【大引け概況】
8日の日経平均株価は反落し、終値は前日比632円73銭(1.63%)安の3万8202円37銭だった。
本日のマーケット動画 上書き用文字
過去のマーケット動画はこちら
きょうは主力株中心に売り圧力の強い相場となった。連休明けとなった前日は日経平均が先物主導で600円近い上昇をみせたが、きょうは同じく先物主導でそれを上回る下げ幅となり、波乱含みの地合いだった。日経平均は一時670円強下げる場面もあった。半導体主力株に売りが目立ち全体指数を押し下げたが、業種別に見ても海運株が買われたほかは、ほぼ全面安に近い商状となっている。
前日の欧州株市場はリスクオン一色だったものの、米国株市場ではこれを引き継げず上昇一服の様相をみせ、東京株式市場も様子見ムードが強まった。外国為替市場では円安に振れたが、これを好感する動きは特に見られず、アジア株市場が総じて下落したことも投資家のセンチメントを冷やす格好となった。
7日の米株式市場ではナスダック総合株価指数が4営業日ぶりに反落し、主要な半導体株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は0.73%下げた。米国の著名投資家が半導体大手の米エヌビディア株の持ち高を減らしたと伝わったことで、日本の半導体関連などハイテク銘柄に対する先行き不透明感につながった。
日本政府・日銀による円買い介入への警戒感も強かった。日銀の植田和男総裁は8日の衆院財務金融委員会で、足元の円安について「これまでのところ基調的物価に大きな影響はなかった」としたうえで「今後影響するリスクは注意深く見ていく」などと語った。円安が進めば当局が為替介入を実施するとの思惑から海外短期筋とみられる株価指数先物への売りが出て指数を押し下げた。
市場関係者は、「外国為替市場で円相場のボラティリティー(変動率)が高まったことで、企業業績と株式相場の先行きが見通しにくくなり、日経平均が戻ったところで利益確定売りを出す投資家が増える要因になっている」とみていた。
円相場は1ドル=155円台とじりじりと円安が進んでおり、輸入物価の上昇による国内景気の減速が懸念される、また7月からは電気ガス料金の値上げなども控えており、企業のコスト負担増もあり、先行き不透明要素が多く、東京市場はまだ調整局面から抜け出せていないと考える声も多い。また、来週には4月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。4月CPIで利下げ観測が強まるのか確認したいところだ。このため、目先は国内企業の決算を見極めながら、個別対応が得策だろう。
東証株価指数(TOPIX)は反落し、終値は39.79ポイント(1.45%)安の2706.43だった。JPXプライム150指数は3営業日ぶりに反落し、21.28ポイント(1.77%)安の1178.25で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆6972億円、売買高は16億9499万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1130。値上がりは466、横ばいは55だった。
業種別株価指数(33業種)は卸売業、銀行業、電気機器、その他製品などが下落。海運業、パルプ・紙は上昇した。
個別では、売買代金トップのレーザーテックが安く、ディスコも軟調。午後に2024年3月期決算を発表したトヨタ自動車は下げ渋ったもののマイナス圏で着地。東京エレクトロン、ソニーグループも下値を探る動き。ファーストリテイリング、富士通、NECも安い。が安く、伊藤忠商事の下げも目立った。AGCが急落、リコーも大幅安。三菱重工業、任天堂などの下げも大きかった。
半面、日本郵船が逆行高、霞ヶ関キャピタルも大きく上値を追った。TOWAも買いを集めた。オリエンタルランドが高く、ローツェも物色人気に。イー・ガーディアン、インソースはストップ高に買われた。チャーム・ケア・コーポレーション、アルプス物流が大幅高となり、横河電機、ヒロセ電機も値を飛ばした。
東証スタンダード市場は米ハイテク株安を嫌気して半導体関連株が軒並み売られた。一方で、東証プライム市場の主力株と比べて出遅れ感のある銘柄が物色された。
スタンダードTOP20は下落。出来高は4億6279万株。
値上がり銘柄数601、値下がり銘柄数792と、値下がりが優勢だった。
個別では、河西工業、ヤマト・インダストリーが一時ストップ高と値を飛ばした。ヤマト、中広、CSSホールディングス、ツカダ・グローバルホールディング、CDGなど32銘柄は年初来高値を更新。ブロードバンドタワー、フォーサイド、デュアルタップ、ユビキタスAI、共和電業が買われた。
