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1月24日以来2カ月半ぶりに年初来安値を更新し、昨年12月7日以来の安値を付けた。
きょうの東京株式市場は、売り先行で始まり、前場後半から一気に下げ幅を広げる展開を余儀なくされた。前日の米国株市場では、FOMC議事要旨の発表を受け、NYダウなど主要株価指数が終盤に値を崩しており、この地合いを引き継ぐかたちとなった。
また、北朝鮮の弾道ミサイル発射をきっかけとした米朝関係の緊迫化への懸念から全面安となった。

午後に日経平均の下げ幅は300円を超える場面があった。「世界的に割高な中小型株の持ち高を減らす動きが下げを主導している」との指摘があった。

東証1部の新安値銘柄数は644に膨らんだ。トヨタや三菱UFJが連日で年初来安値を更新するなど、主力株には海外投資家の売りが目立った。

JPX日経インデックス400は反落した。終値は前日比212.90ポイント安の1万3257.80だった。東証株価指数(TOPIX)は反落し、24.48ポイント安の1480.18で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆4589億円。売買高は20億6830万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1919と今年最多で、2016年11月9日以来の高水準だった。値上がりは73、変わらずは18銘柄だった。

個別では、トヨタ自動車が安く、三菱電と富士通は下落した。ソニーとSMCも下げ、新日鉄住金とJFEも下げが大きかった。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも売りに押された。東洋電機製造が急反落、メディアドゥ、インターアクションなども大幅安。
キーエンス、ダイキン工業なども下落した。

一方、任天堂と大塚HDは上昇した。コンコルディとファストリも高かった。SUMCOも上昇した。石川製作所はストップ高に買われ、TOKYO BASEも大幅高。アスクルが大きく切り返したほか、グリーも物色人気となった

東証2部株価指数は前日比146.61ポイント安の5785.37ポイントと3日続落。値上がり銘柄数は38、値下がり銘柄数は451となった。

個別では、JESCOホールディングス、土屋ホールディングス、大盛工業、高田工業所など116銘柄が年初来安値を更新。黒田精工、トレックス・セミコンダクター、ヨネックス、富士通フロンテックが売られた。
一方、ジャパン・フード&リカー・アライアンス、北海道コカ・コーラボトリング、北日本紡績、日本アビオニクスが年初来高値を更新。冨士ダイス、アゼアス、ダイナパック、日本化学産業、ネポンが買われた。
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