
日経平均株価 | 52,411.34 | +1085.73 | 10/31 |
TOPIX | 3,331.83 | +31.04 | 10/31 |
マザーズ | 714.64 | +7.18 | 10/31 |
日経JASDAQ | 47,562.87 | +40.75 | 11/01 |
為替 | * 73ADR | * 74欧州株価 | * 75アジア株 |
NYダウ平均 | 23,724.96 | +143.81 | 11/01 |
3日のNYダウ工業株30種平均は反落し、終値は前週末比226ドル19セント(0.47%)安の4万7336ドル68セントだった。相場が最高値圏にあるなかで、主力株の一部に持ち高調整の売りが出た。米経済指標が市場予想を下回ったことも重荷となり、ダウ平均の下げ幅は一時400ドルを超えた。
前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)開催後、連邦準備制度理事会(FRB)が12月の追加利下げを見送るとの見方が強まり、投資家心理を圧迫している。この日は利下げに慎重なFRB高官の発言も伝わった。
シカゴ連邦準備銀行のグールズビー総裁は3日、ヤフー・ファイナンスに対して12月会合に向けてまだ決断を下しておらず、「インフレについて非常に懸念している」と説明。追加利下げを急がない考えを示した。
ダウ平均は前週まで3週連続で上昇し、10月28日には最高値を付けていた。相場の過熱感や高値警戒感が意識されやすいなか、主力株の一部に持ち高調整や利益確定の売りが出た。市場では「成長期待のあるハイテク株に資金を移す動きがみられる」との指摘があった。
3日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した10月の製造業景況感指数は48.7とダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(49.3)に反し、前月から0.4ポイント低下した。個別項目では、生産や在庫が悪化した。市場では「依然として製造業の苦戦が続いている」との受け止めがあった。
一方、好材料が出たハイテク株には買いが目立った。アマゾン・ドット・コムが4%上昇し、連日で最高値を更新した。傘下のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)がオープンAIにクラウドサービスを提供する380億ドル規模の契約を結んだと3日に発表した。収益成長に対する期待から買いが入った。
エヌビディアも上昇し、時価総額は再び5兆ドルの大台にのせた。米商務省がエヌビディアの人工知能(AI)半導体をアラブ首長国連邦(UAE)に輸出することを許可したとマイクロソフトが3日に明らかにし、材料視された。
ほかのダウ平均の構成銘柄では、メルクやナイキが下落した。スリーエム(3M)とシェブロンも安かった。半面、アナリストが投資判断を引き上げたシスコシステムズが上昇した。
ナスダック総合株価指数は続伸した。終値は前週末比109.766ポイント(0.46%)高の2万3834.723だった。アルファベットやテスラが上昇した。
【シカゴ日本株先物概況】3日の英FTSE100種総合株価指数は小幅に続落し、前週末比15.88ポイント安の9701.37で終えた。中国景気の減速懸念から国際商品市場で銅先物が値下がりし、英アングロ・アメリカンなど資源関連の銘柄に売りが出た。
FTSEの構成銘柄では、通信大手エアテル・アフリカが5.86%高、ゲーム大手ゲームズ・ワークショップが3.08%高、たばこ大手ブリティッシュ・アメリカン・タバコが2.66%高と上昇。他方、一部金融機関が投資判断を引き下げた通信大手ボーダフォンは5.19%安、広告大手WPPは4.38%安、小売り大手JDスポーツ・ファッションは3.33%安となった。
3日のドイツ株価指数(DAX)は5営業日ぶりに反発し、前週末比174.11ポイント(0.72%)高の2万4132.41で終えた。独フォルクスワーゲン(VW)をはじめ自動車・自動車部品株が買われた。
自動車株の上昇は、中国が半導体メーカー・ネクスペリア製品の輸出制限を緩める方針だと伝わったことが支援材料となった。
個別では、防衛大手ラインメタルが4.23%高、エネルギー大手シーメンス・エナジーが2.52%高、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が2.31%高と買われた半面、通販大手ザランドは3.26%安、分子診断大手キアゲンは3.18%安、不動産大手ボノビアは2.46%安と値下がりした。