
3月31日 相場展望
【オープニングコメント】
31日の日経平均株価は、買い優勢の展開になろう。
日経平均予想レンジは、19450-19650円のレンジを想定する。
中国が追加金融緩和に踏み切る期待が高まったほか、米国市場でM&A発表が材料視され、NYダウは260ドル超の上昇となった。本日は3月期末最終日となる。投信設定の他、配当落ち分の再投資に伴う買い需要なども入るとみられ、底堅さは意識されそうである。
主要外国証券経由の注文動向は、売り700万株、買い980万株で、差し引き280万株の買い越し。買い越しは3営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、サービス、繊維、建設、機械、情報通信、電力、ガス、食品、通信、小売、電機、不動産など。
買いセクターに、化学、自動車、商社、石油、銀行、不動産、電機、小売、建設、機械、薬品、ゴムなど。
【NY概況】
30日のNYダウ平均は263.65ドル高の17976.31、ナスダックは56.22ポイント高の4947.44で取引を終了。中国人民銀行の総裁が追加金融緩和観測を裏付ける発言をしたほか、大型M&Aの発表が好感され、寄り付き後から急騰、終日堅調推移となった。全てのセクターで全面高。
30日のシカゴ日経平均先物は続伸。6月物は前週末比225円高の1万9590円で取引を終え、30日の大取終値を160円上回った。中国や欧州株の上昇や米企業の大型M&Aの発表を手掛かりに買われた。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19630 ( +200 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19590 ( +160 )
( )は大取終値比
【予定】
■31(火)
【国内】
2月毎月勤労統計調査(10:30)
2月住宅着工件数(14:00)
《決算発表》
地域新聞、トライステージ、シベール、イーサポート、パレモ、ハニーズ、ハピネス&D、スター・マイカ、JMNC、PBITS、岡山製紙、ニイタカ、日本エンタ、USEN、ユニオンツール、ライトオン、宝印刷、日プロセス
《株主総会》
小僧寿し
《銘柄異動》
ミクニ、ソディック
【海外】
韓国2月鉱工業生産(8:00)
トルコ10-12月期GDP(16:00)
体2月国際収支(16:30)
英10−12月期GDP確報値(17:30)
ユーロ圏2月失業率(18:00)
ユーロ圏3月消費者物価(18:00)
南ア2月貿易収支(21:00)
カナダ1月GDP(21:30)
米1月S&Pケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米3月シカゴ購買部協会景気指数(22:45)
米3月CB消費者信頼感指数(23:00)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
3月30日 相場概況
日経平均大引け、3日ぶり反発 内需株主導で切り返す |
【大引け概況】
30日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発した。
朝方に日経平均株価は前週末終値近辺で売り買いを交錯させたが、買い意欲は強く次第に上値指向を強める展開となった。
前週末比125円77銭高の1万9411円40銭で終えた。
値動き面で出遅れ感のあった食料品や小売り、銀行、電力、ガスなどの内需関連株に投資家の買いが入り、相場を押し上げた。
朝方、経済産業省が発表した2月鉱工業生産指数の速報値が前月比で市場予想よりも大幅な低下となったことなどを嫌気した売りに押され、日経平均は下げる場面もあった。
ただ後場にはそうした売りも一巡し、日経平均の上昇幅は一時、190円近くまで拡大した。
東証株価指数(TOPIX)とJPX日経インデックス400も3営業日ぶりに反発した。TOPIXは前週末比4.99ポイント高の1557.77となった。JPX日経インデックス400は同48.28ポイント高の1万4182.85で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆3981億円、売買高は21億220万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は979で全体の52%を占めた。値下がりは789、変わらずは106だった。
個別では、ディーエヌエーが買われ、ファーストリテも値を飛ばした。レナウンが大商いでストップ高、買い物を残す人気となった。インプレスも値幅制限上限に買われた。
キッコマンは5%超値上がりした。Jフロントと千葉銀も上昇し、値上がり率は2%を超えた。ファストリやファナックが高く、日経平均の上昇に貢献した。
一方で、石油関連株は安い。国際石開帝石、昭和シェル、千代建などが売られた。東レや東洋紡といった繊維株も下げた。gumiが急落、ナブテスコ、京成も売られた。
東証2部株価指数は3営業日ぶりに反発した。ソディック、くろがね工作所、浅香工業などが上昇した。ブルボン、Jトラスト、英和、コメ兵は下げた。
日経ジャスダック平均株価は小幅ながら3営業日ぶりに反発した。大引けは前週末比70銭高の2451円55銭だった。
ジャスダック平均は約8年10カ月ぶりの高値圏にあるため利益確定売りに押される銘柄も多く、上値は重かった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で612億円、売買高は1億5528万株。
個別銘柄では、クロスキャット、倉元、nms、ガンホー、プロルートが上昇した。半面、株主総会後の材料出尽くし売りが続いた大塚家具は大幅安。fonfun、アストマクス、SOLHD、クルーズも安い。
東証マザーズ指数は小幅続伸した。大引けは前週末比1.89ポイント高の866.85だった。需給のしこりが少ないとの見方から、直近に新規上場した動物高度医療やsMedioなどに買いが続いた。ショーケースTV、モバファク、ファーストロジがストップ高。
一方、ミクシィ、シリコンスタ、オプティム、フリークアウトが下げたほか、前週末27日に急伸していたITbookには目先の利益を確定する売りが広がった
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,411.40 |
125.77 |
日経平均先物 |
19,430.00 |
110 |
TOPIX |
1,557.77 |
4.99 |
TOPIX先物 |
1,560.00 |
7.00 |
東証2部指数 |
4,656.41 |
5.29 |
JASDAQ |
2,451.55 |
0.70 |
マザーズ |
866.85 |
1.89 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2102200 |
2398171 |
東証2部 |
80740 |
19094 |
3月30日 相場概況
(14時の概況)
■日経平均株価 19,444.94(+159.31)
■日経平均先物 19,450(+130)
■TOPIX先物 1,562.00(+9.00)
■騰落 上昇1,009/下落757
■日経JQ 2,448.26(-2.59)
■マザーズ指数 866.31(+1.35)
午後2時現在の東証1部の値上がり銘柄数は1009、値下がり銘柄数は757、変わらずは108銘柄だった。業種別では33業種中、21業種前後が高い。値上がり上位にその他金融、食料品、電力ガス、小売、医薬品、空運など。半面、値下がりで目立つのは、鉱業、石油、繊維、非鉄、金属製品など。
「進化」
金曜日の「投資知識研究所」。
ナノキャリアの中冨社長に出演していただいた。
その骨子。
↓
【ミセル化ナノ粒子のすごいところ】
ナノサイズの高分子でできた粒子の中に、抗がん剤を多量に封入して体内に投与すると、
血液に乗って、体中をグルグル循環。
血管にできた隙間からがん細胞へ侵入してがん細胞を攻撃するシステムです。
体内を循環する半減期は通常のクスリは30分程度ですが、
ナノキャリアのシステムにすることで100時間となり、クスリの効果を持続させ、
さらに患部に集積することで攻撃力を高めることができます。
現在、臨床試験を進めている製品は、このようなシステムを基にしています。
世界で広く使われている既存の抗がん剤を粒子の中に内包させた製品です。
強い副作用を軽減しながら、抗腫瘍効果を高めた治療満足度の高い新しい医薬品の候補
として国内外で第3相試験を含む6本の試験が進んでいます。
【関連技術での提携】
これまでのシステムをさらに改良した、次世代型システムであるADCMという技術を
確立しました。
ミセルと抗体を融合させ、狙った細胞に直接届ける「ターゲティング力」を高め、
がん細胞により多くの薬物を大量に運び、薬が効果を示す部分に侵入し、
一気に放出するシステムです。
現在ADCという技術がありますが、薬を少ししか運べないため、
利用できる薬物は非常に毒性の強いものしか使えず、利用には制限があります。
同社社ADCMを利用することによって100倍以上の薬物を運ぶことが可能になるため、
効果の向上と、副作用の軽減が達成され、患者さんにとって使いやすい、
効果的な薬となることが期待されています。
本技術を基に、中外製薬と先日共同研究契約を締結し、核酸医薬品の分野で、
これまでにない革新的な医薬品を開発することで合意しています。
同社へ5億円の出資を行っています。
本当に良いものをと、両社で盛り上がっています。
実は、中外はカドサイラというADCの医薬品を販売しています。
それでも、当社の技術を利用する価値を見出していることに、
ADCMの価値はあると実感しています。
この技術は他企業とのコラボレーションが可能です。
この分野を今後も伸ばしていきたいと積極的に活動しています。
【川崎市 ものづくりナノ医療イノベーションセンター iCONM】
文部科学省「革新的イノベーション創出プログラム」の採択拠点で、
今年の4月から川崎市のキングスカイフロントに
ものづくりナノ医療イノベーションセンターが完成し、運営が開始されます。
ここでは、同社技術の発明者でもあり、創業者のおひとりである片岡先生が中心となり、
産学官連携によるオープンイノベーション体制により、
「体内病院」の実現に向けた6つのアプローチ研究が予定されています。
同社は、難治癌を標的化し、駆逐できるナノマシンの開発をテーマとしたアプローチに
参加し、まずは脳腫瘍をターゲットとした研究をする予定です。
脳をターゲットとするアプローチは非常に難しいものですが、これを達成することで、
中枢神経など様々な疾患に広げていくことができると思います。
【片岡先生の動向】
片岡先生ご自身もiCONMでの研究を併任されます。
同社が入居予定のラボとは向い合せのお部屋となります。
これまで以上に連携が強化されるものと思っています。
様々なアイディアを随時ディスカッションできます。
今後もミセル化ナノ粒子を用いたスマートヘルスケアライフの実現に向け、
同社は事業の拡大をめざして参ります。
【中期計画】
ミセル化ナノ粒子の実用化に向け、臨床開発に力を注いでいます。
10年から20年といわれる薬の開発期間のうち、
残り数年という単位まで開発を進めることができました。
今後は承認確度を高めた開発を推進して行くことが、同社に課せられた課題であると
考えており、期待していただく方々へのためにも1日もはやい実用化を目指しています。
開発費用を大きく投資する時期に入っており、ここでしっかりとした臨床試験結果を
導きだし、承認を勝ち取るための期間を送っています。
ここを乗り切ることで、収益への大幅な貢献となります。
現在開発が進んでいる製品のうち、2品目の上市が見込まれる頃、
おそらく2018年度には黒字化が達成できるものと見込んでいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「さくら」
市場はきっと待ってる
2万円とまた会える日々を
桜並木の道の上で手を振り叫ぶよ
どんなに安い時も市場は頑張っていたから
くじけそうになりかけても頑張れる気がしたよ
かすみ行く相場の中にあの日の動き聞こえる
さくらさくら今咲きほこる
刹那に散り行くさだめと知って
さらば安値旅立ちのとき変わらないその思いを今
今なら買えるだろうか偽りのない相場
輝ける株の未来を願う本当の相場
移り行く材料まるで僕らを急かすように
株価株価ただ舞い落ちる
いつか生まれ変わる瞬間を信じ
泣くな株価今惜別の時飾らないあの値動きでさあ
株価株価いざ舞い上がれ
永遠にさんざめく買い物浴びて
さらば安値またあの場所で会おう
さくら舞い散る2万円台で
3月30日 相場概況(前場)
日経平均前引け反発、指数寄与度の高い値がさ株に買い |
【前引け概況】
■日経平均株価 19,387.21(+101.58)
■東証1部出来高 11.00億株
■東証1部売買代金 1.18兆円
■日経平均先物 19,410(+90)
■TOPIX 1,554.08(+1.30)
■騰落 上昇869/下落895
■日経JQ 2,446.38(-4.47)
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日経平均株価は3日ぶり反発。前週末の米国株が上昇したこともあり、朝方は小幅高で始まりましたが、寄り付き前に発表された2月鉱工業生産が市場予想を下振れしたことや利益確定売りで、度々マイナス圏に転じる場面があり、方向感に欠ける展開が続いた。
前場中ごろから、アジア株高を背景に指数寄与度の高い値がさ株に買いが入り、日経平均は持ち直し、上げ幅を拡大して前場終了。
業種別では、値上がり上位は、空運業、食料品、その他金融業。一方、値下がり上位は、石油石炭製品、鉱業、非鉄金属となり、値上がり数が値下がり数を若干上回る。
個別ではキッコマンが5%超上昇した。JフロントとヤマトHDは2%を超える上昇だった。値がさ株のファストリが3%近く上げ、1社だけで日経平均を50円程度押し上げる要因となった。
東証株価指数(TOPIX)は、3営業日ぶりに反発した。
東京株式2部市場は続落。2部指数は前週末比9.36ポイント安の4641.76となった。
ブルボン、ジオスター、桜島埠頭、英和は売られた。一方、くろがね工作所、浅香工業、指月電、宮入バルは値上がりした。
日経ジャスダック平均は前週末比4円47銭安の2446円38銭と続落。
個別では、定時株主総会後の材料出尽くし売りが続いた大塚家具が大幅安。fonfun、FVC、SOLHDは値下がり率上位に売られた。半面、クロスキャット、倉元、創健社がストップ高に買われ、日出版貿、プロルート、アイレックス、ニューテックは値上がり率上位となった。
東証マザーズは前週末比2.38ポイント高の867.34と続伸。
個別銘柄ではショーケースTV、ファーストロジがストップ高。モバファク、sMedio、モルフォ、動物高度医療、アドベンチャも買われた。半面、オプティム、ITbook、NVCは売られた。
3月30日 相場概況
日経平均、方向感欠く動き続く 売り買い交錯。売買代金上位ではメガバンクがさえない |
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,273.81(-11.82)
■日経平均先物 19,300(-20)
■TOPIX先物 1,549.50(-3.50)
■騰落 上昇759/下落991
■日経JQ 2,447.87(-2.98)
■マザーズ指数 867.79(+2.83)
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は759、対して値下がり銘柄数は991、変わらずは124銘柄だった。業種別では33業種中、11業種が高く、値上がり上位に食料品、空運、小売、不動産、水産など。半面、値下がりで目立つのは、鉱業、石油、非鉄、保険、卸売、証券など。
日経平均株価は、19273.81円(前週末比‐11.82円)で推移。先週末27日の米国株式市場が上昇していたこともあり、日経平均は小幅高でスタート。2月鉱工業生産の予想下振れや利益確定売りなどで寄り付き後は一時19227.29円まで下落したものの、その後は19389.24円まで切り返すなど先物主導で方向感に乏しい展開が続いている。
キッコマンが4%を超える上昇。30日付の日本経済新聞朝刊が同社の2015年3月期決算について「連結営業利益が7年ぶりに過去最高になる」と報じたことが買い材料となっている。
売買代金では、JT(2914)、エーザイ(4523)、ソフトバンク(9984)、パナソニック(6752)、ファーストリテ(9983)などが上昇する一方、トヨタ(7203)、みずほFG(8411)、三菱UFJ(8306)、三井住友FG(8316)などが下落している
経済産業省が30日発表した2月鉱工業生産は前月比3.4%減だった。市場予想は同1.9%減、前月は同3.7%増。投資家心理を冷やし、買い一巡後の下げにつながった。
東証2部株価指数は3日続落している。ラオックス、ソディック、稀元素などが下げた。浅香工や朝日インテクは上げた。
経営を巡る対立が27日の株主総会で娘の大塚久美子社長側に軍配の上がった大塚家具(8186)(JQS)は朝方7%安まで下げる場面があった。
225先物は、野村・UBS・みずほ・アムロ・大和・GSが買い越し。
SBI・ドイツ・クレディ・マネ・シティ・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はUBS・みずほ・GS・ドイツが買い越し。
メリル・三菱・バークレイズ・モルスタ・ニューエッジ・パリバが売り越し。
外資系等は、フジメディア(4676)、SCSK(9719)、東セン(8439)大研医機(7775)、オークマ(6103)、日東工(6651)、科研薬(4521)、大塚商会(4768)、東急(9005)、JT(2914)、野村(8604)、クボタ(6326)、千代建(6366)に注目。
テクニカル的には、物語コーポ(3097)、三井金(5706)、富士通ゼ(6755)、三谷産業(8285)が動兆。
【レーティング情報】
【格下げ】
◎三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・アドバンテ(東1:6857)―投資判断 Neutral→Underweight、目標株価 1200円継続
・スクリーン(東1:7735)―投資判断 Overweight→Neutral、目標株価 900円継続
【目標株価引き上げ】
◎ゴールドマン・サックス証券
・安川電(東1:6506)―投資判断 中立継続、目標株価 1700→1850円
・ファナック(東1:6954)―投資判断 買い継続、目標株価 30000→32000円
◎JPモルガン証券
・パナソニック(東1:6752)―投資判断 Neutral継続、目標株価 1400→1500円
◎三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・トヨタ(東1:7203)―投資判断 Overweight 継続、目標株価 8500→9100円
◎クレディ・スイス証券
・野村HD(東1:8604)―投資判断 OP継続、目標株価 725→830円
【目標株価引き下げ】
◎ゴールドマン・サックス証券
・ダイキン(東1:6367)―投資判断 買い継続、目標株価 9300→9200円
<兜町カタリスト>
「ハクビシン」
土曜の日経では「株乱高下、縮む強気」の見出し。
「ドル高、日本株高シナリオの終焉」とも観測される。
ただ、125円程度までは異常な円高水準の修正。
ここからの一方通行の円安が程よいのかどうかは疑問が残るところ。
機関投資家の期初の利益確定への先回りの売り。
これも説得力はあるが、そのウリがアムロやSBIから出るのかどうかは疑問。
週末金曜に225先物を一番多く売りこしたのはSBIだった。
もう一つ解せないのは、松井証券経由の信用取引評価損率。
売り方は木曜にマイナス9.632%→金曜12.694%。
日経平均が下落したのに評価損は拡大した。
一方買い方の評価損率は木曜マイナス5.706%→金曜5.687%と好転。
日経平均・TOPIX・日経400が下落して売り方の損が増え、買い方の損が減る。
どう考えてもおかしい。
マザーズ指数がプラスではあったが・・・。
マーケット面では「株、当面は調整色強く」。
市場関係者への取材では「一時的に18000円まで下げる可能性がある」との見方も。
猫の目のように変わる市場関係者が多いが、これは聞き方にも問題があろう。
「下値のメドはどれくらいでしょう」と聞かれれば、ソレくらいの答えにはなろう。
しかし18000円台を一人歩きさせるのはマスコミの仕業。
求める水準の答えが聞ければシメタものなのかも知れない。
が、答えるほうにも節制は必要な気がしないでもない。
日曜日経では「病院に投資マネー」の記事。
国土交通省は病院REITの普及促進のための指針案を固めたという。
適用は7月半ばからというから結構スピードは早い。
病院需要は高齢化で増大し、安定的なREIT分配金が期待されるというのが背景。
「病院への投融資業務経験」や「コンサルタントの助言」など。
医師会と証券化協会との調整は終わり大筋合意の見通しだという。
そのうち何でもかんでもREITの時代になるのだろう。
月曜の日経朝刊で目立っていたのはDIAMの2面カラー広告。
「投資で、幸せをつくる」のコピー。
「はじめよう、ダイアムの投資信託」だからこれを訴えたいのだろう。
綺麗過ぎて読み飛ばしそうなくらいでもある。
しかし数千万円の広告費用は、儲かっているシルシなのだと読みたいところ。
1面2色カラーながら売ったるものがあったのはFFRIの広告。
キャッチは「ウィルス対策ソフトを利用しているPCユーザー90.3%。
ウィルス対策ソフトで安心しているPCユーザー93.6%。
それなのにネットバンキング不正送金被害は29億1000万円。
(前年比206.9%)」。
広告専門家は前者に惹かれるのだろうが実務家としては後者の訴求力を評価したい。
コストパフォーマンスも格段に違いそうな気がする。
広告は出し続けると感覚が麻痺するものでもあるのだが・・・。
昨日、フージャーズ(3284)のIRセミナーで仙台に出張。
仙台駅前の高層マンションはほぼ完売でバラの花の乱舞。
東北地区のマンションは各社とも売れ行きが良いという。
東北支店長さんに聞くと「相続などの対策での買いも増えている。
アジアから投資も見られる」。
一方であるゼネコンに聞くと「仙台の人件費は異常なくらいに高騰。
もちろん東京も上がってますが」。
夕方の帰りのはやぶさは全車満席。
そういえば金曜の夜の数奇屋橋次郎の前には不思議な行列。
五代目野田岩は満員。
東京国際フォーラムのコンサートは12800円のプラチナチケットも完売で満員。
これも現実ということを再認識。
帰宅したら、庭でハクビシンに久々に遭遇。
冬眠はしないらしいが、暖かさで夜の散歩を開始したのだろうか。
「ハクビシン遭遇株高アノマリー」に期待したいところ。
ノルウェー政府系ファンドの日本株買い増しの報道が呼び水になって欲しいもの。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
一休(2450)・・・動兆
一休に注目する。
同社はインターネットでの宿泊予約サービスが中核。
業績は絶好調。
レストランの予約数が増加基調。
時価総額1000億円期待。
(1989円)
3月30日 相場展望
【オープニングコメント】
日経平均株価は、シカゴ先物からみると買い先行の展開になりそうだ。
ただし、その後は、様子見ムードが強い。 日経平均は5日線(19594円)と25日線(19078円)の間での値動きが予想される。25日線が支持線として意識されるため、先週末の下落部分をどの程度埋めてくるかが注目される。
日経平均予想レンジは、19100-19450円のレンジを想定する。
期末要因でドレッシング買いなどもありそうだが、上値は重いだろう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1760万株、買い1380万株で、差し引き380万株の売り越し。売り越しは2営業日連続。金額も売り越し。
売りセクターに、輸送用機器、電機、銀行、情報通信、証券、銀行、機械、小売、化学、食品、卸売など。
買いセクターに、食品、化学、非鉄、REIT、電力、不動産、銀行、情報通信、自動車、ゴムなど。
【NY概況】
27日のNYは5営業日ぶりに反発した。NYダウ平均は前日比34ドル43セント高の1万7712ドル66セント、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は同27.857ポイント高の4891.219で取引を終えた。
前日まで下落基調が続き、目先の戻りを見込んだ買いが入った。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を受け、FRBの利上げペースが緩やかになるとの見方が改めて意識されたことも買い安心感につながった。
27日の日経平均先物は4日ぶりに反発した。6月物は前日比55円高の1万9365円で取引を終え、27日の大取終値を45円上回った。米株の反発が相場を支えた。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19410 ( +90 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19365 ( +45 )
( )は大取所終値比
【信用取引規制関係】
□東証、IC株、大塚家具株の日々公表銘柄指定を解除 27日付。
□東証、sMedio株を制度信用銘柄に選定 30日売買分から。日証金も同日約定分から貸借融資銘柄に、4月2日から貸借担保金代用有価証券適格銘柄に追加。
□東証、IRジャパン株、インプレス株を日々公表銘柄に指定 30日から。
□東証、プロルート株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を30日売買分から70%以上(うち現金40%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行50%(同20%)から70%(同40%)とする。
□東証、カーディナル株の信用取引に関する臨時措置を解除 30日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
◎新規上場=〔東証1部〕マクニカ・富士エレホールディングス(3132、マクニカ富士、商業)〔ジャスダック〕GMOクリックホールディングス(7177、GMO―CH、金融・保険)は4月1日
△空売り比率=33.3%(東証、27日)
【27日の相場表変更】
△新規上場=〔東証マザーズ〕sMedio(情報・通信)
△上場廃止=〔東1〕マクニカ、富士エレ〔ジャスダック〕FXプライム
△自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
ザ・パック 30万株、8億5000万円
【予定】
■30(月)
【国内】
2月鉱工業生産(8:50)
《決算発表》
しまむら、ニトリHD、タキヒヨー、ヒマラヤ、大光、WNIウェザー、ERIHD、象印
《株主総会》
桧家HD、高橋ウォル、山崎パン、カンロ、コカ・コーラEJ、日本ライトン、フジオフード、サンセイランデ、GDO、RSTECH、ファインデクス、ソフトマックス、イーカムトゥルー、カイオム、ピーエイ、日カーボン、中野冷、ハマイ、グリンランド
【海外】
ユーロ圏3月消費者信頼感確報値(18:00)
独3月消費者物価(21:00)
米2月個人所得・個人支出(21:30)
米2月中古住宅販売仮契約(23:00)
米3月ダラス連銀製造業活動(23:30)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
3月27日 相場概況
日経平均大引けは続落。一時19100円を割るなど値動き荒く |
【大引け概況】
27日の日経平均株価は続落し、前日比185円49銭安の1万9285円63銭で終えた。16日以来の安値。
外部環境への警戒感や週末要因による利益確定売り、先物への断続的な売りから下げ幅を拡大。一時19100円割れまで下落する場面もあったが大引けにかけて下げ渋る格好となった。
3月期末を控え日経平均株価も「配当落ち」を迎えた。日経平均への影響度は111〜112円程度とみられる。朝方発表の2月の有効求人倍率は約23年ぶりの水準まで上昇した。雇用環境が持ち直しているとして景況感を一時的ながら強気に傾ける要因になった。
JPX日経インデックス400も続落。終値は前日比134.24ポイント安の1万4134.57だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、16.04ポイント安の1552.78で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆9656億円と、株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)算出日である13日以来の水準に膨らんだ。売買高は25億6818万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1507と、全体の8割を占めた。値上がりは304、変わらずは38だった。
個別では、トヨタ、三菱UFJ、ソフトバンク、三井住友、エーザイなどが軟調。みずほ、東芝、三井物産は3%超の下落。中東情勢の緊張が響き、郵船や商船三井など海運株に値下がりが目立った。一方、企業買収などを加速する方針を示したパナソニックが上昇。株式分割権利落ち後で初の取引となったOLCが基準値を大きく上回った。増益観測が出た東レが小幅ながら上昇した。
東証2部株価指数は続落した。ラオックスとソディックが下げ、朝日インテクとミクニが上げた
日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前日比16円95銭安い2450円85銭だった。8年10カ月ぶりの高値圏で推移していることや、きょう3月末の配当権利落ち日を迎えたことから、利益確定売りが優勢だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で729億円、売買高は1億7004万株だった。
定時株主総会で大塚久美子社長らを取締役に選任する会社提案を可決した大塚家具は、材料出尽くしの売りが優勢となり、1%安で取引を終えた。
個別銘柄ではサンメッセ、銀座山形、アイビー、日本ラッドが売られた。半面、倉元、ニューテック、アストマックスがストップ高。共同PR、日出版貿、コスモスイニシアは一時ストップ高と値を飛ばし、BBタワー、GMOペパボも買われた
東証マザーズ指数は3日ぶりに反発した。終値は前日比3.55ポイント高い864.96だった。時価総額の大きいミクシィやペプドリの上昇が指数を押し上げた。ソケッツ、ショーケースTV、サイジニア、動物高度医療は上昇した。Aimingやモバファク、サイバダインは下落した。
きょう東証マザーズ市場に新規上場したsMedioは、前場に公募・売り出し価格(公開価格、2520円)を59%上回る4000円で初値を付けた。その後は売りに押される場面が目立ち、3890円できょうの取引を終えた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,285.63 |
-185.49 |
日経平均先物 |
19,320.00 |
30 |
TOPIX |
1,552.78 |
-16.04 |
TOPIX先物 |
1,553.00 |
-0.5 |
東証2部指数 |
4,651.12 |
-38 |
JASDAQ |
2,450.85 |
-16.95 |
マザーズ |
864.96 |
3.55 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2568180 |
2965613 |
東証2部 |
105000 |
24427 |
「埋めた」
1日に100キロも移動するイナゴの大群。
時間をかけて1万キロ以上も移動するクジラ。
どちらも市場で散見される。
主力大型株とモメンタム株の共存という市場関係者もいる。
生物学的にはにはクジラの方が巨大だし強いのだろう。
しかし局地的にはイナゴの集合体が耳目を集める。
動くものに興味があるのは誰しも一緒なのだろう。
海面下の静かな動きにはなかなか注意が払われない。
ところで以下は渡辺淳一氏作品の日経連載と日経平均株価の推移。
★「化身」1984年4月1日〜85年11月1日 11050円→12808円
1758円の上昇。
★「失楽園」1995年9月1日〜96年10月9日 18120円→20870円
2750円の上昇。
★「愛の流刑地」
2004年11月1日〜2006年1月31日 10734円→16649円
5915円の上昇。
★「私の履歴書」2013年1月1日〜31日 10688円→11138円
450円の上昇。
一方で「日刊ゲンダイ短期集中連鎖パフォーマンス」。
今回は昨年10月7日15783円→19975円。
4192円の上昇。
渡辺淳一さん並のパフォーマンスではある。
某大手証券監査役氏からの電話。
大学時代のクラブの1期上の主将だった方。
4年の秋に「何でもいいから受けに来い」と言われ証券界に入ったという歴史がある。
ただし、3月末になってから「他にいくところはないのか」と言われ愕然としたこともあった。
因みに「4月にOB会を開催予定。場所は本学」と。
そして「下限はきみらの代までのOB会」。
「えーまだ最下級生ですか」と過去の光景が瞬時脳裏を駆け巡った。
が、幸い沖縄出張と重なっていた。
吉なのか凶なのか、なんとも言えない。
もっとも相場の方は前場、配当落ちを即日埋めての展開。
3月27日 相場概況(前場)
日経平均前引け押し目買いに切り返す、新規上場株も好調 |
【前引け概況】
■日経平均株価19,564.67(+93.55)
■東証1部出来高 10.14億株
■東証1部売買代金 1.18兆円
■日経平均先物 19,590(+300)
■TOPIX 1,572.56(+3.74)
■騰落 上昇793/下落952
■日経JQ 2,458.99(-8.81)
-----------------------------------
日経平均株価は反発。
前日の欧米株市場が総じて下落するなどリスク回避ムードの余韻を引きずり、朝方はやや売りに押される展開でスタート、その後は切り返す展開となった。
実質新年度入りとなり、先高期待から押し目を積極的に拾う動きが顕在化した。日経平均の配当落ち分は110円程度とみられ、実質的には200円高に相当する前引けとなった。
セクターでは保険、繊維、サービス、機械、小売、食料品、電気機器、精密機器などが堅調。一方で、海運、空運、卸売、水産農林、陸運などが下落。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が過半数を占めているが、規模別指数では大型、中型株指数が上昇。小型株指数は小幅な下げにとどまっている。
個別ではOLCが活況高、パナソニックも堅調。インプレスが値上がりトップに買われ、三井金、フォスター電機なども値を飛ばした。
東証2部株価指数は続落。
日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日に比べ9円29銭安い2458円51銭となった。8年10カ月ぶりの高値圏で推移していることや、きょう3月末の配当権利落ち日を迎えたことから、利益確定売りが優勢だった。もっとも、日経平均株価が上げ幅を広げる展開になったことで、ジャスダック平均も下げ渋った。
クルーズやIRジャパン、プロルートが下落した。半面、BBタワーやいちごHD、大塚家具が上昇した。
東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比12.16ポイント高い873.57だった。時価総額の大きいミクシィや、ゲーム関連株が高く、指数を押し上げた。
ショーケースTV、動物高度医療、サイジニアも上昇した。一方で、ウェルスマネ、Aiming、モバファク、ファストロジは下落した。
きょう上場のsMedioの初値は公開価格を59%上回る4000円で、その後は初値を挟んで推移した。
3月27日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,467.38(-3.74)
■日経平均先物 19,490(+200)
■TOPIX先物 1,567.50(+14.00)
■騰落 上昇731/下落1,016
■日経JQ 2,457.19(-10.61)
■マザーズ指数 871.70(+10.29)
日経平均株価は、19467.38円(前日比−3.74円)で推移。
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は731、値下がり銘柄数は1016、変わらずは99銘柄だった。業種別では33業種中、12業種前後が高く、値上がり上位に保険、サービス、繊維、小売、鉱業など。値下がりで目立つのは海運、空運、卸売、証券、水産、陸運など。
27日前場寄り付きの日経平均株価は朝安後に持ち直し、前日終値を挟んでの一進一退の値動きと。中東情勢の緊張が投資家心理を冷やす一方、日本企業の業績拡大を背景とした相場の先高観は根強い。売り買いが交錯している。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小安く推移している。
産油国のサウジアラビアが内戦状態に陥ったイエメンへの軍事介入に踏み切った。地政学リスクや原油供給が細ることへの警戒感から運用リスクを避ける動きが先行し下げ幅は一時100円近くまで拡大したが、取引が一巡すると買いの勢いが増し、日経平均は上昇に転じる場面があった。
3月期末を控え、日経平均株価も「配当落ち」を迎えた。市場の予想額は111円34銭~112円32銭。「配当落ちを考慮するときょうの相場は健闘している」という。
朝方発表の2月の労働力調査によると、完全失業率が3.5%と前月比で0.1ポイント低下。2月の有効求人倍率は約23年ぶりの水準まで上昇。雇用を中心に系気が持ち直しているとの連想が働き、押し目買いにつながった面がある。
売買代金上位では、OLC、パナソニック、三井住友FG、ソニー、JTなどが上昇する一方、トヨタ、みずほFG、三菱UFJ、東芝、ファナック<6954>などが下落している
225先物はドイツ・UBS・バークレイズ・GS・シティ・日興が買い越し。
JP・SBI・野村・モルスタ・マネ・楽天・メリルが売り越し。
TOPIX先物は大和・GS・クレディ・野村が買い越し。
ドイツ・SBI・パリバ・みずほが売り越し。
外資系等は、いちご(2337)、センコー(9069)、スターツ(8850)、芙蓉(8424)、日化薬(4272)、日精機(7287)、日ぺ(4612)、ドンキ(7532)、サイバー(4751)、小糸(7276)、シチズン(7762)に注目。
テクニカル的には、石油資源(1662)、五洋建(1893)、サッポロ(2501)、トクヤマ(4043)、東邦鉛(5707)が動兆。
【レーティング情報】
【目標株価引き上げ】
◆SMBC日興証券
・サイバエージ(東マ:4751)―投資判断 1継続、目標株価 5300→7900円
◆みずほフィナンシャルグループ
・日写印(東1:7915)―投資判断 中立継続、目標株価 2000→2200円
◆野村証券
・東エレク(東1:8035)―投資判断 Neutral継続、目標株価 6233→8091円
◆JPモルガン証券
・ヤマダ電(東1:9831)―投資判断 Neutral継続、目標株価 340→420円
<兜町カタリスト>
「信用」
日経平均2万円はいったん遠のいた格好。
あと225円が届かなかった。
ただ、これは18000円超えでも起こったこと。
昨年12月8日の18030円。
12月29日の17914円。
2月16日の18004円でようやく18000円の節を抜けた。
2・5・8の節目というのはやはりありそうな気がする。
ただ最初に突っかけてから2ヶ月の時間軸では少し長すぎるが・・・。
日経マーケット総合面では「昨日の最大の売り手はドイツ証券」との指摘。
確かにTOPIX先物は12000枚売り3200枚買いで8800枚の売り越し。
しかし225先物は2700枚の買い越しだった。
もしもドイツ証券経由の売り崩しを論じるのならば両方売り越しだった一昨日だったろう。
登場したのは「先物を機動的に売買する短期マネーが相場を売り崩そうと動いた可能性」。
もしも相場を左右できるほどのマネーがあるとすれば、常勝でなければならない筈。
相場を左右できる存在があるというのはある意味市場への冒涜でもあろう。
しかし市場はそういう存在を常に指摘する。
この陰謀論チックな解釈が市場心理を疑心暗鬼にしている気がしてならない。
例えは悪いがM資金のような存在はなかろう。
相場の上げ下げの解釈の理由として、そういう存在をこじつけやすいからに他ならない。
意図的であるのはどうの投資家も一緒。
「儲ける」という目的そのものが意図的だろう。
そもそも作為的相場形成は法で禁じられている筈。
にもかかわらず作為的相場形成を匂わすコメントが横行する市場と言うのは奇妙なもの。
怖いもの見たさは理解できるが、幽霊の正体みたり枯れ尾花。
本尊チックな存在は登場したとたんに輝きを失うものでもある。
少なくとも、先週の外国人投資家は6週連続での買い越し。
そして裁定買い残がほとんど増加していないのに、株価は先週300円の上昇。
現物の世界の沈潜運動が継続していると読むべきだろう。
一方で個人投資家の信用動向は9週間ぶりの買い越し。
要するに今年になってほぼ初の買い越し。
15000円では買わず19000円で買い。
株は上がると買いたくなり、下がると売りたくなるという裏腹心理の傍証でもある。
もっとも松井証券経由の顧客の信用取引は年初から8億円の損失だという。
疑心暗鬼と警戒感の招いた損失であり、得られる利益を見逃した損失はさらに大きい筈。
ただ、この結果を見ると日々の信用評価損の背景が納得できる。
売り残の評価損率があまり拡大せず、買い残の評価損率があまり好転しないという傾向。
因みに日経平均は275円下落した昨日段階。
売り方マイナス9.632%(前日マイナス12,75%)。
買い方マイナス5.706%(前日マイナス3.900%)。
売り残の改善率は異常に高く買い残の悪化率も異常に高い。
残念ながら下がると喜ぶ個人という構図にしか見えなくなってくる。
「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観と共に成熟し、
幸福のうちに消えて行く」。
今の段階は多少楽観モードであるものの、まだ「懐疑」の域。
ということはまだ育っていると解釈したいところ。
「腹立ち商い致すべからず」だろうか。
3月期末配当権利落ちは日経平均で約110円。
TOPIXで約12円。
即日配当埋めなら強いというアノマリーになるのかどうか。
今日はココがポイント。
そういえば何の根拠もない「2日新甫は荒れる」の説。
2月は2日新甫で上に荒れた。
3月も2日新甫でまずは上に荒れたが、元の黙阿弥。
月足陽線基準は18828円。
前月比プラス基準は18797円。
そう考えると下落ではなく調整と考えても良いのかも知れない。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
インスペック(6656)・・・動兆
インスペックに注目する。
半導体外観検査装置や精密基盤パターン検査装置の製造が中核の研究開発型メーカー。
最先端の高度な検査ニーズに対し製品、技術、サービスを提供。
外観検査についてのトップランナーだ。
精密プリント基板はスマホやタブレット・ウエアラブル端末などに不可欠なパーツ。
3月19日にスイスのプリント基板製造装置メーカー連結子会社化を発表。
業容の拡大に期待感。
(785円)
3月27日 相場展望
【オープニングコメント】
27日の日経平均株価は、弱含みの展開ではあるが底堅いだろう。
日経平均予想レンジは、19100-19450円のレンジを想定する。
先高期待は根強いものの、心理的には買い手控えムード。年金の買いからまずは配当落ち分を埋めてくるかを見極めたい。
配当落ちに伴う日経平均への影響は110円程度とみられている。
目先は25日移動平均線(1万9040円56銭)付近までの調整もあり得るが、中期上昇トレンドが崩れることは想定しにくい。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1280万株、買い720万株で、差し引き560万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、化学、銀行、自動車、機械、電機、輸送用機器、精密、小売など。
買いセクターに、空運、鉄鋼、電機、精密、自動車、情報通信、その他製品、建設、食品、非鉄など。
【NY概況】
26日のNYダウは40.31ドル安の17678.23、ナスダックは13.16ポイント安の4863.36で取引を終了。欧州株が全面安となった流れを受けて朝方は売りが先行したものの買い戻す動きが優勢となり、緩やかに下げ幅を縮小する展開となった。
エネルギー関連セクターを中心に好感されたものの、相場全体を押し上げるには至らなかった。セクター別では、素材やソフトウェア・サービスが上昇する一方で運輸や小売が下落した。
日経平均先物は3営業日続落した。6月物は前日比165円安の1万9310円で引けた。26日の大取終値を20円上回った。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19355 ( +65 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19310 ( +20 )
( )は大取終値比
【予定】
■国内(27日)
2月全国消費者物価指数・家計調査(8:30)
2月失業率・有効求人倍率(8:30)
2月商業販売統計(8:50)
3月末権利落ち日
《決算発表》
山下医、ミタチ、ミルボン、NaITO
《株主総会》
大塚家、サッポロHD、キリンHD、サントリーBF、すかい、クラレ、昭電工、大塚商、楽 天、フルキャストHD、ライオン、浜ゴム、洋ゴム、旭硝子、新日電工、ノーリツ、N・フィールド、JIA、三井海洋、マブチ、第一精工、タムロン、キヤノン、スノーピーク、ユニチャーム、大塚HD、APLIX、KLab、ネクソンなど
《新規上場》
sMedio
■海外(27日)
中国2月工業利益
仏3月消費者信頼感(16:45)
ブラジル10-12月期GDP(21:00)
米10-12月期GDP確報値(21:30)
メキシコ2月貿易収支(23:00)
イエレンFRB議長が講演(28日4:00)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
3月26日 相場概況
日経平均大引け、反落で1万9500円割れ。利益確定売り強まり |
【大引け概況】
26日の日経平均株価は反落した。終値は前日比275円08銭安の1万9471円12銭となった。終値は19日以来5営業日ぶりに心理的節目の1万9500円を下回った。下げ幅は1月14日以来、約2カ月半ぶりの大きさとなった。
期末の配当や株主優待などの権利付き最終売買日を迎え、権利取りを狙った買いも入ったが、相場を押し上げる力は限定的だった。
高値警戒感が強まっていたこともあり、幅広い銘柄で利益を確定する目的の売りが出た。
トヨタ、エーザイ、三菱UFJ、三井住友FGなどが売られ、ディーエヌエやKDDIは買われた
半導体関連に売りが目立った。前日の米株式市場でハイテク株の割合が高いナスダック総合株価指数が大きく下げたことを受け、東エレクが5.8%安。SUMCOや村田製、京セラなども下げた。
東証株価指数(TOPIX)は反落した。終値は前日比23.19ポイント安の1568.82だった。JPX日経インデックス400も反落。
東証1部の売買代金は概算で2兆7959億円、売買高は22億9915万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1558で全体の83%を占めた。値上がりは242、変わらずは76だった。
東証2部株価指数は反落した。森組、アルチザ、ラオックス、アトム、三浦印などが下げた。オオバ、ソディック、ミクニは上昇した。
日経ジャスダック平均は前日比15円11銭安の2467円80銭と5日ぶり反落。
個別銘柄ではSOLHDがストップ安。やまねメディカル、プロルート、太洋工業、セーラー広告も売られた。半面、fonfun、日出版貿がストップ高。倉元、IRジャパンHD、タカチホ、ODK、セキュアヴェイル、夢の街創造委員会も買われた。
東証マザーズ指数は前日比17.16ポイント安の861.41と続落。
個別銘柄ではアクロデア、ラクーン、スノーピーク、メディアSなどが売られた。一方、Aiming、ヒューマンウェブ、REMIX、N・フィールドは買われた。
この日に新規上場した日本動物高度医療センターは、公開価格1130円に対して1630円の初値をつけ大引けは1640円、プラッツは、公開価格3260円に対して5550円の初値をつけ5030円、モバイルファクトリー公開価格1410円に対して2812円で初値をつけ2358円でそれぞれ引けている。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,471.12 |
-275.08 |
日経平均先物 |
19,290.00 |
-360 |
TOPIX |
1,568.82 |
-23.19 |
TOPIX先物 |
1,553.50 |
-29 |
東証2部指数 |
4,689.12 |
-30.89 |
JASDAQ |
2,467.80 |
-15.11 |
マザーズ |
861.41 |
-17.16 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2299150 |
2795929 |
東証2部 |
98690 |
29482 |
「レトリック」
「ペイフォワード」に関しての言葉。
「★馬は死ぬ前に売ってしまうことだ。
人生のコツは、損失を次の人に回すこと」
(アメリカの詩人ロバート・フロスト)。
これが実は心でわかるが体でわからない話。
損を人に譲ったつもりが儲けを他人に差し上げることになることは多い。
もっとも次に買った人も心理は同様。
この反復が日々の相場変動の一要因でもある。
「★押し目の浅い相場は大相場」という格言もある。
昨今の相場はまさにそんな展開。
