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【大引け概況】
13日の日経平均株価は続伸し、前日比149円22銭高の2万8718円24銭で終えた。
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 きょうは前日に続き上値指向となった。前日の米国株市場では、米長期金利の低下が一服したことを背景に景気敏感株中心に買われ、NYダウをはじめ主要株3指数が揃って過去最高値を更新しており、この流れを引き継いだ。もっとも日経平均は朝方に上げ足を強めたものの、2万9000円近辺では戻り売りに押し返される格好となった。
 
日本時間今晩に発表される6月の米CPIの結果を見極めたいとの思惑も上値を重くした。後場はプラス圏で売り物を吸収したが、上げ幅は縮小傾向を強いられた。金融や保険株が買われる一方、外資系の投資判断引き下げを受けて半導体製造装置関連株などに安いものが目立った。
 
市場からは「海外勢は個別でパラパラと動いている程度で、大きなアクションはほとんどない。ネタ不足で、米CPIや米企業決算を控え、動きづらいようだ」との声が聞かれた。
 
東証株価指数(TOPIX)は続伸し、終値は14.31ポイント(0.73%)高の1967.64で終えた。JPX日経インデックス400も続伸した。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆1801億円。売買高は9億5752万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1642と、全体の7割強を占めた。値下がりは468、変わらずは82だった。
 
 

 
業種別株価指数(33業種)では、鉱業、その他金融業、保険業などの上昇が目立った。下落は陸運業、空運業、サービス業など。
 
個別では、ソフトバンクグループがしっかり、ファーストリテイリングも堅調。レノバが売買代金を伴い大幅高で目を引く。ファナックやアマダ、SUMCOなどが高く、INPEXやエーザイもしっかり。富士フイルムホールディングス、日本郵船、東京海上ホールディングスも高い。タマホーム、デザインワン・ジャパンが急伸、コスモス薬品も値を飛ばした。
 
半面、レーザーテックが大きく売られ、任天堂も軟調。東京エレクトロン、スクリンやアドバンテストも売りが優勢だった。エムスリーや東宝、リクルートホールディングスも値を下げた。ダントーホールディングスも大きく利食われ値下がり率トップ。東京機械製作所、インターアクションが急落した。
 
 
東証2部株価指数は前日比40.92ポイント高の7794.13ポイントと3日続伸した。
出来高1億9462万株。値上がり銘柄数は259、値下がり銘柄数は143となった。
 
個別では、アップルインターナショナル、バイク王&カンパニー、アクロディア、昭和ホールディングス、リバーホールディングスなど16銘柄が年初来高値を更新。ジー・スリーホールディングス、アートスパークホールディングス、ヒラノテクシード、マーチャント・バンカーズ、日鍛バルブが買われた。
 
一方、アサヒペン、サンセイ、REVOLUTIONが年初来安値を更新。日本化学産業、カクヤスグループ、東京ソワール、工藤建設、ICDAホールディングスが売られた。

 
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