
<30日の相場概況>
日経平均反発、終値は67円高の1万5162円。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり1568/値下がり178と大幅に値上がり優勢。
売買代金は1兆8212億円と2兆円を下回った。
新興市場では、日経新聞が28日付で「総務省は大手携帯電話各社が自社の通信サービスしか使えないようにする端末の機能制限を2015年度にも解除させる」と報じた、SIMロック解除の思惑から日本通信がストップ高、フリービットなど関連銘柄も軒並み大幅高となった
東証1部の約8割の銘柄が上昇しており、月末を迎えて幅広い銘柄にドレッシング買いが入ったとみられる。
中小型株が買われる一方、指数の上げ幅が限られているのは、ファストリやソフトバンク(2銘柄で日経平均を約13円押し下げ)の下落。
又、円高基調に加えて、明日発表される6月日銀短観を見極めたいとの思惑が上値を抑制した。
市場関係者の一部では、業況判断が小幅な悪化にとどまれば消費税増税の影響が限定的との見方が広がると期待されている。
6月の日経平均は月間ベースで2カ月連続、プラスを維持。5月末と比べて529円上昇し、上昇幅は昨年12月(629円)以来、半年ぶりの大きさだった
<カタリストコメント>
「ラース・トゥヴェーデ(1)」
ラース・トゥヴェーデはデンマーク生まれの投資家。
投資金融商品全般についてトレードの実践も含めた広い知識を持ち、
投資家心理や金融恐慌についても研究を重ねている。
【相場の基本ルール1】
市場は先行する。
現在および将来の投資家全員の洞察の総和は、人間一人が把握できるものより大きい。
他の人たちは私たちが知らない何かを知っているのかどうかはわからない。
しかし、一般的な市場の知識を先取りし、
またそうした知識を早期に市場に織り込む市場の修正に先行することは、
挑戦し甲斐のある課題である。
【相場の基本ルール2】
市場は非合理である。
市場は事実に対し速やかに反応する。
同時に市場は主観的・感情的であり、気まぐれなトレンド変化に左右されやすい。
時期によっては、相場は有価証券の価値によってではなく、
投資家の資金状況や利害と連動して変化し、集団的なヒステリーと無関心との
間を揺れ動く。
【相場の基本ルール3】
市場の環境はカオス的である。
マクロ経済の予測は不正確すぎるため、投資家にはほとんど値打ちがない。
とくに経済的な相互関係は、些細かつ非常に重要な細部によって絶え間なく
影響を受けるものである。
こうした細部は、すべてを変化させる可能性を持ちながら、
誰も予測することも測定することもできない。
都合の悪いことに、金融市場にも同じことが当てはまる。
【相場の基本ルール4】
チャートは自己実現的である。
多くの人々が同一のチャート上に同じ線を引き、
同じ意思決定をコンピューターに投入すれば、その結果は自己強化的となる。
多くの者が同一方式のチャートを使用すれば、実際の判断の良し悪しには関係なく、
彼らは売買から利益を得ることができるだろう。
<30日の相場概況>
30日の寄り付きの日経平均株価は反発スタート。
前週末の米株式相場が上昇したことを好感し、日本株には買いが先行した。
一時期よりも高値警戒感が和らいでいることも日本株の買いにつながった。
経済産業省が発表した5月の鉱工業生産指数速報は前月比0.5%上昇と市場予想(0.9%上昇)を下回った。
相場の反応は限られている。
日本市場は中期上昇トレンドで、短期はもみ合い。
相場の過熱感を示す東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は27日時点で134.97%と3日連続で低下、約1年半ぶりの高水準となった。
24日時点(164.09%)をピークに低下基調にあることも相場を下支えした。
日経平均株価の予想レンジは、15000円−15300円。
非公式外資系動向は、
売り830万株/買い1180万株
差し引き350万株の買い越し。
金額ベースは買い越し。
米国系、欧州系共に買い越し。
売りは商社、証券、電機、薬品、情報通信、化学、銀行、保険など
買いは建設、その他金融、食品、水産、石油、ガス、金属、精密、陸運など
売り買い交錯は小売など
<リスク要因>
中東やウクライナの地政学的リスク
米国の金融緩和の終了による中国など新興国の景気減速、中国の不動産バブルとシャドーバンキング問題
<好材料>
日銀による2%のインフレターゲットの設定と異次元の強力な金融緩和継続及び追加金融緩和余地
物色対象は、
IRサポート関連、バイオ関連、カジノ関連、電線地中化関連に注目。
スマートブッ(2330)、日本サード(2488)、データHR(3628)、Mipox(5381)、SEMITE(6626) チャート動意
<27日の相場概況>
27日の日経平均株価は反落。
終値は前日比213円49銭安の1万5095円00銭だった。
押し目買いが断続的に入り、心理的節目の1万5000円を割らずに踏みとどまった。
週間ベースでは日経平均は前週末比254円安となり、6週ぶりに下落した。
5月末からの相場の上昇で、短期的な過熱感を懸念した売りが出た。
6月末という、機関投資家のポジション調整の売りが出やすい局面で、海外ヘッジファンドの仕掛け的な売りが出たようだ。
騰落レシオ(25日移動平均)は134%となり、3日連続で下がってはいるが、依然として「買われすぎ」の状況が続いている。
東証1部の売買代金は概算で2兆985億円と活況の目安となる2兆円を5日ぶりに上回った。
東証1部の値上がり銘柄数は377、値下がり銘柄数は1335、変わらず103。
主力銘柄は軒並み下落しており、先物売りによる裁定取引でファストリやファナックの下げが目立つ。
トヨタやKDDIが小じっかり。
新興市場銘柄では、iOS版向けゲームアプリの配信開始が好感されたブロッコリーが大幅高。
日本通信やミクシィ、サイバーダインなどは調整売りに押された。
売買代金は2兆985億円と5営業日ぶりに2兆円を上回った。
個別で買いが入ったところでは、発行済み株式数の3.05%に当たる200万株を取得上限とする自社株買いを発表した三機工業、
政府の成長戦略でキャッシュレス決済の普及が盛り込まれたことでオリコなどカード会社が人気化。
来週の展開は、7月に本格化する4〜6月期決算発表での業績上振れ期待は高まっており市場では、堅調な値動きとなると予想する。
週初は5月鉱工業生産や6月調査日銀短観、中国6月製造業PMI、中国6月HSBC製造業PMI確報値など、
国内外で重要イベントが集中する7月1日に動意付く可能性があるだろう。
週半ばから後半にかけては米6月ADP雇用統計(2日)、ECB定例理事会、米6月雇用統計(3日)など、米雇用統計の発表が続く。
<カタリストコメント>
「チャンセラー」
《株式投資で破滅する20の方法》
前篇
(1)小数の市場に特化することを選択し、常時そこで取引する。
(2)情報の収集を種々雑多な内部情報、風説、知人やタクシーの運転手からの助言に頼る。
(3)「自分の聞きたい情報」をもっとも信頼する。
(4)自分の行為を正当化するために情報を歪曲する。
(5)隣人や他人のすべてが買っていると知ったときに買い、相場が崩れたときに売る。
(6)誰も市場から排除されたくない。とくに空売りなどしたくない。この理由から、ほとんど常に相場は上昇すると考える。
(7)断片情報を大量に受け取ることには熱心だが、バランスの取れた情報の確保には決して熱心ではない。
(8)全体的にバランスをとって株価を見るのではなく、パソコンの画面や相場表で場当たり的に株価を眺める癖をつける。
(9)エクスポージャー(許容できる最大最悪の損失額)の方針をはっきり決めず。大穴狙いをする。
(10)利益が出たからといって、長期投資を一週間後に手仕舞う……。
《株式投資で破滅する20の方法》
後篇
(11)損失が出れば、短期投資を持ち続ける……。
(12)損失が出た短期投資のポジションを解消せず「長期投資」と改称する。
(13)下降トレンドでは平均価格を改善するため株を買い増し(ナンピン買い)する。
(14)相場がトレンドに沿ったものか、もみ合い圏にあるものか、あるいはトレンド転換しようとしているものかは一切気にせず同じ戦術を使う。
(15)自分がトレンドの転換を希望しているからという理由で、相場が逆風のときに損失限定注文を変更する。
(16)事実よりも、他人の意見に頼る。
(17)市場価格を基礎的価値の主要な尺度として利用する。
(18)損失を表に出す代わりに、ヘッジして隠蔽する。
(19)個別の投資を他と切り離して評価する。
(20)この世で一番手強い市場であることを忘れる。
来週のスケジュールを見てみると・・・
27日(金)失業率、全国消費者物価指数、ミシガン大学消費者信頼感、中国工業利益
週末:イスラム断食入り(〜7月28日頃)
30日(月)鉱工業生産、シカゴ購買部協会景気指数
1日(火)6月日銀短観、路線価、米新車販売、ISM製造業、中国PMI
2日(水)マネタリーベース、国際電子出版EXPO、米ADP雇用統計
3日(木)米雇用統計、貿易収支、ISM非製造業、TPP主席交渉官会合(カナダ)
4日(金)米休場(独立記念日)
<27日の相場展望>
27日の寄り付きの日経平均株価は反落スタート。
週末を控え手仕舞い売りが加速する可能性がある。外部環境などから主力大型株に買いを入れにくく
中小型株優勢の相場が想定される。
日経平均株価の予想レンジは15200円−15400円。
前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が反落したことが嫌気されたほか、
円相場の強含みも投資家心理を冷やした。相場の連日の上昇基調で、過熱感を警戒した利益確定売りが出ている。
下値では押し目買いが入り、下げ幅を縮める場面がある。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用改革への期待感などから、買い戻す動きが根強い。
NYダウは反落し、前日比21ドル安の1万6846ドルで取引を終了。
5月の米個人消費支出の伸び率が市場予想を下回ったため、米景気の先行き不透明感が意識されて消費関連銘柄への売り圧力が強まった。
米連邦準備理事会(FRB)の利上げ時期が早まるとの観測が出たことで、下げ幅が120ドルを超える場面もあった。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も小幅反落した。
非公式外資系動向は
売り560万株/買い960万株
差し引き400万株の買い越し。
金額ベースは買い越し。
米国系、欧州系共に買い越し。
売りは電機、サービス、精密など
買いは情報通信、金属、不動産、銀行など
売り買い交錯は輸送用機器、化学、機械、小売など
<26日の相場概況>
26日の日経平均株価は小幅に反発。
一時15300円台を割り込んだものの、その後は買い戻しの動きが優勢となった。
後場に入っても売り買いが交錯する展開となり、日経平均は一進一退の推移が続いた。
日経平均株価の終値は15308.49円前日比41.88円高。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり863/値下がり746と値上がり優勢。
主力銘柄では、燃料電池車を2014年度中に日本で市販すると発表したトヨタがしっかり。
新興市場銘柄では日本通信やミクシィなど下げが目立つ中、上場3日目のフリークアウトは堅調に推移した。
売買代金は1兆7340億円と4営業日連続で2兆円を下回った。
個別で買いが入ったところでは、水素ステーション関連として三菱化工機や中国工業などが人気化
岩谷産業を筆頭に燃料電池・水素ステーション関連株が軒並み上昇、短期資金が一気にシフトしてきたようだ。
<26日の相場展望>
26日寄り付きの日経平均株価は反発してスタート。
前日の米株式相場が上昇したことを好感し、東京市場でも買いが先行した。
日経平均株価の予想レンジは、15200円−15500円。
明日発表される5月の雇用統計を見極めようと商い手控えムードが強まるとみる。
短期的な相場の過熱感を指摘する声もある。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は25日時点で159.40%。
個別銘柄では大手銀行株が買われている。ソフトバンクが売買を伴って上昇。
トヨタが燃料電池車を日本で市販することを発表し、燃料の水素関連として岩谷産が上昇。
やはり、中小型株に短期資金が向かいやすい地合い。
25日のNYダウは3営業日ぶりに反発。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は2000年4月以来14年2カ月ぶりの高値となった。
米景気の先行き回復期待や24日に大幅下落した反動で短期的な戻りを期待した押し目買いも入った。
非公式外資系動向は
売り1290万株
買い1060万株
差し引き230万株の売り越し。
金額ベースは売り越し。
米国系は売り越し、欧州系は買い越し。
売りは自動車、機械、精密、保険、食品、商社など
買いは情報通信、ゴム、銀行、金属、不動産、ガラスなど
売り買い交錯は電機、小売、薬品、化学など
<25日の相場概況>
25日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落。
終値は前日比109円63銭安の1万5266円61銭、この日のほぼ安値で取引を終えた。
前日のNYダウや25日のアジア諸国・地域の株式相場が軟調に推移したことを受け、日本株にも利益確定を目的とした売りが優勢だった。
日本株の先高観を背景にした買い、公的年金による買いが相場を支える一方、大引けにかけては手じまい売りが増えて相場を押し下げた。
東証1部の騰落レシオが高水準を保つなど、テクニカル分析からみた高値警戒感が意識されている。
日経平均への寄与度が高い値がさ株ではソフトバンクやファストリ、ファナックの下落で日経平均を約32円押し下げた。
新興銘柄では全体相場で売買代金首位につけた日本通信をはじめ、ユーグレナやナノキャリアなどで利益確定売りが膨らんだ。