ただ押し目に遭遇した時の心理はたぶん「相場は終わったのかも知れない」という疑念。
強い心で押し目を買うことはなかなか出来ず、アレッという出遅れ感につながることも多い。
疑念と警戒は必要だがそれだけでは相場に乗れないもの。
皮肉に満ちているのは「追い証請求はブローカーが行う唯一の確実な助言」。
追証の発生は相場の読み違え。
それを改めて指し示してくれているのだが、これは認めたくない真理が勝るもの。
これも強い心で持ち株を切ることがなかなか出来ないもの。
そして「心動けば相場に曲がる」。
「まだ」も「もう」も通じない世界は多い。
「★両建ては損から外せ」というのは意外と正鵠。
試しに模擬売買で両建てをしてみる。
売って上がった株や買って下がった株を外してみる方がたぶんパフォーマンスは良い筈。
ところが往々にして買って上がった株や売って下がった株の方を先に手仕舞い。
残るのは「引かれ玉」ばかりになったときに捲土重来となる可能性は低いもの。
「株価はどうなるか?事実は何か?」。
これを問題にするのが株式市場。
しかしこれが問題ではないことが多い。
「株価について、人々がどう思っているか?」というのが最大の真理。
相場は心理の織り成す綾取りみたいなもの。
だから比較多数の心理を読んでその裏を行くことが勝利への早道。
性格の悪い人に向くのかもしれない。
因みに「投資家心理」とは・・・。
「誰かにヒアリングされることもなく勝手に冷え込んだり温まったりするもの。
一般的には株価上昇基調では暖かく下落基調では冷めているとみなされることが多い」。
株価はブラウン運動のようなただの分子のランダムな運動。
しかし価格変動には法則性があるような気もする。
そこに「加速度」が付くから追いかけるのが難しくなるのかも知れない。
3月26日 相場概況(前場)
日経平均前引け、大幅反落。下げ幅を300円超に広げる |
【前引け概況】
■日経平均株価 19,436.88(-309.32)
■東証1部出来高 11.60億株
■東証1部売買代金 1.36兆円
■日経平均先物 19,360(-290)
■TOPIX 1,566.79(-25.22)
■騰落数 上昇175/下落1611
■日経JQ 2,471.27(-11.46)
-------------------------------------------
26日の前場の日経平均株価は反落し、終値は前日比309円32銭安の1万9436円88銭だった。経済指標の悪化で前日の米国株が大幅に下落した流れを受けた。高値警戒感が強まっていたこともあり、幅広い銘柄で利益を確定する目的の売りが出た。
財務省が発表した朝方の対内及び対外証券売買契約などの状況(週間、指定報告機関ベース)で、外国人投資家が6週ぶりに日本株の売り越しに転じたことで、投資家に警戒感が広まった。
東証株価指数(TOPIX)とJPX日経インデックス400も大きく反落した。
東証1部の売買代金は概算で1兆3662億円、売買高は11億6089万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1611で全体の86%を占めた。値上がりは175、変わらずは90だった。
半導体関連株が安い。東エレクが5%を超える下落。京セラなども下げた。製薬株も売られ、エーザイや大日本住友、塩野義などの下げが大きかった。
日経ジャスダック平均は前日比11円64銭安の2471円27銭と反落。
個別銘柄では、やまねメディカル、太洋工業、ウェッジHが売られた。半面、fonfun、日出版貿がストップ高。IRジャパンHD<6035>は一時ストップ高と値を飛ばし、ODK、日本ラッド、セキュアヴェイルも買われた。
東証マザーズは前日比13.8ポイント安の864.77と続落。
個別銘柄ではスノーピーク、アクロデア、ハウスドゥが売られた。一方、ITbook、Aiming、REMIX、シリコンスタジオは買われた。
この日に新規上場した日本動物高度医療センターは、公開価格1130円に対して1630円の初音をつけ前場は1660円、プラッツは、公開価格3260円に対して5550円の初値をつけ前場は5800円、モバイルファクトリー公開価格1410円に対して2404円カイ気配でそれぞれ前場を引けている。
3月26日 相場概況
日経平均一時1万9500円下回る。外部環境悪化で利食い先行 |
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19469.61(-276.59)
■日経平均先物 19,360(-290)
■TOPIX先物 1,557.00(-25.50)
■騰落 上昇178/下落1,577
■日経JQ 2,474.02(-8.89)
■マザーズ指数 868.04(-10.53)
26日の日経平均株価が1万9500円を下回った。一時は下げ幅が前日比で300円を超える場面があった。前日の米株式相場が大幅に下落し、投資家心理が悪化。
朝方に財務省が発表した週間の対外及び対内証券売買契約などの状況(指定報告機関ベース)によると、15〜21日の海外投資家による日本株の投資は6週ぶりの売り越しとなった。売越額は3528億円。これまで日本株の上昇を支えてきた外国人の買いがここにきて一巡しているとの観測が強まり、下げ幅が拡大した。
東証株価指数(TOPIX)とJPX日経インデックス400も下げが拡大している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で8098億円、売買高は7億1634万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1577で全体の84%だった。値上がりは178、変わらずは121。
業種別では33業種中、石油、鉱業を除き安い。値下がりで目立つのは海運、精密機器、金属製品、電気機器、医薬品など
売買代金上位では、エーザイ、三菱UFJ、三井住友FG、ソニー、村田製などがさえない。
225先物はニューエッジ・野村・UBSが買い越し。
ドイツ・モルスタ・三菱・パリバ・みずほが売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・メリル・大和・みずほ・ニューエッジが買い越し。
ドイツ・日興・アムロ・クレディ・シティが売り越し。
外資系等はサイバーダイン(7779)、花王(4453)、コーセー(4922)、住友電工(5812)、住友重機(6302)、日ハム(2282)、地銀セクターに注目。
テクニカル的には、奥村組(1833)、学情(2304)、アサヒ(2502)、伊藤園(2593)、グリー(3632)、栄研化学(4549)、出光(5019)、住友大阪セ(5232)、古河電工(5801)、沖電線(5815)、高田機(5923)、アルインコ(5933)、Jマテ(6055)、京三(6742)、東光(6801)、三井造(7003)、Vテク(7717)、イオンFS(8570)、新京成(9014)、インプレス(9479)、ベルーナ(9997)が動兆。
【レーティング情報】
【目標株価引き上げ】
◎JPモルガン証券
・太陽誘電(東1:6976)―投資判断 Over継続、目標株価 1820→2140円
・村田製(東1:6981)―投資判断 Neutral継続、目標株価 14400→17000円
・東建物(東1:8804)―投資判断 Neutral継続、目標株価 920→980円
◎大和証券キャピタル・マーケッツ
・三菱UFJ(東1:8306)―投資判断 2継続、目標株価 800→900円
【目標株価引き下げ】
◎マッコーリー証券
・コロプラ(東1:3668)―投資判断 OP継続、目標株価 3750→3400円
◎クレディ・スイス証券
・古河電(東1:5801)―投資判断 UP継続、目標株価 170→160円
◎ゴールドマン・サックス証券
・いすゞ(東1:7202)―投資判断 中立継続、目標株価 1700→1600円
<兜町カタリスト>
「理由なく」
もたもたとした展開で迎えた日経平均2万円Xデー。
戻りのNYは大幅下落でガックリというところだろうか。
不思議なのはその大幅安の明確な理由が登場していないこと。
「ハイテク関連が下がった。バイオが下がった。
NASDAQは昨年4月10日以来の下落幅」。
それは結果であって、「なぜ」に対する答えが見当たらない。
「最近の相場上昇のうち行き過ぎた分の一部について利益を確定する動きが出た」。
一応もっともらしいコメントではあるが、なぜ利益確定なのかがわからない。
結果を報じるのも大切ということはわかるがこれでは隔靴掻痒。
株価の変動に必ずしも理由は必要ないのかもしれない。
しかし森羅万象を織り込んでいる筈の株価は玩具ではない。
少なくとも「理由のない変動」では納得できるものでもない。
理由のない変動は、時間の経過とともに理由があったことが証明されることが多い。
例えば上海発世界同時株安。
実は中国経済への懸念ではなく、サブプライムショックへの導火線だった。
ダウの300ドル近い下落、NASDAQの100ポイント超の下落。
「理由なき下げ」で片付けていいものかどうか。
NYから東京へ向かって情報発信する市場関係者の怠惰なのだろうか。
もっとも適当な理由を捏造されるよりはマシかも知れない。
そして・・・。
ようやくNY離れしてきた東京市場。
所詮「対岸の火事」的に思えるのかどうか。
「押し目」を待つマインドに響くのかどうか。
権利月最終日を楽しむのか、苦悩するのか。
明日から新しい年が始まることだけは間違いない。
ただ、市場の関心は「2万円」なのだろうが・・・。
脳裏に残ったのは昨日の日経朝刊の「IMF融資、前倒し返済へ」のインタビュー。
ポルトガルのコエリョ首相にあてての書面インタビューの結果である。
コメントは「今後の焦点は、危機対応ではなく成長への加速だ」。
25年ぶりに首相が訪日するポルトガル。
10.2兆円のIMF緊急融資を受けたのは2011年。
今年の財政赤字の対GDP比はわずか2.7%。
成長率は1.5〜2%。
いずれギリシャだってこんあ風になるのかもしれない。
ポルトガルの国家破産なんてどこの話だったのだろうか。
アイルランドやスペインの財政危機で騒いだ連中は寡黙にならざるを得ないだろう。
だから結果的に「騒がない、慌てない」だったと言える。
同様に昨日の毎日の報道。
大阪国税局は門真市の投資家を30億円の申告漏れで告発した。
2012年〜2013年に間にネット取引で稼いだのが30.9億円。
年間約2万回の取引の結果だという。
営業日数を年間250日とすれば1日約80回の売買。
それこそネットプロだろうし、30億円の利益というのは元本は不明だがスゴイ。
因みに2013年に株式取引で利益を申告した人は66万人。
これで前年の3倍だという。
2013年のあの相場で儲けたのが66万人しかいないというのは少し寂しい。
投資家が800万人とすればわずか1割にも満たない結果だった。
これはどこかおかしい気がする。
大和のレポートは「中小型株。新年度を狙う源泉発掘」。
↓
来年度の企業業績は中小型株が大型株を上回る見通し。
良好な業績見通しが後押しする形で、中小型株の株価もアウトパフォームが期待できよう。
登場したのはムゲンエステート(3299)、山一電機(6941)、
MCJ(6670)、日本基礎技術(1914)、ライドオンEX(6082)、
アールテックウエノ(4573)の6社。
このうち当方のカバーは3社。
カバー率5割を高いと見るか低いと見るかだが・・・。
松井証券信用評価損益率速報は売り方マイナス12.750%。
買い方マイナス3.9%。
売り方の評価損が減らないのが目に付く。
4月17日の安値期日に向けての踏みが多かったということだろうか。
買い方の3.9%は結構良い水準。
Quick調査の信用評価損率(3/20現在)はマイナス8.36%で2週ぶりの悪化。
裁定買い残は489億円の増加で3兆1192億円。
裁定取引はがほとんど影響しない株高というのも珍しい。
現物主導の相場ということは、やはり国策買いが一番ということなのだろう。
先週の外国人は7週ぶりの売り越し。
これも傍証になろうか。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
千趣会(8165)・・・動兆
千趣会に注目する。
同社のテーマは「ウーマンスマイルカンパニー」。
「BELLE MAISON」ブランドのカタログ通販はインターネットと連動。
年間購入者数は384万人でうち92%が女性だ。
業績は堅調。
(2315円)
3月26日 相場展望
【オープニングコメント】
日経平均株価は、軟調展開が予想されるが、昨日に続き底堅い動きを見せるかが焦点になる。
19500-19650円辺りのレンジ相場を想定する。明日27日は配当権利落ち分が110円程度とみられている。一方で新年度入りへの期待のほか、ファンドによる配当再投資への需給要因も意識されるだろう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1450万株、買い1600万株で、差し引き150万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、自動車、電機、通信、金属、輸送用機器、情報通信、食品、陸運、精密、サービス、電子機器など。
買いセクターに、情報通信、精密、電機、自動車、食品、その他製品など。
【NY概況】
25日のNYダは292.60ドル安の17718.54、ナスダックは118.21ポイント安の4876.52で取引を終了。
発表された2月耐久財受注が市場予想を大きく下回ったことで景気後退懸念が強まり、売りが先行。業績成長への期待が高いバイオ関連やハイテク関連各社に幅広く売りが広がり、終日軟調推移となった。
セクター別では、エネルギーや食品・飲料・タバコが上昇する一方、半導体・半導体製造装置やテクノロジー・ハード・機器が下落した。
25日の日経平均先物は続落した。6月物は前日比140円安の1万9475円で取引を終えた。25日の大取終値を175円下回った。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19510 ( -140 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19475 ( -175 )
( )は大取終値比
【予定】
■国内(26日)
2年国債入札
統一地方選挙・10道県知事選告示(4/12投開票)
《決算発表》
夢の街、オプトエレクト、壱番屋
《株主総会》
ジーエヌアイ、COOK、不二家、スタジオアリス、ファンコミ、アサヒ、MonotaRO、モブキャスト、中外薬、トレンド、ポーラオルHD、昭和シェル、住友ゴム、報国鉄、リブセンス、JUKI、ホシザキ、ザイン、ヤマハ 発、シマノ、ロイヤルHD、ラオックス、都競馬、藤田観、ジシステム、ホットリンク、キヤノンMJ、東建物など
《株式分割》※権利取最終日
エムティーアイ、トレックスセミ、SDエンター、ライドオンEX、メディ工房、CRI・MW、オプティム、スズケン、共立メンテ、KDDI、鴻池運輸、ヤオコー、立花エレテ、サンゲツ、FPG、ホトニクス、日光電、エプソン、Mimaki、コ タ、WOWOW、総合メディ、CTC、OLC、ダイト、参天薬、パーカライ、ファインデクス、サンマルクHD、一正蒲、学究社、NDソフトウェア、マンダラケ
《新規上場》
モバファク、JARMeC、プラッツ
《イベント》
情報収集衛星搭載のH-IIAロケット28号機打上げ
■海外(26日)
台湾中銀政策金利発表
シンガポール2月鉱工業生産(14:00)
仏10-12月期GDP確報値(16:45)
フィリピン中銀政策金利発表(17:00)
ユーロ圏2月マネーサプライ(18:00)
英2月小売売上高(18:30)
南ア中銀政策金利発表
ブラジル2月失業率(21:00)
米3月マークイットサービス業PMI(22:45)
メキシコ中銀金融政策決定会合(26日4:00)
米7年国債入札
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
3月25日 相場概況
日経平均大引け、小幅反発 配当権利取り狙いの買いや押し目買い |
【大引け概況】
25日の日経平均株価は小幅に反発した。終値は前日比32円75銭高の1万9746円20銭だった。3月末の権利付き最終売買日をあす26日に控えて配当権利取り狙いの買いが入ったほか、出遅れ銘柄への物色が相場を支えた。
朝方は買い優勢で始まったが、一段と上値を試す材料に乏しく利益確定売りが膨らみ、日経平均は前場中ごろに下げに転じた。後場寄り直後には日経平均先物に大口の売りが出たことで、裁定取引解消に伴い現物株の売りが広がり、日経平均は下げ幅を170円超に広げる場面があった。もっとも「押し目買いの好機を待っていた投資家が買いを入れた」ことで、日経平均は再び上昇に転じた。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに反発した。
東証1部の売買代金は概算で2兆5622億円、売買高は21億4647万株。東証1部の値上がり銘柄数は851、値下がりは891、変わらずは134だった。
業種別では、繊維製品、その他製品、不動産業が上昇率上位だった。一方、鉱業、医薬品、海運業が下落率上位だった。
個別銘柄では、前日までの2日間で大幅高となっていたエーザイがきょうは一転して利益確定売りに押された。ファナックやソニー、KDDIも下げた。半面、任天堂が大幅高、三井不も商いを伴い高い。NTT、京セラも上昇した。比較的配当利回りが高い商社株も上昇した。
東証2部株価指数は反発した。前日に東京証券取引所が31日付で第1部に指定替えすると発表したソディックやミクニが大幅高。一方、朝日インテク、イムラ封筒、ケミプロ化成が売られた
日経ジャスダック平均株価は小幅に4日続伸し、連日で昨年来高値を更新した。この日の終値は前日比1円07銭高の2482円91銭と、2006年5月22日以来、約8年10カ月ぶりの高値だった。3月期末の権利付き最終売買日を明日26日に控え、配当取り狙いの買いが集まった。ただ、短期的な高値警戒感から上値余地は限定的だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で605億円だった。個別銘柄では、やまねメディカル、日本ラッド、ガンホー、倉元、プロルートなどが買われた。半面、太洋工業、ジェイテック、ホロン、岡本硝子、日本通信などは売られた。
きょうジャスダック市場に新規上場したシンデンハイは公開価格2740円を上回る3075円で初値をつけた。大引け時点で制限値幅の上限となる3775円でストップ高配分された。
東証マザーズ指数は反落した。大引け時点は前日比3.31ポイント安の878.57だった。ミクシィ、ショーケースTV、イード、アクロディア、ACCESSが下落した。サイジニア、サイバダイン、ヒューマンウェブ、シリコンスタなどは上昇した。
きょう東証マザーズに新規上場したハウスドゥとAimingは公開価格を上回る5300円と1032円でそれぞれ初値を付けた。Aimingは初値を上回って初日の取引を終えたが、ハウスドゥは利益確定の売りが膨らみ、大引け時点で制限値幅の下限となる4300円でストップ安配分された。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,746.20 |
32.75 |
日経平均先物 |
19,650.00 |
10 |
TOPIX |
1,592.01 |
4.42 |
TOPIX先物 |
1,582.50 |
5 |
東証2部指数 |
4,720.01 |
11.99 |
JASDAQ |
2,482.91 |
1.07 |
マザーズ |
878.57 |
-3.31 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2146470 |
2562297 |
東証2部 |
192040 |
62191 |
3月25日 相場概況
(14時現在)
■日経平均株価 19,682.89(-30.56)
■日経平均先物 19,590(-50)
■TOPIX先物 1,578.00(+0.50)
■騰落 上昇708/下落1,028
■日経JQ 2,479.89(-1.95)
■マザーズ指数 880.86(-1.02)
25日後場中ごろの日経平均株価は再び上昇に転じ、1万9700円台を回復した。後場寄り直後に先物主導で日経平均は170円を超える下げとなる場面があったが、「押し目買いの好機とみた投資家が買いを入れている」との指摘があった。
午後2時現在の東証1部の値上がり銘柄数は708、値下がり銘柄数は1028、変わらずは140銘柄だった。全体の約38%の銘柄が値上がりしている。業種別の上昇率上位は、繊維、その他製品、不動産、電力・ガス、食料、建設など。値下がり率下位は、鉱業、医薬品、海運、その他金融、ゴムなど。
「最後の愚か者」
その昔に書いた「悪魔の株式用語集」
その中に「よりひどい愚か者の理論」というのがあった。
↓
割高で実は投資するだけの価値がない銘柄を、
自分が買った値段より高い値段で買う愚かな投資家が現れるだろうという論理。
別に「もう一人の愚か者」論ともいいます。
高値を買う自分よりもさらに愚かな投資家がいるという前提に立った投資理論。
自分よりも高値がつける投資家がいることを単純に期待する真理とも言える。
「そんな愚かな投資家はいない」という反論もあるが、実際には多くの場面で見られる。
また、日本の長期国債などこの論理がなければ買えない筈。
これを発展させると前場編のペイフォワードとなろうか。
映画では・・・。
「良いことをされた時その人にお返しするのではなく他の人にもしてあげよう」。
つまり本来は「先送り」。
自分よりも高値がつける投資家がいることを前提にした論理。
極論すれば・・・。
「割安で騰がらない株より割高だが騰がる株の方が良い株」。
「割高な株を買っても、それより上で買ってくれる投資家が現れれば良い」。
これをスパイラルに反復すれば当然バブルがやってくるのだろう。
もっとも・・・。
人は誰しも自分が最後の愚者にならないと思いがちな存在でもある。
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《兜町ポエム》
「ハロー・グッバイ」
株価の上がった兜町
1万円台にグッバイ・バイ・バイ
そしてボードに赤い数字が
株価刻むたびいったりきたり
出来ることなら生まれ変われるなら
いつもこんな可愛い相場に出会いたい
株価は銀のスプーンで
相場の動きをクルクル回す
15年ぶりの向こうには
はるかに遠いバブルの日
求める夢はまだまだ高い
まるで辿った時間をなぞるみたい
出来ることなら生まれ変わるなら
今の春のきれいな夕陽のままで
静かにそっと燃えながら
相場の動きにワクワクしたい
3月25日 相場概況(前場)
【前引け概況】
■日経平均株価 19,690.70(-22.75)
■東証1部出来高 9.87億株
■東証1部売買代金 1.14兆円
■日経平均先物 19,600(-40)
■TOPIX 1,587.48(-0.11)
■騰落数 上昇736/下落961
■日経JQ 2,477.73(-4.11)
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日経平均株価は小幅続落。前引けは前日比22円75銭安の1万9690円70銭だった。
先高期待の根強さから朝方から買いが先行、明日26日は3月末権利付き最終売買日であるため、配当権利取りの動きも買いを下支えする要因となりました。買い一巡後は利益確定売りに押されて上げ幅を縮小。前日終値近辺でのもみ合いがしばらく続きましたが、後半からマイナス転換して前場を終了。
セクターでは、繊維、不動産、電力ガス、食料品、鉄鋼、その他製品、建設、精密機器などがしっかり。半面、鉱業、医薬品、海運、輸送用機器、ゴム製品などが冴えない。
新薬開発期待から前日までの2日間に大幅上昇していたエーザイがきょうは一転して利益確定の売りが進み、日経平均を押し下げた。
上方修正した沖電線が大幅高。三井不や平和不など不動産の一角が上昇した。
東証株価指数(TOPIX)は小幅に続落した。
東京株式2部市場は反発。前引けの2部指数は、前日比13.07ポイント高の4721.09となった。
個別銘柄ではミクニがストップ高。くろがね工作所、さいか屋、ソディックも買われた。半面、魚喜、イムラ封筒、ブルボンは売られた。
日経ジャスダック平均は前日比4円36銭安の2477円48銭と反落。
個別銘柄では太洋工業、ジェイテック、ニューテックは売られた。半面、日本ラッド、IRジャパンHDがストップ高。ユビテックも買われた。
きょう新規上場したシンデン・ハイテックス(3131)は、公開価格2740円に対して3075円の初値をつけ、前場は3465円で引けている。
東証マザーズ指数も反落した。前日比1.87ポイント安の880.01だった。ACCESSやイード、ITbookなどが売られた。ミクシィやアクロディアなどは買われた。
きょう東証マザーズに新規上場したハウスドゥ(3457)は、10時25分に公開価格3600円を47.2%上回る5300円で初音をつけ、直後に5320円まで上昇した。その後は4400円まで売られ、前引けは4620円。
Aiming(3911)は公開価格920円を12.2%上回る1032円で初値をつけ、前場は1257円と高値で引けた。
3月25日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,727.05(+13.60)
■日経平均先物 19,640(±0)
■TOPIX先物 1,578.50(+1.00)
■騰落 上昇764/下落902
■日経JQ 2,478.60(-3.24)
■マザーズ指数 881.00(-0.88)
25日前場寄り付きは、私の予想とは裏腹に反発して始まった。強い地合いです。
始値は前日比32円30銭高の1万9745円75銭で、その後は上げ幅を広げる場面があった。日本株の先高観の根強さに加え、あす26日に3月末の権利付き最終売買日を控え、配当権利取り目的など幅広い銘柄に買いが広がった。
来週は、投信の設定が予定されていることもあり下支え要因になっている。
前日の米株式市場でNYダウは続落し、前日比104ドル安の1万8011ドルで終えた。「米株安は日本株にやや重荷となっているものの、相場環境の良さや配当狙いの買いが広がっている」との声があった。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)は反発し、ともに日経平均の上昇率を上回っている。
個別銘柄では25日付の日本経済新聞が「美浜原発の廃炉で国際企業連合と組む」と報じた関西電は続伸。菱地所は2015年3月期に460億円の特別損失を計上すると発表したが、業績予想を据え置いたことで先行きの業績に対する不安感が払拭されたとの見方から上昇している。
トヨタやNTTも上昇。半面、前日までの2日間で上昇が目立っていたエーザイは一転して大幅安。
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は764、値下がり銘柄数は902、変わらずは209銘柄だった。値上がり銘柄数は全体の41%。業種別の値上がり率上位は、繊維、不動産、鉄鋼、電力・ガス、精密、食料、建設、情報通信、機械、その他製品など。値下がり率上位は海運、鉱業、医薬品、金属、輸送、水産、ゴム、サービス、倉庫など。
225先物はアムロ・メリル・ドイツ・パリバ・ニューエッジが買い越し。
モルスタ・UBS・JP・野村・クレディ・シティが売り越し。
TOPIX先物はメリル・アムロ・パリバ・JPが買い越し。
GS・三菱・クレディ・モルスタが売り越し。
外資系等は、日電産(6594)、ソニー(6758)、TDK(6762)、アルプス(6770)、航空電子(6807)、村田(6981)、NTT(9432)、富士機械(6134)、デンソー(6902)、ニフコ(7988)、楽天(47559に注目。
テクニカル的には、サカタのタネ(1377)、大成建(1801)、清水建(1803)、東鉄工(1835)、JALUX(2729)、共和レザー(3552)、古河機金(5715)、グローリー(6457)、TPR(6483)、山洋電(6516)、大崎電(6644)、IDEC(6652)、ライオトン(7445)、コーナン(7516)、京都友禅(7615)、キャノン電子(7739)、極東貿易(8093)、ワキタ(8125)、新光商事(8141)、FJ]ネクスト(8935)、トラコス(9715)、藤田観光(9722)、イノテック(9880)、ショーボンド(1414)、日道路(1884)、関電工(1942)、八洲電(3153)、ニッケ(3201)、あさひ(3333)、イチカワ(3513)、生化学(4548)、ゼリア(4559)、電硝(5214)、中央発條(5992)、日金銭機械(6418)、三桜工(6584)、遠藤照明(6932)、いすゞ(7202)、スズキ(7269)、スクロール(8005)、ミズノ(8022)、住商(8053)、リョーサン(8140)、イオン(8367)、ジャフコ(8595)、パスコ(9232)が動兆。
<兜町カタリスト>
「ペイフォワード」
日経では「日銀の株保有10兆円に」の報道。
保有株の簿価は5.7兆円だが、株高で時価は10兆円を超えたという。
東証時価総額の2%弱でGPIFの27兆円に次いで第2位の大株主。
1位が年金、2位が中央銀行なんて構図はなかなかないような気がする。
因みに3位は日本生命の8兆円、4位がノルウェー政府年金基金の5兆円。
そして5位が三菱UFJ銀行の5兆円。
家計における上場株の時価はアベノミクススタート直後の76兆円→100兆円の拡大。
ただ、この間に株価指数は2倍になっているので、増加率は不足感。
この間に日銀は2兆円→10兆円と5倍。
買ってはいるものの株価の上昇の恩恵は日銀の方が多い。
国策には勝てないといったところだろうか。
あるいは「素直なマインド」が必要だったのかも知れない。
もっとも、勝てば官軍、負ければ賊軍でもあるが・・・。
因みに20日現在の信用売り残は7748億円。
前週比74億円の減少だが、2011年2月以来の高水準。
長い間に培われた売り感覚はまだ抜けていない。
安値からみた信用売りの期日は4月17日。
壮大な踏みになるかどうかの時期になってきた。
株式相場を「ペイフォワード」と表現するか
「ジョーカーゲーム」と表現するかは微妙。
しかし市場は自分が買った株価よりもさらに上の株価で買ってくれるシナリオと
投資家の登場を常に待っているもの。
つまり突き詰めていくと・・・。
「現在の株価が安いか高いか」の判断の最大の決定要因は
「今の株価より高い値段で買いたい人がいるか」だろう。
自分が買った株価よりも高い株価で買ってくれる人がいるかどうか。
それを気迷っているのが今の市場だろう。
日経平均2万円という心理的大台のフシの上を誰が買うのか。
最大の論点はココなのだが、罫線や決算や需給を持ち出して理論ばかりが先行する。
要は罫線も業績も需給もその先の上を買うシナリオに利用されているに過ぎない。
そう言うと極論だろうか。
誰が上値を買ってくれる?
その答えがココから数日〜数ヶ月のテーマだろう。
少なくとも株価が2万円以上になってその日の株価が下落した時。
日銀は2万円水準以上のETFを買う理由があるようになる筈。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
エラン(6099)・・・動兆
エラン(6099)に注目する。
同社は入院生活に必要な日用品1日単位で提供するシステムが中核。
身の回り品を準備しなくても「手ぶらで入院、手ぶらで退院」が可能になる。
今12月期売上高は9期連続の増収増益の見通し。
(2315円)
3月25日 相場展望
【オープニングコメント】
25日の日経平均株価は、弱含みの展開だろう。
日経平均予想レンジは、19500-19750円のレンジを想定。
米株安の流れを受けて利食い優勢の展開になりそうだ。ただし、26日の配当権利取り最終日までは配当取りの動きが続くとみられる。
下支え要因は日銀によるETF買いや年金などとなる。エーザイ、任天堂、DENAなど材料性のある銘柄や、増配発表銘柄などに売買が集中する展開も予想される。
主要外国証券経由の注文動向は、売り930万株、買い920万株で、差し引き10万株の売り越し。売り越しは5営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、その他製品、機械、化学、精密、薬品、空運、不動産、サービス、輸送用機器、電機、情報通信、自動車、海運、電子機器など。
買いセクターに、自動車、電機、精密、ゴム、保険、銀行、小売、機械など。
【NY概況】
24日のNYダウは104.90ドル安の18011.14、ナスダックは16.25ポイント安の4994.73で取引を終了。
2月消費者物価指数(CPI)が前月より上昇し、インフレによる早期利上げへの警戒感が強まったことから売りが先行、ややドル高が進行したことで、引けにかけて再び下落する展開となった。
セクター別では、ソフトウェア・サービスや小売が上昇する一方でメディアや公益事業が下落した。
24日の日経平均先物は小幅に反落した。6月物は前日比30円安の1万9615円で終え、同日の大阪取引所の終値を25円下回った。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19660 ( +20 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19615 ( -25 )
( )は大取終値比
【予定】
■25(水)
【国内】
2月企業向けサービス価格指数(8:50)
《株主総会》
スマートブック、SBSHD、アウトソシング、マクドナルド、ペッパー、コスモ・バイオ、SUMCO、電算システム、enish、ネクストジェン、カヤック、ケネディクス、花王、鳥居薬、アルプス技、アース製薬、東ゼネ石、アトラ、IBJ、エラン、C&GSYS、アライドHD、キヤノン電、興 研、イトーキ、静ガス、応用地など
《新規上場》
Aiming、シンデンハイ、ハウスドゥ
【海外】
韓10-12月期GDP確報値(8:00)
フィリピン1月貿易収支(10:00)
仏3月製造業信頼感指数(16:45)
独3月Ifo景況感指数(18:00)
米2月耐久財受注(21:30)
ブラジル2月経常収支(22:30)
米5年国債入札
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
3月24日 相場概況
日経平均大引け 3日ぶり反落。高値警戒感から利益確定売り |
【大引け概況】
24日の日経平均株価は3日ぶりに反落した。終値は前日比40円91銭安の1万9713円45銭だった。
前日の欧米株安を反映し、日本株にも朝方から利益確定売りが出た。
短期的な高値警戒感も強まり、下げ銘柄が増える中で日経平均は下げ幅が一時100円超に広がった。日本時間10時45分に発表された3月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が景気判断の分かれ目である50を2カ月ぶりに下回り、投資家心理を慎重にさせたことも日経平均の下げを促す場面があった。
もっとも、下値は限定的だった。配当取り狙いの動きや日本銀行のETF買い入れ期待などがサポート要因となり、19700円台まで値を戻すと、後場は底堅い展開となった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに3日ぶりに反落した。業種別では、海運業、その他金融業、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。一方、鉱業、医薬品、電気・ガス業が上昇率上位だった。
個別では、トヨタ自、三菱UFJ、ソフトバンク、OLC、キヤノンなどが軟調。任天堂は利益確定売り優勢で3%安。日揮は5%近い下落になった。一方、ディーエヌエー、みずほ、マツダ、東芝、三井物産などが堅調。前日ストップ高だったエーザイは9%超上昇した。
東証1部の売買代金は概算で2兆7525億円、売買高は20億9206万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1005、値上がり銘柄数は719、変わらずは152だった。
東証2部株価指数は3日ぶりに反落した。朝日インテクやソディック、アトムが下落した。日本風力開発、イムラ封筒、Oakは上昇した。
日経ジャスダック平均株価は小幅に3日続伸し、連日で昨年来高値を更新した。
終値は前日比86銭高の2481円84銭と、2006年5月22日以来、約8年10カ月ぶりの高値だった。
値動きの軽い低位株が売買代金の上位を占めた。値幅取り狙いの短期資金が流入したとみられる。
ジャスダック市場の売買代金は概算で657億円、売買高は1億7520万株。
岡本硝子やBBタワー、太洋工業などが買われた。半面、プロルートや倉元などは売られた。
東証マザーズ指数は3日続伸した。大引け時点は前日比6.04ポイント高の881.88だった。
アクロデアがストップ高で引け、ACCESS、メディアS、アトラ、データHR、ITM、総医研は買われた。半面、コラボス、ショーケースTV、サイジニア、ITbookは売られた。
きょう東証マザーズに新規上場したイードと1stコーポは、午前の取引時間中にそれぞれ公開価格(1400円、1600円)を上回る2050円と2000円でそれぞれ初値を付けた。その後は初値をはさんだ値動きを続け、終値でもともに公開価格を上回った。
同じくきょう東証マザーズに新規上場したRSテクノの初値は公開価格(2750円)割れとなる2100円だった。終値は2410円だった。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,713.45 |
-40.91 |
日経平均先物 |
19,640.00 |
-50 |
TOPIX |
1,587.59 |
-4.66 |
TOPIX先物 |
1,577.50 |
-8 |
東証2部指数 |
4,708.02 |
-17.92 |
JASDAQ |
2,481.84 |
0.86 |
マザーズ |
881.88 |
6.04 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2092060 |
2752587 |
東証2部 |
144180 |
20619 |
「小手先」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
江戸橋際の陽光桜は見事な桃色。
兜神社の桜はたしかにチラホラ。
サクラの音が再来を含んでいるとすれば、再来というムードの株式市場になってきました。
「いつか帰るいつか帰るきっと帰るから♪」が現実になってきました。
時あたかもサクラの季節。
15年間替え歌チックだった「サライ」もようやく咲くときになったみたいです。
このところ「2000年4月14日以来の15年ぶりの水準」というのが目につきます。
日経平均株価が上がるごとにこの表現。
2000年4月14日の終値20434円。
翌17日の終値19008円。
実に前日比1426円の下落になった背景は、日経平均採用30銘柄の
入れ替えだったことは記憶に残るところ。
この窓を埋めれば苦節15年が過去の流れにつながるのでしょうか。
でも、過去への貼付ではなくどうもパラダイムシフトという印象の方が
強いような気もします。
日経朝刊のコラム「一目均衡」は「自社株買いの功罪」。
成長のための投資を求めるのではなく「限られた利益の分配を求めるのは
自社株買いや増配の要求」というのは首肯できるところ。
そして「望まれるのはパイの拡大」というのも正鵠。
でも市場では増配や自社株買いが喜ばれているのも事実。
機関投資家は10%〜12%のROEを求めるというのが生命保険協会の調査。
この10〜12%という根拠はよくわかりませんが、本来は利益という分子を
拡大して数値を伸ばすべきもの。
しかし自己資本という分母を削ってROEを高めることも可能という数値ですから
ある意味分母を削る小手先の作業を求めているということでしょう。
まあ、機関投資家は期間投資家でしょうから、わからないでもないですが・・・。
パラダイムのシフトということでいえば、株主優待などもその対象でしょう。
誰も株式市場を振り向いてくれない不毛の時代に
肉の策として登場した感のある株主優待。
例えば電鉄会社の優待パスなど本業に関わる優待は、しかるべき優待なのでしょうが、
一律にクオカードやお米、本業に関係のないグルメ食品などの優待が
本当に必要なのかどうかは個人的には結構疑問です。
本来望んでいるのは株価の上昇と配当の魅力だった筈ですが、
いつの間にかプラスアルファの優待も当然のものという風潮。
かといって株価が軟調なままで優待だけが賛美される時代は
もう過ぎ去ったような気がします。
本業を伸ばしての株価の上昇と配当に期待するのが本筋。
「チョッとお得」なんてことは所詮些末のことのような気がしてなりません。
もっとも新たに市場に参入する人にとっては「あそこの優待のお米がおいしいから株主」
なんて方もおられるかも知れませんから一概には言えませんが・・・。
でもJPXの時価総額が初の1兆円突破。
TOPIXも遅ればせながら9週連続上昇でようやく台変わりで高値をうかがう構え。
相場に真正面から向かうのではなくいつも小手先の変化でしのいできたような証券市場。
ここで求められるのは小手先ではなく本筋の手のような気がしてなりません。
このところ法人営業マンのように企業取材を続けていますが
企業トップから聞こえるのはけっこう「5年」という時間軸。
メーカーさんは「あと5年で変化成長する」。
あるいは不動産関係も「5年先から見えなくなる」。
あと5年経ったときにまだROEが幅を利かせているのかどうか。
けっこう興味のあるところです。
(櫻井)。
3月24日 相場概況
日経平均前引け、反落。利益確定売りも配当取りの買いが下支え |
【前引け概況】
■日経平均株価 19,718.56(-35.80)
■東証1部出来高 10.71億株
■東証1部売買代金 1.37兆円
■日経平均先物 19,620(-70)
■TOPIX 1,585.05(-7.20)
■騰落 上昇533/下落1,219
■日経JQ 2,478.65(-2.33)
------------------------------
日経平均株価は前日比35円安の1万9718円と反落した。23日の欧米株安や米早期利上げ観測の後退などでドル・円が円高方向に振れていたことから、利益確定売り先行でスタート。売り一巡後は、決算発表や株主総会に向け増配や自社株買いの発表が増加し、例年以上に配当権利取りの動きが強まる可能性は高いとの見方から買いが入り、上昇に転じたが、その後、買い進む動きは鈍く、10時45分に発表された3月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が景気判断の分かれ目である50を2カ月ぶりに下回ったことも投資家心理を慎重にさせ、下げ幅は一時100円超に広がった。
前引けの日経平均は寄り付きと同値で着地した。
個別ではエーザイが売買代金を膨らませて急伸、マツダも堅調。江守グループHDがストップ高カイ気配、古河機金も値を飛ばした。藤田観光、日機装も高い。半面、OLCが値を下げ、任天堂も安い。東京個別指導が大幅安、ミスミG、日駐、日特殊陶なども売られた。
業種別では、ほとんどの業種が値下がした。値下がり上位は、その他金融業、海運業、その他製品。一方、値上がり上位は、鉱業、医薬品、石油石炭製品。
東証2部株価指数も反落した。
日経ジャスダック平均は前日比2円33銭安の2478円65銭と反落。
個別銘柄ではエムケイシステム、ジェイテック、ローヤル電機、プロルートは売られた。半面、やまねメディカルがストップ高。セーラー広告は一時ストップ高と値を飛ばし、太洋工業、シダー、FXPbyGMOも買われた。
東証マザーズは、前日比3.58ポイント高の879.42と続伸。
アクロデアがストップ高に買われ、アトラ、ACCESS、ミクシィ、メディアSは値上がり率上位。半面、コラボス、ショーケースTV、サイジニア、ITbookは値下がり率上位に売られた。
この日、3銘柄が新規上場した。
ファーストコーポレーション[1430.T]は、公開価格1600円を25.0%上回る2000円で初音をつけ、直後に2180円まで上昇したが、前引けは1851円。
RS Technologies[3445.T]は公開価格2750円を23.6%下回る2100円で初音を付けた。その後、2480円まで上昇し、前引けは2194円。
イード[6038.T]は、公開価格1400円を46.4%上回る2050円の初音を付けた。その後2392円まで上昇し、前引けは2310円。
3月24日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,757.93(+3.57)
■日経平均先物 19,660(-30)
■TOPIX先物 1,578.50(-7.00)
■騰落 上昇640/下落1,050
■日経JQ 2,481.99(+1.01)
■マザーズ指数 877.64(+1.80)
日経平均株価は利益確定売り先行でスタートした。寄り付き後に一時19700円台を割り込む場面もみられたが、売り一巡後はプラス圏に切り返す展開。
日経平均株価は前日終値を挟んで一進一退となっている。10時すぎの時点では前日とほぼ同じ水準の1万9700円台半ばで推移している
今年は決算発表や株主総会に向けて、増配や自社株買いの発表が増加すると見られることもあり、例年以上に配当権利取りの動きが強まる可能性は高いとみられており、配当権利取りの動きなどが下支えになっている。
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は640、値下がり銘柄数は1050、変わらずは185銘柄だった。業種別では33業種中、高いのは鉱業、医薬品、石油、ゴム製品、非鉄、鉄鋼の6業種にとどまっている。一方、値下がりで目立つのはその他金融、海運、保険、その他製品、空運、倉庫、陸運など。
個別では、エーザイが大幅続伸。前日はバイオジェン・アイデックによるアルツハイマー型認知症治療剤のフェーズ1試験結果が好材料視されて急騰している。
トヨタ、DeNA、富士重、マツダなどが上昇する一方、三菱UFJ、ソフトバンク、三井住友FG、エプソン、ソニーなどが下落している。
東証2部株価指数は反落している。丸和運機関や象印、朝日インテクが下落。半面、日本風力開発、イムラ封筒、Jトラストは上げている。
◆3銘柄が新規上場
RSTechnologies[3445](東マ、売買単位100株)はシリコンウエハーの再生加工などが主事業で、9時39分に公開価格2750円を24%下回る2100円で初値がつき、その後は2480円まで上げる場面があった。
ファーストコーポレーション[1430](東マ、売買単位100株)は分譲マンション事業を展開し、9時47分に公開価格1600円に対し25%高の2000円で初値がつき、その後2180円まで上げている。
イード[6038](東マ、売買単位100株)はネットでのマーケティングサービスなどを行ない、10時を過ぎても買い気配。公開価格1400円に対し35%高の1890円で買い気配となっている。
【レーティング情報】
【格上げ】
◎JPモルガン証券
・任天堂(東1:7974)―投資判断 Under→Neutral、目標株価 10000→16000円
【格下げ】
◎JPモルガン証券
・エプソン(東1:6724)―投資判断 Over→Neutral、目標株価 7100→5200円
【目標株価引き上げ】
◎SMBC日興証券
・大成建(東1:1801)―投資判断 2継続、目標株価 700→730円
◎バークレイズ証券
・DENA(東1:2432)―投資判断 Over継続、目標株価 1900→2850円
・任天堂(東1:7974)―投資判断 Equal継続、目標株価 12400→17600円
◎JPモルガン証券
・DENA(東1:2432)―投資判断 Over継続、目標株価 1800→2900円
◎クレディ・スイス証券
・豊田織(東1:6201)―投資判断 OP継続、目標株価 7700→7800円
◎UBS証券
・ファナック(東1:6954)―投資判断 Sell継続、目標株価 15500→17000円
・日本取引所(東1:8697)―投資判断 Sell継続、目標株価 1300→1600円
◎ゴールドマン・サックス証券
・テルモ(東1:4543)―投資判断 中立継続、目標株価 3340→3500円
・日本取引所(東1:8697)―投資判断 中立継続、目標株価 2800→3050円
・ファナック(東1:6954)―投資判断 買い継続、目標株価 29000→30000円
◎マッコーリー証券
・スクリーン(東1:7735)―投資判断 OP継続、目標株価 950→1175円
<兜町カタリスト>
「金利?」
ちょっと初歩的なことですが、金利と債券・株式市場の動向を考えてみます。
金利が上昇すれば債券価格は下落します。
ということは金利上昇期には、償還までの期間が長い債券投資は避けるべきということ。
逆に住宅ローンのような借金については低い金利を長いこと固定する方が有利になります。
金利が低下すれば債券価格は上昇します。
ということは金利上昇期には債券投資も有利ということになりますし、
借金は短い期間の方が有利になります。
株式市場は金利上昇期には低迷する可能性が高まります。
リスクの少ない債券運用が有利になるからです。
一方で金利的時期には株式市場は活況になります。
低金利で行き場を失った資金が株式市場に流入するからです。
この基本的な動きは覚えておきましょう。
ただ、金利の上昇には2つあります。
一つは景気が良くなったことによる資金需要の高まりを背景とした金利の上昇。
これは良い金利の上昇です。
一方で悪い金利の上昇というのもあります。
例えば為替の円安などで輸入品の物価が上昇したりすることによる金利の上昇。
一般的にはインフレという言葉で表現されます。
今の風潮ではインフレ期待ですが、インフレが行き過ぎると生活は苦しくなります。
ウクライナのように商品が少なくなったりします。
適度な物価の上昇や金利の上昇は「明日は今日よりモノの価格が高い」ということで、
消費意欲も旺盛になります。
ですから景気も良くなることになるでしょう。
しかし過度な物価や金利の上昇は逆に「価格の上昇に収入が追い付かない」などの理由で
経済停滞の原因にもなります。
この「適度」を見極めることは結構大切です。
景気が低迷しても金利は低下します。
資金需要が少ないからです。
過去20数年の日本経済がまさにこの状態でした。
ただし金利がゼロ以下になることはめったにありません。
ということは、今後はいずれにしても金利は上昇期になるでしょう。
