26日午前の日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比109円61銭高の3万7890円15銭だった。
きょう前場は朝方に大きく買いが先行したものの、その後は上値が重い展開だった。ここ最近の傾向である買い一巡後に伸び悩む地合いがきょうも繰り返されている。前日の米国株市場では、トランプ関税の導入を前に様子見ムードでNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに狭いゾーンでのもみ合いとなったが、いずれもプラス圏で引けたことで、投資家のセンチメント悪化にはつながらなかった。ただ、3万8000円台を回復すると機械的な戻り売り圧力が顕在化し、上値を押さえる展開が続いている。
前日の米市場では3月の米消費者信頼感指数が前月から低下し、市場予想も下回ったことで米景気の先行きに対する慎重な見方があらためて意識された。米関税政策の先行き不透明感もあるなかでダウ工業株30種平均は小幅な上昇にとどまった一方、米長期金利の低下を支えにナスダック総合株価指数は0.45%上昇した。東京株式市場では東エレクのほか、ファストリが上昇。任天堂やソニーGはゴールドマン・サックス証券が25日付の投資家向けリポートで投資判断を「買い」に設定したのを手掛かりに物色が向かった。
半面、自動車や銀行など景気敏感の割安株は下げが目立った。3月期末の配当の権利付き最終売買日を27日に控えるが、配当の権利取りを意識した買いは足元で一巡し、利益確定売りに押される銘柄が多かった。トランプ米大統領が輸入自動車に対する追加関税を近く発表する姿勢を見せており、自動車株には手控えムードが広がっている。トヨタやホンダ、マツダなどが下落した。
国内債券市場では長期金利が1.585%と、2008年10月以来の高水準を付けた。日銀の植田和男総裁は26日午前、衆院財務金融委員会に出席して食料品価格の上昇について「本当に一時的なものであれば金融政策で反応すべきではない」との見解を示した。
一方「インフレが広がっていく可能性がある場合は利上げ対応も考えなくてはいけない」とも説明した。市場では日銀が早期に追加利上げに動くとの観測も根強くあるが、三菱UFJなどメガバンク株は前引け時点でそろって下落した。
一部ではファーストリテなど一部値がさ株が強かったことから、先物に配当落ちに絡んだ買いが入っているとの声もある。
ただ、NT倍率は13.5倍台半ばで目立った動きはみられない。配当落ちに係る先物買いの金額ベースではTOPIX先物の方が多いとの観測のため、本日は配当落ちに絡んだ先物買いは入っていないと考える。両指数とも上値の重い展開となっていることから、後場の日経平均も3万8000円水準手前でのもみ合いとなろう。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは前日比5.02ポイント(0.18%)高の2802.54だった。JPXプライム150指数は続伸で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆9763億円、売買高は8億199万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は897、値下がりは650、横ばいは89だった。
業種別では、その他製品、保険、非鉄金属、電気機器、空運などが上昇した一方、電気・ガス、サービス、輸送用機器、銀行、水産・農林などが下落した。
個別では、ディスコが前日に続き堅調なほか、東京エレクトロンやファーストリテなど指数インパクトが大きい銘柄の上げが目立った。また、ソニーグループ、任天堂、コナミグループなどエンタメ系の銘柄は一部証券会社のポジティブなレポートを材料に買われた。コニカミノルタ、三菱電機、安川電機も上昇した。宮越ホールディングスが値上がり率で断トツとなったほか、住友金属鉱山、三井金、三菱マテリアルなど資源株も上昇もした。
半面、三菱重工業が売りに押されたほか、IHI、日本製鋼所など防衛関連の一角が引き続き売られた。また、アドバンテストの下値模索が続いている。リクルートホールディングスの下げが目立ち、東洋水産、ネクソンなども売られている。
りそなHD、三菱UFJなど銀行株もさえない。このほか、自社株買い終了を発表した京成電鉄も売られた。三井化学、ヤマトHD、ニチレイ、マツダ、ホンダなどが下落した。
東証スタンダード市場は、米株高を好感し買い先行になった。その後は利益確定売りに押され上げ幅を縮めた。 スタンダードTOP20は上昇。出来高は2億1380万株。
値上がり銘柄数740、値下がり銘柄数579と、値上がりが優勢だった。
個別では、バリオセキュアがストップ高。北越メタルは一時ストップ高と値を飛ばした。インターライフホールディングス、ファーストコーポレーション、オーテック、植木組、MICなど24銘柄は昨年来高値を更新。ホクシン、セーラー万年筆、日本パレットプール、チエル、セキチューが買われた。
