
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
日経平均株価の前半はしっかりの動きが続いたが、後場に一気に弱い動きとなり、安値引けで終えた。
チャートを見ると、25日線に頭を抑えられて下に向かったという動きとなっており、引け味は非常に悪い。
きょう後場の売り優勢で軟調な地合いを引き継ぐ可能性を考慮すると、日経平均株価は続落となりそうだ。
あすは午前10時に中国2月製造業PMI(購買担当者景気指数)の発表が予定されており、29日に大幅反落した上海総合指数の動向とともに注視する必要がある。なお、1月製造業PMIは49.4と好不況の分かれ目となる「50」を6カ月連続で下回り、12年8月以来の低水準だった。
明日は、16000円までで踏みとどまり、下への耐性を示す動きが出てくるかどうかが注目されるだろう。
本日は、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い、明日も、中小型株物色の展開が考えられる。
【注目の開示銘柄】
■パーク24 [4666]
16年10月期第1四半期決算を発表。営業利益は前年同期比20.1%増の49億円、純利益は同23.4%増の31億円だった。駐車場事業の収益はほぼ横ばいだったが、空港や鉄道駅で車を貸し出す「モビリティ事業」が好調に伸びた。通期見通しは据え置く。通期に対する進捗率は営業利益23.2%、純利益23.6%。29日終値は2954円(▲81)。
■三浦印刷[7920]
16年3月期通期業績予想の修正を発表。営業利益は従来予想比63.3%増の4億9000万円(前期実績1億5700万円)、純利益は同65.2%増の3億8000万円(前年同期は6200万円の最終赤字)とした。製版部門の集約やリストラが収益増に貢献した。上方修正に伴う復配も発表。今期は期末一括配当で4円とする。29日終値は98円(▲1)。
■フージャースHD[3284]
自社株買いを発表。発行済み株式の3.50%にあたる100万株、5億円を上限に実施する。取得期間は3月1日から4月30日。同社は東証1部上場。首都圏中心にマンション開発を手がける。29日終値は434円(▲1)。
02月29日 相場概況(大引け)
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【大引け概況】
29日の日経平均株価は3日ぶりに反落した。終値は前週末比161円65銭安の1万6026円76銭だった。
寄り付きは、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、市場の安定に向け政策を協調して実施する方針が打ち出されたことで、安心感から買いが先行のスタートとなった。日経平均の上げ幅は一時250円を超える場面があった。
ドル高が進んだ。企業の輸出採算が改善するとの期待から輸出関連株を中心に買いが広がっていた。
ただし、後場中ごろまで円安・ドル高を受け買いが優勢だったが、円安が一服すると投資家が買い手控えムードを強めた。中国・上海などアジアの株式相場がおおむね下げ、投資家心理が悪化した。
円が買い進まれたことを嫌気して、輸出関連の主力銘柄を中心にマイナス圏に沈む銘柄が目立った。
JPX日経インデックス400は3日ぶり反落した。終値は前週末比128.17ポイント安の1万1755.65だった。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反落し、終値は13.42ポイント安の1297.85と、節目の1300を割り込んだ。
東証1部の売買代金は概算で2兆5944億円、売買高は24億9281万株。東証1部の値下がり銘柄数は1294、値上がりは545、変わらずは102だった。
個別銘柄では、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業との買収交渉の期限を延長すると発表したシャープが売られ、2003年に熊谷組施工し、住友不動産が販売した横浜市西区のマンションで、鉄筋が切断されていたとされる件で、全5棟の建て替えを検討していると発表した熊谷組が急落。大成建設、清水建設などゼネコン株も売られた。
また、ファナックやファストリが下げ日経平均を押し下げた。トヨタやホンダ、三菱自といった自動車株のほか三菱UFJ、三井住友FGなどメガバンクが売りに押された。来期の業績に不透明感が強い日触媒が安い。
一方、前週末に大規模な自社株買いを実施すると発表した日産自が大幅に上昇した。ミニバンの開発・生産からの撤退方針が伝えられたマツダも値を保った。このほかにKDDIやNTTドコモ、NTT、パナソニック、ビックカメラ、クックパッド、パイオニアなどがしっかり。
東証2部株価指数は3日続伸した。大引けの2部指数は、前週末比17.49ポイント高の4216.15となった。
個別銘柄ではサイバーコム、フォーカスがストップ高。アートSHD、朝日インテク、象印が上昇し、東邦金属、セブン工、ヨネックスやSFJ、ぷらっとが下げた。

日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。大引けは前週末比11円74銭高の2345円22銭だった。値動きの軽い新興企業向け市場の中小型株に向かった。ジャスダック平均はプラス圏での推移が続いた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で297億円と2015年11月4日(282億円)以来およそ4カ月ぶりの低水準だった。売買高は9598万株だった。
個別銘柄では太洋工業、平山、日本テレホンがストップ高。レイやクルーズ、アイサンテクが上昇した。一方で、ヤマウ、夢の街創造委員会、FVCやDガレージ、マクドナルドが下げた。
東証マザーズ指数は反発。大引けは前週末比12.18ポイント高の838.67だった。
個別銘柄ではネットイヤー、REMIX、サイジニア、アクトコールがストップ高。そーせいが大幅高、ミクシィやアンジェスも買われた。半面、FFRIがストップ安。ジグソーやインフォテリは売られた。直近に新規株式公開(IPO)したはてなも安い。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,026.76 |
-161.65 |
日経平均先物 |
15,930.00 |
-330.00 |
TOPIX |
1,297.85 |
-13.42 |
TOPIX先物 |
1,288.00 |
-27.50 |
東証2部指数 |
4,216.15 |
17.49 |
JASDAQ |
2,345.22 |
11.74 |
マザーズ |
838.67 |
12.18 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2492810 |
2594496 |
東証2部 |
73260 |
18326 |
「2月29日」
2月29日は4年に1回。
前回は2012年で前日比0.72円高の9723円。
08年が322円安で13603円。
04年は休場。
2000年は239円高で19959円。
96年は206円高の20125円。
92年は休場。
特に傾向はないが・・・。
一応3日続伸にリーチ。
経済産業省が29日発表した1月鉱工業生産指数速報。
前月比3.7%上昇で3カ月ぶりの上昇。
事前予測調査は前月比3.3%上昇だったからこれも上回った。
生産予測指数は2月が前月比5.2%低下、3月が同3.1%の上昇。
コメントは「生産は昨年末にかけて減速傾向を強めていた。
国内出荷も振るわず、輸出も一般機械や電子部品、輸送機械など主要業種が低調。
1月は正月休暇が短かった影響で生産水準の押し上げ要因になったとみられている。
先行き2、3月の予測は一進一退が続く見通しだ。
年初からの世界経済の不透明感の強まりにより、実需の減退や企業行動の慎重化など、
さらなる下振れ懸念は高まっている」。
てなことは関係なく、前場の日経平均は一時16400円台。
経済指標に素直になびかないのは株式市場の特色でもある。
そんな市場で債券トレーダーが戦えるかというと、これは結構無理。
だから彼らは株式市場を蔑んで近づかない。
「株式畑は理解不能」なんてコメントがそのうちでてくるのだろうか。
一方でアチラもコチラも自社株買い。
日経でも「自社株買い最高へ」の見出し。
8年ぶりに今年度は5兆円近くの買いになるという。
今起きているのは年初からの株安を背景とした自社株買いの活発化。
株主還元重視する姿勢が広がってきたのに加え、株価の下支え狙った自社株買いも目立つという。
トヨタ933億円、HOYA347円などあったがショボさが目立つのがソフトバンクの5000億円。
ドコモ5000億円、日産が4000億円、鉄1000億円。
自社株に数千億円単位をつぎ込む割には設備投資にはまだ慎重。
単に株価の下支えをするだけなら、まさに上場企業は市場至上主義に他ならない。
投資家側にとって悪い話ではないが、企業は成長ということをどう考えているのだろうか。
自社株買って株主総会でアレコレ言われないように・・・。
なんてことより積極的設備投資で明日を拓くなんてスピリットはないのだろうか。
自社株買いを手放しでは喜べないような気がする。
日経ヴェリタスの「米景気後退はあるか」。
海の向こうでは「Earnings Recession」と言われているという。
企業収益は後退局面入りしているというのだ。
市場予想では減益局面は4〜6月期まで及ぶと見込まれている。
原因はエネルギー関連の収益低迷と、製造業中心に吹き付けるドル高の逆風だという。
しかし・・・。
米国が海外景気の減速にびくともしなかった理由。
(1)増え続ける人口。
(2)豊富な資源。
(3)基軸通貨ドル。
これがそろって自立した内需主導の経済を維持してきた。
そのすべてを欠き、海外経済と濃密に付き合わざるを得ない日本とは対照的な経済構が浮上するという。
人口減少、貧困な資源、ローカルカレンシーの円。
この三重苦からは逃れられないのが宿命ではある。
だからといって負けっぱなしというのも理不尽。
人口減少はアジアへ目を向け、資源安を享受し、通貨は影響薄からむしろ誰にも左右されない。
逆手にとっても悪くはなかろう。
・・・・・・・・・・・・・
「兜町ポエム」
「NYと日本株」
もしもし株よ日本株
世界のうちでおまえほど
歩みののろい株はない
どうしてそんなに上がらない
なんとおっしゃるニューヨーク
そんならおまえと上げ比べ
向こうのお山の2万まで
どちらが先にワンタッチ
どんなに兜がいそいでも
どうせ晩には売り気配
ここらでチョット悪材料
上海景気に原油安
これは出過ぎたたしくじった
シェールに利上げに選挙戦
あんまり遅いニューヨーク
さっきの自慢はどうしたの
(櫻井)
02月29日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
29日前場の日経平均株価は3日続伸した。前引けは前週末比66円82銭高の1万6255円23銭だった。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、市場の安定に向け政策を協調して実施する方針が打ち出されたことで、安心感から買いが先行のスタートとなった。
また、外国為替市場で円相場が円安・ドル高に進み、投資家心理が改善。運用リスクを取る動きにつながり、輸出関連株を中心に買いが広がった。
前週末発表の2015年10〜12月期の米実質国内総生産(GDP)改定値をきっかけに円相場は一時1ドル=114円台まで円安・ドル高が進んだ。週明けの東京市場では円相場が下げ渋ったものの、企業の輸出採算が改善するとの期待から買いが優勢だった。
しかし、日経平均は前引けにかけてじりじりと上げ幅を縮めた。積極的に上値を追う雰囲気に乏しく、中国・上海株式相場が一時昨年来安値を下回り、投資家心理の重荷になった。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も3日続伸した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2億円、売買高は10億5074万株。東証1部の値上がり銘柄数は全体の7割弱にあたる1327、値下がりは499、変わらずは114だった。
個別銘柄では、大規模な自社株買いを実施すると発表した日産自が大幅高。トヨタや富士重、ミニバンの開発・生産からの撤退方針が伝えられたマツダなど自動車株が高い。三菱UFJ、三井住友も上昇した。今期の業績見通しを下方修正した任天堂は朝安後に上げに転じた。
半面、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業による買収提案を巡る交渉の期限を延長すると発表したシャープが安い。横浜市西区のマンションで、基礎部分の強度を保つために必要な鉄筋が不適切な施工によって切断された可能性があると伝わった熊谷組が売りに押された。
このほか、サッポロホールディングス、日本ハムも安い。
東証2部指数は3日続伸した。2部指数は、前週末比31.89ポイント高の4230.55となった。個別銘柄ではサイバーコムがストップ高。アートSHD、朝日インテク、象印が上げ、ヨネックス、宮入バルSFJが下げた。

【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は続伸した。新興企業株も買いが優勢となった。好材料の出た値動きの軽い銘柄が買われた。
午前の中ごろからジャスダック平均はやや伸び悩んだ。中国・上海株の下落などを受けて日経平均株価の上昇が一服した流れが波及した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で170億円、売買高は5551万株。個別銘柄では平山、日本テレホンがストップ高。フォーサイドやアイサンテク、クルーズが上昇した。一方でFVCやメディシノバ、夢の街創造、ヤマウが下げた。
東証マザーズ指数は反発。前引けは前週末比13.48ポイント高い839.97だった。個別銘柄ではサイジニア、ソーシャルワイヤ、REMIX、そーせいやミクシィ、サイバダインが買われた。半面、はてなやジグソー、マイネット、ラクーン、ネオジャパンが売られた。
02月29日 相場概況(寄り付き)
【10時現在の概況】
日経平均株価は前週末比203円91銭高の1万6392円32銭で推移。
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の結果や円安・ドル高による投資家心理改善を受け、買い優勢の展開が続くいている。
ただ、積極的に上値を追う雰囲気は乏しい。目先の利益を確定する売りが上値を抑えるほか、円相場が1ドル=113円台半ばと円安・ドル高が一服すると連れて日経平均も上げ幅を縮めた。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も続伸し、上昇率は1%を超えている。東証規模別株価指数では小型株の上げが大きい。
日経平均プラス寄与度トップはKDDIで、日経平均を25.66円押し上げている。次いでファナックが10.79円、TDKが10.20円、ファストリが10.20円と続く。
マイナス寄与度は5.22円の押し下げで信越化がトップ。以下、日ハムが2.2円、住友不が1.61円と続いている。
東証1部の売買代金は概算で5513億円、売買高は5億9716万株。東証1部の値上がり銘柄数は全体の8割にあたる1562、値下がりは283、変わらずは95。
業種別では33業種中29業種が値上がり。1位は輸送用機器で、以下、保険、非鉄金属、電気機器と続く。値下がり上位には空運、陸運、食料が並んでいる。
個別では、ミニバンの開発・生産から撤退する方針が伝わったマツダが高い。自社株買いを発表した日産自が大幅高のほか、トヨタやホンダなど自動車株がしっかり。三菱UFJ、三井住友FGなどメガバンクもしっかり。
半面、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業による買収提案を巡る交渉で交渉期限を延期すると発表したシャープが下げた。熊谷組が昨年来安値を更新し、鹿島や大成建、清水建などの建設株も軟調。
東証2部指数は3日続伸している。アートSHD、朝日インテクが上げ、ヨネックス、SFJが安い

225先物はみずほ・HSBC・メリル・岡三・GMO・クレディ・モルスタが買い越し。
三菱・UBS・ドイツ・GS・日産・カブコムが売り越し。
TOPIX先物は野村・GS・アムロ・ニューエッジ・メリルが買い越し。
バークレイズ・みずほ・シティ・モルスタ・UBSが売り越し。
外資系等は日新製鋼(5413)、ホシザキ(6465)、ソフトバンク(9984)、ネクソン(3659)に注目。
テクニカル的にはマルハ(1333)、九電工(1959)、森永菓(2201)、いちご(2337)、フジッコ(2908)、バイタル(3151)、ニチバン(4218)、マネパ(8732)が動兆。
<兜町カタリスト>
「発掘実力企業」
週末のNYダウは57ドル安の16639ドル。
S&P500は3ポイント安の1948ポイントと3日ぶりの反落。
ただNASDAQは8ポイント高の4590ポイントと3日続伸でマチマチの動き。
NYSEの上昇銘柄は1894、下落銘柄は1168と堅調。
週間では3指数とも2%弱の上昇となった。
原油先物価格はバレル32ドル台と軟調だったが気にするムードでもなかった印象。
10〜12月のGDP改訂値は速報値の年率換算0.7%増から年率換算1%増へ上方修正。
景気は悪くないのだが、これが利上げ観測につながったことでのダウの軟調。
この解釈はいつもおかしく思える。
因みに6月の利上げ確率は36%、12月が53%と指摘されている。
いずれにしても原油動向を材料にした強弱感の綱引き。
G20は具体論なくいつものように通過した。
どうせ今週はまた週末の米雇用統計を気にする動きなのだろう。
為替への影響ほどはないし所詮瞬間芸の世界の材料にしか過ぎないのだから大げさに騒ぐ意味もなかろう。
著名投資家ウォーレン・バフェット氏の毎年恒例株主への手紙。
「過去240年にわたり『米国売り』に賭けた投資をするのは間違いだった。
今もその時期ではない」としたのは間違いではなかろう。
一方で日経平均は週間では221円上昇。
2週連続週足陽線となった。
週間値幅は719円と4週ぶりに1000円以内での展開。
やや落ち着いたという印象。
上海でのG20は具体論はなかったものの「経済減速への協調姿勢」が見られたことから下値不安は後退。
先週は一時1ドル111円台まだあったドル円も114円近くまでなっており外部環境は一応好転の格好。
上値は重そうだが16000円台を固める展開だろう。
投資主体別売買動向では年金基金の売買反映する信託銀行が2月第3週に4999億円買い越し。
買越額は過去最大で、買い越しは13週連続。
海外投資家は売り越し続けているが個人投資家と一緒で健闘している。
市場では「TOPIXコア30指数へのバスケット買いが出ている」との観測。
年金買いの可能性と自社株買いの応援は見られている。
野村証券の試算ではGPIFの買い余力は4兆円超あるという。
これに個人投資家への配当が3兆円加われば結構な資金はあることになる。
日経平均の節目は終値ベースの16350円。
次が25日移動平均線16536円。
そして一目均衡表の基準線17638円。
今日高ければNYに遅れること1週間で今年初の3日続伸。
シカゴ225先物の高値は16530円。
まずはココを抜けることが前提になろうか。
安値は16185円であり、下値不安は薄そう。
日経ヴェリタスの「発掘実力企業」。
今週は「ニッチで稼ぐ(7)インフォテリア(3853)」。
「企業や個人事業者などに書類や動画資料をインターネット経由でタブレットに配信するシステムを販売。
Handbookサービスは現在、売上高の15%。
2021年3月期には35%に高める計画」。
フィンテック関連として昨年末からの株価5倍化、そして維持が凄いところ。
因みに3月12日に東京ドームプリズムホールで開催予定の「春のIR祭2016」。
A会場では10時〜11時40分のコマで同社の平野社長が登壇予定。
まだ席はあるみたいなので、是非おいでいただければと思う。
因みにA会場は朝から晩まで櫻井の担当。
掛け合いチックに熊本弁で企業説明をして欲しいと考えている。
というか、席があるのが僥倖のような気もする。
同時間帯のもう1社はファンデリー(3147)の阿部社長が登場。
生活習慣病者への宅配サービスが中核で今後の期待の分野。
「夢は225採用」という意気込みは素晴らしい。
今年の3月は東証IRフェスタがないので、是非足を運んで欲しい。
何やら面白そうなのが土曜日の阿部首相のゴルフ。
神奈川のスリーハンドレッドで中外製薬の永山会長とのプレイ。
単なるゴルフとはいえバイオ関連の未来に結構期待感があったと邪推したいところ。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
京急(9006)・・・動兆
京急に注目する。
同社は東京=神奈川を結ぶ私鉄大手。
羽田を核にホテルも加わりインバウンドの中核銘柄。
業績は絶好調。
株価は2月逆行高。
「電鉄株は2月に買え」のアノマリーになろうか。
(兜町カタリスト櫻井)
02月29日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
29日の東京株式市場は、シカゴ日経225先物(清算値16315円)に、さや寄せする格好から買い先行の展開となろう。その後、堅調な展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジ:1万6100円−1万6500円。
マーケットが足元でやや落ち着きを取り戻しており、リバウンド基調は継続しやすいと予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の後半と円安の動きから、輸出関連株を中心とした物色になるとみられる。2
7日に閉幕したG20(20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議では、「経済成長押し上げに金融、財政、構造改革を総動員する」との文言が盛り込まれた。新たな経済対策への期待感が、下支え要因として意識されることもありそう。
売買価格帯別出来高をみると、現在16000-16200円処で出来高が膨らんでいる。この水準を支持線に変えてくる可能性が出てくる。16900-17100円辺りまでは比較的出来高が少ない。地合いが改善して上昇トレンドが強まる可能性も意識される。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1750万株、買い1560万株で、差し引き190万株の売り越し。売り越しは2営業日連続。金額は買い越し。
売りセクターに、化学、陸運、小売、自動車、電機、銀行、証券、ゴム、情報通信など。買いセクターに、食品、水産、情報通信、通信、不動産、商社、化学など。
【注目の材料】
エンジャパン <4849>
1→2の株式分割を実施する。
ベクトル <6058>
子会社PR TIMESの東証マザーズ上場が承認。
日駐<2353>
スキー事業で業績を修正した時点よりも来場者数が増加したことや想定よりも為替差損の発生が少なかったことから、16年1月中間期の連結決算が上ブレで着地。
フォーカス<4662>
東京証券取引所は3月4日付で同社株を市場1部銘柄に指定、ファンドなどの買い需要。
【予定】
29日
【国内】
1月鉱工業生産、1月商業販売統計
外国為替平衡操作の実施状況公表
決算発表=パーク24<4666>
【海外】(時間は日本時間)
2月ユーロ圏消費者物価
米2月シカゴ購買部協会景気指数
台湾市場休場
決算発表=チャイナ・エバーブライト・インターナショナル
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
休日マーケット通信

【NY概況】
26日のNYダウ平均は3日ぶりに反落した。終値は前日比57ドル32セント安の1万6639ドル97セントだった。原油相場の上昇や中国人民銀総裁が追加緩和を示唆したことでアジア・欧州株が軒並み全面高となり、米国株にも買いが先行。
2015年10〜12月期の米実質国内総生産(GDP)改定値が速報値から上方修正されたことが好感された。ダウ平均は上げ幅を98ドルまで広げる場面があった。
買い一巡後は原油安を嫌気した売りが増え、ダウ平均も水準を切り下げた。ダウ平均が11日に付けた最近の安値から1000ドル近く上昇していたことも、週末を前に目先の利益確定を目的とした売りを誘い、上値の重い展開となった。
ナスダック総合株価指数は3日続伸し、同8.268ポイント高の4590.473で終えた。
業種別S&P500種株価指数では、銀行や素材が上昇する一方で公益事業や家庭用品・パーソナル用品が下落した。
百貨店のJCペニー(JCP)は決算内容が好感され、大幅上昇。ホテル運営のヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス(HLT)は保有するホテルの大半を不動産投資信託(REIT)としてスピンオフ(分離・独立)する計画を発表し、堅調推移。一方で、前日夕に発表した四半期決算が減収減益だった衣料品販売チェーンのギャップが安い。
NYダウ工業株30種(ドル)
16,639.97 −57.32
S&P500種
1,948.05
ナスダック
4,590.473 +8.268
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は続伸した。3月物は前日比85円高の1万6315円で終え、同日の大阪取引所の終値を55円上回った。3月物の終値としては約2週ぶりの高値を付けた。2015年10〜12月期の米実質国内総生産(GDP)改定値などの米経済指標が堅調だった。
また、外国為替市場で円安が進んだことも買い材料視され米株式とともに買いが先行した原油先物相場や米ダウ工業株30種平均が次第に下げたことにつれ、日経平均先物も上げ幅を縮めた。この日の3月物高値は1万6530円、安値は1万6185円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
16315 ( +55 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
16320 ( +60 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
今週は、堅調展開だった。
外部環境は不安定な動きが続いたが、下値では押し目買いが優勢となった。前半は円高進行が重荷となった。後半にかけては、週末のG20への期待感が市場を下支えするなか、原油高、米国株高に加え、円高一服の流れが強まり、外部環境に好転が見られ下値不安が和らいだ。上値こそ重かったものの、16000円台の値固めが進み、日経平均は週間では約221円の上昇。週足では2週連続で陽線を形成した。
26日の東京市場は続伸。日経平均、TOPIXとも今年に入ってから「3日続伸」はあ
りませんが、来週月曜はどうなるでしょうか?
来週も堅調な展開を想定する。
前半でG20の内容を消化した後は、市場の注目は徐々に週後半の米雇用統計に移るだろう。
また、ドル円のトレンドに変化が見られるかどうかが注目される。
NYダウ平均は、1月20日安値(1万5450ドル)安値と2月11日安値(1万5503ドル)でダブルボトムをつけ、底打ちのパターンとなっていることは好材料といえる。
日経平均株価1よろず6000円台固めから、25日移動平均線(1万6536円=26日)の奪回に向けて上値を試す展開となりそうだ。
3月を迎えることで、優待や配当目的の個人投資家の買いも入りやすく、底堅い推移が続くと予想する。
【注目の開示銘柄】
■任天堂 [7974]
16年3月期純利益予想を従来の350億円から170億円に減額修正。「ニンテンドー3DS」の販売数量が計画を下回る見通しになったほか、為替の円高を受け、2月以降および期末の前提レートを1ドル=120円から115円に見直したことが響く。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(15社)は365億4700万円。26日終値は1万5970円(▲255)。
■山一電機 [6941]
発行済み株式総数の4.3%に当たる100万株、5億円を上限に自己株式を取得すると発表した。取得期間は2月29日から4月28日まで。26日終値は559円(▲4)。
■エン・ジャパン [4849]
3月31日時点の株主を対象に、1対2の株式分割を実施すると発表した。26日終値は3140円(▲40)。
02月26日 相場概況(大引け)
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【大引け概況】
26日の日経平均株価は続伸し、前日比48円07銭高の1万6188円41銭で終えた。
買い先行で始まった後、日経平均株価は一時330円強まで上げ幅を広げたが、引けにかけ手仕舞い売りに急速に伸び悩んだ。結局、プラス圏を維持したものの、この日の安値で終了した。
25日の米株式相場が上昇し、市場の関心が高いニューヨーク原油先物相場も持ち直した。外国為替市場で円相場が一時1ドル=113円台と円安・ドル高方向に振れたことも投資家心理を強気に傾け、買いが優勢となった。
前日急落した中国・上海株式相場も上昇。世界的な株安傾向に歯止めが掛かりつつあり、運用リスクを改めてとる動きが加速した。
しかし、中国・上海で26日から開かれる、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で「実効性のある対策が打ち出されるか見極めたい」とムードが強まり、大引けに掛けて伸び悩んだ。
10年債利回りが過去最低を更新するなかで銀行株などへの買いが細り、自動車セクターも円安への反応は鈍く、来期業績への警戒から冴えない動きをみせ、全体相場も次第に上値の重さが露呈した。
JPX日経インデックス400も続伸した。終値は前日比41.94ポイント高の1万1883.82だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、3.73ポイント高の1311.27で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆1117億円、売買高は21億6312万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1002と、全体の52%を占めた。値下がりは830、変わらずは109銘柄だった。
個別では、日経平均への影響が大きい値がさのファストリやファナックが上昇。増配を発表したパナソニックが上げ、ふくおかFGと経営統合すると発表した十八銀は大幅高となった。村田製作所が高く、NTT、JTも堅調。マネーパートナーズグループは後場終盤に急速に買われ、3日連続ストップ高となった。
一方、ふくおかFGは下落した。鴻海が買収契約を暫定的に見合わせると発表したシャープは大幅安となり、かんぽ生命やゆうちょ銀が売りに押された。
スクウェア・エニックス・ホールディングス、コロプラ、ディー・エヌ・エーが急落、サイバネットシステム、ネクストも安い。
東証2部株価指数は続伸した。大引けの2部指数は、前日比25.47ポイント高の4198.66となった。
個別銘柄では、セブン工がストップ高。宮入バル、システクアイ、アートSHDやヨネックスが買われた。半面、ぷらっとやサイバーコム、カネミツサ、竹本容器が下げた。

日経ジャスダック平均株価は小幅続伸した。大引けは前日比7円45銭高の2333円48銭だった。
中小型株を中心に買いが向かった。日経平均株価の上昇に一服感が出たことで、ジャスダック平均も次第に上げ幅を縮小した。
「フィンテック」の関連銘柄の一角に買いが続いた。国内で初めて「ジカ熱」の感染者が発見されたことを受けて関連銘柄が物色された。ULSグループ、ニックスがストップ高。セルシード、ベクター、ラ・アトレなど買われた。半面、スマートフォン(スマホ)ゲームの課金モデルを厳格化するとの見方からゲーム関連株の一角が売られた。他では、北川精機、小僧寿し、エヌアイデイ、ロジコムなど売られた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で411億円、売買高は1億8295万株。
東証マザーズ指数は3日ぶりに反落。大引けは前日比6.24ポイント安の826.49だった。直近上昇していた時価総額の大きな主力銘柄の売りが目立ち、指数を押し下げた。
個別銘柄ではFFRIがストップ安。マイネットは一時ストップ安と急落し、リアルワールド、ビリングシス、みんなのWED、そーせいやジグソー、ミクシィが売られた。半面、アクロデア、はてな、サイジニアがストップ高。モルフォやラクーン、インベスCが上昇した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,188.41 |
48.07 |
日経平均先物 |
16,260.00 |
130.00 |
TOPIX |
1,311.27 |
3.73 |
TOPIX先物 |
1,315.50 |
9.00 |
東証2部指数 |
4,198.66 |
25.47 |
JASDAQ |
2,333.48 |
7.45 |
マザーズ |
826.49 |
-6.24 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2163120 |
2111700 |
東証2部 |
66110 |
18230 |
02月26日個別銘柄
個別銘柄情報を5銘柄更新しました。
[4559]ゼリア新薬工業
[4326]インテージホールディングス
[4319]TAC
[4829]日本エンタープライズ
[4548]生化学工業
「抜けた?」
前場は一時16340円を抜けて16400円台。
因縁の抜けなかった場所から立ち位置を変えてきた。
ささやかな望みは、木金連騰で月曜6連勝で今年初の3日続伸。
ようやく小さな夢が描けそうな気配となってきた。
「節分天井彼岸底」なんて格言もあったが今月は1日の17905円が高値。
12日の14865円を底にしての反騰。
彼岸底は早めに来たような感じとなった。
「節分底」と言うアノマリーも消えたのだろう。
強気材料の大和のレポート。
↓
(1)米スーパーチューズデー頃から米国株は本格反騰へ
今回のように新人同士の争いとなる米大統領選挙の年は、米国株が年初から軟化しやすい。
一方で、3月頃のスーパーチューズデーの前後で底入れ反転となったことが多い。
大統領選への不透明感の後退がその背景と考えられる。
今回も過去のパターンと類似している。
3月以降は米国株の戻り歩調が鮮明となろう。
また、米国株はチャート面でもダブルボトムが完成しつつある。
昨年9月以降と同様に今後は本格的な反騰が期待される。
(2)3月の第1営業日を含む週の株価は上昇しやすい
3月の第1営業日を含む週の日経平均は週間ベースで過去6年連続上昇。
このアノマリー通りとなれば、3月相場は月初から堅調期待。
背景は外国人投資家の比較的まとまった日本株買い。
米国で2月から本格化している税還付による資金需給改善の勢いが継続。
米国の税還付は3月半ば頃に一旦スローダウンする場合もあるものの、
その後は例年5月頃まで続くことから、引き続き相場を支える要因となろう。
因みに過去の日経平均の推移。
2015年(173円高、外国人2100億円買い越し)。
2014年(433円高、外国人3637億円買い越し)。
2013年(220円高、外国人2957億円買い越し)。
2012年(129円高、外国人1428億円買い越し)。
2011年(166円高、外国人1457億円買い越し)。
2010年(242円高、外国人2325億円買い越し)。
スケジュールを見てみると・・・
26日(金):G20財務相・中央銀行総裁会議、米10〜12月GDP改訂値
週末:東京マラソン、アカデミー賞授賞式
29日(月):鉱工業生産、米シカゴ購買部協会景気指数、中古住宅契約
1日(火):有効求人倍率、法人企業統計、米ISM製造業景況指数、新車販売、スーパーチューズデー、中国2月製造業PMI
2日(水):マネタリーベース、米ADP雇用レポート、ベージュブック
3日(木):米ISM非製造業景況指数、製造業受注、NZで国旗変更是非の投票
4日(金):毎月勤労統計、米雇用統計、貿易収支
3月過去26年間は14勝12敗で5位
1日(火)ポイントの日、米スーパーチューズデー
5日(土)中国全人代
7日(月)ポイントの日
9日(水)皆既日食、新月
10日(木)ECB理事会
11日(金)メジャーSQ
13日(日)米サマータイム開始
14日(月)日銀金融政策決定会合 IT見本市CeBIT(ハノーバー)
15日(火)FOMC
16日(水)ECB理事会
17日(木)ポイントの日
18日(金)米メジャーSQ、ポイントの日
20日(日)上げの特異日
23日(水)満月
24日(木)ポイントの日
25日(金)NYロンドン。グッドフライデーで休場
27日(日)欧州サマータイム開始
28日(月)ロンドンイースターマンデーで休場、ポイントの日
(櫻井)
【後場の寄り付き概況】
日経平均 : 16302.15 (+161.81)
TOPIX : 1316.41 (+8.87)
後場寄り付きの東京株式市場では、日経平均株価が上昇幅をやや縮小する動きとなっている。アジアの主要株式市場は、総じて堅調な値運びとなっている。
外国為替市場では、1ドル=112円80銭台での小動き。
02月26日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
日経平均株価は続伸し、前日比192円63銭高の1万6332円97銭で前場を終えた。
25日の米株式相場が上昇し、市場の関心が高いニューヨーク原油先物相場も持ち直した。外国為替市場では円相場が一時1ドル=113円台まで円安方向に振れ、投資家心理が改善して買いが優勢となった。日経平均は一時330円強の上昇をみせる場面もあった。
ただ、10時を過ぎたあたりから目先筋の利益確定の動きが出て伸び悩む展開を余儀なくされた。
中国など新興国から資本が流出するとの懸念が強まるなか、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が26日から中国・上海で開かれる。実効性のある対策が打ち出されるかを見極めたいと様子見ムードが広がった。
前場の売買代金は1兆円を割り込むなど全体商いは盛り上がりを欠いている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で9882億円、売買高は10億9719万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1221と、全体の63%を占めた。値下がりは586、変わらずは133銘柄だった。
個別では、主力のトヨタやソフトバンクが上昇。日経平均への影響が大きい値がさのファストリやファナックも上げた。増配を発表したパナソニックが上げ、ふくおかFGと経営統合すると発表した十八銀は大幅高となった。村田製作所、太陽誘電、NTT、NECなども堅調。
一方、ふくおかFGは下落。三菱商や三井物が売りに押された。鴻海が買収契約を暫定的に見合わせると発表したシャープは大幅安だった。三菱商事安い。マネーパートナーズグループ、サイバネットシステム、ディー・エヌ・エー、ネクスト、日立工機なども下落した。
東証2部株価指数は続伸した。前引けの2部指数は、前日比35.44ポイント高の4208.63となった。
個別銘柄では、セブン工がストップ高。宮入バル、ぷらっと、ヨネックスが買われた。半面、カネミツ、サイオス、アートSHDやサイバーコムが下げた。

