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【大引け概況】
25日の日経平均株価は前週末比178円68銭安の2万2338円15銭と続落した。
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朝方は、前週末のNYダウが9営業日ぶりに反発した流れを受け、買いが先行した。
いったん下げに転じた後、持ち直す場面もあったが、外国為替相場で、1ドル=109円台半ばまで円高が進み、米国株先物が時間外取引で売られたことも悪材料となった。
 
米国がハイテク製品の対中輸出制限などを検討していると伝わり、米中貿易摩擦が世界経済の停滞につながるとの懸念が強まった。
投資家心理が冷えて売り優勢となり、戻りは鈍く、大引けにかけて安値圏で推移した。
 
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本代表チームの健闘が続いている。25日はスポーツ用品メーカーのミズノやデサント、英国風パブのハブなど、関連株が朝方に買われたが、その後は売りが優勢となった。
代表チームの活躍が投資マインドの改善につながるとの期待もあるが、「試合時間は深夜が多く、消費を刺激するほどではない」と、効果は限定的との指摘も聞かれた。
 
JPX日経インデックス400は3日続落した。終値は130.60ポイント安の1万5323.30だった。
東証株価指数(TOPIX)も3日続落し、16.56ポイント安の1728.27で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で1兆9932億円。売買高は11億9625万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は1740、値上がりは298、変わらずは53銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、陸運業、金属製品、輸送用機器の下げが目立ち、値上がりは鉱業、パルプ・紙、石油・石炭製品など。

個別では、東京地裁に会社更生手続き開始の申し立てを行い受理された海洋掘削がストップ安となった。
自動車株関連のトヨタ、SUBARUが下落。ソフトバンク、資生堂が売りに押された。半導体関連のSUMCO、東京エレクトロンが売られた。シンクロ・フード、きちりが大幅安、セレスも下値を探る展開。
半面、武田薬品工業が堅調。スタートトゥディ、花王が上昇、大和の値上がりが目立ち、原油高を手掛かりに国際石開帝石が買われた。

東証2部株価指数は前週末比74.72ポイント安の7370.46ポイントと続落した。
値上がり銘柄数は134、値下がり銘柄数は327となった。 

個別ではビート・ホールディングス・リミテッドが一時ストップ安と急落した。
省電舎HD、DNAチップ研究所、ヒラキなど47銘柄は年初来安値を更新した。
ファステップス、ニチリン、宮入バルブ製作所、ジーエルサイエンスは売られた。

一方、キタムラ、日本リーテック、アイケイ、セイヒョー、アイ・アールジャパンHDなど9銘柄が年初来高値を更新した。フライトHD、タクミナ、プレミアムウォーターHD、オーベクス、コーアツ工業は買われた。

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