Market Data
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【日経平均】
47672円67銭(△825円35銭=1.76%)
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【TOPIX】
3183.64(△49.65=1.58%)
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【グロース250】
741.50(△18.93=2.62%)
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【プライム売買高】20億5377万株(▲7億6194万株)
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【売買代金】5兆1832億円(▲1兆9401億円)
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【値上がり銘柄数】1409(前日:264)
【値下がり銘柄数】179(前日:1326)
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【新高値銘柄数】22(前日:10)
【新安値銘柄数】9(前日:48)
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【25日騰落レシオ】96.02(前日:93.05)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり反発、一時900円超上昇する場面も
2.米株市場の影響受けず、東京市場は半導体株が強さ発揮
3.首相指名選挙を巡る思惑錯綜のなか、高市トレード活発
4.オランダASMLが好決算発表、全般強気相場を後押し
5.値上がり銘柄数1400超、プライム市場の87%を占める
日経平均は大幅高。高く始まり、前場で上げ幅を広げ、後場に伸び悩みかけたところで新たな燃料が投入されて高値圏で終了と、非常に強い動きを見せた。4桁安となった翌日に大半を戻してきたのは印象が良い。
今後も政局次第で日々の振れ幅が大きくなる可能性があるが、安くなったところではリバウンド狙いの買いが入りやすくなるだろう。
その政局に関しては、21日に臨時国会が召集されるもよう。新しい首相が決まって先行き不透明感が払しょくされたところで、10月下旬から決算発表シーズンに突入していくという好循環が期待できそうな状況となっている。
日経平均のきょうの終値は4万7672円。5日線(4万7784円、15日時点)付近までは戻してきただけに、早々に同水準を上回ることができるかに注目したい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(15日現在)
50652.94 ボリンジャー:+3σ(13週)
50103.50 ボリンジャー:+3σ(25日)
48634.47 ボリンジャー:+2σ(25日)
48448.76 ボリンジャー:+2σ(13週)
47991.70 ボリンジャー:+2σ(26週)
47812.52 6日移動平均線
47672.67 ★日経平均株価15日終値
47165.45 ボリンジャー:+1σ(25日)
46628.15 均衡表転換線(日足)
46244.57 ボリンジャー:+1σ(13週)
45769.50 新値三本足陰転値
45696.42 25日移動平均線
45690.31 均衡表基準線(日足)
45216.13 均衡表転換線(週足)
44549.19 ボリンジャー:+1σ(26週)
44227.39 ボリンジャー:-1σ(25日)
44040.39 13週移動平均線
42758.37 ボリンジャー:-2σ(25日)
42726.33 75日移動平均線
42195.76 均衡表雲上限(日足)
41836.20 ボリンジャー:-1σ(13週)
41353.47 均衡表基準線(週足)
41289.34 ボリンジャー:-3σ(25日)
ローソク足は陽線で終了。終値825.35円高と前日までの続落による下げ幅合計1733.12円の半値近くまで戻し、押し目買い需要の強さを確認する形となった。一方、上ヒゲは前日高値やその下で下降2日目の5日移動平均線に届かず、根強い戻り売り圧力も窺わせた。ただ、株価下方で25日線が上向きをキープしていることに加え、一目均衡表の転換線と基準線も上向いており、大勢では上昇トレンド継続が予想される。
【大引け概況】
15日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、終値は前日比825円35銭高の4万7672円67銭だった。
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きょうはリバウンド狙いの買いが幅広い銘柄に流入した。日経平均の上げ幅は一時900円を超えた。
日経平均は前日までの直近2営業日で1700円以上下落していたことから、値ごろ感からの押し目買いや買い戻しが活発だった。前日の米国株市場では半導体関連に売りが目立ったことで、東京株式市場でも朝方はこの影響が及んだが、その後に半導体主力銘柄を中心に買いが優勢となり、全体指数押し上げに貢献する形となった。
臨時国会で行う首相指名選挙を巡り思惑が錯綜するなかも、高市トレードの対象とされる銘柄にも人気化するものが相次ぎ、マーケット心理を強気に傾ける背景となった。
午後には、オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディング<ASML>の7~9月期決算で高水準の受注額が明らかとなり、半導体セクターはこれが好感された面もあったようだ。
立憲民主、日本維新の会、国民民主の野党3党は15日16時から、近く召集する臨時国会で実施する首相指名選挙を巡り、会談する方向だ。立民の野田佳彦代表は野党候補の一本化に意欲をみせる。国民民主の玉木雄一郎代表を指名する可能性も排除しておらず、国内政局が流動化するとの警戒感はなお根強い。
