 

| 日経平均株価 | 51,912.35 | +586.74 | 10/31 | 
| TOPIX | 3,310.55 | +9.76 | 10/31 | 
| マザーズ | 710.64 | +3.18 | 10/31 | 
| 日経JASDAQ | 47,522.12 | -109.88 | 10/31 | 
| 為替 | * 74ADR | * 75欧州株価 | * 76アジア株 | 
| NYダウ平均 | 23,581.15 | -377.33 | 10/31 | 
31日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は前日比304円19銭高の5万1629円80銭。
前日の米株式市場は、NYダウが109ドル安と軟調だった。ただ、取引終了後に決算を発表したアマゾン<AMZN>の株価が時間外取引で急伸しているほか、足もとで為替は円安が進行している。これを受け、東京株式市場は値を上げて始まった。
| 10月31日 相場展望(寄り付き前) 
 ・・・続き | 
31日の東京株式市場は、不安定な値動きが続きそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、5万900円-5万1600円を想定。(30日終値5万1325円61銭)
NYダウ平均は109ドル安の47522ドルで取引を終えた。
現地30日の米国株安を受け、朝方は売り優勢スタートが見込まれる。
ただ、直近では日経平均株価への寄与度が高いアドバンテス やソフバンG の値動きに影響を受ける場面が多く、両銘柄を筆頭にした寄与度の高い銘柄の値動きに左右される展開が想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の前半(30日は153円43-45銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=178円台の前半(同178円25-29銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所清算値比130円安の5万1330円だった。
【好材料銘柄】
■システナ <2317>
今期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も1円増額。
■タカミヤ <2445>
今期経常を一転30%増益に上方修正。
■JT <2914>
今期最終を14%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も26円増額。
■アクセルマーク <3624>
暗号資産を活用したトレジャリー運用を開始。また、新たにビューティー&ウェルネス事業を開始。
■ブレインパッド <3655>
富士通 <6702> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株2706円で30日終値を96.5%上回る水準。買い付け期間は10月31日から12月15日まで。
■シンプレクス・ホールディングス <4373>
11月30日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施。今期最終を4%上方修正・最高益予想を上乗せ、今期配当を実質増額修正。
■NITTAN <6493>
上期経常を55%上方修正。
■ツナググループ・ホールディングス <6551>
株主優待制度を拡充。新制度では毎年9月末時点で500株以上を保有する株主を対象に、一律8000円分のデジタルギフトを贈呈する。従来のポイント制度から変更。
■富士通 <6702>
上期最終が7.4倍増益で着地・7-9月期も4.8倍増益。
■アンリツ <6754>
上期最終が70%増益で着地・7-9月期も2.1倍増益。
■G−7ホールディングス <7508>
上期経常は7%増益で着地、今期配当を30円増額修正。
■KIMOTO <7908>
上期経常は一転14%増益で上振れ着地。
【主な経済指標・スケジュール】
31(金)
【国内】
9月失業率(8:30)
9月有効求人倍率(8:30)
10月都区部消費者物価指数(CPI)(8:30)
9月鉱工業生産指数(8:50)
9月商業動態統計(8:50)
2年国債入札
《決算発表》
東エレク、三菱電、HOYA、第一三共、デンソー、村田製、豊田織機、住友商、豊通商、大塚HD、TDK、ファナック、住友電、SBI、レーザーテク、アイシン、マキタ、スクリン、三菱ケミG、特殊陶、ZOZO、東洋水産、TIS、大塚商、大東建、住友林、東京メトロ、三和HD、ガイシ、九州電、住友ファーマ、京成、TOTO、ミスミG、大和工、オルガノ、Jパワー、ソシオネクスト、クラフティア、テクノプロHD、LIXIL、豊田合、コカコーラBJH、ジェイテクト、スタンレ電、トヨタ紡織、ナブテスコ、ニフコ、住友重、山九、日電硝、三菱倉、アルプスアル、中国電、マブチ、南海電、牧野フ、NSD、フクダ電
【海外】
中国10月製造業購買担当者景気指数(PMI)(10:30)
米9月個人所得(21:30)
米9月個人消費支出(PCE)(21:30)
米9月個人消費支出(PCEデフレーター)(21:30)
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議(~11/1 韓国・慶州)
《米決算発表》
シェブロン、エクソンモービル、コルゲート・パルモリブ
| 10月30日 NY株/欧州株概況 
 ・・・続き | 
