【寄り付き概況】
17日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前日比359円22銭安の3万8561円04銭。
前日の米株式市場は、NYダウは38ドル安と3日ぶりに反落。一時4万ドル台に乗せたが、持ち高調整の売りも強まり下落した。米半導体関連株などが軟調でナスダック指数も安い。引け後に決算発表を行ったアプライド・マテリアルズ<AMAT>の株価も時間外取引で値を下げている。米国市場が軟調だった流れを受け、東京株式市場も値を下げて始まった。為替は1ドル=155円40銭前後と前日夕方に比べ円安で推移している。
日経平均も前日に534円高と大きく上昇した後で戻り待ちの売りが出やすくなっている。米連邦準備理事会(FRB)高官が早期の利下げに慎重な見方を示したことで米長期金利の低下が一服したのも売りを促している。
半面、前日に下げの目立った三菱UFJは高く始まった。北洋銀など地銀株の一角も高い。
東証株価指数(TOPIX)は下落している。
個別では、テルモ、信越化、ソフトバンクグループ(SBG)、ダイキンが安い。一方、アドテスト、トヨタ、オリンパス、村田製が高い。
「日経平均採用銘柄のEPSは2358円(前日2238円)と一気に120円増加」
「合算出来高は約176億株(直近20日間平均は約115億株)」
木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って反落。
ただNYダウは取引時間中に史上初めて4万ドル台に乗せた。
S&P500とナスダック総合も不安定な値動きで結局はマイナス。
通期業績見通しを上方修正したウォルマートが約7%上昇。
通期業績見通しを再び下方修正した農機大手ディアは4.7%安。
スイスの保険大手チャブが4.7%高。
ミーム株のゲームストップとAMCエンターテインメントは続落。
合算出来高は約176億株(直近20日間平均は約115億株)。
市場は年内に2回の0.25%利下げを織り込み、9月開始の可能性を70%と予想している。
米取引所の合算出来高は約176億株。直近20営業日の平均は約115億株。
週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1万件減の22万2000件。
前週の増加から一転して減少に転じた、
10年国債利回りは4.376%。
5年国債利回りは4.401%。
2年国債利回りは4.795%。
4月の輸入物価指数は前月比0.9%上昇。
伸び率は2022年3月以来、2年1カ月ぶりの大きさ。
ドル円は155円台前半。
WTI原油先物6月物は0.60ドル高の1バレル=79.23ドル。
ビットコインは1.35%安の6万5088ドル
SKEW指数は140.18→140.64→147.85。
恐怖と欲望指数は59→60。
(昨年10月5日が20)。
木曜のNYダウは38ドル(0.10%)安の39869ドルと3日ぶりに反落。
高値40051ドル、安値39864ドル。
サイコロは10勝2敗。
騰落レシオは124.70%(前日122.69%)。
NASDAQは44ポイント(0.26%)安の16698ポイントと4日ぶりに反落。
高値16797ポイント、安値16693ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは103.01(前日104.57)。
S&P500は11ポイント(0.21%)安の5297ポイントと3日ぶりに反落
高値5325ポイント、安値5296ポイント。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは118.89%(前日119.07%)。
ダウ輸送株指数は20ポイント(0.13%)安の15560ポイントと反落。
SOX指数は27ポイント(0.55%)安の5017ポイントと5日ぶりに反落。
VIX指数は12.42(前日13.42)。
NYSEの売買高は9.95億株(前日10.42億株)。
3市場の合算売買高は176億株(前日147.8億株、過去20日平均は115億株)。
木曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比330円安の38560円。
ドル建ては320円安の38570円。
ドル円は155.38円。
10年国債利回りは4.376%。
2年国債利回りは4.795%。
「7日ぶりに25日線を上回った」
水曜の日経平均は寄り付き260円高。
終値は534円(1.39%)高の38920円と3日続伸。
高値38949円。
安値38513円。
日足は2日ぶりに陽線。
5月SQ値38509円には1勝4敗。
日経平均は一目均衡の雲の中。
雲の下限は38229円。
上限は39778円。
TOPIXは6.66ポイント(△0.24%)高の2737ポイントと反発。
25日線(2713ポイント)を6日連続で上回った。
TOPIXコア30指数は3日続伸。
プライム市場指数は3.42ポイント(△0.24%)高の1409.05と3日続伸。
