--------------------------------------------
【日経平均】
38701円90銭(▲111円68銭=0.29%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
2701.99(▲11.84=0.44%)
--------------------------------------------
【グロース250】
624.89(▲5.96=0.94%)
--------------------------------------------
【プライム売買高】27億1931万株(△4億3046万株)
--------------------------------------------
【売買代金】5兆7153億円(△1兆4904億円)
--------------------------------------------
【値上がり銘柄数】571(前日:770)
--------------------------------------------
【値下がり銘柄数】1021(前日:813)
--------------------------------------------
【新高値銘柄数】47(前日:21)
--------------------------------------------
【新安値銘柄数】27(前日:72)
--------------------------------------------
【25日騰落レシオ】96.31(前日:98.74)
--------------------------------------------
■本日のポイント
1.日経平均は110円安と6日続落、後場に入り値を消す展開に
2.朝方は円安好感も、その後は円安一服で株価の上値抑えられる
3.日銀の追加利上げ見送りで三菱UFJなどメガバンクが安い
4.ディスコやアドテスト、東エレクなど半導体関連株も軟調
5.追加利上げの見送り好感し三井不や菱地所など不動産株が高い
久々の米国株の反発に合わせて日経平均も6日ぶりに上がるかと思われたが、為替が円安から円高に転じたことで軟調となり結局はマイナスに。
日銀総裁が昨日の会見で追加利上げに慎重なスタンスを示したことから銀行株の下げも目立っていた。
日経平均は週間では約768円の下落となり、週足では3週ぶりに陰線を形成した。
米国では20日、11月の個人消費支出(PCE)物価統計が発表される。
市場予想より、強い結果となれば、米国の利下げ期待のさらなる後退と共にドル買いが進み円安が一段と進む可能性があるだろう。
ただ、日米の中銀イベントも通過し、掉尾の一振に対する期待感は底流にある。円安以外に目立った買い材料も見当たらないだけに、円安傾向が続くのかどうかが目先的には注目されることになるだろう。
来週は小動きか。水曜25日は米国など多くがクリスマスで休場。翌週は月曜30日の大納会のみとなるため、市場参加者の大幅な減少が予想される
今日の展開で上がり切れなかったことは後味の悪さを改めて示すもので、来週はボックス下限(3万8000円)を試す可能性もありそうだ。
■上値・下値テクニカル・ポイント(20日現在)
39445.46 ボリンジャー:+1σ(13週)
39373.46 ボリンジャー:+1σ(25日)
39223.54 均衡表転換線(日足)
39148.30 6日移動平均線
39003.32 均衡表雲上限(日足)
38946.59 均衡表基準線(日足)
38901.87 均衡表転換線(週足)
38855.05 25日移動平均線
38839.92 13週移動平均線
38701.90 ★日経平均株価20日終値
38693.58 200日移動平均線
38501.65 26週移動平均線
38477.08 75日移動平均線
38336.63 ボリンジャー:-1σ(25日)
38234.39 ボリンジャー:-1σ(13週)
37818.21 ボリンジャー:-2σ(25日)
37796.64 均衡表雲上限(週足)
37752.61 均衡表雲下限(日足)
37628.86 ボリンジャー:-2σ(13週)
37299.79 ボリンジャー:-3σ(25日)
37095.83 ボリンジャー:-1σ(26週)
37023.32 ボリンジャー:-3σ(13週)
25日移動平均線の上方に復帰して寄り付き、高と安値は前日水準を上回ったが値を保てず、終値は昨日に続いて25日線を下回、売り手優位の形状で今週の取引を終えた。ローソク足が下ヒゲのない「陰の大け坊主」を描いたこともあり、売り圧力が来週に持ち越されるリスクに警戒が必となろう。
【大引け概況】
20日の日経平均株価は6日続落し、終値は前日比111円68銭安の3万8701円90銭だった。6日続落は9月3日〜11日に記録した7日続落以来となる。
本日のマーケット動画
時間:00:01:40 容量:20.8M ▼音声 VOICEVOX Nemo
過去のマーケット動画はこちら
前日の米株式市場では、NYダウが15ドル高と11日ぶりに小幅反発した。NYダウの上昇や為替の円安進行を受け、日経平均株価は上昇してスタート。為替相場は朝方、一時1ドル=157円90銭台と7月中旬以来、5カ月ぶりのドル高・円安水準をつけた。
円安が好感され自動車株などが堅調な値動きとなるなか、日経平均株価は一時220円を超える上昇となり3万9000円台に乗せる場面があった。
ただ、為替の円安進行が一服すると方向感に欠ける展開となり、後場の日経平均株価は前日比でマイナス圏での値動きとなった。今晩発表される米11月個人消費支出(PCE)物価指数の結果も確かめたいとの見方も出るなか、結局、日経平均株価は下落して取引を終えた。
