<30日相場概況>
30日の日経平均株価は反落。終値は前日比137円12銭安の1万6173円52銭だった。香港で反中団体が民主化を求めるデモを激化させ、地政学的リスクへの警戒感でNY株安や寄り付き前に発表された8月鉱工業生産が市場予想を下回ったことが嫌気され、寄り付きから売り先行となった。
経済産業省が発表した8月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は、前月比1.5%低い95.5だった。QUICKが29日時点で集計した民間予想の中央値である0.3%上昇に比べ弱い結果となった。総務省が発表した8月の家計調査も消費増税後の国内景気の鈍化を改めて映した内容で、国内景気の鈍化に警戒が強まった。
あす10月1日には日銀が9月の企業短期経済観測調査(短期)を公表する。
週末には9月の米雇用統計が発表される予定だ。日米の景気を確認する上で市場の注目度は高い。結果を見極めたいとの雰囲気も強く、きょうのところは利益確定売りも出やすかった。
もっとも、日経平均は終盤に下げ渋った。9月期末の株価水準の引き上げを狙った「ドレッシング買い(お化粧買い)」が相場を押し上げたとの見方がある。
東証株価指数(TOPIX)も反落し、前日比11.01ポイント安の1326.29で取引を終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆2798億円、売買高は23億3895万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の75%超にあたる1378、値上がり銘柄数は357、変わらずは88だった。
東証2部株価指数も反落した。
個別では、主要銘柄が軒並み冴えないなか、中小型株物色でブロードメディ(4347)に短期資金が集中、引き続きクラウドゲーム技術の提供で複数社と協議との報道が材料視される。イデアインター(3140)は今期の大幅な業績拡大見通し好感でストップ高、KTK(3035)も前期業績の上振れを好材料視で連日の急伸。
きょう新規上場したホットランドは公募・売り出し価格(公開価格、2110円)を1.7%下回る2074円で初値を付けた。ただ、その後は見直し買いも入り、終値は2180円と、初値を106円(5.1%)上回った。同じくきょう上場したFFRIは終日買い気配が続き、取引が成立しなかった。
9月の最終売買日で、9月月間では748円(4.9%)と大幅に上昇した。上昇率は2013年11月の8%以来、10カ月ぶりの大きさだった
終値
終値
前日比
日経平均株価
16,173.52
-137.12
日経平均先物
16,140.00
-170
TOPIX
1,326.29
-11.01
TOPIX先物
1,325.00
-13.50
東証2部指数
4,187.85
-17.03
JASDAQ
2,323.27
-15.05
マザーズ
931.21
-20.92
出来高
東証1部
2338950
2279890
東証2部
185550
42884
<アフターランチ>
「すりかえ」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
嘘・誤魔化し・すり替えというのは市場では行ってはいけないことの原則でしょう。
確かに嘘や誤魔化しというのは滅多に遭遇することのないものです。
ただ、すり替えというには実にスムースにあるような気がします。
例えば「消費税を上げなければ株は上がらない」と多くの市場関係者が言っていたのが昨年夏。
しかし、実際に増税してみて景気指標も悪化し半年も株価が低迷したら、
今度は「消費増税はいかがなものか」。
あるいは07年以降市場で支配的だった「円安株高論」。
最近では「過度の円安は市場形成に弊害をもたらす可能性」。
知らないうちに巧妙な格好で市場の支配的議論が
正反対の立場に移行することはよくあることです。
例えばいまだ隆盛を誇っている「シェールガス革命」論。
これにも陰りが出てきました。
まずは日曜の日経朝刊で指摘された「中国シェール夢覚めて」。
2012年に中国当局は示したシェールガスの生産量は600〜1000億立方米。
しかし8月には中国国家エネルギー局長は目標を300億立方米に引き下げました。
埋蔵地は山間部が多く採掘コストはアメリカの3〜4倍というのが理由ですが、
採掘に大量の水を使うという側面もあったのでしょう。
中国にとっては貴重な水とエネルギーを天秤にかけたら水が勝ったということかも知れません。
昨日になって住友商事は米テキサス州のシェールオイル開発で1700億円の減損との発表。
春先には伊藤忠が290億円、大阪ガスが同金額の290億円の損失を出していました。
シェールガスはアメリカ全体を潤すのかも知れませんが、
個別企業にとってはリスク満載の開発。
この論点をなくして「シェールが多くのことを解決する」というのは解せないとことです。
そして今朝の日経の商品欄。
「LNG、洋上備蓄拡大。値上がり予測・用船料低迷」の見出し。
期近が期先よりも安いので今買っておいて備蓄して「LNG価格の反発をにらむ」というもの。
足元3年ぶの安値水準まで落ち込んだLNG価格の期先価格が高いのも解せない話ですが、
それはそれで商いの種になるのでしょう。
「世界のLNG取引量は今後も拡大が見込まれる」とされていますが、
実際はどうなのかというのは未知の世界。
そもそも実需の世界が潤っていないから用船料が低迷しているのに
「冬の需要拡大に期待」なんて甘い観測が通じるのかどうかは結構疑問なところではあります。
商品相場の低迷は世界景気の減速を読んでいるのでしょうか。
あるいは地政学的リスクの低下の裏返しなのでしょうか。
時間の経過とともに結論は出てくるのでしょうが興味深いところです。
ここは巧妙なすりかえで結論が置き換えられないことを願いたいもの。
もっとも・・・。
そんな大それたことよりは、資本金34億円、純資産151億円、長短期借入金26億円、
ネットキャッシュ71億円、年初来高値更新中の会社を探すことに
時間を使う方がよほど良さそうですが・・・。
(櫻井)。
<兜町カタリスト>
「10月」
神無月10月相場。
過去24年間は11勝13敗で12ヶ月中7位のパフォーマンス。
2日(木)ポイントの日、ECB理事会
6日(月)水星逆行開始
8日(水)皆既月食、ポイントの日
10日(金)SQ
14日(火)ポイントの日
15日(水)ECB理事会
19日(日)サンディグ・スプリング彗星が火星に接近
20日(月)ポイントの日、ブラックマンデーメモリアル(1987年)
24日(金)部分日食、新月、ブラックサースデーメモリアル(1929年)
26日(日)水星順行開始、欧州サマータイム終了
10月アノマリーは「NY市場の10月効果」。
10月に安値を付けやすいので、10月に買うと儲かりやすいというもの。
セル・イン・メイの反対みたいなものだが今年はなさげ。
あるいは「Tax Loss Sales」。
投信の10月決算を控えての節税目的の売りもあると言われる。
一方、10月4日(投資の日)が上げの特異日。
だが今年は土曜日。
16日も上げの特異日。
こちらは木曜なので期待したいし、今年は水曜のNY高、木曜の東京株高になっている。
「10月終値は翌年の安値」。
昨年は14327円。今年の安値は13885円。
因みに昨年10月安値は13748円だったからほぼその水準。
今年の隔月のアノマリーでは「3月に下落したら8月は上昇」が該当した。
次は「9月に上昇したら10月も上昇する」。
そして「10月に上昇したら翌年2月も上昇する」なのだが・・・。
「魔の月」10月がやってくる。
因みに9月月足陽線基準は15476円。
これは遥かに上回っている。
<30日相場展望>
30日も日経平均株価は反落して始まった。
香港で反中団体が民主化を求めるデモを激化させており、地政学的リスクへの警戒感から前日の米株式市場で主要な株価指数が下落した。この流れを引き継いで東京市場でも売りが先行した。朝方に発表された国内の経済統計が予想を下回る内容だったことも重荷になった。
日経平均株価の予想レンジは16150円−16350円。
経済産業省が30日発表した8月鉱工業生産は前月比1.5%減だった。市場予想は同0.2%増、前月は同0.4%増。ただ、発表後のドル・円に目立った変化はない。午前8時51分時点は1ドル=109円39銭。
総務省が発表した8月の家計調査では、2人以上の世帯の消費支出は物価変動の影響を除いた実質で前年同月比4.7%減少した。
別銘柄で人気が出た銘柄は比較的しっかり。
臨時国会が始まりカジノ法案成立となるか定かではないが、先週辺りからカジノ関連銘柄はジリジリと賑わうようになってきた。
また昨日はいよいよリニア鉄道のトンネル工事が始まることもあり建設株が再度高値を目指す動きもあった。
安倍首相は、地方創生を改造内閣の大きな課題として挙げ、自民党総裁選で一般党員の票を最も多く集め地方でも人気のある石破氏をその重要課題に取り組む閣僚に任命した。組閣当日の閣議では早速地方活性化に取り組む「まち・ひと・しごと創生本部」の設置が決まり、地方創生に向けた動きが期待される。
地方創生関連銘柄、サイネックス (2376)に注目。
NY市場は、香港の民主化デモの拡大もありリスク回避から大きく売られて始まりましたが引けにかけて下げ幅縮小となった。
30日の主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り1780万株、買い1180万株で、差し引き600万株の売り越し。売り越しは2営業日連続。金額(6社ベース)も売り越し。売りセクターに、証券、電機、通信、化学、食品、情報通信、商社、銀行、保険、建設、空運、陸運など。買いセクターに、自動車、銀行、サービス、電機、商社、保険、陸運、薬品、不動産、小売、食品など
<信用取引規制関係>
●東証、報国鉄株、エスクロAJ株、トレイダーズ株の日々公表銘柄指定を解除 29日付。
●東証、セキュアヴェ株、蛇の目株、トミタ電機株を日々公表銘柄に指定 30日から。
●東証、Tホライゾン株の信用取引に関する臨時措置を解除 30日売買分から。
日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
●日証金、EASY商品受益証券、アルメディオ株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。29日付。
●日証金、日清粉G株、アコーディア株、ティア株、キーコーヒー株、カネ美食品株、JALUX株、
ハイブリッド株、ダイショー株、ソフトクリエ株、サニックス株、日ダイナミク株、
日エンター株、WOWOW株、エステー株、朝日工業株、東特線株、オイレス株、酉島株、
加地テック株、レシップHD株、アトム株、アズワン株、ワタミ株、マルシェ株、コロワイド株、
SHO―BI株、アーク株、OUGHD株、サンリオ株、モスフード株、ヤオコー株、Aクリエイト株、
富士急株、西武HD株、南海電株、名鉄株、山陽電株、共立メンテ株、常磐興株、元気寿司株、グルメ杵屋株、サガミ株、東京デリカ株の貸借取引で注意喚起取り消し 貸借取引の貸株利用などで。29日付。
●日証金、ヤマウラ株、キューブシス株、ハーバー研株、沖電線株、Tホライゾン株、ゼンショHD株、木曽路株、サトRS株の貸借取引申込停止措置を解除 30日約定分から。
●日証金、化工機株の貸借取引申込停止措置を解除 30日約定分から。あらためて貸株利用などに関する注意喚起。
●日証金、ハーバー研株、フマキラ株、サトRS株、富士急株、山陽電株の貸借取引にかかる品貸料の最高料率を通常の10倍とする臨時措置を解除 30日申込分から。
●日証金、化工機株の貸借取引にかかる品貸料の最高料率を通常の4倍とする臨時措置を解除 30日申込分から。
◎新規上場=〔東証2部〕富山銀、転換社債〔東証〕東プレ(2)は10月2日
▽空売り比率=30.0%(東証、29日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
日本証券金融 280万株、18億円
▼立合外分売
大光 10月7〜9日に6万株
<予定>
■国内(30日)
8月失業率・有効求人倍率・家計調査(8:30)
8月商業販売統計・鉱工業生産(8:50)
8月毎月勤労統計調査(10:30)
8月自動車生産台数(13:00)
2年国債入札
《新規上場》
ホットランド(3196) マザーズに新規上場
FFRI(3692)マザーズに新規上場
《決算発表》
タキヒヨー、スギHD、トライステージ、ソーバル、シベール、きょくと、イーサポート、アダストリアH、ハローズ、パレモ、ハニーズ、北の達人、
山下医、ダイヤD、テクノアルファ、スター・マイカ、JMNC、PBITS、岡山製紙、ニイタカ、日本エンタ、キャリアリンク、ERIHD、ユニオンツール、ライトオン、西松屋チェ、スター精、宝印刷、さが美、平和堂、キユソー流通、日プロセス
《株主総会》
ノア
■海外(30日)
韓国8月鉱工業生産(8:00)
中国9月HSBC製造業PMI確報値(10:45)
インド準備銀行金融政策決定会合
トルコ8月貿易収支(16:00)
タイ8月国際収支(16:30)
独9月失業率(16:55)
英GDP4-6月期確報値(17:30)
ユーロ圏8月失業率・9月消費者物価速報値(18:00)
南ア8月貿易収支(21:00)
カナダ7月GDP(21:30)
米7月S&Pケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米9月シカゴ購買部協会景気指数(22:45)
米9月CB消費者信頼感指数(23:00)
<29日相場概要>
29日の日経平均株価は反発した。
終値は前週末比80円78銭高の1万6310円64銭だった。
前週末のNY株高や円安・ドル高の進行を好感した買いが優勢となった。
安倍首相が、きょう召集された衆院本会議で所信表明演説し、経済最優先で政権運営にあたる方針を示すと経済政策発動への期待感から後場終盤にかけて再び持ち直した。
日経平均の上げ幅は朝方から幾度となく100円を超える場面が見られたが、今月25日に付けた年初来高値(1万6374円14銭)の水準には届かなかった。
10月1日に日銀が9月の企業短期経済観測調査(短観)を公表するほか、2日に欧州中央銀行(ECB)理事会の開催、3日に9月の米雇用統計の発表を控え、市場に様子見ムードも広がった
東証株価指数(TOPIX)も反発した。前日比5.35高の1337.30。
東証1部の売買代金は概算で1兆7794億円と、今月17日以来、7営業日ぶりに2兆円を下回った。売買高は18億5339万株。東証1部の値上がり銘柄数は1035、値下がり銘柄数は652、変わらずは136だった。
KDDIやダイキン、アステラスが上昇。三菱電や富士重、村田製、富士フイルムは年初来高値を更新した。
東証2部株価指数は反発した。終値は前週末比15.90ポイント高の4204.88と、25日以来、2営業日ぶりに年初来高値を更新した。
香港で民主派によるデモが始まり、中心部の交通が麻痺するなど経済活動への影響が懸念されハンセン指数が急落。長期化するようであれば、政治的な混乱からさらにネガティブな状況となることも想定される。
あすに2銘柄の新規株式公開(IPO)を控え、9月にIPOした銘柄は換金売りなどに押された。
終値
終値
前日比
日経平均株価
16,310.64
80.78
日経平均先物
16,310.00
40
TOPIX
1,337.30
5.35
TOPIX先物
1,338.50
2.0
東証2部指数
4,204.88
15.9
JASDAQ
2,338.32
-1.26
マザーズ
952.13
-8.29
出来高
東証1部
1853390
1779432
東証2部
195460
50487
<アフターランチ>
「シェール」
物足りなさの残る月曜日。
前場の日経平均は70円高の16299円。
東証1部の売買代金は8563億円と減少気味。
3月期末の日経平均は14827円だったのでこの半年で約1500円の上昇。
無理してお化粧する必要もない。
期待するとすれば権利落ち2日目のゴールドマンの先物買いのアノマリーくらいだろうか。
日曜日経の「地球回覧」。
見出しは「中国シェール夢さめて」となっている。
2012年に中国当局が示したシェールガスの生産量は600〜1000億立方米。
しかし8月に中国国家エネルギー局長は300億立方米。
半分以下に目標は引き下げられた。
背景はコストの壁、
中国のシェールガスの埋蔵地は山がちな地域に集中。
採掘コストはアメリカの3〜4倍だという。
そしてシェールガス採掘に使用される大量の水も問題だとされる。
水もエネルギーも不足している中国にとっては、水は貴重な資源でもある。
エネルギーよりも水優先という立場もあるのだろう。
ただこれは中国だけの問題なのだろうか。
アメリカだってこうなる可能性はなくはない筈。
一方でロシアは東シベリアのガス田からの輸出先を中国に限定した。
西シベリアからの輸出もそうなる可能性は大きいという。
逆に言えば・・・。
ロシアからガスを買わざるを得ない中国にとってシェールガスの自国生産は今必要ナシ。
ロシアからの独占的供給を受けざるを得ない中国。
この構図は結構重要な気がするし、主要国の思惑が見え隠れしている。
ウォールストリートの有名なジョーク。
「おのぼりさんの一行が、ニューヨークの金融街を見学しに来た。
そしてウォール街に程近いバッテリーパークへやって来た。
ガイドが停泊中の素晴らしいヨットの数々を指さして言った。
『ご覧ください。
あそこにあるヨットは、みな銀行家やブローカーのものですよ』。
見学者のひとりの田舎者がこう聞いた。
『お客のヨットはどこに?』」
この結果がサブプライムローン問題となったが、このジョークは今でも通用するだろう。
逆に考えれば「あなただけにいい話は絶対に来ない」となる。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
インフォテリア(3853)・・・動兆
インフォテリアに注目する。
同社はアステリアやハンドブックなどパッケージソフトが中核。
「日本初のソフト」をテーマとした海外展開に期待感。
業績は好調。
春先の株主割当増資の跳ね返りも終焉したと見る。
<兜町カタリスト>
「金木犀」
9月中間期末の権利配当落ち分は約90円。
週末の日経平均株価は144円安だったから実質は50円安程度の動き。
木曜のNYダウの264ドル安からすれば軽微な下落だった。
塩崎厚労相の「GPIF改革を遅らせるつもりはない」も好感されたとの解釈も聞かれる。
もっとも・・・。
業績上方修正のファナックが20000万円台に乗せて上場来高値を更新。
日経平均を約31円押し上げたかファナック効果もあった。
ただ・・・。
東証1部の売買代金は2兆314億円と6日連続で2兆円越え。
金曜は下落だったとはいえ、中期上昇基調で売買高増加。
つい8月までは株価下落で売買高増加だったから大きな変化だろう。
夏までは下値での買いを待ち受けている向きが多かったから下落時の売買エネルギー増加。
直近は多少上を買う向きが増えてきたので上昇時も売買エネルギー増加。
裁定買い残は9月メジャーSQで減ることなく、3兆6325億円まで増加。
かつての限界値6兆円まではまだ約2.5兆円の余裕がある。
注意すべきはNY株の振幅の拡大だろうか。
経験則から行くと、高値圏でのボラの高まりはその後の下落の予兆であったことが多い。
200ドル下げてヒヤッとしても翌日は200ドル程度戻して一安心。
しかし、下落幅を上回るほどの上昇幅でなく、結局はダラダラ展開の後の急落。
20年以上も弱気相場に付き合ってくると、そんな歴史が脳裏にこびりついている。
この払拭こそ新たな展開への期待とするべきだろうか。
あるいは、「そんなの関係ねえ」と東京の独自性に期待するべきだろうか。
「秋の危険シーズン」になると、どうも過去のネガマインドが支配的。
このマインドの払拭こそが必要なのだろう。
先週末。
証券会社の社長を務められた先輩氏からメール。
「兜町の名店『秋葉』が26日で閉店。良くお世話になりました」。
兜町再開発の影響らしい。
確かに兜町の角の共同ビルの地下のお店にはいかにも株屋さんが集まっていた記憶がある。
変化が進歩になるのか、変化が退潮になるのか。
相場もそうだが、町そのものも分岐点の様相。
「落ち葉で焚火」と見るか、「金木犀の香る季節」と見るか。
秋はいかようにも解釈できるから困るもの。
<29日相場展望>
29日の日経平均株価は反発して始まった
日経平均株価の予想レンジは16300円−16500円。
4−6月期GDP改定値の上方修正を好感して大幅上昇したNY株市場を受けて強含みの展開が予想される。
キヤノンなど電気機器関連やトヨタ、ホンダなどの自動車株といった為替相場の影響を受けやすい輸出関連株の上昇が目立っている。
今月25日に付けた年初来高値(1万6374円14銭)を目前に、その後はやや伸び悩んでいるが上回る可能性が高い。
今週は9月の日銀企業短期経済観測調査(短観)の発表や欧州中央銀行(ECB)理事会の開催、9月の米雇用統計の発表など注目材料が相次ぐ。
週末のNYダウは167ドル高の17113ドルと反発。
NASDAQは45ポイント高の4512ポイント。
S&P500は16ポイント高の1982ポイント。
ダウ輸送株指数は100ポイント高の8484ポイント。
週間ではNYダウは1%、S&P500は1.4%、NASDAQは1.5%下落。
3市場の売買高は約51億株。
ナイキ、マイククロンテクノロジーなどが上昇。
10年国債利回りは2.50%。
ドル円は109.26円。
CME円建ては大証比95円高の16365円。
ドル建ては大証比125ポイント高の16395ポイント。
GDP確報値の上方修正を好感。
非公式外資系動向は1500万株売り/1010万株買い。
金額ベースは売り越し。
売りは薬品・銀行・証券・建設・通信・精密・その他金融セクターなど。
買いは小売・保険・REIT・機械・鉱業・サービス・金属・情報通信セクターなど。
売買交錯は化学・電機・自動車セクターなど。
225先物は、みずほ・アムロ・日興・モルスタ・マネが買い越し。
パリバ・SBI・三菱・岡三・ドイツ・クレディ・メリル・ニューエッジ・GSが売り越し。
TOPIX先物は、みずほ・日興・バークレイズ・大和・GSが買い越し。
パリバ・モルスタ・UBS・メリル・クレディが売り越し。
外資系等は、トヨタ(7203)、旭ダイヤ(6140)、アークランドサカモト(9842)、日立ハイテク(8036)に注目。
テクニカル的には、ダイセキ環境(1712)、高松(1762)、新日本建(1879)、三晃金(1972)、塩水港(2112)、ノバレーゼ(2128)、デジア(2326)、NSSOL(2327)、コア(2359)、SBS(2384)、ハニーズ(2792)、神戸物産(3038)、きちり(3082)、ユニチカ(3103)、スターティア(3393)、SUMCO(3436)、アミューズ(4301)、ダイト(4577)、CIJ(4826)、JCU(4975)、日ヒューム(5262)、山谷セキ(5273)、ダントー(5337)、文化シャ(5930)、Jマテ(6055)、ツガミ(6101)、パンチ(6165)、日精樹脂(6293)、日金銭(6418)、蛇の目(6445)、ミネベア(6479)、アルパイン(6816)、ファナック(6954)、村田(6981)、ユーシン(6985)、ニチユ(7105)、富士重(7270)、橋本総業(7570)、日MDM(7600)、ダイトエレ(7609)、トップカル(7640)、クボテック(7709)、マーベラス(7844)、東リ(7971)、三菱鉛筆(7976)、蝶理(8014)、極東貿易(8093)、カスミ(8196)、CFS(8229)、松屋(8237)、イズミ(8273)、タカラレ(8897)、FJネ(8935)、キューソー(9369)、スペース(9622)、CEC(9692)、ニトリ(9843)が動兆。
<予定>
■29(月)
【国内】
秋の臨時国会を召集
《決算発表》
ヒマラヤ、大光、WNIウェザー、象印、タカキュー、オークワ、しまむら
《株主総会》
ハビタクラフト、サイタHD、インサイト、FUJIKOH、イデアイインタ、グロバル社、AMBITION、MHグループ
【海外】
ユーロ圏9月消費者信頼感確報値(18:00)
独9月消費者物価速報値(21:00)
米8月個人所得・個人支出(21:30)
米8月中古住宅販売仮契約(23:00)
米9月ダラス連銀製造業活動(23:30)
<信用取引規制関係>
■東証、オルアバウト株、長野日無株の日々公表銘柄指定を解除 26日付。
■東証、オービス株の信用取引に臨時措置 委託保証金率を29日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
■東証、富山銀株を制度信用銘柄に選定 10月2日売買分から。日証金も同日約定分から貸借融資銘柄に追加。
◎新規上場=〔東証1部〕フィード・ワンホールディングス(2060、フィードワン、食品)、東京TYフィナンシャルグループ(7173、東京TYFG、金融・保険)、KADOKAWA・DWANGO(9468、角川ドワンゴ、情報・通信)は10月1日
▽空売り比率=30.2%(東証、26日)
【26日の相場表変更】
▽上場廃止=〔東1〕協同飼、日配飼、電産コパル電、佐世保、都民銀、八千代銀、乾汽船、ドワンゴ、カドカワ〔東2〕電産リード〔ジャスダック〕丸誠
▽指定変更=〔東2→東1〕イーストン(商業)
▽整理銘柄に指定=〔東1・監理〕ローランド
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
DCMホールディングス 250万株、22億円
▼一単元の株式数変更
日華化学 11月4日付で1000株から100株
<26日相場概況>
26日の日経平均株価は大幅反落。
終値は前日比144円28銭安の1万6229円86銭だった。
昨晩の欧米株安や為替市場での円安一服を受けて、直近で上昇が目立っていた主力株を中心に利益確定売り優勢の展開となった。また、本日は配当権利落ち日となり、日経平均を約91円押し下げる要因にも。
日経平均は、塩崎厚生労働相発言「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革を遅らせるつもりはない」を受けて下げ渋る展開が継続。ただ、中東の地政学的リスクを警戒する動きもあり、一段の押し目買いの動きは限定的となっている。
東証株価指数(TOPIX)も反落。前日比14.48ポイント安1331.95で引けた。
東証1部の売買代金は概算で2兆314億円。売買高は20億5209万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の74%にあたる1341、値上がり銘柄数は374、変わらずは84だった。
ソフトバンクやファストリといった日経平均への影響度が大きい値がさ株の一角が売られた。メガバンク株も下落。
東証2部株価指数は反落した。
終値
日経平均株価
16,229.86
-144.28
日経平均先物
16,270.00
-10
TOPIX
1,331.95
-14.48
TOPIX先物
1,336.50
-1.5
東証2部指数
4,188.98
-6.36
JASDAQ
2,339.58
-3.01
マザーズ
960.42
12.54
出来高
東証1部
2052090
2031420
東証2部
110100
37169
<兜町カタリスト>
「罫線」
ふと思うのは、市場はバックミラーに溢れているということ。
相場は過去から現在未来へと向かうものであり、過去は確かに大切なもの。
しかし・・・。
あまりにもバックミラーを重視しすぎて、フロントガラスを見つめる時間が少ない。
バックミラーを見れば過去25年ロクな相場はない。
逆に言えば47歳以下の市場関係者は本格的右肩上がりの相場は未体験ゾーンでもある。
当然、相場にたいして自信はないし、「株は買えば損するもの」というのが染み付いている。
あるいは「株は売れば儲かるもの」という発想も支配的でもある。
市場関係者の大半がこの発想でバックミラーを眺め続ければ、相場が明るくはならない。
一方逆に、バックミラーを無視して、フロントライトが照らす場所を見てみるとどうだろう。
前方の危険を予知し、前方の進路を見つける作業。
来た道を振り返っても意味は少ない。
本来はこれから進むべき道を探すのが株式市場。
相場のチグハグさの一部は、このバックミラー重視に起因している。
もっとも・・・。
バックミラーだってサイドミラーだって道が曲がってしまえば何も見えないのだが・・・。
もう一つ思うのは罫線は有効なのかどうかということ。
もともと米相場から登場したローソク足。
洋の東西を問わず、特にネット証券の画面ツールとして登場してから隆盛の時期を迎えた。
「罫線屋、線を引き引き足を出し」なんて過去の遺物。
エンターキー一つで今の罫線はいかようにも変化する。
面白いには、株も為替も商品もすべからくチャートを用いて説明されること。
まるでチャートが神様となって市場を支配しているかのようである。
ビジュアル面では過去の値動きが一目瞭然なのでツールとしては便利なのだろう。
しかし、物の価格というのは背景によってさまざまな筈。
同じくくりの25日線などで語られることの方が不思議でもある。
もしも罫線万能主義が正しいとしたら・・・。
タマゴの価格も豚肉の価格も株価も同一の基準で動くことになる。
そんなことがあるのだろうか。
タマゴの需給にかかわる気温の変化も企業業績のように罫線は織り込めるのだろうか。
そう考えると罫線万能主義にはどこか錯覚があるような気がする。
単なるグラフに見易さを付加したものが罫線というのならわかる。
勿論、チャートが語りかけてような錯覚にいつも襲われるのも現実だが・・・。
カブケイのコラムで見つけた「恒例NHK大河関連」。
昨年は「八重の桜」で福島・京都関連。
今年は「軍師官兵衛」で兵庫・福岡関連。
いずれも意外と健闘した。
来年は「花燃ゆ」で主人公は吉田松陰の妹「文(ふみ)」。
となると長州・山口県と言うのがターゲット。
羅列してみると・・・。
ファーストリテ(9984)、トクヤマ(4043)、宇部興(4208)、
長府(5946)、林兼(2286)が有名どころ。
あとは秋川農園(1380)、エストラスト(3280)、アルファクス(3814)、チタン工(4098)、丸久(8167)、山口FG(8418)、原弘産(8894)など。
<26日相場展望>
26日の日経平均株価は反落している。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに反落している。
売り一巡後は配当再投資の買いも入り下げ幅を縮小している。
日経平均株価の予想レンジは16100円−16400円。
9月末の配当権利落ちに伴う下押し要因を考慮すると、下げ幅は実質90円前後にとどまる。
8時30分に発表になった8月消費者物価指数(CPI)による相場への影響は限定的にとどまっている。市場では「このところの日経平均の上昇はピッチが速く、きょうの下げは絶好の買い場とみる投資家も多い」との声が聞かれた。
25日のNY株式相場は大幅下落。相場はこの2カ月の中で、最大の下げとなった。テクノロジー関連株が大幅下落した。中東情勢の懸念も材料となった。ダウ平均は前日比264.26ドル安の16945.80ドルで終了。 NASDAQは前日比88.47ポイント安の4466.75ポイント、S&P500は前営業日比32.31ポイント安の1965.99ポイントで終了。
26日の主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り1280万株、買い1340万株で、差し引き60万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額(6社ベース)も買い越し。
売りセクターに、証券、商社、銀行、機械、電機、保険、小売、精密、その他金融など。
買いセクターに、電機、機械、建設、紙パ、鉄鋼、保険、薬品、自動車、商社など。
<予定>
■国内(26日)
8月消費者物価指数(8:30)
9月末権利落ち日
《決算発表》
ハイデ日高、DCM、ミルボン、オプトエレ、ジンズメイト、壱番屋、セキチュー、アオキスーパー、NaITO
《株主総会》
第一カッター、トラスト・テック、フレンテ、総医研、ウェルネット、あいHD、物語コーポ、グリー、ブレインP、リアルコム、CANBAS、フュージョン、インテリW、新東、エンビプロH、フォトクリエイト、アルバック、鈴木、レーザーテク、ドンキホーテH、石山Gate、アサヒインテック、フルヤ金属、ファーストエスコ、藤久など
■海外(26日)
シンガポール8月鉱工業生産(14:00)
仏9月消費者信頼感(15:45)
米4-6月期GDP確報値(21:30)
メキシコ8月貿易収支(22:00)
米9月ミシガン大学消費者信頼感指数改定値(22:55)
<信用取引規制関係>
■東証、ITメディア株、ブロメディア株、日エンター株、ソディック株、横田製株、ウインテスト株、古河池株、PSS株の日々公表銘柄指定を解除 25日付。
■東証、エルミック株の信用取引に関する臨時措置を解除 26日売買分から。
日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
■東証、リボミック株を制度信用銘柄に選定 26日売買分から。
日証金も同日約定分から貸借融資銘柄に追加。
■東証、ローランド株の制度信用銘柄および貸借銘柄の選定取り消し 26日付。
日証金も同日付で貸借銘柄の選定取り消し。
■東証、トリケミカル株、ウィズ株の信用取引に臨時措置 委託保証金率を26日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
◎新規上場=〔東証マザーズ〕ホットランド(3196、商業)、FFRI(3692、情報・通信)は30日
▽指定変更=〔東証2部〕フォーバルは10月2日から1部
▽整理銘柄に指定=〔東証1部〕ローランドは25日(上場廃止は10月27日)