一方、ベルグアース、福留ハム、東北新社、ケア21、日東ベストなど21銘柄が年初来安値を更新。フォーバル・リアルストレート、セキド、林兼産業、ザインエレクトロニクス、倉元製作所が売られた。
東証グロース市場は、前場買い優勢で始まったものの、材料に乏しく後場に入り値を消した。前日の米株市場で小型株指数のラッセル2000が上昇したことなどから、前場は値動きの大きい銘柄に買いが入った。しかし、後場に入り「比較的小型の銘柄が売買の中心となった」といい、マイナス圏に転落した。来週には新興市場銘柄の決算が本格化することもあり、売買代金も低調な水準となった。
グロースCore、グロース250はともに軟調だった。東証グロース市場250指数の終値は前日比1.42ポイント(0.22%)安の654.89だった。
グロース市場ではQPS研究所やカウリスが下落した。一方、マクビープラやABEJAは上昇した。
値上がり銘柄数263、値下がり銘柄数240と、売り買いが拮抗した。
個別ではGreenEnergy & Company、売れるネット広告社がストップ高。ツクルバ、フーバーブレイン、Sharing Innovations、セキュア、ユミルリンクなど10銘柄は年初来高値を更新。グランディーズ、キャスター、i-plug、ELEMENTS、ビザスクが買われた。
一方、セキュアがストップ安。サンクゼール、ドリコム、シンバイオ製薬、ヌーラボ、グリッドなど10銘柄は年初来安値を更新。データセクション、デコルテ・ホールディングス、セレンディップ・ホールディングス、アルー、ispaceが売られた。
8日午前の日経平均株価は反落し、午前終値は前日比531円71銭(1.37%)安の3万8303円39銭だった。
きょう前場は主力株をはじめ広範囲に売り優勢の地合いとなった。日経平均は朝方軟調にスタートした後も下げ幅を広げ、取引終盤の午前11時過ぎに改めて売り直され、この日の安値圏で前場の取引を終えている。前日の米国株市場が上昇一服となったことを受けて実需の買いが入りにくく、日経平均は前日の上昇分の大半を吐き出す形となっている。半導体関連など値がさハイテク株の下げが目立っている。
日経平均は前日に600円近く上昇しており、戻り待ちの売りが出たことも重荷となった。
7日の米株式市場ではナスダック総合株価指数が4営業日ぶりに反落し、主要な半導体株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は0.73%下げた。東京株式市場でも東エレクやソニーG、ファナックなどハイテクの主力株が下落した。業種別では輸送用機器、証券、保険業などが軟調だった。
日銀の植田和男総裁は8日、衆院財務金融委員会に出席し足元の為替の円安に対し、「これまでのところ基調的物価に大きな影響はなかった」とした上で「今後影響するリスクは注意深く見ていく」と語った。同日午前の外国為替市場では円安・ドル高が進んだが、「円安進行が日本政府・日銀による円買い介入につながるとの思惑から警戒感が高まり、むしろ売り材料になった」との見方があった。
為替は1ドル155円20銭台で推移している。3日の米雇用統計発表直後の151円台からじりじりと反発。政府・日本銀行による円買い介入観測は引き続き残るなか、あっさりと155円台を回復した。取引量が多い東京市場での介入は資金を多く使うため、日中は介入実施しないといった思惑も影響しているもよう。後場は為替を睨みつつ、決算発表銘柄に注目が集まるだろう。
東証株価指数(TOPIX)は反落し、前引けは33.52ポイント(1.22%)安の2712.70だった。JPXプライム150指数も反落し、15.82ポイント(1.32%)安の1183.71で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆571億円、売買高は7億1557万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1132。値上がりは474、横ばいは44だった。
業種別株価指数は保険業、輸送用機器、電気機器、銀行業など全33業種で下落。
個別では、ディスコが軟調、トヨタ自動車が値を下げ、前日に2024年3月期決算を発表した任天堂も大きく売りに押される展開になった。ソニーグループも下値を探る動き。ファーストリテイリングも安い。リコーが大幅安、JMDCの下げ、日立、伊藤忠、野村、第一生命HDなども売られた。
半面、ソシオネクストが逆行高、霞ヶ関キャピタルも急速に上値を追った。オリエンタルランドが高く、ローツェも買われた。インソースはストップ高に買われる人気。ユニチャーム、ベイカレントは高い。チャーム・ケア・コーポレーション、横河電機なども大幅高だった。