市場関係者は「自民党の高市早苗総裁が首相になる可能性も残されている。情勢次第では新首相が解散・総選挙に踏み切ることも考えられる。『選挙は買い』という経験則もあり、当面、株高基調は崩れないとの見方が投資家心理を支えた」と話していた。
値がさの半導体関連株が午後に株価水準を切り上げたことも相場の押し上げ材料になった。オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングが15日発表した2025年7〜9月期の受注額が市場予想を上回るなど良好な内容だったと受け止められた。
足元では米グーグルをはじめとするハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)による人工知能(AI)投資の規模が拡大しており、ASMLの半導体製造装置の需要増につながったようだ。同業の東京エレクトロンやレーザーテクに買いが波及した。韓国サムスン電子が上場する韓国株式市場で総合株価指数(KOSPI)が最高値を更新するなど、アジア株が堅調だったことも日本株相場の追い風になった。
東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反発した。終値は49.65ポイント(1.58%)高の3183.64だった。JPXプライム150指数も3営業日ぶりに反発し、22.65ポイント(1.65%)高の1396.89で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で5兆1831億円、売買高は20億5377万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1409。値下がりは179、横ばいは27だった。
業種別株価指数(33業種)は機械、証券・商品先物取引業、非鉄金属、電気機器などが上昇した。下落はサービス業、ゴム製品など。
個別では、群を抜く売買代金をこなしたソフトバンクグループ(SBG)が大きく切り返し、売買代金2位に入ったレーザーテックも大幅高。アドバンテスト、東京エレクトロン、SCREENホールディングスも堅調、フジクラやTDKが高く、三菱重工業も上昇した。サンリオが活況高となり、日立製作所、安川電機も物色人気。ファーストリテイリングが値を上げ、イオンは急伸を演じた。メルカリが値上がり率トップに買われ、芝浦メカトロニクス、東洋エンジニアリングなども投資資金の流入が顕著となっている。
半面、良品計画が冴えず、リクルートホールディングスが下落。アサヒグループホールディングス、KDDI、エムスリーが冴えず、コスモス薬品の下げも目立つ。
ブリヂストン、高島屋、ネクソン、ZOZO、Jフロント、ニトリHD、大和ハウスが下落した。メディカル・データ・ビジョン、ラクト・ジャパンが急落、大黒天物産、イオンファンタジーなども大きく水準を切り下げた。ローツェも売られた。
東証スタンダード市場は前日までの急落による値頃感などから幅広く買いが入った。ただ、国内の政局混迷や、米国と中国の通商摩擦といった不安材料は消えてはなかった。
スタンダードTOP20は反発。出来高4億4015万株。
値上がり銘柄数1218、値下がり銘柄数243と、値上がりが優勢だった。
15日に東証スタンダード市場に新規上場したライオン事務は12時30分に公開価格(213円)を75.58%上回る374円で初値を付けた。終値は制限値幅の上限(ストップ高水準)である初値比80円(21.39%)高の454円だった。
個別ではAbalance、ライオン事務器、川崎地質、東京個別指導学院、助川電気工業がストップ高。JMACS、アールシーコアは一時ストップ高と値を飛ばした。カネコ種苗、鳥越製粉、アヲハタ、シノブフーズ、トーア紡コーポレーションなど22銘柄は年初来高値を更新。アサカ理研、ネポン、誠建設工業、ホーブ、abcが買われた。
一方、エリアクエストがストップ安。タウンニュース社、ひらまつ、伊澤タオル、ハビックス、テンダなど6銘柄は年初来安値を更新。フジタコーポレーション、エディア、アクサスホールディングス、オーネックス、買取王国が売られた。
東証グロース市場は日経平均株価が大幅高となるなか、新興株市場でも買いが優勢だった。グロース250指数は前日に大幅安となっていた反動もあり、自律反発狙いの買いが幅広い銘柄に広がった。
東証グロース市場250指数は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比18.93ポイント(2.62%)高の741.50だった。グロース250とグロースCoreは大幅高。
グロース市場ではSynsやGENDA、ジーエヌアイが上昇した。一方、エレメンツやククレブは下落した。
値上がり銘柄数484、値下がり銘柄数98と、値上がりが優勢だった。
個別では、VRAIN Solution、ZenmuTech、NANO MRNA、property technologies、フェニックスバイオなど6銘柄がストップ高。イーディーピーは一時ストップ高と値を飛ばした。光フードサービス、ARアドバンストテクノロジ、イーエムネットジャパン、アイドマ・ホールディングス、マイクロ波化学など7銘柄は年初来高値を更新。リグア、イタミアート、アストロスケールホールディングス、エムビーエス、エコモットが買われた。
一方、イオレ、モビルスがストップ安。Veritas In Silicoは一時ストップ安と急落した。PRISM BioLab、TMH、ゼネラル・オイスター、TalentX、ジグザグなど8銘柄は年初来安値を更新。ベースフード、リックソフト、ELEMENTS、ステラファーマ、ココナラが売られた。
15日午前の日経平均株価は反発し、午前終値は前日比615円99銭高の4万7463円31銭だった。日経平均は前日に1200円あまり下落したとあって、自律反発狙いの買いが優勢だった。
