08月19日 株ちゃんの明日読み
下値限定的な好需給相場か
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Market Data
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【日経平均】
43546円29銭(▲168円02銭=0.38%)
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【TOPIX】
3116.63(▲4.33=0.14%)
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【グロース250】
800.62(△0.41=0.05%)
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【プライム売買高】19億8152万株(▲1億1936万株)
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【売買代金】5兆0781億円(△752億円)
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【値上がり銘柄数】1055(前日:1130)
【値下がり銘柄数】511(前日:443)
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【新高値銘柄数】224(前日:243)
【新安値銘柄数】1(前日:1)
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【25日騰落レシオ】146.95(前日:148.41)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり反落、目先利益確定売りが優勢に
2.全体相場を牽引していた主力銘柄に持ち高調整の売り圧力
3.ジャクソンホール会議のパウエル氏講演控え様子見ムード
4.中小型株を中心に個別株物色は活発、値上がり銘柄数多い
5.商い活況が続き、売買代金は9営業日連続で5兆円上回る
ここまで日本株の上昇をけん引していた銘柄群が値を崩した一方、プライムでは値上がり銘柄が値下がりの倍近くあるという、いびつな動きとなった。最終的に日経平均は弱い銘柄の影響を大きく受けて下落しただけに、あすもソフトバンクGやサンリオの動向には神経質となるだろう。
ただ、安値は4万3411円までで、5日線(4万3312円、19日時点)は取引時間中でも割り込むことはなかった。大暴落したわけではなく、チャートの形状も崩れていない。相場の主役が変わったとしても日経平均の上昇継続にはまだまだ期待が持てるだけに、あすはきょうの安値や5日線を下回ることなく推移できるかに注目したい。
あすのスケジュールでは、第9回アフリカ開発会議が22日までの日程で開催される。朝方取引開始前に6月の機械受注と7月の貿易統計が開示され、後場取引時間中に7月の主要コンビニエンスストア売上高、7月の首都圏マンション販売が発表される。また、後場取引終了後に7月の訪日外国人客数が発表される。
海外では8月の中国最優遇貸出金利、7月の英消費者物価指数(CPI)のほか、ニュージーランド中銀、インドネシア中銀、スウェーデン中銀などが政策金利を発表する。米国では米20年物国債の入札が行われるほか、FOMC議事要旨(7月29~30日開催分)にマーケットの関心が高い。なお、ウォラーFRB理事の講演も予定されており、その内容に耳目が集まる。
■ 上値・下値テクニカル・ポイント(19 日現在)
45843.65 ボリンジャー:+3σ(26週)
45102.36 ボリンジャー:+3σ(25日)
43955.70 ボリンジャー:+2σ(13週)
43811.48 ボリンジャー:+2σ(25日)
43546.29 ★日経平均株価19日終値
43321.91 ボリンジャー:+2σ(26週)
43213.50 6日移動平均線
42718.17 新値三本足陰転値
42520.60 ボリンジャー:+1σ(25日)
42149.78 均衡表転換線(日足)
42066.14 ボリンジャー:+1σ(13週)
41582.66 均衡表基準線(日足)
41229.71 25日移動平均線
40951.37 均衡表転換線(週足)
40800.17 ボリンジャー:+1σ(26週)
40176.58 13週移動平均線
39938.83 ボリンジャー:-1σ(25日)
取引時間中の史上最高値を更新して寄り付いた後は軟化し、ローソク足は陰線を引いた。ただ、上向きの5日移動平均線を下回る場面はなく、25日線の上向きキープと併せて短期上昇トレンド継続を示唆する形となった。25日線との上方乖離率は昨日の6.44%から本日5.62%に縮小したが、依然として5%ラインを上回っており、スピード調整圧力にも留意が必要となろう。
08月19日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=168円安と反落 過熱感を意識、ソフトバンクGが下押し
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【大引け概況】
19日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、終値は前日比168円02銭安の4万3546円29銭だった。下げ幅は一時300円を超えた。
