
<29日の相場概況と来週の相場展望>
29日の日経平均株価は小幅に続落した。
終値は前日比35円27銭安の1万5424円59銭で、18日以来ほぼ2週間ぶりの安値だった。
前日のNY株安を嫌気した売りが先行。
週末前のうえ、月内最終売買日とあって株価指数先物を中心に持ち高調整の売りも出た。
日経平均の続落は7月31日〜8月6日に5日続落して以来。
8月の日経平均は196円18銭安で、月間での下落は4カ月ぶりとなった。
ウクライナ情勢の緊張が高まったことで前日の米主要株価指数がそろって下落。
後場、石破自民党幹事長発言「首相を全力で支える」が伝わったことなどがサポート要因となり、下げ幅を縮小。週末・月末を前にドレッシング買いも観測され、日経平均は徐々に下げ幅を縮めた。
東証1部の売買代金は概算で1兆8052億円と2兆円を15営業日連続で下回った。
売買高は20億5937万株。東証1部の値下がり銘柄数は949、値上がりは694、変わらずは175だった。
個別銘柄は、世界初となる紙容器の非常用マグネシウム空気電池を発売すると発表した古河電池が後場にストップ高まで上昇。ミクシィやコロプラ、KLABなどゲーム関連株はしっかり。
テング熱関連で前日買われたアース製薬は利益確定売りに押された。
東証2部株価指数は13日続伸した。5月22日〜6月9日の13日続伸以来の長期上昇記録。
来週は重要イベントを手掛かりに神経質な展開となりそうだ。
来週は国内外で重要イベントが目白押しであり、特に注目度が高いのは3日に予定される安倍首相の内閣改造が挙げられる。
法人実効税率の引き下げや消費税率10%への再増税など重要政策が実現するか否が見極められれば、これまで商いを控えていた市場参加者、特に海外投資家が動意付くきっかけとなるだろう。4日の日銀金融政策決定会合や黒田日銀総裁会見、5日の米8月雇用統計など週末にかけても目白押しで、内容を受けて一喜一憂する相場が想定される。
<兜町カタリスト>
「債券」
6日ぶりの15500円割れ。
東証1部の売買代金は1兆6316億円で14日連続の2兆円割れ。
今朝発表予定の全国消費者物価指数や完全失業率、鉱工業生産指数。
確かに重要な経済指標だが、これを「見極めよう」とした手控えとの解釈。
いつも経済指標が「手控え」や「閑散」の理由にされる。
しかしその経済指標でその後の株価が動意付くことも滅多にない。
洋の東西を問わずこの懲りない解釈から抜け出すことは不可能なのだろうか。
株価の趨勢を考える前に債券利回りの低下を考えておいた方が良いのかも知れない。
景気が良く、FRBによる利上げ懸念のある米国。
10年国債利回りは2.3%台まで低下した。
あるいは日本の10年国債利回りは0.485%まで低下した。
安全資産として買われているという解釈。
しかし、依然として債券指向の運用が継続しているなら、まだ相場は若すぎるということになる。
常識的には債券か株式かの2者選択の運用だが、それが同居している不可解さ。
ここが株式相場膠着の原因の一つでもある。
もっとも・・・。
アメリカにしても、日本にしても政府としては絶対に金利の上昇を望んでいない。
その意味では心地よい低金利でもあるのだろうが、日本の場合は時間が長過ぎる。
Oさんの言葉が結構身に染みる。
というか含蓄大。
「相場の世界にいますと、流れと言うものをよく見るし、
重視するようになります。
何事にも流れがあって、相場では悪い流れを断ち切るためには投げも有力な手。
タート点に戻る」。
「バブル時代も知っている先輩方はどーんと上を買うし、
デフレ時代しか知らない若手は押し目を待ってしまう。
でも、銘柄は逃げませんし、必ず押し目もありますし、
それぞれ自分のリズム、早さで乗っていけばいいかなと思います。
ただ、余り捻ることなく、「あー、なるほど」と分かりやすい銘柄で行くことですね。
いろいろな相場を体験する。
どんな相場もこんな相場も受け入れるしかないですし」。
スケジュールを見てみると・・・
1日(月)法人企業統計、米レイバーデイ休場、中国PMI
2日(火)マネタリーベース、米ISM製造業
3日(水)日銀金融政策決定会合(〜4日)、米製造業受注、ベージュブック、ユーロ圏GDP改定値、豪GDP
4日(木)黒田日銀総裁会見、ロッテ免税店日本初出店、米ADP雇用レポート 貿易収支、ISM非製造業、ECB理事会、NATO首脳会議にウクライナ大統領出席
5日(金)景気動向指数、米雇用統計、カナモト決算
過去24年9月の日経平均は9勝15敗で12位
3日ポイントの日
9日満月、ポイントの日
24日新月
25日ポイントの日
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ジオネクスト(3777)・・・動兆
ジオネクストに注目する。
同社は旧ターボリナックス。
OSやアプリの開発が主だったが、医療関連に進出。
同社子会社の遺伝子治療研究所が、東京大学および自治医科大学と共同で、
ALS(筋萎縮性側索硬化症)遺伝子治療の前臨床研究を実施の方向。業績は軟調。
<29日の相場展望>
29日の日経平均株価は小幅に続落して始まった。
日経平均株価の予想レンジは15350円−15450円。ロシア部隊がウクライナ東部のドネツクに侵入したことからウクライナ情勢が緊迫化しており、朝方はリスクオフの動きが強まるとみる。
週末要因から後場にかけてはポジション調整の売りで弱含む可能性もあり、日経平均はサポートラインとみられる25日線(15399円)が機能するかどうかに注目が集まる。
個別銘柄は、プレミアム稼足銘柄(21日号、14日号)をお勧めする。既に動いているが今からでも遅くない銘柄群。
経済産業省が29日午前8時50分に発表した7月鉱工業生産(速報)は、前月比0.2%増となった。
市場予想は同1.0%増、前月は同3.4%減。力強さに欠ける結果だが、株式相場への反応は限定的との声。
昨日のNYダウは42ドル安の17079ドルと4日ぶりの反落。
NASDAQは11ポイント安の4557ポイントと続落。
S&P500は3ポイント高の1996ポイント。
ダウ輸送株指数は22ポイント安の8405ポイント。
10年国債利回りは2.33%。
ドル円は103.74円。
第2四半期GDPは上方改定、新規失業保険申請件数は2週連続の減少、
7月中古住宅販売仮契約指数が予想を上回る上昇。
しかしウクライナ情勢懸念との解釈で下落
CME円建ては大証比65円安の15405円。
ドル建ては大証比50ポイント安の15420ポイント。
3市場の売買高は約41億株と低調。
非公式外資系動向は、700万株売り/900万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは陸運・金属・薬品・商社・石油セクターなど。
買いは小売り・機械・非鉄セクターなど。
売買交錯は電機・自動車・建設・情報通信セクターなど。
225先物は、ドイツ・メリル・GS・パリバ・HSBC・ソジェンが買い越し。
シティ・UBS・モルスタ・大和・アムロ・クレディが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・メリル・ドイツ・GS・野村・三菱が買い越し。
UBS・シティ・JP・ニューエッジが売り越し。
外資系等は、グンゼ(3002)、日新薬(4516)、アオイ(6832)、スター精密(7718)、アイネス(9472)、東ソー(4042)、竹内(6432)、トヨタ(7203)、ファンコミ(2461)、THK(6481)、サン電子(6736)、MMC(7211)、ホシザキ(6465)に注目。
テクニカル的には、堺化学(4078)、沢井薬(4555)、Jマテ(6055)、タダノ(6395)、東邦(8129)が動兆。
<信用取引規制関係>
■東証、イチケン株、イメージワン株、ストリーム株、エスクロAJ株の信用取引に臨時措置
委託保証金率を29日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
■東証、日エンター株の信用取引に臨時措置 委託保証金率を29日売買分から70%以上(うち現金40%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行50%(うち現金20%)から70%(同40%)とする。
■東証、制限値幅の拡大を解除 エルミック株を29日から。
■日証金、ソフトブレン株、ケーヨー株の注意喚起取り消し 貸借取引の貸株利用などで。28日付。
■日証金、ハイブリッド株、日エンター株、丸栄株の貸借取引申込停止措置を解除 29日約定分から。
あらためて貸株利用などに関する注意喚起。
■日証金、ロブテックス株、スリーエフ株の貸借取引申込停止措置を解除 29日約定分から。
■指定変更=〔東証マザーズ〕ネクステージは9月19日から1部
▽空売り比率=29.6%(東証、28日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
東部ネットワーク 8万株、6264万円
▼ストックオプション
日本社宅サービス 執行役員および従業員が対象。上限は7万5000株
▼立合外分売
ネクステージ 9月17〜18日に50万株
<本日のスケジュール>
■国内(29日)
7月失業率・有効求人倍率(8:30)
7月家計調査(8:30)
7月消費者物価指数(8:30)
7月商業販売統計(8:50)
7月鉱工業生産(8:50)
《決算発表》
H.I.S、ACCESS、ウチダエスコ、トリケミカル、大和コン、東和フード、くらコーポ、アイ・ケイ・ケイ、土屋HD
■海外(29日)
韓国7月鉱工業生産(8:00)
トルコ7月貿易収支(16:00)
タイ7月国際収支(16:30)
ユーロ圏8月消費者物価速報値、7月失業率(18:00)
南ア7月貿易収支(21:00)
ブラジル4-6月期GDP(21:00)
インド4-6月期GDP(21:00)
カナダ4-6月期GDP(21:30)
米7月個人所得・個人支出(21:30)
米8月シカゴ購買部協会景気指数(22:45)
米8月ミシガン大学消費者信頼感指数改定値(22:55)
休場:インド
<28日の相場概況>
28日の東京株式市場で日経平均株価は反落。
終値は前日比74円96銭安の1万5459円86銭だった。
新たな材料が少ないなか利益確定を目的とした売りが引き続き優勢だった。
円相場が1ドル=103円台後半と前日より円高水準で推移し、主力の輸出関連株などに売りが出た。
個別ではリニア中央新幹線関連や土砂災害関連の出遅れ株が上昇。
あす発表の7月の全国消費者物価指数や完全失業率、鉱工業生産指数速報など主要な経済指標の発表を前に、国内の景況感を見極めようと積極的な売買を手控える雰囲気もあったが、下値では押し目買いが入り、日経平均は大引けにかけてやや下げ渋った。
東証株価指数(TOPIX)は反落した。
東証1部の売買代金は1兆6316億円。14営業日連続2兆円を下回った。
売買高は20億3049万株。東証1部の値下がり銘柄数は957、値上がり銘柄数は717、変わらずは144だった。東証2部株価指数は12日続伸した。
<兜町カタリスト>
「ここにもクールジャパン」
熊(谷)や鹿(島)が出てきて建設人気。
江戸の時代から土建国家だったことの面目躍如。
あるいは蛇(の目)も出てきて新高値。
「太平洋、OKIに浮かんだ川の船。
福田に福井で福ばかり」。
なんて訳ではなかろうが、市場関係者からは「この銘柄がいい」の連呼が聞かれ始める。
それも、あまり知らないような隠れチック銘柄の方が淫靡な日々を伴って期待感。
ツインバード(6897)のさえずりなんてまさにそんなものだろう。
考えてみれば図研エルミック(4770)だってフマキラー(4998)だって東証2部。
南海辰村(1850)もラオックス(8202)も東証2部。
東証2部指数の11連騰の傍証のようなものかも知れない。
東証1部の売買代金は13日連続で2兆円割れ。
しかし新高値は12日連続で100銘柄超。
出来高の薄さを嘆きの壁にしているのは業界だけでドッテンバッタンは続いている。
裁定の買い残は1771億円増加して3兆66億円。
信用の評価損率はマイナス7.24%と改善。
松井証券経由の速報では売り方マイナス12.95%、買い方マイナス4,92%。
空売り比率も28.4%と30%割れ継続。
月末まであと2日の指数チックな楽しみは4ヶ月連続の月足陽線。
基準は15523円。
日経平均の25日移動平均線は15392円でプラス0.93%のかい離。
75日線は15129円でプラス2.68%のかい離。
200日線は15018円でプラス3.44%のかい離。
騰落レシオは106%で過熱感なし。
「勝手雲」は9月2日に白くねじれている。
取ってつけたような苦しいインタビューは「米2位の年金基金、日本株投資を拡大」。
運用規模で米2位のカリフォルニア州教職員退職年金(カルスターズ)。
日本への投資を拡大するという。
しかし、運用資産は19兆円。
GPIFと比べれば月とスッポンみたいなもの。
「日本の不動産投資を増やすために専門のファンドに1億ドルを投じた。
最大で2億ドルまで増やす方針だ」。
たしかに増やしてはいるが所詮100〜200億円の世界。
「アベノミクスが構造改革でも一定の効果を示し、今後も経済が着実に成長するという確信が
持てれば日本への投資を増やしたい」。
ファンドの最高投資責任者らしい言辞。
しかし確信が持てたときに出動するのを専門家というのだろうか。
とろい相場観に思えてならない。
昨日取材した京写(6837)の児嶋社長。
業績好調な様子の伺える内容だった。
↓
第1四半期。
国内では消費税増税による駆け込み需要のマイナス影響は想定内にとどまり回復基調。
海外では中国・アジア等の新興国において成長率は鈍化するものの緩やかな成長が維持。
売上について。
国内では駆け込み需要の反動からマイナス影響を懸念したが前期に引き続き堅調に推移。
海外でも自動車関連分野及び家電製品が好調。
第2四半期も同様の水準での受注が見込まれている。
営業利益率は3%から6.1%へ、経常利益率は4%から6%に上昇した。
成長ドライバーは、自動車関連分野とLED照明等の環境関連商品。
自動車は電装化の進展とテールライトを始めとした照明関連がLED化していることが背景。
省エネの観点からLED照明向けの売上も増加している。
中期経営計画では、環境対応戦略、ボリュームゾーン戦略、グローバル戦略、
収益力強化戦略、新規事業戦略の5つの戦略が基本。
2016年3月期に売上高200億円、営業利益率6%、ROE15%以上、
ROA6%以上を目指している。
因みに先週木曜の日刊ゲンダイのコラム「倍返し株」でこう指摘した。
↓
成熟セクターの成長企業の一角で拡大基調に陰りはない。
まさに「同社の電子回路が未来をカタチに」している印象。
大株主にクレディスイスやゴールドマンが名を連ねている。
PBR1倍水準は依然割安感。
株価は2012年12月のアベノミクススタート以来下値を切上げる展開が継続。
1月につけた年初来高値348円抜けから昨年5月高値415円奪還がターゲットだ。
しかも・・・。
自動車、家電などに使われている半導体基板。
伺えば、ウォッシュレットやお釜などにも使われているという。
製品の外からは見えないが、中身を探れば「クールジャパン」満載だった。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
カナモト(8678)・・・ここから
カナモトに注目する。
同社は建機レンタル最大手。
復興需要、インフラ需要の中核に位置しており業績は絶好調。
株価は年初来高値更新中で目標値としていた4800円はクリア。
次のターゲットは札幌証券取引所上場来高値の5000円台示現と考えたい。
決算発表は9月5日の予定。
<28日の相場展望>
28日の日経平均株価は反落でスタート。
日経平均株価の予想レンジは15400円−15550円。
日経平均は25日線(15392円)付近が下値メドとして意識されており、5日線(15558円)を上値メドに狭いレンジでのもみ合いに終始しそうだ。
昨日のNYダウは15ドル高の17122ドルと3日続伸。
NASDAQは1ポイント安の4569ポイントと5日ぶりの反落。
S&P500は0.10ポイント高の2000ポイント。
ダウ輸送株指数は6ポイント高の8428ポイント。
10年国債利回りは2.36%。
ドル円は103.87円。
レーバーデイの連休前の静けさといった解釈。
CME円建ては大証比40円安の15480円。
ドル建ては大証比35ポイント安の15484ポイント。
3市場の売買高は約40.5億株と更に低調。
非公式外資系動向は、1040万株売り/1190万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは陸運・化学・情報通信・精密・商社・不動産・証券セクターなど。
買いは小売・機械・自動車・紙パ・航業・海運セクターなど。
売買交錯は建設・銀行・電機・薬品セクターなど。
225先物は、ソジェン・大和・ニューエッジ・UBS・クレディ・JPが買い越し。
シティ・バークレイズ・ドイツ・GSが売り越し。
TOPIX先物は野村・UBS・シティが買い越し。
メリル・パリバ・ソジェン・アムロが売り越し。
外資系等は、生化学(4548)、アイシン(7259)、バンナム(7832)、ユニチャーム(8113)、建設技研(9621)、オムロン(6645)、参天(4536)、沖縄セ(9436)、キューピー(2809)、浜銀(8332)が注目。
テクニカル的には、建設セクター、日本基礎(1914)、リンク&モチ(2170)、丸大(2288)、ビックカメラ(3048)、川田テク(3443)、芦森工(3526)、戸田工(4100)、アミューズ(4301)、ソースネ(4344)、あすか(4514)、日本新薬(4516)、小野薬品(4528)、日ケミ(4539)、大塚(4578)、クレスコ(4674)、JCU(4975)、MORESCO(5018)、太平洋セ(5233)、デイシイ(5234)、日ヒューム(5262)、日コンク(5269)、品川リ(5351)、鋳鉄菅(5612)、古河機(5715)、古河電(5801)、駒井ハル(5915)、タクマ(6013)、日精樹脂(6293)、住友精密(6355)、日コンベ(6375)、蛇(6445)、イーグル(6486)、ルネサス(6723)、池上通(6771)、ローランドDG(6789)、東光(6801)、ティアック(6803)、新電元(6844)、電子材料(6855)、図研(6947)、佐世保(7007)、名村(7014)、新明和(7224)、KYB(7242)、今仙(7266)、MDM(7600)、愛知時(7723)、グローブラ(7990)、内田洋行(8093)、立花エレ(8159)、マルエツ(8178)、川船(9107)、CEC(9692)、空港ビル(9706)、丹青社(9743)、トラスコ(9830)、ニトリ(9843)が動兆。
<本日のスケジュール>
■国内(28日)
2年国債入札
《決算発表》
パーク24、菱洋エレク
《株主総会》
カネコ種、エムビーエス、タマホーム、イージェイHD、パソナ、GOYO、シンワアート、PCNET、プロパスト、東武住販、住江織、JMNC、ケイブ、ダイト、TONE、ERIHD、タケダ機、前沢工、中北製、シグマ光機、三益半、リベレステ、オオバ
■海外(28日)
韓国7月国際収支(8:00)
フィリピン4-6月期GDP(11:00)
独8月失業率(17:00)
独8月消費者物価速報値(21:00)
米4-6月期GDP改定値(21:30)
米7月中古住宅販売仮契約(23:00)
米7年国債入札
《決算発表》
ペトロチャイナ(香港)、シノペック(香港)、アバークロンビーアンドフィッチ、ダラー・ゼネラル
<信用取引規制関係>
◆東証、放電精密株、TOREX株、VR法人投資証券を日々公表銘柄に指定 28日から。
◆東証、インターアク株の信用取引に臨時措置
委託保証金率を28日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
◆東証、制限値幅を拡大 エルミック株を上限のみ300円に拡大。28日に実施。
◆東証、レッド株、アストマクス株の日々公表銘柄指定を解除 27日付。
▽指定変更=〔東証2部〕DVxは9月3日から1部
▽空売り比率=28.4%(東証、27日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
ラックランド 7万株、7595万円
ゲオホールディングス 340万株、30億円
▼立合外分売
ハリマ共和物産 28日に1192円で8万3000株
<27日の相場概況>
27日の日経平均株価は小幅に反発。
終値は前日比13円60銭高の1万5534円82銭だった。
海外の株式相場が総じて上昇基調を強めたことで投資家心理が改善。
日本株にも買いが及び、相場を下支えした。
もっとも、主力株の商いは低調なまま。
日経平均は5日線(15558円)を終値ベースで上回ることは出来なかったが、心理的な節目である15500円や前日終値(15521円)割れを回避した。
東証株価指数(TOPIX)は反発し、前日比0.91ポイント高の1285.92で取引を終えた。
東証1部の売買代金は1兆6235億円と2兆円を13日続けて下回った。
売買高は20億5155万株で、東証1部の値上がり銘柄数は946、値下がり銘柄数は697、変わらずは170だった。
週末に発表される7月失業率・有効求人倍率や消費者物価指数を見極めようとして、明日も相場が大きく動く可能性は低いだろう。
材料株は前日に続いてリニア関連株物色が建設株以外にも広がっているほか、ソディックのストップ高などで東証2部は連日で年初来高値を更新しており、中小型株優位の相場が続きそうだ。
<アフターランチ>
「ローカル」
来週の内閣改造。
石破幹事長の処遇がにわかに課題となってきた。
それはそれとして、その後に控えているのが「地方創生」。
「まち・ひと・しごと創生本部」が発足するという。
「地方を活性化しなければ日本は衰退する」という言葉は強い。
テーマは・・・。
(1)地方の雇用基盤の強化
(2)地方居住の促進
(3)働き方改革
(4)女性の躍進促進など。
選挙を睨んだ大盤振る舞いと見るか、真剣に指向しているのかは不明だが市場テーマにはなる。
株式市場では「ローカル・アベノミクス」と言われているらしい。
「わが街事典」を発行しているサイネックス(2376)。
村田吉優社長にラジオNIKKEIに出演していただいたのが昨年10月24日。
580円だった株価は今年7月以降急騰し20日には1622円まで上昇した。
テーマとしてマーケットは受け止めているということの証拠でもあろう。
東証1部2部などの区別を「ローカル部」と「グローバル部」に変えるという意見もある。
一方、海外の投資家からの地銀についてのヒアリングも増加してきているという。
再編期待感というのもあろう。
興味深いデータがある。
メガバンクと預金量10兆円以上の上位地銀4行をグローバル。
それ以外の上場銀行をローカルと区分けした時価総額の推移の調査結果。
6月24日を100とすると、グローバルが95.3、ローカルが101.1。
明らかに地方が勝っている。
昨日の名古屋遠征。
名古屋証券取引所主催のサマーセミナーのあとに行ったのが名古屋銀行(8522)。
当然ながら愛知県地盤の地銀。
預金に占める愛知県の割合97.2%、貸し出しに占める愛知県の割合が88.8%。
愛知県に特化している。
昭和24年に設立され、昭和34年の伊勢湾台風の被害のときに異動バスで支店営業。
この顧客重視の姿勢が評価され拡大してきた。
国内110店舗のうち愛知県内に102店舗。
うち9店舗は平日夜間、休日も稼動しているという。
そして貸出金の個人中小企業比率は84.1%。
海外にも支店があるが、これは地元企業の海外進出に伴って開設。
まさに地域社会を支えているという印象。
女性行員の役席比率は20.1%と進んでいるし、女性行員の副食支援制度も充実している。
宇宙航空機産業や自動車産業などのハイテクと全国6位の農産物産出額の愛知県。
リニアが向かい、次世代エネルギー・モビリティ特区がある愛知県。
その地元に根ざした全員営業体制。
M&A仲介は増加傾向。
異常取引検知システムでの先駆的動き、「あいち・じもと農林漁業成長応援ファンド」の設立。
成熟したかと思われる地銀セクターの中での成長的動きに驚かされた。
<兜町カタリスト>
「自家中毒」
昨日の東証1部の売買代金は1兆5319億円。
12営業日連続で2兆円を下回っている。
米国3市場の売買高も40億株程度。
半年前は60億株程度だったので、こちらも低調。
しかし、S&P500は過去最高値を更新し、NYダウザラバ高値を更新した。
売買エネルギーが増加するのは、大抵「夢見心地」の最終局面。
逆ウォッチ曲線を持ち出してみると・・・。
(1)株価はまだ低位にあるが、出来高が増加しはじめる。陽転の兆しと見て買い場を探る。
(2)出来高が増えて、株価も上昇している。買い信号と見て、買い行動に入る。
(3)株価はなおも上昇するが、出来高は変わらない。押し目があれば買う。
(4)株価上昇の勢いが鈍り、出来高も減少し始める。
この時期では買いは見送り、吹き値があれば売り抜ける。
(5)株価の上昇が止まり、出来高は減少し続ける。陰転の兆しと見て売り場を探る。
(6)なおも出来高が減少し、株価も下降し始める。売り信号と見て、売り行動に入る。
(8)出来高が低調で、株価も下げている。戻り場面があればすかさず売る。
(9)株価は下げ続けるが、出来高に回復の兆しが見える。
売りを手控え、下げ過ぎがあれば買う。
常識的に今回該当する局面=株価は高どまり、出来高減少=要注意なのだろう。
ただ、どうもこの解釈では通用しない気がする。
「従来の定説の上を行く相場」になるような気がしてならない。
加えれば・・・。
日経ジャスダック平均は小幅ながら10日ぶりに反落。
東証マザーズ指数も4日ぶりに反落。
しかし東証2部株価指数は小幅ながら10日続伸で約7年ぶりの高値水準。
意味不明や訳のわからない海外要因の影響を受けない銘柄が多いというのも理由かも知れない。
東証1部の新高値銘柄数は月曜が109銘柄、昨日は111銘柄。
これで7日連続で100を超え6月30日〜7月8日の7日連続に並んだ。
正しいかどうかは別にして経験則は「中小型から大型株に株高の流れは波及する」。
少なくとも熱狂的相場などからはほど遠く、静かな堅調の連続。
慌てず騒がない展開はむしろ喜ぶべきなのかも知れない。
市場での話題は9月限のオプション15375円プットの売りの存続。
メジャーSQがむしろ楽しみという印象だが・・・。
25日のFTタイムズ電子版。
題名は「アベノミクス・的外れ」。
昨年に比べ今年は華々しい成果がないというのが趣旨。
「世界のリーダーがゴルフに興じているのは良い兆候ではない」と八つ当たりの感。
ただ、今後の手腕が試される事柄も紹介されている。
9月→内閣改造と北朝鮮訪問の可能性
10月→福島・沖縄県知事選
11月→APEC首脳会議で習主席との会談の可能性
12月→消費税引き上げの決断
全部上手にこなせれば長期政権への一里塚とみているのだろう。
ただ、この国の市場関係者のバックミラー評論に比べればフロントガラス指向に思える。
本来、株式市場と言うのは未来を取り扱っているもの。
しかし、多くの市場関係者のコメントは過去8割、今1割、明日1割程度。
滔々とデータの解釈に時間を使ったりはするが、明日については黙して語らず。
これは経済学者にも言えるのかも知れないが・・・。
だいたい・・・。
企業は裁定取引動向や信用残の推移、あるいはチャートの形などを意識して動いてはいない。
自らの飽くなき利益追求と資本効率の高さを求めている。
最終的には、株主と社員、取引先の幸福な未来を目指して活動しているもの。
一方でそれを取り巻く市場関係者。
企業には中期経営計画などを求め、それに対して「目標が低い」だの何だのと難癖をつける人種。
しかし、市場の中期計画など聞いたことはないという奇妙さ。
そもそも、今期の業績見通しを発表しない証券会社があること事態が不可解でもある。
例えばそのコメントは「当社は各国の資本市場において多角的に投資・金融サービス業を展開しており、
また当該市場には経済情勢、相場環境等に起因するさまざまな不確実性が存在しております。
このため当社は、業績予想の記載は行っておりません。
なお、同じ理由により配当予想の記載も行っておりません」。
発行体がこういう記載を行ったときにこの証券会社のアナリストはどう解釈するのだろうか。
ある意味自家中毒の世界に見える。
不思議なことは多いがそれでも市場は進んでいくから、これも凄い。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ラクオリア製薬(4579)・・・動兆
ラクオリア製薬に注目する。
同社は疼痛・消化器系疾患などの創薬が中核。
日本で特許査定を受けた5ーHT2B拮抗薬の他の国での特許権の成立に注力。
業績的には2016年以降のロイヤリティ収入が増加見通し。
京大CiRA、iPSアカデミアと共同研究では同社の化合物ライブラリで
iPS細胞への分化・増殖を誘導する低分子化合物を探索。
効率的な作成技術の開発を目指している。
<27日の相場展望>
27日の寄付きの日経平均株価は反発スタート。
日経平均株価の予想レンジは15450円−15600円。
前日の欧米株式相場が軒並み上昇した流れを受けて投資家心理が改善し、日本株にも買いが及んだ。
日経平均が前週まで大きく上昇したことで、目先の利益を確定する動きが相場の重荷となっているほか、一段の日本株高を促す新たな手掛かりに欠いており、積極的な買いは手控えられ日経平均は膠着感の強い展開か、値動きの軽い中小型株での値幅取りが継続する。
マーケット関係者の大半は出来高、売買代金がこの水準では上値追いは難しいだろうと語る。
確かに出来高、売買代金は大切であるが、上がる時は上がるし下がる時は下がる。
日本企業の業績を見ても差ほど悪いとは感じない。上方修正、好業績銘柄狙い。
昨日のNYダウは29ドル高の17106ドルと2日続伸。
一時17153ドルと過去最高値を更新。
NASDAQは13ポイント高の4570ポイントと4日続伸。
S&P500は2ポイント高の2000ポイントと終値ベースの最高値更新。
ダウ輸送株指数は32ポイント安の8421ポイント。
07年10月以来の水準まで回復したCB消費者信頼感指数を好感との解釈。
ボーイングの受注の影響で耐久財受注も22.6%増で着地。
10年国債利回りは2.398%。
ドル円は104.05円。
CME円建ては大証比15ポイント高の15545円。
ドル建ては大証比15ポイント高の15545ポイント。