東証スタンダード市場は前日の米ハイテク株安を引き継ぎ、半導体関連株を中心に売られた。スタンダードTOP20は下落。出来高は3億0680万株。
値上がり銘柄数636、値下がり銘柄数680と、値下がりが優勢だった。
個別では、河西工業、ヤマト・インダストリーが一時ストップ高と値を飛ばした。ヤマト、ツカダ・グローバルホールディング、アスモ、ホームポジション、JFLAホールディングスなど27銘柄は年初来高値を更新。ブロードバンドタワー、共和電業、IGポート、マツモト、田中化学研究所が買われた。
一方、ベルグアース、福留ハム、東北新社、ケア21、ヒラキなど10銘柄が年初来安値を更新。フォーバル・リアルストレート、倉元製作所、ザインエレクトロニクス、セキド、林兼産業が売られた。
東証グロース市場はグロースCore、東証グロース市場250指数はともに上昇した。
東証グロース市場250指数の前引けは前日比2.76ポイント(0.42%)高の659.07だった。
市場では「東証プライム市場の主力株と比べた相対的な出遅れ感に着目した買いが入った。決算発表前の銘柄の株価上昇が目立っており、好決算への期待の表れとみられる」との見方があった。
グロース市場ではカバーやセキュアが上昇した。一方、データセクやドリコムは下落した。
値上がり銘柄数304、値下がり銘柄数199と、値上がりが優勢だった。
個別では売れるネット広告社がストップ高。ツクルバ、Sharing Innovations、セキュア、リアルゲイト、ブロードマインドなど7銘柄は年初来高値を更新。ELEMENTS、ビザスク、ヘッドウォータース、Ridge-i、ベースフードが買われた。
一方、サンクゼール、ドリコム、シンバイオ製薬、ヌーラボ、グリッドなど7銘柄が年初来安値を更新。データセクション、デコルテ・ホールディングス、アルー、クオリプス、リグアが売られた。
【寄り付き概況】
8日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前日比157円53銭安の3万8677円57銭。
前日に先物主導で600円近い上昇を示したが、きょうは目先利益確定の動きが優勢となっている。前日の米国株市場では主要株価指数が狭いゾーンでの往来となり、NYダウは小幅ながら5日続伸したが、ナスダック総合株価指数はわずかにマイナス圏で着地している。
これを受け東京株式市場も様子見気分が拭えない。取引時間中は米株価指数先物の値動きや、ここ乱高下の続く外国為替市場の動向を横目に神経質な値動きとなることも予想される。
東京株式市場でも東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連株が売られて日経平均を押し下げている。業種別では機械、輸送用機器、証券も軟調だ。
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)やファナックが安い。TDK、ソニーG、トヨタ、野村も売られている。一方、横河電やOLC、日製鋼は上昇している。
「日経平均は16日ぶりに25日線を上回った」
「小動き」
火曜の週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
NYダウは昨年12月以来となる5日続伸。
S&P500は4日続伸と3月以来の連騰。
ウォルト・ディズニー決算を受けて急落したことが相場の下押し材料となった。
ただ「弱い雇用統計を背景とする利下げ期待が市場心理を支えた」との解釈。
ナスダック総合は4日ぶりに反落。
エヌビディアが1.7%下落。
アップルは独自開発した最新の半導体「M4」を搭載した新型のタブレット端末「iPad Pro」を発表。
0.4%高。
テスラが3.8%下落。
10年国債利回りは4.461%。
一時は4.42%と4月10日以来の水準まで低下した。
5年国債利回りは4.472%。
2年国債利回りは4.830%。
ドル円は154円台後半。
WTI原油先物6月物は0.10ドル(0.13%)安の1バレル=78.38ドル。
SKEW指数は132.12→135.18→130.08→133.64。
恐怖と欲望指数は40→39。
(昨年10月5日が20)。
火曜のNYダウは31ドル(0.08%)高の38884ドルと5日続伸。
(5日累計1068ドル高)
高値38977ドル、安値38840ドル。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは101.35%(前日94.53%)。
NASDAQは16ポイント(0.10%)安の16332ポイントと4日ぶりに反落。
