【日経平均】
40281円16銭(△713円10銭=1.80%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
2801.68(△34.90=1.26%)
--------------------------------------------
【グロース250】
644.82(△12.66=2.00%)
--------------------------------------------
【プライム売買高】21億3623万株(△1億6728万株)
--------------------------------------------
【売買代金】4兆3283億円(△4465億円)
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【値上がり銘柄数】1356(前日:1294)
【値下がり銘柄数】248(前日:297)
【新高値銘柄数】66(前日:33)
【新安値銘柄数】3(前日:3)
【25日騰落レシオ】108.52(前日:106.02)
■本日のポイント
1.日経平均は713円高と大幅に3日続伸、円安基調も追い風
2.前日のNYダウは金利上昇が弱まり28ドル高と5日続伸
3.日経平均は終値で7月19日以来となる4万円台回復
4.トヨタやホンダ、東エレクなど輸出関連株が値を上げる
5.ニデックによるTOB発表を受け牧野フがストップ高と急伸
日経平均は節目の4万円の大台を回復したことで、一段と「掉尾の一振」に対する期待が高まっている。
一方、30日が年内最後の取引となり、長い正月休みに入る。海外では、ほぼ通常通り取引が行われ、12月の米ISM製造業景況指数などが発表される。
欧米とも製造業の景況感は振るわず低迷が長引いており、回復に転じるのか注目されている。
立ち合いは月曜30日の1営業日のみ。
改めての材料は乏しいが、今週節目の4万円を大きく上回った(27日の終値は4万0281円)ことは、投資家心理を強気に傾ける。
直近の急伸に対する反動売りが出てきても、押し目では買いが入る公算が大きいだろう。2025年の大発会は1月6日の月曜日で、丸々1週間空くことになる。
そのため、次の節目の4万500円を超えた際にはさらなる上値追いには慎重になりそう。ただ、米国も2025年の期待値が高いだけに、市場の空白に対する警戒はそれほど高まらないとみる。米国株の暴落や為替の急変動がない限り、楽観ムードの強い大納会となるだろう。
日経平均
レジスタンス
42661.64円 ボリンジャーバンド26週+3σ
42425.77円 7/11高値
41500.00円 心理的節目
41283.93円 ボリンジャーバンド26週+2σ
41000.00円 心理的節目
40586.45円 ボリンジャーバンド25日+3σ
40398.23円 高値
40281.16円 終値
サポート
40087.72円 ボリンジャーバンド25日+2σ
39906.21円 ボリンジャーバンド26週+1σ
39672.15円 寄付
39669.39円 安値
39588.98円 ボリンジャーバンド25日+1σ
39435.56円 5日線
39376.88円 一目均衡表転換線
--------------------------------
TOPIX
レジスタンス
3000.00p 心理的節目
2961.81p ボリンジャーバンド26週+3σ
2946.60p 7/11高値
2900.00p 心理的節目
2873.87p ボリンジャーバンド26週+2σ
2817.19p ボリンジャーバンド25日+3σ
2804.82p 高値
2801.68p 終値
サポート
2787.73p ボリンジャーバンド25日+2σ
2785.94p ボリンジャーバンド26週+1σ
2775.87p 寄付
2774.40p 安値
2758.27p ボリンジャーバンド25日+1σ
2751.26p 5日線
2743.02p 一目均衡表転換線
【大引け概況】
27日の日経平均株価は3日続伸し、終値は前日比713円10銭高の4万0281円16銭だった。
