
<31日の相場概況>
31日の日経平均株価は小幅に反落。終値は前日比25円46銭安の1万5620円77銭。
米景気拡大を受けた円安・ドル高の進行を好感した買いが先行したが、前日まで4日続伸し、約半年ぶりの高い水準を付けたことから短期的な過熱が警戒され、次第に上げ幅を縮小。大引けにかけては利益確定目的の売りが膨らみ、小幅安に転じて終えた。
主力株では、ファストリが日経平均を約16円押し上げたほか、ミクシィやコロプラ、KLABといったSNSゲーム関連株が急騰した。
東証1部の売買代金は2兆2051億円と21営業日ぶりに2兆円を上回った。
東証1部の値下がり銘柄数は1166、値上がり銘柄数は519、変わらずは132だった。
東証株価指数(TOPIX)も反落した。 1,289.42Pで前日比2.82P安
東証2部株価指数は続落した。個別ではOakが上昇した。
7月の日経平均は458円上昇し、3カ月連続の上昇となった。
日経平均は7月28日に節目の15500円を突破後、米株安などの影響を吸収しながら上昇相場が続いていただけに、高値警戒感から売りが出ても違和感はない。チャート上では高値圏での陰線示現から目先の天井を形成した印象もあるが、主力企業の決算が山場を迎えて売買代金が増加してきたことは前向きに捉えられよう。
新興市場銘柄や中小型株が大商いとなっており、大型株との間で短期資金は循環物色を繰り返しているもよう。
明日は週末を前に手仕舞い売りの展開が想定されるが、日経平均は5日線(15574円)や節目の15500円がサポートラインとして注目される。
<兜町カタリスト>
「比較」
日経平均は昨日まで4日続伸。
それこそ「安倍さんいなけりゃ株価は上がる」の様相。
「場にいなければ高い」アノマリが該当する。
為替の円安トレンドを好感して100円以上高く戻ったCME。
おそらく5日続伸となるのだろう。
日経平均の月足は3ヶ月連続で陽線で「赤三兵」。
「5月が147円、6月が227円と次第に幅が拡大。
31日も高ければ大引け坊主という強い線になりそう」とストボの岩本デスク。
そして・・・。
「実は月足陽線3本連続というのは珍しく、1999年以降で9回。
(1)99年10月〜。
(2)01年10月〜。
(3)02年2月〜。
(4)03年5月〜。
(5)04年2月〜。
(6)05年5月〜。
(7)09年3月〜。
(8)12年1月〜。
(9)12年10月〜。
このうち(2)、(5)、(8)は3本だけの陽線で終わった。
残り6回はそれぞれ4〜9本の月足陽線を重ねる大相場につながった経緯がある。
(9)はアベノミクス相場の初期局面。
(6)の05年のケースが今に似ているかもしれない。
最終的には陽線が9本連続。
相場は結局06年4月の1万7563円まで約6割高となった」。
木曜の日経というのは記事ではなく裁定買い残や信用評価損率など数字が楽しいもの。
Quick調べの7月25日現在の信用評価損率はマイナス6.53%と2週連続の改善。
かなり良い水準で快晴状態となった。
松井証券の速報値では売り方マイナス12.478%、買い方はマイナス3.339%。
信用取引の売りと買いの比率の貸借倍率は5.77倍。
7月4日の5.67倍がボトムとなっている。
今年4月11日が8.74倍、昨年6月14日が8.06倍だったからまだ余裕。
ボトムは2012年12月の2.73倍だった。
裁定買い残は1103億円増加し2兆9997億円。
昨年末の4兆円までこちらも余裕だし、過去最高水準の6兆円はまだ遠い。
東証1部の全銘柄の益回りは6.27%。
PERは15.08倍。
長期債利回り(0.525%)並みのPERならば190倍だから、むしろ割安感だろうか。
騰落レシオも102%と過熱感は薄い。
安倍首相の外遊中の株高なんてアノマリーなど必要ないのかもしれない。
紙芝居的には第一目標は1月SQ値15764円。
第2目標は25日線(15342円)からプラス5%乖離は16109円。
第3目標は200日線(14915円)からプラス10%乖離は16406円。
夢は広がる。
アメリカのバンカーや学者というのは、どういう訳かマーケットを語るのが好きなようだ。
昨日はグリーンスパン元FRB議長のブルームバーグTVとのインタビューでのコメント。
「株式市場はかなり長期にわたって相当急激に回復してきた。
いずれ大幅な調整があると想定する必要がある」。
市場では、異例の低金利で資産バブルが発生するのではないかとの懸念が浮上しているという。
それにしても、元中央銀行トップのこのコメント。
何が裏側にあるのだろう。
というか、免罪符?という気がしないでもない。
現FRB議長のイエレン氏も今月言っていた、。
「小型株、バイオテクノロジー株、ソーシャルメディア株などが割高」。
バンカーとか学者さんの相場観が優れているという話は滅多に聞かないのだが・・・。
そういえば最近ルービニ教授が寡黙なような気もする。
<31日の相場展望>
31日前場寄り付きは日経平均株価は続伸で始まった。上げ幅は100円を超える場面があり、取引時間中では1月23日以来となる15700円台を付けている。
日経平均株価の予想レンジは15600円−15800円。米株市場は高安まちまちながら、米4−6月期国内総生産(GDP)が予想を大幅に上回ったことでドル円は一時103円台まで下落。アルゼンチンの財政問題が懸念されるところではあるが、朝方はこの流れを受けて円安による採算改善期待を映して輸出関連株が軒並み高く、トヨタなど自動車株がしっかり。
主力企業の決算が前半の山場を迎えるが、商船三井、川崎船、東ソー、菱地所、三菱重、富士重、住友商などが注目される。
昨日のNYダウは31ドル安の16880ドルと続落。
NASDAQは20ポイント高の4462ポイントと5日ぶりに反発。
S&P500は0.12ポイント高の1970ポイントと反発。
ダウ輸送株指数は58ポイント高の8276ポイント。
FOMCは100億ドルの買い入れ額減少で想定どおりの通過。
第2四半期のGDPは年率4%増で着地。
ADP雇用レポートは市場予想に届かず。
金融セクターが上昇、バイオ関連が堅調。
ケースシラー住宅指数などは忘れ去られたかの印象。
CME円建ては大証比135円高の15765円。
ドル建ては大証比155ポイント高の15785ポイント。
非公式外資系動向は、845万株売り/900万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは商社・化学・精密・情報通信・陸運・非鉄セクターなど。
買いは銀行・化学・自動車・保険セクターなど。
売買交錯は電機・機械・証券セクターなど。
225先物は、メリル・JPモルガン・クレディ・ドイツ・アムロが買い越し。
モルスタ・GS・みずほ・バークレイズ・大和が売り越し。
TOPIX先物はJPモルガン・クレディ・ドイツ・UBS・バークレイズが買い越し。
モルスタ・野村・メリル・GSが売り越し。
外資系等は、協和発酵キリン(4151)、大日住友(4506)、ヤクルト(2267)、
エンプラス(6961)、GCA(2174)、電波工(6779)、
コネクシオ(9422)に注目。
テクニカル的には、日成ビルド(1916)、北陸電工(1930)、東京エネ(1945)、
東芝プラント(1983)、NSSOL(2327)、キューブ(2335)、
宝(2531)、ビッグカメ(3048)、日清紡(3105)、フェリシモ(3396)、
共和レ(3553)、GMPぺ(3769)、ラサ工(4022)、積水化(4204)、
花王(4452)、中外(4519)、OLC(4661)、サイボウズ(4776)、
コニカ(4902)、高純度(4973)、MARUWA(5344)、
日新鋼(5413)、大阪製鐵(5449)、日立金(5486)、日軽金(5703)、
エスサイエンス(5721)、大チタ(5726)、平河ヒュ(5821)、
横河ブ(5911)、ペガサス(6262)、オイレス(6282)、北越工(6364)、
日精工(6471)、NTN(6472)、三電機(6503)、オムロン(6645)、
エプソン(6724)、アクセル(6730)、富士通ゼ(6755)、
クラリオン(6796)、東海理化(6995)、KOA(6999)、
いすゞ(7202)、市光(7244)、小糸(7276)、シマノ(7309)、
ドウシシャ(7483)、マーベラス(7844)、共同印(7914)、
ローランド(7944)、三菱鉛(7976)、極東貿(8093)、
H2O(8242)、丹青社(9743)、メイテック(9744)、ミスミ(9962)、
江守(9963)、ジェコス(9991)が動兆。
■国内(31日)
6月毎月勤労統計調査(10:30)
6月住宅着工件数・建設工事受注(14:00)
《決算発表》
大東建託、日ハム、味の素、東洋水産、三越伊勢丹、東急不HD、王子HD、住友化、第一三共、ヤフー、資生堂、JX、旭硝子、TOTO、新日鉄住、神戸鋼、住友電、ジェイテクト、ミネベア、日立、東芝、富士通、エプソン、パナソニック、ソニー、TDK、デンソー、京セラ、村田製、日東電工、三菱重、マツダ、ダイハツ、富士重、リコー、ヤマハ、住友商、三菱UFJ、りそなHD、みずほFG、菱地所、東武、日通、ヤマトHD、郵船、商船三井、九州電、Jパワー、東京ガス、NTTデータ、ベネッセHDなど
《銘柄異動》
鈴木、小津産業
■海外(31日)
台湾4-6月期GDP(9:30)
豪6月住宅建設許可件数(10:30)
シンガポール4-6月期失業率(11:00)
タイ6月国際収支(16:30)
独7月失業率(16:55)
フィリピン政策金利発表(17:00)
ユーロ圏7月消費者物価速報値・6月失業率(18:00)
南ア6月貿易収支(21:00)
カナダ5月GDP(21:30)
米7月シカゴ購買部協会景気指数(22:45)
《決算発表》
ケロッグ、BNPパリバ、マスターカード、エクソンモービル
休場:インドネシア
信用取引情報
■東証、エルミック株、郷鉄工株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を31日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
■東証、テリロジー株の信用取引に関する臨時措置を解除 31日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
■日証金、鉄建株、ソフトブレン株、長野日無株の貸借取引申込停止措置の解除および今後の貸株利用等に関する注意喚起 31日約定分から。
■日証金、ケミプロ株、アルチザ株の貸借取引申込停止措置を解除 31日約定分から。
■日証金、クルーズ株、丸善CHI株、アズジェント株の貸借取引で注意喚起取り消し 貸借取引の貸株利用などで。30日付。
◎監理銘柄に指定=〔ジャスダック〕インスパイアは29日
▽空売り比率=26.4%(東証、30日)
【30日の相場表変更】
▽監理銘柄に指定=〔ジャスダック〕インスパイア
■自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
日本証券金融 450万株、28億円
秋田銀行 320万株、9億6000万円
一休 50万株、7億円
インヴァスト証券 20万株、3億円
コニカミノルタ 1000万株、100億円
電算 29万1800株、6億3904万2000円
トーエル 10万株、6950万円
■ストックオプション
日本エンタープライズ 本体の従業員ならびに子会社の取締役、監査役および従業員が対象。上限は5万株
■立合外分売
ジーフット 8月7〜13日に17万株
ネクステージ 31日に582円で25万株
市進ホールディングス 31日に222円で50万株
電算 8月19〜22日に29万1800株
<30日の相場概況>
30日の日経平均株価は4日続伸。
終値は前日比28円16銭高の1万5646円23銭だった。
朝方は、前日の米国株安を受け、売りが先行、主要企業の堅調な決算が相次いでいることを支援材料に、直後に上げに転じた。
その後は株価指数先物主導で売られ、再び下げに転じる場面もあったが、好業績の主力株への買いが下支えとなり、底堅く推移した。
好業績銘柄に対する買い気は根強いものの、短期的な過熱感もあり、売買交錯状態。
また今晩の米7月ADP雇用統計やFOMC声明、週末の米国7月雇用統計の内容を見極めたいとのムードから上値の重い展開となった。
値上がり上位は、その他金融業、精密機器、非鉄金属
ファストリやソフトバンクといった値がさ株が高い。トヨタやマツダ、日産自といった自動車株が円安を好感して買われた。クラリオンやKLab、三菱電が上昇した
「日経平均はレンジ相場を脱したことで、これまで上値メドとされてきた1万5500円が下値のメドに変わった」との声が聞かれた。
東証1部の値下がり銘柄数は948で、値上がり銘柄数の701を上回った。変わらずは166だった。大引け間際にまとまった注文が入ったことで東証1部の売買代金は概算で1兆8179億円と11日以来の高水準だったものの、20営業日連続で2兆円を下回った。20営業日連続での2兆円割れは約1年ぶり。売買高は19億4398万株だった。
東証株価指数(TOPIX)も4日続伸。前日比1.83ポイント高の1292.24で、1月22日以来の高値で引けた。
東証2部株価指数は7営業日ぶりに反落した。田淵電や加地テック、ゼニス羽田が下げた。
<兜町カタリスト>
「イノシシではなく鹿かも」
喧騒なく静かな上昇。
スルスルと指数は上昇してきた。
もっとも指数は合成の誤謬の最たるものでもあり、「だから何」でもある。
日経平均はネガサで寄与度の高い銘柄が貢献し3日続伸。
15700円台への窓埋めを狙えるところまできた。
それでも騰落レシオは106%。
一気に指数が上向かなかったのは結局日柄が必要だったのだろう。
「山より大きなイノシシは出ない」の裏返しでもある。
でも「山より大きな鹿が出るかも知れない」と言う人もいる。
例えば東証1部の時価総額は日経ベースで465兆円。
6年7ヶ月ぶりの水準を回復した。
「中核は内需関連とアジアで稼ぐ製造業」なんて分析もある。
「日経平均株価は昨年末高値には届かないが、市場全体は着実に底上げが進展」。
これは正しいだろう。
しかし、日本のGDPは約500兆円。
これを越えて時価総額が増加するにはよほどの材料は必要だろう。
因みにリーマンショック後のボトムは2012年6月4日の244兆円。
安倍内閣発足直前は252兆円。
安倍内閣は100兆円の価値創造を行った事になる。
過去を遡れば07年が567兆円、06年が548兆円とまだ上。
ITバブルの2000年が446兆円。
89年のバブル絶頂期が590兆円。
越えられなかった壁はまだ立ちはだかる。
問題はGDPが増えていないこと。
株価の上昇のためにはGDPがせめて600兆円くらいにならなければならない。
ここを忘れてアレコレ論じても意味はない気がする。
少し変化の兆しが見えるのは新興市場。
日経JASDAQ平均は6日続伸で4日連続の年初来高値を更新。
東証マザーズ指数は約半年ぶりの高値水準。
「上昇相場の中で投資余力が拡大していることがうかがえる」との声も聞かれる。
静かな上昇中の中国の株価もようやく気がつかれ始めた。
上海総合指数は6日続伸で約7ヵ月ぶりの高値。
この1週間で6%上昇し今年の下落分一気に埋めた。
不良債権などの悪材料に見えないフリは、市場の得意技でもある。
松井証券信用評価損益率速報値。
売り方マイナス12.54%、買い方マイナス3.08%。
カラ売り比率は、25.4%(前日は26.8%)に低下。
6月13日(24.8%)以来の低水準。
30%割れは6営業日連続となった。
8月4日の売り方期日に向かって売り方は結構苦しい。
そして明日は月末。
7月月足陽線基準は15326円でほぼクリア。
3ヶ月連続での月足陽線。
ストボの岩本デスクは「3本連続の月足陽線は昨年4月以来のこと。
酒田法でいう『赤三兵』です」。
悪くはない。
市場コメントで興味深いアノマリーが二つ。
一つは「2週連続で週初と週末が多きめに動き、その間の日は小動き」というもの。
月曜金曜が荒れて、火曜・水曜・木曜は小動きの展開。
何となく今週も該当しそうではある。
もう一つは「安倍首相の外遊中は株高」というアノマリー。
今回の中南米歴訪も該当しそう。
ただ、帰国と同時に小幅安というのは勘弁して欲しいところ。
市場関係者のコメントの聞こえ方を分類してみると・・・。
(1)株価上昇時の強気コメント→勇ましく、あるいは荒唐無稽に聞こえる
(2)株価上昇時の弱気コメント→臆病に、あるいは知的に聞こえる
(3)株価下落時の強気コメント→愚かしく聞こえる且つ縋りたいもの
(4)株価下落時の弱気コメント→賢げに聞こえる且つ聞きたくないもの
加えれば・・・。
(5)株価膠着時の強気コメント→根拠なく聞こえる
(6)株価膠着時の弱気コメント→投げやりに聞こえる
<30日の相場展望>
30日前場寄り付きは日経平均株価は小幅に続伸スタート。
朝安で始まった後は上昇に転じ、前日比40円程度高い15600円台半ばで推移している。円相場が1ドル=102円台と円安基調で推移していることが好感されている。主力の輸出関連株を中心に買われている。
日経平均株価の予想レンジは15500円−15700円。
米FOMCの結果公表を前に手仕舞い売りで主力株が弱含む可能性もありそうだ。
4〜6月期の好業績を評価した買いが相場全体を下支えしている。
経産省が発表した6月の鉱工業生産指数速報は、市場予想(前月比1.1%低下)を大きく割り込む前月比3.3%低下にとどまった。ただ現時点での株価の反応は鈍い。
昨日のNYダウは70ドル安の16912ドルと反落。
NASDAQは2ポイント安の4442ポイントと4日続落。
S&P500は8ポイント安の1969ポイントと反落。
ダウ輸送株指数115ポイント安の8217ポイント。
UPSやFDXなど輸送関連銘柄の下落が響いた。
ケースシラー住宅指数などは忘れ去られたかの印象。
CME円建ては大証比40円安の15600円。(高値は15700円)。
ドル建ては大証比20ポイント安の15620ポイント。
非公式外資系動向は、680万株売り/990万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは商社・通信・自動車・精密・情報通信・金属・サービスセクターなど。
買いは電機・機械・化学・小売・証券・鉄鋼・ガラスセクターなど。
売買交錯は薬品セクターなど。
225先物は、ソジェン・野村・みずほ・モルスタ・UBSが買い越し。
アムロ・日興・GS・ドイツ・メリル・クレディ・ニューエッジが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・バークレイズ・ニューエッジ・UBS・モルスタが買い越し。
シティ・ドイツ・日興・メリル・パリバが売り越し。
外資系等は、NSSOL(2327)、田辺三菱(4508)、OLC(4661)、
東レ(3402)、高純度化(4973)、東急(9005)、日産化(4021)、
日立金(5486)、東海理化(6995)、味(2802)に注目。
テクニカル的には、鹿島(1812)、イチケン(1847)、戸田(1860)、きんでん(1944)、東京エネ(1945)、クックパッド(2193)、学情(2301)、NSSOL(2327)、ディップ(2379)、ツカダ(2418)、DeNA(2432)、サッポロ(2501)、サンエー(2659)、パル(2726)、ニチレイ(2871)、ヨコレイ(2871)、永谷園(2899)、片倉工(3001)、ビックカメ(3048)、スタートト(3092)、日東紡(3110)、エコナック(3521)、コーエ(3635)、三菱紙(3864)、日産化(4021)、日曹達(4041)、日立化成(4217)、中外(4519)、科研(4521)、大幸薬(4574)、TDC(4687)、日新鋼(5413)、東京製鐵(5423)、大和工(5444)、大阪製鐵(5449)、モリ工(5464)、日精線(5659)、平河ヒュ(5821)、東京製網(5981)、北越工(6364)、ホシザキ(6465)、日立(6501)、オムロン(6645)、アクセル(6730)、富士通ゼ(6755)、クラリオン(6796)、市光(7244)、スズキ(7269)、バンナム(7832)、TASAKI(7968)、三菱鉛(7976)、バルカー(7995)、岩谷(8088)、ヤマト(9064)、三菱倉(9301)、NTT(9432)、空港ビル(9706)、アイネス(9742)、紅建材リ(9763)、ミスミ(9963)が動兆。
<信用取引情報>
■東証、アスカネット株、アウン株を日々公表銘柄に指定 30日から。
■東証、ソフトフロン株の信用取引に関する臨時措置を解除 30日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
■東証、MTI株を貸借銘柄に選定 8月5日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
△空売り比率=25.3%(東証、29日)
【29日の相場表変更】
▲上場廃止=〔ジャスダック〕アドエンジ、家族亭、パイオン