【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比9円61銭高の2335円64銭だった。新興企業向け市場でも買いが優勢となった。上昇に一服感が出たことでジャスダック平均も午前の中ごろからは伸び悩んだ。
「フィンテック」に関連した銘柄の一角に買いが続いた。個人による低位株への物色も盛り上がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で233億円、売買高は1億2347万株。個別銘柄ではセルシードがストップ高。ニックス、山王、レカム、ホロン、メディシノバが上げた。一方でエヌアイデイ、新報国鉄、フロイント、SJIやクルーズ、FVCが下げた。
東証マザーズ指数は反落。前引けは前日比4.19ポイント安い828.54だった。直近まで上昇基調が続いていたため、利益確定の売りが出やすかった。個別銘柄ではマイネットが、GMOメディア、リアルワールド、そーせいやジグソーが下げた。半面、はてながストップ高。アクロデア、モルフォ、モルフォやラクーン、インベスCが買われた。
02月26日 相場概況(寄り付き)
【10時現在の概況】
日経平均株価は前日比272円91銭高の1万6413円25銭で推移。
米株式相場が上昇し、外国為替市場で円安基調が一服を受け上昇で始まった、同日から始まる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の結果を見極めたいとの雰囲気もあり、積極的に上値を追うほどの手掛かりに乏しい中で上昇の勢いがやや鈍った。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も伸び悩んでいる。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を45.50円押し上げている。次いでファナックが12.16円、TDKが10.98円、京セラが9.34円と続く。
マイナス寄与度は0.94円の押し下げでシャープがトップ。以下、コナミHDが0.67円、ディーエヌエが0.51円、ブリヂストンが0.39円と続いている。
東証1部の売買代金は概算で5804億円だった。売買高は6億5570万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1523と、全体の8割近くを占めた。値下がりは299、変わらずは114銘柄だった。
業種別では33業種中、ゴム製品を除きほぼ全面高。値上がり上位に鉄鋼、紙パルプ、海運、小売、電機機器、水産など。
銀行株の上昇が目立つ。地方銀行大手のふくおかFGと長崎県首位の十八銀は朝方、経営統合に向けた協議で基本合意したと発表した。地銀各行の再編が加速するとの思惑が広がり、地銀株全般に連想買いが波及した。
ソニーや日立が上昇。期末配当の増配を発表したパナソニックが堅調。ファナックやKDDIも上げた。一方、トヨタが下落に転じ、みずほFGが小安い。シャープの値下がりが目立つ。
東証2部株価指数は上昇。ラオックスとヨネックスが上げ、アートSHDやサイバーコムが下げた。
225先物は野村・モルスタ・HSBC・IB・大和・ドイツが買い越し。
ニューエッジ・GS・バークレイズ・GMO・日産・アムロ・クレディが売り越し。
TOPIX先物はメリル・クレディ・ドイツ・モルスタが買い越し。
みずほ・JP・GS・バークレイズ・カブコムが売り越し。
外資系等は中村超硬(6166)、太陽日酸(4091)、参天(4536)、TCリース(8439)、小田急(9007)、京王(9008)、ヤマハ(7951)に注目。
テクニカル的には、コムシス(1721)、システナ(2317)、ALSOK(2331)、レンゴー(3941)、セ硝(4044)、ダスキン(4665)、ウチヤマ(6059)、GSユアサ(6674)、アドバンテスト(6857)、東部(9001)、京急(9006)、近鉄(9041)、藤田(9722)、セコム(9735)が動兆。
<兜町カタリスト>
「あのときが・・・」
NYダウは213ドル高の16697ドルと続伸。
1月の米耐久財受注が10カ月ぶりの高い伸びだったことを好感。
原油先物の落ち着きも奏功した。
ただ10年債利回りは1.707%と低下しており景気への懸念との綱引き。
関心は26日発表の第4四半期の米国GDP改定値に向けられているとの解釈。
ただ前日の上海株価総合指数の6%超の下落は全く見えないフリで月末株高のリズムは踏襲されている。
VIX(恐怖)指数は再度19%台まで低下しており波乱のない週末を迎えそうな気配。
シカゴ225先物の終値は16230円。
高値は16250円だったからほぼ高値圏だった。
課題としては16340円の壁を一気に抜けるかどうかにかかる。
25日移動平均16529円も捉えたいところ。
昨日の空売り比率が38.9%と40%を割れたことも好材料。
しかも上海株の下落に見えないフリでの反発は悪くなかった。
先週末の日経平均終値は15967円でこのまま行けば今年初の週間ベースで続伸となる。
ホンハイの傘下入りは決定したものの契約一時延期となったシャープがぶれなければよいのだが・・・。
そのシャープ問題。
契約の一時延期の理由は「24日午前に受け取った文書にはっきりさせなければいけない内容がある」。
内容は約3500億円になる財務リスクの関連情報らしいが、「知っていたはず」の声も。
5000億円規模の金融機関の融資枠の返済期限は3月。
今回はシャープが異様に強い立場に見えたが最後はやはりウッチャリがあるのかどうか。
ビジネスの交渉において、変更・遅延は良くない印。
百戦錬磨のホンハイは一筋縄ではいかないだろうし、結局2012年の前回交渉時よりも結局株価は半値以下。
また液晶工場は個人で保有なんてことにはならないことを祈りたいところ。
翻弄されるのはもうヤメにする方が筋は通っているかも知れない。
「米シェール赤字4兆円」、「上海株急落6%安」などの活字が並んでいる。
ギリシャの滞留難民も課題だし英国のEU離脱問題も全く解決していない。
行天元財務官のコメントも「不安増幅、世界脅かす」と暗い。
一方で「REIT時価総額最大」というのが市場的には明るい話題。
REIT53銘柄の時価総額は11.57兆円と過去最大になったという。
背景はマイナス金利での運用難。
アベノミクススタートの2012年末からは3倍になったという。
株が約2倍に落ち込んだからREITの拡大は目立っている。
因みに年初来REITは8%の上昇、日経平均は15%の下落。
先週の東証の「REITファン」に多くの投資家さんが来られたのも当然のタイミングであった。
株式の投資部門別需給では信託銀行が4999億円の買い越しで過去最大。
13週連続の買い越しの背景は自社株買いとの解釈。
一方で海外投資家は7週連続の売り越しで今年に入って計2.6兆円の売り越し。
個人は前々週が2283億円、前週が430億円の買い越し。
いわゆる逆張り押し目買いの動きは変わっていない。
しかし・・・。
個人も海外投資家も儲かっていないのは一緒の構図。
海外投資家はうまく立ち回って儲け、国内個人はその被害者なんて構図は夢物語。
株が下がると儲かる人より損する人が多いのは古今東西変わらない。
昨夜の安部首相。
18時52分から銀座のステーキ「かわむら」で麻生財務相、加藤一億層活躍相、二階総務会長とディナー。
その後21時23分から私邸で麻生財務相と懇談。
首相の自宅は渋谷区の富ヶ谷。
麻生さんの自宅は渋谷の神山町。
近くはあるが銀座から帰るには神山町の方が近い。
それで富ヶ谷で密談ということは何があるのだろうか。
首相と財務相が会うのは予算か税の問題。
補正予算なのか、消費税延期なのか。
朝の9時10分に官邸で財務次官と財務官と会っていたから為替問題なのだろうか。
後日「あのときが」なんてドキュメンタリーになる日だったかも知れない。
2016年
2月 9030万株売り越し 買い7日,売り12日
1月 4740万株売り越し 買い4日,売り15日
2015年 1億1638万株買い越し 買い140日,売り103日
◇━━━ カタリスト ━━━◇
アドソル日進(3837)・・・動兆
アドソル日進に注目する。
同社は電力・金融・輸送などん社会インフラの受託ソフトが中核。
電力小売り自由化は追い風。
IoT関連の中核でもある。
業績は好調で通期上方修正済みで6期連続増益。
今期は、旺盛なICT需要を背景とした持続的な成長を目指す為の基盤固め。
リバウンド期待。
(兜町カタリスト櫻井)
02月26日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
26日の東京株式市場は続伸後、上値を試す場面もありそう。
日経平均株価予想レンジ:1万6000円−1万6450円。
日経平均はこのところのレンジ上限となっている1万6300円を上回る動きが見られるかどうかが注目される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の後半と円安に傾いている。輸出関連の主力株に買い戻しや見直し買いが入り、上げ幅を広げる場面もありそう。
ただ、きょうから上海でG20(20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議が開催されることから、買い一巡後は、内容を見極めたいとして、模様眺め気分が広がることも想定される。
本日上昇であれば、目先の底打ちの可能性は一段と高まる。その場合3月は、これまでとは一転、長い上昇ラリーが続く可能性もあると考えられる。
主要外国証券経由の注文動向は、売り3040万株、買い1530万株で、差し引き1510万株の大幅売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、電機、サービス、ゴム、自動車、小売、情報通信、陸運、不動産、商社など。
買いセクターに、サービス、電機、不動産、薬品、REIT、情報通信、銀行、食品など。
東証が25日発表した2月第3週(15〜19日)の部門別売買動向によると、年金基金の売買動向を反映する信託銀行は13週連続で買い越し、買越額は4999億円と1982年7月に統計開始以来、最大でした。外国人は7週連続で売り越し、売越額は4053億円。個人は3週連続で買い越し、買越額は25億円。
【注目の材料】
■マイスターエンジニアリング[4695]
自社株買いを発表。発行済み株式の4.79%にあたる40万6000株、2億3629万円を上限に実施する。26日の取引開始前に立会い外買い付けを行う。同社は東証2部上場で産業用機械のメンテナンスなどを手がける。25日終値は582円(△4)。
■パナソニック[6752]
期末配当予想を発表。期末はこれまで未定としていたが14円(前期実績10円)とした。年間では24円(同18円)となる。25日終値は927.7円(△57.5)。
■あかつきFG[8737]
自社株買いを発表。発行済み株式の8.4%にあたる125万株、5億円を上限に実施する。取得期間は3月1日から来年3月31日。配当予想も発表。期末配当は7円50銭(前期実績15円)、年間で15円(同22円50銭)となり、減配。また、7月1日付で「あかつき本社」に商号変更する。25日終値は359円(△5)。
■ハウスドゥ[3457]
22日、株式の立会外分売終了を発表している。分売は株数200千株。分売値段は2,110円だった東証一部指定を目指している。今回の立会外分売は、一部指定の形式要件である株主数の充足を図るためのもの
■IBJ[6071]
23日、期末配当金について、実質的に前期比4.50円増配となる17円配当に決定したことを発表。
【予定】
26日(金)
【国内】
1月消費者物価指数(8:30)
《決算発表》
H.I.S.、日駐、ダイドドリ、東和フード、大和コン、内田洋
【海外】
G20財務相・中央銀行総裁会議(〜27日上海)
仏10-12月期GDP速報値・2月消費者物価(16:45)
独2月消費者物価速報値(22:00)
米10-12月期GDP改定値(22:30)
米1月個人所得・個人支出(27日0:00)
《決算発表》
JCペニー、フット・ロッカー
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります

【NY概況】
25日のNYダウ平均は続伸し、前日比212ドル30セント高の1万6697ドル29セントと1月6日以来ほぼ1カ月半ぶりの高値で終えた。
中国株式相場は大きく下げたが、日欧の株式相場は上昇した。朝方に安く推移していた原油先物相場が午後に上げに転じると株式を買う動きが勢いを増した。
1月耐久財受注が予想を大幅に上振れたことが好感された。低迷していた米製造業が回復する可能性が意識され、株式の買いを促したとの指摘があった。ダウ平均は取引終了にかけて上げ幅を広げ、この日の高値圏で終えた。
原油相場が下げていた朝方には株式相場も前日終値を下回って推移する場面があった。
セクター別では全面高となり、自動車・自動車部品や耐久消費財・アパレルの上昇が目立った。
ナスダック総合株価指数は同39.599ポイント高の4582.205と1日以来の高値で終えた。
決算が市場予想を上回った家電量販店のベストバイが上昇し、決算で1株利益が市場予想以上となった百貨店のコールズも高い。決算で赤字幅が拡大した総合小売りのシアーズ・ホールディングスは材料出尽くし感から買われた。
一方、前日夕に発表した決算見通しが市場予想を下回った高級家具販売のレストレーション・ハードウエア・ホールディングスが急落した。
NYダウ工業株30種(ドル)
16,697.29 +212.30
S&P500種
1,951.70
ナスダック
4,582.205 +39.599
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は続伸した。3月物は前日比290円高の1万6230円で引けた。25日の大取終値を100円上回った。原油高や堅調な1月の米耐久財受注額を手掛かりに米株とともに買われた。円安も支援材料になり、3月物は一時1万6250円まで上げた。この日の3月物安値は1万5895円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
16230 ( +100 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
16240 ( +110 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
本日の日経平均株価は、後場に上げ幅を拡大した動きには、地合いの変化を感じた。
日経平均株価は2月2週に週間で11.1%の大幅下落を記録した後、先週2月3週は6.8%上昇した。反発が見られた後の今週の動きは非常に重要であったが、きょう25日の時点で先週末19日の終値15967.17円は上回っており、あす同水準を上回れば、今年初の週間ベースでの続伸となる。
年初から底の見えない動きが続いていたが、続伸となれば来週以降は市場も落ち着きを取り戻す展開が期待できる。
気になるのは、上海株が大幅下落となっており、欧米市場に影響が及ぶかどうかが注目されるが、あすも引き続き為替にらみの展開が予想される。
「G20会合での“通貨安競争回避に向けての協調”に対してある程度の期待感を持っている。もし、この協調で円高傾向に歯止めがかかれば、来週の東京株式市場は意外高の可能性もありそうだ」との見方が出ている。
02月25日個別銘柄
個別銘柄情報を3銘柄更新しました。
[7781]平山
[3180]ビューティガレージ
[2749]JPホールディングス
02月25日 相場概況(大引け)
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【大引け概況】
25日の日経平均株価は3日ぶりに反発した。終値は前日比224円55銭高の1万6140円34銭だった。前日の米国株がプラス圏で引けたことを受け、投資家の不安心理が後退、全般は内需株中心に買い戻しの動きが活発化した。
原油価格の下げ一服や米株高を好感した買いが入り、午後に入ると外国為替市場で円相場が円安・ドル高方向に振れ、リスクを取る動きが一段と強まった。
米石油在庫が市場予想より大きく減少し、需給緩和への過度な警戒感が後退。原油相場が反発し、前日の米株高を演出した。
JPX日経インデックス400は3日ぶりに反発した。終値は前日比216.50ポイント高の1万1841.88だった。
東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反発し、23.01ポイント高の1307.54で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆3885億円、売買高は23億9860万株。東証1部の値上がり銘柄数は全体の9割弱にあたる1680、値下がりは209、変わらずは48だった。
個別では、ソフトバンクグループが売買代金を大きく膨らませ上昇。新日鉄住金やJFEなど鉄鋼株が上昇。政府が補正予算を編成するとの期待から業績が上向くとの連想が働き、大林組や鹿島などに買いが膨らんだ。
三菱UFJや三井住友、みずほFGなどメガバンクも上げた。パナソニック、NTTも上昇。マネーパートナーズグループが連続ストップ高、リブセンス、日本カーボンも値を飛ばした。
台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業傘下で再建を進めると決めたシャープは乱高下した。一時は上昇したが、大規模な第三者割当増資を発表すると売りが強まった。半面、トヨタやマツダが冴えず。ファナック、ファストリも安い。サイバーエージェントが大きく売られ、ローソンも下落した。
東証2部株価指数は3日ぶりに反発した。大引けの2部指数は、前日比46.56ポイント高の4173.19となった。
個別銘柄では、Gダイニング、安川情報、日本精機、朝日インテク、象印、ヨネックスが上げた。半面、ぷらっと、カネミツ、アートSHD、ツヴァイ下げた。

日経ジャスダック平均株価は3日ぶりに反発した。終値は前日比14円01銭高の2326円03銭だった。日経平均株価が堅調に推移し、不安定な投資家心理がじわり温まった。投資家は運用リスクを取る姿勢を強め、大型株に加えて中小型株にも投資資金を振り向けた。
午前の取引では情報・通信や小売り、ゲーム関連株など内需株に買いが目立ったが、後場に入ると機械や電気機器の一角も上げ幅を拡大した。日経平均の上げ幅が一時300円を超えるなか、ジャスダックも一段高となった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で445億円だった。売買高は1億8473万株。2016年3月期の決算連結見通しを上方修正した大井電気が上昇。個別銘柄ではULSグループ、ホロン、ウィズ、ロジコムがストップ高。クルーズや平田機工、ODK、マクドナルドが買われ、半面、メッセージ、東北鋼、リック、ドーンやメッセージ、イリソ電子が売られた。
東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比9.69ポイント高の832.73だった。
ウォルト・ディズニー・ジャパンなどと共同開発したスマホゲームの提供を始めたミクシィや、そーせい、サイバダインといった主力株が上昇。マザーズ指数は午後の取引で一段高となったデータセクション、サイジニア、GMOメディアがストップ高。みんなのWED、テクノマセ、ALBERT、AMBITも買われた。
一方、マイネットはストップ安。UMN、オンコリスバイオやメタップスも安かった。
上場初日の24日に取引が成立しなかったはてなは、上場2日目のきょう午前に公募・売り出し価格(公開価格、800円)の3.8倍にあたる3025円で初値を付けた。ただ、後場に入ると利益確定売りがかさみ、一時初値比670円安の2355円を付ける場面があった。終値は2700円だった。
【指標一覧】
終値 |
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|
日経平均株価 |
16,140.34 |
224.55 |
日経平均先物 |
16,130.00 |
270.00 |
TOPIX |
1,307.54 |
23.01 |
TOPIX先物 |
1,306.50 |
26.50 |
東証2部指数 |
4,173.19 |
46.56 |
JASDAQ |
2,326.03 |
14.01 |
マザーズ |
832.73 |
9.69 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2398600 |
2388536 |
東証2部 |
60280 |
14744 |
「価値向上」
昨日シード(7743)が自社株買いを発表。
一昨日。
コムチュア(3844)が「10円増配・優待制度導入・四半期配当導入」を発表。
投資家視線にこたえる姿勢はアチコチで見られるようになってきた。
そのコムチュアも入っていたのは昨日東証が発表した「企業価値向上表彰の第一次選抜会社」。
1月12日に大賞がピジョン、優秀賞に日ハムとカシオが選定され表彰された。
今年度から一次選抜で選定された企業の公表を開始。
東証上場企業は約3500社の中で
「投資家の視点を強く意識して企業価値の向上を目指す経営を実践している会社」だ。
言い換えれば・・・。
自己の資本コストを認識して経営に取り組むなど投資家の視点を強く意識して企業価値の向上を目指す経営を実践している会社。
以下はその49社。
大東建託(1878)、積ハ(1928)、JACリクルート(2124)、コシダカ(2157)、アルトナー(2163)、SMS(2175)、日ハム(2282)、日駐(2353)、ベネフィット・ワン(2412)、DeNA(2432)、WDB(2475)、インフォマート(2492)、ローソン(2651)、セリア(2782)、JT(2914)、アークランド(3085)、スタートト(3092)、トレファク(3093)、物語(3097)、旭化成(3407)、グリー(3632)、アバント(3836)、コムチュア(3844)、ダイセル(4202)、日ペ(4612)、太陽(4626)、東京個別(4745)、JCU(4975)、日立金(5486)、ディスコ(6146)、ハーモニク(6324)、ダイキン(6367)、タダノ(6365)、三菱電(6503)、田淵電(6624)、エレコム(6750)、航空電子(6807)、カシオ(6952)、エンプラス(6961)、MMC(7211)、富士重工(7270)、日本フラッシュ(7820)、ピジョン(7956)、サンリオ(8136)、オリ(8591)、大和(8601)、センチュリー21(8898)、光通信(9435)、ニトリ(9843)。
もっともな銘柄ばかりとなっている。
将来のJOPX400候補もあるに違いない。
気になったのは大和があって他の証券がないこと。
JPXの社長が大和出身だからではなかろうが・・・。
あちこちでIRが多くなってきた。
時期的にも第3四半期決算発表が終わったことに加え期末までの予算消化の時期でもある。
企業PRであれば決算数字などに触れずいつでも会社紹介をすればいいと思うが、まだこの呪縛は解けない。
アナリストや機関投資家を相手にすると数字優先主義になるからだろうか。
アナリスト説明会や機関投資家説明会で目につくのは「カチャカチャ」。
企業側への取材でも言われるが「人の目を見て話を聞いて欲しい」というトップは多い。
どういうことかというと、話を聞きながらパソコンの打ち込みはいかがなものかとの声。
確かに説明会では「カチャカチャ」とうるさい風景。
いっそのことパワポ資料の投影を止めて「トップが勝手に語るだけの機関投資家説明会」。
とか「財務に触れない説明会」なんてたまにはあっても良いだろう。
そういう説明会でレポートをかけるアナリストこそ本物のような気もする。
業績のない世界でアナリストが何に注目するのかは結構興味深い。
「反応のあるIR」とか「結果のあるIR」。
「株価が上昇し時価総額が増加し、株主が増加する」。
確かにこれを求めてIRは行われるべきだろう。
いつもいつもそういう果実がある訳ではなかろうが、目標は持つベきでもある。
「明るいIR」、「気持ちの良いIR」、そして「未来の見えるIR」。
能弁で何も残らないIRよりも冒頓でも何かを感じさせるIR。
形式的外形的な格好よさは実は個人投資家さんからはたぶん求められていない。
IRフェアなどでも机ひとつの造作で十分であるような気がする。
要は中身の問題だろう。
「過去に能弁、未来に寡黙」の市場関係者のコメントのようなIRではいけないだろう。
「未来に能弁」こそ欲しいもの。
投資家はだんだんIRに本物と本質を求めている、と言う気がする。
(櫻井)
02月25日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
25日、前引けの日経平均株価は3日ぶりに反発した。前引けは前日比111円24銭高の1万6027円03銭。24日の原油価格の下げ一服や米株高を好感、リスクを取る動きが優勢だった。
前日の欧州株は総じて下げたものの、米国株市場が腰の強さを発揮しプラス圏で着地したことで投資家の不安心理が後退した。
外国為替市場でも足もとは円高傾向が一服していることがポジティブに働いている。
補正予算など政策期待から建設や不動産株など内需株に物色の矛先が向いている。ただ、週末に控えるG20を前に上値を買い進む動きにも慎重で、日経平均が1万6000円台回復した水準では上値を積極的に追う雰囲気は乏しかった。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反発した。
東証規模別株価指数の大型株は伸び悩んだが、中・小型株は堅調だった。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆0690億円、売買高は10億7421万株。東証1部の値上がり銘柄数は全体の8割を超える1627、値下がりは254、変わらずは55だった。
個別では ソフトバンクグループが商いを伴い上昇、パナソニックも買われた。取引時間中に台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業傘下で再建を進めると伝わったシャープが上昇。新日鉄住金やJFEなど鉄鋼株、大林組や鹿島などの建設株が上げた。
一方、トヨタや日産自、マツダなどの自動車株の一角が安い。ファナックも値を下げた。JDIも小幅安。オークマが売られ、THKも安い。
東証2部指数は3日ぶりに反発した。前引けの2部指数は、前日比36.17ポイント高の4162.80となった。個別銘柄では東邦金属、安川情報、朝日インテク、象印、ヨネックスが上昇し、MV東北ツヴァイ、Ysテーブル、アートSHD、ぷらっとが下げた。

【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は3日ぶりに反発した。前引けは前日比7円94銭高の2319円96銭だった。運用リスクを取る姿勢が新興市場にも広がった。
情報・通信やゲーム関連、小売業などの上昇が目立った。好決算や事業拡大につながる売買材料が出た企業を物色する動きもあった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で204億円、売買高は7122万株だった。
個別銘柄ではぱど、ウィズ、ロジコムがストップ高。ファルコHD(1部、4671)との業務提携を発表したODKが大幅上昇。マクドナルドやクルーズ、平田機工も買われ、リック、東北鋼、メッセージやドーン、FVCが売られた。
東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比11.43ポイント高い834.47だった。個別銘柄ではGMOメディアがストップ高。データセクション、新スマホゲームの提供を始めたミクシィのほか、そーせいやジグソーが上昇。半面、利益確定売りに押されたマイネットやインフォテリ、メタップス、UMNが下落した。
上場初日の24日に取引が成立しなかったはてなは、上場2日目のきょう午前に公募・売り出し価格(公開価格)の3.8倍にあたる3025円で初値を付けた。その後は利益確定売りが増え、前引けは初値を下回る2796円だった。
02月25日 相場概況(寄り付き)
【10時現在の概況】
日経平均株価は前日比159円96銭高の1万6075円75銭で推移。
日経平均株価はおおむね高値圏で推移している。100〜150円程度高い水準での値動きが続く。
前日の米国株高などを好感した買いが引き続き入っている。外国為替市場で円相場が1ドル=112円台前半と、円高が一服気味なのも日本株の支援材料となっている。
積極的に上値を追う雰囲気は乏しい。26日から始まる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前に「投資家は持ち高を大きく傾けにくい」との様子見感がある。
JPX日経インデックス400も高値圏で推移し、東証株価指数(TOPIX)は1300を上回った。
日経平均プラス寄与度トップはソフトバンク で、日経平均を31.30円押し上げている。次いで京セラが8.08円、ダイキンが6.47円、住友不が5.14円と続く。
マイナス寄与度は15.69円の押し下げでファストリがトップ。以下、KDDIが9.3円、ファナックが7.65円、東エレクが2.82円と続いている。
東証1部の売買代金は概算で6274億円、売買高は6億2111万株。東証1部の値上がり銘柄数は全体の9割弱の1700、値下がりは182、変わらずは53。
東証1部の値上がり銘柄数は1700、値下がり銘柄数は182、変わらずは53銘柄だった。業種別では33業種中、輸送用機器を除きほぼ全面高。値上がり上位にその他金融、保険、鉄鋼、不動産、金属製品、建設など。
個別では、ソフトバンクが堅調。三井住友などメガバンク3行は引続き上昇。新日鉄住金やJFEなど鉄鋼株が高い。鹿島や大林組など建設株の上昇も目立つ。山陽新幹線の初の大規模改修に向けた費用計画を国土交通相に提出したJR西日本も高い。半面、トヨタや日産自、マツダなど自動車株の一角が安い。前日に2015年5〜16年1月期の連結決算を発表したアインHDが反落した。
東証2部指数は3日ぶりに反発した。朝日インテク、象印、サイバーコムが上昇した一方、アートSHD、ぷらっとが下げた。