きょう前場は朝方からリバウンド狙いの買いが優勢となり、日経平均は次第高の展開となった。特に前場取引終盤になって上げ足を強めている。前日の米国株市場でNYダウが続伸したことを受け、目先リバウンド狙いの買いを誘導した。
ダウ平均は前日比202ドル(0.44%)高の4万6270ドルで終えた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が14日の講演で、量的引き締め(QT)の終了が近いことを示唆した。米金利が低下(債券価格は上昇)基調となり、株式の相対的な割高感が薄れるとみた買いが入りやすかった。
米株市場では半導体関連株が安かったが、東京株式市場では同セクターの主力どころの銘柄が頑強な値動きをみせ、全体相場の支えとなった。
また、AI関連の主力値がさ株にも買い戻しの動きが観測される。外国為替市場では取引時間中にドル安・円高が進んだが、これを特に嫌気する動きとはならなかった。値上がり銘柄数は1460あまりに達し、プライム市場の9割強の銘柄が上昇する買い気の強い地合いだった。
日経平均は前引けにかけて騰勢を強めた。公明党が自民党との連立政権から離脱し、前日に国内の政局不安を理由に先回りで株価指数先物を売っていた海外短期筋からの買い戻しが活発になった面もある。立憲民主、日本維新の会、国民民主の野党3党は15日16時から、近く召集する臨時国会で実施する首相指名選挙を巡り、会談する方向と伝わった。
自民党は比較第1党で、高市早苗総裁が首相に選ばれるとの見方がある一方で、立憲民主党は首相指名選挙に野党統一候補を立てることにより政権交代を探る考えを示している。市場関係者は「政局の不透明感はあるものの、与野党どちらの党首が首相になったとしても物価高対策などで財政拡張的な政策が打ち出される可能性が高い。株式相場の支援材料になるとの見方が株買いを後押しした」と話した。
後場の日経平均株価は、じり高基調が継続か。前日に下げが目立っていた値がさの半導体関連株を中心に幅広い銘柄に買いが入っており、後場も同様の動きが続こう。ただ、国内政局の不透明感が漂う中、積極的に買い進む動きも想定しにくい。立憲民主、日本維新の会、国民民主の野党3党は本日夕方ごろ、首相指名選挙を巡り会談する方向と伝わっており、これらの動向を見極める必要もあろう。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引けは40.71ポイント(1.30%)高の3174.70だった。JPXプライム150指数も反発した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆2797億円、売買高は9億8439万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1465。値下がりは134、横ばいは16だった。
業種別では、非鉄金属、機械、証券・商品先物取引業などが上昇する一方、ゴム製品、サービス業、海運業が下落した。
個別では断トツの売買代金をこなしたソフトバンクグループ(SBG)が大幅反発、アドバンテスト、レーザーテックなども買いが優勢。ファーストリテイリング、TDK、コナミグループが上昇した。フジクラが高く、サンリオも活況高。安川電や日立製作所も物色人気。イオンが大幅高となった。メルカリが値を飛ばし、Link-Uグループの上げ足も止まらない。
半面、良品計画が利食われ、ブリヂストン、リクルート、アサヒ、ブリヂストン、Jフロントも軟調。メディカル・データ・ビジョン、ラクト・ジャパンが急落、コスモス薬品の下げも目立つ。
東証スタンダード市場は前日の急落を受けた値頃感などから、買い戻された。米国株の先物が時間外取引で底堅さを見せたことも買い安心感につながった。
スタンダードTOP20は上昇。出来高2億2849万株。
値上がり銘柄数1203、値下がり銘柄数217と、値上がりが優勢だった。
きょうスタンダード市場に新規上場したライオン事務は、午前の取引では買い気配のまま推移し、初値はまだ付けていない。
個別ではAbalance、助川電気工業、アールシーコアがストップ高。カネコ種苗、アヲハタ、シノブフーズ、トーア紡コーポレーション、イーグランドなど17銘柄は年初来高値を更新。誠建設工業、アサカ理研、ホーブ、ネポン、イーソルが買われた。
一方、エリアクエストがストップ安。タウンニュース社、ひらまつ、伊澤タオル、テンダ、コレックホールディングスは年初来安値を更新。オーネックス、フジタコーポレーション、アクサスホールディングス、テクニスコ、堀田丸正が売られた。
東証グロース市場は政局の先行き不透明感から前日に大幅下落した反動で、自律反発狙いの買いが優勢となった。朝方から主力株を中心に買いが先行し、前引けにかけて次第に上げ幅を拡大した。
東証グロース市場250指数は反発した。前引けは前日比19.69ポイント(2.72%)高の742.26だった。グロース250とグロースCoreは大幅高。
グロース市場ではアストロHDやタイミー、QPS研究所が上昇した。一方、エレメンツやデータセクは下落した。
値上がり銘柄数499、値下がり銘柄数79と、値上がりが優勢だった。
個別ではNANO MRNA、フェニックスバイオがストップ高。VRAIN Solution、イーディーピーは一時ストップ高と値を飛ばした。光フードサービス、ARアドバンストテクノロジ、イーエムネットジャパン、アイドマ・ホールディングス、マイクロ波化学など6銘柄は年初来高値を更新。イタミアート、エムビーエス、アストロスケールホールディングス、ZenmuTech、オプロが買われた。
一方、Veritas In Silicoがストップ安。イオレは一時ストップ安と急落した。PRISM BioLab、TMH、ゼネラル・オイスター、ジグザグ、ニューラルグループは年初来安値を更新。ベースフード、ココナラ、ステラファーマ、ELEMENTS、リックソフトが売られた。
【寄り付き概況】
