日経平均株価 | 37,667.41 | -202.10 | 07/26 |
TOPIX | 2,699.54 | -10.32 | 07/26 |
マザーズ | 642.91 | +2.35 | 07/26 |
日経JASDAQ | 39,935.07 | +81.20 | 07/26 |
為替 | NYダウ チャート | 6 | NASDAQ |
NYダウ平均 | 17,181.73 | -160.69 | 07/26 |
前日の米株式市場は独立記念日で休場だったが、欧州株式市場が上昇したことが好感され、日経平均株価は値を上げてスタート。一時4万1100円まで上昇し、3月22日につけたザラ場の史上最高値(4万1087円75銭)を上回った。
ただ、日経平均株価は過去5日間で1500円を上回る上昇を演じてきただけに、利益確定売りも出やすく後場に入りマイナス圏に転じた。
為替が1ドル=160円50銭台まで円高が進んだことや今晩は米6月雇用統計の発表が予定されていることも積極的な買いを手控えさせる要因に働いた。後場の日経平均株価は一時160円超の下落となったが引けにかけ下げ幅は縮小した。
日経平均は6月下旬から騰勢を強め、4日には日経平均と東証株価指数(TOPIX)がそろって終値で史上最高値をつけた。短期的な過熱感や目先の達成感が意識され、このところ堅調だった東京海上やSOMPOといった金融株の一角などに売りが出た。日本時間今晩には6月の米雇用統計の発表を控え、午後は投資家の様子見姿勢も強まった。
投資家心理は引き続き強気に傾いており、下値は限られた。市場では「日経平均が史上最高値を更新し、日本株を買い遅れることへの恐怖心が広がっているようだ。きょうはあくまでも強気相場における利益確定の局面だろう」との声も聞かれた。
国内においても経済界では行き過ぎた円安に懸念を示したうえで、金利を上げるというメッセージを早急に出す必要があるとの認識を示している。7月下旬の金融政策決定会合で日銀による政策変更が意識されるなか、金融セクターなどへの物色も引き続き強まりやすいだろう。
来週はパッシブ型ETF(上場投資信託)の決算日における分配金捻出のための売り需要が発生する。売り需給が警戒される局面があるだろうが、足もとでの急ピッチの上昇によって買い遅れているファンドにおいては、買いを入れるタイミングになりそうである。
TOPIXは6営業日ぶりに反落した。終値は14.29ポイント(0.49%)安の2884.18だった。JPXプライム150指数も6営業日ぶりに反落し、0.70ポイント(0.05%)安の1273.01で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆288億円、売買高は16億3561万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1314。値上がりは303、横ばいは28だった。
個別銘柄では、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループといった銀行株が安く、アドバンテスト、ディスコやレーザーテックも値を下げた。トヨタ自動車やホンダ、SUBARUが下落した。日立製作所も軟調で、日本郵船、川崎汽、商船三井など海運株も売られた。三菱商事、JTが下落した。
半面、三菱重工業や川崎重工業が高く、東京エレクトロンやSCREENホールディングスが値を上げた。ファーストリテイリングやリクルートホールディングス、エーザイ、楽天グループがしっかり。三越伊勢丹ホールディングスが急伸した。
東証スタンダード市場は過熱感などから利益確定の売りが出て上げ一服となった。スタンダードTOP20は反落。出来高3億5069万株。値上がり銘柄数505、値下がり銘柄数923と、値下がりが優勢だった。
個別ではテクニスコ、ダイドーリミテッドがストップ高。アズジェントは一時ストップ高と値を飛ばした。協和日成、ソーバル、ドーン、キャンドゥ、シーズメンなど39銘柄は年初来高値を更新。日本精蝋、中広、倉元製作所、ソトー、キユーソー流通システムが買われた。
一方、Shinwa Wise Holdingsがストップ安。ウエストホールディングス、構造計画研究所ホールディングス、日本マクドナルドホールディングス、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス、Abalanceなど16銘柄は年初来安値を更新。ジェイホールディングス、伊勢化学工業、西部電機、桂川電機、AIメカテックが売られた。
東証グロース市場は新興市場銘柄にも出遅れ感から一定の買いが入ったものの、上値は重く狭いレンジ内での取引となった。グロース250とグロースCoreは続伸。東証グロース市場250指数は3日続伸した。終値は前日比3.53ポイント(0.54%)高の657.45だった。
TOPIX、日経平均株価が昨日にいずれも最高値を更新する中、出遅れ感のある新興株にも物色が広がった。グロース250は寄り付き後に一時マイナス圏となる場面があったものの、下値は固く小幅に上昇して取引を終えた。
とはいえ、東証プライム銘柄が大きな値動きを見せている状況で「新興株に資金を向けづらい」とする声もあった。
グロース市場ではサンウェルズ、G-FACが上昇した。一方、サンバイオ、スカイマークが下落した。
値上がり銘柄数258、値下がり銘柄数290と、値下がりが優勢だった。
個別ではG-FACTORY、セルシードがストップ高。ストレージ王、フーバーブレイン、シェアリングテクノロジー、プレイド、網屋など11銘柄は年初来高値を更新。ジェイドグループ、グラッドキューブ、オンデック、ENECHANGE、PostPrime買われた。
一方、シンカ、ENECHANGE、マクアケ、グリッド、ナイルなど7銘柄が年初来安値を更新。Recovery International、バリュークリエーション、リグア、AHCグループ、ティムスが売られた。
5日の東京株式市場は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、4万500円-4万1200円を想定、(4日終値4万913円65銭)
日経平均株価は、きのう4日に終値ベースでの史上最高値を更新したことから、先高期待感が高まりそうだ。心理的なフシ目の4万1000円や、3月22日の取引時間中の史上最高値(4万1087円75銭)が意識される場面もありそう。ただ、週末を控えたポジション調整の売りや、現地5日の米6月雇用統計の発表を控え、様子見姿勢が強まる場面も想定される。
07月04日 NY株/欧州株概況
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4日のドイツ株価指数(DAX)は続伸し、前日比75.95ポイント(0.41%)高の1万8450.48と約3週間ぶりの高値で終えた。フランスなどの財政問題を巡る過度な懸念が足元で和らいでいる。米利下げ観測も支えに、欧州の他の主要株式相場とともに上昇した。
個別では、2024年4〜6月期の業績が改善するとの期待から自動車部品大手コンチネンタルが9.54%高と上昇率トップ。防衛大手ラインメタルが2.02%高、医療機器のザルトリウスが1.72%高と続いた。一方、香料大手シムライズが0.96%安、業務用ソフトウエア大手SAPは0.34%安だった。