
日経平均株価  | 	51,816.31 | -595.03 | 11/04 | 
TOPIX  | 	3,317.18 | -14.65 | 11/04 | 
マザーズ  | 	712.54 | -2.10 | 11/04 | 
日経JASDAQ  | 	47,336.68 | -226.19 | 11/04 | 
為替  | 	* 73ADR | * 74欧州株価 | * 75アジア株 | 
NYダウ平均  | 	23,834.72 | +109.77 | 11/04 | 

4日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前週末比117円03銭安の5万2294円31銭。下げ幅は一時300円を超えた。
日経平均株価は前週末に1000円強の上昇をみせたことで短期的には利益確定売り圧力も拭えない。ただ、出遅れた向きの買い注文も活発で下値を支えている。
前日の米国株市場で半導体関連などをはじめハイテク株高が続いていることや、外国為替市場で1ドル=154円近辺の推移とドル高・円安水準でもみ合っていることが追い風材料となっている。また、個別では本格化する決算発表を意識した値動きも観測される。
4日の東京株式市場は、堅調な展開が続きそう。
日経平均株価の予想レンジは、5万2000円-5万2700円を想定。(10月31日終値5万2411円34銭)
東京株式市場が休場の間の米国株は、10月31日は上昇し、11月3日はダウ平均は下落した一方でS&P500とナスダックは上昇した。ダウ平均は10月31日は40ドル高となり、11月3日は226ドル安の47336ドルで取引を終えた。
現地3日の株式市場は、NYダウが下落したものの、ナスダック総合指数とSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が続伸した。指数寄与度の高い半導体関連株の上昇が見込まれ、前週末10月31日の強い地合いが継続するとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の前半(前週末10月31日は154円30-32銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=177円台の半ば(同178円44-48銭)と円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同31日の大阪取引所清算値比95円高の5万2565円だった。
【好材料銘柄】
■アクシーズ <1381>
7-9月期(1Q)経常は3.6倍増益で着地。
■イチケン <1847>
上期経常を一転23%増益に上方修正・最高益、通期も増額、配当も45円増額。
■日本電設工業 <1950>
上期経常が3.5倍増益で着地・7-9月期も3.1倍増益。
■イオレ <2334>
暗号資産交換業を営むSBI VCトレードと提携。トレジャリー実務と制度対応における連携を基軸とした取り組みを開始。
■ベガコーポレーション <3542>
上期経常が51%増益で着地・7-9月期も94%増益。
■第一稀元素化学工業 <4082>
今期経常を一転90%増益に上方修正。
■伊勢化学工業 <4107>
今期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額。また、12月31日現在の株主を対象に1→10の株式分割を実施。
■日本精化 <4362>
今期経常を一転10%増益に上方修正・3期ぶり最高益更新へ。また、発行済み株式数の6.1%にあたる155万株の自社株を消却する。消却予定日は11月20日。
■住友ファーマ <4506>
今期最終を2.3倍上方修正・4期ぶり最高益更新へ。
■三ッ星 <5820>
上期経常は69%増益で上振れ着地。
■平河ヒューテック <5821>
今期経常を29%上方修正・3期ぶり最高益更新へ。
■SMN <6185>
今期経常を41%上方修正。また、株主優待制度を新設。毎年3月末時点で1000株以上を保有する株主を対象に、株主優待ポイント(保有株数に応じて8000~2万5000ポイント)を付与する。
■三菱化工機 <6331>
今期経常を15%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額。
■アルプスアルパイン <6770>
今期経常を一転18%増益に上方修正。
■マクセル <6810>
上期経常が32%増益で着地・7-9月期も3.7倍増益。
■レーザーテック <6920>
7-9月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地。
■ジャパンインベストメントアドバイザー <7172>
1-9月期(3Q累計)経常が2.6倍増益で着地・7-9月期は黒字浮上。
■ウェーブロックホールディングス <7940>
ウエーブロックグループ傘下のWHDがTOB(株式公開買い付け)を実施し、非公開化を目指す。TOB価格は1株921円で10月31日終値を29.2%上回る水準。買い付け期間は11月4日から12月16日まで。
■サンワテクノス <8137>
上期経常は一転5%増益で上振れ着地。
■イチネンホールディングス <9619>
上期経常を22%上方修正。
■ビジネスブレイン太田昭和 <9658>
今期配当を44円増額修正。また、株主優待における保有株数の区分とQUOカードの金額を変更。100株以上300株未満でQUOカード3000円分、300株以上で5000円分を贈呈する。
【主な経済指標・スケジュール】
4(火)
【国内】
10月新車販売台数(14:00)
