日経平均株価 | 49,307.79 | -8.27 | 10/22 |
TOPIX | 3,266.43 | +16.93 | 10/22 |
マザーズ | 742.14 | +11.86 | 10/22 |
日経JASDAQ | 46,924.74 | +218.16 | 10/22 |
為替 | * 74ADR | * 75欧州株価 | * 76アジア株 |
NYダウ平均 | 22,953.67 | -36.88 | 10/22 |
22日の東京株式市場は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、4万9400円-5万円を想定。(21日終値4万9316円06銭)
きのう21日の日経平均株価は、一時心理的なフシ目の5万円に迫る場面もみられたが、利益確定売りに押された。戻り待ちの売りに対する警戒感はあるものの、押し目買いの意欲は強いとみられ、しっかりした展開が見込まれる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の後半(21日は151円15-17銭)、ユーロ・円が1ユーロ=176円台の前半(同175円70-74銭)と円安方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所清算値比215円高の4万9365円だった。
【好材料銘柄】
■ラクサス・テクノロジーズ <288A>
オークネット <3964> グループのサークラックスと業務提携を進展。ブランドバッグのシェアリングサービス「ラクサス」とリユース事業「ブランディア」で相互送客を開始する。
■パス <3840>
木質バイオマス発電事業を行う川南バイオマス発電所の株式を取得し持分法適用関連会社化する。取得価額は1.3億円。
■セレンディップ・ホールディングス <7318>
11月30日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施。
【主な経済指標・スケジュール】
22(水)
【国内】
9月貿易統計(8:50)
《決算発表》
フューチャー、令和AH、オービーシステ
【海外】
米20年国債入札
《米決算発表》
IBM、テスラ、ノーザン・トラスト、AT&T、CMEグループ、ボストンサイエンティフィック、ムーディーズ
10月21日 NY株/欧州株概況
・・・続き
|
21日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸し、終値は前日比218ドル16セント高の4万6924ドル74セントだった。3日以来となる最高値を更新した。四半期決算の発表を手掛かりとした買いが一部の銘柄に入り、ダウ平均を支えた。
米工業・事務製品大手スリーエムは7.7%高と相場をけん引。好業績を踏まえた通期の利益見通し引き上げで買いが膨らんだ。飲料大手コカ・コーラの利益は市場予想を上回った。発表済みの大手金融機関の決算が底堅かったことも相まって、消費が持ちこたえているとの見方が相場を下支えした。
米メディアによると、トランプ米大統領は同日、中国の習近平国家主席との首脳会談について大きな成功が見込まれると表明。一方、会談が実現しない可能性にも言及したことで、ダウの上げ幅が縮む場面もあった。
市場では人工知能(AI)銘柄にバブル懸念がくすぶるなかで、ハイテク分野以外に買いが集まったことを前向きに捉える雰囲気があった。ダウ平均の上げ幅は400ドルを超える場面があった。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、ゼネラル・モーターズ(GM)は15%近く上昇した。四半期決算の発表とあわせ、収益見通しを引き上げたことが買い材料となった。そのほか、医療機器のダナハーや石油サービスのハリバートンなども決算発表をきっかけに買いが集まった。
地銀を巡る信用不安が収まっていることも、引き続き相場を支えた。前週に融資に関する不正を巡って借り手を訴えたことを明らかにしたザイオンズ・バンコーポレーションが前日夕に発表した四半期決算は市場予想を上回った。すでに開示した貸倒引当金以外は目立った影響がないと受け止められた。
半面、株式相場は最高値圏にあり、主力株の一角には持ち高調整の売りも出て相場の重荷となった。ダウ平均は前日までの2営業日で754ドル上昇し、短期的な過熱感も意識されやすかった。
トランプ米大統領は21日、「私は(中国の)習近平(シー・ジンピン)国家主席と素晴らしい関係であり、彼と良いディールを結べると予想している」と話したと伝わった。ただ、中国との貿易の不公平さを強調し、予定されている首脳会談が実現しない可能性について言及したため、株式への売りが強まる場面があった。
ニューヨーク金先物相場が大幅に下落した。市場では「高値圏で推移する株式相場もこのところ変動率が高まっており、投資家を神経質にさせている」との見方もあった。
21日夕にネットフリックス、22日にテスラなど主要なハイテク企業の決算発表が今週から相次ぐ。相場への影響が大きい巨大ハイテク企業の決算や見通しを見極めたい投資家は多かった。
個別銘柄ではセールスフォースやアマゾン・ドット・コム、シャーウィン・ウィリアムズも買われた。一方、JPモルガン・チェースやキャタピラー、エヌビディアは売られた。
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落した。終値は前日比36.877ポイント安の2万2953.666だった。アルファベットや半導体株の一角に売りが出た。
21日のシカゴ日経平均先物は下落した。12月物は前日比305円安の4万9365円で終えた。この日は日経平均株価と米ダウ工業株30種平均がともに最高値を更新したものの、シカゴ市場の日経平均先物は売りに押された。
シカゴ日経225先物 (円建て)
49365 ( +215 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
49450 ( +300 )
( )は大阪取引所終値比
21日の英FTSE100種総合株価指数は続伸し、前日比23.42ポイント高の9426.99で終えた。21日のアジア市場での株高を受け、投資家心理が強気に傾いた。高値圏での推移が続くなか、目先の利益を確定する目的の売りも出て、指数が上値を追う動きは限られた。
倉庫や工業施設の運営を手掛ける不動産投資信託(REIT)の英セグロをはじめ、REITや住宅建設といった不動産関連が上昇した。セグロは、21日公表した2025年1〜9月期業績で足元の物件契約の内容などが好調だと受け止められた。防衛・航空関連や公益、銀行に買いが優勢だった。
FTSEの構成銘柄では、投資会社メルローズ・インダストリーズが5.32%高、小売り大手JDスポーツ・ファッションが3.00%高、物流施設大手セグロが2.85%高と上昇。一方、午後に国際商品市場でロンドンの金・銀の現物を含む貴金属相場の下落が勢いを増すと産金大手フレスニロは12.21%安、同業エンデバー・マイニングも9.71%安と急落した。
21日のドイツ株価指数(DAX)は続伸し、前日比71.23ポイント(0.29%)高の2万4330.03で終えた。投資家の関心が主要企業の業績発表に移り始めるなか、一部金融機関が目標株価を引き上げた航空機エンジン大手MTUエアロ・エンジンズなど防衛・航空関連が買われた。
個別では、航空機エンジン大手MTUエアロ・エンジンズが4.96%高、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが3.34%高、航空機大手エアバスが1.77%高と買われた。半面、エネルギー大手シーメンス・エナジーは2.42%安、コメルツ銀行は1.58%安、化学大手BASFは1.37%安で取引を終えた。