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【大引け概況】
18日の日経平均株価は反落し、前日比284円98銭安の1万6726円55銭で終えた。
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日経平均株価は乱高下し、終値は1万7000円を下回った。
朝方は前日の米国株の急騰を好感し、押し目買いや買い戻しが入り、全面高となった。しかし、米株先物が時間外取引で値を崩すと先物主導で急速に売りが増え、日経平均株価は取引終了間際に下げ幅が一時前日比300円を超えた。
 
NYダウ先物(ミニ)が大幅安となり、一時取引中断措置「サーキットブレーカー」がとられ、売りが広がった。
 
日経平均の値動きへの影響度が大きいソフトバンクGとファストリが大幅安となったことも相場の重荷となった。2社で日経平均を約189円押し下げた。ソフトバンクGは米シェアオフィス大手ウィーカンパニーへの支援策を見直すとの報道を受け、一時12%安となった。
 
日経平均の高値と安値の差は約700円と大きく、市場関係者からは「個人投資家も運用会社も値動きの大きさについていけない」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400は続伸。終値は前日比31.67ポイント高の1万1374.42だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、2.38ポイント高の1270.84で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で4兆1106億円。売買高は27億1881万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1298と、全体の約6割を占めた。値上がりは835銘柄、変わらずは33銘柄だった。
 
業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、輸送用機器、医薬品が下落し、電気機器、その他製品、空運業は上昇した。
 
個別では、三井E&Sや日揮HDが大幅安。ソフトバンクGの売りが膨らみ、ファーストリテ、トヨタ、ファナックも緩んだ。東エレクが小安く、信越化も軟調。武田、中外薬、アステラス薬が値下がりした。住友不や菱地所の下落も目立った。
 
半面、ソニー、任天堂の買いが厚く、資生堂や花王が大幅高。ANAHDや郵船が上昇。キーエンス、OLC、イオンが高く、JR東日本、JR東海も値上がりした。
丸井Gや三越伊勢丹も高い。富士フイルムはストップ高で取引を終えた。
 
東証2部株価指数は前日比15.30ポイント安の5044.25ポイントと3日ぶり反落した。
出来高6646万株。値上がり銘柄数は271、値下がり銘柄数は174となった。
 
個別では、東京インキ、西川ゴム工業、日本精鉱、ダイハツディーゼル、フジオーゼックスなど9銘柄が昨年来安値を更新。ユーピーアール、ギグワークス、大都魚類、東亜石油、日本精機が売られた。
 
一方、日本アビオニクス、東洋テックがストップ高。神島化学工業、石井表記、天昇電気工業は一時ストップ高と値を飛ばした。北日本紡績は昨年来高値を更新。あかつき本社、金下建設、扶桑電通、ウィル、ぷらっとホームが買われた。






 
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