一方、ぷらっとホームがストップ安。メディックス、コーチ・エィは昨年来安値を更新。インタートレード、アウンコンサルティング、日本アンテナ、ネクスグループ、レオクランが売られた。
東証グロース市場は、このところ指数は高値圏で推移していたため、主要銘柄に利益確定売りが出やすかった。長期金利が1.585%と2008年10月以来16年5カ月ぶりの高水準を付け、金利上昇時に相対的な割高感が意識されやすい新興株に売りが出たようだ。
東証グロース市場250指数は反落した。前引けは前日比0.60ポイント(0.09%)安の671.12だった。グロースCoreも下落。
グロース市場ではタイミーやカバーが下落した。一方、トライアルやサンバイオは上昇した。
値上がり銘柄数298、値下がり銘柄数249と、値上がりが優勢だった。
個別では、ミライロがストップ高。駅探、アプリックスは一時ストップ高と値を飛ばした。LAホールディングス、バリューゴルフ、トヨクモ、ケイファーマ、エスユーエスなど9銘柄は昨年来高値を更新。note、ベルトラ、W TOKYO、ジェノバ、グローバルウェイが買われた。
一方、カウリス、フライヤー、ミーク、ビジュアル・プロセッシング・ジャパン、ハウテレビジョンが昨年来安値を更新。タイミー、ペルセウスプロテオミクス、クオリプス、オンコリスバイオファーマ、GreenBeeが売られた。
【寄り付き概況】
26日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は前日比326円12銭高の3万8106円66銭。
前日の欧州株市場では、ドイツの経済指標が改善傾向を示したことを受け独DAXや仏CAC40など主要国の株価が上昇した。また、米国株市場では方向感の見えにくい展開だったが、NYダウは引け際に買い戻されわずかにプラス圏で着地、ナスダック総合株価指数も上昇して引けている。
欧米株が強い動きだったことで、東京株式市場でも買いが先行する地合いとなっている。
駆け込みで3月期末の配当権利取りを狙った買いが全体相場に下支え効果をもたらす可能性がある。
ただ、上値では戻り売りも意識されやすく、フシ目の3万8000円大台ラインを意識した動きとなりそうだ。
東証株価指数(TOPIX)は上昇している。
個別では、任天堂、コナミG、ソニーG、アドテストが高い。一方、ネクソン、ホンダ、トヨタ、三井不、メルカリが安い。
「そろそろ配当の再投資の声」
「恐怖と欲望指数は28→29」
火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って小幅に3日続伸。
背景はトランプ政権が関税政策でより柔軟な姿勢を取るとの期待。
アップルが1.4%上昇。
一方、エヌビディアは0.6%安。
前日12%急進したテスラは3.5%高。
FRBのクーグラー理事は「FRBの金融政策はなお引き締め的で、良好な位置にある」とコメント。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は「企業や家計は経済の先行きを巡り不確実性の高まりを感じている」とコメント。
3月のコンファレンス・ボード(CB)消費者信頼感指数は92.9。
前月から7.2ポイント低下。
低下は4カ月連続。
市場エコノミスト予想の94.0も下回った。
2月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比1.8%増加。
67.6万戸となった。
背景は気温上昇と住宅ローン金利の低下。
買い手が手控えムードから抜け出したとの解釈。
市場予想は67.9万戸。
前年比では5.1%増だった。
2月の新築住宅価格の中央値は前年比1.5%下落し41.45万ドル。
2年国債と10年国債の利回り格差は0.301%と拡大。
10年国債利回りは4.317%。
5年国債利回りは4.070%
2年国債利回りは4.017%。
ドル円は149円台後半。
一時、3週間ぶりの高値150.94円を付けた。
WTI原油先物5月限は0.11ドル(0.16%)安の1バレル=69.00ドル。
金先物は10.30ドル(0.34%)高の1オンス=3025.90ドル。
3日ぶりに反発。
ビットコインは0.18%安の8万7737ドル
SKEW指数は141.73→144.01→148.68。
恐怖と欲望指数は28→29。
10月18日の75がピーク(2023年10月5日が20)。
3月11日の14がボトム。
火曜のNYダウは4ドル(0.01%)高の42587ドルと3日続伸。
高値42696ドル、安値42441ドル。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは101.61(前日103.25)。
NASDAQは83ポイント(0.46%)高の18271ポイントと3日続伸。