3市場の売買高は約42億株と依然低調。
非公式外資系動向は、1180万株売り/930万株買い。
金額ベースは売り越し。
売りは化学・薬品・陸運セクターなど。
買いはガラス・機械・建設・保険セクターなど。
売買交錯は電機・小売り・情報通信・鉄鋼・自動車セクターなど。
225先物は、野村・JP・UBS・ニューエッジ・ドイツ・みずほが買い越し。
GS・三菱・大和・クレディ・ソジェンが売り越し。
TOPIX先物は野村・UBS・シティ・メリル・クレディが買い越し。
みずほ・モルスタ・三菱・バークレイズ・ドイツが売り越し。
外資系等は、大塚(4578)、朝日ネット(3834)、太陽日酸(4091)、
シークス(6713)、ライト工(1926)、不動テ(1813)、
日光電(6849)、フェローテック(6890)、ナガワ(9663)に注目。
テクニカル的には、安藤(1719)、長谷工(1808)、鹿島(1812)、不動テ(1813)、鉄建(1815)、西松(1820)、戸田(1860)、熊谷組(1861)、若築(1888)、ライト(1926)、日特建(1929)、東京エネ(1945)、エスクリ(2196)、ツカダ(2418)、アウトソ(2427)、JBR(2453)、WDB(2475)、サーラ(2734)、
あい(3076)、TOKAI(3167)、三洋貿易(3176)、帝国繊維(3302)、トリドール(3397)、enish(3667)、特殊東海(3708)、三菱紙(3864)、関東電(4047)、戸田工(4100)、大倉工(4221)、プレステージ(4290)、サイバネット(4312)、あすか(4514)、日ケミ(4539)、ラウンドワン(4680)、CAC(4725)、アイティ(4743)、富士石(5017)、太平洋セ(5233)、日ヒューム(5262)、日コン(5269)、日本金(5491)、鋳鉄菅(5612)、パイオラ(5988)、蛇の目(6445)、東光高岳(6617)、東光(6801)、富士機工(7269)、今仙(7266)、オーハシ(7629)、松風(7979)、内田洋(8057)、マルエツ(8178)、CEC(9692)、応用地質(9755)、NSD(9759)、福井コン(9790)が動兆。
<信用取引規制関係>
◆東証、エンカレッジ株の日々公表銘柄指定を解除 26日付。
◆東証、ミクシィ株の信用取引に関する臨時措置を解除 27日売買分から。
日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
◆東証、オルアバウト株、PSS株を日々公表銘柄に指定 27日から。
◆東証、制限値幅を拡大 大泉製株を上限のみ200円に拡大。27日に実施。
◆東証、モルフォ株、メディアGL株の信用取引に関する臨時措置
委託保証金率を27日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
▽権利落ち(新株予約権無償割当)=〔ジャスダック〕シーマは29日
▽空売り比率=28.4%(東証、26日)
【26日の相場表変更】
▽新規上場=上場投資信託〔東〕上場インデックスファンド日経レバレッジ指数(日経2倍)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
桜護謨 5万株、1965万円
岡野バルブ製造 33万株、1億1715万円
アイスタイル 75万株、5億円
<本日のスケジュール>
■国内(27日)
《決算発表》
ラクーン、INV
《株主総会》
ドーン、岡山製紙、キャリアバンク、三協立山、東洋電、オータケ、インタアクション、三光合成、ドミー
■海外(27日)
仏8月製造業信頼感指数(15:45)
トルコ中銀金融政策決定会合
米5年国債入札
《決算発表》
ティファニー
<26日の相場概況>
26日の東京株式市場で日経平均株価は反落。
終値は前日比92円03銭安の1万5521円22銭だった。前週まで上昇が続いた反動で利益確定売りが優勢だった。
前日のNY株は上昇したが、好感する買いは目立たなかった。日経平均は前週21日まで9営業日続伸しており、短期的な過熱感から売りが優勢だった。チャート上で株価は5日移動平均(1万5544円)をやや下回る水準で下げ止まり、市場では底堅さを指摘する声もあった。
東証株価指数(TOPIX)は6.30ポイント低い1285.01と反落した。
東証1部の売買代金は概算で1兆5319億円と、12営業日連続で2兆円を下回った。売買高は18億2362万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1102、値上がり銘柄数は577、変わらずは139だった。
新興市場ではミクシィやUBIC、PSSなどに買いが集まった。
日エンターやKLabなどこのところ値動きの良かった銘柄に売りが膨らんだ。
日経平均は一段とこう着感を強め、後場の値幅は上下25円程度の狭いレンジでもみ合った。安倍晋三首相は26日午前、9月3日に内閣改造を行う考えを表明。これに伴う政策期待が出てくるまでは積極的な商いを手掛けにくいとの見方が広がったもよう。
日経ジャスダック平均は小幅ながら10日ぶりに反落。東証マザーズ指数も4日ぶりに反落となったが、東証2部株価指数は小幅ながら10日続伸した。
<アフターランチ>
「都合よく」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
週末は熊本に泊まり、昨日は川越。
今日は名古屋へ行き、明日は京都の会社の取材。
肥後から武蔵、そして尾張から山城。
江戸時代ではとても考えられないことです。
2時間あれば国内はほぼ移動が可能な時代。
交通手段の発達が日本地図を縮小し、そして地球儀までをも小さくしてくれました。
それでも、飽くなき追及は続き、リニアモーターカーだけでなく、
新幹線も時速400キロへの挑戦。
羽田近辺の空を眺めればあちこち飛行機の渋滞ばかり。
そして宇宙への憧れは現実のものとなりつつあります。
こちらは便利な話。
一方で株式市場も同様にスピードを競う時代。
必要性は別にして、トレーディングスピードが速いからと言うのが利点なのかどうか
というのは結構微妙な部分ではあります。
NISAで掲げられた5年という時間軸とHFTなどの瞬く間のトレーディングの時間軸。
どれが求められているのかは、結構微妙なところ。
回転速度を増すだけのトレーディングに意味があるのかどうかというのも
それこそ微妙なところ。
伝説のファンドマネージャー・ピーターリンチ氏の名言は
「株価の今日や明日、来週の動きは単なる気紛でしかない」。
その「気紛れ」を重視するのが良いのでしょうか。
あるいは「株価に投資するのではない。会社に投資するのだ」という立場に立てば
指の運動チックなスピードに賭けることなど、ほとんど意味をなさないでしょう。
「株の10年、20年という長期的なトレンドはかなり予想がつくが、
2〜3年後となると、コインをぽんと投げて面の表裏を当てるようなものだ」。
この時間軸の違いとチグハグさの同居。
同じ市場で同じ画面を目にしていても参加者の思惑は百人百様。
そこが株式市場の多様性などともっともらしく言えないこともないのでしょうが、
どうも腑に落ちません。
あるいは取引時間を延長して、それで売買高が高まるのかどうか。
日中の商いが、夜間にずれ込むことで、結局商いが増えないとしたら、
壮大な時間の無駄になるのかも知れません。
もっとも、取引機会の拡大という錦の御旗に従えば、
それはそれで利便性の向上という美辞になってくるのでしょう。
同じくピーターリンチ氏の言葉。「よく負ける人は、
負けそうになっても奇跡に期待したり、スリルを楽しんで勝負を降りないタイプだ。
ポーカーでもウォール街でも、奇跡は、負ける人が負け続けるよりも起きないものだ」。
日本の高度成長には「わかっちゃいるけどやめられない」という言葉も流行語でしたが・・・。
株式市場というのは、奇妙な場所で、その時々に支配的な通説が後になってみると
正論ではなかったといのがしばしば散見されるもの。
でもその反省もなく、また通説の跳梁跋扈の繰り返し。
「円安株高論」が本当に正しいのなら、104円台まで進んだ円安局面で
どうして日経平均が15500円水準なのでしょうか。
単なる時間差というには、少し疑問が残るところです。
逆に言うと売買エネルギーが高まらなければ高値を取りに行くのは難しいという割には
SP500指数は薄商いでの2000ポイントを更新し過去最高値。
商いが盛り上がらなくでも、新値は取れるもの。
だったた、東京だって盛り上がりや過熱感のない高値更新というシナリオも
アリなのかも知れません。下値には買い物が張っているので下落時には売買エネルギーが増加。先高観から上値になると売る向きが減り株価上昇時は売買エネルギー低下。
都合の良い解釈かもしれませんが・・・。
8月陽線基準は15523円(8月1日終値)。
週末にここをクリアしていれば4ヵ月連続での月足陽線。
実りの秋と恐怖の秋の同居であれば「空恐ろしさから豊かさへ」。
考えれみれば・・・。
今年の日経元旦朝刊の見出しそのままの展開となってきているような気がします。
(櫻井)
<兜町カタリスト>
「大胆」
「冷静慎重なようで、実は大胆なのが日本の投資家ではないか」という指摘。
金融取引の現場からの声である。
何かと言うと・・・。
世間を騒がせている「振り込め詐欺」の昨年の金額は約258億円。
一方で未公開株詐欺に代表されるような金融商品取引詐欺は約178億円。
証券会社の正規の勧誘等に対しては「証券会社なんか信用しない」なんて声は多い。
あるいは「そんな低い利回りでは魅力がない」という声も聞かれる。
しかし、非正規の非常に高いリターン想定の商品に対してのガードの甘さ。
どうも慎重さを良く深さが同居しているのがこの国の投資風土であるように思える。
少し考えれば「怪しい」とか「危ない」と思えるのに、そうはならない心理。
「元本保証のハイリターン商品などが本当にあれば世間には出回らない」。
そしてそんな商品は人気の高いIPOが当たらない以上に自分のところには来ないもの。
でも、容易く「来た」と思う心理。
ないようであるものである。
金銭とか投資というものに対してほとんど他人に相談することがないという背景があろう。
そして多額のお金を持っているのが高齢者ということもあろう。
それでも、未公開株詐欺などは横行するのは、たぶんこの「大胆心理」の影響があるのだろう。
因みに、投信の世界を見てみると・・・。
国内公募投信のうちの「追加型」の純資産は7月末で58兆円。
07年12月の61兆以来6年7ヶ月ぶりの水準まで戻してきた。
1年前にグロソブしかなかった純資産1兆円越えの投信は今5本に増加。
1位はフィディリティの「フィディリティ。USハイイールド」で1兆3375億円。
2位が新光の「新光US−REITオープン」で1兆3118億円。
3位が野村の「野村ドイチエ・高配当インフラ関連株米ドル」で1兆1472億円。
4位が国際の「グロソブ」で1兆781億円。
5位が日興の「ラサール・グローバルREIT」で1兆158億円。
野村の「高配当」は1年前が600億円だったから純資産は20倍に増加。
毎月の分配金250円で基準価格13000円。
蛸足ではないところが人気の理由だろうか。
30日以降の申し込み一時停止も発表されたという。
グロソブに変わってハイイールドやREITが人気化。
高利回りを追う姿勢はここにもある。
ということは・・・。
結局、投資心理の欲深さは変わらないということ。
一度火が付くと、雪崩を打ってお金が流れ込むということ。
既に投信では少しその動きが出始めている。
ということは、株式やその他商品もいずれはこのながれに巻き込まれるかも知れない。
逆に金融詐欺は減って欲しいものだが・・・。
先日ネットで見つけたコメント。
アナリストに関するものだが、正鵠を射ている。
「三流である可能性が高いアナリストが使う言葉」。
↓
☆「押し目買いの好機」
買い推奨していた銘柄が暴落したときに使われる言葉。
株価の下落を予想できなかったことを見事に棚に上げ、平然と「今が好機」と推奨。
他人のお金でなければ決して出来ない。
☆「悪材料出尽くし」
なぜ悪材料が出たのかと言う根本的な問題は無視。
今回ほど悪いことはもうないので「来期は増益→買い」という推奨。
更に業績が悪化しても彼らには関係ない。
その頃には他の銘柄で同じようなことをいえば良いだけ。
☆「ペアトレードを推奨」
わずかな業績の差に着目して、セクター内でのロング&ショートを推奨。
完全にナルシスト・アナリストの行為。
☆「決算後に見極めたい」
結論を保留し後出しジャンケンを決め込んだときの文言。
株価が当たらない以前に、業績予想まで投げ出すという仕事放棄の状態。
場当たり的なネタがなくなった時に出てくる言葉。
☆「業績予想を引上げるが、目標株価は引き下げる」
コメディの世界。
「私は正しいが、市場環境が悪かった」という居直り。
中長期的に業績が良くなるのであれば強気の買いコールをするべき。
本当に市場環境のせいだけで株価が下落したなら更に強気の買いコールだろう。
ロジックが破綻している。
<26日の相場展望>
26日の日経平均株価は小動きでスタート。
日経平均株価の予想レンジは15450円−15700円。
NYではS&P500は過去最高値を更新し、一時2000ポイントに乗せる場面もあったが、為替市場で円安基調が一服しており、外部環境は強弱入り混じる状況となっている。
日経平均は5日線(15528円)がサポートラインとして機能するかに注目。
東証1部の売買代金は11日連続で2兆円を下回る低水準で、主要な投資家が様子見姿勢であることを示している。
中小型株物色で個別銘柄勝負。経産省がロボットの普及や開発の支援を強化すると各紙で報じられており、サイバーダインや菊池製作所などどのロボット関連。特に注目は、プレミアムコンテンツ稼足銘柄8月21号、14号は見逃せない。日経平均は膠着もテーマ物色は活発化している。
賑わいをみせている銘柄が沢山あり一度乗り遅れると手の出しづらい値段にまで駆け上がっている。
本日は、国内で8月月例経済報告が発表される。海外では7月米耐久財受注(商務省)、8月米消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、6月米住宅価格指数(連邦住宅金融局)が発表される。
昨日のNYダウは反発、企業の買収や緩和的な金融政策への期待から買いが優勢となった。7月24日以来約1カ月ぶりの高値で終えた。S&P500種株価指数が取引時間中に始めて2000の大台を超え、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は約14年5カ月ぶりの高値を付けた。
主要外国証券経由の注文動向は、5社ベースで、売り560万株、買い770万株で、差し引き210万株の買い越し。
買い越しは4営業日ぶり。金額(5社ベース)も買い越し。
売りセクターに、化学、機械、繊維、電機、卸売、通信、情報通信、薬品、商社など。
買いセクターに、保険、不動産、自動車、サービス、小売、その他金融、機械、建設、石油など。
<信用取引規制関係>
■東証、メガネスーパ株の日々公表銘柄指定を解除 25日付。
■東証、イチケン株、イメージワン株、エスクロAJ株を日々公表銘柄に指定 26日から。
■東証、日本M&A株、野村マスター投資口を貸借銘柄に選定
9月1日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
■日証金、スリーエフ株の貸借取引で申込停止措置
制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。
弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きは除く。26日約定分から。
■日証金、21LADY株の貸借担保金代用有価証券適格銘柄の選定取り消し 9月1日付。
■日証金、中広株、日本商業開発株、丸順株、CKサンエツ株、名機製株、中日鋳株、尾張精株、
御園座株を貸借担保金代用有価証券適格銘柄に追加 9月4日から。
■指定変更=〔東証2部〕日本管理Cは9月1日から1部
▽空売り比率=26.2%(東証、25日)
【25日の相場表変更】
▽上場廃止=〔ジャスダック・整理〕ミネルヴァH
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
ノザワ 52万株、2億904万円
鳥羽洋行 45万株、8億775万円
ツノダ 3万株、1080万円
サムティ 160万株、10億6880万円
▼立合外分売
共和電業 26日に477円で30万株
<本日のスケジュール>
■国内(28日)
8月の月例報告
7月企業向けサービス価格指数(8:50)
40年国債入札
《決算発表》
スリープロ
《株主総会》
サカタのタネ、アウンコンサル、ファーマライズ、山下医、モバクリ、サイバーS、ニイタカ、小津産業、ウッドフレンス、毎コムネット、インテリックス
《株式分割》※権利取最終日
バリューHR、コシダカHD、トレファク、ダイエー、クリレスHD、ウエルシアHD、ウィルG、OCHI・HD、日商開発、Gフット
■海外(28日)
シンガポール7月鉱工業生産(14:00)
南ア4-6月期GDP(18:30)
ハンガリー中銀政策金利発表
米7月耐久財受注(21:30)
米6月FHFA住宅価格指数(22:00)
米6月S&Pケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米8月リッチモンド連銀製造業指数(23:00)
米8月CB消費者信頼感指数(23:00)
米2年国債入札
<25日の相場概況>
25日の日経平均株価は反発。
終値は前週末比74円06銭高い1万5613円25銭だった。
前週末22日にイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で、金融政策の方向性について踏み込んだ発言をしなかったことも「波乱材料なし」として相場を支えた。
ただ、買い材料に乏しく、売買代金が低迷して積極的に買い進める動きは出なかった。
前週後半までに日経平均が9日続伸したため、短期的な過熱感が意識されたことも投資家の様子見ムードを誘った。
中小型株が好調だったことが、きょうの相場の大きな特徴だった。
個別で買いが入ったところでは、カーナビ世界最大手の米ガーミンと自動車メーカー向け純正品を共同開発すると報じられたJVCKWが人気化
東証2部上場のソディック(6143)が全体相場の売買代金2位となった。新金属3Dプリンターの開発を機に7月下旬にかけて動意付き、8月18日には世界最薄級の導光板成形機を開発したとの報道で再び人気化。
東証2部指数は終値で4031.77を付けて年初来高値を更新し、この日の高値で取引を終えた。終値ベースで2007年8月7日以来、約7年ぶりの高値となる。売買代金も前週末から85%増と大幅に増え、735億円となった。700億円台を回復するのは、06年2月14日以来、約8年半ぶりとなる。
東証規模別株価の「小型」も上昇し、年初来高値を更新した。
市場では「相場全体の方向感に欠ける中で、材料株や業績が好調な銘柄などへの個別物色が広がった」との声があった。
東証1部の売買代金は概算で1兆4103億円と2兆円を11日連続で下回った。売買高は15億6383万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1162、値下がり銘柄数は499、変わらずは157だった。
東証株価指数(TOPIX)も反発し、前週末比5.24ポイント高の1291.31だった。
<アフターランチ>
月曜日経では「消費増税、予定とおりに、3割」の見出し。
賛成30%、反対63%だから圧倒的に反対意見ばかり。
にも関わらず、民間エコノミストが「環境は整った」との見解ばかりという。
4月の増税の影響は年度ベースでなく暦年ベースでは「ならされる」との説。
「13年〜14年に成長率が大きく下がるわけではない。
消費税を再び上げられる環境にある」という言葉も聞こえてくる。
どこを見たら「再び上げられる」のだろうか。
エコノミストというんは不思議な存在でもある。
「増税を見送るほどの悪材料はない」とも。
だったらなぜ東京市場は世界株式市場の中でのパフォーマンスが劣後しているのだろうか。
この視点に立てば、建前論は別にして、消費税を再度増税する必然性など見かけられない。
興味深いのは「日はまた沈む」や「日はまた昇る」の著者ビル・エモット氏。
英エコノミスト誌の元編集長である。
日経のインタビューでは「この先、賃金や収入がふるわないまま消費者物価が
上昇する事態になれば支持率はさらに低下するのではないか」。
そのとおりだと思う。
そして「首相は消費税の10%への引き上げを1年程度先送りする可能性がある」。
まさに「御用は消費者物価2%と消費税10%」。
御用の誤用では、株価も五洋に羽ばたくことは難しくなる。
エコノミストの至上命題もこの「御用擁護」だとしたら、つまらなさ過ぎようか。
スケジュール的近視眼に犯された相場観では惑乱させられることが多い。
昨日の解釈と今日の解釈が全く違うこともままある。
しかし騒音に惑わされることなく眺めれば、アメリカの金利はどうせ上がる。
日本の経済対策は、必ず実行される。
そして世界的金余り。
「『或いは』『もしも』だなんてあなたは嫌ったけど
時を遡る切符があれば欲しくなる時がある
あそこの別れ道で選びなおせるならって」。
さだまさし氏の「主人公」の一節だが・・・。
残念ながら約25年は失われてしまった。
しかし、この先は失われていない筈。
<兜町カタリスト>
「御用」
「米利上げ、雇用見極め」という表現がジャクソンホールでのイエレン議長。
結局「市場に現地与えず」で、曖昧模糊さは変わらず。
ということは、イエレン氏の成長と見るべきなのだろう。
「見極めたい」という機関投資家の陳腐な姿勢を嘲笑するかのようにも映る。
もっとも・・・。
ドル円は一時104円台まで推移。
約7ヶ月ぶりの水準となったが、株価は反応薄。
為替と株価のリンクは、少し趣を異にし始めている。
このところ散見されるのは、旧来の定説が覆されること。
株価の上昇のためには売買エネルギーの増加が必要とされたが、今は逆。
株価が下がると売買エネルギーが高まる。
円安株高論は長い間支配的だったが、これも必ずしもそうではなくなった。
為替と株価のツーショット商いが減ったということだろう。
いつまでも、過去の陋習に囚われていると、市場が見えなくなるに違いない。
その意味では「新参」の参加者にも、ハンディが少ない相場なのかも知れない。
日経平均の10日続伸が出来なかった裏側で東証2部指数は8日続伸で年初来高値を更新。
基本は「値動きの軽さ」。
1部でも2部でもあるいは新興でもホットスポットでの要求はまさにコレ。
ボラティリティを欲しがる一部の投資家が寸暇を惜しんで、そしてスピードを競う格好。
そんなときは、「焦ってみたって同じこと」とジックリ構え得ることも必要だろう。
「相場は明日もある」し「相場は逃げない」。
「いつでもどこでも好きなときに好きなように株式市場と対峙する」のが真骨頂。
人に流され、人後を行くこともないが、早すぎてもスピードは意味を成さないもの。
自分のリズムと自分のスピードで進めばいいだけの話だろう。
愚かしいHFTなどに惑わされる必要などない筈。
加えれば・・・。
東証の取引時間延長の問題もこれに類しているのかも知れない。
ネット証券経由でアンケートをとれば。「取引時間延長賛成」が大多数。
ではその大多数が時間外取引で時間が増加した分だけ取引をしてくれるのだろうか。
「大引け後の決算や発表への反応をを翌朝まで待ったり持ち越したりするのは良くない」。
だったらプラスは取引時間内に限定すればどうなのだろうか。
市場が短期さや取り派に迎合して本来のジックリ投資派重要視的姿でなくなるような気がする。
長期成長高配当銘柄を目指しているのがNISA。
短期値幅取りとの整合性はどうなるのだろうか。
5年もの時間を費やすNISAと真夜中の株式取引。
どこか齟齬があるような気がしてならない。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
インフォテリア(3853)・・・動兆
インフォテリアに注目する。
同社はパッケージソフト開発が主。
「アステリア」は企業向けだが「ハンドブック」では個人も対象。
クラウドとビッグデータの拡大は追い風。
今後はタブレットの増加も加わってこよう。
時価総額31億円、手元キャッシュ23億円。
自己資本比率は8割超。
積極的な市場開拓、研究開発、事業獲得投資は今後の世界への拡大の一里塚。
春先の株主割当増資の影響で株価は下値横ばいだったが、そろそろ動兆。
(203円)。
<25日の相場展望>
25日の日経平均株価は反発してスタート。
前週末22日に、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で、金融政策の方向性について踏み込んだ発言をしなかっため、早期利上げへの警戒感が和らいだことも株価の下支え要因となっている。
日経平均株価の予想レンジは15450円−15650円。
為替市場が円安基調で推移しており、輸出関連株に買いが入れやすい状況であるため、下値不安は少ないだろう。前週末は短期資金がゲーム関連株など新興市場の中心銘柄に向かったが、大型株を物色しにくい地合いの中でこの流れが続くかどうかに注目したい。
週末のNYダウは38ドル安の17001ドルと5日ぶりの反落。
NASDAQは6ポイント高の4538ポイントと続伸。
S&P500は3ポイント安の1988ポイント。
ダウ輸送株指数は1ポイント高の8429ポイント。
10年国債利回りは2.40%。
ドル円は103.92円。
CME円建ては大証比変わらずの15550円。
ドル建ては大証比10ポイント高の15560ポイント。
ジャクソンホールはほとんど何もなく通過。
「ウクライナ情勢を警戒」という解釈は聞き飽きた。
だったらどうしてNASDAQは上昇しているのか。
説明がついたようでついていない。
週足では、ダウが2%、S&Pが1.7%、NASDAQが1.6%上昇。
3市場の売買高は約41億株と低調。
非公式外資系動向は、1000万株売り/960万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは自動車・情報通信・サービス・通信・薬品・精密セクターなど。
買いは陸運・保険・機械・建設・石油・化学セクターなど。
売買交錯は電機・小売・不動産・セクターなど。
225先物は、ニューエッジ・ソジェン・メリル・野村・バークレイズ・アムロが買い越し。
GS・大和・シティ・UBS・日興・みずほが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・ニューエッジ・ドイツ・大和・GS・JP・HSBCが買い越し。
大和・みずほ・シティ・クレディ・バークレイズが売り越し。
外資系等は、味(2802)、新電元(6844)、日マイクロ(6871)、村田(6981)に注目。
テクニカル的には、大和小田急(1819)、サッポロドラッグ(2786)、大黒天(2791)、ベリサーブ(3724)、OLC(4661)、日エンター(4829)、高砂香料(4914)、JCU(4975)、有沢(5208)、日コン(5269)、ヨータイ(5357)、三井海洋(6269)、洋エンジ(6330)、加藤製作(6390)、第一精工(6640)、堀場(6856)、大真空(6962)、スターゼン(8043)、空港施設(8864)、東祥(8920)、トーカイ(9729)、紅建材(9763)が動兆。
<信用取引規制関係>
◆東証、大庄株を貸借銘柄に選定
29日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
◆東証、サイバダイン株の信用取引に関する臨時措置を解除
25日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
◆東証、ビーマップ株、日エンター株の信用取引に臨時措置
委託保証金率を25日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
◆東証、トレンダ株、インターアク株を日々公表銘柄に指定 25日から。
◆指定変更=〔東証2部〕盟和産は9月12日から1部
▽空売り比率=26.8%(東証、22日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
水戸証券 155万株、7億円
伊藤ハム 1000万株、60億円
▼ストックオプション
ゲンキー 本体の取締役、社内監査役、従業員および子会社の取締役、従業員が対象。上限は5万株
▼一単元の株式数変更
モリタホールディングス 9月1日付で1000株から100株
<予定>
■25(月)
【国内】
気象庁3カ月予報
《決算発表》
アインファーマシー
《株主総会》
ジェイコムHD
【海外】
シンガポール7月消費者物価(14:00)
台湾7月鉱工業生産(17:00)
独8月Ifo景況感指数(17:00)
米7月シカゴ連銀全米活動指数(21:30)
メキシコ6月小売売上高(22:00)
米8月マークイットサービス業PMI速報値(22:45)
メキシコ4-6月期経常収支(23:00)
米7月新築住宅販売件数(23:00)
米8月ダラス連銀製造業活動(23:30)
休場:フィリピン、英
<22日の相場概況と来週の展望>
22日の日経平均株価は10営業日ぶり小反落。
終値は前日比47円01銭安の1万5539円19銭だった。
前日まで9日続伸したことの反動が意識されたほか、日本時間23時にイエレン連邦準備理事会(FRB議長の講演控えて投資家の様子見姿勢が強まった。日経平均株価は一時、1万5628円と取引時間中とし7月31日以来およそ3週間ぶりの高値を付た。
日中の値幅(高値と安値の差)は104円35銭だった。値幅100円を上回るのは今月13日以来、7営業日ぶり。
東証1部の売買代金は概算で1兆6737億円と2兆円を10日連続で下回った。
売買高は17億5781万株。
東証1部の値下がり銘柄数は1181、値上がり銘柄数は493、変わらずは143だった。東証2部株価指数は8日続伸した。KLABやコロプラ、ミクシィなどゲーム関連株は高く、マイクロニクスやPSSなどの新興市場株も短期資金で賑わった。さて来週は、調整はあるものの強い展開を予想する。市場関係者と言うのはこういうレトリックが上手な人種かも知れない。個別を見ずして、床屋談義のような高い視線での会話ばかりでは、一歩も進まないだろう。