19日の米株式市場では主要な半導体銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が3日続落し、東京株式市場でもアドテストやディスコなどに売りが波及した。傘下に英半導体設計のアーム・ホールディングスを持ち、市場では半導体関連株としての位置付けが強まっているソフトバンクグループ(SBG)も大幅に下げた。日本時間20日の取引でハイテク株比率の高い米ナスダック100指数の先物「Eミニ・ナスダック100」をはじめ米株価指数先物が下げ、投資家心理の悪化につながった面もある。
日銀は19日まで開いた金融政策決定会合で、政策金利の据え置きを決定した。植田和男総裁は会合後の記者会見で追加利上げに慎重な姿勢をみせ、早期の利上げは難しいとの見方から三菱UFJや三井住友FGなど銀行株の下落が目立った。
東証株価指数(TOPIX)も6日続落した。終値は11.84ポイント(0.44%)安の2701.99だった。JPXプライム150指数は6日続落し、3.19ポイント(0.27%)安の1200.46で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で5兆7153億円、売買高は27億1931万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1021。値上がりは571、横ばいは51だった。
業種別株価指数(33業種)はその他製品、空運業、銀行業などが下落。石油・石炭製品、輸送用機器、不動産業などが上昇した。
個別銘柄では、ディスコ、アドバンテスト、レーザーテック、東京エレクトロンなど半導体関連株が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループといったメガバンクは、日銀が追加利上げを見送ったことがネガティブ視され軟調だった。りそなHD、コンコルディアFG、しずおかFG、ふくおかFGなど銀行株の下げが目立ったほか、第一生命HDも売られた。このほか、TOPPANホールディングス、HOYA、ソシオネクスト、IHI、資生堂、任天堂、コナミG、セブン&アイ・ホールディングスが下げた。KADOKAWAは買収プレミアムがはく落しストップ安となった。
一方、トヨタ自動車やホンダ、SUBARUといった自動車株が高く、日銀の「ハト派」方針を材料に、住友不動産、三菱地所、東急不動産HD、東京建物、三井不動産など不動産株の上げが目立ったほか、KADOKAWAの株を10%保有し筆頭株主となると発表したソニーグループは買われた。
このほか、三越伊勢丹HD、鹿島建設、バンダイナムコHD、太陽誘電などが上昇した。
東証スタンダード市場は休日を前に手じまい売りや見切り売りが出て、株価の上値を抑えた。日経平均株価は、円安進行を好感し自動車株などが上昇。半面、日銀の利上げ観測後退で銀行株が売られたほか、米市場で半導体大手が大幅下落した影響で関連株の一角が軟調だったことも指数を押し下げた。
スタンダードTOP20は反落。出来高は4億1317万株。
値上がり銘柄数616、値下がり銘柄数790と、値下がりが優勢だった。
個別では、ビューティカダンホールディングス、ショーケース、児玉化学工業、リベルタ、ウインテストなど6銘柄がストップ高。グッドライフカンパニー、GMOアドパートナーズは一時ストップ高と値を飛ばした。日本ドライケミカル、弘電社、テクノ菱和、ヤマト、オリエンタルコンサルタンツホールディングスなど23銘柄は年初来高値を更新。GFA、黒田精工、アトラグループ、Hamee、テンダが買われた。
一方、fantasista、金下建設、ケア21、ギグワークス、シマダヤなど42銘柄が年初来安値を更新。ネクストウェア、クシム、フジタコーポレーション、イクヨ、イメージ ワンが売られた。
東証グロース市場は19日の米長期金利上昇を受けて、朝方から高PER(株価収益率)銘柄の多い新興株の上値は重かった。午後に日経平均株価は下げ幅が100円を超えるなど軟調に推移し、投資家心理の悪化を映した売りが新興株にも出やすかった。
東証グロース市場250指数は続落した。終値は前日比5.96ポイント(0.94%)安の624.89だった。グロースCoreはともに続落。
グロース市場ではジーエヌアイやカバー、トライアルが下落した。一方、アストロHDやGENDA、ライフネットは上昇した。値上がり銘柄数204、値下がり銘柄数364と、値下がりが優勢だった。
個別ではデータホライゾンがストップ高。ビジネスコーチは一時ストップ高と値を飛ばした。アールプランナー、dely、パルマ、True Data、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所など6銘柄は年初来高値を更新。夢展望、サークレイス、ispace、デジタルプラス、ククレブ・アドバイザーズが買われた。
一方、オンコリスバイオファーマがストップ安。JSH、Will Smart、アミタホールディングス、アスア、リスキルなど33銘柄は年初来安値を更新。カイオム・バイオサイエンス、オンデック、カウリス、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、ACSLが売られた。
20日午前の日経平均株価は反発し、午前終値は前日比76円37銭高の3万8889円95銭だった。
前日のNYダウは15ドル高と小幅だが11日ぶりに上昇に転じた。また、足もとで円安が進行していることも好感された。為替相場は一時1ドル=157円90銭台と7月中旬以来、5カ月ぶりのドル高・円安水準をつけた。日経平均株価は前日まで5日続落し値頃感も台頭していたことから底堅く推移し一時3万9000円台を回復する場面があった。自動車や不動産、石油株などが高い。
日銀は19日まで開いた金融政策決定会合で、政策金利を0.25%程度に据え置くと決め、植田和男総裁は会合後の記者会見で「利上げ判断に至るには、もう1ノッチ(段階)ほしい」と述べた。日銀が追加利上げに慎重になっているとの見方が強まり、円売り・ドル買いが進んだ。海外事業比率の高い銘柄の業績上振れが意識され、 トヨタやTDK、ソニーGなど外需関連株の一部に買いが入った。日銀の追加利上げの思惑が後退し、住友不や菱地所など不動産株の上昇も目立った。