高値18281ポイント、安値18170ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは82.30(前日84.15)。
S&P500は9ポイント(0.16%)高の5776ポイントと3日続伸。
高値5786ポイント、安値5760ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは98.20(前日102.83)。
火曜のダウ輸送株指数は119ポイント(0.80%)高の14806ポイントと反落。
SOX指数は32ポイント(0.70%)安の4661ポイントと反落。
VIX指数は17.15(前日17.48)。
NYSEの売買高は11.98億株(前日11.53億株)。。
3市場の合算売買高は130億株(前日136億株、過去20日平均164億株)。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比240円高の37820円。
ドル建ては大証日中比32円高の37905円。
ドル円は149.90円。
10年国債利回り4.317%。
2年国債利回りは4.017%。
「後場失速は継続」
週明けの日経平均は寄り付き345円高。
終値は172円(△0.46%)高の37780円と4日ぶりに反発。
高値38115円。
安値37686円。
2日連続で陰線。
このところの後場失速感は継続。
上に空いていたマドは全部埋めた。
2月28日は38061円→37925円にマド。
3月18日は37563円→37822円にマドで2空。
日経平均は22日連続で一目均衡の雲の下。
上限は39126円。
下限は39099円。
TOPIXは6.64イント(△0.24%)高の2797ポイントと反発。
25日線(2738ポイント)を6日連続で上回った。
75日線(2738ポイント)を6日連続で上回った。
200日線(2717ポイント)を6日連続で上回った。
日足は2日連続で陰線。
TOPIXコア30指数は小幅続落。
プライム市場指数は3.36ポイント(△0.23%)高の1439.84ポイントと反発。
東証グロース250指数は6.15ポイント(△0.92%)高の671.72と反発。
25日移動平均線からの乖離は△1.51%(前日△0.55%)。
プライム市場の売買代金は3兆9341億円(前日3兆7895億円)。
売買高は16.40億株(前日16.56億株)。
値上がり1008銘柄(前日476銘柄)。
値下がり562銘柄(前日1105銘柄)。
新高値34銘柄(前日45銘柄)。
新安値2銘柄(前日4銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは105.86(前日100.20)。
東証グロース250指数の騰落レシオは88.02(前日86.71)。
NTレシオは13.51倍(前日13.48倍)。
3月19日が13.50倍
3月18日が13.60倍。
22年8月15日が13.88、20年12月30日が12.90。
サイコロは6勝6敗で5.00%。
TOPIXは8勝4敗で66.66%。
東証グロース市場指数は9勝3敗で75.00%。
上向いた25日線(37781円)から▲0.00%(前日▲0.60%)。
22日連続で下回った。
下向きの75日線は38733円。
22日連続で下回った。
下向きの200日線(38567円)から▲2.04%(前日▲2.50%)。
20日連続で下回った。
上向きの5日線は37732円。
2日ぶりに上回った。
13週線は38485円。
26週線は38679円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.442%(前日▲14.705%)。
買い方▲6.200%(前日▲6.195%)。
東証グロース250指数ネットスック信用損益率で売り方▲6.351%(前日▲8.011%)。
買い方▲12.392%(前日▲13.288%)。
空売り比率は38.4%(前日39.0%、6日連続で40%割れ)。
空売り規制なし銘柄の比率は9.3%(前日8.1%)。
3月7日が10.6%、2月20日が11.5%、1月6日が12.2%。
昨年12月26日が14.4%。
3月21日時点の信用売り残は158億円増の8454億円。
3週連続で増加。
同信用買い残は332億円減の4兆4724億円。
3週連続で減少。
6月21日時点は4兆9117億円。
11週連続で4兆円台。
信用倍率は5.28倍(前週5.42倍)。
2週連続で5倍台。
8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
日経VIは21.53(前日21.86)。
日経平均採用銘柄のPERは15.42倍(前日15.38倍)。
前期基準では16.56倍。
EPSは2450円(前日2445円)。