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前日の米国市場では、NYダウが28ドル高と小幅に5日続伸。米長期金利の上昇の勢いが弱まり、主力株が買われた。為替は一時1ドル=158円台へ円安が進行した。この流れを受け、東京株式市場も日経平均株価は上昇してスタート。為替の円安や、今日から実質新年入りしたことで個人投資家の買いも膨らみ、日経平均株価は午前10時過ぎには4万円台を回復。半導体関連や自動車、大手重工など輸出関連株などが値を上げた。後場も日経平均株価は値を上げ一時4万300円台まで上昇し、結局、終値では7月19日以来となる4万円台に乗せ取引を終えた。
円安進行などを背景に東京株式市場では朝方から幅広い銘柄に買いが先行した。アドテストや東エレクなど値がさの半導体関連株が買われたほか、トヨタなど輸出関連株の一角も上昇した。
市場では「新NISA(少額投資非課税制度)の2025年分の非課税枠で買える初日であった点や、来年相場への期待など、複合的な要因で買われたのではないか。ただ、米国株に比べて出遅れていたとはいえ、ここまで上昇するとは思わなかった」との声が聞かれた。
さて、東京株式市場は外国人による先物買いが一気に強まり日経平均がボックスを上放れる形に入りつつある。自動車株や機械・電子部品株など円安メリットのあるセクターが買われ指数をけん引。本日から実質新年入りとなっており来年の株高を先回り買いする動きが顕著となった。チャートの形の上ではもみ合いを上放れる格好で、次は昨年7月につけた史上最高値(4万2426円)を目指すことになるのでは。
東証株価指数(TOPIX)は5日続伸した。終値は34.90ポイント(1.26%)高の2801.68だった。JPXプライム150指数は3日続伸し、17.58ポイント(1.43%)高の1247.13で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆3282億円、売買高は21億3623万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1356。値下がりは248、横ばいは31だった。
業種別株価指数(33業種)は電気・ガス業、鉄鋼、電気機器などの上昇率が大きかった。下落は、鉱業、ゴム製品の2業種。
個別銘柄では、ファーストリテイリングやソフトバンクグループ(SBG)、TDKが上げた。トヨタ自動車やホンダが上昇。牧野フライスに同意なきTOBをかけたニデックが上昇し、牧野フライスはストップ高買い気配のまま大引けを迎え比例配分となった。このニュースが刺激材料となりオークマなど工作機械の一角も上昇。また、ディスコ、ソシオネクスト、東京エレクトロン、スクリーンHD、アドバンテスト、レーザーテッなど半導体関連も買われた。このほか、ディー・エヌ・エー、IHI、デンカ、ニトリHDなどが上昇した。
一方、ホンダとの統合比率が5対1となるとの報道を受けて日産自動車が下落したほか、三菱自動車も売られた。また、昨日買われた高島屋も利益確定売りが先行。このほか、INPEX、ヤマハ発動、古河電工、コニカミノルタ、JT、キヤノンなどが下落した。
JTやINPEX、古河電気工業が軟調。電通グループ、ブリヂストン、ヤマハ発が値を下げた。
東証スタンダード市場は東京株式市場の大幅高に連動し、買い安心感が高まった。為替の円安を受けて幅広い銘柄に買いが入った。
スタンダードTOP20は堅調。出来高は3億3056万株。
値上がり銘柄数1113、値下がり銘柄数360と、値上がりが優勢だった。
個別では、アルピコホールディングス、Eストアー、京極運輸商事がストップ高。ピアラは一時ストップ高と値を飛ばした。田中建設工業、北野建設、ガーデン、MIC、ミサワなど2銘柄は年初来高値を更新。ANAP、リベルタ、fonfun、ジェイ・エスコムホールディングス、GMOアドパートナーズが買われた。
一方、金下建設、光ビジネスフォーム、ピーエイ、ロブテックス、オプトエレクトロニクスなど7銘柄が年初来安値を更新。コーチ・エィ、GFA、セプテーニ・ホールディングス、小田原機器、ノバレーゼが売られた。
東証スタンダード市場は東京株式市場の大幅高に連動し、買い安心感が高まった。為替の円安を受けて幅広い銘柄に買いが入った。
スタンダードTOP20は堅調。出来高は3億3056万株。
値上がり銘柄数1113、値下がり銘柄数360と、値上がりが優勢だった。
個別では、アルピコホールディングス、Eストアー、京極運輸商事がストップ高。ピアラは一時ストップ高と値を飛ばした。田中建設工業、北野建設、ガーデン、MIC、ミサワなど2銘柄は年初来高値を更新。ANAP、リベルタ、fonfun、ジェイ・エスコムホールディングス、GMOアドパートナーズが買われた。