日経平均が16000円だろうと、2万円だろうと個別の問題ではない。ジャクソンホールを通過すればそれで事足りるのかどうかは疑問。いつもスケジュールだけを気にするスケジュール至上主義もいい加減に消えて欲しいもの。毒された相場観につながるような気がする。株式市場を相手にしている以上、一番必要なのは企業動向。儲かっているのかどうか。業容が拡大するのかどうか。ここに尽きる。加えれば投資心理動向はどうなのか。あるいは需給はどうなのか。少し足せば、過去の株価から見て今はどの位置にいるのか。この辺を考えずに線や床屋談義に向かうと、また市場は無機質不毛の世界となってしまいそう。
とはいいながら・・・。
スケジュールを見てみると・・・
22日(金)ジャクソンホール金融・経済シンポジウム(〜24日予定)
25日(月)米新築住宅販売、独IFO景況感
26日(火)企業向けサービス価格、米耐久財受注、ケースシラー住宅価格、2年国債入札
27日(水)米5年国債入札
28日(木)米GDP改定値、7年国債入札
29日(金)失業率、有効求人倍率、消費者物価、鉱工業生産、米個人所得、シカゴ購買部景気指数、ミシガン大学消費者信頼感、インド休場
<22日の相場展望>
日経平均は続伸でスタート。
日経平均株価の予想レンジは15550円−15700円。日経平均は前日まで9日続伸で、10日続伸となれば1988年2月10〜27日の13日続伸以来26年半ぶりの記録。主力株を中心とした物色で、7月31日に付けた高値(15759円)を目指す展開が想定される。後場にかけては、ジャクソンホールで開かれている年次経済シンポジウムで講演するイエレンFRB議長の発言を見極めたいとの見方から、商いを手控える動きが強まりそうだ。
昨日のNYダウは60ドル高の17039ドルと4日続伸。
NASDAQは5ポイント高の4532ポイントと反発。
S&P500は5ポイント高の1992ポイントと過去最高値を更新。
ダウ輸送株指数は32ポイント安の8428ポイント。
7月の中古住宅販売が好調。
バンカメ・イーベイ・HPが上昇。
輸送株指数の下落だけが気になる。
10年国債利回りは2.40%。
ドル円は103.85円。
CME円建ては大証比100円高の15650円。
ドル建ては大証比105ポイント高の15655ポイント。
非公式外資系動向は1140万株売り/1130万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りはサービス・食品・通信・薬品セクターなど。
買いは銀行・小売・精密・証券・建設セクターなど。
売買交錯は電機・自動車・機械セクターなど。
225先物はニューエッジ・クレディ・UBS・モルスタ・ドイツが買い越し。
野村・GS・メリル・アムロ・日興・大和が売り越し。
TOPIX先物はJP・ドイツ・UBS・ニューエッジ・メリルが買い越し。
パリバ・モルスタ・三菱・みずほが売り越し。
外資系等はダイキョーニシカワ(4246)、鉄(5401)、MMC(7211)に注目。
テクニカル的には日鉄住金テック(1819)、イチケン(1847)、塩水港(2112)、
SBS(2384)、サンエー(2659)、バイタル(3151)、
TOKAI(3167)、三洋貿易(3176)、フージャース(3284)、
特殊東海(3708)、豆蔵(3756)、三井化(4183)、ダイセル(4202)、
プレステージ(4290)、ケネディクス(4321)、高砂(4914)、
オカモト(5122)、鋳鉄菅(5612)、東プレ(5975)、三井海洋(6269)、
サトー(6287)、住友重機(63029、井関(6310)、洋エンジ(6330)、
イーグル(6486)、大崎電(6644)、エプソン(6724)、
堀場(6856)、MDM(7600)、Gウィン(8111)、東洋証券(8614)、
JPX(8697)、レオパレス(8848)、空港施設(8864)、
リロ(8876)、キューソー(9369)が動兆。
<21日の相場概況>
21日の日経平均株価は9日続伸。
終値は前日比131円75銭高い1万5586円20銭だった。
終値の1万5500円回復は1日以来、約3週間ぶり。
日経平均の9日続伸は、2013年12月17〜30日に9営業日連続で上昇して以来となる。
前日までの8日続伸で利益確定売りが増えるとの見方もあったなかで、主力株が堅調な動きを示したことで、投資家心理が改善。
発表された8月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が3カ月ぶりの低水準と伝わると、やや上値の重い展開になった。
売買代金上位5銘柄は東証1部の銘柄が占めており、久しぶりに主力大型株が相場をけん引したとの印象を受けるが、売買代金は依然として低迷している。
東証1部の売買代金も概算で1兆7851億円にとどまった。売買高は20億9495万株だった。
東証株価指数(TOPIX)も反発。前日比11.55ポイント高の1291.19だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1311、値下がり銘柄数は372、変わらずは134だった。
三菱UFJや三井住友FG、みずほFGといった銀行株が軒並み上昇、野村や大和といった証券株にも相場上昇を好感した買いが入った。
東証2部株価指数は7日続伸し、年初来高値を連日で更新した。
今晩から23日かけて米ジャクソンホールで金融・経済シンポジウムが開催されるが、イエレンFRB議長の講演内容を見極めたいとして明日は様子見気分の強い相場となりそうだ。週末要因に加え、日経平均の15500円を回復した達成感から利益確定売りに押される可能性も十分ある
<カタリスト>
「信用金利」
市場関係者のコメント。
「高いと言うより、単に値を保っているというのが正しいと言われそう。
10銭刻みにしてしまったため、値動きにダイナミックスがなくなったからです」。
これは確かにあるかも知れない。
日経に登場したのは「日本株、呪縛解けた?」。
「セル・イン・メイ」が全く機能しなかった今年の相場を回顧している。
「消費増税にアジア危機が加わった1997年の再来説もかわしている」。
としながら「米金融政策に絡むリスクシナリオは残る」。
相変わらずの玉虫色だが、セルインメイ論者にとっては忘れて欲しいところだろうか。
先週の裁定買い残は1026億円増加して2兆8295億円。
要はSQに向けて先々週は減っただけの話。
昨日の空売り比率は29.1%で7日連続で30%割れ。
日経平均のPER14.88倍、PBR1.28倍。・
配当利回り1.47%、株式益回り6.33%。
相変わらず悪くはない。
因みにJPX400で見てみると・・・・。
PER15.26倍、PBR1.39倍。、配当利回り1.50%。
PERで見る限り日経平均よりも選好されている印象。
<兜町カタリスト>
「手前味噌」
とってつけたような8日続伸。
日経平均は本当に小幅にプラスだったがJPX400やトピは下落。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり770、値下がり861で明らかに値下がりが多かった。
東証1部の売買代金は1兆5636億円で8日連続で2兆円を下回った。
とはいえ・・・。
8日続伸は、昨年12月17〜30日の9日続伸以来。
8日間の上げ幅は約676円。
しかし今回の連騰直前の先々週金曜に400円以上の下げだったのだから実質は200円程度。
1日平均での約84円だから「実感が乏しい」との声も聞かれる。
「値がさの一角によって支えられている日経平均優勢の相場もそろそろ一服」とも見られた。
しかし・・・。
為替の103円台後半を受けてCMEの戻りは確りと15000円台回復。
9日続伸への道が近づいたような印象の朝。
根拠なき上昇、熱狂なき上昇、感激なき上昇。
この静けさのが本物らしい上昇に見える。
小出しの政策では日経1面の「景気対策に1兆円確保」の見出し。
サブタイトルは「消費税10%に備え」となっている。
消費税を10%にするなら我武者羅な景気対策が出るということ。
このサインだけでも市場は好感しなければならない筈。
逆に、消費増税先延ばしと言う選択肢もある。
そもそも・・・。
今年3月の消費増税で増える税収は8兆円の見込み。
しかし、昨年の日経平均株価の約8000円の上昇から生じた税収は約5兆円。
今回2%引上げるとすると得られる税収は約5.3兆円。
そこから景気対策費1兆円を引けば、約4兆円。
日経平均株価が8000円上げれば、賄える金額でしかない。
消費増税なしならば、この程度の上昇はあってもいい筈。
この議論がなされないところが不毛でもある。
ただ・・・。
日本株の不毛の原因の一つはその日経平均株価を主要指標としていること。
2000年の銘柄入れ替えで明らか過去との連続は途切れている。
それでも律儀に使っている。
せっかくJPX400が登場したのだから、
早急に先物市場を整備して過去の呪縛をリセットすることも必要だろう。
どうせ尾が胴体を振り回すのなら、現実的な指標を掲げてもらいたいもの。
日経平均は残して、225先物だけ廃止。
400の先物で裁定取引をどうぞというのもアリかも知れない。
細かいところでは宇宙開発予算が前年比5割増の提言をしたのが自民党。
総額で5000億円程度とされているが、コレは結構効いてきそうな気がする。
結果論的手前味噌だが、「壮大な相場がやってくる」と見出したのが8月8日。
日経平均株価が454円安で14778円となった日だった。
↓
「官製相場」の様相。
「国策に逆らわず」はアベノミクス相場では大前提ということを再確認。
成長戦略に相場が反応しなければ、年金と郵政での実需買い。
政策に需要の創造が加わるのだから怖いものなし。
これほど明確な相場主体はいない。
「主役は誰ですか」という質問に対する答えは「国家です」。
年金や郵政を駆使した株高演出の先にあるものは、きっと郵政のIPO。
NTT以来の国策相場の到来の可能性は高い。
折りしも、昨日「郵政の主幹事証券を10社選定」を決定。
来年秋の上場に向けての壮大な相場が来ると決め撃ちしたい。
となると・・・。
ウクライナだとか、HFTの功罪だとか、ましてやSQに向けての売買などは目先の些事。
踊ろうとしている誘惑には踊ることがアリかも知れない。
きっと壮大な相場がやって来る。
<21日の相場展望>
21日の日経平均株価は続伸でスタート。
短期的な過熱感も意識される中で、買い一巡後はやや伸び悩む格好に。
日経平均株価の予想レンジは15450円−15600円。
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨をきっかけに、円相場で円安・ドル高が進行。トヨタやマツダ、日産自といった主力の輸出関連株に物色の矛先が向かっている。
ADRではパナソニックやソニー、ホンダなどの上昇が目立ち、主力ハイテク株や自動車株が相場のけん引役として期待されよう。
材料株物色も徐々に勢いがなくなってきているだけに、目先は大型株に短期資金が向かう可能性がある。
経済指標では10時35分に発表される8月マークイット製造業PMI速報値、10時45分の中国8月HSBC製造業PMIに注目が集まる。
昨日のNYダウは59ドル高の16979ドルと3日続伸。
NASDAQは1ポイント安の4526ポイントと6日ぶりの反落。
S&P500は4ポイント高の1986ポイント。
ダウ輸送株指数は46ポイント高の8460ポイント。
FOMC議事録での金融緩和姿勢を好感との解釈。
10年国債利回りは2.42%。
CME円建ては大証比140円高の15560円。
ドル建ては大証比145ポイント高の15565ポイント。
非公式外資系動向は、880万株売り/730万株買い。
金額ベースは売り越し。
売りは電機・銀行・建設セクターなど。
買いは情報通信・その他金融・保険セクターなど。
売買交錯は自動車・機械・小売り・商社・薬品・精密セクターなど。
225先物は、ニューエッジ・モルスタ・クレディ・シティ・ドイツが買い越し。
アムロ・パリバ・GS・日興・メリルが売り越し。
TOPIX先物は野村・GS・シティ・ニューエッジが買い越し。
大和・UBS・ソジェン・パリバ・アムロが売り越し。
外資系等は、三井海洋(6269)、スクリーン(7735)、ロゾートトラ(4681)、
山九(9065)、牧野(6135)、朝日イン(7747)、住友倉(9303)、
NIPPO(1881)、応化工(4186)、JX(5020)、
マブチ(6592)、日電産(6594)、大崎電(6644)、イリソ(6908)、
オリンパ(7733)、コニカ(4902)、堀場(6856)、
HOYA(7741)に注目。
テクニカル的には、鉄建(1815)、植木組(1867)、巴コ(1921)、
M&A(2127)、タケエイ(2151)、SMS(2175)、Sフーズ(2292)、
総合警備(2331)、ツカダ(2418)、AP(3175)、三洋貿易(3176)、
アオキ(3398)、イーブック(3658)、関電化(4047)、
三菱ケミ(4188)、アイカ(4206)、タイガーズ(4231)、
あすか(4514)、生化学(4548)、鳥居薬(4551)、
アイティフォー(4743)、日エンター(4829)、高砂香料(4914)、
PPカスト(5015)、オカモト(5122)、日コン(5269)、
日立金(5486)、沖電線(5815)、パンチ(6165)、
住友重機(6302)、東京機械(6335)、石井鐵工(6362)、
アネスト岩田(6381)、理想科学(6413)、JUKI(6440)、
蛇(6445)、トムソン(6480)、能美防災(6744)、
富士通ゼ(6755)、パイオニア(6773)、フォスター(6794)、
SMK(6798)、古野(6814)、日東電工(6988)、
河西工(7256)、富士機工(7260)、今仙(7266)、PLANT(7646)、
レオパレス(8848)、サンフロンティア(8934)、宇徳(9358)、
コネクシオ(9422)、イチネン(9619)、建設技研(9621)、
テアトル(9633)、よみラン(9671)、競馬(9672)、ドーム(9681)、
元気寿司(9828)、東京デリカ(9990)が動兆。
<信用取引規制関係>
◆東証、DMP株の信用取引に関する臨時措置
委託保証金率を21日売買分から70%以上(うち現金40%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行50%から70%(うち現金40%)とする。
◆東証、レッド株の信用取引に関する臨時措置を解除
21日売買分から。
日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる増担保金徴収措置を解除。
◆東証、LCAHD株の制度信用銘柄の選定取り消し
21日付。日証金も同日付で貸借融資銘柄と貸借担保金代用有価証券適格銘柄の選定取り消し。
◆東証、ムゲンE株を貸借銘柄に選定
27日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
◆日証金、日エンター株の貸借取引で申込停止措置
制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。
弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きは除く。21日約定分から。
▽空売り比率=29.1%(東証、20日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
ラックランド 10万株、1億450万円
<予定>
■国内(21日)
8月マークイット製造業PMI速報値(10:35)
《決算発表》
タカショー
《株主総会》
アイケイ、日本オラクル、京進、佐鳥電機、壱番屋、テーオー
■海外(21日)
中国8月HSBC製造業PMI(10:45)
仏・独・ユーロ圏8月PMI速報値(16:00、16:30、17:00)
英7月小売売上高(17:30)
ブラジル7月失業率(21:00)
メキシコ4-6月期GDP(22:00)
米8月マークイット製造業PMI速報値(22:45)
米8月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(23:00)
米7月中古住宅販売件数(23:00)
米7月CB景気先行総合指数(23:00)
7月北米半導体製造装置BBレシオ(22日7:00)
米5年インフレ連動国債入札
米ジャクソンホールで金融・経済シンポジウム開催(21日〜23日予定)
《決算発表》
ダラー・ツリー、ギャップ
休場:フィリピン
<20日の相場概況>
20日の日経平均株価は小幅に8日続伸した。
終値は前日比4円66銭高い1万5454円45銭と、4日以来約2週間ぶりの高値。
日経平均の8日続伸は、2013年12月17〜30日に9日連続上昇して以来となる。
8日間で約676円の上昇、1日平均では約84円と値幅が狭いだけに上昇相場の実感が乏しい。
後場に入っても方向感の乏しい展開が続いた。
東証1部の売買代金は概算で1兆5636億円と2兆円を8日連続で下回った。
売買高は18億3270万株。東証1部の値上がり銘柄数は770、値下がり銘柄数は861、変わらずは187だった。
JR東日本が東京都心と羽田空港を結ぶ新線構想を発表したことで、業績拡大期待から鉄建に買いが集まり、年初来高値を更新した。
大和ハウスの介護・福祉向けロボット事業の拡大見通しが伝わったサイバーダインなどが人気化した。
東証2部株価指数は6日続伸し、連日で年初来高値を更新。
<アフターランチ>
「刷り込み」
バロンズ誌の今週号で印象に残ったのが強気のファンドマネージャー氏のコメント。
「2008年以来、経済成長率は2%近辺に張り付いていたが、
そうやらアニマルスピリッツが戻ってきたようだ。
もっとも、経済と株式市場は区別して考える必要がある、
大抵のアナリストは2008年の金融危機が頭にこびりついていて、
何でも最高になれば今度は下がると考えている。
例えば、利益率が過去最高になったのを見て、次は下がるしかないと信じている。
しかし利益率が最高になったのは、企業の効率化の努力のため。
今後の経済成長の加速で売上高が伸びれば、営業レバレッジが高くなっているため、
利益も大きく増加する。
今年のS&P500のEPSは平均120ドルと見ている。
今年末のS&P500は2100と予想。
PERはインフレ率や債券利回りを勘案し、17.5倍が適切と見る。
40%の下落を10年で2回も経験したために無理もないが、多くの人は
上がったら下がる、それも強烈に下がると刷り込まれている。
当方のシナリオは99年のピークよりも25%も高い。
しかし99年は15年も前のこと。
15年間弱気相場で眠っていた市場がようやく立ち上がってきたという訳だ」。
ダウとS&Pが最高値を更新しているNY市場でさえこの有様。
東京が覚醒しなくてもなんら不自然ではないし、「刷り込み」は洋の東西を問わないらしい。
「ETFに関して考える8つのポイント」という提言も興味深い。
(1)パッシブ投資に王道はない。
難局に対峙したときは、アクティブのFMに分がある。
(2)運用管理コストをコントロールするべきである。
運用リスクをすべて取っているのは投資家であり、運用マネージャーに報酬など必要ない。
(3)ただ投資判断を低いコストだけに依存するのも間違いである。
(4)スマートベータは時折スマートなだけである。
長期投資にこだわらなければプレーンバニラ戦略の方がうまくいくだろう。
(5)複雑なものは避けるべき。商品の中身を理解できないなら保有すべんきでない。
調子が悪くなったときにとんでもなく驚くことになる。
(6)特定の対象だけに投資するニッチETFは株へのギャンブル的要素が強い。
インデックス運用と言う投資を多様化するメリットが薄れる。
(7)流動性が低い市場には注意が必要である。
資産価値を下回る価格での狼狽売りが誘われる可能性がある。
(8)マーケッティングマシンに注意が必要だ。
バックテストのデータは過去5年間、好調でも設定後の1年間はほとんど保てない。
<兜町カタリスト>
「雪隠」
昨年末以来の7日続伸。
とはいえ、日中値幅は46.94円で今年最小。
日中値幅100円以下は4日連続となった。
胴体を離れた尻尾の先にしか過ぎないCME225先物の清算値に振り回される東京。
どこか奇妙な構図だが、致し方なしの印象。
自立したマーケットへの道は遠い。
数字で見ていくと、8月SQ値は15036円で株価は上回って推移。
6月メジャーSQ値は14807円で遥か下にある。
ということは9月メジャーSQも売り方の抵抗が予測されるが、まだ少し先のこと。
8月陽線基準値(8月1日終値)は15523円。
7月31日高値は15618円。
まずはこの奪還からだろう。
紙芝居を眺めれば、孤高の十字線。
現在・過去・未来の分水嶺だろうか。
「日足の実体(始値−終値)が2円15銭。
前週金曜日に続き、ほぼ十字線となった。
月曜だって4円10銭の極小陽線。
3つも並ぶと気味が悪いが、合わせて大転換シグナル、ということになるまいか」。
とストボの岩本デスク。
松井証券経由の信用評価損率は売り方マイナス12.84%、買い方マイナス6.02%。
空売り比率は26.7%(前日は28.4%)で6日連続の30%割れ。
売り方がまた追い詰められてきた。
データと言うのは時と場合に応じて都合の良いものが持ち出されるもの。
例えば過去4回の米利上げ時期の株価(MSCIワールドインデックス)の動向。
1987年1月〜89年5月に指数は約35%上昇。(日経平均株価は83.2%上昇)。
87年ブラックマンデーもあったがその後は株価上昇。
94年2月〜95年2月はメキシコ通貨危機発生など受け、9.3%下落。
(日経平均株価は15.7%下落)。
その後ハイテクブーム起こり、世界の株式相場は早期に立ち直り。
約6年間で指数は2倍以上上昇した。
99年6月〜00年5月、指数は14.6%上昇。(日経平均株価1.4%上昇)。
04年6月〜06年6月、指数は24.9%上昇。(日経平均株価38%上昇)。
07年10月にNYダウは当時の最高値をつけた。
QE3の終焉が株安を招くとの一般的誤解は昨年覆されたのが歴史。
利上げでNY株は下げるという論調が支配的だったガが、
今度は利上げこそ株高の条件みたいな風潮。
市場では、刹那的風潮がその後打ち消されることばかり。
そのうち、円高株安論も影を潜めてくるのかも知れない。
一方で「1月高値のアノマリー」というのも登場した。
1949年の東証再開以来、日経平均株価の年間高値が1月だった年は5回。
1954年年、74年、90年、92年、08年。
年間騰落率(前年末比)平均でマイナス26%。
(最小54年マイナス5.8%、最大08年マイナス42.1%)。
年間安値を付けた月は8月(92年)、10月(90、08年)、
11月(54年)、12月(73年)。
すべて年後半に集中。。
1月以降の下落分を年末までに取戻し、
年末時点で1月高値を上回った年は2回(82年、95年)。
このケースでは年間安値は7月(95年)10月(82年)。
日経平均が1月から下げ始めた年で、その年の安値を6月までにつけたことは一度もない。
「1月高値アノマリー」では
日経平均は年末までに4月安値(4月14日終値13910円)を下回ることになる。
というか・・・。
聞きたくないアノマリーでもあるので、見えないフリ。
直近の安倍首相動向。
昨日は富士桜カントリーで日枝久フジテレビ会長、本田内閣官房参与、田中財務省主計局長、夫人。
夕刻6時前から鳴沢村の笹川陽平日本財団会長の別荘。
同席は森喜朗元首相、茂木経産相、西村内閣府副大臣、岸外務副大臣、加藤官房副長官、
萩生田光一自民党総裁特別補佐、山本有二同党衆院議員、笹川会長、日枝フジテレビ会長。
これが10時5分までだから結構長い。
前日の夕刻は5時過ぎから別荘で田中財務省主計局、本田内閣官房参与と食事。
10時半過ぎまで続いた。
これだけの時間をかけているのだから消費税の第一次的方向性が出てもいいのかも知れない。
因みに日曜日は富士桜カントリーで榊原定征経団連会長、御手洗冨士夫キヤノン会長兼社長、
渡文明JXホールディングス名誉顧問とゴルフ。
夜はホテルマウント富士のメヌエット」で日枝久フジテレビ会長、加藤官房副長官。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
マックス(6454)・・・キラリと光る
マックスに注目する。
同社はホチキス、建築作業用釘打ち機トップ。
車イスも手掛けている。
業績は絶好調。
今通期経常利益は53.6億円で前期比11.1%増の見通し。
配当性向40%が下限で36円配当の見通し。
配当利回り3%台。
1株当たり純資産は1238円でPBR1倍割れ。
信用倍率は株数は薄いものの0.21倍。
複写機に搭載されているオートステープラや紙製のホチキスに期待感。
キラリと光っている企業が気が付かれていない印象。
1240円越えからが相場か。
(1198円)。
<20日の相場展望>
20日の日経平均株価は8日続伸して始まった。
日経平均株価の予想レンジは15400円−15600円。
経済指標が軒並み改善し上昇した米株市場を受けて、強含みの推移が想定される。
ADRではソニーが上昇しており、ハイテク株への物色の手掛かり材料として期待される、円相場が一時1ドル=103円ちょうど近辺まで下落したのを受け、輸出採算の好転期待から主力の輸出関連株が買われている。
財務省が発表した7月の貿易収支は9640億円の赤字で、市場予想(7025億円の赤字)に比べて赤字幅が大きかった。
市場では織り込み済みで影響は限定的との見方が有力。
19日にJR東日本が東京都心と羽田空港を結ぶ新線の構想を正式発表したことで、鉄建など鉄道建設関連株が堅調などもあり、内需関連株の動きに注目したい。
小売や外食などにポジティブなニュースが散見される。
昨日のNYダウは80ドル高の16919ドルと続伸。
NASDAQは19ポイント高の4527ポイントと5日続伸。
連日の新高値更新となった。
アップルは分割後最高値更新。
S&P500は9ポイント高の1981ポイント。
ダウ輸送株指数は9ポイント高の8414ポイント。
米住宅着工件数の好調と地政学リスクの後退を背景に買い物優勢の展開。
CME円建ては大証比70円高安の15500円。
ドル建ては大証比75ポイント高の15505ポイント。
非公式外資系動向は、620万株売り/780万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは建設・非鉄・薬品・食品・紙パ・電機セクターなど。
買いは商社・小売り・ゴム・自動車・石油・情報通信セクターなど。
売買交錯は銀行・機械セクターなど。
225先物は、パリバ・みずほ・ニューエッジ・HSBC・JPモルガンが買い越し。
ソジェン・野村・GS・メリル・日興が売り越し。
TOPIX先物はHSBC・UBS・ドイツ・バークレイズ・三菱が買い越し。
みずほ・メリル・野村・日興・モルスタ売り越し。
外資系等は、特陶(5334)、ガイシ(5333)、三菱ケミ(4188)、
スクエニ(9684)に注目。
テクニカル的には、飛島(1805)、松井建(1810)、大豊建(1822)、大和小田急(1834)、イチケン(1847)、熊谷(1861)、青木(1865)、福田組(1899)、新日空(1952)、九電工(1959)、クックパッド(2193)、カルビー(2229)、Sフーズ(2292)、学情(2301)、ゲンキー(2772)、AP(3175)、アオキ(3398)、GMOP(3769)、テイカ(4027)、関電化(4047)、大日精化(4116)、アイカ(4206)、サイバネット(4312)、電通(4324)、ソースネク(4344)、あすか(4514)、テルモ(4543)、生化学(4548)、日本エンタ(4829)、日コン(5369)、大阪製鐵(5449)、アイチ(6345)、理想科学(6413)、JUKI(6440)、蛇の目(6445)、日トムソン(6480)、東洋電機(6505)、能美防災(6744)、アルプス(6770)、パイオニア(6773)、クラリオン(6796)、SMK(6798)、古野(6814)、新電元(6844)、近畿車輛(7122)、新明和(7224)、河西工(7256)、今仙(7266)、ミツバ(7289)、フルサト(8087)、三愛(8097)、日ガス(8174)、テンアライド(8207)、アニコム(8715)、鴻池(9025)、川船(9107)、宇徳(9358)、コネクシオ(9422)、東電(9501)、北電(9509)、テアトル(9633)、福井コン(9790)、元気寿司(9828)、松屋フ(9887)、東京デリカ(9990)が動兆。
<信用取引規制等>
■東証、ダイヤ通商株を日々公表銘柄に指定 20日から。
■東証、ワイヤレスG株を貸借銘柄に選定
26日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
■東証、KLab株の信用取引に関する臨時措置を解除
20日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる増担保金徴収措置を解除。
◆日証金、日エンター株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。19日付。
▽空売り比率=26.7%(東証、19日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
古林紙工 265万2000株、4億575万6000円
光通信 27万5000株、15億円
卑弥呼 36万株、3億816万円
▼立合外分売
共和電業 26〜28日に30万株
<予定>
■国内(20日)
7月貿易収支(8:50)
6月全産業活動指数(13:30)
7月コンビニエンスストア売上高(16:00)
《決算発表》
JHR
《株主総会》
大光
■海外(20日)
台湾7月輸出受注(17:00)
南ア7月消費者物価(17:00)
英中銀の金融政策委員会議事録(6〜7日開催分)
7月29・30日開催のFOMC議事録
《決算発表》
ターゲット、ヒューレット・パッカード、ロウズ・カンパニーズ
<19日の相場概況>
19日の日経平均株価は7日続伸。
終値は前日比127円19銭高の1万5449円79銭だった。
2013年12月17〜30日に9日続伸して以来の連騰記録となった
朝方の買い一巡後は上値の重さが目立ち、一日を通して相場の方向感は乏しかった。
日中の値幅(高値と安値の差)は46円94銭と今年最小で、2012年12月12日(40円30銭)以来、約1年8カ月ぶりの小ささとなった。値幅が100円より狭かったのは4日連続。