東証1部の売買代金は1兆6325億円、東証1部の値下がり銘柄数は全体の7割にあたる1286、値上がり銘柄数は412、変わらず117。
<アフターランチ(稼足候補)>
「時価総額」
夕刊フジの株ワングランプリに来月登場することになった。
昨日夕方依頼がきて、締め切りが明日。
(とはいえ、明日は札幌なので実質は24時間しかない)。
眩暈がするほど忙しいのでよほど断ろうかと思ったのだが、一応頑張ってみた。
銘柄選定条件として、「時価総額100億円以上」とあったので調べてみた。
今更重厚長大な伝統的銘柄ではなく、成長期待の新興中小型だろうと考えて抽出してみた。
いわく・・・。
「会社に投資するのであって、株価に投資するのではない」
というのが敬愛する米国のファンドマネージャー、ピーター・リンチ氏の名言。
そこで・・・。
行った事もないような銘柄ではなく取材過程で実際に訪れた企業群から稼足銘柄を選択する。
以下はその候補(時価総額の大きい順)。
↓
ユーグレナ(2931)1242億円
ペプチド(4587)1189億円
ナノキャリア(4571)770億円
DWTI(4576)399億円
インフォコム(4348)271億円
テラ(2191)260億円
インフォマート(2492)633億円
じげん(3679)604億円
ワイヤレスゲート(9419)349億円
MDNT(2370)283億円
UBIC(2158)260億円
アールテック(4576)231億円
アンジェス(4563)192億円
セック(3741)121億円
ビリング(3623)105億円
<25日の相場展望>
本日はNYダウ安もあり売り優勢の展開。
日経平均株価の予想レンジは、15200円−15400円。
騰落レシオは164%と昨年の5月の高値と同水準で高値警戒感が根強いが、
公的年金による日本株買いが続くとの見方が相場を下支えしている。
昨晩閣議決定した政府の新成長戦略は、予想内の内容でサプライズがなかった。
期待されていた法人実効税率は現行の35%程度から20%台に引き下げる方向性を打ち出したが、
明確な期間を示していないため、相場上昇の起爆剤とはなりにくい。
物色は、中小型株が中心、バイオ関連が人気化しそうだ。企業IR関連銘柄に注目。
昨日のNYダウは119ドル安の16818ドルと続落。
NASDAQは18ポイント安の4350ポイントと3日ぶりの反落。
S&P500は12ポイント安の1949ポイントと続落。
ダウ輸送株指数は69ポイント安の8093ポイント。
CB消費者信頼感指数が08年1月以来の高さとなり一時上昇。
しかしイラク情勢懸念から利益確定売りに押されたとの解釈。
CME円建ては大証比60円安の15340円。
ドル建ては大証比30ポイント安の15370ポイント。
非公式外資系動向は、950万株売り/1040万株買い。
金額ベースは売り越し。
売りは、銀行・薬品・輸送用機器・その他製品・ガスセクターなど。
買いは、非鉄・ゴム・建設・小売り・金属・商社セクターなど。
売買交錯は電機・化学・情報通信・機械セクターなど
。
225先物は、みずほ・UBS・三菱・メリル・マネ・ニューエッジ・パリバが買い越し。
モルスタ・日興・野村・シティ・ドイツ・アムロ・GSが売り越し。
TOPIX先物はGS・JPモルガン・UBS・ニューエッジ・大和が買い越し。
モルスタ・野村・三菱・パリバが売り越し。
外資系等は、
日立ハイテク(8036)、りそな(8308)、HIS(9603)、
トランコム(9058)、ソニー(6758)、パイオニア(6773)に注目。
テクニカル的には、
三機工(1961)、パソナ(2168)、GCA(2174)、
SMS(2175)、ファンコミ(2461)、PGM(2466)、
ティア(2485)、くら(2695)、ケンコー(2915)、ブロンコ(3091)、
スタート(3092)、ダイワボウ(3107)、帝人(3401)、
日東網(3524)、モバクリ(3669)、ブロード(3673)、
パイプドビ(3831)、クレハ(4023)、石原(4028)、触媒(4229)、
タイガー(4231)、EPS(4282)、ダイト(4577)、
日ぺ(4612)、メック(4971)、アサンテ(6073)、
ダイフク(6383)、タダノ(6395)、サンデン(6444)、リケン(6462)、
SMK(6798)、レシップ(7213)、ショーワ(7274)、
新家工(7305)、コロワイド(7616)、オーバル(7727)、
マーベラス(7844)、共同印(7914)、MUTOH(7999)、
すてき(8089)、リンガ(8200)、宇徳(9358)、カナモト(9678)、
バロー(9956)が動兆
<24日の相場概況>
24日の日経平均株価は小幅に続伸した。
終値は前日比6円96銭高の1万5376円24銭と1月29日以来およそ5カ月ぶりの高水準を付けた。
前日に米株高が一服したことを受けて、朝方は高値警戒感から日本株には利益確定を目的とした売りが先行した。
日経平均への寄与度が大きい値がさ株が上昇し、相場を押し上げた。
東証1部の売買代金は1兆8650億円だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の6割を超える1127、値下がり銘柄数は529、変わらずは159。
エーザイが所有する新規医薬品候補「E7974」の開発、販売などに関して、独占的ライセンス契約を締結したと発表したナノキャリアが急騰した。
予想通り値動きの軽い中小型銘柄に投資資金が集まった。
日本通信や日本マイクロ、ブロッコリーが上昇した。半面、ガンホーや菊池製作、クルーズは下落した。
東証マザーズ指数は続伸した。サイバダインやユナイテッドが上昇。
きょう新規上場したフリークアウは終日買い気配が続き、上場初日は取引が成立しなかった。最終の気配値は公開価格の2.3倍にあたる4600円だった。
<24日の相場展開>
本日の日経平均はもみ合いの展開で小安くなりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、15200円−15400円を想定。
過去最高値圏にあった米株式相場の上昇が一服したことを受け、
日本株にも利益確定を目的とした売りが先行。相場に高値警戒感が強まっていることも売りを誘っている。
ただし、投資余力が増した個人投資家が下値で買いを入れることが想定される。
値幅の狭い動きから次第に様子見ムードが強まると考える。中小型株で値動き良い銘柄に短期資金が集中するだろう。
今日上場するフリークアウトをはじめ、27日までに5社が上場することからIPO銘柄に再び関心が集まりそうだ。
昨日のNY株式相場はまちまち。発表された住宅関連指数への反応は限定的となり、
高値警戒感による利益確定売りが上値を抑えた。NYダウ平均は前日比9.82ドル安の16937.26ドルで終了。
NASDAQは前日比0.64ポイント高の4368.68ポイントとなり、約14年2カ月ぶりの水準まで上昇。
S&P500は前日比0.26ポイント安の1962.61ポイントで終了。
非公式外資系動向は、
売り860万株
買い630万株
差し引き230万株の売り越し。
金額ベースは買い越し。
米国系は売り越し、欧州系は買い越し。
売りは情報通信、化学、商社、精密、不動産など
買いは機械、陸運、自動車、小売、建設、水産、農林など
売り買い交錯は電機、サービスなど
<23日の相場概況>
23日の日経平均株価は小幅に反発。
終値は前週末比19円86銭高い1万5369円28銭となり、1月29日以来約5カ月ぶりの高値。
英金融情報会社マークイットが発表した6月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が景気判断の境目となる50を6カ月ぶりに上回ったことも、投資家の買い意欲を支えた。
相場の過熱感を判断する指標である騰落レシオ(東証1部、25日移動平均)は前週末に150%を超えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆8216億円と2兆円を3営業日ぶりに下回った。
東証1部の値上がり銘柄数は929、値下がり銘柄数は715、変わらず171。
個別で買いが入ったところでは、商社株が買われ、三井物は約3カ月半ぶりに年初来高値を更新、ゴールドマンが強気のスタンスを継続したオリンパスが約4ヵ月ぶりに年初来高値を更新したほか、オリックスが買収する方針を固めたと報じたアークはストップ高。
新興市場ではサイバーダインや日本通信、ユーグレナなどが買われ、ミクシィが売られた。
相変わらず短期資金は値動きの良い中小型株。明日も政府発表をにらみながら材料株物色が中心となるだろう。
<23日の相場展望>
23日前場寄り付きの日経平均株価は反発でスタート。
前週末のNYダウが過去最高値を更新したことが好感され、リスク選好ムードが高まっている。
日経平均株価の予想レンジは、15300円−15550円を想定。
ADRではソニーや三井住友が堅調な動きをみせており、
主力株が相場のけん引役となって日経平均は15500円台をうかがう展開。
稼足銘柄の注目のテーマは、
電柱の新設禁止検討の関連銘柄でタツタ電線(5809)、那須電機鉄工(5922)、
イトーヨーギョー (5287)、昭和電線ホールディングス(5805)、ゼニス羽田 (5289)など。
カジノ関連では、日本金銭機械(6418)、テックファーム(3625)、オーイズミ(6428)、
セガサミーホールディングス(6460)、KLab(3656)、
CWE(7612)、グローリー(6457) アビックス(7836)、EIZO(6737)など。
バイオ関連銘柄は引き続き注目(PC【プレミアムコンテンツ】櫻井英明袋とじ 稼足銘柄 5月30日号)。
週末のNYダウは上昇。FOMCを好感した相場が継続するなか、M&A報道なども後押しとなり買いが優勢となった。
NYダウは25.62ドル高の16947.08ドルで終了、過去最高値を更新した。
非公式外資系動向は、
売り640万株
買い780万株
差し引き140万株の買い越し。
金額ベースは買い越し。
米国系、欧州系共に買い越し。
売りは不動産、金属、情報通信、薬品など
買いは化学、自動車、ゴム、小売など
売り買い交錯は機械、電機、サービスなど
<20日の相場概況と来週の相場展望>
20日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶり小反落。
終値は前日比11円74銭安。1万5349円42銭だった。
前日に約4カ月半ぶりの高値を付けたことに加え、週末で様子見ムードが強まり、当面の利益を確定する売りが優勢となった。
ただ下値では押し目買いの動きが多く出た。
週間では日経平均は263円高となり、2013年6月17日〜7月19日以来の5週連続の上昇となった。
日経平均は5月19日の直近安値から1カ月で1300円超上昇し、高値警戒感も強まっている。
相場の過熱感を判断するテクニカル指標である騰落レシオ(東証1部、25日移動平均)は13年5月以来、
約1年ぶりに151%を付け「買われ過ぎ」が指摘されている。
東証1部の売買代金は、2兆5968億円で、活況の目安となる2兆円を2日連続で上回った。
2日連続で売買代金が2兆円を上回るのは4月上旬以来。
東証1部の値上がり銘柄数は636、値下がり銘柄数は1040、変わらず138。
主力銘柄では、小幅ながらトヨタが続伸、三井不や三菱地所といった不動産株が堅調。
新興市場ではミクシィが反発したが、サイバーダインは下落。
改正マンション建て替え円滑化法の関連銘柄としてレオパレス、サンフロンティア不動産など不動産株も値を飛ばした。
来週は底堅い展開となりそうだ。
政府が月末にまとめる成長戦略について、
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用改革や法人実効税率の引き下げなどで具体的なニュースが出れば、
海外投資家の買いに拍車がかかるであろう。
テクニカル面から上値のフシとなっていた3月7日高値や6月9日高値を超えたことにより、
再び上昇トレンドに戻ってきたと考えられよう。
25日移動平均線は12日に75日線を、19日には200日線を上抜けて、一般的に強気のシグナルとされるゴールデンクロスが示現した。
指標面に短期的な過熱感はあるが、来週は次のフシメである13年末高値から14年4月安値の2/3戻しである15508円を突破する動きが期待される。
日経平均の参考レンジは15100−15700円とする。
スケジュールを見てみると・・・
20日(金)コンビニ売上高
週末:通常国会会期末
23日(月)米中古住宅販売、シカゴ連銀活動指数、中国HSBC製造業PMI
24日(火)米新築住宅販売、ケースシラー住宅指数、サッカー日本対コロンビア
25日(水)企業向けサービス指数、米GDP改定値、耐久財受注
26日(木)米個人所得、EU首脳会議、ブラジル失業率
27日(金)失業率、全国消費者物価指数、ミシガン大学消費者信頼感、中国工業利益
ポイントは23日の中国HSBC製造業PMIだろうか。
<20日の相場展望>
本日の株式市場は小じっかりの展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、15200円−15450円を予想。
前日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は143.91と昨年5月13日以来、約1年1カ月ぶりの高水準をつけた。
120%以上が「天井圏」の目安とされており、「買われ過ぎ」への警戒が強まっている。
週末を控えているため、買い一巡に伴う投資家の手じまいムードも出てきている。
後場にかけては上値の重い展開となりそうだ。
物色はゲーム関連やロボット関連ほどの力強さはなく、新たな材料株に飛び火する可能性が高いだろう。
NYダウは5日続伸し、前日比14ドル高の1万6921ドルだった。
フィラデルフィア連銀が発表した6月の景気指数が市場予想に反して改善。
週間の新規失業保険申請件数は減少するなど、良好な経済指標の発表が相次ぎ、景況感が強気に傾いた。
