
5月30日 休日タイム
【開示情報】
■アゼアス[3161]
15年4月期通期の業績予想の修正を発表。営業利益を従来予想比18.8%増の1億7600万円(前期実績1億1900万円)、純利益を同9.0%増の1億1300万円(同7800万円)とした。官公庁、化学工場など大口顧客向け防護服販売が想定以上に伸びた。
29日終値は579円で前日と変わらず。
■クックパッド[2193]
株式分割を発表。6月30日を基準日、7月1日を効力発生日として1対3の分割を行う。投資単位を引き下げ、投資家層の拡大を図るという。29日終値は5250円(△80)。
【チャート診断】
オオバ[9765](東2・売買単位100株)の週足チャートは13週線を割り込んだことで次は26週線を意識した展開となりそうだ。
3月30日に好業績を手掛かりに年初来高値634円まで買われた。その後、550円を挟んでしばらくモミ合っていたが、日足での25日線を突破できなかったことで短期筋の見切り売りで週末29日は519円まで下げた。このため、今後は26週線の556円を意識した展開が予想される。
しかし、業績が良いため26週線を下回ることはなさそうだ。建設コンサルタントで2015年5月期は3.5%増収、営業利益37.2%増益、1株利益約40円の見通し。配当については、去る5月12日に配当性向を従来の25%から30%へ政策を変更、これに伴い5円増配の年12円(期末一括)とすることを発表している。
2016年5月期も好事業環境から業績続伸は予想良されるものの、7月上旬とみられる5月決算発表までは下値を固める展開だろう。
予想される株価の動きとしては26週線と13週線の間でのモミ合いで下値を固めるものとみられる。
【NY概況】
29日の米株式相場は続落した。NYダウは前日比115ドル44セント安の1万8010ドル68セントで終えた。米景気の先行きに慎重な見方が浮上し、相場の重荷となった。欧州株式相場が下げたことを嫌気した売りも出た。
朝方発表の1〜3月期の米実質国内総生産(GDP)改定値は前期比年率0.2%増から0.7%減に下方修正された。5月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)も市場予想に反して下落した。4〜6月期には景気が持ち直すとの見方が根強いものの、回復の勢いが引き続き緩やかになるとの警戒感もくすぶった。
ギリシャが来週の債務返済期限までに融資再開に向けた協議で合意に至らないとの懸念から欧州株が全面安となり、米国株も連れ安となった。
セクター別では、半導体・半導体製造装置やヘルスケア機器・サービスが上昇する一方で資本財や不動産が下落した。
ナスダック総合株価指数は同27.950ポイント安の5070.026だった。
シカゴ日経平均先物は続落した。6月物は前日比130円安の2万455円で引けた。29日の大取終値を105円下回った。1〜3月期の米実質国内総生産(GDP)の下方修正やギリシャの財政問題に関する懸念を手掛かりに米国株が売りに押され日経先物にも波及した。6月物安値は2万370円、高値は2万645円だった。
5月29日 相場概況(大引け)
日経平均大引け 11日続伸。11円高の2万0563円 |
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【大引け概況】
29日の東京株式市場で日経平均株価は11日続伸し、前日比11円69銭高の2万0563円15銭で終えた。11日続伸は1988年2月27日まで13日続伸して以来、ほぼ27年ぶり。
前日までの10連騰による買い疲れ感もあって日経平均は小幅に反落して始まった。ただ、割安・出遅れ銘柄等への循環物色が続いたほか、多くの投信設定が予定されていることによる需給要因もあり、寄り付き後はプラスに切り返した。前場に上海総合指数の下落を受けて再度マイナスに転じる場面も見られたが、売り一巡後は押し目買いが活発になり上げに転じた。大引けにかけて利益確定売りが強まる場面があったが、プラス圏を維持した。
JPX日経インデックス400は3日続伸、東証株価指数(TOPIX)は11日続伸した。
東証1部の売買代金は概算で3兆6663億円と2日連続で3兆円を超えた。売買高は32億9190万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は970、値下がりは774、変わらずは140だった。
業種別では、非鉄金属、鉄鋼、鉱業が上昇率上位だった。一方、保険業、医薬品、証券が下落率上位だった。
値上がり寄与トップは、ファナック、2位ファーストリテとなり、2銘柄で日経平均を約33円押し上げた。ファナックは後場に入ると上げ幅を拡大する展開となり、終値で1.9%の上昇となった。29日付の日本経済新聞朝刊が「中国でインターネット通販に乗り出す」と報じたヤフーが東証1部の値上がり率ランキングの首位だった。新日鉄住金やJFEの鉄鋼株、ソフトバンクやNTTなど通信株の一角も買われた。
一方でエーザイや塩野義など医薬品株には売りが目立った。その他、TDK、ダイキン、信越化などが軟調だった。
東証2部株価指数は4日ぶりに反発した。ナガホリ、朝日インテク、アルメタックス、ムーンバット、宇野沢鉄が上げ、ベネ・ワン、Jトラストラピーヌ、ヒガシ21、川金HDが下げた。
日経ジャスダック平均株価は反発した。大引けは前日比23円16銭高の2663円83銭だった。年初来高値を更新し、2006年4月以来およそ9年1カ月ぶりの高値を付けた。東証1部の主力銘柄の上値の重さが目立つなか、マイナンバー関連など材料の出た新興銘柄に買いが集まり、指数の上げにつながった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で761億円、売買高は1億8559万株。 シンデンハイテク、日ダイナミクがストップ高で引け、ソフトフロント、MAGネットHD、MKシステムやクルーズ、興研などが上昇した。一方で、ソレキア、日本テレホン、オートウェーブ、ガーラ、マクドナルドなどが下落した。
東証マザーズ指数は反発。大引けは前日比15.13ポイント高の958.87だった。
個別銘柄ではITbook、マルマエ、ASJ、そーせいミクシィが上昇した。半面、テラスカイやAiming、日本スキー、ハウスドゥ、Hameeは下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
20,563.15 |
11.69 |
日経平均先物 |
20,560.00 |
-10.00 |
TOPIX |
1,673.65 |
0.89 |
TOPIX先物 |
1,671.00 |
-5.50 |
東証2部指数 |
4,898.82 |
10.32 |
JASDAQ |
2,663.83 |
23.16 |
マザーズ |
958.87 |
15.13 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
3291900 |
3666317 |
東証2部 |
128490 |
27156 |
「怖いもの見たさ」
もしも11連騰となると・・・。
88年2月以来は変わらないが、11連騰は60年11月1日、79年11月22日の2回しかない。
史上6位の記録。
週末のギリシャ問題でも収まれば月曜には12連騰。
86年3月1日が12連騰だった。
火曜日は過去8週連続上昇。
火曜も高ければ13連騰。
これは88年2月のアレ。
そして水曜までもつれ込めば14連騰で過去タイ。
期待と順部はしてみたいもの。
2万円ではなく14連騰実現はクス玉割りだろうか。
というよりも20800円の戻り高値を抜けばそれこそバブル崩壊の長期低迷相場のフィナーレ。
ようやく明日への旅立ちとなる。
最近良く聞くのは「バブルに遭遇してみたい」という声。
「2000年のITバブルは知っているけど、バブルは知らない」。
知っていたからと言って大した意味はないが、未経験者には羨望と憧憬があるのだろう。
単に競ってブランド物を買ったり、海外贅沢旅行に行ったり・・・。
若者は芝浦で扇子を振って踊り、銀座では1万円札でタクシーを止める姿。
表面的にはそんなイメージなのだろう。
しかし、借金をしてもすぐに返せるという錯覚。
株や不動産は買えさえすればもうかるという幻想。
その最たるものがゴルフ会員権だったのだろう。
億や数千万円という数字が当たり前。
プレイの出来ない建設途中のゴルフ場会員権を銀行が融資セットで売っていた時代。
結局、バブルの定義は曖昧にしても仮儒の創造こそがそのメインテーマであったと思う。
明日は今より値上がりするから他人に負けないように消費する。
そんな疲れる世相で「24時間働けますか」が流行した。
働けっこないし、物の価格は上がらなくてもゆったりした時代の方が結局楽だった。
デフレを罪悪視する向きもあるが、実は気分的に楽だった20年だったとも言えようか。
これからまた大競争時代が始まるのだろうか。
もっともあれだけ一致団結して一方向に向かった団塊の世代は今は引退世代。
彼らが静かになっただけ景気は過熱しないのかも知れない。
昭和30年代高度成長期の大人とバブル時の大人。
そして今回の大人は様相が違う。
スケジュールを見てみると・・・
29日(金)消費者物価、失業率、鉱工業生産、米1〜3月GDP改定値、シカゴ購買部協会景気指数
1日(月)法人企業統計、新車販売台数、コーポレートガバナンスコード適用、ISM製造業PMI、米個人所得、中国製造業PMI
2日(火) マネタリーベース、アキノフィリピン大統領来日、米新車販売台数、製造業受注
3日(水)米ADP雇用レポート、ISM非製造業PMI、ベージュブック、貿易収支、ECB理事会
4日(木)黒田日銀総裁が国際コンファランスで挨拶、ブラジル休場
5日(金)景気動向指数、米雇用統計、ユーロ圏GDP改定値、OPEC総会
6月水無月。
過去25年は14勝11敗で3位。
3日(水)満月、ECB理事会
12日(金)メジャーSQ、ポイントの日
13日(土)水星順行開始
14日(日)海王星逆行開始
16日(火)新月、FOMC
17日(水)ECB理事会
18日(木)日銀金融政策決定会合、ラマダン入り
19日(金)NYメジャーSQ、ポイントの日
22日(月)ポイントの日
25日(木)月内最終受け渡し日
後場から千葉の生命の森に移動。
翠州亭でパワーミーティング。
明日は真名で大地と格闘。
このタイミングでバブルの頃にあこがれのコースだった真名に行くのも何かの因縁だろうか。
会員権の高値は4900万円だった。
日曜は平塚のレイクウッドで地球と格闘。
終了後は恒例ワインパワーミーティング。
結構優雅な週末になりそうだが、このあと年末まで29週間土曜休みなし。
受験生の骨休めみたいなものだろうか。
5月29日 相場概況(前引け)
日経平均株価前引け、54円高の2万0605円で続伸 |
【前引け概況】
■日経平均株価 20,605.68(+54.22)
■東証1部出来高 15.83億株
■東証1部売買代金 1.52兆円
■日経平均先物 20,610(+40)
■TOPIX 1,675.66(+2.90)
■騰落 上昇1,048/下落680
■日経JQ 2,653.15(+12.48)
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29日前引けの日経平均株価は前日比54円高の2万605円と続伸。
前日の米国市場の下落や、10連騰による買い疲れ感もあって、小幅反落してスタート。
ただ、割安・出遅れ銘柄等への循環物色が続いているほか、多くの投信設定が予定されていること等もあり、寄り付き後はプラス圏に切り返した。公的年金や日銀など公的マネーの流入の思惑が相場を支えた。
前場の東証1部の売買代金は概算で1兆5231億円、売買高は15億8340万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1048、値下がりは680、変わらずは156だった。
業種別では、多くの業種が値上がりした。値上がり上位は、水産・農林業、情報・通信業、非鉄金属。一方、値下がり上位は、証券商品先物、ゴム製品、保険業。
個別では、中国での事業展開への期待でヤフーが急伸して高値更新。ソフトバンクがしっかり。東邦チタニウムが急伸、日駐、五洋建も大きく買われた。東芝、ナブテスコなども上昇した。半面、FPGが売られ、セイノーHDも安い。日空ビル、兼松、川重なども値を下げた。
寄付きは、食品株や小売株に売りが先行したものの、間もなく上げに転じた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
東証2部株価指数は4日続落。Jトラストやラオックスが下落し、ナガホリやコメ兵が上げた。
日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日比12円48銭高2653円15銭だった。東証1部の主力銘柄の上値の重さが意識されるなか、材料の出た新興銘柄の一角に買いが向かい、指数を支えた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で448億円、売買高は1億940万株。
シンデンハイテクがストップ高に買われ、MAGネットHD、アクモス、タケダ機械、クルーズ、MKシステム、ソフトフロンが上昇した。一方、川辺や日本テレホン、マクドナルド、ソレキア、研創、ムラキなどは下げた。
東証マザーズ指数は反発。前引けは前日比4.53ポイント高い948.27だった。日本スキーが買われ、リボミック、スノーピーク、WSCOPE、FFRI、そーせい、OTSなどが上昇した。マイナンバーの利用範囲の拡大が伝わり、関連銘柄であるITbookも上げた。半面、テラスカイやAiming、ハウスドゥ、サイバーS、BBTは下げた。
5月29日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均株価 20,573.26(+21.80)
■日経平均先物 20,600(+30)
■TOPIX先物 1,676.00(-0.50)
■騰落 上昇858/下落844
■日経JQ 2,653.32(+12.65)
■マザーズ指数 947.20(+3.46)
29日、10時頃の日経平均株価は小幅続伸している。前日比21.80円高の20573.26円で推移している。前日のニューヨーク市場で円相場が対ドルで12年半ぶりの水準に下落するなど円安・ドル高の基調が続いており、収益拡大への期待から輸出関連の銘柄を中心に買われた。企業業績や株主配分の強化に対する期待感も根強い。前日に急落した中国・上海株が持ち直すとの見方も買いを支えているようだ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も高く推移している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で8850億円、売買高は9億5179万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は858、値下がり銘柄数は844、変わらずは182銘柄だった。
業種別では33業種中、22業種前後が高く、値上がり上位に水産、情報通信、非鉄、鉄鋼、空運など。半面、値下がりで目立つのは証券、ガラス土石、保険、精密機器、不動産、その他金融など。
売買代金上位銘柄では、昨日6億株の大商いとなったみずほが本日も商い膨らみ買い優勢となっているほか、三菱UFJ、東京電力、トヨタもしっかり。また、足元さえなかったソフトバンクが小幅ながらプラス圏で推移している。一方、三井住友、野村、JTがさえない。
個別では29日付の日本経済新聞朝刊が「中国でインターネット通販に乗り出す」と報じたヤフーが上げ幅を拡大している。
東証2部株価指数は4日続落。ベネ・ワンやラオックスが下げ、コメ兵や象印が上昇した。
経済産業省が29日発表した4月鉱工業生産は前月比1.0%上昇の99.1。3ヶ月ぶりの上昇となりました。
225先物はHSBC・アムロ・モルスタ・みずほ・日興・JP・SBIが買い越し。
GS・ニューエッジ・シティ・マネ・クレディ・バークレイズ・ドイツが売り越し。
TOPIX先物はHSBC・ソジェン・JP・メリル・シティ・日興が買い越し。
クレディ・GS・バークレイズ・ニューエッジ・モルスタ・野村が売り越し。
昨日からHSBCの買い手口が目立っている。
外資系等は、五洋(1893)、島津(7701)、ケーズ(8282)、旭ダイヤ(6140)、NRI(4307)、JAL(9201)、テレ朝(9409)、日本空港ビル(9706)、ネクソン(3659)、Jフロント(3086)、ミネベア(6479)、良品計画(7453)、
アイシン(7259)、大阪チタ(5726)、邦チタ(5727)、日立物流(9086)に注目。
テクニカル的には、ドトール(3087)、テイカ(4027)、小野薬(4528)、栗本鉄(5602)、Jマテ(6055)、滝沢鉄(6121)、豊和工(6203)、SMC(6273)、住友重(6302)、JDI(6740)、ヒロセ(6806)、メガチップス(6875)、三井ハイテック(6966)、フタバ(7241)、ホンダ(7267)、イワキ(8095)、サンワテク(8137)、三井住友トラ(8309)、東京海上(8766)、ANA(9202)、アインファーマ(9627)、スクエニ(9684)、TKC(9746)が動兆。
【信用取引規制関係】
■東証、オートW株を日々公表銘柄に指定 29日から。
■日証金、タマホーム株、山下医科株、ラオックス株、沖縄電株の注意喚起取り消し 貸借取引の貸株利用などで。28日付。
■日証金、レナウン株、岡本硝子株の貸借取引の申込停止措置の解除および貸株利用等に関する注意喚起 29日約定分から。
■日証金、日特建株、みんなのW株、宝印刷株の貸借取引申込停止措置を解除 29日約定分から。
▽空売り比率=28.5%(東証、28日)
【28日の相場表変更】
▽整理銘柄に指定=〔福証・監理〕マルミヤ
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
ナブテスコ 400万株、100億円
エー・ピーカンパニー 7万5000株、1億6000万円
▼立合外分売
研創 6月4〜10日に20万株
▼一単元の株式数変更
日立金属 7月1日付で1000株から100株
<兜町カタリスト>
「先憂後楽」
昨日までは10連騰。
考えてみれば88年2月の13連騰も10連騰の延長線上だから27年ぶりという表現になる。
今日は5月最終日。
月足陽線はほぼ確定。
最近は月初が弱く月末にかけて上昇する動き。
例えば5月のSQ値は19270円だったがわずか3週間で1400円近く上昇。
裾野から高嶺を征服したような感じは昨年10月17日からの動きみたいな印象。
あるいは前場が弱く後場に反発する動き。
先憂後楽チックな展開は来月続くのだろうか。
政府保有株を含めた時価総額は605兆円。
昨日の売買代金は3兆2639億円。
5月平均でも2兆7000億円。
静かではあるものエネルギーは拡大基調。
5月第3週の外国人の日本株買い越し額は4375億円。
年初からは役2兆円の買い越し額となった。
一方で個人は5月第3週に現物信用合わせて5957億円の売り越し。
クジラの遊泳が騒がれる一方で信託銀行は635億円の売り越し。
国内売り海外買いの奇妙な構図にいい加減に気がつかないものだろうか。
「1円の円安ドル高は上場企業全体で2〜3000億円の経常増益要因」なんて皮相的なものではなかろう。
「下げる局面を待っていては出遅れると見て買わざるを得なくなったきた」なんて危険なコメントもある。
「持たないリスク」なんて言葉に踊る必要はなかあろうが、MRFばかりが増えるのも異常ではある。
何となくデジャブ感があるのは「東京のマンションは香港の半額で割安」の記事。
海外から見た割安感で海外投資家の資金流入観測。
そもそも香港は土地が狭いのでもともと不動産は割高なのだが、そんなことお構いなしみたいな格好。
気になるのは先導株比率(売買高上位10銘柄占有率)の上昇。
昨日は45.1%。
5月18日の43,6%を抜いて今年最高。
というか2013年5月21日の49.2%以来の水準となった。
みずほの売買高が6億2087万株だから危険ゾーンに入ってきたのかも知れない。
以下東電2億9831万株、三菱UFJ1億5922万株、双日701万株、鉄5239万株、
東芝4934万株、昭和電工4862万株、野村4212万株、シャープ3440万株、
新生銀3363万株が上位10傑。
東証1部の売買高が31億株のうちみずほと東電で9億株で三菱UFJを足せば10億株超。
結局みずほ相場だっただけのことだがオールドエコノミーの復活感もある。
そもそも先導株比率は15%以下はピンボケ相場、30%超は明確相場とされるが過熱感もある水準。
2013年5月49.2%、2010年7月58.2%。
05年10月51.8%、03年2月51.3%、97年11月61.7%。
下は20世紀が概ね9%程度、21世紀は15%程度。
こんあ指標に目をつける人は少ないだろうが・・・。
日経平均の25日線からのかい離はプラス3.1%。
松井証券経由の信用評価評価損率速報で買い方はマイナス2.529%。
12日間のサイコロは11勝1敗で91.7%。
あと2日続騰なら100%になる。
因みにサイコロに加えRSIは87.5%、RCIは97.9、ストキャスは70%超、
ボリュームレシオが92.8%で買われすぎゾーン。
一方でDMIが51.8%でプラスDIがマイナスDIを上抜け上昇トレンド入り。
MACDが226.6%で買いシグナル発生。
罫線系の気迷いコメントの原因はこのあたりにもあろうか。
元気だったのは昨夜の安部首相。
18時11分にニューオータニで細田議員のパーティ。
18時40分に銀座の「新ばし松山」で世耕副長官ら。
19時27分銀座のステーキ「かわむら」で二階総務会長。
帰宅は21時48分だから遅くはないが宴席3つ。
世耕氏など側近みたいなものだから、敢えて言ったのは「ら」が重要だったのだろうか。
昨日88年以来の10連騰を成し遂げた。
もはや中曽根氏の高値22795円は通過点で88年の竹下内閣高値33667円まで欲張るのかも知れない。
失業率は3.3%、有効求人倍率1.17倍。
家計調査は前期のマイナス10.6→マイナス1.3%。
鉱工業生産指数は1%。
数字も悪くない。
2015年
5月 1460万株買い越し 買い11日,売り7日
4月 3710万株買い越し 買い15日,売り6日
3月 720万株売り越し 買い14日,売り7日
2月 3470万株買い越し 買い13日,売り6日
1月 410万株買い越し 買い11日,売り8日
◇━━━ カタリスト ━━━◇
インターワークス(6032)・・・動兆
インターワークスに注目する。
同社は特定業種や職種に特化した求人サイトを運営。
インターネットでの求職求人マッチングが中核。
業績は好調で今期2ケタの増収増益見通し。
インターはインターネットとインターナショナルのインター。
工場ワークなどは地方が多く、アパレルやオフィスワークは女性が多い。
留学生対象のJABOONに期待感。
まさにアベノミクスど真ん中の印象。
(2070円)
5月29日 相場展望(寄付き前コメント)
【オープニングコメント】
29日の日経平均株価は、地合いの強さは変わらずではあるが、10連続高で達成感もあり、週末控えのポジション調整による利益確定売りが予想される。
物色一巡感が出てもおかしくない場面といえる。
日経平均株価予想レンジは、20300-20600を想定する。
【NY概況】
28日のNYダウ平均は36.87ドル安の18126.12、ナスダックは8.62ポイント安の5097.98で取引を終了した。
朝方は週間新規失業保険申請件数が市場予想より多かったことを嫌気して売りが先行。サンフランシスコ連銀総裁の発言で早期利上げ観測が拡大したほか、為替相場でドル高が進んだことで主要企業の業績悪化懸念が強まり、終日軟調推移となった。
セクター別では、自動車・自動車部品や耐久消費財・アパレルが上昇する一方で運輸や食品・生活必需品小売が下落した。
シカゴ日経平均先物は4営業日ぶりに下落した。6月物は前日比50円安の2万0585円で終え、同日の大阪取引所の終値を15円上回った。欧州や中国の株安を受けて米株とともに売られた。この日発表された米経済指標は強弱まちまちの内容だったため、相場の反応は限られた。
6月物の高値は2万0660円、安値は2万0450円だった。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 20590 ( +20 )
シカゴ日経225先物(円建て) 20585 ( +15 )
( )は大取所終値比
主要外国証券経由の注文動向は、売り1720万株、買い1780万株で、差し引き60万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、薬品、サービス、銀行、化学、食品、陸運、機械、通信、REIT、電機など。
買いセクターに、保険、自動車、通信、商社、電機、薬品、鉄鋼、その他金融、情報通信など。
【予定】
29日(金)
【国内】
4月消費者物価(8:30)
4月家計調査(8:30)
4月失業率・有効求人倍率(8:30)
4月鉱工業生産(8:50)
4月住宅着工件数(14:00)
日本・EU定期首脳会議
《決算発表》
H.I.S.、アイ・ケイ・ケイ
【海外】
韓4月鉱工業生産(8:00)
トルコ4月貿易収支(16:00)
英1-3月期GDP改定値(17:30)
ブラジル1-3月期GDP(21:00)
南ア4月貿易収支(21:00)
インド1-3月期GDP(21:00)
米1-3月期GDP改定値(21:30)
カナダ1-3月期GDP(21:30)
米5月シカゴ購買部協会景気指数(22:45)
米5月ミシガン大学消費者マインド確報値(23:00)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【明日の展望】
日経平均は10連騰を達成、後場に一時値を消す場面もあったが盛り返した。地合いの強さは変わらずで、あすも海外市場や為替市場に極端な動きが出なければ堅調な展開が想定される。
明日は投信設定が多く、これが需給の下支えになることで、連騰記録を更新する可能性はある。目先のターゲットとなる2000年のITバブル高値までは、あと180円弱に迫っており、買い意欲は強そうである。
ただし、ほぼ2週間上げが続いた週の週末で利益確定売りは出やすく、5月最終日ということも鑑みると、特に後場にかけては仕掛け的な売りに振らされるような動きが出てくる可能性もあるとみる。
利益が乗っているものは一部利益確定をしておくのも一案と考える。
ナブテスコ (6268) 東証1部
TOWA (6315) 東証1部
ヤマノホールディングス (7571) JASDAQスタンダード
GMO TECH (6026) 東証マザーズ
5月28日 相場概況(大引け)
日経平均大引け、10日続伸し78円高 27年ぶり連続上昇 |
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【大引け概況】
28日の日経平均株価は10日続伸し、前日比78円88銭高い2万0551円46銭で終えた。10日続伸は1988年2月27日まで13日続伸して以来、27年ぶりの連続上昇。
円安・ドル高の加速を受けて、輸出関連株などに採算改善を期待した買いが入った。前日の欧米株高も追い風になった。相場全体が水準を切り上げるなか、株価純資産倍率(PBR)など投資指標面で割安感のある銘柄を物色する動きも目立った。
もっとも、短期的な過熱感も出ており、買い一巡後は利益確定売りも増えて次第に伸び悩んだ。一時は前日終値の水準付近まで上げ幅を縮めた。日本株の中長期的な先高観は根強いが「ギリシャ情勢の悪化などをきっかけに、いったん利益確定売りが膨らむ展開も考えられる」との声も聞かれた。
JPX日経インデックス400は2日続伸。終値は前日比99.29ポイント高の1万5120.19だった。東証株価指数(TOPIX)も10日続伸し、11.43ポイント高の1672.76で終えた。14年6月4日まで10日続伸したときの記録に並んだ。
東証1部の売買代金は概算で3兆2639億円と4月30日以来、ほぼ1カ月ぶりに3兆円を上回った。売買高は31億1908万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は全体の48%にあたる901、値下がりは45%の841、変わらずは141だった。
業種別では、銀行業、保険業、ゴム製品が上昇率上位だった。一方、水産・農林業、サービス業、情報・通信業が下落率上位だった。
個別では、三菱UFJ、トヨタ、三井住友、ファナック、ソニーなど全般堅調。東電力やみずほが買われ、いずれも6%前後の上昇した。また、ボルテージ、アインファーマ、メガチップスなどが買われた。一方、ソフトバンク、三井不、アルプス、双日、OLCなどが軟調。また、アイロムHD、アイスタイル、宮越HDなどが売られた。
東京株式2部市場は3日続落。大引けの2部指数は前日比2.61ポイント安の4888.50となった。
日伸銅、カワセコンピュ、郷鉄工所、鈴縫工は値下がり率上位に売られた。一方、ラピーヌ、ヒガシ21が一時ストップ高に買われ、本州化、星和電機、アサヒ衛陶、アップルインターは値上がり率上位。
日経ジャスダック平均株価は5営業日ぶりに小反落した。終値は前日比6円80銭安の2640円67銭だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で813億円、売買高は2億2475万株。
日ダイナミク、オートW、イマジニア、MAGネットHD、ワットマン、GMOペパボが売られ、アジアゲートHD、シンデンハイテク、川辺、日本テレホンがストップ高で引け、ソレキア、ロジコム、芝浦電子、ネプロ、3DMなどが買われた。
東証マザーズ指数は反落した。終値は前日比14.76ポイント安の943.74。個別銘柄では、エンカレッジ、そーせい、OTS、カイオム、サイバーSが値下がり率上位に売られた。一方、パス、テラスカイがストップ高。ヒューマンウェブは一時ストップ高と値を飛ばし、ハウスドゥ、メディアF、京王ズ、ビリングシスも値上がり率上位に買われた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
20,551.46 |
78.88 |
日経平均先物 |
20,570.00 |
90.00 |
TOPIX |
1,672.76 |
11.43 |
TOPIX先物 |
1,676.50 |
12.50 |
東証2部指数 |
4,888.50 |
-2.61 |
JASDAQ |
2,640.67 |
-6.80 |
マザーズ |
943.74 |
-14.76 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
3119080 |
3263924 |
東証2部 |
193980 |
34170 |
「倍返し」
記録を手繰り始めると途絶えるが市場の常だがめくってみると・・・。
最長は1960年12月21日→61年1月11日の14連騰。
次は1988年2月10日→2月27日の13連騰。
そして1986年3月1日→3月15日の12連騰。
1953年1月5日→1月19日の12連騰。
1952年6月24日→7月7日の12連騰。
1979年11月22日→12月5日11連騰。
1960年11月1日→11月14日11連騰。
10連騰は結構多いが直近が1986年8月7日→8月20日となる。
ところで・・・。
市場から聞こえてくるのは「買わせてくれない」という怨嗟にも似た声。
押し目らしい押し目がないということだろう。
象徴的なのは日銀のETF買い。
今月は頑張って6回買っているが、昨日前場のTOPIXはマイナス0.1%の下落。
当然出番はなかった。
一昨日の前場のTOPIXもマイナス0.1%。
日銀に買わせたくない動きはないのだろうが、微妙に買えていない。
買えない日が続けばマグマのように将来の買いが溜まってくるような気がする。
ちなみに昨年の今頃はかんぽの買いラッシュだった。
昨年5月22日にロイターが報じたのは「かんぽ生命日本株を3000〜3500億円買い増しへ」。
5月26日に複数の大手運用会社が信託銀行の新規口座を開設。
資金の出し手が「ゴッドハンド」と呼ばれていたことなど忘れてしまったが・・・。
今年5月1日の日経平均終値は19531円。
あと1日で5カ月連続月足陽線が完成する。
昨日取材したお台場の乃村工藝社(9716)。
昨年10月10日の日刊ゲンダイの短期集中連載4回目ではこう書いていた。
「株価は13年9月に1052円を付け、14年5月に665円まで調整したが10月1日に年初来高値を更新。
『倍返し』の1400円台を静かに目指すと見る」。
昨年10月10日の終値は925円。
5月25日に1465円の高値まで上昇した。
まさに半年かけて「静かな倍返し」を実現したことになる。
ちなみに6月1日から毎週月曜に日刊ゲンダイの連載が復活。
タイトルは「倍返しはコレだ part2」の予定。
5月28日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
■日経平均株価 20,609.28(+136.70)
■東証1部出来高 17.11億株
■東証1部売買代金 1.67兆円
■日経平均先物 20,620(+140)
■TOPIX 1,676.90(+15.57)
■騰落 上昇1,012/下落721
■日経JQ 2,649.11(+1.64)
----------------------------
日経平均は10日続伸した。前日比136円70銭高い2万0609円28銭で終えた
前日の欧米株高や為替市場の円安・ドル高を受けて、買い優勢でスタート。利益拡大期待からトヨタなど主力輸出株を中心に買われ、上げ幅を拡大。買い一巡後は、20600円を挟んでもみ合い、そのまま高値圏で前場取引を終了。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
東証1部の時価総額(政府保有株を除く)は600兆7211億円と、600兆円を上回って前場を終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆6755億円、売買高は17億1129万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の5割強にあたる1012、値下がりは4割近い721、変わらずは149だった。
個別では東電が引き続き物色人気、みずほも商いを膨らませ大幅高。トヨタ、ソニーなども上値追い。東製鉄が値を飛ばし、カルソカンセイも大きく買われた。昭電工、T&DHDも高い。
半面、ミツミ電が大幅安、アイスタイルも大きく値を下げた。キッコマンやキユーピーなど食品株が総じてさえなかった。京成など鉄道株も売られた。
東証2部株価指数は反発した。朝日インテクや本州化が上げ、ラオックスや東亜石が下げた
日経ジャスダック平均株価は小幅に続伸した。前引けは前日比1円64銭高の2649円11銭と、前日に付けた2006年4月以来の高値を上回っている。東証1部の主力株にくわえて新興株にも資金が流入した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で506億円、売買高は1億3504万株。 アジアゲートHD、川辺、日本テレホンがストップ高に買われオートWやムラキ、ガーラが上昇した。半面、日ダイナミク、タツモ、タケダ機械、GMOペパボ、イマジニアなどが下落した。
東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比4.78ポイント安の953.72だった。ファーストコーポ、ASJ、スノーピーク、イグニス、OTS、そーせいなどが売られた。パスがストップ高。ヒューマンウェブは値を飛ばした。ハウスドゥ、テラプロ、テラスカイ、カイオムなどは買われた。
5月28日 相場概況
日経平均10時上げ幅を拡大 153円高 円安関連銘柄を物色 |
【寄り付き概況】
【10時現在】
■日経平均株価 20,609.91(+137.33)
■日経平均先物 20,630(+150)
■TOPIX先物 1,675.00(+11.00)
■騰落 上昇997/下落697
■日経JQ 2,652.32(+4.85)
■マザーズ指数 957.47(-1.03)
28日の日経平均株価はやや上げ幅を広げている。前日比130円程度高い2万0600円台で推移している。円安や前日の欧米株高を好感した買いが続いている。「好業績で、円安の恩恵を受けやすい銘柄を物色する動きが活発になっている」との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上げ幅を広げている。
東証1部の売買代金は概算で9281億円、売買高は9億4068万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は997、値下がり銘柄数は697、変わらずは186銘柄だった。
業種別では33業種中、23業種前後が高く、値上がり上位に保険、ゴム製品、電力ガス、輸送用機器、空運、銀行など。半面、値下がりは水産、サービス、不動産、石油、食料品など。
売買代金上位銘柄では、みずが前日比4%超上昇しているほか、三菱UFJ、三井住友とメガバンク3行はそろって上昇。一方、ソフトバンクやNTTなどの通信株は売られている。JR東日本など鉄道株も総じて安い。また、USJの再上場が秋にもと伝わったことから、オリエンタルランドは需給面で売られているもよう。
東証2部株価指数は反発している。朝日インテクや象印が上げている。半面、東亜石や日伸銅は下げている。
225先物は、HSBC・ドイツ・パリバ・GS・モルスタ・ニューエッジが買い越し。
野村・バークレイズ・アムロ・メリル・クレディが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・HSBC・UBS・シティが買い越し。
クレディ・大和・パリバ・GS・モルスタが売り越し。
外資系等は、小野薬品(4528)、メガチップス(6875)、スクエニ(9684)、アインファーマ(9627)、住友不販(8870)、郵船(9101)、川船(9107)、ライオン(4912)、ハウス(1925)、ガイシ(5333)、日通(9061)に注目。
テクニカル的には、三井松島(1518)、トーエネク(1946)、NDS(1956)、丸大食品(2288)、ゲオ(2681)、ダイニック(3551)、大王紙(3880)、コスモ石(5105)、洋ゴム(5105)、BS(5108)、住友ゴム(5110)、板硝子(5202)、東京鉄(5923)、小森(6349)、キーエンス(6861)、千代田インテ(6915)、ファナック(6954)、日CMK(6958)、太陽誘電(6976)、IHI(7013)、ジャムコ(7408)、カッパ(7421)、キャノン電子(7739)、内田洋行(8057)、第一実業(8059)、三愛石(8097)、ワキタ(8125)、新光商事(8141)、M2(8728)、マネパ(8732)、ミスミ(9962)が動兆。
【信用取引規制関係】
■東証、アテクト株、UEX株の日々公表銘柄指定を解除 27日付。
■東証、ハウスドゥ株、GMOペパボ株、日ダイナミク株、ワットマン株を日々公表銘柄に指定 28日から。
▽整理銘柄に指定=〔福証〕マルミヤは27日(上場廃止は6月26日)
▽空売り比率=28.6%(東証、27日)
【27日の相場表変更】
▽上場廃止=〔ジャスダック〕ナイスクラ、JPNHD
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
日本ヒューム 60万株、5億円
▼立合外分売
藤井産業 6月3〜9日に10万株
▼一単元の株式数変更
あらた 8月1日付で1000株から100株
日本ピストンリング 10月1日付で1000株から100株
<兜町カタリスト>
「28年9カ月」
市場の論調というのは面白い。
昨日の前場はNY安もありマイナスだったが後場はかろうじてプラスで9連騰。
市場のコメントは「連騰記録はつなげたが、前場はマイナス圏での推移が長く、
値下がり銘柄も多かった。
程よくガス抜きができ、過熱感が幾分か和らいだ印象。
10連騰へ視界は良好だ」。
ダービーの予想のようなコメントは市場心理の好転を表現している。
マイナスを「ガス抜き」ととらえられるゆとりができたということだろう。
ここまで来るのに長い時間が必要だった。
長い時間といえば、ストボの渡辺記者が調べた連騰記録の歴史。
9連騰は昨年8月以来だから大した時間差ではないが10連騰となると話は違う。
バブル崩壊後にはなかった。
いちばん近い記録では1986年8月7日から20日の10連騰。
8月20日の日経平均は1万8936円は当時の新高値。
その後87年10月のブラックマンデーを経て89年12月の38915円まで駆け上がった。
買われた中心は東電、東ガス、IHI、川鉄(JFE)など。
「ウォーターフロント」をテーマにした低位大型株人気だった。
ストボの岩本デスクのコメントは「誰が買ったかというと、若手ファンドマネジャー。
金融機関の株式運用が活発になった時期で、債券のディーリングに似た感覚での超大型株の短期回転商い」。
そのうち為替や債券感覚での株商いが復活してくるのかも知れない。
28年9カ月ぶりにの10連騰ともなると話も壮大になってくる。
ちなみに1981年8月21日の売買高ランキング。
トップが新日鉄の3億6514万株、2位川鉄の商いも3億株超、以下、鋼管、石川島、住金、重工、東芝。
ここまでは1億株超。
そして郵船、三電機、日立だった。
全体の商いは23億株だったから今から考えると大したことはない。
しかしシステム化されていなかったから出来電の戻りは10時過ぎ。
深夜帰宅の株屋さんばかりが多かったから個人的には真夏の夜の悪夢だった記憶が残っている。
今朝の日経「私の履歴書」の日立の川村相談役。
「株式市場から高い評価得るのは簡単ではないし、アナリストや投資家はこれで満足ということは決してない」。
あくまで欲望と夢を追い続けているのであるから当然のことでもある。
株価が上がってもバーは影踏みのように更に高くなるのが市場。
「社外取締役や投資家の発する辛口のコメントに多少めげた経験もある。
だがこんな時、あの連中はわかっていないと怒ってはいけない。
多くの場合は組織の外から客観的に会社を見ている彼らが正しいのだ」。
そうかも知れないが、少し市場に迎合しすぎのような気もする。
もっと天上天下唯我独尊でも良いのではなかろうか。
ないものねだりまでする市場や欲望をあくまで追求するマーケットに追従しないのは難しいかも知れない。
しかしその方がもっと良い結果が出るようにも思える。
日経平均株価の25日移動平均線は19900円でプラス2.87%かい離。
プラス5%だと20895円になる計算。
75日線は19284円でプラス6.16%かい離。
プラス10%だと21212円になる計算。
200日線は17502円でプラス16.97%のかい離。
プラス20%だと21003円になる計算。
日経平均採用銘柄のEPSは1243円でPER16.45倍。
17倍だと21131円になる計算。
概ね目先的には21000円水準に壁がある。
ただ2000年4月12日の終値20833円は超えられる水準ではある。
あの時は2月9日に終値で20007円に乗せたがその後は19000円台。
3月27日から4月14日まで15日間の2万円だったが・・・。
騰落レシオは104%で過熱感薄。
過去12日のサイコロジカルでは11勝1敗で91.7%。
あと2日上昇すると見たこともないサイコロ100%にお目にかかれることになる。
できれば見たいものでもある。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス13.846%。
買い方マイナス2.632%でスプレッドは10%以上となった。
Quicj調査の信用評価損率(5月22日現在)はマイナス6.94%。
昨年8月以来の水準まで低下した。
裁定買い残は2414億円増加し3兆5293億円。
まだまだ糊しろはある。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
モブキャスト(3664)・・・動兆
モブキャストに注目する。
同社はスポーツ特化型SNS「モブキャスト」通じたソーシャルゲームが中核。
スマホ拡大で業績は堅調。
サルさるなどのコンテンツもあり干支の申関連にもなろうか。
5月28日 相場展望(寄付き前コメント)
【オープニングコメント】
昨日まで9日続伸で、日柄的にはさすがに過熱感が高まっていることから、日経平均株価は利益確定の売りに押されて一服商 状となることが予想されるが、昨日特に前場は、マイナス圏での推移が長く、値下がり銘柄も多かったことから、程よくガス抜きができ、過熱感が幾分か和らい だ印象。10連騰へ視界は良好だと考える。
日経平均株価予想レンジは、20300-20600を想定する。
主要外国証券経由の注文動向は、売り990万株、買い910万株で、差し引き80万株の売り越し。売り越しは4営業日ぶり。金額は買い越し。
売りセクターに、銀行、情報通信、サービス、薬品、自動車など。
買いセクターに、化学、ゴム、銀行、卸売、保険、食品、不動産、電機、サービス、機械、情報通信など。
【NY概況】
27 日のNYダウは3営業日ぶりに反発した。前日比121ドル45セント高の1万8162ドル99セントで終えた。前日に大幅安となった反動から、米株式には 目先の戻りを期待した買いが優勢となった。ギリシャの債務問題を巡る交渉がまとまるとの期待から欧州株が大きく上げたほか、米市場ではハイテク株が大幅高 となったことも相場を支えた。
ナスダック総合株価指数は大幅反発。前日比73.842ポイント高の5106.593で終え、4月24日に付けた過去最高を約1カ月ぶりに更新した。
