[株価材料]
■ソフトバンクG<9984>
英半導体新興グラフコア買収交渉
■アームHD株下落 さえない通期売上高見通し示す
■オリックス<8591>
純利益最高 前期 不動産運営伸び
■KDDI<9433>
とソフトバンク<9434> 5G整備で協業拡大へ
■LINEヤフー<4689>
ネイバーへの委託ゼロに 情報漏洩受け
■東ソー<4042>
バイオ医薬品向け増産
■江崎グリコ<2206>
今期 一転減益に プリン出荷停止響く
■東レ<3402>
炭素繊維で減損 前期 純利益70%減に
■コーセー<4922>
iPS細胞から美容液 診断付きで年100万円
■セーレン<3569>
純利益10%増 前期 3期連続最高 カーシート材好調
■三菱自動車<7211>
純利益7%減 今期 東南アで回復遅れ
■IHI<7013>
最終黒字に転換 今期 航空エンジンが復調
■オムロン<6645>
純利益なお低調 今期5%増
■ロジスティード アルプス物流<9055>を買収へ 部品輸送の強み期待
■博報堂DY<2433>
決算発表延期 過大請求の影響確定せず
■旭化成<3407>と三井化学<4183>と三菱ケミカルG<4188> 脱炭素で協業
■中国政府系CIC 日本に的 中堅・中小に投資 高品質ブランド狙う
■マイクロソフト AI関連で33億ドル投資 バイデン氏発表
■物価見通しの上振れリスク大きくなれば「金利早めに調整」 日銀総裁
■住友ベークライト<4203>
情報通信を30年度に2倍超 AIなどに資源集中
9日の東京株式市場は反発後、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万8000円-3万8500円を想定。(8日終値3万8202円37銭)
米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は172ドル高の39056ドルで取引を終えた。
日経平均株価は、きのう8日に大幅に下落した反動から、買い優勢スタートとなりそう。日経平均は荒い値動きが続いていることから、同指数の影響を受けにくい中小型の好業績株への個別物色が中心になりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の半ば(8日は155円32-34銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=167円台の前半(同166円79-83銭)と円安に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比215円高の3万8425円だった。
【好材料銘柄】
■大末建設 <1814>
今期経常は61%増益、19円増配へ。
■ヒューマンホールディングス <2415>
前期経常を25%上方修正・3期ぶり最高益、配当も20円増額。
■ツカダ・グローバルホールディング <2418>
今期経常を一転8%増益に上方修正。
■THEグローバル社 <3271>
今期経常を15%上方修正、配当も9円増額。
■ラウンドワン <4680>
今期経常は3%増で3期連続最高益、4円増配へ。
■ユー・エス・エス <4732>
今期経常は5%増で4期連続最高益、前期配当を2.3円増額・今期は実質増配。
■オリコン <4800>
今期経常は8%増で2期ぶり最高益、7円増配へ。
■コニカミノルタ <4902>
前期最終を13%上方修正。
■コーセー <4922>
1-3月期(1Q)経常は54%増益で着地。
■エーアンドエーマテリアル <5391>
前期経常が上振れ着地・今期は2%増益、10円増配へ。
■GMO TECH <6026>
今期経常を30%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も64.62円増額。
■小池酸素工業 <6137>
前期経常を36%上方修正・16期ぶり最高益、配当も100円増額。
■石川製作所 <6208>
前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は2.3倍増益、30期ぶり10円で復配へ。
■スクロール <8005>
今期経常は12%増益、6円増配へ。
■長瀬産業 <8012>
今期経常は15%増益、5円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の4.82%にあたる550万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施。5月31日付で300万株を消却する。併せて、中期経営計画における株主還元方針を変更し、総還元性向100%とする方針を示した。
■椿本興業 <8052>
前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は6%増益へ。また、3月末割当の1→3の株式分割実施後も株主優待の内容は変更しない。実質拡充となる。
【主な経済指標・スケジュール】
9(木)
【国内】
日銀金融政策決定会合の主な意見(4/25〜26開催分)
3月毎月勤労統計調査(8:30)
4月都心オフィス空室率(13:00)
3月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
ソフトバンク、JT、武田、ダイキン、富士フイルム、NTTデータG、パナソニックH、日本製鉄、味の素、花王、住友不、日産自、キリンHD、スクリン、シスメックス、住友鉱、旭化成、カプコン、コナミG、小野薬、ホトニクス、SUMCO、西武HD、川重、神戸鋼、ブラザー
【海外】