東証スタンダード指数は3日続落。
東証グロース250指数は8.43ポイント(▲1.31%)安の635.09と反発。
25日移動平均線からの乖離は▲3.52%(前日▲0.51%)。
プライム市場の売買代金は5兆658億円(前日5兆141億円)。
3日連続で5兆円超。
売買高は22.17億株。
値上がり607銘柄(前日482銘柄)。
値下がり994銘柄(前日1140銘柄)。
新高値48銘柄(前日99銘柄)。
5日ぶりに2ケタ。
新安値150銘柄(前日95銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは97.88(前日104.06)。
東証グロース市場の騰落レシオは87.25(前日90.66)。
NTレシオは14.22倍(前日14.06倍)。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
TOPIXは8勝4敗で66.66%。
東証グロース市場指数は5勝7敗で41.66%。
下向きの25日線(38409円)からは△1.33%(前日▲0.11%)。
7日ぶりに上回った。
75日線を下回った。
上向きの75日線は38568円。
7日連続で下回った。
上向きの200日線(34954円)からは△11.35%(前日△9.92%)。
276日連続で上回った。
上向きの5日線は38414円。
3日連続で上回った。
25日線を下抜けたまま。
13週線は39043円。
26週線は3687円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.070%(前日▲18.603%)。
買い方▲5.992%(前日▲5.925%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲6.66%(前日▲7.033%)。
買い方▲22.84%(前日▲22.363%)。
空売り比率は39.3%(前日38.3%、3日連続で40%割れ)。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は6.6%(前日5.9%)。
8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
日経VIは17.39(前日18.45)。
日経平均採用銘柄のPERは16.50倍(前日17.15倍)。
6日ぶりに16倍台。
前期基準では16.85倍。
3日ぶりに今期基準は前期基準よりも低くなった(EPSは今期予想のほうが上)。
EPSは2358円(前日2238円)。
一気に120円増加。5月8日が2308円だった。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
225のPBRは1.46倍(前日1.47倍)。
BPSは26657円(前日26112円)。
日経平均の予想益回りは6.06%。
予想配当り利回りは1.79%。
指数ベースではPERは21.89倍(前日22.48倍)。
EPSは1777円(前日1707円)。
PBRは2.03倍(前日2.00倍)。
BPSは19172円(前日19192円)。
10年国債利回りは0.920%(前日0.950%)
プライム市場の予想PERは16.55倍。
前期基準では16.57倍。
PBRは1.38倍。
プライム市場の予想益回りは6.03%。
配当利回り加重平均は2.22%。
プライム市場の単純平均は4円高の2945円(前日は2940円)。
プライム市場の売買単価は2364円(前日2335円)。
プライム市場の時価総額は957兆円(前日955兆円)。
ドル建て日経平均は252.47(前日245.56)と3日続伸。
木曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比330円安の38560円。
高値38975円、安値38515円。
大証夜間取引終値は日中比360円安の38530円。
気学では金曜は「安値にあると急伸することあり。押し目買い良し」。
月曜は「変化日。不時の香華を見せる日」。
火曜は「初め強いと後安の日。吹き値売り良し」。
水曜は「変化日にして不時の高下をみせる日」。
木曜は「安日柄。大安値は買え」。
金曜は「強象日。押し目買い。吹き値は利入れのこと」
ボリンジャーのプラス1σが39090円。
マイナス1σが37729円。
マイナス2σが37048円。
週足のプラス1σが40049円。
マイナス1σが38038円。
マイナス2σが36978円。
アノマリー的には「下げ止まりの株高の特異日」。
週足陽線基準は38179円。
《今日のポイント5月17日》
(1)木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って反落。
10年国債利回りは4.376%。
5年国債利回りは4.401%。
2年国債利回りは4.795%。
ドル円は155円台前半。
SKEW指数は140.18→140.64→147.85。
恐怖と欲望指数は59→60。