10月軽自動車新車販売台数(14:00)
《決算発表》
任天堂、三菱商、NTT、丸紅、LINEヤフー、大和証G、商船三井、JR西日本、横河電、住友化、ヒロセ電、日本ハム、ヤマハ、住友ベ、東京精、日精工、伊藤米久、PALTAC、寿スピリッツ、日野自、キッセイ薬、持田薬、アクシアル、日本電技、インソース、上新電、東計電算、インテージHD、ソフトクリエHD、極洋、大崎電、アイホン、ヤマト、カナデン、イチネンHD、ダイトロン、ティラド、TOA、愛時計、丸文、パーカー、いであ、スズデン、SPK、共和電、JIG-SAW、ジオリーブG、佐田建、サンクゼール
【海外】
米9月貿易収支(22:30)
米9月雇用動態調査(JOLTS)求人件数(24:00)
米9月製造業新規受注(24:00)
《米決算発表》
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、ウーバー・テクノロジーズ、ファイザー、ピンタレスト、アムジェン
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							 11月03日 NY株/欧州株概況 
								
 ・・・続き 
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3日のNYダウ工業株30種平均は反落し、終値は前週末比226ドル19セント(0.47%)安の4万7336ドル68セントだった。相場が最高値圏にあるなかで、主力株の一部に持ち高調整の売りが出た。米経済指標が市場予想を下回ったことも重荷となり、ダウ平均の下げ幅は一時400ドルを超えた。
前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)開催後、連邦準備制度理事会(FRB)が12月の追加利下げを見送るとの見方が強まり、投資家心理を圧迫している。この日は利下げに慎重なFRB高官の発言も伝わった。
シカゴ連邦準備銀行のグールズビー総裁は3日、ヤフー・ファイナンスに対して12月会合に向けてまだ決断を下しておらず、「インフレについて非常に懸念している」と説明。追加利下げを急がない考えを示した。
ダウ平均は前週まで3週連続で上昇し、10月28日には最高値を付けていた。相場の過熱感や高値警戒感が意識されやすいなか、主力株の一部に持ち高調整や利益確定の売りが出た。市場では「成長期待のあるハイテク株に資金を移す動きがみられる」との指摘があった。
3日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した10月の製造業景況感指数は48.7とダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(49.3)に反し、前月から0.4ポイント低下した。個別項目では、生産や在庫が悪化した。市場では「依然として製造業の苦戦が続いている」との受け止めがあった。
一方、好材料が出たハイテク株には買いが目立った。アマゾン・ドット・コムが4%上昇し、連日で最高値を更新した。傘下のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)がオープンAIにクラウドサービスを提供する380億ドル規模の契約を結んだと3日に発表した。収益成長に対する期待から買いが入った。
エヌビディアも上昇し、時価総額は再び5兆ドルの大台にのせた。米商務省がエヌビディアの人工知能(AI)半導体をアラブ首長国連邦(UAE)に輸出することを許可したとマイクロソフトが3日に明らかにし、材料視された。
ほかのダウ平均の構成銘柄では、メルクやナイキが下落した。スリーエム(3M)とシェブロンも安かった。半面、アナリストが投資判断を引き上げたシスコシステムズが上昇した。
ナスダック総合株価指数は続伸した。終値は前週末比109.766ポイント(0.46%)高の2万3834.723だった。アルファベットやテスラが上昇した。
 【シカゴ日本株先物概況】シカゴ日経225先物 (円建て)
52565 ( +95 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
52620 ( +150 )
( )は大阪取引所終値比
3日の英FTSE100種総合株価指数は小幅に続落し、前週末比15.88ポイント安の9701.37で終えた。中国景気の減速懸念から国際商品市場で銅先物が値下がりし、英アングロ・アメリカンなど資源関連の銘柄に売りが出た。
FTSEの構成銘柄では、通信大手エアテル・アフリカが5.86%高、ゲーム大手ゲームズ・ワークショップが3.08%高、たばこ大手ブリティッシュ・アメリカン・タバコが2.66%高と上昇。他方、一部金融機関が投資判断を引き下げた通信大手ボーダフォンは5.19%安、広告大手WPPは4.38%安、小売り大手JDスポーツ・ファッションは3.33%安となった。
3日のドイツ株価指数(DAX)は5営業日ぶりに反発し、前週末比174.11ポイント(0.72%)高の2万4132.41で終えた。独フォルクスワーゲン(VW)をはじめ自動車・自動車部品株が買われた。
自動車株の上昇は、中国が半導体メーカー・ネクスペリア製品の輸出制限を緩める方針だと伝わったことが支援材料となった。
個別では、防衛大手ラインメタルが4.23%高、エネルギー大手シーメンス・エナジーが2.52%高、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が2.31%高と買われた半面、通販大手ザランドは3.26%安、分子診断大手キアゲンは3.18%安、不動産大手ボノビアは2.46%安と値下がりした。