そういう時に債券型のETFはあまりパフォーマンスが良くなるとは思えません。
2015年春の時点で株式の配当利回りは1.4%程度。
10年国債の利回りは0.4%程度。
比較すれば債券よりも株式系の方に分があるゾーンといえるでしょう。
これ利回りが逆転するまでは株式系有利ということです。
もっとも海外の債券、特に新興国の金利はまだまだ高いですから、
海外債券と国内債券は別のものとして考えておく方が良いかも知れません。
・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「春の歌」
重い足でぬかるむ道をきた
トゲのある売りをかき分けてきた
塩漬けになった株すべてを持った
長いトンネルをくぐり抜けたとき
見慣れない色に包まれていった
実はまだ始まったことだった
「どうでもいい」とかそんな言葉で汚れた
株価今放て
春の歌 夢と希望より前に響く
聞こえるか?遠く上に向かう株にも
春の歌 夢も希望もつくりはじめる
遮るなどこまでも続くこの相場を
3月24日 相場展望
【オープニングコメント】
24日の日経平均株価の寄り付きは、シカゴ先物にさや寄せする格好から、利食い先行の展開でのスタートだろう。
日経平均予想レンジは、19600-19800円のレンジを想定。
先高期待が根強い中では下を売り込む流れにはなりづらく、押し目買い意欲は強く下値の堅さが意識されやすいだろう。
配当権利付き前にして売り急ぐような下げではなく、年金資金などによる配当再投資にともなう先物買いへの期待もある。
主要外国証券経由の注文動向は、売り730万株、買い1200万株で、差し引き470万株の買い越し。買い越しは4営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、薬品、機械、電機、情報通信、自動車、食品、商社、サービス、不動産など。
買いセクターに、サービス、薬品、輸送用機器、情報通信、電機、化学、ゴム、保険、自動車、建設、電子機器など。
【NY概況】
23日のNYダウ平均は11.61ドル安の18116.04、ナスダックは15.45ポイント安の5010.97で取引を終了。先週の連邦公開市場委員会(FOMC)以降、早期利上げ観測の後退を好感した買いが継続しており、小幅上昇して始まった。引けにかけて下落に転じた。
セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や消費者・サービスが上昇する一方で運輸や半導体・半導体製造装置が下落した。
23日の日経平均先物は続伸した。6月物は前週末比70円高の1万9645円で取引を終えた。23日の大取終値に対しては45円下回った。23日の大取などで上げた地合いを引き継いだ。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19685 ( -5 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19645 ( -45 )
( )は大取所終値比
【予定】
■国内(24日)
3月マークイット製造業PMI(10:35)
《決算発表》
アークランド
《株主総会》
GCA、テラ、アミタHD、アルテHD、オエノンHD、コカウエスト、ダイナック、ヒューリック、大倉工、カルナバイオ、DWTI、デジアド、星光PMC、ブリヂストン、理コランダ、WSCOPE、デイトナ、ダンロップス、中道リース、日住サ、東海船、中瓦斯、東急レク
《銘柄異動》
アイエスビー、MTI
《新規上場》
イード、RSテクノ、1stコーポ
■海外(24日)
中国3月HSBC製造業PMI(10:45)
仏・独・ユーロ圏3月PMI速報値(17:00〜18:00)
英2月消費者物価(18:30)
米2月消費者物価指数(21:30)
米1月FHFA住宅価格指数(22:00)
米3月マークイット製造業PMI速報値(22:45)
米2月新築住宅販売(23:00)
米3月リッチモンド連銀製造業指数(23:00)
米2年国債入札
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
3月23日 相場概況
日経平均大引け大幅続伸、先高期待強く1万9700円回復 |
【大引け概況】
23日の日経平均株価は続伸。終値は前週末比194円14銭高い1万9754円36銭で引け、2000年4月14日以来、約15年ぶりの高値を付けた。前週末の欧米株高に加え、3月期末の権利付き最終売買日を控えた配当権利取りなどの買いが相場上昇を支えた。
朝方は主力株を中心に買いが先行した。相場の先高観が強まったことで、売り方が買い戻しに動いた結果、日経平均先物6月物に断続的な買いが入った。市場では「長期スタンスの海外投資家がまず株価指数先物に買いを入れ、個別株を吟味した後に個別銘柄に振り替えている」との声が聞かれた。
3月期末を目前に配当狙いの買いなども相場の上昇を後押しする格好に。日経平均は1万9700円台を回復し、フシ目の2万円大台をいよいよ射程にとらえている状況。
JPX日経インデックス400は大幅に続伸した。前週末比111.10ポイント高の1万4467.45と、14年1月に算出を初めて以来の高値を付けた。東証株価指数(TOPIX)も大幅に続伸した。前週末比11.74ポイント高の1592.25と、07年11月2日以来となる約7年4カ月ぶりの高値で引けた。
東証1部の売買代金は概算で2兆4112億円。売買高は18億8567万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の65%にあたる1228、値下がりは529、変わらずは117だった。
個別では、トヨタが大商いで連日の最高値、エーザイはストップ高に買われた。三菱商も堅調。フルキャストHDが値を飛ばし、スクリーン、ミズノも大幅高。一方、アスクル、ダイセルが大きく値を下げ、アコムも売られた。
東証2部株価指数は続伸し、06年5月15日以来となる約8年10カ月ぶりの高値で引けた。ベリテ、コメ兵や技研製が上げた。ラオックス、朝日インテクやエリアクエスが下げた。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前週末比15円86銭高い2480円98銭だった。2006年5月22日以来、約8年10カ月ぶりの高値を付けた。日経平均株価が終日堅調に推移したことで投資家心理が改善した。値ごろ感のある銘柄への買いが目立ち、売買代金や上昇率ランキングの上位には低位株が並んだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で927億円、売買高は2億5325万株だった。個別銘柄ではジェイテック、santec、プロルート、タカチホ、ユビテック、ローヤル電機などがストップ高。トレイダーズ、MKシステム、NaITOが上昇した。半面、ウェッジHDがストップ安。太洋工業は一時ストップ安と急落し、ガンホー、BBタワー、ウェッジHDは下落した。
東証マザーズ指数は続伸した。終値は前週末比1.19ポイント高い875.84だった。時価総額の大きいサイバダインやバイオ関連株が後場に下げ幅を広げたことで、指数も後場に一時下げに転じた。売買代金は618億円と、2014年5月14日の586億円以来、約10カ月ぶりの低水準にとどまった。
個別では、ミクシィ、サイジニア、DDS、ACCESS、ワイヤレスGなどが堅調。上場3日目のショーケースTがストップ高となった、コラボスが16%高でマザーズ上昇率トップとなった。モブキャスやシリコンスタ、サイバダイン、インスペック、アドベンチャーが下落した
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,754.36 |
194.14 |
日経平均先物 |
19,690.00 |
190 |
TOPIX |
1,592.25 |
11.74 |
TOPIX先物 |
1,585.50 |
12.5 |
東証2部指数 |
4,725.94 |
12.18 |
JASDAQ |
2,480.98 |
15.86 |
マザーズ |
875.84 |
1.19 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1885670 |
2411274 |
東証2部 |
91880 |
18474 |
3月23日 相場概況
日経平均前引け続伸、209円高の1万9769円。ジャスダックも続伸、8年10カ月ぶり高値 |
【前引け概況】
■日経平均株価 19769.71(+209.49)
■東証1部出来高 9.79億株
■東証1部売買代金 1.23兆円
■日経平均先物 19680(+180)
■TOPIX 1593.74(+13.23)
■騰落 上昇1213/下落520
■日経JQ 2481.78(+16.66)
------------------------------
23日午前の日経平均株価は大幅続伸した。午前の終値は前週末比209円49銭高の1万9769円71銭だった。
先週末の欧米株上昇を好感し、東京市場も朝方から買いが先行。上げ幅は150円を超え、日経平均は約15年ぶりに19700円台を回復した。3月期決算企業などで26日に控える配当権利付き最終売買日に向けた買いが相場の上昇を支えました。日経平均は終始高値圏で推移して前場取引を終了。
業種別では、ほとんどの業種が値上がりした。値上がり上位は、医薬品、工業、その他金融業。一方、値下がり上位は、海運業、パルプ・紙、電気・ガス業。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は午前の終値時点で、ともに昨年来高値を上回った。
東京株式2部市場は続伸。前引けの2部指数は、前週末比13.11ポイント高の4726.87となった。
個別銘柄ではベリテ、英和、桜島埠頭、イムラ封筒が買われた。半面、エリア、石井表記は売られた。
日経ジャスダック平均株価も続伸。前引けは前週末に比べ16円66銭高い2481円78銭だった。前週末に付けた8年10カ月ぶりの高値を上回って推移している。日経平均株価が堅調に推移したことを受けて、新興市場でも主力株を中心に買い安心感が広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で537億円、売買高は1億4710万株。NaITOやプロルート、ガンホーが上昇した。半面、BBタワーや太洋工業、ウェッジHDが下落した。
東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前週末比4.25ポイント高い878.90だった。市場では「先週末に指数が25日移動平均を上抜けて、きょうも上昇しており、一段高への期待が高まり始めた」との声が聞かれた。ミクシィ、サイジニア、INSPEC、コラボスが上昇した。一方でインターワークス、シリコンスタ、アンジェス、モブキャス、サイバダインは下落した。
3月23日 相場概況
日経平均寄付き、続伸で始まる。 前週末の欧米株高を好感 |
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,708.59(+148.37)
■日経平均先物 19,630(+130)
■TOPIX先物 1,579.50(+6.50)
■騰落 上昇1,080/下落636
■日経JQ 2,476.93(+11.81)
■マザーズ指数 877.43(+2.78)
日経平均は約15年ぶりに19700円台を回復。大型株指数の上昇が目立つなど、主力株主導での上昇になっている。売買代金上位では、エーザイが急騰しているほか、トヨタやソニー、DeNA、ソフトバンク、任天堂などが上昇。その一方、OLC、三井住友FG、ファナック、花王などが下落。
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は1080、値下がり銘柄数は636、変わらずは156銘柄だった。業種別では33業種中、26業種前後が高い。値上がり上位に医薬品、その他金融、鉱業、ガラス土石、卸売、金属製品など。半面、値下がりでは海運、銀行、電力ガス、建設、鉄鋼など。
225先物は、野村・JP・バークレイズ・GS・ドイツが買い越し。
アムロ・ニューエッジ・メリル・三菱・UBSが売り越し。
TOPIX先物は野村・みずほ・モルスタ・メリルが買い越し。
ドイツ・GS・クレディ・アムロが売り越し。
テクニカル的には、日比谷(1982)、M&A(2127)、プリマ(2281)、
システナ(2317)、PGM(2466)、カワチ薬(2664)、Jフロント(3086)、王子紙(3861)、タキロン(4215)、フュージョン(4845)、星光PMC(4963)、三ツ星(5192)、日軽金(5703)、リンナイ(5947)、島精機(6222)、東芝(6502)、東芝テ(6588)、メルコ(6676)、アズビル(6845)、パナ(6860)、全国保証(7164)、大同メ(7245)、ハピネット(7552)、アシックス(7936)、蝶理(8014)、東都水産(8038)、岩谷(8088)、シナネン(8132)、ケーヨー(8168)、アクシアル(8255)、日立キャ(8586)、ダイビル(8806)、大京(8840)、コネクシオ(9422)、GMO(9449)が動兆。
【レーティング情報】
【格上げ】
●野村証券
・スクリーン(東1:7735)―投資判断 Neutral→Buy、目標株価 716→1028円
【目標株価引き上げ】
●クレディ・スイス証券
・日揮(東1:1963)―投資判断 UP継続、目標株価 2150→2200円
●JPモルガン証券
・スクリーン(東1:7735)―投資判断 Neutral継続、目標株価 680→900円
<兜町カタリスト>
「クス玉」
「日経平均6週連続で上昇」の見出し。
2012年11月中旬から13年2月にかけての12週連続上昇以来の記録となった。
あのアベノミクススタート以来の連続記録ということになる。
上昇率は10.8%で風景も結構違ってきた。
25日線からの乖離はプラス4%台、騰落レシオは120%超。
賢げな警戒論も少しは聞かれる。
しかし日経平均と25日移動平均との乖離率はプラス3.9%。
25日線が上昇基調なので乖離率縮小気味。
26日(木)日ベースでは株価指数がこのままだと2%台になるという。
「だから週後半から買いやすくなる」という声。
一方で「米国ではヒンデンブルグ・オーメンが発生したとか・・・」という声。
ソレよりも押さえておきたいのはTOPIX。
9週続伸でこの間の上昇率は15.9%。
日経平均ばかり見ていると置き去りになりそうな気配。
そしてマザーズ指数は3週ぶりに反発。
日経ジャスダック平均は2週続伸。
上昇幅は小さいが反転の兆しは出てきた印象。
今週は日経平均の15年ぶりの2万円を見てクス玉を割りたいもの。
サクラの開花と日経平均2万円。
どちらが早いだろうか。
兜神社のサクラはもう咲いたらしいが・・・。
日経ヴェリタスでは「巨鯨マネーの威力 広がる指数運用、株価形成に異変」。
指数連動の運用拡大は世界的現象。
モーニングスター調べ。
昨年米国で4200億ドル強の資金が指数連動のパッシブ型ファンドに流入。
これは個別銘柄に選別投資する「アクティブ型」の9倍。
巨額資金を個別銘柄で運用するのは容易ではないということ。
そして指数連動の運用の方が透明性高く説明しやすいからだという。
紹介されているのは著名投資家ウォーレンバフェット氏の妻への遺言。
「現金のうち10%を米国の短期国債に。
90%をS&P500株価指数に連動する低コストのインデックスファンドに。
高い手数料を取るファンドマネージャーより長期で優れた運用成績をあげられる」
指数連動運用中心とするETFの資産残高は14年末2兆7800億ドル。
5年前から2.4倍に増加したという。
世界の運用会社のパッシブ運用比率が2012年に11%。
2020年には22%まで高まるいうの予測もあるという。
世界の年金マネーの膨張はすさまじい。
2010年に世界の運用会社が受託する年金基金の資産規模は56.5兆ドル。
2012年よりも7割の増加。
日本のGPIFの14年3月末の日本株運用に占めるパッシブの比率は87.7%。
12年3月末から9ポイント上昇。
株式の組み入れ比率が拡大するにつれてコストの低いパッシブが増える傾向にあるという。
だから指数は上昇するものの市場はますます無機質無感動になっていくのだろう。
先週末、赤坂の一休(2450)に取材。
当然ながら業績は絶好調。
最近は旅館・ホテルはもとよりレストランの予約数の増加が目立っているという。
面白かったのは今後の目標。
「時価総額で1000億円を1度超えたことはあるが、再度超えることが目標」と森社長。
600億円台→1000億円は約1.5倍。
時価総額という基準は結構これからアチコチで登場するかも知れない。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ハーモニック・ドライブ(6324)・・・動兆
ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)に注目する。
同社は産業用ロボットや半導体製造装置に組み込まれるメカトロニクス製品が中核。
トータル・モーション・コントロールを構成する技術・技能を提供している。
対象はスマホ・タブレット、薄型テレビ、携帯電話、パソコン、自動車へと及んでいる。
また作業用ロボットは人出不足を補う軽作業へと普及。
医療・介護・リハビリ・流通・航空宇宙・資源採削などでの用途に期待感が高い。
自動車の次世代モビリティも当然ターゲットだ。
業績は絶好調。
(2440円)
3月23日 相場展望
【オープニングコメント】
23日の日経平均株価は堅調な展開が期待される。20日のNYダウ、ナスダックともに上昇したこともあり、売り込みづらい需給状況か。日経平均予想レンジは、19500-19750円のレンジを想定する。
今回の配当落ち分は日経平均で110円超とみられている、日経平均では19700円を捉えてくる可能性がある。
今週は3月期末配当・権利最終日、および新年度入り相場を迎える。3月・9月期決算の配当取り最終日となる26日に向けては、配当志向の物色が強まるだろう。
また、先週末はマザーズ市場に久々に強い動きがみられ、指数は25日線を回復した。マザーズ市場が復活の動きをみせるかどうか注目したい。
主要外国証券経由の注文動向は、売り530万株、買い810万株で、差し引き280万株の買い越し。買い越しは3営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、化学、情報通信、電機、その他製品、機械、陸運、ゴム、銀行、不動産など。
買いセクターに、不動産、薬品、機械、電機、不動産、精密、自動車、保険、銀行、電子機器、証券など。
【NY概況】
20日のNYダウ平均は168.62ドル高の18127.65、ナスダックは34.04ポイント高の5026.42で取引を終了。
ユーロ安の影響で欧州企業の業績が上がるとの期待から欧州株が全面高となったことも好感され、終日堅調推移となった。ナスダックは5000ポイントを回復。
セクター別では、テクノロジー・ハード・機器を除いて全面高となっており、特に不動産や家庭用品・パーソナル用品の上昇が目立った。
日経平均先物は上昇した。6月物は前日比190円高の1万9575円で終え、同日の大阪取引所の終値を75円上回った。米国での低金利政策が長引くとの見方から、米株式相場とともに買われた。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19625 ( +125 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19575 ( +75 )
( )は大取終値比
【予定】
■23(月)
【国内】
3月月例経済報告
《株主総会》
ガンホー、東亜石
《銘柄異動》
ジャムコ、アビスト、クニミネ工業
【海外】
台湾2月失業率(9:30)
シンガポール2月消費者物価(14:00)
台湾2月鉱工業生産(17:00)
ドイツ・ギリシャ首脳会談(ベルリン)
米2月シカゴ連銀全米活動指数(21:30)
米2月中古住宅販売件数(23:00)
ユーロ圏3月消費信頼感速報値(24日0:00)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【3月20日 相場概況】
日経平均は83円高と大引けにかけ強含み、昨年来高値更新 |
【大引け概況】
20日の東京株式市場で日経平均株価は反発した。
前日比83円66銭高の1万9560円22銭で終え、2000年4月14日以来、約15年ぶりの高値となった。
先高期待の根強さが下値をサポートし、売り一巡後は前日終値を挟んだ小動きが続いた。その後、大引けにかけて上げ幅を拡大する展開となり、昨年来高値を更新して本日の取引を終えた。
外国人投資家による日本株運用残高積み増しの買いが主要銘柄に入り、相場を押し上げた。
東証株価指数(TOPIX)は反発。終値は前日比4.70ポイント高の1580.51だった。JPX日経インデックス400も反発し、同34.87ポイント高の1万4356.35で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆6800億円、売買高は21億3014万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1109で、全体の59%を占めた。値下がりは612、変わらずは151だった。
個別では、トヨタ、ソフトバンク、三菱UFJ、みずほ、三井住友などが堅調。ヤフーが6%超上昇したほか、売買代金上位では東芝や楽天の上げも目立った
一方で、京成、京王、小田急、JR東日本といった鉄道株が安い。ヤマトHDや日通などの陸運株も下げた。新日鉄住金、旭化成、資生堂、コマツ、日清粉Gの下落も目立った。
東証2部株価指数は反発。大引けの2部指数は、前日比10.24ポイント高の4713.76となった。
理コランダ、ニホンフラッシュ、ベリテ、は値上がり率上位に買われた。半面、アーバンライフ、大和、IFISは値下がり率上位に売られた。
日経ジャスダック平均は、前日比10円05銭高の2465円12銭と4日ぶり反発。
倉元、タツモ、ローヤル電機、ニューテック、プロルートがストップ高で引け、岡本硝子、アイザワ証は値上がり率上位に買われた。半面、トミタ電機がストップ安で引け、アドテック、ULSグループ、インフォクリエなど値下がり率上位となった。
東証マザーズ指数は前日比20.03ポイント高の874.65と5日ぶり反発。
個別銘柄ではサイジニア、INSPECがストップ高。ウェルスマネ、コラボスは一時ストップ高と値を飛ばし、ホットランド、BEENOS、モブキャスも買われた。半面、ITbook、アドベンチャ、シリコンスタジオは売られた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,560.22 |
83.66 |
日経平均先物 |
19,500.00 |
60.00 |
TOPIX |
1,580.51 |
4.70 |
TOPIX先物 |
1,573.00 |
3.00 |
東証2部指数 |
4,713.76 |
10.24 |
JASDAQ |
2,465.12 |
10.05 |
マザーズ |
874.65 |
20.03 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2130140 |
2680039 |
東証2部 |
101350 |
20442 |
3月20日 相場概況
【前引け概況】
■日経平均株価 19,486.75(+10.19)
■東証1部出来高 9.54億株
■東証1部売買代金 1.16兆円
■日経平均先物 19,410(-30)
■TOPIX 1,573.06(-2.75)
■騰落 上昇851/下落828
■日経JQ 2,462.49(+7.42)
------------------------------------
日経平均株価は小反発。前場は前日比10円19銭高の1万9486円75銭で終えた。
寄り付きは小幅高からスタートしたものの、19日のNYダウが100ドル超の下落となったことや、短期的な過熱感が意識され、利益確定売りに傾き、下げ幅を拡大。一時19416.63円まで下落する場面もあった、売り一巡後は、先高期待の根強さから押し目買いが入り、プラス転換。小幅に反発して前場取引を終了。
業種別では、多くの業種が値下がりした。値下がり上位は、その他製品、鉄鋼、その他金融業。一方、値上がり上位は、海運業、電気・ガス業、サービス業。
任天堂がディーエヌエとの業務・資本提携を受けて急伸していた反動から売られた。鉄道株も下落が目立つ。
東証株価指数(TOPIX)とJPX日経インデックス400は続落だった。
東証2部株価指数は続落した。ラオックス、南海辰村、アバンライフなどが下げた。エリアクエスやジャムコは上げた。
日経ジャスダック平均は前日比7円42銭高の2462円49銭と反発。
タツモ、ニューテックがストップ高に買われ、倉元、ローヤル電機、岡本硝子は一時ストップ高、J・エスコムHD、アイザワ証、は値上がり率上位となった。半面、ULSグループ、アイレックス、アドテックに売られた。
東証マザーズは前日比21.49ポイント高の876.11と反発。
個別銘柄ではウェルスマネ、GDO、BEENOS、オプティムが買われた。半面、ITbook、シリコンスタジオ、エクストリームは売られた。
19日に新規上場したショーケース・ティービーは公開価格(1800円)の2.9倍にあたる5290円の初音をつけ、前場は4675円で引けている。
3月20日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,430.65(-45.91)
■日経平均先物 19,340(-100)
■TOPIX先物 1,560.00(-10.00)
■騰落 上昇810/下落873
■日経JQ 2,457.01(+1.94)
■マザーズ指数 867.07(+12.45)
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は810、値下がり銘柄数は873、変わらずは182銘柄だった。値上がり銘柄数は全体の43%。業種別の値上がりは、海運、ガラス・土石、輸送の3業種のみ。値下がり率上位はその他製品、鉄鋼、非鉄、保険、繊維、鉱業、化学、精密など。
20日日経平均株価は軟調な展開となっている。前日比59円93銭安の1万9416円63銭まで下げる場面があった。1万9500円に接近すると利益確定の売りが出やすくなっている。週末や年度末が近づいてきたことで持ち高調整の売りも出やすい。ただ、引き続き日本株の長期運用残高を積み増そうとする海外投資家の買いや、配当権利取りを狙った買いも根強く、一方的に下値を探るような展開にはなっていない。
東証株価指数(TOPIX)とJPX日経インデックス400は続落している。
個別では任天堂がディーエヌエとの業務・資本提携を受けて急伸していた反動から、一時6.7%安となった。鉄道株に下落が目立っている。
ヤフーが一時7.7%高となった。前日に2015年3月期の年間配当を8.86円と前期の2倍にすると発表。16年3月期以降も同水準の配当を続ける方針だといい、投資家の買いを誘った。指数寄与度の高いファーストリテは堅調に推移、住友重、東ソー、富士通なども高い。
東証2部株価指数は続落している。ラオックス、南海辰村、朝日インテクなどが下げた。エリアクエスやソディックは上昇した。
マザーズ指数が1%超の上昇になっており、資金の関心は中小型株に向かっている。
225先物はドイツ・クレディ・アムロ・大和・ニューエッジ・GSが買い越し。
モルスタ・JP・HSBC・UBS・SBI・バークレイズ・メリルが売り越し。
TOPIX先物はメリル・アムロ・ニューエッジ・パリバ・GSが買い越し。
クレディ・モルスタ・UBS・野村が売り越し。
外資系等はハーモニックドライブ(6324)、フジミイン(5384)、アステラス(4503)、参天(4536)、沢井(4555)、大塚HD(4578)、4℃(8008)、任天堂(7974)に注目。
テクニカル的にはミライト(1417)、バイタル(3151)、IIJ(3774)、積水化成(4228)、大チタ(5726)、邦チタ(5727)、千代田インテ(6915)、白銅(7637)、エネクス(8133)、イオンモ(8905)が動兆。
<兜町カタリスト>
「道半ば」
何も日本株だけが突出している訳ではない。
ドイツDAXは今週過去最高値を更新。
そしてロンドンFTSE100種は昨日過去最高値を更新。
NYダウもSP500も既に過去最高値であとはNASDAQ待ち。
そう考えると、高値の半分以下の日本株はまだまだ道半ばだろう。
因みに・・・。
日本の来期売上高は2.6%の伸びでEPSは14.5%増加。
PERは14.8倍。
アメリカは売上高が1%の伸びでEPSは5.2%の増加。
PERは17倍。
ドイツは売上高が4,7%の伸びでEPSは9.6%の増加。
PERは14.9倍。
中国は売上高が3.7%の伸びでEPSが6.9%の増加。
PERは9.7倍。
世界平均で売上高は1.7%の伸びでEPSは6.2%の増加。
PERは15.7倍。
直近の日経平均のEPSは1126円。
これが14.5%増加するのだから1126×1.145=1289円。
PERが世界平均の15.7倍なら1289円×15.7=20237円。
少し優しすぎる計算だがこれは今期の上方修正を織り込んでいない数字。
もしも今期15%増益ならば・・・。
1030×1.15×1.145×15.7=21293円。
なぜか日経商品面では「中古マンション一段高」の見出し。
2月の東京都の中古マンション平均価格は70平米換算で前月比1.3%上昇。
価格では4004万円だった。
個人・外国人の購入に加えリノベーーション事業の拡大が背景にあるとの指摘。
登場したのは中古マンション最大手のインテリックス(8940)の山本社長。
「利便性を重視して、中心部で探す傾向が強い」。
そして「物件は取り合い状態」。
確かに三菱地所が中古マンションに参入したとはいえ供給戸数は100戸程度。
当初目標は600戸程度たっだから程遠い。
しかもインテリックスは年間1000戸超の供給で過去15000戸以上を供給。
トップの座はゆるぎない。
4月新年度からはインテリックスとタッグを組んでのセミナーを開始予定。
2ヶ月で8回だから結構ハード。
因みに先週末の東証IRフェアで、最後に手締めを行ったのは同社のブースだった。
そういえば・・・。
REIT本は3度目の増刷決定。
次のETFの原稿に迫られているが、朗報だった。
久々にインスペック(6656)。l
プリント基板製造装置メーカー・ファーストELE(スイス)の株式51%取得の報。
連結子会社化するという。
取得価格5.2億円。
このうち4.5億円は「とうきょう活性化基金投資事業有限責任組合」からの融資。
一歩進んできた。
サリン事件20年。
新宿伊勢丹支店の営業課長に移動して数日後の出来事だった。
あれは平成7年のこと。
そういえば・・・。
平成7年7月7日は、日興証券創業77周年で相場が反転した日。
あの頃は、善悪は別にして証券会社の営業努力が相場に多少は影響力を持っていた。
今は昔の物語。
日経人事欄ではその古巣の人事異動が大きく掲載されていた。
もはや先輩や同期の名前は見られずほとんど後輩。
支店に新人で入ってきた女子社員が支店長だから、そんな時間軸なのだろう。
スケジュールを見てみると・・・
20日(金)コンビニ売上高、ソニーが中国でプレステ4発売予定
週末:春分の日、
23日(月)シカゴ連銀活動指数、中古住宅販売件数
24日(火)米新築住宅販売、中国HSBC製造業PMI
25日(水)企業向けサービス価格指数、米耐久財受注、独IFO景況感
26日(木)統一地方選挙告示、H−2Aロケット打ち上げ
27日(金)失業率、消費者物価、米10〜12月GDP確報値
3月期末権利配当付き最終が26日。
落ちが27日。
2000年4月14日、日経平均30銘柄入れ替え前水準は20434円。
コレを取り戻せば日経平均という指数の呪縛という長い頚木から解放される様な気がする。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
U−NEXT(9418)・・・動兆
U−NEXT(9418)に注目する。
同社が提供しているのは「楽しい(コンテンツ)」と「つながるサービス(通信環境)」。
ブロードバンドインターネット回線の販売代理店サービスのほか、
月額2980円の低価格モバイル通信サービス「U−MOBILE」を展開。
映像や電子書籍、音楽配信サービスも拡大基調。
ビデオオンデマンドンの市場規模はこの4年間で2倍に拡大。
インターネット対応テレビ保有世帯は全体の37.5%の1948万世帯。
同社を取り巻く環境は拡大基調。
SIMロックの解除や契約期間の縛りの撤廃に向けた動きも当社にとって追い風。
業績は好調。
(3770円)
3月20日 相場展望
【オープニングコメント】
20日の日経平均は、利食い先行の相場展開になりそうだ。
日経平均予想レンジは、19300-19500を想定する。
先高期待は依然として強いものの、日経平均の19500円回復により、いったんは利益確定が出やすいところである。
ただし、下落幅を大きく縮小する押し目買いの勢いは、きょうも継続しそうだ。
主要外国証券経由の注文動向は、売り2160万株、買い2360万株で、差し引き200万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、電機、自動車、建設、サービス、薬品、石油、情報通信、不動産、鉱業、機械など。
買いセクターに、情報通信、小売、不動産、電機、その他製品、銀行、建設、保険、サービス、商社など。
【NY概況】
19日のNYダウ平均は117.16ドル安の17959.03、ナスダックは9.55ポイント高の4992.38で取引を終了。
18日のFOMC発表をきっかけとした大幅上昇を受けて、利益確定の売りが先行した。為替相場で再びドル高が進行したことも嫌気された。
セクター別では、医薬品・バイオテクノロジーや消費者・サービスが上昇する一方、素材やエネルギーが下落した。
日経平均先物は小幅安で終わった。6月物は前日比10円安の1万9385円で引けた。19日の大取終値を55円下回った。前日に急伸したNYダウが反落し、日経平均先物も売られた。ただ、円相場の反落に加えて日本株への先高期待もあり、下げ幅は限られた。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19435 ( -5 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19385 ( -55 )
( )は大取終値比
【信用取引規制関係】
○東証、アサカ理研株の日々公表銘柄指定を解除 19日付。
○東証、ULSグルプ株の信用取引に臨時措置 委託保証金率を20日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
○東証、ブロッコリー株を日々公表銘柄に指定 20日から。
○東証、オルアバウト株の信用取引に関する臨時措置を解除 20日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
○東証、SLD株、ヒューマンW株、ヘルスケアM投資証券を制度信用銘柄に選定 20日売買分から。日証金も同日約定分から貸借融資銘柄に、25日から貸借担保金代用有価証券適格銘柄に追加。
○東証、制限値幅を拡大 江守HD株を下限のみ200円に拡大。20日に実施。
◎新規上場=〔東証マザーズ〕ファーストコーポレーション(1430、1stコーポ、建設)、RS Technologies(3445、RSテクノ、金属製品)、イード(6038、サービス)は24日
▲指定変更=〔ジャスダック〕藍沢は26日から1部
▲空売り比率=34.1%(東証、19日)
【19日の相場表変更】
◎新規上場=〔東1〕三重交GHD(不動産)〔東証マザーズ〕ヒューマンウェブ(ヒューマンW、商業)、ショーケース・ティービー(ショーケース、情報・通信)〔ジャスダック〕エスエルディー(SLD、商業)、不動産投資信託〔東〕ヘルスケア&メディカル投資法人 投資証券(ヘルスケアM)
▲指定変更=〔東名2→東名1〕三谷産業(商業)
◎監理銘柄に指定=〔東1(外国株)〕JPM
▲自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
OBARA GROUP 100万株、50億円
東海運 65万株、2億円
▲立合外分売
ダイキョーニシカワ 20日に3626円で18万株
ピーエイ 20日に193円で20万株
【予定】
■国内(20日)
2月コンビニエンスストア売上高(16:00)
2月17・18日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨
黒田日銀総裁講演
《決算発表》
石井表記、クロスプラス
《株主総会》
サーティワン、ワールドHD、JT、はかた匠、協和キリン、OATアグリオ、エナリス、富士変、オプテクスFA、A&T、IFIS、日本エスコン、ハウスフリダム、富士ソフト
《銘柄異動》
アルビス
■海外(20日)
台湾2月輸出受注(17:00)
ユーロ圏1月経常収支(18:00)
カナダ2月消費者物価・1月小売売上高(21:30)
メキシコ1月小売売上高(23:00)
《決算発表》
ティファニー
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【3月19日 相場概況】
日経平均大引け3日ぶり反落。 円高・ドル安が利益確定売り |
【大引け概況】
19日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落した。
終値は前日比67円92銭(安の1万9476円56銭だった。
前日に1万9500円の節目を約15年ぶりに超えて短期的な達成感が高まるなか、円高・ドル安が進んだことで利益確定売りが出た。
午前に一時は下げ幅を230円ほどに広げ、1万9300円台前半に下落した。ただ、日銀による上場投資信託(ETF)買いの思惑が浮上したほか、個人投資家などから押し目を拾う動きが入り、徐々に下げ幅を縮小。
午後に円相場が上げ幅を縮めた場面では株価指数先物に買いが入り、前日終値に迫る水準まで急速に下げ渋った。東証1部の売買代金は概算で2兆9453億円と、株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)算出で売買が膨らんだ13日(4兆3072億円)を除き、2月27日(3兆72億円)以来の多さだった。
相場の底堅さも際立った。朝方に一時小幅高に転じたほか、午後の取引でも約14円安の水準まで下げ渋る場面があった。円相場が朝方の1ドル=119円台を天井に上値が重くなり、株価も歩調を合わせる形で下げ幅を縮めた。下値ではすかさず押し目買いが入り、下値の堅さが売り方の買い戻しを誘った面もあるという。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに3営業日ぶりに反落した。
東証1部の売買高は22億6673万株。東証1部の値下がり銘柄数は1283、値上がり銘柄数は471、変わらずは115だった。業種別TOPIXでは水産・農林業が最大の下げ。銀行業や保険業、食料品の下げも目立った。
楽天が14時すぎ、一時下げに転じた。電子図書館事業の最大手の米社を買収する方針を固めたと伝わり、資金負担への懸念が強まった。三菱UFJや横浜銀が3%ほど下げた。一方、ソニーFH、三井ホームが午後に昨年来高値を付けた。
東京株式2部市場は7日ぶり反落。大引けの2部指数は、前日比15.76ポイント安の4703.52となった。
個別銘柄ではエリアクエスト、マナック、昭和HD、北越メタルが売られた。一方、大和、アサヒ衛陶、ワイイーデータ、キーウェアは買われた。
日経ジャスダック平均株価は3日続落した。終値は前日比22銭安い2455円07銭だった。朝方に上昇する場面があったものの、その後は軟調だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で747億円、売買高は2億1147万株だった。
個別銘柄ではエムケイシステム、セキュアヴェイル、ウェッジHD、石井工研が売られた。半面、アドテック、倉元、太洋工業、BBタワーは買われた。
東証マザーズ指数は4日続落した。終値は前日比0.80ポイント安の854.62だった。2014年10月21日以来、約5カ月ぶりの安値だった。売買代金は637億円と、14年5月14日以来約10カ月ぶりの低水準にとどまった。
個別銘柄ではコラボス、スノーピーク、BEENOS、DMPが売られた。一方、サイジニアがストップ高。エクストリームは一時ストップ高と値を飛ばし、FUJIKO、ALBERTは買われた
きょう新興市場に新規株式公開(IPO)した3社のうち、飲食店を手がけるSLD(ジャスダック)とヒューマンW(マザーズ)は午前に初値を付けた。初値は公開価格を1割強上回り、その後も公開価格を下回らずに推移した。ショーケース(マザーズ)は終日買い気配が続き、売買が成立しなかった。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,476.56 |
-67.92 |
日経平均先物 |
19,440.00 |
-40 |
TOPIX |
1,575.81 |
-6.65 |
TOPIX先物 |
1,570.00 |
-7.5 |
東証2部指数 |
4,703.52 |
-15.76 |
JASDAQ |
2,455.07 |
-0.22 |
マザーズ |
854.62 |
-0.8 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2266730 |
2945372 |
東証2部 |
111220 |
22699 |
3月19日 相場概要(前場)
【前引け概況】
■日経平均株価 19,418.38(-126.10)
■東証1部出来高 12.00億株
■東証1部売買代金 1.55兆円
■日経平均先物 19,320(-160)
■TOPIX 1,571.35(-25.16)
■騰落 上昇398/下落1,339
■日経JQ 2,452.56(-2.73)
日経平均株価は反落。米早期利上げ観測の後退などを受けてドル・円が円高方向に振れ、小反落でスタートしました。
寄り付き後は押し目買いに一時プラス圏に切り返す場面もみられたが、19500円到達による達成感や短期的な過熱感から利益確定売りが強まる格好となり、200円超まで下げ幅を拡大した。ただ、売り一巡後は円が弱含んだこともあり、先物主導で下げ幅を縮小し前場の取引を終了。
業種別では、ほぼ全ての業種が値下がりした。値下がり上位は、その他金融業、保険業、銀行業。一方、値上がりしたのは、その他製品、サービス業。
TOPIXも反落。日経ジャスダック平均株価は続落。
<兜町カタリスト>
「飛梅」
昨日の日経平均は19500円台。
18000円→19000円が1ヶ月。
そこから3日で500円の上昇。
もっとも幅は同じだが日経平均1万円の時と比べれば率は半分。
市場では「任天堂・DENA祭り」との声。
シアトルマリナーズのスポンサーの任天堂。
横浜ベイスターズのスポンサーのDeNA。
野球を介して見ていると「海」が取り持つ縁だったのかも知れない。
14時に発表された2月の訪日外国人は前年比58%増の138万人。
中国からの訪問は前年比2.6倍の35万人。
桜の季節も夏の観光も秋の紅葉にもきっと彼らはやってくるのだろう。
2000万人時代はもうすぐそこといった印象。
おまけに地価は商業地では7年ぶりの下げ止まり。
全用途ではマイナス0.3%で5年連続でマイナス幅縮小。
1月1日時点だからひょっとすると現段階ではマイナスではないかも知れない。
そしてOECDは2015年の日本の成長率を前年比1%増と上方修正。
前回からは0.2%引上げた。
2016年は1.4%増の見通し。
今年の米国は3.1%増と据え置き、ユーロ圏は0.3%引上げて1.4%増。
決して悪くはない。
FOMCは「執行猶予」で通過の印象。
金融政策の正常化に関し「忍耐強く(patient)」いられるとした文言を削除。
約10年ぶりとなる利上げに道を開いた格好。
しかし成長率やインフレ率、政策金利見通しを軒並み引き下げ。
景気の先行きに関してはより慎重な姿勢となった。
2015年末のFF金利見通しの中央値は12月の1.125%→0.625%。
これにより利上げ時期予想は年央から秋に後ずれしたとの解釈。
理解不能なのがイエレン議長のコメント。
「フォワードガイダンス変更は、
FOMCが利上げ開始時期を決定したことを示していると解釈されるべきではない」。
そして「文言変更はとりわけ6月に必ずしも利上げを開始することを意味しない。
だがその可能性は排除できない」。
玉虫色で言質を取られないようなコメント。
ただ市場関係者は都合よく「年内利上げなし」の可能性とも受け止めている。
瑣末に囚われると大局が見えなくなるのが市場でもある。
因みに・・・。
2年債利回りは0.532%、3年債利回りは0.894%に低下。
1日としては2009年3月半ば以来の大幅な下げとなり2月6日以来の低水準を更新。
指標となる10年債利回りも一時1.91%と2月9日以来の低水準。
1日としては2013年9月半ば以来の大幅な下げを記録した。
「市場は、4、6月の利上げはもはや想定していない。
9月利上げの可能性も見込まれていないだろう。
そうした見方が債券価格を押し上げた」との声。
まさに執行猶予だろう。
日経平均の5日移動平均線は19294円。
25日線は18665円でプラス4.71%のカイ離。
75日線は17845円でプラス9.52%のカイ離。
200日線は16452円でプラス18.8%のカイ離。
いずれも警戒ゾーンではあるが・・・。
松井証券信用評価損益率速報は売り方マイナス13.879%。
買い方マイナス4.587%。
Quick調査の信用評価損率はマイナス8,24%で2週ぶりに改善。
裁定買い残は3兆702億円で前週比2233億円の減少。
8週間ぶりの減少となったがメジャSQという特殊要因もあろう。
ただ2000億円以上の減少で日経平均は週間で283円の上昇。
先物ではなく現物が株価を押し上げている印象が高い。
空売り比率は一昨日も昨日も29.2%と30%割れ。
日経平均HVは11.7。
日経VIは20.91。
このあたりの数値は悪くない。
大発会終値(年足陽線基準)は17408円。
1月16日安値は16592円。
2月3日節分底は17335円。
「思えば遠くへ来たもんだ」という感。
むしろ「東風吹かばにほひをこせよ梅花主なしとて春な忘るな」。
飛梅伝説のようなスピードとなったきたのかも知れない。
ただし・・・。
さだまさしの「飛梅」は「上り詰めたら下がるしかない」。
そうじゃなくて「時間と言う樹の想い出という落ち葉を拾い集めるのに夢中」。
この方が似合いそうな相場だろうか。
「兜町は春、いずれにしても春」。
日経平均寄り付き、もみ合い 達成感から利益確定売り先行 |
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,329.04(-213.05)
■日経平均先物 19,250(-230)
■TOPIX先物 1,567.68(-14.90)
■日経JQ 2,450.94(-4.48)
■マザーズ指数 848.47(-7.12)
日経平均は小幅に反落して始まった。
寄り付き後は一時プラス圏に転じる場面もみられたが、ドル・円が再度119円台に突入したことが嫌気され、日経平均は下げ幅を広げる展開。
18日の米国市場ではNYダウが220ドルを超える上昇となったが、FRBによるGDP成長率の下方修正を受けてドルが下落しており、利食い優勢の展開。また、日経平均が心理的な節目の19500円に乗せてきたこともあり、目先的な達成感も意識されやすいところ。もっとも、先高期待の強い状況は変わらない。
売買代金上位では、トヨタ、ソフトバンク、OLC、ファナック、村田製などが強い。半面、ソニー、三菱UFJ、三井住友、ファーストリテが冴えない。セクターでは、任天堂のインパクトからその他製品が上昇率トップ。
石油石炭、鉱業、パルプ紙、精密機器、サービス、非鉄金属などが上昇。半面、その他金融、保険、銀行、証券など金融関連セクターが冴えない。
3月19日 相場展望
【オープニングコメント】
19日の日経平均はやや利食い先行の展開になりそうだ。
日経平均予想レンジは、19300-19450を想定する
18日の米国市場ではNYダウが220ドル超の上昇となっているが、シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円安の19395円だったこともあり利食い先行の動きがでるだろう。
ストキャスは90を超えてきており、RSIは80に乗せてきており、過熱感は意識される。
ただし、外国人投資家による日本株への買い意欲は非常に強い印象がある。
個別では、小売株を中心にインバウンド関連への見直し買いや、ADRで比較的底堅かった銀行セクターへの物色が好まれそうだ。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1560万株、買い1630万株で、差し引き70万株の買い越し。買い越しは3営業日ぶり。金額は売り越し。
売りセクターに、銀行、商社、その他製品、食品、電機、精密、銀行、証券、小売、機械、情報通信など。
買いセクターに、小売、銀行、電機、不動産、陸運、建設、保険、サービス、機械、情報通信など。
【NY概況】
18日のNYダウは227.11ドル高の18076.19、ナスダックは45.39ポイント高の4982.83で取引を終了。
連邦公開市場委員会(FOMC)は、4月での利上げは「可能性は低い」と言及したほか、15年のGDP成長率を下方修正したことから早期利上げ観測が後退した。FOMCの発表をきっかけに一段高となり、引けにかけても堅調推移となった。
セクター別では、銀行を除いて全面高となっており、特にエネルギーや公益事業の上昇が目立った。
18日の日経平均先物は買い先行の後、伸び悩んだ。6月物は前日比15円高の1万9395円で取引を終えた。18日の大取終値は85円下回った。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け緩和的な金融政策運営が長引くとの見通しが強まり、米株とともに買われた。6月物は一時1万9530円まで買われた。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19445 (?-35?)
