07月10日 相場概況(寄り付き後)
【市況】東京株式(寄り付き) =反落スタート、利益確定売りが先行
・・・続き
【寄り付き概況】
10日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前日比25円53銭安の3万9795円75銭。
前日の海外市場は欧州市場がほぼ全面高の様相となったほか、米国市場では主要株価3指数がそろって上昇し、ナスダック総合株価指数は最高値を更新。エヌビディア<NVDA>の時価総額が一時4兆ドル台に乗せたことも話題となった。
海外ではリスク選好ムードが広がる一方で、外国為替市場でドル円相場は足もと1ドル=146円台前半と、東京時間の前日夕方からやや円高方向に振れており、日本株の圧迫要因となっている。ETF(上場投資信託)の分配金捻出目的の売りも、きょうの株式相場の重荷となるとの見方が出ている。
07月10日 カタリストコメント
「刹那になびいて」
・・・続き
「刹那になびいて」
「ナスダック総合のサイコロは11勝1敗」
水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。
エヌビディアは世界で初めて時価総額が4兆ドルを突破した。
終値は1.8%高。
引け時点の時価総額は約3兆9700億ドル。
マイクロソフトが1.4%高、アマゾンが1.5%高。
ナスダック総合は過去最高値を更新。
発電事業大手AESが19.8%上昇。
ボーイングが3.7%高。
国債利回りは低下。
2年国債と10年国債の利回り格差は0.48%と縮小。
10年国債利回りは4.335%。
5年国債利回りは3.909%
2年国債利回りは3.849%。
30年国債利回りは4.869%。
ドル円は146円台前半。
WTI原油先物8月限は前日比0.05ドル(0.07 %)高の1バレル=68.38ドル。
金先物8月限は前日比4.10ドル(0.12%)高の1オンス=3321.00ドル。
ビットコインは一時11万1988.90ドルと過去最高値を更新。
SKEW指数は137.96→140.80→141.75。
恐怖と欲望指数は74→75。
7月4日が78、昨年10月18日が75(4月8日が3、2023年10月5日が20)。
4月8日の3がボトム。
水曜のNYダウは217ドル(0.49%)高の44458ドルと3日ぶりに反発。
高値44556ドル、安値44225ドル。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは119.65(前日121.60)。
NASDAQは192イント(0.95%)高の20611ポイントと続伸。
高値20645ポイント、安値20486ポイント。
サイコロは11勝1敗。
騰落レシオは118.28(前日116.00)。
S&P500は37ポイント(0.61%)高の6263ポイントと3日ぶりに反発。
高値6269ポイント、安値6231ポイント。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは125.02(前日122.56)。
水曜のダウ輸送株指数は42ポイント(0.27%)安の15902ポイントと反落。
SOX指数は24ポイント(0.44%)高の5665ポイントと続伸。
VIX指数は15.94(前日16.81)。
NYSEの売買高は11.73億株(前日13.47億株)。
3市場の合算売買高は181億株(前日170.3億株、過去20日平均は183.5億株)。
水曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比125円高の39925円。
ドル建ては大証日中比185円高の39985円。
ドル円は146.31円。
10年国債利回り4.335%。
2年国債利回りは3.849%。
「大商い株専有率(先導株比率)は39.1%」
水曜の日経平均は寄り付き254円高。
終値は132円(△0.33%)高の39821円と続伸。
高値39971円。
安値39573円。
2日ぶりに日足陰線。
6月24日は38368円→38665円にマド。
6月26日は38944円→39056円にマド。
日経平均は42日連続で一目均衡の雲の上。
上限は37472円。
下限は34643円。
TOPIXは11.62ポイント(△0.41%)高の2828ポイントと続伸。
6月30日の2852ポイントが年初来高値。
ザラバ高値は2869ポイント。
25日線(2798ポイント)を11日連続で上回った。
75日線(2706ポイント)を46日連続で上回った。
200線(2710ポイント)を45日連続で上回った。
日足は2日ぶりに陰線。
TOPIXコア30指数は続伸。
プライム市場指数は5.98ポイント(△0.41%)高の1455.49ポイントと続伸。
東証グロース250指数は8.46ポイント(△1.16%)高の740.75と続伸。
