
2月27日 相場概況
月末と週末で利食い出るが日経平均は堅調。連日高値更新 |
【大引け概況】
27日の日経平均株価は小幅に続伸した。前日比12円15銭高の1万8797円94銭で終えた。2000年4月20日以来、約15年ぶりの高値を連日で付けた。
対ドルの円相場が下落したことで電気機器など一部の輸出関連銘柄に買いが入った。海外投資家を中心に日本株の運用残高を積み増す動きも広がった。
MSCIの標準指数に採用されている銘柄の株数変更に関連した資金流入もあった。ただ週末と月末を同時に迎えたことで利益確定売りも出やすく、上値は限られた。
東証株価指数(TOPIX)は続伸し、2007年12月12日以来、7年2カ月ぶりの高値となった。
東証1部の売買代金は概算で3兆69億円となり、12日以来半月ぶりに3兆円の大台に乗せた。売買高は27億2046万株。東証1部の値上がり銘柄は699で全体の4割弱にとどまった。値下がりは1079で6割弱。変わらずは82だった。
業種別では、その他金融、サービス業、その他製品が上昇率上位だった。一方、鉱業、不動産業、水産・農林業が下落率上位だった。
個別では、ソニー、三井住友、みずほ、OLC、野村などが堅調。オリックスや村田製は4%を超える上昇に。また、エンシュウ、巴川紙、ネクソンなどが東証1部上昇率上位となった。
一方で原油安を背景に日揮や千代建、国際石開帝石が1%を超える下落となった。横河電、三菱UFJ、JR東日本、ホンダなども売られた。
東証2部株価指数は10日続伸し、06年5月30日以来8年9カ月ぶりの高値となった。ラオックス、ソディック、朝日インテクなどが上昇。ウイルコHDやリアルが下げた。
日経ジャスダック平均は、前日比11円17銭高の2434円03銭と8日続伸。
日経ジャスダック平均株価は8日続伸した。大引けは前日比11円17銭(0.46%)高の2434円03銭と、06年5月下旬以来8年9カ月ぶりの高値で引けた。約15年ぶりの高値圏にある日経平均株価が、過熱警戒感などから伸び悩むなかで、やや出遅れ感のあるジャスダック銘柄は買いが優勢だった。8日続伸は11月12日以来3カ月半ぶりの連騰記録になった。
ニューテック、京極運輸、クリエアナブキ、アルファ、日本ラッド、fonfunなどがストップ高で引け、CSSHD、ぱど、MICS化学、大塚家具、ショーエイコーポは一時ストップ高、シダー、FVCも値を飛ばした。半面、テインが一時ストップ安に売られ、KTK、ネクストウェア、リリカラ、シンワアートは値下がり率上位。ガーラやガンホー、クルーズが下落した。
東証マザーズ指数は反発した。大引けは前日比6.60ポイント高の880.65だった。ミクシィやFFRI、サイバダインが上昇した。シリコンスタやアクロディア、ACCESSが下落した。
来週の見通しは、高値圏で堅調な展開を予想する。過熱感も指摘されるほどの上昇基調が続いており、一服もしくはスピード調整があって然るべき局面ではあるが、足元の日本株の勢いは非常に強い。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均 |
18,797.94 |
12.15 |
日経平均先物 |
18,820.00 |
20 |
TOPIX |
1,523.85 |
2.17 |
TOPIX先物 |
1,525.50 |
2 |
東証2部指数 |
4,556.88 |
17.17 |
JASDAQ |
2,434.03 |
11.17 |
マザーズ |
880.65 |
6.6 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2720460 |
3006982 |
東証2部 |
113320 |
24940 |
「雪解け」
季節感は雪解けモード。
長い冬からの目覚めは、ようやく訪れたのだろうか。
資産効果という言葉があるが、市場心理としては「諦めていた株の株価が戻ってきた」。
その先にあるのは「今度こそ儲けてやろう」ではないのだろう。
「いいところで売って何を買おうか」ではなかろうか。
我慢の哲学を撤回し、消費の美徳の誘惑が蔓延してくるのだろう。
悪いことではない。
しかし、売却換金→消費では未来がない。
地中深くで種のままであったがようやく実り始めた果実はまだ青い状態。
それでも「そろそろ売ろうかな」。
このアンバランスが終わると「次は何で儲けようかな」になるのだろう。
そのためには買い場という名の飼葉が必要となる。
しかし格言は「押し目待ちに押し目なし」。
せつない世界ではある。
正月に「3月までに日経平均2万円はあるかも知れない」と言っても半信半疑。
というか、「おかしいんじゃないか?」的に扱われた。
2ヶ月経って見ると「そうかも」。
居場所が違えば、対応も違う。
「1月2月が上昇なら3月も上昇」なんて都合の良い解釈も出始めた。
東証再開以降65年のうち1月と2月の日経平均が連続上昇した例は過去に26回。
このケースで3月相場は21回上昇(約8割の確率)。
1〜2月の日経平均の上昇率合計が5%を上回ったのが20回。
うち19回で3月相場も上昇しており(確率95%)。
2月末の日経平均が18323円円以上で引ければ5%上昇。
スケジュールを見てみると・・・
27日(金)失業率、鉱工業生産、米GDP改定値、シカゴ購買部協会景気指数
週末:大手町のシティホテルアマン東京開業、常磐自動車道全面開通、中国製造業PMI
2日(月)10〜12月法人企業統計、新車販売、米ISM製造業PMI、個人所得、ユーロ圏失業率・消費者物価
3日(火)マネタリーベース、米新車販売台数
4日(水)米ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数、ベージュブック、BOE金融政策委員会、豪GDP
5日(木)ECB理事会、中国全人代開幕
6日(金)1月景気動向指数、米雇用統計、貿易収支
一昨年大納会高値は16320円(終値16291円)
9月月足陽線基準は15476円(9月1日終値)
10月陽線基準は16082円(10月1日終値)
11月陽線基準は16862円(11月4日終値)
12月陽線基準は17590円(12月1日終値)
1月月足陽線基準は17408円(1月5日終値)
2月月足陽線基準は17558円(2月2日終値)
昨年比プラス基準は17450円(12月30日終値)
10月SQ値は15296円。
11月SQ値は17549円。
12月SQ値は17281円。
1月SQ値は17341円。
2月SQ値は17866円。
3月。
過去25年間は13勝12敗で6位。
6日(金)満月、ポイントの日
8日(日)米サマータイム移行
13日(金)メジャーSQ
16日(月)土星逆行開始、日銀金融政策決定会合
17日(火)日銀金融政策決定会合、FOMC
18日(水)ポイントの日、FOMC、ECB理事会
19日(木)ポイントの日、ECBR理事会
20日(金)皆既日食(日本では見られない)、新月、米メジャーSQ
23日(月)ポイントの日
26日(木)月内最終日
29日(日)欧州サマータイム開始
2月の月足陽線基準は17558円。
1200円以上のアドバンテージを持って陽線。
そして3月弥生を迎える。
2月のSQ値は17866円そこからでも1000円の上昇。
12月メジャーSQ値からは1600円近くの上昇。
最近はSQに向けて高いの時間軸。
後場は高輪のPGMに取材。
明日は愛知・豊川でセミナー。
日曜は裾野で久しぶりに格闘の予定だが雨予報。
良い週末を・・・。
2月27日 相場概況
【前引け概況】
■日経平均株価18799.26(+13.47)
■東証1部出来高 12.70億株
■東証1部売買代金 1.30兆円
■日経平均先物 18820(+20)
■TOPIX 1524.61(+2.93)
■騰落 上昇817/下落882
■日経JQ 2433.13(+10.27)
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日経平均株価は小幅続伸。円安や国内経済の改善期待で買い優勢で始まり、その後は短期的な過熱感などが意識されて利益確定売りに押され、一時小幅安に転じました。しかし売り一巡後は切り返し、再度プラス圏に浮上すると、この日の高値1万8865円を付ける場面があった。
ただ、一段と買い上がるには材料不足で、週末・月末要因もあり、終盤にかけて再度売りに押された。
騰落レシオや25日移動平均線などテクニカル面では高値警戒感が潜在している。
業種別では、値下がり上位は、鉱業、不動産業、鉄鋼。一方、値上がり上位は、その他金融業、サービス業、その他製品となり、値下がり数が値上がり数を若干上回った。
TOPIXも続伸。
日経ジャスダック平均株価も続伸した。前引けは前日比10円27銭高の2433円13銭だった。前日に付けた昨年来高値を上回って、8年9カ月ぶりの高値圏で推移している。日経平均株価はきょうも堅調な値動きで、新興株にも買い安心感が広がった。創業者と娘の間で社長の対立が深まり、委任状争奪戦が始まっている大塚家具が商いを伴って上昇した。
個別銘柄では太洋工業、やまねメディカル、国際チャート、アルファ、フジトミなどがストップ高。大塚家具の他には、ファンクリGやウェッジHD、日本通信が上昇した。日本マイクロやガンホー、クルーズは下落した。
東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比6.81ポイント高い880.86だった。 ピーエイがストップ高に買われ、アクロディア、ミクシィやACCESSが上昇。シリコンスタやALBERTといった直近の新規株式公開(IPO)銘柄が安いほか、ディディエが下落した。
2月27日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均 18,796.42(+10.63)
■日経平均先物 18,790(-10)
■TOPIX先物 1,526.00(+2.50)
■騰落 上昇861/下落811
■日経JQ 2,430.25(+7.39)
■マザーズ指数 879.35(+5.30)
(10時現在)
27日の日経平均株価が一時下げに転じた。前日比5円85銭安の1万8779円94銭まで下げた。その後は前日終値(1万8785円79銭)を挟んだもみ合いとなっている。
外国為替市場で円安が進んだことが株式相場の押し上げ要因となっている。前日夕方は1ドル=118円台後半だった対ドルの円相場は119円台前半に下落。輸出関連企業の収益押し上げ要因になるとの見方が広がった。
日経平均は連日の昨年来高値更新でスタート。ただ、週末・月末要因、短期的な過熱警戒感などが重しとなっている。
東証株価指数(TOPIX)とJPX日経インデックス400も続伸した。
ヤマハ発が一時2.8%高となった。27日付の日本経済新聞朝刊が「19年をめどに欧州で四輪車事業を始める」と報じ、成長期待から買われている。そのほかでは明治HD、トレンド、三井住友トラなどの上昇が目立つ。
一方で、横河電が一時3.6%安。国際石開帝石、日通、東ガス、板硝子などの下落も1%を超えている。
225先物はクレディ・みずほ・三菱・マネ・UBS・ニューエッジ・アムロが買い越し。
モルスタ・GS・ドイツ・バークレイズ・大和が売り越し。
TOPIX先物はニューエッジ・三菱・クレディ・メリル・JP・GSが買い越し。
パリバ・日興・モルスタ・UBSが売り越し。
外資系等は、マブチ(6592)、日立化成(4217)、堀場(6856)、ヤマハ(7951)、ソニー(6758)、トレンド(4704)に注目。
テクニカル的には、日水(1332)、ホクト(1379)、日鉄鉱(1515)、三井松島(1518)、石油資源(1662)、住友林(1911)、サントリー(2587)、グンゼ(3002)、日本紙(3863)、日産化(4021)、積水化(4204)、アイカ(4206)、DI(4310)、キッセイ(4547)、クミアイ(4996)、浜ゴム(5101)、バンドー(5195)、菱製鋼(5632)、東邦チタ(5727)、古河電(5801)、日樹工(6293)、新東工(6339)小森(6349)、オルガノ(6368)、ダイフク(6383)、安川(6506)、イマジカロボ(6879)、ヘリオス(6927)、日信工(7230)、トピー(7231)、ヤマ発(7272)、小糸(7276)、TSテック(7313)、コジマ(7513)、信越ポ(7970)、物産(8031)、明和産(8103)、デサント(8114)、コメリ(8218)、H2O(8242)、ケーズ(8282)、SBI(8473)、JPX(8697)、岩井コス(8707)、FJネ(8935)、郵船(9101)が動兆。
【レーティング情報】
【格下げ】
●バークレイズ証券
・日通(東1:9062)―投資判断 Over→Equal、目標株価 690円継続
【目標株価引き上げ】
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・三井化(東1:4183)―投資判断 Neutral継続、目標株価 290→300円
●BNPパリバ証券
・ホトニクス(東1:6965)―投資判断 Buy 継続、目標株価 6700→8100円
●JPモルガン証券
・丸紅(東1:8002)―投資判断 Over継続、目標株価 830→890円
・三井物(東1:8031)―投資判断 Over継続、目標株価 1750→1820円
・三菱商(東1:8058)―投資判断 Over継続、目標株価 2520→2690円
・JR西(東1:9021)―投資判断 Neutral継続、目標株価 5500→6600円
●みずほフィナンシャルグループ
・アコム(東1:8572)―投資判断 中立継続、目標株価 320→350円
【目標株価引き下げ】
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・グリー(東1:3632)―投資判断 3継続、目標株価 830→670円
●みずほフィナンシャルグループ
・九州電(東1:9508)―投資判断 UP継続 、目標株価 900→850円
【話題】
■日本通信(9424)がVAIO社との協業第1弾となるVAIOスマートフォンを3月12日に発表する。
この事が買い材料となり、反発。
VAIO社はソニー(6758)のパソコン部門分離に伴い、VAIOブランドとパソコン事業をソニーから承継して誕生。斬新なデザインとコンセプトで一世を風靡したVAIOを受け継ぐスマートフォンが登場するとあって、新たなユーザーの獲得が期待されている。
■日駐(2353)が決算を発表。15年7月期第2四半期累計の連結経常利益は前年同期比23.7%増の16.6億円に伸び、従来の5.4%減益予想から一転して増益で着地。 通期計画の29億円に対する進捗率は57.3%に達し、さらに前年同期の47.2%も上回る結果となりました。
なお、11−1月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比26.2%増の12.4億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の20.3%から21.3%に上昇しました。
昨年10月に子会社化したスキー場の収益上積みでスキー事業の利益が想定より伸びたことや投資有価証券売却益や円安による為替差益の発生も上振れに大きく貢献した。
<兜町カタリスト>
「転失気」
「参った」というのか「恐れ入谷の鬼子母神」というのか。
後場高のアノマリーが舞い戻っての日経平均200円高。
日経の見出しは「東証時価総額550兆円、7年ぶり、バブル時の9割」。
そして「海外投資家。株高牽引」。
昨日発表の投資部門別売買動向。
海外投資家は先物9685億円、現物1538億円、合計1兆1223億円の買い越し。
登場したクレディの株式営業本部長のコメント。
「GPIFやKKRの株買い増しの報道。
日本市場に参加しないと痛い目にあいかねないとの認識が広がった」。
GSの日経平均目標は21700円、TOPIXは1700ポイント台。
日経平均が19000円を越えTOPIXが1600ポイントを越えると・・・。
多分、日本の機関投資家がようやく思い腰を上げてこようか。
そして、日経平均が2万円を越え、1800ポイントを越えると・・・。
継続して売り越してきた個人投資家買い越しに転じるような気がする。
所詮「転失気」の説に過ぎないが・・・。
とはいえ、今の相場は決して「芝浜」ではないような気がする。
富くじに当たった夢ではなく、これは現実。
「明烏」の若旦那のように「相場は下がるもの」なんて堅物ぶらないほうが良いようだ。
久しぶりに「世にも奇妙な物語」が始まったような気がする。
2013年の秋にもあったが、実際は2010年3月以来。
取材にいった銘柄や注目銘柄が乱舞した。
ここ数日の展開はそんな感じ。
2010年3月頃の日経平均は10000万円乗せの状態。
4月に11408円の高値をつけて反落した。
今の相場が「猫の茶碗」という訳ではなかろうが・・・。
大和の企業業績見通しは若干の減額修正。
しかし理由は多額の総合商社の多額の減損と資源価格下落による石油セクターなど。
ただ中身は悪くない。
14年度6.2%経常増益。
15年度14.3%経常増益。
16年度7.5%経常増益。
会社予想では14年度は3.1%の経常増益。
市場見通しは会社見通しの2倍。
ということは3月決算を締めたあとの5月の決算発表が楽しみになってくる。
松井証券信用評価損益率速報は売り方マイナス11.76%。
買い方マイナス4.433%。
日経平均は25日線から5%のプラスカイ離。
昨年10月17日がマイナス7.81%で反転。
そして11月14日にプラス10.03%で反転。
しかしカイ離率は反転したが株価は上昇を続けた。
この経験則からいくとプラス10%カイ離に瞬間敬意を表すだけなのかも知れない。
因みに25日線の10%プラス乖離は17834円×1.1=19617円。
200日線の20%プラス乖離は16121円×1.2=19345円。
計算し始めるとろくなことがないのだが・・・。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
メディアフラッグ(6067)・・・動兆
メディアフラッグに注目する。
同社は流通業向け覆面店舗調査と店頭販売支援が中核。
「ITと人をキーワードに流通業界に新しい価値を創造する」がコンセプト。
インドでのコンビニチェーンの拡大コンサル
中国での「日本レベル」の接客対応チェックインドネシアでは現地財閥企業の小売(スーパー)チェーンのコンサルティング、日系の消費財メーカーの現地での販促活動のコンサルティングを実施。
インバウンド需要対応では外国人観光客向けリアル店舗の課題をチェック。
業績は絶好調。
春節のアジア人観光客の日本各地での「爆買い」は記憶に新しいところ。
蓄積された日本の店舗店頭の運営ノウハウをアジアに輸出。
世界の消費者の生活文化の向上につなげることが同社の方向性だ。
(684円)
2月27日 相場展望
【オープニングコメント】
27日の日経平均株価は、先高期待の強い相場展開になりそうだ。
日経平均株価予想レンジは、18700〜18900と想定する。
日経平均は連日の昨年来高値更新で過熱警戒感も高まっているが、好需給環境のなかでの押し目買い意欲は強く、日経平均は昨年来高値圏での推移が続きそうである。
26日のNY市場はまちまち、NY原油先物相場の急落が嫌気される格好もあり得る。
1月の消費者物価指数や鉱工業生産、雇用関連の指標などが寄り前に発表される。良好な内容であれば、マクロ経済の底打ち期待から日本株の押し上げ材料となる可能性がある。逆に弱い結果となったとしても、モメンタムの強さが打ち消し、悪材料視する動きは限定的と考える。
主要外国証券経由の注文動向は、売り1410万株、買い2010万株で、差し引き600万株の買い越し。買い越しは8営業日連続。金額は売り越し。
売りセクターに、ゴム、銀行、機械、電機、自動車、不動産、情報通信、サービス、その他製品など。
買いセクターに、銀行、空運、商社、小売、REIT、電機、情報通信、食品、薬品、陸運など。
【NY概況】
26日のNYダウは3日ぶりに小反落。終値は前日比10ドル15セント安の1万8214ドル42セントだった。
原油先物相場が大幅安となり、石油株などが売られた。前日まで連日で過去最高値を更新しており、目先の利益確定の売りが出た。
原油安を受け、エクソンモービルやシェブロンなどの石油株が売られた。業績が資源関連の設備投資動向の影響を受ける建機のキャタピラーなども下げた。
ナスダック総合株価指数は反発し、20.753ポイント高の4987.890と2000年3月10日以来、ほぼ15年ぶりの高値で終えた。アップルやグーグルなど大型ハイテク株が上げ、指数を押し上げた。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18885 ( +85 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18870 ( +70 )
( )は大取引所終値比
【信用取引規制関係】
■東証、BEENOS株の日々公表銘柄指定を解除 26日付。
■東証、KTK株、ネプロJ株を日々公表銘柄に指定 27日から。
■東証、プロルート株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を27日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
■日証金、大塚家具株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。26日付。
■日証金、ケーヨー株、CFS株、プレナス株の注意喚起取り消し 貸借取引の貸株利用などで。26日付。
■日証金、ハイデ日高株の貸借取引申込停止措置を解除 27日約定分から。
▽空売り比率=28.5%(東証、26日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
九電工 200万株、25億円
ネクソン 850万株、100億円
リョーサン 100万株、35億円
十六銀行 2000万株(優先株)、200億9000万円
ユーシン 45万株、3億円を75万株、5億円に変更
▼立合外分売
福山コンサルタント 3月5〜11日に10万株
イデアインターナショナル 27日に1427円で14万6500株
クリエートメディック 27日に984円で30万株
【予定】
■国内(27日)
1月失業率・有効求人倍率(8:30)
1月家計調査・消費者物価指数(8:30)
1月鉱工業生産(8:50)
黒田日銀総裁講演(12:30)
1月住宅着工件数(14:00)
《決算発表》
HIS、土屋HD、ダイドドリ、東和フード、大和コン、内田洋
《株主総会》
小島鉄
■海外(27日)
タイ1月国際収支(16:30)
トルコ1月貿易収支(17:00)
南ア1月貿易収支(21:00)
独2月消費者物価速報値(22:00)
米10-12月期GDP改定値(22:30)
米2月シカゴ購買部協会景気指数(23:45)
米1月中古住宅販売仮契約(28日0:00)
休場:台湾
アスラポート・ダイニングはTaco Bellを日本でFC展開 |
アスラポート・ダイニング<3069>(JQS)は26日、Taco Bell COrp.との間で、メキシカン・ファストフードブランド「Taco Bell」の日本国内での出店を目的としたフランチャイズ契約の締結を発表しました。
同社は焼肉、居酒屋等の外食フランチャイズを中心に全国で429 店舗を展開しておりますが、昨年度より新たに「食のバリューチェーンを構築する」という目標を掲げて外食から生産事業への進出を果たし、多層的な付加価値を生み出すビジネスモデルの構築に取り組んでいます。同時に、外食部門の競争力向上のため「ブランドポートフォリオの強化」にも取り組み、昼の需要に対応できる業態の獲得を目指してきました。
一方で、Taco Bell COrp.は現在、世界で6,000店舗以上を展開しておりますが、2022年までにアメリカ国内で2,000店舗、2023年までにアメリカ国外で1,300店舗の店舗数増を目標としており、同社は重点地域のひとつとして日本を挙げております。
2月26日 相場概況
【株式市場】株価指数の目標水準引上げもあり、日経平均は7日連続高値続伸 |
【大引け概況】
26日の日経平均株価は反発した。前日比200円59銭高の1万8785円79銭で終え、2000年4月20日以来、約15年ぶりの高値をつけた。企業業績の拡大基調を背景に相場の先高観が強く、下値の堅さへの意識が強まるにつれて買いの勢いが増した。昼休み中に先物に散発的な買いが入り、上昇に拍車を掛けるきっかけになった。
ゴールドマン・サックス証券が同日、東証株価指数(TOPIX)の今後12カ月の目標水準を従来の1650ポイントから1770ポイントに引き上げたことも支援材料となった。
国家公務員の年金資産を運用する国家公務員共済組合連合会は25日、資産構成の目安を見直して国内株式の比率を従来の3倍に増やすと発表した。相場を支える要因になるとして、投資家心理を強気に傾ける一因になった。
JPX日経インデックス400も反発。終値は前日比125.56ポイント高の1万3791.15だった。TOPIXも反発し、14.06ポイント高の1521.68で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆5089億円。売買高は23億9190万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1286と、全体の7割近くを占めた。値下がりは435、変わらずは139銘柄だった。
33業種全てが上昇し、鉱業が3%超の上昇で上昇率トップ。
三菱UFJが昨年来高値を更新。ソフトバンクやソニー、ファストリが上げた。宿泊予約サイトで独自プランを導入すると伝わったヤフーが商いを伴い上昇。
東証2部株価指数は9日続伸した。リアルや日本プラストが上げ、ラオックスと朝日インテクが下げた
日経ジャスダック平均株価は7日続伸した。終値は前日比13円20銭高い2422円86銭だった。日経平均株価の上げ幅が200円を超えるなど堅調で、投資家心理が改善した。新興企業株も買い優勢で、日経ジャスダック平均は昨年来高値を更新した。2006年5月下旬以来、8年9カ月ぶりの高値を付けた。7日続伸は、2014年10月31日〜11月12日の8連騰以来だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で761億円、売買高は1億4833万株だった。日本マイクロやリリカラ、クルーズが上昇した。半面、fonfunやガンホー、SOLHDは下落した。
東証マザーズ指数は小反落した。終値は前日比3.06ポイント安い874.05だった。ミクシィやOTSなど主力株の下落が指数を押し下げた。ACCESSやモブキャスも安い。一方で、シリコンスタとBガレジがストップ高、ALBERT、Fブラザーズといった2月に新規上場した銘柄が買われた。
200円の上昇。テクニカル的に1万8000円から上の抵抗は少なく上値も軽くなりやすい地合い。それにしても強い動き。明日は1月の消費者物価指数や鉱工業生産、雇用関連の指標などが寄り前に発表される。良好な内容が確認できれば、マクロ経済の底打ち期待から日本株の押し上げ材料となる可能性がある。逆に弱い結果となったとしても、モメンタムの強さが打ち消し、悪材料視する動きは限定的と考える。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,785.79 |
200.59 |
日経平均先物 |
18,800.00 |
170 |
TOPIX |
1,521.68 |
14.06 |
TOPIX先物 |
1,523.50 |
11.5 |
東証2部指数 |
4,539.71 |
2.11 |
JASDAQ |
2,422.86 |
13.2 |
マザーズ |
874.05 |
-3.06 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2391900 |
2508925 |
東証2部 |
130760 |
24692 |
「焦れない」
株式とFX。
株は個別の事象を反映し、FXは世界動向を反映する。
株は国内からの市場参加者が多く、FXは世界の投資家を相手にする。
ただし株は東京でも4000銘柄以上あるがFXはせいぜい数種類の通過のアゲサゲの予測。
どちらが難しいとは一概にはいえない。
株式市場が低調になるとFX市場に引っ越す専門家は多い。
しかし、その逆はほとんど見かけないのは不思議なことでもある。
株式市場が特殊閉鎖的な世界でFXは普遍的な世界という訳ではないだろう。
もっともFXはチャートと経済指標の世界。
株はこれに個々の企業の業績や研究開発、株価のクセなどが加わる。
そういう意味ではややこしいのかも知れない。
そして・・・。
何度も言うが、FXは何も生み出さない世界。
株は少なくともお題目的には産業資金の安定的供給とその流通というのがある。
この差はあるのかもしれない。
2月7日のラジオNIKKEI「投資知識研究所」のコメント。
↓
実況をしていると、実況をする方も聞く方も視点は、目先(今日・明日)に。
そして、明日動きそうなものにのりたいのに
"昨日"動いたものにいってしまう。
→そこが"天井"だった、ということも、しばしば。
一方、明日動きそうなものにいくと、3ヶ月ぐらい動かない。
→焦れてしまう。
難しい。
予測不能な世の中。
市場関係者の解釈をうのみにしてはいけない。
と、櫻井所長。
2月26日 相場概況
【前引け概況】
【株式市場】材料株が強く円安など好感して日経平均は高値を更新 |
■日経平均株価 18,688.32(+103.12)
■東証1部出来高 10.74億株
■東証1部売買代金 1.06兆円
■日経平均先物 18,690(+60)
■TOPIX 1,512.88(+5.26)
■騰落 上昇1,067/下落645
■日経JQ 2,423.80(+14.14)
------------------------------
日経平均株価は反発。前日のダウ平均が連日で史上最高値を更新、公務員年金の日本株運用比率引き上げ発表なども好感され、買い先行でスタート、為替が円安方向に振れたこともあり100円超まで上げ幅を拡大した。その後は短期的な過熱感から利益確定売りに伸び悩む場面もあったが、根強い先高観に支えられ、高値圏堅調推移で前場の取引を終了。
指数寄与度の高いソフトバンクやファーストリテの堅調推移が指数の上昇を牽引している。
個別では、三井住友FGや日産自、JT、三菱地所、三井物産などがしっかり。
業種別では多くの業種が値上がりした。値上がり上位は鉱業、海運業、保険業。一方値下がり上位は、電気・ガス業、空運業、電気機器でした。
TOPIXも反発。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日に比べ14円14銭高い2423円80銭となった。前日に付けた昨年来高値を上回って、8年9カ月ぶりの高値圏で推移している。日経平均株価が上げ幅を広げる展開になり、投資家心理が改善。新興企業株にも買いが入った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で486億円、売買高は9067万株。
オールアバウト、KTK、GMOペパボ、日本ラッド、大塚家具がストップ高。日本マイクロやリリカラ、ブロッコリーが上昇した。半面、fonfunやガンホー、ファンクリGが下落した。
東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比1.66ポイント安い875.45だった。マザーズ市場では、指数に影響を与えない2月の新規上場銘柄への買いが目立った。時価総額上位のサイバダインやタカラバイオの下落が指数を押し下げた。ACCESSやUBICも売られた。一方で、シリコンスタやテラプローブ、ALBERTは上昇した。
2月26日 相場概況
【寄り付き概況】
26日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反発している。一時、上げ幅を60円超まで広げ、1万8600円台半ばまで上昇。24日につけた2000年4月以来の高値(1万8603円48銭)を上回っている。企業業績の拡大傾向を背景に相場の先高期待は強い。足元の急ピッチな上昇による短期的な過熱感はくすぶっているが、買い優勢で始まった。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小高く推移している。
ただ、現時点では上値は重い。25日のNYダウ平均が小幅続伸して過去最高値を更新した一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は下落した。
主力のソフトバンクが堅調に推移していることも指数を押し上げる要因になっている。
金融の三菱UFJや三井住友FGが小じっかり。日揮や千代建が堅調に推移している。欧州連合(EU)が液化天然ガス(LNG)活用性の可能性を探る方針を示し、事業環境の好転につながるとの期待から買いが入った。
一方、買収により北米での融資関連業務を拡充する方向で調整に入ったと伝わったみずほFGは前日終値を挟んでの一進一退。日立、ファナックが下落したほか、ソニーが売りに押されている
【レーティング情報】
【目標株価引き上げ】
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・協和キリン(東1:4151)―投資判断 3継続、目標株価 1200→1400円
●JPモルガン証券
・神戸鋼(東1:5406)―投資判断 Neutral継続、目標株価 190→220円
●みずほフィナンシャルグループ
・古河電(東1:5801)―投資判断 中立継続、目標株価 190→200円
●マッコーリー証券
・パナソニック(東1:6752)―投資判断 OP継続、目標株価 1530→1630円
●ゴールドマン・サックス証券
・カシオ(東1:6952)―投資判断 中立継続、目標株価 1960→2140円
●クレディ・スイス証券
・川崎船(東1:9107)―投資判断 OP継続、目標株価 360→370円
・いすゞ(東1:7202)―投資判断 Neutral継続、目標株価 1500→1700円
●バークレイズ証券
・JR西(東1:9021)―投資判断 Equal継続、目標株価 6220→6900円
【目標株価引き下げ】
●マッコーリー証券
・日立(東1:6501)―投資判断 OP継続、目標株価 円1120→1110円
●ゴールドマン・サックス証券
・エプソン(東1:6724)―投資判断 買い継続、目標株価 6160→5600円、目標株価 6160→5600円
225先物はアムロ・バークレイズ・モルスタ・GS・パリバが買い越し。
野村・大和・クレディ・シティ・UBS・メリル・ドイツが売り越し。
TOPIX先物はGS・ニューエッジ・アムロ・ドイツ・UBSが買い越し。
パリバ・みずほ・メリル・大和・クレディ・JPが売り越し。
外資系等は、ヤマ発(7272)、郵船(9101)、DOWA(5714)、
エーザイ(4523)、塩野義(4507)、アステラス(4503)に注目。
テクニカル的には、佐田建(1826)、あいHD(3076)、T&G(4331)、扶桑薬(4538)、ダイト(4577)、大日本塗(4611)、ヤフー(4689)、太平洋セ(5233)、黒崎播磨(5352)、日新製鋼(5413)、リクルート(6098)、東芝機械(6104)、ディスコ(6146)、油研工(6393)、理想科(6413)、NEC(6701)、EIZO(6737)、電子材料(6855)、アドバンテスト(6857)、椿本興業(8052)、極東証券(8706)、南海電(9044)、近鉄エクス(9375)、アインファーマ(9627)が動兆。
ラクーン(3031)は25日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の4.8%にあたる28万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施すると発表しました。
買い付け期間は2月26日から4月30日までとなっています。
<兜町カタリスト>
「成功体験」
日経では「緩和マネーで世界株高」の見出し。
サブは「原油安・ギリシャ・・・懸念薄れる」。
世界の株価の時価総額は73.3兆ドル(約8700兆円)と過去最大。
こうなってくると必ず登場するフレーズが「持たざるリスク」。
その代表が運用額7.6兆円の公務員年金の運用比率の変更だろう。
GPIFが株式比率を上げたのに合わせて、国内株を8%→25%に引き上げた即日適用。
同時に海外債券2%→15%、海外株8%→25%。
逆に国内債券は74%→35%に引き下げた。
これは地方公務員共済(運用資産18.9兆円)、私学共済(同3.8兆円)も追随する。
となると計30兆円の運用見直しで国内株は5.1兆円の買い増し。
海外資産も8.8兆円の買い増し。
「持つリスク」は債券で「持たざるリスク」は株式の格好。
「消去法的には株しかない」なんてフレーズも聞かれてきた。
これは運用者の立場からのコメントでしかないし、市場を舐めている印象。
因みに・・・。
単純計算ではGPIF8兆円、KKR1.2兆円、地共連1.7兆円、私学共済0.6兆円。
国内株式には約11兆円超の巨大な買い余力が発生した。
「大きな追い風」との声。
増えてきたのは時価総額。
日経平均株価があと8%上昇すると2万円。
東証1部の時価総額は600兆円を越えるという。
1989年が611兆円。
そんな実感はないが、GDPからの乖離は100兆円あまりとなる。
怖いもの見たさは否定できず遭遇してみたいもの。
裁定取引の買い残は1417億円増加し3兆334億円。
増加は5週連続。
ほとんど増えてはいないし、所詮まだ3兆円レベル。
一方信用取引の買い残は1011億円減少し2兆8527億円。
こちらは5週連続の減少。
Quick調査の信用評価損率はマイナス7.41%。
松井証券信用評価損益率速報は売り方マイナス11,622%。
買い方マイナス4.881%。
売り買いが相当離れてきた。
逆日歩銘柄は386で昨年10月31日の403以来の水準。
株は買いより売りの方が簡単と言う連中もいる。
それは「買い銘柄は多くの銘柄から見つけなければならない。
しかし売り銘柄は上がった銘柄からだけ検索すれば良い」というのが理由の一つ。
もう一つは長年の株安で「日本株が上がる訳がない」と固執していること。
逆日歩攻勢に苛まれ、追証地獄が続く。
それでもあの連中の思想と堅い信念はきっと変わらないのだろう。
バブルやITバブルという成功体験が長い間、相場観の邪魔であったように、
長期下落基調における逆の意味での成功体験が今は邪魔になるのかも知れない。
一昨日はナノキャリア(4571)が業績を上方修正。
そして中外薬への第3者割り当て増資を発表した。
もっともバイオベンチャーの株価は業績だけで動くものではない。
昨日は日本マイクロニクス(6871)が業績の上方修正を発表した。
第2四半期の売上高136億円→150億円、営業利益12億円→21億円。
純利益10億円→19億円。
減益予想が一転増益になった。
因みに通期の純利益は18億円の見通しだから進捗率100%越え。
「好調な半導体メモリ市場を背景に需要が堅調に推移」というのが理由。
先週の取材での「市況は高原を歩いているような感じ」というフレーズが甦った。
変わったところではアスラポート・ダイニング(3609)。
米国メキシコ料理チェーン「タコ・ベル」を日本で展開の予定。
年内に都内に1号店開店という。
ここも頑張っている。
因みに同社の第3四半期売上高は81.67億円で前期比24%増、対通期進捗率74%。
営業利益は5.02億円で前期比23.8%増、対通期進捗率72.1%。
純利益は3.55億円で前期比18.3%増、対通期進捗率107%。
昨日発表されたラクーン(3031)の第3四半期決算。
純利益は1.59億円(前期比50.2%増)で対通期進捗率は79.5%。
同時に28万株(2億円)の自社株買いも発表。
ここも頑張っている。
日経平均株価の25日移動平均線は17834円で4.21%のプラスカイ離。
75日移動平均線は17483円で6.30%のプラスカイ離。
200日移動平均線は16099円で15.44%のプラスカイ離。
普通の雲は3月2日に黒くねじれ3月9日に白くねじれ。
勝手雲は白く右肩あがりのまま。
騰落レシオは23日の141をピークにして昨日130まで低下。
2月26日 相場展望
【オープニングコメント】
26日の日経平均株価は、もみ合い相場が続きそうである。
日経平均予想レンジは、18500-18650円のレンジを想定。
25日の米国市場はまちまちだった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円安の18625円、シカゴ先物も小動きだったこともあり、利益確定の流れが先行しやすいところ。国家公務員の年金資産を運用する国家公務員共済組合連合会は、資産構成の目安を見直して、国内株式の比率を8%から25%に増やすと発表した。織り込み材料ではあるが、売り込みづらくさせそうである。
主要外国証券経由の注文動向は、売り810万株、買い890万株で、差し引き80万株の買い越し。買い越しは7営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、電機、自動車、食品、損保、保険、建設、卸売、ゴム、薬品、空運、情報通信、陸運、石油など。
買いセクターに、食品、陸運、ゴム、自動車、その他製品、情報通信、電機、機械、金属、小売など。
【NY概況】
25日のNYダウは小幅ながら続伸した。終値は前日比15ドル38セント高の1万8224ドル57セントと、連日で過去最高値を更新した。
米連邦準備理事会(FRB)が利上げを急がないとの見方を背景とした買いがやや優勢だった。一方で、目先の利益を確定する目的の売りが相場の重荷となり、ダウ平均はもみ合う場面が目立った。
イエレンFRB議長は25日、前日の米上院に続いて米下院での議会証言に臨んだ。発言内容を巡ってFRBは性急な利上げを望んでいないとの思惑が引き続き、米株式の買いにつながった。
ナスダックは11営業日ぶりに反落し、0.985ポイント安の4967.137で終えた。利益確定を目的とした売りがやや優勢だった。アップルなど時価総額が大きい銘柄の一角が売られたことも、指数の重荷となった。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18635 ( +5 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18625 ( -5 )
( )は大取引所終値比
【信用取引規制関係】
■東証、サダマツ株を日々公表銘柄に指定 26日から。
■東証、アートSHD株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を26日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
■東証、ウェッズ株を貸借銘柄に選定 3月4日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
▽新規上場=〔東証1部〕ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(3222、USMH、商業)は3月2日
▽空売り比率=30.3%(東証、25日)
【25日の相場表変更】
▽上場廃止=〔東1〕マルエツ、カスミ〔ジャスダック〕JCLバイオ
▽監理銘柄に指定=〔東2〕雪国まいたけ
▽特設注意市場銘柄に指定=〔ジャスダック〕SJI
▽整理銘柄に指定=〔ジャスダック・監理〕コーコス、コムテック
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
青森銀行 300万株、10億円
山梨中央銀行 157万7000株、8億3423万3000円
北越銀行 180万株、4億4460万円
ササクラ 60万株、5億円
ラクーン 28万株、2億円
富士通フロンテック 5万株、7215万円
昭和鉄工 30万株、6240万円
中央インターナショナルグループ 10万株、5000万円
▼立合外分売
テンアライド 26日に375円で40万株
【予定】
■国内(26日)
2年国債入札
《決算発表》
日駐、パーク24、ウチダエスコ
《株主総会》
エスプール、キユーピー、テクノアルファ、サムティ、ファンドクリG、バイク王、Fブラザース、T&CHD、川口化、川崎地質、北興化、アサヒ陶、アクトコール、アメイズ、ユニオンツール、岡野バル、オプトエレクト、日置電、ユーシン、アスカ、ティムコ、くろ工、イワキ、丸八倉、協和コンサ、ジャステック、グランド、モリト、アルテック
■海外(26日)
台湾1月失業率(9:30)
シンガポール1月鉱工業生産(14:00)
独2月失業率(17:55)
英10-12月期GDP速報値(18:30)
ユーロ圏2月消費者信頼感確報値(19:00)
ブラジル1月失業率(21:00)
米1月消費者物価(22:30)
カナダ1月消費者物価(22:30)
米1月耐久財受注(22:30)
米12月FHFA住宅価格指数(23:00)
米2月カンザス連銀製造業活動(27日1:00)
米7年国債入札
《決算発表》
JCペニー、ギャップ、コールズ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【2月25日 相場概況】
【大引け概況】
25日の日経平均株価は小幅ながら6営業日ぶりに反落した。終値は前日比18円28銭安の1万8585円20銭だった。
短期的な過熱感からトヨタやファストリなど主力株の一角に利益確定売りが出た。
日経平均が前日までの5営業日で計600円超上昇しており、急ピッチの上昇への警戒感もあった。ただ日本株の先高期待は強く、下値では押し目を拾う動きもあって下げ幅は限られた。JPX日経インデックス400は13営業日ぶり、東証株価指数(TOPIX)は8営業日ぶりにそれぞれ反落した。
朝方は小幅ながら続伸して始まり、一時1万8648円77銭と取引時間中として2000年4月24日以来の高値圏で推移した。
ただ、日本株は欧米株に先行して買われていたことから一段の上値を追う動きは限られた。日本時間あす未明にドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の議会証言を控え、積極的な売買を手控える雰囲気も強かった。午後は膠着感を強め、1万8500円台後半を中心に小動きに終始した。
東証1部の売買代金は概算で2兆4396億円、売買高は22億1285万株。東証1部の値下がり銘柄数は825、値上がりは888、変わらずは144だった。
セクターでは鉱業が騰落率トップとなったが、原油価格が下落したにもかかわらず、石油・石炭セクターもランクインしており、原油安が株式に与えるネガティブ影響が限定的になりつつある。
個別では、株式分割を発表したOLC、参天製薬、オプティムに買いが入った。ほか、東証のインフラ投資市場開設に絡んで、傘下ファンドの上場を計画していると報じられたタカラレーベンは連日の大幅上昇となった。
KDDIやダイキンなど値がさ株の一角に売りが出た。空運や陸運株のほか、機械株や不動産株も下げが目立った。
東証2部株価指数は小幅に8日続伸し、連日で昨年来高値を更新した。06年5月30日以来約8年9カ月ぶりの高値圏。リアルビジョンがストップ高や小島鉄、日本プラスト、アトムが上昇。半面、ソディック、朝日インテク、アートSHDは下落した。
日経ジャスダック平均株価は6日続伸した。6日続けての上昇は、昨年10月31日〜11月12日の8連騰以来となる。終値は前日比3円01銭高の2409円66銭と、連日で昨年来高値を更新。2006年5月以来、8年9カ月ぶりの高値圏に浮上している。好材料の出た銘柄や値動きの軽い銘柄を中心に売買が盛り上がり、相場全体を押し上げた。もっとも、日経平均株価が後場に下げ幅を広げるなど東証1部市場の銘柄は全体的に弱含み、新興市場でも積極的に上値を追う機運は乏しかった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で679億円、売買高は1億8162万株だった。やまねメディカル、ぱど、ファンクリG、ガーラ、クルーズは上昇。半面、セキュアヴェやFVC、SOLHDは下落した。
東証マザーズ指数は反発した。終値は前日比1.83ポイント高の877.11だった。テラプロ、アクロディア、ACCESS、ミクシィが買われた。シリコンスタやALBERT、OTSには売りが出た。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,585.20 |
-18.28 |
日経平均先物 |
18,630.00 |
10 |
TOPIX |
1,507.62 |
-0.66 |
TOPIX先物 |
1,512.00 |
1.5 |
東証2部指数 |
4,537.60 |
0.98 |
JASDAQ |
2,409.66 |
3.01 |
マザーズ |
877.11 |
1.83 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2212850 |
2439646 |
東証2部 |
198310 |
29912 |
「進捗率」
海の向こうのNYも最高値合戦。
NYダウ、S&P500、ラッセル2000も最高値を更新した。
NYの2月相場は経験則ではあまりパフォーマンスは良くない。
しかしここ5年の2月は上昇相場。
しかも今年は戦後負けナシの大統領選挙の前の年。
1950年以降の大統領選挙の前年の平均上昇率。
NYダウ1.0%(通常の2月は0.1%)。
S&P500が0.8%(通常マイナス0.03%)。
NASDAQが2.4%(通常0.6%)。
今年は異常な強さでもある。
イエレン議長も言及していた原油安。
「家計の購買力の向上などを通じて経済的におおいにプラス」。
ただし、南部を中心にエネルギー関連産業の収益の悪化と設備投資の衰えは懸念。
一部には成長率の下方修正が避けられないと言う声も指摘した。
シェール革命がアメリカ復活の中核というノー天気なコメントはもはや聞かれない。
おおくの市場関係者はそれを修正しないから市場は不思議な場所でもある。
因みに、北米の掘削リグは12週連続で減少。
1019基は2010年1月以来5年ぶりの水準まで減った。
昨年10月比4割の減少。
昨年12月比では500基の減少という。
一方で、リグ1基あたりの生産量は増加する見通しだという。
背景は技術革新。
このままいくと夏頃までは増産傾向が続くという。
因みに米国の原油在庫は4億バレルを越えて冬としては過去80年ぶりの水準。
80年前は1935年。
ということは世界大恐慌以降の不況の真っ只中の水準まで積みあがったということ。
決して良い数字ではないが、見えないフリなのだろう。
シェールが増えればWTI原油先物は下落。
パラドックス以外の何物でもない。
東証の定める企業統治の原案。
活字上は「複数の社外取締役」の案ばかりが目立つ。
しかし根本にあるのは「経営陣と株主との強調」。
つまり「株主との建設的な対話をする取り組み」である。
ここを敷衍すればIRが更に重要性を持ってこようか。
気合が入っていたのは昨日の安倍首相。
CLSAのジャパンフォーラムに出席してのスピーチ。
↓
先週、日経平均は、18,000円を超える高値をつけました。
18000円超えの数字をボードで目にするのは、
私が最初に政権を担った2007年以来なんです。
したがって、ここから先は、私にとっても未体験ゾーンに入っていきます。
だからこそ、更に大きな改革を進めていく必要があります。
「三本の矢」を更に力強く放っていく決意です。
日本への投資は日本企業に限りません。
日本の投資先としての魅力は格段に上がっています。
外国企業から見たアジアの投資先の関心度調査では、
前政権のもとでの20112011年度には全ての項目で中国が1位でしたが、
2013年度はR&D(研究開発)拠点、販売拠点で、日本が1位を獲得しました。
全世界でみても、世界経済フォーラムによると、我が国の競争力に関する指標は、
前政権の2012年には10位でしたが、2014年には6位に上昇しています。
投資先としての日本の競争力は確実に高まっています。
