2月13日、日本気象協会が発表した「2020年春の花粉飛散予測 第4報」によりますと、全国的に例年より早く花粉の飛散が始まり、東京では例年より2週間早く2月3日に飛散開始に。2月下旬には、スギ花粉の飛散ピークに入る地点が多いので、対策は万全に。
1月末から2月頭に、西日本、東日本の各地で花粉が飛散開始しました。
全国的に例年よりも早く飛散開始となった地点が多く、東京都内でも2月3日に、例年より2週間早く飛散が開始しています。
まだ飛散開始を確認していない地域でも、東日本を中心に2月中には飛散開始となるところが多いでしょう。3月上旬には東北北部でも飛散開始となる見通しだそうです。
◆全国的に例年より早く花粉の飛散が開始
◆東京では、例年より2週間早く2月3日に飛散開始
◆2月下旬にはスギ花粉の飛散ピークに入る地点が多い
花粉症/花粉アレルギーの有無(全数ベースの結果)は、2003年と2019年の2期での変化を見ると、25%から41%と16ポイント増加、花粉症はすでに日本の「国民病」といえるだろうと分析しています。
『花粉のばく露を防ぐ方法としては、マスク、メガネ、手洗い、室内の換気などが挙げられる。マスクの使用で、吸いこむ花粉の量を約1/3〜1/6に減らすことができるといわれているほか、メガネでも目に入る花粉量を数十%防げるようです。
マスクや空気清浄機は、花粉以外にもPM2.5などの有害物質微粒子を防御・除去することが可能です。
花粉対策グッズの市場規模は、拡大傾向となっています。
花粉症対策としてマスクは大切なアイテムではあることは事実ですが、中国・武漢発の新型コロナウイルス感染拡大により、日本各地のドラッグストアやコンビニの店頭からマスクが消えてから早くも半月が過ぎた。家庭向けはもちろん、病院や介護施設などで使う医療向けでも、マスク不足が深刻化しています。
今回は、マスク以外の注目の関連銘柄をマークしたい。
まずは、空気清浄機です。
最近では「プラズマクラスター」(シャープ)や「ナノイー」(パナソニック)などの「マイナスイオン」発生機能や加湿機能を搭載する空気清浄機だけでなく、大きなフィルターと強力な集塵機能だけを備えるシンプルな空気清浄機の人気がアップしています。
ダイキン工業<6367>は、エアコンで世界トップ。空調機や化学製品の世界的メーカー。
独自の空気清浄技術「ストリーマ放電」が人気です。
ストリーマ技術とは、ダニや花粉、ウイルスなどの有害物質をプラズマ放電の一種である「ストリーマ放電」によって分解するというもの。単純にフィルターでこし取るだけでなく、有害物質を分解して無害化するという。プラズマ放電ユニットで一般的な放電ユニットであるグロー放電と比較してアレルギー原因物質分解能力がなんと1000倍以上もあるそうです。
ジンズホールディングス<3046>は、眼鏡や服飾雑貨の製造販売。均一料金の眼鏡「ジンズ」が主力です。
花粉対策用眼鏡「JINS 花粉 CUT CLEAN」。フレームに光触媒含有塗料を塗布したもので、付着した花粉のアレルゲン、ウイルス、細菌を分解します。レンズ周辺の覆いで眼への花粉飛入を防ぎ、さらに光触媒により眼鏡に付着した花粉のアレルゲンなどが室内へ侵入するのも防ぐとしています。
フマキラー<4998>は、殺虫用品イオンで花粉の侵入を防ぐスプレータイプの「アレルシャット」を手掛けている事や鼻の入り口に塗る事で花粉をブロックする「花粉 鼻でブロック」を手掛けています。
ロート製薬<4527>は、緑内障、加齢黄班変性、ドライアイ治療薬など眼科用医薬品。
花粉症対策の目薬と有名な「ロートアルガード」を扱っている事に加え、花粉症侵入防止ジェル、抗菌・花粉マスク、鼻洗浄など花粉症対策の幅広い領域に製品展開しています
免疫力を高めることで花粉症に効果があるとされるヨーグルトでは、明治HD<2269>、雪印メグミルク<2270>、森永乳業<2264>などに注目でしょう。
花粉症方の長い闘いのはじまりです。
投資としての花粉症関連も春のシーズンテーマであることを念頭に、早めの対策で臨みたいものです。
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