連続で下回った。
25日線を下抜けたまま。
13週線は38688円。
26週線は35997円。
いずれも上回った。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.383%(前日▲21.057%)。
買い方▲6.520%(前日▲4.543%)。
東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲10.518%(前日▲9.939%)。
買い方▲20.738%(前日▲18.18%)。
(6)空売り比率は42.7%(前日39.9%、3日ぶりに40%超)。
空売り規制なしの銘柄の比率は8.5%(前日7.3%)。
4月12日時点の信用売り残は171億円増の7762億円。
3週ぶりに増加。
同信用買い残は219億円増の4兆5953億円。
3週連続で増加。
18年ぶりに高水準を維持している。
信用倍率は5.92倍(前週6.03倍)。
日経VIは22.09(前日20.80)。
(7)日経平均採用銘柄のPERは16.69倍(前日17.05倍)。
6日ぶりに16倍台。
前期基準では18.72倍。
EPSは2305円(前日2301円)。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
225のPBRは1.52倍(前日1.55倍)。
BPSは25310円(前日25311円)。
日経平均の予想益回りは5.99%。
予想配当り利回りは1.69%。
指数ベースではPERは22.87倍(前日23.32倍)。
EPSは1682円(前日1682円)。
PBRは2.10倍。
BPSは18319円(前日18333円)。
10年国債利回りは0.865%(前日0.855%)。
(8)プライム市場の単純平均は59円安の2909円(前日は2968円)。
プライム市場の時価総額は949兆円(前日968億円)。
ドル建て日経平均は249.34(前日255.01)と続落。
(9)ボリンジャーのプラス1σが40366円。
プラス2σが41040円。
マイナス1σが38988円。
マイナス2σが38303円。
マイナス3σが37619円。
週足のプラス1σが40193円。
プラス2σが41698円。
マイナス1σが37183円。
3月月中平均は日経平均39844円。
TOPIXは2728ポイント。
(9月日経平均32725円。TOPIX2397ポイント。
昨年3月の日経平均27693円、TOPIX1989ポイント)。
水星は逆行中(→4月25日)。
11日にラマダンは明けた。
アノマリー的には「下げの特異日」そして「変化日」。
今年の曜日別勝敗(4月16日まで)
↓
月曜8勝5敗
火曜7勝8敗
水曜3勝10敗
木曜8勝8敗
金曜11勝3敗
悪材料、好材料。
様々な材料が株式市場には去来する。
そして人は誰よりも早くその材料に対応しようとする。
「誰よりも早く」というのは株式市場の因習のようなものだ。
でもそれは本当に正しい行動なのだろうか。
少しだけ早く行動したからと言って、必ずしもの儲かる訳ではない。
材料が消化不良のことが多い。
だったら市場がその材料を消化・吸収するまで、じっくり待って、あとから行動することに意味があろう。
市場は所詮、不協和音と雑音の集積場。
訳の分からぬままに行動することの方がよほど危険だ。
IPO祭りの宴のあとで美しい音色のリズムやメロディを聞いたって、悪くない。
むしろ心地良いだろう。
国際通貨基金(IMF)の世界経済見通しは「世界経済は今年も緩やかながら着実に成長する」。
長引く高インフレ、中国や欧州の需要低迷、二つの地域紛争の影響など逆風に直面する中、米経済の強さが世界のGDPを押し上げるとの解釈。
IMFは2024、25年の世界実質GDP成長率を3.2%と予測。
24年については1月に公表した前回の世界経済見通しから0.1%ポイント上方修正。
米国の見通しを大幅に引き上げたことが主な要因。
IMFは24年の米成長率予測を2.7%と1月時点の2.1%から上方修正。
23年末から24年にかけて雇用や個人消費が予想以上に強かったとした。
25年は金融・財政引き締めの影響が遅れて出るため1.9%に鈍化するとみている。
それでも1月の予測(1.7%)からは引き上げた。
ユーロ圏の24年成長率予測は1月の0.9%から0.8%に下方修正。
ドイツやフランスの消費者信頼感低迷などが影響した。
高金利や根強い高インフレに悩まされる英国についても、24年成長率予測を0.1%ポイント引き下げて0.5%とした。
中国の成長率については23年の5.2%から24年は4.6%、25年は4.1%に低下するという予測を維持。
「不動産部門の包括的な再編計画がなければ内需低迷が長引き、経済見通しが悪化する可能性がある」と警告した。
ロシアの24年成長率予測は3.2%。
1月の2.6%から上方修正。
25年成長率も1月予測(1.1%)から1.8%に引き上げた。
ウクライナの24年成長率は3.2%に減速が見込まれるものの、25年は6.5%に加速する見通し。
2024年の日本は0.9%成長で変更なし。
2025年は1.0%成長で0.2%上方修正。
昨日発表された中国の1-3月GDPは前年同月比5.3%だった。
しかし、鉱工業生産も小売り売上高も不動産建設着工も鈍化。
