投資家の皆さんの多くが売買に必要・参考とするチャート。
横文字にすることで高級そうに見えますが、元は罫線屋と呼ばれる人が、兜町の片隅でレース場の予想屋さんのように銘柄を書いた紙を売っていたものだそうです。
そもそも日々の実績を罫線に、今ならグラフ上に置いただけのものです。
なぜかそこに「確実な未来が見える」と思うから、おかしくなるのです。
為替と日経平均も同様でしょう。
そこにあなたの未来を賭けないことです。
そしてデイトレーダーを目指すわけではありませんから、チャートは1日1回見ればいいでしょう。
大きな流れは週足、
売買のタイミングは日足を確認しましょう。
チャートは4本値(始値・高値・安値・終値)のローソク足からなっています。
日足チャートだったら、始値は寄り付きで付いた価格、高値はその日最も上げた時の価格、安値は反対に最も下げた時の値で、終値が大引けの時の値です。
朝の寄り付きよりも、夕方の引けのほうが株価が高ければ白(パソコン上だと赤が多い=陽線)、安ければ黒(パソコン上だと青が多い=陰線)で色分けされています。
こうした1日の大まかな動きが、1本のローソク足で示されます。
週足だったら1週間の動きが1本、月足だったら1か月の動きが1本になります。
横ケイが時間軸、縦ケイが価格(株価)で、左から右に時系列で日々の実績があらわされています。
これはつまり、単なる事実の集積です。
チャートから未来を占うのではなく、あくまで現在の位置を確認することが、正しい使い方だと思います。
ここだけを間違えなければ良いでしょう。
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