中国4月貿易収支
米30年国債入札
《米決算発表》
タペストリー、EPAMシステムズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
05月08日 NY株/欧州株概況
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【市況】ダウ6日続伸172ドル高、金融株に買い |
・・・続き
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8日のNYダウ工業株30種平均は6日続伸した。前日比172ドル13セント(0.44%)高の3万9056ドル39セントと、約1カ月ぶりに3万9000ドル台を回復した。ダウ平均の6日続伸は9連騰した昨年12月中旬以来。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期を巡る不透明感が後退しており、引き続き投資家心理の支えとなった。
この日も米経済指標に関しては手掛かり難。ダウは取引序盤は弱含んだものの、JPモルガン・チェースなど金融株のみならず、資本財銘柄にも買いが広がり、じりじりと上げ幅を拡大した。
前週末3日に公表された低調な4月の米雇用統計を受け、再び強まった米利下げ期待が投資家心理を改善させている。
前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や4月の米雇用統計を受け、FRBが年内に利下げを開始するとの観測が強まっている。ダウ平均は4月に2000ドル近く下げており、短期的な戻りを見込んだ買いが続いた。
景気敏感株やディフェンシブ株の一角が買われ、ダウ平均を押し上げた。足元の相場上昇に乗り遅れまいとする投資家からの買いが入り、引けにかけて上げ幅を拡大した。
一方、ダウ平均は前日までの5営業日で1000ドルあまり上昇しており、持ち高調整や利益確定の売りで下げる場面もあった。半導体や消費関連株の一角が売られ、相場の上値を抑えた。
FRBの利下げ開始は米景気やインフレ動向次第で、金融政策を巡る不透明感は残る。ボストン連銀のコリンズ総裁は8日、最近の経済指標を受けてインフレ目標達成に「想定していたよりも時間がかかると考えている」と述べた。
ダウ平均の構成銘柄ではアムジェンやボーイング、JPモルガン・チェースが上げた。一方、4〜6月期の売上高が従来予想の中央値以下になるとの見通しを公表したインテルは下落した。ホーム・デポやウォルマートも安い。
ナスダック総合株価指数は続落した。前日比29.799ポイント(0.18%)安の1万6302.756で終えた。運転支援機能について米当局が調査を始めると伝わったテスラが売られた。エヌビディアも小幅安で終えた。
【シカゴ日本株先物概況】
8日のシカゴ日経平均先物は下落した。6月物は前日比290円安の3万8425円で終えた。
NYダウ平均は、金融株に買いが入り、6営業日続伸した。同日は日経平均株価が下落し、シカゴ市場の先物にも売りが優勢となった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
38425 ( +215 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
38445 ( +235 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 8354.05(+40.38)
8日のFTSE100種総合株価指数は4日続伸した。終値は前日比40.38ポイント(0.48%)高の8354.05と、最高値の更新が続いた。外国為替市場での足元のポンド安・ドル高を背景に英アストラゼネカといった医薬品株や、蒸留酒大手ディアジオなど飲食料品・たばこ株が買われた。
銀行株にも買いが続いた。半面、英BPなどエネルギー株には売りが出た。スイスのグレンコアなど資源株の一角も下げた。
FTSEの構成銘柄では、航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)が3.72%高と上昇率トップ。保険大手ビーズリーが3.04%高、格安航空大手イージージェットが2.86%高と続いた。一方、オンライン食品販売大手オカド・グループは3.92%安、保険大手フェニックス・グループ・ホールディングスが1.74%安と沈んだ。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 18498.38(+68.33)
8日のドイツ株価指数(DAX)は4日続伸し、前日比68.33ポイント(0.37%)高の1万8498.38で終えた。3月下旬以来、約1カ月ぶりに最高値を更新した。四半期決算など個別の材料を踏まえた売買が交錯するなか、風力発電機を手掛ける独シーメンス・エナジー株に買いが集まった。保険株も買われた。
欧州株式市場で欧州主要600社の株価指数であるストックス600も最高値を更新し、前日比0.3%高の515.77で終えた。
個別では、業績見通しを上方修正したエネルギー大手シーメンス・エナジー(12.80%高)が大幅上昇したほか、ミュンヘン再保険(3.19%高)や日用品大手ヘンケル(2.92%高)が買われた。他方、通販大手ザランド(5.09%安)や高級車メーカーのポルシェ(4.02%安)が売られた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 8131.41(+55.73)
フランスCAC40種指数は0.69%高だった。企業の好決算や欧州中央銀行(ECB)の6月利下げ観測が価格を下支えしている。