海外から日本に重要な投資をする企業には、安倍内閣の副大臣、政務官を
相談相手につける「企業担当制」を創設したいと思います。
また、本社や研究拠点を日本に設置しやすいよう、
地方空港のビジネスジェットの受入れ環境を整備します。
さらに、安心して日本で生活いただけるよう小売店、レストラン、
病院の多言語対応化など、利便性を向上させる新機軸を打ち出したいと考えています。
アベノミクス以前の内向きな日本人のマインドは、ここにはありません。
そう、日本は内へも外へもオープンなのです。
エンジン全開の今年の日本を皆さん、買わない手はないと思いませんか。
投資家の皆様におかれては、この機会に、
生まれ変わりつつある日本経済を肌で感じていただき、
有力な投資先として御検討ください。
株式経済新聞では「高進捗率銘柄」の特集。
第3四半期の対通期進捗率から見ると・・・。
戸田建(1860)113%、日ハム(2282)95.5%、丸大(2288)97%、ラサ工(4022)86.7%、クレハ(4023)95.4%、東和薬品(4553)95.4%、WOWWOW(4839)97.4%、オカモト(5122)100.2%、
東邦鉛(5707)、大チタ(5726)100.8%、中国工(5974)116.2%、ソディック(6143)86%、フォスター(6794)87.9%、ニチユ(7105)85.1%、日写(7915)129.4%、ヤマハ(7951)85.7%、川船(9107)87.6%、ANA(9202)105%、Jパワー(9513)86.9%。
2月25日 相場概況
【前引け概況】
■日経平均株価18,626.63(+23.15)
■東証1部出来高 11.08億株
■東証1部売買代金 1.19兆円
■日経平均先物 18,630(+10)
■TOPIX 1,511.37(+3.09)
■騰落 上昇978/下落714
■日経JQ 2,407.53(+0.88)
----------------------------------------
日経平均株価は続伸しました。ギリシャ改革案承認が好感されたほか、イエレンFRB議長が議会証言で利上げを急がないことを示唆したことなどからNYダウが過去最高値を更新。米国株高を好感し、日経平均は買い先行でスターした。その後、円強含みや短期的な過熱感が重しとなり、下げに転じるも、売り一巡は、根強い買いに支えられ、再度プラス圏入りしました。その後は高値圏で堅調に推移し、前場取引を終了。
個別ではソフトバンクが高く、ソニーも堅調。OLCは大商いで急伸。
アインファーマ、シークスなども値を飛ばした。日カーボン、関電化なども物色人気。サカイオーベも高い
業種別では、ほとんどの業種が値上がりした。値上がり上位は、鉱業、パルプ・紙、水産・農林業。一方、値下がり上位は、空運業、陸運業、ゴム製品。
TOPIXも続伸しました。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比2円75銭高の2409円40銭だった。前日に付けた昨年来高値(2406円65銭)を上回って推移している。日経平均株価が上昇したのを受けて投資家心理が改善。新興市場の銘柄にも買いが波及した。もっとも、ジャスダック平均は2月中旬から上げ足を速めており、短期的な過熱感から利益確定売りが出て下落する場面もあった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で433億円、売買高は1億1867万株だった。主力銘柄で構成するJASDAQ−TOP20は反発した。ACCESSが一時ストップ高に買われ、リアルワールド、Fastep、ガーラ、クルーズが上昇。半面、FVCやブロッコリー、SOLHDは下落した。
東証マザーズは反発。前引けは前日比3.37ポイント高い878.65だった。ALBERTやアクロディア、ミクシィが高い。シリコンスタ、OTS、そーせいには売りが出た。
東証マザーズは反発。前引けは前日比3.37ポイント高い878.65だった。ALBERTやアクロディア、ミクシィが高い。シリコンスタ、OTS、そーせいには売りが出た。
2月25日 相場概況
【寄り付き概況】
■日経平均 18,608.08(+4.60)
■日経平均先物 18,610(-10)
■TOPIX先物 1,510.00(-0.50)
■騰落 上昇872/下落789
■日経JQ 2,406.27(-0.38)
■マザーズ指数 875.12(-0.16)
(10時頃現在)
25日前場寄り付きの日経平均株価は続伸して始まった後、下げに転じるなどもみ合っている。
前日の欧米株高を好感して寄り付きで1万8636円34銭まで上昇。取引時間中としては2000年4月24日以来の高値を付けたが、上値を追う機運は盛り上がらなかった。日経平均は前日までの5営業日で計600円超上げており、短期的な過熱感から利益確定売りが出た。
24日の米国市場では、ギリシャ改革案承認が好感されたほか、イエレンFRB議長が議会証言で利上げを急がないことを示唆したことなどからNYダウが過去最高値を更新、米国株高を好感し日経平均は買い先行でスタート。
ただ、東京市場では「イエレン議長の発言は想定の範囲内」との声もあり、日本株の買いは続かなかった。日本時間あす未明に欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の議会証言を控えており、内容を見極めたい雰囲気もあるようだ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続伸して始まった後、そろって下げに転じる場面があった。
前日までJPX日経400は12日、TOPIXは7日続伸していた。
個別銘柄では、三菱重が10日続伸して始まった。
25日付の日本経済新聞朝刊が英国中部の大規模洋上風力発電計画で風車などの発電システムを受注する見通しとなったと報じたことが手掛かり。株式分割を発表したOLCも高い。ソフトバンクや東エレクなど値がさ株の一部も上げている。一方、日立や東芝、トヨタなど主力株の一角は下げている。
OLCは上げ幅を7%超に広げる場面がある。前日に株式分割を発表。個人の長期保有を促す株主優待制度も同時に発表しており、個人投資家の買いを誘ったようだ。
225先物は、シティ・クレディ・バークレイズ・GS・大和・メリルが買い越し。
ソジェン・ドイツ・JP・モルスタ・日産・ニューエッジ・アムロが売り越し。
TOPIX先物は、モルスタ・バークレイズ・ニューエッジ・GSが買い越し。
ソジェン・みずほ・パリバ・メリル・大和が売り越し。
外資系等は、ユニチャーム(8113)、ダイヘン(6622)、ホシザキ(6465)、
マブチ(6592)、鉄(5401)、三電機(6503)、ダイフク(6383)、近鉄エクス(9375)、地所(8802)に注目。
テクニカル的には、三晃金(1972)、エイチーム(3662)、チタン工(4098)、協和キリン(4151)、三井化(4183)、一工薬(4461)、フィルム(4901)、ファンケル(4921)、住友大阪セ(5232)、明電舎(6508)、第一精工(6640)、三井ハイテック(6966)、NOK(7240)、ゼンショー(7550)、シークス(7613)、ロイヤル(8179)、Gクレスト(8871)、京阪(9045)、ファーストリテ(9983)、大林(1802)、伊藤ハム(2284)、新日本科学(2395)、ドトール(3087)、神東塗(4615)、栗本鉄(5602)、沖電線(5815)、アマダ(6113)、ダイヘン(6622)、Gユアサ(6674)、アルバック(6728)、タムラ(6768)、カシオ(6952)、日車輌(7102)、島津(7701)、エイベック(7860)、タカラトミー(7867)、地所(8802)、NTT都市(8933)、日通(9062)、松竹(9601)、HIS(9603)、東映(9605)、ミスミ(9962)が動兆。
■リアルワールド(3691)が4日続伸。
COOKPAD(2193)がリアルワールドの株式270700株(議決権割合10.01%)を買付けると発表。リアルワールドとの資本業務提携を検討することが目的としており、期待感からに買いが向かっています。
■OLC(4661)が、昨日24日引け後に、3月31日を基準日、4月1日を効力発生日として1株を4(株)に分割すること、また長期保有優待制度の新設を発表し、これが好感されている。
■株式分割後の株主優待パスポートの発行基準の見直し。
100株以上400株未満を保有する株主には3月末に1枚を贈呈。
2400株以上保有する株主に対しては、3月末に6枚、9月末に6枚の合計12枚を贈呈。
※株式分割前に100株保有していた株主は分割後の保有株数は400株となるが、400株以上800株未満の保有者は9月末に1枚、3月末に1枚の合計2枚が贈呈される(従来からの変更はなし)。
■長期保有株主向け新設の優待制度
・東京ディズニーリゾート35周年記念
15年9月30日から18年9月30日までのすべての基準日において、同一株主番号で100株以上保有した株主に対し、保有株数に関わらずパスポート2枚を贈呈(配布時期18年12月予定)。
・東京ディズニーリゾート40周年記念
18年9月30日から23年9月30日までのすべての基準日において、同一株主番号で100株以上保有した株主に対し、保有株数に関わらずパスポート4枚を贈呈(配布時期23年12月予定)。
<兜町カタリスト>
「快哉」
イエレンおばさんは「利上げ急がす」。
向こう数回のFOMCでは利上げは難しいとのコメント。
低金利継続はややドル安傾向を招く。
それでも景気が悪くない中でのゼロ金利延長方向。
悪くはない。
国内でのヒットは日経1面トップの「銀行規制17年ぶり転換」。
銀行経営に創意工夫が生じれば、経済のオイル循環は良くなる筈。
錆びた中古機を使いまわすような金融機関からの脱皮ともなろう。
護送船団ではなく、競争原理の導入は明らかなプラスの方向転換。
そもそも少子高齢化は否めないものの「資産大国」と言うテーマは不変。
金融庁が頑張ったというところだろうか。
「自分の老後は自分で守る」はリテールマター。
国家マターではまさに「日本の経済は日本が守る」に他ならない。
その根本に位置しているのが金融機関の不毛地帯だっただけに意義があろうか。
金融庁が頑張った。
快哉だろう。
日経平均株価は25日移動平均からの4.6%プラスカイ離などものともせず。
昨日は後場から上昇し今年初の5日続伸。
さらにJPX日経400は設定以来の12日続伸。
TOPIXが7日続伸で1500ポイント台をキープし7年2ヶ月ぶりの高値。
日経ジャスダック平均も5日続伸で8年9ヶ月ぶりの高値。
東証2部株価指数も7日続伸。
こんなことを数え始めると一旦止まるのが市場の修正だが少し勢いが違う気配。
昨日段階の松井証券信用評価損益率速報。
売り方はマイナス10.890%(前日▲11.042)。
買い方はマイナス5.084%。(前日▲5、322%)。
株価が上昇しているのに売り方の評価損率が減少しているのは奇異感。
というよりも、踏みアゲで売り玉を解消しているからこうなるのだろう。
昨日の後場の市場では「小さな鯨が泳いでいる」と公的の買い観測があった。
しかし実際は、心理的には諦めたという売り方の存在の方が大きいのではなかろうか。
GPIFは27日に10〜12月期の運用報告を行う予定。
昨年10月31日に日本株比率は12%→25%に引上げられた。
その後はじめての運用報告だけに興味が集まっている。
因みに7〜9月期は約6000億円の買い越し。
因みに11月と12月の「信託銀行」の買いは現物8341億円。
先物も入れると5085億円。
結果は明後日。
今日から27日まで東京ビッグサイトで「水素・燃料電池展」。
あわせて「国際二次電池展」(バッテリージャパン)も開催。
出展は太陽日酸(4091)や日写(7915)など。
量子電池の日本マイクロニクス(6871)は出展していないが興味深い。
朝のNHKの報道。
東証は「インフラファンド」を上場できる専門の市場を4月に開設する予定。
再生可能エネルギーの発電設備や空港などの公共施設に投資する新たな市場の開設。
対象は太陽光発電などの発電設備や、空港や鉄道、水道といった公共施設など。
インフラファンド市場は、アメリカやオーストラリア、タイなどでは整備されている。
投資家から広く資金を集めて公共施設などのインフラの整備に活用する目論見。
年内には、インフラファンドの初上場を目指すという。
いずれ力を発揮しようか。
安倍首相は5月のGWに訪米。
99年の小渕氏はワシントンとロス。
01年の森氏はワシントンとホノルル。
06年の小泉氏はワシントンとメンフィス。
今回はワシントンにロスやサンフランシスコ、ボストンなどが計画。
複数の都市を訪問するという。
カリフォルニアも訪れて高速鉄道の受注を目指すという。
「西海岸で新幹線セールス」というのが見出し。
トップセールスを賞賛する声も聞かれる。
しかし一方では「苦手なオバマ氏を長い間会いたくないのかも」との声も・・・。
2月25日 相場展望
【オープニングコメント】
25日の日経平均株価は、堅調な展開だろう。
24日のNYダウが最高値を更新。欧州連合(EU)がギリシャの改革案を承認し金融支援延長の手続きに入ったことを好感した。
日経平均予想レンジは、18500-18750円のレンジを想定する。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行の展開になろう。
引き続き過熱警戒感も高まりやすく、利食いをこなしながらのじり高基調とみられる。
昨日のように年金資金とみられる断続的な買いによって上げ幅を拡大させてくる可能性もある。
主要外国証券経由の注文動向は、売り940万株、買い1490万株で、差し引き550万株の買い越し。買い越しは6営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、サービス、機械、銀行、損保、ゴム、陸運、薬品、電機、自動車、情報通信、不動産など。
買いセクターに、情報通信、陸運、小売、不動産、電機、サービス、機械、食品、保険、薬品など。
【NY概況】
24日のNYダウは92.35ドル高の18209.19、ナスダックは7.15ポイント高の4968.12で取引を終了した。
欧州連合(EU)がギリシャの改革案を承認し金融支援延長の手続きに入ったことを好感、終日堅調推移となった。イエレンFRB議長は議会証言で利上げを急がない姿勢を示したものの、具体的な利上げのタイミングについての示唆はなかった。
セクター別では、半導体・半導体製造装置や銀行が上昇、不動産やテクノロジー・ハード・機器が下落した。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18680 ( +60 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18660 ( +40 )
( )は大取引所終値比
【信用取引規制関係】
■東証、山王株の日々公表銘柄指定を解除 24日付。
■東証、江守HD株を日々公表銘柄に指定 25日から。
■東証、コムテック株、コーコス株の制度信用銘柄の選定取り消し 25日付。日証金も同日付で貸借融資銘柄および貸借担保金代用有価証券適格銘柄の選定取り消し。
■日証金、国際VX中先受益証券の貸借取引申込停止措置を一部解除 制度信用取引の買いの現引きに伴う申込停止措置を解除。25日約定分から。制度信用取引の新規売りに伴う貸株申し込みおよび融資返済申し込みは引き続き停止。
◎監理銘柄に指定=〔東証2部〕雪国まいたけは24日
△特設注意市場銘柄に指定=〔ジャスダック〕SJIは25日
△整理銘柄に指定=〔ジャスダック〕コーコス、コムテックは24日(上場廃止は3月25日)
△空売り比率=29.5%(東証、24日)
【24日の相場表変更】
▲整理銘柄に指定=〔東1・監理〕アグレックス
▲自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
C&Gシステムズ 90万株、4億円
椿本興業 38万株、1億2000万円
▲一単元の株式数変更
カナデン 4月1日付で1000株から100株
【予定】
■国内(25日)
《決算発表》
産業ファ、INV、プラネット、ラクーン
《株主総会》
イーサポート、キャンドゥ、ネクステージ、ニッケ、スター・マイカ、川上塗、ネクス、トーセイ、リーバイス
■海外(25日)
中国2月HSBC製造業PMI(10:45)
香港10-12月期GDP
米1月新築住宅販売件数(26日0:00)
米5年国債入札
イエレンFRB議長が下院で半期の金融政策報告に関して証言(26日0:00)
《決算発表》
ダラー・ツリー、ロウズ・カンパニーズ、ターゲット、TJX、セールスフォース・ドットコム
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【2月24日 相場概況】
【大引け概況】
24日の東京株式市場で日経平均株価は5日続伸した。
5日続伸は今年に入って初めて。終値は前日比136円56銭高の1万8603円48銭と、連日で昨年来高値を更新し1万8600円台を回復した。
2000年4月20日以来ほぼ15年ぶりの高値水準となる。
企業業績の拡大を背景とした日本株の先高期待から買いが優勢となった。後場に入ると指数先物に買いが入って日経平均は上げ幅を広げた。
朝方は方向感の乏しい展開だった。短期的な過熱感への警戒感や利益確定売り、24日の米連邦準備理事会(FRB)のイエレンFRB議長証言を見極めたいとのムードから前場は小動きだった。
後場に外国為替市場で円相場が伸び悩むと株価指数先物に買いが膨らみ、日経平均は上げ幅を広げた。「日経平均コールオプション(買う権利)を売っていた投資家が損失を限定する目的で先物に買いを入れた」との指摘があった。
JPX日経インデックス400は12日続伸した。朝方は小幅安で推移していたが、後場に上げに転じた。東証株価指数(TOPIX)は昨年8月以来の7日続伸となり、前日比5.45ポイント高の1508.28で終えた。07年12月26日以来、約7年2カ月ぶりの高値となった。
東証1部の売買代金は概算で2兆4553億円。売買高は23億2021万株。東証1部の値上がり銘柄数は1051、値下がり銘柄数は683、変わらずは128だった。
トヨタが5日続伸して連日で昨年来高値を更新。ファストリやソフトバンクが後場に入って上げ幅を広げて日経平均を押し上げた。イタリアの鉄道車両・信号事業の買収合意が伝わった日立が小幅に下げた。JTやブリヂストンが売りに押された。
セクター別では、ガラス・土石、鉄鋼、情報・通信、石油・石炭、非鉄金属などが上昇する一方、鉱業、ゴム製品、倉庫・運輸、パルプ・紙、食料品などが下落。
東証2部株価指数は7日続伸。ベリテ、Oak、宮入バが上昇した。一方、ラオックス、アートSHD、リアルが下落した
日経ジャスダック平均株価は5日続伸し、連日で昨年来高値を更新した。終値は前日比6円11銭高い2406円65銭で、2006年5月下旬以来ほぼ8年9カ月ぶりの高値だった。比較的運用リスクの高い新興企業株にも資金が流入した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で630億円、売買高は2億254万株だった。
ブロッコリーやプロルート、ガンホーが下落した。
システムズD、KTK、サダマツ、fonfun、セキュアヴェイル、セーラー広告などがストップ高。ネプロJ、マクドナルドは上昇した。
東証マザーズ指数は反落した。終値は前日比3.75ポイント安い875.28だった。時価総額上位の銘柄が軟調に推移した。14年12月に上場した銘柄の一角が後場に下げ幅を拡大。つれて指数も下げに転じた。ALBERTやミクシィ、そーせいが下落した。
省電舎がストップ高。前日に上場したシリコンスタのほか、OTS、FFRIが上昇した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,603.48 |
136.56 |
日経平均先物 |
18,620.00 |
160 |
TOPIX |
1,508.28 |
5.45 |
TOPIX先物 |
1,510.50 |
7 |
東証2部指数 |
4,536.62 |
9.45 |
JASDAQ |
2,406.65 |
6.11 |
マザーズ |
875.28 |
-3.75 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2320210 |
2455342 |
東証2部 |
175700 |
34946 |
「山は山ながら」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
日経平均の2月2日の終値が17558円。
このまま推移すれば2月は月足陽線。
アノマリーは10月高→2月高。
振り返ってみると10月1日終値16082円。
ところが最終日前日の10月30日終値は15658円。
誰もが月足陽線なんて言葉を忘れかけていました。
「あーあ陰線か」の思い。
ところが10月31日は755円高で16413円。
日銀の追加金融緩和を受けて午後から大幅上昇でした。
そう考えれば今月の月足陽線の影の立役者は日銀の追加金融緩和。
アノマリーですから論理的な整合性はありませんが、時間軸としてはそんな格好でしょう。
もう一つは10月17日の日経平均株価は14532円。
25日線からマイナス8%水準でした。
ここで底打ち反転。
そして日経平均は約15年ぶりの高値水準。
昨日段階で25日線からのプラスかい離は4.2%。
先週末のプラス3.8%からはまた上昇してきました。
第一次限界点のプラス5%を超えられるのかどうか。
もし越えられれば第二次限界点のプラス8〜10%を望めるのかどうかというところです。
「山より大きな猪」はここでもなかなか登場しないもの。
市場参加者は時として「今回は違う。
山より大きなイノシシとか狸が出てくるかも知れない」と思いたがるもの。
でも、いつの間にか「山は山」であったのが過去の歴史。
さらに長い時間軸でいえば200日線のプラス40%水準までは
大きな反転はない可能性大でしょう。
目先の小波と大きな流れの差が生み出すものは相場観の相違。
小波に揺られるのが得意になってくると大きなうねりを感じなくなるもの。
「チャプチャプ」が良いのか「ザッバー」が良いのかは好き好きなのでしょうが・・・。
あちらこちらに散見されるのが、記憶を凌駕する記録。
海の向こうではアップルが過去高値を更新し、PERは18.01倍まで上昇。
18倍の壁を破ってきました。
NAADAQ総合株価指数は9連騰で
2000年3月10日の過去最高値5048ポイントに挑戦状態。
ITバブルの記憶のない向きにとっては「だから何」なのかも知れませんが、
小泉郵政改革相場を超えての遡及。
バックミラーを見るように過去を振り返るだけでは相場は進みませんが、
それでも偶には郷愁に浸ってみたいもの。
本当に長い時間軸を消化してきました。
TOPIX先物は11連騰。
そしてJPX日経400も11連騰で算出以来の記録。
今回の大きな特徴は「騒がれない」こと。
そして静かなこと。
ワイワイガヤガヤという喧噪感が全くない新値路線。
「21世紀の高値更新」とはいえ冷静というか、
感動のない動きは逆に良いのかも知れません。
もっとも下がって無感動、上がって無感動。
株価は画面だけの存在で人間不在が長期にわたった市場の宿命なのかも知れません。
もっとも「極めて」とか「実に」とか「かなり」なんで声高に大げさに
騒がれるよりもこの静謐感はスッキリします。
2月24日 相場概況
【前引け概況】
■日経平均株価18,490.02(+23.10)
■東証1部出来高 10.73億株
■東証1部売買代金 1.06兆円
■日経平均先物 18,500(+40)
■TOPIX 1,502.40(-0.43)
■騰落 上昇1,039/下落680
■日経JQ 2,403.44(+2.90)
---------------------------------------------
日経平均株価は続伸した。前日の米国株市場がまちまち、円安も一服と手がかり材料に乏しいことから売り先行でスタート。
売り一巡後は、小高く始まった後、短期的な過熱感などが重しとなり利益確定売りに押されるも、本日から日本株セミナーの開催が相次ぐため、海外投資家の「日本株買い」に対する期待感が下支え要因となり、根強い買いに支えられる展開。
ただ、イエレンFRB議長の議会証言を控えていることもあり、積極的な売買は手控えられ、売り買い交錯のなか前日終値近辺でのもみ合いだった。
業種別では、多くの業種が値下がりした。値下がり上位は、鉱業、ゴム製品、電気・ガス業。一方、値上がり上位は、ガラス土石製品、鉄鋼、情報・通信業。
TOPIXは反落。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日に比べ3円01銭高い2403円55銭で、前日に付けた約8年9カ月ぶりの高値を上回っている。宝飾品のサダマツなど訪日外国人増加の恩恵を受ける「インバウンド関連」株の上昇が目立った。
ブロッコリーやSOLHD、ガンホーが上昇した。半面、ネプロJやクルーズ、ネクスウェアが下落した。
東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比2.20ポイント高い881.23だった。前日に新規上場したシリコンスタの上昇が目立った。このほかBEENOS、NVC、OTSやFFRIが買われた。一方で、ALBERTやそーせい、ミクシィは売られた。
2月24日 相場概況
【寄り付き概況】
24日の日経平均株価は小動きで始まった。
前日比1円高の1万8468円39銭で始まり、その後は下げに転じた。
原油市況の下落などによりNYダウが小幅安になっていることから、寄り付き後の日経平均は下落したものの、三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGが底堅い展開になっており、売り一巡後の日経平均は切り返す場面もみられた。また、今日24日から日本株セミナーの開催が相次ぐため、海外投資家の「日本株買い」に対する期待感も下支え要因になっている。
政治資金問題で西川公也氏が農林水産相を突如辞任し、後任に前農相の林芳正氏が再び起用された。突然の辞任劇によって環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への影響が懸念されるが、「株式市場に与える影響は少ない」との見方があった。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに小幅安で推移。
リチウムイオン電池セパレーターの世界的大手の買収を発表した旭化成(3407))は高値を更新し、2月の月次動向が好感されてジーンズメイト(7448)が急伸している。
セクターでは、ガラス・土石、石油・石炭、金属製品、繊維、小売、空運、海運が小じっかリ。半面、鉱業、ゴム製品、保険、電力・ガス、銀行、電気機器、その他製品、その他金融などが冴えない。
【信用取引規制関係】
◆東証、シリコンスタ株を制度信用銘柄に選定 24日売買分から。日証金も同日約定分から貸借融資銘柄に、27日から貸借担保金代用有価証券適格銘柄に追加。
◆東証、アグレックス株の制度信用銘柄および貸借銘柄の選定取り消し 24日付。日証金も同日付で貸借銘柄と貸借担保金代用有価証券適格銘柄の選定取り消し。
◆東証、RSC株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を24日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
◆東証、プロルート株を日々公表銘柄に指定 24日から。
◆東証、ベクター株、昭和真空株の日々公表銘柄指定を解除 23日付。
◆東証、アエリア株の信用取引に関する臨時措置を解除 24日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
◆日証金、雪国まいたけ株の貸借取引で申込停止措置 制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きは除く。23日午後立会約定分から。
▽指定変更=〔ジャスダック〕サイバーリンは3月2日から2部
▽整理銘柄に指定=〔東証1部〕アグレックスは23日(上場廃止は3月26日)
▽空売り比率=29.5%(東証、23日)
【23日の相場表変更】
▽新規上場=〔東証マザーズ〕シリコンスタジオ(シリコンスタ、情報・通信)
▽指定変更=〔ジャスダック→東2〕サイバーコム(情報・通信)
▽整理銘柄に指定=〔東証マザーズ・監理〕カービュー〔ジャスダック・監理〕スターバクス
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
横浜ゴム 350万株、30億円
船井総研ホールディングス 50万株、5億円
長大 7万株、5000万円
筑邦銀行 45万株、1億5000万円
▼立合外分売
マルイチ産商 24日に907円で20万株
ホリイフードサービス 24日に644円で25万株
WDI 24日に1411円で31万株
▼一単元の株式数変更
ソーダニッカ 4月1日付で1000株から100株
<兜町カタリスト>
「名言」
いつの間にか「名言データベース」に登場していた。
ピーターリンチとかウォーレンバフェット、あるいはカーネギーなども掲載されている。
以前は先人の格言を調べるためによく利用したシロモノ。
まさか自分が載るとは考えてもいなかった。
何となく感慨深い。
[櫻井英明の名言|努力の跡だけ市場が見えてくるのが株式市場。]
努力の跡だけ市場が見えてくるのが株式市場。
[櫻井英明の名言|過去を振り返るだけでは、将来の予想や日本のあるべき姿は予見出来ませ
ん]
過去を振り返るだけでは、将来の予想や日本のあるべき姿は予見出来ません。
些末にとらわれず大局を眺めることを心がけたいものです。
[櫻井英明の名言|他人のささやきではなく、自分の眼力を養い信じることが大切]
「専門家はしばしば理路整然と間違う」という格言が昔からあります。
他人のささやきで動くのではなくて、
自分の眼力を養い信じることの方がよほど役に立つはずです。
[櫻井英明の名言|相場で重要なのは大局観]
どう考えても相場で重要なのは大局観。
でも、この積分的思考は無視され、市場は微分したコメントばかりが横行している。
刹那的なその日暮らしの毎日。
せいぜい来週くらいまでしかない時間軸。
それでは、視点が濁って来るに違いありません。
[櫻井英明の名言|相場に必要な2つのこと]
相場に必要なのは「勘と度胸」と言うと、いささか軽く聞こえますが、
実は「勘」は記憶の産物、そして「度胸」は推理の結果です。
[櫻井英明の名言|株に対する審美眼を日々磨くことが大切]
世界の株式市場の動向も個別銘柄の推移もさまざまなお化粧に惑わされてはいけません。
綺麗に飾ったって儲からなければ元の木阿弥。
そのための審美眼を日々磨いていきましょう。
[櫻井英明の名言|原理原則やイロハのイを忘れて奇妙な高等戦術っぽいものに籠絡されては
いけない]
相場の張り方とか、投資の原則なんて立派なものでもないでしょう。
多くの市場関係者が指摘するように「方向性・値幅・時間軸・タイミング」。
ここに集約されるでしょう。
この原理原則さえわきまえていれば、妙な横文字など使わなくても
相場の方向性やシナリオに明るくなるはずです。
原理原則やイロハのイを忘れて奇妙な高等戦術っぽいものに籠絡されてはいけません。
[櫻井英明の名言|相場を見る前提]
相場で必要なのは相場観測もあるかも知れませんが、本来は「儲ける」という目標。
この目標が美化され昇華しているから行方が見えなくなります。
すべての市場参加者は「利益」を求めてうごめいているという現実。
ここを直視しなければ、相場の織り成す綾やそのリズムは体験できないかも知れません。
[櫻井英明の名言|個人投資家が機関投資家の一歩先を歩むには]
数字だけで物事を判断するのは稟議書投資が中心の機関投資家。
彼らには決算だけでも事足りるでしょう。
しかし会社は機械ではなく生き物。
日々の業務姿勢や世相の動向、そして発表されるプレスの行間を読み解く技術を
磨くことは、機関投資家の一歩先を歩んで「谷間のゆり」のように
ひっそりとしているものの着実に咲き始めた銘柄を見つけるコツだと思います。
[櫻井英明の名言|投資情報は足で稼ぐ]
最近感じるのは「岡目八目投資法」と「直撃投資法」の違い。
決算をアレコレいじりまくり、チャートをあれこれといじりまくり、
それでも企業取材をしない市場関係者の多さ。
傍らでアレコレ詮索するくらいなら、直撃すればいいと思うのにそうしないもの。
逆に、企業側の声を間いてから決算やチャートを眺めると、
どんなに頑張っても見えなかったものが見えてくる気がします。
この差は結構大きいのではないでしょうか。
[櫻井英明の名言|相場は理論や分析ではなく人の心理と心理の戦争で成長するもの]
株式市場は決して崇高な場所などではありません。
相場は相場の中から生まれ、相場は理論や分析ではなく人の心理と心理の戦争で
成長するものです。
機械的なスクリーニングなどではなく、
人間が主役であるべき企業を人間の目でみることが大切ということです。
[櫻井英明の名言|頭や理論だけで考えても市場は決してその通りの動きにはならない]
密室にこもってのデスクワークだけでは、決して成長銘柄の発掘など出来ません。
頭や理論だけで考えても市場は決してその通りの動きにはならないことばかり。
むしろ、手足顔という身体を使って多くの企業と接触することが大切。
その多くのサンプルを丁寧に仕分けして、成長銘柄を見つける作業が必要です。
[櫻井英明の名言|企業の伝えたいメッセージを知ってから投資する]
ネットで紙芝居を力チャカチャやるだけで儲けようという姿勢はやめましょう。
決算短信とスクリーニングだけでの投資は脱却しましょう。
それらは単にひとつの要素に過ぎません。企業には必ず伝えたいメッセージがある。
訴えたいことがある。
これを知って行う投資がこれからは必要になってくるに違いありません。
だから「足で稼ぐ」というキーワードテーマにするべきでしょう。
[櫻井英明の名言|株式投資で必要なこと]
投資マネーが生きるか死ぬかという課題で常に動いているのが相場。
それを綺麗ごとや断片的な些細な事象で片付けようとするから無理が生じるのでしょうし、
なかなか成功することが出来ないでしょう。
そして株式相場を恨んで遠ざかっていくという悲しい事態に遭遇することになります。
「自分の目で見て自分の足で立つ」ことこそこれからの株式投資には必要です。
[櫻井英明の名言|良い銘柄に巡り会うには]
努力を少しづつでも高めていけばいつか必ず記憶に残る銘柄やファンとなれる企業に
めぐり合える筈。
これが実は株式投資の本質の一部でもあるのです。
[櫻井英明の名言|楽をして怠惰な姿勢では決して名品は生み出せない]
達人とか名人と呼ばれるような映画監督やTVプロデューサーでも
興行収入や視聴率のデータだけをもとにシナリオや作品を描いている訳ではありません。
考えに考え抜いて俳優を選び、現場を何度も取材し、
それでも飽き足らずにさらにその上を目指して苦悩している筈です。
楽をして怠惰な姿勢では決して名品は生み出せません。
2月24日 相場展望
【オープニングコメント】
24日の日経平均株価は18500円を挟んでの揉み合い相場が続きそうである。
日経平均予想レンジは、18400-18550円のレンジを想定する。
強いトレンドではあるが、過熱感が警戒されやすくなる。大きく上放れる流れにはなりづらいだろう。
昨日は後場からメガバンクなど金融セクターへの利益確定の流れが目立っていたが、本日も続くようだと、利益確定の流れに広がりが出てくる可能性もありそうだ。
今晩のイエレンFRB議長の議会証言を控え、為替市場を中心に様子見姿勢が強まりやすい。国内でも刺激材料に乏しいことや、テクニカル指標の一部に過熱感があることを理由に買い方の動きも鈍くなりそうだ。
18500円近辺でしばらくもみ合う展開が想定される。
主力株上昇一服で、値動きの軽い中小型株に引き続き短期資金が向かいやすい状況であろう。
主要外国証券経由の注文動向
売り1440万株
買い1880万株
差し引き440万株の買い越し。
金額ベースは買い越し。
米国系、欧州系は共に買い越し。
売りはゴム、空運、陸運、サービス、小売、化学など
買いはガス、機械、金属など
売り買い交錯は銀行、電機、情報通信、自動車など。
【NY概況】
23日のNYダウ平均は23.60ドル安の18116.84、ナスダックは5.01ポイント高の4960.97で取引を終了。先週の原油在庫統計が市場予想を上回る在庫水準であったことや、米国内の大手製油所でのストライキを受けた過剰在庫長期化への懸念で、原油価格が一段安となり、エネルギー株を中心に終日軟調推移となった。
1月中古住宅販売件数が市場予想を下回ったことも嫌気されたものの、ハイテクやヘルスケア関連が底堅い動きとなった。
セクター別では、テクノロジー・ハード・機器やヘルスケア機器・サービスが上昇する一方、半導体・半導体製造装置や保険が下落。
シカゴ日経平均先物3月
(ドル建て)
清算値 18500 (+40)
シカゴ日経平均先物3月限
(円建て)
清算値 18490 (+30)
()は大証終値比
【予定】
■24(火)
【国内】
40年国債入札
《決算発表》
アインファーマシ
《株式分割》※権利取最終日
ハブ、ハウスレジ、ハイデ日高、クラウディア、ヒガシ21、ニホンフラッシュ、ダイヤD
《株主総会》
サンケイ化、日フイルコン、津田駒、マルカキカイ、ノダ、キユソー流通
【海外】
トルコ中銀金融政策決定会合
独10-12月期GDP確報値(16:00)
南ア10-12月期GDP(18:30)
ユーロ圏1月消費者物価確報値(19:00)
ブラジル1月経常収支(22:30)
米12月S&Pケース・シラー住宅価格指数(23:00)
米2月消費者信頼感指数(25日0:00)
リッチモンド連銀製造業指数(25日0:00)
米2年国債入札
イエレンFRB議長が上院で半期の金融政策報告に関して証言(25日0:00)
《決算発表》
ホーム・デポ、トール・ブラザーズ、ヒューレット・パッカード、メーシーズ
休場:中国
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【2月23日 相場概況】
【大引け概況】
23日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸した。終値は前週末比134円62銭高の1万8466円92銭と、2000年4月24日以来ほぼ15年ぶりの高値だった。
ギリシャの債務問題を巡る不透明感が当面は後退したとの見方ことから、投資家心理が一段と持ち直し、主力株の一角への買いが続いた。欧米株に比べた日本株の出遅れ感や、円安や原油安による国内企業の収益拡大期待を挙げる声が多く、投資家の日本株買い意欲は強かった。
後場に入ると三菱UFJや三井住友といったメガバンク株が下げに転じたことなどから、利益確定売りがやや出やすい状況で目先の達成感や短期的な過熱感もあり、日経平均は伸び悩む場面が見られた。
JPX日経インデックス400は11日続伸。一時下げに転じる場面があったが、持ち直した。東証株価指数(TOPIX)も6日続伸。07年12月26日(1508.47)以来7年2カ月ぶりとなった前営業日より2.50ポイント高い1502.83で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆5294億円。売買高は24億9190万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は約4割の816、値下がりは約5割の923、変わらずは123銘柄だった。輸送や精密機械など輸出関連株の一角に買いが入った。
個別では、トヨタが昨年来高値を更新し、明治HDが一時前週末比2%高まで上げ、上場来高値を7営業日ぶりに更新した。大成建は、一時3%高など大手建設株が上昇した。一方銀行や証券、保険、金融などが売られた。ファストリとKDDIの2銘柄で日経平均株価を66円程度押し上げた。
東証2部株価指数は6日続伸だった。雪国まいたけや高砂鉄、アートSHDが上げ、リアル、Jトラストが下げた。
日経ジャスダック平均株価は4日続伸した。この日の終値は前週末比12円02銭高の2400円54銭と2006年5月29日以来、8年9カ月ぶりとなる高値を記録した。終値で2400円台を回復するのは06年5月30日以来。東証1部の主力株で構成する日経平均株価が連日で高値を更新する中、相対的に出遅れていた新興市場にも物色の動きが広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で635億円、売買高は1億9962万株。SJIやクルーズ、イリソ電子などが買われた。SOLHDやプロルートなどが売られた。
東証マザーズ指数は反発した。大引け時点は前週末比3.26ポイント高の879.03だった。省電舎、アクロデアがストップ高で引け、Bガレジ、ACCESSも一時ストップ高、イントランス、DDS、メディアSは値上がり率上位に買われた。半面、ALBERT、ファーストロジ、データセクションは値下がり率上位に売られた。
きょう新規上場したシリコンスタは、13時16分に公募・売り出し価格(公開価格、4900円)の約2倍にあたる9900円で初値を付けた。その後は買い気配が優勢となり、制限値幅の上限(ストップ高水準)となる1万1400円でこの日の取引を終えた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,481.19 |
148.89 |
日経平均先物 |
18,490.00 |
130 |
TOPIX |
1,507.23 |
6.9 |
TOPIX先物 |
1,507.50 |
4 |
東証2部指数 |
4,544.23 |
35.49 |
JASDAQ |
2,403.19 |
14.67 |
マザーズ |
882.84 |
7.07 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1184250 |
1173541 |
東証2部 |
107210 |
22976 |
「変わる?」
前場。
大崎のJASDAQ上場企業に社長取材。
株価は前場10%近く下落。
お昼にIRが出て、後場は買い気配。
ここ3週間で株価は3倍だからめまぐるしい株価の動向である。
取材では新規分野の将来性をうかがった。
ただ実は聞きたかったのは、従来の半導体関連事業の位置づけ。
もともとの本業から脱皮して成功してきた企業と言うのは結構ある。
昨日の日経朝刊の「革新力」。
サブタイトルは「本業は変わってもいい」。
アメリカP&Gはもともとローソク製造。
フランスのプジョーはコーヒーミルメーカー。
福井のセーレンは衣料から医療へ。
体温計のテルモは再生医療へ。
トヨタですら「形は同じ。中身は変わってきている」。
転地転籍が企業を伸ばしていることもある。
となると、本業からの脱皮がいいのか、本業を踏まえた動きが良いのか。
結構難しい。
先日取材した吉祥寺のMJC(6871)。
もともとは半導体試験装置が中核。
一昨年に量子技術に基づく二次電池「バテナイス」の量産化技術を開発。
小型軽量化電池が可能なことから株価は昨年人気化した。
本業の半導体試験装置動向は、昨今高原を這っている印象で悪くはない。
一方の二次電池については同社のHPのFAQに詳しい。
それにしても・・・。
10時過ぎの新橋駅は銀座へ向かう外国人旅行者で混雑。
昼下がりの八丁堀駅はディズニー帰りのアジア人で満載。
春節の季節感がまだ続いている。
・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「Tomorrow」
株のウリカイいつでも
駆け抜けていくから
時間軸だけ忘れずに抱きしめていよう
大空を自由に鳥たちが光の中飛び交うように
暗黒からワープした日経平均がチャートの上をすべるだろう
Tomorrow
Tomorrow
また明日が
素晴らしい株と素敵な値動き
運んで来てくれるだろう
Tomorrow
Tomorrow
相場を信じて
翼広げ飛んでみよう
板の中で聞こえるかすかな叫びが
誰かから相場への本当の気持ち
旅立つTOPIXに伝えたい
リーマンの悲しみを越えること
相場がバブルにクロスして
虹のかけらになる夢を
Tomorrow
Tomorrow
また明日が
素晴らしい株と素敵な値動き
運んで来てくれるだろう
Tomorrow
相場を信じて
翼広げ飛んでみよう
【2月23日 相場概況】
【前引け概況】
■日経平均 18,481.19(+148.89)
■東証1部出来高 11.98億株
■東証1部売買代金 1.18兆円
■日経平均先物 18,480(+120)
■TOPIX 1,507.25(+6.92)
■騰落 上昇921/下落800
■日経JQ 2,402.53(+14.01)
---------------------------------
日経平均株価は続伸。午前の終値は前週末比148円89銭高の1万8481円19銭だった。EUがギリシャと条件付き4カ月支援延長で合意したことが好感され、20日のNYダウが過去最高値を更新したほか、為替相場も円安方向に振れたことなどから日経平均は買い先行でスタート。寄り付き直後に一時、2000年5月以来となる18500円台を回復し、その後も18500円を挟んだ水準で堅調に推移し、前場取引を終了。
個別銘柄ではトヨタが昨年来高値を連日で更新した。テルモが買われ、分割考慮後の実質ベースでの上場来高値を更新した。22日付日本経済新聞が「航空機向けバイオ燃料の精製プラントを国内に建設する」と報じたユーグレナも大幅に上昇した。一方、米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が罰金を科すと表明したタカタは逆行安となった。
業種別では、ほとんどの業種が値上がりした。値上がり上位は、陸運業、証券商品先物、ゴム製品。一方、値下がり上位は、鉱業、石油石炭製品、保険業。
日経ジャスダック平均株価は続伸し、午前の終値は同14円67銭高の2403円19銭だったfonfun、KTK、GMOペパボ、ネクストウェアがストップ高。セーラー広告、フーマイエレは一時ストップ高と値を飛ばし、学究社、ミマキエンジも買われた。半面、プロルート、サダマツ、セキュアヴェイルは売られた。
東証マザーズ指数は反発した。前引け時点は前週末比7.07ポイント高の882.84だった。アクロディアやミクシィ、そーせいなどが買われた。ALBERTやサイジニアなどは売られた。
きょう新規上場したシリコンスタは朝方から買い気配が続き、午前は取引が成立しなかった。気配値は公募・売り出し価格(公開価格、4900円)を3500円上回る8400円まで切り上げている。
【2月23日 相場概況】
【寄り付き概況】
(10:00時現在)
■日経平均 18,484.28(+151.98)
■日経平均先物 18,480(+120)
■TOPIX先物 1,510.00(+6.50)
■騰落 上昇1,032/下落637
■日経JQ 2,401.11(+12.59)
■マザーズ指数 878.77(+3.00)
23日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まった。
前週末比160円程度高の1万8500円ちょうどを挟んで推移している。一時1万8500円台と、取引時間中としては2000年5月2日以来ほぼ15年ぶりの高値圏に上昇した。
欧州連合(EU)がユーロ圏財務相会合でギリシャと条件付き4カ月支援延長で合意したことが好感され、先週末20日のNYダウが過去最高値を更新したほか、為替相場もリスク選好的な円売りが優勢となり、日経平均は買い先行でスタート。
海外勢による日本株買い期待も強く、日経平均は強含み。
業種別では鉄鋼、陸運、精密機器、証券、ガラス・土石などが上昇する一方、鉱業、パルプ・紙、石油・石炭、保険、海運が下落。トヨタが昨年来高値を連日で更新している。23日付の日本経済新聞朝刊が「米国に炭素繊維の新工場を建設する」と報じた三菱ケミHDが大幅に続伸した。
主力処では、、ソフトバンク、ファーストリテ、日立、野村HD、新日鉄住金<5401>などが買い先行。
値上がり率上位には、ユーグレナ、近畿車輛、リオン、テクノプロHD、総合メディなど。値下がり率上位には、イマジカロボット、ウィルグループ、キャリアリンクなど。
225先物は、みずほ・GS・メリル・ドイツ・アムロが買い越し。
野村・三菱・マネ・クレディ・JP・パリバ・シティ・日興・ニューエッジが売り越し。
TOPIX先物はUBS・ニューエッジ・シティ・ドイツが買い越し。
パリバ・日興・クレディ・三菱・野村・日興・メリルが売り越し。
外資系等は、きんでん(1944)、カシオ(6952)、シチズン(7762)、日特エンジ(6145)、タクマ(6013)、イリソ(6908)、イズミ(8273)、テンプ(2181)、ブロードリーフ(3673)、近鉄エクス(9375)、山パン(2212)、オリンパ(7733)が動兆。
テクニカル的には、大成建(1801)、清水(1803)、エムスリー(2413)、ビットアイル(3811)、触媒(4114)、鬼ゴム(5196)、A&AM(5391)、住友電工(5802)、文化シャ(5930)、ナブテスコ(6268)、日精工(6471)、東光(6801)、日野(7205)、オリンパ(7733)、リコー(7731)、クレセゾン(8253)、T&D(8795)、東京建物(8804)、共立メンテ(9616)、SCSK(9719)が動兆。
【レーティング情報】
【格上げ】
●野村証券
・カシオ(東1:6952)―投資判断 Neutral→Buy、目標株価 1820→2500円
●マッコーリー証券
・ファーストリテ(東1:9983)―投資判断 UP→Neutral、目標株価 30000→41000円
【格下げ】
●BNPパリバ証券
・安川電(東1:6506)―投資判断 Hold→Reduce、目標株価 1400円継続
【目標株価引き上げ】
●野村証券
・神戸鋼(東1:5406)―投資判断 Neutral継続、目標株価 200→225円
●みずほフィナンシャルグループ
・三菱商(東1:8058)―投資判断 買い継続、目標株価 2700→2900円
【目標株価引き下げ】
●ゴールドマン・サックス証券
・ソフトバンク(東1:9984)―投資判断 買い継続、目標株価 9000→8650円
<兜町カタリスト>
「一里塚」
午年は名実終わったものの「しり上がり」の展開。
日経平均株価は最高値で15年ぶりの水準。
週間では418円上昇、週足は5週連続陽線。
TOPIXは5日続伸で1500ポイント台。
JPX日経400は10日続伸となった。
トヨタは07年2月28日以来、約8年ぶりに8000円台を回復。
静かな株高は継続している。
株価が「2.5.8」で動く法則でいけば・・・。
15000→18000円のレンジは18000円→20000円のレンジに移行。
細かくは18000→18200→18500→18800のレンジ。
節々を取り続けてきた。
日経平均株価の25日移動平均は17658円。
5%プラス乖離が18540円。
ここで一旦止まるのかどうか。
越えられれば8%プラス乖離の19070円まで頑張れそうな気配。
所詮は「一里塚」なのだろうが・・・。
日曜日経1面では「米シェブロンとバイオ燃料」の見出し。
「ユーグレナ、航空機向け、国内で精製」がサブタイトル。
シェブロンから技術供与を受け、2018年までの稼動を目指すという。
つまり東京五輪には間に合うということになる。
植物由来のバイオ燃料を航空機向けに精製するプラントは国内初。
最初の供給先はANAになる方向は想定どおり。
このプラントはおそらく石垣島になるのだろう。
想定どおりでなかったは2018年という時間軸。
2年は早くなったようである。
もう一つ興味深かったのは「郵貯・簡保」の限度額引き上げの方向。
自民党が検討しているという。
郵貯の限度額が1000万円、簡保が1300万円。
「民業圧迫」との声も聞かれるが、これが増えるとすると秋の上場は楽しみになる。
もっとも統一地方選を控えての郵貯票集めが見え隠れ。
所詮、政策も選挙大事でしかないとすると空しいが・・・。
小泉氏の時は郵貯憎悪、安倍氏は郵貯握手。
時の移ろいと政策の変化の時間軸も早いものだ。
週末のストボの書き込み。
↓
昨年だったか?
