Market Data
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【日経平均】
42580円27銭(△641円38銭=1.53%)
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【TOPIX】
3080.17(△31.28=1.03%)
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【グロース250】
759.64(△2.16=0.29%)
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【プライム売買高】18億7689万株(▲3億5921万株)
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【売買代金】4兆3217億円(▲6861億円)
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【値上がり銘柄数】1126(前日:740)
【値下がり銘柄数】437(前日:832)
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【新高値銘柄数】149(前日:195)
【新安値銘柄数】3(前日:8)
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【25日騰落レシオ】135.01(前日:134.32)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅反発、一時669円高
2.米ハイテク株高受け買い戻し優勢に
3.内外金利の上昇一服で悲観和らぐ
4.業種別上昇率は銀行株がトップ
5.データセンター期待の電線株も堅調
日経平均は大幅高。水曜までのうっぷんを晴らすかのように派手に上昇した。25日線(4万2243円、4日時点)、5日線(4万2347円)、4万2500円など、戻り局面で抵抗となりそうな水準はいくつかあったが、これらをまとめて上回っている。きょう大崩れしてしまうと見切り売りが加速しそうであっただけに、大幅高となったことはポジティブ。
トピックスは同線を上回っているため全体としても基調は引き続き安定している。下値が固まってきたので明日ではないにしても、そろそろ週明けくらいから上昇基調を強めてもおかしくはない状態だろう。米国株次第だがあちらが上がれば日本株のトレンドも明確になってこよう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(4日現在)
45078.64 ボリンジャー:+3σ(25日)
44205.56 ボリンジャー:+2σ(13週)
44133.57 ボリンジャー:+2σ(25日)
44046.55 ボリンジャー:+2σ(26週)
43188.49 ボリンジャー:+1σ(25日)
42580.27 ★日経平均株価4日終値
42524.88 ボリンジャー:+1σ(13週)
42518.30 均衡表転換線(日足)
42427.62 6日移動平均線
42243.41 25日移動平均線
41863.47 均衡表基準線(日足)
41582.66 均衡表転換線(週足)
41361.39 ボリンジャー:+1σ(26週)
41298.34 ボリンジャー:-1σ(25日)
40844.20 13週移動平均線
40541.93 均衡表雲上限(日足)
40353.26 ボリンジャー:-2σ(25日)
40096.90 75日移動平均線
25日移動平均線割れからスタートして終値は25日線やその上を走る5日線の上方に復帰した。ローソク足は上下に短いヒゲを伴う大陽線で「陽の丸坊主」に似た形状を描き、上値追いの勢いの強さを窺わせた。25日線が右肩上がりをキープする一方で5日線は下降を続けているが、明日以降5日線が反転すれば、25日線処で下値を固めた形となり、その後の上値追い再開に布石を打つこととなろう。
【大引け概況】
4日の日経平均株価は反発し、終値は前日比641円38銭高の4万2580円27銭だった。
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英国やフランス、米国の財政悪化リスクが意識されるなか、直近で欧米金利に上昇圧力が掛かっていたが、3日の欧米市場で金利上昇は一服した。更に同日の米国株式市場においてナスダック総合株価指数が大幅に反発したことを受け、東京株式市場では投資家のリスク許容度が回復した。主力株を中心に買い戻しが入り、日経平均は154円高で始まった。
主力のハイテク関連に買いが波及した。午後に入ると、アドテストやソフトバンクグループ(SBG)、フジクラなどAI(人工知能)関連銘柄が一段高となり、日経平均は上げ幅を拡大した。
