【注目】健康志向でヨーグルト市場拡大

健康志向関連のなかでも、ここ数年のヨーグルト市場の拡大には目を見張るものがあります。
この10年で1・4倍以上に拡大しました。
乳業メーカーの推計では、ピーク時の2016年の市場規模は4000億円を超えるまで成長しています。。
急成長を牽引しているのは、売れ行きが好調な「機能性ヨーグルト」になります。
優れた機能性素材、すなわち「菌」を有することがヒット商品を生み出すようです。
その代表格とも言える「ビフィズス菌」が、今、再び注目を集めています。
いろいろ話題になる「ヨーグルト」ですが、身体にいいと言われていることはとても有名です。また、ダイエットに効果的と言われている優秀な食材なのです。

最も有名なのは、整腸作用があり、おなかの調子を良くするという効果でしょう。
 

機能性ヨーグルトの素材の中でも、なじみの深い菌としてビフィズス菌。
ビフィズス菌には、整腸、大腸がん予防、高齢者のインフルエンザの発症予防、花粉症の症状の改善、コレステロールの低下、骨強度の増強など、さまざまな作用が報告されています。
ビフィズス菌は、乳酸に加えて、殺菌力の強い酢酸もつくる。この酢酸によって、ビフィズス菌は、病原性大腸菌O157の感染予防の効果を発揮するという研究結果もあります。

さて、最近の食品メーカーの利益成長を支える主要な背景の一つに、“消費者の健康志向のさらなる高まり”があります。
15年4月からは、健康にどのような効果があるかを表示しやすくする「機能性表示食品」制度がスタートしていることなどが、需要増加の追い風となっています。

また、日本企業が、米国ヨーグルト事業に参入するなどの報道もあります。
米国のヨーグルト消費量は日本や欧州と比べて少なく、同国のヨーグルト市場は今後拡大が期待されています。
 
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