一昨年だったか?
櫻井さんのストボの解説中に
生保の運用担当者の話として日経平均が2万円を超えたら
日本株に投資するような話をしてくれました。
その時は2万円なんていつのことやらと思っていましたが
現実味を帯びてきましたね。
【2月23日 相場展望】
【オープニングコメント】
23日の日経平均株価は、寄り付きは堅調なスタートであろう。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好で連日の昨年来高値を更新しよう。買い一巡後はこう着感が高まりやすい。
日経平均予想レンジは、18350-18550円のレンジを想定する。
騰落レシオ(25日)などの指標には短期的な過熱感が意識される。
先週の動きでは、銀行などが上げ一服のなかでハイテク株などの上昇によって日経平均は高値を更新しているため、良い循環が続いている。出遅れている銘柄等に資金が向かいやすいだろう。
決算一巡後の再評価によって好業績株全般に見直し買いが入る展開が予想される。
主要外国証券経由の注文動向は、売り990万株、買い1210万株で、差し引き220万株の買い越し。買い越しは4営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、輸送用機器、銀行、化学、電気機器、その他製品、小売、水産農林、医薬品など。
買いセクターに、電気機器、不動産、化学、銀行、精密機器、輸送用機器など。
【NY概況】
20日のNYダウは3営業日ぶりに反発した。終値は前日比154ドル67セント高の1万8140ドル44セントと、昨年12月26日の終値(1万8053ドル71セント)を上回り、約2カ月ぶりに過去最高値を更新した。
ギリシャへの金融支援の延長が決まったことが好感され、米株式相場を押し上げた。
欧州連合(EU)は20日開いたユーロ圏財務相会合で、2月末で期限が切れるギリシャへの金融支援を4カ月間延長することで合意した。同国の債務問題に絡む金融・資本市場の混乱が避けられたとの見方から、投資家心理が好転した。
ナスダック総合株価指数は8日続伸。前日比31.266ポイント高の4955.966で終え、2000年3月27日以来およそ14年11カ月ぶりの高値を付けた。S&P500種株価指数も上昇し、前日比12.85ポイント高の2110.30と過去最高を更新した。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18540 ( +180 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18525 ( +165 )
( )は大取引所終値比
【信用取引規制関係】
■東証、スターバクス株、カービュー株の制度信用銘柄の選定を取り消し 21日付。日証金も同日付で貸借融資銘柄の、23日付で貸借担保金代用有価証券適格銘柄の選定取り消し。
■東証、カヤック株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を23日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
■東証、ホクリヨウ株を制度信用銘柄に選定 23日売買分から。日証金も同日約定分から貸借融資銘柄に追加。
■東証、FUJIKO株、SI株、アドソル日進株、ユニバーサル株、ゴールドクレ株を貸借銘柄に選定 27日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
■日証金、巴川紙株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。20日付。
△指定変更=〔東証2部〕蔵王産業は3月13日から1部〔東証マザーズ〕スリープロは3月1日から2部〔ジャスダック〕レッグスは27日から2部、学究社は3月13日から2部
△整理銘柄に指定=〔東証マザーズ〕カービュー〔ジャスダック〕スターバクスは20日(上場廃止は3月23日)
△空売り比率=29.4%(東証、20日)
【20日の相場表変更】
△新規上場=〔東2〕ホクリヨウ(水産・農林)
△上場廃止=〔名2・整理〕富山銀
△立合外分売
クリエートメディック 27日〜3月4日に30万株
【予定】
■23(月)
【国内】
1月20・21日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨
《新規上場》
シリコンスタジオ
《銘柄異動》
サイバーコム
【海外】
シンガポール1月消費者物価(14:00)
独2月Ifo景況感指数(18:00)
米1月シカゴ連銀全米活動指数(22:30)
メキシコ12月小売売上高(23:00)
米1月中古住宅販売件数(24日0:00)
米2月ダラス製造業活動(24日0:00)
休場:台湾、ベトナム、中国、ロシア、ギリシャ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【2月20日 相場概況】
【大引け概況】

20日の日経平均株価は3日続伸し、前日比67円51銭高の1万8332円30銭で終えた。終値ベースでは、19日に付けた2000年5月2日(1万8439円36銭)以来およそ15年ぶりの高値を連日で更新した。国内景気の改善に加え、円安や原油安による来期の企業収益拡大への期待感は根強く終始買いが優勢だった。
もっとも、週間でみた日経平均株価の上昇ペースは早く、短期的な過熱感から利益確定の売りも出やすかった。ギリシャ支援交渉を巡る不透明感が残っているうえ週末とあって、午後は膠着感が強まった。きょうの取引時間中の値幅は63円25銭と、14年12月25日以来約2カ月ぶりの小ささだった。
朝方から水準を切り上げて始まり、一時上げ幅が100円に迫る場面があった。午後の取引時間が始まった後は、外国為替市場で円相場が対ドルで下げ幅を縮めるのと歩調を合わせるように伸び悩んだが、1万8300円を上回る水準での一進一退が続いた。
TOPIXは5日続伸。前日比5.40ポイント高の1500.33と、終値ベースで07年12月26日(1508.47)以来7年2カ月ぶりの高水準となった。JPX日経インデックス400は10日続伸。終値は前日比50.09ポイント高の1万3607.78だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆3779億円。売買高は24億615万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は約5割の994、値下がりは721、変わらずは147銘柄だった。東エレクとファナック、TDKの3銘柄で日経平均株価を38円程度押し上げた。
東証2部株価指数は5日続伸だった。
アマテイがストップ高に買われ、神戸発動機、東理HD、本多通信、花月園は値上がり率上位。半面、ウインテストがストップ安、ソネック、セコニックHD、ベリテ、ピクセラは値下がり率上位に売られた。
この日に新規上場したホクリヨウ<1384>は9時19分に公開価格460円を約9%上回る501円で初値をつけ、505円まで上昇したが、その後473円まで売られ、大引けは485円。
日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。大引けは前日比6円83銭高の2388円52銭と、連日で昨年来高値を更新した。
KTK、セキュアヴェイル、サダマツ、テイン、fonfun、プロルートがストップ高で引け、オービスも一時ストップ高、GMOペパボ、IXナレッジは値上がり率上位に買われた。半面、SOLHDが一時ストップ安、セゾン情報、新報国鉄、JALCO HDなど売られた。
東証マザーズ指数は前日比1.38ポイント安の875.77と4日ぶり反落。
アップルインター、カヤック、アトラが売られた。一方、ALBERT、サイジニアがストップ高。データセクションは一時ストップ高と値を飛ばし、インテアHD、ビーロット、アドベンチャ、イントランスも買われた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,332.30 |
67.51 |
日経平均先物 |
18,360.00 |
100 |
TOPIX |
1,500.33 |
5.4 |
TOPIX先物 |
1,503.50 |
8 |
東証2部指数 |
4,508.74 |
8.77 |
JASDAQ |
2,388.52 |
6.83 |
マザーズ |
875.77 |
-1.38 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2406150 |
2377963 |
東証2部 |
200790 |
43381 |
【2月20日 相場概況】
【前引け概況】
■日経平均株価 18,323.17(+58.38)
■東証1部出来高 12.44億株
■東証1部売買代金 1.17兆円
■日経平均先物 18,320(+60)
■TOPIX 1,1497.29(+2.36)
■騰落 上昇889/下落834
■日経JQ 2,383.32(+1.63)
------------------------------------
日経平均株価は続伸した。国内景気の改善や企業業績拡大への期待を背景に、朝方から買いが先行。一時、1万8360円92銭まで上昇し、前日に付けた15年ぶりの昨年来高値を上回った。為替がややドル高/円安に振れたことも支えとなり、主力輸出株は総じて堅調に推移。ただ、利益確定の売りも出て終盤にかけて上値は重い展開となった。
業種別では、多くの業種が値上がり。値上がり上位は、金属製品、パルプ・紙、鉱業。一方、値下がり上位は、海運業、鉄鋼、銀行業。
TOPIXも続伸。
日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。前引けは前日比1円63銭高の2383円32銭と前日に付けた昨年来高値(2381円)を上回った。
日経平均株価が前日に付けた15年ぶりの高値(1万8264円)を上回って推移し、新興株も好材料の出た銘柄を中心に買いが優勢だった。クルーズやガンホーなどゲーム株の一角が高い。
ジャスダック市場の売買代金は概算で352億円、売買高は1億974万株だった。
プロルートやSOLHD、Dガレージが上昇した。日本通信やガーラ、エノモトは下落した。
東証マザーズ指数は4日ぶりに反落した。前引けは前日比2.13ポイント安い875.02だった。市場では「ALBERTなど指数に寄与しない直近の新規株式公開(IPO)銘柄に物色の矛先が向かっている」との声があった。ミクシィやモブキャス、カヤックが下げた。ALBERTがストップ高。データセクションは一時ストップ高と値を飛ばし、サイジニア、ドリコム、ビーロットも買われた
【2月20日 相場概況】
【寄り付き概況】
20日の日経平均株価は3日続伸して始まった。
一時前日比90円超高い1万8357円程度まで上げた。寄り付き後も、前日の高値(1万8322円50銭)も上回る高値水準で推移している。前日に2000年5月2日以来およそ15年ぶりの高値を付けたことで投資家心理が改善し、企業業績の改善期待と併せて買いが先行している。
外国為替市場で円相場が対ドルで前日より下落していることも買い安心感につながった。ただ、日本時間の今夜にギリシャの金融支援を巡るユーロ圏財務相会合を控え、模様眺めムードも出ており、上値は限られている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸して始まった。
2014年12月期の年間配当を571円にすると発表したアサツーDKも大幅増配を好感した買いが入っている。
三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGが上昇一服になっているものの、現在のところ影響は限定的。先高期待による物色意欲は旺盛で、パルプ・紙などに出遅れ物色の動きがみられている。
セクター別では、パルプ・紙、輸送用機器、金属製品、精密機器、機械などが上昇する一方、海運、銀行、鉄鋼、食料品、空運などが下落。
225先物は、アムロ・メリル・バークレイズ・GS・SBI・みずほが買い越し。
ニューエッジ・JP・大和・日興・ドイツ・クレディが売り越し。
TOPIX先物はUBS・ニューエッジ・クレディ・GS・みずほが買い越し。
ソジェン・メリル・パリバ・日興・モルスタ・野村が売り越し。
外資系等は。ピジョン(7956)、特殊陶(5334)、応化工(4186)、新光電工(6967)、東京製鐵(5423)、イリソ(6908)、イオンモール(8905)、スタンレー(6923)に注目。
テクニカル的には、ホウスイ(1352)、奥村組(1833)、イチケン(1847)、中部飼(2053)、くら(2695)、キャンドゥ(2698)、ビックカメラ(3048)、東急不(3289)、レナウン(3606)、昭電工(4004)、信越(4063)、カーバイト(4064)、日合成(4201)、日特塗(4619)、リゾートトラ(4681)、トレンド(4704)、オラクル(4716)、オーイズミ(6428)、アルプス(6770)、アルパイン(6816)、村田(6981)、ドンキ(7532)、ヤマハ(7951)、三井住友トラ(8309)、オリ(8591)、大和(8601)、三井不(8801)、渋沢倉庫(9304)、洋埠頭(9351)、四国電(9507)が動兆。
【レーティング情報】
【格下げ】
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・京セラ(東1:6971)―投資判断 Neutral→Underweight、目標株価 5300円継続
【目標株価引き上げ】
●ゴールドマン・サックス証券
・協和キリン(東1:4151)―投資判断 中立継続、目標株価 1200→1350円
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・住友ベ(東1:4203)―投資判断 Neutral継続、目標株価 450→510円
・ライオン(東1:4912)―投資判断 Neutral継続、目標株価 650→680円
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・旭硝子(東1:5201)―投資判断 3継続、目標株価 600→660円
●JPモルガン証券
・豊田織(東1:6201)―投資判断 Neutral継続、目標株価 5400→6400円
・トヨタ(東1:7203)―投資判断 Over継続、目標株価 8800→9300円
●クレディ・スイス証券
・三菱UFJ(東1:8306)―投資判断 OP継続、目標株価 1060→1100円
【目標株価引き下げ】
●JPモルガン証券
・マツダ(東1:7261)―投資判断 Neutral継続、目標株価 2850→2500円
●SMBC日興証券
・マツダ(東1:7261)―投資判断 1継続、目標株価 4600→3700円
19日、明星工(1976)が株主優待制度を導入すると発表。
■保有株数が100株以上1000株未満 → JCBギフトカード1000円分
■保有株数が1000株以上 → JCBギフトカード2000円分
15年3月31日時点の株主に対して贈呈。
<兜町カタリスト>
「夢の途中」
旧正月、そして新月の日の高値更新。
一応歴史的なフシを上回って着地した。
日刊ゲンダイの記者氏からは「市場はイケイケですね。
連載中に21世紀の高値更新です」。
昨年12月8日に連載中の高値更新はできていた。
でも「今世紀高値更新」までは考えが及ばなかった。
日経平均は片付いた。
ドル建て日経平均も153.87ポイントで高値更新まであと2ポイント程度。
次の課題はTOPIX。
昨日終値は1494.92ポイント。
2012年の700ポイント台からみれば上昇はしてきた。
しかし、2007年2月高値1823.89ポイントはまだまだ遠い。
ここを奪還して始めて投資心理の圧倒的好転になる筈。
もう一つの課題は東証1部の単純平均株価。
昨日は324円だったが2013年5月高値は333円。
2006年1月高値は579円でこれもまだまだ上に位置している。
日経平均だけの高値更新だけを喜ぶだけでは芸がなかろう。
日経朝刊1面の見出しは「気業の構造改革、原動力」。
もうひとつが「日経平均15年ぶり高値」。
優先順位は高値よりも構造改革にあるように感じる。
「攻めの経営にカジ」もわかるが「欧米株の水準には遠く」。
そう言われればそうではある。
「財政出動ではなく、企業が新たな需要を創出する。
これが経済成長と財政再建の料両立につながるい」。
これもごもっともだが、30年もできなかったことが可能なのかどうか。
岡目八目では何でも言えるが・・・。
興味深かったのは、今日も1面で「稼ぐ」が使用された。
「長期のデフレと超円高、金融危機に翻弄された日本企業は
地道な構造改革で『稼ぐ力』を取り戻した。
やはり今年のキーワードは「変える」ではなく「稼ぐ」なのだろう。
期を一にして海の向こうのNASDAQも15年ぶりの高値を更新してきた。
ということは、今起きているのは2000年ITバブルへの復帰戦。
ココを越えて始めて、今度は1989年ジャパンバブルへの復帰戦が始まる。
長い時間の取り戻し作業の途中。
「夢の途中」と言っても過言ではなかろう。
しかし、そんな高揚感は市場に感じられないのがやや残念。
こうなってくると、上昇がどこまで続くのかというのが課題。
目先的には25日線の8%程度上の水準。
17609円×1.08=19017円。
ひょっとして2013年5月のように200日線の45%上までいくとすると
16017円×1,45=23224円。
問題はリズム感。
騰落レシオの138%台もジワジワ効いてこよう。
そして時価総額の542兆円もGDPの水準を越えた。
ただし、世界コンセンサスはおそらく日本株高。
もしも足踏みがあれば、それは押し目で飼葉になるのだろう。
というか・・・。
こんな感じで強気論者が上限を考えているうちは上昇相場継続というのが経験則。
スケジュールを見てみると・・・
20日(金)コンビニ売上高、中国・台湾・韓国他休場
週末:東京マラソン、アカデミー賞授賞式
23日(月)米中古住宅販売、独IFO景況感
24日(火)米消費者信頼感、イエレンFEB議長証言、ケースシラー住宅指数、米2年国債入札
25日(水)米新築住宅販売、中国HSBC製造業PMI、
26日(木)米耐久財受注、消費者物価指数、
27日(金)失業率、鉱工業生産、米GDP改定値、シカゴ購買部協会景気指数
一昨年大納会高値は16320円(終値16291円)
9月月足陽線基準は15476円(9月1日終値)
10月陽線基準は16082円(10月1日終値)
11月陽線基準は16862円(11月4日終値)
12月陽線基準は17590円(12月1日終値)
1月月足陽線基準は17408円(1月5日終値)
2月月足陽線基準は17558円(2月2日終値)
昨年比プラス基準は17450円(12月30日終値)
10月SQ値は15296円。
11月SQ値は17549円。
12月SQ値は17281円。
1月SQ値は17341円。
2月SQ値は17866円。
すべて取っ払ってきた。
【2月20日 相場展望】
【オープニングコメント】
20日の日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行でスタートするだろう。日経平均は連日で昨年来高値を更新することになるだろう。
日経平均予想レンジは、18200〜18450を想定する。
ただし、その後はユーロ圏財務相会合の結果を見極めたいとのムードの中、次第に週末ムードなども高まりやすいところだろう。
また、「GPIF法案、提出見送る方向で調整」との報道も上値追いを慎重にさせそうだ。
物色の流れとしてはメガバンクなど銀行を中心とした金融セクターや内需銘柄への資金流入が継続するかが注目される。
主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り1150万株、買い1490万株で、差し引き340万株の買い越し。買い越しは3営業日連続。金額(6社ベース)も買い越し。
売りセクターに、銀行、機械、自動車、情報通信、薬品、電機、REIT、ゴムなど。
買いセクターに、電機、銀行、小売、薬品、自動車、電力、陸運、保険、不動産、建設など。
【NY概況】
19日のNYダウは続落した。終値は前日比44ドル08セント安の1万7985ドル77セントだった。
原油価格が下げ、シェブロンなど大手石油株が下落した。賃金引き上げを発表した小売世界最大手のウォルマート・ストアーズの下げも目立ち、相場の重荷となった。
20日に開催されるユーロ圏財務相会合の結果を見極めたいとの思惑から手控えムードとなった。
この日発表された米経済指標を受け、米景気の先行きに対する楽観的な見方が後退したことも米株式の売りにつながった。1月の米景気先行指標総合指数は前月から伸び悩んだほか、2月のフィラデルフィア連銀景気指数は前月から低下した。
ナスダックは7日続伸。前日比18.336ポイント高の4924.700で終え、2000年3月27日以来およそ14年11カ月ぶりの高値を付けた。時価総額の大きいフェイスブックが上昇し、指数をけん引した。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18385 ( +125 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18365 ( +105 )
( )は大取引所終値比
【予定】
■国内(20日)
2月マークイット製造業PMI速報値(10:35)
1月コンビニエンスストア売上高(16:00)
《新規上場》
ホクリョウ
《株主総会》
大有機
■海外(20日)
仏・独・ユーロ圏2月PMI速報値(17:00、17:30、18:00)
英1月小売売上高(18:30)
カナダ12月小売売上高(22:30)
メキシコ10-12月期GDP(23:00)
米2月マークイット製造業PMI速報値(23:45)
米2月フィラデルフィア連銀景気指数
《決算発表》
ディア
休場:中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、マレーシア、ベトナム
【2月19日 相場概況】
【大引け概況】
19日の日経平均株価は続伸した。終値は前日比65円62銭高の1万8264円79銭だった。2007年7月9日の高値(1万8261円98銭)を上回り、2000年5月2日(1万8439円36銭)以来およそ14年9カ月ぶりの高値で終えた。
朝方から水準を切り上げて始まり、10時ごろには一時1万8300円台まで上昇した。
欧州中央銀行(ECB)がギリシャの銀行に対する緊急流動性支援(ELA)を承認したと伝えられ、ギリシャ債務問題への警戒感が和らいだこともあり、日経平均は買い先行でスタート。
前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、米国の利上げ観測が後退したことも日本株の支えとなった。ドル建ての日経平均も上値を追う動きが鮮明で、市場では主力株を中心に海外投資家や年金基金の買いが入っているとの見方があった。
前日に続いての上昇で短期的な過熱感も強まり、やや伸び悩む場面もあった。ただ、下値ではすかさず押し目買いが入り、日経平均は終日底堅く推移した。先行きについて、市場では「1万8500円台前半までは割と早い時期に到達する可能性がある」との指摘が多く、主力株への買いが続いた。
業績期待からトヨタが8年ぶりに8000円の節目を回復。
前日に経営効率目標を発表したソニーは4年10カ月ぶりの高値を付けた。このほか三菱UFJやみずほFGなど3メガバンクの株価もそろって大幅高となり、主力株へ買いが日経平均の上昇に寄与した。
東証株価指数(TOPIX)は4日続伸し、07年12月以来およそ7年2カ月ぶりの高値を付けた。業種別では銀行業や証券業のほか、海運業や陸運業などの上昇が目立った。
東証1部の売買代金は概算で2兆5648億円、売買高は26億5354万株。東証1部の値上がり銘柄数は1351、値下がり銘柄数は420、変わらずは91だった。
業種別では、銀行業、証券、海運業が上昇率上位だった。一方、下落したのはパルプ・紙、空運業、非鉄金属、保険業の4業種のみだった。
個別では、森永や永谷園が昨年来高値を更新した。東証1部の昨年来高値更新銘柄数は259で、昨年11月4日(330銘柄)以来の高水準だった。NECは東京五輪の最高位スポンサーになる契約を結んだと伝わり、午後に上げ幅を広げた。三菱UFJとみずほFGはそれぞれ約3.5%高で終了。三井住友FGは2.6%高で引けた。一方、ファストリとソフトバンクが下落。アドテストも3%超下げて取引を終えた。
東証2部株価指数は4日続伸。工藤建設、ウインテスト、朝日インテク、日精機、象印などが上昇した。一方、東洋テック、ソディックやリアル、アートSHDは下落した。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比4円82銭高の2381円69銭で、1月8日以来、約1カ月半ぶりに昨年来高値を更新。2006年5月以来、8年9カ月ぶりの高値圏に浮上した。日経平均株価の上げ幅が一時100円を上回るなど東証1部市場の銘柄が堅調に推移し、投資家心理が改善。新興市場にも買いが波及した。ただ、ジャスダック平均は2月上旬からじり高基調となっていたこともあって、きょうの高値圏では利益確定売りが出て伸び悩む場面もあった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で584億円、売買高は2億5053万株だった。
プロルートやSOLHD、SJIは上昇。半面、ガーラやオルアバウト、日本通信は下落した。
東証マザーズ指数は3日続伸した。終値は前日比2.61ポイント高の877.15だった。ミクシィやフリービット、FFRIが買われた。モブキャスやカヤック、アクロディアには売りが出た。きょう新規上場のALBERTは、13時40分過ぎに公募・売り出し価格(公開価格、2800円)の2.2倍にあたる6040円で初値を付けた。終値は6430円だった。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,264.79 |
65.62 |
日経平均先物 |
18,260.00 |
80 |
TOPIX |
1,494.93 |
12.26 |
TOPIX先物 |
1,495.50 |
11.5 |
東証2部指数 |
4,499.97 |
24.8 |
JASDAQ |
2,381.69 |
4.82 |
マザーズ |
877.15 |
2.61 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2653540 |
2564875 |
東証2部 |
210980 |
52218 |
「今世紀初」
今世紀初高値。
確かに21世紀は2001年からなので07年高値を越えれば「今世紀初」。
世紀で考えるほど株式市場の時間軸も長くなった。
週刊誌は「3.16ブラックマンデー説」。
中国全人代、FOMC、日銀金融政策決定会合などなどのスケジュールはある。
弱気論者が寄ってたかって市場を壊そうというような雰囲気。
遠吠えなのか迫真なのかは定かではないが・・・。
いまだに「日経平均5000円説」が唱えられるのには違和感がある。
7000円の時の5000円と18000円の時の5000円。
どういう時間軸なのかは定かでない。
恐怖教授のNY大学のルービニ教授。
年末に朝日に登場して「アベノミクスがめざす方向は正しい。
株高と円安になり、雇用者数も増えたので、確実に機能している」。
ただ・・・。
「想定通りに大企業は収益を伸ばしたが、消費者にしわ寄せが及んだ。
急激な円安が進み、消費増税も実施されたことで家計にとっては『二重苦』を背負うことになった。
購買力が減り消費者は買い物を控えた。
この点が決定的に見込みと違った。
消費税についてはそもそもいきなり上げたことが間違いだった。
1年に1%ずつなど10%に向け、ゆっくり引き上げるべきだった。
日本では、企業が前向きな投資をせず、現預金をため込む『伝統』がある。
未熟なコーポレートガバナンス(企業統治)も一因だ。
米企業は利益がたまれば、配当増や自社株買いなどを考える。
実現性はともかく、内部留保に税金をかけるアイデアも検討していい。
やるべき施策は山ほどある。
とにかくスピードが遅い。
選挙を終え、安倍首相はより強い権力基盤を得た。
いま問われるのは、首相にやる気があるかどうかだ。
状況は複雑だ。
いったん120円の節目をこえた円相場は、年末には130円かそれ以上に値下がりするだろう。
そうなると、製造業を代弁する米国の議会との摩擦が生じてくる。
現時点でも『通貨戦争』に近い状況だ。
円安のもとで輸出を増やしたいところだが、輸出増をめざすのはどの国も同じ。
国際的な競争は激しく、簡単ではない」。
目新しさはないが・・・。
財務省の試算。
国債の利払い費が2024年度の2.4倍の24兆6300億円になるという。
今年度末で797兆円の公債残高は23年度に1000兆円を突破するという。
「3%成長が実現して基礎的財政収支が改善に向かうだけでは道半ば」。
だから消費増税というのでは、あまりにも我田引水的だが・・・。
都合の良い試算ではあるが、不気味な試算でもある。
日経平均の25日移動平均は17550円で3.7%のプラスカイ離。
75日移動平均は17297円で5.21%のプラスカイ離。
200日移動平均は15997円で13.76%プラスのカイ離。
罫線的には悪くない格好。
25日線の5%乖離水準は18427円。
8%乖離水準は18954円。
当面の限界はこのあたりだろうか。
もっとも移動平均線が右肩上がりである限り、移動平均と指数の追いかけゴッコではある。
松井証券の信用評価損益率速報は売り方マイナス11.417%。
買い方マイナス6.006%。
Quick調査の信用評価損率(2/13現在)はマイナス8,52%と改善。
だいぶ整ってきた。
【2月19日 相場概況】
【前引け概況】
■日経平均株価 18,283.73(+84.56)
■東証1部出来高 13.43億株
■東証1部売買代金 1.22兆円
■日経平均先物 18,280(+100)
■TOPIX 1,491.51(+8.84)
■騰落 上昇1,189/下落548
■日経JQ 2,383.23(+6.36)
--------------------------------
日経平均株価は続伸。
18日の米国市場はまちまちとなったものの、海外情勢の落ち着きや賃上げ実施見通しの強まりから国内景気回復への期待が高まり、朝方から買い先行でスタート。
午前の終値は前日比84円56銭高の1万8283円73銭だった。
2007年7月9日に付けた終値ベースの高値(1万8261円98銭)を上回った。一時は1万8322円50銭まで上昇し、取引時間中としては00年5月8日(1万8475円45銭)以来およそ14年9カ月ぶりの高値を付けた。
その後は伸び悩み、やや上げ幅を縮めて前場の取引を終えた。
アジア各国が春節(旧正月)に伴う大型連休に入っている。訪日客が増えるとの思惑から三越伊勢丹やコーセーといった「インバウンド銘柄」の一角が昨年来高値を更新。四国銀や沖縄銀、福井銀などの地銀株も相次ぎ昨年来高値を付けた。一方、ソフトバンクやファストリは安い。鉄鋼や非鉄金属株も下げている。
業種別では多くの業種が値上がりした。値上がり上位は、銀行業、海運業、証券商品先物。一方値下がり上位は、空運業、非鉄金属、パルプ・紙。
TOPIXも続伸した。
東証2部株価指数は続伸。ウインテストや象印、日精機が上昇。半面、エルミック、日立機材、ニホンフラは下落した。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比6円36銭高の2383円23銭だった。1月8日に付けた昨年来高値(2377円94銭)を上回って推移している。日経平均株価の上げ幅が一時100円を超えるなど東証1部市場の銘柄が全体的に堅調に推移しており、投資家心理が改善。新興市場にも買いが波及した。
セキュアヴェイル、サダマツ、ニューグランドプロルートやSOLHD、テックファムが上昇。半面、ガーラやKYCOMは下落した。
東証マザーズは続伸。前引けは前日比5.01ポイント高い879.55だった。NVCがストップ高。いい生活は一時ストップ高と値を飛ばし、ミクシィやフリービット、FFRIが高い。モブキャスやアクロディア、DMPには買いが入った。
きょう新規上場したALBERTは朝方から買い気配が続き、まだ取引が成立していない。気配値は、公募・売り出し価格(公開価格、2800円)を1960円(70%)上回る4760円まで切り上がった。
【2月19日 相場概況】
【寄り付き概況】
【10時現在】
■日経平均株価 18,306.04(+106.87)
■日経平均先物 18,320(+140)
■TOPIX先物 1,493.00(+9.00)
■騰落 上昇1,132/下落572
■日経JQ 2,381.30(+4.43)
■マザーズ指数 876.51(+1.97)
日経平均株価は続伸して始まった。一時前日比90円超高い1万8290円台まで上昇し、2007年7月9日に付けていた終値ベースの高値(1万8261円98銭)を上回った。このまま終えれば、2000年以来、約15年ぶりの高値となる。海外情勢や為替相場の落ち着きで、国内景気の回復期待を背景にした買いが継続して入っている。AV(音響・映像)機器事業の分社化を発表したソニーが上昇するなど、日本企業の経営の変化を評価した買いも株価押し上げに一役買っている。
チャート上で昨年12月以来の「三角もちあい」を上放れし、テクニカル指標面で先高期待が広がっていることも買いにつながっている。
ただし前日時点で東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は126.5%と買われ過ぎとされる120%台を上回っており、上値では利益確定売りを誘発しやすい。
海外資金の再流入が観測されるほか下値では日銀のETF買いやGPIFの買いなども予想され、下押し懸念も限定的と見る向きが多い。
セクター別では、銀行、海運、証券、精密機器、陸運などが上昇する一方、空運、石油・石炭、鉱業、保険、卸売業などが下落。
225先物は、GS・野村・みずほ・パリバ・UBS・ドイツ・クレディが買い越し。
JP・ニューエッジ・アムロ・メリル・大和が売り越し。
TOPIX先物はニューエッジ・UBS・JP・野村・シティが売り越し。
外資系等は、ガイシ(5333)、ソニー(6758)、朝日インテック(7747)、日産(7201)、住友化(4005)、日清粉(2002)、テルモ(4543)、オリンパ(7733)、JAL(9201)に注目。
テクニカル的には、日本コ(3315)、電通(4324)、大正薬(4581)、日ペイン(4612)、品川リ(5351)、住友鉱(5713)、SMC(6273)、セガサミー(6460)、富士電機(6504)、パナ(6752)、京セラ(6971)、日産(7201)、ショーワ(7274)、コーナン(7516)、HOYA(7741)、フランスベ(7840)、高島(8007)、兼松(8020)、紙パ商(8032)、阪和興(8078)、りそな(8308)、昭文社(9475)、邦ガス(9533)、セコム(9735)、バロー(9956)が動兆。
【レーティング情報】
【格上げ】
■マッコーリー証券
・旭硝子(東1:5201)―投資判断 Neutral→OP、目標株価 600→810円
■野村証券
・ガイシ(東1:5333)―投資判断 Neutral→Buy、目標株価 2780円継続
■三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・みずほ(東1:8411)―投資判断 Neutral→Overweight、目標株価 230→250円
【格下げ】
■JPモルガン証券
・住友鉱(東1:5713)―投資判断 Over→Neutral 、目標株価 2000→1900円
【目標株価引き上げ】
■クレディ・スイス証券
・ヒューリック(東1:3003)―投資判断 UP継続、目標株価 990→1000円
・スクリーン(東1:7735)―投資判断 Neutral継続、目標株価 645→740円
■大和証券キャピタル・マーケッツ
・王子紙(東1:3861)―投資判断 2継続 、目標株価 480→560円
■野村証券
・昭電工(東1:4004)―投資判断 Neutral継続、目標株価 160→170円
・パナソニック(東1:6752)―投資判断 Neutral継続、目標株価 1400→1450円
・日通(東1:9062)―投資判断 Buy継続、目標株価 700→750円
■UBS証券
・住友化(東1:4005)―投資判断 Buy継続、目標株価 500→630円
■バークレイズ証券
・TOTO(東1:5332)―投資判断 Equal継続、目標株価 1300→1600円
■ゴールドマン・サックス証券
・古河電(東1:5801)―投資判断 中立継続、目標株価 200→210円
・富士通(東1:6702)―投資判断 中立継続、目標株価 750→800円
・OKI(東1:6703)―投資判断 買い継続、目標株価 280→300円
■みずほフィナンシャルグループ
・ホトニクス(東1:6965)―投資判断 中立継続、目標株価 5800→6400円
■BNPパリバ証券
・村田製(東1:6981)―投資判断 Buy継続、目標株価 15800→17100円
■三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・日通(東1:9062)―投資判断 Neutral継続、目標株価 506→534円
【目標株価引き下げ】
■バークレイズ証券
・協和キリン(東1:4151)―投資判断 Equal継続、目標株価 1250→1200円
■ゴールドマン・サックス証券
・日立(東1:6501)―投資判断 買い継続、目標株価 1080→1050円
・東芝(東1:6502)―投資判断 中立継続、目標株価 540→530円
・NEC(東1:6701)―投資判断 買い継続、目標株価 445→435円
■野村証券
・シャープ(東1:6753)―投資判断 Neutral継続、目標株価 300→250円
<兜町カタリスト>
「春闘・春節・春爛漫」
07年2月の高値が18300円。
(終値ベースでは18261円)。
「ようやく射程圏」との声も聞かれ始めた。
印象は「静かな新値」。
ワイワイ騒ぐ新値は折れやすいから、むしろ良かろう。
その証拠に昨日の東証アローズにTVクルーはいなかった。
2月13日現在の信用残は前週比売り残が499億円増加、買い残は1014億円減少。
買い残は4週連続の減少で昨年末以来の3兆円割れ。
売り残は4週連続の増加で信用倍率は4週連続で低下。
昨年12月中旬以来の水準まで低下した。
裁定買い残も2844億円増加したとはいえ、まだ2兆8917億円程度。
騰落レシオの126.50%は過熱感ではない。
多少気になるのは東証1部の時価総額の538兆円くらいだろうか。
面白かったのは日経「スクランブル」。
「海外勢が上値を買い進むのはいつものパターン」。
外国人投資家に期待しながらもどこか小馬鹿にしたようなモードに読める。
「上値を買わない国内投資家」が賢いとは限らない。
バブル崩壊以降、売りで儲けてきたのは外国人投資家でもあった。
それでも「パターン化した上値買い」と揶揄できるのならば、結構な進歩でもある。
もっとも見えない影に怯えるよりはマシだが・・・。
ストラテジスト馬渕氏のストボ火曜日での指摘。
「為替と日経平均との相関はほぼゼロになった」。
中身的には・・・。
これまでの株式相場は円相場や米国株価など外部のマクロ要因を気にする局面が多かった。
しかし最近の日経平均株価と米ドル円相場の、移動標準偏差は大きく低下している。
背景としては、
(1)2012秋までの円高は明らかに行き過ぎで、それが日本経済を傷めていた。
そこから円安方向に修正が入った。
円安→輸出主導の景気回復→株高という図式が成り立った。
しかし既に円相場は十分円安水準を確保している。
以前の行き過ぎた円高からの修正局面とは異なってきている。
(2)円安が期待したほど輸出数量増を産んでいない。
このため市場の関心は、各輸出企業それぞれの非価格競争力に向き始めている。
(3)「円安の弊害」が一時マスコミ等で大いに報じられた。
このため、今後は、余り円相場の動向に一喜一憂しても仕方がないと考える。
日銀総裁がどう話してもそれほど円相場はぶれないだろう。
日銀総裁は「景気の応援団長」の役割は降りられない。
ましてや国内株価への影響はさらに限定的だろう。
そのとおりの推移となってきた。
業種別日経平均では水産・医薬品・陸運がトップ3との声。
NT倍率は低下してきており、日経平均ではなくTOPIX中心の展開の様相。
確かに金融セクターは強い。
しかし規模別指数で「大型」や「コア30」が「小型」や「スモール」に劣後。
逆にいえば小型・スモール中心が買われているということ。
「国内勢のTOPIX買い、外国人が大型に売りをぶつけている」との解釈。
結局、推測は「TOPIXに買いが入っている」。
GPIFもかんぽもあるいは民間金融機関も揃ってETFなのだろう。
「投信革命」のタマゴのETFがひょとすると「日本株革命}の導火線かも知れない。
もう一つの指摘は「NT倍率は2010年頃までは11倍台。
そこからすればまだ高い。
しかしNT倍率は指数先物主導ではなく現物主導の展開」。
となると、課題は日経平均の18300円どころではなく、07年2月のTOPIX。
高値1823ポイントへの道とみたい。
IMFのアジア・太平洋局長のイ・チャニョン氏のコメント。
「賃上げ動向を注視したい」。
そして「本当に賃金が上がって消費が伸びれば経済見通しを上方修正する」。
後だしジャンケンのような気もするが「春闘・春節・春爛漫」なのだろうか。
昨夜の安倍氏はアメリカンクラブで「日本女性エクゼクティブ協会」のセミナー。
夜は南麻布の「有栖川清水」でIR東海会長、富士フィルム会長と会食。
ゴルフ談義かどうかは別にして、問題はなさげな行動に戻ってきた印象。
メディネット(2370)は新規モノクローナル抗体とその用途について日本で特許成立。
動き始めたかも・・・。
【2月19日 相場概況】
【オープニングコメント】
19日の日経平均株価は、強い相場展開が想定される。
日経平均予想レンジは、181500-18350円のレンジを想定する。
18日のNY市場は、この日発表された米経済指標が相次いで予想を下回り、米景気の先行きに対する楽観論が後退した。利益確定の流れが先行し、まちまちの展開だった。ただし、欧州中央銀行(ECB)がギリシャの銀行に対する緊急流動性支援(ELA)を承認したと伝えられ、ギリシャ債務問題への警戒感が和らいだことを受け、下げ幅を縮めている。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の18250円だった。高いところでは18340円まで上げ幅を拡大させる局面をみせており、先高感は強そうである。昨日の日経平均は節目の18000円を明確に上放れた格好となっている。
寄り前発表の1月貿易統計、財務省発表の対外及び対内証券売買契約等の状況が買い材料になるかも注目される。
主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り700万株、買い840万株で、差し引き140万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額(6社ベース)も買い越し。
売りセクターに、食品、小売、自動車、化学、ゴム、サービス、機械、情報通信、銀行など。
買いセクターに、食品、化学、情報通信、銀行、電機、不動産、小売、機械、自動車、金属など。
【NY概況】
18日のNYダウは4営業日ぶりに反落した。17.73ドル安の18029.85、ナスダックは7.10ポイント高の4906.36で取引を終了した。
1月住宅着工件数・許可件数や1月鉱工業生産指数が相次いで予想を下回ったことで、売りが先行した。
欧州中央銀行(ECB)がギリシャの銀行に対する683億ユーロの緊急流動性支援(ELA)を承認したことが報じられると下げ幅を縮小する展開となった。
1月27日・28日開催分のFOMC議事録が公開され、低金利の長期化観測がやや強まったことも支援材料となった。
セクター別では、公益事業や不動産が上昇する一方でエネルギーや銀行が下落した。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18275 ( +95 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18250 ( +70 )
( )は大取引所終値比
【信用取引規制関係】
■東証、制限値幅の拡大を解除 夢展望株を19日から。
■東証、アートSHD株、RSC株を日々公表銘柄に指定 19日から。
■東証、DMP株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を19日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
■東証、Fブラザーズ株、ファストロジ株を制度信用銘柄に選定 19日売買分から。日証金も同日約定分から貸借融資銘柄に、24日から貸借担保金代用有価証券適格銘柄に追加。
▽新規上場=〔東証マザーズ〕シリコンスタジオ(3907、シリコンスタ、情報・通信)は23日
▽指定変更=〔東証2部〕魚力は3月10日から1部
▽空売り比率=29.1%(東証、18日)
【18日の相場表変更】
▽新規上場=〔東証マザーズ〕ファーストブラザーズ(Fブラザーズ、不動産)、ファーストロジック(ファストロジ、サービス)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
モーニングスター 93万株、2億5000万円
正興電機製作所 10万株、6000万円
アネスト岩田 14万株、1億1228万円
天馬 20万株、3億4400万円
▼立合外分売
テンアライド 26日〜3月4日に40万株
ヒラキ 19日に716円で15万株
【予定】
■国内(19日)
1月貿易統計(8:50)
12月全産業活動指数(13:30)
日銀金融経済月報(14:00)
2月月例経済報告
《決算発表》
不二精機、クロスマーケG、報国鉄、ハマイ、日本リート、アップル、JHR
《株主総会》
不二越、象印、北恵
《新規上場》
ALBERT
■海外(19日)
ECB理事会議事要旨公開(1月開催分)
仏1月消費者物価(16:45)
米1月CB景気先行総合指数(20日0:00)
米2月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(20日0:00)
ユーロ圏2月消費者信頼感速報値(20日0:00)
米30年インフレ連動国債入札
《決算発表》
プライスライン・グループ、ニューモント・マイニング、ウォルマート・ストアーズ
休場:中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【2月18日 相場概況】
【大引け概況】
18日の日経平均株価は大幅反発した。
前日比212円08銭高の1万8199円17銭で終え、2007年7月17日以来、約7年7カ月ぶりの高値をつけた。
緊縮財政を巡って欧州連合(EU)と対立するギリシャへの懸念がやや後退。
企業業績の改善傾向を背景に相場の先高観も根強く、幅広い銘柄に買いが優勢になった。
日銀が昼ごろ、同日まで開いた金融政策決定会合で政策の維持を決めたと発表した。
市場予想に沿った結果だったが、イベント通過であく抜けしたとして買いが加速。黒田東彦総裁による記者会見を大引け後に控える中で思惑買いを巻き込み、大引けにかけて一段高となった。
東証株価指数(TOPIX)は3日続伸し、20.60ポイント高の1482.67と07年12月以来の高値を付けた。