シカゴ日経225先物(円建て) 19395 (?-85?)
( )は大取終値比
【予定】
■国内(19日)
1月全産業活動指数(13:30)
《決算発表》
クスリのアオキ、トミタ電機
《株主総会》
TRUCKONE、GMOクラウド、GMO−AP、カナレ電気、妙徳、太洋工業
《新規上場》
ヘルスケア&メディカル、ショーケース、SLD、ヒューマンW
■海外(19日)
NZ10-12月期GDP(6:45)
EU首脳会議(ブリュッセル、〜20日)
スイス中銀政策金利発表(17:30)
ノルウェー中銀が政策金利発表(18:30)
米10-12月期経常収支(21:30)
露2月小売売上高・失業率(22:00)
米3月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(23:00)
米2月CB景気先行総合指数(23:00)
米10年インフレ連動国債入札
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
3月18日 相場概況
【大引け概況】
18日の日経平均株価は続伸した。終値は前日比107円48銭高い1万9544円48銭で、2000年4月14日以来ほぼ15年ぶりの高値となった。
寄付きは利益確定売りが先行し、日経平均は安く始まった。下値では押し目買いが入ったものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を日本時間19日未明に控え、模様眺めムードが広がって後場中ごろまでは一進一退の展開だった。
旺盛な押し目買いを映して戻り足に転じ、引けにかけて売り方の買い戻しや、買わざるリスクを意識した機関投資家の買いなどが株価を押し上げた。
14時に日本政府観光局(JNTO)が公表した2月の訪日外客数(推計値)は中華圏の春節の影響もあり、前年同月を57.6%上回る138万7000人と単月としては過去最高を更新した。小売株などインバウンド関連銘柄の上昇につながり上げ幅を拡大した。
JPX日経インデックス400も続伸した。前日比82.33ポイント高の1万4385.44と、14年1月に算出を始めて以来の高値を付けた。東証株価指数(TOPIX)も続伸。前日比11.96ポイント高の1582.46と2007年11月2日以来、約7年4カ月ぶりの高値を付けた。
東証1部の売買代金は概算で2兆5369億円、売買高は20億4469万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の55%にあたる1030、値下がりは683、変わらずは155だった。業種別TOPIXは全33業種中27業種が上げた。「その他製品」や「電気機器」、「サービス業」の上昇が目立つ。
資本・業務提携で基本合意した任天堂とディーエヌエがともに制限値幅の上限(ストップ高水準)で取引を終えた。トヨタ、ソニーや三菱UFJが上昇。OLC、ファナックや川重が上げた。ソフトバンクや三井物、日立が下げた。KDDI、ファストリや洋ゴムが下落した。
東証2部株価指数は6日続伸した。ラオックスやエリアクエス、アバンライフが上げた。リード、昭和HDやソディックが下げた。
日経ジャスダック平均株価は続落した。この日の終値は前日比2円47銭安の2455円29銭だった。日経平均株価が上昇するなか、東証1部の主力銘柄に個人投資家の資金が向かった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を日本時間の19日未明に控え、持ち高を整理する動きも広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で828億円、売買高は1億9838万株。倉元やウェッジHD、3DMなどが売られた。半面、日本エスコンや明豊エンターなどは買われた。
前日にジャスダック市場に新規上場したMKシステムは、午後に公開価格の4.3倍にあたる1万5120円で初値をつけた。その後は目先の利益を確定させる売りが膨らみ、1万4110円でこの日の取引を終えた。
東証マザーズ指数は3日続落した。大引け時点は前日比2.73ポイント安の855.42だった。個別では、モルフォ、ミクシィ、モブキャス、ナノキャリア、スノーピークなどが軟調。決算発表を受けてエニグモが10%超の下落となったほか、ビーロットも利益確定売り優勢で下げが目立った。一方、アクロディア、ACCESS、OTS、サイバダイン、ALBERTなどが堅調。ファーマF、ITBOOK、アドベンチャーがストップ高となった。
前日マザーズ市場に新規上場したコラボスは朝方、公開価格の2.4倍にあたる8600円で初値を付けた。その後は利益確定売りが優勢になり、大引け時点で制限値幅の下限(ストップ安水準)となる7100円で配分された。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,544.48 |
107.48 |
日経平均先物 |
19,480.00 |
80 |
TOPIX |
1,582.46 |
11.96 |
TOPIX先物 |
1,577.50 |
13.5 |
東証2部指数 |
4,719.28 |
11.95 |
JASDAQ |
2,455.29 |
-2.47 |
マザーズ |
855.42 |
-2.73 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2044690 |
2536950 |
東証2部 |
156960 |
32742 |
3月18日 相場概要(前場)
日経平均前引け小幅に反落、13円安の1万9423円、利益確定売り |
【前引け概況】
■日経平均株価 19,423.99(-13.01)
■東証1部出来高 9.98億株
■東証1部売買代金 1.21兆円
■日経平均先物 19,340(-60)
■TOPIX 1,573.55(+3.05)
■騰落 上昇758/下落929
■日経JQ 2,451.87(-5.89)
----------------------------------
日経平均株価は小幅に反落し、午前の終値は前日比13円01銭安の1万9423円99銭だった。17日の米国市場でNYダウが100ドル超の下落になったことなどを受けて、売り先行でスタート。その後、プラス圏に切り返す場面もみられましたが、買い一巡は、寄り前の外資系証券フローが大幅売り越しとなっていたことや短期的な過熱警戒感、FOMCの結果やイエレンFRB議長会見の内容を見極めたいとのムードから、再び軟化し、19400円台水準でもみ合い前場取引を終了。
セクター別では、その他製品、電気機器、精密機器、サービス業、陸運などが上昇する一方、鉱業、ゴム製品、水産農林、石油石炭、ガラス土石などが下落
TOPIXは続伸。
東証2部株価指数は6営業日ぶりに反落した。2部指数は前日比1.44ポイント安の4705.89となった。
リード、昭和HD、日本パワーファスは売られた。一方、ワイイーデータがストップ高に買われ、マナック、アーバンライフ、エリア、ラオックスは値上がりとなった。
日経ジャスダック平均株価は続落した。前場終値は前日比5円89銭安の2451円87銭だった。日本時間19日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、持ち高を一旦整理する動きが優勢になった。
アクモス、倉元や3DM、ウェッジHDが下落した。半面、アイレックス、明豊エンターや日本エスコンなどが上昇した。
前日に新規上場したエムケイシステムは気配値を切り上げ、この日前場も公開価格3500円に対して、1万3790円カイ気配のまま値がついていない。
東証マザーズ指数は3日続落した。前引け時点は前日比3.14ポイント安の855.01だった。ミクシィ、エニグモ、モブキャス、比較が売られた。アドベンチャ、アクセルM、シリコンスタ、ITbook、モルフォなどは買われた。
前日に新規上場したコラボスは公開価格3620円の約2.4倍となる8600円で初値をつけ、直後に8750円まで上昇したが、その後は7100円ストップ安まで売り込まれ、前引けは7180円。
<兜町カタリスト>
「熱き心」
なかなか上場来高値を抜けなかったトヨタ。
昨日ようやく更新した。
東証アローズはカメラクルーもなく静謐そのものだった。
あまりに淋しいので、実況しながら拍手をしたが・・・。
計算してみると、日経平均株価は19437円。
PERは17.26倍。
ということは、1株当たり利益は1126円。
前期末が1030円だったから9,3%の増益見通しということ。
日経平均採用銘柄は2ケタ増益の手前まできた。
それも住友商事の2000億円規模のシェール等の特損を織り込んでの数字。
決して悪くはないし、おそらく5月の着地ではさらに全体増益は拡大しよう。
勝手に日本株が上がっている訳ではなく、それなりの理由はある。
残念なのは、依然としてTVクルーが少ないこと。
日経平均が1万円を割れたときは20〜30台だった。
2万円を15年ぶりに越える時には何台のTVクルーが登場するのだろうか。
数台だとしたら、やはり寂しい。
ただ、2万円を越えてくると、また八重洲の証券会社の店頭での風景が増えるのだろう。
「株が上がってどうですか」。
「嬉しいね。良かったね」というあの風景。
マスコミは本当は「株が下がってどうですか」。
「心配で心配でなりません」。
この風景が大好き。
相場のトレンドが上向きだから仕方なく撮影はする。
でも自分たちが儲けている訳ではないので、どちらかといえば冷たい印象。
人が損することを喜び、人が儲かることを妬むのがマスコミなのかも知れない。
「熱き心に時よ戻れ♪」なんてアナクロニズムなのだろうか。
因みに2013年6月作成の兜町ポエム。
↓
「熱き相場に」(熱き心)
東証の金魚鉢
流れる株価はるか
時に人恋しく
買った値に触れもせず
塩漬けた株いずこ
胸は焦がれるまま
熱き相場に時よ戻れ
懐かしい材料連れて戻れよ
ああ春には花咲くバイオが
ああ夏には蠢くクラウド
夢を誘う
相場を語る
熱き心に株を重ね
夜の更けるままにCMEを募らせ
ああ秋には色づくゲーム
ああ冬にはインフラ整備
相場を叩く
先を読もう先を
東証の金魚鉢
夢追い人ひとり
風を読んでいく
熱き相場兜町に
ドルベースの日経平均も160ポイント越えで高値を更新した。
外からの目も岡目八目ではなくなってくるのだろう。
------------------------
「チキン」
「乗らねばならぬチキンレース」との指摘。
そして「期末までは売れない」との声。
2万円まであと500円程度。
歴史を振り返れば2000年4月14日と17日の日経平均のマド。
先物で20350円→19550円。
日経平均採用銘柄の入れ替えと600ドル超のNYダウ下落が背景だった。
このマドを埋めてくると、指数はさらに歴史を遡ることになろうか。
因みに年初から先週末メジャーSQまでの上昇率は日経平均で10.33%。
TOPIXで」10.86%、JPX日経400で11.23%。
JPXがベストで、「ROE重視の姿勢」との指摘もある。
日銀のETF買いも下支えで奏功していることになる。
そのETFの買い入れ対象は13銘柄。
クロスなどからの推定では225系が192億円で全体の54%。
TOPIX系が148億円で全体の42%。
JPX系が11億円で全体の4%だから少し辻褄は合わないが・・・。
個別では・・・
1305が34.8億円、1306が72.8億円、1308が32.5億円、
1320が41.5億円、1321が86.9億円、1329が4.7億円、
1330が40.6億円、1346が17.8億円、1348が7.7億円、
1591が6.6億円、1592が1.1億円、1593が2.6億円、
1599が1.5億円。
興味深いのは、レバレッジETFの空売り。
福岡の個人投資家さんが日経レバ(1570)の空売り。
大阪のお米やさんが、TPX2倍(1568)を空売り
踏むのか乗せるのか興味深いところではある。
3月18日 相場概要
日経平均、小幅反落。米株安を嫌気、FOMC控え様子見ムード |
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,413.60(-23.40)
■日経平均先物 19,320(-80)
■TOPIX先物 1,566.00(+2.00)
■騰落 上昇766/下落891
■日経JQ 2,451.63(-6.13)
■マザーズ指数 852.35(-5.80)
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は766、値下がり銘柄数は891、変わらずは204銘柄だった。業種別では33業種中17業種前後が高い。値上がり上位にその他製品、保険、電気機器、陸運、その他金融、サービスなど。半面、値下がりで目立つのは鉱業、ゴム製品、非鉄、石油、水産、情報通信など。
18日の日経平均株価は小幅反落して始まった。
寄り付き後の日経平均は一時19389.24円まで下げた後、プラス圏に切り返す場面もあった。先高期待は根強いものの、寄り前の外資系証券フローが大幅売り越しとなっていたことや短期的な過熱警戒感などが上値抑制要因になっているほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果やイエレンFRB議長会見の内容を見極めたいとのムードから、前日終値を挟んだ小動きの展開。
そのなかで、資本業務提携を受けて任天堂とDeNAがストップ高買い気配となっており、ホシデンなど任天堂関連にも物色が波及している。
ソニー、トヨタやファナックが高い。
三菱UFJ、ソフトバンクや日立が安い。三井住友FG、グリーや三井物が下げた。
東証2部株価指数は6営業日ぶりに反落している。リードや昭和HD、ソディックが売られた。ラオックス、アバンライフや朝日インテクが買われた。
8時50分に発表された2月貿易収支は、4246億円の赤字となった。赤字は32カ月連続。
【レーティング情報】
【格上げ】
●バークレイズ証券
・京都銀(東1:8369)―投資判断 Under→Equal、目標株価 820→1155円
【目標株価引き上げ】
●バークレイズ証券
・昭電工(東1:4004)―投資判断 Over継続、目標株価 210→220円
【目標株価引き下げ】
●UBS証券
・新日鉄(東1:5401)―投資判断 Buy継続、目標株価 430→410円
●ゴールドマン・サックス証券
・マツダ(東1:7261)―投資判断 買い継続、目標株価 3100→2850円
●マッコーリー証券
・ソフトバンク(東1:9984)―投資判断 OP継続、目標株価 10500→9300円
3月18日 相場展望
【オープニングコメント】
18日の日経平均株価は、揉み合い相場展開を予想。
日経平均予想レンジは、19300-19450円のレンジを想定。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとするムードも根強く、高値圏での狭いレンジ取引が続きそうである。
東証一部の騰落レシオ(25日)の130%超えが続いていることや、空売り比率なども30%を割り込んでおり、目先は上値の重さが嫌気される可能性が高い。
本日の市場の関心は、任天堂の動向に集まりそうである。任天堂は、ディーエヌエーとスマートフォン向けのゲームの開発などを共同で進めるため、相互の株式を持ち合う形で資本提携することで合意したと発表した。
この発表を受けて他のゲーム株などへの波及が意識されやすい。一方でゲーム機などを手掛ける企業について波及効果があるかかどうかを見極めたい。
主要外国証券経由寄り付き前動向は、
売り4390万株、買い1860万株
差し引き2530万株の売り越し。
金額ベースは売り越し。
米国系は売り越し、欧州系は買い越し。
売りは海運、証券、薬品など
買いはサービス、その他製品、機械、保険など
売り買い交錯は建設、電機、小売、自動車、化学、情報通信、銀行など。
【NY概況】
17日のNYダウは128.34ドル安の17849.08、ナスダックは7.93ポイント高の4937.44で取引を終了した。
2月住宅着工件数が市場予想を大幅に下回ったことで売りが先行した。引けにかけて下げ幅をやや縮小する展開となった。
セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や商業・専門サービスが上昇する一方で素材や食品・生活必需品小売が下落。
17日の日経平均先物は5日続伸した。6月物は前日比50円高の1万9380円で取引を終えた。17日の大取終値は20円下回った。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19430 ( +30 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19380 ( -20 )
( )は大取終値比
【予定】
■18(水)
【国内】
2月貿易統計(8:50)
2月工作機械受注確報値(15:00)
2月訪日外客数
20年国債入札
2月日本製半導体製造装置BBレシオ
春闘集中回答日
15年の公示地価
米オバマ大統領のミシェル夫人が初来日(〜20日)
《株主総会》
ルーデン、ブロンコB、GMOリサーチ、ミルボン、GMO TECH、ニッセンHD
【海外】
韓国2月失業率(8:00)
中国2月70都市新築住宅価格
南ア2月消費者物価(17:00)
英2月失業率(18:30)
英中銀金融政策委員会の議事要旨(4〜5日開催分、18:30)
ユーロ圏1月貿易収支(19:00)
南ア1月小売売上高(20:00)
イエレンFRB議長会見・景気見通し(金利発表、19日3:00)
《決算発表》
テンセント
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
3月17日 相場概況(大引け)
日経平均大引け、反発し1万9400円台 15年ぶり高値 |
【大引け概況】
17日の日経平均株価は反発し、終値は前日比190円94銭高の1万9437円ちょうどだった。2000年4月14日以来ほぼ15年ぶりの高値となる。
日経平均株価は一時230円高超に買われる場面があったが、大引けはやや緩んだ。
あすにFOMCを控え、これを見極めたいとの思惑が働き、日経平均は引けにかけやや伸び悩んだ。
国内大手企業の賃上げ報道が相次ぎ、個人消費の回復につながるとの期待が強まったうえ、資本効率の向上を目指す企業の取り組みを評価した買いが続いた。
東証規模別株価指数で「大型株」の上昇率が「中型」や「小型」に比べて大きく、海外勢が国際的に名の通った主力の大型株に買いを入れているとの見方が出ていた。
東証株価指数(TOPIX)は反発。終値は前日比12.29ポイント高の1570.50で、07年11月6日以来、約7年4カ月ぶりの高値。JPX日経インデックス400も反発した。同126.96ポイント高の1万4303.11と、14年1月に算出を始めて以来の高値を更新した。
東証1部の売買代金は概算で2兆4539億円、売買高は19億4249万株。東証1部の値上がり銘柄数は1024、値下がりは679、変わらずは165だった。
個別では、トヨタが堅調、ソニー、ファナックも買われた。
大幅増配を発表した丸三が制限値幅の上限(ストップ高水準)まで上昇。ファストリや自動車株の一角が軟調だった。
東証2部株価指数は5日続伸し、06年5月15日以来約8年10カ月ぶりの高値。リード、日本パワーファス、ソディック、ジャムコが上昇。一方、マナック、象印、コメ兵、相模ゴが下落した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で894億円、売買高は2億1982万株だった。
Dマトリックスがストップ安で引け太洋工業、アイレックス、ULSグルプ、日本通信は下落。半面、倉元、アルトナー、JPN HD、BBタワー、ウェッジHD、アクモスは上昇した。
きょう新規上場したMKシステムは終日買い気配が続き、取引が成立しなかった。最終の気配値は、公募・売り出し価格(公開価格、3500円)の2.3倍にあたる8050円だった。
東証マザーズ指数は続落した。大引けは前日比4.66ポイント安の858.15だった。ITbookやシリコンスタ、カイオム、モブキャスが売られた。モルフォ、ミクシィ、ACCESS、UBICには買いが入った。きょう新規上場のコラボスにも買い注文が膨らんだ。初日は売買が成立せず、最終気配値は公開価格(3620円)の2.3倍にあたる8330円だった。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,437.00 |
190.94 |
日経平均先物 |
19,400.00 |
150 |
TOPIX |
1,570.50 |
12.29 |
TOPIX先物 |
1,564.00 |
10 |
東証2部指数 |
4,707.33 |
33.03 |
JASDAQ |
2,457.76 |
-2.22 |
マザーズ |
858.15 |
-4.66 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1942490 |
2453968 |
東証2部 |
165430 |
37298 |
「蚕」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
先月から一部で報じられた「3月16日ブラックマンデー説」を横目に
大幅高のNY株とCME日経225先物。
冬の名残の冷気を取り払って、春の気配の暖かさは、
相場と気候の体感温度が珍しく一致したような気になります。
蚕が桑の葉を食べつくす音。
残念ながら聞いたことはありませんが、
株式市場がニュースを貪り尽くす格好はそんなものでしょうか。
ただ蚕が食べた桑は栄養になって最後は絹になりますが、
株式市場で食べ尽くされるニュースはどちらかというと忘却の彼方に置き去りにされがち。
そうは言っても・・・。
時間の経過とともに次から次へと現れるニュースを食べて育つのも株式市場。
ひょっとすると・・・。
株式市場では忘れることが次の栄養価を得るための手段なのかも知れません。
何も言われなくなったギリシャ、報道が少なくなったウクライナ。・
中国景気が減速しようと見向きもしない投資心理。
あれだけ大騒ぎしたことって一体なんだったのでしょうというほど
悪材料は悪材料視されなくなりました。
いずれどこかの時点で日経平均株価が2万円に乗せてきたとしたら、
感覚的には「卒業式の日の午後の教室」みたいな感じになるのでしょうか。
あるいは「入学式の午前中」みたいな緊張感を伴った期待感になるのでしょうか。
空気の緩んできた春の季節にふさわしい相場展開になってきました。
このところ報じられている南太平洋バヌアツへのサイクロン直撃。
首都のポートビラには5回ほど行ったことがあり、心配な出来事です。
直行便はなく日本からはシドニー経由でトランジットを入れて
約24時間の行程の83の島々からなる共和国。
かつては英仏共同統治という珍しい形態だったために、
街中のレストランは8時ころまでは英国系の人たち、
それ以降は仏系の人たちと微妙に時間が分かれていました。
英国系は金融・法律系、仏系はインフラ系という見事な棲み分けは
バヌアツに限らず世界で見受けられること。
しかも面白いことにあの国では意外とアメリカ人の影が薄く、
逆に中国が大きくなってきていました。
地球のへそ呼ばれるくらいの場所でしたからある意味では国際情勢を反映した縮図だったのかも知れません。
日本から訪問する人はJICAを含めて年1000人弱。
それでも空港には「バヌアツ人」とか「外国人」という表記がありましたから驚きでした。
聞けは、日本の電鉄系の建設会社がインフラ整備を手がけていたとの話。
意外なところで、日本企業が活躍していました。
日本の蚊取線香は必需品。
そしてあそこまで言っても日本の食料品は大人気。
バヌアツで育った牛の多くはオーストラリアを経由してOGビーフとなっていました。
あの綺麗な島々は今はどんなになっているのでしょうか。
ところで、週末の東京国際フォーラムでの東証IRフェスタ。
あわただしくアチコチを動き回っていましたが、
感覚的には今までの参加者さんよりも新しい参加者さんが増えてきた印象でした。
このところのセミナーなどでも感じているのですが、
若い層の方々やご夫婦を含めたカップル、
そして女性が増えてきているような気がしました。
多くの投資家さんにご参加いただきありがとうございました。
3月17日 相場概況(前場)
日経平均前引け、165円高と反発。昨年来高値を更新 |
【前引け概況】
■日経平均 19,411.57(+165.51)
■東証1部出来高 9.36億株
■東証1部売買代金 1.14兆円
■日経平均先物 19,320(+70)
■TOPIX 1,568.72(+10.51)
■騰落 上昇1,007/下落685
■日経JQ 2,460.36(+0.38)
----------------------------------
日経平均株価は反発した。
前場の終値は前日比165円51銭高の1万9411円57銭だった。取引時間中としては約15年ぶりに1万9400円台に乗せた。
16日の欧米株高の流れに加え、日産自や電機大手各社などベアアップの動きが相次いでいることも好感され、買い先行でスタート。日銀金融政策決定会合の結果や黒田日銀総裁会見の内容、米FOMCの内容を見極めたいとのムードもある一方、先高期待の根強さから日経平均は堅調に推移。昨年来高値を更新する展開なった。
セクター別では、電気機器、証券、その他金融、医薬品、化学などが上昇する一方、パルプ紙、鉄鋼、水産農林、小売業などが下落。
TOPIXも反発。
日経ジャスダック平均株価は小幅に続伸した。前引けは前日比40銭高の2460円38銭だった。新興市場の銘柄にも買いが波及した。利益確定売りも出ており上値は重かった。ジャスダック平均は前日にかけ4日続伸し、2006年5月以来の水準に浮上。高値警戒感も意識されていた。
BBタワーやウェッジHD、アクモスが上昇。半面、ULSグルプやイマジニア、ノジマは下落した。きょう新規上場したMKシステムは朝方から買い気配が続き、まだ取引が成立していない。気配値は、公募・売り出し価格(公開価格、3500円)を2480円上回る5980円まで切り上げた。
東証マザーズは反発。前引けは前日比1.24ポイント高い864.05だったITbookやシリコンスタ、スノーピークが高い。モブキャスやOTS、ビーロットには売りが出た。きょう新規上場のコラボスも買い気配が続いた。前場終了時点での気配値は公開価格(3620円)より2620円高い6240円。
3月17日 相場概況
日経平均、反発。1万9400円台でスタート 米株高、賃上げが追い風 |
【寄り付き概況】
■日経平均株価 19,414.00(+167.94)
■日経平均先物 19,330(+80)
■TOPIX先物 1,560.00(+6.00)
■騰落 上昇1,020/下落635
■日経JQ 2,459.27(-0.71)
■マザーズ指数 864.00(+1.19)
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は1020、値下がり銘柄数は635、変わらずは209銘柄だった。業種別では33業種中28業種前後が高い。値上がり上位では電気機器、医薬品、証券、その他金融、精密機器、機械、化学など。半面、値下がりでは不動産、紙パルプ、小売など。
17日前場寄り付きの日経平均株価は反発して始まった。
始値は前日比179円83銭高の1万9425円89銭。取引時間中に1万9400円台をつけるのは2000年4月17日以来ほぼ15年ぶりだ。前日の欧米株高が支えとなっているほか、企業の賃上げ機運が国内の個人消費回復につながるとの見方から買いが先行している。企業の資本効率重視の取り組みも買いにつながった。
日立や三菱重に買いが先行。17日付の日本経済新聞朝刊が両社について「自己資本利益率(ROE)を経営目標に導入する」と報じた。前週に株主との対話路線にかじを切ると報じられファナックが急伸した経緯もあり、「日本企業の変化に着目した海外勢の買いが入っている」との声がある。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに反発して始まった。
好業績を評価した買いで、トヨタが上場来高値を更新。2015年の春季労使交渉で賃金を底上げするベースアップ(ベア)と伝わった日産自も高い。
ファナックやファストリが日経平均を大幅に押し上げている。
マイナンバー制度は来年1月からの施行で今年10月から番号を通知する段階に入るが、政府は10日に、マイナンバーの利用範囲を広げる「マイナンバー法改正案」を国会に提出しており関連銘柄へのマークが強まっている。
セキュアヴェイルは前日のストップ高の余勢を駆って一時133円高の998円まで急伸、またフリービットも5日続伸と買われている。
【レーティング情報】
【格上げ】
●クレディ・スイス証券
・ピジョン(東1:7956)―投資判断 Neutral→OP、目標株価 7600→10800円
【格下げ】
●みずほフィナンシャルグループ
・ANA(東1:9202)―投資判断 買い→中立、目標株価 280→330円
【目標株価引き上げ】
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・住友化(東1:4005)―投資判断 1継続、目標株価 500→680円
●野村証券
・住友鉱(東1:5713)―投資判断 Neutral継続、目標株価 1950→1960円
【目標株価引き下げ】
●バークレイズ証券
・ソフトバンク(東1:9984)―投資判断 Over継続、目標株価 11500→9300円
<兜町カタリスト>
「もろもろ」
ETFの原稿進行中。
以下はその一部。
↓
ハイリスクハイリターンは当たり前。
でもローリスクハイリターンがあって欲しいというのが切実な願いです。
ここで登場するのが債券のETFでしょうか。
新興国債券やハイイールド債などは、為替リスクはあるものの、
債券としての比較安定性がありそうです。
個別の債券投資よりはいいかも知れません。
ローリスク・ハイリターンと言っても景気がよく
株価が上昇基調の時にはあまり目にとまらないでしょう。
フツーのETFで値上がり益を追求すれば良いだけのことです、。
たぶん、景気の先行きが不透明な時にこのリスクっていう代物が登場してくるのでしょう。
待ち伏せ的にいえば、VIX先物の逆張りというのもアリでしょうか。
相場が安定的上昇基調の時に現物で仕込んでおいて、
あるいは、単価が底練りしている時に買っておくといいかも知れません。
株価が暴落する時には急騰する傾向にありますから、悪くはない筈です。
相場が安定しているときに買い増し。
相場が荒れているとき=暴落しているときに売り。
再び相場が安定したら買い増しをする。
こんな動作でローリスクハイリターンな投資をすることができる可能性大です。
資産を10倍以上にすることもできるかも知れません。
歴史的に低金利が続いてきたのが先進国の債券市場です。
もうこれ以上下がらないと思えば、債券ベア型というのも視野に入ってくるでしょう。
ただし、これはETFでは外国債対象しかありません。
国内の債券市場を対象にする、投信の野村債券ベア5倍などがあります。
ETFこそ最大のローリスクハイ一リターンという考え方もあります。
それは個別銘柄は不確定要素=ノイズが大きいからです。
この不確定要素=ノイズを除くには「平均」すれば良いと考えるとETFが浮上します。
ETFは個別銘柄に比べると不確定要素は当然低くなります。
しかし株式が本来持っているリスクプレミアムはそのまま
個別銘柄に比べるとローリスク・ハイリターンということです。
ただし・・・。
ノーリスクとローリスクは響きは似ていますが中身は似て非なるもの。
分散投資と長期投資を組み合わせればローリスクなんて言われましたが、リーマンショック
の時は資金を世界中の市場に分散しても損失がでました。
あるいはバブル崩壊以降の東京市場は25年以上も高値を更新できずにいます。
大切なのは、投資理論ではなく、自分の審美眼と相場観であることは間違いなさそうです。
金融大喜利から
↓
●この株を買うと儲かります→どんな株
カーバッテリーの会社→あがって止まります
(株)初高座→あがりっぱなし
ビオフェルミン→よく整腸します
天麩羅やさん→上手に上げて売ります
●NISAとかけてなんと解く?
大臣→私にもできそう
シングルマザーの結婚→ジュニアもよろしくね
オレオレ詐欺を断る→金はNAISA(ないさ)
お酌→トクトクトク(徳徳徳)
「お誕生日おめでとうと書いたチョコ」→ケーキにのっかります
3月17日 相場展望
【オープニングコメント】
17日の日経平均は、シカゴ先物にさや寄せする格好から買いが先行でのスタートだろう。
日経平均予想レンジは、19200-19450円のレンジを想定。
寄り付き後は、日銀の金融政策決定会合の結果待ちとなり、さらに17-18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとするムードも根強く、やや様子見色の強い相場展開になるだろう。
個別では好業績や株式分割を発表した銘柄には急伸する動きもあり、選別物色の様相が強まると予想する。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1580万株、買い1010万株で、差し引き570万株の売り越し。売り越しは3営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、銀行、電機、ガス、薬品、証券、紙パ、その他製品、小売、不動産など。
買いセクターに、化学、機械、小売、電機、情報通信、自動車、陸運、鉄鋼、建設、証券、不動産など。
【NY概況】
NYダウは228ドル高と大幅反発。
16日のNYダウは228.11ドル高の17977.42、ナスダックは57.75ポイント高の4929.51で取引を終了。
欧州中央銀行(ECB)の量的緩和策による輸出企業の業績向上やユーロ圏景気回復への期待感拡大から、欧州株が全面高となったことが好感され、米国株も買いが先行。ドル高が一服し、為替相場で主要通貨に対してドルが下落したことも好感され、終日堅調推移となった。
セクター別では、素材を除いて全面高となっており、特にヘルスケア機器・サービスや医薬品・バイオテクノロジーが上昇した。
日経平均先物は4日続伸した。6月物は前週末比120円高の1万9330円で引け、16日の大取終値を80円上回った。ドル高の一服を材料に米株が大幅反発し、日経平均先物も買われた。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19390 ( +140 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19330 ( +80 )
( )は大取所終値比
【予定】
■17(火)
【国内】
1月景気一致指数確報値(14:00)
黒田日銀総裁会見
《決算発表》
モロゾフ、アスクル、銚子丸、森ヒルズ、エニグモ、ナイガイ
《新規上場》
コラボス、MKシステム
【海外】
インドネシア中銀政策金利発表
イスラエル総選挙
南ア10-12月経常収支(17:00)
独3月ZEW景況感指数(19:00)
ユーロ圏2月消費者物価確報値(19:00)
トルコ中銀金融政策決定会合(金利発表、21:00)
FOMC(〜18日)
米2月住宅着工件数・建設許可件数(21:30)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【3月16日 相場概況】
日経平均(大引け) 4日ぶり反落 8円安、過熱感を警戒。日銀の金融政策会合など見極めたい様子 |
【大引け概況】
16日の日経平均株価は4日ぶりに反落し、前週末比8円19銭安の1万9246円06銭で終えた。前週末までの3日間で3%超上昇した反動で、利益確定売りが優勢になった。良好な企業業績や賃上げの浸透を手掛かりとした買いで上昇する場面があったが、相場の短期的な過熱を警戒する雰囲気が勝った。
17日まで行われる日銀の金融政策決定会合や、17〜18日に予定されるFOMCを前に、この結果を見極めたいとの思惑もあって上値も重かった。
ただ、買いが優勢な時間帯は長かった。各社の春季労使交渉が大幅なベースアップ(ベア)実施で決着したと相次いで伝わり、賃上げが浸透しているとの見方が浮上。停滞する個人消費の起爆剤になるとの期待から、投資家の物色意欲は依然強かった。
JPX日経インデックス400も4日ぶり反落。終値は前週末比25.55ポイント安の1万4176.15だった。東証株価指数(TOPIX)も4日ぶりに反落し、2.12ポイント安の1558.21で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆4517億円。売買高は19億7710万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は790。値上がりは955、変わらずは123銘柄だった。
個別では、三井住友が高く、KDDIも買われた。任天堂も堅調。アイロムHDが急伸、ぐるなび、KLabも値を飛ばした
東証2部株価指数は4日続伸した。ラオックスとソディックが上げ、朝日インテクとJトラストが下げた。
日経ジャスダック平均は、前週末比2円44銭高の2459円98銭と4日続伸。
2006年5月以来、8年10カ月ぶりの高値を連日で付けた。社会保障と税の共通番号(マイナンバー)関連など、情報・通信株が高かった。もっとも、あすから月末までに15社が新規株式公開(IPO)する予定で、IPO銘柄への投資に備えた換金売りが広がり、下げに転じる場面も目立った。
インフォクリエ、KTK、ジシステム、ニューテック、ウェッジHD、太洋工業などがストップ高で引け、OPTEX FA、アバール、アイレックスも値を飛ばした。半面、3Dマトリックスがストップ安で引け、日本テレホン、山王、FVCなど売られた。
東証マザーズ指数は前週末比7.08ポイント安の862.81と4日ぶり反落。
個別銘柄ではクラウドワークス、アクロデア、シリコンスタジオが売られた。一方、モルフォ、ITbook、アドベンチャがストップ高。ビーロット、比較、インターワークスは買われた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,246.06 |
-8.19 |
日経平均先物 |
19,250.00 |
50 |
TOPIX |
1,558.21 |
-2.12 |
TOPIX先物 |
1,554.00 |
3 |
東証2部指数 |
4,674.30 |
69.35 |
JASDAQ |
2,459.98 |
2.44 |
マザーズ |
862.81 |
-7.08 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1977100 |
2451732 |
東証2部 |
169710 |
40647 |
3月16日 相場概況(前場)
日銀の金融政策会合など見極めたい様子で日経平均は伸び悩み |
【前引け概況】
■日経平均株価 19,291.95(+37.70)
■東証1部出来高 10.03億株
■東証1部売買代金 1.17兆円
■日経平均先物 19,200(±0)
■TOPIX 1,560.17(-0.16)
■騰落 上昇1,008/下落701
■日経JQ 2,459.89(+2.35)
------------------------------
日経平均株価は4日続伸し、前週末比37円70銭高の1万9291円95銭。
2月生産者物価指数や3月ミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことなどから前週末13日の米国株式が下落したことから、売り先行でスタート。売り一巡後は、先週末の大幅上昇による反動が警戒されたものの、寄り付き後にファナックが切り返したことやトヨタのベア4000円決着報道など、賃上げ加速期待などを背景とした先高感の強さなどが下支え要因となり、プラス圏に転じた。その後は、19300円水準で堅調に推移し、前場取引を終了。
17〜18日にFOMCが開催されることで、この結果を見極めたいとのニーズから買い一巡後は上値も重い。
セクター別では、空運、その他製品、銀行、食料品、サービス業などが上昇する一方、鉱業、石油石炭、海運、ゴム製品、医薬品などが下落している。
TOPIXは反落。
日経ジャスダック平均株価は続伸。前引けは前週末に比べ2円35銭高い2459円89銭だった。前週末に付けた2006年5月以来、約8年10カ月ぶりの高値を上回った。社会保障と税の共通番号(マイナンバー)関連など、情報・通信株が高い。
ウェッジHDやカーディナル、アクモスが上昇した。半面、イマジニアやノジマ、フィールズが下落した。
東証マザーズ指数は反落した。前引けは前週末比0.62ポイント安い869.27だった。ミクシィや時価総額上位のバイオ関連株の下落が重荷になった。シリコンスタやACCESSが下落した。一方で、ITbookやモブキャス、フィンテックは上昇した
3月16日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均株価19,341.75(+87.50)
■日経平均先物 19,270(+70)
■TOPIX先物 1,557.00(+6.00)
■騰落 上昇1,015/下落674
■日経JQ 2,457.15(-0.39)
■マザーズ指数 866.31(-3.58)
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は1015、値下がり銘柄数は674、変わらずは176銘柄だった。業種別では33業種中21業種前後が高く、 値上がり上位に銀行、その他金融、その他製品、空運、不動産など。半面、値下がりで目立つのは鉱業、ゴム製品、海運、石油など。
16日前場寄り付きの日経平均株価は高く推移している。
上げ幅を80円程度まで拡大し、1万9300円台まで水準を切り上げた。
短期的な過熱感から売りに押される場面もあったが、市場では企業業績の拡大を背景に先高観が根強い。懸案だった企業の賃上げ動向に明るい兆しもあり、運用リスクをとる動きがじわりと広がった。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小じっかりの展開になった。
16日付の日本経済新聞朝刊は「トヨタの2015年の春季労使交渉は15日、月給を一律に上げるベースアップ(ベア)を過去最高の月4000円とすることで事実上決着した」と報じた個人消費の起爆剤として賃上げに注目する投資家は多く、心理を強気に傾ける要因になった。
ファナックが連日で上場来高値を更新。金融の三菱UFJや三井住友FG、みずほFGがそろって上げた。安く始まったトヨタも小幅ながら上昇へ転じた。
稼足銘柄で紹介しているアイネス(9742)、ITbook(3742)、ラック(3857)など、情報サービス関連株に買いが集まっている。
政府は国民に割り振る社会保障と税の共通番号を2018年にも戸籍に適用することを検討すると15日付の日本経済新聞が1面で報じ、マイナンバー関連に位置付けられる銘柄への注目度が一段と高まりをみせている。
225先物はモルスタ・日興・アムロ・JP・ドイツ・クレディが買い越し。
三菱・野村・メリル・GS・シティ・SBI・大和が売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・バークレイズ・JP・GSが買い越し。
メリル・パリバ・みずほが売り越し。
外資系等は、森永(2201)、ABC(2670)、シスメックス(6869)、三洋化成(4471)、オリ(8591)に注目。
テクニカル的には、ぐるなび(2440)、宝(2531)、すかいらーく(3197)東建不販(3225)、フージャーズ(3284)、シップ(3360)、住江織物(3501)、朝日ネット(3834)、コムチュア(3844)、大日精化(4116)、EPS(4282)、ハリマ化成(4410)、明光ネット(4668)、BML(4694)、長谷川香料(4958)、淀川鋼(5451)、大紀アルミ(5702)、UACJ(5741)、フジクラ(5803)、三和(5929)、フジキカイ(6134)、
オイレス(6282)、月島機械(6332)、フジテック(6406)、リケン(6462)、イーグル(6486)、東光高岳(6617)、日無線(6751)、デンソー(6902)、レーザーテック(6920)、重工(7011)、日産車体(7222)、曙ブレーキ(7238)、KYB(7242)、愛三工(7283)、ナガイレ(7447)、トプコン(7732)、理計器(7734)、グローブライド(7990)、岡村製作(7994)、ニプロ(8086)、三信電(8150)、興銀リ(8425)、アコム(8572)、光世証券(8617)、マネ(8698)、東京建物(8804)住友不(8830)、鴻池運輸(9025)、日新(9066)、三菱倉庫(9301)、広島ガス(9535)、NSD(9759)、トラスコ中山(9830)、イエローハット(9882)が動兆。
<兜町カタリスト>
「出発?」
15年ぶりの19000円台。
その見出しは「変わる企業、市場期待」。
元旦の見出しは「あなたが変わる」だったが変わるのはやはり市場だった。
2000年4月14日と金曜の比較。
為替105.85円→121.33円。
長期金利1.79%→0.41%。
PER128.5倍→18.3倍。
配当利回り0.6%→1.6%。
面白かったのは土曜日経の表現。
「3月中にいったん2万円台に乗せる」。
「決算発表で2015年3月期の好調な実績と16年3月の期の一段の業績拡大を
確認するまでは19000円台で推移する」などの市場関係者のコメント。
これに対して「先行きについては強弱感が分かれる」。
しかし分かれているようには聞こえず、どちらも強気に聞こえてならない。
そして「19000円台は出発点」との指摘。
春爛漫に落とし穴があるとすれば弱気の代表の3月16日ブラックマンデー説。
この成就があるのかどうかは明日の朝には決着しようか。
週末の東京国際フォーラムの東証IRフェスタ。
アチコチのブースで登場しながら感じたのは参加者の変化。
常連さんもおられたが、新しい顔ぶれが増えてきたような印象。
投資家層の変化は、市場の変化にもつながりそうな気がする。
2年ぶりの金融大喜利。
面白かった扇生師匠の回答。
●男性と女性、どちらが株式投資に向いている?