市場参加者が依然として少ないことに加え、今週は21〜23日にカンザスシティー連銀がワイオミング州ジャクソンホールで世界の中銀関係者を招いて年次経済シンポジウムを開くという大きなイベントを控えるため、見極めたいとする様子見姿勢の強まりもあって、膠着感の強い展開が継続した。
東証1部の売買代金は概算で1兆5946億円と2兆円を7日連続で下回った。
売買高は17億9753万株だった。
東証株価指数(TOPIX)は、9.03ポイント高い1280.29
東証1部の値上がり銘柄数は1172、値下がり銘柄数は485、変わらずは160だった。
個別銘柄では、ディジタルメディアプロフェッショナル、モルフォ やテックファーム も大幅高となった。
19日付の日本経済新聞朝刊で「アジア最大の格安航空会社(LCC)であるマレーシアのエアアジアが経営支援の検討に入った」と報じられた国内航空3位スカイマークは制限値幅の上限(ストップ高水準)まで上昇して取引を終えた。
東証2部株価指数は5日続伸し、4日以来、約2週間ぶりに年初来高値を更新した。
<アフターランチ>
「見果てぬ夢」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
日経平均株価は昨日まで6日続伸。
上昇幅は約554円。
5月22日から29日までの6日続伸以来となりました。
この時の上昇幅は約639円。
ほとんど変わりませんっがどこかショボさの目立つ上げ。
今日も上げて7日続伸となると昨年12月17日から大納会までの9日続伸以来。
この時の上昇幅は約1139円でしたから、ここと比べればややショボ。
もっとも・・・。
連騰や続落に遭遇すると過去のデータを調べたくなるのが市場関係者のサガ。
昨年10月8日から17日までが7連騰で上昇幅は733円。
昨年2月28日から3月11日までが8連騰で上昇幅は約1096円。
前政権時の2012年10月15日から23日までが7連騰。
8534円→9014円で上昇幅は約480円。
今回の6連騰は14778円→15322円で554円。
指数水準の違いはありますが、そうショボくもなく見えてきます。
そして・・・。
どこまで続くのかというのが課題。
「そんなに続く訳がない」という負け犬チックな思考法だと、「もう」の世界。
「トレンドは継続するもの」という根拠レスな楽天チックな思考法だと「まだ」の世界。
「もう」と「まだ」の鍔迫り合いで相場は形成されていくのでしょう。
確かに、相場は永遠に上がり続けることはありません。
そして永劫に下がり続けることもありません。
どこかで反転するものですが、それでも怖いもの見たさと安心欲しさの同居の世界。
「明けない夜」はありませんが、「暮れない夕べ」もありません。
所詮、リズムの問題なのかも知れません。
言えることは「お盆ウィークの閑散、サプライズはなかった」。
何らかのサプライズを期待した向きには不発の時期。
健全な夏休みを多少欲求不満ながらも、安全に通過できたということでしょう。
今回の続伸の直前は8月8日(金)の454円安という大幅下落。
これがもしなかったとすると、前日7日の15232円→15322円の上昇。
たった90円しか動いていないのですから、確かにショボ。
ただ・・・。
8月8日の下落の原因と解釈されたのは、米オバマ大統領のイラク空爆容認発言。
東京だけが「騒いで踊って外されて」の状態になりました。
夏の終わりの旧軽や湘南などは「喧騒から静謐」への変身の時期。
逆に東京都心は「静謐から喧噪へ」の復活の時期。
踊ることも騒ぐことも、ましてや流しそうめんのような相場解釈に
惑わされることもいらないでしょう。
誰かが騒ぐから、付和雷同。
この愚かさから抜け出すことができれば、
それこそ自立した市場に生まれ変われるのかも知れません。
NYは上昇での戻り。
円建てのCME清算値は15425円。
25日線15337円を夜の間は抜けてきました。
月足陽線基準の8月1日終値は15523円とまだまだ上。
相場の疲労感と月足陽線への期待高揚感の相克。
相手があって自分があるのは、甲子園だけではなく株式市場も同様。
「助かった」と思った瞬間に悪夢が訪れるような流れにはグラウンドでも、
市場でも遭遇したくないもの。
ただ相場は欲望という名の心理でかき回され、
白球のように純粋っぽくないところが難点ですが・・・。
誰もが見たい「怖いもの」。
あるいは誰もが見たい「連騰記録」。
そして多くが望む「新高値」。
ほどほどの「中庸さ」ではなく、相場では「極端」や「限界」が求められるのが相場。
そしてなかなかそこに達しないからこそ「見果てぬ夢」を追い続けるのでしょう。
「そろそろと思ったところで相場枯れ」
「しっぽない凧でも飛んで下に向き」
「そろそろと思ったところでまだ上がり」(読み人知らず)。
(櫻井)。
<兜町カタリスト>
「株病」
今月の投資知識研究所のDVDは「本邦初!相場の休み方、逃げ方」。
言い換えて「賢く稼ぐ相場の休み方」。
休んでいては、稼げないとも思うのだが・・・。
覚えておきたいのは本間宗久翁の言。
「不利運(損失勘定)のとき、
売り平均買い平均(ナンピンつまり単価をならすこと)せざるものなり。
思い入れ違いの節はさっそく仕舞い、四五十日休むべし。
(中略)何程利運を得ても、この休むことを忘るるときは、
商い仕舞いのときはきわめて損出ずると心得べし」。
あるいは「年中、商い手の内にあるときは利運遠し。
折々仕舞いて休み見合わせ申すべきこと第一なり」。
「三猿金泉秘録」では・・・。
「売り買いを、せけばせくほど損をする。とんと休んで手をかえてみよ」。
「相庭高下伝」では・・・。
「気の落ちつかぬときの商いは、十度が十度ながら損なりと察すべし」。
日々熱心に売買を繰り返す一群の投資家層にとっては、無用の長物かも知れない。
しかし、深夜目覚めればNY動向が気になり、昼には板の動向が気になるのは職業病。
休んでいては、仕事にならないというのが言い訳ではあるが、休んでも大勢に影響はないもの。
数年前に「株病の兆し」というのを数例挙げたことがある。
(1)仕事中でも必ず株価のチェックを行う。
(2)売買ができないとイライラする。
(3)値動きの少ない銘柄はつまらないと感じる。
(4)企業名を目にすると証券コードが脳裏に浮かぶ。
(5)ゴルフのハーフを終えて「前場は46でした」と言ってしまう。
(6)相撲の番付を格付けと間違えてしまう。
(7)「クジラ」は極洋、「マッチ」は兼松日産と思って何の疑問も抱かない。
(8)ニュースで「今日のトピックス」と聞くとつい「いくら?」と言う。
(9)嘘の話を「風説」と言ってしまう。
(10)寝言で「ストップ高」と呟く。
このうち半分以上該当すれば「株病の資格アリ」とされていた。
伝説の投資家、ジョン・テンプルトン卿は1969年ニューヨークから英領バハマに移住。
その理由。
「神が私に与えた投資の分野での才能を生かすことこそ自分の使命である。
だから、情報と雑事を離れる必要がある」。
これって意外と必要なのかも知れない。
その方が、雑音に惑わされず、逆に心眼を持って相場に没頭できるのかも知れない。
あるいは・・・。
相場のリズム。
毎日毎日株価が上昇する訳はないのだから、それこそ休みも必要。
そのためにはリズム=株価の変動感覚を会得することになる。
これは結構大切なこと。
ある市場関係者の言。
「正常な動きが判っていないと、異常な動きも判らない。
異常な動きが判らないと、順張りも逆張りもできない」。
この動きの混同こそ、相場の未来への邪魔者なのかも知れない。
ある先輩氏は言った。
「株価には限界というものが必ずある。
PERで48倍。PBRで4倍、ROEで28%」。
天井を見逃さないためには覚えておきたいもの。
<19日の相場展望>
19日の寄り付き日経平均株価は7日続伸でスタート。
前日比129円高い1万5451円で始まった後も、上げ幅を拡大し高い水準で推移している。
前日のNYダウが大幅反発したことが好感されている。
日経平均株価の予想レンジは15300円−15500円。
NASDAQが14年4カ月ぶりの水準まで回復したことを受けて、ハイテク株が中心となって強含みの推移が予想される。
低水準の商いが続いているだけに、朝方の買い一巡後に伸び悩むようであれば上値の重い展開となり、日経平均は15400円付近での推移となりそうだ。
経済指標では、14時に6月景気動向指数改定値、14時30分に7月全国百貨店売上高が発表される。
引き続き、業種ではバイオ関連株に注目。
個別では、翻訳センター(2483)に注目。
この銘柄は、カジノ関連としても関連がある。18日に発表した「コールセンター運営事業を営むディー・キュービックと業務提携」。
同社は企業向け専門の翻訳最大手であり、医薬翻訳、特許翻訳、工業翻訳、法務・金融翻訳など専門分野の翻訳。
また、ゲーム・マンガ・コミック等コンテンツ関連の翻訳も手掛けています。
オリンピックでは、参加する国・地域は200を超えます。翻訳ビジネスの成長は相当大きいと考えられる。
外国証券経由の注文動向は、5社ベースで、売り560万株、買い770万株で、差し引き210万株の買い越し。
買い越しは5営業日連続。金額(5社ベース)も買い越し。
売りセクターに、サービス、建設、鉱業、陸運、その他製品、銀行、ゲーム、薬品、通信、自動車など。
買いセクターに、電機、自動車、機械、銀行、精密、証券、鉄鋼など。
<信用取引関係情報>
◆東証、UBIC株、Fスターズ株、フィスコ株、イトヨーギョ株、郷鉄工株、ソフィア株の日々公表銘柄指定を解除 18日付。
◆東証、ビーマップ株、イーター電機株を日々公表銘柄に指定 19日から。
▽商号変更=〔東証1部〕NKSJホールディングスは9月1日から損保ジャパン日本興亜ホールディングス(損保JPNK)
▽空売り比率=28.3%(東証、18日)
【18日の相場表変更】
▽新規上場=〔東1〕キリン堂ホールディングス(キリン堂HD、商業)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
フージャースホールディングス 160万株、10億円
▼ストックオプション
ドンキホーテホールディングス 取締役(社外取締役を除く)が対象。上限は年2万株
▼立合外分売
プレステージ・インターナショナル 8月27日〜9月1日に65万株
予定
■国内(19日)
6月景気一致指数確報値(14:00)
7月工作機械受注確報値(15:00)
20年国債入札
《決算発表》
あいHD、MID、北川精機
《株主総会》
大黒天、ハニーズ、クスリのアオキ、LCAHD
■海外(19日)
豪中銀理事会の議事録(5日開催分、10:30)
ユーロ圏6月経常収支(17:00)
英7月消費者物価(17:30)
露7月小売売上高・失業率(21:00)
米7月消費者物価指数(21:30)
米7月住宅着工件数(21:30)
米7月建設許可件数(21:30)
《決算発表》
TJX
<18日の相場概況>
日経平均株価は小幅に6日続伸。前日比4.26円高の15322.60円となった。
5月22〜30日(6日続伸)以来およそ3カ月ぶりに6日続けて上昇した。
朝方は、小幅高で寄り付き、直後にマイナス転換するなど、方向感に欠ける展開。
GPIF改革やカジノ法案など秋の臨時国会に向けて政策期待が高まりやすいことが下支え要因となる一方、ウクライナ情勢への根強い警戒感が引き続き上値抑制要因となり、前週末終値を挟んだ水準でのもみ合いが継続、その後も小動きに終始し、後場の値幅は20円弱にとどまった。
個別では、売買代金トップの中外薬(4519)が大幅高となった。一部で、スイスの製薬大手ロシュが同社を完全子会社化する方向で交渉していると報じられたことが材料視された。また、カイオム・バイオサイエンス(4583)も創薬アライアンス事業において中外製薬と共同研究契約を締結しており、思惑的な物色が強まる格好になった。
任天堂(7974)は「ポケモンカードゲーム」をiPadアプリとしてリリース予定と伝わり強い動き。その他、鉄建(1815)や大豊建(1822)など、中小型の建設株が賑わった。
東証株価指数(TOPIX)は前日比0.58ポイント高の1271.26と6日続伸した。
東証1部の売買高は15億5242万株と、4月18日以来およそ4カ月ぶりの低水準にとどまった。
東証1部の売買代金は1兆3612億円と6営業日連続で2兆円を下回り、4月21日(1兆3074億円)以来の薄商いとなった。
東証1部の値上がり銘柄数は1026、値下がり銘柄数は636、変わらずは154だった。
東証2部株価指数は4日続伸した。
<アフターランチ>
「6日続けて」
日経平均は小幅高で6日続伸への胎動。
25日線が前週末15日時点で、1万5331円。
多少意識した動きなのだろう。
小動きとはいえ、大引けで6日続伸ならば、悪くはない。
ある市場関係者からのメール。
↓
中国への出張から戻りました。
現地で大人気の日本の番組は「孤独のグルメ」です。
成都では大きな「コスプレブーム」が起きていました。
成都─成田のANA便は中国人観光客で満席。
やはり日本の将来は「クール・ジャパン」にかかっているのでしょう。
日本政府も「観光立国」、つまり「来〜る・ジャパン」が日本再生のメインエンジンだと
気付き始めているようです。
切り口はやはり「カワイイ」「おいしい(健康)」「心地よい(安心・安全)」。
日本は「世界の食堂」「世界の湯治場」「世界の演芸場」のような独特の魅力で
生き抜いていくと思われます。
市場では毎年「ジャクソンホール」を騒ぎ立てる。
しかし、ジャクソンホールを正確に知る人も少ない。
「妖怪ウォッチ」を見たこともないのにゲームを論じる市場関係者みたいなもの。
見たことも触ったこともない物をまるで熟知しているように語る人の多さには驚くことが多い。
ところでそのジャクソンホール。
別にホールがある訳でなく、ワイオミング州北西部ティトン郡にある谷。
谷とはいえ標高は2000メートル近い観光地。
冬には氷点下50度が記録されたこともあるという。
毎年カンザスシティ連邦準備銀行の経済政策シンポジウムが主催されるのは涼しいからだろう。
観光地だから当然ジャクソンホール空港はある。
しかし鉄道の駅や長距離バスのターミナルはない。
ソルトレークとのバスが1日1便。
高速道路の出入り口もない。
人口1万人弱というからまさにリゾッチ。
一方で日本総研のレポートは「米国天然ガス変調の兆し」。
↓
主なシェールガス田別に生産量をみると、最大の増加はマーセラス。
ニューヨーク州からオハイオ州に広がり米国最大の消費市場に隣接している。
次がテキサス州中央部のイーグルフォード。
しかしこれ以外は大半が横ばいから弱含み。
ルイジアナ州北西部からテキサス州東部に広がるヘインズビルは2012年以降大幅減。
理由は12年初以来の価格の低下。
大半のガス田では100万Btuあたり5〜6ドルが採算分岐点。
1014年所初は寒波で1〜3月に価格は上昇、2月には同6.55ドルになった。
ただ、その後下落し、7月末には同3.84ドルと4ドル割れ。
ただマーセラスとイーグルフォードは例外的に採算コストが低いので現状でも増産意欲は衰えず。
しかし低コスト田の減少に伴っていずれ同5〜6ドルに採算コストは上昇。
一方、原油増産に伴う随伴ガスの産出増で天然ガス価格の上昇は限定的との見方。
またガス生産の停滞に伴い、雇用創出力は後退。
鉱業は製造業、教育に次いで雇用者数は大幅なマイナス。
ガス増産とそれに伴う成長押し上げシナリオには懸念増。
バラ色のシェールガス革命にアチコチから陰りが出てきた印象。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「Pride」
明日の相場を支えるのは今日までの相場だ
どこまで行くのかきっと今も旅の途中だな
ガムシャラに進んだ昔チャートとなって
痛みや悔しさも一緒に連れて
すべてかける相場の物語
あの日描いた夢とここまで来れた
誇らしい株価もいる
あと少し手を伸ばしたらつかめそうだろう
信じてる相場の輝きを
何かに怯えて株持つことは誰しもあるだろう
支えて頼ってそれがいつか強さに変わるだろう
365日頑張り続けて
この先何があるか不安だけれど
自分で決めた道忘れない
こぼれた涙の色あの買いの板輝いて見えていたよ
この手に託した夢のカケラ集めて
大丈夫塩漬けじゃないんだ「今」
どんなに苦しい下げでも弱音吐く方が悔しい
絶対限界なんて言わないと決めた
どんなに悔しいときでも立ち止まる自分が苦しい
未来の相場に気づいた日からずっと
憧れていた追いかけていたい負けない心と諦めない勇気
たとえ少しでも走り続けることで道標に変わる必ず
さあ進もう
<兜町カタリスト>
「誰かがいる」
「車の目」でソニーが5日続伸。
「カジノ参入検討」で京急が年初来高値を更新。
Nフィールドとワイヤレスゲートは業務提携。
在宅医療・介護・退院支援サービスを融合させた付加価値の高いサービスを提供。
看護や介護現場における事務負担を減少させるソリューションの開発も検討。
アライドーアーキテクツは口コミの勘定分析を提供。
オウケイウェブは佐賀大と共同で患者専用サイトを開設。
マブは10年ぶの高値水準。
あちらもこちらも材料は「日々是新」。
日経のコラム「消費の旬景」。
木曜は「高音質で若者とりこ」。
秋葉原の高級ヘッドフォン売り場は、これまで音楽マニアの中年男性のたまり場。
今は20台の若者で賑わっているという。
ソニーの「MDR−1RMK2」やアップルが買収した「ビーツ」。
2万円前後の商品が人気という。
確か、ビーツはヒビノの取り扱い商品だった記憶がある。
金曜は「高級輸入車、快走の夏」。
フェラーリのスポーツカー(2450万円)は年内の納車台数を受注。
ランボルギーニは2970万円のスポーツカーを130台受注したという。
消費増税など全く関係ない世界の話ではあるが、これも現実。
あるいは今朝の日経では「写真は語る」は「超リッチ消費の奔流」。
馬主を希望する人の増加、人気が高まるワインセラー、家事はお手伝いさん。
そして一時金3億9000万円の老人ホーム。
約5000万円の小型飛行機を買う人たち。
縁がないようで意外と近くにいるような気もする。
企業も人も2極化していく姿はいつか来た道でもある。
ツーティアマーケットなんて言葉は久しく聞いていないが・・・。
それよりも、明るそうなのは上記の「消費の旬景」連載最終回。
見出しは「スカート、ひらり復権」。
ここ10年はパンツ人気が続いていたが「スカートの復権は景況感が上向きになったムード」。
23区と組曲に占める割合は秋冬にはスカート10.3%、パンツ5.6%の見通し。
1967年にツィッギーが来日してのミニスカブーム。
1965年→70年までの5年間の実質GDPは年平均10.9%。
一方1973年のオイルショックでGDPがマイナスになったのが74年。
ジーパンが流行し、ロングスカートがブームになったというのが歴史。
古典的なアノマリーではある。
とはいえ相場は世相の反映そのものでもある。
「日本を11人の外国人が訪れると、日本人1人分の消費に値する」。
人口が11倍というのがは無理にしても、11人来日はアリかも知れない。
そういえば「11人いる!」という漫画もある。
萩尾望都氏の中篇SF漫画で1975年発表。
「ポーの一族」より面白いかも知れない。
週末の東証1部の売買代金は1兆3921億円。
5営業日連続で2兆円を下回り、4月21日(1兆3074億円)以来の薄商い。
今年3番目の低調さ。
一方、日中の値幅は52円で木曜日の66円を下回り約1年8か月ぶりの小ささ。
ストボの岩本デスクは「日中の動きも今年最低の振幅だったが、始値と終値とが極端に接近。
始値1万5317円15銭→終値1万5318円34銭。
その差は僅か1円19銭。
1円19銭では動いていないも同然。
任天堂だって最低の値刻みが5円である。
ローソク足でいう十字線。
売りと買いの勢力が均衡し、動きがなくなった状態。
方向感がない、と言われるが、勢力均衡というほどにエネルギッシュなものではなく、
ともにやる気がない状態、といっていいかもしれない。
ただこうした線の出現は転機につながるから、来週の動きには期待していい」。
一方で・・・。
長期金利は世界的低下。
指標となる新発10年物国債利回りは一時0.495%と1年4ヵ月ぶりに0.5以下に。
株の膠着は明日のためのすくみ。
債券価格の上昇はバブルのフィーナーレ。
そう読みたいところ。
しかし株価の上昇は売買エネルギー低下。
株価の下落で売買エネルギー増加。
下がれば買うという姿勢の「誰かがいる」ことは否定できない。
逆に言えば「株価の上昇でも売る人が増えない」とも考えられるが・・・。
<18日の相場展望>
18日の日経平均株価は小動きの展開。
前週末15日からほぼ横ばいの15318円で始まった後は、15300円台前半で小幅な値動きにとどまっている。
日経平均株価の予想レンジは15200円−15400円。
外部環境に目立った変化がなく、手掛かり材料に乏しい中で薄商いからボラティリティの低下が想定される。日経平均は25日線(15331円)が意識される水準で、この線を中心に上下に値幅の狭い動きとなりそうだ。短期筋は材料株に向かう可能性が高く、「エボラ出血熱」関連や前週末にかけて調整が入ったゲーム関連株が再度動意付くかに注目したい。
週末のNYダウは、50ドル安の16662ドル。
NASDAQは11ポイント高の4464ポイント。
ギリアドやマイクロソフトが上げを主導。
S&P500は、0.12ポイント安の1955ポイント。
ダウ輸送株指数は、0.03ポイント安の8264ポイント。
週足ではダウは、0.7%、ナスダックは2.2%、S&Pは1.2%上昇。
3市場の売買高は約59億株とやや拡大。
CME円建ては大証比5円安の15315円。
ドル建ては大証比変わらずの15320ポイント。
非公式外資系動向は、650万株売り/880万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは電機・不動産・自動車・情報通信・商社セクターなど。
買いは機械・サービス・精密・石油・小売り・食品セクターなど。
225先物は、バークレイズ・ドイツ・シティ・ニューエッジ・クレディ・メリルが買い越し。
アムロ・野村・大和・みずほ・JPモルガン・マネ・GSが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・モルスタ・野村・UBSが買い越し。
メリル・クレディ・GS・バークレイズ・ドイツ・アムロが売り越し。
外資系等は、東京建物(8804)、航空電子(6807)、ゼオン(4205)、
小糸(7276)、長谷工(1808)、ミスミ(9962)、JAL(9201)、
ANA(9202)に注目。
テクニカル的には、ショーボンド(1414)、奥村(1833)、イチケン(1847)、北野建(1866)、福田組(1899)、
住友電設(1949)、M&A(2127)、トラストテック(2154)、エスクリ(2196)、ディップ(2379)、一休(2450)、Jオイル(2613)、ゲンキー(2772)、大黒天(2791)、あい(3076)、バイタル(3151)、UKC(3156)、飯田(3291)、住江織(3501)、共和レ(3553)、豆蔵(3756)、アミューズ(4301)、サイバネット(4312)、大正薬(4581)、ラウンドワン(4680)、フルキャスト(4848)、ファンケル(4921)、アサンテ(6073)、ダイコク(6430)、蛇の目(6445)、オリジン(6513)、JVC(6632)、ソニー(6758)、ミツミ(6767)、パイオニア(6770)、ローランドDG(6789)、船井電(6839)、レーザーテック(6920)、山一電(6941)、プレス工(7246)、今仙(7266)、エクセル(7591)、ガリバー(7599)、オーハシ(7628)、PLANT(7646)、セイコー(8050)、琉銀(8399)、NTT都市(8933)、京急(9006)、郵船(9201)、川船(9107)、カナモト(9678)、西尾レ(9699)、アサツー(9747)、ジェコス(9991)が動兆。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
ソケッツ(3634)・・・動兆
ソケッツに注目する。
同社はデータベースに基づいた音楽や映像のレコメンド機能の提供が中核。
第1四半期の業績は赤字ながら期初予想通り。
先行投資とアライアンス強化も順調。
プロファイリングサービスとアライアンス拡大に期待感。
(1285円)
信用取引規制
◆東証、エイティング株の日々公表銘柄指定を解除 15日付。
◆東証、DWTI株の信用取引に関する臨時措置
委託保証金率を18日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
◆新株落ち=
〔東証1部〕ウエルシア、クリレスHD、ダイエー
〔東証2部〕OCHIHD、ウィルG〔名証2部〕ジーフット、日本商業開発
〔東証マザーズ〕トレファク〔
ジャスダック〕コシダカHD、バリューHRは27日
▽空売り比率=28.4%(東証、15日)
【15日の相場表変更】
▽指定変更=〔東証マザーズ→東1〕エストラスト(不動産)
予定
■18(月)
【国内】
《決算発表》
ドンキホテHD、Jエクセレント、総医研、産業ファ
《株主総会》
マルミヤストア
《株式分割》※権利取最終日
シーティーエス
【海外】
中国7月主要70都市住宅価格
タイ4-6月期GDP(11:30)
ユーロ圏6月貿易収支(18:00)
米8月NAHB住宅市場指数(23:00)
《決算発表》
アーバンアウトフィッターズ
<15日の相場概況と来週展望>
15日の日経平均株価は小幅に5日続伸。
終値は前日比3円77銭高の1万5318円34銭だった。
5日続伸は5月22〜29日(6日続伸)以来。
終日小動きが続いた。前日まで4日続伸していた中で週末を迎え、25日移動平均(前日時点で1万5326円)を意識した動き。
夏休みシーズンで市場参加者も少なく、日経平均の日中値幅(高値と安値の差)は51円35銭と2012年12月12日(40円30銭)以来の小ささ。
東証1部の売買代金は概算で1兆3921億円と4月21日(1兆3074億円)以来の薄商いとなった。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり948/値下がり695と値上がり優勢。
新興市場銘柄ではミクシィやサイバーダイン、日本通信などがしっかり。
東証1部の売買代金は1兆3921億円と5営業日連続で2兆円を下回り、4月21日(1兆3074億円)以来の薄商いとなった。
来週は底堅い展開となりそうだ。短期資金の受け皿だったゲーム関連株もミクシィ相場の一服から調整売りに押される銘柄が目立つ状況。
西アフリカで感染が拡大している「エボラ出血熱」関連で医薬品やバイオ関連株、景気対策期待から建設株、
成長期待が強いロボット関連株などがゲーム関連株に替わって循環物色される展開を想定する。
経済指標では20日に発表される7月貿易収支、6月全産業活動指数、7月コンビニエンスストア売上高などが目立つ程度。
外部環境次第ではあるが、前週に好転した地合いが続くとみている。
スケジュールを見てみると・・・
18日(月)米NAHB住宅指数
19日(火)米消費者物価、住宅着工
20日(水)7月貿易収支、コンビニ売上高、米FOMC議事録
21日(木)米中古住宅販売、フィララデルフィア連銀製造業景況感、中国HSBC製造業PMI
22日(金)ジャクソンホール金融・済シンポジウム(〜24日予定)
今度は中国のHSBC製造業PMIとジャクソンホールを巡ってのアレコレ。どうせ通過してしまえば忘れるのに懲りない面々は多い。
<兜町カタリスト>
後場の相場展開は、お盆休みで参加者が限定的になっており、日経平均は前日終値を挟んで方向感に欠ける展開になっている。
25日線が上値抵抗として意識されているほか、直近の上昇や週末要因から積極的な買いは限定的になる一方、
政策期待などから下値では押し目買いの動きもみられている。
気になる銘柄では
建設機械レンタル大手のカナモト(9678)(東1)の株価は高値更新の展開が続いている。今期(14年10月期)業績再増額の可能性もあり、好業績を評価して短期的な自律調整を挟みながら上値を追う流れに変化はなく、5000円台は射程圏だろう。なお9月5日に第3四半期累計(11月〜7月)の業績発表を予定している。
インフォコム(4348)は、7月22日に1092円まで上伸して1月高値1052円を突破し、13年10月高値1124円に接近した。その後は第1四半期(4月〜6月)の営業赤字を嫌気する形で8月1日に885円まで急落したが、足元は900円台前半で推移して一巡感を強めている。反発のタイミングだろう。
ワイヤレスゲート(9419)(東マ)は14日、メディカル・ライフサポーターとして在宅療養支援や住環境のサポートを行うN・フィールド(6077)(東マ)との業務提携を発表した。
ワイヤレスゲートは、無線LANサービス、WiMAX、WiMAX2+、LTE対応ルーターなどの複数の無線インフラを統合してワイヤレス・ブロードバンドサービスを提供しており、新にLTE通信対応のSIMカードの販売開始を予定するなど、無線通信関連分野で様々なノウハウを有している。
N・フィールドは、全国主要都市圏で訪問看護サービスを展開しており、在宅医療・介護・退院支援をワンストップで提供するなど、医療行政での医療費抑制のための「在宅医療へのサポート充実」と「退院促進」の流れを事業として推進している。
<15日の相場展望>
15日の日経平均株価は小幅に続伸して始まったが、その後は利食いに押される格好に。
日経平均株価の予想レンジは15200円−15400円。
薄商いから小動きとお盆休み相場が続くとみられる。心理的な抵抗となる25日線(15326円)付近では戻り待ち売りが想定されるが、この水準を上回る推移が続けば地合いの改善から後場にかけても強含む可能性もあるだろう。
ゲーム関連への物色が一服する中、バイオ関連に資金が集中していた。14日の米S&P500業種別ランキングでは医薬品・バイオテクノロジーの強さが目立っており、引き続き注目されそうである。
また、京急(9006)、カジノ参入を検討と伝わる。
主要外国証券経由の注文動向は、
5社ベースで、売り550万株、買い560万株で、差し引き10万株の買い越し。
買い越しは3営業日連続。金額(5社ベース)も買い越し。
売りセクターに、化学、通信、建設、自動車、電力、ガス、電機、銀行、薬品など。
買いセクターに、建設、機械、食品、商社、自動車、保険、ゴムなど」(外資系証券)という。