東証1部の売買代金は概算で2兆8050億円。売買高は27億2387万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1319と、全体の7割強を占めた。値下がりは426、変わらずは117銘柄だった。
業種別では、銀行業、精密機械、証券が上昇率上位だった。一方、下落したのは石油・石炭製品、電気・ガス業、鉱業、倉庫・運輸関連業の4業種のみだった。
メガバンクが引き続き堅調に推移した、三菱UFJや三井住友FG、みずほFGの三大金融グループがそろって商いを伴い上昇。増益見通しを示したブリヂストンが上げ、米国で減産すると伝わったトヨタやホンダも上げた。一方、ソフトバンクが下落。富士重や三井物が売りに押された。
東証2部株価指数は3日続伸した。ラオックスとOakが上げ、ソディックとリアルが下げた。
日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。
終値は前日比3円93銭高の2376円87銭だった。
前日の米株式相場が上昇したことで投資家心理が改善し、新興市場の銘柄にも買いが入った。ゲーム関連株などが上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で541億円、売買高は1億5039万株。
ブロッコリーやSOLHD、アエリアなどが上昇した。半面、ガンホーやRSC、北川精機は下落した。
マザーズ市場は、第3四半期の決算発表以降、軟調に推移していたミクシィが戻りを試す展開となり、指数を押し上げる格好となった。
個別材料のあった中小型株の物色も引き続き活発だった。
個別では、ミクシィのほかモブキャス、アクロディア、OTSなどが堅調。アトラ、アライドアーキ、フリービットがストップ高となったほか、値幅制限が拡大された夢展望も大幅高となった。一方、カヤック、エナリス、DDSなどが軟調。
きょう新規上場した2社の初日の終値は、ファストロジが公開価格を31%上回る2320円だったが、Fブラザーズは8%下回る1867円だった。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,199.17 |
212.08 |
日経平均先物 |
18,180.00 |
180 |
TOPIX |
1,482.67 |
20.6 |
TOPIX先物 |
1,484.00 |
20 |
東証2部指数 |
4,475.17 |
25.3 |
JASDAQ |
2,376.87 |
3.93 |
マザーズ |
874.54 |
8.57 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2723870 |
2805013 |
東証2部 |
205680 |
52234 |
【前引け概況】
■日経平均 18,158.96(+171.87)
■東証1部出来高 13.76億株
■東証1部売買代金 1.31兆円
■日経平均先物 18,140(+140)
■TOPIX 1,480.04(+17.97)
■騰落 上昇1,444/下落299
■日経JQ 2,375.59(+2.65)
---------------------------
日経平均株価は大幅反発。ギリシャ政府が融資合意の6ヶ月延長を18日に申請する可能性が報じられるなど、ギリシャ債務協議の進展期待から17日の米国株式市場が上昇したことや、為替相場もリスク選好的な円売りで円安方向に振れたことなどから買い先行でスタート。その後も上げ幅を広げ、日経平均は昨年来高値を更新する展開となった。
個別では三井住友などメガバンクが買われ、ソニーも商いを伴い堅調。ファナックも高い。藤田観が急伸、大陽日酸、セイノーHDも値を飛ばした。反面、コープケミが大幅安、近鉄エクスも売られた。
業種別では、ほとんどの業種が値上がり。値上がり上位は、精密機器、銀行業、ガラス土石製品。一方、値下がり上位は、石油石炭製品、電気・ガス業、鉱業。
TOPIXも反発しました。
日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。前引けは前日比2円65銭高の2375円59銭だった。前日の米株式相場が上昇したことで投資家心理が改善し、新興市場の銘柄にも買いが入った。ゲーム関連株などが上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で286億円、売買高は9105万株。
ブロッコリーやFVC、レイなどが上昇した。半面、ガンホーやRSC、日本通信は下落した。
東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比5.96ポイント高の871.93だった。ミクシィやモブキャス、OTSなどが上昇した。カヤックやDMP、エナリスは下落した。
きょう東証マザーズに新規上場したファストロジは公開価格(1770円)を53%上回る2700円で初値を付けた。その後は上値を追う場面もあったが、2570円で午前の取引を終えた。同じくきょうマザーズに上場したFブラザーズは公開価格(2040円)を2%上回る2090円で初値を付けた後、1900円で午前の取引を終えた。
後場は日銀の金融政策決定会合の結果を受けた相場展開になる。金融政策の現状維持を発表。景気の基調判断を「緩やかに回復」に据え置いた。この結果を受けて円相場は足元で1ドル118円台後半と朝方から円高に振れているため、後場はやや利益確定の売りが出やすいところ。
ただし、結果を受けた円相場の流れは想定済みであり、前場の強い状況を見る限りでは、利食い局面での押し目買い意欲は強そうである。
「キャンター?」
一つのニュースも解釈はさまざまある。
例えば、今朝の日経1面の「ホンダ・トヨタ、米で減産」。
西海岸の港湾の労使対立で部品の供給は滞っているというもの。
コレだけ見ると、減産=悪材料でしかない。
しかし根本的原因は景気の問題ではなく、労使の交渉もつれ。
その背景は、想定以上に増加した自動車需要だろう。
1600万台におよぶ自動販売に生産が付いていかない。
労働者は、残業、土日出勤を強いられる。
雇用者側は平日の倍にも及ぶ土日出勤手当てに四苦八苦。
多くの原因は需要の急拡大にある、ということは景気は悪くない筈。
想定以上の需要が供給不足をもたらしたというのが根本的原因。
だとすると、目先悪い材料でも長期的には悪くない材料。
微分すれば悪材料、積分すれば好材料。
立ち位置、解釈によってそれぞれ違うが結局は積分的思考が勝るに違いない。
多少需給を見てみると・・・。
「信託銀行」は相変わらずの買い越し。
「外国人」は現物2364億円の売り越しながらTOPIX先物は2104億円の買い越し。
225先物への買いは止まっていた。
これが今週のTOPIXの強さの背景なのかも知れない。
そして「キャンター」。
米系の債券ブローカーのキャンターフィッツジェラルド証券。
メガバンクへの場外取引が目立っていたとの指摘。
ボントレに相場観があるとは思えないので、委託の玉だろう。
新たな動きへの胎動かも知れない。
・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「株式市場忘れ難く」
高値に向かう株価の板に
ついつい誘われ買いに出て
気づいてみたら一人ぼっちで
見知らぬ場所にいた
希望をなくし流れる日々に
追われ追われて数年過ぎ
リーマンショックにも何とか慣れた
一人すましていたが
相場の途中で吹き込む風が
戦いの風鈴揺らします
株式市場忘れ難く
売りさえ出なけりゃやさしい相場
株式市場忘れ難く
7000円の痛みは忘れました
アベノミクスで戻った相場
久しぶりの18000円
忘れかけてた水準だからと
懐かしさだけで帰ってきた
円安巻き込み上がってきた
企業業績最高益
株式市場忘れ難く
売りさえ出なけりゃやさしい相場
株式市場離忘れ難く
成長戦略待ってます
<兜町カタリスト>
「株式営業復活」
20年国債の入札が波乱なく通過したから株価は下げ渋り。
というのが解釈。
金利上昇は銀行の債券の含み益減少。
一方で指数連動型ETFの時価総額の6割を保有しているという銀行。
債券が儲からなくなって株高が銀行の業績の命運を握り始めた。
「金利上昇リスクを株式投資で薄める動き」との指摘。
そういえば昨日の後場。
銀行系と化した元大手3社の一角の証券会社の支店長からの電話。
「当社は10年ぶりに株式営業の大号令がかかりました」。
投信や保険ばかり売っていた現場が、今度は昔のような株式主体の営業になってきたという。
ラップなどに流れた方向がもう一度戻ってきた。
吉兆なのか反転の前兆なのか。
判断の難しいところだが、少なくとも悪くはない。
背景には、JP(日本郵政)の秋以降の上場が控えていようか。
今朝の日経1面では「日本郵政、豪物流を買収」の見出し。
6000億円を投資して一気に世界に拠点を築くのは成長戦略の一環。
赤字のままでは人気も出ないだろうから、当然の動き。
発行体も業界も総じて秋のJP上場を睨んだスケジュールで動いていることだけは確かだ。
これを忘れてギリシャだ、ウクライナだと日ばかり材料に拘泥すると、見間違える。
安倍首相も雷門の「鷹匠寿」で茂木選対委員長と2時間以上の鳥談義。
時間軸を1年以上に置く永田町と今日と明日しか見ない兜町。
この兜町の狭い視野と時間軸の拡大は必要だろう。
バックトゥーザフューチャーほどの長さは必要ないが、せめて「今年」くらいの時間軸は欲しい。
「もともと相場は何が起きるかわからないもの。
来年のことなんて当然わからない」というのが兜町の逃げ口上。
しかし、わかるわからないは別にして時間軸の延長は必要だろう。
微分ばかりしている姿勢が、逆に他業界や海外から付け込まれるスキ。
経済指標と海外スケジュールだけで相場を判断するのはFX業界に任せておけばよかろう。
株には株の尺度がある筈。
株屋から証券マンに脱皮した矜持がようやく必要なのかも知れない。
「黙して語らず、仰せのとおり」の流れではなかろう。
NYではS&P500が2100ポイントに乗せ今年2度目の過去最高値更新
昨年は53回(歴代4位)、一昨年は45回(歴代6位)。
ちなみにトップは1995年の77回、以下1964年の62回、1929年の59回。
次はNASDAQの歴史的高値5000ドル台復活が楽しみ。
昨日のラジオNIKKEI「株とびら」の書き込み。
↓
月末豊川に英明さんに会いに行きます!
しかしホントに本物が豊川に来て頂けるコトにいささか疑義がありますので、
この場を借りて真偽の程を確かめたいと思います!
2名で申込んでおりますが客が我々だけなら時間いっぱい3人で替歌作成でも構いません。
偽者はいないと思うが・・・。
【2月18日 相場概況】
【寄り付き概況】
18日前場寄り付きの日経平均株価は反発。
上げ幅を150円程度まで広げ、1万8100円台前半と16日に付けた昨年来高値(1万8004円)を上回って推移している。17日の米株式相場が上昇。企業業績の改善を背景に投資家の物色意欲は根強く、運用リスクをとる目的で買いが広がった。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小高く始まった。
17日の米国市場は、16日のユーロ圏財務相会合が決裂したことを受けて売りが先行したものの、ギリシャ政府が融資合意の6ヶ月延長を18日に申請する可能性が報じられると上昇に転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円高の18100円となり、これにサヤ寄せする格好からのスタート。
みずほFGと三菱UFJ、三井住友FGの三大銀行グループがそろって上昇。
取引終了後に会社説明会を開くソニーが上げ、米国での減産が伝わったトヨタやホンダも小高く推移している。
セクターでは、昨日決算を発表したブリヂストンが2%超の上昇となり、ゴム製品が上昇率トップ。銀行、証券、精密機器、ガラス・土石、陸運、電気機器、サービス、食料品などが上昇。一方で、石油・石炭、鉄鋼、電力・ガス、倉庫・運輸などが小安く始まっている。
一方、新日鉄住金が下落。ヤマダ電が小安く、公募増資を発表したJパワーの値下がりが目立つ。
225先物はアムロ・三菱・メリル・パリバが買い越し。
野村・モルスタ・JP・GS・日興が買い越し。
TOPIX先物はニューエッジ・UBS・GS・JPが買い越し。
ソジェン・日興・パリバ・メリル・アムロ・クレディが売り越し。
外資系等は、旭硝子(5201)、鉄(5401)、JFE(5411)、いすゞ(7202)、豊田通商(8015)、キリン(2503)、扶桑化学(4368)、富士重工(7270)、ヤクルト(2267)、第一精工(6640)、ホンダ(7267)に注目。
テクニカル的には、不動テ(1813)、日ビルト(1916)、三機工(1961)三井製糖(2109)、オープンH(3288)、ADEKA(4401)、鉄(5401)、JFE(5411)、三洋工(6958)、滝澤鉄(6121)、井関(6310)、平和(6412)、池上通(6771)、ホシデン(6804)、日立マク(6810)、エスペック(6859)、良品計画(7453)、
忠(8001)、山陽商(8011)、ニチモウ(8091)、アサツー(9747)、大豊建(1822)、
アルフレッサ(2784)、ケネディクス(4321)、フルキャスト(4848)、板硝子(5202)、
東洋炭素(5310)、住友重(6302)、堀場(6856)、キーエンス(6861)、近畿車(7122)、
イトーキ(7972)、コクヨ(7984)、商事(8058)、ゼビオ(8281)、三井住友(8316)、浜銀(8332)、競馬(9672)が動兆。
【レーティング情報】
【格上げ】
●野村証券
・旭硝子(東1:5201)―投資判断 Neutral→Buy、目標株価 570→870円
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・豊通商(東1:8015)―投資判断 3→2、目標株価 2990→3340円
【目標株価引き上げ】
●野村証券
・五洋建(東1:1893)―投資判断 Neutral継続、目標株価 381→476円
・ソフトバンク(東1:9984)―投資判断 Buy継続、目標株価 10570→10950円
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・牧野フ(東1:6135)―投資判断 Overweight 継続、目標株価 1260→1400円
●BNPパリバ証券
・東エレク(東1:8035)―投資判断 Hold 継続、目標株価 7000→9000円
●クレディ・スイス証券
・ANA(東1:9202)―投資判断 OP継続、目標株価 305→345円
【目標株価引き下げ】
●UBS証券
・トヨタ(東1:7203)―投資判断 Buy継続、目標株価 9000→8800円
●バークレイズ証券
・マツダ(東1:7261)―投資判断 Equal継続、目標株価 2800→2600円
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・九州電(東1:9508)―投資判断 Neutral継続、目標株価 1300→1150円
【2月18日 相場展望】
【オープニングコメント】
18日の日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買いが先行することになろう。
日経平均予想レンジは、17950-18150円のレンジを想定する。
円相場もやや円安に振れていることも買い安心感につながりそうだ。
買い一巡後はこう着感の強い相場展開になるだろう。日銀金融政策決定会合の追加緩和の有無が注目される。
主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り1510万株、買い1570年万株で、差し引き60万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額(6社ベース)は売り越し。
売りセクターに、不動産、自動車、機械、電機、電力、銀行、小売、輸送用機器、サービス、ゴム、化学、空運、情報通信など。
買いセクターに、銀行、化学、薬品、ゴム、金属、輸送用機器、情報通信、損保、小売、電機、自動車、鉱業、機械など。
【NY概況】
17日の米国株式相場は上昇。NYダウは28.23ドル高の18047.58、ナスダックは5.43ポイント高の4899.27で取引を終了した。
16日のユーロ圏財務相会合が決裂したことを受けて売りが先行したものの、ギリシャ政府が融資合意の6ヶ月延長を18日に申請する可能性が報じられると上昇に転じた。
2月NY連銀製造業景況指数や2月NAHB住宅市場指数が市場予想を下回ったことで上値も限られた。
S&P500指数は2100台に乗せ高値更新。セクター別では、商業・専門サービスや半導体・半導体製造装置が上昇する一方、自動車・自動車部品や家庭用品・パーソナル用品が下落した。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18125 ( +125 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18100 ( +100 )
( )は大取引所終値比
【信用取引規制関係】
■東証、モブキャス株、カヤック株、NaITO株を日々公表銘柄に指定 18日から。
■東証、制限値幅を拡大 夢展望株を上限のみ600円に拡大。18日に実施。
■東証、制限値幅の拡大を解除 KYCOM株を18日から。
■東証、横浜魚類株、ナガワ株、アークランド株を貸借銘柄に選定 24日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
■日証金、ネオス株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。17日付。
◎新規上場=〔東証2部〕ホクリヨウ(1384、水産・農林)は20日
▽空売り比率=29.8%(東証、17日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
セイノーホールディングス 600万株、50億円
▼立合外分売
朝日印刷 18日に13万株
アトムリビンテック 18日に10万株
▼一単元の株式数変更
ニッパンレンタル 7月1日付で1000株から100株
【予定】
■18(水)
【国内】
黒田日銀総裁会見
1月訪日外客数
《決算発表》
トレンド、ピーエイ
《新規上場》
ファーストブラザーズ、ファーストロジック
【海外】
中国春節休み(〜24日)
南ア1月消費者物価(17:00)
英1月失業率(18:30)
南ア12月小売売上高(20:00)
ロシア1月小売売上高・失業率(22:00)
米1月住宅着工件数、建設許可件数(22:30)
米1月生産者物価(22:30)
米1月鉱工業生産・設備稼働率(23:15)
1月27・28日開催のFOMC議事録
対テロ首脳会議(ワシントン)
《決算発表》
マリオット、クレディ・アグリコル
休場:中国、台湾、韓国、ベトナム
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【2月17日 相場概況】
【大引け概況】
日経平均株価は小反落。大引けの日経平均株価は前日比17.68円安の17987.09円となった。
利益確定売りが先行し、寄り付き後には一時前日比103.51円安の17901.26円まで下落したものの、売り一巡後は下げ渋る展開だった。
後場に入ると、20年国債入札の結果を受けて債券先物が急騰、為替相場が円安方向に振れたことから、日経平均は、下げ幅を縮小し、一時プラスに転じる場面もあった。
ただ、ギリシャ債務問題をめぐる協議が物別れに終わったことや、ウクライナ情勢への懸念などが重しとなり、後場もおおむねマイナス圏での推移が続いた。
東証株価指数(TOPIX)は続伸し、連日で高値を更新した。2007年12月28日以来となる高値水準。JPX日経400は7日続伸した。
東証1部の売買代金は概算で2兆2494億円、売買高は23億1660万株。東証1部の値下がり銘柄数620に対して、値上がり銘柄数は1111と全体の6割近くが上昇した。変わらずは131だった。
業種別では、鉱業、パルプ・紙、その他金融業が下落率上位だった。一方、鉄鋼、建設業、水産・農林業が上昇率上位だった。
個別では、三菱UFJ、トヨタ自、三井住友、ソフトバンクなどが軟調。スカイマークの支援を検討と報じられたオリックスは2%安。JTやNTTも安い。
東証2部株価指数は続伸した。
セコニックHDがストップ高で引け、ソマールも一時ストップ高、バリューHR、アートSHD、栄光HDは値上がり率上位に買われた。半面、リアルビジョンが一時ストップ安となったほか、ウインテスト、東洋テック、ピクセラは値下がり上位に売られた。
日経ジャスダック平均株価は前日比4円77銭安の2372円94銭と反落。
日経ジャスダック平均株価は8年8カ月ぶりの高値圏で推移しており、個別銘柄でも一段の上値を追いづらいとの見方があった。
直近に決算発表などで売買が盛り上がった銘柄を中心に、利益確定売りが目立った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で617億円、売買高は1億4683万株だった。アールエスシー、FVCがストップ安で引け、KYCOMも一時ストップ安、トスネット、京極運輸、アイフリークHDなど値下がり率上位に売られた。半面、オールアバウト、フーマイエレ、細谷火工がストップ高で引け、北川精機、GFAも一時ストップ高、ウィズ、SOLHD、創健社は値上がり率上位に買われた。
東証マザーズ指数は前日比2.08ポイント高の865.97と4日ぶり反発。
カヤック、アトラ、DMP、いい生活、夢展望、ケアネットなどがストップ高。DDS、メドピアも買われた。半面、テクノマセ、パス、モブキャス、APLIXは売られた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
17,987.09 |
-17.68 |
日経平均先物 |
18,000.00 |
10 |
TOPIX |
1,462.07 |
2.64 |
TOPIX先物 |
1,464.00 |
4 |
東証2部指数 |
4,449.87 |
15.05 |
JASDAQ |
2,372.94 |
-4.77 |
マザーズ |
865.97 |
2.08 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2316600 |
2249438 |
東証2部 |
186400 |
49617 |
「それぞれが主人公」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
07年7月以来7年7か月ぶりの日経平均終値18000円台。
「7」が4つも並ぶと何となく縁起だけは良い感じでした。
因みに東証1部の時価総額は524兆円。
こちらは07年6月29日の567兆円以来の水準まで増加してきました。
その前の山はITバブルの頂点の2000年3月31日の446兆円。
新規上場が加わっていますから当然時価総額は増えるのですが、
それにしても2000年の日経平均が4月12日の20833円。
まとめてみると・・・。
2000年:日経平均20833円:時価総額446兆円。
2007年:日経平均18261円:時価総額567兆円。
今回:日経平均18004円:時価総額524兆円。
今回の時価総額の物足りなさが浮き彫りになると同時に、
ITバブル時の日経平均株価が値がさハイテク株の上昇に偏ったものだった
ということになります。
加えれば裁定買い残だって2.6兆円程度。
ボトム時の0.25兆円からみれば多いですがピーク時は6兆円。
裁定買いで盛り上がった相場ではなく、
現物株の吸収でジワジワ来た相場ということは言えるのではないでしょうか。
その証拠に先週の外国人投資家は2週連続の売り越し。
海の向こうの投資家に過大な期待をしたり異常な怯えをしなくても、
実はこの国の市場は自律していけるかも知れないというかすかな期待を持てそうな雰囲気。
岡目八目ではなく自分の両足でしっかり立つ相場であって欲しいものです。
長い間、蹂躙されてきたような被害者意識に立てば「どうせ、また外国人が」
とか「上がったものは下がる」とか「意図的な売りが」
なんて杞憂は登場するのでしょうが・・・。
週末、札幌でのIRセミナーに行ってきました。
行きは千歳上空で1時間半の待機。
戻りは出発寸前まで飛ぶかどうかわからず結局2時間遅れ。
真冬の札幌でのIRセミナーが少ないことを疑問に思い9年ほど前から
「吹雪の札幌IRセミナー」を是非やりたいよ思っていました。
ようやく実現したのですが、東京などから行くと時間が読めないことは甚だしいもの。
なかなか東京から企業がいかない理由がよくわかりました。
春の爆弾低気圧の札幌、台風の時期の沖縄・福岡は何年も経験して
無理ないスケジュールにしてますが、雪の札幌がここに加わりました。
でも・・・。
雪が降ろうと風が吹こうと、全国津々浦々の投資家さんは元気満点。
市場もそんな元気を背景に形成されています。
決して一部の機関投資家やましてや外国人投資家だけが市場支配者である訳がありません。
誤解と錯覚は市場の常ですが、
それぞれが主人公の株式市場ということが一番大切なことでしょう。
【2月17日 相場概況】
【前引け概況】
■日経平均株価 17,961.19(-43.58)
■東証1部出来高 10.13億株
■東証1部売買代金 0.98兆円
■日経平均先物 17,950(-40)
■TOPIX 1,459.84(+0.41)
■騰落 上昇1,001/下落675
■日経JQ 2,374.48(-3.23)
----------------------------
日経平均株価は反落。前日に1万8000円の大台回復で短期的な過熱感が意識されたほか、ユーロ圏財務相会合でギリシャ支援協議が物別れに終わったことも重しとなり、利益確定売りが先行した。下げ幅は一時100円を超える場面もあったが、売り一巡後は、銀行株がしっかりした値動きとなったことなどが安心感へつながって下げ渋り、前引けにかけて下げ幅を縮小する展開となった。
個別では三井住友が堅調、マツダも買われた。池上通が大幅高、大豊建設も値を飛ばしている。JUKI、ヤマダ電なども値を飛ばしている。半面、NTTが軟調、ブリヂストンも冴えない。
業種別では、多くの業種が値上がりした。値上がり上位は、その他製品、陸運業、証券商品先物。一方、値下がり上位は、鉱業、食料品、化学。
TOPIXは続伸した。
日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日に比べ3円23銭安い2374円48銭だった。1月8日に付けた2006年半ば以来の高値(2377円94銭)を前に上値の重さが目立ち、主要銘柄を中心に買い手控えられた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で402億円、売買高は9777万株。ガンホーやRSC、アエリアが下落した。半面、日本通信やSOLHD、レイが上昇した。
東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比3.64ポイント高い867.53だった。マザーズで時価総額最大のミクシィが買われ、指数を押し上げた。ほかにも、DMPやカヤックが上昇した。一方で、モブキャスやUBIC、サイバダインは下落した。
<兜町カタリスト>
「ルール」
日経ヴェリタスで見かけた「成功する10のルール」。
↓
(1)投資後は長期保有する、という時代は終わったとの認識を持つ。
(2)全ての資金を投資に回さず、常に手元に現金を残す。
(3)「含み益」は幻、「含み損」こそ現実のもの、と心得る。
(4)逆指値注文で「損失限定」と「利益拡大」を実行する。
(5)パフォーマンスの悪い銘柄を切って、良い銘柄を伸ばす。
(6)新安値銘柄は買わない、新高値銘柄は売らない。
(7)投資をしてはいけない企業に近寄らない。
(8)休み時間など片手間にディトレードをしても結果は望み薄。
(9)株や債券など資産だけでなく投資のタイミングも分散させる。
(10)長期における投資成績は下落局面の対処が成否を決める。
ようやくフツーの投資方針が登場してきた気がする。
「良い株を安く買って長く持つ」という伝統的でFPチックな指針でないものだろう。
特に(1)は、当然のことながら従来目線では異端の説に映るに違いない。
そして(5)を追求すれば塩漬け撲滅作戦となる。
(6)も買えば下がるの裏返し。
(7)も「投資してはいけない」にフタをしてきた歴史の裏返し。
(9)も当然のこと。
値幅、時間軸、タイミングと言う点でまともな投資指針。
というか、この数年言い続けてきたこととほとんど変わりはない。
【2月17日 相場概況】
【寄り付き概況】
(10時の現在)
■日経平均株価 17,947.85(-56.92)
■日経平均先物 17,940(-50)
■TOPIX先物 1,456.50(-3.50)
■騰落 上昇821/下落828
■日経JQ 2,374.11(-3.60)
■マザーズ指数 870.32(+6.43)
17日前場寄り付きの日経平均株価は反落して始まった。
始値は前日比55円07銭安の1万7949円70銭。その後は下げ幅を広げ、前日比で100円超下げる場面があった。
日経平均は前日に7年7カ月ぶりに1万8000円台を回復した反動で利益確定売りが出やすいほか、ギリシャ債務問題をめぐる欧州連合とギリシャ政府の協議が物別れに終わったほか、ウクライナ停戦後も続く戦闘も嫌気されるなか、利益確定の流れが先行している。
為替市場で円が買われやすい地合いとなっていることも手掛けづらくさせている。1ドル=118円20銭台まで円高・ドル安が進むとともに日経平均先物に売りが出て、つれて日経平均も下げ幅を広げた。株価指数先物に売りが続いて相場の重荷となっている。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに小幅反落している。
個別銘柄では、トヨタや日立が安い。前日に上げが目立った三菱UFJなど銀行株はもみ合い。
セクターでは空運、その他製品、建設、卸売、陸運、石油・石炭、水産・農林、不動産などが小じっかり。一方で、ユーロ円建て新株予約権付社債で1200億円調達を発表したLIXILが売り先行となり、金属が下落率トップ。そのほか、ゴム製品、鉱業、繊維、鉄鋼、精密機器、ガラス・土石などが冴えない。
【2月17日 相場展望】
【オープニングコメント】
17日の日経平均株価は、揉み合い相場展開を予想する。
日経平均予想レンジは、17900-18100円のレンジを想定する。
16日の米国市場はプレジデンツデーの祝日で休場だったため、海外勢のフローは減少しよう。また、ユーロ圏財務相会合ではギリシャ支援を再協議したが、合意する可能性について「懐疑的」と伝えられている。
昨日はメガバンク3行が売買代金上位に並び、金融株が相場をけん引した格好となった。
円相場の動向から輸出関連などには利益確定が出やすいこともあり、金融株への物色が持続するか注目される。
引き続き金融株がけん引する格好となれば、日経平均は18000円処での底堅い展開が続き、先高期待が高まることになろう。
主要外国証券経由の注文動向は、「6社ベースで、売り1260万株、買い1020万株で、差し引き240万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額は買い越し。
売りセクターに、自動車、銀行、通信、化学、電機、薬品、サービス、ゲーム、空運、建設、情報通信、金属など。
買いセクターに、機械、自動車、薬品、食品、化学、情報通信、鉄鋼、サービスなど。
【NY概況】
16日の米国市場はプレジデンツデーの祝日で休場
【信用取引規制関係】
■東証、ムラキ株の日々公表銘柄指定を解除 16日付。
■東証、Br.HD株を日々公表銘柄に指定 17日から。
■東証、テクノマセマ株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を17日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
■日証金、イオンリート投資証券の注意喚起取り消し 貸借取引の貸株利用などで。16日付。
■日証金、ハイデ日高株の貸借取引で申込停止措置 制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きは除く。17日約定分から。
△新規上場=〔東証マザーズ〕ALBERT(3906、情報・通信)は19日▽指定変更=〔東証2部〕広ガスは3月9日から1部〔ジャスダック〕サイバーコムは2月23日から2部
△空売り比率=29.1%(東証、16日)
▽自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
LIXILグループ 800万株、200億円
エスライン 40万株、1億3160万円
天龍製鋸 20万株、5億1120万円
▽立合外分売
マルイチ産商 24〜27日に20万株
篠崎屋 17日に146円で70万株
【予定】
■17(火)
【国内】
日銀金融政策決定会合(〜18日)
20年国債入札
《決算発表》
ブリヂストン、木徳神糧、ニッパンR、ニチリン、清和中央、アマナ、JHD
《株主総会》
サーラ
【海外】
インドネシア中銀政策金利発表
韓国中銀政策金利発表
シンガポール10-12月期GDP確報値(9:00)
豪中銀理事会の議事要旨(3日開催分、9:30)
EU財務相理事会(ブリュッセル)
英1月消費者物価(18:30)
独2月ZEW景況感指数(19:00)
米2月NY連銀製造業景気指数(22:30)
米2月NAHB住宅市場指数(18日0:00)
米12月対米証券投資(18日6:00)
休場:インド、ブラジル、ベトナム、台湾
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【2月16日 相場概況】
【大引け概況】
16日の日経平均株価は反発した。日経平均は18000円台を回復してスタート。10-12月期GDP速報値は市場予想を下振れしたものの、日本銀行による追加緩和への思惑などを背景に、寄り付き後は上げ幅を拡大。一時前週末比160.90円高の18074.26円まで上昇し、取引時間中の昨年来高値を更新した。
前週末比91円41銭高の1万8004円77銭で終えた。
1万8000円台を回復するのは2007年7月24日以来、7年7カ月ぶり。水準としては07年7月20日以来の高値となった。
特に大型の投資計画を発表したファナックなど値がさ株に買いが集まり、相場を押し上げる一因となった。寄り付き直前に内閣府が発表した2014年10〜12月期実質国内総生産(GDP)は市場予想を下回る低調な内容だったが、株式相場への影響は限定的だった。
東証株価指数(TOPIX)も反発し、07年12月28日以来、7年2カ月ぶりの高値となった。JPX日経インデックス400は6日続伸。
東証1部の売買代金は概算で2兆4327億円。売買高は24億6667万株だった。東証1部の値上がり銘柄は1188で全体の6割を超えた。値下がりは563、変わらずは111だった。
個別では、トヨタ自、JT、ソフトバンク、野村、三井物産などが堅調。ファナックが3%超の上昇で指数をけん引したほか、三菱UFJ、三井住友などのメガバンク株や、三菱商、ケネディクス、リクルートHDの上昇が目立った。また、オープンハウス、関電化、フルキャストHDなどが東証1部上昇率上位となった。
東証2部株価指数は反発した。大引けの2部指数は前週末比14.11ポイント高の4434.82となった。
アートSHD、ピクセラ、リアルビジョン、東洋テックがストップ高で引け、ネポン、ソディック、ラオックスは値上がり率上位。半面、洋刃物、光陽社、エルナー、は値下がり率上位に売られた。
日経ジャスダック平均株価は反発した。この日の終値は前週末比12円70銭高の2377円71銭だった。
場中に一時、昨年来高値(2377円94銭)を上回ったが、大引け時点では届かなかった。直近の決算で業績の好調が確認された企業に、年金基金など中長期の資金が流入したとみられる。
ジャスダック市場の売買代金は概算で664億円、売買高は1億6857万株。日本通信やSOLHD、ネクスなどが買われた。半面、ガーラやRSCなどが売られた。
東証マザーズ指数は3日続落した。売買代金の大半を占める個人投資家の関心が東証1部の主力銘柄に移ったことで、ひとまず持ち高を減らす動きが優勢になった。大引け時点は前週末比4.90ポイント安の863.89だった。アクロディアやサイバダイン、FFRIなどが下落した。モブキャスやカヤックなどは上昇した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
18,004.77 |
91.41 |
日経平均先物 |
17,990.00 |
30 |
TOPIX |
1,459.43 |
10.05 |
TOPIX先物 |
1,460.00 |
3.5 |
東証2部指数 |
4,434.82 |
14.11 |
JASDAQ |
2,377.71 |
12.7 |
マザーズ |
863.89 |
-4.9 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2466670 |
2432795 |
東証2部 |
193100 |
46199 |
「アンワインド」
先週金曜の日経の見出し。
「日経平均7年7ヶ月ぶり高値。
車・通信『稼ぐ力で牽引』。
リーマン危機乗り越え」。
結局正月元旦の日経朝刊の見出しの「変えるのはあなた」がキーワードではなかったのだろう。
おそらく12月30日の大納会までは「稼ぐ力」だったに違いない。
ところが、年末終わりの2日間の株価の軟調。
これを踏まえての変更だったような気がする。
こうなると、課題は「どう稼ぐ」だろう。
今年1年を通してのテーマは「稼ぐ」。
指数連動なのか、個別なのか。
輸出系なのか内需系なのか。
それでも悩みは尽きない。
言えることは、今期増益、来期も増益の方向。
足元日本企業は儲かっている。
邪魔をしているのは投資の心理。
それこそ「買えるのはあなた」と市場は呼びかけたいのだろうが・・・。
現実の指数は18000円台を一時回復。
確かに7年7ヶ月ぶりの水準ではある。
しかし、欲しいのは終値ベースでの18000円台。
そして07年高値の18262円。
その先に見えるのはITバブル時の2000年4月高値20833円。
因みにバブル前の86年始値は13130円。
終値は18701円だった。
86年の13000円台から89年大納会高値の38957円までは4年の時間。
2015年から4年経過すると東京五輪の直前と重なるのだが・・・。
先週の世界株式市場。
上昇1位ギリシャ週間騰落率11.3%。
2位ロシア10.6%。
3位アルゼンチン6.1%。
4位上海4.2%。
9位日本1.5%。
13位米国1,1%。
悪材料満載市場が上昇し、好材料満載市場は停滞モード。
アンワインドはここにもあろうか。
・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「銘柄の花」(サボテンの花)
ほんの小さな材料に長く傷ついて
安値がどこまでも続いてた真冬の空の下に
上がりかけていた株価と消化不良の買い材料
シャボンの泡が揺れていたバブルの香りが揺れてた
絶え間なく降り注ぐこの雪のように
相場信じれば良かった
マドに降り注ぐこの買いのように
株価への愛は流れた
思い出つまった塩漬けをまもなく売りに出そう
ドアにかぎをおろした時なぜか涙がこぼれた
みんなで育てた銘柄は小さな花をつくった
春はもうすぐそこまでガラは今終わった
この長い冬が終わるまでに
新しい銘柄みつけよう
明日を信じて買ってゆこう
新しい相場始まるまで
【2月16日 相場概況】
【前引け概況】
■日経平均株価 18,031.84(+118.48)
■東証1部出来高 13.01億株
■東証1部売買代金 1.19兆円
■日経平均先物 18,040(+80)
■TOPIX 1,460.95(+11.57)
■騰落 上昇1,305/下落457
■日経JQ 2,378.85(+13.84)
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日経平均株価は反発。ギリシャ債務問題への不安感後退などで米国株式市場が上昇した流れを受けて、買い先行でスタート。その後、日銀による追加緩和思惑などで日経平均は上げ幅を拡大するも、引けにかけては、上げ幅を縮小する展開となった。
セクターでは銀行、保険、証券、鉱業、海運、パルプ紙、卸売が堅調。一方で、医薬品、その他製品、電力ガス、繊維、空運などが小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1300を超えており、全体の7割を占めている。一方、値下がり上位は、医薬品、その他製品、電気・ガス業。
TOPIXも反発。
日経ジャスダック平均は前週末比13円84銭高の2378円85銭と反発。
足元の業績好調を背景に、年金基金など中長期の資金が幅広い銘柄に流入しているとみられる」との声が聞かれた。
ウェッジHD、JHD、北川精機、ネプロがストップ高に買われ、YKT、トレックスセミも一時ストップ高、Eストアーは値上がり率上位となった。半面、アールエスシーが一時ストップ安。シライ電子、アイビー、FVCは値下がり率上位に売られた。
東証マザーズは前週末比4.14ポイント安の864.65と続落。
イグニス、セレス、サイジニアが一時ストップ安。リアルワールド、アライドアーキも売られた。一方、エナリスがストップ高。パスは一時ストップ高と値を飛ばし、ケアネット、モブキャス、アクロデアも買われた
個人主体の売買中心であれば、引き続きテーマなどの材料株への物色が続きそうである。また、トレックスセミがストップ高をつけたが、1株を4株とする分割が手掛かり材料。値がさの中小型株などには、分割期待などが高まりやすそうだ。
<兜町カタリスト>
「あと数百円」
2月のSQ値は17866円で通過。
1月SQ値が17341円。
昨年12月メジャーSQ値が17281円。
順調に右肩あがりを継続している。
07年6月のメジャーSQ値が17912円。
そして7月のSQ値が18177円。
あと数百円に迫ってきている。
奇妙なのは裁定取引の買い残。
07年には6兆円近くあったのが直近は2.6兆円程度しかない。
裁定中心の株価の上昇ではないということ。
ここ2週間の外国人の売り越し基調とあわせればそう考えられる。
他の作用とすれば、信託の買い越しから年金関連。
そして証券自己。
事業法人の自社株買いなどが背景となろうか。
もう一つ奇妙なのが松井証券経由の信用評価損率速報。
売り方マイナス11.448%。
買い方マイナス7.404%。
このところ売り方がさほど悪化せず、買い方もほとんど改善しない。
このチグハグさが消えれば明らかに戻り高値を目指すことになろうか。
明るかったのは日曜日経の「上場企業の3割増配」の見出し。
サブは「車や電機、好業績で還元」。
配当額は7.4兆円で前期比5280億円増加。
2年連続での最高額更新となる。
NTTドコモの配当性向は53%→60%に上昇。
クオカードなどのチマチマとした株主優待などよりよほど気が利いた株主還元。
いっそのこと、本業と関係のない優待などやめてしまったほうが良いのかも知れない。
依然物足りなさが募るのが全体の99.7%が終了した第3四半期決算発表。
売上高は5.1%増、経常利益は7.0%増、純利益は8.9%増。
通期では売上高は3.6%増、経常利益は2.6%増、純利益は4.6%増。
これを踏まえた日経平均株価のPERは16.17倍。
EPSは1107円。
3月決算でどこまで増やせるかの勝負だが、結構出し惜しみがありそう。
先週から夜の安倍さんが復活し始めた。
10日(火)モンゴル首相との夕食会のあとに赤坂「佐藤」。
森・小泉・福田元首相と町村衆院議長。
12日(木)第一ホテルで「普精会」。
13日(金)紀尾井町の「紀尾井倶楽部」で新日鉄の今井名誉会長、宗岡会長。
華々しくはないが復活感。
売買交錯は機械・銀行・食品・薬品・不動産セクターなど。
10〜12月GDPは前期比0.6%増、年率換算2.2%増で着地。
事前予想は3.8%増だったから、これも物足りない。
欧州と比べると明らかに見劣りする。
【2月16日 相場概況】
【寄り付き概況】
16日前場寄り付きの日経平均株価は反発して始まった。
前週末の米株高などを好感し、1万8000円を上回る水準で推移している。
一時は前週末比140円32銭高の1万8053円68銭まで上げ、取引時間中としては2007年7月20日以来、約7年7カ月ぶりの高値となった。
寄り付き前に内閣府が発表した20内閣府が16日発表した2014年10〜12月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.6%増、年率換算では2.2%増だった。市場予測に反してマイナス成長となった14年7〜9月期から3四半期ぶりにプラスに転換。プラス成長は昨年4月の消費増税後では初めてとなる。市場予想の中央値(3.8%増)に届かなかったため、一時は1万8000円を下回る場面もあった。
東証株価指数(TOPIX)も反発。JPX日経インデックス400は6日続伸して始まった。
ファナックが一時3%を超える上昇となった。16日付の日本経済新聞朝刊が「2016年までに1300億円を投じ、国内に工場や研究所を新設する」と報じたことが好感されている。国際石開帝石は国際原油先物相場の底入れ期待から2%高。そのほかでは商船三井や三菱UFJなどの上昇が目立つ。
セクターでは鉱業、海運、銀行、保険、非鉄金属、証券、その他金融、金属、卸売、情報・通信などが上昇。一方で、その他製品、電力・ガス、ガラス・土石、輸送用機器、繊維、医薬品などが小安く始まっている。
225先物はアムロ・UBS・JP・マネ・ニューエッジ・SBIが買い越し。
バークレイズ・日興・野村・GS・クレディ・ドイツ・メリルが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・GS・メリル・UBS・野村が買い越し。
ドイツ・バークレイズ・ソジェン・HSBC・ニューエッジが売り越し。
外資系等は商船三井(9104)、川船(9107)、シスメックス(6869)、
トヨタ(7203)、明治(2269)、共立メンテ(9616)、
コーセー(4922)、ショーボンド(1414)、アールテック(4573)に注目。
テクニカル的には、長谷工(1808)、鹿島(1812)、アウトソ(2427)、JT(2914)、エムアップ(3661)、ラサ工(4022)、アルプス技(4661)、楽天(4755)、住友ゴム(5110)、オカモト(5122)、クボタ(6326)、大同工(6373)、OBARA(6877)、東京精密(7729)、共立印(7838)、サンゲツ(8130)、新生銀(8303)、三菱UFJ(8306)、アイフル(8515)、光通信(9435)、アコーディア(2131)、サッポロ(2501)、コカウエスト(2579)、ローソン(2631)、ヨコレイ(2874)、スタート(3092)、セブンアイ(3382)、サカイオーベ(3408)、東海染(3577)、ワコール(3591)、日新薬(4516)、フジ(4676)、ライオン(4912)、三浦工(6005)、ファナック(6954)、シマノ(7309)メディパル(7459)、アシックス(7936)、リンテック(7966)、セブン銀(8410)、みずほ(8411)、小田急(9007)、近鉄(9041)が動兆。
【信用取引規制関係】
●東証、アスコット株の日々公表銘柄指定を解除 13日付。
●東証、アトラ株、ウインテスト株を日々公表銘柄に指定 16日から。
●東証、制限値幅の拡大を解除 RSC株を16日から。