▽空売り比率=29.6%(東証、25日)
【25日の相場表変更】
▽新規上場=〔東証マザーズ〕リボミック(化学)、転換社債〔東〕じもとHD(1)
▽指定変更=〔東証マザーズ→東2〕アイフィス(その他製造)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
群馬銀行 1000万株、70億円
エスライン 20万株、4960万円
▼一単元の株式数変更
三社電機製作所 11月1日付で1000株から100株
<25日相場概況>
25日の東京株式市場で日経平均株価は反発した。終値は前日比206円69銭高の1万6374円14銭と、きょうの高値で取引を終えた。19日以来、3営業日ぶりに年初来高値を更新した。
良好な外部環境に9月末配当取り狙いの買いも加わって力強い相場となった。大引けにかけては株価指数先物に配当分の再投資(推定で1200億円〜1400億円程度)に伴う買いが入ったとの見方もあり、高値引けの要因になったようだ。
目先の相場については強気の見方が聞かれる。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は株式などリスク資産への配分比率を高める方向で、9〜10月にも新たな資産構成割合を公表する見通しだ。日経平均は当面、堅調に推移する可能性が高い。
東証株価指数(TOPIX)は反発し、前日比20.25ポイント高の1346.43。
19日以来、3営業日ぶりに年初来高値を更新した。上昇率は日経平均を上回っており、配当取り目的の買いなどが幅広い銘柄に入った格好だ。た。
東証1部の売買代金は概算で2兆3317億円、売買高は23億7969万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1483、値下がり銘柄数は265、変わらずは83だった。
個別株では、トヨタやマツダなど、自動車株に年初来高値が相次いだ。菱地所など不動産株が軒並み高い、ファストリやファナックといった値がさ株もしっかり
東証2部株価指数は反発し、2営業日ぶりに年初来高値を更新した。
明日は権利落ち日を迎えるが、日経平均の予想配当落ち分は90円台前半とされている。権利落ち日に配当落ち分を埋め戻して上昇すると、その後の相場が堅調になるとのアノマリーもあるため、相場の先行きを占う一日となりそうだ。
終値
日経平均株価
16,374.14
206.69
日経平均先物
16,280.00
180
TOPIX
1,346.43
20.25
TOPIX先物
1,338.00
19.5
東証2部指数
4,195.34
10.75
JASDAQ
2,342.59
1.98
マザーズ
947.88
4.75
出来高
東証1部
2379690
2331734
東証2部
142460
39935
<アフターランチ>
「さて明日は?」
多くのアノマリーの中で最近目についたのは「NY株の曜日のアノマリー」。
特に「火曜日のNY株高」。
金融緩和でFRBが買い入れた資産の払い込みは月曜日に金融機関に着金。
火曜日にその資金の一部が株式市場に入るからという解釈。
もっともらしく面白い説である。
因みに・・・。
今年の曜日別のパフォーマンスでは火曜日がプラス0.19%でトップ。
2位が水曜のプラス0.11%、3位が月曜のプラス0.01%。
木曜はマイナス0.09%、金曜はマイナス0.01%。
勝率でいくと、水曜がトップで勝率64.9%、火曜62.2%。
月曜(55.9%)、木曜(52.6%)、金曜(51.4%)となっている。
金融緩和によるFRBの資産買い入れが消えた時のアノマリはどうなるのだろう。
興味津々である。
日経平均で今年の安値を追ってみると・・・。
2月5日13995円、4月14日13885円、5月21日13964円。
その後は8月11日14973円。
5月までは14000円割れが反発レベル、8月からは15000円割れが反発レベル。
直近は16000円割れが反発レベルに移行した格好。
売り方の視点で見てみると、2月安値の期日は8月5日に通過。
4月安値の期日は10月11日でまもなくやってくる。
5月21日の期日は11月21日。
株価上昇時は安値で売った売り方期日での踏み期待。
株価下落時は高値で買った買い方の期日の投げ期待。
オセロゲームの白と黒のような格好である。
ところで、4月14日安値から9月19日高値までの日経500採用銘柄。
一番上昇したのはクラリオン(6796)で165%の上昇。
以下エプソン(6724)92%、戸田建(1860)68%、
ミネベア(6479)67%、航空電子(6807)61%、SUMCO(3436)61%、
清水建(1803)61%、アルプス(6770)59%、日ぺ(4612)58%、
カシオ(57%)。
逆に下落したのはアルバック(6728)27%、ドワンゴ(3715)、
ワコム(6727)23%、グリー(3632)、DeNA(2432)20%、
アンリツ(6754)19%、ラウンドワン(4680)17%、
セガサミー(6460)14%、日揮(1963)13%、ユニチカ(3103)12%。
少々は60〜160%、下落は12〜27%。
これでは売り方も辛い相場であったことが良くわかる。
受け渡しベースの中間期末。
権利配当取りの動きと配当の再投資。
TOPIX連動の資産を20兆円とした資産では先物で1420億円分。
枚数にして約11000枚の買い観測となっている。
因みにTOPIXの配当落ち分は約9.5ポイント。
日経平均の配当落ち分は約93円とされている。
ここ数日のつまらない経験則。
権利落ち日は野村・GSがTOPIX買い。
翌日は大和のTOPIX買い。
され明日は?というところ。
<注目の稼足銘柄>
<アンジェス MG (4563) 東証マザーズ
子宮頸部前がん病変治療ワクチン(CIN治療ワクチン)の 研究者主導臨床試験結果が判明
〜 国際医学専門誌に掲載 〜
当社の開発プロジェクトである、子宮頸部前がん病変治療ワクチン(CIN治療ワクチン)について、
東京大学医学部産科婦人科学の川名敬准教授は、東京大学医学部附属病院で実施された研究者主導臨床試験※の成果を報告し、
ワクチン領域で権威ある医学専門誌Vaccineへの掲載が決定し、オンライン上で公開される。
【2014_08_28】 [4563]アンジェス MG 株式会社 会社案内動画配信中
<兜町カタリスト>
「豊かさ」
壮大な演出の劇が開幕した印象なのは地球温暖化対策。
米国と中国が積極的に枠組を作るという国連での方向転換。
京都議定書など何処吹く風だったこの両国の変身は何を示しているのだろうか。
原発問題などで発言力の低下した日本から表面上の主導権を奪うような動き。
たぶん裏側にはシェールガスを持て余したアメリカの事情があるのかも知れない。
世界は、過去から現在まで所詮エネルギーで動いているもの。
しかし、二酸化炭素が本当に地球温暖化の元凶なのかどうかの検証がないままの政治的策動。
不可解ではある。
米国や中国に「我慢」という哲学」が通じるのかどうか。
演じる者の真剣さが問われる課題でもある。
東京株式市場は16000円台キープ。
東証1部の売買代金は2兆2230億円で4日連続で2兆円を越えた。
特別な対策など必要なく、株価が上昇すれば売買エネルギーも拡大する。
出来高不足を嘆いた夏はもう去ったという印象。
戻りのNY株は反発の動き。
新たな好材料があった訳ではなく自立反発。
過去最高値圏での頑強な展開を継続している。
株高が多くの悪材料を消してくれることを体感的に知っているNY市場。
その経験則を信じられない東京市場。
この対比が彼我の差に他ならない。
もっとも・・・。
ようやくかつてのドンキホーテチックな相場見通しも聞かれるようになった。
「小泉政権時の2007年7月9日の高値が18261円。
ここを上回れば・・・。
日経平均構成銘柄30銘柄入れ替え前日の2000年4月12日の20833円が視野。
さらにここを抜ければ・・・。
バブル崩壊後の戻り高値でもあった96年高値22666円。
そしてここを越えれば一気に89年12月の38915円」。
夢は広がるものではある。
日経の元旦の見出しは「空恐ろしさから豊かさへ」。
残り3ヶ月はこの「豊かさ」の時間帯と読みたいところ。
ところで・・・。
株や不動産の価格が上昇してきた時に生じるのはひとつは歓喜であることは間違いない。
しかし一方で生じるのは嫉妬と羨望でもある。
要は、価格の上昇とインフレは、格差を拡大するということ。
富む者は更に富が増え、貧者は何も変わらない。
価格が上昇しないデフレが心地良かった傷の舐めあい世界からの脱却の副産物でもある。
昭和バブルの時代にも散見された出来事。
あるいは小泉・竹中時代にも登場した出来事。
もし今度アベノミクスがそんな世界に遭遇したら、手綱捌きは難しい。
音響と映像のヒビノ(2469)が業績の上方修正を発表した。
9月中間期で売上高85.5億円(前回予想比0.6%増)、
営業利益7.1億円(同42%増)、純利益4.5億円(同60.7%)の見通し。
コメントは「足元では企業の設備投資が活性化しており、
コンサート・イベント関連市場も依然として活況が続いていることから、
計画を上回って推移しています。
さらに、電波法改正による『特定ラジオマイク(ワイヤレスマイクロホン等)の
新周波数帯域への移行に伴う買い替え需要』の発生も当社グループにとって
追い風となっており、売上高及び利益にプラスの影響を及ぼしています」。
今3月期通期営業利益予想は従来の11.4億円から12億円に増額修正。
市場予想は11.4億円だった。
<25日相場展望>
25日の日経平均株価は反発スタート。
日経平均株価の予想レンジは16150円−16350円。
寄り付き直後に一時、1万6334円99銭と、19日終値で付けた年初来高値(1万6321円17銭)を上回った。
外国為替市場では円売り・ドル買いが進んでおり、輸出関連株を中心に業績改善を期待した買いが入っている。
本日は9月期配当の権利付最終売買日となるため、配当取りの買いが相場を押し上げるだろう。
日銀が25日公表した8月の企業向けサービス価格指数は前年比3.5%上昇、前月比では0.2%低下した。前月比でのマイナスは1月以来、7カ月ぶり。
消費税を除くベースでは0.8%上昇、前月比では0.2%低下した。
昨日のNYダウは154ドル高の17210ドルと3日ぶりの反発。
NASDAQは46ポイント高の4544ポイント。
S&P500は15ポイント高いの1998ポイントと4日ぶりの反発。
ダウ輸送株指数は58ポイント高の8503ポイント。
ヘルスケア関連とバイオセクターが上昇。
3市場の売買高は約56億株。
10年国債利回りは2.56%。
ドル円は109.02円。
CME円建ては大証比160円高の16260円。
ドル建ては大証比195ポイント高の16295ポイント。
非公式外資系動向は1590万株売り/1750万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りはガス・証券・陸運・電力・通信セクターなど。
買いは銀行・サービス・通信・非鉄・薬品・不動産セクターなど。
売買交錯は食品・化学・電機・保険・機械・情報通信セクターなど。
225先物はGS・ニューエッジ・クレディ・JP・野村が買い越し。
モルスタ・UBS・みずほ・三菱・ドイツが売り越し。
TOPIX先物は野村・JP・クレディ・ニューエッジ・ドイツ・みずほが買い越し。
三菱・大和・GS・モルスタが売り越し。
外資系等は、Jディスプレイ(6740)、日立ハイテク(8036)、SUMCO(3436)、野村不(3231)に注目。
テクニカル的には、ミライト(1417)、一パン(2215)、総合警備(2331)、コア(2359)、アイロム(2372)、三越(3099)、ミタチ(3321)、アオキ(3398)、ゼオン(4205)、アミューズ(4301)、TAC(4319)、ADEKA(4401)、ハリマ(4410)、ダイト(4577)、サカタインク(4633)、ヒューチャー(4722)、ユシロ(5013)、BBカス(5015)、ダントー(5337)、平河(5821)、パンチ(6165)、やまびこ(6250)日金銭(6418)、オーイズミ(6428)、蛇(6445)、ホーチキ(6745)、TDK(6762)、シスメックス(6869)、サイゼリア(7581)、ハイディ(7611)、新光商事(8141)、ケーズ(8282)、東和銀(8558)、アニコム(8715)、NECキャピ(8793)、タカラレ(8897)、サンヨーハウ(8904)、トランコム(9058)、キューソー(9369)が動兆。
<予定>
■国内(25日)
8月企業向けサービス価格指数(8:50)
《決算発表》
ニトリHD
《株式分割》※権利取最終日
ハーモニック、日進工具、扶桑化学、サイバリンクス、イーグランド、メドピア、東京デリカ、福井コンピ、アインファーマシ、JAL、ユニチャーム、キトー、帝国電機、オイレス工、三浦工、JCU、GMOPG、ベリサーブ、アルフレッサHD、ティア、キューブシス、日清粉G、丸和運輸、扶桑電通、ニチリン、BRHD
《株主総会》
ホーブ、ショーボンド、日工営、比較.com、アルペン、トラストHD、ボルテージ、アイスタイル、DLE、アバント、ペプチド、環境管理、構造計画、TOW、Dガレージ、チャームケア、北川精機、協立電機、アクモス、アイオデータ、PSS、エリアクエスト、穴吹興産、社宅Sなど
《新規上場》
リボミック
《イベント》
「ツーリズム EXPOジャパン」(東京ビッグサイト、〜28日)
一般市民参加型スポーツ大会「ザ・コーポレートゲームズ東京2014」が日本初開催(〜28日)
■海外(25日)
北朝鮮最高人民会議
台湾中銀政策金利発表(17:00)
トルコ中銀金融政策決定会合(20:00)
ブラジル8月失業率(21:00)
米8月耐久財受注(21:30)
米9月マークイットサービス業PMI速報値(22:45)
米7年国債入札
《決算発表》
ナイキ
<信用取引規制関係>
■東証、構造計画、エルナー株を日々公表銘柄に指定 25日から。
■東証、イチケン、ドーン、ストリーム、アイサンテク株の日々公表銘柄指定を解除 24日付。
■東証、メディアGL株の信用取引に関する臨時措置を解除 25日売買分から。
日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
■東証、enish、日本電計株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を25日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
■東証、ジェネパ株を制度信用銘柄に選定 25日売買分から。
日証金も同日約定分から貸借融資銘柄に、30日から貸借担保金代用有価証券適格銘柄に追加。
■日証金、ヤマウラ、キューブシス、ハーバー研、ゼンショHD、木曽路、サトRS株の貸借取引で申込停止措置 制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きは除く。25日約定分から。
▽指定変更=〔東証2部〕薬王堂は1部〔東証マザーズ〕CEHDは1部、インターアクは2部、10月1日
▽監理銘柄に指定=〔ジャスダック〕スターバクスは24日
▽空売り比率=29.8%(東証、24日)
【24日の相場表変更】
▽新規上場=〔東証マザーズ〕ジェネレーションパス(ジェネパ、商業)
▽指定変更=〔東2→東1〕クイック(サービス)、〔ジャスダック→東2〕アイレップ、アビスト(サービス)
▽監理銘柄に指定=〔ジャスダック〕スターバクス
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
ユーシン 150万株、10億円
▼立合外分売
アウトソーシング 25日に1580円で30万株
▼一単元の株式数変更
共和電業 11月1日付で1000株から100株
<24日相場概況>
24日の日経平均株価は続落した。
終値は、38円45銭安い1万6167円45銭。
ソフトバンクが3%超の下落率を記録。日経平均を約34円押し下げた。
一方、ファナックやファストリなどには買いが入り、両銘柄で日経平均を約23円押し上げた。
東証1部の売買代金は2兆2230億円と4営業日連続で2兆円を突破。
売買高は21億6405万株。東証1部の値下がり銘柄数は936、値上がり銘柄数は741、変わらずは154だった。
東証株価指数(TOPIX)は続落した。終値は、1,326.18Pで4.70P安。
個別で買いが入ったところでは、臨時国会の開会を前に地方創生などのテーマ物色から福田組を始めとした建設株が人気化。イオンが完全子会社化することで検討に入ったとの報道でダイエーが急騰。
LINEが年内の上場を見送ると伝わったことでエイチームやアドウェイズといった関連銘柄が値を崩した。
9月末の配当権利付き売買の最終日を25日に控え、下値では個人投資家や機関投資家による配当取りを狙った買いが入った。
終日小安い水準で推移したものの、市場では「押し目買い意欲の強さが目立った」との評価が多く聞かれた。
「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用改革が明らかになる10月上旬までは底堅い展開が続き、1万6500円を目指す」との見方もあった。
東証2部株価指数は3営業日ぶりに反落した。
きょう新規上場したジェネパは公募・売り出し価格(公開価格、1200円)の2.2倍にあたる初値2630円を付けた。ただその後は利益確定売りに押され、終値は制限値幅の下限(ストップ安水準)である初値比500円安の2130円だった。
終値
日経平均
16,167.45
-38.45
日経平均先物
16,100.00
-60
TOPIX
1,326.18
-4.7
TOPIX先物
1,318.50
-7
東証2部指数
4,184.59
-0.63
JASDAQ
2,340.61
-15.64
マザーズ
943.13
-18.6
出来高
東証1部
2164050
2223050
東証2部
111840
45020
<アフターランチ>
「デモーニッシュ」
秋のNYでの「GPIF改革発言」を捉えての下げ渋り。
100円以上下落していた日経平均株価は小幅安での展開。
16200円に近づいた。
「日経平均株価は4000円もある」なんて論調の時に大幅安などある可能性は少ない。
多少気にかかるのはファナックの上場来高値更新。
上場来高値を更新すると株価はお休みというアノマリー。
今回は消えて欲しいところ。
もっとも・・・。
アメリカはシリア空爆への動き。
軍事路線からの撤退を続けてきた米オバマ政権も、とうとう武器弾薬の在庫一層に走り出した。
本来は悲しむべきことであることだし、地政学的リスクは高い。
しかし・・・。
叱責を受けるかも知れないが、過去の例からは軍事的行動は米景気の制御弁でもあった。
不動産バブル→イラク戦争。
ITバブル失速→アフガン・イラク侵攻。
そして武器弾薬在庫を一掃してからは、再度究極の不動産バブル。
その行き着いた末がリーマンショック。
ここで不良債権在庫を一掃して今の株価は過去最高値。
しかし、不良債権も落ち着き、金融機関と当局も和解の姿勢。
となると、次の選択肢は当然軍事侵攻というシナリオは読めなくはない。
どんない嫌戦モードが高まろうと、軍事的強気姿勢を見せる背景はココにありそうな気がする。
ネオコンなん言葉は民主党オバマ政権の6年で忘れかけてはいたものの、消えてはいない筈。
このデモーニッシュなサイクルは結構重要あるような気がする。
日経平均の25日線は15704円で3.19%のプラスカイ離。
週末は4.6%まで上昇した。
75日線は15416円で5.12%のプラスカイ離。
200日線は15096円で7.345%のプラスカイ離。
そこそこいい水準まで来た。
課題は200日線の10%越えだろうか。
計算上は16605円でまだ相当上に位置している。
多分ココを越えれば拍車とか加速というイメージになるのだろう。
常識的には4〜5%のプラスカイ離が第1次限界水準。
そこにとどまっているうちは面白くない相場。
しかしワープすれば風景は変わる筈。
昨年5月23日はプラス47%のカイ離だったことは記憶に新しいところ。
因みに日経平均採用銘柄の今期予想PERは15.71倍。
前期基準PERは15.80倍。
つまり今期のEPSはほとんど増えていない。
しかし自社株買いに上方修正が続けば、当然増加していく筈。
だから株価は上昇継続している。
日経平均採用銘柄のEPSは依然として1030円レベル。
これは半年以上変わっていない。
中間決算の発表とともにこれは増えてくるとすれば・・・。
10%増益でEPSは1133円。
PER15倍で17000円。
PER16倍で18128円。
20%増益でEPSは1359円。
PER15倍で20385円。
PER16倍で21744円。
計算だけは誰でも出来るのだが・・・。
少なくとも株式益回りは6%台、長期国債利回りは0.5%台。
どこかでこのアンバランスの修復は行われるに違いない。
というか、これら単純なシナリオであれば外国人投資家も理解可能だろう。
9月メジャーSQ値は15915.98円。
こちらは遥か下にあるし、SQ後は4勝2敗。
悪くはない。
松井証券の信用評価損率速報。
売り方マイナス11.929%。
今年のワーストは1月10日のマイナス15.37%。
今年のベストは5月21日のマイナス4.87%。
買い方マイナス5.02%。
今年のワーストは2月4日のマイナス16.18%。
今年のベストは1月8日のマイナス1.76%。
どちらも現在はやや中途半端な水準に位置している。
もっとも極地に行けば反転と言うセオリーから行けば心地よいのかも知れない。
一目均衡の雲は9月29日に白くねじれ。
しかし「勝手雲」は白いままの上昇雲。
雲に触れない上昇気流が欲しいところ。
<兜町カタリスト>
「お人よし」
「自社株買い高水準」というのが火曜日経の見出し。
上期の自社株買いは1.85兆円。
08年度上期以来6年ぶりの高水準となった。
当時は株価下落への歯止めとしての自社株買い。
今回は利益還元強化やROE向上が理由。
全く違うのだが、今キャッシュを使うのは自社株買いがふさわしいのかどうか。
自社の株価の先行きに対する自信の裏返しとも読めないことはない。
しかし、自社株買いは資本市場の論理でしかない。
自社株を買ったところで株価は発展するかも知れない。
しかし数値は別にして企業そのものが決して成長しない。
新たな事業への投資とかM&Aなどを忘れた経営でいいのかどうか。
経営者はすべからく財務指標の虜でいいのかどうか。
市場至上主義に毒されたアナリスト的経営がいいのかどうか。
微妙なところ。
一方で、外国人は日本国債を8月に2兆円買い越したという。
こちらは2011年5月以来の高水準。
0.5%の国債を好んで買う外国人。
決してお人よしである訳ではなかろう。
安全性の重視なんて所詮お題目にしか聞こえない。
国債を買う外国人の心が、いずれ円高であるのなら救われるのだが・・・。
因みに外国人投資家が保有する日本国債は35兆円。
一歩で日銀が保有する日本株は7兆円。
日銀は債券からエクイティ、外国人は相変わらずボンド尊重主義。
どちらが正しいのかは時間が決めてくれるのだろう。
新聞の書籍広告を見ていたら・・・。
「日経平均4000円」なんて活字が表れていた。
陰の際ではないものの、こういう見出しは相場が長続きする印とも思える。
指数は新高値。
タイミングとしては良いのだろう。
指数が新高値をとったのが先週末。
どんなに早くても本が出来るのは2ヶ月先。
ということは年末には株本が書店に並ぶのだろうか。
安倍首相がAOKHDの会長とニューオータニで面談したのは9月19日の夜。
同席したのが思想家さんというのが、解釈の難しさだろうか。
昨日の日経では「AOKI、エンタメ事業営業益50億円」の記事。
複合型カフェ「快活CLUB」とカラオケ「コートダジュール」。
エンタメと言っても複合型カフェが中核。
これが日本の未来とどうつながるのかなかなか理解できない。
日曜の夜にパレスホテルのラウンジバーで夫人らと過ごした2時間の方がわかりやすい。
《兜町ポエム》
「晴レルヤ」
突然偶然、それとも必然
値動きは気づかぬうちに
予想通り行かない模様
そんな時こそ微笑みを
ポツリポツリと兜町
変わっていけば
傘はなくとも雨空に響くよ
どんな株でも愛している
顔を上げてごらん材料が照らす
塩漬け河もお宝へと変わる
株式市場は雨のち晴レルヤ
何があっても相場にいるよ
皆で待っていたい登る株価を
涙の河も新値へと帰る
相場の行方は雨のち晴レルヤ
<24日相場展望>
24日の日経平均株価は続落して始まった。
日経平均株価の予想レンジは15950円−16100円。
米軍などによるシリア領内の空爆などを背景に、前日の欧米株式相場が軒並み下げたことを嫌気した売りが優勢。
市場では「東京市場の休場中に米株が続落しておりこの程度の下げは自然な流れ。きょうは1万6050円程度までの下げはありそう」との声があった。
日経平均は心理的節目である16000円を維持できるかが焦点となりそうだ。
目立った買い材料はないものの、9月末の配当権利付き売買の最終日(25日)までは、押し目で権利取りを狙った買いが入るとみられるため、下値不安はそれほど大きくない。個別では、好業績銘柄に注目。
昨日のNYダウは116ドル安の17055ドルと続落。
NASDAQは19ポイント安の4508ポイント。
S&P500は11ポイント安の1982ポイントと3日続落。
ダウ輸送株指数は69ポイント安の8445ポイント。
ユーロ圏PMIの昨年6月水準への低下を嫌気との解釈。
10年国債利回りは2.52%。
ドル円は108.86円。
CME円建ては大証比125円安の16035円。
ドル建ては大証比95ポイント安の16065ポイント。
非公式外資系動向は、1410万株売り/1050万株買い。
金額ベースは売り越し。
売りはガス・証券・陸運・電力・通信セクターなど。
買いは銀行・サービス・通信・非鉄・薬品・不動産セクターなど。
売買交錯は食品・化学・電機・保険・機械・情報通信セクターなど。
225先物はアムロ・ドイツ・GS・メリルが買い越し。
モルスタ・みずほ・シティ・バークレイズ・UBS・日興・ソジェンが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・みずほ・バークレイズ・パリバ・GSが買い越し。
ドイツ・JP・野村・UBSが売り越し。
外資系等はKDDI(9433)、三井住友トラスト(8309)、アズビル(6845)に注目。
テクニカル的には、ミライト(1417)、ヤマウラ(1780)、一パン(2215)、デジア(2326)、SBS(2384)、エディオン(2730)、きちり(3082)、三越(3099)、UKC(3156)、アオキ(3398)、バイリン(3514)、エムアップ(3661)、GMOぺ(3769)、デイカ(4027)、EPS(4282)、アミューズ(4301)、サイバネット(4312)、日医工(4541)、JCR(4552)、東和薬(4553)、ダイト(4577)、サカタインクス(4633)、ユシロ(5013)、共英製鋼(5440)、Jマテ(6055)、アイダエンジ(6118)、パンチ(6165)、やまびこ(6250)、日精(6284)、新東工(6339)、北越工(6364)、蛇(6445)、日精工(6471)、不二越(6474)、THK(6481)、イーグル(6486)、日新電(6641)、ホーチキ(6745)、ヨコオ(6800)、古野(6814)、リオン(6823)、共栄(6973)、佐世保(7007)、重工(7011)、川重(7012)、IHI(7013)、名村(7014)、日野(7205)、MMC(7211)、NOK(7240)、富士重(7270)、ヤマ発(7272)、ドンキ(7532)、サイゼ(7581)、ハイディ(7611)、壱番屋(7630)、サンリオ(8136)、H2O(8242)、りそな(8308)、群銀(8334)、清水銀(8364)、アニコム(8715)、海上(8766)、ダイビル(8806)、リロ(8876)、東祥(8920)、キューソ(9369)、丹青社(9743)、王将(9936)が動兆。
<信用取引規制関係>
■東証、コンベヤ株の信用取引に関する臨時措置を解除 24日売買分から。
日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
■東証、アビックス株を日々公表銘柄に指定 24日から。
■東証、ユーグレナ株、ASB機械株を貸借銘柄に選定 30日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
▽空売り比率=31.1%(東証、22日)
■国内(24日)
8月コンビニエンスストア売上高(16:00)
《決算発表》
キリン堂HD
《銘柄異動》
アイレップ、クイック
《株主総会》
タウンニュース、IPS、渋谷工
《新規上場》
ジェネレーションパス(3195)マザーズ上場
■海外(24日)
独9月Ifo景況感指数(17:00)
ブラジル8月経常収支(22:30)
米8月新築住宅販売件数(23:00)
米5年国債入札
休場:南アフリカ
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ヒビノ(2469)・・・動兆
ヒビノに注目する。
同社はコンサート等の映像・音響装置が中核。
五輪関連、カジノ関連としても注目。
今期業績に期待感。
<22日相場概況>
22日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落した。
終値は前週末比115円27銭安の1万6205円90銭だった。
前週末に年初来高値を更新し、終値で2007年11月2日以来およそ6年10カ月ぶりの高値を付けたため、短期的な過熱感が意識されて利益確定売りが優勢となった。
ソフトバンクやファストリといった値がさ株に売りが出たことで日経平均は100円超の下げ幅となったが、メガバンクや自動車株の一角には買いが入っており、騰落銘柄数は値上がり優勢でTOPIXはわずかながらの下落にとどまった。実勢としては底堅い相場といえる。
個別では、武田や新日鉄住金、NEC、大和など、各業種の主力銘柄の中には逆行高となる銘柄が目立った。
東証がイーストン (9995)を26日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。
ロックオン(3690)やリアルワールド(3691)、AMBITION(3300)など、直近IPO銘柄が軒並み大幅下落となった。また、ミクシィ(2121)やサイバーダイン(7779)など、主力株もさえない動きとなった。一方、ADWAYS(2489)やUBIC(2158)、じげん(3679)、大泉製(6618)などが逆行高となった。
東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反落し、前週末比1.03ポイント安の1330.88だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆682億円と3営業日連続で上回った。売買高は19億5179万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は923、値上がり銘柄数は768、変わらずは139だった。
東証2部株価指数は続伸した。エルミックが上昇した。
明日は祝日で休場となるが、海外市場では中国9月HSBC製造業PMI速報値が注目される。米株市場の動向と併せて、祝日明けの東京市場に影響を与えそうだ。また、本日も配当利回りの高い銘柄に買いが入っていたことで、9月の権利取狙いの物色が指摘されていたが、25日が権利取最終日となることから、24日からはその流れが一段と強まる可能性があるだろう。
終値
日経平均株価
16,205.90
-115.27
日経平均先物
16,160.00
-60.00
TOPIX
1,330.88
-1.03
TOPIX先物
1,325.50
-1.00
東証2部指数
4,185.22
12.62
JASDAQ
2,356.25
13.23
マザーズ
961.73
-1.17
出来高
東証1部
1951790
2068224
東証2部
97590
33281
<兜町カタリスト>
「粋には」
マーケットは「粋」と「野暮」が対立する場所でもある。
江戸の粋を落語などで見てみると・・・。
例えば「火焔太鼓」。
「商人というものは、儲ける時に儲けておかんと今度は損ができん」。
あるいは「商人は損をする時もあるから儲けられる時に儲けておけ」。
粋に憧れつつもどうもこの心理は難しいもの。
イケイケドンドンの「粋」。
鈍重に構えてなかなか動かず文句ばかり言っているのは「野暮」とでも言うのだろうか。
ところで江戸の粋の仕草というのがいろいろある。
「七三の道」。
自分が歩くのは道の3割にして残りの7割は人のために空けておくこと。
これを相場で実現しようとすると難しい。
「ロクを利かす」。
第六感を磨くことは相場にも通じる。
「打てば響く」。
気配りをして即行動する機敏さは相場にも求められる。
加齢とともに響かなくなるのが怖いところ。
「時泥棒」。
むしろ相場に時間を奪われているような気もするが・・・。
「こぶし腰浮かせ」。
乗り合い船などで後から来る人のためにこぶし一つ分腰を浮かせて席に座ること。
相場で言えば「頭と尻尾はくれてやれ」だろうか。
「陽に生きる」。
相場で「陽」だと報われることは少なかったが・・・。
「ムクドリ」。
大群で押し寄せ暫くするとどこかへ消えるのがムクドリ。
昨今では「イナゴ」とも言われる。
「お心肥やし」。
自分の心も常に豊かに思いやること。
これも相場では報われることが少ない。
「束の間つきあい」。
塩漬け以外は皆これだろう。
「肩引き、傘かしげ」。
これを相場で実行すると負けてしまいそう。
こう見てくると相場で「粋」に振舞うとどうしても浅葱裏の「野暮」には叶わないような印象。
たぶん・・・。
