03月13日 株ちゃんの明日読み
下値での買い意欲は強い
・・・続き
Market Data
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【日経平均】
36790円03銭(▲29円06銭=0.08%)
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【TOPIX】
2698.36(△3.45=0.13%)
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【グロース250】
649.72(▲1.59=0.24%)
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【プライム売買高】17億7519万株(▲1億1193万株)
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【売買代金】4兆4163億円(▲467億円)
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【値上がり銘柄数】816(前日:1156)
【値下がり銘柄数】747(前日:430)
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【新高値銘柄数】24(前日:18)
【新安値銘柄数】3(前日:2)
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【25日騰落レシオ】100.31(前日:100.65)
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■本日のポイント
1.日経平均は小反落、朝高後に軟化する展開
2.朝方に500円超上昇も伸び悩み、後場に値を消す
3.2月米CPIは予想下回り、米ハイテク株買われる
4.東京市場は半導体や防衛関連が高く、全体を牽引
5.植田日銀総裁の発言受け円高誘発、相場の重荷に
7日の終値は3万6887円、きょうの終値は3万6790円で、現時点では先週末比でマイナス。
急失速したことで5日線(3万6863円、13日時点)も下回っており、流れは悪い。
あす14日はメジャーSQ日で、荒れる要素は多い。
直近3月11日につけた安値が3万5987円13銭。これを下回ることなく週を終えることができるかに注目したい。
来週には重要イベントである日米の金融政策決定会合を控えているだけに、目先は為替の動きには神経質になるだろう。しかし、高配当銘柄への権利取りの動きが今後も活発化してくることが想定されるなど下値での買い意欲は強いとみられる。
■上値・下値テクニカル・ポイント(13日現在)
38803.57 75日移動平均線
38750.42 26週移動平均線
38736.16 13週移動平均線
38609.78 200日移動平均線
38178.97 25日移動平均線
38133.46 均衡表転換線(週足)
38113.39 均衡表基準線(週足)
37831.57 ボリンジャー:-1σ(26週)
37784.30 均衡表基準線(日足)
37625.83 ボリンジャー:-1σ(13週)
37276.54 ボリンジャー:-1σ(25日)
37155.50 新値三本足陽転値
37003.77 6日移動平均線
36930.76 均衡表転換線(日足)
36912.72 ボリンジャー:-2σ(26週)
36790.03 ★日経平均株価13 日終値
36515.51 ボリンジャー:-2σ(13週)
36457.22 均衡表雲上限(週足)
36374.10 ボリンジャー:-2σ(25日)
36178.05 均衡表雲下限(週足)
35993.87 ボリンジャー:-3σ(26週)
35471.66 ボリンジャー:-3σ(25日)
35405.19 ボリンジャー:-3σ(13週)
5日移動平均線やパラボリック陽転値37217.60円を超え、上げ幅を507.18円まで拡大した後は急速に値を消し、ローソク足は陰線を引いた。一方、高値と安値は前日水準から切り上がり、11日安値35987.13円を直近ボトムとする反転基調をキープする形となった。ボリンジャーバンドでは、終値は-2σと-1σのほぼ中間の売り手優位の位置。ただ、昨日に続いて-2σからの上方乖離幅を広げたため、下値拡張リスクの後退が推察される。
03月13日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=29円安、朝高後に伸び悩み終盤下げ
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【大引け概況】
13日の日経平均株価は小幅に反落し、大引けは前日比29円06銭安の3万6790円03銭だった。
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朝方は買い先行した。前日の米国株市場でNYダウが軟調だったが、ハイテク株が総じて買われ、ナスダック総合株価指数は1%を超える上昇をみせた。2月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、これが買い安心感を誘った。
東京株式市場でも半導体関連や防衛関連などを中心に物色の矛先が向いたが、日経平均は一時500円強上昇したものの、その後は戻り売りに押される地合いとなった。