PMIだってほぼ50%水準。
日経では「官製投資で底上げ」とあるが、「官製数字のGDP」といっても良いかも知れない。
そもそもあの広大な国土でGSPが3週間足らずの時間でまとまることの方がいぶかしい。
◇━━━ カタリスト━━━◇
日産化学 (4021)・・・動兆
農薬は国内販売額首位級、液晶配向材や半導体露光で使われる材料も強い。
今期は機能性材料の半導体関連が徐々に回復。
農業化学堅調。
成長分野の半導体材料は韓国の新工場が25年3月期中に稼働へ。
(兜町カタリスト櫻井)
04月17日 株価材料NEWS
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【株価材料NEWS】
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・・・続き
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[株価材料]
■世界成長 中長期で鈍化 IMF予測
■ホンダ<7267>
中国のEV刷新 現地ITと連携 AI活用
■オープンAI 日本語処理3倍速く 国産AIの脅威に
■出光興産<5019>
富士石油<5017>と資本提携 原油調達・輸送で協力
■キオクシア 年内にも上場 AI半導体需要増受け
■日産自動車<7201>
銅不要のモーター 軽量化と低コスト両立
■レゾナックHD<4004>
最終益上振れ 今期250億円 半導体向け需要回復
■大日本印刷<7912>
今期に株売却益586億円を計上
■参天製薬<4536>
中国の新工場が完成 27年稼働へ
■三菱重工業<7011>
水素製造技術を実証へ 28年以降商用化
■BofA 1-3月は不良債権貸し倒れ償却が予想以上 株価下落
■モルガン・スタンレー 14%増益 トレーディング収入が予想上回る
■LVMH 売上高の伸び鈍化 主要事業は2%増収にとどまる
■米鉱工業生産 3月製造業は0.5%上昇 市場予想上回る
■牧野フライス<6135>
ベトナムにユニット部品組み立て新工場
■1-3月期の中国GDP 5.3%増 投資好調 予想上回る
■TDK<6762>
AIで工場予知保全 センサー機器・ソフト提供
04月17日 相場展望(寄り付き前)
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【オープニングコメント】
もみ合い展開か |
・・・続き
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17日の東京株式市場は反発後、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万8300円-3万8700円を想定。(16日終値3万8471円20銭)
米国株はまちまち。ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックは下落した。ダウ平均は63ドル高の37798ドルで取引を終えた。
日経平均株価は、きのう16日に大幅続落した反動や、短期的な戻りを狙った買いが先行し、買い優勢スタートとなりそう。
ただ、強弱感が交錯する中、場中は下に値幅が出れば押し目買いが入り、上に値幅が出れば戻り売りに押され、米国同様に方向感のない動きが続くと予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の半ば(16日は154円39-40銭)、ユーロ・円が1ユーロ=164円台の前半(同163円92-96銭)とやや円安方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比75円高の3万8465円だった。
【好材料銘柄】
■エコモット <3987>
子会社GRIFFYが現場作業員の体調管理ソリューション「GenVital(ゲンバイタル)」を大林組 <1802> と共同開発。5月から大林組が施工する建設現場で活用スタート。
■レゾナック・ホールディングス <4004>
上期経常を一転黒字に上方修正、通期も増額。
■エクサウィザーズ <4259>
法人向けChatGPTサービス「exaBase 生成AI」が複数の大規模言語モデル(LLM)に対応。また、LLM間の切り替え利用を最適化する技術の特許を取得。
【主な経済指標・スケジュール】
17(水)
【国内】
3月貿易収支(8:50)
3月訪日外客数(16:15)
【海外】
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
米2月対米証券投資(4/18 5:00)
米20年国債入札
《米決算発表》
トラベラーズ・カンパニーズ、USバンコープ、キンダーモーガン、アボット・ラボラトリーズ、ラス・ベガス・サンズ、ユナイテッド・エアラインズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
04月16日 NY株/欧州株概況
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【市況】7日ぶり反発63ドル高、企業決算を好感 |
・・・続き