S&P500種株価指数も5日続伸。連日で過去最高値を更新。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反落した。
新たな稼足のテーマはカジノ。
カジノは現在日本国内で違法だが、東京が2020年夏季五輪の開催都市を受け、急速に法制化の期待が高まっている。
カジノ合法化法案の提出の動きもあり、1兆円ともみられる日本のカジノ市場を新たなテーマで考えて株を買うなら今でしょう!カジノ関連銘柄もありかと思う。
カジノ銘柄といえば、日本金銭機械(6418)、テックファーム(3625)、オーイズミ(6428)、セガサミーホールディングス(6460)。
日本金銭機械はカジノ向けの紙幣鑑別機。
テックファームは日本金銭機械の米国子会社と提携して携帯を利用した決済システムを開発。
オオイズミはメダル計数機最大手でパチスロなども製造。
パチスロ最大手のサミーを持つセガサミーは、韓国でカジノリゾート開発の実績。
商用映像看板の開発、販売を手がけるアビックス(7836)や遊技機用ディスプレーの製造を手がけるEIZO(6737)など。
非公式外資系動向は
売り510万株
買い760万株
差し引き250万株の買い越し。
金額ベースは買い越し。
米国系は売り越し、欧州系は買い越し。
売りは不動産、機械、銀行、陸運、ゴムなど
買いは精密、電機、証券、化学、医薬品など
売り買い交錯は自動車、情報通信、小売など
以下は決算ランキング。
ご参考まで。
○純利益ランキング
トヨタ、NTT、ホンダ、ソフトバンク、ドコモ、三菱商事、JT、物産、日産。
○最高益では
KDDI、伊藤忠、デンソー、JR東海、丸紅、富士重工、ブリジストン。
○純利益増加率ランキング
昭和シェル(59.5倍)、日電産(7.1倍)、ヤマ発(5.9倍)、マツダ(4.0倍)、
太平洋セ(3.1倍)、日立金(3.0倍)、三菱自(2.8倍)、TOTO(2.6倍)、
Jフロント(2.6倍)、JFE(2.6倍)、リコー(2.2倍)、三菱電(2.2倍)、
村田(2.2倍)、ダイキン(2.1倍)、LIXIL(2.1倍)、楽天(2.1倍)。
○増収率
ソフトバンク(2.1倍)、ビックカメラ(55.5%)、日立金(50.8%)、
丸紅(44.2%)、日鉄住金物産(40.7%)、ダイキン(38.1%)、
ハウス(34.5%)、タカタ(34.0%)、近鉄(33.7%)、楽天(29.5%)。
○営業利益率の改善度
特殊陶、富士重工、日電産、村田、エプソン、神戸鋼、オリンパス、鉄、楽天、マツダ、
武田、OLC、日立金、クボタ、日精工。
○自己資本利益率(高ROE)
富士重工(30.4%)、ソフトバンク(29.5%)、日野自(20.5%)、
エプソン(27.6%)、大東建(27.3%)、JAL(26.5%)、
DeNA(24.4%)、光通信(23.9%)、三菱自(23.8%)、
マツダ(23.5%)、日鉄住金物産(23.3%)、昭和シェル(21.9%)、
三井造(21.6%)、ヤフー(21.5%)、長谷工(21.3%)、
いすゞ(20,5%)、JT(19.9%)、TOTO(19.4%)、
ファーストリテ(19.1%)、レオパレス(18.7%)。
<19日の相場概況>
19日の日経平均株価は3日続伸した。
終値は前日比245円36銭高の15361円16銭と、1月29日以来およそ4カ月半ぶりの高水準だった。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり1371/値下がり349と値上がり優勢。
主力銘柄では、自社株買いの計画や新テレマティクスサービスを発表したトヨタが約4ヵ月ぶりに6000円台を回復。
ファストリとソフトバンクで日経平均を約55円押し上げた。
売買代金は2兆4853億円と4営業日ぶりに2兆円を突破。
SQ算出日を除くと3月24日(2兆6814億円)以来の高水準。
時価総額最大のトヨタに好材料が出たことも追い風となり、出遅れ感のあった主力大型株が軒並み上昇した。
売買代金の大幅増加は海外投資家の腰が入った買いとの見方も浮上。
ただ、東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は143.91と昨年5月13日以来の高水準にある。
新興市場ではサイバーダインやミクシィ、マイクロニクスなど軒並み下落。
相場全体では、押し目を形成していないことで週末を前に明日は手仕舞い売りが出ても不思議ではないが、
ここは強気で。。。
日経平均株価は前場15303円を上回った。
15303円というのは昨年12月のメジャーSQ値である。
3月7日高値15312円もTOPIXに1日遅れで超えた。
となると、25日線の5%を超えて8%かい離もアリになるのだろうか。
その水準は15867円。
1月SQ値15784円も視野にはいってきそうな気配。
櫻井英明の「目利き聞き耳」
ミニセミナーでの稼足銘柄
↓
インスペック(6656)、ワイヤレスゲート(9419)
ユーグレナ(2931)石垣工場見学楽しみ。
TOA(6809)業績好調
どう考えても株価の位置に疑問、インテージ(4326) マーケティングリサーチ世界7位 福岡でIR
エスクロAJ(6093)会った事がないがいいと思う企業、不動産電子商取引に必要。
ジゲン(3679)も回復中
IPO人気になって閑散二ヶ月ぐらいたった後、再び狙いも
去年上場組注目。
エスイー(3423)超硬度コンクリートに注目。
レオパレス(8848)モタモタも動いてきて良いと思う。
メディアドゥ(3678)図書館に電子書籍、
インフォコム(4348)医療用電子カルテ電子書籍。
インフォテリア(3853)業績良い。
曙ブレーキ(7238)良くなる。
マブチモータ(6592) ロボットならここも。
富士電機(6504)。
6〜8月はバイオあり。
アールテックウエノ(4573)ヒューマンメタボ(6090)、ナノキャリア(4571)。
掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします
<19日の相場展望>
本日の株式市場は、しっかりした展開を予想。
日経平均株価の予想レンジは、15100円−15300円。
FOMCで利上げ開始時期が早まる懸念が後退したことなど、
ネガティブな材料が出なかったことで買い安心感が広がっており、
日経平均の寄与度が高い値がさ株に銘柄に買いが入っている。
ミクシィを筆頭に中小型株に引き続き注目したい。
4月全産業活動指数、4月景気先行CI指数確報値が発表される。
昨日のNYダウは98ドル高の16906ドルと4日続伸。
NASDAQは25ポイント高の4362ポイント。
S&P500は14ポイント高の1956ポイント。
ダウ輸送株指数は121ポイント高の8178ポイント。
指数上げの中心は宅大手のフェデックス。
FOMCは通過。
VIX(恐怖)指数は07年2月以来の水準まで低下。
金利上昇ペースの緩やかな方向性を好感。
アマゾン、アドビが上昇。
3市場の売買高は約59億株。
CME円建ては大証比35円高の15155円。
ドル建ては大証比65ポイント高の15185ポイント。
非公式外資系動向は、730万株売り/890万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは自動車・食品・薬品・不動産セクターなど。
買いは機械・建設・小売り・石油 ・証券セクターなど。
売買交錯は銀行・化学・サービス・電機・情報通信セクターなど。
225先物は、マネ・GS・クレディ・メリル・ドイツ・みずほ・ニューエッジが買い越し。
アムロ・三菱・JPモルガン・大和・野村が売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・ニューエッジ・クレディ・野村が買い越し。
メリル・三菱・大和・パリバ・GSが売り越し。
外資系等は、安藤(1719)、板硝子(5202)、ソフトバンク(9984)、
ユニプレス(5949)、NOK(7240)、ディスコ(6146)、
大成建設(1801)、THK(6481)に注目。
テクニカル的には、海洋掘削(1606)、ミサワ(1722)、タケエイ(2151)、
グリコ(2206)、パル(2726)、関東電化(4047)、大塚商会(4768)、
コタ(4923)、星光PMC(4963)、荒川化学(4968)、
メック(4971)、農薬(4997)、藤倉ゴム(5121)、カーボン(5302)、
カナレ(5851)、高周波(5976)、三浦工(6005)、ペガサス(6262)、
ナブテスコ(6268)、丸山(6316)、アイチ(6345)、キトー(6409)、
ブラザー(6448)、ダイヘン(6622)、ホーチキ(6745)、パナ(6752)、
東光(6801)、ユニデン(6815)、チノー(6850)、古河電池(6937)、
KOA(6999)、カヤバ(7242)、シークス(7619)、トプコン(7792)、
マーベラス(7844)、任天堂(7974)、ルック(8029)、内田洋(8057)、
さが美(8201)、オークワ(8217)、芙蓉(8424)、アイフル(8515)、
安田倉庫(9324)、スクエニ(9684)が動兆。
<18日の相場概況>
18日の日経平均株価は続伸した。
終値は前日比139円83銭高の1万5115円80銭と、3営業日ぶりに1万5000円の大台を回復した。
前日の米株高や外国為替市場での円高一服を好感した買いが優勢だった。
日経平均先物に断続的な買いが入ったことも相場を押し上げた。日経平均への影響が大きい値がさ株をはじめ幅広い銘柄が上昇した。
東証1部の値上がり銘柄数は全体の7割超にあたる1273銘柄だった、値下がり410と値上がり優勢。
17日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は3日続伸した。
緊迫するイラク情勢を背景にした原油高が一服しつつあることを受けて、
投資家心理が改善したことが相場を下支えした。
日経平均の寄与度が大きいファストリやソフトバンク、ファナックといった値がさ株に
裁定取引に絡んだ買いが入り、日経平均は一時前日比で160円超まで上げ幅を広げた。
日本時間19日未明には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が公表されるほか、
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見も予定されている。
米金融政策の行方を見極めるために様子見ムードも強く、手じまい売りが出たことも相場の重荷となった。
新興企業向け市場で、日経ジャスダック平均株価は6日続伸、日本マイクロや菊池製作、日本通信が上昇。
ジャスダック市場とマザーズ市場を合計した売買代金は4514億円と今年最大、昨年12月10日以来の水準に膨らんだ。
東証マザーズ指数も6日続伸。ミクシィ、サイバダインが大幅上昇、UBICも買われた。
「マザーズ銘柄のミクシィ株の値上がりで個人投資家の投資余力が改善したほか、
ロボットや新エネルギー、LINE、バイオ関連など物色の対象がうまく循環している」との声があり、新興株相場の上昇につながっている。
きょう新規上場したムゲンEは1211円で終え、公開価格の1200円は上回ったものの、初値1320円には届かなかった。
明日も中小型株物色でテーマを変えながら短期資金が循環している状況に変化はなさそうだ。
<18日の相場展望>
18日前場寄り付きの日経平均株価は小幅に続伸した。
前日のNYダウが3日続伸したことを受けた買いが先行した。
前日比33円高い15009円で始まった後は、一時前日比70円高の水準までじわりと上げ幅を広げた。
寄り付き直後に日経平均は1万4995円まで伸び悩む場面があった。
本日は、小じっかりの展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、14900円−15200円を予想。
緊迫するイラク情勢を背景にした原油高が一服しつつあることで投資家心理が改善。
物色は、引き続き中小型株優勢とみられ、年金資金の流入を指摘する見方も浮上しており、
ゲーム関連、バイオ関連、ロボット関連を中心に出遅れ銘柄を探す動きが広がるだろう。
指標では、財務省が発表した5月の貿易統計では、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は9090億円の赤字だった。
一方、市場では「貿易赤字の基調が続くことは既に織り込まれている」。
また、5月20・21日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨にも注目が集まりそうだ。
FOMCを前に米株市場も様子見ムードが強まっており、その動きを反映して東京市場も小幅な値動きが想定される。
昨日のNYダウは27ドル高の16808ドルと3日続伸。
NASDAQは16ポイント高の4337ポイント。
S&P500は4ポイント高の1941ポイント。
ダウ輸送株指数は33ポイント高の8056ポイント。
5月のCPIの総合指数が前月比0.4%上昇。
1年超ぶりの大幅な伸びを好感との解釈。
「インフレは経済成長を伴うのが通例」という声まで出始めた。
ただし5月の米住宅着工件数は、季節調整済みの年率換算で100万1000。
市場予想の同102万9000件には届かなかった。
3市場の売買高は約56億株。
CME円建ては大証比15円高の15005円。
ドル建ては大証比45ポイント高の15035ポイント。
非公式外資系動向は、
680万株売り/690万株買い。金額ベースは小幅買い越し。
売りは食品・銀行・薬品・機械・鉱業・建設セクターなど。
買いは自動車・小売り・電機・ゴム・空運・その他製品・精密セクターなど。
売買交錯は情報通信・化学・不動産セクターなど。
225先物は、モルスタ・クレディ・みずほ・バークレイズ・シティが買い越し。
アムロ・ソジェン・JPモルガン・大和・ニューエッジが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・UBS・ドイツ・ソジェンが買い越し。
バークレイズ・GS・野村・大和・アムロが売り越し。