「そりゃあ、女性です。子供が赤ちゃんの時に、いつもオシメを見てましたから」
●NISAとかけてなんと解く?
「ギャラの高い噺家とときます。その心はひとコウザが100万円です」
◇━━━ カタリスト ━━━◇
シミック(2309)・・・動兆
シミックに注目する。
同社は医薬品開発支援大手。
東証IRフェスタ出展。
(1850円)
3月16日 相場展望
【オープニングコメント】
16日の日経平均は、やや利食い先行で弱含みの展開を予想。
日経平均予想レンジは、19100-19350円のレンジを想定。
日経平均は、2万円の大台が意識されることになろうが、再び過熱感などが警戒されてくる可能性はありそう。
企業のベアに関する報道が景気回復期待を高める展開も期待できる。2月の訪日外客数(18日)は小売などインバウンド関連銘柄を刺激しやすい。足元の日本株は良好な地合である。
主要外国証券経由の注文動向は、売り730万株、買い960万株で、差し引き230万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、サービス、電機、小売、陸運、薬品、自動車、食品、自動車、化学、精密など。
買いセクターに、鉄鋼、不動産、空運、化学、情報通信、電機、機械、銀行、小売、サービス、自動車など。
【NY概況】
13日のNYダウは145.91ドル安の17749.31、ナスダックは21.53ポイント安の4871.76で取引を終了した。
2月生産者物価指数(PPI)や3月ミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことが嫌気され、終日軟調推移となった。NY原油先物が下落したこともエネルギー関連株の下落要因となった。
セクター別では、半導体・半導体製造装置を除いて全面安、特に食品・飲料・タバコや資本財が下落した。
日経平均先物は3日続伸。6月物は前日比85円高の1万9210円で終え、同日の大阪取引所の終値を10円上回った。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19265 ( +65 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19210 ( +10 )
( )は大取所終値比
【信用取引規制関係】
□東証、やまねメディ株、KTK株、テクノマセマ株の日々公表銘柄指定を解除 13日付。
□東証、ITbook株、イマジニア株、ソーエコプロ株、スノーピーク株、カーディナル株を日々公表銘柄に指定 16日から。
□東証、三重交GHD株を制度信用銘柄に選定 19日売買分から。日証金も同日約定分から貸借融資銘柄に追加。
■日証金、東京個別株、スズケン株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。13日付。
■日証金、ディップ株の貸借取引で申し込み停止措置 制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きは除く。16日約定分から。
■日証金、スズケン株の貸借取引にかかる品貸料の最高料率を通常の10倍に 16日申し込み分から。
▽指定変更=〔東証2部〕内外トランスは20日から1部
▽空売り比率=24.6%(東証、13日)
【13日の相場表変更】
△指定変更=〔東2→東1〕蔵王産業(商業)〔ジャスダック→東1〕ミマキエンジ(電気機器)〔ジャスダック→東2〕学究社(サービス)
△自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
ショクブン 190万株、10億円
ツガミ 150万株、12億円
高見沢サイバネティックス 20万株、6000万円
パピレス 5万5000株、1億円
△立合外分売
ピーエイ 20〜26日に20万株
ダイキョーニシカワ 20〜25日に18万株
【予定】
■16(月)
【国内】
日銀金融政策決定会合(〜17日)
2月首都圏新規マンション発売(13:00)
《決算発表》
アルトナー、京王ズ、トリケミカル、小林産、正栄食、JPNHD、明豊エンター、東急RE、OS映、ナガノ東、クロガネヤ
《株式分割》※権利取最終日
ヤマシンフィルタ
《銘柄異動》
竹内製作
【海外】
インドネシア2月貿易収支(13:00)
インド2月卸売物価指数(15:30)
トルコ12月失業率(17:00)
米2月鉱工業生産・設備稼働率(22:15)
米3月NY連銀製造業景気指数(21:30)
米3月NAHB住宅市場指数(23:00)
米1月対米証券投資(17日5:00)
休場:メキシコ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【3月13日 相場概況】
日経平均(大引け) 年金や海外投資家などに期待強まり1万9200円台と大幅続伸 |
【大引け概況】
13日の日経平均株価は大幅に3日続伸。前日比263円14銭高の1万9254円25銭で終え、2000年4月14日以来、約15年ぶりの高値となった。
前日の米株高や大手企業による賃上げ機運の高まりをきっかけに買いが優勢だった。
株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)算出に関連した現物株の寄り付き注文が差し引きで20万7000株の買い越しとなったことも相場を押し上げた。その後は株式需給の引き締まりが意識され、一時は上げ幅が300円を超え、取引時間中に1万9300円台に乗せる場面もあった。
東証株価指数(TOPIX)は3日続伸。終値は前日比13.70ポイント高の1560.33だった。2007年12月11日以来、7年3カ月ぶりの高値を付けた。JPX日経インデックス400も3日続伸。同141.86ポイント高の1万4201.70と、2014年1月に算出を開始して以降の高値を付けた。
株価指数先物・オプション3月物のSQ算出に伴う売買もあり、商いは大きく膨らんだ。
メジャーSQ(株価指数先物・オプション3月物の特別清算値)算出に伴い売買高は大きく膨らんでいる。SQ値は1万9225円43銭だった。
東証1部の売買代金は概算で4兆3072億円となり、日銀が追加金融緩和を決定した次の営業日である14年11月4日(5兆4304億円)以来、約4カ月ぶりの高水準となった。売買高は31億9873万株となり、14年11月5日以来の高水準だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1126で全体の6割を占めた。値下がりは602、変わらずは139だった。
ファナックが13%の急伸。13日付の日本経済新聞朝刊が「4月に株主との対話窓口となる部署を設け、増配や自社株買いも検討する」と報じたことがきっかけとなり、株主還元の強化に期待した買いが入った。ファナック1銘柄で日経平均を120円強押し上げた。ギリシャの広告会社を買収したと発表した電通は4%を超える上昇となった。
指数寄与度の高い値がさ株の上昇が日経平均の上昇を牽引した格好。景気回復期待や資産効果を背景に不動産や金融セクターなど内需株への買いが目立った。
一方で、先日にファミリーMとの統合協議入りを発表したユニーGHDが1%を超える下落。前日に上昇が顕著だったエーザイは反動売りで5%安となった。サッポロHD、浜ゴム、ソニー、日通なども下げた。
東京株式2部市場は3日続伸。大引けの2部指数は、前日比18.29ポイント高の4604.95となった。
個別銘柄では浅香工業、ウイルコHDがストップ高。エルナー、三谷産、広栄化学工業、相模ゴムも買われた。半面、セブン工、ゼット、アートSHDは売られた。
日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前日比7円56銭高い2457円54銭だった。2006年5月以来、約8年10カ月ぶりの高値を付けた。日経平均株価の大幅高を受けて投資家心理が改善し、新興市場は終日堅調だった。もっとも、週末を前に手じまい売りが出て朝高後は伸び悩んだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で820億円、売買高は1億7780万株だった。
個別銘柄では新報国鉄、太洋工業、ULSグループ、ニックス、プリメックス、ニューテックなどがストップ高。セキュアヴェイル、VTHDは一時ストップ高と値を飛ばし、フォーバルRSも買われた。半面、GFA、山岡家、ジェーソンは売られた。
東証マザーズ指数は3日続伸した。終値は前日比3.66ポイント高い869.89だった。
比較、ITbookが一時ストップ高に買われ、アルファポリス、GDOは値上がり。半面、モブキャス、サイジニア、MDV売られた。
【来週の見通し】
騰勢を強める展開か。来週は、米FOMC(17日)及びイエレンFRB議長会見(18日)に注目が集まる。米国株は足元利上げ警戒感から上値が重いが、イエレン議長発言はこれまで何度も米株市場に好影響を及ぼしてきたことから、同イベントが基調転換のきっかけとなる可能性が高い。国内でも16日の日銀金融政策決定会合、17日の黒田日銀総裁会見が日本株の上昇を後押しすると考える。また、18日の春闘の集中回答日を控え、企業のベアに関する報道が景気回復期待を高める展開も期待できる。日経平均は上昇加速の展開を予想する。
スケジュールを見てみると・・・
週末:北陸新幹線長野−金沢間開通、JR東北縦貫線「上野東京ライン」開通
16日(月)日銀金融政策決定会合、首都圏マンション販売、米鉱工業生産、NY連銀製造業景気指数
17日(火)黒田日銀総裁会見、米FOMC(〜18日)、住宅着工件数、独ZEW景況感
18日(水)貿易統計、訪日外国人数、BBレシオ、米ミシェル夫人来日、イエレンFRB議長会見・景気見通し
19日(木)米経常収支、EU首脳会議
20日(金)コンビニ売上高
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
19,254.25 |
263.14 |
日経平均先物 |
19,200.00 |
270 |
TOPIX |
1,560.33 |
13.7 |
TOPIX先物 |
1,551.00 |
13 |
東証2部指数 |
4,604.95 |
18.29 |
JASDAQ |
2,457.54 |
7.56 |
マザーズ |
869.89 |
3.66 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
3198730 |
4307285 |
東証2部 |
148220 |
32562 |
3月13日 相場概況(前場)
【前引け概況】
■日経平均株価 19,265.10(+273.99)
■東証1部出来高 20.07億株
■東証1部売買代金 2.79兆円
■日経平均先物 19,180(+250)
■TOPIX 1,560.90(+14.27)
■騰落 上昇1,228/下落464
■日経JQ 2,455.40(+5.42)
-------------------------------------------
日経平均株価は大幅続伸した。12日の米国株式市場が大幅に上昇した流れを受けて、買い優勢でスタート。賃上げ期待から海外勢が日本株買いとの観測や景気回復や企業業績拡大に対する期待感は根強く、その後も買い気が継続し、上げ幅を拡大。そのまま高値圏で堅調に推移し、前場取引を終了。
セクター別では、不動産、その他金融、電気機器、機械、銀行などが上昇する一方、医薬品、石油石炭、ゴム製品が下落。
売買代金上位では、ファナック、ファーストリテ、三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGなどが上昇
TOPIXも続伸した。
日経ジャスダック平均は前日比5円42銭高の2455円40銭と続伸。
個別銘柄では新報国鉄、ニューテックがストップ高。プリメックス、カーディナルは一時ストップ高と値を飛ばし、ULSグループ、イーター電機も買われた。半面、山岡家、ジェーソン、アマガサは売られた。
東証マザーズは、前日比2.19ポイント高の868.42と続伸。
比較が一時ストップ高に買われ、フィンテック、メディア工房、ITbookなど上昇。半面、モブキャス、青山財、サイジニア売られた。
3月13日 相場概況
【寄り付き概況】
13日前場寄り付きの日経平均株価は続伸スタート。
一時は前日比188円60銭高い1万9179円71銭まで上昇。取引時間中としては2000年4月21日以来、約15年ぶりの高値水準。前日の米株高を受けて投資家心理が改善した。大手企業の賃上げ機運が高まっており、消費拡大を通じた景気回復などへの期待も膨らんでいる。3月物の特別清算指数(SQ)の算出に伴う現物株の売買が差し引きでやや買い越しとなったことも一定の相場押し上げ要因となった。
東証株価指数(TOPIX)とJPX日経インデックス400も続伸して始まった。
東電が1%を超える上昇。13日付の日本経済新聞朝刊が「携帯電話会社と連携し、通信と電気をセットにした割引販売に乗り出す」と報じたことが買い材料となった。
値がさ株であるファナックの上昇は一時10%を超えた。JALが4日続伸、日本郵船、商船三井など海運株も買い優勢の展開。
宝HLD、味の素、セブン&アイなどの消費関連株も高い。
一方で、前日に上昇が顕著だった製薬株は売られている。中外薬やエーザイ、武田、アステラスなどが軒並み安い。大林組や清水建といったゼネコン大手も下げている。
本日は先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)であり、これに絡んだ売買は1銘柄辺りで差し引き21万株の買い越しだった。
3月限SQ概算値は19225.43円(暫定値)
前日比 +234.32円
225先物は、みずほ・クレディ・GS・バークレイズ・三菱が買い越し。
JP・アムロ・野村・日興・ニューエッジ・UBSが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・JP・野村・モルスタバークレイズが買い越し。
みずほ・クレディ・GS・ニューエッジ・大和が売り越し。
外資系等は荏原(6361)、キーエンス(6861)、トプコン(7732)、NOK(7240)、良品計画(7453)、サイバー(4751)が動兆。
テクニカル的には、熊谷組(1861)、パナホーム(1924)、大和ハ(1925)、不二油(2607)、ジョイ本田(3191)、日本管財(3276)、日本調剤(3341)、トーエル(3361)、ダイニック(3551)、クレハ(4023)、テイカ(4027)、新田ゼ(4977)、イハラケミ(4989)、アキレス(5142)、デイシイ(5234)、ニチアス(5393)、中山鋼(5408)、ノーリツ(5943)、東プレ(5975)、ネツレン(5976)、豊田織(6201)、大豊工業(6470)、日ピラー(6490)、日電子(6951)、東海理化(6995)、カッパクリ(7421)、ガリバー(7599)、天馬(7958)、東リ(7971)、菱鉛筆(7976)、カメイ(8037)、山善(8051)、菱洋エレ(8068)、松屋(8237)、ジャックス(8584)、三菱Uリ(8593)、東武(9001)、西武(9024)、川船(9107)、上組(9364)、TBS(9401)、カナモト(9678)が動兆。
【レーティング情報】
【格上げ】
■バークレイズ証券
・三菱UFJ(東1:8306)―投資判断 Equal→Over、目標株価 700→924円
■三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・ファーストリテ(東1:9983)―投資判断 Neutral→Over、目標株価 42000→51500円
【格下げ】
■三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・OLC(東1:4661)―投資判断 Neutral→Underweight、目標株価 27000→26400円
■JPモルガン証券
・日写印(東1:7915)―投資判断 Neutral→Under、目標株価 1610→1830円
【目標株価引き上げ】
■クレディ・スイス証券
・大林組(東1:1802)―投資判断 OP継続、目標株価 950→1000円
■三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・旭硝子(東1:5201)―投資判断 Neutral継続、目標株価 560→660円
■バークレイズ証券
・豊田織(東1:6201)―投資判断 Equal継続、目標株価 5500→6900円
・みずほ(東1:8411)―投資判断 Equal継続、目標株価 215→220円
■マッコーリー証券
・東エレク(東1:8035)―投資判断 Neutral継続、目標株価 7450→8300円
<兜町カタリスト>
「中曽根越え」
昨日の札幌遠征。
2年前までのアノマリー「札幌株高」が戻ってきた。
一番激しかったのは06年〜07年で当時は確率100%だった。
だから、という訳ではなかろうがフェイスブックなどでは・・・。
「東京から離れると新高値更新しますね〜笑」とか。
羽田に着いたら「おかえりなさい。
だから夜間で先物が18920円まで下げたのね」とか。
いつの間にか「逆指標」に成り下がってしまった。
「涙の数だけ強くなれるよ」
「負けないでもう少し/最後まで駆け抜けて」
「どんなに困難でくじけそうでも
信じることさ必ず最後に株で勝つ」
なんて鼓舞してきた株式市場。
「生きてて良かった株式市場」なんて感じだろうか。
長い時間で積もった鬱憤はようやく晴らせそうなムードになってきた。
昨夜の安倍総理。
紀尾井町の「福田屋」で歴代総理と会食。
中曽根・海部・森・小泉・福田・麻生元総理。
海部内閣は34719円→34591円。
森内閣は20462円→17470円。
どちらも下げ相場だし、福田・麻生内閣も下げ相場。
上げ相場は小泉内閣の13973円→15557円。
政権全部を通じてみれば大したことはなかった。
興味深いのは中曽根内閣。
1982年11月→1987年11月の第3次内閣まで5年間。
日経平均は7898円→22795円。
水準は今回の安倍内閣と似ているような気がする。
もし、今回の安倍内閣で22795円を越えれば、株式市場からの評価は高くなる。
得てして絶頂の時期に不幸というのは起こるという法則もなくはない。
警戒的に登場しているのは3.16ブラックマンデー説。
FOMCが控えているとか、チャートが似ているなど確たる根拠はない。
笑えるのは「利益確定のための大量の株式売却時期」との講釈。
いまどき、益出しの株売りの必要性などある訳はなかろうに・・・。
あの頑なだったファナックが株主との対話窓口となる部署を設けるという。
増配や自社株買いも検討の方向。
株主優待ではなく本業での勝負。
業績こそすべてという株式本来の姿が登場してきた。
株式市場低迷期に登場した本業に全く関係のないクオカードとか米などの優待。
もう必要ないのかも知れない。
因みに預金保険料率は半分になるという。
背景は金融システムの安定。
ここもパラダイムの変化となってきた。
SQに向けて高いという動きは今月も継続した。
昨年秋まではSQに向けて安いだったのが明らかに変化。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ケンコーマヨ(2915)・・・動兆
ケンコーマヨネーズに注目する。
同社はマヨネーズに加え惣菜なども展開。
コンビニ向け卵加工品などが伸びており業績は好調。
ハラル認証マヨネーズにも期待感。
東証IRフェスタ出展。
(1677円)
3月13日 相場展望
【オープニングコメント】
13日の日経平均株価は、堅調な展開になりそうだ。
シカゴ先物にさや寄せする格好で直近のもち合いレンジを上放れてくる可能性がある。今後は19000円での下値固めに入ることになるだろう。
日経平均予想レンジは、18900-19300円でのレンジを想定。
SQ値が高く決まる可能性があるため、これが上値を抑える可能性もある。
SQ通過後も特段と売り材料に乏しい。週末要因や来週の日銀政策決定会合、FOMCを控えポジション調整もあろうが、相場を押し下げるとは考えにくい。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1140万株、買い1760万株で、差し引き620万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、機械、電機、銀行、薬品、精密、紙パ、建設、小売、精密、自動車など。
買いセクターに、鉄鋼、電機、機械、不動産、薬品、ゴム、保険、空運、情報通信など。
【NY概況】
12日のNYダウは259.83ドル高の17895.22、ナスダックは43.35ポイント高の4893.29で取引を終了。
連邦準備制度理事会(FRB)によるストレステストでほぼ全行の資本計画が承認されたことを受け、金融関連銘柄に買いが広がった。2月小売売上高が市場予想を下回り、早期利上げ観測がやや後退したことも好感され、終日堅調推移となった。
セクター別では、各種金融やメディアが上昇する一方で半導体・半導体製造装置やエネルギーが下落した。
シカゴ日経平均先物は大幅続伸。
3月物は前日比415円高の1万9195円で引け、2004年の上場以来の高値をつけた。12日の大取終値を185円上回った。早期の利上げ観測が弱まったのを受けて米株が急反発し、買い進まれた。3月物は一時1万9230円まで買われた。この日の安値は1万8765円。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 19195 ( +185 )
シカゴ日経225先物(円建て) 19195 ( +185 )
( )は大取終値比
【信用取引規制関係】
■東証、制限値幅を拡大 太洋工業株を上限のみ200円に拡大。13日に実施。
□日証金、プロルート株、FVC株の貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除 13日から。
□日証金、アクモス株の貸借取引にかかる品貸料の最高料率を通常の10倍に 13日申し込み分から。
◎新規上場=〔東証マザーズ〕コラボス(3908、情報・通信)〔ジャスダック〕エムケイシステム(3910、MKシステム、情報・通信)、転換社債〔東証〕九電工(2)は17日
▽指定変更=〔東証2部〕三谷産業は19日から1部
▽空売り比率=30.0%(東証、12日)
【12日の相場表変更】
◎新規上場=転換社債〔東〕スターゼン(1)
▽指定変更=〔東2→東1〕BS11(情報・通信)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
3月12日 相場概況(後場)
日経平均(大引け)大幅続伸。一時15年ぶりに1万9000円回復 |
【大引け概況】
12日の日経平均株価は大幅続伸した。前日比267円59銭高の1万8991円11銭で終えた。2000年4月19日以来、約15年ぶりの高値。
大手企業の賃上げ発表が相次ぎ、投資家の景況感が上向いた。
良好な株式需給などと合わせてリスクをとりやすい展開となり、日本株先物などに買いが入って相場を押し上げた。取引時間中には1万9000円の大台に乗せる場面もあった。
市場では「特別清算指数(SQ)算出前の最終取引日となったが、順調に期先への乗り換え(ロールオーバー)が進んでおり、波乱は見込みづらい」との指摘があった。
東証株価指数(TOPIX)は続伸。終値は前日比20.96ポイント高の1546.63で、07年12月12日以来、7年3カ月ぶりの高値となった。JPX日経インデックス400も続伸した。終値は同192.16ポイント高の1万4059.84だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆5226億円、売買高は21億8449万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1443で全体の77%を占めた。上昇する買い気の強い展開だった。値下がりは295、変わらずは127。
個別では、トヨタが高く、三菱UFJも買いを集めた。エーザイ、JALも高い。イハラケミカルが急伸、日証金、JVCKWも値を飛ばした。東京海上やMS&AD、損保JPNKといった損保各社が高い。
一方で、前日に大型買収案件を発表したブラザーは資金負担が警戒され、5%を超える下落となった。先日にファミリーMとの統合協議入りを発表したユニーGHDも売られた。そのほか日揮、OKI、アサヒなどが下げた。
東証2部株価指数は続伸した。大引けの2部指数は、前日比35.09ポイント高の4586.66となった。
個別銘柄ではロンシール工、アートSHD、宮入バル、アゼアスが買われた。半面、大和デ、ウイルコHD、DNA研、インタートレは売られた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で846億円、売買高は1億8766万株。
個別銘柄では太洋工業、ニックス、リバーエレテク、インフォクリエ、日本テレホン、山岡家などがストップ高。フーマイエレ、J・エスコムHDは一時ストップ高と値を飛ばし、ウェッジHD、ソーエコプロも買われた。半面、カーディナル、共同PR、ヤマザキ、FVCは売られた。
東証マザーズ指数は続伸した。大引けは前日比1.71ポイント高の866.23だった。
ビーロット、ITbook、メディアF、スノーピークがストップ高で引け、MDV、弁護士コム、青山財は一時ストップ高、モブキャス、インテアHDも値を飛ばした。半面、メディア工房、ACCESS、アクロデアは売られた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,991.11 |
267.59 |
日経平均先物 |
19,010.00 |
360 |
TOPIX |
1,546.63 |
20.96 |
TOPIX先物 |
1,548.00 |
27.5 |
東証2部指数 |
4,586.66 |
35.09 |
JASDAQ |
2,449.98 |
11.39 |
マザーズ |
866.23 |
1.71 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2184490 |
2522607 |
東証2部 |
131710 |
28685 |
3月12日 相場概況(前場)
【前引け概況】
■日経平均 18,928.66(+205.14)
■東証1部出来高 9.99億株
■東証1部売買代金 1.10兆円
■日経平均先物 18,920(+270)
■TOPIX 1,542.67(+17.00)
■騰落 上昇1,456/下落289
■日経JQ 2,445.18(+6.59)
-------------------------------
日経平均株価は続伸。前日米国市場は下落したものの、公的年金や日銀のETF買いなどを背景にした先高観は根強く、買い先行でスタート。
トヨタなどの賃上げ報道を受け消費拡大による景気押し上げ期待も高まり、先物主導で上げ幅を拡大、18900円を回復した。強い動きは引けにかけても継続し、ほぼ高値引けで前場の取引を終了。
セクター別では、保険、空運、銀行、不動産、海運などが上昇する一方、石油石炭、鉱業が下落。TOPIX続伸した。
日経ジャスダック平均は前日比6円59銭高の2445円18銭と続伸。
個別銘柄ではニックス、リバーエレテクがストップ高。山岡家、ULSグループ、日本テレホンは一時ストップ高と値を飛ばし、J・エスコムHD、フーマイエレ、ソーエコプロ、テノックスも買われた。半面、カーディナル、ヤマザキ、FVCは売られた。
東証マザーズは、前日比5.30ポイント高の869.82と続伸。
ビーロット、青山財がストップ高に買われ、ITbook、弁護士コム、スノーピーク<も一時ストップ高、MDV、GMOテック、インテアHD買われた。半面、メディア工房、カヤック、アクロデア、リアルワールドは売られた。
3月12日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均株価 18,865.15(+141.63)
■日経平均先物 18,880(+230)
■TOPIX先物 1,540.50(+20.00)
■騰落 上昇1,500/下落244
■日経JQ 2,444.34(+5.75)
■マザーズ指数 872.18(+7.66)
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は1500、値下がり銘柄数は244、変わらずは121銘柄だった。全体の8割の銘柄が上昇している。業種別でも33業種中、石油、鉱業を除きほぼ全面高商状。値上がり上位に保険、空運、海運、銀行、陸運、倉庫など。
日経平均株価はじり高となった。上げ幅を一時160円超まで拡大し、1万8900円に迫る場面があった。企業業績の拡大傾向を手掛かりとした買いが国内外から入り、需給が締まっている。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も一段高となった。
国内機関投資家や海外勢が新規資金を基に買いを入れている。早期利上げが意識され始めた米国に対し、日本では緩和的な金融政策が当面続く見込み。
明日のメジャーSQを控え換金売りへの警戒感などから上げ幅を縮小させる場面もみられたが、先物主導で切り返し、上げ幅を広げる展開になっている。
韓国銀行(中央銀行)が政策金利を引き下げたが、現時点での相場の反応は限られている。
売買代金上位では、ソフトバンク、トヨタ、三菱UFJ、三井住友FG、エーザイなどが上昇。その一方、OLC、マツダ、ソニー、JT、日立などが下落している。
東証2部株価指数は続伸。朝日インテクやアゼアスが上げ、ラオックスと大和デが下げた。
225先物は、GS・ソジェン・日興・パリバ・バークレイズが買い越し。
メリル・大和・野村・UBS・モルスタ・アムロが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・ドイツ・三菱・野村・みずほが買い越し。
モルスタ・UBS・・クレディ・メリル・GSが売り越し。
外資系等は、ライドオン(6082)、ディスコ(6146)、サントリー(2587)、ドンキ(7532)、日精工(6471)、Jフロント(3086)に注目。
テクニカル的には、戸田建(1860)、新日本建(1879)、NIPPO(1881)、ネクスト(2120)、中村屋(2204)、双日(2768)、特殊東海紙(3708)、四国化成(4099)、メディかカル(4350)、シーラボ(4924)、ニチレキ(5011)、山特鋼(5481)、アドバネクス(5998)、日阪(6247)、アイチコーポ(6345)、千代建(6366)、リズム(7769)、宝印刷(7921)、日梱運(9072)、JAL(9201)、北沢産(9930)が動兆。
12日発表された2015年1月の第3次産業活動指数は前月比1.4%上昇の100.4だった。市場予想は+0.5%
【レーティング情報】
【目標株価引き上げ】
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・王子紙(東1:3861)―投資判断 Neutral継続、目標株価 440→480円
・日本製紙(東1:3863)―投資判断 Underweight 継続、目標株価 1500→1600円
●クレディ・スイス証券
・テルモ(東1:4543)―投資判断 Neutral継続、目標株価 3000→3400円
●SMBC日興証券
・高島屋(東1:8233)―投資判断 2継続、目標株価 1100→1220円
●UBS証券
・高島屋(東1:8233)―投資判断 Neutral継続、目標株価 1050→1200円
【目標株価引き下げ】
●UBS証券
・ヤフー(東1:4689)―投資判断 Buy継続、目標株価 730→620円
【3月12日 相場展望】
【オープニングコメント】
12日の日経平均株価は、揉み合い相場展開になりそうだ。
日経平均予想レンジは、18750-18850円のレンジを想定する。
シカゴ日経225先物は18780円だった。そのため、米国市場が不安定ながらも底堅い展開は意識されそうだ。
下値は年金資金とみられる買いが入っているとみられているほか、増額配当銘柄の商いも増えているとみられる。下値の堅さが意識される。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1100万株、買い1020万株で、差し引き90万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、食品、電機、鉱業、空運、小売、電機、化学、自動車、REIT、サービスなど。
買いセクターに、保険、機械、鉄鋼、通信、食品、情報通信、精密、小売、電機、証券、その他製品、薬品など。
【NY概況】
11日のNYダウは27.55ドル安の17635.39、ナスダックは9.85ポイント安の4849.94で取引を終了した。
中国の2月固定資産投資や鉱工業生産が鈍化したほか、原油相場の下落が嫌気され、引けにかけて小幅安に転じた。
セクター別では、銀行や半導体・半導体製造装置が上昇する一方、テクノロジー・ハード・機器や食品・飲料・タバコが下落した。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18785 ( +135 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18780 ( +130 )
( )は大取終値比
【信用取引規制関係】
□東証、RSC株、ネプロJ株の日々公表銘柄指定を解除 11日付。
□東証、アクモス株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を12日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
□東証、マクニカ・富士エレホールディングス株を制度信用銘柄および貸借銘柄に選定 4月1日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に、6日から貸借担保金代用有価証券適格銘柄に追加。
■日証金、アクモス株の貸借取引で申込停止措置 制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きは除く。12日約定分から。
■日証金、マクニカ株、富士エレ株の貸借銘柄の選定取り消し 27日付。同日付で貸借担保金代用有価証券適格銘柄の選定も取り消し。
■日証金、FXプライム株の貸借融資銘柄の選定取り消し 27日付。同日付で貸借担保金代用有価証券適格銘柄の選定も取り消し。
△新規上場=上場投資証券〔東証〕NEXT NOTES 野村日本株高配当70(ドルヘッジ、ネットリターン)ETN(2048、高配株米ドル)、NEXT NOTES S&P500 VIX インバースETN(2049、VIXベア)は16日
△指定変更=〔ジャスダック〕MTIは24日から1部
△空売り比率=31.9%(東証、11日)
△自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
アゼアス 20万株、1億4000万円
三井ハイテック 40万株、4億円
△立合外分売
シーティーエス 18〜20日に11万株
ピエトロ 12日に1355円で11万株
アクシアルリテイリング 12日に2989円で14万9900株
【予定】
■国内(12日)
1-3月期法人企業景気予測調査(8:50)
1月第三次産業活動指数(8:50)
2月消費動向調査(14:00)
2月都心オフィス空室率(11:00)
5年国債入札
《決算発表》
ADR、大盛工業、アマガサ、コーセーアールイ、菊池製作、テックファーム、イーブック、オハラ、コーセル、オービス、ウイルコHD、総合商研、TASAKI、アルデプロ、スバル興、きんえい、ドーム、シーイーシー
《株主総会》
KG情報
■海外(12日)
NZ準備銀行金融政策決定会合(5:00)
韓国中銀政策金利発表
豪2月失業率(9:30)
独2月消費者物価確報値(16:00)
仏2月消費者物価(16:45)
英1月貿易収支(18:30)
ユーロ圏1月鉱工業生産(19:00)
インド1月鉱工業生産(21:00)
米2月小売売上高・輸入物価(21:30)
米30年国債入札
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【3月11日 相場概況】
【大引け概況】
11日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発した、終値は前日比58円41銭高の1万8723円52銭だった。
米株安を嫌気した売りが先行したが、年金基金などによる日本株買いの期待が相場を下支えした。前日の下げを主導した株価指数先物がきょうは一転して買い戻され、裁定取引に伴う現物株買いを誘ったこともあり、日経平均は上昇に転じた。上げ幅は午後に170円を超える場面があったが大引けにかけて上げ幅を縮小した。
朝方発表の1月の機械受注統計で、民間設備投資の先行指標である「船舶、電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が市場予想ほど落ち込まなかったことで、ファナックやアマダなど関連銘柄が買われた。建設や不動産といった出遅れ感のある内需関連株への買いも相場の支えとなった。
先物主導で株価を押し上げる場面もあった。ただ、今週末にメジャーSQ算出を控え、後場終盤は手仕舞い売りに急速に伸び悩む展開となった。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに小幅ながら3日ぶりに反発した。
日経平均への影響度が大きいファストリのほか、エーザイやアステラスなど医薬品が買われた。JALもしっかり。新田ゼラチンが急伸、gumiも買われた。一方、トヨタやホンダ、日産自など自動車株は下げた。公募増資の払込期日が過ぎて公募株を保有する投資家から利益確定売りが出やすかったJパワーが商いを伴って下落した。
東証1部の売買代金は概算で2兆2610億円、売買高は19億2659万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は939、値下がりは778、変わらずは147だった。
東証2部株価指数は小幅に反発した。前日比15.78ポイント高の4551.57となった。
個別銘柄では、くろがね工作所、カワサキ、オカダアイヨン、宮入バルが買われた。半面、昭和HD、DNA研、花月園は売られた。
日経ジャスダック平均株価は3日ぶりに反発した。終値は前日比12円15銭(0.50%)高い2438円59銭だった。日経平均株価が朝安後上昇に転じたことで投資家心理が改善し、新興市場も買いが優勢だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で764億円、売買高は2億226万株だった。
個別銘柄ではニッピ、山岡家、イマジニア、インフォクリエ、太洋工業、ヤマザキなどがストップ高。カーディナル、佐渡汽船、ジシステム、アクモスは買われた。半面、アサカ理研、ソーエコプロ、アールテックは下落した。
東証マザーズ指数は3日ぶりに反発した。終値は前日比9.83ポイント高い864.52だった。売買代金は784億円と、2月2日の709億円以来、1カ月ぶりの薄商いだった。
ITbook、スノーピークがストップ高で引け、データHRも一時ストップ高、ファーマF、青山財、メディア工房、アスカネットが上昇した。半面、リアルワールド、シリコンスタジオ、省電舎、ミクシィが下落した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,723.52 |
58.41 |
日経平均先物 |
18,650.00 |
-20 |
TOPIX |
1,525.67 |
0.92 |
TOPIX先物 |
1,520.50 |
-5.5 |
東証2部指数 |
4,551.57 |
15.78 |
JASDAQ |
2,438.59 |
12.15 |
マザーズ |
864.52 |
9.83 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1926590 |
2261000 |
東証2部 |
172020 |
31617 |
「ダウ」
日刊ゲンダイの短期集中連載未曾有の100本ノックが86回まで終わった。
あと1ヶ月ほどでようやく終わる。
10月からここまで約半年。
その間、日経平均は高値を取り続けてきた。
あとは終値ベースの19000円、欲を出せば2万円が見たいところ。
ふと気がついたのは、書く方は何十銘柄のなかの一つの記事。
しかし上場企業にとってはわずか1銘柄だということ。
役社員・取引先など生き様そのものを賭している企業の記事ということの重み。
この違いは記者もアナリストもなかなか理解できないかも知れない。
毎日毎日銘柄コメントや記事を書いているといつの間にか忘却の彼方になる。
でも、記事が載った時の発行体の人たちの反応はやはり重い。
そして、投資家さんからも反応も重い。
ただ、投資家さんたちにとっても銘柄はワン・オブ・ゼム。
唯一この銘柄ということは滅多にない。
この重みを感じ続けることは絶対に忘れられない。
そして、このカイ離は出来るだけ縮めなければならない。
NYダウ採用銘柄となったアップル。
アップルウォッチの発売など何かと話題は多い。
新規ダウ採用銘柄はその後30日ほどでS&P500指数を3%ほど上回って上昇するという。
ただ覚えておきたいのはNYダウ採用銘柄の株価。
アップルは120ドル程度だがビザが250ドル、GSが180ドル、IBMが150ドル。
ボーイングも150ドルだから上から5番目の位置。
値がさハイテクとして寄与度は当然高い筈。
以前NYダウはIBM指数と言われたこともあるが、今度はアップル指数になるのだろうか。
常に値がさを入れて新陳代謝を試みてきたのがNYダウでもある。
因みに最近の入れ替えはというと・・・。
2013年9月23日
新規:GS・ビザ・ナイキ、除外:バンカメ・HP・アルコア。
2012年9月24日
新規:ユナイテッドヘルス、除外:クラフトフーズ。
2009年6月8日
新規:トラベラーズ・シスコシステムズ、除外:シティ・GM。
2008年9月22日
新規:クラフトフーズ、除外:AIG。
2008年2月19日
新規:バンカメ・シェブロン、除外:アルトリア・ハネウェル。
この指数採用銘柄の入れ替えは日経平均では2000年春の30銘柄が有名だ。
2000年4月15日に入れ替えは発表された。
オールドエコノミーの低位株を除外、ハイテクのニューエコノミーの値がさ株が採用された。
株価1万円以上が7銘柄。
新規採用の30銘柄と残った195銘柄の株価の合計が一緒だったというからスゴイ。
序数も10.18→21程度になり、変化のレバは拡大した。
入れ替え前のバスケットは1単位2億円、入れ替え後は1単位4億円になったという。
入れ替え発表直前の株価は20434円。
15年間復活は果たしていない。
3月11日 相場概況
【前引け概況】
■日経平均株価 18,757.55(+92.44)
■東証1部出来高 9.79億株
■東証1部売買代金 1.11兆円
■日経平均先物 18,790(+120)
■TOPIX 1,528.30(+3.55)
■騰落 上昇996/下落696
■日経JQ 2,433.86(+7.42)
--------------------------------
日経平均株価は反発。ギリシャ債務問題を受けたドル高などが嫌気され、前日の米国株は大幅に下落。その流れを引き継ぎ日経平均も利益確定売り先行でスタート。寄り付き後に81円安まで下落する場面がありましたが、一巡後は下げ渋る展開となった。
朝方発表された1月機械受注が市場予想を上回ったこともポジティブ材料となり、押し目買いが優勢となって日経平均はプラス転換。その後は先物主導で上げ幅を拡大した。
業種別では、多くの業種が値上がりした。値上がり上位は、その他金融業、不動産業、建設業。一方、値下がり上位は、鉱業、石油石炭製品、ガラス土石製品。
TOPI反発しました。
東京株式2部市場は反発。前引けの2部指数は、前日比6.97ポイント高の4542.76となった。個別銘柄ではセブン工、昭和HD、オカダアイヨン、アサヒ衛陶は買われた。半面、カワセコンピュ、日本研紙、DNA研などは売られた。
日経平均株価が上昇に転じ100円超上昇する場面があるなどしっかりした展開だったことで、投資家心理が改善した。新興株にも次第に買いが広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で403億円、売買高は9894万株。
個別銘柄では山岡家、イマジニア、インフォクリエ、ヤマザキがストップ高。ウェッジHD、共同PR、カーディナル、佐渡汽船は一時ストップ高と値を飛ばし、フォーバルRS、NaITOも買われた。半面、アサカ理研、ソーエコプロ、アールテックなど売られた。
東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比7.93ポイント高い862.62だった。
個別では、ITBOOKがストップ高に買われ、ファーマF、スノーピーク、ALBERT、NVCは値上がり率上位。半面、省電舎、リアルワールド、弁護士コム、シリコンスタジオは値下がり率上位に売られた。
日経平均続落スタート、寄り安後は一時上昇。下げ幅は限定 |
3月11日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均株価 18,661.13(-3.98)
■日経平均先物 18,660(-10)
■TOPIX先物 1,522.50(-3.50)
■騰落 上昇792/下落875
■日経JQ 2,428.39(+1.95)
■マザーズ指数 859.35(+4.66)
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は792、値下がり銘柄数は875、変わらずは191銘柄だった。業種別では33業種中、12業種前後が高い。値上がり上位に建設、その他金融、医薬品、不動産、海運など。一方、値下がりで目立つのは鉱業、石油、非鉄、小売、証券、保険、その他製品など。
11日寄り付きの日経平均株価は小幅続落して始まった後、下げ渋った。
始値は前日比60円24銭安の1万8604円87銭。その後は小幅高に転じる場面もあった。前日の米株式市場で主要株価指数がそろって下落したことを嫌気した売りが先行したものの、下げ局面では年金基金などから買いが入るといった期待から「日経平均先物に買いが入った面がある」という。
寄り付き前に内閣府が発表した1月の機械受注統計で、民間設備投資の先行指標である「船舶、電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比1.7%減の8389億円だった。市場予想の中心値(4.1%減)ほど落ち込まず、アマダやファナックなど設備投資関連株に買いが入った。ただ「相場全体への影響は限定的」との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続落している。
指数インパクトの高いファナックやファーストリテが堅調なほか、ソフトバンクも売り一巡後は下げ幅を縮小している。
米株安を受けてトヨタや日立など主力株に売りが先行したが、いずれも下げ幅を縮めている。三菱UFJやみずほFGなどメガバンク株が安い。一方、鹿島や清水建など大手建設株が上昇している。
225先物は、みずほ・ナティクス・三菱・野村・HSBCが買い越し。