前日の米株式市場でナスダック総合株価指数が上昇した。米利下げ観測などを背景にアルファベットやアップルなどハイテクの一角が買われた。東京株式市場でも日経平均は伸び悩む場面もあった。4万2500円を上回る場面で個人投資家による利益確定売りや年金基金など国内機関投資家の持ち高調整の売りが出た。
その後は株価指数先物に断続的な買いが入り、戻り売りをこなしながら日経平均は上げ幅を拡大。国内の長期金利が低下したことも安心材料となって、午後に入り一時669円高となった。
債券価格の急落(金利の急上昇)リスクが後退したとの受け止めから金融株が買われ、東証33業種のうち銀行業が上昇率でトップとなったほか、データセンター関連の需要拡大が見込まれている電線株の一角が物色された。アジア市場では香港ハンセン指数と上海総合指数が大幅安となったものの、日本株への影響は限られた。プライム市場の値上がり銘柄数は全体の7割弱。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は31.28ポイント(1.03%)高の3080.17だった。JPXプライム150指数も反発し、13.84ポイント(1.06%)高の1321.16で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆3217億円、売買高は18億7689万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1126と全体の約7割を占めた。値下がりは437、横ばいは56だった。
業種別株価指数(33業種)は銀行業、非鉄金属、保険業、情報・通信業などが上昇した。下落は鉱業、ゴム製品など。
個別ではソフトバンクグループやアドバンテストが大幅高となり日経平均の押し上げに寄与したほか、フジクラが値を飛ばし、ファーストリテイリングや前日に金融子会社の「パーシャル・スピンオフ(分離・独立)」の実行を発表したソニーグループが買われた。サンリオやTDKが堅調推移。三菱UFJフィナンシャル・グループやトヨタ自動車、中外製薬が値を上げ、日本ヒュームやアステリア、ジンズホールディングスが急伸。TOWAやリガク・ホールディングスが高く、日東紡績が頑強だった。
半面、キーエンスや日産自動車、信越化学工業が売られ、キヤノン、ローム、キーエンス、ファナック、良品計画が軟調。東宝やサッポロホールディングスが冴えない展開となったほか、ペプチドリームが株価水準を切り下げ、前日に不適切な会計処理の可能性のある事案が見つかったと発表したニデックは急落し、制限値幅の下限(ストップ安水準)まで売られた。
東証スタンダード市場は日本株全体を押し上げるような新規材料は見当たらなかったが、このところの下落基調による値頃感から幅広く買いが入った。
スタンダードTOP20は小幅安。出来高5億2024万株。
値上がり銘柄数833、値下がり銘柄数546と、値上がりが優勢だった。
個別ではイトーヨーギョー、日本鋳鉄管、ファインシンター、ReYuu Japanがストップ高。ウェルディッシュ、ショーケース、旭コンクリート工業、水道機工、ダイワ通信は一時ストップ高と値を飛ばした。ホーブ、ホクリヨウ、太洋基礎工業、佐田建設、大盛工業など96銘柄は年初来高値を更新。エス・サイエンス、誠建設工業、ラピーヌ、ジオスター、エディアが買われた。
一方、堀田丸正がストップ安。ハーモニック・ドライブ・システムズは年初来安値を更新。ファンドクリエーショングループ、abc、イクヨ、愛眼、ヤマト モビリティ & Mfg.が売られた。
東証グロース市場は日経平均株価が大幅に上昇したことが支えになったほか、国内の長期金利が低下したことで高PER(株価収益率)銘柄が相対的に多い新興株の割高感が和らぎ、買いが優勢となった。朝高後は下落に転じるなど、指数は1日を通して方向感に欠いた。
東証グロース市場250指数は4営業日ぶりに反発した。終値は前日比2.16ポイント(0.29%)高の759.64だった。
グロース市場ではフリーやサンバイオ、ジーエヌアイが上昇した。一方、タイミーやインテグラル、delyは下落した。グロース250とグロースCoreは小幅高。
値上がり銘柄数293、値下がり銘柄数269と、売り買いが拮抗した。
個別ではFRONTEO、BCCがストップ高。イメージ情報開発、ジィ・シィ企画は一時ストップ高と値を飛ばした。D&Mカンパニー、日本ファルコム、ココナラ、窪田製薬ホールディングス、日本動物高度医療センターなど11銘柄は年初来高値を更新。リファインバースグループ、GVA TECH、ココルポート、技術承継機構、BTMが買われた。
一方、Chordia Therapeutics、LOIVE、フラー、グラッドキューブが年初来安値を更新。アルファクス・フード・システム、データセクション、アクセルマーク、ソフトフロントホールディングス、アイキューブドシステムズが売られた。