外資系等は、メック(4971)、芙蓉総合(8424)、ツルハ(3391)、
第一興商(7458)、ニコン(7731)、トプコン(7732)、
オリックス(8591)に注目。
テクニカル的には日成ビルド(1916)、ヤマト(1967)、亀田(2220)、
宝(2531)、くら(2695)、ハーツ(3676)、フジ(4676)、
ジャスト(4686)、コニカ(4902)、ファンケル(4921)、
アジュバン(4929)、有沢(5208)、MARUWA(5344)、
品川リフ(5351)、リョービ(5851)、澁谷工(6340)、
日金銭(6418)、アマノ(6436)、セガ(6460)、ホシザキ(6465)、
ホーチキ(6745)、遠藤照明(6932)、KOA(6999)、
GMB(7214)、マニー(7730)、大研医(7775)、信越ポリ(7970)、
任天堂(7974)、アデランス(8170)、富士急(9010)、
アルテック(9972)が動兆。
<17日の相場概況>
17日の日経平均株価は反発。
前日に割り込んだ心理的節目の15000円を上回る場面があったが、15000円付近でもみあいながら取引を終えた。
終値は前日比42円68銭高い14975円97銭。
18日まで米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれることから様子見姿勢は強く、午後は上げ幅を縮小した。
「日経平均ボラティリティー・インデックス(Y)」は低下が続いており、約1年半ぶりの低水準となる18.45を付けた。
東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は、3営業日連続で130%を超えており、「買われすぎ」となっている。
JPX日経インデックス400は反発。前日比37.01ポイント高の11275.021。
東証株価指数(TOPIX)も反発し、前日比3.52ポイント高の1238.20。
東証1部の売買代金は、概算1兆7575億円で2兆円を下回った。
値上がり銘柄数は1219、値下がり銘柄数は488、変わらずは107。
新興市場では、新作ゲームに対する期待感からストップ高のミクシィ(2121)、
いすゞとの共同プロジェクトについて発表会を開催すると伝わったユーグレナ(2931)などが人気化。
サイバーダインなどロボット関連の一角も引き続き物色された。
新薬の臨床試験が好結果で前日ストップ高の日本新薬が大幅続伸となり、上場来高値を更新。
個人投資家の物色意欲は依然として旺盛で、中小型株中心の展開ではあるが、
株主総会が本格化し特筆すべき経営戦略や株主還元策などが打ち出される企業が物色対象になる。
<17日の相場展望>
17日の東京株式市場で日経平均株価は小動きか。
前日のNYダウは、M&A(合併・買収)関連の発表が相次いだことで資金流入が活発になるとの期待が高まり小幅続伸。
日経平均は心理的節目の1万5000円を割り込んでおり、朝方は米株高に後押しされた買いが入りそうだ。
半面、イラクやウクライナ情勢など地政学リスクは懸念材料となり、相場の重荷となる可能性が高い。
日経平均予想レンジは、1万4900〜1万5100円を予想。
シカゴ市場の日経平均先物9月物(円建て)は1万4940円と大証終値の20円上回った。
日経平均は方向感に欠き、上値の重い展開になるとの見方もある。
18日まで米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれることもあり、投資家は様子見姿勢を強めそうだ。
バイオ、ロボット関連をを筆頭に中小型株優勢の相場が想定される。
指標では、5月首都圏新規マンション発売が発表される。
海外では、豪中銀金融政策委員会の議事録が公表されるほか、
5月の英消費者物価指数(CPI)が発表となる。
5月の米CPIや米住宅着工件数、アドビ・システムズの3〜5月期決算が発表される。
非公式外資系証券手口は、
売り730万株
買い490万株
差し引き240万株の売り越し。
金額ベースは売り越し。
米国系は売り越し、欧州系は買い越し。
売りは小売、金属、陸運、サービス、自動車、電機、建設など
買いは機械、倉庫、情報通信、食品、銀行、保険、石油、その他製品、不動産など
売り買い交錯は化学など
<16日の相場概況>
16日の日経平均株価は反落。終値は前週末比164円55銭安の1万4933円29銭だった。
前週末13日に、大引けにかけて大幅上昇した反動で、利益確定売りが優勢だった。
先物主導で下げ幅を広げる場面が目立ち、午後には一時200円超下落し、1万4900円を割り込んだ。
東証1部の売買代金は概算で1兆6370億円、売買高は18億2228万株。
東証1部の値下がり銘柄数は1147、値上がり銘柄数は518、変わらずは149。
後場には先物に断続的に仕掛け的な売りが出て、指数の寄与度の高いファストリやファナック、ソフトバンクなど値がさ株に
裁定取引解消に伴う売りが膨らんだ。大引け間際には買い戻しが入り、やや下げ渋って終えた。
「短期的な過熱感からの調整の局面で、一旦この株価水準で値固めに入る可能性がある」との指摘の声もあった
日経ジャスダック平均株価は4日続伸。
低調な株式市場の中で注目を集めたロボット関連やバイオ関連株が上昇した。
ただ、ゲーム関連などの主力株の一角で利益確定売りが膨らんだ影響で、午後からは伸び悩む場面が目立った。
菊池製作や3DM、日本通信が上昇。
ガンホーやセック、クルーズは下落。
きょう新規上場したニュートンFは、公開価格(3320円)を255円(7.7%)下回る3065円の初値を付けた。
その後は買いが入り、一時は公開価格を上回る場面もあった。終値は3180円だった。
東証マザーズ指数は4日続伸。サイバダインやミクシが上昇した。フリービットやじげん、エナリスが下落した。
注目のバイオ関連では、テラ (2191)、ナノキャリア (4571)、キャンバス (4575)、
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ (6090)は大幅高だった。
明日も引き続き中小型株物色は続くだろう。日経平均株価も底堅い展開を予想する。
<16日の相場展望>
先週末のSQ値は14807.72円。
安値は寄り付きの14830円だったし終値は15097円。
下に「幻のSQ値」となった。
挙句の果てに松井証券の信用評価損益率は売り方マイナス9.9%、買い方マイナス4.9%。
空売り比率も大幅に低減し24.8%(前日は31.5%)。
約5ヶ月半ぶりの水準となった。
「空恐ろしさを豊かさに」の豊かさの方がクローズアップされそうな気配。
「骨太の方針」には法人税減税が盛り込まれ、年金買いも信託経由が増加の気配。
トヨタや浸りの外国人持ち株比率は過去最高にまで上昇。
売り方にとっては夏の悪夢の始まりなのかも知れない。
さて本日の株式市場は、指数はもみ合いでの展開で、中小型株物色が中心。
特にバイオ関連に注目。
日経平均株価の予想レンジは、14900円−15200円。
寄り付きは裁定取引の解消に伴う売りが先行して日経平均を押し下げている。
週末のNYダウは41ドル高の16775ドルと反発。
NASDAQは13ポイント高の4310ポイント。
S&P500は6ポイント高の1936ポイント。
ダウ輸送株指数は59ポイント高の8042ポイント。
業績を上方修正したインテルが上昇。
3市場の売買高は約50億株と低調。
週間では、ダウが0.9%、NASDAQが0.25%、S&P500が0.7%安。
S&Pの下げは4週間ぶり。年初からは約4.8%の上昇。
CME円建ては大証比90円安の15050円。
ドル建ては大証比55ポイント安の15085ポイント。
非公式外資系動向は、530万株売り/810万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは金属・小売り・建設・その他金融セクターなど。
買いはサービス・情報通信・化学・自動車・食品・銀行セクターなど。
売買交錯は電機・陸運・機械セクターなど。
225先物は、JPモルガン・大和・みずほ・アムロ・モルスタ・GSが買い越し。
クレディ・ドイツ・ニューエッジ・メリルが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・GS・アムロ・クレディが買い越し。
ニューエッジ・モルスタ・みずほ・大和が売り越し。
外資系等は、ホシザキ(6465)、小糸(7276)、テルモ(4543)、
五洋(1893)、日立(6501)、信号(6471)が注目。
テクニカル的には、国際帝石(1605)、タケエイ(2151)、学情(2301)、
ぐるなび(2440)、Vコマース(2491)、アルコニックス(3036)、
コロプラ(3668)、パイプドビッツ(3831)、ダイソー(4046)、
タキロン(4215)、カーリット(4275)、ケネディクス(4321)、
鳥居薬(4551)、日ペ(4612)、リソー教育(4714)、
Wニューズ(4825)、長谷川香(4958)、荒川化(4968)、
東海ゴム(5191)、日新鋼(5413)、日製鋼(5631)、アマダ(6113)、
滝澤鉄(6121)、島精機(6222)、やまびこ(6250)、
澁谷工(6340)、NTN(6472)、電気興(6706)、ナカヨ(6715)、
ワコム(6727)、シャープ(6753)、アンリツ(6754)、
アドバン(6857)、三井ハ(6966)、曙(7238)、大建工(7905)、
松屋(8237)、野村(8604)、KDDI(9433)が動兆。
13日の相場概況と来週の展望
13日の日経平均株価は反発。終値は前日比124円31銭高の1万5097円84銭と2営業日ぶりに1万5000円を回復した。
法人実効税率の引き下げや午後発表があった金融政策決定会合は現状維持と事前予想通りの結果となり、
メジャーSQのイベントも通過したことから、後場に入ると成長戦略への期待感が膨らみ、じり高歩調に転じた。
東証1部の値上がり銘柄数は1272、値下がり銘柄数は402。売買高は27億1809万株、売買代金は2兆6373億円(概算)。
新興市場では日経JQ平均、東証マザーズ指数ともに続伸。中小型株では、ゲーム関連やバイオ関連の物色が活発になり、
モブキャストやクルーズ、そーせい、カルナバイオなどが値を飛ばした。
今週の日経平均株価は、先週の上昇を引き継ぎ小幅高で始まったが、その後は15000円を挟んでの動きとなった。
足元では、東証1部の売買代金は2兆円割れの低水準が続いており、一部のテクニカル指標に過熱感が見られる事から、
目先は15000円近辺での日柄調整が想定される。仮に15000円を大きく割り込んだ際には
200日移動平均線(14712円:12日)が下値サポートとなろう。
調整一巡後は再び上値を試す展開が期待できよう。
日経平均の参考レンジは14900−15600円とする。中小型株物色中心で、バイオ関連に注目。
<13日の相場展望>
本日の株式市場は、NYダウ安、SQで寄り付きは弱含みの展開。
日経平均株価の予想レンジは、14800円−15000円。
イラク情勢の悪化を受けて原油価格が上昇し、NYダウは109ドル値下がりした。イラク情勢の緊張に加え、さえない経済指標が売りを誘った。
本日は、メジャーSQ、日銀の金融政策決定会合の結果公表が控えている。
SQ算出後に様子見ムードが強まるとみられるが、会合後に株価が上下どちらかに振れるであろう、
個人的には上昇を想定しているので「幻のSQ」となる可能性もあるだろう。
中国5月都市部固定資産投資・小売売上高・鉱工業生産の発表も控えており、内容次第では波乱の展開もありえるが、
個別には、指数に関係のない中小型株物色が賑わうと思う。
昨日のダウ平均は前営業日比109.69ドル安の16734.19ドルで終了。
NASDAQは前営業日比34.30ポイント安の4297.63ポイント、
S&P500は前営業日比13.78ポイント安の1930.11ポイント。
円建てのCME225先物は日中終値と比べ145円安の14845円、ドル建ては100円安の14890円で終えた。
非公式外資系動向は、
売り710万株
買い700万株
差し引き10万株の売り越し。
金額ベースは買い越し。
米国系は売り越し、欧州系は買い越し。
売りは薬品、小売、ガラス、その他製品、建設、その他金融など
買いは銀行、非鉄、食品など
売り買い交錯は化学、輸送用機器、電機、機械、情報通信など
6月は、欧米の機関投資家の日本株ETFの定期見直しの時期。
アメリカのiシェアーズMSCIジャパンETFやウィズダムツリージャパンエクイティ。
これらの定期リバラナスは6月20日の予定で発表は12日頃だとされている。
(昨年のリバランスは6月24日の大引けで実行された)。
因みに新規採用候補はみずほ(8411)、海上(8766)、NTTデータ(9613)、
サントリー(2587)、住友化学(4005)、パナ(6752)、
富士重工(7270)など、
一方除外候補は武田(4502)、アステラス(4503)、キャノン(7751)、
ファナック(6954)、オハラ(5218)、オプレックス(6914)、
トピー(7231)、マニー(7730)などとされている。
<12日の相場概況>
12日の日経平均株価は反落。終値で心理的節目の1万5000円台を2日ぶりに割り込んだ。
終値は前日比95円95銭安の1万4973円53銭だった。
メジャーSQを前に手仕舞い売りや、特段の買い材料に乏しいなか、
明日にかけて開催される日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとして見送りムードは強く、
15000円台を取り戻すには至らなかった。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり672/値下がり994と値下がり優勢。
先物売りの影響からファストリとファナックといった値がさ株が下落し、両銘柄で日経平均を約42円押し下げた。
新興市場ではエナリスや菊池製が利益確定売りに押され、ディー・ディー・エスやフリービットが値を飛ばした。