シカゴ日経平均先物は3日続伸した。6月物は前日比215円高の2万635円で引けた。27日の大取終値を155円上回った。円安が進んだうえ、ギリシャの財政不安が薄れ米株が3日ぶりに反発し買われた。この日の6月物高値は2万670円、安値は2万370円。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 20645 ( +165 )
シカゴ日経225先物(円建て) 20635 ( +155 )
( )は大取所終値比
【予定】
■国内(28日)
4月商業販売統計(8:50)
2年国債入札
《決算発表》
パーク24、東和フード、菱洋エレク
大手生命保険各社、決算発表集中
■海外(28日)
ユーロ圏5月消費者信頼感確報値(18:00)
カナダ1-3月期経常収支(21:30)
メキシコ4月失業率(22:00)
米4月中古住宅販売仮契約(23:00)
米7年国債入札
《決算発表》
アバークロンビーアンドフィッチ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
5月27日 相場概況(大引け)
日経平均大引け、一時20500円台乗せ、15年1カ月ぶり高値 |
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【大引け概況】
27日の日経平均株価は9日続伸した。終値は前日比35円10銭高の2万0472円58銭と、2000年4月13日以来、約15年1カ月ぶりの高値を連日で更新した。
9日連続上昇は14年8月11〜21日に9日続伸して以来、約9カ月ぶりの長期上昇となる。外国為替市場で円相場が一時1ドル=123円台まで円安・ドル高が進んだことで、恩恵を受ける自動車株やゴム製品株などに買いが入り、相場を支えた。
朝方は前日のNYダウが190ドルの大幅な下げをみせたことを受け、投資家心理が悪化し、運用リスクを避ける目的の売りが優勢だった。
前日までの連騰疲れもあり調整ムードが漂っていたが、寄り後は底堅さが際立った。
円相場がじりじりと下げ幅を広げるにつれて、富士重など自動車株が一段高となったほか、先物主導で買い戻しも広がった。
後場に日経平均は一時2万0500円台に乗せたが、円安が一服すると日経平均は再び下げに転じた、方向感が目まぐるしく変化した。
JPX日経インデックス400は小幅に反発した。
東証株価指数(TOPIX)は9日続伸した。TOPIXの9日連騰は14年5月22日〜6月4日まで10日連続で上昇して以来の記録となる。
業種別TOPIXは「非鉄金属」「ゴム製品」「繊維製品」などの上昇が目立った。
東証1部の売買代金は概算で2兆7725億円、売買高は25億5180万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は948、値下がりは804、変わらずは129だった。
円安の影響が業績にプラスに働くことが期待されたTDKや村田製などの電子部品・半導体関連株が高い。前日も出遅れ感で物色されていた新日鉄住金にはきょうも買いが続いた。半面、ソニーや任天堂、NTT、エーザイが下げた。
個別では、東電が大商いで高く、円安の影響が業績にプラスに働くことが期待されたTDKや村田製などの電子部品・半導体関連株が高い。
東芝機械、三信電気が値を飛ばし、ミスミGも大幅高。半面、ボルテージ、FPGが大幅安、エイベックスも売られた。ソニーや任天堂、NTT、エーザイが下げた。
東証2部株価指数は小幅に2日続落した。北陸電話工事、郷鉄工所、スリープロ、アマテイが下げた一方、高砂鉄、東亜石、セイヒョー、アピクヤマダ、日伸銅、東亜石、Oakが上昇した。
日経ジャスダック平均株価は4日続伸した。終値は前日比5円94銭高の2647円47銭だった。4日連続で年初来高値を更新し、2006年4月以来9年1カ月ぶりの高値を付けた。
新興市場では医薬品や情報通信関連を中心に買いが入り、中小型株を物色する動きも強まった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で1036億円、売買高は2億326万株だった。
イマジニア、ガーラワットマン、マルマン、アイケイが下落した。一方、シンデンハイテク、エムケイシステム、ムラキ、日本テレホンがストップ高で引け、タケダ機械、タツモ、ローヤル電機、オートウェーブ、日ダイナミク、クルーズなどが買われた。
東証マザーズ指数は反発した。終値は前日比4.13ポイント高の958.50だった。個別銘柄ではハウスドゥ、カイオムがストップ高。京王ズ、ビリングシス、オークファン、ITbook、そーせいが上昇した半面、Hamee、総医研、PCNET、アクロデ、ミクシィ、テラスカイが下落した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均 |
20,472.58 |
35.10 |
日経平均先物 |
20,480.00 |
10.00 |
TOPIX |
1,661.33 |
1.76 |
TOPIX先物 |
1,664.00 |
1.50 |
東証2部指数 |
4,891.11 |
-1.10 |
JASDAQ |
2,647.47 |
5.94 |
マザーズ |
958.5 |
4.13 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2551800 |
2772565 |
東証2部 |
148860 |
29223 |
「清濁」
昨日までの八連雀で5月は13勝2敗。
「役万だから期待感大」という声も聞こえた。
「大相撲なら堂々の優勝で大関に」とも。
東京市場も照富士のように関脇から大関昇格の時期なのかもしれない。
あまりはしゃぐと良いことがないのが相場でもある。
そもそも・・・。
メモリアルデー明けのNY市場は強いというのがアノマリー。
1950年〜1970年。
メモリアルデーの前日の上昇確率が高く、2日目、3日目は下げたいたという。
ところが1971年〜2014年。
メモリアルデー以降3日間は平均して上昇する傾向にあるという。
とくに1日目と3日目の上昇確率は高いといわれていたが、蓋を開ければ大幅続落。
アノマリー崩しが今年の傾向かも知れない。
昨日の日経朝刊で気になったのが「企業の節税策、報告義務」の見出し。
税理士に対し、企業に提供している節税策の報告を2017年度にも義務づける方向。
税収減や企業間の不公平を和らげることが目的という。
仕組んだのはOECDだから世界的動きに同調した格好。
「1年で億大単位の損失を意図的に作り出すような節税策」が対象という。
住みにくい世界と住みやすい世界。
清と濁のどちらに魚は棲むのだろうか。
日経先物
|
月間上昇幅 |
上昇率 |
勝敗 |
5月 |
+930円 |
4.97%(5/26) |
12勝 3敗 |
4月 |
+280円 |
1.46% |
11勝10敗 |
3月 |
+410円 |
2.18% |
13勝 9敗 |
2月 |
+1150円 |
6.51% |
15勝 4敗 |
1月 |
+310円 |
1.79% |
11勝 8敗 |
5月27日 相場概況(前引け)
日経平均株価前引け、9日ぶり小幅反落。円安を支えに底堅さ発揮 |
【前引け概況】
■日経平均株価 20,425.15(-12.33)
■東証1部出来高 12.41億株
■東証1部売買代金 1.34兆円
■日経平均先物 20,440(-30)
■TOPIX 1,657.83(-1.74)
■騰落 上昇815/下落908
■日経JQ 2,648.31(+6.78)
27日前引けの日経平均株価は、9日ぶりに小幅反落した。前日比12円33銭安の2万0425円15銭で前場を終了。
前日のNYダウが190ドルの大幅な下げをみせたことで利益確定の売りを誘発した。ただ、日経平均、TOPIXとも前日まで8日続伸も、騰落レシオなどの指標は過熱感を示しておらず、個別株物色の流れが続いている。
外国為替市場で1ドル=123円台で推移するなど円安に傾いていることも主力輸出株を中心にプラスに働き、値がさ株への買いを背景に日経平均は一時上昇に転じる場面もあった。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆3498億円、売買高は12億4177万株。東証1部の値下がり銘柄数は908、値上がりは815、変わらずは157だった。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに小幅に下げた。
個別では東電が大商いで高いほか、トヨタも上昇。村田製が値を飛ばし、新日鉄住金も強い。スター精、ユーシン、東芝機械なども大きく上昇した。半面、日本生命保険と資本・業務提携すると発表した野村総研が下げた。宝印刷が急反落、アニコムHDも売られた。ドンキホーテHD、凸版印なども安い。
東京株式2部市場は続落。2部指数は前日比8.32ポイント安の4883.89となった。
郷鉄工所、北陸電話工事、スリープロ、カワセコンピュは売られた。一方、日伸銅が一時ストップ高に買われ、RVH、ベネ・ワン、フジコピアン、ウイルコHDは値上がり率上位。
日経ジャスダック平均は前日比6円78銭高の2648円31銭と続伸。
相対的に出遅れ感のあった新興株を物色する動きが強まった。市場では「出遅れ銘柄を探す動きが主力株に加えて新興株でも強まっており、投資対象の裾野が広がっている」との声が聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で617億円、売買高は1億1688万株。
シンデンハイテク、エムケイシステム、タケダ機械、タツモ、ローヤル電機がストップ高に買われ、ムラキ、オートウェーブ、日ダイナミク、ソレキアは値上がり率上位。半面、イマジニア、ガーラ、ワットマン、アイケイ、東武住販、マルマンは売られた。
東証マザーズは前日比2.72ポイント高の957.09と反発。
個別銘柄では京王ズが一時ストップ高。ITbook、アドウェイズ、ビリングシス、オークファン、ネットイヤー、ハウスドゥも値上がり率上位に買われた。半面、ミクシィ、ACCESS、Hamee、エンバイオHD、ヒューマンウェブ、PCNETは値下がり率上位に売られた。
5月27日 相場概況
日経平均10時、9日ぶり反落だが材料株の売買が活発 |
【寄り付き概況】
■日経平均株価 20,401.88(-35.60)
■日経平均先物 20,410(-60)
■TOPIX先物 1,655.50(-7.00)
■騰落 上昇698/下落986
■日経JQ 2,642.70(+1.17)
■マザーズ指数 952.04(-2.33)
10時時点の日経平均は35.60円安の20,401.88円で推移している。ドル買いが加速した一方、欧米株式市場では主要株価指数が総じて1%の下げとなったことから、東京市場はやや売り優勢の地合いに。ただ、寄り前の外資系6社の売買が800万株ほどの買い越しとなったことなどが影響してか、日経平均は底堅い推移が見られる。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も一時上昇に転じ、相場全体で売り一巡後は買い戻しが入っている。
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は698、値下がり銘柄数は986、変わらずは193銘柄だった。
業種別では33業種中、値上がりはゴム製品、非鉄、輸送用機器、鉄鋼、倉庫など8業種程度にとどまっている。値下がりで目立つのは鉱業、保険、その他金融、情報通信、証券、その他製品など。
売買代金上位銘柄では、三菱UFJ、ソニー、ソフトバンクがさえない一方、東京電力、トヨタ、富士重工、村田製作が買われている。なお、指数、大型株膠着を受けて、短期資金は江守グループに流入している様子。同社の上昇率は一時100%超となっている
八千代銀行、東京都民銀行の東京TYフィナンシャルグループ(東京TYFG)は東京都が設立した新銀行東京との経営統合観測が材料視されて続伸高値となっている。
日経平均への影響度が高いファナックが日経平均を押し上げている。半面、ソニーやソフトバンク、任天堂、NTTなどが安い。
東証2部指数は前日終値近辺で小動き。郷鉄工や日伸銅、ベネ・ワンが高い。半面、朝日インテク、アマテイ、Oakが売りに押されている。
225先物は、バークレイズ・シティ・大和・GS・JPが買い越し。
野村・ニューエッジ・SBI・モルスタ・メリル・ドイツ・アムロ・クレディが売り越し。
TOPIX先物はニューエッジ・ドイツ・GS・JPが買い越し。
ソジェン・モルスタ・SBI・大和・日興が売り越し。
外資系等は、アイシン(7259)、住友不(8830)、ニトリ(9843)、朝日インテック(7747)、三和(5929)、キムラユニティ(9368)、東ソー(4042)、進和(7607)、オークマ(6103)、東芝機械(6104)、オリンパ(7733)、島忠(8184)、
ホシザキ(6465)に注目。
テクニカル的には、ホクト(1379)、パソナ(2168)、豊田紡織(3116)、丸善(3159)、HUG(3676)、北越紀州(3865)、住友ベ(4203)、マンダム(4917)、出光(5019)、JX(5020)、大チタ(5726)、OKK(6205)、ヤマ発(7272)、コジマ(7513)、神鋼商事(8075)、雪印メグ(2270)、ジェイコム(2462)、エディオン(2730)、ファーマライズ(2796)、enish(3667)、日ケミファ(4539)、東和薬品(4553)、大日塗(4611)、三洋工(5958)、月島機(6332)、ヨーカネツ(6369)、リケン(6462)、SMK(6798)、共和電(6853)、ヨロズ(7294)、コナカ(7494)、サンリオ(8136)、リョーサン(8140)、松屋(8237)、三菱Uリ(8593)、フジ住(8860)、商船三井(9104)、NTTデータ(9613)、カプコン(9697)、KNT(9726)、オートバクス(9832)が動兆。
【信用取引規制関係】
■東証、サニックス株の日々公表銘柄指定を解除 26日付。
■東証、ボルテージ株を日々公表銘柄に指定 27日から。
■東証、制限値幅の拡大を解除 日ダイナミク株を27日から。
■東証、ITbook株、サイステップ株の信用取引に関する臨時措置を解除 27日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
■日証金、日ダイナミク株の貸借取引で申込停止措置 制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きは除く。26日午後立会約定分から。
▽指定変更=〔ジャスダック〕テクノスJは6月2日から2部
▽空売り比率=29.4%(東証、26日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
アステラス製薬 2000万株、400億円
三菱ガス化学 1000万株、90億円
日本製鋼所 550万株、31億2400万円
アルファグループ 46万9600株、5億6352万円
▼立合外分売
キューブシステム 6月2〜4日に20万株
▼一単元の株式数変更
名古屋電機工業 7月1日付で1000株から100株
ゴールドウイン 10月1日付で1000株から100株
<兜町カタリスト>
「メモリアル」
日経平均・TOPIXともに8日続伸。
昨年8月の9日続伸以来となった。
日経平均株価は20437.48円。
2000年4月14日の20434円を終値ベースで抜いた。
個人的には意義のある日だったと思える。
2000年4月15日(土)に日経平均の30銘柄入れ替えが発表。
あの日以来日経平均株価は値がさハイテク指数に変身し、凋落の一途だった。
それもそのはずで新規採用30銘柄と残存195銘柄の時価総額がほぼ一緒。
除外された30銘柄は大半がオールドエコノミーの低位株。
新規30銘柄は値がさハイテク株。
除数も10.18から一気に倍の20.34まで上がっていた。
新規採用30銘柄は買われたが、除外30銘柄は4月17日(月)から売られた。
同時に残存195銘柄も半分は売られたことになる。
だからこその株価下落。
この構図を発表者は知っていたのか意図していたのかは不明。
しかし誤った決断であったことは歴史が証明してくれている。
だからこそ・・・。
単に20434円とはいえ当時の数字を回復してくれたことはパラダイムシフトでもある。
因みにこのときの入れ替えの負の効果の計算がある。
除外30銘柄の値下がり229円(4月17日:発表直後〜21日:入れ替え前日)
新規採用30銘柄の反動安768円(4月24日:入れ替え日〜28日)
残存195銘柄の換金売り下落689円(4月21日)。
合計1687円。
あの入れ替えがなければ1700円近くの下落はなかったのかも知れない。
一方で今の日経平均株価は約1700円の下駄を脱いでいるということも言える。
【除外30銘柄】
ニ チロ(1331)、三井鉱(1501)、住友石炭(1503)、甜菜糖(2108)、ホーネン(2601)、富士紡(3104)、東邦レ(3403)、ラ サ工(4022)、カーバイト(4064)、日本化(4092)、合成化学(4201)、旭電化(4401)、日本油脂(4403)、洋ゴム (5105)、カーボン(5302)、ノリタケ(5331)、白煉瓦(5351)、日本金属(5479)、冶金工(5480)、日電工(5563)、三菱 製鋼(5632)、志村化工(5721)、昭和電線(5805)、東京製網(5981)、日ピス(6461)、西華産業(8061)、岩谷(8088)、 丸善(8236)、山九(9065)、三井倉庫(9302)。
【新規採用30銘柄】
日本たばこ(2914)、花王(4452)、 一薬(4505)、エーザイ(4523)、テルモ(4543)、TDK(6762)、ミツミ(6767)、松下通信(6781)、アドバンテスト (6857)、カシオ(6952)、ファナック(6954)、京セラ(6971)、太陽誘電(6976)、松下電工(7991)、三菱自(7211)、富 士重工(7270)、東京エレ(8035)、セブンイレブン(8183)、イトーヨーカ堂(8264)、ジャスコ(8267)、興銀(8302)、大和銀 (8319)、東海銀(8321)、静銀(8355)、住友信託(8403)、安田信託(8404)、住友海上(8753)、JR東(9020)、 DDI(9433)、ドコモ((9437)。
このメモリアルがトリガーとなった訳でもなかろうに昨日は大引け直後から円安ドル高に。
日経の見出しでは「円、7年10か月ぶり安値」。
123.33円まで円安となった。
短期間での急激な動きはもはやポジティブ要因ではくネガティブ要因。
2007年6月に「通貨の沈む国」とされた危機感は忘れられたのだろうか。
3連休明けのアメリカ。
3月のケースシラー住宅価格指数は前年比プラス5%で着地。
特に西部での伸びが押し上げ要因となり事前予想の4.7%を上回った。
サンフランシスコが前年比10.3%上昇、デンバーが10%上昇。
前年比での上昇は2カ月連続で上昇率は過去最大。
また商務省が発表した4月の耐久財新規受注統計は前月比マイナス0.5%と市場予想通りの着地。
航空機を除く非国防資本財は前月比プラス1.0%。(予想プラス0.4%)。
また5月の米消費者信頼感指数は95.4で前月の94.3から上昇。
市場予想の94.9を上回って着地。
今後数カ月に雇用増を見込む向きが増加し、労働市場に対する明るい見方が高まっているとの解釈。
これらを合わせてドルが一段高となったとの解釈。
興味不快のはFRBのイエレン議長。
8月にワイオミング州ジャクソンホールで開かれる年次経済シンポジウムに不参加の方向。
夏の終わりは避暑どころではないのかも知れない。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
セイノー(9076)・・・動兆
セイノーに注目する。
同社は路線トラック大手。
値上げ効果も浸透し業績は堅調。
PBR0.91倍。
野村AM設定の大型投信「野村日本企業価値向上オープン」参考ポート銘柄。
5月27日 相場展望(寄付き前)
【オープニングコメント】
27日の日経平均株価は、弱含みの展開を想定する。
日経平均株価予想レンジは、20150-20400を予想。
昨日まで8連騰で地合いの良さが強く意識される一方、短期的には高値警戒感も強まりやすい。
また、連休明けのNY株も安く目先的には調整局面だろう。持続的な株価上昇という点では好ましい流れと考える。
物色も出遅れセクターが買われ、個別も特定の銘柄に資金が集中し、動きの止まった銘柄は大きく売られる動きが散見されるなど、手詰まり感がうかがえる。
方向感が乏しくなっても材料の出た銘柄などが物色されると予想される。そのほか、信用売残の増加した銘柄の動きに注目。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1260万株、買い2100万株で、差し引き840万株の買い越し。買い越しは3営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、自動車、銀行、空運、電機、サービス、石油、化学、商社、食品、情報通信、小売、薬品など。
買いセクターに、電機、機械、精密、保険、繊維、自動車、サービス、化学、電力、銀行、精密など。
【NY概況】
26 日のNYダウ工業株30種平均は休場前の22日と比べ190ドル48セント安の1万8041ドル54セントで終え、7日以来の安値を付けた。米連邦準備理 事会(FRB)が年内にも政策金利の引き上げに踏み切るとの観測が強まり、米株式には売りが広がった。外国為替市場で進んだドル高も重荷となり、ダウ平均 は下げ幅を242ドルまで拡大する場面もあった。
朝方発表された4月耐久財受注額で、設備投資の先行指標となる非国防資本財受注が前月から上昇したほか、4月新築住宅販売件数が市場予想をやや上回ったことで、早期利上げ警戒感が強まった。
前週末にはイエレンFRB議長が年内の利上げ開始を示唆していたことも改めて意識され、利上げの開始時期が過度に遅れるとの見方が和らぎ、米株式相場の売りにつながった。
セクター別では、メディアを除いて全面安となっており、特にテクノロジー・ハード・機器やエネルギーの下落。
ナスダック総合株価指数も続落し、同56.611ポイント安の5032.751で終えた。
シカゴ日経平均先物は6月物は休場前22日と比べて55円高い2万0420円で終え、期近物の終値としては同先物が上場された2004年2月以来の最高値を更新した。同日の大阪取引所の終値は50円下回った。
この日の6月物高値は2万0570円、安値は2万0320円。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 20430 ( -40 )
シカゴ日経225先物(円建て) 20420 ( -50 )
( )は大取所終値比
【予定】
■国内(27日)
4月30日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨
5月月例経済報告
■海外
中国4月工業利益(10:30)
仏5月消費者信頼感(15:45)
G7財務相・中銀総裁会議(〜29日ドイツ)
カナダ中銀翌日物貸出金利発表(23:00)
米5年国債入札
《決算発表》
トール・ブラザーズ、コストコホールセール、ティファニー
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
5月26日 相場概況(大引け)
日経平均大引け、8日続伸、連日の年初来高値更新 出遅れ株物色 |
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
26日の日経平均株価は8日続伸した。終値は前日比23円71銭高の2万0437円48銭と、2000年4月13日以来、約15年1カ月ぶりの高値。8日連続の上昇は14年8月11〜21日に9日続伸して以来、約9カ月ぶりの長期上昇となる。
企業収益の拡大基調を背景に相場の先高観が根強く、新日鉄住金、JFEHDなど株価に出遅れ感のある銘柄を中心に買いが優勢となった。過熱感の乏しい銘柄を選別して物色する動きが広がった。
但し、日経平均の上値も重かった。休場明けの米株式相場の動向を見極めたいとの雰囲気もくすぶり、利益確定売りに押される場面もあった。
東証株価指数(TOPIX)も8日続伸した。前日比0.42ポイント高1659.57で終え、07年10月11日以来、約7年7カ月ぶりの高値をつけた。一方、JPX日経インデックス400は8営業日ぶりに反落。終値は2.32ポイント安の1万5003.85だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆543億円とほぼ1カ月半ぶりの低水準。売買高も19億1395万株と低調だった。休暇を取得する海外投資家が多く、取引は盛り上がりに欠けた。東証1部の値上がり銘柄数は703と、全体の4割に届かなかった。値下がりは1024、変わらずは157銘柄だった。
業種別の値上がり上位は、鉄鋼、空運、パルプ・紙、石油・石炭製品、海運など。一方、値下がり上位は、証券、その他金融、銀行、サービス、医薬品となった。
個別では、ソフトバンク、ファーストリテ、東エレク、ファナック、三井物産などが堅調。証券会社が投資判断を引き上げたJXも上げた。
一方、三菱UFJやみずほFG、三井住友FGの3大銀グループがそろって下落。JTの飲料自動販売機事業を買収すると発表したサントリーBFが下げた。財務負担を警戒する売りが優勢になった。その他、フォーバル、極東貿易、リロHLDなどが下げた。
東京株式2部市場は7日ぶり反落。大引けの2部指数は、前日比10.06ポイント安の4892.21となった。
個別銘柄では北陸電話工事がストップ安。オリチエン工業、大和、NJK、指月電も値下がり率上位に売られた。一方、郷鉄工所、RVH、カワセコンピュがストップ高。アサヒ衛陶、アマテイ、ラピーヌなど買われた。
日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。大引けは前日比6円17銭高の2641円53銭だった。3日連続で年初来高値を更新し、2006年4月以来およそ9年1カ月ぶりの高値を付けた。日経平均株価が方向感を欠く動きだったなか、材料の出た一部の新興銘柄に買いが向かった。ゲーム関連とバイオ関連の一角には売りが出た。
ジャスダック市場の売買代金は概算で1212億円、売買高は2億2989万株だった。
個別銘柄では日ダイナミク、Sシャワー、研創、日本テレホンがストップ高。オートウェーブ、ハビックス、インテリW、イーター電機、ワットマンなどが上昇した、一方で、イマジニア、ワイエスフード、アーバネット、ガーラ、ガンホーなどは下落した。
東証マザーズ指数は6日ぶりに反落。大引けは前日比10.37ポイント安の954.37だった。そーせい、ミクシィ、ジグソー、クロスマーケ、メドレック、アクロデアなどが下げた。半面、OTS、Aiming、ハウスドゥ、総医研、パス、WSCOPE、テラスカイが上昇した。午前に米電子商取引イーベイが展開するオンライン市場「eBay」上での受託業務を自動化し、国境を越えた電子商取引「越境EC」を加速させるアプリの提供を開始したと発表したHameeは一時制限値幅の上限(ストップ高水準)まで上昇した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
20,437.48 |
23.71 |
日経平均先物 |
20,470.00 |
40.00 |
TOPIX |
1,659.57 |
0.42 |
TOPIX先物 |
1,662.50 |
-0.50 |
東証2部指数 |
4,892.21 |
-10.06 |
JASDAQ |
2,641.53 |
6.17 |
マザーズ |
954.37 |
-10.37 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1913950 |
2054330 |
東証2部 |
115420 |
23419 |
昨日、東武東上線沿線の都市でのセミナーでの質問タイム。
まず登場した質問。
「証券会社の人たちは、長期保有はするな、下げたら損切りなさい、と言う。
そして売れば上がるし買えば上がるのが相場という。これは正しくないんじゃないか」。
この投資家さんの結論は「損切りせず長期保有をしてきて儲かった。
しかも売っても上がらないし買っても下がらない」。
ほとんど相場自慢のような質問でした。
次の質問は「もう80歳を超えたので株式投資からは少し撤退し、
毎月分配型の投信に切り替えて毎月80万円余りをもらっています。
この80万円余りをまた株にするべきかどうか悩んでいます」。
長年の相場の腕が鳴り始めたのでしょう。
この方に見せていただいたのは昭和38年発行の会社四季報。
今のような分厚いものではなく、コンパクトな時刻表程度の大きさで中身は簡素な記載。
決算数字もチラホラ程度。
50年前の昭和30年代はあの程度の情報で株式投資をしていたのかと感慨深いものでした。
それにしても、以前は質問というと「この株で損しているけどどうしよう」とか「塩漬け対応法」などばかり。
ところか最近は相場巧者の相場自慢みたいなものばかり。
「株価がさらに上がると思っている方」という質問には3割程度の方が挙手されましたから
相場の気温も少しは上がってきたのでしょう。
「日経平均2万円では買えなくても2万5000円なら買えるんじゃないですか?」と聞いてみたところ、
多くの方々が首肯。
大きな心理の変化が訪れているような気がしました。
有難かったのは多くの方から「東京マーケットワイド、毎日見てますよ」。
逆に応援されたような恰好でした。
日経平均は底値の8000円台からは約2.5倍。
昨日までは7日続伸。
この7という数字が使われるのはたとえば「お七夜」。
誕生から数えて七日目の夜の節目で半紙に書いた命名書を神棚や床の間に貼ってお披露目するという平安時代から続く行事。
あるいは「初七日」。
命日も含めて七日目に行う追善法要で故人が三途の川のほとりに到着する日とされています。
相場的には生まれ変わる訳ではなく、七日もすれば投資心理は大きく変化する節目なのかも知れません。
そういう人間のDNAは色濃く残っていると考えてみると、投資心理は大きくブルに傾いてくる前哨戦なのかも知れません。
今日も上がれば火曜日は8連騰。
直近も8連騰。
末広がりの8の数字に期待というところでしょうか。
日経平均の2000年4月14日の終値20434円にあとわずか。
政府保有株を入れた東証1部の時価総額は昨日段階で601兆3759億円。
JPX日経400は15006円と15000円台。
こうなってくると次に見たいのはやはりTOPIXの1700ポイント、そして1800ポイント。
07年2月26日が1816ポイントでしたからまだまだゴールは遥か彼方。
達成感どころではなく、「夢の途中」でもなく「現実の一里塚」。
挑戦するターゲットは明確ということでしょう。
5月26日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
■日経平均 20,416.25(+2.48)
■東証1部出来高 9.81億株
■東証1部売買代金 0.97兆円
■日経平均先物 20,410(-20)
■TOPIX 1,658.63(-0.52)
■騰落 上昇765/下落911
■日経JQ 2,639.99(+4.63)
------------------------------
26日午前の日経平均株価は小幅続伸し、午前の終値は前日比2円48銭高の2万416円25銭だった。
寄り付きは小幅高でスタートしたものの、前日まで7日続伸したことで水準を大きく切り上げたため、利益確定売りが優勢となった。その後、企業収益の拡大や株主還元強化期待などを背景に先高観が根強く、押し目買いで切り返したが、前日の米国株式市場が休場だったことで売買フローは少なく、売り買い一巡後は、前日の終値近辺でもみ合い取引を終了。
業種別では、値下がり上位は、証券商品先物、その他金融業、銀行業。一方、値上がり上位は、空運業、パルプ・紙、鉄鋼となり、値下がり数が値上がり数を若干上回った。
前引けの東証1部の売買代金は概算で9791億円、売買高は9億8113万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は765と、全体の4割程度にとどまった。値下がりは911、変わらずは207銘柄だった。
個別では新日鉄住金がしっかり、JALも買われた。アイロムHDが急伸、新日本建も大幅高。米国での工場建設が伝わったクボタは約1カ月ぶりの高値をつけた。一方、金融の三菱UFJやみずほFGが下落。FPGの値下がりが目立った。JTの飲料自動販売機事業の買収を発表したサントリーBFは小幅安。事業基盤の拡大を評価して買いが先行したが、財務負担を警戒する雰囲気がじわりと広がった。
東証2部株価指数は7営業日ぶりに反落。ラオックスやJトラストが下げ、アイフィスやフマキラが上げた。
日経ジャスダック平均株価は小幅続伸した。前引けは前日比4円63銭高の2639円99銭で、前日に付けた年初来高値を上回った。東証1部の主力銘柄がさえない値動きとなるなか、一部の新興市場銘柄に買いが向かい、指数を支えた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で769億円、売買高は1億3491万株。主力銘柄で構成するJASDAQ−TOP20は続落した。日ダイナミク、研創、日本テレホンがストップ高、ハビックス、イーター電機、、倉元などが上昇した。一方でイマジニア、ガーラ、マルマン、タツモ、ワイエスフード、アーバネットは下げた。前日に公募増資を発表したアーバネットも下落した。
東証マザーズ指数は反落。前引けは前日比13.80ポイント安の950.94だった。そーせい、ミクシィ、ACCESS、メドレック、リボミック、JIAが下げた。半面、ハウスドゥ、パス、ショーケースTV、OTS、Aiming、サイバダインは上昇した。
5月26日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均株価 20,427.80(+14.03)
■日経平均先物 20,430(±0)
■TOPIX先物 1,661.00(-2.00)
■騰落 上昇819/下落876
■日経JQ 2,642.35(+6.99)
■マザーズ指数 959.68(-5.06)
26日前場寄り付きの日経平均株価は一進一退。
小高く始まったものの、利益確定売りがじわりと拡大。前日比で下げに転じ、30円程度安い2万0300円台後半まで押し戻される場面があった。
日経平均は前日までの7日続伸で水準を4%強切り上げ、短期的な過熱感が指摘される。26日の休場明けとなる米株式相場の動向を見極めたいとのムードもくすぶり、上値では利益確定売りが広がりやすい。
売り圧力はさほど強まることなく売り一巡後は20400円台でしっかりとした動きになっている。
東証1部の値上がり銘柄数は819、値下がり銘柄数は876、変わらずは188銘柄だった。業種別では33業種中、18行種前後が高い。値上がり上位に鉄鋼、空運、紙パルプ、倉庫、石油、不動産など。半面、値下がりで目立つのは証券、その他金融、精密機器、ガラス土石、サービス、輸送用機器など。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小安い。
JTの飲料自動販売機事業を1500億円で買収すると発表したサントリーBFは上昇。
売買代金上位銘柄では、三菱UFJ、三井住友、ソフトバンク、新日鉄住金、三菱重工が買われている。一方、足元強かった東京電力は利益確定売りに押されているほか、トヨタ、ソニーが弱い。また、企業の節税策に対して報告を義務付ける見当に入ったと報じられたことでFPGが急落。
【信用取引規制関係】
■東証、アルメディオ株の日々公表銘柄指定を解除 25日付。
■東証、カルナバイオ株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を26日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
■日証金、宝印刷株の貸借取引で申込停止措置 制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きは除く。26日約定分から。
▽指定変更=〔ジャスダック〕日本通信は6月1日から1部
▽空売り比率=29.1%(東証、25日)
【25日の相場表変更】
▽指定変更=〔東証マザーズ→東1〕日本アジアG(情報・通信)〔ジャスダック→東2〕フォーカス(情報・通信)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
エステー 20万株、2億2060万円
太陽化学 20万株、2億円
▼立合外分売
日本ピラー工業 26日に1053円で15万株
ヤマシンフィルタ 6月2〜5日に30万株
<兜町カタリスト>
「怪異譚」
日経の連載小説が6月1日から新しくなる。
2004年11月1日〜2006年1月31日の相場の時は渡辺淳一氏の「愛の流刑地」。
久々のロングヒットだった。
06年2月1日〜07年8月5日は堺屋太一氏の「世界を創った男チンギス・ハン」。
相場は良かったが記憶は薄い。
07年8月6日〜08年9月29日は北方謙三氏の「望郷の道」。
まさにリーマンショックの始まりの時期だった。
08年9月30日〜09年10月31日は高樹のぶ子氏の「甘苦上海」。
久々のヒットだったが相場は悪かった。
09年11月1日〜11年1月21日は辻原登氏の「韃靼の馬」。
これも記憶が薄い。
11年1月22日〜2012年5月13日は安部龍太郎氏の「等伯」。
長い連載だったが今考えてみれば安部氏は安部総理の前触れだったのだろうか。
12年5月14日〜13年4月17日が浅田次郎氏の「黒書院の六兵衛」。
なんとなく尻切れトンボのような終わり方だったような気がする。
そして13年4月18日〜14年7月9日が諸田玲子氏の「波止場浪漫」。
次郎長がいたようないなかったような記憶。
今回の九間十義氏の「禁断のスカルペル」は短命だった。
新たに登場するのは宮部みゆき氏。
題名は「迷いの旅籠」。
中身は怪異譚だという。
久々のヒットになってほしいものだが渡辺淳一氏以外は相場とヒットがリンクしてはいない。
主軸は「広い世間には様々な怪異がある」。
GDPをはるかに凌駕して時価総額が増大することも怪異なのかも知れない。
ちなみに6月1日からは日刊ゲンダイで連載「倍返し株はコレだ。PART2」が新装開店。
月曜の週一連載でもとに戻った格好。
結局休みは3週間だったことになる。
大和のJPX400入れ替え予想。
《新規採用》
ミクシイ(2121)、東京建物(8804)、ネクソン(3659)、アルプス(6770)、ガイシ(5333)、JAFCO(8595)、航空電子(6807)、神戸鋼(5406)、スターツ(8850)、日立国際(6756)、NEC(6701)、MS&AD(8725)、
セイコー(8050)、ヤオコー(8279)、三和(5929)、SBI(8473)、東電(9501)、パイロット(7946)、日ガス(8174)、大王紙(3880)、三井住友建(1821)、イーグル(6486)、コーセー(4922)、エンプラス(6961)、
南海(9044)、カナモト(9678)、M&A(2127)。
《除外候補》
三菱食品(74519、山善(8051)、アイフル(8515)、日マクド(2702)、出光(5019)、JX(5020)、日製鋼(5631)、東燃ゼ(5012)、電硝(5214)、アコーディア(2131)、IIJ(3774)、コナミ(9766)、SANKYO(6417)、ジーテクト(5970)、昭電工(4004)、ユニー88270)、東亜合成(4045)、KYB(7242)、大同特(5471)、Jトラスト(8508)。
発表は8月7日。
リバランスは8月28日終値の予定。
・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「みんなで楽しむ兜」
丸い緑のニューヨーク
赤く映るは東京だ
寄りつき大引け自由自在
株価は兜の王者
良い株良い顔良い株価
安くて楽しい株がある
あれこれまぜあいそろっている
みんなが楽しむ兜
5月26日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
日経平均株価は、足元の勢いは相当強いといえる。ただ、今日に関しては、25日、メモリアルデー(戦没者追悼記念日)の祝日で米株式市場が休場となることから、手掛かり材料不足のなか、7日続伸の後だけに利食い売りが先行し、日経平均株価は反落となりそうだ。
20500円処もハードルも高いと想定される上に、休場明けの海外、特に米株市場の動向を見極めたいという見方も強まりやすいと考える。
日経平均株価の予想レンジは、20200−20450を想定する。
物色対象は、昨日、中小型株への出遅れ物色なども目立っていた。需給関係は良好であり、先高期待が一段と高まることになりそうだ。主力株が大きく動けない中、ゲーム関連、バイオ関連、低位材料株などに注目。
【外資系の注文動向】
26日の東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り630万株、買い700万株で、差し引き70万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、銀行、保険、ガラス、電力、ガス、サービス、電機、非鉄金属など。
買いセクターに、電機、機械、不動産、サービス、繊維、情報通信、保険、自動車など。
【NY概況】
25日の米国市場は戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)の祝日のため休場。
【予定】
■26(火)
【国内】
4月企業向けサービス価格指数(8:50)
20年国債入札
《株式分割》※権利取最終日
北の達人、ネクスト、トレファク、沖縄電、ロックオン
【海外】
ハンガリー中銀が政策金利発表
南ア1-3月GDP(18:30)
米4月耐久財受注(21:30)
メキシコ3月小売売上高(22:00)
米3月FHFA住宅価格指数(22:00)
米3月S&Pケース・シラー住宅価格指数(22:00)
ブラジル4月経常収支(22:30)
米4月新築住宅販売件数(23:00)
米5月CB消費者信頼感指数(23:00)
米5月リッチモンド連銀製造業指数(23:00)
米5月ダラス連銀製造業活動(23:30)
米2年国債入札
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
5月25日 相場概況(大引け)
日経平均大引け、利食いこなし7日続伸 15年ぶり高値 |
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
25日の日経平均株価は7日続伸し、終値は前週末比149円36銭高の2万0413円77銭だった。連日で年初来高値を更新し、2000年4月14日(2万0434円)以来、およそ15年1カ月ぶりの高値を付けた。7日続伸は14年11月28日〜12月8日(7日続伸)以来、約5カ月半ぶり。米利上げ観測の高まりを背景に外国為替市場で円安・ドル高が進み、輸出関連株を中心に幅広い銘柄に買いが入った。
25日の米株式市場の休場を控えていることもあり、東証1部の売買代金は概算で2兆1467億円と、4月27日(2兆0846億円)以来、約1カ月ぶりの低水準だった。
外国為替市場で円相場が1ドル=121円台後半と約2カ月半ぶりの円安水準に下落したことを受け、自動車株や電子部品株など輸出関連銘柄に買いが広がった。銀行株や保険株などこれまで物色の柱となってきた銘柄への買いも続き、相場全体を押し上げた。きょうは日本時間今晩にドイツや米国が休場となるため、海外の株安に対する警戒感が薄れる形で日本株には買い安心感が広がった面もある。
後場には関東地方で発生した地震により一時伸び悩む場面もあったものの、おおむね堅調に推移した。
業種別では、電気・ガス業、その他金融業、空運業が上昇率上位だった。一方、下落したのは倉庫・運輸関連業、精密機械、証券、食料品の4業種のみだった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もともに7日続伸した。TOPIXの7日続伸は2月16〜24日の7日続伸以来、約3カ月ぶり。
東証1部の売買高は20億5248万株。東証1部の値上がり銘柄数は1073、値下がり銘柄数は656、変わらずは155だった。
個別では、トヨタ、みずほ、ソフトバンク、三菱UFJ、ソニーなど売買代金上位は全般堅調。東電力や双日は7%前後の上昇。三菱重工、シャープの上げも目立った。また、アイロムHD、クボテック、日コンベヤなどが東証1部上昇率上位となった。マツキヨHDが上場来高値を更新。パナソニックや三井ホーム、コスモ石が年初来高値を更新した。一方、東芝、野村、キヤノン、日立などが軟調。また、プリマハム、三陽商、タカタなどが東証1部下落率上位となった。サッポロHDやアサヒ、キリンHDの大手ビール3社がそろって下落した。
東証2部株価指数は6日続伸した。個別銘柄では郷鉄工所がストップ高。北陸電話工事、児玉化、オリチエン工業、クリヤマHD、Jトラスト、ニホンフラ、日東化工も買われた。半面、大和、シード、朝日インテク、日精機、NJK、サンユウは売られた。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前週末比17円55銭高の2635円36銭だった。2営業日連続で年初来高値を更新し、2006年4月以来、約9年1カ月ぶりの高値圏に達した。ジャスダック市場の売買代金は概算で913億円、売買高は1億8843万株。