●東証、制限値幅を拡大 KYCOM株を上限のみ200円に拡大。16日に実施。
◎新規上場=〔東証マザーズ〕ファーストブラザーズ(3454、Fブラザーズ、不動産)、ファーストロジック(6037、ファストロジ、サービス)は18日
△新株落ち=〔東証1部〕クラウディア、ハイデ日高〔東証2部〕ニホンフラ、Dダイニング、ヒガシ21〔ジャスダック〕ハブ、不動産投資信託〔東証〕ハウスレジは25日
△権利落(株式無償割当て)=〔東証1部〕NSDは25日
△空売り比率=28.9%(東証、13日)
▲自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
光通信 80万株、50億円
マブチモーター 100万株、50億円
NSD 140万株、20億円
駒井ハルテック 13万7000株、4600万円
オープンハウス 80万株、20億円
イトーキ 80万株、4億6400万円
▲立合外分売
ホリイフードサービス 20〜26日に25万株
WDI 24〜27日に31万株
▲一単元の株式数変更
横浜ゴム 7月1日付で1000株から100株
【2月16日 相場展望】
【オープニングコメント】
16日の日経平均株価の寄り付きは、 海外株の堅調な流れを好感しそうだ。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から昨年来高値を更新してきそうである。
日経平均株価の予想レンジは、17900-18100円を想定する。
寄り付き前に発表される10-12月期実質GDP(国内総生産)の結果が注目される(市場予想:前期比0.9%、年率換算3.7%)。
結果によっては円相場が円高に振れる可能性がある。
今晩の米国市場はプレジデンツ・デーの祝日で休場になるため、海外勢のフローも減少しそうである。そのため、高値更新を意識しつつも、こう着感の強い相場展開になる可能性がありそうだ。
寄り付き前の外資系証券動向
売り690万株
買い900万株
差し引き210万株の買い越し。
金額ベースは買い越し。
米国系、欧州系共に買い越し。
売りは自動車、小売、情報通信、その他金融、精密など
買いは電機、証券など
売り買い交錯は機械、銀行、食品、薬品、不動産など
【NY概況】
13日のNY市場は上昇。NYダウは46.97ドル高の18019.35、ナスダックは36.22ポイント高の4893.84で終了した。ギリシャ債務問題への不安感が後退したほか、ユーロ圏GDPの発表を受けて欧州株が全面高となったことで、米国株も連れ高となった。原油相場の上昇も支援材料となった。NYダウは節目となる18000ドル台を回復。
セクター別では、エネルギーやメディアが上昇する一方で公益事業や食品・飲料・タバコが下落した。
ナスダック総合株価指数は、36.22ポイント高の4893.84。S&P総合500種は同19.96ポイント高の2096.99。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18080 ( +120 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18055 ( +95 )
( )は大証取終値比
【予定】
■16(月)
【国内】
10-12月期GDP(8:50)
1月首都圏新規マンション発売(13:00)
12月鉱工業生産確報値(13:30)
《決算発表》
クラレ、菱鉛筆、サムシングHD、アイセイ薬局、MID、シノケンG、佐渡汽、白洋舎、セルシード、Jエクセレント、スマートブック、セーラー、ロイヤルHD
【海外】
タイ10-12月期GDP(11:30)
インドネシア1月貿易収支(13:00)
インド1月卸売物価(15:30)
トルコ11月失業率(17:00)
台湾10-12月期GDP確報値(17:00)
ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)
休場:米(大統領記念日)、カナダ、ブラジル、ベトナム、台湾
【2月13日 相場概況】
【大引け概況】
13日の日経平均株価は反落。終値は前日比66円36銭安の1万7913円36銭だった。前日の大幅高の反動で、利益確定を目的とした売りが優勢だった。
不動産や金融関連に買いが入った一方、ファストリやファナックなど値がさ株の反動が重荷になった。週明け16日は米市場が休場するため積極的な買いは限られた。
日経平均は朝方から反落して始まり、午後には下げ幅を115円ほどに広げる場面があった。財務省が実施した5年物国債入札を受け、中長期金利が上昇したことが投資家心理を冷やした。円高・ドル安につながり、株式相場にも急速に売りが膨らんだ。
JPX日経インデックス400は5日続伸。
東証株価指数(TOPIX)はほぼ横ばいで終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆6868億円、売買高は25億6223万株。東証1部の値下がり銘柄数は911、値上がり銘柄数は812、変わらずは139だった。
個別では三菱UJF、JT、三井不、ジャパンディスプレイなどが強い値動き。
業種別では、不動産、その他金融、鉱業、証券、石油石炭、パルプ紙、金属製品、建設などが堅調。一方で、電力ガス、空運、ガラス土石、その他製品、精密機器、繊維、医薬品などが軟調。
東京株式2部市場は反落。大引けの2部指数は、前日比3.34ポイント安の4420.71となった。
ウインテストが一時ストップ安。アートSHD、セコニックHD、も売られた。一方、朝日インテク、寺岡製、川上塗料、ラオックス、戸上電は買われた。
日経ジャスダック平均株価は小幅ながら5営業日ぶりに反落。大引けは前日比3円46銭安の2365円01銭だった。円高・ドル安などを背景に日経平均株価が反落。投資家心理が悪化し、新興市場の銘柄にも利益確定売りが出た。
ただ、下値も堅かった。市場では「業績面の好材料が出た一部の銘柄が上昇したことで、ジャスダック平均の下落幅は限られた」との分析が聞かれた。12日に好決算を発表したフェローテクや、業績見通しの上方修正を発表したアールテックといった銘柄が上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で706億円、売買高は1億6352万株。
中野冷機、アールビバン、ブロッコリーやアエリアが下落。ガーラ、ガンホー、RSCジェーソン、京極運輸、平田機工が上昇した。
東証マザーズ指数は大幅に続落した。大引けは前日比15.24ポイント安の868.79だった。クラウドWやスノーピークなど昨年12月に新規株式公開(IPO)した銘柄の多くが下落したことが響いた。ミクシィ、BEENOSやUBICが下落。アクロディア、モブキャスやカヤックが上昇した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
17,913.36 |
-66.36 |
日経平均先物 |
17,960.00 |
90 |
TOPIX |
1,449.38 |
-0.01 |
TOPIX先物 |
1,456.50 |
13.5 |
東証2部指数 |
4,420.71 |
-3.34 |
JASDAQ |
2,365.01 |
-3.46 |
マザーズ |
868.79 |
-15.24 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2562230 |
2686886 |
東証2部 |
233920 |
62266 |
【2月13日 相場概況】
【前引け概況】
■日経平均株価 17,923.95(-55.77)
■東証1部出来高 12.90億株
■東証1部売買代金 1.33兆円
■日経平均先物 17,910(+40)
■TOPIX 1,450.18(+0.79)
■騰落 上昇836/下落888
■日経JQ 2,362.02(-6.45)
----------------------------------------
日経平均株価は反落。前日の欧米市場は上昇したものの、円相場がやや円高に振れたことや、日経平均が前日に300円超上昇したことから利益確定の流れとなり、売り先行のスタートとなった。しかし、寄り付き直後に安値を付けた後は下げ渋った。ロシアとウクライナの停戦合意などから海外不安が後退したことを受けた欧州株の上昇が下支えしたほか、企業業績の上振れ期待も根強く、日経平均は1万7900円台で底堅く推移して前場を終えた。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3376億円、売買高は12億9050万株。東証1部の値上がり銘柄数は836、値下がり銘柄数は888、変わらずは137だった。
業種別では、値上がり上位は、その他金融業、不動産業、鉱業。一方、値下がり上位は、電気・ガス業、ガラス土石製品、空運業となり、値上がり数が値下がり数を若干上回った。
TOPIXは続伸した。
東証2部株価指数は反落した。コメ兵や日精機、Jトラストが下落。瑞光、ジャムコ、ニフティは上昇した。
日経ジャスダック平均は前日比6円45銭安の2362円02銭と反落。
ソーエコプロ、原田工業、UTHD、ネプロが売られた。半面、ジェーソン、アールエスシー、SOLHDがストップ高。クリムゾン、創健社は一時ストップ高と値を飛ばし、北川精機、トスネット、アールテックも買われた。
東証マザーズは、前日比13.19ポイント安の870.84と続落。
フライトが一時ストップ安に売られ、アトラ、ブイキューブなどは値下がり率上位。一方、Jストリームが一時ストップ高、REMIX、BEENOS、メドピア、ヒューマン・メタボは値上がり率上位に買われた。
<兜町カタリスト>
「眠っている?」
「この頃市場に流行るもの。
トヨタ・ソニーを凌駕して売買代金トップはETF」。
しかし2014年の年間売買代金を見てみると、トップはソフトバンクの約23兆円。
2位は野村アセットが運用するETFの「日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」。
売買代金は約18兆円で3位のトヨタの約13兆円を上回っています。
2015年1月の日経レバレッジ(1570)の月間売買代金は2兆6614億円。
4ヶ月連続で過去最高を更新しました。
売買代金ランキングでも4ヶ月連続での首位。
この間の日中値幅は約204円と結構大きかったことが市場の興味を惹いたのでしょう。
純資産残高は3176億円。
レバレッジ型としては世界最大のETFとななりました。
1月の月間売買代金は日経レバが2兆6614億円。
2位のトヨタが1兆4421億円。
3位のソフトバンクが1兆2040億円。
米国ではレバレッジ型のETFが売買代金ランキングに入ることは滅多にないといいます。
ただ米国でもWTI原油先物連動のETFに昨年12月から2500億円が流入したといいます。
日本でも2倍の値動きをする原油連動ETNに資金が流入。
投資口数は昨年11月比で58倍になりましたたがETF・ETN市場の成長性は高いと言えるで
しょう。
そしてポテンシャルの大きな東京株式市場のETFという評価も出来ます。
そもそも・・・。
ETFの時価総額は約10兆円。
日銀が今年1年でETFを買う予定額は3兆円。
ETF全体の3割を買い占めようとする中央銀行の存在は日本以外にはない筈です。
この需給関係から見ても2015年からはETFが主役といえそうです。
と書いたのは2月初め。
ETFは相変わらず頑張っているが、ここにソニーとかNTTが加わってきた。
主役の増加はクジラ(年金・簡保)のおかげという声も聞かれます。
池に入ってきたクジラが跳ねれば市場はそれこそ再びの高度成長期待。
もっともらしく高邁に相場を語るのもいいが、むしろ「株で儲ける」。
あるいは「お金は市場に眠っている」という即物的な思考法の方が良いように思える。
綺麗ごとばかり言っていると市場においていかれそうな気もする。
スケジュールを見てみると・・・
16日(月)10〜12月GDP、米休場(プレジデンツデー)
17日(火)日銀金融政策決定会合、米NY連銀製造業景気指数、独ZEW景況感
18日(水)黒田日銀総裁会見、1月訪日外国人、米鉱工業生産、住宅着工、対テロ首脳会議(ワシントン)、中国・台湾・韓国休場
19日(木)貿易統計、米CB景気先行指数、中国・台湾・韓国他休場
20日(金)コンビニ売上高、中国・台湾・韓国他休場
明日まで終日札幌遠征。
13日の金曜日のミニSQ。
札幌遠征株高アノマリーは一昨年までは有効だったのだが・・・。
良い週末を・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・
《ジョーク》
●2匹のコウモリが枝に逆さまになって留まっていた。
コウモリの1匹がもう一匹に「去年の最悪の日って思い出せる?」と尋ねた。
すると、もう一匹は答えた。「あぁ、下痢だった日かな・・。」
●5人の子供を持つ父親が抽選でおもちゃを当てた。
そこで、父親は子供たちを集めて
『誰がおもちゃをプレゼントされるに値するか?』を尋ねる事にしました。
「この中で誰が一番素直かな?」と父親が子供たちに聞くと、
続けて「誰がママに口答えをしない?」「誰が一番ママの言う事を聞くかな?」と尋ねた。
すると、5人の子供たちは微かな声で一様に答えた。
「分かったよ。おもちゃはパパの物だよ」。
●先生は生徒達に「水の化学式は何ですか?」と尋ねた。
すると、生徒の1人が挙手し「HIJKLMNO」と答えた。
先生は困惑しながら「君は一体何について話しているんだ?」と聞き返した。
そこで生徒は答えた。
「昨日、先生は水の化学式は『H to O(HからOまで)』って言ったよね!」
●アメリカの調査結果により、パンはとても危険な食べ物だということがわかった。
以下がその理由である。
犯罪者の98%はパンを食べている
パンを日常的に食べて育った子供の約半数は、テストが平均点以下である。
暴力的犯罪の90%は、パンを食べてから24時間以内に起きている。
パンは中毒症状を引き起こす。被験者に最初はパンと水を与え、後に水だけを与える実験をすると
2日もしないうちにパンを異常にほしがる。
新生児にパンを与えると、のどをつまらせて苦しがる。
18世紀、どの家も各自でパンを焼いていた頃、平均寿命は50歳だった。
パンを食べるアメリカ人のほとんどは、重大な科学的事実と無意味な統計の区別がつかない。
●ある早朝のこと、母親が息子を起こすために部屋に入って言った。
「起きなさい。学校へ行く時間ですよ!」
「なんで、お母さん。学校になんか行きたくないよ」
「なぜ行きたくないの?理由を言いなさい!」
「生徒たちは僕のこと嫌ってるし、それに先生たちまで僕のこと嫌ってるんだよ!」
「そんなの、理由になってないわよ。さあ、早く起きて支度しなさい」
「それじゃあ僕が学校に行かなきゃならない理由を言ってよ!」
「まず、あなたは52歳でしょう。それに、校長先生でしょう!」
●患者「歯を抜くのに5万だと?ふざけるな!たった5秒の仕事だろ!」
医者「それじゃあ一時間かけて抜きますか? 」
【2月13日 相場概況】
【寄り付き概況】
(10時現在)
■日経平均 17,927.66(-52.06)
■日経平均先物 17,910(+40)
■TOPIX先物 1,453.00(+10.00)
■騰落 上昇949/下落751
■日経JQ 2,360.71(-7.76)
■マザーズ指数 870.41(-13.62)
13日前場寄り付きの日経平均株価は反落して始まった。前日比50円前後安い1万7900円台半ばで推移している。
ファナックとファストリが下げ、株価を押し下げている。
円相場が1ドル=118円台後半に上昇し、輸出関連株の一部に売りが出て相場の重荷になっている面もある。富士重やマツダが1%弱、下げている。
寄り付き(87円安)後は下げ幅を縮めている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに小反落して始まったあと、すぐに上げに転じている。
すかいらーくは前日に14年12月期の連結純利益が前の期比34%増だったと発表し、株価が6%超、上昇している。三菱UFJやいすゞ、NTTドコモ、SUMCOが昨年来高値を更新。
セクター別では、その他金融、鉱業、ゴム製品、不動産、建設などが上昇する一方、電力・ガス、ガラス・土石、精密機器、その他製品、海運などが下落。
2月限SQ概算値は17886.04円(概算値)
前日比 -93.68円
【レーティング情報】
【格上げ】
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・グリー(東1:3632)―投資判断 Underweight→Neutral、目標株価 670→650円
【格下げ】
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・三井造(東1:7003)―投資判断 2→3、目標株価 250→210円
●UBS証券
・マツダ(東1:7261)―投資判断 Buy→Neutral、目標株価 3200→2650円
【目標株価引き上げ】
●UBS証券
・GCAサヴィ(東マ:2174)―投資判断 Buy継続、目標株価 1350→1550円
●みずほフィナンシャルグループ
・花王(東1:4452)―投資判断 買い継続、目標株価 5400→5700円
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・ライオン(東1:4912)―投資判断 3継続、目標株価 610→680円
・板硝子(東1:5202)―投資判断 2継続、目標株価 130→160円
●SMBC日興証券
・日製鋼(東1:5631)―投資判断 3継続、目標株価 330→370円
●JPモルガン証券
・ミネベア(東1:6479)―投資判断 Neutral継続、目標株価 1800→1850円
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・レオパレス21(東1:8848)―投資判断 Buy 継続、目標株価 890→940円
【目標株価引き下げ】
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・海洋掘削(東1:1606)―投資判断 Neutral継続、目標株価 3600→3200円
・DENA(東1:2432)―投資判断 Neutral継続、目標株価 1650→1630円
・ミツミ(東1:6767)―投資判断 Overweight 継続、目標株価 1200→1000円
●ゴールドマン・サックス証券
・日揮(東1:1963)―投資判断 中立継続、目標株価 2400→2300円
●UBS証券
・サッポロHD(東1:2501)―投資判断 Buy継続、目標株価 650→600円
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・洋エンジ(東1:6330)―投資判断 3継続、目標株価 450→380円
・丸紅(東1:8002)―投資判断 3継続、目標株価 780→710円
・三菱商(東1:8058)―投資判断 1継続、目標株価 2800→2760円
●SMBC日興証券
・三菱重(東1:7011)―投資判断 1継続、目標株価 940→920円
●ゴールドマン・サックス証券
・東建物(東1:8804)―投資判断 買い継続、目標株価 1390→1320円
【2月13日 相場展望】
【オープニングコメント】
13日の日経平均株価は、高値圏でのもみ合いの相場展開になりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、 17800-18050円を想定する。
12日の米国市場では、ユーロ圏財務相会合延長とウクライナ停戦合意が好感され、NYダウは100ドル超の上昇となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の17925円となり、日経平均は18000円近辺での攻防になりそうだ。
円相場は1ドル119円台前半と、やや円高に振れているため、輸出関連への利益確定の流れに向かいやすい面があるだろう。週末要因もあって様子見ムードもありえる。
本日はオプションSQとなるが、若干ながら買い越しとの観測。SQ値が下値支持線として意識されるかが注目されるところである。
また、決算発表が終盤を迎えており、300社程度の発表が予定されている。ピークを通過することにより、改めて業績等を再評価した物色なども意識されてきそうである。
主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り1100万株、買い1020万株で、差し引き80万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額は買い越し。
売りセクターに、情報通信、商社、銀行、ガス、ゴム、電機、自動車、機械、小売、REIT、繊維など。
買いセクターに、電機、銀行、証券、鉄鋼、不動産、REIT、自動車、輸送用機器、機械、精密、情報通信、薬品など。
【NY概況】
NYダウ平均は110.24ドル高の17972.38、ナスダックは56.43ポイント高の4857.61で取引を終了した。11日のユーロ圏財務相会合でギリシャとの合意には至らなかったものの、16日から再協議となることや、ウクライナ問題をめぐる4カ国首脳会談で15日からの停戦が合意されたことを受け、欧州株が全面高となり、米国株も終日堅調推移となった。1月小売売上高は2ヶ月連続の減少となったが、相場への影響は限定的であった。
セクター別では、銀行やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方、公益事業や電気通信サービスが下落した。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 17955 ( +85 )
シカゴ日経225先物(円建て) 17925 ( +55 )
( )は大阪取引所終値比
【信用取引規制関係】
◆東証、KeePer株を制度信用銘柄に選定 13日売買分から。日証金も同日約定分から貸借融資銘柄に、18日から貸借担保金代用有価証券適格銘柄に追加。
◆東証、ファンクリG株の信用取引に関する臨時措置を解除 13日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
◆東証、santec株の日々公表銘柄指定を解除 12日付。
◆東証、制限値幅の拡大を解除 スターHD株を13日から。
◆東証、ベクター株を日々公表銘柄に指定 13日から。
◆日証金、ハイデ日高株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。12日付。
▽空売り比率=29.6%(東証、12日)
【12日の相場表変更】
▽新規上場=〔東証マザーズ〕KeePer技研(KeePer、サービス)
▽監理銘柄に指定=〔東証マザーズ〕ウェブクルー
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
セガサミーホールディングス 1000万株、200億円
フジテック 600万株、68億9400万円
サンゲツ 100万株、30億円
UTホールディングス 300万株、10億円
堀場製作所 30万株、10億円
フォーバル 60万株、10億円
東理ホールディングス 1000万株、7億円
デンヨー 15万株、3億3000万円
PALTEK 60万株、3億円
大日光・エンジニアリング 5万株、5000万円
妙徳 10万2000株、3468万円
東京建物 子会社から468万2481株
▼立合外分売
ヒラキ 19〜24日に15万株
イデアインターナショナル 2月27日〜3月4日に14万6500株
AGS 20〜25日に30万株
SDエンターテイメント 3月17〜20日に21万5000株
アトム 20〜25日に300万株
▼一単元の株式数変更
プレス工業 4月1日付で1000株から100株
トーア紡コーポレーション 7月1日付で1000株から100株
JUKI 7月1日付で1000株から100株
東京建物 7月1日付で1000株から100株
【予定】
■国内(13日)
5年国債入札
《決算発表》集中日
サントリーBF、大塚HD、東燃ゼネ、リクルートHD、アシックス、損保JPNK、MS&AD、ソニーFH、第一生命、東京海上、住友不、R−ビルF、コカ・コーラEJ、ポーラオルHD、サイバダイン、DMG森精、マツモトキヨシ、テンプHD、DIC、京都ホテル、ペッパー、enishなど
大手生命保険各社
オプションSQ
■海外(13日)
シンガポール12月小売売上高(14:00)
仏10-12月期GDP(15:30)
ユーロ圏10-12月期GDP(19:00)
ドイツ10-12月期GDP(16:00)
米1月輸入物価指数(22:30)
米2月ミシガン大学消費者信頼感指数(14日0:00)
【信用取引規制関係】
◆東証、KeePer株を制度信用銘柄に選定 13日売買分から。日証金も同日約定分から貸借融資銘柄に、18日から貸借担保金代用有価証券適格銘柄に追加。
◆東証、ファンクリG株の信用取引に関する臨時措置を解除 13日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
◆東証、santec株の日々公表銘柄指定を解除 12日付。
◆東証、制限値幅の拡大を解除 スターHD株を13日から。
◆東証、ベクター株を日々公表銘柄に指定 13日から。
◆日証金、ハイデ日高株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。12日付。
▽空売り比率=29.6%(東証、12日)
【12日の相場表変更】
▽新規上場=〔東証マザーズ〕KeePer技研(KeePer、サービス)
▽監理銘柄に指定=〔東証マザーズ〕ウェブクルー
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
セガサミーホールディングス 1000万株、200億円
フジテック 600万株、68億9400万円
サンゲツ 100万株、30億円
UTホールディングス 300万株、10億円
堀場製作所 30万株、10億円
フォーバル 60万株、10億円
東理ホールディングス 1000万株、7億円
デンヨー 15万株、3億3000万円
PALTEK 60万株、3億円
大日光・エンジニアリング 5万株、5000万円
妙徳 10万2000株、3468万円
東京建物 子会社から468万2481株
▼立合外分売
ヒラキ 19〜24日に15万株
イデアインターナショナル 2月27日〜3月4日に14万6500株
AGS 20〜25日に30万株
SDエンターテイメント 3月17〜20日に21万5000株
アトム 20〜25日に300万株
▼一単元の株式数変更
プレス工業 4月1日付で1000株から100株
トーア紡コーポレーション 7月1日付で1000株から100株
JUKI 7月1日付で1000株から100株
東京建物 7月1日付で1000株から100株
【予定】
■国内(13日)
5年国債入札
《決算発表》集中日
サントリーBF、大塚HD、東燃ゼネ、リクルートHD、アシックス、損保JPNK、MS&AD、ソニーFH、第一生命、東京海上、住友不、R−ビルF、コカ・コーラEJ、ポーラオルHD、サイバダイン、DMG森精、マツモトキヨシ、テンプHD、DIC、京都ホテル、ペッパー、enishなど
大手生命保険各社
オプションSQ
■海外(13日)
シンガポール12月小売売上高(14:00)
仏10-12月期GDP(15:30)
ユーロ圏10-12月期GDP(19:00)
ドイツ10-12月期GDP(16:00)
米1月輸入物価指数(22:30)
米2月ミシガン大学消費者信頼感指数(14日0:00)
【2月12日 相場概況】
【大引け概況】
12日の日経平均株価は大幅反発した。
終値は前営業日比327円04銭高の1万7979円72銭だった。
終値としては2007年7月24日(1万8002円03銭)以来、約7年7カ月ぶりの高値水準となった。外国為替市場で円相場が対ドルで120円台前半に下落し、約1カ月ぶりの円安・ドル高水準となったことで、輸出関連株を中心に買いが優勢だった。
朝方から買い優勢の展開が続いた。
円安・ドル高の進行で主力輸出企業の輸出採算の改善を期待した買いが入った。トヨタや富士重など自動車関連銘柄が買われた。加えて、取引時間前に公表した国内経済指標が市場予想を上回る好内容だったことも、相場を下支えした。
午後の取引開始直後には、円相場が再び下げ幅を広げたことと連動するように、取引時間中としては14年12月8日以来、約2カ月ぶりに1万8000円台を回復する場面があった。
安倍晋三首相が午後1時頃に衆院本会議で施政方針演説に臨み、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の早期妥結を目指すなどと発言したが、相場への影響は限定的だった。ギリシャ情勢を巡る不透明感が根強いうえ、円安が一方向に進むとの見方が少なく、1万8000円をやや下回る水準でもみ合う展開が続いた。
JPX日経インデックス400は4日続伸。終値は前日比196.34ポイント高の1万3136.59を付けた。東証株価指数(TOPIX)も4日続伸した。
東証1部の売買代金は概算で3兆1600億円と、14年12月12日以来2カ月ぶりの水準に膨らんだ。輸出関連を中心に幅広い銘柄の取引が活発だった。
トヨタや三菱UFJ、ソフトバンクなど大型株の売買が活発だったことが売買代金の押し上げに影響した。売買高は27億7325万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1258、値下がりは497、変わらずは107銘柄だった。
個別では、ファナックが急伸、トヨタ、ソニーも高い。OLCも大きく買われた。丸井G、セイノーHDが急伸、関電化も値を飛ばした。
東証2部株価指数は反発した。大引けの2部指数は、前営業日比26.51ポイント高の4424.05となった。
ウインテスト、日プラストがストップ高。アートSHDは一時ストップ高と値を飛ばし、イムラ封筒、ソネック、リアルビジョン、Br.HDも買われた。半面、リード、三谷産、シード、ニホンフラと日本精機が下げた。
株式相場の先高期待を背景に、新興市場の銘柄にも買いが波及した。後場の日経平均は一時、節目の1万8000円を上回り、ジャスダック平均も一段高となった。
日経ジャスダック平均は前営業日比9円73銭高の2368円47銭と4日続伸。
個別では、セゾン情報、FVC、ネプロ、KYCOM、北川精機、アールエスシーなどがストップ高。ビーマップ、昭和真空、セレスポも一時ストップ高と値を飛ばし、T&CHD、ガーラも買われた。半面、アエリア、アールビバン、パピレスは売られた。
東証マザーズ指数は、前営業日比1.08ポイント安の884.03と4日ぶり反落。
フルッタフルッタが急落、メディア工房、サイジニア、MRTは値下がり率上位に売られた。一方、Bガレジ、アトラ、ASJ、モブキャス、サイバーS、ファルコムがストップ高で引け、リアルコム、Fastepは値上がり率上位となった。
この日、新規上場したKeePer技研は前場中ごろ、公開価格2120円を約49%上回る3160円の初値をつけ、3325円まで買い進まれた。ただ、その後は2957円まで売られ、大引けは2986円と初値を下回った。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
17,979.72 |
327.04 |
日経平均先物 |
17,870.00 |
230 |
TOPIX |
1,449.39 |
21.67 |
TOPIX先物 |
1,443.00 |
16 |
東証2部指数 |
4,424.05 |
26.51 |
JASDAQ |
2,368.47 |
9.73 |
マザーズ |
884.03 |
-1.08 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2773250 |
3160029 |
東証2部 |
135490 |
26523 |
【2月12日 相場概況】
【前引け概況】
■日経平均株価 17,942.33(+289.65)
■東証1部出来高 14.17億株
■東証1部売買代金 1.55兆円
■日経平均先物 17,940(+300)
■TOPIX 1,449.19(+21.47)
■騰落 上昇1,442/下落313
■日経JQ 2,371.37(+12.63)
--------------------------------
日経平均株価は大幅反発。為替相場でドル・円が1ヶ月ぶりに120円台まで下落、円安進行を受け寄り付きから幅広い銘柄に買いが先行し、昨年以来となる17900円を回復した。一時300円超上昇、しかしギリシャ問題の先行き不透明感の強まりや円の下げ渋りと共にやや上げ幅を縮小し、高値圏でもみ合う展開で前場終了。
業種別ではほとんどの業種が値上がりした。値上がり上位は、陸運業、小売業、保険業。一方値下がり上位は、鉱業、石油石炭製品、ゴム製品。
TOPIXは続伸しました。
日経ジャスダック平均株価は続伸。前引けは前営業日の10日に比べ12円63銭高い2371円37銭だった。
投資家の関心が東証1部の銘柄に向きがちなこともあり、新興市場銘柄は上値追いの勢いは乏しかった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で464億円、売買高は1億309万株だった。
YKT、クリムゾン、カッシーナ、アールエスシー、創健社がストップ高。北川精機、昭和真空、セレスポは一時ストップ高と値を飛ばした。ガーラやガンホー、ファンクリGが上昇。半面、アールビバンやブロメディア、アエリアは下落した。
東証マザーズは反落した。前引けは前営業日比3.04ポイント安い882.07だった。時価総額の大きいミクシィが大きく下落したのが指数を押し下げた。
アクロディアやBEENOSも安い。ASJ、Bガレジ、サイバーS、アトラがストップ高に買われた。DMPやUBIC、テクノマセマには買いが入った。きょう新規上場したKeePerは、公募・売り出し価格(公開価格、2120円)を1040円(49%)上回る3160円で初値を付けた。
【2月12日 相場概況】
【寄り付き概況】
■日経平均株価 17,957.68(+305.00)
■日経平均先物 17,950(+310)
■TOPIX先物 1,451.00(+24.00)
■騰落 上昇1,505/下落250
■日経JQ 2,369.38(+10.64)
■マザーズ指数 880.93(-4.18)
(10時現在)
12日前場寄り付きの日経平均株価は大幅反発。
ギリシャ懸念の後退などを背景にドル・円が120円台を回復、シカゴ日経225先物清算値は大阪比370円高の18010円となっており、日経平均は200円超の上昇でスタート。
10時頃の日経平均株価は、前営業日比300円程度高い1万7900円台後半で推移している。外国為替市場で円が対ドルで120円台前半に下落し、円安・ドル高が進んだことで輸出採算の改善を期待した買いが入っている。
取引時間前に内閣府が14年12月の機械受注統計を公表した。民間設備投資の先行指標である「船舶、電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比8.3%増と2カ月連続でプラスとなり、市場予想も上回った。
個別では、トヨタやソニー、パナソニックなど主力の輸出関連株を中心に上昇。また、指数寄与度の高いファナックやファーストリテも堅調。
セクター別では、倉庫・運輸、陸運、不動産、その他製品、精密機器などが上昇する一方、鉱業、石油・石炭が下落。値上がり率上位には、丸井G、ヨロズ、アイダ、山崎パンなど。
225先物は、みずほ・モルスタ・アムロ・ニューエッジ・GS・クレディが買い越し。
ソジェン・メリル・SBI・ドイツ・野村・JPが売り越し。
TOPIX先物はニューエッジ・大和・野村が買い越し。
ソジェン・パリバ・UBS・シティ・みずほ・モルスタが売り越し。
外資系等は、山パン(2212)、JR東(9020)、ソフトバンク((9984)、丸井(8252)、ヤオコー(8279)、サンドラッグ(9989)、明治(2269)、SMC(6273)、千代建(6366)、小糸(7276)に注目。
テクニカル的には、シミック(2309)、オルトプラス(3672)、コスモ石(5007)、ユニプレス(5949)、オリジン(6513)、田淵(6624)、ホトニクス(6965)、ケーヒン(7251)、スギ(7649)、住友不動販売(8870)が動兆。
【格下げ】
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・ミクシィ(東マ:2121)―投資判断 Overweight→Underweight、目標株価 8500→3100円
●クレディ・スイス証券
・フジクラ(東1:5803)―投資判断 OP→Neutral、目標株価 670→510円
【目標株価引き上げ】
●UBS証券
・大成建(東1:1801)―投資判断 Neutral継続、目標株価 600→660円
●みずほフィナンシャルグループ
・帝人(東1:3401)―投資判断 中立継続、目標株価 285→355円
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・ダイキン(東1:6367)―投資判断 2継続、目標株価 8500→8700円
●マッコーリー証券
・安川電(東1:6506)―投資判断 OP継続、目標株価 1700→1800円
●SMBC日興証券
・富士通(東1:6702)―投資判断 2継続、目標株価 730→830円
●JPモルガン証券
・TDK(東1:6762)―投資判断 Neutral継続、目標株価 7300→7500円
・太陽誘電(東1:6976)―投資判断 Over継続、目標株価 1720→1820円
●ゴールドマン・サックス証券
・三井不(東1:8801)―投資判断 中立継続、目標株価 4000→4130円
●野村証券
・関西電(東1:9503)―投資判断 Neutral継続、目標株価 1160→1180円
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・東ガス(東1:9531)―投資判断 Neutral継続、目標株価 590→640円
【目標株価引き下げ】
●野村証券
・太平洋セ(東1:5233)―投資判断 Neutral継続、目標株価 420→410円
・九州電(東1:9508)―投資判断 Neutral継続、目標株価 1340→1190円
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・太陽誘電(東1:6976)―投資判断 Neutral継続、目標株価 1500→1380円
・スクリーン(東1:7735)―投資判断 Overweight 継続、目標株価 930→900円
●BNPパリバ証券
・ソフトバンク(東1:9984)―投資判断 Buy 継続、目標株価 10820→10180円
<兜町カタリスト>
「監視」
休み前の東京株式は小幅反落。
もっとも引けにかけて戻した形。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり906、値下がり819銘柄だった。
東証1部の売買代金は2兆1654億円と12日連続で2兆円超。
NTTが上昇し赤字転落のワタミが売られたのが記憶に残った。
休み明けの朝のNYドル円は120円台。
シカゴ日経平均先物の終値は18000円台。
SQに向けて安いという傾向は、干支が改まってSQに向けて高いのトレンドに変化した印象。
日経1面では「日台バイオ企業に投資、大和証券100億円ファンド」の見出し。
医薬品や再生医療製品などバイオテクノロジー向けで国内最大となる100億円規模。
日本や台湾の公的機関からの出資も受け、未上場のバイオベンチャーに投資するという。
サブ見出しは「米中市場視野」。
1面記事のバリューではないのかも知れないがいよいよバイオの狼煙の発端となろうか。
また、キヤノンは街角や工場の監視などに使うネットワークカメラの最大手を買収の方向。
監視カメラの市場規模は今後4年で現状の2倍の約3兆円になるという。
外を見る監視カメラと中を見る監視カメラ。
この動きもサイバーセキュリティ同様に見逃せない。
G20の共同声明は「低インフレは経済停滞につながる。必要な場合には断固として行動する」。
各国に成長戦略の加速求める声が相次いだという。
低インフレでなく、高インフレというならば世界経済は新興国に牽引期待。
そうは問屋がおろさないので先進国に牽引期待。
そんなにインフレが欲しいというのも奇妙な構図。
一方で英国有力シンクタンク国際戦略研究所(IISS)の「ミニタリー・バランス2015」。
アジアの国防費支出に占める中国の割合は2010年に28%、14年までに38%増えた。
中国の軍拡による懸念は増大。
だが日本の国防費用も増加している。
ネオコンは静かに儲けを増やし始めた格好。
さほど話題にはならなかったがMSCI定期銘柄見直しが発表された。
内容は・・・。
日本銘柄の新規採用・除外はなし。
FIFの変更もなし。
複数銘柄で組み入れ時価総額の変更を発表。
2月27日の引け値段階で反映。
組み入れ増加は、ソニー(6758)、高島屋(8233)、忠(8001)、名鉄(9048)、みずほ(8411)、日本プロロジスREIT(3283)。
組み入れ減少はパーク24(4666)、ヤマト(90645)、リクルート(6098)、東急(9005)。
日経平均の25日移動平均は17355円で1.71%のプラスカイ離。
75日移動平均は17103円で3.21%のプラスカイ離。
200日移動平均は15909円でプラス10.96%のカイ離。
罫線的には悪くない格好。
松井証券信用評価損益率速報は売り方マイナス11.717%。
買い方マイナス7.583%。
Quick調査の信用評価損率(1月30日現在)はマイナス8.83%。
裁定買い残は2兆5377億円。
今週はSQだが、1月のSQ値は17341円。
その後の6日間はSQ値に対して0勝6敗。
それでも1ヶ月で高値水準まで戻ってきた格好。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
アルコニックス(3036)・・・動兆
アルコニックスに注目する。
同社は非鉄総合商社。
積極的なM&A戦略が奏功し業績は好調。
第3四半期の純利益は対通期90%超。
(1825円)
【2月12日 相場展望】
【オープニングコメント】
12日の日経平均株価は、堅調な展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは17700円−18000円。
円安進行を受けて円建てのCME225先物は18000円台を回復しており、ADRもほぼ全面高の状況。この流れを受けて日本株は朝方から強含みの推移が想定される。
ギリシャとユーロ圏が救済プログラムの延長に動き出したとのニュースが伝わったことで、市場参加者のセンチメントが改善されリスクオンのムードが高まりそうだ。
買い一巡後は決算等を手掛かりにした個別物色に向かいやすいだろう。また、KeePer技研が東証マザーズに新規上場する。今年初のIPOということもあり、値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。
経済指標では8時50分に1月国内企業物価指数、12月機械受注、11時に1月都心オフィス空室率が発表される。
主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り880万株、買い1080万株で、差し引き200万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、電機、自動車、商社、銀行、サービス、機械、その他金融、化学、ゴム、薬品、通信など。
買いセクターに、建設、電機、銀行、化学、小売、薬品、情報通信、陸運、証券、不動産、機械、自動車など。
【NY概況】
11日のNYダウ平均は6.62ドル安の17862.14、ナスダックは13.54ポイント高の4801.18で取引を終了。
ユーロ圏財務相会合において、ギリシャ財務相が欧州各国と合意に至ることは難しいとの観測が強まり、欧州株が全面安となったことが嫌気されて売りが先行。NY原油先物相場で1バーレル50ドルを割り込み、エネルギー関連銘柄が売られたことも下げ幅を拡大する要因となった。
引けにかけては下げ幅を縮小する展開となった。
セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や食品・飲料・タバコが上昇する一方で公益事業やエネルギーが下落した。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 18040 ( +400 )
シカゴ日経225先物(円建て) 18010 ( +370 )
( )は大阪取引所終値比
【信用取引規制関係】
□東証、CANBAS株、ハマイ株の日々公表銘柄指定を解除 10日付。
□東証、北川精機株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を12日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
□東証、ケネディクス商業リート投資法人投資証券を制度信用銘柄に選定 12日売買分から。日証金も同日約定分から貸借融資銘柄に、17日から貸借担保金代用有価証券適格銘柄に追加。
□東証、テクノマセマ株を日々公表銘柄に指定 12日から。
□東証、制限値幅を拡大 スターHD株を上限のみ200円に拡大。12日に実施。
□日証金、江守HD株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。10日付。
□日証金、アールビバン株の貸借取引で申込停止措置 制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きを除く。12日約定分から。
□日証金、JCLバイオ株の貸借融資銘柄の選定取り消し 25日付。同日付で貸借担保金代用有価証券適格銘柄の選定取り消し。
△上場廃止=〔ジャスダック〕JCLバイオは25日
▽監理銘柄に指定=〔東証マザーズ〕ウェブクルーは10日
△空売り比率=31.0%(東証、10日)
【10日の相場表変更】
△新規上場=不動産投資信託〔東〕ケネディクス商業リート投資法人 投資証券(ケネディ商業)
△自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
丸井グループ 1600万株、150億円
日本コンベヤ 100万株、3億円
ソネック 15万株、1億円
リロ・ホールディング 10万株、8億7300万円
富士製薬工業 70万株、14億7000万円
アイビー化粧品 200万株、5億円
△立合外分売
創健社 3月3〜6日に17万1000株
アトムリビンテック 18〜20日に10万株
朝日印刷 18〜20日に13万株
△一単元の株式数変更
ソネック 4月1日付で1000株から100株
【予定】
■国内(12日)
1月国内企業物価指数(8:50)
12月機械受注(8:50)
1月都心オフィス空室率(11:00)
1月工作機械受注速報値(15:00)
《決算発表》
長谷工、アイフル、日揮、アサヒ、キリンHD、ネクソン、電通、楽天、ヤマハ発、バンナムHD、ユニチャーム、T&DHD、西武、セコム、リンテック、JDI、住友ゴム、ホシザキ、飯田GHD、シチズンHD、洋インキHD、セガサミーHD、東建物、サッポロHD、SUMCO、鉄建、KLab、カドカワドワ、ネクソン、ラオックス、エナリス、すかいらーく、スカイマークなど
《新規上場》
キーパー技研
《イベント》