売買代金は1兆8596億円と7営業日連続で2兆円を下回った。
個別では、山一電機がストップ高。
Klabもストップ高となったほか、フルキャストは人材関連物色で大幅続伸。
明日はメジャーSQを迎えるが、寄り付きは節目である15000円を挟んだ攻防となりそうだ。
<カタリストコメント>
昨日は「SQ週の荒れる水曜日」だったが全く荒れなかった。
先物の当限も9月限も朝の寄り付きに商いしてあとはほとんど鳴かず飛ばず。
拍子抜けするほどの荒れなさだった。
5月のSQ週の水曜日は日経平均424円安。
4月は307円安。
3月は393円安。
この流れは断ち切られた。
しかしNYの戻りは下落。
荒れる木曜日となりそうな気配。
時間軸という言葉が結構使われる。
例えば日経平均株価。
昨年末と比較すると先進国株価では唯一マイナス。
しかし1年前の昨年6月と比較するとプラス12.59%であり、風景は変わる。
TOPIXは昨年末比マイナス7.96%、昨年6月比プラス11.59%。
因みにNYダウは昨年末比プラス2.23%、昨年6月比プラス12.06%。
NASDAQは昨年末比プラス3.86%、昨年6月比プラス26.21%。
独DAXは昨年末比プラス4.99%、昨年6月比プラス21.97%。
仏CACは昨年末比プラス6.96%、昨年6月比プラス20.59%。
時間軸を可変にして辻褄のあう説をつくりあげるのは罫線屋さんの得意技でもあるが・・・。
昨夕、「バトル」のDVDの収録をしていて気がついたこと。
相手側の癖は「上昇基調の銘柄の押し目狙い」。
彼らは中長期上昇基調だが、目先は下落局面の銘柄に注目することが多い。
しかし、1週間先の株価の上下で勝負をしているのに、これでは間に合う可能性が少ない。
今下落基調の株価が5日で変わるかどうかといえば結構難しいもの。
今上昇基調の銘柄の反落の可能性よりも、時間がかかる筈。
もっとも、この長期上昇目先下落基調の銘柄は選択しやすいことは間違いない。
目先の高値を覚えているし、それよりも安いのだから自分に対して説明がつけやすい。
ただし多くの人が嵌る呪縛でもある。
極端な安値圏ならイザ知らず、下がっている銘柄よりも上がっている銘柄の方が更に上がりやすいもの。
「株は安い時に買えば儲けやすいもの」だが、しかし時間がかかるという覚悟は必要だろう。
裁定取引の買い残は1788億円増加し、3兆534億円。
まだ3兆円と考えたいところ。
信用取引の評価損率は3ヶ月ぶりにマイナス9.75%と10%を下回ってきた。
松井証券の信用評価損益率は売り方マイナス0.103%、買い方マイナス6.071%。
空売り比率はまた28.8%と30%台割れ。
日経平均HVは13.8%、日経VIは18.89%。
25日移動平均は14570円でプラス3.42%かい離。
75日移動平均は14594円でプラス3.25%かい離。
デットクロスしたのが2月14日バレンタインデーの14300円水準。
14800円水準でようやくゴールデンクロスしそうになってきた。
200日線は14706円でプラス2.47%かい離。
<12日の相場展望>
本日の株式市場は売り優勢の展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、、14800円−15100円。
メジャーSQや日銀の金融政策決定会合など重要イベントを明日に控えているだけに、積極的な商いは手掛けにくいところ。
4月機械受注、5月都心オフィス空室率の結果を受けて機械株や不動産株が物色されるか注目。
サッカーW杯ブラジル大会が開幕することから、W杯関連銘柄に短期資金が向かう可能性もあるだろう。
、プレミアム稼足銘柄(6月11号PC版)にも注目して頂きたい。
日経では「炭素繊維でコンクリ強く、エスイー」の見出し。
↓
エスイー(3423)はコンクリートの強度を通常の10倍に高める技術を開発した。
コンクリートの材料に砂利の変わりに鉄より強度が高い炭素繊維の粒を使う。
今後1年以内で実用化を目指す。
・・・簡単な記事だが、結構意味があるように思える。
昨日のNYダウは102ドル安の16843ドルと6日ぶりの反落。
NASDAQは6ポイント安の4331ポイント。
S&P500は6ポイント安の1943ポイントと続落。
ダウ輸送株指数は62ポイント安の8141ポイント。
世銀の世界成長率見通しの下方修正を嫌気したとの解釈。
しかし、この報道は日本時間昨日午前中のものであり不可解な説明。
CME円建ては大証比115円安の14935円。
ドル建ては大証比65ポイント安の14985ポイント。
非公式外資系動向は、740万株売り/800万株買い。
金額ベースは売り買い拮抗。
売りは非鉄・小売り・ガラス・その他金融・食品セクターなど。
買いは銀行・薬品・ゴム・商社・証券・電力・精密セクターなど。
売買交錯は電機・自動車・機械・情報通信セクターなど。
225先物は、クレディ・みずほ・HSBS・日興が買い越し。
モルスタ・アムロ・岡三・大和・UBS・JPモルガン・GSが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・三菱・大和・バークレイズが買い越し。
みずほ・GS・UBS・アムロ・モルスタが売り越し。
外資系等は、MonotaRO(3064)、UBIC(2158)、カシオ(6952)、
シーラボ(4924)、郵船(9101)、JT(2914),三井金(5706)に注目。
テクニカル的には、日比谷(1982)、トラストテック(2154)、CDS(2169)、
オプト(2389)、エレマテック(2715)、神栄(3004)、
TOKAI(3167)、帝国繊維(3302)、ソフトクリエイト(3371)、
川田テク(3443)、テクマト(3782)、コムチュア(3844)、
クレハ(4023)、DI(4310)、一工薬(4461)、
洋インキ(4634)、フルキャスト(4848)、シーラボ(4924)、
東邦鉛(5707)、トムソン(6480)、シンフォニア(6507)、
ダイヘン(6622)、ホーチキ(6745)、フォスター(6794)、
コーセル(6905)、スタンレー(6923)、図研(6947)、
東海理化(6995)、愛三(7289)、スター精密(7718)、
バンナム(7832)、アイフル(8515)、イチネン(9619)が動兆。
<11日の相場概況>
11日の日経平均株価は反発し、心理的節目の1万5000円台を維持して引けた。
終値は前日比74円68銭高い1万5069円48銭だった。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり1267/値下がり400と値上がり優勢。
主力銘柄では、新型「デミオ」に低燃費のクリーンディーゼルエンジンを搭載すると発表したマツダをはじめ、
トヨタや富士重工など自動車株の上昇が目立った。
TOPIXは1239.07ポイント+10.34ポイント。
売買高は17億8724万株、売買代金は1兆6308億円(概算) と6営業日連続で2兆円を下回った。
日経JQ平均、東証マザーズ指数ともに反発。
新興市場では、省エネ関連銘柄としてエナリスが急騰。DDSやミクシィ、ガンホーなども商いを伴って上昇した。
また、【プレミアムコンテンツ】櫻井英明袋とじ稼足銘柄群が軒並み上昇。
日銀の金融政策決定会合やメジャーSQを通過するまでは材料株物色が中心の相場となるだろう。
成長戦略絡みで人材関連、産業競争力会議で話題となっているロボット関連や稼足銘柄が賑わうであろう。
<11日の相場展望>
本日の株式市場は、15000円の上下100円幅のレンジ内での展開を予想。
日経平均株価の予想レンジは、14900円−15100円。
昨日は、期先物への乗り換えから売りが出る展開がみられ、メジャーSQが迫る中で限月交代の動きがあった。
きょう取引最終日を迎える6月限の持ち高を9月限に移す動きもあるが、予想以上に地合いは底堅いと思う。
物色の中心は中小型株で、前日人気化したロボット関連銘柄、開幕目前のW杯関連銘柄、昨日下げたがLINE関連銘柄やゲーム関連銘柄の動きに注目。
稼足銘柄では、コムチュア(3844)に注目。
14年3月期の連結経常利益は前の期比28.6%増の10.4億円になり、
15年3月期も前期比10.7%増の11.5億円に伸びを見込み、
3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
5期連続増収、4期連続増益になる。
同時に、今期の年間配当は前期比4円増の46円に増配する方針。
昨日のNYダウは、2ドル高の16945ドルと5日続伸し最高値更新。
NASDAQは1ポイント高の4338ポイントと5日続伸。
S&P500は0.48ポイント安の1950ポイントと5日ぶりの反落。
ダウ輸送株指数は10ポイント安の8204ポイント。
10年国債利回りは2.64%。
VIX(恐怖)指数は10.99まで低下。
CME円建ては大証比40円高の15010円。
ドル建ては大証比90ポイント高の15060ポイント。
非公式外資系動向は680万株売り/560万株買い。
(5社になったのショボイ)。
金額ベースは売り越し。
売りは卸売り・小売り・証券・自動車・食品・陸運・電力・ガスセクターなど。
買いは精密・倉庫・鉱業・ゴム・輸送用機器セクターなど。
売買交錯は機械・電機・建設セクターなど。
225先物は、三菱・アムロ・UBS・ナティクス・パリバ・クレディ・日興が買い越し。
モルスタ。JPモルガン・バークレイズ・大和・野村・GSが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・パリバ・日興・ドイツ・三菱が買い越し。
モルスタ・ニューエッジ・野村・GS・HSBC・メリルが売り越し。
外資系等は、ホーチキ(6745)、エレコム(6750)、第一三共(4568)、
特殊陶(5334)、洋エンジ(6330)、三菱ケミ(4188)に注目。
テクニカル的には、サンヨーホームズ(1420)、日鉄テックス(1819)、
塩水港(2112)、CDS(2169)、学情(2301)、デジア(2326)、
アウトソ(2427)、エムアップ(3661)、コムチュア(3844)、
有沢(5208)、東京製鐵(5423)、東京製網(5445)、文化シャ(5930)、
東洋シャ(5936)、東京製鋼(5981)、サンコール(5985)、
アドバネ(5998)、サトー(6287)、大豊工(6470)、ミネベア(6479)、
キッツ(6498)、オリジン(6513)、エレコム(6750)、
ティアック(6803)、図研(6947)、オーバル(7727)、
バンナム(7832)、JSP(7942)、天馬(7958)、
タカラスタ(7981)、明和(81039、スバル興(9632)、競馬(9672)、
乃村工藝(9716)、丹青社(9749)が動兆。
<10日の相場概況>
10日の日経平均株価は反落。
終値は前日比129円20銭安の1万4994円80銭だった。
日経平均は前日比小幅高で寄り付くと、その後も上昇幅を拡げたものの、買い一巡後は利益確定売りに押される展開となり、前日比マイナスに転じた。
後場に入っても様子見姿勢に変化はなく、引けに掛けて一段安となり終値ベースで6月2日(14935円)以来となる15000円割れを示現した。
テクニカル指標では、6月9日時点で相場の過熱感を示すRSI(9日平均)が91.28%、騰落レシオが119.86と高い水準にあったこと、
13日のメジャーSQを前に期先物の乗り換えに絡んだ売りが6月物で膨らんだことなどが要因に挙げられる。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり599/値下がり1062と値下がり優勢。
新興市場では子会社が手掛けるマッスルスーツが材料視された菊池製はストップ高となり、サイバーダイン(7779)、
先週末に稼足銘柄で紹介した、セック(3741)もストップ高になりロボット関連に物色の矛先が向かった。
前場軟調だったミクシィは後場にかけてプラス圏で推移した。
活発な物色が続いたスマホゲーム関連やLINE関連は、過熱感の高まりから売りが優勢となり、
昨日売買代金トップのエイチームが反落、ガンホー、ホットリンクも値を消した。
売買代金は1兆7289億円と5営業日連続で2兆円を下回った。
新興市場では、日経JQ平均が14日振り、東証マザーズ指数も3日ぶりに反落。
昨日まで日経平均やTOPIX、新興市場と全市場が上昇基調にあって、
いつ調整してもおかしくない局面で、今日の下落に悲観的な見方はなく単純な調整の動きが有力と考える。
明日も13日のメジャーSQを前に主力株は手掛けにくく、個別材料株物色の展開を予想。
ロボット関連や12日から始まるW杯関連も注目される。
スマホ向けサッカーゲームを手掛けるモブキャスト(3664)はすでに動き出している。
その他で値を飛ばす中小型株が出てくるか注目したい。
<10日の相場展望>
10日の株式市場はボックス圏での展開を予想。
日経平均株価の予想レンジは、15050円−15250円。
NY株高を好感した買いが先行。
しかし「急ピッチで上昇してきた警戒感から利益確定売りが出ている」との指摘もあり、朝方は方向感を欠いている。
テクニカル的には過熱感が強まっており、前日同様に朝方で買い一巡となる可能性があるだろう。
10時30分に発表予定の中国5月生産者物価・消費者物価は注目度が高く、結果を見極めるまでは様子見ムードが強まりそうだ。
前日の米ダウは、4日続伸し、過去最高値を3日連続で更新。
前週末比18ドル高の1万6943ドルで引けた。
NASDAQは前営業日比14.84ポイント高の4336.24ポイント。
S&P500は前営業日比1.83ポイント高の1951.27ポイントと4営業日連続で過去最高値を更新。
円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ35円高の15165円、ドル建ては40円高の15170円。
非公式外資系動向は、
売り550万株、買い620万株
差し引き70万株の買い越し。
金額ベースは買い越し。
米国系は買い越し、欧州系は売り買い均衡。
売りは食品、自動車、証券、非鉄、石油など