個別銘柄ではワットマン、イマジニア、タツモ、KTK、研創、Sシャワーなどがストップ高。ワイエスフード、GMOペパボも値を飛ばし、エムケイシステム、倉元、ガーラ、BBタワーなども買われた。半面、小野産業、ヨシタケ、EAJ、カルナバイオ、プロルートなどは売られた。
東証マザーズ指数は5営業日続伸した。終値は前週末比8.88ポイント高の964.74。5営業日連続で年初来高値を更新した。
個別銘柄ではヒューマンウェブ、ハウスドゥがストップ高。そーせい、ミクシィ、モルフォ夢展望、BEENOS、エンカレッジ、MDVなど買われた。半面、OTS、テラスカイエクストリーム、サンバイオ、みんなのWED、エランは売られた。
【終値】
日経平均株価 20,413.77(+149.36)
日経平均先物 20,430.00(+150.00)
TOPIX 1,659.15(+11.30)
TOPIX先物 1,663.00(+12.50)
東証2部指数 4,902.27(+15.78)
JASDAQ 2,635.36 (+17.55)
マザーズ 964.74(+8.88)
騰落 上昇1,073/下落656
【出来高】
東証1部 2052480 2146752
東証2部 104820 20847
5月25日 相場概況(前引け)
日経平均前引け、15年ぶりの高値水準。142円高の2万0407円。 |
【前引け概況】
■日経平均株価 20,407.02(+142.61)
■東証1部出来高 10.74億株
■東証1部売買代金 1.06兆
■日経平均先物 20,420(+140)
■TOPIX 1,658.95(+11.10)
■騰落 上昇1,088/下落640
■日経JQ 2,634.65(+16.84)
---------------------------------
日経平均株価は7日続伸した。前週末22日の米国株は反落したものの、対ドルでの円安を好感し朝方から買いが先行した。株価指数先物にまとまった買いが入り上げ幅を拡大、前週末に付けた年初来高値(2万0320円90銭)を上回り、2万0300円台後半での堅調推移だったが、根強い買いが続き、前場終盤にかけては2万0400円台の高値水準をつけて前場取引を終了した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆0601億円、売買高は10億7497万株。東証1部の値上がり銘柄数は1088、値下がり銘柄数は640、変わらずは155だった
業種別では、ほとんどの業種が値上がりした。値上がり上位は、電気・ガス業、鉱業、その他金融業。一方、値下がり上位は、倉庫運輸関連、食料品、精密機器。
個別では、東電がカタールでの発電所受注を好感して急伸。中部電や九州電、関西電などほかの電力株の一角は年初来高値を更新した。トヨタが買われ、ソニー、ダイキンなども物色人気に。双日が商いを伴い大幅高、三菱重、アルプス電も上昇した。クボテック、日コンベヤが急伸、極東貿易も値を飛ばした。半面、ミネベア、オリンパスが軟調。プリマハム、サッポロHD、アサヒ、キッコマンなど食品株の一部に売り、三陽商が大きく値を下げ、アシックスも安い。
東証2部株価指数は続伸。Jトラストやアトム、象印が上昇。半面、朝日インテク、日精機、三社電機は下落した。
日経ジャスダック平均は前週末比16円84銭高の2634円65銭と続伸。
2006年4月以来、約9年1カ月ぶりの高値水準にある。外国為替市場で円安・ドル高が進んだことで投資家心理が改善。日本株に対する買い安心感が強まり、新興市場の銘柄も幅広く物色された。
個別銘柄ではKTK、タツモ、研創がストップ高。ワイエスフード、GMOペパボ、太洋物産、ガーラ、BBタワーマルマン、エムケイシステム、田中化研も買われた。半面、カルナバイオ、プロルート、ヨシタケ、小野産業、EAJ、トスネットは売られた。
東証マザーズは前週末比11.24ポイント高の967.10と続伸。
個別銘柄では、ヒューマンウェブ、ハウスドゥ、MDV、エンカレッジ、そーせい、OTS、ミクシィが買われた。半面、みんなのWED、エクストリーム、DEAR・L、ファーストロジ、ACCESS、モブキャスは売られた。
5月25日 相場概況
日経平均10時高値圏で、もみ合い。主力株全般に買い |
【寄り付き概況】
■日経平均株価 20,370.73(+106.32)
■日経平均先物 20,380(+100)
■TOPIX先物 1,659.00(+8.50)
■騰落 上昇1,162/下落552
■日経JQ 2,635.12(+17.31)
■マザーズ指数 967.98(+12.12)
10時時点の日経平均株価は高値圏でもみ合っている。
日経平均株価は先週末比106.32円高の20,370.73円で推移している。
外国為替市場での円安・ドル高を好感し、主力の輸出関連株に買いが続いている。
トヨタが上げ幅を1%超に広げたほか、日東電やアルプスなどが広く浅く買われ、指数をかさ上げしている。一方、終値ベースで上げれば7日続伸となり、短期的な高値警戒感もあることから一段と上値を追う動きは限られている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も高値圏で推移している。業種別では「電気・ガス業」が最大の上昇。「鉱業」も高い。下げは「パルプ・紙」や「精密機器」など3業種。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6511億円、売買高は7億1441万株。東証1部の値上がり銘柄数は1162、値下がり銘柄数は552、変わらずは169。
売買代金上位銘柄では、東京電力が商い伴って上昇しているほか、みずほ、三菱UFJ、三井住友とメガバンク3行も強い。また、トヨタ、ソフトバンク、ソニーも上昇している一方、東芝、ソニーが売られている
個別銘柄では、丸紅が配当性向を引き上げるとの報道を手掛かりに1%超上げている。双日は一時5%超上昇。
東証2部株価指数は続伸している。Jトラストやニホンフラ、ベネ・ワンが高い。半面、朝日インテクやフマキラ、NJKは下げている。
8時50分に発表された4月貿易収支は、534億円の赤字となった。赤字は2カ月ぶり。
225先物はアムロ・メリル・みずほ・ドイツ・SBI・マネ・GSが買い越し。
野村・パリバ・モルスタ・JP・UBS・ニューエッジ・クレディが売り越し。
TOPIX先物はSMBCフ・パリバ・モルスタ・バークレイズ・メリルが買い越し。
ドイツ・シティ・アムロ・クレディ・ニューエッジ・野村が売り越し。
テクニカル的にはあいHD(3076)、日本紙(3863)、JSR(4185)、ロート(4527)、有機薬(4531)、旭硝子(5201)、日コン(5269)、東海カ(5301)、JFE(5411)、豊田織機(6201)、竹内製(6432)、極東開(7226)、マツダ(7261)、コロワイド(7616)、紅(8002)、セイコー(8050)、稲畑産(8098)、日製鋼(5631)、コマツ(6301)、日立建機(6305)、住友精密(6355)、キトー(6409)、イーグル(6486)、サクサ(6675)、船井電(6839)、ゼンショー(7550)、スギ(7649)、三陽商(8011)、三井不(8801)、阪急阪神(9042)、TBS(9401)、テレ朝(9409)、光通信(9435)、トラコス(9715)が動兆。
【信用取引規制関係】
◆東証、そーせい株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を25日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
▽指定変更=〔東証2部〕ニホンフラは6月12日から1部
▽空売り比率=31.1%(東証、22日)
【22日の相場表変更】
▽指定変更=〔ジャスダック→東1〕VTHD(商業)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
SMK 100万株、5億円
日本ケミファ 100万株、6億円
東京製綱 2500株(種類株)、30億8043万250円
▼一単元の株式数変更
日本アジア投資 10月1日付で1000株から100株
養命酒製造 10月1日付で1000株から100株
ソレキア 10月1日付で1000株から100株
<マーケット通信>
5月相場の日米のアノマリーは最終盤、日立グループ株には吉と出るか凶と曲がるかトライも一法
5月相場の最大のアノマリーといえば、例の米国の相場格言である。「Sell in May, and go away(5月に売り逃げろ)」である。相場理論的にも株式需給的にも確たる根拠はないものの、経験則的に5月相場で大きな調整が入ることを警告し、その前の「転ばぬ先」の市場撤退をアドバイスしており、5月相場も残り1週間、このアノマリーが成立するのか、それとも取り越し苦労で終わるのか最終盤を迎える。
このポイントは、もちろんFRB(米連邦準備制度理事会)が、金利引き上げにいつ踏み切りかにかかっている。月初には、長期金利の上昇も重なって6月16日から17日に開催されるFOMC(連邦公開市場委員会)で決定するのか、もっと後ずれするのかで神経質な動きを続けてきたが、その後相次いで発表された経済指標が、米国経済の減速を示唆する内容となったことで、6月の早期利上げ観測は後退し、S&P500種株価指数は史上最高値を更新し、次いでニューヨク・ダウ工業株平均も最高値を更新した。このため相場格言そのものも、「Sell in May」が、「Sell in June(6月に売り逃げろ)」に後ズレしたとか、年内はこのまま上値を伸ばし続けるなどの観測も聞こえ始めている。残り1週間、米国株価が、この強力なアノマリーから逃げおおせることができるのか、それとも最後に絡め取られてギャフンとなるのか注目される。
東京市場でも、この米国の相場格言ほどのワールド・ワイドなスケールはないものの、5月相場でその当たり、外れの結果が一部注目されているアノマリーがある。日本経済新聞朝刊の最終面の「私の履歴書」欄に登場する経営者が属する企業の株価は、株価にプラス効果があって上昇するとするアノマリーである。今年5月は、日立製作所<6501>(東1)の3代前の代表取締役社長で同会長も兼務した川村隆相談役が登場している。この「私の履歴書」を読めば明らかなように、川村氏は、2009年3月期決算で日立が、日本の製造業として最大の7873億円の最終赤字を計上したことから、同社の再建を託されて子会社から呼び戻され「ラストマン(最終責任者)」として事業リストラを断行し、見事に経営を浮上させたことから、「川村改革」を実現したとして賞賛された。今回の同欄も、残り1週間、この「川村改革」の最終盤のハイライトを記述する件になっている。
この「私の履歴書」に登場する人物は、いずれもスポーツ、演劇、経済界など各業界・職業などで功なり名を遂げた著名人ばかりで、財界人としては、今年は川村氏が、3人目の登場である。2月が、日揮<1963>(東1)の重久吉弘グループ会長、4月がニトリホールディングス<9843>(東1)の似鳥昭雄社長であった。このアノマリーの株価効果は、いずれも両社株が連載中に年初来高値を更新し、ニトリHDに至っては、連載終了後の5月もさらに上場来高値を追うなど歴然とした実績を上げた。これに対して日立の株価効果はどうかといえば、連載が始まった5月1日の終値818円に対して前週末終値は850円とはかばかしい上昇はない。ヒストリカルにみても、年初来高値922.9円、昨年12月8日高値939.9円に及ばず、「川村改革」がスタートする前のITバブル時の2000年1月高値1709円や1988年8月の史上最高値2040円などは、遥かに遠望するばかりである。
これは、今年5月14日に発表した3月期業績の影響が要因となっている。前2015年3月期の純利益が、なお経営改革・事業再編関連の損失を計上して減益転換して着地し、続く今2016年3月期純利益も、会計基準の変更を勘案しても増益転換するものの、市場コンセサスに未達となり、株主配分も、前期期末配当を増配したものの、今期配当を未定とし、自己株式取得などの市場で最もホットな期待材料にも言及がなかったからだ。
こうした株価推移は、ひとり日立のみに止まらず、日立グループ株のほぼ全般に及んだ。親会社同様に自己株式取得などの発表がなく、しかも今2016年3月期業績では、市場コンセンサスを上回ったのが少数派にとどまったことが株価反応を限定的なものにした。相場全般は、日経平均株価が、2000年4月のITバブル時の高値2万833円の更新を指呼の間とし、この高値フシ抜けからさらに1996年6月高値2万2666円に向けて上値を伸ばしてゆくためには、積極的な株主配分策を歓迎して人気化している超値がさの主力株のほか、出遅れ主力株のキャッチアップ展開も必須要件となることはいまでもない。このためグループ会社株を含めて日立には、この5月相場のアノマリーの正当性を試してみる価値は出てくるとはずである。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
<兜町カタリスト>
「越えてしまえ」
日経平均は6連騰で連日の高値更新。
今年は確か5日続伸までだったし3日続落はない結構明るい動き。
日経平均は週間で531円上昇し3週連続陽線形成。
月足陽線もこのままだと5ヵ月連続の可能性が高い。
土曜日経の1面トップは「時価総額バブル越え」。
東証1部の時価総額591円は25年ぶりの水準となった(除く政府保有株)。
昭和バブルが590兆円で外国人の売買シェア8%、持ち株比率4%。
平均PERは62倍(単独ベース)でGDPは414兆円だった。
連結ではなく単独決算だったことなど忘却の彼方のこと。
しかも約3割あった持ち合い株も約1割で減った。
海外投資家の制度設計の言いなりになってきた結果である。
ITバブルは時価総額446兆円で外国人の売買シェア43%、持ち株比率19%。
平均PERは115倍でGDPは474兆円だった。
現在は外国人の売買シェア68%、持ち株比率31%でGDPは527兆円。
外国人が日本株を吸い上げてきた間に個人がずーと売ってきた構図。
この肩代わりがあるとすれば、株価の崩壊というパラドックスになるのだろうか。
そうは考えたくないところ。
日曜日経1面では「夏のボーナス1.7%増」。
サブは「リーマン前の水準」。
平均値の取り方で可変的な数字が所得なのだが、悪くはない。
そして月曜日経1面では「ROE10%超、3社に1社」、。
東証1部1714社のうり549社=32%のROEが10%超。
米国の平均13%、欧州の平均9%に匹敵してきたという解釈。
もちろん利益が増加しているからROEが上昇していることは否定しない。
しかし自社株買いや増配で自己資本も減り始めている。
刹那的経営手法や時価会計が本当に優れているのかどうかは検証されていない。
それでもルールは欧米式に移行してきた。
この功罪の結果は吉と出なければ意味がない筈。
略奪されただけのグローバルではないことを望みたいもの。
フェアは無理にしてもせめてフリーだけは守りたいところだが・・・。
いわゆる金融ビッグバンを輸入した橋本さんは、今どんな気持ちで市場を見ているのだろうか。
NYの3連休前のイエレンFRB議長のコメント。
「年内のある時点で利上げの最初の段階に進むのが適切」。
本音では利上げは早い方が良い。
それは米経済の復活の狼煙だし、リーマンショックの最終終了宣言だからである。
しかし市場は素直にとらえず、利上げ株安論になるのだろうか。
2013年のQE3終焉宣言で半年を無駄にしたことを忘れてはいないだろう。
国内ではガソリンや生鮮食料品など生活実感としての物価高が感じられ始めた。
自社株買いや増配の影響もあるのだろうが決算発表の佳境を過ぎてもEPSは右肩上がり。
週末段階の日経平均採用銘柄のEPSは1243円となった。
PER17倍で21134円。
PER18倍で22374円。
悪くはない。
松井証券信用評価損益率速報は売り方マイナス13.396%。
買い方マイナス3.035%。
前日のマイナス3.425%から改善。
こうなってくると見てみたいのが評価損率のプラス転換だし、時価総額の600兆円だろうか。
9月からJPX400のレバレッジインデックスとインバースインデックスとダブルインバースが登場する。
ETFの投機性も更に高まるに違いない。
寄り前の板では乃村工(9716)が目立っている。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
フィールズ(2767)・・・動兆
フィールズ注目する。
同社は遊戯機の企画販売が中核。
ウルトラマンなどのキャラクターが海外でも拡大基調。
PER13倍台。
5月25日 相場展望(寄り付き前)
先週は、驚くほど強い動きとなった。
日経平均は週初から強い相場展開で、19日には4月28日以来となる2万円を回復した。
その後も買いの勢いは衰えず、20日には1-3月期GDPが市場予想を上回ったことが好感され、4月23日につけた年初来高値を更新した。
米国でもNYダウ、S&P500が高値を更新し、為替市場では円安基調が強まるなど、良好な外部環境だった。
日経平均は6連騰、連日の高値を更新し、週間では約531円の上昇となり、3週連続で陽線を形成した。
今週の見通しは、堅調な展開を予想する。
日銀は国内景気については「緩やかな回復を続けている」とし、これまでの「緩やかな回復基調」との表現から「基調」の文言を外している。
追加緩和期待は後退する格好とはなろうが、緩やかな景気回復を評価した相場展開が意識されてきそうだ。
日経平均は先週の動きが非常に強かっただけに、適度な調整の利食い売りが予想されるが、騰落レシオなどをみても過熱感は薄く、高値更新の勢いが続くと考える。
2万円を大きく上回って終えたことで、ここからは2万円が一定のサポートとして働きそうで、下値では買いが入りやすい展開が想定される。
PERでみても、今の株価位置で16.3倍、3月決算が発表される前は18倍だったので、足元の控えめな業績予想でも割安感は出ている。
米国の20倍まで買われるかは別として、再び18倍まで買うなら年内2万2000円まで上値余地があるとも考えられる。
【オープニングコメント】
25日の日経平均株価は、年初来高値更新で目先の達成感による利益確定も出やすいところである。そのため、今週も先高期待の強い相場展開が続くものの、足元で強い動きが続いていた銘柄などには利食いが出やすいだろう。
日経平均株価の予想レンジは、20150‐20350を想定する。
買い先行から高値更新の展開が想定される。ただ、海外市場に休場が多いことや、決算一巡で個別はやや材料難である。物色面では先週、新興市場も強い動きとなったことや、週前半は、海外市場の休場に伴い、市場参加者の減少や市場エネルギーの低下も予想されることから、中小型株の物色が強まる展開を予想する。
主要外国証券経由の注文動向は、売り730万株、買い850万株で、差し引き120万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、電機、自動車、保険、不動産、サービス、機械、建設、銀行、その他金融、化学、薬品、食品など。
買いセクターに、サービス、情報通信、食品、薬品、陸運、銀行、電機、不動産、化学、保険など。
【予定】
5月25(月)
【国内】
4月貿易統計(8:50)
5月金融経済月報(14:00)
《決算発表》
ケネディ商、ダイドドリ
【海外】
メキシコ4月貿易収支(22:00)
休場:米、英、スイス、ドイツ、香港、韓国など
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【22日のNY概況】
22日のNYダウは反落。終値は前日比53ドル72セント安の1万8232ドル02セントだった。インフレ率の上昇を背景に先行きの米利上げ開始が意識され、米株式には売りが優勢となった。
4月の米消費者物価指数(CPI)では変動の大きいエネルギーや食料を除いたコア指数が前月から上昇し、市場予想を上回った。市場では物価が順調に上がっていけば、米連邦準備理事会(FRB)は利上げに踏み切りやすくなるとの見方が浮上。利上げに伴って米市場への資金流入が減るとの警戒感から株式が売られた。
セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で電気通信サービスや運輸が下落した。
25日はメモリアル・デーの祝日で米市場は休場となる。連休を前に積極的な売買を控える市場参加者が多かったといい、相場の下値も限られた。
ナスダックは3日ぶりに小反落し、同1.432ポイント安の5089.362で終えた。
シカゴ日経平均先物は反発した。6月物は前日比120円高の2万0365円で終え、期近物の終値としては同先物が上場した2004年2月以来の最高値を更新した。同日の大阪取引所の終値は85円上回った。外国為替市場で一段と円安が進んだことや日本株の先高観が根強いことを背景に買われた。
ただ、連休を前に米株式相場が下げた為、日本株の先物相場にも重荷となった。6月物の高値は2万0390円、安値は2万0135円。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 20380 ( +100 )
シカゴ日経225先物(円建て) 20365 ( +85 )
( )は大取所終値比
5月22日 相場概況(大引け)
日経平均大引け、6日続伸 61円高。決定会合後に買い気強まる |
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【大引け概況】
日経平均株価は小幅続伸、前日比61.54円高の20264.41円となった。
前場は、前日の欧米株高が好感され買いが先行。買い一巡後は、日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えているほか、短期的な上昇に対する警戒感もあり、利益確定売りに押されて下げへ転換。
後場は、金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決定と報じられ、想定どおりの結果であるとし、寄り付き直後、下げ幅を広げる場面もあったが、日銀が景気認識を強めたとの受け止め方が広がり、先物買いに急速に切り返し、再度プラス浮上して本日の取引を終了した。
JPX日経インデックス400も6日続伸した。終値は前日比19.63ポイント高の1万4912.32と、14年1月の算出以来の高値を連日で更新した。東証株価指数(TOPIX)も6日続伸し、1.05ポイント高の1647.85で終えた。連日で07年10月以来、約7年7カ月ぶりの高値を更新した。
東証1部の売買代金は概算で2兆4182億円と、4月27日以来、およそ1カ月ぶりの低水準だった。売買高は20億7480万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の5割強の1011、値下がりは4割近い718、変わらずは154だった
個別では、ソフトバンク、野村、ダイキン、NTT、東芝などが堅調。また、三陽商、日コンベヤ、竹内製作所などが東証1部上昇率上位となった。一方、三菱UFJ、トヨタ、東電力、みずほ、ソニーなどが軟調。筆頭株主のサーベラスによる株式売却が伝わった西武ホールディも下落。その他、メディシス、システムインテ、山下医などが下落率上位となった。
東京株式2部市場は5日続伸。大引けの2部指数は、前日比14.04ポイントだかの4886.49となった。
個別銘柄では北陸電話工事、郷鉄工所がストップ高。NJKは一時ストップ高と値を飛ばし、ベネ・ワン、オリチエン工業、IBJ、鈴与シンワも値上がり率上位に買われた。半面、アルチザ、アサヒ衛陶、フマキラー、シードは値下がり率上位に売られた。
日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比13円60銭高の2617円81銭で、2日ぶりに年初来高値を更新した。2006年5月以来、約9年ぶりの高値圏にある。日銀が景気の現状判断を「緩やかな回復」に改めたことで投資家心理が一段と上向き、新興株も幅広く物色された。
ジャスダック市場の売買代金は概算で799億円、売買高は1億9299万株。
個別銘柄では、ワイエスフード、田中化研、日ダイナミク、ヨシタケがストップ高。GMOペパボ、ファミリーは一時ストップ高、ガーラ、マルマン、アイビーも値を飛ばした。半面、小野産業、プロルート、イマジニア、イハラサイエンス、神田通機は値下がり率上位に売られた。
東証マザーズ指数は、前日比4.77ポイントだかの955.86と4日続伸。
4日連続で年初来高値を更新した
そーせい、動物高度医療、ジーンテクノ、モブキャス、スノーピークは値上がり率上位に買われた。半面、アクロデア、京王ズ、ACCESS、メディア工房は値下がり率上位に売られた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
20,264.41 |
61.54 |
日経平均先物 |
20,280.00 |
100 |
TOPIX |
1,647.85 |
1.05 |
TOPIX先物 |
1,650.50 |
4.50 |
東証2部指数 |
4,886.49 |
14.04 |
JASDAQ |
2,617.81 |
13.60 |
マザーズ |
955.86 |
4.77 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2074800 |
2418217 |
東証2部 |
101940 |
20725 |
5月22日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
■日経平均株価 20,172.15(-30.72)
■東証1部出来高 10.39億株
■東証1部売買代金 1.17兆円
■日経平均先物 20,180(±0)
■TOPIX 1,641.10(-5.70)
■騰落 上昇770/下落947
■日経JQ 2,609.98(+5.77)
--------------------------
22日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反落し、前日比30円72銭安の2万0172円15銭で終えた。
4月の景気先行指数が予想を大きく上振れしたことを好感し、前日の米国市場が上昇した流れを受け、買い先行でスタート。買い一巡後は、日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えているほか、短期的な上昇に対する警戒感もあり、利益確定売りに押されて下げへ転換。ただ、下値は限定的で、売り一巡後は総じて小安い水準で推移した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小反落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1771億円、売買高は10億3915万株だった。日銀会合の結果を見極めようと、売買は盛り上がり欠けた。東証1部の値下がり銘柄数は全体の50%にあたる947、値上がりは約40%の770、変わらずは165だった。
業種別では、多くの業種が値下がりした。値下がり上位は、保険業、陸運業、その他製品。一方、値上がり上位は、パルプ・紙、鉱業、ゴム製品。
個別ではソフトバンクが買われ、ダイキン工業、東エレクも高い。三陽商会が急伸、新東工、竹内製も値を飛ばした。日本エンターも商いを伴い急伸。半面、大株主の保有株売り出しを材料に西武HDが急落、すかいらーくも大幅安。パイオニアが値を下げ、タカラレーベンも安い。
東証2部株価指数も小幅に反落した。アルチザ、朝日インテクやフマキラ、ホクリヨウ、象印が下げ、、IBJ、タカキタ、ラオックスやNJKが上げた。
日経ジャスダック平均株価は小幅反発した。前引けは前日比5円77銭高の2609円98銭だった。東証1部の主力株が高値警戒感から利益確定売りに押されるなか、新興市場に資金を振り向ける投資家が増えたとの見方が出ている。
ジャスダック市場の売買代金は概算で490億円、売買高は1億1762万株。
個別銘柄ではヨシタケがストップ高。ワイエスフード、田中化研、ガーラやBBタワー、マルマンが上昇した。半面、プロルートやイマジニア、ヤマウ、エフティコミュなどが下落した。
東証マザーズ指数は続伸した。前引け時点は前日比1.62ポイント高の952.71だった。ミクシィやテラスカイ、Aiming、リボミック、ジーンテクノ、エランなどが買われた。半面、京王ズ、アクロデア、メディア工房、そーせい、OTSなどは売られた。
5月22日 相場概況
日経平均小幅安で推移。利益確定売り、日銀会合結果待ち |
【寄り付き概況】
■日経平均株価 20,187.83(-15.04)
■日経平均先物 20,190(+10)
■TOPIX先物 1,644.00(-2.00)
■騰落 上昇745/下落920
■日経JQ 2,608.35(+4.14)
■マザーズ指数 950.68(-0.41)
22日、10時時点の日経平均は前日比15.04円安の20187.83円で推移している。寄付き後は日銀金融政策決定会合の結果発表を昼頃に控えていることから様子見姿勢が強まっている様子。先物市場の商いは今週最も少なく参加者は限定されている。
短期的な相場の過熱感などを背景に、利益確定売りが優勢だ。
市場では「前日の後場に急速に伸び悩む中で利益確定売りは多少消化されていたようだ」)との声が聞かれ、売り急ぐ気配はない。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小安い水準で一進一退。
東証1部の売買代金は概算で7155億円、売買高は6億4699万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の約50%にあたる920、値上がりは約40%の745、変わらずは212だった。
業種別では33業種中、12業種前後が高い。値上がり上位に鉱業、紙パルプ、石油、海運、鉄鋼など。半面、値下がりで目立つのはその他製品、空運、その他金融、精密機器、陸運、証券など。
売買代金上位銘柄では、三菱UFJ、東京電力、ソニー、キヤノンがさえないほか、大株主の株式売却が伝わっている西武は前日比10%超の下げ。一方、ソフトバンク、伊藤忠、東京エレクが上昇している
東証2部株価指数は反落している。フマキラや朝日インテク、象印が下げている。ラオックスやNJKは上げている。
<兜町カタリスト>
「入れ替え」
東証1部の1日売買代金は2兆円台後半を維持している。
このエネルギーの高まりはきっと株価の上場への踏み台になるに違いない。
株価は短期的には25日線の上下4%のレンジ。
中期的には75日線の上下10%のレンジ。
長期的には200日線上下20%のレンジ。
これが通説。
であるならば25日線からの下方かい離も限界があるし、25日線割れの水準では押し目買いが入ってこよう。
200日線からの限界水準は上下45%。
下はリーマンショック直後の2008年10月の44%、上は2013年5月の45%だった。
これは歴史的なかい離水準であり、めったになることはない。
年初から5か月連続月足陽線を目指す展開に期待というところ。
無制限の上昇も下落もないし、相場の輪廻転生をわきまえて行動することが肝要だろう。
月は満ちれば欠けるし欠ければ満ちるもの。
相場も一緒。
ただ「五月病もセルインメイもぶっとばせ」なんて感じの相場展開。
以下はメリルの日本株投資戦略によるJPX日経400の入れ替え候補。
決算を通過し3年平均ROE(ウェイト40%)、3年累積営業利益(同40%が確定。
あとは時価総額条件(同20%)が残っているが・・・。
○組み入れ候補
ミクシイ(2121)、ネクソン(3659)、ガイシ(5333)、神戸鋼(5406)、NEC(6701)、アルプス(6770)、コーセー(4922)、ソニー(6758)、郵船(9101)。
○除外候補
日マック(2702)、東燃ゼ(5012)、出光(5019)、電硝(5214)、栗田工(6370)、SANKYO(6417)、コナミ(9766)、上組(9364)、ヤマダ電(9831)。
5月22日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
22日の日経平均株価は、レンジ内でのもみあいの展開を予想する。
今日は日銀金融政策決定会合の結果が発表される。通常であれば昼の時間帯に発表となるため、前場は様子見姿勢が強まり、後場にボラティリティが高まる展開が想定される。
週末のポジション調整の売りも予想され、中期上昇トレンドのなかでの一服となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、20100−20300を想定する。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1100万株、買い1030万株で、差し引き70万株の売り越し。売り越しは3営業日ぶり。金額は買い越し。
売りセクターに、電機、情報通信、銀行、化学、建設、輸送用機器、卸売、サービス、薬品、ガラス、倉庫、空運、自動車など。
買いセクターに、サービス、機械、電機、食品、その他製品、銀行、陸運、商社、証券、薬品など。
【NY概況】
21日のNYダウは前日比34セント高の1万8285ドル74セント。
ナスダックは19.051ポイント高の5090.79で取引を終了した。朝方は小幅下落して始まったものの、4月景気先行指数が予想を大きく上振れたことをきっかけに上昇に転じた。
朝方発表された週間の米新規失業保険申請件数は市場予想以上に増えたものの、過去4週間の平均が減少した。4月の米中古住宅販売件数は予想に反して減少したが、販売価格は上昇した。5月のフィラデルフィア連銀景気指数は低下したが、4月の米景気先行指標総合指数は予想以上に改善した。
25日の祝日(メモリアル・デー)を控え既に休暇に入る市場参加者も目立ち始め動意に乏しかったとの声もあった。
S&P500種株価指数は4.97ポイント(0.2%)高の2130.82と過去最高値を更新して終えた。
セクター別では、自動車・自動車部品や食品・生活必需品小売が上昇する一方で不動産や各種金融が下落した。
シカゴ日経平均先物は反落した。6月物は前日比30円安の2万0245円で引けた。21日の大取終値を65円上回った。朝安で始まった後、じりじりと下げ幅を縮めた。前日に2004年2月以来の高値を更新。高値警戒感が強い一方で一段高への期待もあり、下げ幅は限られた。相場を動かす材料に乏しく、取引は低調だった。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 20265 ( +85 )
シカゴ日経225先物(円建て) 20245 ( +65 )
( )は大取所終値比
【予定】
5月22日(金)
【国内】
日銀会合結果発表
黒田総裁が会見(15:30)
《決算発表》
タカショー
【海外】
独1-3月期GDP確報値(15:00)
独5月ifo景況感指数(17:00)
米4月消費者物価(21:30)
カナダ4月消費者物価・3月小売売上高(21:30)
ロシア4月小売売上高・失業率(22:00)
イエレンFRB議長が講演(23日2:00)
休場:メモリアルデーの全営業日で米債券市場が短縮取引
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
5月21日 相場概況(大引け)
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【大引け概況】
21日の日経平均株価は小幅ながら5日続伸した。前日比6円31銭高の2万0202円87銭で終え、2000年4月14日以来、約15年1カ月ぶりの高値をつけた。
前場は買いが先行したものの後場中盤から急速に値を消し、日経平均株価は一時マイナス圏に沈む場面もあった。
緩和的な金融政策が日本株を押し上げる原動力になったため、投資家の日銀会合への関心が高い。22日の結果発表を控え、持ち高調整目的の売りの勢いがじわりと増した。
外国為替市場で約2カ月ぶりの円安水準をつける場面があった。日本企業の輸出採算が改善するとの連想が働き、投資家心理を強気に傾ける要因になった。日経平均採用銘柄ではファナックやダイキン、京セラなどの上げが目立った。
JPX日経インデックス400は5日続伸し、前日比29.55ポイント高の1万4892.69で終え、年初来高値を更新した。東証株価指数(TOPIX)も5日続伸。終値は3.40ポイント高の1646.80と、07年10月15日以来、約7年7カ月ぶりの高値をつけた。
東証1部の売買代金は概算で2兆7999億円。売買高は25億2498万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は725、値下がりは1033、変わらずは124だった。
個別では、東電が商いを伴い大幅に上昇。三井住友、三菱UFJなど大手銀行株がそろって上げた。NTTも上値追い。ジンズメイト、バイテック、住友精密も物色人気となった。
半面、OLCが安く、キーエンスも売られた。子会社の破産手続きの申し立てを検討していると発表したLIXILグ、新株予約権付社債(転換社債=CB)を発行する三協立山が大幅安。東洋電、レナウンも大きく値を下げた。
東証2部株価指数は4日続伸した。個別銘柄では北陸電話工事、NJKがストップ高。アルチザ、日精機と栄光HDが上げ、相模ゴム、セコニックHD、シーアールイー、ラオックスと朝日インテクが下げた
日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに小幅反落した。終値は前日比15銭安い2604円21銭だった。日銀の金融政策決定会合の結果発表をあすに控え、目先の利益を確保する動きが活発化した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で958億円、売買高は2億7546万株だった。
個別銘柄ではガーラ、桂川電機、アエリア、東映アニメ、BBタワー、イマジニア、いちごHDが下落した。半面、日ダイナミク、ヤマウ、ヨシタケ、小野産業がストップ高。ガンホー、ミュチュアル、ハーモニックも上昇した。
東証マザーズ指数は3日続伸した。終値は前日比5.05ポイント(0.53%)高い951.09だった。年初来高値を更新し、2014年12月上旬以来約5カ月半ぶりの高値を付けた。バイオ関連株が買われ、売買代金は1378億円と約4カ月半ぶりの高水準となった。
ミクシィが後場に3%超まで下げ幅を拡大し、マザーズ指数の上値を抑えた。
地盤ネットHDがストップ高で引け、ハウスドゥ、OTS、そーせい、テラスカイが上昇した。ミクシィやACCESS、モルフォ、ビリングシス、BBTが下落した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
20,202.87 |
6.31 |
日経平均先物 |
20,180.00 |
-50.00 |
TOPIX |
1,646.80 |
3.40 |
TOPIX先物 |
1,646.00 |
1.00 |
東証2部指数 |
4,872.45 |
4.44 |
JASDAQ |
2,604.21 |
-0.15 |
マザーズ |
951.09 |
5.05 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2524980 |
2799970 |
東証2部 |
117650 |
21784 |
「米利上げなら・・・」
「ROE」
海外の経済紙が「秘密のベールに包まれた黄色いカルト集団」と評したとか・・・。
海外投資家がその記事を鵜呑みにして「変」なんて感じてほしくないとうことからの株主還元拡大の要素。
そんなことってあるのかも知れない。
所詮、日本の企業に対する認識は指数寄与度の高い銘柄にしてもそんなものなのかも知れない。
株式経済新聞の1面は「高ROE・高配当利回り銘柄」
見てみると・・・。
日ハウス(1873):経常利益増益率46.5%、ROE22.27%、配当利回り3.5%。
L&M(2170):経常利益増益率17.5%、ROE17.48%、配当利回り2.6%。
アウトソーシング(2427):経常利益増益率36.5%、ROE21.55%、配当利回り2.1%。
共和レザー(3553):経常利益増益率46.5%、ROE22.27%、配当利回り3.5%。
コムチュア(3844):経常利益増益率20.9%、ROE21.64%、配当利回り2.8%。
DIC(4631):経常利益増益率15.2%、ROE11.32%、配当利回り2.2%。
フルキャスト(4848):経常利益増益率46.5%、ROE21.27%、配当利回り3.5%。
大紀アルミ(57029:経常利益増益率22.3%、ROE10.14%、配当利回り2.4%。
レーザーテック(6920):経常利益増益率20.2%、ROE11.86%、配当利回り2.2%。
エイベックス(7860):経常利益増益率12.6%、ROE12.21%、配当利回り2.2%。
AOI(9607):経常利益増益率10.9%、ROE11.31%、配当利回り2.7%。
バイテック(9957):経常利益増益率49.4%、ROE11.33%、配当利回り3.3%。
5月21日 相場概況(前引け)
日経平均前引け、利益確定売りこなし続伸。円安を好感。 |
【前引け概況】
■日経平均株価 20,289.67(+93.11)
■東証1部出来高 12.53億株
■東証1部売買代金1.37兆円
■日経平均先物 20,290(+60)
■TOPIX 1,652.76(+9.36)
■騰落 上昇876/下落844
■日経JQ 2,609.76(+5.40)
---------------------------
日経平均株価は5日続伸し、前日比93円11銭高の2万0289円67銭で前場を終えた。
日経平均は20215.46円(同18.90円高)からスタートすると上げ幅を拡大。20300円に迫る動きを見せており、連日で取引時間中の年初来高値を更新。
外国為替の円安・ドル高推移を好感、日本株の先高感の強さは根強く、注目された中国5月HSBC製造業PMIは市場予想を下回ったものの反応は限定的だった。
ただし、目先利益確定売りを優先する動きも出て2万300円近辺では上値も重くなった。
業種別では、ほとんどの業種が値上がりした。値上がり上位は、保険業、不動産業、電気・ガス業。一方値下がり上位は、金属製品、水産農林業、海運業。
前引の東証1部の売買代金は概算で1兆3728億円、売買高は12億5371万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は876、値下がりは844と拮抗。変わらずは162銘柄だった。
個別では東京電力が大商いで急伸。パナソニックも物色人気。三井不、三菱地所<8802>など不動産が買われた。半面、ソニー冴えず、村田製も軟調。三協立山が急落、レナウン、東洋電も大きく下げた。
東証2部株価指数は4日続伸。日精機と日本プラストが上げ、ラオックスと相模ゴが下げた。
日経ジャスダック平均株価は小幅ながら続伸した。前引けは前日に比べ5円40銭高い2609円76銭だった。2006年5月以来、約9年ぶりの高値圏で推移している。相場の地合いが良く、新興市場でも買いが優勢になっている。
前引け段階のジャスダック市場の売買代金は概算で603億円、売買高は1億2848万株。
タツモがストップ高。小野産業、ヤマウ、BBタワーやガンホー、ミュチュアルが上昇した。半面、タツモがストップ高。小野産業、ヤマウ、イマジニアや日本通信、テクノスJが下落した。
東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比6.67ポイント高い952.71だった。年初来高値を上回って推移している。地盤ネットHDがストップ高に買われ、ハウスドゥ、メドレック、そーせいやACCESS、アドウェイズが上昇した。一方で、ミクシィやGunosy、リンクバル、BBT、モルフォ、テラスカイは下落した。
5月21日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均株価 20,275.03(+78.47)
■日経平均先物 20,280(+50)
■TOPIX先物 1,652.00(+7.00)
■騰落 上昇916/下落776
■日経JQ 2,609.72(+5.36)
■マザーズ指数 961.03(+14.99)
21日前場中ごろの日経平均株価は堅調に推移している。2万0200円台後半まで水準を切り上げ、一時前日比での上げ幅を90円近くまで広げた。企業業績が拡大するとの期待が強いほか、円相場の下落が投資家心理を強気に傾けた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もじり高となった。
円相場は1ドル=121円台前半と、約2カ月ぶりの円安水準をつける場面があった。
日本企業の輸出採算が改善するとの連想が働き、トヨタやマツダなど輸出株を押し上げる原動力になった。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7901億円、売買高は6億9542万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は916、対して値下がり銘柄数は776、変わらずは188銘柄だった。業種別では33業種中、28業種前後が高い。値上がり上位に保険、電力ガス、鉱業、鉄鋼、石油、食料品など。値下がりは水産、金融、倉庫、海運、金属製品の5業種。
また、2日前に発表された「MSCIジャパン最小分散」で電力5社が新規採用されたことで電力・ガスも買われている。東電が商いを伴い上昇。
業種別では、決算発表が材料視され損保ジャパン(8630)、MS&AD(8725)が上げ幅を拡大していることから保険セクターが強い。
一方、ソニーとソフトバンクが下落。子会社の破産手続き申し立てを検討していると発表したLIXILグが売りに押された。
