動画再生
【大引け概況】
10日の日経平均株価は3日続伸し、前日比116円21銭高の2万7696円08銭で終えた。1月20日以来3週間ぶりの高値。
 
本日のマーケット動画
時間:00:00:51 容量:11.55M

過去のマーケット動画はこちら
 
朝方から、きのう9日の堅調な地合いや米国株高などで買いが先行し、午前9時32分には、同300円83銭高の2万7880円70銭の高値を付ける場面がみられた。ただ、買い一巡後、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに、上げ幅を縮小する場面もあった。
前日の米ハイテク株高を受けて半導体関連やグロース(成長)株に買いが入り、日経平均の上げ幅は一時300円を超えた。好業績銘柄への物色も引き続き活発で、相場を下支えした。
 
このところ上昇の目立った銘柄が売りに押され、日経平均や東証株価指数(TOPIX)が前日終値を下回る場面もあった。日本時間10日夜に1月の米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されるうえ、東京株式市場が11日から3連休に入るとあって持ち高を一方向に傾ける動きは限定的で、午後は小幅高の水準で膠着感を強めた。
 
為替市場では、ドル・円が1ドル=115円60銭前後(9日は115円40−42銭)と、午後に入りやや円安方向にある。た
 
市場では、日米ともに長期金利の上昇に対し抵抗力をつけつつあるようで「来週は戻り売りを吸収しつつ、堅調な相場展開が期待される」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400は3日続伸した。TOPIXも3日続伸し、10.39ポイント(0.53%)高の1962.61で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で3兆4508億円。売買高は13億9624万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1447と、全体の66%を占めた。値下がりは636、変わらずは100銘柄だった。
 

業種別株価指数(33業種)は建設業、電気機器、化学、不動産業などが上昇した。下落は輸送用機器、ゴム製品など。
 
個別では、東京エレクトロンが買い優勢、ソニーグループも上昇した。このほか半導体関連ではルネサスエレクトロニクス、SUMCOの上げ足も目立った。資生堂が大きく上値を伸ばし、オリエンタルランドにも買いが集まった。ヴィンクス、日本道路が急騰、ジャストシステムホンダ、鹿島が上昇した。東京きらぼしフィナンシャルグループ、IMAGICA GROUPも大幅高。
 
半面、売買代金トップのレーザーテックが売り優勢となり、ソフトバンクグループ、トヨタも軟調だった。ヤマハ発や三井E&Sも下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループが冴えず、リクルートホールディングスも値を下げた。ファーストリテイリングも安い。前日急伸のシマノも利食われた。ファインデックス、博報堂DYホールディングスが急落、ヤマトホールディングスも大幅安となった。
 

東証2部株価指数は前日比25.56ポイント高の7308.52ポイントと続伸した。
出来高1億2535万株。値上がり銘柄数は247、値下がり銘柄数は155となった。
 
個別ではタカトリがストップ高。マミヤ・オーピーは一時ストップ高と値を飛ばした。田辺工業、中西製作所、兼房、コンテックは昨年来高値を更新。FRACTALE、ユーピーアール、いい生活、フライトホールディングス、リスクモンスターが買われた。
 
一方、日本ケアサプライ、オリジナル設計、TVE、日本精機、カーチスホールディングスなど6銘柄が昨年来安値を更新。ユニバンス、日本ピグメント、宮入バルブ製作所、工藤建設、理経が売られた。

 
※ 株式投資は全て自己責任でお願いします。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。