高値16397ポイント、安値16303ポイント。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは97.12(前日93.84)。
S&P500は6ポイント(0.13%)高の5187ポイントと4日続伸。
(累計169ポイント高)
高値5200ポイント、安値5178ポイント。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは102.92%(前日95.81%)。
ダウ輸送株指数は53ポイント(0.35%)高の15434ポイントと4日続伸。
SOX指数は35ポイント(0.74%)安の4784ポイントと4日ぶりに反落。
VIX指数は13.23(前日13.49)。
NYSEの売買高は10.81億株(前日9.63億株)。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比165円安の38715円。
ドル建ては145円安の38735円。
ドル円は154.69円。
10年国債利回りは4.461%。
2年国債利回りは4.830%。
「日経平均のEPSは2189円に低下しPERは17.74倍」
火曜の日経平均は寄り付き400円高。
終値は599円高の38835円と3日ぶりに反発。
高値38863円。
安値38541円。
日足は5日連続で陰線。
日経平均は13日連続で一目均衡の雲の中。
雲の下限は38255円。
上限は39697円。
15日は39457円→39232円にマド。
16日は38820円→38764円にマドで下に2空。
30日は38097円→38182円にマド。
38355円→38541円にマド。
TOPIXは17.69ポイント(△0.65%)高の2746ポイントと3日ぶりに反発。
25日線(2713ポイント)を4日連続で上回った。
TOPIXコア30指数は3日ぶりに反発。
プライム市場指数は9.09ポイント(△0.65%)高の1413.41と3日ぶりに反発。
東証スタンダード指数は続伸。
東証グロース250指数は13.35ポイント(△2.08%)高の656.31と3日ぶりに反発。
25日移動平均線からの乖離は▲2.85%(前日▲5.27%)。
プライム市場の売買代金は4兆6830億円(前日4兆2061億円)。
4日連続で4兆円超。
売買高は16.50億株。
値上がり1116銘柄(前日645銘柄)。
値下がり487銘柄(前日936銘柄)。
新高値89銘柄(前日59銘柄)。
新安値13銘柄(前日40銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは102.46(前日93.83)。
東証グロース市場の騰落レシオは83.09(前日78.50)。
NTレシオは14.14倍(前日14.01倍)。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
TOPIXは8勝4敗で66.66%。
東証グロース市場指数は7勝5敗で58.33%。
下向きの25日線(38779円)からは△0.14%(前日▲1.54%)。
16日ぶりに上回った。
上向きの75日線は38347円。
2日ぶりに上回った。
上向きの200日線(34746円)からは△11.77%(前日△10.15%)。
271日連続で上回った。
上向きの5日線は38337円。
5日連続で上回った。
25日線を下抜けたまま。
13週線は39057円。
26週線は36693円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.653%(前日▲18.173%)。
買い方▲5.512%(前日▲6.481%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲7.426%(前日▲6.347%)。
買い方▲21.522%(前日▲22.182%)。
空売り比率は39.7%(前日41.6%、3日ぶりに40%割れ)。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は7.2%(前日8.6%)。
8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
日経VIは19.20(前日19.91)。
日経平均採用銘柄のPERは17.74倍(前日16.76倍)。
3日ぶりに17倍台。
前期基準では18.66倍。
EPSは2189円(前日2281円)。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
225のPBRは1.52倍(前日1.51倍)。
BPSは25549円(前日25321円)。
日経平均の予想益回りは5.64%。