前日までの5日続落で1000円あまり下落していたとあって、自律反発を見込んだ買いも入りやすかった。このところ下げが目立っていた東エレクは朝安後に上昇に転じた。もっとも、前日の半導体株安が重荷となってアドテストやディスコは朝方から安く、日経平均の重荷となった。ソフトバンクグループ(SBG)も下落し、日経平均は小幅ながら下げに転じる場面もあった。
為替は1ドル157円台と円安ドル高推移が強まっていたが、朝方、加藤財務大臣による軽い口先介入を受けて円安基調は一服した。日米中銀会合を通過するなど重要イベントをこなしたこともあり、東京市場は商いが徐々に減少しそうだ。海外の機関投資家はクリスマス休暇入りしていることから、後場の日経平均は前日終値水準で方向感に乏しい展開となると考える。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引けは3.07ポイント(0.11%)高の2716.90だった。JPXプライム150指数は反発し、4.36ポイント(0.36%)高の1208.01で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆1923億円、売買高は11億509万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は945。値下がりは628、横ばいは67だった。
業種別では、不動産業、石油・石炭、輸送用機器、建設、サービスなどが上昇した一方、銀行、その他製品、空運、精密機器、電気・ガスなどが下落した。
個別銘柄では、日銀の「ハト派」方針を材料に、住友不動産、三菱地所、東急不HD、三井不動産など不動産株の上げが目立ったほか、KADOKAWAの株を10%保有する筆頭株主となると発表したソニーグループは買われた。トヨタ自動車やホンダが高く、川崎重工業や東京エレクトロン、ソニーグループが値を上げた。ENEOSホールディングスが買われた。
半面、ディスコや三菱重工業、アドバンテストが値を下げた。ソフトバンクグループやセブン&アイ・ホールディングスも安い。KADOKAWAは買収プレミアムがはく落しストップ安売り気配。りそなHD、三菱UFJ、コンコルディア、みずほ、ふくおか、三井住友など銀行株の下げが目立ったほか、第一生命HDも売られた。このほか、TOPPANホールディングス、HOYA、IHI、資生堂なども下落した。
東証スタンダード市場は日米の中銀会合という大きなイベントを無難に通過した安心感や円安を背景に幅広い銘柄に買いが入っている。
スタンダードTOP20は反落。出来高は2億5154万株。
値上がり銘柄数708、値下がり銘柄数607と、値上がりが優勢だった。
個別ではGFAがストップ高。グッドライフカンパニーは一時ストップ高と値を飛ばした。日本ドライケミカル、弘電社、テクノ菱和、黒田グループ、ランドネットなど15銘柄は年初来高値を更新。リベルタ、ウインテスト、児玉化学工業、Hamee、アトラグループは値上がり率上位に買われた。
一方、fantasista、金下建設、シマダヤ、ポラリス・ホールディングス、ハピネス・アンド・ディなど30銘柄が年初来安値を更新。ネクストウェア、フジタコーポレーション、フォーサイド、リミックスポイント、クシムが売られた。
東証グロース市場は19日の米長期金利が上昇したことなどを受けて、高PER(株価収益率)銘柄の多い新興株の相対的な割高感が意識された。
東グロースCoreは反発。証グロース市場250指数は続落した。前引けは前日比0.49ポイント(0.08%)安の630.36だった。
グロース市場ではジーエヌアイやカバーが下落した。一方、GENDAやアストロHDは上昇した。
値上がり銘柄数243、値下がり銘柄数291と、値下がりが優勢だった。
個別では、ビジネスコーチが一時ストップ高と値を飛ばした。アールプランナー、dely、パルマ、True Data、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所など6銘柄は年初来高値を更新。夢展望、ispace、Heartseed、トヨクモ、ラストワンマイルが買われた。
一方、オンコリスバイオファーマが一時ストップ安と急落した。Will Smart、アスア、クリアル、ゼネラル・オイスター、ホットリンクなど17銘柄は年初来安値を更新。カウリス、オンデック、JDSC、ACSL、リンカーズが売られた。
【寄り付き概況】
20日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比136円70銭高の3万8950円28銭。
前日の米株式市場では、NYダウが15ドル高と11日ぶりに上昇した。前日までの下落を受け、見直し買いが流入した。米国市場の落ち着きを背景に東京株式市場も買い先行で始まった。為替は1ドル=157円60銭前後と前日夕方に比べ円安で推移している。
東京株式市場でも値がさの東エレクやアドテストなどが安い。市場では「FRBの利下げペースの鈍化観測に伴い、当面の米ハイテク株は上昇しにくく、東京市場の半導体関連株にも買いが入りにくい」との見方があった。
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
個別では、ソニーGやバンナムHD、住友不が上昇している。一方、三菱UFJや三井住友FG、ニトリHDが下落している。
「週足陽線基準は39457円」
「恐怖と欲望指数は33→23」
木曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