東証2部株価指数は上昇。日精機と日本プラストが上げ、ラオックスと相模ゴが下げた。
東証1部の値上がり銘柄数は916、対して値下がり銘柄数は776、変わらずは188銘柄だった。業種別では33業種中、28業種前後が高い。値上がり上位に保険、電力ガス、鉱業、鉄鋼、石油、食料品など。値下がりは水産、金融、倉庫、海運、金属製品の5業種。
225先物は、GS・三菱・メリル・みずほ・ドイツ・モルスタ・アムロが買い越し。
野村・パリバ・JP・ニューエッジ・日興・大和が買い越し。
TOPIX先物はクレディ・バークレイズ・GS・ドイツが買い越し。
パリバ・JP・ニューエッジ・三菱・みずほ・アムロが売り越し。
外資系等は、パナ(6752)、荏原(6361)、H2O(8242)、地所(8802)、山九(9065)、ニチレイ(2871)、サンドラッグ(9989)、アリアケ(2815)、ドンキ(7532)、小糸(7276)に注目。
テクニカル的には、日清粉(2002)、ALSOK(2331)、コカウェスト(2579)、東建住販(3225)、野村不(3231)、東急不(3289)、ボルテージ(3639)、アルプス技(4641)、資生堂(4911)、クミアイ(4996)、浜ゴム(5101)、
イソライト(5358)、酉島(6369)、千代建(6366)、東洋電(6505)、マキタ(6586)、山一電(6941)、協栄産(6973)、ケーヒン(7251)、ダイハツ(7262)、サイゼリヤ(7581)、TASAKI(7968)、豊田通商(8015)、H2O(8242)、パルコ(8251)、東洋証(8614)、JPX(8697)、東京建(8804)、住友不(8830)、スターツ(8850)、タカラレ(8897)、東急(9005)、東映(9605)、共立メンテ(9616)が動兆。
【信用取引規制関係】
■東証、オーケー食株の日々公表銘柄指定を解除 20日付。
■東証、カルナバイオ株を日々公表銘柄に指定 21日から。
■東証、制限値幅の拡大を解除 小野産業株を21日から。
■日証金、ボルテージ株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。20日付。
▽空売り比率=29.4%(東証、20日)
【20日の相場表変更】
▽監理銘柄に指定=〔東2〕栄光HD
▽整理銘柄に指定=〔ジャスダック・監理〕スターHD
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
T&Dホールディングス
2000万株、300億円
MS&ADインシュアランスグループホールディングス
1000万株、200億円
損保ジャパン日本興亜ホールディングス
616万6666株、185億円
日華化学 190万株、15億円
リスクモンスター 10万株、6000万円
▼立合外分売
スターティア 21日に1516円で16万2500株
マサル 21日に477円で20万株
<兜町カタリスト>
「膨らんできた」
4営業日連続で3ケタの上昇。
先週金曜162円高、今週月曜157円高、火曜136円高、昨日170円高。
合計625円高だから悪くはなかった。
1週間前の木曜の終値が19570円。
約1ヵ月前の4月23日の終値ベースの高値は20187円(ザラバ20252円)。
4月30日の538円の急落からここまで戻ってきたことになる。
5月の裁定買い残の推移を追ってみると・・・。
5月7〜8日の2日間で日経平均は152円の上昇。
裁定買い残は1009億円減少し3兆2651億円。
5月11〜15日の週の日経平均は112円上昇。
裁定買い残は10億円減少し3兆2641億円。
連休明けの日経平均が264円上昇したのに裁定買い残は都合1019億円の減少。
今月の株価の上昇は裁定買いの積み上がりではなく、現物買いだったということになる。
ここは従来とは大きく違う動きに他ならない。
先物業者の手口ばかりにとらわれていると間違えそうな局面でもあろうか。
ちなみに5月SQ値は19270円。
4月SQ値は20008円。
どちらも抜けてきており売り方の負け気配。
松井証券の信用評価損益率速報では売り方マイナス13.273%。
買い方マイナス3.154%(前日マイナス3.556%)。
Quick調査の信用評価損率はマイナス8.01%で前週のマイナス9.79%から好転。
明らかに回転も効いてきているから東証1部の売買代金は2兆9995億円まで拡大したのだろう。
東証1部の1株当たり時価は1476円。
売買単価は1165円。
ここが逆転すればNT倍率も高まり値がさ中心に指数は上昇を続けるに違いない。
当然ながら東証1部の時価総額も拡大。
昨日は一時バブル期の1989年12月の589兆5398億円を一時抜いた。
政府保有株を含めた時価総額は596兆563億円。
89年には610兆円だったと記憶するが、もう指呼の間となってきた。
日経平均の25日移動平均線は19808円で1.96%のプラスかい離。
75日線は19098円で5.75%のプラスかい離。
200日線は17381円で16.20%のプラスかい離。
いずれも右肩上がりで悪くない。
勝手雲は19日に黒くねじれたが6月1日に白くねじれる予報。
5ヶ月連続陽線で驀進というところだろうか。
ちなみに昨日段階の日経平均のPERは16.32倍、EPSは1237円。
PER17倍で21038円なる計算だ。
1〜3月のGDPは年率換算プラス2.4%で着地。
GDPの6割を占める消費が3四半期連続で増加。
設備投資も拡大基調。
訪日インバウンド客の爆買いも貢献して0.1%の押し上げ効果。
4月の訪日外国人数は前年同月比43%増の176万人。
すでに昨年の4割を超え1500万人が視野に入った。
人口が減るならば製品とサービス競争力を盾に外国人に期待する。
結構いい戦略かも知れない。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
イーレックス(9517)・・・動兆
イーレックスに注目する。
同社は電力小売りが中核。
高知のバイオマス発電に加え国内最大級の大分バイオマス発電所は16年11月稼働予定。
2016年4月予定の電力システム改革関連銘柄。
低圧分野で米電力会社と協調姿勢。
業績は好調。
今期売上高は41%増、純利益は24%増の見通し。
PER13倍台。
5月21日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
21日の日経平均株価は、株式需給関係の改善を背景に続伸となりそうだ。
指標面ではまだ過熱感を懸念するほどの水準ではなく、売買代金の増加傾向などを見ると、むしろここから上昇拡大という雰囲気もある。
ただし、日経平均は4営業日連続で3桁の上昇となっており、短期的には急ピッチの調整も警戒しておきたい。
日経平均株価の予想レンジは、19950‐20300を想定する。
出遅れ感のある材料銘柄の動向にも注目。
マイナンバー法などの改正案、衆院内閣委員会で可決。
マイナンバー関連銘柄注目。
(プレミアム稼足銘柄5月19号 要チェック)
主要外国証券経由の注文動向は、売り990万株、買い1130万株で、差し引き140万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額(6社ベース)も買い越し。
売りセクターに、機械、薬品、サービス、不動産、建設、自動車、銀行、輸送用機器、その他製品、卸売、食品、REIT、情報通信など。
買いセクターに、電機、商社、非鉄、サービス、保険、小売、情報通信、機械、不動産、REITなど。
【NY概況】
20日のNYダウは5営業日ぶりに反落した。終値は前日比26ドル99セント安の1万8285ドル40セントだった。前日まで連日で過去最高値を更新した後とあって、米株式には目先の利益確定を目的の売りがやや優勢となった。
米連邦準備理事会(FRB)が午後に公表した4月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、多くの参加者が6月の利上げ開始の可能性は低いとみていたことが明らかになった。FRBは利上げ開始を急がないとの見方から米株式への買いが勢いを増し、ダウ平均は上昇する場面もあった。
セクター別では、メディアや電気通信サービスが上昇する一方で運輸や食品・生活必需品小売が下落した。
ナスダック総合株価指数は小幅ながら反発し、同1.709ポイント高の5071.743で終えた。ネット検索のグーグルなど時価総額の大きい銘柄の一角が上昇し、指数を押し上げた。
シカゴ日経平均先物は続伸。6月物は前日比130円高の2万0275円で終え、期近物の終値としては同先物が上場した2004年2月以来の最高値を更新した。同日の大阪取引所の終値は45円上回った。
米株式には利益確定を目的とした売りが多く、NY米ダウは取引終了にかけて下げに転じたが、日経平均先物への売りは限られた。この日の6月物高値は2万0305円、安値は2万0120円。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 20300 ( +70 )
シカゴ日経225先物(円建て) 20275 ( +45 )
( )は大取所終値比
【予定】
5月21日(木)
【国内】
全産業活動指数(13:30)
日銀金融政策決定会合(〜22日)
【海外】
中国5月HSBC製造業PMI(10:35)
仏・独・ユーロ圏5月PMI速報値(16:00〜17:00)
英4月小売売上高(17:30)
米4月シカゴ連銀全米活動指数(21:30)
メキシコ1-3月期GDP(22:00)
米5月マークイット製造業PMI速報値(22:45)
米4月中古住宅販売件数(23:00)
米5月フィラデルフィア連銀景気指数(23:00)
米4月先行指数(23:00)
ユーロ圏5月消費者信頼感(23:00)
南ア政策金利発表
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
5月20日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
20日の日経平均株価は4日続伸した。
終値は前日比170円18銭高の2万0196円56銭だった。4月23日に付けた年初来高値を上回り、2000年4月14日(2万0434円)以来、およそ15年1カ月ぶりの高値を更新した。
日経平均は市場予想を上回る1-3月期GDPに安心感が広がり、買いの勢いが強まった。
円相場が対ドルで2カ月ぶり安値に下落し、輸出関連株を中心に買い安心感が広がった。ただ、
このところ連騰しているほか、日本時間あす未明に公表される4月下旬開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を見極めたいとの見方もあり、大引けにかけては利益確定売りに押されて上げ幅をやや縮めた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表を前に年初来高値を更新するまでの動きとなったのは、ただただ驚くばかり。20日時点の東証一部の騰落レシオ(25日移動平均)は104.11%、25日移動平均線からの上方かい離も2%弱で、指標面ではまだ過熱感を懸念するほどの水準ではなく、売買代金の増加傾向などを見ると、むしろここから上昇拡大という雰囲気もある。
ITバブル時の2000年4月12日に付けた高値である2万0833円は短期的に回復する公算が大きいとみている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに4日続伸し、年初来高値をそろって更新した。TOPIXは07年7月以来、およそ7年10カ月ぶりの高値に上昇した。
東証1部の売買代金は概算で2兆9955億円と、4月30日(3兆4727億円)以来およそ3週間ぶりの高水準だった。売買高は25億7091万株。東証1部の値上がり銘柄数は1113、値下がり銘柄数は640、変わらずは129だった。
個別では、トヨタ、三井住友、野村、ファナックなどが堅調。三菱地所、三井不、住友不などの不動産株が後場急伸したほか、ボルテージ、東洋電、進学会などが買われた。一方、三菱UFJ、ソフトバンク、みずほ、ソニーなどが軟調。取引時間中に今期の減益見通しを発表した東京海上は急落した。
また、タカタ、サックスバーH、アグロカネショなどが売られた。
東証2部株価指数は小幅に3日続伸し、06年4月以来の高値を付けた。
栄光HDがストップ高で引け、ルツボ、岡県運送、京都ホテル、昭和飛、カンダ、象印や朝日インテク、コメ兵が上昇。半面、Jトラスト、ベネ・ワン、日精機、中央ビルト、三社電機製作所、光陽社は下落した
日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前日比14円55銭高の2604円36銭と、前日に続き年初来高値を更新。2006年5月以来、約9年ぶりの高値圏に達した。欧米株高や市場予想を上回る1〜3月期の国内総生産(GDP)速報値の発表を受けて日経平均が年初来高値を更新するなか、新興市場に資金を振り向ける投資家も増えた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で1044億円、売買高は2億2556万株。
日ダイナミク、イハラサイエンス、EAJ、タツモ、プロルートがストップ高で引け、ミューチュアル、市進HD、イマジニア、BBタワーなどが買われた。半面、東北新社、ガーラ、ワールドHD、ケイブ、カルナバイオなどは売られた。
東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比7.86ポイント高の946.04で、連日の年初来高値更新となった。クロスマーケ、エクストリーム、スノーピークがストップ高で引け、そーせい、ミクシィ、アクロディアが上昇した。モルフォやテラスカイ、京王ズ、関門海、レントラックスなどは下落した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
20,196.56 |
170.18 |
日経平均先物 |
20,230.00 |
200.00 |
TOPIX |
1,643.40 |
10.07 |
TOPIX先物 |
1,645.00 |
10.00 |
東証2部指数 |
4,868.01 |
3.01 |
JASDAQ |
2,604.36 |
14.55 |
マザーズ |
946.04 |
7.86 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2570910 |
2995503 |
東証2部 |
161850 |
34763 |
「米利上げなら・・・」
改めて確認してみると・・・。
上場企業は08年以来7期ぶりの最高益となった。
金融・電力などを除いた1490社の経常利益は5.9%増。
売上高は4.2%増加で5年連続で増収を達成した。
今期を見てみると・・。
製造業は売上高4.3%増、経常利益13.3%増、純利益14.6%増。
非製造業は売上高2.0%増、経常利益1.4%増、純利益10.2%増。
全産業合計では売上高3.0%増、経常利益8.7%増、純利益13.0%増。
金融を含む全産業では売上高2.6%増、経常利益5.7%増、純利益9.8%増。
資源価格の底入れを背景に商社と石油セクターの業績が急回復し全体を底上げ。
堅調な内需を背景に小売りや陸運セクターも伸長。
小売りや鉄道も伸びる方向。
自動車・電気ばかりが主役の稼ぎ頭ではなくなってきている。
第二次世界大戦以降負けなしの大統領選挙前年のNY市場だけに投資家もうごめき始めている、
ジョージ・ソロス氏のファンドはアリババの持ち株少し増やした。
前年末440万株→444万株。
一方ジョン・ポールソン氏は保有していたアリババ192万株を売却。
ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイはビザやウェルスファーゴの株を買い増した。
ウェルス・ファーゴの保有は4億7029万株で約3兆円。
ケタが違う。
カール・アイカーン氏はアップルのクックCEOへの書簡を公開。
「アップル株は240ドルの価値がある」とコメント。
現在130ドル水準だからダウ上昇寄与度は高まるのかも知れない。
昨日ラジオNIKKEIの「株とびら」に出たいただいた森社長。
「自社株買いの功罪を理解できないから、バフェット氏みたいなファンドマネージャーが出てこない」。
それを聞いたアナリストは「お宅はコカコーラではありませんから」。
どちらも一本という感じ。
しかし「人間の欲望を満たしてくれる銘柄こそが上昇する。
これがバフェット氏の流儀」と森社長。
確かに高級ホテル・旅館やレストランは欲望を満たしてくれる最たる存在に違いない。
場合によってはコーラよりも大きく満たしてくれよう。
そして「今こんな本があったら売れると思う」と森社長。
「アメリカが利上げしたときに何を買う」だそうだ。
ワールドワイドな視点でこれを論じているものには確かにお目にかからない。
むしろ「アメリカが利上げをしたら悲劇がやってくる」みたいな活字ばかり。
確かに売れそうな気がする。
巨大セイホで運用を担当していたキャリアはやはり素晴らしい。
電子書籍で出版したときに推薦文をお願いしておいた。
5月20日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
■日経平均株価 20,170.51(+144.13)
■東証1部出来高 12.20億株
■東証1部売買代金 1.36兆円
■日経平均先物 20,190(+160)
■TOPIX 1,641.94(+8.61)
■騰落 上昇899/下落802
■日経JQ 2,598.57(+8.76)
■ドル円 120.88
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日経平均株価は続伸した。
前日の欧州株高や寄り付き前に発表された1-3月期GDP速報値が市場予想を上回ったことを受けて、買い先行でスタート。
その後も、外国為替市場で円相場が対ドルで約2カ月ぶりの安値に下落したことなどが買い安心感につながり、トヨタなどの主力輸出株の一角が買われる展開に。ただ、買い一巡後は、利益確定に押されたことや日本時間あす未明に4月下旬開催のFOMC議事要旨の発表を控えていることもあり、上げ渋る展開となった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もともに続伸した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3649億円、売買高は12億2075万株。東証1部の値上がり銘柄数は899、値下がり銘柄数は802、変わらずは181だった。
業種別では、ほとんどの業種が値上がりした。値上がり上位は、ゴム製品、海運業、電気・ガス業。一方、値下がり上位は、石油石炭製品、鉱業、非鉄金属。
東証2部株価指数は続伸。象印や日本プラスト、コメ兵が上昇した。半面、アートSHDやADプラズマ、指月電が下落した。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは19日終値比8円76高の2598円57銭だった。取引時間中には一時、2006年5月以来、9年ぶりに2600円台に乗せる場面もあった。新興市場に資金を振り向ける投資家も増えたようだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で666億円、売買高は1億5076万株。
個別では、イハラサイエンス、タツモ、プロルートがストップ高に買われ、ミューチュアル、市進HD、エスクローAJ、マルマン、ネプロは買われた。半面、東北新社、ガーラ、ケイブ、原田工業に売られた。
東証マザーズ指数も続伸し、前日に付けた年初来高値を上回って推移した。
前日比6.96ポイント高の945.14と続伸。
クロスマーケがストップ高に買われ、アクロデア、エクストリーム、ビリングシス、そーせいは買われた。半面、関門海、ジグソー、テラスカイ、データHRは売られた。
5月20日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均 20,182.37(+155.99)
■日経平均先物 20,200(+170)
■TOPIX先物 1,646.00(+11.00)
■騰落 上昇1,017/下落661
■日経JQ 2,599.62(+9.81)
■マザーズ指数 945.16(+6.98)
20日前場寄り付き日経平均株価は続伸して始まった。
一時、前日比180円ほど高い2万0200円台に上昇。
4月23日に付けた年初来高値(2万0187円65銭)を上回る場面があった。
8時50分に発表された1〜3月期の国内総生産(GDP)速報値が市場予想を上回ったことも株高を後押ししている。
このところの株価上昇で過熱感も意識されるが、決算発表を経て日経平均の予想PER(株価収益率)が下がったこともあり、株高基調の兆しが出ている」との声がある。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸。TOPIXは年初来高値を上回って推移している。
個別銘柄では、野村が自社株買いを好感して上げている。前日に株式の売買単位を引き下げたTOTOは連日で年初来高値を付けている。
アスクル(2678)が大幅続伸。が発行済み株式数(自社株を除く)の6.2%にあたる340万株(金額で140億円)を上限に自社株買いを実施すると発表、同時に、筆頭株主のヤフー (4689) との業務・資本提携契約の更改を発表。自社株買いに伴い、ヤフーが保有する同社株の議決権割合は41.9%→約44.6%に上昇し、同社は国際会計基準(IFRS)上、ヤフーの連結子会社となる
東証1部の値上がり銘柄数は1017、対して値下がり銘柄数は661、変わらずは204銘柄だった。業種別では33業種中、27業種前後が高い。値上がり上位にゴム製品、海運、証券、電力ガス、サービス、医薬品など。半面、値下がりは鉱業、石油、非鉄など。
内閣府が20日発表した今年1〜3月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.6%増、年率換算では2.4%増だった。プラスは2四半期連続。14年10~12月期(年率換算で1.1%増)から伸び率が拡大した。
225先物はシティ・JP・SBI・マネ・メリル・バークレイズ・モルスタが買い越し。
みずほ・野村・GS・アムロ・日興・ドイツ・クレディが買い越し。
TOPIX先物はみずほ・クレディ・モルスタ・ニューエッジ・GSが買い越し。
シティ・三菱・パリバ・メリル・ドイツが売り越し。
外資系等は、栄研化(4549)、JT(2914)、ピジョン(7956)、長谷工(1808)、レオパレス(8848)、日清粉(2002)、JX(5020)、シスメックス(6869)、上組(9364)、カルビー(2229)、安藤(1719)、扶桑化(4368)、ニフコ(7988)に注目。
テクニカル的には、サカタのタネ(1377)、ネクスト(2120)、一休(2450)、東エレデバ(2760)、アリアケ(2815)、日東紡(3110)、エアウォータ(4088)、チタン工(4098)、大日精(4116)、みらか(4544)、栄研化(4549)、OSG(6136)、日機装(6376)、アルプス(6770)、アルパイン(6816)、スタンレー(6923)、日セラ(6929)、日産車体(7222)、ガリバー(7599)、アシックス(7936)、日バルカー(7995)、紙パ商事(8032)、椿本興(8052)ユニシス(8056)、岩谷(8088)、丸井(8252)、イオン(8267)、海上(8766)、T&D(8795)、ゴールドクレ(8871)、日テレ(9404)、タキヒョー(9982)、ファーストリテ(9983)、スズケン(9987)、森永(2201)、ひらまつ(2764)、マツキヨ(3088)、明治電機(3388)、関電化(4047)、Nフィールド(6077)、ホトニクス(6965)、いすゞ(7202)、日信工(7230)、ヤオコー(8279)、アクリ−ティブ(8423)、ジャフコ(8595)、エスリード(8877)、JR西(9021)、東洋埠頭(9351)が動兆。
【信用取引規制関係】
■東証、IC株の日々公表銘柄指定を解除 19日付。
■東証、スターHD株の制度信用銘柄の選定取り消し
20日付。日証金も同日付で貸借融資銘柄と貸借担保金代用有価証券適格銘柄の選定取り消し。
■東証、制限値幅を拡大 小野産業株を上限のみ160円に拡大。20日に実施。
■東証、そーせい株、EAJ株、プロルート株を日々公表銘柄に指定 20日から。
■日証金、iVIX中の貸借取引申込停止措置を一部解除 制度信用取引の買いの現引きに伴う申込停止措置を解除。20日約定分から。制度信用取引の新規売りに伴う貸株申し込みおよび融資返済申し込みは引き続き停止。
◎監理銘柄に指定=〔東証2部〕栄光HDは19日
▽整理銘柄に指定=〔ジャスダック〕スターHDは19日(上場廃止は6月16日)
▽空売り比率=29.7%(東証、19日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
アスクル 340万株、140億円
野村ホールディングス 2500万株、200億円
▼立合外分売
イントランス 20日に298円で180万株
▼一単元の株式数変更
盟和産業 10月1日付で1000株から100株
フジ日本精糖 7月1日付で1000株から100株
特殊電極 10月1日付で1000株から100株
TOTO 10月1日付で1000株から100株
<兜町カタリスト>
「潮目」
終値ベースで4月28日以来の2万円台回復。
東証アローズにTVクルーはゼロ。
拍手をしたのは一人だけの滑稽さ。
この無関心あるいは静かな回復はむしろ快感でもあるし騒がない分長続きするのかも知れない。
日経マーケット総合面では「日経平均2万2000円の見方」の見出し。
年内の予想だそうである。
「3月期の中間決算で業績の上振れを確認できれば再び上昇基調に」。
中間決算の発表は11月前後。
何の役にも立たないコメントに聞こえなくもない。
昨日の日経平均のPERは16.23倍でEPSは1233円。
2万円でもPERが16倍台というのが現実で、上振れなどなくても問題ない。
空売り比率も29%台と30%割れ。
興味深いのは先週末の信用買い残の増加。
日経平均が201円上昇して買い残はわずか69億円とはいいながら増加。
2兆9927億円となった。
「相場の先高観から信用買いを入れる個人投資家が多かった」とのコメント。
従来は上がると売り下がると買う個人投資家像。
これが変わったのかどうか。
もしも本当に変化したならまさに潮目の変わり目だろう。
世帯の保有する金融資産の額の平均は1798万円。
2000年以降で過去最高を更新した。
内訳は有価証券が251万円(前年比4.6%増)。
定期預金が758万円(同4.7%増)。
普通預金が380万円(同3.8%増)。
定期預金の増加は所得の増加を多少は反映しているのだろう。
普通預金の増加について総務省のコメントは「理由はわからない」。
しかし、MRFが4月末に前月比5453億円増加。
12兆円弱まで増加しているのと同様に「利食った待機資金」が入った可能性は高い。
2013年7月以降投信には資金流入が継続しているがまだまだ足りない気配。
ちなみに一昨日設定された野村の「日本企業価値向上オープン」。
円資産型が251億円、ドル投資型が427億円で合計678億円。
4月は一気に1057億円を集め、募集停止になったがそれほどの熱気はない。
東証1部の1株当たり時価は1467.21円。
売買単価は1050.1円。
一時1300円台から900円台まで低下した売買単価は上昇基調。
中心はやや値がさに移行しているということだろうか。
意外なのが松井証券信用評価損益率速報。
売り方はマイナス13.092%で前日の13.145%からわずかとはいえ好転。
買い方はマイナス3.556%で前日の4.087%から好転で順当。
売り方が意外と粘り腰の感。
日経1面で気になったのは「目覚める資本」の特集。
「運用業界で今、必読とされるリポートがある。
運用会社が投資先に働きかけ経営を変えた事例集だ」。
確かにダメ会社もあるだろうから、納得がいかない投資先もあろう。
しかし、そこに投資したのはその運用会社に他ならない。
投資責任に知らん顔でああでもないこうでもないと攻め続ける運用会社。
結果株主価値が向上すればそれはそれで問題なかろう。
しかし、経営能力のあるファンドマネージャーなど稀有な存在。
というか、それほど優れた経営能力があるのならファンドマネージャなどやっていない気がする。
ここがつじつまの合わないところでもある。
1〜3月のGDP速報値は実質0.6%増、年率換算2.4%の増加で2四半期連続の増加。
市場予想は年率換算1.5%だったからよかった。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
アルプス技研(4641)・・・動兆
アルプス技研ーに注目する。
同社は技術者派遣大手。
技術者派遣が絶好調で業績は続伸基調。
5月20日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
20日の日経平均株価は、寄り付き前に内閣府が発表する1〜3月期の国内総生産(GDP)速報値の内容に影響を受けることになりそうだ。
昨日までの地合いを鑑みると、著しく悪い結果とならなければ、上昇基調を強める展開が想定され、4月23日の高値20252.12円も視野に入る。一方、弱い結果となった場合、いったんは売られるだろうが、押し目買い意欲は強いと想定される。
日経平均株価の予想レンジは、19800-20100を想定する。
昨日まで3日続伸で、日経平均株価は合計456円の上昇となっているのに加え、3週間ぶりの2万円台回復の達成感もあり、利益確定売り優勢で上昇一服となり可能性もある。
物色は、好業績予想銘柄から材料株に物色の矛先が向かうだろう。
寄り付き前の外資系証券動向
売り850万株
買い1440万株
差し引き590万株の買い越し。
3営業日ぶりに買い越し。
金額ベースは91億円の買い越し。
米国系、欧州系共に買い越し。
【NY概況】
19日のNYダウ平均は4日続伸した。終値は前日比13ドル51セント高の1万8312ドル39セントと、連日で過去最高値を更新した。
欧州の株高や堅調な米住宅指標を受けて投資家心理が改善し、米株式相場には買いが優勢となった。ただ、大手小売株の一角は大幅安となったほか、米株式相場には高値警戒感が強く、上値を追う動きは限られた。
セクター別では、銀行や消費者・サービスが上昇する一方でエネルギーや食品・生活必需品小売が下落した。
ナスダック総合株価指数は反落し、前日比8.405ポイント安の5070.034で終えた。
S&P500種株価指数は小幅ながら4営業日ぶりに反落した。
シカゴ日経平均先物は続伸した。6月物終値は前日比140円高の2万0145円で取引を終えた。19日の大取終値を115円上回った。米株高と円安の進行を好感した。NYダウは連日の最高値更新となり、日経平均先物の買いを支えた。6月物は一時2万0195円まで上げた。この日の6月物安値は1万9950円だった。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 20165 ( +135 )
シカゴ日経225先物(円建て) 20145 ( +115 )
( )は大取所終値比
【予定】
■20(水)
【国内】
1-3月期GDP(8:30)
3月景気一致指数確報値(14:00)
4月工作機械受注確報値(15:00)
《決算発表》
光通信、イチケン、東京海上、相模ゴム、フリージアマク、桂川電、ヨシタケ、大同信、AAH、サハダイヤ、テクノセブン、SJI、損保JPNK、MS&AD
《イベント》
人とくるまのテクノロジー展(パシフィコ横浜、〜22日)
【海外】
豪5月消費者信頼感指数(9:30)
英MPC議事録(5月8・11日開催分)
南ア4月消費者物価(17:00)
南ア3月小売売上高(20:00)
トルコ政策金利発表(20:00)
FOMC議事録要旨(4月28〜29日分、3:00)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
5月19日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
19日の日経平均株価は3日続伸し、終値は前日比136円11銭高い2万0026円38銭だった。4月28日以来、3週間ぶりに2万円の大台を回復した。前日の欧米株高や為替の円安水準を好感し、寄付きから幅広い銘柄に買いが先行した。
取引開始直後は2万円を目前にすると利益確定売りに押されていたが、前場を2万0036円の高値引けで終えると、後場は一貫して2万円を上回る水準での値動きが続いた。
メガバンクは上昇一服となったが、野村HDなど証券株が上昇し、全体市場をけん引した。
また、好決算や株主配分の強化策を発表した企業を改めて物色する動きもあり、日経平均の上げ幅は一時200円に接近した。大引けにかけては再び利益確定売りが出て、上げ幅を縮小した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もそろって3日続伸した。
東証1部の売買代金は概算で2兆7137億円。売買高は25億8423万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1242、値下がりは514、変わらずは126だった。
個別では、ファストリやファナックなどの値がさ株が買われた。液化天然ガス基地の受注見通しを受けて千代建が大幅高。自社株買いを発表したエレコムも急伸した。大和や野村といった証券株、エーザイや中外薬の医薬品株も高い。一方でホンダや日産自は売られた。郵船や商船三井の海運株も安い。
東証2部株価指数は続伸だった。ベネ・ワン、象印、アサヒ衛陶、川金HD、大和、IBJが上げ、セイヒョー、Jトラストや旭コンクリ、朝日インテクが下げた。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。大引けは前日比16円15銭高の2589円81銭だった。約3週間ぶりに年初来高値を更新し、2006年5月上旬以来およそ9年ぶりの高値を付けた。
市場では、一部の大型株への買いに一巡感が出るなか、新興株を物色する動きが広がっているとの指摘があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で1180億円、売買高は2億5147万株。
個別銘柄では、ガーラ、カルナバイオ、ミューチュアル、日ダイナミク、小野産業、アエリアなどがストップ高。一方で日本マイクロやガンホー、ハーモニック、シャクリーGG、EAJ、大井電気、高橋ウォールなどは下落した。
東証マザーズ指数は反発。大引けは前日比24.14ポイント高の938.18だった。4月16日に付けた年初来高値を更新し、14年12月上旬以来約5カ月ぶりの高値を付けた。
個別銘柄ではトランスG、BBT、ハウスドゥ、そーせいがストップ高。日本アジアG、NTTDIM、ムゲンエス、関門海などが上昇した。半面、テラスカイやサイバダイン、Aimingレアジョブなどが下落した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
20,026.38 |
136.11 |
日経平均先物 |
20,030.00 |
140.00 |
TOPIX |
1,633.33 |
6.67 |
TOPIX先物 |
1,635.00 |
6.00 |
東証2部指数 |
4,865.00 |
23.13 |
JASDAQ |
2,589.81 |
16.15 |
マザーズ |
938.18 |
24.14 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2584230 |
2713711 |
東証2部 |
175560 |
36814 |
「新月」
4月7日以来6連勝の火曜日。
別に曜日のアノマリーではないのでしょうが、リーマンショックの頃は出ると負けの火曜日でした。
しかも、当時はそぼ降る雨の朝の火曜日は記憶の上では負け戦の連続。
思えば相場もずいぶん変わったものです。
変わらないのは何でも危機チックに結び付けてしまう投資心理でしょうか。
利益がなくてPERが無限大だったことももはや記憶の彼方。
実数のPERが復活したのが800倍だったことももう忘れてしまいました。
決算発表時期の習性でしょうか。
早朝の私鉄電車の中で日経朝刊を見ながらふと日経平均採用銘柄のEPSを計算。
19890.27円÷16.18倍=1229円。
フツーにPER17倍なら20893円。
シカゴ225先物の2万台も変ではありません。
5月月足陽線基準の19531.63円からは500円以上上の水準。
年初から5ヵ月連続の月足陽線はおそらく成立するのでしょう。
2012年8月からの9ヵ月連続陽線で日経平均株価は約7000円の上昇。
しかし翌2013年1月からでは4月までの4ヵ月連続陽線まで。
今回は5ヵ月連続でも2500円程度しか上昇してませんから物足りなさも目立ちます。
とはいえ格言は「上げ100日、下げ3日」。
ジワジワと上がるのはまだらこしく、一気に下げる恐怖感を帯同しているもの。
「所詮相場は最後に下げる」という諦念に「下げが怖くて相場ができるか」という勇ましい声が
少し加わっただけでも良しなのかも知れません。
酔い覚めが怖くて手を付けない方が良いのか、せめてほろ酔いくらいは楽しんだ方が良いのか。
けっこう微妙な選択肢ですが、宿酔できるほどの勢いがないところがヘルシーなのでしょう。
相場は声の大きい者と体の大きい者に有利、というのは昔の場立ちがあった頃の話。
立会場でもトレーディングルームでも、確かに声の大きさは必要でした。
今は静かな立会場ですが、起きていることはやはり強く主張する者の強さ。
沈黙は美徳でもあるのですが、海外投資家のあのやかましさとずうずうしさ少しは輸入すれば東京市場も
もう少し強くなれるのかも知れません。
昨日は新月、そして大潮。
子供が生まれやすい日だそうですから新しい命が相場にも登場して欲しいもの。
ちなみにおうし座の新月は物質的な豊かさをもたらす新月。
叶えてくれるのは「お金」と「満足」の願いだったそうです。
もう遅いですが・・・。
(櫻井)。
5月19日 相場概況(前引け)
日経平均前引け3日続伸、2万円回復。NY株高など好感 |
【前引け概況】
■日経平均株価 20,036.49(+146.22)
■東証1部出来高 13.15億株
■東証1部売買代金 1.3兆円
■日経平均先物 20,030(+140)
■TOPIX 1,634.76(+8.10)
■騰落 上昇1,249/下落515
■日経JQ 2,580.00(+6.34)
日経平均株価は続伸した。午前の終値は前日比146円22銭高の2万36円49銭だった。
前日の米国株式市場で早期利上げ観測が後退したことからNYダウやS&P500指数が最高値を更新したことに加え、為替相場での円安基調を受けて買いが先行。4月28日以来(3週間ぶり)の2万円台を回復する展開になった。その後も高値圏で堅調に推移し、前場の取引を終了。
業種別では、ほとんどの業種が値上がりした。値上がり上位は、証券商品先物、水産・農林業、空運業。一方、値下がり上位は、海運業、その他製品、倉庫運輸関連。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もそろって3日続伸した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3040億円、売買高は13億1550万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の6割強にあたる1249、値下がりは515、変わらずは117だった。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり、日経平均を約38円押し上げた
個別では、みずほ、トヨタ、三井住友、ファーストリテ、野村などが堅調。
花王、極東貿易、クボテック、レナウンなどが上昇している。
一方、三菱UFJ、ソフトバンク、東芝、ホンダ、第一生命などが軟調。任天堂、エネクス<8133>、MORESCO、東武ストアなどがしている。
東京株式2部市場は続伸。前引けの2部指数は、前日比10.51ポイントだかの4852.38となった。
個別銘柄では昭和化、大和、アサヒ衛陶、大興電通、IBJなど買われた。半面、オーベクス、ロイヤルホテル、OATアグ、パルステックは売られた。
日経ジャスダック平均は前日比6円34銭高の2580円00銭と続伸。
4月27日に付けた年初来高値を上回った。新興市場でも買いが優勢で、値上がりする銘柄が多かった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で645億円、売買高は1億6801万株。
個別銘柄では、イマジニア、アストマックス、カルナバイオ、アエリア、サン電子、UEXなどが買われた。半面、シャクリーGG、ラ・アトレ、EAJ、高橋ウォールなど売られた。
東証マザーズは前日比10.6ポイントだかの924.64と反発。
個別銘柄ではBBT、ハウスドゥがストップ高。そーせい、関門海、ファーストコーポ、日本アジアG、インターワークスなども買われた。半面、レアジョブ、クロスマーケ、REMIX、ヒューマンウェブは売られた。
5月19日 相場概況
日経平均10時2万円を回復、TOPIXは年初来高値を更新 |
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,989.50(+99.23)
■日経平均先物 19,990(+100)
■TOPIX先物 1,633.50(+4.50)
■騰落 上昇1,157/下落557
■日経JQ 2,576.19(+2.53)
■マザーズ指数 915.79(+1.75)
19日、10時時点の日経平均は前日比99.23円高の19988.50円で推移、その後日経平均株価は一時2万円の大台を回復した。取引時間中の2万円回復は4月28日以来、3週間ぶり。
前日の米国株高を好感して買い安心感が広がっており、好決算を発表した銘柄や株主配分の強化策を打ち出した銘柄を改めて物色する動きも出ている。ただ2万円を回復したところでは利益確定売りも出ている。
昨日指数の上げを牽引した三菱UFJ、三井住友、みずほとメガバンク3行がさえないことが影響している様子。
日経平均へのインパクトが大きいファーストリテイが上げ幅を拡大。1銘柄で指数を約30~40円押し上げている
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに高い。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で8063億円、売買高は8億4022万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1157、値下がり銘柄数は557、変わらずは166銘柄だった。業種別では33業種中、23業種前後が高い。値上がり上位に証券、その他金融、化学、陸運、水産、食料品など。半面、値下がりでは海運、非鉄、不動産、その他製品、石油など。
個別では千代建やエレコムが引き続き大幅高。ファストリやファナックなどの値がさ株にも買いが入っている。外部環境の影響を受けにくいディフェンシブ銘柄の一角にも買いが入っており、キッコマンや味の素、アサヒなどが高い。一方で、郵船や商船三井などの海運株はさえない。
東証2部株価指数は続伸。ベネ・ワンや象印が上昇し、Jトラストやロイヤルホが下げた。
<兜町カタリスト>
「今回は違う」
日経平均は157円高の19890円。
TOPIXは19.55ポイント高の1626ポイント。
ともに高値引け。
年初来高値更新は210銘柄。
みずほの売買高は5億株弱。
みずほの5億株が一つの限界点だとするとほぼ近づいてきた。
ココを超えられるかどうかだが、過熱感の薄い市場では大丈夫かもしれない。
「今回は違う」というのが市場心理。
「今回は違う」と思って違わないケースばかりに遭遇しているのだが・・・。
それでも「今回は違う」と思いたい。
・・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「この株何の株」
この株何の株気になる株
みんなが集まる株ですから
みんなが集まる株になるでしょう
この株何の株気になる株
見たこともない株ですから
見たこともない花が咲くでしょう
いつら買いがしげって株価大きく育って
値をひろげて森になる日が未来
その日をその日をみんなで待ちましょう
夢見て夢見てその日待ちましょう
5月19日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
19日の日経平均株価は、NY高を受け強めの展開となりやすい一方、後場にかけては手詰まり感が強まる展開が予想される。
日経平均株価予想レンジは、19750‐20050を想定。
昨日の日経平均は、テクニカル面での注目ポイントである25日線を上に抜けた。同水準で跳ね返されるような動きもみられず、あっさり1万9800円台を回復しており、きょうの動きも引き続き強い展開だろう。
ここからは25日線がサポートとして働くかどうかが焦点となる。昨日終値ベースで明確に上に抜けた格好となっており、海外市場も強く、本日はあっさり2万円回復の展開だろう。ただし、20日(水)に1-3月期GDPの発表を控えており、一巡後様子見の展開も想定される。