予想配当り利回りは1.70%。
指数ベースではPERは23.62倍(前日22.55倍)。
EPSは1644円(前日1695円)。
PBRは2.09倍(前日2.06倍)。
BPSは18581円(前日18561円)。
10年国債利回りは0.870%(前日0.900%)。
プライム市場の予想PERは17.38倍。
前期基準では18.16倍。
PBRは1.44倍。
プライム市場の予想益回りは5.75%。
配当利回り加重平均は2.08%。
プライム市場の単純平均は33円高の2957円(前日は2923円)。
プライム市場の売買単価は2837円(前日2817円)。
プライム市場の時価総額は963兆円(前日957兆円)。
ドル建て日経平均は251.31(前日243.83)と続伸。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比165円安の38715円。
高値38945円、安値38545円。
大証夜間取引終値は日中比180円安の38700円。
気学では水曜が「案外高き日なり。逆に安き時は翌日高し」。
木曜が「初め高いと後安の日。逆の時は見送れ」。
金曜が「前場安いと後場高の日」。
ボリンジャーのプラス1σが39655円。
マイナス1σが37892円。
マイナス2σが37005円。
週足のプラス1σが40049円。
マイナス1σが38064円。
マイナス2σが37071円。
3月月中平均は日経平均39844円。
TOPIXは2728ポイント。
(9月日経平均32725円。TOPIX2397ポイント。
昨年3月の日経平均27693円、TOPIX1989ポイント)。
GW明けは8日(水)が「リーマンショック以降株高の日」で「新月」。
トヨタの決算発表は水曜後場。
《今日のポイント5月8日》
(1)火曜の週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
10年国債利回りは4.461%。
5年国債利回りは4.472%。
2年国債利回りは4.830%。
ドル円は154円台後半。
SKEW指数は132.12→135.18→130.08→133.64。
恐怖と欲望指数は40→39。
(昨年10月5日が20)。
(2)火曜のダウ輸送株指数は53ポイント(0.35%)高の15434ポイントと4日続伸。
SOX指数は35ポイント(0.74%)安の4784ポイントと4日ぶりに反落。
VIX指数は13.23(前日13.49)。
NYSEの売買高は10.81億株(前日9.63億株)。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比165円安の38715円。
(3)プライム市場の売買代金は4兆6830億円(前日4兆2061億円)。
4日連続で4兆円超。
売買高は16.50億株。
値上がり1116銘柄(前日645銘柄)。
値下がり487銘柄(前日936銘柄)。
新高値89銘柄(前日59銘柄)。
新安値13銘柄(前日40銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは102.46(前日93.83)。
東証グロース市場の騰落レシオは83.09(前日78.50)。
NTレシオは14.14倍(前日14.01倍)。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
(4)下向きの25日線(38779円)からは△0.14%(前日▲1.54%)。
15日ぶりに上回った。
上向きの75日線は38347円。
2日ぶりに上回った。
上向きの200日線(34746円)からは△11.77%(前日△10.15%)。
271日連続で上回った。
上向きの5日線は38337円。
5日連続で上回った。
25日線を下抜けたまま。
13週線は39057円。
26週線は36693円。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.653%(前日▲18.173%)。
買い方▲5.512%(前日▲6.481%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲7.426%(前日▲6.347%)。
買い方▲21.522%(前日▲22.182%)。
(6)空売り比率は39.7%(前日41.6%、3日ぶりに40%割れ)。
空売り規制なしの銘柄の比率は7.2%(前日8.6%)。
日経VIは19.20(前日19.91)。
(7)日経平均採用銘柄のPERは17.74倍(前日16.76倍)。
3日ぶりに17倍台。
前期基準では18.66倍。