マーケットで重要なのはさまざまな「雑音」を取り除く作業。
瑣末な雑音に耳を傾けるから「夜明けの行灯(冷静になる)」になれない。
幕末1860年の小栗忠順らの一行がブロードウェイを馬車で行進。
そのときに詩人ホイットマンが作ったとされる「ブロードウェイの華麗な行列」。
「西の海を越え
はるかなる日本からアメリカに渡ってきた
顔は日焼けし
刀を日本さした礼儀正しき使節よ
幌もない馬車上に身をゆだね
帽子も被らずに堂々と
この日マンハッタンの街をゆく」。
東京株式市場もこれくらいの誇りを持ちたいもの。
<22日相場展望>
22日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落スタート。
日経平均株価の予想レンジは16100円−16300円。
東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は19日に、「買われすぎ」とされる120%に迫る119%を付けているため、投資家の様子見姿勢が強まっている面もある。
しかし、円安基調に伴い輸出関連企業の業績上方修正への期待が高まっていることもあり、下値では押し目買いが根強く入る可能性がある。
経済指標では、8月全国スーパー売上高、8月全国コンビニエンスストア売上高などの発表がある。
19日のNY株式相場はまちまち。景気先行指標総合指数は0.2%上昇、7カ月連続でプラスとなった。アリババ株はニューヨークで上昇し、株価が急騰となった。NYダウは前日比13.75ドル高の17279.74ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比13.64ポイント安の4579.79ポイント。
22日の主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り1000万株、買い1280万株で、差し引き280万株の買い越し。買い越しは3営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、銀行、自動車、金属、損保、電機、証券、保険、精密、情報通信、陸運、化学など。買いセクターに、電機、機械、商社、銀行、ゴムなど。
<予定>
■22(月)
【国内】
8月コンビニエンスストア売上高(16:00)
《決算発表》
あさひ
《株主総会》
ビ花壇、ドライルーブ
【海外】
台湾8月失業率(9:30)
台湾8月輸出受注(17:00)
米8月シカゴ連銀全米活動指数(21:30)
メキシコ8月失業率(22:00)
ユーロ圏8月消費者信頼感(23:00)
米8月中古住宅販売件数(23:00)
<信用取引規制関係>
■東証、アテクト株、多摩川HD株、VR法人投資証券の日々公表銘柄指定を解除 19日付。
■東証、エスクロAJ株の信用取引に関する臨時措置を解除 22日売買分から。
日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
■東証、オービス株、ウィズ株を日々公表銘柄に指定 22日から。
■東証、アンビション株を制度信用銘柄に選定 22日売買分から。
日証金も同日約定分から貸借融資銘柄に、26日から貸借担保金代用有価証券適格銘柄に追加。
◎新規上場=〔東証マザーズ〕リボミック(4591、リボミック、化学)、転換社債〔東証〕じもとHD(1)は25日
▽指定変更=〔東証2部〕イーストンは26日から1部
▽空売り比率=28.9%(東証、19日)
【19日の相場表変更】
▽新規上場=〔東証マザーズ〕AMBITION(アンビション、不動産)
▽指定変更=〔東2→東1〕アグロカネシ(化学)〔東証マザーズ→東1〕ネクステージ(商業)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
岩井コスモホールディングス 80万株、9億2640万円
▼一単元の株式数変更
クニミネ工業 11月4日付で1000株から100株
<19日相場概要>
19日の日経平均株価は大幅に続伸した。終値は前日比253円60銭高の1万6321円17銭だった。年初来高値を更新し、終値で2007年11月2日(1万6517円48銭)以来およそ6年10カ月ぶりの高値を付けた。米低金利政策の継続観測で投資家心理が改善。円相場が1ドル=109円台と6年ぶり安値に下落し、輸出採算が一段と改善するとの期待が自動車や機械など買い意欲は根強く、高値圏で終えた。
スコットランドで実施された英国からの独立の是非を問う住民投票は、独立反対票が過半数になる見通しとなった。先行き不透明感として一部で懸念されていただけに、英主要メディアなどから開票結果が徐々に伝わるにつれて円安・株高が進んだ。
前日に心理的な節目の1万6000円に乗せたことで相場の流れが変わってきたとして、「投資家が持たざるリスクを意識し始めたようだ」との声も聞かれた。
週間では372円88銭高となり、7月3〜5週以来の3週連続での上昇となった。8月11〜15日(539高)来の上げ幅で、リーマン・ショック後の高値を更新した。
東証1部の売買代金は概算で2兆7497億円、売買高は25億8075万株。東証1部の値上がり銘柄数は全体の7割超にあたる1328、値下がり銘柄数は383、変わらずは119だった。
ファストリやファナックTDKといった値がさ株が軒並み上げ、3銘柄だけで日経平均を80円ほど押し上げた。東証2部株価指数は3営業日ぶりに反発した。
来週は上値を追う展開となりそうだ。米FOMCやスコットランドの住民投票などリスク要因が一掃されたほか、円安基調の継続、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用改革や日銀による追加の金融緩和などへの期待が根強く、買いを入れやすい状況となっている。25日は9月末配当などの権利付き売買の最終日を迎えるが、配当利回りの高い優良銘柄に権利取りを狙った買いが入るだろう。ただ、円安の流れから機関投資家が内需から外需に乗り換えているといった見方もあり、輸出関連株が強含む一方、ディフェンシブ関連株は苦戦を強いられそうだ。
<19日相場展望>
19日の日経平均株価は上昇スタート。日経平均株価の予想レンジは16000円−16200円。雇用指標の改善で上昇した米株市場を手掛かりに、朝方から強含1万6200円台に上昇した。1月8日に付けた年初来高値(終値、1万6121円)を上回り、取引時間中としては、昨年末以来の高値を付けた。投資家心理が一段と改善している。108円台後半に下落し、機械株や鉄鋼株など主力の輸出関連株が引き続き高く、株高をけん引している。
「風まかせ」
「円安効果明暗くっくり」というのが日経の見出し。アベノミクス発足以降「円安」を手放しで歓迎してきたマスコミ論調も多少足元を見始めた。「通貨の売られる国の株が買われる訳がない」。あるいは「通貨が売られて打撃を受けた国はあったが、通貨が買われて滅んだ国はない」。これが常識論。
にも拘わらず、円安歓迎論を敷いてきたのがここ数年。ようやく古典的為替論議に戻ったのだろうか。
というよりは、現実の円安に遭遇して改めて足元を見てみると「どうも違う」となったのか。いずれにしても風景は変わる。
変わったのは土地価格も同様。
昨日発表された基準地価で三大都市圏の住宅地が6年ぶりに上昇した。基準地価とか公示地価などは時間軸がスローモーであるから実態はもう少し良くなっていよう。問題は地方圏の土地価格がまだ下落していること。ただし、地方創生の政策が動き始めれば、いずれは不動産人気も波及しようか。
「上げ」に対して「景気次第」という姿勢が日米ともに出てきた。アメリカはイエレンFRB議長が「利上げは景気次第」。日本は消費増税に対して「景気次第」。言い換えれば「風まかせ」みたいな恰好。
風まかせに漂うことで株式市場は「適温相場」。NYダウは最高値で適温かもしれないが、日経平均は高値の半分以下。おなじ「適温」でもレベルは違う。
もっとも・・・。
先週の裁定取引の買い残は2580億円増加し3兆4409億円。SQを前に裁定買い残は減少するのがお約束だったがこの構図が変わった。だからこその株価上昇。裁定買い残のピークは07年の6兆円。
当時日経平均は18000円台。このまま順調の増加してくれれば明るい未来なのだが・・・。
NY株式は100ドル超の上昇。CMEの戻りは16100円台。ようやく昨年大納会の水準が視野に入ってきた印象。それにしても9カ月は長かった。そろそろ日刊ゲンダイ集中連載の時期が来たのかも知れない。
秋の遠征も佳境に入ってきた。
名古屋ー大津ー福岡ー仙台ー横浜ー豊橋ー名古屋ー大阪ーお台場。
ここで10月末。
東京ー東京ー金沢ー大阪ー大分ー横浜ー札幌ー福岡。
ここで11月末。
東京ー広島ー熊本ー東京。
ここで12月20日。
11月初旬にはREIT本の締め切りもある。大納会まではまだ長い。
建機レンタルのカナモトが長期経営計画を発表。
ネーミングは「BULL55」。そのココロは Build Up a Legendary Leading company before the 55th。当社グループは、重要な社会インフラとしての「レンタル」の使命と役割を自覚し高収益を基盤として、株主・顧客・ 社員に報いる、良質で強力な企業集団を目指す。中期数値目標は2017年に売上高1500億円、営業利益190億円。ちなみに今期の見通しは売上高売上高1226億円、営業利益160億円。
EPSは220円→260円。
興味深いのはBPS(1株当たり純資産)が1717円→2400円。増加率は約4割。売上高と営業利益の約2割に比べて倍以上。表目上の数値目標に驚きは少ないが、内部留保は限りなく増大する方向と見える。とても興味深い計画となっている。
ここがネーミングの「BULL」の由来なのかも知れない。
週末控えで、全般は円相場次第、1万6000円台乗せで戻り待ちの売りが出る可能性はあるが、9月中間期末の配当取りが下支え底堅い動き。
<信用取引規制関係>
○オルアバウト <2454> [JQ]
東証が19日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
○DMP <3652> [東証M]
東証が19日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を90%以上[うち現金60%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
<予定>
■19(金)
【国内】
7月全産業活動指数(13:30)
7月景気一致指数確報値(14:00)
8月全国百貨店売上高(14:30)
台湾の李登輝・元総統が来日(〜25日)
《決算発表》
サッポロDGS
《株主総会》
アクシーズ、ブロバンタワ、SHINPO、ユビテック、大日本コン
《銘柄異動》
ネクステージ、アグロカネショ
《新規上場》
アンビション
《イベント》
「東京ゲームショウ 2014」(幕張メッセ、〜21日)
【海外】
舛添東京都知事がアジア大会開会式出席の為訪韓(仁川〜21日)
ユーロ圏7月経常収支(17:00)
カナダ8月消費者物価(21:30)
米8月CB景気先行総合指数(23:00)
<18日相場概要>
18日の日経平均株価は大幅に反発した。
終値は前日比178円90銭高の1万6067円57銭だった。1月8日以来、約8カ月ぶりに1万6000円台を回復した。外国為替市場で円相場が一時1ドル=108円80銭近辺と前日の夕方時点に比べ大きく円安が進み、自動車を中心とした輸出関連株に採算改善を期待した買いが入った。アジアの主要な株価指数が軒並み上昇したのも追い風になり、日経平均は一時1万6106円まで上昇した。
年初来高値の1万6121円を上回るには至らなかった。日本時間18日午後に予定される英北部スコットランドの英国からの独立の是非を問う住民投票を控え、様子見姿勢を強める投資家も多かった。
TOPIXは反発し、終値は前日比12.95ポイント高の1317.91だった。12日以来、6日ぶりに年初来高値を更新した。
東証1部の売買代金は2兆3822億円だった。8月8日と9月12日の特別清算指数(SQ)算出日を除けば、6月20日以来、およそ3カ月ぶりの高水準だった。
売買高は22億5644万株。東証1部の値上がり銘柄数は1290、値下がり銘柄数は423、変わらずは115だった。
自動車株が堅調。ファストリやソフトバンクといった値がさ株にも買いが入ったほか、野村など金融株も高い。「モンスターストライク」を北米と韓国でリリースすると発表したミクシィは後場急騰。赤字拡大と上場来初の無配転落のソニーは大幅安。
個別で買いが入ったところでは、株主優待制度の一部変更で配当と株主優待を併せた利回りが6%超となったヤマウラなどが人気化。
東証2部株価指数は続落した
終値
日経平均株価指数
16,067.57
178.9
日経平均先物
16,000.00
200
TOPIX
1,317.91
12.95
TOPIX先物
1,310.00
13.5
東証2部指数
4,160.64
-8.44
JASDAQ
2,319.76
-9.78
マザーズ
961.16
7.7
出来高
東証1部
2256440
2382276
東証2部
138230
46408
<アフターランチ>
ターバイ、カバコー」
大和のレポートは「世界初のiPS細胞を用いた移植実施」。
まずは今後の臨床計画。
2015〜16年:血小板、パーキンソン病(京大)、心不全(阪大)
16年〜17年:角膜(阪大)
17年〜18年:脊椎損傷(慶大)、網膜色素変性(理研)、糖尿病(東大)
19年〜20年:白血病(東大)、肝臓病(横浜市大)、筋ジストロフィー
22年〜:腎臓病
因みに今回の加齢黄斑変性の細胞医薬品。
ヘリオス(未上場)と大日住友(4506)が承認申請の予定。
このヘリオスには新日本科(2395)、ニコン(7731)、テラ(2191)が出資。
そしてテラはiPS細胞を用いたガン免疫細胞療法の開発を進める方向。
また富士フィルム(4901)は京大と共同でアルツハイマー型認知症の治療薬開発を進行。
味(2801)は京大と組んで細胞移植に適した新たなiPS細胞の培地を開発。
日産化(4021)も京大と組んでiPS細胞のコストを10分んの1にする大量培養を開発。
「10月6日に発表されるノーベル医学生理学賞の有力候補に複数の日本人」とあるが・・・。
ところで「ターバイ」とか「カバコー」という言葉が市場にはある。
一体どこの言葉と思うほどだが、言われて見ればそんなに難しくはない。
「ターバイ」は「ターゲットバイイング」。
将来株価が下がれば購入したいと考えている株式がある場合に取る戦略。
購入希望価格を権利行使価格とするプットオプションを売却すると・・・。
株価が権利行使価格を下回って権利行使日を迎えた場合は、
買い方から権利行使を受けることになり、権利行使価格でその株式を手に入れることができる。
権利行使価格を上回って権利行使日を迎えた場合。
たとえ下回っていた時期があったとしても、買い方から権利行使が行われない、
だから株式を手に入れることはできない。
ただ最初に受け取ったオプション料は手元に残る。
難しくいえば・・。
オプションの投資戦略の一つ。
原資産価格より低い行使価格(アウト・オブ・ザ・マネー)の
プットオプションを売る(ショートプット)戦略。
日本では債券オプション市場で金融機関等が多用する戦略の1つ。
これは「ここまで下がったので買いました」という言い訳が通じるからかも知れない。
あるいは「せこく稼ぐボントレの面目躍如」かも。
一方で「カバコー」。
これは「カバードコール」の略語。
株式を保有しながら、その株式を対象とするコールオプションを売却する取引手法。
オプションの売却によるオプション料を得ることで配当以上の収益獲得を狙う取引。
満期日に株価が権利行使価格を下回っていれば、
株式を手元に残したままオプション料が収入になる。。
満期日に株価が権利行使価格を上回っていた場合には、
オプション料収入に加え権利行使価格での株式の売却収入がある。
どちらも魅力的に映る理論的には理想的な手法。
市場の先行きに対して強気ならカバコー、弱気ならターバイとなろうか。
<兜町カタリスト>
「関係ねえ?」
寄り付きから16000円台回復。
ようやく来たかという印象。
長かった9ヶ月だった。
昨日の大引け直後。
ソニーが業績の下方修正と1958年の上場来初の無配転落を発表。
「またかよ、ソニー」とか「崩れた成長戦略」などの声を受けて先物市場は一段安の展開。
しかし、一夜明けてNYダウは最高値を更新。
為替は108円台でCME円建ては15980円での戻り。
9月の権利配当落ち分約80円を加味すれば16000円台。
「ソニーの無配なんて関係ねえ」と平然としていられるのかどうかだが・・・。
いずれにしても、FOMCにしろ、スコットランドの住民投票にしろ「関係ねえ」ではあった。
一方で、セブン&アイの3〜8月期連結営業利益は前期比2%増の1670億円との観測記事。
上半期としては2年連続での最高益更新。
「消費増税や天気不順に寄るスーパーの苦戦をコンビニの好調で補った」との解釈。
既存店売上高は25カ月連続で前年同期比プラス。
コーヒーだけが売れているようではなさそうである。
官房長官は沖縄へ、首相へ福島へと忙しい日程。
その合間の昨日17時39分〜18時16分の間、安倍首相は浜田内閣参与と意見交換。
小さな記事は「足元の景気動向では消費税率の再引き上げの判断をしづらいとの考えで一致」。
7〜9月以降の経済情勢を見るべきとの認識も一致した。
安倍首相のコメントは「供給を伸ばさないと経済成長が実現しない。
第1の矢(金融政策)から第3の矢(成長戦略)に移す時期がきている」との方向。
日銀は1年もの国債をマイナス金利で買い入れ。
麻生財務相は「法人減税の見返りは賃上げ」との雄たけび。
ただし以下には見えないフリの気配。。
日商会頭は「今より円高に進む方が心地よいことは間違いない」。
経済同友会代表幹事、
「おおむね100円〜105円の範囲内であれば、なんとか経済成長継続可能」。
そして中国人民銀行は約8.75兆円の資金供給。
あぶなっかしい中国も腰を上げたことを好感するのだろうか。
昨夜の銀座ケネディハウスでヒビノ(2469)のIRセッション。
完全満席だった。
いつもは加山雄三さんがお座りになる席に座らせていただいた。
生臭い話では「保守的過ぎる予想数字だが当社の傾向としては固めの数字しか出していない。
出ている数字はコミット。
見通しが悪い訳ではない」と日比野社長の心強いコメント。
「現場に密着した徹底したプロ意識が多くのアーティストからの支持を得ている。
調べたことはないが、当社はたぶん世界一のレベル」。
ここに五輪やカジノが加われば鬼に金棒の印象。
因みに証券コード「2469」を「富士ロック」と読み替えたところ・・・。
会場からは「西向く」の声。
これを合わせてこれからは「西向く富士ロック」とした。
<18日の相場展望>
18日の日経平均株価は反発し、16000円を上回って推移している。
16000円台に乗せるのは、取引時間中として1月9日以来、約8カ月ぶり。
日経平均株価の予想レンジは、15900円−16100円。
米連邦準備理事会(FRB)が将来の政策金利の引き上げを急いでいないとの見方が浮上し、買い安心感につながり米株価が上昇。米長期金利の上昇から為替市場ではドル高が進み、1ドル=108円台まで円安となったことで、ADの日本株は、ほぼ全面高の状況だった。
投資家は不思議と株価が上がってくると株を買いたくなる。
まして現状多くのマーケット関係者、ここは売りだと語る。
しかし不思議なのがそのマーケット関係者が売りだと語っていたにも関わらず突然「買いだ!」と言っている。一貫性のないマーケット関係者。
日経平均寄与度の銘柄が動いている感じ、好業績銘柄群であまり動いていない銘柄に注目。
寄り前に発表された、財務省が発表した8月の貿易収支は、9485億円の赤字だった。
市場予想は1兆289億円の赤字、前月は9621億円の赤字。
今日から21日にかけて東京ゲームショウが開催されるため、ゲーム関連株への関心が高まりそうだ。
昨日のNYダウは24ドル高の17156ドルと3日続伸で最高値を更新。
NASDAQは9ポイント高の4562ポイントと続伸。
S&P500は2ポイント高の2001ポイントと続伸。
ダウ輸送株指数は81ポイント高の8652ポイント。
3市場の売買高は約60億株。
FOMCが「相当期間のゼロ金利維持」で通過したことを好感。
所詮、ことば遊びのNY株という印象。
化学のデュポン、電子決済のネットエレメントが上昇。
10年国債利回りは2.62%。
ドル円は108.34円。
CME円建ては大証比180円高の15980円。
ドル建ては大証比220ポイント高の16020ポイント。
非公式外資系動向は、1130万株売り/1140万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは金属・通信・建設・薬品・化学・電機・小売・その他製品 セクターなど。
買いは鉄鋼・電力・機械・ガス・建設・石油・食品・金属・ガラス・サービスセクターなど。
売買交錯は精密・商社・自動車・銀行・情報通信セクターなど。
225先物は、アムロ・UBS・クレディ・JP・GS・シティが売り越し。
日興・マネ・ドイツ・ソジェン・HSBC・モルスタ・野村が売り越し。
TOPIX先物はソジェン・UBS・アムロ・メリル・パリバが買い越し。
日興・GS・大和・野村・三菱・みずほが売り越し。
外資系等は、カルビー(2229)、キーエンス(6861)、旭化成(3407)、
テルモ(4543)に注目。
テクニカル的には、東鉄工(1812)、西部電(1937)、クックパッド(2193)、オプト(2389)、神戸物産(3038)、トリドール(3397)、アオキ(3398)、SUMCO(3436)、enish(3667)、コムチュア(3844)、アミューズ(4301)、NRI(4307)、ソースネ(4344)、クレヅコ(4674)、ソフバンテク(4726)、ペガサス(6262)、JUKI(6440)、蛇の目(6445)、大豊工(6470)、ナカヨ(6715)、東光(6801)、アイコム(6820)、図研(6947)、TBK(7277)、リズム(7769)、ユニシス(8056)、明和(8103)、NSD(9759)、ダイセキ(9793)、アークランド(9842)、イエロハ(9882)が動兆。
<信用取引規制関係>
■東証、イメージワン株、モルフォ株、日エンター株、ソディック株、横田製株、PSS株の信用取引に関する臨時措置を解除 18日売買分から。
日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
■東証、クルーズ株、ゼニス羽田株の日々公表銘柄指定を解除 17日付。
■指定変更=〔ジャスダック〕アビストは24日から2部
△商号変更=〔東証1部〕日本ペイントは日本ペイントホールディングス(日本ペHD)、東海ゴム工業は住友理工、大日本スクリーン製造はSCREENホールディングス(スクリン)、東京デリカはサックスバー ホールディングス(サックスバー)、マネースクウェア・ジャパンはマネースクウェアHD(M2HD)、三井倉庫は三井倉庫ホールディングス(三井倉HD)、イヌイ倉庫は乾汽船、ファルコSDホールディングスはファルコホールディングス(ファルコHD)
〔東証2部〕西日本システム建設はSYSKEN、グローベルスはプロスペクト
〔東証マザーズ〕ネットプライスドットコムはBEENOS、ドリームバイザー・ホールディングスはウェルス・マネジメント(ウェルス)、地盤ネットは地盤ネットホールディングス(地盤HD)
〔ジャスダック〕新和内航海運はNSユナイテッド内航海運(NSU内航)、10月1日
△空売り比率=29.7%(東証、17日)
【17日の相場表変更】
△新規上場=〔東証マザーズ〕ロックオン(情報・通信)
▲自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
エディオン 800万株、50億円
アデランス 210万株、30億円
日本精蝋 165万株、4億2240万円
▲立合外分売
アウトソーシング 25〜26日に30万株
<予定>
■国内(18日)
8月貿易収支(8:50)
8月工作機械受注確報値(15:00)
黒田日銀総裁が全国証券大会で挨拶
《決算発表》
ケネディクスレジ、クスリのアオキ
《株主総会》
一正蒲、ジョイ本田、CIJ、キングジム
《新規上場》
リアルワールド(3691)
《イベント》
「東京ゲームショウ 2014」(幕張メッセ、〜21日)
■海外(18日)
中国8月主要70都市住宅価格
NZ4-6月期GDP(7:45)
スコットランドで英国からの独立の是非を問う住民投票実施
英8月小売売上高(17:30)
マレーシア中銀政策金利発表(19:00)
南ア中銀政策金利発表
ノルウェー中銀政策金利発表
米8月住宅着工件数(21:30)
米9月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(23:00)
米10年インフレ連動国債入札
ご参考「観光立国ニッポン」関連銘柄の紹介
アベノミクス成長戦略「観光立国ニッポン」では、日本が持つ観光資源などのポテンシャルを活かして、訪日外国人数は12年の835万人を13年に1,000万人、30年には3,000万人超え、そして訪日外国人消費額については、12年の1兆860億円を13年にやく1兆3,000億円、30年には4兆7000億円にまで増やすという目標が掲げられています。
2014年6月11日発表
一般社団法人 日本経済団体連合会 高いレベルの観光立国実現に向けた提言でも
安倍総理は、2014年1月の観光立国推進閣僚会議において、「2020年に向けて訪日外国人旅行者2000万人という高みを目指す」との強い意欲を示すとともに、各閣僚に対して外国人旅行者に不便な規制や障害を徹底的に洗い出し、できることは速やかに実施に移していくとともに、2013年6月に策定した「観光立国実現に向けたアクション・プログラム」を改定し、政府一丸となって観光立国を加速するよう指示している。
訪日外国人旅行者2000万人達成は決して容易ではないが、関係者の尽力もあり、2020年オリンピック・パラリンピックの招致成功のみならず、円高の緩和による訪日旅行の割安感の浸透、ユネスコにおける富士山の世界遺産登録、和食の無形文化遺産登録と世界的な和食ブーム、アジアでの旅行需要の急増といった多くの外国人旅行者を呼び込む環境が整いつつある。
わが国はこうした好機を最大限活用し、わが国に注目が集まる2020年を1つのステップとして、「質」・「量」ともに高いレベルの観光立国を官・民、国・地方一体となって、段階的かつ着実に実現すべきである。
そのためには、多様化する消費者のニーズに合わせて、日本の多様な魅力を発信し、多くの外国人に日本を体験してもらう必要がある。
加えて、訪日旅行の満足度を高めてファンとリピーターを増やし、日本観光のブランドを確立することで、訪日旅行の持続的成長を図る必要がある。外国人にとって魅力的な訪日旅行は、国内旅行の魅力向上にもつながろう。
観光は今後も大きな成長が見込まれる産業である。
オリンピック・パラリンピックを契機に東京の魅力と先進性をアピールするとともに、地方にも観光に出かけてもらう仕組みを作り、季節の変化や地域の多様性をうまく活かせば、東京のみならず、地方の活性化や震災被災地の復興、ひいては国全体の成長につながることが期待される。
●「観光立国ニッポン」関連銘柄 EIMEI.TV調べ
訪日外国人数の増加で国内消費への波及効果が期待され、旅行代理店、交通機関、宿泊関連だけでなく、リゾート・テーマパーク関連、免税店・土産店、百貨店・家電量販店などへの恩恵も大きいだろう。高度な医療技術を活用した「医療ツーリズム」の本格化も期待されるだろう。
観光情報・プラン、宿泊予約、旅行スケジュール管理、目的地の天候情報、自動音声翻訳サービスなどで、訪日外国人にも対応したアプリケーション開発も一段と活発化するだろう。富士山関連として、登山・サイクリング・アウトドア・スポーツ用品などにも恩恵がありそうだ。
■交通
東武鉄道(9001)、東京急行電鉄(9005)、京浜急行電鉄(9006)、小田急電鉄(9007)、京王電鉄(9008)、京成電鉄(9009)、富士急行(9010)、東日本旅客鉄道(JR東日本)(9020)、西日本旅客鉄道(JR西日本)(9021)、東海旅客鉄道(JR東海)(9022)、西武ホールディングス(9024)、西日本鉄道(9031)、近畿日本鉄道(9041)、阪急阪神ホールディングス(9042)、南海電気鉄道(9044)、京阪電気鉄道(9045)、名古屋鉄道(9048)、日本航空(9201)、ANAホールディングス(9202)、スカイマーク(9204)、スターフライヤー(9206)など
■観光・旅行・ホテル関連
カカクコム(2371)、一休(2450)、オールアバウト(2454)、比較.com(2477)、ヤフー(4689)、楽天(4755)、ニッコウトラベル(9373)、ユーラシア旅行社(9376)、エイチ・アイ・エス(9603)、KNT−CTホールディングス(9726)など
■ホテル・リゾート・テーマパーク・遊園地・ゴルフ場・スキー場・芸能・エンタテインメント関連
アコーディア・ゴルフ(2131)、PGMホールディングス(2466)、ゴルフダイジェスト・オンライン(3319)、オリエンタルランド(4661)、リゾートトラスト(4681)、リゾートソリューション(5261)、サンリオ(8136)、共立メンテナンス(9616)、グリーンランドリゾート(9656)、歌舞伎座(9661)、よみうりランド(9671)、常磐興産(9675)、東京ドーム(9681)、鴨川グランドホテル(9695)、東京會舘(9701)、帝国ホテル(9708)、ロイヤルホテル(9713)、ホテルニューグランド(9720)、藤田観光(9722)、京都ホテル(9723)、ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)、星野リゾート・リート投資法人(3287)など
■広告・イベント・地図・検索・サービス関連
博報堂DYホールディングス(2433)、共同ピーアール(2436)、プラップジャパン(2449)、駅探(3646)、ヒト・コミュニケーションズ(3654)、ジョルダン(3710)、マクロミル(3730)、電通(4324)、インテージ(4326)、ウェザーニューズ(4825)、ゼンリン(9474)、昭文社(9475)、アサツーディ・ケイ(9747)など
■百貨店・免税店・土産店・和食店関連
寿スピリッツ(2222)、JALUX(2729)、J.フロントリテイリング(3086)、三越伊勢丹ホールディングス(3099)、うかい(7621)、ラオックス(8202)、高島屋(8233)、日本空港ビルデング(9706)など
■通信、WiFi、通信関連
ASJ(2351)、フルスピード(2159)、ビックカメラ(3048)、エキサイト(3754)、IIJ(3774)、フリービット(3843)、ユビテック(6662)、プラネックスホールディング(6784)、ウェブクルー(8767)、ワイヤレスゲート(9419)、日本通信(9424)、NTTドコモ(9437)、ソフトバンク(9984)
上記銘柄群でピックアップしている銘柄があります。是非、EIMEI.TVの稼足銘柄を参照して下さい。
<17日の相場概況>
17日の日経平均株価は小幅続落。
終値は前日比22円86銭安い1万5888円67銭だった。
今晩の米FOMCの結果公表のほか、18日にはスコットランドで英国からの独立の是非を問う住民投票が実施されることから、次第にリスクオフのムードが広がった。日経平均は小幅安にとどまった。
市場では「短期的な日柄調整で、投資家心理は冷えてはいない」との声が聞かれた。
日経平均の5日移動平均が25日移動平均を約2%上回る水準になっていることから、テクニカル指標面でも過熱感が意識されたといい、幅広い銘柄に売りが優勢になった。
個別では、ミクシィ(2121)やユーグレナ(2931)、DMP(3652)などが堅調だった。また、イグニス(3689)やアクロディア(3823)、総医研(2385)が大幅高。その他、本日上場したロックオン(3690)は初値が付かない程の人気化となった。
東証株価指数(TOPIX)も続落し前日比5.90ポイント安の1304.96だった。
東証1部の売買代金は概算で1兆8056億円と2兆円を4営業日ぶりに下回った。
売買高は18億9667万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の65%にあたる1199、値上がり銘柄数は491、変わらずは138だった。
東証2部株価指数は4営業日ぶりに反落した。
終値
日経平均株価指数
15,888.67
-22.86
日経平均先物
15,800.00
-60
TOPIX
1,304.96
-5.9
TOPIX先物
1,296.50
-6.5
東証2部指数
4,169.08
-2.35
JASDAQ
2,329.54
6.58
マザーズ
953.46
1.08
出来高
東証1部
1896670
1805649
東証2部
133400
48744
<アフターランチ>
「超低金利」
米投資雑誌バロンズの今週号から興味深い見解。
↓
次に相場に日が当たるのは11月かも知れない。
ウォール街の天気予報によると、それまでは投資家が金利上昇に対する懸念を強めるために
季節的に曇りか雨になりそうだ。
今の株式市場では良いニュースは悪いニュースとして捉えられる。
米国景気の好転はFRBに予想よりも速いテンポで利上げを促すと市場が考えている。
つまり米国の経済成長への喜びと金利上昇への不安との「綱引き」。
その移行の具合が短期的に市場の動向を左右している。
いずれにしてもその金利の引き上げは来年夏以降なのだろうが・・・。
もう一つの指摘。
↓
世界の中央銀行には無限の超低金利資金という緩和剤がある。
因みに世界中の14億人が実質(インフレ調整済み)マイナス金利を経験した。
