金利が株価に与える影響

株価に大きな影響を与えると言われるもののひとつにが「金利」があります。
 

金利が下がると株価は上がる

景気が悪くなると「利下げ」をします。
なぜなら、景気が悪くなると、モノやサービスが売れなくなり経済が縮小してしまいますね。
経済が縮小するのを防ぐために中央銀行は、景気を回復させるための対策を取るのですが、その対策として最もインパクトが大きいのが、金利を引き下げること(利下げ)です。
 
株価と金利には密接な関係があります。
一般的に、長期金利が下落した場合、株価は上昇します。
長期金利とは、取引期間が1年を超える債権などの金利をいい、例えば長期金利が3%から0.5%に下落した場合、投資家は、定期預金などに預けておくよりも株式に投資を行った方が有利だと考えます!
このため、長期金利が下落した場合、株式市場に資金が流れやすくなり株価上昇要因となるのです。
 
皆さんは、金利が下落したときは、株式の買い時になりやすいと覚えておけば他の投資家よりも一歩先をゆくことができます。
 

金利が上がれば株価は下がる


一方、長期金利が上昇した場合は、どうなるでしょうか。
例えば、長期金利が1%から5%に上がった場合、投資家の多くは、リスクの大きい株式投資を行うよりも銀行などに定期預金を行った方が安全で、しっかりと儲けられると考えます。
 
景気が良い時というのは、企業の成長が見込めるので、株を買う投資家が増え株価は上昇基調にあります。しかし「利上げ」が発表されると、「今後は個人消費が鈍化し、企業業績も低迷するのではないか」と考える投資家が増えるため、株が売られやすくなります。
このため、金利が上昇した場合は、株価下落要因となるのです。
 
景気の大まかな方向性を把握しておくことは、投資にも役立つのではないでしょうか。

 
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