25日移動平均線からの乖離は▲0.66%(前日▲1.93%)。
プライム市場の売買代金は4兆5433億円(前日4兆2947億円)。
売買高は19.81億株(前日20.07億株)。
値上がり1259銘柄(前日1083銘柄)。
値下がり315銘柄(前日484銘柄)。
新高値152銘柄(前日85銘柄)。
新安値5銘柄(前日21銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは113.54(前日110.88)。
東証グロース市場の騰落レシオは93.34(前日91.28)。
NTレシオは14.08倍(前日14.09倍)。
20年12月30日が12.90倍。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
TOPIXは8勝4敗で66.66%。
東証グロース市場指数は6勝6敗で50.00%。
上向きの25日線(38936円)から△2.27%(前日△2.15%)。
53日連続で上回った。
上向きの75日線は37080円。
44日連続で上回った。
上向きの200日線(38066円)から△4.61%(前日△4.32%)
19日連続で上回った。
上向いた5日線は39738円。
6日ぶりに上回った。
13週線は37800円。
26週線は37666円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.078%(前日▲18.668%)。
買い方▲3.082%(前日▲3.771%)。
東証グロース250指数ネットスック信用損益率で売り方▲10.690%(前日▲9.605%)。
買い方▲9.262%(前日▲10.638%)。
売り方買い方逆転。
空売り比率は38.6%(前日39.4%、2日連続で40%割れ)。
空売り規制なし銘柄の比率は7.7%(前日7.5%)。
18日連続で1ケタ。
3月14日が15.2%。
3月7日が10.6%、
2月20日が11.5%、1月6日が12.2%。
7月4日時点のQuick調査の信用評価損率は▲8.44%(前週▲7.44%)。
7月4日時点の裁定売り残は184億円増の1201億円。
2週ぶりに増加。
当限は184億円増、翌限以降はゼロ。
裁定買い残は1005億円減の1兆4909億円。
3週連続で減少。
当限は1005億円減、翌限以降はゼロ。
日経VIは23.60(前日25.52)。
日経平均採用銘柄のPERは15.68倍(前日15.63倍)。
EPSは2539円(前日2539円)。
直近ピークは2月13日2564円、10月15日2514円、3月4日2488円。
直近ボトムは5月16日2186円。
前期基準では15.16倍。
前期基準のEPSは2628円(前日2628円)。
225のPBRは1.41倍(前日1.42倍)。
BPSは28148円(前日28043円)。
日経平均の予益回りは6.38%。
予想配当り利回りは2.16%。
指数ベースではPERは19.81倍(前日19.75倍)。
EPSは2010円(前日2009円)。
PBRは1.93円(前日1.92倍)。
BPSは20632円(前日20671円)。
益回りは5.05%(前日5.06%)。
配当利回りは2.01%(2.02%)。
10年国債利回りは1.505%(前日1.490%)。
プライム市場の予想PERは15.51倍。
前期基準では15.13倍。
PBRは1.37倍。
プライム市場の予想益回りは6.44%。
配当利回り加重平均は2.51%。
東証プライムのEPSは178.30(前日177.91)。
2025年2月が180.62。
2024年12月161.79。
2024年2月が174.18。
2024年1月が175.24。
2023年10月が177.72。
2022年4月が118.12。
大商い株専有率(先導株比率)は39.1%(前日37.7%)。
2月19日が48.3%だった。
2月26日に26.0%まで低下。
プライム市場の単純平均は16円高の2765円(前日は2748円)。
24年末が2753円。23年末が2827円。
プライム市場の売買単価は2167円(前日2263円)。
プライム市場の時価総額972兆円(前日968兆円)。
ドル建て日経平均は271.02(前日271.49)と7日続落。
6月30日の281.26が年初来高値。
水曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比125円高の39925円。
高値39990円、安値39570円。
水曜の大証夜間取引終値は日中比110円高の39910円。
ボリンジャーのプラス1σが39770円。
プラス2σが40604円。
プラス3σが41438円。
週足のボリンジャーのプラス1σが39302円。
プラス2σが40603円。
プラス3σが42304円。
3月配当権利落ち前は37799円。
★25年3月日経平均の月中平均は37311円。