世界の株式市場の時価総額の81%がゼロ金利政策に支えられている。
すべての政府発行債の45%で利回りが1%を下回っている。
大量の強い酒が加えられたパンチボウルを心行くまで楽しんできた株式市場。
重要なのはパンチボウルが片付けられるタイミング。
「ラストコール」がいつなのかのヒントを市場は欲しがっている。
さまざまな不安をかき消してくれるのが超低金利資金だ。
【稼足銘柄】上場企業IRサイト ─櫻井英明の会社に行ってみた─
↓
株式会社 京写(6837)は、京都に本社を置く。
「片面プリント基板」の世界トップメーカー。
1959年に京友禅の捺染用スクリー
ン型の製造・販売会社として発足。
その技術を活かして1967年にプリント配線板の製造開発に着手。
以来今日まで着実に成長を続けてきた。
2014年3月期をスタートに、
2016年3月期に売上高200億円、
営業利益率6.0%を確保する中期経営計画を推進中。
児嶋一登社長は、「国内は最高の状況。
「好調な業績については自動車関連分野とLED照明等の環境関連商品」と言う。
EIMEI.TVの櫻井英明が近況をインタビュー。
動画をご覧ください。
<兜町カタリスト>
「夜明けの幽霊」
「目にはさやかに見えねども」はNY3市場の売買高の急増。
昨日は約61億株まで拡大した。
8月半ばには30億株台まで落ち込んでいたから約2倍への増加。
週末のSQを控えての売買増加という見方も出来ようが、それでもプラス展開での増加。
悪くはない。
もっとも、東証1部の売買代金も8月には1兆円台前半まで低下。
そこから考えれば約2倍水準まで拡大してきた。
売買エネルギーが増加して上値を追うという教科書的な動きが出始めたと解釈したいところ。
永田町では国会が29日開幕予定。
主軸は「地方」と「女性」というのが日経の見出し。
どう考えても地方のインフラ整備が中核になる。
そしてコンクリートだけが脚光を浴びるのではなく、人も課題。
「コンクリートからヒトへ」の政策は失敗に終わったが、今度は「コンクリートも人も」。
うまく行って欲しいもの。
加えれば、カジノ・リゾート法案も検討課題。
そろそろと動き始めるのだろうか。
マンション販売低調の傍らで明るいのはオフィス需要。
三菱地所は丸の内のビル賃料の改定を推進。
5〜10%の引き上げで今後3年で営業利益を50億円程度増加させる方向との報道。
三井不動産も賃料引上げの方向。
丸の内と日本橋が上がれば、それは他所にも波及するに違いない。
背景は当然ながらオフィス需要の増加。
そしてそれを支えているのが企業業績の好調。
コムチュアは日本郵政の大型案件受注や金融機関向けシステム構築などから営業益最高。
アークランドは純利益が最高益。
ポーラはEPSを毎年25%ずつ増加の方針。
ポジの順回転が始まってきた印象。
もっとも・・・。
昨日のように少し弱みを見せるとすかさずカラ売り比率は30.3%まで上昇。
早く貸し株を返済して手仕舞った方が良いのかも知れないが・・・。
結局FOMCもスコットランドの住民投票も通過してしまえば過去のもの。
その先のG20でのメガバンク自己資本比率上昇でもネガ材料にするのだろうか。
「餅のない汁粉」(餡汁ばかり=案じるばかり)では
夜明けの幽霊(いつの間にか立ち消え)にしかならない。
<17日の相場展望>
17日の日経平均株価は反発でスタート。
日経平均株価の予想レンジは15800円−16050円。
FOMCで早期利上げ観測が後退したことから、海外からのリスクマネー流入が継続するとの期待が高まり、強含みの推移が想定される。
日経平均は直近高値(15984円)や心理的節目である16000円回復が意識される。
NY株高や円安基調を好感して、トヨタのほかマツダなど主力の輸出関連株の一角が堅調。ファストリやファナック、KDDIなど値がさ株も買われている。JFEや武田、NTTが上昇。
東証マザーズ市場に広告の効果測定システムや電子商取引(EC)関連のソフトウエアの企画・開発を手掛けるロックオン(3690)が新規上場する。
昨日のNYダウは100ドル高の17131ドルと続伸。
NASDAQは33ポイント高の4552ポイントと3日ぶりの反発。
S&P500は14ポイント高の1998ポイントと反発。
ダウ輸送株指数は48ポイント高の8570ポイント。
3市場の売買高は約61億株と拡大。
FOMCでの金利引き上げ観測への楽観論からの上昇との解釈。
ヘルスケアセクターが堅調。
REITのグリムチャー・リアルティ・トラストが30%近く上昇。
一方、電力のアトランティック・パワーが30%超の下落。
10年国債利回りは2.59%。
ドル円は107.12円。
CME12月限円建ては大証比50円高の15910円。
ドル建ては大証比90ポイント高の15950ポイント。
非公式外資系動向は、1230万株売り/760万株買い。
金額ベースは売り越し。
売りは陸運・金属・自動車・建設・精密・薬品・小売セクターなど。
買いはその他金融・情報通信・サービス・鉄鋼・保険・化学セクターなど。
売買交錯は電機・機械・銀行・商社セクターなど。
225先物は、クレディ・JP・パリバ・三菱・ニューエッジが買い越し。
メリル・GS・ドイツが売り越し。
TOPIX先物はアムロ・GS・ソジェン・メリル・バークレイズが買い越し。
JP・みずほ・モルスタが売り越し。
外資系等は、ダイセキ(9793)、マツキヨ(3088)、日医工(4541)、
富士紡(3104)、メドピア(6095)、静銀(8355)に注目。
テクニカル的には、ダイセキ環境(1712)、クックパッド(2193)、エスクリ(2196)、米久(2290)、日駐(2353)、新日本科(2395)、DeNA(2432)、神戸物産(3038)、スターティア(3393)、SUMCO(3436)enish(3667)、ザ・パック(3950)、堺化学(4078)、大日精化(4116)、リケンテク(4220)、アミューズ(4301)、洋インキ(4634)、サニックス(4651)、ジャスト(4686)、荒川化(4968)、イハラケミ(4989)、ユシロ(5013)、三ツ星(5192)、東海カ(5301)、サンコール(5985)、Jマテ(6055)、レオン自動機(6272)、日精樹脂(6293)、ダイフク(6383)、キトー(6409)、福島工(6703)、ナカヨ(6715)、ソニー(6758)、タムラ(6768)、タムラ(6768)、エスペック(6859)、パナデバ(6860)、ヘリオス(6927)、遠藤照(6932)、三井造(7003)、フタバ(7241)、ミツバ(7280)、ハイディ(7611)、シークス(7613)、Vテク(7717)、マニー(7730)、スクリン(7735)、A&D(7745)、松風(7979)、山善(8051)、極東貿(8093)、サンリオ(8136)、アクシアル(8255)、平和堂(8276)、三菱リ(8593)、山九(9065)、乾汽船(9435)、イエロハ(9882)、ソフトバンク(9984)が動兆。
<信用取引規制関係>
■東証、ビーマップ株、アーク株の日々公表銘柄指定を解除 16日付。
■東証、イチケン株、ドーン株、テックファム株の信用取引に関する臨時措置を解除 17日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる増担保金徴収措置を解除。
■東証、アスカネット株、Tホライゾン株、SEHI株の信用取引に関する臨時措置
委託保証金率を17日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
◎新規上場=〔東証マザーズ〕AMBITION(3300、アンビション、不動産)は19日
▽指定変更=〔ジャスダック〕アイレップは24日から2部
▽新株落ち=〔東証1部〕日清粉G、JCU、ユニチャーム、三浦工、オイレス、帝国電、キトー、アルフレッサ、アインファマ、東京デリカ、JAL、キューブシス、ベリサーブ、GMO―PG、福井コン、ティア
〔東証2部〕Br.HD、ニチリン、扶桑電通、丸和運機関
〔東証マザーズ〕メドピア
〔ジャスダック〕扶桑化学、日進工具、ハーモニック、イーグランド、サイバーリンは26日
【16日の相場表変更】
▽上場廃止=〔ジャスダック・整理〕インスパイア
▽指定変更=〔東2→東1〕ウインP(商業)〔ジャスダック→東1〕スターツ(不動産)
▲自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
クワザワ 3万5000株、1883万円
卑弥呼 12万株、1億20万円
助川電気工業 25万株、1億5350万円
▲立合外分売
ネクステージ 17日に597円で50万株
▲一単元の株式数変更
ジェーシー・コムサ 11月1日付で1000株から100株
<予定>
■国内(17日)
8月訪日外国人数
20年国債入札
《決算発表》
ツルハHD、サンワドー
《新規上場》
ロックオン(3690)
■海外(17日)
タイ中銀金融政策決定会合
南ア8月消費者物価(17:00)
英8月失業率(17:30)
英中銀の金融政策委員会議事録(3〜4日分、17:30)
ユーロ圏8月消費者物価確報値(18:00)
南ア7月小売売上高(20:00)
ロシア8月小売売上高・失業率(21:00)
米8月消費者物価(21:30)
米4-6月期経常収支(21:30)
米9月NAHB住宅市場指数(23:00)
FOMC金利誘導目標発表(18日、3:00)
イエレンFRB議長会見
<製薬・創薬・バイオベンチャー・試薬・臨床試験関連銘柄>
製薬・創薬・バイオベンチャー・試薬・臨床試験関連銘柄
想定される関連市場としては、iPS細胞などを応用した新薬開発と臨床試験、iPS細胞の作製・選別・培養・安全性確認・評価・輸送などに関わる装置・容器・試薬・消耗品・サービスなどが期待される。大手医薬品メーカー、創薬・バイオベンチャー、臨床試験受託企業などは新薬開発への応用を加速させ、医療機器・試験装置メーカーを中心に良質なiPS細胞を確実に効率良く培養する装置の開発も進むだろう。
コード
銘柄
概要
2160
ジーエヌアイグループ
【マザーズ】バイオ創薬ベンチャー。アジア特有疾患を標的。ゲノム解析に強み。中国が研究開発の拠点
2176
イナリサーチ
【東証JQS】医薬品非臨床試験受託が主。サル試験に強み。臨床試験分野育成中で、不整脈予測モデルに力
2183
リニカル
【東証1部】CRO(臨床試験受託)事業が中心。
2191
テラ
【東証JQS】東大医科研発ベンチャー。医療機関にがん免疫療法のノウハウ提供。治療数に応じた歩合収入
2267
ヤクルト本社
【東証1部】がん領域の医薬品の研究開発・販売で強み。
2342
トランスジェニック
【マザーズ】山村前社長(熊大教授)の技術を基にしたバイオベンチャー。開発用マウス作製技術で優位性
2370
メディネット
【マザーズ】がん免疫細胞療法で細胞加工など支援サービスを医療機関に提供。東大医科研発のベンチャー
2369
メディビックグループ
【マザーズ】ゲノム創薬ベンチャー。遺伝子解析等創薬支援行う。健康管理事業も。大株主が頻繁に交代
2372
アイロムHD
【東証1部】医療機関向けを主力に臨床試験支援を手掛ける
2385
総医研ホールディングス
【マザーズ】特定保健用食品(トクホ)評価試験受託から自社開発へ。化粧品進出。抗疲労飲料に懸ける
2395
新日本科学
【東証1部】京都大学iPS細胞研究所とiPS細胞を使ったパーキンソン病治療の実現に向けた共同研究を進めることを発表。
2397
DNAチップ研究所
【マザーズ】DNAチップやPCR法による遺伝子受託解析が主力。高速シーケンサー等の機器販売も行う
2399
綜合臨床ホールディングス
【東証1部】治験支援(SMO)大手。同業買収で全国化。治験受託(CRO)など総合医療サービス目指す
2802
味の素
【東証1部】バイオ医薬品の開発や製造サービスを強化するため、米国アルテア・テクノロジーズ社の全株式を取得。
2931
ユーグレナ
【マザーズ】微細藻ミドリムシを活用した機能性食品、化粧品を販売。バイオジェット燃料の研究開発に注力
4151
協和発酵キリン
【東証1部】バイオテクノロジー、抗体医薬を強みとする製薬会社。
4272
日本化薬
【東証1部】医薬は抗がん剤に強み。自動車部品育成
4516
日本新薬
【東証1部】医家向け医薬品主体、創薬ターゲットは泌尿器科や血液内科に絞り込み。機能食品事業も展開
4524
森下仁丹
【東証1部】シームレスカプセル技術がバイオ関連として注目。
4528
小野薬品工業
【東証1部】医療用専業。自社開発多い。欧米にも開発拠点。開発品導出し国際展開。がん領域にも参入
4541
日医工
【東証1部】ジェネリック(後発)医薬品大手。有力卸と関係強く、病院、調剤薬局で高い採用実績。買収積極的
4549
栄研化学
【東証1部】便潜血検査用試薬が主力。ノロウイルス診断薬の販売も好調。バイオ関連株。
4552
日本ケミカルリサーチ
【東証2部】遺伝子組み換えヒト成長ホルモン製剤が主力、希少疾病薬の開発にも注力。
4557
医学生物学研究所
【東証JQS】臨床検査薬・研究用試薬の製造。自己免疫疾患など難病領域の検査薬に強み。がん診断薬開発も
4563
アンジェス MG
【マザーズ】大阪大医学部、森下竜一氏創業の医療ベンチャー。遺伝子治療薬技術開発。難病治療薬も販売
4564
オンコセラピー・サイエンス
【マザーズ】がん治療ワクチンを柱とする創薬ベンチャー。大手製薬企業と開発提携。東大医科研が発祥
4565
そーせいグループ
【マザーズ】創薬ベンチャー。元ジェネンテック社長の田村眞一氏が創設。英国アラキス社買収し日英2拠点
4568
第一三共
【東証1部】国内製薬3位。循環器と感染症薬強い。がん注力。
4570
免疫生物研究所
【東証JQG】研究用試薬の製販・受託。タカラバイオと国内外で販売契約締結。医薬シーズライセンス事業も
4571
ナノキャリア
【マザーズ】がん領域に特化した創薬ベンチャー。超微細な「ミセル化ナノ粒子」で副作用少ない新薬目指す
4572
カルナバイオサイエンス
【マザーズ】キナーゼ酵素販売や検査受託などの支援事業が柱。研究施設統合で創薬事業の加速図る
4579
ラクオリア創薬
【東証JQG】ファイザー日本法人の中央研究所が前身。新規開発化合物の導出による収益獲得が事業の基本
4575
キャンバス
【マザーズ】抗がん剤開発に特化した創薬VB。
4576
デ・ウエスタン・セラピテクス研究所
【東証JQG】三重大学発の創薬ベンチャー。プロテインキナーゼ阻害剤開発技術を核に抗がん剤候補等開発
4582
シンバイオ製薬
【東証JQG】がん、血液、自己免疫疾患の3領域に特化。他社から新薬候補品を取得して製品化する事業形態
4583
カイオム・バイオサイエンス
【マザーズ】独自の抗体作製技術を持つ理研発の創薬ベンチャー。製薬企業に技術供与し収益を得る形態
4584
ジーンテクノサイエンス
【マザーズ】北大発の創薬ベンチャー。製薬会社と共同でがん治療薬などバイオ医薬品(新薬、後発薬)開発
4585
UMNファーマ
【マザーズ】独自製造技術を有する創薬ベンチャー。インフルエンザワクチンをアステラス製薬と共同開発
4586
メドレックス
【マザーズ】イオン液体を利用した経皮吸収型製剤技術が強みの創薬ベンチャー企業。当面米国市場に集中
4587
ペプチドリーム
【マザーズ】医薬メーカーと共同で特殊ペプチドから医薬品候補物質を研究開発する創薬ベンチャー
4875
メディシノバ
【東証JQS】日本の製薬会社から新薬となる候補をライセンス導入し、市場規模の大きな欧米を主なターゲットとして医薬品を開発。
4974
タカラバイオ
【マザーズ】遺伝子研究用試薬や理化学機器販売が主。遺伝子医療研究に注力。バイオ技術でキノコ生産販売
4978
リプロセル
【東証JQG】iPS細胞の研究試薬や創薬支援、臨床検査事業を手掛ける。東大、京大と共同研究契約を締結
6340
澁谷工業
【東証1部】飲料用充填装置で国内最大手。メカトロシステム製販も手掛ける。アジア、北米、欧州向けに強み
7707
プレシジョン・システム・サイエンス
【東証JQS】独自のDNA抽出技術を持つバイオベンチャー。DNA抽出装置などのOEMビジネスが柱
7774
ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
【東証JQG】再生医療ベンチャー。自家培養表皮、軟骨、角膜上皮を開発。富士フイルムHDの持分適用会社
7776
セルシード
【東証JQG】細胞シート再生医療を主体とするバイオ企業。岡野東京女子医大教授の研究実用化目指す
7777
スリー・ディー・マトリックス
【東証JQG】バイオベンチャー。米国MITから取得した技術を応用した医療製品の開発に国内外で傾注
EIMEI.TV調べ
<16日の相場概況>
16日の日経平均株価は6営業日ぶりに反落。
終値は前日比36円76銭安い1万5911円53銭だった。
前日の米株式市場でナスダック総合指数が大幅に続落したほか、NYダウの戻りが鈍かったのを嫌気した売りが出た。
主力株では、中国の電子商取引大手アリババが米市場への株式上場に伴う公募・売り出しの仮条件を引き上げたことが好感されてソフトバンクが3日続伸。日経平均を約34円押し上げた。
日経平均株価は12日まで5営業日続伸で心理的節目である16000円に接近していたこと、東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)が12日時点で131%と、「買われすぎ」の目安とされる120%を上回っていたことから、連休中の海外市況や先物価格の動向を勘案すると今日の下落はむしろ相場の底堅さを感じさせるといえよう。
きょうは16〜17日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に模様眺めの雰囲気も強く、積極的な売買は手控えられがちだった。
16日の東証1部の売買代金は2兆円をわずかに上回ったものの、売買が活況だったソフトバンクを除けば「全体としては盛り上がりに欠ける展開だった」。
ソフトバンクの売買代金は約2800億円と、東証1部全体の14%にあたる規模だった。
日銀の黒田東彦総裁が大阪経済4団体共催の懇談会であいさつし、2%の物価安定の目標実現に向け「必要になればちゅうちょなく調整を行っていく」などと発言した。発言内容が伝わると、日経平均は取引終了間際に下げ幅を縮小する場面があった。市場では「発言に目新しさはないが、追加の金融緩和への期待が改めて高まった」との見方があった。
東証株価指数(TOPIX)も反落し、前週末比2.86ポイント安の1310.86できょうの取引を終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆317億円、売買高は18億6623万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は878、値下がり銘柄数は802、変わらずは148だった。
東証2部株価指数は続伸した。
個別で買いが入ったところでは、世界で初めてiPS細胞を使った患者への移植が実施されたことが材料視され、新日本科学や総医研、リプロセルといったバイオ関連株が人気化。今期2度目の上方修正となったディップは5000円台を回復した。
今回のFOMC声明文では、量的緩和終了から利上げまでの時期について「相当の期間」との文言が抜けるかどうかが注目点に挙がっている。早期の利上げ観測から日米金利差が拡大、円売り・ドル買いの流れが続けば、輸出関連株にとっては追い風となりそうだ。
終値
日経平均
15,911.53
-36.76
日経平均先物
15,860.00
-20
TOPIX
1,310.86
-2.86
TOPIX先物
1,303.00
-3.5
東証2部指数
4,171.43
31.15
JASDAQ
2,322.96
9.08
マザーズ
952.38
0.27
出来高
東証1部
1866230
2031722
東証2部
134140
39310
<アフターランチ>
「曲がった松の木、かも」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
「植木屋の庭」のような相場心理。
その心は「気が多い」。
そして市場関係者はうどん屋の釜のようなコメントばかり。
その心は「ゆうだけ」。
あるいは去年の暦(当てにならない)でもあるような・・・。
しかし、夏枯れの8月、最悪の9月と言われながらも、SQ値は8月→9月で879円上昇。
07年10月以来の水準まで戻してきました。
そしてTOPIXも08年7月以来6年2か月ぶりの水準を回復。
貸し株返済時期ということもあってカラ売り比率は22%台まで下落。
それこそ「曲がった松の木」で「走らなにゃならぬ」の雰囲気も出てきました。
別の言葉でいえば・・・。
「焼き豆腐の心底」(水の中も火の中もくぐる」という時期なのかも知れません。
秋になれば、農作物ができるので需給は緩和。
だから秋には物の値が下がる。
言い古された秋相場の下落シナリオですが、どうも今年は違いそうな気配。
卵は高値圏、ジャガイモ価格も上昇。
多くのアノマリーやジンクスが崩れてきた今年。
秋の株安も今年ななくても良いのでしょう。
面白いことに・・・。
出ては消える海外の財政的リスクや地政学リスクは株価下落に奏功しませんでした。
米金融機関と金融規制当局の6年にわたるバトルは、和解という手段で一時的に解決した格好。
だからこその株しっかりだとするならばモンスターのような海外リスクはひとまずお休みの形。
永田町の布陣は完了。
あとは消費税を上げるのか延期するのか。
追加の金融緩和をするのかしないのか。
具体的経済対策が出てくるかどうか。
多少全体的に考えればカタチ的にはこの点の攻防戦。
しかし・・・。
真相から目をそらせられることが多いのが相場。
そしてその本質を離れた議論が正当な議論であるかのように錯覚させられるのも相場。
「買いバブル」の時も踊り、その後の長い「売りバブル」の時も消極的に踊ってきたのが相場。
この買→売→買いの長期的転換は「目にはさやかにみえねども」どころではなく、
良く見え始めたということかも知れません。
しかも全体が先ではなく、本来は個別が先に動くのが相場。
目先の手口や先物動向に惑わされることなく足元と未来をしっかりと見つめることこそ、
大切なこと。
ここを忘れて空理空論に走ると、また相場のしっぺ返しをくらってしまうのかも知れません。
<兜町カタリスト>
「変わる風景」
IMFのラガルト専務理事が登場したのは「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」。
女性版ダヴォス会議という名称にどことなく先進性は感じる。
「女性を労働力に取り込むことは世界経済にとってはかり知れない好材料」。
この点は異論がない。
主催者が政府・日経・日本国際問題研究所であるから、アベノミクスの側面支援にもなろう。
しかし日経のインタビューでは「消費増税は予定通りに」のコメント。
景気が厳しくても消費増税は避けるべきではないとの見解を示したという。
ラガルド氏の持つ多面性と言ってしまえばそれまでのこと。
しかしIMFということは財務省の親戚でもある。
先々週末に財務相が首相の私邸を訪ねた理由はここにあったのかも知れない。
世論が、消費増税延期に傾きつつある中でのIMF専務理事の登場。
しかも来日テーマは「女性力の活用」。
芸が細かいと言っては叱られるかも知れないが・・・。
興味深いのは土曜日経のNISAの記事。
1月〜6月の総投資額は1兆5631億円。
うち上場株が4949円で3月末比36%の上昇。
語呂合わせは「NISAがシクシク泣いている」では洒落にもならない。
その他では投信が1兆396億円で3月末比67%の上昇。
ETFが140億円、REITは146億円。
株が1.5兆、投信が1兆。
投信の1兆円台に比較すると圧倒的に少ない。
たぶん今後のテーマは投信ではなくETFをどう増加させるかだろう。
株は投資家さんが勝手に買ってくれるもの。
しかし手数料は極端に少ない。
投信は積極的に販売しなければ買わないもの。
しかし手数料は少なくはない。
買わないのではなく、売る気がないからこの数字なのだろうか。
語弊があるかも知れないが・・・。
因みに・・・。
明るかったのは「REIT支払利息減少」の見出し。
1〜6月に決算を迎えたREITの有利子負債は4兆2952億円。
前年同期比2824億円(7%)増加した。
一方、支払利息は247億円で15億円(6%の減少)。
低金利の恩恵で、12年1〜6月期以降は減少傾向継続。
支払金利の減少は分配金の増加に反映され、今年1〜6月の分配金総額は1077億円。
過去最高を記録した。
それでも「NISAでREIT」はわずか146億円。
視点を変えれ、風景も変わる。
もっとも・・・。
株式の方も「中間配当最高の3.1兆円」の報道。
3月決算企業の9月中間配当は前年より10%多くなる見通し。
セコムが初めて中間配当を実施、三菱自動車は17年ぶりに復配。
配当実施、増配、復配企業は全体の2割という。
個人の日本株保有比率は約19%で受け取る配当は約6000億円。
消費増税の負担は約6兆円とされるので焼け石に水かも知れないが、多少明るい話。
週末の取材で印象のに残ったのはヒビノ。
携帯電話への周波数移行で約150億円のワイヤレスマイクの買い替え特需。
費用負担は携帯キャリアが行うので。、高級なものほど売れる可能性が高い。
このうち30億円程度は同社経由になるかも知れないという見通しは会社四季報にもある。
意外なところに材料はあるもの。
あるいは、フィールズ。
新スマホプリ「ことことーラセツとコトダマの国」の事前登録が快調との話。
いずれスマホゲーム関連の一角を占めるかも知れない。
そしてウルトラマン
先週外国人投資家向けの著名セミナーで紹介。
外国人投資家から超人気だったという。
こちらはクールジャパンの一角。
<16日の相場展望>
16日の日経平均株価は反落して始まった。
前日の米株式市場でナスダック総合指数が大幅に続落したほか、NYダウの戻りが鈍かったのを嫌気した売りが優勢となっている。日経平均は12日まで5日続伸しており、短期的な過熱感が意識されているのも相場の上値を抑えている。
もっとも、売り一巡後はやや値を戻している。日経平均への寄与度が高いソフトバンクが大幅に上昇しているのが相場全体を押し上げている。
日経平均株価の予想レンジは15700円−15900円。
騰落レシオ(25日:131.37)からだと若干過熱感あるが、個人的にはまだまだ軽い調整を挟み、16,000円抜けは十分あり得る。
日経平均の調整局面は、ますます個別銘柄物色となりそうだ。バイオ関連に注目。
16日の主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り1540万株、買い1450万株で、差し引き90万株の売り越し。売り越しは9営業日ぶり。金額も売り越し。売りセクターに、金属、ガス、自動車、情報通信、電機、建設、薬品、精密、ゴム、商社など。買いセクターに、サービス、電機、機械、化学、建設、ゴム、石油、薬品、食品、自動車など。
NYダウは1万7031ドルで取引終了。12日に61ドル下げた後、週明けには反発したが、戻りは鈍かった。16〜17日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に利益確定売りが出た。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数はほぼ4週間ぶりの安値水準まで下落。
<信用取引規制関係>
■東証、JIA株を制度信用銘柄に選定 16日売買分から。日証金も同日約定分から貸借融資銘柄に追加。
■東証、D・アクシス株を貸借銘柄に選定 22日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
■東証、ブロメディア株、ミナトエレ株を日々公表銘柄に指定 16日から。
■東証、エルミック株の信用取引に関する臨時措置
委託保証金率を16日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
■日証金、ハーバー研株、サトRS株、富士急株、山陽電株の貸借取引にかかる品貸料の最高料率を通常の10倍に 16日申し込み分から。
◎新規上場=〔東証マザーズ〕リアルワールド(3691、リアルワルド、情報・通信)は18日
▽上場廃止=〔東証1部〕電産コパル電、佐世保、乾汽船〔東証2部〕電産リード〔ジャスダック〕丸誠は26日
◇株価指数オプション9月物の特別清算指数
日経平均 1万5915円98銭
TOPIX 1312.41
▽空売り比率=22.1%(東証、12日)
【12日の相場表変更】
▽指定変更=〔東2→東1〕盟和産(輸送用機器)
▽商号変更=〔ジャスダック〕プリンシバル→グローアジア
<予定>
■16(火)
【国内】
経済財政諮問会議
8月首都圏新規マンション発売(13:00)
黒田日銀総裁が大阪経済4団体共催懇談会で挨拶
《決算発表》
銚子丸、ウインテスト、アークランド
《銘柄異動》
スターツ、ウインP
【海外】
豪中銀理事会の議事録(4日開催分、10:30)
英8月消費者物価(17:30)
独9月ZEW景況感指数(18:00)
FOMC(〜17日)
国連総会開幕
米8月生産者物価(21:30)
米7月対米証券投資(17日、5:00)
休場:マレーシア、メキシコ
<12日の相場概況>
12日の東京株式市場で日経平均株価は5日続伸した。
終値は前日比39円09銭高い1万5948円29銭と、1月8日以来の高値に浮上した。
107円台前半と約6年ぶりの安値水準で推移しているのを追い風に買いが入った。輸出採算の改善を期待した買いが自動車など外需関連株に向かい、相場全体を下支えした。
来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)や英北部スコットランドの独立の是非を問う住民投票といった重要な日程を控える。結果を見極めるため様子見の雰囲気も強く、前日終値を下回って推移する場面もあった。
日経平均はきょうまで5日続伸し、16000円が意識されるも上値では利益確定売りのほか、3連休を前に手仕舞い売りも膨らみ、後場にかけては小高い水準でのもみ合いとなった。
東証株価指数(TOPIX)も5日続伸した。終値は前日比2.48ポイント高い1313.72だった。連日で年初来高値を更新し、2008年7月以来、およそ6年2カ月ぶりの水準まで上昇した。
東証1部の売買代金は3兆1194億円と、きょうと同じく特別清算指数(SQ)算出日である3月14日以来の水準まで膨らんだ。売買高は27億4729万株。東証1部の値上がり銘柄数は765、値下がり銘柄数は913、変わらずは147だった。
個別株では、自動車関連が上昇したほか、ソニーやコマツが年初来高値を付けた。ソフトバンクにも買いが入った。
東証2部株価指数は続伸した。
来週は、四季報、会社情報の発売もあり、好業績や業績の上振れが観測される銘柄を見直す動きも見られるだろう、物色意欲の旺盛な展開が期待できる。
スケジュールを見てみると・・・
12日(金)黒田日銀総裁会見、メジャーSQ、米小売売上高、ミシガン大学消費者信頼感
週末:スウェーデン総選挙
15日(月)敬老の日で休場、米鉱工業生産、NY連銀製造業景況感
16日(火)首都圏新規マンション販売、米FOMC、独ZEW景況感、国連総会開会
17日(水)8月訪日外国人数、米消費者物価、イエレンFRB議長会見
18日(木)貿易収支、東京ゲームショー(〜21日、幕張メッセ)、米住宅着工件数、スコットランド独立の住民投票
19日(金)企業活動指数、台湾の李登輝元総統が来日、舛添都知事訪韓(アジア大会)、CB景気先行指数
<アフターランチ>
「吹雪のIR」
暫定SQ値は15915,98円。
今年1月の15784円を抜いて今年最高値。
というか、アベノミクス開始以降の最高値。
そして8月のSQ値は15036円だったからほぼ900円の上昇。
前回メジャーSQ値14807円からは約1100円の上昇。
SQ値は着実に上昇し始めた印象。
日経では「オフィス需要、地方波及」の見出し。
三鬼商事が発表した平均空室率は7都市すべてで前月末比較低下した。
東京都心は14ヶ月連続での低下し6.02%。
大阪は4ヶ月連続で低下し8.36%。
札幌は3ヶ月ぶりに低下し8.3%。
そして福岡は1年前から3ポイント低下して8.43%。
大都市だけでなく、地方主要都市のオフィズも需要が出てきている。
賃料はまだ追随していないものの、景気が悪くない面もある。
一方で、不動産投信のイオンリートの前7月期分配金は1口あたり2461円。
1月比較で3.6倍となった。
前期取得した物件が通期で寄与したことが背景と言う。
まだREITは熱いし、増資などで物件を取得することが好パファーマンスにつながる。
また日本ロジの分配金は前期比157円増の3900円の見通し。
こちらの背景は物流施設の物件売却益の寄与。
次は相模原と岐阜の物流施設を購入するという。
都心だけでなく地方の土地も少しづつ動き始めた印象。
来年2月頃の酷寒の札幌でIRセミナーを計画している。
もう6〜7年前から考えてはいたがなかなか実行できなかった。
札幌と言う場所は春から秋にかけては毎週のようにIRセミナーが行われる。
しかし雪が降り始めると極端に回数が減少する。
たぶん企業のトップもIRの担当者も良い季節の北海道に行きたいからなのだろう。
だからこそのIRセミナーのない真冬の北海道で「吹雪のIRセミナー」。
なんとか実行したいと考えている。
昨日、日用品卸大手のあらた(2733)と明日のIRの打ち合わせ。
最近、蚊取り線香や虫除けスプレーなどの売れ行きは増加しているという。
本来は9月になれば蚊取り線香などは売れなくなる傾向。
背景は当然ながらデング熱。
蚊が消えれば必要性はなくなるのだろうがそれでも9月特需であることは間違いない。
こういう話を決してチャートはしてくれない。
やはり足を使って見て聞いて触れることは大切なこと。
《兜町ポエム》
「マーケットマシーン」
何だかもの足りない
どこにいたって上がって欲しいわ
相場が上がってる
恥ずかしいじゃない!