△自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
日本エス・エイチ・エル 13万株、2億9000万円
小野測器 55万株、5億3000万円
花王 1300万株、500億円
MonotaRO 6900株、2500万円
オイレス工業 100万株、25億円
△立合外分売
フューチャーアーキテクト 8月7〜11日に196万2600株
鈴木 30日に860円で5万株
■国内(30日)
6月鉱工業生産(8:50)
《決算発表》
JT、野村不HD、コロプラ、大陽日酸、協和キリン、積水化、大日住薬、富士フイルム、コニカミノルタ、住友重、SBI、JFE、三菱電、富士電機、NEC、スタンレー、カシオ、川重、三菱自、任天堂、三井住友、アコム、オリックス、小田急、JR東日本、JR西日本、阪急阪神、ANA、KDDI、関西電、コロプラ、ワコム、アンリツなど
《株主総会》
トーエル、フリービット、日ビューホテル、アインファーマシ
■海外(30日)
韓国6月鉱工業生産(8:00)
仏7月消費者信頼感(15:45)
ユーロ圏7月消費者信頼感確報値(18:00)
独7月消費者物価速報値(21:00)
米7月ADP雇用統計(21:15)
米4-6月期GDP(21:30)
FOMC金利誘導目標(31日、3:00)
米7年国債入札
《決算発表》
スプリント、バークレイズ
休場:トルコ、インドネシア(〜8/1)
<29日の相場概況>
29日の日経平均株価は3日続伸。
終値は前日比88円67銭高の1万5618円07銭だった。
1月23日以来約半年ぶりの高値水準で、終値が1万5600円を上回るのも同日以来。
企業業績の改善期待を背景に買いが先行。外国為替市場で円安・ドル高が進んだことも支えになった。
東証1部の売買代金は概算で1兆5819億円と低迷が続いた。2兆円を19日連続で下回った。売買高は16億8103万株。東証1部の値上がり銘柄数は1031、値下がりは618、変わらずは161だった。
東証2部株価指数は小幅に6日続伸。連日で年初来高値を更新した。積水工機、ラオックス、小島鉄が上昇。
薄商いながら値がさ株が指数をけん引、ファストリとKDDIの2銘柄で日経平均を約32円押し上げた。
新興市場銘柄では、ミクシィとサイバーダインが商いを伴って大幅高。
全体相場の売買代金上位3社がすべて新興市場銘柄となったことに象徴されるように、好業績銘柄への買いは散発的。
今晩から30日にかけて開催される米FOMCや30日発表の米4-6月期GDPを見極めるまで機関投資家は積極的な動きが取れないとみられる。
日経ジャスダック平均は6日続伸で4日連続の年初来高値を更新。東証マザーズ指数も約半年ぶりの高値を付けており、上昇相場の中で投資余力が拡大していることがうかがえる。東証株価指数(TOPIX)はともに3日続伸。それぞれ1月8日、1月22日以来の高値で引けた。
<兜町カタリスト>
「ランチはウナギで」
↓
揉んで揉んで回って回って回って、それでも続伸しての日経平均15500円台。
「今は静かに心を閉じて/夢の中に飛んでいくわ」という状況でもなさそうです。
あるいは・・・
「相場は秒刻みのあわただしさ/株もコンクリートの篭の中」という訳でもありません。
別に半年ぶりの15500円台だからって夢の途中でもないでしょう。
急落時には「踊らない、騒がない、慌てない」が肝要ですが、
上昇時も同様に「踊らない、騒がない、慌てない」。
市場心理は、過去の延長線上では、怠慢あるいは怠惰なものですが、
変化に対してはいつも強調された驚愕で受け止めるもの。
欠けた月は満ちて、満ちた月は欠けるなんて
輪廻転生のような落ち着いたモードではいられないもののようです。
相場紙芝居を冷静に眺めれば25日移動平均線は15321円でプラス1.35%のかい離。
200日線は14900円で4.21%のプラスかい離。
人気(25日線)はほどほど、景気(200日線)は良好。
需給(75日線)も同様、といったところでしょうか。
極論すれば・・・。
25日線の5%かい離は16087円。
そして200日線の10%プラスかい離は16390円。
このあたりまで来ると、市場関係者のコメントも18000円とか20000円とかを
視野に入れてくるのでしょう。
所詮、線路の延長線でしか相場を図らないのがマーケット。
ワープなんてことは禁句で、2012年末のように理解不能になってしまうのかも知れません。
そして考えておきたいのは、ニュースが先なのか株価変動が先なのかということ。
常識的には「株価はニュースに反応する」なのでしょうが、
どうも個人的には「ニュースは株価に反応する」と思えてなりません。
確かに、動意のなかった銘柄が、新製品や好業績の報道で突飛高することもあるでしょう。
でも多くの場合は、株価が動意づいてくるとニュースが登場するような気がします。
まったく逆の発想ですが、やはり火のないところで煙を燻すよりは、
種火程度でもあるところの方が、火はつきやすいもの。
そういう視点で見てみるとひょっとすると市場から明日のニュースが読めるのかも知れません。
そしてそうなったらいいなというのが永遠の願望。
もっとも・・・。
明日の新聞記事がわかる気がする、
というのは、高校野球の神奈川県地区大会でベスト4に入る以上に難しいもの。
それでも、チャレンジしてみる価値はありそうです。
土用牛の日はウナギがお約束。
風の便りでは、今日は前場終了後にウナギランチとか・・・。
兜町のうなぎ屋さんは朝から仕込みで大騒ぎの気配。
いつものタイカレーやハンバーグ、あるいはターキッシュ風チキン弁当からは
一味違った優雅な兜町ランチを迎えられるのでしょうか。
<29日の相場展望>
29日の日経平均株価は、堅調な値動きが見込まれる
半年ぶりに15500円を回復したとあって利益確定売りが出やすいとの指摘もあるが、国内企業の4―6月期決算に対する懸念が後退し、日本株は出遅れ修正の局面に入っている。地合いは良好で緩やかに上値を試す展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは15400円−15600円。
大和のレポートは決算発表直前の予想。
☆花王(4452):7月29日→中間期想定以上、通期上方修正の可能性
☆コニカミノルタ(4902):7月30日→通期上方修正の可能性
☆昭和電工(4004):7月31日→通期下方修正の可能性
☆富士通(6702):7月31日→通期上方修正の可能性
☆エプソン(6724):7月31日→通期上方修正の可能性
☆日東電工(6988):7月31日→中間期、通期上方修正の可能性
☆NTTデータ(9613):7月31日→通期上方修正の可能性
☆ケネディクス(4321):8月7日→通期上方修正の可能性
☆THK(6481):8月7日→通期上方修正の可能性
☆芝浦電子(6957):8月8日→通期据え置きの可能性
☆フェローテック(6890):8月12日→第1四半期黒字転換の可能性
<NEWS>総務省が29日発表した6月の完全失業率(季節調整値)は3.7%で、5月(3.5%)から悪化した。厚生労働省が発表した同月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント上昇の1.10倍。1992年6月以来、22年ぶりの高水準となった。
有効求人数は前月比0.3%増で、有効求職者数は同0.1%減。新規求人倍率は1.67倍で前月から上昇した
主要外国証券経由の注文動向は、
5社ベースで、売り630万株、買い610万株で、差し引き20万株の売り越し。
売り越しは2営業日連続。金額(5社ベース)は買い越し。
売りセクターに、電機、自動車、機械、商社、不動産、銀行、精密、小売など。
買いセクターに、電機、機械、鉄鋼、陸運、電力、ガス、小売、証券など。
信用取引規制
◆東証、ドーン株、ソディック株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を29日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
◆東証、日電線株、松尾電株、オーバル株の日々公表銘柄指定を解除 28日付。
◆東証、ハイブリッド株、明治機株、テクノセブン株、アイレックス株を日々公表銘柄に指定 29日から。
◆東証、キリン堂ホールディングス株を制度信用銘柄に選定 8月18日売買分から。日証金も同日約定分から貸借融資銘柄に追加。
▽空売り比率=26.8%(東証、28日)
▼立合外分売
E・Jホールディングス 29日に991円で10万株
研創 8月5〜8日に14万株
キムラ 8月22日〜28日に20万株
▼一単元の株式数変更
菊水化学工業 9月1日付で1000株から100株
■国内(29日)
6月失業率・有効求人倍率、6月家計調査(8:30)
6月小売売上高(8:50)
2年国債入札
《決算発表》
日清粉G、ヤクルト、マクドナルド、ガンホー、花王、田辺三菱、OLC、日立金、コマツ、日立建機、日精工、オムロン、日野自、ホンダ、小糸製、シマノ、HOYA、東エレク、新生銀、大和証G、野村、JR東海、JAL、大阪ガス、邦チタニウム、H2Oリテイル、MonotaRO、クラリオン、NSSOLなど
《株主総会》
フルスピード、ロックフィール、アゼアス、ナ・デックス、グリーンクロス、MICS化学、日本テレホン
■海外(29日)
韓国6月国際収支(8:00)
南ア4-6月期失業率(18:30)
FOMC(〜30日)
米5月S&Pケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米7月CB消費者信頼感指数(23:00)
米5年国債入札
《決算発表》
UPS、コーニング、メルク、ファイザー、マリオット、アメリカン・エキスプレス、ニューモント・マイニング、ツイッター、ドイツ銀行
休場:インド、マレーシア、インドネシア(〜8/1)、トルコ(〜7/30)、フィリピン
<28日の相場概況>
28日の日経平均株価は続伸。朝方下げた後に持ち直し、日経平均株価は半年ぶりに1万5500円台を回復した。
今週から国内で本格化する企業決算への期待に加え、為替の安定も好感された。
銀行や小売、パルプ・紙、建設など内需関連株が高く、鉄鋼や輸送用機器など素材、輸出関連株の一部も堅調だった。
終値は、1万5529円40銭、前日比71円53銭高。
TOPIXの終値は前週末比4.72ポイント高の1286.07
企業の4−6月決算は、今週31日に409社と1日当たり発表社数で前半戦のピークを迎える。
SMBC日興証券の前週末時点での集計では、東証1部の4−6月経常利益は前年同期比3.9%増、純利益は7.3%増となっている。
「今週本格化する決算への期待から日本株はあえて売るような感じではない」と言う。
29、30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や週末の米雇用統計の発表を控え、東証1部売買代金は前週末を6.7%下回るなど、盛り上がりを欠いた。東証1部の売買高は19億3115万株、売買代金は1兆5923億円。値上がり銘柄数は1009、値下がりは623。
先物取引に絡む裁定買いの影響で、ファストリやKDDI、ファナックなど値がさ株が高かった。
「政府が2020年までに全国3カ所前後でカジノの開設を認める」との報道を手掛かりにコナミやオーイズミなどのカジノ関連株も上昇した。
新興市場銘柄では、ミクシィが商いを伴って大幅高となっており、相場全体で売買代金首位につけた。前週末にストップ高したアスカネットは引き続き短期資金を呼び込み、連続ストップ高となった。
東証2部株価指数は5日続伸。ソディックや桜島埠、田淵電が上昇した。
<アフターランチ>
「抜けた」
前場の日経平均は一時15500円台を回復。
近くて遠かった7月4日の14490円を抜けた。
それこそ次の窓明け水準は1月23日の15690円。
ここを埋めれば昨年末の16320円とつながる。
埋めに行くには、右往左往かも知れないが、それでも、夏らしい夏の印象。
NYダウの123ドル下落の裏側で比較的強かったCME先物の結果がここらしい。
土曜の日経での菅官房長官。
「2015年10月に消費税率を8%→10%に引上げるかどうかの判断を
12月頃に判断する」と明言したとの記事。
GDP速報が11月半ば、確定値が12月上旬だ。
だから12月頃だ」とのコメント。
「私たちはデフレ脱却最優先の政権だ。
状況を慎重に見極めた上で、判断したいというのが首相の思いだ」とも。
首相官邸では、株価が喫緊の課題だと言われている。
「なぜ、下がるのか」という質問から始まり、「この材料にはなぜ反応しないのか」とも。
聞く限りにおいては、まさにかつての証券会社の株式部の会議の様相。
だからこそ・・・。
水素が出てみたり、電線地中化が出てみたり、あるいは品川再開発やカジノ構想。
個別材料が業界紙のように経済紙のトップを飾るのかも知れない。
重要なのはココを抑えておくこと。
リクルート事件以来、株式市場とは一線を隠していた永田町。
またぞろ市場応援団になった可能性大。
以前のようなマル政なんて生臭いものではなく、リーガルに則った株式市場重視の姿勢。
20年間以上の睡眠から目覚めたような印象を受ける。
官製相場なんてものがあるとすれば、正に官製相場というのはこういうものだろう。
そして格言は「国策にウリなし」でもある。
上がったときも重要なのは「踊らない、騒がない」ではあるが・・・。
高校野球だって9階裏に8点差をひっくり返すこともある。
株式市場だって、過去最高値を取ってきた市場をアウトパフォームしてもおかしくはない。
要はやる気だけなのだろうが・・・。
<28日の相場展望>
28日前場寄り付きは、日経平均株価は反落で始まった。前週末比30円安の1万5426円で寄りついた後はやや下げ幅を縮め、10〜20円程度安い水準で推移している。国内企業の4〜6月期決算発表への期待から投資家の個別物色意欲は旺盛で、下値は限定的だ。
日経平均株価の予想レンジは15300円−15500円。
25日線(15314円)付近が下値メドとして意識される。
週末の日経平均株価は173円高の15457円と高値引けだった。
福岡にいたので「西向くサクライ」だった訳ではなかろうが・・・。
もっとも好業績のファナックとファストリで日経平均を約54円押し上げていた。
指数先導の展開でありながら、倍々エネルギーは低調。
東証1部の売買代金は1兆7057億円で17日連続での2兆円割れ。
ただし・・。
金曜の日経では「日経では「世界同時夏枯れ深刻」の見出し。
相場の膠着が世界で同時に起きているという。
米系トレーダーのコメントは・・・。
「2週間前まではコール(買う権利)、プット(売る権利)ともにオプションは、売り注文が多かったが、先週から満期が長いコールを投資家が出てきており潮目が変わった」。
この直感が正しければ、夏枯れ回避というシナリオもアリだろう。
土曜日経では「日経平均半年ぶり高値、市場は徐々に上昇の見方」との記事。
ストラテジストたちの9月末までの見通しは「15000円〜17000円」。
昨年末の高値が16291円だからこれを上回っている。
もっとも17000円と唱えられても根拠は希薄。
米長期金利の上昇や国内企業決算期待、公的資金の配分見直しなど茫漠としている。
それでも17000円。
何回も繰り返しているが、所詮現在値プラス1000〜2000円の世界を脱却していなそう。
数字だけを見てみると・・・。
松井証券の信用評価損益率速報。
売り方はマイナス11.95%、買い方はマイナス4.20%。
依然買い方有利の展開。
週間での信用評価損率はマイナス8.36%でこちらも2週間ぶりの改善で悪くない。
裁定買い残は467億円減少して2兆8893億円とこちらも邪魔にならない水準。
空売り比率は27%(前営業日29.1%)で20%台後半がようやく定着。
日経VIは14.78と異変の可能性薄。
何気に頑張っているのが東証1部の単純平均。
金曜日は2.94円上昇し303.66円。
マーケットは少しづつ頑張っている。
7月決算銘柄の権利付き最終売買日。
その7月決算は日本駐車場開発、ドクターシーラボ、稲葉製作所、ティーライフ、
サムコ、TYOなど。先週末のNYダウは123ドル安の16960ドルと3日続落。
NASDAQは22ポイント安の4449ポイントと2日続落。
S&P500は9ポイント安の1978ポイントと4日ぶりに反落。
ダウ輸送株指数は38ポイント安の8428ポイント。
週足では、ダウが0.8%安、S&Pは横ばい、NASDAQは0.4%高。
NASDAQの上昇は2週連続。
アマゾンとビザが下落。
3市場の売買高は約49.5億株と減少。
CME円建ては大証比25円安の15425円。
ドル建ては大証比10ポイント安の15440ポイント。
非公式外資系動向は、1020万株売り/820万株買い。
金額ベースは売り越し。
売りは商社セクターなど。
買いは化学・鉄鋼・小売り・REIT・自動車・ゴムセクターなど。
売買交錯は銀行・機械・電機・情報通信・その他金融セクターなど。
225先物は、ニューエッジ・GS・モルスタ・日産・クレディが買い越し。
アムロ・メリル・野村が売り越し。
TOPIX先物はニューエッジ・クレディ・バークレイズ・野村が買い越し。
アムロ・メリル・GS・モルスタが売り越し。
外資系等は、ドコモ(9437)、日立ハイ(8036)、アドバンテスト(6857)、
富士通ゼネ(6755)に注目。
テクニカル的には、清水(1803)、西松(1820)、大和小田急(1834)、
日電設(1950)、三機工(1961)、グリコ(2206)、明治(2269)、
米久(2290)、WDB(2475)、ダイドー(2590)、あみやき(2753)、
常和(3258)、クリエイトレ(3387)、住江織(3501)、
コーエー(3635)、コロプラ(3668)、テイカ(4027)、
石原(4028)、大倉工(4221)、アミューズ(4301)、
中外(4519)、大日本塗(4611)、OBIC(4684)、
MORESCO(5018)、東洋炭素(5310)、特殊陶(5334)、
東京製鐵(5423)、日精線(5659)、大紀ア(5702)、日軽金(5701)、
高田機工(5923)、YAC(6298)、新東工(6339)、平和(6412)、
日ピス(6461)、東洋電(6505)、宮越(6620)、OKI(6703)、
ソニー(6758)、クラリオン(6796)、SMK(6798)、
新電元(6844)、澤藤(6901)、ファナック(6954)、KOA(6999)、
重工(7011)、極東開発(7226)、ガリバー(7599)、ダイト(7609)、
前田工繊(7821)、TASAKI(7968)、信越ポ(7970)、
キャノンMJ(8060)、昭光通商(8090)、サンワテク(8137)、
加賀電(8154)、フィデア(8713)、リロ(8876)、サカイ(9039)、
ゼンリン(9474)、カナモト(9678)、NSW(9739)、
丹青社(9743)、ベルク(9974)が動兆。
予定
■28(月)
【国内】
《決算発表》
ヒューリック、フジクラ、JSR、キーエンス、日産自、パナホーム、東海ゴム、持田薬、きんでん、北国銀、パナホーム、ニフティ、コーエーテクモ、ニッセンHD、タカラレーベン、東映アニメ、マクニカなど
《株式分割》※権利取最終日
フジコーポ、サイバダイン、フィックスタース、エニグモ、ストリーム、コンフォリア、モバクリ、アルコニックス、BS11、薬王堂
【海外】
第一次世界大戦開戦から100年
米7月マークイットサービス業PMI速報値(22:45)
米6月中古住宅販売仮契約(23:00)
米7月ダラス連銀製造業活動(23:30)
米2年国債入札
イスラム世界断食月明け(28日頃から)
休場:シンガポール、マレーシア(〜7/29)、インドネシア(〜8/1)、トルコ(〜7/30)
<信用取引情報>
◆東証、協栄産株を日々公表銘柄に指定 28日から。
◆東証、PGM、DyDo、プレナス株を貸借銘柄に選定 8月1日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
◆日証金、エコミック株の貸借融資銘柄の選定取り消し 8月1日付。
◆指定変更=〔東証マザーズ〕リアル、ぷらっと、システクアイ、エルミック、フォーバルT、日本風力開発、ケアサプライ、DNAチップは8月1日から2部
▽空売り比率=27.0%(東証、25日)
【25日の相場表変更】
▽上場廃止=〔東1・整理〕NECフィル
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
りそなホールディングス 9800万株(優先株)、2349億4520万円
山陰合同銀行 140万株、11億円
▼立合外分売
フェリシモ 8月4日〜7日に13万3000株
▼一単元の株式数変更
TBK 10月1日付けで1000株から100株
<25日の相場概況>
25日の日経平均株価は3日ぶりに反発。終値は前日比173円45銭高い1万5457円87銭。