EPSは2189円(前日2281円)。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
225のPBRは1.52倍(前日1.51倍)。
BPSは25549円(前日25321円)。
日経平均の予想益回りは5.64%。
予想配当り利回りは1.70%。
指数ベースではPERは23.62倍(前日22.55倍)。
EPSは1644円(前日1695円)。
PBRは2.09倍(前日2.06倍)。
BPSは18581円(前日18561円)。
10年国債利回りは0.870%(前日0.900%)。
(8)プライム市場の単純平均は33円高の2957円(前日は2923円)。
プライム市場の時価総額は963兆円(前日957兆円)。
ドル建て日経平均は251.31(前日243.83)と続伸。
(9)ボリンジャーのプラス1σが39655円。
マイナス1σが37892円。
マイナス2σが37005円。
週足のプラス1σが40049円。
マイナス1σが38064円。
マイナス2σが37071円。
3月月中平均は日経平均39844円。
TOPIXは2728ポイント。
(9月日経平均32725円。TOPIX2397ポイント。
昨年3月の日経平均27693円、TOPIX1989ポイント)。
GW明けは8日(水)が「リーマンショック以降株高の日」で「新月」。
トヨタの決算発表は水曜後場。
今年の曜日別勝敗(5月7日まで)
↓
月曜9勝5敗
火曜10勝8敗
水曜4勝12敗
木曜9勝10敗
金曜12勝4敗
4月第4週(4月22日─4月26日)の週間海外投資家動向。
現物2159億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
先物794億円売り越し(2週連続で売り越し)。
合計1365億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
個人は現物1873億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
先物1898億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
合計3772億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
信託銀行は現物1666億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
先物945億円買い越し(2週連続で買い越し)。
合計2611億円買い越し(2週連続で買い越し)。
4月第3週(4月15日─4月19日)の週間海外投資家動向。
現物5924億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
先物5470億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
合計1兆1395億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
個人は現物9085億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
先物2044億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
合計1兆1130億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
信託銀行は現物52億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
先物640億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
合計587億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
4月月間では個人が現物信用合わせて1兆1506億円の買い越し(3月は3918億円の買い越し)。
法人が7693億円の売り越し(3月は1720億円の売り越し)。
海外投資家が1兆4010億円の買い越し(3月は276億円の売り越し、2月9725億円、1月2兆693億円の買い越し)。
5月28日(火)は日経日経SDGs/ESG会議が開催される。
企業、社会、医療、金融から見る サステナビリティの潮流。
第3部のラジオNIKKEI特別コラボセミナーに登場予定。
パネル討議は「個人投資家と市場から見るサステナビリティ最前線」。
◇━━━ カタリスト━━━◇
カシオ(6952)・・・動兆
腕時計、電子辞書で高シェア。
腕時計は中国低調ながら欧州堅調で回復基調。