熱けりゃ冷ませばいい
淋しけりゃオーバーナイト
誰にもわからない
相場っていつ火がつくのか
ダイナマイト
株はダイナマイト
どんなに不景気だって
株はインフレーション
こんなに上がってくれた淫ら
明るいチャートにお願い希望だわ
東京市場は
世界がうらやむ
株は王様じゃないか!
Dance!
Dancin’ all of THE night
<兜町カタリスト>
「6年前」
9月12日金曜日。
ということは、あの6年前の2008年と曜日が同じということ。
6年前の日経1面トップは「米政府高官、異例の説明に」だった。
あの時の解釈は、財務相や機関投資家へ米国債の信認性についての説明。
しかし「異例の」という修飾語が付いていた。
どう考えても15日に起きたリーマン破綻の説明だったのだろう。
そこが読み取れれれば当時の日経平均は12000円台。
リーマンショックでの打撃は少なかった筈、といつも痛恨が甦る。
米国の9.11アメリカンスピリット発揚の日の相場のNYダウは小幅安での戻り。
09年以来のマイナスとなった。
昨年は135ドル、一昨年は69ドル高。
少し変調の兆しなのかどうか。
もっともNASDAQとS&P500はプラスなのでなんとも言えないところ。
話題になっているのはやはりアリババのIPO。
2.5兆円の資金吸収への懸念は残る。
過去の大型IPOでの動きは上場前10日下落、上場後10日上昇の構図。
12年5月のフェイスブック。
NYダウは上場前10日でマイナス4.9%、上場後10日でプラス0.19%。
10年11月のGM。
NYダウは上場前10日でマイナス2.3%、上場後10日でプラス0.67%。
08年3月のビザ。
NYダウは上場前10日でプラス0.9%、上場後10日でプラス4.58%。
因みにビザは過去最大の179億ドルの資金吸収だった。
今回のアリババはビザの資金吸収を抜いて250億ドル。
過去最大の時の株価は堅調となって欲しいところ。
為替の107円台の背景は黒田日銀総裁のコメントとの解釈。
昨日安倍主首相と会談後の「物価目標の達成に困難を来たせば、
追加緩和だろうと何だろうと躊躇なく調整する」。
傍証として触れられた「追加緩和」の文字を拡大解釈した格好での円安。
08年9月以来だから、ここもリーマン越えとなるのかどうか。
もっともTOPIXは静かに08年リーマンショックを越えた。
TOPIXの08年9月始値は1242ポイント。
遥か前に抜けている。
そして年初来高値の更新。
もっとも前年07年2月高値1823ポイントは遥か上。
そういえばアベノミクスでの円安株高はしばし語られたところ。
2013年11月→昨年2月までは1円の円安で日経平均は200円上昇した。
(円14円安、日経平均2800円上昇)。
2013年3月→5月までは1円の円安で日経平均は400円上昇した。
(円11円安、日経平均4400円上昇)。
そして9月は1円の円安で日経平均200円の上昇。
(円2.7円安、日経平均500円高)。
為替が動かないと嘆いた8月までとは違った動き。
そして残念ながら円安株高シナリオがまだ残っている。
だから日経の市況欄も「主要輸出関連20社の今年度営業益、円安が3500億円押し上げ」。
円安効果が大きいのが川重(7012)というのが興味深い。
トヨタ(7203)の2倍の円安寄与度。
そしてマツダ(7361)の3倍、日立(6501)の4倍の寄与度となっている。
加えれば・・・。
「鶏卵価格24%上昇」。
野菜が高いので卵が売れる、というアノマリーもあるらしが、この図式もある。
マックの月見バーガー効果があるのかどうかは別にして気温低下での需要堅調。
因みに昨年は夏から年末にかけて価格が8割上昇した。
そして年末株高となった。
「タマゴが上がれば株価も上昇」のアノマリーは実は結構当てはまるのだが・・・。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
テラ(2191)・・・動兆
テラに注目する。
同社は東大発ベンチャーでがん免疫療法のノウハウを提供。
すい臓がんの治験開始に期待感。
同社の矢崎社長は昨日「「免疫力をあなどるな!」を出版。
細胞・免疫等のバイオの拡大は国策でもあることを忘れてはいけない。
<12日の相場展望>
12日の日経平均株価は小動き。
前日比24円16銭安い15885円04銭で始まったが、その後は上げに転じる場面もある。
日経平均株価の予想レンジは15750円−15950円。
メジャーSQは、日経225銘柄はすべて寄り付いた。9月限オプションSQ概算値は15915.98円(暫定値)前日比 +6.78円
波乱なく通過するとみられる。需給不安がなくなれば、円安基調を背景に堅調な地合いが続く可能性が高くなりそうだ。
イベントでは、黒田日銀総裁の講演が注目を集めよう。経済指標では7月鉱工業生産確報値(13:30)が発表される。
外国為替市場で円相場が1ドル=107円台前半と約6年ぶりの安値水準で推移しており、輸出関連株などへの買いが相場を下支えしている。
マーケット全体は売買代金が少ないなどと多くのマーケット関係者は言うが個別銘柄を見て欲しい。
一度人気が付けば出来高と売買代金に膨らみ値動きが産まれる。
従って東京市場全体だって同じ事が言えるのでは・・・。
今は出来高、売買代金は少ないと思うが突然増えてくれば自ずと増えてくるであろう。
ともに世界首位の半導体・液晶製造装置が主力。ウエハ洗浄装置で世界首位、大日本スクリーン(7735)、プリント配線基板メーカー、片面板で世界首位の京写 (6837)に注目する。
昨日のNYダウは19ドル安の17049ドルと反落。
NASDAQは5ポイント高の4591ポイントと続伸。
S&P500は1ポイント高の1997ポイントと続伸。
ダウ輸送株指数は34ポイント高の8555ポイント。
原油価格の反発でエネルギーセクター、金融セクターなどが上昇。
バイオセクターが軟調。
10年国債利回りは2.55%。
ドル円は107.09円。
CME9月限円建ては大証比10円安の15900円。
ドル建ては大証比5ポイント安の15905ポイント。
CME12月限円建ては大証比15円高の15835円。
ドル建ては大証比55ポイント高の15875ポイント。
非公式外資系動向は、1080万株売り/1290万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは金属・食品・サービス・石油・建設セクターなど。
買いは精密・銀行・電力・サービス・自動車セクターなど。
売買交錯は化学・電機・情報通信・機械セクターなど。
225先物は、クレディ・JP・日興・三菱・バークレイズが買い越し。
野村・アムロ・UBS・みずほ・GS・ニューエッジが売り越し。
TOPIX先物は大和・日興・モルスタ・メリル・HSBC・パリバが買い越し。
クレディ・三菱・みずほ・バークレイズ・野村・アムロが売り越し。
外資系等は、NSSOL(2327)、オービック(4684)、ネットワン(7518)、
ITHD(3626)、アドバンテスト(6857)、日立(6501)、
島津(7701)に注目。
テクニカル的には、タマホーム(1419)、電算(3630)、ベリサーブ(3724)、日ケミ(4539)、フューチャーアーキ(4722)、品川(5351)、新川(6274)、日精ASB(6284)、タダノ(6395)、フジテック(6406)、オリジン(6513)、OKI(6703)、ワコム(6727)、ソニー(6758)、TDK(6762)、クラリオン(6796)、アドバンテスト(6857)、メガチップス(6875)、太陽誘電(6976)、スズキ(7269)、ミツバ(7280)、新家工(7305)、山善(8051)、極東貿易(8093)、Olympic(8289)、都民銀(8339)、沖縄銀(8397)、第一生命(8728)、T&D(8795)、乾汽船(9113)、関電(9503)、四国電(9507)、九電(9508)、ソフトバンク(9984)が動兆。
<信用取引規制関係>
■東証、放電精密株の日々公表銘柄指定を解除 11日付。
■東証、トレイダーズ株を日々公表銘柄に指定 12日から。
■東証、VR法人株の信用取引に関する臨時措置を解除 12日売買分から。
日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
■日証金、神鋼環境株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。11日付。
◎新規上場=〔東証マザーズ〕ロックオン(3690、情報・通信)は17日
▽空売り比率=28.8%(東証、11日)
【11日の相場表変更】
▽新規上場=〔東証マザーズ〕ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA、金融・保険)
▽指定変更=〔東2→東1〕不二電機(電気機器)、ウチヤマHD(サービス)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
コーセル 180万株、24億5880万円
▼ストックオプション
綜合臨床ホールディングス 取締役(社外取締役を除く)が対象。上限は20万株
ティー・ワイ・オー 取締役が対象。上限は75万株
▼立合外分売
OBARA GROUP 12日に3654円で6万株
<予定>
■国内(12日)
7月鉱工業生産確報値(13:30)
黒田日銀総裁が講演(東京・政策研究大学院大)
メジャーSQ算出日
《決算発表》
エイチーム、太洋基礎、大盛工業、プラネット、アスクル、ファーマフーズ、ミサワ、鳥貴族、森ヒルズ、コンフォリア、メガネスーパ、クロスプラス、稲葉製作、モルフォ、エニグモ、ザッパラス、ジャストプラ、ロングライフ、ウエスコHD、インスペック、サンオータス、3Dマトリックス、ウイルコHD、MICS化学、ナイガイ、正栄食、明豊エンター、東急RE、OS映、ドーム、精養軒
《銘柄異動》
盟和産業
■海外(12日)
韓国8月失業率(8:00)
中国8月消費者・生産者物価(10:30)
豪8月失業率(10:30)
インドネシア中銀政策金利発表
NZ準備銀行金融政策決定会合
独8月消費者物価確報値(15:00)
仏8月消費者物価(15:45)
トルコ7月経常収支(16:00)
フィリピン中銀政策金利発表(17:00)
南ア7月製造業生産(20:00)
ブラジル7月小売売上高(21:00)
メキシコ7月小売売上高(22:00)
米8月財政収支(12日3:00)
米30年国債入札
国際捕鯨委総会(〜18日、スロベニア)
<11日の相場概況>
11日の日経平均株価は4日続伸した。
終値は前日比120円42銭高の1万5909円20銭だった。
日経平均が大引けで1万5900円台に乗せるのは1月10日以来約8カ月ぶり。
前日の米株式相場が上昇したことや、外国為替市場で円相場が一時、1ドル=107円台まで下落したことを好感し、輸出関連株を中心に買われ、メガバンクなどを中心に金融株も堅調に推移した。
安倍晋三首相と日銀の黒田東彦総裁が首相官邸で会談した。会談後に黒田総裁が「(物価)目標の達成に困難をきたすような状況が出てくれば、ちゅうちょなく追加(金融)緩和だろうと何だろうと調整を行っていく」と記者団に語ったと伝わった。この発言を受けて円相場は一時1ドル=107円台まで下落する場面があったが、12日に株価指数先物9月物の特別清算指数(SQ)算出を控えて、株式相場では上値を追う動きは限られた。
東証株価指数(TOPIX)は4日続伸し、年初来高値を更新した。TOPIXの終値は前日比4.45ポイント高の1311.24と、2008年7月24日以来の約6年ぶりの高値を付けた。
東証1部の売買代金は概算で2兆904億円と2兆円を9月3日以来6営業日ぶりに上回った。売買高は21億3187万株。東証1部の値上がり銘柄数は817、値下がり銘柄数は840、変わらずは167だった。
東証2部株価指数は反発した。
終値
日経平均株価指数
15,909.20
120.42
日経平均先物
15,910.00
110
TOPIX
1,311.24
4.45
TOPIX先物
1,304.50
3.5
東証2部指数
4,139.93
6.32
JASDAQ
2,308.19
5.1
マザーズ
958.8
29.21
出来高
東証1部
2131870
2090492
東証2部
220180
46619
<アフターランチ>
「9.11」
2001年のNY同時テロから13年。
「アメリカンスピリッツ」でこの9月11日を含む週のNY株は強い。
というのがアノマリー。
2008年もリーマンショックに見舞われたが、リーマンショックは9月15日。
やはり高い週となっていた。
因みにNYダウ、NASDAQ、S&P500ともに06年以降は上昇。
05年以来下落のない週となっている。
加えて9.11当日のNYダウ。
9.11翌年の2012年以降昨年までは10勝2敗で勝率83%。
これが日経平均だと6勝7敗で負け越し。
パトリオット相場は続いて欲しいもの。
そういえば先週株の投資判断をオーバーウェイトにしたのがゴールドマン。
7月に株式の投資判断を引き下げていたがアッサリと撤回。
欧州と日本株をオーバーウェイトとした。
日本株に関しては「長期的に収益やパフォーマンスを向上させる改革が可能。
バリエーションが魅力的」。
米株のアンダーウェイトとは対照的なコメント。
昨日段階で・・・。
日経平均25日線15460円プラス2.12%乖離
75日線15307円プラス3.14%乖離
200日線15072円プラス4.75%乖離
TOPIX
25日線1280.22プラス2.08%乖離
75日線1265.53プラス3.26%乖離
200日線1232.95プラス5.99%乖離
10%まで行くのか限界なのかが微妙。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
K&O(1663)・・・動兆
K&Oに注目する。
同社は関東天然瓦斯開発と大多喜ガスの共同持ち株会社。
本業のガス事業に加えヨードや肥料関連も展開。
業績は好調。
<兜町カタリスト>
「転換点」
やっぱりアップル主導の相場がやってきた。
i−Phone6発表当日は下落だったが切り返し。
過去のi−Phone発表字のアップルの株価の推移。
1週間後の平均騰落率はプラス0.8%、
2週間後はプラス2.56%。
そして1ヵ月後はプラス1.56%。
昨年9月の5Sの時は1週間後がプラス1.16%、2週間後がプラス7.42%。
一昨年9月の5のときは1週間後がプラス」1.39%、2週間後がプラス4.82%。
07年9月は、1週間後はプラス8.31%、1ヵ月後はマイナス7.42%だったが・・・。
一方でアリババのIPOも話題。
市場関係者のコロさんの「なるわけないですが・・・」というコメント。
↓
米国市場では18日にも新規株式公開でアリババが上場予定。
史上最大のIPOになりそうで、やはり換金売りが気になります。
フェイスブックが上場したのは2012年5月18日、
S&P500種の2012年5月の始値(1397.86)安値(1291.98)と7.6%の下落。
今回9月の始値(2003.57)ですので、7.6%下落は1851.30となりますが・・・
東京は「秋の気配♪」ってモードだろうか。
↓
あれが株価の好きな場所
安値が見下ろせる小高い踊り場
売り手の声が小さくなる
僕は黙って板を見ている
目を閉じて息を止めて
遡るほんのひととき
こんなことは今までなかった
株価がレンジから上離れていく
やはり日銀がマイナス金利でも国債を買う姿勢を見せたことが大きいのだろう。
断固として金融緩和はやりぬくという姿勢を好感した相場とも言える。
だからこその円安傾向なのだろうが、気になるのはただ一つ。
気紛れで移り気な市場関係者が、「通貨の売られる国の株価が上がるの」と疑念を持つこと。
市場関係者が事の本質を離れてアレコレと言っているうちは害はない。
しかし、事の本質や本源的価値に気が付くとややこしい気がする。
興味深いのは金融庁の検査監督に関しての新方針。
柱は「成長分野やベンチャー分野への融資の促進」。
銀行に対して「将来性」を審査するように求めるという。
しかし・・・。同じ紙面では「借りたお金をネット銀行の預ければ運用益が出ますよ」。
日本通信に対する銀行の融資セールストークが紹介されている。
赤字の頃は冷たく、業績改善の手ごたえがあっても数字重視でお金を貸そうとしなかった銀行。
2期連続の増収増益でいまや「借りてくれ」の嵐と言う。
「銀行は晴れた日にしか傘を貸さない」という社長の言葉は永遠のテーマ。
ひも付き融資などでたまに積極的になってみれば結局はバブル崩壊に遭遇。
貸すこととリスクを取らなくなった銀行。
言ってみれば牙を抜かれたトラみたいなものだが、金融庁の旗振りで買われるのかどうか。
ここが試金石でもある。
逆に言えば、後になって「あれが転換点」と遡れる事態なのかも知れない。
信用の評価損率はマイナス7.29%と4週ぶりに悪化。
松井証券経由の信用評価損益率速報。
売り方マイナス12,9%、買い方マイナス5.88%。
空売り比率は29,7%で30%割れ継続。
裁定の買い残は前週比1735億円増加し3兆1828億円。
東証1部の時価総額は471兆円。
そろそろGDPの金額に近づいてきた。
「飛ぶのか怖い」となるか「飛んでみて初めて見える新天地」となるのか。
上がってくると買いたくなるのが株。
下がってくると売りたくなるのが株でもある。
ナノキャリア(4571)の昨日のプレスリリース。
中身は「ダハプラチンミセルの転移がん治療の可能性を示す論文が発表されました」。
結論は「今回の研究結果は、NC-4016 にとどまらず、当社の先行パイプライン
および現在研究中のADCM などにも当てはまるもので、これらの臨床効果について、
新たな可能性を示す大きな意義を有しています。
<11日の相場展望>
11日の日経平均株価は4日続伸でのスタート。
取引時間中としては1月23日以来と約7カ月半ぶりの高値水準を付けた。
日経平均株価の予想レンジは15800円−15950円。
メジャーSQを明日に控え、先物のロールオーバーからボラティリティが高まれば、心理的節目で権利行使価格でもある16000円を目指す思惑的な動きもありそうだ。
前日の米株高で投資家心理が改善したほか、5年11カ月ぶりの円安・ドル高水準にあることから輸出関連株を中心に買いが入っている。
一部報道で、安倍晋三首相と黒田東彦日銀総裁がきょう、5カ月ぶりに会談すると伝わった。「国内の経済指標が弱いことから、5カ月ぶりの会談となると、追加緩和期待を呼びやすい面がある」との声があった。
また、寄り付き前に内閣府と財務省が11日発表した法人企業景気予測調査によると、7〜9月期の大企業全産業の景況判断指数はプラス11.1だった。プラスは2期ぶり。4〜6月期のマイナス14.6から改善した。
先行き10〜12月期の見通しはプラス9.9だった。7〜9月期の大企業のうち、製造業はプラス12.7で、非製造業はプラス10.2。中小企業の全産業はマイナス10.0だった。
(景況判断指数は「上昇」と答えた企業と「下降」と答えた企業の割合の差)
昨日のNYダウは54ドル高の17068ドルと3日ぶりの反発。
NASDAQは34ポイント高の4586ポイント。
S&P500は7ポイント高の1995ポイント。
ダウ輸送株指数は6ポイント高の8521ポイント。
アップルが3.1%上昇し牽引役。
10年国債利回りは2.54%。
ドル円は106.86円。
CME円建ては大証比130円高の15930円。
ドル建ては大証比130ポイント高の15930ポイント。
非公式外資系動向は1060万株売り/1140万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは金属・化学・陸運・空運・ガラス・建設・サービス・小売セクターなど。
買いは鉄鋼・精密・証券・情報通信・薬品セクターなど。
売買交錯は銀行・電機・自動車セクターなど。
225先物は、クレディ・ドイツ・モルスタ・GS・三菱・日興が買い越し。
野村・みずほ・メリル・大和・アムロ・ニューエッジが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・三菱・日興・パリバ・ニューエッジ・アムロ・メリルが買い越し。
JP・GS・大和・野村・ソジェン・クレディが売り越し。
外資系等は、三菱UFJリ(8593)、NOK(7240)、三井造(7003)、
物産(8031)、富士通(6702)、コマツ(6301)日立建機(6305)に注目。
テクニカル的には、K&O(1663)、高松(1762)、東洋精糖(2107)、シミック(2309)、CVS(2687)、神戸物産(3038)、パイプ(3831)、旭有機材(4216)、ビオフェルミン(4517)、品川(5351)、ヨータイ(5357)、イソライト(5358)、栗本(5602)、虹技(5603)、ノーリツ(5943)、高周波(5976)、モリテックス(5986)、芝機(6104)、木村化(6378)、サムコ(6387)、アマノ(6436)、モリタ(6455)、日ピス(6461)、ジェイテクト(6473)、オリジン(6513)、山洋電(6516)、日東工(6651)、ワコム(6762)、ホシデン(6804)、古野(6814)、アイコム(6820)、光電工(6849)、コーセル(6905)、日電子(6951)、トピー(7231)、シロキ(7243)、今仙(7266)、TBK(7277)、FCC(7296)、タカタ(7312)、アドヴァン(7463)、ワタミ(7522)、トッパンフォ(7862)、兼松日(7961)、高島(8007)、山善(8051)、マルエツ(8178)、ライフ(8194)、丸栄(8245)、飯野(9119)、ミロク(9928)が動兆。
<信用取引関係規制>
■東証、アプリックス株の日々公表銘柄指定を解除 10日付。
■東証、Tホライゾン株、ウインテスト株、古河池株、SEHI株を日々公表銘柄に指定 11日から。
■東証、ケーエフシー株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を11日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
■東証、マネパG株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を11日売買分から70%以上(うち現金40%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行50%から70%(同40%)とする。
■東証、ストリーム株、インターアク株の信用取引に関する臨時措置を解除
11日売買分から。
日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
■東証、KADOKAWA・DWANGO株、フィード・ワンホールディングス株、東京TYフィナンシャルグループ株を制度信用銘柄および貸借銘柄に選定 10月1日売買分から。
日証金も同日約定分から貸借銘柄に、10月6日約定分から貸借担保金代用有価証券適格銘柄に追加。
■日証金、協同飼株、日配飼株、ドワンゴ株、都民銀株、八千代銀株、カドカワ株の貸借銘柄の選定取り消し 26日付。同日付で貸借担保金代用有価証券適格銘柄の選定も取り消し。
▽空売り比率=29.7%(東証、10日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
カワセコンピュータサプライ 5万7000株、1368万円
バイタルケーエスケー・ホールディングス 322万5800株、30億円
キング 10万株、4390万円
<予定>
■国内(11日)
7-9月期法人企業景気予測調査(8:50)
8月都心オフィス空室率(11:00)
5年国債入札
《決算発表》
綜合HD、テンポス、サトウ食品、アゼアス、イオンリート、TYO、オハラ、石井表記、ウインテスト、ナイスクラップ、オービス、TASAKI、小林産、JPNHD、アルデプロ、日本ロジ、日本テレホン
《新規上場》
JIA
■海外(11日)
韓国8月失業率(8:00)
中国8月消費者・生産者物価(10:30)
豪8月失業率(10:30)
インドネシア中銀政策金利発表
NZ準備銀行金融政策決定会合
独8月消費者物価確報値(15:00)
仏8月消費者物価(15:45)
トルコ7月経常収支(16:00)
フィリピン中銀政策金利発表(17:00)
南ア7月製造業生産(20:00)
ブラジル7月小売売上高(21:00)
メキシコ7月小売売上高(22:00)
米8月財政収支(12日3:00)
米30年国債入札
国際捕鯨委総会(〜18日、スロベニア)
<10日の相場概況>
10日の日経平均株価は3日続伸した。
終値は前日比39円63銭高の1万5788円78銭だった。
特に目新しい買い材料が指摘されない中で、外国為替市場で円安・ドル高がじわじわと進む動きに歩調を合わせ、主力の輸出関連銘柄や大型株に買いの動きが広がった。
明日からのIPO再開を控えて、メドピア(6095)やイグニス(3689)など、直近IPO銘柄が堅調だった。
出来高は相変わらず少なく相場に躍動感はないが、株価の基調自体は高値圏ながらも安定しており、このまま円安とともに1万6000円を目指す9月相場となるのかもしれない。
東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、前日比7.17ポイント高の1306.79と、年初来高値を更新した。
東証1部の売買代金は概算で1兆8663億円と2兆円を5日連続で下回った。
売買高は19億4637万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1090、値下がり銘柄数は581、変わらずは152だった。
東証2部株価指数は4日ぶり反落。
日経平均株価指数
始値 15688.55
高値 15795.60(14:21)
安値 15664.79(09:17)
大引け 15788.78(前日比 +39.63)
売買高 19億4637万株(東証1部概算)
売買代金 1兆8663億円(東証1部概算)
TOPIX 1,306.79 +7.17
日経JASDAQ 2,303.09 -17.21
東証マザーズ 929.59 -22.18
<アフターランチ>
「ごちゃまぜ」
昨日の日経1面トップは「商社、物流インフラ整備」の記事。
大手商社が大型物流施設の開発を拡大する。
インターネット通販などの普及に伴い大型の物流拠点の需要拡大に対応する。
不動産・金融で豊富なノウハウを持つ商社が主導する格好との論調。
伊藤忠が3年で1000億円、住商が500億円規模とされる。
加えて商事が2000億円、物産が2000億円で合わせて5000億円規模との観測。
興味深いのは「複数の物件をまとめてREITに仕立て直し上場も想定」のくだり。
東証に上場するREIT(46銘柄)が保有する物流関連の不動産は約1.2兆円。
2年前の約5倍。
住宅関連のREITなどと比較するとパフォーマンスの良さが目立っている。
そして今朝の日経1面は「耕作放棄地の課税強化」の活字。
農地を集約し「農地中間管理機構(農地バンク)」の活用を後押しするというのが趣旨。
農業拡大が主眼ではあろうが、
その先には土地の有効活用、地方再生という御旗があるに違いない。
金融市場が元気になれば当然不動産市場も元気さを取り戻す筈。
ひょっとすると、物流施設やホテル、ヘルスケアREITの先には
農地と言う視点もアリかも知れない。
因みに1000平米の固定資産税はわずか1000円(宅地ならば18万円程度)。
それを2000円〜3000円に引上げるという狭い視点は事の本質ではない筈。
逆に耕作放棄地を海外資本にでも買い占められたらどうするのか、
年間70万円の協力金を支払う意味はココにもあると言えよう。
そのREIT。
日経マーケット面では「REIT指数5日続落」の見出し。
「指数は8月末まで13年末比で9%上昇していた。
同期間の日経平均株価(5%下落)と比べ堅調さが際立っていたが9月に入り軟調な動き。
原因のひとつは長期金利とのスプレッドの差の縮小。
多くの機関投資家は3%程度を目安にしているが、最近は3%を割り込む局面が増えた。
REITの平均分配金利回りは約3.4%。
長期金利は0.5%だからスプレッドは2.9%。
4月頃は3.2%もあったのだからこれは納得できる。
二つ目は需給の悪化。
オリックス不動産投資法人が最大204億円。
日本リテールファンド投資法人が最大251億円の資金調達を発表。
需給悪化懸念だという。
持ち出されたのは投資会社のコメント。
「増資が相次ぐと公募案件を購入するために保有銘柄を売る必要が生じる」。
どうも無理矢理の見解のようにも思える。
そもそも株とは違って公募増資の増加が需給悪化になるのかどうか。
まさか「希薄化」なんて概念は持ち出さないだろうとは思うが・・・。
チグハグなのは結論。
「足元では一服感が強まっているREIT相場だが中長期的には強気の意見がなお多い。
オフィス空室率は低下傾向にあり、賃料も上昇を始めている」。
ここまでは理解可能なシナリオ。
「短期的には需給悪化要因の公募増資も調達した資金でREITが新たに物件を取得し、
収益を伸ばす場面では指数押し上げ要因となる」。
この一部は言葉は整っているが意味不明。
「REITが新たに物件を取得し収益を伸ばす場面」って何なのだろう。
要はREITの新規資金が不動産を買うから不動産需給は好調。
それが最終的にREIT指数の上昇につながるということを言いたいのかも知れない。
公募=不動産価格上昇の可能性大。
となると公募=需給悪化という構図は該当しないような気もするが・・・。
株とREITをこちゃまぜにしているマスコミ関係者は多い。
ところで・・・。
12月に本の出版が決定。
タイトルは「○○なら、ほったらかしでもやっぱり儲かる!」
締め切りは11月初旬。
多様余裕はあるが・・・。
また苦難の道の始まりとなった。
<兜町カタリスト>
「スペースファンタジー」
メジャーSQ週の荒れる水曜日。
市場では「SQ値が16000円台で決着すれば
2007年11月の17450円以来の椿事)と言う声も聞かれた。
しかし椿事は起こりそうも泣く、粛々とロールオーバーが続けられている。
「状況次第では今年のSQ値の最高値(1月の15784円)更新も」との声。
8月も「1月SQ値を上回るかも」と淡い期待があった。
しかし8月8日のオバマ氏の「イラク空爆容認」で砕かれたのは記憶に新しいところ。
NYではアリババがNYSE上場予定。
市場の予想では最短コースが19日(金)。
調達金額は最大で243億ドル(約2.5兆円)とされている。
160億ドル(約1.6兆円)だったフェイスブックよりも大きい。
未来のIPOのために今の換金と言う構図がないとは限らないし、たぶんあるだろう。
ここがイベントとしては厄介なところでもある。
因みにティッカーシンボルは「BABA」。
英語では「小さな焼き菓子)と言う意味。
関西語ではあまり良い意味ではない。
とはいえ、アリババの主戦場の中国EC市場は中国の小売の8%程度のシェア。
今後の拡大に期待は高い。
アリババのサービスを使う人は年間2億7900万人。
年間の決済総額は約80兆円。
白髪三千丈どころの騒ぎではない。
関連している日本企業は以下のようなもの。
アドウェイズ(2489):アリペイを日本の通販業者向けに仲介。
ビリングシステム(3623):アリペイと提携。
スターティア(3392):アリババグループ日本法人と資本提携。
ソフトバンク(9984):34%を保有する筆頭株主。
日経「記者手帳」に登場したのは「トラガール」と「ドボショ」。
女性トラック運転手の「トラックガール」と建設現場の「土木系女子」の略称という。
昨日14時50分に安倍首相と面談した。
女性の社会進出拡大とインフレ整備はアベノミクスの柱の一部。
「もっともらしい」人選ではある。