前日の大幅安から反発して推移したが引けにかけて失速した。
NYダウは小幅ながら11日ぶりに反発。
目先軟調だが年初来ではS&P500が23%、ダウが12%、ナスダックは29%上昇。
半導体大手マイクロン・テクノロジーが16.2%急落。
フィラデルフィア半導体指数(SOX)は1.6%安。
住宅建設のレナーが5.2%安。
第3四半期のGDP確報値は年率換算で前期比3.1%増。
改定値の2.8%から上方修正。
市場予想は改定値から変わらずの2.8%増だった。
12月のフィラデルフィア連銀製造業業況指数はマイナス16.4。
11月のマイナス5.5からさらに低下。
2023年4月以来、約2年ぶりの低水準。
市場予想の中央値は3.0だった。
11月の中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比4.8%増の415万戸。
市場予想の407万戸を上回り、8カ月ぶりの高水準。
11月の中古住宅の在庫は前月比2.9%減の133万戸。
供給は前年比17.7%増となった。
中古住宅価格の中央値は前年同月比4.7%上昇し40万6100ドル。
週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、前週比2万2000件減の22万件。
市場予想は23万件だった。
週間継続受給件数は5000件減の187万4000件。
10年国債利回りは4.566%。
5年債利回りは4.422%
2年国債利回りは4.318%。
ドル円は157円台半ば。7月以来の円安水準。
「中銀の決定は全般的にドルを支援する内容だった。
FRBはタカ派的な利下げを実施し、日銀はハト派的な据え置きを発表した」との声。
イングランド銀行(英中央銀行)は19日、政策金利を4.75%に据え置いた。
WTI原油先物1月限は0.64ドル安の1バレル=69.38ドル
SKEW指数は173.04→168.92→163.10。
恐怖と欲望指数は33→23。
10月18日の75がピークだった。
(昨年10月5日が20)。
木曜のNYダウは15ドル(0.04%)高の42342ドルと11日ぶりに反発。
高値42787ドル、安値42334ドル。
サイコロは2勝10敗。
騰落レシオは95.81(前日95.81)。
NASDAQは19ポイント(0.10%)安の19372ポイントと3日続落。
高値19623ポイント、安値19357ポイント。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは87.50(前日86.41)。
S&P500は5ポイント(0.09%)安の5867ポイントと3日続落。
高値5935ポイント、安値5866ポイント。
サイコロは4勝8敗。
騰落レシオは81.82(前日83.48)。
木曜のダウ輸送株指数は90ポイント(0.57%)安の15859ポイントと11日続落。
SOX指数は77ポイント(1.56%)安の4893ポイントと3日続落。
VIX指数は24,09(前日27.62)。
NYSEの売買高は13.00億株(前日10.95億株)。
3市場の合算売買高は163.3億株(前日185.9億株、直近20日平均は145.2億株)。
木曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比60円安の39020円。
ドル建ては大証日中比40円高の39120円。
ドル円は157.43円。
10年国債利回りは4.566%。
2年国債利回りは4.318%。
「日経平均は5日ぶりに日足陽線」
木曜の日経平均は寄り付き559円安。
終値は268円(▲0.69%)安の38813円と5日続落。
高値38913円。
安値38355円。
一時は700円以上の下落幅。
日足は6日ぶりに陽線。
12月3日は38552円→38746円にマド。
19日は39081円→38913円にマド。
メジャーSQ値39434円に対して終値で1勝5敗。
日経平均は13日ぶりに一目均衡の雲の下。
上限は38946円。
下限は37752円。
TOPIXは6.04ポイント(▲0.22)安の2713ポイントと5日続落。
25日線(2718ポイント)を14日ぶりに下回った。
75日線(2684ポイント)を15日連続で上回った。
200日線(2712ポイント)を14日連続で上回った。
5日ぶりに日足陽線。
TOPIXコア30指数は5日続落。
プライム市場指数は3.10ポイント(▲0.22%)安の1396.67ポイントと5日続落。
東証グロース250指数は5.00ポイント(▲0.79%)安の630.85。
25日移動平均線からの乖離は▲0.88%(前日▲0.06%)。
プライム市場の売買代金は4兆2249億円(前日4兆1248億円)。
売買高は22.88億株(前日21.10億株)。
値上がり770銘柄(前日587銘柄)。
値下がり813銘柄(前日994銘柄)。
新高値21銘柄(前日28銘柄)。
新安値72銘柄(前日48銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは98.74(前日96.26)。
東証グロース市場の騰落レシオは81.30(前日81.68)。
NTレシオは14.30倍(前日14.37倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
TOPIXは5勝7敗で41.66%。
東証グロース市場指数は5勝7敗で41.66%。
上向きの25日線(38852円)から△0.10%(前日△0.62%)。
13日ぶりに下回った。
上向きの75日線は38477円。
38日連続で上回った。
下向きの200日線(38699円)から△0.29%(前日△0.98%)。
13日連続で上回った。
下向きの5日線は39237円。
4日連続で下回った。
13週線は38848円。