物色対象は、好業績銘柄を中心に買い意欲が継続するものと予想される。また、昨日ジャスダックや2部銘柄の一角に鋭角的な上昇となった銘柄が散見された。新興市場へも強い物色が向かう可能性があるとみる。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1360万株、買い1120万株で、差し引き240万株の売り越し。売り越しは2営業日連続。金額も売り越し。
売りセクターに、自動車、機械、小売、不動産、銀行、電機、化学、繊維、卸売、情報通信、ゴム、証券など。
買いセクターに、電機、保険、証券、食品、銀行、自動車、鉄鋼など。
【NY概況】
18日の米国株式相場は上昇。NYダウは26.32ドル高の18298.88、ナスダックは30.15ポイント高の5078.44で取引を終了した。
3月2日以来ほぼ2カ月半ぶりに過去最高値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)による緩和的な低金利政策の継続への期待が根強く株式買いにつながった。
朝方はもみ合う展開となったものの、シカゴ連銀総裁の発言で早期利上げ観測が後退したことが好感され、上げ幅を拡大した。S&P500指数も過去最高値を更新。
セクター別では、半導体・半導体製造装置や保険が上昇する一方で食品・飲料・タバコや不動産が下落した。
シカゴ日経平均先物は続伸し、約3週間ぶりに2万円を回復した。6月物は前週末比210円高の2万0005円で取引を終え、18日の大取終値を115円上回った。円安に加え、米低金利政策の長期化観測を背景に米株が上昇したのを受け、買われた。この日の6月物高値は2万10円、安値は1万9745円だった。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 20025 ( +135 )
シカゴ日経225先物(円建て) 20005 ( +115 )
( )は大取所終値比
【予定】
■国内(19日)
5年利付国債入札
《決算発表》
旭コンクリ、鶴見製、サンユ建、ビルト工、東北新社、USシステムズ、特殊電極、フジコー、フライトHD、コスモス電、原田工業、ニュートンFC、うかい、レシップHD、ノーリツ鋼機
■海外(19日)
豪金融政策決定会合議事録(5月5日開催分)
インドネシア政策金利発表
英4月消費者物価(17:30)
ユーロ圏3月貿易収支・4月消費者物価(18:00)
独5月ZEW景況感指数(18:00)
南ア1-3月期失業率(18:30)
米4月住宅着工・許可件数(21:30)
休場:トルコ
《決算発表》
ウォールマート・ストアーズ、ホーム・デポ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
5月18日 相場概況(大引け)
日経平均大引け続伸、メガバンク主導で上げ幅広げ19900円に迫る |
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
18日の日経平均株価は続伸した。終値は前週末比157円35銭高の1万9890円27銭だった。高値引けし4月28日以来、約3週間ぶりの高水準を回復した。世界的な金利上昇が一服し、買い安心感が広がった。ほぼ出そろった主要企業の2015年3月期決算発表で好業績が確認されたことも日本株の買いを誘った。
また、メガバンクが寄り付きから買い優勢となり、指数の上昇をけん引。前場は朝方に上げ幅を拡大したのち19800円台前半での推移が続いた。後場に入ると主力株主導で一段高の展開となり、本日の高値で取引を終えた。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)は続伸し、それぞれ上昇率は日経平均を上回った。業種別TOPIXは全33業種中、「サービス業」を除く32業種が上昇した。「保険業」がじりじりと上げ幅を広げ、前週末に比べて5%超上昇した。後場にかけて「銀行業」の上げも目立った。
東証1部の売買代金は概算で2兆6326億円、売買高は27億6495万株。東証1部の値上がり銘柄数は全体の7割近い1299、値下がりは479、変わらずは103だった。
個別では、三井住友、トヨタ、ソフトバンク、東芝などが堅調。三菱UFJやみずほが上昇し、売買代金1位と2位にランクイン。第一生命、住友電、T&DHDの上げも目立った。
一方、ファナック、武田薬品、任天堂などが軟調。シャープは4日続落。
東証2部株価指数は反発した。昭和化がストップ高。鈴縫工、フマキラー、ラオックス、朝日インテク、日精機が上昇した。半面、ASTI、AGCap、日本プラスト、くろ工が下げた。
日経ジャスダック平均は前週末比5円77銭高の2573円66銭と3日ぶり反発。
ジャスダック市場の売買代金は概算で904億円、売買高は3億3065万株だった。一部低位株の商いが膨らんだことを背景に、売買高は昨年12月9日(4億7064万株)以来およそ5カ月ぶりの高水準だった。中小型株に資金を振り向ける動きが増えた。
個別銘柄では常磐開発、ラ・アトレ、協立エアテク、イマジニア、プロルート、小野産業などがストップ高。ぱど、EAJは一時ストップ高と値を飛ばし、カルナバイオ、札臨も値上がり率上位に買われた。半面、シャクリーGGがストップ安。ソーエコプロ、アズジェント、テイン、JHDは売られた。
東証マザーズ指数は前週末比1.78ポイント安の914.04と3日ぶり反落。
後場に入り、主力銘柄のミクシィがやや伸び悩み、相場全体の重荷となった。
個別銘柄ではヒューマンウェブ、レアジョブがストップ安。ジーンテクノは急落し、メドピア、アドベンチャ、インテアHD、ファーマFも売られた。一方、ラクーン、タイセイ、関門海がストップ高。ファーストロジ、クロスマーケ、ハウスドゥ、RSTECHも買われた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,890.27 |
157.35 |
日経平均先物 |
19,890.00 |
130 |
TOPIX |
1,626.66 |
19.55 |
TOPIX先物 |
1,629.00 |
18.5 |
東証2部指数 |
4,841.87 |
16.8 |
JASDAQ |
2,573.66 |
5.77 |
マザーズ |
914.04 |
-1.78 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2764950 |
2632673 |
東証2部 |
122610 |
24060 |
「デリバ」
忘れていた格好の日経平均2万円というのが記憶の彼方から甦ってきた印象。
所詮通過点と考えれば「だから何」ではあるのだが、下値抵抗の強い相場であろう。
業績の伸びを考えれば日経平均採用銘柄のEPS1215円×PER17倍=20655円。
もしも18倍ならば21870円。
その程度のことは起きてもおかしくはない。
興味深いのは市場の声。
「20日(水)8時50分に第1四半期のGDP速報値が発表予定。
この結果を受けて21日(木)と22日(金)に日銀の金融政策決定会合が予定。
GDPが弱かった場合、市場では追加緩和期待が登場する可能性」。
何も材料がなければ日銀の追加緩和期待。
株式市場は不思議な期待感を抱く世界でもある。
今月のラジオNIKKEIのDVDは「デリバ・ETF」と「仕組み債」。
今月から1本増えて「月刊デリバ・ETF」が追加になる。
そもそもこの先物とかデリバティブ、仕組み債というものはややこしいもの。
そして店頭間のプライスを出すのは日本ではなく海外の業者が多い。
日本の証券会社が設定するものでもプライスを出すのは外資系の外国人トレーダー。
この閉鎖的な仕組みが東京市場に跳梁跋扈しているからややこしいのだろう。
そしてさまざまな言葉。
キャップとフロアーなんて言葉も使われる。
わかったようなつもりで何気なく使っているが本来の意味は債券などの金利の世界にある。
キャップは帽子で頭にかぶり頭を押さえることからの連想で金利の上限。
フロアーは床であり、足元つまり底を固めるので下限。
キャップとフロアーの両方が付いていると上限と下限が決まるのである一定の枠内で利率が決まる。
これがカラー。
詰め襟からの連想とされる。
あるいは「ビッドとオファー」。
ビッド(bid)とは、買う場合はこの価格で買いますよと相手方が提示している価格。
オファー(offer)とは、売る場合はこの価格で売りますよと相手が提示している価格。
売り希望値、買い希望値の方がはるかにわかりやすい。
大引け後は松本のマザーズ上場企業の社長さんが来社。
火曜前場は東証アローズでストボの実況。
先週まで火曜は6連勝だが・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「いすゞのトラック」
リーマンショックの冷たい空気
白い息ひろがった
チャートの中凍える値
昨日の動きさようなら
さぁ走り出そう夜明けの相場
カイが始まるカイが始まる
さぁ走り出そう朝日の相場
ブルが始まるブルが始まる
いつまでもいつまでも
走れ走れ日本の株価
どこまでもどこまでも
走れ走れ日本の株価
ブレーキランプの天の川
新値はもうすぐそこ
マドを埋める板を探した
あきらめの旅あとわずか
さぁ走りだそうきらめく相場
カイが近づくカイが近づく
さぁ走り出そう光の相場
青目近づくETF近づく
いつまでもいつまでも
走れ走れ日本の株価
どこまでもどこまでも
走れ走れ日本の株価
みなぎるクジラブルンブルン・・・
頑張るイナゴブルンブルン・・
5月18日 相場概況(前引け)
日経平均 前引け続伸。メガバンク株の上昇、大型投信設定も支え |
【前引け概況】
■日経平均株価 19,817.12(+84.20)
■東証1部出来高 13.92億株
■東証1部売買代金 1.28兆円
■日経平均先物 19,830(+70)
■TOPIX 1,618.02(+10.91)
■騰落 上昇1,122/下落614
■日経JQ 2,575.21(+7.32)
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日経平均株価は続伸した。前引けは前週末比84円20銭高の1万9817円12銭だった。
前週末の米国株はまちまちだったものの、金利上昇の一巡や、国内の企業業績が堅調なことなどから、買い先行でスタート。三菱UFJや第一生命などの自社株買い発表も相場の支えとなり、上げ幅を拡大した。メガバンク株が全体をけん引し、日経平均は堅調に推移して前場を終了。
野村アセットマネジメントが運用する「野村日本企業価値向上オープン(円投資型)」と「野村日本企業価値向上オープン(米ドル投資型)」がきょう設定される。「前週末14日時点で合わせて500億円以上の資金が集まった」との声があった。きょう夕方にも正式な設定額が判明する見通し。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに続伸し、上昇率は日経平均を上回った。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2862億円、売買高は13億9271万株。東証1部の値上がり銘柄数は全体の6割近い1122、値下がりは614、変わらずは142だった。
業種別では、ほとんどの業種が値上がりした。値上がり上位は、保険業、パルプ・紙、非鉄金属。一方、値下がり上位は、サービス業、医薬品、海運。
個別では三井住友が買われ、ダイキンが大幅高。住友電工も高い。ワイエイシイが急伸、新川、関電化も値を飛ばした。新日本建が大幅高、島津製作所も人気。半面、武田が大幅安、ファナックも値を下げた。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が長期会社格付けを引き下げたシャープが急落、戸田工は値下がり率トップ、洋インキHDの下げもきつい。
東証2部指数は反発した。ラオックス、朝日インテク、日精機が上げた半面、日本プラスト、くろ工、AGCapが下げた。
日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに小反発した。前引けは前週末比7円32銭高の2575円21銭。4月27日に付けた年初来高値(2576円46銭)を上回る場面もあった。
投資家心理がやや改善。運用リスクの高い中小型株にも資金を振り向ける姿勢が強まった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で518億円、売買高は1億8143万株だった。
個別銘柄ではガーラやイマジニア、協立エアテク、プロルートが上昇した。
半面、ヤマト・インダ、ヒューマンHD、JHD、ェッジHDやBBタワーが売られた。
東証マザーズ指数は3日続伸した。前引けは前週末比3.65ポイント高い919.47だった。主力銘柄のミクシィに買いが膨らんだことが寄与した。
個別銘柄では関門海。サイジニア、クロスマーケ、ラクーンが買われた。半面、テラスカイ、ジーンテクノ、メドピア、インテアHD、アドベンチャ、ファーマFが売られた。
5月18日 相場概況
日経平均10時、上げ幅一時100円超 メガバンクが指数を牽引 |
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,834.26(+101.34)
■日経平均先物 19,850(+90)
■TOPIX先物 1,620.00(+9.50)
■騰落 上昇1,117/下落605
■日経JQ 2,576.06(+8.17)
■マザーズ指数 920.76(+4.94)
18日前場中ごろの日経平均株価は上げ幅をやや広げている。金利上昇の一巡や前週末の米株高を好感した買いが続いており、前週末から約100円高い1万9800円台半ばでの推移している。ほぼ出そろった主要企業の2015年3月期決算発表で好業績が確認されたうえ、三菱UFJや第一生命などが自社株買いを発表したことも相場の支えとなっている。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はそれぞれ続伸し、前週末に比べた上昇率は日経平均を上回っている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7925億円、売買高は8億1249万株。
東証1部の値上がり銘柄数は1117、値下がり銘柄数は605、変わらずは155銘柄だった。業種別では33業種中、28業種前後が高い。値上がり上位に保険、紙パルプ、非鉄、鉱業、銀行、陸運など。半面、値下がりは医薬品、サービス、機械、石油、海運の5業種にとどまっている。
先週末に決算発表を行った三菱UFJやみずほなどメガバンクが寄付きから買い優勢となっており指数の上げを牽引している。
上場初の最終赤字となった武田薬がマイナス推移となっている。売買代金上位銘柄では、メガバンクのほか、ソフトバンク、トヨタ自が上昇している。一方、シャープ、東芝はさえない。
東証2部指数は反発している。ラオックス、朝日インテク、日精機が上昇している半面、日本プラスト、くろ工、パルステックが下げている。
内閣府が18日発表した3月機械受注(船舶・電力を除く民需)は前月比2.9%増だった。市場予想は同1.5%増、前月は同0.4%減
225先物は、野村・モルスタ・シティ・パリバ・バークレイズ・ニューエッジが買い越し。
マネ・クレディ・HSBC・ドイツ・日興・松井が売り越し。
TOPIX先物はマネ・モルスタ・ニューエッジ・みずほ・三菱が買い越し。
野村・パリバ・アムロ・HSBCが売り越し。
外資系等は、ウシオ(6925)、ミクシイ(2121)、中外(4519)、触媒(4114)、上村工(4966)、忠(8001)、NTT(9432)、丸井(8252)、グリコ(2206)、シチズン(7762)に注目。
テクニカル的には、三井ホーム(1868)、積水ハ(1928)、日本粉(2001)、テンプ(2181)、アサヒ(2502)、クオール(3034)、サンマルク(3395)、ネクソン(3659)、カネカ(4118)、アミューズ(4301)、電通(4324)、もしもし(4708)、高砂香(4914)、菱製鋼(5632)、日東工(6651)、東光(6801)、エンプラス(6961)、小野建(7414)、良品計画(7453)、エイベックス(7860)、山善(8051)、しまむら(8227)、ユニー(8270)、明治海(9115)、ニトリ(9843)、ミニストップ(9946)が動兆。
<兜町カタリスト>
「あなた任せが増加」
25日線19778円を抜けるかどうか。
言い換えれば人気が復活するのかどうか。
その確認の週だろうか。
3月期決算は全体の97.6%が開示通過。
前期売上高4.2%増、経常利益5.9%増、純利益6.9%増。
今期売上高3.0%増、経常利益8.7%増、純利益13.0%増。
消費増税の影響を受けた前期と比較的強気見通しの今期とのコントラスト。
過去よりも未来の方を重視したいところ。
ちなみに2016年3月期最終利益合計額は22兆円を突破。
2年連続で過去最高更新する見通し。
日経平均のPERは16.24倍でEPSは1215円。
4月23日の18倍からは低下した。
世界では米国が20倍台、ドイツが16倍台。
明らかに割安感となろうか。
予想PBRも1.4倍台、予想配当利回りは1.4%台。
土曜日経朝刊の見出しは「株式配当初の10兆円」。
上場企業約1400社の集計で配当総額は前期比6%増の約10.2兆〜10.3兆円。
株と投信を合わせた個人の日本株保有比率は約24%。
配当総額10兆円だと約2.4兆円の個人資産が増加するというのが日経の計算。
ちなみに4月の個人向け投信の残高は前年比2割増の99.2兆円。
1か月で2兆円の増加となった。
REITが増加しETFの残高は13兆円になったという。
もっとも世界の投信残高は14年末の約3700億円。
米国がその半分の1900兆円でオーストラリアが190兆円。
100兆円どころではまだまだ世界に劣後。
だからと言って・・・。
何でもかんでも「あなた任せの運用」の代表の投信では、面白くはないのだが・・・。
NYでも主要企業の1〜3月期決算通過。
増益率は前年同期比2%程度で10〜12月期の7%から大幅に低下した。
しかし事前予測はマイナス2%程度の減益予想だったから悪くはない。
5年半ぶりの減益は回避。
セルインメイは大草原のさわやかな風と共に消えさるのかも知れない。
早くもゴタゴタし始めたのがAIIB(アジアインフラ投資銀行)。
中国の出資比率が3割となることから欧州勢は発言権を得るための出資比率の拡大を要求。
少しはアジアでの仕事にありつければという楽観からは遠くなってきた。
ひょっとすると市場の漁夫の利となるかも知れないのはアジア開発銀行の動き。
こちらは日米主導の銀行だが従来は意思決定が遅かったのが早まるかも知れない。
あるいはJICAを通じた投資の拡大だって期待できるかもしれない。
同床異夢でスタートするAIIBよりは使い勝手がよくなれば日本企業にとって悪くはない。
週末の阿部首相は紀州行脚。
和歌山選出の二階さんと世耕さんが助さん角さんの形。
2日べったり紀州のこだわりはなんだったのだろうか。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
K&O(1663)・・・動兆
K&Oエナジーに注目する。
同社は関東天然瓦斯開発と大多喜ガスの共同持株会社。
ガス開発・供給とヨード生産・販売が中核。
業績は軟調ながら株価はこのところ動兆。
5月18日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
18日の日経平均株価は堅調な動きで買い安心感が強まる展開が予想される
日経平均予想レンジは、19600−19850のレンジを想定する。
先週末の決算発表銘柄を中心に活況な売買が期待できそうだ。日経平均は25日線(19778.48)円近辺からのスタートが予想され、すんなり上抜いて推移することができれば、テクニカル的にも買いが入りやすいだろう。
寄り付き前の外資系証券動向
売り1340万株
買い1300万株
差し引き40万株の売り越し。
2営業日ぶりに売り越し。
金額ベースは58億円の買い越し。
米国系は売り越し、欧州系は買い越し。
売りは金属、繊維、その他製品、卸売、小売、サービス、ゴム、REITなど
[今週の見通し]
先週の日経平均は1万9500円どころでは押し目買いの動きが強まったことから、下値を切り上げる動きとなった。19600円を回復した日経平均は、その後は5日線と25日線とのレンジ内での取引となった。
今週のマーケットは強い動きを予想する。
上値抵抗線となる25日線を捉え、改めて節目の2万円への意識に向かわせそうである。
21日からの日銀金融政策決定会合及び22日の黒田日銀総裁会見への期待が全体市場を下支えし、下げづらい展開が想定される。経済指標では20日の1-3月期GDPが大きな注目点となる。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19810 ( +50 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19795 ( +35 )
( )は大阪取所終値比
【予定】
5月18(月)
【国内】
3月機械受注(8:50)
3月鉱工業生産確報値(13:30)
3月第3次産業活動指数(13:30)
3月設備稼働率(13:30)
《決算発表》
昭和化、ミューチュアル、ニレコ、横浜魚類、オーハシテクニカ、JRE、グロバルRE、REMIX、積ハSIレジ、日本ラッド、イワブチ
【海外】
中国4月70都市新築住宅価格(10:30)
米5月NAHB住宅市場指数(23:00)
休場:カナダ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
NY相場概況(15日)
【NY概況】
15日のNYダウは小幅ながら続伸した。前日比20ドル32セント高の1万8272ドル56セントと、過去最高値を付けた3月2日以来ほぼ2カ月半ぶりの高値で終えた。米長期金利が低下したため、急速な金利上昇が米景気を冷やすとの警戒感が和らいだ。投資家心理が上向き、米株式には買いがやや優勢となった。
このところ急速に上昇していたドイツなどの欧州国債の利回りが下がったことにつれて、15日は米10年物国債の利回りも低下した。金利上昇に伴って企業や家計の借り入れの負担が増えて米景気の回復が遅れるとの警戒が薄れたため、米株式の買いを誘った。
しかし、4月鉱工業生産指数が5ヶ月連続のマイナスとなったほか、5月ミシガン大学景況感指数が前月から低下したことで景気先行き懸念が拡大したものの、早期利上げ観測の後退を好感する向きもあり、売り買いが交錯する展開となった。
S&P500種株価指数も続伸。同1.63ポイント高の2122.73で終え、小幅ながら過去最高値を連日で更新した。
セクター別では、公益事業や不動産が上昇する一方で銀行やソフトウェア・サービスが下落した。
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに小反落し、終値は同2.503ポイント安の5048.292だった。アップルや交流サイト(SNS)のフェイスブックなど時価総額の大きい銘柄の一角が売られ、指数を押し下げた。
シカゴ日経平均先物は続伸した。6月物は前日比105円高の1万9795円で取引を終え、15日の大取終値を35円上回った。米株とともに買われた。ただ、4月の米鉱工業生産指数など景気指標が低調だったため景気減速の警戒感を誘い、売られる場面もあった。この日の6月物高値は1万9865円、安値は1万9610円だった。
5月15日 相場概況(大引け)
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【大引け概況】
15日の日経平均株価は反発し、前日比162円68銭高の1万9732円92銭で終えた。
欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁の金融緩和策の継続に関する発言を好感した欧州市場の上昇の流れを引き継ぎ、日経平均は122円高からスタートした。
寄り付き後に一時19750.76円(前日比180.52円高)まで上昇する場面があったが、25日移動平均線が上値抵抗として意識されつつあり、前場は上げ幅を縮める展開となった。
後場寄り後に上げ幅を63円高まで縮小したが、5日移動平均線を大きく割り込まずに戻りを見せたことで、底堅いとみた投資家からの買い戻しを誘った。
JPX日経インデックス400は反発。終値は前日比141.80ポイント高の1万4519.77だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、15.62ポイント高の1607.11で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆5775億円。売買高は25億4872万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の64%にあたる1203、値下がりは29%の548、変わらずは131だった。
業種別では、サービス業、陸運業、小売業が上昇率上位だった。一方、パルプ・紙、鉱業、石油・石炭製品が下落率上位だった。
個別では、三井住友、トヨタ、みずほ、ソニー、日立などが堅調。前日に決算発表した電通が上げたほか、「1000億円規模の自社株買いをする方針を決めた」と報じられた三菱UFJが大引け前に上げ幅を拡大した。一方、ソフトバンク、JT、東エレク、三井不などが軟調ニコンや東芝は売られた。
東京株式2部市場は6日ぶり反落。大引けの2部指数は、前日比13.18ポイント安の4825.07となった。
個別銘柄ではくろがね工作所、IJTT、イクヨ、ケー・エフ・シー、ラオックスが売られた。一方、星和電機がストップ高。サンユウ、川崎化、カンダ、ジオスター、日鍛バルも買われた。
日経ジャスダック平均は前日比2円50銭安の2567円89銭と続落。
大引けは前日比2円50銭安の2567円89銭だった。日経平均株価が堅調に推移し、投資家の関心が東証1部の主力株に向かった。新興市場では換金目的の売りが優勢だった
個別銘柄では、ヤマト・イン、ULSグループ、トミタ、アテクト、トレックスセミは売られた。半面、高橋ウォール、JHD、eBASE、EAJ、小野産業がストップ高。ACKG、ミューチュアル、東日コンシス、プロルート、日本コンセプトも買われた。
東証マザーズ指数は前日比2.82ポイント高の915.82と続伸。
個別銘柄ではクロスマーケ、テラスカイ、そーせいがストップ高。ミクシィ、日本スキー、比較、Eガーディアンも買われた。半面、Aiming、イグニス、インフォテリ、エクストリームは売られた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,732.92 |
162.68 |
日経平均先物 |
19,760.00 |
210.00 |
TOPIX |
1,607.11 |
15.62 |
TOPIX先物 |
1,610.50 |
20.50 |
東証2部指数 |
4,825.07 |
-13.18 |
JASDAQ |
2,567.89 |
-2.50 |
マザーズ |
915.82 |
2.82 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2548720 |
2577536 |
東証2部 |
128250 |
25587 |
「葵祭り」
京都では葵祭り。
祇園祭は有名だが庶民の祭。
葵祭は朝廷の祭だから格が高いし勅使も来る。
源氏物語には葵祭の斎王列を見物しようと葵の上と六条御息所が、車争いを演じた場面がある。
何回か参加したことがあるいが、ゆったりとした動きが滔滔とした時間に逆回転するような印象。
京都に初夏の訪れを告げる王朝絵巻の祭でもある。
ただ・・・。
もともとは賀茂の神の祟りの風雨をおさめるための祭りだったがどういうわけか雨の日が多い。
今年は晴れで良かった。
大和のレポートは「日経平均が1〜4月連続上昇の検証」。
過去は6勝7敗でマチマチ。
ただ1〜4月連続上昇の年は年間で12勝1敗。
5月以降では9勝4敗と悪くない。
また高値時期は12月が7回。
12月の高値確確率が3割だから多い。
過去13回中9回は年終盤まで株価は堅調だった。
しかも1987年→89年までの3年連続。
バブルのさなかの結果の再来に期待したいところでもあるが・・・。
日経平均が1〜4月連続上昇の年の日経平均パフォーマンス。
2013年:5月騰落率マイナス0.6%、5〜12月17.5%、年間56.7%。
2004年:5月騰落率マイナス4.5%、5〜12月マイナス2.3%、年間7.6%。
1989年:5月騰落率1.6%、5〜12月15.4%、年間29.0%。
1988年:5月騰落率マイナス0.3%、5〜12月9.6%、年間39.9%。
1987年:5月騰落率7.0%、5〜12月マイナス7.4%、年間15.3%。
1978年:5月騰落率マイナス1.2%、5〜12月8.5%、年間23.4%。
1972年:5月騰落率8.9%、5〜12月56.0%、年間91.9%。
1971年:5月騰落率マイナス0.5%、5〜12月9.9%、年間36.6%。
スケジュールを見てみると・・・。
18日(月)機械受注、首都圏マンション販売、
19日(火) 米住宅着工、独ZEW景況感
20日(水)1〜3月GDP、コンビニ売上高、不動産関連の「MIPIMASIA」開催
21日(木)日銀金融政策決定会合、米中古住宅販売、フィラデルフィア連銀景気指数、中国HSBC製造業PMI、アメリカBBレシオ、CB景気先行指数
22日(金)黒田日銀総裁会見、米消費者物価、独IFO景況感
15日(金)ポイントの日
18日(月)新月
19日(火)ポイントの日
20日(水)水星逆行開始、ECB理事会
21日(木)日銀金融政策決定会合
25日(月)メモリアルデーでNY休場、バンクホリデーでロンドン休場
5月15日 相場概況(前引け)
日経平均前引け反発 99円高、買い一巡後は伸び悩み |
【前引け概況】
■日経平均株価 19,669.91(+99.67)
■東証1部出来高 13.27億株
■東証1部売買代金 1.25兆円
■日経平均先物 19,670(+120)
■TOPIX 1,597.87(+6.38)
■騰落 上昇1,140/下落602
■日経JQ 2,569.60(-0.79)
----------------------------------
15日午前の日経平均株価は反発し、前日比99円67銭高の1万9669円91銭で取引を終えた。
ECBドラギ総裁の金融緩和策の継続に関する発言を好感した欧州市場上昇や欧米債券市場での金利上昇が一服したことなどを受け、買い先行でスタート。円相場が対ドルで弱含んだことで、輸出関連銘柄などを中心に相場全体を押し上げる形となり、一時、19750.76円まで上昇する場面もあった。ただ、25日移動平均線が上値抵抗として意識されつつあり、買い一巡後は上げ幅を縮める展開となった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2554億円、売買高は13億2752万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の60%にあたる1140、値下がりは3割強の602、変わらずは137だった。
業種別では、多くの業種が値上がりした。値上がり上位は、サービス業、化学、空運業。一方、値下がり上位は、鉱業、石油石炭製品、金属製品。
個別ではソニーが堅調、NTTもしっかり。電通が大幅高、ダイフク、エイベックスも値を飛ばした。ルネサスも物色人気になった。一方、シャープが大幅安、東芝も軟調。ニコンも大きく売られた。
東証2部株価指数は反落。ラオックスや日本プラストが下げ、Jトラストや星和電が上げた
投資家の関心が東証1部の主力株に向かった。新興市場では換金目的の売りが優勢だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で451億円、売買高は9236万株
日経ジャスダック平均は前日比69銭安の2,569円70銭と続落。
個別銘柄ではULSグループ<3798>、ユニマそよ風、トミタ、太洋物産が売られた。半面、eBASE、EAJがストップ高。ACKG、ミューチュアル、JHD、東日コンシス、マルマンも買われた。
東証マザーズは前日比0.26ポイントだかの913.26と続伸。
個別銘柄ではクロスマーケがストップ高。そーせいは一時ストップ高と値を飛ばし、比較、日本スキー、NTTDIM、Eガーディアンも買われた。半面、イグニス、インフォテリ、エクストリーム、大泉製は値下がり率上位に売られた。
5月15日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,709.55(+139.31)
■日経平均先物 19,720(+170)
■TOPIX先物 1,605.00(+15.00)
■騰落 上昇 1,313/下落436
■日経JQ 2,567.78(-2.61)
■マザーズ指数 912.99(-0.01)
15日の日経平均株価は引き続き堅調に推移している。前日比150円程度高い1万9700円台前半で推移している。円相場が対ドルで弱含み、輸出関連銘柄などを中心に相場全体の追い風になっている。
外部環境を材料に買い優勢でスタートした東京市場だが、日経平均は25日線手前で失速。市場では上値抵抗ラインとしての意識は日に日に強まりつつある。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も堅調な値動きを続けている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7647億円、売買高は7億8489万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1313、値下がり銘柄数は436、変わらずは127銘柄だった。業種別では33業種中、25業種前後が高い。値上がり上位にサービス、化学、空運、小売、陸運、その他金融など。半面、値下がりでは鉱業、石油、金属製品など。
個別では電通が急伸している。三菱UFJやみずほFGといった銀行株も引き続き買われている。日東電も高い、トヨタ、三井住友、みずほと足元さえなかった銘柄が反発しているほか、ソニー、ソフトバンクも上昇。一方、決算を発表したニコンが前日比11%超ときつい下げとなっているほか、東芝、シャープとリバウンドが見られた銘柄もマイナス推移となっている
東証2部株価指数は続伸している。Jトラストや川崎化、AGCapが買われた。ラオックスや朝日インテクは売られた。
225先物は、アムロ・GS・パリバ・UBS・みずほ・JPが買い越し。
クレディ・HSBC・マネ・ドイツ・モルスタ・バークレイズが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・三菱・JP・メリル・モルスタが買い越し。
野村・GS・みずほ・バークレイズ・ニューエッジ・ドイツ・アムロ・GSが売り越し。
外資系等は、第一三共(4568)、セイコー(8050)、青山商事(8219)、USS(4732)、日本電子材料(6855)、ドンキ(7532)、三菱ガス化学(4182)、JR東(9020)、ダイフク(6383)、日東電工(6988)に注目。
テクニカル的には、K&O(1663)、長谷工(1808)、熊谷組(1861)、東亜道(1882)、キーコーヒー(2594)、住江織(3501)、芦森工(3526)、堺化学(4078)、第一三共(4568)、USS(4732)、コニカ(4902)、Jマテ(6055)、油研工(6393)、NTN(6472)、THK(6481)、OKI(6703)、アズビル(6845)、メガチップス(6875)、白銅(7637)、スター精密(7718)、スクリーン(7735)、ノーリツ鋼機(7744)、ニフコ(7988)、セイノー(9076)、丸和運輸(9090)、パスコ(9232)、広島ガス(9535)、静岡ガス(9543)が動兆。
<兜町カタリスト>
「真髄」
昨日は5日ぶりの下落。
もっとも5日前は19291円。
昨日は19570円。
2万円台の20252円を見たのでこれが記憶に残って下げた印象だが、現実は少し違う。
そして売買エネルギーの拡大。
東証1部の売買代金の2兆円割れ懸念はほとんどない。
実はこれは結構すごいことだと考えたいところ。
結局日経平均株価は25日移動平均をはさんでの右肩上がりの一休み。
大きく離れれば25日線に回帰しているだけのことに過ぎないような気もする。
人気線かつ短期戦の25日線と需給線かつ中期線の75日線。
短期線が中期線を上から下抜けるデッドクロスは昨年10月29日。
日経平均は15553円だった。
その下抜けた短期線が中期線を再び上抜けたゴールデンクロスは11月11日。
日経平均は17124円だった。
それ以来25日線は75日線を下抜けていない。
つまりブル相場は継続しているということ。
目先のことばかり見てずにもう少し長い視点でみれば慌てたりする必要はなかろう。
もっとも所詮罫線の話。
しかし罫線は過去のことだけにいくらでも材料は見つかるもの。
「罫線の真髄はこじつけ」なんて格言はないが学ぶごとに空想力だけは豊かになる。
昨日ストラテジスト馬渕氏と話していて面白かった話題。
「日本の市場関係者はドル建て日経平均の話をよくします。
しかしアメリカの投資家がドル建て日経平均のチャートを毎日参考にしていると思いますか?」。
馬渕氏の答は「日本の市場関係者が持ち出すほどホットな材料にはなっていない」。
それはそうだろうと思う。
もちろん、海を隔てての投資だから為替の問題は付きまとう。
しかし、運用担当者のパフォーマンスは株式市場の果実。
そして本来為替のボラティリティは株式よりは低いもの。
だから「ドル建て日経平均が高値を抜いた」とか「抜いていない」なんて真剣な顔で語るのはある意味ナンセンス。
だったら、アメリカ株式市場に投資するときに円ベースのNYダウやS&P500を見なければつじつまが合わない。
舶来信仰はこの国の得意技ではある。
しかしおかしなこともいっぱいあることの証左でもあろう。
連日の決算動向。
昨日段階で全体の85.2%が開示済み。
前期売上高は4.3%増、経常利益は8.2%増、純利益は8.9%増。
今期売上高は2.9%増、経常利益は7.9%増、純利益は12.1%増。
やや伸び悩み感はある。
日経平均株価の予想PERは16.15倍まで低下した。
19570.24円÷16.15=1211円。
先週末1134円。
月曜1152円(PER17.02倍)。
火曜1155円、水曜1177円、木曜1199円とこちらは順調な伸び。
もっとも連日20円刻みで上昇していたので1222円に期待したが昨日は10円の伸びに低下。
今日の武田や住友電工、SMCの決算に期待というところだろうか。
まあ1030円だった一年前に比べれば10%以上も増えたことになるのだが・・・。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
曙ブレーキ(7238)・・・動兆
曙ブレーキに注目する。
同社は独立系ブレーキメーカー。
米国での物流費や残業コスト増加で前期は赤字。
だだ悪材料出尽くしで今期は期待感大。
5月15日 相場展望
【オープニングコメント】
15日の日経平均株価は、NY株高を受けて堅調な展開を想定する。
日経平均株価の予想レンジは、19500-19750を想定する。
日経平均の1万9500円どころは今週何度かサポートとして働いており、押し目買いも入りやすいと予想する。日本株は昨日の下落の反動もあり、底堅い展開だろう。
本日も好業績予想、増配予想を発表した銘柄を個別に物色する動きに傾斜しそうだ。
主要外国証券経由の注文動向は、
売り650万株
買い710万株
差し引き60万株の買い越し。
2営業日ぶりに買い越し。
金額ベースは29億円の買い越し。
米国系は買い越し、欧州系は売り買い均衡。
売りは化学、卸売、情報通信、機械、電力、ガス、ゴムなど
買いは保険、薬品、建設、石油など
売り買い交錯は銀行、自動車、小売、電機、食品、REITなど
【NY概況】
14日のNYダウは4営業日ぶりに大幅に反発した。前日比191ドル75セント高の1万8252ドル24セントと、過去最高値を付けた3月2日(1万8288ドル63セント)以来およそ2カ月半ぶりの高値で終えた。
ナスダックは69.10ポイント高の5050.80で取引を終了した。
景気を冷やすと警戒されていた欧米の金利上昇に一服感が出たことで、投資家心理が改善した。
欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁の金融緩和策の継続に関する発言を好感し、欧州株が全面高となったことで買いが先行。
4月生産者物価指数が市場予想に反して低下したほか、週間新規失業保険申請件数が市場予想より減少したことも好感され、終日堅調推移となった。大型株で構成されるS&P500指数は最高値を更新。
セクター別では、ソフトウェア・サービスやヘルスケア機器・サービスが上昇する一方で小売や自動車・自動車部品が下落した。
シカゴ日経平均先物は続伸した。6月物は前日比55円高の1万9690円で終えた。同日の大阪取引所の終値を140円上回った。NYダウが大幅高となるなど、米株式相場が軒並み上昇。投資家心理が改善し、日本株の先物にも買いが及んだ。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19700 ( +150 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19690 ( +140 )
( )は大取所終値比
【予定】
■国内(15日)
4月国内企業物価指数(8:50)
黒田日銀総裁講演(12:40)
4月消費者態度指数(14:00)
《決算発表》
王子HD、武田、東燃ゼネ、住友電、SMC、あおぞら、三菱UFJ、みずほFG、三菱Uリース、ソニーFH、第一生命、阪急阪神、NTT、イオンFS、グリコ、サンリオ、洋缶HD、飯田GHD、共立メンテ、シチズンHD、サイバダイン、マツモトキヨシ、日軽金HD、持田薬、東洋水産、ガーラなど
《株式分割》※権利取最終日
クスリのアオキ
■海外(15日)
韓国中銀政策金利発表
インドネシア4月貿易収支
トルコ2月失業率(16:00)
米4月鉱工業生産・設備稼働率(22:15)
米5月NY連銀製造業景気指数(21:30)
米5月ミシガン大学消費者信頼感指数(23:00)
米3月対米証券投資(16日5:00)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
5月14日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
14日の日経平均株価は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比194円48銭安の1万9570円24銭だった。
世界的な長期金利上昇懸念が引き続き重荷となり、前日の欧州株市場ではドイツ、フランスなど主要国の指数が軟調、米国株も下落したことで、日経平均は朝方から売りに押された。
後場に入ると先物経由の売り圧力が働き、日経平均は一時1万9540円台半ばまで水準を切り下げた。引けにかけて若干下げ渋ったものの、5日ぶりの大幅な押し目形成となった。
東証1部の売買高概算は25億7484万株、売買代金概算は2兆7762億5000万円。値上がり銘柄数は489、対して値下がり銘柄数は1301、変わらずは92銘柄だった。東証1部全体の7割の銘柄が下落した。
個別では、ファーストリテが大幅安。三井住友、花王も安い。旭ダイヤが急落、カシオ、カカクコムも売られた。半面、任天堂がしっかり、村田製は大幅高に買われた。長谷工<1808>が値を飛ばし、JTも堅調。極東貿易、ケネディクスが急伸した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに5営業日ぶりに反落した。業種別では銀行業や陸運業の下げが目立った。
東証2部株価指数は5日続伸。JトラストやクリヤマHD、朝日インテクが上昇した。半面、象印、コメ兵、アオイ電子は下落した。
日経ジャスダック平均株価は小幅に反落した。終値は前日比1円31銭安い2570円39銭だった。
個別の値動きに着目した買いが入ったほか、内需関連が多い新興市場に資金を振り向ける投資家も増えたとみられ、日経ジャスダック平均の下値は限られた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で811億円、売買高は1億8324万株だった。
ヤマト・インダ、シード平和、ガーラやカルナバイオ、ダイヤ通商が上昇した。前日に今期大幅増益の見通しを発表した大井電気も高い。半面、日本マイクロ、3DM、Dガレージ、SEMITEC、内外テックが下落した。
東証マザーズ指数は前日比4.6ポイントだかの913.00と反発。
個別銘柄では、そーせいがストップ高。ファーストコーポ、アトラ、比較、Aimingが買われた。半面、イグニスがストップ安。テラスカイ、DEAR・L、イントランス、アライドアーキが売られた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,570.24 |
-194.48 |
日経平均先物 |
19,550.00 |
-230.00 |
TOPIX |
1,591.49 |
-12.72 |
TOPIX先物 |
1,590.00 |
-14.50 |
東証2部指数 |
4,838.25 |
7.48 |
JASDAQ |
2,570.39 |
-1.31 |
マザーズ |
913.00 |
4.60 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2574840 |
2776256 |
東証2部 |
124940 |
31641 |
「ルービニ教授」
米CNBCに登場したルービニ教授。
「FRBが利上げを始めるときに金利の暴動を想定すべきではない。