気になったのは16時過ぎの米ベンチャー「スペースX」のマスクCEOとの会談。
宇宙関連予算は来年度確か5000億円程度が想定されている。
となると、アベノミクスの一部はスペースファンタジーになるのかも知れない。
先週末からのセック(3741)の株価の上昇を見るとそんな気がしてきた。
米長期金利の上昇→米景気好調の裏返し→株高。
これが常識的シナリオ。
しかし・・・。
米長期金利の上昇→金融引き締めへの布石→株安。
これが、支配的なシナリオ。
雇用統計が悪ければ、金融緩和が続き、利上げも遠のき株高。
この異端のシナリオよりは常識的なシナリオを用いたいところ。
日経平均の日足は陰線が5日連続で五陰連。
酒田五法の「売りシグナル」との声も聞こえてはくるのだが・・・。
せめて今日は陽線でというのが願い。
<10日の相場展望>
10日の日経平均株価は3日ぶりに反落スタート。
日経平均株価の予想レンジは15600円−15750円。
今週末に株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出を控えているため、持ち高整理の動きも出ているようだ。SQ前の水曜日は荒れやすいとのアノマリーも気になるところ。
内閣府が発表した7月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶、電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比3.5%増の7717億円だった。プラスは2カ月連続。事前の市場予想は4.0%増で、ほぼ市場予想通りの結果だった。市場では、「前月が8.8%増だったため反動が出たといえるが、4%増付近であれば株価への影響はほとんどない」との声があり、直接的な売買材料にはなっていないようだ。
9日時点の推計で、「日経平均株価」の裁定取引関連で採用1銘柄あたり売り買いそれぞれ370万株程度と見込まれている。差し引きでは売り買いが均衡し、相場の変動要因にはならないとの見通しもある。ただ、算出に向けた投機的な売買を警戒し、個人投資家などが保有する現物株をいったん整理する目的で売る動きも見られる。
メドピア(6095)が動意。明日は、ジャパンインベストメントアドバイザー(7172)がマザーズ市場へ上場する予定。約1ヵ月半ぶりにIPOが再開するため、直近IPO銘柄には見直しの動きが向かっているようだ。
昨日のNYダウは97ドル安の17013ドルと反落。
NASDAQは40ポイント安の4552ポイント。
S&P500は13ポイント安の1988ポイント。
ダウ輸送株指数は59ポイント安の8514ポイント。
長期債利回りの上昇とアップル株の下落が重石との解釈。
もっとも新型i−Phoenを発表もあり同社株は一時5%近く上昇した。
10年国債利回りは2.50%。
ドル円は106.19円。
CME円建ては大証比80円安の15670円。
ドル建ては大証比80ポイント安の15670ポイント。
3市場の売買高は約57億株と拡大。
非公式外資系動向は、880万株売り/1060万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは小売・化学・輸送用機器・陸運・精密・ゴム・セクターなど。
買いは機械・小売・鉄鋼セクターなど。
売買交錯は金属・電機・銀行・自動車・薬品セクターなど。
225先物は、野村・みずほ・HSBC・日興・三菱が買い越し。
GS・UBS・ニューエッジ・大和・クレディ・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・日興・三菱・大和・メリル・ソジェン・ドイツが買い越し。
野・JP・モルスタ・シティ・GS・UBS・ニューエッジが売り越し。
外資系等は、良品計画(7453)、三菱ケミ(4188)、ヤクルト(2267)、
触媒(4114)、日立金(5486)、レオパレス(8848)、H2O(8242)、
西武(9024)に注目。
テクニカル的には、飛島(1805)、錢高(1811)、佐田建(1826)、浅沼(1852)、東亜建(1885)、若築(1888)、五洋(1893)、ライト工(1926)、北陸電工(1930)、中電工(1941)、きんでん(1944)、住友電設(1949)、九電工(1959)、三機工(1961)、パソナ(2168)、アイロム(2372)、サカイオーベ(3408)、SUMCO(3436)、ブレイン(3655)、イーブック(3658)、enish(3667)、レンゴー(3941)、チタン工(4098)、三井化(4183)、旭有機材(4216)、カーリット(4275)、東邦シ(4333)、一工薬(4461)、サカタイ(4633)、東京個別(4745)、MARUWA(5344)、ヨータイ(5357)、神戸鋼(5406)、大チタ(5726)、タツタ(5809)、平河(5821)、高周波(5976)、島精機(6222)、日製樹脂(6293)、日精工(6471)、不二越(6474)、THK(6481)、三菱電(6503)、日立工(6581)、エプソン(6724)、ティアック(6803)、スミダ(6817)、新日本無(6911)、佐世保(7007)、IHI(7013)、名村(7014)、サノヤス(7022)、FPG(7148)、フタバ(7241)、市光(7244)、プレス工(7246)、豊田合成(7282)、タカタ(7312)、東京精密(7729)、山陽商会(8011)、西華産(8061)、GSIク(8101)、ジャックス(8584)、M2J(8728)、T&D(8795)、空港施設(8864)、ハマキョウ(9037)、ソフトバンク(9984)が動兆。
<信用取引規制関係>
■東証、ITメディア株、カーチスHD株を日々公表銘柄に指定 10日から。
■東証、タイセイ株を貸借銘柄に選定
17日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
■東証、ADプラズマ株の日々公表銘柄指定を解除 9日付。
■福証、タイセイ株を貸借銘柄に選定 17日売買分から。
■日証金、Tホライゾン株の貸借取引で申込停止措置
制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。
弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きは除く。9日午後立会約定分から。
▽空売り比率=29.5%(東証、9日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
Eストアー 6万株、6300万円
▼立合外分売
岡野バルブ製造 10日に346円で79万株
<予定>
■国内(10日)
8月国内企業物価指数(8:50)
7月機械受注(8:50)
《決算発表》
イーブック、神島化、DR.シーラボ、サムコ、シーシーエス、コーセル、オーエムツ
■海外(10日)
世界経済フォーラム、夏季ダボス会議(〜12日、天津)
仏7月鉱工業生産(15:45)
トルコ4-6月期GDP(16:00)
米7月卸売在庫(23:00)
米10年国債入札
休場:韓国
<9日の相場概況>
9日の日経平均株価は前日比44円04銭高の1万5749円15銭と続伸。
日経平均先物が強含んだ流れを受け、買いが先行した。戻り歩調となった、
買い一巡後は、しばらく小幅もみ合いが続いていたが、次第に利益確定売りに抑えられ、引けにかけて上値の重い展開となった。
国内景気の弱含みに対する懸念は依然として強く、相場の上値を抑えている。
8日発表の4〜6月期国内総生産(GDP)確報値が速報値から下方修正されたことなどから、国内景気の先行きに警戒感が広がっているのが背景。
8月の消費動向調査の結果を公表した。消費者心理を示す一般世帯の消費者態度指数(季節調整値)は前月比0.3ポイント低い41.2だった。内閣府は消費者心理の基調判断を「持ち直している」から「持ち直しのテンポが緩やかになっている」に下方修正した。
発表を受けて売りが急増する展開にはならなかった。
東証1部の出来高は18億9690万株、売買代金は1兆7629億円。騰落銘柄数は値上がり660銘柄、値下がり1017銘柄、変わらず146銘柄。
東証株価指数(TOPIX)も続伸。終値は前日比0.98ポイント高の1299.62だった。
個別銘柄ではソフトバンクが4%超上昇し、1銘柄で日経平均を40円程度押し上げた。
輸出関連株も買われ、第一生命など保険株も高い。
東証2部株価指数は3日続伸した。
終値
日経平均株価
15,749.15
44.04
日経平均先物
15,750.00
30
TOPIX
1,299.62
0.98
TOPIX先物
1,299.50
1
東証2部指数
4,148.84
5.39
JASDAQ
2,320.30
-1.11
マザーズ
951.77
-8.91
出来高
東証1部
1,896,900
1,762,908
東証2部
256,740
82,120
<アフターランチ>
「硬式庭球」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
「好きよ好きよキャプテン
テニス焼けの笑顔
遠い街へ行ってもう帰らないの♪」。
1975年=昭和50年頃に流行った曲。
フラッシングメドウでのテニス全米オープンの俄かテニス人気でふと脳裏に浮かびました。
おじさんやおばさん連中の記憶の彼方にあるのは当時のテニスブーム。
猫も杓子もどういう訳かテニスルックばかり。
テニスをする訳でもないのに、テニスバッグを抱えて大学へ通った人も多かったでしょう。
テニスをする訳でもないのに、フレッドベリーの白いポロシャツを着た人も多かったでしょう。
この国では珍しいことに、あのテニスブームは団塊ではなく、
アフター団塊主導でのブームだったのではないでしょうか。
団塊世代が荒らしてくれたキャンパスを綺麗に飾るための
一つのツールだったような気がします。
記憶をたどれば、今では考えられないことですが入学試験会場は機動隊に囲まれた厳重な警備。
入学直後には今はもう聞くこともない「内ゲバ」での争い。
あの荒廃したモードを一気に打ち消してくれたのがテニスブームだったようにも思えます。
そういえば・・・。
90年代にアメリカに出張した時には、わざわざUSオープンの会場まで行きましたから
結構テニスに思い入れがあったのかも知れません。
自由が丘のセントクリストファーなんかも記憶をよぎります。
最近ではゴルフコースでテニスから転向したおじさんおばさんをよく見かけます。
体力的にどちらが楽かと言えば当然ゴルフ。
還暦を過ぎて現役でテニスをプレイしている方は尊敬したいものです。
と、テニス追憶は別にして、生々しい株式市場。
約6年ぶりのドル円106円台。
CMEの戻りは15800円台。
9月3日の高値が15829円ですからそう驚くべきことでもないのですが、
どことなく明るそうな火曜日。
スーパームーン当日、そして重陽の節句当日なんですから、
マーケットの神様も少しは微笑んでくれても良いでしょう。
5日、25日、100日、200日と移動平均線は15000円台に入ってきました。
日々の動きでは右往左往で気が付きませんが、遅々としながらも罫線は右肩上がり。
かすかな温もりがでてきました。
ふと足を止めてあるいは指を止めて相場とポートフォリオの来し方行く末をじっと考える
秋の一日があっても悪くはないでしょう。
<兜町カタリスト>
「サイクル」
物色対象の変化をこなしながら上値を追いかけるという思考法。
ローテーションバイイングとも言う。
大型株セクター→小型株セクター。
バリューセクター→グロースセクター。
同じものをいつまでも買うという思考は向こうにもこちらにも希薄ではある。
あるいはジム・クレイマー氏が唱えるセクターローテーション。
相場サイクルとトレーディングサイクルとも表現されている。
例えば・・・。
GDP3%
↓
GDP2%=高PER銘柄買い、銀行・ノンバンク買い
↓
GDP1%=小売流通買い、住宅関連買い
↓
GDP0%=自動車買い
↓
GDPマイナス1%=低PERハイテク買い
↓
GDP0%
↓
GDP1%=紙・パ、化学買い
↓
GDP2%=医薬品・スーパー売り
↓
GDP3%=重厚長大銘柄買い
↓
GDP4%=金融・小売・住宅・自動車売り、鉱山買い
↓
GDP4%=紙・パ売り、医薬品スーパー買い
↓
GDP3%=重厚長大銘柄売り
↓
GDP2%=金属、鉱山売り
景気の局面ごとに業種セクターを選んで他の業種や銘柄から乗り換える方法。
常に高いパフォーマンスを得ようとする姿勢になる。
★景気回復の初期拡大期=資本財需要大
機械・鉄鋼・化学・ハイテクセクター
★成熟期
自動車・家電・百貨店など消費関連、銀行・保険・不動産などの金利敏感関連
★景気の減速局面
医療・食品・小売などディフェンシブセクター
この輪廻転生で回ってくれれば苦労はしないのだが・・・。
もう一つ忘れがちなのは「買う」ための「売り」。
特に大型IPOの時には資金手当てのための売りが出る。
しかし、投資マネーが無限にあると錯覚しているマスコミ論調はここに触れない。
要は反対売買なのだが、ここがアンタッチャブルの印象。
業績が良くたって株は売られるし、新製品が売れていても株は売られることがある。
多分多くの経済学者は理解不能に陥るに違いない。
人は「儲かりそうな」印象を醸し出しているところにお金を出していくもの。
この「儲かりそうな」と「儲かる」は大きな違いではある。
その意味では業績や経済指標を読むよりは、心理を読んだ方が良さそうなのが株式市場。
《兜町ポエム》
「先物」(花嫁)
先物は夜汽車に乗って
動いていくの
為替のチャートを胸に
世界の街へ
命かけて買った
高値結ばれる
渡れない板があっても
相場に誓うの
小さなチャートにつめた
個別材料は
日経の朝刊に咲いてた
活字の花束
命かけて買った
高値結ばれる
何もかも賭けた銘柄
CMEに乗って
<9日の相場展望>
9日の日経平均株価は続伸スタート。
輸出関連株への業績回復期待が高まり、朝方の東京市場は買い先行で始まる。
日経平均株価の予想レンジは15750円−15850円。
日銀は8月7〜8日に開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表したが、今のところ相場への影響は限られている。
日経平均は9月3日に付けた高値(15829円)をが上値メドとして意識される水準か。
週末にはSQを控え、手掛けづらい状況が継続するなか、材料株物色の展開予想、バイオ関連に注目する。
また、9日の米国ではアップルの新製品発表会が予定されており、電子部品株などへの関心も高まりそうだ。
昨日のNYダウはまちまち。日本の4-6月期GDP下方修正や、スコットランド独立を巡る不透明感で、対円や対ポンドでドル高が進行したことが嫌気され売りが先行した。原油価格の下落を受けてエネルギー関連にも売りが広がった。
9日の東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り780万株、買い960万株で、差し引き180万株の買い越し。買い越しは5営業日連続。金額(6社ベース)も買い越し。売りセクターに、ガラス、電機、その他製品、サービス、情報通信、建設、化学、薬品、食品、小売など。買いセクターに、金属、輸送用機器、銀行、小売、薬品、機械、電機、情報通信、食品、自動車、ゴムなどという。
■東証、鉱研工業株、イーター電機株の日々公表銘柄指定を解除 8日付。
■東証、サイバーリン株、トリケミカル株、長野日無株を日々公表銘柄に指定 9日から。
■東証、制限値幅の拡大を解除 アマガサ株、ウインテスト株を9日から。
■東証、アスカネット株、ビーマップ株の信用取引に関する臨時措置を解除 9日売買分から。
日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる増担保金徴収措置を解除。
■日証金、貸借取引で注意喚起 8日付。
対象は、日清粉G、成学社、キューブシス、ティア、キーコーヒー、カネ美食品、JALUX、ダイショー、日ダイナミク、WOWOW、ハーバー研、オイレス、コロムビア、アトム、アズワン、ワタミ、マルシェ、ゼンショHD、コロワイド、SHO―BI、OUGHD、サンリオ、モスフード、木曽路、サトRS、ヤオコー、Aクリエイト、富士急、西武HD、南海電、名鉄、山陽電、共立メンテ、元気寿司、グルメ杵屋、サガミ、東京デリカ
◎新規上場=〔東証マザーズ〕ジャパンインベストメントアドバイザー(7172、JIA、金融・保険)は11日
▽指定変更=〔東証2部〕ウインPは16日から1部
▽空売り比率=29.7%(東証、8日)
【8日の相場表変更】
▽指定変更=〔東2→東1〕ID(情報・通信)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
ユタカフーズ 240万株、44億4000万円
学情 20万株、3億円
<予定>
■国内(9日)
7月第三次産業活動指数(8:50)
8月マネーストック(8:50)
8月消費動向調査(14:00)
8月工作機械受注速報値(15:00)
30年国債入札
8月7・8日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨
《決算発表》
サーラ住宅、アヲハタ、トーエル、菊池製作、テックファーム、ビットアイル、イハラケミカル、日ビュホテル、トミタ電機
■海外(9日)
仏7月貿易収支(15:45)
南ア4-6月期経常収支(17:00)
台湾8月貿易収支(17:00)
英7月鉱工業生産(17:30)
カナダ8月住宅着工件数(21:15)
メキシコ8月消費者物価(22:00)
米3年国債入札
《イベント》
米アップル社「新型iPhone」発表イベント開催予定
休場:香港(中秋節振替)、韓国
<8日の相場概況>
8日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発した。
終値は前週末5日と比べ36円43銭高の1万5705円11銭だった。
4〜6月期の国内総生産(GDP)改定値が速報段階から下方修正された。景気の先行きに対する不透明感から日経平均は下落に転じる場面があるなど上値は重かった。
市場からは「ここのところSQ(特別算出指数)を前にして、指数が下がっていく傾向が続いている。アジア市場が休場であることに加え、短期筋の動きへの警戒感もあり、手掛けにくい状況にある」との声が上がっている。
先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えるなか、積極的には手掛けづらいところでもあり、後場の日経平均は膠着感の強い展開。個人主体の個別株物色は活発であり、値動きの軽いテーマ銘柄などでの短期値幅取りが物色の中心だった。
東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反発し、前週末比5.43ポイント高の1298.64で引けた。
東証1部の売買高は17億7744万株、売買代金は1兆5240億円、東証1部の値上がり銘柄数は全体の7割近い1272、値下がり銘柄数は455、変わらずは96だった。
終値
日経平均株価
15,705.11
+36.43
日経平均先物
15,720.00
+30.00
TOPIX
1,298.64
+5.43
TOPIX先物
1,298.50
+2.50
東証2部指数
4,143.45
+5.62
JASDAQ
2,321.41
+3.44
マザーズ
960.68
+14.58
<アフターランチ>
「季節感」
4〜6月の実質GDPは年率換算マイナス7.1%に下方修正。
駆け込み需要を先取りした1〜3月がプラス6.7%とはいえ、やはり悪化感は否めない。
それでも消費税を上げるのかどうか。
「見送り」とか「1%ずつ」なんて指摘も昨年と同じように聞かれる。
それでも昨年は聞く耳がなかった。
今年は聞くのかどうか。
日経では西郷南州翁の「天を相手にせよ」との言葉が紹介されている。
天ではなく今年は民の声を相手にして欲しいところ。
蝉時雨は消え、今はコオロギの大合唱。
そのうち何の声もしなくなり、静かになるのが季節感ではあるが・・・。
調べていたら内閣支持率と株価のアノマリーというのもあった。
01年4月以降の80回の世論調査を対象にして、調査日と10日後を比較している。
支持率が40%以上だったのは60回。
うち39回で日経平均株価は上昇し上昇確率65%。
支持率50%以上にだと上昇確率68%。
逆に40%未満では20回中9回の上昇で上昇確率45%。
ということは・・・。
今回の内閣支持率調査の60%というのは限りなく上昇の可能性が高いことになる。
因みに調査日は9月3日。
日経平均株価は15728円。
今のところ下回っているが、さて10日後の9月17日は?というところ。
もっとも・・・。
SQまでの月初は高く、それ以降中旬は中弛みというのが最近の傾向でもある。
課題はいつもSQに向けて戦ってきた売り方の作為があるのかどうか。
何とかSQ値を下げてきたが今回もそうなのかどうか。
逆にオプションで戦っている向きの反逆があるのかどうか。
15375プットの売りや16250のコールの買い。
相場が大きく動くことが大前提なのだろうが。
《兜町ポエム》
「鉄腕相場」
高値越えてラララ雲の彼方
行くぞトヨタ材料の限り
株価やさしラララ自動車セクター
10万馬力だ東京市場
耳をすませラララ目をみはれ
そうだソニー油断をするな
目先正しラララハイテクセクター
科学の威力さ東京市場
兜町にラララ海の底に
今日もセコム人間守って
心弾むラララ科学の子
みんなの友達東京市場
<兜町カタリスト>
「満月」
雇用統計通過。
8月の米非農業部門雇用者数は14.2万人増で着地。
市場予想の22.5万人増を下回った。
失業率は6.1%で予想通りで着地。
週平均労働時間は34.5時間で前月比変わらず。
製造業残業時間は3.4時間で同変わらず。
時間当たり賃金は24.54ドルで前月の24.47ドルより上昇。
小売業のマイナスと人材派遣の増加が目だった。
アナリストのコメントは「今年最小の雇用の伸びで、悪い意味でのサプライズ。
本当にネガティブな内容だが、それにもかかわらず経済は改善を続けている。
これは株式にとっては素晴らしい環境だ。
イエレンFRB議長が時期尚早に引き金を引くことはないだろう。
各国中銀はインフレ阻止よりもリセッション阻止に注意を払っており、
これは株式にとって絶好の環境だ」。
経済指標が悪くても金融緩和の続行や利上げの延期の方向性の方が好材料との解釈。
どこか本筋を離れているが、それでも誰も異を唱えないのが市場。
もっとも・・・。
ウクライナは停戦合意。
中国経済は減速ながらも「シャドーバンキング」懸念は見えないフリ。
国内では法人税減税に消費税と税問題でまずは経済と対峙。
金曜の9時過ぎに麻生財務相が首相の私邸を訪れたのは何のためだったのだろうか。
「株価連動政権2.0」という評価はなかなか秀逸。
日経平均225種の定期入れ換えは、採用も除外もなし。
225かは手を抜いて、先物市場新設予定のJPX400に注力ということだろうか。
自然界では満月、それも中秋の名月の日。
南の会場の台風が邪魔しそうではあるが・・・。
そして明日は重陽の節句とスーパームーン。
大きさ15%、明るさ30%増しとの観測。
セーラームーンでも出てきて市場も照らして欲しいものだが・・・。
語呂あわせなら当然ムーンバット(8115)だろうか。
月島機械(6332)もあるが指月電機(6994)では弱すぎる。
残念ながらムーンスターは非上場。
日新製鋼(5413)の社章は「月星印」だが・・・。
週末発表されたカナモト(9678)の第3四半期決算。
売上高926億円、営業利益128億円、経常利益124億円、純利益71億円。
因みに通期見通し。
売上高1226億円、営業利益160億円、経常利益155億円、純利益77億円。
進捗率は売上高75%、営業利益80%、経常利益80%、純利益92%。
因みに前年同期比では売上高15.4%増、営業利益52.4%増、経常利益49.4%増。
純利益は52.9%増。
ほぼ5割の増収増益というのは順調な推移だが、それでも上方修正はなかった。
株価はウリ気配スタート。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
エニグモ(3665)・・・動兆
エニグモに注目する。
同社は通販サイト「バイマ」の運営が中核。
登録会員数は200万人を突破し業績は好調。
スマホの拡大は追い風。
電子書籍関連に期待感
<8日の相場展望>
8日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発して始まった。
日経平均株価の予想レンジは15600円−15800円。
8月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数の増加幅が市場予想を大きく下回ったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)による早期の利上げ観測がやや後退。緩和的な金融政策が長引くとの思惑が米株式相場を下支えした。この流れを受けて、日本株にも買いが先行した。
しかし国内景気への不安が相場の重荷になった。4〜6月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比年率7.1%減と市場予想(7.0%減)をやや下回った。設備投資や個人消費がやや下方修正される一方で、民間在庫は増加。市場では「内容的にもやや不安が残る」との声があり下げる場面があった。
週初ということもあってそれほど激しい値動きにはならないとみる。日経平均は短期的な下値支持線とみられる5日線(15643円)を意識した展開となりそうだ。
週末NYダウは67ドル高の17137ドルと3日ぶりの反発。
NASDAQは20ポイント高の4582ポイント。
S&P500は10ポイント高の2007ポイントと終値ベースの最高値を更新。
ダウ輸送株指数は52ポイント高の8601ポイント。
週間ではダウ、S&P500が0.2%高、NASDAQが0.06%高。
10年国債利回りは2.45%。
ドル円は105.10円。
CME円建ては大証比5円安の15685円。
ドル建ては大証比5ポイント安の15685ポイント。
3市場の売買高は約52億株。
非公式外資系動向は、740万株売り/930万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは食品・ガラス・化学・保険・薬品セクターなど。
買いは銀行・サービス・機械・輸送用機器セクターなど。
売買交錯は金属・電機・情報通信・小売・自動車・建設・ゴムセクターなど。
225先物は、ソジェン・メリル・三菱・日興・アムロが買い越し。
ニューエッジ・シティ・みずほ・GS・モルスタ・野村が売り越し。
TOPIX先物はみずほ・野村・UBS・ソジェン・アムロが買い越し。
JP・クレディ・ドイツ・バークレイズ・GS・モルスタ・ニューエッジが売り越し。
外資系等は、KDDI(9433)、荏原(6361)、スタンレー(6923)、
小糸(7276)、東京製鐵(5423)、日立ハイテク(8036)に注目。
テクニカル的には、三機工(1961)、帝国繊維(3302)、SUMCO(3436)、
堺化学(4078)、旭有機(4216)、大幸薬(4574)、アキレス(5142)、
三谷セ(5273)、別子(5713)、滝澤(6121)、津田駒(6217)、
シンニッタン(6319)、芝浦メカ(6590)、ローランドDG(6789)、
古野(6814)、ユニデン(6815)、船井電(6839)、横河(6841)、
東亜(6848)、ファナック(6954)、佐世保(7007)、
ニチユ(7105)、市光(7244)、タカタ(7312)、タカラトミー(7867)、
あおぞら(8304)、マネースク((8728)、ダイビル(8806)、
東祥(8920)、空港ビル(9706)、東京デリ(9990)が動兆。
<信用取引規制関係>
■東証、DWTI株の日々公表銘柄指定を解除 5日付。
■東証、朝日ラバー株、TOREX株、大泉製株、マネパG株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を8日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
■東証、制限値幅を拡大 アマガサ株を上限のみ600円に、ウインテスト株を上限のみ200円に拡大。8日に実施。
■東証、ケーエフシー株、アテクト株、アイサンテク株を日々公表銘柄に指定 8日から。
■東証、日立マクセル株、AGCap株を貸借銘柄に選定 12日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
■日証金、マネパG株の貸借取引で申込停止措置 制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。
弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きは除く。8日約定分から。
▽空売り比率=28.4%(東証、5日)
【5日の相場表変更】
▽指定変更=〔東2→東1〕橋本総業(商業)〔東証マザーズ→東1〕サイバー(サービス)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
ケア21 10万株、2億5000万円
きちり 15万株、1億円
永谷園 10万株、1億740万円
▼ストックオプション
日本駐車場開発 本体と関係会社の取締役と従業員が対象。上限は300万株
アイ・ピー・エス 本体の従業員、顧問と社外協力者が対象。上限は3万株
<予定>
■8(月)
【国内】
7月国際収支(8:50)
4-6月期GDP改定値(8:50)
8月景気ウォッチャー調査
《決算発表》
Bガレージ、アルトナー、学情、ストリーム、アールエイジ、ADR、ミライアル、萩原工業、トーホー、スバル興、きんえい
【海外】
中国8月貿易収支
独7月貿易・経常収支(15:00)
トルコ7月鉱工業生産(16:00)
休場:上海(中秋節)、台湾、韓国
<5日の相場概況>
5日の日経平均株価は小幅に続落した。
終値は前日比7円50銭安の1万5668円68銭だった。
欧州中央銀行(ECB)は4日の定例理事会で、大方の市場予想に反して政策金利の引き下げと、銀行の融資債権を証券化した「資産担保証券(ABS)」の買い入れを10月から実施することを決めた。この決定を受け、円相場が対ドルで1ドル=105円台後半と5年11カ月ぶりの安値を付けた。
輸出関連銘柄の業績向上期待を誘ったことから、日経平均は前日比の上げ幅が100円を超えて始まった。
だが、取引時間中は円安基調に一服感が広がり、株価も次第にさえない展開となった。
今晩には市場関係者の注目度が高い8月の米雇用統計の発表が控え、利益確定売りが徐々に広がった。
市場では「安倍内閣の改造で年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用改革期待は引き続き高まっており、株価が下げる場面では押し目買いの動きが根強い」との指摘もあった。
東証株価指数(TOPIX)も続落し、終値は前日比3.18ポイント安の1293.21だった。
東証1部の売買代金は1兆6980億円と、2兆円を2日連続で下回った。売買高は20億2682万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1044、値上がり銘柄数は603、変わらずは175だった。
東証2部株価指数は3日ぶりに反発した。
個別銘柄では、日経平均が下げに転じる中、調整が続いているミクシィ(2121)などゲーム関連の一角への物色がみられていた。
来週は週末にメジャーSQを控えていることもあって、中小型株や材料系の銘柄にシフトしやすいだろう。
?