4日午前の日経平均株価は反発し、午前終値は前日比517円27銭高の4万2456円16銭だった。
きょう前場は大型株中心に買い戻しが優勢だった。日経平均は一時540円あまり上昇した。前日の米国株市場では労働関連の経済指標が市場予想に届かなかったことを背景に景気敏感株の多いNYダウが下落したものの、独占禁止法を巡る裁判の判決が好感されて大幅高となったグーグルの親会社アルファベットをはじめとしてナスダック総合株価指数は上昇した。米ハイテク株高の流れを受け、東京株式市場では先物主導で全体相場が押し上げられる格好に。指数寄与度が高いAI・半導体関連の値がさ株が買われ上げ足を強めた。値上がり銘柄数は全体の7割近くとなった。
午前の中ごろに伸び悩む場面もあった。相場上昇で年金基金など国内機関投資家による持ち高調整の売りや個人による利益確定売りが出た。外国為替市場で円相場が前日夕に比べ円高・ドル安に振れたことも輸出関連を中心に上値を抑えた。
後場の日経平均株価は、堅調な展開が期待される。米国の利下げ期待が継続しており、これが投資心理を支える可能性がある。為替が引き続き円安傾向にあること、加えて非鉄金属セクターなどへの買いの流れが後場でも続くことが見込まれる。ただし、前場での上昇幅が大きかったことから、利益確定の売りが出やすく、上値を抑える場面も見られよう。そのため、需給のバランスに注目しながら動向を見極める必要がある。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引けは24.31ポイント(0.80%)高の3073.20だった。JPXプライム150指数も反発して前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆987億円、売買高は9億5871万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1120。値下がりは434、横ばいは64だった。
業種別では、非鉄金属、鉄鋼、保険業などが値上がり率上位になった一方、ゴム製品のみが下落している。
個別ではソフトバンクグループ(SBG)が高く、アドバンテストや東京エレクトロン、フジクラが値上がり。ファーストリテイリングも水準を切り上げた。前日に金融子会社の「パーシャル・スピンオフ(分離・独立)」の実行を発表したソニーGも高い。トヨタ自動車や三菱UFJフィナンシャル・グループ、東京電力ホールディングスのほか、任天堂、サンリオも堅調だった。
半面、前日に不適切な会計処理の可能性のある事案が見つかったと発表したニデックが急し、制限値幅の下限(ストップ安水準)まで売られる場面があった。キーエンス、信越化学工業が安く、良品計画、コナミグループ、ソシオネクスト、京セラ、浜ゴム、SMCも値下がりした。
最近下落して値頃感が出ていた半導体関連銘柄などに買いが入った。日経平均の上げ幅が広がると東証スタンダード市場の他の業種や中小型株にも買いの流れが波及し、幅広く上昇した。
スタンダードTOP20は小幅安。出来高3億1047万株。
値上がり銘柄数773、値下がり銘柄数544と、値上がりが優勢だった。
個別ではショーケースがストップ高。ウェルディッシュ、イトーヨーギョー、水道機工は一時ストップ高と値を飛ばした。ホーブ、太洋基礎工業、大盛工業、イチケン、富士ピー・エスなど71銘柄は年初来高値を更新。ファインシンター、ラピーヌ、イワブチ、日本鋳鉄管、誠建設工業が買われた。
一方、ハーモニック・ドライブ・システムズが年初来安値を更新。メタプラネット、ファンドクリエーショングループ、スターシーズ、イクヨ、京都きもの友禅ホールディングスが売られた。
東証グロース市場は国内の長期金利が低下したことで高PER(株価収益率)銘柄が相対的に多い新興株の割高感が和らぎ、買いが優勢となった。朝高後は下落に転じるなど、相場は方向感に欠く展開だった。
東証グロース市場250指数は小幅に反発した。前引けは前日比0.58ポイント(0.08%)高の758.06だった。
グロース市場ではトライアルやフリー、MTGが上昇。一方、GENDAや、タイミー、インテグラルは下落した。値上がり銘柄数290、値下がり銘柄数271と、売り買いが拮抗した。
個別ではイメージ情報開発、ジィ・シィ企画が一時ストップ高と値を飛ばした。D&Mカンパニー、日本ファルコム、ココナラ、窪田製薬ホールディングス、日本動物高度医療センターなど10銘柄は年初来高値を更新。リファインバースグループ、技術承継機構、GVA TECH、ココルポート、FRONTEOが買われた。
一方、Chordia Therapeutics、フラー、グラッドキューブが年初来安値を更新。アルファクス・フード・システム、データセクション、ジェリービーンズグループ、TORICO、コンヴァノが売られた。
