第8回 株式投資をする前に、知っておくべき心構え
「投資」と似た言葉に「投機」という言葉があります。
株式投資初心者の方に、この2つの単語の違いを説明するとき、「投資」の「資」は"資本"、「投機」の「機」は"投資のチャンス(機会)"を指していると言っています。
「投資」は長期型の株式投資で、「投機」は短期型の株式投資だということが出来ます。
>>前回の投資について
「投機」とは、"チャンス"をとらえた売買によって、収益をあげることを指しています。短期的な収益を期待している点も「投資」とは、大きく異なる点であり、投機の特徴ともいえるでしょう。
つまり、投機は、短期的な価格の変動を期待しているだけのため、その企業の業務内容などとは一切関係の無い取引で、「将来の価格変動が、どのように変化していくか?」といったことにだけ注目し、売買を繰り返すことでキャピタルゲインという"利ざや"を目的にした株式投資の手法になります。ギャンブル性がより強いということが出来るでしょう
つまり、「投機」は株式投資という名の「マネーゲーム」に過ぎないと言えます。
デイトレードと呼ばれる投資スタイルが投機にあたります。
投資に対する十分な知識や読みが必要なことからも分かるように、一般の人にとって、投機は投資に比べると難易度は高くなるといわれています
現在は、株式投資を行っている多くの投資家が「株式投機」を行っているのも事実で、この「株式投機」が主流になっていると感じています。
株式投資初心者の方は、「投資」の心がけてください。
最後に「投資」と「投機」は、それぞれ内容は全く異なるものの、両者に共通しているものもあります。
それはリスク管理が重要だということです。
投資や投機では、「絶対、期待通りになる」といったことはありません。
上手く行かなかったことも想定し、リスク管理することが必要です。
具体的には、投資先(または投機先)を分散し、投資(投機)タイミングを分散することで、リスクの分散がはかられ、より収益を安定させることができるでしょう。
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