1月23日以来約半年ぶりの高値。円安基調を好感した買いが先行したほか、好決算を発表した銘柄も個別に物色された。上値が重くなる場面もあったが、14時以降に株価指数先物に断続的な買いが入ったのをきっかけに急速に上げ幅を拡大した。日経平均は7月4日に付けた1万5437円をわずかに上回った。
東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反発。前日比11.49ポイント高の1281.35だった。
東証1部の売買代金は概算で1兆7057億円、2兆円を7月2日以降、17営業日連続で下回った。売買高は20億9060万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1335、値下がり銘柄数は345、変わらずは134だった。
東証2部株価指数は4日続伸し、連日で年初来高値を更新。KIHD、明治機や理経が上昇した。
新興市場銘柄では、サイバーダインやデ・ウエスタンなどがしっかり。
来週は国内企業の4〜6月期の決算発表が増える。市場では「個別の決算を吟味して物色する動きは続く」との声が多い。
来週も個別物色中心であろう。経済指標では、29日の6月失業率・有効求人倍率や6月小売売上高、30日の6月鉱工業生産などが注目される。
<兜町カタリスト>
「名言」
☆人が冷静さを失っているとき、あなたが冷静さを失わなければ、
あなたは富を築くことができます。
(マーク・リッチー)
☆相場の反転は多数派が納得した瞬間から始まる。
(ラリー・ウィリアムズ)
☆有能なトレーダーにとって重要なのはチャートにおける支持・抵抗水準ではなく、
その日の高値や安値でもない。
受け入れる苦痛の程度なのである。
自分がどれだけの苦痛を受け入れるか前もって決めておくことが大切。
(ラリー・ウィリアムズ)
☆私は分散投資を信じたことはないし、今後も信じないだろう。
これはトレーディングを始めたころに読んだ本の影響かもしれない。
ニコラス・ダーバスもジェシー・リバモアも買った値上がり株に価値がある間は
その株で取引し続けただろう。
(ゲイリー・スミス)
☆彼ら(ダメなトレーダー)ができないのは、
どんな悪い状況でも自信を持ってトレード・ルールに従ってやることだ。
(リチャード・デニス)
☆私のトレードのルールを新聞に公表したとしても、誰もその通りにやらないだろう。
(リチャード・デニス)
☆『カウンタートレードの誘惑』と僕が呼んでいるものがある。
刷りこまれた認識と情緒の要素が人を自動的に潜在的な新しい市場トレンドを
認識させないようにしてしまうんだ。
安く買って高く売りたい、そのこと自体が市場の流れに逆らう行動だからね。
人は『正常価格と思われているレベルから価格が動いたら、異常だとみなす傾向』がある。
(ウィリアム・エックハート)
☆買うから株価が上がる、上がるから買われるという循環です。
私たちが売りに回るのは根拠のないウォール街の期待感が理由であって、
その銘柄が会社としての質が劣っていると考えているわけではありません。
証券投資ビジネスでの収益は、素晴らしい会社に投資することからではなく、
株価の非効率性を突くことから生まれるのです。
(マイケル・ラウアー)
☆私たちの目的は、マーケットの状況にかかわらず収益を上げることです。
マーケット連動のインデックスファンドのようなポートフォリオは避けなければなりません。
投資銘柄の限定はこの目的を達成するために不可欠なのです。
(マイケル・ラウアー)
スケジュールを見てみると・・・
25日(金)消費者物価、米耐久材受注、英国4〜6月GDP
28日(月)米中古住宅仮契約、2年国債入札、イスラム断食明け、
第一次世界大戦開戦100年
29日(火)失業率、小売売上高、米FOMC、ケースシラー住宅指数、CB消費者信頼感、
5年国債入札
30日(水)鉱工業生産、米4〜6月GDP、ADP雇用レポート
31日(木)勤労統計調査、米シカゴ購買部景気指数
1日(金) 自動車販売台数、黒田日銀総裁講演(内外情勢調査会)、春秋航空日本就航
米雇用統計、ISM製造業、ミシガン大学消費者信頼感、中国製造業PMI
8月の日経平均株価は過去24年間10勝14敗で9位(7月と一緒)
6日(水)ポイントの日
7日(木)ECB理事会
8日(木)SQ
11日(月)満月
12日(火)、18日(月)ポイントの日
25日(月)新月、ロンドン休場
29日(金)ポイントの日
<25日の相場展望>
25日の日経平均株価は反発スタート。
前日比の上昇幅は一時100円を超え、1万5300円台後半で推移している。
日経平均株価の予想レンジは15250円−15450円。
トヨタなど主力の輸出関連株に買いが優勢だ。ファナックなど前日大引け後に好決算を発表した銘柄の一角を物色する動きも目立つ。
決算では、NTTドコモ、NRI、大同特殊鋼、JPXなどが注目されよう。
6月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除いたコアCPI )は、13カ月連続で上昇したものの、前年比の伸びは鈍化した。
6月の全国コアCPIは前年比で3.3%上昇した。総務省が25日発表した。前月は同3.4%上昇だった。
日銀は消費増税がフル転嫁されればコアCPI前年比を2.0ポイント押し上げると試算していた。こうした押し上げ分を除くと6月は1.3%上昇となり、5月(1.4%上昇)を下回った。
昨日配信している、7月24日号袋とじ稼足銘柄を参考にしてほしい。(土、日曜にも限定配信)UBIC (2158) 、人工知能(AI)によるビッグデータ解析の最先端技術に注目
24日のNYダウは下落。朝方発表された週間新規失業保険申請数が予想より少なかったことが好感され、買いが先行。その後6月米新築住宅販売件数が予想を下回ったことが上値抑制要因となり、小幅な値動きに終始する展開となった。S&P500指数は連日の最高値更新。
セクター別では、耐久消費財・アパレルやソフトウェア・サービスが上昇する一方で自動車・自動車部品やテクノロジー・ハード・機器が下落した。
主要外国証券経由の注文動向は、「5社ベースで、売り680万株、買い880万株で、差し引き200万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額(5社ベース)は売り越し。
売りセクターに、機械、自動車、薬品、通信、銀行、陸運、商社、小売など。
買いセクターに、金属、電機、海運、電力、自動車、ゴム、保険、REIT、情報通信、その他製品、鉄鋼など」。
信用取引情報
◆東証、アクセルM株を日々公表銘柄に指定 25日から。
◆東証、ミネルヴァH株の制度信用銘柄の選定取り消し25日付。
日証金も同日付で貸借融資銘柄と貸借担保金代用有価証券適格銘柄の選定取り消し。
◆日証金、コロムビア株の貸借取引申し込み停止措置を解除 25日約定分から。
◆指定変更=〔東証2部〕小津産業は31日から1部
▽整理銘柄に指定=〔ジャスダック〕ミネルヴァHは24日(上場廃止は8月25日)
▽権利落ち(新株予約権無償割当)=〔東証マザーズ〕アンジェスは29日
▽空売り比率=29.1%(東証、24日)
【24日の相場表変更】
▽整理銘柄に指定=〔ジャスダック・監理〕ミネルヴァH
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
伊藤忠商事 7800万株、1100億円
三菱鉛筆 50万株、15億円
▼立合外分売
市進ホールディングス 7月31日〜8月5日に50万株
予定
■国内(25日)
6月消費者物価指数(8:30)
7月東京地区消費者物価指数(8:30)
《決算発表》
カゴメ、日立化成、NRI、小林製薬、大同特鋼、日立ハイテク、日立キャピ、東海東京、JPX、NTTドコモ、丸八証券、サトーHD、サカイ引越、第一建設、四国化、ビオフェル、大特鋼、マックス、アクセル、SMK、エフ・シー・シー、トーメンエレク、前田工繊、家族亭、積水樹、JCRファーマ、富通ゼネ、オプト、Vコマース、ペッパー、コクヨ、岩井コスモなど
《株主総会》
東建コーポ、アスカネット、サトウ食品、Bガレージ、菊池製作、日東網、ザッパラス、ヤーマン、インスペック
■海外(25日)
シンガポール6月鉱工業生産(14:00)
トルコ6月貿易収支(16:00)
英4-6月期GDP(17:30)
独7月Ifo景況感指数(17:00)
米6月耐久財受注(21:30)
メキシコ6月貿易収支(22:00)
ブラジル6月経常収支(22:30)
<24日の相場概況>
24日の日経平均株価は続落。終値は前日比44円14銭安の1万5284円42銭だった。
外部環境に目立った変化がないものの、底堅い動きをみせた。
企業決算などを手掛かりに個別物色はみられるが、主力株の動きが鈍く指数は小動きを続けた。
前場中頃過ぎには中国のHSBC7月PMIが市場予想を上回ったことを好感し、先物買いで上げ幅を拡大するも買いは続かなかった
後場に入ると日経平均先物に見切り売りが出て日経平均も下落に転じた。日経平均は一時下げ幅を100円近くまで広げる場面もあった。
値がさ株を中心に下落、大引けまでに買い戻す動きもあって小幅続落で終えた。
「相場全体で投資家の様子見姿勢が強かった」との声も出ていた。
東証1部の売買代金は概算で1兆7935億円と2兆円を16営業日連続で下回った。
売買高は19億5565万株。東証1部の値下がり銘柄数は872、値上がり銘柄数は792、変わらずは152だった。
業種別では空運や証券、ガラス・土石などが高く、その他製品や通信、鉄鋼などが安い。
<兜町カタリスト>
「名言」
☆投機家にとって最大の敵は無知、欲、そして恐怖と希望の感情である。
(ジェシー・リバモア)
☆株というものは、買い始めるのに高すぎるということはないし、
売り始めるのに安すぎるということはない。
しかし、最初の建玉で利益があがらないかぎりは、続けての建玉は手控えるべきだ。
よく状況を見極めて待つことだ。
(ジェシー・リバモア)
☆良いアイディアが相場で大きな利益を上げる秘訣ではない。
最も重要なのは、絶好の時が来るまで静かに座っていることだ。
(ジェシー・リバモア)
☆株価が変動する姿にのみ意識を集中させよ。変動の理由に気をとられるな。
(ジェシー・リバモア)
☆頼りになるのは株価であって、思惑ではない。
相場に勝つ必要はない、勝つべき相手は自分自身である。
(ジェシー・リバモア)
☆相場の動きを漫然と「期待して待つ」のは博打であり、
忍耐強く待ち、シグナルを見いだした瞬間「反応する」のが投資・投機である。
(ジェシー・リバモア)
☆成功するトレーダーの条件とは、感情を押し殺すことができて、よく働き、
規律を守れる人たちが成功しているようです。
皮肉なのは私にはすべての要素が欠けていることです。
感情的になりますし、それほど働き者ではありませんし、
もう少し厳しく自分を律するべきだと思っています。
私自身の成功の条件としては直感に対する確信、
その確信を瞬時に行動に移せる能力の二つが重要だと考えています。
(スチュアート・ウォールトン)
☆僕の投資哲学に「できるかぎりマーケットから離れている」というのがあります。
売買をしなければそれだけリスクが減ります。
マーケット環境が悪ければ、常に売買を繰り返し数パーセント稼ぐよりも、
1年のうち3ヶ月だけ売買して同じだけ稼ぐほうを選びます。
(マーク・ミネルヴィニ)
☆トレードに入る前に特別な段取りがあります。
まずは長期にわたる価格変動をもとに状況を分析する。
それからファンダメンタルズの確認。
場合によってはファンダメンタルズは無視することもある。
そして最後に、その仕掛けのタイミングが値動きの基準にしっかり合致しているか判断します。
(マーク・ミネルヴィニ)
☆株を買う動機はいつも同じです。
かなり長く持つこともありますが、数時間、長くても数日で株価が上がると思う株を
選んで買っています。
あまり名の知れていない企業の場合が多いですね。
80%以上は上場10年未満です。
歴史が浅い企業の株が多いけど、僕は低位株(くず株)は避けるようにしている。
安い株には安いなりの理由があるからです。
(マーク・ミネルヴィニ)
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<24日の相場展望>
24日日経平均株価は小幅反発でのスタート。寄り付きは前日比21円高の15350円。その後上げ幅を縮める場面もあったが、寄り付き前後の水準でおおむね推移している。
本格化する主要企業の4〜6月期決算で好業績を発表した銘柄への買いが相場を下支えしている。
日経平均株価の予想レンジは15250円−15450円。
手掛かり材料としては、材料株物色と企業決算に限られる
個別銘柄では、前日に2015年3月期通期の業績を上方修正した日電産が反発。連日で3月の株式分割後の高値を更新した。24日付の日本経済新聞朝刊で「4〜6月期の営業利益が1100億円を超えたもようだ」と報じられた日産自が商いを伴って上昇。
財務省が寄り付き前に発表した6月の貿易統計は、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は8222億円の赤字だった。貿易赤字は24カ月連続で、QUICKが集計した24日時点の予測中央値(6652億円の赤字)を上回る赤字幅となったが、市場では材料視する向きは少ない
10時45分に中国7月HSBC製造業PMIが発表される。その結果待ちとの声も。
主要外国証券経由の注文動向は、「5社ベースで、売り940万株、買い650万株で、差し引き290万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額(5社ベース)も売り越し。
売りセクターに、電機、自動車、不動産、食品、銀行、通信、商社、薬品など。
買いセクターに、機械、情報通信、通信、その他金融、小売、建設、電機、保険、倉庫など」(外資系証券)という。
本日の予定
■国内(24日)
6月貿易収支(8:50)
7月マークイット製造業PMI速報値(10:35)
《決算発表》
ファナック、信越化、中外薬、オービック、サイバー、アドバンテス、キヤノン、松井証、パナIS、OBC、山特鋼、日精線、東陽テク、帝国ホテル、栄研化、芝浦メカ、日新電、日車輌、京都友禅、KABU.COM、ゴールドクレ、KIHD、ウェッズ、ゲンキー、伊勢化、KOA、菱鉛筆など
《株主総会》
COOK、伊藤園、メガネスーパ、東和フード、共和工業、3Dマトリックス、マツモト、トーシン
■海外(24日)
NZ準備銀行金融政策決定会合
韓国4-6月期GDP(8:00)
中国7月HSBC製造業 PMI(10:45)
仏・独・ユーロ圏7月PMI速報値(16:00、16:30、17:00)
英6月小売売上高(17:30)
ブラジル6月失業率(21:00)
米7月マークイット製造業PMI速報値(22:45)
米6月新築住宅販売(23:00)
米10年インフレ連動国債入札
《決算発表》
パルト・グループ、D.R.ホートン、GM、フォード、アンダーアーマー、ビザ、スターバックス、3M
<23日の相場概況>
23日の日経平均株価は反落。終値は前日比14円72銭安い1万5328円56銭だった。
相場の膠着感は強まり、一日の値幅は58円83銭と、2012年12月28日(58円78銭)以来、約1年7カ月ぶりの値動きの狭さとなった。
下値では押し目買いの動きが根強く、下げ幅は限定的だった。地政学的リスクへの警戒感が薄れたこともあり、個人投資家の物色意欲は旺盛だった。23日付の日本経済新聞朝刊が「政府は、祖父母が孫に教育資金を贈った場合、1500万円まで贈与税がかからない制度を延長する」と報じたことを受け、学研HDなど教育事業を手掛ける銘柄が買われた。市場全体は、企業決算が本格化する直前ということもあって様子見姿勢が強まった
東証1部の売買代金は概算で1兆4778億円と2兆円を15日連続で下回った。
売買高は17億8525万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は905、値上がり銘柄数は752、変わらずは159だった。
ソフトバンクや東エレク、KDDIなどの値がさ株も安かった
SMBC日興が投資判断を新規「1」に設定したサイバーダインが売買代金首位につけたほか、ロボット関連で指標面での割安感が指摘された協栄産はストップ高。その他ではミクシィや日本通信が商いを伴って活発な値動きをみせた。
材料性の強い分野へ物色の矛先が向かった。ロボット関連や含み資産関連、教育関連など値を飛ばす銘柄が散見され、明日以降も循環物色が続くとみられる。
東証2部株価指数は続伸。エルナーや明治機、FDKなどが上昇した。
きょう東証2部に上場した日本ビューホテルは公開価格(2200円)を下回る2001円で初日の取引を終えた。
鶏肉に対する不安からマクドナルドやファミリーMなどが軟調に推移した。
<稼足銘柄スペシャルコメント>
日本におけるカジノ合法化は浮き沈みを繰り返してきたが、カジノ解禁を含めた特定複合観光施設(IR)を整備するための法案が議員立法によって提出されており、これまでになく機運が高まっている。
シンガポールの事例でも、ラスベガスやマカオでも、カジノはIRの一部に過ぎず、MICEやショッピング、ショーなどのカジノ以外の分野の経済効果が大きいのはよく知られている。カジノの負の面ばかり強調するのではなく、観光立国のためぜひともカジノ合法化とIRの導入を行うべきだ。
海外からの観光客誘致を主眼としていることを明確化する意味で、順調に手続きが進めば、東京オリンピックに間に合うだろう。東京、大阪、沖縄の3カ所でIR開発が進めば、投資効果も大きく、外国人観光客も大幅に増え、税収も上がると考えられる。
2014.7.18 13:10
菅義偉官房長官は7月18日の記者会見で、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)の整備を検討する新組織を内閣官房に発足させる方針を明らかにした。「特命担当の内閣審議官を置き、各省庁の出向者による態勢を整えて検討していきたい」とも述べ、政府を挙げてIRの推進に取り組む考えを強調した。
また、与野党は臨時国会で法案に関する衆院3委員会で連合審査を行うことで合意しており、年内成立への機運が高まっている。
新たな稼足のテーマはカジノ。
カジノは現在日本国内で違法だが、東京が2020年夏季五輪の開催都市を受け、急速に法制化の期待が高まっている。
1兆円ともみられる日本のカジノ市場を新たなテーマで考えて株を買うなら今でしょう!カジノ関連銘柄もありかと思う。
カジノ銘柄といえば、日本金銭機械(6418)、テックファーム(3625)、オーイズミ(6428)、セガサミーホールディングス(6460)。日本金銭機械はカジノ向けの紙幣鑑別機。テックファームは日本金銭機械の米国子会社と提携して携帯を利用した決済システムを開発。オオイズミはメダル計数機最大手でパチスロなども製造。パチスロ最大手のサミーを持つセガサミーは、韓国でカジノリゾート開発の実績。商用映像看板の開発、販売を手がけるアビックス(7836)や遊技機用ディスプレーの製造を手がけるEIZO(6737)など。
その他で
インターライフホールディングス(1418)、イチケン(1847)、CWE(7612)、アドアーズ(4712)、SANKYO(6417)、KLab(3656)、フィールズ(2767)、グローリー(6457)、ユニバーサルエンターテインメント(6425)、コナミ(9766)、平和(6412)、バンナムHD(7832)
ゲンダイエージェンシー(2411)、翻訳センター(2483)、コムシード(3739)、イマジニア(4644)、フジ・メディア・ホールディングス(4676)、シンポ(5903)、藤商事(6257)、ダイコク電機(6430)、アクセル(6730)、マースエンジニアリング(6419)、グローリー(6457)などを参考に
アベノミクス成長戦略では重点分野の1つに「観光立国ニッポン」を掲げている。訪日外国人数は2013年に1000万人を突破したが、政府は東京オリンピック・パラリンピックの開催を追い風とし、2020年に訪日外国人数2000万人を目標としている。今回のプリペイドSIM販売事業をはじめ、訪日外国人向けのビジネスは、2020年に倍のマーケットに膨らもうとしている。
以上紹介した銘柄に稼足銘柄あり、すでに動意している銘柄も!あり。
<兜町カタリスト>
「寡黙に」
本尊は決して表に表れない。
あるいは、本物は桧舞台には登場しない。
表面で蠢いているのは、所詮傀儡のようなもの。
能弁な投資家のポートフォリオは得てしてマイナス。
能弁さは投資収益とたぶん反比例するに違いない。
寡黙に市場に参加している投資家のポートフォリオこそ珠玉のようなもの。
なんてことがあるのかも知れないし、歴史は沈黙の投資家のキャピタルゲインには注目しない。
だから市場の相場観というものは、負け組相場観に代表されてしまう可能性は高い。
能弁で大袈裟なディーラーやトレーダにはさほどの価値はないのかも知れない。
むしろ寡黙で目立たない一群の人物像にこそ、投資収益があるような気がする。
となると・・・。
業務上、能弁にまくしたてる市場関係者という仕事というのはなかなか難しい。
何気ない事ながら、日経は36ページ。
記事も薄く広告も少ないということはもう夏枯れ?