【寄り付き概況】
4日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前日比154円81銭高の4万2093円70銭。
前日の米株式市場では、NYダウは24ドル安と小幅に3日続落した一方で、ナスダック総合株価指数は3日ぶりに大幅反発し、上昇率は1%に上った。
外国為替市場でドル円相場は足もとで1ドル=148円ちょうど近辺と、前日の夕方に比べて円高方向に振れているものの、米ハイテク株高とともに、欧米の長期金利の上昇が一服したことも相まって、東京株式市場では主力株を中心に買い戻しが優勢となっている。
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)やアドテスト、ソニーGが買われている。一方、前日に不適切な会計処理の可能性のある事案が見つかったと発表したニデックは売りが優勢となっている。信越化や京セラも下げている。
09月04日 相場展望(寄り付き前)
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【オープニングコメント】
堅調展開か |
・・・続き
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4日の東京株式市場は反発後、もみ合いか。
日経平均株価の予想レンジは、4万1800円-4万2300円を想定。(3日終値4万1938円89銭)
米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックは上昇した。ダウ平均は24ドル安の45271ドルで取引を終えた。
日経平均株価はきのう3日に下落した反動から、買い優勢スタートとなりそう。
ただ、積極的に買い進む材料には乏しく、心理的なフシ目の4万2000円を意識する展開も見込まれる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=148円台の前半(3日は148円73-75銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の半ば(同173円05-09銭)と円高方向にフレている。輸出関連銘柄には重しとなる場面も想定される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比100円高の4万2110円だった。
【好材料銘柄】
■インターメスティック <262A>
「メガネスーパー」を展開するHorus HD(ビジョナリーホールディングス)グループの全株式を取得し子会社化する。取得価額は191億円。
■TOKYO BASE <3415>
8月既存店売上高は前年同月比17.7%増と増収基調が続いた。
■ダイサン <4750>
5-7月期(1Q)経常は92%増益で着地。
■バーチャレクス・ホールディングス <6193>
上期経常を13倍上方修正。
■コンヴァノ <6574>
新たに総額25億円のビットコインを購入することを決定。
■内田洋行 <8057>
今期経常は24%増で2期連続最高益、前期配当を80円増額・今期も300円継続へ。
【主な経済指標・スケジュール】
4(木)
【国内】
30年国債入札
《決算発表》
積水ハウス、泉州電、ファースト住、ティーライフ
【海外】
米8月ADP雇用統計(21:15)
米7月貿易収支(21:30)
米8月ISM非製造業景況指数(23:00)
《米決算発表》
ブロードコム、ドキュサイン、ルルレモン
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
09月03日 NY株/欧州株概況
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【市況】24ドル安、米景気や財政に不透明感強く |
・・・続き
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3日のNYダウ工業株30種平均は小幅に3日続落し、前日比24ドル58セント(0.05%)安の4万5271ドル23セントで終えた。米経済や財政を取り巻く不透明感から景気敏感株などが売られた。
一方、グーグルの反トラスト法(独占禁止法)違反を巡る裁判所の判決を受けて親会社のアルファベットが大幅上昇し、アップルも買われた。主力株の一角には引け間際に押し目買いが増えたとみられ、下げ渋って終えた。
この日発表された米雇用指標は求人数が市場予想を大幅に下回り、労働市場の弱さが意識された。トランプ米政権による相互関税の合法性や米財政を巡る懸念も根強く、ダウ平均は売りが優勢となった。