債券のボラティリティの上昇は緩やかになる」。
ドゥーム(恐怖)博士の異名の割にはおとなしいコメント。
決して迎合ではないのだろうがどうも奇異な印象。
もっとも「2015年には金が1000ドル割れ」などはずれも多い。
ちなみにルービニ教授は年初にあげた今年の5つのリスク。
どれもまだ生じていないが・・・。
↓
(1)欧州景気「3番底」
(2)日本の「アベノミクス」失敗リスク
(3)中国のハードランディング懸念
(4)地政学的リスク
(5)ドル高で生じる世界通貨ショック
昨日発表されたMSCIの定期見直し。
さほどの影響はなかった。
むしろ気にすべきは来月発表予定の年1回のカントリーカテゴリーだろうか。
昨年も騒がれたが韓国・台湾のエマージングセクターから先進国セクターへの格上げ。
それにともなう日本株ウェイトの低下の可能性。
すこしレベルは違うような気がするが、格好の材料にはなるに違いない。
これを無事に通過して夏を迎えたいところ。
5月14日 相場概況(前引け)
日経平均前引け、反落。 円高や中国株安で利益確定売り。 |
【前引け概況】
■日経平均株価 19,656.28(-108.44)
■東証1部出来高 13.50億株
■東証1部売買代金 1.35兆円
■日経平均先物 19,670(-110)
■TOPIX 1,595.90(-8.31)
■騰落 上昇582/下落1,158
■日経JQ 2,573.66(+1.96)
------------------------------------
日経平均株価は反落した。
午前の終値は前日比108円44銭安の1万9656円28銭だった。
前日欧米株安や円高推移を嫌気し売りが先行、5日ぶりに反落してスタート。
売り一巡後はやや下げ渋る場面もあったが、前日までの4日続伸で高値圏では利益確定売りに傾きやすく、10時過ぎ頃からから下げ幅を拡大した。
新規材料不足のなか、国内主要企業の決算発表一巡後の様子見気分もあり、その後は19650円前後でもみ合う展開で前場の取引を終了。
業種別では多くの業種が値下がり。値下がり上位は、銀行業、陸運業、倉庫運輸関連。一方値上がり上位は、機械、電気機器、その他製品。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もそれぞれ5営業日ぶりに反落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆3511億円、売買高は13億5090万株。東証1部の値下がり銘柄数は1158、値上がり銘柄数は582、変わらずは142だった
個別では三井住友が下落、ファーストリテも安い。旭ダイヤが値下がりトップに売られ、JDIも大幅安。ニプロ、アコーディアも大きく下げた。半面、任天堂が堅調、ケネディクスも高い。長谷工が値上がりトップに買われ、クレセゾ、FPGも上昇した。
東京株式2部市場は続伸。2部指数は前日比8.08ポイント高の4838.85となった。
クリヤマHD、東亜バル、ヨネックス、ASTI、IBJは値上がり率上位。半面、タカトリ、ロンシール工、KIHD、キーウェアは値下がり率上位に売られた。
日経ジャスダック平均株価は小幅続伸した。前引けは前日比1円96銭高の2573円66銭だった。日経平均株価の下げ幅が100円を超え、相場全体の地合いは悪いものの、新興企業の個別の値動きに着目した買いが入ったほか、内需銘柄が多い新興市場に資金を振り向ける投資家が増えたようだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で478億円、売買高は9363万株だった。
シード平和がストップ高に買われ、ガーラやプロルート、ヤマト・インが上昇した半面、カルナバイオ、エスプール、3DMが下落した。
東証マザーズは、前日比1.02ポイント高の909.42と小幅反発した。
ファーストコーポ、Aiming、テクノマセ、Eガーディアンが買われた。半面、DEAR・L、イントランス、NTTDIM、Gunosyアライドアーキが売られた。
5月14日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,687.92(-76.80)
■日経平均先物 19,700(-80)
■TOPIX先物 1,599.50(-5.00)
■騰落 上昇600/下落1,119
■日経JQ 2,572.08(+0.38)
■マザーズ指数 911.90(+3.50)
14日前場中ごろの日経平均株価は軟調。
10時すぎの時点では前日比100円前後安い1万9600円台で推移している。外部環境の不透明感を嫌気した売りが引き続き優勢。前日まで4日続伸して高値圏では利益確定売りが出やすいほか、国内主要企業の決算発表が一巡し、次の材料を見極めたいとの見方も日経平均の上値を抑えているという。
18日に設定される野村の日本株投信への期待感が先行しているもよう。この投信は、4月に組成された際、市場から1000億円吸い上げ話題となった商品の第2弾。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はじり安となっている。
東証1部の値上がり銘柄数は600、値下がり銘柄数は1119、変わらずは159銘柄だった。業種別では33業種中、機械、電気機器、建設、保険、水産、輸送用機器、ゴム製品の7業種が高い。半面、値下がりで目立つのは、陸運、倉庫、海運、鉄鋼、銀行、小売など。
個別では、三菱UFJ、トヨタ、ソニー、ソフトバンクは下落している一方、東芝、村田製作、ダイキン、長谷工が上昇。
東証2部株価指数は5日続伸している。クリヤマHDやJトラスト、ベネ・ワンが高い。一方、キーウェア、アートSHD、コメ兵が下げている。
225先物は、野村・GS・JP・みずほ・クレディ・SBIが買い越し。
アムロ・メリル・ニューエッジ・パリバ・楽天が売り越し。
TOPIX先物は大和・モルスタ・日興・パリバが買い越し。
メリル・アムロ・野村・GS・クレディ・ニューエッジが売り越し。
外資系等は、ハウス(1925)、コニカ(4902)、ガイシ(5333)、日産(7201)、ヤオコー(8279)、トレンド(4704)、メイテック(9744)、サンケン(6707)、オリ(8591)、DeNA(2432)に注目。
テクニカル的には、日鉄鉱(1515)、清水(1803)、日ビルド(1916)、パナホーム(1924)、大氣社(1979)、三井製糖(2109)、タケエイ(2151)、DeNA(2432)、Jオイル(2613)、ニチレイ(2871)、スタートト(3092)、サカイオーベ(3408)、保土谷(4112)、日理化(4406)、参天(4536)、トレンド(4704)、富士石油(5017)、冶金工(5496)、日立金(5486)、東邦鉛(5707)、住友電(5812)、リョービ(5851)、三和HD(5929)、東京綱(5981)、DMG森(6141)、オルガノ(6368)、CKD(6407)、ダイヘン(6622)、日信号(6741)、クラリオン(6796)、NOK(7240)、パラマウント(7817)、共立印(7838)、図書印(7913)、宝印刷(7921)、ニチハ(7943)、天馬(7958)、Gウイン(8111)、デサント(8114)、日ガス(8174)、スクエニ(9684)、メイテック(9744)が動兆。
<兜町カタリスト>
「塩梅」
結局4日続伸。
ギリシャのEU離脱に対するプランBが固まったことを好感という声も聞かれる。
しかし外部環境の悪化ではなく日本の企業業績の好調さを再認識というところだろうか。
発表された1〜3月ユーロ圏のGDP。
ドイツは0.4%のプラスでギリシャがマイナス0.2%。
ギリシャの10〜12月GDPはマイナス0.4%だった。
騒ぎだけは一人歩きで結局大山鳴動ねずみ一匹の世界なのではあるまいか。
どうも因果の因を海外に求める傾向があるが、今は足元を見る時期だろう。
昨日段階の3月期決算集計状況は全体の70.6%が発表した結果。
今期売上高4.6%増、経常利益10.9%増、純利益10.2%増。
来期売上高2.9%増、経常利益7.7%増、純利益13.0%増。
2年続けての2ケタ増益で着地しそうな気配。
そして・・・。
昨日の日経平均株価は139円高だったがPERは前日の16.67倍から16.49倍まで低下。
計算してみると・・・。
19764.72円÷16.48=1199.33円。
前々日が1155円、前日が1177円だったから日々20円の増加。
この水準でPER17倍なら20388円になる。
日経平均の25日移動平均線は19759円で0.03%(5円)のプラス乖離。
75日線は18944円で4.33%のプラス乖離。
200日線は17267円で14.46%のプラス乖離。
5月7日に19257円の安値をつけたときは雲の上限19255円でとまった。
昨日の雲の上限は19259円。
勝手雲の上限は19914円。
勝手雲の下限は19629円。
5月19日に黒くねじれている。
騰落レシオは103.13%(前日109.44%)。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス12.756%。
買い方はマイナス4.276%。
5月8日時点の裁定買い残は2日立合いで1009億円減少し3兆2651億円。
目をよそに転じればまずは商品市況の回復。
静かにしていてよい塩梅だったのが少し元気が出始めた。
そして債券利回りの上昇。
日銀の吸い上げ効果もありこちらもよい塩梅で上を向きそうな気配。
適度な水準の少なくとも1%以上に金利が上がらない限り、この国の株は上値を追えなそうな気がする。
ここはアメリカとは少し趣を異にする。
そしてドル円相場の膠着。
昨年は8ヶ月も膠着して、その後大幅円安を迎えた歴史。
今回もエネルギーの蓄積時間帯とすればその後が楽しみでもある。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
クリーク&リバー(4763)・・・動兆
クリーク&リバーに注目する。
同社は映像分野等の人材派遣・製作が中核。
業績は好調。
電子書籍にも期待感。
5月14日 相場展望
【オープニングコメント】
14日の日経平均株価は、昨日まで4日続伸しており、目先的な高値警戒感などから、日経平均株価は一服商状となりそうだ。
日経平均株価予想レンジは、19600-19750円のレンジを想定する。
昨日は、3桁の上昇となった。トヨタやソフトバンク、金融株などが軟調ななか、あっさり25日線水準まで戻しており、相当強い動きと考える。
4月23日に年初来高値をつけて以降の調整局面に底入れ感が強まっている、中期的には年初来高値を目指す推移が予想される。
物色は、引き続き好業績予想、増配予定銘柄が買われる展開を予想する。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1400万株、買い1150万株で、差し引き250万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、建設、機械、薬品、電機、卸売、不動産、化学、ゲーム、食品、銀行、情報通信、証券、ゴムなど。
買いセクターに、保険、電機、建設、REIT、化学、銀行、自動車、サービス、薬品など。
【NY概況】
13日のNYダウは7.74ドル安の18060.49、ナスダックは5.50ポイント高の4981.69で取引を終了した。
4月小売売上高が市場予想を下回ったほか、4月輸入物価指数も予想に反して低下したことで早期利上げ観測が後退し、買いが先行。買いが一巡した後は次第に売りが増えた。欧州ではドイツの株価指数が下げに転じて終えたほか、米小売売上高を受けて4〜6月期の実質国内総生産(GDP)の予測を下方修正する金融機関が相次いだ。
米株式の割高感がくすぶるなか、景気先行きの不透明感も意識され、積極的な買いは控えられた。また、一部企業の冴えない決算を嫌気して上げ幅を縮小する展開となった。
セクター別では、半導体・半導体製造装置や資本財が上昇する一方で運輸や小売が下落した。
シカゴ日経平均先物は反発した。6月物は前日比105円高の1万9635円で取引を終え、13日の大取終値を145円下回った。朝方は買い優勢だった。その後、市場予想を下回った4月の米小売売上高を手掛かりに米景気の先行き警戒感が広がり、米株とともに売られた。この日の6月物高値は1万9855円、安値は1万9500円。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19650 ( -130 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19635 ( -145 )
( )は大取所終値比
【予定】
■国内(14日)
4月マネーストック(8:50)
4月都心オフィス空室率(11:00)
30年国債入札
《決算発表》
シャープ、国際帝石、日揮、日清食HD、日清粉G、SUMCO、ネクソン、電通、エーザイ、第一三共、日立、ニコン、大日印、T&DHD、住友不、近鉄GHD、すかい、昭和シェル、ミスミG、Jトラスト、カネカ、ロート、トリドール、アスラポート、カドカワドワ、動物高医、ソディック、H2Oリテイル、ソーエコプロなど
■海外(14日)
インド4月卸売物価(15:30)
ブラジル3月小売売上高(21:00)
米4月生産者物価(21:30)
米30年国債入札
《決算発表》
ノードストロム、コールズ
休場:インドネシア、スイスなど
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
5月13日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
13日の日経平均株価は4日続伸した。
前日比139円88銭高の1万9764円72銭だった。4月28日以来、およそ2週間ぶりの高値で終えた。前日同様に持ち高調整の動きが出たほか、相場の底堅さを背景に株価指数先物に買い戻しを誘い、日経平均も連れて上昇した。
前日の欧米株安やドル円の強含みを受けて朝方の寄付きは売りが先行。売り一巡後は、先物にまとまった買い物が入ったことから急速に下げ渋り、その後は前日終値付近でもみ合い状態だった、後場寄り直後にも、先物に大口の買いが入って急伸。日経平均は1万9700円台を回復した。
日銀や公的年金の買い入れに対する期待が高まり、市場で株価の先高観が強まったこと、また「ユーロ圏各国がギリシャの離脱に備えたプラン策定を検討している」と一部報道で伝わったことも好感されたとみられ、日経平均は高値圏で推移して本日の取引を終了した。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに小幅に続伸した。
業種別TOPIXでは非鉄金属やその他製品、金属製品の上昇が目立った一方、パルプ・紙、保険業、ゴム製品が下げた。
東証1部の売買代金は概算で2兆9213億円、売買高は27億9159万株。東証1部の値上がり銘柄数は869、値下がりは880、変わらずは133だった。
前日までの2日間に大幅に下げていた東芝が急反発した。16年3月期の連結営業利益が前期比10%増の680億円になる見通しと発表したガイシが大幅高。
住友鉱、国際石開帝石、JX 、伊藤忠などの資源エネルギー関連株が買われ、三和HD や新日鉄住金といった素材株が上昇。ディスコ、クラリオンなど輸出関連株の一角も高かった。
半面、トヨタや三井住友FG、ソフトバンク、KDDIが下げた。
東証2部株価指数は4日続伸した。キーウェア、三和倉、ラオックス、ビルト工、ベネ・ワンが上昇した一方、青山財、Jトラスト、川金HD、パーカー、不二サッシが下げた。
日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。終値は前日比5円ちょうど高い2571円70銭だった。後場に入り日経平均株価が上げ幅を拡大したことで投資家心理がやや改善し、新興市場に買いが波及した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で936億円、売買高は1億4413万株だった。 個別では、トミタ、タツモ、平田機工、P&PHD、日本マイクロや3DMが上昇した。前田製作、EAJ、ガーラやウェッジHDが下落した。
東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比3.65ポイント安の908.40だった。後場に主力銘柄のミクシィに売りが膨らんだのが響いた。モルフォやACCESS、Aiming、PDも下落。半面、テラスカイやITbook、U-NEXT、Gunosy、は上昇した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,764.72 |
139.88 |
日経平均先物 |
19,780.00 |
110.00 |
TOPIX |
1,604.21 |
1.94 |
TOPIX先物 |
1,604.50 |
0.50 |
東証2部指数 |
4,830.77 |
12.62 |
JASDAQ |
2,571.70 |
5.00 |
マザーズ |
908.4 |
-3.65 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2791590 |
2921318 |
東証2部 |
115470 |
26216 |
「増強」
少し滑稽な思いがするのが日銀の自己資本増強の話題。
当期剰余金の25%を積み立てるようにするという。
日銀法で定められているのは5%。
それでも国債やETFの購入で膨らんだ総資産333兆円(13年4月比2倍に拡大)。
13年4月の自己資本比率が7.74%だったから物足りないのだろう。
自己資本を拡大して市場からの買い入れに対応する日銀。
なんとなくお札を印刷すれば解決するような気もする。
もっとも海の向こうから見れば日銀の真剣度を測ることにもなろうか。
MSCIの組み入れ変更は日本空港ビル(9706)が新規採用、大和工(5444)が除外。
5月29日の引け値段階で指数に反映される予定。
以下は組み入れ時価総額増加銘柄。
光通信(9435)、Mixi(2121)、日立ハイテック(8036)、大塚(4768)、日清食品(4768)、国際帝石(1605)、新生銀(8303)、ニトリ(9843)、エプソン(6724)、積ハ(1928)、オリンパ(7733)。
以下は組み入れ時価総額減少銘柄。
ヤマダ電(9831)、飯田(3291)、イオンF(8570)、コナミ(9766)、凸版(7911)、アドバンテスト(6857)、山口F(8418)、キャノン(7751)など。
FIFでは増加がファナック(6954)、国際帝石(1605)、キリン(2503)、日東電工(6988)、積水ハ(1928)、オリンパ(7733)、JPX(8697)など。
減少がシャープ(6753)、山口(8418)、イオンFS(8570)、常陽(8333)など。
市場の懸念は「セル・イン・メイ」。
ここ10年の5月の下落率は平均2.5%だからこれに引きづられがち。
しかし2013年5月23日の下落があったのでこの影響が大きいだけ。
勝率でいけば5勝5敗。
大して重くはなかろう。
海外ではブル相場の終焉観測。
過去最大のブル相場は1987年〜2000年の4494日。
次が1949年〜1956年の2607日。
そして3位は今で従来の3位の1974〜1980年の2248日を抜いた。
ブル相場は指数が高値から20%低下すると終了するというのが定義。
次は2607日への挑戦とすると、あと1年程度になる。
多くのブル相場に引導を渡してきたのはFRBによる金融引き締めだったというのも歴史だが・・・。
5月13日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
■日経平均株価 19,632.37(+7.53)
■東証1部出来高 14.67億株
■東証1部売買代金 1.40兆円
■日経平均先物 19,630(-40)
■TOPIX 1,596.79(-5.48)
■騰落 上昇815/下落922
■日経JQ 2,568.52(+1.82)
----------------------------------------
13日午前の日経平均株価は小幅に続伸した。前引けは前日比7円53銭高の1万9632円37銭だった。
前日の欧米株安やドル円の強含みを受けて朝方から売りが先行、売り一巡後は、株価指数先物にまとまった買い物が入ったことから急速に下げ渋り、プラスに転じる場面があった。
ただその後は、利益確定売りに押されて小安い水準でのもみ合いが続いたが、値ごろ感からの買戻しが引けにかけて優勢となり、再度プラスに転じて前場を終了。
東証の主力30銘柄で構成するTOPIXコア30の下げが目立つ。
トヨタやホンダといった自動車株のほか、三菱UFJや三井住友FGなどの主力銘柄が安い。
半面、16年3月期の連結営業利益が前期比10%増の680億円になる見通しと発表したガイシが大幅高。東芝や東エレクも買われた。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに4日ぶりに反落した。
業種別では、多くの業種が値下がりした。値下がり上位は、パルプ・紙、銀行業、ゴム製品。一方、値上がり上位は、鉱業、その他製品、非鉄金属。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆4038億円、売買高は14億6774万株。東証1部の値下がり銘柄数は922、値上がりは815、変わらずは142だった。
東証2部指数は小幅に4日続伸した。三和倉、ラオックス、ベネ・ワン、ヨネックスが上昇した一方、青山財、パーカー、KIHD、Jトラスト、川金HDが下落した
日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。前引けは前日比1円82銭高の2568円52銭だった。一時100円超下落した日経平均株価が、次第に持ち直したのに歩調を合わせ、新興市場銘柄にも買いが入った。ただ相場全体に方向感は乏しかった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で557億円、売買高は8628万株だった。平田機工、トミタ、3DM、カルナバイオが上昇した。半面、ホロン、昭和真空、ガーラやUEXが売られた。
東証マザーズ指数は4日続伸した。前引けは前日比2.96ポイント高い915.01だった。ミクシィやITbook、NTTDIM、ヒューマンウェブ、テラスカイが上昇した。ACCESSやAiming、アクセルM、エンカレッジ、JIAが下落した。
5月13日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,604.61(-20.23)
■日経平均先物 19,620(-50)
■TOPIX先物 1,598.00(-6.00)
■騰落 上昇733/下落968
■日経JQ 2,568.14(+1.44)
■マザーズ指数 919.28(+7.23)
10時時点の日経平均は前日比20.23円安の19,604.61円で推移している。
9時30分過ぎ、225先物にまとまった買いが入ったことで日経平均は一時切り返す場面が見られた。ただ、ポジティブな材料に伴う買いではなかったことから、「売り方の買戻しに過ぎない」との指摘も聞かれる。
売買代金上位銘柄では、東芝が上げ幅を広げているほか、シャープも小幅ながらプラス推移。三井金や東邦鉛など非鉄金属株が高い。
一方、トヨタ、三井住友、ソフトバンクがマイナスとなっている。
なお、昨日決算を発表したマザーズのミクシィは前日比4%超の上昇で年初来高値5170円突破を窺う格好に。
東証1部の値上がり銘柄数は733、値下がり銘柄数は968、変わらずは172銘柄だった。業種別では33業種中、13業種前後が高い。値上がり上位に鉱業、非鉄、その他製品、石油、鉄鋼、機械など。半面、値下がりで目立つのは紙パルプ、海運、情報通信、ゴム製品、食料品、銀行など
新日本科学やテラなど再生医療関連株が上伸。12日にバイオ関連の創薬ベンチャー、ヘリオス(4593)が東証マザーズへの株式上場(IPO)の承認を受けたことから、iPS細胞に絡む再生医療関連株が再評価されている。
225先物は、バークレイズ・GS・ドイツ・日興・モルスタ・SBIが買い越し。
パリバ・アムロ・JP・マネ・UBS・クレディ・ニューエッジが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・パリバ・モルスタ・シティ・みずほ・メリルが買い越し。
GS・野村・ニューエッジ・UBS・アムロが売り越し。
外資系等は、参天(4536)、鹿島(1812)、マンダム(4917)、カシオ(6952)、島津(7701)、物産(8031)、商事(8058)、ダイキン(6367)、いすゞ(7202)、コムシス(1721)、協和エク(1951)に注目。
テクニカル的には、マルハ(1333)、ショーボンド(1414)、東急建(1720)、MISAWA(1722)、前田道(1883)、協和エク(1951)、WDB(2475)、日清オイ(2602)、日清紡(3105)、東海染(3577)、KLab(3656)、ラサ工(4022)、電化(4061)、メディカルシス(4350)、塩野義(4507)、ライオン(4912)、星光PMC(4963)、ノリタケ(5331)、YAC(6298)、北川鉄(6317)、フジテック(6406)、シンフォニア(6406)、山洋電(6516)、日立工(6581)、TDK(6762)、堀場(6856)、日ケミコン(6997)、スズキ(7269)、ミツバ(7280)、Uアローズ(7606)、ヤマハ(7951)、東邦(8129)、モス(8153)、鴻池運(9025)、トランシ(9310)、カドカワ(9468)、ゼンリン(9474)、九電(9508)、カナモト(9678)が動兆。
<兜町カタリスト>
「株上昇でもPER低下」
台風一過というか温低一過は相場も同じようなものだろうか。
もっともGW一過ながらギリシャ低気圧は依然居座ったまま。
もういい加減に観念したら、という印象。
昨日の引け際はプラス圏となりTOPIXは高値引け。
3日俗信となった。
「株とびら」での解説は、「業績好感の先取り」。
Mixiなどの好決算はその傍証でもあろうか。
それよりもシッカリ確認しておきたいのは日経平均採用銘柄のEPS。
昨日の日経平均株価は3円93銭高だからほぼ横ばい。
しかし前日17.02倍だった予想PERは16.67倍まで低下した。
これは決算発表に伴ってEPSが増加しているからに他ならない。
月曜の日経平均は19620.91円でPERは17.02倍、EPSは1155円。
昨日の日経平均は19624.84円でPERは16.67倍、EPSは1177円。
ちなみにこのEPSでPER17倍になると20009円。
売り方の作為的な抵抗も無力感が漂いそうな気配だろうか。
5月SQ値は19270.77円。
その後の3日間で〇〇〇の3勝無敗。
日経平均の25日移動平均(19741円)からの乖離はマイナス0.6%。
騰落レシオは109.44%。
松井証券信用評価損益率速報は売り方マイナス12.444%。
買い方マイナス4.283%。
5月1日現在のQuick調査の信用評価損率はマイナス9.78%で5週ぶりの悪化。
裁定買い残は3兆3872億円で前週比1633億円の減少。
ただし・・・。
日経の見出しは「株、個人が下値支える、4月末5週ぶりの買い越し」。
4月27日〜5月1日の個人は821億円の買い越し。
前週のの6000億円の売り越しからの買い転。
日経平均が週間488円の下落局面は格好の押し目だったということだろう
相変わらずの逆張り投資継続。
もっともネット証券経由での買いは「東芝、シャープ、三菱UFJ、トヨタ」など。
新興ではモルフォやテラスカイ、ガーラなどが買い越し。
相場も二極化、投資家も群れて飛び回るイナゴと7年も我慢するセミに二極化というところだろうか。
クジラは相変わらずの悠然泳法。
興味深かったのは日経の「日銀のETF買い」の指摘。
昨日時点で今年のETF買いは32回。
およそ2.7日に1回の買いとなっている。
2013年は4.3日に1回、2012年は11.3日に1回。
買い入れ額も14年は170億円強、今年は350億円と拡大。
傍証となっているのがファナックの変動率。
日銀が異次元緩和を導入した2013年春頃から上昇基調。
好業績等もあいまって日経平均の上昇率を超えている。
ちなみに4月末の日銀のETF保有額は4兆7600億円。
しばらく売らない投資家である日銀の吸い上げ効果は債券ばかりでなく株式でも同様。
そして鯨は日本ばかりでなくスイスにもいる。
スイス国立銀行の1〜3月の米国株保有額は5億ドル程度増加した。
もちろん値上がりもあるが12月末比で40%の増加となっている。
ちなみにスイス国立銀行の3月末のドル資産は21兆円。
ユーロ資産は29兆円、
円資産は5兆2030億円。
スイスも結構大きな存在である。
期待を集めていたヘリオス(4593)が6月16日ようやくマザーズに上場する。
お待ちしてました鍵本社長という感じだろうか。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
インテリックス(8940)・・・動兆
インテリックスに注目する。
同社はリノベーションマンション最大手で年間供給戸数1000戸超。
今期は減益見通しながら来5月は不動産小口化商品などに期待感。
地方展開も拡大基調。
5月13日 相場展望
【オープニングコメント】
13日の日経平均株価は、世界的な金利上昇といった外部要因の不透明感を警戒して寄り付きは弱含みのスタートだろう。一巡後は、昨日同様下値で買いが入ってくるだろう。
日経平均株価の予想レンジは、19450−19700を想定する。
昨日の相場は地合いの強さを示している。テクニカル的にも5日線をサポートに切り返した格好となっている。今日も決算発表に伴う好業績企業を対象とした個別銘柄物色の流れも継続するだろう。
目先は、25日線(19741円)回復から、上方向への勢いを強める展開を予想する。
引き続き好業績予想、増配予定銘柄が買われる展開、また、外部環境に影響されない材料系銘柄の動きに注目する。
主要外国証券経由の注文動向は、売り880万株、買い1030万株で、差し引き150万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、小売、不動産、情報通信、卸売、サービス、食品、金属、精密、化学、電機、建設など。
買いセクターに、電機、保険、REIT、ゴム、サービス、機械、薬品、銀行、通信、証券など。
【NY概況】
12日の米国株式相場は下落。NYダウ平均は36.94ドル安の18068.23、ナスダックは17.38ポイント安の4976.19で取引を終了。
ドイツなどの国債利回りが上昇(価格は下落)し、米10年物国債利回りも早朝に一時ほぼ半年ぶりの高水準を付けた。急ピッチの金利上昇が米景気を冷やすとの警戒感がやや強まり、株式を売る動きが優勢となった。
その後、通信関連の買収報道を受け、下げ幅を縮小する展開となった。NY原油先物相場や金相場が上昇したものの、相場を押し上げるには至らなかった。
セクター別では、エネルギーや資本財が上昇する一方で素材や運輸が下落した。
シカゴ日経平均先物は小幅続落した。6月物は前日比65円安の1万9530円で取引を終え、12日の大取終値を140円下回った。米長期金利上昇への警戒感から米株とともに売られた。日中の取引は1万9530円を挟み、比較的狭い範囲でもみ合った。この日の6月物安値は1万9460円、高値は1万9670円だった。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19550 ( -120 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19530 ( -140 )
( )は大取所終値比
【予定】
■13(水)
【国内】
3月国際収支(8:50)
4月景気ウォッチャー調査
《決算発表》
大林組、清水建、大和ハウス、クラレ、三菱ケミHD、大塚HD、大正薬HD、関西ペ、USS、コニカミノルタ、リクルートHD、日産自、三住トラスト、三井住友、東急、京急、NTN、ラオックス、クレセゾン、JDI、ユーグレナ、アマダHD、メディパル、カカクコム、スクリンなど
【海外】
韓国4月失業率(8:00)
中国4月小売売上高・鉱工業生産(14:30)
仏1-3月期GDP(14:30)
独1-3月期GDP(15:00)
仏3月経常収支・4月消費者物価(15:45)
英4月失業率(17:30)
ユーロ圏1-3月期GDP・3月鉱工業生産(18:00)
米4月小売売上高(21:30)
米10年国債入札
《決算発表》
ラルフローレン、シスコシステムズ、テンセント(中国)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
5月12日 相場概況(大引け)
過去のマーケット動画はこちら
【大引け概況】
12日の日経平均株価は3日続伸し、前日比3円93銭高の1万9624円84銭で終えた。
持ち高調整を目的とした株式先物買い・債券先物売りが大引けにかけて拡大。
日銀が上場投資信託(ETF)を購入するとの思惑も手伝い、大引け間際に上昇へ転じた。
ギリシャ債務問題などが重しとなり、前場は下げ幅を拡大する展開だった。
日銀は相場が下落した局面でETFを購入する傾向があり、思惑が広がりやすかった。
売り優勢だった相場が先物主導で後場中ごろから下げ渋ると、思惑に拍車が掛かって押し目買いを入れる動きを促した。日本企業の収益拡大が続くとの期待も根強く、下値を拾う動きにつながりやすかった面もあった。
引き続き決算発表銘柄への投資家の物色意欲は旺盛だった。
JPX日経インデックス400は3日続伸。終値は前日比17.31ポイント高の1万4475.51だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、3.94ポイント高の1602.27で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆7512億円。売買高は27億3127万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1017と、全体の54%を占めた。値下がりは731、変わらずは134銘柄だった。
業種別では、精密機械、電気・ガス業、保険業が上昇率上位だった。一方、ゴム製品、鉱業、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。
個別では、ソニー、トヨタ、三井住友、東エレクなどが堅調。シャープ、スズキ、双日も上昇。
一方、東芝、三菱UFJ、ソフトバンク、野村<、ファーストリテなどが軟調。ファンケル、日本電波、日化薬などが下落率上位となった。
東証2部株価指数は3日続伸だった。
個別銘柄では川金HDがストップ高。高松機械、ヨネックス、ニッコウトラベ、大和重、三社電機製作所も買われた。ラオックスと高松機械が上げ、半面、岡県運送、萬世電機、小池酸工、桜島埠頭、Jトラスト、コメ兵などが下げた
日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比6円11銭安い2566円70銭だった。
日経平均株価が軟調に推移する場面が多いなど、相場全体の地合いが良くないなか、ジャスダック市場でも売り優勢の展開が続いた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で949億円、売買高は1億3479万株だった。
UEXやガンホー、日本マイクロ、サイネックス、シスロケ、メイコーが下落した。半面、ニューテック、カルナバイオ、ミューチュアル、BBタワーやエスプール、オーケー食は上昇した。
東証マザーズ指数は3日続伸した。終値は前日比2.24ポイント高い912.05だった。時価総額の大きいバイオ関連株の一角やミクシィが後場に上げ幅を拡大した。エンカレッジ、テラスカイ、アクセルM、駐車場研究所など上昇した。半面、モルフォやACCESS、ジグソー、BBT、東京一、NTTDIMは下落した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,624.84 |
3.93 |
日経平均先物 |
19,670.00 |
30.00 |
TOPIX |
1,602.27 |
3.94 |
TOPIX先物 |
1,604.00 |
3.00 |
東証2部指数 |
4,818.15 |
12.24 |
JASDAQ |
2,566.70 |
-6.11 |
マザーズ |
912.05 |
2.24 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2731270 |
2751250 |
東証2部 |
91700 |
18891 |
「あと半分」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
GWもようやく終了しました。
ほぼ2週間にわたるお休みタイムも終了してみれば過去のこと。
箱根の噴煙の影響で東名高速道路が比較的空いていたな、というのが印象。
逆に考えると、それだけ多くの人が箱根に行っていたということでしょうか。
たしかに都心から1時間程度で到着するリゾート地という別世界。
日常性からの遮断には、ちょうど良い距離なのでしょう。
早いところ煙が収まってくれれば良いのですが・・・。
とはいえ、連休中も会社めぐりは続きました。
印象に残ったのは表参道のセレス。
ちょうどメイデーの日に訪問したので、青山通りはデモの渋滞中でした。
ウェブサイト「モッピー」と「モバイト」を運営し、「モッピーポイント」が中核。
ポイントという業態から質問は「金融業への進出はあるんでしょうか」。
社長さんの答えは「痛いところを突かれますね」。
昨日になって仮想通貨ビットコインを運営する企業との提携を発表しました。
まさに企業は生きているという印象。
昨日訪問したのは、恵比寿にあるセキュリティソフトのFFRI。
面白かったのは同社の商品の「Yarai」の語源。
コンピューターをウィルスから守るソフトですから竹や丸太で作った囲いの「矢来」かと思ったのですが・・・。
社長さんは「もともと本社が新宿区矢来町にあったので」と。
それでもけっこう格好良いネーミングです。
興味深かったのは、セキュリティソフトの現状への危機感。
「従来のウィルスソフトは、指名手配犯人の写真と照合してウィルスを除去するシステム。
だから後追いのおっかけごっごになりますし、新しいウィルスの指名手配までに時間がかかります。
そして、照合する写真が膨大に膨れ上がっているからコンピューターがずいぶん重くなります。
これからの主流は行動予測型で、事前拘束するようなものです。
この方が摘発率は圧倒的に高くなる筈です」。
単にウィルス除去ソフトを入れただけでは安心できないということが良くわかりました。
あるいは連休中に何回もお手伝いしたインテリックスの不動産小口化投資セミナー。
会計士・税理士の先生と一緒だったので、話題は相続・贈与。
ところが、参加者はシニアではなく意外と年齢が低い層。
相続などはほど遠く、不動産投資として考えている人たちが多いことに驚きました。
数字だけを見ていると見落としがちなことは結構あります。
時あたかも決算発表の佳境の時期。
登場した数字の裏側で多くの人たちが汗を流し、それ全体像としての企業がどういう方向に向かっているのかを
知ることが一番大切なような気がします。
しかも、従来とは違って、特に新規上場企業はITやバイオなど見知らぬ世界の業態で
単純には理解できないものが増えてきました。
会社情報や決算短信だけでは業容が良くわからないケースばかり。
そういう意味ではやはり足を運んで、耳をそばだてて企業の話を聞くことが重要になってくるのでしょう。
それにしても、昨日段階で3月決算企業の45.3%が前期決算を開示済み。
売上高は前期4.6%増→今期2.7%増。
営業利益は前期8.9%増→今期8.2%増。
純利益は前期5.6%増→今期14.9%増。
日経平均採用銘柄のEPSは先週の1120円台から1152円まで増加してきました。
前3月期末は1030円。
日経平均採用銘柄だけで計算すれば前期は11%増益。
今期はいまのところ15%近い増益予想。
これって決して悪くないと思います。
残り半分の企業の決算に期待というところでしょうか。
(櫻井)。
5月12日 相場概況(前引け)
日経平均前引け反落、19500円水準。米中の景気を警戒 |
■日経平均株価 19,499.18(-121.73)
■東証1部出来高 14.50億株
■東証1部売買代金 1.36兆円
■日経平均先物 19,510(-130)
■TOPIX 1,589.99(-8.34)
■騰落 上昇696/下落1,012
■日経JQ 2,563.51(-9.30)
--------------------------------------
12日午前の日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、前場の終値は前日比121円73銭安の1万9499円18銭だった。
前日の米国株安を受けて目先の利益を確定する動きが先行。寄り付き後の売買が一巡した後は下げ渋る動きを見せたが、その後は下げ幅が100円を超える場面も見られるなど売り優勢の展開。売り一巡後は、米国で長期金利が一時4カ月半ぶりの水準まで上昇したほか、中国では4月新車販売台数が減少するなど、世界経済をけん引する大国の景気が揺らいでいることなども重しとなり、積極的な売買は手控えられた。
業種別では、多くの業種が値下がりした。値下がり上位は、ゴム製品、証券商品先物、サービス業。一方、値上がり上位は、石油石炭製品、電気・ガス業、ガラス土石製品。
個別では、三菱UFJ、ソフトバンク、トヨタ自、三井住友、みずほなどが軟調。
一方、ソニー、東エレク、ファナック、三菱商、富士重などが堅調。
日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日に比べ9円52銭安い2563円29銭となった。日経平均株価が下げ幅を拡大するなど相場の地合いが悪く、新興市場でも次第に売りが広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で513億円、売買高は7303万株だった。UEX、ガンホー、サイネックス、シスロケ、メイコー、BBタワーが下落した。半面、ミューチュアルストップ高。KYCOM、EAJ、カルナバイオ、EAJ、エスプール、ウェッジHDが上昇した。
東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比1.08ポイント安い908.73だった。モルフォやACCESS、ITbook、NTTDIM、日本スキー、東京一、ヒューマンウェブが下落した。一方で、テラスカイがストップ高、アクセルMやミクシィ、駐車場研究所は上昇した。
5月12日 相場概況
日経平均10時じり安。米株安と中国の景気減速の影響か |
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,539.06(-81.85)
■日経平均先物 19,550(-90)
■TOPIX先物 1,596.00(-5.00)
■騰落 上昇790/下落897
■日経JQ 2,565.48(-7.33)
■マザーズ指数 909.51(-0.30)
12日前場中ごろの日経平均株価はじり安。寄り付き後の売買が一巡した後は下げ渋る場面もあったが、その後は下げ幅が100円を超える場面もある。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も売り優勢の展開を続けている。
米国株安を嫌気した売りが入った後は19500円台半ばで早くも膠着感が強まっている様子。225先物の出来高も1万枚と商いは低迷している。
米国で長期金利が一時4カ月半ぶりの水準まで上昇したほか、中国では自動車販売が低迷。世界経済をけん引する両国の景気が揺らいでいることも投資家心理の重荷となった。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で8038億円、売買高は9億2222万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は790、値下がり銘柄数は897、変わらずは188銘柄だった。業種別では33業種中、14業種前後が高い。値上がり上位に石油、電力ガス、その他製品、ガラス土石、保険、鉄鋼など。半面、値下がりで目立つのはブリヂストンの下落が影響してゴム製品がきつい下げとなっているほか、証券、紙パルプ、サービス、非鉄、倉庫など。
昨日売られたシャープは大幅な反発。なお、決算を発表したソフトバンクは朝方買われたものの失速、マイナス圏に突入している。三菱UFJや野村も下げている。
一方、経営再建中のシャープが反発。ソニーや東エレクが上げ、スズキの値上がりが目立つ。
東証2部株価指数は下落。コメ兵と象印が下げ、ラオックスとJトラストが上げた。
<兜町カタリスト>
「Mai」
「Sell in May」というのは所詮NYの言葉。
欧州へ行けば「Im wunderschönen Monat Mai」。
シューマンが奏でたように5月は美しくなる。
リルケの詩。
Bluhe,bluhe,Blutenbaum,
balde kommt das Reifen,
bluhe,bluhe,Blutenbaum,
meiner Sehnsucht schonsten Traum
lehr mich ihn begreifen,
Singst ein kleines Lied dabei,
und dein Lied ist lauter Mai.