電子ピアノは共通部材増え採算向上。
「Gショック」の販促につながる対面イベントを世界中で再開。
(兜町カタリスト櫻井)
[株価材料]
■ホンダ<7267>
無人タクシー支援 26年開始へ規制緩和要請
■日本製鋼所<5631>
装甲車を受注 自衛隊向け 防衛装備で供給網維持
■半導体の国産化促す 法改正案が衆院通過
■東京電力HD<9501>
福島第一原発処理水 5回目の海洋放出完了
■MS&AD<8725>
傘下 政策株1.7兆円を2年で解消 計画前倒し
■ソフトバンクG<9984>
英AI新興に投資 1600億円調達主導
■C&Fロジ<9099>
AZ-COM丸和<9090>のTOB提案留保
■東邦アセチレン<4093>
水素製造増設
■川崎汽船<9107>
自社株買い1000億円 前期純利益85%減
■ユニチャーム<8113>
1-3月最終8%増益 ペットケアけん引
■JFEHD<5411>
純利益11%増 今期 高炉休止でコスト削減
■英AVI 豊田自動織機<6201>とアイチコーポ<6345>の親子上場解消を要求
■米政府 ファーウェイ向け半導体などの製品輸出許可取り消し
■ミネアポリス連銀総裁 政策金利を「長期間」据え置く可能性高い
■大成建設<1801>
とトーヨーカネツ<6369> 工場の天井空間に搬送ロボ
■フルヤ金属<7826>
半導体向け材料の実用化急ぐ
■旭化成<3407> グリーン水素製造
05月08日 相場展望(寄り付き前)
|
【オープニングコメント】
上値の重い展開か |
・・・続き
|
8日の東京株式市場は、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは3万8500円-3万9000円を想定。(7日終値3万8835円10銭)
米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が上昇し、ナスダックが下落した。ダウ平均は31ドル高の38884ドルで取引を終えた。
前日終値近辺での一進一退が続くと予想する。
日経平均株価は、きのう7日に急反発した反動や、現地7日の米国株式が不安定な動きとなったことなどから、売り優勢のスタートとなりそう。トヨタ が、午後1時55分に24年3月期の決算を発表する予定で、手控えムードが広がることも予想される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の半ば(7日は154円11-12銭)、ユーロ・円が1ユーロ=166円台の前半(同165円89-94銭)と円安方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比165円安の3万8715円だった。
【好材料銘柄】
■ヤマト <1967>
今期経常は42%増益、8円増配へ。
■チャーム・ケア・コーポレーション <6062>
7-3月期(3Q累計)経常が61%増益で着地・1-3月期も85%増益。
■沖電気工業 <6703>
前期最終を2.1倍上方修正。
■共和電業 <6853>
1-3月期(1Q)経常は58%増益・上期計画を超過。
【主な経済指標・スケジュール】
8(水)
【国内】
10年国債入札
《決算発表》
トヨタ、伊藤忠、三菱重、オリックス、LINEヤフー、郵船、大ガス、AGC、トレンド、オムロン、ローム、TIS、ヤマトHD、三菱自、ユー・エス・エス、ヤマハ、グリコ、ラウンドワン、DeNA
【海外】
米10年国債入札
《米決算発表》
ウーバー・テクノロジーズ、フォックス、エアビーアンドビー
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
05月07日 NY株/欧州株概況
|
【市況】5営業日続伸31ドル高、ディズニー売られる |
・・・続き
|
7日のNYダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比31ドル99セント(0.08%)高の3万8884ドル26セントで終えた。米国の利下げ先送りを巡る懸念の後退が引き続き相場を支えた。
半面、ダウ平均は前日までの4営業日で1036ドル上昇し、主力株の一角に利益確定売りも出やすかった。ダウは米利下げ観測を背景に上伸して取引を開始。ただ、赤字決算を発表したディズニーが9%超安と大幅に下落したことに加え、米連邦準備制度理事会(FRB)高官の利下げに消極的な発言が相場の重荷となった。
労働市場の過熱感が薄れつつあるとの見方から、米連邦準備理事会(FRB)が年後半にも利下げに転じるとの観測が改めて広がっている。7日の米債券市場では長期金利が前日終値(4.48%)を下回って推移し、株式の相対的な割高感が薄れたことも株買いを支えた。ダウ平均の上げ幅は一時100ドルを超えた。