直近ピークは2月14日2564円、10月15日2514円、3月4日2387円。
直近ボトムは11月14日2425円。
225のPBRは1.41倍(前日1.41倍)。
BPSは26794円(前日26672円)。
日経平均の予想益回りは6.49%。
予想配当り利回りは2.08%。
指数ベースではPERは19.39倍(前日19.30倍)。
EPSは1948円(前日1948円)。
PBRは1.85倍(前日1.84倍)。
BPSは20421円(前日20439円)。
10年国債利回りは1.575%(前日1.535%)。
プライム市場の予想PERは15.23倍。
前期基準では16.41倍。
PBRは1.35倍。
プライム市場の予想益回りは6.56%。
配当利回り加重平均は2.39%。
東証プライムのEPSは179.57(前日179.41)。
2025年2月が180.62。
2024年12月161.79。
2024年2月が174.18。
2024年1月が175.24。
2023年10月が177.72。
2022年4月が118.12。
大商い株専有率(先導株比率)は32.4%(前日35.6%)。
12月19日が48.3%だった。
2月18日は28.8まで低下。
2月26日に26.0まで低下。
プライム市場の単純平均は9円高の2734円(前日は2725円)。
プライム市場の売買単価は2398円(前日2287円)。
プライム市場の時価総額965兆円(前日963兆円)。
ドル建て日経平均は250.93(前日251.49)と続落。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比240円高の37820円。
高値37865円、安値37430円。
火曜の大証夜間取引終値は日中比240円高の37770円。
気学では水曜は「押し目買いの日」。
木曜は「吹き値売り方針で駆引きせよ」。
金曜は「後場へかけてよく動く日。見定めの足取りにつけ」。
ボリンジャーのプラス1σが38533円。
プラス2σが39265円。
マイナス1σが37029円。
マイナス2σが36277円。
週足のボリンジャーのプラス1σが39519円。
プラス2σが40533円。
マイナス1σが37451円。
マイナス2σが36417円。
半値戻しは36841円。
9月配当権利落ち前は38925円。
日経平均株価の9月月中平均は37162円。
TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
アノマリー的には「株高の日」。
明日が権利付き最終日。
水星逆行(→4月7日)。
《今日のポイント3月26日》
(1)火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って小幅に3日続伸。
10年国債利回りは4.317%。
5年国債利回りは4.070%
2年国債利回りは4.017%。
ドル円は149円台後半。
SKEW指数は141.73→144.01→148.68。
恐怖と欲望指数は28→29。
10月18日の75がピーク(2023年10月5日が20)。
3月11日の14がボトム。
(2)火曜のダウ輸送株指数は119ポイント(0.80%)高の14806ポイントと反落。
SOX指数は32ポイント(0.70%)安の4661ポイントと反落。
VIX指数は17.15(前日17.48)。
NYSEの売買高は11.98億株(前日11.53億株)。。
3市場の合算売買高は130億株(前日136億株、過去20日平均164億株)。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比240円高の37820円。
(3)プライム市場の売買代金は3兆9341億円(前日3兆7895億円)。
売買高は16.40億株(前日16.56億株)。
値上がり1008銘柄(前日476銘柄)。
値下がり562銘柄(前日1105銘柄)。
新高値34銘柄(前日45銘柄)。
新安値2銘柄(前日4銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは105.86(前日100.20)。
東証グロース250指数の騰落レシオは88.02(前日86.71)。
NTレシオは13.51倍(前日13.48倍)。
3月19日が13.50倍
3月18日が13.60倍。
22年8月15日が13.88、20年12月30日が12.90。
サイコロは6勝6敗で5.00%。
(4)上向いた25日線(37781円)から▲0.00%(前日▲0.60%)。
22日連続で下回った。
下向きの75日線は38733円。
22日連続で下回った。
下向きの200日線(38567円)から▲2.04%(前日▲2.50%)。
20日連続で下回った。
上向きの5日線は37732円。
2日ぶりに上回った。
13週線は38485円。