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前日までの急騰で高値警戒感が強く意識されるなか、主力株にポジション調整の売りが顕在化した。前日の欧米株市場が高安まちまちで買い疲れ感も見られたことで、東京株式市場でもリスクを積極的に取りに行く展開とはならなかった。
今週末にジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控えており、この内容を見極めたいとの雰囲気が買いを手控えさせた格好だ。特に日経平均寄与度の高い値がさ株への売りが指数押し下げ効果をもたらした。
ただ中小型株を中心に個別株物色は活発で、日経平均とTOPIXいずれも安かったにもかかわらず、値上がり銘柄数が値下がり数の倍以上となっている。なお、活況な商いは維持されおり、全体売買代金は9営業日連続で5兆円を上回った。
米インテルに20億ドル(約3000億円)を出資すると18日に発表したソフトバンクグループ(SBG)が株式分割考慮後の上場来高値を連日で更新したが、その後は反落し一時5%安まで売られた。終値ではSBGの1銘柄で日経平均を135円下押しし、相場全体の重荷となった。このほか前日に株式分割考慮後の上場来高値を更新した任天堂など足元で堅調だったゲーム関連株の下げも目立った。
2025年4〜6月期の決算発表が一巡し、市場からは「例年、お盆休みの翌週は売買代金が減少する傾向にある。閑散とするなか、足元では高値警戒感も強く、投資家は動きづらかった」との声が聞かれた。週末には米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)が予定される。市場が注目するイベントを前に様子見の雰囲気も漂い、相場は方向感を欠いた。
さて、東京株式市場は日経平均が上値4万4000円の大台を前にして少し慎重になっている様子を見せているが、旺盛な買い意欲や強い先高観に支えられ下値限定的な好需給相場を続けている。テクニカル的には5日移動平均線(4万3312円)が超短期のサポート線で、今月上旬の上放れから一貫して下値を支え続けている。一気に4万4000円へ乗せるにはここを基点にしておきたいだろう。
東証株価指数(TOPIX)は3日ぶりに反落した。終値は4.33ポイント(0.14%)安の3116.63だった。JPXプライム150指数も3日ぶりに反落し、0.74ポイント(0.05%)安の1356.80で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で5兆780億円、売買高は19億8152万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は511。値上がりは1055、横ばいは54だった。
個別では、売買代金トップとなったソフトバンクグループが10営業日ぶりに反落したほか、僅差で売買代金2位となったサンリオも利益確定売りを浴び10%を超える急落を余儀なくされた。フジクラ、レーザーテックなどが軟調。IHIが値を下げ、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも安い。ファーストリテイリングやリクルートが安い。任天堂、コナミグルプやバンナムホールディングが下落し、アドバンテストやフジクラが売られた。
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスも冴えない。楽天銀行、フージャースホールディングスなどが大幅安、井関農機も下落した。
半面、ディスコ、東京エレクトロンがしっかり、トヨタ自動車もプラス圏を維持した。中外製薬が大きく上値を伸ばした。アステリアが前日に続きストップ高に買われ、アドバンスクリエイト、あすか製薬ホールディングスも急騰。冨士ダイスが値を飛ばし、関東電化工業も大幅高となった。中外薬品、第一三共、TDK、豊田通商、ニデック、大塚ホールディングス、住友不動産、クレセゾン、ニトリホールディングス、デンソー、京セラなどの銘柄が上昇した。
08月19日 東証スタンダード(大引け)
【市況】東証スタンダード市場(大引け)=値上がり優勢、個人投資家の買い
・・・続き
東証スタンダード市場は相対的に割高さが薄い中小型株中心に個人投資家の買いが入り、底堅い展開となった。
東証スタンダード市場指数は続伸し、前日比6.84ポイント(0.46%)高の1484.11と算出来高値を更新した。
値上がり銘柄数806、値下がり銘柄数583と、値上がりが優勢だった。
個別ではfonfun、インタートレード、エス・サイエンス、堀田丸正がストップ高。木徳神糧、フライングガーデン、リベルタ、日本精鉱は一時ストップ高と値を飛ばした。技研ホールディングス、錢高組、大盛工業、南海辰村建設、日本ドライケミカルなど147銘柄は年初来高値を更新。ビート・ホールディングス・リミテッド、ピクセルカンパニーズ、ASIAN STAR、新都ホールディングス、ジオマテックが買われた。
一方、ホリイフードサービスが一時ストップ安と急落した。創建エースは年初来安値を更新。京都きもの友禅ホールディングス、光・彩、日本アビオニクス、安永、北川精機が売られた。
08月19日 東証グロース(大引け)
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、個人投資家の買い
・・・続き
東証グロース市場はこのところの株高により投資余力を高めた個人投資家が新興株に買いを入れた。業績が好調なテンシャルへの買いも続き指数を支えた。