☆24年3月日経平均の月中平均は39844円。
★25年3月TOPIXの月中平均は2743.52ポイント。
☆24年3月TOPIXは2728ポイント。
日経平均株価の9月月中平均は37162円。
TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
アノマリー的には木曜が「リーマンショック以降株安の日」。
金曜が「変化日」そして「満月」。
《今日のポイント7月10日》
(1)水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。
エヌビディアは世界で初めて時価総額が4兆ドルを突破した。
10年国債利回りは4.335%。
5年国債利回りは3.909%
2年国債利回りは3.849%。
30年国債利回りは4.869%。
ドル円は146円台前半。
SKEW指数は137.96→140.80→141.75。
恐怖と欲望指数は74→75。
7月4日が78、昨年10月18日が75(4月8日が3、2023年10月5日が20)。
4月8日の3がボトム。
(2)水曜のダウ輸送株指数は42ポイント(0.27%)安の15902ポイントと反落。
SOX指数は24ポイント(0.44%)高の5665ポイントと続伸。
VIX指数は15.94(前日16.81)。
NYSEの売買高は11.73億株(前日13.47億株)。
3市場の合算売買高は181億株(前日170.3億株、過去20日平均は183.5億株)。
水曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比125円高の39925円。
(3)プライム市場の売買代金は4兆5433億円(前日4兆2947億円)。
売買高は19.81億株(前日20.07億株)。
値上がり1259銘柄(前日1083銘柄)。
値下がり315銘柄(前日484銘柄)。
新高値152銘柄(前日85銘柄)。
新安値5銘柄(前日21銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは113.54(前日110.88)。
東証グロース市場の騰落レシオは93.34(前日91.28)。
NTレシオは14.08倍(前日14.09倍)。
20年12月30日が12.90倍。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
(4)上向きの25日線(38936円)から△2.27%(前日△2.15%)。
53日連続で上回った。
上向きの75日線は37080円。
44日連続で上回った。
上向きの200日線(38066円)から△4.61%(前日△4.32%)
19日連続で上回った。
上向いた5日線は39738円。
6日ぶりに上回った。
13週線は37800円。
26週線は37666円。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.078%(前日▲18.668%)。
買い方▲3.082%(前日▲3.771%)。
東証グロース250指数ネットスック信用損益率で売り方▲10.690%(前日▲9.605%)。
買い方▲9.262%(前日▲10.638%)。
売り方買い方逆転。
(6)空売り比率は38.6%(前日39.4%、2日連続で40%割れ)。
空売り規制なし銘柄の比率は7.7%(前日7.5%)。
18日連続で1ケタ。
7月4日時点のQuick調査の信用評価損率は▲8.44%(前週▲7.44%)。
7月4日時点の裁定売り残は184億円増の1201億円。
2週ぶりに増加。
当限は184億円増、翌限以降はゼロ。
裁定買い残は1005億円減の1兆4909億円。
3週連続で減少。
当限は1005億円減、翌限以降はゼロ。
日経VIは23.60(前日25.52)。
(7)日経平均採用銘柄のPERは15.68倍(前日15.63倍)。
EPSは2539円(前日2539円)。
直近ピークは2月13日2564円、10月15日2514円、3月4日2488円。
直近ボトムは5月16日2186円。
前期基準では15.16倍。
前期基準のEPSは2628円(前日2628円)。
225のPBRは1.41倍(前日1.42倍)。
BPSは28148円(前日28043円)。
日経平均の予益回りは6.38%。
予想配当り利回りは2.16%。
指数ベースではPERは19.81倍(前日19.75倍)。
EPSは2010円(前日2009円)。
PBRは1.93円(前日1.92倍)。
BPSは20632円(前日20671円)。
益回りは5.05%(前日5.06%)。
配当利回りは2.01%(2.02%)。
10年国債利回りは1.505%(前日1.490%)。
(8)大商い株専有率(先導株比率)は39.1%(前日37.7%)。
プライム市場の単純平均は16円高の2765円(前日は2748円)。