寄値
高値
安値
終値
前日比
日経平均
15792.64
15792.64
15641.37
15668.68
-7.50
日経平均先物
15670
15800
15610
15690
30
TOPIX
1303.91
1303.96
1290.78
1293.21
-3.18
TOPIX先物
1296.5
1305.5
1290.5
1296
0.5
東証2部指数
4145.19
4154.44
4127.54
4137.83
2.24
ジャスダック平均
2323.47
2324.34
2307.04
2317.97
-1.78
マザーズ指数
947.06
948.24
929.48
946.1
3.41
<兜町カタリスト>
「アレコレ」
1年経つと忘れるが、一応9月のアノマリーというのもある。
↓
外国ヘッジファンドの利益確定売りが多い。
日経平均株価採用銘柄定期見直し。
21日ぐらいから高配当銘柄狙い。
22日から上がりやすい。
25日前後の配当落ち日から月末までディラーは持ち株が無く需給はよい。
下げても売る現物がないので下げにくい。
中秋節以降は上がりやすい。
借株の返却(空売りの買い戻し)がある。
13日前後に下げたときに買い15日に売るシナリオもあり。
経済学者のジョークと言うのが結構多い。
↓
○面接官が数学者を呼んで尋ねた。
「2たす2はいくつ?」。
数学者は答えた。
「4です」。
面接官は「ほんとに4なの?」と尋ねた。
数学者は面接官の顔を信じられないように見つめて言った。
「えぇ。絶対に4です」。
次に面接官は会計士を呼んで同じ質問をした。
「2たす2はいくつ?」。
会計士は「平均的に言うとですね、4です。
まあプラマイ10%の誤差がありますが、平均的には4になります」。
続いて面接官は経済学者を呼んで同じ質問をした。
「2たす2はいくつ?」。
経済学者は起立をして、ドアに鍵をかけ、びしっと閉じてから、
面接官の側に座り、言った。
「あなたはどういう数をお望みですか?」
○経済学者とは自分が何をしゃべってんだか分らず、
その分らないことを相手のせいにする連中である
○経済学者とは、あらゆる物の価格を知っているが、
あらゆる物の価値を知らない者のことである。
○問:神様はどうして経済学者を創造なさったのですか?
答:天気予報官を良く見せるためさ。
感銘を受けた言葉。
↓
「正常な動きが判っていないと、異常な動きも判らない。
異常な動きが判らないと、順張りも逆張りもできない。」
(とある老相場師)
スケジュールを見てみると・・・
5日(金)米雇用統計
週末:安倍首相がスリランカ・バングラディッシュを訪問
8日(月)景気ウォッチャー調査、4〜6月GDP改定値、中国貿易収支
9日(火)マネーストック、アップルi−Phone発表予定、米3年国債入札
10日(水)企業物価指数、機械受注、夏季ダヴォス会議(天津)、米卸売り在庫、米10年国債入札
11日(木)法人企業景気予測調査、都心オフイス空室率、米財政収支、中国生産者・消費者物価、国際捕鯨総会(スロベニア)
12日(金)黒田日銀総裁会見、メジャーSQ、米小売売上高、ミシガン大学消費者信頼感
<5日の相場展望>
5日の日経平均株価は反発スタート。
朝方の東京外国為替市場で、円の対ドル相場が1ドル=105円台後半と5年11カ月ぶりの安値を付けたことが輸出関連銘柄の買いを誘い、相場全体の追い風となっている。輸送用機器など輸出関連、非鉄金属など素材関連、金融や建設株などが幅広く高い。
前日に欧州中央銀行(ECB)が追加的な金融緩和に踏み切り、欧州株が軒並み高となったことも買い安心感につながっているようだ。半面、日本時間5日夜に8月の米雇用統計の発表を控えているため、買い一巡後は上値がやや重くなっている。
日経平均株価の予想レンジは15650円−15850円。5日線(15594円)、転換線(15592円)などが下値のサポートになる。25日線(15403円)の上昇の鈍さなどが上値を抑える要因になるが、来週からは上昇基調が続く5日線をサポートに一段高につながるかが焦点となる。7/31の取引時間中に付けた高値(15759円)を上回ったことで、次のターゲットは昨年5月高値(15942円)や昨年12月高値(16320円)となる
ECBが4日の定例理事会で、大方の市場予想に反し、政策金利の引き下げと、銀行の融資債権を証券化した「資産担保証券(ABS)」の買い入れを10月から実施することを決めた。この決定を受けて外国為替市場ではユーロ安・ドル高が進み、円相場はドル高を受けて円安が進行。円は対ドルで一時1ドル=105円71銭付近に下落し、今年の最安値である1月2日に付けた105円45銭を下回り、2008年10月3日以来の安値水準で推移している。
5日の主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り880万株、買い1410万株で、差し引き530万株の買い越し。買い越しは3営業日連続。金額(6社ベース)も買い越し。
売りセクターに、化学、商社、建設、電気機器、銀行、医薬品、食品、不動産、保険、その他製品など。
買いセクターに、電気機器、情報通信、輸送用機器、保険、その他金融、鉄鋼、非鉄金属、電力、機械、証券商品先物、建設、医薬品など。
<信用取引関係規制>
■東証、沖電線、ダイヤ通商株の日々公表銘柄指定を解除 4日付。
■東証、エルミック、マネパG株を日々公表銘柄に指定 5日から。
■日証金、マネパG株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。4日付。
■指定変更=〔東証2部〕不二電機、ウチヤマHDは11日から1部
▽空売り比率=29.1%(東証、4日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
コモ 15万5000株、3億783万円
<予定>
■国内(5日)
9月金融経済月報(14:00)
7月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
カナモト、ベルグアース、COOK、日駐、ケア21、アスカネット、クリムゾン、ティーライフ、山岡家、日東網、ポールHD、ソフトウェアサー、アイル、イムラ封筒、ユークス、共和工業、OSGコーポ、エイケン工業、ハイレックス、フジコーポ、トップカルチャ、マツモト、シーイーシー、丹青社
■海外(5日)
台湾8月消費者物価(9:30)
フィリピン8月消費者物価(10:00)
独7月消費者信頼感(15:45)
ブラジル8月消費者物価(21:00)
カナダ8月失業率(21:30)
米8月雇用統計(21:30)
メキシコ8月消費者信頼感(22:00)
メキシコ中銀金融政策決定会合(23:00)
<4日の相場概況>
4日の日経平均株価は4営業日ぶりに反落。
終値は前日比52円17銭安の1万5676円18銭だった。
前日に7カ月ぶり高値を付けていたことから、目先の利益確定売りが先行。売り一巡後は、押し目買いから一時プラス圏に転じる場面もあったが、引き続き利食い売りが上値を抑制する展開だった。
日銀の決定が想定通りだったこともあり、押し目買いで下げ渋った。
きょう夜に欧州中央銀行(ECB)理事会、あす夜に8月の米雇用統計の発表などを控えて投資家が積極的な売買を手控え、東証1部の売買代金は1兆7404億円と2兆円を再び下回った。
東証1部の値下がり銘柄数は1287と全体の7割に達した。一方、「値がさ株の多い日経平均225銘柄の材料株にはしっかりとした買いも入り、株価の底堅さに寄与した」との指摘が聞かれた。
東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反落した。
東証1部の売買高は21億235万株。東証1部の値上がり銘柄数は403、変わらずは130だった。
個別銘柄では、ファストリや住友鉱は買われ、古河池やマネパG、トヨタも高かった。
サイバエージ(4751)やフリークアウト(6094)などが堅調。また、アクロディア(3823)やメドピア(6095)などが大幅高となった。
東証2部株価指数は続落。
<アフターランチ>
「大事なこと」
9月アノマリーの一つ。
第1週の株価がそのまま月間のパフォーマンスと一致する。
つまり第1週が高ければ9月は高いということ。
過去10年を振り返ってみると・・・。
2013年第1週プラス3.52%→月間プラス7.96%。
2012年プラス0.35%→プラス0.34%。
2011年マイナス0.04%→マイナス2.84%。
2010年プラス3.28%→プラス6.17%。
2009年マイナス2.91%→マイナス3.52%。
2008年マイナス6.58%→マイナス13.86%。
2007年マイナス2.69%→プラス1.30%。
2006年マイナス0.04%→マイナス0.08%。
2005年プラス1.50%→プラス9.35%。
2004年マイナス0.53%→マイナス2.33%。
先週末の日経IRフェア。
多くの企業が参加されていた。
興味深いのは出展前の株価と出展後の株価。
特に小型銘柄だと上昇例が多い。
例えばキューブシステム(2335)は先週金曜1005円→1300円
パンチ工業(6165):1204円→1343円
乃村工藝社(9716):966円→1025円
フマキラー(4998):350円→490円
ヒューリック(3009):1180円→1246円
オカダアイヨン(6294):1021円→1140円
トプコン(7732円):2429円→2535円
声の大きさを競って注文を早く処理していたのが大昔の株式市場。
指の動きを競ってそうしていたのが少し前の株式市場。
今は機械のスピードを競っている。
確かにHFT取引で異常に負けないファンドもひとつはあった。
しかしHFTを使っているファンドが皆儲かっているかというとそうでもない。
ここが不思議なところ。
内閣改造にからんで市場はまた床屋政談。
人事が好きな人種は多いが、だからといってそれで市場が拡大する訳ではない。
除目の時期に騒いだ昔の貴族と変わりない人種。
企業人経験がそういう風潮を増加させるのだろうが、ほとんど時間の無駄にしか見えない。
あるいは、そんなことにかまけていると事の本質は見失いそう。
イベントドリブンファンドというんは確かにあるし、株価に影響もする。
しかし大事なことは、単なるスケジュールの消化的解釈ではない。
あるいは、罫線の紙芝居的解釈でもない。
現実の企業活動と霞ヶ関の方向性の解釈だと思うのだが・・・。
大引け後はラジオNIKKEI「投資知識研究所」。
その後明日のバトルの収録。
明日は朝から静岡・三島へ遠征。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「アベえもん」。
GPIF運用増えたらいいな
あんな夢こんな夢いっぱいあるけど
みんなみんなみんな叶えてくれる
不思議な政策で叶えてくれる
出来れば消費税上げないで
「ハイ!内閣改造」
アンアンアンとっても大好きアベノミクス
雇用回復インフラに投資
あんなことこんなこと大変だけれど
みんなみんなみんな助けてくれる
便利なお金で助けてくれる
追加の緩和で援軍だ
「ソレ!1万円札」
アンアンアンとっても大好き日銀さん
<カタリストコメント>
「背景」
昨日の東証一部の売買代金は2兆688億円。
8月8日以来2兆円超えとなった。
一方で東証2部指数の連騰記録は15日で途絶えた。
東証2部指数が9連騰以上したのは2010年12月以降今回以外で9回。
連騰記録が途絶えたあとの日経平均の5日間の騰落はよくないという。
アノマリーを打ち消してきた相場だけに踏襲はしてほしくないもの。
もっともJPX400は順調の年初来高値を更新。
日経平均と主役交代しても良いような気がするし、まだ先物市場がないだけにマトモな推移。
11月に先物が始まるとおかしくなるのかも知れないが・・・。
このところの上昇はアベノミクス再評価という声も聞かれた。
塩崎氏が年金運用の積極論者だからという解釈も聞かれた。
円安トレンドはそれに拍車をかけた面もあろう。
15375円のプットオプションの売りは完全に儲けとなった。
今週は16250円程度のコールの買いが目立ったという指摘もある。
ただ、考えてみるとどうも事の真実はソコではないような気もする。
地政学的にみれば一番大きかったのはインドのモディ首相の来日と親密感ではなかろうか。
中国を挟んで立地するインドと日本。
経済的な結合の高まりは地政学的には中国にとっては楽しくはない。
伏線は福田元首相と習氏の会談にもあったと思われるが、中国の対日感の軟化は予測できる。
となると東太平洋の地政学は比較的安定する。
どうもこれが背景であるような気がしてならない。
援軍は8月29日付けのFT紙の社説「安倍首相は軌道から外れるな」。
必要な対策として挙げられたのは・・・。
(1)一段の金融緩和
(2)消費増税の延期
(3)労働市場改革
「今、寄り道をしている余裕はない」というのがFT紙の主張。
海の外から「消費増税の延期」を言われれば相場は間違いなく反応する。
これも大きかった、というのが後講釈。
かつての日英同盟を髣髴とさせるインドと日本。
もっとも歴史的には中国も実は英国の足跡の多い国ではある。
そして英国のヴァージン・アトランティック航空はロンドンー成田便を廃止の方向。
ムンバイやバンクーバー、ケープタウン便も廃止。
大西洋航路に注力するという。
ということは今後は英米関係の強化とも読めるが・・・。
アメリカでなくイギリスを読むことは株式市場にとっても重要なことである。
「ある意味、ロンドンを考えずしてマーケットを語るな」でもある。
信用の評価損率はマイナス6.71%。
松井証券の店内残速報では売り方マイナス13.88%、買い方マイナス4,45%。
売り方マイナス13%は結構キツイ。
裁定買い残はわずか25億円だけ増加して3兆92億円。
空売り比率は27.4%。
来週のメジャーSQに向かっての最終局面。
因みに6月メジャーSQ値は14807円。
3月メジャーSQ値は14429円。
今年1月が15784円、昨年12月メジャーSQ値は15303円。
とりあえずは15000円台のSQ値をキープといったところだろう。
小さな活字だが、覚えておきたいのが「投信資産額首位交代」。
12年間もトップだった国際の「グロソブ」。
フィディリティの「USハイイールド」が抜いたのは今年4月。
9月2日時点の純資産は1兆3174億円。
これを抜いたのは新光の「US−REIT」。
1兆3180億円でトップになった。
当然、円安傾向も追い風なのだろうが債券ではなく不動産という流れが出てきている。
因みに「世界経済フォーラム」の2014年国際競争力ランキング。
1位スイス
2位シンガポール
3位米国
4位フィンランド
5位ドイツ
6位日本
7位香港
8位オランダ
9位英国
10位スウェーデン
26位韓国
28位中国
日本は前年の7位から2年連続上昇し2010年と並ぶ最高順位。
朝方書いた「カタリスト」はメドピア。
東海東京のレーティングとだぶったので止めたが買い気配スタート。
↓
メドピア(6095)・・・IPO銘柄のリバウンド期待
メドピアに注目する。
同社は医師向けコミュニティサイトの運営が中核。
製薬業界のマーケッティング支援などを事業としている。
医療×ITで成長。
6月末時点の会員数は約7万人。
医師の4人に1人が参加していることになる。
業績は堅調。
今9月期は売上高56%増、営業利益151%増、純利益11%増の見通し。
「医療機器掲示板」に期待感。
東海東京の目標株価は8200円。
<4日の相場展望>
日経平均株価は小幅に反落して始まった。
9時40分現在の日経平均株価は、15717.25円(前日比-11.10円)で推移している。
日経平均株価の予想レンジは15600円−15750円。
7/31の取引時間中に付けた高値(15759円)を上回ったことで、次のターゲットは昨年5月高値(15942円)となる。
前日に7カ月ぶり高値を付けたとあって、目先の利益を確定する目的の売りが優勢。ただ、きょうは日欧の金融政策の決定を控えて様子見ムードも強く、売りの勢いも限られている。
25日線が再び上昇基調を強める来週あたりまではもみ合いが予想される。
8時50分に財務省が発表した8月24日〜30日の対内株式投資は1107億円の処分超だったが、今のところ相場への影響は限定的。
昨日のNYダウは10ドル高の17078ドルと反発。
ウクライナ停戦期待から一時80ドル超上昇した場面もあった。
NASDAQは25ポイント安の4572ポイントと3日ぶりの反落。
S&P500は1ポイント安の2000ポイント。
ダウ輸送株指数は18ポイント安の8496ポイント。
セキュリティ面での懸念からアップルが大幅安。
10年国債利回りは2.39%。
ドル円は104.79円。
CME円建ては大証比15円高の15635円。
ドル建ては大証比60ポイント高の15680ポイント。
3市場の売買高は約52億株とやや拡大。
非公式外資系動向は、940万株売り/1530万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは化学・陸運・金属・医薬品・小売・食品セクターなど。
買いは不動産・精密・ゴム・情報通信・鉄鋼・機械・サービスセクターなど。
売買交錯は銀行・電気機器セクターなど。
225先物は、ソジェン・ドイツ・シティ・みずほ・ニューエッジが買い越し。
クレディ・三菱・日興・GS・JP・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・ソジェン・HSBC・UBS・GSが買い越し。
みずほ・JP・クレディ・アムロ・大和が売り越し。
外資系等は、JAC(2124)、サイバーダイン(7779)、アスクル(2678)、
THK(6481)、ファナック(6954)、カプコン(9697)に注目。
テクニカル的には、飛島(1805)、錢高(1811)、不動(1813)、大和小田急(1834)、熊(1861)、北野(1866)、矢作(1870)、東亜建(1885)、福田組(1899)、三機工(1961)、高砂(1969)、ダイダン(1980)、GCA(2174)、WDB(2475)、神戸物産(3038)、豆蔵(3756)、ハリマ(4410)、イハラ(4989)、デイシイ(5234)、カーボン(5302)、黒崎播磨(5352)、日亜鋼(5658)、三浦工(6005)、リブセンス(6054)、滝澤鉄(6121)、パンチ(6165)、津田駒(6217)、渋谷工(6340)、北越工(6364)、日コン(6375)、アネスト(6381)、タダノ(6395)、サンデン(6444)、ブラザー(6448)、大和冷(6459)、ミネベア(6479)、安川(6506)、芝浦メカ(6590)、ルネサス(6723)、ソニー(6758)、フォスター(6794)、横河(6841)、パナデバ(6860)、電産コパル(6883)、古河電池(6937)、カシオ(6952)、ユーシン(6985)、佐世保(7007)、名村(7014)、全国保証(7164)、市光(7244)、河西(7256)、富士重(7270)、タカタ(7312)、トップカル(7640)、PLANT(7646)、オリンパ(7733)、、パイロット(7846)、図書印(7913)、バルカー(7995)、日証金(8511)、JPX(8697)、平和不(8803)、東京建(8804)、レオパレス(8848)、日神不(8881)、明治海(9115)、コネクシオ(9422)、日空港(9706)、イノテック(9880)が動兆。
<信用取引規制等>
■東証、報国鉄株を日々公表銘柄に指定 4日から。
■東証、横田製株、コンベヤ株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を4日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
■東証、東京一番株を貸借銘柄に選定 10日売買分から。
日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
▽空売り比率=27.4%(東証、3日)
【3日の相場表変更】
▽指定変更=〔東2→東1〕DVx(商業)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
ディア・ライフ 5万株、5000万円
<本日の予定>
■国内(4日)
日銀金融政策決定会合
黒田日銀総裁会見(15:30)
《決算発表》
積水ハウス、モロゾフ、コーセーアールイ、クミアイ化、巴工業、不二電機、アルチザ、ナ・デックス、ファースト住
《イベント》
関西国際空港に韓国ロッテグループの免税店「ロッテ免税店」が日本初出店
■海外(4日)
韓4-6月期GDP確報値(8:00)
豪7月貿易収支・小売売上高(10:30)
独7月製造業受注(15:00)
英中銀政策金利発表(20:00)
NATO首脳会議にウクライナ大統領出席(英ウェールズ、〜5日)
ECB定例理事会(政策金利発表、20:45)
米8月ADP雇用統計(21:15)
ドラギ総裁会見(21:30)
米7月貿易収支(21:30)
米8月マークイットサービス業PMI確報値(22:45)
米8月ISM非製造業景況指数(23:00)
<3日の相場概況>
3日の日経平均株価は3日続伸した。
終値は前日比59円75銭高の1万5728円35銭で、1月22日以来およそ7カ月ぶりの高値。
円相場が一時1ドル=105円台前半と約8カ月ぶりの安値水準まで下落したのを好感し、輸出関連株に輸出採算の改善を見込む買いが入った。
午後に菅義偉官房長官が内閣改造に伴う閣僚名簿を正式発表したのを受け、目先の材料が出尽くしたとみた投資家が利益確定売りを出し、相場は伸び悩んだ。
市場では「驚きに乏しい」との受け止めが多かった。
週初から内閣改造後の追加的な経済対策に期待した買いが株式相場を大きく押し上げていたこともあり、発表後は出尽くしの売りが出て上げ幅を縮めた。
中国物流購入連合会(CFLP)と国家統計局が午前発表した8月の非製造業購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)は54.4と、前月(54.2)から0.2ポイント上昇。上昇に転じるのは3カ月ぶりだが、日本株への影響は乏しかった。
東証株価指数(TOPIX)も3日続伸。前日比4.52ポイント高の1301.52だった。
東証1部の売買代金は2兆688億円だった。2兆円を超えるのは8月8日以来ほぼ1カ月ぶり。売買高は24億8802万株。東証1部の値上がり銘柄数は918、値下がり753、変わらずは149だった。
個別銘柄では、円安を背景にトヨタや富士重、ソニーなど輸出関連株、金融株も高い。
値上がり率上位は、古河電池、マネーパートナーズGP、マネースクウェア・ジャパン、ルネサスエレクトロニクス、タキロンなど。
東証2部株価指数は16営業日ぶりに反落した。
重要なイベントを通過し、市場の関心は4日の欧州中央銀行(ECB)理事会や日銀金融政策決定会合の結果発表、前回の会合から大幅に円安が進んでおり、会合結果や黒田総裁の発言内容には期待できない。
5日発表の8月の米雇用統計を前に投資家の様子見姿勢が予想される。材料株を物色する流れは続きそうだ。
<アフターランチ>
「淋しい方」
外国人機関投資家向け日本株セミナー開催の時期。
3日〜9日が東京でみずほ証券。
8日〜12日が東京でバンカメ・メリルリンチ。
15日〜19日が香港でCLSA。
特に有名なのがバンカメメリルの400人規模のセミナー。
今年で11回目だが場所が例年と同じグランドハイアット東京。
舛添東京都知事が「東京五輪と国際金融都市としての東京の未来」の講演。
太田弘子元経済財政相が「アベノミクスと成長戦略」の講演。
そして投資家向けツアー。
「京都テクノロジーツアー」では村田、京セラ、日電産、ロームを訪問。
「Goverment Tour」では官公庁、日銀、自民党を訪問。
「Caterpillar Factory Tour」では兵庫県の工場。
「Redevelopment+Tour」では虎ノ門、渋谷、品川を訪問。
「東京コンドミニアム(選手村)再開発ツアー」
「東京ディズニーツアー」
「ファナックツアー」、「カジノ・パチンコツアー」などが用意されている。
それぞれ日本の市場を代表するテーマでもある。
「9月は最悪」なんて言っていられない雰囲気。
トレンドに乗っていけば値下がりリスクは高いが上昇スピードは速い。
トレンドではなくリバウンドを狙えばリスクは低くはないが、上昇スピードは図れない。
どちらが良いかと言えば、結構悩ましいところだし、比較的後者を好む投資家さんは多い。
しかし先輩氏はこう言ったことがある。
「唯一、明確なことは『株価は上がりだしたら上がり続け、
下がりだしたら下がり続ける習性がある』」。
これって結構首肯できるコメント。
言い換えれば「高値を更新しなければ株価は絶対に化けない」。
あるいは「高値更新銘柄の中にこそ未来の大化け株がある」。
一般的には「高値掴み恐怖症」が登場するのだが・・・。
これが結構邪魔者でもある。
むしろ「大商いは総仕上げ」と見るかどうかの方が課題だろう。
「お化けと相場は淋しい方に出る」という格言もあるが・・・。
<カタリストコメント>
「ドラえもん」
昨日のドル円と株。
ニワトリとタマゴながらどちらが先だったかと言えば数分差で株。
でも解釈は「為替の円安好感」だから不思議なもの。
あるいは、年金運用に積極姿勢の塩崎氏が厚生労働相就任の報道も材料視との解釈。
だったらどうして寄り付きではなく10時を期して上昇が加速したのか理解不能。
結局レーバーデー明けで参加者が戻ってくるとの期待感だったのだろうか。
あるいは・・・。
8月28日にはこう記した。
「『勝手雲』は9月2日に白くねじれている」。
紙芝居で相場が動くのなら苦労はないのだが・・・。
東証一部の売買代金は1兆9744億円と17営業日連続で2兆円を下回った。
東証2部指数は15日続伸。
マザース指数などの反落を見て「新興・中小型から大型へ」との声も聞かれる。
しかし、一方通行ではなく、両者共存であってもおかしくはない。
月曜日には日中値幅っが37円だったことを嘆いた市場。
先物売買高2万枚割れを憂いた市場。
しかし結果論ながら跳躍の前のすくみ。
陰極まれば陽に転じるとの言葉もあった。
明るいアノマリーはS&P500の大台変わり。
過去大台を変えた後30日のパフォーマンス。
1995年500ポイント→プラス4.6%。
1998年1000ポイント→プラス7.9%。
2007年1500ポイント→プラス2.0%。
今年8月に2000ポイントを越えたからその後30日に期待ということだろうか。
それにしてもアチコチ良くデータを持ち出してくるもの。
加えればETFへの指摘。
日銀が買い入れ対象としているETFは8本。
(1305、1306、1320、1321、1329、1330、1346)。
これらの時価総額は約8.3兆円。
年末までに日銀が3.5兆円を買ったとすると日銀が占めるシェアは40%を越える。
となるとETFは更に本数が増える可能性大。
となると当然株高期待となる。
あるいは年金の運用姿勢からの円安期待論。
先週発表された6月末時点の運用実績で外債は10.6%、外国株は15.54%。
3月末が外債10.66%、外国株15.03%。
それほど大きな変化が見られなかった。
9月に運用方針が変更されれば更に外債・外国株は買い増す方向。
市場の試算では11兆〜15兆円の円売りドル買い需要とも。
とってつけた解釈はアチコチで聞かれるが事の真相はいつも藪の中。
日経平均株価の9月1日終値月足陽線基準は15476円。
7月31日ザラ場高値は15759円。
25日線は15397円で1.76%のプラスかい離。
4%プラス乖離は16012円。
75日線は15199円。
200日線は15044円でプラス4.15%のかい離。
第一次限界線の4%を越えれば次は8%プラスかい離の16247円。
1月6日終値年足陽線基準は15908円。
昨年12月30日高値は16320円。
まずは1月SQ値15784円の奪還からだろうか。
夢は広がる。
因みに・・・。
今日はドラえもんの誕生日。
2112年9月3日。
トーキョーマツシバロボット工場で製造されたという設定。
黄色の子守用ネコ型ロボットを生産していたのだが、そこでトラブルが発生。
ネジが一本外れた一体ができてしまった。
人間に近い個体ができてしまう場合も不良品扱いとされドラえもんは不良品と判断された。
型番R−01。
特価200000円。
この20万円というのが最近のロボットの価格と似ているのが興味深い。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
北越工(6364)・・・好業績
北越工に注目する。
同社はエアコンプレッサメーカー。
業績は好調。
工場設備用のモータコンプレッサも拡大基調。
本社は新潟県燕市で地方中核銘柄の一角。
<3日の相場展望>
3日の日経平均株価は3日続伸してスタート。
一時、15800円台前半まで上昇した。
外国為替市場で円相場が1ドル=105円台前半と約8カ月ぶりの安値水準に下落したのを好感した。輸出採算の改善を見込んだ買いが輸出関連株に入っている。
日経平均株価の予想レンジは15750円−15850円。
26週線や52週線が集中する水準で下げ止まり反発が続いている。
12/30高値を起点とした上値抵抗線と、13年6月安値を起点に4月安値を通る下値支持線とで形成されるもち合い相場を強く上放れていけるかが焦点となる。
午後には内閣改造の発表がある。前日2日の株式市場では、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用改革に積極的な塩崎恭久氏が厚生労働相に起用されるとの報道をきっかけに大幅高となった経緯があるだけに、注目度が高い。
市場では「内閣改造後に景気下支えに向けた政策が打たれるとの期待が高まりやすく、株価を押し上げている」との声がある。
個別銘柄では、建設関セクターに注目したい。
週末のNYダウは30ドル安の17067ドルと反落。
NASDAQは17ポイント高の4598ポイントと続伸。
S&P500は1ポイント安の2002ポイント。
ダウ輸送株指数は108ポイント高の8516ポイント。
ISM製造業景況感は59.0と前月の57.1から上昇。
2011年3月以来3年半ぶりの高水準で着地。
指数はマチマチの動きで輸送株指数だけが大幅高。
10年国債利回りは2.42%。
ドル円は105.08円。
CME円建ては大証比85円高の15685円。
ドル建ては大証比130ポイント高の15730ポイント。
3市場の売買高は約52億株とやや拡大。
非公式外資系動向は、1090万株売り/1510万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは化学・小売・サービス・陸運・医薬品・情報通信・食品セクターなど。
買いはゴム・不動産・機械・情報通信セクターなど。
売買交錯は銀行・輸送用機器・建設・電気セクターなど。
225先物は、ソジェン・野村・ドイツ・マネ・JPが買い越し。
日興・大和・松井・ニューエッジ・アムロ・バークレイズ・みずほが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・ニューエッジ・GS・クレディ・シティが買い越し。
野村・メリル・アムロ・大和が売り越し。
外資系等は、大東建託(1878)、東レ(3402)、ファーストリテ(9984)、
アダストリア(2685)、あさひ(3333)、良品計画(7453)、
横河(6841)、HOYA(7741)、フォスター(6794)、
触媒(4114)、シチズン(7762)に注目。