【個別銘柄】
マネーパートナーズグループ<8732>
連続ストップ高の461円(80円高)まで上げた。金融庁が「ビットコイン」などの仮想通貨を「貨幣の機能」を持つと認定する方針と日本経済新聞は「金融庁が国内で初めて導入する仮想通貨の法規制案が24日に伝えられ、連日材料視されている。
あすか薬 <4514>
24日、武田 <4502> と高血圧症治療剤「カデチア配合錠 LD・HD『あすか』」に関する事業化契約を結んだと発表した。
ODK <3839>
ファルコHD <4671> と業務提携することで基本合意したと発表したことが買い材料。
はてな<3930>
24日に東証マザーズ市場に新規上場し、上場初日はカイ気配のまま取引を終えた。上場2日目のこの日も1840円カイ気配でスタートした。なお、公開価格は800円
225先物はクレディ・JP・メリル・アムロ・日興・GS・ソジェンが買い越し。
野村・ニューエッジ・大和・カブコム・シティが売り越し。
TOPIX先物はメリル・ドイツ・ニューエッジ・クレディが買い越し。
バークレイズ・ソジェン・GS・モルスタが売り越し。
売り買いともに1000枚単位で大きかった。
外資系等は、JT(2914)、JHR投資法人(8985)に注目。
テクニカル的には、ホクリョウ(1384)、ブレインP(3655)、Vキューブ(3681)、GMOPG(3769)、メック(4971)、Jマテ(6055)が動兆。
<兜町カタリスト>
「2勝目を」
NYダウは53ドル高の16484ドルと反発で終了。
序盤は原油先物価格の下落を嫌気し260ドル以上の下落場面もあったが、午後にプラス転換。
S&P500も一時1900ポイント割れから引けは1929ポイント。
金融や自動車セクターは軟調ながらようやく売り方と買い方のパワーが拮抗してきた。
個別では年初から20%近く下落していたアップルが上昇。
時価総額最大の銘柄だけにこの効果は大きい。
著名投資家らが唱える「3月8日〜10日の急落観測」も聞かれるが通過することが重要だろう。
シカゴ225先物は一時15525円まで売り込まれたあと15900円台まで戻して首の皮一枚つないだ格好。
高値は16075円止まりだったがNYダウの引け際の戻り方は好感したい。
先物16340円突破への挑戦権は確保した格好。
長期金利のマイナス効果はジワジワと出てくるのだろうが、待てない市場心理の方が強そう。
日経平均のPERは13.77倍でEPSは1155円。
少なくともPER14倍の16142円があっても不思議ではない。
需給面では先週の裁定買い残は1468億円減少し1兆8380億円と3年4カ月ぶりの水準まで低下。
信用買い残の減少と合わせて需給は悪くない。
因みに・・・。
今年に入って昨日まで日経平均は12勝24敗。
内訳は月曜5勝2敗。
火曜2勝6敗。
水曜2勝6敗。
木曜1勝5敗。
金曜2勝5敗。
木曜が一番勝率が悪いのだが・・・。
興味深かったのは日経「ポジション」の「マイナス金利でも運用益」の話。
通貨スワップを使った日本国債への投資利回りは年1.5〜2.5%ほどのプラス。
「隠れた高利回り債券」が日本国債だという。
1月の海外投資家による日本国債の買い越しは1兆4272億円。
昨年7月以来7カ月連続の買い越し。
海外勢がドルを円に5年換える取引の上乗せ金利は年1%程度。
昨年12月の米金利引き上げでドル需要が高まりスワップ金利が上昇したことも背景だ。
今の時点で海外勢が日本国債買いを止めるにはマイナス1%程度の金利になる計算。
マイナス金利の許容範囲が拡大することになるし、ドル売り円買いの動きの背景にもなる。
だから円高というのも許せないが、間違いなくあるに違いない。
そして将来への懸念は短期筋の海外ファンドの日本国債保有比率の上昇。
国内機関投資家という甘い所有者が大半であったので政府債務懸念などないに等しかった国債。
外圧の嵐にさらされれば、それこそ蹂躙されるのは間違いない。
ここへの歯止めがないと思わぬ投資家に足をすくわれかねない。
副作用は「将来の債券市場の金利乱高下」なんて甘いものでは決してない。
単にマイナス金利で運用益が出るというような表面的な話よりもよほど根本的な問題が起きている。
紅毛碧眼の鬼のように迫りくる投資家との対峙ができるかどうかの覚悟が求めれられてくる。
加えれば、なぜ日本株だけがいじめられているのかの理由の一つはここにあるのだろう。
因みに昨日の10年国債利回りはマイナス0.055と過去最低を記録。
これがマイナス1%まで行くのだとしたらリバウンドが怖い。
怖いもの見たさが少しあるのは3月8日〜10日の株価急落論。
唱えているのは著名投資家ジム・ロジャース氏。
そして日本のバブル崩壊、アメリカITバブルを的中させた天才予測家ハリー・デント。
「リーマンショックなみの急落の可能性」という説が妙に幅を利かせている。
しかしこの手の話はいつも楽に通過し、たまたま当たれば鬼の首を取ったようなことになる。
因みにハリーデント氏は14年5月株価急落説を唱えていたこともあった。
売り方は好材料を適宜持ち出しその動きを止めないものでもあるが・・・。
日経平均の25日移動平均は16540円で3.78%のマイナスかい離。
75日線は18186円で12.48%のマイナスかい離。
200日線は19019円で16.32%のマイナスかい離。
騰落レシオは80.47%。
サイコロは5勝7敗で41.7%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス4.716%。
買い方はマイナス17.000%。
Quick調査の信用評価損率(2月19日現在)はマイナス17.90%。
3週ぶりに改善した。
裁定買い残は1468億円減少し1兆8380億円。
3年4カ月ぶりの水準まで低下した。
空売り比率は41.9%と依然高水準。
日経VIは36.19。
日経平均採用銘柄のPERは13.77倍でEPSは1155円。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ベステラ(1433)・・・動兆
ベステラに注目する。
同社はプラント解体工事マネジメントが中核。
火力発電所の老朽化、製鉄所の合理化などが追い風で業績は好調。
3Dレーザー計測・データサービスに期待感。
(兜町カタリスト櫻井)
02月25日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
25日の東京株式市場は、米国株の急速な戻りを好感し堅調な展開なスタートだろう。
その後は材料難であることやあす26日から27日にかけて中国の上海で開催されるG20(20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議を控えていることから、日経平均は1万6000円をはさんだ動きで積極的な売買が控えられる可能性もある。
日経平均株価予想レンジは、1万5800円−1万6100円。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1270万株、買い1410万株で、差し引き140万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額は売り越し。
売りセクターに、電機、自動車、化学、小売、食品、空運、農林水産など。
買いセクターに、通信、サービス、情報通信、薬品、REITなど。
【個別注目材料】
■シード <7743>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.45%にあたる21万株(金額で2億8000万円)を上限に、25日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は24日終値の1236円)を実施する。
■ワークマン <7564>
3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■システナ <2317>
IoT関連や人材サービスの子会社を設立する。IoT、ロボット、ソーシャルメディア分野に特化した「ストーン」、IT系人材サービスを提供する「キャリアリンケージ」、ペット業界向けにIoT機器の販売を手掛ける「eペット」の3社。
■北の達人コーポレーション<2930>
23日、株主優待制度の内容変更を発表。変更後の優待内容は、1単元(100株)以上保有のすべての株主に、同社の主力商品のひとつである、くすみ用洗顔「二十年ほいっぷ」(定価2,037円(税込))を年1回贈呈する。同商品は3年連続でモンドセレクション金賞を受賞し、2014年には固形石鹸を除くホエイ配合洗顔剤市場において売上実績日本一を達成
【予定】
25日(木)
【国内】
2年国債入札
《決算発表》
INV、ラクーン、ウチダエスコ
【海外】
ユーロ圏1月マネーサプライ(18:00)
英10-12月期GDP速報値(18:30)
ブラジル1月失業率(21:00)
米1月耐久財受注(22:30)
米12月FHFA住宅価格指数(23:00)
米7年国債入札
《決算発表》
コールズ、ギャップ
休場:フィリピン
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります

【NY概況】
24日のNYダウ平均は反発した。終値は前日比53ドル21セント高の1万6484ドル99セントだった。
ダウ平均は取引開始後下げ幅を265ドルまで広げた。
アジアや欧州株式相場が下げたほか、原油先物相場が下げの勢いを強めていたのが嫌気され、エネルギーなど資源関連株に売りが出た。
24日は、石油・ガス関連向けの引当金を12億ドル(約1300億円)積み増したと伝わった銀行大手のウェルズ・ファーゴが売られた。世界的な景気減速が業績を圧迫するとの警戒もあって金融株が下げを主導した。
ダウ平均は取引終了にかけて上げに転じた。エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計でガソリン在庫の減少が報じられると原油相場が反発し、株式相場も引けにかけて上昇に転じた。アップル、インテルなど主力のハイテク株を中心に買い戻しが入り、相場を押し上げた。
ナスダック総合株価指数も反発し、前日比39.023ポイント高の4542.606で終えた。
セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で自動車・自動車部品や銀行が下落した。
NYダウ工業株30種(ドル)
16,484.99 +53.21
S&P500種
1,929.80
ナスダック
4,542.606 +39.023
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は反発した。3月物は前日比110円高の1万5940円で取引を終え、24日の大阪取引所の終値を80円上回った。朝安で始まった原油先物相場が上げに転じて、米株とともに買われた。
3月物は前夜の夜間取引時間に一時1万6000円台を回復し1万6075円まで上げたが、日中は1万5000円台で推移した。この日の3月物安値は1万5525円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
15940 ( +80 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
15955 ( +95 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
きょうは、日経平均株価が前日比300円近く下落する場面があった。その後、後場前半に、1ドル=111円60銭台へと円高・ドル安が進行したにもかかわらず、日経平均株価は下落幅を縮小した。ネガティブな材料が多かった割に下げ渋った点は底堅いと考える。
売り飽き気分”も意識されているのだろう。
そう言う意味で、明日は、自律反発の買いが想定される。
日経平均は下値の水準は1万5800円処がそれなりにサポートとして意識されている。上限は1万6300円あたりまでのレンジ圏での推移を予想する。
投資スタンスとしては、テクニカル指標の下げ止まりや好転を確認した上で、丹念に下値を拾うのが有効だろう。
また、本日マザーズ市場に新規上場した「はてな」は買いが殺到し、初値は持ち越しとなった。
QUICKの集計によると、信用取引で買い建てた株式の含み損を示す信用評価損益率は19日申し込み時点でマイナス17.91%と、3週ぶりに改善。約7年ぶりのマイナス水準を付けた前週(マイナス25.76%)から7.85ポイントの改善。
【明日の注目開示銘柄】
■ファルコHD [4671]
東証1部上場で臨床検査の受託事業を行う。増配を発表。16年3月期の期末配当を従来予想の18.5円から19.5円に増額。年額は従来予想の37円から38円とした。前期実績は36円。また、金融機関や学校法人向けに情報処理サービスを手がけるODKソリューションズ社(大阪市)との業務提携を発表した。24日終値は1249円(▲25)。
■シード[7743]
自社株買いを発表。発行済み株式の2.45%にあたる21万株、2億8000万円を上限に実施する。25日の取引開始前に立会い外買い付けを行う。24日終値は1236円(▲4)。
■ワークマン[7564]
株式分割を発表。3月31日を基準日、4月1日を効力発生日として1株を2株に分割する。24日終値は6800円(▲190)。
【引け後のリリース】
■韓国の大手乳業とライセンス契約に続きフランチャイズ契約
東京都心部を中心に高級レストランなどを展開するワイズテーブルコーポレーション<2798>(東2・売買単位100株)は24日の夕方、韓国の大手乳業メーカーMaeil Dairy Industry Co., Ltd.(毎日乳業)と新たにフランチャイズ契約を結び、韓国国内での店舗展開を推進すると発表した。24日の株価終値は2700円(80円高)だった。
発表によると、ワイズテーブルコーポレーションはすでにライセンス契約を結んでおり、現在、ソウルにイタリアンレストランを2店舗運営している。今回、新たにフランチャイズ契約を締結することで、両社の関係をより一層強固なものとすると同時に、韓国国内での店舗展開を推進し、事業の拡大や自社ブランドの現地におけるプレゼンスを高めていくとした。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
02月24日 相場概況(大引け)
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【大引け概況】
24日の日経平均株価は続落し、前日比136円26銭安の1万5915円79銭で終えた。
前日の欧米株市場の軒並み安や、原油市況が反落したことを受けてリスク回避の動きが表面化した。朝方に300円近く下げる場面があった日経平均は、その後は26〜27日に予定されるG20を意識して政策期待から次第に下げ幅を縮めて推移したものの、値動きの勢いは欠いた。
JPX日経インデックス400は続落。終値は前日比68.40ポイント安の1万1625.38だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、6.64ポイント安の1284.53で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆2323億円。売買高は22億530万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は767、1041銘柄が値下がり、変わらずは133銘柄だった。
個別では、原油安を嫌気して、資源開発大手の国際石開帝石は下落。商社の三菱商、海運の商船三井が下げた。新日鉄住金と住友鉱といった素材株の一角も安かった。東芝と西武HDの下げも目立った。ファーストリテイリングも値を下げた。NTT、ダイキン工業、JTなども下落した
一方、メガバンクの三菱UFJと三井住友FGは上昇。ソフトバンクグループがしっかり、セブン&アイ・ホールディングスも堅調。トレンドとアイフルの上げも目立った。
TDCソフトウェアエンジニアリング、マネーパートナーズグループがストップ高に買われ、富士石油、セントラル硝子、IBJが高い。
東証2部株価指数は続落した。大引けの2部指数は、前日比17.14ポイント安の4126.63となった。個別銘柄ではサイバーコム、システクアイ、ラオックスと朝日インテクが下げた。
一方、ぷらっとが一時ストップ高。カネミツ、東邦金属、象印とSFJが上げた。

日経ジャスダック平均株価は小幅に続落した。終値は前日比8円97銭安い2312円02銭だった。
積極的に手掛ける材料がなく、売買を見送る市場参加者が増加。午後の日経ジャスダック平均の値幅は、5円強にとどまった。ジャスダック市場の売買代金は概算で314億円にとどまり、昨年11月4日以来およそ3カ月半ぶりの低水準となった。
ジャスダック市場の売買高は概算で1億2764万株だった。
個別銘柄ではスマートバリュー、サニーサイド、Dガレージやドーン、朝日ラバーが下落した。半面、東北鋼、新報国鉄、ホロン、小僧寿しやマクドナルド、平田機工は上昇した。
東証マザーズ指数も反発。終値は前日比13.86ポイント高い823.04だった。個別銘柄ではセレス、リアルワールド、ジグソー、GMOメディア、APLIX、オンコリスバイオなどがストップ高。そーせい、ミクシィなど主力銘柄の値上がりが目立った。半面、インベスCやシリコンスタ、ビジョン、MRT、Sワイヤーが下落した。
きょう東証マザーズに新規上場したはてなは終日買い気配が続き、取引が成立しなかった。最終の気配値はきょうの気配値上限で公募売り出し価格(公開価格、800円)の2.3倍にあたる1840円だった。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
15,915.79 |
-136.26 |
日経平均先物 |
15,860.00 |
-240.00 |
TOPIX |
1,284.53 |
-6.64 |
TOPIX先物 |
1,280.00 |
-14.50 |
東証2部指数 |
4,126.63 |
-17.14 |
JASDAQ |
2,312.02 |
-8.97 |
マザーズ |
823.04 |
13.86 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2205300 |
2232382 |
東証2部 |
82150 |
19660 |
「変なリズム」
2月の225先物の前日比を見てみると・・・。
(上昇)
1000円超1回。
500円超1回。
(下落)
900円超1回。
800円超1回。
600円超1回。
これが1月だと
(上昇)
800円超1回。
600円超1回。
500円超2回。
(下落)
700円超1回。
600円超2回。
500円超2回。
少し落ち着いてきている。
パターンとしては「上旬下落、中旬安値、下旬戻り」。
これはNY株も一緒。
ラスベガスにある政府系ファンド協会の発表によると・・・。
は2015年末の政府系ファンドの運用資産は2130億ドル減少し3兆430億ドル。
2016年は4043億ドルの売却予想。
昨年11月から続いている月前半のSWFの売りがあるとすると上旬の来週は警戒?
このところの株価の動きを08年に模する声も聞かれる。
08年は3月半ばに底を打ち、4月はニューマネーの流入で急騰。
08年は9月にリーマンショックが起きたが、1〜4月のようになれば悪くはない。
今年はさしづめ英国のEU離脱が悪材料。
6月23日の英国民投票が気にかかる。
「Brexit」と言うらしいが・・・。
市場では「相場のリズム」に関するコメントが見られる。
「リズム」は結構広がってきたのだろうか。
見られたのは「ジグザグを繰り返し確実に下値を切り下げる動き」。
07円8月のパリバショックから08年9月のリーマンショック。
1年で日経平均は18000円から12000円まで6000円の下落。
そこから9年3月にかけてほぼ半値まで下落。
これが相場のリズムだとするとデジャブを繰り返したくはない。
(櫻井)
02月24日個別銘柄
個別銘柄情報を7銘柄更新しました。
[3751]日本アジアグループ
[4521]科研製薬
[4275]カーリットホールディングス
[2438]アスカネット
[3435]サンコーテクノ
[3394]ネットワークバリューコンポネンツ
[3242]アーバネットコーポレーション
02月24日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
24日午前の日経平均株価は続落し、前引け終値は前日比103円74銭安の1万5948円31銭だった。
前日の欧米株市場が軒並み安となったことや、原油価格の急落などを材料に下落したことを受けてリスク回避ムードが強まった。
日経平均は前日比200円安で始まった。その後、円相場が2週間ぶり高値となる1ドル=111円台後半に上昇したことなどで、日経平均の下げ幅は一時300円に迫った。ただ、NY原油先物相場の下げ基調が時間外取引で一服すると、株式市場に押し目を狙ったとみられる買いが入り、日経平均はやや下げ渋った。
今週末に開催予定のG20を前にして政策期待が下値を限定的なものにしている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆531億円、売買高は10億9348万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の38%にあたる744にとどまり、値上がりの1052銘柄を下回った。変わらずは143銘柄だった。
輸出採算の悪化や海外事業の円建て収益の目減りなどを懸念する売りも出た。重機を手がける三菱重や日立、電子部品のTDKとアルプスの下げが目立った。
原油安が嫌気され資源開発大手の国際石開帝石と石油資源は下落。主力株が安く、ソニーが軟調、NTT、ホンダ、マツダが下がり、京セラと村田製も下落した。新日鉄住金と住友鉱といった素材株の一角が下げ、商社の三菱商と丸紅の下落も目立った。ネクソンが大幅安、SUMCOも売られた。
一方、月次売上高を発表したニトリHDは上昇。トレンドと明治HDが上げた。軟調に始まったソフトバンクが堅調、三井住友フィナンシャルグループや三菱UFJは上昇に転じた。
マネーパートナーズグループがストップ高となり、セントラル硝子も急伸。アイフル、さくらインターネットなども買われた。
東証2部株価指数は続落。前引けの2部指数は、前日比7.23ポイント安の4136.54となった。個別銘柄ではアドソル、システクアイ、スリープロ、サイバーコム、象印が売られた。一方、ぷらっとが一時ストップ高。東邦金属、ケミプロ化成、カネミツ、スガイ化学工業など買われた。

【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は小幅に続落した。前引けは前日に比べ3円74銭安い2317円25銭だった。原油の需給悪化への懸念が強まり、投資家心理は再び弱気に傾いた。日経平均が売りが一巡した後はジャスダック平均も下げ幅を縮小したほか、テーマ株物色の動きが活発化した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で182億円、売買高は7567万株。
個別銘柄では朝日ラバー、ドーン、ハイパー、ドーン、3DM、イリソ電子が下落した。半面、東北鋼がストップ高。ウィズは一時ストップ高と値を飛ばし、小僧寿しやFVC、クルーズは上昇した。
東証マザーズ指数は小反発した。前引けは前日比9.17ポイント高い818.35だった。そーせいやジグソーなどの主力銘柄の値上がりが目立った。
仮想通貨を巡り法改正が進むと伝わったことを材料に、セレスやメタップスに思惑買いが入った。リアルワールド、APLIXがストップ高。テラプロ、PSSは一時ストップ高と値を飛ばし、セレス、GMOメディア、ラクーンなど買われた。半面、シリコンスタジオ、インベスCやSワイヤー、UMN、ビジョン、メドレックは下げた。
きょう東証マザーズに新規上場したはてなは買い気配が続いている。前引け時点の気配値は公募・売り出し価格(公開価格、800円)を560円(70%)上回る1360円だった。
日経ジャスダック平均は前日比3円74銭安の2317円25銭と続落。
02月24日 相場概況(寄り付き後)
【10時現在の概況】
日経平均株価は前日比178円55銭安の1万5873円50銭で推移している。
朝方に300円に迫った下げ幅を縮小した。
NY原油先物が時間外取引で下げ基調が一服。原油安を嫌気した売りが一巡し、目先の戻りを期待した買いが入っている。食料品株や医薬品株に上昇に転じる銘柄が目立つ。
市場では1万6000円を下回ったところでは押し目買いが入りやすいとの声がある。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を縮めている。
■日経平均株価 15,873.50(-178.55)
■日経平均先物 15,850(-250)
■日経JQ 2,312.27(-8.72)
■マザーズ指数 812.07(+2.89)
■TOPIX先物 1,277.50(-17.00)
■騰落 上昇863/下落938
東証1部の売買代金は概算で5997億円、売買高は6億2805万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は938と、全体の約48%を占めた。値上がりは863、変わらずは136銘柄だった。
業種別では33業種中7業種が値上がり。1位は水産・農林で、以下、パルプ・紙、小売、銀行と続く。値下がり上位には保険、海運、鉱業が並んでいる。
日経平均寄与度トップはKDDIで、日経平均を18円48銭押し下げている。以下、寄与度の高い順にファストリ、ファナックと続く。
プラス寄与度トップはトレンドで、日経平均を8.43円押し上げている。次いでソフトバンクが4.00円、NTTデータ、中外薬と続く。
三菱重は一段安。ファナックと村田製は日中の安値圏で推移し、JTとKDDIも軟調。一方、武田とソフトバンクは上昇に転じた。トレンドは一段高している。
東証2部株価指数は続落。サイバーコムとぷらっとが下げ、アートSHDと象印が上げた

きょう東証マザーズ市場に新規上場したはてな<3930>は公開価格と同じ800円カイ気配でスタートした。
■ワイヤレスG <9419>
大幅反発。3月1日付でマザーズから東証1部へ市場変更すると発表している。
昨年11年に東証本則市場への変更申請を行ったことを発表しているが、今回の承認を受けて改めてパッシブファンドの資金流入などによる流動性向上に期待した買いが向かっている。
■Vテク <7717>
日経新聞が24日付で「液晶製造装置のブイ・テクノロジーも加工用部材の開発に着手した」と報じたことが買い材料視された。
報道内容は、「発光材料を基板に付着させるのに使う『蒸着マスク』の開発を始めた」という。今後の拡大が見込める有機EL部材市場への参入による業績貢献を期待
225先物はみずほ・ニューエッジ・メリル・日産・大和・GMOが買い越し。
野村・シティ・パリバ・ソジェン・UBS・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・クレディ・モルスタ・ドイツが買い越し。
バークレイズ・ニューエッジ・JP・メリルが売り越し。
外資系等はホシザキ(6465)、井関(6310)、大王紙(3880)に注目。
テクニカル的には、テクマトリックス(3762)、小野薬(4528)、エレコム(6750)、日ハム(2282)、ウェルネット(2428)、サッポロ(2501)、EPS(4282)、サイバネット(4312)、ケネディクス(4321)、フューチャー(4722)、コニシ(4956)、酉島(6363)、電気興(6706)、コロムビア(6791)、小糸(7276)、デサント(8114)、東陽テク(8151)、スターツ(8850)、相鉄(9003)、カドカワ(9468)が動兆。
<兜町カタリスト>
「防御でなく復旧」
NYは下落。
しかしNYダウは月曜の水準まで戻っただけのこと。
NASDAQとS&P500も輸送株指数も月曜の水準より高い。
前日比だけでは市場を見間違うこともある。
サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が減産実現の可能性を事実上排除。
原油先物価格が4%超の下落したことが悪材料との解釈。
もっとも3市場の売買高は約71億株程度と低調で真剣な売りとも考えられない。
日替わりメニューの一端と見た方が良かろう。
昨日は260億ドルの2年債入札を通過。
24日は340億ドルの5年債、25日には280億ドルの7年債の入札予定。
円滑な入札のためには株安も必要なのかも知れない。
シカゴ225先物の終値は15830円ながら、高値は16350円でまた止まった。
安値は15830円でほぼ安値圏での終了。
為替の動向に一喜一憂の展開だけにドル円動向に引っ張られる展開だろう。
日経朝刊では「騰落レシオ今年最高に」との見出しも見られるが所詮80%台。
「一巡感」などまだまだの印象もある。
ただ昨年8月半ばの信用期日は先週通過しており、需給面からの圧迫感は低下。
その証拠に信用買い残は2兆5270億円と13年4月以来の水準まで低下している。
2月権利配当付き最終日だけに配当取りの動きは多少あるだろう。
前場安後場高で16000円台キープが好シナリオ。
日本属国なのか友好国なのか。
結構微妙なことを思い出させてくれたのが「米大統領、訪ロ自粛促す」の報。
9日の安部首相とオバマ大統領と電話協議での内容。
「サミット前にロシアに行くのは控えて欲しい」とオバマ大統領。
日ロの接近への警戒感と慎重な対応を求めているとの解釈。
安部首相はプーチン大統領との会談は予定通り望む方針だという。
明らかな内政干渉のような気がするが、ここで折れなかった姿はいいかも知れない。
もっとも、中国に続いて日本も言うことを聞かなくなったオバマ政権。
レイムダックの年ではある。
しかしアメリカの影響力の低下は欧州とくに英国の浮上につながる可能性。
そこへもってきて英国のEU離脱は混迷状態。
英独の証券取引所統合構想もあり、そうなると時価総額で3兆円規模。
CMEの3.47兆円、NYSEの3兆円、香港の2.9兆円と並ぶ。
東証の9400億円などはるかに凌駕されることになる。
時価総額だけを見ても東京は株式市場的には完全にローカルの位置。
「兜町」なんて響きにこだわるアナクロニズムの出番ではないのかも知れない。
日経1面の「仮想通貨を貨幣認定、金融庁法改正へ」。
モノとみなしていた仮想通貨を貨幣の機能を持つと認定するという。
仮想通貨の定義は二つ。
(1)物品購入などに使用できる「交換の媒介」。
(2)不特定を相手にした購入や売買を通じて法定通貨との交換が可能なこと。
もし実現すれば将来はフィンテックの世界になってこよう。
世界の仮想通貨は約600種類でビットコインの時価総額は約7000億円。
各国の通貨当局はマネロン対策から法規制に乗り出しているともいう。
これに呼応したかの記事は「EU、現金利用に上限」の記事。
最高額紙幣の500ユーロ札は廃止の方向だという。
小銭が邪魔だからカード利用というのがフツーの思考法。
しかし世界ではマネロンや偽札警戒からの高額紙幣からの脱却。
現金は足が付かないし何より保有者が誰かわからない。
これは利点でもあったのだが、いずれこのメリットは消えてくるのだろう。
何の裏付けもない紙を拝むというのも不自然だったが、今度はカードを敬う姿勢になる。
余計に不安が募る可能性はあるが、これは世界の流れ。
「現金お断り」は先の世界ではなく近未来の事実になる可能性が高まってきた。
相場的には・・・。
フィンテックは夢物語ではなく、すごそこにある未来という材料になってきた印象。
昨日ラジオNIKKEI「株とびら」に登場していただいたDIT(3916)。
市川常務に御話をうかがったが結構目からウロコの話は対サイバー攻撃。
期待は同社の自社開発商品「ウェブアルゴス」。
登場したのは「サイバーレジリエンス」と言う言葉。
レジリエンスは「回復力、復元力」のこと。
ウェブの改ざんを検知したらすぐにもとに戻す「瞬間検知、瞬間復旧」が可能だという。
キーワードは「被害多発中のウェブサイト改ざん攻撃に終止符を!」・。
通常はウェブサイトか復旧まで1カ月程度かかったが復旧まで1秒以内だという。
発想はウィルスを捕まえるのではなく、「変えられたらすぐに元に戻せばよい」。
従来は防御するソフトが主力だったが、改ざんを復旧するという思考は始めて。
「防御突破を前提としたウェブセキュリティ」というのが斬新だった。
「瞬間復旧」なら金銭目的の脅迫やカード情報の詐取にも対抗できよう。
ここにIoTが加われえばさらに面白いことになりそうだ。
防御でなく復旧は株式市場が今求めていることでもあるが・・・。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
スカパー(9412)・・・動兆
スカパーJSATに注目する。
同社はCS放送「スカパー!」と衛星運営が柱。
アジアでの展開に市場の期待は高い。
しかし真骨頂は衛星事業。
来期は4基打ち上げ計画で防衛省向けは16年5月と17年2月に打ち上げ予定。
業績は好調。
市場の目はクールジャパンのコンテンツ事業に向いている。
しかし収益は宇宙衛星事業の方が多い。
評価が変わると見る。
海外経済の変動を受けにくい面も特色。
(兜町カタリスト櫻井)
02月24日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
24日の東京株式市場は、軟調な展開となりそうだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値(1万5830円)にサヤ寄せする動きが先行するとみられる。
日経平均株価予想レンジは、1万5600円−1万6100円。
最近の動きでは1万5800円どころでは下げ渋る動きも見られており、このあたりで下げが一服するかどうかが注目したい。
主要外国証券経由の注文動向は、売り2560万株、買い780万株で、差し引き1780万株の大幅売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、不動産、銀行、通信、電機、サービス、化学、情報通信、機械など。
買いセクターに、サービス、通信、小売、機械、薬品、その他製品、陸運など。
24日、はてな<3930>がマザース市場にIPO(新規上場)する。成り行き注文状況は、買いが優勢となっている。
事業内容 UGCサービス事業(ソーシャルブックマーク「はてなブックマーク」、ブログ「はてなブログ」などの開発運営および、法人向けコンテンツマーケティングサービス、テクノロジーソリューションサービス)
売り出し価格 800円
○プラス材料
参天薬<4536>
16年3月期の期末配当予想を従来の12円から13円に増額、中間期実績12円と合わせ年間25円。
TDCソフト<4687>
3月31日を基準日、4月1日を効力発生日として1株を2株に分割。
スリープロ <2375>
第1四半期の経常益が61%増に拡大。
松井証券が毎営業日公表する自社オンライントレード上の信用評価損益率はこの日、買い方がマイナス16.843%(22日はマイナス16.467%)と悪化し、売り方はマイナス5.446%(同マイナス6.352%)と改善した。双方のカイ離は11.397ポイント(同10.115ポイント)と再び拡大し、含み損率の点で買い方劣勢・売り方優勢の構図が尾を引いている。
一方、売買代金に占めるカラ売り(信用取引を含む)の割合を示すカラ売り比率は、41.0%(22日は41.5%)と2営業日連続で低下した。ただし、40%超えは6営業日連続となり、依然として高水準を維持している。
【予定】
■国内(24日)
1月企業向けサービス価格指数(8:50)
《決算発表》
JHR、プラネット、アインHD
《株式分割》※権利取最終日
フロイント、アプライド、STUDIOUS、Hamee、ハイデ日高、クリレスHD、アダストリア、日新製糖
《新規上場》
はてな
■海外(24日)
仏2月消費者信頼感指数(16:45)
米1月新築住宅販売件数(25日0:00)
米5年国債入札
フィッシャーFRB副議長講演
《決算発表》
ロウズ・カンパニーズ、ターゲット、セールスフォース・ドットコム、TJX
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります

【NY概況】
23日のNYダウ平均は前日比188ドル88セント安の1万6431ドル78セントと反落で終えた。
サウジアラビアのヌアイミ石油相が減産を行わないとの見解を示したほか、イランのザンギャネ石油相も主要産油国の増産凍結案に否定的な発言を行った。
原油価格の低迷長期化で業績の底入れが遅れるとの懸念から石油株や素材関連株に売りが膨らんだ。NY原油先物が4%あまり下落。シェブロンやエクソンモービルなどに売りが出た。
2月消費者信頼感指数が予想を下回ったことも嫌気された。
ナスダック総合株価指数は同67.024ポイント安の4503.583で終えた。
業種別S&P500種株価指数(全10業種)では「エネルギー」や「素材」を筆頭に9業種が下落。「公益事業」は下げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
16,431.78 −188.88
S&P500種
1,921.27 −24.23
ナスダック
4,503.583 −67.024
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は反落し、安値圏で取引を終えた。3月物の終値は前日比330円安の1万5830円だった。23日の大阪取引所の終値を270円下回った。原油相場の大幅反落で米株とともに売られた。
円相場の上昇も弱材料になり、3月物は一時1万5815円まで下げた。一方、高値は1万6335円だった。
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
日経平均は200円超上昇、一時16300円を超えたものの、円高進行で値を消しマイナス転換。円高の耐性がついてきた感があったが、あっさり112円を割り込むような動きを見せられては買いも手控えられる状況。結局は、円相場や原油価格の波乱に押し流される結果となっている。
先週上昇の流れから底堅さを増し、個別株の活況から自律反発の動きを強める予想は崩さずに対応したい。
出来高が厚いのが16000円処であり、引き続きこの水準を明確に上放れる展開を見極める必要がある。この水準を明確に上放れてくるようだと、16900-17000円水準までは比較的早いとみられる。
東証が23日発表した19日申し込み時点の信用取引の買い残高は2兆5270億円と、前週比1527億円の減少。買い残は約2年10カ月ぶりの低水準。一方、売り残は前週比197億円増加し、5322億円。
【明日の注目銘柄】
■ワイヤレスゲート<9419>
取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、3月1日付で東証マザーズから東証1部市場へ市場変更することになったと発表した。
■自重堂[3597]
自社株買いを発表。発行済み株式の3.40%にあたる60万株、7億860万円を上限に実施する。24日の取引開始前に立会い外買い付けを行う。同社は東証2部上場で作業服の最大手。23日終値は1181円(▲8)。
■菱洋エレクトロ[8068]
自己株式の消却を発表。3月2日付で発行済み総数の2.13%にあたる60万株を消却
する。23日終値は1084円(▲11)。
■TDCソフトウェアエンジニアリング[4687]
増配を発表。16年3月期の期末配当を従来予想の28円から40円に増額した。期末一括配当のため、年額も同額。また、株式分割を発表。3月31日を基準日、4月1日を効力発生日として1株を2株に分割する。上記の増配については、分割の効力発生前が権利確定日となるため、実質増配となる。23日終値は1052円(△9)。
02月23日個別銘柄
個別銘柄情報を9銘柄更新しました。
[6070]キャリアリンク
[3071]ストリーム
[3031]ラクーン
[4358]ティー・ワイ・オー
[2483]翻訳センター
[2763]エフティコミュニケーションズ
[2191]テラ
[4348]インフォコム
[3199]綿半ホールディングス
02月23日 相場概況(大引け)
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【大引け概況】
23日の日経平均株価は反落した。終値は前日比59円安の1万6052円05銭だった。円相場が対ドル、ユーロで上昇したことを受け、輸出企業の採算悪化が嫌気され、売り注文が優勢となった。
朝方高く始まったものの、買いが続かず、その後は値を消す展開だった。
朝方は年金基金と見られる買いが入ったほか、26〜27日に20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を控えて政策期待が下値を支えた面もあった。
後場はマイナス圏で推移する時間が長かった。ただ、下値では買いが厚く下げ幅は小幅にとどまった
午前の取引で、節目とされた1万6300円台半ばを維持できなかったことが市場心理の悪化につながり、戻り待ちの売りや見切り売りにつながったようだ。
ホンダや日立、三菱UFJなど主力株の一角が軟調。不動産株や食品株の下げも目立った。
JPX日経インデックス400は反落し、前日比78.73ポイント低い1万1693.78で取引を終えた。東証株価指数(TOPIX)も反落し、終値は前日比8.83ポイント低い1291.17だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆2925億円、売買高は23億2218万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の約73%に相当する1415、値上がり銘柄数は442、変わらずは84だった。
個別では、マンション販売が不調との見方から長谷工が売られ、1年3カ月ぶりの安値を付けた。KDDIやNTTドコモ、アサヒ、セブン&アイなど内需株の軟調さが目立った。
サイバネットシステムが急反落、gumi、日本エンタープライズ、日立キャピタルなども下げた。
半面、ソフトバンクグループが堅調、三井住友フィナンシャルグループも買いが優勢となった。トヨタが小幅高。鉄鋼、非鉄金属株は軒並み大幅高となった。パナソニック、シャープ、星光PMC、テクマトリックス、アルバック、セントラル硝子も高い
東証2部株価指数は7営業日ぶりに小幅反落した。大引けの2部指数は、前日比6.04ポイント安の4143.77となった。
個別銘柄では、ぷらっとがストップ安。アートSHD、くろがね工作所、ピクセラ、PALTEKが下げた。一方、サイネックス、カネミツがストップ高。象印やヨネックスは上昇した。
日経ジャスダック平均株価はわずかながら反落した。終値は前日比99銭安い2320円99銭だった。
日経平均株価が1万6000円近くまで下落し、新興企業銘柄にも売りが広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で357億円、売買高は1億3032万株だった。
個別銘柄ではワンダコーポ、スマートバリュー、ネクストジェン、セプテニHDやサン電子、アイサンテクが下落した。半面、3Dマトリックス、雑貨屋BL、ハイパー、ロジコム、新報国鉄、小僧寿しなどがストップ高。Dガレージや平田機工、システム情報、アイルは上昇した。
東証マザーズ指数は7営業日ぶりに反落した。終値は前日比12.65ポイント安い809.18だった。
個別銘柄ではメディビ、グリーンペプタイ、鎌倉新書、そーせいやモルフォ、インフォテリが下落した。一方、シリコンスタジオ、コラボス、ソーシャルワイヤ、PSSがストップ高。ジグソーやインベスC、マイネットが上昇した
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,052.05 |
-59.00 |
日経平均先物 |
16,100.00 |
30.00 |
TOPIX |
1,291.17 |
-8.83 |
TOPIX先物 |
1,294.50 |
-3.50 |
東証2部指数 |
4,143.77 |
-6.04 |
JASDAQ |
2,320.99 |
-0.99 |
マザーズ |
809.18 |
-12.65 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2322180 |
2292533 |
東証2部 |
94310 |
27574 |
「使用済」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
週末・週初と宇宙関連企業の取材。
上空36000キロの静止軌道上に衛星が張り付いていて、テレビ放送や携帯、航空機向けインターネットサービスや地球監視を行っているそうです。
面白かったのは寿命が尽きた衛星の行方。
36000キロ、つまり地球の大きさの3倍外側を回っている衛星の寿命は約15年。
そこから数年すると役目を終え、36000キロの外側の軌道でさまよい始めるそうです。
36000キロの内側では他の衛星の邪魔になるからというのがその理由。
多くの衛星がこういう形で外側にいると考えると、地球という星は宇宙空間で傍若無人にふるまっている結構わがままな存在のようにも思えてきました。
相場の場合は、その役割を終えた銘柄は高度を下げ、低空飛行に移行するもの。
高高度を維持できる銘柄はほんの少し。
衛星は微量のエネルギーで方向を変えることが可能といいますから、相場にもそんな環境やエンジンが欲しいというところでしょうか。
意外なことに、月曜は年初から2連敗のあとの5連勝。
火曜は年初から1勝4敗とまったくいいところなしの展開。
先週も3日続伸の可能性を自ら放棄したような展開。
今日はさすがにシカゴの225先物も小幅高で終わっていますから、何とか今年初の3連勝への芽をつまんで欲しくないところ。
2月23日は富士山の日ですから悪くはないのですが・・・。
02月23日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
23日前引けの日経平均株価は小幅続伸。前日比15円39銭高の1万6126円44銭だった。買いが先行して始まった後は上値が重くなり、日経平均株価は一時マイナス圏に沈む場面もあった。前日終値を下回る水準では押し目買いも厚く、前引けは小幅ながら高く着地した。
原油や非鉄金属の市況改善を受け、資源関連銘柄の上昇が相場をけん引した。
外国為替相場で円相場が上昇した場面で、日経平均は下げに転じる場面もあったが、前引けにかけて小幅ながら再び持ち直した。
週末の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前に、市場の安定に向けて参加各国が協調するとの期待感も相場を下支えした。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はそれぞれ小幅ながら反落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1129億円、売買高は11億6751万株。東証1部の値上がり銘柄数は603、値下がり銘柄数は1222、変わらずは115だった。
個別では、フジクラが上げ幅を一時10%超に広げた。銅や鉄鉱石の価格上昇を受け、住友鉱など非鉄金属やJFEなど鉄鋼大手が軒並み上昇した。主力のソフトバンクグループが上昇、三井住友フィナンシャルグループも堅調。三菱UFJやトヨタは小幅高。
日本アジア投資が急伸、星光PMC、日本ケミコンなども買われた。
半面、KDDIが軟調、セブン&アイやオリンパスが下げた。食料品や建設、不動産など内需関連株の下げが目立った。
東証2部株価指数は小幅ながら7営業日ぶりに反落した。前引けの2部指数は、前日比1.30ポイント安の4148.51となった。続伸して始まったが、午前の取引終了間際にかけて売りが増えた。個別銘柄ではくろがね工作所、アートSHD、アルチザ、ぷらっとや鳥貴族が下げた一方、システクアイ、サイバーコム、天昇電、ヨネックスが上昇した

【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は小幅続伸した。前引けは前日に比べ3円67銭高い2325円65銭となった。新興企業銘柄にも買いが入った。ただ上値は重かった。日経平均株価が前場後半に一時下げに転じると、ジャスダック平均も上げ幅を縮めた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で238億円、売買高は9496万株。個別銘柄ではアイル、小僧寿しがストップ高。雑貨屋BL、システム情報、ノジマやイリソ電子、3DMが上昇した。半面、ワンダーコーポレーションやネクストジェン、スマートバリュー、アイサンテクやサン電子、FVCが下落した。
東証マザーズ指数は7営業日ぶりに反落した。前引けは前日比5.70ポイント安い816.13だった。個別銘柄ではフィックスターズ、メディビ、リアルワールド、そーせいやモルフォ、インフォテリが下落した。一方で、シリコンスタジオ、コラボス、ソーシャルワイヤがストップ高。インベスCやジグソー、マイネットは上昇した。
02月23日 相場概況(寄り付き後)
【10時現在の概況】
23日日経平均株価は前日比114円80銭高の1万6225円85銭で推移。
欧州株式が上昇した流れを受けて、買い先行で始まった。円が対ドルで112円台後半と高値水準にあることが一時重しとなったが、その後は上げ幅を拡大している。
東証1部の値上がり銘柄数は1013、値下がりは789、変わらずは133。
業種別では33業種中21業種が値上がり。1位は鉱業で、以下、鉄鋼、非鉄金属、海運と続く。値下がり上位には水産・農林、陸運、食料が並んでいる。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を20.40円押し上げている。次いでソフトバンクが14.95円、ファナックが10.20円、TDKが9.02円と続く。
マイナス寄与度は18.12円の押し下げでKDDIがトップ。以下、アサヒが4.12円、セコムが3.88円、セブン&アイが3.33円と続いている。
個別では田辺三菱が高い。タバコの葉を使うインフルエンザワクチンを18〜19年度にも実用化すると伝わったことで物色人気。自社株買い発表のフジクラや来期の営業増益が伝わったタカラレーベも買われている。一方、タカタには売りが先行。日ハムやアサヒなど食品株が安い。
星光PMC<4963>。
物色資金の流れが材料株に向かうなか、次のテーマとして植物繊維などからつくられる新素材「セルロースナノファイバー(CNF)」が有力だと指摘。CNF関連製品に力を入れている同社を最右翼と紹介
3Dマトリック <7777>
ヨーロッパ連結子会社3-D Matrix Europe SAS.がメキシコ保健衛生当局COFEPRISにおいて、吸収性局所止血材「PuraStat」の医療機器製品登録が承認された旨の連絡を受けたと発表。
ライトオン <7445>
月次売上動向を発表。2月度の既存売上高が前年同月比18.3%増と今期に入り6ヵ月連続で前年実績を上回ったこと
【寄り付き概況】
日経平均株価は続伸で始まった。
資源価格の回復が好感され、アジア・欧州株がほぼ全面高となった流れを受け、22日の米国市場ではNYダウが220ドルを超す上昇となった。
シカゴ225先物清算値(16160円)を上回ってのスタート。
鉄鋼や非鉄金属、鉱業といった資源関連銘柄が軒並み高い。電気機器や機械も上昇している。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もそれぞれ続伸して始まった。
<兜町カタリスト>
「花咲かじいさん」
むかしむかし、兜町の近くに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
二人は子どもがいなかったので、株式取引をこよなく愛していました。
ある日、株価ボードが赤くきらめきました。
「これ買えワンワン、これ買えワンワン」
銘柄コードと株価の板が点滅しています。
「おや? これを買えと言っているのか。よしよし、買ってやろう」
おじいさんが試しに買ってみると、
「ややっ、これはすごい!」
なんと、翌日からストップ高が連発となり儲けがザクザクと出てきました。
この話を聞いた、となりの欲張りじいさんが、
「わしも、儲けたい。おめえのパソコンを、わしに貸してくれや」
欲張りじいさんは、パソコンを無理矢理眺め始めました。
でも嫌がる株価ボードがちらちら明滅した銘柄を買ってみるとストップ安が続きました。
「この役立たずの株め!」
怒った欲張りじいさんは、なんと、パソコンをたたきつぶしてしまいました。
おじいさんとおばあさんは、なくなくパソコンを埋めてやると、
棒を立ててお墓を作りました。
次の日、おじいさんとおばあさんがパソコンのお墓参りに行ってみると・・・。
パソコンのお墓の棒が一晩のうちに大木になり4ケタの数字を表現していました。
おじいさんとおばあさんは、その証券コードの株を買いました。
すると不思議な事に、買った株はまたストップ高の連続。
それを聞いた、欲張りじいさん。
「わしも、4ケタの数字を見つけて儲ける。
パソコンの墓の木を貸してくれや」
と、木を無理矢理借りると、自分の家で数字を見つけ始めまた。
しかし出てくる数字の銘柄は上がることはなく塩漬けばかり。
「いまいましい木め!」
怒った欲ばりじいさんは木をオノでたたき割ると、焼いて灰にしてしまいました。
大切なパソコンの思い出が詰まった木を焼かれたおじいさんは、
木を焼いた灰をザルに入れて持ち帰ろうとしました。
その時、灰が風に飛ばされて、枯れ木にフワリとかかりました。
すると、どうでしょう。
灰のかかった枯れ木に、満開の花が咲いたのです。
おじいさんは、うれしくなって。
「枯れ木に花を咲かせましょう。パアーッ」。
とうとう兜町の日本橋川の川岸まで行って「株価に花を咲かせましょう。パアーッ」。
と、言いながら次々に灰をまいて、兜町中に美しい花を咲かせました。
ちょうどそこへ、ヘッジファンドの王様が通りかかりました。
「ほう、これは見事じゃ」
外国人のファンドマネージャーはたいそう喜んで、
おじいさんの持っている株をツケロ買いで買い上げました。
それを見ていた欲張りじいさん。
「わしも花を咲かせて塩漬けを買い上げてもらおう。その灰を、わしによこせ!」
無理矢理に灰を取り上げると、外国人のファンドマネージャーに言いました。
「この灰はわしの物です。わしが兜町の枯れ株に花を咲かせますから、
わしにもほうびを下さい。バァーッ!」
欲張りじいさんはファンドマネージャーの前でたくさん花を咲かせようと、
灰をいっせいにまきました。
すると灰がファンドマネージャーの目に入って、
欲張りじいさんは持っている塩漬け株をさらに売られてしまったとのことでした。
おしまい
相場には邪心とかヨコシマな心は似合わないということでしょうか?
必要なのは素直な心と感謝の気持ち?
(兜町カタリスト櫻井)
02月23日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
23日の東京株式市場の寄り付きは欧米株式が上昇した動きを受け、買いが先行するとみられる。その後も堅調展開となりそうだ。
日経平均株価予想レンジは、1万6100円−1万6500円
足元で株式市場の地合いが改善傾向にあることを受け、個別株の中心に活だろう。
日経平均株価は、1日の高値1万7905円37銭から12日の安値1万4865円77銭までの下げ幅の半値戻しの水準(1万6385円57銭)が、上値として意識されそう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り2000万株、買い2330万株で、差し引き330万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額は売り越し。
売りセクターに、電機、不動産、建設、銀行、ETF、化学、小売、食品、薬品など。
買いセクターに、薬品、小売、サービス、電機、陸運など。
【注目材料】
■ワイヤレスゲート<9419>
17日、2015年12月31日を基準日とする剰余金の配当について公表。1株当たりの配当金は26円で、前期25円に対し1円増配となる。
■3Dマトリックス<7777>
メキシコ当局から吸収性局所止血材「PuraStat」の医療機器製品登録が承認される
■ヒラノテク<6245>
16年3月期の年間配当を従来計画の16円→20円(前期は10円)に増額修正した。
【予定】
■23(火)
【国内】
40年国債入札
《決算発表》
スリープロ
【海外】
独10-12月期GDP確報値(16:00)
仏2月製造業信頼感指数(16:45)
独2月Ifo景況感指数(18:00)
トルコ中銀金融政策決定会合(政策金利発表、21:00)
米12月S&Pケース・シラー住宅価格指数(23:00)
米2月リッチモンド連銀製造業指数(24日0:00)
米1月中古住宅販売件数(24日0:00)
米2月CB消費者信頼感指数(24日0:00)
米2年国債入札
《決算発表》
トール・ブラザーズ、ホーム・デポ、メーシーズ
休場:ロシア
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります

【NY概況】
22日のNYダウ均は3営業日ぶりに反発した。前週末比228ドル67セント高の1万6620ドル66セントとなり1月6日以来、約1カ月半ぶりの水準を回復した。原油先物相場や欧州・アジアの株式相場上昇を好感した。
米CNBCがユナイテッド・テクノロジーズ(UTC)と機械のハネウェル・インターナショナルによる合併協議を伝え、UTC株に買いが集まるとダウ平均の上げ幅は一時、272ドルまで拡大した。
WTIの期近物はこの日、一時は1バレル32ドル台に乗せ、最近の底堅い展開が続から先行き不安の払拭に繋がった。
石油・天然ガス開発のチェサピーク・エナジーや鉱業大手のフリーポート・マクモランの株価が急伸した。
ナスダック総合株価指数は続伸。終値は同66.178ポイント高の4570.607ポイントとなった。
業種別S&P500種株価指数は全10業種が上昇。「エネルギー」や「素材」などの上げが目立った。
金融大手ゴールドマン・サックスが高い。訴訟関連費用の想定上限を引き下げたことが判明したことを好感した。AT&Tは反発した。ドローン(小型無人機)の実用化に向けた実験に入ると発表し、成長期待が高まった。
NYダウ工業株30種(ドル)
16,620.66 +228.67
S&P500種
1,945.50
ナスダック
4,570.607 +66.178
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は3営業日ぶりに反発し、1万6000円台を回復した。3月物は前週末比335円高の1万6160円で取引を終えた。22日の大阪取引所終値を90円上回った。
原油先物相場の反発や欧州・アジア株相場の上昇を受け、米株とともに買われた。
3月物は一時1万6280円まで上げた。一方、安値は1万5765円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
16160 ( +90 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
16175 ( +105 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
日経平均は頑張った方かもしれないが、どうせなら1万6300円のフシを払ってほしかった。これで、クラッシュ的な下げは一段落したのだろう。今日の日経平均が売りを早々に吸収して上昇した動きを見ても、短期的な売り圧力はかなり弱まっていると考える。
市場関係者の中には「きょうは、東証1部の売買代金が2兆581億円と今年最低水準まで落ち込んだ。これは、売り方の買い戻しにある程度一巡感が出ているものの、ここからの先高期待感が膨らんでいないため、模様眺めでエネルギーに乏しい地合いとなっている」との見方が出ていた。
明日(23日)の東京株式市場は、手掛かり材料の乏しいなか、方向感に乏しい推移となりそうだ。私的には強気で対応したい。
物色に関してはかなり選別色が強まると考える、中小型株の出直りを取りに行く戦略が有効と考える
目先的には、2月1日高値1万7905円から12日安値の1万4865円までの下落幅の半値戻しに相当する1万6385円近辺が当面の上値メドとして意識されている。
【注目の開示銘柄】
■東海東京フィナンシャルHD[8616]
自社株買いを発表。発行済み株式の3.79%にあたる1000万株、50億円を上限に実施する。取得期間は23日から12月30日まで。22日終値は523円(△3)。
■ヒラノテクシード[6245]
増配を発表。16年3月期の期末配当計画は8円だったが、業績動向を踏まえ12円に増額する。年間配当は20円(前期実績10円)となる。同社は東証2部上場。部品をコーティングするための塗工機を製造する。22日終値は767円(▲13)。
■明星工業 [1976]
自社株買いを発表。発行済み株式の2.82%にあたる150万株、7億8000万円を上限に実施する。取得期間は23日から8月23日まで。あわせて株主優待制度の拡充を発表。これまで1000株以上の株主は保有年限にかかわらずJCBギフトカード2000円分を進呈していたが、長期保有を促すため、1年以上保有した場合は3000円分とする。同社は東証1部上場。LNGプラント向けの断熱工事などを手がける。
22日終値は412円(△5)。
【引け後のリリース】
峰岸みなみさんの大変身スリムボディの「RIZAP」が医療法人と提携
■SBIウェルネスバンクが運営支援する東京国際クリニックと予防医療なども展開
パーソナルトレーニングジム「RIZAP」(ライザップ)をグループで運営する健康コーポレーション<2928>(札幌A・売買単位100株)は22日の夕方、子会社RIZAPが医療法人社団T.O.P.ドクターズ東京国際クリニック(以下、東京国際クリニック)と新たなヘルスケアサービスに関する事業提携契約を結んだと発表した。22日の株価終値は630円(4円安)だった。
「RIZAP」は、最近では、AKB48の峰岸みなみさんの大変身スリムボディのテレビCMでまたまた話題のトレーニングジム。22日の発表によると、健康コーポレーションは、「RIZAP」において4.4万人を超える利用者の理想的なボディメイクなどに従事してきた。一方、東京国際クリニックは、SBIウェルネスバンクが運営する会員制健康管理サービス、SBIメディカルスパ倶楽部と連携し、人間ドック(CT、MRIなどを使用した心臓、脳、がんの検査等)などを提供している。
この提携により、SBIメディカルスパ倶楽部の会員はもとより、日本全国の方々に対して、人間ドックと「RIZAP」のプログラムを組み合わせた健康増進サービス「RIZAPメディカルチェックプラン」を提供することによって、予防医療の領域において更に確固たる地位を築くとともに、より多くの方々の健康増進に貢献することが可能になるとした。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
02月22日個別銘柄
個別銘柄情報を2銘柄更新しました。
[3135]マーケットエンタープライズ
[6837]京写
02月22日 相場概況(大引け)
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【大引け概況】
22日の経平均株価は反発し、前週末比143円88銭高の1万6111円05銭で終えた。
寄り付きはシカゴ日経平均先物の清算値に追随するかたちで売りが先行した。売り一巡後は押し目買いが入り切り返しに転じた。
ただ上値では戻り待ちの売りも厚く、前場後半以降は伸び悩む展開となった。
円高進行に一服感や中国・上海株式相場が堅調に推移したことも相場の支えとなった。
原油相場や世界経済の先行き不安に対する懸念は払拭されておらず、持ち高を一方向に傾ける姿勢は限られた。
東証1部の売買代金は概算で2兆581億円とかろうじて2兆円を超えたが、今年最低水準だった。
JPX日経インデックス400は反発した。終値は前週末比83.97ポイント高の1万1772.51だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、8.18ポイント高の1300.00で終えた。
東証1部の売買代金は概算で売買高は20億3748万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の65%にあたる1256、値下がりは588、変わらずは96だった。
個別では、ファナックやファストリが上昇。JAL、花王や村田製、小野薬、東エレク、シャープが買われた。保険や電気機器、海運株も高かった。サイバネットシステム、gumiがストップ高となったほか、日本金属>、井関農機などの低位株も物色人気を集めた。
一方、トヨタやスズキが下落。三井住友フィナンシャルグループなどメガバンクが軟調、ゆうちょ銀の下げがきつく、関西電やセブン&アイが売られた。石油関連や鉄鋼も安かった。
東証2部株価指数は6日続伸した。大引けの2部指数は、前週末比42.22ポイント高の4149.81となった。
個別銘柄ではシステクアイ、サイバーコム、ランドコンピュータ、東邦金属、ぷらっとがストップ高。アルチザ、PALTEK、くろ工と象印が買われた。半面、アップルインター、黒谷、ラオックスとアートSHDが下げた。

日経ジャスダック平均株価は反発した。大引けは前週末比15円78銭高の2321円98銭だった。新興企業向け市場にも買いが向かった。
好材料の出た銘柄や成長期待の根強い銘柄が買われた。小型無人機「ドローン」や自動運転技術などの関連銘柄の一角にはテーマ物色が進んだ。
ただ、投資家の動きは総じて鈍く、ジャスダック市場の売買代金は概算で317億円と昨年11月4日(282億円)以来、およそ3カ月半ぶりの低水準だった。売買高は1億1727万株。
個別銘柄ではドーン、ネクストジェン、新報国鉄、スマートバリューがストップ高。サン電子やプロパスト、ドーンが上げた。一方、シンクレイヤ、日本ISKや雑貨屋BL、クルーズが下げた。
東証マザーズ指数は6日続伸。大引けは前週末比29.04ポイント高の821.83だった。時価総額の大きなそーせいが大幅高となり、指数を押し上げた。
個別銘柄では、デンソーとNTTドコモが研究開発で提携すると発表したことをきかっけにモルフォが物色された。マイネット、フィックスターズ、鎌倉新書、ソーシャルワイヤ、モルフォ、ネオジャパンなどがストップ高。ジグソーやインフォテリも高い。半面、REMIX、UMNやアンジェス、中村超硬は売られた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,111.05 |
143.88 |
日経平均先物 |
16,070.00 |
90.00 |
TOPIX |
1,300.00 |
8.18 |
TOPIX先物 |
1,298.00 |
2.50 |
東証2部指数 |
4,149.81 |
42.22 |
JASDAQ |
2,321.98 |
15.78 |
マザーズ |
821.83 |
29.04 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2037480 |
2058114 |
東証2部 |
107770 |
25455 |
「ハシゴ」
土曜の「REITファン」でのシニア投資家さんの質問。
「毎日ラジオNIKKEIを聞いているんだけど、あんたは英明さんだね。
メガバンクを勧める評論家は結構いるけど、あんたはメガバンクを注目株にしないね。
どうして?」と。
答えは「今、上がると思えないから。
全体相場の最終局面では動くのでしょうし、上がるようになったと思えれば注目しますよ」。
答えになっているかどうかは不明だが投資家さんは「わかった」。
そして「日経レバ(1570)の長期投資を勧めていた評論家もいたけど、いただけないね」とも。
メガバンクも日経レバの長期投資もコメントしたことはないが投資家さんにとっては評論家というのは一緒なのかも知れない。
ひょっとすると「取り扱い商品」の一覧表でもある方がいいのかも知れない。
ただアレやコレやと一緒にして欲しくないのは誰でも同じだろう。
他人のコメントを聞いている訳でもないし・・・。
もっとも・・・。
当方もきっと市場関係者の誰かにこういうご迷惑をかけているに違いない。
求人情報というのは時として現状と先行きを読ましてくれることがある。
日曜日経で目についた求人は「国税庁任期付き職員」の募集。
特に国際金融取引の専門家の募集があった。
外資系金融機関等に勤務経験があり、国際金融取引に関する専門的知識を有している方。
国税庁が国際金融取引の専門家を求めているということは・・・。
フツーには対マネーロンダリング。
あるいは対外資系金融機関。
あるいは対海外資産運用。
これらの課税強化という方向なのだろう。
同時に法務の専門家としての弁護士も募集しているから訴訟まで背景に入っている。
この先にあるものは悲惨ななのか、滑稽なのか。
いずれにしても税と国境の問題は採用の問題からかいま見えるような気がする。
日経朝刊では「ベンチャー投資、リーマン前回復」の見出し。
紹介されているのはパーク24の投資子会社「タイムズイノベーションキャピタル」。
IoT関連のベンチャーに投資。
「未来の交通インフラサービス」の開発を目指すという。
もうひとつは鶴岡のスパイバー。
合成クモの糸の開発でいずれ上場を目指している企業。
ゴールドウィンから100億円を調達しスポーツ繊維の開発が中核。
山形県鶴岡市のベンチャーとして元旦の日経でも紹介されていた。
因みに鶴岡のベンチャーでの上場1号はHMT(6090)。
来週「鶴岡から世界へ ─知的産業の創出と地方創生─」というセミナーを開催する。
「慶應義塾大学先端生命科学研究所冨田所長×HMT菅野社長コラボセミナー」。
↓
山形県庄内地方を代表する都市である、鶴岡市。
数年前まで、誘致企業の海外移転、中心市街地の空洞化など、
わが国の地方都市が揃って直面する衰退圧力の中にあった鶴岡市が、今大きな注目を集めています。
鶴岡市は、ありがちな地方振興策である公共投資等には依存せず、
先端的科学研究とそれを担う研究者や学生の集積を重視する政策を追求し、
2001年に慶應義塾大学先端生命科学研究所(=IAB)を誘致。
慶應義塾大学は、アメリカから戻りコンピュータを駆使した新しい生物学、
統合システムバイオロジーの研究を進めようとしていた冨田勝所長にIABの運営を一任しました。
このセミナーでは、冨田勝所長から、IABとそこから続々と生み出される
HMT、Spiber等のベンチャー企業の過去・現在・未来。
そして、IAB発の第1号ベンチャーである、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社
代表取締役社長 菅野 隆二から、うつ病の血液診断バイオマーカーなど先進的な取り組みの紹介を行います。
結構面白そう。
(櫻井)
02月22日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
22日午前の日経平均株価は反発し、前週末比92円94銭高の1万6060円11銭で前場を終えた。前週末の欧米株安や原油安などで寄り付き後は売りに押されたが、売り一巡後は上げに転じた。
ただ、一段と上値を追う雰囲気には欠けた。安い水準で買いが入る半面、1万6000円を超えた場面では目先の利益を確定する売りが出やすかった。売買代金も盛り上がりを欠き、前引け時点で1兆円を下回っている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で9742億円、売買高は10億1691万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1143、値下がりは684、変わらずは110だった。
個別では、値がさ株のファストリやファナック、任天堂が上昇。40年ぶりに新工場を建設すると伝わった小野薬やJT、キヤノンが買われた。gumiがストップ高に買われ、井関農機、ラウンドワン、ペプチドリームが上値追い。
一方、ソフトバンクが下落。トヨタやメガバンクは売りに押され、マイナス金利や円高基調への懸念は払拭されていないようだ。ソニーやパナソニック、ホンダも売られた。原油安を受け、国際石開帝石など石油関連株も下落し、鉄鋼や非鉄株も安かった。
東証2部株価指数は6日続伸した。前引けの2部指数は、前週末比22.74ポイント高の4130.33となった。
個別銘柄では、サイバーコム、ぷらっとがストップ高。象印、東邦金属、日精鉱、アルチザが買われた。半面、アップルインター、黒谷、ラオックスとアートSHDが下げた。

【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前週末比13円40銭高の2319円60銭だった。新興企業向け市場でも買いが優勢となり、ジャスダック平均も持ち直した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で183億円、売買高は7484万株。
個別銘柄ではネクストジェンがストップ高。fonfun、KYCOM、プロパストやサン電子、FVCが上昇した。一方で今期が減益の見通しとなった日本ISKは下げた。三信建設、雑貨屋BL、日本アイエスケイ、Dガレージも安い。
東証マザーズ指数は続伸。前引けは前週末比20.24ポイント高い813.03だった。
個別銘柄ではソーシャルワイヤがストップ高。フィックスターズ、そーせいやインフォテリ、ジグソーが買われた。半面、ベステラ、REMIX、FFRIや中村超硬、MRTが売られた。
02月22日 相場概況(寄り付き)