15日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前日比154円98銭高の4万7002円30銭。上げ幅は一時200円を超えた。
日経平均は直近2営業日で1700円以上も水準を切り下げており、足もとはそのリバウンド狙いの買いや空売り買い戻しなどが表面化しやすいタイミングにある。前日の米国株市場ではNYダウが続伸したものの、半導体関連株に安い銘柄が目立ち、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は反落した。ただ、この日に行われたパウエルFRB議長の講演内容がハト派的で投資家心理はポジティブに傾いている。東京市場では米利下げ期待の高まりは追い風となるものの、国内政局の不透明感が重荷となっており上値も重い状況にあるだろう。
「東証グロース市場の騰落レシオは77.94(前日83.93)」
「マチマチの展開」
火曜のNY株式で主要3指数はマチマチの展開。
S&P500は、トランプ大統領が食用油などについて中国との取引打ち切りを検討していると述べたことを受けて下落。
ブラックロックは運用資産残高が過去最高を更新したことを好感し3%超上昇。
ウェルズ・ファーゴが7.15%、シティグループが約4%上昇。
JPモルガン・チェースとゴールドマン・サックスはともに約2%安となった。
ウォルマートはオープンAIとの提携を発表したことから5%上昇。
キャタピラーは目標株価引き上げを受けて4.5%高。
10年国債利回りは4.032%。
5年国債利回りは3.610%
2年国債利回りは3.484%。
30年国債利回りは4.630%。
ドル円は151円台後半。
WTI原油先物11月限は前日比0.79ドル安の1バレル=58.70ドル。
金先物12月限は前日比30.4ドル高の1オンス=4163.4ドル。
ビットコインは2.02%安の11万3460.16ドル。
SKEW指数は138.86→142.81→146.58。
恐怖と欲望指数は33→30。
昨年7月4日が78、昨年10月18日が75(4月8日が3、2023年10月5日が20)。
4月8日の3がボトム。
火曜のNYダウは202ドル(0.44%)高の46270ドルと続伸。
高値46522ドル、安値45452ドル。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは96.56(前日93.99)。
NASDAQは172ポイント(0.76%)安の22521ポイントと反落。
高値22691ポイント、安値22213ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは102.95(前日100.62)。
S&P500は10ポイント(0.16%)安の6644ポイントと反落。
高値6680ポイント、安値6555ポイント。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは100.96(前日95.14)。
NYSEの騰落レシオは109.53(前日106.24)。
火曜のダウ輸送株指数は256ポイント(1.69%)高の15496ポイントと続伸。
SOX指数は153ポイント(2.28%)安の6570ポイントと反落。
VIX指数は20.01(前日19.03)。
NYSEの売買高は12.96億株(前日11.68億株)。
3市場の合算売買高は201億株(前日182億株、過去20日平均は202億株)。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比200円高の46990円。
ドル建ては大証日中比305円高の47095円。
ドル円は151.83円。
10年国債利回りは4.032%。
2年国債利回りは3.484%。
「日経VIは32.81」
火曜の日経平均は寄り付き642円安。
終値は1241円(▲2.58%)安の46847円と続落。
高値47865円。
安値46544円。
日足は2日連続で陰線。
10月SQ値48779円は0勝2敗で「幻のSQ値」。
10月9日の48580円が終値ベースの史上最高値。
10月9日の48597円がザラバベースの史上最高値。
9月29日は45355円→45152円に下のマド。
9月は1日に下へのマド。
8月は4日に下へのマド。
10月6日は45778円→46593円にマド。
10月14日は47962円→47865円に下のマド。
日経平均は101日連続で一目均衡の雲の上。
上限は42190円。
下限は40951円。
TOPIXは63.60ポイント(▲1.99%)安の3133ポイントと続落。
10月9日の3257ポイントが史上最高値。
ザラバ高値は10月7日の3264ポイントが史上最高値。
25日線(3160ポイント)を7日ぶりに下回った。
75日線(3020ポイント)を110日ぶりに下回った。
200線(2827イント)を109日連続で上回った。
日足は2日連続で陰線。
TOPIXコア30指数は続落。
プライム市場指数は32.77ポイント(▲1.99%)安の1613.52ポイントと続落。
東証グロース250指数は23.80ポイント(▲3.19%)安の722.57と続落。
25日線からの乖離は▲4.39%(前日▲1.44%)。
プライム市場の売買代金は7兆1233億円(前日6兆3383億円)。
売買高は28.15億株(前日24.97億株)。
値上がり264銘柄(前日149銘柄)。
値下がり1326銘柄(前日1442銘柄)。
新高値10銘柄(前日26銘柄)。
新安値48銘柄(前日20銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは93.05(前日101.78)。
直近安値は83.34(24年11月13日)。
直近高値は155.21(25年8月13日)。
20年3月16日が40.12。
東証グロース市場の騰落レシオは77.94(前日83.93)。
NTレシオは14.95倍(前日15.94倍)。
20年12月30日が12.90倍。
サイコロは5勝7敗で41.66。
TOPIXは7勝5敗で58.33%。