GS・アムロ・ニューエッジ・シティ・バークレイズが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・日興・大和・クレディ・三菱が買い越し。
GS・JP・UBS・バークレイズが売り越し。
外資系等は、新田ゼ(4977)、日新製鋼(5413)、キーエンス(6861)、第一興商(7458)、あさひ(3333)、住友大阪セ(5232)、太平洋セ(5233)に注目。
テクニカル的には、ハニーズ(2792)、アツギ(3529)、ITHD(3626)、アイスタイル(3660)、パラカ(4809)、旭ダイヤ(6140)、荏原(6361)、CKD(6407)、マックス(6454)、ミネベア(6479)、大真空(7775)、4℃(8008)、TC(8439)、船井総研(9757)、ダイセキ(9793)、ヤマダSL(1919)、パル(2726)、高圧ガス(4097)、マンダム(4917)、日光電(6849)、スター精密(7729)、ホクシン(7897)、エフピコ(7947)、河合楽(7952)、TASAKI(7968)、三共興(8018)、イワキ(8095)、ベスト電(8175)、日テレ(9404)、常磐興(9675)、ミニストップ(9946)が動兆。
【レーティング情報】
【目標株価引き上げ】
●JPモルガン証券
・ヒューリック(東1:3003)―投資判断 Over継続、目標株価 1400→1500円
●クレディ・スイス証券
・昭電工(東1:4004)―投資判断 Neutral継続、目標株価 160→170円
・トクヤマ(東1:4043)―投資判断 Neutral継続、目標株価 260→270円
・花王(東1:4452)―投資判断 OP継続、目標株価 5500→6000円
●バークレイズ証券
・ヤフー(東1:4689)―投資判断 Equal継続、目標株価 420→450円
●SMBC日興証券
・愛知鋼(東1:5482)―投資判断 3継続、目標株価 370→440円
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・豊田織(東1:6201)―投資判断 Neutral継続、目標株価 6100→6300円
【目標株価引き下げ】
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・住阪セメ(東1:5232)―投資判断 Overweight 継続、目標株価 485→480円
●野村証券
・クラリオン(東1:6796)―投資判断 Neutral継続、目標株価 420→390円
<兜町カタリスト>
「滑稽」
きっかけは為替のドル円の122円だった。
後場寄りタイムでの122円台。
これがトリガーとなり先物先行での下落。
ユニクロ・ファナック・ソフトバンクの寄与度3兄弟が下落寄与53円。
「売りが売りを呼んだ格好」と言う解釈もあった。
もっとも、海外からの視点では「ドル換算した日本株価格下落を警戒」となる。
今更その動きとは思えないが妙な説得力はある説になる。
円安株高論が横行していた東京市場。
ようやく「通貨の沈む国」不安が登場したともいえる。
通貨が買われて消えた国はないが、通貨が売られて消えそうになった国は多い。
ここまでの「円安礼賛論」は誤謬ではなかったのだろうが、いつまでも円安で言い訳がない。
この根本的なテーマを忘れているのがFX市場。
目先の経済指標のスケジュールしか見ない近視的思考法。
大局観がないから、「雇用統計の好調から米金利上昇の可能性」などという皮相的な見方が多い。
滑稽だったのがNYの大幅安を解釈した外電。
「FRBが6月にも利上げを行うとの観測が強まった」。
これは昨日今日の観測ではないだろう。
少なくとも昨年から言われ続けていることを材料に株が1日で2%も下がりはしない。
前日は「利上げ観測後退」、今朝は「早期利上げ観測」。
この愚かしさに気づくことなく結論は「大変だ」。
リーマンショックの頃から市場は成長を止めたのだろうか。
もっとも東京株式市場も目先の売り材料探し。
「裁定買い残高が3ヶ月ぶりの水準に膨らんできた」。
どれだけ膨らんできたかというと、3.2兆円。
5兆とか6兆とかいうのならまだしも、たかが3兆円台。
それが重石になったところでタカが知れているだろう。
ただ格言は「神の怒りに触れる相場も落ち着くところは需要と供給である」。
あるいは「相場は時々刻々変化していても、結局は自然の水準を求めて動いていく」。
「相場は雄弁である、相場はいつもサインを送っている」。
そして「成功する投資家は忍耐強い。女神がまた微笑みかけてくれるのを待っている」。
興味深いのは、JPX日経400の先物の売買増加。
昨年12月9日の25万枚を抜いて32万枚。
TOPIX先物も過去2番目の68万枚。
ROEを重視する投資家が増えたわけではなく、単なる週末のメジャーSQでのロール。
スケジュール的要素を相場勘にいれるとロクなことはないと思われる。
「人生と相場には3つの坂がある。
上り坂と下り坂と魔坂」。
格言である。
1月27日NYダウ291ドル安の翌日の日経平均は312円高だったがこれは「魔坂」。
今日は重い頚木の坂だろうか。
SQ前の「魔の水曜日」に「魔坂」は似合うのだが・・・。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
メディネット(2370)・・・動兆
メディネットに注目する。
同社はがん免疫療法で細胞加工などの支援サービスを医療機関に提供。
iPS細胞をはじめあらゆる細胞を加工する細胞加工と細胞医療製品事業へと拡大基調。
技術革新のスピードを加速し世界標準企業を目指している。
細胞加工業の拠点としての品川の細胞加工施設は本稼動に向けた準備を加速中。
2月には「新規モノクロナール抗体とその用途に関する特許」が日本で成立。
今後の応用に対する期待が高い。
業績は赤字だがこれは研究開発費の先行負担と考えたいところ。
(241円)
3月11日 相場展望
【オープニングコメント】
11日の日経平均株価は、弱含み展開だろう、下値の堅さが意識されよう。
日経平均株価はの予想レンジは、18500-18650円のレンジを想定する。
10日のNYダウが300ドルを超す下落となった。米国の利上げ観測やギリシャの改革措置をめぐる懸念といった影響が大きかった。シカゴ日経225先物清算値は18540円、これにさや寄せする格好からのスタートだろう。
寄り付き前発表の1月機械受注や2月国内企業物価指数などにも注目。数値の改善が確認できれば下支えすると予想する。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1150万株、買い1210万株で、差し引き60万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、繊維、サービス、電機、卸売、小売、銀行、機械、鉄鋼、建設、化学など。
買いセクターに、化学、薬品、サービス、銀行、海運、情報通信、機械、ゴム、電機など。
【NY概況】
10日のNYダウは332.78ドル安の17662.94、ナスダックは82.64ポイント安の4859.79で取引を終了した。
ユーロ圏財務相会合における協議に進展が見られず、ギリシャ債務問題への懸念が強まったことから欧州株が全面安となり、対ユーロでドル高が進行したことが嫌気され米国株も売りが先行。1月雇用動態調査(JOLTS)で、求人数が14年ぶりの高水準となり、早期利上げに対する警戒感が再び強まった。NY原油先物相場が3%を超す下落あり下げ幅を一段と拡大した。
セクター別では全面安となり、銀行や半導体・半導体製造装置の下落が目立った。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18540 ( -130 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18540 ( -130 )
( )は大取所終値比
【予定】
■11(水)
【国内】
1月機械受注(8:50)
2月国内企業物価指数(8:50)
《決算発表》
テンポス、アゼアス、ケネディレジ、トーエル、神島化、TYO、イハラケミカル、サムコ、シーシーエス、三井ハイテ、菱洋エレク、楽天地
【海外】
豪3月ウエストパック消費者信頼感(8:30)
中国2月小売売上高・鉱工業生産(14:30)
中国2月都市部固定資産投資(14:30)
タイ中銀金融政策決定会合
トルコ1月経常収支(17:00)
英1月鉱工業生産(18:30)
米2月財政収支(12日3:00)
米10年国債入札
FRB、大手銀行の包括的基本分析(CCAR)結果公表
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【3月10日 相場概況】
【大引け概況】
10日の日経平均株価は続落し、前日比125円44銭安の1万8665円11銭で終えた。今週末13日に株価指数先物やオプション、ミニ先物3月物の特別清算指数(SQ)算出を控え、先物などに持ち高調整の売りが出て、現物株の下げにつながった。
前日の米株式相場が上昇した流れを引き継ぎ反発して始まったが、先物にややまとまった売りが出たことをきっかけに現物株にも売りが広がり、日経平均は午後下げに転じた。
東京外国為替市場で円相場が対ドルで7年8カ月ぶりとなる安値水準に下落。ドル換算した日本株の評価が低下することを警戒して海外投資家が先物の持ち高を手じまった可能性があるとの指摘があった。
東証1部の売買代金は概算で2兆5968億円。売買高は21億3776万株だった。いずれもと2月27日以来7営業日ぶり高水準だった。東証1部の値下がり銘柄数は974、値上がりは739、変わらずは151銘柄だった。
個別では、OLC、トヨタ、ソニー、武田が下げた。日揮やキッコマンは午後に下げ幅を拡大したほか、日ハムや塩野義が下げた。一方、富士重、三井不が高く、ホンダ、キヤノン、アルプスが上げた。ブリヂストンなどゴム株も高い。業種別では、鉱業が3%超下落したほか、パルプ・紙、銀行業が下落率上位だった。一方、ゴム製品、陸運業、空運業が上昇率上位だった。
東京株式2部市場は3日ぶり反落。大引けの2部指数は、前日比14.70ポイント安の4535.79となった。
個別銘柄ではラオックス、ウイルコHD、アイエスビー、アートSHDは値下がり率上位に売られた。一方、DNA研<2397>がストップ高。カワセコンピュは一時ストップ高と値を飛ばした。昭和HD、花月園、アマテイは値上がり率上位に買われた。
日経ジャスダック平均は前日比6円86銭安の2426円44銭と続落。
個別銘柄ではアールテック、FVCがストップ安。EAJ、ヤマザキ、ニューテック、アクモスも売られた。半面、イマジニア、カーディナル、共同PR、ウェッジHD、太洋工業、野村マイクロなどがストップ高。フォーバルRS、ワットマンは一時ストップ高と値を飛ばし、J・エスコムHD、ケイブも買われた。
東証マザーズ指数は、前日比5.33ポイント安の854.69と続落。
スノーピーク、ミサワ、BEENOS、APLIXは値下がり率上位に売られた。一方、省電舎、メディア工房がストップ高で引け、インテアHDも一時ストップ高、弁護士コム、ACCESS、エンカレッジなど買われた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,665.11 |
-125.44 |
日経平均先物 |
18,670.00 |
-120 |
TOPIX |
1,524.75 |
-7.01 |
TOPIX先物 |
1,526.00 |
-5 |
東証2部指数 |
4,535.79 |
-14.7 |
JASDAQ |
2,426.44 |
-6.86 |
マザーズ |
854.69 |
-5.33 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2137760 |
2596831 |
東証2部 |
219150 |
44094 |
「ETF」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
そんな時代もあったねと
いつか話せる日がくるわ♪
あんな時代もあったねと
きっと笑ってはなせるわ
だから今日はくよくよしないで
今日の風に吹かれましょう♪
そんな歌の一節で萎えたマインドを鼓舞してきた株式市場。
特に、2008年秋のリーマンショック、あるいは東日本大震災後の2011年春。
確かに時は巡って、何度目かの春。
卒業式の季節感と新たな展望への期待を持ち、なんど相場の春を待ち続けたことでしょう。
風に吹かれること幾星霜。
ようやくネガティブ相場の卒業式を迎えられるような気配となってきました。
投資心理学の世界には「ピーク・エンドの法則」というのがあります。
1999年に提唱したのはノーベル賞学者のカーネマン氏。
「あらゆる経験の喜びと苦しみの記憶は、
ほぼ完全にピーク時と終了時の喜びと苦しみの度合いで決定するという仮説。
100円だったA株は1年間右肩上がりの相場を続け150円。
同様に100円だったB株は1年間動きがなく100円水準で推移したが
数日前に急騰し140円。
この時どちらの株を買い候補とするかというと多くはB株になるというものです。
投資心理ではこうですが、たぶん証券マスコミ心理も一緒。
だらだらと動く株には目がいかず、どうしても急騰急落銘柄ばかりが注目されます。
時間軸を無視したエンド優先法則という立場。
週末のNYダウの下落はもう関係なく、昨夜の戻りだけをクローズアップする時間軸。
この時間軸が世界共通項みたいなものですから、実際の相場と報じられる相場には
けっこうかい離があるような気がします。
たぶん・・・。
この投資心理のかい離をついてくるのが短期張りのギャンブラーなのかも知れません。
ETFの本に着手して約2週間。
ようやく半分が終了しました。
取材の過程で興味深かったのは売買代金常にトップの日経レバ(1570)の動向。
出来高が減少してきたという報道もありましたが、商いの多くは信用取引という傾向。
2倍のレバの商品を信用で買えば、レバ率は6倍。
そういえば先日取材したある会計士さん。
「そうですが、私もその信用取引の中に入ってます」と。
「個別銘柄よりも日経平均だけ読む方が楽ですもんね」。
そして「いつ利食おうかな」。
ETFは長期分散投資の対象なんていう本来的理想的趣旨とは違った
短期投機的売買の対象となっているパラドックス。
お題目と現実の差というのはどこでもあるものですが、隆盛の背景は実はココ。
逆に言えば使い勝手の良い商品が登場すれば市場は勝手に走り出してくれるものとも
言えます。
その意味では、この数十年の市場に欠けているのは「投資家の使い勝手の良い商品」
だったのかも知れません。
「売り手の論理」の商品設計が消費意欲を刺激してくれません。
製造業だけでなく「買い手の論理」での商品設計は証券市場では
さらに望まれているようです。
そのうち債券ベアETF10倍なんてものが登場してくれると
もっと楽しくなるかも知れません。
3月10日 相場概況
【前引け概況】
■日経平均株価 18,831.64(+41.09)
■東証1部出来高 9.59億株
■東証1部売買代金 1.12兆円
■日経平均先物 18,820(+30)
■TOPIX 1,533.22(+1.46)
■騰落 上昇997/下落690
10日の日経平均株価は反発し、前引けは前日比41円09銭高の1万8831円64銭だった。寄り付きから100円超の上げ幅となり、一時前日比130円超の1万8924円38銭まで上げ幅を広げた。ただ、その後は利益確定売りなどにより、伸び悩む展開となった。
前日の米株式相場が反発した流れを引き継いで買いが先行した。
円相場が121円台後半まで下落し、約3カ月ぶりの円安・ドル高水準となった。
輸出採算が改善するとの期待から輸出関連株の値上がりが目立った。
ただ、日経平均が1万9000円に近づくと当面の利益を確定する売りが増えた。市場には「一段と買い進めるには材料不足」との声があった。
個別では、トヨタ自、KDDI、三井不、ホンダ、武田薬品などが堅調。FPGが商いを伴って大幅高となっているほか、売買代金上位では富士重、花王、SUMCOの上昇も目立っている。
業種別では33業種中、23業種前後が高く、値上がり上位に精密機器、機械、ゴム製品、陸運、金属製品など。半面、値下がりでは銀行、紙パルプ、電力ガス、鉱業など。
日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。午前終値は前日比7円65銭高の2440円95銭だった。
新興市場でも買い安心感が広がった。アサカ理研や前日の取引終了後に東証1部への市場変更を発表した竹内製作所が商いを伴って上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で464億円、売買高は1億1109万株。主力銘柄で構成するJASDAQ−TOP20は3日続落した。
アサカ理研や竹内製作所のほかでは、ワットマンやウェッジHD、Jエスコムが上昇した。アクモスやオルアバウト、大塚家具は下落した。
東証マザーズ指数は小幅に続落した。午前終値は前日比0.81ポイント安い859.21だった。市場では「17日から新規株式公開(IPO)が相次ぐため、投資家の換金売りが出ている」との声があった。
ビーロット、オプティムは値下がり率上位に売られた。一方、省電舎、メディア工房がストップ高に買われ、Bガレジ、インテアHD、スノーピークも一時ストップ高、Jストリーム、弁護士コム、フィックスターズ、パスは値上がり率上位となった。
3月10日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均 18,851.87(+61.32)
■日経平均先物 18,850(+60)
■TOPIX先物 1,534.50(+3.50)
■騰落 上昇1,043/下落633
■日経JQ 2,440.48(+7.18)
■マザーズ指数 859.20(-0.82)
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は1043、値下がり銘柄数は633、変わらずは188銘柄だった。業種別では33業種中、22業種前後が高い。値上がり上位に金属製品、精密機器、陸運、医薬品、ゴム製品、機械など。半面、値下がりは銀行、紙パルプ、鉱業、電力ガス、海運など。
10日の日経平均株価は反発して始まった。
寄り付きから100円超の上げ幅となり、一時前日比130円超の1万8924円38銭まで上げ幅を広げた。その後はやや上げ幅を縮め、1万8800円台後半で推移している
売買代金上位では、KDDIや富士重、ファーストリテ、花王、三井不などが上昇する一方、OLCや三菱UFJ、ソフトバンク、みずほFG、三井住友FGなどがさえない。
花王などのディフェンシブ銘柄にも高値更新が目立ち、昨日株式分割などを発表したビューティガレージも高値更新となっている。
【レーティング情報】
【格上げ】
●SMBC日興証券
・三菱紙(東1:3864)―投資判断 3→2、目標株価 75円継続
【格下げ】
●SMBC日興証券
・日本製紙(東1:3863)―投資判断 2→3、目標株価 1850→1500円
【目標株価引き上げ】
●クレディ・スイス証券
・住友化(東1:4005)―投資判断 Neutral継続、目標株価 420→560円
●SMBC日興証券
・参天薬(東1:4536)―投資判断 1継続、目標株価 6800→9200円
●JPモルガン証券
・テルモ(東1:4543)―投資判断 Over継続、目標株価 3500→3800円
●UBS証券
・ファーストリテ(東1:9983)―投資判断 Neutral継続、目標株価 43000→46000円
【目標株価引き下げ】
●SMBC日興証券
・王子紙(東1:3861)―投資判断 2継続、目標株価 455→415円
●みずほフィナンシャルグループ
・富士通(東1:6702)―投資判断 買い継続、目標株価 960→940円
・ソフトバンク(東1:9984)―投資判断 中立継続、目標株価 8150→7600円
<兜町カタリスト>
「ETFはコツコツ?勝負?」
実際の使われ方は別にして、ETFは基本的には長期投資に向いた商品といわれます。
だったら一度にバッと買うのではなく、
コツコツと定期的に買い増しをしていくことも悪くないでしょう。
日本の金融資産は高齢者ほど保有していて
若年層はこれから資産の形成をしなくてはなりません。
その意味ではコツコツと貯める感覚と言うのは悪くありません。
例えばNISAの100万の枠を一気に使うのではなく、
毎月8万円ずつ買っていくというような感じです。
本音でいうと毎月8万円というのは結構キツイかもしれません。
だったら毎月1万円とか2万円とかにしても構わないでしょう。
このように自分で決めた期間ごとに一定金額で買い付ける投資方法を
ドルコスト平均法といいます。
日々の株価、為替相場などの値動きを気にすることなく
機械的に購入(積立)すれば良いのです。
そして購入平均コストが安定しやすくなります。
どういうことかというと・・・。
1月:購入金額8万円:時価・1万円:購入口数8口:累計口数8口
2月:購入金額8万円:時下・2万円:累計口数4口:累計口数12口
3月:購入金額8万円:時下・0.5万円:累計口数16口:累計口数28口
つまり価格の高い時の購入口数は少なく、価格が低い時の購入口数は多くなります。
リーマンショックの頃にこんなことがありました。
株価が大きく下げて皆が苦しんでいる時に、
なぜか「もっと下がってくれてもいいな」という声がありました。
それは毎月ETF購入を購入している人の声でした。
理由は「どうせすぐには売らないのだから、
価格が下がって口数が増えることがいいんです。
買い付け報告書や残高報告書を見て口数が増えていると、なんだか嬉しくなるんです」。
目先を追う向きにとっては悲惨な事態でも視点と時間軸を変えれば、
意外なことに、こよなくいい時間帯だった訳です。
当時の日経平均株価は概ね8000円水準。
それが約7年後には2倍になったのですから、
価格が安い時でも自動的に購入するシステムって意外と効率的ですね。
もしも相場観などを使って恣意的に投資のタイミングなどを計ると
決して買う気になれない場面でも機械的に購入を続けること。
ただそれだけで、勇気も気合も必要ありませんでした。
カブドットコム証券などでは「自動積み立て」が毎月500円からスタートできる
「ワンコイン積み立て(プチ株)」などという名前でありますから便利になりました。
同社は13銘柄のETFをフリーETF(手数料ゼロ)にしてます。
毎月コツコツなんてチマチマとしすぎ。
機械的でつまらない。
どうせならETFでも腕と度胸で相場と対峙したい。
そういう声もしばしば聞かれます。
だからこそ日経平均株価の2倍の動きをする人気の的の
日経レバレッジ投信(1570)が東証1部の売買代金首位の座にあるのでしょう。
しかもトヨタやソフトバンク、三菱UFJなどの個別銘柄の売買代金首位の
常連銘柄の2倍の売買代金ですからすごいエネルギーです。
しかもETFは株と同じように信用取引ができます。
日経レバレッジの信用残を見てみると3月第1週には売り残362万株、
買い残348万株で信用倍率0.96倍。
市況解説では「日経レバが売買代金首位」しか語られませんが、
信用取引の需給面から見ると意外な側面があります。
そもそも日経レバは2倍のレバ。
それを信用で買うということは約3倍のレバだから都合6倍のレバ。
ETFが長期分散投資なんていうFPチックな語りは
ほとんどおとぎ話の世界と化してしまいます。
理想は理想で現実はコレ。
実は短期投機的集中投資がETFの主流ということ。
ドッテンバッタンが好きな人がやはり多いんですね。
もっとも商品性格は「前日比の騰落率が2倍になるような設計」。
いつまで持っても2倍ではありませんが
短期指向のETFであることも背景にはあるのでしょう。
前日比ではなく「累積騰落率の2倍」のETFが登場すると
少しは長期指向になるかも知れません。
3月10日 相場展望
【オープニングコメント】
10日の日経平均株価は反発が見込まれる。NYダウも上昇、シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の18855円なのでこれにさや寄せするスタートだろう。
ただし、週末に先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えていることから、先物市場では限月交代に伴うロール・オーバーの商いが中心になるため、買い一巡後は揉み合い相場展開になりそうである。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1200万株、買い970万株で、差し引き230万株の売り越し。売り越しは3営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、自動車、商社、保険、小売、電機、情報通信、ガス、機械、建設、REIT、鉱業、化学など。
買いセクターに、不動産、自動車、機械、薬品、繊維、サービス、その他金融、電機、商社、情報通信、鉄鋼、小売など。
【NY概況】
9日のNYダウは138.94ドル高の17995.72、ナスダックは15.07ポイント高の4942.44で取引を終了した。
雇用統計を受けた売りが一巡し、朝方から買いが先行。利上げ観測は強まっているものの、足元の米国経済や雇用情勢の改善を見直す動きが広がり、終日堅調推移となった。セクター別では、自動車・自動車部品や資本財が上昇する一方でエネルギーや電気通信サービスが下落した。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18860 ( +70 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18855 ( +65 )
( )は大取所終値比
【信用取引規制関係】
□東証、アートSHD株の信用取引に関する臨時措置を解除 10日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
□東証、SMAM 日経225上場投信受益証券、SMAM 東証REIT指数上場投信受益証券を制度信用銘柄および貸借銘柄に選定 25日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
□日証金、アクモスの貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。9日付。
◎新規上場=転換社債〔東証〕スターゼン(1)は12日
▲指定変更=〔ジャスダック〕竹内製作所は16日から1部
◎監理銘柄に指定=〔名証セントレックス〕オプトロムは9日
▲空売り比率=32.6%(東証、9日)
【9日の相場表変更】
▽指定変更=〔東2→東1〕広ガス(電力・ガス)
◎監理銘柄に指定=〔東2〕積水工機
▲一単元の株式数変更
トーホー 8月1日付で1000株から100株
【予定】
■国内(10日)
2月マネーストック(8:50)
《決算発表》
サーラ住宅、アヲハタ、サトウ食品、ミサワ、アールエイジ、DR.シーラボ、日ビュホテル、不二電機、ナイスクラップ
《銘柄異動》
魚力
■海外(10日)
中国2月消費者物価(10:30)
中国2月生産者物価(10:30)
EU財務相理事会(ブリュッセル)
仏1月鉱工業生産(16:45)
米1月卸売在庫(23:00)
米3年国債入札
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【3月09日 相場概況】
日経平均大引け、3日ぶり反落。米株大幅安受け弱含み |
【大引け概況】
9日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落。終値は前週末比180円45銭安の1万8790円55銭だった。
前週末の米株式相場が急落した流れを引き継ぎ、軟調に推移した。
2月の米雇用統計が市場予想を上回る改善となり、米連邦準備理事会(FRB)による早期の利上げ観測につながった。円安・ドル高を受けて一時は下げ幅を縮めたものの、積極的な買いにつながる材料に乏しく、大引けにかけて再び下値を探る展開になった。
寄り付き前に発表された2014年10〜12月期の実質国内総生産(GDP)改定値は速報値から下方修正された。市場予想の下限を下回り、嫌気した売りが広がった。株価指数先物に売りが膨らみ、現物株相場の下げにつながった面もある。
後場寄り後には下げ渋り、1万8900円に迫る場面もあった。安値圏では日銀による上場投資信託(ETF)買いの思惑が強まったほか、1月末からの上昇局面で買い遅れた個人投資家の押し目買いも観測された。昼にかけて円相場が121円台に下落し、輸出関連株が下げ渋ったことも相場を下支えした。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反落した。業種別では医薬品の下げ幅が最大。電気・ガス業や不動産業も下げた。半面、小売業やサービス業は上昇した。
東証1部の売買代金は概算で2兆1949億円、売買高は17億9771万株。東証1部の値下がり銘柄数は1075、値上がり銘柄数は652、変わらずは136だった。
ファストリやKDDIなどの値がさ株や、医薬品株、精密機器株などが下げをけん引した
武田や中外薬が下げ幅を拡大。一方、トヨタや三菱自、三菱UFJは小幅高で引けた。エスビーや三井ホームが14時すぎに昨年来高値を更新した。
東証2部株価指数は続伸した。前週末比1.12ポイント高の4550.49となった。
積水工機製作所、宮入バ、セブン工、日本研紙が買われた。半面、森組、三社電機製作所、カワセコンピュ、アルメディオ、ラオックス、コメ兵、Oakは下落した。
日経ジャスダック平均株価は小幅に反落した。大引けは前週末比30銭安の2433円30銭だった。日経平均株価が200円近く下落し、投資家心理が悪化したのが新興相場の上値を抑えた。外部環境の影響を受けにくい新興市場銘柄に個人投資家が買いを入れる動きもあり、指数を下支えした。
ジャスダック市場の売買代金は概算で802億円、売買高は1億6197万株だった。
個別では、イマジニアが「LINE GAME」にてスマホ向けパズルゲームをリリースしてストップ高。アクモスやジシステムなどはマイナンバー関連として関心が向かう。セキュアヴェイも続伸へ。大塚家具は会長側が17年12月期まで120円配継続と発表で大幅高、豊商事は自己株式取得が好感される。アサカ理研も連日の大幅高。
野村マイクロ、キタックなどは急反落。フォーバルRSジェイテック、SOLHDやFVC、ウェッジHDなども続落
東証マザーズ指数は反落した。大引けは前週末比11.90ポイント安の860.02だった。モブキャスやシリコンスタ、Jストリーム、ミクシィが売られた。ITBOOK、ACCESS、スノーピークがストップ高で引け、フリークアウト、サイバダインは上げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,790.55 |
-180.45 |
日経平均先物 |
18,790.00 |
-200 |
TOPIX |
1,531.76 |
-9.08 |
TOPIX先物 |
1,531.00 |
-14 |
東証2部指数 |
4,550.49 |
1.12 |
JASDAQ |
2,433.30 |
-0.3 |
マザーズ |
860.02 |
-11.9 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1797710 |
2194996 |
東証2部 |
163580 |
29404 |
「地価税?」
旧知の税理士さんのコメント。
「REITは不動産の最大の買い手。
そのREITにゼロ金融が不動産を買いあらせる。
金融緩和で円安。
日本の不動産、特に住宅はアジア各国に比べ割安に。
アジアからは無謀とも思える高値爆買いです。
昭和バブルの最終ステージ。
自分だけは売り逃げる自信あり、そんな気合と借金で勝負したバブル紳士たち。
突然のカネ消滅で全滅した。
昭和バブルの教訓はカネが止まれば、買い手は消滅する。
だからモノ価格は真空地帯を落下する。
もっとも・・・。
過去のバブルは投機家やファンドが、自分のために自分が欲しいものを無理しても買う。
今のREITは、投資家の金なので無理しない範囲で買う。
もっとも実需家賃収益はこれから。
実は安倍さんに麻薬を打たれただけなのかも知れない。
消費増税2017年、黒田日銀総裁も安倍さんも2018年が任期。
15年前のバブルでは日銀と言う気前のいい買い手はいなかった」。
ところで・・・。
不動産バブルを潰したのは平成の鬼平三重野日銀総裁という指摘も聞かれる。
しかし端緒は、この税理士さんも指摘しているが、1990年10月NHKの5夜連続特集。
「地価は下げられる」。
伝説的な番組をきっかけに「地価は半分に」、「年収5倍でマイホーム」となった。
そういえば・・・。
最近では聞かれないが「地価税」なんてものもあった。
1998年以降は「当分の間」課されないこととされている。
後場は蛎殻町のラクーンに取材。
大引け後は虎ノ門のラジオNIKKEIでDVD収録。
その後渋谷のインフォテリアで東証IRフェスタの打ち合わせ。
今週はDVD収録2本。
番組収録1本。
木曜は札幌日帰り遠征。
金・土曜は東証IRフェスタとスケジュール目白押し。
・・・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「3月9日」
流れる季節の真ん中で
ふと日の長さを感じます
せわしく過ぎる相場の騒ぎ
市場は誰もが夢を描く
3月の風に想いをのせて
相場のつぼみは春へと続きます
あふれだす新値の粒が少しずつ朝を暖めます
大きな動きをした後に
少し照れてる株価の横で
新たな世界の入り口に立ち
気づいたことはもう傘はいらないってこと
この先もずーとそっと微笑んで
瞳を閉じれば個別株
いつも頑張っていることで
どれほど強くなれたでしょう
市場の願いはいつもそうでありたい
3月09日 相場概況
【前引け概況】
■日経平均株価 18,850.69(-120.31)
■東証1部出来高 9.12億株
■東証1部売買代金 1.05兆円
■日経平均先物 18,840(-150)
■TOPIX 1,534.67(-6.17)
■騰落 上昇743/下落975
■日経JQ 2,433.92(+0.32)
日経平均株価は反落。前週末の米国株の大幅安を受け、朝方から売り先行で始まりました。寄り付き前に発表された2014年10-12月期の実質GDP(国内総生産)改定値が速報値から下方修正されたことも重しとなり、一時下げ幅は200円を超え、1万8733円まで下げる場面があった。ただ、日銀によるETF買いへの期待や年金などの下値買い観測から、前引けにかけて下げ幅を縮小。
業種別では、ほとんどの業種が値下がり。値下がり上位は、不動産業、電気・ガス業、鉄鋼でした。一方、値上がり上位は、ゴム製品、サービス業、鉱業。
TOPIXは反落。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。
前引けは前週末比32銭高の2433円92銭だった。6日の米株相場が大幅に下落し、外部環境の影響を受けにくい新興市場の銘柄に買いが入った。指数は下落する場面も多かったが、日経平均株価が下落幅を縮小するのにあわせて新興株相場も強含んだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で451億円、売買高は9826万株だった。主力銘柄で構成するJASDAQ−TOP20は続落した。大塚家具やアクモス、アサカ理研が上昇。半面、日本通信やウェッジHD、SJIは下落した。
東証マザーズは反落。前引けは前週末比7.73ポイント安い864.19だった。
Jストリーム、アクロデア、BEENOS、シュッピンは値下がり率上位に売られた。一方、ITBOOKがストップ高に買われ、スノーピーク、FUJIKO、モブキャス、DMP、サイバダインには買いが入った。
3月09日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均株価 18,797.08(-173.92)
■日経平均先物 18,790(-200)
■TOPIX先物 1,531.50(-13.50)
■騰落 上昇573/下落1,123
■日経JQ 2,431.90(-1.70)
■マザーズ指数 864.00(-7.92)
午前10時現在の東証1部の売買代金は概算で6573億円、売買高は5億8503万株。東証1部の値上がり銘柄数は573、値下がり銘柄数は1123、変わらずは163銘柄だった。業種別では33業種中で値上がりは鉱業、ゴム製品、保険、石油、卸売の5業種にとどまっている。一方、値下がりで目立つのは不動産、電力ガス、非鉄、鉄鋼、倉庫など。
9日前場中ごろの日経平均株価は下げ幅をやや縮めている。
前日比190円前後安い1万8700円台後半で推移。一時230円超下げたのを底に小幅ながら下げ渋る展開。
市場では「(相場の流れに逆らう)『逆張り』の個人投資家は1月末からの上昇局面で買い遅れている。下げた場面では日銀による上場投資信託(ETF)買いの思惑も出やすく、買い場を探っている」との声がある。
寄り付き前に発表された2014年10〜12月期の国内総生産(GDP)改定値が想定外に下方修正された影響も大きかったといい、「このまま下げ幅を広げる展開にはなりづらい」との見方が市場では優勢。円安・ドル高を受けてトヨタや富士重など自動車株の一角が下げ幅を縮めている。
個別では、OLCは上場来高値を更新した。売買代金も東証1部で最も多い。明治HDが最高値を更新、ハウス食Gや味の素、カルビーは昨年来高値を付けており、食品株の堅調が目立つ。
東証2部株価指数は反落して始まったあと、小幅高に転じている。ラオックスや朝日インテク、コメ兵が高い。Oak、森組、アルビスは下げている。
225先物は、SBI・アムロ・バークレイズ・カブコム・パリバが買い越し。
メリル・GS・ニューエッジ・ドイツ・クレディが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・パリバ・アムロ・三菱・みずほ・メリルが買い越し。
モルスタ・ニューエッジ・UBS・日興・シティ・クレディが売り越し。
外資系等は、千代建(6366)、石油資源(1662)、積ハ(1928)、日新薬(4516)、エプソン(6724)、前田建(1824)、熊谷組(1861)、ニコン(7731)、三菱電(6503)、横河(6841)、カナモト(9678)、商事(8058)、あおぞら(8304)に注目。
テクニカル的には、MISAWA(1722)、オエノン(2533)、ヒューリック(3003)、日ケミファ(4539)、関ペ(4613)、洋インキ(4634)、日新電(6641)、FPG(7148)、オンワード(8016)、キャノンMJ(8060)、あおぞら(8304)、日証金(8511)、東海東京(8616)、いちよし(8624)が動兆。
<兜町カタリスト>
「アップル」
週末の日経平均は昨年来高値更新。
TOPIXは7週連続での上昇で昨年来高値を更新。
一方、雇用統計は市場予想を上回り非農業部門雇用者は29.万人の増加で着地。
失業率も5.6%→5.5%への低下。
早期利上げ観測が台頭したとしてNY株は大幅安。
景気が良くて上がる金利は良い金利上昇の筈。
それでも金利上昇=株安の公式が当てはまるのかどうか、結構疑問。
バーナンキFRB前議長は「QE3終焉」を示唆したのが2013年5月。
そこから米国株は一進一退だったが、結局QE3終了宣言の2013年12月から上昇。
どうも解釈のズレがいずれ是正されてきたような気がする。
むしろ・・・。
雇用統計というよりは、ダウ平均からATTが除外され、アップルが採用。
こちらの方の影響が大きかったのではなかろうか。
ダウもNASDAQもどちらも確かに下落した。
しかし、アップル株は0.15%上昇。
ATTは1.529%下落。
ATTの下落率はほぼダウの下落率と一緒だった。
指数構成銘柄の発表は午後。
NYダウも午後から下げ足を早めた。
傍証とはなろうか。
市場では「アップルのダウ銘柄採用は象徴的」との声。
アップルの時価総額は約7360億ドルで上場企業としては世界最大。
ATTの時価総額は1765億ドル。
ATTがダウに初めて採用されたのは世界初の通話が実現した翌年の1916年。
その約100年後にアップルがAT&Tと入れ替えとなる。
もっとも・・・。
インテルとマイクロソフトは1999年11月にダウ構成銘柄に採用された。
それ以降数年にわたり株価動向は低迷したと言うのが歴史でもある。
日経朝刊1面左肩「グローバル企業の死角」。
テーマは「海外子会社任せに限界」。
子会社の自主経営を尊重してきた日立製作所は国際税務の分野について方針を転換。
昨年末、各子会社に初めて詳しい税務情報の提供を求めた。
1年ほどで家電から発電タービンまでグループ内の取引の税務上問題を点検するという。
思い出されるのはアバント(3826)。
開示情報データベースや法令検索ツールで企業の開示・IR業務や監査業務を支援。
会計領域を中心としたグループ子会社向けサービスなどが中核。
連結会計からグローバル会計へと企業が進む中で必要不可欠の存在。
同社の顧客層はトヨタや日立などの大規模グローバルグループ企業。
時価総額トップ50社のうち25社、200社のうち88社に及んでいる。
ワンストップでグローバル連結経営ソリューションを提供できるのが強みだ。
まさにこの問題の解決者だろう。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
イントランス(3237)・・・動兆
イントランスに注目する。
同社は中古ビルの再生が中核。
業績は絶好調。
2月に通期連結の純利益予想を前期比2.3倍の9億2000万円へ引き上げ。
同時に7期ぶりの復配も発表。
(344円)
3月09日 相場展望
【オープニングコメント】
9日の日経平均株価は弱含みの展開を想定。
日経平均予想レンジは、18750-18900円のレンジを想定する。
寄り付き後は、押し目買い意欲は強いと考えられる。
今週は特別清算指数(SQ)が週末に算出されることで、先物市場では期近と期先に絡んだロールオーバーが商いの中心となり方向感はつかみにくくなるだろう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1040万株、買い1540万株で、差し引き500万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、銀行、機械、建設、サービス、小売、電力、紙パ、電機、不動産、陸運、食品、商社、薬品、自動車など。
買いセクターに、電機、食品、銀行、海運、小売、サービス、保険、機械、自動車、不動産など。
【NY概況】
6日のNYダウは278.94ドル安の17856.78、ナスダックは55.44ポイント安の4927.37で取引を終了。2月雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想を上回る29万5000人増となったほか、失業率も5.5%へと低下し、利上げに対する警戒感から売りが先行。6月頃の利上げを予想をする向きが多く、終日軟調推移となった。ダウは約2週間ぶりに18000ドルを割り込んだ。全てのセクターで全面安。特に不動産や公益事業が下落した。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18865 ( -125 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18860 ( -130 )
( )は大取所終値比
【信用取引規制関係】
○東証、メディア工房株の日々公表銘柄指定を解除 6日付。
○東証、テクノマセマ株の信用取引に関する臨時措置を解除 9日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
○東証、制限値幅の拡大を解除 ヤマザキ株を9日から。
○東証、大塚家具株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を9日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
□日証金、アイエスビー株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。6日付。
□監理銘柄に指定=〔東証2部〕積水工機は6日
□空売り比率=29.6%(東証、6日)
【6日の相場表変更】
□指定変更=〔東2→東1〕トランザク(その他製造)、ハイマックス(情報・通信)
□自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
豊商事 100万株、4億円
□一単元の株式数変更
豊商事 4月1日付で1000株から100株
【予定】
■9(月)
【国内】
10-12月期GDP改定値(8:50)
1月国際収支(8:50)
2月景気ウォッチャー調査
《決算発表》
東ハウス、学情、Bガレージ、ポールHD、ナ・デックス、萩原工業、トーホー
《銘柄異動》
広島ガス
【海外】
台湾2月消費者物価(9:30)
ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)
独1月計上・貿易収支(16:00)
台湾2月貿易収支(17:00)
トルコ1月鉱工業生産(17:00)
カナダ2月住宅着工件数(21:15)
メキシコ2月消費者物価(23:00)
《決算発表》
アーバンアウトフィッターズ
《イベント》
米アップル社がイベントを開催
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【3月06日 相場概況】
日経平均大引け、大幅続伸。219円高 15年ぶり高値 |
【大引け概況】
6日の日経平均株価は大幅続伸し、前日比219円16銭高の1万8971円で取引終了。
2日に付けた1万8826円を上回り、2000年4月19日(1万9086円62銭)以来、ほぼ15年ぶりの高値圏。
欧州中央銀行(ECB)が量的金融緩和に伴う域内国債の買い取りを9日に始めると決定。その安心感から欧米株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、日本株にも国内外の機関投資家から買いが続いた。
2月の米雇用統計の発表を日本時間今晩に控え「日米欧の金融政策や米雇用統計など、経済イベントを材料に売買するヘッジファンドによる先物買いが入った可能性がある」との指摘が出ていた。海外勢の先物買いが主導し、現物株にも裁定取引に伴う買いが入った。
JPX日経インデックス400も続伸し、終値は前日比162.29ポイント高の1万4008.74。東証株価指数(TOPIX)も続伸。ともに昨年来高値を更新した。
東証1部の売買代金は概算で2兆5530億円。1週間ぶりの高水準だった。売買高は21億2844万株。東証1部の値上がり銘柄数は全体の6割強にあたる1166、値下がりは549、変わらずは147だった。
業種別では精密機器、証券商品先物、食料品に上げが目立った。
個別では、OLCが物色人気となったほか、三井住友、三菱UFJなど銀行が高い。エーザイ、武田薬など医薬品株も買われた。ユニーGHDが値を飛ばし、さが美も大幅高。
一方、ヤフーが利益確定の売りで下げ、京セラや住友鉱が軟調だった。
東証2部株価指数は小幅ながら4日ぶり反発した。
IBJ、象印マホービン、ヨネックス、浅香工業は値上がり率上位に買われた。半面、カワセコンピュがストップ安で引け、さいか屋、Oak、アルチザ、アサヒ衛陶は値下がり率上位に売られた。