【寄り付き概況】
日経平均株価は前週末比125円64銭高の1万6092.81円で推移している。
売り先行で始まったが、次第に下値の堅さを意識した買いが増した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)が上昇に転じた。東証1部の上昇銘柄も1257と増えている。
円相場が伸び悩み、一時下げに転じたことも相場の押し上げの要因。自動車の富士重が上げに転じ、トヨタも下げ幅を縮めている。
東証1部の売買代金は概算で5639億円、売買高は6億1482万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は65%にあたる1257、値下がり銘柄数は540、変わらずは138だった。
業種別では33業種中24業種が値上がり。1位は空運で、その他製品、食料、建設と続く。値下がり上位には鉱業、鉄鋼、電気・ガスが並んでいる。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を21.18円押し上げている。次いでファナックが14.12円、花王が6.32円と続く。
マイナス寄与度は9.3円の押し下げでソフトバンクがトップ。ホンダが3.41円、スズキが3.39円と続いている。
個別では、JALやANAHDが上昇。主力株の村田製やファナック、ファストリも買いが優勢となっている。食料や陸運株も高い。一方、菱地所や三井住友FGが下落。石油関連や鉄鋼株は売られている。
東証2部株価指数は6日続伸した。くろ工やぷらっとが上げ、ラオックスやアートSHDが下げた
■報国鉄 <5542>
15年12月期決算を発表している。営業利益は前期比38.5%増の5.76億円となり、昨年11月に上方修正した会社予想5.80億円とほぼ同水準で着地した。期末配当は従来予想の1株当たり5.00円から10.00円に増額している。
■ボルテージ<3639>
19日、スマートフォン向け恋愛ドラマアプリの英語翻訳版「After School Affairs」を同日から配信を開始したと発表。
225先物はアムロ・クレディ・バークレイズ・GS・三菱・パリバが買い越し。
野村・JP・ニューエッジ・モルスタ・大和・松井・GMOが売り越し。
TOPIX先物はHSBC・メリル・ドイツ・アムロ・三菱が買い越し。
GS・ニューエッジ・バークレイズ・UBS・野村が売り越し。
外資系等はCTC(4739)、ライフコーポ(8194)、ラウンドワン(4680)、藤田観光(9722)に注目。
テクニカル的にはくら(2695)、ファインデクス(3649)、ペプチド(4587)、ポーラ(4927)、WSCOPE(6619)、レーザーテック(6920)、邦ガス(9533)が動兆。
<兜町カタリスト>
「222=ゴロニャン」
日経平均は週間で1014円の上昇。
週足では3週ぶりに陽線を形成した。
とはいうものの結局は12日の下落が異常値で月曜15日の大幅反発以降は方向感なし。
週末にバイオ・創薬系の銘柄が賑わったのがせめてもの救いといった格好。
NYダウは週末21ドル安の16391ドルと続落。
原油価格の下落を嫌気したとの相変わらずの解釈。
ただNASDAQは16ポイント高の4504ポイントと反発。
ハードメーカーのアップルの株価は下落したが、ソフト系のグーグル、ヤフー、
フェイスブック、アリババ、アマゾンやバイオのバイオジェンなどは上昇。
小型株の堅調は今期業績の軟調見通しを嫌気した大型株の動きとは違った側面がある。
週末、東京証券取引所で開催されたREITファン。
多くの投資家さんが来場。
従来のセミナーではシニア層が目立つがREITは若年層と女性がさらに目立った。
「自分で家を買うようなつもりで物件を吟味するのかも知れない」という声も聞かれた。
数字やスケジュール、あるいは罫線の形だけを追うようなFX投資家よりも良い傾向だ。
その土曜の日経朝刊のコラム「ポジション」。
見出しは「堅調REIT、くすぶる懸念」。
「年初から日経平均は16%下げる一方、東証REIT指数は5%高」という現実。
これを見ればマーケットサイズが10兆円程度のREITも大きな存在となってきた。
多くのREITは借入金の塊みたいなものだからマイナス金利の恩恵は大きい。
「支払い金利が0.1%低下すると、分配金は平均で約2%伸びる」との分析もある。
「東証REIT指数は2000ポイントを越える」という楽観論の一歩で・・・。
「数か月前よりも市況が悪化するリスクは高まった」という声も聞かれる。
株式市場と比べると、妙に神経質な弱気論もある。
強弱のバランスが微妙に取れている業界のように見える。
ただ・・・。
日曜日経朝刊1面では「不動産融資、26年ぶり最高」の見出し。
2015年の不動産業向け新規貸し出しは前年比6.1%増の10兆6730億円。
(89年のピークが10兆4419億円)。
日銀による異例の緩和以降の3年で3割り増えたという。
融資残高では65兆7102億円で18年ぶりに過去最高を更新。
特にREIT向け融資は拡大基調。
バブルの時は不動産のプロでもない銀行員の感覚でイケイケどんどん。
不動産バブルが世間に行き渡った。
要は監視の目はほとんどなかった。
今はREITが不動産のプロと金融のプロの目という形式上のフィルターになっている。
ただ、業界内の監視の目が本当に役立つのかどうか。
大手と中小乱立の二極構造が変わらない限りは結構疑問もなくはない。
REITだけが孤高の立場を保てるならそれは結構なこと。
ただ泥棒が保安官になるようなケースが絶無とは言えないところが難しい。
どんな相場でも過熱してくるとやさしいオオカミを生み出すものでもある。
もっとも「羹に懲りて膾を吹く」業界よりはマシだが・・・。
2月19日のロン・ポールの「ドル完全崩壊の日」は何もなく通過。
何も起きはしないという相場心理の傍らで「怖いもの見たさ」の心理が終わった。
因みに米国債務上限の限界は11月5日というスケジュールは覚えておきたいところ。
面白いのは次のサプライズ見たさの対象がすぐ出てくること。
今度は陰謀論チックなものとは違って英国のEU離脱。
6月23日に英国はEU残留を問う国民投票を行うという。
これを受けてポンドは1%程度の下落だから為替市場の反応は早い。
というか、為替市場や商品市場のために世界の政治と経済があるようにも思える。
まさに主従の逆転はパラダイムの転換でもある。
もし英国がEUを離脱すると・・・。
トランプ氏が共和党の大統領候補になるのと同じようなサプライズ。
市場は常に目のやり場を求める場所でもある。
そして視点がとどまらないからややこしい。
2月22日は「猫の日」。
222が猫の鳴き声「ニャン、ニャン、ニャン」と読めるからというのが理由。
あちらこちらに右顧左眄で「ゴロニャン」ではやるせないが・・・。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
シード(7743)・・・動兆
シードに注目する。
同社はコンタクトレンズ大手。
ワンデーコンタクトと遠近両用レンズが拡大基調で業績は好調。
アジア中心に海外展開も拡大基調。
鴻巣工場増設で生産枚数は増加。
花粉症関連レンズに期待感。
海外メーカーへの挑戦は反転攻勢の状況。
国際競争力のある産業を目指している。
(兜町カタリスト櫻井)
02月22日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
22日の東京株式市場は、シカゴ日経先物清算値(15825円)にさや寄せする格好から、売りが先行しよう。その後は手掛かり材料難のなかもみ合い展開となりそう。
日経平均予想レンジは1万5700円−1万6000円のレンジを想定する。
また、先週は週間では大きく値を戻す展開となったことから、押し目では一定の買いも期待できる。
為替相場は円高に振れており輸出関連銘柄は、軟調な動きがかんがえられ、値動きの軽い小型株への物色が中心となりそう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1710万株、買い1500万株で、差し引き210万株の売り越し。売り越しは4営業日ぶり。金額(も売り越し。
売りセクターに、銀行、電機、小売、自動車、情報通信、機械など。
買いセクターに、サービス、ゴム、化学、電機、精密、空運、小売、通信など。
【注目の個別材料】
■ソフトバンク・テクノロジー [4726]
発行済み株式総数の1.5%に当たる15万株、2億円を上限に自己株式を取得すると発表した。取得期間は2月22日から3月24日まで。親会社ソフトバンクに続く自社株買いの発表となった。19日終値は1218円(▲44)。
■新報国製鉄 [5542]
15年12月期営業利益が前期比38.5%増の5億7600万円になったと発表。液晶パネル・半導体製造装置向け低熱膨張合金が好調に推移した。同時に公表した16年12月期営業利益予想は56.3%増の9億円。低熱膨張合金の好調が続く見通しのほか、子会社新報国製鉄三重の決算期変更に伴い同社の2ヵ月分の利益が上乗せされることが寄与するとして、10期ぶりの最高益更新を見込む。年間配当予想は前期に比べ10円増配となる1株当たり20円とした。19日終値は682円(△27)。
■シロキ [7243]
創立70周年記念配当の実施を決定し、期末配当予想を従来の1株当たり3円から6円に上方修正した。中間配当2円を実施しており、年間配当予想は8円。前期実績は5円だった。19日終値は326円(▲8)。
■コニシ[4956]
19日、株式の流動性の向上と投資家層のさらなる拡大を目的として、3月31日を基準日、4月1日を効力発生日に1株を2株に分割すると発表した。
【予定】
■22(月)
【国内】
2月日経PMI製造業(11:00)
【海外】
仏・独・ユーロ圏2月PMI(17:00〜18:00)
米2月製造業PMI(23:00)
米1月シカゴ連銀全米活動指数(22:30)
《イベント》
携帯通信関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス2016」(〜25日バルセロナ)
休場:タイ
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
15825 ( -155 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
15840 ( -140 )
( )は大阪取引所終値比
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
02月20日個別銘柄
個別銘柄情報を5銘柄更新しました。
[2352]エイジア
[4662]フォーカスシステムズ
[3762]テクマトリックス
[2404]鉄人化計画
[3630]電算システム
休日マーケット通信

【NY概況】
19日のNYダウ平均は小幅続落し、前日比21ドル44セント安の1万6391ドル99セントで終えた。
アジア・欧州株が軟調となり、売りが先行。前日に原油在庫の増加が報じられ、主要産油国による増産凍結が価格上昇に繋がるか懐疑的な見方が広がったことで原油相場が下落し、上値の重い展開となった
NY原油先物相場が再び1バレル30ドルを下回り、シェブロンなどエネルギー関連株の一角が軟調に推移し、朝方には下げ幅が一時130ドルを超えた。
しかし、売り一巡後には買い戻しも入り、下値は限定的だった。
1月の消費者物価指数(CPI)は前月比横ばいだった。市場予想(0.1%程度の下落)を上回ったが、相場の反応は乏しかった。
ナスダック総合株価指数は小反発し、前日比16.892ポイント高の4504.429で終えた。
セクター別では、小売や食品・生活必需品小売が上昇する一方で自動車・自動車部品や素材が下落した。
個別では、アップルやマイクロソフト、航空機大手のボーイングや半導体大手のインテルも売られた。
一方でヤフーが上昇。半導体製造装置のアプライドマテリアルズは市場予想を上回る四半期決算を手掛かりに大幅高となった。
グーグルを傘下に持つアルファベットやフェイスブック、アマゾン・ドット・コム、ホームセンター大手のホーム・デポやスポーツ用品のナイキも高い。
NYダウ工業株30種(ドル)
16,391.99 −21.44
S&P500種
1,917.78
ナスダック
4,504.429 +16.892
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は続落した。3月物は前日比130円安の1万5825円で引けた。19日の大取終値を155円下回った。原油安や欧米株の下落を受けが日経平均先物も下げた。
02月19日 相場概況(大引け)
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【大引け概況】
19日の日経平均株価は反落し、前日比229円63銭安の1万5967円17銭で終えた。外国為替市場で為替が1ドル=112円台後半へと円高傾向に振れるなか、週末ということもあって、主力株中心に目先利益確定を急ぐ動きに押された。前日に大幅高となった反動も加わり、幅広い銘柄に利益確定売りが優勢となった。
輸出株の代表であるトヨタやマツダなど自動車株が下落。原油相場への警戒感もくすぶり、資源関連銘柄にも値下がりが目立った。
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議や中国の全国人民代表大会、欧州中央銀行(ECB)理事会などが来週以降に予定される。金融資本市場の安定に向けた対応が打ち出されるとの期待がある一方、市場では南シナ海を巡る中国と米国の対立が妨げになるとの見方もある。それらの結果を見極めたいとの雰囲気が、買い手控えムードにつながった面もあった。
JPX日経インデックス400は反落し、終値は前日比162.10ポイント安の1万1688.54だった。
東証株価指数(TOPIX)も反落し、19.38ポイント安の1291.82で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆2775億円、売買高は22億9146万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1471と、全体の76%を占めた。値上がり380、変わらずは88銘柄だった。
個別では、ソフトバンクやファストリ、京セラなど、日経平均への寄与度の大きい銘柄の下げが目立った。転換社債を発行する日写印や、減益決算を発表したトレンドが大幅安となった。国際石油開発帝石、エイチ・アイ・エス、テンプホールディングスも安い。
一方、日本エンタープライズ、サイバネットシステムはストップ高に買われた。好業績観測が出たNTTドコモが上昇。KDDIやブリヂストンが上げた。東建物の値上がりが目立った。日本CMK、スカパーJSATホールディングス、ダブル・スコープなども高い。
東証2部株価指数は小幅ながら5日続伸した。大引けの2部指数は、前日比2.39ポイント高の4107.59となった。個別銘柄ではぷらっと、くろがね工作所がストップ高。アップルインター、バナーズ、ピーエイ、朝日インテクが上昇した。半面、日精鉱、アートSHDやラオックスが下げた。

日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比9円89銭安の2306円20銭だった。大型株に加えて中小型株の売りを増やした。好材料で物色された銘柄もみられたが、主力株の下落が響いた。午後の取引で下げ幅を拡大したものの、その後はじりじりと下げ渋った。
プロパストやエンジャパン、セプテニHD、シノケンGなど外部要因に振られにくい銘柄が上げ幅を広げたことが一因となった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で334億円と2015年11月4日(282億円)以来およそ3カ月半ぶりの低水準だった。売買高は1億1083万株だった。
個別銘柄ではネクストウェア、テクノホライゾン、マクドナルドやカルナバイオ、ハーモニックが下げた、半面、日エンターと資本業務提携したスマートバリューは終日買い気配だった。三信建設がストップ高。博展、日本アイエスケイ、ラクオリア創薬、研創、3Dマトリックス、オーネックスも値上がり率上位に買われた。
東証マザーズ指数は5日続伸した。終値は前日比13.55ポイント高の792.79だった。午前の取引では売り優勢だったが、後場に入ると主力株が軒並み上昇に転じ、相場を押し上げた。個別銘柄ではショーケースTV、マイネット、メドレックがストップ高。そーせいやミクシィ、サイバダインが上げた。半面、アマナ、インフォテリやヘリオス、ラクーン、ITbookが下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
15,967.17 |
-229.63 |
日経平均先物 |
15,980.00 |
-260.00 |
TOPIX |
1,291.82 |
-19.38 |
TOPIX先物 |
1,295.50 |
-17.50 |
東証2部指数 |
4,107.59 |
2.39 |
JASDAQ |
2,306.20 |
-9.89 |
マザーズ |
792.79 |
13.55 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2291460 |
2277522 |
東証2部 |
127140 |
28850 |
「警戒は軽快に」
前場の日経平均株価は前日比360円57銭安の1万5836円23銭と反落。
背景は一時1ドル112円80銭近辺へと上昇した為替の円高。
先週12日以来、1週間ぶりの円高水準となり株価の下げ幅拡大に拍車をかけた格好。
円高トレンドを嫌気した格好で自動車や家電セクター、NYの原油先物取引の軟調から資源関連セクターなどが下落。
麻生太郎財務相は「来週のG20財務相・中央銀行総裁会議では、原油安や米利上げなどが主要議題になる」とコメントしたが反応薄。
週末要因も重なり、模様眺めモードは強い。
NYの2月19日を過ぎれば、多少は心理も好転。
「G20の週には売りこめないだろう」という声も聞こえるがG20で相場が変わった歴史はほとんどない。
期待は23日(火)の満月くらいだろうか。
市場関係者と言うのは本来未来を見据える筈の存在。
しかし良く聞かれるのは「過去に厚く、未来に薄く」の話。
需給にしても罫線にしても過去は滔々と語られる。
じゃあそれが今後どうなるのかに対しては口数が少ない。
どうしてそうなるのだろうか。
過去は誰が見ても同じもの。
未来は語る人の数だけ存在する。
過去は見間違えることは少ないが、未来を見間違うと一発でゲッツーアウト。
この恐怖が未来薄の世界観を醸し出すのだろうか。
「断定的判断を提供してはいけない」。
「根拠のある見通しを示せ」。
と法は説いている。
しかし、根拠のある見通しってそんなに多くないから、みな寡黙になる。
もしも本当に根拠のある見通しが持てたならば市場関係者なんてやめて投資家になるだろう。
もしも「断定的判断」が出来たとしても同様。
不安定な未来を語るよりも、着実に間違えない過去を語る人によって埋め尽くされたマーケット。
これでマーケットが進歩するかというと、これは大変疑問のあるところ。
市場分析から罫線と需給、それにスケジュールを抜いてみるときっとおそらく何も残らない。
罫線と需給とスケジュール以外のファクターとは、業績見通し新商品展開、中期計画、資本政策などだろうか。
どれも微妙な問題をはらんでおり、フツーの市場関係者はあまり振れない部分。
だから市場分析が面白くないのかも知れない。
逆にいえば・・・。
需給と罫線とスケジュールで事足らしているから、株も為替もあるいは商品も同じ人が語れるのだろう。
この3つからなる相場シナリオでは、楼閣とは思えないところがさびしいところ。
毎日同じような材料に基づいた見通しを聞かされても面白くはない。
市場全体がどこで聞いても金太郎飴の言葉ではいつかは飽きられてしまいかねない。
見るポイントは大体一緒なのだから「プラスα」が望まれるのだろう。
あるいは・・・。
「東京市場は需給と罫線とスケジュールだけで事足りる」なんて誤解を生むことが実は賢い投資家の手法なのかも知れない。
もしそうだとしたら相当なめられている。
「注意」は誅威、「警戒」は軽快。
そう読み替えれば「注意しましょう」とか「警戒しましょう」なんて心のこもっていない相場分析も少しはマシになろうか。
あるいは、誰かがもうコメントした事柄にはもう触れないというような縛りがあった方が良いのかも知れない。
そしたら相場解釈はもう少しマシになるに違いない。
スケジュールを見てみると・・・。
22日(月):携帯関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス」(バルセロナ)
23日(火):米中古住宅販売、CB消費者信頼感、ケースシラー住宅指数、独Ifo景況感
24日(水):企業向けサービス指数、米新築住宅販売
25日(木):米耐久財受注
26日(金):消費者物価指数、G20財務相・中央銀行総裁会議、米10〜12月GDP改訂値
12月SQ値は18943円。
1月SQ値は17420円。
2月SQ値は15156円
1月月足陽線基準は18450円
昨年比プラス基準は19033円
2月月足陽線基準は17865円
(櫻井)
02月19日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
19日午前の日経平均株価は反落し、前日比360円57銭高の1万5826円23銭で終えた。
東京株式市場は、売り先行で始まりその後も次第安の展開となった。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック指数ともに4日ぶり反落となったことや、為替が取引時間中にドル安・円高に振れたことなどを嫌気して、主力輸出株中心に目先の利益を確定しようとする動きが広がった
日経平均は朝方に前日比の上げ幅が500円に迫る場面もあったが、次第に伸び悩んだ。外国為替市場で対ドルの円相場が下げ渋ったのが重荷となった。新規の買い材料が乏しく、上値では戻り待ちの売りが出た。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆320億円、売買高は10億9392万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は194、値下がりは1680、変わらずは63だった。
個別では、HISが大幅安。子会社のハウステンボスが減益決算を発表し、連結業績が低迷するとの懸念から売りが出た。村田製やアルプス、TDKなどの値下がりも目立った。
一方、ANAHDは上昇。羽田空港の米国向け発着枠を巡る日米当局の合意が買い材料になった。NTTドコモや三井不も上げた。
東証2部株価指数は5日ぶりに反落した。前引けの2部指数は、前日比19.19ポイント安の4086.08となった。
個別銘柄では、サイバーコム、トレックスセミ、アートSHDや朝日インテクが下げた、一方、くろがね工作所がストップ高。ラオックスとアップル、バナーズが上昇した。

【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日比16円67銭安の2299円42銭だった。日経平均株価が軟調に推移し、不安定な投資家心理が改めて弱気に傾いた
日経平均が下げ幅を広げるなか、内需関連株が多く原油相場や円相場の影響を受けにくい新興市場の下げは比較的小幅だった。
個別株では日銀のマイナス金利政策を受け、金庫販売が伸びるとの思惑で日本ISKが大幅高となった。好材料が出た医薬品や情報・通信株の物色も目立った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で174億円、売買高は5990万株だった。個別銘柄ではテクノホライゾン、イメージワン、マクドナルドやカルナバイオ、セプテニHDが売られた、半面、博展、ラクオリアや3DMが買われた。
東証マザーズ指数も反落した。前引けは前日比8.81ポイント安い770.43だった。地合いの悪さを映し、そーせいやミクシィ、サイバダインなど主力株が下落した。アマナ、ヘリオス、ITbook、インフォテリが売られた。半面、ショーケースTVがストップ高。アンジェスやベステラが上昇した。
02月19日 相場概況(寄り付き)

【寄り付き概況】
19日寄り付き日経平均株価は反落して始まった。下げ幅は一時200円を超え、節目の1万6000円を下回る場面があった。
18日の米株式相場が下落。外国為替市場で円相場が円高・ドル安に振れ、投資家心理が悪化した。前日に360円上昇した反動もあり、利益確定売りが優勢となった。
円相場が1ドル=113円台前半に上昇し、日本企業の輸出採算が悪化するとの連想が働いた。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を来週に控え、その結果を見極めたいとして買い持ち高を高めづらいとの雰囲気もある。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落して始まった。
セクターでは、鉱業が大幅下落しているほか、非鉄金属、証券、石油・石炭製品などが下落率上位。一方、不動産業、医薬品、陸運業などがプラスとなっている。
個別は、主力のトヨタや、三菱UFJなどメガバンク、ソニーが下落。日経平均の寄与度の大きいソフトバンクやファストリ、KDDIも売りに押されている。3期ぶりの最終減益となる前期決算を発表したトレンドや、転換社債の発行を発表した日写印にも売り注文が膨らんだ。
一方、NTTドコモが上昇。中期経営計画の利益目標を1年前倒しで達成する見通しと伝わり、買いが広がった。
■ピーエイ <4766>
15年12月期の連結経常利益は前の期比67.1%増の1億3200万円に伸び、16年12月期も前期比89.4%増の2億5000万円に拡大を見込み、19期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
■フォーサイド <2330>
15年12月期の連結最終損益は4.8億円の赤字(前の期は7.8億円の赤字)に赤字幅が縮小し、16年12月期は1.2億円の黒字に浮上する見通しとなった。
■不二精機 <6400>
15年12月期の連結経常損益は5300万円の赤字(前の期は2600万円の黒字)に転落したが、16年12月期は2900万円の黒字に急浮上する見通しとなった。
225先物は野村・ドイツ・モルスタ・マネ・みずほ・JP・大和が買い越し。
バークレイズ・三菱・GS・ニューエッジ・アムロ・GMO・クレディが売り越し。
TOPIX先物はニューエッジ・HSBC・野村・UBS・日興・クレディが買い越し。
ソジェン・バークレイズ・GS・JP・メリル・アムロが売り越し。
外資系等はアークランド(3085)、エフアンドエム(4771)、フィルム(4901)に注目。
テクニカル的にはPS三菱(1871)、エムスリー(2413)、JT(2914)、DCM(3050)、ベリサーブ(3724)、ステラケミ(4109)、サイバーエージ(4751)、ライオン(4912)、淀鋼(5451)、平和(5451)、グローリー(6457)、大和冷(6459)、アルバック(6728)、ヤマハ(7951)、東祥(8920)が動兆。
<兜町カタリスト>
「1円玉」
NYダウは40ドル安の16413ドルと4日ぶりの反落。
ただNASDAQにしてもS&P500にしても下落幅は前日の上昇幅の半分。
とみてもよかろう。
2月初旬の戻り高値16510ドルを前にして続伸疲れの一休みというところ。
OECDの世界経済見通しで米国は2016年2.0%(0.5ポイント下方修正。
17年2.2%(0.2ポイント下方修正)。
もっとも日本の0.8%、0.6%よりははるかにマシ。
その意味では米国株価先行は当然でもある。
シカゴ225先物終値は15955円と軟調。
113.20円台の為替が日本株の上昇を邪魔した格好となっている。
昨日の10年国債利回りは0.015%と低下しており、為替・債券志向がうかがえる。
外国人の売買シェアが75%という異常値の中では海外動向を気にせざるを得ないのだろうが、行き過ぎもある。
年初から2兆円売り越しておりそこそこの売り物はこなしたという声が聞こえないでもない。
先週末終値は14952円。
SQ値は15156円と異常な低さだったが今週は上回って推移。
週足陽線基準となる16022円を上回って引けてくれれば来週に楽しみがつなげると見る。
それにしても昨日の高値は16337円。
やはり16340円の壁で跳ね返された。
たかが3円。されど3円。
見果てぬ夢を追いかけるのが相場でもあるが・・・。
日経1面では「羽田空港を利用する日米路線の拡大で合意」の記事。
羽田発着の米国路線を従来の1日8便から12便に増便。
これまでゼロだった昼間(午前6時─午後11時)の発着便を新たに10便設ける。
一方、深夜・早朝(午後10時─午前7時)は現在の8便から2便に減らす。
「旅行者にとっては選択が増すことになり、競争推進につながると」と言う声も聞こえる。
日米間の交流がさらに増加すると見ての方向なのだろうか。
それにしてもたいへんな時間とエネルギーを費やした成田って何だったのだろう。
政策は時として壮大な間違いを起こすことがあるのかもしれない。
因みに羽田はアメリカの未上場ながら巨大企業のベクトル社がターミナルビルを建設している。
このベクトル社は東京湾横断道の川崎人工島や中部国際空港も担当。
1936年のフーバーダムを建設した企業でもある。
妙な縁のある企業が「羽田」と「日米」で久々に炙り出されてきた。
因みにかつて流通していた新渡戸稲造氏の五千円札。
表面に描かれた地球はベクトル社のロゴそっくり。
裏面の富士山は湖面に映るとシナイ山に見える。
そんな陰謀論めいた話が流行ったこともあった。
陰謀論で面白いのは紙幣や貨幣の話。
特にフリーメイソンが絡んでくると訳がわからなくなる。
例えば日本の硬貨はすべて足すと666円。
フリーメーソンの聖なる数字666になるという。
1円玉がないと665円になるというのは当たり前。
消費税が5%だったときに物の金額は5円単位となったので1円玉不要論がでたことがある。
それでは困るので敢えて8%にしたという話。
荒唐無稽だが面白さはある。
しかし、そうなると消費税が10%になったときはさらに1円玉は使われなくなる。
となると消費税10%の可能性は薄れてくると考えてもみたい。
ただ、最近は金融とITを融合したフィンテックの流れ。
象徴はお金ではなくカードやソフトの世界。
となると1円玉がなくなってもそもそも合計666なんて関係のない世界になる。
だから世界中がこの流れに付いて行っているのかもしれないという仮定がでてくる。
想像は想像を呼ぶので面白いのだが、投資の世界ではほとんど役立たない。
もっとも日経1面で「フィンテック誘致、異業種連合で」の見出し。
米国のファンド運営会社「ソーゾー・ベンチャーズ」がファンドを組成。
金融や物流など各分野の日本企業が出資するという。
これはひょっとすると大きなパラダイムの変化なのかも知れない。
ひょっとすると「ロン・ポールの警告」はこのあたりを示しているのだろうか。
紙幣や貨幣からIT上の新たなマネーへの移転ならば、あっても不思議ではない。
もっともそれでドルが崩壊するとは思えないが・・・。
このところ夜の安部首相の趣向が変わってきたのだろうか。
火曜は紀尾井町の「福田家」で経団連の今井名誉会長だからフツー。
しかし水曜は渋谷の焼き肉「カレア」で補佐官。
昨日は霞ヶ丘の「外苑うまや信濃町」で読売の政治部長。
しかも6時半から9時と長い。
経済刺激策を考えてくれているのか、消費増税延期を考えているのか。
ただ食事するだけなら時間が無駄だろう。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
DIT(3916)・・・動兆
デジタル・インフォメーション・テクノロジーに注目する。
同社は金融、通信などのソフトウエア開発が中核。
車載関連組み込みソフトに期待感。
2月12日に第2四半期業績を上方修正。
純利益の対通期進捗率は66%。
リバウンド期待。
(兜町カタリスト櫻井)
【市況】日経平均19日寄り付き=146円安、1万6050円
19日の東京株式市場は売り先行でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比146円安の1万6050円と反落。前日の米国株市場では、前週末からの急速な上昇を受け目先利益を確定する動きが強まり、NYダウが4日ぶりに反落、外国為替市場でも1ドル=113円台前半と円高に振れていることもあって、東京市場でも主力株中心に売りに押される展開となっている。
02月19日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
19日の日経平均株価は1万6000円を挟んだもみ合いとなりそう。
日経平均株価予想レンジは、1万5700円−1万6200円。
為替相場は、円高に振れている。週末要因も重なり、主力の輸出関連を中心に軟調な展開も予想される。
足元戻り基調にあり、パニック的な売りに押されない限りは週足陽線の可能性は高い。
1万6000円がサポートとなるかどうかが注目される。国内、海外とも取引時間中の材料は少なく、為替に一喜一憂の展開か。ドル円が112円台に入るような動きとなった場合には、下げ拡大の展開が想定される。ただ、下は5日線(1万5812円)が一定のサポートとして機能するだろう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り810万株、買い1000万株で、差し引き190万株の買い越し。買い越しは3営業日連続。金額は売り越し。
売りセクターに、食品、精密、小売、情報通信、REIT、薬品、機械、電機、銀行など。買いセクターに、サービス、電機、ゴム、自動車、情報通信、銀行、その他製品など。
■ラクオリア薬<4579>
同社が創製し米アラタナ社に導出した「EP4きっ抗薬」が欧州で動物薬として承認申請、マイルストーン達成で一時金を受領へ
■タケエイ<2151>
神奈川県横須賀市での都市型バイオマス発電事業の検討を開始
【予定】
19日(金)
【国内】
12月全産業活動指数(13:30)
1月日本製半導体製造装置BBレシオ
《決算発表》
アップル、日研紙、報国鉄、ハマイ、佐渡汽
【海外】
英1月小売売上高(18:30)
米1月消費者物価指数(22:30)
ユーロ圏2月消費者信頼感(20日0:00)
《決算発表》
ディア
休場:インド
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります

【NY概況】
18日のNYダウ平均は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比40ドル40セント安の1万6413ドル43セントだった。前日まで大幅に上昇していたため、買い一服感が強まった。原油先物相場が軟調に推移したことも重荷となり、米株式には売りが優勢だった。
ダウ平均は前日までの3日間で800ドル近く上昇しており、戻り待ちの売りが出やすかった。小売り大手のウォルマート・ストアーズが公表した四半期決算が市場の失望を招き、小売株の一角に売りが広がった。NY原油先物相場が一時下げに転じたことも米株式相場を押し下げた。
ダウ平均は前日の終値を挟んだ動きに終始し、方向感に乏しかった。
この日発表された週間の米新規失業保険申請件数は市場予想に反して改善し、2月のフィラデルフィア連銀の製造業景況感指数も前月からマイナス幅が縮小した。ただ、株式相場への影響は限られた。
ナスダック総合株価指数も4日ぶりに反落し、前日比46.528ポイント安の4487.537で終えた。
業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち8業種が下げた。「エネルギー」や「ヘルスケア」「一般消費財・サービス」などが下落。一方で「公益事業」と「電気通信サービス」は上げた。
個別では。米食品スーパー大手ホールフーズ・マーケットなど他の小売株にも売りが及んだ。
15年10〜12月期決算で最終損益の赤字幅が大幅に拡大したカジノ運営大手のMGMリゾーツ・インターナショナルも下落。金融大手のゴールドマン・サックスやアップルへの売りが目立った。
一方で、IBMが大幅高となった。医療データを分析する企業を買収すると発表し、収益拡大を期待した買いが集まった。中国企業への身売りで合意した電子・情報機器販売のイングラム・マイクロも買収価格にさや寄せして急伸した。ダウ平均では日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などが上昇した。
NYダウ工業株30種(ドル)
16,413.43 −40.40
S&P500種
1,917.83
ナスダック
4,487.537 −46.528
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は4営業日ぶりに反落し、1万6000円を下回った。3月物は前日比95円安の1万5955円で終え、同日の大阪取引所の終値を285円下回った。米株式相場に連動する形で売られた。
この日の3月物の安値は1万5920円、高値は1万6330円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
15955 ( -285 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
15975 ( -265 )
( )は大阪取引所終値比
イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 5971.95(−58.37)
フランス・パリ株価指数
CAC40 4239.76(+6.29)
ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 9463.64(+86.43)
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
きょうの動きが底打ちか底割れかの分岐点になる可能性を指摘したが、日経平均はしっかりの動きで16000円台を回復した。
後場に入っても値を保った上に、改めて高値をつけに行く動きも見せ、300円超の上昇で終えた。依然不透明要因は多いが、目先の底を打った可能性があると考える。
市場関係者からは「きょうの戻り相場は、主力株ではなく、むしろ中小型株のなかから下落局面で大きく下げた銘柄の買い戻しが目立っていた。日経225種採用以外の銘柄にもようやく“底上げ”的な動きが出はじめたことで、徐々に全体相場の下値不安が解消しつつある」としている。
あす(19日)の東京株式市場は、これまで日本株にとってリスクとなってきたいくつかの外部要因に改善傾向が見られ、これが継続するようであれば買い戻しを中心に日経平均株価は続伸となりそうだ。
【明日の注目銘柄】
■日本写真印刷[7915]
転換社債(CB)の発行を発表。2021年3月を満期とするユーロ円建てCBで200億円を調達。うち120億円は昨年のベルギー社買収の際の借入金返済に充てる。残りは今後のM&A(合併・買収)資金とする。18日終値は2064円(△20)。
■東武鉄道[9001]
株主優待制度の拡充を発表。従来は3000株以上保有する株主しか優待対象ではなかったが、新たに1000株以上の株主も対象に加える。保有株数に応じて、鉄道全線に乗れる一日乗車券や回数券、定期券などを配布する。制度変更は3月31日時点の株主名簿を基準に実施する。18日終値は581円(△3)。
■キャンドゥ [2698]
自社株買いを発表。発行済み株式の2.16%にあたる35万株、5億円を上限に実施する。取得期間は3月1日から6月30日。18日終値は1423円で前日と変わらず。
02月18日個別銘柄
個別銘柄情報を4銘柄更新しました。
[8075]神鋼商事
[8059]第一実業
[3919]パイプドHD
[9368]キムラユニティー
02月18日 相場概況(大引け)
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【大引け概況】
18日の日経平均株価は反発し、前日比360円44銭高の1万6196円80銭で終えた。
前日の欧米株市場が総じて高く、米国ではNYダウが大幅高で3日続伸したほか、WTI原油先物価格も急反発で1バレル=30ドル台を回復、これを受けて東京市場でもリスク選好ムードが再び高まった。
上値では戻り待ちの売りも出て、取引終了にかけてやや伸び悩んだ。
市場では「前週にかけて大きく下げた銘柄への買い戻しがきょうの株高の主因」との声が聞かれた。「相場の変動が大きく、まだ買いを手控えている投資家は多い」との声もあった。
JPX日経インデックス400は反発した。終値は前日比264.01ポイント高の1万1850.64だった。
東証株価指数(TOPIX)も反発し、28.80ポイント高の1311.20で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆7012億円。売買高は26億2820万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1725と全体の89%を占めた。値下がりは171、変わらずは42だった。
個別は、トヨタやホンダなど自動車株が総じて買われた。三菱UFJなどメガバンクもそろって堅調に推移した。SMCが値を飛ばし、ファナック、村田製作所、任天堂なども買われた。原油価格の上昇を背景に国際石開帝石や石油資源などが上げ、三菱商など商社株の値上がりも目立った。
一方、ソフトバンクは下落した。大成建や大林組も売られ、ローソンやファミリーMも安かった。ブリヂストン、ピーシーデポコーポレーション、JALも売りが先行した。
東証2部株価指数は4日続伸した。大引けの2部指数は、前日比70.72ポイント高の4105.20となった。
個別銘柄ではぷらっとがストップ高。サイバーコム、エルミック、日インター、ラオックスと朝日インテクが上昇した。一方、シノブフーズ、スリープロ、ヨネックスとPALTEKが下げた。