26週線は38505円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.719%(前日▲16.280%)。
買い方▲8.613%(前日▲8.358%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲7.414%(前日▲5.857%)。
買い方▲19.715%(前日▲19.338%)。
空売り比率は41.1%(前日39.2%、4日ぶりに40%超)。
空売り規制なしの銘柄の比率は9.3%(前日8.7%)。
9月13日が16.4%だった。
日経VIは23.95(前日21.12)。
3週間ぶりの高水準。
日経平均採用銘柄のPERは15.68倍(前日15.73倍)。
前期基準では16.09倍。
EPSは2475円(前日2484円)。
直近ピークは10月15日2514円、3月4日2387円。
直近ボトムは11月14日2425円。
225のPBRは1.42倍(前日1.43倍)。
BPSは27333円(前日27329円)。
日経平均の予想益回りは6.38%。
予想配当り利回りは2.02%。
指数ベースではPERは20.55倍(前日20.69倍)。
EPSは1888円(前日1888円)。
PBRは1.99倍(前日2.00倍)。
BPSは19504円(前日19540円)。
10年国債利回りは1.080%(前日1.065%)。
プライム市場の予想PERは15.37倍。
前期基準では16.03倍。
PBRは1.35倍。
プライム市場の予想益回りは6.50%。
配当利回り加重平均は2.37%。
大商い株専有率(先導株比率)は48.3%(前日46.2%)。
12月5日が39.3%だった。
プライム市場の単純平均は1円安の2711円(前日は2712円)。
プライム市場の売買単価は1845円(前日1954円)。
プライム市場の時価総額は942兆円(前日944兆円)。
ドル建て日経平均は249.19(前日254.79)と5日続落。
木曜のシカゴ225先物は大証前日60円安の39020円。
高値39360円、安値38205円。
大証夜間取引終値は日中比80円安の38975円。
気学では金曜は「大いに高いと反落する。逆の時は翌週強し」。
月曜は「前金曜が安いと底入れとなる」。
火曜は「高下荒く初高後安の日。但し大下放れは小底入れ」。
水曜は「初め高いと後安の日。戻り売り方針良し」。
木曜は「気味の変化する日。足取りについて駆け引きせよ」。
金曜は「気味の急変をみる日なり」。
大納会は「人気に逆行して前後場歩調を変える納会なり」。
ボリンジャーのプラス1σが39371円。
プラス2σが39891円。
プラス3σが40410円
マイナス1σが38333円。
マイナス2σが37814円。
週足のプラス1σが39452円。
プラス2σが40057円。
マイナス1σが38244円。
マイナス2σが37639円。
半値戻しは36841円。
9月配当権利落ち前は38925円。
日経平均株価の9月月中平均は37162円。
TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
水星逆行(→12月16日)は終了。
アノマリー的には金曜が「株安の日」。
週足陽線基準は39457円。
《今日のポイント12月20日》
(1)木曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
前日の大幅安から反発して推移したが引けにかけて失速した。
NYダウは小幅ながら11日ぶりに反発。
10年国債利回りは4.566%。
5年債利回りは4.422%
2年国債利回りは4.318%。
ドル円は157円台半ば。
7月以来の円安水準。
SKEW指数は173.04→168.92→163.10。
恐怖と欲望指数は33→23。
10月18日の75がピークだった。
(昨年10月5日が20)。
(2)木曜のダウ輸送株指数は90ポイント(0.57%)安の15859ポイントと11日続落。
SOX指数は77ポイント(1.56%)安の4893ポイントと3日続落。
VIX指数は24,09(前日27.62)。
NYSEの売買高は13.00億株(前日10.95億株)。
3市場の合算売買高は163.3億株(前日185.9億株、直近20日平均は145.2億株)。
木曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比60円安の39020円。
(3)プライム市場の売買代金は4兆2249億円(前日4兆1248億円)。
売買高は22.88億株(前日21.10億株)。
値上がり770銘柄(前日587銘柄)。
値下がり813銘柄(前日994銘柄)。
新高値21銘柄(前日28銘柄)。
新安値72銘柄(前日48銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは98.74(前日96.26)。
東証グロース市場の騰落レシオは81.30(前日81.68)。
NTレシオは14.30倍(前日14.37倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
(4)上向きの25日線(38852円)から△0.10%(前日△0.62%)。
13日連続で上回った。
上向きの75日線は38477円。
38日連続で上回った。
下向きの200日線(38699円)から△0.29%(前日△0.98%)。
13日連続で上回った。
下向きの5日線は39237円。
4日連続で下回った。
13週線は38848円。
26週線は38505円。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.719%(前日▲16.280%)。
買い方▲8.613%(前日▲8.358%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲7.414%(前日▲5.857%)。