東証グロース市場指数は6勝6敗で50.00%。
上向きの25日線(45510円)から△2.94%(前日△6.06%)。
26日連続で上回った。
上向きの75日線は42609円。
108日連続で上回った。
上向きの200日線(39491円)から△18.63%(前日△21.88%)
75日連続で上回った。
下向きの5日線は47840円。
7日ぶりに下回った。
13週線は43976円。
26週線は41074円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲23.824%(前日▲26.819%)。
買い方▲5.173%(前日▲3.318%)。
東証グロース250指数ネットスック信用損益率で売り方▲10.086%(前日▲8.631%)。
買い方▲16.370%(前日▲13.675%)。
空売り比率は41.5%(前日39.3%、8日ぶりに40%超)。
空売り規制なし銘柄の比率は11.0%(前日9.0%)。
7日ぶりに2ケタ。
2月12日が14.1%。
3月14日が15.2%。
日経VIは32.81(前日30.11)。
4月7日が58.39。
2024年8月5日が76.69。
日経平均採用銘柄のPERは18.13倍(前日18.52倍)。
EPSは2583円(前日2596円)。
直近ピークは10月10日2596円、2月13日2564円。
直近ボトムは5月16日2186円。
前期基準では16.97倍。
前期基準のEPSは2760円(前日2750円)。
225のPBRは1.61倍(前日1.64倍)。
BPSは29097円(前日29322円)。
日経平均の予益回りは5.52%。
予想配当り利回りは1.94%。
指数ベースではPERは23.81倍(前日24.45倍)。
EPSは1967円(前日1966円)。
PBRは2.28倍(前日2.34倍)。
BPSは20547円(前日20497円)。
益回りは4.20%(前日4.09%)。
配当利回りは1.68%(1.64%)。
10年国債利回りは1.655%(前日1.695%)。
プライム市場の予想PERは17.41倍。
前期基準では16.61倍。
PBRは1.51倍。
プライム市場の予想益回りは5.74%。
配当利回り加重平均は2.29%。
東証プライムのEPSは163.58(前日163.15)。
2025年2月が180.62。
2024年12月161.79。
2024年2月が174.18。
2024年1月が175.24。
2023年10月が177.72。
2022年4月が118.12。
大商い株専有率(先導株比率)は37.25%(前日38.5%)。
2月19日が48.3%だった。
2月26日に26.0%まで低下。
プライム市場の単純平均は49円安の2847円(前日は2897円)。
24年末が2753円。23年末が2827円。
プライム市場の売買単価は2529円(前日2538円)。
プライム市場の時価総額1069兆円(前日1090兆円)。
10月9日の1109兆円が過去最高。
ドル建て日経平均は308.55(前日315.13)と続落。
10月6日の319.40が年初来高値かつ過去最高値。
2021年2月16日の290.62ドルがそれまでの過去最高値。
火曜のシカゴ日経平均は大証日中比200円高の46990円。
高値47920円、安値46495円。
火曜の大証夜間取引終値は日中比190円高の46980円。
ボリンジャーのプラス1σが47011円。
プラス2σが48512円。
プラス3σが50014円。
週足のボリンジャーのプラス1σが45085円。
プラス2σが48193円。
プラス3σが50302円。
9月配当権利落ち前は45354円。
3月配当権利落ち前は37799円。
9月月中平均は日経平均が44218.53円。
TOPIXが3134.24ポイント。
★25年3月日経平均の月中平均は37311円。
☆24年3月日経平均の月中平均は39844円。
★25年3月TOPIXの月中平均は2743.52ポイント。
☆24年3月TOPIXの月中平均は2728ポイント。
アノマリー的には水曜が「株高の日」。
木曜が「上げの特異日」。
金曜が「リーマンショック以降株高の日」そして「変化日」。
《今日のポイント10月15日》
(1)火曜のNY株式で主要3指数はマチマチの展開。
10年国債利回りは4.032%。
5年国債利回りは3.610%
2年国債利回りは3.484%。
30年国債利回りは4.630%。
ドル円は151円台後半。
SKEW指数は138.86→142.81→146.58。
恐怖と欲望指数は33→30。
昨年7月4日が78、昨年10月18日が75(4月8日が3、2023年10月5日が20)。
4月8日の3がボトム。
(2)火曜のダウ輸送株指数は256ポイント(1.69%)高の15496ポイントと続伸。
SOX指数は153ポイント(2.28%)安の6570ポイントと反落。
VIX指数は20.01(前日19.03)。
NYSEの売買高は12.96億株(前日11.68億株)。
3市場の合算売買高は201億株(前日182億株、過去20日平均は202億株)。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比200円高の46990円。
(3)プライム市場の売買代金は7兆1233億円(前日6兆3383億円)。
売買高は28.15億株(前日24.97億株)。
値上がり264銘柄(前日149銘柄)。
値下がり1326銘柄(前日1442銘柄)。
新高値10銘柄(前日26銘柄)。
新安値48銘柄(前日20銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは93.05(前日101.78)。
直近安値は83.34(24年11月13日)。
直近高値は155.21(25年8月13日)。
20年3月16日が40.12。
東証グロース市場の騰落レシオは77.94(前日83.93)。
NTレシオは14.95倍(前日15.94倍)。
20年12月30日が12.90倍。