とうか、記者も営業も直前数ヶ月の努力不足というところだろうか。
新聞にほとばしる情熱とかたゆまぬ努力なんてものを求めても意味ないが・・・。
むしろ興味深かったのは日経ヴェリタスの記事。
「見えない企業価値、意外な診断術。プロの投資家が参考にしている意外な指標」。
例えば・・・。
ホームページに役員の顔写真が載ってる会社は、長期的な株価のパフォーマンスは高い。
社長と役員の顔写真掲載している会社は2013年1月末で46社。
リーマン・ショック後の08年11月から14年6月の株価上昇率は約2.1倍。
(08年11月が基準なら当然のパフォーマンスではあるが・・・)。
一方、社長の写真は掲載しているが役員は掲載されてない会社、144社。
株価は同期間1.8倍上昇。
どちらの写真もない会社は上昇率1.6倍。
加えて・・・。
公開されている社長の挨拶文。
主語が「私」「私たち」の会社の株価は08年11月から13年2月までに6割上昇。
主語が「当社・弊社」や主語に社名を使っている会社の株価は同じ期間に4割の上昇。
挨拶文そのものがない会社の株価は上昇率3割。
カギは「社長が自分の言葉で語っているかどうか」。
主語が「私」「私たち」の会社は経営企画や広報担当の部署任せにしていない可能性が高い。
(ん〜、微妙ではあるが・・・)。
不毛と思える呼値の変更も通過。
みずほや鉄の売買は増加したが、全体の売買代金は1兆7970億円と低調。
商い機会の増加を旗印にした割にはその意味がない印象。
きっと売買時間の延長だってそんなもの。
それでも、言い出しているのだから、何がしたいのか良くわからない。
世間は大暑。
梅雨も明け夏本番。
ここから立秋までは梅雨明け10日で暑さの極み。
涼しいモードの株式市場でも熱い動きが欲しいもの。
<23 日の相場展望>
23日の日経平均株価は小幅高スタート。
堅調な経済指標から米景気の回復期待が強まり、前日のNYダウが反発したことが好感されている。地政学リスクへの警戒感の薄れも、買いを促しているようだ。
使用期限を過ぎた肉を使っていた中国の食肉加工会社から鶏肉を調達していたファミリーMは下げている。
東証2部に上場した日本ビューホテルの初値は2150円で、公開価格を2%下回った
日経平均株価の予想レンジは15250円−15500円。
23日付「日経新聞」では「電子部品大手の受注鈍化」との報道もあり、ハイテクセクターには向かい風の相場となることも想定される。
ソーシャルゲーム関連が賑わっている。
稼足銘柄では、アールテック・ウエノ(4573)に注目。7月17日付、網膜色素変性治療薬として開発中の開発コード UF−021、一般名 イソプロピル ウノプロストン(以下、ウノプロストン)の網膜色素変性を対象とするオーファンドラッグ指定について、厚生労働省に申請した。
昨日のNYダウは61ドル高の17113ドルと反発。
NASDAQは31ポイント高の4456ポイントと反発。
S&P500は9ポイント高の1983ポイントと反発。
ダウ輸送株指数は94ポイント高の8455ポイント。
アップルとマイクロソフトが決算通過。
3市場の売買高は約50億株と減少。
CME円建ては大証比25円高の15355円。
ドル建ては大証比55ポイント高の15385ポイント。
非公式外資系動向は620万株売り/750万株買い。
金額ベースは売り越し。
売りは自動車・不動産・保険セクターなど。
買いは証券・化学・精密・電力・ガスセクターなど。
売買交錯は電機・機械・小売り・通信・銀行セクターなど。
225先物は、クレディ・ニューエッジ・UBS・バークレイズ・JPモルガンが買い越し。
アムロ・三菱・野村・メリル・ドイツが売り越し。
TOPIX先物はニューエッジ・ドイツ・GSが買い越し。
みずほ・メリル・アムロ・JPモルガンが売り越し。
外資系等は、サイバーダイン(7779)、花王(4452)、アサヒ(2502)、
不二製油(2607)、栗田工(6370)、日東電工(6988)、
ファンコミ(2491)、フリークアウト(6094)に注目。
テクニカル的には、清水(1803)、錢高(1811)、世紀東急(1898)、
新日本空(1952)、エスフーズ(2292)、学情(2301)、
ゲンキー(2772)、キューピー(2809)、日清食品(2897)、
住江織物(3501)、Klab(3656)、コロプラ(3668)、
ニチバン(4218)、タイガース(4231)、明光(4668)、
総合メディ(4775)、マンダム(4917)、デイシイ(5234)、
品川(5351)、黒崎播磨(5352)、共英製鋼(5440)、
古河機(5715)、横河部(5911)、OSJB(5912)、
丸山(6316)、北川鉄(6317)、石井鉄(6362)、北越工(6364)、
栗田(6370)、日コン(6375)、キトー(6409)、
ダイコク(6430)、メルコ(6676)、古野(6814)、
サイゼリア(7581)、ガリバー(7599)、東京精密(7729)、
藤森工(7917)、忠エネ(8133)、千葉銀(8331)、JR東(9020)、
カプコン(9697)が動兆。
■国内(23日)
6月の訪日外国人数
20年国債入札
《決算発表》
日本電産、航空電子、キヤノンMJ、石塚硝、電産リード、電産コ電、蝶理、セゾン情、ハチバン、メガロス、信越ポリ、モーニングスタ、小野測
《株主総会》
サンオータス
《新規上場》
6097ビューホテル 東証2部に新規上場
■海外(23日)
豪4-6月期消費者物価(10:30)
シンガポール5月消費者物価(14:00)
仏7月製造業信頼感指数(15:45)
台湾6月鉱工業生産(17:00)
南ア6月消費者物価(17:00)
英中銀の金融政策委員会議事録(9〜10日開催分)
カナダ5月小売売上高(21:30)
《決算発表》
ダウ・ケミカル、ボーイング、クアルコム、AT&T、フェイスブック、フリーポート・マクモラン
<22日の相場概況>
22日の日経平均株価は4営業日ぶりに反発した。
終値は、127円57銭高の15343円28銭だった。地政学的なリスクの高まりを意識した米株式相場の下落基調が一服しつつあることから投資家心理が改善。前週末に大きく下落した反動もあって、買い戻しが優勢になった。
日経平均は午後に上げ幅を広げた。アジア諸国・地域の株式相場が総じて上昇したことを受けて投資家心理が一段と改善。外国為替市場で円が対ドルで1ドル=101円台半ばまで円安・ドル高が進むと株価指数先物に断続的な買いが入った。日経平均への寄与度が高いソフトバンクやファナックなどの値がさ株が上げ幅を広げ、相場全体を押し上げた。一方で、15400円に近づく場面では伸び悩んだ。新たな取引材料に欠き、上値では利益確定を目的とした売りが増えた。日経平均は大引けにかけてやや上げ幅を縮めた。
東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反発し、前週末比9.98ポイント高の1273.27で取引を終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆7970億円、売買高は23億751万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は全体の8割にあたる1,460、値下がり銘柄数は270、変わらずは86だった。
個別銘柄では、ソフトバンクなどの値がさ株のほか、KLab (3656)、オルトプラス (3672)が賑わった。
業種別東証株価指数(TOPIX)では全33業種のうち、鉄鋼が上昇率で首位となった。
一方で、値がさ株でもファストリは安かった。三井不やブリヂストン、ヤマトHDなども売られた。
東証2部株価指数は反発した。ソディックや理経、森組などが高い。半面、イトヨーギョやオリチェン、Jトラストなどが安い。
本日から時価総額の大きい、『TOPIX100』に採用100銘柄のうち80銘柄の値動きが、「10銭または50銭キザミ」になり、
株価の刻み幅を縮小する。これまでは最小でも1円単位だったが、初めて10銭や50銭の刻みの株価が登場。株価が低い銘柄ではこれまで、相対的に刻み幅が粗くなり、売買しにくいケースがあった。東証の狙い通り、投資家の利便性向上につながるか注目される。
朝方は新日鐵住金(5401)、日立製作所(6501)、三菱商事(8058)日産自動車(7201)など、「銭キザミ銘柄」は総じて堅調なスタートとなった。
みずほFG(8411)の売買高や売買代金が18日と比べて4倍強に膨らむなど一部銘柄の取引が活発になった
株価が低いと、「1円」という刻み幅は売買に不便だ。例えば200円の銘柄について「今より少しでも高く売りたい」という投資家は最低でも201円で売り注文を出さざるを得なかった。10銭刻みになると、200円10銭〜90銭でも売ることができるようになる。少しでも安く買いたい投資家は199円90〜10銭でも買い注文を出せるようになり、「取引コストが下がる」(東証)という。
一方、短期売買については、個人投資家は10銭刻み銘柄を敬遠する可能性が高い。刻み幅が1円から10銭になれば、最小単位の値上がりで稼ぐことのできる利ざやは10分の1に減るからだ。
高速売買により資金流入が増加するとの見方があり、状況によっては、これら大型株でも値動き幅が大きくなるとの期待が出ている。
「短期では、コンピューターのシステムで大量に取引する海外機関投資家が中心になる」との見方が強い。
<兜町カタリスト>
「ロボット」
土曜の日経2面の見出しは「地政学リスクに身構え。日経平均154円安」。
ウクライナ、イスラエルなどでの事故・事件を背景にした刹那的株安。
確かに木曜のNY株や週末の日経平均は下落した。
だからと言って「身構え」がどうかは疑問。
週末のNYダウは123ドル高の17100ドルと反発。
CMEの日経平均株価は15300円台での戻り。
刹那的な視点では、やや望遠が曇るのかも知れない。
もっとも・・・。
みずほや重工の呼び値を10銭にするくらいだから近視眼的思考は仕方ないのかも知れない。
因みに昨年の3連休明けの株価は7勝3敗と勝ち越し。
アベノミクス効果はあった。
しかし、今年の3連休明けの株価は3連敗。
このジンクスが破れるのかどうかが課題。
金曜ロードショーは「借り暮らしのアリエッティ」だったが、そんなの「関係ない」筈。
雑誌選択7月号の「ソフトバンクのロボット進出裏事情」という記事が結構興味深い。
「数字しか信用しない孫社長が数値目標を掲げていないのが奇妙」という。
制御用OSのシェアNO1だけが目標。
背景は軍事用ロボットの開発という指摘もある。
その背景はスプリントネクステルの買収で米国3位の通信事業者という立場。
Tモバイルの買収活動も続いている。
このまま膨張策が続いてトップを脅かす立場になった時に立ちはだかるのが見えない壁。
軍事用ロボットの開発という大義名分は国防総省の歓迎するところになるだろうという見方。
パウエル元国防長官とのセミナーなどもその一環とすると、野望の果てが見えるような気がする。
単なる投資会社→携帯キャリア→ロボット産業。
10年単位の変化は見逃せない。
企業も経営者も成長するものではあるが・・・。
土曜の安倍総理は半年ぶりのお国入り。
午前中は地元山口で高杉晋作の墓参。
安倍事務所には高杉晋作の言葉が掲げられているという。
「邦家(ほうか)の為に正義を起こさんことを要す。
雲となり雨となり天地を揺がさんとす」。
墓参後のコメントは「まさに志が定まった感じです」。
その後地元農家のアスパラガスの収穫を手伝い。
夜は「焼肉やすもり」と相変わらずの健啖さ。
相場にも「志」は欲しいところだし、改めて安倍首相は「長州」を再認識。
<22日の相場展望>
本日の寄り付きの日経平均株価は4営業日ぶりの反発でスタート。
NY株式相場が堅調に推移したことを受け、投資家心理が改善。日経平均が前週末に大きく下落していた反動もあって、日本株には持ち高調整を目的とした買い戻しが先行した。
日経平均株価の予想レンジは15200円−15400円。
本日から東証がTOPIX100構成銘柄に小数点株価を導入する。値幅が取りにくくなるとの見方が多く、出来高の多い低位株を中心に短期売買への影響に注目したい。経済指標では特に目立ったものはなく、短期的な材料としては安倍晋三首相が燃料電池車(FCV)に対して200万円を補助していくと表明したことで、燃料電池関連銘柄に注目される。
今週も個別材料株の循環物色の展開であろう。本日は好業績銘柄のコムチュア(3844)に注目。
米ダウは18日と21日を通じて、17日の終値から74ドル上昇し、21日は17051ドルで取引を終えた。
主要外国証券経由の注文動向は、「5社ベースで、売り660万株、買い510万株で、差し引き150万株の売り越し。売り越しは9営業日連続。金額(5社ベース)も売り越し。売りセクターに、電機、自動車、小売、通信、サービス、保険、ゴム、その他製品など。買いセクターに、機械、食品、小売、銀行、電機、自動車など」(外資系証券)という。
■22(火)
【国内】
東証がTOPIX100構成銘柄に小数点株価を導入
5月全産業活動指数(13:30)
6月コンビニエンスストア売上高(16:00)
《決算発表》
鉱研工業、メルコ、SPK、両毛シス、植松商、ITFOR
【海外】
米6月消費者物価(21:30)
メキシコ5月小売売上高(22:00)
米5月FHFA住宅価格指数(22:00)
米7月リッチモンド連銀製造業指数(23:00)
米6月中古住宅販売件数(23:00)
《決算発表》
トラベラーズ、コカ・コーラ、ユナイテッド・テクノロジーズ、マクドナルド、アップル、マイクロソフト、インテューイティブ・サージカル、クレディ・スイス
<18日の相場概況>
18日の日経平均株価は3日続落。地政学リスクの高まりを背景に前日の欧米株が下落したほか、為替市場では円高が進行。東京市場でもリスク回避の動きが強まり、日経平均は一時259円安となった。
マレーシア機の墜落や、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザで地上作戦を開始することなどが嫌気され、序盤は主力株を中心にほぼ全面安となったが、売り一巡後は下げ渋ったが3連休前で見送りムードも強かった。
終値は前日比154円55銭安の1万5215円71銭だった。
日経平均は週初に2日続けて大きく上昇していたことで、週間では51円(0.34%)の上昇となった。
外部要因に影響を受けにくい内需株や新興株では個人を中心として買いが優勢との声もあった。
東証1部の売買代金は概算で1兆5943億円と、13日連続で2兆円を下回った。
売買高は18億4378万株。
東証1部の値下がり銘柄数は1427と全体の8割弱が下落。値上がり銘柄数は289、変わらず99だった。
個別銘柄ではファストリやKDDI、ファナックなどの値がさ株が日経平均を押し下げた。
好業績銘柄は素直に買われた。業績予想を上方修正した安川電機(6506)が前日比で4%を超える上昇となり、出来高も前日に比べ2倍超に膨らんだ。
18日から信用取引の日々公表銘柄に指定すると発表があったイトーヨーギョー(5287)は、信用取引の規制強化に伴って、売買の自由度が制限されるとの見方はあるものの、きょうは買いが優勢となっているようだ。エキサイト(3754)は、信用取引の日々公表銘柄指定を解除すると発表があり、信用取引の規制解除に伴って、売買の自由度が回復するとの見方から、買いが優勢になっていた。
日本通信 、CYBERDYNE が反発、ミクシィ もしっかり。半面、イグニス 、ガンホー は軟調だった。東証2部株価指数は反落。理経、ソディック、郷鉄工は上昇した。
昨日もコメントしたが、日経平均の日足は下ヒゲを伴う「小陽線」となった。新たなマド(1万5220円50銭―1万5347円85銭)を空けて下放れ、5日移動平均線(1万5331円45銭=18日)と25日移動平均線(1万5273円17銭=同)を割り込んだ。短期の三尊天井を形成して上値は重くなった印象だが、今回の足は下ヒゲ陽線であり、下値に抵抗感も示している。1万5000―1万5500円のレンジ相場を抜けたわけではなく、方向感は定まっていないが来週も強きで・・・
<兜町カタリスト>
「煩悩」
5月から続いた行商セミナー。
今週の神戸・大阪で3ヶ月に渡る遠征も小休止。
少しは休養できる週末。
その前に・・・。
このところ実現できていない西向くサクライができるかどうか。
昨日UBIC(2158)がストップ高した。
上昇率は前日比15.72%。
先週先々週などの沖縄・札幌セミナーでは注目株の一つにしたていたので面目は保てた。
直接の材料は15日のプレス。
社内に「行動情報科学研究所」を開設したと発表。
AI(人工知能)の技術を応用した最先端技術の研究を
これまで以上に推進する体制を構築したという。
医療の自動鑑別システム、インサイダー取引防止システムなど新規事業の開発を目指す方向。
また昨日は電子証拠開示支援システムに関し、米国での特許を取得したと発表。
電子証拠開示支援システムの特許取得は、日本に続き2カ国目。
6月16日に日刊ゲンダイの「倍返し株」では以下のように書いた。
↓
UBIC(2158)の株価が堅調だ。
同社は法的紛争、訴訟の際、証拠保全など電子データ収集、
分析を行うコンピュータ解析事業が中核。
人工知能搭載の電子メール監視など大型商品に期待感が高い。
また人工知能を駆使した最新技術にも定評。
株価は今年2月の安値219円(分割後)から3倍返しを達成。
ここから倍返しにチャレンジのタイミングと見る。
当時の株価は600円台前半。
ほぼ倍返しは達成した。
脳裏に去来するのは、夕刊フジの株1グランプリ。
時価総額は100億円以上あるし、先週入れ替えていたなら基準株価は817円。
昨日高値は1104円。
上昇率は3日で35%。
圧倒的トップに立てていた。
これも市場関係者の煩悩ではあるが・・・
スケジュールを見てみると・・・
18日(金)BBレシオ、米ミシガン大学消費者信頼感、CB景気先行指数
週末:G20貿易相会議(シドニー)
21日(月)海の日で休場、米シカゴ連銀活動指数
22日(火)コンビニ売上高、米消費者物価、中古住宅販売
23日(水)6月の訪日外国人数
24日(木)貿易収支、米新築住宅販売、中国HSBC製造業PMI
25日(金)消費者物価、米耐久材受注、英国4〜6月GDP
朝から神戸。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「青い珊瑚礁」
ああ私の株は材料の風に
乗って走るわ
ああ売りの板取って
戻れあの高値
相場と逢うたびに
すべてを忘れてしまうの
はしゃいだ私はスペックインベスター
熱い欲聞こえるでしょう
相場にキラキラ酸素電線
二人っきりで流されてもいいの
相場が好き
ああ私の株は材料の風に
乗って走るわ
ああ売りの板取って
戻れあの高値
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夏の暑さを乗り越える
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<18日の相場概況>
18日の寄り付き日経平均株価は大幅続落。下げ幅を250円超まで広げる場面があった。ウクライナ東部でマレーシア機の墜落や中東イスラエルの不安定化から世界的に地政学リスクが高まり、前日のNYダウが大幅下落。
東京市場でも投資家心理の悪化から幅広い銘柄に運用リスクを回避した売りが先行している。
日経平均株価の予想レンジは15150円−15350円。
ダウ平均は前日比161.39ドル安の16976.81ドルで終了。 NASDAQは前日比62.52ポイント安の4363.45ポイント、S&P500は前日比23.45ポイント安の1958.12ポイントで終了
主要外国証券経由の注文動向は、「5社ベースで、売り900万株、買い820万株で、差し引き80万株の売り越し。売り越しは8営業日連続。金額(5社ベース)も売り越し。
売りセクターに、電気機器、自動車、銀行、機械、食品、情報通信、小売、精密、保険、商社など。
買いセクターに、機械、サービス、その他金融、自動車、商社、情報通信、小売、鉄鋼、建設、陸運など」(外資系証券)という。
<信用情報>
ソフィアホールディングス (6942)の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を18日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
◆東証、エキサイト (3754)の日々公表銘柄指定を解除 17日付。
◆東証、イトーヨーギョー (5287)を日々公表銘柄に指定 18日から。
◆日証金、鉄建建設 (1815)の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。17日付。
◆日証金、新日本建物 (8893)の貸借取引申込停止措置を解除 18日約定分から。
エキサイト(3754)、イトーヨーギョー (5287)に注目。
品川-田町間の新駅設置予定地域は、羽田空港にも近く、複合高層ビル、ホテル、商業施設、住宅などが建設される予定で、品川地区は、海外からの玄関口となると同時に、国際的なビジネス拠点となりそうです。品川と羽田空港を結ぶ路線を持っている京急が、まず関連銘柄の筆頭でしょう。また、品川プリンスホテルなど周辺地域に数多くの不動産を保有していて様々な再開発が予定されている西武ホールディングスや、JR東日本が大株主で鉄道関連の建設工事に強みを持つ鉄建が、新駅関連銘柄として、株式市場の注目を集めている。
稼足銘柄は、京浜急行電鉄(9006)(東証1部)
予定
■国内(18日)
6月12・13日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨
6月日本製半導体製造装置BBレシオ(16:00)
5年国債入札
《決算発表》
リコーリース、ベクター、東製鉄、日鋳造、アルインコ、ジャフコ、ゲンダイAG、ウッドフレンス
《株主総会》
テンポス、神島化
■海外(18日)
中国6月主要70都市住宅価格(10:30)
ユーロ圏5月経常収支(17:00)
カナダ6月消費者物価(21:30)
メキシコ6月失業率(22:00)
米7月ミシガン大学消費者信頼感指数(22:55)
米6月CB景気先行総合指数(23:00)
《決算発表》
GE
<17日の相場概況>
17日の日経平均株価は小幅続落。終値は、1万5370円26銭の前日比9円4銭安。
NYダウが約2週間ぶりに過去最高値を更新したことを受けて午前中は買いが先行、午後は持ち高調整などの売りが出て上げ幅を縮小。
買いは続かなかった。日経平均が心理的な節目となっている1万5500円に近づくと、投資家から持ち高調整のための売りが出て伸び悩んだ。
東証1部の売買代金は概算で1兆7410億円、12営業日連続で2兆円を下回った。売買高は22億8565万株。東証1部の値下がり銘柄数は903、値上がり銘柄数は772、変わらず140。
主力株は、ソフトバンクやファナック、ファストリなど値がさ株が揃って小幅安で指数の重しとなった。一方、TDKやダイキン、日立建機、セブン&アイは上昇した。
東証2部株価指数は反発。理経やゼニス羽田、安川情報などが上昇した。一方で長野日無、オリチェン、FDKなどが下げた
新興市場銘柄では、上場3日目のイグニスは利益確定売りに押され12%超の下落率を記録。下方修正が嫌気され前日ストップ安だったDDSは商いを伴って続落。
今回も高寄り後に下落し、上値の重さを感じさせる足となった。各種の移動平均線がすべて上昇基調を維持しているため、現時点で上昇トレンドは崩れていないが、翌日に5日移動平均線(1万5321円12銭=17日)や25日移動平均線(1万5268円45銭=同)を下抜くような足が出た場合は警戒が必要になる。
ここ数日間の膠着相場から材料株物色もより短い期間で循環している感があり、明日も中小型株優位の相場とテーマをもとめ資金がシフトするとみる
PC版 櫻井英明のEimei.TVにて
大好評 櫻井英明 袋とじ 稼足銘柄 7月17日号 超プレミアム版 本日16:00〜配信中!