買い方▲19.715%(前日▲19.338%)。
(6)空売り比率は41.1%(前日39.2%、4日ぶりに40%超)。
空売り規制なしの銘柄の比率は9.3%(前日8.7%)。
9月13日が16.4%だった。
日経VIは23.95(前日21.12)。
3週間ぶりの高水準。
(7)日経平均採用銘柄のPERは15.68倍(前日15.73倍)。
前期基準では16.09倍。
EPSは2475円(前日2484円)。
直近ピークは10月15日2514円、3月4日2387円。
直近ボトムは11月14日2425円。
225のPBRは1.42倍(前日1.43倍)。
BPSは27333円(前日27329円)。
日経平均の予想益回りは6.38%。
予想配当り利回りは2.02%。
指数ベースではPERは20.55倍(前日20.69倍)。
EPSは1888円(前日1888円)。
PBRは1.99倍(前日2.00倍)。
BPSは19504円(前日19540円)。
10年国債利回りは1.080%(前日1.065%)。
(8)プライム市場の単純平均は1円安の2711円(前日は2712円)。
プライム市場の時価総額は942兆円(前日944兆円)。
ドル建て日経平均は249.19(前日254.79)と5日続落。
(9)ボリンジャーのプラス1σが39371円。
プラス2σが39891円。
プラス3σが40410円
マイナス1σが38333円。
マイナス2σが37814円。
週足のプラス1σが39452円。
プラス2σが40057円。
マイナス1σが38244円。
マイナス2σが37639円。
半値戻しは36841円。
9月配当権利落ち前は38925円。
日経平均株価の9月月中平均は37162円。
TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
水星逆行(→12月16日)は終了。
アノマリー的には金曜が「株安の日」。
週足陽線基準は39457円。
今年の曜日別勝敗(12月19日まで)
↓
月曜23勝17敗
火曜30勝20敗
水曜18勝30敗
木曜26勝25敗
金曜28勝20敗
12月第2週(12月9日─12月13日)の海外投資家動向
現物5092億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
先物1兆1434億円買い越し(2週連続で買い越し)。
合計6341億円買い越し(2週連続で買い越し)。
個人は現物3565億円売り越し(2週連続で売り越し)。
現物175億円売り越し(2週連続で売り越し)。
合計3741億円売り越し(2週連続で売り越し)。
信託銀行は現物1779億円買い越し(3週連続で買い越し)。
先物4482億円売り越し(2週連続で売り越し)。
合計2703億円売り越し(2週連続で売り越し)。
投資部門別売買代金では個人が現物で3481億円売り越し(前週5563億円売り越し)。
信用で89億円売り越し(前週556億円売り越し)。
2週連続で売り越し。
海外投資家が5092億円売り越し(前週1249億円買い越し)。
2週ぶりに売り越し。
自己売買が2427億円買い越し(前週3814億円売り越し)。
信託銀行が1779億円買い越し(前週2804億円買い越し)。
事業法人が1975億円買い越し(前週2147億円買い越し)。
24週連続で買い越し。
スケジュールを見てみると。
【12月】(5勝4敗)
上旬は買い方針。中旬から買い警戒。
20日(金)全国消費者物価指数、米個人消費、ディズニー「アバター3」公開、 株安の日
FTSE売買インパクト
21日(土)ミシガン大学消費者信頼感
24日(火)米耐久財受注、新築住宅販売件数、CB消費者信頼感、耐久財受注
25日(水)米クリスマス、新築住宅変化日
26日(木)年内受け渡し取引最終日、住宅着工件数、天赦日、株高の日、12月最強の日、
27日(金)完全失業率、有効求人倍率、東京都消費者物価指数、鉱工業生産、百貨店・スーパー売上、
株高の日L
30日(月)大納会、米シカゴ後購買部協会景気指数、ケースシラー住宅価格指数
【1月】(6勝4敗:勝率50%)
押し目買いに徹すべし。銘柄を厳選せよ。
干支銘柄、トランプ関連、ビットコイン関連、ウィンターストック、インバウンド関連
1月 1日(水)元旦、令和7年は昭和100年
1月 2日(木)中国財新製造業PMI
1月 3日(金)米ISM製造業景況感
1月 6日(月)大発会(6日新甫)、米製造業受注
1月 7日(火)マネタリーベース、経済3団体新年祝賀会、米ISM非製造業景況感、
貿易収支、JOLTS求人件数、CEC(→10日、ラスベガス)、
一粒万倍日
1月 8日(水)消費動向調査、米ADP雇用レポート、消費者信用残高
1月 9日(木)毎月勤労家計調査、変化日
1月10日(金)オプションSQ、米雇用統計、ミシガン大学消費者信頼感、
株高の日L、一粒万倍日
1月13日(月)成人の日で休場、米財政収支、不成就日
1月14日(火)景気ウォッチャー調査、日銀総裁記者会見、米生産者物価、
最も上昇しやすいとされている日、1月最強の日、
3連休明け株高アノマリーの日、満月(ウルフムーン)
1月15日(水)マネーストック、米消費者物価指数、NY連銀製造業景況指数
1月16日(木)国内企業物価指数、米小売売上高、輸出入物価、
フィラデルフィア連銀製造業景況感、株安の日L、変化日
1月17日(金)米住宅着工件数、鉱工業生産、対米証券投資、株高の日L
1月19日(日)大阪メトロ中央線「夢洲」駅開業
1月20日(月)機械受注、第三次産業活動指数、米トランプ大統領就任、
ダヴォス会議(?24日)、キング牧師の日でNY休場、株安の日L
1月21日(火)独、ZEW景況感、不成就日
1月22日(水)一粒万倍日
1月23日(木)日銀金融政策決定会合(→24日)、貿易統計、首都圏マンション発売、
1月最弱の日
