利き手と脳は、よく知られているように右手は左脳と、左手は右脳と繋がっています。
目や耳もしかり。クロスするカタチで左右の脳と密接に結びついています。
しかし目や耳よりも、利き手による脳の違いのほうが圧倒的に大きいことが解明されてきています。
右利き、左利き、あなたはどちらだろう!?
圧倒的に右利きの多い中、希に生まれてくる左利きの人。
その割合は、人類全体の約11%だそうです。
10人に1人の割合ですね!
実は日本は、世界的に見ても左利きの多い国です。
イタリアでは5.8%、アメリカではたった1.8%の人が左利きなのに対し日本は、なんと12%もの人が左利きなのです!
子供たちの利き手がしっかり決まってくるのは、だいたい3〜4歳くらい。
では、なぜ、このとき、左利きになる子供がいるのだろうか!?
左利きになる理由には諸説あります。ひとつは遺伝説。
しかし、これは一卵性双生児でも一人は右利き、もう一人が左利きになる子供がいることで信憑性が少ないとされています。
もうひとつは、利き手が決まる3〜4歳くらいまでに左手を使うことが多かった子は左利きになるという環境説です。
しかし、左利きに生まれる理由、それは実のところ、まだ解明されていません。
これは少し意外な気がするかもしれません。
しかし現に、全てが統計学上の数値であり、何故10パーセントの人が左利きに生まれるのか、そのDNAの確認すら取れていないのです。
つまり、左利きが劣性遺伝という広く知られている一般説も、言い換えれば、私たちの思い込みに過ぎません。
「何の根拠も無い都市伝説」を紹介します。
『信じるか信じないかは、あなた次第です!』
ん〜どこかで聞いたフレーズ!・・・
左利きの方が短命ってほんと?
では、何故そのような事が言われるのでしょうか?
どうやら、この世界が右利きの人専用に作られていることが原因のようです。
ワイヤー付きのノートはずっとワイヤーが手に当たって痛い!
ジーンズとかのジッパーの逆って見た事が無いです。
つまり、電話の受話器の位置や車の運転、ハサミや駅の改札など細かい事を挙げるとキリがありません。
あらゆることが、右利き用に成り立っているのです。
そのような小さなストレスが積もりに積もって、寿命を縮めていると考えられているようです。
まあ、確かに小さなイライラが重なるのは億劫かも・・・
驚くことに左利きの人は事故死が多く、右利きの5.3倍。自動車事故は3.8倍という研究結果も報告されています。
ちなみに、アメリカ・カリフォルニア州で、死亡時の年齢に関し、統計をとった結果です。
右利きの平均死亡年齢は、75才。
左利きの平均死亡年齢は、66才。
先ほど、アメリカの左利きの人の割合が約1.8%と紹介しました。
左利きの人が少ないのは事実ですが・・・
その代わり、アメリカでは両利きの人の割合が約28%もいるのです!!
おまけですが、オウムの47%は左足でエサを食べます。
鳥類ですが、オウムは左足を頻繁に使う傾向にあります。
よく考えると人間の身体って、とっても不思議で、とっても奥深いものですね〜
利き手がどちらであっても、不便を感じることなく暮らすことが大事ですね。
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