26週線は38679円。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.442%(前日▲14.705%)。
買い方▲6.200%(前日▲6.195%)。
東証グロース250指数ネットスック信用損益率で売り方▲6.351%(前日▲8.011%)。
買い方▲12.392%(前日▲13.288%)。
(6)空売り比率は38.4%(前日39.0%、6日連続で40%割れ)。
空売り規制なし銘柄の比率は9.3%(前日8.1%)。
3月7日が10.6%、2月20日が11.5%、1月6日が12.2%。
昨年12月26日が14.4%。
3月21日時点の信用売り残は158億円増の8454億円。
3週連続で増加。
同信用買い残は332億円減の4兆4724億円。
3週連続で減少。
6月21日時点は4兆9117億円。
11週連続で4兆円台。
信用倍率は5.28倍(前週5.42倍)。
2週連続で5倍台。
8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
日経VIは21.53(前日21.86)。
(7)日経平均採用銘柄のPERは15.42倍(前日15.38倍)。
前期基準では16.56倍。
EPSは2450円(前日2445円)。
直近ピークは2月14日2564円、10月15日2514円、3月4日2387円。
直近ボトムは11月14日2425円。
225のPBRは1.41倍(前日1.41倍)。
BPSは26794円(前日26672円)。
日経平均の予想益回りは6.49%。
予想配当り利回りは2.08%。
指数ベースではPERは19.39倍(前日19.30倍)。
EPSは1948円(前日1948円)。
PBRは1.85倍(前日1.84倍)。
BPSは20421円(前日20439円)。
10年国債利回りは1.575%(前日1.535%)。
(8)プライム市場の単純平均は9円高の2734円(前日は2725円)。
プライム市場の時価総額965兆円(前日963兆円)。
ドル建て日経平均は250.93(前日251.49)と続落。
(9)ボリンジャーのプラス1σが38533円。
プラス2σが39265円。
マイナス1σが37029円。
マイナス2σが36277円。
週足のボリンジャーのプラス1σが39519円。
プラス2σが40533円。
マイナス1σが37451円。
マイナス2σが36417円。
半値戻しは36841円。
9月配当権利落ち前は38925円。
日経平均株価の9月月中平均は37162円。
TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
アノマリー的には「株高の日」。
明日が権利付き最終日。
水星逆行(→4月7日)。
今年の曜日別勝敗(3月25日まで)
↓
月曜6勝4敗
火曜6勝6敗
水曜6勝5敗
木曜7勝3敗
金曜3勝8敗
3月27日が3月期決算企業などの権利付き最終売買日。
同日から28日には機関投資家が将来に受け取る配当金を先回りして投資する「配当の再投資」の動きがある。
季節的にNT倍率が低下しやすく、年度末に向けては自社株買いが少なくなる複雑な需給の時期。
年度末恒例の需給要因となる配当の再投資。
指数連動を目指して運用する機関投資家は実際に配当を受け取るまでの間の運用指標と運用成績との乖離、
いわゆるトラッキングエラーを避ける動き。
ある試算では日経平均に連動する資産で2500億円、TOPIX連動で1兆1500億円あまり、計1兆4000億円の買い需要になるという。
投資部門別売買動向では配当の再投資の動きが示される。
信託銀行が3月と9月末の週に先物を大きく買い越す傾向がある。
特に日経平均先物に比べてTOPIXの先物の買いが膨らみ、配当の再投資による試算データをなぞる動きだという。
配当の再投資の動きも相まって季節性があるのは日経平均をTOPIXで割ったNT倍率。
足元では日銀の金融政策の正常化への期待から銀行株の大幅高。
3月21日には一時13.41倍と2020年4月6日以来の低水準となった。
「米国解放の日。4月2日は相場解放の日」との声。
トランプ米大統領が「米国の解放記念日」と称した4月2日。
2日にはランプ米政権が相手国と同水準の関税を課す相互関税、そして自動車や半導体など特定分野に追加関税を発表する見通し
ウルフ・リサーチの見方。
「すべてのシグナルは4月2日に大きな衝撃が走る可能性を示している。
自動車や半導体などの品目別の関税については、試算した低い方のシナリオでも、関税の規模は今年後半に行われるであろう減税を大幅に上回る」。
ただレイモンド・ジェームスの見立て。
「相互関税がすぐに実施されるのは限られた国々。
おそらく『ダーティ15』にのみとなる」。
この15カ国には中国、EU、メキシコ、ベトナム、アイルランド、ドイツ、台湾、
日本、韓国、カナダ、インド、タイ、イタリア、スイス、マレーシアが含まれると予想する。