日経ジャスダック平均株価は反発した。大引けは前日比31円45銭高の2316円09銭だった。新興企業向け市場でも主力株を中心に買いが向かいジャスダック平均上げ幅が拡大した。
個別では、好材料の出た銘柄に個人の買いが向かった。税と社会保障の共通番号(マイナンバー)の関連銘柄の一角が買われたほか、金融とIT(情報技術)を融合したフィンテック関連も物色された。
ジャスダック市場の売買代金は概算で354億円と2015年11月4日以来およそ3カ月半ぶりの低水準だった。売買高は1億1649万株。
個別銘柄ではDWTI、スマートバリュー、NJHDがストップ高。サン電子やネクスウェア、Tホライゾンが買われた。一方で雑貨屋BL、ネクストジェン、ハイパー、セリア、FVC、アイサンテクが売られた。
東証マザーズ指数は大幅に4日続伸。大引けは前日比35.12ポイント高の779.24だった。時価総額の大きいそーせいやミクシィが大幅高となり、指数を押し上げた。
個別銘柄ではベステラ、アクセルM、ITbook、ネオジャパンがストップ高。インフォテリやジグソーも高い。半面、AppBank、アンジェス、リアルコム、マイネットやアンジェスは安い。前日に元役員の約1億4000万円の横領の影響を踏まえて、2012年12月期〜15年1〜9月期の決算修正を発表したアップバンクは下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,196.80 |
360.44 |
日経平均先物 |
16,240.00 |
500.00 |
TOPIX |
1,311.20 |
28.80 |
TOPIX先物 |
1,313.00 |
38.00 |
東証2部指数 |
4,105.20 |
70.72 |
JASDAQ |
2,316.09 |
31.45 |
マザーズ |
779.24 |
35.12 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2628200 |
2701220 |
東証2部 |
173270 |
35980 |
「不条理」
NYの3日続伸。
悔しさだけは募る。
どうしてロンドンに先を越され、NYにも抜かされ、改めてスタートという不条理。
WIKIPEDIAを見ると・・・。
「不条理とは何よりもまず高度の滑稽である。
なんらかのものあるいは人とうまく調和しないことを意味する。
不条理とは通常の予測を外れた行動または思想であり、不条理な推論とは非論理的な推論である」。
まあカミュが「ペスト」や「異邦人」、セリーヌが「夜の果てへの旅」、
カフカは「変身」や「審判」で見出したのだから仕方がないかもしれない。
哲学的意味における不条理。
「世界に意味を見いだそうとする人間の努力は最終的に失敗せざるをえない」。
なんか空しくなるが・・・。
NYは週末の金曜に上げて、週初の火曜に上げて月曜金曜続伸は昨年10月12日以来4カ月ぶり。
しかも水曜まで3日続伸。
流れの変化を指摘する声も聞かれるし「月初の政府系ファンドの売り」も終焉とも・・・。
市場関係者岡本さんのメルマガから。
まさに相場はリズムとスケジュールの産物ということが理解できる。
↓
(1)日本市場とアメリカ市場の休場日とSQ日
(2)日銀会合とFOMCとECB理事会の日程
(3)日本のGDP発表日
(4)G7、G20などの世界の経済首脳会議の日程
・・・当たり前だが、売り方は(2)のない週に思いっきり売って来る。
そして(2)のある週に買い戻し。
1月の最後の2週に買い戻したのは、(2)があったから。
(2)で何も出て来ないのが分かると、安心してまた売りを浴びせて来る。
次の(2)が来るまで…。
2月は売り方に取りまして絶好。
何故なら(2)がないから。
しかし(2)はないが、よく見ましたら(4)がある。
26日(金)のG20。
米VIX(恐怖指数)は22.41。
WTI原油は30.62ドル。
バルチック海運指数は4日続伸。
2月SQ値は15156円。
SQ値決定後は●〇〇〇で3勝1敗。
日経平均の25日線からの乖離はマイナス5.6%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス4.725%。
買い方はマイナス18.731%。
Quick調査の信用評価損率(2月12日)はマイナス25.76%。
因みに同日の松井経由は25.918%だった。
裁定買い残は2026億円減少し1兆9848億円。
大商い株価専有率:25.5%
空売り比率は42.6%。
日経VIは40.16と依然高水準。
日経平均採用銘柄のPERは13.83倍(EPS1145円)。
(櫻井)
02月18日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
18日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比390円87銭高の1万6227円23銭で終えた。17日の米株高や原油価格の上昇を好感し主力株中心に広範囲に買いが先行した。
石油関連や商社、資源開発関連などが買われたほか、薬品株にも高いものが目立った。
日経平均は朝方に前日比の上げ幅が500円に迫る場面もあったが、次第に伸び悩んだ。外国為替市場で対ドルの円相場が下げ渋ったのが重荷となった。新規の買い材料が乏しく、上値では戻り待ちの売りが出た。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1918億円、売買高は11億7322万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の89%にあたる1732、値下がりは8%の160、変わらずは46だった。
個別ではファナックが上昇、SMCも大きく買われた。トヨタやホンダなど自動車株が総じて買われた。三菱UFJや三井住友FG、みずほFGの大手銀行株も上げた。ファストリが堅調に推移した。鉄建が大幅高、ディー・エヌ・エー、カドカワなども値を飛ばした。
一方、ソフトバンクなど大手通信株は下落した。前日に市場予想を下回る2016年12月期の業績見通しを発表したブリヂストンも売られた。JALも売りに押され、横河電機が大幅安、伊藤ハム、小糸製作所も値を下げた。
東証2部株価指数は続伸した。前引けの2部指数は、前日比67.18ポイント高の4101.66となった。
個別銘柄では日インター、アートSHD、イクヨ、ラオックスや朝日インテクが上げ、スリープロ、PALTEK、オカアイヨンや菊水化が下げた。

【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日比29円02銭高の2313円66銭だった。新興企業向け市場でも主力株を中心に買いが入った。ジャスダック平均は午前の中ごろに上げ幅を拡大した。個別では好材料の出た銘柄に個人の物色が向かった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で191億円、売買高は6279万株。
個別銘柄ではスマートバリュー、NJHDがストップ高。FVC、不二精機、ラクオリア、クルーズが買われた。一方で雑貨屋BLやネクスウェア、フロイント、ハーモニックが売られた。
東証マザーズ指数は続伸。前引けは前日比34.52ポイント高い778.64だった。日経ジャスダック平均に比べ戻りがよく、チャート分析上の節目となる25日移動平均線に接近した。個別銘柄ではベステラがストップ高。そーせいやマイネット、アンジェス、CRIミドル、ITbook、ネオジャパン、が上げた。半面、ヒューマンウェブ、sMedio、JIAやレアジョブ、アクロディアが下げた。
02月18日 相場概況(寄り付き)
【10時現在の概況】
日経平均株価は前日比355円47銭高の1万6191.83円で推移。
前日の米株高を好感した買いが一巡し、上値では戻り待ちの売りが出ている。円相場が1ドル=113円台後半に下げ渋ったことも買い手控え要因と受け止められた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も伸び悩んでいる。
日経平均はこのところ、1万6200〜1万6300円台まで上昇した後に伸び悩む展開が続いている。「日本株の上値を買い上がるには新規材料が不足している」との声が聞かれた。
■日経平均株価 16,191.83(+355.47)
■日経平均先物 16,170(+430)
■TOPIX先物 1,310.00(+35.00)
■騰落 上昇1,793/下落105
■日経JQ 2,309.53(+24.89)
■マザーズ指数 770.26(+26.14)
東証1部の売買代金は概算で6745億円、売買高は6億8544万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の93%にあたる1793、値下がりは105、変わらずは37だった。
業種別では33業種すべてが上昇。値上がり率1位は石油・石炭で、以下、鉱業、鉄鋼、卸売、その他製品、機械と続いている。
日経平均構成銘柄はほとんどの銘柄が値上がりし、値下がりは6銘柄にとどまっている。プラス寄与度トップはファナックで、日経平均を22.95円押し上げている。次いで京セラが15.53円、ファストリが12.16円、日東電が10.12円と続いている。
マイナス寄与トップはソフトバンクで、日経平均を16.24円押し下げ。次いで横河電が1.57円、クレセゾンが0.71円、ブリヂストンが0.47円のマイナス寄与で続く。
個別では、トヨタは上げ幅を縮めている。三菱UFJなど銀行株は引き続き堅調だ。任天堂も高い。一方、ソフトバンクやNTT、KDDIの通信大手は下げに転じた。ブリヂストンも売りが優勢。横河電も引き続き安い。
東証2部株価指数は続伸している。ラオックスと朝日インテクが上げ、アートSHDとアルチザが下げた。

■ペプチドリーム<4587>
4日続伸基調となって出直りを強め、10時前に8%高の3845円(270円高)まで上げて3月8日以来7売買日ぶりに3800円台を回復した。
買い材料としては、2月5日付で塩野義製薬<4507>(東1)との創薬共同研究開発契約を発表したこと、売上高のほぼ100%が海外からの収入になること、などが言われている。
■MTI <9438>
自社株買いの実施を発表
■ラクス<3923>
4日続伸。17日の取引終了後に発表した1月度の月次売上高(単体)が前年同月比21.6%増の3億5100万円となったことが好感されている。注力サービスである楽楽精算で東京駅で大々的な広告を実施した効果が出たほか、主力のメールディーラーも業務提携や展示会を通じて効率的な営業活動を行ったことが寄与し、ともに新規受注が好調に推移した。
225先物はアムロ・HSBC・三菱・GS・バークレイズ・シティ・ドイツが買い越し。
JP・クレディ・野村・岡三・パリバ・大和・みずほ・ニューエッジが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・ニューエッジ・アムロ・UBS・みずほが買い越し。
GS・バークレイズ・JP・日興が売り越し。
外資系等は大塚(4578)、Vキューブ(3681)、シスメックス(6869)、モリタ(6455)に注目。
テクニカル的にはJACR(2124)、伊藤園(2593)、JIN(3046)、ベクトル(6058)、アイオーデータ(6916)、日CMK(6958)、日ユニシス(8056)が動兆。
<兜町カタリスト>
「16340円」
NYダウは今年初の3日続伸。
ロンドンFT100はすでに4日続伸となった。
欧州株式は続伸し、原油・米金融動向は正回転に転換しておりひとまず市場は落ち着きを取り戻した格好。
海の向こうではジェットコースターがメリーゴーランドになる日も近いかも知れない。
そんな中で、妙に警戒して右顧左眄を繰り返し、東京市場はストレートの四球で押し出しのような展開。
自己主張することもなく、ふと気が付いてみれば取り残された格好。
今度は「連騰のあとの海外株の反落警戒」とでも言うのだろうか。
勝ちグセから見放され、ジャパンアズナンバーワンと主張する根性を骨抜きにされ20余年。
さらに言えば被占領国家となってから70余年。
もともと他人の目を気にする習性を帯びた国民性は投資の世界でも消えることはない。
もしも自己主張が正当に出来る市場ならばこんな体たらくはないのだろう。
海の向こうは続伸モード。
海のこちらは続伸へのリセット。
そして、懸念視された中国上海株式市場は春節になにもなかったのように続伸。
一歩放れてみれば・・・。
妙に賢げな警戒論が愚かしく聞こえなくもない。
付和雷同右往左往のばかばかしさでもあろうか。
そして・・・。
スポーツでもゲームでも弱いところを突くのは定石。
どの市場だって弱さを内包しているものだが、小さな綻びでさえ拡大解釈する市場はなかろう。
シカゴ225先物の終値は16050円とかろうじて16000円台に乗せた。
為替の113円台は気にかかるところだが、16000円での推移にきたいしたいところ。
ポイントは月曜の大幅高の時に上でのサーキットブレーカー発動基準だった16340円を抜けるかどうか。
空売り比率が42.6%と高水準であり、この低下も望まれるところ。
面白かったのは場況。
「円高・ドル安や地政学リスクの高まりを背景に外国人投資家に先物売りが活発化。
現物株にも売りが波及した」。
外国人は日本株は売るけれど、それ以外を買っているというのが今朝の状況。
なぜ外国人が日本株を買わないのか。
というよりもなぜ日本株だけを売っているのか。
この「日本株だけを」が問題だろう。
答えはたぶん場況に示されている「悪材料に敏感に反応する地合いは変わっておらず」。
結局見えない影におびえる習性を逆手に取られているだけのこと。
ほえない犬みたいなものだから、翻弄される。
それは「自家薬籠」というか「獅子身中の虫」のなせる業というか。
自身が変化すれば世界も変わる筈。
そして視点も視野も広がろう。
同じ風景も違って見えるはず。
しかし勝ちグセのない市場では、「夢のまた夢」なのだろう。
「負け犬根性」と「他力本願」こそ日本株安の最大の悪魔のような気がする。
「大機小機」は「マネー波乱と増税先送り論」。
消費増税は「リーマンショックのような事態が起きない限り実行する」との約束。
しかし現実は10日間に10円の円高はリーマン以来。
株価チャートさえリーマンショックと似ているという指摘もある。
これだけを見れば外堀は埋まった格好。
シナリオ的にはG7やG20でグローバルな要請を受けての増税延期。
仕上げは伊勢志摩サミットだという。
増税環境を整えられなかったという野党の攻撃には解散総選挙。
悪くはないように思える。
確かに、郵便ポストに今までは見えなかった現役野党議員の政策パンフが入るようになった。
永田町もそれなりに考えているのだろう。
問題はエコノミストたちの思考法。
一流エコノミストでさえ「消費税を上げないと社会保障費が上がって大変なことになる」。
エコノミストが「大変なことになる」と言ってもなったことは少ない。
財務省的思考法ではなく、現場の思考法を少しはもったらどうなのか。
こういうエコノミストが映像などで「消費増税」と説き回るから景気は悪くなるのではなかろうか。
まさに悪循環。
エコノミストは景気を良くするためにいるのであり自分自身のためにいる訳ではなかろう。
「経済学者は間違った予測をするために税金を使う」というジョークも間違いには聞こえなくなってきた。
「全く反対のことを言っている2人の学者が、ノーベル賞を取れる唯一の分野」でもある。
そして「ひどい不況がおこっているときに、こんな不況はおこるはずがないと言い出す人」。
「昨日予測したことが、今日起こらなかった事を、明日になって気づく人」というジョークもある。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ベルパーク(9441)・・・動兆
ベルパークに注目する。
同社は携帯電話販売大手。
光回線や電力セットなど携帯販売の付加価値は増大。
携帯だけでなく生活提案産業へと移行中。
IoT分野でもスマホの存在は大きく、ソフト面での存在大。
業績は堅調。
(兜町カタリスト櫻井)
02月18日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
18日の東京株式市場は、欧米株式の上昇、シカゴ日経平均先物の同清算値(1万6050円)にサヤ寄せする動きで反発スタートとなるだろう。
その後は、依然不安定な相場環境は続くも、NYダウ平均が3営業日連続で3桁の上昇と強い動きとなっていることから、全体的には楽観ムードに傾き、好材料により反応しやすい地合いを予想する。
日経平均株価の予想レンジは、1万5800円−1万6300円。
午前10時30分に、中国で1月消費者物価・生産者物価が発表される予定。内容を確認したいとして、様子見気分が広がることも想定される。ただ、足元で値動きの荒い展開が続き、株価が神経質な動きを示していることから、引き続き為替動向には注意したい。
昨日、そーせいグループが大幅高となって指数をけん引しているが、また、ソフトバンクグループが大規模自社株買いの実施を手掛かりに続伸したことで、新興市場への参戦意欲も高まっている。
材料の浮上したアンジェス MGに大量の買い注文が入るなど、地合いの改善とともに新興市場にも積極的な買いが増え始めている。
東京株式市場の値動きが落ち着けば、動きの鈍くなっていたテーマ株への関心も高まりそう。アルチザネットワークス<6778>、PALTEK<7587>など5G関連に注目したい。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1750万株、買い1790万株で、差し引き40万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、電機、銀行、自動車、その他製品、情報通信、小売、電子機器、化学、精密、REIT、不動産など。
買いセクターに、通信、陸運、電子機器、商社、サービス、電機、銀行、情報通信など。
【注目銘柄】
■DWTI<4576>
連結子会社の日本革新創薬(JIT)が同志社大学と角膜疾患治療薬の研究開発で共同研究契約を締結
■横河電機<6841>
英石油・ガス産業向けコンサルティング・サービスなどを手掛けるKBC Advanced Technologiesを完全子会社化へ
■アンジェス MG<4563>
16日、核酸医薬「NF―κBデコイオリゴDNA」を用いたアトピー性皮膚炎治療薬の国内第3相臨床試験における最後の症例の観察期間が終了したと発表した。
この臨床試験は、顔面に中等症以上の皮疹を有するアトピー性皮膚炎患者約200例を対象として治療薬の有効性と安全性を確認する、プラセボ対照二重盲検ランダム化比較試験として行われていた。今後は各症例のデータを回収し、解析を行う。良好な結果が得られた場合、国内で中等症以上の顔面のアトピー性皮膚炎を適応症として今年中に承認申請を行う予定としている。
【予定】
02月18日(木)
【国内】
1月貿易統計(8:50)
5年国債入札
《決算発表》
トレンド、不二精機、ピーエイ、Jエクセレント、アマナ、フォーサイド、日本リート
【海外】
豪1月失業率(9:30)
中国1月消費者物価・生産者物価(10:30)
EU首脳会議(〜19日)
米2月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(22:30)
米1月先行指数(19日0:00)
米30年インフレ連動国債入札
《決算発表》
ウォルマート・ストアーズ、ノードストロム、アプライド・マテリアルズ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります

【NY概況】
17日のNYダウ平均は3日続伸した。終値は前日比257ドル42セント高の1万6453ドル83セントだった。ダウ平均が3日続けて上げたのは今年に入って初めて。原油先物相場の上昇や欧州の株高で市場心理が好転し、米株式には買いが優勢だった。
フェイスブックやグーグルの持ち株会社アルファベットなど成長期待の高い主力のハイテク株を中心にして幅広い銘柄が上昇した。
また、産油国のサウジアラビアやロシアなどによる原油増産の凍結で供給過剰が解消に向かうとの期待から、NY原油先物相場は一時1バレル31ドル台まで上昇した。石油大手のシェブロンが大幅高となるなどエネルギー関連株への買いが膨らんだ。
米連邦準備理事会(FRB)が公表した1月26〜27日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、多くの参加者が「(米経済の)見通しに対する下振れリスクが拡大している」との認識を示した。
「FRBの立場がより守りに入ったことを示唆した」といい、早期の追加利上げが難しくなっているとの見方が改めて意識されたことも相場の支えとなった。
ナスダック総合株価指数も3日続伸し、前日比98.110ポイント(2.2%)高の4534.065で終えた。主力のハイテク株に加えバイオ製薬、半導体株などにも積極的な買いが入り、指数を押し上げた。
業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち9業種が上昇した。「エネルギー」のほか「IT(情報技術)」や「一般消費財・サービス」などが上げた。一方「公益事業」は下げた。
個別銘柄では米携帯電話のTモバイルUSが高い。取引開始前に発表した2015年10〜12月期の決算が増収増益となり、市場予想を上回って好感された。四半期決算で業績が市場予想ほど悪化しなかった全地球測位システム(GPS)機器メーカーのガーミンが急伸したほか、航空機のボーイングや建機のキャタピラーなども上げた。
ダウ平均を構成する30銘柄ではマクドナルドや製薬のファイザーが下げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
16,453.83 +257.42
S&P500種
1,926.82 +31.24
ナスダック
4,534.065 +98.110
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は3日続伸し、5営業日ぶりに1万6000円台を回復して終えた。3月物は前日比120円高の1万6050円で取引を終え、17日の大取終値を310円上回った。原油相場の上昇や欧州株高を手がかりに投資家心理が上向き、米株とともに買われた。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
16050 ( +310 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
16085 ( +345 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
特段の悪材料がないなかで指数寄与度の大きいファストリが大幅安となっており、まだ指数を下に持っていきたい主体がいるのかとの警戒も強まる。
きのうも後場は失速しており、連日の後場安で市場の不安感も強まりやすい。
ただし、“米国と台湾の当局者が、中国軍が南シナ海の島に地対空ミサイルを配備したのを確認と、米メディアが報じた”と市場に伝えられ、一時400円を超える下げ幅となるなど、外部要因に翻弄された」との見方が出ている
現状では為替が警戒材料で、円高に振れた際の売られ方はやや過剰反応の感はある。
今晩は1月開催のFOMC議事録公表に加え、鉱工業生産や住宅関連など米国の経済指標発表が多く控えており、為替のボラティリティは高まりやすい。
米国の次回の利上げは後ずれするとの見方が強いなか、米国発の材料でドル高・円安はなかなか期待しづらい地合い。
円高加速なら値幅を伴った下げも想定され、2月12日につけた安値1万4865円も改めて意識される。期待が失望に転化する分、投げ売りも誘因しやすい。底打ちか底割れか、あすの動きが分岐点になるとの見方もある。
個人的には、引き続き日経平均株価1万6000円を挟んで売り買いが交錯する展開が続きそうだ。
マイナス金利導入が証券市場にも波紋を広げています。短期国債などで運用する投資信託「MMF」の利回りが低下し、国内の資産運用会社11社すべてが受け付けを停止。日本証券業協会の稲野和利会長は17日の記者会見で、「MRF、MMFの投資環境が厳しい」と指摘。受け付け停止や繰り上げ償還は「やむを得ない」と述べた。
【明日の注目銘柄】
■ブリヂストン[5108]
15年12月期決算を発表。営業利益は前期比8.2%増の5172億円、純利益は同5.4%減の2842億円で着地した。本業は堅調だったが、ベネズエラ現地法人を連結対象から除外し、特損が発生した。16年12月期予想は営業利益が前期比0.5%増の5200億円、純利益は同8.7%増の3090億円を見込む。QUICKコンセンサス(15社)は営業利益5518億円、純利益3438
億円。17日終値は3992円(▲14)。
■横河電機[6841]
石油・ガス産業向けソフトウエアを手がけるKBC社(英国)の買収を発表。同社のソフトウエアビジネスと、横河の制御機器事業のシナジー効果を狙う。KBC社の発行済み全株式を約1億8000万ポンド(約297億円)で取得し、さらにアドバイザリー費用として約11億円を計上。取得総額は308億円となる。KBCは1978年発足で、14年12月期売上高は約132億円。17日終値は1195円(▲23)。
■日本特殊塗料[4619]
増配を発表。堅調な業績推移を受け、16年3月期期末配当を従来予想の10円から14円に増額する。年間配当は20円(前期実績12円)となる。17日終値は933円(▲11)。
02月17日 相場概況(大引け)
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【大引け概況】
17日の日経平均株価は3日ぶりに反落し、前日比218円07銭安の1万5836円36銭で終えた。方向感が定まらず、前場と後場で地合いが大きく変化し、目まぐるしく上下に振れる展開となった。
前日の米国株市場ではNYダウが大幅続伸となったものの、東京株式市場は前日の引け味の悪さに加え、為替の円高が輸出株に売りを誘い、朝方は安く始まった。その後は年金買いなどが観測されるなか、日経平均は一時160円高に切り返す動きだった。
しかし、実需の買いは限定的で、取引時間中に一段と円高が進んだのを横目に、先物に仕掛け的な売りが出て後場は一転大きく下値を模索する波乱展開を余儀なくされた。
今週に入ってからの2営業日で日経平均は大幅に上昇したが、株価の戻しほどは投資家心理の改善は進んでいないとの見方があった。中国が南シナ海に地対空ミサイルを配備したとの報道など、悪材料が出ると敏感に反応する地合いは変わっておらず、午後に入ってからは個人投資家の売りも増えたという。日経平均の下げ幅は一時400円を超える場面もあった。
内閣府が発表した2015年12月の機械受注や1~3月の見通しは全体的に強い数値を示したものの、一部の業種に弱さがみられ、先行きに対する警戒感も聞かれた。
東証株価指数(TOPIX)の構成銘柄である東証1部の大型株に売りが目立った。
JPX日経インデックス400は3日ぶりに反落。終値は前日比135.18ポイント安の1万1586.63だった。TOPIXも3日ぶりに反落し、14.61ポイント安の1282.40で取引を終えた。
東証1部の売買代金は概算で3兆1136億円。売買高は28億4008万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の56%にあたる1087、値上がりは729、変わらずは120だった。
業種別では、情報通信が上昇率トップ。空運と2セクターのみが上昇。一方で、鉱業が下落率トップとなり、石油石炭も冴えない。また、保険、医薬品、鉄鋼、繊維、建設、非鉄、銀行、陸運などが冴えない。
個別では、円高進行を受け、トヨタや富士重が下落。主力株のファストリやファナック、ソニーも売られた。三菱UFJや野村など金融株も下げた。国際石油開発帝石が大幅安、三陽商会、アイスタイル、日新製鋼なども値を下げた。鉱業や保険、医薬品、鉄鋼株も安かった。半面、ソフトバンクが大幅高。16年12月期が過去最高益になるとの見通しを発表したクボタは逆行高。村田製、NTT、さくらネット、日電産、JALも買われた。
東証2部株価指数は小幅に3日続伸した。大引けの2部指数は、前日比4.21ポイント高の4034.48となった。個別銘柄ではサイバーコム、阿波製紙、アルチザがストップ高。アートSHDと朝日インテク、ピクセラ、鳥貴族、PALTEKが上げ、菊水化、ぷらっと、ラオックスと象印が下げた。

日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反落した。終値は前日比13円61銭安い2284円64銭だった。新興企業銘柄も売りが優勢となり、マクドナルドなどの主力株が下げ、買い手控えムードを高めた。相場全体の影響を受けにくい内需関連株の中には個別材料を好感した買いが入り、底堅く推移した銘柄もあった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で392億円、売買高は1億3118万株だった。個別には、個別銘柄では雑貨屋BLがストップ安。ソリトン、クルーズやアイサンテク、FVCが下落した。半面、ハイパーがストップ高。ネクストウェア、シハーモニックやセプテニHD、サン電子は上昇した。
東証マザーズ指数は3日続伸した。終値は前日比13.10ポイント高い744.12だった。個別銘柄ではレアジョブ、アンジェス、鎌倉新書、ヒューマンウェブ、PCIHD、メディアドゥ、マイネットなどがストップ高。そーせいやジグソー、サイバダインが上昇した。半面、アクロデア、NVC、インベスCやFFRI、インフォテリが下落した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
15,836.36 |
-218.07 |
日経平均先物 |
15,740.00 |
-300.00 |
TOPIX |
1,282.40 |
-14.61 |
TOPIX先物 |
1,275.00 |
-20.50 |
東証2部指数 |
4,034.48 |
4.21 |
JASDAQ |
2,284.64 |
-13.61 |
マザーズ |
744.12 |
13.10 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2840080 |
3113666 |
東証2部 |
102160 |
21353 |
「大きな流れのパラドックス」
欲しいものがあると「安く買いたい」というのは古今東西不変の真理。
だから株は下げた後に上がるし、上げた後に下がる。
子供でも理解できるこの簡単すぎる図式が、資本市場とか立派な名前をつけた場所になると見えなくなる。
横文字使ったって専門用語使ったって、機械プレイが増えたって所詮市場はヒトの心理の集合体。
簡単な図式にまとめることが格好悪い訳ではなかろうが、そんなイージーな相場観測はバカにされると錯覚する。
ものごとは単純明瞭にして簡素して考えた方が間違いは少ない。
それを敢えて難しく考えよう、格好良く論じようと誤解錯覚した連中が解釈するからわからなくなる。
聞く方も聞く方で「それはわからない」と恥ずかしくて言えないのでわからないままに解釈は進行。
結果的にはわかっていない者がわからない者に語ってそれでわかった気になる。
わからない説は自分が悪いのではなく、わかるように説明できない奴が悪いのは当たり前。
このわからないだらけが市場をますます暗くして壁を高くしているような気がする。
「売る人が多いから安い。買う人が多いから高い」。
この原理原則を放れてアレコレ論じる空虚さはそろそろ理解されてもいいだろう。
「安く買いたい人は株価が下がって欲しい」。
「高く売りたい人は株価が上がって欲しい」。
つまり売り方にとって株価上昇が歓迎で買い方にとっては株価下落が歓迎。
この大きな流れでのパラドックスが現実なのに、逆の解釈をするから儲からないのかも知れない。
2016年2月19日という日が特定されて市場では注目されている。
共和党所属でテキサス州選出の元連邦下院議員であったロン・ポール氏の見方。
「2016年2月19日にドルが完全崩壊して経済が破壊される」というキャンペーン。
全米の金融システムが崩壊すると言っている。
背景は米国の負債が公式発表だけでも18兆ドル以上になること。
米国に対して最大の債券保有者は、第2位の中国と第3位の日本。
「ドルの廃棄を宣言して新しい通貨に切り替える可能性」が2月19日にあるのだという。
なかなか意味深なキャンペーンだが、この種のネガティブキャンペーンが実現したことはあまりない。
1995年にアメリカは国家破産するといわれたがしなかったのが歴史。
しかし興味を惹くキャンペーンであり、ネガティブに市場を展望したい向きには格好の材料になるのだろう。
同じ市場を相手にしていても、ネガに見ればつぶれそうに見えるしポジに見れば頼もしく見える。
これが市場の本質の一部でもある。
「市場は鏡」という格言はないが、市場動向は自身の投資心理を反映した鏡で反射して解釈されるものでもある。
「崩壊するする詐欺」とはポジな人々が命名したのだろうか。
明るかったのは昨日の日刊工業。
東大医学部付属病院の松本有助教と片岡一則教授らの研究グループの研究の話が登場した。
中身は薬物送達システム(DDS)を利用したがん治療。
伝達効率高める可能性がある新しい送達経路を発見したという。
フンボルト賞を既に受賞し、ノーベル賞に近いといわれる片岡教授。
ナノキャリア(4571)の顧問でもあり、DDSといえばナノキャリア。
興味深い報道である。
週足の一目均衡の雲はまだ上で下限は17767円。
白から黒へのねじれは4月最終週で水準は18487円。
ゴールデンウィークまでは株高と思いたくなるのがポジ派だろう。
「読み間違い」というのがネガ派だが・・・。
勝手雲にしてみると、3月18日に白は黒くねじれている。
水準は同じ18487円。
いずれにしてもココを抜ければ空は青くなり華も映える状況なのだろう。
25日線が16830円。
あまり贅沢は言わないがせめて25日線くらいは抜けて欲しいもの。
今年は2月の1日と2日に抜けただけだった。
日経朝刊で元日銀理事の南原晃氏の訃報。
体験的金融論など多くのことを教えていただいた。
また、全日本大学野球連盟の副会長もされていたのでそちらでもお世話になった。
正論を唱え続ける姿勢と強烈なエネルギッシュさは見習わせていただいた。
合掌。
(櫻井)
02月17日個別銘柄
個別銘柄情報を2銘柄更新しました。
[3371]ソフトクリエイトホールディングス
[7621]うかい
02月17日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
17日午前の日経平均株価は小幅に反落し、前日比26円17銭安の1万6028円26銭で午前の取引を終えた。朝方から前日終値(1万6054円)を挟み、上下100円程度の範囲でのもみ合いが続いた。
強弱感が対立し方向感を欠く展開。朝方やや売り先行で始まった後プラス圏に切り返し、年金資金の流入観測も浮上するなか、日経平均への寄与度が高いソフトバンクが大幅高となったことで、日経平均は一時160円高まで買われる場面があったが、その後は目先利益確定売りに上値を押さえられ再度値を消した。
内閣府が発表した12月の機械受注は前月比4.2%増えた。1〜3月も前期比8.6%増の見通しで、全体的な数字は強いが、製造業など一部で弱さを指摘する声も聞かれた。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も値動きに乏しく、午前は前日終値を小幅に下回った水準で取引を終えた。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆4486億円にとどまった。
東証1部の売買高は13億947万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の36%にあたる697、値上がりは1104、変わらずは134だった。
個別では、円高進行を受け、トヨタや富士重が下落。三菱UFJや野村など金融株も売られたほか、ファストリやファナックも下げた。平和堂、日本アジア投資なども安い。
業種別では鉱業や石油、医薬品株も安かった。
一方、ソフトバンクグループが売買代金を記録的に膨らませ大幅高に買われた。16年12月期が過去最高益を更新するとの見通しを発表したクボタが上昇。村田製やソニー、さくらネット、神戸物産、JUKI、ディップなども上昇した。業種別では空運や海運、情報株は高かった。
東証2部株価指数は小幅ながら3日続伸した。前引けの2部指数は、前日比15.88ポイント高の4046.15となった。個別銘柄では阿波製紙がストップ高。鳥貴族、ピクセラ、サイバーコム、アートSHDやぷらっとが上昇した。半面、菊水化、ジオスター、ラオックスと朝日インテクが下げた。