日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前日比4円45銭高い2433円60銭だった。日経平均株価が終日堅調だったことから投資家心理が改善し、買い優勢で終えた。もっとも、週末にくわえ2月の米雇用統計の発表を前に上値は重く、寄り付き直後がこの日の高値だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で708億円、売買高は1億7341万株だった。ニューテック、アサカ理研、サイネックス、ヤマザキ、日本テレホン、野村マイクロなどがストップ高で引け、キタック、カーディナル、UCSなど値上がり率上位に買われた。半面、日本通信やSOLHD、オートWは下落した。
東証マザーズ指数は3日続伸した。終値は前日比2.22ポイント高い871.92だった。シリコンスタやOTS、ミクシィが上昇した。FFRIやALBERT、カヤックが下落した。
指標一覧
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,971.00 |
219.16 |
日経平均先物 |
18,990.00 |
230 |
TOPIX |
1,540.84 |
17.12 |
TOPIX先物 |
1,545.00 |
21.5 |
東証2部指数 |
4,549.37 |
1.86 |
JASDAQ |
2,433.60 |
4.45 |
マザーズ |
871.92 |
2.22 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2128440 |
2553001 |
東証2部 |
171530 |
31500 |
「啓蟄」
昨日は満月。
そして今日は啓蟄。
ものみな動き始める時期。
安倍総理の夜間行動も再開した。
今週は月曜が平河町の「下関春帆楼」で財務大臣以下財務相の面々。
水曜が上野公園の「韻松亭」で中山外務副大臣。
昨日は両国のちゃんこ「巴潟」で成蹊小学校のお友達。
夕方はケネディ大使と一緒だったが食事は一緒でないらしい。
以下はロイターでのページ。
考えたこともなかったスマートデバイスのセキュリティ。
株式評論家・櫻井英明さんが「これは売れるよ!」と言う
<Trend Micro OKAERI>とは
円安・株高で元気なマーケット。
スマートフォンやタブレットなどスマートデバイスは個人投資家の強い味方だが、
実は大きな落とし穴があるという。
そこを解決するために登場したのが、
トレンドマイクロが提供する<Trend Micro OKAERI>。
個人投資家から熱く支持される株式評論家の櫻井英明氏と、
マーケットの動向とスマートデバイスの方向性について考えてみた。
スケジュールを見てみると・・・
6日(金)1月景気動向指数、米雇用統計、貿易収支
週末:首都高速中央環状線開通、自民党大会、米夏時間入り、中国貿易収支
9日(月)GDP改定値、国際収支、景気ウォッチャー調査、アップルのイベント
10日(火)マネーストック、米3年国債入札、中国消費者物価、生産者物価
11日(水)1月機械受注、国内企業物価指数、東日本大震災から4年、米10年国債入札、財政収支、FRB、銀行の包括的分析結果公表、中国鉱工業生産、小売売上高等経済指標
12日(木)1〜3月法人企業景気予測調査、消費動向調査、都心オフィス空室率、米小売売上高
13日(金)メジャーSQ、ブルトレ北斗星、最後の列車出発、米生産者物価、ミシガン大学消費者信頼感
今年 年足陽線基準は17408円(1月5日終値)
3月月足陽線基準は18826円(3月2日終値)
メジャーSQ値を追ってみると
昨年3月14429円→14807円(6月)→15915円(9月)。
12月SQ値は17281円。
2月SQ値は17866円。
完全に上まわっている。
一方で過去のSQ値では07年6月メジャSQが17912円。
7月は18177円。
18000円台のSQ値は8年ぶりとなろうか。
さらに遡れば2000年1月18967円、2月19757円、3月20129円。
そして4月は20305円。
ITバブルから15年となる。
3月06日 相場概況
【前引け概況】
■日経平均株価 18,939.83(+187.99)
■東証1部出来高 10.24億株
■東証1部売買代金 1.17兆円
■日経平均先物 18,920(+160)
■TOPIX 1,535.16(+11.44)
■騰落 上昇1,129/下落564
■日経JQ 2,428.50(-0.65)
-------------------------------
日経平均株価は続伸しました。ECB(欧州中央銀行)の量的緩和開始決定を背景に欧米株式が上昇した流れを受け、買い先行でスタートした。為替相場の円弱含みなども支援材料となり、先物への断続的な大口買いを受けて、一時200円超まで上げ幅を拡大した。その後も堅調に推移し、15年ぶりの高値圏推移で前場の取引を終了。
業種別では多くの業種が値上がりした。値上がり上位、精密機械、医薬品、証券商品先物。一方値下がり上位は、鉱業、非鉄金属、パルプ・紙。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はいずれも続伸した。
東証2部株価指数は小幅ながら4日ぶり反発。前日比1.27ポイント高の4548.78となった。
日本BS放送、IBJ、ゼット、ヒラノテクシードは値上がり率上位に買われた。半面、アルチザ、Oak、カワセコンピュ、アサヒ衛陶は値下がり率上位に売られた。
日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日に比べ65銭安い2428円50銭となった。朝方は日経平均株価が上げ幅を広げたことで投資家心理が改善し、買いが先行した。もっとも、週末であることや、米国で2月の雇用統計の発表を控えていることから次第に上値が重くなり、下げに転じている。
ジャスダック市場の売買代金は概算で424億円、売買高は1億1080万株。主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20は反落した。SOLHDや日本通信、大塚家具が下落した。半面、アサカ理研やオートW、パレモが上昇した。
東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比2.38ポイント高い872.08だった。時価総額上位の5社がそろって上昇し、指数は上昇する場面が目立った
個別銘柄ではJストリーム、スノーピークが一時ストップ高。インテアHD、アクトコール、フリークアウト、DDSも買われた。半面、アクロデア、夢展望、ALBERT、エンバイオHDは売られた。
3月06日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均株価 18,931.22(+179.38)
■日経平均先物 18,940(+180)
■TOPIX先物 1,534.50(+11.00)
■騰落 上昇1,179/下落482
■日経JQ 2,432.11(+2.96)
■マザーズ指数 870.34(+0.64)
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は1179、値下がり銘柄数は482、変わらずは197銘柄だった。業種別では33業種中、27業種前後が高い。値上がり上位に精密機器、医薬品、証券、化学、不動産など。値下がりは紙パルプ、鉱業、情報通信など。
日経平均株価は続伸して始まり、18926.72円前後で推移。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、ユーロ圏諸国の国債購入などの量的緩和策の実施を表明したことを受けて5日の欧米株式市場が上昇、日経平均も買い先行でスタートした。
米2月雇用統計を控え手控え感が強まる展開が想定されたものの、先物へ断続的に大口買いが入ったこともあり、寄り付き後の日経平均は上げ幅を広げる展開。
225先物は、野村・HSBC・みずほ・GS・ニューエッジ・UBSが買い越し。
モルスタ・バークレイズ・JP・ドイツ・SBI・クレディ・アムロが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・モルスタ・パリバ・野村が買い越し。
GS・クレディ・シティが売り越し。
外資系等は、物産(8031)、商事(8058)、BS(5108)、クックパッド(2193)、JIN(3046)、鹿島(1812)、大日住友(4506)、積水ハ(1928)、アステラス(4503)、フリークアウト(6094)、オリンパ(7733)、JAL(9201)、アプリックス(3727)に注目。
テクニカル的には、SMS(2175)、コカイースト(2580)、東レ(3402)、大王紙(3880)、ファンタジー(4343)、ロート(4527)、中国塗料(4617)、OLC(4661)、ヒロセ(6806)、太陽誘電(6976)、ミツバ(7280)、ニコン(7731)、パルコ(8251)、丸三証(8613)、TOC(8841)、スターツ(8850)、ベネッセ(9783)アークス(9948)に注目。
<兜町カタリスト>
「6倍レバ」
日経マーケット面では「薬品株に資金流入」の見出し。
昨日の医薬品セクターが3.23%上昇した(日経平均は0.26%上昇)。
「内需株の循環物色の流れ」との指摘も聞かれる。
因みに、昨年末からの上昇率は電機が9%、自動車が7%だが医薬品は26%。
配当利回りの高さも医薬品人気にはつながっているのだろう。
と考えるか、いや実はバイオ全般の復活の兆しと考えるか。
春のバイオ相場の前哨戦と考えたいところではある。
市場の指摘は「2月は金融、3月は医薬品」。
出遅れセクターの循環物色だとしたら面白くはない。
でももしそうならばこのところ頻繁にみられるような2ケタとか100円台の2部新興株。
これらをモグラたたきのように待ち伏せる手もアリだろう。
先週の海外投資家は2682億円の買い越しで6週連続の買い越し。
信託銀行は598億円の買い越しで8週連続。
一方で個人は3961億円の売り越しでこちらも6週連続。
外人年金買い、個人売りの構図に変わりはない。
2月の投資主体別売買動向。
海外投資家2ヶ月ぶり買い越し(2014億円)。
個人投資家2ヶ月ぶり売り越し(1兆6528億円)。
興味深いのは日経レバレッジ投信(1570)の信用残。
売り残362万株、買い残348万株で信用倍率0.96倍。
3月2日の上場来高値は15470円。
売り長になる局面ではある。
しかし売買代金が常に2位を引き離してのトップの銘柄が売り長。
それでも株価は上昇継続。
ということは何処かで踏みアゲは入ろうか。
市況解説では「売買代金首位」しか語られないが、信用面から見ると意外な側面がある。
そもそも日経レバは2倍のレバ。
それを信用で買うということは約3倍のレバだから都合6倍レバ。
ETFが長期分散投資なんていうFPチックな語りはほとんど夢の世界。
短期投機的集中投資がETFの主流ということにもなる。
小売の世界では「ファミマ・ユニー統合交渉」。
3位のファミマと4位のユニーが統合すると店舗数は17400。
1位のセブンの17100店舗を上回る。
売上高では2兆8100億円で3兆7800億円のセブンに次いで2位。
苦戦2社の統合は決して「ウィンウィン」ではない。
2位のローソンも苦戦しているが2強になれるのか2弱への道となるのか。
結構な分水嶺ではある。
興味深いのは中国の全人代。
2015年の経済成長率目標を7%前後に引き下げた。
IMFは6.8%としているからほぼそのレンジとなる。
しかし、市場は驚きもしない。
そもそも市場は中国の数字を信用してはいないのだろう。
だったら、常に事後修正される雇用統計だって金科玉条のように信じる必要はないだろう。
経済指標しか材料のないといっては過言かも知れないがそれがFXの世界。
そのFXの世界の思考法が一時的に株式市場を蹂躙してきたのが過去の歴史。
たまたまチャートが同じだから同じような材料で発想をすると、どこかで躓くような気がする。
本石町と蛎殻町と兜町は地図的には橋で隔てられている。
市場だってそれでいいと思うのだが・・・。
TOPIXのFFW定期見直しについての大和のレポート。
7〜9月期決算企業は4月第5営業日にFFWが好評、4月最終営業日に実施される。
今年は4月7日に公表され、4月30日に実施予定。
ウェイト差ランキング。
リクルート(6098)、西武(9024)、コロプラ(3668)、サイバー(4751)、Jディス(6740)、ユーグレナ(2931)、すかいらーく(3197)、エフピコ(7947)、ウェルシア(3141)、マクセル(6810)、テクノプロ(6028)、エイチーム(3662)、日鉄住金物(9610)、ジョイ本田(3191)、ビックカメ(3048)、ファンコミ(2461)、gumi(3903)、常和(3258)、魚力(7596)、広ガス(9535)、ミマキ(6638)、4℃(8008)、島忠(8184)、東和銀(8558)、トランコム(9058)。
売買インパクトランキング。
魚力(7596)、蔵王産業(9986)、広ガス(9535)、トーエル(3361)、ハイマックス(4299)、はせがわ(8230)、ステップ(9795)、早稲アカ(4718)、ヒマラヤ(7514)、ソフトクリ(3371)、トランコム(9058)、ジョイ本(3191)、東亜DKK(6648)、リケンテク(4220)、アルビス(7475)、ランビジ(8944)、福井コン(9790)、イーストン(9995)、ヨータイ(5357)、東洋BENG(4828)、サムコ(6387)、乾汽船(9308)、富士薬(4554)、トーセ(4728)、ISP(9702)。
3月06日 相場展望
【オープニングコメント】
6日の日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行の展開となろう。
日経平均株価はの予想レンジは、
18800-18950円のレンジを想定する。
寄り付き後は米雇用統計の発表を控え、高値圏での揉み合いだろう。 週末でもあり積極的な売買が手控えられる可能性はある。
主要外国証券経由の注文動向は、売り950万株、買い1610万株で、差し引き660万株の買い越し。買い越しは3営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、情報通信、電力、食品、化学、鉄鋼、電機、小売、その他金融、商社、自動車、機械、鉱業など。
買いセクターに、食品、銀行、化学、電機、精密、鉄鋼、薬品、情報通信など。
【NY概況】
5日のNYダウは38.82ドル高の18135.72、ナスダックは15.67ポイント高の4982.81で取引を終了した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、ユーロ圏諸国の国債購入などの量的緩和策実施を表明したことを受けて、欧州株が全面高となり、米国株も連れ高。
ただ、6日の雇用統計の発表を前に手控える向きも多く、上値も限られた。
セクターでは、食品・生活必需品小売や公益事業が上昇する一方、テクノロジー・ハード・機器やエネルギーが下落。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18870 ( +110 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18855 ( +95 )
( )は大終値比
【信用取引規制関係】
●東証、CSS株、ジェイテック株、太洋工業株、フジトミ株を日々公表銘柄に指定 6日から。
●東証、制限値幅を拡大 ヤマザキ株を上限のみ300円に拡大。6日に実施。
●東証、オルアバウト株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を6日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
△指定変更=〔東証2部〕BS11は12日から1部
△新株落ち=〔東証2部〕ヤマシン―Fは17日
△空売り比率=30.9%(東証、5日)
△自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
積水ハウス 1300万株、200億円
滋賀銀行 350万株、25億円
クオール 140万株、16億8000万円
△立合外分売
ピエトロ 12〜17日に11万株
アクシアルリテイリング 12〜16日に14万9900株
【予定】
■国内(6日)
1月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
カナモト、ケア21、アスカネット、鳥貴族、日東網、ソフトウェアサー、アイル、gumi、共和工業、ハイレックス、フジコーポ、マツモト、ファースト住
■海外(6日)
独1月鉱工業生産(16:00)
仏1月貿易収支(16:45)
ユーロ圏10-12月期GDP(19:00)
ブラジル2月消費者物価(21:00)
米2月雇用統計(22:30)
米1月貿易収支(22:30)
メキシコ2月消費者信頼感指数(23:00)
《決算発表》
フット・ロッカー
休場:インド
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【3月05日 相場概況】
【大引け概況】
5日の日経平均株価は3日ぶりに反発した。
前日比48円24銭高の1万8751円84銭で終えた。
外国人を中心に日本株運用残高積み増しを狙った買いが相場を押し上げた。企業の賃上げ機運高まりで内需関連株が物色された。
高値圏では、利益確定の売りが出やすいことや、中国経済の成長鈍化懸念などでアジア株が総じて下落したことを背景に、上値を積極的に追う動きは見られなかった。
東証株価指数(TOPIX)は反発。終値は前日比6.71ポイント高の1523.72だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆1555億円にとどまり、1月26日以来、5週半ぶりの低水準となった。売買高は18億2465万株で今年に入って最低だった。東証1部の値上がり銘柄数は927で全体の約半分だった。値下がりは794、変わらずは139。
業種別では、繊維製品、医薬品、鉱業が上昇率上位だった。一方、金属製品、建設業、不動産業が下落率上位だった。
個別では、高島屋は4%近い上昇。三越伊勢丹やJフロントも大きく上げた。キリンHD、味の素、明治HDは上昇した。そのほかではOLCなども買われた三菱UFJ、関西電、エーザイ、ニコンなどの上昇が目立った。
一方で、SUMCO、スズキは3%を超える下落。大林組、昭電工、IHI、電通などの下げも大きかった。
東証2部株価指数は3日続落した。ラオックス、三社電機、アサヒ陶などが下げた。さいか屋やカネヨウは上昇した。
日経ジャスダック平均株価は小幅に続伸した。大引けは前日比2円31銭高の2429円15銭だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で825億円、売買高は1億9603万株だった。
アサカ理研、フォーバルRS、GMO−AP、JHD、ヤマザキ、日本テレホンなどがストップ高で引け、大塚家具や日本通信、ノジマが上昇。半面、SOLHDやジェイテック、オルアバウトは下落した。
東証マザーズ指数は小幅続伸した。大引けは前日比1.02ポイント高の869.70だった。個別銘柄ではスノーピークがストップ高。モブキャスやACCESS、リアルワルドが買われた。APLIX、シリコンスタやミクシィ、アクロディアには売りが出た。
指標一覧
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,751.84 |
48.24 |
日経平均先物 |
18,760.00 |
110 |
TOPIX |
1,523.72 |
6.71 |
TOPIX先物 |
1,523.50 |
10 |
東証2部指数 |
4,547.51 |
-10.16 |
JASDAQ |
2,429.15 |
2.31 |
マザーズ |
869.7 |
1.02 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1824650 |
2155527 |
東証2部 |
238210 |
41994 |
「ETF漬け」
先日書いた原稿。
↓
金融商品を求める時の秘訣はシンプルイズベスト。
「金融工学」なんて言葉が一時流行しました。
先物やオプションを駆使した格好でさまざまな商品が登場しています。
でも、複雑な仕組みということは、それに関わる手数料が増えるというのが難点。
そして、オプション取引などが入ってくると、
仕組みそのものがラップ口座のようにブラックボックスとなってしまう可能性があります。
自分が投資している金融商品は自分自身で家族や他人に説明できるものが良い筈です。
「●○をもっているけど中身は良くわからない」では、正しい投資とはいえないでしょう。
あるいは解約換金に時間がかかるものも、仕組みは簡単ではありません。
単純に指数に連動するだけのETF。
先行きの読みが必要なのが指数の動きだけならばそんなに煩わしさはありません。
単純シンプル。
個別株と違って大きな値動きも滅多にありません。
コレ売ってアレ買ってなんて忙しさもありません。
「大きな時間の流れを読みながら、未来の資産を増やそう」というのは
フィナンシャルプランナー的な机上の投資論かも知れません。
でもETFが本来目指しているのはそういう姿。
とはいえ、物足りなさがある向きには、レバレッジをかけたETFもあります。
実は短期的に妙味がない商品であるならば、
ETFが東証の売買代金の首位に躍り出ることはない筈。
その意味では長期でも短期でも、実はどちらにも対応しているのがETFなんです。
最近でこそ証券会社がETFのCMを流すようになりましたが、
今まではほとんど聞かれませんでした。
それは投信等に比べると手数料が少ないという理由も大きかったと思います。
逆説的に、いえば、あまり勧めてくれなかった商品だったから、
実は良い商品だなんてことは良くあること。
これもETFの側面かも知れません。
3月05日 相場概況
株式市場(前引け) 日経平均朝安後、押し目買いに切り返す |
【前引け概況】
■日経平均株価 18,735.28(+31.68)
■東証1部出来高 9.51億株
■東証1部売買代金 1.05兆円
■日経平均先物 18,740(+90)
■TOPIX 1,521.68(+4.67)
■騰落 上昇1,001/下落671
■日経JQ 2,432.03(+5.19)
--------------------------------------
5日前引けの日経平均株価は前日比31円高の18,735円と反発。
2月ADP雇用統計が市場予想を下回ったことから、週末に発表される雇用統計の内容に警戒感が広がり、4日の米国市場は下落。このことを受けて、日経平均は小幅に続落して始まりました。
しかし、前日までの調整で自律反発が意識されたことや、日銀のETF買い期待から下値では押し目買いが入ったことなどから、プラス圏に切り返す展開に。
ただ、日本時間今晩のECB理事会や6日の米2月雇用統計を前に一段と買い上がる動きは見られず、18750円近辺で推移し、前場取引を終えました。
個別では、小野薬、東和薬品が買われ、アニコムHDも上昇した。住友重が値を飛ばし、東レ、国際帝石も買われた。半面、ピジョンが大幅安、オリンパス、SUMCOも売られた。日写印、ヒューリックも安い。
業種別では、多くの業種が値上がりした。値上がり上位は、鉱業、繊維製品、医薬品。
一方、値下がり上位は、金属製品、不動産業、ガラス土石製品となりました。TOPIXも反発した。
東証2部株価指数は3日ぶりに反発した。ラオックス、さいか屋などが上げた。三社電機やアサヒ陶は下落した。
日経ジャスダック平均株価は小幅続伸した。前引けは前日比5円13銭高の2431円97銭。日経平均株価が反発するなど東証1部の銘柄が全般に堅調に推移し、投資家心理が改善。新興市場の銘柄にも買いが波及した。
JHDがストップ高に買われ、大塚家具やノジマ、オートWが上昇。半面、ジェイテッやSOLHD、ウェッジHDは下落した。
東証マザーズ指数は小幅続伸した。前引けは前日比3.18ポイント高の871.86だった。Bガレジ、夢展望、アクロディアやモブキャス、ALBERTが買われた。シリコンスタやミクシィ、FFRIには売りが出た。
3月05日 相場概況
日経平均は朝安の後、切り返し堅調。外国人の買いが下支え |
【寄り付き概況】
■日経平均株価 18,736.09(+32.49)
■日経平均先物 18,730(+80)
■TOPIX先物 1,521.00(+7.50)
■騰落 上昇1,052/下落589
■日経JQ 2,432.61(+5.77)
■マザーズ指数 873.96(+5.28)
(10時現在)
5日前場寄り付きの日経平均株価は安く始まった後、一時的に上昇に転じる場面もあった。1万8700円強で推移している。
米民間雇用サービス会社ADPが前日発表した全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)が市場予想を下回り、前日のNYダの100ドル以上の下げが投資家心理が悪化し、利益確定や持ち高調整目的の売りが先行した。ただ、外国人投資家を中心に日本株の運用残高を積み増す動きは続いており、株式相場を下支えしている。
東証株価指数(TOPIX)とJPX日経インデックス400も上昇に転じた。
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は1052、値下がり銘柄数は589、変わらずは216銘柄だった。業種別では33業種中、22業種前後が高く、値上がり上位に鉱業、繊維、医薬品、石油、食料品、小売など。半面、値下がりでは金属製品、空運、ゴム製品、不動産など。
東レ、帝人といった繊維株が2%を超える上昇。エーザイ、大日本住友、中外薬など製薬株も上昇している。そのほかでは東京駅の再開発投資が報じられた東建物が上昇。日揮、キリンHD、NECなども買われている。
自動車株は安く始まった。スズキは一時3%を超える下落。インド準備銀行(中央銀行)の利下げによって同国での販売が伸びるとの観測から前日に下げ渋ったが、きょうは売りが優勢。マツダや富士重、トヨタも安い。
225先物は、みずほ・HSBC・ドイツ・ソジェン・大和・クレディ・GSが買い越し。
JP・野村・モルスタ・ニューエッジ・アムロ・メリルが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・アムロ・みずほ・HSBC・パリバ・メリルが買い越し。
ニューエッジ・クレディ・野村・GSが売り越し。
外資系等は、シークス(7613)、ニトリ(9843)、東レ(3402)、千代田インテ(6915)、日産化(4021)、不二製油(2607)、帝人(3401)、フィルム(4901)、コニカ(4902)に注目。
テクニカル的には、甜菜糖(2108)、NSSOL(2327)、アダストリア(2685)、デリカフーズ(3392)、ツムラ(4540)、出光(5019)、冶金工(5480)、ティラド(7236)、AOKI(8214)、ヤオコー(8279)、KNT(9726)が動兆。
【レーティング情報】
【格上げ】
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・帝人(東1:3401)―投資判断 3→2、目標株価 260→450円
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・東レ(東1:3402)―投資判断 Neutral→Overweight、目標株価 740→1300円
【格下げ】
●クレディ・スイス証券
・TOTO(東1:5332)―投資判断 OP→Neutral、目標株価 1500→1600円
【目標株価引き上げ】
●マッコーリー証券
・スクリーン(東1:7735)―投資判断 OP継続、目標株価 780→950円
●クレディ・スイス証券
・高島屋(東1:8233)―投資判断 Neutral継続、目標株価 1100→1300円
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・三菱UFJ(東1:8306)―投資判断 Buy 継続、目標株価 800→900円
<兜町カタリスト>
「振興」
成田と羽田。
名前は似ているがトレンドはどうも違う。
明らかに羽田が復活し、成田は衰退の方向。
技術力の問題はあったのだろうが、どうして最初から羽田を拡大しなかったのだろう。
成田闘争とか機動隊の検閲を受けて海外へなんて今は昔の話。
壮大な時間とお金の無駄だったような気がする。
だから、というわけではなかろうが成田空港はモンゴルの空港への出資を検討している。
JICAのひも付きらしいが、成田の成長に限界があるのだろう。
誰もが感じていた不便さと理不尽さ。
これを国内で昇華させるのではなく、海外で取り戻すのだろうか。
時間の経過は政策の不可解さを浮き彫りにするもの。
日経1面では「東京駅前開発に6000億円」の見出し。
三井不動産と東京建物は50階レベルの高層ビルを2棟建設するという。
「インフラ機能を高めてグローバル企業を誘致する」。
フレーズは勇ましい。
世界の都市ランキングで東京は7位。
1位がロンドン、2位がニューヨーク。
東京は文化施設や交通インフラで劣るという。
しかし、箱だけの問題なのだろうか。
金融市場の使い勝手などの方が過大のような気がする。
箱だけ作って廃墟となる愚ではなかろうが・・・。
たぶん日経平均株価が3万円を超えれば、都市の評価は格段に高まろう。
コンクリートにお金を注ぐより、兜町を振興したほうが早かろう。
区切られた空気と投機市場。
どちらも実態は薄いが、まずはお金の地位の問題に他ならない。
日経平均は2月5日以来の5日移動平均線割れ。
日足では陰線4本で4陰連。
2月5日→10日も陰線が4本並んだが、5日目にマドを明けて上昇した。
今回は一味違う感じだろうか。
ただ・・・。
日経平均の25日線は18097円でプラス3.35%のカイ離。
75日線は17612円でプラス6.20%のカイ離。
200日線は16214円でプラス15.35%のカイ離。
いずれも右肩上がりで心配なさげ。
フツーの雲は3月9日に白くねじれている。
勝手雲は順調な白の右肩上がり継続。
紙芝居は問題なし。
松井証券信用評価損益率速報は売り方マイナス11.289%。
買い方マイナス5.524%。
Quick調査の信用評価損率(2/27現在)はマイナス7.25%で3週連続改善。
裁定買い残は1875億円増加して3兆2209億円。
こちらは6週連続の増加だが、まだまだ増えようか。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
アーバネット(3242)・・・動兆
アーバネットに注目する。
同社は投資用ワンルームマンションの設計・開発・一棟販売が中核。
業績は好調。
2月16日に今6月期の業績予想を上方修正。
通期単体の営業利益予想を前期比34.9%増の16億円へ引き上げ。
期末配当予想を7円から8円に引き上げ。
中間期配当5円と合わせた年間配当予想は前期比1円増の13円となる。
25日(人気線)・75日(需給線)・200日(業績線)移動平均ともに右肩上がり。
(316円)
3月05日 相場展望
【オープニングコメント】
5日の日経平均株価は、弱含みの展開になりそうだ。
日経平均予想レンジは、18500〜18700を想定する。
4日の米国市場は2月ADP雇用統計が市場予想を下回ったことから、週末に発表される雇用統計の内容に警戒感が広がった。
週末の雇用統計を控えて神経質な展開となるなかで主力大型株は手掛けづらく、中小型や低位株などに資金が向かいやすくなるだろう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り920万株、買い840万株で、差し引き80万株の売り越し。売り越しは2営業日連続。金額も売り越し。
売りセクターに、紙パ、ガラス、小売、電機、食品、化学、薬品、輸送用機器、ゴム、情報通信、自動車など。
買いセクターに、機械、電機、建設、化学、銀行、情報通信、小売、空運など。
【NY概況】
4日のNYダウは106.47ドル安の18096.90、ナスダックは12.76ポイント安の4967.14で取引を終了。2月ADP雇用統計が市場予想を下回ったことで、週末に発表される雇用統計の内容に警戒感が広がり売りが先行した。NY原油先物相場は1バレル51ドル台まで上昇したが、相場を押し上げるには至らなかった。
セクター別では、ヘルスケア機器・サービスや医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方、電気通信サービスや資本財が下落した。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18700 ( +50 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18695 ( +45 )
( )は大取引所終値比
【信用取引-規制関係】
●東証、fonfun株を日々公表銘柄に指定 5日から。
●東証、RSC株の信用取引に関する臨時措置を解除 5日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
●東証、萩原電気株を貸借銘柄に選定 11日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
●日証金、大塚家具株、ショーエイ株の貸借取引にかかる品貸料の最高料率を通常の10倍とする臨時措置を解除 5日申込分から。
●日証金、高松グループ株、成学社株、CSS株、PGM株、キーコーヒー株、カネ美食品株、高千穂交易株、大戸屋HD株、JALUX株、ダイショー株、あじかん株、常和HD株、ソフトクリエ株、電算株、ぴあ株、シダックス株、ハーバー研株、朝日工業株、前沢給装株、ロランドDG株、ヒロセ電株、アトム株、ノジマ株、ワタミ株、マルシェ株、ゼンショHD株、コロワイド株、サンリオ株、モスフード株、木曽路株、サトRS株、富士急株、南海電株、名鉄株、山陽電株、共立メンテ株、常磐興株、元気寿司株、グルメ杵屋株、ケーユーHD株、松屋フーズ株、サガミ株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。4日付。
●日証金、ハーバー研株、サトRS株、共立メンテ株の貸借取引にかかる品貸料の最高料率を通常の10倍に 5日申し込み分から。
▲空売り比率=31.2%(東証、4日)
▲自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
サムティ 120万株、10億円
▲立合外分売
福山コンサルタント 5日に493円で10万株
トーカイ 11〜13日に6万6200株
【予定】
■国内(5日)
30年国債入札
《決算発表》
積水ハウス、綜合HD、ロックフィール、ティーライフ、ビットアイル、クミアイ化、アルチザ、エイケン工業、タカショー、トップカルチャ、泉州電
■海外(5日)
中国全人代開幕
豪1月貿易収支(9:30)
フィリピン2月消費者物価(10:00)
独1月製造業受注(16:00)
マレーシア中銀政策金利発表(19:00)
BOE金融政策委員会(金利発表、21:00)
ECB定例理事会(金利発表、21:45)
ドラギECB総裁が記者会見(22:30)
米1月製造業受注(6日0:00)
《決算発表》
コストコホールセール
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【3月04日 相場概況】
【大引け概況】
4日の日経平均株価は続落した。終値は前日比111円56銭安の1万8703円60銭だった。NYダウが一時150ドルあまり下げるなど軟調だったことを受け利益確定売り圧力が強まった。
東証1部の騰落レシオは前日時点で130%を超え、日経平均の25日移動平均線とのカイ離など短期的には過熱感が意識されて、利益確定売りが広がった。
1万8500円台に下げる場面では個人投資家の押し目買いも入り、売り一巡後は徐々に下げ幅を縮めた。
日銀がETF購入に動くとの思惑が浮上。
また、昼休み時間帯にインド準備銀行が追加利下げを決め、世界的な過剰流動性相場への思惑が再び強まったことも日本株の支えになった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに5営業日ぶりに反落した。
東証1部の売買代金は概算で2兆3142億円、売買高は21億3732万株。東証1部の値下がり銘柄数は1127、値上がり銘柄数は595、変わらずは138だった。
個別では、三菱UFJ、三井住友などメガバンクが軟調、ファストリは逆行高。ヤオコーやクスリアオキ、Jフロントなど小売り株の一部が上場来高値を更新した。タカラトミーや楽天、協和キリンは昨年来高値を付けた。
東証2部株価指数は続落した。朝日インテクやニホンフラ、日精機が下落。一方、三社電機、日本プラスト、Jトラストは上昇した
日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。終値は前日比30銭高い2426円84銭だった。前場は日経平均株価の下落などの地合いの悪さから売られたが、後場に入って日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数とも上昇に転じた。市場では、機関投資家が下げ一巡とみて買い戻したとの声が聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で762億円、売買高は1億6550万株だった。
フジトミ、SOLHD、ウェッジHD、日本テレホン、ゼネパッカー、ジェイテックなどがストップ高で引けた。半面、大塚家具や日本マイクロ、Dガレージは下落した。
東証マザーズ指数は3日ぶりに反発した。終値は前日比8.63ポイント高い868.68だった。個別では、シリコンスタジが引き続きマザーズ売買代金首位。上値追いの展開となり、連日の上場来高値更新となった。ミクシィやALBERTは後場上昇に転じた。半面、FFRIやペプドリ、U−NEXTが下落した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,703.60 |
-111.56 |
日経平均先物 |
18,650.00 |
-170 |
TOPIX |
1,517.01 |
-9.82 |
TOPIX先物 |
1,513.50 |
-15.5 |
東証2部指数 |
4,557.67 |
-16.89 |
JASDAQ |
2,426.84 |
0.3 |
マザーズ |
868.68 |
8.63 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2137320 |
2314266 |
東証2部 |
232060 |
44364 |
【前引け概況】
■日経平均株価18,670.03(-145.13)
■東証1部出来高 11.64億株
■東証1部売買代金 1.21兆円
■日経平均先物 18,660(-160)
■TOPIX 1,514.75(-12.08)
■騰落 上昇496/下落1,220
■日経JQ 2,421.53(-5.01)
--------------------------------
4日の日経平均株価は続落し、午前の終値は前日比145円13銭安の1万8670円03銭だった。3日の欧米の株式相場が軒並み下落した流れを受けた。
短期的な過熱感が出ていたこともあり、幅広い銘柄で利益確定売りが出た。円相場が1ドル=119円台半ばに上昇したことで自動車株や電機株の下落が目立った。銀行株なども売られた。しかしその後は、日銀や公的年金による買い期待や、押し目買い需要が下値を支え、前引けにかけて下げ幅を縮小した。
セクター別では、空運、鉱業、石油石炭、医薬品、海運などが上昇する一方、金属製品、保険、銀行、情報通信、電力ガスなどが下落している。
TOPIXは反落。
日経ジャスダック平均株価は続落し、前日比5円01銭安の2421円53銭だった
新興市場でも幅広い銘柄が売られた。大塚家具や日本マイクロ、ガンホーが下落した。半面、SOLHDやジェイテック、ノジマが上昇した。
東証マザーズは、前日比5.50ポイント安の854.55と続落。
エンバイオHDが一時ストップ高に買われ、シリコンスタジオ、シグマクシス、リアルワールド値上がり率上位。
アクロデア、ASJ、NVCは値下がり率上位に売られた。
「芝浜」
「合言葉は3月末2万円」なんていうから失速するのだろうか。
妙な上げに戸惑った挙句に、下げってくれば「過熱感」。
「ようやく下げてくれた」と安心するマインドは間違っている気もする。
上がると不安、下がると安心。
これでは、パラダイムシフトなんて先の話。
この30年に及ぶ呪縛が相場の邪魔でもある。
そういえば日銀は、昨日ETFを352億円買った。
2月10日以来3週間ぶりの買い出動だ。
前回の買い入れ額は327億円。
少し増えたのは3兆円の予算消化のためなのかも知れない。
市場では「3月期末最終週は高い位置」との声。
理由は配当の再投資。
10〜12月にGPIFが買い増した日本株は2兆円程度。
その8割がTOPIX系。
27日の引けに配当の再投資分の買い観測。
TOPIXの配当落ち分は約12ポイント(0.8%)なので1280億円の買い需要。
大きいと見るか、そんなものとみるか。
いずれにしても3月期末の特殊要因はけっこうある。
株式市場と言うのは、毎日変化する。
投資の時間軸などお構いなく時間軸は毎日変わる。
長期・中期・短期とあるが、どうもその日暮らしの解釈が横行する。
というか、毎日解釈しなければならないので、無理矢理にこじつけることもあろう。
だから、奇妙な解釈も横行する。
そして原因から導いた推論ではなく、結果から類推した材料を取捨選択する。
日替わりメニューの相場解釈。
これは市場関係者も証券マスコミも一緒。
日々の現象だけを追いかけ、因果をめぐらす。
だから本質が見えなくなるのかも知れない。
3月13日は東証IRフェスタ。
2年ぶりに行われる「金融大喜利」。
とりあえずいろいろお題を考えてみた。
自分ではこれがいいと思うのだが・・・。
「(芝浜を踏まえて)1年経って目覚めた時に株式相場を見てなんと言う?」。
・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「思いでのアルバム」
春のことです
思い出してごらん
あんなことこんなこと
あったでしょう
ITバブルで株価も上がった
NASDAQ指数5000ポイント
夏のことです
思い出してごらん
あんなことこんなこと
あったでしょう
パリバのショックでみんなはだかんぼ
地獄もみたよサブプライム
秋のことです
思い出してごらん
あんなことこんなこと
あったでしょう
リーマンショックで売り物だらけで
7000円も割れこんだ
冬のことです
思い出してごらん
あんなことこんなこと
あったでしょう
成長戦略でメリーアベノミクス
相場のサンタが戻ってきた
一年中を思い出してごらん
あんなことこんなことあったでしょう
円安株高綺麗に咲いて
もうすぐ株価は2万円
3月04日 相場概況
日経平均、下げ幅200円超に拡大。海外株安受け利益確定継続 |
【寄り付き概況】
■日経平均株価 18,605.89(-209.27)
■日経平均先物 18,610(-210)
■TOPIX先物 1,507.00(-22.00)
■騰落 上昇275/下落1,454
■日経JQ 2,415.65(-10.89)
■マザーズ指数 849.93(-10.12)
(10時現在)
4日の日経平均株価は下げ幅を200円超に広げ、一時1万8500円台後半に下落。
今月に入り、高値警戒感が出ていたことから、前日の欧米株安を手掛かりに利益確定売りが出ているとの指摘が多い。前日までの3営業日で節目の1万9000円を試したが突破できず、いったん相場の流れが反転したとの見方も出ている。ソフトバンクなど値がさ株が下げている。ガイシや三井化学、ニコンが逆行高となっている。
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は275、値下がり銘柄数は1454、変わらずは130銘柄だった。業種別では33業種中、空運、鉱業を除きほぼ全面安商状。値下がりで目立つのは金属製品、保険、銀行、情報通信、その他金融など。
東証2部株価指数は続落している。ソディックや朝日インテク、コメ兵が下落。一方、日本プラスト、Jトラスト、アートSHDは上げている。
225先物はGS・シティ・三菱・パリバ・ニューエッジが買い越し。
メリル・アムロ・みずほ・野村・バークレイズ・マネ・クレディが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・みずほ・パリバ・GSが買い越し。
ドイツ・モルスタ・JP・メリル・アムロが売り越し。
外資系等は、ローソン(2651)、五洋(1893)、ソニー(6758)、NSSOL(2327)、ミネベア(6479)、コナミ(9766)、キーエンス(6861)、リゾートトラ(4681)、ダイヘン(6622)、三菱ケミ(4188)、ガイシ(5333)に注目。
テクニカル的には、積水ハ(1928)、大気社(1979)、パソナ(2168)、クックパッド(2193)、ウェルネット(2428)、わらべや(2918)、トリドール(3397)、クスリアオキ(3398)、小野薬(4528)、東和薬(4553)、小林薬(4967)、三協立山(5932)、ベクトル(6058)、やまびこ(6250)、船井電(6839)、全国保証(7164)、プレス工(7246)、ダイハツ(7262)、タケエイ(2151)、モロゾフ(2217)、アスクル(2678)、サンマルク(3395)、ポール(3657)、菱ガス化(4182)、東京個別(4745)、アーレスティ(5852)、OKK(6205)、木村化工機(6378)、日立工機(6581)、アンリツ(6754)、新日本無(6911)、新家工(7305)、Uアローズ(7606)、クボテック(7709)、タムロン(7740)、ツカモト(8025)、イズミ(8273)、第一生命(8750)、京成(9009)、
空港ビル(9706)が動兆。
3日、リアルワールド(3691)が印刷のEコマース事業を手掛けるラクスルと業務提携を行い、Web上でプロによるチラシのデザイン制作や最も効果的なデザインを印刷前に比較できる業界初のサービス「ラクスルデザインラボ」の提供の開始したと発表。
この提携で、ラクスルがこれまで請け負ってきたネット印刷事業にマーケティング施策の側面を強化し、リアルワールドの持つ約890万人のクラウドワーカーの力を活用した「プロによるデザイン制作」と「デザインの印刷前効果比較」ができる「ラクスルデザインラボ」を提供するとのこと。
新日鉄住金(5401)が堅調。一時、前日比5.8円高の322.0円まで買われた。3日の取引終了後、16年3月期から18年3月期を実行期間とする「2017年中期経営計画」を策定した。同社は中期計画を通じて揺るぎない「総合力世界ナンバーワンの鉄鋼メーカー」を実現するとしている。
【レーティング情報】
【目標株価引き上げ】
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・五洋建(東1:1893)―投資判断 2継続、目標株価 430→470円
・ピジョン(東1:7956)―投資判断 3継続、目標株価 7000→8520円
●JPモルガン証券
・住友化(東1:4005)―投資判断 Over継続、目標株価 490→710円