一方、金下建設、光ビジネスフォーム、ピーエイ、ロブテックス、オプトエレクトロニクスなど7銘柄が年初来安値を更新。コーチ・エィ、GFA、セプテーニ・ホールディングス、小田原機器、ノバレーゼが売られた。
東証グロース市場はこの日の日経平均株価が4万円台を回復したことが個人投資家心理の改善につながり、中小型株にも物色が向かったようだ。
グロースCoreは大幅高。
東証グロース市場250指数は3日続伸した。終値は前日比12.66ポイント(2.00%)高の644.82だった。
値上がり銘柄数456、値下がり銘柄数128と、値上がりが優勢だった。
グロース市場ではタイミーやBASEが上昇した。一方、カバーやハートシードは下落した。
27日に東証グロース市場に新規上場したビースタイルは10時41分に公開価格の2070円を1255円(60.62%)上回る3325円で初値を付けた。終値は制限値幅の下限(ストップ安水準)である初値比700円(21.05%)安の2625円で配分された。ストップ安水準での指し値で4万5200株の売り注文を残した。
個別ではvisumo、フォルシア、ブランディングテクノロジーがストップ高。GVA TECH、トゥエンティーフォーセブンは一時ストップ高と値を飛ばした。タスキホールディングス、Heartseed、アンビション DX ホールディングス、サークレイス、Rebaseなど10銘柄は年初来高値を更新。アクセルマーク、ナイル、リネットジャパングループ、Sapeet、Chordia Therapeuticsが買われた。
一方、ビースタイルホールディングスがストップ安。ラクサス・テクノロジーズ、Synspective、リスキル、令和アカウンティング・ホールディングス、イントランスなど15銘柄は年初来安値を更新。フィードフォースグループ、リベロ、グランディーズ、G-FACTORY、GMOリサーチ&AIが売られた。
東証スタンダード市場は為替の円安を好感した買いが入り、約2週間ぶりに4万円台を回復しスタンダード市場も堅調となった。
スタンダードTOP20は堅調。出来高は1億9832万株。
値上がり銘柄数1028、値下がり銘柄数382と、値上がりが優勢だった。
個別ではアルピコホールディングスがストップ高。ピアラは一時ストップ高と値を飛ばした。田中建設工業、北野建設、ガーデン、MIC、ミサワなど24銘柄は年初来高値を更新。fonfun、ANAP、ジェイ・エスコムホールディングス、倉元製作所、HEROZは値上がり率上位に買われた。
一方、光ビジネスフォーム、ピーエイ、オプトエレクトロニクス、ズーム、ウイルコホールディングスが年初来安値を更新。コーチ・エィ、サイバーステップ、小田原機器、リリカラ、ノバレーゼが売られた。
東証グロース市場は中小型株に個人投資家の積極的な買いが入っているようだ。この日の日経平均株価が4万円台を回復したことも投資家心理の改善につながった。いちよし証券の宇田川克己投資情報部課長は「年末の新規株式公開(IPO)が落ち着き、既存の新興株に資金が流入している」と指摘した。
東証グロース市場250指数は続伸した。前引けは前日比16.29ポイント(2.58%)高の648.45だった。グロースCoreも大幅高。
グロース市場ではカバーやタイミーが上昇した。一方、GENDAやアイスペースは下落した。
値上がり銘柄数471、値下がり銘柄数113と、値上がりが優勢だった。
27日に東証グロース市場に新規上場したビースタイルは公開価格(2070円)を上回る3325円で初値を付けた。前引けは2910円だった。
個別では、フォルシアがストップ高。GVA TECH、ブランディングテクノロジーは一時ストップ高と値を飛ばした。タスキホールディングス、Heartseed、アンビション DX ホールディングス、サークレイス、Rebaseなど8銘柄は年初来高値を更新。アクセルマーク、ナイル、リネットジャパングループ、Sapeet、トゥエンティーフォーセブンが買われた。
一方、ラクサス・テクノロジーズ、リスキル、イントランス、イルグルム、カヤックなど11銘柄が年初来安値を更新。フィードフォースグループ、リベロ、G-FACTORY、グランディーズ、GMOリサーチ&AIが売られた。
【寄り付き概況】
