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【大引け概況】

3日の日経平均株価は新型肺炎の感染拡大による世界的な景気減速を警戒した海外株安や円高を嫌気し反落した。
大引けは前週末比233円24銭安の2万2971円94銭で、2019年11月1日(2万2850円)以来およそ3カ月ぶりの安い水準を付けた。
 
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東京株式市場でも幅広い銘柄に売りが先行し、朝方には400円超まで下げ幅を広げた。
ただ、春節(旧正月)休暇明けに急落して始まった中国・上海総合指数がやや下げ渋るなど、アジア各国・地域の株安が加速しなかったことを受け、日経平均も次第に下げ幅を縮小した。
 
朝安後は目先の相場底入れを見越した押し目買いや、海外ヘッジファンドなど短期筋による株価指数先物への買い戻しが入ったとの見方が多い。
中国人民銀行(中央銀行)が3日に公開市場操作(オペ)を通じて金融市場に1兆2000億元(約18兆7000億円)を供給したことも、投資家心理の一段の悪化に歯止めをかけたとみられる。
 
しかし、日経平均はプラス圏に浮上することはなく、戻りの鈍さが目立つ。米政府が中国本土への渡航中止を勧告するなど、人や物の流れが一段と停滞する可能性が高まっている。米中貿易摩擦がいったん和らぎ、景気の先行きに楽観的な見方も出ていた中で、株式市場は再び試練にさらされた形だ。
 
新型肺炎拡大による世界経済への悪影響を警戒する雰囲気は引き続き強く、市場では「中長期志向の機関投資家が積極的に買いを入れる動きは鈍かった。国内企業業績の下振れも懸念され、相場急落リスクはくすぶっている」といった慎重な声が多かった。
 
JPX日経インデックス400は反落し、終値は前週末比100.43ポイント安の1万4991.36だった。東証株価指数(TOPIX)も反落した。11.78ポイント安の1672.66で終え、昨年11月1日以来3カ月ぶりの安値を付けた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆5654億円。売買高は13億5797万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1658と、全体の76.7%を占めた。値上がりは437、変わらずは64銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は海運業、非鉄金属、証券・商品先物取引業の下落が目立ち、上昇は電気・ガス業のみ。
 
個別では、ファーストリテイリングや京セラなど値がさ株の一角が安い。インバウンド消費の減少への警戒感から資生堂や三越伊勢丹、オリエンタルランドの下げが目立った。アドテストや東エレクなど半導体株が下落したほか、アステラスやコマツ、トヨタ自動車、マツダも売られた。新型肺炎関連では日本エアーテック、ニイタカがストップ安となり、シキボウも急落した。このほか、ZOZOの下げも目立つ。
 
一方、味の素が大幅高。富士通や第一三共が昨年来高値を更新した。エーザイやヤマトHD、関西電も買われた。
日立ハイテクノロジーズも買いが優勢。中外製薬なども買いを集めた。ダイトウボウがストップ高で値上がり率トップ、正興電機製作所、丸山製作所、アイティメディアなどが値を飛ばしている。豆蔵ホールディングス、タダノなども物色人気となっている。
 
 
東証2部株価指数は前週末比36.80ポイント安の7041.66ポイントと反落。
出来高8154万株。値上がり銘柄数は118、値下がり銘柄数は326となった。
 
個別では、新内外綿、アゼアス、川本産業、マナックがストップ安。南海辰村建設、Oakキャピタル、日創プロニティ、児玉化学工業、ワシントンホテルなど21銘柄は昨年来安値を更新。オーミケンシ、日本アビオニクス、ビケンテクノ、鶴弥、弘電社が売られた。
 
一方、スガイ化学工業、JEUGIAがストップ高。日本ハウズイング、東京自働機械製作所は一時ストップ高と値を飛ばした。川本産業、昭和化学工業、櫻護謨、瑞光、東亜バルブエンジニアリングなど9銘柄は昨年来高値を更新。都築電気、スーパーバッグ、千代田化工建設、ゼット、ファーマフーズが買われた。
 
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