昨日のNYダウは前日比61.78ドル高の16713.58ドルで終了した。 NASDAQは前日比18.88ポイント高の4453.00ポイント、S&P500は前営業日比8.46ポイント高の1955.18ポイントで終了した。
<信用取引規制関係>
◆東証、テックファム株の信用取引に関する臨時措置
委託保証金率を15日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
◆東証、ストリーム株の信用取引に関する臨時措置を解除
15日売買分から。
日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる増担保金徴収措置を解除。
◆東証、フェリシモ株、ワイヤレスG株の日々公表銘柄指定を解除 14日付。
◆東証、リブセンス株を日々公表銘柄に指定 15日から。
▽空売り比率=28.1%(東証、14日)
▼立合外分売
アイレップ 15日に364円で72万株
予定
■国内(15日)
終戦記念日
《決算発表》
OATアグリオ、MHグループ
《銘柄異動》
エストラスト
■海外(15日)
シンガポール6月小売売上高(14:00)
トルコ5月失業率(16:00)
英4-6月期GDP速報値(17:30)
香港4-6月期GDP(17:30)
台湾4-6月期GDP(18:00)
マレーシア4-6月期GDP(19:00)
米8月NY連銀製造業景気指数(21:30)
米7月生産者物価(21:30)
米6月対米証券投資(22:00)
米7月鉱工業生産・設備稼働率(22:15)
米8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(22:55)
休場:インド、韓国、イタリア
<14日の相場概況>
14日の日経平均株価は4日続伸。
欧米株高や為替市場における円高一服が支援材料となり、主力株を中心に堅調な展開となった。
ただし、国内企業の決算発表が一巡する中で手掛かり材料が乏しかったほか、お盆休み入りで取引参加者も減少する中で方向感が乏しい動きが続いた。
大引けの日経平均は前日比100.94円高の15314.57円となった。東証マザーズ上場のミクシィが大幅安となり、東証1部でも売買代金が比較的多いコロプラなどのゲーム関連株がつれ安となったことも相場の重荷となった。
朝のコメントに書いた注目のバイオ関連が強含んでいる。値動きの軽いバイオ関連に短期資金が向かっていた。
東証1部の売買高は18億3783万株、売買代金は1兆5702億円だった。2兆円を4日連続で下回った。
東証株価指数(TOPIX)も4日続伸し、前日比8.37ポイント高の1270.50だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1246、値下がり銘柄数は444、変わらずは126だった。
株価指数を開発・算出するMSCIが前日に「標準指数」構成銘柄に新規に組み入れるとした西武HDは大幅上昇して上場来高値を更新したが、その後は売られ終値では下げに転じた。
東証2部株価指数は続伸。
<余談>
どういう訳が市場関係者は黄金比率とかフィボナッチを話題にしたがる。
そして「白銀比率って知ってますか」と質問すると「聞いたことがある」という答。
でも、明確に白銀比率を説明してもらったことはない。
水曜の後場の放送でそう言ったらスタッフさんが明確に調べてくれた。
まずは黄金比(1:(1+√5)/2、1:1.618)
約5:8の比率となる。
人間にとって最も美しいとされる比で、ちょうど名刺のタテヨコがこの比率。
パルテノン神殿、モナリザの顔の比などが有名。
変わったところでは。巻貝や台風の渦などもそうなっている。
あるいはデジカメやアイフォンなども該当。
工業デザインでも活用されているらしい。
株価の動きをこの比率で滔々と説明する御仁も多いから不思議なもの。
しかし理由は定かではない。
単に「美しい比だから」では根拠レスで単にチャートに当てはめただけだろう。
しかし妙な説得力があるように聞こえるから不思議なもの。
一方で白銀比(1:√2、1:1.4142、約5:7)。
別名「大和比」とも言われ、上記の黄金比よりも正方形に近い。
日本人が好む比といわれてる。
コピー用紙のA3やA4、B3やB4などがこの比率。
法隆寺や薬師三尊像など日本古来の建築物に多い。
聖徳太子が見つけたとも言われている。
木造建築に白銀比が多い理由は丸太から切り出される角材の断面は正方形。
それが一番無駄を出さない形という指摘もある。
因みに日本の人気キャラクターの40%が白銀比。
キティーちゃん、ドラえもん、アンパンマン。
古くは「鳥獣戯画」も蛙さえも白銀比。
因みに数字で対比すると・・・。
黄金比1:1.618。
白銀比1:1.414。
さらに青銅比:1:1.303。
後生大事に西洋チックな黄金比に拘る必要もなかろう。
むしろ日本人の好みに合うクールジャパンの代表である白銀比を使うのも手かも・・・。
<アフターランチ>
「抽出」
8月8日株安説の根拠になっていたのは「アリババの上場予定日」。
とある市場関係者の言。
これが先延ばしになったので影響は軽微だったのだろうか。
逆に、8月8日がコンピュターにインプットされたままだったのかも知れない。
真相は藪の中ではあるが・・・。
8月13日急落説というのもあった。
理由はいろいろあろうが、「8月最初の9日間はアメリカでファンドの解約が多い」。
しかし、突発的な解約売りは見られなかった。
確かにパリバショックのあった2007年はGSのファンドの解約は引き金だった。
しかし、そんな記憶ももう薄れていよう。
今度は、iPHONE6が発表されるという9月19日でもメルクマールにするのだろうか。
もっとも・・・。
この手の陰謀説めいたものは嫌いではない。
確かそうなったときはゾクゾクとした気持ちになる。
1986年5月25日。
日本ダービーでダイナガリバーが優勝した。
当時密かに言われていたのは「ガリバー旅行記でガリバーが日本に来たのが5月25日」。
場群を抜けてダイナガリバーが出てきたときはそれこそ慄いた。
しかし・・・。
この手の話は外れれば空しさが倍化するものでもある。
日経ヴェリタスでは「GDF運用見直し」で影響大の銘柄ランキング。
GPIFの運用参考ファンド3つ(野村RAFI、S&PGIVI、DFA)。
そのうち2つ以上に組み込まれている銘柄群からの抽出となっている。
例えば・・・。
ワークマン(7564)、エスケー技研(4628)、青木(1865)、
三谷商事(8066)、上新(8173)、理研ビタ(4526)、東映アニメ(4816)、
東邦銀(8346)、ナフコ(2790)、三谷セキサン(5273)、
大阪製鉄(5449)、青森銀(8342)、オークワ(8217)、
トランシティ(9310)、長谷川香料(4958)、伊藤忠食(2692)、
日伝(9902)、三重銀(8374)、ツツミ(7937)、中京銀(8530)、
ミツウロコ(8131)、佐賀銀(8395)、帝国ホ(9708)、神奈中(9081)、
みちのく(8350)、京葉ガ(9539)、村上開明堂(7292)、じもと(7161)、
東北銀(8349)、あらた(2733)、MV西日本(8287)、
ウッドワン(7898)、丸全昭和(9068)、八千代工業(7298)など。
地銀は当然そうだが、地方本社の企業が多いように感じるのは気のせいだろうか。
さほど話題にはならないが、MSCIの定期見直しが発表された。
日本株全体では129億円の資金流入の予定。
新規採用は西武HD(9024)1銘柄だけ。
売買インパクトでは西武HD(9024)、ジャパンRE(8952)、IHI(7012)、
オリックス(8591)、ビルファンド(8951)などが上位。
その他増加銘柄は神戸鋼(5406)、名鉄(9048)、カルビー(2229)、
グリー(3632)、ソニー(6758)など。
一方減少銘柄はクボタ(6326)、群馬銀(8334)、ヤフー(4689)、
アステラス(4503)、物産(8031)、中国銀(8382)など。
8月29日の終値ベースで反映されることになる。
<14日の相場展望>
14日の日経平均株価は4日続伸で始まった。
日経平均株価の予想レンジは15150円−15400円。
きょうもお盆休み期間のため市場参加者が減っており、商いは低迷している。先物主導での値動きとなる可能性がある。実際に先物に買い戻しが入っていることを受け、ソフトバンクやファストリ、ファナックなどの値がさ株が上げている。
米株高や先物価格を踏まえて15300円付近での推移が想定される。
内閣府が発表した6月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶、電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比8.8%増の7458億円だった。プラスは3カ月ぶり、市場では「期待値が高かったので市場予想に届かなかったが、想定の範囲内で相場への影響は少ない」との声があった。
同時に発表した4〜6月期の四半期ベースは、前期比10.4%減の2兆2824億円だった。7〜9月見通しは2.9%増の見通し。内閣府は基調判断を「増加傾向に足踏みがみられる」から「一進一退で推移している」に変更した。
日経新聞が14日付で「大林組は2015年度にもビル建設などに際し、地盤の掘削調査へ自社開発のロボットを導入する」と報じたことが買い材料視された。
報道によると「作業人員を半分に減らし、コストの3割削減を目指す」という。20年の東京五輪に向けて進む大規模な再開発や、老朽インフラの補修を円滑に進めるためロボット活用に期待した買いが向かった。
注目は、バイオ関連としたい。
昨日のNYダウは、91ドル高の16651ドルと反発。
年初比プラスに転じた。
NASDAQは44ポイント高の4434ポイント。
S&P500は12ポイント高の1946ポイント。
ダウ輸送株指数は55ポイント高の8209ポイント。
小売売上高の軟調は見えないフリ。
冴えない景気指標は金融緩和継続につながるとの勝手な解釈も聞かれる。
バイオ関連や運輸関連、アマゾンなどが上昇。
3市場の売買高は約47億株と依然低調。
CME円建ては大証比85円高の15305円。
ドル建ては大証比90ポイント高の15310ポイント。
非公式外資系動向は、450万株売り/480万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは非鉄・小売り・銀行・商社・サービスセクターなど。
買いは電機・情報通信・陸運・建設セクターなど。
売買交錯は精密・自動車・機械セクターなど。
225先物は、HSBC・マネ・メリル・UBS・シティ・モルスタが買い越し。
三菱・みずほ・日興・アムロ・野村・ニューエッジ・Gが売り越し。
TOPIX先物はJP・モルスタ・ドイツ・みずほ・バークレイズが買い越し。
パリバ・GS・メリル・クレディが売り越し。
外資系等は、マクセル(6810)、地所(8803)、住友不(8830)、
東急不(3289)、三井不(8801)、メッセージ(2400)に注目。
テクニカル的には、大成建(1801)、不動テ(1813)、西松(1820)、
タケエイ(2151)、トラストテック(2154)、クックパッド(2193)、
プリマ(2281)、エムスリー(2413)、一休(2450)、
WDB(2475)、くら(2695)、フジッコ(2908)、あい(3076)、
物語(3097)、富士紡(3104)、クラボウ(3106)、
ウェルシア(3141)、関東電化(4047)、電通(4324)、日医工(4541)、
WOWWOW(4839)、フルキャスト(4848)、メック(4971)、
日立金(5486)、三和(5929)、アサンテ(6073)、ダイコク(6430)、
JUKI(6440)、蛇(6445)、日ピス(6461)、オリジン(6513)、
信号(6741)、パイオニア(6773)、クラリオン(6796)、
SMK(6798)、光電工(6849)、レーザーテック(6920)、
スクリーン(7735)、大研医(7775)、共同印(7914)、菱鉛筆(7976)、
内田洋行(8057)、フルサト(8087)、稲畑産(8098)
Gウイン(8111)、リョーサン(8140)、アデランス(8170)、
マルエツ(8178)、宇徳(9358)、DTS(9682)、アイネス(9742)、
応用地質(9755)、イノテック(9880)が動兆。
<信用取引規制>
◆東証、テクノセブン株の日々公表銘柄指定を解除 13日付。
◆東証、コロプラ株を日々公表銘柄に指定 14日から。
◆東証、DMP株の信用取引に臨時措置
委託保証金率を14日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
◎新規上場=〔東証1部〕キリン堂ホールディングス(3194、キリン堂HD、商業)は18日
▽空売り比率=26.8%(東証、13日)
【13日の相場表変更】
▽上場廃止=〔東1〕キリン堂
▽監理銘柄に指定=〔ジャスダック〕プラネックス
▽整理銘柄に指定=〔ジャスダック・監理〕インスパイア
<予定>
■国内(14日)
6月機械受注(8:50)
5年国債入札
《決算発表》
ネクソン、東燃ゼネ、サイバダイン、カイオム、省電舎、ボルテージ、オウチーノ、エンバイオHD、日本ビルF、日本プラR、フロンティアRE、システム情報、ライドオンEX、日本リート、オープンハウス、BML、ラサ工、サハダイヤ、ジーエヌアイなど
■海外(14日)
韓国中銀政策金利発表(10:00)
インド7月卸売物価指数(15:30)
インドネシア中銀政策金利発表
仏4-6月期GDP速報値(14:30)
独4-6月期GDP速報値(15:00)
トルコ6月経常収支(16:00)
ユーロ圏4-6月期GDP速報値、7月消費者物価確報値(18:00)
ブラジル6月小売売上高(21:00)
米7月輸入物価(21:30)
米30年国債入札
《決算発表》
ウォルマート・ストアーズ、JCペニー、アプライドマテリアルズ
<兜町カタリスト>
「枯れてはいない」
「夏枯れ相場」と言われようが、「盆休み相場」と言われようが市場は堅調。
個別株の奮闘が際立ち、記憶に残りそうな展開。
森ばかりを見て高等遊民的且つ非生産的な言葉の遊び議論ばかりが横行。
ギラギラとした欲望に彩られた枝葉を見逃しかねない。
横文字乱舞に誤魔化されたり、パラノイア的数字分析にはまま欺かれる。
しかし相場はそんなに上等なものでもない。
株価に上がって欲しい人たちと下がって欲しい人たちのぶつかり合い。
時代が進んで参加者の変化があってもこの基本的構図は変わらない。
アルゴが王者みたいな論調もあるが、そのアルゴだって作ったのは人間。
HFTがなんだかんだと言っても参加者全員が鞘取りを狙っている訳ではない。
目先の大きな声に惑わされず、この図式に戻れば、いいのではなかろうか。
大体・・・。
GDPの発表待ちの見送りモードで動意薄なんていっていたのが一昨日。
昨日市場予想よりも悪化せず着地したのに売買代金は低下。
ということは、「GDPなんて待ってなかった」に他ならない。
そもそもGDPの発表で相場が動くなんてことは滅多にないもの。
それを誰かが「GDPを待っている」なんていうから、いつものように「この指止まれ」。
こういう欺瞞チックなコメントは発するほうは便利だが、受け取る方には邪魔なもの。
興味深かったのは市場関係者岡本氏のコメント。
「何やかんや言ってクラリオンが高値更新。
しかし、依然としてカラ売りが多い。
いつも底入れって売り方がつくるなぁ」。
この言葉覚えておきたいもの。
恐怖論が増えてくればくるほど底入れ時期が近づくということ。
表面上の解釈や論理では相場は推し量れない。
あるいは「暇すぎてイヤ。
僕だけでなく、マーケット人間は休みより相場が好きなんでしょうね。
暇している人は多いけど、休んでいる人は少ない」。
これも現実。
日経平均株価の25日移動平均は15326円でマイナス0.74%のかい離。
まずはこの奪還からリセットという印象。
75日線(14973円)は200日線(14966円)を上回りゴールデンクロス示現。
中期線が長期線を上回ったのだから中期的上昇傾向復活と読みたいところ。
騰落レシオは87%で過熱感は薄い。
空売り比率は26.8%で30%割れ継続。
8月SQ値15036円、7月SQ値15084円は上回って推移。
8月SQ値に対してはSQ当日こそ負けだったものの、その後3連勝。
悪くはない。
結局SQに向けて起こっていたのは相変わらずの裁定買い残の減少。
先週は3209億円減少して2兆7269億円。
これを9月に向かってまた増やすという構図なのだろう。
7月31日高値(15759円)から下げ幅の半値戻しが15256円。
PER14倍台はNYの16倍に対して見劣りしていることは間違いない。
ところで・・・。
毎年初の「びっくり十大予想」で有名なバイロン・ウィーン氏。
12日の米CNBC「クロージングベル」に出演。
「年内にS&P500指数が20%上昇する可能性がある」とコメントした。
ということは、年末には2300ポイントということになる。
「イスラエルやウクライナ、イラクんどの地政学的イベントは来年にかけて緩和されよう。
今は、都合よく地政学的リスクが機能している」。
その上で・・・。
「今後の注目はバイオセクター」とも。
だから昨日のNYでバイオが高かったのだろうか。
昨日のストボのゲストは株式経済新聞の富田編集長。
個別注目銘柄は菱製鋼(5632)、大研医器(7775)、メック(4971)、
日ピス(6471)だった。
オバマ米大統領はマサチューセッツ州のマーサス・ビンヤード島で24日までの休暇。
安倍首相は河口湖から山口へ。
9日夜は河口湖で炭火串焼き。
10日昼は河口湖のイタリアン「リチェッタ」。
夜は「異彩中国菜館湖宮」で中華。
11日の夜は四ツ谷の「龍月園」で焼肉。
12日の昼は岩国の「桃季庵」で県会議長と。
夜は「金鶏」で鶏料理。
昨日は昼はお好み焼き「ひら田」、夜は「アリラン」で焼肉。
時節柄、弔問の多さと頻繁な歯医者通いが気になるが、それでも元気さは変わらない印象。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
N・フィールド(6077)・・・動兆
N・フィールドに注目する。
同社は精神科訪問看護が中核。
看護師集団が地域のメディカルサポーターとして専門力・対応力・連携力を強化
今12月期通期売上高は前期比61.3%増。
営業利益は同115%増、純利益は同13.2%増の見通し。
今期新規開設拠点は29。
精神科領域から他領域への進出も遠くないと見る。
昨日年初来高値を更新。
新たな展開に期待。
(4120買い気配)。
<13日の相場概況>
13日の日経平均株価は3日続伸。
終値は1万5213円63銭で前日比52円32銭高。
内閣府が発表した4〜6月期のGDP速報値では、物価変動の影響を除いた実質で前期比年率6.8%減と、市場予想の中央値に比べマイナス幅は小さかった。一部では2ケタに近いマイナス成長を懸念する声もあったため、過度に悲観的な見方が後退し、日本株を買い戻す動きが次第に広がった。
ミクシィが3営業日ぶりにザラ場で寄り付き、売買代金は1157億円と2位のソフトバンク(607億円)の約2倍近くとなる突出振りをみせた。ミクシィに短期資金が集中したことで、コロプラやマーベラス、KLABなど他のゲーム関連株は下落。
一部報道で、中国の電子商取引大手アリババ集団が9月16日の米市場上場を目指していると伝わり、同社に出資するソフトバンクが前日から2%超上昇した。日経平均への寄与度が高い銘柄とあって、ソフトバンクだけで日経平均を19円以上押し上げた。
GPIFなどの公的年金が株式の保有割合を増やすとの思惑から、日本株には需給の引き締まりを見込んだ買いも入った。
東証株価指数(TOPIX)も3日続伸。1262.13ポイントで前日比4.44ポイント高だった。
東証1部の売買代金は概算で1兆5429億円だった。売買高は17億3741万株。東証1部の値上がり銘柄数は1092、値下がり銘柄数は553で、値上がり優勢。変わらずは171だった。
東証2部株価指数は反発。
大型株は軒並み低調な商いで、ミクシィ中心にゲーム関連株、バイオ関連株の物色以外に目立った動きはみられなかった。売買代金の減少(12日:1兆6180億円)や前日とほぼ同じレンジでの推移などを勘案すると、お盆休みに入った市場参加者が多いようで明日も夏枯れ相場となりそうだ。
<兜町ポエム>
「ふるさと」
業績追いしかの株
材料釣りしかの株
夢は今も巡りて
離れがたき東京市場
いかにいます銘柄
つつがなしや値動き
雨に風につけても
思いいずる東京市場
志を果たして
いつの日にか帰らん
よろこび溢れる東京市場
みんな集う東京市場
<アフターランチ>
「羊」
盂蘭盆会。
語源はサンスクリット語だが、要はお盆。
高速の下りの渋滞を見ると、それこそ世間はお休み状態。
電車はガラガエ、都内も人影薄い状態。
それでもマーケットは開いている。
しかも後場の実況。
もっとも、東証への見学者は多少いる。
場立ちさんが消えたので、もう目にすることがないのが手振り。
グーをして人差し指と小指を立てる仕草を昨日、北浜出身氏に教えてもらった。
何を意味するかというと、見た格好が羊に似ているから「洋」だと。
東洋建、洋カンなど「洋」の着く銘柄は多い。
「洋」は「羊」に通じるのだから、干支関連で使える話題。
そしてもう一つはラジオNIKKEI「かぶとびら」のゲストのライオン(4912)。
販売しているサプリメントは「グッスミン酵母のチカラ」。
トマト酢とGABAを配合した飲料で「グッスリ眠りたい」人をサポート。
眠りたいならば「羊」を数えることもあろう。
多少こじつけチックだが・・・。
昨日の日経夕刊に興味深い記事。
見出しは「米パイプライン大手、投資事業を統合
7.2兆円、シェール鈍化で」。
米石油・天然ガスパイプライン大手のキンダー・モルガンは参加のっ押し事業会社を
総額7.2兆円で統合すると発表した。
投資事業体はマスターリミテッドパートナーシップ(MLP)と呼ばれる投資ファンド。
「シェール事業が鈍化するとの懸念から投資妙味が薄れる」というのがその理由。
キンダーは米シェールブームを資金面で支えておりMLP活用の先駆者だったという。
パイプ事業者にとって、成長余地が縮小しつつあるという。
長期的にシェールガスのパイプ事業の拡大は厳しいという見方。
アチラコチラでばら撒かれている「バラ色のシェールガス革命」に陰りの印象。
小さな記事から全体像が見えることもたまにある。
あまりシェールで踊らない方が良いかも知れない。
従来の市場解釈は「エネルギーコストの低下で潤う米国経済」。
あるいは「シェールガスが米国経済を救う」。
しかし、もしこの報道の通りであるならば「エネルギーコストが低下しない米国。
行き詰るシェールガス革命。
先行きの暗い米国経済)と化してしまうのかも知れない。
となると・・・。
「米株高に東京連れ高」ではなく、「NYからの逃避資金の行き場としての東京」のシナリオ。
悪くはない。
<兜町ポエム>
「赤とんぼ」
夕焼け小焼けの兜町
高値を見たのはいつの日か
相場の未来の値動きを
小篭につんだは幻か
ガラで株価は塩漬けに
明るい材料も絶え果てた
夕焼け小焼けの株価たち
待ちかねているよ目の前で
<兜町カタリスト>
「計算だけは・・・」
昨日の日経平均株価の高値は15235円。
8日の急落の前日終値15232円を一時回復した。
8日の安値が14753円だから2日で500円あまりの上昇。
エレベーターで下って昇っての繰り返し。
ウクライナもガザもその他もろもろ対して進展も変化もしていないのに・・・。
解釈で動く相場の面目躍如となった。
そもそも・・・。
8月はイベントとファンドの解約に振り回されやすい月。
アノマリー的には「NYでは8月相場の最初の9日間は弱い」。
07年8月のパリバショックの前触れだったのはGSのファンドの解約観測。
旗艦ファンドの解約が他のファンドの解約への誘い水となり、結局我先のファンド解約合戦。
そういう時期である。
今回は外部環境と言うよりは、ファンドの運用の下手さがクローズアップされている。
運用成績の悪化を背景に人員削減に踏み切るヘッジファンドが出始めているという。
株価が最高値水準の市場での運用稚拙というのはよほどのこと。
もっとも、年初に金利上昇債券下落のシナリオを採用したファンドは完全な読み違い。
あるいはアルゼンチン債での運用も裏目。
挙句の果てには、カリフォルニア州職員退職年金(カルパース)。
リスクの高い投資を減少させると表明。
ヘッジファンドでの運用をさらに縮小の方向となった。
興味深いコメントもある。
「米国の年金基金は歴史的な株高により積み立て不足が解消。
機械的に株売り債券買いのスタンスを取っている」。
元手を取れば、あとは安定運用というのは、運用者としては当然もある。
しかし多くの年金がこのスタンスを真似ると、債券が買われ金利は上がらない。
意外感のある金利低下の背景はここにもあろうか。
永田町や霞ヶ関に魅力的に映っているのは、この「歴史的な株高による積み立て不足解消」。
海の向こうで起きたことに対する期待や切望が失望になって欲しくはないものだ。
もっともアメリカで起きたことは日本で起きるというスタンスに立つと・・・。
日本のバブル崩壊(1989年)から約20年後の2008年にアメリカのバブルは崩壊した。
この時間軸に従えば20年後には夢が実現する可能性はあろうが、そんなに待てないもの。
因みにパリバ証券のGPIF基本ポートフォリオ変更予想。
現在12%プラスマイナス6%の国内株は「22〜25%」。
現在60%プラスマイナス8%の国内債は「40%」。
GPIFと国家公務員共済、地方公務員共済、私学共済を合わせた試算で想定すると・・・。
国内株20%→最大5.6兆円の資金流入。
国内株22%→最大8.7兆円の資金流入。年末の日経平均16000円
国内株25%→最大13.5兆円の資金流入。年末の日経平均17000円。
国内株30%→最大21.5兆円の資金流入。
計算だけは誰もが出来るのだが・・・。
<13日の相場展望>
13日の日経平均株価は、15111円の前日比49円安で始まった後、9時20分過ぎには上昇に転じた。その後は小動き。
4〜6月期の国内総生産(GDP)は市場の一部が予想したほど悪化しなかったことで、日経平均への値がさ株が下げ幅を縮めて、相場を下支えしている。
内閣府が発表した4〜6月のGDPは前期比1.7%減、年率換算6.8%減で着地。
予想範囲ながら想定以上のネガサプライズはない。
多少の下駄は履いているのかも知れないが、むしろ好感といったところか。
今日が「左利きの日」という解釈が難しいところ。
というよりも・・・。
様子見の材料だったGDPは通過した。
それでも動けずだとしたら次は何を待ちの理由にするのだろうか。
少し変。
日経平均は一目均衡表の雲上限レベルでの攻防を見せている。大きな需給イベントもなく、この雲を明確に上放れてくる展開は期待しづらいところである。
個別株で、関心が集まるのはミクシィ(2121)の動向であろう。ミクシィは、8月以降のスピード調整で一気に需給懸念が台頭していたが、連日のストップ高であっさり需給不安を払拭させている。
さらに本日も強い値動きが続くようだと、他のゲーム株などへの波及にもつながることで、市場のムードは明るくなりそうである。
気になる話題は、世界保健機関(WHO)、エボラ熱に未承認薬を容認についてバイオ関連に注目したい。
昨日のNYダウは9ドル安の16560ドルと3日ぶりの反落。
NASDAQは12ポイント安の4389ポイント。
S&P500は3ポイント安の1933ポイント。
ダウ輸送株指数は2ポイント安の8153ポイント。
3市場の売買高は約43億株と極端に減少。
CME円建ては大証比35円安の15115円。
ドル建ては大証比25ポイント安の15125ポイント。
非公式外資系動向は、490万株売り/640万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りはその他金融・機械・サービスセクターなど。
買いは薬品・農林・水産・非鉄セクターなど。
売買交錯は商社・小売り・情報通信・電機セクターなど。
225先物は、GS・バークレイズ・UBS・シティ・アムロ・クレディが買い越し。
マネ・みずほ・モルスタ・ニューエッジ・日興が売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・バークレイズ・JPモルガン・GSが買い越し。
パリバ・野村・アムロ・クレディが売り越し。
外資系等は、明治(2269)、ミクシィ(2121)、ミツミ(6767)、
平和(6412)、ペプチド(4587)、ネットワン(7518)、
TDK(6762)、IIJ(3774)、レーザーテック(6920)、
NIPPO(1881)、別子(5713)、三井金(5706)、
電通(4324)に注目。
テクニカル的には、高松(1762)、前田建(1824)、奥村組(1833)、北野建(1866)、大東建託(1878)、若築(1888)、九電工(1959)、トラストテック(2154)、テンプ(2181)、プリマ(2281)、Sフーズ(2292)、キャリアデザ(2410)、エムスリー(2413)、ツカダ(2418)、WDB(2575)、サンエー(2659)、
くら(2695)、ゲンキー(2772)、物語(3097)、TOKAI(3167)、飯田(3291)、共和レ(3553)、
クラウディア(3607)、コーエー(3635)、ボルテージ(3639)、コロプラ(3668)、テイカ(4027)、大日住友(4506)、日医工(4541)、東和薬(4553)、フジ(4676)、リゾートトラ(4681)、CAC(4725)、総合メディ(4775)、コニカ(4902)、東京製鐵(5423)、日東精工(5957)、三洋工(5958)、パイオラ(5988)鶴見(6351)、タダノ(6395)、JUKI(6440)、リケン(6462)、ミネベア(6479)、アルプス(6770)、SMK(6798)、レーザーテック(6920)、カシオ(6952)、アズワン(7476)、大研医(7775)、バンナム(7832)、パイロット(7846)、フジシール(7864)、アシックス(7936)、ピジョン(7956)、フルサト(8087)、稲畑(8098)、アクシアル(8255)、レオパレス(8048)、鴻池運(9025)、南海(9044)、宇徳(9358)、テレ東(9413)、燦(9628)、スクエニ(9684)、日管財(9728)、アイネス(9742)、
富士ソ(9749)、NSD(9759)、アークランド(9842)、イノテック(9880)、プレナス(9945)、ベルク(9974)が動兆。