市場関係者は「米関税政策の影響を受けにくい内需株の多い新興株に物色の買いが入りやすかった」とみていた。
東証グロース市場250指数は4日続伸した。終値は前日比0.41ポイント(0.05%)高の800.62と、2023年7月5日(810.74)以来、約2年1カ月ぶりの高値を付けた。
グロース市場は前日に上昇していた銘柄が多く、上値追いの手掛かりが見当たらない中で利食いが出て、前場のグロース250は小幅マイナスで推移する時間が長かった。ただ、株価が最高値圏まで上昇して評価損益率が大きく改善し、「個人の買い余力と意欲は強まっている」とされ、押し目買いや循環物色的な買いも入り、後場のグロース250はおおむねプラスで推移した。
グロース市場ではAiロボやTKPが上昇した。一方、グロービングやQPS研究所は下落した。値上がり銘柄数312、値下がり銘柄数256と、値上がりが優勢だった。
個別ではAiロボティクス、TENTIAL、THECOO、ビーマップ、AppBankなど6銘柄がストップ高。キューブは一時ストップ高と値を飛ばした。L is B、レジル、Liberaware、イオレ、ククレブ・アドバイザーズなど49銘柄は年初来高値を更新。コンヴァノ、アルファクス・フード・システム、QDレーザ、インティメート・マージャー、イタミアートが買われた。
一方、オルツが年初来安値を更新。Synspective、東京通信グループ、網屋、アクセルスペースホールディングス、レナサイエンスが売られた。
08月19日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=反落 一時300円安 短期的な過熱感強く
・・・続き
19日午前の日経平均株価は反落し、午前終値は前日比61円99銭安の4万3652円32銭だった。下げ幅は一時300円を超えた。
前日の欧州株市場が高安まちまちだったこともあり、ここ急ピッチの上昇でスピード警戒感が意識されていた東京株式市場でも上値が重い展開となっている。朝方は高く始まったものの、その後は利益確定売り圧力が表面化し下値を探る展開に変わった。売買代金上位の主力銘柄にポジション調整の売りが目立つ。しかし、押し目形成場面では出遅れた向きの買いが入り、再びプラス圏に切り返す場面もあった。
前日の米ハイテク株高を受けて朝方は上昇して始まり、最高値を上回って推移する場面もあった。
米インテルに20億ドル(約3000億円)を出資すると18日に発表したソフトバンクグループ(SBG)は連日で株式分割考慮後の上場来高値を更新したが、その後は一転して5%安まで売られ、日経平均の重荷となった。
テクニカル面では株価の過熱感を示す指標である日経平均のRSI(相対力指数、14日平均)が18日時点で71.86%と「買われすぎ」の目安となる70%を超えた。過熱感を示唆する指標が増えていることも相場を下押しした。
18日のNYダウ工業株30種平均が小幅に反落したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は0.40%上昇した。東京市場では米半導体関税への警戒から前日に売られていた東エレクなど半導体関連株の一角に見直し買いが入った。円相場が1ドル=147円台後半と前日夕時点から円安方向に振れており、トヨタなど輸出関連株の買いを誘った。ロシアによるウクライナ侵略を巡り、地政学リスクが低下するとの期待も一定の支えとなった。
後場の日経平均株価は、もみ合い商状が続く展開が見込まれる。直近の上昇に対する利食い売りが継続しそうだが、加えて米株先物が小動きにとどまっていることから、外部環境による急変動リスクは限定的とみられる。週後半に控えるジャクソンホール会合を前に投資家の積極的な売買は手控えられやすく、テクニカル面では4万3500円近辺が下値支持線として意識されるか。上値については4万3750円から4万3800円近辺での戻り売り圧力が強く、後場も狭いレンジでの推移となりそうだ。
東証株価指数(TOPIX)は反落した。前引けは1.70ポイント(0.05%)安の3119.26だった。JPXプライム150指数は小幅に続伸した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆7123億円、売買高は10億2455万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は635。値上がりは910、横ばいは75だった。
業種別では、医薬品や不動産業が上昇率上位となり相場を支えた。一方、その他製品、非鉄金属や銀行業は軟調で、保険業や証券・商品先物取引業も下げた。
個別では売買代金トップとなったソフトバンクグループが10営業日ぶりに反落したほか、サンリオも大きく利食われた。フジクラも軟調。IHIが値を下げ、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも冴えない。楽天銀行が大幅安、フージャースホールディングスも大きく下値を探った。
コナミG、バンナムHD、任天堂が安い。日東電工、ダイキン、リクルートHD、ベイカレント、アドバンテスト、東京海上、トレンドマイクロ、味の素、オムロンなどの銘柄が下落した。
半面、ディスコ、東京エレクトロンなどが買い優勢、トヨタ自動車もしっかり。良品計画も上昇した。中外製薬、第一三共も高い。アステリアがストップ高カイ気配に張り付いているほか、あすか製薬ホールディングスも急騰した。
TDK、豊田通商、ニデック、大塚HD、住友不動産、クレセゾン、ニトリHD、デンソー、京セラなどの銘柄が上昇した。
08月19日 東証スタンダード(前場)