サイコロは5勝7敗で41.66。
日足は2日連続で陰線。
10月SQ値48779円は0勝2敗で「幻のSQ値」。
10月9日の48580円が終値ベースの史上最高値。
10月9日の48597円がザラバベースの史上最高値。
10月6日は45778円→46593円にマド。
10月14日は47962円→47865円に下のマド。
TOPIXは63.60ポイント(▲1.99%)安の3133ポイントと続落。
10月9日の3257ポイントが史上最高値。
ザラバ高値は10月7日の3264ポイントが史上最高値。
日足は2日連続で陰線。
(4)上向きの25日線(45510円)から△2.94%(前日△6.06%)。
26日連続で上回った。
上向きの75日線は42609円。
108日連続で上回った。
上向きの200日線(39491円)から△18.63%(前日△21.88%)
75日連続で上回った。
下向きの5日線は47840円。
7日ぶりに下回った。
13週線は43976円。
26週線は41074円。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲23.824%(前日▲26.819%)。
買い方▲5.173%(前日▲3.318%)。
東証グロース250指数ネットスック信用損益率で売り方▲10.086%(前日▲8.631%)。
買い方▲16.370%(前日▲13.675%)。
(6)空売り比率は41.5%(前日39.3%、8日ぶりに40%超)。
空売り規制なし銘柄の比率は11.0%(前日9.0%)。
7日ぶりに2ケタ。
日経VIは32.81(前日30.11)。
(7)日経平均採用銘柄のPERは18.13倍(前日18.52倍)。
EPSは2583円(前日2596円)。
直近ピークは10月10日2596円、2月13日2564円。
直近ボトムは5月16日2186円。
前期基準では16.97倍。
前期基準のEPSは2760円(前日2750円)。
225のPBRは1.61倍(前日1.64倍)。
BPSは29097円(前日29322円)。
日経平均の予益回りは5.52%。
予想配当り利回りは1.94%。
指数ベースではPERは23.81倍(前日24.45倍)。
EPSは1967円(前日1966円)。
PBRは2.28倍(前日2.34倍)。
BPSは20547円(前日20497円)。
益回りは4.20%(前日4.09%)。
配当利回りは1.68%(1.64%)。
10年国債利回りは1.655%(前日1.695%)。
(8)大商い株専有率(先導株比率)は37.25%(前日38.5%)。
2月19日が48.3%だった。
2月26日に26.0%まで低下。
プライム市場の単純平均は49円安の2847円(前日は2897円)。
24年末が2753円。23年末が2827円。
プライム市場の時価総額1069兆円(前日1090兆円)。
10月9日の1109兆円が過去最高。
ドル建て日経平均は308.55(前日315.13)と続落。
10月6日の319.40が年初来高値かつ過去最高値。
(9)ボリンジャーのプラス1σが47011円。
プラス2σが48512円。
プラス3σが50014円。
週足のボリンジャーのプラス1σが45085円。
プラス2σが48193円。
プラス3σが50302円。
9月配当権利落ち前は45354円。
3月配当権利落ち前は37799円。
9月月中平均は日経平均が44218.53円。
TOPIXが3134.24ポイント。
★25年3月日経平均の月中平均は37311円。
☆24年3月日経平均の月中平均は39844円。
★25年3月TOPIXの月中平均は2743.52ポイント。
☆24年3月TOPIXの月中平均は2728ポイント。
アノマリー的には水曜が「株高の日」。
木曜が「上げの特異日」。
金曜が「リーマンショック以降株高の日」そして「変化日」。
今年の曜日別勝敗(10月14日まで)
↓
月曜18勝16敗
火曜22勝15敗
水曜21勝19敗
木曜26勝13敗
金曜16勝24敗
10月14日(火)に気になった指標
↓
〇恐怖と欲望指数は33→30。
〇SOX指数は2.28%安と反落。
〇VIX指数は20.01(前日19.03)。
〇日経平均は47962円→47865円に下のマド。
〇TOPIXは25日線(3160ポイント)を7日ぶりに下回った。
〇プライム市場の騰落レシオは93.05(前日101.78)。
〇東証グロース市場の騰落レシオは77.94(前日83.93)。
〇プライム市場の売買代金は7兆1233億円(前日6兆3383億円)。
〇上向きの25日線(45510円)から△2.94%(前日△6.06%)。
〇空売り比率は41.5%(前日39.3%、8日ぶりに40%超)。
国際通貨基金(IMF)の2025年の世界経済の成長率見通し
↓
世界 2024年3.3% 25年予測 3.2(+0.2)26年予測 3.1(-)
先進国 1.8% 1.6(+0.1) 1.6(-)
米国 2.8% 2.0(+0.1) 2.1(+0.1)
ユーロ圏 0.9% 1.2(+0.2) 1.1(▲0.1)
日本 0.1% 1.1(+0.4) 0.6(+0.1)
新興国 4.3% 4.2(+0.1) 4.0(-)
中国 5.0% 4.8(-) 4.2(-)
インド 6.5% 6.6(+0.2) 6.2(▲0.2)
野村アセットの「(早期償還条項付)野村杯ベータ日本株2506」。
今年6月に設定され純資産で1800億円程度になったていたという。
組み入れはフジクラ、SBG、日立などハイテク中心。
1万円でスタートし10月9日には12500円を上回り早期償還確定。
9日が12745円。
昨日時点で12646円だ。
それでも7月7日には9745円という時もあった。
とはいえ3か月で約25%の上昇だから、あの悪名高い「年率換算」にすれば年100%だ。
組み入れはフジクラ、SBG、日立などハイテク中心。
安定運用になり株式運用→債券等運用への以降で株売りを懸念する声もあった。
(兜町カタリスト櫻井)
東京株式市場は一進一退の展開か。