24年末が2753円。23年末が2827円。
プライム市場の時価総額972兆円(前日968兆円)。
ドル建て日経平均は271.02(前日271.49)と7日続落。
6月30日の281.26が年初来高値。
(9)ボリンジャーのプラス1σが39770円。
プラス2σが40604円。
プラス3σが41438円。
週足のボリンジャーのプラス1σが39302円。
プラス2σが40603円。
プラス3σが42304円。
3月配当権利落ち前は37799円。
★25年3月日経平均の月中平均は37311円。
☆24年3月日経平均の月中平均は39844円。
★25年3月TOPIXの月中平均は2743.52ポイント。
☆24年3月TOPIXは2728ポイント。
日経平均株価の9月月中平均は37162円。
TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
アノマリー的には木曜が「リーマンショック以降株安の日」。
金曜が「変化日」そして「満月」。
今年の曜日別勝敗(7月9日まで)
↓
月曜14勝11敗
火曜16勝8敗
水曜15勝12敗
木曜15勝10敗
金曜11勝15敗
7月4日時点のQuick調査の信用評価損率は▲8.44%(前週▲7.44%)。
7月4日時点の信用売り残は349億円減の8417億円。
2週連続で減少。
同信用買い残は1020億円増の3兆9411億円。
2週ぶりに増加。
2週連続で3兆円台。
昨年6月21日時点は4兆9117億円。
信用倍率は4.68倍(前週4.38倍)。
4月4日が9.63倍、昨年8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
7月4日時点の裁定売り残は184億円増の1201億円。
2週ぶりに増加。
当限は184億円増、翌限以降はゼロ。
裁定買い残は1005億円減の1兆4909億円。
3週連続で減少。
当限は1005億円減、翌限以降はゼロ。
一攫千金を夢見て、瞬時の取引に全力を傾ける「ハラハラドキドキ」は意外と好まれるのかも知れない。
しかし、株式投資は決してギャンブルではない。
景気や金利の変動や世界情勢の分析がなくてもFX取引は可能だろう。
暗号資産取引も可能かもしれない。
材料が少ないから、チャート分析と経済スケジュールと需給で語られる場合が多い。
場合によって市場参加者の多くは日本経済の動向よりも世界経済の知識が多いこともあるようだ。
でも株式投資の場合はここに個別銘柄の動向が入ってくるからややこしくなる。
おそらく「ハラハラドキドキ」が好きな人たちはそんなことを考えるのが嫌なのかもしれない。
実はスリルを求めているとすると言い過ぎだかも知れない。
ロマンスやサスペンスなど必要ないという格好。
しかし個別企業は日本経済に寄与し、国家と社会に貢献している。
これは間違いのない事実。
ただ、それよりも刹那になびいているのが現状だ。
老人というのは「頑冥固陋」なものと思っていた。
トランプ大統領も「鉄梃大尽(かなてこだいじん)」という雰囲気もある。
しかし、最近の老人はそうでもないらしい。
トランプ氏は頻繁にコメントを変更する。
しかし、今だからこそ大相撲の立行司さんのような覚悟が求められるのではなかろうか。
立行司さんが持っているのは短刀。
差し違えをした場合に切腹して責任を取るという覚悟の表現だ。
「発気揚々(はっけよい」の全力で勝負せよの対極に存在しているのはこの覚悟。
株式予想もこれくらいの「覚悟」が必要だろう。
上がったから「強気」、下がったから「弱気」。
それはそれで臨機応変で良いのかもしれない。
しかし過去の見通しに責任を持ち、覚悟を持った未来像を示すことは必要だ。
★2024年度株式分布状況調査の調査結果について
1. 個人株主数は、前年度比914万人増加して8,359万人となった。
2.投資部門別株式保有金額は、全ての区分において前年度比マイナスとなり、特に事業法人等
が大幅に減少する結果となった。
3.外国法人等の株式保有比率は、前年度比プラス0.6ポイントの32.4%となり、調査開
始以来、過去最高となった。
4.個人・その他の株式保有比率は、前年度比プラス0.4ポイントの17.3%となった。
5.信託銀行の株式保有比率は、前年度比プラス0.3ポイントの22.4%となった。また、
投資信託の株式保有比率も前年度比プラス0.3ポイントの10.7%となり、調査開始以
来、過去最高となった。
6.事業法人等の株式保有比率は前年度比マイナス0.6ポイントの18.7%となり、調査開
始以来、過去最低となった。
↓
https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/examination/um3qrc000001nwjv-att/j-bunpu2024.pdf
★市場区分の見直しに関するフォローアップ(7月9日開催)