(昨年10月5日が20)。
(2)ダウ輸送株指数は20ポイント(0.13%)安の15560ポイントと反落。
SOX指数は27ポイント(0.55%)安の5017ポイントと5日ぶりに反落。
VIX指数は12.42(前日13.42)。
NYSEの売買高は9.95億株(前日10.42億株)。
3市場の合算売買高は176億株(前日147.8億株、過去20日平均は115億株)。
木曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比330円安の38560円。
(3)プライム市場の売買代金は5兆658億円(前日5兆141億円)。
3日連続で5兆円超。
売買高は22.17億株。
値上がり607銘柄(前日482銘柄)。
値下がり994銘柄(前日1140銘柄)。
新高値48銘柄(前日99銘柄)。
5日ぶりに2ケタ。
新安値150銘柄(前日95銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは97.88(前日104.06)。
東証グロース市場の騰落レシオは87.25(前日90.66)。
NTレシオは14.22倍(前日14.06倍)。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
(4)下向きの25日線(38409円)からは△1.33%(前日▲0.11%)。
7日ぶりに上回った。
75日線を下回った。
上向きの75日線は38568円。
7日連続で下回った。
上向きの200日線(34954円)からは△11.35%(前日△9.92%)。
276日連続で上回った。
上向きの5日線は38414円。
3日連続で上回った。
25日線を下抜けたまま。
13週線は39043円。
26週線は3687円。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.070%(前日▲18.603%)。
買い方▲5.992%(前日▲5.925%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲6.66%(前日▲7.033%)。
買い方▲22.84%(前日▲22.363%)。
(6)空売り比率は39.3%(前日38.3%、3日連続で40%割れ)。
空売り規制なしの銘柄の比率は6.6%(前日5.9%)。
日経VIは17.39(前日18.45)。
(7)日経平均採用銘柄のPERは16.50倍(前日17.15倍)。
6日ぶりに16倍台。
前期基準では16.85倍。
3日ぶりに今期基準は前期基準よりも低くなった(EPSは今期予想のほうが上)。
EPSは2358円(前日2238円)。
一気に120円増加。5月8日が2308円だった。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
225のPBRは1.46倍(前日1.47倍)。
BPSは26657円(前日26112円)。
日経平均の予想益回りは6.06%。
予想配当り利回りは1.79%。
指数ベースではPERは21.89倍(前日22.48倍)。
EPSは1777円(前日1707円)。
PBRは2.03倍(前日2.00倍)。
BPSは19172円(前日19192円)。
10年国債利回りは0.920%(前日0.950%)
(8)プライム市場の単純平均は4円高の2945円(前日は2940円)。
プライム市場の時価総額は957兆円(前日955兆円)。
ドル建て日経平均は252.47(前日245.56)と3日続伸。
(9)ボリンジャーのプラス1σが39090円。
マイナス1σが37729円。
マイナス2σが37048円。
週足のプラス1σが40049円。
マイナス1σが38038円。
マイナス2σが36978円。
アノマリー的には「下げ止まりの株高の特異日」。
週足陽線基準は38179円。
今年の曜日別勝敗(5月16日まで)
↓
月曜9勝6敗
火曜11勝8敗
水曜5勝13敗
木曜10勝11敗
金曜13勝4敗
5月第2週(5月7日─5月10日)の週間海外投資家動向。
現物2636億円買い越し(3週連続で買い越し)。
先物2799億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
合計163億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
個人は現物406億円売り越し(3週連続で売り越し)。
先物1716億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
合計2123億円売り越し(3週連続で売り越し)。
信託銀行は現物89億円買い越し(3週連続で買い越し)。
先物538億円買い越し(4週連続で買い越し)。
合計628億円買い越し(4週連続で買い越し)。
5月第1週(4月30日─5月2日)の週間海外投資家動向。
現物1745億円買い越し(2週連続で買い越し)。