1月24日(金)消費者物価、米S&P米国製造業PMI、中古住宅販売件数、株高の日L
1月27日(月)米新築住宅販売、独Ifo景況感
1月28日(火)企業向けサービス価格、米FOMC(→29日)、耐久財受注、
FHFA住宅価格、CS住宅価格指数、中国春節(→2月4日)
1月29日(水)消費動向調査、米パウエル議長会見、株高の日L、新月
1月30日(木)米GDP、中古住宅仮契約、ECB理事会、
TOPIXパッシブ売買インパクト、株安の日L
1月31日(金)失業率、東京都区部消費者物価、鉱工業生産、商業動態統計、
米個人所得、中国財新製造業PMI、不成就日、一粒万倍日
明日は朝から福岡タッチ&ゴーで今年最後の西向く週末。
良い週末を。
◇━━━ カタリスト━━━◇
坪田ラボ(4890)・・・動兆
近視進行抑制、脳活性化などに強いバイオベンチャー。
(兜町カタリスト櫻井)
12月20日 株価材料NEWS
|
【株価材料NEWS】
|
・・・続き
|
[株価材料]
■日銀総裁 利上げ材料「もう一段必要」 賃上げ見極め
■日銀総裁の会見要旨 一部委員は「0.5%程度」案
■ライドシェア緩和を正式決定 国交省 大阪万博中
■ソニーG<6758> KADOKAWA<9468>筆頭株主に 500億円追加出資
■LINEヤフー<4689>
越境ECのBEENOS<3328>を買収 538億円でTOB
■帝人<3401>
欧州在宅医療から撤退 日本酸素HD<4091>傘下に売却
■住友化学<4005>
アルミ地金事業撤退
■三井E&S<7003>
港湾設備をベトナムで製造 脱中国需要で
■キオクシア<285A>
社長「3年以内の追加売却を」 ベインに促す方針
■アステラス製薬<4503>
遺伝子治療薬に31億円 米バイオ企業と契約
■ニデック<6594>
AI半導体の水冷装置 累計出荷5000台
■さくらインターネット<3778>
80億円借り入れ AI向けクラウドサービス拡充
■EV向け次世代電池の本命「全固体電池」 生産強化を補助対象に初認定
■経産省 工業用水インフラ強靱化 事業者向け指針改訂
■村田製作所<6981>
インドでMLCC生産 スマホ向け需要獲得
12月20日 相場展望(寄り付き前)
|
【オープニングコメント】
もみ合い展開か |
・・・続き
|
20日の東京株式市場は、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万8700円-3万9100円を想定。(19日終値3万8813円58銭)
きのう19日の日経平均株価は、一時700円を超える下げとなったが、下落幅を縮小して取引を終了。底堅い動きをみせていただけに、堅調なスタートが見込まれる。ただ、手がかり材料に乏しく週末要因もあり、上値は重そう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=157円台の半ば(19日は156円46-49銭)、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の前半(同162円64-68銭)と円安に振れている。輸出関連銘柄には、見直し買いが入りそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所清算値比60円安の3万9020円だった。
【好材料銘柄】
■日本リーテック <1938>
今期配当を24円増額修正。
■グッドライフカンパニー <2970>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.72%にあたる20万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月20日から25年2月14日まで。
■ビリングシステム <3623>
今期経常を26%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も9.5円増額。また、中期経営計画を策定。27年12月期に経常利益12.5億円(24年12月期計画は6.1億円)を目指す。
■イメージ情報開発 <3803>
新規事業支援などを手掛けるバニヤンズの株式を取得し持ち分法適用関連会社化する。
■ショーケース <3909>
三菱UFJ銀行の住宅ローン手続き専用ページ(マイページ)の本人確認プロセスにeKYCツール「ProTech ID Checker」が採用。
■サイボウズ <4776>
24年12月期の期末一括配当は15円を未定に変更。今期業績の進捗や次期業績の見通しなどを踏まえて、増額を検討する。
【主な経済指標・スケジュール】
20(金)
【国内】
11月全国消費者物価指数(8:30)
《決算発表》
日本オラクル、ツルハHD、西松屋チェ、コーセル、サツドラHD、CAICA
【海外】
米11月個人消費支出(PCEデフレーター)(22:30)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月19日 NY株/欧州株概況
|
【市況】ダウ15ドル高、金利上昇で上値重い |
・・・続き
|
19日のNYダウ工業株30種平均は11営業日ぶりに反発し、前日比15ドル37セント(0.03%)高の4万2342ドル24セントで終えた。
18日には米連邦準備制度理事会(FRB)による来年の利下げ想定回数が減ったことが嫌気されて、ダウ平均は1100ドル超下げたが、この日は金融株などが買い戻された。市場関係者は「日本や欧州の株価が18日の米国株ほど大幅に下落しなかったことも、買い安心感につながった」と指摘した。
ただ、米長期金利の上昇を受け、上値は重かった。
019日は資本財や金融を中心に見直し買いが入った。前日のパウエル議長の記者会見は金融緩和に消極的なタカ派と受け止められたが「足元の経済成長やインフレの上振れを踏まえると驚きはなく、ファンダメンタルズ(基礎的条件)が大きく変わったわけではない」との声も聞かれた。