買いは建設、商社、電機、小売、不動産など
売り買い交錯は機械、情報通信など
<9日の相場概況>
9日の日経平均株価は反発。終値は前週末比46円76銭高い1万5124円ちょうどで、3月11日以来、ほぼ3カ月ぶりの高値。東証1部の騰落銘柄数は、値上がり922/値下がり708と値上がり優勢。米投資情報紙バロンズで「リストラ成功で注目」との記事が掲載されたパナソニックが6日続伸。新興市場銘柄ではLINE関連物色のエイチーム、ガンホーやアドウェイズなどが高い。売買代金は1兆5672億円と4営業日連続で2兆円を下回った。朝方の日経平均は上昇幅を130円近くに広げ、約3カ月ぶりに1万5200円を回 復したが、買い一巡後は一進一退の動き、取引終了後に発表予定の5月の景気ウオッチャー調査を見極めたいこともあり当面の利益を確定する売りに押された。
<9日の相場展望>
本日の株式市場は底堅い展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、15000円−15300円。
急ピッチで上昇してきたことによる過熱感もあり、日経平均は1万5000円付近で一進一退の値動きとなりそうだ。国内外で重要イベントが目白押しである状況から、様子見ムードが強まってくるだろう。
1-3月期GDP改定値と4月国際収支、5月消費動向調査、引け後に5月景気ウォッチャー調査の発表が予定されている。
人手不足に対応との報道で人材サービス各社に短期資金が集まる可能性がある。
稼足銘柄で、
夢真HD(2362)
中間期の経常利益対通期進捗率62%
下期の外部材料として「今後の首都圏建設需要」を上げている。
それによると・・・。
(1)オリンピック関連工事
(2)老朽インフラ整備工事
(3)山手線新駅構想
(4)湾岸地区でのカジノ構想
(5)築地市場の移転工事
そして「・・・and more」と言っている。
こちらはハード面での出来事となる。
バイオでは、ユーグレナ(2931)
同社は微細藻ユーグレナ(和名ミドリムシ)を活用した機能性食品、化粧品を販売。
バイオジェット燃料の研究開発にも注力している。
ミドリムシ入り食品コーナーが全国のイトーヨーカ堂165店舗でスタート。
健康・環境・エネルギー・食糧問題など同社の目指す未来への可能性は大きい。
週末のNYダウは88ドル高の16924ドルと続伸し最高値を更新。
NASDAQは25ポイント高の4321ポイントと続伸。
S&P500は8ポイント高の1949ポイントと続伸し最高値を更新。
ダウ輸送株指数は69ポイント高の8209ポイント。
週間では、NYダウが1.2%、NASDAQが1.9%、S&P500が1.3%上昇。
非農業部門雇用者数は前月比21万7000人増、失業率は6.3%で着地。
VIX(恐怖)指数は10.73まで低下。
07年2月以来の低水準。
3市場の売買高は約52億株。
CME円建ては大証比110円高の15200円。
ドル建ては大証比115ポイント高の15205ポイント。
非公式外資系動向は、840万株売り/901万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは食品・化学・電力・ガス・機械・非鉄・ETF・証券セクターなど。
買いは商社・情報通信・自動車・陸運・精密セクターなど。
売買交錯は薬品・電機・銀行セクターなど。
225先物は三菱・モルスタ・メリル・ソジェン・パリバが買い越し。
野村・大和・アムロ・GS・Jpモルガン・ニューエッジ・みずほ・クレディが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・HSBC・バークレイズ・ドイツ・みずほが買い越し。
野村・大和・アムロ・GS・ニューエッジ・UBS・シティが売り越し。
外資系等は、電通(4324)、日テレ(9404)、博報堂DY(2433)、
電源開発(9513)、アイシン(7259)、キューピー(2809)、
アオイ電子(6832)、アルプス(6770)、大林組(1802)、
クックパッド(2193)、セブンアイ(3382)、MMC(7211)、
日信工業(7230)が動兆。
テクニカル的には、
海洋開発(1606)、ダイセキ環境(1712)、
ナカノフドー(1827)、東洋建(1890)、パソナ(2168)、
グリコ(2206)、エスフーズ(2292)、くら(2695)、
マツキヨ(3088)、SUMCO(3436)、ネオス(3627)、
ボルテージ(3638)、イーブック(3658)、ネクソン(3659)、
エムアップ(3661)、エイチーム(3662)、コロプラ(3668)、
モバイルクリエイト(3669)、チタン工(4098)、戸田工(4100)、
アミューズ(4301)、ADEKA(4401)、日空調(4658)、
シーラボ(4924)、荒川化(4968)、鉄(5401)、
三井金(5706)、アドバネクス(5998)、リブセン(6054)、
ジャパンマテ(6055)、牧野(6135)、DMG(6141)、
TOWA(6315)、タダノ(6395)、TPR(6463)、
山洋(6516)、日新電(6641)、GSユアサ(6674)、
アイホン(6718)、シャープ(6753)、池上(6771)、
ティアック(6863)、エスペック(6859)、新光電工(6967)、
ドウシシャ(7483)、オーバル(7727)、近鉄エクス(9375)、
日本システムウェア(9739)が動兆。
6日の相場概要と来週の相場展望
6日の日経平均株価は、前日比2円13銭安の1万5077円24銭で終了した。
東証1部の出来高は21億409万株、売買代金は1兆8976億円。騰落銘柄数は値上がり1110銘柄、値下がり538銘柄、変わらず163銘柄。売買代金上位はソフトバンク、トヨタ、フィックスターズ、ガンホー、三菱UFJなど。
方向感に乏しく、前日終値を挟んでもみ合い商状となった。連日上昇による短期的な過熱感に加え、週末要因や米5月雇用統計を控え、様子見気分が尾を引き売り買い交錯の展開となった
中小型株物色は旺盛で特に情報通信セクターが賑わった。イーブック(3658)、エムアップ(3661)、エイチーム(3662)、メディアドゥ(3678)、メディアシーク(4824)、プラットホーム(6836) ジーダット(3841)、エスクローAJ(6093)など。
来週は、しっかりした相場展開となりそうだ。日経平均の15000円台回復や東証1部の売買代金が2兆円台乗せとなる相場もあったことで、市場エネルギーが徐々に強まっている感がある。
また、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用方針見直しや少額投資非課税制度(NISA)を拡充する方針など、6月に発表される成長戦略に株式市場の活性化策が盛りもまれそうな期待感も相場を下支えする材料となるだろう。
来週は重要スケジュールが目白押しであり、日銀金融政策決定会合(12〜13日)と先物・オプションSQ(13日)に注目が集まる。海外も中国5月生産者物価・消費者物価(10日)、米5月小売売上高・輸入物価(12日)、中国5月都市部固定資産投資・小売売上高・鉱工業生産(13日)など。
本日の株式相場はNY高を受け買い優勢の展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは15000円−15200円。ただ、週末を迎えて積極的な商いは手掛けにくい状況。今晩発表される米5月雇用統計を見極めたい投資家も多いとみられるため、前日相場よりも薄商いとなる可能性があるだろう。昨日、日経ジャスダック平均株価は11連騰と2012年末から13年初めにかけての連騰記録に並んだ。新興株人気に火を付けたのがミクシィだ。スマートフォン(スマホ)向けゲーム「モンスターストライク」のヒットが買い材料でゲーム関連銘柄などが賑わった、またLINEの日米同時上場を検討の報道での関連銘柄も動いた。引続き中小型株物色中心であろう。抵抗線として意識されるのは4月3日高値、1万5164円39銭これを抜けることが重要。1万5000円を割り込まずに踏み止まったのは相場の強さを示している。東証1部売買代金は2兆円割れと物足りないが、この水準で日柄調整をこなせば、一段の上値を試す展開が期待できる。昨日のNYダウは98ドル高の16836ドルと続伸し最高値を更新。NASDAQは44ポイント高の4296ポイントと続伸。S&P500は12ポイント高の1940ポイントと続伸し最高値を更新。ダウ輸送株指数は61ポイント高の8140ポイント。ECBの追加金融緩和、独DAXの上昇などを好感。キャタピラやマイクロソフトが上昇した。3市場の売買高は約59億株とやや拡大。CME円建ては大証比100円高の15160円。ドル建ては大証比105ポイント高の15165ポイント。非公式外資系動向は1590万株売り/760万株買い。金額ベースは大幅売り越し。売りは食品・自動車・建設・商社・薬品・不動産・電機セクターなど。買いは機械・証券・銀行・その他製品・小売セクターなど。売買交錯はサービス・精密セクターなど。
225先物はJPモルガン・大和・アムロ・ニューエッジ・SBI・みずほが買い越し。クレディ・GS・三菱・野村・日興・メリル・楽天が売り越し。TOPIX先物はクレディ・バークレイズ・大和・アムロ・みずほが買い越し。JPモルガン・ドイツ・GS・野村・ニューエッジが売り越し。
外資系等はM&A(2127)、新光電工(6967)、大和ハ(1925)、伊藤園(2593)、良品計画(7453)、積ハ(1928)、ITHD(3626)、近鉄エクス(9375)、郵船ロジ(9370)に注目。
テクニカル的には海洋掘削(1606)、CDS(2169)、アサヒ(2502)、アダストリア(2685)、マツキヨ(3088)、ミタチ(3321)、エムアップ(3661)、ラサ工(4022)、四国化成(4099)、アミューズ(4301)、アイティフォー(4743)、高周波(5476)、ヨーカネツ(6369)、CKD(6407)、蛇の目(6445)、ピクセラ(6731)、シャープ(6753)、スクリーン(7735)、岩谷(8088)、光世証券(8617)、セイノー(9076)、東洋埠頭(9351)、トラコス(9715)が動兆。
6日の相場概要と来週の相場展望
6日の日経平均株価は、前日比2円13銭安の1万5077円24銭で終了した。
東証1部の出来高は21億409万株、売買代金は1兆8976億円。騰落銘柄数は値上がり1110銘柄、値下がり538銘柄、変わらず163銘柄。売買代金上位はソフトバンク、トヨタ、フィックスターズ、ガンホー、三菱UFJなど。
方向感に乏しく、前日終値を挟んでもみ合い商状となった。連日上昇による短期的な過熱感に加え、週末要因や米5月雇用統計を控え、様子見気分が尾を引き売り買い交錯の展開となった
中小型株物色は旺盛で特に情報通信セクターが賑わった。イーブック(3658)、エムアップ(3661)、エイチーム(3662)、メディアドゥ(3678)、メディアシーク(4824)、プラットホーム(6836) ジーダット(3841)、エスクローAJ(6093)など。
来週は、しっかりした相場展開となりそうだ。日経平均の15000円台回復や東証1部の売買代金が2兆円台乗せとなる相場もあったことで、市場エネルギーが徐々に強まっている感がある。
また、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用方針見直しや少額投資非課税制度(NISA)を拡充する方針など、6月に発表される成長戦略に株式市場の活性化策が盛りもまれそうな期待感も相場を下支えする材料となるだろう。
来週は重要スケジュールが目白押しであり、日銀金融政策決定会合(12〜13日)と先物・オプションSQ(13日)に注目が集まる。海外も中国5月生産者物価・消費者物価(10日)、米5月小売売上高・輸入物価(12日)、中国5月都市部固定資産投資・小売売上高・鉱工業生産(13日)など。
<5日の相場概況>
本日の日経平均株価は、予想レンジ内の展開だった。小幅ではあるが4日続伸。
日経平均は5月21日から前日までに約1061円上昇していた。このため短期的な過熱感を警戒した売りも出て、日経平均は下げに転じる場面もあったが、終値は15079.37円の前日比11.41円高。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり834/値下がり799とやや値上がり優勢。
ソフトバンクのロボット事業参入が報じられたことでサイバーダインなどの関連銘柄が物色された。
売買代金は1兆8664億円と2営業日連続で2兆円を下回った。
新興市場では日経JQ平均は11日連騰、東証マザーズ指数は続落。
日本市場を中長期的に米国市場と比較すると、テクニカルには割安で、ファンダメンタルにも割安。
為替の動向が鍵にはなるが中期上昇トレンドの動きでは。
<カタリストコメント>
大変なのは売り方。
昨日段階の松井証券の店内信用残の評価損益率速報。
売り方はマイナス10.514%、買い方はマイナス6.675%。
評価損率が2ケタになると多少はタカを括っていた売り方も浮き足だってくる。
踏み上げが加速する可能性は大きい。
ようやく「空恐ろしさを豊かさに、常識超え新しい世界へ」が実現するかも知れない。
先日日経で見かけたアフリカの諺。
「早く行きたければ一人で行け。
遠くに行きたければみんなで行け」。
これは株式市場でも通じそうな言葉。
「一人で早く行ったけれど、最後はみんなで遠くまで」になるのだろうか。
日経では「株、短期の過熱感強まる」と小賢しい表現、
騰落レシオの4%プラス乖離を持ち出している。
「テクニカル指標である25日移動平均線からの上ブレが5%以上になると、
一般的には過熱感から売りサインが点灯するとされる。
別のテクニカル指標騰落レシオも過熱警戒の目安まであと一歩の117%。
120%で過熱警戒域に入る」。
業界紙ばりの表現は免罪符なのだろうか。
もっとも・・・。
市場関係者のKさんの指摘。
「日経平均のサイコロジカルラインは10勝2敗。
マザーズ指数は11日間で30.7上昇。
サイコロジカルラインは11勝1敗の91.7%」。