特にグロース市場で新基準の適用開始は原則2030年とするものの、
企業が追加期間を設けて新基準への適合を目指す計画を投資家
に開示する場合、その計画期間はグロース市場への上場を例外的に可能とする(2025年9月を目途に制度要綱を公表)
↓
資料1 今後の取組みについて PDF
資料2 「資本コストや株価を意識した経営」に関する今後の取組みについて PDF
資料3 IR体制・IR活動に関する投資者の声 PDF
資料4 グロース市場における今後の対応 PDF
資料5 スタンダード市場の今後の方向性 PDF
資料6 経過措置適用会社の状況
↓
https://www.jpx.co.jp/equities/follow-up/index.html
◇━━━ カタリスト━━━◇
ネクセラファーマ(4565)・・・動兆
旧そーせい。
創薬ベンチャー老舗→バイオ製薬企業へ。
英国の創薬事業に日本が柱の後期治験・製造販売事業加わる。
統合失調症、依存症薬開発に期待。
(兜町カタリスト櫻井)
07月10日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
堅調展開か
・・・続き
10日の東京株式市場は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万9600円-4万円を想定。(9日終値3万9821円28銭)
現地9日の米国株高を受け、きのう9日の好地合いが継続し、買い先行スタートとなろう。日経平均株価は心理的なフシ目の4万円に迫る場面もありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=146円台の前半(9日は146円84-86銭)、ユーロ・円が1ユーロ=171円台の半ば(同171円91-95銭)と円高方向にある。買い一巡後は、輸出関連銘柄に重しとして意識されることも想定される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比125円高の3万9925円だった。
【好材料銘柄】
■パルグループホールディングス <2726>
3-5月期(1Q)経常は22%増益で着地。また、8月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
■セキュアヴェイル <3042>
東芝ITサービスが統合セキュリティ運用クラウド「NetStare Cloud」を採用。
■JCRファーマ <4552>
アレクシオン・アストラゼネカ・レアディジーズとJUST-AAV技術に関するライセンス契約を締結。アレクシオンから契約一時金を受領するほか、最大約1200億円のマイルストーンフィー、販売後は正味売上高に応じた段階的ロイヤルティを受領する権利を有する。
■NANO MRNA <4571>
mRNAを用いた変形性膝関節症治療薬「RUNX1 mRNA」の第1相臨床試験の開始に向けた試験計画を申請。
■ERIホールディングス <6083>
今期経常は35%増で3期ぶり最高益、10円増配へ。また、中期経営計画を策定。28年5月期に経常利益40億円(25年5月期実績は20.7億円)を目指す。
■アジャイルメディア・ネットワーク <6573>
精美堂による「TikTok Shop」の出店・運用支援を開始。
■イクヨ <7273>
株主優待制度を新設。25年9月末時点で500株以上を保有する株主の中から抽選で、ビットコイン10万円相当を30人、3万円相当を100人、1万円相当を1000人に贈呈する。
■スローガン <9253>
3-5月期(1Q)経常は32%増益・通期計画を超過。
【主な経済指標・スケジュール】
10(木)
【国内】
6月企業物価指数(8:50)
6月都心オフィス空室率(13:00)
20年国債入札
《決算発表》
ファストリ、セブン&アイ、スギHD、ツルハHD、U-NEXT、久光薬、イオンFS、イオンディライ、イズミ、竹内製作、OSG、ベルク、ウイングアーク、コーナン商事、乃村工、大黒天、コジマ、コシダカHD、キャンドゥ、大有機、松屋、4℃HD、技研製、クリーク&リバ、アレンザHD、ブックオフGH、メディアドゥ、MrMaxHD、クオンタムS、明光ネット、三光合成、三協立山、オオバ、日本BS放
【海外】
米30年国債入札
《米決算発表》
デルタ航空、コナグラ・ブランズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
07月10日 稼足銘柄
稼足銘柄を更新
・・・続き
07月09日 NY株/欧州株概況
【市況】ダウ反発217ドル高、ナスダック最高値
・・・続き
9日のNYダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発し、前日比217ドル54セント(0.49%)高の4万4458ドル30セントで終えた。