日経平均株価の予想レンジは4万6400-4万7300円を想定。
米国株はまちまち。ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は202ドル高の46270ドルで取引を終えた。
米中貿易摩擦に対する警戒から売りが先行し、600ドル超下げる場面もあった。売り一巡後は押し目買いが入ってプラス圏に浮上。ただ、終盤には失速するなど値動きは不安定となった。エヌビディアやオラクルなどグロース系の銘柄は弱く、ナスダックは終日マイナス圏で推移した。
ドル円は足元151円80銭近辺で推移している。シカゴ225先物は円建てが200円高の46990円、ドル建てが305円高の47095円で取引を終えた。
シカゴ225先物からは強めのスタートが想定される。きのうの日経平均は4桁の下落となっており、ダウ平均の上昇は一定の安心材料となるだろう。ただ、米国ではハイテク株が弱かったことから、主力銘柄には大きな期待を持ちづらい。国内政局が不透明となっているだけに、全体も高くなれば戻り売りは出やすい環境。買いが先行したとしても積極的に上値を追う流れにはならず、場中は強弱感が交錯して方向感に欠ける動きが続くと予想する。
【好材料銘柄】
■光フードサービス <138A>
12-8月期(3Q累計)経常が11%増益で着地・6-8月期も33%増益。また、株主優待制度を導入。毎年5月末と11月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて5000~2万5000円相当の食事券を年2回贈呈する。
■エムビーエス <1401>
6-8月期(1Q)経常は2.5倍増益で着地。
■ククレブ・アドバイザーズ <276A>
今期経常は75%増で4期連続最高益、5円増配へ。また、28年8月期に営業利益32億円(25年8月期実績は6.1億円)を目指す中期経営計画を策定。そのほか、危険物倉庫の開発プロジェクトへ参画し、マスターリース事業を開始する。
■ジー・スリーホールディングス <3647>
前期最終は赤字縮小で着地、今期業績は非開示。また、再生可能エネルギー関連商材としてポータブル蓄電池の販売事業を開始。
■エコモット <3987>
前期経常が上振れ着地・今期は15%増益へ。
■東京個別指導学院 <4745>
親会社であるベネッセホールディングスによる完全子会社化を目的として株式併合を実施する。株式併合により1株未満の端数となるベネッセHD以外の株主に対し、1株当たり450円の金銭が交付される予定。
■property technologies <5527>
今期経常を30%上方修正、配当も10円増額。また、株主優待制度を導入。毎年11月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、QUOカード5000円分を贈呈する。
■ARアドバンストテクノロジ <5578>
今期経常は24%増で2期連続最高益、実質増配へ。
■カーブスホールディングス <7085>
今期経常は12%増で3期連続最高益、8円増配へ。
■アールシーコア <7837>
旭化成ホームズと資本業務提携。今期経常を一転赤字に下方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
15(水)
【国内】
9月訪日外客数(16:15)
20年国債入札
《決算発表》
東宝、ベイカレント、マネフォワード、サイゼリヤ、松竹、ウイングアーク、ウエストHD、日置電、パソナG、TKP、グロービンク、トランザクショ、ベクトル、アクセルスペ、FPパートナー、日本国土、前沢工、TENTIAL、東名、DDグループ、ABEJA、バロック、メディアドゥ、テラスカイ、オキサイド、レント、ANAP、オープンG、セラク、JRC、串カツ田中、ヨシムラフード、北の達人、出前館、シーラHD
【海外】
中国9月生産者物価指数(PPI)(10:30)
中国9月消費者物価指数(CPI)(10:30)
米9月消費者物価指数(CPI)(21:30)
米10月ニューヨーク連銀製造業景気指数(21:30)
米地区連銀経済報告(ベージュブック)(10/16 3:00)
G20財務大臣・中央銀行総裁会議(~10/16 ワシントン)
《米決算発表》
モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ、PNCファイナンシャル、アボット・ラボラトリーズ、シンクロニー・ファイナンシャル
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
10月14日 NY株/欧州株概況
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【市況】202ドル高 米QT終了の思惑で、米中摩擦には警戒 |
・・・続き
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14日のNYダウ工業株30種平均は続伸し、前日比202ドル88セント(0.44%)高の4万6270ドル46セントで終えた。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が量的引き締め(QT)の終了が近いことを示唆した。投資家心理の悪化に歯止めがかかり株式相場の支えとなった。米中貿易摩擦を巡る警戒感から、ダウ平均は朝方には大幅安となる場面があった。
ダウ平均は米中対立への懸念を背景に、取引開始直後に600ドル超下げた。ただ、米銀大手がこの日発表した7~9月期決算がいずれも底堅い内容で、米経済の見通しを巡る楽観が拡大。金融や建設、住宅関連など景気動向に敏感な銘柄を中心に積極的に買われ、ダウは一時450ドル超高まで上昇した。
ただ、トランプ米大統領が取引終盤にSNSで、中国からの食用油購入停止を検討していると表明すると、上げ幅を縮めた。ナスダックの下落幅は一時3ポイント程度まで縮小したが、終盤に再び拡大した。