先物90億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
合計1836億円買い越し(2連続で買い越し)。
個人は現物2741億円売り越し(2週連続で売り越し)。
先物1084億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
合計1656億円売り越し(2週連続で売り越し)。
信託銀行は現物247億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
先物10億円買い越し(3週連続で買い越し)。
合計257億円買い越し(3週連続で買い越し)。
◇━━━ カタリスト━━━◇
オンコリスバイオ(4588)・・・動兆
「食堂がんを切らずに治す」がテーマ。
腫瘍溶解ウイルス技術使うがん治療薬柱に感染症薬も開発。
導出先が神経疾患薬を米国治験中。
テロメライシンは製造承認申請を交渉中。
物流は三井倉庫、製造販売は富士フィルム。
OBP601にも神経性関連で期待感。
HIV薬がアルツハイマーに効くかもしれない期待感。
(兜町カタリスト櫻井)
[株価材料]
■GDP年率2.0%減 景気回復 足取り鈍く 1-3月実質 車不正・円安響く
■伊藤忠商事<8001>
KDDI<9433>などと物流マッチング
■ホンダ<7267>
電動化に10兆円 EV電池や車載ソフト
■経産省が次世代車戦略 車のソフト開発で主要メーカーが連携
■三井住友FG<8316>
新事業検討に年100億円 企業の脱炭素支援
■みずほFG<8411>
30年までに水素製造2兆円融資
■中国車の半導体調達 中国政府「25%を現地で」
■JERA 成長投資5兆円 35年度までに 脱炭素推進
■日銀は状況許せば6月にも利上げ 現状は「緩和し過ぎ」 関根元局長
■東芝 昨年度決算 最終損益 約740億円の赤字 人員削減へ
■創薬新興を治験前から支援 政府 今夏にも
■政府 独立行政法人のサイバー対策増強 来年度から新システム運用
■ルネサス<6723>
インド深耕 来年に人員20倍1000人へ
■護衛艦の上空撮影で危機感 防衛省、ドローン対策急ぐ
■JR東海<9022>
水素車両導入でENEOS<5020>・日立製作所<6501>と連携
17日の東京株式市場は反落後、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万8500円-3万8800円を想定。(16日終値3万8920円26銭)
米国株は下落。ダウ平均は38ドル安の39869ドルで取引を終えた。
売り買いが一巡した後は強弱感が交錯してこう着相場が続くと予想する。
日経平均株価は、きのう16日に大幅に3日続伸した反動や、現地16日の米国株式が下げたことを受け、売り優勢スタートとなりそう。決算発表が終了し手がかり材料に乏しいなか、週末要因も重なり、模様眺めムードが広がることも想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の前半(16日は154円41-42銭)、ユーロ・円が1ユーロ=168円台の後半(同167円91-95銭)と、円安方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比330円安の3万8560円だった。
【好材料銘柄】
■ピクセルカンパニーズ <2743>
マクニカ クラビス カンパニーとパートナー契約を締結。
■ココナラ <4176>
今期経常を10倍上方修正・3期ぶり最高益更新へ。フリーランス支援事業を展開するアン・コンサルティングの株式を取得し子会社化する。
■クリングルファーマ <4884>
声帯瘢痕を対象とするHGF(肝細胞増殖因子)タンパク質製剤の第3相臨床試験において、山王メディカルセンターを治験実施施設として追加。症例組み入れの加速が期待される。
【主な経済指標・スケジュール】
17(金)
【国内】
《決算発表》
東北新社、うかい、TYK、イチケン、アーレスティ、大木ヘルケア、ムサシ、相模ゴム、サンユ建、創健社
【海外】
中国4月鉱工業生産(11:00)
中国4月小売売上高(11:00)
中国4月固定資産投資(11:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
05月16日 NY株/欧州株概況
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【市況】ダウ反落38ドル安、一時初の4万ドル台 |
・・・続き
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16日のNYダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比38ドル62セント(0.09%)安の3万9869ドル38セントで終えた。