アルファベットは9.1%高、アップルは3.8%高。米連邦地裁が2日、グーグルは同社のウェブブラウザー(閲覧ソフト)「クローム」を売却しなくてよいと判断したことや、アップルに高額な対価を払ってスマホに検索エンジンを標準搭載してもらう契約を禁じなかったことが好感された。
市場参加者からは「アルファベットとアップルには空売りの買い戻しも入ったとみられる。投資家心理がそれほど強気だったわけではない」との見方が聞かれた。市場では、5日に発表される8月の米雇用統計を控え、様子見姿勢も強かった。
ダウ平均は300ドルあまり下げる場面があった。3日発表の7月の米雇用動態調査(JOLTS)で求人件数が718万1000件と、6月(735万7000件)や市場予想(740万件前後)を下回った。同日発表のベージュブック(米地区連銀経済報告)では消費の陰りなどが報告された。
米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は同日の米CNBCのインタビューで9月の利下げ再開を支持するとともに、「労働市場が悪化する時は速い」と雇用の下振れリスクを改めて指摘した。
米財政悪化懸念や長期金利の先高観も投資家の慎重姿勢につながった。前週末に米連邦巡回区控訴裁判所がトランプ政権の相互関税などを憲法違反と判断した。最高裁でも同様の判断となれば、米政府が得る関税収入が縮小する。米財政赤字の拡大を招くうえ、関税と貿易政策を巡る不透明感が再び高まりかねない。3日の米債券市場ではJOLTS発表後に米国債利回りが低下したものの、未明には30年債利回りが節目の5%に達する場面があった。
ダウ平均の構成銘柄ではシェブロンやボーイング、アメリカン・エキスプレス(アメックス)の下げが目立った。スリーエム(3M)やメルク、ハネウェル・インターナショナルも安い。一方、ウォルマートやセールスフォース、IBMなどが買われた。
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発した。前日比218.097ポイント(1.02%)高の2万1497.727で終えた。主要ハイテク銘柄ではテスラが上げた。
【シカゴ日本株先物概況】
3日のシカゴ日経平均先物は上昇した。9月物は前日比25円高の4万2110円で終えた。この日は日経平均株価が約1カ月ぶりの安値で終えたものの、ナスダック総合株価指数が反発するなど米ハイテク株は上昇しており、シカゴ市場の日経平均先物には買いがやや優勢となった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
42110 ( +100 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
42120 ( +110 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
3日の英FTSE100種総合株価指数は反発し、前日比61.30ポイント(0.67%)高の9177.99で終えた。英国の財政運営に対する懸念などを反映する形で前日に強まっていた英国債への売り圧力が、ひとまず弱まった。英国債の利回り上昇が一服し、投資家心理が改善した。
FTSEの構成銘柄では、国際商品市場で金や銀といった貴金属の相場が上昇した。産金大手フレスニロが8.08%高と急伸。同業エンデバー・マイニングが3.60%高、防衛大手バブコック・インターナショナル・グループが3.29%高で続いた。一方、教育・メディア大手ピアソンは3.55%安、通信大手BTは1.72%安、石油大手BPは1.58%安となった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
3日のドイツ株価指数(DAX)は反発し、前日比107.47ポイント(0.45%)高の2万3594.80で終えた。フランスや英国、米国の財政悪化への懸念を映す形で前日に強まっていた欧米国債への売り圧力が、3日は弱まった。金融市場にひとまず落ち着きが戻り、前日に売りが優勢だった株式にも買いが入った。
欧州エアバスなど航空・防衛関連も上昇、3日に中国とロシア、北朝鮮の首脳が北京で一堂に会したのをきっかけに、欧州各国の方針が国防費の増強に向かっていることが改めて意識された。
個別では、一部金融機関が投資判断を引き上げたスポーツ用品大手アディダスが4.81%高、通販大手ザランドが4.13%高、航空機大手エアバスが3.09%高と上昇。半面、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズは4.83%安、自動車部品大手コンチネンタルは2.53%安、セメント大手ハイデルベルク・マテリアルズは2.34%安で取引を終えた。
■フランス・パリ株価指数
欧州株式市場でフランスの株価指数CAC40は反発し、前日比0.85%高で終えた。