【市況】東証スタンダード(前引け)=値上がり優勢、好材料銘柄に買い
・・・続き
東証スタンダード市場は値ごろ感からの押し目買いや好材料銘柄に買いが入った。
スタンダードTOP20は上昇。出来高3億1884万株。
値上がり銘柄数720、値下がり銘柄数634と、値上がりが優勢だった。
個別では日本精鉱がストップ高。木徳神糧、フライングガーデンは一時ストップ高と値を飛ばした。技研ホールディングス、大盛工業、南海辰村建設、テクノ菱和、三晃金属工業など119銘柄は年初来高値を更新。リベルタ、エス・サイエンス、ビート・ホールディングス・リミテッド、ジオマテック、ウィルソン・ラーニング ワールドワイドが買われた。
一方、創建エースが年初来安値を更新。京都きもの友禅ホールディングス、北川精機、光・彩、アイフリークモバイル、日本精密が売られた。
08月19日 東証グロース(前場)
【市況】東証グロース(前引け)=売り買い拮抗、利益確定の動き
・・・続き
東証グロース市場の指数は小高く始まったが、日経平均株価が朝高後下落に転じるなか、新興市場でも売りが優勢になった。市場では、21〜23日に予定されるジャクソンホール会議の開催前に利益確定の動きが出ているとの見方があった。
東証グロース市場250指数は反落した。前引けは前日比2.00ポイント(0.25%)安の798.21だった。
グロース250、グロースCoreは下落。
グロース市場ではフリーやサンバイオが下落した。一方、トライアルやタイミーが上昇した。
値上がり銘柄数259、値下がり銘柄数284と、売り買いが拮抗した。
個別ではTHECOO、AppBankがストップ高。キューブは一時ストップ高と値を飛ばした。L is B、レジル、Liberaware、イオレ、Aiロボティクスなど39銘柄は年初来高値を更新。アルファクス・フード・システム、QDレーザ、コラボス、インティメート・マージャー、ダイブが買われた。
一方、オルツが年初来安値を更新。Synspective、網屋、ブライトパス・バイオ、レナサイエンス、BTMが売られた。
08月19日 相場概況(寄り付き後)
【市況】東京株式(寄り付き) =続伸スタート、米ハイテク株高支え
・・・続き
【寄り付き概況】
19日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は前日比132円24銭高の4万3846円55銭。
前日の欧米株市場が高安まちまちの展開だったことから、東京株式市場も強弱拮抗のなか、前日終値を挟んで売り買いを交錯させる地合いとなりやすいだろう 。
直近9営業日で日経平均は8勝1敗と強気に傾き過ぎているきらいがあり、この間に3400円以上水準を切り上げていることもあって目先利食い圧力は払拭しづらい状況にある。
今週後半のジャクソンホール会議を控え、パウエルFRB議長の講演内容を見極めたいとの思惑も買い手控えムードにつながっている。ただ、出遅れた向きの買い意欲は活発であり、足もとでは依然として上値指向が維持されている。
東証株価指数(TOPIX)は一進一退。
個別では、アドテストやディスコが高い。トヨタやニデックが上昇し、第一三共も買われた。一方、任天堂やコナミGが安い。ファストリや日東電が下落した。
08月19日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
ベース記事
・・・続き
19日の東京株式市場は、堅調な展開が続きそう。
日経平均株価の予想レンジは、4万3500円-4万4000円を想定。(18日終値4万3714円31銭)
NYダウ平均とS&P500が下落し、ナスダックが上昇した。上値は重い一方で下値も堅く、動意に乏しい展開。3指数ともほぼ横ばいで取引を終えた。
現地18日の米国株式は高安まちまちだったものの、きのう18日の強い地合いが継続するとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の後半(18日は147円45-47銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の半ば(同172円23-27銭)と小動き。円相場の落ち着きもあり、輸出関連銘柄を中心にしっかりした値動きとなりそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比85円高の4万3805円だった。
【好材料銘柄】
■フライングガーデン <3317>
今期配当を実質増額修正。また、9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
■日本ビジネスシステムズ <5036>
今期配当を5円増額修正。また、東証が9月3日から8日のいずれかの日に東証プライムに市場区分を変更する。一方、既存株主による230万4400株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限34万5600株の売り出しを実施する。売出価格は8月27日から9月1日までの期間に決定される。
■パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532>
今期経常は5%増で17期連続最高益、前期配当を1円増額・今期は実質増配。また、9月30日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施。
【主な経済指標・スケジュール】
19(火)
【国内】
20年国債入札
《決算発表》
あいHD
【海外】
米7月住宅着工件数(21:30)