どうせなら100%を見てみたいという「怖いものみたさ」もある。
それこそ「饅頭こわい」だろうか。
ちょうど1年前の6月5日のランチタイム。
安倍首相は「私の経済政策の本丸は三本目の矢である成長戦略です」と語った。
株式市場は法人税減税などの具体策が盛り込まれていない点に不満を表明。
日経平均株価は518円安の13014円まで下落した。
しかし「10年後には1人あたりの国民総所得(GNI)を
現在の水準から150万円増やすことができる」はまだ生きているのだろう。
そして「今後3年間で民間投資70兆円回復。
2020年に対日直接投資残高を35兆円、インフラ輸出を30兆円へ拡大させる」も同様。
「目標を達成するまで政策を打ち続ける」も1年経っても生きていよう。
もっともカジノ法案の今国会見送りや企業の農地保有見送りなど紆余曲折はあるが・・・。
先週末の裁定買い残は2兆8745億円。
前週比の増加額は657億円で2週連続の増加。
その前週は1500億円の増加だった。
つまり裁定買い残の増加額は縮小。
それでも株価が上昇を続けた。
ということは先物絡みの裁定取引が主役ではなく現物主導の証拠だろう。
スタートはPKO。
昨年10月の消費増税決定時やNYSEでの「バイマイアベノミクス」は14500円水準。
この14500円は上回っておきたいという意思だったかも知れない。
それが「政府からの要請があれば」とGPIFの運用委員長のコメントにつながるのだろうか。
そこから手代わりしての現物主導相場。
ニューエッジだドイツだというような先物手口が意味を持たないことに早く気付くべきだろう。
昨日ストボのゲストで登場していただいたのは株式経済新聞の富田編集長。
紹介していただいた銘柄は「オカダアイヨン(6294)」。
旧大証2部とはいえ、不勉強にして初めて聞く銘柄だった。
どんな企業かというと・・・。
本社は大阪にある破砕・解体用建機メーカー。
15年3月期は復興需要、首都圏の解体工事などが活発。
連続最高益更新予想。
3月の公募増資実施に伴い需給悪懸念で売り込まれた。
しかし時価は公募価格869円を上回りトレンド転換を示唆。
PER面でも10倍近辺と依然として割安感が強い。
収益環境には国策の追い風が強い。
国土強靭化を背景とした耐震対応の建て替え需要は表面化。
再生可能エネルギーへの政策支援をベースにバイオマス発電設備の建設増加。
同社の圧砕機やブレーカーなどの特殊建機需要を喚起している。
15年3月期最終利益は前期比22.2%増の6億円を見込む。
「カニバサミ」と聞いて文房具のハサミを連想したが
建機の先についている「カニバサミ」だった。
因みに一昨日付けの同紙の最終面の「編集だより」。
↓
株式ジャーナリストは「(上がった)理由なんか深く考えても仕方ない。
終わった話なんぞ、どうでもいい」。
ならば「あしたに向かって吼えるべし」。
兜町の古老ならぬ古狸の叫びが兜町の夜にこだました。
<5日の相場展望>
昨日までの相場は、
日経平均株価は15000円台に2日滞在。
前回4月の15000円台滞空時間は先物日中べースで3日。
3月の時は6日。
2月の時は3日。
今日で3日目となる。
TOPIXはそれこそ怒涛の10日続伸。
09年8月4日までの13日続伸以来の連騰となった。
しかも先物は五空を開け4月2日高値1225ポイントも奪還。
3月高値1443ポイント、1月高値1258ポイントが視野に入ってきた。
その先は昨年末の1310ポイントだが、少々気が早い。
日経平均先物は4月3日高値15190円を奪還すれば3月7日高値15320円が視野。
「取らぬタヌキの皮算用」だけはビシビシと進む。
「新聞を開いたら株価のマーチが聞こえた」なんていう市場関係者。
市場心理はあっという間に好転するもの。
日経では「株、短期の過熱感強まる」と小賢しい表現、
騰落レシオの4%プラス乖離を持ち出している。
「テクニカル指標である25日移動平均線からの上ブレが5%以上になると、
一般的には過熱感から売りサインが点灯するとされる。
別のテクニカル指標騰落レシオも過熱警戒の目安まであと一歩の117%。
120%で過熱警戒域に入る」。
先週末の裁定買い残は2兆8745億円。
前週比の増加額は657億円で2週連続の増加。
その前週は1500億円の増加だった。
つまり裁定買い残の増加額は縮小。
それでも株価が上昇を続けた。
ということは先物絡みの裁定取引が主役ではなく現物主導の証拠だろう。
さて、本日の株式市場は、15000円を下値にもみ合いの展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、15000円−15200円。
中小型株優勢の物色が続いているが、前日人気化したLINE関連株がゲーム関連株に替わって短期物色の中心になるか、バイオ関連株にも注目。
NASDAQは17ポイント高の4251ポイントと4日ぶりの反発。
S&P500は3ポイント高の1927ポイントと反発し最高値を更新。
ダウ輸送株指数は1ポイント安の8078ポイント。
ECB理事会や週末の雇用統計を控え3市場の売買高は約50億株と低調。
ADP雇用レポートは市場予想を下回ったが関係なし。
太陽光発電関連、半導体関連が堅調。
CME円建ては大証比125円高の15165円。
ドル建ては大証比130ポイント高の15170ポイント。
非公式外資系動向は、1320万株売り/1580万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは自動車・薬品・機械・電力・ガス・石油セクターなど。
買いは食品・銀行・非鉄・建設・情報通信・精密セクターなど。
売買交錯は電機・サービス・化学セクターなど。
225先物は、メリル・ニューエッジ・HSBC・アムロ・GS・ドイツが買い越し。
大和・UBS・クレディ・JPモルガンが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・アムロ・ソジェン・ニューエッジが買い越し。
メリル・UBS・GS・モルスタ・バークレイズが売り越し。
外資系等は、清水(1803)、大成(1801)、バンナム(7832)、
日立金(5486)、西松(1820)、前田建(1824)、
イリソ電(6908)、ANA(9202)、長谷工(1808)に注目。
テクニカル的には、大成(1801)、大和ハ(1925)、グリコ(2206)、
システナ(2317)、常和(3258)、ネオス(3627)、
enish(3667)、コロプラ(3668)、オルトプラス(3672)、
カーバイド(4064)、戸田工(4100)、ソスネク(4344)、
科研(4521)、大塚(4578)、荒川化(4968)、昭和シェ(5007)、
洋ゴム(5105)、黒崎(5352)、鉄(5401)、高周波(5476)、
文化シャ(5930)、東プレ(5975)、リブセンス(6054)、
オムロン(6645)、富士通(6702)、双葉電(6986)、
ハピネット(7552)、タカラトミー(7867)、図書印刷(7913)、
ピジョン(7956)、ルック(8029)、東エレ(8035)、
ユアサ商(8074)、ワキタ(8125)、三信(8150)、
ユニー(8270)、アイフル(8515)、リロ(8876)、
京急(9006)、カナモト(9678)、丹青者(9749)、
王将(9936)が動兆。
<4日の相場概況>
4日の日経平均株価は3日続伸。終値は前日比33円71銭高い1万5067円96銭だった。
外国為替市場で円相場が1ドル=102円台後半に下落。輸出関連株などの買いにつながり投資家心理を下支えした。
取引時間中に日経平均は1万5000円を割り込む場面があったが、取引終盤にかけて先物に買いが入り、日経平均は終値ベースで心理的節目である15000円を維持して取引終了。
大台を意識した動きに相場の底堅さが感じられた。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり974/値下がり656と値上がり優勢。
TOPIXは10日続伸で、2009年8月4日までの13日続伸以来の連騰記録になる。
市場では「出遅れ感のある中小型株など幅広い銘柄に見直し買いが入っているとのこと。
前日ストップ高のリブセンスは連日の人気化。売買代金は1兆9365億円と相場活況のメドである2兆円を下回った。
個人向け遺伝子サービスへ参入すると発表したDENA、10日に東証マザーズから東証1部へ市場変更するアニコムなどが高い。
4日付「日経新聞」では、「スマートフォン向け無料通信アプリのLINEが日米で秋に上場する見通し」と報じられ、
メディアドゥ(3678)、アドウェイズ(2489)メディア工房(3815)、ネオス(3627)、DLE(3686)、エイチーム(3662)など関連銘柄が軒並み急騰。
目先の物色対象はゲーム関連からLINE関連へとシフトしそうだ。バイオも要注意。
「ワールドカップ、勝てば相場も弾む」
バロンズ最新号のコラムは
「ワールドカップ、勝てば相場も弾む」。
↓
ゴールドマンサックスによると・・・。
1974年以降、優勝国ではワールドカップ翌月の株価パフォーマンスが良い。
世界の株式市場を平均で3.5%上回っているという。
一つの例外は、2002年に深刻な不況に見舞われていたブラジルだけ。
そのブラジルは、5回という世界最多の優勝回数を誇っている。
さらなる優勝は望まないという熱烈なファンからの途方もないプレッシャーに直面している。
ワールドカップでの優勝の可能性の高揚感は、過去にブラジル、ドイツ、イタリア、
その他の勝利国の株式市場に少なくとも短期的には波及した。
しかしワールドカップ相場は長続きしないことも多い。
ワールドカップ終了からその年末までの期間での優勝国の株価パフォーマンス。
世界平均を約4%下回っている。
・・・やはり「騒がない」なのだろう。
日経平均の25日線は14394円。
5%上方乖離は15113円。
騰落レシオは119%。
「関係ねえ〜」とい大胆さ。
あるいは「やはり」と言う臆病さのどちらかの微妙な決断が迫られるところ。
因みに・・・
25日移動平均は人気(心理)線。
75日移動平均は需給線。
200日移動平均は景気線。
「人の噂も75日」なんてことは全くないし、過去の遺物的解釈にしか過ぎない。
SQ値を確認してみると・・・
5月14104円、4月13892円、3月14429円、2月14536円。
そして1月は15784円、昨年12月15303円。
メジャSQだけで追うと・・・。
3月14429円、12月15303円、9月14323円、6月12668円。
昨年6月メジャーSQ値からは約1500円上回っている。
1月の15784円はやや高望みの感。
昨年12月メジャーSQ値15303円が欲しいのかも知れない。
個別銘柄で注目の稼足銘柄としては、
リバウンド狙いで
ウォーターダイレクト (2588) 東証2部
ラクーン (3031) 東証マザーズ
コムチュア (3844) 東証1部
リゾートソリューション (5261) 東証1部
タツタ電線 (5809) 東証1部
インターアクション (7725) 東証マザーズ
レオパレス21 (8848) 東証1部
に注目
カタリストコメント「プライド」
GPIFの運用委員長は「政府からの要請があれば資産運用の見直しを8月にも発表できる。
国内株の比率が20%でも高すぎるハードルではない」とのコメント。
「政府からの要請」とか「高すぎるハードル」などやけに修飾系の言葉が多い。
結論は「安倍さんや麻生さんが株式比率を20%にしろというなら8月にでも発表する」。
簡単に言えばそういうことなのだろう。
なのにこの修飾語は「やりたくないけどやらされる」の裏返しなのだろうか。
出来ないセールスの言い訳にも聞こえるところもある。
興味深いのは日本郵政のIPOの幹事に地場証券(地方の中小証券)が入ること。
財務相の売り出しとしては初のことになる。
「各地域の個人投資家層を顧客に持つ地場証券にも門戸を開くことで、
潜在的な投資需要を掘り起こす」のが狙いだという。
「広く国民が所有できるよう努めること」が郵政民営化法の付帯決議。
「より充実した国内販売網をために」が当然必要となってくる。
そして「大手や外資系」は大口優遇。
しかも現場は投信や保険などばかりで株式営業に努力している姿など滅多にお目にかからない。
そういう営業体制よりも、地場証券のように株に精通した現場を重視した財務省。
これは、今後の業界のありかたに一石を投じたように見える。
地場証券にとっては間違いなく「株式市場の専門家」というプライドになる。
松井証券の店内信用残の評価損率。
売り方はマイナス10.170%、買い方はマイナス7.245%。
圧倒的に買い方有利の数字となってきた。
しかも昨日の空売り比率は29.5%と再度30%割れ。
「つい2週間前に14000円を割れていたのだから、またあるだろう。
何か悪材料が出るかも知れないし、アベノミクスだって信用できない。
ココをこらえればまた下がる」が売り方心理。
換言すれば直近の安値を忘れられず相場の変化認めたくない真理。
買い方が直近の高値と過去の高値を忘れられずにズルズルと引きずられるのと一緒だろう。
「トルコや中国何処行った、ウクライナ問題何処行った、それでも待っている新高値♪」だろうか。
あるいは「QE3はもう消えた、消費税も上げたのに、それでも待ってる新安値♪」もあろうか。
個別ではLINEが日米同時上場を検討の報道。
4億人以上の会員数、国内5000万人の会員数と急成長しており時価総額は1兆円との試算。
株価が静かだったメディアドゥ(3678)なども見直されようか。
加えればナノキャリ(4571)は核酸デリバリー技術の物質特許が中国で特許査定。
メディネット(2370)は阪大と共同研究講座を設置。
免疫学分野と再生・細胞医療分野を融合させて新規治療技術の開発を目指す方向。
日経では一休(2450)が「経常利益2割増」の活字。
4期連続で過去最高更新となる。
海外の高級ホテル予約サービス開始が奏功する。
一方でたぶん今目論んでいるのは海外からの訪日顧客の高級ホテル、旅館、レストラン予約。
英語バージョンの拡充で先行しようとしている。