<兜町カタリスト>
「スタートライン」
昨日の日経1面は「水素ステーション100ヶ所、JX燃料電池者向け、18年度メド」。
「普及に向けたたいせい整備が動き出す」とあるから未来展望ではある。
そして関連銘柄の岩谷産業や化工機は大きく上昇した。
日経が業界紙的存在であるなら、これも是であろう。
しかし、まだ発売もされておらず、誰も乗っていない水素自動車。
しかもインフラ整備が大幅に進むとはいえ、わずか100ヶ所。
主要都市に偏るだろうとはいえ全国1都道府県平均2ヶ所。
これで整備といえるかどうかは疑問。
大きな見出しと中身の薄さという点ではプロ野球の最下位チームの逆転勝ちのような報道。
あくまでも業界紙的にいえば、「よくやった」なのだろうが、
クオリティペーパーとしては疑問が残る。
1面ではなくせいぜい企業面での取り扱いだろう。
マーケットインパクトアリアリなのだが・・・。
今日の1面はささやかに「品川周辺5000億円再開発」と「富士重工最高益」。
トップは「川内原発、10月にも再稼動」。
これなら違和感は少ない。
裁定買い残は1192億円減少し2兆9361億円。
減少は4週ぶりだが、ミニSQ週であったことを考えれば想定内。
SQに向けて裁定が積みあがり、そしてSQで解消される構図。
当たり前とえば当たり前・・・。
空売り比率は29.7%。
なかなか25%以下にはならない。
ただ、信用需給面から見てみると、16320円の高値をつけたのが12月30日。
6月30日で買い方の期日は通過した。
一方で、13995円の安値をつけたのが2月の5日。
この売り方期日は8月5日。
そして13885円の安値を付けたのが4月の11日。
この期日は10月11日。
信用の売り方買い方の建玉状況と心理的圧迫感は7月1日に逆転したと読みたいところ。
因みに・・・。
松井証券の信用評価損益率速報値は売り方マイナス11.5%、買い方マイナス5.02%。
市場での評価損率はマイナス8.42%。
騰落レシオは110%。
25日移動平均(15252円)の第一次限界レベルは5%の上方かい離。
計算すれば16014円。
もう少しささやかに試算すると・・・。
1月24日高値が15485円。
7月4日高値が15490円。
ここが一つの節。
しかし1月23日と24日の窓は15690円→15485円。
ここを埋めに行くと読みたいところ。
「紙芝居的には先週金曜日から4日連続の陽線。
もう一つ出ると、一般的に強い上昇トレンドの発生を意味する五陽連」と市場関係者。
4本目の昨日の陽線はややショボイが挑戦のスタートと言いたいもの。
「流れに乗るもの、一旦火がついたものに対する執拗な買いの流れ」とは別の市場関係者。
これは二部株やテーマ株に散見されている。
<17日の相場展望>
17日前場寄り付きの日経平均株価は反発スタート。前日比43円高の15422円で始まり、現状では15400円台後半に切り上がっている。前日に米ダウが約2週間ぶりに過去最高値を更新したことを受けて投資家心理が改善。主力株を中心に買い戻しが先行した。
日経平均は7月4日高値(15490円)を目指す動きが想定される。ADRではソニーの動きが堅調で、米株市場でもハイテク関連株が動意付いていただけに、その流れが東京市場にも波及する可能性がある。イベントでは、日銀が7月の月例経済報告が公表。
財務省が取引開始前に7月6〜12日の対内株式投資が1609億円の処分超となったと発表したが、今のところ相場への影響は限られている。
日経平均株価の予想レンジは15350円−15500円
昨日のNYダウは77ドル高の17138ドルと4日続伸。
NASDAQは9ポイント高の4425ポイントと反発。
S&P500は8ポイント高の1981ポイントと反発。
ダウ輸送株指数は31ポイント高の8345ポイント。
結局巡り巡ってインテルの好決算が材料。
IBM・GEが上昇。
アップル・ヤフー・バンカメが下落。
3市場の売買高は約61億株と拡大継続。
イーベイの決算は13%増収で着地。
CME円建ては大証比60円高の15440円。
ドル建ては大証比75ポイント高の15455ポイント。
非公式外資系動向は1210万株売り/710万株買い。
金額ベースは売り越し。
売りは証券・機械・電機・保険・薬品セクターなど。
買いはゴム・精密・化学・陸運・建設・その他金融セクターなど。
売買交錯は自動車・情報通信・小売り・ETF・REITセクターなど。
225先物は、ソジェン・アムロ・JPモルガン・モルスタ・大和・GSが買い越し。
クレディ・野村・UBS・パリバ・マネ・ドイツが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・野村・バークレイズ・パリバ・ソジェンが買い越し。
JPモルガン・メリル・ニューエッジが売り越し。
外資系等は、物産(8031)、IIJ(3774)、三菱マテ(5711)、Jフロント(3086)、OSG(6136)、キューピー(2809)、ニトリ(9843)に注目。
テクニカル的には、東鉄工(1835)、山パン(2212)、キャリアデザ(2410)、ぐるなび(2440)、サンエー(2659)、ケンコー(2915)、あい(3076)、八洲(3153)、TOKAI(3167)、コスモス薬(3349)、クリエイトレ(3387)、サカイオーベ(3408)、日東網(3524)、Klab(3656)、テクマト(3762)、GMOP(3769)、コムチュア(3844)、ミライアル(3844)、TYO(4358)、洋ゴム(5105)、栗本(5602)、北越工(6364)、
モリタ(6455)、キッツ(6498)、宮越(6620)、ホーチキ(6745)、古野(6814)、協栄産(6973)、フタバ(7241)、カッパ(7421)、G7(7508)、東京計器(7721)、マーベラス(7844)、ローランド(7944)、ピジョン(7956)、岩谷(8088)、地所(8802)、関電(9503)、丸紅リ(9763)、ミロク(9928)が動兆。
予定
■国内(17日)
7月の月例経済報告
《決算発表》
安川電、ブロンコB、大和オフィス
《イベント》
芥川賞・直木賞発表
■海外(17日)
EU財務相理事会(ブリュッセル)
ユーロ圏6月消費者物価確報値(18:00)
トルコ中銀金融政策決定会合(20:00)
ロシア6月小売売上高・失業率(21:00)
米6月住宅着工件数(21:30)
米6月建設許可件数(21:30)
米7月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(23:00)
南ア中銀政策金利発表
《決算発表》
IBM、シュルンベルジェ、AMD、グーグル、モルガン・スタンレー
<16日の相場概況>
16日の日経平均株価は3日ぶりに小反落。終値は1万5379円30銭の前日比15円86銭安だった。
米連邦準備理事会(FRB)が前日公表したリポートで、米株価の一部に割高感が広がっていることを示唆したことが嫌気され寄り付きは売りが先行。しかし売り一巡後は、為替がやや円安に推移したことから輸出関連の代表格であるトヨタなどが買われ、上げ転換した。ただ、方向感の定めづらい状況でもあり、小動きが継続。引けにかけては再びマイナスに転じた。
新たな取引材料に欠いたほか、相場をけん引する主力株に大きな方向感がないことから、投資家の資金は値動きが軽い中小型株に集中。燃料電池車用の水素ステーション関連として物色されてきた岩谷産が東証1部の売買代金ランキングで主力株を抑えて第2位になるなど、個別のテーマを持った値動きの大きい銘柄の売買が活発になった。
東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反落し、前日比0.09ポイント安の1273.59だった。
東証1部の売買代金は1兆6834億円で、売買高は18億4963万株だった。11営業日連続で2兆円を下回った。東証1部の値下がり銘柄数は952、値上がり銘柄数は721、変わらず142。
東証2部株価指数は3営業日ぶりに反落。ビルト工、理経が高い
上場2日目のイグニスが公開価格(1900円)の4.4倍となる8400円で初値を付けた。LINE関連やゲーム好調が材料視されたマーベラスが急騰。一方、米SNS株の下落が嫌気されアドウェイズやミクシィなどが値を崩した。
<兜町カタリスト>
「昔は昔、今は今」
先週の5日続落で下げたのが273円(15437円→15164円)。
それを1日と40分で取り戻したのが昨日前場(15441円)。
ただ終値ベースは15395円で奪還できずだった。
終値ベースの15437円。
あるいは7月4日ザラバ高値の15490円。
これを奪還できれば15500円というあまり意味のない壁も崩れるに違いない。
25日線(15224円)は上回っておりプラスの1.02%のかい離。
75日線(14745円)からはプラス4.33%のかい離。
200日線(14473円)からはプラス3.51のかい離。
いずれの移動平均線も上向きで悪くない。
騰落レシオも116%と過熱的レベルではない。
となると、紙芝居的には・・・。。
短期的限界域である25日線から5%プラスかい離の15985円があっても良い。
OLCが12日続伸で上場来高値を更新した。
観光立国日本の象徴的存在なのかも知れない。
好業績に加え長期目線の投資家の象徴とも言える。
同様に静かに高値を更新してきているのがNTT(9432)。
4月11日の5051円から昨日6871円まで上昇した。
あるいはNTTドコモ(9437)、JT(2914)、JR東(9020)。
こちらもジワジワと地味に株価上昇中。
NTTは平成バブル相場の代表。
ドコモはITバブル相場の代表。
JT、JRとくれば民営化株の代表。
当然、郵政株の売り出しというのも視野に入っているのだろう。
市場関係者の指摘は「債券代替としての安定的株という捉え方」。
流動性や配当などを加味すればそういう対象とも見える。
株式投資の経験のない債トレでも参加できる数少ない銘柄ともいえる。
バブルを惹起したNTTやITバブルのスタートのドコモの復活なんて甘さはないのだろう。
昔は昔、今は今。
興味深いのは先週の場外OTCでの大量のプット売り観測。
行使価格15375円で都合13500枚。
元本ベースで総額数千億円相当というから結構なシロモノ。
ヘッジなのかも知れないしリンク債の組成に絡んだものの可能性も高い。
昨夜、ある市場関係者と話していたら「またリンク債やEB債を組成しています。
それも銀行系がおおいみたいです。
アレンジャーは従来の外資系証券ではなくて新手の面々みたいですね」。
アップサイドを取れない商品構成はいかがかと思うが、銀行系にはたぶん売りやすい商品。
債券運用の代替には良いのかも知れない。
それにしても市場に登場してからほぼ20年余り。
紆余曲折があってもまだ消えない。
そしてそれを組成しているのは懲りない面々なのだろう。
市場は6週続けて陽線と陰線の繰り返しでいわゆる鯨幕。
今週は陽線の順番だが・・・。
<16日の相場展望>
16日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落スタート
米連邦準備理事会(FRB)が15日に公表したリポートで、一部の米株価の割高感を指摘したが嫌気され、日本株にも売りが先行。一方で、このところの円高・ドル安基調が弱まっていることから、日本株には割安とみた買いも入った。
公表したリポートは、交流サイト(SNS)やバイオ関連など一部の小規模な米企業の株価に割高感があると指摘。SNSのフェイスブックなど成長期待が高い「モメンタム株」に売りが膨らみ、相場全体の重荷となった。
11時に発表される中国6月都市部固定資産投資・小売売上高・鉱工業生産、4-6月期GDPなどの結果を見極めようとして様子見ムードが強まりそうだ。
材料株物色が中心になるとみられ、東証上場申請で賑わったLINE関連株や16日付「日経新聞」で報道があった水素ステーション関連株などが注目か。
昨日のNYダウは5ドル高の17060ドルと3日続伸。
NASDAQは24ポイント安の4416ポイントと3日ぶりの反落。
S&P500は3ポイント安の1973ポイントと反落。
ダウ輸送株指数は31ポイント高の8345ポイント。
ゴールドマンやJPモルガンの決算を受けてダウは小幅上昇。
一方、NASDAQはイエレン議長の「小型株やバイオテクノロジー、
ソーシャルメディアセクターなどのバリュエーションは割高なようだ」とのコメントを嫌気。
減収決算で着地のヤフーはアリババ株売却による株主還元方向を好感。
時間外で2.7%上昇。
インテルは増収増益で着地。
時間外で3.9%上昇。
明朝までの海をまたいでの架け橋になるかどうか。
3市場の売買高は約60億株。
CME円建ては大証比5円安の15395円。
ドル建ては大証比20ポイント高の15420ポイント。
非公式外資系動向は1060万株売り/750万株買い。
金額ベースは売り越し。
売りは自動車・証券・サービス・保険セクターなど。
買いは機械・その他製品・その他金融・石油・石炭セクターなど。
売買交錯は電機・商社・薬品・情報通信・食品・不動産・小売セクターなど。
225先物は、バークレイズ・JPモルガン・モルスタ・GS・クレディ・SBIが買い越し。
みずほ・アムロ・メリル・野村・大和・ドイツが売り越し。
TOPIX先物は大和・バークレイズ・JPモルガン・ニューエッジ・野村が買い越し。
モルスタ・三菱・クレディ・GSが売り越し。
外資系等は、博報堂DY(2433)、電通(4324)、任天堂(7974)、富士通(6702)、興銀リ(8425)、ウェルシア(3141)に注目。
テクニカル的には、大和小田急(1834)、クックパッド(2193)、学情(2301)、シミック(2309)、NSSOL(2327)、ディップ(2379)、ケンコー(2915)、八洲電(3153)、宮地エン(3431)、ダイニック(3551)、日化(4092)、チタン工(4098)、EPS(4282)、大日住友(4406)、ツムラ(4540)、日水薬(4550)、マンダム(4917)、BS(5108)、ニッタ(5186)、中山鋼(5408)、鋳鉄菅(5612)、駒井ハル(5915)、ダイジェット(6138)、石川製(6208)、ペガサス(6262)、丸山(6316)、石井鐵工(6362)、酉島(6363)、モリタ(6455)、イーグル(6486)、前澤工(6489)、マブチ(6562)、NEC(6701)、ホーチキ(6745)、日立国際(6756)、TDK(6762)、池上(6771)、FPG(7148)、安永(7271)、リズム(7769)、Fマート(8028)、第一実(8059)、岩谷(8088)、昭光通商(8090)、ケイヒン(9312)、NTT(9432)、九電(9508)、スクエニ(9684)に注目。
予定
■国内(16日)
7月金融経済月報(14:00)
《決算発表》
YEデータ、安川情報、総合メディ、平和RE、阪急リート
■海外(16日)
韓国6月失業率(8:00)
中国6月都市部固定資産投資・小売売上高・鉱工業生産(11:00)
中国4-6月期GDP(11:00)
EU首脳会合(ブリュッセル)
英6月失業率(17:30)
ユーロ圏5月貿易収支(18:00)
南ア5月小売売上高(20:00)
ブラジル5月鉱工業生産(21:00)
米6月生産者物価(21:30)
米5月対米証券投資(22:00)
米6月鉱工業生産・設備稼働率(22:15)
イエレンFRB議長が下院で議会証言(23:00)
米7月NAHB住宅市場指数(23:00)
カナダ中銀政策金利発表(23:00)
ブラジル中銀政策金利発表
ベージュブック
《決算発表》
U・S・バンコープ、バンク・オブ・アメリカ、イーベイ
<15日の相場概況>
15日の日経平均株価は続伸。終値は、1万5395円16銭の98円34銭高。米株高を好感し買い先行で始まった。
日経平均株価は4日につけた直近の高値(終値ベース、1万5437円)を上回る場面があった。
午後はやや伸び悩む場面があった。昼休み時間帯に日銀が金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決めた。予想通りの結果だった。取引終了後の黒田東彦総裁の記者会見を控えて様子見姿勢が強まった面もある。ただ相場が上げ幅を縮小する局面では押し目買いが根強く入り、相場を支えた。
東証株価指数(TOPIX)も続伸し、前日比8.22ポイント高の1273.68だった。
東証1部の売買代金は概算で1兆7419億円と、2兆円を10日連続で下回った。ただ前日の1兆5457億円よりは増えており、レンジ相場を抜ける上向きトレンドになりつつあるとの声があった。売買高は20億9293万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1108、値下がり銘柄数は548、変わらず159。
一部メディアで、LINEが東証に上場を申請したと報じられ、関連銘柄が動意づいた。アドウェイズ やメディアドゥ はいずれも10%超上昇した。東証一部のエイチームなどが大引けにかけて急騰、ファストリやソフトバンク、ブリヂストン、TDKなどが買われた。
東証2部株価指数は続伸。FDKやオリチェン、加地テックなどが買われた。
15日、東証マザーズに新規上場したイグニス(3689)がカイ気配のまま初日の取引を終えた。最終気配値は公開価格の2.3倍に相当する4370円。16日はこの最終気配値を基準に取引が始まる。
テクニカル的に、週次ベースの一目均衡表の雲などにサポートされて、上昇トレンドは崩れずに上昇が再開。戻り最後の関門とも目される 15,380 円処のフシも既に突破、昨年末の高値16,291円(13/12/30)を上抜いて、上昇波動が切り上がるとみられる。
明日は11時に発表される中国6月都市部固定資産投資・小売売上高・鉱工業生産、中国4-6月期GDPに注目が集まる。材料株では東証上場申請を受けて動意付いたLINE関連株が明日も賑わいそうだ。
<兜町カタリスト>
「気紛れ?」
昨日の夕刊フジの株ー1グランプリの原稿。
↓
伝説のファンドマネージャー・ピーターリンチ氏の名言は
「株価の今日や明日、来週の動きは単なる気紛でしかない」。
問題は、上がった株が一旦下がったとき。
相場が終わったようなフリをしていても突然目覚めることがある。
毎日上がり続けた銘柄の天井からの下げなのか。単に日柄的なお休みなのか。
この相場のリズムの会得が難しい。
ワイヤレスゲートもユーグレナも一時な高値で2ケタのパフォーマンスとなった。
今週はナノキャリアをベクトル(6058)に差し替える。
同社はクールジャパンで先駆。
SNSなどネット媒体を活用したPR・IR事業が中核。
1月高値2217円奪還の可能性に期待。
《兜町ポエム》
「夏の扉」
下値切上げた銘柄に
違う株みたいと
株価は少し照れたよう
上を歩いていく
上がるんだよほんとは
示して欲しかった
相場はいつも「ためらい」の
ヴェールの向こうね
フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!
株の扉を開けて
相場をどこか連れて行って
フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!
夏は相場を上げて
みんなの株を包んでくれる
材料が通り過ぎて
ウリカイを分けてゆく
株価は板の向こう側
何か叫んでる
「カイだよ」と言ってるの
まさか嘘でしょう
みんなが見てる目の前で
どうかしているわ
フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!
株の扉を開けて
相場をどこか連れて行って
フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!
夏は相場を上げて
年初来高値手招きをする
PC版【櫻井英明のEimei.TV】
櫻井英明袋とじ稼足銘柄7月10日号豪華版配信中毎週木曜日配信)
4月、3月記事掲載分 無料公開中!
6月13日終値で193.4%↑ 156.1%↑のパフォーマンス!
<15日の相場展望>
15日前場寄り付きの日経平均株価は続伸でスタート。57円高の1万5354円で始まったあと、上げ幅が100円を超える場面があった。NYダウ工業株が続伸して過去最高値に迫ったこと、日経平均は前週に5日連続で下落し、短期的な過熱感が後退しているため、自律反発狙いの買いも入っているようだ。
日銀が金融政策決定会合の結果を発表し、取引終了後に黒田総裁の記者会見が控えていることから、買い一巡後は投資家の様子見姿勢が強まるとの見方もある
日経平均株価の予想レンジは15200円−15450円。
主要外国証券経由の注文動向は、「5社ベースで、売り910万株、買い810万株で、差し引き100万株の売り越し。売り越しは5営業日連続。金額(5社ベース)も売り越し。売りセクターに、機械、サービス、自動車、電機、電力、小売、証券、商社、ゴムなど。買いセクターに、薬品、証券、ゴム、機械、化学、小売、電機、自動車、銀行など」(外資系証券)という。
本日の予定
■国内(15日)
展望リポートの中間評価
6月首都圏新規マンション発売(13:00)
6月工作機械受注確報値(15:00)
黒田日銀総裁会見(15:30)
《決算発表》
ドトル日レス、TSIHD、アデランス、R−ユナイテド、松竹、スーパーツール、ADワークス、タマホーム、鉄人化、キャンドゥ、PCNET、ウエルシアHD、白鳩、プロパスト、野村レジ、サムティ、T&CHD、市進HD、ベクトル、ネクス、古野電、日置電、ユーシン、小津産業、サイゼリヤ、ノダ、三益半、アデランス、大庄など
《新規上場》
イグニス(3689)
スマートフォン向けネーティブアプリ(端末が直接に演算処理するアプリ)の企画・開発・運営。無料アプリ事業を軸に、さまざまなネーティブアプリサービスを展開。
《イベント》
USJ に「ハリー・ポッター」を題材にした新エリアがオープン
■海外(15日)
豪中銀理事会の議事録(1日開催分、10:30)
トルコ4月失業率(16:00)
英6月消費者物価(17:30)
独7月ZEW景況感指数(18:00)
米6月小売売上高(21:30)
米7月NY連銀製造業景気指数(21:30)
米6月輸入物価(21:30)
イエレンFRB議長が上院で議会証言(23:00)
《決算発表》
JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、インテル、ジョンソン・エンド・ジョンソン
休場:マレーシア
<14日の相場概況>
14日の日経平均株価は6営業日ぶりに反発。終値は前週末比132円78銭高い1万5296円82銭だった。
前週末のNYダウの上昇をきっかけに朝方から高く始まった。後場に入り株価指数先物に「ヘッジファンドの買い戻しなどまとまった買いが入った」ことで一段高となった。5日続落と値ごろ感が生じたことや過熱感の低下(騰落レシオが100%台に低下)などで買いが入れやすい状況だったといえる。5日線(15258円)や一目均衡表の転換線(15295円)も上回った。
ただ、売買代金は1兆5457億円と低調で、今年7番目の低さ、9営業日連続で2兆円を下回った
東証株価指数(TOPIX)も6営業日ぶりに反発。10.27ポイント高の1265.46だった。
東証1部の売買高は19億2669万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の75%弱にあたる1361、値下がり銘柄数は358、変わらず96。
ソフトバンクやファナック、KDDIといった日経平均への寄与度が大きい値がさ株が上げた。3銘柄で日経平均を約33円押し上げた。東特線など電線株が連日で人気化。東証2部株価指数は4日ぶりに反発。日鋳造、ゼニス羽田やFDKが上昇した。