アジア最大級のカメラや映像機器の祭典「シーピープラス2015」(〜15日横浜)
■海外(12日)
豪1月失業率(9:30)
マレーシア10-12月期GDP(13:00)
独1月消費者物価確報値(16:00)
フィリピン中銀政策金利発表(17:00)
ユーロ圏12月鉱工業生産(19:00)
EU首脳会議(ブリュッセル)
インド12月鉱工業生産(21:00)
米1月小売売上高(22:30)
米30年国債入札
《決算発表》
ケロッグ、AIG、クレディ・スイス
《イベント》
シカゴ自動車ショー(〜22日)
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【2月10日 相場概況】
【大引け概況】
10日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落した。終値は前日比59円25銭安の1万7652円68銭だった。
あす11日は祝日で休場のために様子見姿勢が強まったなか、ギリシャの債務問題やウクライナ情勢などの先行き不透明感から、持ち高を減らす売りが優勢だった。
欧州連合(EU)に金融支援を受けているギリシャのチプラス首相が、6月までのつなぎ措置を求める姿勢を示したことでEUとギリシャの対立が鮮明化。11日にはウクライナやロシアなど4カ国首脳会談を控えていることもあって、投資家の買い手控えが強まった。
JPX日経インデックス400や東証株価指数(TOPIX)は3日続伸し、底堅さも見られた。
「海外投資家が日経平均先物に利益確定売りを出す一方、国内の機関投資家などから好業績銘柄や割安株に買いが入った」との指摘が出ていた。
東証1部の売買代金は概算で2兆1654億円となり、約2週間ぶりの少なさだった。売買高は20億475万株。東証1部の値下がり銘柄数は819、値上がり銘柄数は906、変わらずは137だった。
ダイキンが3日ぶりに大幅反落し、日経平均を17円押し下げた。日経平均への影響度が高いファストリやKDDIも安い。
業種別では、鉱業、保険、サービス、石油石炭、電力ガス、空運、陸運が上昇。半面、倉庫運輸、機械、海運、非鉄金属、鉄鋼、建設などが小安い。
東証2部株価指数は3日ぶりに小幅反落した。ラオックス、リアル、コメ兵が売られた。ラオックス、リアル、コメ兵が売られた。ウインテストがストップ高、アートSHD、倉庫精練日伸銅、内外トランスは買われた。
日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前日比3円64銭高い2358円74銭だった。インターネット関連銘柄に上昇が目立った。一時下げに転じる場面があるなど、祝日を前に積極的な買いは見送られた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で806億円、売買高は2億1140万株だった。アールビバンやNaITO、ブロメディアが上昇した。半面、アエリアやクルーズ、ソーエコプロは下落した。
東証マザーズ指数は3日続伸した。終値は前日比8.28ポイント高い885.11だった。ミクシィの反発が指数を押し上げた。
ASJ、DMP、テクノマセ、サイバーS、アトラがストップ高で引けUBICも上昇した。メディア工房やOTS、カヤックが下落した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
17,652.68 |
-59.25 |
日経平均先物 |
17,640.00 |
-50 |
TOPIX |
1,427.72 |
2.8 |
TOPIX先物 |
1,427.00 |
2.5 |
東証2部指数 |
4,397.54 |
-1.37 |
JASDAQ |
2,358.74 |
3.64 |
マザーズ |
885.11 |
8.28 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2004750 |
2165446 |
東証2部 |
135380 |
23558 |
「色合い」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
ストボに向かう火曜の朝の空が漆黒の闇から茜色を経て青空に変わりました。
同じ時間でも季節によって異なる色合い。
相場もそんなものなのかも知れません。
株価の率と幅の違い。
同じ100円でも、指数が1万円の時は1%。
2万円の時は0.5%。
頭では分かるのですが、
どうも過去の100円と今の100円が不思議と同じに映ります。
だから、という訳ではないのでしょうが
今年のNY市場は2月2日から昨日まで26回の立会。
そのうちNYダウの日中値幅が400ドルを超えたのは1月13日の1回。
300ドルを超えたのは8回、200ドルを超えたのは12回。
そして100ドルを超えたのは5回。
昨日の値幅は136ドルでしたから、
1月26日の128ドル以来の値幅の狭さ。
リーマンショックの後のNYダウが6000ドル台の頃の値幅10ドルと
今の17000ドル台での値幅100ドルは率にすれば
3倍近く違うということ。
かつて慄いた100ドル安ですが、今は換算すれば30ドル安程度ということ。
驚くに足りない筈ですが、
それでも毎日3ケタの値動きをすれば「ボラ高く」とか「動いた」なんて評価。
感覚でとらえれば確かにそうですが、実際は違うというのが現実なのでしょう。
良くわからないのは円安が景気をしてくれるという声と
インフレを求める姿勢でしょうか。
通貨が買われて滅びた国は無い筈ですが、
通貨が売られて呻吟した国は古今東西数多く見られます。
あるいは、デフレで暴動は起こらないでしょうが、
インフレが暴動に結び付いた例も数多く見られます。
適度な円安、適度なインフレというのは確かに居心地は良いのでしょうが、
果たして一度回り始めた歯車を適度な場所で止めることができるのかどうか。
名目上、物が明日の方が今日よりも確実に高くなるならば、
確かに明日よりも今日買うという購買行動につながるでしょう。
そして消費は一時的に拡大するのでしょう。
でもモノの価格が上がり続けると、
消費どころではなく買えなくなることになります。
それでも、適度な地点で止められるという強い自信があるのかどうか。
得てして、市場で観測される未来予想図は結果が逆になることが多いもの。
一昨年の米QE3の終焉観測でも、
5月の前触れから11月まではQE3終焉株安論だったのに、
12月に実際にQE3が終わったら、その後、株価が上昇に転じました。
今の利上げ観測も同じ轍を踏まないとは限りません。
その場その場で微分してみれば、一見正しそうな相場観測も
時間軸を長くしてみれば結果論的には正反対だったなんてことに
ならなければ良いのですが・・・。
市場はしばしば間違うという経験則は十分に積んでいる筈なのに刹那的な支配的論理にしばられることは多いものです。
02月10日の決算発表・業績修正銘柄(11:57現在)
コード |
銘柄名 |
市場 |
決算ポイント |
1795 |
マサル |
JQ |
10-12月期(1Q)経常は9200万円の赤字 |
1897 |
金下建 |
東2 |
今期経常は68%減益 |
2763 |
エフティコム |
JQ |
4-12月期(3Q累計)経常が18%増益 |
3392 |
デリカフーズ |
東1 |
4-12月期(3Q累計)経常が68%増益 |
3774 |
IIJ |
東1 |
4-12月期(3Q累計)税引き前は16%減益 |
4274 |
細火工 |
JQ |
4-12月期(3Q累計)経常が37%減益 |
4351 |
山田債権 |
JQ |
今期経常は49%減益 |
4613 |
関西ペ |
東1 |
10-12月期(3Q)経常は6%増益 |
5753 |
日伸銅 |
東2 |
4-12月期(3Q累計)営業は黒字浮上 |
5757 |
CKサンエツ |
名2 |
10-12月期(3Q)経常は51%増益 |
6330 |
東洋エンジ |
東1 |
4-12月期(3Q累計)経常が赤字転落 |
6366 |
千代建 |
東1 |
4-12月期(3Q累計)経常が24%減益 |
6513 |
オリジン |
東1 |
4-12月期(3Q累計)経常は5.3倍増益 |
8912 |
エリアクエス |
東2 |
上期経常が2.1倍増益 |
9384 |
内外トランス |
東2 |
今期経常は24%増で3期連続最高益更新 |
2月10日 相場概況 【前場】
【前引け概況】
■日経平均株価 17,573.51(-138.42)
■東証1部出来高 9.54億株
■東証1部売買代金 0.98兆円
■日経平均先物 17,560(-130)
■TOPIX 1,422.12(-2.80)
■騰落 上昇771/下落908
■日経JQ 2,357.02(+1.92)
-----------------------------------
10日午前の日経平均株価は3日ぶりに反落した。ギリシャ問題への警戒感から前日の米国株が下落した流れを引き継ぎ、東京市場も朝方から売り先行でスタート。
為替相場が円高・ドル安が進むと同時に日経平均先物に売りがかさんだ。
投資部門別売買状況で1月第3週(19日〜23日)以降、海外の投資家が2週連続で日経平均先物を大幅に買い越していたために、ギリシャ問題など海外での不安要因が増したことで持ち高を減らしている可能性があるという。
日経平均先物が下げ幅を広げると、日経平均への影響度が高いファストリやKDDIが一段安となって相場を押し下げた。終始軟調に推移して前場を終了。
業種別では、多くの業種が値下がりした。値下がり上位は、倉庫運輸関連、海運業、機械。一方、値上がり上位は、鉱業、保険業、食料品。
東証2部指数は3日ぶり反落した。ラオックス、コメ兵、朝日インテクが売られた。一方、リード、ウインテスト、アートSHDが上昇した。
TOPIXは反落、日経ジャスダック平均株価は続伸した。
前引けは前日に比べ1円92銭高い2357円02銭となった。ゲーム関連株の一角や低位株に買いが入り、指数を押し上げた。
北川精機がストップ高。前田製作、NaITOは一時ストップ高と値を飛ばした、アールビバン、鉱研工業などが上昇した。半面、アエリアやソーエコプロ、ベクターが下落した。
東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比8.66ポイント高い885.49だった。
ASJ、サイバーS、アトラが一時ストップ高、ミクシィやUBIC、BEENOSが上昇した。一方で、メディア工房やOTS、カヤックは下落した。
<兜町カタリスト>
「憑依」
隔靴掻痒、物足りなさの感が昨日の相場。
何でそんなに警戒感が高いのかが不思議な傾向。
昨日、代打の実況をしながらそんな思いにとらわれた。
足元、業績は悪くない。
気になるのは原油や為替などの外部材料。
しかし、これとて本質的な悪材料ではなかろう。
過去の因習にとらわれた格好で憑依のようなものとすると口が悪すぎだろうか。
2月10日 相場概況
【寄り付き概況】
10日前場寄り付きの日経平均株価は反落スタート。
始値は前日比49円26銭安の1万7662円67銭。
10時00分現在の日経平均株価は、17581.18円(前日比-130.75円)で推移。
前日の欧米株式市場でギリシャの債務問題を巡る懸念から主要株式相場が下落し、東京市場でも投資家が運用リスクを回避する向きから売りが優勢となった。
ファストリやKDDIやソフトバンクなど日経平均への影響度が高い銘柄に売りが広がり、日経平均を押し下げている。業種別では鉄鋼や建設、陸運などが安い。
もっとも、相場全体の下げは限定的。下値では押し目買いが入っており、JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに小幅反落した後上昇に転じる場面もある。
14年4〜12月期の連結純利益が過去最高を更新したものの、通期見通しを据え置いたダイキンは前日から4%安い水準で始まり、日経平均を15円程度押し下げている。
10-12月期決算が市場コンセンサスを上振れた日産<7201>などが堅調。
セクター別では、鉱業、保険、石油・石炭、食料品、サービス業などが上昇する一方、海運、倉庫・運輸、ゴム製品、機械、ガラス・土石などが下落。
10日発表された2014年12月の第3次産業活動指数は前月比0.3%低下の98.8だった。市場予想は0.0%
【レーティング情報】
【目標株価引き上げ】
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・住友ベ(東1:4203)―投資判断 3継続、目標株価 430→500円
●JPモルガン証券
・東和薬(東1:4553)―投資判断 Over継続、目標株価 6500→7400円
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・富士通(東1:6702)―投資判断 Neutral継続、目標株価 740→770円
●マッコーリー証券
・TDK(東1:6762)―投資判断 OP継続、目標株価 7900→9000円
●野村証券
・スクリーン(東1:7735)―投資判断 Neutral継続、目標株価 666→716円
●UBS証券
・日通(東1:9062)―投資判断 Sell継続、目標株価 350→420円
【目標株価引き下げ】
●みずほフィナンシャルグループ
・ヒューリック(東1:3003)―投資判断 中立継続、目標株価 1400→1300円
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・トクヤマ(東1:4043)―投資判断 Neutral継続、目標株価 320→240円
・丸紅(東1:8002)―投資判断 Neutral継続、目標株価 800→770円
●野村証券
・マツダ(東1:7261)―投資判断 Buy継続、目標株価 4000→3700円
●UBS証券
・スクリーン(東1:7735)―投資判断 Buy継続、目標株価 930→890円
2月10日 相場展望
【オープニングコメント】
10日の日経平均株価は、売り先行から、シカゴの清算値である17,580円近辺にさや寄せしての取引開始となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは17450円−17650円。
ギリシャ不安の再燃が重しとなるも、日経平均は節目の17500円付近で押し目買いが入るとみられ、下げ幅は限定的と考える。
ただ、テクニカル的には、今月一番下落幅の大きかった2/3の取引でも、下値を支えた25日移動平均線(17,358円前後)が、当面の支持線として意識される。
終盤失速する陰線が続いていることから、好材料が見当たらない本日の取引では、チャート的にも上値の重い展開も想定される。
経済指標では8時50分に12月第三次産業活動指数、1月マネーストック、10時30分に中国1月消費者物価が発表される。
主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り1040万株、買い840万株で、差し引き200万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、不動産、金属、ガラス、銀行、保険、情報通信、機械、サービス、REIT、自動車、小売など。
買いセクターに、化学、小売、石油、自動車、電機、銀行、不動産、電力、ガス、薬品など。
【NY概況】
9日の米国株式相場は下落。NYダウは95.08ドル安の17729.21、ナスダックは18.39ポイント安の4726.01で取引を終了した。
ギリシャ問題を巡る警戒感や世界経済の先行き不透明感から売りが優勢となった。
ギリシャ首相が議会演説において財政緊縮策破棄に向けた基本戦略を示した。欧州連合との対決姿勢を強めたことから欧州債務問題への懸念が強まり、欧州株が全面安となったことが嫌気され、終日軟調推移となった。
1月中国貿易統計が市場予想を下回ったことも下落要因となった。
セクター別では、テクノロジー・ハード・機器やメディアが上昇する一方、ヘルスケア機器・サービスや半導体・半導体製造装置が下落した。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 17605 ( -85 )
シカゴ日経225先物(円建て) 17580 ( -110 )
( )は大阪取引所終値比
【信用取引規制関係】
□東証、BEENOS株、山王株を日々公表銘柄に指定 10日から。
□東証、アルメディオ株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を10日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
□東証、制限値幅を拡大 RSC株を上限のみ300円に拡大。10日に実施。
□東証、モバクリ株を貸借銘柄に選定 17日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
□東証、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株を制度信用銘柄および貸借銘柄に選定 3月2日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に、3月5日から貸借担保金代用有価証券適格銘柄に追加。
□日証金、マルエツ株、カスミ株の貸借銘柄の選定取り消し 25日付。同日付で貸借担保金代用有価証券適格銘柄の選定も取り消し。
□日証金、アールビバン株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。9日付。
□日証金、アルメディオ株の貸借取引にかかる品貸料の最高料率を通常の10倍とする臨時措置を解除 10日申込分から。
△空売り比率=30.7%(東証、9日)
△自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
カナデン 450万株、40億円
カネカ 400万株、34億円
ほくやく・竹山ホールディングス 35万株、2億4500万円
福山コンサルタント 15万株、7740万円
eBASE 5万株、3500万円
△立合外分売
篠崎屋 17〜23日に70万株
【予定】
■国内(10日)
12月第三次産業活動指数(8:50)
1月マネーストック(8:50)
《決算発表》
大成建、大林組、清水建、関西ペ、SMC、シマノ、三井不、東急、小田急、ソフトバンク、鹿島、アマダ、熊谷組、安藤ハザマ、エア・ウォーター、ライオン、太平洋セメ、平 和、昭和シェル、ゼンショーHD、タカラトミー、セイコーHD、リロHLD、金銭機、サンリオ、UBIC、テーオーシー、スタジオアリスなど
《新規上場》
ケネディクス商業リート投資法人
■海外(10日)
中国1月消費者物価(10:30)
仏12月鉱工業生産(16:45)
南ア10-12月期失業率(18:30)
英12月鉱工業生産(18:30)
南ア12月製造業生産(20:00)
米12月卸売在庫(11日0:00)
米3年国債入札
《決算発表》
コカ・コーラ、UBS
02月09日決算発表・業績修正銘柄(16:00現在)
コード |
銘柄名 |
市場 |
決算ポイント |
株価 |
1787 |
ナカボテック |
JQ |
4-12月期(3Q累計)経常が72%減益 |
851 |
1810 |
松井建 |
東1 |
今期経常を25%上方修正 |
710 |
1820 |
西松建 |
東1 |
10-12月期(3Q)経常は64%減益 |
472 |
1846 |
鈴縫工 |
東2 |
今期経常を67%上方修正 |
203 |
2344 |
平安レイ |
JQ |
4-12月期(3Q累計)経常は2%減益 |
759 |
2405 |
FUJIKO |
東M |
今期配当を1円増額修正 |
507 |
2813 |
和弘食品 |
JQ |
4-12月期(3Q累計)経常は31%増益 |
289 |
2903 |
シノブフズ |
東2 |
今期経常を3%上方修正 |
674 |
3101 |
東洋紡 |
東1 |
今期経常を6%下方修正 |
165 |
3319 |
GDO |
東M |
今期経常は34%増益、1円増配へ |
400 |
3787 |
テクノマセマ |
東M |
4-12月期(3Q累計)経常が赤字縮小 |
2,463 |
4218 |
ニチバン |
東1 |
4-12月期(3Q累計)経常が28%増益 |
499 |
4231 |
タイガポリ |
東1 |
今期経常を36%上方修正・14期ぶり最高益 |
856 |
4243 |
ニックス |
JQ |
10-12月期(1Q)経常は24%増益 |
875 |
4351 |
山田債権 |
JQ |
前期経常を22%上方修正 |
790 |
4625 |
アトミクス |
JQ |
4-12月期(3Q累計)経常が18%減益 |
495 |
4694 |
BML |
東1 |
4-12月期(3Q累計)経常は12%減益 |
3,165 |
4998 |
フマキラ |
東2 |
今期経常を53%上方修正 |
393 |
5189 |
桜ゴム |
東2 |
4-12月期(3Q累計)経常は36%減益 |
386 |
5463 |
丸一管 |
東1 |
今期経常を3%下方修正、配当も2円減額 |
2,776 |
5952 |
アマテイ |
東2 |
4-12月期(3Q累計)経常が52%減益 |
104 |
5974 |
中国工 |
東1 |
4-12月期(3Q累計)経常は77%増益 |
820 |
5979 |
カネソウ |
名2 |
10-12月期(3Q)経常は16%減益 |
− |
5986 |
モリテック |
東1 |
4-12月期(3Q累計)経常が23%減益 |
316 |
5988 |
パイオラック |
東1 |
4-12月期(3Q累計)経常は11%増益 |
5,360 |
6247 |
日阪製 |
東1 |
10-12月期(3Q)経常は49%増益 |
962 |
6439 |
中日鋳 |
名2 |
4-12月期(3Q累計)経常が79%増益 |
− |
6480 |
トムソン |
東1 |
今期経常を19%上方修正 |
583 |
7539 |
アイナボHD |
JQ |
10-12月期(1Q)経常は31%減益 |
720 |
7648 |
トーカン |
名2 |
10-12月期(1Q)経常は4%増益 |
− |
7953 |
菊水化 |
名2 |
10-12月期(3Q)経常は14%減益 |
− |
7990 |
グロブライド |
東1 |
10-12月期(3Q)経常は赤字拡大 |
180 |
8051 |
山善 |
東1 |
4-12月期(3Q累計)経常が30%増益 |
832 |
8541 |
愛媛銀 |
東1 |
4-12月期(3Q累計)経常が16%増益 |
253 |
9033 |
広電鉄 |
東2 |
4-12月期(3Q累計)経常は28%減益 |
415 |
9359 |
伊勢湾 |
名2 |
4-12月期(3Q累計)経常が14%増益 |
− |
9407 |
RKB |
福証 |
今期経常を15%下方修正 |
− |
9476 |
中央経済 |
JQ |
10-12月期(1Q)経常は赤字転落 |
425 |
9608 |
福山コンサル |
JQ |
上期経常が赤字縮小で着地 |
516 |
9830 |
トラスコ中山 |
東1 |
今期経常は119億円へ |
3,055 |
9904 |
ベリテ |
東2 |
4-12月期(3Q累計)経常が赤字転落 |
99 |
【2月9日 相場概況】
【大引け概況】
9日の日経平均株価は続伸した。
終値は前週末と比べ63円43銭高い1万7711円93銭。
8営業日ぶりに1万7700円台を回復した。
前週末に発表された1月の米雇用統計をきっかけに円安・ドル高が進行。日経平均は買い先行で始まった。このところ上値の節目として意識される1万7800円に迫ったものの上回ることができず、買い一巡後は利益確定売りに押された。
寄り付き直後は前週末に比べて150円高まで上昇する場面があったが、買いは続かなかった。一時は前週末終値近辺まで急速に上げ幅を縮める場面もあった。しかし、好調な企業業績を背景に下値では押し目を拾う動きも旺盛、後場はプラス圏で頑強な動きとなった。
JPX日経インデックス400は続伸した。前日比68.98ポイント高の1万2916.95を付けた。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、前日比7.73ポイント高の1424.92で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆1752億円。売買高は20億755万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の65%にあたる1211、値下がりは539、変わらずは112だった。
トヨタ、三菱UFJやNTTが上昇した。ソフトバンク、三井住友FGやホンダが買われた。ソニーや三井不、菱地所が下げた。
東証2部株価指数は続伸した。大引けの2部指数は、前週末比16.96ポイント高の4398.91となった。
リードがストップ高。Br.HD、ウインテストは一時ストップ高と値を飛ばし、リアルビジョン、コメ兵、栗林船、アートSHDなども買われた。
日経ジャスダック平均株価も続伸。終値は前週末比11円59銭高の2355円10銭だった。前週末に好決算を発表した銘柄を中心に買いが集まった。東証1部の主力銘柄が伸び悩むなか、比較的最近に新規株式上場(IPO)した企業など値動きの軽い銘柄に短期資金が流入したこともジャスダック平均を押し上げた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で684億円、売買高は1億5651万株。
値上がり数は407、値下がり数は258、変わらずは90。
個別では、業績予想上方修正のアサカ理研がストップ高、第3四半期好決算のサン電子も買われ、クルーズは決算発表がアク抜けにつながった。スターHD、アールビバン、アエリアなども連日の急伸。半面、ガーラが戻り売りに大幅反落で、エムティーアイや山王などが売られた。
東証マザーズ指数は午後に上昇に転じ、続伸して終えた。大引けは前週末比2.25ポイント高の876.83だった。
ASJ、DMP、メディア工房、アトラ、サイジニアがストップ高で引け、フィックスターズ、サイオス、テクノマも一時ストップ高、カヤック、アドベンチャは値上がり率上位に買われた。半面、UBIC、シュッピン、ミクシィやアクロディアなどは下落した。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
17,711.93 |
63.43 |
日経平均先物 |
17,690.00 |
30 |
TOPIX |
1,424.92 |
7.73 |
TOPIX先物 |
1,424.50 |
4.5 |
東証2部指数 |
4,398.91 |
16.96 |
JASDAQ |
2,355.10 |
11.59 |
マザーズ |
876.83 |
2.25 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2007550 |
2175279 |
東証2部 |
145490 |
26456 |
02月09日の決算発表・業績修正銘柄(12:30現在)
コード |
銘柄名 |
市場 |
決算ポイント |
株価 |
前日比 |
2405 |
FUJIKO |
東M |
今期配当を1円増額修正(訂正) |
529 |
9 |
3319 |
GDO |
東M |
今期経常は34%増益、1円増配へ |
399 |
18 |
4231 |
タイガポリ |
東1 |
今期経常を36%上方修正・14期ぶり最高益.. |
873 |
93 |
4243 |
ニックス |
JQ |
10-12月期(1Q)経常は24%増益 |
880 |
8 |
5463 |
丸一管 |
東1 |
今期経常を3%下方修正、配当も2円減額 |
2,737 |
-163 |
5974 |
中国工 |
東1 |
4-12月期(3Q累計)経常は77%増益 |
831 |
22 |
【2月9日 相場概況 前場】
【前引け概況】
■日経平均株価 17,681.53(+33.03)
■東証1部出来高 10.22億株
■東証1部売買代金 1.06兆円
■日経平均先物 17,680(+20)
■TOPIX 1,420.67(+3.48)
■騰落 上昇1,191/下落545
■日経JQ 2,350.87(+7.36)
---------------------------------
日経平均株価は続伸。先週末発表の米国1月雇用統計が総じて強い内容となり、年内利上げを織り込むドル買いが加速、ドル・円が一時119円台に乗せるなど為替相場の円安が好感され、買い先行でスタート。買い一巡後は、米国株式市場の下落や米利上げ観測の強まりなどが不安材料にもなり、上げ幅を縮小する展開。
業種別では、多くの業種が値上がりした。値上がり上位は、ゴム製品、食料品、情報・通信業で。一方、値下がり上位は、鉱業、精密機器、不動産業。
東証2部株価指数は小幅続伸。リード、アートSHDやBr.HDが買われた。ラオックス、アルメディオや宮入バが売られた。
TOPIXも続伸しました。
日経ジャスダック平均は、前週末比7円36銭高の2350円87銭と続伸。
アサカ理研、FVC、KYCOMがストップ高。ベクター、クリムゾン、アエリア、JALCO HD、東栄リーファは一時ストップ高と値を飛ばし、内外テック、NaITOも買われた。半面、ヤマウ、山王、朝日ラバーは売られた。
東証マザーズは前週末比3.86ポイント安の870.72と反落。
UBIC、DEAR・L、メディアF、アルファポリスは値下がり率上位に売られた。一方、DMP、アトラがストップ高に買われ、フィックスターズ、サイオス<3744>は一時ストップ高、テクノマセ、メディア工房は値上がり率上位となった。
【レーティング情報】
【格上げ】
●UBS証券
・ミクシィ(東マ:2121)―投資判断 Sell→Neutral、目標株価 4800円継続
【格下げ】
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・CTC(東1:4739)―投資判断 2→3、目標株価 5000→5080円
【目標株価引き上げ】
・ニチコン(東1:6996)―投資判断 Neutral継続、目標株価 800→1000円
・日写印(東1:7915)―投資判断 Neutral継続、目標株価 1700→2000円
●野村証券
・東鉄工(東1:1835)―投資判断 Buy継続、目標株価 2920→3165円
●ゴールドマン・サックス証券
・ミクシィ(東マ:2121)―投資判断 中立継続、目標株価 4900→5300円
・ニチコン(東1:6996)―投資判断 中立継続、目標株価 850→860円
●SMBC日興証券
・TOTO(東1:5332)―投資判断 2継続、目標株価 1200→1400円
●JPモルガン証券
・京セラ(東1:6971)―投資判断 Neutral継続、目標株価 5450→5860円
【目標株価引き下げ】
●バークレイズ証券
・洋エンジ(東1:6330)―投資判断 Over継続、目標株価 640→600円
●野村証券
・丸紅(東1:8002)―投資判断 Neutral継続、目標株価 830→750円
【2月9日 相場概況】
【寄り付き概況】
9日前場寄り付きの日経平均株価は続伸。
シカゴ日経225先物清算値(17810円)にサヤ寄せする格好でスタート。
前週末比130円程度高い1万7700円台後半で推移している。
前週末6日に米労働省が発表した1月の雇用統計(速報値、季節調整済み)が良好な内容を示したことで、米景気の先行きに強気な見方が広がり、円安・ドル高が進行。トヨタなど主力株に輸出採算の改善を好感する買いが入った。
市場では「日経平均の1万7800円は直近高値の1月28日終値(1万7795円)で上回ることができなかったこともあり、節目として利益確定売りが出やすい」との声が聞かれた。
財務省が取引開始前に発表した2014年12月の国際収支状況(速報)は、海外との総合的な取引状況を示す経常収支が1872億円の黒字(前年同月は6799億円の赤字)と6カ月連続の黒字だった。ただ今のところ相場に大きな影響は出ていない。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続伸している。
トヨタ以外では三菱UFJ、ソフトバンクやホンダが上昇。日立やJT、KDDIが高い。半面、ソニーやファナック、花王が安い。
セクターでは不動産、その他金融、保険、鉄鋼、銀行、証券、海運、食料品などが堅調。一方で、鉱業が3%超の下落となっているほか、精密機器、金属、空運、水産・農林などが小安い
225先物は、ソジェン・JP・野村・クレディ・みずほ・GSが買い越し。
ドイツ・ニューえエッジ・アムロ・SBI・大和・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はニューエッジ・モルスタ・GS・野村が買い越し。
ソジェン・日興・三菱・ドイツが売り越し。
外資系等は、船井電(6839)、科研(4521)、明治(2269)、青山商(8219)、日セラ(6929)、紅(8002)に注目。
テクニカル的には、カカクコム(2371)、ABC(2670)、クラボウ(3106)、日東紡(3110)、セーレン(3569)、GMOP(3769)、日化成(4007)、東亞合成(4045)、久光(4530)、CTC(4739)、サイバー(4751)、資生堂(4911)、JX(5020)、有沢(5208)、東海カ(5301)、アサヒHD(5857)、ニッパツ(5991)、ルネサス(6723)、スタンレー(6923)、山一電(6941)、ニチコン(6996)、ケミコン(6997)、太平洋(7250)、ダイトエレ(7609)、GMO(9449)、プレナス(9945)が動兆。
2月6日大引け後に決算を発表。
カーバイド(4064)
15年3月期第3四半期累計(4−12月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の19.3億円に拡大した。また、通期の同利益を従来予想の20億円から22億円(前期は15.9億円)に10.0%上方修正。増益率は25.5%増から38.0%増に拡大する見通しとなった。
直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比4.2倍の9.9億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.8%→5.0%に改善した。
新電元(6844)
15年3月期第3四半期累計(4−12月)の連結経常利益は前年同期比19.3%減の80.2億円に減った。しかし、通期計画の92億円に対する進捗率は87.3%に達し、5年平均の60.3%も上回った。
直近3ヵ月の実績である10−12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比3.6%減の34.8億円に減り、売上営業利益率は前年同期の15.5%から10.7%に大幅悪化。
<兜町カタリスト>
「ディーゼル?」
米雇用統計通過。
1月の非農業部門雇用者数は25.7万人で着地。
市場予想の23万人台を上回った。
11月分は35.3万人増→43万人増。
12分月も25.1万人増→32.9万人増と上方修正された。
ただ失業率は5.7%で前月の5.6%から上昇。
平均時給は前月比0.5%上昇。
12月と1月の民間部門労働者の週平均労働時間は34.6時間。
雇用統計だけは相変わらず力強い米国経済の印象。
そもそも毎月毎月騒ぐ方がおかしい。
そのうち他の指標でも見つけ始めるのだろうか。
そして経済指標で一喜一憂させられている愚に早く気がつくベきなのだろう。
経済指標がなければ相場を語れない世界にあわせる必要はなかろう。
この週末には中国の貿易統計が発表された。
輸出は前年比3.3%減、輸入も19.9%減で市場予想を大幅に下回った。
日本向け輸出は2割程程度減少。
前月比では全体で輸出12%減、輸入21.1%減。
貿易黒字は600億ドルで月間では過去最大。
中国の輸出と輸入を合わせた2014年の貿易総額は前年比3.4%増。
中国政府の目標7.5%増に届かなかったというのが結論。
そして景気後退のために金融緩和を求める声も聞かれる。
どこも一緒の感。
その中国と日本のトップに対してオバマ大統領は年内の訪米要請。
同時に韓国・インドネシアの大統領にも年内の訪米を要請
アジア重視の姿勢なのか、レイムダックの暇つぶしなのか。
そこはわからない。
全体の69%が終了した第3四半期決算発表。
売上高は4.3%増、経常利益は4.1%増、純利益は7.8%増。
通期では売上高は3.2%増、経常利益は1.2%増、純利益は4.2%増。
物足りなさは募る。
気になるのはトヨタのディーゼル車の8年ぶりの投入。
燃費や減税を背景にSUVでのディーゼル車をつくるという。
水素自動車「MIRAI」はどうするのだろうか。
虎の子の特許を公開し、全面参加を呼びかけている裏側でのディーゼル車の投入。
どこかチグハグな印象は拭えない。
燃料電池車では2016年にホンダが投入する機種の方が圧倒的にトヨタを凌駕。
そんな指摘も聞かれるが・・。
因みにホンダ(7267)のPERは11倍台、PBRは1.15倍。
配当利回り2.3%台。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
インテリックス(8940)・・・動兆
インテリックスに注目する。
同社は中古マンションリノベーション大手。
地方展開は拡大基調。
底打ち反転期待。
(624円)
【2月9日 相場展望】
【オープニングコメント】
9日の日経平均株価は、堅調なの展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは17600円−17800円。
市場予想より伸びを示した米雇用統計を受けて利上げが意識されたことから為替市場が円安方向に振れており、日本株にとっては追い風の状況といえる。
一方、原油高の影響から海運や空運など恩恵を受ける銘柄は軟調な推移が予想される。
日経平均は1月28日高値(17850円)が上値メドとなり、この水準を超えれば節目の18000円が意識される展開が期待される。
経済指標では8時50分に12月国際収支、14時から1月消費者態度指数、1月景気ウォッチャー調査が発表される。
主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り1160万株、買い2020万株で、差し引き860万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、電機、薬品、機械、自動車、輸送用機器、空運、情報通信、小売、石油、通信、銀行、その他製品など。
買いセクターに、情報通信、銀行、薬品、不動産、小売、通信、損保、食品、電機、化学など。
【NY概況】
6日の米国株式相場は下落。ダウ平均は60.59ドル安の17824.29、ナスダックは20.70ポイント安の4744.40で取引を終了した。1月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回ったことや原油相場の上昇が好感され、買いが先行した。しかし、午後に入って格付会社S&Pがギリシャを格下げしたことで欧州債務問題への不透明感が強まり、引けにかけて下げ幅を拡大した。
セクター別では、銀行や電気通信サービスが上昇する一方で、公益事業や不動産が下落した。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 17835 ( +175 )
シカゴ日経225先物(円建て) 17810 ( +150 )
( )は大阪取引所終値比
【信用取引規制関係】
□東証、エヌアイデイ株、アイレックス株の日々公表銘柄指定を解除 6日付。
□東証、アエリア株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を9日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
□東証、ムラキ株の信用取引に関する臨時措置を解除 9日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
□東証、アルメディオ株を日々公表銘柄に指定 9日から。
◎新規上場=〔東証マザーズ〕KeePer技研(6036、KeePer、サービス)は12日
△空売り比率=30.8%(東証、6日)
【6日の相場表変更】
◎監理銘柄に指定=〔ジャスダック〕スターHD
△自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
クボタ 750万株、100億円
双葉電子工業 100万株、25億円
ニチコン 200万株、20億円
宝印刷 65万株、5億円
ウェルネット 23万2000株、4億6500万円
電気興業 170万株、10億円
ナカニシ 22万株、10億円
オカモト 100万株、4億5000万円
沖縄銀行 20万株、11億円
△立合外分売
Jストリーム 19〜24日に70万株
△一単元の株式数変更
ファミリー 4月1日付で1000株から100株
九州リースサービス 4月1日付で1000株から100株
【予定】
9(月)
【国内】
12月国際収支(8:50)
1月消費者態度指数(14:00)
1月景気ウォッチャー調査
《決算発表》
USS、住友鉱、ダイキン、日産自、NOK、丸一管、東洋紡、ホトニクス、荏原、島津製、ワタミ、西日シ銀、上組、共立メンテ、サンドラッグ、奥村組、スクリン、テクノマセマティ、FUJIKOHなど
【海外】
独12月貿易・経常収支(16:00)
トルコ12月鉱工業生産(17:00)
台湾1月貿易収支(17:00)
インド10-12月期GDP(21:00)
メキシコ1月消費者物価(23:00)
G20財務相・中央銀行総裁会議(〜10日イスタンブール)
【2月6日 相場概況】
【大引け概況】
6日の日経平均株価は反発した。終値は前日比143円88銭高の1万7648円50銭だった。
朝方は、原油先物相場の反発を受けて前日の米株式相場が大幅高となった流れを引き継ぎ、日経平均は大幅に反発して始まった。寄り付き直後に17700円を回復する局面をみせている。
その後はこう着感の強い相場展開となるなか、日経平均の後場の値幅は55円程度にとどまっている。
ただし、決算を手掛かりとした物色が活発。メガバンクなど相対的に出遅れていたセクターなどへの見直しの流れも目立ってきている。
日本時間22時30分に1月の米雇用統計の発表を控え、投資家の様子見姿勢が徐々に広がった。
過去2カ月間、米雇用統計の発表を受けて米株式相場が調整局面入りした経緯があり、今回も週明けの日本株の重荷になるのではないかとの警戒感も一部で指摘された。
日本株は新規の買い材料に乏しく、1万7600円台前半を中心に方向感なくもみ合い状態で本日の取引を終えた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに反発した。
東証1部の売買代金は概算で2兆3933億円、売買高は22億1235万株。東証1部の値上がり銘柄数は1020、値下がり銘柄数は704、変わらずは138だった。
帝人が昨年来高値を更新。セブン銀や参天薬は上場来高値を更新した。日東紡は11.1%高、日新製鋼は18.7%高で引けた。一方、前日に15年3月期の業績予想を下方修正したスズキとニコンはそれぞれ5%超下げた。トヨタは続落した。
東証2部株価指数は5営業日ぶりに反発した。宮入バやリアル、コメ兵が上昇した。一方、Oak、日精機、オーナンバは下落した。
日経ジャスダック平均株価は小幅に反発。終値は前日比4円12銭高の2343円51銭だった。前日の米株式相場の上昇をうけ、投資家心理が改善。東証1部の主力銘柄が上値を試す中で、新興企業株にも短期の資金が流入した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で688億円、売買高は1億5247万株。
ガーラやトレイダーズ、アエリア、アールビバン、FVC、スターHDなどが買われた。半面、山王や昭和真空が売られた。前日に1月の既存店売上高が大幅に減ったと発表したマクドナルドも安い。
東証マザーズ指数は反発。大引けは前日比2.10ポイント高の874.58だった。
売買代金は概算で831.69億円。騰落数は、値上がり77銘柄、値下がり110銘柄、変わらず9銘柄となった。
マザーズ市場は、週末要因に加え、大引け後に多数の決算発表が控えることなどから、買い先行後に利益確定売りが強まる展開となった。ただ、大引けにかけて改めて思惑買いなどが広がり値を戻す銘柄も多かった。
個別では、ミクシィが買い先行でスタート後、決算発表を控え利益確定売り優勢の展開が続いたが、大引けにかけて改めてプラス圏に浮上する格好となった。その他、メディア、BEENOS、サイジニア、ワイヤレスG、オプティムなどが堅調。テクノマセマティ、アクロディア、メディアF、サイオスはストップ高。OTSやUBICなどは下落した。
来週は、外部環境は比較的落ち着いた状況にある。
米国市場との連動性が低下気味で、国内市場では9日の1月消費者態度指数や1月景気ウォッチャー調査、12日の1月国内企業物価指数や12月機械受注などの経済指標が目立つ程度。11日が建国記念日で営業日が1日少ない中、前週同様に企業決算を手掛かりとした選別物色が中心となろう。13日は決算集中日であり、2月9日週で業績相場は一服する可能性が高そうだ。一方、海外市場では9日〜10日のG20財務相・中央銀行総裁会議や11日のEU首脳会議などが注目を集めそうだ。ギリシャの債務問題を巡るニュースフローを見極めながら慎重な動きが想定される。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
17,648.50 |
143.88 |
日経平均先物 |
17,660.00 |
180 |
TOPIX |
1,417.19 |
7.08 |
TOPIX先物 |
1,420.00 |
13 |
東証2部指数 |
4,381.95 |
4.95 |
JASDAQ |
2,343.51 |
4.12 |
マザーズ |
874.58 |
2.1 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2212350 |
2393358 |
東証2部 |
134830 |
30941 |
アフターランチ
「ウィルス」
昨日夕方。
赤坂で「株式投資とパソコン、スマホのセキュリティについて」の取材。
これは結構目からウロコだった。
パソコンのウィルス対策は
「ウィルスバスター」や「Norton」など気にしている向きは多い。
オフィスでも比較的堅固な防衛策が講じられている。
しかし、そのパソコンと同じ働くとしてくれているスマホ。
あるいはタブレッド端末についてはそれこそ無頓着だった。
特にアンドロイド系については増殖は甚だしいと聞く。
パソコン守ってスマホ端末は丸裸というような印象。
つまり以下のようなことになる。
↓
そもそもPCは普及を始めた時期から、ウイルスなどの脅威は広く知られていた。
セキュリティのための対策をしなければならないものだという前提があった。
しかも当初は1台のパソコンを守っていれば良かった。
しかし・・・。
インターネットが一般的になった。
セキュリティなどに感度の高い人以外はスマートデバイスを保護している人は少ない。
逆にスマートデバイスはどんどんと普及拡大。
スマートホンは一部キャリアの有料サービスでセキュリティが推奨されている。
ある調査によると約半数のユーザーがセキュリティソフトをまったく入れていないという。
タブレットにはスマホのようなサービスがないためさらにセキュリティソフトの利用率は低い。