【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は小幅ながら3日続伸した。前引けは前日に比べ1円79銭高い2300円4銭となった。昨年来安値を付けた前週の急落相場から持ち直す動きが続いた。中小型株の多い新興企業銘柄の底堅さにつながった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で217億円、売買高は6488万株。
個別銘柄ではネクストウェアがストップ高。ハイパー、シーシーエス、エイシアンスター、フェローテクやクルーズ、サン電子が上昇した。半面、NIC、パレモ、フィスコ、マクドナルドやアイサンテク、FVCが下落した。
東証マザーズ指数は3日続伸した。前引けは前日比19.97ポイント高い750.99だった。個別銘柄ではレアジョブ、鎌倉新書がストップ高。そーせいやミクシィ、sMedio、マイネット、フュートレック、PCIHD、インフォテリが上昇した。一方で、アクロデア、UMN、インベスCやUMN、ACCESSは下落した。
<兜町カタリスト>
「ハクビシンは吉兆?」
日経1面の見出しは「配当3年連続で最高、上場企業株主還元を重視」の見出し。
15年度の配当総額は約10.8兆円(前期9.7兆円)。
業績好調という企業も多いが下方修正した企業の9割は計画通りの配当を維持する見通し。
因みに上場企業の約2割を保有している個人投資家に入る配当は約3兆円。
これが消費につながるかどうかは期待通りではないだろうが・・・。
ただ、この増配あるいは自社株買いの動きは、一方でROEの向上につながる。
マイナス金利で現金を持っているのは「罪深い存在」という指摘は日経「スクランブル」。
上場企業のキャッシュは100兆円。
もしも動くならばマインド好転。
そのままなら。やはり羹に懲りたDNAに変化はないということだろう。
かつてはキャッシュリッチという指標は良い経営指標だった。
今はキャッシュリッチが罪と言われるのだからやるせない気もする。
というか・・・。
血と涙の結晶のキャッシュを罪悪視されることは結構酷い。
資金繰りの苦労などないアナリストや市場関係者に言われることこそ「片腹痛い」という印象。
良さそうで良さそうでもないのが4カ国による原油増産凍結の話。
1月の生産は過去最高水準だったことから一部に失望感もあり原油先物価格そのものは下落しておりチグハグ。
それでも「原油下落での株高は原油と株の相関性の低下の可能性」と言う声もある。
原油に踊らなくなれば、また為替か債券が踊り始めるのだろうか。
今日の課題は3日続伸。
すでにロンドンFTは3日続伸となったがNYダウはまだ。
日経平均の今年初の3日続伸に期待はある。
因みに三菱UFJ、三井住友、みずほは昨日そろって今年初めて3日連続で陽線。
少しは明るい兆しになってきた。
金曜のみずほの約5億株の商いが反転へのひそかな狼煙でもあったのだろう。
ただ、12日現在の信用買い残は前週比2532億円減少し2兆6797億円。
約1年3か月ブリの水準まで減少した。
「処分売り」という言葉で修飾されているが事実は追い証発生による強制売却だろう。
死屍累々の結果が2532億円の減少という現実は重い。
一方で歓喜の声が聞こえるのは信用売り残の466億円の減少。
信用売り残は5125億円でこちらは1年9カ月ぶりの低水準。
12日に松井証券経由の売り方評価損率はプラス1.84%にまでなったのだからすさまじかった。
日経平均株価の25日移動平均からの乖離はマイナス4.6%。
第一次限界水準まで戻ってきた。
騰落レシオは70.27と低水準、。
サイコロは5勝7敗で41.7%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス5.277%。
買い方はマイナス18.591%(12日はマイナス25.9%)。
空売り比率は42%と増加。
日経VIは38.85と高止まりだがピークの50からみれば低下。
頑張っているのは東証REIT指数で41.46ポイント高の1822ポイント。
日経平均採用銘柄PERは14.03倍(EPSは1144円)。
昨日の東証1部単純平均はマイナス3.72円の2546.40円と下落していた。
いつも幸せな相場を運んでくれる個人的なアノマリーはハクビシンとの遭遇。
以前は1匹だったが、昨夜2匹になって自宅の庭を横切った。
人影を見ると一瞬立ち止まるのも一緒。
前回遭遇したのは昨年3月30日で1年ぶりに戻ってきてくれたのは吉兆と考えたいところ。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
PCI(3918)・・・動兆
PCIに注目する。
同社は自動車・家電などの組み込みソフトが中核。
特に車載関連の拡大に期待。
V−Lowマルチメディア放送向けに車載受信モジュール開始。
IoTの進展は追い風。
昨日1株を2株に分割することを発表。
(兜町カタリスト櫻井)
02月17日 相場概況(寄り付き)
【10時現在の概要】
17日日経平均株価は前日比136円77銭高の1万6191円20銭で推移。
日経平均株価は上げ幅を拡大し、一時前日比160円高の1万6214円まで上げた。
安く始まるとの予想が多かったなか、取引開始後に節目の1万6000円を下回らなかった。下値の堅さに着目した買いが入っている。
15日に最大5000億円の自社株買いを発表したソフトバンクがこの日も一時13%高となるなど、主力株の上昇が相場を押し上げている。
市場では「年金の買いが入っているとの声も聞かれており、投資家は積極的に売りづらい」との声が聞かれた。
内閣府が発表した12月の機械受注統計は「全体的な数字は強いが、中身を細かくみると、製造業に弱さも垣間見られる」との見方があった。16年1〜3月の見通しについては、未達に終わる懸念を指摘する声も聞かれた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上げ幅を広げている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7786億円、売買高は7億2624万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の78%にあたる1512、値下がりは337、変わらずは84だった。
業種別では33業種中26業種が値上がり。1位は情報・通信で、以下、海運、電気機器、空運と続く。値下がり上位には鉱業、石油・石炭、パルプ・紙が並んでいる。
日経平均プラス寄与度トップはソフトバンク で、日経平均を71.79円押し上げている。次いでKDDIが21.42円、TDKが8.24円、東エレクが7.26円と続く。
マイナス寄与度は18.44円の押し下げでファストリがトップ。以下、トヨタが5.06円、エーザイが4.16円、富士重が3.18円と続いている。
個別では、村田製やクボタが上昇。JALやパナソニック、さくらネットも買われている。海運や電気機器、機械株も高い。一方、トヨタやマツダなど自動車株が下落している。ファストリやJR東海、JTは売られている。
東証2部株価指数は3日続伸した。アートSHDや象印が上げ、菊水化や瑞光が下げた

■菊水化学工業<7953>
急反落。16日に同社の常務取締役である橘佳樹容疑者が不正競争防止法違反の疑いで愛知県警察に逮捕されたことから、これを嫌気する売りが出ている。以前勤務していた日本ペイントホールディングス<4612>の商品に関する営業秘密を転職先に持ち出した容疑。
■鎌倉新書 <6184>
ストップ高。本日場中に16年1月期の通期業績予想を上方修正している。売上高を10.76億円から11.45億円、営業利益を1.75億円から2.30億円とした。想定以上に葬儀事業・お墓事業の紹介手数料が好調に推移したことを要因。
■メディアドゥ <3678>
23日付で市場1部に市場変更すると発表した。
■ソネットMN <6185>
日経産業新聞が17日付で「東証マザーズ上場のインターネット広告会社、ソネット・メディア・ネットワークス(SMN)は、人工知能(AI)によるビッグデータ分析で、サイトの閲覧者ごとに、関心を刺激する広告を瞬時に割り出して配信するサービスを手がける」と報じた。
225先物はアムロ・日産・ドイツ・ニューエッジ・パリバ・メリル・日興が買い越し。
みずほ・バークレイズ・マネ・GS・モルスタ・UBS・カブコムが売り越し。
TOPIX先物はJP・UBS・モルスタが買い越し。
パリバ・メリル・クレディ・GS・みずほが売り越し。
外資系等は帝国ホテル(9708)、カルビー(2229)、日ビル(8951)、東エレ(8035)に注目。
テクニカル的には大東建託(1878)、BML(4694)、日光電(6849)、PCデポ(7618)、タカラトミー(7867)、タカラスタ(7981)、明和地所(8869)、寿(2222)、コカJ(2580)、カゴメ(2811)、大正製薬(4581)、ワタミ(7522)、木曽路(8160)、小田急(9007)、ベネッセ(9783)が動兆。
02月17日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
17日の東京株式市場は、弱含みの展開となりそう。
米国株高の余勢を駆って日本株も上昇といきたいところだが、円安一服でシカゴ225先物は円建てが大証日中終値と比べて110円安の1万5930円で1万6000円を割り込んでおり、序盤は上値の重い展開が想定される。
日経平均株価の予想レンジ:1万5800円−1万6200円。
足元の地合いから、リスク要因に対し敏感な反応を示すことが多く、為替の動向に神経質な動きとなることだろう。
寄り前に発表される12月機械受注も警戒材料。11月が前年同月比14.4%減と大きな落ち込みとなっただけに、結果次第では市場全体の下押し要因となる可能性もある。
一方で、昨日は、ソフトバンクグがストップ高で張り付いたほか、マイナス金利が適用されるなか、銀行株が売られ過ぎの修正に向かった流れは、市場全体のセンチメント改善につながろう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り2230万株、買い2460万株で、差し引き230万株の買い越し。買い越しは10営業日ぶり。金額は売り越し。
売りセクターに、電機、自動車、銀行、小売、情報通信、化学、精密、機械など。
買いセクターに、通信、食品、銀行、電機、サービス、建設、機械、空運など。
【注目材料】
■メディアドゥ<3678>
東京証券取引所から23日付で市場1部銘柄に指定される。
■PCI HD<3918>
3月31日を基準日、4月1日を効力発生日として1株を2株に分割。
【予定】
17日(水)
【国内】
12月機械受注(8:50)
1月訪日外客数(16:00)
《決算発表》
ブリヂストン、ニッパンR、清和中央、JHD
《新規上場》
ラサールロジポート
【海外】
インドネシア中銀政策金利発表
英1月失業率(18:30)
米1月住宅着工戸数・建設許可件数(22:30)
米1月生産者物価(22:30)
米1月鉱工業生産・設備稼働率(23:15)
1月26・27日開催のFOMC議事録
《決算発表》
プライスライン・グループ、エヌビディア、マリオット、ニューモント・マイニング
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります

【NY概況】
16日のNYダウ工業平均は続伸した。終値は連休前の12日に比べ222ドル57セント高の1万6196ドル41セントとなった。新規の買い材料に乏しいものの、中国の1月銀行融資が予想を大幅に上回ったことで、アジア株が軒並み全面高となり、買いが先行。
一部のハイテク株が急伸したことも支えとなった。
原油供給への一段の懸念がやや和らいだことで投資家心理が改善した。
サウジアラビア、ロシアなど4カ国が条件付きで原油増産の凍結で合意した。減産が見送られたことで原油先物相場は反落したが、米株式市場では「原油相場の戻りをけん引するほどではないが、先行きの原油安に対する懸念が和らいだ。
最近まで低迷していた一部のハイテク関連株に買いが集まったことも好感した。クーポン共同購入サイトのグルーポンは、中国の電子商取引(EC)最大手アリババ集団による株式の大量保有が明らかになった。思惑が交錯し株価の上昇率は41%に達した。アリババ株も8%上げた。米ヤフーや口コミサイトのイェルプといった銘柄にも連想買いが波及した。
ナスダック総合株価指数も大幅続伸。終値は同98.443ポイント高の4435.955ポイントとなった。
業種別S&P500種株価指数は全10業種が上昇。「一般消費財・サービス」や「資本財・サービス」などの上げが目立った買高は約12億4000万株(速報値)、ナスダック市場は約20億4000万株(同)だった。
個別では、製薬大手のファイザーが続伸。薬価を巡る訴訟で合意した和解金が懸念ほど膨らまなかったことを好感した。バイオ医薬品のバクスアルタも続伸した。1株利益など市場予想を上回った決算を買い材料視した。
アップルやグーグルを傘下に持つアルファベット、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムも高い。
NYダウ工業株30種(ドル)
16,196.41 +222.57
S&P500種
1,895.58
ナスダック
4,435.955 +98.443
【シカゴ日本株先物概況】
日経平均先物は続伸した。3月物は連休前だった前週末比520円高の1万5930円で取引を終えた。16日の大阪取引所の終値を110円下回った。日本をはじめ海外株の上昇を背景に投資家心理が改善し、米株とともに買われた。3月物は前夜の夜間取引時間に1万6335円まで上げたが、日中は伸び悩んで1万5000円台で推移した。この日の3月物安値は1万5460円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
15930 ( -110 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
15960 ( -80 )
( )は大阪取引所終値比
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
日経平均は200円超下げた後に300円超上昇したが、引けでは31円高。メガバンクやソフトバンクが大きく上げた割には物足りない上昇で終え、やや警戒感もにじませる動きとなった。あすは休場明けの米国株の動向が焦点となるが、米国が日欧の動きをキャッチアップして上げただけでは、日本株へのポジティブ影響は限定的となる可能性がある。
市場関係者からは「きょうは、ソフトバンクグループ<9984>がストップ高したことで、この1銘柄で日経平均株価を82円分押し上げたことになり、その効果が大きかったことは確か。
2月1日の取引時間中高値1万7905円から12日の安値1万4865円までの下げ幅の半値戻しに相当する1万6385円の奪回が目標となりそうだ。
【注目の開示銘柄】
■クボタ[6326]
15年12月期決算を発表。決算期変更に伴う9カ月間の変則決算となり、前年と比較できないが、営業利益は1668億円、純利益は1101億円で着地した。16年12月期見通しは営業利益が2350億円、純利益は1550億円。純利益は15年3月期(1450億円)を上回り、過去最高を更新する。北米中心に海外での農機、建機の販売増が見込めるという。QUICKコンセンサス(15社)は1691億円。16日終値は1454.5円(△24.5)。
■メディアドゥ[3678]
23日付で東証マザーズから東証1部への市場変更を承認されたと発表。同社は2013年11月にマザーズ上場。自社開発のシステムを通じ、電子書籍の取次ぎなどを手がけている。16日終値は970円(△38)。
■野崎印刷紙業 [7919]
自社株買いを発表。発行済み株式の3.89%にあたる70万株、8820万円を上限に実施する。17日朝の立会い外取引で取得する。また、単元株式数の変更も発表。4月1日以降、現在の1000株から100株に改める。同社は東証2部上場で包装材などの紙加工品を手がける。
16日終値は126円(△1)。
【引け後のリリース】エスクローAJが2月末に東証2部昇格の記念配当
■2月22日の売買から東証2部に市場変更となり2月期末配当は20円に
不動産関連の専門的な手続きや煩雑な事務を代行する「エスクローサービス事業」などを展開するエスクロー・エージェント・ジャパン<6093>(JQS・売買単位100株)(エスクローAJ)は16日の大引け後、2月22日の売買から東証2部市場に昇格(市場変更)することを記念して2016年2月期末の配当に記念配当2円を加え、2月期末配当を計20円の予定と発表した。前期実績は9円だった。
同社株は2014年3月にJASDAQ市場に上場し、高値は14年9月の5160円。これ以降は概して1500円を中心価格帯とする横ばい相場が続き、16日の終値は1099円(34円高)。PERは18倍前後になり、業績は拡大基調。類似銘柄と位置づけられる会計事務事業のTKC<9746>(東1)の同20倍前後との比較では割安感がある。15年7月に動意づいた後は小動きが続くため相場が枯れ気味で、動き出せば燃えやすいとの見方もある。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
02月16日 相場概況(大引け)
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【大引け概況】
16日の日経平均株価は続伸し、前日比31円85銭高の1万6054円43銭で終えた。
前日に日経平均が1000円を超える上昇をみせた反動もあって朝方は利益確定売りが先行したものの、その後は買いが徐々に優勢となった。
前日の米国株市場は休場だったが、欧州株市場が総じて高かったことや、原油市況が目先底入れの兆しをみせていること、取引時間中は為替がドル高・円安方向に振れ、中国・上海株が堅調に推移したことなど、好条件が重なり、投資家のリスクを取る動きを後押しした
後場寄り付き後の上げ幅は一時300円を超えた。景気減速が懸念される中国で上海株が反発したことが買い手がかりになった。ニューヨーク原油先物が時間外取引で1バレル30ドル台を約1週間ぶりに回復したことも、前週に広がった運用リスクを避ける動きを弱め買い戻しを誘った。主要産油国であるサウジアラビアとロシアが16日にカタールで関係閣僚会合を開くと伝わり、減産合意に向けて前進するのではないかとの期待感が浮上した。
外国為替市場で円相場が1ドル=114円台と前日に比べ円安・ドル高方向に振れ、輸出企業の採算改善などを期待した買いが入った。世界金融システムへの不安後退を背景に銀行などの金融株が上昇し、買い安心感が広がった。取引終了にかけて買いが一巡すると、急速に上げ幅を縮小した。
JPX日経インデックス400は続伸。終値は前日比46.46ポイント高の1万1721.81だった。
東証株価指数(TOPIX)も続伸し、4.78ポイント高の1297.01で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆8848億円。売買高は31億5864万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は965と、全体の半分ほどを占めた。値下がりは873、変わらずは99銘柄だった。
個別では、大規模な自社株買いを発表したソフトバンクはストップ高まで上昇。メガバンクの三菱UFJと三井住友FGが大幅高。村田製作所、オリックスも買われた。三菱重とIHI、新日鉄住金と住友商の上昇。このほか、日本アジア投資、オルトプラス、U−NEXTなど値幅制限いっぱいに買われる中小型株が目立った。
一方、中期経営計画を発表したキリンHDは下落。食品大手の明治HDと味の素も下げた。東電と東ガス、JR東日本とJTが下落した。エスクリが急落したほか、三陽商会、サイバネットシステムなども大きく値を下げた。
東証2部株価指数は続伸だった。大引けの2部指数は、前日比33.06ポイント高の4030.27となった。
個別銘柄ではぷらっと、ラクトジャパ、ケミプロ化成、ラオックスとアートSHDが上げ、半面、黒田精工、ゼロ、オカダアイヨン、ベネ・ワンとヨネックスは下げた。

日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比31円19銭高い2298円25銭だった。日経平均株価が上昇したことを好感、新興株を物色する動きが強まった。午後に入り、日経平均が一段高した局面では、日経ジャスダック平均も上げ幅を広げ、一時2300円を回復した。
市場関係者の間では、個人投資家の追い証発生による持ち高処分の売りが前日までに一巡したとの指摘も聞かれ、新興株市場の需給改善につながった可能性が高い。
ジャスダック市場の売買代金は概算で530億円、売買高は1億5837万株だった。
個別銘柄ではアエリア、ネクストウェアがストップ高。アイサンテクやアパマンショ、Dガレージが上昇した。一方、雑貨屋BLがストップ安。トミタ電機、YKT、ソフトフロント、エンジャパン、マクドナルドが下げた。
た。
東証マザーズ指数も続伸。終値は前日比24.17ポイント高い731.02だった。午後に入り、上昇率は一時6%に接近する場面もあった。個別銘柄ではアクロデア、マイネット、レアジョブ、AppBankがストップ高。そーせいやミクシィ、サイバダインが上げた。半面、イヒューマンウェブがストップ安。ンベスCやフュトレック、オープンドアが売りに押された。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,054.43 |
31.85 |
日経平均先物 |
16,040.00 |
100 |
TOPIX |
1,297.01 |
4.78 |
TOPIX先物 |
1,295.50 |
7.5 |
東証2部指数 |
4,030.27 |
33.06 |
JASDAQ |
2,298.25 |
31.19 |
マザーズ |
731.02 |
24.17 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
3158640 |
2884830 |
東証2部 |
132730 |
24774 |
「1日遅れのバレンタイン?」
週末金曜の下でサーキットブレーカー発動基準は14130円。昨日の上でのサーキットブレーカー発動基準は16340円。
サーキットブレーカ ー発動基準を意識して動いている訳ではなのでしょうがボラティリティは高いまま。
もっとも金曜ザラ場に50%台まで乗せた日経VIは昨日一時40%割れとなり、多少は落ち着いてきました。
電車の中吊り広告では週刊誌の「この円安と株安はもう止められない」の見出し。
ある意味相場反転のアノマリーにもなったのかも知れません。
為替は114円台で推移しGLOBEXでの225先物は15925円と上値の重い展開。昨日段階で日経平均(16022円)は先行してNYダウ(15973ドル)を表面上の数字で抜きましたがこれは意味のない比較。
週末にバルチック海運指数は今年になって初の上昇。
年初から続いた悪材料満載の展開に一時的終止符は打たれたという印象です。
相場はあちこち地球を回って開催されます。
しかしそこに投じられているお金は昔は地域限定的でしたが最近では所狭しと暴れ回るようになってきました。
「お金に色はない」という訳ではないのでしょうが、ユーラシアや北米大陸にいたかと思えば、いつの間にか大平洋上に浮かぶ島国にまでうごめいてやってきます。
つまり、市場は違っても動くお金は同じようなものという現象が出てきたということ。
そうなると、市場はそれぞれが鏡のような状態になり、市場の声はやまびこのように世界を駆け巡る木霊のような存在になってしまいます。
NYがどうした、上海はこうだ、ドイツが云々と材料そのものが24時間世界を駆け巡り投資家の心を蝕むような事態。
どこかで誰かが反撃をすれば、今度はリアクションよりも追随する動きの方が多くなるような感じです。
たぶん「この指とまれ」という単純な図式が、「何も考えない方が楽」といった投資感覚には合うのでしょう。
それぞれの市場は独立しているのに、合わせ鏡のように反射しあう姿を別々の市場の動きと捉えると見間違うことが多くなってくるような気がします。
起こったことは株を売って儲けたい人の方が株を買って儲けたい人よりも多かったという現実。
ここに為替の動きと商品の動きが足されるの複雑怪奇に見えますが、実は「買うか売るか」の2者選択。
価格水準ではなくボラの大きさこそが、動きたい連中の動機だとしたら、その動機はなぜかバレンタインデーを境に変わったということなのでしょう。
バレンタインデーは虐殺の日ではなく、やはり愛の日だったというような浪漫的な解釈は否定されるのでしょうが・・・。
2月14日は株高の特異日というアノマリーが一日遅れてやってきたと思えば良いのかも知れません。
そういえば・・・。
先週末、京都の白鳩さんから送られてきたのは今年初めて出されたバレンタイン用のチョコと男性用下着のセット。
週末と月曜ではこの赤い下着の色の眩しさが違って見えたような気がしました。
やはり赤は幸運のサインなのかも知れません。
(櫻井)
02月16日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
16日午前の日経平均株価は続伸し、前日比144円26銭高の1万6166円84銭で前場を終えた。
朝方は前日の大幅高の反動もあって利益確定売りが先行したが、下値も堅く売り一巡後に日経平均はプラス圏に浮上、前場後半は安定した戻り足で上げ幅を徐々に拡大する展開となった。
外国為替市場で円相場が1ドル=114円台後半まで円安・ドル高方向に振れ、輸出関連株などの採算改善を期待した買いが入った。金融株が反発基調になったことも追い風になった。
ドイツ銀行が12日に債券買い戻しを発表したことをきっかけに、世界金融システムへの不安感は落ち着きつつある。東京市場では日本銀行がきょうからマイナス金利政策を実施したため、朝方は警戒感を背景に金融株に軟調な値動きが散見された。
ただ、銀行間の資金過不足を調整する短期金融市場をはじめ債券市場への影響は限定的だったことから、金融株に徐々に買いが優勢になり日経平均の上げ幅も拡大した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2494億円、売買高は14億2744万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1381と、全体の約7割を占めた。値下がりは477、変わらずは79銘柄だった。
個別では大規模な自社株買いを発表したソフトバンクは一時、ストップ高まで上げた。東芝とTDK、重機大手の三菱重とIHIの上げが目立った。製薬大手との提携を発表したシスメックスも上昇した。リブセンスも急伸。さくらインターネット、gumiなども値を飛ばした。一方、中期経営計画を発表したキリンHDは下落。明治HDと味の素が下げた。東電と東ガスも下落した。ファナック軟調、キリンホールディングスも値を下げ、サイバネットシステム、エスクリなどが大きく売られた。
東証2部株価指数は続伸。2部指数は、前日比35.23ポイント高の4032.44となった。
個別銘柄ではアートSHD、日本エスコン、ラクトジャパン、ホクリヨウ、ラオックスが買われた。半面、ゼロ、滝上工、サイバーコム、P朝日インテクとベネ・ワンが下げた。

【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比31円09銭高の2298円15銭だった。日経平均株価が上昇したことを好感、物色の矛先は新興企業銘柄にも広がった。市場では「前日までに追い証発生による持ち高処分の売りが一巡し、きょうは買いが優勢になった」との指摘も聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で268億円、売買高は9206万株。個別銘柄ではネクストウェアがストップ高。雑貨屋BL、アエリア、エイシアンスター、アパマンショやアイサンテクが上昇した。一方、トミタ電機、YKT、リバーエレテク、エンジャパンが下げた。
東証マザーズ指数は大幅続伸した。前引けは前日比32.73ポイント高い739.58だった。個別銘柄ではレアジョブがストップ高。ジグソー、UMN、AppBank、そーせいやミクシィ、FFRIが上げた。半面、日本スキー、ウェルスマネ、GNI、フュトレックやオープンドアが売りに押された。
02月16日個別銘柄
個別銘柄情報を5銘柄更新しました。
[3908]コラボス
[3688]VOYAGE GROUP
[3917]アイリッジ
[2186]ソーバル
[3093]トレジャー・ファクトリー
02月16日 相場概況(寄り付き後)

【10時時点の概要】
10時現在の日経平均株価は前日比19円95銭安の1万6002円63銭で推移。
一時上昇に転じる場面があった。朝方に先行した利益確定売りが一巡した後は徐々に買い優勢に変わる場面があった。
外国為替市場で円相場が1ドル=114円台と前日に比べ円安・ドル高方向に振れ、輸出関連株などの採算改善を期待した買いが下支えになった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上げに転じる場面があった。
前週に一時110円台の円高・ドル安に振れた円相場が落ち着き始めたことが、市場の不安を後退させた。「欧州金融機関の信用問題や原油相場の荒い値動きなどの外部要因がなければ、現在の為替水準では国内企業は来期も増益を確保できるので、企業業績面からの割安さを評価した買いが入るだろう」との見方があった。
現在の東証1部の売買代金は概算で6531億円、売買高は7億3671万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は712と、全体の37%を占めた。値上がりは1104、変わらずは120銘柄だった。
業種別では33業種中、14業種前後が高く、値上がり上位に機械、証券、鉱業、情報通信、銀行など。半面、値下がりで目立つのは空運、陸運、食料品、電力ガス、海運など。
個別では、キリンHDは下落。ファナックは下げ幅を拡大させている。一方、自社株買いを発表したソフトバンクは一時、制限値幅の上限(ストップ高)近くまで上昇。国際石開帝石とIHIが上げた。メガバンクの三菱UFJと三井住友FGは上げ幅を拡大。製薬大手との提携を発表したシスメックスも日中の高値圏で推移している。
東証2部株価指数は続伸。ラオックスとアートSHDが上げ、朝日インテクとローツェが下げた。