新興市場銘柄では、ミクシィが反発したが、上場3日目の鳥貴族は買い先行後に利益確定売りに押され乱高下した
明日は、日銀金融政策決定会合・展望リポートの中間評価に注目される。
<兜町カタリスト>
土曜の日経では「NISA非課税枠2倍に」の見出し。
菅官房長官のコメントとして来年には非課税枠を200万円にする方向が打ち出された。
日曜の日経1面では「こどもNISA創設」の見出し。
2016年にこども版NISAを創設。
NISAの非課税枠を200万円に拡大。
現在5年間の非課税期間を段階的に延長する、というのが骨子。
投信への資金流入も追い風になっているのだろう。
ただ・・・。
制度を作れば、物事良くなるのかといえばそうでもない。
「仏つくって魂入れず」では、それこそ宝の持ち腐れ。
NISAで投資するに値する市場や企業や投資商品が登場することがまずは先。
そしてそれらを促進する具体的成長戦略が望まれるのは言うまでもない。
制度ではなく実態を、と言う気がするのだが・・・。
面白かったのは土曜の日経1面の「公的年金運用に民間人材」の記事。
「現場の運用責任者に銀行や証券会社から一流の人材を招く」という方向。
年収1000万円以上で民間人材をスカウトするという。
しかし、本当のプロがそれで来るのかどうかは疑問。。
それ以前に・・・
銀行や証券会社に一流といわれる人材がいるのかどうかを確認した方が良いと思われる。
幻想の上に幻想を重ねると真実になることもあろう。
でも所詮は幻想の域のような気がする。
<アフターランチ>
「居心地」
米投資雑誌バロンズにも弱気論が出始めた。
コラムの題名は「恐怖の階段を上がる」。
↓
機嫌の悪い上司とのミーティングや結婚相手の両親との初めての食事会など。
居心地の悪い経験をしたことは誰でもある。
何年も大幅な下落局面を迎えていない株式相場というのもその落ち着かない気分の一つ。
大方の良そうに反し、S&P500は年初来6.5%上昇した。
10%以上の下落のない期間は2年を超えている。
市場の調整はおよそ25ヶ月ごとに来ると言われている事もあり、調整を予測する向きは多い。
ただ市場は時に思惑に反した動きを取る。
ポルトガルの銀行による債務返済の延期でS&P指数はわずか0.4%下落しただけ。
一方で周期的に迎える調整は、バブル的なセンチメントを吹き飛ばす。
予想をリセットし、次の上昇局面の下地になることもある。
一方で、1987年10月のブラックマンデー直前の上昇局面との類似性も指摘される。
20%以上の下落がない時間が5年続き、S&PのPERは18.9倍だった。
しかし依然強気の声も聞かれる。
ある市場関係者は5年後にはSP500が3000に達すると見ている。
毎年4%のべースで利益が伸び、PERが22倍になれば良いというだけのこと。
「目先の調整にとらわれず、今の強気相場の続きを見逃してはいけない」。
あちらの強気は筋金入りのように見えてくる。
大和のレポートは「新成長戦略が示す観光立国への道程」。
↓
「観光立国に向けてのアクションプログラム2014」が示された。
13年に初めて1000万人を突破した訪日外国人。
2020年までに2000万人へ拡大させる。
ビザ免除・緩和国の拡大(インドネシアのビザ免除など)、
観光地などにおける多言語対応の改善・強化、
免税店の倍増、などを実行していくことを盛り込んだ。
都市機能強化を目指して、首都圏空港の発着枠を年間約8万枠増加させるための方策、
実行を進めることも示されている。
関連セクターは航空、旅行、空港工事関連、鉄道、ランドマーク、宿泊、免税店
空港展示など。
目に付いたのは京急(9006)、OLC(4661)、サンリオ(8136)、
星野リゾート(3287)、JALUX(2729)、ビックかメラ(3048)、
寿(2222)、乃村工藝(9716)など。
<14日の相場展望>
14日前場寄り付きの日経平均株価は反発スタート。前週末比40円程度高い15200台前半で推移している。
前週末の米株高が好感した買いが入っている。様子見ムードも見受けられ上値は限られている。
25日移動平均(15217円)に上値を押さえ込まれている。
今週も材料物色となりそうだ。
結果的に日経平均がもみ合いならぬ調整局面。
ならば消去法で材料株相場しかないだろう。
日経平均株価の予想レンジは15100円−15250円。
ポルトガル銀行問題が懸念されるも、海外市場は目立った動きをみせておらず、手掛かり材料不足から様子見ムードが強まるとみている。
黒田日銀総裁会見や日銀金融政策決定会合・展望リポートの中間評価が公表される15日までは積極的な商いを手掛けにくい状況となりそうだ。
7月SQ値は15084円。
前回6月SQ値は14807円だったので277円の上昇。
ただ前日終値15216円からはマイナス132円。
SQ値は前回SQ値よりも上昇しているが、前日木曜の終値よりも安い。
この傾向は相変わらず継続。
しかも下に幻のSQ値。
また、今月も初日上昇、月中軟調、月末高のパターンになりそうな気配。
因みに6月は13日から反発。
5月は21日から反発した。
それにしてもアベノミクス後、初の5日続落。
これまでは4日続落すれば反発だったのが、崩れた。
売買代金は8日連続で2兆円割れ。
おまけに25日線(15217円)も約2ヶ月ぶりに下回っての推移。
騰落レシオは107%。
飼葉の場と考えたいところだが・・・。
滋賀県知事選の与党候補敗退が気にかかるところ。
NYダウは28ドル高の16943ドルと反発。
NASDAQは19ポイント高の4415ポイント。
S&P500は2ポイント高の1967ポイント。
ダウ輸送株指数は28ポイント高の8254ポイント。
週足ではダウが0.7%、NASDAQが1.6%、S&Pが0.9%下落。
セクターではハイテク関連が上昇、資源関連が下落。
3市場の売買高は約49億株。
CME円建ては大証比5円高の15175円。
ドル建ては大証比25ポイント高の15195ポイント。
非公式外資系動向は1060万株売り/890万株買い。
金額ベースは売り越し。
売りは食品・証券・不動産・建設・鉱業・銀行セクターなど。
買いは機械・商社・情報通信セクターなど。
売買交錯は電機・化学・薬品・自動車・小売セクターなど。
225先物は、みずほ・大和・メリル・アムロ・JPモルガン・GS・クレディが買い越し。
UBS・モルスタ・ニューエッジ・パリバ・シティが売り越し。
TOPIX先物はJPモルガン・パリバ・バークレイズ・クレディが買い越し。
モルスタ・シティ・ドイツ・アムロ・GS・が売り越し。
外資系等は、マブチ(6592)、ヤオコー(8279)、マルエツ(8178)、ガリバー(7599)に注目。
テクニカル的には、
大豊建(1822)、日ハム(2282)、キャリアデザイン(2410)、パル(2726)、JIN(3046)、芦森工業(3526)、トレンド(4704)、虹技(5603)、大チタ(5726)、邦チタ(5727)、昭和電線(5805)、東特電(5807)、沖電線(5815)、宮越(6620)、エレコム(6750)、古野(6814)、マーベラス(7844)、共立メンテ(9616)が動兆。
14(月)の予定
【国内】
5月鉱工業生産確報値(13:30)
日銀金融政策決定会合・展望リポートの中間評価(〜15日)
《決算発表》
SFOODS、いちごHD、松屋、ありがと、ウエストHD、プラップJ、Y’S、セイヒョー、ジェーソン、大光、プロロジス、レナウン、モバクリ、ケイブ、岡山製紙、川上塗、タケダ機、前沢工、HKS、佐鳥電機、パスポート、進和、エスケイ、ベスト電、東天紅、サンヨーナゴヤ、インテリックス、リーバイス、文教堂HD
【海外】
シンガポール4-6月期GDP速報値(9:00)
インド6月卸売物価(15:30)
ユーロ圏5月鉱工業生産(18:00)
<11日の相場概況>
11日の日経平均株価は5日続落。
終値は52円43銭安の1万5164円4銭。
5日続落は野田佳彦前首相が衆院解散を表明する直前の2012年11月5〜13日(7日続落)以来、約1年8カ月ぶりとなる。
幅広い銘柄に売りが先行朝方は下げ幅を114円まで拡大した。ただ、その後は自律反発を狙った押し目買いや、公的資金による買いが入るとの思惑などが下支えし、終日底堅い展開だった。
外部環境の悪化が株安の背景とあって、上げに転じるほどの買いは続かなかった。
日経平均は終値で5月下旬以来、約1カ月半ぶりに25日移動平均(1万5213円)を下回ったことから、最近の上昇は一服したとの見方が出ている。
今週の日経平均は273円安と、2週ぶりに下落した。週内の5営業日すべて下落したのも、2012年11月以来となる。
東証株価指数(TOPIX)も5日続落。
東証1部の売買代金は1兆8489億円、売買高は21億2738万株。東証1部の値下がり銘柄数は1140、値上がり銘柄数は550、変わらず125。
東証2部株価指数は3日続落。Jトラストが下落し、加地テック、ケミプロ、FDK、ゼニス羽田が上昇した。
新興市場銘柄では、上場2日目の鳥貴族、ブロッコリー、マーベラスなどが上昇。
経済指標・イベントでは黒田日銀総裁会見(15日)、7月金融経済月報(16日)などが注目される。
当面の下値は7月SQ(特別清算指数)値の1万5084円06銭と1万5000円の心理的節目がメドになる。一方、上値は5日移動平均線(1万5275円40銭)がメドになる。
<兜町カタリスト>
「呼値」
22日から一部銘柄の呼び値が変更される。
一部と言うのはTOPIX100採用銘柄の一部。
株価1000円以下の場合は呼び値が10銭刻み。
株価1000円〜5000円の場合は呼び値は50銭刻み。
従来は1円刻みだったが、銭が登場することになる。
鉄の318円10銭とかみずほの208円60銭なんて愚かしい響きが出回るのだろう。
日経平均の銭だって違和感があるのにどうなるのだろうか。
齧り付くつくんじゃなくて、ちょっとずつ賞味してなんてことだろうか。
識者はしたり顔で「長期投資」に拘っているのに、そこに銭刻みなんて必要はまるでない。
長期投資がまやかあしなのか、銭刻みが単なる迎合なのか。
ある意味矛盾でもある。
1円刻みや10銭刻みを求める投資家がそんなに多いのだろうか。
制度の変更は良くない結末とその延長線というのが歴史。
ばかばかしくて論じる気もないが・・・。
「TOPIX100の低位銘柄を避けて中小型新興株」なんて声も聞かれるのかも知れない。
前場を11時半まで立ち会っている意味もわからないが・・・。
商品並みに1日4節にでもしてみたらどうなのか。
そもそも日本のザラバに起きている海外の投資家なんてそんなにいない筈。
意外と商いが集中して良いかも知れない。
スケジュールを見てみると・・・
11日(金)米財政収支
週末:サッカーワールドカップ決勝
14日(月)日銀金融政策決定会合
15日(火)黒田日銀総裁会見、首都圏新規マンション販売、米小売売上高、NY連銀製造業景気指数、独ZEW景況感
16日(水)米鉱工業生産、ベージュブック、中国各種経済指標
17日(木)米住宅着工件数、フォラデルフィア連銀景況感
18日(金)BBレシオ、米ミシガン大学消費者信頼感、CB景気先行指数
<11日の相場展望>
11日の寄り付き日経平均株価は続落。寄り付き時点で下げ幅は100円を超え、1万5100円近辺で推移。
売り一巡後は押し目買いが入り、日経平均はやや下げ幅を縮小している。
前日まで4日続落してきたことから、自律反発を見込んだ買いは入りやすいとの見方が多い。
また、年金資金の流入や、日銀による株価指数連動型上場投資信託(ETF)の買い入れといった、
公的資金による買い支えの観測も根強く、現時点で下値を売り込む動きは続いていない。
日経平均株価の予想レンジは、15000円−15300円を予想。
7月限SQ概算値は15084.06円(暫定値)
前日比 −132.41円
主要外国証券経由の注文動向は、「5社ベースで、売り1280万株、買い720万株で、差し引き560万株の売り越し。売り越しは3営業日連続。金額(5社ベース)も売り越し。
売りセクターに、電機、化学、証券、機械、通信、情報通信、陸運、小売、建設、食品など。
買いセクターに、機械、商社、自動車、情報通信、輸送用機器、小売、精密、銀行、サービスなど。
10日のNYダウは下落。
ポルトガルの大手銀行の信用不安を受けて欧州経済に対する警戒感が高まり、大きく下落して始まった。しかしながら、米国経済や企業業績への影響は限定的との見方から徐々に下げ幅を縮小する展開だった。
セクター別では、電気通信サービスや公益事業が上昇する一方で耐久消費財・アパレルや小売りが下落した。
NYダウは70.54ドル安の16915.07ドルで終了。NASDAQは前営業日比22.83ポイント安の4396.20ポイント、S&P500は、8.15ポイント安の1964.68ポイントで終了。
本日の予定
■国内(11日)
オプションSQ
《決算発表》
API、コスモス薬品、東宝、パソナ、サカタのタネ、ディップ、ジェイコムHD、魚喜、ヴィレッジV、山下医、ハブ、ビックカメラ、ANAP、三栄建築、ファンドクリG、東武住販、オンリー、クリレスHD、住江織、ネオス、IGポート、サイバーS、北興化、三協立山、コーナン商事、ガリバー、インタアクション、島忠、ライフコーポ、リンガハット、ポケットC、リベレステ、歌舞伎など
■海外(11日)
独6月消費者物価確報値(15:00)
トルコ5月経常収支(16:00)
インド5月鉱工業生産(21:00)
カナダ6月失業率(21:30)
メキシコ5月鉱工業生産(22:00)
メキシコ中銀金融政策決定会合(23:00)
露5月貿易収支
日米防衛相会談(ワシントン)
米6月財政収支(12日3:00)
《決算発表》
ウェルズ・ファーゴ
休場:タイ
<兜町カタリスト>
明日はオプションSQ。
このところのSQ値は前日比マイナスが多いという声が市場で聞かれる。
調べてみると・・・。
6月SQ値14807円、前日14973円、前日比▲166円
5月SQ値14104円 前日14199円、前日比▲94円
4月SQ値13892円、前日14300円、前日比▲408円
3月SQ値14429円、前日14815円、前日比▲386円
2月SQ値14536円、前日14534円、前日比△2円
1月SQ値15784円、前日15747円、前日比△37円
12月SQ値15303円、前日15341円、前日比▲38円
11月SQ値14013円、前日14337円、前日比▲324円
10月SQ値14349円、前日14194円、前日比△155円
結局この1年でプラスだったのは3回だけ。
しかもマトモにプラスだったのは10月だけ。
ということは、SQは売り方が無茶苦茶抵抗してきたとも言える。
前月SQ値とのかい離でいけば6月△702円、5月△212円と回復傾向だが・・・。
本日の日経平均終値は、1万5216円47銭で明日これを上回ると7月は上昇相場ではないか。
<10日の相場概況>
10日の日経平均株価は4日続落。終値は前日比86円18銭安の1万5216円47銭だった。
内閣府が朝に発表した5月の機械受注統計が大幅に悪化したことを嫌気した売りが優勢だった。
後場中ごろからは先物に売りが膨らみ、裁定取引解消に伴う売りが現物株に広がった。
日経平均はこの日の安値圏で取引を終了。4日続落は5月19日以来約2カ月ぶり。
前場中ごろから後場中ごろまでは積極的な売買が控えられ、日経平均は1万5200円台後半で膠着した。
その後11日の株価指数オプションの特別清算指数(SQ)算出を控えて「先物に仕掛け的な売りが断続的に出た」とのことから、
大引け前にかけてはやや下げ幅を広げた。
東証1部の売買代金は概算で1兆6706億円と7日連続で2兆円を下回った。売買高は19億7386万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は1465と全体の8割が下落。値上がり銘柄数は260、変わらず90。
大手銀行株も下げ、トヨタ、ソフトバンク、キヤノンも売られた。一方、沖電線、ファストリ、JAL、マーベラスが上昇した。
東証2部株価指数は続落。Fケミプロ、長野日無、日本鋳造が上昇した。
新興市場銘柄では、大幅上方修正のサマンサがストップ高。
本日新規上場となった居酒屋チェーンの鳥貴族(3193)13時49分に公開価格2800円の2.2倍の6180円で売買が成立し初値をつけた。
焼き鳥などの主要メニューを均一価格280円で提供し、関西から中京地区、関東地区へと約360店舗に拡大している。今7月期の予想(単体)は、売上高が前期比12.1%増の144.22億円、営業利益は同64.3%増の6.44億円、純利益は同90.8%増の4.04億円、1株利益は310.51円としている
<兜町カタリスト>
10年国債利回りは0.54%と1年3ヶ月ぶりの水準まで低下した。
背景は日銀の毎月7兆円にも及ぶ国債買い入れ。
そして海外金利の低下で外債投資を増やす訳にはいかないこと。
情けないのは企業の資金需要の低迷に名を借りた銀行の消極的融資姿勢。
6月の銀行貸し出しは413兆円で1年前より10兆円増加した。
しかし預金は15兆円増加している。
預金から貸出金を引いた「余剰資金」は194兆円と過去最高。
上場企業の手元資金も90兆円余りと過去最大。
誰もがリスクを取らずにお金を溜め込む構図では成長性などみじんもない。
融資競争は厳しく5月の拝金貸し出し金利は0.78%と過去最低。
誰もが貸す様な相手先にしか貸さないからこうなるのだろうか。
ベンチャーとか中小中堅企業への支援なんて思考は銀行にはないのだろうか。
お金を溜め込んで安定を囲っても先行きが明るいとは思えない。
融資と抱き合わせのゴルフ会員権やリゾート会員権販売をしている訳ではないのだから・・・。
浅草寺ではほおづき市。
昨夕、都営浅草線から京急線に乗ったら朝顔の鉢を持った人が多かった。
江戸時代に7月10日の功徳は千日分と最も多く、「千日詣」と呼ばれていたという。
浅草寺では享保年間頃から「四万六千日」と呼ばれるようになったという。
そのご利益は46,000日分(約126年分)に相当するといわれる。
「米一升分の米粒の数が46000粒にあたり、一升と一生をかけた」など諸説があるという。
126年といえばウォールストリートジャーナルも生誕125周年の祝。
1889年7月8日に4ページ2セントでスタートしたという。
ダウ採用銘柄として当時から継続しているのはGEだけ。
歴史と伝統ではこの国に遥かに分があるのだが・・・。
安倍首相のブレーンである本田悦郎内閣参与(静岡県立大学教授)。
ロイターのインタビューは覚えておいて良いだろう。
↓
景気や物価は今のところ日銀の物価安定目標の達成に向けてオントラック。
予想インフレ率の落ち込みがなければ日銀は追加緩和しないだろう。
2%の物価上昇率は、来年4〜6月にも達成できる。
日銀はテーパリングについて準備しておく必要はある。
しかしオープンに議論すると期待インフレ率が弱まる。
4月の落ち込みは想定内だったが、5月の消費や実質賃金の落ち込みは少し想定外。
このまま落ち込めばデフレに戻ってしまうリスクすら感じている。
しかし7〜9月のどこかで必ず戻ってくる。
重要なのは以下の部分。
↓
10%への消費増税の判断に関して今の段階ではわからない。
4月に増税して12月に次の増税の判断というのはあまりにも短い。
3月まで遅らせてもいいのではないか。
4月に消費増税を行い財政規律への日本の姿勢を示しており、
すぐに国債の信認に傷がつくとは思えない。
<10日の相場展望>
10日の寄り付きの日経平均株価は前日比15円高の1万5318円でスタート。
その後一時下げに転じる場面があった。前日の米株高を好感した買いが先行したものの、5月の機械受注統計が予想に反して大幅マイナスとなったことを嫌気した売りが出た。
5月の機械受注統計によると「船舶、電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は、前月比19.5%減の6853億円だった。
マイナスは2カ月連続。
5月の第三次産業活動指数は、前月比+0.9%だった。市場予想は+1.7%。なお、4月実績は-5.7%に修正された。
6月国内企業物価指数は、前年比+4.6%となり、予想を上回った。
日経平均株価の予想レンジは、15200円−15450円。
注目は、バイオ銘柄群。
久々の3日続落。
振り返ってみれば5月14日〜19日以来。
「今回のPKO戻り相場が始まった5月後半以来始めて」との指摘。
「変調」と見るか「調整」と見るか。
「調整」という言葉はあまり好きではないが、まあいわゆる「調整」の部類だったのだろう。
値下がり銘柄数は1333銘柄と多かったが日経平均の下げ幅は限定的。
ソフトバンクやファストリ、ファナックといった値がさ株が大引けにかけてプラスに転換。
25日線をターバイゾーンとしてのPKO的動きは継続していると見たいところ。
騰落レシオは120.44%。
空売り比率が31.2%まで上昇したのが気に食わないがサイコロは50%。
裁定買い残は金額は41億円増加し3兆553億円になったが株数は3550万株減少。
25日線(15208円)からの乖離はタッタの0.6%。
信用取引の評価損率はマイナス6.10%まで低下(前週はマイナス8.53%)。
松井証券経由では売り方マイナス10.9%、買い方マイナス4,8%。
昨日のNYダウは78ドル高の16985ドルと反発。
NASDAQは27ポイント高の4419ポイント。
S&P500は9ポイント高の1972ポイント。
FOMC議事録を好感との解釈。
「債券買い入れプログラムの年内終了は米経済の力強さのシグナル」との声も。
1年前とは様変わりの指摘。
アルコアの決算が良かったから海を挟んで一回りしての株高の方かシックリする。
ダウ輸送株指数は43ポイント高の8244ポイント。
3市場の売買高は約52億株。
CME円建ては大証比50円高の15350円。
ドル建ては大証比75ポイント高の15375ポイント。
非公式外資系動向は、1090万株売り/680万株買い。金額ベースは売り越し。
売りは電機・自動車・金属・証券・不動産・建設・薬品・サービスセクターなど。
買いは機械・倉庫・化学・精密・その他金融・鉱業セクターなど。
売買交錯は銀行・小売セクターなど。
225先物は、三菱・クレディ・GS・ドイツ・野村・JPモルガンが買い越し。
みずほ・ソジェン・ニューエッジ・バークレイズが売り越し。
TOPIX先物はJPモルガン・メリル・みずほ・ソジェンが買い越し。
GS・モルガン・ドイツ・野村が売り越し。
外資系等は、セプテーニ(4293)、ローソン(2651)、ABC(2670)、キューピー(2809)に注目。
テクニカル的には、ヤマダS×L(1919)、パル(2726)、
サーラ(2734)、ハニーズ(2792)、日エンター(4829)、
JDL(6935)、安永(7271)、マニー(7730)、東都水産(8038)、
第一実業(8059)、上新電機(8173)、チヨダ(8185)、乃村工藝(9716)が動兆。
予定
■国内(10日)
6月国内企業物価指数(8:50)
5月第三次産業活動指数(8:50)
5月機械受注(8:50)
6月都心オフィス空室率(11:00)
6月消費動向調査(14:00)
30年国債入札
《決算発表》
久光薬、OSG、ファーストリテ、エヌピーシー、カネコ種、コシダカHD、柿安本店、ブロッコリー、JIN、jGroup、ネクステージ、ニッケ、ヒトコム、ダイト、トーセ、MORESCO、エスクローAJ、津田駒、竹内製作、東洋電、千代インテ、カッパクリHD、コジマ、マルエツ、吉野家HD、プレナスなど
《株主総会》
ダイサン
《新規上場》
鳥貴族
■海外(10日)
中国6月貿易収支
韓国中銀政策金利発表(10:00)
豪6月失業率(10:30)
仏5月鉱工業生産・6月消費者物価(15:45)