スマートデバイスにおけるセキュリティソフトの普及率が低いということは、
スマートデバイスの脅威が低いということではない。
スマホからもPCで見るウェブサイトにアクセスできるということは、
例えば不正なウェブサイトからの脅威があるということ。
モバイル向けの不正サイトは急増。
不正サイトの手口で代表的なのはフィッシング詐欺やネットショッピング詐欺。
スマホやタブレットを標的とする不正アプリも急増。
たぶん・・・。
必要なことはWEBの脅威対策機能やURLフィルタリング機能のついたセキュリティソフト。
この活用で、不正なWEBサイトへのアクセスやあやしいサイトへの誘導を避けられる。
ということは・・・。
セキュリティソフトにビジネスチャンスありということになる。
スケジュールを見てみると・・・
6日(金)米雇用統計
週末:中国1月貿易収支
9日(月)景気ウォッチャー調査、G20財務相・中央銀行総裁会議(〜10日イスタンブール)
10日(火)マネーストック、第三次産業活動指数、米3年国債入札、中国消費者物価
11日(水)建国記念の日で休場、米財政収支、10年国債入札
12日(木)機械受注、企業物価指数、都心オフィス空室率、米小売売上高、シカゴ自動車ショー、EU首脳会議、
13日(金)オプションSQ、米輸入物価指数、ミシガン大学消費者信頼感、ユーロ圏GDP、ドイツGDP
2月6日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
■日経平均 17,606.66(+102.04)
■東証1部出来高 10.73億株
■東証1部売買代金 1.12兆円
■日経平均先物 17,610(+130)
■TOPIX 1,415.81(+5.70)
■騰落 上昇1,053/下落640
■日経JQ 2,340.56(+1.17)
--------------------------------------
日経平均株価は反発。米国株式市場が大幅に上昇した流れを引き継ぎ、朝方は買い先行でスタート、寄り付き直後につけた17700.67円を高値に、その後はこう着感の強い展開に上値は重く伸び悩みました。
17630-17660円辺りでのもち合いが続く中、国内での材料不足や米1月雇用統計の発表を控えた様子見気分から、引けにかけてやや上げ幅を縮小して前場の取引を終了。
セクターでは不動産、その他金融、石油石炭、鉄鋼、その他製品、証券などが堅調。一方で、空運、水産農林、保険、精密機器、情報通信、食料品などが冴えない。
東証1部の値上がり数は全体の過半数を占めている。
TOPIXも反発しました。
個別では三井住友が高く、三菱地所(8802)も買われた。日新製鋼が値を飛ばしたほか、GMO、ニッパツなども急伸した。
日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。前引けは前日比1円17銭高の2340円56銭だった。
前日の米株式相場が上昇したことで投資家心理が改善。東証1部の主力銘柄が上値を試すなかで、新興市場にも買いが波及した。ただ、東証1部で個人投資家の売買が多いソフトバンクなどの株価上昇が小幅にとどまったことや、大引け後に新興市場で時価総額上位のミクシィの決算発表を控え、一部銘柄には様子見の動きも出ており、指数の値動きは限定的だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で408億円、売買高は8454万株。
ガーラや山王、アビックスなどが上昇した。半面、マクドナルドや昭和真空などは下落した。
東証マザーズ指数も小幅に反発した。前引けは前日比0.22ポイント高の872.70だった。アクロディアやBEENOS、メディア工房などが買われた。ミクシィやOTSなどは売られた。
02月06日の取引時間中、決算発表・業績修正銘柄(10:55分現在)
コード |
銘柄名 |
市場 |
決算ポイント |
2220 |
亀田製菓 |
東1 |
4-12月期(3Q累計)経常が44%増益 |
3103 |
ユニチカ |
東1 |
10-12月期(3Q)最終は2.2倍増益 |
4061 |
電化 |
東1 |
4-12月期(3Q累計)経常が8%増益 |
4094 |
日化産 |
東2 |
4-12月期(3Q累計)経常は5%減益 |
5237 |
ノザワ |
東2 |
4-12月期(3Q累計)経常が20%増益 |
7920 |
三浦印 |
東2 |
今期最終を一転赤字に下方修正 |
7987 |
ナカバヤシ |
東1 |
4-12月期(3Q累計)経常が12%増益 |
8298 |
ファミリー |
JQ |
4-12月期(3Q累計)経常が23%減益 |
9896 |
JKHD |
東1 |
4-12月期(3Q累計)経常が18%減益 |
【2月6日 相場概況】
【寄り付き概況】
6日前場寄り付きの日経平均株価は反発して始まり、一時1万7700円台に乗せた。
前日の米市場で原油先物相場が反発したことを好感して米株式相場が大幅に続伸。
これを受け、外部環境が落ち着いたとの安心感から東京市場でも幅広い銘柄に買いが先行している。
ソフトバンクは一時4%高まで上げており、米子会社のスプリントによる減損損失を14年4〜12月期決算に反映させないと発表したことが好感されている。ファストリやファナックなど値がさ株が軒並み上昇し、3銘柄で日経平均を65円ほど押し上げている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も、ともに反発して始まった。
ただ、米雇用統計の内容を見極めたいとのムードや原油市況の先行き不透明感などもあり、買い一巡後の日経平均は上げ幅を縮小する展開に。
セクター別では、不動産、その他金融、石油・石炭、鉄鋼、鉱業などが上昇する一方、保険、水産・農林、空運、ゴム製品、卸売業などが下落。
個別では、2015年3月期に初の最終黒字を確保すると発表したルネサスが買い気配で始まり、上昇率は一時9%近くに達した。
値上がり率上位には、スカイマーク(9204)、科研薬(4521)、日新製鋼(5413)、東亜ディーケー(6848)、ダイトエレク(7609)など。
一方、15年3月期の業績見通しを下方修正したスズキは約5%下落。ニコンは売り気配で始まり、9%ほど下げて寄り付いた。
225先物は、アムロ・JP・メリル・ドイツ・クレディが買い越し。
野村・UBS・シティ・ニューエッジ・マネ・みずほ・GSが売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・ニューエッジ・アムロ・メリルが買い越し。
シティ・野村・大和・日興が売り越し。
外資系等は、ブラザー(6448)、ドンキ(7532)、相鉄(9003)、マクセル(6810)、ダイキン(6367)、近鉄エクス(9375)、アインファーマ(9627)、大同特殊鋼(5471)、東ガス(9531)、地所(8802)に注目。
テクニカル的には、DCM(3050)、イビデン(4062)、生化学(4548)、ホシザキ(6465)、OKI(6703)、シスメックス(6869)、凸版(7911)、ミズノ(8022)、サンリオ(8136)、PALTAC(8283)、コナミ(9766)、一休(2450、アルフレッサ(2784)、JT(2914)、中山鋼(5408)、平河ヒュ(5821)、ノーリツ(5943)、リブセンス(6054)蛇(6445)、富士通(6702)、ワコム(6727)、ソニー(6758)、AOKI(8214)、トラコス(9715)が動兆。
【レーティング情報】
【格上げ】
●クレディ・スイス証券
・愛知鋼(東1:5482)―投資判断 UP→Neutral、目標株価 300→500円
【目標株価引き上げ】
●ゴールドマン・サックス証券
・DENA(東1:2432)―投資判断 中立継続、目標株価 1450→1590円
●バークレイズ証券
・東レ(東1:3402)―投資判断 Equal継続、目標株価 770→840円
●野村証券
・東レ(東1:3402)―投資判断 Buy継続、目標株価 880→1110円
・ミツミ(東1:6767)―投資判断 Neutral継続、目標株価 680→880円
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・花王(東1:4452)―投資判断 2継続、目標株価 4640→5630円
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・TOTO(東1:5332)―投資判断 Neutral継続、目標株価 1360→1450円
●UBS証券
・ダイキン(東1:6367)―投資判断 Buy継続、目標株価 8500→9300円
●SMBC日興証券
・東ガス(東1:9531)―投資判断 2継続、目標株価 550→650円
●ゴールドマン・サックス証券
・ヤマダ電(東1:9831)―投資判断 中立継続 、目標株価 310→350円
・ファーストリテ(東1:9983)―投資判断 中立継続 、目標株価 42000→43000円
【目標株価引き下げ】
●野村証券
・双日(東1:2768)―投資判断 Neutral継続、目標株価 195→180円
・タカタ(東1:7312)―投資判断 Neutral継続、目標株価 1750→1550円
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・ヤフー(東1:4689)―投資判断 2継続、目標株価 500→480円
・三菱重(東1:7011)―投資判断 3継続、目標株価 730→680円
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・東芝(東1:6502)―投資判断 Neutral継続、目標株価 540→500円
●ゴールドマン・サックス証券
・ミツミ(東1:6767)―投資判断 中立継続、目標株価 900→840円
●マッコーリー証券
・コナミ(東1:9766)―投資判断 Neutral継続、目標株価 2400→2260円
<兜町カタリスト>
「賞味期限」
昨日の日経平均は反落。
ただ売買代金は2兆8515億円と今年最大。
9日連続で2兆円を上回った。
もはや2兆円を云々する時期ではなく、2兆円が当たり前と考えた方が良いのかも知れない。
切望しても2兆円に届かなかった時には遠く見えた2兆円。
続いてみれば当たり前。
2兆円を日経平均の2万円に変えても心情はたぶん一緒。
慣れが驚きを消してくれるのは株式市場だけの話ではない。
そして驚きが消えると、それがつまらなくなり次の驚きを求めて止まない。
この繰り返しが株価の形成となるのだから扱いにくい。
いつもフレッシュな朝ばかりとは限らないが・・・。
ともに上方修正のソニーと日立。
ソニーは一時ストップ高で08年10月14日以来の大幅高。
一方で日立は下落。
3日付け日経朝刊1面右下の見出しは「日立1割増益・インフラ関連伸びる」。
5日付け日経朝刊3面上の見出しは「ソニー、一転黒字に。
テレビ・収益改善。スマホは1000人追加削減」。
数字でいけばソニーの営業利益は通期400億円の赤字予想→200億円の黒字予想。
日立は第3四半期の営業利益は前期1割増hの3200億円。
どう考えても日立に分のある決算内容だが、市場は逆の反応。
既知の良いものよりは未知の驚きを好む傍証でもあろう。
そして今朝の日経では「ソニー時価総額パナソニック超え」。
ソニーの時価総額が3兆5905円、パナが3兆1951億円。
1年半ぶりの時価総額逆転が報じられている。
ただ、株価上昇のタイミングで日立に2年遅れ、パナに1年遅れ。
株式市場はゴールが永遠に訪れないレースである1年や2年の周回遅れは気にはならないだろう。
一方で、マーケット面では「広がらぬソニー株高」。
電機株は失速気味としての論陣となっている。
「ソニー株高がひろがらないこの日の電機株からは
日本株全体が上昇する正念場を迎えたことも読み取れる」。
そんなに踊り場の正念場とは考えにくい。
結論は「新たなソニーショックだったのかも知れない」。
今日の大引け後もこのコメントは有効なのだろうか。
もし、そうでないとしたら賞味期限が極端に短いコメントとなる。
【2月6日 相場展望】
【オープニングコメント】
6日の日経平均株価は買い優勢の展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは17600円−17850円。
前日の下落部分を吸収してきそうだ。ただし、買い一巡後は引き続今晩発表される1月の米雇用統計や週末を前にポジション調整の動きから後場にかけては様子見ムードが強まる可能性がある。
経済指標では14時に12月景気動向指数が発表される。取引時間中の企業決算は13時に王子HD、14時に石油資源、丸紅などが予定されている。
主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り890万株、買い850万株で、差し引き40万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額(6社ベース)も売り越し。
売りセクターに、小売、繊維、機械、自動車、空運、REIT、サービス、精密、通信、ゴム、情報通信、食品、電機、銀行など。
買いセクターに、食品、薬品、金属、REIT、小売、自動車、情報通信、証券、銀行、サービス、保険、機械、商社、通信、鉄鋼など。
【NY概況】
昨日のNYダウは大幅上昇、4営業日続伸。終値は前日比211ドル86セント高の1万7884ドル88セントと1月8日以来およそ1カ月ぶりの高値を付けた。原油先物相場が反発したことを受け、石油や素材株が相場をけん引した。朝方発表の米雇用指標が市場予想ほど落ち込まなかったことも投資家心理を明るくした。
石油関連企業の収益が持ち直すとの期待が浮上し、エクソンモービルやシェブロンなど大手石油株には買いが増えた。
セクター別では素材や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で、メディアが下落。
ナスダック総合株価指数は反発。前日比48.394ポイント高の4765.097と、1月26日以来の高値で終えた。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 17755 ( +275 )
シカゴ日経225先物(円建て) 17730 ( +250 )
( )は大阪取引所終値比
【信用取引規制関係】
□東証、北川精機株、昭和真空株、アドテック株を日々公表銘柄に指定 6日から。
□東証、制限値幅の拡大を解除 山王株を6日から。
□東証、メディア工房株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を6日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
□東証、鉱研工業株の信用取引に関する臨時措置を解除 6日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
□日証金、アルメディオ株の貸借取引にかかる品貸料の最高料率を通常の10倍に 6日申し込み分から。
□日証金、アルメディオ株、マルエツ株、カスミ株の貸借取引で申込停止措置 制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きは除く。6日約定分から。
△新規上場=不動産投資信託〔東証〕ケネディクス商業リート投資法人 投資証券(3453、ケネディ商業)は10日
△監理銘柄に指定=〔ジャスダック〕スターHDは5日
△空売り比率=33.0%(東証、5日)
【5日の相場表変更】
△監理銘柄に指定=〔ジャスダック〕NOS
▲自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
日本たばこ産業 3600万株、1000億円
ココカラファイン 30万株、9億1650万円
SANKYO 200万株、87億6000万円
ユナイテッドアローズ 240万株、60億円
▲立合外分売
北日本銀行 6日に2861円で8万2000株
▲一単元の株式数変更
文化シヤッター 4月1日付で1000株から100株
東亜合成 7月1日付で1000株から100株
【予定】
■国内(6日)
12月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
国際帝石、大和ハウス、明治HD、東急不HD、旭硝子、クボタ、いすゞ、オリンパス、丸紅、スルガ銀、セブン銀行、近鉄、京阪電、ミクシィ、NTT、ディスコ、THK、クレセゾン、リンナイ、王子HD、三井金、ツムラ、日新薬、ロート、DOWA、日電硝、ベネッセHD、洋缶HD、クルーズ、COOK、DMP、日本一S、池上通など
■海外(6日)
独12月鉱工業生産(16:00)
仏12月貿易収支(16:45)
英12月貿易収支(18:00)
ブラジル1月消費者物価(20:00)
米1月雇用統計(22:30)
カナダ1月失業率(22:30)
メキシコ1月消費者信頼感(23:00)
休場:NZ
※記載された予定は、予告なく変更される可能性があります
【2月5日 相場概況】
【大引け概況】
5日の日経平均株価は反落し、終値は前日比174円12銭安の1万7504円62銭だった。前日に342円の大幅高となった反動で、ひとまず利益を確定する目的の売りが優勢だった。
外国為替市場で円相場が対ドルで上げ幅を縮める場面では売りが増え、午前の取引時間中に一時194円安まで下げ幅を拡大する場面があった。原油価格が不安定な値動きを続けているほか、ギリシャ債務問題の先行き不透明感がぬぐえないことが相場の重荷となった。
JPX日経インデックス400は反落した。終値は前日比81.71ポイント安の1万2778.26だった。東証株価指数(TOPIX)も反落した。
東証1部の出来高概算は26億4540万株(前引けは12億7996万株)、売買代金は2兆8515億円(同1兆3631億円)と今年最大で、昨年12月19日以来、約1カ月半ぶりの高水準だった。1部上場1862銘柄のうち、値上がり銘柄数は570(同490)銘柄、値下がり銘柄数は1174(同1236)銘柄、変わらずは118だった。
また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は7業種(前引けは3業種)となっており、値上がり率上位の業種は、不動産、その他金融、金属製品、銀行、パルプ・紙、などだった。
朝方から日本株には売りが優勢だった。NYダウ平均は小幅続伸したが、ギリシャ情勢を巡る不透明感が台頭し引けにかけて急速に伸び悩んだ。この流れが東京市場でも続き、終日利益確定の売りに押された。
個別では、第3四半期決算が好調で業績予想を増額したソニー(6758)は11時前に一時ストップ高の急伸となり後場も大幅高を続け、やはり四半期業績が好調だった花王(4452)やGMOリサーチ(3695)なども高い。13時に発表した三菱地所(8802)(東1)は一段上値を追った。
東証2部株価指数は4日続落だった。プロスペクトや宮入バが下げ、アルメディオや日立機材が上げた。
日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比77銭安の2339円39銭だった。市場では、前日決算を発表したソニーや日立など東証1部の主力銘柄に短期資金が流入しており、個人投資家が新興市場から離散しているとの指摘が聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で569億円、売買高は1億5471万株。
ビーマップ(4316)、クリムゾン(2776)、ガーラ(4777)、大井電気(6822)は値下がり率上位。
半面、アエリア(3758)、JALCO HD(6625)、山王(3441)、日本オフィス(3790)、北川精機(6327)、アールエスシー(4664)、ベクター(2656)がストップ高で引け、昭和システム(4752)は一時ストップ高。
東証マザーズ指数も反落した。大引け時点は前日比8.72ポイント安の872.48だった。
ワイヤレスG(9419)、省電舎(1711)、サイジニア(6031)、MCJ(6670)が下落した。一方、ASJ(2351)、テクノマセ(3787)、ドリコム(3793)がストップ高。BEENOS(3328)、メディア工房(3815)、CANBAS(4575)は一時ストップ高と値を飛ばし、アクロデア(3823)、ケアネット(2150)は買われた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
17,499.21 |
-179.53 |
日経平均先物 |
17,490.00 |
-170 |
TOPIX |
1,408.72 |
-8.28 |
TOPIX先物 |
1,409.50 |
-9.5 |
東証2部指数 |
4,379.83 |
-16.15 |
JASDAQ |
2,340.83 |
0.67 |
マザーズ |
873.64 |
-7.56 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
1268190 |
1353334 |
東証2部 |
80830 |
16288 |
2月5日 相場概況(前引け)
【前引け概況】
■日経平均株価 17,499.21(-179.53)
■東証1部出来高 12.79億株
■東証1部売買代金 1.36兆円
■日経平均先物 17,490(-170)
■TOPIX 1,408.72(-8.28)
■騰落 上昇490/下落1,236
■日経JQ 2,340.83(+0.67)
----------------------------------------------
前場の日経平均株価は反落した。ギリシャ懸念の再燃や原油市況の急落などが嫌気されたほか、前日に日経平均大幅高となった反動から利益確定売りが先行した。円高進行も重しとなって下げ幅を拡大し、17500円台を割り込む場面もあった。その後は17500円台前半でもみ合う展開となり前場取引を終了。
個別では、ツクイ、テレビ朝日HD、ブラザーなどが東証1部下落率上位となっている。一方、富士通、JT、みずほ、ホンダ、NTTなどが堅調。
業種別では、ほぼ全ての業種が値下がりしました。値下がり上位は、鉱業、非鉄金属、
機械。一方、値上がりしたのは、パルプ・紙、空運業、金属製品のみ。
TOPIXは反落した。
日経ジャスダック平均株価は小動きだった。前引け時点は前日比67銭高の2340円83銭だった。
前日の取引時間終了後に決算を発表し、大きな値動きとなっているソニーや日立など東証1部の主力銘柄に個人投資家の資金が流れた影響で、ジャスダック銘柄の値動きは限定的だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で341億円、売買高は1億245万株。主力銘柄で構成するJASDAQ−TOP20は反発した。昭和真空やガンホー、MTIなどが上昇した。半面、トレイダーズや日本マイクロなどは下落した。
東証マザーズ指数は反落した。前引け時点は前日比7.56ポイント安の873.64だった。ミクシィやファーマF、OTSなどが売られた。アクロディアやUBICなどは買われた。
<兜町カタリスト>
「悪いのは不戦敗心理」
昨日後場のストボ。
後場よりの冒頭で「所詮レンジ(16500円〜18000円)での商い」と指摘した。
今朝の日経でも「一進一退相場」との指摘。
「往来相場」の理由をロングショート商いの海外投資家に求めていた。
空売り比率の高さがその傍証とされていた。
たしかにロングショートの作用は否定しない。
でも・・・。
市場関係者とか証券マスコミというのは何でもかんでも海外動向に押し付けたがる傾向がある。
国内劣後、海外優先。
幕末から、あるいは太古から連綿と続くこの心理は消えない。
しかし・・・。
昨日の225先物動向を見てみれば買い越しのトップはSBI、以下野村、マネックス。
売りはアムロ・ドイツ・クレディ・メリルだが次いでカブコム・松井。
横文字ばかりを尊重していると、そのうちに大きなしっぺ返しを受けるかも知れない。
というか・・・。
「戦うひとびと」は間違いなく東京市場にいる。
一方で市場関係者と証券マスコミが「不戦敗」の心理では覚束ないという現実。
と言う気がする。
決算発表佳境の時期。
明るいものもチラホラと。
一番は昨日発表されたトヨタの業績。
日経1面では「トヨタ、最高益2.7兆円。
円安や構造改革寄与」の見出し。
第3四半期として2007年以来7年ぶりに最高益を更新した。
通期の営業利益をは2.5兆円→2.7兆円に上方修正。
市場予想の2,7843億円はやや下回ったという声も聞かれる。
しかし、現場で稼ぎもしないアナリスト連中の試算など「関係ねぇ」だろう。
一方で少し光っているのが三菱UFJ。
第3四半期の純利益が前年同期比18%増の9269億円。
背景は海外での積極的なM&Aなどで3年ぶりに最高益を更新した。
ただ、全体の44.8%が通過した第3四半期決算。
売上高は4.7%増、経常利益は6.7%増、純利益は10.5%増。
通期見通しは売上高3.6%増、経常利益4.5%増、純利益7.7%増。
決算を消化するたびに低下してきたのが気にかかる。
アメリカでの在庫の増加で48ドル台まで急落した原油先物。
前日の54ドル台を好感していたが元の黙阿弥。
そしてドンキホーテのような強気姿勢が目立っていたギリシャの姿勢の変化。
ギリシャのバルファキス財務相のコメント。
「債務問題に関する解決案を提示するのに、5月末までに時間的猶予を与えて欲しい。
欧州のパートナーと提案について協議し。
夏にはギリシャと欧州諸国との間で新たな合意が得られる」。
現実を目の前にすると、空理空論では立ち行かないことに気が付いたのだろうか。
あるは単なる時間稼ぎかも知れない。
一方でECBはギリシャ国際の担保受け入れ停止の報。
「さあて諸君」というところだろうか。
日経平均株価の25日移動平均は17351円でプラス1.89%カイ離。
75日移動平均は16954円でプラス4.27%カイ離。
200日移動平均は15838円でプラス11.62%カイ離。
黒い「勝手雲」は明日白くねじれているし、NYダウは今週買い転換との声も。
松井証券信用評価損益率速報は売り方マイナス11.915%。
買い方マイナス8.448%。
微妙に売り方の評価損が悪化せず、買い方の評価損が改善しない。
Quick調査の信用評価損率(1月3日現在)はマイナス8.83%とやや悪化。
裁定買い残は2週連続の増加(1354億円)で2兆5377億円。
裁定残は相場の邪魔をしない水準。
【2月5日 相場概況】
【寄り付き概況】
5日前場寄り付きの日経平均株価は反落でのスタート。
前日比の下げ幅は100円を超え、1万7500円台後半で推移している。前日に342円高となった反動から利益確定を目的とした売りが先行している。ファストリやソフトバンクなど値がさ株の一角が安い。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もそれぞれ反落している。
前日4日の米株式市場では好決算を発表した映画・娯楽のウォルト・ディズニー株などが買われダウ工業株30種平均が小幅続伸したが、引けにかけて急速に伸び悩んだ。原油先物相場が再び急落したことや、欧州中央銀行(ECB)がギリシャ国債の担保受け入れ措置を停止すると発表したことで投資家心理が冷え込んだため。リスク回避の流れも日本株に売りを誘っている。
注目された決算銘柄では、トヨタが買い先行後、マイナス転換。その一方、ソニーは買い気配スタートから急伸するなど明暗分かれる格好に。
セクター別では、空運、海運、電力・ガス、化学、パルプ・紙などが上昇する一方、鉱業、非鉄金属、倉庫・運輸、機械、輸送用機器などが下落。値上がり率上位には、BPカストロール、ソニー、アイロムHD、青木あす<1865>などがランクインしている。
225先物は、SBI・野村・マネ・パリバ・ニューエッジ・バークレイズが買い越し。
アムロ・ドイツ・クレディ・メリル・松井・カブコムが売り越し。
TOPIX先物はJP・ニューエッジ・モルスタ・ドイツが買い越し。
みずほ・日興・メリル・アムロ・パリバが売り越し。
外資系等は、アルプス(6770)、JFE(5411)、トヨタ(7203)、富士重工(7270)、スクエニ(9684)、アサヒ(2503)、NTT都市(8933)に注目。
テクニカル的には、ティーガイヤ(3738)、日立化成(4217)、テルモ(4543)、キョーリン(4569)、USS(4732)、荒川化学(4968)、イハラケミ(4989)、富士石(5017)、三菱マテ(5711)、DOWA(5714)、LIXIL(5938)、TOWA(6315)、アマノ(6426)、豊田通商(8015)、ユニシス(8056)、Gウィン(8111)、MS&AD(8725)、阪急(9042)、NTTデータ(9613)、スズケン(9987)が動兆。
【レーティング情報】
【格上げ】
●BNPパリバ証券
・ANA(東1:9202)―投資判断 Reduce→Hold、目標株価 257→317円
【目標株価引き上げ】
●ゴールドマン・サックス証券
・グリー(東1:3632)―投資判断 売り継続、目標株価 580→590円
・花王(東1:4452)―投資判断 中立継続、目標株価 4600→4800円
●バークレイズ証券
・三菱ケミH(東1:4188)―投資判断 Equal継続、目標株価 600→650円
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・テルモ(東1:4543)―投資判断 3継続、目標株価 2850→2940円
・サイバエージ(東マ:4751)―投資判断 3継続、目標株価 3630→5600円
・豊田織(東1:6201)―投資判断 3継続、目標株価 5300→6300円
●マッコーリー証券
・村田製(東1:6981)―投資判断 Neutral継続、目標株価 12300→13500円
●野村証券
・トヨタ(東1:7203)―投資判断 Buy継続、目標株価 9400→10500円
●JPモルガン証券
・三井物(東1:8031)―投資判断 Over継続、目標株価 1740→1750円
【目標株価引き下げ】
●UBS証券
・グリー(東1:3632)―投資判断 Buy継続、目標株価 1470→880円
・三菱ケミH(東1:4188)―投資判断 Neutral継続、目標株価 650→630円
●ゴールドマン・サックス証券
・日立(東1:6501)―投資判断 買い継続、目標株価 1150→1080円
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・三井造(東1:7003)―投資判断 2継続、目標株価 300→250円
・IHI(東1:7013)―投資判断 3継続、目標株価 590→480円
●野村証券
・三菱重(東1:7011)―投資判断 Neutral継続、目標株価 730→710円
・三井物(東1:8031)―投資判断 Buy継続、目標株価 2370→2050円
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・三井物(東1:8031)―投資判断 Overweight 継続、目標株価 2000→1850円
・三菱商(東1:8058)―投資判断 Overweight 継続、目標株価 2600→2550円
【2月5日 相場展望】
【寄り付き前コメント】
5日の日経平均株価は利食い優勢の展開となりそうだ。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円安の17560円であり、前日に300円超の上昇となった反動が意識されそうだ。
日経平均株価の予想レンジは17450円−17650円。
ADRではソニーが大幅高となっており、昨日引け後に営業赤字から一転黒字見通しに転換したことが好感されたもよう。増額修正ながら控えめな見通しを示したトヨタも小じっかり。
外部環境に強弱材料が入り混じる中で両銘柄の動きが全体相場の行方を左右する可能性がある。
利食い一巡後に底堅さがみられるようだと、相場全体のセンチメントに好影響を与えることになる。
企業決算は12時に旭化成、ゼオン、コナミ、13時に東レ、菱地所、13時30分に伊藤忠、14時にドンキホーテなどが予定されている。
主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り1330万株、買い1930万株で、差し引き600万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額(6社ベース)も買い越し。
売りセクターに、通信、損保、薬品、電機、自動車、食品、小売、機械、化学、輸送用機器、空運、保険など。
買いセクターに、損保、証券、銀行、化学、薬品、自動車、情報通信、食品、金属、電機、サービス、保険、空運、輸送用機器、小売など。
【NY概況】
4日のNYダウ平均は小幅に3日続伸し、終値は前日比6ドル62セント高の1万7673ドル02セントだった。前日夕に増益決算を発表した映画・娯楽のウォルト・ディズニーが大きく上げ、ダウ平均を押し上げた。取引終了の間際にかけて急速に伸び悩んだ。
欧州中央銀行(ECB)がギリシャ国債を金融機関への資金供給の担保として例外的に受け入れるのを停止したと発表した。投資家がリスク回避姿勢を強め、相場は急速に伸び悩んだ。
6日発表の1月の米雇用統計にやや慎重な見方が出てNYダウ平均は下げる場面があった。
一方、原油先物相場の下落を受け、燃料価格の下落が消費を押し上げるとの見方から消費関連株に買いが入った。クレジットカードのビザなどが上げた。
セクター別では、メディアや自動車・自動車部品が上昇する一方、医薬品・バイオテクノロジーやエネルギーが下落した。
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落し、前日比11.035ポイント安の4716.703で終えた。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 17590 ( -70 )
シカゴ日経225先物(円建て) 17560 ( -100 )
( )は大阪取引所終値比
【信用取引規制関係】
□東証、アールビバン株の日々公表銘柄指定を解除 4日付。
□東証、プロスペクト株の信用取引に関する臨時措置を解除 5日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
□日証金、ケーヨー株、マルエツ株、カスミ株、プレナス株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。4日付。
□日証金、JSP株の貸借取引で申込停止措置 制度信用取引の新規売り及び買いの現引きに伴う申し込みで。弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きを除く。5日約定分から。
△監理銘柄に指定=〔ジャスダック〕NOSは4日
△空売り比率=30.7%(東証、4日)
△自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
横浜銀行 2000万株、100億円
グリー 360万株、30億円
【予定】
■国内(5日)
30年国債入札
《決算発表》
キッコーマン、JT、東レ、旭化成、武田、ルネサス、スズキ、ドンキホテHD、ニコン、伊藤忠、菱地所、日テレHD、コナミ、日 水、三菱Uリース、DENA、博報堂DY、鬼怒ゴム、タカタ、Uアローズ、エイベックス、近鉄エクス、GMO、ヤマダ電、海洋掘削、銭高組、フューチャーVC、TBSHD、ミズノ、ニッパツ、日清紡HDなど
■海外(5日)
台湾1月消費者物価(9:30)
豪12月小売売上高(9:30)
フィリピン1月消費者物価(10:00)
ギリシャ議会招集
独12月製造業受注(16:00)
インドネシア10-12月期GDP
英中銀政策金利発表(21:30)
米12月貿易収支(22:30)
《決算発表》
スプリント、リンクトイン、エスティローダー
【2月4日 相場概況】
【大引け概況】
4日の日経平均株価は大幅反発した。
終値は前日比342円89銭高い1万7678円74銭だった。原油相場上昇などによる前日の米株高の流れを受けて、日経平均は213円高からスタート。
円相場も円安・ドル高基調にあることから日本株に買い安心感が広がった。
金利低下や原油安の一服が好感され、三菱UFJなど銀行株や国際石開帝石など石油関連銘柄が大幅高になった。
東証1部の売買代金は概算で2兆8072億円と14年12月19日以来1カ月半ぶりの大きさだった。
JPX日経インデックス400は3日ぶりに反発した。前日比219.77ポイント高の1万2859.97だった。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反発。前日比24.61ポイント高の1417.00だった。
東証1部の売買高は27億2707万株だった。値上がり銘柄数は全体の83%弱にあたる1542、値下がりは250、変わらずは70だった。業種別TOPIXは全33業種中、31業種が上昇。「保険業」や「その他金融業」の上げが目立った。他、倉庫・運輸関連業、鉄鋼、卸売業が上昇率上位だった。一方、下落したのは水産・農林業、パルプ・紙の2業種のみだった。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり、日経平均を約65円押し上げた。前日の引け後に発表した1月の月次動向がポジティブ視され、4%近い上昇となった。
三菱UFJ、三井住友FGやみずほFGが上昇した。トヨタやソフトバンク、三井物が上げた。富士重や三菱重、パナソニックが下げた。
東証2部株価指数は3日続落した。日精機、朝日インテクやコメ兵が下げた。ラオックスやプロスペクト、戸上電が上げた。
日経ジャスダック平均株価は5営業日ぶりに反発した。終値は前日比10円43銭高い2340円16銭だった。原油相場の上昇や、円安・ドル高を受けて日経平均株価が大幅に上昇。投資家心理が改善し、新興株も買いが優勢だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で697億円、売買高は1億9883万株だった。
アールエスシー、山王、昭和真空、クリムゾン、イナリサーチ、JALCO HDがストップ高で引け、トスネット、ソーエコプロも一時ストップ高、アエリア、トレイダーズHDは値上がり率上位に買われた。半面、ガンホーやアドテック、Mipoxは下落した。
東証マザーズ指数は3日ぶりに反発した。終値は前日比12.87ポイント高い881.20だった。
個別では、2014年4〜12月期決算発表を6日に控えたミクシィが10%近く上昇のほか、UBIC、フィンテック、FFRI、U-NEXT、カヤックなどが堅調。テクノマセマティ、ファーマF、アトラがストップ高となったほか、アクロディアは20%を超える上昇となった。一方、UNITEDは前日発表した決算を受けて朝方は大幅高となったものの、大引け前にマイナス圏に沈んだ。
UNITEDやJIAは下げた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
17,678.74 |
342.89 |
日経平均先物 |
17,660.00 |
330 |
TOPIX |
1,417.00 |
24.61 |
TOPIX先物 |
1,419.00 |
29 |
東証2部指数 |
4,395.98 |
-15.97 |
JASDAQ |
2,340.16 |
10.43 |
マザーズ |
881.2 |
12.87 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2727070 |
2807237 |
東証2部 |
94920 |
20767 |
2月4日 相場概況(前場)
【前引け概況】
■日経平均株価 17,712.05(+376.20)
■東証1部出来高 13.77億株
■東証1部売買代金 1.32兆円
■日経平均先物 17,710(+380)
■TOPIX 1,421.29(+28.90)
■騰落 上昇1,599/下落201
■日経JQ 2,340.63(+10.90)
-------------------------------------
日経平均株価は大幅反発。原油相場が年初来高値を更新したことを受けて、米国株式市場が上昇したことなどを好感し、買いが先行。前日大幅安の反動や外部環境の改善などを背景に、先物買いを交えて上げ幅を拡大した。
指数寄与度の高い値がさ株にインデックス買いが流入したことも日経平均を押し上げる要因となった。その後も高値圏で堅調に推移し、前場取引を終了。
業種別では、ほぼ全ての業種が値上がりした。値上がり上位は、その他金融業、銀行業、保険業。一方、値下がりしたのは、空運業のみ。
TOPIX、日経ジャスダック平均株価も共に反発。
日経ジャスダック平均株価の前引けは前日に比べ10円90銭高い2340円63銭となった。原油相場の上昇や、外国為替市場での円安・ドル高を背景に、日経平均株価が上昇。投資家心理が改善し、新興市場でも買いが優勢になっている。2014年12月に新規株式公開(IPO)した銘柄に上昇が目立つ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で407億円、売買高は1億2031万株。
クリムゾン、アールエスシー、トスネットがストップ高に買われ、ランシステムも一時ストップ高。ファンクリGやソーエコプロ、ブロッコリーが上昇した。半面、ガンホーやアドテック、Mipoxが下落した。
東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比10.63ポイント高い878.96だった。ファーマFがストップ高、ミクシィやUNITED、サイジニアが上昇した。一方で、UBICやメディア工房、OTSは下落した。
アフターランチ
「尺度」
相場の尺度というのはさまざま。
というか、その場その場で適宜都合の良いものが登場する。
PERやPBRは長生きしているが、EBIDAなどは風前の灯。
最近はROEオンパレードのような格好となった。
流行廃りや栄枯盛衰が株式投資の尺度なのかも知れない。
罫線を見ても、ある時は雲。
ある時はボリンジャー。
場面に応じて様々なものが登場する。
かつてアチコチで見られた五角形などは今はあまり聞かれない。
面白かったのは、リーマンショック直後の長期移動平均線。
通常は1年、5年、10年、25年など区切りの良いものが登場する。
東証再開が1949年だったから2008年には55年移動平均までしかなかった。
ところが株価指数が55年移動平均を割り込んできて登場したのは58年移動平均線。
今では60年移動平均や65年移動平均がある。
しかし58年移動には参った記憶がある。
あるいは日柄。
左から右に日数を数えて「ほら、ほぼ同じ日数でしょ」と手品チックな語りに驚くかも知れない。
しかい、これって右から数えて都合の良い数字を持ってきたらどうなるのだろう。
今はなき重鎮氏にそう尋ねたら・・・。
「それを言っちゃあいけない」と言われた記憶がある。
クレディスイスが米国の小口マーケットメーク業務から撤退すると発表した。
進行中の投資銀行事業見直しの一環という。
因みに小口マーケットメークとは・・・。
リテールの証券会社からの株式注文を自己勘定で受けながら気配値の差から利益を稼ぐ事業。
リテール証券会社にとってはマーケットメーカーからの手数料は魅力的な収益源になる。
別に変な取引でもない。
しかし・・・
米金融規制当局は証券会社が顧客の最良価格執行のためでなく
自分たちの儲けのマーケットメーカーに注文を回している疑いがあると調査中という。
別に調査があるから撤退するのではなく、他のマーケットメーカに勝てなかった。
と言うのが市場の解釈だが・・・。
節分の翌日は立春。
面白いのは立春大吉の話。
その昔・・・。
「立春大吉」と書かれた御札が貼ってあった家に鬼が入りました。
ふと鬼が振り返ると、入る時に見えた立春大吉の文字が見えました。
(鬼から見て裏側から見たのに)
「まだ入ってなかったのだ」と思い、逆戻りして出て行ってしまいました。
「立春大吉」のお札を貼っていると厄除けになると言われています。
表から見ても裏から見ても同じに映るもの。
これって何か株式市場にもありそうは話。
関東では1998年にセブンイレブンが登場させた恵方巻。
関西ではFマートが1983年に開始したという。
あの騒動よりも賢さが感じられる話。
今日から88日目は八十八夜。
210日後は二百十日。
起点を通過したことになる。
・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「大阪で生まれた銘柄」
踊り疲れた株価の帰り
これで相場も終わりかなと呟いて
チャートの流れ眺めながら
下げたなと思ったら泣けてきた
大阪で生まれた銘柄やさかい
北浜の町よう捨てん
北浜で育った株価やさかい
指数へはよう付いていかん
踊りつかれた株価の帰り
しがない材料にしがみついた夜
ただりついたら安値水準
PER10倍割れたけどまだ底打たん
賑わいの頃思い出しながら
終わりかなと思ったら泣けてきた
大阪で生まれた銘柄やけど
北浜の町を出よう
北浜で育った株価やけど
NYに向かって行こうと決めた
たどりついたら寄与度高く
明日への思いを振るわせた株
・・・・・・・・・・・
<2月4日 相場概況>
【寄り付き概況】
4日前場寄り付きの日経平均株価は大幅反発し、前日比230円程度高い1万7500円台半ばで推移している。前日のNYダウが大幅に上昇したほか、円相場も円安・ドル高が進行。日本株にも買い安心感が広がった。トヨタなど主力株に輸出採算の改善を好感する買いが入った。
米国市場で原油価格が1カ月ぶりの高値に上昇したことも支援材料で国際石開帝石などに買いが入っている。市場では「前日の下げで日経平均は25日移動平均(3日時点で1万7356円)を割り込み、短期的な調整が終わったとみた投資家の買いも入っている」との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに大幅反発している。
トヨタの他にはJTやマツダなどが高い。三菱UFJやソフトバンク、ソニーが買われた。半面、ブリヂストンやJAL、パナソニックが下げた。
セクターでは鉱業が2%超の上昇。鉄鋼、その他金融、保険、卸売、倉庫・運輸、電気機器、金属製品、機械、精密機器などが上昇。一方で、海運、ゴム製品、空運といった原油高デメリットセクターは売り先行の展開。
225先物は、アムロ・メリル・大和・モルスタ・みずほ・ドイツが買い越し。
バークレイズ・UBS・GS・SBI・クレディ・マネが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・アムロ・モルスタ・みずほ・バークレイズが買い越し。
JP・ドイツ・野村・UBSが売り越し。
外資系等は、日産化(4021)、IHI(7013)、帝人(3401)、ファナック(6954)、ITHD(3626)、電源開発(9513)、TDK(6762)、村田(6981)、ユニシス(8056)、NTTデータ(9613)、ローム(6963)、メイテック(9744)、パナ(6752)、デンソー(6902)、三菱UFJ(8306)に注目。
テクニカル的には、国際帝石(1605)、ゲオ(2681)、Monotarou(3064)、アイスタイル(3660)、セ硝(4044)、科研(4521)、第一三共(4568)、大同特殊鋼(5471)、メガチップス(6875)、帝人(3401)、トーカロ(3433)、トクヤマ(4043)、EPS(4282)、田辺三菱(4508)、大塚商会(4768)、パラカ(4809)、イソライト(5358)、日製鋼(5631)、JVC(6632)、富士通(6702)、トリム(6788)、キーエンス(6861)、FPG(7148)、武蔵精密(7220)、クボテック(7709)、いなげや(8182)、宇徳(9358)が動兆。