米7月建設許可件数(21:30)
《米決算発表》
ホーム・デポ、メドトロニック、キーサイト
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
08月19日 稼足銘柄
稼足銘柄を更新
・・・続き
08月18日 NY株/欧州株概況
【市況】34ドル安と反落、米ウクライナ会談注視
・・・続き
18日のNYダウ工業株30種平均は小幅に反落し、前週末比34ドル30セント安の4万4911ドル82セントで終えた。昨年12月に付けた最高値(4万5014ドル)に迫っており、持ち高調整や利益確定目的の売りが出た。半面、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が引き続き相場を支えた。
ダウ平均は前週に770ドル高となり、2週連続で上昇していた。S&P500種株価指数とハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も最高値圏にある。高値警戒感が意識されやすく、18日は主力株の一角に持ち高を減らす動きが出た。
トランプ、ゼレンスキー両氏はこの日、ロシアによるウクライナ侵攻終結を目指し、ホワイトハウスで会談。欧州主要国の首脳も協議に加わった。市場で様子見姿勢が広がり、持ち高調整の売りが優勢となった。週末に米ジャクソンホール会議でのパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長による講演を控え、米利下げに関する手掛かりを見極めたいとの雰囲気も強かった。
米長期金利の上昇が株価を下押しした。ウクライナの停戦実現を巡る不透明感から原油価格が上がり、債券市場に影響した。ホワイトハウスでの議論について、市場参加者からは「具体的な成果は見えない」(日系証券)との声が聞かれた。
19日にはホーム・デポ、21日にはウォルマートがそれぞれ四半期決算を発表する。大手小売企業の業績を通じて、米国の消費動向を確認したいとの見方もあった。
ダウ平均の構成銘柄ではシャーウィン・ウィリアムズやアムジェン、ボーイングが下落した。コカ・コーラやマイクロソフトも安かった。半面、前週に著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイの株取得が明らかになったユナイテッドヘルス・グループに買いが続いた。ウォルト・ディズニーとシスコシステムズも上昇した。
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに小反発した。前週末比6.797ポイント(0.03%)高の2万1629.774で終えた。テスラやネットフリックスが上昇した。半面、メタプラットフォームズが下落した。
【シカゴ日本株先物概況】
18日のシカゴ日経平均先物は上昇した。9月物は前週末比360円高の4万3805円で終えた。この日は米株式相場が方向感を欠いたものの、日経平均株価が最高値を更新したため、シカゴ市場の日経平均先物には買いが優勢となった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
43805 ( +85 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
43830 ( +110 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
18日のFTSE100種総合株価指数は反発した。前週末に比べ18.84ポイント(0.21%)高の9157.74で終えた。18日の日経平均株価が連日で最高値をつけるなど、アジアの主要な株価指数が堅調に推移した。投資家心理の改善につながり、英国株の買いを誘った。高値圏とあって持ち高調整や利益確定の売りが出て、上値を抑えた。
FTSEの構成銘柄では、一部金融機関がPER(株価収益率)など株価指標でみて割安だとして投資判断を引き上げた防衛大手バブコック・インターナショナル・グループが5.23%高と急伸し、金融大手スタンダード・チャータードが2.64%高、航空・防衛大手BAEシステムズが1.73%高で続いた。他方、資源大手グレンコアは3.84%安、エネルギー小売り大手セントリカは2.37%安、住宅大手バークリー・グループは2.11%安と下落した。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
18日のドイツ株価指数(DAX)は続落し、前週末比44.53ポイント(0.18%)安の2万4314.77で終えた。トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が18日、ホワイトハウスで会談する。ウクライナ情勢の先行きに対する不透明感がくすぶり、持ち高調整の売りが出た。新規の材料は乏しく、売りの勢いも限られた。
個別では、製薬大手バイエルが2.31%高、エネルギー大手シーメンス・エナジーが2.09%高、ポリ塩化ビフェニール(PCB)関連の訴訟で和解に至ったと発表したことが材料視された防衛大手ラインメタルが1.67%高と上伸。半面、ドイツ銀行が株価指標面での割高感を理由に投資判断を引き下げたコメルツ銀行は3.24%安、郵便・物流大手ドイツポストは2.13%安、商用車大手ダイムラー・トラックは1.81%安と売られた。
■フランス・パリ株価指数
欧州株式市場で、フランスの主要な株価指数であるCAC40は5営業日ぶりに反落した。終値は前週末比0.49%安の7884.05だった。