英5月貿易収支(17:30)
マレーシア中銀政策金利発表(19:00)
BOE金融政策委員会の結果発表(20:00)
南ア5月製造業生産(20:00)
インドネシア中銀政策金利発表(20:00)
米5月卸売在庫(23:00)
米30年国債入札
<9日の相場概況>
9日の日経平均株価は3日続落した。下げ幅は小幅で終値は前日比11円76銭安の1万5302円65銭だった。
海外の株式相場が総じて下落したことで日本株には売りが優勢だった。
もっとも、市場では先高観も根強く割安とみた買いも入り、日経平均は徐々に下げ渋りこの日の高値で引けた。
NYは決算発表が本格化する前に、目先の利益を確定する動きが活発となったことで、100ドル超下落。
ハイテク株の比率が高いナスダック指数も、下げ幅が約2カ月半ぶりの大きさとなるなど投資家心理が悪化。
日本株には朝方から売りが先行した。
一方で、売りが一巡した後に日経平均は次第に下げ渋った。
国内景気や企業業績の先行きに対する期待から、日本株の先高観が根強く意識された。
日経平均の下値のメドとされる25日移動平均(1万5198円)が迫ったことも、持ち高調整の買い戻しを誘った。
日経平均への寄与度が高いソフトバンクやファストリが大引けにかけて上昇に転じ、相場を下支えした。
個別では、米ボーイングや東大と航空機バイオ燃料の実用化に取り組むユーグレナ、好業績のパル、増収増益転換を見込むハニーズ や
業績好調の乃村工芸 、日本エンター 、JBR 、アゴーラHG などが人気化。
東証1部の売買代金は概算で1兆6675億円だった。売買高は20億4446万株。
東証1部の値下がり銘柄数は全体の約7割にあたる1333、値上がり銘柄数は372、変わらずは110だった。
東証2部株価指数は8営業日ぶりに反落。
<兜町カタリスト>
「荒れる」
眠かった月曜、物足りなさの残った火曜。
日経平均は終値ベースで6日ぶりに5日移動平均線(15369円)を割り込んだ。
ただ25日線(15198円)割れを回避した。
そしてSQ週の荒れる水曜。
毎月のことながらSQ週の火曜のNYの戻りは下落が多いような気がする。
そのNY市場。
独立記念日が明けた7月第2週以降は小型株中心に軟調な展開が多いというのが歴史。
NASDAQはここから「弱い4ヶ月」というのがアノマリーともいえる。
そして8月に予定されているのがアリババの上場、換金売りの可能性は覚えておいた方が良かろう。
一方で明るいアノマリーは「決算発表シーズンの株高」。
四半期決算発表のピーク4週間にS&P500はこのところ下がっていない。
14年1〜3月決算ピークの4月14日〜5月19日の4週間。
S&P500は3.5%上昇した。
13年7〜9月決算発表ピークの10月14日〜11月8日の4週間。
S&P500は4.0%上昇した。
13年1〜3月期決算ピークの4月15日〜5月10日の4週間。
S%P500は2.8%上昇した。
「だから今回も」というのは単なる願望に過ぎない。
月初高→調整→月中安→月末高の動きが生きているのなら
それこそ押し目形成なのだろうが・・・。
SQ週の荒れる水曜日。
加えてTOPIX型運用の配当の再投資の日。
どちらが強いかどうか。
大引けの展開が興味深い。
東証2部株指数は7日続伸。
株式経済新聞が「異彩の強さ見せる東証2部」と特集したのは7月1日。
最近上昇している2部株は直近新興市場からの指定替えではなく、長期2部銘柄が多い。
安定した歴史と堅実な経営と言う点で新興市場よりも安心感は高いのかも知れない。
そして、玄人好みの銘柄群も多い。
<9日の相場概況>
9日前場寄り付きの日経平均株価は続落スタート。
日経平均株価の予想レンジは15100円−15400円。
NY株安や外国為替市場での円高・ドル安基調が嫌気され、日本株にも売りが先行。
日経平均は25日線(15198円)がサポートライン、この水準を早々に割り込むようであれば
週末のオプションSQをにらんで先物主導で15000円台までの調整が視野に入ってくる。
物色の矛先は中小型株に向かうとみられ、外資系の注目にバイオ銘柄が多い、
バイオ関連や昨日人気化した電線株などが動意付きそうだ。
経済指標では、寄り付き前に発表される6月マネーストック、10時30分の中国6月生産者物価・6月消費者物価に注目が集まる。
昨日のNYダウは117ドル安の16906ドルと続落。
NASDAQは60ポイント安の4391ポイント。
S&P500は13ポイント安の1963ポイント。
ダウ輸送株指数は8ポイント安の8200ポイント。
ハイテクセクターが下落。
黒字転換で決算発表通過のアルミ大手アルコアは1.4%上昇。
第2四半期のS&P500採用企業はは6.2%の増益見通し。
4月時点の8.4%増からは下方修正。
3市場の売買高は約61億株。
CME円建ては大証比85円安の15255円。
ドル建ては大証比55ポイント安の15285ポイント。
非公式外資系動向は、890万株売り/600万株買い、
金額ベースは売り越し。
売りは自動車・保険・機械・証券・不動産・小売セクターなど。
買いは電力・ガス・非鉄・その他金融・精密・商社・銀行セクターなど。
売買交錯は情報通信・電機・金属・化学セクターなど。
225先物は、
アムロ・ドイツ・メリル・UNSが買い越し。
みずほ・クレディ・ソジェン・GS・JPモルガン・シティ・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・バークレイズ・メリル・UBS・クレディが買い越し。
GS・みずほ・ドイツ・ソジェンが売り越し。
外資系等は、
東急不(3289)、東京建物(8804)、TOC(8841)、
MARUWA(5344)、ペプチド(4587)、マーベラス(7844)、
チヨダ(8185)、アステラアス(4503)、楽天(4755)、古河電工(5801)、
住電工(5802)に注目。
テクニカル的には、
不動テトラ(1813)、若築(1888)、世紀東急(1898)、ユアテック(1934)、三晃金属(1972)、朝日工(1975)、
林兼(2286)、アウトソ(2427)、ティア(2485)、アスクル(2678)、JALUX(2728)、
モノタロウ(3064)、大東紡(3202)、ヒト(3654)、ラサ工(4022)、ビオフェルミン(4517)、
ノリタケ(5331)、ダントー(5337)、東京窯業(5363)、中山鋼(5408)、共英製鋼(5440)、
大和工(5444)、日金(5491)、昭和電線(5805)、東特電(5807)、沖電線(5815)、
タクマ(6013)、瀧澤鉄工(6121)、ダイジェット(6138)、小森(6349)、
油研工(6393)、新晃工(6458)、芝浦メカ(6590)、メルコ(6676)、
岩崎通(6704)、ホーチキ(6745)、帝国通信(6763)、池上通(6771)
、航空電子(6807)、チノー(6850)、カシオ(6952)、富士機工(7260)、
安永(7271)、シークス(7613)、オーバル(7727)、トプコン(7732)、
理研計器(7734)、MUTOH(7999)、Fマート(8028)、第一実業(8059)、
小林産業(8077)、イワキ(8095)、タカラレ(8897)、名鉄(9048)が動兆。
本日の予定
■国内(9日)
6月マネーストック
6月工作機械受注速報値(15:00)
《決算発表》
ABCマート、タビオ、大黒天、AFC−HD、一六堂、ニイタカ、明光ネット、東京個別、LCAHD、日本エンタ、ローツェ、旭化学、くろ工、東武ストア、昴
■海外(9日)
中国6月生産者物価(10:30)
中国6月消費者物価(10:30)
インドネシア大統領選挙
BOE金融政策委員会(〜10日)
カナダ6月住宅着工件数(21:15)
メキシコ6月消費者物価(22:00)
米10年国債入札
6月17・18日開催のFOMC議事録
休場:ブラジル、インドネシア
<8日の相場概況>
8日の日経平均株価は続落。
終値は、1万5314円41銭 前日比65円03銭安。
6月30日以来約1週間ぶりの安値だった。
売り一巡後は下値の堅さが意識され株価指数先物への買いをきっかけに個人投資家も押し目買いに動いて下げ幅を縮小。一時は上昇に転じた。
日経平均は下落したものの25日移動平均線(8日終値時点で1万5198円)を上回って推移。相場の底堅さを感じる。
株価の支援材料が乏しいなか日経平均は上昇に転じる場面もあり、売り込みにくいムードが広がっている」と指摘する。
個人投資家の物色意欲は旺盛。
東証1部の売買代金は概算で1兆8565億円。売買高は23億679万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は894、値上がり銘柄数は787、変わらず134。
ファストリ、ソフトバンクといった日経平均への影響度が大きい値がさ株が下げた。2銘柄で日経平均を約25円押し下げた。昭電線HDや東特線など電線株が軒並み急伸した。
新興市場銘柄では、日本通信やワイヤレスゲート、マイクロニクスなど中心銘柄がしっかり。
東証2部株価指数は7日続伸。6月11〜19日(7日続伸)以来の連続上昇記録になった。ジュンテンドー、リード、FDK、理経や田淵電が上昇した。
PC版6月23日の株式展望の内容です。
稼足銘柄の注目のテーマは、電柱の新設禁止検討 災害時の停電防止の関連銘柄でタツタ電線(5809)、那須電機鉄工(5922)、イトーヨーギョー (5287)昭和電線ホールディングス(5805)、ゼニス羽田 (5289)など。
カジノ関連では、日本金銭機械(6418)、テックファーム(3625)、オーイズミ(6428)、セガサミーホールディングス(6460)、KLab(3656)、CWE(7612)、グローリー(6457) 、アビックス(7836)、EIZO(6737)など。
本日かなり動意づいている。
明日も国内市場では目立った材料がなく、10時30分発表予定の中国6月消費者物価指数などが注目される。
物色対象は、中小型株中心、日経平均は底堅い展開で上昇を予想する。
<兜町カタリスト>
「難しい」
上がった株が上がる続けることはない。
下がった株が下がり続けて消えることは時折ある。
問題は、上がった株が一旦下がったとき。
相場が終わったような死んだ様なフリをしていても、また突然目覚めることがある。
毎日上がり続けた銘柄の天井からの下げなのか。
あるいは、単に日柄的にお休みしているだけなのか。
この相場のリズムの会得が結構難しい。
「買うのは簡単、売るのは難解」とも言われるが・・・。
要はタイミングとリズムこそ重要なもの。
勿論・・。
理想は上がっていない銘柄を急騰直前に買うこと。
しかし、得てして動意付いていない銘柄は長いこと動意着かない。
下がりもしないが上がりもしない。
つまり蚊帳のソト。
投資家心理は常に「主役の銘柄を持っていたいし、
自分の持ち株が市場で騒がれる銘柄になって欲しい」。
だからこそ、大幅高した後に買いに行き傷を負う。
あるいは「買っても上がらない」と嘆く。
どちらが正しいのかはわからない。
誰よりも早く相場に乗りたいと考えながらも、
誰もが知っている銘柄を持っていたいという矛盾。
この心理の織り成す綾がきっと投資心理の一部分。
いずれにしても投資心理というのは、やはり繊細で読みにくいもの。
その集大成が株価なのだからさらに相場は難しくなる。
<8日の相場展望>
5月の国際収支状況(速報)によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は5228億円の黒字(前年同月は5666億円の黒字)だった。
黒字は4カ月連続。6月上中旬(1〜20日)の貿易統計速報によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は8017億円の赤字(前年同期は4025億円の赤字)だった。赤字幅拡大を嫌気した売りも出ている。
本日の日経平均株価はもみ合い展開を予想。
日経平均株価の予想レンジは15200円−15400円。
ここは軽い調整かもしれない。調整のラインは現状15000円、日経平均が簡単に15000円を割れるような相場ではアベノミクスも所詮ただのお祭り。
本日も中小型株の材料株相場物色になるだろう。
7日のNY相場は下落。連休前にダウ平均が17000ドルの節目を上回り過去最高値を更新したこともあり、利益確定の売りが先行。
今週から4-6月期決算発表シーズンに入ることもあり、企業業績を見極めたいとの思惑から様子見ムードが強く、終日小動きとなった。
セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や公益事業が上昇する一方で運輸や素材が下落した。
ADRの日本株は、NTT(9432)、日本電産(6594)、花王(4452)が小じっかりなほかは、三住トラスト(8309)、伊藤忠(8001)、住友商(8053)、ファーストリテ(9983)など
シカゴ日経平均先物9月限(ドル建て)清算値 15340 (‐40)、シカゴ日経平均先物9月限(円建て)清算値 15310 (‐70)
非公式外資系動向は
売り630万株/買い650万株 差し引き20万株の買い越し。
金額ベースは買い越し。
米国系は売り越し、欧州系は買い越し。
売りは機械、サービスなど
買いは自動車、その他金融、建設、銀行など
売り買い交錯は情報通信、化学、電力、ガス、電機、薬品など
本日の予定
■国内(8日)
5月国際収支(8:50)
6月景気ウォッチャー調査
10年物価連動国債入札
《決算発表》
サーラ、アルバイトタイ、アイケイ、パル、ハニーズ、クリエイトSDH、薬王堂、フェリシモ、メディアドゥ、創通、システムインテ、ERIHD、フロイント、中北製、マックハウス、マニー、チヨダ、乃村工、オオバ、ヤマザワ
《株主総会》
ヤガミ
■海外(8日)
日豪首脳会談(キャンベラ)
独5月貿易・経常収支(15:00)
仏5月貿易収支(15:45)
トルコ5月鉱工業生産(16:00)
英5月鉱工業生産(17:30)
EU財務相理事会(ブリュッセル)
ブラジル6月消費者物価(21:00)
米5月消費者信用残高(9日4:00)
米3年国債入札
《決算発表》
アルコア
<7日の相場概況>
7日の日経平均株価は小幅反落。
終値は前日比57円69銭安の1万5379円44銭で終了。
東証1部の売買代金は概算で1兆4137億円と2兆円を下回った。
売買高は16億8193万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1025、値上がり銘柄数は624、変わらず166。
新規の手掛かりを欠き、模様眺め気分が強まるなかでひとまず利益を確定する売りが優勢だった。
前週末に約5カ月半ぶりとなる高値を付けたほか、東証一部の騰落レシオ(25日)は140%水準が続き高値警戒感警戒が重荷になった。
東証2部株価指数は6日続伸。加地テック、抵抗器が買われた。
6月景気ウォッチャー調査に加え、今週は6月工作機械受注速報値(7/9)、6月国内企業物価指数、5月第三次産業活動指数、5月機械受注、6月都心オフィス空室率、6月消費動向調査(7/10)など、国内の景況感を確認する経済指標が多い。
個別では、注目のワイヤレスゲート(9419)UBIC (2158)が大幅高、コムチュア(3844)もしっかり。
明日も中小型株中心の相場展開を予想する。
バイオ、ロボット、カジノ関連の期待、注目はアライドアーキテクツ (6081)チャート妙味。
<カタリストコメント>
「BtoC」
土曜の日経は「ジャスダック、7年ぶり高値」の見出し。
07年2月以来の水準まで回復した。
主体は「値動きの軽い銘柄に集まる個人マネー」と「ハイパフォーマンス指向」の海外投資家。
「このところの上昇でイブの銘柄には過熱感がある。
ジャスダック市場の予想平均PERは16倍台後半と東証1部に比べてやや高い」との指摘。
しかし、成熟産業と成長産業には当然視点の違いがなければならない筈。
どこまでも突っ走るのが株式市場特色でもあるが・・・。
一方で警鐘的なのは「世界株に広がる過信」とのコラム。
IMFの予想では2014年の世界のGDPは77兆ドル弱。
これに対し世界の株式の時価総額は70兆ドルまで増加。
GDPに対する株式時価総額比率は90%を上回る。
ITバブル期の99年に120%、
米住宅バブルの07年に110%に達したが、その後相場は下落。
世界だけでなく日本に当てはめても、GDPは500兆円弱、時価総額は470兆円弱。
本来は山より大きなイノシシは出ない。
しかしバブル時などの過去には600兆円まで行き過ぎたのも歴史。
時価総額がほぼGDPに匹敵した、と見るか。
東証1部の単純平均株価はまだ300円、と見るか。
数字の用い方で相場観は容易に変わることがある。
日経平均株価の25日移動平均は15169円でプラス1.76%のかい離。
75日線は14176円でプラス5.18%のかい離。
200日線は14841円でプラス4.02%のかい離。
景気表現線の200日線が需給表現線の75日の上にいることが少し変な状態。
逆に考えれば、景気は良好だが、需給関係が悪かったということの裏返しだろうか。
75日線が200日線を上抜けるまでは強い相場と考えたいところ。
普通の一目均衡の雲は9日に白くねじれている。
勝手雲は6月5日以来白く上昇中で株価をサポートしている印象。
因みに松井証券の信用評価損益率速報。
売り方マイナス12%、買い方マイナス3.25%。
圧倒的に買い方構成の時期となっている。
海外投資家が喜びそうなのが、「年金日本株に2500億円」の記事。
日本株を3月に買い越した金額が2500億円。
4〜6月の信託経由の買い越しは8675億円。
これで国内株の比率は16%。
ゴールドマンの試算では6月末に17%まで上昇しているという。
一方で国内債券の比率は3月末で53%。
償還と利金を年金原資にしている構図。
年金は忠実にグレートローテーションの波に乗っているように見える。
興味深いのは昨年どのGPIFの収益の黒字化。
GPIFが自主運用を始めた2001年度からの収益は合計35兆4415億円。
そのうちの約6割は安倍政権発足以降のここ2年で稼いだ収益。
気がつくのが遅すぎたのか、時期が尚早だったのかは不明。
少なくとも株高宰相と言えなくはない。
この数週間。
週末は全国各地でのIRセミナーに赴いている。
企業のコメントを聞いていると時々ハッと気がつかされることが多い。
例えば、コムチュア(3844)。
大企業のITソフト関連として米セールスフォースとの緊密な提携関係は従来から構築。
これはよく知られている。
そのセールスフォースは6月10日にLINEとのパートナーシップを締結した。
ということは・・・。
BtoBに加えてBtoCという流れも当然出てくる筈。
コムチュアも新たなビジネスモデルを構築するだろう。
今すぐにどうこうという話ではなかろうが、新たな事業モデルへの期待感につながる。
たぶん市場はまだ気がついてはいないのだろうが・・・。
7(月)予定
5月景気動向指数(14:00)
日銀支店長会議で黒田総裁挨拶
地域経済報告(さくらレポート)
<決算発表>
神田通信機(1992)
シー・ヴイ・エス・ベイエリア(2687)、
カルラ(2789)、
レデイ薬局(3027)、
技研製作所(6289)、
壱番屋(7630)、
シグマ光機(7713)、
ヨンドシーホールディングス(8008)、
井筒屋(8260)、
フジ(8278)、
日本プロセス(9651)、
ジュンテンドー(9835)、
富士エレクトロニクス(9883)
平成7年7月7日日興証券創業77周年の相場から約20年。
7が並ぶと思い起こされる。
↓
「七夕」
相場はサラサラ
株価は揺れる
材料株キラキラ
金銀砂子
新興中小型
みんなで見つけ
新高値キラキラ
朝からみてる
<7日の相場展望>
本日の日経平均株価は小動きか。前週末値付近の15400円台で推移しそうだ。
日経平均株価の予想レンジは15400円−15550円を予想。
連続陰線を形成しながらも、着実に下値を切り上げる展開が続いている。
物色対象は、電子書籍PDF版 櫻井英明の「株式透視論」(2014年夏号)(Eimei.tv PCサイトで販売中)にも書いてあるが、
8月7日に発表されるJPX日経インデックス400採用銘柄の定期見直し採用候補銘柄や自己資本利益率(ROE)などが予想される。
また、ロボット関連やミクシィ、日本通信、直近IPO銘柄、
SIM関連銘柄のワイヤレスゲート(9419)などを中心に、新興市場に短期資金が向かうものと考える。
週末のオプションSQ絡みの商いも含め、先物主導の上昇が続く展開も一方ではある。
日経平均株価の25日移動平均は15169円でプラス1.76%のかい離。
75日線は14176円でプラス5.18%のかい離。
200日線は14841円でプラス4.02%のかい離。
景気表現線の200日線が需給表現線の75日の上にいることが少し変な状態。
逆に考えれば、景気は良好だが、需給関係が悪かったということの裏返しだろうか。
75日線が200日線を上抜けるまでは強い相場と考えたいところ。
普通の一目均衡の雲は9日に白くねじれている。
勝手雲は6月5日以来白く上昇中で株価をサポートしている印象。
因みに松井証券の信用評価損益率速報。
売り方マイナス12%、買い方マイナス3.25%。
圧倒的に買い方構成の時期となっている。
週末のNYは独立記念日で休場。
週間ではNYダウは1.3%高で2週ぶりの反発。
NASDAQは2.0%高で3週続伸。
S&P500は1.2%高で2週間ぶりの反発。
非公式外資系動向は、
620万株売り/550万株買い。金額ベースは買い越し。
売りは化学・サービス・金属・その他製品・薬品・陸運セクターなど。
買いは機械・保険・精密・情報通信・その他金融セクターなど。
売買交錯は自動車・電機・小売セクターなど。
225先物は三菱・クレディ・野村・JPモルガン・ドイツ・GSが買い越し。
アムロ・バークレイズ・ニューエッジ・メリルが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・大和・UBS・ドイツ・クレディ・GSが買い越し。
野村・メリル・バークレイズが売り越し。
テクニカル的には、
ホウスイ(1352)、リニカル(2189)、アルコニクス(3036)、
芦森(3526)、ITHD(3626)、Klab(3656)、ベリサーブ(3724)、コープケミ(4009)、日産化(4021)、中国塗(4617)、ソフトブ(4779)、アジュバン(4929)、メック(4971)、イソライト(5358)、A&D(5391)、神戸鋼(5406)、中山鋼(5408)、菱製鋼(5632)、東邦鉛(5707)、住友金属鉱山(5713)、大チタ(5726)、邦チタ(5727)、日発条(5991)、Jマテ(6055)、化工機(6991)、小森(6349)、鶴見(6351)、ミネベア(6479)、日立(6501)、安川(6506)、シンフォニ(6507)、山洋(6516)、テクノメディ(6678)、NEC(6701)、信号(6741)、ホーチキ(6745)、富士通ゼ(6755)、アルプス(6770)、日置(6866)、オプテックス(6914)、図研(6947)、日電子(6951)、ユーシン(6985)、ミツバ(7280)、スクリーン(6755)、クレセゾン(8259)、井筒屋(8260)、SBI(8479)、ジャックス(8584)、トーセイ(8923)、飯野海(9119)、インプレス(9479)、よみラン(9671)、ミスミ(9962)が動兆。
<4日の相場概況と来週の展望>
4日の日経平均株価は反発、終値は前日比88円84銭高の1万5437円13銭と1月23日以来の5カ月半ぶりの高値。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり1135/値下がり507。