テクニカル的には、建設セクター、住石(1514)、日鉄住金テック(1819)、六甲(2266)、米久(2290)、アウトソ(2427)、WDB(2475)、パル(2726)、神戸物産(3038)、野村不(3231)、フージャース(3284)、オープン(3288)、アオキ(3398)、特殊東海(3708)、日産化(4021)、ダイソー(4046)、四国化成(4099)、三菱ケミ(4188)、旭有機(4216)、タイガース(4231)、ケネディクス(4321)、東邦シ(4333)、ソースネ(4344)、ラウンドワン(4680)、もしもし(4708)、CAC(4725)、JCU(4975)、北興(4992)、クミアイ(4996)、農薬(4997)、アキレス(5142)、住大セ(5232)、三谷セ(5273)、Jパイル(5288)、イソライト(5358)、日亜(5658)、フジクラ(5803)、昭和電線(5805)、沖電線(5815)、中国工(5974)、パンチ(6165)、クボタ(6326)、化工機(6331)、北越工(6364)、加藤製(6390)、油研工(6393)、理想科学(6413)、ダイコク(6430)、日立工(6581)、芝浦メカ(6590)、サンケン(6707)、ルネサス(6723)、TDK(6762)、ミツミ(6767)、アルプス(6770)、鈴木(6785)、航空電子(6807)、アルパイン(6816)、船井電(6839)、イマジカロボ(6879)、新日本無(6911)、ヘリオス(6927)、古河電池(6937)、ローム(6963)、浜ホト(6995)、村田(6981)、日立造(7004)、FPG(7148)、ヤマ発(7272)、小津(7487)、スター精密(7718)、オーバル(7727)、前田工繊(7821)、松風(7979)、神鋼商(8075)、リコーリ(8566)、証券セクター、マネースク(8728)、マネパ(8732)、リロ(8876)、NTT都市(8933)、サンフロンティア(8934)、ケイヒン(9312)、スバル興(9632)、よみラン(9671)、CEC(9692)、乃村(9716)、丹青(9749)、鉄住物産(9810)、トラスコ(9830)、イノテック(9880)が動兆。
<信用取引規制等>
■東証、ミクシィ株、トレンダ株の日々公表銘柄指定を解除 2日付。
■東証、エスクロAJ株の信用取引に関する臨時措置
委託保証金率を3日売買分から70%以上(うち現金40%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行50%(同20%)から70%(同40%)とする。
■東証、ADプラズマ株の信用取引に関する臨時措置を解除 3日売買分から。
日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる増担保金徴収措置を解除。
■東証、大泉製株を日々公表銘柄に指定 3日から。
■東証、サイオス株を貸借銘柄に選定 9日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
▽指定変更=〔ジャスダック〕スターツは16日から1部
▽空売り比率=27.2%(東証、2日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
ユーシン 200万株、10億円
▼立合外分売
OBARA GROUP 9〜16日に6万株
<予定>
■国内(3日)
8月マークイットサービス業PMI確報値(10:35)
日銀金融政策決定会合(〜4日)
安倍首相、内閣改造の方針
《決算発表》
ロックフィール、三井ハイテ、楽天地
《銘柄異動》
DVx
■海外(3日)
豪4-6月期GDP(10:30)
中国8月HSBCサービス業PMI(10:45)
トルコ8月消費者物価(16:00)
仏・独・ユーロ圏8月サービス業PMI確報値(16:50、16:55、17:00)
ユーロ圏4-6月期GDP改定値(18:00)
BOE金融政策委員会(〜4日)
カナダ中銀政策金利発表(23:00)
米7月製造業受注(23:00)
米8月新車販売台数
ブラジル中銀政策金利発表
ベージュブック(4日、3:00)
《決算発表》
トール・ブラザーズ
<2日の相場概況>
2日の日経平均株価は大幅に続伸した。
終値は前日比192円高の1万5668円60銭と、1月23日以来およそ7カ月ぶりの高値を付けた。
3日の内閣改造を前に、株価指数先物に政府や日銀の政策を期待した断続的な買いも入ったことも、相場上昇を後押しした。
10時ごろから株価指数先物に断続的な買いが入ると指数への寄与度が大きい値がさ株が一段と上昇し、日経平均も上げ幅を拡大した。
3日の内閣改造では、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革を主張してきた自民党の塩崎恭久政調会長代理を厚生労働相に起用する見通しとなった。公的年金改革が一段と進むとの思惑が浮上し、先物を中心とした日本株買いにつながった。
日経平均のきょうの取引時間中の高値は1万5737円で、7月末の取引時間中の高値(1万5759円)を下回った。
東証株価指数(TOPIX)も大きく続伸し、前日比13.94ポイント高の1297。
一時は1301.46と取引時間中としては1月23日以来およそ7カ月ぶりの高値を付けた。
東証1部の売買代金は1兆9744億円と特別清算指数(SQ)算出日で売買が膨らんだ8月8日以来の大きさだった。
2兆円は17日続けて下回った。売買高は24億4232万株で、東証1部の値上がり銘柄数は1245、値下がり銘柄数は467、変わらずは107だった。
個別銘柄では、株高を背景に野村や大和が買われ、業種別東証株価指数(TOPIX)では「証券業」の上昇率が2%を超え、全33業種でトップとなった。金融緩和メリット関連を中心に買い優勢だった。
これまで個人投資家を中心にした売買が膨らんでいたKLabやコロプラなどのゲーム株が軒並み下落した。
大型株が買われ、材料株の伸びが止まってしまったという感じの一日。
東証2部株価指数は15日続伸。
デング熱の感染が広がっていることから、殺虫剤を手掛けるフマキラーも業績拡大の思惑から連日で高値を更新した。
<アフターランチ>
「月」
以下は「月」と題した今朝のストボのブログ。
↓
「14番目の月」ならぬ「12番目の月」が9月。
何かというとNYダウ、S&P500、NASDAQともに
月別パフォーマンスでは12か月のうちで12番目。
過去1950年以降の9月相場は上昇29回、下落38回と最悪。
だから「12番目の月」。
もっともさらに進んで14番目であるのならば・・・。
「相場の気持ちが読み切れないもどかしさ
だからときめくの
買いのエンターを押したら最後そのとたん、終わりが見える
um・・・言わぬが花
その先は言わないで
次の夜から欠ける満月より
14番目の月が一番好き」とでしょうか。
ちなみに満月は来週9月9日重陽の節句。
萩原朔太郎氏のように「月に吠える」でも良いのかも知れません。
あるいはオジーオズボーンだって「月に吠える」と歌っていますが・・・。
ただし・・・。
2000年以降、NASDAQ100のETFを9月に買って
12月の年末最終日に売ったとすると勝率は80%と言われています。
マイナスだったのはITバブル崩壊の2000年とリーマンショックの2008年、
そして2012年の3回だけ。
となると、レーバーデイとともに年末に向けてのラストスパートが始まる
と考えても良いのかも知れません。
もっとも・・・。
いわゆるアノマリー的なものがことごとく打ち破られてきたのが今年。
「最悪」が踏襲されるのか、「万が一の最悪」を買いに行くのか。
そもそも「暴落」は予期せぬ時にやってくるもの。
「8月は良くない」と言われてそれほどよくなくなく」、
「9月は最悪」と言われて最悪でない可能性は結構高いような気がします。
というか・・・。
不思議なことに市場論調は「売り目線」が少なく「買い目線」でのコメントが多いような印象。
「下がった時に売りたくなるのが株、上がった時に買いたくなったり売りたくなったり
するのが株」という奇妙な習性は依然健在なのでしょうか。
「買った瞬間に陥る不安」は「売った瞬間の安心感と警戒感と空虚さ」につながるもの。
この繰り返しが長い間相場を作ってきたという歴史の積み重ねの心理は
なかなか変わりようはないでしょう。
変わったなと感じたのは先週末の東京ビッグサイトでの日経IRフェア。
人が押し寄せるという感じは全くなかったのですが
それでも金曜日に9000人あまりの来場。
目立ったのは、若年層とカップル。
年々IRセミナーなどへの参加者の年齢が若くなってきているような気がします。
担当したのは「REIT」のミニセミナーを2日間で都合5回。
すべて3重4重の立ち見で超満員でした。
市場が考えているよりもREIT人気は高まっている雰囲気。
決して手の届かない月を見るより足元にある地べたを愛す方が、
わかりやすいのかも知れません。
市場よりも投資家さんの方が一歩進んでいる好例と思われます。
いつまでも狭い視野でいると取り残されてしまうのかも知れません。
(櫻井)。
<兜町カタリスト>
「旅立ち」
ショボさは目立つ。
しかし新興・中小型銘柄の爆騰には目をむく。
まるで別世界の出来事が小型株で起きているということ。
これは、象徴的。
「いいものはいい、駄目なものはダメ」。
これがハッキリした相場と言うのは悪くない。
「ボードは赤ばかり」という投資家さんや市場関係者も少なくはないことだろう。
出来高の薄さを嘆くよりも指数の値幅の低さにうなだれるのではなく、
現実を直視すれば、暗くはならない。
2014年版の土地白書のキーワードは「不動産投信」になっている。
スタート時の2001年9月はオフィス案件が全体の91%。
それが昨年末には47%まで低下。
商業施設・住宅・物流施設などに拡大している。
昨年度の不動産取引額は2012年度に比べ72%増の4兆1080億円。
伸び率は過去最大。
2014年1〜3月の東京への不動産投資額は101億ドル(約1兆円)で世界第1位。
2位がNYの69億ドル、3位がロンドンの63億ドル。
ロンドンの不動産の上昇が伝えられているが、それよりも投資額は多い。
東京に対する2014年の年間不動産投資額は6500億ドルと試算されている。
そして海外投資家による不動産投資の割合は約25%。
まだまだ増加していくのだろう。
米国では病院や有料老人ホームなどのヘルスケア施設やインフラ投資が拡大基調。
形を変えたREITもおそらく上陸してくるに違いない。
そしてキャピタルゲインに対する期待感。
S&Pグローバルリート指数の年初からの上昇率は約15%。
ブルームバーグのホテル・ショッピングセンター・アパートREIT指数は年初来12%以上上昇。
8月4日時点の計算だがS&P500の4%程度の上昇をはるかに凌駕している。
これがバブルなのかどうかは誰にも分らない。
でも、間違いなく好パフォーマンス。
中・小型株を選ぶか優良株を選ぶか、なんて選択よりも株ですか、REITですかの選択の時代。
上か下かの浅薄なFX取引よりもよほど奥は深い。
ギャンブルではなく投資の世界の範疇にREITはなってきた印象。
以下はあるIT系上場企業の創業トップ氏から頂戴した意気込みの檄文。
↓
「日本から世界に羽ばたく会社」を創ると決めて創業したのが、
ちょうど16年前の1998年9月1日でした。
そして16年間、「海外へ!」「世界へ!」と呪文のように唱えながらも、
自分自身で海外の地に足をつけて活動をしたことはありませんでした。
しかし、当社は「日本から世界に羽ばたく」ために創った会社です。
今回は、私自身が海外に打ち出て陣頭指揮を執ることにしました。
海外展開は、創業来の夢であるにもかかわらず、売上は全体の3%しかありません。
一方で、私たちは2020年に5割以上の海外売上を目指しています。
もう、あまり時間がありません。
平和な国内に居て、世界展開の意気込みを語り、論評するのはもう終わりです。
自分自身で、ゼロから始め、這ってでも、泥水に浸かってでも、
英語圏で、アジア圏で、世界で、日本のソフトウェアの足跡を残すために。
私は確信しています。
当社のソフトウェアが、世界中で価値を提供できることを。
私は確信しています。
当社のソフトウェアが資源も国土もない日本に極めて適した産業であることを。
私は確信しています。
日本が、ソフトウェアを輸出産業にする日が来ることを。
だから、一旦、日本から旅立ちます。
素晴らしい檄文に出会えた印象だった。
「日の丸ソフト」を日本から世界へ。
株式市場関係者としても応援していきたいもの。
<2日の相場展望>
2日の日経平均株価は続伸でスタート。
日経平均株価の予想レンジは15450円−15550円。
2日早朝の外国為替市場では円が対ドルで一時1ドル=104円30銭台と約1週間ぶりの円安・ドル高水準を付けた。国内の輸出関連企業の業績が上振れするとの思惑から、日本株には買いが先行した。
1日は米国がレーバー・デーの祝日で休場だったほか、欧州の株価指数もまちまちの展開となったことで新たな手掛かりに欠いた。
週後半にかけては日銀の金融政策決定会合や欧州中央銀行(ECB)理事会、8月の米雇用統計などイベントが相次ぐことから「次第に様子見ムードも広がりやすい」との市場での声。
中小型株物色に一段と広がりがみられる展開か。個別では出来高を伴いながら上昇している、業績好調の京写 (6837)に注目。
2日の主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り720万株、買い630万株で、差し引き90万株の売り越し。売り越しは4営業日ぶり。金額(6社ベース)も売り越し。売りセクターに、情報通信、食品、精密、電機機器、卸売、薬品など。買いセクターに、機械、薬品、非鉄金属、卸売、化学、その他製品、小売、サービス、輸送用機器など。
<信用取引規制関係>
■東証、サイネックス株の日々公表銘柄指定を解除 1日付。
■東証、化工機株の信用取引に関する臨時措置を解除 2日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
■東証、高田工株、VR法人投資証券の信用取引に臨時措置 委託保証金率を2日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
■東証、朝日ラバー株、ゼニス羽田株を日々公表銘柄に指定 2日から。
▽上場廃止=〔東証1部〕協同飼、日配飼、都民銀、八千代銀、ドワンゴ、カドカワは26日
▽指定変更=〔東証2部〕IDは8日、クイックは24日から1部
▽空売り比率=27.7%(東証、1日)
【1日の相場表変更】
▽指定変更=〔東2→東1〕日本管理C(不動産)
▽商号変更=〔東1〕NKSJHD→損保JPNK
<予定>
■国内(2日)
8月マネタリーベース(8:50)
7月毎月勤労統計調査(10:30)
10年国債入札
ファストリ8月のユニクロ売上高(15:00〜)
《決算発表》
東ハウス、アマガサ、ナトコ、ダイサン、ゼネパッカー、ピープル、泉州電
■海外(2日)
韓8月消費者物価(8:00)
豪4-6月期国際収支、7月住宅建設許可件数(10:30)
豪州準備銀行理事会(政策金利発表、13:30)
ブラジル7月鉱工業生産(21:00)
米8月マークイット製造業PMI確報値(22:45)
米8月ISM製造業景況指数(23:00)
米7月建設支出(23:00)
<1日の相場概況>
1日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発で終了。
終値は前週末比52円01銭高の1万5476円60銭だった。
前週末のNY株高や円安推移が支援材料となり、買いが先行、手がかり材料難の中、買い一巡後は伸び悩んだ。
今晩の米国市場がレーバーデーで休場になることもあり、積極的な上値追いの動きは限定的で、小動きが継続。
ただ、政策期待が強いため、利益確定売りが強まる展開とはならず、底堅い動きとなった。
日経平均の日中の値幅(高値と安値の差)は37円78銭と2012年11月14日(26円91銭)以来1年9カ月ぶりの小ささだった。東証1部の売買代金は概算で1兆3308億円と4月21日(1兆3074億円)以来およそ4カ月半ぶりの低水準にとどまった。
4〜6月期の法人企業統計、午後には8月の新車販売台数が発表された。中国では中国国家統計局と中国物流購入連合会が発表した8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)と、8月の中国HSBCPMI確報値が発表された。いずれも日経平均への影響は限られた。
東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反発した。終値は前週末比5.09ポイント高の1283.06。
東証1部の売買高は18億1198万株。東証1部の値上がり銘柄数は1187、値下がり銘柄数は517、変わらずは115だった。
業種別では、ほとんどの業種が値上がりした。値上がり上位は、建設業、ガラス土石製品、非鉄金属でした。一方、値下がり上位は、海運業、情報・通信業、食料品。
東証2部株価指数は14日続伸した。
<アフターランチ>
「REIT」
土曜の日経の見出し。
「日経フェア、初日9015人が来場」。
東京ビッグサイトで金曜土曜に行われたイベントである。
初日の来場者数は昨年比4%増の9015人。
「NISAの開始などを機に個人投資家を呼び込もうと約100社の上場企業が
事業内容をアピールした」。
個人的には例年通りの開催で例年通りの印象だったが、多少来場者数の年齢が若かった印象。
株式取引=シニア層という構図がすこし変わってきたようである。
因みに参加された投資家さんからの言葉。
「ビッグサイトでのトークお疲れ様でした。
初めて会うのに年中見ているせいか昔からの友人のような感覚でした。
トレードを本業にするまでは個人投資家のために有望銘柄どんどん出してください」。
そういえば塩原から来られた投資家さんもおられた。
今年新たに取り組まれたのがREITとETF。
「初めて設置され、参加者の関心を集めた」と言うコメントになっている。
金曜土曜で「櫻井英明のREITまるわかり」と言うコーナーを5回担当した。
30席のイスしかないのに皆さん立ち見で約100人以上。
実際は、強烈なREITへの関心だった。
あの流れを見ていると、年末へ向けてのNISA枠の消化はREITに向かうのだろう。
「ストボで毎週REITのコーナーを設けてください」
「ラジオNIKKEIでREITの番組をやってください」。
言われて見れば、新規上場のREITは、インタビューがあるが、その後は情報不足の感。
上場不動産投信は46銘柄もあるのだし時価総額は約9兆円。
多少はREITの時間があっても確かに良い筈。
考えてみると・・・。
動くはずがなかった不動産が紙切れとなり流動化されたのが91年9月。
最初のREITガ上場したのはNYの9.11と同時というタイミングだった。
不動産業界に錬金術を伝授して大丈夫なのかという懸念もあった。
しかし、無難に拡大を継続した。
とはいえ今米国のREITの時価総額は約50兆円。
1960年代に誕生し、90年代に発展を遂げたのが歴史。
20年遅れの周回ランナーの日本はまだその5分の1であるから、拡大の余地は大だろう。
その90年代前半にREITの研究で全米を回った人間など数えるほどしかいないだろう。
サンフラン→ソルトレイク→デンバーアリゾナ→オクラホマ
ヒューストン→ダラス→メンフィス→ニューヨーク→シアトル。
それこそアメリカ横断ウルトラクイズ並の行程。
ちょうど、最後がテニスの全米オープンとレーバーデイの頃だったことが甦る。
住宅とショッピングセンターばかり見ていたような気もする。
もっともサンディエゴ近郊のバイオ研究所の案件も当時からあった。
過去最高値を更新したのがS&P500。
それよりもNYでは商業用不動産のREITの方がハイパフォーマンス。
J−REITの平均利回りは3,5%程度。
NISAの対象でもあるから需給は悪くない。
せこい思考をすると・・・。
時間があれば「NISAでREIT入門編」なんて本を書くと売れるかも知れない。
手前味噌だが・・・。
株と不動産の両刀遣いの評論家なんで滅多にいないだろう。
現場価格では、投資家層の間のREITへの大きなうねりと波は生半可ではないかも知れない。
一方で日経朝刊では「都心の大型物件取引活況」の見出し。
「リーマンショック以降に取引が停滞していた都心の大型不動産が動き始めた。
目黒雅叙園を森トラストが買収。
丸の内のパシフィックセンチュリープレイスをシンガポールのGICが買収の最終交渉。
・・・米ジョーンズラングラサールの調査。
海外から日本のオフィスや商業用不動産への投資額は今年1〜3月に1兆2540億円。
前年同期比28.5%増となった。
都市別でみると、東京への投資額は世界1位」。
東京不動産が活況ならば時計回りで日本の不動産は投資対象となってくるに違いない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「SEPTEMBER」
株価高安値追いながら
飛び乗った銘柄の板
いけないと知りながら
追いかければ下がった
株は色づいた材料が
涙まで染めて走る
天井の株に会う約束と知ってて
セプテンバーそして市場は
セプテンバー秋に変わった
夏の日差しが弱まるように
相場に影がさした
セプテンバーそして9月は
セプテンバーワーストパフォーマンス
ほどきかけてる株の結び目
材料が木の葉になる
<兜町カタリスト>
「自己矛盾」
4ヶ月連続月足陽線はならず残念な展開。
ただ、どうも相場は指数ではなく、個別指向の様相。
ソフトバンクが上がったとはいえ材料は「来春にも農業支援に乗り出す」との報道。
3.3%上昇し日経平均を約28円押し上げた格好。
木=個別銘柄の集積が森=指数である以上、尻尾が個別を降りまわすのは異常。
あるいは、世界初となる紙容器の非常用マグネシウム空気電池を発売すると発表した古河電池。
週末はストップ高。
「株はすべからく材料株」という視点に立てば何ら不自然でもなかろう。
資本金が大きくて売上げも大きいから優良株。
ではなくて、機関投資家の稟議書が通りやすいのが優良株。
稟議書が通りにくいけど上昇パフォーマンスの期待大なのが材料株。
どんな株も新興→中小型→大型株→優良株という道程をたどるもの。
だったら、材料株を毛嫌いしないほうが良い筈。
理解と解釈が出来ないから、材料株は通らないという市場関係者は多い。
しかしこれでは邪道の部類になってしまうに違いない。
興味深い解釈は債券市場。
週末の10年国債利回りは0.490%と小幅に上昇(価格は下落)。
「朝方発表された経済指標が市場予想を下回り、
消費増税が難しくなった場合の財政リスクが警戒されて売りが優勢となった」。
経済指標が市場予想を下回ったのは4月の消費増税が原因の一つ。
しかし更なる消費増税が難しくなると、国家財政の危機が来る。
経済が悪化し、その上国家財政の危機。
そして金利の上昇がここに加わる。
まさに負のスパイラルなのだが、どうも違和感がある。
逆に、4月の消費増税はなかったならば経済指標は良好だった筈。
たぶん株価の上昇で税収も増えていた筈。
自己矛盾を孕んだ世界解釈にはどこか違和感を感じる。
一方でGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の4〜6月期決算。
積立金に占める国内株の比率は16.8%。
3月末から0.9ポイントの上昇となった。
7月以降の買い増し余地は約3兆円。
しかも9月には20%以上に引きあがる予定。
逆に国内債券は51.9%と国内債券の下限のメド52%を初めて下回った。
海外商品への投資も積極的でドル建てで買うので円売り要因。
7月以降少なくとも13.7兆円の円を売るという試算もあり、為替は円安方向との解釈。
空売り比率は30.1%(前営業日29.8%)
日経VIは15.94%。
京写(6837)は昨年5月高値415円を越えた。
ワイヤレスゲート(9419)は買い気配。
ヨドバシカメラと組んで業界最安値の格安スマホ発売を好感。
森のざわめきではなく、木々の囁きに耳を澄ます時代になってきた。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
パンチ工(6165)・・・好業績
パンチ工業に注目する。
同社は国内外でのプラスチック金型用部品、プレス金型用部品などの製造・販売。
金型は自動車、電子部品、電機製品など幅広い分野で使用。
自動車業界向けは好調で、電子部品・半導体関連も回復そ
新分野として医療、飲料分野の開拓も進展。
業績の絶好調さを評価。
<1日の相場展望>
1日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発して始まった。
前週末の米株式相場が軒並み上昇したことを好感した買いが優勢。
欧米株の堅調やドル円相場が再び1ドル104円台に戻しており、先物への買い戻しが先行しそうだ。
今晩は米国市場がレイバーデーで休場となることや、9月相場月初の商いとなるため、リスクをとる投資家が幾分戻ってくる公算が大きい。市場の視線は今週末発表の米8月雇用統計に向けられていると考えられ、相場全体的には様子見ムード色のなか、売買代金の増加は見込めないだろう。
日経平均株価の予想レンジは15450円−15550円。25日移動平均線(15397円、8/29現在)をサポートに5日移動平均線(15510円、同)付近まで戻るパターンだろう。
内閣改造を通じた景気対策への期待感などが支えとなる。
1日発表した4〜6月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比3.0%増の8兆5617億円だった。プラスは5四半期連続。このうち、製造業は0.8%減、非製造業は5.0%増だった。
国内総生産(GDP)改定値を算出する基礎となり注目が高いソフトウエアを除く全産業の設備投資額は、季節調整して前期と比べると1.8%減だった。
全産業の売上高は前年同期比1.1%増の315兆886億円で、うち製造業が0.2%増、非製造業は1.5%増。経常利益は4.5%増の16兆3860億円で、うち製造業が7.6%減、非製造業は12.1%増だった。
今のところ相場への影響は限定的。
国内の経済指標は1日の法人企業統計、5日の景気動向指数が重要。1日は4〜6月期の法人企業統計、8月のマークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)確報値、自動車販売台数、2日は8月のマネタリーベース、7月の毎月勤労統計調査、ファーストリテイリング<9983>の8月の国内ユニクロ既存店販売データ、3日は8月のマークイットサービス業購買担当者景気指数(PMI)確報値、5日は7月の景気動向指数速報値が、それぞれ発表される。
1日に東京でインドのモディ首相と安倍首相が日印首脳会談を行う。この日、NKSJHD<8630>傘下の損保ジャパンと日本興亜損保が合併し、NKSJHDの社名はイニシャルの順番が入れ替わり「損保ジャパン日本興亜HD」に変更される。3〜4日に日銀の金融政策決定会合が開かれ、4日の午後3時30分から黒田総裁が記者会見を行う。5日は日銀の金融経済月報が発表される。
週末のNYダウは18ドル高の17098ドルと反発。
NASDAQは22ポイント高の4580ポイントと3日ぶりの反発。
S&P500は6ポイント高の2003ポイントと過去最高値を更新。
ダウ輸送株指数は2ポイント高の8408ポイント。
週間では、ダウが0.6%、NASDAQが0.9%。S&P500が0.7%上昇。
4週連続の値上がり。
月間ではダウが3.2%、NASDAQが4.8%、S&P500が3.8%上昇。
今年2月以来の上場幅。
シカゴ購買部景気指数は3ヶ月ぶ理の高水準。
ミシガン大学消費者信頼感の7年ぶりの高水準を好感。
レーバーデーの3連休を控え3市場の売買高は約38億株と超低調。
10年国債利回りは2.34%。
ドル円は104.08円。
CME円建ては大証比25円高の15445円。
ドル建ては大証比30ポイント高の15450ポイント。
3市場の売買高は約41億株と低調。
非公式外資系動向は、500万株売り/600万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは金属・精密・ゴム・不動産セクターなど。
買いは自動車・化学・商社・REITセクターなど。
売買交錯は建設・電気機器・小売り・機械・情報通信セクターなど。
225先物は、JP・ソジェン・マネ・HSBC・UBSが買い越し。
モルスタ・ドイツ・松井・パリバ・ニューエッジ・クレディが売り越し。
TOPIX先物はJP・みずほ・パリバが買い越し。
三菱・シティ・ドイツ・大和・野村・ソジェンが売り越し。
外資系等は、日立造(7004)、住友重機(6302)、JSR(4185)、アオイ電(6832)、住化(4005)、ntt(9432)、高砂熱(1969)、大氣社(1979)、バンナム(7832)に注目。
テクニカル的には、ヤマウラ(1780)、トーエネ(1946)、アウトソ(2427)、グンゼ(3002)、神戸物産(3038)、富士紡(3104)、日東製網(3524)、レンゴー(3941)、チタン工(4098)、戸田工(4217)、日立化成(4217)、ソースネ(4344)、生化学(4548)、栄研化(4549)、大塚(4578)、特殊塗(4619)、藤倉ゴム(5121)、虹技(5603)、Sサイエ(5721)、OSJB(5912)、文化シ(5930)、東プレ(5975)、TOWA(6315)、丸山(6316)、シンニッタン(6319)、化工機(6331)、大同工(6373)、フジテック(6418)、フジテック(6406)、金銭機械(6418)、オーイズミ(6428)、JUKI(6440)、ルネサス(6723)、タムラ(6768)、古野(6814)、アズビル(6845)、古河電(6937)、山一電(6941)、ローム(6063)、北陸電工(6989)、日車輌(7102)、ニチユ(7105)、小津産業(7487)、パイロット(7846)、図書印(7913)、極東貿(8093)、アクリー(8423)、東祥(8920)、CEC(9692)、東京デ(9990)、ジェコス(9991)が動兆。
アップルのi−PHONE6は9月6日に発表予定。
アリババのIPOは9月8日の週に開始予定。
レーバーデイが終わればアメリカも始動し始める。
<信用取引規制関係>
■東証、コロプラ株、サイバダイン株の日々公表銘柄指定を解除 29日付。
■東証、横田製株、コンベヤ株を日々公表銘柄に指定 9月1日から。
■東証、制限値幅の拡大を解除 大泉製株を9月1日から。
■東証、オルアバウト株、PSS株の信用取引に関する臨時措置
委託保証金率を9月1日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
■東証、DWTI株の信用取引に関する臨時措置を解除 9月1日売買分から。
日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる増担保金徴収措置を解除。
■東証、DMP株の信用取引に関する臨時措置
委託保証金率を9月1日売買分から90%以上(うち現金60%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行70%から90%(うち現金60%)とする。
■日証金、フマキラ株の貸借取引で申込停止措置
制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。
弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きは除く。29日約定分から。
▽指定変更=〔東証2部〕橋本総業は9月5日、アグロカネシは9月19日から1部〔東証マザーズ〕サイバーは9月5日から1部
▽商号変更=〔ジャスダック〕プリンシバル・コーポレーションは9月12日からグローバルアジアホールディングス(グローアジア)
▽空売り比率=30.1%(東証、29日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
正興電機製作所 10万株、6000万円
▼ストックオプション
デジタルガレージ 取締役(社外取締役を除く)が対象。上限は5万株。これとは別に、本体の執行役員および従業員並びに子会社の取締役、執行役員並びに従業員が対象。上限は7万5000株
■9/1(月)の予定
【国内】
4-6月期法人企業統計(8:50)
8月マークイット製造業PMI確報値(10:35)
8月自動車販売台数(14:00)
損保ジャパン・日本興亜が合併
日印首脳会談
《決算発表》
伊藤園、ピジョン、ダイドドリ、内田洋、ナガノ東
《銘柄異動》
日本管理C
【海外】
タイ8月消費者物価
韓8月貿易収支(9:00)
中国8月製造業PMI(10:00)
中国8月HSBC製造業PMI確報値(10:45)
インドネシア8月消費者物価・輸出(13:00)
独4-6月期GDP確報値(15:00)
仏・独・ユーロ圏8月製造業PMI確報値(16:50、16:55、17:00)
ブラジル8月貿易収支(2日、3:00)
休場:米(レイバー・デー)、カナダ、ベトナム
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