・三井化(東1:4183)―投資判断 Over継続、目標株価 360→460円
●SMBC日興証券
・花王(東1:4452)―投資判断 2継続、目標株価 3500→5300円
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・ヤフー(東1:4689)―投資判断 Neutral継続、目標株価 470→490円
●マッコーリー証券
・Dガレージ(JQ:4819)―投資判断 OP継続、目標株価 2100→2385円
・三菱商(東1:8058)―投資判断 OP継続、目標株価 2400→2700円
●UBS証券
・神戸鋼(東1:5406)―投資判断 Neutral継続、目標株価 200→230円
●みずほフィナンシャルグループ
・ミネベア(東1:6479)―投資判断 買い継続、目標株価 2000→2100円
・コナミ(東1:9766)―投資判断 買い継続、目標株価 2700→2800円
【目標株価引き下げ】
●SMBC日興証券
・不二家(東1:2211)―投資判断 2継続、目標株価 190→170円
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・セガサミーHD(東1:6460)―投資判断 3継続、目標株価 1690→1620円
●野村証券
・パイオニア(東1:6773)―投資判断 Neutral継続、目標株価 270→250円
●みずほフィナンシャルグループ
・三菱重(東1:7011)―投資判断 買い継続、目標株価 960→930円
●クレディ・スイス証券
・マツダ(東1:7261)―投資判断 OP継続、目標株価 3550→2950円
<兜町カタリスト>
「ウサギとカメ」
昨日の日経平均は小幅反落。
しかしTOPIXは4日続伸。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり672、値下がり1058銘柄だからなんか違和感。
上昇は医薬品や食品などディフェンシブ。
配当期待というのもあろうか。
市場では「物色は限定的。
指数一服で新興に向かってもよいがマザースなどは弱い展開。
体感的には大幅安の局面の物色」という声。
東証2部指数も12日ぶりに反落となった。
それにしても・・・。
新興市場や東証2部の2ケタ〜100円台銘柄が突如として数十%上昇。
材料株好みの向きにとっては、もぐらたたき的待ち伏せが有効なのかも知れない。
市場関係者のコロさんも同じ感覚を抱いたようで・・・。
「値上がり上位に東証2部の低位株がベスト3に入っています。
昭和HD(5103)終値155円。
さいか屋(82549終値108円。
日東化工(5104)終値115円ともにストップ高。
ベスト10には東証2部5銘柄、ジャスダック5銘柄。
東証1部ではピジョン(7956)が20位に入るぐらい。
上昇相場末期に起こるような現象でもありますが・・・」。
敢えて「パラダイムシフトの時代」と言いたいもの。
指数チックには「ウサギとカメ」。
ウサギが指数でカメが移動平均線。
カメが追いついてくるのを待っているウサギというところだろうか。
押さえておきたいのは10〜12月の法人企業統計。
全産業の経常利益が前年比11.6%増の18.651兆円。
1954年以降で過去最高となった。
そのうち8513億円は中小企業の分で、陸運などが原油安の恩恵を受けたとの解釈。
また大企業は円安効果で為替差益の恩恵と受けた格好。
これは1〜3月には更に拡大しよう。
足元は悪くない。
ウクライナが政策金利を19.5%から30%に利上げした。
先月も14%から19.5%に利上げしたので2ヶ月連続。
金利は一気に2倍になった。
為替も1ドル16フリブナから30フリブナまでの下落。
そこで起こったことはインフレ。
1月に年率換算28%だった物価上昇率は2月は30%を越えた。
これが、為替下落と金利上昇、そしてインフレの方向。
挙句の果てが物価高騰と品不足。
ウクライナは極端な低下も知れない。
でも、こぞって自国通貨安と脱デフレ=インフレを望んいるのが世界の傾向。
皆で渡れば怖くないなんていっていられない筈。
ウクライナの場合はデフォルト回避のための資金は100億ドル程度で済むから良いが。
信用の買い残は295億円減少し2兆8231億円。
6週連続の減少で約3ヶ月ぶりの水準まで低下した。
松井証券信用評価損益率速報は売り方マイナス11.754%。
買い方マイナス5.237%。
カラ売り比率は31.2%まで上昇。
3月04日 相場展望
【オープニングコメント】
4日の日経平均株価は、NY株安の影響受け、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行の相場展開になろう。
押し目買い意欲の強さが意識されやすいだろう。
日経平均予想レンジは、18550-18800円のレンジを想定する。
輸出関連株なども利益確定売りが予想され、週末の米雇用統計の発表なども控え、個別色の強い一日となりそうだ。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1660万株、買い800万株で、差し引き860万株の売り越し。売り越しは11営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、銀行、不動産、情報通信、電機、建設、ゴム、小売、自動車、精密、ガラス、紙パなど。
買いセクターに、建設、サービス、機械、空運、石油、電機、保険、化学、自動車、薬品など。
【NY概況】
3日のNYダウは85.26ドル安の18203.37、ナスダックは28.20ポイント安の4979.90で取引を終了。前日にナスダック総合指数が約15年ぶりに5000ポイントの節目を上回ったことから、利益確定の売りが先行。雇用統計など週後半に経済指標の発表が控えていることもあり、手控える向きが多かった。2月新車販売台数の伸びが予想を下回ったことも、上値を抑える要因となった。
セクター別では、公益事業やメディアが上昇する一方で半導体・半導体製造装置や自動車・自動車部品が下落した。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18740 ( -80 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18730 ( -90 )
( )は大取引所終値比
【信用取引規制関係】
●東証、Jインベスト株の制度信用銘柄及び貸借銘柄の選定取り消し 3日付。日証金も同日付で貸借銘柄と貸借担保金代用有価証券適格銘柄の選定取り消し。
●東証、大塚家具株を日々公表銘柄に指定 4日から。
●東証、制限値幅の拡大を解除 JHD株を4日から。
▲指定変更=〔東証2部〕アイエスビーは24日から1部
▲整理銘柄に指定=〔東証マザーズ(外国株)〕Jインベストは2日(上場廃止は26日)
★空売り比率=31.2%(東証、3日)
【3日の相場表変更】
▲整理銘柄に指定=〔東証マザーズ(外国株)・監理〕Jインベスト
▲自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
SUMCO 450株(種類株)、90億円
ラックランド 13万株、2億円
▲立合外分売
ラックランド 24〜27日に24万株
【予定】
■国内(4日)
2月マークイットサービス業PMI(10:35)
《決算発表》
くらコーポ、巴工業、ピープル
■海外(4日)
豪10-12月期GDP(9:30)
中国2月HSBCサービス業PMI(10:45)
BOE金融政策委員会(〜5日)
ポーランド中銀が政策金利発表
仏・独・ユーロ圏2月サービス業PMI(17:50〜18:00)
ユーロ圏1月小売売上高(19:00)
ブラジル1月鉱工業生産(21:00)
米2月ADP雇用統計(22:15)
ブラジル中銀政策金利発表
米2月ISM非製造業景況指数(5日0:00)
カナダ中銀政策金利発表(5日0:00)
ベージュブック
イエレンFRB議長講演
《決算発表》
アバークロンビーアンドフィッチ
休場:タイ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【3月03日 相場概況】
日経平均は反落 過熱感から利益確定、TOPIXは続伸 |
【大引け概況】
3日の日経平均株価は4営業日ぶりに反落した。
前日比11円72銭安の1万8815円16銭で終えた。急ピッチで水準を切り上げた後だけに、相場が短期的に過熱しているとの懸念が強かった。小高い場面もあったが、目先の利益をひとまず確定する目的の売りが優勢となった。
日経平均が2日時点で25日移動平均を5%近く上回るなど、テクニカル面から短期的には高値警戒感も根強かった。中長期でみた相場の先高観はあるが、心理的な節目となる1万9000円を前に上値の重さが意識されるにつれて利益確定の動きがじわりと広がった。
午後に結果が公表された10年物国債の入札は「不調」だった。債券先物相場は売りに押されたが、株式市場での影響は限られた。オーストラリア準備銀行(中央銀行)が3日に開いた理事会で、政策金利を据え置いた。市場予想に反する結果となったが反応は目立たなかった。
また、日銀のETF買いなどへの期待もあり、その後は次第に下げ渋る展開に。医薬品や食品などディフェンシブストックが下値を支えた。
東証株価指数(TOPIX)は4日続伸。1.86ポイント高の1526.83で終え、2007年12月12日以来の高値をつけた。NTTドコモなど時価総額の大きな銘柄の一角が上げ、指数を押し上げた。JPX日経インデックス400も4日続伸し、終値は前日比29.61ポイント高の1万3867.02だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆4180億円。売買高は23億1592万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1058と、全体の6割近くを占めた。値上がりは672、変わらずは130銘柄だった。
ソフトバンクやソニーが下落。金融機関に資本支援を要請する方針と伝わったシャープが大幅安となり、支援要請先に挙げられた三菱UFJとみずほFGが売りに押された。
一方、トヨタやOLCが上昇。村田製やアルプスの上昇が目立ち、増益見通しを示したピジョンが大幅高となった。
東証2部株価指数は12営業日ぶりに反落。ラオックスとコメ兵が上げ、ソディックとOakが下げた。
日経ジャスダック平均は、前日比17円31銭安の2426円54銭と反落。
直近9営業日で3%上昇し、約8年9カ月ぶりの高値圏にある。上値の重さが意識され、利益確定売りが出た。
やまねメディカル、fonfun、フジトミがストップ安で引け、ショーエイコーポ、クリエアナブキ、アルファクスFS、は値下がり率上位。半面、ヤマザキ、EAJ、太洋工業、ウェッジHD、ウィル、ジェイテックなどがストップ高で引け、CSSHD、ワイエスフード、GMO−AP、佐渡汽船、モジュレなども一時ストップ高、ルーデン、細谷火工は値上がり率上位に買われた。
東証マザーズ指数は前日比16.24ポイント安の860.05と続落。
個別銘柄ではDMP、U−NEXT、サイジニア、アクセルMが売られた。一方、ビ花壇、フィックスターズ、AMIは買われている。
明日は再び上値を指向する展開となりそうだ。目先、日経平均は騰落レシオや25日移動平均線とのカイ離などから依然として過熱警戒領域にあるが、個別銘柄に対する物色意欲は根強い。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,815.16 |
-11.72 |
日経平均先物 |
18,820.00 |
-40 |
TOPIX |
1,526.83 |
1.86 |
TOPIX先物 |
1,529.00 |
3 |
東証2部指数 |
4,574.56 |
-5.43 |
JASDAQ |
2,426.54 |
-17.31 |
マザーズ |
860.05 |
-16.24 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2315920 |
2418062 |
東証2部 |
235110 |
39862 |
3月03日 相場概況
株式市場(前引け)朝高後、反落。過熱感警戒で利益確定売り |
【前引け概況】
■日経平均株価 18,786.68(-40.20)
■東証1部出来高 12.38億株
■東証1部売買代金 1.22兆円
■日経平均先物 18,780(-80)
■TOPIX 1,521.84(-3.13)
■騰落 上昇577/下落1,130
■日経JQ 2,432.43(-11.42)
-----------------------------------------
日経平均株価は反落。米国株式市場でNYダウが最高値更新、ナスダックが約15年ぶりに5000ptを回復したほか、円安進行でドル・円が120円台に乗せるなど、外部環境の一段の好転が好感され日経平均は買い先行でスタート。買い一巡後は、連日上昇に伴う短期的な過熱感などが意識され、利益確定売りに押されマイナス転換。前場後半に入り下げ幅を拡大する展開となった。
個別では村田製が買われ、武田薬も堅調。小野薬、ピジョンが値を飛ばした。フォスター電、いすゞも高い。半面、ソフトバンクが軟調、ファーストリテも下落した。
業種別では、多くの業種が値下がりした。値下がり上位は、鉄鋼、鉱業、証券商品先物。一方、値上がり上位は、医薬品、食料品、不動産業。
TOPIXも反落
東証2部指数は前日比7.12ポイント安の4572.87となった。
Gダイニング、ウインテスト、リアルビジョン、サンユウは値下がり率上位に売られた。一方、昭和HDがストップ高に買われ、サイボー、宇野沢鉄も一時ストップ高、日東化工、バナーズ、森組は値上がり率上位となった。
日経ジャスダック平均株価は10日ぶりに反落した。
前引けは前日比11円42銭安の2432円43銭だった。朝方は高く始まったがその後は上げ幅を縮小した。直近9営業日で日経ジャスダック平均は3%上昇し、ジャスダック平均は約8年9カ月ぶりの高値圏にある。上値の重さが意識されて、ひとまず利益を確定する目的の売りに押された。
ジャスダック市場の売買代金は概算で667億円、売買高は1億409万株。
やまねメディカル、fonfunがストップ安に売られ、フジトミ、ショーエイコーポ、クリエアナブキは値下がり率上位。半面、ウェッジHDがストップ高に買われ、ビーマップ、JHD、太洋工業、日本テレホン、モジュレなども一時ストップ高、EAJ、大塚家具は値上がり率上位となった。
東証マザーズ指数は続落した。前引けは前日比16.89ポイント安い859.40だった。市場では「マザーズ銘柄は資金の回転が鈍っており、見切り売りも出ている」(インベストラストの福永博之代表)との声が聞かれた。ミクシィやアクロディア、モブキャスが下落。シリコンスタジオやクラウドW、AMIが上昇した。
3月03日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均 18,849.89(+23.01)
■日経平均先物 18,850(-10)
■TOPIX先物 1,528.00(+2.00)
■騰落 上昇910/下落761
■日経JQ 2,443.41(-0.44)
■マザーズ指数 868.69(-7.60)
(午前10時現在)
3日の日経平均株価は買い優勢でスタート、前日比83円高の1万8910円と続伸。前日の米国株市場ではNYダウが3日ぶり反発し最高値を更新し、ナスダック指数も約15年ぶりとなる5000の大台を上回っており、これを受けて東京市場でも主力株中心に総じて物色意欲が旺盛。ただ、短期的な過熱警戒感が強まるなか、買い一巡後は利益確定売りなどにより上げ幅を縮小する展開になっている。
午前10時現在の東証1部の値上がり銘柄数は910、値下がり銘柄数は761、変わらずは185銘柄だった。業種別では33業種中20業種前後が高い。値上がり上位に医薬品、食料品、海運、不動産、保険、空運など。半面、値下がりでは鉄鋼、鉱業、証券、金属製品など。
トヨタが上昇。村田製やNTTドコモの値上がりが目立つ。2月販売の好調を受け、サイゼリヤが昨年来高値を更新した。一方、OLCが下げに転じ、ソフトバンクが下落。金融機関に資本支援を要請する方針と伝わったシャープが安い。報道で要請先に挙がった三菱UFJやみずほFGは小安く推移している。
東証2部株価指数は上昇。ラオックスとコメ兵が上げ、ソディックと朝日インテクが下げた。
【レーティング情報】
【格上げ】
●クレディ・スイス証券
・協和キリン(東1:4151)―投資判断 Neutral→OP、目標株価 1200→1700円
【格下げ】
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・富士石油(東1:5017)―投資判断 Overweight→Neutral、目標株価 410→400円
●クレディ・スイス証券
・三菱重(東1:7011)―投資判断 OP→Neutral、目標株価 900→700円
●マッコーリー証券
・三菱UFJ(東1:8306)―投資判断 OP→Neutral、目標株価 775円継続
・みずほ(東1:8411)―投資判断 OP→Neutral、目標株価 230円継続
【目標株価引き上げ】
●クレディ・スイス証券
・参天薬(東1:4536)―投資判断 Neutral継続、目標株価 6500→7600円
・日写印(東1:7915)―投資判断 Neutral継続、目標株価 2000→2500円
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・住阪セメ(東1:5232)―投資判断 3継続、目標株価 380→390円
・太平洋セ(東1:5233)―投資判断 1継続、目標株価 480→490円
・タカラトミー(東1:7867)―投資判断 3継続、目標株価 550→660円
・コナミ(東1:9766)―投資判断 3継続、目標株価 2110→2150円
●UBS証券
・村田製(東1:6981)―投資判断 Buy継続、目標株価 15300→17500円
【目標株価引き下げ】
●SMBC日興証券
・住阪セメ(東1:5232)―投資判断 1継続、目標株価 455→430円
・太平洋セ(東1:5233)―投資判断 1継続、目標株価 500→450円
●BNPパリバ証券
・シャープ(東1:6753)―投資判断 Reduce 継続、目標株価 240→201円
<兜町カタリスト>
「r>g」
最近流行のトマ・ピケティ教授。
著書「21世紀の資本」(みずず書房、5940円)がミリオンセラーになっている。
300年の統計に基づいた結論。
「富める者はさらに富み、資本主義に任せれば格差が開く。
長期的にみると、資本収益率(r)は経済成長率(g)よりも大きい。
式で言えば、r>g。
こう見るともっともらしく映るが決して計算式ではない。
その結果、富の集中が起こる。
資本から得られる収益率が経済成長率を上回れば上回るほど、
それだけ富は資本家へ蓄積される。
そして、富が公平に分配されないことによって社会や経済が不安定となる。
この格差を是正するために、累進課税の富裕税を世界的に導入するべき」。
世界的な累進課税で最高税率80%なんて実現の可能性は低い。
しかし、万が一導入されたらどうなるのだろうか。
「株式や貸家などへの投資の収益率が賃金の伸びよりも高い」。
これを踏まえれば持つ物が圧倒的に優位となる。
しかし、そこでの所得を捕捉され過大な税が課されるとどうなるのだろう。
全世界同一課税ならば、もう稼ごうなんて気はなくなるだろう。
あるいは稼ぐではなく、守る姿勢が高まろう。
そもそも本当のお金持ちや資産家は「稼ごう」なんてしない。
昔から「守ろう」だった筈。
たまたま資産効果があったからとて、通常人とは違ってたいした役には立たない。
それでも過大な課税システムが構築されれば当然逃げ出すに違いない。
棄民・逃散とでもなるのだろうか。
過酷な税が資産を嫌うようになるのかもしれない。
そもそも、富める者が消費をしなければ経済は縮小する。
富まない物が経済をリードすることはありえない。
まずは、富裕層の心理が好転して積極的姿勢を保てるようでなければ経済は回らない。
それでも格差是正と言われるのなら、それが正しいとは思えないのだが・・・。
だからNISAも登場した、という議論がある。
小額投資非課税制度を使って資産を形成して頂戴と言う論理。
間違ってはいない。
しかし富めるものは「たかだか100万円しか」の声。
一方で、富まない者は「子供NISAを使えば親子4人、5年間で2000万円。
2000万円もない」。
金融資産2000万円を持っている人は確かにそんなにいるとは思えない。
財産の継承と非課税枠の有効活用。
箱の出来は良いのだが、少しアンバランスなのかも知れない。
3月03日 相場展望
【オープニングコメント】
3日の日経平均株価は堅調な展開が見込まれる。
日経平均予想レンジは、18800-18950円のレンジを想定。
節目の19000円回復となればいったんは達成感も意識されやすい。過熱感が根強いため買い一巡後は前日の高値圏での揉み合いだろう。
ADRの上昇を受け、半導体関連や電子部品関連などが上昇をけん引しそうだ。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1640万株、買い1690万株で、差し引き50万株の買い越し。買い越しは10営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、化学、自動車、銀行、情報通信、ゴム、通信、商社、空運、電機、薬品、紙パ、小売、サービスなど。
買いセクターに、電機、ガラス、陸運、情報通信、化学、自動車、銀行、商社、輸送用機器、不動産、薬品、機械など。
【NY概況】
2日のNYダウは155.93ドル高の18288.63、ナスダックは44.57ポイント高の5008.10で終了した。1月個人所得・個人支出、2月ISM製造業景況指数はいずれも市場予想をやや下回ったものの、企業買収の発表が相次いだことが好感され、終日堅調推移となった。ダウは最高値を更新、ナスダック総合指数も約15年ぶりに5000ポイントに達した。
セクター別では、半導体・半導体製造装置や自動車・自動車部品が上昇する一方、公益事業やエネルギーが下落した。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18940 ( +80 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18935 ( +75 )
( )は大取引所終値比
【信用取引規制関係】
●東証、アエリア株の日々公表銘柄指定を解除 2日付。
●東証、Jインベスト株の制度信用銘柄および貸借銘柄の選定取り消し 3日付。
●東証、アルメディオ株の信用取引に関する臨時措置を解除 3日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
●東証、オルアバウト株、セキュアヴェ株、巴川紙株を日々公表銘柄に指定 3日から。
●東証、制限値幅を拡大 JHD株を上限のみ200円に拡大。3日に実施。
●東証、サンワテク株、ナガホリ株を貸借銘柄に選定 9日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
●東証、UBS ETFユーロ圏大型株50(ユーロ・ストックス50)受益証券、UBS ETF欧州株(MSCIヨーロッパ)受益証券、UBS ETF欧州通貨圏株(MSCI EMU)受益証券、UBS ETF欧州通貨圏小型株(MSCI EMU小型株)受益証券、UBS ETF英国大型株100(FTSE100)受益証券、UBS ETF MSCIアジア太平洋株(除く日本)受益証券、UBS ETFスイス株(MSCIスイス20/35)受益証券、UBS ETF英国株(MSCI英国)受益証券、UBS ETF米国株(MSCI米国)受益証券、UBS ETF先進国株(MSCIワールド)受益証券を制度信用銘柄および貸借銘柄に選定 18日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
●日証金、江守HD株の貸借取引で申込停止措置 制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きは除く。3日約定分から。
▲上場廃止=〔東証1部〕マクニカ、富士エレ〔ジャスダック〕FXプライムは27日
△指定変更=〔ジャスダック〕ミマキエンジは13日から1部、クニミネは23日から2部
△空売り比率=29.3%(東証、2日)
【2日の相場表変更】
◎新規上場=〔東1〕ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH、商業)
△上場廃止=〔東1・整理〕スカイマーク、転換社債〔東・整理〕名鉄(10)
△指定変更=〔東証マザーズ→東2〕スリープロ(サービス)〔ジャスダック→東2〕サイバーリン(情報・通信)
△整理銘柄に指定=〔東2・監理〕日レヂボン
○自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
ハチバン 30万株、1億7640万円
AOI Pro. 10万株、1億円
○立合外分売
創健社 3日に216円で17万1000株
【予定】
■3(火)
【国内】
2月マネタリーベース(8:50)
1月毎月勤労統計調査(10:30)
10年国債入札
《決算発表》
ゼネパッカー、スリープロ、ナトコ、ダイサン
【海外】
韓国2月消費者物価(8:00)
豪1月住宅建設許可件数(9:30)
豪州準備銀行理事会
台湾1月輸出受注(17:00)
トルコ2月消費者物価(17:00)
カナダ12月GDP(22:30)
米2月新車販売台数
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【3月02日 相場概況】
【株式市場】様子見気分あるが材料株など活況で日経平均は9日連続高値 |
【大引け概況】
2日の日経平均株価は小幅ながら3日続伸した。
終値は前週末比28円94銭高の1万8826円88銭と2000年4月20日(1万8959円32銭)以来、約15年ぶりの高値を連日でつけた。
企業業績や国内景気の回復期待が根強く、買いが優勢となった。
円安・ドル高が進んだことで自動車株や電気機器などの輸出関連銘柄に買いが入り相場を支えた。ただ、このところ急ピッチで上昇してきたこともあって利益確定売りが出て上値は重かった。
売り一巡後は押し目買いが相場を支え、小幅高で推移した。積極的に上値を買う材料が乏しく、後場の日経平均の値幅は60円弱にとどまった。東証株価指数(TOPIX)は小幅に3日続伸し、2007年12月12日以来、約7年ぶりの高値となった。JPX日経インデックス400も続伸した。
東証1部の売買代金は概算で2兆3340億円、売買高は21億7028万株。東証1部の値上がり銘柄数は899、値下がり銘柄数は832、変わらずは128だった。
セクターではその他製品、サービス、医薬品、情報通信、金属製品、非鉄金属などがしっかり。一方で、その他金融、証券が1%超の下落。銀行、不動産、鉄鋼、空運、化学などが小安い
個別銘柄ではトヨタやホンダのほか、ファストリが上昇。2月24日に1株を4株に分割すると発表したOLCには見直し買いが続き、上場来高値を更新した。
東証2部株価指数は11日続伸した。ラオックスや昭和HD、コメ兵が買われた。一方、Oak、日本プラスト、ADプラズマが売られた。
2日の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は9日続伸し、連日で昨年来高値を更新した。終値は前週末比9円82銭高の2443円85銭と2006年5月26日以来約8年9カ月ぶりの高値圏。東証1部の主力株に過熱感が指摘される中、PER(株価収益率)などの投資指標面で割安とみなされるジャスダック銘柄を手掛ける動きが優勢となった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で860億円、売買高は1億4073万株。
創業者である会長と娘の社長との間で委任状争奪戦が始まっている大塚家具は、増配を手掛かりに午後に制限値幅の上限(ストップ高水準)まで上昇し、同水準でこの日の取引を終えた。ほかにはFVC、SOLHDなどが買われた。ガーラやfonfunなどは売られた。
東証マザーズ指数は反落した。大引け時点は前週末比4.36ポイント安の876.29だった。ミクシィやACCESS、アクロディアなどが下落した。物色は直近IPO銘柄のシリコンスタジや個別材料のあった一部銘柄に集中、リアルワールド、ASJ、モブキャスなどは上昇した。
週末には米雇用統計の発表が控えていることあり、次第に様子見ムードも高まりやすい。
出遅れ感の強い銘柄や期末意識での需給妙味の大きい銘柄や配当妙味銘柄を物色されそうだ。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,826.88 |
28.94 |
日経平均先物 |
18,860.00 |
40 |
TOPIX |
1,524.97 |
1.12 |
TOPIX先物 |
1,526.00 |
0.5 |
東証2部指数 |
4,579.99 |
23.11 |
JASDAQ |
2,443.85 |
9.82 |
マザーズ |
876.29 |
-4.36 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2170280 |
2334097 |
東証2部 |
143060 |
28672 |
「タクシー待ち?」
週末、愛知県の豊川でセミナー。
豊川稲荷が禅宗のお寺とは知らなかった。
駅前の乗ったタクシーの運転手の言。
「都会ではタクシーがお客さんを待っているのが当たり前。
でも豊川はお客さんがタクシーを待っている」。
公共のバスとか市電がないという理由もあるのだろう。
しかし、企業の工場などはめちゃくちゃ多い。
OSGは本社、そのほか日本車輌、ミノルタなど。
意外なところで地方が活性化していた印象。
裏付けるように今朝の日経1面は「地銀融資6年ぶり高い伸び」。
背景は輸出企業の需要だという。
小賢しげなコメントは「地方は個人所得の回復などは遅れており、
都市部に比べて消費の持ち直しも鈍い」。
そして外資系のコメント。
「低採算案件への投資が増えるだけでは、日本の潜在成長率は高まりにくい」。
本当にそうなのかは疑問のあるところ。
セミナーなどでの感覚では地方にも埋もれたマネーがたくさんある、なのだが・・・。
3月30日から始まるNHKの朝ドラ。
連続テレビ小説第92作品は「まれ」。
舞台は豊かな自然の石川県能登地方。
ヒロイン・希(まれ)は世界一のパティシエを目指す。
修行するのは横浜。
その後能登に戻り小さな店を開くというお話だという。
毎朝美味しいケーキを焼くヒロインの登場。
最近CMの目立つ北陸新幹線に乗った格好の企画ではある。
もっとも材料的には鉄道、旅行など。
加えてケーキならは食品、外食。
そしてご当地は横浜にも広がる。
石川県の上場企業ということになると・・・。
日成ビルト(1916)、北陸電工(1989)、クスリのアオキ(3398)、北日本紡績(3409)、倉庫精練(3578)、小松精練(3580)、ニッコー(4348)、タケダ機械(6150)、高松機械(6155)、石川製作所(6208)、津田駒(6217)、澁谷工業(6340)、大同工業(6373)、オリエンタルチ(6380)、EIZO(6737)、アイ・オー・データ(6916)、福島印刷(7870)、コマニー(7945)、小松ウォール(7949)、大和(8247)、三谷工業(8285)、北國銀行(8363)、ハチバン(9950)。
大和は老舗の百貨店。
クスリのアオキは北陸3県でトップシェア。
ハチバンはラーメンだ。
富山県だと・・・。
北陸電気工事(1930)、クロタニ(3168)、川田テク(3443)、中越パ(3877)、朝日印刷(3951)、タカギセイコー(4242)、日医工(4541)、ダイト(4577)、CKサンエツ(5757)、三協立山(5932)、コーセル(6905)、抵抗器(6977)、北陸電気工業(6989)、田中精密(7218)、アルビス(7475)、三光合成(7888)、富山銀(8365)、ほくほくフィナン(8377)、トナミ(9070)、伏木海陸(9361)。
福井県だと・・・。
ゲンキー(2772)、サカイオーベ(3408)、セーレン(3569)、田中化学研(4080)、日華化(4463)、三谷セキサン(5273)、エイチアンドエフ(6163)、ローヤル電(6593)、PLANT(7646)、前田工繊(7821)、フクビ化学(7871)、三谷商(8066)、福井銀(8362)、KYCOM(9685)、福井コン(9790)、江守商事(9963)。
加賀に能登、越中に越前。
前田家、松平家・・・。
いずれにしても何かと話題にはなろう。
・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「株祭り」
灯りをつけましょ兜町
株価を上げましょ久しぶり
アベノミクスの笛太鼓
今は楽しい株祭り
提灯つけたら消えちゃった
株価が下がって枯れちゃった
バブルのあとの長丁場
リーマン加わり塩漬けだ
輸出関連と内需株
高値が並んですまし顔
バブルの頃のあの高値
よく似たチャートの右上がり
株のボードに映る買い
かすかにゆするは春の風
小出しの業績まだ増えよう
赤いお顔の株価たち
マインド着替えて板締めて
このごろ株価も晴れ姿
春の弥生のこのよき日
何より嬉しい株祭り
3月02日 相場概況
【株式市場】円安基調など好感し材料株も強く日経平均は高値を連続更新 |
【前引け概況】
■日経平均株価 18,847.19(+49.25)
■東証1部出来高 11.30億株
■東証1部売買代金 1.19兆円
■日経平均先物 18,860(+40)
■TOPIX 1,527.55(+3.70)
■騰落 上昇1,018/下落705
■日経JQ 2,440.61(+6.58)
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日経平均株価は続伸。先週末の米国株は下落したものの、米国10-12月期国内総生産(GDP)改定値の予想上振れなどからドル円が円安方向に振れ、主力輸出株を中心に買い先行でスタート。取引時間中としては約15年振りに1万8900円台をつける場面があった。買い一巡後は高値警戒感から利益確定売りが出て、一時下げに転じましたが、再びプラス圏に浮上して前場を終了。
個別では、トヨタやファーストリテ、NTT、村田製、武田薬品などがしっかり
業種別では、ほとんどの業種が値上がり。値上がり上位は、サービス業、医薬品、情報・通信業。一方、値下がり上位は、その他金融業、証券商品先物、銀行業。
TOPIXも続伸しました。
日経ジャスダック平均は前週末比6円58銭高の2440円61銭と続伸。
ジェイテック、ショーエイコーポ、ワイエスフード、タカチホ、プラザクリ、ケアサービス、アイ・ピー・エスがストップ高に買われ、フューチャーVC、タケダ機、大塚家具は値上がり率上位。半面、テイン、日本ラッド、アルファは値下がり率上位に売られた。
東証マザーズは前週末比1.79ポイント安の878.86と反落。
個別銘柄ではピーエイ、アクロディア、ALBERT、省電舎などが売られている。半面、リアルワールド、アトラ、ACCESS、アウンなどが買われた。
3月02日 相場概況
【寄り付き概況】
(10時現在)
■日経平均株価 18,812.48(+14.54)
■日経平均先物 18,830(+10)
■TOPIX先物 1,527.00(+1.50)
■騰落 上昇1,044/下落658
■日経JQ 2,439.69(+5.66)
■マザーズ指数 877.86(-2.79)
2日前場寄り付きの日経平均株価は3日続伸して始まった。前週末比71円46銭高の1万8869円40銭で始まり、その後上げ幅を拡大。一時1万8900円台まで上昇し、取引時間中としては2000年4月24日以来と約15年ぶりの高値を付けた。
中国の利下げなどが追加の刺激材料になっているほか、海外投資家の資金流入が継続していることも材料視された。
買い一巡後は短期的な過熱警戒感や先週末のドレッシング買いの反動なども意識され、上げ幅を縮小する展開に。
国内景気の改善期待や年金の買いなどによる好需給を背景に、投資家心理の悪化はみられない。
取引開始前に財務省が発表した2014年10〜12月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比2.8%増の9兆7080億円だった。「おおむねしっかりした内容だったことが相場の支えになっている」との見方も出ていた。
225先物は、HSBC・GS・クレディ・マネ・アムロが買い越し。
ソジェン・みずほ・野村・メリル・シティ・ニューエッジ・JPが売り越し。
TOPIX先物はGS・みずほ・HSBC・UBS・アムロ・大和が買い越し。
野村・クレディ・ドイツ・モルスタが売り越し。
外資系等は、日立化成(4217)、住友重機(6302)、キーエンス(6861)、いすゞ(7202)、住友化(4005)、中外薬(4519)、タツタ(5809)、ツルハ(3391)、田辺三菱(4508)、ニフコ(7988)、JAL(9201)に注目。
テクニカル的には、プリマ(2281)、アリアケ(2815)、ツルハ(3391)、TSI(3608)、ネクソン(3659)、コロプラ(3668)、巴川紙(3878)、エアウォータ(4088)、大陽日酸(4091)、パカライ(4095)、大日住友(4506)、塩野義(4507)、東ゼネ石(5012)、イソライト(5358)、リョービ(5851)、エンシュウ(6218)、JUKI(6440)、大崎電(6644)、ユーシン(6985)、任天堂(7074)、ソニーF(8729)、セイノー(9076)、ニトリ(9843)が動兆。
<兜町カタリスト>
「ネンキン」
先週の日経平均は週間で465円上昇。
週足ベースでは6週連続陽線。
そして2月の日経平均株価は1123円の上昇となり2ヶ月連続高。
上昇幅は2013年11月の1333円以来となった。
そして終値ベースでは2000年3月末以来の水準。
2000年3月に日経平均は30銘柄の入れ替えを行いハイテク値がさ指数となった。
あの時のギャップは下に3000円程度あった。
感覚としては入れ替え前の23000円水準と言えるかも知れない。
加えて象徴的なのは土曜日経1面の「りそな公的資金返済」。
03年に2兆円の公的資金が投入されて実質国有化から12年。
ピークに3兆1280億円あった公的資金の完済はバブル崩壊からの脱却からの象徴。
しかも・・・。
あおぞら銀行も夏には完済の方向。
残るは新生銀行だけとなる。
拓銀・山一の破綻が97年。
歯車は潤滑油をタップリ塗布され、ようやくマトモに回り始める。
政府のが注した資本は12.4兆円。
回収額は13.5兆円。
これで銀行保護のための低金利政策の大義名分は完全に消える。
回生とか再生へのスタート地点に立った。
そして年金運用の動向。
国内株式の比率は19.8%。
10〜12月の株式買い増し額は1.9兆円とされる。
国債は43.1%で6.4兆円の減少。
比率は08年以降で最低水準となった。
このままいくと来年3月までの国内株は3.1兆円、外国株は5.1兆円買い増し予定。
10〜12月の運用収益は6.6兆円。
アベノミクススタート時の13年1月〜3月の7,6兆円に次ぐ収益。
そして運用資産は137.358兆円。
以前はセイホが世界を席巻したが、今年は「ネンキン」が世界の評判になるかも知れない。
3月弥生スタート。
月の初めは米雇用統計が話題になるのがお約束。
6日発表予定だが非農業部門雇用者数が約23.8万人増加の見通し。あとはISMの製造業景況感。
毎月毎月よく飽きないものだ。
週末発表された米GDPの改定値は年率2,2%成長。
0.4ポイントの下方修正となった。
シカゴ地区購買部協会が発表した2月の購買部協会景気指数は45.8。
前月の59.4から大幅低下し、2009年7月以来の低水準。
一方でS&P500は2012年半ばから10%以上の下落なしで最高値水準。
PERは17.4倍。
歴史的平均の14.8倍を上回っているとの指摘も聞かれる。
ただ・・・。
S%P500のうち483社が第4四半期の業績を発表。
利益がアナリスト予想を上回った企業の割合は70%。
長期平均は63%。
過去4四半期の平均の69%を上回っている。
売上高がアナリスト予想を上回った企業の比率は57%。
これは長期平均の61%と過去4四半期の平均59%を下回る水準。
微妙なのは中国。
2月の中国製造業購買担当者景気指数は49.9。1月の49.8からわずかに上昇した。
景況拡大と悪化の分かれ目となる50を2カ月連続で下回った。
しかし春節をはさんだにも関わらず5ヶ月ぶりの上昇。
一方で中国人民銀行景気下支えのため、貸出および預金の基準金利を0.25%引き下げ。
1年物貸出基準金利を5.35%に、1年物預金基準金利は2.5%に引き下げた。
苦労を重ねているように見える。
興味深いのはアスラポートダイニング(3069)の動向。
アメリカ発のメキシカン・ファストフード「タコベル」とのフランチャイズ契約を締結。
タコベルは世界6000店舗を展開。
2022年までに米国内で2000、米国外で1300の店舗増を目標としている。
特に日本が重点地域。
タコベルのグローバル戦略の一環を担う役割となる。
因みに、タコベルの親会社はYUM!Brands.Inc.
世界125カ国で41000店舗を運営。
ケンタッキーフライドチキン、ピザハットなどは有名である。
従ってこのニュースは日本よりも海外で評価された。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
リソル(5261)・・・動兆
リゾートソリューションに注目する。
同社はゴルフ場・ホテルの運営受託、再生ビジネスが中核。
外国人旅行客の増大は追い風。
インバウンド関連。
ホテルは金沢に進出しており、北陸新幹線関連でもある。
業績は堅調。
第3四半期の純利益進捗率は146%。
(259円)
3月02日 相場展望
【オープニングコメント】
2日の日経平均株価は過熱警戒感が根強いなか、緩やかな下げやあるいは持ち合いという調整ムードが高まりそうである。
日経平均予想レンジは、18700〜18900を想定する。
名実ともに3月相場入りとなる。決算期末に向けた需給調整のほか、期末株価を意識した思惑的な動きも出やすくなる。貸し株返却といった流れも意識されやすく、需給妙味の大きい銘柄等への買い戻しとみられる動きも活発化しやすいだろう。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1590万株、買い2460万株で、差し引き870万株の買い越し。買い越しは9営業日連続。金額は売り越し。
売りセクターに、サービス、食品、化学、電機、銀行、ゴム、機械、精密、薬品、不動産など。
買いセクターに、建設、電機、小売、卸売、自動車、不動産、機械、銀行、食品、通信、商社など。
【NY概況】
27日のNYダウは81.72ドル安の18132.70、ナスダックは24.36ポイント安の4963.53で取引を終了。2月シカゴ購買部協会景気指数が市場予想を大きく下回ったほか、中古住宅販売仮契約指数も予想ほど改善しなかったことが嫌気され売りが先行。
セクター別では、食品・飲料・タバコや不動産が上昇する一方、各種金融やテクノロジー・ハード・機器が下落した。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18880 ( +60 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18865 ( +45 )
( )は大取引所終値比
【信用取引規制関係】
■東証、ウインテスト株、NaITO株の日々公表銘柄指定を解除 27日付。
■東証、日レヂボン株の制度信用銘柄の選定取り消し 28日付。日証金も同日付で貸借融資銘柄および貸借担保金代用有価証券適格銘柄の選定取り消し。
■東証、DMP株、メディア工房株の信用取引に関する臨時措置を解除 3月2日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
■東証、やまねメディ株、リリカラ株を日々公表銘柄に指定 3月2日から。
■東証、トーソー株を貸借銘柄に選定 3月6日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
■日証金、大塚家具株の貸借取引で申込停止措置 制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きは除く。27日午後立会約定分から。
■日証金、大塚家具株の貸借取引にかかる品貸料の最高料率を通常の10倍に 27日申込分から。
■日証金、ショーエイ株の貸借取引で申込停止措置 制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きは除く。3月2日約定分から。
■日証金、ショーエイ株の貸借取引にかかる品貸料の最高料率を通常の10倍に 3月2日申込分から。
▲指定変更=〔東証2部〕トランザク、ハイマックスは3月6日から1部、アルビスは3月20日から1部
▲整理銘柄に指定=〔東証2部〕日レヂボンは27日(上場廃止は3月26日)
▲空売り比率=30.9%(東証、27日)
【27日の相場表変更】
▲指定変更=〔ジャスダック→東2〕レッグス(サービス)
△自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
いすゞ自動車 700万株、100億円
木村化工機 100万株、5億円
△一単元の株式数変更
日亜鋼業 3月26日付で1000株から100株
【レーティング情報】
【目標株価引き上げ】
●JPモルガン証券
・双日(東1:2768)―投資判断 Under継続、目標株価 160→180円
・豊通商(東1:8015)―投資判断 Neutral継続、目標株価 2760→3320円
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・住友化(東1:4005)―投資判断 Overweight 継続、目標株価 520→620円
・川崎船(東1:9107)―投資判断 Neutral継続、目標株価 301→333円
●みずほフィナンシャルグループ
・カシオ(東1:6952)―投資判断 中立継続、目標株価 1800→2100円
・三井造(東1:7003)―投資判断 UP継続、目標株価 170→180円
●SMBC日興証券
・ANA(東1:9202)―投資判断 2継続、目標株価 260→300円
【目標株価引き下げ】
●クレディ・スイス証券
・ソフトバンク(東1:9984)―投資判断 OP継続、目標株価 10000→8600円
【予定】
【国内】
10-12月期法人企業統計(8:50)
2月新車販売(14:00)
《決算発表》
伊藤園、ピジョン、アイ・ケイ・ケイ
《銘柄異動》
サイバーリンクス
【海外】
韓国1月国際収支・鉱工業生産(8:00)
豪2月TDセキュリティーズインフレ(8:30)
インドネシア2月消費者物価(13:00)
仏・独・ユーロ圏2月製造業PMI確報値(17:50〜18:00)
ユーロ圏1月失業率・2月消費者物価(19:00)
米1月個人所得・個人支出(22:30)
米2月マークイット製造業確報値(23:45)
米2月ISM製造業景況指数(3日0:00)
ブラジル2月貿易収支(3日0:00)
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