パウエル議長は14日の講演で、米国債などの保有資産を圧縮するQTについて「準備預金が十分と考えられる水準をやや上回る時点で(QTを)停止する計画だとこれまで表明してきた」としたうえで、「今後数カ月でその水準に近づく可能性がある」と語った。QTの停止が近いとの思惑から14日の米債券市場では長期金利が低下(債券価格は上昇)し、株式相場の支援材料となった。
パウエル議長は米経済について「現在入手可能なデータに基づくと、雇用とインフレの見通しは9月時点から大きく変化していない」と述べた。米国の追加関税で財の価格が上昇している一方、雇用者数の伸びが急激に減速し「雇用の下振れリスクが高まったようにみえる」と指摘した。
米連邦政府の一部閉鎖の影響で雇用統計など経済指標の発表が遅れているが、パウエル議長は「さまざまな公的・民間部門のデータを精査している」とも話した。「政府閉鎖によるデータ不足は10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げを妨げる可能性が低いことを示唆した」といい、追加利下げの思惑が広がった。
大手金融機関が発表した2025年7〜9月期決算では1株利益が市場予想を上回るなど良好な内容が目立った。ダウ平均の構成銘柄ではないが、シティグループやウェルズ・ファーゴが決算発表を手掛かりに大きく上昇した。好業績への期待が高まり、相場全体の支えとなった。
ダウ平均は朝方に600ドルあまり下げた。中国商務省が14日に韓国の造船大手ハンファオーシャンの米国子会社に制裁を科すと発表。ベッセント米財務長官が中国が世界経済に打撃を与えようとしているなどと批判したとも報じられ、米中対立が激化するとの懸念から売りが先行した。
ダウ平均は取引終了直前に伸び悩んだ。トランプ米大統領は14日午後、自身のSNSで「中国が意図的に米国の大豆を購入していないのは、経済的に敵対的な行為だ」と表明した。中国と食用油などの取引を停止することを検討しているとも明らかにした。投稿をきっかけにやや売りが優勢になる場面があった。
ダウ平均の構成銘柄ではアナリストが目標株価を引き上げたキャタピラーが上昇した。オープンAIとの提携を発表したウォルマートも大幅高となった。シスコシステムズやアメリカン・エキスプレス(アメックス)も上げた。
一方、エヌビディアが4%あまり下げた。アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)がオラクルに人工知能(AI)半導体を提供すると発表し、競争が激化するとの警戒感から売りが出た。セールスフォース、アマゾン・ドット・コムは下落した。
ナスダック総合株価指数は反落した。前日比172.907ポイント(0.76%)安の2万2521.701で終えた。
【シカゴ日本株先物概況】
14日のシカゴ日経平均先物は下落した。12月物は前日比25円安の4万6990円で終えた。この日は米連邦準備理事会(FRB)による量的引き締め(QT)の終了が近いとの見方から米ダウ工業株30種平均が上昇したものの、日本の政局不安や米中貿易摩擦の警戒感から日経平均株価は下げており、シカゴ市場の日経平均先物には売りがやや優勢だった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
46990 ( +200 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
47095 ( +305 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
14日の英FTSE100種総合株価指数は小幅に続伸し、前日比9.90ポイント(0.10%)高の9452.77で終えた。貿易問題を巡る米中対立への懸念が投資家心理を冷やし、英FTSE100種指数は前日終値を下回って推移する場面が目立った。だが14日の米株式相場が下落幅を縮小するとFTSE100種指数も水準を切り上げ、上昇に転じた。
日用品の英ユニリーバやブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)が上げたほか、住宅関連に買いが優勢だった。他方、国際商品市場での銅先物の値下がりを受け、前日に上昇していた英アングロ・アメリカンなど資源の一角に売りが出た。英BPといった石油株が売られた。
FTSEの構成銘柄では、スイス海運大手メディテラニアン・シッピング・カンパニー(MSC)による買収話が浮上した格安航空大手イージージェットが8.02%高と急伸。住宅大手パーシモンが2.57%高、住宅大手バークリー・グループが2.39%高で続いた。一方、産業・エネルギー会社のメトレン・エナジー・アンド・メタルズは6.20%安、蒸気システム大手スパイラックス・グループは4.11%安、鉱業大手アングロ・アメリカンは2.80%安となった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
14日のドイツ株価指数(DAX)は反落し、前日比150.99ポイント(0.61%)安の2万4236.94で終えた。米中貿易摩擦への警戒感が足元で再び強まっており、投資家が慎重姿勢に傾いた。午後に入りフランスの株式相場が下げ幅を縮小すると、DAXも歩調をあわせて下げ渋った。
フランスでは同日、ルコルニュ首相の演説を受けて同氏率いる内閣が存続できそうだとの見方が広がった。早期の総選挙実施などにより、政治情勢が一段と不安定になるとの懸念が後退し、フランス株式相場の下げ幅が縮小した。
個別では、セメント大手ハイデルベルク・マテリアルズが2.14%高、通販大手ザランドが1.43%高、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が1.17%高と上昇。半面、自動車部品大手コンチネンタルは4.30%安、化学品商社ブレンタークは3.25%安、総合電機大手シーメンスは3.15%安と売られた。
■フランス・パリ株価指数
欧州株式市場でフランスの株価指数CAC40は反落し、前日比0.18%安で終えた。