(花咲け 花咲け 花の木よ
すぐに実りの時が来る
花咲け 花咲け 花の木よ
私のあこがれを 一番美しい夢を
私に分かるように教えておくれ
そのとき歌を歌っていた
そのあなたの歌は五月の声だ)。
感覚は大西洋を挟めはこれだけ違ってくる。
特に北欧から南欧への憧れは強い。
ギリシャだって捨ててはおけまい。
話しは違うが、週末の東名高速はガラガラだった。
渋滞も大和トンネルでせいせい数キロ。
連休直後の週末だったからか、あるいは箱根の規制のせいなのか。
どうも箱根の影響が大きかったような気がする。
それだけの動員力をもっている箱根。
新緑の美しい時期はまさに「「Im wunderschönen Monat Mai」。
株とゴルフ。
形態は異なるが、マインド的には共通するものがあるような気がする。
例えば・・・。
「目標を定めて確り振り切る」。
これで左右への乱れ打ちはなくなることが多い。
アレコレ迷って、縮んだ腕で振るから玉の行方が定まらない。
ポイントを確り決めて振るきることで始めてスイングがマトモになる。
相場もおなじマインドのような気がする。
目標を足元が定まらないから右往左往。
目先の小細工に容易にひっかかるのではなかろうか。
5月12日 相場展望
【オープニングコメント】
12日の日経平均株価は、レンジ内での展開か。
予想レンジは、19400-19700を想定する。
引き続き決算発表企業の業績内容を吟味しながらの推移となりそうだ。ここにきて、業績好調銘柄を積極的にプラス評価する動きが目立ち始めており、日経平均株価は物色旺盛な展開となりそうだ。
昨日は、あっさり心理的節目の1万9500円を上回ったことで、今日は同水準がサポートとなるかどうかが焦点となる。
すぐ上に控えている25日線 (1万9718円=11日終値) を早々に上抜くことができれば、調整一巡感から買いが入りやすい展開が想定される。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1430万株、買い1200万株で、差し引き230万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、電機、精密、ゴム、REIT、情報通信、卸売、銀行、金属、小売など。
買いセクターに、サービス、保険、自動車、電機、食品、不動産、機械、商社など。
【NY概況】
11日の米国株式相場は下落。NYダウは85.94ドル安の18105.17、ナスダックは9.98ポイント安の4993.57で取引を終了。
米10年債利回りが一時、約4カ月半ぶりの高い水準となった。急激な金利上昇は運用資金の調達コスト増につながるのに加え、企業業績や住宅販売など米景気の回復を妨げかねないとの警戒が強まった。
また、先週の4月雇用統計をきっかけとした上昇を受けて利益確定の売りが先行した。
今週半ばに発表される4月小売売上高の結果を見極めたいとの思惑から手控える向きも多かったほか、ユーロ圏財務相会合における協議に進展が見られず、ギリシャ債務問題への懸念が強まったことから終日軟調推移となった。
セクター別では、耐久消費財・アパレルや医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方でエネルギーや不動産が下落した。
引き続き、「2日連続高・2日連続安」のパタンーンが続いている。直前2日間の上げ幅合計約350ドルに対し、11日の下げは約4分の1となっている。
ドル120円前半、原油は59ドル後半。
NN倍率は1.083倍、日経平均上ザヤは1515ポイントとなっている。
シカゴ日経平均先物は小反落。6月物は前週末比60円安の1万9595円で取引を終え、11日の大取終値を45円下回った。先週末は4月分の米雇用統計を受けて米株とともに買いが入ったが、この日は利益確定の売りに押された。6月物は一時1万9580円まで下げた。高値は1万9690円で、値動き幅は狭かった。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19625 ( -15 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19595 ( -45 )
( )は大取所終値比
【予定】
■12(火)
【国内】
3月景気動向指数(14:00)
10年国債入札
《決算発表》
鹿島、KDDI、ミクシィ、明治HD、博報堂DY、東急不HD、旭化成、住友化、ダイセル、小野薬、参天薬、日ペインHD、トレンド、ガイシ、日立金、三菱マ、住友鉱、クボタ、ダイキン、ルネサス、シスメックス、カシオ、いすゞ、NOK、ヤマハ発、HOYA、凸版、新生銀、りそなHD、横浜銀、スクエニHD、スルガ銀、オリックス、菱地所、西武HD、カルビー、ヤクルト、DENA、クラリオン、アイフル、マーベラス、SBIなど
【海外】
トルコ3月経常収支(16:00)
英3月鉱工業生産(17:30)
EU財務相理事会
南ア3月製造業生産(20:00)
インド3月鉱工業生産(21:00)
メキシコ3月鉱工業生産(22:00)
米4月財政収支(13日3:00)
米3年国債入札
ロシア3月貿易収支
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
5月11日 相場概況(大引け)
日経平均大引け大幅続伸、19600円台回復するが上値では売りも |
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【大引け概況】
11日の日経平均株価は続伸し、前週末比241円72銭高の1万9620円91銭で終えた。4月28日以来、約2週間ぶりの水準を回復した。
前週末8日の米株高や中国人民銀行が10日に追加利下げを決めたことを好感した買いが優勢だった。外部環境の改善を背景に投資家心理が改善、幅広い銘柄を買い直す動きが続いた。東証1部の約7割にあたる1309銘柄が上昇した。
寄り付き後も日経225先物を中心に買い戻す動きが活発化し、一時19679.63円(前週末比300.44円高)まで上昇した。ただ、買い一巡後は利益確定売りなどから上値の重い展開だった。
市場では「国内企業の決算発表やユーロ圏財務相会合を控えてギリシャ債務問題の動向を見極めたいとして、積極的に上値は追いにくかった」との見方があった。
個別では、三井住友、野村、ソフトバンク、ソニー、三菱重工などが堅調。村田製、東エレクのほか、前日に決算発表しているミネベアが賑わった
一方、三菱UFJ、トヨタ、みずほ、任天堂、富士通などが軟調。
99%超の減資を実施する方針が伝わったシャープや不適切会計問題で決算発表を延期する東芝が一時値幅制限の下限(ストップ安)まで売られ、投資家心理の重荷になった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸した。
東証1部の売買代金は概算で2兆8468億円。売買高は28億9377万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は460、変わらずは113だった。業種別TOPIXは33業種中30業種が上昇。石油石炭製品、卸売業、倉庫運輸関連、非鉄金属などの上げが目立った。
東証2部株価指数は続伸した。高松機械、岡県運送、コンテック、三社電機やベネ・ワンが上げ、アートSHD、コーアツ工業、ケー・エフ・シー、西芝電、くろ工が下げた。
日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。
終値は前週末比10円00銭高の2572円81銭。年初来高値を付けた4月27日以来2週間ぶりの高値だった。前週末の米株高を受けて東証1部の主力株の多くが上げるなか、新興市場でも投資家心理が改善し、幅広い銘柄が買われた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で820億円、売買高は1億2125万株。
ヤマザキ、KYCOM、データアプリ、ガーラやBBタワー、日本マイクロなどが買われた。半面、チャームケア、メディアGL、シンクレイヤ、クルーズやいちごHDなどは売られた。
東証マザーズ指数は、前週末比0.60ポイント高の909.81と続伸。
PMO、モルフォ、日本スキーがストップ高で引け、サイバーS、リンクバル、サンバイオ、ジグソーなど買れた。半面、BBT、ヒューマンウェブ、テラスカイ、DMP、データHRなど売られた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,620.91 |
241.72 |
日経平均先物 |
19,640.00 |
260.00 |
TOPIX |
1,598.33 |
10.57 |
TOPIX先物 |
1,601.00 |
12.50 |
東証2部指数 |
4,805.91 |
23.09 |
JASDAQ |
2,572.81 |
10.00 |
マザーズ |
909.81 |
0.60 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2893770 |
2846803 |
東証2部 |
93920 |
20239 |
5月11日 相場概況(前引け)
日経平均前引け、続伸 米株高など受け買い広がるが上値では利食い |
■日経平均株価19,624.51(+245.32)
■東証1部出来高 16.40億株
■東証1部売買代金 1.47兆円
■日経平均先物 19,640(+260)
■TOPIX 1,603.57(+15.81)
■騰落 上昇1,441/下落335
■日経JQ 2,576.01(+13.20)
------------------------------------
日経平均株価は大幅続した。
午前の終値は前週末比245円32銭高の1万9624円51銭だった
前週末の米国株が大幅高となったことを好感して朝方から買いが先行。中国の追加利下げも市場の支えとなり幅広い銘柄が買われ、上げ幅を300円超に拡大する場面もみられたが、買い戻しが一巡した後は、上値の重さも目立ったものの、日経平均は19600円台で堅調にもみ合い、前場の取引を終了した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続伸した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆4787億円、売買高は16億4002万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1441、値下がりは335、変わらずは103だった。
業種別では、ほぼ全ての業種が値上がりした。値上がり上位は、倉庫運輸関連、卸売業、非鉄金属。一方、値下がりしたのは、精密機器のみとなった。
東京株式2部市場は続伸。2部指数は前週末比19.81ポイント高の4802.63となった。
岡県運送がストップ高に買われ、コンテック、三社電機製作所、宮入バル<6495.T>、IBJ、パルステックなど買われた。半面、コーアツ工業、玉井商船、西菱電機、オリジナル設など売られた。
日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。前引けは8日終値比13円20銭高の2576円01銭。一時は4月27日に付けた終値ベースの年初来高値(2576円46銭)を上回った。前週末の米株高を受けて投資家心理が改善し、買いが優勢となった
ジャスダック市場の売買代金は概算で476億円、売買高は6434万株。
アテクト、UEXがストップ高に買われ、シスロケ、ガーラや日本マイクロ、ワールドHDが上昇した。半面、チャームケア、メディアGL、クルーズやウェッジHDなどが下落した。
東証マザーズは前週末比1.46ポイント高の910.67と続伸。
個別銘柄ではPMOがストップ高。サンバイオ、ITbook、モルフォ、NTTDIMなど買われた。半面、BBT、ヒューマンウェブ、DMP、コラボス、テラスカイなどは売られた。
5月11日 相場概況
日経平均10時上げ幅縮小 1万9600円台半ば、メガバンク上げ一服 |
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,640.57(+261.38)
■日経平均先物 19,650(+270)
■TOPIX先物 1,607.50(+19.50)
■騰落 上昇1,540/下落252
■日経JQ 2,576.88(+14.07)
■マザーズ指数 909.02(-0.19)
11日前場中ごろの日経平均株価はやや伸び悩んでいる。上げ幅を小幅に縮小し、前週末比260円程度高い1万9640円前後で推移している。米株高の流れを受けて朝方には上げ幅が300円を超す場面もあったが、買い一巡後は利益確定売りも出ている。今後も続く主要企業の決算発表を見極めたいとして上値を買い上がることに慎重な投資家もある。
続伸して始まったトヨタが一時下げに転じた。業績期待は根強くあるものの、目先の株価推移には強弱感が対立している。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに高い。
東証1部の値上がり銘柄数は1540、値下がり銘柄数は252、変わらずは86銘柄だった。業種別では33業種中、精密機器を除きほぼ全面高。値上がり上位に倉庫、非鉄、電力ガス、石油、証券、紙パルプなど。
東証1部の売買代金は概算で9593億円、売買高は11億1255万株だった。
朝方は三菱UFJ(8306)、三井住友(8316)、みずほ(8411)が揃って年初来高値を更新するなど銀行株の強さが目立っていたが、買い一巡後は上げ一服。
住友商や三菱商など商社株が買われている。
不適切会計で15年3月期業績見通しを取り下げた東芝(6502)は揃ってストップ安をつけるなどきつい下げとなっている。
東証2部株価指数は続伸。Jトラストや瑞光が上昇し、ラオックスや象印が下げた。
225先物は、野村・シティ・UBS・三菱・モルスタ・SBIが買い越し。
アムロ・JP・クレディ・ドイツ・メリル・マネが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・JP・クレディ・野村が買い越し。
GS・日興・バークレイズ・メリル・JPが売り越し。
外資系等は、サンバイオ(4592)、ルネサス(6723)、EPS(4282)、バロー(9956)、村田(6981)、オリックス(8591)、フィルム(4901)、ホシデン(6804)に注目。
<兜町カタリスト>
「下克上」
米雇用統計は予想通りでの着地。
英国総選挙は予想外の保守党勝利。
中国が11月以来3度目の利下げ。
情勢は悪くはない。
トヨタの3期連続最高益もあることながら決算で興味深かったのは総合商社。
三菱商事の強さは目立った。
驚きは今期の伊藤忠の純利益は三井物産を抜きそうなこと。
物産2400億円、忠3300億円。
物産商事の国家的商社を抜くことが出来なかった伊藤忠の頑張り。
ある意味、下克上とも言える。
相場の世界での大きな変化でもあろうか。
20時以降の残業禁止効果ばかりではなかろう。
プロ野球だって弱小だったDeNAがブッチギリの首位。
負け犬だった東京株式市場だって勝ち組になれそうになったことの象徴でもあろうか。
先週末で日刊ゲンダイの短期集中連載が終了した。
7ヶ月にわたる「短期」だった。
投資家さんからのメール。
「日刊ゲンダイお疲れ様です。
今回はブレーキではなく、停める(パーク)ですね。
前回の急ブレーキより、緩やかなことを祈りつつ・・・」。
確かに2013年5月はブレキで〆た。
今回はパーキングだから、朝が来ればまた走り出すということなのかも知れない。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
エスイー(3423)・・・動兆
エスイーに注目する。
同社は橋梁、道路等インフラ老朽化に対応、補修・補強工事が中核。
港湾、橋梁など公共工事向け建築資材が活況。
今期に期待。
(780円)
5月11日 相場展望
【オープニングコメント】
11日の日経平均株価は、買いが先行する相場展開が見込まれる。
シカゴ日経225先物は大阪比275円高の19655円だった。寄り付きは、これにさや寄せする動きだろう。
日経平均株価予想レンジは、19400-19650を想定する。
先週は、中小型株への物色意欲は根強く、下値では押し目買いの動きもあり、主力大型株と比較すると下落率は小さかった。
個別物色が中心の相場展開となるだろうが、日経平均がこう着感を強めれば改めて中小型株への資金シフトが強まる可能性がある。
主要外国証券経由の注文動向は、売り790万株、買い860万株で、差し引き70万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、情報通信、卸売、輸送用機器、銀行、電気ガス、サービス、電気機器、建設、金属、精密機器、ゴム製品など。
買いセクターに、銀行、輸送用機器、建設、卸売、その他製品、サービス、情報通信、医薬品など。
【NY概況】
5月8日(金)のNYダウは、イギリス選挙で保守党が勝利したことやアメリカの4月雇用統計が市場予想並の結果で景気に対する安心感から急続伸した。267ドル高の1万8191ドルと4月16日以来の1万8100ドル台に乗せた。
ドルは119円後半、原油は59ドル後半。
また、この日続伸したことで、2日連続安・2日連続高のパターンが続いている。直前2日間の下げ幅合計約229ドル安に対し今回の2日間上げ幅合計は約330ドルに達した。週明けは2日リズムが崩れ3日連続高の可能性が出てきたといえそうだ。
イギリス保守党のキャメロンが勝利したことで移民問題を背景にEUからの離脱問題が今後、注目されてくるだろう。
アメリカの4月雇用統計では、非農業部門の雇用者数は22.3万人増と3月の8.5万人増から大きく回復した。鉱業部門(シエールガス)は1.5万人減少したが、建設部門の4.5万人増加が目立った。
この雇用データをめぐって利上げ観測が強弱入り交じっているようだ。事前予想の23万人増前後を下回ったことから利上げは先に延びるとの見方と大きく回復したことから今年後半の利上げは確実との見方となっている。
NN倍率(日経平均÷NYダウ)は、1.065倍と今年3月13日以来の水準に急低下、日経平均の上ザヤも1188ポイントと縮小した。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19675 ( +295 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19655 ( +275 )
( )は大取所終値比
【予定】
5月11(月)
【国内】
《決算発表》
大成建、日ハム、三越伊勢丹、アステラス薬、大日住薬、塩野義、JX、ブリヂストン、日精工、ホトニクス、スズキ、アシックス、静岡銀、三井不、セコム、ソフトバンク、東ソー、日触媒、ぐるなび、荏原、太陽誘電、日立造、上組、セガサミーHD、エナリスなど
【海外】
ユーロ圏財務相会合
BOE金融政策委員会が政策金利発表(20:00)
休場:ロシア
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
5月09日 相場概況
【8日のNY概況】
8日の米株式相場は大幅続伸した。
NYダウの終値は前日比267ドル05セント高の1万8191ドル11セントだった。3月3日以来、約2カ月ぶりの高水準。上昇幅は2月3日以来ほぼ3カ月ぶりの大きさだった。
米雇用統計はほぼ市場予想並みの結果だった。米雇用が回復の勢いを取り戻す一方、緩和的な金融政策は当面続くとの見方が広がった。ダウ構成銘柄は全て上げた。
米労働省が発表した4月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月から22万3000人増えた。増加幅は22万人程度の市場予想とほぼ一致した。失業率は0.1ポイント低い5.4%でほぼ7年ぶりの低水準となった。このところ低調な経済指標が多かっただけに、米景気の先行き懸念がやや和らいだ。
米連邦準備理事会(FRB)は利上げを急がないとして、金融緩和に伴う資金が米株式に向かうとの観測が広がった。
ナスダック総合株価指数は、前日比58.004ポイント高の5003.549で終えた。
シカゴ日経平均先物は続伸した。6月物は前日比275円高の1万9655円で取引を終え、8日の大取終値を275円上回った。4月の米雇用統計を受け、米金融当局が利上げを急ぐほどではないの見方が広がり、米株とともに買われた。6月物は一時1万9705円まで上げた。この日の6月物安値は1万9300円だった。
5月08日 相場概況(大引け)
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【大引け概況】
8日の日経平均株価は反発し、終値は前日比87円20銭高の1万9379円19銭だった。
前日の米株式市場の反発などを好感して買いが先行し、前場前半は徐々に上昇幅を広げる推移となった。後場に入ると日経平均株価は上げ幅をさらに拡大、一時1万9400円台半ばの水準を回復する場面もあった。
メガバンク株の上昇が全般の買い安心感につながったようだ。ただ、午後2時過ぎからは、日本時間今夜の米4月の雇用統計発表を前にして、その結果を見極めたいとの心理から買い手控え姿勢が強まり上値の重い展開となり、大引けにかけて上昇幅を縮小した。
市場では、仮に日経平均が来週の取引で「日足の一目均衡表で『雲』の上限(1万9264円近辺)を下回ると1万9000円割れがみえてくる」との声もある。一方、この水準を維持できれば、「目先はきょうの終値前後でもみ合いが続きそうだ」という。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに4営業日ぶりに反発した。業種別TOPIXは銀行業や水産・農林業、空運行などが上昇した。一方、石油石炭製品や鉱業は下落した。
東証1部の売買代金は概算で2兆8001億円、売買高は25億6526万株。東証1部の値上がり銘柄数は1272と全体の3分の2を占めた。値下がりは516、変わらずは94だった。
前日にソフトバンクとの資本業務提携を発表したヤマダ電機が商いを伴って堅調。ヤマダ電機の傘下のヤマダS×Lも大幅高。16年3月期の連結業績で営業利益2倍を予想した任天堂、1対2の株式分割を発表したパイロットなどが買われた。半面、NY原油の下落を受け、国際帝石、石油資源、出光興産、JXなどが売られた
東証2部株価指数は5営業日ぶりに反発した。個別銘柄ではNJKがストップ高。IFIS、東理HD、モリト、ベネ・ワン、朝日インテク、アートSHDが上昇。玉井商船、象印、日精機、ヨネックス、くろがね工作所は下落した。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比21円55銭高い2562円81銭だった。日経平均株価が反発したことで投資家心理が改善し、新興株にも買いが入った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で772億円、売買高は1億1193万株だった。UEX、ワールドHD、シンデンハイテク、シスロケ、カーディナル、アールエスシーなどがストップ高。その他では、文教堂HDガーラやYKT、シンデンハイが上昇した。半面、fonfunや鳥貴族、クリムゾン、KSK、GMOペパボが下落した。
東証マザーズ指数は6日ぶりに反発した。終値は前日比11.48ポイント高い909.21だった。テラスカイ、NTTDIM、データHR、モルフォ、イントラマトが買われた。一方、ACCESS、Aiming、アクロディア、シリコンスタ、Fエスコが売られた。
寄付きに算出された5月限オプションSQ値は19270.79円と「下に残す幻のSQ値」となったことも投資家心理をポジティブに向かわせる要因。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,379.19 |
87.20 |
日経平均先物 |
19,380.00 |
140.00 |
TOPIX |
1,587.76 |
13.12 |
TOPIX先物 |
1,588.50 |
16.50 |
東証2部指数 |
4,782.82 |
22.89 |
JASDAQ |
2,562.81 |
21.55 |
マザーズ |
909.21 |
11.48 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2565260 |
2800170 |
東証2部 |
101130 |
22120 |
「了」
5月オプションSQ値は19270.79円。
3月メジャーSQ値19225円を上回ったことは良かった。
しかし4月オプションSQ値20008円は下回ったまま。
因みに4月SQ後の6日間は6敗で●●●●●●。
その後はやはり上に行かなかった。
3月は6勝で○○○○○○。
その後はブッチギリの上昇。
2月SQ値は17886円でその後6勝で○○○○○○。
1月SQ値は17341円でその後6敗で●●●●●●。
ただ株価はその次のSQには上昇。
今年は中途半端がないから、このまま行けば○○○○○○?。
「幻」のおまけまで付いてくれると良いのだが・・・。
市場が求めているのは「ドラマチックさ」。
劇的な動きのはず。
しかし現実は朝から晩まで指数に絡んでのどうでもいい解釈。
日経平均が動いたからとてポートフォリオが動くケースは少ない。
突然の大商い、突然の大幅高。
これこそは株の醍醐味でもある。
ただ、世の流れは低金利の影響からか年間数%のパフォーマンス指向。
どちらが良いのかは不明。
しかし先物手口とポジションだけで市場を解釈するのは誤解の産物。
多くのマネーを運用する他人投資家みたいなサラリーマンより自腹投資家の方が相場勘は上。
この感覚を忘れているから機関投資家・外国人至上主義の権化みたいな解釈が横行する。
まずは指数の持つ曖昧模糊さといい加減さを捨象することが必要だろう。
恐竜やクジラが消えてもイナゴは絶滅しないもの。
振り返ってみれば、今日発売の日刊ゲンダイで短期集中連載が終了。
昨年10月7日から110銘柄。
結構長かった。
日経平均株価は15000円台から一時15年ぶりの2万円台を回復。
その間に「ETF」と「REIT」の本を仕上げたのだから結構なもの。
その最終回。
「昨年10月にスタートした短期集中連載。
この間、日経平均株価は15000円→2万円台へと約5000円上昇。
渡辺淳一氏の日経朝刊連載株高アノマリーに匹敵する上昇幅となった。
2013年5月、同12月の新値更新同様に
今回も短期集中連載株高アノマリーは実現したことになる。
最終回の掉尾の一振銘柄として・・・(了)」。
ま、一応使命は果たしたことになろうか。
何の因果もない筈だが鶏卵価格は上昇一服。
日経商品欄では「GWで産地にたまった在庫が売りに出たため。
連休が明けると鶏卵の卸価格は下がりやすい。
需要は落ち着いた」。
ただし例年と比較すると価格水準は高い。
今年はキロ230円。
昨年はキロ210円、2013年はキロ170円だった。
タマゴと株価、関係があるようなないような・・・。
スケジュールを見てみると・・・
8日(金)米雇用統計、中国貿易収支
週末:中国消費者物価、生産者物価
11日(月)ユーロ圏財務相会合
12日(火) 景気動向指数、米財政収支
13日(水)国際収支、景気ウォチャー調査、米小売売上高、ユーロ圏1〜3月GDP
14日(木)マネーストック、都心オフィス空室率、米生産者物価
15日(金)企業物価指数、消費者態度指数、米鉱工業生産、NY連銀景気指数、ミシガン大学消費者信頼感、対米証券投資
5月08日 相場概況(前引け)
日経平均前引け、反発 メガバンクやソフトバンク高い |
【前引け概況】
■日経平均株価 19,350.94(+58.95)
■東証1部出来高 11.87億株
■東証1部売買代金 1.29兆円
■日経平均先物 19,360(+120)
■TOPIX 1,582.09(+7.45)
■騰落 上昇1,188/下落563
■日経JQ 2,552.72(+11.46)
-----------------------------------
日経平均株価は反発。
午前の終値は前日比58円95銭高の1万9350円94銭だった。
前日の米国株式市場は週間新規失業保険申請件数が市場予想より減少したことで、明日発表の雇用統計に楽観的な見方が広がり、緩やかに上昇した。
日経平均も19300円台を回復してスタート。
ソフトバンクやホンダなど値がさ株の一角が買われ、日経平均の上げにつながった。
ただ、日本時間今夜に4月の米雇用統計の発表を控えて様子見ムードも強く、上値には重さも目立った。
個別では、3メガバンク株がそろって大幅に上げたほか、ソフトバンクや塩野義、東エレクなど値がさ株の一部が急伸した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2949億円、売買高は11億8758万株。東証1部の値上がり銘柄数は1188、値下がり銘柄数は563、変わらずは130だった。
業種別では、多くの業種が値上がりした。値上がり上位は、その他製品、水産・農林業、銀行業。一方、値下がり上位は、鉱業、石油石炭製品、電気・ガス業。
東京株式2部市場も反発。前引けの2部指数は、前日比16.22ポイント高の4776.15となった。
個別銘柄ではラオックス、IFIS、IBJ、竹本容器など買われた。半面、長野日無、鈴与シンワ、玉井商船、富士通コンは売られた。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比11円46銭高の2552円72銭だった。
新興市場でも買いが優勢となった。市場では「足元の業績が堅調な銘柄への買いや、新興市場全体で直近に新規株式公開(IPO)した銘柄の見直し買いが支えになった」との声もある。
ジャスダック市場の売買代金は概算で348億円、売買高は6070万株。
個別銘柄ではアールエスシー、カーディナルがストップ高、ガーラやノジマ、YKTが上昇した。半面、ガンホーや日本通信、fonfun、GMOペパボ、太洋物産が下落した。
東証マザーズ指数は6営業日ぶりに反発した。前引けは前日比7.37ポイント高い905.10だった。NTTDIMがストップ高に買われ、テラスカイ、BBT、エナリス、ジグソー、ミクシィなどが買われた。一方、ACCESS、FESCO、サイバーS、トラスト、REMIX、モルフォ、シリコンスタなどが売られた。
5月08日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均株価19,358.78(+66.79)
■日経平均先物 19,360(+120)
■TOPIX先物 1,583.00(+11.00)
■騰落 上昇1,142/下落580
■日経JQ 2,550.60(+9.34)
■マザーズ指数 904.08(+6.35)
10時時点の日経平均は19,358.78円の前日比+66.79円で推移している。先物市場で買戻しが入ったことなどから19400円台を窺う場面も見られたが、米雇用統計を前に新規の買いは手控えられているのか上値は重い。規模別株価指数では昨日きつい下げとなった大型株が強い。
売買代金上位銘柄では、ソフトバンク(9984)が強いほか、三菱UFJ(8306)、三井住友(8316)などメガバンクが買われている。また、業績を材料に任天堂<7974>が前日比6%超の上昇。一方、ファナック(6954)、KDDI(9433)はマイナス推移となっている。
市場では、チャート分析上も買い安心感につながる兆しが出てきているとの声が聞かれる。日経平均は前日、日足の一目均衡表の先行スパン(雲)の上限(1万9238円程度)手前で下げ止まっており、この水準が下値支持線として機能しているとの見方がある。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も、ともに上げ幅をやや広げている。
東証1部の売買代金は概算で8689億円、売買高は7億6347万株。東証1部の値上がり銘柄数は全体の約6割にあたる1142、値下がりは580、変わらずは159。
東証2部株価指数は小反発。ラオックスやベネ・ワン、モリトが高い。半面、象印やJトラスト、日精機は下げている
5月限SQ概算値は19270.79円(概算値)前日比 –21.20円
225先物は、野村・モルスタ・SBI・日興・松井が買い越し。
JP・GS・UBS・アムロ・三菱・ドイツ・メリルが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・クレディ・モルスタ・バークレイズが買い越し。
UBS・GS・ドイツ・メリル・シティ・野村が売り越し。
外資系等は、キーエンス(6861)、ドンキ(7532)、ネットワン(7518)、ファナック(6954)、グリコ(2206)に注目。
テクニカル的には、双日(2768)、DNC(4246)、太陽HD(4626)、住阪セ(5232)、サトーHD(6287)、新電元(6844)、スクロール(8005)が動兆。
<兜町カタリスト>
「幻影」
他人の動きを伺う習性は江戸時代以来相当根づいているのだろう。
「ご同役の動向」が欧州・アジア。
「上役の動向」がおそらく北米。
「気が利く・気働き・気くばり・心遣い・心くばり・遠慮」。
江戸時代の美徳でもあるが、時として現代の市場は無用の長物。
相手が同類ならば他社を尊重するマナー文化も間違ってはいない。
しかし、唯我独尊の相手に対してまでマナーや気配りが必要なのかどうか。
「見て見ぬふり」よりも「いらぬお節介」になっているような気がする。
そして「他者の目を気にする習性」。
他人の思考を気にするのは間違いではなかろう。
しかし他人を気にして自己を滅却して寡黙なままでは市場からは当然無視される。
アングロサクソン文化の権化のような市場ではこの行為は決して美徳ではない。
訳のわからない静かな微笑みは、わかりやすい恫喝には勝てないもの。
これらがあるから、ならず者にとって東京市場の投資家は使い勝手が良いのかも知れない。
負け犬チックな市場から強い市場になるためにはもっと吼えることも必要だろう。
相場が悪い時にはネガティブニュースが増幅されがち。
そしてニュースに対しての解釈がネガ風に翻訳される。
これが投資心理を悪化させ、自家中毒的に市場を売り物だらけにする。
「穿った見方の仕掛け的商い」などの幼稚な手品のネタに騙されることになる。
もしも仕掛け的に相場が動くのなら絶対的勝者が市場には存在しなくてはならない。
ところが現実にはそんな群れはいない。
見えない影に怯えて自ら市場を壊してくれるのだから赤子の手をひねるよりも簡単。
抵抗もせず戦わず「御説ごもっとも」と平伏するのでは兜町は江戸の白洲と変わらない。
崇拝するべき権威でもなくましてや権力でもない世界マネーというならず者。
そこに幻影を勝手に抱いてはいけない。
影絵もマジックもネタは矮小なもの。
そのいかにももっともらしい前説が、市場解釈を間違わせているような気がする。
「グローバル」という魅惑的な言辞に惑わされがちな株式市場。
株価指数や先物という他人のフィールドで戦おうとするから負けるような気がする。
戦いは自分の得意な戦場で行われなければならない。
そして、指数はこの国の株に対する素人が参戦する市場と考えることも必要だろう。
個別がわからないから海外投資家は指数売買に偏りがちなもの。
日本から外国株投資をする際も個別ではなくまず指数を見ることを考えれば理解できる。
ポジなニュースにはポジなニュースが続くものでもある。
決して作為的情報形成という訳ではなかろうが出し手の取捨選択の問題だろう。
まずは欧州でのドイツ。
独財務省は2015年の税収見通しを6665億ユーロとした。
昨年11月に示した6602億ユーロから約1%引き上げ。
背景は雇用拡大と賃金上昇。
所得税を中心に税収が増加し2014年には計画を1年前倒しして財政均衡を達成。
財務省の有識者委員会は、2019年まで税収は増加し続けるとの予想。
その結果財政上の余裕を投資に振り向ける方向で特にインフラ投資の必要性を重視。
独10年債利回り一時約5カ月半ぶり高水準となる0.796%まで上昇。
しかし結局0.598%に低下した。
アメリカではシティグループとJPモルガン・チェース。
今年株式部門の市場シェア拡大を狙う方向。
金融市場トレーディングの勢いが増す中、技術投資や新規採用を進める考えを示した。
JPモルガンは「主に抱き合わせ販売を通じて、市場シェア拡大を狙っている。
ヘッジファンドの運営を支援するプライム・ブローカレッジは大きなチャンスだ」。
ドイツ銀行も株式トレーディング部門への投資を計画。
背景は債券市場の大半で利回りがゼロ近辺となっていること。
株式への投資妙味が増し、プラスのトレーディング環境が続くという見方。
現実の動きと業者の予想のどちらが正しいのだろうか。
いずれ現実の動きが業者の描画に鞘寄せするのかも知れない。
日経朝刊に「3月期決算集計状況」が登場した。
昨日段階で全体の19%が開示した結果。
前期は売上高4.5%増、経常利益9.7%増、純利益8.6%増。
今期は売上高2.9%増、経常利益11%増、純利益16.2%増。
全体の2割程度の結果だからまだ何とも言えないが2ケタ増益はあるだろう。
因みに日経平均は昨日19291円。
今期予想PERは16.96倍。
ということはEPSは1137円(前日1128円、1年前1030円)。
着実に利益は増加してきている。
PER17倍割れが攻防ラインの印象だが・・・。
NTレシオは12.25まで低下(今年最低は2月19日の12.21)。
25日移動平均線は19702円でマイナス2.1%のカイ離。
騰落レシオは96.67%。
松井証券信用評価損益率速報は売り方マイナス10.984%。
買い方マイナス6,010%。
カラ売り比率:は334,9%(前日34.8%、今年最大は1月6日の37.8%)。
指数が軟調だった昨日。
目立ったのはインフォテリア(3583)の後場からの値動きと売買高の増加。
始値252円→後場寄り直後の高値306円で年初来高値更新。
売買高は一気に180万株台まで増加。
終値は272円。
前日まで5万株程度だった売買高は284万株。
タイヤの日本ミシュランが同社のパッケージソフト「ハンドブック」を採用。
そのIRはあったが、それだけの動きにしては大袈裟すぎる印象。
夏の大輪への芽吹きなのかも知れない。
40面の「私の履歴書」と一体化したような1面の「日立、研究費に年5000億円」。
これよりはもっとバリューがありそうな気がする。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
京写(6837)・・・超成長企業
京写に注目する。
同社は片面プリント配線板で世界トップ。
4月30日に前期決算を発表。
売上高176億円(前期比9.6%増)、営業利益9.16億円(同14.7%増)、
純利益6.85億円(同31,9%増)で着地。
今期は売上高200億円(前期比13.1増)、営業利益11.7億円(同25.2%増)、
純利利益9億円(同31.3%増)の見通し。
2ケタの増収増益は超成長企業の証。
2015年セカンドステージの号砲は鳴った印象。
(547円)
5月08日 相場展望
【オープニングコメント】
8日の日経平均株価は、SQに加え、国内企業の集中決算、週末に米4月の雇用統計発表を目前にして、買い手控え姿勢がさらに強まることが予想される。
日経平均株価の予想レンジは、19100-19450を想定する。
好決算銘柄を個別に評価して買う動きは見受けられるものの、全般相場を押し上げるエネルギーは弱い状況。
昨日は、大型株の弱さの割には小型株はしっかり、日経ジャスダック平均はプラスを確保した。今日も中小型株物色は続くだろう。
イベント通過後の欧米株式市場や為替動向を見極めるまでは、積極的な買いは限定的と考える。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1830万株、買い1070万株で、差し引き760万株の売り越し。売り越しは10営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、金属、サービス、精密、化学、機械、保険、不動産、ガス、自動車、建設、ゴム、小売など。
買いセクターに、薬品、自動車、電機、建設、化学、商社、電力、小売、銀行、食品、ゴム、不動産、通信など。
【NY概況】
7日のNYダウは3日ぶりに反発した。終値は前日比82ドル08セント高の1万7924ドル06セントだった。
ダウ平均は朝方に下げる場面もあった。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が6日に株価の割高感を指摘したこともあって、米株式相場には売りが先行した。
しかし、前日まで2日続けて下げた反動から、目先の戻りを期待した買いが優勢となった。また、欧米の国債利回りの上昇が一服したことも米株式の買い安心感につながり、NYダウは上げ幅を一時131ドルまで広げた。
米10年物国債の利回りも2.20%を下回る水準まで下がった。金利上昇に伴う企業業績への懸念や金融・資本市場を巡る不安が薄らぎ、米株式の買いを誘った。
7日発表した四半期決算を受けて、米市場に上場する中国の電子商取引最大手アリババ集団株が大幅高。大株主のヤフー株もつれて上昇するなど、このところ下落基調を強めていたIT(情報技術)関連株がいったん下げ止まったことも投資家心理を改善させ、相場を支えた。
ナスダック総合株価指数も3日ぶりに反発し、前日比25.901ポイント高の4945.545で終えた。
シカゴ日経平均先物は小幅反発した。6月物は前日比40円高の1万9380円で引けた。7日の大取終値を140円上回った。欧米国債利回り上昇の一服を手掛かりに、米株とともに買われた。この日の6月物高値は1万9465円、安値は1万9040円。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19390 ( +150 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19380 ( +140 )
( )は大取所終値比
【予定】
5月08日(金)
【国内】
4月7・8日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨
10年物価連動国債入札
オプションSQ
《決算発表》集中日
味の素、東レ、大陽日酸、田辺三菱、テルモ、楽天、旭硝子、特殊陶、住友重、ホシザキ、ミネベア、三菱重、IHI、トヨタ、富士重、オリンパス、バンナムHD、丸紅、三井物、三菱商、ユニチャーム、セブン銀行、アコム、日通、日テレHD、NTTデータ、日空ビル、コナミ、ALSOK、COOK、カゴメ、OKI、アコム、サッポロHD、東建物など
【海外】
中国4月貿易収支
米4月雇用統計(21:30)
ブラジル4月消費者物価(21:00)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
5月07日 相場概況(大引け)
日経平均大引け 大幅反落、19300円割れ。欧米株安など嫌気 |
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【大引け概況】
7日の日経平均株価は反落した。終値は前週末比239円64銭安の1万9291円99銭と、4月1日以来の約1カ月ぶり安値で引けた。連休後半の欧米株安や、6日にイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が米国株について「割高」との発言したことで投資家心理が悪化した。
朝方から売りが優勢となり、寄り付き直後に日経平均の下げ幅は200円を超えた。売り一巡後は買い戻しが入ったものの、値動きの鈍さから見切り売りも出た。
中国などアジア株が総じて軟調に推移するのを横目に、後場は先物主導で裁定解消売りも呼び込んで下値模索が続いた、日経平均は一時下げ幅を270円超に広げ、終値も1万9300円を下回った。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに3日続落した。TOPIXは4月6日以来の安値で引けた。業種別TOPIXでは全33業種中27業種が下落し、「空運業」、「サービス業」の下げが目立つ。半面、「電気・ガス業」、「保険業」が上昇した。
東証1部の売買代金は概算で2兆8617億円、売買高は23億6567万株。東証1部の値下がり銘柄数は1044、値上がりは694、変わらずは144だった。
個別銘柄では、日経平均への影響度が高いソフトバンクやファナック、ファストリが売られた。三菱UFJ、三井住友、トヨタなど主力株も安い。また、江守グループH、ベネッセHD、クボテックなどが東証1部下落率上位となった。半面、連休前の1日に前期の純利益見通しを上方修正した第一生命が大幅に上昇したほか、マツダ、東電、太陽HD、ルネサスが大幅高、ネットワン、邦チタニウム、東宝なども値を飛ばした
東証2部株価指数は4日続落した。菊水化学工業、田辺工業、富士通コン、日インテク、象印、Jトラストが下げ、アルメディオ、国産電日ハウズ、ケー・エフ・シーなどが買われた。
日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに反発。終値は連休前の1日終値比10円54銭高の2541円26銭だった。欧米株安などで東証1部の主力株が手がけにくいなか、内需関連株の多い新興市場に資金が流入したようだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で607億円、売買高は1億841万株。
ガーラやガンホー、YKTなどが買われた。半面、UEXやイリソ電子などは売られた。
東証マザーズ指数は5日続落したが、終値は1日比0.75ポイント安の897.73と下げ幅は小さかった。BBT、ハウスドゥ、テラスカイ、日本スキー、ACCESS、モルフォ、アクロディアが上昇した。GunosyやAiming、ジグソー、アクセルM、ファーストコーポ、ショーケースTVなどは下落した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,291.99 |
-239.64 |
日経平均先物 |
19,240.00 |
-300.00 |
TOPIX |
1,574.64 |
-10.97 |
TOPIX先物 |
1,572.00 |
-14.50 |
東証2部指数 |
4,759.93 |
-4.74 |
JASDAQ |
2,541.26 |
10.54 |
