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【大引け概況】
29日の日経平均株価は大幅に続伸し、前日比714円12銭高の2万7568円15銭で終えた。

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1990年8月以来、約30年4カ月ぶりの高値を更新した。
前日比の上昇幅は6月16日以来の大きさ。心理的な節目としてみられていた2万7000円を超え、値動きの軽さに着目した短期筋による買いが膨らんだ。売り方の買い戻しに弾みが付き、上昇幅は一時約750円にまで広がった。
 
前日の米国株市場では追加経済対策が成立に至ったことを好感する買いが流入し、NYダウをはじめ主要株3指数が揃って過去最高値を更新。この流れを引き継ぐ形で東京市場でも半導体関連や電子部品などハイテクセクターのほか、機械、海運、空運、化学など景気敏感株が買われた。
 
上昇に一段と弾みが付いたのは、2万7200円を超えたあたりからだ。「バブル後の戻り高値となったのが1991年3月18日に付けた2万7146円。
この水準を超えたことで、機械的に先物への買いが入ったのではないか」。
市場では、「投機的な取引を得意とする海外投資ファンドが積極的に買いを入れた」との見方が出ている。
さらに年末年始で薄商いとなったことも日経平均の急騰につながった。外国人投資家を中心に不在で「売る主体が少なかった」との声も多く聞かれた。
 
先物が上昇する中、指数への寄与度が高い値がさ株などと併せて買いの対象となったのが空運だ。コロナ禍を背景に信用取引の売り残が膨らみがちだった空運が買い戻された。
 
「機関投資家は持たざるリスクを意識している」との声も聞かれた。もっとも「先物主導で、買われたというよりは指数だけが自然に上がっていったというイメージ」との声もあり、市場参加者が戻ってくる年明けには利益確定売りに押されやすくなるとの見方もあった。2万7000円を大きく上回ったが、この価格帯での売買実績にも乏しく、「まだ値固めはできていない」との声もあった。
 
JPX日経インデックス400は5日続伸。終値は前日比286.55ポイント高の1万6475.26だった。東証株価指数(TOPIX)も5日続伸、31.14ポイント高の1819.18で終えた。TOPIXは1800台に乗せ、約2年3カ月ぶりの高値を付けた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆2042億円。売買高は10億2087万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1814と、全体の8割強を占めた。値下がりは316、変わらずは46銘柄だった。
 
 
業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、小売業、電気機器、銀行業などが上昇し、鉱業とゴム製品は下落した。
 
個別では、ソフトバンクGの買いが膨らみ、ファーストリテは上場来高値を更新した。大日本住友が大幅に上昇した。三菱UFJ、三井住友、JR東日本、ANA、OLC、 IHIや三菱重などが上げた。ソニー、東エレク、村田製、日本電産、ファストリ、エムスリーも買われた。
半面、任天堂は小幅安。JTや日立造、国際石開帝石や三井E&Sが下げた。
 
東証2部株価指数は前日比90.39ポイント高の6588.17ポイントと3日ぶり反発した。値上がり銘柄数は318、値下がり銘柄数は103となった。
 
個別では、鉄人化計画、梅の花、グローバルダイニングがストップ高。ビューティ花壇、Abalance、中国工業、サンセイは一時ストップ高と値を飛ばした。YE DIGITAL、ギグワークス、ブルドックソース、旭コンクリート工業、日本精鉱など11銘柄は年初来高値を更新。木村工機、コメ兵ホールディングス、那須電機鉄工、北日本紡績、電業社機械製作所が買われた。
 
一方、日本和装ホールディングス、リミックスポイント、SANEI、東京ソワール、ビート・ホールディングス・リミテッドが年初来安値を更新。セキド、フジマック、ビーイングホールディングス、ダイナックホールディングス、松尾電機が売られた。
 
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