27日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は前日比104円9銭高の3万9672円15銭。
前日の米株式市場では、NYダウは28ドル高と小幅に5日続伸。米長期金利の上昇の勢いが弱まり、主力株が買われた。これを受け、東京株式市場も値を上げて始まった。また、為替は1ドル=157円70銭前後と前日夕方に比べ円安で推移している。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
個別では、ファストリやトヨタ、ソフトバンクグループ(SBG)が上昇している。一方、キヤノンやヤマハ発、ブリヂストンが下落している。
[株価材料]
■重要鉱物の回収、東南ア支援 廃棄の家電から 来年度
■創薬、新興向け基金 厚労省検討 財源案に業界から異論
■DIC<4631>
川村美術館を都内移転 作品数4分の1に
■USスチール買収再延期 日本製鉄<5401>、完了「3月まで」に
■MIXI<2121>
子会社で10億円不正受領
■日本精工<6471>
ベアリングの耐久性を向上 風力発電向け
■戸田建設<1860>
今期純利益下振れ ビル売却延期で
■クスリのアオキHD<3549>
6-11月純利益2.5倍 株式報酬費用の反動で
■吉野家HD<9861>
京都のラーメン店買収
■安川電機<6506>
系 行橋にモーター新工場 270億円当愛
■科研製薬<4521>
米J&Jとライセンス契約 皮膚炎治療薬候補
■ウィザス<9696.T>
株主ファンドが非公開化を提案
■東邦ガス<9533>
間接・蓄熱式で水素燃焼 国内初のバーナー開発
■NISSHA<7915>
一般医薬品受託に参入 滋賀県製薬を買収
12月27日 相場展望(寄り付き前)
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【オープニングコメント】
堅調展開か |
・・・続き
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27日の東京株式市場は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万9400円-3万9800円を想定。(26日終値3万9568円06銭)
休場明けの米国株はまちまち。ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックは下落した。ダウ平均は28ドル高の43325ドルで取引を終えた。
日経平均株価はきのう26日の強い地合いの継続や、「掉尾の一振」への期待感から、買い先行スタートが見込まれる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=158円台の前半(26日は157円35-37銭)、ユーロ・円が1ユーロ=164円台の半ば(同163円59-63銭)と円安方向に振れている。輸出関連銘柄への物色が中心になり相場の支えとなりそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比210円高の3万9700円だった。
【好材料銘柄】
■fonfun <2323>
25年1月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
■ディー・エヌ・エー <2432>
ゲーム事業の10-12月期(第3四半期)売上収益は250億円以上(前年同期は127億円)の見通し。10月30日にサービス開始したスマートフォン向けポケモンカードゲーム「Pokemon Trading Card Game Pocket」が好調。
■Eストアー <4304>
日本成長投資アライアンス(JGIA)傘下のJG27がTOB(株式公開買い付け)を実施し、非公開化を目指す。TOB価格は1株1953円で26日終値を62.2%上回る水準。25年3月4日を目途に買い付け開始を目指す。
■BASE <4477>
Eストアー <4304> の全株式を取得し完全子会社化する。投資ファンドのJGIAグループが設立した特別目的会社(SPC)がEストアーにTOBを実施。その後SPCから株式を取得する。
■科研製薬 <4521>
ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>とアトピー性皮膚炎などに対する新薬候補として開発中のSTAT6阻害剤に関するライセンス契約を締結。25年3月期中に契約一時金3000万ドルを受領するほか、今後の開発の進捗および売上目標達成に応じて総額12億1750万ドルのマイルストーン収入、ロイヤリティを受け取る権利を有する。
■ピアラ <7044>
ジーニー <6562> と資本業務提携。AIとデータの融合で広告運用の自動化・効率化を加速。資本面ではジーニーを割当先とする12万9300株の第三者割当増資を実施する。発行価格は232円。
【主な経済指標・スケジュール】
27(金)
【国内】
日銀政策委員会・金融政策決定会合の主な意見(12/18~19開催分)
11月失業率(8:30)
11月有効求人倍率(8:30)
12月東京都区部消費者物価指数(CPI)(8:30)
11月商業動態統計(8:50)
11月鉱工業生産指数(8:50)
《決算発表》
DCM、アダストリア、ハローズ、WNIウェザー、オークワ、TAKARA&C、三陽商、銚子丸、マルマエ、ERIHD、日プロセス、ピックルスHD
【海外】
予定はありません
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月26日 NY株/欧州株概況
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【市況】小幅続伸28ドル高、金利上昇重荷 |
・・・続き
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26日のNYダウ工業株30種平均は5日続伸し、前営業日の24日に比べ28ドル77セント(0.06%)高の4万3325ドル80セントで終えた。米長期金利の上昇が一服し、米株相場を下支えした。半面、米連邦準備理事会(FRB)が来年の利下げを慎重に進めるとの見方は根強く、主力株には売りも出た。
米雇用情勢の底堅さを示唆する経済指標を受け、米長期金利の上げ幅が拡大したことが相場の重荷となった。IT大手アマゾン・ドット・コムなどが売られ、ダウは下落して取引を開始。直近4営業日のダウの上げ幅は900ドルを超えたため、高値警戒感から利食い売りも一時優勢となった。
一方、金利上昇が一服するとダウはプラス圏に浮上した。ただ、休暇明けで市場参加者も限られる中、売り買いが交錯し、方向感の欠いた値動きが続いた。
米長期金利は午後に米財務省が実施した7年物国債入札が需要の強さを示したのをきっかけに上昇の勢いが弱まり、一時は24日終値(4.58%)を下回った。金利と比べた株式の相対的な割高感が薄れ、主力株に買いが入った。ダウ平均は前週の半ばにかけて下落が続き、足元では調整が一巡したとみた買いも続きやすかった。
ただ、ダウ平均の上値は重かった。前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が来年の金融緩和に消極的なタカ派的な内容だったことから長期金利は上昇基調を強め、26日朝には一時4.64%と5月以来の高水準を付けていた。トランプ次期政権下で米国の財政が悪化するとの懸念もあって金利の先高観は根強く、米株相場の重荷となった。ダウ平均は午前に180ドルあまり下げる場面があった。
株式市場はクリスマス明けで取引参加者が少ないことから積極的な売買が手控えられ、相場の方向感が出にくかった。26日発表の週間の米新規失業保険申請件数は市場予想を下回った一方、受給者総数は2021年11月以来の高水準となった。「労働市場の減速を示した」との受け止めがあったものの、強弱入り交じる内容となり、株式市場では材料視する動きは限られた。
ハネウェル・インターナショナルやユナイテッドヘルス・グループ、プロクター・アンド・ギャンブルが上昇した。ボーイングも買われた。半面、セールスフォースやアマゾン・ドット・コム、アムジェンには売りが出た。
ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落した。前営業日比10.769ポイント(0.05%)安の2万0020.357(速報値)で終えた。テスラやメタプラットフォームズが下げた。
【シカゴ日本株先物概況】
【欧州株式市場】
26日は欧州の主要株式市場がボクシングデーで休場のため
■イギリス・ロンドン株価指数
■ドイツ・フランクフルト株価指数
■フランス・パリ株価指数