【レーティング情報】
【格下げ】
●UBS証券
・ヤマダ電(東1:9831)―投資判断 Buy→Neutral、目標株価 390→480円
【目標株価引き上げ】
●野村証券
・帝人(東1:3401)―投資判断 Buy継続、目標株価 410→450円
・テルモ(東1:4543)―投資判断 Buy継続、目標株価 3400→3500円
・IHI(東1:7013)―投資判断 Buy継続、目標株価 650→680円
・日ユニシス(東1:8056)―投資判断 Buy継続、目標株価 1300→1350円
・東ガス(東1:9531)―投資判断 Buy継続、目標株価 740→840円
●バークレイズ証券
・帝人(東1:3401)―投資判断 Under継続、目標株価 260→280円
・東ソー(東1:4042)―投資判断 Over継続、目標株価 630→680円
●UBS証券
・帝人(東1:3401)―投資判断 Neutral継続、目標株価 310→360円
・ミネベア(東1:6479)―投資判断 Buy継続、目標株価 2000→2150円
●マッコーリー証券
・ガンホー(JQ:3765)―投資判断 UP継続、目標株価 360→365円
・ミネベア(東1:6479)―投資判断 OP継続、目標株価 2050→2100円
・東芝(東1:6502)―投資判断 OP継続、目標株価 620→650円
・パナソニック(東1:6752)―投資判断 OP継続、目標株価 1475→1530円
●JPモルガン証券
・テルモ(東1:4543)―投資判断 Over継続、目標株価 3000→3500円
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・OLC(東1:4661)―投資判断 Neutral継続、目標株価 23700→27000円
●みずほフィナンシャルグループ
・ファナック(東1:6954)―投資判断 買い継続、目標株価 25100→25600円
【目標株価引き下げ】
●大和証券キャピタル・マーケッツ
・エプソン(東1:6724)―投資判断 2継続、目標株価 6130→5760円
●JPモルガン証券
・パナソニック(東1:6752)―投資判断 Neutral継続、目標株価 1500→1400円
・シャープ(東1:6753)―投資判断 Under継続、目標株価 200→150円
<兜町カタリスト>
「財政赤字半減目標達成」
NY離れで世界の中で独歩安では洒落にもならない。
昨日の日経平均株価は25日移動平均(17356円)を割り込んだ。
ヒゲの安値の17271円は一目均衡の雲の上限17267円でピッタリ止まった。
計ったかのような止まり方には興趣を覚えるが・・・。
勝手雲さえ6日に白くねじれている。
後場に下落幅を拡大した解釈は2つ聞かれる。
一つはオーストラリア準備銀行の政策金利引き下げ。
過去最低の年2.25%にするとの発表を材料視し多少円高が進んだこと。
というよりは、ビックリして売られたというところ。
もう一つは日本国債の入札不調から国債利回りが上昇したこと。
面白い解釈は「リスク回避の動きに拍車をかけた」。
「リスク回避で債券が売られた」という解釈は表面上理解できないでもないが笑える。
支離滅裂な解釈でも活字になると独立独歩。
証券報道の限界なのだろうか。
因みに10年国債利回り。
1月20日に0.195%と過去最低を記録。
昨日は一時0.365%まで上昇した。
債券が売られて株も下落。
どちらかが間違っていたから、世界で孤立した東京株式市場だったのかも知れない。
因みにREIT指数は7日続落で東証REIT指数は1812ポイントまで下落してきた。
高値からの下落率は約9%。
予想分配金利回りは3.165%。
スプレッドは2.8%。
もう少しで3%になるのだが・・・。
夜明けのNY株式は大幅反発。
6日連続での日中値幅200ドル超えとボラ高い動きとなっている。
2日大幅安のあとの反騰だが、結局は同じ場所の往来。
上値が重いから一度下げないと儲からない。
だから下げて、そして上げて。
このリズムは何度も体験してきた。
それでも無理矢理上げ下げの理由を探すから余計にややこしくなる。
全体の39%が通過した第3四半期決算。
第3四半期売上高はプラス5.3%、経常利益はプラス8.4%、
純利益はプラス13.6%。
今通期見通しは売上高プラス4.3%、経常利益プラス5.4%、
純利益プラス9.7%。
やや見劣りしてきた。
内閣府がまとめる経済財政の中長期資産。
2015年度の基礎的財政収支の赤字はGDPの3.3%。
2010年度比半減。
消費再増税見送りでも財政赤字半減の目標は達成できるという。
ということは・・・。
やはり「消費増税しないと大変」は財務省の一人芝居であったのだろうか。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
カナモト(9678)・・・動兆
カナモトに注目する。
同社は建機レンタル大手。
市場の期待が大きく、最高益更新でも株価は昨年秋から下落基調。
しかし、PER10倍割れは下練りからソロソロの感とみる。
(3075円)
【2月4日 相場展望】
【寄り付き前コメント】
4日の日経平均株価は、寄付きはシカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い優勢の展開スタートだろう。
日経平均株価の予想レンジは17400円−17650円。
3日のNY株式市場は大幅上昇した。原油相場が一時、1バレル54ドル台まで上昇し、年初来高値を更新したことでエネルギー関連株を中心に大幅続伸となった。ギリシャ財務相が債務減免の要求を取り下げ、代替案を示したことで債務問題解決への期待感が強まり、欧州株が全面高となったことも好感された。
米国株高の流れを受けて前日軟調だった日本株にも買い戻しが入る公算が大きい。前日引け後にファストリが国内ユニクロ既存店売上高を発表したが、前年比8.9%増と好調。指数の寄与度が高いだけに相場のけん引役として期待がかかる。
経済指標では10時30分に12月毎月勤労統計調査、取引時間中の企業決算は11時にカカクコム、三井物、13時に三井化、三菱ケミ、JX、富士重、三菱商、13時30分に三菱重などが予定されている。
主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り1500万株、買い1450万株で、差し引き50万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額(6社ベース)も売り越し。
売りセクターに、銀行、通信、化学、薬品、電機、自動車、情報通信、商社、保険、精密、空運など。
買いセクターに、銀行、空運、機械、商社、電機、REIT、鉱業、食品、石油など。
【信用取引規制関係】
■東証、FFRI株の日々公表銘柄指定を解除 3日付。
◎監理銘柄に指定=〔東証2部〕日立機材は3日
▽空売り比率=33.7%(東証、3日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
SANKYO 600万株、300億円
テルモ 100万株、30億円
中国銀行 55万株、8億円
淀川製鋼所 150万株、7億円
▼一単元の株式数変更
大陽日酸 4月1日付で1000株から100株
【NY概況】
3日のNYダウ工業株30種平均は大幅続伸した。終値は前日比305ドル36セント高の1万7666ドル40セントとなった。
上げ幅は1月8日以来ほぼ1カ月ぶりの大きさ。
2日間の上げ幅の合計は501ドルに達した。
原油先物相場が一時、1バレル54ドル台まで上昇。
この原油先物相場の急伸で投資家心理が一段と改善。警戒感のあったギリシャ問題に進展の兆しが見えたことも買い材料となった。
ニューヨークの原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物が急伸し約1カ月ぶりの水準に乗せる場面があった。終値も前日から7%も高い水準だった。株式市場では下落基調が強かった原油相場に対し底入れ期待が広がった。
セクター別では、エネルギーやメディアを中心に全面高となった。
シカゴ日本株先物概況・3日
シカゴ日経225先物(ドル建て) 17610 ( +280 )
シカゴ日経225先物(円建て) 17570 ( +240 )
( )は大阪取引所終値比
予定
■4(水)
【国内】
12月毎月勤労統計調査(10:30)
《決算発表》
三菱ケミHD、ダイセル、花王、ヤフー、JX、ブラザー、日立、ソニー、シスメックス、三菱重、トヨタ、マツダ、富士重、三井物、三菱商、千葉銀、横浜銀、ふくおか、東武、京急、カカクコム、空港ビル、グリー、日触媒、ダイヘン、マイクロニクス、ヤマハ、NTT都市、テレ朝HD、スクエニHD、コカウエスト、マーベラスなど
【海外】
中国1月HSBCサービス業PMI確報値(10:45)
BOE金融政策委員会(〜5日)
ヤルタ会談から70年
仏・独・ユーロ圏1月サービスPMI確報値(17:50、17:55、18:00)
ユーロ圏12月小売売上高(19:00)
米1月ADP雇用統計(22:15)
米マークイットサービス業PMI確報値(23:45)
米1月ISM非製造業景況指数(5日0:00)
《決算発表》
GM、メルク、ラルフローレン、アンダーアーマー、ヤム・ブランズ
【2月3日 相場概況】
【大引け概況】
3日の日経平均株価は大幅続落した。
終値は前日比222円19銭安の1万7335円85銭だった。
1月22日以来、1週間半ぶりの安値で終えた。昼過ぎに実施された新発10年物国債の入札が不調だったことをきっかけに債券先物相場が急落。投資家が運用リスクを回避する姿勢を強め、日本株にも幅広く売りが出た。円相場で1ドル=116円台まで円高・ドル安が進んだことも株式相場の大幅安につながった。
朝方は前日の欧米株高を好感して、主力株に買いが先行。
日経平均は上昇して始まった。だが、買いの勢いは鈍く、前場中ごろになると外国為替市場で円相場がじりじりと円高・ドル安が進み、主力の輸出関連株を中心に売りが広がって日経平均は下げに転じた。
後場入り直後に、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が理事会で政策金利を年2.50%→0.25%引き下げ、過去最低の年2.25%にすると発表した。市場では政策金利を据え置くとの見方が多かっただけに意外感が広がった。
外国為替市場で円相場が不安定な動きとなった。その後に10年債入札の結果が判明すると債券先物相場が急落し、投資家が手仕舞う動きが一気に強まった。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに大幅続落した。TOPIXは1月22日以来、約1週間半ぶりに心理的節目の1400を下回って終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆6958億円、売買高は27億5819万株。東証1部の値下がり銘柄数は1454と、全体の約8割の株が下げた。値上がり銘柄数は334、変わらずは74だった。
業種別では、空運業、海運業、ゴム製品が下落率上位だった。一方、上昇したのは鉱業、石油・石炭製品、金属製品など5業種のみだった。
値下がり寄与トップはファーストリテとなり、日経平均を約34円押し下げた。
個別銘柄では原油先物相場が一時1バレル50ドル台まで上昇し、資源開発プロジェクトの採算悪化が懸念されていた国際石開帝石や日揮に買い戻しが入って大幅上昇。JXや昭和シェルといった石油元売り株にも買いが膨らんだ。
本格化している主要企業の決算発表を受けて、株価が乱高下する銘柄が多かった。
東証2部株価指数も続落。ソディック、宮入バが下落。一方、戸上電がストップ高で引け、洋刃物も一時ストップ高、情報企画、ウイルコHD、フォーシーズ、石井表記は値上がり率上位に買われた。
日経ジャスダック平均株価は4日続落した。終値は前日比22円65銭安の2329円73銭だった。下げ幅は1月6日以来、約1カ月ぶりの大きさ。
日経平均株価の下げ幅は一時300円に接近。新興市場でも売りが増え、午後は下げ幅を広げた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で728億円、売買高は1億9519万株だった。ガーラやトレイダーズ、オンキヨーは下落。半面、FVCやアドテック、ガンホーは上昇した。
東証マザーズ指数は続落した。終値は前日比12.72ポイント安の868.33だった。昭和真空、santec、オンキヨー、プロシップは値下がり率上位に売られた。半面、山王、アールエスシー、Mipox、ソーエコプロがストップ高で引け、ジーダット、応用技術、アドテックも一時ストップ高、北川精機、アクモスは値上がり率上位に買われた。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
17,335.85 |
-222.19 |
日経平均先物 |
17,330.00 |
-200 |
TOPIX |
1,392.39 |
-16.36 |
TOPIX先物 |
1,390.00 |
-16 |
東証2部指数 |
4,411.95 |
-46.4 |
JASDAQ |
2,329.73 |
-22.65 |
マザーズ |
868.33 |
-12.72 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2758190 |
2695802 |
東証2部 |
115240 |
24379 |
アフターランチ
「魔滅」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
2月如月2日新甫はマイナスからのスタート。
上海ショックの2007年2月S&P500は月間マイナス2.18%。
ベア・スターンズショックの2008年2月は月間マイナス3.4%。
リーマンショック後の2009年2月は月間マイナス10.9%。
考えてみれば、記憶の中の2月はあまりよくありません。
でも最近は「過去5年はベアキラーの2月」との指摘。
2010年はプラス2.85%。
2011年はプラス3.19%。
2012年はプラス4.05%。
2013年はプラス1.10%。
昨年はプラス4.31%。
所詮海の向こうの話ですがそれでは東京市場はというと・・・。
昨年の日経平均株価は陽線。
2013年陽線。
2012年陽線。
2011年陽線。
2010年陰線。
2009年陰線。
2008年陽線。
2007年陽線。
2006年陰線。
2005年陽線。
過去10年で7勝3敗。
確かに悪くは内容です。
節分を迎えて、ようやく午年から未年への衣替え。
格言は「未辛抱」ですが、先が見えない辛抱と先の見える辛抱では
大きな違いがあるような気がします。
その先が見える一端が渦中にある第3四半期決算発表。
昨日までに全体の33.6%が終えたところ。
第3四半期売上高はプラス5.2%、経常利益はプラス16.1%、
純利益はプラス22.2%と2ケタ増益。
今通期見通しは売上高プラス4.5%、経常利益プラス11.7%、
純利益プラス15.1%。
中間期での純利益はプラス10%で通期見通しはプラス6%でした。
それこそ日を追うごとに業績の改善は進んでいるのでしょう。
元旦の朝刊にあったキーワードのひとつは「稼ぐ」でした。
市場で稼ぐというのもアリですが、企業が稼ぐと解釈すれば良かったのかも知れません。
足元に幸福のハンカチが掲げられているのに、
それを忘れて海外動向ばかりに気を取られる声ばかりが聞こえる市場。
節分の豆は「魔滅」に通じるとされます。
弱気という鬼や諦めという鬼、あるいは海外優先錯覚論の退治が必要なのかも知れません。
必要なのはヘッジファンドなどに蹂躙されるというような被害者意識ではなく、
自分たちの市場は自分たちで守って育てるというような思考法なのでしょう。
いみじくも・・・。
今朝の日経「私の履歴書」で日揮の重久代表が語られていたのは終戦直後の宮崎の話。
「街中で歩哨をしていた米兵がちょっとした物音に腰を抜かさんばかりに驚いて
子供にまで銃を向けたのだ。米兵だって怖いんだ。
米兵もビクビクしていると思うと、何か親しみを感じるようになった」。
2月3日 相場概況(前場)
【前引け概況】
■日経平均株価
17,510.81(-47.23)
■東証1部出来高
12.03億株
■東証1部売買代金
1.11兆円
■日経平均先物
17,510(-20)
■TOPIX
1,405.70(-3.05)
■騰落
上昇685/下落1,027
■日経JQ
2,346.93(-5.45)
ーーーーーーーーー
日経平均株価は続落。前日の米国市場上昇を受けて、朝方から買い先行で始まりました。しかし買い一巡後は、為替相場が若干円高方向に振れていることから、輸出採算の悪化を懸念した売りが断続的に出て、日経平均は下げに転換しました。その後もじりじりと下げ幅を拡大する展開となり、前場取引を終了。
業種別では、多くの業種が値下がり。値下がり上位は、海運業、ゴム製品、空運業。一方、値上がり上位は、鉱業、石油石炭製品、パルプ・紙。
TOPIX、日経ジャスダック平均株価も共に続落した。
2月3日 相場概況
【寄り付き概況】
3日前場寄り付きの日経平均株価は反発して始まった。前日比96円56銭高の1万7654円で始まり、その後は上げ幅を縮めている。
朝方は前日の欧米株式相場の上昇を好感した買いが幅広い銘柄に入った。
2日の米株式市場でNYダウは前日比196ドル高い1万7361ドルで終えた。原油先物相場が原油先物相場が一時1バレル50ドル台を回復したことなどから、
エネルギー関連株を中心に上昇に転じている。
米国株の上昇率上位には、オアシス石油、ラレド・ペトロリアム、デンベリー・リソーシーズ、WPXエナジー、EPエナジーなどエネルギー関連が占めている。
これを受けて、東証33業種では鉱業が上昇率トップ。石油・石炭も強い。そのほか、機械、電気機器、倉庫・運輸、保険、鉄鋼、サービスなどが上昇。一方で原油高が嫌気され、ゴム製品、空運などには利益確定売りが先行。
売買代金上位では、三井住友(8316)、エーザイ(4523)、ソフトバンク(9984)、ソニー(6758)、キーエンス(6861)、日東電工(6988)などが堅調。
日経平均は買い一巡後は上げ幅を縮めている。外国為替市場で円相場が1ドル=117円台前半と前日夕時点より小幅ながら円高・ドル安が進んでいることでトヨタやキヤノンなど主力株の一角は次第に売りに押されている。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに小幅反発している。
スマートフォン(スマホ)などに搭載する画像センサーを増産すると発表したソニーが4日ぶり反発。2014年4〜12月期の純利益が7年ぶりに過去最高を更新したと発表した日精工が大幅高。一方、原油価格の上昇を受けて、JALやANAなど空運株、ブリヂストンなどこれまでに原油安の恩恵を受けるとされてきた銘柄には売りが膨らんでいる。
寄付きの特別買い気配は51銘柄、特別売り気配は14銘柄となっている。
大塚商会 (4768) は16.8億円とトップの買い注文(売りは3.2億円)を集めて特別買い気配を切り上げている。日精工 (6471) も買いが売りを大幅に上回る注文が入っており、買い気配を切り上げてストップ高まで買い進まれる可能性がある。
そのほか、UBIC (2158) やエイチーム (3662) 、アクロディア (3823) 、キーエンス (6861) も買い気配を切り上げている。
【レーティング情報】
【格上げ】
▲クレディ・スイス証券
・安川電(東1:6506)―投資判断 Neutral→OP、目標株価 1350→1800円
【目標株価引き上げ】
▲大和証券キャピタル・マーケッツ
・日本M&A(東1:2127)―投資判断 1継続、目標株価 3600→4600円
▲野村証券
・カルビー(東1:2229)―投資判断 Neutral継続、目標株価 3800→4600円
・協和キリン(東1:4151)―投資判断 Buy継続、目標株価 1550→1600円
・フジクラ(東1:5803)―投資判断 Neutral継続、目標株価 480→545円
▲三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・サイバエージ(東マ:4751)―投資判断 Neutral継続、目標株価 4100→5200円
▲大和証券キャピタル・マーケッツ
・TDK(東1:6762)―投資判断 3継続、目標株価 7200→7900円
・村田製(東1:6981)―投資判断 2継続、目標株価 16800→17300円
▲野村証券
・ANA(東1:9202)―投資判断 Buy継続、目標株価 350→370円
【目標株価引き下げ】
▲三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・Vコマース(東マ:2491)―投資判断 Neutral継続、目標株価 740→650円
▲大和証券キャピタル・マーケッツ
・ヒューリック(東1:3003)―投資判断 2継続、目標株価 1570→1350円
<兜町カタリスト>
「猫金」
立春を前にしての節分。
冬は春になり、午の名残はヒツジと化す。
そんな節目。
「豆」が「魔目」で「魔滅」につながるから豆を撒くというのが風習。
因みに1985年からは2月3日で固定的だったが閏年の翌年は2月4日。
しかし2025年からは閏年の翌年に2月2日になるという。
暦というのも結構動くもの。
何年も見聞きしているが、わかったようで意外と知らないのが相場用語。
例えば「三手・五手」。
将棋でも碁でもなく、手は「日柄」の意味。
3日とか5日でのリズムを表現している。
日足の3本目とか5本目の意味もあり、短期間の相場リズムのこと。
このリズムと自分のタイミングが合わないとそれこそ「ちゃぶつく」。
この「ちゃぶつく」は「買うと下がり売ると上がる」。
つまり順張り戦略が往復損になるこという解釈。
知らなかったのが「猫金」。
相場を錯覚したまま売買することの危険性を戒める言葉だという。
その語源。
「猫が向こうから歩いてきてもオスかメスかの判断はつかない。
通り過ぎてから股間を見ることでしか判断がつかない」。
そういわれれば確かにそうなのだが、品性とか品格などのない相場用語というのは多い。
旧知の税理士さんから頂戴したレポート。
テーマは「2009年〜10年新築分譲マンションなら売却益1000万円非課税」。
少し引用させていただくと・・・。
↓
2007年サブプライム危機、スルガ、ゼファー、アーバンと不動産会社が次々と破綻。
08年9月リーマンショック。
不動産市場は凍りつき、すべての不動産関連企業が倒産の危機でした。
その信用収縮真っ最中の08年12月12日に改正された09年度税制改正。
前自民党政権最後の税制改正でした。
「何でもいいから土地需要を喚起しろ」。
まさに非常時、普段ならあり得ない税制創設です。
「今、土地を買えば将来の売却益1000万円を非課税にする。
09年〜10年に土地を買ってください。
それを5年超保有し、6年目以降に売却すれば売却益のうち1000万円が特別控除で
非課税(所得税・住民税)です」。
その09年取得分は今年の1月1日に5年超の所有となりました。
マイホームの売却なら居住用の3000万控除が使えます。
賃貸・空き家・遊休・別荘等ならこの1000万控除が使えます。
面白いのは物件単位ではなく所有者単位であること。
1年に2物件売却しても1000万円まで。
2分の1共有で売却益2000万円なら二人それぞれ1000万円非課税。
3物件あれば毎年1物件の売却で3年間毎年1000万円非課税です。
結論は二つ。
「不動産仲介会社のセールストークに追加される」。
そして「税務申告で見落とさないように」。
それにしても・・・。
リーマンショックのどさくさ紛れとはいえすごいルールが決められたもの。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
イーグランド(3294)・・・動兆
イーグランドに注目する。
同社は首都圏地盤のマンション・戸建ての中古再生事業を展開。
2000万円以下の低価格帯が中核。
今後の地方展開に期待感。
2月03日 相場展望
【寄り付き前コメント】
3日の日経平均株価は、寄付きは買い優勢の展開となりそうだ。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買いが先行することになろうが、5日線が17680円辺りに位置しており、これが上値抵抗として意識されてくる可能性がありそうだ。
買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうである。
日経平均株価の予想レンジは17550円−17700円を想定する。
米株高の流れを受けて堅調な寄り付きが想定される。ただ、為替に目立った動きがなく、原油価格が上昇しており、足元で米株との連動性がそれほど高くないことからプラス圏を維持しながらも小幅な値動きになるとみる。
経済指標では8時50分に1月マネタリーベース、取引時間中の企業決算は11時に積水化成、デンソー、12時にミネベア、13時に東ソー、神戸鋼、ジェイテクト、シャープ、アイシン精機、住友商、14時にIHI、豊田合成などが予定されている。
主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り1780万株、買い1830万株で、差し引き50万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額(6社ベース)は売り越し。
売りセクターに、化学、銀行、電機、自動車、電力、ガス、金属、薬品、陸運、倉庫、ゴム、情報通信、証券、その他金融、食品、REITなど。
買いセクターに、電機、精密、小売、サービス、情報通信、ガラス、銀行、空運、機械、自動車、保険、証券、ゴムなど。
■トーカロ <3433>
今期経常を15%上方修正、配当も10円増額。
■エイチーム <3662>
上期経常を90%上方修正。
■注目 ナノキャリア (4571) [東証M]
【NY概況】
2日の米国株式相場は上昇。NYダウ平均は196.09ドル高の17361.04、ナスダックは41.45ポイント高の4676.69で取引を終了した。1月ISM製造業景況指数が予想を下回ったことで景気先行きへの懸念が広がり、売りが先行したものの、NY原油先物相場が一時50ドル台まで上昇しエネルギー関連株を中心に買いが広がり上昇に転じた。引けにかけては上げ幅を一段と拡大する展開となった。セクター別ではエネルギーや自動車・自動車部品を中心に全面高となった。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 17670 ( +140 )
シカゴ日経225先物(円建て) 17635 ( +105 )
( )は大阪取引所終値比
【信用取引規制関係】
■東証、日本一ソフト株、石塚硝株の日々公表銘柄指定を解除 2日付。
■東証、メディア工房株を日々公表銘柄に指定 3日から。
■日証金、ワコム株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。2日付。
△上場廃止=〔東証1部〕マルエツ、カスミは25日
△空売り比率=32.1%(東証、2日)
【2日の相場表変更】
△新規上場=〔ジャスダック〕アイ・アールジャパンホールディングス(IRジャパン、サービス)
△指定変更=〔東1→東2〕ピクセラ(電気機器)〔東証マザーズ→東2〕篠崎屋(食品)、アジェット(その他製造)、まんだらけ、フォーシーズ(商業)、情報企画、インタートレ(情報・通信)
△商号変更=〔東2〕フェヴリナ→フォーシーズ△整理銘柄に指定=転換社債〔東〕名鉄(10)
▲自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
アステラス製薬 1500万株、300億円
2月02日 相場概況(大引け)
【大引け概況】
2日の日経平均株価は反落。
前週末比116円35銭安の1万7558円04銭で取引を終えた。
世界経済をけん引する米国と中国で低調な経済指標が発表され、これを嫌気して利益確定売りが優勢となった。
2014年10〜12月の米実質国内総生産(GDP)の伸びが市場予想を下回り、前週末1月30日の米株式相場が大幅下落した。
中国では1月の製造業の景況感指数が低調な結果となった。これを受け、運用リスクを回避する動きが広がり、取引時間中としては1週間ぶりに節目の1万7500円を下回る場面もあった。
ただ、売りが一巡すると相場は下げ渋った。節目割れが目先の調整が一巡したとの見方につながり、個人投資家らの押し目買いにつながった。日銀の上場投資信託(ETF)購入への期待も根強く、下値を売り込む動きはみられなかった。
た。
東証株価指数(TOPIX)も反落し、6.32ポイント安の1408.75で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆2944億円。売買高は22億9631万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1236と、全体の7割に迫った。値上がりは530、変わらずは96銘柄だった。
今通期の利益予想を据え置いたエプソンが大幅下落。
ゲーム配信の再開の遅れを嫌気する売りでマーベラスも下げた。今期の増益予想が報じられたが、利益水準が物足りないとして日立も売りに押された。民事再生法の適用を申請したスカイマークは値幅制限撤廃を受けて大幅安となった。
一方、トヨタが上昇。通期の利益予想を引き下げたホンダは悪材料が出尽くしたとして朝安後に上げに転じ、プラス圏で取引を終えた。ソフトバンクが小高く、自社株買いを発表したアステラスが経営統合後の高値をつけた。
東証2部株価指数は反落した。ラオックスとソディックが下げ、アートSHDがストップ高で引け、まんだらけ、英和、ぷらっと、大和は値上がり率上位に買われた。
日経ジャスダック平均株価は3日続落した。終値は前週末比4円32銭安い2352円38銭だった。日経平均株価が終日軟調に推移したことを受け、新興市場銘柄を買い進める動きは限られた。
ゲーム関連やバイオ関連に下落が目立った。市場では、目立った物色のテーマが見られず、新興市場は引き続き盛り上がりに欠けているとの声が聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で634億円、売買高は1億3862万株だった。
ガーラ、研創がストップ安で引け、ポラテクノ、東映アニメ、ケイブ、三東工業は値下がり率上位。半面、ベクター、ジーダット、FVC、オンキヨー、山王、アドテックなどがストップ高で引け、サダマツ、山田債権も一時ストップ高、サイバーコム、ネプロは値上がり率上位に買われた。
東証マザーズ指数は反落した。終値は前週末比3.85ポイント安い881.05だった。
アクセルMがストップ安。エイティング、エイジア、ASJ、サイジニアも売られた。一方、ITM、UBIC、BEENOS、メディア工房、アクロデアがストップ高。
ジャスダック市場とマザーズ市場の大引け時点の売買代金(概算)を足すと1343億円と、2014年5月14日以来、約8カ月ぶりの薄商いだった。14年5月14日にはミクシィが14年3月期通期の決算を発表し、以後の盛り上がりのきっかけとなった経緯がある。
【指標一覧】
終値 |
|
|
日経平均株価 |
17,558.04 |
-116.35 |
日経平均先物 |
17,530.00 |
-140 |
TOPIX |
1,408.75 |
-6.32 |
TOPIX先物 |
1,406.00 |
-8.5 |
東証2部指数 |
4,458.35 |
-7.24 |
JASDAQ |
2,352.38 |
-4.32 |
マザーズ |
881.05 |
-3.85 |
出来高 |
|
|
東証1部 |
2296310 |
2294489 |
東証2部 |
119240 |
26299 |
<アフターランチ>
「同列」
土曜の日経朝刊では「『値動き2倍』ETF活況の見出し」。
日経レバの1月の月間売買代金は2兆6614億円。
4ヶ月連続で過去最高を更新した。
売買代金ランキングでも4ヶ月連続での首位。
この間の日中値幅は約204円と大きい。
純資産残高は3176億円。
レバレッジ型としては世界最大のETFとなった。
月間売買代金は日経レバが2兆6614億円。
2位のトヨタが1兆4421億円。
3位のソフトバンクが1兆2040億円。
米国ではレバレッジ型のETFが売買代金ランキングに入ることは滅多にないという。
短期資金で乱舞の日経レバ。
中長期資産形成主流の米国ETF。
どちらが良いのかはわからない。
少なくとも上海の投機熱を批判できる立場にはないような気がする。
というか、世界から見るとこの短期指向は同列に映るのかも知れない。
これを未成熟とすると、米国市場は成熟となる。
これが良いのかどうかは微妙。
ただ米国でもWTI原油先物連動のETFに昨年12月から2500億円が流入したという。
日本でも2倍の値動きをする原油連動ETNに資金が流入。
投資口数は昨年11月比で58倍になったというからETF・ETN市場の成長性は高い。
ポテンシャルの大きな東京株式市場という評価も出来る。
そもそも・・・。
ETFの時価総額は約10兆円。
日銀が今年1年でETFを買う予定額は3兆円。
ETF全体の3割を買い占めようとする中央銀行の存在は日本以外にはないだろう。
市場には「押し目買い」という言葉がある。
上昇相場の下落局面を押し目というからそこで買うという意味。
下落相場での下落を押し目という市場関係者もいるがこれは間違い。
難しいのは、押し目なのか下落反転なのかの判断。
反転ならば下げ続けとなり押し目買いではなくなる。
しかし今はどちらかというと「つけろ買い」だろうか。
相手が売るだけいくらでも買うことを「つけろ買い」という。
もともとは立会場で場立ちの人が両手をパッと開くサインを出すことで表現していたという。
「売るだけ買うぜ」というサインには売り方もたじろいだに違いない。
営業現場でいえば青伝票(売り)でなく赤伝票(買い)の活躍だろうか。
古い言葉では「閂(かんぬき)が入った」。
「誰が見てもそれ以下の水準に下落することは考えられない」という意味。
水準の問題ではなく、下値を固めた状態。
「上げ相場の下値」と言う意味となる。
それこそ「「閂(かんぬき)が入った」となって欲しい2月。
残念ながらNFCのシーホークスはスーパーボールで負け。
さて今年は?
・・・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「もしもし」
もしもし日経株さんよ
世界のうちでおまえほど
歩みののろいものはない
どうしてそんなにのろいのか
なんとおっしゃるNYさん
そんならダウとかけくらべ
むこうの高値のふもとまで
どちらが先に駆けつくか
どんなに日経急いででも
どうせ幾年かかるだろ
ここらでちょっと一眠り
グーグーグーグーグーグーグー
これは寝すぎたしくじった
ピョンピョンピョンピョン
ピョンピョンピョン
あんまり遅いNY
さっきの自慢はどうしたの
2月2日 相場概況(前場)
【前引け概況】
■日経平均株価 17,579.78(-94.61)
■東証1部出来高11.74億株
■東証1部売買代金 1.13兆円
■日経平均先物 17,570(-100)
■TOPIX 1,406.91(-8.16)
■騰落 上昇520/下落1,196
■日経JQ 2,354.24(-2.46)
---------------------------
日経平均株価は反落した。米10-12月期GDP速報値の予想下振れなどを背景に30日の米国株式市場が下落し、リスク回避的な円買いで為替相場も円高に振れたことを受け、売り先行でスタート。一時17459.45円まで下げ幅を拡大し、取引時間中としては1/26以来、1週間ぶりに17400円台をつける場面も見られましたが、売り一巡後は、個人投資家などの押し目買いなどで下げ幅を縮小する展開となった。
業種別では、ほとんどの業種が値下がりした。値下がり上位は、ガラス土石製品、空運業、ゴム製品でした。一方、値上がり上位は、石油石炭製品、医薬品、鉱業。
TOPIXも反落した。
日経ジャスダック平均株価は続落。前引けは前週末に比べ2円46銭安い2354円24銭だった。日経平均株価が一時、前週末日200円超下がるなど相場全体の地合い悪化で買い手控えられた。市場では「来週末まで新規株式公開(IPO)がない」ことで、投資家の関心が離散し、盛り上がりに欠けたとの見方があった。前週末に引き続き、売買は低調だ。
研創が一時ストップ安に売られ、ガーラ、ポラテクノ、イーグランド、アスコットは値下がり率上位。半面、ベクター、アールエスシー、FVCがストップ高に買われ、サダマツ、山田債権、santecも一時ストップ高、ネクス、FCMは値上がり率上位となった。
東証マザーズ指数も反落した。前引けは前週末比1.73ポイント安い883.17だった。
アクセルM、エイジア、みんなのWEDなどが売られた。
一方、ITM、UBIC、BEENOS、メディア工房、アクロデアがストップ高。カヤック、JIA、省電舎なども買われた。
<兜町カタリスト>
「外患ながら内憂ではない」
以前のように内憂外患ではなくなってきた。
もちろん外患はあまたある。
例えば米国の10〜12月GDP。
市場予想は3.2%だったが着地は2.6%。
2%程度の巡航速度を保ってはいるが、市場の期待感には届かず。
ドル高の影響を指摘する声も聞かれる。
あるいは日曜に発表された中国の製造業PMI。
前月比マイナス0,3の49.8.
2年4ヶ月ぶりの50ポイント割れで景況感は悪化。
ロシアは利下げでルーブル安を招き迷走飛行。
ギリシャのチプラス首相は「恐喝」と言われるほどのやんちゃくちゃ。
国債利回りは急上昇したうえに資金繰りは悪化。
ギリシャ悲劇なのだが、どうもギリシャ喜劇に見えてならない。
洋の東西を問わずに不安満載の世界景気といったところだろうか。
一方で・・・。
足元日本企業の業績見通しは、相当好転してきた。
第3四半期の決算発表前半戦を通過しての結果は「経常増益3社に2社」。
日経の解釈は「円安を追い風に輸出産業を中心に稼ぐ力が増している。
訪日外国人客の需要を取り込む企業のほか、値上げで利益を増やす企業もある」。
全体の3割が決算発表を終えて経常利益は第3四半期で16%増。
通期では10%強の増益見通し。
その証拠に、日経平均採用銘柄のEPSは前期1030円→今期予想1036円と1割増益。
足元も来期もおそらく悪くない。
そしてGDPは「前期比4%増)という民間予測。
消費増税の影響で過去2四半期マイナスだった反動とはいえ悪くはない。
悪材料を楽観視し、好材料を悲観視するのがマーケットの不思議な修正。
2004年の日銀金融政策決定会合議事録が公開された。
「原油高の1面だけ見て物価が上がった、出口戦略=金融緩和だという議論はいけない」。
というのが、当時の日銀総裁のコメント。
原油高で苦悩したことも忘れて、今、原油安を悩む意味がわからない。
月曜日経では「信用組合もリスクマネー」の見出し。
零細企業への投資増加に加え、普通株の取得なども開始の方向。
メガバンクの臆病さと比較すると対応は早い
というか、国策に沿った方向性を素直に遵守している格好。
そして国土交通省は夏にも不動産のネット取引解禁の方向。
楽天やエスクローの動向が気になってこようか。
相場は「2・5・8」。
8000円→10000円のレンジが民主党政権。
8000円→12000円→15000円を行ってきたのがアベノミクス。
それが今15000→18000円のレンジを抜け出そうとしている。
次のレンジの18000円→20000円は12月8日の18030円で一度跳ね返された。
その前に小さなレンジの17500円→17800円の壁。
所詮壊れない壁はないと考えたいもの。
先週の世界の株価ランキング。
↓
上昇。
1位南アフリカ週間騰落率3.4%(13年末比騰落率8.7%)。
2位スイス2.7%(同2.2%)。
3位フィリピン1,9%(同30.6%)。
5位日本0.9%(同8.5%)。
下落。
25位ギリシャ▲14.1%(同▲37.9%)。
24位ロシア▲10.2%(同▲48.9%)。
23位上海▲4.2%(51.7%)
22位ブラジル▲3.8%(同▲8.9%)。
21位米国▲2.9%(同3.5%)。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ヒビノ(2469)・・・動兆
ヒビノに注目する。
同社は音響と映像の分野どで販売とサービスの事業をマトリックス展開。
コンサート市場は毎年市場規模が増加(現在2300億円程度)。
参加人口も4000万人程度と増加基調。
五輪やカジノ関連として期待感。
ワイヤレスマイクの買い替え特需の一部は同社の活動分野でもある。
業績は絶好調で過去最高売上げ、過去最高益更新の見通し。
【2月02日 相場展望】
2日前場寄り付きの日経平均株価は反落して始まった。
1万7500円台前半と前週末終値を140円程度下回っている。米国と中国で低調な経済指標が相次ぎ、投資家心理が悪化した。トヨタなど主力株を中心に幅広い銘柄に利益確定売りが広がった。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も売り先行で始まった。
2014年10〜12月期の米実質国内総生産(GDP)の伸びが市場予想に届かず、米景気が勢いを増しているとの見方が後退した。
中国国家統計局と中国物流購入連合会が1日発表した1月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、好不況を判断するメドである「50」を2年4カ月ぶりに割り込んだ。米国や中国での販売を収益源とする日本企業は多く、運用リスクを避ける動きにつながった。
世界的な景気減速懸念も台頭しており、積極的な押し目買いの動きは限定的になっている。主力処では、トヨタや三菱UFJ、三井住友FG、ソニー、日立、KDDI、ブリヂストン、ファーストリテなどがさえない。
セクター別では、石油・石炭、鉱業が上昇する一方、空運、ガラス・土石、ゴム製品、保険、電力・ガスなどが下落。
225先物は、クレディ・モルスタ・UBS・みずほが買い越し。
SBI・野村・ドイツ・アムロ・GSが売り越し。
TOPIX先物はメリル・GS・バークレイズ・UBS・野村が買い越し。
ドイツ・パリバ・JP・クレディが売り越し。
テクニカル的には、クオール(3034)、オービック(4684)、フォスター(6794)、マーベラス(7844)、しまむら(8227)、北陸電(9505)、東北電(9506)が動兆。
【寄付き前コメント】
2日の日経平均株価の寄り付きは弱含み展開となりそうだ。その後はもみ合いの展開を想定する。
日経平均株価の予想レンジは17500円−17700円。
10-12月期GDPが市場予想を下回り、米国市場は大幅安。CME225先物の清算値を勘案すると、日経平均は節目の17500円を意識した水準まで調整するとみられる。朝安後は企業業績を手掛かりに選別物色となりそうだ。
今週はもみ合いの展開となりそうだ。日銀のETF買いや良好な企業決算から押し目買いが入っており、下値不安は少ない。
昨年来高値(18030円)や節目の18000円台に向けては市場エネルギーが若干足りないが期待できると考える。
トヨタの決算を迎える。サプライズ感のある株主還元策等が合わされば、こう着相場がコンセンサスのなか、日経平均は現在のもち合いレンジから、節目の18000円を意識したトレンドに向かう可能性はある。
国内経済指標で特に目立ったものはなく、企業決算を中心とした個別銘柄物色が繰り広げられよう。内需消費関連が選好される傾向があり、市場予想を上回る増額修正や自社株取得枠の設定、増配などの好材料が揃えば全体相場の地合いに関わらず強含む可能性が高い。原油安や円安などのメリットを受ける企業も多く、増額修正銘柄間での選別にも留意したい。
主要外国証券経由の注文動向は、6社ベースで、売り1700万株、買い1450万株で、差し引き250万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額(6社ベース)も売り越し。
売りセクターに、サービス、電機、情報通信、自動車、証券、非鉄、小売など。
買いセクターに、自動車、銀行、証券、海運、情報通信、商社、化学、食品、薬品、空運、建設、鉄鋼など。
【NY概況】
■NY株式:大幅反落 ダウは251ドル安
30日の米国株式相場は下落。ダウ平均は251.90ドル安の17164.95、ナスダックは48.17ポイント安の4635.24で取引を終了した。
2014年12月16日以来ほぼ1カ月半ぶりの安値。米経済指標を受けて米景気の先行きに対する楽観的な見方がやや後退し、米株式相場には売りが優勢だった。欧州株が軒並み下げたことも投資家心理を冷やし相場の重荷となった。
10-12月期GDP速報値が年率2.6%と予想を下回ったことから売りが先行した。その後発表された1月ミシガン大学消費者景況感指数(確報値)が予想を下回ったことや10-12月期雇用コスト指数が小幅上昇にとどまり、労働者賃金の伸び悩みが明らかになったことも嫌気され、引けにかけて下げ幅を拡大した。
NY原油先物相場が47ドル台に上昇したものの、反応は限定的。
セクター別では、エネルギーや小売が上昇する一方で半導体・半導体製造装置や運輸が下落した。
シカゴ日本株先物概況
30日の日経平均先物は大幅反落した。3月物は前日比330円安の1万7500円で引け、30日の大取終値を170円下回った。
シカゴ日経225先物(ドル建て) 17520 ( -150 )
シカゴ日経225先物(円建て) 17500 ( -170 )
( )は大阪取引所終値比
【信用取引規制関係】
■東証、アスコット株、santec株を日々公表銘柄に指定 2月2日から。
■東証、スカイマーク株の呼び値の制限値幅を撤廃 2月2日から最初の約定価格が決定される日まで。
▲整理銘柄に指定=転換社債〔東証〕名鉄(10)は30日(上場廃止は3月1日)
▲権利落ち(新株予約権無償割当)=〔東証マザーズ〕サイステップは2月10日
▲空売り比率=29.3%(東証、30日)
▲自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
HOYA 750万株、300億円
三越伊勢丹ホールディングス 80万株、10億円
ドウシシャ 180万株、36億円
日本フエルト 30万株、2億円
栗田工業 400万株、100億円
鳥取銀行 58万4000株、1億7500万円
北国銀行 1000万株、37億8000万円
エス・エム・エス 35万株、4億円
東京特殊電線 1850株(優先株)、20億3500万円
▲立合外分売
北日本銀行 2月6〜12日に8万2000株
【予定】
■2(月)
【国内】
《決算発表》
カルビー、アステラス薬、塩野義、田辺三菱、LIXILG、日精工、三菱電、キーエンス、京王、マルハニチロ、大塚商、日製鋼、常陽銀、日立造、船井電機、三浦工、フジクラ、キッセイ薬、ITHD、東海理化、プリマハム、TC−LEASEなど
《銘柄異動》
まんだらけ、篠崎屋、情報企画、フェヴリナ、インタートレ、アジェット、ピクセラ
【海外】
中国1月HSBC製造業PMI確報値(10:45)
インドネシア1月消費者物価・12月貿易収支(13:00)
仏・独・ユーロ圏1月製造業PMI確報値(17:50、17:55、18:00)
米12月個人所得・個人支出(22:30)
米1月マークイット製造業PMI確報値(23:45)
米1月ISM製造業景況指数(3日0:00)
ブラジル1月貿易収支(3日4:00)
TPP日米実務者協議(ワシントン)
オバマ米大統領が16年会計年度の予算教書発表予定
《決算発表》
エクソンモービル
休場:マレーシア、メキシコ
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