買い一巡後は伸び悩み、午後に小幅安に転じる場面があった。S&P500種株価指数が一時、節目となる5200を上回ったものの、一段と上昇する勢いがなかった。ダウ平均の構成銘柄ではないが、エヌビディアなど半導体株の一角が売りに押され、株式相場の重荷となった。
来週には4月の米消費者物価指数(CPI)や小売売上高などの発表がある。「カタリスト(材料)に欠き、レンジ内での取引になりやすい」との見方があった。
個別銘柄ではメルクやダウ、ビザ、ユナイテッドヘルス・グループが買われた。データセンターのサーバーで人工知能(AI)のソフトウエアを動かすための独自の半導体開発に取り組んでいると6日に伝わったアップルも上昇した。
半面、ディズニーは9.5%安で終えた。2024年1〜3月期決算で売上高や動画配信の契約者数が市場予想を下回った。スリーエムやマイクロソフト、インテルも安い。
ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落した。前日比16.690ポイント(0.10%)安の1万6332.555で終えた。半導体株の一角が売られたほか、4月の中国の販売が低調だったと伝わったテスラの下げも目立った。
【シカゴ日本株先物概況】
7日のシカゴ日経平均先物は下落した。6月物は前日比165円安の3万8715円で終えた。
NYダウ平均は、決算内容が予想を下回った米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーが大きく売り込まれたものの、5営業日続伸した。
同日の米株式市場でナスダック総合株価指数は下落した。投資家心理がやや弱気に傾き、日経平均先物にも売りが優勢となった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
38715 ( -165 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
38735 ( -145 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 8313.67(+100.18)
7日のFTSE100種総合株価指数は3日続伸した。英国の連休前3日の終値に比べ100.18ポイント(1.21%)高の8313.67で終え、最高値を再び更新した。米利下げ観測を背景に米株式相場が7日も上昇して始まり、投資家心理を上向かせた。
英バークレイズなど銀行株に買いが優勢だった。7日にスイスの金融大手UBSが市場予想を上回る増益決算を材料に大幅高となり、英国の銀行株にも買いが波及した。スイスのグレンコアなど資源株の一角が買われた。半面、英格安航空会社(LCC)のイージージェットなど空運株が売られた。2024年1〜3月期決算が大幅な減益となった石油大手の英BPも下げた。
FTSEの構成銘柄では、複合企業DCCが4.55%高と上昇率トップ。エネルギー小売り大手SSEが4.15%高、金融大手バークレイズが3.95%高と続いた。一方、格安航空大手イージー・ジェットが5.80%安と低迷したほか、高級衣料バーバリー・グループが2.46%安、投資会社メルローズ・インダストリーズが2.05%安だった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 18430.05(+254.84)
7日のドイツ株価指数(DAX)は3日続伸し、前日比254.84ポイント(1.40%)高の1万8430.05で終えた。欧米の利下げ期待が投資家心理を支えた。四半期決算を公表した半導体の独インフィニオンテクノロジーズが大幅高となるなどテクノロジー関連の銘柄が買われた。
銀行や不動産、自動車関連の銘柄が上昇した。一方で防衛大手の独ラインメタル株、スポーツ用品大手のアディダス株が下げた。
個別では、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが12.93%高と急伸した。2024年1〜3月期決算とあわせて24年9月通期の売上高見通しの範囲を下方修正した。ただ長期的な業績回復への期待から、同社株には買いが優勢となった。通販大手ザランドが8.47%高、素材化学大手コベストロが3.53%高と買われた。他方、防衛大手ラインメタルが3.22%安、スポーツ用品大手アディダスとハノーバー再保険が1.33%安と売られた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 8075.68(+79.04)
フランスCAC40種指数は0.99%高だった。好決算を背景に金融株がけん引した。