<予定>
■国内(13日)
4-6月期GDP
7月14・15日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨
《決算発表》
グリー、アイフル、ユーグレナ、そーせい、ガーラ、アエリア、フィスコ、サイボウズ、Dガレージ、Jトラスト、比較.com、HMT、リブセンス、ファンケル、新日科学、アライドアーキなど
■海外(13日)
韓国7月失業率(8:00)
中国7月都市部固定資産投資、小売売上高、鉱工業生産(14:30)
<12日の相場概況>
12日の日経平均株価は小幅続伸。
終値は前日比30円79銭高の1万5161円31銭だった。
投資家のリスク資産回避の姿勢がゆるみ買いが優勢だった。
市場参加者が少ないうえ、新規の手掛かり不足で日経平均は方向感が乏しい状況が続いた。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり1017/値下がり662と値上がり優勢。
個別で買いが入ったところでゲーム関連株が人気化しており、コロプラが年初来高値を更新したほか、ガンホーやマーベラス、KLABなどが上昇。ミクシィは連日でストップ高となった。
堅調な業績と「妖怪ウォッチ」関連の物色でテレビ東京が連日で上場来高値を更新。
ソフトバンクやファストリなど値がさ株は軟調。
東証1部の売買代金は1兆6180億円と2営業日連続で2兆円を下回った。
日経平均の後場の値幅は約56円と狭い動きで、明日発表される4−6月期の国内総生産(GDP)速報値を控え、投資家の様子見ムードが強まったもよう。
今回はGDP成長率の大幅な低下が見込まれており、市場予想の中心である前期比年率7.2%減に対して、どの程度かい離するかが注目される。なお、前回1−3月期のGDPは速報値、改定値ともに市場予想を上回ったが、株価の上昇は限定的。今回も大幅なかい離がなければ株価に対する下方圧力は限られよう。
安倍政権が来年の消費増税10%の判断基準を7-9月期の国内総生産(GDP)としていることから、日本銀行に対して異次元の量的・質的金融緩和第2弾の圧力が高まることで、東京株式市場にとってはプラス要因となる。
また、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の株式投資比率の引き上げ(12%⇒20%)が見込まれるため、絶好の買い場が提供されることになる。
<アフターランチ>
「さびしさ」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
結果論なら誰でも言えるのが株式市場。
週末の下落、そして週初の上昇。
結局、過敏な反応が連鎖しての下落に対する巻き返しという結果。
物事の渦中では物事の本質を見失うことが多いもの。
そして、その本質から離れたところで、右往左往するもの。
市場関係者のコメントも多くがトレンド追随型ですから
下げれば弱気、上げれば強気の繰り返し。
万年弱気、万年強気というのは別にして、このトレンド追随というのが厄介といえば厄介。
勝手に作った相場格言は「変だ、おかしいに買い(売り)迎え」。
アメリカの大統領がイラク空爆を容認したということは、
米経済にそれだけ余裕が出てきたとも読めるもの。
だったら「やはり売りはおかしい」というのが結果論ではあるのでしょうが・・・。
出ては消える45日ルールや、日々大量の先物売買を行い結局ポジションの
傾きのない欧州系の手口などに一喜一憂し、驚くことは、それこそ主役の思う壺。
ああだこうだと材料を並べ立てて思惑をあらぬ方向へ持って行ってくれることで、
逆に主役の術中に陥ることも多いもの。
ある意味、板や手口なんて気が付かれてナンボの世界。
騒ぎたくなるところを敢えて黙って無視する強い意志が持てるかどうかが、
相場を生き抜くコツなのかも知れません。
「相場は黙って一人芝居。徒な付和雷同戒むべし」でもあるのでしょう。
世の中は夏休み。
麦わら帽子も田圃のカエルも見かけませんが、早朝の地下鉄はガラーン。
ディズニーランドへでかける親子や海外旅行用の大きなスーツケースばかり。
昨夕取材したある社長さんは「12日からは夏休み。どこにも行かんで自宅で静養」。
昨夜、取材したある課長さんは「12日から夏休み。行き先はサンディエゴ」。
別の課長補佐氏は「来週はハワイ島でリゾート満喫」。
こんな時に曇り空の東京に燻っているのが何か空しくなる時期。
もっとも・・・。
思い切って遊んでみたくても、相場が頭から離れないのが職業病。
だったら、さらに没入してみるのも、また良しなのかも知れません。
「人の行く裏に道あり花の山」ならば、混雑は避けて通る方が便利と言えば便利。
でも・・・。
花があるかはいざ知らず、
人と違う行動をすると誰もいないリゾートや人影まばらなデパートに遭遇
することになります。
これも結構さびしいもの。
みんなが弱気の時に、一人強気を述べて愚かに見えるような虚しさかも知れません。
そういえば・・・。
先週土曜日に三越前で行ったセミナー。
名古屋から日帰りで駆けつけてくれた人、台風を懸念しながら鎌倉から来てくれた人。
みなさんストボの視聴者さんでした。
「記憶に残る夏相場」なんてものが訪れてくれれば良いのですが・・・。
(櫻井)。
<兜町カタリスト>
「為替」
為替と相場。
円安→株高、円高株安というのが定説。
しかし本当はどうなのだろうか。
円が1ドル=360円の固定相場から変動相場に移行した際の日経平均。
1971年8月の変動相場制移行で日経平均は急落。
しかし翌年早々には高値を奪回した。
そして過剰流動性相場が演出され株価は1年4カ月で2.5倍。
次が1985年のプラザ合意前後の円相場。
85年9月22日のプラザ合意前には1ドル=240円台。
翌年4月には160円台まで円が急騰。
「円高不況」と言われる時期となった。
円高対策、景気対策の効果もあり、株価は円急騰が一服してから急上昇。
バブル相場のスタートとなった。
日経平均は12000円台から1989年の最高値38915円まで急騰、
「トリプルメリット」(円高・低金利・原油安)が合言葉での第2次過剰流動性相場。
しかし・・・。
1995年年初から上昇した円相場。
4月19日の79円75銭で当時の史上最高値をつけた。
9月には100円台まで急反落しその後は緩やかな円安局面。
株価は円高と歩調を合わせるように1995年年初から急落。
日経平均は6月には1万5000円割れ。
しかし、円高から円安に基調が転換したとたんに切り返し22000円台。
1年間で56%の急騰相場となった。
その都度都度、為替と株価の解釈は異なるものという印象が深い。
しかもこの30年は、円安株高が優勢。
でも、変動相場に移行した1970年代は円高株高。
トリプルメリットだって半分は円高株高。
この循環いつ戻るのかが課題。
以下は先週の日刊ゲンダイ「倍返し銘柄」。
↓
インフォマート(2492)に注目する。
同社はフード業界などでの企業間電子商取引プラットフォーム大手。
ASP受発注システムや規格書システム、商談システムなどを展開している。
利用企業数は約36000社、19万事業所。
年間取引高は前期で8618億円と拡大基調で1兆円は通過点だろう。
新規加盟が増加基調で業績は絶好調。
今12月期中間期の純利益は前期比56.4%増、
通期は同92.4%増の12.14億円の見通し。
例えばフェイスブックやラインなど個人をつないで結んだように
同社が目指しているのはビジネスとビジネスが自己増殖的に拡張する方向性。
「重要なのはテクノロジー。
勝手に業界の垣根を越え、勝手に国の垣根を越え、
世界に広がるシステム、事業を目指す」と村上勝照社長。
「これまでフード業界で培ったノウハウをもとに美容・医療などの他業界や、
中国を初めとする海外市場など事業の横展開など面白いステージに挑戦する」とも。
市場を創造しBtoBトップを目指すスピードに拍車がかかってきたと見る。
基本配当性向50%。
そして先々週。
↓
高校野球の石川県決勝で星陵高校が9階裏に8点差をひっくり返した。
大切なのは諦めないこと。
これは株式市場も同様だ。
MORESCO(5018)に注目する。
同社は特殊潤滑油、ホットメルト接着剤などが中核の研究開発型企業の代表。
高真空ポンプ油、流動パラフィン、難燃性作動液など
長期間継続した高シェア商品の多さには瞠目する。
紙おむつ用のホットメルト接着剤、高温用合成潤滑油が拡大基調。
しかもハードディスク表面潤滑剤はオンリーワン製品。
そして次世代型の曲がるディスプレイなどのデバイスに期待感が高い。
オンリーワン、ナンバーワンの製品群が多く「小さくても世界にキラリと光と放つ神戸銘柄」。
ピーター・リンチ氏の言う「ニッチな分野での高シェア企業」の代表。
しかしPER12倍水準は「まだ気が付かれていない」存在。
前期基準のROEは13%台。
熱心なIR活動もあいまって株価は先週からようやく動意付いてきた。
なかなか抜けなかった2000円台を示現すれば株価の動きは軽くなると見る。
年後半の活躍期待銘柄。
5月はDWTIだった。
↓
相場が戻る時は株価を引き下げてきた主役が中心となるというのが兜町の古老の教え。
ならばバイオセクターなどその中核になろう。
DWTI(4576)の株価がこのところ復調だ。
同社はドラッグウェスタン法を使って創薬開発を行うバイオベンチャー。
K−115という薬品は4月3日に世界眼科学会で国内第3相臨床試験の結果が発表された。
10〜12月には緑内障治療剤として国内製造販売承認の可能性が高いという。
もう一つの創薬K−134は抗血小板材として7月には国内第2相試験が終了予定。
着々と進んでいる印象。
<12日の相場展望>
12日の日経平均株価は小幅に続伸して始まった。
小高く寄り付いた後は値幅の狭い展開が想定される。日経平均株価の予想レンジは15000円−15250円。
日経平均は節目の15000円と5日線(15124円)などを意識した動きとなりそうだ。
夏季休暇で市場参加者が少ない時期でもあって、株価指数先物の売買動向で日経平均も振られやすいとみる向きもある。
指数への寄与が多い銘柄を中心にやや荒い値動きになる可能性がある。
日経新聞朝刊で「政府は中古住宅を購入しやすくするため、低利融資と税制の基本優遇措置を拡大する方針」と報じたため、中古住宅を手掛ける銘柄への思惑買いも入りそうだ。
バイオ関連にも注目。
主要外国証券経由の注文動向は、5社ベースで、売り620万株、買い530万株で、差し引き90万株の売り越し。
売り越しは3営業日ぶり。金額(5社ベース)も売り越し。
売りセクターに、サービス、化学、情報通信、食品、その他金融、機械、証券、自動車など。
買いセクターに、機械、金属、建設、薬品、商社、保険、精密など
▽空売り比率=30.6%(東証、11日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
トシン・グループ 60万株、18億円
日本マニュファクチャリングサービス 142万6500株、6億円
カメイ 35万株、2億8000万円
三谷商事 20万株、5億6000万円
▼一単元の株式数変更
日本コンクリート工業 10月1日付で1000株から100株
■国内(12日)
7月国内企業物価指数(8:50)
6月鉱工業生産確報値・設備稼働率指数(13:30)
30年国債入札
《決算発表》
電通、トレンド、マブチ、KLab、東映、マツモトキヨシ、ニプロ、DLE、大幸薬品、リプロセル、テーオーシー、UBIC、じげん、ペプチド、ラオックス、アサツーDK、大平金、シャクリーGG、フレンテなど
■海外(12日)
シンガポール4-6月期GDP確報値(9:00)
独8月ZEW景況感指数(18:00)
インド6月鉱工業生産(21:00)
米7月財政収支(13日3:00)
米3年国債入札
休場:タイ
<11日の相場概況>
11日の日経平均株価は大幅反発。
終値は前日比352円15銭高い15,130円52銭、日経平均は前週末の下落分(454円安)をすべて埋め切れなかったものの、心理的節目である15000円を回復した。
ウクライナ情勢を巡る地政学リスクが後退し、投資家が運用リスクをとる動きが広がった。
他の株式市場に比べて東京市場は地政学リスクに対して過度な反応を見せていたが、今日の買戻しで市場心理は一旦改善に向かいそうだ。
内閣府が発表した7月消費動向調査は、消費者態度指数が前月から0.4ポイント上昇の41.5と3カ月連続で上昇。消費増税の影響は今のところ限定的で円安基調の一服を鑑みると、明日以降も内需関連に買いが入りやすい状況、また、個別材料株も買い戻しが入るだろう。
東証株価指数(TOPIX)も反発。前週末比24.25ポイント高の1252.51だった。
東証1部の売買代金は概算で1兆8608億円と4営業日ぶりに2兆円を割り込んだ。売買高は18億7491万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は、1654、値下がり銘柄数は138、変わらずは25だった。
ファストリやKDDIの寄与度が大きい2銘柄で日経平均を約61円押し上げた。ゲーム関連物色の流れからコロプラは10%超の上昇率を記録した。新興市場銘柄は大幅増益でポジティブサプライズとなったミクシィがストップ高、KLabといったゲーム関連株物色も目立った。国家戦略特区において国際先進医療開発事業を推進すると発表したサイバーダインは6日ぶりに反発した。
東証2部株価指数は反発した。
<兜町カタリスト>
「さらにデモーニッシュに」
驚愕、戦慄、カラ騒ぎ。
オバマ大統領のイラク攻撃宣言を材料にして下げてはみたものの、NYはそ知らぬ顔。
しかも実際にイラク空爆は実行されたが株価は上昇。
挙句の果てはウクライナ近辺のロシア軍の演習終了好感との解釈。
巧妙にツボに嵌った印象は拭えない。
騙しと欺瞞に満ち満ちた世界では、自分の本能だけしか役立たないのかも知れない。
だから他人の解釈は意味がないのだろう。
懲りない面々の巧妙な常套手段と言っては実も蓋もないが・・・。
ピーターリンチ氏は「株価に一喜一憂しない」と言う。
あるいは「株価の今日や明日、あるいは来週の動きは単なる気紛れ」とも。
少なくとも株式市場は「阿波踊り」の概念ではない。
人道的見地は別にして・・・。
冷酷に観察すれば武器弾薬の在庫一層シナリオがまた甦ったとすれば、
米軍イラク空爆は悪材料視ではなかろう。
週末段階の日経平均は14778円で25日線から3.7%のマイナスかい離。
騰落レシオも78%まで低下した。
SQ値は15036円で、上に幻。
4ヶ月ぶりに下振れて、SQ後1敗。
「空恐ろしさを豊かさに」はまだ生きている印象。
むしろ長期金利が5%まで低下したということは債券バブルのピークだったかも知れない。
日経平均採用銘柄のPERは14.29倍。
EPSは1034円でなかなか1050円を越えられないのも現実。
PBRは1.28倍。
東証2部のPERは14.71倍、PBRは0.88倍。
株式益回り6.58%。
大幅安の週末金曜に逆行高していた銘柄は今日どう動くだろうか。
目に付いていたのが蛇の目(6445)。
第1四半期の営業利益が前期比4.2倍と復活感があったが、100円まで上昇。
越えられなかった103円を越えてくれば相場だろう。
あるいはアンジェスMG(4563)。
同社のHGF遺伝子治療薬に関し、国内の医師主導型臨床研究を先進医療会議が了。
一時ストップ高まで買われた。
月末のIR講演会が楽しみなところ。
JPX400新規採用のレオパレス(8848)。
特に目立った材料が見つからなかったアートネイチャー(8848)。
パチンコ関連の平和(6412)、フィールズ(2767)の逆行高も気にかかる。
それにしても・・・。
南海「辰」村に続いて「蛇」の目が動いて「馬」ブチが来るなら「羊」華堂もアリなのだろうか。
ウールのニッ「毛」では想像し過ぎかも知れないが・・・。
月刊文春9月号の「アベノミクス第二章軌道宣言」。
サブタイトルは「経済成長こそ私の政権の最重要課題」。
「経済に興味を失うことはありません」と安倍首相は語っている。
多少の期待感はあったのだが、どうも具体性に欠けている。
市場という妖怪を相手にする気構えならば、もっとデモーニッシュな宣言が欲しい印象。
土曜は山梨県富士吉田市の「炭火串焼I.W」で成蹊大の同窓生と食事。
日曜は河口湖町のイタリア料理店「リチェッタ」で母親の洋子さんや秘書官と食事。
夜は同町の中国料理店「異彩中国菜館 湖宮で友人と食事。
昨年とほとんど一緒の夏の行程。
今後1週間で多少の変化が出るのかどうかが課題だろうか。
ビッグムーンに台風一過。
気温は高いが絶好のゴルフ日和なのだろう。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
乃村工藝社(9716)・・・好業績
乃村工藝社に注目する。
同社は所業施設、博物館などのディスプレー大手。
業績は好調で今2月期第2四半期業績は上方修正済み。
海外展開や五輪関連に期待感。
日経IRフェア出展銘柄。
(918円)。
<11日の相場展望>
11日の日経平均株価は大幅反発でスタート。
懸念された海外市場でのリスクオフが進まなかったほか、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が国内株式の保有上限を撤廃したと一部で報じられたことも材料視される可能性があり、日経平均は1万5000円回復が有望とみられている。ただ、市場では「ショートカバーが一巡した後に上値を買う投資家は少ないとの声。
日経平均の予想レンジは1万4900円─1万5100円。
夏休み入りした海外投資家も多いとみられ、売買代金が膨らまないと先物主導で上下に振れ幅が拡大することも予想される。
きょうの主なスケジュールは、国内で6月第3次産業活動指数(経済産業省)、7月マネーストック(日銀)、7月消費動向調査(内閣府)が発表される。海外で重要な経済指標の発表は予定されていない。
昨日のNYダウは185ドル高の16553ドルと反発。
NASDAQは35ポイント高の4370ポイントと反発。
S&P500は22ポイント高の1931ポイントと反発。
ダウ輸送株指数は100ポイント高の8092ポイント。
ウクライナ国境でのロシアの軍事演習終了を好感したとの解釈。
むしろイラク空爆は米経済復活のシルシとでも言った方が良いのかも知れない。
週足では、ダウとNASDAQが0.4%、S&Pが0.3%上昇。
3市場の売買高は約55億株と低調。
トムソン・ロイターの調査による米S&P500指数採用企業の第2・四半期決算。
前年同期比8.2%の増益になる見通し。
シティグループを除くと10.0%増益の見通し。
500社の4四半期の予想PERは15.1倍。
CME円建ては大証比250円高の15010円。
ドル建ては大証比260ポイント高の15020ポイント。
非公式外資系動向は、520万株売り/680万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは情報通信・サービス・非鉄セクターなど。
買いは自動車・証券・化学・電機・銀行セクターなど。
売買交錯は機械・精密セクターなど。
225先物は、GS・パリバ・モルスタ・メリル・JPモルガンが買い越し。
シティ・マネ・sムロ・ニューエッジ・みずほ・バークレイズ・野村が売り越し。
TOPIX先物はパリバ・モルスタ・みずほ・メリル・UBSが買い越し。
GS・ドイツ・野村・バークレイズ・シティが売り越し。
外資系等は、」アサヒ(2502)、エムスリー(2413)、日新薬(4516)、日農薬(4997)、ユニチャーム(8113)、ミネベア(6479)、アルプス(6770)、大和ハ(1925)、三井金(5706)、DOWA(5714)、ダイフク(6383)に注目。
テクニカル的には、ミライト(1417)、戸田建(1860)、住友電設(1949)、トリドール(3397)、テイカ(4027)、サイバネット(4312)、リゾートトラ(4681)、蛇の目(6445)、河西(7256)、オーハシ(7628)、フジシール(7864)、ケーズ(8282)、アニコム(8715)、レオパレズ(8848)、明和地所(8869)、福井コン(9790)、燦(9628)、バロー(9956)が動兆。
■東証、エイティング株、沖電線株の信用取引に関する臨時措置を解除
11日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
■東証、DMP株を日々公表銘柄に指定 11日から。
◇株価指数オプション8月物の特別清算指数
日経平均 1万5036円83銭
TOPIX 1246.49
▽空売り比率=34.0%(東証、8日)
【8日の相場表変更】
▽監理銘柄に指定=〔ジャスダック〕シナジー
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
アサヒペン 30万株、5300万円
青山商事 50万株、14億円
大日光・エンジニアリング 10万株、1億円
大真空 100万株、4億円
ジャニス工業 12万5000株、2000万円
福山通運 100万株、6億円
ユニ・チャーム 160万株、80億円
▼立合外分売
アイレップ 15〜20日に72万株
■11(月)予定
【国内】
6月第三次産業活動指数(8:50)
7月マネーストック(8:50)
7月消費動向調査(14:00)
8月金融経済月報(14:00)
7月工作機械受注速報値(15:00)
《決算発表》
日揮、飯田GHD、富士石油、荏原、近鉄、MUTOH−HD、メッセージ、ハピネット、スタジオアリス、洋ゴム、東京計器、ショーボンド、上組、ウチヤマHD、GTS、サンワカンパニ、日本コン、ヨコレイ、ネクスト、大豊建、第一パンなど
【海外】
カナダ7月住宅着工件数(21:15)
メキシコ6月鉱工業生産(22:00)
ロシア6月貿易収支
《決算発表》
プライスライン・グループ
休場:タイ(〜12日)
<8日の相場概況と来週の展望>
8日の日経平均株価は大幅反落だった。
終値は前日比454円00銭安の1万4778円37銭
終値ベースで5月30日以来の安値となった。下落幅は3月14日以来の大きさだった。
オバマ米大統領がイラクへの限定空爆を承認したことを受けて株価指数先物に売りが膨らんだ。
市場では「海外ヘッジファンドが、先物を売って値下がりに保険を掛ける『ヘッジ売り』を膨らませたことが、日経平均先物の下落に拍車をかけ、現物株を押し下げた」との見方があった。
株価指数オプションとミニ日経平均先物8月物の特別清算指数(SQ)の試算値は15036円だった。
東証株価指数(TOPIX)も大幅反落した。29.86ポイント低い1228.26
東証1部の売買代金は概算で2兆5678億円、売買高は27億5477万株。東証1部の値上がり銘柄数は131、値下がり銘柄数は1656、変わらずは30だった。
新興市場銘柄は小幅高のマイクロニクスを除くと、ミクシィやサイバーダインなど主力どころは軒並み下落だった。
来週は調整売りがあるものの押し目買いの展開。
地合いが悪化する中で13日に発表される4−6月期GDPに注目が集まる。市場予想は前期比年率7.2%減と、リーマン・ショックで景気が低迷していた09年1−3月期(15.0%減)以来の落ち込みが見込まれる。
しかし、話題の日銀金融政策決定会合。金融政策の現状維持を全員一致で決定した。
マネタリーベースが年間約60〜70兆円に相当するペースで増加方向も不変。
景気判断は「緩やかな回復を続けている」で据え置き。
何の変化もないし、話題にもならない。
そしてオプションSQの暫定値は15036.83円。
7月の14084円を下回ったし、昨日の引け値からは196円安水準。
久々に終値ベースで下にマイナスのSQ。
ただし、6月のメジャーSQ値14807円を上回っている。
ということは、SQトレンドは上向きであり下げは一時的と言う解釈もアリだろう。
<アフターランチ>
「スーパームーンだから」
動乱の前場。
日経平均は450円超の下落。
ドル/円は101円台後半まで円高トレンド。
10年債利回りは一時0.505%と4月以来の低水準。
背景はオバマ米大統領の発言。
「イラクにいる米国人を守るため、限定的な空爆の実施を承認した」。
その他にも政府高官のコメント。
「現地の米国民や機関への脅威と認めれば、イラクのいかなる場所にも空爆を行う用意がある。
これは(イラク北部のクルド人自治区の中心都市)アルビルにいる米国民、
バグダッドの米国民や米大使館にも適用される。
米国民や機関への脅威となる動きが、イラクのいかなる場所であっても、
それらを保護する行動を取る準備がある」。
一方でウクライナ軍はMiG─29型戦闘機がロシアとの国境から約100キロの地点にある
ホルリフカ近辺で親ロシア派により撃墜されたとコメント。
そしてマレーシア航空株は非公開化などの方向性を理由に売買停止。
因みに日経平均株価の400円以上の下落は5月7日の424円安以来。
その前は3月14日の488円安。
2月4日の489円安があった。
因みに日経平均株価は後場寄り後も75日線14944円、
200日線14956円を下回って推移。
25日線からのマイナス5%乖離は14588円だが、さすがにそこまでは・・・。
もしも・・・。
「オバマショック」という表現がされるのであればやや物足らなさが残る。
それでも「オバマショック」と呼ぶならば・・・。
先週のセミナーで言ったように往時のバブル相場前のブラックマンデーに呼応すると考えたい。
おまけのような話題は日銀金融政策決定会合。
金融政策の現状維持を全員一致で決定した。
マネタリーベースが年間約60〜70兆円に相当するペースで増加方向も不変。
景気判断は「緩やかな回復を続けている」で据え置き。
何の変化もないし、話題にもならない。
そしてオプションSQの暫定値は15036.83円。
7月の14084円を下回ったし、昨日の引け値からは196円安水準。
久々に終値ベースで下にマイナスのSQ。
ただし、6月のメジャーSQ値14807円を上回っている。
ということは、SQトレンドは上向きであり下げは一時的と言う解釈もアリだろう。
スケジュールを見てみると・・・
週末:中国生産者・消費者物価、トルコ大統領選挙
11日(月)マネーストック、消費動向調査、タイ休場
12日(火)企業物価指数、米財政収支、3年国債入札、独ZEW景況感
13日(水)4〜6月GDP、米小売売上高、10年国債入札、中国各種経済統計
14日(木)機械受注、首都圏マンション販売、米輸入物価、30年国債入札、ユーロ圏4〜6月GDP、ドイツ4〜6月GDP
15日(金)終戦記念日、米鉱工業生産、生産者物価、ミシガン大学消費者信頼感、NY連銀製造業景気指数、インド・韓国休場
11日(月)はスーパームーン。
「スーパームーンの語源は 正式な天文学用語ではなく、何語なのかは解っていません。
近年では「願い事が叶う」、「自然災害が起こる」、
「暴動が起こる」などの風説があるようです。
次回は2015年9月28日、16年11月14日、17年はなし。
18年1月1日と続きます」。
因みに・・・。
月が地球に接近する時と満月が重なる現象「スーパームーン」。
今年の夏は7月12日と8月10日、9月9日(すべて米国時間)の3回見られる。
と米航空宇宙局(NASA)が明らかにしているという。
8月10日の午前3時には今年最大の満月。
午前2時43分、月が地球に今年最接近。
その直後の3時09分が満月の瞬間。
大きさが14%、明るさが30%増して見えるという。
月曜の朝に起きてみるというのも酔狂だが・・・。
今年は、9月9日(火)にもスーパームーンが観測されるという話もある。
<兜町カタリスト>
「壮大な相場がやって来る」
安部政権発足以来の6日続落にはならず5日続落で止まった。
14時15分過ぎからの先物買いのきっかけはロイターの報道。
「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用改革は、
日本株への配分を20%超に増やすことを想定。
9月末にかけ調整を本格化させる見通し」。
複数の政府・与党関係者への取材の結果とのコメント。
好感したのは20%がさらに「20%超」へと進展したこと。
続落は5日までで6日は許したくないという意思の発露を感じる。
おまけは今朝の日経1面。
「かんぽ生命、株投資拡大、4〜6月2300億円増」。
国内株式への投資を拡大。
今年度中にさらに1000億円程度積み増す可能性があるという。
かんぽ生命の6月末の国内株式保有残高は約6500億円。
3月末は4170億円だった。
そう考えると4〜6月の2300億円の買いは大きい。
そして、5月21日以降の信託経由の買い主体はやはりかんぽだった。
憶測がようやく正体をキチンと現した格好。
しかも・・・。
かんぽ生命の総資産は約87兆円。
かんぽ生命の国内株式試算は全体の1%にもならない。
そして日本郵政の08年3月末の保有国内株式は約1兆8000億円。
10年3月末にはわずか1000億円だった。
株を買い増す主体としては、最高の存在でもある。
そしてやはり「官製相場」の様相。
「国策に逆らわず」はアベノミクス相場では大前提ということを再確認。
成長戦略に相場が反応しなければ、年金と郵政での実需買い。
政策に需要の創造が加わるのだから怖いものなし。
これほど明確な相場主体はいない。
「主役は誰ですか」という質問に対する答えは「国家です」。
年金や郵政を駆使した株高演出の先にあるものは、きっと郵政のIPO。
NTT以来の国策相場の到来の可能性は高い。
折りしも、昨日「郵政の主幹事証券を10社選定」を決定。
来年秋の上場に向けての壮大な相場が来ると決め撃ちしたい。
となると・・・。
ウクライナだとか、HFTの功罪だとか、ましてやSQに向けての売買などは目先の些事。
踊ろうとしている誘惑には踊ることがアリかも知れない。
きっと壮大な相場がやって来る。
課題は消費税。
しかし選択肢は2つ。
一つは当然ながら、来年の追加引き上げ見送り。
これをマーケットは好感する。
もう一つは、追加引上げのためのなりふり構わぬ政策オンパレード。
これもマーケットは好感する。
どちらに転んでも好感シナリオというのは、曲解ではなかろう。
注目されたJPX400の銘柄入れ替えは通過。
切望していたアマダは新規採用にならなかった。
大和はレーティングを2→3に引き下げたがすばやい動き。
あとはほぼ予想通り。
レオパレス(8848)が選定されたのは良かった。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
エニグモ(3665)・・・電子書籍関連に期待感
エニグモに注目する。
同社は通販サイト「バイマ」の運営が中核。
スマホの拡大は追い風。
電子書籍関連に期待感。