ダウ平均は上げ幅が一時460ドルに達したが、取引終了にかけて伸び悩んだ。米長期金利が一時前日比0.07%高い(債券価格は安い)4.59%と約7カ月ぶりの高水準を付けた。19日発表の7〜9月期の米実質国内総生産(GDP)確定値は前期比年率3.1%増と改定値から上方修正され、週間の新規失業保険申請件数は市場予想より少なかった。堅調な経済は「利下げペースの鈍化を正当化し、金利の先高観が株式の相対的な割高感を強める」と受け止められた。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、半導体のマイクロン・テクノロジーが16%安となった。18日夕に決算とあわせて発表した収益見通しが市場予想に届かなかった。アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やクアルコム、ブロードコムといった他の半導体株の一角も売られ、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は1.5%ほど下げた。半導体銘柄の下落が投資家心理の重荷となる面もあった。
米政府機関の一部閉鎖のリスクが意識され「相場の上値を抑えたとの指摘もあった。米連邦議会の与野党指導部が超党派で17日に合意した「つなぎ予算」の延長法案に対し、トランプ次期米大統領が18日に反対を表明。19日午後には共和党の指導部が閉鎖を回避するための新たな案で合意したが、超党派の賛同を得られるかは不透明と伝わった。現行のつなぎ予算は20日が期限で、政府機関の閉鎖への懸念がくすぶった。
個別銘柄ではボーイングやアメリカン・エキスプレス、スリーエム、JPモルガン・チェースなどが買われた。エヌビディアやアマゾン・ドット・コムも高かった。半面、ホーム・デポやユナイテッドヘルス・グループ、シェブロンは売られた。
ナスダック総合株価指数は3日続落した。前日比19.925ポイント(0.10%)安の1万9372.768(速報値)で終えた。前日の大幅安を受けて上昇して始まっていたが、取引終了にかけて下げに転じた。半導体関連株の一角が売られたほか、テスラやメタプラットフォームズが下げた。一方、18日夕に米陸軍との提携拡大を発表したビッグデータ分析のパランティア・テクノロジーズは4%近く上昇した。
【シカゴ日本株先物概況】
19日のシカゴ日経平均先物は上昇した。2025年3月物は前日比560円高の3万9020円で終えた。この日はNYダウ工業株30種平均が11営業日ぶりに反発するなど米株式相場が底堅く推移した。日銀が同日まで開いた金融政策決定会合で利上げを見送ったのも支えにシカゴ市場の日経平均先物に買いが優勢となった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
39020 ( -60 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
39120 ( +40 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
19日の英FTSE100種総合株価指数は反落し、前日比93.79ポイント(1.14%)安の8105.32で終えた。18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や、記者会見でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言内容を受け、米国での利下げペースが鈍化するとの見方が広がった。前日の米国株安と19日のアジアの主要株式相場の下落を受け、投資家心理が悪化した。
英イングランド銀行(中央銀行)が19日昼に金融政策委員会の結果を発表した。内容が、市場の想定より利下げに前向きな「ハト派」だとの受け止めが出ると、株価は下げ幅を縮小する場面があった。
資源や資本財関連、銀行など幅広い業種・銘柄に売りが出て、FTSE100種指数を構成する100銘柄のうち下落した銘柄は90を超えた。
FTSEの構成銘柄では、投資持ち株会社パーシングスクエア・ホールディングスが3.76%安、包装資材大手モンディが3.66%安、建機レンタルのアシュテッド・グループが3.41%安と下げを主導した。一方、水道大手セバーントレントは0.94%高、たばこ大手インペリアル・ブランズは0.55%高、製薬会社ヒクマ・ファーマシューティカルズは0.36%高となった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
19日のフランクフルト株式市場でドイツ株価指数(DAX)は5日続落し、前日比272.71ポイント(1.34%)安の1万9969.86で終えた。DAXが節目となる2万を下回って終えるのは今月2日以来となる。米連邦準備理事会(FRB)がこの先は利下げを慎重に判断していくとの見方が広がった。前日の米国株安に続き、19日のアジアの主要株式相場が下落し、投資家心理が弱気に傾いた。
個別では、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが5.39%安、不動産大手ボノビアが2.96%安、総合電機大手シーメンスが2.71%安と売られた半面、防衛大手ラインメタルは1.14%高、素材化学大手コベストロは0.49%高、電力大手RWEは0.25%高で取引を終えた。
■フランス・パリ株価指数
フランスでは株価指数CAC40が3日ぶりに反落し、前日比1.22%安で終えた。今週に入って株価水準を急速に切り上げていた仏メディア大手ビベンディに売りが膨らんだ。スイスの半導体大手STマイクロエレクトロニクス、電機大手シュナイダー・エレクトリックが下げた。コンサルティング会社の仏キャップジェミニ、電子機器大手タレスが上昇した。