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【話題株】
引き締まった腹筋の「ライザップ」は健康コーポが運営
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■今期の連結売上高54%増など想定、地方株だが高値更新街道を走る


元プロボクサーのタレント俳優・赤井 英和(あかい ひでかず)さんが、ポッコリお腹を現役時代以上に引き締まった腹筋に鍛え直したテレビCMなどで、いま、「パーソナルトレーニングジムRIZAP(ライザップ)」がIT企業の中年サラーマン族などの間で注目されているという。

「現在38店ある店舗では500人以上の順番待ちが発生」(週刊東洋経済:2015年3月15日号)。春先ですらこうだから、夏に向けて一段と盛況のようだ。

RIZAP(ライザップ)を運営するのは健康コーポレーション<2928>(札証アンビシャス)。100%子会社方式で運営し、健康コーポレーションの2015年3月期の連結売上高約391億円(前期比63.5%増加)に対し、「事業開始3年目の2015年3月期末で売上高100億円を予定する」(同)という勢いで拡大しているもよう。同期の部門別売上高で最大の「美容・健康関連」の約219億円の中で一躍、主事業に躍り出てきた形のようだ。

今3月期の連結業績見通しは、売上高が前期比54%増の601億円、純利益は同87%増の30.5億円、1株利益は24.6円とする。最近ではオンラインゲーム関連株でもこれほどの大幅増益銘柄は少なく、調査筋の中には、「隠れた内需型の高成長株といって差し支えないだろう」と注目する声がある。

健康コーポレーションは地方単独銘柄のため、一部のネット専業証券の取引画面ではデータや株価が見られないケースがあるが、株価はとりわけこの1月頃から動意を強めて堅調だ。18日の終値は767円(24円高)となり、4月21日につけた年初来の高値757円を更新。チャート観測では2段上げ相場が目前に迫ってきたとの見方もある。一説では、健康コーポレーションは東証1部上場を視野に入れてトレーニングに励んでいる?との観測もある。東証1部上場となれば、直接的な株高材料にもなる可能性が大だ。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

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【話題】再び1000円割った売買単価の行方
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■日経平均がNYダウの後を追って上に行くには再度、単価上昇が必要

東証1部の売買単価が5月18日(月)に952円と、去る5月11日(月)の983円に続いて1000円水準を割り込んでいる。マーケットの物色銘柄が、株価水準の高い、いわゆる値ガサ株から株価水準の低い中低位株へ矛先が変化しているといえる。

今年の売買単価最高は4月28日の1373円、同最低は1月8日の890円となっている。

とくに、売買単価の高い時は日経平均も高くなり、売買単価の低いときは日経平均は安くなる関係がみられる。1月8日の売買単価最低の時は日経平均1万7916円と年初来安値水準となり、4月28日の売買単価最高のときは日経平均が2万0133円と年初来高値水準だった。

19日(火)は日経平均が1万999円50銭まで値を上げたものの2万円に届いていないことはマーケットの物色が日経平均型値ガサ株でなく中低位へ移りつつあることを察知していることかも知れない。

ここから先、NYダウの高値更新の後を追って日経平均が年初来高値2万0252円(4月23日)を抜いて上に行くには、再度、売買単価の上昇が求められる。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

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