業績は好調で今1月期通期営業利益は17%増の見通し。
8日の相場展望>
8日の日経平均株価は反落でスタート。
日経平均株価の予想レンジは14950円−15200円。
地政学リスクが重荷となってNY市場は下落。
先物価格心理的節目である15000円を割り込む場面もあり、軟調な外部環境の中でオプションSQを迎え波乱含みの寄り付きが想定される。
8月限SQ概算値は15036.83円(暫定値)前日比 ?195.54円
財務省が発表した2014年上半期(1〜6月)の国際収支状況(速報)によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は5075億円の赤字だった。上半期の赤字は現行基準で比較可能な1985年以降で初めて。市場では「経常収支の発表を受けて、円高・ドル安の動きが一服したことが日経平均を下支えしている」との見方もある
材料は豊富ながら、寄り付き以降は日銀の金融政策決定会合の結果公表をにらみながら方向感に乏しい展開となりそうだ。
売りが電機や輸送用機器など輸出関連株、銀行や証券など金融株中心に広がりそうだ。
週明けから夏休み入りする投資家も多そうで、持ち高をいったん整理する売りも出やすい状況にある。
しかし、安部政権発足以来の6日続落にはならず5日続落で止まった。ここは、押し目買いにチャンスである。
昨日のNYダウは75ドル安の16368ドルと反落。
NASDAQは20ポイント安の4334ポイントと反落。
S&P500は10ポイント安の1909ポイントと反落。
ダウ輸送株指数は17ポイント安の7992ポイント。
新規失業保険申請者数の減少を好感してプラス展開もあったがロシアの制裁が重石。
3市場の売買高は約55億株と低調。
10年債利回りは2.4095%、2年債利回りは0,4325%まで低下。
CME円建ては大証比180円安の15010円。
ドル建ては大証比170ポイント安の15020ポイント。
非公式外資系動向は、630万株売り/640万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りはサービス、電機、情報通信、精密、化学、小売セクターなど。
買いは機械、化学、商社、食品、鉄鋼セクターなど。
225先物は、GS・JP・マネ・大和・UBS・野村・メリルガ買い越し。
アムロ・クレディ・モルスタ・松井・ニューエッジが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・JP・モルスタ・シティ買い越し。
UBS・GS・ドイツ・メリル・ニューエッジが売り越し。
テクニカル的には、ミライト(1417)、カルビー(2229)、ヤクルト(2267)、明治(2269)、あみやき(2753)、ニチレイ(2871)、クラボウ(3106)、ダイワボウ(3107)、シキボウ(3109)、トリドール(3397)、大幸薬品(4574)、フィルム(4901)、メック(4975)、東京製鋼(5445)、UACJ(5741)、パイオラックス(5988)、日エアー(6291)、加藤製作(6390)、サンデン(6444)、メルコ(6676)、サンケン(6707)、信号(6741)、フォスター(6794)、NOK(7240)、オーハシ(7628)、スクリーン(7735)、大研医器(7775)、パラマウント(7817)、日ガス(8174)、ヤオコー(8279)、フィデア(8713)、アニコム(8715)、レオパレス(8848)、テレ東(9413)、DTS(9682)、スクエニ(9684)、ヤマダ(9831)、ジェコス(9991)が動兆。
<信用取引規制>
■東証、芦森工、ネクスジェン株の日々公表銘柄指定を解除 7日付。
■東証、アクセルM株の信用取引に関する臨時措置
委託保証金率を8日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。
日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から
50%(うち現金20%)とする。
■東証、ワイヤレスG株の信用取引に関する臨時措置を解除
8日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金
徴収措置を解除。
■東証、上場インデックスファンド日経レバレッジ指数受益証券を制度信用銘柄および貸借銘柄に選定
26日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
■日証金、ロブテックス株の貸借取引で申込停止措置
制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込みで。弁済繰り延べ期限が来た買いの現引きは除く。7日午後約定分から。
◎監理銘柄に指定=〔ジャスダック〕シナジーは7日
▽新株落ち=〔ジャスダック〕CTSは19日
▽空売り比率=32.2%(東証、7日)
【7日の相場表変更】
▽監理銘柄に指定=〔東2〕MKI
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
酉島製作所 60万株、6億円
日本プロセス 80万株、7億4400万円
アイホン 250万株、45億2500万円
▼ストックオプション
アーバネットコーポレーション 取締役、執行役員、従業員が対象。上限は20万株。
▼立合外分売
三重交通グループホールディングス 22〜28日に339万1000株
▼一単元の株式数変更
三重交通グループホールディングス 9月1日付で1000株から100株
予定
■国内(8日)
6月国際収支(8:50)
7月景気ウォッチャー調査
黒田日銀総裁会見(15:30)
オプションSQ
《決算発表》
大和ハウス、エムスリー、大塚HD、ブリヂストン、太平洋セメ、SMC、ユニチャーム、NKSJHD、MS&AD、ソニーFH、第一生命、東京海上、T&DHD、東急、ソフトバンク、IIJ、ミクシィ、SUMCO、日新薬、DOWA、ハーモニック、横河電、マイクロニクス、ゼンショーHD、シチズンHD、クレセゾン、クルーズ、APLIX、浜ゴム、東建物など
《株主総会》
トシンG
■海外(8日)
中国7月貿易収支
独6月貿易・経常収支(15:00)
仏6月鉱工業生産(15:45)
トルコ6月鉱工業生産(16:00)
英6月貿易収支(17:30)
カナダ7月失業率(21:30)
米6月卸売在庫(23:00)
ブラジル7月消費者物価(21:00)
<7日の相場概況>
7日の日経平均株価は6日ぶりに反発。終値は前日比72円58銭高の1万5232円37銭だった。
14時にロイター通信が「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革で、日本株への配分を20%超へ調整」と報じたことで先物から急速に買い戻しが入り、買い手掛かりとなった。
市場では「資金の流入期待が膨らんだ」という。
東証1部の売買代金は概算で2兆508億円。2兆円を前日に続いて上回った。売買高は22億1085万株。東証1部の値上がり銘柄数は1213、値下がり銘柄数は488、変わらずは116だった。
個別銘柄ではソフトバンク、コロプラ、トヨタ、みずほFGなどが上昇。
東証2部株価指数は3日ぶりに小幅反発。田淵電、アゼアス、ロブテックス、日本アビオが買われた。
<アフターランチ>
「急募」
相場は膠着。
明日のSQを睨んだ最終戦というところ。
先を見渡せば・・・。
9月9日にアップルのi−Phone6が発表されるのではないかとの観測。
i−Phone5sの発表は2013年9月10日、発売は20日(金)。
i−Phone5の発表は2012年9月11日、発売は21日(金)。
要は毎年9月上旬の火曜日に発表して中旬の金曜日に発売という動き。
だったら、9月にはまたアップル関連の相場の可能性は高い。
そして、i−Phone6については、相当進化するとの観測。
アップル効果が再燃するかどうかは、夏の妖怪よりは楽しそうな気がする。
興味深かったのは楽天証券が調査した「年代別国内株式累計売買代金ランキング」。
調査期間は2012年11月15日〜今年7月31日。
同社経由の20歳代投資家の売買代金ベスト10。
1位東電、2位ガンホー、3位アイフル、以下みずほ、ミクシイ、ソフトバンク、
ケネディクス、コロプラ、クルーズ、三菱UFJ。
30歳代はガ4位ガンホー、9位ミクシイ、10位コロプラ。
一方60歳代。
1位ソフトバンク、2位トヨタ、3位三菱UFJ、以下野村、三井住友、東電、
みずほ、アイフル、ソニー、日経レバ。
こうみると、意外と歴史的大企業の売買が年齢層を問わずに多い。
どうも株式投資に求められているのは、成長性ではなく、安定性というイメージになる。
一群のデイトレーダーと全体像は少し異なっているいるのだろう。
これらを2012年11月15日→7月31日まで最低売買単位で保有したシミュレーション。
20歳代51万円→241万円:約5倍。
30歳代78万円→78万円:約3.5倍。
40歳代2.4倍。
50歳代2.3倍。
60歳代101万円→222万円:約2.2倍。
70歳代216万円→385万円:約8割増。
勿論仮定に上の仮定に過ぎないが、若年層ほど実は投資が上手という結果になる。
投資に経験や知識は必要不可欠ではなく、むしろ感性やアクティブさが必要なのかも知れない。
もっとも・・・。
若者の運用成績の好調さの背景はゲーム関連を中心とした中小型株ブームとの声も聞かれる。
安定を求める投資と変化を求める投資。
アベノミクス以降の株高局面では変化に分があった。
もっとも課題は長期下落局面を経た後のパファーマンスでもある。
ここでも安定よりも変化が勝るならば、投資哲学や投資戦略の変更は迫られよう。
個人的には、安定株よりも成長株優先というのが方針だが・・・。
懸念しているのは、株式市場の指数重視化。
ほとんど何も考えなくても良いようにしたいのかどうかは別にして・・・。
先日も指摘されたが、指数とデリバティブ化に進む欧米のマーケット。
個別銘柄など泡沫と化してしまい、不毛の指数先物取引の跳梁跋扈。
ファンダメンタルも成長性もほとんど関係なく、紙芝居を眺めての全員参加型の合成の誤謬。
少なくとも株価は為替先物ではない。
無機質に上だ下だというものでもなく、そこにこよなく愛すべきストーリーがある。
なんて牧歌的な投資戦略などもはや過去の遺物。
それでいいのかどうかなんて顧みられることもない。
単純に上か下かのバイナリーシステム。
老兵は去るのみだとしたら、寂しいもの。
残念ながら所詮負け犬の遠吠えにしか聞こえないが・・・。
そういえばこんな話も・・・。
《急募》30代の金融マン。
日系銀行系証券が円債・外債・のセールスまたはクオンツの人を探しています。
若くて、優秀なら未経験可。給与応相談。だそうです。
業界が垣間見える話。
<兜町カタリスト>
「枯れ尾花」
日経平均は5日続落で6月27日以来の水準まで下落。
2日連続で25日線を下回った。
昨日までの4日で487円の下落。
昨日までの5日で647円の下落。
あと一歩で1月高値に手が届くところまで行ったが、届かないとこうなるケースは多い。
東証1部の新高値銘柄数(31)は新安値銘柄数(23)を上回った。
これは5月21日以来、2ヵ月半ぶり。
因みに日経平均は5月21日に13964円で底打ち。
1795円上昇し7月31日の15759円で反落。
75日線14931円がサポートにはなっているが・・・。
とりあえずは25日移動平均線15379円の復活が責務だろう。
明日はオプションSQ。
ここ数ヶ月は「SQ当日の寄り付きを安値にその後反発」というのがセオリー。
だとすると安部政権発足以来の6日続落も覚悟しながら、それ以降に期待というところか。
ただ、今年のSQは2月の1.35円高を除いてすべて前日比マイナス。
1月95円、3月386円、4月407円、5月58円、6月165円、7月132円。
とすると7日続落も覚悟?
というか、そんな覚悟をすると決まって相場は裏腹な動きになるもの。
因みに中南米外遊から首相帰国後の株価は3日続落。
いずれにしても正念場。
日銀は3日連続で156億円のETFを購入。
年間1兆円の枠を設定しているが7月末までに5995億円を購入。
着実に残高を増やしている。
REITも5億円買っているが、高値をREITを買う必要性は疑問。
信用の評価損率はマイナス6.70%。
松井証券経由の評価損率速報は売り方マイナス10.5%、買い方マイナス7.88%。
裁定の買い残は482億円増加して3兆479億円。
空売り比率の31%依然情けない。
ただ東証1部の騰落レシオは80.96%まで低下。
こいつだけは裏切ることが少ないから、「もうそろそろ熱くなる」とは思う。
過熱圏でのオーバーシュートはしばしば散見するが閑散圏では指標性が高い。
もっとも・・・。
ここ数日の「妖怪ウォッチ」ブーム。
市場では「妖怪だけに真夏にピッタリのテーマとして投機筋の人気を集めそうだ」の声。
この洒落マインドを見ると、そう痛めつけられてもいない気がする。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」。
ウクライナもポルトガル、スプリントなどの悪材料はすべからく枯れ尾花であって欲しい。
ふと気がついたが、日経平均の75日線(14931円)。
まもなく200日線(14951円)を下から上に抜ける形。
長期戦のゴールデンクロスになる。
需給は景気に追いついてきたということだろう。
因みに・・・。
日経平均採用銘柄のPERは14.59倍、PBRは1.25倍。
東証2部採用銘柄のPERは14.90倍、PBRは0.89倍。
これを割安感という市場関係者も多い。
東証1部全銘柄の株式益回りは6.47%。
前期基準の6.3%よりも良い。
その背景となる企業業績を見てみると・・・。
昨日まで全体の60.6%が第1四半期決算を発表。
売上高は4.9%増、経常利益は5.9%増、純利益は10.7%増。
通期では売上高は3.2%増、経常利益は2.0%増、純利益は6.6%増。
興味深いのは京急の専務氏のコメント「羽田の景色は一変しました」。
これは当然のことだが「流通事業などで連結子会社の決算期を変更した影響で
全体では減収減益だが交通事業の営業収益は1%増」。
子会社の決算期変更がなければ、おそらく100億円近い売上げが加わっていた筈。
細かいところを見れば、全体として悪くない。
更に報道を細かく読み取れば・・・。
安倍首相は18時2分から渋谷の美容室「HAIR GUEST」。
富ヶ谷の私邸に戻ったのは19時52分。
美容室での約1時間半に興味津々。
そして人事欄。
ワイヤレスゲート(9419)のIR室長が9月25日付けで取締役に昇格。
何らかの布石なのだろうか。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
カイオムバイオ(4583)・・・リバウンド期待
カイオムバイオに注目する。
同社は抗体作成技術が中核のバイオベンチャー。
ヒト抗体システムはバイオリバウンド相場の中核として期待感。
パンデミック感染症対策の最右翼に位置すると見たい。
(1316円)。
<7日の相場展望>
7日の日経平均株価は小幅続落して始まった。
日経平均株価の予想レンジは15000円−15300円。
日銀のETFの買い付けを昨日156億円。3営業日連続で。
日銀と公的年金は違うわけですが、どちらも下げ過程においては買いを入れている。ただ今は買い付け金額よりも売ろうとする投資家の方が多いということで下落局面が実体。
底打ち感がそろそろ台頭してもおかしくないと考える。
先物価格を勘案すると、日経平均は心理的節目である15000円を試す展開もあるだろうとの声もある。
オプションSQや日銀の金融政策決定会合といった重要イベントが明日に控えており、後場にかけては様子見ムードが強まるとみられるが
押し目買いのチャンス。経済指標では、7月都心オフィス空室率が発表される。
昨日のNYダウは13ドル高の16443ドルと反発。
NASDAQは2ポイント高の4355ポイントと反発。
S&P500は0.03ポイント高の1920ポイントと小幅続伸。
ダウ輸送株指数は49ポイント安の8009ポイント。
スピリントをはじめATT、ベライゾンなど通信セクターが軟調。
加えてウクライナ情勢は燻るとの解釈。
3市場の売買高は約64億株。
CME円建ては大証比60円安の15080円。
ドル建ては大証比55ポイント安の15085ポイント。
非公式外資系動向は、540万株売り/500万株買い。
金額ベースは買い越し。
売りは機械・薬品・電機・不動産・陸運セクターなど。
買いは情報通信・自動車・精密・銀行・サービス・小売セクターなど。
225先物は、GS・大和・アムロ・三菱・日興・メリルが買い越し。
モルスタ・ニューエッジ・ドイツ・クレディ・HSBC・野村が売り越し。
TOPIX先物はパリバ・大和・アムロ・三菱・みずほ・モルスタが買い越し。
JPモルガン・ニューエッジ・ドイツ・UBS・ソジェンが売り越し。
外資系等は、明治(2269)、物産(8031)、NTT(9432)、ヤオコー(8279)、シスメックス(6869)、Jパワー(9513)、アサヒ(2502)、スクエニ(9684)、アルプス(6770)、日テレ(9404)に注目。
テクニカル的には、不動テ(1813)、ライト工(1926)、クックパッド(2193)、ツクイ(2398)、サントリー(2587)、ゲンキー(2772)、ダイワボウ(3107)、トリドール(3397)、サイバネット(4312)、科研(4521)、フジ(4676)、メック(4971)、出光(5019)、北越工(6364)、福島工(6420)、JUKI(6440)、蛇(6445)、信号(6741)、電子材料(6855)、シスメックス(6869)、FPG(7148)、富士機工(7260)、ヤマ発(7272)、ハピネット(7552)、スクリーン(7735)、バンナム(7832)、ジャックス(8584)、テレ東(9413)、DTS(9682)が動兆。
大引け後はJPX400の銘柄入れ替え発表予定。
採用候補:大塚HD(4578)、大和証(8601)、マツダ(7261)、
エプソン(6724)、アイフル(8515)、OKI(6704)、
カルビー(2229)、鉄住物産(9810)、松井(8628)、
名村(7014)、レオパレス(8848)、NIPPO(1881)、
ミネベア(6479)、タダノ(6395)、JAL(9201)など。
除外候補:ソニー(6758)、TDK(6762)、京都銀(8369)、
ワタミ(7522)、スカイマーク(9204)など。
<信用取引情報>
■東証、鉄建株、テリロジー株、協栄産株の日々公表銘柄指定を解除 6日付。
■東証、アスカネット株の信用取引に臨時措置 委託保証金率を7日売買分から70%以上(うち現金40%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行50%(うち現金20%)から70%(同40%)とする。
■東証、レッド株の信用取引に臨時措置 委託保証金率を7日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
■東証、制限値幅の拡大を解除 DMP株を7日から。
■日証金、スリーエフ株、ケーヨー株の貸借取引で注意喚起 貸株利用などで。6日付。
◎監理銘柄に指定=〔東証2部〕MKIは6日
▽空売り比率=31.5%(東証、6日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
稲畑産業 60万株、7億7000万円
リスクモンスター 8万株、4456万円
▼立合外分売
ジーフット 7日に2491円で17万株
予定
■国内(7日)
7月都心オフィス空室率(11:00)
日銀金融政策決定会合(〜8日)
《決算発表》
清水建、東レ、住友鉱、ニコン、オリンパス、大日印、三菱商、住友不、西武HD、日清紡HD、石油資源、藤倉ゴム、長谷工、熊谷組、ドワンゴ、ロート、沢井製薬、CTC、鬼怒ゴム、THK、JDI、太陽誘電、エイベックス、ヤマダ電、鉄建、エナリス、イオンFS、DIC、アシックス、平和など
《株主総会》
銚子丸、ツルハHD、コーセル
■海外(6日)
タイ中銀金融政策決定会合(金利発表、16:30)
独6月製造業受注(15:00)
英6月鉱工業生産(17:30)
伊4-6月期GDP速報値(18:00)
BOE金融政策委員会(〜7日)
米6月貿易収支(21:30
<6日の相場概況>
6日の日経平均株価は5日続落となり、160.52円安の15159.79円で取引を終えた。
5日のNY株安の流れを受けて先物市場で断続的な売りが続くなか、じり安基調が続いた。
6月27日以来約1カ月半ぶりの安値だった。下げ幅が2日連続で100円を超えたのは5月15〜16日以来。
セクターでは、その他製品のみが辛うじてプラスをキープする一方、鉱業、鉄鋼が2%を超える下げとなり、電力ガス、情報通信など15セクターが1%を超える下落となっている。
朝方に米携帯電話3位のスプリントが同4位のTモバイルUSの買収を断念したと報じられ、米携帯電話3位スプリント親会社のソフトバンクが大幅安となったことも重荷だった。3%超の下落率となり、日経平均を約29円押し下げた。
8日に株価指数先物・オプションなどの特別清算指数(SQ)算出を控えていることや、外国為替市場で円相場がやや円高・ユーロ安基調となったことが株価指数先物への売りを招いた面もある。
半面、押し目買いが下値を支えた。
市場では「下落局面では日銀による上場投資信託(ETF)購入や年金資金の買いが入るとの期待から買いが入った」との声があった。
25日の騰落レシオは5日時点で89.51%まで下がり約2カ月半ぶりの低水準となった。相場の過熱感が解消し、下値で買いを入れやすくなった投資家も増えたとみられる。騰落レシオは6日終値時点で80.96%に下落した。
「妖怪ウォッチ」効果でバンダイナムコやハピネットが急騰。新興市場銘柄ではミクシィが売られ、マイクロニクスが買われた。
東証株価指数(TOPIX)も5日続落し12.24ポイント安の1251.29だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆357億円で、売買高は21億1958万株。東証1部の値下がり銘柄数は全体の8割にあたる1476、値上がり銘柄数は265、変わらずは76だった。
東証2部株価指数は続落。ソディックや価値開発、Oakが上げた。
<アフターランチ>
「エヴァンゲリオン」
月で相場が変わるなら11日が満月。
SQで相場が変わるなら8日がミニSQ。
8月月足陽線基準は15523円。
大して離れた水準ではない。
因みに7月SQ値は15084円。
6月メジャーSQ値は14807円。
SQに向けて値を下げておきたい向きがあるならば、それはそれで読みやすい。
安倍首相の中南米歴訪からの帰国は4日(月)。
外遊中の株高、帰国後株安のアノマリーから行けばそのまんま。
この帰国後株安がどこで潰えるかといえば、やはりSQなのだろうか。
アノマリーと言えば、金曜ロードショー。
7月はスタジオジブリ3連発だったが荒れずで不発。
今月は1日が「るろうに剣心」だった。
今後は8日「トランスフォーマー」。
15日「硫黄島からの手紙」。
22日・29日・9月5日「エヴァンゲリオン」3連発。
何かアノマリーが出来るだろうか。
むしろポジアノマリーに期待したいの。
その8月。
1896年以降のNYダウの月間騰落率は平均プラス1.13%で4番目。
1位7月(1.46%)、2位12月(1.43%)、3位4月(1,21%)。
5位1月(0.94%)、6位11月(0.94%)。
だったら悪くはないのだが、直近は13年マイナス4.44%、12年マイナス0.63%。
11年はマイナス4.36%、10年マイナス4.31%。
ここ4年はマイナスの月。
目先が勝つか歴史が勝つかの葛藤の月でもある。
過去数年の8月に話題になったのはジャクソンホール。
ホールがある訳ではない。
カンザスシティ連銀がワイオミング州で開催する年次経済シンポジウムの場所のこと。
今年は22〜24日頃に開催と目されている。
今年のテーマは「労働市場の力学の再評価」。
よくわからないが、25日が新月だから何らかのリアクションはありそうな気配。
興味深かったのは4日付けのフィナンシャルタイムズ電子版。
見出しは「日経観測が東京市場のホームアドバンテージに拍車」。
決算前の業績観測報道に対して「普通の国なら規制当局が文句を言うが、
日本は黙認か」」との記事。
考えようによっては、ホームアドバンテージに対する嫉みの表現。
ジャパンパッシングから時代は変わったとも読める。
少なくとも気にかけられるようになったと考えたいもの。
ただ・・・。
今朝の日経では「欧州取引所、株価指数で稼ぐ」の見出し。
「取引所ビジネスは資産運用との連携と睨んだ金融・情報産業の色彩が濃くなっている。
ドイツ取引所ではドイツ主要企業の現物株の売買手数料は1割以下。
企業調査のコストや手数料の低い指数に連動した運用が普及したことが背景。
個別株の売買には資金が向かいにくい」。
ホームアドバンテージへの文句と現物回避型の資金運用。
相反した事柄が同居しているのもマーケット。
ただ、欧米金融界で起こったことはいずれ東京にも伝播してきたのが歴史。
市場はさらに無機質化しつまらなくなるのだろうか。
とうか・・・。
合成の誤謬の結果である虚構の指数を売買することが資金運用。
ここがどうも腑に落ちない。
「広島の忌や浮袋砂まみれ」(西東三鬼)。
<兜町カタリスト>
「チグハグ」
日経平均は4日続落。
終値ベースで8営業日ぶりに25日移動平均線(15386円)を割り込んだ。
「直近では7月11日、18日、24日にも割れ込んだが、翌日には戻した」という声もある。
とはいえ7月31日の高値は15759円。
わずか5日で500円程度の下げとなった。
10日連続で30%を下回っていたカラ売り比率も31%台まで上昇。
「あと一歩が届かず」はしばしば遭遇するところだが、永遠の見果てぬ夢でもなかろう。
「手を伸ばせば届く目標」が少し遠のいただけ。
ただ、なかなか届かないから、相場は隔靴掻痒感を伴ってくる。
その一方でREITは最高値を更新。
チグハグさは否めない。
アレコレと外部材料に対しての評価は喧しい。
昨日のNYではウクライナとロシアの緊張が蒸し返された。
しかしアルゼンチンやポルトガルは消えた。
人間が二つの痛みを同時に感じないように、相場も一つの痛みで解釈しようとするもの。
一番感じる痛みをデフォルメしてああでもない、こうでもないが日常茶飯事。
リーマンショック以降に起こってきたのは、表面上の地政学的リスクによる下げではなかった。
そして、財政破綻懸念でもなかった。
米金融業界と規制機関とのバトルの行方に右往左往してきたように思えてならない。
だとしたら、今回もNY株の調整の真の背景は、NY市場にある筈。
それが、HFT規制なのか、どうなのかは定かではないが、所詮そんなもの。
懸念された外部材料はいつも杞憂であった記憶が残る。
騰落レシオは89.51%。
売り方の信用期日は通過。
日経VIは15.28で米VIX(恐怖)指数は16.87。
週末のメジャーSQを安く通過させたい向きにとってはホッと一息の境地だろう。
トヨタの第1四半期は7年ぶり最高益を更新。
マブチは一転増益見通しになり配当を過去最高の予定。
クボタ、ダイキン、文化シャッターが最高益を更新する。
決算発表には「最高」ばかりが目立ってきた。
昨日で全体の54.55の発表が終わった。
4〜6月期の売上高は4.9%増、経常利益は7.3%増、純利益は11.7%増。
通期は売上高3.2%増、経常利益3.3%増、純利益7.1%増。
大企業2446社に対しての日経調査での設備投資動向は15%増。
24年ぶりの高水準となった。
維持・補修が全体の3割とはいえ、増えていることは事実。
株価とのチグハグさは否めない。
消費増税の影響が懸念される4〜6月のGDPの発表は来週水曜。
2ケタ近い減少が予想されている。
7〜9月の様子を見ながら来年の追加増税を決めるというのが永田町。
もし回復しなければ追加増税見送り。
どうしても追加増税するなら、なりふり構わぬ景気対策。
この2者選択ならば、どちらに転んでも相場に悪影響は及ぼさないのだが・・・。
ここも見えないフリだろうか。
早朝、庭を悠然と横切るハクビシンと遭遇。
結構ビックリするもの。
吉兆なのか、凶兆なのか。
というか、天候だけでなく、鳥や動物がアジアカ化してきた。
そのうち公園にオウムがたむろする環境になるのかも知れない。
昨日は空からハトの糞が振ってきたが何の運もなかったが・・・。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
神戸物産(3038)・・・動兆
神戸物産に注目する。
同社は食材販売の業務スーパーのFC展開が中核。
業績は堅調。
エコハウス、売電事業、自社養鶏場、漁業などにも期待感。
積極的M&A姿勢も評価。
「日本最大の6次産業」がキーワード。
(3140円)。
大日本スクリーン製造(7735)
5日、15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の30億円→45億円に50.0%上方修正。
増益率が14.5%増→71.8%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。
北米の半導体受託製造大手など向けに洗浄装置を中心に半導体製造装置の受注が好調で、売上高が想定を4%上振れることが寄与する。
部材見直しや海外調達の拡大によるコスト減、たな卸試算評価損の減少も利益を押し上げる。
上期の好調に伴い、上期の増額分を上乗せする形で、通期の同利益を従来予想の90億円→105億円に16.7%上方修正。増益率が7.2%増→25.1%増に拡大する見通し
<6日の相場展望>
6日の日経平均株価は5日続落して始まった。
前日比60円安の15260円で始まったあと、同70〜80円程度安い水準で推移している。
前日のNYダウが反落し、約2カ月半ぶりの安値をつけた。
ポーランド外相の発言をきっかけにウクライナや中東情勢などへの警戒感から、運用リスクを回避する動きが強まったといい、東京市場でもNY株安を嫌気した売りが出ている。
一方、下げ幅はいまのところ限定的。今週は国内企業の2014年4〜6月期決算発表の後半のピークのため好決算銘柄を買う動きは根強く、相場全体を下支えしている。
日経平均株価の予想レンジは15150円−15400円。
経済指標では6月景気動向指数が発表される。
昨日で全体の54.55の発表が終わった。