主力株は上昇した銘柄が多いものの、ソフトバンクやファストリなど値がさ株が小動きで指数が伸び悩んだ。
新興市場銘柄では、マイクロニクスやミクシィ、サイバーダインなどが下落。
日経ジャスダック平均は1月22日以来となる年初来高値(2191.78円)を更新した。
売買代金は1兆6628億円と3営業日連続で2兆円を下回った。
個別では、人気ゲーム「妖怪ウォッチ」関連でハピネットが人気化。
前日のNYダウが過去最高値の1万7000ドルの大台に乗せたことを好感して買いが先行。
しかし短期的な過熱感や手掛かり材料出尽くしから上値の重い展開となり、1万5400円台でのもみ合いが続いた。
週間ベースでは日経平均は前週末比342円高となり、2週ぶりに上昇した。
来週は底堅い展開となりそうだ。海外市場に比べ出遅れた日本株を見直す動きが強まる。
前週発表された6月日銀短観では、大企業の設備投資計画が市場予想を上回る水準に達し、
米国では雇用環境の改善を背景にNYダウとS&P500が史上最高値更新など、国内外でポジティブな材料が重なった。
経済指標では地域経済報告(さくらレポート)(7日)や6月景気ウォッチャー調査(8日)、
週後半にかけては6月国内企業物価指数、5月機械受注、6月都心オフィス空室率(10日)、オプションSQ(11日)など重要イベントを控えており、
海外材料が乏しいだけに注目度が高まりそうだ。
<カタリストコメント>
「リバモア」
今日はリバモアの名言。
★証券取引所では、大物相場視だって先のことは見当がつかない。
並外れた成功を収めた者も、たいていは小口のトレーダーとして出発した。
彼らが闇ブローカーから主に学んだことは、
損切りができなければ市場から消えるしかないということだった。
★痛い目にあったのはいつも、『自分の判断が正しいと自信を持ってゲームに臨める時にしか
相場に入らない』という原則を守ることができない時だった。
誤った時にすべきことはただ1つ、改めることだ。
★株というものは、買い始めるのに高すぎるということはないし、
売り始めるのに安すぎるということはない。
しかし、最初の建玉で利益があがらないかぎりは、続けての建玉は手控えるべきだ。
よく状況を見極めて待つことだ。
★良いアイディアが相場で大きな利益を上げる秘訣ではない。
最も重要なのは、絶好の時が来るまで静かに座っていることだ。
★投機家の最大の敵は自分の中にいる。
人間の本性として、人は希望と恐れとは無縁ではいられない。
自分の知る世界に専念せよ。
★自分の失敗すべてから教訓を学ぶには長い時間がかかる。
物<事には二面性があるとよくいうが、相場ではたた1つのことがあるだけだ。
★強気か弱気かでもはない。正しいか否かということなのだ。
明白なのは上げ相場では強気筋、下げ相場では弱気筋になれということだ。
★トレーダーの相場に挑む態度はプロのビリヤードプレーヤーと同じで、
目先の1ショットではなく、はるか全体を見渡してプレーするのだ。
どのポジションをとるかを考えながらプレーするのはプロにとって習性だ。
★株価が変動する姿にのみ意識を集中させよ。
変動の理由に気をとられるな。
★株投機は世界で最も魅力的なゲームだ。
しかし怠惰な人、感情をコントロールできない人、
それに手っ取り早く儲けようなどと思っている人は、絶対に利益を上げることはできない。
★頼りになるのは株価であって、思惑ではない。
相場に勝つ必要はない、勝つべき相手は自分自身である。
★『損が明らかな時には損切り』『利益が見込める時には利喰わない』が鉄則だ。
★相場の動きを漫然と「期待して待つ」のは博打であり、
忍耐強く待ち、シグナルを見いだした瞬間「反応する」のが投資・投機である。
★ティッカーテープは、株式市場で行われている戦闘を見るための望遠鏡である。
それは10回のうち7回は当てにできる。
★市場は変わらない。
変わるのはその顔ぶれが変わるのだ。
ウォール街に、あるいは株式投資・投機に新しいものは何もない。
ここで過去に起こったことは、これからもいく度となく繰り返されるだろう。
この繰り返しも、人間の本性が変わらないからだ。
人間の知性の邪魔をするのはつねに、人間の情報であり情動である。
私は以上のことを確信する。
スケジュールを見てみると・・・
4日(金)米休場(独立記念日)
7日(月)景気動向指数
8日(火)国際収支、景気ウォッチャー調査、米消費者信用残高
9日(水)マネーストック、米10年国債入札、FOMC議事録、中国生産者物価、消費者物価
10日(木)都心オフィス空室率、機械受注、米卸売り在庫、中国貿易収支
11日(金)オプションSQ、米財政収支
<4日の相場展望>
4日寄り付き日経平均株価は反発スタート。
前日比140円高の1万5490円で始まり、1万5400円台後半で推移している。
前日のNYダウが初めて1万7000ドルの大台に乗せた。
これを好感した買いが先行している。
6月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月から28万8000人増え、
市場予想(約21万人増)を大きく上回ったことが材料視された。
投資家心理が強気になり、買いが先行しているほか、
外国為替市場で円相場が1ドル=102円台まで下落したことも輸出関連株を中心に買いを誘っている。
もっとも買い一巡後はやや伸び悩んでいる。
4日の米国市場が独立記念日で休場となること、週末を控えて後場にかけては手控えムードが強まる可能性もある。
日経平均株価の予想レンジは15350円−15550円を予想。
昨日のNYダウは上昇。6月雇用統計で非農業部門雇用者数が28.8万人増、
失業率も6.1%と予想(6.3%)外の改善となったことから、買いが先行。
NYダウは節目の17000ドルを突破、ダウ平均及びS&P500指数は過去最高値を更新。
セクター別では、各種金融や保険が上昇する一方で公益事業や不動産が下落した。
ADRの日本株は、三住トラスト(8309)が小安いほかは、
三井住友(8316)、ソニー(6758)、三菱UFJ(8306)、ホンダ(7267)、ソフトバンク(9984)など
非公式外国証券経由の注文動向は、
5社ベースで、売り700万株、買い920万株で、差し引き220万株の買い越し。
買い越しは3営業日ぶり。
金額(5社ベース)も買い越し。
売りセクターに、電鉄、食品、機械、輸送用機器、化学、小売、食品、電気機器など
買いセクターに、ガス、鉄鋼、電気機器、商社、自動車、不動産、保険など
■国内(4日)
《決算発表》
イオン、ローソン、ミタチ、暁飯島、アスクル、トシンG、ピックルス、ワンダーCO.、
バイク王、川口化、ダイケン、マルゼン、ユニオンツール、岡野バル、新星堂、ティムコ、
ポプラ、三光合成、オンワードHD、ワキタ、ヤマトインタ、丸久、カスミ、トーセイ、
和田興産、AIT、アークス、ベルクなど
■海外(4日)
独5月製造業受注(15:00)
メキシコ6月消費者信頼感(22:00)
休場:米(独立記念日)
<3日の相場概況>
3日の日経平均株価は小幅ながら4日ぶりに反落。
終値は前日比21円68銭安い1万5348円29銭だった。
寄り付き天井となって2日連続で陰線を形成。東証1部の売買代金は1兆7415億円。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり705/値下がり954。
新興市場では、信用取引規制の解除をうけてマイクロニクスが人気。
サイバーダインを筆頭にロボット関連株も賑わった。
今晩予定の欧米市場における重要イベントを見極めようとの向きが強まったとみられる。
日本時間21時30分に発表される米6月雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比21万人増と予想されている。
3日の米株市場は短縮取引で4日は独立記念日で休場となるため、海外投資家の注文減少が想定される。
大型株よりも個人投資家中心の中小型株が選好される相場となりそうだ。
<カタリストコメント>
「WG」
以下は今週月曜発売の夕刊フジの株1グランプリの原稿。
↓
「会社に投資するのであって、株価に投資するのではない」
というのが敬愛する米国のファンドマネージャー、ピーター・リンチ氏の名言。
そこで行った事もないような銘柄ではなく取材過程で実際に訪れた企業群から注目株を選択する。
まずは、ユーグレナ(2831)。
特別にお願いして石垣島の研究所まで取材したが、
やはり「ミドリムシが地球を救う」と実感。
次はワイヤレスゲート(9419)。
全国をWi−Fiで埋め尽くす方向性に期待感が高い。
英語版のIR情報もキラリと光っている。
眠りから目覚めそうなバイオベンチャーの代表として
パイプラインが豊富なナノキャリア(4571)も動兆だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ワイヤレスゲートが頑張ってくれて第1週はトップを取れそうな気配。
1ヶ月はロングランだが・・・。
沖縄へ向かうので西向くサクライになって欲しいところ。
<3日の相場展望>
本日の日経平均はレンジ内の展開となりそうだ。
雇用改善からNYダウは高値更新が続いており、この流れを好感した買いで朝方は堅調な推移が想定されるが、
今晩に6月の米雇用統計の発表を控えているため、買い一巡後は投資家の様子見姿勢の展開が予想される。
日経平均株価の予想レンジは15300円−15500円を想定。
前日相場では6月23日高値(15442円)を更新した後は伸び悩んでおり、テクニカル的な過熱感や戻り待ち売りで上値の重さが意識された。
国内で目立った材料がなく、今晩発表される米6月雇用統計を見極めようとの思惑から、後場にかけては値幅が狭まる展開もあるだろう。
NYダウ平均は前日比20.17ドル高の16976.24ドルで連日で過去最高値を更新した。
NASDAQは前日比0.92ポイント安の4457.73ポイントと4営業日ぶりに反落。
S&P500は前日比1.30ポイント高の1974.62ポイント過去最高値更新となった。
CME225先物は終値と比べ30円高の15410円、ドル建ては50円高の15430円で終えた。
非公式外資系動向は、
売り1110万株/買い1030万株
差し引き80万株の売り越し。
金額ベースは買い越し。
米国系は売り越し、欧州系は買い越し。
売りはガラス、その他製品、小売、化学など
買いは証券、情報通信、サービス、自動車、不動産、保険など
売り買い交錯は電機、機械、薬品、建設など
テクニカル的には、燦キャピタルマネージメント(2134)、オールアバウ(2454)、フュートレック(2468)
ユーグレナ(2931)、ケイブ(3760)、応用技術(4356)、UMNファーマ ( (4585)、環境管理(4657)
鉱研工業(6297)、アドバンテッジリスクマネジメント(8769)、サコス(9641)
<2日の相場概況>
2日の日経平均は3日続伸。終値43円高の1万5369円97銭。
前日のNYダウ平均は史上最高値を更新、それを受けて、買い先行でスタートした。
日経平均は9時10分すぎには1万5444円まで上昇し、取引時間中の直近高値である1万5442円(6月23日)を超え、
約5カ月ぶりの高水準を付ける場面があったが高値圏では利益確定を目的とした売りが出た。
6月の米雇用統計の発表を3日に控えて、投資家の様子見姿勢も強まった。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり939/値下がり703、売買代金は1兆9627億円と2兆円を下回った。
東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は140.42で、120を上回った期間は16営業日連続で2013年2月以来の長さとなった。
個別では、SIMロック解除絡みで日本通信やワイヤレスゲートが上昇。
本日、新規上場のVOYAGEは3360円で初値がついた。公開価格(2400円)40%上回る初値を付けた。
<カタリストコメント>
「半夏生(はんげしょう)」
1〜6月のS&P500は6.1%の上昇。
NYダウは1.5%の上昇。
NASDAQは5.5%の上昇。
S&P500はダウをアウトパフォームしたが、2009年以来の大きさだったという。
そのS&P500は昨日まで52日連続で騰落率が1%未満での推移。
約20年ぶりの小動きとの指摘。
もっとも高値更新中なのでもみ合っているとの解釈になるのだろう。
一方NYダウは17000ドル手前での足踏み。
ただ、16000ドル台に乗ってから約7ヶ月が経過。
前回15000ドル→16000ドルへの1000ドル上昇に要したのは6ヶ月。
(2013年5月7日→2013年11月21日)。
ほぼ同様の日数を経過した事になる。
17000ドル達成の条件は指数寄与度の高いネガサ株が上がってくることが必要とされる。
(仕組みは日経平均と同じ)。
200ドル近辺のビザ、180ドル近辺のIBM、170ドル近辺のGS、
140ドル近辺の3M。
あるいはシェブロン、ボーイング、エクソンなど。
ダウ30種の中の100ドル以上の銘柄は11銘柄。
これらの帰趨にかかっている。
因みに年初からの騰落率はビザ、GS、IBM、ボーイングがマイナス。
ということはNYダウはこれからが旬とも言える。
ちなみに昨日はIBMが2.8%、ビザが1.7%上昇。
条件は整い始めた印象。
日経商品欄では「マダコの卸値が5〜6割高」の見出し。
「夏至の11日後から七夕まではタコの需要が増える半夏生のあたる。
田植えが終わる時期で蛸足の吸盤のように稲が確り根付くようにとの願いが込められている」。
まさに相場も半夏生。
農家にとっては大事な節目の日ともされる。
田植えを終えて5日間は休みとする地方もあるという。
また天から毒気が降るとも言われる日。
半夏生で根付くかどうかの貴重な日なのかも知れない。
相場の秋の豊作を祈りたいところ。
商品欄ではもう一つ。
安倍首相は昨日15時16分から約1時間、CMEのメラメド会長と面談。
中身は「LNG先物市場の創設」という。
その先にはシェ−ルガスの受け皿という立場が用意されているのだろうか。
綺麗に飾ったことほど裏側はドロドロしているもの。
どうもキナ臭さの匂う話題に見えてならない。
夜は公邸で神戸鋼の会長さんと会っていたが・・・。
<2日の相場展望>
2日前場寄り付きの日経平均株価は3日続伸でスタート。
昨日のNYダウが過去最高値を更新し、1万7000ドルに迫ったことなどを受けて、投資家心理が改善。買いが先行している。
日銀が企業の1年後の消費者物価指数見通しが平均で前年比1.5%上昇だったと発表したが、今のところ相場への影響は限られている。
日経平均株価の予想レンジは、15200円−15500円想定。
日銀短観の大企企業製造業DIはプラス12で通過。
前回3月調査のプラス17から低下し、市場予想のプラス15も下回った。
しかし大企業・全産業の設備投資計画は前年度比7.4%増。
07年調査(7.7%増)以来7年ぶりの高水準となったことを好感。
6月の中国製造業PMIは51.0。
昨年12月以来、6カ月ぶりの高水準を記録し、これも通過。
先月2回も訂正されたISM製造業PMIは57.3で着地しNY株価も反発。
12月末の信用期日も通過。
経済指標も邪魔をしなかったからの株高との解釈で良いのだろう。
日経平均の25日移動平均線は15083円。
5%の上方乖離は15837円。
ようやく昨年末の16000円台がターゲットとして考えられるようになってきた。
まずは、6月23日高値15442円がターゲットになるだろう。
昨日のNYダウは129ドル高の16956ドルと反発し過去最高値を更新。
NASDAQは50ポイント高の4458ポイントと4日続伸。
S&P500は13ポイント高の1973ポイントと反発し過去最高値を更新。
ダウ輸送株指数は59ポイント高の8261ポイント。
ISM製造業PMIが57.3で着地。
2010年以来の水準だったことを好感。
3市場の売買高は約58億株。
CME円建ては大証比100円高の15410円。
ドル建ては大証比125ポイント高の15435ポイント。
非公式外資系動向は、1120万株売り/1100万株買い。
金額ベースは売り越し。
売りは通信・機械・化学・情報通信・薬品セクターなど。
買いはサービス・証券・銀行・ゴム・精密・保険・輸送用機器セクターなど。
売買交錯は電機・小売り・商社・食品セクターなど。
225先物は、UBS・アムロ・バークレイズ・ドイツ・大和・GS・メリルガ買い越し。
クレディ・日興・野村・SBI・松井・マネが売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・ドイツ・メリル・みずほ・クレディが買い越し。
GS・大和・JPモルガン・ソジェンが売り越し。
外資系等は、みらか(4544)、SUMCO(3436)、ミズミ(9962)、
村田(6981)、ヒューム(5262)、THK(6481)、
ダイフク(6383)に注目。
テクニカル的には、
東鉄工(1835)、大和ハウス(1925)、
明星工(1976)、テンプ(2181)、伊藤ハム(2284)、
米久(2290)、エスフーズ(2292)、NSSOL(2327)、
ディップ(2379)、ぐるなび(2440)、ファンコミ(2461)、
アスクル(1678)、アダストリア(2685)、わらべや(2918)、
三洋貿易(3176)、セブンアイ(3382)、クラレ(3405)、
SUMCO(3436)、Klab(3656)、テイカ(4027)、
トクヤマ(4043)、堺化学(4078)、JSR(4185)、
積水化(4204)、タキロン(4215)、ダイト(4577)、
リゾートト(4681)、楽天(4755)、ソフトブ(4779)、
Wニューズ(4825)、ノエビア(4928)、ニチアス(5383)、
太平洋金(5541)、東邦鉛(5707)、古河機(5715)、
大チタ(5726)、文化シャ(5930)、ペガサス(6262)、
ホソカワミク(6277)、ユニオンツ(6278)、ダイキン(6367)、
CKD(6407)、富士電(6504)、JVC(6632)、
テクノメ(6678)、NEC(6701)、OKI(6703)、
ミツミ(6767)、クラリオン(6796)、アルパイン(6816)、
アイコム(6820)、キーエンス(6875)、メガチ(6875)、
エンプラス(6961)、新明和(7224)、ティラド(7236)、
大同メ(7245)、安永(7271)、愛三(7283)、
カッパ(7421)、オーバル(7727)、サンワテク(8137)、
はせがわ(8230)、パルコ(8251)、平和堂(8276)、
東祥(8920)、丸全昭和(9068)、よみラン(9671)、
カナモト(9678)、スクエニ(9684)、アイネス(9742)、
バイテック(9957)、ベルク(9974)が動兆。
ホソカワミクロン(6277)・・・動兆
ホソカワミクロンに注目する。
同社は粉体関連装置大手。
プラスチック薄膜製造装置に期待感。
(679円)。
<1日の相場概況>
1日の日経平均株価は大幅に続伸。
終値は前日比164円10銭高い1万5326円20銭で、1週間ぶりの高値だった。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり1295/値下がり409。
新興市場では、SIMロック解除絡みで日本通信や、アジアでの売上高を数年で最大4割まで増やす方針と伝わったスクエニは4日続伸。ミクシィも買われた。
売買代金は2兆1031億円と2兆円を上回った。
発表された6月日銀短観は、大企業製造業の業況判断(DI)が+12と3月調査の+17から低下し、市場予想の+15も下回った。
寄り付き後の株価の動きから影響は限定的だった。
大企業・全産業の設備投資計画が前年度比7.4%増と07年調査(7.7%増)以来7年ぶりの高水準。
市場予想の6.0%増を上回った点をポジティブに評価する見方が広がった。
6月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.0となり、昨年12月(51.0)以来、6カ月ぶりの高水準を記録。
前月(50.8)に比べ0.2ポイント上昇で、本日の2大イベントを波乱なく通過した。
日経平均は25日線(15083円)をサポートラインに2兆円を超える商いで上昇しており、6月23日高値(15442円)を突破すれば上値追いの展開が期待される。
<カタリストコメント>
「ラース・トゥヴェーデ(2)」
★市場での売りと買いは常に等しい量だ。
したがって多数が買うときは、売り手は平均して買い手よりも大物・大きな
資金の運用者(大魚)となる。
90%の投資家が強気なら、平均的売り手は平均の買い手と比べ10倍も大きい。
強気筋が95%にもなると売り手は20倍もの大魚になる。
強気筋が大多数ということは、古典的な分散過程の終焉を意味し、
相場はまもなく反転することを示唆する。
★投資家たちはファンダメンタリストの予測に注目する。
しかし、ファンダメンタリストの予測に従った投資家は、なかなか市場に勝てない。
理由は、予測が正確であった例が滅多にないからだ。
ノーベル経済学賞受賞者のワシリー・レオンティエフが経済モデルについて
述べているように「経験科学の分野において、これほど大量にかつ洗練された統計手法を
用いながら、これほどどうでもいいような結果しかえられていない分野は他にない」
★テクニカル分析は市場の構造とパターンを研究する技法である。
実務家の大半は、金融資産の価格変動にしかるべきパターンが存在すると信じている。
しかしこれは興味深く、愉快なことながら、実務家の書いた著書や論文には、
彼らが示唆する研究法がなぜ有効であるのか、その理由を解明しようとしたものは、
ほとんど見当たらない。
大部分が適切な理論の裏づけを欠いたルールの羅列に過ぎない。
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7月の日経平均株価は過去24年間10勝14敗で9位
2日(水)水星順行開始、ポイントの日
3日(木)ECB理事会
11日(金)SQ
12日(土)満月
16日(水)ECB理事会、ベージュブック、
22日(火)ポイントの日
23日(水)土星順行開始、天王星逆行開始
29日〜30日米FOMC
31日(木)ポイントの日
<1日の相場展望>
本日の日経平均株価は、レンジ内での展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、15100円−15300円。
日銀が8時50分に発表した6月の企業短期経済観測調査(短観)で大企業製造業の業況判断指数(DI)はプラス12と市場予想の中央値(プラス15)を下回ったが、今のところ目立った反応はみられない。
先物へ断続的な買いが入ったことから、先物主導で上げ幅を広げる展開になっている。
総務省が30日にSIMロック解除を義務づける方針を正式に示したことで、スマホ関連株に短期資金が向かいそうだ。
その他では、ロボット関連産業銘柄、バイオに注目。
30日のNYダウ平均は前営業日比25.24ドル安の16826.60ドルで終了。
週末に雇用統計などの重要指標を控えていることから、全般的に様子見ムードとなった。
非公式外資系動向は、
売り460万株/買い670万株
差し引き210万株の買い越し。
金額ベースは買い越し。
米国系、欧州系共に買い越し。
売りは薬品、精密、化学、小売など
買いは金属、不動産、食品、銀行、建設など
売り買い交錯は電機、情報通信、サービス、機械など
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