15日に明らかにされた注目の米消費者物価指数(CPI)でインフレの減速が示されたのを受け、米利下げ期待が高まり、同日のダウ平均は上伸、4万ドルに迫った。この日も15日の地合いを引き継ぎ、取引序盤から強含みに推移。インフレ抑制と成長実現を両立する景気の「軟着陸」見通しが強まり、午前に重要な節目となる4万ドル台に到達した。
朝方に好決算を公表した米小売り大手ウォルマートに買いが膨らみ、その後もダウは底堅い値動きを維持。ただ、5月に入って8営業日続伸し、今月の上げ幅が前日までに計2000ドルを超えたこともあり、利益確定の売りに押されやすかった。
ダウ平均は一時140ドルあまり上昇し、4万0051ドルを付けた。15日発表の4月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、インフレ再加速への警戒感が薄れた。米連邦準備理事会(FRB)が年後半に利下げを開始し、米景気の大幅な悪化を避けられるとの期待が強まった。
16日にウォルマートが発表した2024年2〜4月期決算が市場予想を上回る増収増益となるなど、企業業績全般的にも底堅さがある。ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の良さが意識されるとともに、足元の相場上昇の勢いに乗り遅れないために買いを入れる動きもあった。
米長期金利が4.3%台後半(前日終値は4.34%)で推移する場面が目立ったのも株式の相対的な割高感につながった。朝方発表の4月の米輸入物価指数が前月比0.9%上昇と約2年ぶりの高い伸びとなり、週間の米新規失業保険申請件数は前の週から減った。FRBの利下げ期待を一段と高める内容ではなかったと受け止められた。
ダウ平均の構成銘柄では前日夕に四半期決算を発表したシスコシステムズが安い。キャタピラーやホーム・デポも下げた。一方、ウォルマートは大幅高だった。スリーエムやボーイング、インテルなど相場全体と比べて相対的に出遅れ感がある銘柄にも買いが入った。
ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落し、前日比44.069ポイント(0.26%)安の1万6698.321で終えた。メタプラットフォームズが下げた。一方、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)は上昇した。
【シカゴ日本株先物概況】
16日のシカゴ日経平均先物は下落した。6月物は前日比145円安の3万8560円で終えた。同日は米ダウ工業株30種平均が
最近の上伸を受けた利益確定の売りが優勢となり、反落した。前日終値比38.62ドル安の3万9869.38ドルで終了。取引時間中に初めて大台の4万ドル台に乗せる場面があったものの相場の過熱感を警戒する売りに押されて終了し、日経平均先物にも売りが優勢となった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
38560 ( -330 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
38570 ( -320 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 8438.65(-7.15)
16日のFTSE100種総合株価指数は3営業日ぶりに小幅に反落し、前日比7.15ポイント(0.08%)安の8438.65で終えた。決算など個別の材料を受けた売りと買いが交錯し、指数は明確な方向感を欠いた。英シェルなどエネルギー株の下げは指数の重荷だった。
FTSEの構成銘柄では、16日公表した2023年10月〜24年3月期決算では、売上高が小幅に市場予想を下回った、会計ソフト大手セージが9.44%安と下落率が最大となり、格安航空大手イージージェットが5.99%安、医療機器のコンバテックが4.06%安で続いた。
一方、明るい業績見通しを発表した通信大手BTは17.19%高と急騰。高級衣料のバーバリーは3.45%高、保険大手プルデンシャルも2.94%高と買われた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 18738.81(-130.55)
16日のドイツ株価指数(DAX)は反落し、前日比130.55ポイント(0.69%)安の1万8738.81で終えた。米欧での利下げ期待を支えに上昇して始まったものの、四半期決算などを材料に主力株の一角に売りが出て指数を下押しした。
個別では、16日公表した2024年1〜3月期決算で、産業部門の利益が市場予想を下回った総合電機大手シーメンスが6.77%安、自動車大手BMWが6.26%安、商用車大手ダイムラー・トラックが5.29%安。半面、ミュンヘン再保険は1.88%高、医薬大手メルクは1.72%高、医療機器のシーメンス・ヘルシニアーズは1.57%高で取引を終えた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 8188.49(-51.50)
欧州株式市場では、フランスの代表的な株価指数であるCAC40は反落し、終値は前日比0.62%安の8188.49だった。9