13日正午過ぎに植田日銀総裁が参院財政金融委員会で利上げに前向きともとれる発言をしたことから、外国為替市場で円相場は1ドル=147円台半ばまで強含んだ。朝方に先物を買い進めていた海外短期筋などが、円の上昇を受けて売りに転じたとみられる。
取引終盤に日経平均は小幅ながら下げに転じた。なお、個別株は値上がり銘柄数の方が多く、TOPIXはわずかにプラス圏で取引を終えている。全体売買代金は前日とほぼ同水準だった。
朝方は前日の米ハイテク株高を受けて指数寄与度が高いアドテストなど値がさの半導体関連株を中心に買いが先行し、日経平均の上げ幅は500円を超える場面があったが、その後は次第に伸び悩んだ。心理的節目の3万7000円を上回る水準では、戻り待ちや利益確定の売りも出やすかった。
来週には重要イベントである日米の金融政策決定会合を控えているだけに、目先は為替の動きには神経質になるだろう。しかし、高配当銘柄への権利取りの動きが今後も活発化してくることが想定されるなど下値での買い意欲は強いとみられる。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は3.45ポイント(0.13%)高の2698.36だった。JPXプライム150指数は反落し、1.42ポイント(0.12%)安の1167.97で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆4162億円、売買高は17億7519万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は747。値上がりは816、横ばいは75だった。
業種別株価指数(33業種)は輸送用機器、空運業、非鉄金属などが下落。石油・石炭製品、銀行業、保険業などは上昇。
個別では、日本製鋼所、川崎重工、IHI、三菱重工など防衛関連銘柄の一角が上昇したほか、アドバンテスト、ディスコなど半導体関連銘柄の一角が買われた。このほか、住友不動産、デンカ、フジクラ、良品計画、クレディセゾン、りそなHDなどが上昇した。
サンリオが堅調、東京海上ホールディングスも頑強。ANYCOLORはストップ高となり、ミガロホールディングス、ファーマフーズなども値を飛ばした。gumiも大きく水準を切り上げた。
半面、マツダ、スズキ、三菱自、ホンダ、トヨタ自など自動車株が総じて軟調推移。ファーストリテイリングも冴えない。リクルートホールディングス、キーエンスなども売りに押された。また、資生堂、ダイキン工業、村田製作所、ファナックなど中国関連銘柄の一角も売られた。高圧ガス工業が大幅安、太陽誘電も大きく値を下げた。大阪チタニウムテクノロジーズが利益確定売りに水準を切り下げた。このほか、クボタ、オリンパス、GSユアサなどが下落した。
03月13日 東証スタンダード(大引け)
【市況】東証スタンダード市場(大引け)=値上がり優勢、戻り待ちの売り
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東証スタンダード市場は米国で物価統計が下振れしてインフレ再燃不安が和らいだことは株価のサポート要因になったが、関税などトランプ米政権の政策を巡る不透明感は消えず、戻り待ちの売りも出て上値を抑えた。
スタンダードTOP20は続伸。出来高3億7070万株。値上がり銘柄数736、値下がり銘柄数619と、値上がりが優勢だった。
個別では、カドス・コーポレーション、インタートレード、バリオセキュア、シキノハイテックがストップ高。田辺工業、構造計画研究所ホールディングス、佐藤食品工業、オーシャンシステム、THEグローバル社など14銘柄は昨年来高値を更新。THE WHY HOW DO COMPANY、住信SBIネット銀行、アルファパーチェス、メタプラネット、ワシントンホテルが買われた。
一方、REVOLUTIONがストップ安。SANKO MARKETING FOODS、ナ・デックスなど3銘柄は昨年来安値を更新。スターシーズ、AIフュージョンキャピタルグループ、GFA、オーネックス、ハーモニック・ドライブ・システムズが売られた。
03月13日 東証グロース(大引け)
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、割高感が重荷
・・・続き
東証グロース市場は午前の取引では日経平均株価の上昇を受けて新興株も堅調だったが、午後に日経平均が下げに転じると、売りに押された。
同日午後の国内債券市場で長期金利は一時1.545%に上昇(債券価格は下落)した。日銀の植田和男総裁の発言をきっかけに日銀の利上げ継続が改めて意識されたためで、高PER(株価収益率)銘柄が多い新興株市場では相対的な割高感が重荷となった。
グロースCoreは小幅安。
東証グロース市場250指数は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比1.59ポイント(0.24%)安の649.72だった。
グロース市場ではGENDAやフリーが下落した。一方、トライアルやタイミーが上昇した。
値上がり銘柄数252、値下がり銘柄数304と、値下がりが優勢だった。
個別では、フォーライフ、エコモット、ジィ・シィ企画、バリュークリエーションがストップ高。Aiロボティクス、勤次郎、Jストリーム、POPER、MTGなど7銘柄は昨年来高値を更新。ジャパンM&Aソリューション、トライアルホールディングス、タメニー、技術承継機構、ブルーイノベーションが買われた。