30日のNYダウ工業株30種平均は続落し、終値は前日比109ドル88セント安の4万7522ドル12セントだった。四半期決算を発表したハイテク株を中心に売りが広がり、相場の重荷となった。一方、米中関係が改善に向かうとの期待は下値を抑えた。
マイクロソフトが2.9%安と、相場全体を押し下げた。ダウ平均の構成銘柄ではないが、メタ(旧フェイスブック)は11.3%安。いずれも前日発表した決算でAI関連の設備投資を大幅に増やすと表明し、市場で投資に見合う利益を回収できるのかとの不安が拡大。両社などAI関連銘柄の売りが膨らんだ。
米連邦準備制度理事会(FRB)による12月の金融政策会合での利下げ期待が後退したことも相場の重荷となった。一方で、米中首脳会談を受けて貿易摩擦への懸念が和らぎ、ダウは380ドル超上げる場面もあった。
パウエル議長は記者会見で12月の利下げ観測をけん制した。この発言を受けて前日に幅広い銘柄が売られたあとで、景気敏感株や消費関連株の一角に買い直す動きがあった。
トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は30日、韓国で会談した。中国が合成麻薬フェンタニルの対策を講じる代わりに、米国は対中関税を10%引き下げる。中国はレアアース(希土類)の新たな輸出規制の導入を1年延期する。
トランプ氏は30日に自身のSNSに「非常に素晴らしい会談だった」と書き込んだ。市場では、「米中関係は常に不安定だが、ひとまずは楽観につながった」との見方があった。両国の緊張が緩和に動くとの期待は相場の追い風となった。
そのほかのダウ平均の個別銘柄では、ボーイングやベライゾン・コミュニケーションズ、エヌビディアが売られた。取引終了後に四半期決算発表を控えるアマゾン・ドット・コムも下げた。半面、シスコシステムズやセールスフォース、ウォルト・ディズニーは買われた。四半期決算発表を前にアップルにも買いが入った。
ナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに反落した。終値は前日比377.329ポイント(1.57%)安の2万3581.144だった。
テスラが4.6%安と目立った。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の巨額報酬案の採決を11月6日に控えるなか、米国最大級の公的年金であるカリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)が報酬案に反対していると米ブルームバーグ通信が29日夕に報じた。報酬案の否決がテスラの経営に逆風との見方から売りが出た。
一方、アルファベットは2.5%高となった。前日発表の25年7〜9月期決算で売上高が市場予想を上回り、好感した買いが入った。
 【シカゴ日本株先物概況】
 【シカゴ日本株先物概況】30日のシカゴ日経平均先物は上昇した。12月物は前日比230円高の5万1330円で終えた。この日は米株式相場が軟調に推移したものの、日経平均株価が連日で最高値を更新しており、シカゴ市場の日経平均先物には買いが優勢となった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
51330 ( -130 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
51405 ( -55 )
( )は大阪取引所終値比
30日の英FTSE100種総合株価指数は前日比横ばい圏ながら、わずかに上昇した。終値は前日比3.92ポイント(0.04%)高の9760.06と最高値を6営業日続けて更新した。好業績を公表した銘柄への買いが指数を支えた。
市場で広がっていた米国での追加利下げ観測に対し、前日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がけん制する内容の発言をしたことは、投資家心理を冷やした。FTSE100種指数は前日終値を下回って推移する場面もあった。
FTSEの構成銘柄では、増益決算を発表した金融大手スタンダード・チャータードが3.63%高、通信大手エアテル・アフリカが2.38%高、中古車販売サイトのオートトレーダー・グループが1.92%高と上昇。他方、業績不振を受けて広告大手WPPは16.11%安と急落し、小売り大手JDスポーツ・ファッションは3.38%安、ホテル大手ウィットブレッドも2.66%安と売られた。
30日のドイツ株価指数(DAX)は前日比横ばい圏で終えた。終値は同5.32ポイント(0.02%)安の2万4118.89だった。米国でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が29日、市場の利下げ観測をけん制する内容の発言をしたことが投資家心理の重荷となった。
30日の米中首脳会談を経て、両国が緊張緩和へ動いているとの受け止めが出たのは好材料となった。ただし米中貿易交渉が進展するとの期待は数日前から出ていた。一定程度織り込みが進んでいたため、30日の欧州市場で株式などのリスク資産の価格をさらに押し上げる効果は限られたとの声が聞かれた。
医薬・農薬大手の独バイエル、独メルクをはじめヘルスケア関連や、独フォルクスワーゲン(VW)など自動車株が下げた。他方、欧州エアバスが上昇。前日に急落していたスポーツ用品大手アディダスが買われた。
個別では、不動産検索サイト大手スカウト24が3.00%高、航空機大手エアバスが2.06%高、電力大手RWEが1.65%高と値上がりした半面、製薬大手バイエルは2.50%安、通信大手ドイツテレコムは2.45%安、高級車メーカーのポルシェは2.34%安となった。