「消費税増税」恩恵を受ける!
景気の低迷などを理由に再延期され、2018年6月時点では、2019年10月1日に8%から10%への増税が予定されている。
消費税アップが足を引っ張る企業もあれば、逆に消費税アップがビジネスチャンスになる企業もある。

政府は、2019年度当初予算には、消費増税に備える経済対策が盛り込まれ、景気対策への取り組みをアピールしている。

賃金の伸びが堅調な上、前回に比べ増税幅が緩やかである点、飲食料品などの軽減税率導入、教育無償化などが寄与し内需の落ち込みは限定的と考えている。
来年に迫った「平成」の終了や、消費税増税によって会計システムや販売管理システムなどを変更しなければいけなくなるため、システムインテグレーター業界にとっては追い風になると考えられている。

消費税増税が追い風になるSI(システムインテグレーション)銘柄としては、

オービックビジネスコンサルタント<4733>
中小企業向けERPパッケージ「奉行シリーズ」を手掛ける。 消費増税は追い風も。19年3月期の連結純利益は前期比5%増の85億3600万円と最高益予想。

大塚商会<4768>
中小企業向け情報サービス大手。オフィス用品の通販サイト「たのめーる」が成長。
20年1月に「ウィンドウズ7」のサポート期限を迎えることから、19年はパソコン更新需要も予想されている。

富士ソフト<9749>
独立系の制御ソフト開発大手。車、家電向け等組み込み系ソフトに強み。
消費税増税に伴うシステムの仕様変更による需要増が期待される。

消費税関連のほか、人手不足を背景とする業務効率化ニーズなど企業のIT投資への意欲が続いており、これがソフト開発などを手掛ける情報通信分野の業績にフォローの風となっている。

システムリサーチ<3771>システナ<2317>コムチュア<3844>シーイーシー<9692>なども注目だろう。

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