新光投信のファンド「クールジャパン」のコンセプトは「可愛い、美味しい、気持ちいい」。
まさにこのパターンで動いている。
<4日の株式展望>
昨日は、4月4日以来の15000円台回復。
あてにはならないシロモノだか昨日の朝方の非公式外資系動向は2220万株の大幅買い越し。
だからほぼ寄り天で、あとは高値揉み合いの展開だった。
そうは言っても東証1部の売買代金は2兆円を超えた。
先週末は、MSCIの入れ替えという特殊要因に支えられた売買代金の2兆円。
株を買いたくも売りたくもないファンドマネージャーのポートフォリオ入れ替え。
勝とうとする心理ではなく指数に負けないための単なる手段。
株を買いたくも売りたくもないファンドのポートフォリオ入れ替えで意味のない2兆円だった。
しかし昨日はたぶん実態の2兆円。
ここは大きく違う筈。
また、TOPIXは今年2度目の9連騰。
マージャンでいうところの八連荘を超えた。
もしも今日も上昇ならば09年7月16日〜8月4日の13日続伸以来の10連騰。
これは期待したい記録。
そしてマザーズ指数は11日続伸。
03年9月の指数算出以来初のこと。
この11日間での上昇率は31%になった。
ドル円は11日で30円も動くことはまずない。
そう考えると動かないFXよりも動く新興株の魅力の方が高い筈だが・・・。
さて本日の株式市場は15000円挟んでの±100円前後の動きを予想。
日経平均株価の予想レンジは、14900円−15100円
昨日のNYダウは21ドル安の16722ドルと4日ぶりに反落。
NASDAQは3ポイント安の4234ポイントと3日続落。
S&P500は0.733ポイント安の1924ポイント。
ダウ輸送株指数は68ポイント安の8080ポイント。
3市場の売買高は約51億株と低調。
グーグルが下落。
一方、半導体関連や自動車セクターは上昇。
CME円建ては大証比30円高の15060円。
ドル建ては大証比35ポイント高の15065ポイント。
非公式外資系動向は1150万株売り/1720万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは陸運・電力・ガス・機械・小売り・化学セクターなど。
買いはその他製品・情報通信・商社・銀行・証券セクターなど。
売買交錯は電機・自動車・精密セクターなど。
225先物はHSBC・モルスタ・SBI・メリル・JPモルガン・ニューエッジが買い越し。
GS・野村・ソジェン・クレディ・ドイツ・アムロが売り越し。
TOPIX先物はメリル・モルスタ・GS・野村・クレディが買い越し。
大和・ドイツ・JPモルガンが売り越し。
外資系等は、サン電子(6736)、光通信(9435)、アイフル(8515)、
アコム(8572)、小糸(7276)、Fマート(8028)、
セブンアイ(3382)、日立(6501)、大東建託(1978)、鉄(5401)、
JFE(5411)、神戸鋼(5406)、古河電工(5801)に注目。
テクニカル的には、ホウスイ(1352)、東鉄工(1835)、住友林(1911)、
ユアテック(1934)、タケエイ(2151)、明治(2269)、
ディップ(2379)、新日本科(2395)、アウトソーシン(2427)、
ぐるなび(2440)、一休(2450)、Vコマース(2491)、
サッポロ(2501)、ヒューリック(3003)、小松精練(3580)、
コーエーテクモ(3635)、Klab(3656)、ポール(3657)、
エイチーム(3662)、モバクリ(3669)、参天(4536)、
サイボウズ(4776)、Wニューズ(4825)、フルキャスト(4848)、
コーセー(3922)、フジクラ(5803)、リョービ(5851)、
ディスコ(6146)、SMC(6273)、化工機(6331)、荏原(6361)、
オルガノ(6368)、ダイフク(6383)、平和(6412)、
福島工(6420)、アマノ(6436)、THK(6481)、オムロン(6645)、
メルコ(6676)、サンケン(6707)、ルネサス(6723)、
オプテックス(6914)、スタンレー(6924)、カシオ(6952)、
新光電工(6967)、ニチコン(6996)、重工(7011)、
全国保証(7164)、カルカン(7249)、愛三工(7283)が動兆。
3日株式市況
3日株式市況日の日経平均株価は続伸し、終値は1万5034円25銭、前日比98円33銭高。4月4日以来、ほぼ2カ月ぶりに1万5000円を回復した。新興市場は値上がりが続き日経JQ平均は9日続伸、東証マザーズ指数は11日続伸。東証1部の騰落銘柄数は、値上がり1035/値下がり617と値上がり優勢。ソフトバンクやファストリの値がさ株がけん引役となったほか、メガバンク3社が揃って上昇。信用規制のミクシィも後場に急反転した。売買代金は2兆30億円と2兆円を2営業日ぶりに上回った。出遅れ感が指摘されたリブセンスがストップ高。前日に続いて好材料の揃った相場となった。円安基調に加えて、寄り付き前の外資系証券6社の注文動向では、差し引き2220万株の買い越しで今年最大となったこともあり日経平均15000円回復を後押しした。戻り待ちの売りであり上値を狙うには更なるボリュームが必要ではあるが先高感の強い相場が続きそうだ。
<3日の株式展望>
昨日は、303円高して15000円復活感の日経平均。
CMEの戻りは15060円となった。
8連騰のTOPIXは1200ポイント台固め。
たった2週間で風景は変わった。
さらに変わったのが松井証券の信用評価損率速報。
売り方マイナス9.830%、買い方マイナス7.983%。
昨日段階で逆転した。
まさにルーズベルトゲームの開始なのだろうか。
もっとも9対7ではルーズベルトにならないが・・・。
25日線は14369円でプラス3.94%のかい離。
5%かい離で15087円。
ここを抜ければ8%かい離で15518円、10%かい離で15805円。
25日線の上昇を待つか、極限まで突っ走るかが課題。
急いては事を仕損じるのかどうか。
風景が変わった正念場でもある。
本日は、底堅い展開を予想。
日経平均株価の予想レンジは、14800円−15100円。
米国株式市場に目立った動きはなかったが、米金利上昇の影響から円相場が1ドル=102円台半ばと、約1カ月ぶりの円安水準に下落したことも買い安心感を誘い、輸出関連株は追い風となるだろう。
中国5月非製造業PMI、中国HSBC製造業PMI確報値の発表が予定されており、両指標の内容次第では乱高下する可能性もありそうだ。
非公式外資系動向は、
売り1090万株
買い3310万株
差し引き2220万株の大幅買い越し
米国系、欧州系共に買い越し。
売りは食品、不動産、商社、ゴム、小売、空運など。
買いは機械、自動車、銀行、その他金融、精密、その他製品、電力など。
売り買い交錯は電機、サービス、証券、保険など。
トヨタ(7203)売り12万株、買い30万株
ソニー(6758) 売り12万株、買い16万株
アイフル(8515)売り16万株、買い71万株
ミクシィ(2121) 売り3万株、買い1万株
ソフトバンク(9984) 売り10万株、買い11万株
チャート的動意銘柄では、
イナリサーチ(2176)、ソフトフロン(2321)、メディビ(2369)
フージャース(3284)、サカイオーベ(3408)、DMP(3652)
フィックスタ(3687)、APLIX(3727)、宇部興産(4208)
アテクト(4241)、そーせい(4565)、免疫生物(4570)
住阪セメ(5232)、大平金(5541)、エナリス(6079)
加藤製(6390)、不二精機(6400)、C&GSYS(6633)
ワコム(6727)、ソニー(6758)、ミツミ(6767)
タムラ製(6768)、フォスタ電(6794)、マイクロニク(6871)
アクモス(6888)、太陽誘電(6976)、スクリーン(7735)
野村HD(8604)、川崎船(9107)、ワイヤレスG(9419)
日本テレホン(9425)、丹青社(9743)など注目。
<2日の株式市況>
2日の日経平均株価は大幅に反発した。
終値は前週末比303円54銭高の1万4935円92銭で、4月4日以来約2カ月ぶりの高値。
上昇幅は4月16日以来1カ月半ぶり。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり1545/値下がり186と大幅に値上がり優勢。
主力銘柄では、ファストリとソフトバンクの2銘柄で日経平均を約50円押し上げた。
大手不動産の三菱地所、三井不動産やゲーム関連のミクシィやKlabが物色された。
M&Aにより事業領域を拡大させる意向のじげんが人気化。
売買代金上位で下げが目立ったのは第一生命、「公募増資により2000億円規模の資金を調達する検討に入った」と伝わり大きく値を崩した。
売買代金は1兆8801億円と節目の2兆円を割り込んだ。
中国の5月製造業PMIは50.8と前月から0.4ポイント改善し、市場予想(50.6)を上回ったうえ、2013年12月(51.0)以来5カ月ぶりの高水準を記録した。
また、5月31日付「日経新聞」で「少額投資非課税制度(NISA)を拡充する方針だ」と報じた。
現在年100万円にとどまる非課税枠を200万円以上に拡大するほか、
5年間に限っている税金がかからない期間を延長したりする案が浮上、
政府が6月にまとめる経済財政運営と改革の基本方針に明記するとの報道から、
投資マネーの流入期待が広がった。
袋とじにも書いたが日本株が相対的に出遅れ感のあり、
もみ合いが続いた相場も5 月末頃で底を打ち、6月から夏相場到来で上昇に弾みがつく可能性が期待できる。
<2日の株式展望>
先週は、17日ぶりに売買代金が2兆円を超えた。
大引けで5000億円超の売買。
ということはMSCI絡みの売買があったから今日は差し引くべきだろうか。
週間で日経平均1.2%、TOPIXは1.8%上昇しどちらも2週続伸。
同マザーズ指数は10.6%、日経JASDAQ平均は4.0%。
東証2部指数は2.9%、それぞれ2週続伸。
マザース指数の9日続伸は3年ぶりのこと。
セルインメイの5月相場は「美しき5月」。
前月末を5ヵ月ぶりに上回り、月足陽線となった。
さて、本日の株式市場は底堅い展開を予想。
日経平均株価の予想レンジは、14600円−14700円。
中国5月製造業PMIが市場予想を上回り、5カ月ぶり高水準となったこともポジティブといえる。
日経平均は200日線(14659円)を挟んだ水準での値動きが続いているが、本日も同線付近での推移となりそうだ。
1-3月期法人企業統計、5月新車販売台数の発表があるも、相場への影響は限定的とみられる。
NYダウは18ドル高の16717ドルと過去最高値を更新。
NASDAQは5ポイント安の4242ポイント。
S&P500は3ポイント高の1923ポイントと過去最高値を更新。
ダウ輸送株指数は5ポイント安の8104ポイント。
3市場の売買高は約59億株。
週間では、ダウが0.7%、S&P500が1.2%、NASDAQ総合指数が1.4%上昇。
月間ではダウが0.8%、S&Pが2.1%とともに4カ月連続の上昇。
NASDAQは3.1%の上昇。
CME円建ては大証比60円高の14710円。
ドル建ては大証比65ポイント高の14715ポイント。
5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.8。
4月の50.4から上昇。
新規受注の拡大を背景に5カ月ぶりの高水準となり市場予想の50.6を上回った。
非公式外資系動向は1160万株売り/1480万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは電機・情報通信・鉱業・証券・電力・ガスセクターなど。
買いはサービス・商社・食品・石油・化学・自動車セクターなど。
売買交錯は機械・小売り・銀行セクターなど。
2014年
6月 320万株買い越し 買い 1日,売り0日
5月 4570万株売り越し 買い7日,売り13日
4月 2750万株買い越し 買い 8日,売り13日
3月 4700万株買い越し 買い14日,売り6日
2月 5250万株買い越し 買い15日,売り4日
1月 7370万株買い越し 買い16日,売り3日
225先物はモルスタ・シティ・アムロ・ドイツ・みずほ・ニューエッジ・GSが買い越し。
JPモルガン・SBI・マネ・野村・クレディ・ソジェンが売り越し。
TOPIX先物はメリル・パリバ・ニューエッジ・みずほ・野村が買い越し。
クレディ・JPモルガン・大和・UBS・モルスタが売り越し。
外資系等は島津(7701)、エプソン(6724)、日機装(6376)、
マキタ(6586)、NTT(9432)、コーセー(4922)に注目。
テクニカル的には、サンヨーホーム(1420)、清水(1803)、鹿島(1812)、
PS三菱(1871)、クックパッド(2193)、カルビー(2229)、
スタジオアリス(2305)、カカクコム(2371)、ゲンキー(2772)、
神栄(3004)、富士紡(3104)、ミタチ(3321)、芦森(3526)、
Klab(3656)、カーバイド(4064)、エアウォータ(4088)、
群栄(4229)、新日本理化(4406)、JCR(4552)、CAC(4725)、
大塚商会(4768)、品川リフ(5351)、東洋鋼鈑(5453)、
鋳鉄菅(5612)、ユニプレス(5949)、日東精工(5957)、
牧野フ(6135)、TOWA(6315)、タダノ(6395)、
オーイズミ(6428)、アマノ(6436)、TPR(6463)、
テクノメディ(6678)、エレコム(6750)、航空電子(6807)、
東亜DKK(6848)、山一電機(6941)、極東開発(7226)、
小糸(7276)、西松屋(7545)、長野計器(7715)、第一実(8059)、
加賀電子(8154)、日ガス(8174)、丸栄(8245)、KDDI(9433)、
電源開発(9613)、競馬(9672)、イエローハット(9882)が動兆。
※ 株式投資は全て自己責任でお願いします。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。