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【大引け概況】


9日の日経平均株価は小幅に5日続伸し、前日比12円24銭高の2万8246円53銭で終えた。3月29日(2万8252円)以来の高値水準。
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きょうは寄り付き売りが先行したものの、日経平均はすぐにプラス圏に切り返す展開をみせ、後場に入ると先物主導で一段高に買われる場面があった。原油価格上昇を受け資源エネルギー関連株の一角が買われたほか、急速な円安を背景に自動車株などに堅調な銘柄が多い。
一方、世界景気の減速懸念から海運株への売りが目立ち、鉄鋼やハイテク株なども利益確定の動きに押される展開となった。日経平均は後場に150円以上高い場面もあったが、取引終盤は手仕舞い売りが出て、値を消す展開に。今晩予定されるECB理事会とラガルド総裁の記者会見を前に買いが手控えられた。
 
円相場は一時1ドル=134円台まで円安・ドル高が進んだ。中国経済の活動再開による企業収益の回復期待が根強く、自動車株や機械株などが買われた。原油高を手がかりに資源関連株も高かった。
 
午後に日経平均は一時2万8389円と、取引時間中としては1月18日以来約5カ月ぶりの水準に上げた。「ロシアのウクライナ侵攻による影響が欧米の企業よりも相対的に小さいとの見方も日本株の押し上げにつながっている」とみていた。
ただ、上値では利益確定売りが出た。米長期金利の高止まりから半導体関連株などグロース(成長)株が売られ、相場の上値を抑えた。
 
東証株価指数(TOPIX)は5営業日ぶりに反落し、0.93ポイント(0.05%)安の1969.05だった。
 
東証プライムの売買代金は概算で3兆2139億円。売買高は12億8727万株だった。東証プライム市場の値上がり銘柄数は786、値下がりは966、変わらずは86だった。
 
 
業種別株価指数(33業種)では鉱業、石油・石炭製品、輸送用機器などが上昇。海運業、証券・商品先物取引業、電気・ガス業などは下落。
 
個別では、米国市場での中国株の急伸を受けてソフトバンクG(SBG)が大幅に上昇。ファーストリテ、キーエンス、レーザーテックなど値がさグロ−ス(成長)株の一角が上昇。原油価格の高騰を通じてINPEX、石油資源開発は大きく上伸し、三井物産も大幅高。大阪チタニウムと東邦チタニウムは大幅に反発した。円安進行を背景にトヨタ、SUBARU、日産自、ヤマハが買われた。東証プライム市場値上がり率上位には連日でストップ安となっていたIRJHDや今期見通しが評価されたBガレージのほか、越境EC支援実績が3000件を突破したBEENOS、SREHD、ソースネクストなどがランクインした。
 
一方、バルチック海運指数の下落や世界の海運関連株の急落を受けて郵船、商船三井、川崎汽船が軒並み急落。米半導体大手インテルの最高財務責任者(CFO)がマクロ環境の見通しについてネガティブな見解を示したことで、前日のフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は大幅に下落、これが嫌気されて東エレク、ルネサス、アドバンテストなど半導体関連株が全般大きく下げた。インテルと関連の深い新光電工、イビデンも大きく売られた。シャープ、くら寿司、アイモバイル、丹青社などは決算が売りに繋がった。ほか、ファナック、富士フイルム、日立製、信越化学、村田製などが下落した。

 
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