一方、ドリコム、ZETA、スカイマークが昨年来安値を更新。Kudan、モイ、ハウテレビジョン、GENDA、BTMが売られた。
03月13日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=続伸 半導体関連に買い、先物主導の面も
・・・続き
13日午前の日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比354円73銭高の3万7173円82銭だった。
前日の米国株市場でナスダック総合株価指数や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が大きく上昇したことを受けリスクオンの地合いとなった。
東京株式市場でも東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連株が軒並み高となった。
米ハイテク株高で海外短期筋などの心理は強気に転じつつあるようで、日経平均は断続的な先物買いが主導した面もあったとみられる。
日経平均は高く始まった後、次第高の展開で一時500円を超える上昇をみせる場面もあった。防衛関連や半導体関連などに幅広く物色の矛先が向き、全体指数を押し上げている。ただ、トランプ米政権の関税政策などは引き続き警戒されており、途中急速に伸び悩む場面もあったが、前引けにかけて買い直され350円あまりの上昇で着地している。
市場では「米景気やトランプ氏の関税政策を巡る不透明要素は多く、積極的な買いは入れづらい。日経平均が以前の3万8000円から4万円のレンジ相場に戻るのはしばらく先だろう」との声が聞かれた。
明日14日の寄付きに、3月限先物・オプション特別清算指数(SQ値)算出を控えていることで、オプション権利行使価格を意識した動きが入る可能性はある。その場合、指数インパクトが大きいファーストリテの動きに注目だが、前場のファーストリテは前日比プラス圏で推移しているが値動きは弱い。
11日(火)に日経平均は800円超の値動きを見せたことなどからメジャーSQに関する思惑売買は一巡した可能性もある。後場の東京株式市場は静かな地合いとなり、日経平均は3万7200円水準でのもみ合いが続きそうだ。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは23.72ポイント高の2718.63だった。JPXプライム150指数は続伸し、9.81ポイント高の1179.20で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆976億円、売買高は8億2135万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1110。値下がりは463、横ばいは64だった。
業種別では、保険、石油・石炭、銀行、鉱業、その他製品などが上昇した一方、食料品、輸送用機器、空運の3セクターのみ下落した。
個別では、日本製鋼所、川崎重工業、IHI、三菱重工業など防衛関連銘柄の一角が上昇したほか、アドバンテスト、ソシオネクストなど半導体株も上昇。足元きつい下げが目立っていたディスコは昨年来安値圏から反発した。このほか、デンカ、フジクラ、良品計画、クレディセゾンなどが上昇した。サンリオも値を上げ、ANYCOLORはストップ高でカイ気配に張り付き、gumiも急騰した。
一方、日産自、マツダ、三菱自、ホンダ、トヨタ自など自動車株が総じて軟調推移。また、資生堂、ダイキン、村田製作所など中国関連銘柄の一角も売られた。このほか、クボタ、ニチレイ、オリンパス、GSユアサ、サッポロHDなどが下落した。高圧ガス工業が大きく値を下げ、メディカル・データ・ビジョンも安い。
03月13日 東証スタンダード(前場)
【市況】東証スタンダード(前引け)=値上がり優勢、投資家心理の改善
・・・続き
東証スタンダード市場は米国の2月の消費者物価指数が市場予想をやや下回り、インフレ再加速に対する警戒感が和らいだ。これを受け、投資家心理の改善し最近大きく下落していた銘柄群などに買いが入った。
スタンダードTOP20は続伸。出来高2億2098万株。
値上がり銘柄数849、値下がり銘柄数432と、値上がりが優勢だった。
個別では、インタートレード、バリオセキュア、シキノハイテックがストップ高。田辺工業、構造計画研究所ホールディングス、佐藤食品工業、オーシャンシステム、THEグローバル社など14銘柄は昨年来高値を更新。THE WHY HOW DO COMPANY、アルピコホールディングス、メタプラネット、住信SBIネット銀行、フライトソリューションズが買われた。
一方、スターシーズ、システムインテグレータ、やまみ、ウインテスト、NCDが売られた。
03月13日 東証グロース(前場)
【市況】東証グロース(前引け)=値上がり優勢、投資家心理の改善
・・・続き
東証グロース市場は日経平均株価が上昇するなか、新興株市場でも投資家心理の改善を映した買いが優勢だった。東証グロース市場250指数は続伸した。前引けは前日比5.75ポイント(0.88%)高の657.06だった。
グロース市場ではトライアルやタイミーが上昇した。一方、GENDAやフリーが下落した。
