動画再生
【大引け概況】
29日の日経平均株価は5日続伸した。終値は前日比85円58銭高の2万2262円60銭だった。
本日のマーケット動画

時間:00:00:58 容量:8.35M

過去のマーケット動画はこちら
 
5日続伸するのは、9月13-26日にかけて8連騰となって以来、約2カ月ぶり。
 
朝方は、足元での堅調な地合いや現地28日の米国株式が大幅に3日続伸したこともあり、買いが先行。一時260円を超える上げをみせる場面もあった。
米連邦準備理事会(FRB)の利上げ打ち止めが想定よりも早まるとの思惑で、投資家心理が強気に傾いた。米金利の先高観が後退し、株価指標面で割高な銘柄に資金が流入した。
 
ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値は重かった。日米金利差の縮小を見込み、ドル・円相場がじりじりと円高方向に進んだことも重しとなり、午後2時34分には、同64円15銭高の2万2241円17銭と、きょうの安値を付けている。
 
市場では「あすは週末・月末が重なることや、G20(20カ国・地域)首脳会議を控えることもあり、積極的にポジションを取る動きはみられず、様子見を決め込んだようだ」との見方があった。
 
業種別株価指数(33業種)では、サービス業、その他製品、空運業の上昇が目立った。下落は水産・農林業、鉱業、保険業など。

個別では、ソフトバンクグループが堅調、大日本住友とリクルート、第一三共が大幅に上昇した。米年末商戦で家庭用ゲーム機の販売が好調だった任天堂が大きく買われたほか、チェンジ、日総工産が値を飛ばし、リンクアンドモチベーションも物色人気。テクノプロ・ホールディングス、乃村工芸社も大幅上昇した。カチタス、ベネフィット・ワンも上値追い。
 
半面、ユニー・ファミリーマートホールディングスが安く、NTT、KDDIも軟調。訪日客消費の先行き不透明感から、資生堂やコーセーも冴えない。ミロク情報サービスが急落、ヤーマンも大きく値を下げた。明治HD、森永製菓の下げが目立った。イビデン、TOWAも安い。ディー・エル・イー、ハウスドゥも下落した。
 
 
東証2部株価指数は前日比50.96ポイント高の7232.13ポイントと3日続伸した。
出来高6944万株。値上がり銘柄数は248、値下がり銘柄数は191となった。
 
個別では、FRACTALEが一時ストップ高と値を飛ばした。FUJIKOH、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス、パルステック工業、東海汽船、NCS&Aは年初来高値を更新。浜井産業、青山財産ネットワークス、インテリジェント ウェイブ、天昇電気工業、川金ホールディングが買われた。
 
一方、カワニシホールディングス、日本食品化工、自重堂、山喜、スガイ化学工業など10銘柄が年初来安値を更新。ビットワングループ、いい生活、アイスタディ、ヨネックス、サンユウが売られた。


 
※ 株式投資は全て自己責任でお願いします。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。