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【大引け概況】
21日の日経平均株価は前営業日比53円26銭高の2万0719円33銭、東証株価指数(TOPIX)は8.78ポイント高の1566.37とともに小幅続伸にとどまった。
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前週末の米国株が米中協議の進展期待で大幅高となった流れを引き継ぎ、買いが先行した。円相場が1ドル=109円台半ばと円安基調だったことも手伝い、日経平均株価は一時2万0900円近くまで上昇した。

一巡後は、日本時間午前11時に中国主要経済指標の発表を控え、いったん利益確定売りに大きく伸び悩んだ。
その後持ち直したが、戻りは限定され、前引けにかけて上値の重い動きとなった。取引時間中に発表された中国経済指標がほぼ予想通りだったため売りも出にくく、商いは低調だった。
後場も総じて上値は重く、終盤にかけて再び上げ幅を縮小する場面があった。新規の手掛かり材料に乏しく、時間外取引での米株価指数先物の軟調推移も重しとして意識された。
 
米国が休場のほか、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる動きが気掛かりで様子見気分は強かった。市場関係者からは、「米政府機関の閉鎖解除もめどが立っておらず、上は買いづらい」との声が聞かれた。

JPX日経インデックス400は3日続伸し、終値は前週末比76.52ポイント高の1万3898.20だった。
 
東証1部の出来高は11億2774万株、売買代金は1兆9432億円。騰落銘柄数は値上がり1432銘柄、値下がり633銘柄、変わらず63銘柄。
業種別株価指数(33業種)では、石油・石炭製品、鉱業、海運業の上昇が目立った一方、空運業、陸運業、サービス業が下落した。
 
個別では、東エレクが上伸し、日本電産、SUMCOは大幅高。トヨタ、JXTGは高い。LIXILGが急伸し、国際帝石、商船三井、武田が値を上げ、資生堂は堅調。東建物がにぎわい、三菱UFJは続伸、良品計画も上昇した。荏原実業が一時ストップ高に買われる人気となり、ワタベウェディング、廣済堂もストップ高。スター・マイカも値を飛ばした。このほか、千趣会、タムラ製作所なども物色人気となった。
 
半面、ダイキンが下押し、キーエンスは軟調。ZOZOが値を下げ、任天堂、ファーストリテは弱含み。ANA、JR東海が売られ、サイバエジェ、アニコム ホールディングス、Genky DrugStoresは大幅安。フィックスターズ、北の達人コーポレーションも利食われた。

 東証2部株価指数は前週末比45.92ポイント高の6575.12ポイントと続伸した。
出来高4827万株。値上がり銘柄数は232、値下がり銘柄数は190となった。
 
個別では、アサヒ衛陶が一時ストップ高と値を飛ばした。太平製作所、キクカワエンタープライズ、インスペックは昨年来高値を更新。アピックヤマダ、グローバルダイニング、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス、児玉化学工業、プレミアムウォーターホールディングスが買われた。
 
一方、カワセコンピュータサプライ、ノダ、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、DNAチップ研究所、オーウイルが売られた。
 
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