櫻井英明の株式辞典【そ行】

 【そ行】
 
■相場【そうば】
一般的には、ある商品のある時点での売りと買いの出会いによって成立した取引価格のこと。日々刻々変化することになる。
値段の動きが相場であり、値段の動きで損益を出す人を相場師という怪しげな言葉で呼ぶ。
ただ最近では、相場師は見かけなくなりトレーダーやディーラーという格好良い呼称に変化してしまった。
因みに一般的にはトレーダーは自己・委託を問わず注文を執行する人。
ディーラーは自己の勘定で注文を執行する人を指すが、この境界は曖昧になってきている。
 
 
 
■底打ちサイン【そこうちさいん】
テレビで東京・八重洲の証券会社の株価ボードが映ること。
総悲観の真っただ中では必ず悲壮な顔つきでの「株価が下がってこれからどうなるか不安です」というコメントが流れる。
最近では08年10月と09年3月。
いずれも日経平均8000円割れで底打ちした。
結果論ながら、底打ちサインとみなせようか。
ただ不思議なことに天井圏で「株で儲かってうれしい」なんて幸せチックな映像が流れた記憶はない。
マスコミは人の不幸ばかり報道して、なかなか人の幸せは報じないものなのかも知れない。
 
 
 
■増資【ぞうし】
企業が新たに株式を発行したりして資本金を増やすこと。
市場では増資があると1株あたりの利益などが薄まるとして嫌がられるが、増資後下げ続けた銘柄は少ない。
また、バブル依然、増資は積極的な経営姿勢という評価で株価上昇の理由にされたこともある。証券会社は引き受手数料が入るので積極的に企業に勧める。
 
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