4〜6月期の売上高は4.9%増、経常利益は7.3%増、純利益は11.7%増。
通期は売上高3.2%増、経常利益3.3%増、純利益7.1%増。
大企業2446社に対しての日経調査での設備投資動向は15%増。
24年ぶりの高水準となった。
相場の下げている場面での好業績銘、中小型株の押し目買いがポイントとなる。
昨日のNYダウは139ドル安の16429ドルと反落。
NASDAQは31ポイント安の4352ポイントと反落。
S&P500は18ポイント安の1920ポイントと反落。
ダウ輸送株指数は89ポイント安の8059ポイント。
結局は「ロシア軍部隊がウクライナ国境沿いに集結している」との報道が悪材料との解釈。
だとしたら欧州株の強さは説明がつかないのだが・・・。
ガザの停戦は見えないフリ。
6月製造業新規受注は予想を上回った。
8年半ぶりの高水準となった7月ISM非製造業指数なども蚊帳の外。
3市場の売買高は約62億株。
CME円建ては大証比110円安の15230円。
ドル建ては大証比95ポイント安の15245ポイント。
非公式外資系動向は、420万株売り/430万株買い。
金額ベースは売り越し。
売りは機械・電機・自動車・商社・保険・陸運・ガラスセクターなど。
買いは食品・建設・薬品・不動産・情報通信・銀行セクターなど。
225先物は、UBS・野村・大和・メリル・アムロが買い越し。
クレディ・マネ・ドイツ・みずほ・GS・ニューエッジが売り越し。
TOPIX先物はJPモルガン・メリル・パリバ・GSが買い越し。
野村・みすほ・クレディ・ソジェンが売り越し。
外資系等は、中外(4519)、日立化成(4217)、DTS(9682)、カカクコム(2371)、シスメックス(6869)、全国保証(7164)、マブチ(6592)、バンナム(7832)、共英製鋼(5440)、トヨタ(7203)、ダイキン(6367)クボタ(6326)、サントリー食品(2587)に注目。
テクニカル的には、高松(1762)、不動テ(1813)、青木(1865)、東洋建(1890)、大林道(1896)、明星工(1976)、カルビー(2229)、米久(2290)、ツクイ(2398)、Jオイル(2613)、UKC(3156)、日調剤(3341)、応化工(4186)、サイバネット(4312)、大日住友薬(4506)、キョーリン(4569)、メック(4971)、JCU(4975)、フジミイン(5384)、北越工(6364)、JUKI(6440)、ハピネット(7552)、大研医器(7775)、エイベクス(7860)、テレ東(9413)、北海道電(9509)が動兆。
<信用取引規制>
■東証、フェリシモ株、テックファム株、エンカレッジ株を日々公表銘柄に指定 6日付。
■東証、制限値幅を拡大 DMP株を上限のみ600円に拡大。6日に実施。
■東証、日本通信株の信用取引に関する臨時措置を解除 6日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
▽空売り比率=31.2%(東証、5日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
ゴールドウイン 200万株、11億円
ザインエレクトロニクス 198万9300株、30億円
イチカワ 400万株、12億円
▼一単元の株式数変更
能美防災 10月1日付で1000株から100株
予定
■国内(6日)
6月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
国際帝石、明治HD、アサヒ、キリンHD、クラレ、テルモ、ルネサス、凸版、伊藤忠、三井物、三井不、NTT、セコム、アマダ、スクエニHD、住阪セメ、SANKYO、NOK、ふくおか、大京、日無線、星光PMC、京急、マーベラス、ラウンドワン、日触媒、日本紙、ゼオンなど
《株主総会》
アスクル、クロガネヤ
■海外(6日)
タイ中銀金融政策決定会合(金利発表、16:30)
独6月製造業受注(15:00)
英6月鉱工業生産(17:30)
伊4-6月期GDP速報値(18:00)
BOE金融政策委員会(〜7日)
米6月貿易収支(21:30)
<5日の相場概況>
5日の日経平均株価は4日続落した。
終値は前日比154円19銭安の1万5320円31銭だった。
朝方は日本株にも買いが先行したが、上値を追う新たな材料に欠いたことで目先の利益を確定する売りが膨らんだ。
中国で5日発表された7月のHSBC中国非製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.0と6月から大きく低下し、2005年11月の算出開始以来で最低となった。上海などアジア諸国・地域の株価指数も総じて下落し、中国の景気先行きに対する不透明感も広がったことも日本株の買いを手控えさせた。
前日大幅高となっていたマーベラスやKLABに利益確定売りが出たほか、増担保規制が入ったミクシィはストップ安まで売り込まれた。
日経平均への寄与度が高い値がさ株にも売りが及び、相場を押し下げた。
東証株価指数(TOPIX)も4日続落し、前日比12.66ポイント安の1263.53だった。
東証1部の売買代金は概算で1兆9894億円だった。売買高は22億660万株。東証1部の値下がり銘柄数は1381で、値上がり銘柄数は325、変わらずは111だった。
東証2部株価指数は3営業日ぶりに反落した。田淵電や明治機、長大などが高い。
日経平均は終値ベースで8営業日ぶりに25日線(15386円)を割り込んだが、直近では7月11日、7月18日、7月24日と3度の同線割れがあるも、翌営業日には同線上に値を戻しており、今回も早々に浮上するようであれば7月31日高値(15759円)からの短期調整が一服したと見ることができる。
<アフターランチ>
「夢花火」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
気候においての時間差というのは、1日で3時間、1年で概ね3ヵ月程度でしょうか。
酷暑にあえぎながらも、上空を見上げれば、どこか秋の気配。
「セミまっさかりだし、気温は35度以上にもなっているし、そんな筈はない」。
そう思ったところで・・・。
夜明けはもう5時に近づいてきましたし、夕方は7時前には暗くなります。
この時間差は不変のもの。
10世紀の古今和歌集でさえ「風の音にぞ驚かれぬる」(藤原敏行)と
表現しているのですから、毎年同遇しているのに学習効果のなさは否定できません。
春には夏の太陽を見て、
夏には秋の太陽を見ているのに、体感温度との微妙な違いは救いがたいもの。
この時間差って奴は、たぶん株式相場にも蔓延しているのでしょう。
そう考えると、今遭遇している相場は3ヵ月程度先を読んでいると考えても
良いのかもしれません。
普通は、数ヵ月前からの相場展開を踏襲して、ああでもないこうでもないという講釈が大半。
あるいは・・・。
2週間程度先までの経済スケジュールを後生大事に抱えて、
ああでもないこうでもないとのささやかな予測。
時間差がそんな時間軸でなく3カ月から半年であるならば、
相場の見え方もきっと違ってくるでしょう。
ただ、そういう時間軸になかなか慣れていないことが、悲しいこと。
ひょっとすると、常識ってものを超越したところに相場の本質というのは
あるものかも知れません。
そういえば最近読んだ本に面白いことが書いてありました。
「国旗に太陽を表現している国は少数派で、多数派は月が星が主役」というもの。
(「日本史の謎は地形で解ける【文明・文化編】」竹村公太郎著、PHP)。
四季のうちの夏だけが日本では太陽が鬱陶しい存在ですが、
世界の多数の国では、太陽の光が差す昼間はスローモーで静かな時間帯。
むしろ太陽が沈んでからの快適な時間こそが、活動タイムだから、というのが理由だそうです。
確かにカミュは「異邦人」で「太陽があまりにも眩しいから」というセリフを
残していますすし、アラビアンナイトだって夜の物語。
多くの外国人投資家がそういう思考法の延長線上にあるのかも知れません。
島国に育つと、世界の常識的思考法はなかなか推し量るのが難しいものです。
ましてや「兜町」というシマだけに閉じこもっていると
理解不能のことは数多くあるような気がしてなりません。
もっとも・・・。
シマにいるからこそ、逆にポルトガルやアルゼンチンなどの見知らぬ世界の出来事に
過敏になってしまうのかも知れませんが・・・。
8月の季語は「桐一葉」とか「迎え火」とか「蜩」とか「線香花火」。
はかなさの象徴のような言葉が並びます。
そうではなくて「8月は夢花火。私の心は株模様」なんて口ずさみたいところ。
そういえば・・・。
昨日後場に取材した企業のトップは、元甲子園球児。
「春夏出場して夏はベスト8。宇部商で1番セカンドでした」。
そんな時期でもありました。
(櫻井)。
<兜町カタリスト>
「解釈」
何気に下げ渋った週末週初。
NYはおそらく地政学リスクを表看板にした金利上昇リスクが株安要因。
しかし米国はたぶんインフレからデフレに向かう国。
逆にデフレからインフレに向かおうとする日本とは勢いが違うという指摘も聞かれる。
世界に先駆けて成熟国で適度なインフレを目指そうとする国はどう映るのだろうか。
そして地政学リスクは米国にとってはリスクでも、どうも東京にとってはそうでもない気配。
みんなが騒ぐから、こちらも騒ぐというのでは節操がないし、スマートでない。
相場でよく起きるのは事実と解釈のすれ違い。
多くの場合、解釈を重視して事実は軽視される。
しかし、本来、解釈は他力本願的且つ責任逃避的いい加減さの賜物。
大事にしたいのは、事実とその延長線上にある着実なシナリオ。
荒唐無稽とも言えるネガシナリオに縛られると、また行方を見誤るのではなかろうか。
「リーマンショックは買いだった」というのが、今の感想。
ガス抜き、玉整理のためのホイッスルが鳴ったなら・・・。
炎のような投資家になるべきだったというのが経験則。
ブラックマンデーのように万が一オバマショックが訪れるのならそれは千載一遇の好機。
そういう解釈はないからこそ、解釈を重視しない姿勢が大切になるのだろう。
「他人の解釈は所詮他人の懐事情による」(読み人知らず)。
<5日の相場展望>
5日の日経平均株価は、4営業日ぶりの反発でスタート。
前日比32円高の1万5506円で始まった後は、1万5500円を挟んだ水準で小幅な値動きにとどまっている。このところ強まっていた米株式相場の下落基調が一服しつつあるとの見方から、投資家心理が改善。日本株にも買いが先行したとの声。
日経平均株価の予想レンジは15400円−15550円。
心理的節目である15500円を回復する動きを想定、5日線(15576円)がレジスタンスとして意識される。
経済指標の発表はなく、個別銘柄では、ソフトバンクやファナックなど日経平均への寄与度が高い値がさ株が買われている。
昨日のNYダウは5営業日ぶりに反発した。
ポルトガルがエスピリト・サント銀行の救済を明らかにしたことで相場のセンチメントが改善。
NASDAQは前営業日比31.25ポイント高の4383.89ポイント、S&P500は前営業日比13.84ポイント高の1938.99ポイントで終了
主要外国証券経由の注文動向は、5社ベースで、売り530万株、買い660万株で、差し引き130万株の買い越し。買い越しは3営業日ぶり。金額(5社ベース)も買い越し。売りセクターに、金属、情報通信、非鉄、銀行、建設、保険、陸運など。買いセクターに、精密、自動車、電機、保険、情報通信、化学など
<信用取引情報>
■東証、ソフトブレン株、オリチェン株、エルナー株の信用取引に関する臨時措置を解除 5日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
■東証、ミクシィ株、サイバダイン株の信用取引に臨時措置 委託保証金率を5日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(同20%)とする。
▽指定変更=〔東証マザーズ〕エストラストは15日から1部
▽空売り比率=28.4%(東証、4日)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
ヤフー 500万株、22億円
神奈川中央交通 20万株、1億280万円
インプレスホールディングス 50万株、5000万円
KSK 4万5000株、3307万5000円
大林道路 150万株、9億円
▼立合外分売
研創 5日に289円で14万株
▼一単元の株式数変更
スルガ銀行 9月1日付で1000株から100株
予定
■国内(5日)
10年国債入札
《決算発表》
大成建、大林組、サントリーBF、クボタ、ダイキン、シスメックス、トヨタ、ヤマハ発、バンナムHD、丸紅、千葉銀、カカクコム、ユニチカ、コナミ、鹿島、科研薬、MDNT、コスモ石、参天薬、椿本チ、カルソカンセ、Uアローズ、サッポロHD、フィックスタース、テラ、昭和シェル、ノーリツ、ライオン、博報堂DYなど
■海外(5日)
豪6月易収支(10:30)
中国7月HSBCサービス業PMI(10:45)
豪州準備銀行理事会(金利発表、13:30)
インド準備銀行金融政策決定会合(金利発表、14:30)
ASEAN外相会合、ASEANプラス日中韓外相会合(〜10日)
インドネシア4-6月期GDP
仏・独・ユーロ圏7月サービス業PMI確報値(16:50、16:55、17:00)
ユーロ圏6月小売売上高(18:00)
メキシコ7月消費者信頼感指数(22:00)
米7月マークイットサービス業PMI確報値(22:45)
米7月ISM非製造業景況指数(23:00)
米6月製造業受注(23:00)
米・アフリカ首脳会議(ワシントン、〜6日)
《決算発表》
ADM、ウォルト・ディズニー、コーチ
<4日の相場概況>
4日の日経平均株価は3日続落。
東京市場寄り付きは、売り優勢で始まった。10時以降持ち直しの動きとなった。値もちの良さを評価する動き。日経平均はわずかではあるが、前週末日上昇で前場を終えた。後場に入っては手がかり難から再び日経平均はマイナスゾーンでの推移。
日経平均株価の終値は15474.50円(前日比▲48.61円)、TOPIXは1276.19ポイント(同▲5.11ポイント)。
東証1部の値上がり銘柄数は659、値下がり銘柄数は1005。
売買高は19億2124万株、売買代金は1兆8745億円。新興市場では日経JQ平均、東証マザーズ指数ともに反発。
7月25日以来6営業日ぶりに1万5500円を割り込んだ。
東証2部株価指数は続伸した。ソディック、田淵電やOakが買われた。
TOPIX業種別株価指数(33業種)は鉱業、水産、繊維、食料品、医薬品、卸売など10業種が上昇、不動産、銀行、証券、海運、情報通信、鉄鋼、その他金融など23業種が下落。
東証1部の高値更新銘柄はグリコ、ヤクルト、三井化、ダイセル、ガイシ、ダイキン、ローム、カナモトなど86銘柄。
マーベラスやKLabといったゲーム関連が上昇した。
<兜町カタリスト>
「悪くはない」
7月31日に東証1部の売買代金は21日ぶりに2兆円を突破した。
8月1日は2兆1711億円。
株価が上がるためには売買エネルギーの拡大が必要というのが定説。
しかし、現実は株価が下落基調で売買エネルギーが高まっている。
NY株式市場同様で、下落した週末の3市場の売買高は約72億株。
平均が62億株程度であるから、海の向こうも売買エネルギーの拡大=株価の下落の構図。
市場では「手掛かり材料が豊富となることで商いが増えやすくなる。
これで市場エネルギーの増加が下値固めにつながる」。
本当にそうなのかどうかが結構疑問となる。
決算発表は佳境。
週末から日経に載り始めた「4〜6月期決算集計状況」。
全体の42.2%の発表が済んだ時点での状況。
4〜6月の売上高は4.9%増、経常利益は8%増、純利益は15%増。
通期は売上高3.5%増、経常利益4.1%増、純利益10.1%増。
今のところ、一応2ケタ増益で悪くはない。
ただ・・・。
テラは下方修正。
アルコニクスは好業績見通し。
めまぐるしい時期でもある。
インフォマート(2492)・・・動兆
インフォマートに注目する。
同社はフード業界向け受発注システムが中核。
新規加盟が増加基調で業績は絶好調。
今12月期中間期の純利益は56.4%増、通期は92.4%増の見通し。
<4日の相場展望>
4日の前場寄り付きの日経平均株価は続落でスタート。
前週末比80円程度安い15400円台半ばまで下げる場面があった。その後は前日比で60円程度安く推移している。
日経平均株価の予想レンジは15350円−15550円。
日経平均の下値メドは25日移動平均(1日時点で1万5364円98銭)付近が意識されよう。
為替市場も円高基調となっており、大型株が手掛けにくい地合いの中で好業績銘柄と値動きの良い中小型株に短期資金が集中するとみる。
週末のNYダウは69ドル安の16498ドルと4日続落。
NASDAQは17ポイント安の4352ポイントと2日続落。
S&P500は5ポイント安の1925ポイントと2日続落。
ダウ輸送株指数は20ポイント安の8120ポイント。
雇用統計は非農業部門雇用者数が20.9万人増で着地。
市場予想の23万人程度を下回って着地。
アルゼンチンのデフォルト懸念が重石となった。
3市場の売買高は約72億株と拡大。
週間ではS&P総合500が2.7%下落し、2012年6月1日終了週以来の大幅下落。
ダウは2.8%、NASDAQは2.2%下落。
CME円建ては大証比165円安の15415円。
ドル建ては大証比145ポイント安の15435ポイント。
主要外国証券経由の注文動向は、売り660万株、買い630万株で、差し引き30万株の売り越し。
売り越しは2営業日連続。金額(5社ベース)は買い越し。
売りセクターに、機械、商社、金属、化学、電機、陸運、自動車、薬品など。
買いセクターに、電機、自動車、精密、その他金融、情報通信、化学、非鉄、鉄鋼など
225先物は、アムロ・三菱・みずほ・大和・ソジェン・SBI・メリルが買い越し。
バークレイズ・モルスタ・クレディ・ニューエッジ・GSが売り越し。
TOPIX先物はGS・パリバ・モルスタ・アムロが買い越し。
UBS・みずほ・野村・ニューエッジが売り越し。
テクニカル的には、明星工(1976)、芝プラ(1983)、エスクリ(2196)、
グリコ(2206)、日ハム(2282)、札幌ド(2786)、
トヨタ紡(3116)、常和(3258)、フェリシモ(3396)、
共和レ(3553)、コロプラ(3668)、トクヤマ(4043)、
ステラケミ(4109)、協和キ(4151)、コーセー(4922)、
フコク(5185)、ガイシ(5333)、特殊陶(5334)、合同鉄(5410)、
大和工(5444)、UACJ(5741)、東プレ(5975)、ペガサス(6262)、
ナブテスコ(6268)、オイレス(6282)、北越工(6364)、
福島工(6420)、エプソン(6724)、ソニー(6758)、アルプス(6770)、
日東電工(6988)、フタバ(7241)、マツダ(7261)、エクセル(7591)、
トプコン(7732)、アートネ(7823)、マーベラス(7844)、
三菱鉛(7976)、ニフコ(7988)、ハマキョウ(9037)、
宇徳(9358)が動兆。
<信用情報>
■東証、理経株の日々公表銘柄指定を解除 1日付。
■東証、アスカネット株の信用取引に関する臨時措置 委託保証金率を4日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を現行30%から50%(うち現金20%)とする。
■東証、長野日無、抵抗器株の信用取引に関する臨時措置を解除 4日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
■東証、メガネスーパ、レッド株を日々公表銘柄に指定 4日から。
▽空売り比率=26.8%(東証、1日)
【1日の相場表変更】
▽指定変更=〔東証マザーズ→東2〕リアル、ぷらっと(電気機器)、システクアイ、エルミック、フォーバルT(情報・通信)、日本風力開発(電力・ガス)、ケアサプライ、DNAチップ(サービス)
▽商号変更=〔東1〕ナカヨ通→ナカヨ〔東2〕日コンピュタ→NCS&A
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
日本梱包運輸倉庫 220万株、40億円
ビジネス・ブレークスルー 10万株、4000万円を20万株、8000万円に変更
予定
■4(月)
【国内】
7月マネタリーベース(8:50)
環太平洋経済連携協定(TPP)日米協議(〜5日)
《決算発表》
小野薬、日本ペ、USS、楽天、LIXILG、リンナイ、ブラザー、IHI、いすゞ、横浜銀、三菱Uリース、帝人、双日、山九、マルハニチロ、DAC、ダイヘン、NTT都市、カルビー、タムロン、スルガ銀、TC−Lease、ホクト、日製鋼、DMG森精、ホトニクス、第一興商、ジョイ本田など
【海外】
豪6月小売売上高(10:30)
インドネシア6月貿易収支
インドネシア7月消費者物価(13:00)
トルコ7月消費者物価(16:00)
《決算発表》
AIG、HSBC
休場:カナダ
<1日の相場概況>
1日の日経平均株価は続落。終値は前日比97円66銭安の1万5523円11銭だった。
日経平均は一時100円超の下げ幅だったが、円安基調を背景に前場中頃から下げ渋り、中国7月製造業PMIが市場予想を上回ったことも支援材料となったが、後場にかけては週末要因から手仕舞い売りに押され弱含みで推移した。
売買代金上位はミクシィ、サイバーダイン、コロプラ、ソフトバンク、日本通信など。
業種別では、値上がりはガラス・土石、電気・ガス、水産・農林、空運の4業種のみ。
値下がりは海運、金属製品、保険、その他製品、その他金融などが上位に並んだ。
7月31日で4〜6月期の決算発表前半の集中日を過ぎ、日本株には業績への期待から先高観が強まっている。海外株安が重荷となる一方、業績への期待から日本株には着実に買いが入り、日経平均は週間で65円上昇した。
東証株価指数(TOPIX)も続落し、前日比8.12ポイント安の1281.30だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆1711億円と、連日で2兆円を上回った。
売買代金が2日続けて2兆円を超えるのは6月19〜20日以来、およそ1カ月半ぶり。
売買高は22億4582万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は全体の7割を超える1409、値上がり銘柄数は334で、変わらずは74だった。
個別銘柄では、市場予想を大きく上回る4〜6月期の連結決算を発表したソニーも大きく上がった。
東証2部株価指数は小反発、田淵電やOak、ソディックなどが高い。
来週は底堅い展開となりそうだ。アルゼンチンのデフォルトリスクや欧州のデフレ懸念など気になるところではあるが、主力企業の業績も概ね良好で米株安に対しても耐性が強まっている状況といえる。7月31日に東証1部の売買代金は21営業日ぶりに2兆円を突破。市場エネルギーの増加が下値固めにつながるとみている。
堅調な企業業績、国内企業の4─6月期決算発表は前日、最初のピークを越えたが、輸出企業の健闘が目立っている。
みずほ証券リサーチ&コンサルティングが集計した7月31日までの東証1部企業(除く金融)の4─6月期決算状況では、1233社中540社(43.8%、時価総額ベースでは54.9%)が発表を終え、売上高は前年比5.6%増、営業利益は21.7%増、経常利益16.9%増となっている
注目イベントは、8月7日から8日にかけて開催される日銀の金融政策決定会合、8日の黒田日銀総裁会見が挙げられる。
オプションSQも控えており、週末にかけてイベント消化までは様子見ムードの強い展開も想定されるが、目先日経平均は、1万6000円を目指すと考えている。
<兜町カタリスト>
いつもこの時期に浮かぶのが8月に向けての「少年時代=株時代」。
↓
「夏祭り、株かがり
胸のたかまりにあわせて
八月は夢花火 私の心は株模様
目が覚めて夢のあと
白い陽線上に伸びて
チャートの空に
夢はつまり思い出のあとさき
夏が過ぎ風あざみ
株の憧れにさまよう
八月は夢花火 私の心は株模様」
スケジュールを見てみると・・・
1日(金)自動車販売台数、黒田日銀総裁講演(内外情勢調査会)、春秋航空日本就航
米雇用統計、ISM製造業、ミシガン大学消費者信頼感、中国製造業PMI
4日(月)マネタリーベース、カナダ休場
5日(火)米ISM非製造業景況感、製造業受注、米アフリカ首脳会議、ASEAN外相会合、
6日(水)景気動向指数、米貿易収支、BOE金融政策委員会
7日(木)日銀金融政策決定会合、都心オフィス空室率、米消費者信用残高
ECB定例理事会(ドラギ総裁会見)
8日(金)景気ウォッチャー調査、国際収支、黒田日銀総裁会見、オプションSQ、
米卸売在庫、中国貿易収支
最近の月末月初の動きを見ると・・・。
1月2月3月4月と安かった。
逆に5月6月7月と初日は強い動き。
因みに日経平均は1月6日382円安、2月3日295円安、3月3日188円安。
4月1日35円安。
5月1日181円高、6月2日303円高、7月1日164円高。
この流れで行くと、8月1日3桁高にも期待したいところ。
<稼足銘柄>
京写 (6837)が7月31日大引け後(16:00)に決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比64.2%増の2.4億円に拡大した。併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の3.3億円→4.4億円(前年同期は3.6億円)に33.3%上方修正し、一転して21.2%増益見通しとなった。上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の8.4億円→8.8億円(前期は7.8億円)に4.8%上方修正し、増益率が6.9%増→12.0%増に拡大する見通しとなった。
直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の3.0%→6.1%に大幅改善。
国内では消費税増税による駆け込み需要の反動の影響もなく堅調であった。海外でも自動車関連分野及び家電製品が
好調であったことから、計画を上回るペースで推移した。
そのため、第1四半期決算発表と同時に、第2四半期と通期業績予想の上方修正も発表した。
<1日の相場展望>
1日の日経平均株価は続落でスタート。前日比109円安の1万5511円で始まった。その後は1万5500円台前半で推移している。
欧州株安の流れを受け、NY株式が大きく下落。このところ上昇基調を強めていた日本株にも目先の利益を確定する売りが先行した。
経済指標では、10時に中国7月製造業PMI、中国7月HSBC製造業PMI確報値など。決算では旭化成、三井化学、アステラス製薬、三菱ケミHDなど。
7月31日の米ダウは3日続落し、前日比で317ドル安い1万6563ドルで取引を終えた。アルゼンチンの債務不履行問題や欧米による対ロシア制裁強化への警戒から欧州株が総じて下落。米連邦準備理事会(FRB)による早期の利上げ観測が強まっていることもあって、米株式相場には売りが膨らんだ。
日経平均株価の予想レンジは15400円−15600円。
注目しているが買うならばここは好業績銘柄、後は個別銘柄物色となるだろう。
主要外国証券経由の注文動向は、5社ベースで、売り980万株、買い550万株で、差し引き430万株の売り越し。売り越しは3営業日ぶり。金額(5社ベース)も売り越し。
売りセクターに、化学、電機、精密、機械、陸運、サービス、食品、薬品など。
買いセクターに、機械、薬品、化学、銀行、情報通信、小売、金属など
<信用取引情報>
■東証、加地テック株の日々公表銘柄指定を解除 31日付。
■東証、DWTI株を日々公表銘柄に指定 1日から。
■東証、ネクスジェン株の信用取引に関する臨時措置を解除 1日売買分から。日証金も同日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除。
■東証、くら株、Jディスプレ株を貸借銘柄に選定 7日売買分から。日証金も同日約定分から貸借銘柄に追加。
▽空売り比率=24.9%(東証、31日)
【31日の相場表変更】
▽指定変更=〔東2→東1〕鈴木(電気機器)、小津産業(商業)
▼自社株取得枠設定(株数、金額は上限)
昭和電工 7000万株、100億円
ASTI 120万株、3億円
理想科学工業 70万株、20億円
明星工業 150万株、9億6000万円
日本調剤 30万株、10億円
三井住友トラスト・ホールディングス 1億900万株(優先株)、1090億654万円
▼ストックオプション
エムビーエス 取締役(社外取締役を含む)、監査役(社外監査役を含む)および従業員が対象。上限は5万株。
▼一単元の株式数変更
三和ホールディングス 10月1日付で1000株から100株
ショクブン 9月1日付で1000株から100株
予定
■国内(1日)
7月マークイット製造業PMI確報値(10:35)
7月自動車販売台数(14:00)
黒田日銀総裁が内外情勢調査会で「最近の金融経済情勢と金融政策運営」について講演
中国系LCC「春秋航空日本」国内線就航予定
《決算発表》
シャープ、キッコーマン、旭化成、イビデン、三菱ケミHD、京王、ダイセル、武田、アステラス薬、塩野義、エーザイ、ツムラ、三菱ガス、三井化学、セガサミーHD、GMO、テレ東HD、曙ブレーキ、足利HD、アズビル、みらかHD、イトーヨーギョ、不二油、ローム、スズキ、日立造など
《銘柄異動》
システクアイ、ケアサプライ、DNAチップ、日本風力開発、エルミック、リアル、ぷらっと、フォーバルTL
■海外(1日)
韓国7月消費者物価・貿易収支(8:00、9:00)
タイ7月消費者物価
中国7月製造業PMI(10:00)
中国7月HSBC製造業PMI確報値(10:45)
仏・独・ユーロ圏7月製造業PMI確報値(16:50、16:55、17:00)
ブラジル6月鉱工業生産(21:00)
米7月雇用統計(21:30)
米6月個人所得・個人支出(21:30)
米7月マークイット製造業PMI確報値(22:45)
米7月ミシガン大学消費者信頼感指数改定値(22:55)
米7月ISM製造業景況指数(23:00)
米6月建設支出(23:00)
ブラジル7月貿易収支(2日、3:00)
《決算発表》
RBS、ソシエテ・ジェネラル、シェブロン
休場:スイス、インドネシア
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