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16日のNYダウ工業株30種平均は7営業日ぶりに反発し、前日比63ドル86セント(0.16%)高の3万7798ドル97セントで終えた。
前日まで下げが続いた後で、主力株の一部に押し目買いが入った。もっとも、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が高インフレの継続に懸念を示し、市場では利下げが遅れるとの見方が広がり、ダウ平均の上値は重かった。
ダウ平均は前日までの6営業日で1168ドル下落し、15日には1月以来の安値を付けていた。16日は短期的に下げすぎとみた買いが主力株の一部で優勢となった。
米医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループの1〜3月期決算は市場予想を上回る内容で、5.2%上昇した。ダウ平均への影響が最も大きい銘柄の一つで、全体をけん引した。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言や米経済指標を背景に早期の利下げ期待が後退したことが重荷となり、上値は限られた。
FRBのパウエル議長は16日にシンクタンク主催の討論会に参加し、最近の労働指標の強さなどを踏まえ「今年は今のところ、インフレ率が目標の2%に回帰することにおいてさらなる進展を欠いている」と述べた。金融政策について「必要な限り現在の制限的な水準を維持できる」との考えも示した。
市場では「FRBが利下げを急いでいないということを示す、かなりタカ派的な発言だった」との声が聞かれた。米債券市場では長期金利が4.6%台後半に上昇(前日終値は4.60%)した。金利と比べた株式の相対的な割高感が意識されたのもダウ平均の上値を抑えた。
セールスフォースやボーイング、IBMが上昇した。半面、ジョンソン・エンド・ジョンソンやアップルが下げた。
ナスダック総合株価指数は3日続落した。前日比19.768ポイント(0.12%)安の1万5865.251で終えた。テスラが下げた半面、エヌビディアが上昇した。
【シカゴ日本株先物概況】
16日のシカゴ日経平均先物は下落した。6月物は前日比240円安の3万8465円で終えた。同日は米利下げ観測の後退で米ダウ工業株30種平均の上値が重かった。ただ、この日発表された企業の決算内容が好感されて7営業日ぶりに反発した。
日本株が下落したことも投資家心理を冷やし、日経平均先物にも売りが優勢となった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
38465 ( +75 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
38495 ( +105 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7820.36(-145.17)
16日のFTSE100種総合株価指数は続落し、前日比145.17ポイント(1.82%)安の7820.36で終えた。終値として3月20日以来、約1カ月ぶりの低水準となった。同日の下落率は2023年7月以来、約9カ月ぶりの大きさだった。
欧米の金利上昇や、中東情勢を巡る懸念が投資家心理を冷やした。前日の米国株相場の下落に続き、16日の欧州市場でも英国を含む主要な株式相場が軒並み下落した。ロンドン株式市場では英HSBCホールディングスなど銀行株が下げた。エネルギーや資源、医薬品、日用品と幅広い業種・銘柄に売りが広がった。
FTSEの構成銘柄では9割超が下落。オンライン食品販売大手オカド・グループは5.77%安と下落率トップとなり、保険大手フェニックス・グループ・ホールディングスが4.66%安、金融大手スタンダード・チャータードが4.45%安と続いた。一方、特殊化学品大手クローダ・インターナショナルが1.28%高、医療器機大手スミス・アンド・ネフューが0.35%高だった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 17766.23(-260.35)
16日のドイツ株価指数(DAX)は反落し、前日比260.35ポイント(1.44%)安の1万7766.23で終えた。終値として3月11日以来、約1カ月ぶりの低水準。前日比の下落率は2023年10月以来、約半年ぶりの大きさとなった。
米欧の長期金利が足元で水準を切り上げていることや、前日の米国株安が投資家心理の重荷となった。中東情勢に不透明感が強いことも背景に、株式には売りが優勢だった。
DAXを構成する40銘柄のうち36銘柄が下げた。DAXでも9割が下落。
個別では、航空機大手エアバス(3.17%安)や高級車メーカーのポルシェ(3.09%安)、自動車大手BMW(3.05%安)が売られた半面、ヘルスケア大手フレゼニウス(4.56%高)や化粧品大手バイヤスドルフ(1.10%高)などが買われた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 7932.61(-112.50)
欧州株式市場で、フランスの代表的な株価指数であるCAC40が前日比1.39%安、イタリアのFTSE・MIBは同1.65%安などとなった。