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【大引け概況】
13日の日経平均株価は続落した。前日比97円72銭安の2万1032円00銭で取引を終了した。
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取引時間中として6月7日以来4営業日ぶりに節目の2万1000円を下回る場面があった。
 
大規模デモの混乱を背景に香港株式相場が下げ、投資家心理が悪化した。半導体メモリー市況の改善が遅れるとの見方から半導体関連株に売りが出たことも相場を下押しした。
これを受けて東京エレクトロンやアドバンテスト、信越化学工業など半導体関連や、太陽誘電、日本ケミコンなどの電子部品株が一段安となった。
 
明日の6月限株価指数先物・オプションSQ(特別清算指数)値の算出を控え、積極的に売買をする投資家はみられず、様子見ムードが強かった。
 
ただ、後場に入ると、日銀によるETF(上場投資信託)買い期待や、中国・上海総合指数が反発して午前の取引を終えたことなどから下げ渋り、取引終了間際には買いが入ったことで2万1000円台を維持した。
 
市場では、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)、今月末に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)に合わせて行われる米中首脳会談を控え、「投資家は動きようがない」。このため、当面は模様眺めムードの強い展開となりそうだ。
 
東証株価指数(TOPIX)は、12.72ポイント安の1541.50だった。JPX日経インデックス400は続落した。終値は前日比101.96ポイント安の1万3713.32だった。
 
東証1部の売買代金は概算で1兆9028億円、売買高は11億7485万株。値下がり銘柄数は1673銘柄、値上がり394銘柄、変わらず74銘柄だった。
業種別株価指数(33業種)は、石油・石炭製品、海運業、証券・商品先物取引業、鉱業、ガラス・土石製品が下落し、上昇は保険業のみ。
 
個別では、WTI価格の急落を警戒して国際石油開発帝石や石油資源開発など石油関連株も安い。日揮、太陽誘電、安川電機、ミスミグループ本社、ジャパンディスプレイが売られ、トヨタが下落した。
 
半面、SMBC日興証券が12日付で、投資判断等を引き上げたパーク24は9日続伸した。塩野義、資生堂、新日本科学、ダントーホールディングス、ジャパンベストレスキューシステム、ネオスが買われた。ユニチャームが高く、京セラやセコムのほか、KDDIやNTTドコモが上昇した。
 
東証2部株価指数は3日ぶり反落した。前日比54.04ポイント安の6524.59ポイントだった。
出来高4133万株。値上がり銘柄数は150、値下がり銘柄数は257となった。
 
個別では、ブルボン、ボーソー油脂、アイケイ、ブルドックソース、ニチリンなど9銘柄が年初来安値を更新した。ウイルコホールディングス、アルチザネットワークス、天昇電気工業、キーウェアソリューションズ、日本精機が売られた。
 
一方、日本ギア工業が一時ストップ高となった。カワサキ、神島化学工業、ウエスコホールディングス、ミダック、ユーピーアールなど7銘柄は年初来高値を更新した。アイル、FRACTALE、アゼアス、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートが買われた。


 
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