トランプ大統領はこの日もフィリピンなど各国に新たな関税率を通知した。ただ、市場では「最終的には提示されているほど高い関税はかけられないだろう」との楽観が根強く、ダウ平均は前日までの下落を受けた値頃感もあり、買いが優勢となった。さらに、米長期金利の低下が相場を下支えした。
エヌビディアなどハイテク株に買いが入った。米長期金利が低下したことも相場の支援材料だった。ダウ平均の上げ幅は一時300ドルを超えた。
エヌビディアが最高値を更新し、世界で初めて時価総額が4兆ドル台に乗せる場面があった。人工知能(AI)の普及に伴い、半導体需要が拡大するとの期待から買いが続いている。「中国向けに特別に設計した新しい半導体を早ければ9月にも投入する計画だ」と英フィナンシャル・タイムズ(FT)が9日に報じたことも材料視された。他のハイテク株では、マイクロソフトが最高値を更新した。アマゾン・ドット・コムも上昇した。
9日の米債券市場では長期金利が前日終値(4.40%)を下回る4.3%台前半まで低下する場面があった。米財務省が実施した10年債入札が需要の底堅さを示唆する結果となり、買いが入った。金利低下で株式の相対的な割高感が和らいだことも株式相場の支えとなった。
トランプ米大統領は9日、自身のSNSでフィリピンなど貿易相手国に送ったとみられる関税率を通知する書簡を公表した。高関税が世界経済に悪影響を与えるとの警戒が根強く、貿易政策の先行きを見極めたいとの雰囲気があった。
米連邦準備理事会(FRB)は9日午後、6月17〜18日に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。今後の利下げ方針を巡る意見の隔たりが示されたものの、市場では「インフレに対する過度の懸念や利下げが選択肢から外れるといった悪い材料はなかった」との受け止めがあった。
その他のダウ平均の構成銘柄では、アナリストが目標株価を引き上げたボーイングが上昇した。英バイオ医薬品企業の買収を発表したメルクも高かった。キャタピラーやシャーウィン・ウィリアムズにも買いが入った。半面、米司法省がメディケア(高齢者向け公的医療保険)事業を巡って捜査していると伝わったユナイテッドヘルス・グループが下げた。コカ・コーラも売られた。
ナスダック総合株価指数は続伸した。前日比192.874ポイント(0.94%)高の2万0611.338(速報値)で終え、3営業日ぶりに最高値を更新した。半導体のブロードコムやビッグデータ分析のパランティア・テクノロジーズが上昇した。
【シカゴ日本株先物概況】
9日のシカゴ日経平均先物は下落した。9月物は前日比60円安の3万9925円で終えた。この日は日米で株式相場が上昇したものの、シカゴ市場の日経平均先物には売りがやや優勢となった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
39925 ( +125 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
39985 ( +185 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
9日の英FTSE100種総合株価指数は続伸し、前日比12.84ポイント(0.14%)高の8867.02と約3週間ぶりの高値で終えた。一時は8887まで上昇し、6月12日につけた最高値(8884)を上回る場面があった。ドイツやフランスの株式相場が堅調に推移し、投資家心理を支えた。
FTSEの構成銘柄では、たばこ大手ブリティッシュ・アメリカン・タバコが2.01%高、航空機エンジン大手ロールス・ロイスが1.86%高、金融大手バークレイズが1.49%高と買われた。一方、業績見通しを下方修正した広告大手WPPは18.76%安と急落。産銅大手アントファガスタは2.89%安、資源大手グレンコアも2.68%安と下げた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
9日のドイツ株価指数(DAX)は3日続伸し、前日比342.65ポイント(1.41%)高の2万4549.56で終えた。終値として6月5日以来、1カ月ぶりに最高値を更新した。米国と欧州連合(EU)の関税交渉を巡り、妥結が近づいているとの観測が投資家心理を支えた。
個別では、総合電機大手シーメンスが3.89%高、ドイツ銀行が3.38%高、自動車大手BMWが2.73%高と上昇。半面、医療機器のザルトリウスは1.85%安、高級車メーカーのポルシェは1.50%安、人工透析製品・サービスのフレゼニウスメディカルケアは0.70%安だった。
■フランス・パリ株価指数
フランスの株価指数CAC40は3日続伸し、前日比1.43%高の7878.46と5月下旬以来、約1カ月半ぶりの高値で終えた。米メタが一部株式を取得したと報じられた眼鏡メーカーの仏エシロール・ルックスオティカは前日比5.6%上昇した。