値上がり銘柄数354、値下がり銘柄数187と、値上がりが優勢だった。
グロース250とグロースCoreは上昇。
個別ではジィ・シィ企画、バリュークリエーションがストップ高。Aiロボティクス、勤次郎、Jストリーム、MTG、アルファポリスは昨年来高値を更新。ブルーイノベーション、メディア総研、クリアル、キャンバス、Sapeetが買われた。
一方、ZETA、スカイマークが昨年来安値を更新。モイ、ハウテレビジョン、VALUENEX、Kudan、プレミアアンチエイジングが売られた。
03月13日 相場概況(寄り付き後)
【市況】東京株式(寄り付き) =続伸スタート、米ハイテク株高で
・・・続き
【寄り付き概況】
13日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は前日比262円55銭高の3万7081円64銭。
前日の欧州株市場では独DAXが4日ぶりに反発したのをはじめ主要国の株価は切り返す動きが目立った。また、米国株市場では朝方発表された2月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことが好感され、ハイテク株を中心に買いが集まった。
NYダウはマイナス圏で引けたが、ナスダック総合株価指数は200ポイントを超える上昇で3日ぶりに切り返している。東京株式市場でも米ハイテク株高を受け目先不安心理が後退し、買い戻し優勢の地合いとなっている。取引時間中は、ここ上下に荒れた値動きをみせている為替市場や米株価指数先物の動向などに左右されそうだ。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
個別では、ファストリやソフトバンクグループ(SBG)、TDKが上昇している。一方、KDDIや京セラ、セコムが下落している。
03月13日 個別銘柄情報
個別銘柄情報を4銘柄更新しました。
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03月13日 稼足銘柄
稼足銘柄を更新
・・・続き
03月13日 株価材料NEWS
【株価材料NEWS】
・・・続き
[株価材料]
■トヨタ<7203>
欧州で新EV投入 26年まで 低価格車含まず
■サッポロHD<2501>
社外取選任案、米ISS「信頼できない」
■DIC<4631>
美術館、六本木に移転 30年めど開業
■ゼンショーHD<7550>
すき家、牛丼並盛30円上げ480円に
■イビデン<4062>
有価証券売却益191億円 政策保有株を縮減
■米、鉄鋼・アルミ25%関税発動 米車大手、最大4%減益
■米鉄鋼・アルミ関税、EUとカナダが対抗措置 貿易戦争激化の恐れ
■スカパーJSAT<9412>
社長「米宇宙軍に衛星情報」西海岸に新拠
■米ナイアンティック「ポケモンGO」売却 任天堂<7974>などに5700億円還元
■明電舎<6508>
米に新工場建設 変電所向け真空遮断器を生産
03月13日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
堅調展開か
・・・続き
13日の東京株式市場は、続伸後も堅調か。
日経平均株価の予想レンジは、3万6700円-3万7200円を想定。(12日終値3万6819円09銭)
米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックが上昇した。
現地12日の米国株式市場でSOX(フィラデルフィア半導体株)指数も上昇していることから、影響を受けやすい半導体関連銘柄を中心に買い先行スタートとなりそう。ただ、積極的に買い進む材料には乏しいことから、上値が重くなる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=148円台の前半(12日は148円59-60銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の半ば(同161円97銭-162円01銭)とやや円高方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比315円高の3万7105円だった。
【好材料銘柄】
■アルピコホールディングス <297A>
今期配当を2円増額修正。
■gumi <3903>
5-1月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地・11-1月期も黒字浮上。また、TIS <3626> とブロックチェーンのノード運営や暗号資産会計管理システムの提供を展開する合弁会社設立で基本合意。
■エコモット <3987>
国土交通省中部地方整備局が公募した現場ニーズ「道路異常箇所の自動抽出・事故損傷箇所を判別する技術」に対する技術提案が採用。
■ユークス <4334>
今期経常は2.1倍増益、3円増配へ。
■ANYCOLOR <5032>
今期経常を3%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■pluszero <5132>
11-1月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地。
■バリュークリエーション <9238>
1億円の暗号資産(ビットコイン)を購入する。
【主な経済指標・スケジュール】
13(木)
