国立感染症研究所は、19日、インフルエンザの流行状況を発表した。
5000の医療機関からの報告に基づく患者数(1月8〜14日の推計)は約171万人で、前週(124万人)から47万人増えている。
1医療機関当たりの報告数は26.4人(患者報告数13万682人)。厚生労働省によると、学級閉鎖や学年閉鎖、休校になっている学校や幼稚園は、161カ所となっている。
画像:東京都感染症情報センター
インフルエンザの流行状況より
都道府県別でみると、医療機関当たりの報告数が多い順に、宮崎県(52.83)、福岡県(41.58)、大分県(41.21)、鹿児島県(40.58)、沖縄県(40.23)、静岡県(39.76)などが上位で、全47都道府県で前週の報告数よりも増加した。
九州地方を中心に、西日本で広がっているが、すべての都道府県で前週より増えていた。
寒波到来によって体調を崩す人が増える中、インフルエンザ流行に関する報道も多い。
インフルエンザの拡大が警戒されるなか、関連銘柄が折に触れて物色される可能性もあり、注目は怠れない。
関連銘柄としては、関連銘柄として、スイス製薬ロシュ傘下の医薬品大手の中外製薬<4519>は、抗インフルエンザ薬タミフルを国内で販売し高い実績を持っている。これからのシーズン需要高が予想される。
チャート出典:ストックウェザー株式会社
塩野義製薬(4507)も自社新薬を17年10月に国内申請した。早ければ17年度内に承認される可能性があり、承認されれば有力関連銘柄になると予想される。
チャート出典:ストックウェザー株式会社
インフルエンザの感染防止対策には、「マスク関連」で、 日清紡HD<3105>、ダイワボウHD<3107>、シキボウ<3109>、ホギメディカル<3593>、ロート<4527>、小林製薬<4967>、ユニチャーム<8113>など。
「手洗い、うがい、除菌、消毒関連」で、カバくんでなじみ深い明治HD<2269>、日精化<4362>、ハンドソープを取り扱う花王<4452>、大幸薬品<4574>、ライオン<4912>などが注目だろう。
本格的な冬の寒さとなり、この先の寒さや空気の乾燥が気になるところだろう。
全国的に気温が平年より低く、体調管理にいっそう注意が必要だろう。
人気のコラム アクセスランキング
きらりとひかる 上場企業のなでしこたち