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【大引け概況】
11日の日経平均株価は反発した。前日比195円90銭高の2万0359円70銭で終えた。
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10日の米国株高や円安・ドル高を受け、買いが先行した。主力株中心に物色され、後場後半には一時2万389円89銭(前日比226円09銭高)まで上昇する場面があった。その後は一服商状ながら大引けにかけて高値圏で推移した。
 
相場のけん引役となったのはファーストリテが大幅高となり、1銘柄で日経平均を119円押し上げた。減益決算を発表したものの、12月のユニクロ既存店売上高が増加に転じたため買いを集めた。安川電機も上昇。業績予想を下方修正したが、「需要が9月を底に改善しつつあるとの見方を示したことが好感された」ようだ。
円相場が1ドル=108円台前半に下落したのも追い風となり、業種別では自動車や電気機器、機械などの上昇が目立った。
 
ただ、「連休中の海外市場で再び仕掛け的な円高になるのではないか」との警戒感もあり、上値を追う展開にはならなかった。
 
市場からは「日中値幅は100円に満たず、上にも下にも動きづらい状態だ。何よりも方向性を決定付ける材料がない。3連休明けの来週は4日間の取引で手掛かり材料も乏しく、トレンドが出にくい」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400は反発した。終値は前日比73.16ポイント高の1万3563.06だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、7.72ポイント高の1529.73で終えた。
 
きょう算出の日経平均先物ミニ・オプション1月限のSQ(特別清算指数)値は2万290円67銭。東証1部の出来高は12億9595万株、売買代金は2兆5029億円。騰落銘柄数は値上がり1033銘柄、値下がり1003銘柄、変わらず92銘柄
 
業種別株価指数(33業種)では、精密機器、不動産業、電気・ガス業の上昇が目立った一方、小売業、水産・農林業、倉庫・運輸関連業が下落した。
 
個別では、社長交代とあわせて「物言う株主」で知られる米ファンドから取締役を受け入れると発表したオリンパスが急伸した。ソフトバンクGや武田、アドテストのほか、京セラやTDKなど電子部品関連も高い。日立が買いを集めた。
 
一方、ユニファミマやイオン、セブン&アイなど小売株が下落した。ヤマハやキッコマンも安い
 
東証2部株価指数は前日比38.49ポイント高の6461.72ポイントと反発した。
出来高5926万株。値上がり銘柄数は236、値下がり銘柄数は166となった。
 
個別では、DNAチップ研究所、デュアルタップ、ツインバード工業がストップ高。日本パワーファスニングは一時ストップ高と値を飛ばした。ショクブン、さいか屋、ネットマーケティング、FDK、セーラー万年筆が買われた。
 
一方、トーヨーアサノ、ビットワングループ、カワセコンピュータサプライ、京進、価値開発が売られた。
 
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