マザーズ |
897.73 |
-0.75 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2365670 |
2861796 |
東証2部 |
106600 |
19067 |
「逆輸入」
個人が売って外国人が買う構図は変わっていない。
4月第4週(20日〜24日)の主体別売買動向。
海外投資家は7079億円の買い越しで4週連続買い越し。
個人投資家は6009億円の売り越しで4週連続売り越し。
信託銀行は986億円の売り越しで4週連続売り越し。
個人の売越額は2月第3週の6691億円に次ぐ規模。
個人の2015年の累計売越額は3兆円。
いずれ日本の産業資本の大半が海外のものという時代がくるのだろうか。
バック・トゥー・ザ・フーチャーで描かれた世界の逆輸入となってしまいそう。
3日の日経朝刊1面「コンシューマー」第1回。
中古マンションの投資セミナーに若年層の参加者が増えているとの話。
1300万円の物件を購入した会社員の話が紹介されている。
確かに、このところインテリックスさんのアセットシェアリングセミナーも同様の世界。
通常は相続や所得対策のセミナーはシニアが多い。
というか、シニアばかり。
ところが今回はシニアが少なく、若年層が多い。
相続などあまり関係なく視点は「不動産投資」。
3.4%のネット利回りを高くみるかどうか。
そしてエクジットが想定どおりに行くかどうか。
ここが問われる時代となったきた。
投資とは言いながら実需の世界に入ってきた印象。
GWが明けたとはいえ2日立会いで週末。
気分はまだGWモードというのも否定できない。
アメリカから戻った安倍総理のGWは河口湖の別荘。
3日(日)河口湖の中華料理「蓮」。
4日(月)富士桜カントリーで親族、友人、秘書官。
夜は5時半〜9時20分まで本田内閣官房参与、秘書官らとバーべキュー。
5日(火)鳴沢カントリーで渋谷耕一リッキービジネスソリューション社長、夫人、秘書官。
夜は焼肉「鉄庵」で親族、加計学園理事長。
6日(水)富士ゴルフコースでキャノンの御手洗氏、東レの榊原氏、JXの渡氏。
これだけこなせれば問題はないのだろう。
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『兜町ポエム』
「どうどうどっこの相場道」
買ったと負けたと騒ぐじゃないぜ
後の態度が大事だよ
滑る転がる立ち上がる
歩く倒れるまた起きる
売ったり買ったりの相場道
投げを笑ったあの株今日は
売られ援けを呼んでいる
捨てて行こうと思ったが
鬼にゃなれない値動きで
売ったり買ったりの相場道
今の相場には色気がないと
古い高値を懐かしむ
信じているんだ材料は
だけど動きは裏腹に
売ったり買ったりの一人旅
5月07日 相場概況(前引け)
日経平均前引け、反落。ソフトバンクとファナックで約51円の押し下げ |
【前引け概況】
■日経平均株価 19,331.82(-199.81)
■東証1部出来高 11.96億株
■東証1部売買代金 1.44兆円
■日経平均先物 19,340(-200)
■TOPIX 1,575.46(-10.15)
■騰落 上昇899/下落835
■日経JQ 2,534.44(+3.72)
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日経平均株価は大幅反落。大型連休中の欧米株が下落したことを背景に、朝方から売りが先行、売り一巡後は買い戻しが入り19400円台半ばまで戻したものの続かず、その後は前週末終値から200円超下げる場面があった。
6日にイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が講演会で米株高に対して警鐘を鳴らしたことも投資家心理の悪化につながり、日経平均は終始軟調に推移して前場取引を終了。
業種別では、ほとんどの業種が値下がりした。値下がり上位は、空運業、サービス業、不動産業。一方、値上がり上位は、電気・ガス業、保険業、非鉄金属。
個別銘柄では、ソフトバンクが安く、ファナックも売られた。2銘柄で日経平均を約51円押し下げた。三菱UFJやみずほFG、三井住友FGのメガバンクがそろって下落した。カシオ計算機、ラウンドワンが大幅安、太陽誘電も大きく値を下げた。シチズンHD、スタートトゥも安い。半面、2015年3月期業績見通しの上方修正を発表した第一生命が大幅高、東電や富士通が上昇している。
東証2部指数は小幅に4日続落した。田辺工業、ベリテ象印、朝日インテク、Jトラストが安い一方で、ケー・エフ・シー、国産電、アルメディオが上昇した。
日経ジャスダック平均は前営業日比3円72銭高の2534円44銭と反発。
個別銘柄ではfonfun、シスロケ、タツモ、カーディナル、KSKがストップ高。YKT、クリムゾン、ケイブなどが買われた。半面、タカチホ、アールエスシー、オプトエレクトは売られた。
東証マザーズは、前営業日比1.38ポイント安の897.10と続落。
アクセルM、トラスト、Gunosy、ファーストコーポは売られた。一方、ハウスドゥ、モルフォがストップ高に買われ、京王ズ、Bガレジ、DEAR・Lなど買われた。
5月07日 相場概況
日経平均下げ幅拡大 1万9300円割れ、値動き鈍く見切り売り |
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,344.48(-187.15)
■日経平均先物 19,350(-190)
■TOPIX先物 1,576.00(-10.50)
■騰落 上昇855/下落884
■日経JQ 2,531.59(+0.87)
■マザーズ指数 895.85(-2.63)
10時時点の日経平均は19344.48円の1日終値比‐187.15円で推移している。売り一巡後は下げ幅を縮小する動きも見られたが、先物の買戻しは続かず、19300円レベルでのもみ合い。
「相場の調整が長引きそうとの見方から見切り売りが出ている」との指摘があった。
日経平均への影響度が高いソフトバンク、ファナック、ファストリの3銘柄だけで日経平均を約70円押し下げている。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに続落し、10時過ぎにはきょうの安値を付けた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で9297億円、売買高は7億6953万株。
東証1部の値上がり銘柄数は855、値下がり銘柄数は884、変わらずは141銘柄だった。業種別では33業種中、7業種程度が高い。値上がりは電力ガス、保険、陸運、非鉄など。一方、値下がりで目立つのは空運、サービス、ゴム製品、不動産、紙パルプ、海運など。
2015年3月期の連結最終損益が107億円の赤字になったと発表したベネッセHDが一時制限値幅の下限(ストップ安)水準まで下落して大幅安。
半面、住友鉱や三菱マ、三井金が高い。東電や中部電など電力株の一角が大幅高となっている。
東証2部指数は小幅に4日続落している。象印、朝日インテク、三社電機が安い一方で、国産電、ケーエフシーが上昇している
225先物は、野村・三菱・クレディ・ドイツ・JP・モルスタが買い越し。
アムロ・みずほ・ニューエッジ・シティ・GS・SBIが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・みずほ・クレディ・日興が買い越し。
バークレイズ・UBS・三菱・GS・アムロ・野村が売り越し。
外資系等は、M&A(2127)、東宝(9602)、JT(2914)、第一生命(8750)、トヨタ紡(3116)に注目。
テクニカル的にはセーレン(3569)、EPS(4282)、エステー(4951)TOTO(5332)、OBARA(6877)、理研計器(7734)、トッパンフォ(7862)が動兆。
<兜町カタリスト>
「トバッチリ」
女の戦いのトバッチリというところなのだろうか。
あるいは女友達の出来レースなのだろうか。
役者はワシントンでのFRBのイエレン議長とIMFのラガルド専務理事。
イエレン氏のコメントは「現時点で株式相場のバリュエーションが総じて非常に高い」。
そして・・・。
「金融安定リスクは緩やかで、バブル発生は認められないが危険の可能性が存在する」。
おまけに「長期債金利は非常に低い。
初回利上げをきっかけに債券利回りが急激に上昇する可能性がある」。
そして「2013年のテーパータントラムでは金利が非常に大きく上昇した」。
2013年5月23日のことを指しているのだろう。
上手なタイミングで脳裏の記憶を呼び覚ますことになった。
因みにこの発言が登場したシンポジウムは「金融と社会」。
堅いテーマでの軟弱な方向性が欲深な投機マネーのマインドをくすぐったのかも知れない。
因みに・・・。
年初以降の上昇率はNYダウが0.1%、S&P500が1%、NASDAQは3.9%。
元の黙阿弥なのか、リセットなのか。
週末に1週遅れの雇用統計を控えてのADP雇用レポート。
民間部門雇用者の増加は16.9万人で2014年1月以来の低い伸び。
市場予想は20万人増だった。
8日に発表予定の4月の雇用統計。
非農業部門雇用者数は22.4万人増の予想。
3月はの増加数は12.6万人増で意外感だった。
中国のGDP並の信頼感しかない雇用統計だが、市場はまた愚かしく祭るのだろうか。
原油が上がって株価は安定どころか下落の方向。
産油国でなく消費国である限り原油高はマイナスのはず。
それでも原油価格の下落が株安の理由としてきた市場関係者。
不自然な論理はどこかで綻ぶのかも知れない。
一方で金が下落して株も下落。
所詮、株でみるよりはお金の置き場で考えた方が良いのだろう。
とくにならず者の論理で考えることが必要かも知れない。
世界の株価の時価総額は75兆ドル(約9000兆円)に増加したとの報。
2007年10月の64兆ドルを抜いて過去最高を更新した。
あと1000兆円増えれば1京円の世界となる。
もしも「京」という単位が登場すると未曾有のこと。
かつて百万長者といったが今は億万長者。
そのうち兆万長者になるのだろうか。
それにしても75兆ドル。
世界のGDPが74,5兆ドルでこれと並んだ。
株価がGDPを越えると反落するというバフェット指標からすると、限界値。
しかしそのバフェット氏の投資会社「バークシャー・ハザウェイ」定時株式総会。
「高値圏で推移する米国株式相場は米国のビジネス環境が良好なことを示している」。
というのがバフェット氏のコメント。
そして「低金利が支えになっており、金利水準が通常に戻れば、割高にも見える」。
玉虫色のコメントに聞こえる。
そしてAならばBという市場的曖昧論理でしかないような気がする。
日経平均の25日線は19702円でマイナス0.87%のカイ離。
75日線は18784円で3.98%のプラスカイ離。
200日線は17160円で13.82%のプラスカイ離。
雲の上限が19172円。
勝手雲の下限は19466円。
勝手雲は5月14日には黒くねじれそうな気配。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
セレス(3696)・・・動兆
セレス(3696)に注目する。
同社は成功報酬型のスマートフォンメディア事業を展開。
ポイントサイト「モッピー」と「モバトク通帳」や「モッピージョブ」の運営が中核。
業績は好調。
スマホ・ポイントを活かしたO2O事業に期待感が高い。
5月07日 相場展望
【オープニングコメント】
7日の日経平均株価は、方向感に乏しく上値の重い展開になると予想される。
日経平均株価の予想レンジは、19200‐19500を想定。
朝方も売り先行から、シカゴの清算値である19,340円にさや寄せしての取引開始となりそうだ。全体的には様子見姿勢が強まりやすい。週末に発表を控えている米雇用統計の結果を、見極めたい参加者も多い。
また8日は決算集中日となり、トヨタなど注目の決算も控えているが、足元決算通過後に急落する銘柄も多くみられることから、決算期待の先回り買いは限定的と考える。
5月6日(水)のNYダウは86ドル安の1万7841ドルと続落した。2日間の下げ幅は約229ドルと、直前2日間の上げ幅約230ドルとほぼ同幅となり、「往って来い」となった。日本の連連休中のNYダウは結局、休み前とほとんど変わらなかった。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1520万株、買い2080万株で、差し引き560万株の買い越し。買い越しは9営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、電機、小売、機械、空運、自動車、建設、卸売、陸運、情報通信、銀行、精密など。
買いセクターに、機械、情報通信、電機、サービス、食品、銀行、証券、商社、空運、自動車、電力、電子機器など。
【NY概況】
6日のNYダウは86.22ドル安の17841.98、ナスダックは19.68ポイント安の4919.64で取引を終了した。4月ADP雇用統計が市場予想を下回ったことから、週末に発表される雇用統計への警戒感が広がり、売りが先行した。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が高値圏で推移する米株式相場に対し割高であると指摘、また、原油価格や債券利回りの上昇が続いていることも嫌気され、終日軟調推移となった。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や運輸が上昇する一方で電気通信サービスやソフトウェア・サービスが下落した。
6日のシカゴ日経平均先物は小幅続落した。6月物は前日比25円安の1万9340円で取引を終え、1日の大取終値を200円下回った。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日「米株は割高」などと発言した。高値警戒感が広がり米株とともに売られた。取引終了にかけては下げ幅を縮めた。この日の6月物安値は1万9170円、高値は1万9455円。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19355 ( -185 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19340 ( -200 )
( )は大取所終値比
原油相場は昨年暮れ以来の60ドルに乗せた。ドルは119円後半。
【予定】
【国内】
4月マネタリーベース(8:50)
《決算発表》
住友ゴム、LIXILG、ブラザー、キーエンス、ドンキホテHD、任天堂、カプコンヤマダ電、パイロット、ダンロップス、三菱食品、N・フィールド、アトラ、アース製薬、やまねM、ケーズHD、Tナカヤマ、マルハニチロ、オルトプラス、ベネ・ワンなど
【海外】
英国総選挙
BOE金融政策委員会(〜8日)
米3月消費者信用残高(8日4:00)
米決算:プライスライン・グループ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
個別銘柄紹介 JSP[7942]
JSP15年3月期は原燃料価格、電力料金、輸送費の上昇等の影響で増収ながら減益
■16年3月期は国内、海外共に増収増益を見込むが、PBRは0.98倍と株価は割安
JSP<7942>(東1)の15年3月期連結業績は、第4四半期間においては、原燃料価格が低下したものの、全体では、原燃料価格、電力料金、輸送費の上昇等の影響で、増収ながら減益となった。
15年3月期連結業績は、売上高1169億23百万円(14年3月期比4.3%増)、営業利益56億67百万円(同4.1%減)、経常利益60億44百万円(同7.1%減)、純利益40億39百万円(同8.3%減)であった。
同社の事業は、押出事業、ビーズ事業、その他の3つに分かれている。
押出事業は、産業用包材の発泡ポリエチレンシート「ミラマット」は、消費税増税後の反動による需要減の影響もあり売上は減少した。
ポリエチレン気泡緩衝材「キャプロン」は、自動車部品包装材等の用途拡大により売上は増加した。
自動車部品や家電製品の通い函などに用いられる発泡ポリプロピレンシート「Pボード」は、自動車・家電市場の低迷により売上は減少した。
食品用包材の発泡ポリスチレンシート「スチレンペーパー」は、引き続き堅調な需要に支えられ、新製品の拡販、新規需要先の取り込みもあり売上は増加した。
広告宣伝用ディスプレイ材、折箱に用いられる発泡ポリスチレンボード「ミラボード」は、広告宣伝の多様化(デジタル化等)も進み、売上は減少した。
建築・土木関連の発泡ポリスチレン押出ボード「ミラフォーム」は、建築分野では、消費税増税後の需要の反動減の影響を受け、売上は減少した。また、土木分野では、全国的な需要増もあり売上は増加した。
これらの結果、売上高は399億15百万円(同0.8%増)、営業利益13億48百万円(同30.0%減)となった。
ビーズ事業では、発泡ポリプロピレン「ピーブロック」は、自動車の新規部品の採用拡大や家電包材緩衝材の需要拡大により全体としては堅調に推移した。
国内では、軽自動車や住宅設備向け保温緩衝材の採用拡大はあったが、自動車、住宅設備、IT家電向け需要が、消費税増税後の在庫調整もあり、全体としての売上は減少した。一方、原燃料価格や動力コストの上昇もあり収益は低下した。
北米では、寒波の影響による一時的な自動車販売台数の落ち込みの影響により現地通貨での売上は減少したが、円安の影響により売上は増加した。
南米では、自動車販売台数の落ち込みにより売上は減少した。
欧州では、景気回復を背景に自動車部品の需要増により売上は増加した。
中国を始めとするアジア諸国では、自動車及び家電市場が高い成長を維持したことや新規需要の拡大により、売上は増加した。
発泡性ポリスチレン「スチロダイア」は、建材・土木分野及び家電分野の需要は堅調に推移したが、主用途の水産・農業分野が天候不順等の影響により、売上は減少したが、機能性グレードの拡販、製品価格是正、各種コストの低減により収益は改善した。
ユニットバス天井材に使用されているハイブリッド成形品「スーパーブロー」は、住宅着工数減の影響もあり、売上は減少した。これらの結果、ビーズ事業の売上高は703億40百万円(同4.9%増)、営業利益48億54百万円(同6.8%増)となった。
その他については、一般包材は、国内では消費税増税後の需要の反動減があったが、円安を背景とした自動車・液晶・光学製品・一般工業部品の梱包材需要は堅調に推移した。また、ベッド芯材等の新分野への拡販、中国向け車載部品・スマートフォン用成形シートの増販、精密関連企業の国内生産回帰に伴う需要の増加もあり、売上は増加した。中国では液晶テレビ向けの新規梱包材の採用により売上は増加した。これらの結果、売上高は66億67百万円(同21.7%増)、営業利益59百万円(14年3月期△32百万円)と増収増益で黒字転換となった。
今期16年3月期については、同社では、国内事業は、原燃料価格が軟化することが想定され、また、2020年省エネルギー基準適合義務化に向けた建築・住宅向け高断熱材の需要の増加、デジタル家電及び周辺部品を中心とした包装材・緩衝材の需要の増加や自動車部品の採用拡大も予想されることから収益は改善に向かうと予測している。
一方海外事業は、特に中国におけるモータリゼーションが沿岸部から内陸部にも広がり自動車の生産・販売台数の増加に加え、デジタル家電市場も高い成長を維持することが予想されることから、発泡ポリプロピレン「ピーブロック(英名ARPRO)」の需要は大きく増加すると想定している。また、北米・欧州でも好調な経済を背景に、自動車の生産・販売台数の増加が見込まれ、海外事業全体としての業績は好調に推移するものと考えている。
なお、15年4月からスタートした新中期経営計画の策定を契機に、同社及び国内連結子会社の有形固定資産の減価償却方法を、主として旧定率法及び主として定率法から定額法へ変更することにより、16年3月期の減価償却費は、従来の償却方法によった場合に比べて約6億60百万円減少する見込み。その結果、今期16年3月期連結業績予想は、売上高1190億円(前期比1.8%増)、営業利益70億円(前期比23.5%増)、経常利益71億円(同17.5%増)、純利益48億円(同18.8%増)と増収増益を見込む。
5月1日の株価2142円の株価指標は、予想PER13.3倍、PBR(実績)0.98倍となっている。今期好業績が見込めるうえに、PBRが1倍を下回っていることから割安といえる。
個別銘柄紹介 インフォマート[2492]
インフォマートの第1四半期は2ケタ増収増益の好業績
■「FOODS Info Mart」利用企業数は前期末比573社増と順調に拡大
インフォマート<2492>(東マ)が30日に発表した今期第1四半期連結業績は、2ケタ増収増益の好業績であった。
今期第1四半期間では、「ASP受発注事業」、「ASP規格書事業」、「ES事業」の各システムの利用企業数、システム取引高の増加によるフード業界BtoBプラットフォームの利用拡大と全業界に対応した電子請求プラットフォームの標準化を推進した。
なお、今期より、従来の「ASP商談事業」と「ASP受注・営業事業」を統合し「ES事業」に変更している。また、従来の「クラウドサービス事業」と「海外事業」を「その他」に含めている。前年同期比較については、変更後の区分に組み替えて行っている。
「ASP受発注システム」等の順調な利用拡大により、今第1四半期の「FOODS Info Mart」利用企業数(海外を除く)は、前期末比573社増の37,733社(売り手企業:同537社増の30,456社、買い手企業:同36社増の7,277社)と順調に拡大している。
業績については、売上高13億10百万円(前年同期比13.2%増)、営業利益5億11百万円(同20.8%増)、経常利益5億11百万円(同21.9%増)、純利益3億07百万円(同26.3%増)であった。
セグメント別の業績は、「ASP受発注事業」は、売上高7億57百万円(同10.6%増)、営業利益3億82百万円(同16.7%増)と2ケタの増収増益。
「ASP規格書事業」は、売上高2億14百万円(同27.1%増)、営業利益75百万円(同67.4%増)と大幅増収増益と好調そのもの。
「ES事業」については、売上高3億14百万円(同13.6%増)、営業利60百万円(同15.0%減)と2ケタの増収となったものの、ソフトウエア償却費の増加により減益となった。
その他では、中長期的に育成する事業として、国内フード業界に向けたメニュー(レシピ)開発サービス、調査・プロモーションサービス等の提供、中国・台湾での「SaaSシステム」の提供を推進した。その結果、売上高は、33百万円(同9.6%減)、営業利益△4百万円(前年同期△18百万円)と減収となったものの赤字幅は縮小した。
第2四半期業績予想に対する進捗率は、売上高47.1%、営業利益50.9%、経常利益51.0%、純利益49.8%となっていることから、ほぼ計画通りのペースといえる。
配当については、年間11円76銭(第2四半期末5円88銭、期末5円88銭)を予定している。今年1月1日付で、1対2の株式分割を行っていることから、実質4円14銭の増配といえる。
最高益更新企業であり、増配も継続している株主優遇企業。今期も好スタートを切ったといえる。
個別銘柄紹介 バルクホールディングス[2467]
バルクホールディングスは主力事業など好調で、15年3月期の売上高、営業・経常利益を上方修正
■最終損益は連結子会社ののれん未償却残高を一部処理
バルクホールディングス<2467>(名セ)は1日、15年3月期通期連結業績予想の売上高、営業・経常利益の増額修正及びのれんの減損損失の計上を発表した。
発表によると、同社グループの主力事業のコンサルティング事業で、昨年発生した大規模な情報漏えい事件の影響などを受け、情報管理の強化を求める企業の増加や本格運用が開始されるマイナンバー制度への対応に関する受注の増加などが要因し、売上が想定以上に好調に推移した。
また、既存顧客の掘り起こしや新規顧客の開拓など営業活動の強化、顧客ニーズに応える高付加価値サービスの提供など商品力の向上、異業種企業との連携による協業体制の模索、安定的な収益確保を目指したビジネスモデルの探索などに注力してきたとしている。
これにより、売上高は当初予想を1億22百万円上回る20億45百万円(当初予想比6.3%増)、営業利益は全ての事業子会社が営業利益を確保し、同13百万円上回る40百万円(同48.1%増)、経常利益は営業利益が増加したことに加え、持分法適用関連会社に対する貸倒引当金の戻入益4百万円を計上したことなどにより、同25百万円上回る45百万円(同2.3倍)となる見通しである。純利益は連結子会社であるマーケティング・システム・サービスののれんの減損損失42百万円を特別損失として計上したこと及び連結子会社の繰延税金資産の取り崩しによる法人税等調整額5百万円の増加により、同21百万円を下回り16百万円の赤字(当初予想は5百万円)となる見通しである。
5月06日 NY相場概況
【NY概況】
5日のNYダウは3営業日ぶりに反落した。終値は前日比142ドル20セント安の1万7928ドル20セントだった。米景気の減速を意識した売りが優勢となり、ダウ平均は一時下げ幅を164ドルまで広げる場面があった。
米商務省が発表した3月の米貿易収支では、赤字額が約6年半ぶりの大きさとなった。大幅な貿易赤字を受けて、民間金融機関は相次いで1〜3月期の米実質国内総生産(GDP)改定値が速報段階(前期比年率0.2%増)から下方修正され、マイナスに陥ると予想。景気減速が改めて意識されて売りにつながった。
大型ハイテク株の一角が大きく下げたことも要因、アップルの下落率はダウ平均を構成する銘柄の中で最も大きかった。
ナスダックは3営業日ぶりに大幅反落。前日比77.602ポイント安の4939.327で終え、4月17日以来およそ3週ぶりの安値を付けた。
このところ、小さな好悪材料に反応する、「一喜一憂」相場の展開が続いている。高値圏モミ合いではよく起きる動きで、中期的にみれば利上げを織り込みつつある展開といえる。利上げが正式に決まれば出尽し感から上伸する可能性を秘めているといえるだろう。
ドルは119円後半、原油は60ドル台。
5日のシカゴ日経平均先物は大幅反落した。6月物は前日比420円安の1万9365円で終え、1日の大阪取引所の終値を175円下回る水準で推移した。米景気減速への懸念から米株とともに日本株先物も売られた。この日の6月物の安値は1万9320円、高値は1万9795円。
5月05日 NY相場概況
【NY概況】
4日のNYダウは続伸した。終値は前週末比46ドル34セント高の1万8070ドル40セントだった。欧州の株高を背景に投資家心理が改善し、米株式相場にも買いが及んだ。米主要企業の業績に対する警戒が一服していることも相場を引き続き支え、ダウ平均は上げ幅を109ドルまで広げる場面があった。
4日発表されたユーロ圏の4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)確報値は速報段階から小幅に上方修正され、欧州の景気先行きへの警戒が緩んだ。英国市場が休みのなか、ドイツなど欧州主要国の株価指数が軒並み上げ、米株式でも買いが優勢となった。休場の日本を除いて中国・上海などアジアの株式相場が総じて上げたことも米株式への買いを後押しした。
積極的に上値を追う動きも限られた。取引終了にかけては次第に手じまい売りも広がり、相場の重荷となった。
ナスダック総合株価指数は続伸し、前週末比11.538ポイント高の5016.929で終えた。バイオ製薬株を中心にした買いが続いた。
2日連続高で合計上げ幅は約230ドルトと、連続高直前の2日連続安による合計下げ幅約270ドルをほぼ取り戻した。
為替は120円前半、原油は58ドル後半。NN倍率は日本市場休みでなし。
シカゴ日経平均先物は小幅に続伸した。6月物は前週末比70円高の1万9785円で取引を終えた。1日の大取終値を245円上回った。
投資家心理が上向き、米株とともに買われた。この日の6月物高値は1万9805円、安値は1万9600円だった。東京市場が休場とあって市場参加者は限られ、取引は低調だった
5月02日 相場概況
【NY概況】
1日のNYダウは3日ぶりに反発した。終値は前日比183ドル54セント高の1万8024ドル06セントだった。この日の高値圏で取引を終え、前日の下げ幅の約9割を取り戻した。
相場全体に方向感を与える買い材料は乏しかったが、前日に急落したセクターに押し目買いが入ると先行きの不安感が後退。バイオ関連銘柄に明るい材料が並んだことも投資家心理を改善させた。バイオ関連企業の成長期待が改めて意識され買いを誘った。ハイテク株の一角に押し目買いが入り、反発したことも指数を押し上げた。
4月の米製造業景況感指数は市場予想に届かなかったが、相場への影響は限られた。
ナスダック指数は5営業日ぶりに反発した。同63.967ポイント高の5005.391となった。
1日のシカゴ日経平均先物は大きく反発した。6月物は前日比305円高の1万9715円で終え、大阪取引所の終値を175円上回った。前日に大きく下げたため、米株とともに値ごろ感からの買いが入った。この日の6月物高値は1万9760円、安値は1万9410円だった。
5月01日 相場概況(大引け)
日経平均大引け 先物に買い戻し、プラス圏に浮上して引ける |
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【大引け概況】
1日の日経平均株価は小反発。終値は前日比11円62銭高の1万9531円63銭だった。
寄り付き後は一時プラス圏に浮上する場面があった。ただ、連休を控え見送りムードが強く、その後は上値の重い展開が続いた。後場には一時19400円を割り込んだものの、大引けにかけて再度プラスに切り返し本日の取引を終えた。
1日は香港や上海、韓国などアジア主要国・地域の株式市場が休場で、新たな手掛かりを欠いた。市場参加者が少ないなかで、大引けにかけて日経平均先物に小口の買いが続き、値がさ株を中心に買い戻されて日経平均はプラス圏に浮上した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続落した。業種別では、「食料品」や「医薬品」に買いが入った半面、「不動産業」や「倉庫運輸関連」「金属製品」の下げが目立った。
東証1部の売買代金は概算で2兆6073億円、売買高は22億3184万株。東証1部の値上がり銘柄数は353、値下がりは1431、変わらずは98だった。
個別では、ファナック、野村、ファーストリテ、ホンダなどが堅調。コロプラが東証1部上昇率トップ。その他売買代金上位では、JTや日東電の上げも目立った。セーレン、TOTOなどが買われた。
一方、16年3月期の営業利益(国際会計基準)が前期比16%減の1500億円になる見通しと発表した富士通は大幅安だった。三菱UFJやみずほFGなどのメガバンクも下げた。
東証2部株価指数は3日続落した。朝日インテク、アートSHD、菊水化が売られた一方、ラオックス、アルメディオ、エルミックが買われた
日経ジャスダック平均株価は3日続落した。終値は前日比15円00銭安い2530円72銭だった。5連休を前に持ち高を調整する売りに押されたとの声が聞かれた。日経平均株価が前日に500円超下落した後も積極的な買いが見送られる展開で、新興市場でも売りが広がったとの見方も出ていた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で684億円、売買高は1億2100万株だった。ヤマザキがストップ安で引けOPTEX FA、ガンホー、テクノスJ、いちごHDなどが下落した。半面、fonfun、日本ライフL、UEXがストップ高で引けBBタワー、イリソ電子など上昇した。
東証マザーズ指数は4日続落した。終値は前日比11.42ポイント安の898.48だった。
個別銘柄ではアクセルM、京王ズがストップ安、トラストやジグソー、ミクシィが下落した。半面、GunosyやAiming、DEAR・L、サイバーS、モルフォが上昇した。
前日にマザーズに新規上場し買い気配が続いていたテラスカイは、きょうの午後、公募・売り出し価格(公開価格、1700円)の4.5倍にあたる7650円で初値を付けた。その後も値動きの良さから買われ、制限値幅の上限(ストップ高)にあたる9150円で配分された。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,531.63 |
11.62 |
日経平均先物 |
19,540.00 |
30.00 |
TOPIX |
1,585.61 |
-7.18 |
TOPIX先物 |
1,586.50 |
-2.00 |
東証2部指数 |
4,764.67 |
-24.85 |
JASDAQ |
2,530.72 |
-15.00 |
マザーズ |
898.48 |
-11.42 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2231840 |
2607320 |
東証2部 |
134290 |
25916 |
5月01日 相場概況(前引け)
日経平均前引け、小幅に続落。円安背景に下げ渋るも上値も重い |
【前引け概況】
■日経平均株価 19,471.50(-48.51)
■東証1部出来高 11.54億株
■東証1部売買代金 1.30兆円
■日経平均先物 19,480(-30)
■TOPIX 1,580.39(-12.40)
■騰落 上昇309/下落1,477
■日経JQ 2,532.68(-13.04)
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日経平均株価は続落した。
前引けは前日比48円51銭安の1万9471円50銭だった。
前日の米国株安を受けて、寄り付きは売りが先行したが、円安を支えに上げに転じた。
しかし買い気は続かず、大型連休前の利益確定売りに押されて軟調に推移。
ただ、前日に東京市場が大幅下落した反動で押し目買いも入り、下げは小幅にとどまり前場取引を終了。
業種別では、ほぼ全ての業種が値下がりした。値下がり上位は、金属製品、海運業、鉄鋼。一方、値上がりしたのは、食料品のみ。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに続落し、下落率は日経平均より大きい。
個別ではコロプラが値上がりトップに買われ、JT、日東電工なども買われた。イビデン、スタートトゥ、TOTOも値を飛ばした。半面、富士通が大幅安、三井住友も軟調。ワコム、GMOが売られ、クボテックも利食われ反落した。
東証2部指数は3日続落した。富士通コン、朝日インテク、菊水化、アートSHDが売られた一方、ラオックス、アルメディオ、IFIS、くろ工が買われた。
日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日に比べ13円04銭安い2532円68銭だった。日経平均株価が軟調に推移するなど相場の地合いが悪く、新興市場にも売りが広がっている。バイオ関連やインターネット関連銘柄の下落が目立つ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で424億円、売買高は7291万株。主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20は反落した。OPTEX FA、アールエスシー、ガンホー、いちごHD、テクノスJが下落した。半面、UEX、メガロス、シダー、ヤマウ、ヨシコン、fonfunが上昇した。
東証マザーズ指数は続落した。前引けは前日比13.20ポイント安い896.70だった。
個別銘柄ではジグソー、Jストリーム、ALBERT、Bガレジ、ミクシィ、ACCESSが下落した。一方で、Aiming、トラスト、モルフォ、DEAR・L、リンクバル、Gunosyは上昇した。
5月01日 相場概況
日経平均じり安 1万9400円台半ば。個別物色は活発 |
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,469.80(-50.21)
■日経平均先物 19,480(-30)
■TOPIX先物 1,581.50(-7.00)
■騰落 上昇312/下落1,483
■日経JQ 2,535.98(-9.74)
■マザーズ指数 897.29(-12.61)
1日前場中ごろの日経平均株価はじりじりと下げ幅を広げている。前日比60円程度安い1万9400円台半ばで推移している。朝方は押し目買いが入ったものの、あすからの大型連休を前に「投資家が積極的に持ち高を傾けにくい」ことから売りが優勢となっている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落している。
東証1部の売買代金は概算で8060億円、売買高は7億3222万株。東証1部の値下がり銘柄数は1483と全体の8割近くが下げている。値上がりは312、変わらずは85。
業種別では33業種中、食料品、医薬品を除き安い。値下がりで目立つのは海運、その他金融、空運、銀行、鉄鋼、金属製品など。
売買代金上位銘柄では、三菱UFJ(8306)、みずほ(8411)、三井住友(8316)など銀行株がさえない。また、決算を発表した富士通(6702)はきつい下げ。一方、コロプラ(3668)、村田製作(6981)、野村(8604)が買われている。
個別銘柄では、三菱UFJやみずほFG、三井住友FGのメガバンクが総じて下げている
東証2部指数は3日続落し、じりじりと下げ幅を広げている。朝日インテク、菊水化、Jトラストが安い。半面、ラオックス、アルメディオ、くろ工が買われている
東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均の安い。一方、業績予想を上方修正したオンラインゲームのAiming(エイミング)(3911)(東マ)は一時ストップ高の急伸となっている
225先物は、アムロ・メリル・シティ・三菱が買い越し。
UBS・モルスタ・バークレイズ・ドイツ・マネ・ニューエッジ・JP・GSが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・アムロ・メリル・大和・ドイツが買い越し。
ニューエッジ・モルスタ・日興・シティ・クレディ・GSが売り越し。
外資系等は、GCA(2174)、牧野フ(6135)、JR東海(9022)、
JT(2914)、中外(4519)、エプソン(6724)、
日東電工(6988)、MS&AD(8725)、海上(8766)に注目。
テクニカル的には、日鉄住金テ(1819)、北電事(1930)、四電工(1939)、東京エネ(1945)、日化成(4007)、日特塗(4619)、大特鋼(5471)、太平金(5541)、新日無(6911)、TSテック(7313)、トプコン(7732)、ステップ(7740)が動兆
<兜町カタリスト>
「蜃気楼」
昨日の急落は一天にわかに掻き曇り、という表現だろうか。
雲などが発生して空全体が突然暗くなる状態。
歌舞伎の「雷神不動北山桜」にこの台詞があるから次は雷?と疑いたくもなる。
しかし・・・。
所詮、雲も雷も一過性。
通り過ぎれば青空になるもの。
同じ雷でも「付和雷同」という使用法の方が解釈とは合致しているに違いない。
雷が鳴ると万物がそれに応じて響くように、むやみに他人の言動に同調することが雷同。
ゴルフ場の雷と違って単なる同調だから怖くはない筈。
それにしても、東証1部の売買代金は3兆4728億円。
これだけの売り物があったと見るか、これだけの買い物があったとみるか。
視点に寄って風景は異なるが、買戻しを含めてもこれだけの買い物があるという事実。
決して軽視は出来ない。
トレンド追随型の解釈では「下値19000円」などが聞こえる。
これは聞き方の問題。
たぶん質問は「どれくらいまで下値を見ますか」。
これに対して「ココまで」と言える度胸を市場関係者は残念ながら持ち合わせていない。
そんな明確な回答が出来るくらいなら市場関係者ではなく既に投資家に育っている筈。
考えさせられたのは「押し目は蜃気楼」ということ。
時価よりも安くなったら買いたいという押し目買い。
安くならない時は切望される。
しかし、実際に安くなるとその押し目という概念は蜃気楼のように遠ざかる。
あるいは影のように遠くに移動して踏めるものではない。
所詮出来ないことを望むのは「日銀の追加金融緩和願望」と一緒。
「追加緩和期待が外れて投げが出た」という解説もあった。
しかし期待するほうが明らかに間違っている。
ある筈のないものを勝手に期待させてそして期待はずれの売りを誘う手口。
乗る方も乗るほうではあるが、蜃気楼はサカサマに見える存在でもある。
NTレシオは12.25まで低下。
昨年2月の最低水準12.21まで近づいてきた。:12.25 -0.07(4/30)
25日移動平均線(19700円)からはマイナス1.8%のカイ離。
前日はプラス1.8%のカイ離だったからマイ転。
勝手雲の下限は19466円。
騰落レシオも91.98%まで低下。
1月16日80.46が今年の最低値。
昨年は10月21日69.35、8月8日78.03があった。
松井証券信用評価損益率速報は売り方マイナス11.527%。
買い方マイナス4,929%。
QUICK調査の信用評価損率(4月24日現在)はマイナス7.87%。
4週連続改善。
裁定買い残は1055億円増加で3兆5505億円。
前日29.2%だった空売り比率は昨日33.7%まで拡大。
今年は1月16日の37.8%が最大だった。
ということは1月16日が転換点。
日経平均は16864円だったから今とはレベルが違うが・・・。
スケジュールを見てみると・・・
1日(金)失業率、消費者物価、新車販売、改正会社法施工 米ISM製造業景況感、ミラノ国際博覧会(〜10月31日)
週末:アジア開発銀行年次総会
4日(月)憲法記念日
5日(火) みどりの日、米IEM非製造業指数
6日(水)こどもの日、米ADP雇用レポート
7日(木)4月マネタリーベース、米消費者信用残高、英国総選挙
8日(金)米雇用統計、中国貿易収支
2000年以降のゴールデンウィークを挟んだ日経平均現物の価格推移。
結果は7勝8敗。
上げの平均は370円、下げの平均は512円。
非公式外資系動向
5月 570万株買い越し 買い1日,売り0日
4月 3710万株買い越し 買い15日,売り6日
3月 720万株売り越し 買い14日,売り7日
2月 3470万株買い越し 買い13日,売り6日
1月 410万株買い越し 買い11日,売り8日
2014年 2億4465万株買い越し 買い127日,売り101日
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ダイヤモンドダイニング(3073)・・・動兆
ダイヤモンドダイニングに注目する。
同社は首都圏中心に居酒屋中心とする飲食店を展開。
中価格帯居酒屋の「わらやき屋」、「九州熱中屋」などは多店舗展開を推進。
一方高級志向の「焼鶏しの田」や「美食米門」、「隠れ房」などは新しい価値の創造。
コンセプト系の「アリス」などは独特のファン層を惹き付けるブランド価値を創造。
業績は絶好調。
昨年秋東証2部指定になったが1部指定への道も近かろう。
5月01日 相場展望
【オープニングコメント】
1日の日経平均株価の寄り付きは弱含みの展開か、シカゴ先物の19400円前後での揉み合い展開を予想する。
日経平均予想レンジは、19400-19600を想定する。
昨日は、日経平均は500円を超え今年最大の下げ幅を記録した。
25日線は明確に割り込んだ。大型連休で国内市場は水曜まで休場のため買いは手控えられる公算が高い。
1万9500円台を保てるかどうかが注目されるが、短期的には13週線(19099.91円)程度までの調整はみておく必要があると考える。
主要外国証券経由の注文動向は、売り980万株、買い1550万株で、差し引き570万株の買い越し。買い越しは8営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、化学、自動車、機械、証券、情報通信、商社、食品、卸売、保険、精密など。
買いセクターに、機械、不動産、電機、薬品、自動車、通信、サービス、食品、石油、銀行、情報通信、精密など。
【NY概況】
4月30日のNYダウ工業株30種平均は続落した。前日比195ドル01セント安の1万7840ドル52セントと17日以来ほぼ2週ぶりの安値で終えた。アップル株が3%近く下げ、指数を下押しした。米景気の回復が鈍るとの懸念が根強く株式相場の重荷になった。下げ幅は一時260ドルに達した。
ナスダックもアップル株安の影響を受けて4日続落した。前日比82.220ポイント安の4941.424と17日以来の安値で終えた。下げ幅は3月25日以来、ほぼ1カ月ぶりの大きさだった。
セクター別では全面安となり、テクノロジー・ハード・機器やソフトウェア・サービスの下落が目立った。
シカゴ日経平均先物は大幅続落した。6月物は前日比395円安の1万9410円で引けた。30日の大取終値を100円下回った。米景気の減速懸念が根強く米株とともに売られた。月末を控えた利益確定の売りが出たとの見方もあった。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19440 ( -70 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19410 ( -100 )
( )は大取所終値比
【予定】
5月01日(金)
【国内】
3月家計調査(8:30)
3月失業率・有効求人倍率(8:30)
3月消費者物価(8:30)
3月毎月勤労統計調査(10:30)
4月マークイット製造業PMI確報値(10:35)
4月新車販売台数(14:00)
《決算発表》
サントリーBF、ヤフー、伊藤忠、住友商、CTC、みらかHD、ネットワン、大塚家、ベネッセHD、ブルボン、EIZO、ロイヤルHD、ITFOR、SFJなど
【海外】
韓国4月消費者物価・貿易収支(8:00、9:00)
中国4月製造業PMI(10:00)
米4月マークイット製造業PMI確報値(22:45)
米3月建設支出(23:00)
米4月ISM製造業景況指数(23:00)
米4月ミシガン大学消費者マインド確報値(23:00)
米4月新車販売台数
《決算発表》
シェブロン
《イベント》
ミラノ国際博覧会が開幕(〜10/31)
休場:メーデーで主要市場は休み(米国は通常取引)
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