品目別関税については、4月2日には発効せず、代わりに関連商品に対する貿易調査が開始される」。
3月第三週の米国市場。
21日に株式指数先物、株式指数オプション、個別株オプションの3つが期限を迎えるトリプル・ウィッチング。
ストックオプションも含めればクアドルプル・ウィッチングの週となる。
3月のトリプル・ウィッチング日に米株は比較的強い経験則があるという。
1983年以降、S&P500指数は3月のトリプル・ウィッチング日に上昇24回に対して下落が18回。
平均騰落率はマイナス0.08%(中央値はプラス0.03%)。
ただ週明けは逆の傾向にあり、トリプル・ウィッチング翌週は上昇15回に対して下落が27回。
このアノマリーも逆転した格好。
因みに今年3月の月中平均
↓
日経平均37354.40円
TOPIX2738.64ポイント。
◇━━━ カタリスト━━━◇
アオイ電子(6832)・・・動兆
独立系の電子部品製造。
半導体集積回路組み立て・検査受託が柱。
印刷ヘッドや抵抗器の製造も
(兜町カタリスト櫻井)
26日の東京株式市場は、堅調な値動きが続きそう。
日経平均株価の予想レンジは、3万7600円-3万8100円を想定。(25日終値3万7780円54銭)
ダウ平均は4ドル高の42587ドルで取引を終えた。
現地25日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が上昇したことから、日本株も買い先行スタートが見込まれる。ただ、日経平均株価は足元で戻り待ちの売りに押されているだけに、買い一巡後は、上値が重くなる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の後半(25日は150円72-73銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の後半(同162円59-63銭)と円高方向にある。円高の影響を警戒して輸出関連銘柄は弱含むこともありそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比240円高の3万7820円だった。
【好材料銘柄】
■ミマキエンジニアリング <6638>
今期配当を20円増額修正。
■セルシード <7776>
同種軟骨細胞シート(CLS2901C)の治験を開始。
■理経 <8226>
今期経常を36%上方修正、配当も1円増額。
【主な経済指標・スケジュール】
26(水)
【国内】
2月企業向けサービス価格指数(8:50)
《決算発表》
セキチュー
【海外】
米2月耐久財受注(21:30)
米5年国債入札
《米決算発表》
ペイチェックス、ダラー・ツリー、シンタス
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
03月26日 株価材料NEWS
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【株価材料NEWS】
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[株価材料]
■三菱商事<8058>・JFE<5411>
高炉跡地にデータ拠点 1500億円投資
■日本発の国際規格、AIや量子重点 夏に国家戦略、8分野選定
■半導体生産、アオイ電子<6832>など20社超が連携
■パソナG<2168>
自律型AIで業務代行
■王子HD<3861>
インド医薬品関連買収 森林資源を活用
■百貨店売上高、2月1.5%減 4カ月ぶり前年割れ 訪日客効果が一巡
■三菱電機<6503>
CFO「ROE10%目標」 投資や株主還元、上積みにも意欲
■JT<2914>
CFO「たばこ値上げ、増益けん引」
■オークワ<8217>
一転最終赤字 前期 収益減の店舗、減損39億円
■ゲオHD<2681>
札幌に「セカストインテリア」 家具・家電特化
■東北電力<9506>
次期社長「脱炭素やDXで自己資本比率を改善」
■シチズン時計<7762>
DOE5%以上目標 28年3月期までの中計
■ロート製薬<4527>
ステマ違反 サプリ提供し画像投稿依頼
■航空産業強化に1200億円 経産省 部品生産技術を支援
03月25日 NY株/欧州株概況
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【市況】4ドル高、米関税の不透明感が重荷 |
・・・続き
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25日のNYダウ工業株30種平均は小幅に3日続伸し、前日比4ドル18セント高の4万2587ドル50セントで終えた。
トランプ大統領は24日、貿易相手国と同水準の関税を課す「相互関税」について、減免などの柔軟な対応を検討する考えを表明。想定ほど厳しい内容にならないとの見方から金融株などが買われ、ダウ相場を下支えした。