【国内】
《決算発表》
ビジョナル、タイミー、ラクスル、シーイーシー、JEH、GATECH、ハートシード、巴工業、柿安本店、アイモバイル、トーホー、アイ・ケイ・ケイ、ネオジャパン、ナレルG、あさくま、鎌倉新書、3Dマトリックス、トーエル、WSCOPE、HEROZ、きんえい、リッジアイ、イムラ、ウエスコHD
【海外】
米2月生産者物価指数(PPI)(21:30)
米30年国債入札
《米決算発表》
ドキュサイン、アルタ・ビューティ、ダラー・ゼネラル
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
03月12日 NY株/欧州株概況
【市況】3日続落82ドル安、景気懸念で売り買い交錯
・・・続き
12日のNYダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比82ドル55セント安の4万1350ドル93セントと昨年9月以来の安値で終えた。
米政権の関税政策や貿易摩擦への警戒感が引き続き相場の重荷だった。半面、値ごろ感から一部のハイテク株に見直し買いが入り、相場を下支えした。
米労働省が朝方発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.8%上昇と、5カ月ぶりに鈍化し、市場予想も下回った。インフレに対する警戒感が若干和らぎ、これまで売り込まれたハイテクや金融などの銘柄に買いが入り、相場が押し上げられた。
ただ、カナダ政府が米国による鉄鋼・アルミニウム追加関税への報復措置を発表した後、ダウはマイナス圏に沈んだ。双方が関税をかけ合う貿易戦争が激化し、米経済に悪影響が生じるとの見方が一段と広がり、リスク回避の売りが優勢となった。
ダウ平均は280ドルあまり上昇する場面があった。3月に入って前日までに2400ドル超下げていた。S&P500種株価指数は2月に付けた最高値からの下落率が9%を超え、「調整局面」入りの目安とされる10%に迫っていた。短期的に売られすぎとの見方から、足元で下げが目立ったエヌビディアなどが買われた。ダウ平均の構成銘柄ではないがテスラへの買いも優勢だった。
ダウ平均では、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やウォルマート、マクドナルドといったディフェンシブ株が下落した。アナリストが投資判断を引き下げたベライゾン・コミュニケーションズのほか、アナリストがスマートフォン「iPhone」の出荷台数見通しを引き下げたアップルも下げた。
一方、エヌビディアが6%あまり上昇した。ボーイングやセールスフォースも高かった。
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発した。前日比212.355ポイント(1.21%)高の1万7648.450で終えた。ブロードコムやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体株の上げが目立った。ビッグデータ分析のパランティア・テクノロジーズやサイバーセキュリティーのクラウドストライク・ホールディングスなども買われた。
【シカゴ日本株先物概況】
12日のシカゴ日経平均先物は上昇した。3月物は前日比580円高の3万7105円で終えた。この日は日経平均株価とハイテク株の比率が高い米ナスダック総合株価指数がともに上昇し、シカゴ市場の日経平均先物にも買いが優勢となった。
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
12日の英FTSE100種総合株価指数は7営業日ぶりに反発し、前日比44.98ポイント(0.52%)高の8540.97で終えた。ウクライナ情勢を巡る警戒感が和らいだことなどを背景に投資家心理が上向いた。
FTSEの構成銘柄では、投資会社メルローズ・インダストリーズが6.45%高、蒸気システム大手スパイラックス・グループは5.78%高、産金大手フレスニロが4.74%高となり、これら銘柄が主導する形で上昇をけん引。一方、航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は4.77%安、食品・小売り大手アソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズは4.35%安だった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
12日のドイツ株価指数(DAX)は4営業日ぶりに反発し、前日比347.64ポイント(1.55%)高の2万2676.41で終えた。ロシアによるウクライナ侵略を巡り、ウクライナが米国の示した停戦案を受け入れたのを受けて地政学的リスクが後退するとの見方が広がった。前日まで3日続落した後で、押し目買いも入った。
個別では、防衛大手ラインメタル(9.62%高)やエネルギー大手シーメンス・エナジー(8.97%高)、同社が12日発表した2024年12月通期決算は大幅な増収増益で、同社は今期についても強気の見通しを示した。医療機器のザルトリウス(5.08%高)が買われた半面、日用品大手ヘンケル(3.55%安)や高級車メーカーのポルシェ(2.99%安)などが売られた。
■フランス・パリ株価指数
フランスの株価指数CAC40は4営業日ぶりに反発し、前日比0.59%高で終えた。