■ポーラ・オルビスホールディングス<4927>
大幅続伸。東証1部の値上がり率ランキングで20傑入り。現在は今日の高値圏で推移している。15日引け後、16年12月期連結業績について、売上高を前期比2%増の2190億円、営業利益は同11.1%増の250億円と増収増益の見通しを示し、好感。
■アクロデア <3823>
アクロディア<3823>はストップ高買い気配。15日、セキュリティ関連事業を展開するネクスト・イットと、セキュリティソリューションの販売に関する業務提携契約を締結したと発表している。
■アイサンテクノロジー<4667>
16日、2日続伸の始まりとなり、9時40分にかけて11%高の4770円(490円高)まで上げて2月5日以来の4700円台回復となっている。自動運転技術に関連するテーマ株のひとつで、長崎県や長崎大学が南島原市で3月に自動運転の実験を行うことなどが報じられ、連想買いが再燃したようだ。
【市況】日経平均16日寄り付き=173円安、1万5849円
16日の日経平均株価は前日比173.11円安の1万5849.47円で寄り付いた。
16日の東京株式市場は売り優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比173円安の1万5849円と反落。前日に1000円を超える急騰をみせた日経平均だが、きょうはその反動が出ている。前日の欧州株市場の上昇や外国為替市場の円安指向は追い風材料。
<兜町カタリスト>
「損とりじいさん」
むかしむかし、あるところに、塩漬け株ばかり持っているおじいさんが住んでいました。
とても大きな評価損なので、おじいさんが株をウリカイする度にプルルン、プルルンとふるえます。
でもこのおじいさんは、そんな事はちっとも気にしない、とてものんきなおじいさんでした。
そして同じ村にもう一人、やはり塩漬け株ばかり持っているおじいさんが住んでいました。
こっちのおじいさんは邪魔な評価損が気になって、いつもイライラと怒ってばかりです。
ある日の事。
のんきなおじいさんが森の奥で木を切っていると、いつの間にやら、相場は売り一色となってしまいました。
「いかんいかん。このままでは、損がまた増えてしまう」
おじいさんは少しでも利の乗っている株は全部うってしまいました。
そのうちおじいさんは、株価ボードを眺めながらウトウトと眠り込んでしまいました。
おじいさんはグーグー、グーグーと高いびきです。
真夜中になりました。
するとどこからか、賑やかなおはやしの音が聞こえて来るではありませんか。
「おや、どこからじゃろ?」
目を覚ましたおじいさんは、その音のする方へ行ってびっくり。
「うひゃーーー! 鬼だーー!」
何と、株式市場に住んでいるあらゆる鬼たちが、輪になって歌い踊っていたのです。
♪ピーヒャラ、ドンドン。
♪ピーヒャラ、ドンドン。
赤い鬼、青い鬼、黒い鬼、大きい鬼、小さい鬼。
どの鬼たちも、飲んで踊って歌っての大騒ぎです。
最初は怖がっていたおじいさんも、そのうちに怖さを忘れて踊り出してしまいました。
するとそれに、鬼たちが気づきました。
「これは、うまい踊りじゃ」
「おおっ、フツーの投資家にしてはたいしたものじゃ」
おじいさんの踊りがあまりにも上手なので、鬼たちもおじいさんと一緒になって踊り始めました。
♪ピーヒャラ、ドンドン。
♪ピーヒャラ、ドンドン。
のんきなおじいさんと陽気な鬼たちは、時が経つのも忘れて踊り続けました。
そのうちに、東の空が明るくなってきました。
もう、NY市場は引けの時間です。
「コケコッコーー!」
「ややっ、一番鳥が鳴いたぞ」
朝になると、鬼たちは自分たちの住みかに帰らなくてはなりません。
「おい、じいさんよ。
今夜も、踊りに来いよ。
それまでこの塩漬け株をあんたの買い値で、預かっておくからな。
今夜また来たら、返してやろう」。
そう言って鬼の親分は、おじいさんの塩漬け株を取ってしまいました。
おじいさんは、思わず株の残高証明を眺めました。
「おおっ、評価損こぶがない」
傷も痛みもなく、おじいさんの評価損はきれいに無くなっていたのです。
損がなくなったおじいさんが村へ帰ると、もう一人の損だらけのおじいさんがびっくりして言いました。
「おい! 損はどうした?! どうやって、損をなくしたんだ」
「ああ、実はな・・・」
損のなくなったおじいさんは、夕べの事を話して聞かせました。
「何! 鬼が言い値で買ってくれただと」
こっちのおじいさんは、うらやましくてなりません。
「よし! それらなわしも、鬼に損をなくしてもらおう。
踊りには、自信があるんじゃ」
もう一人のおじいさんは、夜になると相場の奥へ出かけて行きました。
しばらくすると、おはやしの音が聞こえてきます。
♪ピーヒャラ、ドンドン。
♪ピーヒャラ、ドンドン。
「よし、あそこで踊れば、損をなくしてもらえるのだな」
おじいさんは踊っている鬼たちのところへ行こうとしましたが、でも鬼の怖い顔を見た途端、足が震えて歩けなくなりました。
「こっ、怖いな〜」
でも、頑張って鬼たちの前で踊らないと、損はなくなりません。
「ええい、損をなくすためだ!」
おじいさんは思い切って、鬼たちの前に飛び出しました。
すると鬼たちは、おじいさんを見て大喜びです。
「よっ、待ってました!」
「じいさん、今夜も楽しい踊りを頼むぞ!」
でも、鬼が怖くてぶるぶる震えているおじいさんに、楽しい踊りが踊れるはずはありません。
「何だ、あの踊りは?!」
「昨日の踊りとは、全然違うぞ!?」
おじいさんの下手な踊りに、鬼たちはだんだん機嫌が悪くなって来ました。
そして怒った鬼の親分が、おじいさんに言いました。
「ええい、下手くそ!
昨日の分も一緒に損を帰してやる。
二度と来るな!」
鬼の親分は昨日買い取った株をもう一人のおじいさんの残高にくっつけてしまいました。
こうして、損が2倍になってしまったおじいさんは、泣きながら村に帰って行きました。
おしまい
(兜町カタリスト櫻井)
02月16日 相場展望(寄り付き前))
【オープニングコメント】
16日の東京株式市場は、こう着感の強い相場展開になりそうである。15日の米国金融市場はプレジデンツデーの祝日で休場となっており、海外勢のフローは限られるだろう。
日経平均株価予想レンジは、1万5700円−1万6500円を想定する。
欧州市場は日経平均が大幅高となった流れを引き継ぎ、軒並み堅調に推移した。また、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が同日の欧州議会での証言で、追加緩和策の可能性を強調したことも買い安心感につながっていた。
ただし、円安一服となれば1万6000円近辺での値固め相場、115円台を目指すような動きとなれば1万6500円をうかがう展開を予想する。
また、ソフトバンクグは、今後1年間に5000億円、1億6700万株(発行済み株式数の14.2%)を上限に自社株買いを実施すると発表した。指数インパクトの大きい同社の株価対策が、日経平均を下支えすることになろう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1560万株、買い1220万株で、差し引き340万株の売り越し。売り越しは9営業日連続。金額も売り越し。
売りセクターに、電機、薬品、鉄鋼、自動車、食品、不動産、電力、商社、サービス、化学など。
買いセクターに、保険、ガラス、通信、電機、食品、小売、自動車、電力、情報通信、鉄鋼など。
■シスメックス<6869>
エーザイ<4523>と認知症領域に関する新たな診断薬創出に向けた非独占的包括契約を締結
■ポーラオルHD<4927>
16年12月期連結業績は2ケタ増益を予想、年間配当は200円(前期実績150円)に増額へ
【予定】
■16(火)
【国内】
日銀のマイナス金利政策がスタート
1月首都圏新規マンション発売(13:00)
20年国債入札
《決算発表》
クボタ、菱鉛筆、木徳神糧、産業ファ、ニチリン、セルシード、フィスコ、エイシアンスター
《株式分割》※権利取最終日
アークランド
【海外】
韓国中銀政策金利発表
タイ10-12月期GDP(11:30)
英1月消費者物価(18:30)
独2月ZEW景況感指数(19:00)
ブラジル12月小売売上高(20:00)
米2月NY連銀製造業景気指数(22:30)
米2月NAHB住宅市場指数(17日0:00)
米12月対米証券投資(17日6:00)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
15日の米国はプレジテントデーの祝日で全市場が休場。
【12日市況データ】
NYダウ工業株30種(ドル)
15,973.84 +313.66
S&P500種
1,864.78
ナスダック
4,337.512 +70.675
15日のフランクフルト株式相場は大幅続伸。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前週末比239.33ポイント(2.67%)高の9206.84だった。
■ 株ちゃんの明日読み ━━・‥…
15日の日経平均は大幅反発。1日で1069円の上昇。1月22日の941円高を上回り、今年最大の上げ幅を記録した。大陽線を形成。5日線を回復した。
1月22日は直前の2日間で日経平均が1000円超下げるなど売りが極まるなか、ドラギECB総裁が3月追加緩和の可能性を示唆したことを手がかりに大幅高となり、その後2月初旬までは値を戻す動きとなった。
その時と同様、今回も安値圏で大きな動きが出たことから、短期的にはリバウンドの流れが強まると考える。
日経平均は昨年12月初旬に2万0000円をつけた後、下げ基調となっているが、戻り局面では25日線が抵抗となる動きが続いている。足元で25日線は1万6896円にあり、1万7000円近辺では戻り売りが優勢となる可能性は念頭に置いておきたい。
どこまで戻りの幅を広げることができるかに注目だ。昨年9月のダメ押し底が1万6930円だった。1万7000円どころで止まってしまっては元も子もない。
新値足については、終値で1万7500円を上回ってこないと、3本足は陽転しない。
市場関係者からは「きょうの大幅上昇は、これまで売り姿勢を強めてきた海外のヘッジファンドやCTA(商品投資顧問業者)などからの利益確定の買い戻しが主役。国内の個人投資家や機関投資家からの押し目買いはまだ少ない」との見方が出ていた。したがって、本格反騰に向けては不透明感が残りそうだとの声。
現地15日の米金融市場はプレジデンツデーの祝日で休場となり、手掛かり材料に乏しいとみられるが、ボラティリティ(変動性)の大きい相場が続いており、振れ幅が出やすい面もあろう。
【注目の開示銘柄】
■大豊建設[1822]
16年3月期第3四半期決算を発表。営業利益は前年同期比93.1%増の68億円、純利益は同29.4%増の41億円だった。民間設備投資の増加を背景に建設工事の収益が堅調に伸びた。第3四半期時点での通期計画に対する進捗率は営業利益が83%、純利益は86%に達しているが、見通しは据え置く。これまで「未定」としていた期末配当予想は4円(前期実績3円)とした。15日終値は494円(△40)。
■ホクリヨウ[1384]
22日付での東証1部指定を承認されたと発表した。同社は北海道を中心に鶏卵の生産販売を手がけ、道内シェアは5割。昨年2月20日に東証2部に上場した。15日終値は808円(△38)。
■ソフトバンクグループ[9984]
自社株買いを発表。発行済み株式(既保有の自社株除く)の14.2%にあたる1億6700万株、5000億円を上限に実施する。調達資金は借り入れではなく、保有資産の売却資金や手元資金を充てる。取得期間は16日から来年2月15日まで。市場取引で買い付ける。
15日終値は4400円(△236)。
02月15日個別銘柄
個別銘柄情報を2銘柄更新しました。
[6264]マルマエ
[7172]ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA)
02月15日 相場概況(大引け)
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【大引け概況】
15日の日経平均株価は4営業日ぶりに反発した。前週末比1069円97銭高の1万6022円58銭で終えた。上げ幅は中国懸念で相場が乱高下した昨年9月9日(1343円高)以来の大きさ。3営業日ぶりに1万6000円台を回復した。
前週の暴落相場から様相が一変し、一気にリスクオフの巻き戻しが進んだ。
金融機関に対する世界的な信用不安がひとまず和らぎ、金融株が大幅に上昇した。前週末の米株高や外国為替市場での円高一服を好感した買い戻しも相場を押し上げた。
ドイツ銀行は12日、自らが発行した6000億円規模の債券を買い戻すと発表した。ドイツ銀を起点として世界的に金融機関の信用不安が広がっていただけに、財務体質への懸念後退につながる可能性がある同発表を機に、世界の金融機関株が大幅に上昇。東京株式市場でも第一生命や三菱UFJなどが大幅高となった。
春節明けの中国・上海株が、軟調ながら比較的落ち着いた値動きをみせたことも投資家の不安心理緩和につながった。
日経平均は先週に1866円下落しており、年初からの下げは4000円超に達していた。東証1部のPER(株価収益率)は13倍台まで下落し値ごろ感が強まったとの見方も広がった。外国為替市場で円相場が対ドルで1ドル=114円台まで下落し、輸出株の採算悪化懸念が薄らいだのも支援材料となった。
朝方に発表された2015年10〜12月期の国内総生産(GDP)速報値は前期比年率1.4%減だった。市場予想の1.3%減とほぼ同水準で、材料視する向きは限られた。
(Eimei LINEスタンプより)
JPX日経インデックス400も4営業日ぶりに反発した。終値は前週末比894.95ポイント高の1万1675.35だった。
東証株価指数(TOPIX)も4営業日ぶりに反発し、95.95ポイント高の1292.23で終えた。
東証1部の売買代金は概算で3兆1536億円だった。売買高は32億8018万株。東証1部の値上がり銘柄数は1874と全体の97%を占めた。値下がりは55、変わらずは8銘柄だった。
個別では、主力のファナックやソフトバンクが上昇した。輸出関連のトヨタやホンダも上げた。野村や日本郵政も大幅高。前週末に4〜12月期の純利益が過去最高だったと発表した三井不も上昇した。
NTTの上げ足も目立つ。リブセンス、アルバック、フルキャストホールディングス<など値幅制限いっぱいに買われた銘柄も少なくない。
一方、16年2月期の業績予想を下方修正したイオンが下げた。15年12月期の純利益が37%減だったと発表した楽天も下落した。サントリBFや山パンも下げた。このほかダブル・スコープ、北越紀州製紙などの下げが目立った。
東証2部株価指数は4営業日ぶりに反発した。大引けの2部指数は、前週末比116.4ポイント高の3997.21となった。個別銘柄ではアートSHD、滝上工、日本エスコンがストップ高。FESCO、郷鉄工所、朝日インテク、象印が上げた。一方、前週末に16年12月期の営業減益見通しを発表したラオックスが下げた。トレックスセミ、クリヤマHD、稀元素など売られた。

日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに大幅反発した。終値は前週末比67円44銭高い2267円06銭だった。前週末の欧米株高を材料に日経平均株価が急反発して始まり、新興株市場でも主力銘柄や好業績銘柄を買い戻す動きが活発化した。人工知能(AI)や不動産、自動運転などテーマ物色も旺盛だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で455億円、売買高は1億7111万株だった。
個別銘柄ではMAGネットHD、石井工研、アパマンショップ、菊池製作所、ソフトフロント、アイサンテクノなどがストップ高。FVCやプロパスト、クルーズが上昇した。半面、3Dマトリックス、平山がストップ安。ウェッジHDやユビキタ、桂川電機、精養軒、リリカラは下落した。
東証マザーズ指数も4営業日ぶりに反発。終値は前週末比39.36ポイント高い706.85だった。そーせいやインフォテリ、ミクシィなどの主力銘柄が軒並み値上がりした。中村超硬、ロゼッタ、データHR、マイネット、メタップス、セレスなどがストップ高。半面、ビジョンがストップ安。オープンドア、カイオム、ホットリンクは下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
16,022.58 |
1,069.97 |
日経平均先物 |
15,940.00 |
1,140.00 |
TOPIX |
1,292.23 |
95.95 |
TOPIX先物 |
1,288.00 |
102 |
東証2部指数 |
3,997.21 |
116.4 |
JASDAQ |
2,267.06 |
67.44 |
マザーズ |
706.85 |
39.36 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
3280180 |
3153693 |
東証2部 |
201860 |
31250 |
02月15日 相場概況
【14時現在の概況】
日経平均株価は前週末比952円95銭(6.37%)高の1万5905円56銭で推移。
(Eimei LINEスタンプより)
日経平均構成銘柄はほとんどの銘柄が値上がりし、値下がりは5銘柄にとどまっている。プラス寄与度トップはKDDIで、日経平均を49.78円押し上げている。次いでファナックが40.21円、ソフトバンク が24.48円、トヨタが21.10円と続いている。
マイナス寄与トップはイオンで、日経平均を2.24円押し下げ。次いで北越紀州紙が1.49円、古河電が0.31円、日本紙が0.18円のマイナス寄与で続く。
東証1部の値上がり銘柄数は1875、値下がりは53、変わらずは6と、値上がり銘柄の割合が90%超に達する全面高商状となっている。
業種別では33業種すべてが上昇。値上がり率1位は保険で、以下、ゴム製品、空運、証券・商品、その他金融、陸運と続いている。
■リブセンス<6054>
ストップ高まで買われている。同社は12日取引終了後に、16年12月期通期の連結業績予想を発表。売上高は55〜58億円(前期比8.5〜14.4%増)、営業利益は1〜1億5000万円(前期は700万円)を見込んでいる
■寿スピリッツ<2222>
後場に入って一段高となっている。同社はきょう正午に、3月末時点の株主を対象に1対3株の株式分割を実施すると発表した。
また、足もとの業績が好調に推移していることから、16年3月期の期末一括配当を従来計画から20円増の60円(前期は40円)とする方針も明らかにしている。
外国為替市場のドル円相場は午後2時時点で1ドル=113円90銭前後と、前週末午後5時時点に比べ1円78銭の大幅なドル高・円安。ユーロ円は1ユーロ=127円78銭前後と1円19銭の大幅なユーロ高・円安で推移している。
「期待」
バレンタインはやはり虐殺の日ではなく愛の日だったのだろう。
ドイツ銀の債券買い戻しがきっかけなのかどうか。
話題になっていたココ債(偶発転換社債)の買い戻しは行わないものの普通社債6000億円。
買い戻せるのなら、経営不安も一時後退ということだろうか。
国内GDPの2期ぶりのマイナスなど見えないフリになったような相場。
負の材料が増えれば「政策期待」という曖昧模糊とした材料が登場するから相場は厄介なもの。
あちらこちらに「負の連鎖」なんて言葉が登場するから心理も委縮している株式市場。
しかし日経日曜朝刊の「欧州マイナス金利が影」なんて見出しも良く読むと中身は違う。
登場したのはマイナス金利を2012年7月に導入したデンマーク。
2011年に600万クローネで購入された高級住宅が2500万クローネ(4.3億円)。
売り値とはいえ5年で4倍超という値上がりとなったことになる。
マイナス金利導入以来、住宅ブームが継続。
15年7〜9月の高級住宅地の価格は15%上昇したという。
また、コペンハーゲンの人口は増えていないのに15年夏〜秋に需要が供給を上回った。
異例の「住宅不足」にまで陥ったという。
今話題にすべきは世界に付和雷同した「萎縮」マインドではなく、ゼロ金利がもたらすインフレ退治の方向だろう。
目先しか見ないから慌て騒いでいるが、時の経過はあきらかにこの方向と思える。
だったら、来年の今頃に何を論じているかを考えることも必要。
「消費税が上がらなくて良かった」。
「マイナス金利のうちに住宅を」。
おまけに円高にでも進んでいれば「ブランド品逼塞」なんて事態もあり得よう。
決して夢物語ではないような気がする。
野村の日本株投資戦略2月号のテーマ。
「マイナス金利の真の意義、今度こそ個人資金、企業資金を動かせるのか?」。
結論は「16年末株価見通しを下方修正、日経平均は19000〜22000円へ」。
↓
12月の「量的・質的金融緩和を補完するための諸措置の導入」。
ここで決められた「設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業」の株式を対象とするETF買入れとあわせると、
1月日銀会合の結果は、アベノミクスが掲げる政策に最大限貢献しようとする姿勢を示したとの解釈も可能だろう。
その後、円高基調に戻ってしまったが、今回行動しなかった場合と比較すると、
少なくとも日銀としては「やることはやった」ということになる。
その意味で、今回の日銀の行動は「企業、政府」に対する強い支援と評価することも可能である。
日本は人口減少国である。
その日本が優位にあるのは、一つには「豊富な金融資産」であろう。
だからこそ企業資金と個人資金をどのように経済成長に寄与させるかがアベノミクスにおいては重要な論点となっている。
個人資金については「貯蓄から投資へ」という姿勢は、14年から導入されたNISAで支援されてきた。
その後、口座当り限度額の引き上げ、あるいはジュニアNISA導入によって、
制度面では一段の充実が図られている。
マイナス金利導入は、逆の面から個人資金を預金から動かす契機となりえるものであり、
単なるタンス預金にさせないための政策が求められる。
今回、個人資金を「貯蓄から投資」にシフトできないのであれば、もう期待することは難しいのかもしれない。
日本株の推奨理由である
(1)堅調な業績
(2)良好な需給環境
(3)政策期待
に変更はない。
ただ年初来の世界株安の中、従来想定していたようなバリュエーションは難しくなっている。
日本株のバリュエーションを考える上では、改めて(日本株の収益水準が回復した)13年度以降の平均値に立ち返る方が現実的であろう。
16年末の株価見通しは17年度のTOPIX−EPS予想と15倍というバリュエーションを元に、
日経平均で19000〜22000円、
TOPIXで1550〜1800を新たな基本レンジとしたい(従来:22500〜23500円、1850〜1900)。
高値奪回の機会は、年央、年末に一度ずつを期待している。
前半高値の可能性は(衆参ダブル選挙、消費増税延期といった)「政策期待」であり、
後半高値の可能性は(円安、米国株高といった)「外部環境」が牽引役と位置づけている。
(櫻井)
02月15日 相場概況(前引け)

【前引け概況】
15日午前の日経平均株価は4営業日ぶりに大幅反発した。前週末比765円81銭高の1万5718円42銭で前場を終えた。
終始買いの勢いが目立った。前週末の欧米株市場が大きく切り返したことや、WTI原油先物価格が前週末時点で1バレル=29ドル台半ばと3ドル以上の上昇をみせるなど急反転、為替相場も足もと1ドル=113円台後半の推移と円安方向に振れており、リスクオフの巻き戻しが一気に進んだ。
金融機関に対する世界的な信用不安がひとまず和らぎ、金融株が大幅高となった。
ドイツ銀行は12日、自らが発行した6000億円規模の債券を買い戻すと発表。ドイツ銀を起点として、世界的に金融機関への信用不安が広がっていただけに、財務体質改善につながる同発表は銀行株などの買い戻しのきっかけとなった。三井住友FGは12営業日ぶり、みずほFGは8営業日ぶりに反発した。
日経平均は前週に1866円下落し、約1年4カ月ぶりの安値水準を付けた。
朝方に発表された2015年10〜12月期の国内総生産(GDP)速報値は前期比年率1.4%減だった。市場予想の1.3%減とほぼ同水準で、材料視する動きは限定的だった。
春節明けとなった中国・上海株市場も売り優勢で始まったが、下げ幅は想定よりも小さく、投資家の不安心理が後退し、逆に売り方の買い戻しを誘発する格好となっている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も4営業日ぶりに反発した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆3248億円だった。売買高は15億1653万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1861と、全体の96%を占めた。値下がりは61、変わらずは13銘柄だった。
個別では、主力のトヨタ自動車が大商いで急反発、ソフトバンクやファナックが上昇した。前週末に4〜12月期の純利益が過去最高だったと発表した三井不も高い。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも買いを集めている。日本郵政やゆうちょ銀、かんぽ生命も上げた。
このほかリブセンスがストップ高、アルバック、フルキャストホールディングス、サンセイランディック、関東電化工業など値幅制限いっぱいに買われるものも目立った。
一方、16年2月期の業績予想を下方修正したイオンが下げた。15年12月期の純利益が37%減と発表した楽天も下落した。他では、ダブル・スコープがストップ安に売られたほか、山崎製パン、サントリー食品インターナショナル、楽天などが大きく値を下げた。
東証2部株価指数も4営業日ぶりに反発した。前引けの2部指数は、前週末比56.52ポイント高の3937.33となった。個別銘柄では滝上工、日本エスコン、FESCOがストップ高。ビケンテクノ、Oak、象印やぷらっとが上げた。一方、前週末に16年12月期の営業減益見通しを発表したラオックスが下げた。トレックスセミ、クリヤマHDなど売られた。

【新興株前引け】
日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに大幅反発した。午前の終値は前週末に比べ51円95銭高い2251円57銭だった。
日経平均株価が大幅高となったことを支援材料に新興株市場でも物色意欲が高まった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で252億円、売買高は9250万株だった。
個別銘柄ではMAGネットHD、菊池製作所、レカム、ユニマットRC、アイサンテクノ、アパマンショップなどがストップ高。FVC、クルーズが上昇。
半面、3Dマトリックスがストップ安。ウェッジHD、リリカラ、協立エアテク、メッセージなどが下落した。
東証マザーズ指数も4営業日ぶりに大幅反発。前引けは前週末比31.18ポイント高い698.67だった。個別銘柄ではNVC、ジグソーがストップ高。セレス、中村超硬、そーせいやミクシィ、FFRIなど主力銘柄の値上がりが目立った。一方、sMedio、ビジョン、オープンドアやフリークアウなどが下げた。
02月15日 相場概況(寄り付き後)

【10時時点の概要】
日経平均株価は先週末比549円99銭高の1万5502円60銭で推移している。
ドイツ銀行による債券買戻し計画などが奏功して外部環境は改善。東京市場は大幅な反発でスタートしている。寄り前に発表された10-12月期GDPは前期比年率-1.4%と市場予想(同-0.8%)を下振れ。2期ぶりのマイナスかつ予想を下振れたことから、政策期待が高まっている様子。
金融機関に対する世界的な信用不安がひとまず和らぎ、下げが続いていた金融株に買い戻しが入り、相場を押し上げた。円高の一服で輸出関連も見直され、主力株を中心にほぼ全面高となっている。
前週に1866円下落した日経平均だが、一段の戻りを試すにはやや力不足。15日から春節(旧正月)明けで中国の株式市場が取引を再開する。前週に世界の株式市場は乱高下したことから、春節休暇明けの中国株式市場の動向を警戒する声は多い。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も高値圏で推移している。
東証1部の売買代金は概算で7301億円だった。売買高は8億6201万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1857と、全体の96%を占めた。値下がりは64、変わらずは14銘柄だった。
業種別では33業種中32業種が上昇し、下落はパルプ・紙の1業種のみ。値上がり率1位はゴム製品で、以下、保険、その他金融、証券・商品、空運、不動産と続いている。
個別では、日本郵政やかんぽ生命、ゆうちょ銀が上昇した。三菱商や三井物も上げた。一方、前週末に16年12月期の純利益が減益だと発表したサントリBF、15年4〜12月期の純利益が減益だったと発表した北越紀州紙が下落した。
東証2部株価指数は4営業日ぶりに反発した。象印や日本エスコンが上げた。一方、前週末に16年12月期の営業減益見通しを発表したラオックスの下げが目立つ。

■スミダコーポレーション<6817>
一時、ストップ高まで買われた。同社は12日取引終了後に、16年12月期通期の連結業績予想を発表。経常利益は42億円(前期比26.9%増)を見込んでおり、これが好感されているようだ。
■ムゲンエステート<3299>
同社は12日取引終了後、16年12月期の連結業績予想を発表したが、売上高は583億9700万円(前期比27.8%増)、最終利益は41億8500万円(同23.7%増)を見込んでいる。中古マンションのリノベーション事業が好調だ。投資用マンションの利益率も上昇傾向が続く。前期の売上高は前の期比51.5%増、営最終利益は同92.2%増と急拡大したが、発射台の高さにもかかわらず、今期も大幅増収増益の見通しにある。
■UMN <4585> [東証M]
季節性組換えインフルエンザワクチン「Flublok」の原薬を、販売元の米プロテイン・サイエンスに供給すると発表したことが買い材料。
14年12月に結んだ基本合意に基づき、インフルエンザワクチン「Flublok」の原薬を、同社子会社UNIGENの岐阜工場が供給することでプロテイン・サイエンスと正式合意した。
225先物はHSBC・UBS・GS・モルスタ・日産・バークレイズ・シティ・クレディが買い越し。野村・パリバ・大和・みずほ・ニューエッジ・日興・三菱が売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・パリバ・クレディ・メリル・ドイツ・アムロが買い越し。
野村・大和・HSBC・GS・JP・バークレイズが売り越し。
外資系等はサイバーダイン(7779)、鹿島(1812)、共立メンテ(9616)に注目。
テクニカル的にはラウンドワン(4680)が動兆。
<兜町カタリスト>
「さて」
先週は3日間の立会いで日経平均は2000円超(11.1%)の下落。
25日移動平均線との乖離率はマイナス11.86%で1月21日のマイナス11.66%を上回った。
昨年8月25日のマイナス12.23%に迫った。
金曜の東証1部の売買高は47億416万株、売買代金はオプションSQということもある4兆1833億円。
年初来安値更新銘柄は1023。
東日本大震災後の2011年3月15日の1048銘柄以来の多さとなった。
昨年来高値更新銘柄はゼロ。
そしてトヨタの時価総額は1年4カ月ぶりに20兆円を割れた。
中国市場の春節休場など関係なし。
水曜に16000円を割れ休日明けの金曜に15000円割れ。
「先進国の株価指数とは思えないような下げ」との声も聞かれる。
因みに・・・。
約2か月月間程度での下落が大きかったのは、1990年7月〜9月がバブル崩壊直後で下落率37%。
08年8〜10月がリーマンショックで下落率47%。
2000年3〜5月がITバブル崩壊で下落率23%。
昨年7〜9月がいわゆる人民元ショックで下落率19%。
「昨年12月末から24%の下落。
12月1日の20012円からは26%の大幅な下落」と市場関係者。
確かに歴史的な数字ではあろう。
覚えておきたいのは先週金曜の数値。
日経平均の25日移動平均線からの乖離はマイナス11.9%。
200日移動平均からのかい離率はマイナス22%。
騰落レシオは57.72%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はプラス1.843%。
これは絶対的反発・反落圏。
買い方はマイナス25.018%。
こちらは追い証圏内。
Quick調査の信用評価損率(2月5日現在)はマイナス16.49%。
これは時差がある数字。
土曜日経朝刊1面の見出しは「マネー疑心暗鬼の連鎖」とおどろおどろしい。
テーマは「市場激動」といかにも不安げ。
そして日曜日経朝刊の見出しは「株下落、日中で鮮明」。
「日経平均株価の年初来下落率は資本流出問題を抱える中国株とそろって2割超。
日経平均構成銘柄のうち約4割が2013年4月の日銀異次元緩和前の水準に逆戻り。
世界の株価は年初から米国が8%、欧州が15%下落。
日経平均の年初来下落率は21%。、
景気や政策への不信感が強まる中国の上海株(下落率22%)に日本株が最も連動して下落。
一方、金の上昇率は17%と主要資産で最も大きくなった」と。
1年で20%というのが平均的変動率であるとすると2か月で20%超は明らかにスピード違反だろう。
少し明るい兆しは日経平均採用銘柄のPBRが0.99倍と1倍を割れた。
来期以降の減速を織り込んでいるという指摘もあるが、むしろ売られ過ぎと考えられよう。
東証1部でも1.01倍だ。
日経平均のPERは12.97倍でEPSは1152円と10日の1141円からは増加。
配当利回りは1.95%、東証1部全銘柄では2.05%。
全体の99.3%が通過した第3四半期決算は通期売上高1.4%増、経常利益2.3%増。
懸念された純利益はプラス1.5%で着地しマイナスを逃れた。
10年国債利回りも0.08%とプラス圏。
「株価が大幅に下落し、株安の損失を穴埋めする目的で債券が売られた」という解釈は疑問。
しかしプラス金利であることは間違いない。
単純平均株価の2380円台はいかにも売られ過ぎというのが率直な感覚。
金曜に日経平均が700円下落しても空売り比率は40%台というのも少し変な感じ。
目をアメリカに転じれば・・・。
S&P500採用銘柄のの2015年第4四半期決算は、前年同期比3.9%減の見通し。
予想PERは15.0倍との計算。
一方資産運用大手ブラックロックのグローバル最高投資ストラテジストのコメント。
「日本株は割安で金融市場の中で明らか最も売られ過ぎの状態にある。
日銀のマイナス金利導入によって銀行が苦しむとしても、円安が進んで多くの日本株が堅調となる可能性が大きい」。
そして春節明けの中国。
中国商務省が発表した春節期間中の小売売上高は前年比11.2%増加の1150億ドル。
加えて・・・。
中国人民銀行の周小川総裁。
「人民銀行が人民元防衛と資本流出阻止のため元買い・ドル売りの市場介入を続ける中、1月の中国外貨準備は3カ月連続で減少した。
人民元改革により市場はより柔軟に投機筋に対応できるようになる。
資本流出は資本逃避とは別物であり厳しい資本規制は中国にとって有効ではない。
人民元相場の下落が続く理由はない。
通貨バスケットに対する人民元の基本的な安定性を維持する一方、米ドルに対してはより大きな変動を容認する。
政府は経済のシステミックリスクを回避し、株式と債券、為替市場の間の交差感染を阻止する必要がある」。
結論は「外貨準備に関する市場のセンチメントを投機筋に主導させるべきではない」ということだろう。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ヒビノ(2469)・・・動兆
ヒビノに注目する。
同社は映像・音響設備が中核。
業績は絶好調で5日に今3月期業績予想の上方修正を発表。
連結営業利益は35.5億円(前期比2.8倍)に増額。
特定ラジオマイクの周波数移行に伴う特需増勢は継続。
特別配当1株40円を実施し、期末合計では20円→60円に増配。
リバウンド期待。
(兜町カタリスト櫻井)
02月15日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
15日の東京株式市場は、大幅に反発して始まろう。その後はもみ合いとなりそう。
12日のシカゴ市場日経平均先物の円建て清算値(1万5410円にサヤ寄せするスタートとなろう。
日経平均株価の予想レンジは1万5200円−1万5600円。
為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の前半、輸出関連銘柄には買い戻す動きが先行するとみられる。ただ、中国で1月貿易収支の発表が予定されていることから、買い一巡後には、様子見気分が広がる可能性もありそう。
今週(15〜19日)の株式市場は値動きの荒い展開になりそうだ。日経平均株価は年初から大幅に下落しており、そろそろ割安さに着目した買いも入りやすい水準だ。
先週は安倍首相と日銀の黒田総裁が首相官邸で会談し、国際金融情勢や日銀のマイナス金利政策について意見を交換している。また、麻生財務相は円高ドル安が急激に進んでいることについて「必要に応じて適切に対応していく」と述べ、円高の動きをけん制。口先介入等を含めて、今後は日銀や財務相による動きが意識されやすいだろう。
主要外国証券経由の注文動向は、「売り2120万株、買い1480万株で、差し引き640万株の売り越し。売り越しは8営業日連続。金額は買い越し。
売りセクターに、電機、商社、サービス、情報通信、機械、不動産、小売など。
買いセクターに、陸運、保険、通信、電機、自動車、その他製品、小売、REIT、不動産など。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
15410 ( +610 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
15455 ( +655 )
( )は大阪取引所終値比
■ナカノフドー<1827>
工事採算が改善し、16年3月期の連結利益予想を上方修正
■あんしん保証<7183>
3月31日を基準日、4月1日を効力発生日として1株を3株に分割
【予定】
■15(月)
【国内】
10-12月期GDP(8:50)
12月第三次産業活動指数(13:30)
《決算発表》
MS&AD、電通、キリンHD、ポーラオルHD、洋ゴム、フロンティアRE、MidCity、ロイヤルHD、インフォマート、ツバキナカシマ、藤田観、プレス工、大豊建、岡部、シノケンG、SBSHD、フリュー、UBIC、アルプス技、ダイドリミ、ジーエヌアイ、建設技研、アドベンチャ、ソリトン、白洋舎、カヤック、京都ホテル、フュージョン、クロスマーケG、アエリアなど
【海外】
インド1月卸売物価(15:30)
中国1月貿易収支
EU外相理事会(ブリュッセル)
米ASEAN首脳会議(〜16日)
休場:米国(プレジデンツデー)、カナダ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
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