ただ、高関税政策に関するトランプ氏の言動は二転三転する傾向があるため、「企業は(投資計画などの)判断ができない」(市場関係者)状況。同氏の今後の発言内容を見極めたいとの思惑から積極的な取引は手控えられた。
ダウ平均は前日に600ドル近く上昇した後で、主力株には持ち高調整の売りが出やすく、上値は重かった。
トランプ大統領は24日に貿易相手国と同水準まで関税を引き上げる「相互関税」について、多くの国に減免措置を与える可能性に言及した。品目別の関税については自動車を対象に数日中に公表すると述べた一方、半導体や医薬品などの時期には言及しなかった。これまでは相互関税と品目別の関税ともに4月2日に発表するとしていたが、政権内で調整が続いているとみられる。
米政権の関税を巡る過度な懸念が和らいだことは引き続き相場の支えとなった。25日発表の3月の米消費者信頼感指数は92.9と前月(100.1)から低下し、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(93.5)も下回った。米景気の先行き不安はくすぶるものの、指標を受けて米長期金利が低下した場面では株買いを誘ったとの見方があった。
ただ、相場の上値は重かった。市場では「関税政策や米景気の見通しを巡って、混乱が続いている」との声が聞かれた。25日は目立った取引材料が少なく、ダウ平均は安く推移する場面も多かった。週内発表の2月の米個人消費支出(PCE)物価指数など、新たな経済指標を見極めたい姿勢もみられた。
個別では、ウォルト・ディズニーやボーイング、シェブロンが買われた。アップルやアマゾン・ドット・コム、セールスフォースといったハイテク株の一角も高かった。半面、メルクやアムジェン、ユナイテッドヘルス・グループなどディフェンシブ株は売られた。ウォルマートやナイキも下げた。
ナスダック総合株価指数は3日続伸した。前日比83.262ポイント(0.45%)高の1万8271.855(速報値)で終えた。テスラやクラウドストライク・ホールディングスの上げが目立った。
【シカゴ日本株先物概況】
25日のシカゴ日経平均先物は上昇した。6月物は前日比85円高の3万7820円で終えた。同日は日米株式相場がともに上昇し、シカゴ市場の日経平均先物にも買いが優勢となった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
37820 ( +240 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
37905 ( +325 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
25日の英FTSE100種総合株価指数は4営業日ぶりに反発し、前日比25.79ポイント(0.29%)高の8663.80で終えた。原油先物相場が上昇した場面で英シェルなどエネルギーへの買いが強まり、指数を押し上げた。銅先物の値上がりを背景に英アングロ・アメリカンなど資源関連の銘柄も上げた。
銅先物の相場上昇は、米政権による関税政策の影響で銅の供給が混乱しかねないとの警戒感が背景にある。ロンドン原油市場(ICEフューチャーズ)で北海ブレント先物の期近5月物は25日に一時1バレル73ドル台半ばと約3週間ぶりの高値をつけた。
エネルギーと資源以外では不動産関連や銀行に買いが優勢だった。一方で飲食料品・たばこ株の一角が下げた。
FTSEの構成銘柄では、鉱業大手アングロ・アメリカンが3.82%高、産銅大手アントファガスタが3.16%高、航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)が2.99%高と相場をけん引。一方、25日公表した2025年1月通期決算が減収減益となったホームセンター大手キングフィッシャーは14.09%安と急落し、商業用不動産大手ランド・セキュリティーズ(1.79%安)と酒造大手ディアジオ(1.24%安)も値を下げた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
25日のドイツ株価指数(DAX)は5営業日ぶりに反発し、前日比257.13ポイント(1.12%)高の2万3109.79で終えた。25日発表されたドイツの企業景況感を示す指標が前月から改善し、ユーロ圏景気への懸念が和らいだ。米関税政策を巡る警戒感は根強いものの、前日までの下落の反動買いが入った。
個別では、製薬大手バイエルが5.18%高、航空機大手エアバスが3.17%高、ドイツ銀行が2.17%高と買われた半面、化粧品大手バイヤスドルフは2.63%安、エネルギー大手シーメンス・エナジーは1.55%安、不動産大手ボノビアは1.14%安で取引を終えた。
■フランス・パリ株価指数
フランスの株価指数CAC40は4営業日ぶりに反発し、前日比1.07%高で終えた。